(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】コンテナ
(51)【国際特許分類】
B65D 21/06 20060101AFI20240227BHJP
B65D 21/036 20060101ALI20240227BHJP
【FI】
B65D21/06
B65D21/036
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023557147
(86)(22)【出願日】2022-03-11
(85)【翻訳文提出日】2023-09-15
(86)【国際出願番号】 IB2022052205
(87)【国際公開番号】W WO2022195421
(87)【国際公開日】2022-09-22
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(32)【優先日】2021-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(32)【優先日】2022-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】303036603
【氏名又は名称】ロードホグ・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ベイカー、マーティン
(72)【発明者】
【氏名】マッケイブ、アラン
【テーマコード(参考)】
3E006
【Fターム(参考)】
3E006AA01
3E006AA02
3E006BA02
3E006CA01
3E006DA04
(57)【要約】
コンテナ(10)は、積荷収容空間(16)を規定する壁構成(12)と、壁構成(12)上に取り付けられた支持部材(14)とを備え、支持部材(14)は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、ここで、支持位置において、支持部材(14)は、積荷収容空間(16)を少なくとも部分的に横切って延び、支持部材は、コンテナ(10)上に積み重ねられた状態でさらなるコンテナ(10)を支持するための平面部分(30)を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナであって、
積荷収容空間を規定する壁構成と、前記壁構成に取り付けられた支持部材とを備え、前記支持部材は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、ここで、前記支持位置において、前記支持部材は、前記積荷収容空間を少なくとも部分的に横切って伸長し、前記支持部材は、前記コンテナ上に積み重ねられた状態でさらなるコンテナを支持するための平面部分を有する、コンテナ。
【請求項2】
前記支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して横方向に伸張し、ここで、前記非支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して上方に伸張する、請求項1に記載のコンテナ。
【請求項3】
前記非支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成の上方に突出する、請求項1または2に記載のコンテナ。
【請求項4】
前記コンテナは、2つの前記支持部材を含む、請求項1、2または3に記載のコンテナ。
【請求項5】
前記支持部材は、互いに対向して配置される、請求項4に記載のコンテナ。
【請求項6】
前記壁構成は、2つの対向する第1の壁と2つの対向する第2の壁とを備え、ここで、前記支持部材は、前記対向する第1の壁上に配置される、請求項5に記載のコンテナ。
【請求項7】
前記支持部材は、前記対向する第1の壁の上縁領域に枢動可能に取り付けられている、請求項6に記載のコンテナ。
【請求項8】
各支持部材は、ヒンジおよびヒンジ部材によってそれぞれの第1の壁に枢動可能に取り付けられ、ここで、前記ヒンジは、前記第1の壁上に設けられ、ここで、前記ヒンジ部材は、前記平面部分から伸長する、請求項6または7に記載のコンテナ。
【請求項9】
前記ヒンジはチャネルを規定し、ここで、前記ヒンジ部材は前記チャネル内に収容されることができ、ここで、前記チャネル内の前記ヒンジ部材は、対応する支持部材が前記支持位置と前記非支持位置との間で枢動することを可能にする、請求項8に記載のコンテナ。
【請求項10】
前記コンテナは、前記第1の壁の間の前記積荷収容空間の頂部を横切って伸張する第1の寸法と、前記第2の壁の間の前記積荷収容空間の前記頂部を横切って伸張する第2の寸法とを有し、ここで、各平面部分は、前記第1の壁の間に伸張する幅を有し、ここで、各平面部分の前記幅は、前記支持位置において、両方の支持部材の前記平面部分が前記コンテナの前記第1の寸法の合計15%から25%を横切って伸張するような幅である、請求項6から9のいずれか一項に記載のコンテナ。
【請求項11】
前記非支持位置において、各支持部材は前記壁構成の上方に突出する、請求項6から10のいずれか一項に記載のコンテナ。
【請求項12】
前記第2の壁は、前記支持位置において前記支持部材を収容するための収容構造を有する、請求項6から11のいずれか一項に記載のコンテナ。
【請求項13】
各収容構造は、前記第2の壁によって規定される窪みを含み、ここで、各窪みは、内向きの窪みである、請求項12に記載のコンテナ。
