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特表2024-510684ブロックチェーンを介した閲覧証明のためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-11
(54)【発明の名称】ブロックチェーンを介した閲覧証明のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240304BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021566330
(86)(22)【出願日】2021-03-17
(85)【翻訳文提出日】2021-11-05
(86)【国際出願番号】 IB2021052243
(87)【国際公開番号】W WO2021079359
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】17/192,045
(32)【優先日】2021-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.JAVASCRIPT
3.FACEBOOK
(71)【出願人】
【識別番号】521487292
【氏名又は名称】ハイン,ロバート ジェームス マーク
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ハイン,ロバート ジェームス マーク
(57)【要約】
閲覧証明検証システムが開示される。閲覧証明検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを備える閲覧証明検証モジュールと、プロセッサとを有する。閲覧証明検証モジュールおよびプロセッサは、コンテンツピースを閲覧するコンテンツ閲覧要求を受信し、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録し、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化し、ハッシュドデータベースチャンクを閲覧証明検証システムのブロックチェーン上のブロックに付加し、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較するように構成される。ブロックチェーンは公開されている。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
閲覧証明検証システムであって、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを備える閲覧証明検証モジュールと、
プロセッサと、
複数のコンピューティングデバイスと
を備え、前記閲覧証明検証モジュール、前記プロセッサ、および前記複数のコンピューティングデバイスは、
チャネルステーク売却要求を受信し、
前記チャネルの価値を決定し、
前記チャネルの前記価値に基づいてステークオファリングを生成し、
前記チャネルの前記価値を更新し、
ここで、前記チャネルの前記価値を決定することは、前記チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含み、
ここで、前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、前記複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含み、
ここで、前記チャネルの前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDを提供することと、前記コンテンツピースの前記転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録することと、前記データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化することと、前記ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加することと、前記固有IDデータが前記コンテンツ閲覧データおよび前記ブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、前記コンテンツ閲覧データと前記ブロックチェーン上の前記ブロックとを比較することとを含み、
ここで、前記ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり、
前記ステークオファリングに基づいて前記チャネルの前記ステークを購入したユーザに前記チャネルの前記ステークを発行し、
前記ブロックチェーンにスマートコントラクトを用いる
ように構成される、閲覧証明検証システム。
【請求項2】
前記ブロックチェーンは、任意の第三者によるレビューのために利用可能である、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項3】
前記ブロックチェーンに追加された各先頭ハッシュは、任意の第三者によって監査可能である、請求項2に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項4】
前記ブロックチェーンに追加された各新たなブロックは、任意の第三者によって監査可能である、請求項2に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項5】
前記コンテンツピースの前記データは、文字データ、グラフィカルデータ、マルチメディアデータ、オーディオデータ、およびビジュアルデータから成るグループから選択される、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項6】
前記検証済みコンテンツ閲覧は、インターネットウェブページ閲覧、アプリ閲覧、スマートテレビ閲覧を含むストリーミングデバイス閲覧、およびその組み合わせのグループから選択される、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項7】
前記複数のコンピューティングデバイス間で前記コンテンツピースの前記データを転送することは、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを介して前記複数のコンピューティングデバイス間でビデオデータをストリーミングすることを含む、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項8】
前記閲覧証明検証システムは、前記ブロックチェーンにおける取引のマイニングおよび記録に関与する複数の関係者を含む、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項9】
前記閲覧証明検証モジュール、前記プロセッサ、および前記複数のコンピューティングデバイスは、前記ユーザのコンテンツ閲覧に対応する前記ブロックチェーン上の前記データが正確であることを確実にするために、前記コンテンツ閲覧データと前記固有IDデータとを比較するように構成される、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項10】
前記閲覧証明検証システムは、前記コンテンツ閲覧データと前記ブロックチェーン上の前記ブロックとを自動的に比較する、請求項1に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項11】
前記閲覧証明検証システムは、前記コンテンツ閲覧データが前記固有IDデータを含まない場合、アラート通知を提供する、請求項9に記載の閲覧証明検証システム。
【請求項12】
チャネルステーク売却要求を受信することと、
前記チャネルの価値を決定することと、
前記チャネルの前記価値に基づいてステークオファリングを生成することと、
前記チャネルの前記価値を更新することと、
ここで、前記チャネルの前記価値を決定することは、前記チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含み、
ここで、前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含み、
