(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(54)【発明の名称】コンテナに製品を積載する装置および方法
(51)【国際特許分類】
B65B 19/00 20060101AFI20240228BHJP
A24B 13/00 20060101ALI20240228BHJP
【FI】
B65B19/00
A24B13/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550106
(86)(22)【出願日】2021-11-23
(85)【翻訳文提出日】2023-10-18
(86)【国際出願番号】 US2021060495
(87)【国際公開番号】W WO2022177621
(87)【国際公開日】2022-08-25
(32)【優先日】2021-02-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516124616
【氏名又は名称】アルトリア クライアント サービシーズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100115510
【氏名又は名称】手島 勝
(72)【発明者】
【氏名】ガースハフナー,トラヴィス マーティン
(72)【発明者】
【氏名】ミューレル,タミカ
(72)【発明者】
【氏名】エルセレビ,アーメット
【テーマコード(参考)】
3E043
4B043
【Fターム(参考)】
3E043AA01
3E043BA11
3E043CA04
3E043DA06
3E043DA09
3E043DB02
3E043GA01
4B043BB10
4B043BB28
(57)【要約】
少なくとも1つの例示的実施形態は、複数のコンテナをオーラル製品で充填するシステムに関する。システムは、コンテナステーションと、シャトルアセンブリとを含む。コンテナステーションは、複数のコンテナを供給するように構成されている。シャトルアセンブリは、複数のオーラル製品を受け取る第1のシャトル位置と、オーラル製品をコンテナに入れる第2のシャトル位置との間で移動するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態は、複数のコンテナをオーラル製品で充填する方法に関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテナをオーラル製品で充填するシステムであって、
複数のコンテナを供給するように構成されたコンテナステーションと、
複数のオーラル製品を受け取る第1のシャトル位置と、前記オーラル製品を前記コンテナに入れる第2のシャトル位置との間で移動するように構成されたシャトルアセンブリと、
を含む、システム。
【請求項2】
前記シャトルアセンブリは、
前記オーラル製品を保持するように構成された複数の受取部と、
第1のゲート位置と第2のゲート位置との間で移動するように構成されたゲートと、
を含み、
前記第1のゲート位置では、前記ゲートは、受取部に亘って横方向に延びることにより、前記オーラル製品を前記受取部内に保持し、
前記第2のゲート位置では、前記ゲートは、少なくとも部分的に各前記受取部の外にあることにより、前記オーラル製品を前記受取部内に保持しない、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記コンテナ積載ステーションは、前記ゲートと係合して前記ゲートを前記第1のゲート位置と前記第2のゲート位置との間で移動させるように構成されたアームを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記アームは突出部を含み、前記ゲートはスロットを規定し、前記アームが前記ゲートと係合しているとき、前記突出部は、少なくとも部分的に前記スロット内にあるように構成されている、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記コンテナ積載ステーションは、前記シャトルアセンブリからの前記オーラル製品を前記コンテナ方向に向けるように構成されたガイドブロックを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記ガイドブロックは、前記コンテナから間隔の開いた第1のガイドブロック位置と、前記コンテナの蓋と係合して前記コンテナを閉じる第2のガイドブロック位置との間で移動するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記ガイドブロックは、前記複数のオーラル製品が通過する複数のアパチャを規定する、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記複数のアパチャは、前記シャトルアセンブリに隣接する第1の横方向寸法と、前記複数のコンテナに隣接する第2の横方向寸法とを規定し、前記第2の横方向寸法は、前記第1の横方向寸法より小さい、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記コンテナ積載ステーションは、前記コンテナから間隔の開いた第1のタンパ位置と、少なくとも部分的に前記コンテナの内部領域内にある第2のタンパ位置との間で移動するように構成された複数のタンパをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記コンテナ積載ステーションは、
前記シャトルアセンブリからの前記オーラル製品を前記コンテナ方向に向けるように構成されたガイドブロックと、
前記コンテナから間隔の開いた第1のタンパ位置と、少なくとも部分的に前記コンテナの内部領域内にある第2のタンパ位置との間で移動するように構成された複数のタンパと、
を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記第2のシャトル位置にある前記シャトルアセンブリは、前記タンパと前記ガイドブロックとの間にある、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第2のタンパ位置にある前記タンパは、少なくとも部分的に前記ガイドブロックのアパチャ内にある、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記シャトルアセンブリは、前記第1のシャトル位置と前記第2のシャトル位置との間で実質的に水平方向に平行移動するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記コンテナ積載ステーションは、前記コンテナを振るように構成されたピストンを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記コンテナ積載ステーションは、流体を前記コンテナの蓋方向に向けることにより、前記コンテナを開けるように構成された複数のノズルを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記コンテナ積載ステーションは、前記コンテナの各々の蓋と係合することにより、前記コンテナを開位置に保持するように構成された真空を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記コンテナを前記コンテナ積載ステーションに供給するように構成されたコンテナステーションをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記コンテナ積載ステーションは、
前記コンテナの各々の互いに反対の側を押圧することにより、壁を変形させるように構成されたグリップと、
前記コンテナの各々の蓋と係合し、前記コンテナの各々を少なくとも部分的に開けるように構成されたブレードと、
を含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記コンテナステーションは、前記コンテナを順に前記コンテナ積載ステーション方向に向けるように構成された蛇行トラックを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
製品計測ステーションであって、
複数の通路と、
第1のゲート位置と第2のゲート位置との間で移動するように構成されたゲートと、 を含む製品計測ステーションをさらに含み、
前記第1のゲート位置では、前記ゲートは、前記通路に亘って横方向に延びることにより、前記オーラル製品を前記通路内に保持し、
前記第2のゲート位置では、前記ゲートは、少なくとも部分的に前記通路の各々の外にあることにより、前記オーラル製品を前記通路内に保持しない、
請求項1に記載のシステム。
【請求項21】
複数のコンテナをオーラル製品で充填する方法であって、
複数の製品を第1のシャトル位置にある第1のシャトルアセンブリに供給することと、
複数のコンテナをコンテナ積載ステーションに供給することと、
前記シャトルアセンブリを前記第1のシャトル位置から第2のシャトル位置まで移動させることと、
前記第2のシャトル位置で、前記オーラル製品を前記シャトルアセンブリから前記コンテナに搬送することと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテナに製品を積載するデバイスおよび方法に関する。
【発明の概要】
【0002】
少なくとも1つの例示的実施形態は、複数のコンテナをオーラル製品で充填するシステムに関する。システムは、コンテナステーションと、シャトルアセンブリとを含む。コンテナステーションは、複数のコンテナを供給するように構成されている。シャトルアセンブリは、複数のオーラル製品を受け取る第1のシャトル位置と、オーラル製品をコンテナに入れる第2のシャトル位置との間で移動するように構成されている。
【0003】
少なくとも1つの例示的実施形態では、シャトルアセンブリは、複数の受取部と、ゲートとを含む。複数の受取部は、オーラル製品を保持するように構成されている。ゲートは、第1のゲート位置と第2のゲート位置との間で移動するように構成されている。第1のゲート位置では、ゲートは、受取部に亘って横方向に延びることにより、オーラル製品を受取部内に保持する。第2のゲート位置では、ゲートは、少なくとも部分的に各受取部の外にあることにより、オーラル製品を受取部内に保持しない。
【0004】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、アームを含む。アームは、ゲートと係合してゲートを第1のゲート位置と第2のゲート位置との間で移動させるように構成されている。
【0005】
少なくとも1つの例示的実施形態では、アームは突出部を含み、ゲートはスロットを規定する。アームがゲートと係合しているとき、突出部は、少なくとも部分的にスロット内にあるように構成されている。
【0006】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、シャトルアセンブリからのオーラル製品をコンテナ方向に向けるように構成されたガイドブロックを含む。
【0007】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックは、コンテナから間隔の開いた第1のガイドブロック位置と、コンテナの蓋と係合してコンテナを閉じる第2のガイドブロック位置との間で移動するように構成されている。
【0008】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックは、複数のオーラル製品が通過する複数のアパチャを規定する。
【0009】
少なくとも1つの例示的実施形態では、複数のアパチャは、シャトルアセンブリに隣接する第1の横方向寸法と、複数のコンテナに隣接する第2の横方向寸法とを規定する。第2の横方向寸法は、第1の横方向寸法より小さい。
【0010】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、コンテナから間隔の開いた第1のタンパ位置と、少なくとも部分的にコンテナの内部領域内にある第2のタンパ位置との間で移動するように構成された複数のタンパをさらに含む。
【0011】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、ガイドブロックと、複数のタンパとを含む。ガイドブロックは、シャトルアセンブリからのオーラル製品をコンテナ方向に向けるように構成されている。複数のタンパは、コンテナから間隔の開いた第1のタンパ位置と、少なくとも部分的にコンテナの内部領域内にある第2のタンパ位置との間で移動するように構成されている。
【0012】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第2のシャトル位置にあるシャトルアセンブリは、タンパとガイドブロックとの間にある。
【0013】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第2のタンパ位置にあるタンパは、少なくとも部分的にガイドブロックのアパチャ内にある。
【0014】
少なくとも1つの例示的実施形態では、シャトルアセンブリは、第1のシャトル位置と第2のシャトル位置との間で実質的に水平方向に平行移動するように構成されている。
【0015】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、コンテナを振るように構成されたピストンを含む。
【0016】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、流体をコンテナの蓋方向に向けることにより、コンテナを開けるように構成された複数のノズルを含む。
【0017】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションは、コンテナの各々の蓋と係合することにより、コンテナを開位置に保持するように構成された真空を含む。
【0018】
少なくとも1つの例示的実施形態では、システムは、コンテナをコンテナ積載ステーションに供給するように構成されたコンテナステーションをさらに含む。
【0019】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナステーションは、グリップと、ブレードとを含む。グリップは、コンテナの各々の互いに反対の側を押圧することにより、壁を変形させるように構成されている。ブレードは、コンテナの各々の蓋と係合し、コンテナの各々を少なくとも部分的に開けるように構成されている。
【0020】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナステーションは、コンテナを順にコンテナ積載ステーション方向に向けるように構成された蛇行トラックを含む。
【0021】
少なくとも1つの例示的実施形態では、システムは、製品計測ステーションをさらに含む。製品計測ステーションは、複数の通路と、ゲートとを含む。ゲートは、第1のゲート位置と第2のゲート位置との間で移動するように構成されている。第1のゲート位置では、ゲートは、通路に亘って横方向に延びることにより、オーラル製品を通路内に保持する。第2のゲート位置では、ゲートは、少なくとも部分的に通路の各々の外にあることにより、オーラル製品を通路内に保持しない。
【0022】
少なくとも1つの例示的実施形態は、複数のコンテナをオーラル製品で充填する方法に関する。方法は、複数の製品を第1のシャトル位置にある第1のシャトルアセンブリに供給することを含む。方法は、複数のコンテナをコンテナ積載ステーションに供給することをさらに含む。方法は、シャトルアセンブリを第1のシャトル位置から第2のシャトル位置まで移動させることをさらに含む。方法は、第2のシャトル位置で、オーラル製品をシャトルアセンブリからコンテナに搬送することをさらに含む。
【0023】
本開示を限定しない実施形態の様々な特徴および利点は、添付の図面と共に詳細な説明を読むことで、より明らかとなり得る。添付の図面は説明のためのものに過ぎず、請求の範囲を限定すると理解すべきではない。添付の図面は、明確に記載しない限り、正確な縮尺で描かれていると考えるべきではない。図面の様々な寸法は明瞭化のために誇張されていることもある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1Aおよび
図1Bは、少なくとも1つの例示的実施形態による、複数のコンテナを製品で充填する装置を示す。
図1Aは模式図である。
図1Bは斜視図である。
【0025】
【
図2】
図2Aから
図2Eは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置と共に用いるコンテナを示す。
図2Aは、閉位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Bは、部分的に開いた位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Cは、部分的に開いた位置にあるコンテナの側面図である。
図2Dは、完全に開いた位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Eは、完全に開いた位置にあるコンテナの側面図である。
【0026】
【
図3】
図3Aおよび
図3Bは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置の製品計測ステーションの部分斜視図である。
図3Aは、第1の又は前方から見た部分斜視図である。
図3Bは、第2の又は後方から見た部分斜視図である。
【0027】
【
図4】
図4は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図3Aの製品計測ステーションのディバータシュートの部分斜視図である。
【0028】
【
図5】
図5は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図3Bの充填ゲートアセンブリの斜視図である。
【0029】
【
図6】
図6は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置のシャトルアセンブリの斜視図である。
【0030】
【
図7】
図7は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図6のシャトルアセンブリのシャトルゲートアセンブリの斜視図である。
【0031】
【
図8】
図8は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置のコンテナステーションおよびコンテナ積載ステーションの側面図である。
【0032】
【
図9】
図9は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図8のコンテナステーションのプレオープニングアセンブリの部分斜視図である。
【0033】
【
図10】
図10は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図9のコンテナプレオープニングアセンブリのピンチャの斜視図である。
【0034】
【
図11】
図11は、少なくとも1つの例示的実施形態による別の装置の別のコンテナステーションの搬送シュートの部分側面図である。
【0035】
【0036】
【
図13】
図13は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図12のコンベヤシステムであって、ガレージカバーが取り除かれた状態のコンベヤシステムの部分上面図である。
【0037】
【
図14】
