(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-08
(54)【発明の名称】加熱デバイス、加熱エレメント、およびエアロゾル発生製品
(51)【国際特許分類】
A24F 40/46 20200101AFI20240301BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20240301BHJP
【FI】
A24F40/46
A24F40/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545223
(86)(22)【出願日】2022-03-25
(85)【翻訳文提出日】2023-07-25
(86)【国際出願番号】 SG2022050164
(87)【国際公開番号】W WO2022203609
(87)【国際公開日】2022-09-29
(32)【優先日】2021-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523281870
【氏名又は名称】スターカー・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】キュー・ヨン・シーン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC01
4B162AC12
4B162AC22
(57)【要約】
本開示は、エアロゾル発生基材を燃焼させることなくエアロゾル発生基材を加熱するのに適切な加熱デバイスであって、加熱デバイスは、エアロゾル発生基材によって発生させられるエアロゾルをユーザーが消費するように適合されているマウスピースと;エアロゾル発生基材を受け入れるための基材ホルダーと;エアロゾルを作り出すためにエアロゾル発生基材を加熱するように形状決めおよび寸法決めされている加熱エレメントと;エアロゾル発生基材を加熱することから発生させられるエアロゾルを受け入れるように、および、エアロゾルをマウスピースに向けて方向付けるように位置付けられているエアロゾル送達チャネルと;少なくとも1つの消費可能なフィルターを受け入れるためのフィルターホルダーであって、フィルターホルダーは、発生させられたエアロゾルから消費前に微粒子を濾過するような様式で、マウスピースに近接して位置付けられている、フィルターホルダーとを含む、加熱デバイスに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生基材を前記エアロゾル発生基材の燃焼温度よりも下で加熱するための加熱デバイス(200)であって、前記加熱デバイスは、
前記エアロゾル発生基材によって発生させられるエアロゾルをユーザーが消費するための開口部を有する吸引部分(202)と、
エアロゾル発生基材を受け入れるための基材ホルダー(204)と、
エアロゾルを作り出すために前記エアロゾル発生基材(205)を加熱するように形状決めおよび寸法決めされている加熱エレメント(206)と、
前記エアロゾル発生基材(205)を加熱することから発生させられるエアロゾルを受け入れるように、および、ユーザーが前記吸引部分(202)を介して吸引力を印加するときに、前記エアロゾルを前記吸引部分(202)に向けて方向付けるように配置されているエアロゾル送達チャネル(208)と
を含み、
前記吸引部分(202)は、熱放散エレメント(240)を含み、前記加熱デバイスの中にスライド可能に受け入れられるように形状決めされている、
加熱デバイス(200)。
【請求項2】
前記加熱デバイス(200)は、前記デバイス(200)を横切って広がる貫通孔部(270)を含み、前記貫通孔部(270)は、前記エアロゾル送達チャネル(208)および基材ホルダー(204)を形成しており、前記貫通孔部(270)の第1の端部(270a)は、前記吸引部分(202)をスライド可能に受け入れるように寸法決めされている、
請求項1に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項3】
前記加熱エレメント(206)は、前記貫通孔部(270)の一部を取り囲む円筒状の中空部分を含み、それは、第1の断面側部(206a)および第2の断面側部(206b)を含み、前記第1の断面側部(206a)および前記第2の断面側部(206b)は、前記エアロゾル発生基材(205)が前記第1の断面側部(206a)と前記第2の断面側部(206b)との間に位置付けられているときに、前記エアロゾル発生基材(205)を加熱するように構成されている、
請求項2に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項4】
前記吸引部分(202)は、前記第1の断面側部(206a)と前記第2の断面側部(206b)との間の位置に向けて前記エアロゾル発生基材(205)を促すように形状決めおよび寸法決めされている、
請求項3に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項5】
前記貫通孔部(270)は、フィルターユニット(500)を受け入れるように寸法決めされており、前記フィルターユニット(500)は、加熱されたエアロゾルが前記吸引部分(202)に到達する前に前記フィルターユニット(500)を通過して方向付けられるように、動作時に位置付けられる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項6】
前記貫通孔部(270)は、前記エアロゾル発生基材(205)およびフィルターユニット(212)の少なくとも一方が消費後に前記貫通孔部(270)の外に出るように促されるための第2の端部(270b)を含む、
請求項5に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項7】
前記吸引部分(202)および基材ホルダーは、細長い構造体を有する治具(600)の形態で一体化されており、前記細長い構造体は、複数のコンパートメント(604)を含み、前記複数のコンパートメントのうちの第1のコンパートメント(610)は、前記エアロゾル発生基材(205)を受け入れるように形状決めおよび寸法決めされており、前記複数のコンパートメント(604)のうちの第2のコンパートメント(612)は、フィルターユニット(500)を受け入れるように形状決めおよび寸法決めされている、
請求項1に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項8】
前記治具(600)は、前記吸引部分(602)に対して遠位に位置付けられている端部部分(608)をさらに含み、前記第1のコンパートメント(610)または前記端部部分(608)のいずれかは、前記エアロゾル発生基材の残留物を容易に除去するためのC字形状の開口部(628)を含む、
請求項7に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項9】
前記加熱デバイス(200)は、前記吸引部分(202)の外周部および前記貫通孔部(270)の内側表面の少なくとも一方の上に位置付けられている空気シール(274)をさらに含む、
請求項2から6のいずれか一項に記載の加熱デバイス(200)。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の加熱デバイスとともに使用するためのエアロゾル発生製品(100)であって、前記エアロゾル発生製品(100)は、エアロゾル発生基材(104)を有するコア層(102)を含み、前記エアロゾル発生基材(104)は、再構成タバコシート、キャストリーフタバコ(CLT)シート、タバコ粉末、カットタバコロール、アセテートトウ、天然繊維、天然葉、セルロース繊維、タバコパレット、アルミニウム、銅、金属合金、アセテートトウ、紙、繊維、およびセラミックのうちの少なくとも1つを含む、
エアロゾル発生製品(100)。
【請求項11】
前記エアロゾル発生製品(100)は、前記コア層(102)を少なくとも部分的に取り囲んでその構造的完全性を提供するためのカバーまたはラッパーの形態の外側層(106)をさらに含み、前記外側層(106)は、アセテートトウ、および/または繊維、天然繊維(コットンを含む)、および/またはセルロース繊維紙(コーティングされた紙を含む)のうちの少なくとも1つを含む、
請求項10に記載のエアロゾル発生製品(100)。
【請求項12】
前記エアロゾル発生製品(100)は、前記コア層(102)と前記外側層(106)との間に中間層(108)をさらに含み、前記中間層(108)は、アルミニウム箔および/または紙を備えた単一の層、アルミニウム箔および/または紙を含む多層、再構成タバコシート、アセテートトウ、紙、繊維(天然繊維を含む)、ならびにセラミックを含む、
請求項10または11に記載のエアロゾル発生製品(100)。
【請求項13】
前記コア層(102)は、前記エアロゾル発生基材(104)に隣接して配置されている中空部分(110)を含む、
請求項10から12のいずれか一項に記載のエアロゾル発生製品(100)。
【請求項14】
前記エアロゾル発生製品(100)は、前記エアロゾル発生基材(104)を横切って延在するが前記中空部分(110)を横切って延在しない別の中間層(112)をさらに含む、
請求項13に記載のエアロゾル発生製品(100)。
【請求項15】
エアロゾル発生セグメント(702)と、前記エアロゾル発生セグメント(702)に隣接する一体化された支持フィルターセグメント(704)とを含む、2セグメントの製品(700)であって、前記一体化された支持フィルターセグメント(704)は、コアアセテートトウ部分(706)と、チャネル(712)を画定する中央中空部分を有するアセテートトウ中空層(710)とを含み、前記チャネル(712)は、前記エアロゾル発生セグメント(702)の端部から空気スペース(714)へつながるように位置付けられており、前記空気スペース(714)は、チューブ(730)によってライニングされており、前記チューブ(730)は、銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、銀、金属合金、紙、アルミニウムまたは銅箔などの金属、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、またはセラミックを備えることを含む多層のうちの少なくとも1つから形成されている、
2セグメントの製品(700)。
【請求項16】
前記チューブ(730)は、前記空気スペース(714)、前記チャネル(712)、および前記コアアセテートトウ部分(706)を横切って延在している、
請求項15に記載の2セグメントの製品(700)。
【請求項17】
前記チャネル(712)を横切る前記チューブ(730)の延在は、前記コアアセテートトウ部分(706)を横切る前記延在よりも長い、
請求項16に記載の2セグメントの製品(700)。
【請求項18】
前記2セグメントの製品(700)は、外側層(722)であって、アセテートトウを含み、外側カバー(724)によって包装されている外側層(722)と、少なくとも1つの空気流入口部(726)であって、前記外側層(722)を通るおよび/または前記チューブ(730)に向けたおよび前記空気スペース(714)に進入する空気流を許容するような様式で、外側カバー(724)の上に形成されている少なくとも1つの空気流入口部(726)と、をさらに含む、
請求項15から17のいずれか一項に記載の2セグメントの製品(700)。
【請求項19】
エアロゾル発生セグメント(802)と、支持セグメント(808)と、フィルターセグメント(804)とを含む、3セグメントの製品(800)であって、前記フィルターセグメント(804)は、前記エアロゾル発生セグメント(802)とは反対側の端部に位置付けられているコアアセテートトウ部分(806)と、前記エアロゾル発生セグメント(802)と前記コアアセテートトウ部分(806)との間に位置付けられている前記支持セグメント(808)とを含み、前記支持セグメント(808)は、チャネル(812)を画定する中央中空部分を有するアセテートトウ層(810)を含み、空気スペース(814)が、前記アセテートトウ層(810)と前記コアアセテートトウ部分(806)との間に位置付けられており、前記空気スペース(814)は、チューブ(830)によってライニングされており、前記チューブ(830)は、銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、銀、金属合金、紙、アルミニウムまたは銅箔などのような金属、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、またはセラミックを備えることを含む多層のうちの少なくとも1つから形成されている、
3セグメントの製品(800)。
【請求項20】
前記チューブ(830)は、前記空気スペース(814)および前記コアアセテートトウ部分(806)を横切って延在している、
請求項19に記載の3セグメントの製品(800)。
【請求項21】
前記3セグメントの製品(800)は、外側層(822)であって、アセテートトウを含み、外側カバー(824)によって包装されている外側層(822)と、少なくとも1つの空気流入口部(826)であって、前記外側層(822)を通るおよび/または前記チューブ(830)に向けたおよび前記空気スペース(814)に進入する空気流を許容するような様式で、外側カバー(824)の上に形成されている、少なくとも1つの空気流入口部(826)と、をさらに含む、
請求項19または20に記載の3セグメントの製品(800)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本出願は、2021年3月26日に出願された欧州特許出願EP21165276.3の優先権の利益を主張し、その内容は、すべての目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
本開示は、エアロゾル発生製品、加熱デバイス、エアロゾル発生製品を加熱することに関連する加熱エレメントに関する。
【背景技術】
【0003】
背景技術の以下の議論は、本開示の理解を助けることを意図している。しかし、その議論は、参照される材料のいずれかが、本出願の優先日において公開されていたこと、公知であったこと、または、任意の法域において一般的な共通の知識の一部であったということの認知または自白ではないということが認識されるべきである。
【0004】