ここで、前記チャネルの前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDデータを提供すること、前記コンテンツピースの前記転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、前記データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、前記ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、および前記固有IDデータが前記コンテンツ閲覧データおよび前記ブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、前記コンテンツ閲覧データと前記ブロックチェーン上の前記ブロックとを比較することを含み、
ここで、前記ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり、
前記ステークオファリングに基づいて前記チャネルの前記ステークを購入したユーザに前記チャネルの前記ステークを発行することと、
前記ブロックチェーンにスマートコントラクトを用いることと
を備える方法。
【請求項13】
前記チャネルの前記価値は、前記ブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づく、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記チャネルの前記価値は、前記チャネルの成長率、前記チャネルの加入者数、前記チャネルの履歴、およびステークオファリングの履歴から成るグループから選択されたデータ点に基づく、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記チャネルの前記価値を更新することは、前記チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の更新された総計を決定することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
チャネルステーク売却要求を受信することと、
前記チャネルの価値を決定することと、
前記チャネルの前記価値に基づいてステークオファリングを生成することと、
前記チャネルの前記価値を更新することと、
ここで、前記チャネルの前記価値を決定することは、前記チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含み、
ここで、前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含み、
ここで、前記チャネルの前記検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDデータを提供すること、前記コンテンツピースの前記転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、前記データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、前記ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、および前記固有IDデータが前記コンテンツ閲覧データおよび前記ブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、前記コンテンツ閲覧データと前記ブロックチェーン上の前記ブロックとを比較することを含み、
前記ステークオファリングに基づいて前記チャネルの前記ステークを購入したユーザに前記チャネルの前記ステークを発行することと
を備える方法。
【請求項17】
前記ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記コンテンツ閲覧データは、前記コンテンツ閲覧データへの公衆アクセスを遮断するコンピューティングデバイスに格納される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記チャネルの前記価値は、前記ブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記チャネルの前記価値は、前記チャネルの成長率、前記チャネルの加入者数、前記チャネルの履歴、およびステークオファリングの履歴から成るグループから選択されたデータ点に基づく、請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、参照によってその全体が本願に組み込まれる、2018年6月29日に出願された米国特許出願第16/023,354号、2018年2月7日に出願された米国仮特許出願第62/627,285号、および2018年4月19日に出願された米国仮特許出願第62/660,167号の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、オンラインコンテンツの閲覧の整合性を提供(たとえば保証)するための自動化システムおよび方法に関する。本発明の実施形態は、コンテンツ閲覧の正確さを検証するためにブロックチェーンを活用することによって、コンテンツの閲覧証明(PoV)を生成および確保する。コンテンツの閲覧証明を生成することは、コンテンツプロバイダチャネル値の整合性を決定することにより、コンテンツ取引相場、またはチャネルステーク市場(CSM)の整合性を決定するために用いられ得る。
【背景技術】
【0003】
現在、大規模プラットフォームでの閲覧は、信頼性がなく、たびたび偽造されるものである。閲覧は主に、コンテンツプロバイダのサイト上でのトラフィックを査定および測定するために用いられ、後に、閲覧回数からサイトのスポンサーおよび収益が導出される。閲覧が偽造、変更、または操作された場合、コンテンツプロバイダの経済状況は偏ったものになる。特に、GoogleおよびFacebookモデルは閲覧カウントに依存しており、カウントされた閲覧の大部分が存在しなかったとしても、コンテンツプロバイダは完全に閲覧回数に基づく報酬を得る。
【0004】
現在、閲覧の透明な検証のための効果的な技術は存在しない。閲覧の整合性および透明性は、コンテンツプロバイダのチャネルの価値を決定する。閲覧の整合性を検証するためのシステムがない状態で、広告主およびコンテンツプロバイダは、チャネルの実際の価値を決定するという困難な課題を課されている。
【0005】
したがって、当技術分野において、コンテンツプロバイダのチャネル価値の整合性、およびそれに伴うコンテンツ取引相場の整合性を決定するためのシステムおよび方法の必要がある。開示される本開示の典型的なシステムおよび方法は、既存の技術における上述した欠点および/または他の欠陥の1または複数を克服することに向けられる。
【発明の概要】
【0006】
1つの典型的な態様において、本開示は、閲覧証明検証システムに向けられる。閲覧証明検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを備える閲覧証明検証モジュールと、プロセッサとを含む。閲覧証明検証モジュールおよびプロセッサは、コンテンツピースを閲覧するコンテンツ閲覧要求を受信し、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録し、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化し、ハッシュドデータベースチャンクを閲覧証明検証システムのブロックチェーン上のブロックに付加し、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較するように構成される。ブロックチェーンは公開されている。
【0007】
他の態様において、本開示は、方法に向けられる。方法は、チャネルステーク市場のチャネルステーク売却要求を受信することと、チャネルの価値を決定することと、チャネルの価値に基づいてステークオファリングを生成することと、チャネルの価値を更新することとを含む。チャネルの価値を決定することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含む。チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加することと、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することとを含む。
