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特表2024-510956扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-12
(54)【発明の名称】扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/007 20060101AFI20240305BHJP
   F24F 7/06 20060101ALI20240305BHJP
【FI】
F24F7/007 101
F24F7/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023554849
(86)(22)【出願日】2021-06-11
(85)【翻訳文提出日】2023-09-07
(86)【国際出願番号】 CN2021099568
(87)【国際公開番号】W WO2022193451
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202110283371.5
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523154150
【氏名又は名称】蒋 亮健
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】蒋 亮健
【テーマコード(参考)】
3L056
3L058
【Fターム(参考)】
3L056BG05
3L056BG09
3L058BD06
(57)【要約】
扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置は、標識盤と、角度調整ノブと、シュート-スライダクランク調整機構と、標識盤と角度調整ノブとの間に設置された制限溝-制限ブロック機構とを含み、スライダの第2の内室の内壁にラックが形成され、スライダの外壁に等級凹凸体が形成され、等級凹凸体の中心距離がラック歯距離に等しく、第1の制限シュートに切り欠きが形成され、切り欠きには、ばね-緊締物装置が等級凹凸体と弾性的に緊締接触するように配置され、スライダの下端面に形成されたオーバーラップバンプを制限カバーの第2の制限シュートのエッジに形成された延長シュートに入って滑り嵌合し、角度調整ノブと双方向接続ブロックの間にバックルバンプ-貫通孔係合接触の組み合わせ構造が設置されている。従って、スイープを回避することができ、標識盤の標識に従って正確に等量に角度調整することができ、角度調整ノブが緩んで脱出しない扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モーターエンクロージャーと、標識盤と、角度調整ノブと、ウォームブッシュ及び下ブッシュが形成されたハウジングと、上ブッシュが形成されたハウジングカバーと、2段減速機構と、中空軸と、中心軸とを含み、
2段目の減速機構は、ウォームギアとラージギアとを有し、ラージギアに第1の内室が設けられ、第1の内室には、第1の制限シュート-スライダラッククランクと中心ギアとからなるクランク調整機構が設けられ、標識盤には、等級標識の各等級の標識角の変位角度が設けられ、変位角度は中心ギアの各歯角の変位角度と等しく、
中空軸の上端には、標識盤との間に一意性位置決め接続の標識盤中継接続装置が設けられた円形のオーバーラップ階段が形成され、中心軸と角度調整ノブとの間には、一意性位置決め接続の角度調整ノブ中継接続装置が設けられ、この角度調整ノブ中継接続装置は、双方向接続ブロックが中心軸の上端にねじを打って固着されて構成され、
ラージギアの下端に制限カバーを有し、制限カバーに第2の制限シュートが形成され、クランクが第2の制限シュートを通ってラージギア外に出、
標識盤と角度調整ノブとの間に制限溝-制限ブロック機構が設けられていることを特徴とする、
扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項2】
前記制限溝-制限ブロック機構は、標識盤に円弧状の制限溝が形成され、角度調整ノブに制限ブロックが形成され、制限ブロックが制限溝に挿入されることを特徴とする、
請求項1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項3】
前記スライダに第2の内室が形成され、第2の内室の内壁にラックが形成され、中心ギアが第2の内室に挿入してラックと噛合し、スライダの外壁に等級凹凸体が形成され、等級凹凸体の中心距離がラック歯距離に等しく、等級凹凸体の先端が第1の制限シュートの溝壁と滑り嵌合し、第1の制限シュートの溝壁に切り欠きが形成され、ラージギアの第1の内室には、ばね-緊締物装置の緊締物が切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触するように配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項4】
