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特表2024-510211高いキャリア周波数を有するシステムにおけるデータの送信及び/又は再送信方式
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(54)【発明の名称】高いキャリア周波数を有するシステムにおけるデータの送信及び/又は再送信方式
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/23 20230101AFI20240228BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20240228BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20240228BHJP
【FI】
H04W72/23
H04W28/18
H04W72/1268
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555542
(86)(22)【出願日】2022-03-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-19
(86)【国際出願番号】 US2022018267
(87)【国際公開番号】W WO2022192030
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】63/160,571
(32)【優先日】2021-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/160,577
(32)【優先日】2021-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シオーン,ガーン
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィドフ,アレクセイ
(72)【発明者】
【氏名】リー,イーンヤーン
(72)【発明者】
【氏名】イ,デウォン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,スンヒ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG08
5K067HH28
(57)【要約】
ここでの様々な実施形態は、約52.6ギガヘルツ(GHz)を上回るキャリア周波数で動作しているシステムにおけるデータの送信及び再送信に関する技術を提供する。ここでの一部の実施形態は、UCIのための拡張された送信方式を参照することがある。一部の実施形態は、加えて、あるいは代わりに、より高いキャリア周波数のためのデータチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関し得る。他の実施形態も説明及び/又は特許請求され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内のユーザ装置(UE)の一部であり、当該方法は、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数の受信されたインジケーションと、トランスポートブロック(TB)の再送信のための第2の変調次数の受信されたインジケーションとを特定し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、
前記第1の変調次数の前記インジケーション及び前記第2の変調次数の前記インジケーションに基づく送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、
ことを含む、方法。
【請求項2】
前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第5世代(5G)以上の基地局から受信された前記時間ギャップの構成のインジケーションを特定する、ことを更に含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記構成の前記インジケーションは、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、又は前記DCI内で動的に示される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の変調次数の前記インジケーション又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内の第5世代(5G)以上の基地局の一部であり、当該方法は、
ユーザ装置(UE)への送信のために、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数のインジケーションと、TBの再送信のための第2の変調次数のインジケーションとを符号化し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、
前記第1の変調次数及び前記第2の変調次数に基づく送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、
ことを含む、方法。
【請求項7】
前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記UEへの送信のために、前記時間ギャップの構成のインジケーションを符号化する、ことを更に含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記構成の前記インジケーションは、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して送信され、又は前記DCI内で動的に示される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の変調次数の前記インジケーション又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる、請求項6乃至9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内のユーザ装置(UE)の一部であり、当該方法は、
アップリンク制御情報(UCI)を特定し、
マルチポート送信方式を用いた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信のために前記UCIを符号化し、
前記マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上の前記PUCCH又は前記PUSCH上で前記UCIを送信する、
ことを含む、方法。
【請求項12】
前記マルチポート送信方式は、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの別個のコーディングの適用に基づく、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記複数のポート上での前記UCIの前記送信のために同一のコーディングが用いられる、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの前記送信に相異なるスクランブリングシーケンスが適用される、請求項11乃至13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記UCIの前記送信のための前記複数のポートのうちの2つのポート間でのスクランブリングシーケンス初期化に固定オフセットが用いられる、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、第5世代(5G)以上のセルラーネットワーク内の基地局の一部であり、当該方法は、
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でユーザ装置(UE)から受信されたアップリンク制御情報(UCI)を特定し、
前記UCIを処理する、
ことを含み、
前記UCIは、マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上の前記PUCCH又は前記PUSCH上で前記UEによって送信されたものである、
方法。
【請求項17】
前記マルチポート送信方式は、前記UEによる、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの別個のコーディングの適用に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記複数のポート上での前記UCIの前記送信のために同一のコーディングが用いられる、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの前記送信に相異なるスクランブリングシーケンスが適用される、請求項16乃至18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記UCIの前記送信のための前記複数のポートのうちの2つのポート間でのスクランブリングシーケンス初期化に固定オフセットが用いられる、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年3月12日に出願された米国仮特許出願第63/160,571号、及び2021年3月12日に出願された米国仮特許出願第63/160,577号に対する優先権を主張する。
【0002】
様々な実施形態は、概して、無線通信の分野に関し得る。例えば、一部の実施形態は、約52.6ギガヘルツ(GHz)を上回るキャリア周波数で動作しているシステムにおけるデータの最初の送信及び/又は再送信に関し得る。
【背景技術】
【0003】
様々な実施形態は、概して、無線通信の分野に関し得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
実施形態は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明によって容易に理解されることになる。この説明を容易にするために、同様の構造要素を同様の参照符号が示す。実施形態は、添付の図面の図において限定ではなく例として示される。
図1】様々な実施形態に従った、2ポートアップリンク制御情報(UCI)シナリオでの信号生成手順の一例を示している。
図2】様々な実施形態に従った、コムベースの2ポート送信方式の一例を示している。
図3】様々な実施形態に従った、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び/又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での混合された最初の送信及び再送信の一例を示している。
図4】様々な実施形態に従った、PDSCH及び/又はPUSCH上での最初の送信及び再送信のための専用復調基準信号(DMRS)の使用の一例を示している。
図5】様々な実施形態に従った、PDSCH及び/又はPUSCH上での、UCI、DMRS、最初の送信、及び再送信のためのDMRSの使用の一例を示している。
図6】様々な実施形態に従った、同一の変調次数でのUCI及び最初の送信のための共有DMRSの使用の一例を示している。
図7】様々な実施形態に従った、同一の変調次数でのUCI及び再送信のための共有DMRSの使用の一例を示している。
図8】様々な実施形態に従った、PUSCH上でのUCI、最初の送信、及び再送信とともに使用するための共有DMRSの使用を示している。
図9】様々な実施形態に従った、データチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関する技術の一例を示している。
図10】様々な実施形態に従った、データチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関する技術の一代替例を示している。
図11】様々な実施形態に従った、アップリンク制御情報(UCI)の送信に関する技術の一例を示している。
図12】様々な実施形態に従った、アップリンク制御情報(UCI)の送信に関する技術の一代替例を示している。
図13】様々な実施形態に従った無線ネットワークを概略的に示している。
図14】様々な実施形態に従った無線ネットワークのコンポーネントを概略的に示している。
図15】機械読み取り可能媒体又はコンピュータ読み取り可能媒体(例えば、非一時的機械読み取り可能記憶媒体)から命令を読み取り、ここで説明される方法のうちのいずれか1つ以上を実行することが可能な、一部の実施形態例に従ったコンポーネントを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
様々な実施形態は、概して、無線通信の分野に関し得る。
【0006】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ又は同様の要素を識別するために異なる図で同じ参照符号を使用することがある。以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、様々な実施形態の様々な態様の完全なる理解を提供するために、例えば特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技術などの具体的詳細が記載される。しかしながら、本開示の利益を受けた当業者に明らかになることには、様々な実施形態の様々な態様が、それらの具体的詳細から逸脱する他の例で実施されてもよい。特定の例において、不要な詳細によって様々な実施形態の説明を不明瞭にしないように、周知の機器、回路、及び方法の説明は省略する。本文書の目的において、語句“A又はB”及び“A/B”は、(A)、(B)、又は(AとB)を意味する。
【0007】
モバイル通信は、初期の音声システムから現在の高度に洗練された統合通信プラットフォームへと著しく進化してきた。ここでは第5世代(5G)又は新無線(NR)として参照することがある次世代無線通信システムは、どこでも、いつでも、様々なユーザ及びアプリケーションによる情報へのアクセス及びデータの共有を提供する。NRは、大きく異なっていて時には競合する性能次元及びサービスを満たすことを目標とする統合ネットワーク/システムであり得る。そのような多様な多次元の要求が、異なるサービス及びアプリケーションによって駆り立てられ得る。一般に、NRは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)-アドバンストに基づいて、追加の将来性ある新しい無線アクセス技術(RAT)とともに進化し、人々の生活を、より良い単純でシームレスな無線接続性ソリューションで豊かにし得る。NRは、ワイヤレスによる接続を可能にし、高速で豊富なコンテンツ及びサービスを配信し得る。ここでの一部の実施形態は、UCIのための拡張された送信方式を参照することがある。一部の実施形態は、加えて、あるいは代わりに、より高いキャリア周波数のためのデータチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関係し得る。
【0008】
UCIのための拡張された送信方式
NRリリース15(Rel-15)において、ショート物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)(PUCCHフォーマット0及び2)送信は1シンボル又は2シンボルにわたり、ロングPUCCH(PUCCHフォーマット1、3、及び4)送信は、スロット内の4シンボルから14シンボルにわたり得る。さらに、ロングPUCCH送信は、カバレッジをさらに高めるために複数のスロットにわたることができる。また、所与のUEに対して、2つのショートPUCCH送信、並びにショートPUCCH送信及びロングPUCCH送信が、同一スロット内で時分割多重化(TDM)方式で多重化され得る。また、全ての異なるPUCCHフォーマットにシングルポート送信が適用され得る。
【0009】
なお、アップリンク制御情報(UCI)は、PUCCH又はPUSCHによって搬送され得る。特に、UCIは、以下のうちの1つ以上、すなわち、スケジューリング要求(SR)、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)フィードバック、例えばチャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、CSIリソースインジケータ(CRI)及びランクインジケータ(RI)といったチャネル状態情報(CSI)レポート、及び/又はビーム関連情報(例えば、レイヤ1-基準信号受信電力(L1-RSRP))のうちの1つ以上に関係する情報又はインジケーションを含み得る。
【0010】
セルラーシステムでは、カバレッジが、首尾良い動作のための重要なファクタであるとし得る。LTEと比較して、NRは、例えばミリメートル波(mm波)周波数帯域における周波数レンジ2(FR2)内といった、より高いキャリア周波数で展開され得る。一部の実施形態において、FR2は、約24.6GHzと約71GHzとの間の周波数レンジを指し得る。この場合、より大きな経路損失に起因してカバレッジ損失が発生することがあり、それが、適切なサービス品質を維持することをいっそう困難にしてしまい得る。ユーザ装置(UE)側での低い送信パワーを考慮すると、典型的に、アップリンクカバレッジがシステム動作のボトルネックである。
【0011】
約52.6GHzよりも高いキャリア周波数で動作するシステム、及び/又は第6世代(6G)通信システムでは、特にUEが複数の送信アンテナを備える場合に、PUCCH又はPUSCH上でのUCI送信についてのカバレッジを改善することがより望ましいとし得る。この場合、送信ダイバーシティ又は空間ダイバーシティの利益を活用するために、PUCCH又はPUSCH上でのUCI送信にマルチポート送信が使用され得る。PUCCH又はPUSCH上でのUCI送信のためのマルチポート送信をサポートするには、レガシー3GPP仕様に対して、ある一定の設計変更が望まれ得る。ここでの様々な実施形態は、PUSCH上のUCIのための拡張された送信方式のシステム及び方法を含む。
【0012】
一実施形態において、マルチポートベースの送信がUCIに適用されるとき、各ポート上のUCIに別個のコーディングが適用され得る。また、異なるポート上のUCI送信に、同じ又は異なるスクランブリングを有する同じコーディングが用いられ得る。なお、このコーディング方式は、PUCCH又はPUSCH上でのUCI送信に適用され得る。
【0013】
各ポート上のUCI送信に異なるスクランブリングシーケンスが適用されるとき、UCI送信のための2つのポート間のスクランブリングシーケンス初期化のために固定オフセットが用いられ得る。
【0014】
一例において、第1ポート上でのUCI送信のためのスクランブリングシーケンス生成器は、
init=nRNTI・215+nID
で初期化されることができ、ここで、nRNTIは、UCI送信のための無線ネットワーク一時的識別子(RNTI)であり、これは、セルRNTI(C-RNTI)及び/又は一時的C-RNTI(TC-RNTI)とすることができる。nIDは、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)(例えば、システム情報ブロック1(SIB1))、他のシステム情報(OSI)、及び/又は無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して上位レイヤによって構成されることができ、構成されない場合、nIDは、物理セルIDとすることができる。また、第2ポート上でのUCI送信のためのスクランブリングシーケンス生成器は、
init=nRNTI・215+nID+Δ
で初期化されることができ、ここで、Δは、仕様において事前に定められ得る。例えば、一部の実施形態において、Δは1に等しいとし得る。
【0015】
他の一実施形態において、PUSCH上でのマルチポートUCI送信のための離散フーリエ変換(DFT)演算に先立って、変調シンボルにブロックワイズ直交カバーコード(OCC)が適用され得る。
【0016】
図1は、2ポートUCI送信方式向けの信号生成の手順の一例を示している。特に、UCIは、UCI入力からの分岐経路によって示されるように、各アンテナポート(AP)においてコーディングされ変調される。具体的には、1つの経路がAP#0に対応し、他の1つの経路がAP#1に対応する。上述したように、各AP上でのUCI送信に、同じ又は異なるスクランブリングを有する同じコーディングを使用することができる。その後、変調されたシンボルに対して、OCCを用いたブロックワイズ拡散が行われる。その後、拡散変調されたシンボルがDFTブロックに入力され、逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として周波数ドメインにおいて割り当てられたリソースにマッピングされ、次いで、AP#0及びAP#1の各APに対する時間ドメイン信号に変換される。
【0017】
一例において、DFTに先立つ変調シンボルに対するブロックワイズ拡散処理は、次式
【数1】
によって与えられ、ここで、NSFは拡散係数であり、MSCは、UCI送信のためのサブキャリアの数であり、Msymbは、UCI送信のためのシンボルの数であり、wnAPは、下の表1で与えられるものであるnAPポート用のOCCコードである。2ポート送信の場合、NSF=2である。
【表1】
【0018】
他の一実施形態において、DFT演算後の変調シンボルが、UCI送信のための異なるポート用の異なるコムに直接マッピングされ得る。ここで使用されるとき、“コム”は、異なるポートに対する周波数ドメインにおける異なるサブキャリアの使用を指す。一例において、図2のクロスハッチングされたサブキャリアによって示されるように、偶数サブキャリアがUCIポート#1に対して割り当てられ、図2の斜線ハッチングされたサブキャリアによって示されるように、奇数サブキャリアがUCIポート#2に対して割り当てられ得る。
【0019】
他の一実施形態において、PUSCH上でのUCI送信にプレDFTブロックワイズOCCが適用されるとき、OCCインデックスが、MSI、RMSI(SIB1)、OSI、及び/又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0020】
同様に、UCIがマルチポート送信のための異なるコムにマッピングされるとき、コムインデックスが、MSI、RMSI(SIB1)、OSI、又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0021】
他の一実施形態において、共有DMRSが、PUSCH上のUCI及びアップリンク共有チャネル(UL-SCH)の送信のために適用されるとき、PUSCH上のUCI送信のための各ポート上のコムインデックス又はOCCインデックスは、PUSCH送信のためのDMRSアンテナポート(AP)インデックスに従って決定され得る。
【0022】
この場合、DCI内のインジケーションに従って、先ず、PUSCH送信のためのDMRS APを決定することができ、さらに、各APのためのPUSCH上のUCIのコムインデックス又はOCCインデックスを、DMRS APインデックスに従って決定することができる。
【0023】