【0008】
本開示の典型的な実施形態の図面集が本明細書に付加される。当業者は、これらが単なる典型的な実施形態であり、追加および代替の実施形態が存在してよく、本明細書で説明されるような本開示の主旨の範囲内に収まることを理解する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態に係る、典型的なコンピューティングデバイスの概略図である。
図2】本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態に係る、典型的なネットワークの概略図である。
図3】本発明の実施形態に係る、PoVブロックチェーンと共に用いられるチャンクデータベースの典型的なハッシングの図である。
図4】本発明の実施形態に係る、ブロックチェーンを介した閲覧証明を提供するための典型的な方法の図である。
図5】本発明の実施形態に係る、ブロックチェーンを介した閲覧証明を活用するチャネルステーク市場を提供するための典型的な方法の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態によると、本明細書で説明する典型的なシステムおよび方法は、コンテンツプロバイダのチャネルの価値を決定するために、オンラインコンテンツの閲覧の整合性および透明性を確保する働きを持つ。閲覧証明(PoV)方法論は、そのような閲覧の整合性を決定するための透明なシステムを提供するために用いられる。
【0011】
本発明の実施形態によると、閲覧証明は、コンテンツプロバイダチャネル価値の整合性を決定することにより、売りに出されたコンテンツ取引相場の整合性を決定するためのシステムにおいて用いられる。少なくとも一部の典型的な実施形態において、正確かつ透明な閲覧証明を確保するために、システムは、公的に監査可能なログを実装する。これらのログは、たとえば、コンテンツの閲覧に関連付けられたデータ、コンテンツ推奨、コンテンツを閲覧したユーザに関する匿名情報、他の関連データ点、またはその任意の組み合わせを含んでよい。当業者は、本発明の実施形態で用いられ得る多数のデータ点が存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当なデータ点を伴う使用が意図されることを理解する。
【0012】
本発明の1つの実施形態において、データベースが変更されていないことの保証を維持しながらも格納されるデータ量を最小限にするために、マークルハッシュツリーが用いられる。ハッシュツリーにおいて、各閲覧は、最後の先頭ハッシュに到達するまで他のハッシュと結合される前にハッシュ化される。各先頭ハッシュは、データの特定のログに格納された全てのデータを表し得る。当業者は、データのチャンクをハッシュ化するための多数の方法が存在すること、および本発明の実施形態は、データのチャンクをハッシュ化および格納するための任意の適当な方法を伴う使用が意図されることを理解する。
【0013】
当業者は、本発明の実施形態で用いられ得る多数のハッシングアルゴリズムが存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当なハッシングアルゴリズムを伴う使用が意図されることを理解する。
【0014】
本発明の典型的な実施形態において、システムは、チャンクに分割されるデータベースを用いる。この典型的な実施形態において、PoVブロックチェーンに新たなブロックが作成される度、新たなチャンクが作成され得る。現在のチャンクの先頭ハッシュは、PoVブロックチェーン内の各新たなブロックに追加される。典型的な実施形態は、たとえば図3に示される。代替実施形態において、データベース全体が単一ファイルであってよく、またはデータベース全体がブロックチェーンに格納され得る。また更なる実施形態において、データベースは、ブロックが作成される回数より少ない頻度でPoVブロックチェーンに公開され得る。当業者は、データベースをフォーマット化し、ブロックチェーンに記録する多数の方法が存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当なフォーマットおよび記録方法を伴う使用が意図されることを理解する。
【0015】
本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態において、データベース全体がブロックチェーンに格納され得る。各閲覧ログエントリは、個別の取引またはデータエントリとしてブロックチェーンに格納され得る。閲覧ログエントリ取引は、閲覧報酬振替取引としての機能も果たしてよい。閲覧ログエントリは、たとえばログエントリを検閲し得る関係者がいないように、閲覧者および/またはシステムによってブロックチェーンに公開され得る。また、たとえば、PoVチャンク全体が、単一の取引またはデータエントリとしてブロックチェーンに格納され得る。また更なる実施形態において、データベースは、ブロックが作成される回数より少ない頻度でPoVブロックチェーンに公開され得る。データベースをフォーマット化し、ブロックチェーンに記録するために、任意の適当な技術が用いられ得る。本明細書に開示する典型的な実施形態は、任意の適当なフォーマットおよび/または記録方法を伴って用いられ得る。
【0016】
本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態において、システムは、PoV方法論によって検証された閲覧のみがカウントされることを確実にするために高度な方法を用いるように構成され得る。これらの実施形態によると、検証済みであると見なされる閲覧は、閲覧に関する匿名データを含む公衆アクセス可能データベースに追加される。代替実施形態において、システムは、システムの透明性および責任追跡性を確保するために、オープンソースツールで構成され得る。これらのツールを用いて、ユーザおよび第三者は、データの精度および信用性を確保するためにデータをレビューすることができる。閲覧データは匿名であってよいが、個々のユーザは、自身の固有IDを生成し、自身のIDに関して記録された閲覧が正確であり操作されていないことを検証し得る。これらの実施形態によると、公衆アクセス可能PoVデータベースに格納されたデータが実際の正しいデータを反映していることを確実にするために、一部またはほぼ全ての閲覧データは、検証システムとコンテンツをホストするサーバとの両方に送信され得る。これにより、システムは、サーバの閲覧データベース上のデータが正確であり、変更されていないかを自動的に確認する。本発明のいくつかの実施形態において、システムはさらに、ブロックチェーンにおける閲覧が検証済みであり、公衆データベースにおける閲覧と合致することを自動的に確認するアプリケーションを備える。データの何らかの破壊または変更が検出された場合、システムによってアラート通知が自動的に提供され得る。このように、システムは、たとえば(i)ビデオの自動繰返し視聴(ループ視聴)、(ii)複数のビデオを並行してロードする企て、(iii)隠れウインドウ/タブでのビデオローディング、および(iv)実際にビデオを視聴することなく解析を操作する企てなど、ユーザが閲覧数および視聴者メトリックの操作を企て得る多数の方法を防止する。あるいは、少なくとも一部の典型的な実施形態において、開示される典型的なPoVデータベースは、たとえば図1および図2に関して本明細書で説明するようなコンピューティングデバイスを用いて格納され得る。たとえば、図1および図2に関して本明細書で説明するようなコンピューティングデバイスは、開示される典型的なPoVデータベースおよび閲覧証明データへの自由なアクセスを可能にし、または遮断(不可能に)してよい。
【0017】