多くの加熱式デバイス(heat-not-burn device)および関連の加熱エレメントが提案されてきた。典型的な加熱式デバイスは、エアロゾル発生基材を有するエアロゾル発生製品を加熱するように動作可能な加熱デバイス/エレメントを含む。エアロゾル発生製品は、タバコ材料および1つまたは複数のフィルターエレメントを含むことが可能である。タバコ材料を消費したときにエアロゾル発生製品が交換される場合には、交換されるデバイスの中に含まれているフィルターが無駄に廃棄される可能性がある。
【0005】
加えて、現在の加熱デバイスはマウスピースを含み、マウスピースは加熱される可能性があり、それにより、発生させられるエアロゾルをユーザーが最初に消費するときに(すなわち、「最初の一吹かし(puff)」)、加熱されたマウスピースが、ユーザーの唇を不注意に火傷させる可能性がある。さらに、エアロゾル発生製品を加熱するための熱プロファイルは、ユーザーの楽しみのための良好な味覚のプロファイルに最適化されていない可能性がある。
【0006】
上述の欠点を少なくとも部分的に改良する加熱デバイス、加熱エレメント、および/またはエアロゾル発生製品を開発する必要性が存在している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様によれば、請求項1から9に定義されているような加熱デバイスが提供される。本開示の別の態様によれば、請求項10から14に定義されているようなエアロゾル発生製品が提供される。本開示の別の態様によれば、請求項15から21に定義されているような、エアロゾル発生基材を備えた2セグメントおよび3セグメントの製品が提供される。
【0008】
さまざまな態様は、少なくとも1つの方式で、たとえば、説明されているようなエアロゾル発生製品を含むキットの形態で、および、説明されているようなエアロゾル発生製品を加熱するのに適切な加熱デバイスの形態で、組み合わせられることが可能であることが企図される。
【0009】
本開示の他の態様は、添付の図面と併せて、本開示の特定の実施形態の以下の説明を検討すると、当業者に明らかになる。
【0010】
さまざまな実施形態が、添付の図面を参照して、単なる例として説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1a】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1b】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1b-1】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1c】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1d】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1e】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1f】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1g】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1h】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1i】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1j】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図1k】単一セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図2a(i)】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2a(ii)】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2a(iii)】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2b】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2c】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2d】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2e】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2f】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2g】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2h】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2i】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2j】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2k】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2l】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図2l-1】本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル発生製品を加熱するための加熱デバイスを図示する図である。
【
図3a】
図2aから
図2l-1に図示されている加熱デバイスとともに使用するための加熱エレメントのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図3b】
図2aから
図2l-1に図示されている加熱デバイスとともに使用するための加熱エレメントのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図3c】
図2aから
図2l-1に図示されている加熱デバイスとともに使用するための加熱エレメントのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図3d】
図2aから
図2l-1に図示されている加熱デバイスとともに使用するための加熱エレメントのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図4a】加熱エレメントに関連する加熱プロファイルのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図4b】加熱エレメントに関連する加熱プロファイルのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図4c】加熱エレメントに関連する加熱プロファイルのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図4d】加熱エレメントに関連する加熱プロファイルのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図4e】加熱エレメントに関連する加熱プロファイルのさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図5a】
図2aから
図2l-1の加熱デバイスおよび/またはエアロゾル発生製品とともに使用するためのフィルターユニットを図示する図である。
【
図5b】
図2aから
図2l-1の加熱デバイスおよび/またはエアロゾル発生製品とともに使用するためのフィルターユニットを図示する図である。
【
図5c】
図2aから
図2l-1の加熱デバイスおよび/またはエアロゾル発生製品とともに使用するためのフィルターユニットを図示する図である。
【
図6a】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図6b】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図6c】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図6d】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図6e】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図6f】
図2aから
図2kのいずれか1つの加熱デバイスとともに使用するための治具のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7a】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7b】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7c】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7d】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7e】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7f】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7g】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7h】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7i】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7j】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7k】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7l】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図7m】2セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8a】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8b】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8c】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8d】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8e】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8f】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8g】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8h】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8i】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8j】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8k】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8l】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8m】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8n】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図8o】3セグメントのエアロゾル発生製品のさまざまな実施形態を図示する図である。
【
図9】より良好な熱放散および/またはエアロゾル味覚強化のための、エアロゾル発生製品とともに使用するための金属製チューブのさまざまな形状プロファイルを示す図である。
【
図9-1】より良好な熱放散および/またはエアロゾル味覚強化のための、エアロゾル発生製品とともに使用するための金属製チューブのさまざまな形状プロファイルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
他の構成も可能であり、添付の図面は、本開示の先行する説明の一般性に取って代わるものとして理解されるべきではないということが認識可能である。
【0013】
実施形態は、添付の図面を参照して説明される。本明細書において使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するだけの目的のためのものであり、本開示の範囲を限定することを意図していない。本明細書で使用されている選択された用語に関する他の定義は、本開示の詳細な説明の中に見出され、説明の全体を通して適用することが可能である。追加的に、そうでないことが定義されていない限り、本明細書で使用されているすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有している。可能な場合は、同じ参照番号が、明確化および一貫性のために、図の全体を通して使用される。
【0014】
明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「含む(comprise)」という語句または変化形(たとえば、「comprises」または「comprising」など)は、述べられている整数または整数のグループを含むことを暗示するが、任意の他の整数または整数のグループを除外しないことを暗示するものと理解される。
【0015】