前記緊締物は、一端が第1の円弧状凸条で他端が方形ブロックである緊締物であり、緊締物の第1の円弧状凸条は、切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触することを特徴とする、
請求項3に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項5】
前記スライダの下端面とクランクとの間にオーバーラップバンプが形成され、前記制限カバーには、第2の制限シュートに沿って延長シュートが形成され、オーバーラップバンプは、延長シュートに入って滑り嵌合することを特徴とする、
請求項1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項6】
前記ハウジングのウォームブッシュの下段壁内には、ウォームギアの歯頂円面の非噛合部分に沿って円弧補強ブッシュが形成され、円弧補強ブッシュの円弧面は、ウォームギアに対応する歯頂円面と動嵌状態であることを特徴とする、
請求項1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項7】
前記角度調整ノブの軸には、対称形状溝と非対称形状溝とが形成され、対称形状溝の軸には貫通孔が形成され、前記双方向接続ブロックの筒体には、対称形状凸条と非対称形状凸条とが形成され、対称形状凸条の貫通孔に対応する位置にバックルバンプが形成され、バックルバンプが貫通孔に挿入してバックルバンプ-貫通孔による係合接触になることを特徴とする、
請求項1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【請求項8】
前記非対称形状溝は、対称形状溝の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状溝であり、一方が方形溝であり、他方が円弧状溝であり、
前記非対称形状凸条は、対称形状凸条の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状凸条であり、一方が方形凸条で、他方が第2の円弧状凸条であり、
非対称形状の方形凸条と第2の円弧状凸条の長手方向の長さは、対称形状凸条の長手方向の長さより長いことを特徴とする、
請求項7に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、扇風機装置に関し、特に扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、揺動角度の調整が可能な扇風機は、主にクランクロッカ機構におけるクランクの長さを変更することにより揺動角度の調整を実現する。従来技術1の中国特許番号99236154.0の技術では、扇風機の定量標識に基づく揺動角度調整装置が開示されており、ラージギア内に制限シュート-スライダラッククランクを配置して芯軸ギアと噛合して可変長クランク機構を構成し、モーターエンクロージャーから延出した中空軸にダイヤル付きの大円輪を接続し、モーターエンクロージャーから延出した芯軸に角度調整ノブを接続し、角度調整ノブと大円輪の間に弾性的緊締接触装置を設置し、使用者が大円輪のダイヤルの標識に基づいて角度調整ノブを回転させることで、スライダラッククランクが標識に従って等量に長く変位するように駆動して任意の角度の送風の揺動角度を得ることができる。しかし、ラージギア内に制限シュート-スライダラッククランクを配置して芯軸ギアと噛合して構成した往復式可変長クランク機構は、シュートの往復両端に制限端の遮断面を設置する内限式遮断構造であり、一旦使用者の角度調整ノブを回転させる方向が間違ったり、回転させる力が大きすぎたりすると、芯軸ギアとラックが制限端の遮断面に当たって遮断され、オーバーシュートモーメントが発生し、「スイープ」現象が発生し、角度調整に失敗する。また、「大円輪内に有形孔があり、有形孔内にばね装置があり、ばね装置が角度調整ノブの凹凸体に弾性的に密着するように組み立てられている」という組み立て構造は、ばねのスペアパーツを扇風機の総組み立てラインに残し、モーターエンクロージャーを取り付けた後にばねの取り付けが可能になるスペアパーツ式の二次組み立て生産技術であり、扇風機製造業の安全規則と業界内の規則に明らかに違反する欠点がある。
【0003】
以上の欠点に対して、従来技術2の中国特許出願番号202011159133.5の技術では、扇風機の双方向等級標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置が開示されており、偏心ギアディスククランク-中心(軸)ギアからなる360度双方向に無遮断で回転可能な回転式可変クランク構造をラージギアの内室に設置し、始点基準を有し一意的に位置決められ且つフリーハンドで着脱可能な標識盤中継接続装置を中空軸と標識盤の間に設置し、始点が位置決められ、標識盤に対して360度双方向に無遮断で回転可能であってフリーハンドで着脱可能な角度調整ノブ中継接続装置を中心軸と角度調整ノブの間に設置し、それによって双方向等級標識に従って、双方向360度無遮断回転式で偏心ギアディスククランクの偏心距離の変位長を変更するができる双方向等級標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成し、従来技術1のスライダラックと芯軸ギアのスイープ現象を解消するだけでなく、標識盤と角度調整ノブが業界内の規則に符合して確実に組み立てを完了するように解決し、使用者が扇風機の外で標識盤の双方向等級標識に従って迅速かつ確実に角度調整することができる。