本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態において、システムは、コンテンツチャネルのステークに関する内部取引相場を提供する。これにより、このシステムは、コンテンツ創作者/発行者が、自身のチャネルにおけるステークの売出しおよび今後のコンテンツ提供を介して、自身のコンテンツの更なる成長および発展の資金を調達することを可能にする。本発明の実施形態によると、創作者/発行者は、創作者/発行者によって設定された価格で自身のチャネルへの関与をステークホルダに売却してよい。売却は、暗号通貨、分割所有権オファリング、または他の通貨や同様のオファリングで行われ得る。少なくとも一部の典型的な実施形態において、チャネルへの参与は、チャネルのステークホルダに、チャネルの所有権に基づいて、今後の収入の割当て金を同じ割合で提供し返すものであってよい。特定の例において、チャネルのステークホルダは、ステークの現在の市場価値に基づくコンテンツ取引相場を介して自身のステークを転売してよい。他の市場(たとえば証券市場)と同様に、1または複数の事前設定規則に基づいて、譲渡には制限または制約が設けられ得る。当業者は、用いられ得る多数の規則および制約が存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当な規則または制約を伴う使用が意図されることを理解する。
【0018】
本発明の実施形態によると、チャネルのステークの現在の市場価値は、システムによって計算される。本発明の少なくとも一部の典型的な実施形態において、システムは、コンテンツの検証済み閲覧(PoV)、チャネルの収益源、推奨エンジン、および他のキーパラメータを備えるがこれに限定されないグループから選択された1または複数のデータ点を考慮に入れて、チャネルのステークの価値を計算する。当業者は、チャネルのステークの価値を計算する際に用いられ得る多数のキーパラメータおよび他のデータ点が存在すること、および本発明の実施形態は任意のそのようなデータ点およびキーパラメータを伴う使用が意図されることを理解する。実際、システムによって提示される相場は、為替相場指数で利用可能なステークの購入/売却に関して買い手が入札/提示し、上限を設け得るオンライン現物為替相場と同様の働きをする。
【0019】
ここで図1を参照すると、本開示のシステムの実施形態で用いるのに適したコンピューティングデバイスの図式表現が示される。コンピューティングデバイス100は、一般に、中央処理ユニット(CPU、101)、グラフィック処理ユニット(GPU)を含む任意選択的な追加の処理ユニット、ランダムアクセスメモリ(RAM、102)、マザーボード103、または代替/追加として記憶媒体(たとえばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ、クラウドストレージ)、オペレーティングシステム(OS、104)、1または複数のアプリケーションソフトウェア105、ディスプレイ要素(たとえばモニタ、静電容量式タッチスクリーン)106、および1または複数の入力/出力デバイス/手段107で構成されてよく、1または複数の通信インタフェース(たとえばRS232、イーサネット、Wifi、Bluetooth、USB)を含む。有用な例は、パーソナルコンピュータ、サーバ、タブレットPC、スマートフォン、または他のコンピューティングデバイスを含むが、これに限定されない。本発明の好適な実施形態において、たとえばクラスタ化コンピューティングデバイスおよびサーババンク/ファームのように、多数のコンピューティングデバイスが、1または複数のリソースを分配および共有するようなコンピュータネットワークを形成するために動作可能にリンクされ得る。
【0020】
本開示の実施形態に適した、そのような汎用マルチユニットコンピュータネットワークの様々な例、それらの典型的な構成、および多数の標準化通信リンクは、以下で後述する図2によって詳しく説明され示されるように、当業者には周知である。
【0021】
本開示の典型的な実施形態によると、データは、システムに転送され、システムによって格納され、および/またはローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)にわたりシステムによって転送され得る。上記実施形態によると、システムは、1または複数のLANおよび/またはWANにわたり通信可能に接続された多数のサーバ、マイニングハードウェア、コンピューティングデバイス、またはその任意の組み合わせで構成され得る。当業者は、システムが構成され得る多数の方法が存在すること、および本開示の実施形態は任意の構成を伴う使用が意図されることを理解する。
【0022】
図2を参照すると、本開示の実施形態に係るシステムの概要図が示される。システムは、システムによって用いられる情報を電子的に格納するための1または複数のサーバ203で構成される。サーバ203内のアプリケーションは、ストレージデバイス内の情報を検索および操作し、WAN201(たとえばインターネット)を介して情報を交換してよい。サーバ203内のアプリケーションは、遠隔に格納された情報を操作し、WAN201(たとえばインターネット)にわたり遠隔に格納されたデータを分析するためにも用いられ得る。
【0023】
典型的な実施形態によると、図2に示すように、WAN201または他のネットワークを介した情報の交換は、1または複数の高速接続を介して発生してよい。場合によっては、高速接続は、ネットワーク化システムを通過した、1または複数のWAN201に直接接続された、または1または複数のルータ202を通して方向付けられた空中通信(OTA)であってよい。ルータ(複数も可)202は、完全に任意選択的であり、本開示に係る他の実施形態は、1または複数のルータ202を用いても用いなくてもよい。当業者は、情報を交換するためにサーバ203がWAN201に接続し得る多数の方法が存在すること、および本開示の実施形態は、情報を交換するためにネットワークに接続するための任意の方法を伴う使用が意図されることを理解する。さらに、本願は高速接続に言及するが、本開示の実施形態は、任意の速度の接続で用いられてよい。
【0024】
システムの構成要素またはモジュールは、多数の方法でWAN201または他のネットワークを介してサーバ203に接続してよい。たとえば、構成要素またはモジュールは、i)WAN201に直接接続されたコンピューティングデバイス212によって、ii)ルーティングデバイス204を介してWAN201に接続されたコンピューティングデバイス205、206によって、またはiii)無線アクセスポイント207に接続されたコンピューティングデバイス208、210によって、システムに接続してよい。当業者は、構成要素またはモジュールがWAN201または他のネットワークを介してサーバ203に接続し得る多数の方法が存在すること、および本開示の実施形態は、WAN201または他のネットワークを介してサーバ203に接続するための任意の方法を伴う使用が意図されることを理解する。さらに、サーバ203は、他のコンピューティングデバイスが接続するためのホストとしての機能を果たす、たとえばスマートフォンなどのパーソナルコンピューティングデバイスで構成されてもよい。
【0025】
システムの通信手段は、1または複数のネットワークを介して、またはシステムに取り付けられた1または複数の周辺デバイスに、またはシステムモジュールまたは構成要素にデータを通信するための任意の回路または他の手段であってよい。適当な通信手段は、無線接続、有線接続、セルラ接続、データポート接続、Bluetooth(登録商標)接続、近距離通信(NFC)接続、またはその任意の組み合わせを含んでよいが、これに限定されない。当業者は、本開示の実施形態で用いられ得る多数の通信手段が存在すること、および本開示の実施形態は任意の通信手段を伴う使用が意図されることを理解する。
【0026】
開示される典型的なシステムおよび方法は、オンラインコンテンツの閲覧証明(PoV)を提供するための任意の適当なアプリケーションにおいて用いられ得る。たとえば、開示される典型的なシステムおよび方法は、たとえばインターネット上で利用可能なインターネットコンテンツなどのコンテンツが、たとえば消費者などのユーザによって実際に閲覧されていることを確実にするために、任意の適当なアプリケーションにおいて用いられ得る。開示される典型的なシステムおよび方法は、たとえば、PoVの提供(たとえば、ユーザが実際にコンテンツを閲覧したことの検証)が、所与のウェブサイトまたはプラットフォームに関する評価または(たとえばユーザがコンテンツを閲覧する回数に紐付けられた広告収益に基づく)報酬に影響を及ぼす任意のアプリケーションにおいて用いられ得る。
【0027】