図14は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図12のコンベヤシステムのグリッパおよびシェイカアセンブリの斜視図である。
【0038】
【
図15】
図15は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図14のグリッパおよびシェイカアセンブリのグリッパアセンブリの斜視図である。
【0039】
【
図16】
図16は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bのコンテナ積載ステーションの部分斜視図である。
【0040】
【
図17】
図17は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図16のコンテナ積載ステーションのタンパアセンブリの斜視図である。
【0041】
【
図18】
図18は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図16のコンテナ積載ステーションのガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリの斜視図である。
【0042】
【
図19】
図19は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図18の、XIX-XIX線に沿った断面図である。
【0043】
【
図20】
図20は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図18のガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリのゲートアクチュエータアセンブリの斜視図である。
【0044】
【0045】
【0046】
【
図23】
図23は、少なくとも1つの例示的実施形態による、コンテナを製品で充填する方法を示すフローチャートである。
【0047】
【
図24】
図24Aから
図24Eは、少なくとも1つの例示的実施形態による、製品をシャトルアセンブリ内に積載する方法を示す部分断面図である。
【0048】
【0049】
【発明を実施するための形態】
【0050】
いくつかの詳細な例示的実施形態を本明細書に開示する。但し、本明細書に開示する特定の構造および機能の詳細は例示的実施形態を述べるために示すにすぎない。但し、例示的実施形態は多くの異なる形態で実施され得、本明細書に記載する例示的実施形態のみに限定されると解釈すべきではない。
【0051】
従って、例示的実施形態は様々な変更および他の形態が可能であり、その実施例を図面に示し、本明細書に詳細に述べる。但し、例示的実施形態を、開示した特定の形態に限定する意図はなく、むしろ例示的実施形態は、例示的実施形態の範囲に含まれるあらゆる変更、均等物および他の形態を網羅する。図面に関する記載全体を通じて、同様の参照符号は同様の要素(element)を示す。
【0052】
ある部材または層が別の部材または層「の上にある」、「に接続されている」、「に連結されている」、または「を覆っている」と表現された場合、ある部材または層は直接、他の部材または層の上にある、他の部材または層に接続されている、連結されている、または他の部材または層を覆っている場合もあるし、間に介入する部材または層が存在する場合もある。逆に、ある部材が別の部材または層「の直接上にある」、「に直接接続されている」、または「に直接連結されている」と表現された場合、間に介入する部材または層は存在しない。明細書全体を通じて、同様の参照符号は同様の部材を示す。本明細書において、語「および/または」は、この語と共にリストアップされたアイテムのうち1以上のいずれか及びすべての組み合わせを含む。
【0053】
本明細書において様々な部材、領域、層および/または部分を表すために第1、第2、第3などの語を用いているが、これらの部材、領域、層および/または部分はこれらの語に制限されないことを理解されたい。これらの語は、ある部材、領域、層または部分を他の領域、層または部分と区別するために用いているにすぎない。従って、以下に述べる第1の部材、領域、層または部分は、例示的実施形態の教示内容から逸脱することなく、第2の部材、領域、層または部分とも表現し得る。
【0054】
本明細書において空間的な相対関係を表す語(例えば、「の下」、「の下方」、「下部」、「の上方」、「上部」など)は、ある部材(単数または複数)または特徴(単数または複数)に対する別の部材または特徴の、図示する関係を表すために便宜上用いている。空間的な相対関係を表す語は、図面に示す向きに加えて、使用中または動作中のデバイスの様々な向きを含むことを意図していると理解されたい。例えば、図面中のデバイスがひっくり返された場合、別の部材または特徴の「下方」または「下」にあると記載されていた部材は、別の部材または特徴の「上方」にあるということになる。そのため「下方」という語は、上方および下方の両方の向きを含み得る。デバイスはそれ以外の向き(90度回転した向き又はその他の向き)を取り得、本明細書で用いる空間的な相対関係を表す語はそれに従って解釈され得る。
【0055】
本明細素で用いる用語は、様々な例示的実施形態を述べるためのものに過ぎず、例示的実施形態を限定することは意図しない。本明細書で用いる単数の形態「a」、「an」、および「the」は、明確にそうでないと特定しない限り、複数の場合も含むことを意図する。さらに、「含む」、「含んで」、「備える」、および/または「備えて」という語は本明細書で用いる場合、ここで述べる特徴、整数、工程、動作、および/または部材の存在を特定するものであり、1以上の他の特徴、整数、工程、動作、部材および/またはこれらの群の存在または追加を排除するものではないことを理解されたい。
【0056】
本明細書では例示的実施形態は、例示的実施形態の模式図である断面図を参照して述べる。そのため、図の形状の変更もあり得る。従って例示的実施形態は、本明細書に示す領域の形状に限られるわけではなく、形状を変形および変化させたものも含まれると解釈されるべきである。
【0057】
本明細書において、「約」および「実質的に」という語を数値に関連して用いる場合、これらが用いられる数値は、特に断りのない限り、記載した数値に対する±10%の誤差を含むことを意図する。さらに、「概して」または「実質的に」という語を幾何学的形状に関して用いる場合、幾何学的形状の精密さは必要とされず、許容誤差を含む形状も本開示の範囲内であることを意図する。さらに、数値または形状が「約」、「概して」または「実質的に」という語で修飾されているか否かにかかわらず、これらの数値および形状は、記載した数値または形状に対する製造または動作上の許容誤差(例えば、±10%)を含むと解釈すべきであると理解されたい。
【0058】
本明細書で用いるすべての語(技術用語および科学的用語を含む)は、そうでないと特定しない限り、例示的実施形態が属する分野において当業者が共通して理解するものと同じ意味を有する。さらにこれらの語は、一般的に用いられている辞書で定義される語も含めて、対応する分野での意味に一致する意味を有すると解釈すべきであり、本明細書で明確にそうでないと特定しない限り、理想化された又は過剰に形式ばった意味で解釈されることはないと理解されたい。
【0059】
図1Aは、少なくとも1つの例示的実施形態による、複数のコンテナに製品を積載する装置の模式図である。
【0060】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図1Aに示すように、コンテナに製品を積載する装置100は、製品形成ステーション102と、製品計測または計数ステーション104と、シャトルアセンブリ106と、コンテナステーション108と、コンベヤシステム110と、コンテナ積載ステーション112と、検査ステーション114と、制御インターフェース116と、制御システム118と、メモリ120とを含む。
【0061】
製品形成ステーションは、複数の製品を形成するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品形成ステーションは、複数のオーラル製品を形成するように構成されている。
【0062】
少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、オーラルタバコ製品、オーラル非タバコ製品、オーラルカンナビス製品、またはこれらの組み合わせである。オーラル製品は、緩い材料(例えば、緩いセルロース材料)、形状を有する材料(例えば、プラグまたはツイスト)、パウチ状材料、タブレット、トローチ、チュー、ガム、フィルム、その他のオーラル製品、またはこれらの組み合わせの形態であり得る。
【0063】
オーラル製品は、噛みタバコ、スヌース、湿った嗅ぎタバコ、乾燥した嗅ぎタバコ、その他の無煙タバコおよび口から消費する非タバコ製品、またはこれらの組み合わせを含み得る。
【0064】
オーラル製品が無煙たばこ製品を含むオーラルタバコ製品である場合、無煙たばこ製品は、全体のままの、刻まれた、切断された、粒状の、再構成した、硬化した、熟成した、発酵させた、低温殺菌した、またはその他の方法で加工したタバコを含み得る。タバコは、全体のまま提供されてもよいし、葉、花、根、幹、抽出物(例えば、ニコチン)、またはこれらの組み合わせの一部として提供されてもよい。
【0065】
少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、タバコ抽出物、例えば、タバコ由来のニコチン抽出物、および/または合成ニコチンなどを含む。オーラル製品は、ニコチンのみを含んでもよいし、ニコチンとセルロース材料などのキャリア(例えば、ホワイトスヌース)との組み合わせを含んでもよい。キャリアは、非タバコ材料(例えば、微結晶セルロース)であってもよいし、タバコ材料(ニコチン含有量を減らした又は除去したタバコ繊維であって、「イグゾーステッド(exhausted)タバコ植物組織または繊維」と呼ばれ得るタバコ繊維)であってもよい。いくつかの例示的実施形態では、イグゾーステッドタバコ植物組織または繊維は、ニコチンの少なくとも25%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%または95%を除去するように処理され得る。例えば、タバコ植物組織は、水またはその他の溶媒を用いてニコチンを除去され得る。
【0066】
他の例示的実施形態では、オーラル製品は、カンナビス、例えば、カンナビス植物組織および/またはカンナビス抽出物を含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、カンナビス材料は、カンナビス植物の1以上の種の葉および/または花材料、並びに/或いは、カンナビス植物の1以上の種の抽出物を含む。カンナビス植物の1以上の種は、Cannabis sativa、Cannabis indica、および/またはCannabis ruderalisを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、カンナビスは、繊維の形態であり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、カンナビスは、カンナビノイド、テルペン、および/またはフラボノイドを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、カンナビス材料は、カンナビス由来のカンナビス材料、例えば、カンナビス由来のカンナビノイド、カンナビス由来のテルペン、および/またはカンナビス由来のフラボノイドであり得る。
【0067】
オーラル製品(例えば、オーラルタバコ製品、オーラル非タバコ製品、またはオーラルカンナビス製品)は、様々な範囲の水分を有し得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、5重量%から10重量%の範囲の水分含有率を有する乾燥したオーラル製品である。少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、中ぐらいの水分含有率、例えば、20重量%から35重量%の範囲の水分含有率を有する。少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、40重量%から55重量%の範囲の水分含有率を有する湿ったオーラル製品である。
【0068】
少なくとも1つの例示的実施形態では、オーラル製品は、1以上のエレメント、例えば、口の中で溶けないポリマー、口の中で溶けるポリマー、甘味料(例えば、合成甘味料および/または天然甘味料)、活力付与剤、無痛化剤、集中力を高める剤、可塑剤、口の中で溶ける繊維、アルカロイド、鉱物、ビタミン、栄養補助剤、ニュートラシューティカル、色素、アミノ酸、化学刺激剤(chemesthetic agent)、酸化防止剤、食品グレード乳化剤、pH調整剤、植物由来の薬品(botanical)、歯のホワイトニング剤、治療薬、加工助剤、ステアリン酸塩、ワックス、安定化剤、崩壊剤、滑剤、保存剤、充填剤、香料、消臭剤、苦味受容体部位阻害剤、受容体部位増強剤、その他の添加物、またはこれらの組み合わせをさらに含み得る。
【0069】
引き続き
図1Aを参照する。製品計測ステーション104は、所望(または所定)数の製品を供給して、その後シャトルアセンブリ106、コンテナ積載ステーション112および複数のコンテナ(例えば、
図2Aから
図2Eのコンテナ200を参照のこと)に搬送するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、複数の製品セットであって、各々が所望(または所定)数の製品を含む複数の製品セットを供給して、その後それぞれ対応する複数のコンテナ内に搬送するように構成されている。
【0070】
シャトルアセンブリ106は、製品計測ステーション104から製品を受け取り、コンテナ積載ステーション112の複数のコンテナに搬送するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、シャトルアセンブリ106は、第1のシャトル位置106Aで製品を受け取る。シャトルアセンブリ106は、コンテナ積載ステーション112で、第2のシャトル位置106Bにあるコンテナへ製品を搬送する。
【0071】
コンテナステーション108は、コンテナをコンベヤシステム110に送達して、その後コンテナ積載ステーション112に搬送するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナステーション108は、コンテナをコンベヤシステム110に搬送する前にコンテナを少なくとも部分的に開けるように構成されている。これは、
図9および
図25Aから
図25Fに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0072】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーション112は、複数のコンテナのうちの各々のコンテナ内に、所望(または所定)数の製品を入れるように構成されている。コンテナ積載ステーション112は、シャトルアセンブリ106を介して製品計測ステーション104から製品を受け取るように構成されている。コンテナ積載ステーション112は、コンベヤシステム110を介してコンテナステーション108からコンテナを受け取るように構成されている。
【0073】
少なくとも1つの例示的実施形態では、検査ステーション114は、各コンテナについて、コンテナが開いているか否か、製品が完全にコンテナ内に入っているか否か、コンテナが所望(または所定)の重量範囲内にあるか否か、またはこれらの組み合わせを決定するように構成されている。
【0074】
少なくとも1つの例示的実施形態では、制御インターフェース116は、制御インターフェース116との手動インタラクションに基づいてオペレータが提供したコマンドを含む制御コマンドを受け取るように構成され得る。制御インターフェース116は、タッチスクリーン表示インターフェース、ボタンインターフェース、マウスインターフェース、キーボードインターフェース、またはこれらの組み合わせなどを含む手動インターフェースであり得る。制御インターフェース116で受け取られる制御コマンドは、制御システム118に転送され得、制御システム118は、制御コマンドに基づいて1以上の命令プログラムを実行することにより、例えば装置100の1以上の部分の動作を調整し得る。
【0075】
少なくとも1つの例示的実施形態では、制御システム118(例えば、命令プログラムを実行するプロセッサ)は、メモリ120を含み得る。メモリ120は、所望(または所定)の値(例えば、コンテナ積載ステーション112が作動する前にコンベヤベルト上にあるコンテナの数、製品計測ステーション104の各レーン内の製品の数、コンテナステーション108でコンテナを部分的に開けることを試みた回数、製品を積載したコンテナの重量範囲、および/またはその他の適切な値または範囲)を含む情報およびルックアップテーブルを保存するように構成され得る。
【0076】
1以上の例示的実施形態による制御システム118は、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて作動し得る。ハードウェアは、処理または制御回路を用いて作動し得、処理または制御回路は、1以上のプロセッサ、1以上の中央処理装置(CPU)、1以上のマイクロコントローラ、1以上の算術論理演算装置(ALU)、1以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1以上のマイクロコンピュータ、1以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、1以上のシステム・オン・チップ(SoC)、1以上のプログラマブルロジックユニット(PLU)、1以上のマイクロプロセッサ、1以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、または規定された様式で命令に応答し命令を実行することのできる他のデバイスなどであるが、これらに限られない。
【0077】
例えば、ハードウェアデバイスがコンピュータ処理デバイス(例えば、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、算術論理演算装置(ALU)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなど)である場合、コンピュータ処理デバイスは、プログラムコードによる算術、論理、および入出力演算を行うことによりプログラムコードを実行するように構成されてもよい。プログラムコードが一旦コンピュータ処理デバイスにロードされると、コンピュータ処理デバイスはプログラムコードを行う(例えば、実行する)ようにプログラムされ得、それによりコンピュータ処理デバイスは特定用途コンピュータ処理デバイスに変換される。より具体的な実施例では、プログラムコードがプロセッサにロードされると、プロセッサは、プログラムコードおよびそれに対応する演算を行うようにプログラムされ、それによりプロセッサは特定用途プロセッサに変換される。
【0078】
1以上の例示的実施形態によると、記載の明確さを増すために、コンピュータ処理デバイスを様々な演算および/または機能を行う様々な機能ユニットを含むものとして記載してもよい。但し、コンピュータ処理デバイスをこれらの機能ユニットに限ることは意図しない。例えば、1以上の例示的実施形態では、機能ユニットの様々な演算および/または機能が他の機能ユニットによって行われてもよい。さらに、コンピュータ処理デバイスは、コンピュータ処理ユニットの演算および/または機能をこれらの様々な機能ユニットにさらに分割することなく、様々な機能ユニットの演算および/または機能を行い得る。