【請求項14】
各窪みは、対応する支持部材が前記支持位置に着座されるレッジを提供し、ここで、各窪みは、前記第1の壁に隣接する前記第2の壁の上縁領域に規定される、請求項13に記載のコンテナ。
【請求項15】
各支持部材は、前記平面部分上に位置決め構造を有し、ここで、前記位置決め構造は、前記さらなるコンテナ上または蓋上の対応する構造と協働して、前記さらなるコンテナまたは前記蓋を前記支持部材上に位置決めする、請求項6から14のいずれか一項に記載のコンテナ。
【請求項16】
前記さらなるコンテナ上の前記対応する構造は、前記さらなるコンテナの基部の周囲である、請求項15に記載のコンテナ。
【請求項17】
請求項6から16のいずれか一項に記載のコンテナと、蓋とを備えるコンテナ構成。
【請求項18】
前記コンテナの前記壁構成の上縁領域は、前記蓋のための枢動取り付けを提供する枢動構造を含む、請求項17に記載のコンテナ構成。
【請求項19】
前記枢動構造は、前記壁構成の対向する第2の壁上に設けられ、したがって、前記枢動構造は、前記蓋が前記対向する第2の壁のいずれかの周りで開位置と閉位置との間で枢動することを可能にする、請求項18に記載のコンテナ構成。
【請求項20】
各枢動構造は、前記第2の壁のうちの1つの上縁領域に規定された凹部を備え、ここで、各枢動構造は、前記凹部を横切って伸張する一対の直立部材をさらに含む、請求項19に記載のコンテナ構成。
【請求項21】
前記蓋は、前記直立部材と協働するための協働構造を含み、ここで、前記協働構造は、前記蓋が前記直立部材の周りを前記開位置と前記閉位置との間で枢動することを可能にするように前記直立部材と協働する、請求項20に記載のコンテナ構成。
【請求項22】
各協働構造は枢動部材を備え、各枢動部材は前記直立部材の間に収容されることができる、請求項21に記載のコンテナ構成。
【請求項23】
前記蓋は、対向するリム領域を有し、ここで、前記協働構造の少なくとも1つは、前記対向するリム領域のそれぞれに設けられる、請求項21または22に記載のコンテナ構成。
【請求項24】
前記壁構成は、前記対向する第2の壁のそれぞれに2つの前記枢動構造を備え、ここで、前記蓋は、前記対向するリム領域のそれぞれに2つの前記協働構造を備える、請求項23に記載のコンテナ構成。
【請求項25】
前記蓋は、前記閉位置から第1の開位置へ移動可能であり、前記第1の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの一方の前記枢動構造の周りを枢動し、ここで、前記蓋は、前記閉位置から第2の開位置へ移動可能であり、前記第2の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの他方の前記枢動構造の周りを枢動する、請求項19から24のいずれか一項に記載のコンテナ構成。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナに関する。本発明はまた、コンテナおよび蓋を備えるコンテナ構成に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、その中に保持された品物を保管または輸送するために、満杯のコンテナを互いに積み重ねることがしばしば必要である。積み重ねは、第1のコンテナの壁の上縁領域に第1の構造を設けることによって行うことができ、第1の構造は、第1のコンテナの上に積み重ねられた第2のコンテナの基部にある第2の構造と協働する。このようなコンテナの一例では、第1の構造はベールアームの形態である。
【発明の概要】
【0003】
本発明の一態様によれば、コンテナが提供され、コンテナは、積荷収容空間を規定する壁構成と、壁構成に取り付けられた支持部材とを備え、支持部材は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、ここで、支持位置において、支持部材は、積荷収容空間を少なくとも部分的に横切って伸張し、支持部材は、最初に述べたコンテナ上に積み重ねられた状態でさらなるコンテナを支持するための平面部分を有する。
【0004】
壁構成は、複数の壁を備えていてもよい。支持部材は、壁のうちの1つに取り付けられてもよい。
【0005】
コンテナは、2つの前述の支持部材を備えてもよい。支持部分は、互いに向して配置されてもよい。
【0006】
壁構成は、4つの壁を備えてもよい。平面部分は、実質的に平面であってもよい。
【0007】
壁構成は、2つの対向する第1の壁と2つの対向する第2の壁とを備えてもよい。支持部材は、対向する第1の壁上に配置されてもよい。
【0008】
対向する第1の壁のそれぞれは、上縁領域を有してもよい。支持部材は、対向する第1の壁の上縁領域に枢動可能に取り付けられてもよい。
【0009】
各支持部材は、ヒンジおよびヒンジ部材によってそれぞれの第1の壁に枢動可能に取り付けられてもよい。ヒンジは、第1の壁上に設けられてもよい。ヒンジ部材は、平面部分から伸張してもよい。ヒンジは、チャネルを規定してもよい。
【0010】
ヒンジ部材は、チャネルにおいて収容されてもよい。チャネルへのヒンジ部材の収容は、支持部材が支持位置と非支持位置との間で枢動することを可能にしてもよい。
【0011】
コンテナは、第1の壁の間の積荷収容空間の頂部を横切って伸張する第1の寸法を有してもよい。コンテナは、第2の壁の間の積荷収容空間の頂部を横切って伸張する第2の寸法を有してもよい。