明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「含む(include)」という語句または変化形(たとえば、「includes」または「including」など)は、述べられている整数または整数のグループを含むことを暗示するが、任意の他の整数または整数のグループを除外しないということを暗示するものと理解される。
【0016】
明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「有する(have)」という語句または変化形(たとえば、「has」または「having」など)は、述べられている整数または整数のグループを含むことを暗示するが、任意の他の整数または整数のグループを除外しないということを暗示するものと理解される。
【0017】
明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「タバコ」という用語は、乾燥または硬化のプロセスを通して、および、熟成、発酵、フレーバー付けなどのさらなる随意的なプロセスを通して、タバコ植物の一部(たとえば、葉など)から調製される中間製品および/または最終製品を含むものと理解され、また、任意の形態のタバコ葉(たとえば、すりつぶされたタバコ材料および再構成タバコ材料など)から導出される任意の他の製品を含むものと理解される。
【0018】
明細書の全体を通して、「合金」という用語は、それに限定されないが、アルミニウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、ニッケル、シリコン、銀、スズ、チタン、バナジウム、および亜鉛を含む、金属および元素の混合物を指すものと理解される。支配的なまたは主成分の金属は、組成において、他の元素に対して最も高いパーセンテージを有する金属であることが可能である。
【0019】
明細書の全体を通して、「繊維」という用語は、細身のおよび実質的に細長い形状を描写するものと理解される。
【0020】
明細書の全体を通して、「シート」および「層」という用語は、厚さと比較して実質的により高い長さおよび/または幅を有する平面的な表面を描写するものと理解される。加えて、「層」という用語は、コーティングを伴うまたは伴わない、単一のまたは複数の層を指すことが可能である。
【0021】
明細書の全体を通して、「包装される」または「包装を解かれる」という用語は、ユニットの被覆/非被覆を指す。カバーは、ユニットの構造的完全性を維持する目的のためのものである。
【0022】
明細書の全体を通して、「エアロゾル発生基材」という用語は、加熱されるときに、ユーザーによる消費に適切なエアロゾルまたは蒸気を作り出す基材を指す。エアロゾル発生基材は、1つまたは複数の層を含むことが可能であり、それぞれの層は、タバコおよび/または非タバコ材料を含むことが可能である。
【0023】
明細書の全体を通して、「非燃焼式(not-for-burn)」という用語は、燃焼なしでエアロゾル発生基材/製品を加熱する手法を指す。
【0024】
明細書の全体を通して、「アセテートトウ(acetate tow)」という用語は、着色されたアセテートトウを含む。
【0025】
実施形態によれば、および、
図1aを参照すると、非燃焼式デバイスとともに使用するように適合されたエアロゾル発生製品100が存在している。
図1a(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1a(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1a(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1a(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0026】
エアロゾル発生製品100は、非燃焼式デバイス(たとえば、
図2aから
図2kに示されている非燃焼式デバイス)に直接的に挿入されることが可能である。エアロゾル発生製品100は、製品100のコア層102を形成する少なくとも1つのエアロゾル発生基材104を含むことが可能である。カバーまたはラッパーの形態の外側層106は、コア層102を少なくとも部分的に取り囲むように配置され、その構造的完全性を提供することが可能である。少なくとも1つのエアロゾル発生基材104は、再構成タバコシート、キャストリーフタバコシート、タバコ粉末、カットタバコロール、アセテートトウ、天然繊維、天然葉、セルロース繊維、タバコペレット、およびそれらの派生物のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
外側カバー106は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)から形成されることが可能である。
【0028】
図1aに示されている実施形態は、外側層106とエアロゾル発生基材104との間に配設されている少なくとも1つの中間層108を含み、中間層108は、以下の材料:金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックのうちの1つまたは複数を含む。追加的な中間層108は、外側層106とエアロゾル発生基材104との間にさらに配設されることが可能であり、それぞれの中間層108は、他の中間層108とは異なる材料から形成されることが可能であることが企図される。エアロゾル発生基材104は、タバコ材料および非タバコ材料のうちの少なくとも1つを含むことが可能である。また、コア層は、単一層または多層になっていることが可能である。
【0029】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1bおよび
図1b-1に示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
【0030】
図1b(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1b(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1b(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1b(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0031】
図1aの実施形態とは異なり、コア層102は、エアロゾル発生基材104によって完全にまたは実質的に充填されておらず、エアロゾル発生基材104に隣接して配置されている中空部分110をさらに含む。加えて、追加的な中間層112が存在しており、追加的な中間層112は、エアロゾル発生基材の上に配置されている中間層108と比較してより厚くなっていることが可能である。
【0032】
図1b-1(v)は、
図1b(iii)の代替例であり、方向Bから見たときの製品100の側面図を示している。
図1b-1(vi)は、
図1b(iv)の代替例であり、方向Bから見られた製品100の断面図である。
図1b-1(v)および
図1b-1(vi)に示されている中空部分110は、中間層112を有していない。
【0033】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1cに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
図1cに示されている実施形態は、外側層106の包装を含まない。その代わりに、金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックのうちの少なくとも1つを含む中間層108が、外側層である。換言すれば、
図1cに示されている実施形態では、層108は、1つのみの層が存在している場合に、外側層を形成することが可能であり、2つ以上の層が存在している場合に、外側層および中間層の両方を形成することが可能である。たとえば、外側層は、コーティングされた紙から形成されることが可能であり、中間層は、アルミニウム合金などのような金属合金から形成されることが可能である。
【0034】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1dに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
図1dに示されている実施形態は、比較的により厚い外側層106および比較的により薄いエアロゾル発生基材層104を含む。
図1dの実施形態は、中間層108または112を備えていない。
【0035】
図1d(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1d(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1d(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1d(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0036】
図1dの実施形態のコア層102は、貫通中空部114を含む。貫通中空部114の場合、コア層102は、材料または層がその中に形成されていない状態のコア領域/中央エリアとみなされることが可能である。エアロゾル発生基材104は、再構成タバコシートの形態で、コア層102の外側周辺部/周囲部の上に積層されている。外側層106は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)の形態で、再構成タバコシートの上に積層されている。
【0037】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1eに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
図1eに示されている実施形態は、中間層108または112を備えていない形態で、外側層106を含む。
【0038】
図1e(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1e(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1e(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1e(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0039】
図1eの実施形態のコア層102は、貫通中空部114を含む。エアロゾル発生基材104は、タバコ粉末の形態で、外側層106の全体にわたって分散されている。外側層106は、ベース材料として、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含むことが可能であり、タバコ粉末がアセテートトウの上にコーティングされることが可能である。
【0040】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1fに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
図1fに示されている実施形態は、中間層108または112中間層108または112を備えていない形態で、外側層106を含む。
【0041】
図1f(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1f(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1f(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1f(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0042】
図1fに示されている実施形態は、中空部分114を有していない。加えて、ベース材料としてアセテートトウを含む単一のコア層102が存在している。エアロゾル発生基材104は、タバコ粉末の形態で、コア層102の全体にわたって分散されている。
【0043】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1gに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
【0044】
図1g(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1g(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1g(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1g(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
図1gの実施形態のコア層102は、貫通中空部114を含む。エアロゾル発生基材104は、再構成タバコシートの形態で、貫通中空部114の上に積層されている。中間層108は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)から形成されている。外側層106は、紙を備えた単一の層であることが可能であり、または、金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックなどのような材料を含む多層であることが可能である。
【0045】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1hに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
【0046】
図1h(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1h(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1h(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1h(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0047】