一オプションにおいて、PUSCH上のUCIに2ポート送信が適用されるとき、0のコムインデックス又は0のOCCインデックスが、より小さい指し示されたDMRS APに関連付けられ、1のコムインデックス又は1のOCCインデックスが、PUSCH送信のための、より大きい指し示されたDMRS APに関連付けられる。
【0024】
表2は、PUSCH向けのDMRS APインデックスからの2ポートUCI送信用のコム又はOCCインデックスの一例を示している。この例において、p0は、2つの示されるDMRS APのうち第1の又は小さい方のDMRS APであり、p1は、PUSCH送信のための2つの示されるDMRS APのうち第2の又は大きい方のDMRS APである。
【表2】
【0025】
より高いキャリア周波数のためのデータチャネルの最初の送信及び再送信
NRリリース15において、システム設計は、ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)向けのサイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)、及び更には、UL向けの離散フーリエ変換-拡散-OFDM(DFT-s-OFDM)の波形選択を用いて、52.6GHzまでのキャリア周波数を対象としている。しかしながら、約52.6GHz以上のキャリア周波数では、低電力増幅器(PA)効率及び大きい位相雑音を含む問題に対処するために、シングルキャリアベースの波形が使用され得る。
【0026】
シングルキャリアベースの波形では、DLとULの両方についてDFT-s-OFDMが検討され得る。DFT-s-OFDMを含むOFDMベースの送信方式では、サイクリックプレフィックス(CP)が各ブロックの始めに挿入され、ブロック内の最後のデータシンボルがCPとして繰り返される。典型的に、CPの長さは、シンボル間干渉(ISI)を克服するために最大予想遅延スプレッドを超え得る。
【0027】
さらに、52.6GHzキャリア周波数以上で動作するシステム又は6G通信システムでは、比較的多数のTBが、PDSCH及びPUSCH送信のために単一のDCIによってスケジュールされ得る。TBのうちの一部が受信器において首尾良く受信されない場合、送信器は、失敗したTBを再送信する必要があり得る。一方、送信される必要がある幾つかの新しいパケットを送信器が有する場合、送信器は、単一のPDSCH又はPUSCHにおいて、一部のTBの最初の送信と失敗したTBの再送信とを組み合わせることができる。
【0028】
図3は、PDSCH及びPUSCHのための混合された最初の送信(例えば、直線状の陰影を付けたブロック)及び再送信(例えば、格子状の陰影を付けたブロック)の一例を示している。なお、この例ではTBの再送信がTBの最初の送信の前に置かれているが、ここでの実施形態は、最初の送信がTBの再送信の前に置かれるケースを含み得る。
【0029】
なお、図3及びここでの他の図は説明の目的での図の例として意図されている。明示的に別段の指示がない限り、具体的な陰影模様は異なる図では異なって使用されることがある。換言すれば、図3図8のうちの1つで使用される陰影模様が、図3図8のうちの他の1つで使用される同じ陰影模様とは異なる概念を表すことがある。
【0030】
PDSCH又はPUSCHにおける混合された最初の送信及び再送信のために、5G基地局(gNB)は、TBの最初の送信及び再送信のために異なる変調次数をスケジュールすることができる。この場合、特にUEの観点から、送信器が最初の送信と再送信との間で位相連続性を維持することは困難であり得る。これはまた、TBの最初の送信と再送信との間で異なる送信パワーをもたらし得る。この問題に対処するには、PDSCH及びPUSCHの混合された最初の送信及び再送信のために一定の機構が望まれる。
【0031】
ここでの様々な実施形態は、より高いキャリア周波数のためのデータチャネルの混合された最初の送信及び再送信のための機構を提供する。具体的には、データチャネルの混合された最初の送信及び再送信のための実施形態は、以下のうちの1つ以上を含み得る。
【0032】
一実施形態において、PUSCH及びPDSCH上でのTBの最初の送信と再送信とに相異なる変調次数が使用されるとき、TBの最初の送信及び再送信のためにそれぞれ(1つ以上の)専用DMRSが割り当てられ得る。この場合、TBの再送信及びTBの最初の送信の復号は、それぞれ、TBの再送信及び最初の送信のためのDMRSに基づくことができる。一部の実施形態において、TBの最初の送信及び再送信のための変調次数はDCI内で明示的に示され得る。
【0033】
また、TBの再送信及び最初の送信の送信のために異なる送信パワーが使用される場合、UE能力に応じて、PUSCH上でのTBの再送信の送信と最初の送信の送信との間に時間ギャップが挿入され得る。なお、時間ギャップは、シンボル又はシンボルグループを基礎にして定められ得る。特に、PDSCH又はPUSCH送信内の時間ギャップのためのシンボルの数が、MSI、MSI、OSI、及び/又は専用RRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。時間ギャップのためのシンボルの数は、UE能力としてUEによって報告され得る。
【0034】
図4は、PUSCH及びPDSCH上での最初の送信(例えば、斜線の陰影を付けたブロック)及び再送信(例えば、縦線の陰影を付けたブロック)のための専用DMRSの一例を示している。この例では、再送信のためのDMRSが、PUSCH上でのTBの再送信(例えば、横線の陰影を付けたブロック)の前に送信され、最初の送信のためのDMRSが、PDSCH又はPUSCH上でのTBの最初の送信(例えば、格子状の陰影を付けたブロック)の前に送信される。なお、TBの最初の送信及び再送信の所要時間に応じて、追加の(1つ以上の)DMRSシンボルが、PDSCH又はPUSCH上でのTBの再送信及び最初の送信内に挿入され得る。さらに、パワー遷移のために予約されるものである1シンボルギャップが、TBの最初の送信と再送信との間に挿入されてもよい。
【0035】
他の一実施形態において、UCIがPUSCH上で多重化されるとき、且つ異なる変調次数がUCIの送信、TBの再送信及び最初の送信に使用される場合、UCI、TBの最初の送信及び再送信にそれぞれ(1つ以上の)専用DMRSが割り当てられる。また、UE能力に応じて、UCIの送信、TBの再送信及び最初の送信に相異なる送信パワーが使用される場合、PUSCH上での、UCIの送信、TBの再送信及び最初の送信の間に時間ギャップが挿入され得る。なお、UCIのための変調次数は、仕様中で予め定められてもよいし、上述のようにDCI内で明示的に示され得るものであるPUSCH上でのTBの最初の送信又は再送信のための変調次数に等しくてもよい。
【0036】
なお、UCIは、以下のうちの1つ以上、すなわち、スケジューリング要求(SR)、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)フィードバック、例えばチャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、CSIリソースインジケータ(CRI)、及びランクインジケータ(RI)といったチャネル状態情報(CSI)レポート、及び/又はビーム関連情報(例えば、L1-RSRP(レイヤ1-基準信号受信電力))のうちの1つ以上を含み得る。
【0037】
図5は、PUSCH上でのUCIのための専用DMRS(例えば、左から右に上がる斜線の陰影を付けたブロックによって示される)、最初の送信のためのDMRS(縦線の陰影を付けたブロックによって示される)、及び再送信のためのDMRS(左から右に下がる斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の一例を示している。この例では、UCIのためのDMRSが、PUSCH上でのUCI(交差する斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信され、再送信のためのDMRSが、PUSCH上でのTBの再送信(横線の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信され、最初の送信のためのDMRSが、PUSCH上でのTBの最初の送信(格子状の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信される。さらに、パワー遷移のために予約されるものである1シンボルギャップが、UCI、TBの最初の送信及び再送信の間に挿入されている。
【0038】
他の一実施形態において、PUSCH上での、UCIの送信と、TBの最初の送信又は再送信とに、同じ変調次数が使用され得る。PUSCH上でのUCIの送信とTBの最初の送信とに、又はUCIの送信と再送信とに、同じ変調次数が使用されるとき、UCIの送信と最初の送信とに、又はUCIの送信と再送信とに、それぞれ共有DMRSが使用され得る。
【0039】
また、UCIの送信とPUSCH上での最初の送信とに同じ変調次数が使用されるとき、最初の送信の前にUCIがマッピングされ、共有DMRSがUCIの前に割り当てられ得る。上述のようなパワー遷移のための時間ギャップが、PUSCH上での再送信とUCIとの間に挿入されてもよい。
【0040】
図6は、同じ変調次数でのUCI及び最初の送信のための共有DMRS(左から右に下がる斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の一例を示している。この例では、PUSCH上での再送信とUCI/最初の送信とに異なる変調次数が使用される。この場合、再送信のためのDMRS(縦線の陰影を付けたブロックによって示される)が、PUSCH上でのTBの再送信(横線の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信され、UCI及び最初の送信のための共有DMRSが、PUSCH上でのUCI(交差する斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信される。さらに、パワー遷移のために予約されるものである1シンボルギャップが、再送信とUCIとの間に挿入されている。
【0041】
同様に、UCIの送信とPUSCH上での再送信とに同じ変調次数が使用されるとき、再送信の前にUCIがマッピングされ、共有DMRSがUCIの前に割り当てられ得る。上述のようなパワー遷移のための時間ギャップが、PUSCH上での再送信と最初の送信との間に挿入されてもよい。
【0042】
図7は、同じ変調次数でのUCI及び再送信のための共有DMRS(左から右に上がる斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の使用の一例を示している。この例では、PUSCH上での最初の送信(格子状の陰影を付けたブロックによって示される)と、UCI/再送信(それぞれ、交差する斜線の陰影を付けたブロック及び横線の陰影を付けたブロックによって示される)とに異なる変調次数が使用される。この場合、最初の送信のためのDMRS(左から右に下がる縦線の陰影を付けたブロックによって示される)が、PUSCH上でのTBの最初の送信の前に送信され、UCI及び再送信のための共有DMRSが、PUSCH上でのUCIの前に送信される。さらに、パワー遷移のために予約されるものである1シンボルギャップが、再送信と最初の送信との間に挿入されている。
【0043】
他の一実施形態において、同じ変調次数が、最初の送信、再送信、及び/又はUCIに対して常に適用され得る。この場合、PDSCH又はPUSCH上でのTBの再送信のための変調次数又は変調及びコーディング方式(MCS)のインジケーションはDCIに含められない。さらに、最初の送信と再送信との間の変調次数オフセット又はMCSオフセットはDCIに含められなくてもよい。
【0044】
UCIの送信並びにPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信に同じ変調次数が使用されるとき、UCI並びに該UCIの前に送信され得るPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信に、共有DMRSが使用され得る。この場合、PUSCH送信中に時間ギャップは必要されないとし得る。
【0045】
図8は、PUSCH上でのUCI、最初の送信、及び再送信のための共有DMRS(斜線の陰影を付けたブロックによって示される)の一例を示している。この例では、UCI(交差する斜線の陰影を付けたブロックによって示される)が、TBの再送信(横線の陰影を付けたブロックによって示される)の前に送信され、それに、PUSCH上でのTBの最初の送信(格子状の陰影を付けたブロックによって示される)が続く。上述したように、PUSCH送信の長さに応じて、追加の(1つ以上の)DMRSシンボルが挿入されてもよい。
【0046】
なお、ここでの他の実施形態においては、UCI、再送信、及び最初の送信のマッピング順序の他の並べ替えが、追加で又は代替として導出され得る。
【0047】
他の一実施形態において、最初の送信、再送信、及び/又はUCIの送信のために異なる送信パワーが適用されるときに、共有DMRSが使用されてもよい。この場合、最初の送信、再送信、及び/又はUCIの間の送信パワー差又は送信パワー比が、MSI、RMSI(例えば、SIB1)、OSI又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。この場合、受信器は、DMRSシンボルと、最初の送信、再送信及び/又はUCIとの間のパワー差を導出することができる。
【0048】
他の一実施形態において、PDSCH又はPUSCH上でのTBの最初の送信と再送信とに相異なる周波数ドメインリソース割り当て(FDRA)が割り当てられ得る。この場合、PDSCH又はPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信に対する周波数ドメインリソースをそれぞれ示すために、2つのFDRAフィールドをDCIが挿入され得る。あるいは、PDSCH又はPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信の送信に、同じ開始PRBであるが異なる長さのPRB又はPRBサイズ差が使用され得る。
【0049】
また、UCIがPUSCH上で多重化されるとき、UCIとTBの最初の送信とに、又はUCIとPUSCH上でのTBの再送信とに、同じ周波数ドメインリソースが割り当てられ得る。
【0050】
他の一実施形態において、PUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信の送信に使用されるものであるDCIにそれぞれ別個の送信パワーコマンド(TPC)フィールドが含められ得る。また、UCIがPUSCH上で多重化されるとき、UCIとTBの最初の送信とに、又はUCIとPUSCH上でのTBの再送信とに、同じTPCコマンドが使用され得る。
【0051】
更なる拡張として、PUSCH上での(1つ以上の)TBの最初の送信と再送信とに、独立した送信パワープロセスを適用することができる。
【0052】
技術例
図9図12は、ここでの実施形態に関係する様々な技術例を示している。理解されることには、このような技術は、本開示の特定の実施形態の例として意図されており、他の実施形態は、より多数又は少数の要素、異なる順序で実行される要素、異なる要素などを含み得る。
【0053】
図9は、様々な実施形態に従った、データチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関する技術の一例を示している。このような技術は、例えば第5世代(5G)より上のセルラーネットワークなどのセルラーネットワークにおけるユーザ装置(UE)であるか、その一部であるか、又はそれを含むかである電子機器によって実行され得る。当該技術は、905にて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数の受信されたインジケーションと、トランスポートブロック(TB)の再送信のための第2の変調次数の受信されたインジケーションとを特定し、第1の変調次数と第2の変調次数とは異なり、910にて、第1の変調次数のインジケーション及び第2の変調次数のインジケーションに基づく送信のために、PUSCH上でのTBの最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及びTBの再送信のための第2のDMRSを符号化し、第1のDMRSと第2のDMRSとは異なる、ことを含み得る。
【0054】
図10は、様々な実施形態に従った、データチャネルの混合された最初の送信及び再送信に関する技術の一代替例を示している。このような技術は、例えば第5世代(5G)より上のセルラーネットワークなどのセルラーネットワークにおける基地局であるか、その一部であるか、又はそれを含むかである電子機器によって実行され得る。当該技術は、1005にて、ユーザ装置(UE)への送信のために、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数のインジケーションと、TBの再送信のための第2の変調次数のインジケーションとを符号化し、第1の変調次数と第2の変調次数とは異なり、1010にて、第1の変調次数及び第2の変調次数に基づく送信のために、PUSCH上でのTBの最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及びTBの再送信のための第2のDMRSを符号化し、第1のDMRSと第2のDMRSとは異なる、ことを含み得る。
【0055】
図11は、様々な実施形態に従った、アップリンク制御情報(UCI)の送信に関する技術の一例を示している。このような技術は、例えば第5世代(5G)より上のセルラーネットワークなどのセルラーネットワークにおけるユーザ装置(UE)であるか、その一部であるか、又はそれを含むかである電子機器によって実行され得る。当該技術は、1105にて、アップリンク制御情報(UCI)を特定し、1110にて、マルチポート送信方式を用いた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信のためにUCIを符号化し、1115にて、マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上のPUCCH又はPUSCH上でUCIを送信する、ことを含み得る。
【0056】
図12は、様々な実施形態に従った、アップリンク制御情報(UCI)の送信に関する技術の一代替例を示している。このような技術は、例えば第5世代(5G)より上のセルラーネットワークなどのセルラーネットワークにおける基地局であるか、その一部であるか、又はそれを含むかである電子機器によって実行され得る。当該技術は、1205にて、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でユーザ装置(UE)から受信されたアップリンク制御情報(UCI)を特定し、1210にて、UCIを処理する、ことを含み得る。実施形態において、UCIは、マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上のPUCCH又はPUSCH上でUEによって送信されたものとし得る。
【0057】
システム及び実装
図13図15は、開示される実施形態の態様を実装し得る様々なシステム、デバイス、及びコンポーネントを示している。
【0058】
図13は、様々な実施形態に従ったネットワーク1300を示している。ネットワーク1300は、LTE又は5G/NRシステムのための3GPP技術仕様と一致する方式で動作し得る。しかしながら、実施形態例はこの点に限定されるものではなく、説明される実施形態は、例えば将来の3GPPシステム又はそれに類するものなど、ここで説明される原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用されてもよい。
【0059】
ネットワーク1300は、オーバー・ジ・エア接続を介してRAN1304と通信するように設計された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含み得るものであるUE1302を含み得る。UE1302は、UuインタフェースによってRAN1304と通信可能に結合され得る。UE1302は、以下に限られないが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車載エンターテインメントデバイス、計器群、ヘッドアップディスプレイデバイス、車載診断デバイス、ダッシュトップモバイル機器、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、組み込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク化アプライアンス、マシンタイプ通信デバイス、M2M若しくはD2Dデバイス、IoTデバイスなどとし得る。
【0060】
一部の実施形態において、ネットワーク1300は、サイドリンクインタフェースを介して互いに直接結合された複数のUEを含み得る。UEは、以下に限られないが例えばPSBCH、PSDCH、PSSCH、PSCCH、PSFCHなどの物理サイドリンクチャネルを用いて通信するM2M/D2Dデバイスとし得る。
【0061】
一部の実施形態において、UE1302は更に、オーバー・ジ・エア接続を介してAP1306と通信し得る。AP1306は、RAN1304から一部/全てのネットワークトラフィックをオフロードする役割を果たし得るものであるWLAN接続を管理し得る。UE1302とAP1306との間の接続は任意のIEEE 802.11プロトコルと一致してもよく、AP1306はワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータであってもよい。一部の実施形態において、UE1302、RAN1304、及びAP1306は、セルラー-WLANアグリゲーション(例えば、LWA/LWIP)を利用し得る。セルラー-WLANアグリゲーションは、セルラー無線リソース及びWLANリソースの両方を利用するようにUE1302がRAN1304によって構成されることを伴い得る。
【0062】
RAN1304は、例えばAN1308といった1つ以上のアクセスノードを含み得る。AN1308は、RRC、PDCP、RLC、MAC、及びL1プロトコルを含むアクセス層プロトコルを提供することによって、UE1302に対するエアインタフェースプロトコルを終端し得る。斯くして、AN1308は、CN1320とUE1302との間のデータ/音声接続を可能にし得る。一部の実施形態において、AN1308は、個別デバイスにて実装されてもよいし、あるいは、例えばCRAN若しくは仮想ベースバンドユニットプールとして参照され得るものである仮想ネットワークの部分としてサーバコンピュータ上で動作する1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されてもよい。AN1308は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRPなどとして参照され得る。AN1308は、マクロセル基地局であってもよいし、マクロセルと比較して小さいカバレッジエリア、小さいユーザ容量、又は高い帯域幅を持つフェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための低電力基地局であってもよい。
【0063】