しかし、中心(軸)ギアが偏心ギアディスククランクを回転駆動して発生する回転式クランク偏心距離変位長軌跡と、標識盤の平均値標識に対する角度調整ノブの中心軸の角変位軌跡とは、非線形の関数的変位関係であり、角度調整ノブが標識盤の変曲点標識に位置し、またはゼロ標識に近づく際に角度調整ノブを回転させると、偏心ギアクランクを駆動することによる回転式偏心距離の変位長さの変化が小さくなる。逆に、角度調整ノブを標識盤のゼロ点に回転させ、又は変曲点の中段標識に近づくほど、偏心ギアクランクを駆動することによる回転式偏心距離の変位長の変化が大きくなる。明らかに、この中心(軸)ギアが偏心ギアディスククランクを360度回転駆動することによる回転式クランク偏心距離の変位長の変化は、標識盤の各等級の標識によって示される平均値標識とは等量でない変位差があり、使用者が操作時に所定値から逸脱するように誤解させやすく、角度調整が正確でない欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、手動調整式の角度調整過程において、スイープを回避することだけでなく、標識盤の標識に従って正確に等量に角度調整できる扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本発明の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置は、モーターエンクロージャーと、標識盤と、角度調整ノブと、ウォームブッシュ及び下ブッシュが形成されたハウジングと、上ブッシュが形成されたハウジングカバーと、2段減速機構と、中空軸と、中心軸とを含む。2段目の減速機構は、ウォームギアとラージギアとを有し、ラージギアに第1の内室が設けられ、第1の内室には、第1の制限シュート-スライダラッククランクと中心ギアとからなるクランク調整機構が設けられている。標識盤には、等級標識の各等級の標識角の変位角度が設けられ、変位角度は中心ギアの各歯角の変位角度と等しい。中空軸の上端には、標識盤との間に一意性位置決め接続の標識盤中継接続装置が設けられた円形のオーバーラップ階段が形成され、中心軸と角度調整ノブとの間には、一意性位置決め接続の角度調整ノブ中継接続装置が設けられ、この角度調整ノブ中継接続装置は、双方向接続ブロックが中心軸の上端にねじを打って固着されて構成される。ラージギアの下端に制限カバーを有し、制限カバーに第2の制限シュートが形成され、クランクが第2の制限シュートを通ってラージギア外に出る。標識盤と角度調整ノブとの間に制限溝-制限ブロック機構が設けられている。制限溝-制限ブロック機構は、標識盤に円弧状の制限溝が形成され、角度調整ノブに制限ブロックが形成され、制限ブロックが制限溝に挿入される。制限溝の既定の制限ストロークは、標識盤の既定の標識の有効制限ストロークに等しい。
【0006】
従来技術の角度調整ノブと標識盤の間の全回転無遮断機構の代わりに、標識盤と角度調整ノブの間に制限溝―制限ブロック機構を増設することにより構成した既定の制限ストロークを有する内限式遮断機構は、角度調整中に、一旦使用者が角度調整ノブを回転させる力が大きすぎたり誤操作で方向が逆になったりすると、中心軸下端の中心ギアとスライダラックが第1の制限シュートの制限端の制限面にぶつかりそうになる時、トルク入力端の角度調整ノブの制限ブロックが、まず角度調整ノブを標識盤の制限溝の規定の制限端面にしっかりと遮断して角度調整ノブを停止させ、同時に中心軸と中空軸下端の中心ギアとスライダラックのオーバーシュート動作変位を制止し、それによって構造設置上で中心ギアとスライダラックが角度調整ノブを手で回転させる力が大きすぎたり誤操作したりすることによるスイープ現象を徹底的に解消する。
【0007】
スライダに第2の内室が形成され、第2の内室の内壁にラックが形成され、中心ギアが第2の内室に挿入してラックと噛合する。スライダの外壁に等級凹凸体が形成され、等級凹凸体の中心距離がラック歯距離に等しい。等級凹凸体の先端が第1の制限シュートの溝壁と滑り嵌合する。第1の制限シュートの溝壁に切り欠きが形成されている。ラージギアの第1の内室には、ばね-緊締物装置の緊締物が切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触するように配置されている。前記緊締物は、一端が第1の円弧状凸条で他端が方形ブロックである緊締物である。緊締物の第1の円弧状凸条は、切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触する。
【0008】