図1hの実施形態のコア層102は、貫通中空部114を含む。エアロゾル発生基材104は、タバコ粉末の形態で、中間層108の上に分散されている。中間層108は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)から形成されている。外側層106は、紙を備えた単一の層であることが可能であり、または、金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックなどのような材料を含む多層であることが可能である。
【0048】
エアロゾル発生製品100の別の実施形態が
図1iに示されており、そこでは、同様の数字は、同様のパーツを参照している。
【0049】
図1i(i)は、製品100の斜視図を示しており、
図1i(ii)は、方向Aから見たときの製品100の側面図を示しており、
図1i(iii)は、方向Bから見たときの製品100の側面図を示しており、および
図1i(iv)は、方向Bから見られた製品100の断面図である。
【0050】
図1iの実施形態のコア層102は、アセテートトウを含む。エアロゾル発生基材104は、タバコ粉末の形態で、コア層102の上に分散されている。外側層106は、紙を備えた単一の層であることが可能であり、または、金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックなどのような材料を含む多層であることが可能である。
【0051】
図1hおよび
図1iは、タバコ粉末を備えていないことが可能であるということが認識可能である。そのような場合、エアロゾル発生基材104は、外側層106または中間層108の一部を形成することが可能である。
【0052】
図1jおよび
図1kは、さまざまな形態のプリフォーム形状を示している。エアロゾル発生基材は、結合剤によって一緒に保持され、圧力によって圧縮されて、これらの形状を形成する。
【0053】
図1aから
図1kに描写されている実施形態では、当業者は、外側層106として、コア層102の一部を形成するベース材料として、および/または、中間層108の一部を形成するベース材料として、アセテートトウが使用されるのを想定することが認識可能である。
【0054】
いくつかの実施形態において、外側層106またはラッパーは、紙、金属、合金、再構成タバコシート、キャストリーフタバコ(CLT)シート、アセテートトウ、ヒートスティックラッパープラスチック(PLA、ポリプロピレン、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンまたはBOPPなどを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックのうちの少なくとも1つの層を含む。ラッパーが金属である場合には、金属は、箔形態のアルミニウムまたは銅を含むことが可能である。
【0055】
いくつかの実施形態において、エアロゾル発生製品は、5mmから250mmの範囲にある長さを有する円筒状のロッドである。
【0056】
いくつかの実施形態において、単一セグメントは、プロピレングリコール(PG)および野菜グリセリン(VG)のうちの少なくとも1つを有するベース原料を含む。PGおよびVGの両方が存在している場合、それらの合計量は、20ミリグラム未満である。いくつかの実施形態において、PG:VGの比は、1:1である。
【0057】
いくつかの実施形態において、エアロゾル発生製品100は、全体的な平面的な形状を有することが可能であり、すなわち、他の寸法(たとえば、長さおよび幅など)よりもはるかに小さい寸法(たとえば、厚さなど)を有することが可能である。いくつかの実施形態において、平面的な形状は、角柱または円筒状の形状である。
【0058】
エアロゾル発生製品100は、キャスティングされるか、成形されるか、もしくは形状決めされ、ローリング、プレス加工、スタンピングによって形成され、射出もしくは押し出し、再構成、または、上記のうちの1つもしくは複数の組み合わせ、および任意の他のプロセスによって形成されることが可能である。エアロゾル発生基材102の形態は、カットされたラグ、所定の形状にコンパクト化されたもの、粉末、ダスト、フレーク、ペレット、顆粒、タブレット、ピル、紙、ブロック、多孔性のブロック、シート、ネット、繊維、シートへと織られた繊維、スライス、リボン、またはそれらの組み合わせのうちの1つであることが可能である。エアロゾル発生製品100は、ばらばらのタバコ/フレーバー付き非タバコおよびローリングペーパーから作製された製品(たとえば、それに限定されないが、手巻き(RYO: roll your own)製品など)または他の加熱式デバイスのために設計されることが可能である。エアロゾル発生製品100は、カプセルの形態で構成されることが可能である。
【0059】
図1aから
図1jに描写されている実施形態は、単一セグメントのエアロゾル発生製品であることが認識可能である。そのような単一セグメントは、好都合にコンパクトであり、加熱デバイス200とともに使用されることが可能である。
【0060】
別の態様によれば、および、
図2(
図2aから
図2k)に示されているように、エアロゾル発生基材または製品を加熱するのに適切な加熱デバイス200が存在している。加熱デバイス200は、エアロゾル発生基材によって発生させられるエアロゾルをユーザーが消費することを可能にするマウスピース/ノーズピース202の形態の吸引部分202と;エアロゾル発生基材を受け入れるための基材ホルダー204と;エアロゾルを作り出すためにエアロゾル発生基材を加熱するように形状決めおよび寸法決めされている加熱エレメント206と;エアロゾル発生基材を加熱することから発生させられるエアロゾルを受け入れ、マウスピース/ノーズピース202に向けてエアロゾルを方向付けるように位置付けられているエアロゾル送達チャネル208とを含む。
【0061】
加熱デバイス200は、加熱デバイス200の中に含有されているバッテリー214を使用して、電力によって駆動されることが可能である。バッテリー214は、リチウムイオンポリマー(LiPo)バッテリーであることが可能である。充電ポート216は、LiPoバッテリーを充電するためにデバイス200の中に提供されることが可能である。充電ポート216は、USBタイプの充電ポートであることが可能であり、または、他の公知の充電ポート(ワイヤレス充電ポートを含む)であることが可能である。バッテリー214は、加熱エレメント206に電気的に接続されることが可能であり、加熱エレメント206の温度を所望の温度または温度プロファイルまで上昇させるようになっている。
【0062】
加熱エレメント206の熱の発生に起因して、ヒートシンクエリアまたは領域が、デバイス200の中に提供されることが可能である。ヒートシンクエリアは、デバイス200の中の熱を低減させるような様式で位置付けられている1つもしくは複数の金属もしくは合金コーティング、プレート、および/またはホルダー240を含むことが可能である。
【0063】
いくつかの実施形態において、フィン状の構造体の形態のヒートシンクが、マウスピース/ノーズピース202に近接する領域に位置付けられることが可能である。ヒートシンクは、それに限定されないが、押し出し加工、ダイキャスト、機械加工プロセス、3D印刷、インベストメントキャスト、および射出成形などのような、製造方法から形成されることが可能である。
【0064】
それは、デバイス200の表面への熱伝達を最小化して防止するために、基材ホルダー204から発生させられる熱を断熱するために基材ホルダー204を取り囲む1つまたは複数の壁部209の形態の断熱領域を含むことが可能である。断熱壁部209は、ヒートシンク207に隣接して位置付けられることが可能であり、基材ホルダー204から離れるように熱を消散させ、デバイス200の表面からの熱を断熱するようになっている。
【0065】
図2aに示されている実施形態を参照すると、デバイス200は、エアロゾル発生製品および/または少なくとも1つのフィルターユニットを受け入れるための基材ホルダー204の代替として、治具250を含むことが可能である。エアロゾル発生製品は、単一セグメントのエアロゾル発生製品100であることが可能である。治具250は、エアロゾル発生製品を保持するための金属の中空部またはカップ形状のシリンダー207を含むことが可能であり、または、それを収容することが可能であり、シリンダー207が、アルミニウム、銅、マグネシウム、ステンレス鋼、または他の導電性材料から作製され、発生させられたエアロゾルから離れるように熱を消散させることが可能であるようになっている。治具250は、基材ホルダー204からのエアロゾル発生製品の挿入および除去を容易にするために、エアロゾル発生製品の長さに対して調節可能であり得る。治具は、少なくとも1つのフィルター212を受け入れるためのフィルターホルダー210を含むことが可能であり、フィルターホルダー210は、ユーザーによる消費の前に発生させられたエアロゾルから微粒子を濾過するような様式で、マウスピース202に近接して位置付けられている。加熱エレメント206は、スライドメカニズム213を有することが可能であり、加熱エレメント206が、異なる長さのエアロゾル発生製品を加熱するために、上下に移動するように調節されることが可能であるようになっている。スライドメカニズム213は、異なるエアロゾル発生製品に適合するように異なる位置においてエレメント206を付勢するために、当業者に知られているような付勢メカニズムを有することが可能である。
【0066】
図2aの実施形態では、治具を受け入れるデバイス200の部分は、加熱エレメント206から発生させられる熱を断熱するために、プラスチック、金属、繊維、ガラス、セラミック、炭素、エアロゲルなどのような材料の形態の断熱材244(
図2a(iii)を参照)によってライニングされることが可能である。代替例として、断熱材244は、加熱エレメントおよび/または治具250を取り囲む真空チャンバーを含むことが可能である。
【0067】
治具のベースは、エアロゾル発生製品100に接触するための熱エレメントの挿入のためのスロットまたは孔部を含むことが可能であることが認識可能である。挿入されるときに、エアロゾル発生製品100は、治具250と受け入れ部分246との間にクランプされ、空気の漏出を防止する。受け入れ部分246は、2つ以上の付勢メカニズムを含むことが可能であり、治具250が挿入されているときには、治具250をデバイス200の中にしっかりと保持するために、力が治具250に働かされるようになっている。動作時に、空気は、治具250の周りに形成された任意の空気ギャップ224からデバイス200に進入することが可能である。
【0068】
図2bを参照すると、
図2bは、2つのパーツ200aおよび200bを含むデバイス200の別の実施形態を示している。デバイスキャップと称され得る第1のパーツ200aは、エアロゾル送達チャネル208と、フィルターホルダー210(存在するときにはフィルター212を伴う)と、基材ホルダー204(存在するときには基材205を伴う)とを収容する。第2のパーツ200bは、デバイス本体部と称されることが可能であり、バッテリー214と、充電ポート216と、デバイス218を動作させるための任意のピンリセット/アクチュエーター218と、ヒートシンク240とを収容する。
図2bに示されている実施形態では、エアロゾル送達チャネル208は、基材ホルダー204に隣接して位置する空気ポケット220(空気流ポケットとも称される)をフィルターホルダー210に接続するように配置されているU字形状のチャネルである。
図2cは、動作時の
図2bのデバイスを示す断面図であり、エアロゾル発生基材205は加熱エレメント206に接触しており、フィルター212はフィルターホルダー210によって適切な場所に保持されている。
【0069】
パーツ200aおよび200bが接続されており、デバイス200がアクチュエーター218の使用を介して動作されるとき、加熱エレメント206は、所望の温度まで加熱される。結果的に、基材205、および、空気ポケット220の中の基材を取り囲む空気が加熱される。デバイス200の外部からの空気は、パーツ200a、200bの間のインターフェースに画定された1つまたは複数の空気ギャップ/入口部224の周りから、基材205に向けて、デバイスの中へ引き込まれる。基材205に向けて流れる空気は、基材205とともに同時に加熱されることが可能であり、次いで、ヒートシンク240を通過して流れ、それによって、空気の温度を低減させることが可能である。基材205に引き込まれた空気は、基材205を加熱することによって発生させられるエアロゾルを空気ポケット220に向けて運搬し、次いで、U字形状のエアロゾル送達チャネル208へ運搬する。エアロゾル送達チャネル208は、マウスピース202に進入する前に、エアロゾル送達チャネル208を通過して流れるエアロゾルから離れるように熱を抽出するために、アルミニウム、銅、マグネシウム、ステンレス鋼、または他の導電性材料(それは、ヒートシンクを効果的に形成する)などのような、金属の層によってコーティングされることが可能である。ヒートシンク240(エアロゾル送達チャネル208に隣接して位置付けられている)は、エアロゾル送達チャネル208から離れるように熱を消散させることをさらに補助する。
【0070】
図2dは、デバイス200の別の実施形態を示している。
図2bおよび
図2cに示されている2パーツ構成の代わりに、パーツ200aは、パーツ200a1および200a2をさらに含むことが可能である。そのような配置は、好都合に、フィルター212の容易な交換のためのカバーを提供する。パーツ200a1は、デバイスカバーと称されることが可能であり、パーツ200a2は、デバイスキャップと称されることが可能である。連動して、パーツ200a1およびパーツ200a2は、エアロゾル送達チャネル208、フィルターホルダー210(存在するときはフィルター212を伴う)、基材ホルダー204(存在するときは基材205を伴う)を収容する。第2のパーツ200bは、デバイス本体部と称されることが可能であり、バッテリー214、充電ポート216、デバイスを動作させるための任意のピンアクチュエーター218(リセット、オン/オフ、動作制御のためのアクチュエーターを含む)、およびヒートシンク240を収容する。
図2dに示されている実施形態では、エアロゾル送達チャネル208は、真っ直ぐなチャネルであり、基材ホルダー204におよびフィルターホルダー210に隣接して位置する空気ポケット220と同様であることが可能である。1つまたは複数の金属(たとえば、アルミニウム、銅、マグネシウム、ステンレス鋼、または他の導電性材料など)を含むヒートシンク240の単数のピースは、エアロゾル送達チャネル208および基材ホルダー204に近接または隣接して位置付けられ、エアロゾル送達チャネル208から離れる熱の消散を補助することが可能である。