【0012】
各平面部分は、第1の壁の間に伸張する幅を有してもよい。各平面部分の幅は、支持位置において、両方の支持部材がコンテナの第1の寸法の合計20%から25%にわたって伸張するようなものであってもよい。
【0013】
非支持位置において、支持部材または各支持部材は、支持部材が取り付けられる壁に実質的に平行に配置されてもよい。
【0014】
支持部材または各支持部材は、壁構成に枢動可能に取り付けられてもよい。枢動取付部は、壁構成の上縁領域にあってもよい。
【0015】
支持位置において、支持部材または各支持部材は、壁構成に対して横方向に伸張してもよい。非支持位置において、支持部材または各支持部材は、壁構成に対して上方に伸張してもよい。
【0016】
非支持位置において、支持部材又は各支持部材は、壁構成の上方に突出してもよい。
【0017】
第2の壁は、支持位置において支持部材を収容するための収容構造を有してもよい。各収容構造は、第2の壁によって規定される窪みを備えてもよい。各窪みは、内向きの窪みであってもよい。
【0018】
各収容構造は、支持部材が支持位置に着座されるレッジを含んでもよい。各窪みは、第1の壁に隣接する第2の壁の上縁領域に規定されてもよい。
【0019】
支持部材または各支持部材は、平面部分上に位置決め構造を有してもよい。位置決め構造は、さらなるコンテナまたは蓋上の対応する構造と協働して、さらなるコンテナまたは蓋を支持部材上に位置決めしてもよい。
【0020】
さらなるコンテナ上の対応する構造は、コンテナの基部であってもよい。前記対応する構造は、コンテナの基部の周囲であってもよい。
【0021】
コンテナ構成は、コンテナおよび蓋を備えてもよい。コンテナの壁構成の上縁領域は、蓋のための枢動取り付けを提供するための枢動構造を含んでもよい。
【0022】
枢動構造は、壁構成の対向する第2の壁に設けられてもよい。したがって、本明細書で説明される実施形態では、枢動構造は、蓋が前記対向する第2の壁のいずれかの周りで開位置と閉位置との間で枢動することを可能にする。
【0023】
対向する第2の壁のそれぞれは、上縁領域を有してもよい。枢動構造は、対向する第2の壁の上縁領域に設けられてもよい。
【0024】
各枢動構造は、第2の壁のうちの1つの上縁領域に規定された凹部を備えてもよい。各枢動構造は、凹部を横切って伸張する一対の直立部材をさらに含むことができる。
【0025】
各凹部は、下端を有してもよい。直立部材は、下端から上方に伸張してもよい。
【0026】
蓋は、直立部材と協働するための協働構造を含むことができる。協働構造は、直立部材と協働して、蓋が前記直立部材の周りを開位置と閉位置との間で枢動することを可能にすることができる。
【0027】
蓋は、蓋が閉位置にあるときに積荷収容空間を横切って伸張する主要部分を有することができる。各協働構造は、主要部分から下方に伸張してもよい。
【0028】
蓋が閉位置に配置されるとき、各協働構造は、それぞれの枢動構造と協働してもよい。
【0029】
各協働構造は、枢動部材を備えてもよい。各枢動部材は、直立部材間に収容されてもよい。各枢動部材は、枢動ピンを備えてもよい。
【0030】
蓋は、対向するリム領域を有してもよい。協働構造の少なくとも1つは、前記対向するリム領域のそれぞれに設けられてもよい。
【0031】
蓋は、閉位置から第1の開位置まで移動可能であってもよく、第1の開位置では、蓋は、前記対向する上縁領域のうちの1つの上の枢動構造の周りを枢動する。蓋は、閉位置から第2の開位置に移動可能であってもよく、第2の開位置では、蓋は、前記対向する上縁領域のうちの他方の上の枢動構造の周りを枢動する。
【0032】
壁構成は、対向する第2の壁のそれぞれに2つの枢動構造を備えてもよい。蓋は、前記対向するリム領域のそれぞれに2つの協働構造を備えてもよい。
【0033】
代替的に、枢動構造または各枢動構造は、ラグ部材を含んでもよい。ラグ部材または各ラグ部材は、凹部内に設けられてもよい。
【0034】
ラグ部材または各ラグ部材は、凹部の下端から上方に延びている。枢動構造又は各枢動構造は、凹部を横切って伸張する閉塞領域を含むことができる。第2の壁は、閉塞領域を提供してもよい。閉塞領域または各閉塞領域は、第2の壁の領域であってもよい。
【0035】
ラグ部材および閉塞領域は、協働構造のうちのそれぞれ1つが収容されてもよい収容構造をそれらの間に規定してもよい。
【0036】
収容構造または各収容構造は、上部開口を有してもよい。上部開口は、コンテナの外側に面してもよい。
【0037】
収容構造は、2つの対向する側面開口を規定してもよい。一対の把持構造は、閉塞領域または各閉塞領域に設けられてもよい。各把持構造は、それぞれの側部開口に隣接して設けられてもよい。各把持構造は、閉塞領域に沿って下方に伸張してもよい。
【0038】
協働構造または各協働構造は、弾性変形可能な固定部材を備えてもよい。各協働構造は、一対の弾性変形可能な固定部材を備えてもよい。
【0039】
各弾性変形可能な固定部材は、蓋の対向するリム領域のそれぞれから下方に伸張してもよい。各固定部材は、内向きに突出する固定部分と弾性接続部分とを備えることができる。
【0040】
各接続部分は、それぞれの固定部分を蓋の主要部分に接続することができる。
【0041】
協働構造または各協働構造は、一対の固定部材を備えてもよい。固定部材の各対の固定部分は、互いに向かって突出してもよい。
【0042】