【0079】
1以上の例示的実施形態によるユニットおよび/またはデバイスは、1以上の保存デバイスをさらに含み得る。1以上の保存デバイスは、有形または一時的でないコンピュータ読み取り可能保存媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、パーマネントマス保存デバイス(例えば、ディスクドライブ)、固体(例えば、NANDフラッシュ)デバイス、および/またはデータを保存および記録可能なその他のデータ保存機構であり得る。1以上の保存デバイスは、1以上のオペレーティングシステムのために、および/または本明細書に記載する例示的実施形態を実行するために、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせを保存するように構成され得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせはさらに、ドライブ機構を用いて別体のコンピュータ読み取り可能保存媒体から1以上の保存デバイスおよび/または1以上のコンピュータ処理デバイスにロードされてもよい。このような別体のコンピュータ読み取り可能保存媒体は、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブ、メモリスティック、ブルーレイ/DVD/CD-ROMドライブ、メモリーカード、および/またはその他のコンピュータ読み取り可能保存媒体を含み得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせは、リモートデータ保存デバイスから、ローカルコンピュータ読み取り可能保存デバイスを介してではなく、ネットワークインターフェースを介して1以上の保存デバイスおよび/または1以上のコンピュータ処理デバイスにロードされてもよい。さらに、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせは、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせを送信および/または分配するように構成されたリモートコンピューティングシステムからネットワークを介して1以上の保存デバイスおよび/または1以上のプロセッサにロードされてもよい。リモートコンピューティングシステムは、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせを、有線インターフェース、エアーインターフェース、および/またはその他の同様の媒体を介して送信および/または分配してもよい。
【0080】
1以上のハードウェアデバイス、1以上の保存デバイス、および/またはコンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせは、例示的実施形態の目的に合わせて特別に設計および構築されたものであってもよいし、例示的実施形態の目的に合わせて変更および/または改変された公知のデバイスであってもよい。
【0081】
コンピュータ処理デバイスなどのハードウェアデバイスは、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で走る1以上のソフトウェアアプリケーションを走らせ得る。コンピュータ処理デバイスはさらに、ソフトウェアの実行に呼応してデータにアクセスし、データを保存し、操作し、加工し、作成し得る。簡潔化のために、1以上の例示的実施形態を1つのコンピュータ処理デバイスとして例示し得るが、当業者であればハードウェアデバイスが複数の処理エレメントおよび複数のタイプの処理エレメントを含み得ることを理解する。例えば、ハードウェアデバイスは、複数のプロセッサまたは単一のプロセッサとコントローラとを含み得る。さらにパラレルプロセッサなどの他の処理構成も可能である。
【0082】
ソフトウェアは、独立してまたは一体的にハードウェアデバイスに命令して又はハードウェアを構成して望み通りに動作させるコンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはこれらの組み合わせを含み得る。コンピュータプログラムおよび/またはプログラムコードは、1以上のハードウェアデバイス、例えば、上記した1以上のハードウェアデバイスによって実行可能なプログラムまたはコンピュータ読み取り可能命令、ソフトウェアモジュール、データファイル、データ構造、および/またはその他同様のものを含み得る。プログラムコードの例は、コンパイラによって生成されるマシンコード、およびインタープリタを用いて実行されるより高いレベルのプログラムコードの両方を含む。
【0083】
ソフトウェアおよび/またはデータは、ハードウェアデバイスに命令またはデータを供給することができる、又はハードウェアデバイスによる解釈が可能である、何れかのタイプのマシン、エレメント、物理的またはバーチャルの装置、またはコンピュータ保存媒体またはデバイスに永久にまたは一時的に具現化され得る。ソフトウェアはさらに、ネットワークで連結されたコンピュータシステム上で分配され得、それによりソフトウェアが分配された様式で保存および実行される。特に、例えば、ソフトウェアおよびデータは、本明細書に記載する有形または一時的でないコンピュータ読み取り可能保存媒体またはメモリ120を含む1以上のコンピュータ読み取り可能記録媒体によって保存され得る。
【0084】
図1Bは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aの装置の斜視図である。
【0085】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図1Bに示すように、装置は、製品形成ステーション102と、製品計測ステーション104と、シャトルアセンブリ106と、コンテナステーション108と、コンベヤシステム110と、コンテナ積載ステーション112と、検査ステーション114と、ヒューマン-マシンインターフェース(HMI)などの制御インターフェース116と、制御システム118(
図1Aに示す)およびメモリ120(
図1Aに示す)を収容する電気エンクロージャ130とを含む。
【0086】
装置100は、第1のフレーム132と第2のフレーム134とを含む。第1のフレーム132は、装置100の少なくとも一部を収容し、第2のフレーム134は、装置100の少なくとも別の一部を収容する。第1および第2のフレーム132、134は、タイバー136によって連結され得る、及び/又は整列し得る。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、装置100は単一のフレームを含む。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、装置100は、適宜互いに連結される2より多い数のフレームを含む。
【0087】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第1のフレーム132は、製品形成ステーション102と製品計測ステーション104とを収容する。第2のフレーム134は、コンテナステーション108とコンベヤシステム110とコンテナ積載ステーション112と検査ステーション114とを収容する。図示していないが、装置100は、ダストが装置100のエレメント内に入ることを減らす、又は阻止するために、異なる又は追加のハウジング、カバーまたはシールドを含み得る。
【0088】
少なくとも1つの例示的実施形態では、製品形成ステーション102は、形成された製品を製品計測ステーション104に送達するように構成されたホッパ138を含み得る。製品形成ステーション102は、いずれの適切な製品形成ステーションであってもよく、例えば、Longestらの米国特許第10,399,712号(2014年12月29日出願)に記載のパウチメーカなどであってもよい。上記特許を参考のためここに援用する。いずれかの他の適切な製品形成ステーションを用いてもよい。
【0089】
図2Aから
図2Eは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置と共に用いるコンテナを示す。
図2Aは、閉位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Bは、部分的に開いた位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Cは、部分的に開いた位置にあるコンテナの側面図である。
図2Dは、完全に開いた位置にあるコンテナの斜視図である。
図2Eは、完全に開いた位置にあるコンテナの側面図である。
【0090】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図2Aから
図2Eに示すように、コンテナ200は、コンテナベース202と蓋204とを含む。蓋204は、エッジ206に隣接するヒンジで回動可能にコンテナベース202に取り付けられ得る。
【0091】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200は、閉位置(
図2Aに示す)と、部分的に開いた位置(
図2Bおよび
図2Cに示す)と、完全に開いた位置(
図2Dおよび
図2Eに示す)との間で移動可能である。閉位置では、コンテナ200の蓋204はロック、ラッチ、スナップまたはその他の方法でコンテナベース202と係合している。部分的に開いた位置では、蓋204は、少なくとも部分的にコンテナベース202との係合から外れており、例えば、アンロック、アンラッチ、アンスナップまたはその他の方法で少なくとも部分的にコンテナベース202との係合から外れている。少なくとも1つの例示的実施形態では、部分的に開いた位置では、蓋204は、コンテナベース202の内部領域207(
図2Dに示す)へのアクセスを低減または阻止している。完全に開いた位置では、蓋204は、コンテナベース202から少なくとも部分的に離れており、コンテナベース202が製品を受け取るように構成されている。
【0092】
コンテナベース202は、底壁と1以上の側壁208とを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナベース202は、第1の側壁208Aと、第2の側壁208Bと、第2の側壁208Cと第4の側壁208Dとを含む。第2の側壁208Bは、第1の側壁208Aと第3の側壁208Cとの間に延び得、第4の側壁208Dに対向し得る。第4の側壁208Dは、第1の側壁208Aと第3の側壁208Cとの間に延び得る。
【0093】
ヒンジは、第1の側壁208Aに隣接し得、蓋204が第1の側壁208Aに回動可能に連結するようになっている。第3の側壁208Cは第1の側壁208Aに対向し得る。蓋204は、第3の側壁208Cに取り外し可能に連結するように構成され得る。第3の側壁208Cは、第1の扇形部または凹部210を規定する。第1の扇形部210は、蓋204に隣接するように構成された、直線エッジを有する実質的半円形状を規定し得る。
【0094】
コンテナ200は、第1、第2、第3および第4の側壁208A、208B、208C、208Dの間に延びる床214を含み得る。床214と第1、第2、第3および第4の側壁208A、208B、208C、208Dとは協働して内部領域207(
図2Dに示す)を規定し得る。内部領域207は製品を受け取るように構成され得る。
【0095】
少なくとも1つの例示的実施形態では、蓋204は、ラッチ218(
図2Cから
図2Eに示す)を含む。ラッチ218は、蓋204の内表面220から延び得る。コンテナ200が閉位置にあるとき、ラッチ218は少なくとも部分的に内部領域207にあるように構成され得る。ラッチ218は、第3の側壁208Cと係合することによりコンテナ200を閉位置に保持するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200は、蓋204に対してコンテナ200の高さ方向に実質的に平行な第1のコンテナ方向222の力を加えて、及び/又は224(
図2Aに示す)で示すようにコンテナ200をつまんで、第3の側壁208Cをラッチ218との係合から外すことにより、部分的に開いた位置または完全に開いた位置に移行し得る。
【0096】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200はインサート230をさらに含み得る。インサート230は、少なくとも部分的にコンテナベース202の内部領域207内にあり得る。インサート230は、インサートフレーム232とインサートコンパートメント234とを含み得る。インサートフレーム232は、内部領域207の縁の少なくとも一部周りに延び得る。インサートフレーム232は、コンテナベース202の第2、第3および第4の側壁208B、208C、208Dと係合し得る。
【0097】
インサートコンパートメント234は、コンテナベース202に回動可能に連結されているコンパートメントドア236によってアクセス可能であり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、内部領域207はオーラルパウチ製品を収容するように構成されており、インサートコンパートメント234は、使用済みパウチを収容するように構成されている。インサートコンパートメント234が閉じているとき、コンパートメントドア236は、コンテナベース202の床214と実質的に同一平面上にあり得る。コンパートメントドア236は、蓋204のラッチ218に類似であり得るコンパートメントラッチ(図示せず)を含むことによりコンパートメント234を閉位置に保持し得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、第1の側壁208Aは、コンパートメントドア236に隣接する第2の扇形部または凹部238(
図2Bに示す)を規定し得る。第2の扇形部238は、コンパートメントドア236に隣接するように構成された、直線エッジを有する実質的半円形状を規定し得る。
【0098】
図3Aは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置の製品計測ステーションを前方から見た部分斜視図である。
図3Bは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図3Aの製品計測ステーションを後方から見た部分斜視図である。
図4は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図3Aの製品計測ステーションのディバータシュートおよびセンサの部分斜視図である。
図5は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図3Bのゲートアセンブリの斜視図である。
【0099】
図3Aに示すように、少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、複数のレーン300を含む。レーン300の各々は、それぞれ対応する製品セットを受け取って収集するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は10本のレーンを含み、各々のレーンが1セットの製品(例えば、10の製品)を収集し、全部で10の製品セットを収集するように構成されている。製品セットはその後、シャトルアセンブリ106を介してコンテナ積載ステーション112(
図1Aおよび
図1Bに示す)にある複数の(例えば、10の)コンテナのうち対応するコンテナ内に搬送され得る。
【0100】
少なくとも1つの例示的実施形態では、各レーン300は、ディバータシュート302と充填チューブまたは通路304とを含む。ディバータシュート302の各々は、製品形成ステーション102(
図1Bに示す)から複数の製品を受け取るように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、各ディバータシュート302は、それぞれ対応する漏斗(図示せず)から製品を受け取るように構成されている。
【0101】
ディバータシュート302は、第1のシュート位置と第2のシュート位置との間で移動可能である。第1のシュート位置では、
図3Aに示すように、ディバータシュート302は、それぞれの充填チューブ304内に製品を搬送するように構成されている。第2のシュート位置(図示せず)では、ディバータシュート302は、拒絶またはサンプルビン(図示せず)内に製品を搬送するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、各レーン300は、ディバータシュートの下方にそれぞれ対応する拒絶ビン(図示せず)を含む。
【0102】
図4に示すように、少なくとも1つの例示的実施形態では、ディバータシュート302はディバータシャフト400に連結されている。ディバータシャフト400は、1対の側部搭載プレート402間で支持され得る。ディバータシャフト400は、ディバータシュート302を図示するように第1のシュート位置から第2のシュート位置まで回動軸404回りに回動させるように構成され得る。ディバータシャフト400は、第1の回転方向406に回動することにより、ディバータシュート302を第1のシュート位置から第2のシュート位置まで回動させるように構成されている。ディバータシャフト400は、第1の回転方向406とは反対の第2の回転方向408に回動することにより、ディバータシュート302を第2のシュート位置から第1のシュート位置まで回動させるように構成されている。
【0103】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ディバータシュート302は、第1のシュート位置と第2のシュート位置との間で共に移動するように構成されている。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ディバータシュート302は、第1のシュート位置と第2のシュート位置との間でそれぞれ独立して移動可能に構成されている。第1のシュート位置と第2のシュート位置との間におけるディバータシュート302の回動は、手動で行われてもよいし自動で(例えば制御システム118に制御されたアクチュエータによって)行われてもよい。
【0104】
少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、複数のセンサアセンブリ410を含む。センサアセンブリ410は、ディバータシュート302各々の間にあり得る。各センサアセンブリ410は、1以上のトランスミッタ411A(411A-1、411A-2、411A-3として示す)と、1以上のレシーバ411B(411B-1、411B-2として示す)と、1以上のスペーサブロック411Cとを含み得る。センサトランスミッタ411Aのうちの1つとセンサレシーバ411Bのうちの1つとの対をまとめて第1のセンサ411と呼び得る。
【0105】
少なくとも1つの例示的実施形態では、以下に述べるように、センサアセンブリ410は協働して複数の第1のセンサを収容する。第1のセンサは、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。トランスミッタ411Aは、光を発するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、光は、実質的に平行で同一平面上にある複数のビームとして発光し得る。光の全部または一部がレシーバ411Bで受け取られなかったということは、製品によって光が遮られ、そのため製品がディバータシュート302と充填チューブ304との間で移動したことを示し得る。