図2dに示されている実施形態では、マウスピース202は、金属(たとえば、アルミニウム、銅、マグネシウム、ステンレス鋼、または他の導電性材料(それは、ヒートシンクを効果的に形成する)など)の層によってコーティングされ、マウスピース202を通過して流れるエアロゾルから熱を抽出することが可能である。
【0071】
図2eは、動作時の
図2dのデバイスを示す断面図であり、エアロゾル発生基材205は加熱エレメント206に接触しており、フィルター212は、フィルターホルダー210によって適切な場所に保持されている。
【0072】
パーツ200aおよび200bが接続されており、デバイス200がアクチュエーター218の使用を介して動作されるときには、加熱エレメント206は、所望の温度まで加熱される。結果的に、基材205、および、エアロゾル送達チャネル208(空気ポケット220)の中の基材を取り囲む空気が加熱される。デバイス200の外部からの空気は、パーツ200a、200bの間のインターフェースに画定された1つまたは複数の空気ギャップ/入口部224の周りから、基材205に向けて、デバイスの中へ引き込まれる。基材205に向けて流れる空気(同時に加熱されることが可能である)は、ヒートシンク240を通過して流れ、それによって、空気の温度を低減させることが可能である。基材205に引き込まれた空気は、基材205を加熱することによって発生させられるエアロゾルを空気ポケット220に向けて運搬し、次いで、基材ホルダー204に隣接するエアロゾル送達チャネル208へ運搬する。ヒートシンク240(エアロゾル送達チャネル208に隣接して位置付けられている)は、エアロゾル送達チャネル208から離れるように熱を消散させることをさらに補助する。
【0073】
図2fは、デバイス200の別の実施形態である。U字形状のエアロゾル送達チャネルまたは真っ直ぐな送達チャネル208の代わりに、
図2fに示されているエアロゾル送達チャネルは、Z字形状になっている。また、
図2fの実施形態は、基材ホルダー204のみを収容するパーツ200aを示しており、他のコンポーネントはパーツ200bによって収容されている。基材ホルダー204は、対応する基材205をホルダーの中に受け入れるための中空のチューブとして形状決めおよび寸法決めされることが可能である。デバイス200の中の適正な空気流を促進させるために、機械的なガスケット(たとえば、Oリング260など)が、さまざまなジョイントに位置付けられることが可能である。カップ状のまたはシリンダー構造体207が、基材205を受け入れるために基材ホルダー204をライニングすることが可能である。
【0074】
図2gは、動作時の
図2fのデバイスを示す断面図であり、エアロゾル発生基材205は加熱エレメント206に接触しており、フィルター212はフィルターホルダー210によって適切な場所に保持されている。
【0075】
パーツ200aおよび200bが接続されており、デバイス200がアクチュエーター218の使用を介して動作されるときには、加熱エレメント206は、所望の温度まで加熱される。結果的に、基材205、および、エアロゾル送達チャネル208(空気ポケット220)の中の基材を取り囲む空気が加熱される。デバイス200の外部からの空気は、パーツ200a、200bの間のインターフェースに画定された1つまたは複数の空気ギャップ/入口部224の周りから、基材205に向けて、デバイスの中へ引き込まれる。基材205に引き込まれた空気は、基材205を加熱することによって発生させられるエアロゾルを空気ポケット220に向けて運搬し、空気ポケット220は、基材ホルダー204に隣接するエアロゾル送達チャネル208の一部を形成している。金属の層が、熱伝達を促進させるために、エアロゾル送達チャネル208の一部の上にコーティングされている。1つまたは複数のヒートシンク240(エアロゾル送達チャネル208に隣接して位置付けられている)は、エアロゾル送達チャネル208から離れるように熱を消散させることをさらに補助する。
【0076】
図2b、
図2d、および
図2fに示されている実施形態のさまざまな特徴は組み合わせられることが可能であることが企図される。非限定的な例として、それぞれの実施形態のエアロゾル送達チャネル208およびマウスピース202は、両方とも、導電性材料によってコーティングされ、さらなる実施形態を形成することが可能である。別の例として、Oリング260または他の適切なガスケットが、
図2bおよび
図2dに示されているようにデバイス200の中に位置付けられることが可能である。
【0077】
図2aから
図2kに示されている実施形態では、エアロゾル送達チャネルおよび/またはマウスピースの上のコーティングは、第1の熱伝導体とみなされることが可能である。エアロゾル送達チャネルに近接する金属製プレートは、第1の熱伝導体から離れるように熱を消散させるように動作可能な第2の熱伝導体とみなされることが可能である。
【0078】
図2hは、
図2dに示されているデバイスと同様の外部プロファイルを有する実施形態を示している。デバイスカバー200a1は、デバイスキャップ200a2に対して回転可能であり、デバイスキャップ200a2からデバイスカバー200a1を除去可能に取り外すことが可能である。デバイスキャップ200a2は、
図2hに示されている実施形態では、マウスピース202が治具250の一部でないことを除いて、治具250を受け入れるためのスロットを含む。エアロゾル発生基材を受け入れるための治具250のコンパートメントは、適切な熱伝導性材料によってライニング/コーティングされることが可能である。
【0079】
図2iは、治具250の実施形態を図示しており、エアロゾル発生基材を受け入れる治具250のパーツは、使用時に余分な材料が基材から押し出されることを可能にする。余分な材料が治具250から押し出されることを可能にするように、適切な開口部/ギャップが治具250の上に形成されている。
【0080】
図2jは、
図2aから
図2iにおけるさまざまな実施形態とともに使用するのに適切な別の実施形態を図示しており、フィン状の構造体の形態のヒートシンクが、マウスピース/ノーズピース202に近接する領域に位置付けられることが可能である。ヒートシンクは、それに限定されないが、押し出し加工、ダイキャスト、機械加工プロセス、3D印刷、インベストメントキャスト、および射出成形などのような、製造方法から形成されることが可能である。
【0081】
図2kは、加熱エレメント206を取り囲む領域/壁部が、繊維、ストリップ、シート、チップ、粉末、または顆粒の形態の金属(たとえば、アルミニウム、銅、ステンレス鋼、または合金252など)によってコーティングされる/積層されることが可能である、実施形態を図示している。デバイス200の外側表面(すなわち、環境と直接的に接触する表面)は、金属もしくは合金(たとえば、アルミニウム合金など)またはプラスチックから形成されることが可能である。
【0082】
図2lおよび
図2l-1は、デバイス200の別の実施形態を示しており、それは、デバイス200を横切って広がる貫通中空部または貫通孔部270を含み、貫通孔部270は、エアロゾル送達チャネル208および基材ホルダー204の両方を含み、貫通孔部270の第1の端部270aは、吸引部分202、エアロゾル発生基材205、および/またはフィルターユニット212をスライド可能に受け入れるように寸法決めされている。
【0083】
図2lおよび
図2l-1に示されている実施形態では、加熱エレメント206は、貫通孔部270の一部を取り囲む円筒状の中空部であることが可能である。断面図から見られるように、エアロゾル発生基材205が貫通孔部270の中におよび円筒状の中空部の中空部分に対応する位置に位置付けられているときに、エアロゾル発生基材205を加熱するために貫通孔部270を介して熱を伝導するように構成されている断面側部206aおよび第2の断面側部206bが存在している。断面図から、エアロゾル発生基材205は、断面側部206aと第2の断面側部206bとの間に位置付けられている。
【0084】
ユーザーは、貫通孔部270の第1の端部270aを介してエアロゾル発生基材205を挿入することが可能であることが企図される。吸引部分202は、第1の断面側部206aと第2の断面側部206bとの間の位置に向けてエアロゾル発生基材205を促すように形状決めおよび寸法決めされることが可能である。
【0085】
貫通孔部270は、フィルターユニット500を受け入れるように寸法決めされることが可能であり、フィルターユニット500は、加熱されたエアロゾルが吸引部分202に到達する前にフィルターユニット500を通過して方向付けられるように、動作時に位置付けられている。
【0086】
貫通孔部270は、エアロゾル発生基材205およびフィルターユニット500の少なくとも一方が消費後に貫通孔部270から外に出るように促されるための第2の端部270bを含む。
【0087】
説明されているようなさまざまなヒートシンク構成の代替例としてまたはそれに加えて、1つまたは複数の温度センサーが、エアロゾル温度についてのフィードバックを提供するためにデバイス200の中に位置付けられることが可能である。次いで、フィードバックは、1つまたは複数の加熱プロファイル(
図4aから
図4eを参照)にしたがった温度制御の提供のために、コントローラー(図示せず)に送られることが可能である。コントローラーは、集積回路チップ(IC)(たとえば、それに限定されないが、特定用途向け集積回路(ASIC)チップなど)の形態であることが可能である。そのような配置は、好都合に、加熱エレメント206の加熱プロファイルのコントローラーによる動的制御を促進させ、エネルギーのパワー消費を最適化することが可能である。
【0088】
デバイス200は、フィルターからエアロゾル発生基材(たとえばタバコ)を分離する原理に基づいて働くということが認識可能である。これは、エアロゾル発生製品100の単一セグメントの実施形態に特に適している。フィルターを含むセグメントを有するエアロゾル発生製品100に関して、追加的なフィルター212は、動作時に必要とされない可能性があり、スロット210は、空のままにされる可能性がある。
【0089】
いくつかの実施形態において、エアロゾル送達チャネル208および/またはマウスピースは、熱放散材料またはヒートシンクによってコーティングされることが可能である。適切な材料は、マウスピース202から離れるように熱を抽出するための金属または合金(たとえば、アルミニウム合金、マグネシウム、ステンレス鋼、または他の導電性材料など)であることが可能である。
【0090】
図3aから
図3cは、少なくとも1つのエアロゾル発生基材(たとえば、それに限定されないが、エアロゾル発生基材102など)の燃焼なしに少なくとも1つのエアロゾル発生基材を加熱するための加熱デバイス(たとえば、それに限定されないが、加熱デバイス200など)とともに使用するための加熱エレメントのさまざまな実施形態を示しており、ヒーターエレメント302は、少なくとも1つのエアロゾル発生製品と熱的接触するように形状決めおよび寸法決めされている。
図3dは、さまざまな実施形態を示しており、そこでは、少なくとも1つの加熱ピン314が、エアロゾル発生製品の中に均質な温度制御を提供するために、ヒーターエレメント302に隣接して位置付けられており、少なくとも1つの加熱ピン314は、金属、合金、セラミック、ニッケルメッキ、および銀、または、コーティング有りのもしくはコーティングなしの他の複合材料から形成されている。加熱ピン314は、ヒーターエレメント302と比較して実質的により薄い幅を有するものとして形状決めおよび寸法決めされることが可能である。
【0091】
加熱エレメントは、細長い本体部部分と、電力を受け入れるように適合されている第1の端部304と、エアロゾル発生基材との最適な接触を提供するように適合されている第2の端部を含むことが可能である。
【0092】
いくつかの実施形態において、加熱エレメントの第2の端部306は、丸みを帯びた先端部またはテーパー付きの先端部を含む。テーパー付きの先端部306は、切頭円錐形状の先端部であることが可能であり、または、1つもしくは複数の面取りされた表面、または、少なくとも2つの窪み付き部分を備えた円形断面を含むことが可能である。先端部306の内側は、中空になっているか、または、部分的に中空になっていることが可能である。細長い本体部部分の内部は、中空になっているか、または、部分的に中空になっていることが可能である。
【0093】
いくつかの実施形態において、加熱エレメントの細長い本体部部分は、L字形状の断面、V字形状の断面、Φ字形状の断面、C字形状の断面、J字形状の断面、X字形状の断面、Y字形状の断面、T字形状の断面、三角形形状の断面、または長方形形状の断面のうちの少なくとも1つを有している。
【0094】
加熱エレメントのいくつかの実施形態において、加熱エレメントは、コイン形状または平面的な形状308を有している。他の実施形態において、加熱エレメントは、円筒状のプロファイル310を有しており、シリンダーの内側表面がエアロゾル発生製品102と熱的接触するようになっている。いくつかの実施形態において、加熱は、インダクターまたはインダクターエレメントによって実現されることが可能である。いくつかの実施形態において、加熱エレメントは、チューブプロファイル320を有しており、それは、貫通中空部を形成するためにベース部分が除去された状態の円筒状のプロファイル310と形状が同様であると見られることが可能である。
【0095】
加熱エレメントのいくつかの実施形態において、本体部部分は、アルミニウムから形成されている。他の実施形態において、本体部部分は、ガラス/ガラス繊維などのような他の材料から形成されることが可能である。
【0096】
図3aから
図3cに示されている加熱エレメントは、細長いチューブの形態であり、電気回路または基材を受け入れるために中空になっていることが可能であるが、他の形状およびサイズは、異なる形状およびサイズのエアロゾル発生基材を受け入れるように企図されることが可能であるということが認識可能である。
【0097】
本開示の別の態様によれば、加熱デバイス(たとえば、
図2aから
図2kに説明されているような加熱デバイス200など)とともに使用するためのコントローラーが存在している。コントローラーは、加熱デバイスの加熱エレメントの温度および/または圧力をセンシングするためのセンサーを含むことが可能である。代替的に、加熱デバイスは、センサーのうちの1つまたは複数を含むことが可能である。
【0098】
