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特表2024-510454トラッカーアセンブリのための軸受アセンブリ並びにその製造及び使用方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-07
(54)【発明の名称】トラッカーアセンブリのための軸受アセンブリ並びにその製造及び使用方法
(51)【国際特許分類】
   F16C 17/10 20060101AFI20240229BHJP
   F16C 33/20 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
F16C17/10
F16C33/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555779
(86)(22)【出願日】2022-04-15
(85)【翻訳文提出日】2023-09-12
(86)【国際出願番号】 US2022071734
(87)【国際公開番号】W WO2022221868
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】202141017660
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Saint-Gobain Performance Plastics, Corporation
【住所又は居所原語表記】31500 Solon Road Solon, 44139 OH USA
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サシダラン,アキレサン
(72)【発明者】
【氏名】バラタワージ,ニルマル
(72)【発明者】
【氏名】ヴィッパルティ,ヴィヴェク
(72)【発明者】
【氏名】ナイク,マルティ
(72)【発明者】
【氏名】クマール,カルティク
【テーマコード(参考)】
3J011
【Fターム(参考)】
3J011AA03
3J011AA20
3J011BA02
3J011BA10
3J011DA01
3J011KA08
3J011MA02
3J011SA05
3J011SA06
3J011SB02
3J011SB03
3J011SB04
3J011SB05
3J011SC01
3J011SC12
3J011SC14
3J011SC20
3J011SD04
3J011SE02
3J011SE06
(57)【要約】
【解決手段】 レールと、レールを支持するように適合されたハウジングとを含む発電構造体の軸受アセンブリであって、ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、レールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを含み、低摩擦材料は、レールの外面と調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、調整可能ハウジング部分は、レールの少なくとも一部を支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【選択図】図1A

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電構造体の軸受アセンブリであって、
レールに固定され、前記レールと共に回転可能なアダプタと、
前記アダプタ及び前記レールを支持するように適合されたハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、前記アダプタ及び前記レールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを含み、低摩擦材料は、アダプタの外面と前記調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、前記調整可能ハウジング部分は、前記アダプタ及び前記レールの少なくとも一部を前記支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【請求項2】
発電構造体の軸受アセンブリであって、
レールと、
前記レールを支持するように適合されたハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、レールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを含み、低摩擦材料は、レールの外面と前記調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、前記調整可能ハウジング部分は、前記レールの少なくとも一部を前記支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【請求項3】
発電構造体の軸受アセンブリであって、
アダプタと、
支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分及び前記アダプタに取り付けられた調整可能ハウジング部分を含むハウジングとを含み、低摩擦材料は、アダプタの外面と前記調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、前記調整可能ハウジング部分は、少なくとも-60°かつ+60°以下の角度αで、前記アダプタの少なくとも一部を前記支持ビームの中心軸との位置合わせから調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【請求項4】
前記アダプタが、レールに係合するための内面を有し、前記内面は、非円形の断面形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項5】
前記レールの外面が、非円形の断面形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項6】
前記アダプタの前記内面の前記非円形断面が、前記レールの前記外面の前記非円形断面と相補的であり、それにより、前記2つの構成要素を固定する、請求項5に記載の軸受アセンブリ。
【請求項7】
前記調整可能ハウジング部分が、前記アダプタの周りのクランプとして機能するように適合された第1のハウジング部材及び第2のハウジング部材を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項8】
前記低摩擦材料が、前記アダプタの外面に固定される、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項9】
前記低摩擦材料が、前記調整可能ハウジング部分の内面に固定される、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項10】
前記低摩擦材料が材料ストリップを含み、前記アダプタの外面が前記材料ストリップを収容するように適合された溝を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項11】
前記低摩擦材料が、前記アダプタの形状に従って予備成形されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項12】
前記低摩擦材料が、フルオロポリマーを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項13】
前記固定ハウジング部分を前記調整可能ハウジング部分に回転可能に締結するための締結具を更に備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項14】
前記固定ハウジング部分を前記支持ビームに締結するためのビーム締結具を更に備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【請求項15】
前記固定ハウジング部分が、枠付きフードを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の軸受アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の開示は、再生可能エネルギー構造における例示的な用途を有するトラッカーアセンブリのための軸受アセンブリに関する。
【0002】
