(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-07
(54)【発明の名称】インテリジェント販売キャビネットの制御方法、装置、電子機器、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240229BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558871
(86)(22)【出願日】2021-12-24
(85)【翻訳文提出日】2023-09-25
(86)【国際出願番号】 CN2021141184
(87)【国際公開番号】W WO2022227648
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】202110455765.4
(32)【優先日】2021-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520194696
【氏名又は名称】合肥美的智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HEFEI MIDEA INTELLIGENT TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】2 Fioor,Building G2,Mingzhu Road 198,Hefei High-Tech Zone,Hefei,Anhui 230088,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲達▼
(72)【発明者】
【氏名】任 志恒
(57)【要約】
本願は、機器制御の技術分野に関し、インテリジェント販売キャビネットの制御方法、装置、電子機器、及び記憶媒体を提供する。当該方法は、販売キャビネットはドア開放要求が通過したことを確認し、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、前記電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けることを含む。本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法、装置、電子機器、及び記憶媒体は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売キャビネットはドア開放要求が通過したことを確認し、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、前記電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けることを含むことを特徴とするインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項2】
販売キャビネットは、ドアロック状態情報を取得し、前記ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項3】
販売キャビネットは、ターゲット時間帯内において電気制御ロックの自己状態情報を取得していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項4】
電気制御ロックが解錠命令を取得することと、
前記解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けることとを含むことを特徴とするインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項5】
電気制御ロックは、ドアロック状態情報を取得し、ドアロック状態情報を暗号化し、暗号化されたドアロック状態情報を前記販売キャビネットに送信して、前記販売キャビネットは、前記ドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信することを更に含むことを特徴とする請求項4に記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項6】
前記電気制御ロックが解錠命令を取得することの後に、前記方法は、
電気制御ロックは、前記解錠命令が非暗号化情報であることを確認し、又は前記解錠命令の復号化に成功していないことを確認し、販売キャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続けることを更に含むことを特徴とする請求項4に記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法。
【請求項7】
ドア開放要求が通過したことを確認するための確認モジュール、
販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、前記電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けるための制御モジュールとを含むことを特徴とするインテリジェント販売キャビネットの制御装置。
【請求項8】
解錠命令を取得するための取得モジュールと、
前記解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるための制御モジュールとを含むことを特徴とするインテリジェント販売キャビネットの制御装置。
【請求項9】
ドア開放要求が通過したことを確認し、販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信するための販売キャビネットと、
前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けるための電気制御ロックとを含むことを特徴とするインテリジェント販売キャビネットの制御システム。
【請求項10】
前記電気制御ロックは、更に、ドアロック状態情報を取得し、前記販売キャビネットに暗号化されたドアロック状態情報を送信することに用いられ、
販売キャビネットは、更に、前記ドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信することに用いられることを特徴とする請求項9に記載のインテリジェント販売キャビネットの制御システム。
【請求項11】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムとを含む電子機器であって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~3のいずれかに記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現され、又は請求項4~6のいずれかに記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現されることを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~3のいずれかに記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現され、又は請求項4~6のいずれかに記載のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現されることを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(相互参照)
