(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(54)【発明の名称】破砕装置及び破砕装置を制御するための方法
(51)【国際特許分類】
B02C 23/12 20060101AFI20240228BHJP
B02C 25/00 20060101ALI20240228BHJP
B02C 2/00 20060101ALN20240228BHJP
【FI】
B02C23/12
B02C25/00 A
B02C2/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023555305
(86)(22)【出願日】2022-03-09
(85)【翻訳文提出日】2023-09-08
(86)【国際出願番号】 EP2022056035
(87)【国際公開番号】W WO2022189506
(87)【国際公開日】2022-09-15
(32)【優先日】2021-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516067058
【氏名又は名称】メトソ・アウトテック・フィンランド・オーワイ
【氏名又は名称原語表記】Metso Outotec Finland Oy
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ニエミネン、パーボ
【テーマコード(参考)】
4D063
4D067
【Fターム(参考)】
4D063BB01
4D067FF02
4D067FF14
4D067GA02
4D067GB04
(57)【要約】
本開示は、破砕装置(100)を制御するための方法(400)に関し、破砕装置(100)は、破砕機(102)と、破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、破砕機(102)から出る過大材料を選別するために破砕機(102)から下流に配置された二次装置(106)と、前記過大材料を破砕機(102)に再循環させるための再循環ループ(108)とを備える。方法(400)は、前記供給装置(104)を通して破砕装置(100)に新しい材料を供給することを停止すること(S402)と、二次装置(106)から砕機(102)に過大材料を再循環させること(S404)と、破砕機(102)の破砕機設定を減少させること(S406)とを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
破砕装置(100)を制御するための方法(400)であって、
前記破砕装置(100)は、破砕機(102)と、前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(108)と、
前記過大材料を前記破砕機(102)に再循環させるための再循環ループ(108)とを備え、
前記方法(400)は、
前記供給装置(104)を通して前記破砕装置(100)に新しい材料を供給することを停止するステップ(S402)と、
前記過大材料を前記二次装置(104)から前記破砕機(102)に再循環させるステップ(S404)と、
前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させるステップ(S406)と、を備える、方法(400)。
【請求項2】
前記過大材料を再循環させるステップ(S404)は、前記破砕装置(100)内の前記材料のパラメータが予め定められた値に達するまで実行される、請求項1に記載の方法(400)。
【請求項3】
前記破砕機設定は、材料が前記再循環ループ(108)に戻されなくなるまで減少される、請求項1または2に記載の方法(400)。
【請求項4】
材料のパラメータが検出手段(120)を使用することによって決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項5】
前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達するまで実行される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項6】
前記第1の予め定められた破砕機設定は、最小破砕機設定であるように設定される、請求項5に記載の方法(400)。
【請求項7】
前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、
前記破砕装置(100)内の破砕機負荷を監視することと、
前記破砕機負荷が予め定められた破砕機負荷値よりも小さい場合、前記破砕機設定を予め定められたステップだけ減少させることと、を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項8】
前記破砕機負荷は、破砕機電力消費および/または負荷表示尺度から定義される、請求項7に記載の方法(400)。
【請求項9】
前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが予め定められた材料値を上回る場合、
前記破砕機設定(100)が前記第1の予め定められた破砕機設定に達したときに、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達するように、前記破砕装置(100)を再較正することをさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項10】
前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達している場合、
前記破砕機設定を第2の予め定められた破砕機設定に増加させることをさらに備える、請求項5から9のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項11】
