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▶ キャプシュゲル・ベルジウム・エヌ・ヴィの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-08
(54)【発明の名称】プルランカプセル
(51)【国際特許分類】
   A61K 9/48 20060101AFI20240301BHJP
   A61K 47/36 20060101ALI20240301BHJP
   A61K 47/02 20060101ALI20240301BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20240301BHJP
【FI】
A61K9/48
A61K47/36
A61K47/02
A61K47/26
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555497
(86)(22)【出願日】2022-01-12
(85)【翻訳文提出日】2023-09-11
(86)【国際出願番号】 EP2022050500
(87)【国際公開番号】W WO2022189045
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】21162354.1
(32)【優先日】2021-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512054458
【氏名又は名称】キャプシュゲル・ベルジウム・エヌ・ヴィ
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【弁理士】
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100140132
【弁理士】
【氏名又は名称】竹林 則幸
(74)【代理人】
【識別番号】100216105
【弁理士】
【氏名又は名称】守安 智
(72)【発明者】
【氏名】クレール・ターディ
(72)【発明者】
【氏名】ステファーン・ヴァンクイッケンボーン
【テーマコード(参考)】
4C076
【Fターム(参考)】
4C076AA54
4C076BB01
4C076DD23
4C076DD25
4C076DD46
4C076DD59
4C076DD68
4C076EE30
(57)【要約】
本発明は、プルラン、低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びKClを含む硬質カプセルシェルを開示する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
硬質カプセルシェルであるCAPSSHELLであって、
95~98.7重量%のプルラン、
0.2~0.5重量%の低アシルジェラン、
0.1~0.5重量%の高アシルジェラン、
1~2重量%のKClを含み、
前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、CAPSSHELL。
【請求項2】
前記CAPSSHELLが、ゼラチン、HPMC、PVA、又は修飾デンプンを含まない、請求項1に記載のCAPSSHELL。
【請求項3】
前記CAPSSHELLが、HPMCAS、HPMCP、CAP、及びポリアクリル酸コポリマーの群から選択されるポリマーを含まない、請求項1又は2に記載のCAPSSHELL。
【請求項4】
前記CAPSSHELLが、プルラン以外の任意の他のフィルム形成ポリマーを含まない、請求項1~3の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項5】
前記CAPSSHELLが、低アシルジェラン及び高アシルジェランの組み合わせ以外のゲル化剤を含まず、前記CAPSSHELLが、低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びKClの組み合わせ以外の、ゲル化剤とゲル化助剤との組み合わせを含まない、請求項1~4の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項6】
前記CAPSSHELLが、
95~98.4重量%のプルラン、
0.25~0.45重量%の低アシルジェラン、
0.15~0.45重量%の高アシルジェラン、
1.2~1.8重量%のKClを含み、
前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、請求項1~5の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項7】
前記CAPSSHELLが、
95~98.3重量%のプルラン、
0.3~0.4重量%の低アシルジェラン、
0.2~0.4重量%の高アシルジェラン、
1.2~1.6重量%のKClを含み、
前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、請求項1~6の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項8】
前記CAPSSHELLが、スクロースモノラウレートを更に含む、請求項1~7の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項9】
