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特表2024-510393ビークルツーエブリシング(V2X)情報を通信するための方法およびシステム
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  • 特表-ビークルツーエブリシング(V2X)情報を通信するための方法およびシステム 図1A
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-07
(54)【発明の名称】ビークルツーエブリシング(V2X)情報を通信するための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/40 20180101AFI20240229BHJP
   G08G 1/09 20060101ALI20240229BHJP
   H04W 12/069 20210101ALI20240229BHJP
   H04W 12/60 20210101ALI20240229BHJP
【FI】
H04W4/40
G08G1/09 F
H04W12/069
H04W12/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023551155
(86)(22)【出願日】2022-01-05
(85)【翻訳文提出日】2023-08-23
(86)【国際出願番号】 US2022011227
(87)【国際公開番号】W WO2022191909
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】63/158,966
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/482,510
(32)【優先日】2021-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.FIREWIRE
3.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ホワイト、ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】マシュー、ショーン・ビンセント
(72)【発明者】
【氏名】バン・ドゥレン、ドリュー・フォスター
【テーマコード(参考)】
5H181
5K067
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181LL04
5K067AA34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067EE25
5K067HH22
5K067HH23
(57)【要約】
ビークルツーエブリシング(V2X)情報をネットワークノードに通信するための方法を実施するための方法およびデバイスは、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信することと、第2のサービスに関係付けられ、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された第1のサービスの識別子を含む、第2のV2Xメッセージを送信することとを含む。ネットワークノードは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージを受信することができ、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することができる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビークルツーエブリシング(V2X)情報をネットワークノードに通信するためのV2Xノードのプロセッサによって実行される方法であって、
第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信することと、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された前記第1のサービスの識別子を含む、第2のV2Xメッセージを送信することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成することと、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成することは、前記第1のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成することを含み、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成することは、前記第2のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成することは、前記第1のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成することを含み、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成することは、前記第2のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの短縮識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
プロセッサを備えるビークルツーエブリシング(V2X)ノードであって、
前記プロセッサは、
第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージをネットワークノードに送信し、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された前記第1のサービスの識別子を含む、第2のV2Xメッセージを前記ネットワークノードに送信するようにプロセッサ実行可能な命令で構成される、V2Xノード。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成し、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項7に記載のV2Xノード。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記第1のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成し、
前記第2のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項8に記載のV2Xノード。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記第1のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成し、
前記第2のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項8に記載のV2Xノード。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの短縮識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項8に記載のV2Xノード。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記第2のV2Xメッセージが、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つであるように、プロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項7に記載のV2Xノード。
【請求項13】
ビークルツーエブリシング(V2X)ノードであって、
第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージをネットワークノードに送信するための手段と、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された前記第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを前記ネットワークノードに送信するための手段と、
を備える、V2Xノード。
【請求項14】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成するための手段と、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成するための手段と、
をさらに備える、請求項13に記載のV2Xノード。
【請求項15】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成するための手段は、前記第1のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成するための手段を含み、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成するための手段は、前記第2のサービスの前記署名証明書のハッシュを生成するための手段を含む、
請求項14に記載のV2Xノード。
【請求項16】
前記V2Xノードに関係付けられた前記第1のサービスの署名証明書から前記第1のサービスの前記識別子を生成するための手段は、前記第1のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成するための手段を含み、
前記V2Xノードに関係付けられた前記第2のサービスの署名証明書から前記第2のサービスの前記識別子を生成するための手段は、前記第2のサービスの前記署名証明書の短縮識別子を生成するための手段を含む、
請求項14に記載のV2Xノード。
【請求項17】
前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの短縮された識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信するための手段をさらに備える、請求項14に記載のV2Xノード。
【請求項18】
前記第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、請求項13に記載のV2Xノード。
【請求項19】
ビークルツーエブリシング(V2X)情報をV2Xノードから受信するためにネットワークノードのプロセッサによって実行される方法であって、
V2Xノードから、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを受信することと、
前記V2Xノードから、前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを受信することと、