固定部分は、蓋をコンテナに取り付けるためにそれぞれの収容構造によって収容されてもよい。
【0043】
収容構造または各収容構造の側面開口は、それを通して固定部材を収容してもよい。そのように受け入れられるとき、固定部材は、ラグ部材と把持構造との間で把持されてもよい。
【0044】
したがって、協働構造または各協働構造は、収容構造によって規定された側部開口を通して収容される固定部材によって、収容構造またはそれぞれの収容構造に固定される。
【0045】
蓋は、第2の壁のうちの1つに沿って枢動構造から固定部材又は各固定部材を解放することによって、開位置に移動可能であってもよい。固定部材または各固定部材は、固定部材をそれぞれの収容構造から互いから離れるように変形させることによって解放されてもよい。
【0046】
蓋は、第2の壁上の枢動構造又は各枢動構造の周りを開位置まで枢動してもよい。
【0047】
固定部分又は各固定部分は、開放面を介して枢動構造又は各枢動構造から解放されてもよい。固定部分又は各固定部分は、開放面を通って枢動構造又はそれぞれの枢動構造からスナップ式に外れることができる。
【0048】
次に、添付の図面を参照して、本発明の少なくとも1つの実施形態が、例示としてのみ説明される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】
図1は、非支持位置における支持部材を示す、コンテナの斜視図である。
【
図2】
図2は、支持部材が支持位置に示されたコンテナの斜視図である。
【
図3】
図3は、
図1においてIIIでマークされた領域の拡大図である。
【
図4】
図4は、支持部材の1つを通る断面図であり、コンテナの壁への支持部材の取り付けを示す。
【
図5】
図5は、閉位置にあるふたつきコンテナを示す。
【
図6】
図6は、枢動構造への蓋の取り付けを示すコンテナの領域の拡大断面図である。
【
図7】
図7は、蓋が第1の開位置にあるコンテナの端面図である。
【
図8】
図8は、蓋が第2の開位置で示されている、
図4に示されているコンテナの同じ端部の図である。
【
図9】
図9は、第1の開位置の蓋を示す、コンテナの斜視図である。
【
図11】
図11は、さらなる蓋が開位置にあるさらなるコンテナの正面からの斜視図である。
【
図13】
図13は、蓋が開位置にある、
図12においてXIIIでマークされた領域の拡大図である。
【
図16】
図16は、さらなるコンテナのヒンジチャネルの斜視図である。
【
図17】
図17は、改良されたヒンジ部材を有するさらなる支持部材の斜視図である。
【
図18】
図18は、支持位置にある、改良されたヒンジ部材を伴う、支持部材の側断面図である。
【
図19】
図19は、非支持位置にある、改良されたヒンジ部材を伴う、支持部材の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
図面は、壁構成12と2つの支持部材14とを備えるコンテナ10を示し、各支持部材14はフラップの形態である。支持部材14は、互いに対向して壁構成12に枢動可能に取り付けられる。
【0051】
壁構成12は、積荷収容空間16を規定する。支持部材14は、コンテナ10が積み重ねられた状態で、積荷収容空間16上のコンテナ10上にさらなるコンテナ10を支持するために設けられている。
【0052】
壁構成12は、2つの対向する第1の壁18と、2つの対向する第2の壁20とを備える。
第1および第2の壁18、20のそれぞれは、主要部分21と、上縁領域22と、主要部分21の上部領域を横切って伸張する下方に伸張する外側部分23とを有する。
【0053】
支持部材14は、その上縁領域22で第1の壁18に枢動可能に取り付けられる。
【0054】
任意の蓋24がコンテナ10に設けられてもよい。蓋24は、
図5に示すように、壁構成12上に配置可能である。使用されるとき、蓋24は、コンテナ10の内容物に対してある程度の安全性および汚染からの保護を提供する。
【0055】
コンテナ10は、第1の壁18の上縁領域22の間で積荷収容空間16を横切って伸張する第1の寸法26を有する。コンテナ10はまた、第2の壁20の上縁領域22の間で積荷収容空間16を横切って伸張する第2の寸法28を有する。
【0056】
各支持部材14は、
図2に示す支持位置と
図1に示す非支持位置との間で枢動可能に移動可能である。支持位置では、支持部材14は、壁構成12に対して横方向に、積荷収容空間16を部分的に横切って伸張する。
【0057】
各支持部材14は、平面部分30と、平面部分30上の位置決め構造32とを備える。
【0058】
支持部材14がそれらの支持位置にあるとき、位置決め構造32は、さらなるコンテナ10または蓋24を支持部材14上に位置決めするために、コンテナ10上に積み重ねられたさらなるコンテナ10の基部と、または蓋24上の対応する構造25と協働可能である。
【0059】
蓋24は、主に第1の壁18及び第2の壁20によって支持されている。支持部材14は、蓋24のための何らかの追加の支持を提供する。さらなるコンテナ10は、支持部材14によって支持される。
【0060】
位置決め構造32は、平面部分30上の細長いC字形の隆起部材の形態である。位置決め構造32は、さらなるコンテナ10の基部の周りに係合するように構成される。
【0061】
図3を参照すると、第2の壁20のそれぞれは、レッジ35を提供する内向きの窪み33を規定する。窪み35は、第1の壁18のそれぞれに隣接する上縁領域22に規定される。支持部材14がそれらの支持位置にあるとき、支持部材14はレッジ35上に着座される。