RAN1304が複数のANを含む実施形態において、それらは、X2インタフェース(RAN1304がLTE RANである場合)又はXnインタフェース(RAN1304が5G RANである場合)を介して互いに結合され得る。X2/Xnインタフェースは、一部の実施形態では制御/ユーザプレーンインタフェースに分離されてもよく、ハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉調整などに関係する情報をANが通信することを可能にし得る。
【0064】
RAN1304のANは各々、ネットワークアクセスのためのエアインタフェースをUE1302に提供するために、1つ以上のセル、セルグループ、コンポーネントキャリアなどを管理し得る。UE1302は、RAN1304の同じ又は異なるANによって提供される複数のセルと同時に接続され得る。例えば、UE1302及びRAN1304は、キャリアアグリゲーションを用いて、UE1302が、各々が1つのPcell又はScellに対応する複数のコンポーネントキャリアと接続することを可能にし得る。デュアル接続シナリオでは、第1のANが、MCGを提供するマスターノードであるとすることができ、第2のANが、SCGを提供するセカンダリノードであるとすることができる。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNBなどの任意の組み合わせとし得る。
【0065】
RAN1304は、ライセンススペクトル又はアンライセンススペクトル上でのエアインタフェースを提供し得る。アンライセンススペクトル内で動作するために、ノードは、PCell/SCellを用いたCA技術に基づいて、LAA、eLAA、及び/又はfeLAAメカニズムを使用し得る。アンライセンススペクトルにアクセスするのに先立って、ノードは、例えば、リッスン・ビフォー・トーク(LBT)プロトコルに基づいて媒体/キャリアセンシング動作を実行し得る。
【0066】
V2Xシナリオでは、UE1302又はAN1308は、V2X通信に使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指し得るものであるRSUであるか、その役割を果たすかであるとし得る。RSUは、好適なAN又は静止した(又は比較的静止した)UEにて又はそれによって実装され得る。UEにて又はそれによって実装されるRSUは“UE型RSU”と称することができ、eNBは“eNB型RSU”と称することができ、gNBは“gNB型RSU”と称することができ、等々である。一例において、RSUは、通過する車両UEに接続サポートを提供する、路側に置かれた無線周波数回路と結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップジオメトリ、交通統計、メディア、及び、進行中の車両及び歩行者トラフィックをセンシングして制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを格納するための内部データストレージ回路を含み得る。RSUは、例えば衝突回避及び交通警報などの高速イベントに必要とされる非常に低レイテンシの通信を提供し得る。加えて、あるいは代わりに、RSUは他のセルラー/WLAN通信サービスを提供してもよい。RSUのコンポーネントは、屋外設置に適した耐候性エンクロージャ内にパッケージングされることができ、また、交通信号コントローラ又はバックホールネットワークへの有線接続(例えば、イーサネット(登録商標))を提供するためのネットワークインタフェースコントローラを含み得る。
【0067】
一部の実施形態において、RAN1304は、例えばeNB1312といったeNBを有するLTE RAN1310とし得る。LTE RAN1310は、15kHzのSCS、DLのためのCP-OFDM波形及びULのためのSC-FDMA波形、データのためのターボコード及び制御のためのTBCCなどの特性を有するLTEエアインタフェースを提供し得る。LTEエアインタフェースは、CSI取得及びビーム管理のためのCSI-RS、PDSCH/PDCCH復調のためのPDSCH/PDCCH DMRS、並びに、セル探索と初期取得、チャネル品質測定、及びUEにおけるコヒーレント復調/検出のためのチャネル推定のためのCRSに依拠し得る。LTEエアインタフェースは、サブ6GHz帯域上で動作し得る。
【0068】
一部の実施形態において、RAN1304は、例えばgNB1316といったgNB又は例えばng-eNB1318といったng-eNBを有するNG-RAN1314とし得る。gNB1316は、5G NRインタフェースを用いて5G対応UEと接続し得る。gNB1316は、N2インタフェース又はN3インタフェースを含み得るものであるNGインタフェースを介して5Gコアと接続し得る。ng-eNB1318も、NGインタフェースを介して5Gコアと接続し得るが、UEとはLTEエアインタフェースを介して接続し得る。gNB1316とng-eNB1318はXnインタフェースを介して互いに接続し得る。
【0069】
一部の実施形態において、NGインタフェースは、2つの部分に分割されることができ、すなわち、NG-RAN1314のノードとUPF1348との間でトラフィックデータを搬送するものであるNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース(例えば、N3インタフェース)と、NG-RAN1314のノードとAMF1344との間のシグナリングインタフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インタフェース(例えば、N2インタフェース)とに分割され得る。
【0070】
NG-RAN1314は、可変SCS、DLのためのCP-OFDM、ULのためのCP-OFDM、及びDFT-s-OFDM、制御のためのポーラー、反復、シンプレックス、及びリードミュラーコード、及びデータのためのLDPCという特性を有する5G-NRエアインタフェースを提供し得る。5G-NRエアインタフェースは、LTEエアインタフェースと同様に、CSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依拠し得る。5G-NRエアインタフェースは、CRSを使用せずに、PBCH復調のためにPBCH DMRSを使用し、PDSCHのための位相追跡のためにPTRSを使用し、時間追跡のための追跡基準信号を使用してもよい。5G-NRエアインタフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、又は24.25GHzから52.6GHzまでの帯域を含むFR2帯域上で動作し得る。5G-NRエアインタフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドのエリアであるSSBを含み得る。
【0071】
一部の実施形態において、5G-NRエアインタフェースは、様々な目的のためにBWPを利用し得る。例えば、SCSの動的適応のためにBWPを使用することができる。例えば、UE1302は、各BWP構成が異なるSCSを有する複数のBWPで構成されることができる。BWP変更がUE1302に示されたとき、送信のSCSが同様に変更される。BWPの別のユースケース例は電力節減に関する。特に、異なるトラフィック負荷シナリオの下でデータ送信をサポートするために、異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)を有する複数のBWPをUE1302のために構成することができる。小さいトラフィック負荷を有するデータ送信には、より少ない数のPRBを含むBWPを用いながら、UE1302における及び一部ケースではgNB1316における電力節減を可能にし得る。より高いトラフィック負荷を有するシナリオには、より多くの数のPRBを含むBWPを用いることができる。
【0072】
RAN1304は、データ及び電気通信サービスをサポートするための様々な機能を顧客/加入者(例えば、UE1302のユーザ)に提供するためのネットワーク要素を含むCN1320に通信可能に結合される。CN1320のコンポーネントは、1つの物理ノード内に実装されてもよいし、複数の別個の物理ノード内に実装されてもよい。一部の実施形態において、CN1320のネットワーク要素によって提供される機能のいずれか又は全てを、サーバ、交換機などにおける物理的な計算/ストレージリソース上に仮想化するために、NFVが利用され得る。CN1320の論理インスタンス化はネットワークスライスと称されることがあり、CN1320の一部の論理インスタンス化はネットワークサブスライスと称されることがある。
【0073】
一部の実施形態において、CN1320は、EPCとしても参照され得るものであるLTE CN1322とし得る。LTE CN1322は、図示のようにインタフェース(又は“リファレンスポイント”)を介して互いに結合されたMME1324、SGW1326、SGSN1328、HSS1330、PGW1332、及びPCRF1334を含み得る。LTE CN1322のこれら要素の機能を簡単に紹介すれば、以下の通りとし得る。
【0074】
MME1324は、ページング、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ハンドオーバ、ゲートウェイ選択、認証などを容易にするために、UE1302の現在位置を追跡するためのモビリティ管理機能を実装し得る。
【0075】
SGW1326は、RANに向かうS1インタフェースを終端し、RANとLTE CN1322との間でデータパケットをルーティングし得る。SGW1326は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポインとすることができ、また、3GPP間モビリティのためのアンカーも提供し得る。他の責任は、合法的傍受、課金、及び一部のポリシー施行を含み得る。
【0076】
SGSN1328は、UE1302の位置を追跡し、セキュリティ機能及びアクセス制御を実行し得る。さらに、SGSN1328は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためのEPCノード間シグナリング、MME1324によって指定されるPDN及びS-GW選択、ハンドオーバのためのMME選択などを実行し得る。MME1324とSGSN1328との間のS3リファレンスポイントは、アイドル/アクティブ状態における3GPPアクセスネットワーク間モビリティのためのユーザ及びベアラ情報交換を可能にし得る。
【0077】
HSS1330は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするための加入関連情報を含んだ、ネットワークユーザのためのデータベースを含み得る。HSS1330は、ルーティング/ローミング、認証、認可、ネーミング/アドレス解決、ロケーション依存性などに対するサポートを提供することができる。HSS1330とMME1324との間のS6aリファレンスポイントは、LTE CN1320へのユーザアクセスを認証/認可するための加入・認証データの転送を可能にし得る。
【0078】
PGW1332は、アプリケーション/コンテンツサーバ1338を含み得るデータネットワーク(DN)1336に向かうSGiインタフェースを終端し得る。PGW1332は、LTE CN1322とデータネットワーク1336との間でデータパケットをルーティングし得る。PGW1332は、ユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を容易にするために、S5リファレンスポイントによってSGW1326と結合され得る。PGW1332は更に、ポリシー実施及び課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF)を含み得る。また、PGW1332とデータネットワーク1336との間のSGiリファレンスポイントは、例えば、IMSサービスの提供のための、オペレータ外部パブリック、プライベートPDN、又はオペレータ内パケットデータネットワークとし得る。PGW1332は、Gxリファレンスポイントを介してPCRF1334と結合され得る。
【0079】
PCRF1334は、LTE CN1322のポリシー・課金制御要素である。PCRF1334は、サービスフローのための適切なQoS及び課金パラメータを決定するために、アプリ/コンテンツサーバ1338に通信可能に結合され得る。PCRF1334は、適切なTFT及びQCIを用いて(Gxリファレンスポイントを介して)関連するルールをPCEFにプロビジョニングし得る。
【0080】
一部の実施形態において、CN1320は5GC1340とし得る。5GC1340は、図示のようにインタフェース(又は“リファレンスポイント”)を介して互いに結合されたAUSF1342、AMF1344、SMF1346、UPF1348、NSSF1350、NEF1352、NRF1354、PCF1356、UDM1358、及びAF1360を含み得る。5GC1340のこれら要素の機能を簡単に紹介すれば、以下の通りとし得る。
【0081】
AUSF1342は、UE1302の認証のためのデータを格納し、認証関連機能を扱い得る。AUSF1342は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを容易にし得る。図示のリファレンスポイントを介して5GC1340の他の要素と通信することに加えて、AUSF1342は、Nausfサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0082】
AMF1344は、5GC1340の他の機能が、UE1302及びRAN1304と通信すること、及びUE1302に関するモビリティイベントについての通知に加入することを可能にし得る。AMF1344は、(例えば、UE1302を登録するための)登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可を担い得る。AMF1344は、UE1302とSMF1346との間でのSMメッセージのためのトランスポートを提供することができ、また、SMメッセージをルーティングするための透明なプロキシとしての役割を果たし得る。AMF1344はまた、UE1302とSMSFとの間でのSMSメッセージのためのトランスポートを提供し得る。AMF1344は、AUSF1342及びUE1302とインタラクトして、様々なセキュリティアンカー及びコンテキスト管理機能を実行し得る。さらに、AMF1344は、RAN1304とAMF1344との間のN2リファレンスポイントを含む又はそれであるとし得るRAN CPインタフェースの終端点であることができ、また、AMF1344は、NAS(N1)シグナリングの終端点であることができ、NAS暗号化及び完全性保護を実行することができる。AMF1344はまた、N3 IWFインタフェースを介したUE1302とのNASシグナリングをサポートし得る。
【0083】
SMF1346は、SM(例えば、セッション確立、UPF1348とAN1308との間のトンネル管理)、UE IPアドレス割り当て及び管理(オプションの許可を含む)、UP機能の選択及び制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF1348におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終端、ポリシー施行、課金、及びQoSの部分の制御、(SMイベント及びL1システムへのインタフェースのための)合法的傍受、NASメッセージのSM部分の終端、ダウンリンクデータ通知、AMF1344を介してN2上でAN1308に送られるAN固有のSM情報の開始、並びにセッションのSSCモードの決定を担い得る。SMは、PDUセッションの管理を指し、PDUセッション又は“セッション”は、UE1302とデータネットワーク1336との間でのPDUの交換を提供する又は可能にするPDU接続サービスを指し得る。
【0084】
UPF1348は、RAT内及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、データネットワーク1336への相互接続の外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとしての役割を果たし得る。UPF248はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を実施し、パケットを合法的に傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのためのQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート実施)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDF・ツー・QoSフローマッピング)を実行し、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガリングを実行し得る。UPF1348は、データネットワークへのトラフィックフローをルーティングすることをサポートするアップリンク分類器を含み得る。
【0085】
NSSF1350は、UE1302にサービス提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択し得る。NSSF1350はまた、必要な場合に、許可されたNSSAIと、加入されたS-NSSAIsへのマッピングとを決定し得る。NSSF1350はまた、好適な構成に基づいて、及び場合によってはNRF1354にクエリすることによって、UE1302にサービス提供するために使用されるべきAMFセット、又は候補AMFのリストを決定し得る。UE1302のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF1350とインタラクトすることによって、UE1302が登録されるAMF1344によってトリガされることができ、これは、AMFの変更につながり得る。NSSF1350は、N22リファレンスポイントを介してAMF1344とインタラクトすることができ、また、N31リファレンスポイント(図示せず)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSFと通信することができる。加えて、NSSF1350は、Nnssfサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0086】
NEF1352は、サードパーティのための3GPPネットワーク機能、内部公開/再公開、AF(例えば、AF1360)、エッジコンピューティングシステム若しくはフォグコンピューティングシステムなどによって提供されるサービス及び能力をセキュアに公開し得る。そのような実施形態において、NEF1352は、AFを認証、認可、又はスロットルし得る。NEF1352はまた、AF1360と交換された情報及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換し得る。例えば、NEF1352は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換を行い得る。NEF1352はまた、他のNFの公開された能力に基づいて、他のNFから情報を受信し得る。この情報は、構造化されたデータとしてNEF1352に格納されてもよいし、標準化されたインタフェースを用いてデータストレージNFに格納されてもよい。格納された情報は、その後、NEF1352によって他のNF及びAFに再公開されたり、例えば分析などの他の目的のために使用されたりすることができる。さらに、NEF1352は、Nnefサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0087】
NRF1354は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供することができる。NRF1354はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされているサービスの情報を維持する。ここで使用されるとき、用語“インスタンス化する”、“インスタンス化”、及びこれらに類するものは、インスタンスの作成を指すことができ、“インスタンス”は、例えばプログラムコードの実行中に起こり得るものであるオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。さらに、NRF1354は、Nnrfサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0088】
PCF1356は、ポリシールールを制御プレーン機能に提供して、それらを実施することができ、また、統合されたポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を管理することもできる。PCF1356はまた、UDM1358のUDR内のポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためのフロントエンドを実装し得る。図示のリファレンスポイントを介して機能と通信することに加えて、PCF1356は、Npcfサービスベースのインタフェースを示す。
【0089】
UDM1358は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするために加入関連情報を処理することができ、UE1302の加入データを格納することができる。例えば、加入データは、UDM1358とAMF1344との間のN8リファレンスポイントを介して通信され得る。UDM1358は、アプリケーションフロントエンドとUDRとの2つの部分を含み得る。UDRは、UDM1358及びPCF1356のための加入データ及びポリシーデータ、及び/又は公開のための構造化データ及びNEF1352のためのアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE1302のためのアプリケーション要求情報を含む)を格納し得る。UDM1358、PCF1356、及びNEF1352が、格納データの特定のセットにアクセスすること、及びUDR内の関連データ変更の通知を読み取ること、更新すること(例えば、追加すること、修正すること)、削除すること、及びそれに登録することを可能にするために、NudrサービスベースのインタフェースがUDRによって示され得る。UDMは、資格情報の処理、位置管理、加入管理などを担当するものであるUDM-FEを含み得る。幾つかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービス提供し得る。UDM-FEは、UDRに格納された加入情報にアクセスし、認証証明書処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、及び加入管理を実行する。図示のリファレンスポイントを介して他のNFと通信することに加えて、UDM1358は、Nudmサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0090】
AF1360は、トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響を提供し、NEFへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークとインタラクトすることができる。