トラッキングアセンブリは、典型的には、レーダ、ライトシェルフ、アンテナ、ソーラーパネル、自動車、及び連続回転運動を必要とする他の用途において使用される。業界で使用されるトラッカーアセンブリの1つの一般的な例は、再生可能エネルギー源アセンブリとともに使用するためのソーラートラッカーである。ソーラートラッカーは、従来、ソーラーパネルを搭載するための搭載手段を含む。ソーラートラッカーの搭載手段は、太陽の位置を反映して効率を最大にするように、ソーラーパネルの向きを変えるように設計されている。更に、トラッキングアセンブリを搭載するための表面の起伏に対応するための地面の準備は、ソーラーパネルの効率を最大化する際の入念で費用のかかるステップのままである。したがって、再生可能エネルギー源及びトラッカーアセンブリを取り巻く業界が成熟し続けるにつれて、発電を確実にする役割を果たす構成要素の改善が、効率を改善し、より低い保守を提供し、展開可能性を増加させ、設置コストを低下させるために要求されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本開示は、添付の図面を参照することによって、より良く理解され、その多数の特徴及び利点が当業者に明らかにされ得る。
【0004】
図1A図1Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリを含む発電構造体の側面図を含む。
図1B図1Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリを含む発電構造体の正面図を含む。
図2A図2Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための軸受アセンブリの側面図を含む。
図2B図2Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための軸受アセンブリの側面図を含む。
図2C図2Cは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の正面斜視図を含む。
図2D図2Dは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の上部切断図を含む。
図2E図2Eは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の断面図を含む。
図3A図3Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのためのアダプタの側面図を含む。
図3B図3Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための、半径方向におけるレールの周りのアダプタの第1のアダプタ部材の断面図を含む。
図4図4は、一実施形態による軸受を形成する方法を含む。
図5A図5Aは、一実施形態による軸受の一実施形態の断面図を含む。
図5B図5Bは、一実施形態による軸受の一実施形態の断面図を含む。
図5C図5Cは、一実施形態による軸受の一実施形態の断面図を含む。
図5D図5Dは、一実施形態による軸受の一実施形態の断面図を含む。
【0005】
異なる図面における同じ参照符号の使用は、同様の又は同一の項目を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図面と組み合わせた以下の説明は、本明細書に開示される教示の理解を補助するために提供される。以下の考察は、教示の特定の実施態様及び実施形態に焦点を当てている。この焦点は、教示を説明するのを助けるために提供されており、教示の範囲又は適用性に関する限定として解釈されるべきではない。しかしながら、本出願に開示される教示に基づいて他の実施形態を使用することができる。
【0007】
「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」 という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるものではないが、明示的に列挙されていない他の特徴、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する記載がない限り、「又は(or)」は、包含的なorを指し、排他的なorを指すのではない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)、Bが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)、Bが真である(又は存在する)、及び、AとBとの両方が真である(又は存在する)。
【0008】
また、「a」又は「an」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、1つ、少なくとも1つ、又は単数形が複数形も含むものとして、又はその逆として理解されるべきである。例えば、単一の実施形態が本明細書に記載されている場合、単一の実施形態の代わりに2つ以上の実施形態を使用することができる。同様に、2つ以上の実施形態が本明細書に記載されている場合、単一の実施形態を2つ以上の実施形態に置き換えることができる。
【0009】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。材料、方法、及び実施例は、例解的であるに過ぎず、限定的であることを意図しない。本明細書に記載されていない範囲で、特定の材料及び処理行為に関する多くの詳細は従来通りであり、軸受及び軸受アセンブリの技術分野における教科書及び他の情報源に見出すことができる。
【0010】
図1Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリを含む発電構造体の側面図を含む。特に、トラッキングアセンブリ100は、ソーラーパワーを利用し、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換するのに特に好適であり得る。図示のように、トラッキングアセンブリ100は、構造体100をその場所に固定するために地面に直接取り付けることができる基礎107を含むベース103を含むことができる。更に図示されるように、ベース103は、基礎107に直接接続され、構造100の他の構成要素の支持及び接続のために基礎107から上方に延びる支持ビーム108を含むことができる。更に図示されるように、ベース103は、基礎107に取り付けられた電力端子109を含むことができ、これは、構造100の部分を移動させるために使用されるモータにエネルギーを供給することができる。支持ビーム108が延びる電力端子109を介してトラッキングアセンブリ104の高さを調節する能力もまた、本明細書で検討される。
【0011】
発電構造体100は、ベース103に取り付けられ、特に支持ビーム108に直接取り付けられ、軸受アセンブリ115に動作可能に接続されたレール118を移動させるように構成された軸受アセンブリ115を含むトラッカーアセンブリ104を更に含むことができる。本明細書で説明される軸受アセンブリ115は、少なくとも2つの構成要素間の可動界面を指してもよく、構成要素のうちの一方は、他方の構成要素に対して移動するように設計される。移動のタイプは、単純平行移動(1つの軸に沿った)、複合平行移動(2つ以上の軸に沿った)、単純回転(1つの軸を中心とする)、複合回転(2つ以上の軸を中心とする)、及びそれらの組み合わせを含むことができる。トラッカーアセンブリ104は、軸受アセンブリ115及びレール118の移動を補助するモータを含み得る駆動機構116を更に含むことができる。特に、駆動機構116は、パネル101が太陽からのエネルギーの放射ビームの効率的な収集及び/又は方向付けのために空の太陽の位置に従うことができるように、レール118の位置、したがってレール118に取り付けられ得る光起電力(ソーラー)パネル101の位置を変化させるようにプログラムされ得る。理解されるように、レール118の移動は、構造100の部分、特に、支持構造102を介してレール118に取り付けられたパネル101の移動を容易にすることができる。例えば、レール118は、回転軸の周りでパネル101を回転可能に支持するように適合されてもよい。図示のように、構造100は、単一のベース103に取り付けられたパネル101のアレイを含むことができる。一実施形態によれば、パネル101は、太陽の放射エネルギーを電力に変換するように構成されたソーラーパネルなどのエネルギー変換構造であり得る。別の実施形態では、物品のパネル101は、太陽の放射エネルギーをソーラーパネルなどの近くのエネルギー変換構造に向け直すように設計された鏡などの反射体であり得る。
【0012】
図示されていないが、構造100は、基礎107に対する支持ビーム108の回転のために、基礎107と支持ビーム108との間などに他の軸受アセンブリを含むことができる。更に、他のエネルギー変換構造が、軸受アセンブリ115、特に軸受アセンブリ115内の本明細書に開示される構成要素を利用することができることが理解されるであろう。例えば、別の好適なエネルギー変換構造は、風力タービンを含むことができ、風力タービンは、中心構造から延びる複数のプロペラ(又は羽根)を含んでもよく、タービンは、電力の生成のために回転することを可能にされなければならず、したがって、構造内の軸受アセンブリにおいて本明細書に開示される構成要素を利用してもよい。
