IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クアルコム,インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-510221テレビジョン環境における無線周波数センシング
<>
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図1
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図2
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図3
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図4A
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図4B
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図4C
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図5
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図6A
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図6B
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図6C
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図7
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図8
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図9
  • 特表-テレビジョン環境における無線周波数センシング 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(54)【発明の名称】テレビジョン環境における無線周波数センシング
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/442 20110101AFI20240228BHJP
   H04N 21/422 20110101ALI20240228BHJP
【FI】
H04N21/442
H04N21/422
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555817
(86)(22)【出願日】2022-01-24
(85)【翻訳文提出日】2023-09-12
(86)【国際出願番号】 US2022070318
(87)【国際公開番号】W WO2022198152
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】17/201,497
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】シャオシン・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】リシャブ・ラジ
(72)【発明者】
【氏名】パーシバン・エラパン
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164TA07S
5C164UA03S
5C164UA41P
5C164UB41P
5C164YA12
(57)【要約】
テレビジョンユーザの視聴ステータスを決定するために無線周波数(RF)センシングを実行するための技法が提供される。これは、コンテンツの再生の間のユーザの挙動(たとえば、ユーザがコンテンツを見ているかどうか)を決定するために使用され得、それは、コンテンツにおけるユーザの関心のレベルを決定するためのデータポイントとして使用され得る。テレビジョンユーザのステータスを使用することで、実施形態は、テレビジョンを電力ダウンおよび/または電力アップすることなど、追加または代替の機能を提供することができる。さらに、RFセンシングは、Wi-Fiトランシーバなど、既存のテレビジョンハードウェアによって実行され得、したがって、わずかなまたはゼロの追加コストでテレビジョンにRFセンシング機能を提供し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングの方法であって、
第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、
1つまたは複数のオブジェクトからの前記第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、
1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を前記受信された第1の反射RF信号から決定するステップと、
前記第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するステップであって、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ステップと、
前記ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するステップをさらに含み、
前記第1のRF信号を前記送信するステップは、前記テレビジョンが前記所定のタイプの前記コンテンツを上映していると前記決定するステップに応答し、
前記ステータス情報を決定するステップが、前記第1のCSIに基づいて前記コンテンツを見ている前記テレビジョンユーザの注視のレベルを決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツを見ている前記テレビジョンユーザの前記注視のレベルを決定するステップが、前記テレビジョンが上映している間に前記テレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を前記第1のCSIに基づいて決定するステップを含み、前記1つまたは複数の属性は、
頭の向き、
眼球の向き、
着座位置、もしくは
ポーズ、または
任意のそれらの組合せを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記テレビジョンユーザの前記1つまたは複数の属性を決定するステップが、前記第1のCSIに基づいて取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するステップが、前記注視のレベルの表示を前記テレビジョンから、
サービスプロバイダのサーバ、
コンテンツプロバイダのサーバ、
またはその両方に送るステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のCSIから取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、前記テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
検出される移動の欠如を前記第1のCSIに基づいて決定するステップと、
前記移動の欠如を決定するステップに応答して、第2のRF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定するステップとをさらに含み、
前記ステータス情報を決定するステップが、前記第2のCSIにさらに基づき、前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ていないことの表示を含み、
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するステップが、前記テレビジョンを電力ダウンすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザはもはや検出されないこと、または前記テレビジョンユーザはもはや起きていないことを示す情報を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のRF信号は、第1の送信モードに従って送信され、
前記第2のRF信号は、第2の送信モードに従って送信され、前記第2の送信モードは、
前記第1の送信モードよりも短い送信周期、
前記第1の送信モードよりも大きい送信帯域幅、もしくは
より多数の空間ストリーム、または
任意のそれらの組合せを有する、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記テレビジョンを電力ダウンする前に、前記テレビジョンによって上映されたコンテンツにおける位置をセーブするステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
検出される移動を前記第1のCSIに基づいて決定するステップと、
前記移動を決定するステップに応答して、第2のRF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定するステップとをさらに含み、
前記ステータス情報を決定するステップが、前記第2のCSIにさらに基づき、前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するステップが、前記テレビジョンを電力アップするステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のCSIから取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ようとしていると決定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のRF信号は、第1の送信モードに従って送信され、
前記第2のRF信号は、第2の送信モードに従って送信され、前記第2の送信モードは、
前記第1の送信モードよりも短い送信周期、
前記第1の送信モードよりも大きい送信帯域幅、もしくは
より多数の空間ストリーム、または
任意のそれらの組合せを有する、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記テレビジョンによって上映されたコンテンツにおけるセーブされた位置を取得するステップと、
前記セーブされた位置から前記テレビジョンによって前記コンテンツの再生を再開するステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて前記テレビジョンユーザを識別するステップと、
前記テレビジョンユーザのアイデンティティに基づいて前記テレビジョンユーザに対して対応する記憶されたユーザプロファイルを決定するステップと、
前記テレビジョン上にユーザメニューを提供するステップとをさらに含み、前記ユーザメニュー内のコンテンツが、前記対応する記憶されたユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づく、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記テレビジョンユーザを識別するステップが、前記テレビジョンユーザが子供であると決定するステップを含み、
前記ユーザメニューを提供するステップが、子供向けのメニューを提供するステップを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ステータス情報は、
前記テレビジョンユーザが検出されたかどうかの表示、
前記テレビジョンユーザのアイデンティティ、
前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンによって上映されるコンテンツを見ていたかどうかの表示、または
任意のそれらの組合せを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のRF信号を送信する前に、
前記テレビジョンユーザに対する較正を実行するステップをさらに含み、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見るためのロケーションにある間に、
第2のRF信号が前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって送信され、
前記テレビジョンユーザからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号が前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって受信され、
第2のCSIが前記受信された第2の反射RF信号から決定され、
前記テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性が前記第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定され、
前記1つまたは複数のユーザ属性はユーザプロファイル内に記憶される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第1のワイヤレストランシーバが前記第1のRF信号を送信し、前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第2のワイヤレストランシーバが前記第1の反射RF信号を受信し、前記第1のワイヤレストランシーバは、前記第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバは、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのためのデバイスであって、
1つまたは複数のワイヤレストランシーバと、
メモリと、
前記1つまたは複数のトランシーバおよび前記メモリと通信可能に結合された、1つまたは複数の処理ユニットとを含み、前記1つまたは複数の処理ユニットは、
第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、
1つまたは複数のオブジェクトからの前記第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、
1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を、前記受信された第1の反射RF信号から決定することと、
前記第1のCSIに基づいてステータス情報を決定することであって、前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ことと、
前記ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行することとを行うように構成される、デバイス。
【請求項22】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するようにさらに構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記テレビジョンが前記所定のタイプの前記コンテンツを上映していると決定することに応答して前記第1のRF信号を送信するように構成され、
前記ステータス情報を決定するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のCSIに基づいて前記コンテンツを見ている前記テレビジョンユーザの注視のレベルを決定するように構成される、請求項21に記載のデバイス。
【請求項23】
前記コンテンツを見ている前記テレビジョンユーザの注視のレベルを決定するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記テレビジョンが上映している間に前記テレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を前記第1のCSIに基づいて決定するように構成され、前記1つまたは複数の属性は、
頭の向き、
眼球の向き、
着座位置、もしくは
ポーズ、または
任意のそれらの組合せを含む、請求項22に記載のデバイス。
【請求項24】
前記テレビジョンユーザの前記1つまたは複数の属性を決定するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のCSIに基づいて取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較するように構成される、請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記注視のレベルの表示を、前記テレビジョンから、
サービスプロバイダのサーバ、
コンテンツプロバイダのサーバ、
またはその両方に送信するように構成される、請求項22に記載のデバイス。
【請求項26】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のCSIから取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、前記テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するようにさらに構成される、請求項21に記載のデバイス。
【請求項27】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
検出される移動の欠如を前記第1のCSIに基づいて決定することと、
前記移動の欠如を決定することに応答して、第2のRF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定することとを行うようにさらに構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは前記第2のCSIにさらに基づいて前記ステータス情報を決定するように構成され、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ていないことの表示を含み、
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは前記テレビジョンを電力ダウンするように構成される、請求項21に記載のデバイス。
【請求項28】
前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザはもはや検出されないこと、または前記テレビジョンユーザはもはや起きていないことを示す情報を含む、請求項27に記載のデバイス。
【請求項29】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のRF信号を第1の送信モードに従って送信するように構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第2のRF信号を第2の送信モードに従って送信するように構成され、前記第2の送信モードは、
前記第1の送信モードよりも短い送信周期、
前記第1の送信モードよりも大きい送信帯域幅、もしくは
より多数の空間ストリーム、または
任意のそれらの組合せを有する、請求項27に記載のデバイス。
【請求項30】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記テレビジョンを電力ダウンする前に、前記テレビジョンによって上映されたコンテンツにおける位置を前記メモリ内にセーブするようにさらに構成される、請求項27に記載のデバイス。
【請求項31】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
検出される移動を前記第1のCSIに基づいて決定することと、
前記移動を決定することに応答して、第2のRF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定することとを行うようにさらに構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは前記第2のCSIにさらに基づいて前記ステータス情報を決定するように構成され、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、
前記テレビジョンとの前記アクションを実行するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは前記テレビジョンを電力アップするように構成される、請求項21に記載のデバイス。
【請求項32】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第2のCSIから取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ようとしていると決定するようにさらに構成される、請求項31に記載のデバイス。
【請求項33】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のRF信号を第1の送信モードに従って送信するように構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第2のRF信号を第2の送信モードに従って送信するように構成され、前記第2の送信モードは、