【0106】
少なくとも1つの例示的実施形態では、レーン300の各々は、センサトランスミッタ411Aのうちの1つとセンサレシーバ411Bのうちの対応する1つとを含む。これらのセンサトランスミッタ411Aおよびセンサレシーバ411Bは、製品がディバータシュート302によって充填チューブ304内に搬送されたか否かを検知するように構成されている。ここに示す実施例では、第1のレーン300-1は、第1のトランスミッタ411A-1と第1のレシーバ411B-1とを含む。第2のレーン300-2は、第2のトランスミッタ411A-2と第2のレシーバ411B-2とを含む。第3のレーン300-3は、第3のトランスミッタ411A-3と第3のレシーバ(図示せず)とを含む。第1のトランスミッタ411A-1およびスペーサブロック411Cは、第1のセンサアセンブリ410-1内に収容され得る。第1のレシーバ411B-1および第2のトランスミッタ411A-2は、第2のセンサアセンブリ410-2内に収容され得る。第2のレシーバ411B-2および第3のトランスミッタ411A-3は、第3のセンサアセンブリ410-3内に収容され得る。図示していないが、センサアセンブリ410は上記に代えて、2つのトランスミッタと2つのレシーバとを収容してもよい。
【0107】
少なくとも1つの例示的実施形態では、センサアセンブリ410は、上充填プレート412に連結されている。上充填プレート412は、ディバータシュート302と充填チューブ304との間にある。上充填プレート412は、製品が搬送される際に通過し得る複数の上アパチャ414を規定し得る。上アパチャ414を実質的に円形状を有するものとして示すが、例示的実施形態はこれに限られない。
【0108】
少なくとも1つの例示的実施形態では、各ディバータシュート302は、第1または上端416と第2または下端418との間でテーパ状になった漏斗形状を規定する。上端416は、下端418よりも横方向寸法が大きい。従って、ディバータシュート302は、より大きい上端416内で製品を受け取り、より小さい下端418を介して、2つのセンサアセンブリ410間に規定された感知領域を通過させ、上アパチャ414を介して充填チューブ304内に製品を厳密に送達し得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、ディバータシュート302の各々の上端416は、外方に広がった部分422を含む。ディバータシュート302をテーパ形状を有するものとして示すが、例示的実施形態はこれに限られない。
【0109】
図3Aに戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、充填チューブ304の各々は、第1または上充填チューブ306と第2または下充填チューブ308とを含み得る。上充填チューブ306の各々は、上充填プレート412と中間充填プレート310との間に延び得る。下充填チューブ308の各々は、中間充填プレート310と下充填プレート312との間に延び得る。中間充填プレート310は、それぞれ複数のレーン300に対応する複数の中間アパチャ(例えば、
図24Aから
図24Eの中間アパチャ2402を参照のこと)を含むことにより、製品が上充填チューブ306から下充填チューブ308まで搬送されることを許可する。充填チューブ304を円筒形状の2つの部分(即ち、上および下充填チューブ306、308)として示すが、例示的実施形態はこれに限られない。
【0110】
図3Bに示すように、少なくとも1つの例示的実施形態では、1以上の充填ゲートアセンブリ316が上充填チューブ306と下充填チューブ308との間にある。充填ゲートアセンブリ316の各々の少なくとも一部は、第1の充填ゲート位置と第2の充填ゲート位置との間で移動するように構成されている。第1の充填ゲート位置では、ゲートアセンブリの一部は、上充填チューブ306と下充填チューブ308との間にあることにより、製品が中間充填プレート310の中間アパチャ(例えば、
図24Aから
図24Eに示す中間アパチャ2402を参照のこと)を通過することを減らす、及び/又は阻止する。第2の充填ゲート位置では、充填ゲートアセンブリ316は、少なくとも部分的に中間アパチャの外にあり、製品が中間アパチャを通過し得るようになっている。
【0111】
図5を参照する。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、1以上の充填ゲートアセンブリ316を含む。充填ゲートアセンブリ316の各々は、整列部500と、スライダ502と、ゲートバー504と、複数の充填ゲート506とを含む。充填ゲートアセンブリ316は、ペグ508を介して上充填プレート412に隣接して配置されている。整列部500は、上充填チューブ306(
図3Bに示す)のうちの1つが少なくとも部分的に配置される凹部510を規定する。従って、凹部510は円筒形状の一部を規定し得る。
【0112】
スライダ502は、固定部512と可動部514とを含み得る。可動部514は、固定部512に対して平行移動するように構成されている。可動部514は、制御システム118によって制御された線形アクチュエータなどによって、第2の充填ゲート位置と第1の充填ゲート位置との間で第1の充填ゲート方向516(例えば、水平且つ前方)に平行移動し得る。可動部514は、第1の充填ゲート位置と第2の充填ゲート位置との間で、第1の充填ゲート方向516とは反対の第2の充填ゲート方向518(例えば、水平且つ後方)に平行移動し得る。
【0113】
ゲートバー504は、スライダ502の可動部514に連結されており、スライダ502の可動部514と共に移動するように構成されている。充填ゲート506は、ゲートバー504に連結されており、ゲートバー504およびスライダ502の可動部514と共に移動するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、充填ゲートアセンブリ316は、複数の離反した充填ゲート506を含む。各充填ゲート506は、レーン300(
図3Aに示す)に対応し得る。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ゲートアセンブリは、各々が複数のレーン300に対応するように構成されたゲート、例えば、5つのレーン300に対応する単一の細長いゲートなどを1以上含む。
【0114】
少なくとも1つの例示的実施形態では、各充填ゲート506は、複数の歯520を含む。歯520は、互いに間隔を開けることにより空隙を規定し得、それにより充填ゲート506が通気性を有するようになっている。但し、歯520間の空隙は、製品が空隙を通って落下することを減らす、及び/又は阻止するに十分小さいことがあり得る。歯520は、ゲートバー504に対して実質的に直交する方向に延び得る。歯520は協働して、実質的に平面的な構造を規定し得る。歯520の遠位端522は協働して、充填ゲート506のエッジであって、円の一部の形状を有するエッジの輪郭を規定し得る。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ゲートは、異なるまたは追加の構造体、例えば、メッシュ、ミシン目の開いたシート、中実のシート、またはその他の適切な中実の又は孔の開いた構造体を含み得る、および/または規定し得る。
【0115】
充填ゲートアセンブリ316が第1の充填ゲート位置にあるとき、充填ゲート506は、少なくとも部分的に、それぞれ対応する上充填チューブ306と下充填チューブ308(
図3Bに示す)との間にある。充填ゲートアセンブリ316が第2の充填ゲート位置にあるとき、充填ゲート506は、少なくとも部分的に、上充填チューブ306と下充填チューブ308との間の空間の外にあることにより、製品が上充填チューブ306から下充填チューブ308まで搬送されることを許可する。少なくとも1つの例示的実施形態による方法は、
図24Aから
図24Eを参照して以下により詳細に述べる。
【0116】
図3Aに戻って、製品計測ステーション104は、計測デバイス320を含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、図示するように、計測デバイス320は回転型ナイフである。計測デバイス320は、複数のナイフまたはブレード322を含み得る。計測デバイス320は、計測軸324回りに回転するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、計測デバイス320は、製品または製品バッチ間で止まることなく連続的に回転するように構成されている。
【0117】
少なくとも1つの例示的実施形態では、製品はパウチ製品であり、計測デバイス320は、複数の製品を含むチューブを切断して個々の製品にするように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、計測デバイス320の回転が進む単位(increment)の各々(例えば、360度の全回転、180度の半回転、90度の1/4回転)は、1つの製品がディバータシュート302のうちの1つ内に搬送される(例えば、落下する)ことに対応している。従って、製品は計測デバイス320の回転が進む単位の数に基づいて計数され得る。
【0118】
少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、下充填プレート312に連結されたシールド314を含む。シールド314は、製品および/またはデブリが第1のシャトル位置106A(
図1Aおよび
図1Bに示す)でシャトルアセンブリ106と干渉することを減らす、又は阻止するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品計測ステーション104は、中間充填プレート310に連結された第2のシールド(図示せず)をさらに含み得る。
【0119】
図6は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置のシャトルアセンブリの斜視図である。
【0120】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図6に示すように、シャトルアセンブリ106は、本体600と、搭載アーム602と、1以上のシャトルゲートアセンブリ604とを含む。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、シャトルアセンブリ106は、2つのシャトルゲートアセンブリ604を含む。搭載アーム602は、サーボモータ(図示せず)によって駆動される線形アクチュエータ(図示せず)に連結されることにより、シャトルアセンブリ106を第1のシャトル位置106A(
図1Aおよび
図1Bに示す)と第2のシャトル位置(
図1Aおよび
図1Bに示す)との間で移動させるように構成されている。線形アクチュエータはおよびサーボモータは、制御システム118(
図1Aおよび
図1Bに示す)に制御されるように構成されている。
【0121】
本体600は、複数の製品アパチャまたは受取部606を規定する。複数の製品アパチャ606は、製品計測ステーション104(
図3Aに示す)の複数のレーン300(
図3Aに示す)に対応し得る。製品アパチャ606を実質的に円筒形状を規定するものとして示すが、例示的実施形態はこれに限られない。
【0122】
図7は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図6のシャトルアセンブリのゲートアセンブリの斜視図である。
【0123】
少なくとも1つの例示的実施形態では、シャトルゲートアセンブリ604の各々は、ゲートバー700と、複数のシャトルゲート702と、ハンドル704とを含む。ゲートバー700は、細長い形状を規定し得る。シャトルゲート702の各々は、ゲートバー700に連結され得る。ハンドル704は、ゲートバー700から延び得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、ハンドル704は、ゲートバー700の少なくとも一部と一体的に形成されている。ハンドル704は、チャネルまたはスロットなどの受取部706を少なくとも部分的に規定し得る。受取部706は、突出部またはその他の係合部材(例えば、
図20のゲートプラー2004を参照のこと)を受け取るように構成され得る。
【0124】
少なくとも1つの例示的実施形態では、各シャトルゲート702は、複数の歯708を含む。歯708は、互いに間隔を開けることにより空隙を規定し得、それによりシャトルゲート702が通気性を有するようになっている。但し、歯708間の空隙は、製品が空隙を通って落下することを減らす、及び/又は阻止するに十分小さいことがあり得る。歯708は、ゲートバー700に対して実質的に直交する方向に延び得る。歯708は協働して、実質的に平面的な構造を規定し得る。歯708の遠位端710は協働して、円の一部の形状を有するエッジの輪郭を規定し得る。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ゲートは、異なるまたは追加の構造体、例えば、メッシュ、ミシン目の開いたシート、中実のシート、またはその他の適切な中実の又は孔の開いた構造体を規定し得る、および/または含み得る。
【0125】
図6に戻って、シャトルゲートアセンブリ604は、本体600に対して移動可能であり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、シャトルゲートアセンブリ604は、図示するように第1のシャトルゲート位置と第2のシャトルゲート位置との間で平行移動するように構成されている。シャトルゲートアセンブリ604は、制御システム118(
図1Aおよび
図1Bに示す)によって制御される線形アクチュエータによって第1のシャトルゲート位置と第2のシャトルゲート位置との間で移動するように構成され得る。これは、
図26Eから
図26Gに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0126】
図示するように、第1のシャトルゲート位置では、シャトルゲート702は少なくとも部分的にアパチャ606内にあり得、歯708が少なくとも部分的にアパチャ606内に延びるようになっている。シャトルゲート702は、アパチャ608の少なくとも一部に亘って横方向に延び得る。シャトルゲート702は、製品が製品アパチャ606を通過する(例えば、落下する)ことを減らす、及び/又は阻止するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、歯708は、少なくとも部分的に本体600内に配置され得る。本体600は、歯708が少なくとも部分的に配置される複数のアパチャ(図示せず)を規定し得る。従って、シャトルゲート702は、製品アパチャ606の高さ方向(例えば、円筒状の製品アパチャの長手方向軸に平行)に対して中間の位置に配置され得る。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、シャトルゲート702は、少なくとも部分的に、本体600内に規定されたスロット(例えば、1つのゲートごとに1つのスロットがある)内に配置されている。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、シャトルゲート702はその全体が、本体600の片側、例えば、本体600の下側に配置されている。
【0127】
第2のシャトルゲート位置では、シャトルゲート702は、少なくとも部分的に、それぞれ対応するアパチャ606の外にあり得る。従って、第2のシャトルゲート位置では、アパチャ606は、製品がアパチャ606を通過することを可能にする通路を形成し得る。
【0128】
図1Bに戻って、シャトル位置106A(
図1Aに示す)にあるシャトルアセンブリ106は、製品計測ステーション104から製品を受け取るように構成されている。シャトルアセンブリ106は、コンテナ積載ステーション112にある第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)に平行移動するように構成されている。コンテナ積載ステーション112は、コンテナをコンテナステーション108から受け取るように構成されている。
【0129】
図8は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置のコンテナステーションの側面図である。
【0130】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図8に示すように、コンテナステーション108は、サポート800と、プレオープニングアセンブリ802と、受取シュート804と、搬送シュート806とを含む。サポート800は、第2のフレーム134に連結され得る。プレオープニングアセンブリ802、受取シュート804および搬送シュート806は、サポート800に連結され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブリ802は、コンテナを順に受取シュート804から受け取るように構成されている。
【0131】
少なくとも1つの例示的実施形態では、受取シュート804は、複数の受取ワイヤ810を含み得、複数の受取ワイヤ810は協働して受取通路812を規定する。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、受取シュート804は、プレオープニングアセンブリ802にコンテナを送達するように構成された追加の又は別の構造体、例えば、1以上のレール、1以上のチャネル、チューブ、およびその他の構造体を含み得る。
【0132】
図9は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図8のコンテナステーションのコンテナ開アセンブリの部分斜視図である。
【0133】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図9に示すように、プレオープニングアセンブリ802は、ベース900と、ネスト902と、1以上のピンチャ904と、ストップ906とを含む。ベース900は、1対の側サポート908を含み得る。1対の側サポート908は、横方向バー910に連結し得る。横方向バー910はプレート912に連結し得、プレート912は、プレオープニングアセンブリ802をサポート800(
図8に示す)に連結するように構成されている。
【0134】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ネスト902は、ベース900に対して移動可能であるように構成されている。ネスト902は、図示するように、制御システム118(
図1Aに示す)によって制御される線形アクチュエータ(図示せず)などによって第1のネスト位置と第2のネスト位置との間で平行移動し得る。第1のネスト位置では、ネストは、受取シュート804と整列(例えば、垂直に)し得る。ネスト902は、第1のネスト位置から第2のネスト位置まで第1のオープナー方向914(例えば、水平且つ前方)に平行移動するように構成され得る。ネスト902は、第2のネスト位置から第1のネスト位置まで、第1のオープナー方向914とは反対の第2のオープナー方向916(例えば、水平且つ後方)に平行移動するように構成され得る。
【0135】