【0013】
図1Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリを含む発電構造体の正面図を含む。図1Bに示すように、発電構造体100は、発電構造体100を支持するための複数の支持ビーム108、108’、108’’を含んでもよい。各支持ビーム108、108’、108’’は、発電構造体100が配置される地上地形によって係留、固定、又は他の方法で支持され得る。図1Bに示すように、いくつかの実施形態では、地上地形が起伏している場合があり、以下で更に詳細に説明するように、レールを調整してトラッカーアセンブリ104を移動させるために、支持ビーム108、108’、108’’を更に調整する必要がある。
【0014】
図2Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための軸受アセンブリの側面図を含む。トラッキングアセンブリ204の軸受アセンブリ215は、支持ビーム208上に配置され、駆動機構216に動作可能に接続されて動作され得る。トラッキングアセンブリ204の軸受アセンブリ215は、回転軸3000の下方に向けられたレール218を支持するように構成されたアダプタ217を含むことができる。アダプタ217は、以下で更に詳細に説明するように、レール218の一部を少なくとも部分的に取り囲む第1のアダプタ部材222及び第2のアダプタ部材224を含んでもよい。図2Aに示すように、レール218の外面219は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、非円形断面を有してもよい。いくつかの実施形態では、レール218の外面219は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、多角形断面を有してもよい。図示のように、レール218の外面219は、正方形の断面を有してもよいが、本明細書では、三角形、五角形、六角形、又は他の多角形の断面が検討される。更に、いくつかの実施形態では、レール218の外面219は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、楕円形、半円形、又は非円形である他の断面を有してもよい。更に図2Aに示すように、アダプタ217の内面221は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、非円形断面を有してもよい。いくつかの実施形態では、アダプタ217の内面221は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、多角形断面を有してもよい。図示のように、アダプタ217の内面221は、正方形の断面を有してもよいが、本明細書では、三角形、五角形、六角形、又は他の断面が検討される。更に、アダプタ217の内面221は、回転軸3000に垂直な断面で見たときに、楕円形、半円形、又は非円形である他の断面を有してもよい。アダプタの内面221は、レール218の外面219と相補的であってもよく、したがって、それらは互いに相補的であり、一般に、レール218及びアダプタ217を固定又は結合してもよく、したがって、それらは、回転軸3000の周りで単一の対の構成要素として回転可能である。言い換えれば、レール218及びアダプタ217は、それらの対になった表面により、固定され、回転軸3000の周りで一緒に回転可能であり得る。いくつかの実施形態では、アダプタ217は、アダプタ217に対して軸方向にレール218の摺動を容易にするのに好適な、例えば軸受部材を含む、レール218の移動を容易にすることができる二次構成要素(図示せず)を更に含むことができる。
【0015】
更に図2Aを参照すると、トラッキングアセンブリ204の軸受アセンブリ215は、ハウジング250を更に含んでもよい。ハウジング250は、アダプタ217及びレール218を支持するように適合されてもよい。図2Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための軸受アセンブリの側面図を含む。本明細書のトラッキングアセンブリ及び/又は軸受アセンブリの実施形態によれば、図2Bに示すように、アダプタ217が含まれなくてもよく、レール218がハウジング250によって直接支持されてもよいことが検討され、組み込まれる。そのような場合、レール218は、ハウジング250の形状と結合する回転軸3000に垂直な断面で見たときに、円形、楕円形、半円形、又は非円形である他の断面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ハウジング250は、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254を有してもよく、これらは、レール218及びアダプタ217が回転軸3000に対して半径方向に互いから離れて移動することができないように、これらを少なくとも部分的に一緒に固定するために使用されてもよい。アダプタ217及び/又はレール218は、回転軸3000の周りでハウジング250に対して回転するように構成され得る。第1のハウジング部材252は、外面253及び内面255を有し得る。第2のハウジング部材254は、外面257及び内面259を有し得る。ハウジングの第1のハウジング部材252の内面255及び第2のハウジング部材254の内面259は、2つの部品を一緒に結合する機械的界面を介して互いに接触又は連続していてもよい。この機械的界面は、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254を一緒に固定するために、少なくとも1つの締結具256で固定されてもよい。締結具256は、ナット、ボルト、軸受、バテン、バックル、クリップ、フランジ、フロッグ、グロメット、フックアンドアイ、ラッチ、ペグ、釘、リベット、さねはぎ、ねじアンカー、スナップ締結具、ステッチ、ねじ締結具、タイ、トグルボルト、ウェッジアンカーのうちの少なくとも1つを含んでもよく、又は異なる方法で取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、締結具256は、以下でより詳細に説明される低摩擦材料を含んでもよい。図示の実施形態では、締結具256は、ねじ259の挿入のために位置合わせされるハウジング部材内の穴258を含んでもよく、それによってアダプタ217を台座208に締め付ける。このようにして、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254は、アダプタ217の周りのクランプとして機能してもよい。
【0016】
図2Cは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の正面斜視図を含む。図2Dは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の上部切断図を含む。図2Eは、一実施形態による軸受アセンブリの一実施形態の断面図を含む。軸受アセンブリ215は、アダプタ217、ハウジング250、レール、支持ビーム、及び/又は(低摩擦)材料ストリップを含むがこれらに限定されない、図2Aにおいて上に列挙した構成要素(及びその特徴)のいずれかを含んでもよい。図2C図2Eを参照すると、ハウジング250は、固定ハウジング部分250A及び調整可能ハウジング部分250Bを有してもよい。固定部分250Aは、中心軸2000に沿ってトラッカーアセンブリ(図示せず)内のレールに係留、固定、又は他の方法で取り付けられてもよい。軸受アセンブリ215は、固定ハウジング部分250A及び支持ビームを固定するための少なくとも1つの締結具259を含むことができる。締結具259は、ナット、ボルト、軸受、バテン、バックル、クリップ、フランジ、フロッグ、グロメット、フックアンドアイ、ラッチ、ペグ、釘、リベット、さねはぎ、ねじアンカー、スナップ締結具、ステッチ、ねじ締結具、タイ、トグルボルト、ウェッジアンカーのうちの少なくとも1つを含んでもよく、又は異なる方法で取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、締結具256は、以下でより詳細に説明される低摩擦材料を含んでもよい。図示の実施形態では、支持ビームは、締結具259の挿入のために位置合わせされる穴を含んでもよく、それによって固定ハウジング部分250Aを支持ビームに締め付ける。多数の実施形態では、固定ハウジング部分250Aは、支持ビームと一体であってもよく、又は支持ビームと一様であってもよい。多数の実施形態では、固定ハウジング部分250Aは、支持フード260を含んでもよい。支持フード260は、多角形、楕円形(oval)、楕円形(ellispsis)、半円形、又は円形を含む、任意の断面形状を含んでもよい。