前記第1の送信モードよりも短い送信周期、
前記第1の送信モードよりも大きい送信帯域幅、もしくは
より多数の空間ストリーム、または
任意のそれらの組合せを有する、請求項31に記載のデバイス。
【請求項34】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
前記テレビジョンによって上映されたコンテンツにおけるセーブされた位置を取得することと、
前記セーブされた位置から前記テレビジョンによって前記コンテンツの再生を再開することとを行うようにさらに構成される、請求項31に記載のデバイス。
【請求項35】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
前記第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて前記テレビジョンユーザを識別することと、
前記テレビジョンユーザのアイデンティティに基づいて前記テレビジョンユーザに対して対応する記憶されたユーザプロファイルを決定することと、
前記テレビジョン上にユーザメニューを提供することとを行うようにさらに構成され、前記ユーザメニュー内のコンテンツが、前記対応する記憶されたユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づく、請求項31に記載のデバイス。
【請求項36】
前記テレビジョンユーザを識別するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記テレビジョンユーザが子供であると決定するように構成され、
前記ユーザメニューを提供するために、前記1つまたは複数の処理ユニットは、子供向けのメニューを提供するように構成される、請求項35に記載のデバイス。
【請求項37】
前記ステータス情報は、
前記テレビジョンユーザが検出されたかどうかの表示、
前記テレビジョンユーザのアイデンティティ、
前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンによって上映されるコンテンツを見ていたかどうかの表示、または
任意のそれらの組合せを含む、請求項21に記載のデバイス。
【請求項38】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、前記第1のRF信号を送信する前に、
前記テレビジョンユーザに対する較正を実行するようにさらに構成され、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見るためのロケーションにある間に、前記1つまたは複数の処理ユニットは、
第2のRF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって送信することと、
前記テレビジョンユーザからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって受信することとを行うように構成され、
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定することと、
前記テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性を前記第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定することと、
前記1つまたは複数のユーザ属性を前記メモリ内のユーザプロファイル内に記憶することとを行うように構成される、請求項21に記載のデバイス。
【請求項39】
前記1つまたは複数の処理ユニットは、
前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第1のワイヤレストランシーバを使用して前記第1のRF信号を送信することと、
前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第2のワイヤレストランシーバを使用して前記第1の反射RF信号を受信することとを行うようにさらに構成され、
前記第1のワイヤレストランシーバは、前記第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、請求項21に記載のデバイス。
【請求項40】
前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバは、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、請求項21に記載のデバイス。
【請求項41】
テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのためのデバイスであって、
第1のRF信号を送信するための手段と、
1つまたは複数のオブジェクトからの前記第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を受信するための手段と、
1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を前記受信された第1の反射RF信号から決定するための手段と、
前記第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するための手段であって、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、手段と、
前記ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するための手段とを含む、デバイス。
【請求項42】
前記テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するための手段をさらに含み、
前記第1のRF信号を送信することは、前記テレビジョンが前記所定のタイプの前記コンテンツを上映していると決定することに応答し、
前記ステータス情報を決定することは、前記第1のCSIに基づいて、前記コンテンツを見ている前記テレビジョンユーザの注視のレベルを決定することを含む、請求項41に記載のデバイス。
【請求項43】
前記第1のCSIから取得された情報を前記テレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、前記テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するための手段をさらに含む、請求項41に記載のデバイス。
【請求項44】
検出される移動の欠如を前記第1のCSIに基づいて決定するための手段と、
前記移動の欠如を決定することに応答して第2のRF信号を送信するための手段と、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を受信するための手段と、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定するための手段とをさらに含み、
前記ステータス情報を決定することが前記第2のCSIにさらに基づき、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ていないことの表示を含み、
前記テレビジョンとの前記アクションを実行することが前記テレビジョンを電力ダウンさせることを含む、請求項41に記載のデバイス。
【請求項45】
検出される移動を前記第1のCSIに基づいて決定するための手段と、
前記移動を決定することに応答して第2のRF信号を送信するための手段と、
前記1つまたは複数のオブジェクトからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を受信するための手段と、
第2のCSIを前記受信された第2の反射RF信号から決定するための手段とをさらに含み、
前記ステータス情報を決定することが前記第2のCSIにさらに基づき、前記ステータス情報は、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、
前記テレビジョンと前記アクションを実行することが、前記テレビジョンを電力アップすることを含む、請求項41に記載のデバイス。
【請求項46】
前記テレビジョンユーザに対する較正を実行するための手段をさらに含み、前記テレビジョンユーザが前記テレビジョンを見るためのロケーションにある間に、
第2のRF信号が前記デバイスによって送信され、
前記テレビジョンユーザからの前記第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号が前記デバイスによって受信され、
第2のCSIが前記受信された第2の反射RF信号から決定され、
前記テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性が前記第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定され、
前記1つまたは複数のユーザ属性はユーザプロファイル内に記憶される、請求項41に記載のデバイス。
【請求項47】
前記第1のRF信号を前記送信するための手段は、第1のワイヤレストランシーバを含み、
前記第1の反射RF信号を前記受信するための手段は、第2のワイヤレストランシーバを含む、請求項41に記載のデバイス。
【請求項48】
前記第1のワイヤレストランシーバは、前記第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、請求項47に記載のデバイス。
【請求項49】
前記第1のワイヤレストランシーバ、前記第2のワイヤレストランシーバ、またはその両方は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、請求項39に記載のデバイス。
【請求項50】
テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのための命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、
1つまたは複数のオブジェクトからの前記第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、
1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を前記受信された第1の反射RF信号から決定することと、
前記第1のCSIに基づいてステータス情報を決定することであって、前記ステータス情報は前記テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ことと、
前記ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行することとを行うためのコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、オブジェクトまたは動きの検出に関し、より詳細には、テレビジョン環境におけるオブジェクトまたは動きの無線周波数(RF)センシングの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
右肩上がりのテレビジョンの高度化に伴って、消費者は、大量のコンテンツプロバイダからコンテンツをストリーミングすることができる。コンテンツプロバイダは、ユーザプロファイル情報および挙動に基づいてコンテンツをさらにカスタマイズすることができる。しかしながら、今日のテレビジョンの高度化にもかかわらず、ユーザ挙動の収集は、しばしば、履歴を見ること、および再生中の入力(一時停止、巻き戻し、早送りなど)に限定されている。これらのおおざっぱなメカニズムは、すべての視聴者に対して一般的であり、コンテンツプロバイダに対して情報をほとんど提供しない。かつ、テレビジョンは、再生中にユーザの挙動を見るためにカメラを組み込むことができるが、そのような統合は、これらのテレビジョンのコストを増加させ、消費者に対してプライバシーの懸念を引き起こすことがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書で説明する実施形態は、テレビジョンユーザのステータスを決定するためにRFセンシングを提供することによって、これらの問題および他の問題に対処する。これは、コンテンツを再生する間にユーザの挙動(たとえば、ユーザがコンテンツを見ているかどうか)を決定するために使用することができ、それは、コンテンツにおけるユーザの関心のレベルを決定するためのデータポイントとして使用することができる。テレビジョンユーザのステータスを使用することで、実施形態は、テレビジョンを電力ダウンおよび/または電力アップすることなど、追加または代替の機能を提供することができる。さらに、RFセンシングは、Wi-Fiトランシーバなど、既存のテレビジョンハードウェアによって実行され得、それゆえ、わずかなまたはゼロの追加コストでテレビジョンにRFセンシング機能を提供し得る。
【0004】
本開示による、テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングの例示的な方法は、第1のRF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップを含む。この方法は、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップも含む。方法は、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を、受信された第1の反射RF信号から決定するステップも含む。方法は、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するステップも含み、ステータス情報は、テレビジョンユーザの視聴ステータス(viewing status)に関する情報を含み得る。方法は、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するステップも含む。
【0005】
本開示による、テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのための例示的なデバイスは、1つまたは複数のワイヤレストランシーバと、メモリと、1つまたは複数のワイヤレストランシーバおよびメモリに通信可能に結合された1つまたは複数の処理ユニットとを含む。1つまたは複数の処理ユニットは、第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するように構成される。1つまたは複数の処理ユニットはまた、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含み得る第1の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するように構成される。1つまたは複数の処理ユニットはまた、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を、受信された第1の反射RF信号から決定するように構成される。1つまたは複数の処理ユニットはまた、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するように構成され、ステータス情報は、テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含み得、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行し得る。
【0006】
本開示による、テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのための別の例示的なデバイスは、第1のRF信号を送信するための手段を含む。デバイスは、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含み得る第1の反射RF信号を受信するための手段も含む。デバイスは、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を、受信された第1の反射RF信号から決定するための手段も含む。デバイスは、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するための手段も含み、ステータス情報は、テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含み得る。デバイスは、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するための手段も含む。
【0007】
本開示による、例示的な非一時的コンピュータ可読媒体は、テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのための命令を記憶する。命令は、第1のRF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するためのコードを含む。命令は、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含み得る第1の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するためのコードも含む。命令は、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を、受信された第1の反射RF信号から決定するためのコードも含む。命令は、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するためのコードも含み、ステータス情報は、テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含み得る。命令は、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するためのコードも含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】テレビジョン環境においてRFセンシングを実行することができる例示的な無線周波数(RF)センシングシステムのブロック図である。
図2】例示的なテレビジョン環境の斜視図である。
図3】例示的なテレビジョン環境の斜視図である。
図4A】一実施形態による、テレビジョンの視点からのテレビジョン環境におけるテレビジョンユーザを示す図である。
図4B】一実施形態による、テレビジョンの視点からのテレビジョン環境におけるテレビジョンユーザを示す図である。
図4C】一実施形態による、テレビジョンの視点からのテレビジョン環境におけるテレビジョンユーザを示す図である。
図5】一実施形態による、テレビジョンによって上映されるコンテンツにおけるテレビジョンユーザの関心を決定するプロセスを示すフローチャートである。
図6A】様々な実施形態による、ユーザ関心が記録され得る様々な方法を示す図である。
図6B】様々な実施形態による、ユーザ関心が記録され得る様々な方法を示す図である。
図6C】様々な実施形態による、ユーザ関心が記録され得る様々な方法を示す図である。
図7】一実施形態による、RFセンシングから取得された情報に基づいてテレビジョンを電力ダウンするプロセスを示すフローチャートである。
図8】一実施形態による、RFセンシングから取得された情報に基づいてテレビジョンを電力アップするプロセスを示すフローチャートである。
図9】一実施形態による、テレビジョンユーザのRFセンシングの方法900を示すフロー図である。
図10】本明細書に記載の実施形態において利用することができるコンピュータシステムの一実施形態のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
いくつかの例示的な実装形態によれば、様々な図面における同様の参照符号は同様の要素を示す。加えて、要素の複数のインスタンスは、その要素に対する第1の数字の後に文字またはハイフンおよび第2の数字を続けることによって示され得る。たとえば、要素110の複数のインスタンスは、110-1、110-2、110-3などとしてまたは110a、110b、110cなどとして示されてもよい。第1の数字のみを使用してそのような要素を指すとき、その要素のいずれのインスタンスも理解されるべきである(たとえば、前の例における要素110は、要素110-1、110-2、および110-3または要素110a、110b、および110cを指すことになる)。
【0010】