材料を破砕するための破砕装置(100)であって、
破砕機(102)と、
前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(106)と、
前記過大材料を前記破砕機(108)に再循環させるための再循環ループ(108)と、
前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させるための制御システム(124)と、を備える、材料を破砕するための破砕装置(100)。
【請求項12】
前記再循環ループ(108)は、前記再循環ループ(108)内に存在する材料の1つ以上のパラメータを決定するための検出手段(120)を備える、請求項11に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
【請求項13】
前記破砕装置(100)における破砕機電力または負荷を監視するための監視手段(122)をさらに備える、請求項11または12に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料を破砕するための破砕装置に関する。
本発明はまた、破砕装置を制御するためおの方法に関する。
【背景技術】
【0002】
破砕機は、技術的に既知である。それらは、例えば骨材、リサイクルおよび鉱業用途における岩石および石のサイズを所望の寸法に縮小するために利用される。これは、内側破砕シェルと外側破砕機シェルとの間の所望の間隙幅、破砕機の破砕機設定を有することによって行われてもよい。通常、破砕機設定は、最大許容排出材料サイズよりも大きい。材料サイズを低減するために、材料は、より良好な形状および摩耗部品上のより少ない摩耗を得るために、材料に対して成形される。しかしながら、破砕機設定を最大許容排出材料サイズより大きくすることによって生じる問題は、その材料サイズのために破砕プロセスを出ることができない破砕機内の材料が存在することである。したがって、破砕機内の供給材料の量および排出材料の量は互いに相関しない場合があり、破砕機に入る材料が破砕機から出る材料よりも多い場合がある。発生するさらなる問題は、材料が破砕機から出ないために、破砕プロセスにおいて無限の再循環ループが発生するかもしれないことである。
【0003】
この問題に対処する試みにおいて、従来技術の解決策は、駆動シャフトの速度および/または間隙幅を調整することによって供給ホッパ内のレベルを均一に維持することを提案している。他の従来技術の解決策は、破砕チャンバ内の供給材料の減少が検出されたときに破砕機の間隙幅を調整することを提案している。従来の解決策に伴う問題は、容易かつ効率的な方法で材料レベルを低減することである。したがって、これらの問題を克服するための簡略化された効率的なプロセスが当技術分野において必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、当該技術分野における上記で識別した欠陥及び欠点のうちの1つ以上を単独で又は任意の組み合わせで軽減、緩和、又は除去し、少なくとも上述した問題を解決することである。
【0005】
第1の態様によれば、これらおよび他の問題は、破砕装置を制御するための方法によって完全にまたは少なくとも部分的に解決され、ここで、破砕装置は、破砕機と、破砕機に材料を供給するための供給装置と、破砕機を出る過大材料を選別するために破砕機から下流に配置された二次装置と、前記過大材料を破砕機に再循環させるための再循環ループとを備え、方法は、
前記供給装置を通して破砕装置に新しい材料を供給することを停止するステップと、
過大材料を二次装置から破砕機に再循環させるステップと、
前記破砕機の破砕機設定を減少させるステップとを含む。
【0006】
破砕機設定の減少は、段階的な減少が実行されるなど、段階的に実行されてもよい。
【0007】
破砕機の破砕機設定の減少は、遠隔制御されてもよく、したがって、破砕機設定は、例えば制御システムによって自動的に減少されてもよい。自動的に低減される破砕機設定を有することは、より容易かつより効率的な方法で破砕装置を空にすることを可能にするため、有利であるかもしれない。加えて、破砕装置への新しい材料の供給を停止し、同時に破砕機設定を減少させることによって、再循環される材料の粒径が減少し、したがって破砕機内の材料レベルが減少する。これは、粒径が所望の粒径に達したときに、オペレータからのいかなる動作もなしに、破砕装置内のすべての材料が破砕装置から出ることを可能にする。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、過大材料を再循環させるステップは、破砕装置内の材料のパラメータが予め定められた値に達するまで実行される。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、破砕機設定は、材料が再循環ループ内に戻されなくなるまで減少される。
【0010】
破砕機設定は、材料が再循環ループに戻されなくなるまで段階的に減少されてもよい。
【0011】
いくつかの実施形態によれば、材料パラメータは、検出手段を使用することによって決定される。
【0012】
検出手段は、材料レベル、材料重量、材料流量、コンベヤの材料負荷および/または破砕機の破砕機負荷を検出するように構成されてもよい。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、破砕機設定を減少させるステップは、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達するまで実行される。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、第1の予め定められた破砕機設定は、最小破砕機設定であるように設定される。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、破砕機設定を減少させるステップは、