【0062】
各支持部材14の平面部分30は、2つの対向する長縁部30A、30Bを有する(
図2参照)。長縁部30Aは、ヒンジ31で第1の壁18のうちの1つに取り付けられる。他方の長縁部30Bは自由縁である。
【0063】
各平面部分30は、長縁部30A、30Bの間に伸張する幅を有する。各平面部分30の幅は、支持位置において、両方の支持部材14がコンテナ10の第1の寸法26の合計20%から25%にわたって伸張するようなものである。
【0064】
ヒンジ31のうちの1つへの支持部材14のうちの1つの取り付けは、
図3および
図4により詳細に示されている。支持部材14は、平面部分30から伸長する2つのヒンジ部材37(そのうちの1つのみが
図4中に示される)を有する。
【0065】
ヒンジ部材37のそれぞれは、それぞれのヒンジ31によって規定されるチャネル39内に収容され、それによって、支持部材14が支持位置と非支持位置との間で枢動することを可能にする。
【0066】
非支持位置では、支持部材14は、壁構成12から突出するように上向きに伸長し、各支持部材14は、支持部材14が取り付けられる第1の壁18に実質的に平行に配置される。
【0067】
対向する第2の壁20のそれぞれの上縁領域22は、蓋24のための枢動取り付けを提供するための2つの枢動構造34を含む。蓋24は、
図7および
図8に示されるように、いずれかの上縁領域22の枢動構造34の周りを枢動することができる。
【0068】
上縁領域22のうちの1つの周りの蓋24の枢動は、コンテナ10の両側からコンテナ10の内容物へのアクセスを可能にする。これは、その内容物にアクセスするためにコンテナを回転させる必要性を回避し、コンテナ10内に保管された物品が重い場合に有利である。
【0069】
各枢動構造34は、第2の壁20の上縁領域22に規定された凹部36を備える。各枢動構造34は、凹部36を横切って伸張する一対の平行な直立部材38をさらに含む。
【0070】
各凹部36は、下端40を有する。直立部材38は、下端40から上方に伸張する。
【0071】
図5および
図6を参照すると、蓋24は、対向するリム領域42を有し、その対向するリム領域42のそれぞれに2つの下方に伸張する協働構造44を含む。各協働構造44は、枢動部材の形態である。
【0072】
協働構造44は直立部材38の間に受け入れられ、それによって蓋24が直立部材38の周りを開位置と閉位置との間で枢動することを可能にする。
【0073】
蓋24は、蓋24が閉位置にあるとき(
図3参照)、積荷収容空間16を横切って伸張する主要部分54を有する。
【0074】
蓋24は、閉位置から
図7および
図9に示される第1の開位置まで枢動可能に移動可能であり、
図7および
図9では、蓋24は、前記対向する上縁領域22のうちの1つの上の枢動構造34の周りを枢動して示されている。
【0075】
蓋24は、閉位置から
図8に示される第2の開位置まで枢動可能に移動可能であり、
図8では、蓋24は、前記対向する上縁領域22の他方の上の枢動構造34の周りに枢動されて示されている。
【0076】
使用時、支持部材14は、
図2に示されるように、それらの支持位置に移動される。次に、複数の物品を含むことができる積荷が、積荷収容空間16内に配置される。
【0077】
次いで、コンテナ10は、
図10に示される適切な運搬装置46上に配置されることができる。搬送装置46は、コンベヤ48と、支持部材14を
図2および
図4に示す支持位置から
図1に示す非支持位置へと付勢する付勢部材50とを備える。
【0078】
付勢部材50は、アームの形態である。付勢部材50は、装置46の適切な部分(明確にするために図示せず)によって位置決めされる。
【0079】
したがって、ユーザは、複数のコンテナ10に物品を充填し、充填された各コンテナ10を一度に1つずつ搬送装置46のコンベヤ48上に配置することができる。
【0080】
コンベヤ48は、コンテナ10をさらなる場所、例えばコンテナ10を保管または発送することができる場所に搬送する。搬送される間、支持部材14は付勢部材50に当接し、付勢部材50は支持部材14を非支持位置に付勢する。
【0081】
コンテナ10がさらなる場所に到達するとき、別のユーザは、それらをコンベヤ48から取り出し、保管のために、または発送を待つために、それらを互いに積み重ねることができる。
【0082】
このように積み重ねられるとき、支持部材14は、その上に積み重ねられたコンテナ10の基部を受け入れて支持する。
【0083】
したがって、コンテナ10の積み重ねられた状態でさらなるコンテナ10を支持するための支持部材14を含むコンテナ10が説明される。支持部材14は、コンテナ10の積荷収容空間16にわたって部分的にのみ伸張し、それによって、少量の空間のみを占有する。
【0084】
蓋24の主要部分54は、平坦な上面56を有し、したがって、所望であれば、蓋24を使用して、上方のコンテナ10を下方のコンテナ10の蓋24の上に積み重ねることができる。
【0085】
本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正を行うことができる。例えば、第1および/または第2の壁18、20は、通気孔60を有してもよい(
図11および
図12参照)。
【0086】
改良されたコンテナの例は、
図11から