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することと、
を備える、方法。
【請求項20】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することは、前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にする、前記V2Xノード、前記第1のサービス、および前記第2のサービスの関係付けを生成することを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することは、
前記第1のV2Xメッセージから前記V2Xノードについての情報を取得することと、
前記第1のV2Xメッセージから前記取得された前記V2Xノードについての情報を使用して、前記第2のサービスに関連する前記V2Xノードのための動作を行うことと、
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することは、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定することと、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージが前記しきい値時間期間内に受信されたと決定したことに応答して、前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することと、
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
プロセッサを備えるネットワークノードであって、
前記プロセッサは、
ビークルツーエブリシング(V2X)ノードから、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを受信し、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを前記V2Xノードから受信し、
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用するようにプロセッサ実行可能な命令で構成されている、ネットワークノード。
【請求項25】
前記プロセッサは、
前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にする、前記V2Xノード、前記第1のサービス、および前記第2のサービスの関係付けを生成するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項24に記載のネットワークノード。
【請求項26】
前記プロセッサは、
前記第1のV2Xメッセージから前記V2Xノードについての情報を取得し、
前記第1のV2Xメッセージから前記取得された前記V2Xノードについての情報を使用して、前記第2のサービスに関連する前記V2Xノードのための動作を実行するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項24に記載のネットワークノード。
【請求項27】
前記プロセッサは、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定し、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージが前記しきい値時間期間内に受信されたと決定したことに応答して、前記第1のV2Xメッセージからの前記情報を前記第2のサービスとともに使用するようにプロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、
請求項24に記載のネットワークノード。
【請求項28】
前記プロセッサは、
前記第2のV2Xメッセージが通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つであるように、プロセッサ実行可能な命令でさらに構成される、請求項24に記載のネットワークノード。
【請求項29】
ネットワークノードであって、
第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージをビークルツーエブリシング(V2X)ノードから受信するための手段と、
前記第2のサービスに関係付けられ、前記第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを前記V2Xノードから受信するための手段と、
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用するための手段と、
を備える、ネットワークノード。
【請求項30】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用するための手段は、前記ネットワークノードが前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用することを可能にする、前記V2Xノード、前記第1のサービス、および前記第2のサービスの関係付けを生成するための手段を含む、請求項29に記載のネットワークノード。
【請求項31】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用するための手段は、
前記第1のV2Xメッセージから前記V2Xノードについての情報を取得するための手段と、
前記第1のV2Xメッセージから前記取得された前記V2Xノードについての情報を使用して、前記第2のサービスに関連する前記V2Xノードのための動作を実行するための手段と、
を含む、請求項29に記載のネットワークノード。
【請求項32】
前記第1のV2Xメッセージからの情報を前記第2のサービスとともに使用するための手段は、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定するための手段と、
前記第1のV2Xメッセージおよび前記第2のV2Xメッセージが前記しきい値時間期間内に受信されたと決定したことに応答して、前記第2のサービスとともに前記第1のV2Xメッセージからの前記情報を使用するための手段と、
を含む、請求項29に記載のネットワークノード。
【請求項33】
前記第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、基本安全メッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、請求項29に記載のネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
[0001]本願は、2021年3月10日に出願された「Methods And Systems For Communication Vehicle-To-Everything (V2X) Information」と題された、米国仮特許出願番号第63/158,966号の優先権の利益を主張し、その内容全体が、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
ビークルツーエブリシング(V2X)情報を通信するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
[0002]世界の複数の地域が、車両ベースの通信システムおよび機能性のための規格を開発している。北米で使用するために電気電子技術者協会(IEEE)および自動車技術者協会(SAE)において、または欧州で使用するために欧州電気通信標準化機構(ETSI)および欧州標準化委員会(CEN)において、規格は開発されている。IEEE802.11p規格は、専用狭域通信(DSRC)およびITS-G5通信規格の基礎である。IEEE1609は、IEEE802.11pに基づく上位層規格である。セルラビークルツーエブリシング(C-V2X)規格は、第3世代パートナーシッププロジェクトの援助の下で開発された競合規格である。これらの規格は、車両ベースのワイヤレス通信の基礎として機能し、インテリジェントハイウェイ、自律および半自律車両をサポートし、ハイウェイ輸送システムの全体的な効率および安全性を改善するために使用されてもよい。他のV2Xワイヤレステクノロジーも、世界の異なる地域で検討されている。本明細書で説明される技術は、任意のV2Xワイヤレステクノロジーに適用可能である。
【0004】
[0003]C-V2Xプロトコルは、360度の非見通し線認識(non-line-of sight awareness)と、強化された道路安全性および自律運転のためのより高いレベルの予測可能性とをともに提供する2つの送信モードを定義する。第1の送信モードは、直接C-V2Xを含み、これは、ビークルツービークル(V2V)、ビークルツーインフラストラクチャ(V2I)、およびビークルツーペデストリアン(V2P)を含み、セルラネットワークから独立した専用インテリジェント輸送システム(ITS)5.9ギガヘルツ(GHz)スペクトルにおいて拡張された通信範囲および信頼性を提供する。第2の送信モードは、第3世代ワイヤレスモバイル通信テクノロジー(3G)(例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))エボリューション(EDGE)システム、符号分割多元接続(CDMA)2000システムなど)、第4世代ワイヤレスモバイル通信テクノロジー(4G)(例えば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンストシステム、モバイルワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロ波アクセス(モバイルWiMAX)システムなど)、第5世代新無線ワイヤレスモバイル通信テクノロジー(5G NRシステムなど)などのモバイルブロードバンドシステムおよびテクノロジーにおけるビークルツーネットワーク通信(V2N)を含む。
【0005】
[0004]V2Xシステムの要素は、車両が北米における基本安全メッセージ(BSM:Basic Safety Message)または欧州における協調認識メッセージ(CAM:Cooperative Awareness Message)をブロードキャストする能力であり、他の車両は、交通安全性を改善するためにそれらを受信および処理することができる。送信車両および受信車両におけるそのようなメッセージの処理は、ビークルツーエブリシング(V2X)機能性を提供する搭載機器(本明細書では「V2X搭載機器」と呼ばれる)において行われる。
【発明の概要】
【0006】