圧力センサーは、加熱デバイスのマウスピースの上に働かされる吸引力に対応する圧力をセンシングするように構成されることが可能である。そして、吸引力は、ユーザーが自分の口を介してエアロゾルを消費すること(すなわち、「一服すること」)と対応することが可能である。加熱エレメントを加熱するために、電気回路が配置され、加熱エレメントに電流を直接的に送るか、または、加熱エレメントを通って流れる電流を誘導することが可能である。
【0099】
動作時に、コントローラーは、第1の静止温度および第1の動作温度を実現するために、室温から温度を上昇させるように配置されることが可能であり、第1の動作温度は、圧力センサーによって検出される吸引力に関連付けられていることが企図される。
【0100】
図4aから
図4eは、さまざまな静止温度および動作温度に対応する5つの加熱プロファイルを示している。
【0101】
図4aは、第1の加熱プロファイルを提供するようにプログラムされたコントローラーを示している。第1の加熱プロファイルは、摂氏200度(℃)から400℃の間にある第1の静止温度と、200℃を上回り400℃までの第1の動作温度とを含む。動作時に、加熱エレメントは、室温/周囲温度から第1の静止温度まで加熱される。吸引力がマウスピース202に印加されていることを圧力が検出するときに、コントローラーは、最大で400℃の動作温度まで加熱エレメントを加熱するように動作する。吸引力がもはや印加されていないときには、加熱エレメントの温度は、第1の静止温度に落下して戻る。このプロセスは、リセットまで、または、エアロゾル発生基材が消費されるまで繰り返される。
図4aに示されている実施形態では、第1の静止温度は、300℃から350℃の範囲にあることが可能である。
【0102】
図4bは、第2の加熱プロファイルを提供するようにプログラムされたコントローラーを示している。第2の加熱プロファイルは、250℃から400℃の温度範囲にある第1の静止温度と、第1の静止温度よりも低く、200℃から350℃の範囲にある温度における第1の動作温度と、第1の動作温度よりも上方の第2の静止温度とを含み、第2の静止温度は、第1の静止温度よりも下である。動作時に、加熱エレメントは、室温/周囲温度から第1の静止温度まで加熱される。吸引力がマウスピース202に印加されていることを圧力が検出するときには、コントローラーは、おおよそ200℃の動作温度まで加熱エレメントを冷却するように動作する。吸引力がもはや印加されていないときには、加熱エレメントの温度は、第1の静止温度に上昇する。しかし、所定の回数の「一吹かし」がユーザーによって行われた後、加熱エレメントの温度は、その後の吸引力が圧力センサーによって検出されたかどうかにかかわらず、第2の静止温度に維持される。所定の回数の「一吹かし」は、3回の一吹かしであることが可能であり、第2の静止温度は、第1の静止温度を下回るが第1の動作温度よりも高い温度であることが可能である。
【0103】
図4cは、第3の加熱プロファイルを提供するようにプログラムされたコントローラーを示している。第3の加熱プロファイルは、摂氏200度(℃)から400℃の範囲にある第1の静止温度と、第1の静止温度を下回り200℃よりも上である第2の静止温度と、第1の静止温度未満であり少なくとも200℃の第1の動作温度と、第2の静止温度を上回り最大で400℃の第2の動作温度とを含む。動作時に、加熱エレメントは、室温/周囲温度から第1の静止温度まで加熱される。吸引力がマウスピース202に印加されていることを圧力が検出するときには、コントローラーは、おおよそ200℃の動作温度まで加熱エレメントを冷却するように動作する。吸引力がもはや印加されていないときには、加熱エレメントの温度は、第1の静止温度に上昇する。しかし、所定の数の「一吹かし」(たとえば、3回)がユーザーによって行われた後に、加熱エレメントの温度は、第2の静止温度に降下する。ユーザーがさらなる/後続の一吹かしを行うときには、コントローラーは、最大で400℃の動作温度まで加熱エレメントを加熱するように動作し、第2の静止温度は、第1の静止温度を下回るが第1の動作温度よりも高い温度にある。第3の加熱プロファイルは、第2の加熱プロファイルおよび第1の加熱プロファイルの組み合わせとみなされることが可能であることが認識可能であり得る。
【0104】
図4dは、第4の加熱プロファイルを提供するようにプログラムされたコントローラーを示している。第4の加熱プロファイルは、摂氏200度(℃)から400℃の範囲にある第1の静止温度と、第1の静止温度を上回り最大で400℃の第1の動作温度と、200℃を上回り第1の静止温度を下回る第2の動作温度とを含むことが可能である。動作時に、加熱エレメントは、室温/周囲温度から第1の静止温度まで加熱される。吸引力がマウスピース202に印加されていることを圧力が検出するときには、コントローラーは、加熱エレメントをおおよそ400℃の動作温度まで上昇させるように動作する。吸引力がもはや印加されていないときには、加熱エレメントの温度は、第1の静止温度に降下する。しかし、所定の数の「一吹かし」(たとえば、3回)がユーザーによって行われた後に、その後の一吹かしは、結果として、第1の静止温度を下回る加熱エレメントの温度降下を生じさせ、吸引力の解放は、結果として第1の静止温度への温度の上昇を生じさせる。第4の加熱プロファイルは、第1の加熱プロファイルおよび第2の加熱プロファイルの組み合わせとみなされることが可能であることが認識可能であり得る。
【0105】
図4eは、第5の加熱プロファイルを提供するようにプログラムされたコントローラーを示している。第5の加熱プロファイルは、摂氏200度(℃)から400℃の範囲にある第1の静止温度と、第1の静止温度を上回り最大で400℃の第1の動作温度とを含むことが可能である。動作時に、加熱エレメントは、室温/周囲温度から第1の静止温度まで加熱される。吸引力がマウスピース202に印加されていることを圧力が検出するときには、コントローラーは、加熱エレメントをおおよそ400℃の動作温度まで上昇させるように動作する。吸引力がもはや印加されていないときには、加熱エレメントの温度は、動作温度に維持される。
【0106】
200℃および/または400℃の温度は任意であるということが認識可能である。説明されているような5つの加熱プロファイルのうちの1つと同様のプロファイルを有する他の静止温度および動作温度が企図されることが可能である。
【0107】
いくつかの実施形態において、コントローラーは、コントローラーにプリロードされている論理命令またはソフトウェアプログラムによって、加熱エレメントの加熱プロファイルを制御することが可能であるということが認識可能である。いくつかの実施形態において、コントローラーは、エアロゾルの実際の温度および圧力を追跡するために加熱デバイス(たとえば、デバイス200)の中に設置されている温度センサーおよび圧力センサーからの入力およびフィードバックに基づいて、加熱エレメントの加熱プロファイルを動的に制御することが可能である。
【0108】
さまざまな加熱プロファイルのうちの1つまたは複数は、それらが動作時に矛盾しない範囲において、組み合わせられてコントローラーにプリロードされることが可能であるということが認識可能である。
【0109】
図5aは、以前の実施形態において説明された加熱デバイスとともに使用するのに適したフィルターユニット500を示している。フィルターユニット500は、コア層502と、外側層504と、コア層502と外側層504との間に挟まれている中間層506とを含む。
図5aに示されている実施形態では、コア層502および外側層504は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む材料から形成されている。中間層506は、紙を備えた単一の層であることが可能であり、または、金属(箔/シートの形態またはその他の形態のアルミニウム銅を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、繊維(天然繊維を含む)、およびセラミックなどのような材料を含む多層構造体であることが可能である。フィルターユニット500は、ロッドとして形状決めおよび寸法決めされることが可能である。さまざまな層は、互いに対して同軸に配置されることが可能であるということが認識可能である。
【0110】
図5bは、
図5aの変形例を示しており、それは、コア層502を部分的に中空にし、中空部分510を画定している。それは、コア層502と中間層506との間に配置されている別の中間層512をさらに含む。中間層512は、中空部分510まで延在していてもよく、または、延在していなくてもよいということが認識されるべきである。
図5cは、
図5aの別の変形例を図示しており、コア層502は、部分的に中空になっており、中空部分510を画定している。
図5bに示されている実施形態とは異なり、
図5cに示されている実施形態は、中間層512を有していない。
【0111】
図6(
図6aから
図6f)は、加熱デバイス200のうちの1つまたは複数(とりわけ、
図2aに示されている実施形態)を使用するための基材ホルダー600(治具とも称される)に関するものである。
【0112】
基材ホルダー600は、
図1aから
図1kに示されているようなものを含む異なる1つもしくは複数の単一セグメントのエアロゾル発生製品、
図7aから
図7lに示されているようなものを含む1つもしくは複数の2セグメントのエアロゾル発生製品、
図8aから
図8nに示されているようなものを含む1つもしくは複数の3セグメントのエアロゾル発生製品、ならびに/または、
図5a、
図5b、および
図5cに示されているようなものを含む1つもしくは複数のフィルターセグメントを保持するように構成されることが可能である。基材ホルダー600は、マウスピース602と、複数のコンパートメント606を含む細長い構造体604と、マウスピース602に対して遠位に配置されている端部部分608とを含む。
【0113】
図6aは、遠位端部部分608に近接して位置付けられている第1のコンパートメント610と、マウスピース602に隣接した1つまたは複数の第2のコンパートメント612とを有する基材ホルダー600を示している。第1のコンパートメント610は、
図1aから
図1kのうちのいずれか1つに示されているようなものを含む単一セグメントのエアロゾル発生製品、
図7aから
図7lに示されているようなものを含む2セグメントのエアロゾル発生製品、または、
図8aから
図8nに示されているようなものを含む3セグメントのエアロゾル発生製品を受け入れるように形状決めおよび寸法決めされている。端部部分608には、貫通孔部が形成されており、動作時に、加熱デバイス200の加熱エレメントが、単一セグメントのエアロゾル発生製品100に接触し、そこからエアロゾルを発生させることが可能であるようになっている。第1のコンパートメント610は、1つまたは複数の熱伝導体614によってコーティングされるかまたは据え付けられることが可能である。1つまたは複数の熱伝導体614は、単一セグメントのエアロゾル発生製品を受け入れる第1のコンパートメント610の能力を妨げることなく、第1のコンパートメント610の中へ挿入されるように形状決めおよび寸法決めされることが可能である。
【0114】
1つまたは複数の第2のコンパートメント612は、
図5a、
図5b、および
図5cに示されているようなものを含むフィルターユニット、ならびに/または、熱放散チューブ618を受け入れるように形状決めおよび寸法決めされている。熱放散チューブ618は、アルミニウムチューブであることが可能である。複数の第2のコンパートメント612が存在しており、熱放散チューブ618が複数の第2のコンパートメント612の1つのコンパートメントの中に設置されている場合、フィルターユニットは、複数の第2のコンパートメント612の別のコンパートメントの中に設置されなければならないこととなる。
【0115】
第1のコンパートメント610と第2のコンパートメント612との間に、1つまたは複数の第3のコンパートメント616が存在している。第3のコンパートメント616は、第1のコンパートメント610と第2のコンパートメント612との間の接続部分として機能し、典型的に、第1のコンパートメント610および第2のコンパートメント612と比較して、より少ない材料から形成されることが可能である。その理由は、第3のコンパートメント616がエアロゾル発生製品またはフィルターユニットを受け入れないからである。第3のコンパートメント616に関連する材料が少ないほど、好都合に、第2のコンパートメント612への熱伝達を低減させる。
【0116】
図6aに示されている実施形態では、それは、1つの第1のコンパートメント610と、2つの第2のコンパートメント612と、1つの第3のコンパートメント616を含む。
【0117】
図6bは、1つの第1のコンポーネント610および3つの第2のコンパートメント612を備えた治具の別の実施形態を示している。
図6bの実施形態には、第3のコンパートメント616は存在していない。3つの第2のコンパートメント612のうちの少なくとも1つは、第1のコンパートメント610と他の第2のコンパートメント612との間のコネクターとして機能する。
【0118】
4つ以上の第2のコンパートメント612が存在することが可能であるということが認識されるべきである。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の第2のコンパートメント612は、囲まれるかまたはカバーされることが可能である。カバーされたまたは囲まれた第2のコンパートメント612は、アルミニウムチューブ618を含有することが可能である。
【0119】
図6cから
図6fは、治具600のさまざまな実施形態を示しており、アルミニウムチューブ618または他の熱伝導性の金属もしくは金属合金、エアロゾル発生基材、およびフィルターユニットの異なる構成/位置付けが存在している。
【0120】
図7(
図7aから
図7l)は、2セグメントのエアロゾル発生製品700のさまざまな実施形態を示している。製品700は、
図1aから
図1kに描写されている単一セグメントの製品のいずれか1つ、および/または、
図5a、
図5b、および
図5cに描写されているフィルターユニットのいずれか1つを組み込むことが可能である。
【0121】
図7a(i)および7a(ii)は、エアロゾル発生セグメント(第1のセグメント)702と、一体化された支持フィルターセグメント(第2のセグメント)704とを備えた2セグメントのエアロゾル発生製品700の実施形態を示している。第2のセグメント704は、コアアセテートトウ部分706と、チャネル712を画定する中央中空部分を有するアセテート中空部分710とを含み、チャネル712は、エアロゾル発生セグメント702の端部から空気スペース714へつながるように位置付けられている。空気スペース714は、アセテートトウ層710とコアアセテートトウ部分706との間に位置付けられることが可能である。