本願は、2021年4月26日に提出された、出願番号が第202110455765.4号であり、発明の名称が「インテリジェント販売キャビネットの制御方法、装置、電子機器、及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、機器制御の技術分野に関し、特に、インテリジェント販売キャビネットの制御方法、装置、電子機器、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インテリジェント販売キャビネット内には複数の種類の商品が置かれており、ユーザーはQRコード(登録商標)をスキャンすることで、キャビネットのドアを開けることを申請し、商品を取り出す。インテリジェント販売キャビネットは、上位機器としてクラウドとインタラクションするシステム、下位機器として電気制御ロックとインタラクションするシステムの2つの制御システムが含まれている。
【0004】
インテリジェント販売キャビネットの使用中、電気制御ロックは、下位機器が解錠信号(レベル信号)を送信することによって制御され、電気制御ロック自体は解錠信号の正当性を検証することができない。ハイレベルが下位機器から送信されているかどうかにかかわらず、ハイレベルを受信できれば解錠される。これにより、電気制御ロックの原理を知る多くの犯罪者は、電気制御ロックを自作の外部機器に接続し、電気制御ロックが解錠信号の正当性を判断できない欠陥を利用して、盗みの目的を達成している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、少なくとも、従来技術に存在している技術的問題の1つを解決することを目的とする。そこで、本願は、インテリジェント販売キャビネットの制御方法を提供し、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0006】
本願は、インテリジェント販売キャビネットの制御装置、システム、電子機器、及び記憶媒体を更に提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の第1の態様に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、
販売キャビネットはドア開放要求が通過したことを確認し、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、前記電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けることを含む。
【0008】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、更に下記の付加の技術的特徴を有する。
【0009】
更に、前記方法は、
販売キャビネットは、ドアロック状態情報を取得し、前記ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信することを更に含む。
【0010】
更に、前記方法は、
販売キャビネットは、ターゲット時間帯内において電気制御ロックの自己状態情報を取得していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信することを更に含む。
【0011】
本願の第2の態様に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、
電気制御ロックが解錠命令を取得することと、
前記解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けることとを含む。
【0012】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、更に下記の付加技術特徴を有する。
【0013】
更に、前記方法は、
電気制御ロックは、ドアロック状態情報を取得し、ドアロック状態情報を暗号化し、暗号化されたドアロック状態情報を前記販売キャビネットに送信して、前記販売キャビネットは、前記ドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信することを更に含む。
【0014】
更に、前記電気制御ロックが解錠命令を取得することの後に、前記方法は、
電気制御ロックは、前記解錠命令が非暗号化情報であることを確認し、又は前記解錠命令の復号化に成功していないことを確認し、販売キャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続けることを更に含む。
【0015】
本願の第3の態様に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、
ドア開放要求が通過したことを確認するための確認モジュール、
前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、前記電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けるための制御モジュールとを含む。
【0016】
本願の第4の態様に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、
解錠命令を取得するための取得モジュールと、
前記解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるための制御モジュールとを含む。
【0017】
本願の第5の態様に係るインテリジェント販売キャビネットの制御システムは、
ドア開放要求が通過したことを確認し、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信するための販売キャビネットと、
前記解錠命令を成功に復号化した後に、前記販売キャビネットのドアを開けるための電気制御ロックとを含む。
【0018】
更に、前記電気制御ロックは、更に、ドアロック状態情報を取得し、前記販売キャビネットに暗号化されたドアロック状態情報を送信することに用いられ、
販売キャビネットは、更に、前記ドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信することに用いられる。
【0019】
本願の第6の態様に係る電子機器は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現される。
【0020】
本願の第7の態様に係る非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のインテリジェント販売キャビネットの制御方法のステップが実現される。