第1のネスト位置では、ネスト902は、受取シュート804からコンテナを受け取るように構成され得る。ネスト902は、受取開口部917を介してコンテナを受け取るように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、受取シュート804は、受取開口部を介してコンテナをネスト902内に落下(例えば、重力の提供により)させるように構成されている。
【0136】
少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブル802は、第2のセンサ918とリフレクタ920とを含む。第2のセンサ918は、ストップ906に搭載され得る。リフレクタ920は、ネスト902の壁922上にあり得る。第2のセンサ918からのデータ信号は、コンテナがネスト902内にあるか否かを示すように構成され得る。
【0137】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第2のセンサ918は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせである。第2のセンサ918は、トランスミッタ(図示せず)とレシーバ(図示せず)とを収容し得る。第2のセンサ918のトランスミッタは、光を、例えばリフレクタ920方向に進むビームの形態で発するように構成されている。第2のセンサ918のレシーバによって光が受け取られたということは、光がリフレクタ920に進み、反射して第2のセンサ918に戻ったことを示し得る。これは、コンテナがネスト902に受け取られていないことを示す。第2のセンサ918のレシーバに光の全部または一部が戻らなかったということは、コンテナがネスト902に受け取られたことを示す。リフレクタ920を示しているが、例示的実施形態はこれに限られない。少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブリ802は、リフレクタを含まず、センサ918はコンテナからの光を反射するように構成されている。
【0138】
少なくとも1つの例示的実施形態では、壁922は、真空アパチャ923を規定する。真空アパチャ923は、真空圧力を受け取ることにより、ネスト902内にコンテナを保持する、及び/又はネスト902内のコンテナを安定化させるように構成されている。
【0139】
ピンチャ904は、コンテナがネスト902内にある間にコンテナをつまむように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブリ802は2つのピンチャ904を含む。ピンチャ904の各々の少なくとも一部は、他方のピンチャ方向に移動することにより、ピンチャ904間でコンテナをつまむ、又は押圧するように構成され得る。
【0140】
図10は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図9のコンテナ開アセンブリのピンチャの斜視図である。
【0141】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図10に示すように、ピンチャ904の各々は円筒状である。各ピンチャ904は、ピンチャ本体1000と、ピンチャロッド1002と、ストッパ1004とを含み得る。ピンチャ本体1000は、それぞれ対応する側サポート908(
図9に示す)に連結され得る。ピンチャロッド1002は、液圧ピストンまたは空気圧ピストンなどにより、ピンチャ本体1000に対して移動可能であり得る。グリッパロッド1002は、ピンチ位置と退避位置との間で平行移動し得る。ピンチ位置では、ピンチャロッド1002のヘッド1006が、コンテナと係合するように構成されている。図示するように、ヘッド1006は、ロッドよりも直径が長いことがあり得る。ヘッド1006を円筒形状を有するものとして示しているが、例示的実施形態はこれに限られない。ピンチャ904は、ピンチ位置でコンテナを変形するように構成され得る。退避位置では、ヘッド1006は、コンテナとの係合から外れるように構成され得る。平行移動の量は、ストッパ1004の位置を調整することにより設定され得る。
【0142】
図9に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブリは、ブレード924を含む。ブレード924は、ベース900に連結され得る。ブレード924は、ベース900に対して移動可能に構成され得る。ブレード924は、図示するように、線形アクチュエータなどにより第1のブレード位置と第2のブレード位置との間で平行移動し得る。
【0143】
第1のブレード位置では、ブレード924は、コンテナと係合することにより、少なくとも部分的にコンテナを開く(例えば、コンテナベースから蓋をアンロックまたはアンラッチする)ように構成されている。ブレード924は、コンテナがピンチャ904間でつままれているときに、少なくとも部分的にコンテナを開くように構成され得る。第2のブレード位置では、図示するように、ブレード924は、コンテナとの係合から外れるように構成されている。ブレード924は、第2のブレード位置から第1のブレード位置まで第3のオープナー方向928(例えば、垂直且つ上方)に移動し得る。ブレード924は、第1のブレード位置から第2のブレード位置まで、第3のオープナー方向928とは反対の第4のオープナー方向930(垂直且つ下方)に移動し得る。
【0144】
少なくとも1つの例示的実施形態では、プレオープニングアセンブリ802は、第3のセンサ932(932A、932Bとて示すものの集合体)を含み、第3のセンサ932はトランスミッタ932Aとレシーバ932Bとを含む。少なくとも1つの例示的実施形態では、トランスミッタ932Aおよびレシーバ932Bの位置は逆でもよい。第3のセンサ932は、トランスミッタ932Aとレシーバ932Bとの間の空間に蓋が入っているときなどに、コンテナが少なくとも部分的に開いているか否かを決定するように構成され得る。
【0145】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第3のセンサ932は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせである。第3のセンサ932は、トランスミッタ932Aから光934を発するように構成されている。光934の全部または一部がレシーバ932Bで受け取られなかったということは、コンテナの蓋によって光934が遮られたことを示し得、そのためコンテナが閉位置から部分的に開いた位置まで移行したことを示し得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、光はビームの形態で発光し得る。
【0146】
ネスト902は、例えばコンテナが少なくとも部分的に開いているときに、第1のネスト位置から第2のネスト位置まで移動するように構成され得る。第2の位置では、ネスト902は、コンテナを重力などにより搬送開口部938を介して搬送シュート806内に搬送するように構成されている。
【0147】
図8に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、搬送シュート806は、複数の搬送ワイヤ814を含み、複数の搬送ワイヤ814は協働して搬送通路816を規定する。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、搬送シュート806は、プレオープニングアセンブリ802からコンテナを受け取ってコンテナ積載ステーション112(
図1Aおよび
図1Bに示す)に送達するように構成された追加の又は別の構造体、例えば、1以上のレール、1以上のチャネル、チューブ、および/またはその他の構造体を含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、搬送シュート806は、1以上のレベルセンサ(図示せず)を含み、1以上のレベルセンサは、搬送シュート806内のコンテナの量を示すデータ信号を生成するように構成されている。レベルセンサは、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、搬送通路816は実質的に線形である。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、搬送通路816は、蛇行通路(例えば、
図11の蛇行チャネル1104を参照のこと)などの非線形通路を規定する。
【0148】
図11は、少なくとも1つの例示的実施形態による装置の別のコンテナステーションの搬送シュートの部分側面図である。
【0149】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図11に示すように、別の搬送シュート1100は、本体1102を含む。本体は、蛇行チャネルまたは搬送通路1104を規定する。蛇行搬送通路1104は、重力の影響下などで
図8の線形搬送通路816よりもゆっくりとコンテナを搬送するように構成され得る。従って、蛇行搬送通路1104は、コンテナが開くことを減らす(線形搬送通路に比べて)、及び/又は阻止するように構成され得る。
【0150】
搬送シュート1100は、第1の端部1106でプレオープニングアセンブリ(例えば、
図8のプレオープニングアセンブリ802)からコンテナを受け取るように構成され得る。搬送シュート1100は、第2の端部1108でコンテナをコンベヤシステム110(
図1Aおよび
図1Bに示す)に送達するように構成され得る。
【0151】
少なくとも1つの例示的実施形態では、搬送シュート1100は、1以上のレベルセンサ(図示せず)を含む。レベルセンサは、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、搬送シュート1100は、各々が本体のアパチャ1110に隣接して配置された1以上の光電反射センサを含む。各レベルセンサからの信号は、それぞれ対応するアパチャ1110に隣接した(例えば、少なくとも部分的にアパチャ1110を覆っている)蛇行トラック内にコンテナが存在するか否かを示すように構成され得る。
【0152】
図8に戻って、搬送シュート806は、コンテナをコンベヤシステム110に送達するように構成され得る。
【0153】
図12は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bの装置のコンベヤシステムの部分斜視図である。
【0154】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤアセンブリ110は、ガレージアセンブリ1200と、コンベヤアセンブリ1202と、1以上のグリッパおよびシェイカアセンブリ1204と、コンベヤサポート1206とを含む。ガレージアセンブリ1200は、搬送シュート806から順にコンテナを受け取るように構成され得る。
【0155】
ガレージアセンブリ1200は、カバー1208と、第1の端部壁1210と、第2の端部壁1212とを含み得る。第1の端部壁1210は、コンテナが通過し得るガレージ開口部1214を規定し得る。カバー1208は、コンテナがガレージアセンブリ1200にある間、完全に開くことを減らす、及び/又は阻止するように構成され得る。
【0156】
図13は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図12のコンベヤシステムであって、ガレージカバーが取り除かれた状態のコンベヤシステムの部分上面図である。
【0157】
少なくとも1つの例示的実施形態では、1以上のシュートノズル1300が、搬送シュート806および/またはガレージアセンブリ1200に連結され得る。シュートノズル1300は、空気などの流体をコンテナ方向に向けることにより、搬送シュート806からガレージアセンブリ1200へのコンテナの搬送を容易にするように構成され得る。
【0158】
第4のセンサ1302は、ガレージアセンブリ1200の内部方向に向けられ得る。第4のセンサ1302からの信号1304は、コンテナ全体がコンベヤアセンブリ1202上にあるか否かを示すように構成され得る。第4のセンサ1302は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、第4のセンサ1302は光電センサである。第4のセンサ1302は、単一のハウジング内にトランスミッタとレシーバとを含み得る。トランスミッタは、レーザビームを発するように構成され得る。レーザビームは、コンテナがガレージアセンブリ1200内にあるときに、コンテナによって反射されてレシーバに戻るように構成され得る。
【0159】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤアセンブリ1202はコンベヤベルト1220を含む。コンベヤベルト1220は、コンテナを搬送シュート806から受け取って、コンテナ積載ステーション112(
図1Aおよび
図1Bに示す)に送達するように構成されている。コンベヤベルト1220は、複数の第1のコンベヤ壁(またはクリート)1222と複数の第2のコンベヤ壁1224とを含む。第1のコンベヤ壁1222と第2のコンベヤ壁1224とは別々であってもよいし、各第1のコンベヤ壁1222が対応する第2のコンベヤ壁1224と協働して単一の本体を形成してもよい。第1のコンベヤ壁1222の各々は、対応する第2のコンベヤ壁1224と協働してポケット1226を規定する。ポケット1226は、コンテナを受け取るように構成されている。
【0160】
図13に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、第1のコンベヤ壁1222は、コンベヤベルト1220のエッジ1320に実質的に直交する方向に延びている。第2のコンベヤ壁1224は、エッジ1320に実質的に直交する方向に延びる第1の部分1322と、エッジ1320に対して斜めの角度を規定する第2の部分またはランプ1324とを含む。ランプ1324は、ポケット1226内にコンテナを受け取ること、及びポケット1226内でコンテナを整列させることを容易にする。
【0161】
コンベヤ1220は、コンテナを運搬方向1326に移動させるように構成され得る。コンベヤベルト1220は、制御システム118(
図1Aに示す)によって制御されるサーボモータ(
図21Aおよび
図21Bのサーボモータ2140を参照のこと)によって駆動され得る。コンベヤベルト1220は、コンテナがガレージアセンブリ1200(
図12に示す)内でコンベヤベルト1220上に位置づけられる毎に断続的に移動し得、これは所望(または所定)数のコンテナがコンベヤベルト1220に受け取られるまで行われ得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤベルト1220は、第4のセンサ1302からの信号によってコンテナが適切に位置づけられていると決定されるまで、実質的に静止状態にあるように構成されている。
【0162】
図12に戻って、コンベヤサポート1206は、近位レール1228と遠位レール1230とを含み得る。近位および遠位レール1228、1230は、互いに実質的に平行に延び得る。コンベヤベルト1220は、近位レール1228と遠位レール1230との間にある。
【0163】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤシステム110は、複数の第1のエアノズル1232を含む。第1のエアノズル1232は、遠位レール1230に連結され得る。第1のエアノズル1232は、流体(例えば、空気)の流れをコンテナの蓋方向に向けることにより、コンテナを部分的に開いた位置から完全に開いた位置まで移動させることを容易にするように構成され得る。
【0164】
図14は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図12のコンベヤシステム110のグリッパおよびシェイカアセンブリの斜視図である。
【0165】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図14に示すように、グリッパおよびシェイカアセンブリ1204は、少なくとも部分的に
図12のコンベアアセンブリ1202の下方にあり得る。グリッパおよびシェイカアセンブリ1204の各々は、シェイカサポート1400と、グリッパサポート1402と、シェイカシリンダ1404と、シリンダマウント1406と、複数のグリッパアセンブリ1408とを含む。シェイカシリンダ1404は、シリンダマウント1406に連結され得る。シェイカシリンダ1404の一部は、シリンダマウント1406に固定され得る。シェイカサポート1400は、シリンダマウント1406に連結され得る。シェイカサポート1400は、シリンダマウント1406に固定され得る。
【0166】
1以上のベアリング1410、例えば、2つのベアリング1410が、シェイカサポート1400に連結され得る。ベアリング1410は、シェイカサポート1400に固定され得る。グリッパサポート1402は、ベアリング1410に摺動可能に連結され得る。そのため、グリッパサポート1402およびグリッパアセンブリ1408は、シェイカサポート1400に対して移動可能であり得る。シェイカシリンダ1404は、グリッパサポート1402に連結され得、空気圧または液圧ピストンなどによってグリッパサポート1402を移動させる、又は振るように構成されている。
【0167】
図15は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図14のグリッパおよびシェイカアセンブリのグリッパアセンブリの斜視図である。
【0168】
少なくとも1つの例示的実施形態では、各グリッパアセンブリは、グリッパベース1500と、第1のクランプ部1502と、第2のクランプ部1504とを含む。グリッパベース1500は、1以上のグリッパチャネル1506を規定し得る。第1および第2のクランプ部1502、1504はグリッパチャネル1506に摺動可能に配置され得る。
【0169】
第1のクランプ部1502および第2のクランプ部1504の少なくとも一方は、グリッパベース1500に対して、および第1のクランプ部1502および第2のクランプ部1504の他方に対して移動可能に構成され得る。第1および第2のクランプ部1502、1504は、1以上の線形アクチュエータ(図示せず)などによりクランプ位置と分離位置との間で平行可動である。
【0170】
クランプ位置では、第1および第2のクランプ部1502、1504は、コンテナと係合するように構成されている。分離位置では、第1および第2のクランプ部1502、1504は、コンテナとの係合から外れるように構成されている。グリッパアセンブリ1408は、第1および第2のクランプ部1502、1504の一方または両方をグリップ軸1508に沿って互いに向かって平行移動させることにより、分離位置からクランプ位置まで移動するように構成され得る。グリッパアセンブリ1408は、第1および第2のクランプ部1502、1504の一方または両方をグリップ軸1508に沿って互いから離れる方向に平行移動させることにより、クランプ位置から分離位置まで移動するように構成され得る。
【0171】
少なくとも1つの例示的実施形態では、グリッパアセンブリ1408は、第1のクランプ部1502から延びるアーム1510をさらに含む。グリッパアセンブリ1408は、真空ノズル1512と吸引カップ1514とを含み得る。真空ノズル1512および吸引カップ1514は、コンテナが完全に開いた位置にあるときにコンテナの蓋を受け取ってコンテナの蓋と係合するように構成され得る。
【0172】
少なくとも1つの例示的実施形態では、グリッパアセンブリ1408は、第2のエアノズル1516を含む。第2のエアノズル1516は、流体(例えば、空気)を開位置にあるコンテナの蓋方向に向けることにより、コンテナを部分的に開いた位置に移動させるように構成され得る。