ここで図4を参照すると、本発明の実施形態に係る、ブロックチェーンを介した閲覧証明を提供するための典型的な方法が示される。プロセスは、1または複数のオンラインコンテンツピースに関するPoVを提供することに携わるシステムによって、400で開始する。ステップ402において、システムは、一般にユーザのコンテンツピース閲覧要求を介して、コンテンツ閲覧イベントを受信する。コンテンツは、任意の形態の文字、グラフィック、マルチメディア、または他のオーディオ/ビジュアルまたは他のデジタルまたはアナログ作品であってよい。当業者は、本発明の実施形態で用いられ得る多数の種類のコンテンツが存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当な種類のコンテンツを伴う使用が意図されることを理解する。開示される典型的なコンテンツ閲覧は、任意の所望のウェブブラウザ(たとえば、GoogleのChrome、AppleのSafari、MicrosoftのInternet Explorer、MozillaのFirefox、Opera、または他の任意の適当なウェブブラウザ)を用いて閲覧されるコンテンツを含んでよい。開示される典型的なコンテンツ閲覧は、任意の適当なアプリケーションプログラミングインタフェース(API)、またはたとえばモバイルデバイスアプリ、ウェブアプリ、ハイブリッドアプリ、または他の任意の適当な種類のアプリなどのアプリを用いて閲覧されるコンテンツも含んでよい。開示される典型的なコンテンツ閲覧は、たとえばスマートテレビまたは他の任意の適当な種類のストリーミングデバイスなどの任意の適当なデバイス上で閲覧されるコンテンツをさらに含んでよい。
【0028】
ステップ404において、コンテンツ閲覧はシステムによって記録され、システムがシステムの関連ブロックチェーンにおける取引(たとえば閲覧)のマイニングおよび記録を備えるという点で、システムに関連付けられる。閲覧記録は、閲覧者および/またはシステムによってデジタル署名され得る。本発明の典型的な実施形態において、閲覧が記録され得るデータベースのチャンクは、その後、ハッシュ化される(ステップ406)。任意の適当なデジタル署名スキームが本発明の典型的な実施形態と共に用いられてよく、本発明の典型的な実施形態は、任意の適当な種類のデジタル署名を伴って用いられ得る。
【0029】
ステップ408において、ブロックチェーン上のブロックの次の入口において、ハッシュドデータベースチャンクの各々は、ブロックチェーン台帳上のブロックに付加される。この時点で、記録された閲覧の各々は、PoVブロックチェーンがレビューのために利用可能であればいつでも検証され得る。データは分散的に格納されるので、PoVブロックチェーンに追加された各先頭ハッシュが正確かつ変更されていないことを任意の第三者が証明することができる。これにより、任意の第三者は、ブロックチェーン上の各新たなブロック内に追加されたログが、改ざん、変更、枝分かれ、または分岐されていないことを検証することができる。この時点で、ステップ410においてプロセスは終了する。
【0030】
ここで図5を参照すると、本発明の実施形態に係る、ブロックチェーンを介した閲覧証明を活用するチャネルステーク市場を提供するための典型的な方法の図が示される。プロセスは、チャネルステーク売却要求を実行するユーザによって、ステップ500で開始する。ステップ502において、システムは、ステーク売却要求を受信し、ステークオファリングの生成に使用するために要求内の情報を解析する。要求に関連付けられた情報は、売りに出されたステークのサイズ(たとえば売上から望ましい貨幣、暗号通貨、または他の報酬での合計額、または売りに出すチャネルの最大パーセント)を含んでよいが、これに限定されない。
【0031】
ステップ504において、システムは、ステークオファリングに関与するチャネルの価値を生成する。少なくとも一部の典型的な実施形態において、チャネルの価値は、システムまたはチャネルに関連付けられたPoVブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づいてよい。この価値を生成するために、チャネルの成長率、チャネルの加入者数、チャネルおよびステークオファリングの履歴、またはその任意の組み合わせを含むがこれに限定されない他のデータ点が用いられてもよい。当業者は、チャネルの価値を決定するために本発明の実施形態と共に用いられ得る多数のデータ点が存在すること、および本発明の実施形態は任意の適当なデータ点を伴う使用が意図されることを理解する。
【0032】
ステップ506において、システムは、チャネル価値および/または要求に関連付けられた情報に少なくとも部分的に基づいて、ステークオファリングを生成する。生成すると、システムは、生成されたステークオファリングをユーザに売りに出す(ステップ508)。ステップ510において、ステークオファリングが購入され得る。
【0033】
ステークが購入されない場合、システムは、ステークを再び売りに出す。特定の実施形態において、ステークを再び売りに出す前に、ステークオファリングは、たとえばチャネルにおける各シェアの販売価格を再計算すること、またはチャネル価値を再査定することによって、1または複数の点で再計算され得る。
【0034】
ステークオファリングが首尾よく申し込みされると、システムは、チャネルのステークに投資または他の方法で購入した者に関連ステークを発行する(ステップ512)。その後、ステークオファリングに規定されたように、権利および収益が購入ユーザに譲渡され得る。
【0035】
ステップ514において、様々な購入者にステークが発行された状態で、システムは、チャネル価値の監視および更新を継続する。ステークオファリングの規則で許可される限り、ステークを購入したユーザは、自身のステーク持ち分を他者へ売りに出してよい。一般に、このオファリングは、システムによって値を付けられた現在の価値になる。ただし、他の実施形態において、システムは、より複雑な取引手段(たとえばオファー、オプション)を可能にしてよい。この時点で、ステップ516においてプロセスは終了する。
【0036】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、典型的な閲覧証明検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを備える閲覧証明検証モジュールと、プロセッサとを含んでよい。閲覧証明検証モジュールおよびプロセッサは、コンテンツピースを閲覧するコンテンツ閲覧要求を受信し、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録し、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化し、ハッシュドデータベースチャンクを閲覧証明検証システムのブロックチェーン上のブロックに付加し、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較するように構成され得る。ブロックチェーンは、公開され得る。ブロックチェーンは、任意の第三者によるレビューのために利用可能であってよい。ブロックチェーンに追加された各先頭ハッシュは、任意の第三者によって監査可能であってよい。ブロックチェーンに追加された各新たなブロックは、任意の第三者によって監査可能であってよい。コンテンツピースは、文字データ、グラフィカルデータ、マルチメディアデータ、オーディオデータ、および/またはビジュアルデータであってよい。コンテンツ閲覧は、インターネットウェブページ閲覧であってよい。閲覧証明検証システムは、ブロックチェーンにおける取引のマイニングおよび記録に関与する複数の関係者を含んでよい。閲覧証明検証モジュールおよびプロセッサは、ユーザに固有IDを提供するように構成されてよく、固有IDは、ユーザのコンテンツ閲覧データに対応するブロックチェーン上のデータに関連付けられている。ユーザは、固有IDを用いて、そのユーザのコンテンツ閲覧データに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを確実にして(たとえば比較して)よい。閲覧証明検証システムは、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを自動的に比較してよい。閲覧証明検証システムは、コンテンツ閲覧データがブロックと合致しない場合、自動的にアラート通知を提供してよい。閲覧証明検証システムは、任意のエンティティまたは関係者から切り離され得る(たとえば、ほぼ完全に切り離され得る)。たとえば、閲覧証明検証システムは、中央金融エンティティなしで動作し得る分散型金融システムであってよい。閲覧証明検証システムは、たとえば本明細書で説明する、開示される典型的なブロックチェーンと同様に、ブロックチェーンにスマートコントラクトを用いてよい。たとえば、閲覧証明検証システムは、財務機能を実行するために、たとえば本明細書で説明するようなブロックチェーンを用いる分散型アプリケーションを用いてよい。少なくとも一部の典型的な実施形態において、閲覧証明検証システムは、複数の関係者間で合意された契約期間を捕捉し、検証し、有効化(たとえば実施)するために、ブロックチェーンにスマートコントラクトを用いてよい。それによって閲覧証明検証システムは、中央エンティティまたは外部の法的執行を用いることなく、エンティティ(たとえば匿名エンティティ)間で行われる合意および取引を提供し得る。たとえば、閲覧証明検証システムは、スマートコントラクトのデータが暗号化され、ブロックチェーン上に存在することを可能にし得る(たとえば、ブロックチェーンに記録されたデータは、変更、損失、または削除されることがない)。