[0005]さまざまな態様は、ネットワークノードにV2X情報を通信するための方法および当該方法を実行するように構成されたV2Xノードを含む。いくつかの態様は、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信することと、第2のサービスに関係付けられ、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された第1のサービスの識別子を含む、第2のV2Xメッセージを送信することとを含んでいてもよい。
【0007】
[0006]いくつかの態様は、V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書(signing certificate)から第1のサービスの識別子を生成することと、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することとを含んでいてもよい。いくつかの態様では、V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することは、第1のサービスの署名証明書のハッシュを生成することを含んでいてもよく、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することは、第2のサービスの署名証明書のハッシュを生成することを含んでいてもよい。いくつかの態様では、V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することは、第1のサービスの署名証明書の短縮された識別子を生成することを含んでいてもよく、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することは、第2のサービスの署名証明書の短縮された識別子を生成することを含んでいてもよい。
【0008】
[0007]いくつかの態様は、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの短縮識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信することを含んでいてもよい。いくつかの態様では、第1のV2Xメッセージは、基本安全メッセージ(basic safety message)であってもよい。いくつかの態様では、第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ(tolling message)、駐車アクセスメッセージ(parking access message)、道路状況メッセージ(road condition message)、ジオネットワーキングメッセージ(geonetworking message)、または緊急メッセージ(emergency message)のうちの1つであってもよい。
【0009】
[0008]さまざまな態様は、V2XノードからV2X情報を受信するための方法、当該方法を実行するように構成されたネットワークノードを含む。いくつかの態様は、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2XメッセージをV2Xノードから受信することと、V2Xノードから、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを受信することと、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することとを含んでいてもよい。
【0010】
[0009]いくつかの態様では、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することは、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にする、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けを生成することを含んでいてもよい。いくつかの態様では、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することは、第1のV2XメッセージからV2Xノードについての情報を取得することと、第1のV2Xメッセージからの取得されたV2Xノードについての情報を使用して、第2のサービスに関連するV2Xノードのための動作を実行することとを含んでいてもよい。いくつかの態様では、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定することと、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたと決定したことに応答して、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することとを含んでいてもよい。いくつかの例において、第1のV2Xメッセージは、基本安全メッセージであってもよい。いくつかの態様では、第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、または緊急メッセージのうちの1つであってもよい。
【0011】
[0010]さらなる態様は、メモリと、上記で要約された方法のいずれかの動作を実行するように構成されたプロセッサとを含むV2Xノードを含む。さらなる態様は、上記で要約された方法のいずれかに対応する機能を実行するためのさまざまな手段を有するV2Xノードを含んでいてもよい。さらなる態様は、V2Xノードのプロセッサに、上記で要約された方法のいずれかの対応するさまざまな動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能命令を記憶した非一時的プロセッサ読取可能記憶媒体を含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
[0011]本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、特許請求の範囲の例示的な実施形態を図示し、与えられた概略的説明と詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明する役目をする。
図1A】[0012]図1Aは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なV2Xシステムを図示するシステムブロック図である。
図1B】[0013]図1Bは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なV2X通信プロトコルスタックを図示する概念図である。
図2】[0014]図2は、さまざまな実施形態を実施するのに適したV2X搭載機器の一例のブロック図を含む、例示的な車両システムのコンポーネント図である。
図3A】[0015]図3Aは、さまざまな実施形態を実施するのに適したV2Xメッセージの例を図示する概念図である。
図3B】[0016]図3Bは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なメッセージフローを図示する概念図である。
図4】[0017]図4は、さまざまな実施形態による、ネットワークノードにV2X情報を通信するためのV2Xノードのプロセッサによって実行される方法400を図示するプロセスフロー図である。
図5】[0018]図5は、いくつかの実施形態による、V2X情報をネットワークノードに通信するための方法400の一部としてV2Xノードのプロセッサによって実行されることができる動作500を図示するプロセスフロー図である。
図6】[0019]図6は、さまざまな実施形態による、V2XノードからV2X情報を受信するためにネットワークノードのプロセッサによって実行される方法600を図示するプロセスフロー図である。
図7】[0020]図7は、いくつかの実施形態による、V2XノードからV2X情報を受信する方法600の一部としてV2Xノードのプロセッサによって実行されることができる動作700を図示するプロセスフロー図である。
図8】[0021]図8は、さまざまな実施形態との使用に適した例示的なモバイルコンピューティングデバイスを図示するコンポーネントブロック図である。
図9】[0022]図9は、さまざまな実施形態との使用に適した例示的なモバイルコンピューティングデバイスを図示するコンポーネントブロック図である。
【詳細な説明】
【0013】
[0023]さまざまな実施形態が、添付の図面を参照して詳細に説明される。可能な限り、同一の参照番号は、同一または同様の部分を指すように、図面全体を通して使用する。特定の例および実施になされる参照は、実例目的のためであり、特許請求の範囲を限定することを意図していない。
【0014】
[0024]V2X処理および通信システムは、自動車、トラック、バス、トレーラ、自律車両、ロボットシステムなど、さまざまな車両において実装されてもよい。また、ITSまたは他のV2Xシステムは、RSU、アクセスノード、およびワイヤレス中継ノードなどのいくつかの固定機器設備を含む。さまざまな実施形態は、さまざまなV2X搭載車両、固定設備、およびV2X通信インフラストラクチャを使用する他のデバイスのいずれかにおいて実施されてもよい。さらに、さまざまな実施形態は、ITS機能性とは無関係であるが、V2X能力を利用するシステム、たとえば、有料駐車場ガレージ、さまざまな商用アプリケーションのためのワイヤレス支払いシステム、救急隊などにおいて有用であるかもしれない。さまざまな実施形態のすべての実施を包含するために、「V2Xノード」という用語は、本説明および特許請求の範囲において、V2X通信機能性を実装するモバイルシステム、半モバイルシステム、または固定システムを概して指すために使用される。説明のために使用されるV2Xノードの非限定的な例は、有料道路を走行中に通行料金を支払う自動車などの車両であるが、この例および他の例への言及は、V2Xノードを記載する特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。
【0015】
[0025]V2Xノード(たとえば、車両)は、異なるサービスに関係するさまざまなV2Xメッセージを送信してもよい。例えば、V2Xノードは、V2Xノードの識別子およびV2Xノードの位置、速度、経路、近接する道路状況、近接する車両、観測された道路状況および車両挙動のような、V2Xノードについての情報を含み得る基本安全メッセージを周期的に送信してもよい。本明細書で使用される場合、「基本安全メッセージ」という用語は、北米で使用され得る基本安全メッセージ(BSM)、欧州で使用され得る協調認識メッセージ(CAM)、および他のインテリジェント輸送システム(ITS)プロトコルまたは技術規格に従って使用され得る他の同様のメッセージを含む。V2Xノードは、他のサービスに関連する他のV2Xメッセージを送信することもできる。例えば、V2Xノードは、V2Xノードの識別子ならびにV2Xノードの位置、経路、およびV2Xノードに関する他の情報を含み得る、通行料アップロードメッセージ(TUM)または同様のメッセージなど、料金徴収または通行料徴収動作に関連する情報を送信することができる。別の例として、V2Xノードは、V2Xノードの識別子と、V2Xノードのロケーション、速度、進行方向、緯度、経度、高度、およびV2Xノードについての他の情報とを含み得る、SAE J2735メッセージなどの緊急または救難メッセージを送信してもよい。別の例として、緊急応答者または緊急サービスプロバイダ(たとえば、警察、消防、救急医療技術者など)によって使用されるV2Xメッセージは、ロケーション情報、V2Xノードなどの車両の識別子などを含んでいてもよい。さまざまなV2Xメッセージの情報コンテンツは、ある程度重複するか、または冗長であってもよい。