図15に示される。これらの図では、コンテナ110および蓋124が示されている。
【0087】
コンテナ110及び蓋124は、
図1から
図10に示されるコンテナ10及び蓋24と同じ特徴の多くを有する。
図11から
図15において、これらの特徴は、
図1から
図10の対応する特徴と同じ参照番号で示されている。
【0088】
コンテナ110は、第2の壁20のそれぞれが、第2の壁20のそれぞれの上縁領域22に沿って離間された2つの枢動構造134を含むという点で、コンテナ10とは異なる。枢動構造134は、
図11および
図12に示されており、より詳細には
図13に示されている。
【0089】
コンテナ110の蓋124は、その対向するリム領域42のそれぞれに2つの協働構造144を含む。協働構造144は、
図13から
図15に詳細に示されており、リム領域42から延びている。
【0090】
各枢動構造134は、第2の壁20の上縁領域22に規定された凹部136を備える。
【0091】
各凹部136は、下端140を有する。
【0092】
各枢動構造134は、凹部136内にラグ部材146をさらに含む。ラグ部材146は、下端140から上方に延びている。各第2の壁20のそれぞれの閉塞領域120は、凹部136を横切って延びている。
図13において、閉塞領域120は、第2の壁20上の破線によって表される。
【0093】
各枢動構造134は、閉塞領域120に沿って下方に伸張する一対の把持構造148をさらに含む。把持構造148は、ラグ部材146と位置合わせされて、2つの対向する側部開口150を規定し、その目的は以下に説明される。
【0094】
ラグ部材146及び閉塞領域120の把持構造148は、協働構造144が協働して協働構造144を枢動構造134に固定することができる収容構造142を提供する。
【0095】
収容構造142は、ラグ部材146と閉塞領域120との間に上部開口151を有する。
【0096】
協働構造144は、蓋124の対向するリム領域42のそれぞれから下方に伸張する2対の弾性変形可能な固定部材152を含む。各固定部材152は、内側に突出する固定部分154と接続部分156とを備える。接続部分156は弾性であり、固定部分154を蓋124の主要部分54に接続する。
【0097】
各対の固定部材152の固定部分154は、互いに向かって突出している。固定部材152は、側部開口150を介してそれぞれの収容構造140によって収容されることができる。これにより、協働構造144が枢動構造134に固定され、蓋124がコンテナ110に取り付けられる。
【0098】
そのように取り付けられるとき、蓋124は、リム領域42のうちの1つの上の協働構造144を、第2の壁20のうちの1つに沿った枢動構造134から解放することによって、開位置に移動させることができる。
【0099】
協働構造144を解放することは、各協働構造144の固定部材152をそれぞれの収容構造140から互いから離れるように変形させることによって行うことができる。
【0100】
次に、蓋124は、反対側の第2の壁20上の枢動構造134を中心に枢動して、
図11に示す開位置にすることができる。
【0101】
いくつかの状況において、ユーザは、蓋124が
図11に示される位置を超えて移動される位置まで蓋124を開いてもよい。これが起こると、固定部分154は、上部開口151を通して枢動構造134から解放される。
【0102】
実際には、固定部分154は、上部開口151を通して枢動構造134からスナップ式に外れ、それによって、枢動構造134または協働構造144への損傷を防止する。
【0103】
【0104】
この例では、支持部材14とチャネルとの間のヒンジ接続が改良されている。ヒンジ部材137は、支持部材14が支持位置と非支持位置との間で回転する結果として垂直方向に自由に並進するように、チャネル39に対して小型である。
【0105】
支持部材14が非支持位置に向かって回転すると、支持部材14のヒンジ付き長縁部130Aが、第1の壁18のレッジ35の下にある部分を押し下げる。130Aと35との間の干渉を防止するために、ヒンジ部材137は、支持部材14が非支持位置に向かって回転されるときに、チャネル39内で上方に並進することができる。
【0106】
さらなる利点は、支持部材14が非支持位置にあるとき、その長縁部130Aがレッジ35上に載ることである。これにより、ヒンジ部材137を通過しない積荷経路が提供され、耐久性が向上する。
【0107】
図16から
図19において、ヒンジ部材137は、記載された効果を達成するために特定の方法(半円形状のヒンジ部材)で改良されているが、チャネル39が垂直方向に細長い場合、同じ結果が代替的に達成されることができることが理解されるであろう。
図4の例と比較した重要な違いは、支持部材14が支持位置にあるとき、ヒンジ部材137がチャネル39の頂部に当接しておらず、したがって、ヒンジ部材137が上方に移動するための空間を有することである。
【0108】
図17は、平面部分30の代替的な形状を別個に図示しており、個々の支持部材14の平面部分30が必ずしも支持部材14の角から角まで連続している必要がないことを示している。すなわち、支持部材14の自由縁130Bは、必ずしも支持部材14の平行な長縁130Aから一定の固定距離である必要はない。
