IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ファブリス, バルシルの特許一覧 ▶ ビセンテ, ルイス カルロスの特許一覧

<>
  • 特表-光ファイバアダプタ取付具 図1
  • 特表-光ファイバアダプタ取付具 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(54)【発明の名称】光ファイバアダプタ取付具
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/46 20060101AFI20240228BHJP
   G02B 6/36 20060101ALI20240228BHJP
【FI】
G02B6/46
G02B6/36
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023557099
(86)(22)【出願日】2022-03-09
(85)【翻訳文提出日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 BR2022050078
(87)【国際公開番号】W WO2022192972
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】BR102021004837-9
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】BR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523351793
【氏名又は名称】ファブリス, バルシル
(71)【出願人】
【識別番号】523351807
【氏名又は名称】ビセンテ, ルイス カルロス
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】ファブリス, バルシル
(72)【発明者】
【氏名】プロエンサ ジュニア, カルロス アルベルト
(72)【発明者】
【氏名】セラーノ, ペドロ ミゲル ヒポリト
(72)【発明者】
【氏名】ベルテッリ ジュニオール, アダルベルト
(72)【発明者】
【氏名】マゲタ, チアゴ カグラー
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト, アギナルド サンチェス
【テーマコード(参考)】
2H036
2H038
【Fターム(参考)】
2H036QA47
2H036QA48
2H036QA56
2H038CA38
(57)【要約】
本発明は、光アダプタを光ファイバハウジングボックス内に取り付ける際に特に使用される光ファイバアダプタ取付具(1)に関するものであり、コンパクトな方法で光ファイバアダプタ(3)に関節接続を提供し、光終端ボックスのメンテナンスを容易にし、製造コストを削減する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光ファイバアダプタ及び少なくとも1つのアダプタ(3)を受け入れるためのボックス(2)内の光ファイバアダプタ取付具(1)であって、
前記ボックス(2)には、前記アダプタ(3)を受け入れるための少なくとも1つの開口部(2a1)を備える面(2a)が設けられ、前記開口部(2a1)の側面(2b)のうちの1つは、可撓性材料で作られたフラップの形態であり、
前記アダプタ(3)には、前記開口部(2a1)内での嵌合端(3b)に近接し、両側に配置され、圧力下で収縮可能な2つの突出した柔軟性のあるラッチ(3a)が設けられており、
前記アダプタ(3)には、前記ラッチ(3a)の近くに配置された突起の形態の2つのストップ(3c)も設けられており、各ラッチ(3a)とストップ(3c)との間の距離は、前記面(2a)の厚さ以上であることを特徴とする、
光ファイバアダプタ取付具(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に光アダプタを光ファイバハウジング内に取り付けるために使用される光ファイバアダプタ取付具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光ファイバネットワークでは、他の構成要素の中でも特に、そこから光ファイバケーブルがエンドユーザに分配される光スプリッタボックス(OSB)及び光終端ボックス(OTB)が使用される。これらのボックス内では、入力ケーブルは複数のファイバに分けられ、かつ「スプリッタ」によって分割され、ファイバハウジングボックス内で最終的に光ファイバアダプタに接続されることで、光ケーブルを光ドロップケーブルに接続してユーザに接続することができる。
【0003】
ボックス内のファイバの内部準備が完了した後、技術者は、メンテナンス及び新規ユーザのための接続を実行する場合にのみ、ボックスにアクセスする必要がある。これらのメンテナンスプロセスや新しい接続では、ドロップケーブルの接続と切断を容易にし、損傷のリスクを軽減するために、光ファイバアダプタがファイバハウジングボックスに対して関節接続されることが非常に有用である。
【0004】
関節接続型光ファイバアダプタを備えた光終端ボックスはいくつか市販されているが、アダプタの関節接続を可能にするために追加の部品が使用されており、この部品セットは多くのスペースを占有する。
【0005】
先行技術の一例として、パネルに固定されたアダプタを開示するCN103246029Aや、製造コストが高くなるうえ、OTBに使用するには大きすぎるアダプタ用のソケットを開示するEP2434317A1などの特許文献がある。
【0006】
そこで、従来技術の困難を解決するために、本発明は、技術者の作業を容易にし、製造コストを削減し、光ボックス内の占有スペースを節約する関節接続型光ファイバアダプタ取付具を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいてさらに詳細に説明する。
【0008】
図1】様々な光ファイバ取付具(1)とアダプタ(3)を備えたファイバハウジング(2)の斜視図であり、このうち図1Aは、光ファイバアダプタ取付具(1)の拡大図である。
【0009】
図2】ファイバハウジングボックス(2)のベースを示し、このうち図2Aは、光ファイバ取付具(1)及びアダプタ(3)の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、複数の光ファイバアダプタ及び少なくとも1つのアダプタ(3)を受け入れるためのボックス(2)内の光ファイバアダプタ取付具(1)に関する。
【0011】
前記ボックス(2)は、一般的にはファイバハウジングボックスであり、アダプタ(3)を受け入れるための少なくとも1つの開口部(2a1)を含む面(2a)を備える。開口部(2a1)の側面(2b)の一つは、可撓性材料で作られたフラップの形状であり、それによって関節接続されることになる(図1Aの詳細Aを参照)。
【0012】
前記アダプタ(3)には、開口部(2a1)での嵌合端(3b)に近接し、両側に配置され、矢尻に似た、圧力下で収縮可能な2つの突出した柔軟性のあるラッチ(3a)が設けられている。これらのラッチ(3a)は、その形状によりアダプタ(3)を開口部(2a1)に挿入することを可能にし、ボックス(2)内に取り付けられるとアダプタ(3)の取り外しを防止するロックとして機能する。アダプタ(3)を開口部(2a1)に挿入すると、ラッチ(3a)は開口部(2a1)の側面によって自動的に押されることで、アダプタ(3)を挿入できるようになる。ラッチ(3a)が開口部(2a1)の側壁を通過した後、ラッチ(3a)は拡張して初期位置に戻り、アダプタ(3)が開口部(2a1)から取り外すことを防止する。
【0013】
前記アダプタ(3)には、ラッチ(3a)の近くに配置され、面(2a)の厚さ以上の距離を置いて配置された突起の形態の2つのストップ(3c)も備えられる。このようなストップ(3c)は、アダプタ(3)の開口部(2a1)への進入を制限し、面(2a)の縁部をストップ(3c)とラッチ(3a)の間に位置決めするために、アダプタ(3)をラッチ(3a)と共に開口部(2a1)の縁部にロックする。
【0014】
アダプタ(3)が開口部(2a1)の2つの対向する側面にロックされ、これらの側面(2b)のうちの1つが関節接続されることで、アダプタ(3)は上向きまたは下向きに関節運動することができ(図1Aの詳細Aの矢印を参照)、すなわち、取付具(1)は、ボックス(2)の面(2a)に対して関節接続されるようになる。
【0015】
光ファイバアダプタ取付具(1)の関節接続の形態は、この機能を実行するためにそれ自体の側面(2b)を使用することにより、従来技術と比較して取付具はよりコンパクトで低コストである。
図1
図2
【国際調査報告】