【0173】
図12に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、近位レールは、複数のスロット1240を規定する。グリッパおよびシェイカアセンブリ1204のアーム1510の各々は、少なくとも部分的にそれぞれ対応するスロット1240を通って延び得る。従って、真空ノズル1512およびそれぞれ対応する吸引カップ1514は、完全に開かれた蓋を第1のエアノズル1232によって捕獲するように構成され得る。第1および第2のクランプ部1502、1504は、コンベヤベルト1220の互いに反対の側で延び得、コンベヤベルト1220上のコンテナをクランプするように構成され得る。
【0174】
図1Aおよび
図1Bに戻って、コンテナ積載ステーション112は、コンベヤシステム110からのコンテナと第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)にあるシャトルアアセンブリ106からの製品とを受け取るように構成され得る。第2のシャトル位置106Bでは、シャトルアセンブリ106の少なくとも一部は、コンベヤシステム110とコンテナ積載ステーション112(例えば、
図26Dから
図26Gを参照のこと)との間にある。
【0175】
図16は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図1Aおよび
図1Bのコンテナ積載ステーションの部分斜視図である。
【0176】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図16に示すように、コンテナ積載ステーション112は、1以上のタンパアセンブリ1600と、1以上のガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリ1602とを含む。図示する例示的実施形態では、コンテナ積載ステーション112は、2つのタンパアセンブリ1600と、2つのガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリ1602とを含む。タンパアセンブリ1600は、製品をコンテナ内に詰めるように構成され得る。ガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリ1602は、シャトルアセンブリ106(
図1Aおよび
図1Bに示す)から製品を解放してコンテナ内に案内し、コンテナを部分的に開いた位置から閉位置まで移動させるように構成され得る。コンテナ積載ステーション112の動作は、以下に
図26Aから
図26Mに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0177】
ガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリは、少なくとも部分的にタンパアセンブリ1600とコンベヤシステム110との間にあるように構成されている。シャトルアセンブリ106(
図1Aおよび
図1Bに示す)が第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)にあるとき、シャトルアセンブリ106は、タンパアセンブリ1600とガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリ1602の少なくとも一部との間にあるように構成されている。これは以下に、
図26Dから
図26Gに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0178】
図17は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図16のコンテナ充填ステーションのタンパアセンブリの斜視図である。
【0179】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図17に示すように、タンパアセンブリ1600は、固定タンパ部1700と可動タンパ部1702とを含む。固定タンパ部1700は、第2のフレーム134(
図1Bに示す)に連結されるように構成されている。固定タンパ部1700の位置は、第2のフレーム134に対して固定され得る。
【0180】
少なくとも1つの例示的実施形態では、図示するように、可動タンパ部1702は、1以上のタンパロッド1704と、タンパバー1706と、複数のタンパまたはプランジャ1708とを含み得る。コンテナ積載ステーション112(
図16に示す)内のタンパ1708の総数は、製品計測ステーション104のレーン300(
図3に示す)の総数に対応する。タンパ1708を実質的に正方形の断面を有するものとして示すが、例示的実施形態はこれに限られない。
【0181】
タンパバー1706は、タンパロッド1704に連結されている。タンパ1708は、タンパバー1706に連結されている。タンパロッド1704、タンパバー1706およびタンパ1708の位置は、互いに固定され得る。可動タンパ部1702は、固定タンパ部1700のタンパアパチャ1710内にタンパロッド1704を配置することを介して固定タンパ部1700に摺動可能に連結され得る。
【0182】
少なくとも1つの例示的実施形態では、タンパアセンブリ1600の可動タンパ部1702は、第1のタンパ位置(
図16、
図26Aから
図26H、
図26Kから
図26Mに示す)と第2のタンパ位置(
図26Iに示す)との間で移動するように構成されている。可動タンパ部1702は、制御システム118(
図1Aに示す)により制御される線形アクチュエータ(図示せず)などにより第1のタンパ位置と第2のタンパ位置との間で平行移動し得る。第1のタンパ位置では、可動タンパ部1702は、コンベヤベルト1220(
図16に示す)上のコンテナから間隔を開けるように構成されている。第2のタンパ位置では、可動タンパ部1702は、少なくとも部分的にコンベヤベルト1220上のコンテナ内にあるように構成されている。可動タンパ部1702は、第1のタンパ位置と第2のタンパ位置との間で第1のタンパ方向1712(例えば、垂直且つ下方)に平行移動し得る。可動部は、第2のタンパ位置と第1のタンパ位置との間で、第1のタンパ方向1712とは反対の第2のタンパ方向1714(例えば、垂直且つ上方)に平行移動し得る。
【0183】
図18は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図17のコンテナ充填ステーションのガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリの斜視図である。
【0184】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図18に示すように、ガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリ1602は、ベース1800と、ガイドブロックアセンブリ1802と、ゲートアクチュエータアセンブリ1804とを含む。ベース1800は、第2のフレーム134(
図1Bに示す)に連結するように構成されている。
【0185】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックアセンブリ1802は、第1の固定部1806と第1の可動部1808とを含む。第1の固定部1806は、ベース18800に連結され得る。第1の固定部1806の位置は、ベース1800に対して固定され得る。
【0186】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第1の可動部1808は、1以上のガイドロッド1810と、ガイドバー1812と、ガイドブロック1814とを含む。ガイドバー1812は、ガイドロッド1810に連結され得る。ガイドブロック1814は、ガイドバー1812に連結され得る。ガイドロッド1810、ガイドバー1812およびガイドブロック1814の位置は、互いに固定され得る。第1の可動部1808は、第1の固定部1806に摺動可能に連結され得る。
【0187】
第1の可動部1808は、第1の固定部1806、ベース1800およびゲートアクチュエータアセンブリ1804に対して移動するように構成され得る。第1の可動部1808は、線形アクチュエータ(図示せず)などにより第1のガイドブロック位置と第2のガイドブロック位置との間で平行移動可能であり得る。第1のガイドブロック位置では、ガイドブロック1814は、コンベヤベルト1220(
図16に示す)上のコンテナから間隔を開け、コンテナとの係合から外れるように構成されている。第2のガイドブロック位置では、ガイドブロック1814は、コンテナの少なくとも一部と、例えば、部分的に開いた位置および/または閉位置にある蓋と、係合するように構成されている。第1の可動部1808は、第1のガイドブロック位置と第2のガイドブロック位置との間で第1のガイドブロック方向1816(例えば、垂直且つ下方)に平行移動するように構成されている。第1の可動部1808は、第2のガイドブロック位置から第1のガイドブロック位置まで、第1のガイドブロック方向1816とは反対の第2のガイドブロック方向1818(例えば、垂直且つ上方)に平行移動するように構成されている。
【0188】
ガイドブロック1814は、複数のガイドブロックアパチャ1820を規定する。ガイドブロックアパチャ1820は、製品を搬送する、又は方向づけるように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックアパチャ1820は、第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)にあるシャトルアセンブリ106(
図1Aおよび
図1Bに示す)からコンベヤベルト1220(
図16に示す)上のコンテナに製品を方向づけるように構成されている。これは、
図26Fに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0189】
図19は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図18の、XIX-XIX線に沿った断面図である。
【0190】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図19に示すように、ガイドブロックアパチャ1820は、製品をコンテナ内に搬送する漏斗として作用するように構成されている。ガイドブロックアパチャ1820の各々は、ガイドブロック1814の第1の側1900とガイドブロック1814の第2の側1902との間に延び得る。第1の側1900は、第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)にあるシャトルアセンブリ106(
図1Aおよび
図1Bに示す)に隣接して配置されるように構成され得る。第2の側1902は、コンベヤベルト1220(
図16に示す)上のコンテナに隣接するように構成され得る。
【0191】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックアパチャ1820の各々は、第1の側1900の第1の横方向寸法1904および第2の側1902の第2の横方向寸法1906を規定する。第1の横方向寸法1904は、第2の横方向寸法1906より大きいことがあり得る。
【0192】
図18に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、ガイドブロックアパチャ1820の各々は、概して正方形の断面を有する。ガイドブロックアパチャ1820の各々は、それぞれ対応するタンパ1708(
図17に示す)の少なくとも一部を受け取るように構成され得る。従って、ガイドブロックアパチャ1820の第2の寸法1906(
図19に示す)は、タンパ1708を収容するに十分大きいことがあり得る。
【0193】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ゲートアクチュエータアセンブリ1804は、第2の固定部1830と第2の可動部またはアーム1832とを含む。第2の固定部1830は、ベース1800に連結され得る。第2の固定部1830は、ベース1800に対して固定され得る。第2の可動部1832は、ガイドブロックアセンブリ1802の第1の可動部1808の位置から独立して移動するように構成され得る。
【0194】
図20は、少なくとも1つの例示的実施形態による
図18のガイドブロックおよびゲートアクチュエータアセンブリのゲートアクチュエータアセンブリの斜視図である。
【0195】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図20に示すように、ゲートアクチュエータアセンブリ1804の可動部1832は、1以上のゲートプラーロッド2000と、ゲートプラーバー2002と、ゲートプラーまたは突出部2004とを含む。ゲートプラーバー2002は、ゲートプラーロッド2000に連結されている。ゲートプラー2004は、ゲートプラーバー2002に連結されている。ゲートプラーロッド2000、ゲートプラーバー2002およびゲートプラー2004の位置は、互いに固定され得る。
【0196】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第2の可動部1832は、第2の固定部1830に対して移動するように構成されている。第2の可動部1832は、線形アクチュエータ(図示せず)などにより第1のゲートプラー位置と第2のゲートプラー位置との間で平行移動可能である。第2の可動部1832は、第1のゲートプラー位置と第2のゲートプラー位置との間で第1のゲートプラー方向2006(例えば、第2の固定部1830から離れる方向であって、
図1Aおよび
図1Bに示す装置100に対して後方)に平行移動するように構成されている。第2の可動部1832は、第2のゲートプラー位置と第1のゲートプラー位置との間で、第1のゲートプラー方向2006とは反対の第2のゲートプラー方向2008(例えば、第2の固定部1830に向かう方向であって、
図1Aおよび
図1Bに示す装置100に対して前方)に平行移動するように構成されている。
【0197】
第1のゲートプラー位置では、ゲートプラー2004は、シャトルアセンブリ106(
図6に示す)のハンドル704(
図7に示す)との係合から外れるように構成されている。第2のゲートプラー位置では、ゲートプラー2004は、シャトルアセンブリ106のハンドル704と係合するように構成されている。ゲートプラー2004は、少なくとも部分的にハンドル704の受取部706(
図7に示す)内に配置されるように構成され得る。ゲートプラー2004が、シャトルアセンブリ106と係合した状態で第2のゲートプラー位置から第1のゲートプラー位置まで移動したとき、ゲートアクチュエータアセンブリ1804は、シャトルゲートアセンブリ604(
図6に示す)に製品をシャトルアセンブリ106から解放させる。これは以下に、
図26Eに付随する記載において、より詳細に述べる。
【0198】
図1Bに戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤシステム110は、コンテナを検査ステーション114に移動させる(例えば、積載済みで閉状態のコンテナ)ように構成されている。
【0199】
【0200】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図21Aに示すように、検査ステーション114は概して、第1の検査部2100と、第2の検査部2102と、拒絶ビン2104と、排出コンベヤ2106とを含む。第1の検査部2100は、コンテナ積載ステーション112からコンテナを受け取るように構成され得る。第1の検査部2100は、第1の検査部2100での第1の検査をパスしたコンテナを第2の検査部2102に搬送するように構成され得る。第1の検査部2100は、第1の検査に落ちたコンテナを拒絶ビン2104に搬送するように構成され得る。
【0201】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図21Bに示すように、第1の検査部2100は、第5のセンサ2110(2110A,2110Bとして示すものの集合体)を含み、第5のセンサ2110は、トランスミッタ2110Aとレシーバ2110Bとを有する。トランスミッタ2110Aおよびレシーバ2110Bは、第5のセンサ領域2112でコンベヤアセンブリ1202のレールに連結され得る。第5のセンサ2110は、コンテナが完全に閉じた位置にあるか否かを示す信号を生成するように構成され得る。
【0202】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第5のセンサ2110は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせである。トランスミッタ2110Aは、例えばビームの形態で光を発するように構成されている。光がレシーバ2110Bで受け取られたということは、コンテナが閉構成にあることを示し得る。光の全部または一部がレシーバ2110Bで受け取られなかったということは、コンテナの蓋によって光が遮られたことを示し得、そのためコンテナが閉位置にないことを示し得る。
【0203】
少なくとも1つの例示的実施形態では、完全に開いた又は部分的に開いた位置にあるコンテナの蓋の少なくとも一部は、第5のセンサ2110のトランスミッタ2110Aとレシーバ2110Bとの間の空間にあり得る。第5のセンサ2110による検知は、第1の検査と呼ばれ得る。
【0204】
コンベヤシステム110は、第5のセンサ領域2112からジャンクション領域2114までコンテナを搬送するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、第1の検査ステーション2100は、ジャンクション領域2114で、コンテナを排出コンベヤ2106または拒絶ビン2104(
図21Aに示す)に搬送するように構成されている。コンテナが第1の検査をパスした場合(即ち、第5のセンサ2110からの信号が、コンテナが完全に閉じた位置にあることを示す場合)、第1の検査ステーション2100は、コンテナを排出コンベヤ2106に搬送し得る。第5のセンサ2110からの信号が、コンテナが部分的に開いた又は完全に開いた位置にあることを示す場合、第1の検査ステーション2100は、コンテナを拒絶ビン2104に搬送し得る。
【0205】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第1の検査ステーション2100は、搬送アセンブリ2116を含む。搬送アセンブリは、固定搬送部2118と可動搬送部2120とを含み得る。固定搬送部2118は、第2のフレーム134に連結し得る。固定搬送部2118の位置は、第2のフレーム134に対して固定され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、可動搬送部2120は、フット2122と1以上のロッド(図示せず)とを含む。可動搬送部2120は、線形アクチュエータ(図示せず)などにより固定搬送部2118に対して移動するように構成され得る。
【0206】
可動搬送部2120は、拒絶位置とパス位置との間で平行移動可能であり得る。拒絶位置では、可動搬送部2120は、コンテナから退避し、コンテナとの係合から外れる。従って、コンテナは、コンベヤベルト1220を介して、拒絶カバー2130内の拒絶シュート(図示せず)内に搬送され続け得る。拒絶シュートは、コンテナを拒絶ビン2104(