【0016】
[0026]V2X通信システムは、典型的には帯域幅が制約されており、各々が多数のV2Xメッセージを送信する、多くの車両、ロードサイドユニット、ガントリユニット、および他のネットワーク要素を含む、多数の参加エンティティを伴ってもよい。V2Xメッセージによって搬送される情報における冗長性を低減することは、V2Xメッセージによって被る帯域幅オーバーヘッドを低減でき、各V2Xメッセージを処理することの計算オーバーヘッドを低減することができる。しかしながら、一般的なV2Xノードセキュリティ機構は、アプリケーションを互いに分離または「サンドボックス」し、アプリケーションアクティビティの異なるセットに対して送信機(例えば、V2Xノード)に別個の許可(別個に発行されたデジタル署名または別の適切なセキュリティ手段によって管理され得る)を与える。したがって、異なるサービス(たとえば、BSM、通行料、緊急サービスなど)のために構成されたメッセージを組み合わせ、両方またはすべてのメッセージをカバーするために単一のデジタル署名を適用することは些細なことではない。さらに、単一のデジタル署名を多くのV2Xメッセージに適用することは、V2Xメッセージのうちの1つを見ることを許可された任意のデバイスにV2Xメッセージのすべてのコンテンツを公開するかもしれないので、異なるサービスのために構成されたメッセージを単に組み合わせることは、プライバシーの懸念を引き起こすかもしれない。
【0017】
[0027]さまざまな実施形態は、高度道路交通システム(ITS)内のV2X情報を他のネットワーク要素に効率的に通信するための方法および機構を含み、他のネットワーク要素は、ITS(たとえば、別の車両、ロードサイドユニット(RSU)など)内または他のネットワーク(たとえば、インターネット、プライベートネットワークなど)内のネットワーク要素であってもよい。非ITSシステム内にあってもよいネットワーク要素ならびにIDSネットワーク要素を包含するために、「ネットワークノード」という用語は、本明細書では、V2Xノードがさまざまな実施形態に従ってV2Xメッセージを送信してもよいネットワーク要素を指すために使用される。したがって、「ネットワークノード」は、V2Xノードを含むがこれに限定されない、V2XノードからV2Xメッセージを受信するように構成されたネットワーク内の任意のコンピューティングデバイスであってもよい。
【0018】
[0028]さまざまな実施形態は、V2Xノード(例えば、車両のV2X搭載機器、モバイルフォン、ラップトップ、タブレット、または別の適切なコンピューティングデバイス)が、ネットワークノード(例えば、別の車両、RSU、またはガントリユニット(通行料ガントリユニットなど))と通信して、ネットワークノードによって提供される、またはネットワークノードに関連する第2のサービスのための動作の実行において、V2Xノードによって第1のサービスのために提供される情報を利用することを可能にする。
【0019】
[0029]上述のように、V2Xノードは、冗長である情報コンテンツを含み得るさまざまなV2Xメッセージを送信してもよい。例えば、料金徴収または通行料徴収システム(通行料システム)は、システムがV2Xノードに適切な料金または通行料(例えば、「レーンレベル精度」)を請求することができるように、V2Xノードの特定のレーン位置レーンを正確に決定する必要があるかもしれない。V2Xノードからの典型的な通行料メッセージは、V2Xノード識別情報、アカウント番号または他の金融情報、および位置情報、ならびにV2Xノードに関する他の情報を含むことができる。同時に、操縦を実行するV2Xノードは、操縦が安全かつ効率的に実行されることができることを保証するために、他の車両と協調するために1つ以上のV2Xメッセージを送信してもよい。さらに、すべてのV2X搭載車両は、基本安全メッセージ内の操縦情報、位置情報などの情報を日常的に共有する。
【0020】
[0030]さまざまな実施形態は、効率を改善し、V2Xメッセージを扱うために必要とされる処理および通信リンクオーバーヘッドを低減する様式で、V2Xノード情報を通信するための方法、ならびに方法を実行するように構成されたV2Xノードおよびネットワークノードを含む。いくつかの実施形態では、V2Xノード(例えば、車両のV2X搭載機器内のV2X処理デバイス)は、ネットワークノードによる受信のために、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信することができ、第2のサービスに関係付けられ、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスで使用することを可能にするように構成された第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを送信することができる。さまざまな実施形態において、他のサービスのV2Xメッセージにサービスの識別子を含めることは、受信ネットワークノードが、第1のサービスのためのV2Xノードからのメッセージと第2のサービスのためのV2Xノードからのメッセージとの間の関係付けを作成することを可能にすることができ、それによって、ネットワークノードが、第2のサービスのためのV2Xノードに代わって動作を実行する際に、第1のサービスのためのメッセージにおいてV2Xノードによって提供される情報を使用することを可能にし得る。このようにして、V2Xノードは、第1のサービスのためのV2Xメッセージ内の情報に冗長である情報を第2のサービスのためのV2Xメッセージ内に含めるのではなく、第1のサービスのための識別子を含む第2のサービスのためのV2Xメッセージを生成することができる。例えば、V2Xノードは、ノード識別情報およびV2Xノードの位置を含む基本安全メッセージを送信することができる。V2Xノードはまた、基本安全メッセージを参照する通行料メッセージを送信することができ、受信ネットワークノードが基本安全メッセージからの識別情報および/または位置情報を使用することを可能にする。
【0021】
[0031]「第1のメッセージ」および「第2のメッセージ」という用語は、各メッセージを区別するために使用され、メッセージの順序またはシーケンスを必要とすることを意図せず、2つのメッセージだけに限定することを意図しない。さらに、任意の数の「第1の」メッセージおよび任意の数の「第2の」メッセージが送信されてもよい。さらに、本明細書では一般に「第3のメッセージ」と呼ばれる追加のメッセージも、さまざまな実施形態の要素を組み込んで送信されてもよい。同様に、「第1のサービス」および「第2のサービス」という用語は、各サービスを区別するために使用される。いくつかの実施形態では、第1のサービスからの情報は、第2のサービスの動作を実行する際に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第1のサービスの情報は、第1のサービスのメッセージ内で提供されてもよい。いくつかの実施形態では、第2のサービスからの情報は、第1のサービスの動作を実行する際に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第2のサービスの情報は、第2のサービスのメッセージ中で提供されてもよい。
【0022】
[0032]いくつかの実施形態では、V2Xノードは、サービスに関係付けられた署名証明書から識別子を生成してもよい。いくつかの実施形態では、V2Xノードは、V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することができ、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することができる。このようにして、各V2Xメッセージは、安全であり、受信ネットワークノードによって検証可能である識別子を含んでいてもよい。
【0023】
[0033]いくつかの実施形態では、V2Xノードは、第1のサービスの署名証明書のハッシュを生成することによって、第1のサービスの識別子を生成してもよく、第2のサービスの署名証明書のハッシュを生成することによって、第2のサービスの識別子を生成してもよい。いくつかの実施形態では、第1のサービスおよび第2のサービスのためのメッセージ間の関係付けが確立された後、V2Xノードは、各V2Xメッセージ内のデータの量をさらに低減するために、第2のサービス内の第1のサービスのための短くされたまたは短縮された識別子を生成してもよい。いくつかの実施形態では、短縮された識別子は、完全なハッシュ識別子の最後の3バイトまたは4バイトと同じくらい小さくてもよい。いくつかの実施形態では、V2Xノードは、第1のサービスの署名証明書の短縮ハッシュ(例えば、完全ハッシュ証明書内の最後の3または4バイト)を生成してもよく、第2のサービスの署名証明書の短縮ハッシュ(例えば、完全ハッシュ証明書内の最後の3または4バイト)を生成してもよい。いくつかの実施形態では、受信ネットワークノードは、各サービスの署名証明書の短縮された識別子を、各サービスの署名証明書の完全な識別子またはより大きい識別子に関連するものとして容易に識別することができる。
【0024】
[0034]いくつかの実施形態では、V2Xノードは、同様の証明書が、しきい値半径および/またはしきい値時間期間内に別の車両またはネットワークノードによって使用されたかどうかを決定してもよい。同様の証明書がしきい値半径および/またはしきい値時間期間内に別の車両またはネットワークノードによって使用されていないと決定したことに応答して、V2Xノードは、サービスのためのメッセージ中に含まれるデータのための短縮された識別子を生成し、使用してもよい。
【0025】
[0035]いくつかの実施形態では、V2Xノードは、サービスの短縮された識別子を使用するV2Xメッセージの中でサービスの完全な識別子またはより大きい識別子を含むV2Xメッセージを散在(intersperse)させてもよい。このようにして、送信V2Xノードは、V2Xノードおよびサービスに関係付けられた署名証明書についてローカルに一義的であってもよい一方で、より大きな識別子を周期的に含み、これは、より暗号学的に安全である。たとえば、攻撃者は、通信セッション(すなわち、サービスに関係するV2Xメッセージ)を記録し、V2Xノードの署名によって署名されたV2Xメッセージを、攻撃者の証明書によって署名されたメッセージと置き換えるかもしれない。攻撃者は、短縮された識別子に基づいて使用可能な証明書を識別することが可能であるかもしれないが、より長い識別子を有する証明書を識別することは実行不可能である。このようにして、サービスのより大きい識別子を含むV2Xメッセージを散在させることは、V2X通信のセキュリティを増加させることができる。