前記CAPSSHELLが、0.05~0.25重量%のスクロースモノラウレートを含み、前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、請求項8に記載のCAPSSHELL。
【請求項10】
前記CAPSSHELLが、ソルビタンモノラウレートを更に含む、請求項1~9の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項11】
前記CAPSSHELLが、0.01~0.05重量%のソルビタンモノラウレートを含み、前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、請求項10に記載のCAPSSHELL。
【請求項12】
前記CAPSSHELLが、NaHCOを更に含む、請求項1~11の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項13】
前記CAPSSHELLが、0.02~0.06重量%のNaHCOを含み、前記重量%が、乾燥カプセル重量に基づく、請求項12に記載のCAPSSHELL。
【請求項14】
前記CAPSSHELLが、プルラン、低アシルジェラン、高アシルジェラン、KCl、スクロースモノラウレート、ソルビタンモノラウレート、NaHCO、及び水からなる、請求項1~13の1つ以上に記載のCAPSSHELL。
【請求項15】
前記CAPSSHELLが、少なくとも95重量%のプルランを含み、前記重量%が、前記CAPSSHELLの重量に基づく、請求項14に記載のCAPSSHELL。
【請求項16】
CAPSSHELの調製のための方法であって、
前記CAPSSHELが、ディップ成形によって調製され、
請求項1~15の1つ以上で定義されるCAPSSHELLである、方法。
【請求項17】
活性剤AAで充填されたCAPSSHELLであって、前記AAが、薬物、薬品、医薬、治療薬、栄養補助食品、及び活性医薬成分から選択され、
請求項1~15の1つ以上で定義されるCAPSSHELLである、CAPSSHELL。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プルラン、低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びKClを含む硬質カプセルシェルを開示する。
【背景技術】
【0002】
硬質カプセルは、医薬又は栄養補助食品の剤形として使用される。
【0003】
US3,258,115は、2ピース硬質ゼラチンカプセルを開示し、ゼラチンは、カプセルのシェルを形成する。
【0004】
ゼラチンは、一般に、動物の身体部分から採取されたコラーゲンに由来し、それはベジタリアンには許容されない。
【0005】
そのシェルにゼラチンを含まないが、代わりに非動物源由来のポリマーを含む硬質カプセルの必要性が存在する。
【0006】
この必要性は、プルランから作製された硬質カプセルによって満たされた。
【0007】
本明細書で使用される略語及び定義
【表1】
【発明の概要】
【0008】
本発明の主題は、
95~98.7重量%のプルラン、
0.2~0.5重量%の低アシルジェラン、
0.1~0.5重量%の高アシルジェラン、
1~2重量%のKClを含む、硬質カプセルシェルであるCAPSSHELLであり、
重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【発明を実施するための形態】
【0009】
CAPSSHELLは、2ピース硬質カプセルシェルである。2つのピースは、CAPSSHELLを閉じるときに互いに伸縮自在に接合されるカプセルシェルのキャップ及び本体である。
【0010】
好ましくは、CAPSSHELLは、ゼラチン、HPMC、PVA、又は修飾デンプンを含まない。
【0011】
好ましくは、CAPSSHELLは、HPMCAS、HPMCP、CAP、及びポリアクリル酸コポリマーの群から選択されるポリマーを含まない。
【0012】
より好ましくは、CAPSSHELLは、プルラン以外の任意の他のフィルム形成ポリマーを含まない。
【0013】
低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びそれらの組み合わせは、ゲル化剤であることが当業者に既知である。
【0014】
KClは、ゲル化剤と組み合わせて使用される場合、ゲル化助剤であることが当業者に既知である。したがって、CAPSSHELL中の低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びKClの組み合わせは、ゲル化剤及びゲル化助剤の組み合わせである。
【0015】
好ましくは、CAPSSHELLは、低アシルジェラン及び高アシルジェランの組み合わせ以外のゲル化剤を含まず、CAPSSHELLは、低アシルジェラン、高アシルジェラン、及びKClの組み合わせ以外の、ゲル化剤とゲル化助剤との組み合わせを含まない。
【0016】
好ましくは、CAPSSHELLは、
95~98.4重量%のプルラン、
0.25~0.45重量%の低アシルジェラン、
0.15~0.45重量%の高アシルジェラン、
1.2~1.8重量%のKClを含み、
重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【0017】
より好ましくは、CAPSSHELLは、
95~98.3重量%のプルラン、
0.3~0.4重量%の低アシルジェラン、
0.2~0.4重量%の高アシルジェラン、
1.2~1.6重量%のKClを含み、