図17は、ヒンジ部材137間の支持部材14の中央領域において材料が除去された不連続平面部分30を図示している。コンテナの角からこの材料を除去することにより、支持部材14の支持能力を損なうことなく、材料の使用量が低減される。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナおよび蓋を備えるコンテナ構成であって、
前記コンテナ
は、
積荷収容空間を規定する壁構成と、前記壁構成に取り付けられた支持部材とを備え、前記支持部材は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、ここで、前記支持位置において、前記支持部材は、前記積荷収容空間を少なくとも部分的に横切って伸長し、前記支持部材は、前記コンテナ上に積み重ねられた状態でさらなるコンテナを支持するための平面部分を有
し、
前記コンテナの前記壁構成の上縁領域は、前記蓋のための枢動取り付けを提供する枢動構造を含む、コンテナ
構成。
【請求項2】
前記支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して横方向に伸張し、ここで、前記非支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して上方に伸張する、請求項1に記載のコンテナ
構成。
【請求項3】
前記コンテナは、2つの前記支持部材を含む、請求項
1または2に記載のコンテナ
構成。
【請求項4】
前記支持部材は、互いに対向して配置される、請求項
3に記載のコンテナ
構成。
【請求項5】
前記壁構成は、2つの対向する第1の壁と2つの対向する第2の壁とを備え、ここで、前記支持部材は、前記対向する第1の壁上に配置される、請求項
4に記載のコンテナ
構成。
【請求項6】
前記支持部材は、前記対向する第1の壁の上縁領域に枢動可能に取り付けられている、請求項
5に記載のコンテナ
構成。
【請求項7】
前記コンテナは、前記第1の壁の間の前記積荷収容空間の頂部を横切って伸張する第1の寸法と、前記第2の壁の間の前記積荷収容空間の前記頂部を横切って伸張する第2の寸法とを有し、ここで、各平面部分は、前記第1の壁の間に伸張する幅を有し、ここで、各平面部分の前記幅は、前記支持位置において、両方の支持部材の前記平面部分が前記コンテナの前記第1の寸法の合計15%から25%を横切って伸張するような幅である、請求項
5に記載のコンテナ
構成。
【請求項8】
前記第2の壁は、前記支持位置において前記支持部材を収容するための収容構造を有する、請求項
5に記載のコンテナ
構成。
【請求項9】
各収容構造は、前記第2の壁によって規定される窪みを含み、ここで、各窪みは、内向きの窪みである、請求項
8に記載のコンテナ
構成。
【請求項10】
各支持部材は、前記平面部分上に位置決め構造を有し、ここで、前記位置決め構造は、前記さらなるコンテナ上または
前記蓋上の対応する構造と協働して、前記さらなるコンテナまたは前記蓋を前記支持部材上に位置決めする、請求項
5に記載のコンテナ
構成。
【請求項11】
前記さらなるコンテナ上の前記対応する構造は、前記さらなるコンテナの基部の周囲である、請求項
10に記載のコンテナ
構成。
【請求項12】
前記枢動構造は、前記壁構成の対向する第2の壁上に設けられ、したがって、前記枢動構造は、前記蓋が前記対向する第2の壁のいずれかの周りで開位置と閉位置との間で枢動することを可能にする、請求項
1または2に記載のコンテナ構成。
【請求項13】
各枢動構造は、前記第2の壁のうちの1つの上縁領域に規定された凹部を備え、ここで、各枢動構造は、前記凹部を横切って伸張する一対の直立部材をさらに含む、請求項
12に記載のコンテナ構成。
【請求項14】
前記蓋は、前記直立部材と協働するための協働構造を含み、ここで、前記協働構造は、前記蓋が前記直立部材の周りを前記開位置と前記閉位置との間で枢動することを可能にするように前記直立部材と協働する、請求項
13に記載のコンテナ構成。
【請求項15】
前記蓋は、前記閉位置から第1の開位置へ移動可能であり、前記第1の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの一方の前記枢動構造の周りを枢動し、ここで、前記蓋は、前記閉位置から第2の開位置へ移動可能であり、前記第2の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの他方の前記枢動構造の周りを枢動する、請求項
12に記載のコンテナ構成。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0108】
図17は、平面部分30の代替的な形状を別個に図示しており、個々の支持部材14の平面部分30が必ずしも支持部材14の角から角まで連続している必要がないことを示している。すなわち、支持部材14の自由縁130Bは、必ずしも支持部材14の平行な長縁130Aから一定の固定距離である必要はない。
図17は、ヒンジ部材137間の支持部材14の中央領域において材料が除去された不連続平面部分30を図示している。コンテナの角からこの材料を除去することにより、支持部材14の支持能力を損なうことなく、材料の使用量が低減される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] コンテナであって、
積荷収容空間を規定する壁構成と、前記壁構成に取り付けられた支持部材とを備え、前記支持部材は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、ここで、前記支持位置において、前記支持部材は、前記積荷収容空間を少なくとも部分的に横切って伸長し、前記支持部材は、前記コンテナ上に積み重ねられた状態でさらなるコンテナを支持するための平面部分を有する、コンテナ。