以下の説明は、本開示の発明的態様について説明する目的でいくつかの実装形態を対象としている。しかしながら、当業者は、本明細書の教示が多数の異なる方法で適用され得ることを容易に認識するであろう。本開示におけるいくつかの例は、Wi-Fi技術として識別されるものを含む、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11ワイヤレス規格によるワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)通信に基づき得る。しかしながら、記載される実装は、たとえば、IEEE802.11規格、Bluetooth(登録商標)規格、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、移動通信用グローバルシステム(GSM)、GSM/一般パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、地上基盤無線(TETRA)、Wideband-CDMA(W-CDMA)、進化データ最適化(EV-DO)、1xEV-DO、EV-DO Rev A、EV-DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、進化型高速パケットアクセス(HSPA+)、ロングタームエボリューション(LTE)、AMPS、または3G、4G、5G、6G、もしくはそれらのさらなる実装の技術を利用するシステムなどのワイヤレス、セルラーまたはモノのインターネット(IoT)ネットワーク内で通信するために使用される他の既知の信号のうちのいずれかなど、任意の通信規格に従って無線周波数(RF)信号を送信および受信することが可能な任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。
【0011】
本明細書で使用する「RF信号」は、送信機(または、送信デバイス)と受信機(または、受信デバイス)との間の空間を通じて情報を運ぶ電磁波を備える。本明細書で使用する送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機へ送信してよい。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通じたRF信号の伝搬特性に起因して、送信される各RF信号に対応する複数の「RF信号」を受信することがある。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信RF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。
【0012】
上述のように、RF信号は、RFセンシングにおいて使用することができる。2.4GHz、5GHz、または6GHzなどの比較的高い周波数を有するRF信号(WLANの実装形態で一般に使用される)は、オブジェクトの存在を(たとえば、オブジェクトによって占有される体積および/またはオブジェクトによって行われる移動に基づいて)検出し、かつオブジェクトを識別することが可能な解像度を提供するのに十分に小さい波長を有する。さらに、そのようなRFセンシングは、通信に使用される既存のWi-Fi/IEEE802.11/WLANトランシーバによって実装され得る。それゆえ、これらのタイプの既存のトランシーバを有するテレビジョンへの追加のコストをほとんどまたはまったく伴わずにRFセンシングを実装することができる。RFセンシングは、ファームウェア更新によって、すでに現場にあるテレビジョンにさえも実装され得る。とはいえ、RFセンシングは、追加のまたは代替のトランシーバによって達成され得る。たとえば、いくつかの実施形態によれば、トランシーバが、セットトップボックス、テレビジョンストリーミングデバイス(たとえば、ROKU(登録商標)、グーグルクロームキャスト(商標)デバイス、アマゾンファイアTV(登録商標)など)、ビデオゲームシステムなど、テレビジョン(本明細書では「接続デバイス」と呼ばれる)に通信可能に結合された別々のデバイスの中に設置され得る。
【0013】
図1は、本明細書に記載のテレビジョン環境においてRFセンシングを実行することができる例示的なRFセンシングシステム105のブロック図である。簡単に述べると、RFセンシングシステム105は、1つまたは複数の波形、シーケンス、またはパケットを含む1つまたは複数のRF信号を使用して、オブジェクトの存在および/または移動を決定する。これは、チャネル捕捉のためのRF信号を使用することによって、チャネルインパルス応答(CIR)、チャネル周波数応答(CFR)、ならびに/またはオブジェクトの存在および/もしくは移動を示す他の形態のチャネル状態情報(CSI)を取得するためにチャネル推定を実行することによって行うことができる。CSIは、マルチパス、反射、および各経路の信号強度など、RF信号の態様を示す。より広範には、CSIは、たとえば、距離による散乱、フェージング、および電力減衰の複合効果を表し得る。いくつかの実施形態によれば、ワイヤレス通信システムの形態で使用されるチャネル推定は、CSIを取得するために使用され得る。(ワイヤレス通信では、CSIは、受信されたパケットを適切に復調して復号するために使用される。)したがって、実施形態は、既存のチャネル推定技法を活用することができ、RFセンシング目的のためにCSIを取得するために活用され得る。
【0014】
より具体的には、RFセンシングシステム105は、オブジェクト110から反射したRF信号112に関連するCSIを取得することができる。いくつかの実施形態によれば、RFセンシングシステム105は、CSIを使用して、Rxアンテナ120によって受信された反射信号に対応する距離および到来角を計算することができる。たとえば、RFセンシングシステム105は、漏れ信号(図示せず)と反射信号との間の差に基づいて反射信号についての飛行時間を算出することによって距離を決定することができる。さらなる例では、RFセンシングシステム105は、反射信号を受信するためにアンテナアレイ(たとえば、RXアンテナ120)を利用し、アンテナアレイの各要素において受信位相の差を測定することによって、到来角を決定することができる。
【0015】
以下でより詳細に示すように、RFセンシングシステム105は、反射信号に対応する距離および/または到来角を利用して、ロケーションおよび/またはユーザの頭の向き、眼球の向き、体の位置などにおけるオブジェクト(たとえば、テレビジョンユーザ)の存在または移動を検出することができる。
【0016】
いくつかの実施形態では、RFセンシングシステム105は、人工知能または機械学習アルゴリズムを利用して、動き検出、オブジェクト分類、頭/眼球の向き検出、および/または体の位置決定を実行してもよい。いくつかの例では、機械学習技法は、ニューラルネットワーク、線形およびロジスティック回帰、分類木、サポートベクターマシン、任意の他の適切な教師あり機械学習技法、またはそれらの任意の組合せを利用する教師あり機械学習技法を含むことができる。たとえば、機械学習アルゴリズムまたは人工知能の訓練のためにサンプルRF感知データのデータセットを選択することができる。
【0017】
本明細書で説明するRFセンシング技法は、Wi-Fiネットワークとのそれらの関連にかかわらず実行され得る。たとえば、RFセンシングシステム105は、そのWi-Fi送信機およびWi-Fi受信機を利用して、RFセンシングが任意のアクセスポイントまたはWi-Fiネットワークに関連付けられていないときに、本明細書で説明するRFセンシングを実行することができる。
【0018】
RFセンシングシステム105は、スタンドアロンデバイスを含んでもよく、またはテレビジョンもしくは接続デバイスの中に統合されてもよい。たとえば、RFセンシングシステム105は、テレビジョンまたは接続デバイスのWLAN無線の中に統合され得る。RFセンシングシステムを含む電子デバイスの例示的な構成要素について、図10に示し、以下で詳細に説明する。以下でより詳細に述べるように、いくつかの実施形態は、RF信号があるデバイスによって送信され、別のデバイスによって受信されるように実装され得る。
【0019】
一般的に言えば、図1のRFセンシングシステム105の機能に関して、RFセンシングシステム105は、オブジェクト110に反射し、1つまたは複数のRxアンテナ120によって受信される、1つまたは複数のTxアンテナ115によって送信される(たとえば、1つまたは複数のパルスを含む)RF信号を生成することによって、オブジェクト110を検出することができる。次いで、受信信号は、デジタル信号処理(DSP)技法(漏れキャンセルを含む)を使用して、RFセンシングシステム105によって処理されて、オブジェクトの存在および/または範囲を決定することができる。信号を送信、受信、および処理するプロセスは、一般に、本明細書で、RFセンシング「スキャン」と呼ばれる。本明細書でより詳細に説明するように、スキャンの周波数または周期は、送信モードのタイプ(たとえば、低解像度または高解像度のスキャニング)に応じて変動してもよいが、大抵は毎秒数回であり得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、RFセンシングシステム105は、複数のRxアンテナ120を有し得る。たとえば、WLAN無線は、通常、2~4本のアンテナを有する。そのような実施形態では、異なるRxアンテナ120において受信されたCSIは、(たとえば、Rxビームフォーミングを使用すること、角度情報位相差を決定することなどによって)角度情報を決定するために使用され得る。いくつかの実装形態では、2つのアンテナを有する実施形態は、たとえば、10°~15°の角度粒度を達成し、4つのアンテナを有する実施形態は、2°~3°の粒度を達成している。さらに、いくつかの他の実施形態では、RFセンシングシステム105は、複数のTxアンテナ115を有することができる。たとえば、WLAN無線は、通常、2~4本のアンテナを有する。そのような実施形態では、Txアンテナの位相は、RF信号を、ある方向を指すビームで送信するように構成され得る。いくつかの実装形態では、2つのTxアンテナを有する実施形態は、たとえば10°~15°の角度粒度を達成し、4つのTxアンテナを有する実施形態は、2°~3°の粒度を達成している。経時的な(たとえば、1つのスキャンから次のスキャンまでの)CSIの変化は、オブジェクト110の動きを示す。ここで、変化は、CSIの振幅または位相における変化を含み得る。追加または代替として、変化は、各反射経路の飛行時間および角度など、CSIから抽出および/または推定されたメトリックにおける変化を含み得る。したがって、RF信号は、オブジェクトのロケーション、体積、および移動を決定するために使用され得る。
【0021】
RFセンシングシステム105のこの機能は、処理ユニット125、メモリ130、マルチプレクサ(mux)135、Tx処理回路140、およびRx処理回路145の使用を通じて可能になる。RFセンシングシステム105は、電源、ユーザインターフェース、または電子インターフェースなど、図示されない追加の構成要素を含み得る。しかしながら、RFセンシングシステム105のこれらの構成要素は、所望の機能に応じて、代替の実施形態において再配置されるか、そうでなければ変更され得ることに留意されたい。さらに、本明細書で使用される場合、「送信回路」、「Tx回路」、または「Tx処理回路」という用語は、RF信号を作成および/または送信するために利用される任意の回路を指す。同様に、「受信回路」、「Rx回路」、または「Rx処理回路」という用語は、RF信号を検出および/または処理するために利用される任意の回路を指す。したがって、「送信回路」および「受信回路」は、それぞれTx処理回路140およびRx処理回路145を含むだけでなく、mux135および処理ユニット125も含み得る。いくつかの実施形態では、処理ユニット125は、モデムおよび/またはワイヤレス通信インターフェース(たとえば、以下で説明される図10のワイヤレス通信インターフェース1033)の少なくとも一部を構成し得る。いくつかの実施形態では、本明細書で説明する処理ユニット125の機能を実行するために、2つ以上の処理ユニットが使用され得る。加えて、Txアンテナ115およびRxアンテナ120は、別個のアンテナとして示されているが、いくつかの実施形態は、送信および受信に同じ1つまたは複数のアンテナを使用し得る。
【0022】
Tx処理回路140およびRx処理回路145は、RF信号をそれぞれ生成および検出するためのサブコンポーネントを備え得る。当業者であれば諒解するように、Tx処理回路140は、したがって、パルス発生器、デジタルアナログ変換器(DAC)、(信号を送信周波数にアップミキシングするための)ミキサ、(Txアンテナ115を介して送信に給電するための)1つまたは複数の増幅器などを含み得る。Rx処理回路145は、検出されたRF信号を処理するために同様のハードウェアを有し得る。特に、Rx処理回路145は、(Rxアンテナ120を介して受信された信号を増幅するための)増幅器と、送信周波数から受信信号をダウンコンバートするためのミキサと、受信信号をデジタル化するためのアナログデジタル変換器(ADC)と、Tx処理回路140によって生成されたパルスのための整合フィルタを提供するパルス相関器とを備え得る。したがって、Rx処理回路145は、相関器出力をCIRとして使用することができ、これは、たとえば、漏れキャンセルのために処理ユニット125(または他の回路)によって処理することができる。オブジェクト検出、範囲、動き、出発方向(DoD)または到着方向(DoA)推定など、RF信号から取得されたCSIの他の処理も実行され得る。
【0023】
送信RF信号112の特性は、利用される技術に応じて変化し得ることに留意されたい。前述のように、本明細書で提供される技法は、通常2.4、5、および6GHzで動作するWLAN技術に適用することができるが、900MHzから60GHzまでの範囲の周波数を含む場合がある。(とはいえ、いくつかの実施形態は、この範囲外のRF周波数を利用し得る。)これは、たとえば、802.11ad Wi-Fi規格(60GHzで動作する)によって利用される周波数を含む。RFセンシングは、通信と同じ周波数帯域で実行され得るので、通信とRFセンシングの両方のためにハードウェアが利用され得る。たとえば、図1に示すRFセンシングシステム105の構成要素のうちの1つまたは複数は、テレビジョンのワイヤレスモデム(たとえば、Wi-Fiまたは5Gモデム)に含まれ得る。とはいえ、実施形態は、任意のそのような通信手段から独立して、RFセンシングシステム105を利用し得る。上述のように、たとえば、いくつかの実施形態は、超広帯域(UWB)トランシーバを利用し得る。説明するRFセンシングのための技法は、オブジェクト110の存在および/または移動を決定するためのチャネル捕捉のために、Zadoffシーケンス、直交周波数分割多重化(OFDM)のLong Training Field(LTF)のようなシンボルなど、様々なタイプのRF信号を利用し得る。RFセンシングシステムは、(たとえば、802.11通信技術を使用して)通信のためにRF信号を送ることが可能であり得るので、実施形態は、本明細書で提供されるように、RFセンシングを実行するためのCSIを取得するために通信において使用されるチャネル推定を活用し得る。Wi-Fiでは、チャネル推定が、通信パケットプリアンブル内でレガシーロングトレーニングフィールド(L-LTF)およびハイスループット(HT)/超ハイスループット(VHT)/高効率ロングトレーニングフィールド(HE-LTF)を使用することによって行われ得る。実施形態は、たとえば、知られている送信信号をチャネル推定のために使用することによって同様の手法を使用し得る。したがって、RF信号は、通信におけるチャネル推定のために使用されるものと同じワイヤレスパルスおよび/またはパケットを含み得る。
【0024】
上述のように、本明細書の実施形態は、テレビジョンのコンテンツにおけるユーザ関心を決定すること、自動的にテレビジョンを電力アップすることおよび/またはテレビジョンを自動的に電力ダウンすることなど、テレビジョン(および/または接続デバイス)が追加の機能を提供することを可能にする、テレビジョン環境におけるRFセンシングを対象とする。一方で、カメラの使用が必然的にもたらすことがあるプライバシーの懸念、ハードウェアコスト、および電力消費を回避している。
【0025】
図2は、一実施形態による、1つまたは複数のテレビジョンユーザ210-1、210-2(本明細書では集合的および一般的にテレビジョンユーザ210と呼ばれる)を検出するためにRFセンシングがどのように使用され得るかを示す例示的なテレビジョン環境200の斜視図である。ここで、テレビジョン230の回路内に組み込まれたRFセンシングシステム105を含み得る第1のトランシーバ220は、テレビジョン環境200内でオブジェクトから反射し、第2のトランシーバ240(テレビジョン230にプラグインされたメディアストリーミングデバイスとして示す)によって受信されるRF信号を送信し得る。第1のトランシーバ210のロケーションは、テレビジョンのディスプレイの裏側の例示的なロケーションを示す点線で示され、第1のトランシーバ210はテレビジョン内に収容され得る。テレビジョン230の内部のプロセッサなど、第1のトランシーバ210および第2のトランシーバ240と通信可能に結合されたプロセッサまたはコンピュータは、RF信号の送信および受信のタイミングを調整し得る。第1のトランシーバ210および第2のトランシーバ240は、テレビジョン230の電気的ハードウェアと通信可能にリンクされてもよく、かつ/またはその中に組み込まれてもよい。前述のように、例示的な電気的ハードウェアは、図10に示され、以下でより詳細に説明される。
【0026】
第1のテレビジョンユーザ210-1がどのように検出されるかの特定の例として、RF信号経路250に沿って進むRF信号の一部が、第1のテレビジョンユーザ210-1から反射する。これらのRF信号の反射は、第2のトランシーバ240によって受信される。前述のように、これらの反射は、CSIなどの捕捉されたRFセンシングデータ内で識別され得、RFセンシングデータ(捕捉されたCSIおよび/またはそこから導出された情報を含む)を、テレビジョンユーザ210-1が存在しない、(たとえば、較正手順の間に捕捉されたCSIから)前に取得されたRFセンシングデータと比較することによって、テレビジョンユーザ210-1の存在を決定するために使用され得る。たとえば、人ユーザの存在は、人サイズのオブジェクトの検出(オブジェクトの1つまたは複数の寸法に基づく)を示すCSI導出情報に基づいて決定され得、その検出は人ユーザとして較正する間に検証され得る。追加または代替として、第1のテレビジョンユーザ210-1の動きが、(たとえば、連続スキャンから)連続して捕捉されたRFセンシングデータにおける変化を決定することによって検出され得る。そのような変化は、たとえば、CSIの振幅、CSIの位相、CSIから抽出された角度、CSIから抽出された飛行時間、CSIから抽出されたドップラー、または任意のそれらの組合せにおける変化を含み得る。さらに、複数の空間ストリームおよび/または比較的高い帯域幅を有するRF信号のRFセンシングデータが、オブジェクト、ならびに/またはより少ない空間ストリームおよび/もしくは比較的低い帯域幅を有するRF信号のRFセンシングデータより小さい動きおよび/もしくは細かい詳細を決定するために使用され得る。
【0027】
図2に示す構成は非限定的な例として提供されることが留意され得る。追加または代替として、テレビジョンの外の第2のトランシーバ240はRF信号を送信し得、第1のトランシーバ210は反射RF信号を受信し得る。代替構成は、テレビジョン230の外の複数のトランシーバ、テレビジョン230の中の複数のトランシーバ、または内部/外部トランシーバの任意の組合せを有し得る。さらに、本明細書では一般に「トランシーバ」として説明したが、代替実施形態は、本明細書で説明する方式で送信機および/または受信機を利用してもよい。
【0028】
図3は、図2と同様の例示的なテレビジョン環境300の斜視図であり、別の実施形態に従ってRFセンシングがどのように実行され得るかを示す。ここでは、テレビジョン230は、別々のトランシーバを有するのではなく、単一のトランシーバ310を有する。この実施形態では、トランシーバ310は、RFセンシングシステム105を含み、図2の第1のトランシーバ210と第2のトランシーバ220の両方の機能を実行し得、RF信号を送信および受信し、RF信号経路330に沿って進むテレビジョンユーザ210-1から反射されたRF信号を処理する(同様に、他のオブジェクトから反射された信号も処理する)。当業者が理解するように、トランシーバ310は、送信機能と受信機能の両方を同時に実行し得るので、トランシーバ310は、送信機能と受信機能との間の干渉を最小限に抑えるのを助けるために、漏れ軽減および/または類似のアルゴリズムを実装し得る。したがって、図2のテレビジョン環境200では、(第1のトランシーバ210と第2のトランシーバ240との間の)チャネル捕捉が、CSIを捕捉してRFセンシングを実行するために使用され得る一方で、図3のテレビジョン環境300では、単一のトランシーバ310が、CSIを捕捉してRFセンシングを実行することができる。
【0029】
単一のトランシーバ環境(たとえば、図3のテレビジョン環境300)にあるか、またはマルチトランシーバ環境(たとえば、図2のテレビジョン環境200)にあるかにかかわらず、第1のテレビジョンユーザ210-1の存在を決定すること、および第1のテレビジョンユーザ210-1を第2のテレビジョンユーザ210-2および他のオブジェクトと区別することが、部分的に較正およびフィルタ処理を通して達成され得る。たとえば、テレビジョン230は、テレビジョンユーザ210からのRF信号の反射を(たとえば、彼らがテレビジョン230を見ているロケーションにおいて)認識し、他のオブジェクト(ペット、タブレット、椅子など)からのRF信号の反射を無視するためにトランシーバの較正を実行するために、認可されたユーザ(たとえば、テレビジョン設定を変更することおよび/または場合によってはテレビジョンを管理することを認可されたユーザ)を案内し得る。較正の後、RFセンシングが、テレビジョンユーザ210の存在を識別するために、RF信号の反射からのRFセンシングデータ(たとえば、CSI)を較正の間に取得されたRFセンシングデータと比較することによって実行され得る。較正に関連する追加の詳細が、図4A図4Cを参照して提供される。