中心距離がラック歯距離に等しい等級凹凸体の列をスライダの外壁に増設することにより、第1の制限シュートの通常の溝壁の中段を破って切り欠きを形成し、切り欠きの位置に弾性緊締物装置を増設し、弾性的緊締接触方式で等級凹凸体を押圧する。そこで、スライダラッククランクが等級凹凸体のセット中心距離に従って第1の制限シュートでセットと変位を行うことしかできないように制限し、等級凹凸体付きで変位軌跡を制限するスライダラック往復式クランク変長調整機構を構成する。等級凹凸体の中心距離がスライダラック歯距離に等しく、スライダラック歯距離が中心ギア歯距離に等しいため、中心ギアの各歯角の変位角度は、標識盤の各等級の等級標識角の変位角度に等しい。そのため、標識盤の既定の等級標識に従って、スライダラッククランクの偏心距離の実際の変位長さを正確に等量に調整する扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成する。
【0009】
スライダの下端面とクランクとの間にオーバーラップバンプが形成され、前記制限カバーには、第2の制限シュートに沿って延長シュートが形成されている。オーバーラップバンプは、延長シュートに入って滑り嵌合する。スライダの下端面とクランクとの間にオーバーラップバンプを増設し、制限カバーに第2の制限シュートに沿って延長シュートを増設し、オーバーラップバンプを延長シュートに入れて滑り嵌合にすることにより、スライダラッククランクの長さ調節機構には、第1の制限シュート-スライダと延長シュート-オーバーラップバンプからなる単一スライダ二平面二重シュートによる直線ガイド滑り嵌合機構が形成され、クランクの滑り嵌合垂直安定性を強化し、角度調整時の中心ギアの横方向トルクの影響を低減し、クランクが外力衝突に抵抗する耐衝撃力を高める。
【0010】
前記2段目の減速機構において、更に、前記ハウジングのウォームブッシュの下段壁内には、ウォームギアの歯頂円面の非噛合部分に沿って円弧補強ブッシュが形成され、円弧補強ブッシュの円弧面は、ウォームギアに対応する歯頂円面と動嵌状態である。このようにして、ウォームギアとラージギアとの噛合安定性を強化し、ウォームギアの遠位端が片端カンチレバー状を呈してラージギアと噛合するため安定性が低く、手動の角度調整過程で噛合が不安定でスリップが発生しやすいという問題を解決し、標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置全体が運行期間中に常に良好な動力伝達性能とスムーズで正確な角度調整機能を維持することを確保する。
【0011】
前記角度調整ノブ中継接続装置の好ましい構成の1つとして、前記角度調整ノブの軸には、対称形状溝と非対称形状溝とが形成され、対称形状溝の軸には貫通孔が形成され、前記双方向接続ブロックの筒体には、対称形状凸条と非対称形状凸条とが形成され、対称形状凸条の貫通孔に対応する位置にバックルバンプが形成され、中継取付時に、バックルバンプが貫通孔に挿入してバックルバンプ-貫通孔による係合接触になる。角度調整ノブと双方向接続ブロックの間にバックルバンプ-貫通孔の係合接触による組み合わせ構造を増設することにより、扇風機工場の総組立パイプラインで中継取付時に、角度調整ノブの軸の貫通孔をモーターエンクロージャーに通し、唯一の所定位置方式で、双方向接続ブロックのバックルバンプに正確かつ確実に挿入して係合式中継接続することができる。一方、角度調整ノブの中継取付が完了して出荷後、輸送中及び使用者が角度調整ノブを繰り返して回転させる日常的な使用中に、角度調整ノブが緩んで脱出するという順挿入式構造の設置不良問題を解決することができる。それによって扇風機業界内の安全規則や業界規則の関連規程に適合することができ、また、日常的な使用中に角度調整ノブが緩んで脱出しないことを保障する扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成する。
【0012】
前記角度調整ノブ中継接続装置の好ましい構成の更なる改良として、前記非対称形状溝は、対称形状溝の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状溝であり、一方が方形溝であり、他方が円弧状溝である。前記非対称形状凸条は、対称形状凸条の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状凸条であり、一方が方形凸条で、他方が第2の円弧状凸条である。非対称形状の方形凸条と第2の円弧状凸条の長手方向の長さは、対称形状凸条の長手方向の長さより長い。非対称形状の方形凸条と第2の円弧状凸条の長手方向の長さを対称形状凸条の長手方向の長さより長くしているため、角度調整ノブの中継挿入取付過程で、組み立て作業者は、まず角度調整ノブの軸の非対称形状の方形溝と円弧状溝を、一意に位置合わせ方向かつ第1の所定位置の優先的に導入方式で、双方向接続ブロックの筒体の相対的な長さが長い非対称形状の方形凸条と第2の円弧状凸条に挿入し、その後の圧入過程で、さらに対称形状溝を貫通し、第2の所定位置の方法で、双方向接続ブロックの筒体の長さが短い対称形状凸条のバックルバンプに圧入し、その塑性を反発させ、貫通孔に挿入してバックルバンプ-貫通孔の係合接触になる。このような双方向接続ブロックについて、非対称凸条の長さが比較的に長く、第1の所定位置優先の中継取付方式を保障するため、双方向接続ブロックのバックルバンプの弾性変形挿着が偏りやすい欠点を回避でき、角度調整ノブの一意性中継取付効率を明らかに高め、さらに扇風機業界内の取付操作規程に適合することは、実践的に証明した。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の上述の利点は、以下の図面を用いた実施例の説明から明らかで理解しやすくなる。