【0017】
図2C図2Eに示すように、調整可能ハウジング部分250Bは、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254を有してもよく、これらは、レール(図示せず)及びアダプタ217が回転軸3000に対して半径方向に互いから離れて移動することができないように、これらを少なくとも部分的に一緒に固定するために使用されてもよい。第1のハウジング部材252は、外面253及び内面255を有し得る。第1のハウジング部材252は、軸受/低摩擦材料(図示せず)及びアダプタ217を収容するように意図された半円形部分252aを有してもよい。第1のハウジング部材252は、取付部分252bを有してもよい。第2のハウジング部材254は、外面257及び内面259を有し得る。第2のハウジング部材254は、軸受(図示せず)及びアダプタ217を収容するように意図された半円形部分254aを有してもよい。第1のハウジング部材252の内面255は、上述したようにそれに固定された材料ストリップ及び/又は低摩擦材料を含んでもよい。第2のハウジング部材254の内面259は、上述したようにそれに固定された材料ストリップ及び/又は低摩擦材料を含んでもよい。更に、上述したように、アダプタ217の外面は、上述したようにそれに固定された材料ストリップ及び/又は低摩擦材料を含んでもよい。第2のハウジング部材254は、取付部分254bを有してもよい。ハウジングの第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254は、それらのそれぞれの半円形部分252a、254aを使用してアダプタ217(及びレール)の周りで2つの部品を一緒に結合する機械的界面を介して互いに接触又は連続していてもよい。図2C図2Eに示すように、この機械的界面は、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254の取付部分252b、254bを含んでもよく、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254を一緒に固定するために少なくとも1つの締結具256で固定されてもよい。締結具256は、ナット、ボルト、バテン、バックル、クリップ、フランジ、フロッグ、グロメット、フックアンドアイ、ラッチ、ペグ、釘、リベット、さねはぎ、ねじアンカー、スナップ締結具、ステッチ、ねじ締結具、タイ、トグルボルト、ウェッジアンカーのうちの少なくとも1つを含んでもよく、又は異なる方法で取り付けられ得る。図示の実施形態では、第1のハウジング部材252及び第2のハウジング部材254の取付部分252b、254bは、締結具256の挿入のために位置合わせされるハウジング部材内の穴258を含んでもよく、それによってアダプタ217を調整可能ハウジング部分250Bに締め付ける。
【0018】
締結具256は、固定ハウジング部分250Aに対する調整可能ハウジング部分250Bの回転を可能にすることができる。このようにして、図2C図2Eの軸受アセンブリは、調整可能ハウジング部分250Bが、支持ビーム及び取り付けられた固定ハウジング部分250Aの中心軸2000との位置合わせから外れてアダプタ(及びレール)の位置を調整することを可能にし得る。調整可能ハウジング部分250Bは、アダプタ(及びレール)が、締結具256を通して上向き若しくは下向きにピッチ若しくは揺動することを可能にし、及び/又はその回転を可能にし得る。図2Eに最もよく示すように、調整可能ハウジング部分250Bは、少なくとも-60°かつ+60°以下の角度αで、支持ビームの中心軸との位置合わせから外れてアダプタの少なくとも一部を調節することが可能であり得る。これは、上述したように、アダプタが起伏のある地形にわたって位置合わせすることを可能にする重力を説明し得る。このようにして、調整可能ハウジング部分250Bは、支持ビーム及び固定ハウジング部分250Aの中心軸2000との位置合わせから外れてアダプタ217及びレールの少なくとも一部を自動位置合わせ調整することが可能であり得る。
【0019】
図3A図3Bは、本明細書の実施形態によるトラッキングアセンブリのためのアダプタの図を含む。図3Aは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのためのアダプタの側面図を含む。図3Bは、一実施形態によるトラッキングアセンブリのための、半径方向におけるレールの周りのアダプタの第1のアダプタ部材の断面図を含む。上述したように、アダプタ317は、第1のアダプタ部材322と、それに結合された第2のアダプタ部材324とを含んでもよい。第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324はそれぞれ、外面(323、325)を含んでもよい。第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324の外面323、325はそれぞれ、アダプタ317の外側部分のための円形構造を形成するように、弧状構造を含んでもよい。第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324の各々は、互いに向かい合い、第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324の各々の外面323、325から軸方向に延びる一対の側部(326、328、327、329)を含んでもよい。一対の側部(326、328、327、329)は、アダプタ317の第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324の各々の外面323、325の一部である周溝330、332を形成してもよい。多数の実施形態では、材料ストリップ370、372は、第1のアダプタ部材322及び/又は第2のアダプタ部材324の外面323、325に対して搭載又は配置されてもよい。材料ストリップ370、372は、第1のアダプタ部材322及び/又は第2のアダプタ部材324の周溝330、332内に置かれてもよい。一実施形態では、複数の材料ストリップ370、372が、第1のアダプタ部材322及び第2のアダプタ部材324の周溝330、332内に置かれてもよい。図3Bに最もよく示すように、アダプタ317は、トラッカーアセンブリ304内のレール318の半径方向外側に置かれ得る第1のアダプタ部材322を有し得る。アダプタ317及び/又は第1のアダプタ部材322は、第1のアダプタ部材322の側部(326、238)の厚さに切り込まれたスリット(331、333)を更に含んでもよい。第2のアダプタ部材324はまた、対応するスリットを含んでもよい。スリットは、材料ストリップ(複数可)をアダプタ317に機械的に固定するために、材料ストリップを収容するために使用されてもよい。材料ストリップは、周溝330、332の内側のアダプタ317の第1のアダプタ部材322又は第2のアダプタ部材324のうちの少なくとも1つの外面323、325に付着するように、スリットを通して摺動することによって搭載されてもよい。
【0020】
図2Aに示すように、第1のハウジング部材252の内面255及び第2のハウジング部材254の内面259は、第1のアダプタ部材及び/又は第2のアダプタ部材の外面との界面を形成してもよく、又はそれに密接に隣接してもよい。図3A図3Bに示すように、材料ストリップ370、372は、第1のハウジング部材の内面又は第2のハウジング部材の内面のうちの少なくとも1つと、第1のアダプタ部材322又は第2のアダプタ部材324の外面323、325との間に置かれてもよい。例えば、図3Bに最もよく示すように、ストリップ370は、第1のアダプタ部材322の溝330内に置かれてもよく、一方、第1のハウジング部材の内面は、溝330内でストリップ370の上に重なるような大きさであってもよい。材料ストリップ370、372は、以下で更に詳細に説明するように、低摩擦材料を含んでもよい。ハウジングの内面とアダプタ317の外面323、325との間の界面における材料ストリップ370、372の低摩擦材料は、所望のスリップ界面を提供することによって、ハウジングに対するアダプタ317(及び固定レール)の移動若しくはスリップ、又はその逆を可能にすることができる。このようにして、低摩擦材料は、第1のハウジング部材252の内面255又は第2のハウジング部材254の内面259と、第1のアダプタ部材322及び/又は第2のアダプタ部材324の外面323、325との間の界面に存在してもよい。図3A図3Bに示す実施形態では、低摩擦材料を含む材料ストリップ370、372は、アダプタ317の第1のアダプタ部材322又は第2のアダプタ部材324のうちの少なくとも1つの外面323、325に固定されてもよい。例えば、これは、上述したように、アダプタ317の第1のアダプタ部材322内のスリット(331、333)を用いて、第1のアダプタ部材322の溝330内に材料ストリップ370を固定することによって行われてもよい。別の実施形態では、以下で更に詳細に説明するように、材料ストリップ370、370は、アダプタ317の形状に従って予備成形されてもよい。例えば、材料ストリップ370は、側部326、328に対して第1のアダプタ部材322の溝330内に0隙間嵌めを提供するようなサイズにされ、第1のアダプタ部材322に成形されるか、又は接着剤で取り付けられ得る。