【0030】
図4A図4Cは、テレビジョン230(図示せず)の視点からの図2のテレビジョン環境200におけるテレビジョンユーザ210の図である。上述のように、テレビジョン230は、カメラを装備されていないことがあり、それゆえ、テレビジョンは、図4A図4Cに示す仕方でテレビジョンユーザ210を「見」ないことがある。しかしながら、上述のように、本明細書で説明する方式におけるRFセンシングは、テレビジョン環境における移動、1つまたは複数のテレビジョンユーザ210および他のオブジェクトの存在、および1つまたは複数のテレビジョンユーザ210のステータスまたは状態の決定を可能にすることができる。これは、較正プロセスの間に取得された情報を活用することによって行われ得る。
【0031】
較正の間、テレビジョンは、テレビジョンユーザ210が視聴ロケーションにおいて視聴位置にある間にCSIまたはCIRなどのRFセンシングデータが取得されるプロセスを通して、テレビジョンユーザ210および/または他の認可されたユーザを(たとえば、オンスクリーンメニューを使用して)案内し得る。たとえば、図4Aは、二人のユーザ210-1および210-2が頭をテレビジョンに向けてカウチに座っている、図2と同様の状況を示す。較正(それは一度に一人のユーザに対して実行され得る)の間、テレビジョンユーザ210は、同様の位置においてこれらのロケーションの中/付近に座っていてよい。CSIまたはそこから導出された情報(たとえば、テレビジョンユーザ210の体積情報)を含むRFセンシングデータは、次いで、ユーザが後続の時間において所望のロケーションおよび/または所望の位置にあるかどうかを決定するために、後続の時間において取得されたCSIからの対応するRFセンシングデータと比較され得る。
【0032】
較正は、様々な異なるロケーションにおいてかつ様々な異なる位置の中でユーザからCSIを捕捉することを必然的に伴うことがある。たとえば、個別のテレビジョンユーザ210は、彼らが通常テレビジョンを見る様々な位置に座ることを求められる場合がある。これは、テレビジョン(または、RFセンシングを実行する他のデバイス)が、後続の動作の間に、1つまたは複数のテレビジョンユーザ210が(たとえば、図4Aにおけるように)テレビジョンを見ているインスタンスを識別し、テレビジョンユーザ210-3が異なるロケーションにいる図4Bに示すようなシナリオにおけるテレビジョンユーザを無視することを可能にすることができる。
【0033】
実施形態は、テレビジョンユーザ210-4は、テレビジョンを見得るロケーションにいるが、テレビジョンを見ていることを示す位置にいない、図4Cに示す状況などの状況をさらに識別し得る。ここでは、たとえば、テレビジョンユーザの頭は横向きに回され、したがって、テレビジョンユーザ210-4の注意は、テレビジョンによって上映されるコンテンツに向いていない可能性がある。いくつかの実施形態によれば、これらの状況は、テレビジョンユーザ210-4がこの位置にいる間のRFセンシングデータと、較正の間(テレビジョンユーザ210-4が図4Aにおけるテレビジョンユーザ210の位置と同様にTVを見ている「注視位置」にあった間)に取得されたCSIからの対応するRFセンシングデータとの差を単に検出することによって検出され得る。上述のように、そのようなデータは、たとえば、マルチパスの測定値、各経路の反射および信号強度を含むことができる。テレビジョンユーザ210-4が「注視位置」にいた間の較正の間に取得された対応する測定値からしきいの量(たとえば、一定のパーセンテージ)だけ超えるこれらの測定値のうちの1つまたは複数における差異(variance)は、そのユーザが注視位置にないとの決定をもたらし得る。追加または代替として、いくつかの実施形態によれば、較正は、テレビジョンユーザ210-4がテレビジョンを見ていないことを示す、様々な「不注視」位置(たとえば、横向きまたは下向きの頭)にあるテレビジョンユーザ210-4のCSIから取得されたRFセンシングデータを含み得、図4Cに示す状況などの状況は、(今)CSIから取得されたRFセンシングデータと、テレビジョンユーザ210-4が注視位置にいなかった間に取得されたCSIからのRFセンシングデータとを比較することに基づいて識別され得る。
【0034】
しかしながら、いくつかの実施形態は、テレビジョンユーザ210が様々なロケーションにおいて様々な位置(たとえば、注視位置および不注視位置)にある間にCSIが取得される較正プロセスを有し得るが、他の実施形態は、最小量のCSIを捕捉するためにクラウドソーシングおよび/または機械学習を活用し得ることが留意され得る。すなわち、サービスプロバイダ(たとえば、TV製造者)は、数千または数百万のテレビジョンユーザ210からCSI情報を取得し得る。この情報を使用して、サービスプロバイダは、CSIの最小セットから情報を「外挿(extrapolating)する」ことができる処理アルゴリズムを開発し得る。たとえば、「注視位置」および「不注視位置」にある数千人のテレビジョンユーザ210からのCSIを使用して、サービスプロバイダは、較正の間に取得されたテレビジョンユーザの基本的な「注視」位置に基づいてテレビジョンユーザの「不注視」位置を識別するために、機械学習アルゴリズムを訓練し得る。次いで、機械学習アルゴリズムは、後で製造されるテレビジョン(または、他のデバイス)の中で使用され得、かつ/または現場にあるテレビジョン(または、他のデバイス)にインターネット上でファームウェア更新を介して伝播され得る。
【0035】
図1に関して前に示したように、RFセンシングは、オブジェクトの表面からのRF信号の反射に基づく。様々な角度(方位角および仰角)および距離(range)における反射に基づいて、オブジェクトのロケーションおよび体積が決定され得る。上述のように、これは、テレビジョンユーザ210が特定のロケーションにあるかどうかを決定するために使用され得るばかりでなく、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ていることを示す位置にいるかどうかを決定するためにも使用され得る。より高い解像度の実装形態は、追加の情報を取得することができるより高い解像度のRFスキャンを取得することができる。たとえば、5GHzまたは6GHzにおいて動作する実装形態は、捕捉されたCSIからテレビジョンユーザの頭、胴体、および手足の寸法を決定することが可能であり得る。たとえば、60GHzを使用する実装形態は、テレビジョンユーザの眼球位置を決定することが可能であり得る。そのため、較正は、追加のステップを必然的に伴い得る。たとえば、60GHzを使用する実施形態では、較正は、テレビジョンユーザ210がテレビジョンの方を見ている間のCSIを捕捉すること、および随意に、テレビジョンユーザ210がテレビジョンから離れた方を見ている間のCSIを捕捉することを必然的に伴い得る。
【0036】
CSI、および/または捕捉されたCSIから抽出された情報(たとえば、体積情報、眼球追跡情報など)を含むRFセンシングデータは、ユーザプロファイルの中に(たとえば、テレビジョンによってローカルに、および/またはサービスプロバイダによってクラウド内に)記憶され得る。異なるテレビジョンユーザ210のRFセンシングデータは、区別できる違いであり得るので、それは、テレビジョンユーザ210を識別するため、およびテレビジョンユーザ210をペットなどの他のオブジェクトから区別するために使用され得る。異なるユーザに対する較正および異なるユーザプロファイルのセットアップは、テレビジョンまたは接続デバイスがRFセンシングを使用してテレビジョンユーザ210を識別することを可能にするために使用され得る。新しいユーザプロファイルの生成は、(たとえば、RFセンシングを介してテレビジョン視聴位置において新しい未確認のテレビジョンユーザを検出したとき)認可されたユーザによって起動され得、かつ/またはテレビジョンによって促され得る。
【0037】
各ユーザプロファイルは、テレビジョン(または、他のRFセンシングデバイス)がユーザを識別することを可能にする情報を含むことができる。したがって、これは、(たとえば、ユーザプロファイルを最初に生成したときに実行されたRFセンシングの較正から)捕捉されたCSI、またはそれから導出された、体積情報などの情報を含むRFセンシングデータを含むことができる。体積情報は、全体積情報(たとえば、高さ、幅など)および/またはユーザの様々な部分の体積(たとえば、頭、胴体、腕、脚など)、ならびにこれらの体積の位置を含むことができる。とはいえ、RFセンシングは、テレビジョンユーザを識別するために体積だけではないセンシングが可能であり得るので、テレビジョンユーザを検出および/または識別するために使用される他のタイプの情報が記憶され得る。たとえば、RFセンシングは、異なるユーザに対する呼吸率をセンシングすることが可能であり得、それは、たとえば、テレビジョンユーザがそれによって識別され得る追加のデータのポイントとして使用され得る。その上、高周波数実施形態(たとえば、60GHz以上)に対して、特定の顔の特徴(目、鼻、口、頬など)が識別され得、識別アルゴリズムが、テレビジョンユーザの顔を認識し、それを他のテレビジョンユーザの顔と区別するために使用され得る。ユーザプロファイルは、テレビジョン環境に関してユーザの望ましい着座ロケーションなど、テレビジョン環境についての情報をさらに含み得る。ユーザプロファイルは、座ること、横になることなど、ユーザがテレビジョンを見るときの望ましいまたは通常のポーズを含み得る。上述のように、(たとえば、図5および図7図9に示す実施形態で説明した方式で)RFセンシングを後で実行するときに、RFセンシングの間に取得されたRFセンシングデータが、テレビジョンユーザを識別するために、ユーザプロファイルからの対応するRFセンシングデータと比較され得る。
【0038】
加えて、ユーザプロファイルは、ユーザによって提供された情報ならびに/またはRFセンシングデバイスおよび/もしくはサービスプロバイダによって収集されたユーザについての情報を含むことができる。たとえば、新しいユーザに対するユーザプロファイルを生成しながら、テレビジョンは、ユーザが様々な好みを入力することを可能にするオンスクリーンメニューを通して新しいユーザを案内することができる。いくつかの実施形態によれば、たとえば、オンスクリーンメニューは、質問に対する回答がユーザの好みを示すことができる、一連の質問を含み得る。その上、これらの好みは、当初のテレビジョンコンテンツ(映画、TVショーなど)のみならず、広告コンテンツにも影響を及ぼすことができる。
【0039】
いくつかの実施形態によれば、いくつかのユーザアカウントは子供アカウントを含み得る。たとえば、ユーザプロファイル生成プロセスを起動するためにパスワードを使用することで、認可された(成人)ユーザは、子供に対するユーザプロファイルを生成して、成人に対するユーザプロファイルの生成において提供されるものと同様の情報を提供することができる。しかしながら、認可されたユーザは、新しいユーザが子供であることを(たとえば、チェックボックス、ラジオボタンなど、非スクリーンメニューアイテムを使用して)付加的に示すことができる。そのため、テレビジョンは、子供のユーザアカウント上で、認可されたユーザがコンテンツフィルタ処理、スクリーン時間制限などを設定することを可能にし得る。テレビジョンの後続の使用において、子供がRFセンシングを使用していることをテレビジョンが感知した場合、テレビジョンは次いで、成人が存在しない場合、および/または場合によっては子供による視聴が制限されているコンテンツを視聴するための許可を成人が与えない(たとえば、パスワードを入力しない)場合、フィルタ処理を実施することができる。
【0040】
ユーザプロファイルが生成されると、テレビジョンの機能は、テレビジョンを使用する一人または複数のユーザの好みを受け入れるためにカスタマイズされ得る。たとえば、RFセンシングを使用することで、一人または複数のユーザが識別され得、オンスクリーンメニューが、ユーザの好みに基づいてキュレートされたコンテンツを提供するためにカスタマイズされ得る。二人以上のユーザが識別された場合、コンテンツは、複数のユーザの好みに基づき得る(たとえば、すべてのユーザに対する好みを満足し得るコンテンツおよび/または他のメニューオプションを提供する)。それに応じて、メニューおよびコンテンツは、各ユーザおよび/またはユーザの組合せに対してカスタマイズされ得る。
【0041】
前述のように、サービスプロバイダは、ユーザによって提供された情報に基づいてクラウドソーシングを実行するために、多く(数千、数百万など)のTVから情報を取得することができる。(そのようなクラウドソーシングは、たとえば、個別のユーザからそれを行うための許可を受信した後、消費者情報などを保護することに関する適用可能な法規に従って実行され得る。)ユーザの好みおよび人口統計情報(性別、年齢、居住地の国/州/市など)に関してユーザから取得された情報を使用して、サービスプロバイダは、様々なタイプのコンテンツに対して様々な人口層の間のトレンドを決定することが可能であり得る。次いで、これらのトレンドは、それらの人口層の中でテレビジョンユーザに対して新しいコンテンツに対する提案を与えるために使用され得る。
【0042】
以下で様々な実施形態において説明するように、テレビジョン(または、接続されたRFセンシングデバイス)は、テレビジョンユーザの存在を検出するため、および随意に、テレビジョンによって上映されるコンテンツにおけるテレビジョンユーザの関心を測定するために、様々な時間にRFセンシングスキャンを実行することができる。ユーザプロファイルは、RFセンシングが特定のテレビジョンユーザに対して較正されるセットアッププロセスの間に取得されたRFセンシングデータを記憶することができる。ユーザの検出は、テレビジョンの後続の使用の間に取得された新しいRFセンシングデータが、ユーザプロファイルの記憶されたRFセンシングデータと一致する(たとえば、絶対差(SAD)の合計などの類似性メトリックに基づいてしきいの類似性の度合いの中にある)ときに発生し得る。新しいRFセンシングデータが複数のユーザプロファイルからの記憶されたRFセンシングデータとのしきいの類似性の度合いの中にある場合、新しいRFセンシングデータに最も緊密に一致する記憶されたRFセンシングデータを有するユーザが、検出されるユーザであり得る。
【0043】
新しいRFセンシングデータを記憶されたRFセンシングデータと比較して照合することは、所望の機能に応じて様々な方法のうちのいずれかで行われ得る。いくつかの実施形態では、たとえば、1つまたは複数の「特徴」が、上記で説明した情報(たとえば、体積、呼吸率、顔の特徴など)を含むことができる取得されたCSI、たとえば取得された2D CSIマップから抽出され得る。これらの特徴は、2D到来角(AoA)および飛行時間(ToF)データ、または同様のデータなどのCSIから導出され得る。新しいRFセンシングデータの測定された特徴と記憶されたRFセンシングデータからの対応する特徴との間の距離が決定され得、類似性学習アルゴリズムが、類似性スコアを生成するために使用され得る。一致が存在するかどうかの決定は、類似性スコアがしきい値を超えるかどうかに基づき得る。
【0044】
類似性スコアに対するしきい値は、検出の成功率(successful detection rate)を高く維持しながら、警報誤認率(false alarm rate)を最小化するように設定され得る。いくつかの実施形態によれば、類似性スコアが、一致を示す(たとえば、より高いしきいの類似値を超える)か、不一致を示す(たとえば、より低いしきいの類似値以下である)か、または確認するためにより多くの試験が必要である(たとえば、類似性スコアがより高いしきいの類似値とより低いしきいの類似値との間に入る)かを決定するために、複数のしきい値が存在してもよい。いくつかの初期結果によれば、実施形態は、顔認識において99%以上の時間に対して10万分の1以下の検出誤認率を達成することを発見した。
【0045】
他の実施形態は、新しいRFセンシングデータを記憶されたRFセンシングデータと照合するためにさらに他の技法を使用し得る。いくつかの実施形態では、たとえば、処理能力が可能である場合、一致が存在するかどうかを決定するために、機械学習が、新しいRFセンシングデータのCSIと記憶されたRFセンシングデータのCSIとの間の差分を機械学習アルゴリズムに与えることによって使用され得る。追加または代替として、関心がない反射をフィルタで除去してテレビジョンユーザによって反射される経路に焦点を合わせるために、フィルタ処理が使用され得る。次いで、内挿が、より細かい解像度の反射などを回復するために使用され得る。
【0046】
記憶されたRFセンシングデータは、所望の機能に応じて経時的に改善され得る。後続の較正は、周期的に取得され得、かつ/またはトリガ事象に基づき得る。いくつかの実施形態では、ユーザが、新しいRFセンシングデータをユーザプロファイルからの記憶されたRFセンシングデータと照合することによって検出されると、記憶されたRFセンシングデータ内の値が、(たとえば、経時的に平均化された)新しいRFセンシングデータからの値に基づいて更新され得る。このようにして、RFセンシングデータは、ユーザに対する正確なデータが記憶されることを確実にし、子供が経時的に成長するなど、ユーザにおける可能な変化を受け入れることを助けるために更新され得る。いくつかの実施形態では、テレビジョンまたは接続されたRFセンシングデバイスが、ユーザのプロファイル内に記憶されたRFセンシングデータを更新する前に、ユーザのアイデンティティを(たとえば、対話式テレビジョンメニューを介して)確認するようにユーザを促してもよい。(たとえば、「アリスが検出された、確認して。」)いくつかの実施形態では、そのような追加の確認および較正は、ユーザプロファイルに対する初期較正に続いて、ユーザプロファイル内に記憶されたRFセンシングデータにおける正確性を確実にするのを助けるために、しきいの時間の量(たとえば、数週間)が経過するまでに発生し得る。
【0047】
前述し、図1図4Cに示した方法でRFセンシングを実行する能力は、テレビジョンが、そうでなければより高価であるばかりでなく、テレビジョンユーザのプライバシーを損なう可能性があるカメラを必要とすることがある、オブジェクト検出および/または移動検出に関連する機能を提供することを可能にすることができる。
【0048】
そのような1つの機能は、テレビジョンユーザの関心の検出である。コンテンツは、それがユーザの関心を引くときにより高く評価される。そのため、ユーザが関心を示すコンテンツを上映することは、消費者ばかりでなく、広告者を含むコンテンツプロバイダにもより高い評価を与える。この点を考慮して、RFセンシングは、一人または複数のユーザがテレビジョンによって上映されているコンテンツの中に有する関心のレベルを決定するために、テレビジョンによる特定のコンテンツの再生の間に実行され得る。この情報は、テレビジョン/コンテンツプロバイダが関心のあるコンテンツをテレビジョンユーザに提供することを可能にするためのフィードバックとして、テレビジョンによってローカルに、および/またはコンテンツプロバイダによってリモートに使用され得る。
【0049】
図5は、一実施形態による、テレビジョンによって上映されるコンテンツにおけるテレビジョンユーザの関心を決定するプロセスを示すフローチャートである。本明細書で提供される他の図と同様に、図5は、非限定的な例として提供される。代替的な実施形態は、図5に示される動作を追加し、省略し、再配置し、かつ/またはそうでなければ変更し得る。図5に示されるプロセスにおいて提供されるRFセンシングは、図2および図3に示されるような1つまたは複数のトランシーバにおいて使用することができる、図1に示されるようなRFセンシングシステムによって提供され得る。図5に示すプロセスの実装形態は、テレビジョンまたは接続デバイスの1つまたは複数の処理ユニットによって実行され得る。テレビジョン/接続デバイスのプロセッサ(たとえば、処理ユニット)および他の例示的な構成要素は、図10に示され、以下で説明される。
【0050】
プロセスは、ブロック510で開始し得、ここで、一定のコンテンツがテレビジョンによって再生されているかどうかの決定が行われる。ここで、一定のコンテンツは、それに対してユーザ関心が決定される任意のコンテンツを含み得る。たとえば、広告およびテクニカルレポートなどの他のコンテンツは、それに対してユーザ関心が決定されるコンテンツを含み得る。コンテンツのタイプは、(たとえば、ユーザメニューの中で)ユーザ選択可能であり、所望の機能、ユーザの好みなどに基づいて変動する場合がある。
【0051】
どのタイプの再生が検出されるかの決定は、再生されているメディアに関するメタデータに基づいて行われ得る。たとえば、ビデオオンデマンド(VOD)に対するビデオは、タイトル、ジャンルなどを含むメタデータを含み得る。追加または代替として、実施形態は、ユーザ関心の決定に対して、そのようなビデオがそれによって警告され得る明示的データフィールドを含み得る。ライブデータストリームにおける広告に対して、データストリーム内のデジタル「キュートーン」が、広告が再生され得るストリーム内の期間を示し得る。キュートーンに応答して、テレビジョンは、広告バッファから広告を上映すること、および/または広告サーバから実時間で広告を読み出すことができる。広告が、ユーザ関心がそれに対して決定されるタイプのコンテンツである場合、いくつかの実施形態は、ブロック520の機能に進むことによって図5の機能を実施することを、広告を再生するプロセスの一部として含み得る。