【0026】
[0036]いくつかの実施形態において、第1のV2Xメッセージは、基本安全メッセージであってもよい。いくつかの実施形態では、第2のV2Xメッセージは、別のサービスに関連してもよい。例えば、第2のV2Xメッセージは、(例えば、料金徴収または通行料徴収システムのための)通行料メッセージ、(例えば、駐車支払いシステムのための)駐車アクセスメッセージ、道路状態メッセージ(例えば、交通、観察された車両挙動、道路損傷、氷または洪水などの危険な道路状態などについての、別の車両、RSU、またはネットワークノードへのメッセージ)、(例えば、ジオネットワーキングメッセージまたはメッセージングシステムで使用するための)ジオネットワーキングメッセージ、緊急対応者メッセージ(例えば、警察、消防、救急救命士、または他の緊急対応者システム)、または別の適切なメッセージまたはメッセージングシステムであってもよい。
【0027】
[0037]さまざまな実施形態では、ネットワークノードは、V2Xノードから、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを受信し得、V2Xノードから、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを受信し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にする、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けを生成してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、第1のV2XメッセージからV2Xノードについての情報を取得することができ、第1のV2Xメッセージからの取得されたV2Xノードについての情報を使用して第2のサービスに関連するV2Xノードのための動作を実行することができる。
【0028】
[0038]いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定してもよい。第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値期間内に受信されたと決定したことに応答して、ネットワークノードは、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することができる。このようにして、ネットワークノードは、第1のサービスのV2Xメッセージと第2のサービスのV2Xメッセージとの間の関係付けのセキュリティを向上させるとともに、もはや正確でないかもしれないデータ(例えば、移動車両の位置)の使用を回避することができる。
【0029】
[0039]このようにして、さまざまな実施形態は、効率を改善し、そのようなV2Xメッセージを扱うために必要とされる処理および通信リンクオーバーヘッドを低減するように、V2Xメッセージ中でV2X情報を通信するための方法を実行するように構成された方法、V2X処理デバイス、およびネットワーク要素を含む。
【0030】
[0040]参照を容易にするために、実施形態のうちのいくつかは、ビークルツーエブリシング(V2X)システムおよびプロトコルを使用する車両に関して本出願で説明される。しかしながら、さまざまな実施形態は、V2Xまたは車両ベースの通信規格、メッセージ、またはテクノロジーのいずれかまたはすべてを包含することを理解されたい。したがって、特許請求の範囲において明示的にそのように記載されていない限り、本出願におけるいずれも、特許請求の範囲をV2Xシステム、基本安全メッセージ(BSM)、またはV2Xメッセージに限定するものと解釈されるべきではない。加えて、本明細書で説明される実施形態は、車両内のV2X処理システムに言及してもよい。V2X処理システムが、モバイルデバイス、モバイルコンピュータ、ロードサイドユニット(RSU)、ならびに道路および車両の状態を監視し、V2X通信に参加するように装備された他のデバイスにおいて動作してもよいか、またはそれらに含まれてもよい他の実施形態が企図される。
【0031】
[0041]図1Aは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なV2Xシステム100を図示するシステムブロック図である。図1Bは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なV2X通信プロトコルスタック150を図示する概念図である。図1Aおよび図1Bを参照すると、各車両12、14、16は、他の車両の搭載機器(例えば、102、104、106)による受信および処理のために基本安全メッセージ112、114、116を周期的にブロードキャストすることを含む、V2Xメッセージを送受信するように構成されたV2X搭載機器102、104、106をそれぞれ含む。
【0032】
[0042]車両の位置、速度、方向、制動、および他の情報を共有することによって、車両は、安全な分離を維持し、潜在的な衝突を識別および回避することができる。例えば、先行車両16から基本安全メッセージ114を受信する後続車両12は、車両16の速度および位置を決定することができ、車両12が速度を一致させ、安全な分離距離20を維持することを可能にする。先行車両16がブレーキをかけるときに基本安全メッセージ114を通じて通知されることによって、後続車両12内のV2X機器102は、先行車両16が突然停止したときであっても安全な分離距離20を維持するために同時にブレーキをかけることができる。別の例として、トラック車両14内のV2X機器104は、2つの車両12、16から基本安全メッセージ112、116を受信することができ、したがって、トラック車両14が衝突を回避するために交差点で停止すべきであることを通知されてもよい。さらに、車両V2X搭載機器102、104、106のそれぞれは、さまざまな近接通信プロトコルのいずれかを使用して互いに通信することができる。
【0033】
[0043]加えて、車両は、基本安全メッセージおよび他のV2X通信に関するデータおよび情報を、通信リンク122、124、146を介して、通信ネットワーク18(たとえば、V2X、セルラ、WiFiなど)を通してさまざまなネットワーク要素132、134、136に送信することが可能であってもよい。例えば、ネットワーク要素132は、RSU、ガントリユニット(gantry unit)などに組み込まれてもよく、またはそれらと通信していてもよい。ネットワーク要素134、136は、支払い処理、道路状況監視、緊急プロバイダメッセージ処理など、車両12、14、16に関連する機能またはサービスを実行するように構成されてもよい。ネットワーク要素134、136は、支払い処理、道路状況監視、緊急プロバイダメッセージ処理、および同様のサービスに関係付けられた情報を交換するために、ワイヤードまたはワイヤレスネットワーク142、144を介して互いに通信するように構成されてもよい。
【0034】
[0044]図2は、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的な車両システム200のコンポーネント図である。図1A-2を参照すると、システム200は、車両処理システム204(例えば、テレマティクス制御ユニットまたは車載ユニット(TCU/OBU))を含む車両202を含むことができる。V2X処理デバイス202は、車載ネットワーク210、インフォテインメントシステム212、さまざまなセンサ214、さまざまなアクチュエータ216、および無線モジュール218などのさまざまなシステムおよびデバイスと通信することができる。V2X処理デバイス202はまた、さまざまな他の車両220、ロードサイドユニット222、基地局224、および他の外部デバイスと通信してもよい。車両処理システム204は、以下でさらに説明されるように、平文および暗号文を認証するための動作を実行するように構成されてもよい。
【0035】
[0045]車両処理デバイス204は、プロセッサ205と、メモリ206と、入力モジュール207と、出力モジュール208と、無線モジュール218とを含んでいてもよい。プロセッサ205は、メモリ206(すなわち、非一時的記憶媒体)に結合されてもよく、本明細書で説明するさまざまな実施形態による方法の動作を実行するために、メモリ206に記憶されたプロセッサ実行可能命令で構成されてもよい。また、プロセッサ205は、車載ディスプレイを制御してもよい出力モジュール208と、車両センサからの情報ならびにドライバ入力を受信するための入力モジュール207とに結合されてもよい。
【0036】
[0046]車両処理システム204は、別の車両220、ロードサイドユニット222、および基地局224または別の適切なネットワークアクセスポイントなど、1つ以上のITS局と通信するように構成された無線モジュール218に結合されたV2Xアンテナ219を含んでいてもよい。さまざまな実施形態では、V2X処理デバイス202は、車載ネットワーク210、インフォテインメントシステム212、さまざまなセンサ214、さまざまなアクチュエータ216、および無線モジュール218などの複数の情報源から情報を受信してもよい。V2X処理デバイス202は、複数の情報源210-218のうちの1つ、V2X処理デバイス202上で実行されているアプリケーションもしくはサービス、または車両の別のシステムなど、車両のシステムにおける誤動作状態を検出することができる。
【0037】
[0047]車載ネットワークの例は、コントローラエリアネットワーク(CAN)、ローカル相互接続ネットワーク(LIN)、FlexRayプロトコルを使用するネットワーク、メディアオリエンテッドシステムトランスポート(Media Oriented Systems Transport(MOST))ネットワーク、および自動車イーサネット(登録商標)ネットワークを含む。車両センサの例は、(全地球的航法衛星システム(GNSS)システムなどの)位置決定システム、カメラ、レーダ、ライダ、超音波センサ、赤外線センサ、ならびに他の適切なセンサデバイスおよびシステムを含む。車両アクチュエータの例には、ステアリング、ブレーキ、エンジン動作、ライト、方向信号などのためのさまざまな物理制御システムが含まれる。
【0038】
[0048]図3Aは、さまざまな実施形態を実施するのに適したV2Xメッセージ300の例を図示する概念図である。図3Bは、さまざまな実施形態を実施するのに適した例示的なメッセージフロー350を図示する概念図である。図1-3Bを参照すると、V2Xメッセージ300およびメッセージフロー350は、V2Xノード(例えば、車両12、14、16、220)の車両処理システム(例えば、204)およびネットワークノード(例えば、車両12、14、16、202のうちの別の車両、RSU132、ネットワーク要素134、136)のプロセッサによって実施されてもよい。