【0021】
その中の実施形態では、アダプタ、レール、ハウジング、又は本明細書で言及される任意の構成要素(又はその任意の構成要素)は、少なくとも部分的に金属を含んでもよい。特定の実施形態によれば、金属は、鉄、銅、チタン、スズ、アルミニウム、それらの合金を含んでもよく、又は別の種類の金属であってもよい。多数の実施形態では、アダプタ、レール、ハウジング、又は本明細書で言及される任意の構成要素(又はその任意の構成要素)は、ポリマーを含んでもよい。一実施形態では、アダプタ、レール、及び/又はハウジング(又はその任意の構成要素)は、プラスチックポリマーから作製されてもよい。プラスチックポリマーは、ポリケトン、ポリアラミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアミドイミド、超高分子量ポリエチレン、フルオロポリマー、ポリベンズイミダゾール、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリスルホン、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、液晶ポリマー(LCP)、又はそれらの任意の組み合わせを含む群から選択されてもよい。プラスチックポリマーは、熱可塑性ポリマー又は熱硬化性ポリマーであってもよい。その中の実施形態では、アダプタ、レール、及び/又はハウジング(又はその任意の構成要素)はまた、ガラス充填剤、シリカ、粘土マイカ、カオリン、又は他の合成充填剤を含んでもよい。その中の実施形態では、アダプタ、レール、及び/又はハウジング(又はその任意の構成要素)は、面取り、旋削、リーマ加工、鍛造、押出、成形、焼結、圧延、又は鋳造、射出成形、又は3D印刷のうちの少なくとも1つによって構築されてもよい。本明細書の実施形態のアダプタ、レール、ハウジング、又は本明細書で言及される任意の構成要素(又はその任意の構成要素)は、特定の材料、材料の厚さ、構成要素の寸法、並びに特定の機械的特性(例えば、剛性)、及び業界で所望される化学的不活性を含む、特徴の1つ以上の組み合わせを利用することができる。
【0022】
上述したように、多数の実施形態では、材料ストリップは、アダプタ(第1のアダプタ部材及び/又は第2のアダプタ部材)の外面に対して搭載、付着、又は他の方法で配置されてもよい。更に、上述したように、多数の実施形態では、材料ストリップは、ハウジング(第1のハウジング部材及び/又は第2のハウジング部材)の内面に対して搭載、付着、又は他の方法で配置されてもよい。説明のために、図4は、材料ストリップを形成するための形成プロセス410を示す図を含む。形成プロセス410は、低摩擦材料を含む材料を提供する第1のステップ412を含んでもよい。所望により、形成プロセス410は、基板を低摩擦材料に対して置いて材料ストリップを形成する第2のステップ414を更に含んでもよい。
【0023】
図5Aは、図4に示される形成プロセス410の第1のステップ412を使用して形成され得る材料ストリップ5000の図を含む。多数の実施形態では、材料ストリップ5000は、低摩擦層504を含んでもよい。多数の実施形態では、低摩擦層504は、低摩擦材料を含み得る。低摩擦材料は、例えば、ポリケトン、ポリアラミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアミドイミド、超高分子量ポリエチレン、フルオロポリマー、ポリベンズイミダゾール、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリスルホン、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、液晶ポリマー(LCP)、又はそれらの任意の組み合わせなどのポリマーを含んでもよい。一実施例では、低摩擦層504は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケトンエーテルケトン、それらの誘導体、又はそれらの組み合わせなどのポリケトンを含む。更なる実施例では、低摩擦層504は、超高分子量ポリエチレンを含んでもよい。別の実施例では、低摩擦層504は、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、及びフッ化ビニリデンのターポリマー(THV)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、又はエチレンクロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)を含むフルオロポリマーを含んでもよい。低摩擦層504は、熱可塑性ポリマー又は熱硬化性ポリマーであってもよい。低摩擦層504は、リチウム石鹸、黒鉛、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、ポリテトラフルオロエチレン、窒化炭素、炭化タングステン、若しくはダイヤモンド状炭素、金属(アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、白金、チタン、タングステン、鉄、青銅、鋼、ばね鋼、ステンレス鋼など)、金属合金(列挙された金属を含む)、陽極酸化金属(列挙された金属を含む)、又はそれらの任意の組み合わせを含む固体ベースの材料を含んでもよい。特定の実施形態によれば、フルオロポリマーが使用されてもよい。一実施形態では、低摩擦層504は、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドを含んでもよく、低摩擦材料は、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッド内に埋め込まれ、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドを含浸する。織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドは、アルミニウム、鋼、ステンレス鋼、青銅などの金属又は金属合金を含み得る。あるいは、織物メッシュは、低摩擦材料から作製された織物ポリマーメッシュであり得る。
【0024】
多数の実施形態では、低摩擦層504は、ガラス繊維、炭素繊維、シリコン、PEEK、芳香族ポリエステル、炭素粒子、青銅、フルオロポリマー、熱可塑性充填剤、酸化アルミニウム、ポリアミドイミド(PAI)、PPS、ポリフェニレンスルホン(PPSO2)、LCP、芳香族ポリエステル、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、黒鉛、グラフェン(grapheme)、膨張黒鉛、窒化ホウ素、タルク、フッ化カルシウム、又はそれらの任意の組み合わせを含む充填剤を更に含んでもよい。更に、充填剤は、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、フッ化カルシウム、窒化ホウ素、マイカ、ウォラストナイト、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコニア、カーボンブラック、顔料、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。充填剤は、ビーズ、繊維、粉末、メッシュ、又はそれらの任意の組み合わせの形態であり得る。充填剤は、低摩擦層の総重量に基づいて少なくとも10重量%、例えば少なくとも15重量%、20重量%、25重量%、又は更には30重量%であってもよい。
【0025】