【0052】
ブロック520において、機能は、高解像度(「hi-res」)RFセンシングを行うことを含む。現在の実装形態では、低解像度(「low-res」)RFセンシングは、比較的低い周波数(たとえば、100ms以上、代替的に500ms以上、代替的に1s以上などの周期性)、比較的低い帯域幅(たとえば、20MHz以下または40MHz以下)、および/または比較的少ない空間ストリーム(たとえば、単一の空間ストリーム)でCSIを捕捉するRFセンシングのモードである。使用される周波数/帯域幅/空間ストリームの数に応じて、低解像度RFセンシングは、移動検出だけが可能であり得るが、いくつかの実施形態は、テレビジョンユーザおよび/または他のオブジェクトを検出することが可能であり得る。対照的に、高解像度RFセンシングは、比較的高い周波数(たとえば、1ms以下、代替的に2ms以下、代替的に50ms以下などの周期性)、比較的高い帯域幅(たとえば、80MHz以上、または160MHz以上)、および/または低解像度検出で使用される数と比較して増加した数の空間ストリーム(たとえば、2つ以上)でCSIが捕捉され得るRFセンシングモードである。それゆえ、高解像度RFセンシング(たとえば、図5のブロック520において実行される方式における)は、低解像度検出より高い正確さを有して移動および/またはオブジェクトを検出することが可能であり得る。たとえば、高解像度検出は、着座位置/ポーズ、頭の向きなどを含むユーザの位置を決定することができる。その上、十分に高い周波数を使用する実施形態に対して、高解像度検出は、一人または複数のテレビジョンユーザの眼球位置を決定することができる。
【0053】
ブロック530において、機能は、高解像度RFセンシングに基づいてコンテンツのセグメント内の一人または複数のテレビジョンユーザの関心を決定することを含む。上述のように、高解像度RFスキャニングは、一人または複数のテレビジョンユーザのロケーションおよび位置を決定するために使用され得る。RFセンシングデータ(CSIまたはそこから抽出された情報)を「不注視位置」および「注視位置」にあるユーザに対する対応するデータと比較することによって、RFセンシングを実行するテレビジョンまたは他の電子デバイスは、関心のレベルを決定することができる。たとえば、複数のスキャンが、コンテンツの所与のセグメントに対して(たとえば、毎秒数回)実行され得る。セグメントの間の大部分のスキャンからのRFセンシングデータが、テレビジョンユーザが「不注視」位置にあった較正の間に取得されたRFセンシングデータと一致した(および/またはテレビジョンユーザが「注視」位置にあった較正の間に取得されたRFセンシングデータと一致しなかった)場合、ユーザは、コンテンツのそのセグメントに関心がないと決定され得る。代替的に、テレビジョンユーザが、コンテンツのセグメントに対してスキャンのX%の間「注視」していたと決定された場合、テレビジョンユーザは、コンテンツのそのセグメントにX%の関心を示すものと決定され得る。ユーザ関心が決定されて記録され得る追加の方法が、以下で提供される。
【0054】
ブロック540において、RFセンシングを実行するテレビジョンまたは他の電子デバイスは、ブロック510において識別された特定のコンテンツが依然として上映されているかを決定する。上映されている場合、ブロック520および530におけるプロセスが、コンテンツが上映を終了するまで、コンテンツの各セグメントに対して繰り返えされ得る。コンテンツが上映を終了すると、ブロック550に示すように、その結果が記録され得る。
【0055】
テレビジョンユーザの関心を決定するためのRFセンシングの結果が記録される方法は、所望の機能に応じて変動することができる。図6A図6Cは、様々な実施形態による、ユーザ関心が記録され得る様々な方法を示す図である。
【0056】
図6Aは、一実施形態による、第1のタイプの視聴ログ600-Aを示す。この実施形態では、コンテンツのすべてのセグメントにわたってコンテンツにおける視聴の関心を要約するエントリーが作成される。図6Aに示す特定の例では、コンテンツは、30個の1秒セグメントに分割された30秒広告を含み得る。視聴ログ600-Aは、テレビジョンユーザが「注視」位置にあると決定されたセグメント(秒)の数が合計される累積的概要(cumulative summary)を提供し、その合計は、そのテレビジョンユーザに対するエントリー内に含まれる。このプロセスは、各検出されたテレビジョンユーザに対して繰り返えされる。所望の機能に応じて、新しい視聴ログ600が、コンテンツの各アイテムに対して生成され得、かつ/または合成視聴ログは、コンテンツの複数のアイテムに対するエントリーを含み得る。
【0057】
図6Bは、図6Aに示す視聴ログ600-Aと同様の第2の視聴ログ600-Bを示す。しかしながら、コンテンツのセグメントが合計される「関心の持続時間」の概要(視聴ログ600-Aに含まれる)を含むのではなく、視聴ログ600-Bは、それぞれのテレビジョンユーザが「注視」位置にあると決定されたコンテンツの最長連続セグメントを識別する(コンテンツ内の開始時間および終了時間によって識別される)「関心の最大部分」フィールドを含む。これは、コンテンツのどの部分が、テレビジョンユーザの関心を最も長く保持し続けたかを決定するのに特に有用であり得る。代替実施形態は、たとえば、それぞれのテレビジョンユーザが、その間に「注視」位置になかったコンテンツの最長連続部分を示す「無関心の最大部分」を示し得る。
【0058】
図6Cは、視聴ログ600-Aまたは視聴ログ600-Bのいずれかより一層包括的なログを示す第3の視聴ログ600-Cを示す。ここで、視聴ログ600-Cは、各テレビジョンユーザに対して、それぞれのテレビジョンユーザがコンテンツの各セグメントを「注視」していたと決定されたかどうかの表示を含む。特に、各セグメントに対して、注視状態(attentiveness)は、2進インジケータで示される(たとえば、「不注視」は「0」として示され、「注視」は「1」として示され得る)。それゆえ、ユーザ関心ロギングのこの形成は、テレビジョンによって上映されるコンテンツにおける関心または無関心をユーザが示している時間の広範囲の記録を提供する。代替実施形態では、ログは、各セグメントに対して、テレビジョンユーザが「注視」していると決定されるスキャンのパーセンテージまたは数を示すことによって、より一層粒度の細かい詳細を提供し得る。
【0059】
図6A図6Cに示す視聴ログ600は、非限定的な例として提供されていることが留意され得る。代替実施形態は、所望の機能に応じて、様々な代替方法のうちのいずれかにおいて、テレビジョンユーザの関心を記録し得る。
【0060】
図5に戻ると、点線で示されるブロックは、プロセス内に含まれ得るオプション機能を示す。たとえば、ブロック560において、機能は、テレビジョンでコンテンツの再生を見ている一人または複数のテレビジョンユーザからのポストコンテンツ入力(post-content input)を求めることを含む。この機能は、たとえば、テレビジョンユーザが、コンテンツにおいて少なくともしきいの関心のレベルを示すと決定されるかどうかが含まれ得る。求められるユーザからの入力は、特定のコンテンツおよび/またはコンテンツのタイプにおけるユーザの関心を示すことができる。
【0061】
たとえば、テレビジョンユーザが、車両広告の持続時間のうちの少なくともしきいのパーセンテージ(たとえば、95%)の間、「注視」位置にあったと決定される場合、テレビジョンは、車両広告がどのように受け取られたかを決定するために、(たとえば、オンスクリーンメニュー、オーディオ/音声プロンプトなどを介して)ユーザに1つまたは複数のプロンプトを提供することができる。例示的なプロンプトは、車両広告はユーザに適合したか、テレビジョンユーザは、その車両広告内の特定の車両(または、あるタイプの車両もしくは車両全般など)に関してより多くの広告を受け取ることに関心があるか、および/またはテレビジョンユーザは、車両広告のうちの特定の車両に関してより多くの情報を受け取ることに関心があるかを示すように、テレビジョンユーザに質問することを含むことができる。後者の場合、車両ユーザが、より多くの情報を欲することを示すならば、テレビジョンは、追加の広告を上映してもよく、スクリーン上の車両に関するウェブサイトおよび/もしくは電話番号を提供してもよく、ならびに/または販売ロケーション、広告宣伝、および/もしくは車両に関する他の詳細を含むサイトにウェブブラウザを開いてもよい。
【0062】
ブロック570において、プロセスは、随意に、その結果をリモートデバイスに送ることを含み得る。すなわち、いくつかの実施形態によれば、テレビジョンまたは接続RFセンシングデバイスは、インターネットまたは他のデータ通信ネットワークに接続されてもよく、それにより、テレビジョンユーザの関心に関する情報を、テレビジョン製造者、コンテンツプロバイダ、広告プロバイダなどのリモートサービスプロバイダに送ることが可能であり得る。たとえば、この情報は、ユーザ関心に関する任意の記録された情報(たとえば、図6A図6Cの視聴ログ600の中に示される)を、コンテンツの対応するアイテムの識別とともに含むことができる。所望の機能に応じて、この情報は、コンテンツが再生を完了したときに(またはさらには、以下で示すように再生中に)送られ得るか、またはバッチで送られ得る(たとえば、毎時、毎日、毎週などに蓄積された、視聴されたコンテンツに関する情報を送る)。その結果、カスタマイズされたコンテンツが、テレビジョンに提供され得る。たとえば、広告の場合、広告サーバは、よりカスタマイズされた広告をテレビジョンに送り得、それを、テレビジョンは、バッファ内に記憶し、広告のために確保された他のコンテンツ(たとえば、広告支援コンテンツ(advertisement-supported content))の再生の間の時間期間の間に上映してもよい。このようにして、バッファは、テレビジョン視聴者の好みにより密接に一致する広告でリフレッシュされ得る。
【0063】
代替実施形態では、ブロック550~570における機能は、RFセンシングが発生しているときに実行されてもよいことが留意され得る。すなわち、記録すること、関心を要求すること、および結果を送ることは、再生の後でこれらの機能を実行することに加えて、またはその代替として、コンテンツが再生されているときに実時間で発生することができる。そのような実施形態では、テレビジョンおよび/またはリモートサービスは、実時間でユーザ関心に対して調整することができ、望まれる場合、それに応じてコンテンツを変更することができる。
【0064】
いくつかの実施形態によれば、RFセンシングは、追加のまたは代替の機能を提供するために使用され得る。2つのそのような機能の例が、図7および図8に示される。
【0065】
図7は、一実施形態による、RFセンシングから取得された情報に基づいてテレビジョンを電力ダウンするプロセスを示すフローチャートである。本明細書で提供される他の図と同様に、図7は、非限定的な例として提供される。代替的な実施形態は、図7に示される動作を追加し、省略し、再配置し、かつ/またはそうでなければ変更し得る。図7に示されるプロセスにおいて提供されるRFセンシングは、図2および図3に示されるような1つまたは複数のトランシーバに組み込まれ得る、図1に示されるようなRFセンシングシステムによって提供され得る。図7に示されるプロセスの実装は、図10に示され、以下に説明される電気デバイスなど、テレビジョンまたは他の電気デバイスの1つまたは複数の処理ユニットによって実行されてもよい。
【0066】
図7に示すプロセスは、テレビジョンによるコンテンツ再生の間に開始することができ、図5に示すプロセス(および以下で説明する図8に示すプロセス)と互換性があり得る。たとえば、図5のプロセスは、コンテンツプロバイダがそれに対してユーザ関心を取得することが望ましい可能性がある広告または他のコンテンツの間に実行され得る。しかしながら、図7のプロセスは、図5のプロセスを実行しないとき、デフォルトで実行されるプロセスであり得る。さらに、これらのプロセスを実行するテレビジョンまたは他の電気デバイスは、たとえば、1つのプロセスにおいて取得されたRFセンシングデータを他のプロセスにおいて使用することによって最適化を実行し得る。特定の例として、ブロック520において高解像度RFセンシングから取得されたRFセンシングデータは、ブロック710において低解像度RFセンシングを実施する必要性を取り除き得る。他のそのような最適化が、これらの(および、場合によっては他の)RFセンシングプロセスを並列に実行するときに行われ得る。
【0067】
ブロック700における機能は、低解像度RFセンシングを実行することを含む。上述のように、低解像度RFセンシングは、比較的低い周波数(たとえば、100ms以上、代替的に500ms以上、代替的に1s以上などの周期性)、比較的低い帯域幅(たとえば、20MHz以下または40MHz以下)、および/または比較的少ない空間ストリーム(たとえば、単一の空間ストリーム)でCSIを捕捉するRFセンシングの形態を含み得る。その比較的低い解像度のため、RFセンシングは、いくつかの実施形態では、特定のテレビジョンユーザを識別することはできないが、RFセンシングは、依然として、一定のロケーションにおけるテレビジョンユーザの動きおよび/または存在を検出することは可能であり得、それは、図7の電力ダウンプロセスの機能を実施するのに十分であり得る。その上、低解像度RFセンシングは高解像度RFセンシングより少ない電力を消費するので、低解像度RFセンシングは、大抵の場合に好ましい可能性がある。とはいえ、代替実施形態が、高解像度RFセンシングを実行する場合がある。これは、前述のように、図7の機能を実行するテレビジョンまたは別のRFセンシングデバイスが、他の機能に対して並列でRFセンシングを実行している場合であり得る。
【0068】
ブロック720において、RFセンシングデータは、ユーザまたは動きが検出されたかどうかを決定するために分析される。前述のように、RFセンシングデータは、CSIおよび/またはそれから導出されたデータを含み得る。連続的スキャンの間のRFセンシングデータにおける変化は、動きを示すことができ、低解像度RFセンシングデータは、テレビジョン視聴が発生するロケーションにおける人サイズのオブジェクトを検出することが可能であり得る(それは、特にユーザプロファイル内に含まれるRFセンシングデータからの1つまたは複数のユーザプロファイルに基づいて事前に決定され得る)。そのため、RFセンシングデータと、ユーザプロファイル内に記憶された対応するRFセンシングデータとの比較は、ユーザ/動き検出を実行するために必須ではない可能性がある。
【0069】
ユーザまたは動きが検出された場合、プロセスは、(ブロック710において)低解像度RFセンシングを引き続き実行することができる。ユーザまたは動きが検出されない場合、プロセスは、随意に、高解像度RFセンシングを実行することによって、ブロック730における機能を実行することができる。この高解像度RFセンシングは、テレビジョンユーザの存在または不在を確認するために実行され得る。この追加の確認は、たとえば、低解像度センシングが(動きのないユーザの存在を検出することなく)動き検出を提供することのみ可能である実施形態において、ユーザの存在を決定するために実行され得る。これは、ユーザは動かないが依然としてテレビジョンを見ているインスタンスを防止することを助けることができる。
【0070】
ブロック730における機能が実行される場合、プロセスは、ブロック740における機能を付加的に実行することができ、そこにおいて、注視しているユーザが、ブロック730において取得されたRFセンシングデータに基づいて検出されるかどうかの決定がなされる。注視しているユーザが検出された場合、プロセスは、低解像度RFセンシングを実行することによって、再びブロック710における機能に戻ることができる。そうではなく、注視しているユーザが検出されない(たとえば、ユーザは不注視である、ユーザは存在しないなどの)場合、プロセスは、ブロック750に進むことができる。
【0071】
ブロック750における機能は、しきいの時間が経過したかどうかを決定することを含む。しきいの時間が経過していない場合、プロセスは、ブロック710において低解像度RFセンシングを実行することに再び戻る。いくつかの実施形態によれば、ユーザ設定可能であり得る遅延期間が、低解像度RFセンシングが繰り返えされる前に経過してもよい。この機能は、テレビジョンが通常より早く電力ダウンしないことを確実にするのを助けることができる。いくつかの実施形態によれば、この時間しきい値は、テレビジョンユーザが(たとえば、スナックを入手するため、トイレに行くためなど)一次的に部屋を離れること、または(たとえば、睡眠位置にある)不注視状態から戻ることを可能にするのに十分な長さの時間期間に、しかしテレビジョンユーザが継続的にテレビジョンを見ないことが明らかであるときに長すぎる時間の間テレビジョンをオンのままにすることなくテレビジョンが電力ダウンするように進行するのに十分な短さの時間期間に設定され得る。いくつかの実施形態によれば、このしきい値は、テレビジョンユーザ自身によって(たとえば、オンスクリーンメニューを介して)設定可能であり得る。
【0072】
しきいの時間の量が経過した場合、プロセスは、随意に、再生における位置をセーブすることによるブロック760における機能に進むことができる。これは、テレビジョンプログラム、映画などにおいて、テレビジョンを電力ダウンする前に再生が停止した位置において、テレビジョンユーザが引き続き再生を再開することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、再生における位置は、RFセンシングの使用を直近に識別された一人または複数のテレビジョンユーザのプロファイルの中にセーブされ得る。これは、一人または複数のユーザが引き続いて再生を再開することを可能にする一方で、(セーブされた位置において再生を再開することに関心がないと推測され得る)他のテレビジョンユーザは、そのオプションを与えられない可能性がある。
【0073】
次いで、プロセスは、テレビジョンを電力ダウンすることによるブロック770における機能を実行するために進むことができる。ここで、テレビジョンを「電力ダウンすること」は、テレビジョンを電力オフすること、または単に、低電力状態(テレビジョンは図8に関して以下で説明する方式で引き続いて電力アップすることが可能であり得る)にテレビジョンを電力ダウンすることを含み得る。図7のプロセスがテレビジョンのトランシーバまたは接続デバイス(たとえば、セットトップボックスまたはストリーミングデバイス)によって実行される場合、テレビジョンを電力ダウンすることは、テレビジョンを電力ダウンするために信号をテレビジョンのアプリケーションプロセッサまたは中央処理装置に送ることを含み得る。たとえば、追加または代替として、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))またはユニバーサルシリアルバス(USB)を介してビデオ出力を提供し得る接続デバイスが、ビデオ出力の提供を停止し得る。これは、テレビジョンを電力ダウンすることに対する追加または代替のインジケータであり得る。
【0074】
図8は、一実施形態による、RFセンシングから取得された情報に基づいてテレビジョンを電力アップするプロセスを示すフローチャートである。上述のように、この機能は、図5および図7に示すプロセスの一方または両方の機能と併せて実行され得る。本明細書で提供する他の図と同様に、図8は非限定的な例として提供され、代替実施形態が、図8に示す動作を追加、省略、再配置、および/または場合によっては変更してもよい。図5および図7に示されるプロセスと同様に、図8に示されるプロセスにおいて提供されるRFセンシングは、図2および図3に示されるような1つまたは複数のトランシーバに組み込まれ得る、図1に示されるようなRFセンシングシステムによって提供され得る。図8に示されるプロセスの実装は、図10に示され、以下に説明される電気デバイスなど、電気デバイスの1つまたは複数の処理ユニットによって実行されてもよい。
【0075】
ここで、プロセスは、低解像度RFセンシングが実行されるブロック810の機能で開始し得る。図7のブロック710における低解像度RFセンシングと同様に、ここでの低解像度RFセンシングは、テレビジョンユーザの動きおよび/または存在を検出するために使用され得る。しかしながら、図7のブロック710におけるRFセンシングと違って、低解像度RFセンシングは、テレビジョンが電力ダウンしている(たとえば、テレビジョンがコンテンツを上映しているアクティブ状態に対して低電力状態にある)間に実行される。多くの実施形態に対して、これは、ブロック810における低解像度RFセンシングを実行することに対する電力バジェットが、(テレビジョン自体の内部回路によって実行されるか、またはテレビジョンから電力を引き出し得る、もしくはそれ自体厳しい電力バジェットを有し得る接続デバイスによって実行されるかにかかわらず)特に低い場合があることを意味し得る。それに応じて、ブロック810において実行される低解像度RFセンシングは、そのようなバジェットの電力要件に適合するようにカスタマイズされ得る。これは、たとえば、バジェットを満足するのに十分に低い解像度でRFセンシングを実行すること、さらには、テレビジョンユーザの動きおよび/または存在を検出するのに十分なスキャン周期、帯域幅、および/またはストリームの数でスキャンを実行することを意味し得る。