【0122】
中間層716は、コアアセテートトウ部分706の上に積層されている第1の内側層718と、第1の内側層718およびアセテートトウ層710の上に積層されている第2の内側層720とを含む。換言すれば、第2の内側層720は、第2のセグメント704全体を横切って長手方向に延在している。
【0123】
第1の内側層718および/または第2の内側層720のそれぞれは、紙(コーティングされた紙を含む)、金属、合金、再構成タバコシート、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、およびセラミックなどのうちの少なくとも1つを含み、コアアセテートトウ層706の上に重ねられている。
【0124】
アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む少なくとも1つの外側層722が、中間層716の上方にあることが可能である。外側層722は、第2のセグメント704全体に広がっている。
【0125】
2セグメントのエアロゾル発生製品700全体は、外側カバー724によって包装されることが可能である。外側カバー724は、紙(コーティングされた紙を含む)の層であることが可能である。
【0126】
図7a(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部726が、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層722を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図7a(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分706を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部726が空気スペース714まで延在していることを示している。
【0127】
図7b(i)に示されている実施形態は、空気スペース714がタバコもしくはチャコールパーツ728によって充填されているかまたはそれに置き換えられており、チャネル712が2つ以上の異なるパーツを含むことが可能であることを除いて、
図7a(i)の実施形態と同様である。
図7b(ii)に示されている実施形態は、空気スペース714がタバコまたはチャコールパーツ728によって充填されているかまたはそれによって置き換えられており、チャネル712が2つ以上の異なるパーツを含むことが可能であることを除いて、
図7a(ii)の実施形態と同様である。
【0128】
図7c(i)および
図7c(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、空気スペース714が、チューブ730に置き換えられているかまたはそれによってライニングされている。チューブ730は、以下の金属または金属合金、たとえば、それに限定されないが、銅、アルミニウム、銀、ニッケル、スズ、および/またはそれらの合金のうちの1つまたは複数から形成されることが可能である。チューブ730は、十字形、星形、円形、メッシュ、成形、複数の円形などのような、異なるプロファイルを有する中空のまたは部分的に中空のチューブであることが可能である。チューブは、紙または再構成タバコシートによって包装されることが可能である。
【0129】
図7c(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部726は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層722を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図7c(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分706を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部726がチューブ730まで延在していることを示している。
【0130】
図7d(i)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7c(i)の実施形態と同様である。
図7d(ii)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7c(ii)の実施形態と同様である。
【0131】
図7e(i)および7e(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、チューブ730は、第2のセグメント全体の長さに延在するかまたは広がっており、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む、アセテートトウ層710と外側層722との間に挟まれている内側層を形成している。チューブ730は、以下の金属または金属合金、たとえば、それに限定されないが、銅、アルミニウム、銀、ニッケル、スズ、および/またはそれらの合金のうちの1つまたは複数から形成されることが可能である。チューブ730は、十字形、星形、円形、メッシュ、成形、複数の円形などのような、異なるプロファイルを有する中空のまたは部分的に中空のチューブであることが可能である。
【0132】
図7e(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部726は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層722を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図7e(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分706を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部726がチューブ730まで延在していることを示している。
【0133】
図7f(i)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7e(i)の実施形態と同様である。
図7f(ii)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7e(ii)の実施形態と同様である。
【0134】
図7g(i)および
図7g(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、金属または金属合金チューブ730の代わりに、内側包装材料734が、1つまたは複数の金属層(たとえば銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、または銀)、および/または、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマーセラミックなどのうちの少なくとも1つから形成されている。
【0135】
図7g(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部726は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層722を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図7g(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分706を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部726が内側包装材料734まで延在していることを示している。
【0136】
図7h(i)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7g(i)の実施形態と同様である。
図7h(ii)に示されている実施形態は、チャネル712がタバコまたはチャコールパーツ732によって部分的に充填されていることを除いて、
図7g(ii)の実施形態と同様である。
【0137】
図7i(i)、
図7i(ii)は、
図7g(i)および
図7g(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、そこでは、内側包装材料734に加えて、それは、金属を備えたまたは金属を備えない追加的なアセテートトウ層736を含む。材料は、繊維、ストリップ、シート、チップ、粉末、または顆粒のうちの少なくとも1つを含むことが可能である。
【0138】
図7j(i)および
図7j(ii)は、
図7h(i)および
図7h(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、追加的なアセテートトウ層736を備えている。
【0139】
図7k(i)および
図7k(ii)は、
図7g(i)および
図7g(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、延長された空気スペース714および短縮されたアセテートトウ部分706を備えている。金属チューブ730は、真っ直ぐな、ツイスティング、エンボス加工、クリンピング、形状に対する成形、または、合金もしくは紙、または、アルミニウムまたは銅箔などのような金属、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどを備えることを含む多層を含むさまざまな表面構成で、以下の金属、銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、または銀のうちの少なくとも1つを含むことが企図される。
【0140】
図7l(i)および
図7l(ii)は、金属チューブ730がチャネル712の一部をライニングするように延長されていることを除いて、
図7k(i)および
図7k(ii)と同様である。
【0141】
図7m(i)および
図7m(ii)は、金属チューブ730がチャネル712およびコアアセテートトウ部分706の一部をライニングするように延長されていることを除いて、
図7c(i)および
図7c(ii)と同様である。
【0142】
図8(
図8aから
図8h)は、3セグメントのエアロゾル発生製品800のさまざまな実施形態を示している。製品800は、
図1aから
図1kに描写されているものを含む単一セグメントのエアロゾル発生製品のうちのいずれか1つ、および/または、
図5aから
図5cに描写されているものを含むフィルターユニットのうちのいずれか1つを組み込むことが可能である。
【0143】
図8a(i)および8a(ii)は、エアロゾル発生セグメント(第1のセグメント)802と、フィルターセグメント(第2のセグメント)804と、支持セグメント808(第3のセグメント)とを備えた3セグメントのエアロゾル発生製品800の実施形態を示している。第2のセグメント804は、第1のセグメント802とは反対側の端部に位置付けられているコアアセテートトウ部分806を含む。支持セグメント808は、第1のセグメント802とコアアセテートトウ部分806との間に位置付けられている支持部分であることが可能である。支持部分808は、チャネル812を画定する中央中空部分を有するアセテートトウ層810を含む。空気スペース814は、アセテートトウ層810とコアアセテートトウ部分806との間に位置付けられることが可能である。
【0144】
中間層816は、コアアセテートトウ部分806の上に積層されている第1の内側層818と、第1の内側層818および空のスペース814の上に積層されている第2の内側層820とを含む。第2の内側層820は、第2のセグメント804全体を横切って長手方向に延在している。
【0145】
第1の内側層818および/または第2の内側層820のそれぞれは、紙(コーティングされた紙を含む)、金属、合金、再構成タバコシート、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどのうちの少なくとも1つを含み、コアアセテートトウ層806の上に重ねられている。
【0146】
アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む少なくとも1つの外側層822が、中間層816の上方にあることが可能である。外側層822は、第2のセグメント804全体に広がっている。
【0147】
3セグメントのエアロゾル発生製品800全体は、外側カバー824によって包装されることが可能である。外側カバー824は、紙(コーティングされた紙を含む)の層であることが可能である。
【0148】
図8a(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部826は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層822を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図8a(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分806を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部826が空気スペース814まで延在していることを示している。
【0149】
図8b(i)に示されている実施形態は、空気スペース814がタバコもしくはチャコールパーツ828によって充填されているかまたはそれに置き換えられていることを除いて、
図8a(i)の実施形態と同様である。
図8b(ii)に示されている実施形態は、空気スペース814がタバコもしくはチャコールパーツ828によって充填されているかまたはそれに置き換えられていることを除いて、
図8a(ii)の実施形態と同様である。
【0150】