破砕装置における破砕機負荷を監視することと、
破砕機負荷が予め定められた破砕機負荷値よりも小さい場合、破砕機設定を予め定められたステップだけ減少させることとを含む。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、破砕機負荷は、破砕機電力消費および/または負荷表示尺度から定義される。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、本方法は、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、材料パラメータが予め定められた材料値を上回る場合に、
破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達したときに、材料パラメータが予め定められた値に達するように、破砕装置を再較正することをさらに含む。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、方法は、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、材料パラメータが予め定められた値に達している場合に、
破砕機設定を第2の予め定められた破砕機設定になるように増加させることと、
任意選択的に、破砕機設定が前記第2の予め定められた破砕機設定に達したとき、新しい材料を破砕装置に供給することができる。
【0019】
第2の態様によれば、これらおよび他の問題は、材料を破砕するための破砕装置によって完全に、または少なくとも部分的に解決される。
【0020】
破砕装置は、
破砕機と、
破砕機に材料を供給するための供給装置と、
破砕機から下流に配置され、破砕機から出る過大材料を選別するための二次装置と、
前記過大材料を破砕機に再循環させるための再循環ループと、
前記破砕機の破砕機設定を減少させるための制御システムとを備えている。
【0021】
代替として、制御システムは、破砕機の破砕機設定を増加させるように構成されてもよい。あるいは、制御システムは、破砕機の破砕機設定を調整するように構成されてもよい。あるいは、制御システムは、破砕装置を制御するように構成されてもよい。
【0022】
いくつかの実施形態によれば、再循環ループは、再循環ループ内に存在する材料の1つ以上のパラメータを決定するための検出手段を備える。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、破砕装置は、破砕装置における破砕機電力および/または負荷を監視するための監視手段をさらに備える。これは、電気負荷または油圧負荷を指すことができる。また、いくつかの実施形態では、コンベヤおよび/または再循環ループのそのような電力および/または負荷が監視される。
【0024】
第2の態様の効果及び特徴は、第1の態様に関連して上記で説明したものと大部分が類似している。第1の態様に関連して言及された実施形態は、第2の態様とほぼ互換性がある。
【0025】
本発明の概念は、別途明記されない限り、特徴の全ての可能な組み合わせに関連することに更に留意されたい。
【0026】
本開示の適用可能性の更なる範囲が、以下に与えられる説明から明らかとなるであろう。しかしながら、本発明の概念の範囲内の様々な変更及び修正がこの詳細な説明から当業者に明らかになるので、詳細な説明及び具体例は、本発明の概念の好ましい変形形態を示すが、例示のためにのみ与えられることが理解されるべきである。
【0027】
故に、本発明は、そのようなデバイス及び方法は変化するかもしれないので、説明したデバイスまたは説明した方法のステップの特定の構成要素部分に限定されないことが理解されるべきである。本明細書で使用する専門用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図されないことも理解されるべきである。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、文脈が明確に別段の指示をしない限り、要素のうちの1つ以上があることを意味することが意図されることに留意されたい。このことから、例えば、「1つのユニット(a unit)」又は「そのユニット(the unit)」への言及は、いくつかのデバイスなどを含んでいてもよい。更に、表現「備える(comprising)」、「含む(including)」、「包含する(containing)」及び同様の表現は、他の要素又はステップを除外しない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明の上記並びに追加の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照して、本発明の実施形態の以下の例示的且つ非限定的な詳細な説明を通してより良好に理解され、同じ参照番号が同様の要素に使用されることができる。
【
図2】
図2は、
図1の破砕装置の閉ループ破砕プロセスを図示している。
【
図4】
図4は、本開示による破砕装置を制御するための方法の概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の現在好ましい実施形態を示す添付の図面を参照して、本発明を以下により十分に説明する。本発明は、しかしながら、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、徹底性及び完全性のために提供され、本発明の範囲を当業者に十分に伝える。