重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【0018】
一実施形態では、CAPSSHELLは、スクロースモノラウレートを更に含む。
【0019】
好ましくは、CAPSSHELLがスクロースモノラウレートを含む場合、CAPSSHELLは、0.05~0.25重量%、より好ましくは0.1~0.2重量%のスクロースモノラウレートを含み、重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【0020】
一実施形態では、CAPSSHELLは、ソルビタンモノラウレートを更に含む。
【0021】
好ましくは、CAPSSHELLがソルビタンモノラウレートを含む場合、CAPSSHELLは、0.01~0.05重量%、より好ましくは0.02~0.04重量%のソルビタンモノラウレートを含み、重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【0022】
一実施形態では、CAPSSHELLは、NaHCOを更に含む。
【0023】
好ましくは、CAPSSHELLがNaHCOを含む場合、CAPSSHELLは、0.02~0.06重量%、より好ましくは0.03~0.05重量%のNaHCOを含み、重量%は、乾燥カプセル重量に基づく。
【0024】
CAPSSHELLは、水を含み得る。水は、CAPSSHELLを調製するための水性組成物を使用し得る生産プロセスから生じ得るため、CAPSSHELL中の水は、典型的には、乾燥後にCAPSSHELL中に残っている残留水である。
【0025】
また、水は、CAPSSHELLの周囲の大気の湿度、本質的には空気の相対湿度に由来し得る。CAPSSHELL中の残留水の量の典型的な上限は、20重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは10重量%以下であり、重量%は、CAPSSHELLの重量に基づく。
【0026】
CAPSSHELL中の残留水の量の典型的な下限は、1重量%以上、好ましくは2重量%以上、より好ましくは3重量%以上であり、重量%は、CAPSSHELLの重量に基づく。
【0027】
残留水の量の下限のうちのいずれかは、残留水の量の上限のうちのいずれかと組み合わせることができる。
【0028】
例えば、CAPSSHELL中の残留水の量は、1~20重量%、好ましくは2~15重量%、より好ましくは3~10重量%であり得、重量%は、CAPSSHELLの重量に基づく。
【0029】
残留水の量は、乾燥減量(LOD)によって特徴付けられ得る。乾燥カプセル重量は、LODが決定されたときに失われる重量、すなわち、LOD決定後の残っているカプセル重量を差し引いたカプセル重量である。
【0030】
一実施形態では、CAPSSHELLは、プルラン、低アシルジェラン、高アシルジェラン、KCl、スクロースモノラウレート、ソルビタンモノラウレート、NaHCO、及び水からなり、
好ましくは、CAPSSHELLは、少なくとも95重量%のプルランを含み、重量%は、CAPSSHELLの重量に基づく。
【0031】
本発明の更なる主題は、CAPSSHELの調製のための方法であり、
CAPSSHELLは、ディップ成形によって調製され、
CAPSSHELLは本明細書で定義されるとおりであり、その全ての実施形態も含む。
【0032】
CAPSSHELLの構成成分の水性混合物をディップ成形する場合、この水性混合物はメルトと称される。
【0033】
成形ピンをメルトに浸し、次いで、溶融物から抽出する。成形ピンの外面上のメルトは、固体化してフィルムを形成し、それは依然として湿潤ゲルである。次いで、フィルムを20~80℃で乾燥させる。乾燥後、それらの不要な部分は、本体及びキャップをそれぞれ生産するために切断され、本体を生産するために、それぞれの形状の成形ピンがディップ成形に使用され、キャップを生産するために、それぞれの形状の成形ピンがディップ成形に使用される。本体及びキャップの対は、CAPSSHELLを構成し、キャップを本体と伸縮自在に接合することによって、閉じたCAPSSHELLが得られる。
【0034】
本発明の更なる主題は、活性剤AAで充填されたCAPSSHELLであり、AAは、薬物、薬品、医薬、治療薬、栄養補助食品、及び活性医薬成分(API)から選択され、
CAPSSHELLは本明細書で定義されるとおりであり、その全ての実施形態も含む。
【実施例
【0035】
本明細書で使用される定義、材料、略語、及び方法
【表2】
【0036】
チューブテスター
Capsugel、現Lonza Ltd、Visp,Switzerlandにより社内で開発:
【0037】
方法:
カプセルの破壊及び弾性挙動は、チューブを用いる衝撃試験へのその耐性によって測定される。
【0038】
手順:
1.カプセルを5日間保管した後、デシケーターで試験する。
利用可能な保管条件は、10、23、33、45%のRHである。
各条件について50個のカプセルを、開いた箱に保管する。その後、箱を閉じて、周囲雰囲気でのいかなる水分交換も回避する。
2.カプセルを平らな表面に水平に置く。
3.100gの重りをチューブに入れる。
4.チューブをカプセル上に置き、ラッチを押して重りを解放する。
5.50個のカプセルを試験する。
選択したRHで平衡化した後に保管用の閉じた箱を使用し、50個のカプセルごとに同時に取り出さない(いかなる湿度の再吸収も回避するため)。
破損した本体、キャップ、又はカプセル(本体及びキャップ)の数を記録する。
【0039】
培地の調製