【0076】
ブロック820において、ブロック810において実行されたRFセンシングスキャンから取得されたRFセンシングデータから、任意のテレビジョンユーザの動きおよび/または存在が検出されたかどうかの決定がなされる。検出されなかった場合、プロセスは、ブロック810における機能に戻って、低解像度RFセンシングを引き続き実行することができる。おそらくユーザ設定可能である遅延期間が、低解像度RFセンシングが繰り返えされる前に経過してもよい。そうではなく、テレビジョンユーザの動きおよび/または存在が検出された場合、プロセスは、ブロック830における機能に進むことができる。
【0077】
ブロック830において、機能は、高解像度RFセンシングを行うことを含む。図7のブロック730の機能と同様に、図8のブロック830において実行される高解像度スキャニングは、テレビジョンユーザ、またはさらには特定のテレビジョンユーザが検出されたかどうかを確認するために使用され得る。いくつかの実施形態によれば、この機能は、テレビジョンを電力アップする低解像度センシングによってユーザ/動きの「擬陽性」検出の尤度を低減することを助けることができる。そのようなインスタンスは、たとえば、ペットまたは掃除ロボットによる動き、テレビジョンを視聴するために使用されないロケーションにおけるテレビジョンユーザ(たとえば、図4Bに示す)の検出、不注視位置にあるテレビジョンユーザ(たとえば、図4Cに示す)の検出、および/または(対応するユーザプロファイルのない)別の人の検出を含むことができる。
【0078】
さらに、いくつかの実施形態によれば、図8の自動電力アップ機能は、ユーザベースで起動され得るユーザ設定可能な設定であり得る。その上、注視位置(たとえば、図4Aに示す)にあることによってテレビジョンを電力アップすることに加えてまたはその代替として、テレビジョンユーザは、テレビジョンを電力アップするための固有の「電力アップ」ポーズを構成し得る。これは、たとえば、特に自動的にテレビジョンを電力アップするために使用されるユーザのプロファイルの構成の間、およびユーザがそのポーズにある間にRFセンシングデータを捕捉することによってそのポーズを検出するためのRFセンサを較正する間に、ユーザがポーズ(たとえば、それはユーザの頭、胴体、腕、脚などの選択された位置および/または向きを伴い得る)を選択することを可能にすることによって行われ得る。さらに、所望の機能に応じて、ユーザは、「電力アップ」ポーズが実行され得、それによりテレビジョンが不注意に自動的に電力アップされる機会をさらに低減する特定のロケーション(たとえば、テレビジョンが設置されている部屋の中の着座ロケーション)をさらに選択し得る。そのため、ブロック830において実行される高解像度RFセンシングは、特定のテレビジョンユーザを識別するために、およびテレビジョンユーザに対してセーブされたユーザプロファイルに基づいて、ユーザが自動電力アップ機能を選択したか、および/またはユーザがユーザ事前設定の「電力アップ」ポーズにあるかを決定するために使用され得る。
【0079】
ブロック840において、機能は、注視しているテレビジョンユーザが検出されたかどうかを決定することを含む。上述のように、これは、テレビジョンユーザが、自動電力アップ機能を選択したか、および/または個人向けの/カスタマイズされた「電力アップ」ポーズにあるかを決定することを含むことができる。検出されなかった場合、プロセスは、ブロック810の機能に戻って、低解像度RFセンシングを引き続き実行することができる。検出された場合、プロセスは、ブロック850の機能に進み、テレビジョンを電力アップすることができる。ここで、「電力アップ」は、テレビジョンを、電力ダウンまたは低電力状態(ディスプレイ、回路、および/または他のテレビジョン構成要素が非アクティブ化され得るかまたはスタンバイモードにあり得る)から、コンテンツが再生され得るアクティブ状態に変更することを含む。
【0080】
テレビジョンが電力アップされると、プロセスは、ブロック860およびブロック870または880において示される機能を実行することを含み得る。ブロック860における機能は、前に視聴したコンテンツに関する再生位置がセーブされているかどうかを決定することを含む。所望の機能に応じて、再生位置が、前述のように、特定のユーザまたはユーザのセットに対してセーブされ得る。そのような実施形態に対して、ブロック860は、再生位置が、ブロック840において識別され得る特定のユーザまたは識別されたユーザのセットに対してセーブされているかどうかを決定することを含み得る。上述のように、再生における位置は、図7に示すプロセス内のブロック760におけるように、自動的にセーブされ得る。たとえば、図7および図8に示すプロセス内のこれらの機能を実装することによって、テレビジョンは、テレビジョンユーザが寝入ったとき(およびそれゆえ、動かないかつ/または注視位置にないとき)、図7のプロセスに従ってコンテンツの再生における位置をセーブして電力ダウンし得、その後、テレビジョンユーザが注視状態に戻ったことを検出した後に、オンに戻ってセーブされた位置において再生を再開する。
【0081】
追加または代替として、テレビジョンは、ユーザまたはユーザのセットが再生を停止して、テレビジョンを電力ダウンする(たとえば、それは、ユーザがテレビジョン設定の中で選択することができる機能であり得る)とき、またはユーザ/ユーザのセットが再生における位置をセーブするために(たとえば、オンスクリーンメニューと対話することによって)手動で選択するときに、自動的に位置をセーブし得る。再生位置がセーブされた場合、テレビジョンは、ブロック870に示すように、再生を再開することができる。再生位置がセーブされていない場合、ブロック880に示すように、ユーザメニューがユーザに提供され得る。
【0082】
上述のように、RFセンシングは、テレビジョンを見ているユーザまたはユーザのセットを識別することができるので、コンテンツおよび/またはメニューが、識別されたユーザの好みに基づいてカスタマイズされ得る。一人または複数のユーザがブロック840において識別され得るので、ブロック880において提供されるメニューは、この方法でカスタマイズされ得る。たとえば、子供たちだけが識別された場合、子供向けのメニューが提供され得る。いくつかの実施形態によれば、成人のテレビジョンユーザがRFセンシングを介して識別された場合、および/または認可されたパスワードが入力された場合、メニューは、子供向けメニューから通常メニューに戻り得る。
【0083】
図9は、一実施形態による、テレビジョンユーザのRFセンシングの方法900を示すフロー図である。図9のブロックに示す動作は、上記で説明した方式でRFセンシングシステムとして動作する1つまたは複数のトランシーバを使用してテレビジョンまたは接続デバイスによって実行され得る。図9の動作を実行することができるテレビジョンまたは接続デバイスの例示的な構成要素が、図10に示され、以下でより詳細に説明される。代替的な実施形態は、図示の動作を追加し、省略し、組み合わせ、および/もしくは再構成することによって、ならびに/または動作を同時に実行することによって、方法900とは異なり得る。方法900は、前述の多くの実施形態を包含する、テレビジョンユーザのRFセンシングの一般的なプロセスを説明する。したがって、方法900は、図5図7および図8に示され、上述したプロセスの少なくともいくつかの態様が実施され得る方法と見なされ得る。
【0084】
ブロック910において、方法は、第1のRF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップを含む。上記の実施形態で述べたように、テレビジョン環境は、1つまたは複数のトランシーバを有し得、各トランシーバは、RFセンシングシステム105(またはその少なくとも一部)を含み得る。1つまたは複数のトランシーバは、WLAN規格(たとえば、IEEE902.11/Wi-Fi)を使用してRF信号を送信および受信することが可能な1つまたは複数のワイヤレスラジオを備え得、テレビジョン、および/またはRFセンシングに加えてWLAN通信のための接続デバイスによって使用され得る。そのため、第1のRF信号は、WLAN規格(たとえば、IEEE802.11)によって利用される通信パケットを含み得る。前述のように、本明細書の実施形態は、RFセンシングに使用するCSIを取得するために、チャネル推定のための既存の技法を活用することができる。IEEE802.11規格において上述したように、たとえば、長い訓練シーケンスの2つの反復が、チャネル推定のために使用され得る。追加または代替として、1つまたは複数のトランシーバは、UWBトランシーバを備え得る。
【0085】
ブロック910の機能を実行するための手段は、処理ユニット1010、バス1005、ワーキングメモリ1035、通信サブシステム1030、ワイヤレス通信インターフェース1033、RFセンシングシステム105、および/または図10に示され、以下で説明される他の構成要素を備え得る。追加の手段は、Txアンテナ115、Tx処理回路140、mux135、処理ユニット125、メモリ130、および/または図1に示され、前述したようなRFセンシングシステム105の他の構成要素を含み得る。
【0086】
ブロック920において、機能は、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することを含む。たとえば、複数のテレビジョンユーザが存在する場合、1つまたは複数のオブジェクトは、(とりわけ)複数のテレビジョンユーザを含み得る。他のオブジェクトは、テレビジョンまたは接続デバイスによって無視され得るペット、家具などを含むことができる。上記の実施形態で述べたように、第1の反射RF信号を受信するトランシーバは、(たとえば、図3に示されるように)RF信号を送信する同じトランシーバであってもよく、または(たとえば、図2に示されるように)異なるトランシーバであってもよい。したがって、方法900のいくつかの実施形態によれば、1つまたは複数のワイヤレストランシーバは、単一のロケーションに位置する単一のワイヤレストランシーバを備え得る。代替として、1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第1のワイヤレストランシーバは、第1のRF信号を送信し、1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第2のワイヤレストランシーバは、第1の反射RF信号を受信し、第1のワイヤレストランシーバは、第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する。2つ以上のトランシーバが使用される実施形態では、テレビジョンの内部および/または外部の1つまたは複数のプロセッサは、RF信号の送信および受信を調整することができる。追加または代替として、トランシーバは、RF信号の送信および受信を調整するために(たとえば、管理しているワイヤレス規格に従って)互いに通信し得る。
【0087】
ブロック920の機能を実行するための手段は、処理ユニット1010、バス1005、ワーキングメモリ1035、通信サブシステム1030、ワイヤレス通信インターフェース1033、RFセンシングシステム105、および/または図10に示され、以下で説明される他の構成要素を備え得る。追加の手段は、Rxアンテナ120、Rx処理回路145、mux135、処理ユニット125、メモリ130、および/または図1に示され、前述したようなRFセンシングシステム105の他の構成要素を含み得る。
【0088】
ブロック930における機能は、受信された第1の反射RF信号から、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のCSIを決定することを含む。上述のように、これは、反射されたRF信号を受信する1つまたは複数のワイヤレストランシーバについて、管理しているワイヤレス規格のチャネル推定技法を使用して決定され得る。その上、さらに上述したように、反射RF信号は、複数のアンテナによって、および/または複数回受信され得る。したがって、いくつかの実施形態では、これは、動きまたはオブジェクトの存在だけでなく、方向の決定も可能にし得る。これは、(たとえば、低解像度または高解像度検出を使用して)どのようにRF信号が送信および受信されるかに依存し得る。
【0089】
ブロック930の機能を実行するための手段は、処理ユニット1010、バス1005、ワーキングメモリ1035、通信サブシステム1030、ワイヤレス通信インターフェース1033、RFセンシングシステム105、および/または図10に示され、以下で説明される他の構成要素を備え得る。追加の手段は、処理ユニット125、メモリ130、および/または図1に示され、前述したようなRFセンシングシステム105の他の構成要素を含み得る。
【0090】
ブロック940において、機能は、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するステップを含み、ステータス情報は、テレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む。テレビジョンユーザの視聴ステータスは、たとえば、テレビジョン環境の特定の領域における、任意のテレビジョンユーザまたは特定のテレビジョンユーザの存在または不在を含み得る。テレビジョンユーザの視聴ステータスは、たとえば、特定のユーザプロファイルとの関連の観点から、テレビジョン環境内に存在するテレビジョンユーザのアイデンティティを含み得る。いくつかの態様では、テレビジョンユーザの視聴ステータスは、動きの状態、頭の向き、眼球の向き、着座位置、もしくはポーズ、または任意のそれらの組合せを含み得る。さらに、ブロック950において、機能は、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行することをも含む。取得されたステータス情報のタイプおよびブロック940および950において実行されるアクションは、実施される機能のタイプに応じて変動し得る。前述の実施形態で述べたように、これは、ユーザ関心の決定、テレビジョンの自動電力ダウン、および/またはテレビジョンの自動電力アップを含むことができる。上述のように、テレビジョンユーザに関するステータス情報は、RFセンシングデータに基づくことができ、それは、CSIおよび/またはCSIから導出される情報(検出された移動、体積、眼球位置など)を含むことができる。
【0091】
図5に示す実施形態などのいくつかの実施形態では、ステータス情報は、テレビジョンユーザの注視のレベルを含み得る。注視のレベルは、図6A図6Cに関して説明したように定量化され得る。すなわち、代替実施形態によれば、方法900は、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するステップを含み得、第1のRF信号を送信するステップは、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定することに応答し、ステータス情報を決定するステップは、第1のCSIに基づいて、コンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するステップを含む。いくつかの実施形態によれば、コンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するステップは、第1のCSIに基づいて、テレビジョンが上映されている間のテレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を決定するステップを含む。これらの属性は、頭の向き、眼球の向き、着座位置、もしくはポーズ、または任意のそれらの組合せを含み得る。いくつかの実施形態によれば、テレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を決定するステップは、第1のCSIに基づいて取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較するステップを含む。いくつかの実施形態によれば、テレビジョンとのアクションを実行するステップは、注視のレベルの表示をテレビジョンからサービスプロバイダのサーバ、コンテンツプロバイダのサーバ、またはその両方に送るステップを含む。前述のように、この注視のレベルは、図6A図6Cに示すような視聴ログの中に示され得る。
【0092】
追加または代替として、図7に示す実施形態内で示されるように、ステータス情報は、自動電力ダウン機能を実施するために使用され得る。それに応じて、方法900のいくつかの実施形態は、検出される移動の欠如を第1のCSIに基づいて決定するステップと、移動の欠如を決定するステップに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップとをさらに含み得る。これらの実施形態は、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するステップをさらに含み得る。そのような実施形態では、ステータス情報を決定するステップは、第2のCSIにさらに基づくことができ、ステータス情報は、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ていないことの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行するステップは、テレビジョンを電力ダウンするステップを含む。いくつかの実施形態によれば、ステータス情報は、テレビジョンユーザはもはや検出されないこと、またはテレビジョンユーザはもはや起きていないことを示す情報を含み得る。上記で説明した実施形態で述べたように、異なるタイプのRFセンシングモード(たとえば、高解像度RFセンシングおよび低解像度RFセンシング)は、異なる程度のRFセンシングデータを取得するために利用され得る。したがって、いくつかの実施形態によれば、第1のRF信号は、第1の送信モードに従って送信される可能性があり、第2のRF信号は、第2の送信モードに従って送信される。これらの実施形態では、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有し得る。最後に、方法900の実施形態は、テレビジョンを電力ダウンする前に、テレビジョンによって上映されたコンテンツにおける位置をセーブするステップをさらに含み得る。
【0093】
追加または代替として、図8に示す実施形態内で示されるように、ステータス情報は、自動電力アップ機能を実施するために使用され得る。たとえば、いくつかの実施形態によれば、方法900は、検出される移動を第1のCSIに基づいて決定するステップと、移動を決定するステップに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップとをさらに含み得る。実施形態は、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するステップをさらに含み得、ステータス情報を決定するステップは、第2のCSIにさらに基づき得、ステータス情報は、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていることの表示を含む。その上、テレビジョンとのアクションを実行するステップは、テレビジョンを電力アップするステップを含み得る。上記で説明した実施形態で述べたように、ユーザは、「電力アップ」ポーズまたはテレビジョンへの注視を示す同様の位置を取り、このようにしてテレビジョンを自動的に電力アップさせてもよく、これらの位置は、ユーザプロファイル内に記憶されるRFセンシングデータ内にセーブされ得る。そのため、いくつかの実施形態によれば、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていると決定することは、第2のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することに少なくとも部分的に基づき得る。ここで再び、機能は、低解像度および高解像度のRFスキャニングモードを含み得る。そのため、いくつかの実施形態によれば、第1のRF信号は、第1の送信モードに従って送信され、第2のRF信号は、第2の送信モードに従って送信される。そのようなインスタンスでは、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有し得る。電力アップ機能を可能にする他の実施形態は、テレビジョンによって上映されたコンテンツにおけるセーブされた位置を取得すること、およびセーブされた位置からテレビジョンによってコンテンツの再生を再開することなどの機能を含み得る。追加または代替として、実施形態は、第2のCSIに少なくとも部分的に基づいてテレビジョンユーザを識別することと、テレビジョンユーザのアイデンティティに基づいてテレビジョンユーザに対して対応する記憶されたユーザプロファイルを決定することと、テレビジョン上にユーザメニューを提供することとを含み得、ユーザメニュー内のコンテンツは、対応する記憶されたユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態によれば、テレビジョンユーザを識別することは、テレビジョンユーザが子供であると決定することを含み得、ユーザメニューを提供することは、子供向けのメニューを提供することを含み得る。