【0091】
一部の実施形態において、5GC1340は、UE1302がネットワークにアタッチされるポイントに地理的に近くなるようにオペレータ/サードパーティサービスを選択することによって、エッジコンピューティングを可能にし得る。これは、ネットワーク上のレイテンシ及び負荷を低減させ得る。エッジコンピューティング実装を提供するために、5GC1340は、UE1302に近いUPF1348を選択し、N6インタフェースを介してUPF1348からデータネットワーク1336へのトラフィックステアリングを実行し得る。これは、UE加入データ、UEロケーション、及びAF1360によって提供される情報に基づき得る。斯くして、AF1360は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼし得る。オペレータ展開に基づいて、AF1360が信頼できるエンティティであると考えられるとき、ネットワークオペレータは、AF1360が関連するNFと直接インタラクトすることを許可し得る。加えて、AF1360は、Nafサービスベースのインタフェースを示し得る。
【0092】
データネットワーク1336は、例えばアプリケーション/コンテンツサーバ1338を含む1つ以上のサーバによって提供され得る様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表し得る。
【0093】
図14は、様々な実施形態に従った無線ネットワーク1400を概略的に示している。無線ネットワーク1400は、AN1404と無線通信するUE1402を含み得る。UE1402及びAN1404は、この中の他の箇所で説明される似た名称のコンポーネントと同様であり、実質的に交換可能であるとし得る。
【0094】
UE1402は、接続1406を介してAN1404と通信可能に結合され得る。接続1406は、通信結合を可能にするためのエアインタフェースとして示されており、例えばLTEプロトコル又はmm波若しくはサブ6GHz周波数で動作する5G NRプロトコルなどのセルラー通信プロトコルに一致することができる。
【0095】
UE1402は、モデムプラットフォーム1410に結合されたホストプラットフォーム1408を含み得る。ホストプラットフォーム1408は、モデムプラットフォーム1410のプロトコル処理回路1414と結合され得るものであるアプリケーション処理回路1412を含み得る。アプリケーション処理回路1412は、アプリケーションデータをソース/シンクするUE1402向けの様々なアプリケーションを実行し得る。アプリケーション処理回路1412は更に、データネットワークに/からアプリケーションデータを送信/受信するための1つ以上のレイヤ動作を実装し得る。これらのレイヤ動作は、トランスポート(例えば、UDP)及びインターネット(例えば、IP)動作を含み得る。
【0096】
プロトコル処理回路1414は、接続1406を介したデータの送信又は受信を容易にするためのレイヤ動作のうちの1つ以上を実装し得る。プロトコル処理回路1414によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC、及びNAS動作を含み得る。
【0097】
モデムプラットフォーム1410は更に、ネットワークプロトコルスタック内のプロトコル処理回路1414によって実行されるレイヤ動作より“下”の1つ以上のレイヤ動作を実装し得るデジタルベースバンド回路1416を含み得る。これらの動作は、例えば、HARQ-ACK機能、スクランブル/デスクランブル、符号化/復号、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、空間-時間、空間-周波数、又は空間コーディングのうちの1つ以上を含み得るマルチアンテナポートプリコーディング/復号、基準信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成及び/又は復号、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインド復号、並びに他の関連機能のうちの1つ以上を含むPHY動作を含み得る。
【0098】
モデムプラットフォーム1410は更に、送信回路1418、受信回路1420、RF回路1422、及び、1つ以上のアンテナパネル1426を含むかそれに接続するかし得るものであるRFフロントエンド(RFFE)1424を含み得る。簡潔に言えば、送信回路1418は、デジタル-アナログ変換器、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネントなどを含むことができ、受信回路1420は、アナログ-デジタル変換器、ミキサ、IFコンポーネントなどを含むことができ、RF回路1422は、低雑音増幅器、パワーアンプ、パワー追跡コンポーネントなどを含むことができ、RFFE1424は、フィルタ(例えば、表面/バルク音響波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビームフォーミングコンポーネント(例えば、フェーズドアレイアンテナコンポーネント)などを含むことができる。送信回路1418、受信回路1420、RF回路1422、RFFE1424、及びアンテナパネル1426(総称して“送信/受信コンポーネント”と称する)のコンポーネントの選択及び配置は、例えば、通信がTDMであるのかFDMであるのか、ミリ波内であるのかサブ6GHz周波数内であるのかなどの、具体的な実装の詳細に特有であり得る。一部の実施形態において、送信/受信コンポーネントは、複数の並列送信/受信チェーンにて構成されることができ、また、同じ又は異なるチップ/モジュールなどに配置されることができる。
【0099】
一部の実施形態において、プロトコル処理回路1414は、送信/受信コンポーネントに対する制御機能を提供するための制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを含み得る。
【0100】
UE受信は、アンテナパネル1426、RFFE1424、RF回路1422、受信回路1420、デジタルベースバンド回路1416、及びプロトコル処理回路1414によって及びこれらを介して確立され得る。一部の実施形態において、アンテナパネル1426は、1つ以上のアンテナパネル1426の複数のアンテナ/アンテナ素子によって受信された信号を受信ビームフォーミングすることによって、AN1404からの送信を受信し得る。
【0101】
UE送信は、プロトコル処理回路1414、デジタルベースバンド回路1416、送信回路1418、RF回路1422、RFFE1424、及びアンテナパネル1426によって及びこれらを介して確立され得る。一部の実施形態において、UE1402の送信コンポーネントは、アンテナパネル1426のアンテナ素子によって放射される送信ビームを形成するために、送信されるべきデータに空間フィルタを適用し得る。
【0102】
UE1402と同様に、AN1404は、モデムプラットフォーム1430と結合されたホストプラットフォーム1428を含み得る。ホストプラットフォーム1428は、モデムプラットフォーム1430のプロトコル処理回路1434と結合されたアプリケーション処理回路1432を含み得る。モデムプラットフォームは更に、デジタルベースバンド回路1436、送信回路1438、受信回路1440、RF回路1442、RFFE回路1444、及びアンテナパネル1446を含み得る。AN1404のこれらコンポーネントは、UE1402の似た名称のコンポーネントと同様であることができ、実質的に交換可能であり得る。上述のようにデータ送信/受信を実行することに加えて、AN1404のコンポーネントは、例えば、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、並びにデータパケットスケジューリングなどのRNC機能を含む様々な論理機能を実行し得る。
【0103】
図15は、機械読み取り可能媒体又はコンピュータ読み取り可能媒体(例えば、非一時的機械読み取り可能記憶媒体)から命令を読み出して、ここで説明される方法のうちのいずれか1つ以上を実行することが可能な、一部の実施形態例に従ったコンポーネントを示すブロック図である。具体的には、図15は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)1510、1つ以上のメモリ/ストレージデバイス1520、及び1つ以上の通信リソース1530を含んだハードウェアリソース1500の概略表現を示しており、これらの各々が、バス1540又は他のインタフェース回路を介して通信可能に結合され得る。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、1つ以上のネットワークスライス/サブスライスがハードウェアリソース1500を利用するための実行環境を提供すべくハイパーバイザ1502が実行され得る。
【0104】
プロセッサ1510は、例えば、プロセッサ1512とプロセッサ1514とを含み得る。プロセッサ1510は、例えば、中央演算処理ユニット(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、例えばベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、他のプロセッサ(ここで説明されるものを含む)、又はこれらの任意の好適な組み合わせとし得る。
【0105】
メモリ/ストレージデバイス1520は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含み得る。メモリ/ストレージデバイス1520は、以下に限られないが、例えばダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの、任意のタイプの揮発性、不揮発性、又は半揮発性メモリを含み得る。
【0106】
通信リソース1530は、ネットワーク1508を介して1つ以上の周辺デバイス1504又は1つ以上のデータベース1506又は他のネットワーク要素と通信するための、相互接続若しくはネットワークインタフェースコントローラ、コンポーネント、又は他の好適なデバイスを含み得る。例えば、通信リソース1530は、(例えば、USB、イーサネット(登録商標)などを介して結合するための)有線通信コンポーネント、セルラー通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(又はBluetooth(登録商標)ローエナジー)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、及び他の通信コンポーネントを含み得る。
【0107】
プロセッサ1510のうちの少なくともいずれかにここで説明される方法のうちのいずれか1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを、命令1550が有し得る。命令1550は、完全に又は部分的に、プロセッサ1510のうちの少なくとも1つ(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/ストレージデバイス1520、又はこれらの任意の好適な組み合わせの中に存在し得る。また、命令1550のうち任意の部分が、周辺デバイス1504又はデータベース1506の任意の組み合わせからハードウェアリソース1500に転送されてもよい。従って、プロセッサ1510のメモリ、メモリ/ストレージデバイス1520、周辺デバイス1504、及びデータベース1506は、コンピュータ読み取り可能媒体及び機械読み取り可能媒体の例である。
【0108】
1つ以上の実施形態では、以上の図のうちの1つ以上に記載されたコンポーネントのうちの少なくとも1つが、以下の例のセクションに記載されるような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、以上の図のうちの1つ以上に関連して上述されたベースバンド回路が、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。他の一例では、以上の図のうちの1つ以上に関連して上述されたUE、基地局、ネットワーク要素などに関連する回路が、例のセクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
【0109】

例A.1は、
UEにより、マルチポートベースの送信方式を用いて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク制御情報(UCI)を送信する、
ことを含む方法、を含み得る。
【0110】
例A.2は、例A.1の方法を含むことができ、マルチポートベースの送信がUCIに適用されるとき、各ポート上のUCIに別個のコーディングが適用され、異なるポート上のUCI送信に、同じ又は異なるスクランブリングを有する同じコーディングを用いることができる。
【0111】
例A.3は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、各ポート上のUCI送信に異なるスクランブリングシーケンスが適用されるとき、UCI送信のための2つのポート間のスクランブリングシーケンス初期化のために固定オフセットを用いることができる。
【0112】
例A.4は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上でのマルチポートUCI送信のためのDFT演算に先立って、変調シンボルにブロックワイズ直交カバーコード(OCC)を適用することができる。
【0113】
例A.5は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、DFT演算後の変調シンボルが、UCI送信のための異なるポート用の異なるコムに直接マッピングされる。
【0114】
例A.6は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上でのUCI送信にプレDFTブロックワイズOCCが適用されるとき、OCCインデックスが、MSI、RMSI(SIB1)、OSI又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0115】
例A.7は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIがマルチポート送信のための異なるコムにマッピングされるとき、コムインデックスが、MSI、RMSI(SIB1)、OSI又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0116】
例A.8は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、共有DMRSが、PUSCH上のUCI及びアップリンク共有チャネル(UL-SCH)の送信のために適用されるとき、PUSCH上のUCI送信のための各ポート上のコムインデックス又はOCCインデックスは、PUSCH送信のためのDMRSアンテナポート(AP)インデックスに従って決定され得る。
【0117】
例A.9は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、DCI内のインジケーションに従って、先ず、PUSCH送信のためのDMRS APを決定することができ、各APのためのPUSCH上のUCIのコムインデックス又はOCCインデックスを、DMRS APインデックスに従って決定することができる。
【0118】
例A.10は、例A.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上のUCIに2ポート送信が適用されるとき、0のコムインデックス又は0のOCCインデックスが、より小さい指し示されたDMRS APに関連付けられ、1のコムインデックス又は1のOCCインデックスが、PUSCH送信のための、より大きい指し示されたDMRS APに関連付けられる。
【0119】
例A.11は、ユーザ装置(UE)の方法であって、
アップリンク制御情報(UCI)を決定し、
マルチポート送信方式を用いた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信のために前記UCIを符号化する、
ことを含む方法、を含み得る。
【0120】
例A.12は、例A.11の方法を含むことができ、前記マルチポート送信方式は、複数のポートの各ポート上のUCIに別個のコーディングを適用することを含む。
【0121】
例A.13は、例A.11の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、同じ又は異なるスクランブリングシーケンスを有する同じコーディングが、異なるポート上でのUCIの送信に使用される。
【0122】
例A.14は、例A.11乃至A.13の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、それぞれのポート上でのUCIの送信に異なるスクランブリングシーケンスが、適用される。
【0123】
例A.15は、例A.11の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIの送信のための2つのポート間のスクランブリングシーケンス初期化のために固定オフセットが使用される。
【0124】
例B.1は、第5世代(5G)又は新無線(NR)システム向けの無線通信の方法であって、
UEにより、gNodeBから、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信及びTBの再送信のための異なる変調次数のインジケーションを受信し、
前記UEにより、前記PUSCH上で、前記TBの前記最初の送信及び前記TBの前記再送信それぞれのための専用復調基準信号(DMRS)を送信し、
前記UEにより、前記PDSCH上で、前記TBの前記最初の送信及び前記TBの前記再送信それぞれのための専用DMRSを受信する、
ことを含む方法、を含み得る。
【0125】
例B.2は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、TBの再送信及び最初の送信の送信のために異なる送信パワーが使用される場合、UE能力に応じて、PUSCH上でのTBの再送信の送信と最初の送信の送信との間に時間ギャップを挿入する必要があり得る。
【0126】
例B.3は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PDSCH又はPUSCH送信内の時間ギャップのためのシンボルの数が、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)もしくは専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0127】
例B.4は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、アップリンク制御情報(UCI)がPUSCH上で多重化されるとき、且つ異なる変調次数がUCIの送信、TBの再送信及び最初の送信に使用される場合、前記UCI、前記TBの最初の送信及び再送信にそれぞれ専用DMRSが割り当てられる。
【0128】
例B.5は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIの送信、TBの再送信及び最初の送信に相異なる送信パワーが使用される場合、PUSCH上での、UCIの送信、TBの再送信及び最初の送信の間に時間ギャップを挿入する必要があり得る。
【0129】
例B.6は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上での、UCIの送信と、TBの最初の送信又は再送信とに、同じ変調次数を用いることができる。
【0130】
例B.7は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上でのUCIの送信とTBの最初の送信とに、又はUCIの送信と再送信とに、同じ変調次数が使用されるとき、UCIの送信と最初の送信とに、又はUCIの送信と再送信とに、それぞれ共有DMRSが使用され得る。
【0131】
例B.8は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIの送信とPUSCH上での最初の送信とに同じ変調次数が使用されるとき、最初の送信の前にUCIをマッピングすることができ、共有DMRSがUCIの前に割り当てられる。
【0132】
例B.9は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIの送信とPUSCH上での再送信とに同じ変調次数が使用されるとき、再送信の前にUCIをマッピングすることができ、共有DMRSがUCIの前に割り当てられる。
【0133】
例B.10は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、UCIの送信並びにPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信に同じ変調次数が使用されるとき、UCI並びに該UCIの前に送信され得るPUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信に、共有DMRSが使用され得る。
【0134】
例B.11は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、最初の送信、再送信、及び/又はUCIの間の送信パワー差又は送信パワー比が、MSI、RMSI(SIB1)、OSI又はRRCシグナリングを介して上位レイヤによって構成され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせとされ得る。
【0135】
例B.12は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PDSCH又はPUSCH上でのTBの最初の送信と再送信とに相異なる周波数ドメインリソース割り当て(FDRA)を割り当てることができる。
【0136】
例B.13は、例B.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、PUSCH上でのTBの最初の送信及び再送信の送信に使用されるものであるDCIにそれぞれ別個の送信パワーコマンド(TPC)フィールドを含めることができる。
【0137】
例B.14は、ユーザ装置(UE)の方法であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数及びトランスポートブロック(TB)の再送信のための第2の変調次数のインジケーションを受信し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、
送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、
ことを含む、方法、を含み得る。
【0138】
例B.15は、例B.14の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む。
【0139】
例B.16は、例B.15の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記時間ギャップの構成をgNBから受信する、ことを更に含む。