【0039】
[0049]第1のV2Xメッセージ302は、第1のサービスに関係するペイロード(たとえば、データまたは情報)および/またはメタデータ304などの情報を含み得る。第1のV2Xメッセージ302は、第1のサービスに関係付けられた1つ以上の証明書306を含み得る。第1のV2Xメッセージ302はまた、第2のサービスの識別子308を含み得る。第1のV2Xメッセージ302は、第1のサービスのための署名証明書310を含み得る。第1のV2Xメッセージ302は、デジタル署名を含むか、またはデジタル署名に関係付けられ得る(すなわち、第1のV2Xメッセージ302はデジタル署名されてもよい)。いくつかの実施形態では、第1のV2Xメッセージ302は、基本安全メッセージであってもよい。
【0040】
[0050]第2のV2Xメッセージ320は、第2のサービスに関係するペイロード(たとえば、データまたは情報)および/またはメタデータ322などの情報を含み得る。第2のV2Xメッセージ320は、第2のサービスに関係付けられた1つ以上の証明書324と、第1のサービスのための署名証明書328とを含み得る。第2のV2Xメッセージ320はまた、第1のサービスの識別子326を含み得る。第2のV2Xメッセージ320は、デジタル署名を含むか、またはデジタル署名に関係付けられ得る(すなわち、第2のV2Xメッセージ320はデジタル署名されてもよい)。
【0041】
[0051]図3Bを参照すると、(たとえば、V2Xノードによって送られ得る)メッセージフロー350は、V2Xメッセージ352-366を含み得る。第1のサービスおよび第2のサービスのそれぞれのためのV2Xメッセージは、他のサービスの識別子を含み得る。たとえば、第1のサービスのV2Xメッセージ352は、第2のサービスのより長い識別子を含み得、第2のサービスのV2Xメッセージ354は、第1のサービスのより長い識別子を含み得る。他のV2Xサービスのための識別子を各V2Xメッセージに含めることは、受信デバイス(たとえば、ネットワークノード)が、2つのサービスおよび/または2つのサービスからのメッセージをV2Xノードに関係付けることを可能にし得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けを生成し得る。そのような関係付けは、ネットワークノードが、V2Xノードのための第2のサービスの動作を実行する際に第1のV2Xメッセージからの情報を使用することを可能にし得る。
【0042】
[0052]V2Xメッセージ356および358など、V2Xメッセージ352および354の後に送信/受信されるV2Xメッセージは、他のサービスの短縮された識別子を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、他のサービスの識別子は、他のサービスの証明書であってもよく、またはそれを含んでもよい。いくつかの実施形態では、より長い識別子は、他のサービスの証明書のフルサイズのハッシュであってもよい。いくつかの実施形態では、短縮された識別子は、他のサービスの証明書の短縮ハッシュであってもよい。いくつかの実施形態では、短縮された識別子は、より長い識別子を一意的に識別するのに十分な情報を含むことができる。例えば、証明書の短縮ハッシュは、証明書の完全長またはフルサイズのハッシュを一意的に識別するのに十分な情報(例えば、十分な長さの文字列であってもよい)を含んでいてもよい。
【0043】
[0053]いくつかの実施形態では、V2Xノードは、サービスの短縮された識別子を使用するV2Xメッセージの中でサービスの完全な識別子またはより大きい識別子を含むV2Xメッセージを散在させることができる。たとえば、V2Xメッセージ360、362、および366は、第1のサービスの短縮された識別子を含み、V2Xメッセージ362と366との間に散在するV2Xメッセージ364は、第1のサービスのより長い識別子を含み得る。さまざまな実施形態において、より大きな識別子は、短縮された識別子よりも暗号的に安全である。このようにして、V2Xノードは、より長い識別子を周期的に含めることによって攻撃者を阻止するのに十分なレベルのセキュリティを維持しながら、V2Xノード通信リンクを通して送信されるデータの全体的な量またはボリュームを低減することができる。
【0044】
[0054]図4は、さまざまな実施形態による、ネットワークノードにV2X情報を通信するためのV2Xノードのプロセッサによって実行される方法400を図示するプロセスフロー図である。図1-4を参照すると、方法400の動作は、V2Xノード(たとえば、12、14、16、202)中のV2X処理デバイスによって実行され得る。
【0045】
[0055]ブロック402において、V2X処理デバイスは、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信し得る。たとえば、V2X処理デバイスは、第2のサービスの識別子を含む基本安全メッセージを送信することができる。いくつかの実施形態では、第2のサービスは、通行料徴収サービス、駐車アクセスサービス、道路状況監視サービス、ジオネットワーキングサービス、または緊急対応サービスを含み得る。ブロック402の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106、車両処理システム204、プロセッサ205、無線モジュール218、およびアンテナ219を含み得る。
【0046】
[0056]ブロック404において、V2X処理デバイスは、第2のサービスに関係付けられ、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にするように構成された第1のサービスの識別子を含む、第2のV2Xメッセージを送信し得る。たとえば、第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、または緊急応答者メッセージであってもよい。第2のV2Xメッセージは、第1のサービス(すなわち、基本安全メッセージサービス)の識別子を含み得る。さまざまな実施形態では、第2のサービスの識別子を第1のV2Xメッセージに含め、第1のサービスの識別子を第2のV2Xメッセージに含めることは、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報(たとえば、基本安全メッセージ)を第2のサービスとともに使用することを可能にし得る。ブロック404の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106、車両処理システム204、プロセッサ205、無線モジュール218、およびアンテナ219を含み得る。
【0047】
[0057]上述したように、V2X処理デバイスは、方法400において、任意の数の第1のV2Xメッセージと任意の数の第2のV2Xメッセージとを送信し得る。さらに、いくつかの実施形態では、V2X処理デバイスは、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの短縮された識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信することができる。
【0048】
[0058]図5は、さまざまな実施形態による、V2X情報をネットワークノードに通信するための方法400の一部としてV2Xノードのプロセッサによって実行されてもよい動作500を図示するプロセスフロー図である。図1-5を参照すると、動作500の動作は、V2Xノード(たとえば、12、14、16、202)中のV2X処理デバイスによって実行されてもよい。
【0049】
[0059]ブロック502において、V2X処理デバイスは、V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成し得る。いくつかの実施形態では、V2X処理デバイスは、第1のサービスの署名証明書のハッシュを生成することによって、第1のサービスの識別子を生成し得る。いくつかの実施形態では、V2X処理デバイスは、第1のサービスの署名証明書の短縮ハッシュを生成することによって、第1のサービスの識別子を生成し得る。ブロック502の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106と、車両処理システム204と、プロセッサ205とを含み得る。
【0050】
[0060]ブロック504において、V2X処理デバイスは、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成し得る。いくつかの実施形態では、V2X処理デバイスは、第2のサービスの署名証明書のハッシュを生成することによって、第2の第1のサービス(second first service)の識別子を生成し得る。いくつかの実施形態では、V2X処理デバイスは、第2のサービスの署名証明書の短縮ハッシュを生成することによって、第2のサービスの識別子を生成し得る。ブロック504の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106と、車両処理システム204と、プロセッサ205とを含み得る。
【0051】
[0061]ブロック504の動作に続いて、V2X処理デバイスは、説明したように、方法400のブロック402の動作を実行することに進んでもよい。
【0052】
[0062]図6は、さまざまな実施形態による、V2XノードからV2X情報を受信するためにネットワークノードのプロセッサによって実行される方法600を示すプロセスフロー図である。図1-6を参照すると、方法600の動作は、ネットワークノード(たとえば、12、14、16、132、134、136、220、222、224)内の処理デバイス(V2X処理デバイスであってもよい)によって実行されてもよい。
【0053】
[0063]ブロック602において、処理デバイスは、V2Xノードから、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを受信し得る。ブロック602の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106、車両処理システム204、プロセッサ205、無線モジュール218、およびアンテナ219を含み得る。
【0054】
[0064]ブロック604において、処理デバイスは、V2Xノードから、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを受信し得る。ブロック604の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106、車両処理システム204、プロセッサ205、無線モジュール218、およびアンテナ219を含み得る。