【0094】
最後に、追加または代替として、実施形態は、以下の特徴のうちの1つを含み得る。いくつかの実施形態によれば、ステータス情報は、テレビジョンユーザが検出されたかどうかの表示、テレビジョンユーザのアイデンティティ、テレビジョンユーザがテレビジョンによって上映されるコンテンツを見ていたかどうかの表示、または任意のそれらの組合せを含み得る。いくつかの実施形態によれば、方法900は、第1のCSIに基づいて取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、テレビジョンユーザのアイデンティティを決定することをさらに含み得る。これらのおよび他の特徴は、初期較正を通して容易にされ得る。したがって、いくつかの実施形態によれば、方法900は、第1のRF信号を送信する前に、テレビジョンユーザに対する較正を実行するステップをさらに含み得、テレビジョンユーザがテレビジョンを見るためのロケーションにある間に、第2のRF信号が1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって送信され、テレビジョンユーザからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号が1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって受信される。そのような実施形態では、第2のCSIが、受信された第2の反射RF信号から決定され得、テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性が、第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定され得、1つまたは複数のユーザ属性が、ユーザプロファイル内に記憶され得る。
【0095】
ブロック940および950の機能を実行するための手段は、処理ユニット1010、バス1005、ワーキングメモリ1035、通信サブシステム1030、ワイヤレス通信インターフェース1033、RFセンシングシステム105、および/または図10に示され、以下で説明される他の構成要素を備え得る。追加の手段は、処理ユニット125、メモリ130、および/または図1に示され、前述したようなRFセンシングシステム105の他の構成要素を含み得る。
【0096】
図10は、前述の実施形態で説明した方法で動作させることができるRFセンシングシステム105を組み込むことができる電子デバイス1000の一実施形態のブロック図である。上述のように、RFセンシングシステム105は、ワイヤレス通信インターフェース1033などの電子デバイスの1つまたは複数のサブシステムに組み込まれ得る1つまたは複数のトランシーバの各々に含まれ得る。電子デバイス自体は、テレビジョン、セットトップボックス、ストリーミングデバイス、または本明細書で説明するRFセンシングを実行することができる他のデバイスを含み得る。図10が様々な構成要素の一般化された例示を提供することを意図するにすぎず、構成要素のうちのいずれかまたはすべてが適宜に利用されてよいことに留意されたい。したがって、図10は、個々のシステム要素が、相対的に分離されるかまたは相対的により統合された方式で、どのように実装され得るかを広範に示す。加えて、図10によって示される構成要素が、単一のデバイスに局在化され得ること、および/または異なる物理的ロケーションにおいて配設され得る様々なネットワーク化されたデバイスの間で分散され得ることが、留意され得る。たとえば、いくつかの構成要素がテレビジョンの内部にあり得る一方で、他の構成要素が(たとえば、HDMI(登録商標)またはUSBポートを介して内部の構成要素と通信可能に結合されながら)テレビジョンの外部にあり得る。
【0097】
バス1005を介して電気的に結合され得る(または、適宜に、別の方法で通信していてよい)ハードウェア要素を備える電子デバイス1000が図示される。ハードウェア要素は、限定はしないが、1つもしくは複数の汎用プロセッサ、(DSP、グラフィックス処理ユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの)1つもしくは複数の専用プロセッサ、ならびに/または図9に関して説明した方法および/もしくは図5図7および図8で説明したプロセスを含む、本明細書で説明する方法のうちの1つまたは複数を実行するように構成することが可能な他の処理構造を含むことができる、処理ユニット1010を含んでよい。電子デバイス1000はまた、限定はしないが、リモートコントロール、タッチインターフェース、マイクロフォン、ボタン、スイッチ、ダイヤルなどを含むことができる1つまたは複数の入力デバイス1015を含むことができる。1つまたは複数の出力デバイス1020は、限定はしないが、ディスプレイ、HDMI(登録商標)出力および/または他のメディアインターフェース、スピーカーなどを含むことができる。
【0098】
電子デバイス1000は、限定はしないが、ローカルおよび/もしくはネットワークアクセス可能ストレージを含むことができ、ならびに/または限定はしないが、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光記憶デバイス、プログラム可能でフラッシュ書換え可能であり得る(ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読み取り専用メモリ(ROM)などの)ソリッドステート記憶デバイスなどを含むことができる、1つまたは複数の非一時的記憶デバイス1025をさらに含み得る(および/または通信し得る)。そのような記憶デバイスは、限定はされないが、様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストアを実装するように構成されてもよい。
【0099】
電子デバイス1000はまた、ワイヤレス通信技術のサポート、および/または(いくつかの実施形態では)ワイヤレス通信インターフェース1033によって管理および制御されるワイヤライン通信技術を含むことができる、通信サブシステム1030を含んでよい。通信サブシステム1030は、モデム、(ワイヤレスまたは有線の)ネットワークカード、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/またはチップセットなどを含んでよい。通信サブシステム1030は、データおよびシグナリングが、ネットワーク、モバイルデバイス(たとえば、モバイルフォンアプリを介する)、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明する任意の他の電子デバイスと交換されることを可能にするための、ワイヤレス通信インターフェース1033またはワイヤード通信インターフェースなどの1つまたは複数の入力および/または出力通信インターフェースを含んでよい。前述のように、(図1に示されるような)RFセンシングシステム105は、Txアンテナ115およびRxアンテナ120、ならびにアンテナ要素(たとえば、RFセンシングシステム105の他の構成要素)と接続された回路が、RFセンシングとデータ通信の両方のために使用され得るように、ワイヤレス通信インターフェース1033に組み込まれ得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信インターフェース1033は、RFセンシングとデータ通信の両方が可能な802.11ad互換および/または802.11ay互換モデムを備え得る。RFセンシングシステム105を有するワイヤレス通信インターフェース1033の態様は、図2および図3に示され、本明細書の他の箇所で説明されるトランシーバに対応し得る。
【0100】
上述のように、いくつかの実施形態は、ワイヤレス通信に使用されないRFセンシングシステム105を有してもよく、それゆえ、RFセンシングのための専用システムであってもよい。そのような場合、RFセンシングシステム105は、電子デバイス1000内の他の場所に組み込まれてもよい。いくつかの実施形態では、たとえば、RFセンシングシステム105は、入力デバイス1015として電子デバイス1000に組み込まれてもよい。他のセンサもまた、入力デバイス1015として含まれ得る。
【0101】
多くの実施形態では、電子デバイス1000は、RAMデバイスおよび/またはROMデバイスを含むことができる作業メモリ1035をさらに備える。作業メモリ1035内に局在化されるものとして示すソフトウェア要素は、オペレーティングシステム1040、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/またはアプリケーション1045などの他のコードを含むことができ、そうしたソフトウェア要素は、本明細書で説明するように、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備えてよく、かつ/または他の実施形態によって提供される方法を実施しかつ/もしくはシステムを構成するように設計されてよい。ほんの一例として、図9に関して説明した方法などの、上記で説明した方法に関して記述される1つまたは複数の手順は、作業メモリ1035の中に(たとえば、一時的に)記憶されるとともにコンピュータ(および/または、処理ユニット1010などのコンピュータ内の処理ユニット)によって実行可能であるコードおよび/または命令として実装されてよく、一態様では、次いで、そのようなコードおよび/または命令は、説明する方法に従って1つまたは複数の動作を実行するように汎用コンピュータ(または他のデバイス)を構成しかつ/または適合させるために使用されることが可能である。
【0102】
これらの命令および/またはコードのセットは、上述された記憶デバイス1025などの非一時的コンピュータ可読(または、機械可読)記憶媒体上に記憶されてもよい。場合によっては、記憶媒体は、電子デバイス1000などのコンピュータシステム内に組み込まれ得る。他の実施形態では、記憶媒体が、その上に記憶された命令/コードを用いて汎用コンピュータまたは電子デバイスをプログラムし、構成し、および/または適合させるために使用され得るように、記憶媒体は、電子デバイス1000とは別個である場合があり(たとえば、光ディスクなどのリムーバブル媒体)、および/またはインストールパッケージの中で提供される場合がある。これらの命令は、電子デバイス1000によって実行可能な実行可能コードの形態をとってもよく、かつ/またはソースおよび/もしくはインストール可能コードの形態をとってもよく、ソースおよび/もしくはインストール可能コードは、(たとえば、様々な一般に入手可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティなどのいずれかを使用する)電子デバイス1000上にコンパイルおよび/もしくはインストールされると、次いで、実行可能コードの形態をとる。
【0103】
特定の要件に従って実質的な変形が加えられてよいことが当業者には明らかとなろう。たとえば、カスタマイズされたハードウェアが使用される場合もあり、および/または特定の要素がハードウェア、ソフトウェア(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)、もしくはその両方で実装される場合がある。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が採用されてよい。
【0104】
添付の図を参照すると、メモリを含み得るコンポーネントは、非一時的機械可読媒体を含み得る。本明細書で使用される「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の様式で動作させるデータを提供することに関与する任意の記憶媒体を指す。上で提供された実施形態では、様々な機械可読媒体は、実行のために命令/コードを処理ユニットおよび/または他のデバイスに提供することに関与することがある。追加または代替として、機械可読媒体は、そのような命令/コードを記憶および/または搬送するために使用されることがある。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は、物理的なおよび/または有形の記憶媒体である。そのような媒体は、限定はしないが、不揮発性媒体および揮発性媒体を含む、多くの形態をとり得る。コンピュータ可読媒体の一般の形態は、たとえば、磁気媒体および/もしくは光媒体、穴のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、FLASH-EPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、以下で説明するような搬送波、またはコンピュータからそこから命令および/もしくはコードを読み取ることができる任意の他の媒体を含む。
【0105】
本明細書で論じられた方法、システム、およびデバイスは例である。様々な実施形態が、適宜様々な手順またはコンポーネントを省略し、置換し、または追加してもよい。たとえば、いくつかの実施形態に関して説明された特徴は、様々な他の実施形態において組み合わせられてもよい。実施形態の異なる態様および要素は、同様に組み合わせられてもよい。本明細書において提供された図の様々なコンポーネントは、ハードウェアおよび/またはソフトウェア内で具現化され得る。また、技術は進化し、したがって、要素の多くは、本開示の範囲をそれらの具体例に限定しない例である。
【0106】
主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、情報、値、要素、シンボル、文字、変数、項、数、数値などと呼ぶことが時として好都合であることがわかっている。しかしながら、これらまたは類似の用語のすべてが適切な物理数量と関連することになり、便宜的なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、上記の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理する」、「算出する」、「計算する」、「決定する」、「確認する」、「識別する」、「関連付ける」、「測定する」、「実行する」などの用語を利用する説明が、専用コンピュータまたは類似の専用電子コンピューティングデバイスなどの特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことが諒解される。したがって、本明細書の文脈では、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、もしくは他の情報記憶デバイス、送信デバイス、または表示デバイス内の物理的な電子、電気または磁気量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
【0107】
本明細書で使用される用語「および」および「または」は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存することも予想される様々な意味を含み得る。一般に、「または」は、A、B、またはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここでは包含的な意味で使用されるA、B、およびC、ならびに、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することが意図される。加えて、本明細書で使用される「1つまたは複数」という用語は、単数形で任意の特徴、構造、もしくは特性を記述するために使用されてもよく、または特徴、構造、もしくは特性のいくつかの組合せを記述するために使用されてもよい。しかしながら、これは例示的な例にすぎず、特許請求される主題はこの例に限定されないことに留意されたい。さらに、「のうちの少なくとも1つ」という用語は、A、B、またはCなどの列挙を関連付けるために使用される場合、A、AB、AA、AAB、AABBCCCなどの、A、B、および/またはCの任意の組合せを意味すると解釈され得る。
【0108】
いくつかの実施形態を説明しているが、本開示の範囲を逸脱することなく、様々な修正形態、代替構成、および均等物が使用されてよい。たとえば、上記の要素は、より大型のシステムの構成要素にすぎない場合があり、他の規則が、様々な実施形態の適用例に優先するか、または様々な実施形態の適用例を別様に修正してもよい。また、上記の要素が考慮される前、考慮される間、または考慮された後に、いくつかのステップが着手されてよい。したがって、上記の説明は本開示の範囲を限定しない。
【0109】
この説明に鑑みて、実施形態は特徴の様々な組合せを含んでよい。以下の番号付き条項において実装例が説明される。
条項1。テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングの方法であって、第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を受信された第1の反射RF信号から決定するステップと、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するステップであって、ステータス情報はテレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ステップと、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するステップとを含む、方法。
条項2。テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するステップをさらに含み、第1のRF信号を送信するステップは、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するステップに応答し、ステータス情報を決定するステップが、第1のCSIに基づいてコンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するステップを含む、条項1に記載の方法。
条項3。コンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するステップが、テレビジョンが上映している間にテレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を第1のCSIに基づいて決定するステップを含み、1つまたは複数の属性は、頭の向き、眼球の向き、着座位置、もしくはポーズ、または任意のそれらの組合せを含む、条項2に記載の方法。
条項4。テレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を決定するステップが、第1のCSIに基づいて取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較するステップを含む、条項3に記載の方法。
条項5。テレビジョンとのアクションを実行するステップが、注視のレベルの表示をテレビジョンからサービスプロバイダのサーバ、コンテンツプロバイダのサーバ、またはその両方に送るステップを含む、条項1から4のいずれか一項に記載の方法。
条項6。第1のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するステップをさらに含む、条項1から5のいずれか一項に記載の方法。
条項7。検出される移動の欠如を第1のCSIに基づいて決定するステップと、移動の欠如を決定するステップに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するステップとをさらに含み、ステータス情報を決定するステップは第2のCSIにさらに基づき、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ていないことの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行するステップがテレビジョンを電力ダウンするステップを含む、条項1、5または6のいずれか一項に記載の方法。
条項8。ステータス情報は、テレビジョンユーザはもはや検出されないこと、またはテレビジョンユーザはもはや起きていないことを示す情報を含む、条項7に記載の方法。
条項9。第1のRF信号は第1の送信モードに従って送信され、第2のRF信号は第2の送信モードに従って送信され、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有する、条項7または8のいずれか一項に記載の方法。
条項10。テレビジョンを電力ダウンする前に、テレビジョンによって上映されたコンテンツにおける位置をセーブするステップをさらに含む、条項7から9のいずれか一項に記載の方法。
条項11。検出される移動を第1のCSIに基づいて決定するステップと、移動を決定するステップに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信するステップと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信するステップと、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するステップとをさらに含み、ステータス情報を決定するステップは第2のCSIにさらに基づき、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行するステップはテレビジョンを電力アップするステップを含む、条項7から10のいずれか一項に記載の方法。