【0014】
図1】本発明の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置の一実施例の総取り付け平面図である。
図2図1の実施例の断面図である。
図3図1の実施例における変角ギアボックスアセンブリ、標識盤、角度調整ノブの分解図である。
図4図3における角度調整部材の上面分解図である。
図5図3における角度調整部材の下面分解図である。
図6図1の実施例における変角ギアボックスアセンブリ、標識盤、角度調整ノブの外観図である。
図7図1の実施例における角度調整ノブと双方向接続ブロックの分解右図である。
図8図1の実施例における角度調整ノブと双方向接続ブロックの分解外観図である。
図9図1の実施例における変角ギアボックスアセンブリの背面図である。
図10図9のH-H線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図1から図7に関連して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0016】
本発明は、扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置に関する。
【0017】
扇風機のその他の構成及び動作は、当業者には既知であり、ここでは詳細には説明しないが、以下に扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置の構成について説明する。
【0018】
図1から図6を参照して、本発明の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置は、モーターエンクロージャー3と、標識盤1と、角度調整ノブ2と、ウォームブッシュ33及び下ブッシュ19が形成されたハウジング9と、上ブッシュ7が形成されたハウジングカバー8と、2段減速機構と、中空軸6と、中心軸5とを含む。2段目の減速機構は、ウォームギア31とラージギア10を有し、ラージギア10に第1の内室12が設けられ、第1の内室12には、第1の制限シュート11-スライダ17ラック18クランク14と中心ギア13からなるクランク調整機構が設けられている。標識盤1には、等級標識の各等級の標識角の変位角度が設けられ、変位角度は中心ギア13の各歯角の変位角度と等しい。中空軸6の上端には、標識盤1との間に一意性位置決め接続の標識盤中継接続装置が設けられた円形のオーバーラップ階段20が形成され、中心軸5と角度調整ノブ2との間には、一意性位置決め接続の角度調整ノブ中継接続装置が設けられ、この角度調整ノブ中継接続装置は、双方向接続ブロック4が中心軸の上端にねじ21を打って固着されて構成される。ラージギア10の下端に制限カバー15を有し、制限カバー15に第2の制限シュート16が形成され、クランク14が第2の制限シュート16を通ってラージギア10外に出る。標識盤1と角度調整ノブ2との間に制限溝22-制限ブロック23機構が設けられている。制限溝22-制限ブロック23機構は、標識盤1に円弧状の制限溝22が形成され、角度調整ノブ2に制限ブロック23が形成され、制限ブロック23が制限溝22に挿入される。制限溝22の既定の制限ストロークは、標識盤1の既定の標識の有効制限ストロークに等しい。
【0019】
従来技術の角度調整ノブと標識盤の間の全回転無遮断機構の代わりに、標識盤1と角度調整ノブ2の間に制限溝22―制限ブロック23機構を増設することにより構成した既定の制限ストロークを有する内限式遮断機構は、角度調整中に、一旦使用者が角度調整ノブ2を回転させる力が大きすぎたり誤操作で方向が逆になったりすると、中心軸5下端の中心ギア13とスライダ17ラック18が第1の制限シュート11の制限端の制限面にぶつかりそうになる時、トルク入力端の角度調整ノブ2の制限ブロック23が、まず角度調整ノブ2を標識盤1の制限溝22の規定の制限端面にしっかりと遮断して角度調整ノブ2を停止させ、同時に中心軸5と中空軸6下端の中心ギア13とスライダ17ラック18のオーバーシュート動作変位を制止し、それによって構造設置上で中心ギア13とスライダ17ラック18が角度調整ノブ2を手で回転させる力が大きすぎたり誤操作したりすることによるスイープ現象を徹底的に解消する。
【0020】