【0021】
本願の追加的な態様及び利点は、以下の説明において一部が与えられ、一部が以下の説明から明らかになるか、又は本願の実施を通じて理解され得る。
【0022】
以下、本願の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下に説明する図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を要しない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面を更に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートの一である。
【
図2】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートの二である。
【
図3】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートの三である。
【
図4】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートの四である。
【
図5】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートの五である。
【
図6】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図の一である。
【
図7】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図の二である。
【
図8】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図の三である。
【
図9】本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図の四である。
【
図10】本願に係る電子機器の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面及び実施例を参照しながら、本願の実施形態を明確かつ完全に説明する。下記の実施例は、本願を説明するためのものであり、本願の範囲を制限するためのものではない。
【0025】
図1は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートを示し、
図1に示すように、当該方法は、ロック制御可能なドアを有するインテリジェント販売キャビネットに適用され、当該販売キャビネット内には電気制御ロックが配置され、電気制御ロックはドアの開放を制御することができる。販売キャビネットを当該方法の実行主体とする。当該方法は、
販売キャビネットがクラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断するステップ11と、
ドア開放要求が通過したことを確認した後に、暗号化方式を用いて解錠命令を生成し、電気制御ロックに解錠命令を送信して、電気制御ロックが解錠命令を成功に復号化した後に、ドアを開けるステップ12とを含む。
【0026】
ただし、ステップ11及びステップ12に対して、本願では、インテリジェント販売キャビネット内には複数の種類の商品が置かれており、ユーザーはQRコードをスキャンすることで、ドアを開けることを申請し、商品を受け取る。
【0027】
インテリジェント販売キャビネットは、上位機器としてクラウドとインタラクションするシステム、下位機器として電気制御ロックとインタラクションするシステムの2つの制御システムが含まれている。
【0028】
ユーザは、モバイル端末を使用して、販売キャビネットのディスプレイに表示されたQRコードをスキャンした後に、実際には、モバイル端末は、販売キャビネットの番号とユーザのモバイル端末での支払い口座とを含むドア開放要求をクラウドに送信した。
【0029】
クラウドは、ドア開放要求に基づいて、販売キャビネットの上位機器に認証結果を送信し、当該認証結果は、実際には、ユーザが今回の消費プロセスでドアを開けることを許可するものである。当該上位機器は、認証結果に基づいて、ユーザのドア開放要求が通過したことを確認した後に、要求が通過したメッセージを販売キャビネットの下位機器に知らせる。この時、下位機器は、電気制御ロックに解錠命令を送信し、当該解錠命令は暗号化方式で送信される。
【0030】
電気制御ロックは、解錠命令を受信した後に、解錠命令を復号化し、復号化に成功すると、電気制御ロックの動力装置を制御してドアを開ける。ドアが開いた後、ユーザはキャビネット内の商品を選択して取り出すことができる。
【0031】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0032】
図2は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートを示し、
図2に示すように、当該方法は、販売キャビネットを実行主体とし、当該方法は、
販売キャビネットは、クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断するステップ11と、
販売キャビネットは、ドア開放要求が通過したことを確認した後に、暗号化方式を用いて解錠命令を生成し、電気制御ロックに解錠命令を送信して、電気制御ロックが解錠命令を成功に復号化した後に、ドアを開けるステップ12と、
販売キャビネットは、ドアロック状態情報を取得し、ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信するステップ21とを含む。
【0033】
ステップ11とステップ12については、上記のように詳細に説明したため、ここでは省略する。
【0034】
ただし、ステップ21に対して、本願では、ユーザは、キャビネット内の商品を取り出した後に、再びドアが閉じられ、電気制御ロックは再び施錠される。そのため、電気制御ロックは、ドアロック状態情報をリアルタイムで取得し、当該ドアロック状態情報はドアが閉まっているかどうかを表す情報である。
【0035】
電気制御ロックも暗号化方式を用いてドアロック状態情報を販売キャビネットの下位機器に送信し、当該下位機器は、ドアロック状態情報を復号化し、復号化に成功した後に、ドアロック状態情報に基づいて、ドアの閉鎖が完了したことを確認し、ドアの閉鎖が完了したという信号を上位機器に知らせる。当該上位機器は、ユーザが取り出した商品の情報をクラウドに送信し、クラウドは商品の情報及び支払い口座に基づいて決済処理を完了する。
【0036】
本願では、ユーザがドアロック状態情報を偽造する場合がある。例えば、ユーザは、電気制御ロックと下位機器との間の通信線を抜いてから、外部機器を用いて下位機器のソケットのピンに偽造された信号を入力する。当該偽造された信号はドアロック状態信号の代わりに使用される。
【0037】