図21Aに示す)内に搬送する(例えば、重力の影響下で)ように構成されている。
【0207】
パス位置では、可動搬送部2120のフット2122は、コンテナと係合することにより、コンテナをコンベヤベルト1220から排出コンベヤ2106まで搬送するように構成されている。可動搬送部2120は、拒絶位置からパス位置まで第1の搬送方向2132(例えば、水平かつ前方)に移動し得る。フット2122は、コンテナを押してコンベヤベルト1220と排出コンベヤ2106との間のブリッジ2134を越えさせ得る。可動搬送部2120は、パス位置から拒絶位置まで、第1の搬送方向2132とは反対の第2の搬送方向2136(例えば、水平且つ後方)に移動し得る。
【0208】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤシステム110はサーボモータ2140を含む。サーボモータ2140は、コンベヤベルト1220を駆動するように構成されている。サーボモータ2140は、搬送アセンブリ2116と拒絶カバー2130との間に配置され得る。
【0209】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンベヤシステム110は、第6の又はホーミングセンサ2150(2150A、2150Bとして示すものの集合体)をさらに含み、第6のホーミングセンサ2150は、トランスミッタ2150Aとレシーバ2150Bとを含む。ホーミングセンサ2150は、第1および/または第2のコンベヤクリート1222、1224のうちの一方のエッジを検出するように構成され得、第1および/または第2のコンベヤクリート1222、1224は、コンベヤベルト1220を位置決めする、および/またはコンベヤベルト1220にインデックスを付与する。少なくとも1つの例示的実施形態では、ホーミングセンサ2150は、装置100(
図1Aおよび
図1Bに示す)がオンになったときなどに、較正手順に用いられ得る。
【0210】
図21Aに戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、排出コンベヤ2106は、コンテナを第1の検査部2100から第2の検査部2102まで搬送するように構成されている。第2の検査部2102は、スケールなどの1以上のセンサまたは計測デバイスを含み得る。第2の検査部2102は、コンテナの第2の検査を行うように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、第2の検査部2102は、第7のセンサ(例えば、
図22Aの第1のセンサ2204を参照のこと)を含む。第7のセンサからの信号は、コンテナの外に製品があるか否か(コンテナと蓋との間でつままれているか否か)を示すように構成されている。
【0211】
少なくとも1つの例示的実施形態では、第2の検査部2102は、第2の検査に落ちたコンテナを拒絶ビン2104または他の拒絶ビン(例えば、
図22Aの拒絶ビン2234を参照のこと)に搬送するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、第2の検査部2102は、1以上の第3のエアノズル(例えば、
図22Aのエアノズル2230を参照のこと)を含み、第3のエアノズルは、第2の検査に落ちたコンテナを拒絶ビン2104またはその他の拒絶ビン方向に向けるように構成されている。
【0212】
図22Aおよび
図22Bは、本開示の様々な局面による別の検査ステーションを示す。
図22Aは、部分斜視図である。
図22Bは、ハウジングが取り除かれた状態の部分上面図である。
【0213】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図22Aに示すように、検査ステーション2200(例えば、第2の検査ステーション)は、排出コンベヤ2202と、第1のセンサ2204とを含む。第1のセンサは、センササポート2206に連結され得る。センササポート2206は、コンテナが運搬される際に通過するように構成された通路2208を規定し得る。センササポート2206は、コンテナ周りに第1のセンサ2204を位置決めすることを容易にし得る。
【0214】
第1のセンサ2204は、製品の少なくとも一部がコンテナの外にある(例えば、コンテナベースと蓋との間に挟まっている)ときを検出するように構成され得る。より具体的には、第1のセンサ2204からの信号は、コンテナの一部であって製品を含む部分が所定の外周を越えているか否かを示し得る。越えている場合、製品はコンテナに完全に取り囲まれていない可能性がある。少なくともいくつかの例示的実施形態では、第1のセンサ2204は、コンテナの画像をキャプチャするように構成された小型センサである。第1のセンサ2204はカメラを含み得る。第1のセンサ2204は、視野2210を有するように構成され得る。
【0215】
少なくとも1つの例示的実施形態では、検査システム2200は、第2のセンサ2212をさらに含み得る。第2のセンサ2212は、トランスミッタ2212Aとレシーバ(図示せず)とを含み得る。第2のセンサ2212からの信号は、コンテナが存在し且つ第1のセンサ2204の範囲内(例えば、視野2210内)にあるか否かを示し得る。
【0216】
第2のセンサ2212は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。トランスミッタ2212Aは、光を発するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、光は、ビームとして発光し得る。光の全部または一部がレシーバで受け取られなかったということは、コンテナによって光が遮られたことを示し得、そのためコンテナが第1のセンサ2204の範囲内の適切な位置にあり得ることを示し得る。
【0217】
少なくとも1つの例示的実施形態では、検査システムは、コンテナ間隔アセンブリ2220をさらに含み得る。コンテナ間隔アセンブリ2220は、排出コンベヤ2202上のコンテナが通過するように構成されているハウジング2222を含み得る。
【0218】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図22Bに示すように、コンテナ間隔アセンブリ2220は、1対の規制ホイール2224を含み得る。規制ホイール2224は、互いに間隔を開けることにより、通路2226を規定し得る。規制ホイール2224は、第1のセンサ2204(
図22Aに示す)から上流のコンテナ間に所望(または所定)の間隔が開いていることを保証するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、規制ホイール2224は、排出コンベヤ2202よりも遅い速度で移動することにより、コンテナが第1のセンサ2204(
図22Aに示す)の視野2210(
図22Aに示す)を通過する際に互いに隣接しないことを保証するように構成されている。
【0219】
図22Aに戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、検査ステーション2200は、検査をパスしなかったコンテナ(第1のセンサ2204からの信号が、製品がコンテナに完全に取り囲まれていないことを示す)を押し出すように構成されている。検査システム2200は、第1のセンサ2204の下流にエアノズル2230を含み得る。エアノズル2230は、空気の1以上の流れをコンテナ方向に向けることにより、コンテナを拒絶シュート2232方向に向けるように構成され得る。拒絶シュート2232は、拒絶されたコンテナを拒絶ビン2234内に案内するように構成され得る。
【0220】
少なくとも1つの例示的実施形態では、検査ステーション2220は、拒絶シュート2232に隣接した第3のセンサ2236を含み得る。第3のセンサ2236は、コンテナが排出コンベヤ2202から拒絶シュート2232まで搬送されたか否かをしめすように構成され得る。第3のセンサ2236は、光センサ、例えば、ファイバオプティックセンサ、レーザセンサ、光電センサ、カラーセンサ、別のタイプの光センサ、非光センサ、またはこれらの組み合わせであり得る。
【0221】
図23は、少なくとも1つの例示的実施形態による、製品でコンテナを充填する方法を示すフローチャートである。
【0222】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図23に示すように、製品でコンテナを充填する方法は、S2300で製品を供給することを含む。S2304で、方法は、製品を計測しシャトルに搬送することを含み得る。S2308で、方法は、コンテナをコンテナ積載ステーションに供給することをさらに含み得る。S2312で、方法は、製品をコンテナ積載ステーションに供給することをさらに含み得る。S3216で、方法は、製品をコンテナに積載することをさらに含み得る。S3220で、方法は、コンテナを検査することをさらに含み得る。
【0223】
S2300で製品を供給することは、少なくとも1つの例示的実施形態では、製品を形成することを含み得る。製品は、
図1Aおよび
図1Bの製品形成ステーション102でk形成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、製品を形成することは、オーラルパウチ製品を形成することを含む。
【0224】
S2304で製品を計測しシャトルに搬送することは、
図1Aおよび
図1Bの製品計測ステーション104で行われ得る。
【0225】
図24Aから
図24Eは、少なくとも1つの例示的実施形態による
図23の方法によって、製品を計測しシャトルに搬送することを示す部分断面図である。
【0226】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図24Aから
図24Eに示すように、S2304は、製品計測ステーション104(
図1Aおよび
図1Bに示す)の1以上のレーン300で行われ得る。S2304は、シャトルアセンブリ106が、図示するように、第1のシャトル位置106A(
図1Aに示す)、第2のシャトル位置106B(
図1Aに示す)、第1のシャトル位置106Aと第2のシャトル位置106Bとの間、またはこれらの組み合わせにある間に行われ得る。従って、少なくとも1つの例示的実施形態では、製品2400は、シャトルアセンブリ106の位置にかかわらず、レーン300の各々に連続的に供給される。
【0227】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図24Aに示すように、シャトルアセンブリ106は、第1のシャトル位置106Aから離れており、第2のシャトル位置、または第1のシャトル位置と第2のシャトル位置との間の中間シャトル位置などにあることがあり得る。シャトルアセンブリ106が第1のシャトル位置から離れている間に、S2304は、複数の製品2400をディバータシュート302のうちの1つから、それぞれ対応する上充填チューブ306のうちの1つに搬送することを含み得る。製品2400は、ディバータシュート302に受け取られ得、重力などにより上充填プレート412の上アパチャ414を介して上充填チューブ306内に搬送され得る。充填ゲート506は、第1の充填ゲート位置にあり得、充填ゲート506が、中間充填プレート310の中間アパチャ2402および/または上充填チューブ306内に製品を保持するようになっている。
【0228】
少なくとも1つの例示的実施形態では、制御システム118は、製品が上充填チューブ306内に搬送されたか否かを決定するように構成され得る。制御システム118は、第1のセンサ410(
図4に示す)からのデータ信号を処理することにより、製品がディバータシュート302から上充填チューブ306内に搬送されたか否かを決定するように構成され得る。製品が搬送されていない場合、制御システム118は、装置100(
図1Aおよび
図1Bに示す)の動作を調整することにより、所望または所定数の製品2400がマシンの一部に到達することを保証する(例えば、
図3の計測デバイス320に追加の回転をさせることにより)ように構成され得る。
【0229】
シャトルアセンブリ106は、製品2400が充填ゲート506によって保持されている間、第2のシャトル位置から第1のシャトル位置まで第1のシャトル方向2404(例えば、水平方向)に平行移動し得る。
【0230】
少なくともいくつかの例示的実施形態では、
図24Bに示すように、シャトルアセンブリ106は、第1のシャトル位置にあり得る。第1のシャトル位置では、シャトルアセンブリ106の製品アパチャ606は、レーン300の長手方向軸2406などに沿って、ディバータシュート302、上充填チューブ306および下充填チューブ308と実質的に整列し得る。シャトルアセンブリ106が第1のシャトル位置にあるとき、S2304は、充填ゲート506を第1の充填ゲート位置から第2の充填ゲート位置まで移動させることにより、製品2400が中間アパチャ2402を介して搬送されることを許可することを含み得る。
【0231】
図24Cに示すように、S2404は、重力などにより製品2400を、下充填チューブ308および下充填プレート312の下アパチャ2408を介してシャトルアセンブリ106の製品アパチャ606内に搬送することを含み得る。製品2400は、第1のシャトル位置にあるシャトルゲート702によって、少なくとも部分的に製品アパチャ606内に保持され得る。
【0232】
図24Dに示すように、ディバータシュート302は、製品2400を受け取り続け得る。製品2400は、充填ゲート506に止められることなく、ディバータシュート302から上充填チューブ306まで、さらに直接中間アパチャ2402、下充填チューブ308および下アパチャ2408を介して搬送され得る。所望(または所定)数の製品2400がシャトルアセンブリ106の製品アパチャ606の各々に受け取られるまで、シャトルアセンブリ106は、上記のようにして製品2400を受け取り続け得る。
【0233】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図24Eに示すように、S2304は、シャトルアセンブリ106を第1のシャトル位置から第2のシャトル位置まで、第1のシャトル方向2404とは反対の第2のシャトル方向2410(例えば、水平方向)に搬送することを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、第1および第2のシャトル方向2404、2410は実質的に水平である。S2304は、充填ゲート506を第2の充填ゲート位置から第1の充填ゲート位置まで移動させることをさらに含み得る。
【0234】
図23に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ積載ステーションにコンテナを供給することは、コンテナステーション108(
図1Aおよび
図1Bに示す)によって行われ得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナ200(
図2Aから
図2Eに示す)のうちの1つを、受取開口部917を介してネスト902(
図9に示す)に送達することを含み得る。
【0235】
【0236】
図25Aおよび
図25Bに示すように、コンテナ200は、第3の側壁208Cが、第1の側壁208Aに対して第4のオープナー方向930(例えば、下方)にあるように、且つ、蓋204がコンテナベース202に対して第1のオープナー方向914(例えば、前方)にあるように方向づけられ得る。コンテナ200は、閉構成にあり得る。
【0237】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナがネスト902内に存在するか否かを決定することを含む。少なくとも1つの例示的実施形態では、制御システム118(
図1Aに示す)は、コンテナ200がネスト902内に存在するか否かを決定するように構成され得る。制御システム118は、第2のセンサ918(リフレクタ920がネスト902上に転置されている状態で示す)からのデータ信号2500を処理することにより、コンテナ200がネスト902内に存在するか否かを決定するように構成され得る。
【0238】
少なくとも1つの例示的実施形態では、制御システム118は、コンテナ200がネスト902内に存在しない場合、装置100(
図1Aおよび
図1Bに示す)の動作を調整するように、例えば、受取シュート804(
図8に示す)を介して別のコンテナ200を供給するように構成され得る。コンテナ200がネスト902内に存在する場合、真空アパチャ923で付与された真空によって保持され得る。
【0239】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図25Cおよび
図25Dに示すように、S2308は、コンテナ200を変形させることを含み得る。コンテナ200を変形させることは、図示するように、ピンチャ904を退避位置(
図9Aに示す)からピンチ位置まで移動させることを含み得る。変形位置2510では、コンテナ200の第2および第4の側壁208B、208Dは、凹形状に曲げられ得、第3の側壁208Cは凸形状に曲げられ得る。コンテナベース202が変形されている間、蓋204はその形状を実質的に保持し得る。従って、第3の側壁208Cは、蓋204のラッチ218との係合から外れ得る。
【0240】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナ200を部分的に開く(即ち、コンテナを閉位置から部分的に開いた位置に移動させる)ことを含む。コンテナ200は、少なくとも1つの例示的実施形態では、変形位置2510にある間(即ち、ピンチャ904がコンテナ本体202と係合している間)、部分的に開かれ得る。コンテナ200を部分的に開くことは、図示するように、ブレード924を第2のブレード位置(
図25Aおよび
図25Bに示す)から第1のブレード位置まで移動させることを含み得る。第1のブレード位置では、ブレード924は、少なくとも部分的にコンテナベース202の第1の扇形部210内に配置され得る。ブレード924は、蓋204と係合することにより、コンテナ200を閉位置から部分的に開いた位置まで移行させることを容易にし得る。
【0241】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナ200が部分的に開いた位置にあるか否かを決定することを含み得る。制御システム118は、コンテナ200が部分的に開いた位置にあるか否かを決定するように構成され得る。制御システム118は、第3のセンサ932(ネスト902上に転置された状態で示す)からのデータ信号を処理することにより、コンテナ200が部分的に開いた位置にあるか否かを決定する(例えば、蓋204が第3のセンサ932のトランスミッタとレシーバとの間の空間に割り込んでいるか否かに基づいて)ように構成され得る。
【0242】
少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200が部分的に開いた位置にない場合(即ち、コンテナ200が閉位置にある場合)、ブレード924は、第2のブレード位置に戻って、その後第2のブレード位置から第1のブレード位置への移動を反復し得る。このサブ工程は、コンテナ200を部分的に開くことを試みて、所望(または所定)回数反復され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、このサブ工程が反復されている間、ピンチャ904はピンチ位置にあり続ける。少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ピンチャ904は、ブレード924の移動を反復する前に、退避位置に戻ってピンチ位置までの移動を反復し得る。