条項12。第2のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することに少なくとも部分的に基づいて、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていると決定するステップをさらに含む、条項1、5、6または11のいずれか一項に記載の方法。
条項13。第1のRF信号は第1の送信モードに従って送信され、第2のRF信号は第2の送信モードに従って送信され、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有する、条項11または12に記載の方法。
条項14。テレビジョンによって上映されたコンテンツにおけるセーブされた位置を取得するステップと、セーブされた位置からテレビジョンによってコンテンツの再生を再開するステップとをさらに含む、条項11から13のいずれか一項に記載の方法。
条項15。第2のCSIに少なくとも部分的に基づいてテレビジョンユーザを識別するステップと、テレビジョンユーザのアイデンティティに基づいてテレビジョンユーザに対して対応する記憶されたユーザプロファイルを決定するステップと、テレビジョン上にユーザメニューを提供するステップとをさらに含み、ユーザメニュー内のコンテンツは、対応する記憶されたユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づく、条項11から14のいずれか一項に記載の方法。
条項16。テレビジョンユーザを識別するステップが、テレビジョンユーザが子供であると決定するステップを含み、ユーザメニューを提供するステップが、子供向けのメニューを提供するステップを含む、条項11から15のいずれか一項に記載の方法。
条項17。ステータス情報は、テレビジョンユーザが検出されたかどうかの表示、テレビジョンユーザのアイデンティティ、テレビジョンユーザがテレビジョンによって上映されるコンテンツを見ていたかどうかの表示、または任意のそれらの組合せを含む、条項1から16のいずれか一項に記載の方法。
条項18。第1のRF信号を送信する前に、テレビジョンユーザに対する較正を実行するステップをさらに含み、テレビジョンユーザがテレビジョンを見るためのロケーションにある間に、第2のRF信号が1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって送信され、テレビジョンユーザからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号が1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって受信され、第2のCSIは受信された第2の反射RF信号から決定され、テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性が第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定され、1つまたは複数のユーザ属性はユーザプロファイル内に記憶される、条項1から17のいずれか一項に記載の方法。
条項19。1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第1のワイヤレストランシーバが、第1のRF信号を送信し、1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第2のワイヤレストランシーバが、第1の反射RF信号を受信し、第1のワイヤレストランシーバが、第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、条項1から18のいずれか一項に記載の方法。
条項20。1つまたは複数のワイヤレストランシーバは、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、条項1から19のいずれか一項に記載の方法。
条項21。テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのためのデバイスであって、1つまたは複数のワイヤレストランシーバと、メモリと、1つまたは複数のワイヤレストランシーバおよびメモリに通信可能に結合された1つまたは複数の処理ユニットとを含み、1つまたは複数の処理ユニットは、第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を受信された第1の反射RF信号から決定することと、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定することであって、ステータス情報はテレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ことと、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行することとを行うように構成される、デバイス。
条項22。1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するようにさらに構成され、1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定することに応答して第1のRF信号を送信するように構成され、ステータス情報を決定するために、1つまたは複数の処理ユニットは、第1のCSIに基づいてコンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するように構成される、条項21に記載のデバイス。
条項23。コンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定するために、1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンが上映している間にテレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を第1のCSIに基づいて決定するように構成され、1つまたは複数の属性は、頭の向き、眼球の向き、着座位置、もしくはポーズ、または任意のそれらの組合せを含む、条項22に記載のデバイス。
条項24。テレビジョンユーザの1つまたは複数の属性を決定するために、1つまたは複数の処理ユニットは、第1のCSIに基づいて取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較するように構成される、条項23に記載のデバイス。
条項25。テレビジョンとのアクションを実行するために、1つまたは複数の処理ユニットは、注視のレベルの表示をテレビジョンからサービスプロバイダのサーバ、コンテンツプロバイダのサーバ、またはその両方に送るように構成される、条項21から24のいずれか一項に記載のデバイス。
条項26。1つまたは複数の処理ユニットは、第1のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するようにさらに構成される、条項21から25のいずれか一項に記載のデバイス。
条項27。1つまたは複数の処理ユニットは、検出される移動の欠如を第1のCSIに基づいて決定することと、移動の欠如を決定することに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定することとを行うようにさらに構成され、1つまたは複数の処理ユニットは第2のCSIにさらに基づいてステータス情報を決定するように構成され、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ていないことの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行するために、1つまたは複数の処理ユニットはテレビジョンを電力ダウンするように構成される、条項21、25または26のいずれか一項に記載のデバイス。
条項28。ステータス情報は、テレビジョンユーザはもはや検出されないこと、またはテレビジョンユーザはもはや起きていないことを示す情報を含む、条項27に記載のデバイス。
条項29。1つまたは複数の処理ユニットは、第1のRF信号を第1の送信モードに従って送信するように構成され、1つまたは複数の処理ユニットは、第2のRF信号を第2の送信モードに従って送信するように構成され、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有する、条項27または28に記載のデバイス。
条項30。1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンを電力ダウンする前に、テレビジョンによって上映されたコンテンツにおける位置をメモリ内にセーブするようにさらに構成される、条項27から29のいずれか一項に記載のデバイス。
条項31。1つまたは複数の処理ユニットは、検出される移動を第1のCSIに基づいて決定することと、移動を決定することに応答して、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定することとを行うようにさらに構成され、1つまたは複数の処理ユニットは、第2のCSIにさらに基づいてステータス情報を決定するように構成され、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行するために、1つまたは複数の処理ユニットはテレビジョンを電力アップするように構成される、条項27から30のいずれか一項に記載のデバイス。
条項32。1つまたは複数の処理ユニットは、第2のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することに少なくとも部分的に基づいて、テレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていると決定するようにさらに構成される、条項21、25、26または31のいずれか一項に記載のデバイス。
条項33。1つまたは複数の処理ユニットは、第1のRF信号を第1の送信モードに従って送信するように構成され、1つまたは複数の処理ユニットは、第2のRF信号を第2の送信モードに従って送信するように構成され、第2の送信モードは、第1の送信モードより短い送信周期、第1の送信モードより大きい送信帯域幅、もしくはより多数の空間ストリーム、または任意のそれらの組合せを有する、条項31または32に記載のデバイス。
条項34。1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンによって上映されたコンテンツにおけるセーブされた位置を取得することと、セーブされた位置からテレビジョンによってコンテンツの再生を再開することとを行うようにさらに構成される、条項31から33のいずれか一項に記載のデバイス。
条項35。1つまたは複数の処理ユニットは、第2のCSIに少なくとも部分的に基づいてテレビジョンユーザを識別することと、テレビジョンユーザのアイデンティティに基づいてテレビジョンユーザに対して対応する記憶されたユーザプロファイルを決定することと、テレビジョン上にユーザメニューを提供することとを行うようにさらに構成され、ユーザメニュー内のコンテンツは、対応する記憶されたユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づく、条項31から34のいずれか一項に記載のデバイス。
条項36。テレビジョンユーザを識別するために、1つまたは複数の処理ユニットは、テレビジョンユーザが子供であると決定するように構成され、ユーザメニューを提供するために、1つまたは複数の処理ユニットは、子供向けのメニューを提供するように構成される、条項31から35のいずれか一項に記載のデバイス。
条項37。ステータス情報は、テレビジョンユーザが検出されたかどうかの表示、テレビジョンユーザのアイデンティティ、テレビジョンユーザがテレビジョンによって上映されるコンテンツを見ていたかどうかの表示、または任意のそれらの組合せを含む、条項31から36のいずれか一項に記載のデバイス。
条項38。1つまたは複数の処理ユニットは、第1のRF信号を送信する前に、テレビジョンユーザに対する較正を実行するようにさらに構成され、テレビジョンユーザがテレビジョンを見るためのロケーションにある間に、1つまたは複数の処理ユニットは、第2のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって送信することと、テレビジョンユーザからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバによって受信することとを行うように構成され、1つまたは複数の処理ユニットは、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定することと、テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性を第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定することと、1つまたは複数のユーザ属性をメモリ内のユーザプロファイル内に記憶することとを行うように構成される、条項21から37のいずれか一項に記載のデバイス。
条項39。1つまたは複数の処理ユニットは、1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第1のワイヤレストランシーバを使用して第1のRF信号を送信することと、1つまたは複数のワイヤレストランシーバのうちの第2のワイヤレストランシーバを使用して第1の反射RF信号を受信することとを行うようにさらに構成され、第1のワイヤレストランシーバは、第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、条項21から38のいずれか一項に記載のデバイス。
条項40。1つまたは複数のワイヤレストランシーバは、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、条項21から39のいずれか一項に記載のデバイス。
条項41。テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのためのデバイスであって、第1のRF信号を送信するための手段と、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を受信するための手段と、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を受信された第1の反射RF信号から決定するための手段と、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定するための手段であって、ステータス情報はテレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、手段と、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行するための手段とを含む、デバイス。
条項42。テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定するための手段をさらに含み、第1のRF信号を送信することは、テレビジョンが所定のタイプのコンテンツを上映していると決定することに応答し、ステータス情報を決定することは、第1のCSIに基づいてコンテンツを見ているテレビジョンユーザの注視のレベルを決定することを含む、条項41に記載のデバイス。
条項43。第1のCSIから取得された情報をテレビジョンユーザに関する記憶されたプロファイル情報と比較することによって、テレビジョンユーザのアイデンティティを決定するための手段をさらに含む、条項41または42に記載のデバイス。
条項44。検出される移動の欠如を第1のCSIに基づいて決定するための手段と、移動の欠如を決定することに応答して第2のRF信号を送信するための手段と、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を受信するための手段と、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するための手段とをさらに含み、ステータス情報を決定することが第2のCSIにさらに基づき、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ていないことの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行することがテレビジョンを電力ダウンすることを含む、条項41から43のいずれか一項に記載のデバイス。
条項45。検出される移動を第1のCSIに基づいて決定するための手段と、移動を決定することに応答して第2のRF信号を送信するための手段と、1つまたは複数のオブジェクトからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号を受信するための手段と、第2のCSIを受信された第2の反射RF信号から決定するための手段とをさらに含み、ステータス情報を決定することが第2のCSIにさらに基づき、ステータス情報はテレビジョンユーザがテレビジョンを見ようとしていることの表示を含み、テレビジョンとのアクションを実行することがテレビジョンを電力アップすることを含む、条項41から44のいずれか一項に記載のデバイス。
条項46。テレビジョンユーザに対する較正を実行するための手段をさらに含み、テレビジョンユーザがテレビジョンを見るためのロケーションにある間に、第2のRF信号がデバイスによって送信され、テレビジョンユーザからの第2のRF信号の反射を含む第2の反射RF信号がデバイスによって受信され、第2のCSIは受信された第2の反射RF信号から決定され、テレビジョンユーザの1つまたは複数のユーザ属性が第2のCSIに少なくとも部分的に基づいて決定され、1つまたは複数のユーザ属性はユーザプロファイル内に記憶される、条項41から45のいずれか一項に記載のデバイス。
条項47。第1のRF信号を送信するための手段は、第1のワイヤレストランシーバを含み、第1の反射RF信号を受信するための手段は、第2のワイヤレストランシーバを含む、条項41から46のいずれか一項に記載のデバイス。
条項48。第1のワイヤレストランシーバは、第2のワイヤレストランシーバとは異なるロケーションに位置する、条項41から47のいずれか一項に記載のデバイス。
条項49。第1のワイヤレストランシーバ、第2のワイヤレストランシーバ、またはその両方は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi-Fiトランシーバを含む、条項41から48のいずれか一項に記載のデバイス。
条項50。テレビジョンユーザの無線周波数(RF)センシングのための命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令は、第1のRF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて送信することと、1つまたは複数のオブジェクトからの第1のRF信号の反射を含む第1の反射RF信号を1つまたは複数のワイヤレストランシーバを用いて受信することと、1つまたは複数のワイヤレスチャネルの第1のチャネル状態情報(CSI)を受信された第1の反射RF信号から決定することと、第1のCSIに基づいてステータス情報を決定することであって、ステータス情報はテレビジョンユーザの視聴ステータスに関する情報を含む、ことと、ステータス情報に基づいてテレビジョンとのアクションを実行することとを行うためのコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0110】
105 無線周波数(RF)センシングシステム
110 オブジェクト
112 RF信号
115 Txアンテナ
120 Rxアンテナ
125 処理ユニット
130 メモリ
135 マルチプレクサ(mux)
140 Tx処理回路
145 Rx処理回路
200 テレビジョン環境
210 テレビジョンユーザ
210-1 第1のテレビジョンユーザ
210-2 第2のテレビジョンユーザ
210-3 テレビジョンユーザ
210-4 テレビジョンユーザ
220 第1のトランシーバ
230 テレビジョン
240 第2のトランシーバ
250 RF信号経路
300 テレビジョン環境
310 トランシーバ
330 RF信号経路
600-A 第1のタイプの視聴ログ
600-B 第2の視聴ログ
600-C 第3の視聴ログ
1000 電子デバイス
1005 バス
1010 処理ユニット
1015 入力デバイス
1020 出力デバイス
1025 非一時的記憶デバイス
1030 通信サブシステム
1033 ワイヤレス通信インターフェース
1035 作業メモリ
1040 オペレーティングシステム
1045 アプリケーション
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】