【0030】
図1は、石、岩、鉱石などの材料を取り扱うための破砕装置100を図示している。
図1は、破砕装置100の破砕プロセスをさらに図示している。破砕装置100は、破砕装置100の後端101から前端103まで長手方向に沿って伸長する。
図1に図示するように、破砕装置100は、異なる生産現場間を移動できるようにするために、連続軌道構成118の手段を備える可動破砕装置である。しかしながら、本開示による破砕装置100は、当技術分野で知られている可動式または固定式の任意の破砕装置とすることができる。
【0031】
破砕装置100は、破砕機102と供給装置104を備えている。供給装置104は、外部装置から破砕機102に材料を供給するためのものである。破砕機102は、破砕装置100によって取り扱われる材料のサイズを小さくするためのものである。材料のサイズは、異なる岩または石などの材料の異なる部分が、互いに対して、かつ同時に破砕機102の摩耗部分に対して成形されることによって小さくされる。破砕機102は破砕機設定を含み、ここで、破砕機設定は、破砕機102の破砕チャンバ208の内側破砕シェル204と外側破砕シェル206との間の間隙幅202を規定する。間隙幅202は、破砕機102を通して同時に処理されることができる材料の量を規定する。破砕機102は、
図3に最も明確に示されており、したがってより詳細に説明される。
【0032】
破砕装置100は、破砕機102から出た過大材料を選別するための二次装置106をさらに備える。過大材料は、所望のサイズにさらに破砕されるようにするために、再循環ループ108を介して破砕機102に再循環される。したがって、破砕装置100から出ることができる過大材料はない。二次装置106は、1つのスクリーンデッキを備えていてもよい。二次装置106は、2つ以上のスクリーンデッキを備えていてもよい。
図1に図示するように、二次装置106は、3つのスクリーンデッキ106a、106b、106cを備える。第1のスクリーンデッキ106aは、過大サイズでない材料を過大材料から選別するためのものであり、ここで、過大サイズでない材料は、破砕装置100から排出される。2つ以上のスクリーンデッキを有することによって、過大サイズでない材料を過大材料から選別することに加えて、過大サイズでない材料の寸法に基づいて、過大サイズでない材料を異なる集合体に選別することが可能である。過大材料を、再循環ループ108を介して再循環させることによって、外部装置から受け取った新しい材料と再循環ループ108から受け取った過大材料の両方が破砕機102に供給される。過大材料は、材料サイズが二次装置106を通過するのに十分小さくなるまで再循環ループ108内で再循環される。
【0033】
加えて、破砕装置100は、破砕装置100を通して材料を搬送し、破砕装置100から過大でない材料を排出するための複数のコンベヤ110、112、114、116を備える。
【0034】
破砕機および/または二次装置による処理の多くの代替構成と、内部搬送手段とを備える破砕装置100の多くの代替実施形態が、特許請求の範囲内に存在することを理解されたい。
【0035】
破砕装置100は、破砕装置100内に存在する材料の1つ以上のパラメータを決定するための検出手段120をさらに備える。好ましくは、検出手段120は、再循環ループ108内に存在する過大材料の1つ以上のパラメータを決定する。代替として、または組み合わせて、検出手段120は、破砕機102の電気および/または油圧負荷または設定、コンベヤ110、112、114、116の電力および/または油圧動力または負荷、再循環ループ108の電力および/または油圧動力または負荷を決定するように構成されてもよい。非限定的な例として、検出手段120は、材料の1つ以上のパラメータを検出するための超音波センサ、ベルトスケール、マシンビジョン、および/またはレーザスキャナのうちの1つ以上を備えることができる。しかしながら、検出手段120は、材料の1つ以上のパラメータを決定するように構成された任意のデバイスを含むことができる。非限定的な例として、決定されてもよいパラメータは、例えば、材料流量、材料レベル、および/または材料重量である。検出手段120は、検出手段120のタイプおよびどの決定されることができるパラメータに応じて、破砕装置100内の任意の場所に位置付けられることができる。検出手段120は、検出手段120のタイプおよびどのタイプのパラメータが決定されることができるかに応じて、破砕装置100の近傍に位置付けられることができる。
【0036】
破砕装置100は、破砕装置100内の破砕機負荷を監視するための監視手段122をさらに備える。好ましくは、監視手段122は、破砕機102内の破砕機負荷を監視する。好ましくは、監視手段122は、コンベヤ110、112、114、116の破砕機負荷を監視する。非限定的な例として、監視手段122は、例えば圧力センサであってもよい。監視手段122は、監視手段122のタイプおよびどのタイプの破砕機負荷が監視されることができるかに応じて、破砕装置100内の任意の場所に位置付けられることができる。監視手段122は、監視手段122のタイプおよびどのタイプの破砕機負荷が決定されることができるかに応じて、破砕装置100の近くに配置されることができる。
【0037】
1つの非限定的な例によれば、検出手段120および監視手段122は、1つの同じデバイス内に組み込まれてもよく、例えば、1つのデバイスが、破砕装置100の材料および/または破砕機設定および/または破砕機負荷のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0038】