【0140】
例B.17は、例B.16の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記構成は、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、又は専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせである。
【0141】
例B.18は、例B.14乃至B.17の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記第1の変調次数及び/又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる。
【0142】
例B.19は、gNBの方法であって、
UEへの送信のために、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数及びトランスポートブロック(TB)の再送信のための第2の変調次数のインジケーションを符号化し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、
送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、
ことを含む、方法、を含み得る。
【0143】
例B.20は、例B.19の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む。
【0144】
例B.21は、例B.20の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記UEへの送信のために、前記時間ギャップの構成を符号化する、ことを更に含む。
【0145】
例B.22は、例B.21の方法及び/又はここでの一部の他の例を含むことができ、前記構成は、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、又は専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して送信され、あるいは、DCI内で動的に示され、あるいは、これらの組み合わせである。
【0146】
例B.23は、例B.19乃至B.22の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記第1の変調次数及び/又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる。
【0147】
例C.1は、電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内のユーザ装置(UE)の一部であり、当該方法は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数の受信されたインジケーションと、トランスポートブロック(TB)の再送信のための第2の変調次数の受信されたインジケーションとを特定し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、前記第1の変調次数の前記インジケーション及び前記第2の変調次数の前記インジケーションに基づく送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、ことを含む、方法、を含む。
【0148】
例C.2は、例C.1の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む。
【0149】
例C.3は、例C.2の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、第5世代(5G)以上の基地局から受信された前記時間ギャップの構成のインジケーションを特定する、ことを更に含む。
【0150】
例C.4は、例C.3の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記構成の前記インジケーションは、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、又は前記DCI内で動的に示される。
【0151】
例C.5は、例C.1乃至C.4のいずれかの方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記第1の変調次数の前記インジケーション又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる。
【0152】
例C.6: 電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内の第5世代(5G)以上の基地局の一部であり、当該方法は、ユーザ装置(UE)への送信のために、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でのトランスポートブロック(TB)の最初の送信のための第1の変調次数のインジケーションと、TBの再送信のための第2の変調次数のインジケーションとを符号化し、前記第1の変調次数と前記第2の変調次数とは異なり、前記第1の変調次数及び前記第2の変調次数に基づく送信のために、前記PUSCH上での前記TBの前記最初の送信のための第1の復調基準信号(DMRS)及び前記TBの前記再送信のための第2のDMRSを符号化し、前記第1のDMRSと前記第2のDMRSとは異なる、ことを含む、方法。
【0153】
例C.7は、例C.6の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記最初の送信と前記再送信とに相異なる送信パワーが使用され、当該方法は更に、前記最初の送信と前記再送信との間に時間ギャップを挿入することを含む。
【0154】
例C.8は、例C.8の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記UEへの送信のために、前記時間ギャップの構成のインジケーションを符号化する、ことを更に含む。
【0155】
例C.9は、例C.8の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記構成の前記インジケーションは、最小システム情報(MSI)、残りの最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して送信され、又は前記DCI内で動的に示される。
【0156】
例C.10は、例C.6乃至C.9のいずれかの方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、 前記第1の変調次数の前記インジケーション又は前記第2の変調次数の前記インジケーションは、前記最初の送信及び/又は前記再送信をスケジュールするDCIに含まれる。
【0157】
例C.11: 電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、セルラーネットワーク内のユーザ装置(UE)の一部であり、当該方法は、アップリンク制御情報(UCI)を特定し、マルチポート送信方式を用いた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信のために前記UCIを符号化し、前記マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上の前記PUCCH又は前記PUSCH上で前記UCIを送信する、ことを含む、方法。
【0158】
例C.12は、例C.11の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記マルチポート送信方式は、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの別個のコーディングの適用に基づく。
【0159】
例C.13は、例C.11の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、 前記複数のポート上での前記UCIの前記送信のために同一のコーディングが用いられる。
【0160】
例C.14は、例C.11乃至C.13のいずれかの方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの前記送信に相異なるスクランブリングシーケンスが適用される。
【0161】
例C.15は、例C.14の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記UCIの前記送信のための前記複数のポートのうちの2つのポート間でのスクランブリングシーケンス初期化に固定オフセットが用いられる。
【0162】
例C.16: 電子機器によって実行される方法であって、前記電子機器は、第5世代(5G)以上のセルラーネットワーク内の基地局の一部であり、当該方法は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でユーザ装置(UE)から受信されたアップリンク制御情報(UCI)を特定し、前記UCIを処理する、ことを含み、前記UCIは、マルチポート送信方式を用いて、複数のポート上の前記PUCCH又は前記PUSCH上で前記UEによって送信されたものである、方法。
【0163】
例C.17は、例C.16の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記マルチポート送信方式は、前記UEによる、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの別個のコーディングの適用に基づく。
【0164】
例C.15は、例C.14の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記複数のポート上での前記UCIの前記送信のために同一のコーディングが用いられる。
【0165】
例C.19は、例C.16乃至C.18のいずれかの方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記複数のポートのうちのそれぞれのポート上での前記UCIの前記送信に相異なるスクランブリングシーケンスが適用される。
【0166】
例C.20は、例C.19の方法及び/又はここでの一部の他の例を含み、前記UCIの前記送信のための前記複数のポートのうちの2つのポート間でのスクランブリングシーケンス初期化に固定オフセットが用いられる。
【0167】
例Z01は、例A.1-C.20のいずれかに記載された若しくは関係する方法又はここに記載されたいずれか他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行する手段を有する装置を含み得る。
【0168】
例Z02は、命令を有した1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能媒体であって、該命令が、電子機器に、該電子機器の1つ以上のプロセッサによる該命令の実行を受けて例A.1-C.20のいずれかに記載された若しくは関係する方法又はここに記載されたいずれか他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能媒体、を含み得る。
【0169】
例Z03は、例A.1-C.20のいずれかに記載された若しくは関係する方法又はここに記載されたいずれか他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行するロジック、モジュール、又は回路を有する装置を含み得る。
【0170】
例Z04は、例A.1-C.20のいずれか又はその一部若しくは部分に記載された若しくは関係する方法、技術、又はプロセスを含み得る。
【0171】
例Z05は、1つ以上のプロセッサと、命令を有する1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体と、を有する装置であって、該命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、例A.1-C.20のいずれかに記載された若しくは関係する方法、技術、若しくはプロセス、又はその一部を実行させる、装置、を含み得る。
【0172】
例Z06は、例A.1-C.20のいずれか又はその一部若しくは部分に記載された若しくは関係する信号を含み得る。
【0173】
例Z07は、例A.1-C.20のいずれか又はその一部若しくは部分、又は本開示にその他記載されるものに記載された若しくは関係するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージを含み得る。
【0174】
例Z08は、例A.1-C.20のいずれか又はその一部若しくは部分、又は本開示にその他記載されるものに記載された若しくは関係するデータをエンコードされた信号を含み得る。
【0175】
例Z09は、例A.1-C.20のいずれか又はその一部若しくは部分、又は本開示にその他記載されるものに記載された若しくは関係するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージでエンコードされた信号を含み得る。
【0176】
例Z10は、コンピュータ読み取り可能命令を搬送する電磁信号であって、1つ以上のプロセッサによる前記コンピュータ読み取り可能命令の実行が、前記1つ以上のプロセッサに、例A.1-C.20のいずれか又はその一部に記載された若しくは関係する方法、技術、又はプロセスを実行させる、電磁信号、を含み得る。
【0177】
例Z11は、命令を有するコンピュータプログラムであって、処理要素による当該プログラムの実行が、前記処理要素に、例A.1-C.20のいずれか又はその一部に記載された若しくは関係する方法、技術、又はプロセスを実行させる、コンピュータプログラム、を含み得る。
【0178】
例Z12は、ここに示されて説明される無線ネットワーク内の信号を含み得る。
【0179】
例Z13は、ここに示されて説明される無線ネットワーク内で通信する方法を含み得る。
【0180】
例Z14は、ここに示されて説明される無線通信を提供するシステムを含み得る。
【0181】
例Z15は、ここに示されて説明される無線通信を提供する機器を含み得る。
【0182】
上述の例のいずれも、明示的に別段の定めがない限り、いずれか他の例(又は複数の例の組み合わせ)と組み合わされ得る。1つ以上の実装の以上の説明は、例示及び説明を提供しているが、網羅的であることも、実施形態の範囲を開示された厳密な形態に限定することも意図していない。変更及び変形が、上の教示に照らして可能であり、あるいは、様々な実施形態の実施から獲得され得る。
【0183】
略語
ここで異なるように使用されない限り、用語、定義、及び略語は、3GPP TR 21.905 v16.0.0(2019-06)に定められた用語、定義、及び略語と一致し得る。本文書の目的のために、以下の略語が、ここで説明される例及び実施形態に適用され得る。
3GPP Third Generation Partnership Project 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G Fourth Generation 第4世代
5G Fifth Generation 第5世代
5GC 5G Core network 5Gコアネットワーク
AC Application Client アプリケーションクライアント
ACK Acknowledgement 送達確認
ACID Application Client Identification アプリケーションクライアント識別
AF Application Function アプリケーション機能
AM Acknowledged Mode 確認応答モード
AMBR Aggregate Maximum Bit Rate アグリゲート最大ビットレート
AMF Access and Mobility Management Function アクセス・モビリティ管理機能
AN Access Network アクセスネットワーク
ANR Automatic Neighbour Relation 自動近隣関係
AP Application Protocol アプリケーションプロトコル
Antenna Port アンテナポート
Access Point アクセスポイント
API Application Programming Interface アプリケーションプログラミングインタフェース
APN Access Point Name アクセスポイント名
ARP Allocation and Retention Priority 割り当て・保持プライオリティ
ARQ Automatic Repeat Request 自動再送要求
AS Access Stratum アクセス層
ASP Application Service Provider アプリケーションサービスプロバイダ
ASN.1 Abstract Syntax Notation One アブストラクト構文表記法1
AUSF Authentication Server Function 認証サーバ機能
AWGN Additive White Gaussian Noise 加法性白色ガウシアンノイズ
BAP Backhaul Adaptation Protocol バックホール適応プロトコル
BCH Broadcast Channel ブロードキャストチャネル
BER Bit Error Ratio ビット誤り率
BFD Beam Failure Detection ビーム障害検出
BLER Block Error Rate ブロック誤り率
BPSK Binary Phase Shift Keying バイナリ位相シフトキーイング
BRAS Broadband Remote Access Server 広帯域リモートアクセスサーバ
BSS Business Support System ビジネスサポートシステム
BS Base Station 基地局
BSR Buffer Status Report バッファステータスレポート
BW Bandwidth 帯域幅
BWP Bandwidth Part 帯域幅部分
C-RNTI Cell Radio Network Temporary Identity セル無線ネットワーク一時的識別子
CA Carrier Aggregation キャリアアグリゲーション
Certification Authority 認証機関
CAPEX CAPital EXpenditure 資本支出
CBRA Contention Based Random Access 競合ベースのランダムアクセス
CC Component Carrier コンポーネントキャリア
Country Code 国コード
Cryptographic Checksum 暗号チェックサム
CCA Clear Channel Assessment クリアチャネル評価
CCE Control Channel Element 制御チャネル要素
CCCH Common Control Channel 共通制御チャネル
CE Coverage Enhancement カバレッジ拡張
CDM Content Delivery Network コンテンツ配信ネットワーク
CDMA Code-Division Multiple Access 符号分割多重アクセス
CFRA Contention Free Random Access 競合フリーランダムアクセス
CG Cell Group セルグループ
CGF Charging Gateway Function 課金ゲートウェイ機能
CHF Charging Function 課金機能
CI Cell Identity セル識別子
CID Cell-ID セルID(例えば、測位方法)
CIM Common Information Model 共通情報モデル
CIR Carrier to Interference Ratio 搬送波対干渉比
CK Cipher Key 暗号鍵
CM Connection Management 接続管理
Conditional Mandatory 条件付き必須
CMAS Commercial Mobile Alert Service 商用モバイルアラートサービス
CMD Command コマンド
CMS Cloud Management System クラウド管理システム
CO Conditional Optional 条件付きオプション
CoMP Coordinated Multi-Point 協調マルチポイント
CORESET Control Resource Set 制御リソースセット
COTS Commercial Off-The-Shelf 商用オフザシェルフ
CP Control Plane 制御プレーン
Cyclic Prefix サイクリックプレフィックス
Connection Point 接続ポイント
CPD Connection Point Descriptor 接続ポイント記述子
CPE Customer Premise Equipment 顧客構内機器
CPICH Common Pilot Channel 共通パイロットチャネル
CQI Channel Quality Indicator チャネル品質インジケータ
CPU CSI processing unit CSI処理ユニット
Central Processing Unit 中央演算処理ユニット
C/R Command/Response field bit コマンド/応答フィールドビット
CRAN Cloud Radio Access Network クラウド無線アクセスネットワーク
Cloud RAN クラウドRAN
CRB Common Resource Block 共通リソースブロック
CRC Cyclic Redundancy Check 巡回冗長検査
CRI Channel-State Information Resource Indicator チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI Cell RNTI セルRNTI
CS Circuit Switched 回線交換
CSCF call session control function 呼セッション制御機能
CSAR Cloud Service Archive クラウドサービスアーカイブ
CSI Channel-State Information チャネル状態情報
CSI-IM CSI Interference Measurement CSI干渉測定
CSI-RS CSI Reference Signal CSI基準信号
CSI-RSRP CSI reference signal received power CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI reference signal received quality CSI基準信号受信品質
CSI-SINR CSI signal-to-noise and interference ratio CSI信号対雑音比及び干渉比
CSMA Carrier Sense Multiple Access キャリアセンス多重アクセス
CSMA/CA CSMA with collision avoidance CSMA/衝突回避