図2図3図4図5及び図10を参照すると、スライダ17に第2の内室28が形成され、第2の内室28の内壁にラック18が形成され、中心ギア13が第2の内室28に挿入してラック18と噛合する。スライダ17の外壁に等級凹凸体26が形成され、等級凹凸体26の中心距離がラック18歯距離に等しい。等級凹凸体26の先端が第1の制限シュート11の溝壁と滑り嵌合する。第1の制限シュート11の溝壁に切り欠き30が形成されている。ラージギア10の第1の内室12には、ばね24-第1の円弧状凸条25緊締物装置の第1の円弧状凸条25緊締物が切欠き30を通って等級凹凸体26と弾性的に緊締接触するように配置されている。
【0021】
中心距離がラック18歯距離に等しい等級凹凸体26の列をスライダ17の外壁に増設することにより、第1の制限シュート11の通常の溝壁の中段を破って切り欠き30を形成し、切り欠き30の位置に弾性緊締物装置を増設し、弾性的緊締接触方式で等級凹凸体26を押圧する。そこで、スライダ17ラック18クランク14が等級凹凸体26のセット中心距離に従って第1の制限シュート11でセットと変位を行うことしかできないように制限し、等級凹凸体26付きで変位軌跡を制限するスライダ17ラック18往復式クランク変長調整機構を構成する。等級凹凸体26の中心距離がスライダ17ラック18歯距離に等しく、スライダ17ラック18歯距離が中心ギア13歯距離に等しいため、中心ギア13の各歯角の変位角度は、標識盤1の各等級の等級標識角の変位角度に等しい。そのため、標識盤の既定の等級標識に従って、スライダ17ラック18クランク14の偏心距離の実際の変位長さを正確に等量に調整する扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成し、構造がコンパクトで合理的であり、扇風機業界の安全規則や業界規則に適合する利点を有する。
【0022】
スライダ17の下端面とクランク14との間にオーバーラップバンプ27が形成され、制限カバー15には、第2の制限シュート16に沿って延長シュート29が形成されている。オーバーラップバンプ27は、延長シュート29に入って滑り嵌合する。制限カバー15は、ラージギア10に取り付けられて第1の内室12を封止する。スライダ17の下端面とクランク14との間にオーバーラップバンプ27を増設し、制限カバー15に第2の制限シュート16に沿って延長シュート29を増設し、オーバーラップバンプ27を延長シュート29に入れて滑り嵌合にすることにより、スライダ17ラック18クランク14の長さ調節機構には、第1の制限シュート11-スライダ17と延長シュート29-オーバーラップバンプ27からなる単一スライダ二平面二重シュートによる直線ガイド滑り嵌合機構が形成され、クランク14の滑り嵌合垂直安定性を強化し、角度調整時の中心ギア13の横方向トルクの影響を低減し、クランク14が外力衝突に抵抗する耐衝撃力を高め、ラック18と中心ギア13がクランク14に超負荷の外力衝撃にかかった場合でもスイープしないように確実に保証する。
【0023】
図2図3図6図9及び図10を参照すると、ハウジング9のウォームブッシュ33の下段壁内には、ウォームギア31の歯頂円面の非噛合部分に沿って円弧補強ブッシュ32が形成され、円弧補強ブッシュ32の円弧面は、ウォームギア31に対応する歯頂円面と動嵌状態である。このようにして、ウォームギア31とラージギア10の噛合安定性を強化し、ウォームギア31の遠位端が片端カンチレバー状を呈してラージギア10と噛合するため安定性が低く、手動の角度調整過程で噛合が不安定でスリップが発生しやすいという問題を解決し、標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置全体が運行期間中に常に良好な動力伝達性能とスムーズで正確な角度調整機能を維持することを確保する。
【0024】
図2図3図4図7及び図8を参照すると、角度調整ノブ2中継接続装置において、角度調整ノブ2の軸には、対称形状溝36と非対称形状溝が形成され、対称形状溝36の軸には貫通孔34が形成され、前記双方向接続ブロック4の筒体には、対称形状凸条39と非対称形状凸条が形成され、対称形状凸条39の貫通孔に対応する位置にバックルバンプ35が形成され、中継取付時に、バックルバンプ35が貫通孔34に挿入してバックルバンプ35-貫通孔34による係合接触になる。角度調整ノブと双方向接続ブロックの間にバックルバンプ35-貫通孔34の係合接触による組み合わせ構造を増設することにより、扇風機工場の総組立パイプラインで中継取付時に、角度調整ノブ2の軸の貫通孔34をモーターエンクロージャー3に通し、唯一の所定位置方式で、双方向接続ブロック4のバックルバンプ35に正確かつ確実に挿入して係合式中継接続することができる。一方、角度調整ノブの中継取付が完了して出荷後、輸送中及び使用者が角度調整ノブを繰り返して回転させる日常的な使用中に、角度調整ノブが緩んで脱出するという順挿入式構造の設置不良問題を解決することができる。それによって扇風機業界内の安全規則や業界規則の関連規程に適合することができ、また、日常的な使用中に角度調整ノブ2が緩んで脱出しないことを保障する扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置を構成する。