pH1.2 USP:
2gの塩化ナトリウムを700mlの脱塩水に溶解させる。
撹拌しながら7mlの濃塩酸(Merck、水中37%)を添加する。
1000mlまで脱塩水で完了する。
DM水USP:
Elix(登録商標)20 Water Purification System、Millipore、Merck KGaA、Darmstadt,Germanyから
pH6.8 USP:
溶液A:KHPO 0.2M
27.22gのリン酸二水素カリウム(KHPO)を1000mlの脱塩水に溶解させる
溶液B:NaOH 0.2M
8.0gの水酸化ナトリウム(NaOH)を1000mlの脱塩水に溶解させる
pH6.8 USP:
250mlの溶液A及び112mlの溶液Bを混合する。
1000mlまで脱塩水で完了する
【0040】
実施例1:Plantcapsジェランメルトの調製
【表3】
【0041】
ステップ1のジェランメルトの調製は、NaHCO3を充填し、かつ5分間混合した80~85℃のイオン交換水を容器に充填することによって行った。次いで、ジェラン(LAG及びHAG)のブレンドを添加し、200分間混合した。
【0042】
ステップ2に従って調製した10%KClの溶液を容器に添加し、次いで、68℃に冷却した。
【0043】
次いで、プルランを充填し、混合物を60分間混合した。表1のステップ4は、要約を示す。
【0044】
混合物を、気泡がそれ以上観察されなくなるまで脱泡のために60分間、次いで、エイジングのために更に90分間、68℃で維持し、プルランメルトを得た。
【0045】
プルランメルトを、65℃で移送タンクに移した。
【0046】
ステップ3aに従って調製した1.4kgのSE溶液、及びステップ3bに従って調製した0.3kgのSML溶液を混合して、界面活性剤溶液を得た。
【0047】
界面活性剤溶液を、穏やかに混合し、65℃を維持しながら、移送タンク内のプルラン溶融物に添加し、ディップ成形のための更なる使用のためにPlantcapsジェランメルトを得た。
【0048】
表1は、使用された構成成分の量を示す。表2は、Plantcapsジェランメルトの組成物、及びカプセルの乾燥重量に基づく最終カプセルの組成物を示す。
【表4】
【0049】
実施例2:Plantcapsジェランカプセル(PGC)の調製
実施例1に従って調製したPlantcapsジェランメルトを使用して、22℃の温度のステンレス鋼成形ピンを60℃の温度のPlantcapsジェランメルトに浸すことによる従来のディップ成形により、カプセルサイズ2及び標準目標重量(カプセル重量61+/-4mg)を有するカプセル半分対(本体及びキャップ)の形態のシェルを生産した。成形ピン上にフィルムを形成した。26℃及び44%のRHで15~20分間の成形ピン上のフィルムの第1の乾燥後、32℃及び25~30%のRHで30分間の第2の乾燥を適用し、最後に、22℃及び50%のRHでの乾燥を適用した後、金属ピンからカプセル部品を剥ぎ取った。
【0050】
成形ピンからカプセル半部対を除去した。
【0051】
カプセルは、常に1つのキャップを1つの本体と接合することによって組み立てた。
【0052】
実施例3:カプセルの試験-機械的性能
実施例2に従って調製したカプセルの破壊挙動を、チューブ試験機を用いた衝撃試験に対するそれらの耐性によって測定した。試験の準備では、異なるLODを有するカプセルを得るために、デシケーターでの4つの保管条件下:10、23、33、及び45%RHで5日間、平衡化のためにカプセルを保管した。試験したカプセルの数は、各RH値当たり50個であり、破損した本体又は破損したキャップの数を記録した。破損したカプセルの割合を表3に提示する。
【0053】
カプセル:
PGC 実施例2に従って調製したPlantcapsジェランカプセル
【表5】
【0054】
PGC及びPCの機械的性能は類似しており、偏差はチューブ試験の通常の変動内である。
【0055】
実施例4:カプセルの試験-カプセルの崩壊
実施例2に従って調製したカプセルを、USP仕様に従って、崩壊試験機(Sotax DT2(SOTAX AG、4147 Aesch,Switzerland))で崩壊について試験した。
【0056】
この試験では、カプセルに、0.1重量%のインジゴカルミン色素を含むラクトースのブレンド320+/-10mgを充填した。
【0057】
カプセルを、37℃+/-1℃で異なる培地中に置き、最初の漏出の時間、カプセルが空になる時間、及びカプセルの完全崩壊の時間を記録した。
【0058】
培地当たり6個のカプセルを試験し、それぞれの平均時間を計算した。
【0059】
結果を表4に示す。
【0060】
カプセル:
PGC 実施例2に従って調製したPlantcapsジェランカプセル
【表6】
【0061】
実施例5:カプセルでの試験-カプセルの溶解
実施例2に従って調製したカプセルを、Sotax AT70smart(SOTAX AG、4147 Aesch,Switzerland)、50rpmのパドルで37℃での溶解槽を使用して、異なる培地:pH1.2 USP、DM水USP、及びpH6.8 USPでの溶解性能を試験し、アセトアミノフェンの溶解を、300nmの波長でPerkin Elmer Lambda 25UV/VIS分光計を用いて続けた。カプセルをアセトアミノフェン(APAP、Sigma Aldrich Ref A5000)で充填した。
【0062】
表5は、経時的な、カプセルに含まれるAPAPの溶解の測定された%としての結果を示す。
【0063】
表5の略語:
【表7】
【表8】
【国際調査報告】