偽造された信号が暗号化方式で処理されていない場合、下位機器は当該信号が非暗号化情報であることを確認すると、当該信号が不正当な信号であることを示し、下位機器は、ドアが閉まっていない可能性があるという通知信号を上位機器に送信し、上位機器は更にクラウドにアラーム情報を送信する。当該アラーム情報には、販売キャビネットの番号が示される。この時、販売キャビネットの事業者は、商品の損失を避けるために、従業員を派遣して現場検査を実施し適時に問題を排除する。
【0038】
偽造された信号が暗号化方式で処理されている場合、下位機器は、当該信号が暗号化情報であることを確認すると、当該加密情報を復号化する。偽造された信号は暗号化プロトコルを知らないため、下位機器は偽造された信号の復号化に失敗した。この場合でも、下位機器は、ドアが閉まっていない可能性があるという通知信号を上位機器に送信し、上位機器は更にクラウドにアラーム情報を送信する。当該アラーム情報には、販売キャビネットの番号が示される。この時、販売キャビネットの事業者は、商品の損失を避けるために、従業員を派遣して現場検査を実施し適時に問題を排除する。
【0039】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号及び電気制御ロックのドアロック状態情報の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることと閉めないこととを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0040】
図3は、本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートを示し、
図3に示すように、当該方法は、販売キャビネットを実行主体とし、当該方法は、
販売キャビネットは、クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断するステップ11と、
販売キャビネットは、ドア開放要求が通過したことを確認した後に、暗号化方式を用いて解錠命令を生成し、電気制御ロックに解錠命令を送信して、電気制御ロックが解錠命令を成功に復号化した後に、ドアを開けるステップ12と、
販売キャビネットは、ドアロック状態情報を取得し、ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信するステップ21と、
販売キャビネットは、ターゲット時間帯内において電気制御ロックの自己状態情報を取得していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信するステップ31とを含む。
【0041】
ステップ11、ステップ12及びステップ21については、上記のように詳細に説明したため、ここでは省略する。
【0042】
ただし、ステップ31に対して、本願では、電気制御ロックは予め設定された時間間隔で販売キャビネットに自己状態情報を送信することができることである。当該自己状態情報は、電気制御ロックが破損しているか、動作状態にないかを表す。電気制御ロックに対する人為的な暴力的な損傷が発生すると、電気制御ロックは、販売キャビネットに自己状態情報を提供することができない。従って、販売キャビネットは、予め設定された時間帯内において、電気制御ロックから送信される自己状態情報を受信できない場合、電気制御ロックが人為的に破損されたり故障したりしたと判断し、その場合、下位機器はドアが閉まっていない可能性があるという通知信号を上位機器に送信し、上位機器は更にクラウドにアラーム情報を送信する。当該アラーム情報には、販売キャビネットの番号が示される。この時、販売キャビネットの事業者は、商品の損失を避けるために、従業員を派遣して現場検査を実施し適時に問題を排除する。
【0043】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号及び電気制御ロックのドアロック状態情報の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることと閉めないこととを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高める。また、電気制御ロックが破損しているかどうかを定期的に監視し、問題が発生したらすぐに発見できるようになる。
【0044】
図4は、本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートを示し、
図4に示すように、当該方法は、ロック制御可能なドアを有するインテリジェント販売キャビネットに適用され、当該販売キャビネット内には電気制御ロックが配置され、電気制御ロックはドアの開放を制御することができる。電気制御ロックを当該方法の実行主体とする。当該方法は、
電気制御ロックが解錠命令を取得するステップ41と、
解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるステップ42とを含む。
【0045】
ただし、ステップ41及びステップ42に対して、本願では、上記制御方法によるクラウド、上位機器、下位機器、及び電気制御ロックの間の情報のインタラクションプロセスに基づいて、電気制御ロックが以下の2つの場合の命令を取得する可能性があることが分かる。
1)下位機器がドア開放要求の通過を確認した後に、暗号化方式で生成した解錠命令。
2)他人が外部機器を用いて偽造した命令。
【0046】
電気制御ロックは、命令を受信した後に、まず命令を復号化し、下位機器は、事前に設定された暗号化プロトコルに従って暗号化し、電気制御ロックには命令を復号化するキーも存在する。一方、偽造された命令は暗号化処理されていない場合、復号化プロセスは存在せず、復号化の失敗に相当する。
【0047】
復号化に成功すると、この命令は正当であることを示し、電気制御ロックは販売キャビネットのドアを開ける。復号化に失敗すると、この命令は正当ではないことを示し、電気制御ロックはキャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続ける。
【0048】
また、他人が不正な方法で電気制御ロックに偽造された命令を直接送信する場合、偽造された命令の生成プロセスは事前に設定された暗号化プロトコルを採用しておらず、電気制御ロックは、偽造された命令が非暗号化情報であることを確認し、または、偽造された命令が暗号化されていることを確認することができるが、電気制御ロックは命令を復号化することができず、電気制御ロックは販売キャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続ける。
【0049】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0050】
図5は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法のフローチャートを示し、
図5に示すように、当該方法は電気制御ロックを実行主体とし、当該方法は、
電気制御ロックが解錠命令を取得するステップ41と、
電気制御ロックは、解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるステップ42と、