【0055】
[0065]ブロック606において、処理デバイスは、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用し得る。いくつかの実施形態では、処理デバイスは、第1のV2XメッセージからV2Xノードについての情報を取得し得、第1のV2Xメッセージから取得されたV2Xノードについての情報を使用して、第2のサービスに関連するV2Xノードのための動作を実行し得る。いくつかの実施形態では、処理デバイスは、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にする、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けを生成し得る。ブロック602の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106と、車両処理システム204とを含み得る。
【0056】
[0066]図7は、さまざまな実施形態による、V2XノードからV2X情報を受信する方法600の一部としてV2Xノードのプロセッサによって実行されてもよい動作700を図示するプロセスフロー図である。図1-7を参照すると、動作700の動作は、ネットワークノード(たとえば、12、14、16、132、134、136、220、222、224)内の処理デバイス(V2X処理デバイスであってもよい)によって実行されてもよい。
【0057】
[0067]ブロック604(図6)の動作を実行した後、処理デバイスは、決定ブロック710において、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定し得る。いくつかの実施形態では、処理デバイスは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージが互いからしきい値時間期間内に受信されたかどうかを決定してもよい。決定ブロック710の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106と、車両処理システム204と、プロセッサ205とを含み得る。
【0058】
[0068]第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されなかったと決定したこと(すなわち、決定ブロック710=「No」)に応答して、処理デバイスは、ブロック712において、V2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用しない。いくつかの実施形態では、プロセッサは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されなかったと決定したことに応答して、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けの生成を止めてもよい。決定ブロック712の動作を実行するための手段は、V2X搭載機器102、104、106と、車両処理システム204と、プロセッサ205とを含み得る。
【0059】
[0069]第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージがしきい値時間期間内に受信されたと決定したこと(すなわち、決定ブロック710=「Yes」)に応答して、処理デバイスは、説明したように、方法600(図6)のブロック606の動作を実行し得る。
【0060】
[0070]図8は、さまざまな実施形態との使用に適した例示的なモバイルコンピューティングデバイス800を図示する概念ブロック図である。図1-8を参照すると、さまざまな実施形態が、搭載機器ならびに例示的なモバイルコンピューティングデバイス800を含むモバイルコンピューティングデバイスを含む多種多様なコンピューティングシステムにおいて実施されてもよい。モバイルコンピューティングデバイス800は、タッチスクリーンコントローラ804と内部メモリ806とに結合されたプロセッサ802を含んでいてもよい。プロセッサ802は、汎用または専用の処理タスクのために指定された1つ以上のマルチコア集積回路であってもよい。内部メモリ806は、揮発性または不揮発性メモリであってもよく、セキュアなおよび/または暗号化されたメモリ、またはセキュアではないおよび/または暗号化されていないメモリ、またはこれらの任意の組合せでもあってもよい。活用されることができるメモリタイプの例は、DDR、LPDDR、GDDR、WIDEIO、RAM、SRAM、DRAM、P-RAM、R-RAM、M-RAM、STT-RAM、および埋込み型DRAMを含むが、これらに限定されない。タッチスクリーンコントローラ804およびプロセッサ802はまた、抵抗感知タッチスクリーン、容量感知タッチスクリーン、赤外線感知タッチスクリーン、等のような、タッチスクリーンパネル812に結合されてもよい。加えて、モバイルコンピューティングデバイス800のディスプレイは、タッチスクリーン能力を有する必要はない。
【0061】
[0071]モバイルコンピューティングデバイス800は、互いにおよび/またはプロセッサ802に結合された、通信を送信および受信するための、1つ以上の無線信号トランシーバ808(たとえば、Peanut、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、Wi-Fi、RF無線)とアンテナ810とを有してもよい。トランシーバ808およびアンテナ810は、さまざまなワイヤレス送信プロトコルスタックおよびインターフェースを実装するために、上述の回路とともに使用されてもよい。モバイルコンピューティングデバイス800は、セルラネットワークを介した通信を可能にし、またプロセッサに結合されたセルラネットワークワイヤレスモデムチップ816を含んでいてもよい。
【0062】
[0072]モバイルコンピューティングデバイス800は、プロセッサ802に結合された周辺デバイス接続インターフェース818を含んでいてもよい。周辺デバイス接続インターフェース818は、1つのタイプの接続を受け入れるように単独で構成されてもよく、または、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FireWire、Thunderbolt、またはPCIeなどの、共通または独自のさまざまなタイプの物理的接続および通信接続を受け入れるように構成されてもよい。周辺デバイス接続インターフェース818はまた、同様に構成された周辺デバイス接続ポート(図示せず)にも結合されてもよい。
【0063】
[0073]モバイルコンピューティングデバイス800はまた、オーディオ出力を提供するためのスピーカ814も含んでいてもよい。モバイルコンピューティングデバイス800はまた、ここで説明されたコンポーネントの全てまたはいくつかを収容するための、プラスチック、金属、または材料の組合せから構成されたハウジング820を含んでいてもよい。当業者であれば、ハウジング820が、搭載された実施形態における車両のダッシュボードコンソールであってもよいことを認識するであろう。モバイルコンピューティングデバイス800は、使い捨てバッテリまたは再充電可能バッテリのような、プロセッサ802に結合された電源822を含んでいてもよい。再充電可能バッテリはまた、モバイルコンピューティングデバイス800の外部にある電源から充電電流を受け取るための周辺デバイス接続ポートにも結合されてもよい。モバイルコンピューティングデバイス800はまた、ユーザ入力を受信するための物理ボタン824も含んでいてもよい。モバイルコンピューティングデバイス800はまた、モバイルコンピューティングデバイス800をオンおよびオフにするための電源ボタン826を含んでいてもよい。
【0064】
[0074]図9は、さまざまな実施形態との使用に適した例示的なモバイルコンピューティングデバイス900を図示する概念ブロック図である。図1-9を参照すると、さまざまな実施形態は、ラップトップコンピュータとして図示されている例示的なモバイルコンピューティングデバイス900を含む多種多様なコンピューティングシステムにおいて実施されてもよい。モバイルコンピューティングデバイス900は、コンピュータのポインティングデバイスとしての役割をするタッチパッドのタッチ表面917を含み、よって、上述され、タッチスクリーンディスプレイを装備したコンピューティングデバイス上で実施されるものと同様の、ドラッグ、スクロール、およびフリックのジェスチャを受信してもよい。モバイルコンピューティングデバイス900は典型的に、揮発性メモリ912に結合されたプロセッサ902、およびフラッシュメモリのディスクドライブ913のような、大容量の不揮発性メモリを含む。追加的に、モバイルコンピューティングデバイス900は、ワイヤレスデータリンクに接続されてもよい電磁放射を送信および受信するための1つ以上のアンテナ908および/またはプロセッサ902に結合されたセルラ電話トランシーバ916を有してもよい。モバイルコンピューティングデバイス900はまた、プロセッサ902に結合されたフロッピー(登録商標)ディスクドライブ914およびコンパクトディスク(CD)ドライブ915も含んでいてもよい。ノートブック構成において、コンピュータのハウジングは、プロセッサ902に全て結合されたタッチパッド917、キーボード918、およびディスプレイ919を含む。コンピューティングデバイスの他の構成は、周知であるように、(例えば、USB入力を介して)プロセッサに結合されたコンピュータマウスまたはトラックボールを含んでいてもよく、それはまた、さまざまな態様と併せて使用されてもよい。
【0065】
[0075]実施例が以下の段落で説明される。以下の実施例のうちのいくつかは、例示的な方法に関して説明しているが、さらなる例示的な実施は、搭載機器、モバイルデバイスユニット、モバイルコンピューティングユニット、または固定ロードサイドユニット)、ネットワークノード、またはプロセッサ実行可能命令により、以下の実施例の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサを含む、コンピューティングデバイスであってもよい、V2X処理デバイスによって実施される以下の段落において説明される例示的な方法と、V2X処理デバイス、ネットワークノード処理デバイス、または以下の実施例の方法の機能を実行するための手段を含むネットワークコンピューティングノード処理デバイスによって実施される以下の段落で説明される例示的な方法と、V2X処理デバイスのプロセッサ、ネットワーク処理デバイス、またはネットワークコンピューティングノード処理デバイスに、以下の実施例の方法の操作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能命令を記憶した非一時的プロセッサ読取可能記憶媒体して実施されてもよい以下の段落で説明される例示的な方法とを含んでいてもよい。