検出手段120は、破砕装置100を制御するための制御システム124に接続することができる。制御システム124は、検出手段120からパラメータを受信するように適合されてもよい。制御システム124は、検出手段120からのパラメータを分析するように適合されてもよい。制御システム124は、材料のパラメータと、材料および/または破砕機102の予め定められた値との間の差を検出するように構成されてもよい。
【0039】
監視手段122は、破砕装置100を制御するための制御システム124に接続することができる。制御システム124は、監視手段122から破砕機負荷を受け取るように適合されてもよい。制御システム124は、監視手段122からの破砕機負荷を分析するように適合されてもよい。制御システム124は、破砕機102または破砕装置100について、破砕機負荷と予め定められた破砕機負荷値との差を監視するように構成されてもよい。
【0040】
検出手段120および/または監視手段122を制御システム124に接続することによって、破砕装置100における破砕プロセスおよび材料を概観することが可能である。検出手段120および/または監視手段122を制御システム124に接続することによって、破砕装置100を遠隔制御することが可能である。これは、
図2に関連してより詳細に説明される。
【0041】
別々に説明したが、検出手段120および監視手段122の任意の組合せを使用して、材料パラメータおよび/または破砕機設定を決定し、および/または破砕機負荷を監視することができる。
【0042】
図2を参照すると、破砕装置100の閉ループ破砕プロセスが図示されている。閉ループ破砕プロセスは、新しい材料が破砕装置100に供給されないことによって定義される。
図1に図示される破砕プロセスが停止されるとき、閉ループ破砕プロセスが起動されてもよい。破砕装置100を完全にオフにすることもでき、これは破砕プロセスと閉ループ破砕プロセスの両方が停止されることを意味することを理解されたい。
【0043】
新しい材料は供給装置104を介して破砕装置100に供給されないので、再循環ループ108内の過大材料のみが破砕装置100内に存在する材料である。破砕装置100への新たな材料の供給を停止することによって、破砕装置100内の材料レベルを低減することができる。閉ループ破砕プロセスは、破砕装置100が部分的にまたは完全に空にされるべきとき、したがって破砕装置100内の材料レベルが低減または0に設定されるべきときに使用されてもよい。これは、破砕装置100が保守作業の前に空にされるべきときだけでなく、破砕装置100が
図1および
図2に図示されるように移動可能な破砕装置である場合、破砕装置100が例えば別の場所または公道に移動される必要があるときなど、多くの異なる理由から望ましい場合がある。
【0044】
破砕プロセスの停止、したがって閉ループ破砕プロセスの開始は、オペレータによって手動で、または例えば制御システム124によって遠隔的に行われる。好ましくは、閉ループ破砕プロセスは遠隔制御される。破砕装置100および閉ループ破砕プロセスを遠隔制御することによって、破砕装置100を空にすることは、オペレータからのいかなるアクションもなしに、容易かつ効率的な方法で管理される。
【0045】
加えて、閉ループ破砕プロセスが起動されるとき、破砕機102の破砕機設定は、制御システム124によって遠隔的に減少される。破砕機設定を段階的に減少させてもよい。破砕機設定を段階的に減少させることによって、破砕機設定は、過大スクリーンデッキサイズに段階的に近づく。したがって、破砕装置100への新しい材料の供給を停止し、同時に破砕機設定を段階的に減少させることによって、破砕装置100内の材料レベルは段階的に減少する。破砕機設定は、破砕装置100における負荷ピークを回避するために段階的に減少される。
【0046】
破砕装置100を制御するための方法は、供給装置104を介して破砕装置100への新しい材料の供給を停止するステップと、二次装置106から破砕機102へ過大材料を再循環させるステップと、破砕機102の破砕機設定を減少させるステップとを含む。好ましくは、本方法は、例えば制御システム124によって遠隔制御される。
【0047】
一例によれば、監視手段122を使用して破砕装置100内の破砕機負荷を監視し、破砕機負荷を制御システム124に送信することによって、破砕機設定を減少させるべきかどうかを決定することが可能である。非限定的な例として、破砕機設定は、予め定められたステップだけ減少されてもよい。制御システム124は、監視された破砕機負荷を予め定められた破砕機負荷値と比較するように構成されている。監視された破砕機負荷が予め定められた破砕機負荷値よりも小さい場合、破砕機設定は予め定められたステップだけ減少される。この手順は、最小許容破砕機設定に達するまで、または破砕装置100が空になるまで実行することができる。代替的に、破砕機設定を減少させることは、予め定められた期間に達するまで実行される。予め定められた期間は、オペレータによって設定することができる。あるいは、予め定められた期間は、破砕装置100内の材料のパラメータおよび/または監視された破砕機負荷に基づくことができる。
【0048】
破砕機102における破砕機負荷を決定することによって、破砕機102が材料をより小さいサイズに処理しているか否か、または材料サイズを減少させることなく材料が破砕機102を通過するか否かを決定することが可能である。材料サイズを減少させることなく材料が破砕機102を通過し、同時に二次装置106を介して排出されない場合、材料サイズは、破砕機102にとって小さすぎるが、二次装置106にとって大きすぎる可能性がある。このような場合には、破砕機設定を減少させることができる。破砕機の負荷は、破砕機電力消費および/または負荷表示尺度から定義される。非限定的な例によれば、破砕機調整圧力または破砕機102内のピストン圧力は、破砕機設定を減少させる時間であるか否かを決定するための指標として使用するのに適していてもよい。代替的に、破砕機測定電力、電気モータ電力、油圧モータ圧力、および/または機械式破砕機駆動を伴うディーゼルエンジン負荷は、破砕機設定を減少させる時間であるか否かを決定するための指標として使用するのに適していてもよい。したがって、破砕機設定が減少するとき、破砕機の負荷が増加する。一例によれば、破砕機102内に破砕機負荷がないとき、破砕機102内にいかなる材料も残っていない可能性がある。したがって、材料は破砕機102を出て、二次装置106を通過している。