【0243】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図25Eおよび
図25Fに示すように、ブレード924は、第1のブレード位置から第2のブレード位置まで第4のオープナー方向930(例えば、下方)に移動することにより、コンテナ200との係合から外れ得る。
【0244】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、図示するように、ネスト902を第1のネスト位置から第2のネスト位置まで第1のオープナー方向914(例えば、前方)に移動させることを含み得る。コンテナ200およびピンチャ904は、ネスト902と共に移動するように構成され得る。少なくとも1つの例示的実施形態(図示せず)では、コンテナ200は、第1のネスト位置から第2のネスト位置までの移動の全部または一部の間、ピンチ構成のピンチャ904間にあり続け得る。
【0245】
少なくとも1つの例示的実施形態では、ピンチャ904は、ピンチ位置から退避位置まで移動し得る。ピンチャ904がピンチ位置から退避位置まで移動するにつれて、コンテナ200は、変形位置2510(
図25Cに示す)から元の位置まで移行し得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、ネスト902が第2のネスト位置にありピンチャ904が退避位置にあるとき、コンテナ200は、搬送開口部938(
図9に示す)および搬送シュート806(
図9に示す)を通って自由に搬送され得る。
【0246】
少なくとも1つの例示的実施形態では、上記したように、ブレード924が第1のブレード位置から第2のブレード位置まで移動し、ネスト902が第1のネスト位置から移動し、ピンチャ904がピンチ位置から退避位置まで移動することが順に行われる。但し少なくとも1つの他の例示的実施形態では、ブレード924、ネスト902およびピンチャ904の移動は、異なる順序で行われてもよいし、共に行われてもよいし、同時に行われてもよい。
【0247】
図12および
図13に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナ200(
図2Aから
図2Eに示す)をガレージ開口部1214を介してガレージアセンブリ1200内に搬送することを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200をガレージアセンブリ1200内に搬送することは、空気などの流体をシュートノズル1300(
図13に示す)を介して方向づけることにより、コンテナ200をガレージアセンブリ1200方向にまたはガレージアセンブリ1200内に押し出すことを含み得る。
【0248】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2308は、コンテナ200がガレージアセンブリ1200内のコンベヤベルト1220上に適切に位置しているか否かを決定することを含み得る。制御システム118(
図1Aに示す)は、コンテナ200がガレージアセンブリ1200内に適切に位置しているか否かを決定するように構成され得る。制御システム118は、第4のセンサ1302(
図13に示す)からのデータを処理することにより、コンテナ200がガレージアセンブリ1200内に適切に位置しているか否かを決定するように構成され得る。コンテナ200が適切に位置している場合、S2308は、コンベヤベルト1220を運搬方向1326に前進させることにより、追加のポケット1226を追加のコンテナ200で充填することを含み得、これを所望または所定数のポケットが充填されるまで行うことを含み得る。あるいはコンテナ200が適切に位置していない場合、制御システム118は、シュートノズル1300を作動させる、及び/又は別のコンテナ200を搬送シュート806からガレージアセンブリ1200まで供給することなどにより、装置100(
図1Aおよび
図1Bに示す)の動作を調整するように構成され得る。
【0249】
図23に戻って、製品はS2312でコンテナ積載ステーションン112(
図1Aおよび
図1Bに示す)に搬送され得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、S2312は、シャトルアセンブリ106を第1のシャトル位置106A(
図1Aに示す)から第2のシャトル位置106B(
図1Aおよび
図1Bに示す)まで平行移動させることを含む。
【0250】
S2316で、製品はコンテナに積載され得る。
【0251】
図26Aから
図26Mは、少なくとも1つの例示的実施形態による、コンテナに製品を積載する方法を示す断面図である。
【0252】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Aに示すように、S2312は、コンベヤベルト1220を運搬方向1326に前進させることにより、コンテナ200のうちの1つをタンパ1708のうちの1つおよびガイドブロック1814のうちの1つの一部と軸方向に整列させることを含む。コンテナ200は、部分的に開いていることがあり得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあることがあり得る。ガイドブロック1814は、第1のガイドブロック位置にあることがあり得る。タンパ1708は、少なくとも部分的にガイドブロック1814のガイドブロックアパチャ1820内に入れ子状になっていることがあり得る。
【0253】
少なくとも1つの例示的実施形態では、S2312は、コンテナ200の位置を固定することを含み得る。コンテナ200の位置を固定することは、コンテナ200をグリッパアセンブリ1408(
図14に示す)でクランプすることを含み得る。より具体的には、コンテナの第1および第3の側壁208A、208(
図2Aから
図2Eに示す)は、グリッパアセンブリ1408の第1および第2のクランプ部1502、1504(
図15に示す)とそれぞれ係合し得る。
【0254】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Bに示すように、S2312は、空気などの流体を第2のエアノズル1516(
図15に示す)から方向づけることにより、コンテナ200を部分的に開いた位置から完全に開いた位置まで移動させることを含み得る。S2312は、コンテナ200の蓋204を吸引カップ1514(
図15に示す)と係合させることにより、コンテナ200を完全に開いた位置に保持することを含み得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第1のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0255】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Cに示すように、S2312は、図示するように、ガイドブロック1814を第1のガイドブロック位置から第2のガイドブロック位置まで第1のガイドブロック方向1816に移動させることを含み得る。コンテナ200は、真空吸引カップ1514(
図15に示す)との係合および/またはガイドブロック1814の載置のために、完全に開いた位置にあり続け得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、真空ノズル1512(
図15に示す)はオフにされ、コンテナ200はガイドブロック1814によって完全に開いた位置に保持される。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。
【0256】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Dに示すように、S2312は、シャトルアセンブリ106を第1のシャトル位置から第2のシャトル位置まで第1のシャトル方向2404に移動させることを含み得る。第2のシャトル位置では、シャトルアセンブリ106は、ガイドブロック1814とタンパ1708との間にあり得る。シャトルアセンブリ106の製品アパチャ606のうちの1つは、タンパ1708、ガイドブロックアパチャ1820およびコンテナ200と実質的に軸方向に整列し得る。製品2400は、第1のシャトルゲート位置にあるシャトルゲート702によって、シャトルアセンブリ106の製品アパチャ606内に保持される。コンテナ200は完全に開いた位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0257】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Eに示すように、S2312は、製品2400をシャトルアセンブリ106の製品アパチャ606から解放することを含み得る。製品2400を解放することは、図示するように、シャトルゲート702を第1のシャトルゲート位置から第2のシャトル位置まで移動させることを含み得る。シャトルアセンブリ106は、第2のシャトル位置にあり続け得る。コンテナ200は、完全に開いた位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0258】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図25Fに示すように、S2312は、製品2400をガイドブロックアパチャ1820を介して搬送することをさらに含み得る。ガイドブロックアパチャ1820は、ガイドブロック1814の第1の側1900で、シャトルアセンブリ106の製品アパチャ606から製品を受け取り得る。製品2400は、ガイドブロック1814の第2の側1902で、ガイドブロックアパチャ1820を出ることにより、重力などによりコンテナ200内に搬送され得る。シャトルアセンブリ106は、シャトルゲート702(
図26Eに示す)が第2のシャトルゲート位置にある状態で、第2のシャトル位置にあり続け得る。コンテナ200は、完全に開いた位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0259】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Gに示すように、S2312は、図示するように、シャトルゲート702を第2のシャトルゲート位置から第1のシャトルゲート位置まで移動させることを含み得る。S2312は、図示するように、シャトルアセンブリ106を、第2のシャトル位置から第1のシャトル位置まで第2のシャトル方向2410に移動させることを含み得る。コンテナ200は、完全に開いた位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドグロック位置にあり続け得る。
【0260】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Hに示すように、S2312は、製品2400をコンテナ200内に適切に位置づけることを含み得る。製品2400をコンテナ200内に適切に位置づけることは、コンテナ200の内部領域207の外に突出する製品の容積を減らすことであり得る。製品2400を適切に位置づけることは、シェイカシリンダ1404(
図14に示す)を作動させることにより、製品2400を内部に有するコンテナ200を2600で示すように振ることを含み得る。コンテナ200は、完全に開いた位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0261】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Iに示すように、S2312は、製品2400をコンテナ200に詰めることを含み得る。製品2400を詰めることは、コンテナ200の内部領域207から突出する製品2400の容積を減らすことをさらに含み得る。製品2400を詰めることは、タンパ1708を第1のタンパ位置から第2のタンパ位置まで第1のタンパ方向1712に移動させることを含み得る。第2のタンパ位置では、タンパ1708は、少なくとも部分的にコンテナ200の内部領域207内に配置される。第2のタンパ位置では、タンパ1708は、製品2400の少なくとも一部と係合するように構成され得る。コンテナ200は、完全に開いた位置にあり続け得る。ガイドブロック1814は、第2のガイドブロック位置にあり続け得る。
【0262】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Jに示すように、S2312は、タンパ1708を第2のタンパ位置から第1のタンパ位置まで第2のタンパ方向1714に移動させることを含み得る。S2312は、ガイドブロック1814を第2のガイドブロック位置から第1のガイドブロック位置まで第2のガイドブロック方向1818に移動させることを含み得る。タンパ1708およびガイドブロック1814の移動は同時であってもよいし、共にであってもよいし、順次であってもよい。
【0263】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Kに示すように、S2312は、コンテナ200を完全に開いた位置から部分的に開いた位置まで移動させることを含み得る。コンテナ200を部分的に開いた位置まで移動させることは、真空ノズル1512(
図15に示す)の動作を停止することを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200は、ガイドブロック1814が第2のガイドブロック位置から離れる方向に移動して蓋204から出たときに、部分的に開いた構成まで移動するように構成されている。少なくとも1つの例示的実施形態では、コンテナ200を部分的に開いた位置まで移動させることは、空気などの流体を第3のエアノズル(
図12に付随する記載を参照のこと)から蓋204方向に向けることにより、蓋204をコンテナベース202方向に移動させることを含み得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり得る。ガイドブロック1814は、第1のガイドブロック位置にあり得る。
【0264】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Lに示すように、S2312は、コンテナ200を部分的に開いた位置から閉位置まで移動させることを含み得る。コンテナ200を閉位置まで移動させることは、ガイドブロック1814を第1のガイドブロック位置から第2のガイドブロック位置まで第1のガイドブロック方向1816に移動させることを含み得る。第2のガイドブロック位置では、ガイドブロック1814は、コンテナ200の蓋204と係合することにより、コンテナ200を閉位置に移動させる。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり得る。
【0265】
少なくとも1つの例示的実施形態では、
図26Mに示すように、S2312は、ガイドブロック1814を第2のガイドブロック位置から第1のガイドブロック位置まで第2のガイドブロック方向1818に移動させることを含み得る。S2312は、コンテナ200を検査ステーション114(
図1Aおよび
図1Bに示す)まで運搬方向1326に移動させることを含み得る。コンテナ200を移動させることは、コンベヤベルト1220を運搬方向1326に移動させることを含み得る。ガイドブロック1814およびコンテナ200を移動させることは、同時に行われてもよいし、共に行われてもよいし、順に行われてもよい。コンテナ200は閉位置にあり続け得る。タンパ1708は、第1のタンパ位置にあり続け得る。
【0266】
図23に戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、S2316で、方法はコンテナ200を検査することを含む。
【0267】
図21Aおよび
図21Bに戻って、少なくとも1つの例示的実施形態では、S2316は、コンテナ200(
図2Aから
図2Eに示す)の第1の検査を行うことを含み得る。第1の検査は、コンテナ200が閉位置にあるか否かを決定することを含み得る。制御システム118は、コンテナ200が閉位置にあるか否かを決定するように構成され得る。制御システム118は、第5のセンサ2110からのデータ信号を処理することにより、コンテナ200が閉位置にあるか否かを決定するように構成され得る。
【0268】
コンテナが閉位置にある場合、S2316は、コンテナ200を排出コンベヤ2106に搬送することを含み得る。コンテナ200を排出コンベヤ2106に搬送することは、搬送アセンブリ2116を作動させることにより、搬送アセンブリ2116のフット2122をコンテナ200と係合させてコンテナ200を排出コンベヤ2106上に押し出すことを含み得る。
【0269】
或いはコンテナ200が閉位置にない場合、S2316は、コンテナ200を拒絶ビン2104内に搬送することを含み得る。コンテナ200を拒絶ビン2104内に搬送することは、コンベヤベルト1220を運搬方向1326に移動させてコンテナ200を拒絶ビン2104上に落下させることを含み得る。
【0270】
S2316は、コンテナ200が第1の検査をパスしたとき、及び/又は排出コンベヤ2106上にあるときなどに、コンテナ200の第2の検査を行うことをさらに含み得る。第2の検査を行うことは、コンテナの外に製品があるか否か(例えば、コンテナベース202と蓋204との間に製品が挟まっているか否か、および/またはコンテナ200を取り囲む所望または所定の領域に製品が存在するか否か)を決定すること、またはその他の適切な検査を含み得る。制御システム118は、第7のセンサ(
図22Aのセンサ2204に関する記載を参照のこと)からの信号を処理することにより、コンテナ200の外に製品2400があるか否かを決定するように構成され得る。
【0271】
コンテナ200の外に製品がない場合、および/またはその他の所望または所定の基準に基づき、コンテナ200は第2の検査をパスし得る。コンテナ200が第2の検査をパスした場合、コンテナ200は、さらなる検査(例えば、金属検出および/または重量決定)を受け得、並びに/或いはレーベルを付けられ得る、密封され得る、および/または他のコンテナと共にパッキングされ得る。少なくとも1つの例示的実施形態では、排出コンベヤ2106は、コンテナを別の装置、例えば別の装置の受取コンベヤなどに搬送するように構成されている。或いは、コンテナ200が第2の検査に落ちた場合、コンテナ200は、第3のエアノズル(
図22Aのエアノズル2230に関する記載を参照のこと)の動作などにより、拒絶ビン2104または別の拒絶ビン内に搬送され得る。方法は終了し得る。
【0272】
本明細書にいくつかの例示的実施形態を記載してきたが、他のバリエーションも可能であることを理解されたい。このようなバリエーションは本開示の思想および範囲から逸脱するものと考えるべきではなく、当業者に明らかなすべての変更は以下の請求の範囲に含まれることを意図する。例えば、形状および/または寸法は、ここで示したものに限られず、異なる容器および/または製品を収容するように改変され得る。
【0273】
当業者であれば、ここに記載した特定の実施例および図面を参照して、例示的実施形態の様々な変更、追加および置換が可能であるが、例えば、記載した技術は、記載した方法、および/またはシステム、構成、デバイス、回路などのエレメントとは異なる順序で実行し得、接続または組み合わせによって上記の方法とは異なるものになり得、或いは結果は他のエレメントまたは均等物によって適切に達成され得る。
【国際調査報告】