図5Bは、図4に示される形成プロセス410の第1のステップ612を使用して形成され得る材料ストリップ5000の代替である材料ストリップ5001の別の実施形態の図を含む。説明のために、図4Bは、材料ストリップ5001の層ごとの構成を示す。材料ストリップ5001は、基板519を含んでもよい。一実施形態では、基板519は、少なくとも部分的に金属を含み得る。特定の実施形態によれば、金属は、鉄、銅、チタン、スズ、アルミニウム、それらの合金を含んでもよく、又は別の種類の金属であってもよい。より具体的には、基板519は、ステンレス鋼、炭素鋼、又はばね鋼などの鋼を少なくとも部分的に含み得る。例えば、基板519は、301ステンレス鋼を少なくとも部分的に含み得る。301ステンレス鋼は、焼きなまし、1/4硬、1/2硬、3/4硬、又は完全硬であってもよい。更に、鋼は、クロム、ニッケル、又はそれらの組み合わせを含むステンレス鋼を含み得る。一実施形態では、基板519は、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドを含んでもよい。織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドは、アルミニウム、鋼、ステンレス鋼、青銅などの金属又は金属合金を含み得る。あるいは、織物メッシュは、織物ポリマーメッシュであり得る。別の実施形態では、基板519はメッシュ又はグリッドを含まなくてもよい。更に、基板519は、≧350、例えば≧375、≧400、≧425、又は≧450であり得るビッカースピラミッドナンバー硬度VPNを含み得る。VPNはまた、≦500、≦475、又は≦450であり得る。VPNはまた、本明細書に記載されるVPN値のいずれかを含む、それらの値間の範囲内であり得る。別の態様では、基板519は、その耐食性を高めるように処理され得る。特に、基板519は不動態化され得る。例えば、基板519は、ASTM規格A967に従って不動態化され得る。基板519は、面取り、旋削、リーマ加工、鍛造、押出、成形、焼結、圧延、又は鋳造のうちの少なくとも1つによって形成されてもよい。
【0026】
更に図5Bを参照すると、多数の実施形態では、材料ストリップ5001は、基板519(及び基板519に結合された、又は基板519を覆う低摩擦層504)を含んでもよい。より特定の実施形態では、材料ストリップ5001は、基板519と、基板519を覆う複数の1つの低摩擦層(a plurality of one low friction layers)504と、を含んでもよい。特定の実施形態では、低摩擦層504は、別の構成要素の別の表面との界面を形成するように、基板519の表面に結合され得る。低摩擦層504は、基板519の半径方向内側表面に結合され得る。あるいは、低摩擦層504は、基板519の半径方向外側表面に結合され得る。別の代替実施形態では、基板519は、固体構成要素、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドとして、低摩擦層504内に埋め込まれ、低摩擦層504を含浸させてもよい。一実施形態では、基板519は、低摩擦層504によって少なくとも部分的に封入されてもよい。すなわち、低摩擦層504は、基板519の少なくとも一部分を覆ってもよい。
【0027】
図5Cは、図4に示される形成プロセス410の第1のステップ412の材料ストリップに形成され得る、材料ストリップ5000、5001の代替である材料ストリップ5002の代替実施形態の図を含む。説明のために、図5Cは、材料ストリップの材料ストリップ5002の層ごとの構成を示す。この特定の実施形態によれば、材料ストリップ5002は、この材料ストリップ5002が、低摩擦層504を基板519及び低摩擦層504に結合し得る少なくとも1つの接着層521も含み得ることを除いて、図5Bの材料ストリップ5001と同様であってもよい。別の代替実施形態では、基板519は、固体構成要素、織物メッシュ又はエキスパンドメタルグリッドとして、低摩擦層504と基板519との間に含まれる少なくとも1つの接着層521の間に埋め込まれてもよい。
【0028】
接着層521は、限定するものではないが、フルオロポリマー、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル/ポリアミドコポリマー、エチレン酢酸ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ETFEコポリマー、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、又はそれらの任意の組み合わせを含む、リング技術に一般的な任意の既知の接着材料を含んでもよい。加えて、接着剤は、-C=O、-C-O-R、-COH、-COOH、-COOR、-CF=CF-OR、又はそれらの任意の組み合わせから選択される少なくとも1つの官能基を含み得、式中、Rは、1~20個の炭素原子を含有する環状又は直鎖状有機基である。加えて、接着剤はコポリマーを含み得る。
【0029】
炭素充填剤、炭素繊維、炭素粒子、黒鉛、青銅、アルミニウム、並びに他の金属及びそれらの合金などの金属充填剤、金属酸化物充填剤、金属コーティング炭素充填剤、金属コーティングポリマー充填剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの充填剤粒子(官能性及び/又は非官能性)が接着層521に添加されてもよい。
【0030】
一実施形態では、ホットメルト接着剤は、250℃以下、例えば220℃以下の溶融温度を有し得る。別の実施形態では、接着剤は、200℃超、例えば220℃超で分解し得る。更なる実施形態では、ホットメルト接着剤の溶融温度は、250℃超、又は更には300℃超であり得る。
【0031】
図5Dは、図4に示される形成プロセス410の第1のステップ412の材料ストリップに形成され得る、材料ストリップ5000、5001、5002の代替である材料ストリップ5003の代替実施形態の図を含む。説明のために、図5Dは、材料ストリップ5003の層ごとの構成を示す。この特定の実施形態によれば、材料ストリップ5003は、この材料ストリップ5003が、少なくとも1つの腐食防止層514、505、及び518と、基板519及び低摩擦層504に結合し得る接着促進剤層527及びエポキシ層529を含み得る耐食性コーティング525と、を含み得ることを除いて、図5Cの材料ストリップ5002と同様であってもよい。
【0032】
基板519は、処理前に材料ストリップ5003の腐食を防止するために、腐食防止材料を含む腐食防止層514及び505でコーティングされてもよい。加えて、層514の上に腐食防止層518が適用され得る。層514及び505は、亜鉛、鉄、マンガン、若しくはそれらの任意の組み合わせのリン酸塩を含む腐食防止材料、又はナノセラミック層を含み得る。更に、層514及び505は、機能性シラン、ナノスケールシラン系プライマー、加水分解シラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水系シランプライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化表面、市販の亜鉛(機械的/ガルバニック)若しくは亜鉛ニッケルコーティング、又はそれらの任意の組み合わせを含む腐食防止材料を含み得る。層518は、官能性シラン、ナノスケールシラン系プライマー、加水分解シラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水系シランプライマーを含み得る。腐食防止層514、505、及び518は、処理中に除去又は保持され得る。
【0033】
上述したように、材料ストリップ5003は、耐食性コーティング525を更に含んでもよい。耐食性コーティング525は、接着促進剤層527及びエポキシ層529を含み得る。接着促進剤層527は、亜鉛、鉄、マンガン、スズ、若しくはそれらの任意の組み合わせのリン酸塩を含む腐食防止材料、又はナノセラミック層を含み得る。接着促進剤層527は、機能性シラン、ナノスケールシラン系層、加水分解シラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水系シランプライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化表面、市販の亜鉛(機械的/ガルバニック)若しくは亜鉛ニッケルコーティング、又はそれらの任意の組み合わせを含む腐食防止材料を含み得る。接着促進剤層527は、スプレーコーティング、e-コーティング、ディップスピンコーティング、静電コーティング、フローコーティング、ロールコーティング、ナイフコーティング、コイルコーティングなどによって適用され得る。
【0034】