【0049】
制御システム124は、監視された破砕機負荷に基づいて破砕機設定の減少を制御するように構成される。
【0050】
あるいは、破砕機設定を減少させることは、破砕装置内の材料のパラメータが予め定められた値に達するまで実行される。材料のパラメータは、破砕装置100の検出手段120によって決定される。したがって、材料のパラメータが0であると決定された場合、破砕装置100内に材料が残っていない可能性がある。あるいは、材料が二次装置106を通過するように破砕機設定が十分に小さい場合、破砕装置100内に材料が残っていなくてもよい。代替的に、破砕機チャンバ208が空であると検出手段120および/または監視手段122が決定できる場合、破砕装置100内に材料が全く残っていない可能性がある。
【0051】
あるいは、破砕機102の破砕機設定を減少させることは、破砕機設定が予め定められた破砕機設定に達するまで実行される。予め定められた破砕機設定は、オペレータによって設定されてもよい。破砕機設定は、検出手段120によって決定され、制御システム124に送信される。制御システム124は、決定された破砕機設定を予め定められた破砕機設定と比較するように構成される。決定された破砕機設定が予め定められた破砕機設定よりも大きい場合、破砕機設定の減少を継続することができる。予め定められた破砕機設定は、最小破砕機設定に設定することができる。決定された破砕機設定は、二次装置106を通過することができる材料サイズと比較することができる。破砕機設定が二次装置106を通過することができる材料サイズよりも小さい場合、破砕装置100が既に空でない場合には、破砕装置100が間もなく空になることを示す。したがって、破砕機設定が二次装置106を通過することができる材料サイズよりも小さい場合、破砕機で処理される材料は、二次装置106に関して許容される寸法よりも小さい寸法のものであってもよい。
【0052】
あるいは、破砕機設定は、破砕装置100に材料が残らなくなるまで減少されてもよい。検出手段120は、破砕装置100内に残っている材料の量を決定するように構成されてもよい。非限定的な例として、破砕機102内にも再循環ループ108内にも材料が残っていなくても、破砕装置100は空である。
【0053】
別々に説明したが、上記の任意の組合せを使用して、破砕プロセスをいつ停止するかを決定することができる。
【0054】
閉ループ破砕プロセスは、破砕装置100を再較正することをさらに含む。したがって、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達し、材料パラメータが予め定められた材料値を上回る場合、破砕装置100は再較正されるべきである。破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達したときに、材料パラメータが予め定められた値に達するように、破砕装置は再較正されてもよい。これは、例えば制御システム124によって遠隔制御されてもよい。
【0055】
閉ループ破砕プロセスは、破砕機設定を第2の予め定められた破砕機設定に増加させることをさらに含む。破砕機設定が第2の予め定められた破砕機設定に達した場合、閉ループ破砕プロセスが停止され、
図1に図示される破砕プロセスが起動される。このようにして、新しい材料が供給装置104を介して破砕装置104に供給される。好ましくは、第1の予め定められた破砕機設定は、第2の予め定められた破砕機設定よりも小さい。
【0056】
好ましくは、破砕機設定は、上述したように、決定された破砕機負荷に基づいて調整される。好ましくは、破砕機設定を減少させる他の選択肢は、破砕アイドリング状態を回避するために、および破砕装置を再較正するために使用される。しかしながら、破砕機設定を減少させるための異なる代替案が、本開示における任意の目的のために使用されることができることが理解される。
【0057】
したがって、閉ループ破砕プロセスの目的は、閉ループ破砕プロセスを使用することによって再循環ループ108内の過大材料を再循環させ、同時に、過大材料の寸法が減少するように破砕機102の破砕機設定を自動的に減少させることによって、破砕装置100内の材料レベルを減少させることであることが理解される。さらに、閉ループ破砕プロセスの目的は、破砕装置100内に材料が残らないように、破砕装置100内のすべての材料を除去することである。上述したように、これは、例えば制御システム124によって遠隔制御されることが好ましい。
【0058】
さらに、制御システム124は、検出手段120および/または監視手段122によって得られた情報に基づいて、破砕装置100内の問題を報告することもできる。
【0059】
本開示のように、破砕装置100を遠隔制御することには多くの利点および有用性がある。それは、オペレータにとってより容易でより効率的な空にするプロセスを提供し、したがって、破砕装置100は、オペレータからのいかなるアクションもなしに空にされることができる。
【0060】
図3には、破砕装置100の破砕機102がさらに詳細に図示されている。破砕機102は、破砕チャンバ208を備え、ここで材料が破砕される。破砕機102は、内側破砕部204および外側破砕部206をさらに備え、ここで、内側破砕部204および外側破砕部206は、破砕機102の間隙幅202を規定するように構成される。