CSS Common Search Space 共通サーチスペース
Cell-specific Search Space セル特定サーチスペース
CTF Charging Trigger Function 課金トリガ機能
CTS Clear-to-Send クリア・ツー・センド
CW Codeword コードワード
CWS Contention Window Size 競合ウィンドウサイズ
D2D Device-to-Device デバイス・ツー・デバイス
DC Dual Connectivity デュアルコネクティビティ
Direct Current 直流
DCI Downlink Control Information ダウンリンク制御情報
DF Deployment Flavour 展開フレーバ
DL Downlink ダウンリンク
DMTF Distributed Management Task Force 分散管理タスクフォース
DPDK Data Plane Development Kit データプレーン開発キット
DM-RS、DMRS Demodulation Reference Signal 復調基準信号
DN Data network データネットワーク
DNN Data Network Name データネットワーク名
DNAI Data Network Access Identifier データネットワークアクセス識別子
DRB Data Radio Bearer データ無線ベアラ
DRS Discovery Reference Signal ディスカバリ基準信号
DRX Discontinuous Reception 不連続受信
DSL Domain Specific Language ドメイン固有言語
Digital Subscriber Line デジタル加入者回線
DSLAM DSL Access Multiplexer DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS Downlink Pilot Time Slot ダウンリンクパイロットタイムスロット
E-LAN Ethernet Local Area Network イーサネット(登録商標)ローカルエリアネットワーク
E2E End-to-End エンド・ツー・エンド
ECCA extended clear channel assessment 拡張クリアチャネル評価、拡張CCA
ECCE Enhanced Control Channel Element 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED Energy Detection エネルギー検出
EDGE Enhanced Datarates for GSM Evolution GSM向け拡張データレート進化(GSM進化)
EAS Edge Application Server エッジアプリケーションサーバ
EASID Edge Application Server Identification エッジアプリケーションサーバ識別
ECS Edge Configuration Server エッジ構成サーバ
ECSP Edge Computing Service Provider エッジコンピューティングサービスプロバイダ
EDN Edge Data Network エッジデータネットワーク
EEC Edge Enabler Client エッジイネーブラクライアント
EECID Edge Enabler Client Identification エッジイネーブラクライアント識別
EES Edge Enabler Server エッジイネーブラサーバ
EESID Edge Enabler Server Identification エッジイネーブラサーバ識別
EHE Edge Hosting Environment エッジホスティング環境
EGMF Exposure Governance Management Function エクスポージャーガバナンス管理機能
EGPRS Enhanced GPRS 拡張GPRS
EIR Equipment Identity Register 機器識別子レジスタ
ELaA enhanced Licensed Assisted Access 拡張ライセンス支援型アクセス、拡張LAA
EM Element Manager 要素マネジャ
eMBB Enhanced Mobile Broadband 拡張モバイルブロードバンド
EMS Element Management System 要素管理システム
eNB evolved NodeB エボルブドノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NR Dual Connectivity E-UTRA-NRデュアル接続
EPC Evolved Packet Core エボルブドパケットコア
EPDCCH enhanced PDCCH 拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE Energy per resource element リソースエレメント当たりエネルギー
EPS Evolved Packet System エボルブドパケットシステム
EREG enhanced REG 拡張REG、拡張リソースエレメントグループ
ETSI European Telecommunications Standards Institute 欧州電気通信規格協会
ETWS Earthquake and Tsunami Warning System 地震・津波警報システム
eUICC embedded UICC 埋め込みUICC、埋め込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA Evolved UTRA エボルブドUTRA
E-UTRAN Evolved UTRAN エボルブドUTRAN
EV2X Enhanced V2X 拡張V2X
F1AP F1 Application Protocol F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1 Control plane interface F1制御プレーンインタフェース
F1-U F1 User plane interface F1ユーザプレーンインタフェース
FACCH Fast Associated Control CHannel 高速関連制御チャネル
FACCH/F Fast Associated Control Channel/Full rate 高速関連制御チャネル/フルレート
FACCH/H Fast Associated Control Channel/Half rate 高速関連制御チャネル/ハーフレート
FACH Forward Access Channel フォワードアクセスチャネル
FAUSCH Fast Uplink Signalling Channel 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB Functional Block 機能ブロック
FBI Feedback Information フィードバック情報
FCC Federal Communications Commission 連邦通信委員会
FCCH Frequency Correction Channel 周波数補正チャネル
FDD Frequency Division Duplex 周波数分割双方向
FDM Frequency Division Multiplex 周波数分割多重
FDMA Frequency Division Multiple Access 周波数分割多元接続
FE Front End フロントエンド
FEC Forward Error Correction 順方向誤り訂正
FFS For Further Study 更なる研究のため
FFT Fast Fourier Transformation 高速フーリエ変換
feLAA further enhanced Licensed Assisted Access 更なる拡張ライセンス支援型アクセス、更なる拡張LAA
FN Frame Number フレーム番号
FPGA Field-Programmable Gate Array フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR Frequency Range 周波数レンジ
FQDN Fully Qualified Domain Name 完全修飾ドメイン名
G-RNTI GERAN Radio Network Temporary Identity GERAN無線ネットワーク一時的識別子
GERAN GSM EDGE RAN GSMエッジRAN、GSMエッジ無線アクセスネットワーク
GGSN Gateway GPRS Support Node ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS GLObal'naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema (英語名: Global Navigation Satellite System) グローバルナビゲーション衛星システム
gNB Next Generation NodeB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-centralized unit、Next Generation NodeB centralized unit gNB集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU gNB-distributed unit、Next Generation NodeB distributed unit gNB分散ユニット、次世代ノードB分散ユニット
GNSS Global Navigation Satellite System 全地球航法衛星システム
GPRS General Packet Radio Service 汎用パケット無線サービス
GPSI Generic Public Subscription Identifier 一般公衆加入識別子
GSM Global System for Mobile Communication グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ
GTP GPRS Tunneling Protocol GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U GPRS Tunnelling Protocol for User Plane GPRSトンネリングプロトコル・フォー・ユーザプレーン
GTS Go To Sleep Signal ゴー・ツー・スリープ信号(WUS関連)
GUMMEI Globally Unique MME Identifier グローバルに一意のMME識別子
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity グローバルに一意の一時的UE識別子
HARQ Hybrid ARQ、Hybrid Automatic Repeat Request ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO Handover ハンドオーバ
HFN HyperFrame Number ハイパーフレーム番号
HHO Hard Handover ハードハンドオーバ
HLR Home Location Register ホームロケーションレジスタ
HN Home Network ホームネットワーク
HO Handover ハンドオーバ
HPLMN Home Public Land Mobile Network ホーム公衆陸上モバイルネットワーク
HSDPA High Speed Downlink Packet Access 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN Hopping Sequence Number ホッピングシーケンス番号
HSPA High Speed Packet Access 高速パケットアクセス
HSS Home Subscriber Server ホーム加入者サーバ
HSUPA High Speed Uplink Packet Access 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP Hyper Text Transfer Protocol ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS Hyper Text Transfer Protocol Secure ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsはhttp/1.1 over SSL、すなわちポート443)
I-Block Information Block 情報ブロック
ICCID Integrated Circuit Card Identification 集積回路カード識別
IAB Integrated Access and Backhaul 統合されたアクセス及びバックホール
ICIC Inter-Cell Interference Coordination セル間干渉協調
ID Identity、identifier 識別子、識別
IDFT Inverse Discrete Fourier Transform 逆離散フーリエ変換
IE Information element 情報要素
IBE In-Band Emission インバンド(帯域内)放射
IEEE Institute of Electrical and Electronics Engineers 電気電子技術者協会
IEI Information Element Identifier 情報要素識別子
IEIDL Information Element Identifier Data Length 情報要素識別子データ長
IETF Internet Engineering Task Force インターネットエンジニアリングタスクフォース
IF Infrastructure インフラストラクチャ
IM Interference Measurement 干渉測定
Intermodulation 相互変調
IP Multimedia IPマルチメディア
IMC IMS Credentials IMSクレデンシャル
IMEI International Mobile Equipment Identity 国際モバイル機器識別子
IMGI International mobile group identity 国際モバイルグループ識別子
IMPI IP Multimedia Private Identity IPマルチメディアプライベート識別子
IMPU IP Multimedia PUblic identity IPマルチメディアパブリック識別子
IMS IP Multimedia Subsystem IPマルチメディアサブシステム
IMSI International Mobile Subscriber Identity 国際モバイル加入者識別子
IoT Internet of Things モノのインターネット
IP Internet Protocol インターネットプロトコル
Ipsec IP Security、Internet Protocol Security IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP-Connectivity Access Network IP接続アクセスネットワーク
IP-M IP Multicast IPマルチキャスト
IPv4 Internet Protocol Version 4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 Internet Protocol Version 6 インターネットプロトコルバージョン6
IR Infrared 赤外線
IS In Sync インシンク(同期内)
IRP Integration Reference Point 統合基準ポイント
ISDN Integrated Services Digital Network 統合サービスデジタルネットワーク
ISIM IM Services Identity Module IMサービス識別モジュール
ISO International Organisation for Standardisation 国際標準化機構
ISP Internet Service Provider インターネットサービスプロバイダ
IWF Interworking-Function インターワーキング機能
I-WLAN Interworking WLAN インターワーキングWLAN
kB Kilobyte キロバイト(1000バイト)。
kbps kilo-bits per second キロビット/秒
Kc Ciphering key 暗号化キー
Ki Individual subscriber authentication key 個々加入者認証キー
KPI Key Performance Indicator キー性能インジケータ
KQI Key Quality Indicator キー品質インジケータ
KSI Key Set Identifier キーセット識別子
ksps kilo-symbols per second キロシンボル/秒
KVM Kernel Virtual Machine カーネル仮想マシン
L1 Layer 1 レイヤ1(物理層)
L1-RSRP Layer 1 reference signal received power レイヤ1基準信号受信電力
L2 Layer 2 レイヤ2(データリンク層)
L3 Layer 3 レイヤ3(ネットワーク層)
LAA Licensed Assisted Access ライセンストアシシテッドアクセス
LAN Local Area Network ローカルエリアネットワーク
LADN Local Area Data Network ローカルエリアデータネットワーク
LBT Listen Before Talk リッスン・ビフォー・トーク
LCM LifeCycle Management ライフサイクル管理
LCR Low Chip Rate 低チップレート
LCS Location Services ロケーションサービス
LCID Logical Channel ID 論理チャネルID
LI Layer Indicator レイヤインジケータ
LLC Logical Link Control 論理リンク制御、
Low Layer Compatibility 低レイヤ適合性
LPLMN Local PLMN ローカルPLMN
LPP LTE Positioning Protocol LTE測位プロトコル
LSB Least Significant Bit 最下位ビット
LTE Long Term Evolution ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLAN aggregation LTE-WLANアグリゲーション
LWIP LTE/WLAN Radio Level Integration with Ipsec Tunnel LTE/WLAN無線レベル統合・ウィズ・IPsecトンネル
LTE Long Term Evolution ロングタームエボリューション
M2M Machine-to-Machine マシン・ツー・マシン
MAC Medium Access Control 媒体アクセス制御(プロトコル階層化コンテキスト)
MAC Message authentication code メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号化コンテキスト)
MAC-A MAC used for authentication and key agreement 認証及びキー合意に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MAC-I MAC used for data integrity of signalling messages シグナリングメッセージのデータインテグリティに使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MANO Management and Orchestration 管理・オーケストレーション
MBMS Multimedia Broadcast and Multicast Service マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービス
MBSFN Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスシングル周波数ネットワーク
MCC Mobile Country Code モバイル国コード
MCG Master Cell Group マスターセルグループ
MCOT Maximum Channel Occupancy Time 最大チャネル占有時間
MCS Modulation and coding scheme 変調・符号化スキーム
MDAF Management Data Analytics Function 管理データ分析機能
MDAS Management Data Analytics Service 管理データ分析サービス
MDT Minimization of Drive Tests ドライブテストの最小化
ME Mobile Equipment モバイル機器
MeNB master eNB マスターeNB
MER Message Error Ratio メッセージ誤り率
MGL Measurement Gap Length 測定ギャップ長
MGRP Measurement Gap Repetition Period 測定ギャップ繰り返し周期
MIB Master Information Block マスター情報ブロック
Management Information Base 管理情報ベース
MIMO Multiple Input Multiple Output 複数入力複数出力
MLC Mobile Location Centre モバイルロケーションセンター
MM Mobility Management モビリティ管理
MME Mobility Management Entity モビリティ管理エンティティ
MN Master Node マスターノード
MNO Mobile Network Operator モバイルネットワークオペレータ
MO Measurement Object 測定対象
Mobile Originated モバイルオリジネイテッド