【0066】
[0076] [例1]V2X情報をネットワークノードに通信するためのビークルツーエブリシング(V2X)ノードのプロセッサによって実行される方法であって、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2Xメッセージを送信することと、第2のサービスに関係付けられ、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスと共に使用することを可能にするように構成された第1のサービスの識別子を含む第2のV2Xメッセージを送信することとを含む、方法。
【0067】
[0077] [例2]V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することと、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することとをさらに含む、例1に記載の方法。
【0068】
[0078] [例3]V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することは、第1のサービスの署名証明書のハッシュを生成することを含み、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することは、第2のサービスの署名証明書のハッシュを生成することを含む、例2に記載の方法。
【0069】
[0079] [例4]V2Xノードに関係付けられた第1のサービスの署名証明書から第1のサービスの識別子を生成することは、第1のサービスの署名証明書の短縮された識別子を生成することを含み、V2Xノードに関係付けられた第2のサービスの署名証明書から第2のサービスの識別子を生成することは、第2のサービスの署名証明書の短縮された識別子を生成することを含む、例2または3のいずれかに記載の方法。
【0070】
[0080] [例5]第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの短縮された識別子を含む第3のV2Xメッセージを送信することをさらに含む、例2-4のいずれかに記載の方法。
【0071】
[0081] [例6]第1のV2Xメッセージは基本安全メッセージである、例1-5のいずれかに記載の方法。
【0072】
[0082] [例7]第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、例1-6のいずれかに記載の方法。
【0073】
[0083] [例8]ビークルツーエブリシング(V2X)情報をV2Xノードから受信するためにネットワークノードのプロセッサによって実行される方法であって、第1のサービスに関係付けられ、第2のサービスの識別子を含む第1のV2XメッセージをV2Xノードから受信することと、第2のサービスに関係付けられ、第1のサービスの識別子を含む第2のV2XメッセージをV2Xノードから受信することと、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することと、を含む方法。
【0074】
[0084] [例9]第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することは、ネットワークノードが第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスとともに使用することを可能にする、V2Xノード、第1のサービス、および第2のサービスの関係付けを生成することを含む、例8に記載の方法。
【0075】
[0085] [例10]第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスと共に使用することは、第1のV2XメッセージからV2Xノードについての情報を取得することと、第1のV2Xメッセージからの取得されたV2Xノードについての情報を使用して、第2のサービスに関連するV2Xノードのための動作を実行することと、を含む、例8または9のいずれかに記載の方法。
【0076】
[0086] [例11]第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスと共に使用することは、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージが閾値期間内に受信されたかどうかを決定することと、第1のV2Xメッセージおよび第2のV2Xメッセージが閾値期間内に受信されたと決定したことに応答して、第1のV2Xメッセージからの情報を第2のサービスと共に使用することとを含む、例8-10のいずれかに記載の方法。
【0077】
[0087] [例12]第1のV2Xメッセージは基本安全メッセージである、例8-11のいずれかに記載の方法。
【0078】
[0088] [例13]第2のV2Xメッセージは、通行料メッセージ、駐車アクセスメッセージ、道路状況メッセージ、ジオネットワーキングメッセージ、または緊急メッセージのうちの1つである、例8-12のいずれかに記載の方法。
【0079】
[0089]前述の方法の説明およびプロセスフロー図は、単に、例示的な例として提供されており、さまざまな実施形態の動作が提示された順序で実行されなければならないことを必要とするまたは意味することを意図していない。当業者によって理解されるように、前述の実施形態における動作の順序は、任意の順序で実行してもよい。「その後に(thereafter)」、「その後(then)」、「次に(next)」などの用語は、動作の順序を限定することを意図したものではなく、これらの用語は、単に、方法の説明を通じて読者をガイドするために使用される。さらに、例えば、「a」、「an」または「the」という冠詞を使用した、単数形の請求項の要素への任意の参照は、その要素を単数形に限定するものとして解釈されるべきではない。
【0080】
[0090]本明細書に開示された実施形態に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム動作は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実施されてもよい。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に図示するために、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、および動作が、概してそれらの機能性の観点から上記に説明されてきた。このような機能性が、ハードウェアとして実施されるか、ソフトウェアとして実施されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。熟練者は、各特定のアプリケーションに対して変化する方法で、説明した機能性を実現するかもしれないが、このようなインプリメンテーションの決定は、特許請求の範囲から逸脱をもたらすと解釈すべきでない。
【0081】
[0091]本明細書に開示されている態様に関係して説明されたさまざまな例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するように使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(TCUASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせで実施または実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替において、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成、として実装されてもよい。代替として、いくつかの動作または方法は、所定の機能に特有の回路によって実行されてもよい。
【0082】
[0092] 1つ以上の実施形態において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実施されてもよい。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、非一時的なコンピュータ読取可能媒体または非一時的なプロセッサ読取可能媒体上で、1つ以上の命令またはコードとして記憶されてもよい。本明細書に開示された方法またはアルゴリズムの動作は、非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体またはプロセッサ読取可能記憶媒体上に存在してもよいプロセッサ実行可能なソフトウェアモジュールにおいて具現化されてもよい。非一時的コンピュータ読取可能なまたはプロセッサ読取可能記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされてもよい任意の記憶媒体であってもよい。限定でなく例として、そのような非一時的コンピュータ読取可能媒体またはプロセッサ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、FLASH(登録商標)メモリ、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用されてもよく、かつコンピュータによってアクセスされてもよい他の任意の媒体を含んでいてもよい。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disks)は、通常データを磁気的に再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せはまた、非一時的なコンピュータ読取可能媒体およびプロセッサ読取可能媒体の範囲内に含まれる。追加的に、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、非一時的なプロセッサ読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体上で、コードおよび/または命令の1つあるいは任意の組合せあるいはセットとして存在してもよい。
【0083】
[0093]開示された実施形態の上記の説明は、いかなる当業者であっても、特許請求の範囲を製造または使用することを可能にするように提供される。これらの実施形態へのさまざまな修正は当業者に容易に明らかであり、ここで規定した一般的な原理は、特許請求の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用することができる。したがって、本発明は、ここで示した実施形態に限定されることを意図しているものではなく、以下の特許請求の範囲およびここで開示した原理と新しい特徴に一致した最も広い範囲に一致させるべきである。
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】