【0061】
破砕機102は、破砕機設定が調整可能である任意の破砕機であることができる。破砕機102は、破砕機設定が測定可能である任意の破砕機であることができる。
【0062】
図4を参照して、破砕装置100を制御するための方法400の概略フローチャート表現を説明する。方法400は、以下のステップを含む。
【0063】
供給装置104を通して破砕装置100への新しい材料の供給を停止しS402、過大材料を二次装置から破砕機102に再循環させS404、破砕機102の破砕機設定を減少させるS406。この方法は、オペレータによって手動で制御されてもよいし、制御システム124によって遠隔制御されてもよい。
【0064】
任意選択的に、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達し、材料パラメータが予め定められた材料値を上回る場合、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達したときに材料パラメータが予め定められた値に達するように破砕装置100を再較正する。
【0065】
任意選択で、破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に到達し、材料パラメータが予め定められた値に到達した場合、破砕機設定は、第2の予め定められた破砕機設定に増加してもよい。破砕機設定が前記第2の予め定められた破砕機設定に達するとき、破砕装置100への新しい材料の供給を開始することができる。
【0066】
当業者は、本発明が、上記で説明された好ましい実施形態に決して限定されないことを理解する。それどころか、添付の特許請求の範囲内において多くの変更及び変形が可能である。加えて、開示した実施形態に対する変形形態は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から、請求項に記載された発明を実施する際に当業者が理解及び達成することができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
破砕装置(100)を制御するための方法(400)であって、
前記破砕装置(100)は、破砕機(102)と、前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(108)と、
前記過大材料を前記破砕機(102)に再循環させるための再循環ループ(108)とを備え、
前記方法(400)は、
前記供給装置(104)を通して前記破砕装置(100)に新しい材料を供給することを停止するステップ(S402)と、
前記過大材料を前記二次装置(104)から前記破砕機(102)に再循環させるステップ(S404)と、
前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させるステップ(S406)と、を備える、方法(400)。
【請求項2】
前記過大材料を再循環させるステップ(S404)は、前記破砕装置(100)内の前記材料のパラメータが予め定められた値に達するまで実行される、請求項1に記載の方法(400)。
【請求項3】
前記破砕機設定は、材料が前記再循環ループ(108)に戻されなくなるまで減少される、請求項1または2に記載の方法(400)。
【請求項4】
材料のパラメータが検出手段(120)を使用することによって決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項5】
前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達するまで実行される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項6】
前記第1の予め定められた破砕機設定は、最小破砕機設定であるように設定される、請求項5に記載の方法(400)。
【請求項7】
前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、
前記破砕装置(100)内の破砕機負荷を監視することと、
前記破砕機負荷が予め定められた破砕機負荷値よりも小さい場合、前記破砕機設定を予め定められたステップだけ減少させることと、を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項8】
前記破砕機負荷は、破砕機電力消費および/または負荷表示尺度から定義される、請求項7に記載の方法(400)。
【請求項9】
前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが予め定められた材料値を上回る場合、
前記破砕機設定(100)が前記第1の予め定められた破砕機設定に達したときに、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達するように、前記破砕装置(100)を再較正することをさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項10】
前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達している場合、
前記破砕機設定を第2の予め定められた破砕機設定に増加させることをさらに備える、請求項5から9のいずれか一項に記載の方法(400)。
【請求項11】
材料を破砕するための破砕装置(100)であって、
破砕機(102)と、
前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(106)と、
前記過大材料を前記破砕機(10
2)に再循環させるための再循環ループ(108)と、