エポキシ層529は、熱硬化エポキシ、UV硬化エポキシ、IR硬化エポキシ、電子ビーム硬化エポキシ、放射線硬化エポキシ、又は空気硬化エポキシを含む腐食防止材料であり得る。更に、エポキシ層529は、ポリグリシジルエーテル、ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA、ビスフェノールF、オキシラン、オキサシクロプロパン、エチレンオキシド、1,2-エポキシプロパン、2-メチルオキシラン、9,10-エポキシ-9,10-ジヒドロアントラセン、又はそれらの任意の組み合わせを含む腐食防止材料を含み得る。エポキシ層529は硬化剤を更に含み得る。硬化剤としては、アミン、酸無水物、フェノールノボラック硬化剤、例えばフェノールノボラックポリ[N-(4-ヒドロキシフェニル)マレイミド](PHPMI)、レゾールフェノールホルムアルデヒド、脂肪族アミン化合物、ポリカルボン酸無水物、ポリアクリレート、イソシアネート、カプセル化ポリイソシアネート、三フッ化ホウ素アミン錯体、クロムなどのクロム系硬化剤、ポリアミド、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一般に、酸無水物は、式R-C=O-O-C=O-R’(式中、Rは、上記のようなCであり得る)に従うことができる。アミンとしては、モノエチルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどの脂肪族アミン、脂環式アミン、環状脂肪族アミン、シクロ脂肪族アミンなどの芳香族アミン、アミドアミン、ポリアミド、ジシアンジアミド、イミダゾール誘導体など、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一般に、アミンは、式RN(式中、Rは上記のようなCであり得る)に従う第一級アミン、第二級アミン、又は第三級アミンであり得る。一実施形態では、エポキシ層529は、炭素充填剤、炭素繊維、炭素粒子、黒鉛、青銅、アルミニウム、並びに他の金属及びそれらの合金などの金属充填剤、金属酸化物充填剤、金属コーティング炭素充填剤、金属コーティングポリマー充填剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの、導電性を改善するための充填剤を含み得る。導電性充填剤は、電流がエポキシコーティングを通過することを可能にすることができ、導電性充填剤を含まない材料ストリップと比較して、材料ストリップの導電率を増加させることができる。一実施形態では、エポキシ層529は、スプレーコーティング、e-コーティング、ディップスピンコーティング、静電コーティング、フローコーティング、ロールコーティング、ナイフコーティング、コイルコーティングなどによって適用され得る。更に、エポキシ層529は、熱硬化、UV硬化、IR硬化、電子ビーム硬化、照射硬化、又はそれらの任意の組み合わせなどによって硬化され得る。好ましくは、硬化は、低摩擦層504、接着層521、基板519、又は接着促進剤層527のいずれかの破壊温度を超えて構成要素の温度を上昇させることなく達成され得る。したがって、エポキシは、約250℃未満、更には約200℃未満で硬化され得る。
【0035】
一実施形態では、図4のステップ412の下で、図5A図5Dに関して上述したように、材料ストリップ5000、5001、5002、5003上の層のいずれも、それぞれロール内に配置され、そこから剥離されて、圧力下で、高温で(熱間又は冷間プレス又は圧延)、接着剤によって、又はそれらの任意の組み合わせによって一緒に接合され得る。上述したように、材料ストリップ5000、5001、5002、5003上の層のいずれも、少なくとも部分的に互いに重なり合うように一緒に積層されてもよい。上述のように、材料ストリップ5000、5001、5002、5003上の層のいずれも、例えば、物理的若しくは蒸着、噴霧、めっき、粉末コーティングなどのコーティング技術を使用して、又は他の化学的若しくは電気化学的技術を通して、一緒に適用されてもよい。特定の実施形態では、低摩擦層504は、例えば押出コーティングを含むロールツーロールコーティングプロセスによって塗布されてもよい。低摩擦層504は、溶融状態又は半溶融状態に加熱され、スロットダイを通して基板519の主表面上に押し出されてもよい。一実施形態では、材料ストリップ5000、5001、5002、5003は、単一の材料の一体型ストリップであってもよい。
【0036】
他の実施形態では、図4のステップ412の下で、図5A図5Dに関して上述したように、材料ストリップ5000、5001、5002、5003上の層のいずれも、例えば、物理的若しくは蒸着、噴霧、めっき、粉末コーティングなどのコーティング技術によって、又は他の化学的若しくは電気化学的技術を通して適用されてもよい。特定の実施形態では、低摩擦層504は、例えば押出コーティングを含むロールツーロールコーティングプロセスによって塗布されてもよい。低摩擦層504は、溶融状態又は半溶融状態に加熱され、スロットダイを通して基板519の主表面上に押し出されてもよい。別の実施形態では、低摩擦層504は、鋳造又は成形されてもよい。
【0037】
一実施形態では、低摩擦層504又は任意の層が、溶融接着層521を使用して基板519に接着されて、積層体を形成し得る。一実施形態では、材料ストリップ5000、5001、5002、5003上の介在層又は突出層のいずれも、積層体を形成してもよい。積層体は、材料ストリップに形成され得るストリップ又はブランクに切断され得る。積層体の切断は、スタンプ、プレス、パンチ、鋸の使用を含んでもよく、又は異なる方法で機械加工されてもよい。次いで、材料ストリップは、スタンプ、プレス、パンチ、鋸、圧延、フランジ加工、深絞りによって形成されてもよく、又は上述したように、アダプタ又はハウジングの形状に適合するように異なる方法で機械加工されてもよい。特定の実施形態では、材料ストリップ5000は、アダプタ又はハウジングの一方に直接成形されてもよい。別の実施形態では、材料ストリップ5000は、構成要素上の層としてアダプタ又はハウジングに成形されてもよく、図5Bと同様の層状構造をもたらす。更に別の実施形態では、材料ストリップ5000は、間に接着層を有する構成要素上の層としてアダプタ又はハウジングに接着剤で付着されてもよく、図5Cと同様の層状構造をもたらす。別の実施形態では、材料ストリップ5003は、全体としてアダプタ又はハウジングに付着されてもよい。半完成材料ストリップを成形した後、半完成材料ストリップは、形成及び成形プロセスで使用された任意の潤滑剤及び油を除去するために洗浄されてもよい。洗浄は、溶媒を用いた化学的洗浄及び/又は超音波洗浄などの機械的洗浄を含んでもよい。
【0038】
本明細書の実施形態のトラッカーアセンブリの軸受アセンブリは、トラッカーアセンブリの従来の軸受アセンブリよりも改善された動作及び特性を示すことができる。例えば、一実施形態では、本明細書の実施形態の軸受アセンブリは、腐食及び風化に対する改善された耐性を示す。更に、本明細書の実施形態の軸受アセンブリは、材料ストリップにより改善されたスティックスリップ性能特性を示し、これは従来の軸受部材よりも改善されている。更に、ハウジングは、アダプタ及びレールを揺動させることを可能にすることができ、地面/土地の起伏又は位置ずれを補償することができる複数の軸受アセンブリ及び/又はトラッカーアセンブリ間の軸方向位置ずれの補償を可能にする。したがって、本明細書の実施形態のトラッカーアセンブリの軸受アセンブリは、効率を改善し、より低い保守を提供し、設置コストを低下させ、したがって、トラッカーアセンブリ及び/又は再生可能エネルギー構造の潜在的な展開を増加させ得る。
【0039】
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これらの態様及び実施形態のいくつかを以下に記載する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例解的であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従うことができる。
【0040】
実施形態1:発電構造体の軸受アセンブリであって、レールに固定され、レールと共に回転可能なアダプタと、アダプタ及びレールを支持するように適合されたハウジングと、を備え、ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、アダプタ及びレールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを備え、低摩擦材料は、アダプタの外面と調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、調整可能ハウジング部分は、アダプタ及びレールの少なくとも一部を支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【0041】