【0025】
前記非対称形状溝は、対称形状溝36の周方向に沿って互いに90度ずらす非対称形状溝であり、一方が方形溝37であり、他方が円弧状溝38である。前記非対称形状凸条は、対称形状凸条39の周方向に沿って互いに90度ずらす非対称形状凸条であり、一方が方形凸条40で、他方が第2の円弧状凸条41である。非対称形状の方形凸条40と第2の円弧状凸条41の長手方向の長さは、対称形状凸条39の長手方向の長さより長い。非対称形状の方形凸条40と第2の円弧状凸条41の長手方向の長さを対称形状凸条39の長手方向の長さより長くしているため、角度調整ノブ2の中継挿入取付過程で、組み立て作業者は、まず角度調整ノブ2の軸の非対称形状の方形溝37と円弧状溝38を、一意に位置合わせ方向かつ第1の所定位置の優先的に導入方式で、双方向接続ブロック4の筒体の相対的な長さが長い非対称形状の方形凸条40と第2の円弧状凸条41に挿入し、その後の圧入過程で、さらに対称形状溝36を貫通し、第2の所定位置の方法で、双方向接続ブロック4の筒体の長さが短い対称形状凸条39のバックルバンプ35に圧入し、その塑性を反発させ、貫通孔34に挿入してバックルバンプ35-貫通孔34の係合接触になる。このような双方向接続ブロック4について、非対称凸条の長さが比較的に長く、第1の所定位置優先の中継取付方式を保障するため、双方向接続ブロック4のバックルバンプ35の弾性変形挿着が偏りやすい欠点を回避でき、角度調整ノブ2の一意性中継取付効率を明らかに高め、さらに扇風機業界内の取付操作規程に適合することは、実践的に証明した。
【0026】
以上をまとめると、本発明が提案した扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置は、その有益な意義は、以下のとおりである。
1.標識盤1と角度調整ノブ2の間に制限溝22-制限ブロック23機構を増設したため、使用者が操作する際に、スイープ現象を解消する。
2.スライダ17部材の最適化設計を通じて、第2の内室28の内壁のラック18、外壁の等級凹凸体26、オーバーラップバンプ27、クランク14などの機械部材要素を集積し、一体化して機械式MCU要素を構成する。標識盤1の平均値標識に従ってプリセット値を等量に入力することを実行することができ、またラック18、クランク14の偏心距離をプリセット値に従って等量変位するように駆動することができ、また、クランク14の角度調整後に所定のメモリデータに基づいて等量にサンプリング値をフィードバックする三位一体MCUコンポーネント機能は、標識盤1の平均値標識に従った等量入力、等量駆動、等量制御の手動調整操作の三等量要求を解決し、標識盤1の標識に従って正確に等量に角度調整する目的を確実に実現する。
3.コスト面では、スライダ17の第2の内室28の内壁のラック18、外壁の等級凹凸体26、オーバーラップバンプ27、クランク14などの多機能部材を集積し、単一部品として一体化生産し、第1の制限シュート11の切り欠き30とばね24-第1の円弧状凸条25の組み合わせ構造を最適化し、軸リベットを廃止し、組み立て技術を簡略化し、材料コストを低減し、標識盤1の標識に基づいて正確に等量に角度調整する全体コストのパフォーマンスの最適化を実現する。
4.日常的な使用上、角度調整ノブ2と双方向接続ブロック4の間にバックルバンプ35-貫通孔34の係合接触の組み合わせ機構を増設し、扇風機の角度調整ノブ2が日常的な使用中に緩んで脱出しない問題を効果的に解決する。
【0027】
もちろん、本発明の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置において、等級凹凸体とラージギアの内室との間に配置されたばね-緊締物装置の緊締物の具体的な形状は、上記実施例に示す第1の円弧状凸条に限らず、他の適応形状の緊締物であってもよく、このような緊締物の具体的な形状の局所的な変換は、本発明の保護範囲内にある。明らかに、上述の実施例は、本発明の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではなく、本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく得た他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0028】
(付記)
(付記1)
モーターエンクロージャーと、標識盤と、角度調整ノブと、ウォームブッシュ及び下ブッシュが形成されたハウジングと、上ブッシュが形成されたハウジングカバーと、2段減速機構と、中空軸と、中心軸とを含み、
2段目の減速機構は、ウォームギアとラージギアとを有し、ラージギアに第1の内室が設けられ、第1の内室には、第1の制限シュート-スライダラッククランクと中心ギアとからなるクランク調整機構が設けられ、標識盤には、等級標識の各等級の標識角の変位角度が設けられ、変位角度は中心ギアの各歯角の変位角度と等しく、