【0037】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、典型的な方法は、チャネルステーク市場のチャネルステーク売却要求を受信すること、チャネルの価値を決定すること、チャネルの価値に基づいてステークオファリングを生成すること、およびチャネルの価値を更新することを含んでよい。チャネルの価値を決定することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含んでよい。チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、およびコンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することを含んでよい。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づいてよい。典型的な方法は、ステークオファリングに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行することも含んでよい。チャネルの価値は、たとえばチャネルの成長率、チャネルの加入者数、チャネルの履歴、および/またはステークオファリングの履歴などのデータ点に基づいてよい。チャネルの価値を更新することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の更新された総計を決定することを含んでよい。
【0038】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、方法は、コンテンツピースを閲覧するコンテンツ閲覧要求を受信すること、コンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、およびコンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することを含んでよい。コンテンツ閲覧は、インターネットウェブページ閲覧であってよい。典型的な方法は、ユーザに固有IDを提供することをさらに含んでよく、固有IDは、そのユーザのコンテンツ閲覧データに対応するブロックチェーン上のデータに関連付けられている。ユーザは、固有IDを用いて、そのユーザのコンテンツ閲覧データに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを確実にして(たとえば比較して)よい。
【0039】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、開示される典型的な閲覧証明検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを備える閲覧証明検証モジュールと、プロセッサと、複数のコンピューティングデバイスとを含んでよい。閲覧証明検証モジュール、プロセッサ、および複数のコンピューティングデバイスは、チャネルステーク売却要求を受信し、チャネルの価値を決定し、チャネルの価値に基づいてステークオファリングを生成し、チャネルの値を更新するように構成され得る。チャネルの価値を決定することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含んでよい。検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含んでよい。チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDデータを提供すること、コンテンツピースの転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、固有IDデータがコンテンツ閲覧データおよびブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することを含んでよい。ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能であってよい。閲覧証明検証モジュール、プロセッサ、および複数のコンピューティングデバイスは、ステークオファリングに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行し、ブロックチェーンにスマートコントラクトを用いるようにも構成され得る。ブロックチェーンは、任意の第三者によるレビューのために利用可能であってよい。ブロックチェーンに追加された各先頭ハッシュは、任意の第三者によって監査可能であってよい。ブロックチェーンに追加された各新たなブロックは、任意の第三者によって監査可能であってよい。コンテンツピースのデータは、文字データ、グラフィカルデータ、マルチメディアデータ、オーディオデータ、およびビジュアルデータから成るグループから選択され得る。検証済みコンテンツ閲覧は、インターネットウェブページ閲覧、アプリ閲覧、スマートテレビ閲覧を含むストリーミングデバイス閲覧、およびその組み合わせのグループから選択され得る。複数のコンピューティングデバイス間でのコンテンツピースのデータの転送は、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを介して複数のコンピューティングデバイス間でビデオデータをストリーミングすることを含んでよい。閲覧証明検証システムは、ブロックチェーンにおける取引のマイニングおよび記録に関与する複数の関係者を含んでよい。閲覧証明検証モジュール、プロセッサ、および複数のコンピューティングデバイスは、ユーザのコンテンツ閲覧データに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを確実にするために、コンテンツ閲覧データと固有IDデータとを比較するように構成され得る。閲覧証明検証システムは、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを自動的に比較してよい。閲覧証明検証システムは、コンテンツ閲覧データが固有IDデータを含まない場合、アラート通知を提供してよい。
【0040】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、開示される典型的な方法は、チャネルステーク売却要求を受信すること、チャネルの価値を決定すること、チャネルの価値に基づいてステークオファリングを生成すること、およびチャネルの価値を更新することを含んでよい。チャネルの価値を決定することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含んでよい。検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含んでよい。チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDデータを提供すること、コンテンツピースの転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、および、固有IDデータがコンテンツ閲覧データおよびブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することを含んでよい。ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能であってよい。開示される典型的な方法は、ステークオファリングに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行すること、およびブロックチェーンにスマートコントラクトを用いることも含んでよい。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づいてよい。チャネルの価値は、チャネルの成長率、チャネルの加入者数、チャネルの履歴、およびステークオファリングの履歴から成るグループから選択されたデータ点に基づいてよい。チャネルの価値を更新することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の更新された総計を決定することを含んでよい。