実施形態2:発電構造体の軸受アセンブリであって、レールに固定され、レールと共に回転可能なアダプタと、アダプタ及びレールを支持するように適合されたハウジングと、を備え、ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、アダプタ及びレールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを備え、低摩擦材料は、アダプタの外面と調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、調整可能ハウジング部分は、アダプタ及びレールの少なくとも一部を支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【0042】
実施形態3:発電構造体の軸受アセンブリであって、アダプタと、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分及びアダプタに取り付けられた調整可能ハウジング部分を含むハウジングとを備え、低摩擦材料は、アダプタの外面と調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、調整可能ハウジング部分は、少なくとも-60°かつ+60°以下の角度αで、アダプタの少なくとも一部を支持ビームの中心軸との位置合わせから調整することが可能である、軸受アセンブリ。
【0043】
実施形態4:発電構造体のトラッカーアセンブリであって、中心軸を有する支持ビームと、回転軸の周りで回転するように適合されたレールと、支持ビーム及びレールに動作可能に取り付けられた軸受アセンブリであって、レールに固定され、レールと共に回転可能なアダプタと、アダプタ及びレールを支持するように適合されたハウジングと、を含む軸受アセンブリと、を備え、ハウジングは、支持ビームに取り付けられた固定ハウジング部分と、アダプタ及びレールに取り付けられた調整可能ハウジング部分とを備え、低摩擦材料は、アダプタの外面と調整可能ハウジング部分の内面との間の界面に存在し、調整可能ハウジング部分は、アダプタ及びレールの少なくとも一部を支持ビームの中心軸との位置合わせから自動位置合わせ調整することが可能である、トラッカーアセンブリ。
【0044】
実施形態5:アダプタが、レールに係合するための内面を有し、内面は、非円形の断面形状を有する、実施形態1~4のいずれか1つに記載のアセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0045】
実施形態6:レールの外面が、非円形の断面形状を有する、実施形態1~5のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0046】
実施形態7:アダプタの内面の非円形断面が、レールの外面の非円形断面と相補的であり、それにより、2つの構成要素を固定する、実施形態6に記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0047】
実施形態8:調整可能ハウジング部分が、アダプタの周りのクランプとして機能するように適合された第1のハウジング部材及び第2のハウジング部材を備える、実施形態1~7のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0048】
実施形態9:低摩擦材料が、アダプタの外面に固定される、実施形態1~8のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0049】
実施形態10:低摩擦材料が、調整可能ハウジング部分の内面に固定される、実施形態1~9のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0050】
実施形態11:低摩擦材料が材料ストリップを含み、アダプタの外面が材料ストリップを収容するように適合された溝を含む、実施形態1~10のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0051】
実施形態12:低摩擦材料が、アダプタの形状に従って予備成形される、実施形態1~11のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0052】
実施形態13:低摩擦材料が、熱可塑性ポリマーを含む、実施形態1~12のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0053】
実施形態14:低摩擦材料が、フルオロポリマーを含む、実施形態1~13のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0054】
実施形態15:固定ハウジング部分を調整可能ハウジング部分に回転可能に締結するための締結具を更に備える、実施形態1~14のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0055】
実施形態16:締結具が、ねじ、ボルト、クランプ、クラスプ、クリップ、ラッチ、ピン、リベット、タイ、又は釘のうちの少なくとも1つを含む、実施形態15に記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0056】
実施形態17:固定ハウジング部分を支持ビームに締結するためのビーム締結具を更に備える、実施形態1~16のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0057】
実施形態18:締結具が、ねじ、ボルト、クランプ、クラスプ、クリップ、ラッチ、ピン、リベット、タイ、又は釘のうちの少なくとも1つを含む、実施形態17に記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0058】
実施形態19:固定ハウジング部分が、支持ビームと一様である、実施形態1~18のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0059】
実施形態20:固定ハウジング部分が枠付きフードを備える、実施形態1~19のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0060】
実施形態21:レールが、光起電力パネルを回転可能に支持するように適合される、実施形態1~20のいずれか1つに記載の軸受アセンブリ又はトラッカーアセンブリ。
【0061】
上述の特徴のすべてが必要とされるわけではなく、特定の特徴の領域が必要とされなくてもよく、記載した特徴に加えて1つ以上の特徴が提供されてもよいことに留意されたい。なおも更に、特徴が列挙される順序は、必ずしも特徴が導入される順序ではない。
【0062】
特定の特徴が、明確にするために、別個の実施形態の文脈において本明細書に記載されており、単一の実施形態において組み合わせて提供され得る。逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、別個に又は任意の部分的な組み合わせで提供され得る。
【0063】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上述されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴(複数可)は、請求項のいずれか又はすべての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0064】
本明細書に記載の実施形態の明細書及び例解図は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び例解図は、本明細書に記載の構造又は方法を使用するアセンブリ及びシステムのすべての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態が単一の実施形態中に組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明されている様々な特徴が、別々に又は任意の部分的組み合わせで提供され得る。更に、範囲に記載された値への言及は、その範囲内の各々の値すべてを含む。多くの他の実施形態が、本明細書を読んだ後にのみ当業者に明らかとなり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は任意の変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、本開示から導出することができる。したがって、本開示は、限定的ではなく、例示的なものとみなされるべきである。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
【国際調査報告】