制御システム(124)であって、前記破砕装置(100)に前記供給装置(104)を通して新たな材料を供給することを停止するステップ(S402)、前記再循環ループ(108)によって前記過大材料を前記二次装置(106)から前記破砕機(102)に再循環するステップ(S404)、及び前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させる
ステップ(S406)、を遠隔制御するように構成された制御システム(124)と、を備える、材料を破砕するための破砕装置(100)。
【請求項12】
前記再循環ループ(108)は、前記再循環ループ(108)内に存在する材料の1つ以上のパラメータを決定するための検出手段(120)を備える、請求項11に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
【請求項13】
前記破砕装置(100)における破砕機電力または負荷を監視するための監視手段(122)をさらに備える、請求項11または12に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
当業者は、本発明が、上記で説明された好ましい実施形態に決して限定されないことを理解する。それどころか、添付の特許請求の範囲内において多くの変更及び変形が可能である。加えて、開示した実施形態に対する変形形態は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から、請求項に記載された発明を実施する際に当業者が理解及び達成することができる。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、そのまま、付記しておく。
[1] 破砕装置(100)を制御するための方法(400)であって、
前記破砕装置(100)は、破砕機(102)と、前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(108)と、
前記過大材料を前記破砕機(102)に再循環させるための再循環ループ(108)とを備え、
前記方法(400)は、
前記供給装置(104)を通して前記破砕装置(100)に新しい材料を供給することを停止するステップ(S402)と、
前記過大材料を前記二次装置(104)から前記破砕機(102)に再循環させるステップ(S404)と、
前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させるステップ(S406)と、を備える、方法(400)。
[2] 前記過大材料を再循環させるステップ(S404)は、前記破砕装置(100)内の前記材料のパラメータが予め定められた値に達するまで実行される、[1]に記載の方法(400)。
[3] 前記破砕機設定は、材料が前記再循環ループ(108)に戻されなくなるまで減少される、[1]または[2]に記載の方法(400)。
[4] 材料のパラメータが検出手段(120)を使用することによって決定される、[1]から[3]のいずれか一項に記載の方法(400)。
[5] 前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達するまで実行される、[1]から[4]のいずれか一項に記載の方法(400)。
[6] 前記第1の予め定められた破砕機設定は、最小破砕機設定であるように設定される、[5]に記載の方法(400)。
[7] 前記破砕機設定を減少させる前記ステップ(S404)は、
前記破砕装置(100)内の破砕機負荷を監視することと、
前記破砕機負荷が予め定められた破砕機負荷値よりも小さい場合、前記破砕機設定を予め定められたステップだけ減少させることと、を備える、[1]から[6]のいずれか一項に記載の方法(400)。
[8] 前記破砕機負荷は、破砕機電力消費および/または負荷表示尺度から定義される、[7]に記載の方法(400)。
[9] 前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが予め定められた材料値を上回る場合、
前記破砕機設定(100)が前記第1の予め定められた破砕機設定に達したときに、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達するように、前記破砕装置(100)を再較正することをさらに備える、[1]から[8]のいずれか一項に記載の方法(400)。
[10] 前記破砕機設定が第1の予め定められた破砕機設定に達しており、前記材料のパラメータが前記予め定められた材料値に達している場合、
前記破砕機設定を第2の予め定められた破砕機設定に増加させることをさらに備える、[5]から[9]のいずれか一項に記載の方法(400)。
[11] 材料を破砕するための破砕装置(100)であって、
破砕機(102)と、
前記破砕機(102)に材料を供給するための供給装置(104)と、
前記破砕機(102)から出る過大材料を選別するために前記破砕機(102)から下流に配置された二次装置(106)と、
前記過大材料を前記破砕機(108)に再循環させるための再循環ループ(108)と、
前記破砕機(102)の破砕機設定を減少させるための制御システム(124)と、を備える、材料を破砕するための破砕装置(100)。
[12] 前記再循環ループ(108)は、前記再循環ループ(108)内に存在する材料の1つ以上のパラメータを決定するための検出手段(120)を備える、[11]に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
[13] 前記破砕装置(100)における破砕機電力または負荷を監視するための監視手段(122)をさらに備える、[11]または[12]に記載の材料を破砕するための破砕装置(100)。
【国際調査報告】