MPBCH MTC Physical Broadcast CHannel MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH MTC Physical Downlink Control CHannel MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC Physical Downlink Shared CHannel MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC Physical Random Access CHannel MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPUSCH MTC Physical Uplink Shared Channel MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS MultiProtocol Label Switching マルチプロトコルラベルスイッチング
MS Mobile Station 移動局
MSB Most Significant Bit 最上位ビット
MSC Mobile Switching Centre 移動交換センタ
MSI Minimum System Information 最小システム情報
MCH Scheduling Information MCHスケジューリング情報
MSID Mobile Station Identifier 移動局識別子
MSIN Mobile Station Identification Number 移動局識別番号
MSISDN Mobile Subscriber ISDN Number 移動加入者ISDN番号
MT Mobile Terminated、Mobile Termination モバイル終端
MTC Machine-Type Communications マシンタイプ通信
mMTC massive MTC、massive Machine-Type Communications マッシブMTC、マッシブマシンタイプ通信
MU-MIMO Multi User MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTC wake-up signal、MTC WUS MTCウェイクアップ信号
NACK Negative Acknowledgement 否定応答
NAI Network Access Identifier ネットワークアクセス識別子
NAS Non-Access Stratum、Non-Access Stratum layer 非アクセス層
NCT Network Connectivity Topology ネットワーク接続トポロジ
NC-JT Non-Coherent Joint Transmission 非コヒーレントジョイント伝送
NEC Network Capability Exposure ネットワーク能力露出
NE-DC NR-E-UTRA Dual Connectivity NR-E-UTRAデュアル接続
NEF Network Exposure Function ネットワーク露出機能
NF Network Function ネットワーク機能
NFP Network Forwarding Path ネットワーク転送パス
NFPD Network Forwarding Path Descriptor ネットワーク転送パス記述子
NFV Network Functions Virtualization ネットワーク機能仮想化
NFVI NFV Infrastructure NFVインフラストラクチャ
NFVO NFV Orchestrator NFVオーケストレータ
NG Next Generation、Next Gen 次世代
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity NG-RAN E-UTRA-NRデュアル接続
NM Network Manager ネットワークマネジャ
NMS Network Management System ネットワーク管理システム
N-PoP Network Point of Presence ネットワークポイント・オブ・プレゼンス
NMIB、N-MIB Narrowband MIB 狭帯域MIB
NPBCH Narrowband Physical Broadcast CHannel 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH Narrowband Physical Downlink Control CHannel 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH Narrowband Physical Downlink Shared CHannel 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH Narrowband Physical Random Access CHannel 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH Narrowband Physical Uplink Shared CHannel 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS Narrowband Primary Synchronization Signal 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS Narrowband Secondary Synchronization Signal 狭帯域セカンダリ同期信号
NR New Radio 新無線
Neighbour Relation 近隣関係
NRF NF Repository Function NFリポジトリ機能
NRS Narrowband Reference Signal 狭帯域基準信号
NS Network Service ネットワークサービス
NSA Non-Standalone operation mode 非スタンドアローン動作モード
NSD Network Service Descriptor ネットワークサービス記述子
NSR Network Service Record ネットワークサービスレコード
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI Single-NSSAI シングルNSSAI
NSSF Network Slice Selection Function ネットワークスライス選択機能
NW Network ネットワーク
NWUS Narrowband wake-up signal、Narrowband WUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP Non-Zero Power 非ゼロパワー
O&M Operation and Maintenance 運用保守
ODU2 Optical channel Data Unit - type 2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM Orthogonal Frequency Division Multiplexing 直交周波数分割多重化
OFDMA Orthogonal Frequency Division Multiple Access 直交周波数分割多元接続
OOB Out-of-band アウトオブバンド(帯域外)
OOS Out of Sync アウトオブシンク(同期外れ)
OPEX OPerating EXpense 運用費用
OSI Other System Information 他のシステム情報
OSS Operations Support System 運用支援システム
OTA over-the-air オーバー・ジ・エア
PAPR Peak-to-Average Power Ratio ピーク対平均電力比
PAR Peak to Average Ratio ピーク対平均比
PBCH Physical Broadcast Channel 物理ブロードキャストチャネル
PC Power Control 電源制御
Personal Computer パーソナルコンピュータ
PCC Primary Component Carrier、Primary CC プライマリ成分キャリア、プライマリCC
P-CSCF Proxy CSCF プロキシCSCF
PCell Primary Cell プライマリセル
PCI Physical Cell ID、Physical Cell Identity 物理セルID、物理セル識別子
PCEF Policy and Charging Enforcement Function ポリシー・課金実施機能
PCF Policy Control Function ポリシー制御機能
PCRF Policy Control and Charging Rules Function ポリシー制御・課金ルール機能
PDCP Packet Data Convergence Protocol パケットデータ収束プロトコル
Packet Data Convergence Protocol layer パケットデータ集束プロトコル層
PDCCH Physical Downlink Control Channel 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP Packet Data Convergence Protocol パケットデータ収束プロトコル
PDN Packet Data Network パケットデータネットワーク
Public Data Network 公衆データネットワーク
PDSCH Physical Downlink Shared Channel 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU Protocol Data Unit プロトコルデータユニット
PEI Permanent Equipment Identifiers 常設機器識別子
PFD Packet Flow Description パケットフロー記述
P-GW PDN Gateway PDNゲートウェイ
PHICH Physical hybrid-ARQ indicator channel 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY Physical layer 物理層
PLMN Public Land Mobile Network 公衆陸上モバイルネットワーク
PIN Personal Identification Number 個人識別番号
PM Performance Measurement 性能測定
PMI Precoding Matrix Indicator プリコーディング行列インジケータ
PNF Physical Network Function 物理ネットワーク機能
PNFD Physical Network Function Descriptor 物理ネットワーク機能記述子
PNFR Physical Network Function Record 物理ネットワーク機能レコード
POC PTT over Cellular PTT・オーバー・セルラー
PP、PTP Point-to-Point ポイント・ツー・ポイント
PPP Point-to-Point Protocol ポイント・ツー・ポイントプロトコル
PRACH Physical RACH 物理RACH
PRB Physical resource block 物理リソースブロック
PRG Physical resource block group 物理リソースブロックグループ
ProSe Proximity Service、Proximity-Based Service 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS Positioning Reference Signal 測位基準信号
PRR Packet Reception Radio パケット受信無線機
PS Packet Services パケットサービス
PSBCH Physical Sidelink Broadcast Channel 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH Physical Sidelink Downlink Channel 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH Physical Sidelink Control Channel 物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH Physical Sidelink Shared Channel 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell Primary SCel プライマリSCell
PSS Primary Synchronization Signal プライマリ同期信号
PSTN Public Switched Telephone Network 公衆交換電話ネットワーク
PT-RS Phase-tracking reference signal 位相追跡基準信号
PTT Push-to-Talk プッシュ・ツー・トーク
PUCCH Physical Uplink Control Channel 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH Physical Uplink Shared Channel 物理アップリンク共有チャネル
QAM Quadrature Amplitude Modulation 直交振幅変調
QCI QoS class of identifier 識別子のQoSクラス
QCL Quasi co-location 擬似コロケーション
QFI QoS Flow ID、QoS Flow Identifier QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS Quality of Service サービス品質
QPSK Quadrature (Quaternary) Phase Shift Keying 直角位相(四次)位相シフトキーイング
QZSS Quasi-Zenith Satellite System 準天頂衛星システム
RA-RNTI Random Access RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB Radio Access Bearer 無線アクセスベアラ
Random Access Burst ランダムアクセスバースト
RACH Random Access Channel ランダムアクセスチャネル
RADIUS Remote Authentication Dial In User Service リモート認証ダイヤル・イン・ユーザサービス
RAN Radio Access Network 無線アクセスネットワーク
RAND RANDom numbe 乱数(認証に使用)
RAR Random Access Response ランダムアクセス応答
RAT Radio Access Technology 無線アクセス技術
RAU Routing Area Update ルーティングエリア更新
RB Resource block リソースブロック
Radio Bearer 無線ベアラ
RBG Resource block group リソースブロックグループ
REG Resource Element Group リソースエレメントグループ
Rel Release リリース
REQ REQuest 要求
RF Radio Frequency 無線周波数
RI Rank Indicator ランクインジケータ
RIV Resource indicator value リソースインジケータ値
RL Radio Link 無線リンク
RLC Radio Link Control 無線リンク制御
Radio Link Control layer 無線リンク制御層
RLC AM RLC Acknowledged Mode RLC送達確認モード
RLC UM RLC Unacknowledged Mode RLC非送達確認モード
RLF Radio Link Failure 無線リンク障害
RLM Radio Link Monitoring 無線リンクモニタリング
RLM-RS Reference Signal for RLM RLM用基準信号
RM Registration Management 登録管理
RMC Reference Measurement Channel 基準測定チャネル
RMSI Remaining MSI 残りのMSI
Remaining Minimum System Information 残りの最小システム情報
RN Relay Node 中継ノード
RNC Radio Network Controller 無線ネットワーク制御装置
RNL Radio Network Layer 無線ネットワーク層
RNTI Radio Network Temporary Identifier 無線ネットワーク一時的識別子
ROHC RObust Header Compression ロバストヘッダ圧縮
RRC Radio Resource Control 無線リソース制御
Radio Resource Control layer 無線リソース制御層
RRM Radio Resource Management 無線リソース管理
RS Reference Signal 基準信号
RSRP Reference Signal Received Power 基準信号受信電力
RSRQ Reference Signal Received Quality 基準信号受信品質
RSSI Received Signal Strength Indicator 受信信号強度インジケータ
RSU Road Side Unit 路側ユニット
RSTD Reference Signal Time difference 基準信号時間差
RTP Real Time Protocol リアルタイムプロトコル
RTS Ready-To-Send レディ・ツー・センド
RTT Round Trip Time ラウンドトリップ時間
Rx Reception、Receiving 受信
Receiver 受信器
S1AP S1 Application Protocol S1アプリケーションプロトコル
S1-MME S1 for the control plane 制御プレーン用のS1
S1-U S1 for the user plane ユーザプレーン用のS1
S-CSCF serving CSCF サービングCSCF
S-GW Serving Gateway サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC Radio Network Temporary Identity SRNC無線ネットワーク一時的識別子
S-TMSI SAE Temporary Mobile Station Identifier SAE一時的移動局識別子
SA Standalone operation mode スタンドアローン動作モード
SAE System Architecture Evolution システムアーキテクチャエボリューション
SAP Service Access Point サービスアクセスポイント
SAPD Service Access Point Descriptor サービスアクセスポイント記述子
SAPI Service Access Point Identifier サービスアクセスポイント識別子
SCC Secondary Component Carrier、Secondary CC セカンダリ成分キャリア、セカンダリCC
SCell Secondary Cell セカンダリセル
SCEF Service Capability Exposure Function サービス能力露出機能
SC-FDMA Single Carrier Frequency Division Multiple Access シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG Secondary Cell Group セカンダリセルグループ
SCM Security Context Management セキュリティコンテキスト管理
SCS Subcarrier Spacing サブキャリア間隔
SCTP Stream Control Transmission Protocol ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP Service Data Adaptation Protocol サービスデータ適応プロトコル
Service Data Adaptation Protocol layer サービスデータ適応プロトコル層
SDL Supplementary Downlink 補助ダウンリンク
SDNF Structured Data Storage Network Function 構造化データストレージネットワーク機能
SDP Session Description Protocol セッション記述プロトコル
SDSF Structured Data Storage Function 構造化データストレージ機能
SDU Service Data Unit サービスデータユニット
SEAF Security Anchor Function セキュリティアンカー機能
SeNB secondary eNB セカンダリeNB
SEPP Security Edge Protection Proxy セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI Slot format indication スロットフォーマットインジケーション
SFTD Space-Frequency Time Diversity 空間周波数時間ダイバーシティ
SFN and frame timing difference SFN及びフレームタイミング差
SFN System Frame Number システムフレーム番号
SGnB Secondary gNB セカンダリgNB
SGSN Serving GPRS Support Node サービングGPRSサポートノード
S-GW Serving Gateway サービングゲートウェイ
SI System Information システム情報
SI-RNTI System Information RNTI システム情報RNTI
SIB System Information Block システム情報ブロック
SIM Subscriber Identity Module 加入者識別モジュール
SIP Session Initiated Protocol セッション開始プロトコル
SiP System in Package システム・イン・パッケージ
SL Sidelink サイドリンク
SLA Service Level Agreement サービスレベルアグリーメント
SM Session Management セッション管理
SMF Session Management Function セッション管理機能
SMS Short Message Service ショートメッセージサービス
SMSF SMS Function SMS機能