図8c(i)および8c(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、空気スペース814が、チューブ830に置き換えられているかまたはそれによってライニングされている。チューブ830は、以下の金属または金属合金、たとえば、それに限定されないが、銅、アルミニウム、銀、ニッケル、スズ、および/またはそれらの合金のうちの1つまたは複数から形成されることが可能である。チューブ830は、十字形、星形、円形、メッシュ、成形、複数の円形などのような、異なるプロファイルを有する中空のまたは部分的に中空のチューブであることが可能である。チューブは、紙(コーティングされた紙を含む)または再構成タバコシートによって包装されることが可能である。
【0151】
図8c(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部826は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層822を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図8c(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分806を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部826がチューブ830まで延在していることを示している。
【0152】
図8d(i)に示されている実施形態は、スペース814がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的にまたは全体的に充填されていることを除いて、
図8c(i)の実施形態と同様である。
図8d(ii)に示されている実施形態は、スペース814がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的にまたは全体的に充填されていることを除いて、
図8c(ii)の実施形態と同様である。
【0153】
図8e(i)および
図8e(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、チューブ830は、第2のセグメント全体の長さに延在するかまたは広がっており、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む、アセテートトウ層810と外側層822との間に挟まれている内側包装層を形成している。チューブ830は、以下の金属または金属合金、たとえば、それに限定されないが、銅、アルミニウム、銀、ニッケル、スズ、および/またはそれらの合金のうちの1つまたは複数から形成されることが可能である。チューブ830は、十字形、星形、円形、メッシュ、成形、複数の円形などのような、異なるプロファイルを有する中空のまたは部分的に中空のチューブであることが可能である。
【0154】
図8e(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部826は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層822を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図8e(ii)に示されている実施形態は、空気スペース814を介してコアアセテートトウ部分806を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部826がチューブ830まで延在していることを示している。
【0155】
図8f(i)に示されている実施形態は、空気スペース814がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的にまたは全体的に充填されていることを除いて、
図8e(i)の実施形態と同様である。
図8f(ii)に示されている実施形態は、空気スペース814がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的にまたは全体的に充填されていることを除いて、
図8e(ii)の実施形態と同様である。
【0156】
図8g(i)および
図8g(ii)は、実施形態を図示しており、そこでは、1つまたは複数の金属層(たとえば銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、または銀)、および/または、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどのうちの少なくとも1つから形成された内側包装材料834は、チャネル812を画定するアセテートトウ層810の内側周囲部の上に積層されることが可能である。
【0157】
図8g(i)に示されているように、少なくとも1つの空気流入口部826は、アセテートトウ、繊維(合成繊維および天然繊維を含む)、コットン、ファブリック、メッシュ、および/または紙(コーティングされた紙を含む)を含む外側層822を通る空気流を許容するような様式で、外側カバーの上に形成されることが可能である。代替例として、
図8g(ii)に示されている実施形態は、コアアセテートトウ部分806を通る空気流を許容するような様式で、空気流入口部826が内側包装材料まで延在していることを示している。
【0158】
図8h(i)に示されている実施形態は、チャネル812がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的に充填されていることを除いて、
図8g(i)の実施形態と同様である。
図8h(ii)に示されている実施形態は、チャネル812がタバコまたはチャコールパーツ832によって部分的に充填されていることを除いて、
図8g(ii)の実施形態と同様である。
【0159】
図8i(i)および
図8i(ii)は、
図8g(i)および
図8g(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、アセテートトウ層810は、金属を備えたまたは金属を備えないアセテートトウを含み、材料は、繊維、ストリップ、シート、チップ、粉末、または顆粒のうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
図8j(i)および
図8j(ii)は、
図8h(i)および
図8h(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、アセテートトウ層810は、金属を備えたまたは金属を備えないアセテートトウを含み、材料は、繊維、ストリップ、シート、チップ、粉末、または顆粒のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
図8k(i)および
図8k(ii)は、
図8c(i)および
図8c(ii)と同様の実施形態をそれぞれ示しており、延長された空気スペース814および短縮されたアセテートトウ部分806を備えている。金属チューブ830は、真っ直ぐな、ツイスティング、エンボス加工、クリンピング、形状に対する成形、または、紙(コーティングされた紙を含む)を伴う合金、またはアルミニウムまたは銅箔などのような金属、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどを備えることを含む多層を含むさまざまな表面構成で、以下の金属、銅、アルミニウム、ニッケル、スズ、または銀のうちの少なくとも1つを含むことが企図される。
【0162】
図8l(i)および
図8l(ii)は、金属チューブ830がチャネル812の一部をライニングするように延長されていることを除いて、
図8k(i)および
図8k(ii)と同様である。
【0163】
図8m(i)および
図8m(ii)は、金属チューブ830が、カップ形状を形成するために、空気スペース814の一方の端部を横切って横断方向に延在しているということを示している。
図8n(i)および
図8n(ii)は、金属チューブ830が、カップ形状を形成するために、空気スペース814の別の端部を横切って横断方向に延在しているということを示している。
【0164】
図8n(i)および
図8n(ii)は、金属チューブ830がチャネル812およびコアアセテートトウ部分(806)の一部をライニングするように延長されていることを除いて、
図8c(i)および
図8c(ii)と同様である。
【0165】
説明されている実施形態では、エアロゾル発生製品に関連するチューブ材料は、金属(銅、アルミニウム、銀、ニッケル、またはスズを含む)または合金であることが可能であり、異なる形状(すなわち、十字形、星形、中空の円形、メッシュ/ネッティング)を有する中空のチューブになっていることが可能であり、紙または多層(金属(銅、アルミニウム箔を含む)、合金、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどを備えることを含む)によって包装される複数の円形、ツイスティング、クリンピング、成形、エンボス加工プロファイルを介して形成されることが可能である。
【0166】
説明されている実施形態では、チューブ材料の断面は、円形エンボス加工、円形フラット、円形クロス、スパイラル、金属箔スパイラルストロー、金属箔ツイスティング中空、金属ロープ中空、金属カップ、形状中空など(
図9を参照)として形状決めされることが可能である。チューブ材料は、アセテートトウなどのようなフィルター材料によるフレーバーの吸収を最小化するための中間層として形成されることが可能であり、依然として熱放散を提供するということが認識可能である。
【0167】
2セグメントのおよび3セグメントのエアロゾル発生製品に対する変形例が企図されることが可能であり、そこでは、フィルターの中の内側包装を構成する金属/合金チューブは、金属/合金カップとして形状決めおよび寸法決めされることが可能であるということが認識されるべきである。フィルターの中の内側包装を構成する金属/合金チューブおよびカップは、ツイストされた、エンボス加工された、クリンプ加工された、ロープ加工された、パイプ加工された、スパイラル加工された、および、形状に対する他の形態の追加的なプロファイルを有することが可能である。金属/合金チューブおよびカップの材料は、金属、アルミニウム箔、アルミニウム合金、金属合金などであることが可能である。金属/合金チューブおよびカップは、エンボス加工、クリンピング、圧縮された押し出し加工、成形、ダイキャスト、押し出し加工、フローラッピング、および、金属/合金チューブおよびカップの製造の任意の他の方法によって作製されることが可能である。
【0168】
説明されている実施形態では、加熱デバイスは、エアロゾル発生製品を保持するための金属カップ構造体(たとえば、シリンダーまたはカップ構造体207など)を含むことが可能であることが企図される。また、1つまたは複数の換気デバイス(たとえば、ファン)が、冷却を提供するためにデバイスの中へ追加されることが可能であることが企図される。
【0169】
説明されている実施形態では、単一セグメントのおよび/またはマルチセグメントのエアロゾル発生製品の少なくとも1つの層は、2つの表面を含むことが可能であり、所望の形状(たとえば、チューブ状の形状など)の上に形成される前に、外側表面は、紙によってコーティングされており、内側表面は、金属(銅、アルミニウム、銀、ニッケル、またはスズを含む)、または金属合金箔ラミネート、再構成タバコシート、紙(コーティングされた紙を含む)、プラスチック(PLAおよびBOPPを含む)、ポリマー、セラミックなどによってコーティングされていることが企図される。
【0170】
上記に説明されている特徴の変形例および組み合わせは(代替例または置換例ではない)、本発明の意図した範囲に該当するさらなる実施形態を形成するように組み合わせられることが可能であるということが当業者によって認識されるべきである。
【符号の説明】
【0171】
100 エアロゾル発生製品
102 コア層
104 エアロゾル発生基材
106 外側層
108 中間層
110 中空部分
112 追加的な中間層
114 貫通中空部
200 加熱デバイス
200a 第1のパーツ
200a1 パーツ
200a2 パーツ
200b 第2のパーツ
202 マウスピース/ノーズピース、吸引部分
204 基材ホルダー
205 エアロゾル発生基材
206 加熱エレメント
206a 第1の断面側部
206b 第2の断面側部
207 ヒートシンク、シリンダー構造体
208 エアロゾル送達チャネル
209 断熱壁部
210 フィルターホルダー
212 フィルター
214 バッテリー
216 充電ポート
218 ピンリセット/アクチュエーター
220 空気ポケット
224 空気ギャップ/入口部
240 ヒートシンク、ホルダー
244 断熱材
246 受け入れ部分
250 治具
252 合金
260 Oリング
270 貫通孔部
270a 第1の端部
270b 第2の端部
274 空気シール
302 ヒーターエレメント
304 第1の端部
306 第2の端部、テーパー付きの先端部
308 コイン形状、平面的な形状
310 円筒状のプロファイル
314 加熱ピン
320 チューブプロファイル
500 フィルターユニット
502 コア層
504 外側層
506 中間層
510 中空部分
512 別の中間層
600 基材ホルダー
602 マウスピース
604 細長い構造体
606 コンパートメント
608 遠位端部部分
610 第1のコンパートメント
612 第2のコンパートメント
614 熱伝導体
616 第3のコンパートメント
618 熱放散チューブ、アルミニウムチューブ
628 C字形状の開口部
700 2セグメントのエアロゾル発生製品
702 エアロゾル発生セグメント
704 一体化された支持フィルターセグメント
706 コアアセテートトウ部分
710 アセテート中空部分、アセテートトウ層
712 チャネル
714 空気スペース
716 中間層
718 第1の内側層
720 第2の内側層
722 外側層
724 外側カバー
726 空気流入口部
728 タバコまたはチャコールパーツ
730 チューブ
732 タバコまたはチャコールパーツ
734 内側包装材料
736 追加的なアセテートトウ層
800 3セグメントのエアロゾル発生製品
802 エアロゾル発生セグメント
804 フィルターセグメント
806 コアアセテートトウ部分
808 支持セグメント
810 アセテートトウ層
812 チャネル
814 空気スペース
816 中間層
818 第1の内側層
820 第2の内側層
822 外側層
824 外側カバー
826 空気流入口部
828 タバコまたはチャコールパーツ
830 チューブ
832 タバコまたはチャコールパーツ
834 内側包装材料
【国際調査報告】