【0041】
少なくとも一部の典型的な実施形態において、開示される典型的な方法は、チャネルステーク売却要求を受信すること、チャネルの価値を決定すること、チャネルの価値に基づいてステークオファリングを生成すること、およびチャネルの価値を更新することを含んでよい。チャネルの価値を決定することは、チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することを含んでよい。検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、複数のコンピューティングデバイス間でコンテンツピースのデータを転送することを含んでよい。チャネルの検証済みコンテンツ閲覧の総計を決定することは、ユーザに固有IDデータを提供すること、コンテンツピースの転送データに対応するコンテンツ閲覧データをデータベースチャンクに記録すること、データベースチャンクをハッシュドデータベースチャンクにハッシュ化すること、ハッシュドデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに付加すること、および、固有IDデータがコンテンツ閲覧データおよびブロックの両方に含まれるか否かを決定することによって、コンテンツ閲覧データとブロックチェーン上のブロックとを比較することを含んでよい。開示される典型的な方法は、ステークオファリングに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行することも含んでよい。ブロックチェーンは公開され、第三者コンピューティングデバイスを介してアクセス可能であってよい。コンテンツ閲覧データは、コンテンツ閲覧データへの公衆アクセスを遮断するコンピューティングデバイスに格納されてよい。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証済みコンテンツ閲覧の数に基づいてよい。チャネルの価値は、チャネルの成長率、チャネルの加入者数、チャネルの履歴、およびステークオファリングの履歴から成るグループから選択されたデータ点に基づいてよい。
【0042】
開示される典型的なシステムおよび方法は、たとえばインターネットユーザによって閲覧され得るインターネットコンテンツなどのコンテンツ閲覧を検証するための効率の良い技術を提供し得る。たとえば、開示される典型的なシステムおよび方法は、そのオンラインコンテンツが実際に閲覧されたかを検証するためにユーザが公開台帳を用いるための透過的な技術を提供し得る。それによって、開示される典型的なシステムおよび方法は、(たとえば、所与のコンテンツがたとえば消費者などのユーザによってどの程度閲覧されるかに依存する、広告または他の基準に基づく報酬のために)コンテンツプロバイダのチャネルの価値を決定するための効果的な技術を提供し得る。たとえば、開示される典型的なシステムおよび方法は、意図されたターゲット視聴者が、所与のプロバイダのコンテンツを(たとえばコンテンツに付随し得る広告と共に)実際に閲覧したかを検証し得る。
【0043】
従来、コンピュータプログラムは、計算命令またはプログラム命令の有限列を含む。プログラム装置またはコンピューティングデバイスは、そのようなコンピュータプログラムを受信し、その計算命令を処理することによって、技術的効果をもたらし得ることが理解される。
【0044】
プログラマブル装置またはコンピューティングデバイスは、コンピュータプログラム命令の処理、コンピュータロジックの実行、コンピュータデータの格納などのために適切に利用または構成され得る、1または複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、埋込型マイクロコントローラ、プログラマブルデジタル信号プロセッサ、プログラマブルデバイス、プログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、メモリデバイス、特定用途向け集積回路などを含む。コンピューティングデバイスは、コンピュータ可読記憶媒体を含み得ること、およびこの媒体は、内蔵または外付け、取出し可能および交換可能、または固定であってよいことが理解される。また、コンピューティングデバイスは、本明細書で説明するソフトウェアおよびハードウェアとのインタフェースを含み、またはそれらを支援し得る、基本入力/出力システム(BIOS)、ファームウェア、オペレーティングシステム、データベースなどを含み得ることも理解される。
【0045】
本明細書で説明するようなシステムの実施形態は、従来のコンピュータプログラムまたはそれらで動作するプログラマブル装置を含むアプリケーションに限定されない。たとえば、本明細書において特許請求の範囲に記載されるような本開示の実施形態は、光コンピュータ、量子コンピュータ、アナログコンピュータなどを含み得ることが考慮される。
【0046】
関与するコンピュータプログラムまたはコンピューティングデバイスの種類にかかわらず、コンピュータプログラムは、任意および全ての示された機能を実行し得る特定の機械を生成するために、コンピューティングデバイスにロードされ得る。この特定の機械(またはそのネットワーク構成)は、任意および全ての示された機能を実行するための技術を提供する。
【0047】
1または複数のコンピュータ可読媒体(複数も可)の任意の組み合わせが用いられ得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、またはデバイス、または上記の任意の適当な組み合わせであってよいが、これに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の典型的な例は、1または複数の配線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意の適当な組み合わせを含んでよい。本文書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれと関連して用いるためのプログラムを包含または格納し得る任意の有形媒体であってよい。
【0048】
データストアは、データベース、ファイルストレージシステム、リレーショナルデータストレージシステム、またはデータを格納するように構成された他の任意のデータシステムまたは構造で構成され得る。データストアは、データを受信、処理、および格納するためのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と協働するリレーショナルデータベースであってよい。データストアは、移動情報および見積り情報の処理に関連する情報を格納するための1または複数のデータベース、ならびに移動情報および見積り情報を格納および検索するために構成された1または複数のデータベースを備えてよい。
【0049】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の方法で機能させることが可能なコンピュータ可読メモリに格納され得る。コンピュータ可読メモリに格納された命令は、任意および全ての示された機能を実行するためのコンピュータ可読命令を含む製品を構成する。
【0050】