SMTC SSB-based Measurement Timing Configuration SSBベースの測定タイミング構成
SN Secondary Node セカンダリノード
Sequence Number シーケンス番号
SoC System on Chip システム・オン・チップ
SON Self-Organizing Network 自己組織化ネットワーク
SPCell Special Cell 特殊セル
SP-CSI-RNTI Semi-Persistent CSI RNTI セミパーシステントCSI RNTI
SPS Semi-Persistent Scheduling セミパーシステントスケジューリング
SQN Sequence number シーケンス番号
SR Scheduling Request スケジューリング要求
SRB Signalling Radio Bearer シグナリング無線ベアラ
SRS Sounding Reference Signal サウンディング基準信号
SS Synchronization Signal 同期信号
SSB Synchronization Signal Block 同期信号ブロック
SSID Service Set Identifier サービスセット識別子
SS/PBCH Block SSBRI SS/PBCH Block SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ
Synchronization Signal Block Resource Indicator 同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC Session and Service Continuity セッション・サービス連続性
SS-RSRP Synchronization Signal based Reference Signal Received Power 同期信号ベース基準信号受信電力
SS-RSRQ Synchronization Signal based Reference Signal Received Quality 同期信号ベース基準信号受信品質
SS-SINR Synchronization Signal based Signal to Noise and Interference Ratio 同期信号ベース信号対雑音及び干渉比
SSS Secondary Synchronization Signal セカンダリ同期信号
SSSG Search Space Set Group サーチスペースセットグループ
SSSIF Search Space Set Indicator サーチスペースセットインジケータ
SST Slice/Service Types スライス/サービスタイプ
SU-MIMO Single User MIMO シングルユーザMIMO
SUL Supplementary Uplink 補助アップリンク
TA Timing Advance タイミングアドバンス
Tracking Area トラッキングエリア
TAC Tracking Area Code トラッキングエリアコード
TAG Timing Advance Group タイミングアドバンスグループ
TAI Tracking Area Identity トラッキングエリア識別子
TAU Tracking Area Update トラッキングエリア更新
TB Transport Block トランスポートブロック
TBS Transport Block Size トランスポートブロックサイズ
TBD To Be Defined 定義対象
TCI Transmission Configuration Indicator 送信構成インジケータ
TCP Transmission Communication Protocol 伝送通信プロトコル
TDD Time Division Duplex 時分割双方向
TDM Time Division Multiplexing 時分割多重化
TDMA Time Division Multiple Access 時分割多重アクセス
TE Terminal Equipment 端末装置
TEID Tunnel End Point Identifier トンネルエンドポイント識別子
TFT Traffic Flow Template トラフィックフローテンプレート
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity 一時的モバイル加入者識別子
TNL Transport Network Layer トランスポートネットワーク層
TPC Transmit Power Control 送信パワー制御
TPMI Transmitted Precoding Matrix Indicator 送信プリコーディング行列インジケータ
TR Technical Report 技術レポート
TRP、TRxP Transmission Reception Point 送受信ポイント
TRS Tracking Reference Signal トラッキング基準信号
TRx Transceiver トランシーバ
TS Technical Specifications 技術仕様
Technical Standard 技術標準
TTI Transmission Time Interval 送信時間間隔
Tx Transmission、Transmitting 送信
Transmitter 送信器
U-RNTI UTRAN Radio Network Temporary Identity UTRAN無線ネットワーク一時的識別子
UART Universal Asynchronous Receiver and Transmitter ユニバーサル非同期受信器・送信器
UCI Uplink Control Information アップリンク制御情報
UE User Equipment ユーザ装置
UDM Unified Data Management 統合データ管理
UDP User Datagram Protocol ユーザデータグラムプロトコル
UDSF Unstructured Data Storage Network Function 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC Universal Integrated Circuit Card ユニバーサル集積回路カード
UL Uplink アップリンク
UM Unacknowledged Mode 非送達確認モード
UML Unified Modelling Language 統一モデリング言語
UMTS Universal Mobile Telecommunications System ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム
UP User Plane ユーザプレーン
UPF User Plane Function ユーザプレーン機能
URI Uniform Resource Identifier ユニフォームリソース識別子
URL Uniform Resource Locator ユニフォームリソースロケータ
URLLC Ultra-Reliable and Low Latency 超高信頼性・低遅延
USB Universal Serial Bus ユニバーサルシリアルバス
USIM Universal Subscriber Identity Module ユニバーサル加入者識別モジュール
USS UE-specific search space UE固有サーチスペースサーチスペース
UTRA UMTS Terrestrial Radio Access UMTS地上波無線アクセス
UTRAN Universal Terrestrial Radio Access ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク
UwPTS Uplink Pilot Time Slot アップリンクパイロットタイムスロット
V2I Vehicle-to-Infrastruction 車両対インフラストラクチャ
V2P Vehicle-to-Pedestrian 車両対歩行者
V2V Vehicle-to-Vehicle 車両対車両
V2X Vehicle-to-everything 車両対エブリシング
VIM Virtualized Infrastructure Manager 仮想化インフラストラクチャマネジャ
VL Virtual Link 仮想リンク。
VLAN Virtual LAN、Virtual Local Area Network 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM Virtual Machine 仮想マシン
VNF Virtualized Network Function 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF Forwarding Graph VNF転送グラフ
VNFFGD VNF Forwarding Graph Descriptor VNF転送グラフ記述子
VNFM VNF Manager VNFマネジャ
VoIP Voice-over-IP、Voice-over-Internet Protocol ボイス・オーバー・IP、ボイス・オーバー・インターネットプロトコル
VPLMN Visited Public Land Mobile Network 訪問先公衆陸上モバイルネットワーク
VPN Virtual Private Network 仮想プライベートネットワーク
VRB Virtual Resource Block 仮想リソースブロック
WiMAX Worldwide Interoperability for Microwave Access ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェイブアクセス
WLAN Wireless Local Area Network 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN Wireless Metropolitan Area Network 無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN Wireless Personal Area Network 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-Control plane X2-制御プレーン
X2-U X2-User plane X2-ユーザプレーン
XML eXtensible Markup Language 拡張マークアップ言語
XRES EXpected user RESponse 予想ユーザ応答
XOR eXclusive OR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu ザドフ・チュー
ZP Zero Power ゼロパワー
【0184】
専門用語
本文書の目的で、以下の用語及び定義が、ここで説明されたレイ及び実施形態に適用可能である。
【0185】
ここで使用される用語“回路”は、説明された機能を提供するように構成された、例えば電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、高性能PLD(HCPLD)、ストラクチャードASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などの、ハードウェアコンポーネントを指し、その一部であり、あるいは、それを含む。一部の実施形態において、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行することで、説明された機能のうちの少なくとも一部を提供し得る。用語“回路”はまた、プログラムコードの機能を実行するために使用されるプログラムコードとの1つ以上のハードウェア要素の組み合わせ(又は電気若しくは電子システム内で使用される回路の組み合わせ)を指し得る。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせが特定のタイプの回路として参照され得る。
【0186】
ここで使用される用語“プロセッサ回路”は、一連の算術演算若しくは論理演算を順次に自動的に実行したり、デジタルデータを記録、格納、及び/又は転送したりすることが可能な回路を指し、その一部であり、あるいは、それを含む。処理回路は、命令を実行するための1つ以上の処理コアと、プログラム及びデータ情報を格納するための1つ以上のメモリ構造とを含み得る。用語“プロセッサ回路”は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理的な中央演算処理ユニット(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、及び/又は、例えばプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行する又はその他の方法で処理するが可能な任意の他のデバイスを指してもよい。処理回路は、マイクロプロセッサ又はプログラマブル処理デバイスなどとし得るものである、より多くのハードウェアアクセラレータを含んでもよい。1つ以上のハードウェアアクセラレータが、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又は深層学習(DL)アクセラレータを含んでもよい。用語“アプリケーション回路”及び/又は“ベースバンド回路”は、“プロセッサ回路”と同義であるとみなされてもよく、“プロセッサ回路”と呼ばれてもよい。
【0187】
ここで使用される用語“インタフェース回路”は、2つ以上のコンポーネント又はデバイス間で情報の交換を可能にする回路を指し、その一部であり、あるいは、それを含む。用語“インタフェース回路”は、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺コンポーネントインタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又はこれらに類するものといった、1つ以上のハードウェアインタフェースを指し得る。
【0188】
ここで使用される用語“ユーザ装置”又は“UE”は、無線通信能力を有する機器を指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表してもよい。用語“ユーザ装置”又は“UE”は、クライアント、モバイル、モバイル機器、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、移動局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、遠隔局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信器、無線機器、リコンフィギュラブル無線機器、リコンフィギュラブルモバイル機器などと同義であるとみなされてもよく、そのように呼ばれてもよい。
【0189】
ここで使用される用語“ネットワーク要素”は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するのに使用される物理的な又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。用語“ネットワーク要素”は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーキングハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、交換機、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RAN機器、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化VNF、NFVI、及び/又はこれらに類するものと同義であるとみなされてもよく、且つ/あるいは、そのように呼ばれてもよい。
【0190】
ここで使用される用語“コンピュータシステム”は、任意のタイプの相互接続された電子機器、コンピュータ機器、又はそのコンポーネントを指す。また、用語“コンピュータシステム”及び/又は“システム”は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々なコンポーネントを指し得る。さらに、用語“コンピュータシステム”及び/又は“システム”は、互いに通信可能に結合され、コンピューティング及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータ機器及び/又は複数のコンピューティングシステムを指し得る。
【0191】
ここで使用される用語“アプライアンス”、“コンピュータアプライアンス”、又はこれらに類するものは、特定のコンピューティングリソースを提供するように具体的に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータ機器又はコンピュータシステムを指す。“仮想アプライアンス”は、コンピュータアプライアンスを仮想化又はエミュレートするか、あるいは、それ以外で特定のコンピューティングリソースを提供するのに専用であるかのハイパーバイザ搭載機器によって実装される仮想マシンイメージである。
【0192】
ここで使用される用語“リソース”は、例えば、コンピュータデバイス、機械デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間若しくは使用量、電力、入力/出力動作、ポート若しくはネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベースとアプリケーション、作業負荷単位、及び/又はこれらに類するものなどの、物理デバイス若しくは仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理コンポーネント若しくは仮想コンポーネント、及び/又は特定の機器内の物理コンポーネント若しくは仮想コンポーネントを指す。用語“ハードウェアリソース”は、(1つ以上の)物理ハードウェア要素によって提供される計算リソース、ストレージリソース、及び/又はネットワークリソースを指し得る。“仮想化リソース”は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、機器、システムなどに提供される計算リソース、ストレージリソース、及び/又はネットワークリソースを指し得る。用語“ネットワークリソース”又は“通信リソース”は、通信ネットワークを介してコンピュータ機器/システムによってアクセス可能なリソースを指し得る。用語“システムリソース”は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指すことができ、コンピューティングリソース及び/又はネットワークリソースを含むことができる。システムリソースは、サーバを介してアクセス可能な、コヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト、又はサービスのセットとみなされてもよく、そのようなシステムリソースは単一のホスト又は複数のホスト上に存在して明確に識別可能である。
【0193】
ここで使用される用語“チャネル”は、データ又はデータストリームを通信するのに使用される有形又は無形のいずれかの任意の伝送媒体を指す。用語“チャネル”は、“通信チャネル”、“データ通信チャネル”、“伝送チャネル”、“データ伝送チャネル”、“アクセスチャネル”、“データアクセスチャネル”、“リンク”、“データリンク”、“キャリア”、“無線周波数キャリア”、及び/又はデータが通信される経路若しくは媒体を表す任意の他の同様の用語と同義及び/又は等価であるとし得る。
【0194】
ここで使用される用語“インスタンス化する”、“インスタンス化”、及びこれらに類するものは、インスタンスの作成を指す。“インスタンス”は、例えばプログラムコードの実行中などに発生し得るオブジェクトの具体的な発生も指す。
【0195】
用語“結合され”、“通信可能に結合され”が、それらの派生語とともに、ここで使用される。用語“結合され”は、2つ以上の要素が互いに物理的又は電気的に直接接触していることを意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的にのみ接触しているが、依然として互いに協働又は相互作用することを意味することができ、及び/又は、互いに結合されると言われる要素間に1つ以上の他の要素が結合又は接続されることを意味することができうる。用語“直接結合され”は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。用語“通信可能に結合され”は、2つ以上の要素が、ワイヤ又は他の相互接続を介して、無線通信チャネル若しくはリンクを介して、及び/又はこれらに類するものを含め、通信の手段によって互いに接触し得ることを意味し得る。
【0196】
用語“情報要素”は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。用語“フィールド”は、情報要素の個々のコンテンツ、又はコンテンツを含むデータ要素を指す。
【0197】
用語“SMTC”は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されるSSBベースの測定タイミング構成を指す。
【0198】
用語“SSB”はSS/PBCHブロックを指す。
【0199】
用語“プライマリセル”は、その中でUEが最初の接続構築手順を実行するか又は接続再構築手順を開始するかのいずれかを行う、プライマリ周波数上で動作するMCGセルを指す。
【0200】
用語“プライマリSCGセル”は、DC動作のために同期手順を用いて再構成を行うときに、その中でUEがランダムアクセスを実行するSCGセルを指す。
【0201】
用語“セカンダリセル”は、CAで構成されたUEにスペシャルセルに加えて追加の無線リソースを提供するセルを指す。
【0202】
用語“セカンダリセルグループ”、DCで構成されたUEのため、PSCellと0個以上のセカンダリセルとを有するサービングセルのサブセットを指す。
【0203】
用語“サービングセル(Serving Cell)”は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにあるUEのためのプライマリセルを指し、1つのサービングセルのみがプライマリセルに含まれる。
【0204】
用語“サービングセル(serving cell)”又は“複数のサービングセル(serving cells)”は、CA/で構成されたRRC_CONNECTEDにあるUEのための(1つ以上の)スペシャルセルと全てのセカンダリセルとを有するセルのセットを指す。
【0205】
用語“スペシャルセル”は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指し、さもなければ、用語“スペシャルセル”はPcellを指す。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】