[2] 前記支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して横方向に伸張し、ここで、前記非支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成に対して上方に伸張する、[1]に記載のコンテナ。
[3] 前記非支持位置において、前記支持部材は、前記壁構成の上方に突出する、[1]または[2]に記載のコンテナ。
[4] 前記コンテナは、2つの前記支持部材を含む、[1]、[2]または[3]に記載のコンテナ。
[5] 前記支持部材は、互いに対向して配置される、[4]に記載のコンテナ。
[6] 前記壁構成は、2つの対向する第1の壁と2つの対向する第2の壁とを備え、ここで、前記支持部材は、前記対向する第1の壁上に配置される、[5]に記載のコンテナ。
[7] 前記支持部材は、前記対向する第1の壁の上縁領域に枢動可能に取り付けられている、[6]に記載のコンテナ。
[8] 各支持部材は、ヒンジおよびヒンジ部材によってそれぞれの第1の壁に枢動可能に取り付けられ、ここで、前記ヒンジは、前記第1の壁上に設けられ、ここで、前記ヒンジ部材は、前記平面部分から伸長する、[6]または[7]に記載のコンテナ。
[9] 前記ヒンジはチャネルを規定し、ここで、前記ヒンジ部材は前記チャネル内に収容されることができ、ここで、前記チャネル内の前記ヒンジ部材は、対応する支持部材が前記支持位置と前記非支持位置との間で枢動することを可能にする、[8]に記載のコンテナ。
[10] 前記コンテナは、前記第1の壁の間の前記積荷収容空間の頂部を横切って伸張する第1の寸法と、前記第2の壁の間の前記積荷収容空間の前記頂部を横切って伸張する第2の寸法とを有し、ここで、各平面部分は、前記第1の壁の間に伸張する幅を有し、ここで、各平面部分の前記幅は、前記支持位置において、両方の支持部材の前記平面部分が前記コンテナの前記第1の寸法の合計15%から25%を横切って伸張するような幅である、[6]から[9]のいずれか一項に記載のコンテナ。
[11] 前記非支持位置において、各支持部材は前記壁構成の上方に突出する、[6]から[10]のいずれか一項に記載のコンテナ。
[12] 前記第2の壁は、前記支持位置において前記支持部材を収容するための収容構造を有する、[6]から[11]のいずれか一項に記載のコンテナ。
[13] 各収容構造は、前記第2の壁によって規定される窪みを含み、ここで、各窪みは、内向きの窪みである、[12]に記載のコンテナ。
[14] 各窪みは、対応する支持部材が前記支持位置に着座されるレッジを提供し、ここで、各窪みは、前記第1の壁に隣接する前記第2の壁の上縁領域に規定される、[13]に記載のコンテナ。
[15] 各支持部材は、前記平面部分上に位置決め構造を有し、ここで、前記位置決め構造は、前記さらなるコンテナ上または蓋上の対応する構造と協働して、前記さらなるコンテナまたは前記蓋を前記支持部材上に位置決めする、[6]から[14]のいずれか一項に記載のコンテナ。
[16] 前記さらなるコンテナ上の前記対応する構造は、前記さらなるコンテナの基部の周囲である、[15]に記載のコンテナ。
[17] [6]から[16]のいずれか一項に記載のコンテナと、蓋とを備えるコンテナ構成。
[18] 前記コンテナの前記壁構成の上縁領域は、前記蓋のための枢動取り付けを提供する枢動構造を含む、[17]に記載のコンテナ構成。
[19] 前記枢動構造は、前記壁構成の対向する第2の壁上に設けられ、したがって、前記枢動構造は、前記蓋が前記対向する第2の壁のいずれかの周りで開位置と閉位置との間で枢動することを可能にする、[18]に記載のコンテナ構成。
[20] 各枢動構造は、前記第2の壁のうちの1つの上縁領域に規定された凹部を備え、ここで、各枢動構造は、前記凹部を横切って伸張する一対の直立部材をさらに含む、[19]に記載のコンテナ構成。
[21] 前記蓋は、前記直立部材と協働するための協働構造を含み、ここで、前記協働構造は、前記蓋が前記直立部材の周りを前記開位置と前記閉位置との間で枢動することを可能にするように前記直立部材と協働する、[20]に記載のコンテナ構成。
[22] 各協働構造は枢動部材を備え、各枢動部材は前記直立部材の間に収容されることができる、[21]に記載のコンテナ構成。
[23] 前記蓋は、対向するリム領域を有し、ここで、前記協働構造の少なくとも1つは、前記対向するリム領域のそれぞれに設けられる、[21]または[22]に記載のコンテナ構成。
[24] 前記壁構成は、前記対向する第2の壁のそれぞれに2つの前記枢動構造を備え、ここで、前記蓋は、前記対向するリム領域のそれぞれに2つの前記協働構造を備える、[23]に記載のコンテナ構成。
[25] 前記蓋は、前記閉位置から第1の開位置へ移動可能であり、前記第1の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの一方の前記枢動構造の周りを枢動し、ここで、前記蓋は、前記閉位置から第2の開位置へ移動可能であり、前記第2の開位置において、前記蓋は、前記対向する第2の壁のうちの他方の前記枢動構造の周りを枢動する、[19]から[24]のいずれか一項に記載のコンテナ構成。
【国際調査報告】