電気制御ロックは、ドアロック状態情報を取得し、ドアロック状態情報を暗号化し、暗号化されたドアロック状態情報を販売キャビネットに送信して、販売キャビネットは前記ドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信するステップ51とを含む。
【0051】
ステップ41及びステップ42については、上記のように詳細に説明したため、ここでは省略する。
【0052】
ただし、ステップ51に対して、本願では、ユーザは、キャビネット内の商品を取り出した後に、再びドアが閉じられ、電気制御ロックは再び施錠される。そのため、電気制御ロックは、ドアロック状態情報をリアルタイムで取得し、当該ドアロック状態情報はドアが閉まっているかどうかを表す情報である。
【0053】
電気制御ロックも暗号化方式を用いてドアロック状態情報を販売キャビネットの下位機器に送信し、当該下位機器は、ドアロック状態情報を復号化し、復号化に成功した後に、ドアロック状態情報に基づいて、ドアの閉鎖が完了したことを確認し、ドアの閉鎖が完了したという信号を上位機器に知らせる。当該上位機器は、ユーザが取り出した商品の情報をクラウドに送信し、クラウドは商品の情報及び支払い口座に基づいて決済処理を完了する。
【0054】
本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御方法は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性及び電気制御ロックのドアロック状態情報の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0055】
図6は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図を示し、当該装置は、
クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断するための確認モジュール61と、
ドア開放要求が通過したことを確認した後に、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、販売キャビネットのドアを開けるための第1の制御モジュール62とを含む。
【0056】
上記発明の更なる装置において、前記装置は、
ドアロック状態情報を取得し、前記ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信するためのアラームモジュールを含む。
【0057】
上記の発明の更なる装置において、前記アラームモジュールは、更に、
予め設定された時間帯内に電気制御ロックの自己状態情報が取得されていないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信ことに用いられる。
【0058】
本願の装置は上記の発明の方法の原理と同じであるため、より詳細な説明はここでは省略する。
【0059】
ただし、本願では、ハードウェアプロセッサ(hardware processor)により上記の機能モジュールを実現することができる。
【0060】
上記のインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0061】
図7は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図を示し、当該装置は、
クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断するための確認モジュール61と、
ドア開放要求が通過したことを確認した後に、前記販売キャビネットに配置された電気制御ロックに暗号化された解錠命令を送信して、電気制御ロックが前記解錠命令を成功に復号化した後に、販売キャビネットのドアを開けるため第1の制御モジュール62と、
ドアロック状態情報を取得し、前記ドアロック状態情報が非暗号化情報であることを確認し、又は前記ドアロック状態情報の復号化に成功していないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信するためのアラームモジュール71とを含む。
【0062】
アラームモジュール71は、更に、
予め設定された期間内に電気制御ロックの自己状態情報が取得されていないことを確認し、クラウドにアラーム情報を送信することに用いられる。
【0063】
本願の装置は上記の発明の方法の原理と同じであるため、より詳細な説明はここでは省略する。
【0064】
ただし、本願では、ハードウェアプロセッサ(hardware processor)により上記の機能モジュールを実現することができる。
【0065】
上記のインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性、電気制御ロックのドアロック状態情報の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0066】
図8は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図を示し、当該装置は、
解錠命令を取得するための取得モジュール81と、
解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるための第2の制御モジュール82とを含む。
【0067】
上記の発明の更なる装置において、前記制御モジュールは、更に、
解錠命令が非暗号化情報であることを確認し、または解錠命令の復号化に成功していないことを確認し、販売キャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続けることに用いられる。
【0068】
本願の装置は上記の発明の方法の原理と同じであるため、より詳細な説明はここでは省略する。
【0069】
ただし、本願では、ハードウェアプロセッサ(hardware processor)により上記の機能モジュールを実現することができる。
【0070】
上記のインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0071】
図9は本願に係るインテリジェント販売キャビネットの制御装置の構造の概略図を示し、当該装置は、取得モジュール81、第2の制御モジュール82、及び報告モジュール91を含み、ここでは、
取得モジュール81は、解錠命令を取得するためのものであり、
第2の制御モジュール82は、解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けるためものである。
【0072】
前記制御モジュールは、更に、
解錠命令が非暗号化情報であることを確認し、または解錠命令の復号化に成功していないことを確認し、販売キャビネットのドアの閉鎖をそのまま保ち続けることに用いられる。
報告モジュール91は、
ドアロック状態情報を取得し、前記販売キャビネットに暗号化されたドアロック状態情報を送信して、販売キャビネットがドアロック状態情報を成功に復号化したことを確認した後に、クラウドに決済要求を送信することに用いられる。