中空軸の上端には、標識盤との間に一意性位置決め接続の標識盤中継接続装置が設けられた円形のオーバーラップ階段が形成され、中心軸と角度調整ノブとの間には、一意性位置決め接続の角度調整ノブ中継接続装置が設けられ、この角度調整ノブ中継接続装置は、双方向接続ブロックが中心軸の上端にねじを打って固着されて構成され、
ラージギアの下端に制限カバーを有し、制限カバーに第2の制限シュートが形成され、クランクが第2の制限シュートを通ってラージギア外に出、
標識盤と角度調整ノブとの間に制限溝-制限ブロック機構が設けられていることを特徴とする、
扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0029】
(付記2)
前記制限溝-制限ブロック機構は、標識盤に円弧状の制限溝が形成され、角度調整ノブに制限ブロックが形成され、制限ブロックが制限溝に挿入されることを特徴とする、
付記1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0030】
(付記3)
前記スライダに第2の内室が形成され、第2の内室の内壁にラックが形成され、中心ギアが第2の内室に挿入してラックと噛合し、スライダの外壁に等級凹凸体が形成され、等級凹凸体の中心距離がラック歯距離に等しく、等級凹凸体の先端が第1の制限シュートの溝壁と滑り嵌合し、第1の制限シュートの溝壁に切り欠きが形成され、ラージギアの第1の内室には、ばね-緊締物装置の緊締物が切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触するように配置されていることを特徴とする、
付記1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0031】
(付記4)
前記緊締物は、一端が第1の円弧状凸条で他端が方形ブロックである緊締物であり、緊締物の第1の円弧状凸条は、切欠きを通って等級凹凸体と弾性的に緊締接触することを特徴とする、
付記3に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0032】
(付記5)
前記スライダの下端面とクランクとの間にオーバーラップバンプが形成され、前記制限カバーには、第2の制限シュートに沿って延長シュートが形成され、オーバーラップバンプは、延長シュートに入って滑り嵌合することを特徴とする、
付記1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0033】
(付記6)
前記ハウジングのウォームブッシュの下段壁内には、ウォームギアの歯頂円面の非噛合部分に沿って円弧補強ブッシュが形成され、円弧補強ブッシュの円弧面は、ウォームギアに対応する歯頂円面と動嵌状態であることを特徴とする、
付記1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0034】
(付記7)
前記角度調整ノブの軸には、対称形状溝と非対称形状溝とが形成され、対称形状溝の軸には貫通孔が形成され、前記双方向接続ブロックの筒体には、対称形状凸条と非対称形状凸条とが形成され、対称形状凸条の貫通孔に対応する位置にバックルバンプが形成され、バックルバンプが貫通孔に挿入してバックルバンプ-貫通孔による係合接触になることを特徴とする、
付記1に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【0035】
(付記8)
前記非対称形状溝は、対称形状溝の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状溝であり、一方が方形溝であり、他方が円弧状溝であり、
前記非対称形状凸条は、対称形状凸条の周方向に沿って互いに角度をずらす非対称形状凸条であり、一方が方形凸条で、他方が第2の円弧状凸条であり、
非対称形状の方形凸条と第2の円弧状凸条の長手方向の長さは、対称形状凸条の長手方向の長さより長いことを特徴とする、
付記7に記載の扇風機の標識に基づく手動調整式の揺動角度調整装置。
【符号の説明】
【0036】
1:識別盤、2:角度調整ノブ、3:モーターエンクロージャー、4:双方向接続ブロック、5:中心軸、6:中空軸、7:上ブッシュ、8:ハウジングカバー、9:ハウジング、10:ラージギア、11:第1の制限シュート、12:第1の内室、13:中心ギア、14:クランク、15:制限カバー、16:第2の制限シュート、17:スライダ、18:ラック、19:下ブッシュ、20:円形のオーバーラップ階段、21:ねじ、22:制限溝、23:制限ブロック、24:ばね、25:第1の円弧状凸条、26:等級凹凸体、27:オーバーラップバンプ、28:第2の内室、29:延長シュート、30:切り欠き、31:ウォームギア、32:円弧補強ブッシュ、33:ウォームブッシュ、34:貫通孔、35:バックルバンプ、36:対称形状溝、37:方形溝、38:円弧状溝、39:対称形状凸条、40:方形凸条、41:第2の円弧状凸条。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】