コンピュータ可読信号媒体は、たとえばベースバンドに、または搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラムコードが埋め込まれた伝搬データ信号を含んでよい。そのような伝搬信号は、電磁、光、またはその任意の適当な組み合わせを含むがこれに限定されない任意の様々な形式であってよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれと関連して用いるためのプログラムを伝達、伝搬、または搬送し得る任意のコンピュータ可読媒体であってよい。
【0051】
コンピュータ可読媒体に埋め込まれたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RFなど、または上記の任意の適当な組み合わせを含むがこれに限定されない任意の適当な媒体を用いて伝送され得る。
【0052】
図面を通してフローチャート図およびブロック図で示された要素は、要素間の論理的境界を示す。ただし、ソフトウェアまたはハードウェアエンジニアリング方式によると、示された要素およびその機能は、モノリシックソフトウェア構造の一部として、スタンドアロンソフトウェア構成要素またはモジュールとして、または外部ルーチン、コード、サービスなど、またはこれらの任意の組み合わせを用いる構成要素またはモジュールとして実装され得る。そのような実装は全て、本開示の範囲内である。上記観点から、ブロック図およびフローチャート図の要素は、記載された機能を実行するための手段の組み合わせ、記載された機能を実行するためのステップの組み合わせ、記載された機能を実行するためのプログラム命令技術などに対応することが理解される。
【0053】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータ実行可能コードを含んでよいことが理解される。C、C++、Java、JavaScript、アセンブリ言語、Lisp、HTML、Perlなどを含むがこれに限定されない、コンピュータプログラム命令を表すための様々な言語が考えられる。そのような言語は、アセンブリ言語、ハードウェア記述言語、データベースプログラミング言語、関数型プログラミング言語、命令型プログラミング言語などを含んでよい。いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム命令は、コンピューティングデバイス、プログラマブルデータ処理装置、プロセッサまたはプロセッサアーキテクチャの異種組み合わせなどで動作するために格納、コンパイル、または解釈され得る。本明細書で説明するようなシステムの実施形態は、クライアント/サーバソフトウェア、software-as-a-service、ピアツーピアソフトウェアなどを含む、ウェブベースのコンピュータソフトウェアの形態をとってよいが、これに限定されない。
【0054】
いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイスは、多重プログラムまたはスレッドを含むコンピュータプログラム命令の実行を可能にする。多重プログラムまたはスレッドは、プロセッサの利用率を高め、ほぼ同時的な機能を容易にするために、ほぼ同時に処理され得る。実行のために、本明細書で説明する任意および全ての方法、プログラムコード、プログラム命令などは、1または複数のスレッドにおいて実行され得る。スレッドは、それ自体が関連する優先順位を割り当てられ得る他のスレッドを生み出す。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイスは、優先順位に基づいて、またはプログラムコードに提供された命令に基づく他の任意の順序に基づいて、これらのスレッドを処理し得る。
【0055】
明確に記載されない限り、または文脈から明らかでない限り、「処理する」および「実行する」という動詞は同義的に用いられ、実行、処理、解釈、コンパイル、アセンブル、リンク、ロードすること、上記の任意および全ての組み合わせなどを示す。したがって、コンピュータプログラム命令、コンピュータ実行可能コードなどを処理する実施形態は、上述した方法のいずれかおよび全てによって命令またはコードを適切に実行し得る。
【0056】
本明細書で提示する機能および動作は、任意の特定のコンピューティングデバイスまたは他の装置に固有に関連するものではない。本明細書における教示に従うプログラムと共に、様々な汎用システムが用いられてもよく、または、必要な方法ステップを行うために特化した装置を構築することが便利であることがわかる。様々なこれらのシステムのために必要な構造は、同等の変形例と共に、当業者に明らかである。加えて、本開示の実施形態は、任意の特定のプログラミング言語を参照して説明されるものではない。本明細書で説明するような本開示の教示を実現するために様々なプログラミング言語が用いられてよく、特定の言語への言及はいずれも、本開示の実施形態の実施可能かつ最適なモードを開示するために提供される。本開示の実施形態は、多数のトポロジにわたる多種多様なコンピュータネットワークシステムに適している。本技術分野において、大規模ネットワークの構成および管理は、「ウェブ」または「ワールドワイドウェブ」とも称される、たとえばインターネットなどのネットワークを介して異なる種類のコンピューティングデバイスおよびストレージデバイスに通信可能に結合されたストレージデバイスおよびコンピューティングデバイスを含む。
【0057】
本開示およびその他を通して、ブロック図およびフローチャート図は、方法、装置(たとえばシステム)、およびコンピュータプログラム製品を示す。ブロック図およびフローチャート図の各要素、ならびにブロック図およびフローチャート図内の要素のそれぞれの組み合わせは、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品の機能を示す。任意および全てのそのような機能(「示された機能」)は、コンピュータプログラム命令によって、専用のハードウェアベースのコンピュータシステムによって、専用ハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせによって、汎用ハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせによって、などで実行されてよく、任意および全てのそれらは、本明細書において「構成要素」、「モジュール」、または「システム」と一般に称され得る。
【0058】
上述した図面および説明は、開示されるシステムの機能的態様を記載するが、これらの機能的態様を実現するための特定のソフトウェア構成は、明確に記載されない限り、または文脈から明らかでない限り、これらの説明から推測されてはならない。
【0059】
フローチャート図内の各要素は、コンピュータ実装方法のステップまたはステップのグループを示し得る。さらに、各ステップは、1または複数のサブステップを含み得る。例示のために、これらのステップ(ならびに上記で識別および説明した任意および全ての他のステップ)は、順番に提示される。実施形態は、本明細書で開示する技術の特定のアプリケーションに適合した代替の順序のステップを含み得ることが理解される。そのような変形例および修正例は全て、本開示の範囲内に収まることが意図される。任意の特定の順序でステップを図示および説明することは、特定のアプリケーションに必要でない限り、明確に記載されない限り、または文脈から明らかでない限り、異なる順序でステップを有する実施形態を除外することが意図されたものではない。
【0060】
本明細書で説明する機能、システム、および方法は、多数の言語で用いられ、提示され得る。個々のシステムは、1または複数の言語で提示されてよく、言語は、上述したプロセスまたは方法における任意の点で容易に変更され得る。当業者は、システムが提供され得る多数の言語が存在すること、および本開示の実施形態が任意の言語での使用を意図されることを理解する。
【0061】
多数の実施形態が開示されるが、本開示の他の実施形態もまた、この詳細な説明から当業者には明らかとなる。説明したようないくつかの特徴の実装を伴わずに実施され得る本開示の態様も存在してよい。一部の詳細は、本開示の焦点を不明瞭にしないために詳しく説明されていないことを理解すべきである。本開示は、様々な明らかな態様における無数の修正が可能であり、その全てが、本開示の主旨および範囲から逸脱するものではない。したがって、図面および説明は、本質的に限定的ではなく例示的なものと見なされなくてはならない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】