【0073】
本願の装置は上記の発明の方法の原理と同じであるため、より詳細な説明はここでは省略する。
【0074】
ただし、本願では、ハードウェアプロセッサ(hardware processor)により上記の機能モジュールを実現することができる。
【0075】
上記のインテリジェント販売キャビネットの制御装置は、販売キャビネットと電気制御ロックとの間の暗号化通信の方式を通じて、電気制御ロックの解錠信号の正当性、電気制御ロックのドアロック状態情報の正当性に対する有効な検査を実現し、偽造された外部信号によってドアを悪意的に開けることを回避し、販売キャビネットの安全性と信頼性を高めた。
【0076】
図10は電子機器のエンティティ構成の概略図を示し、
図10に示すように、当該電子機器は、プロセッサ(processor)101、通信インタフェース(Communications Interface)102、メモリ(memory)103、及び通信バス104を含んでもよく、ここでは、プロセッサ101、通信インタフェース102、メモリ103は通信バス104を介して相互の通信を実現する。プロセッサ101は、クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断することと、ドア開放要求が通過したことを確認した後に、暗号化方式を用いて解錠命令を生成し、電気制御ロックに解錠命令を送信して、電気制御ロックが解錠命令を成功に復号化した後に、ドアを開けることとを含む方法を実行するように、メモリ103内の論理命令を呼び出すことができる。
【0077】
なお、上記のメモリ130における論理命令は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現することができ、独立した製品として販売されたり、使用されたりする場合には、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に寄与する部分、又は当該技術案の一部が、ソフトウェア製品の形態で具体化することができ、当該コンピューターソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであり得る)に本願の各実施例の前記方法のすべて又は一部のステップを実行させるいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBディスク、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、RandomAccessMemory)、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0078】
本願実施例は、更に、コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の各実施例を実行するために提供される方法が実現され、当該方法は、例えば、クラウドから送信された認証結果を受信し、認証結果に基づいてドア開放要求が通過したかどうかを判断することと、ドア開放要求が通過したことを確認した後に、暗号化方式を用いて解錠命令を生成し、電気制御ロックに解錠命令を送信して、電気制御ロックが解錠命令を成功に復号化した後に、ドアを開けることとを含む。
【0079】
本願は、電子機器を提供し、当該電子機器は、プロセッサ(processor)、通信インタフェース(Communications Interface)、メモリ(memory)、及び通信バスを含んでもよく、ここでは、プロセッサ、通信インタフェース、メモリは通信バスを介して相互の通信を実現する。プロセッサは、解錠命令を取得することと、解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けることとを含む方法を実行するように、メモリ内の論理命令を呼び出すことができる。
【0080】
なお、上記のメモリにおける論理命令は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現することができ、独立した製品として販売されたり、使用されたりする場合には、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に寄与する部分、又は当該技術案の一部が、ソフトウェア製品の形態で具体化することができ、当該コンピューターソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであり得る)に本願の各実施例の前記方法のすべて又は一部のステップを実行させるいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBディスク、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、RandomAccessMemory)、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0081】
本願は、更に、コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の各実施例を実行するために提供される方法が実現され、当該方法は、例えば、解錠命令を取得することと、解錠命令を成功に復号化したことを確認し、販売キャビネットのドアを開けることとを含む。
【0082】
上記の実施形態の説明から、当業者は、各実施形態がソフトウェアと必要となる汎用ハードウェアプラットフォームを組み合わせることにより実現されてもよいし、ハードウェアにより実現されてもよいことが明確に理解することができる。このような理解に基づいて、上記の技術案は、本質又は従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で具体化することができる。当該コンピューターソフトウェア製品は、例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなど)に各実施例又は実施例のいくつかの部分に係る方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0083】
上記の実施例は、本願の技術案を説明するためのものに過ぎず、本願の技術案を限定するためのものではない。上記の実施例を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記の各実施例に記載された技術案を変更し、又はその一部の技術的特徴を等価的に置き換えることができ、これらの変更又は置き換えが、対応する技術案の本質を本願の各実施例の技術案の精神及び範囲から逸脱させるものではないと理解すべきである。
【符号の説明】
【0084】
61 確認モジュール
62 第1の制御モジュール
71 アラームモジュール
81 取得モジュール
82 第2の制御モジュール
91 報告モジュール
101 プロセッサ
102 通信インタフェース
103 メモリ
104 通信バス
130 メモリ
【国際調査報告】