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特表2024-511248中継モードの構成方法、中継通信方法、装置及び機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】中継モードの構成方法、中継通信方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20240306BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240306BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20240306BHJP
【FI】
H04W16/26
H04W92/18
H04W88/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535696
(86)(22)【出願日】2021-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-06-12
(86)【国際出願番号】 CN2021084741
(87)【国際公開番号】W WO2022205219
(87)【国際公開日】2022-10-06
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】クオ、ヤリ
(72)【発明者】
【氏名】ルー、フェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA22
5K067DD27
5K067EE03
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本願は、通信技術分野に関する中継モードの構成方法、中継通信方法、装置及び機器を提供する。前記中継モードの構成方法は、コアネットワーク機器が端末機器に第1構成情報を送信することを含み、第1構成情報は、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含む。本願の実施例は、コアネットワーク機器が、Prose機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成することにより、当該端末機器は、中継通信の接続モードを明確にし、端末機器が中継通信を実現できることを保証する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用する中継モードの構成方法であって、
コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成方法。
【請求項2】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項1に記載の中継モードの構成方法。
【請求項3】
前記中継モードの構成方法は、
他の端末機器からの第1RSCを受信することと、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1RSCに対応する前記他の端末機器の中継モードを決定することと、をさらに含む、
請求項2に記載の中継モードの構成方法。
【請求項4】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項5】
前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項4に記載の中継モードの構成方法。
【請求項6】
前記エリア情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する識別子、タイミングアドバンス(TA)に対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の中継モードの構成方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項1~6のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項8】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項1~7のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項9】
前記コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信する前に、前記中継モードの構成方法は、
前記コアネットワーク機器に中継機能情報を送信することをさらに含み、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項10】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項9に記載の中継モードの構成方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する、
請求項9又は10に記載の中継モードの構成方法。
【請求項12】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項1~11のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項13】
前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する、
請求項1~12のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項14】
コアネットワーク機器に適用する中継モードの構成方法であって、
端末機器に第1構成情報を送信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成方法。
【請求項15】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードのそれぞれに対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項14に記載の中継モードの構成方法。
【請求項16】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードのそれぞれに対応する使用条件情報を含む、
請求項14又は15に記載の中継モードの構成方法。
【請求項17】
前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項16に記載の中継モードの構成方法。
【請求項18】
前記エリア情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する識別子、タイミングアドバンス(TA)に対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の中継モードの構成方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項14~18のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項20】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項14~19のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項21】
前記端末機器に第1構成情報を送信する前に、前記中継モードの構成方法は、
前記端末機器からの中継機能情報を受信することをさらに含み、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項14~20のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項22】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項21に記載の中継モードの構成方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する、
請求項21又は22に記載の中継モードの構成方法。
【請求項24】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項14~23のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項25】
前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する、
請求項14~24のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項26】
第1端末機器に適用する中継通信方法であって、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信方法。
【請求項27】
前記第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記中継端末機器からの第1情報を受信することであって、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用される、ことと、
前記第2中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定することと、をさらに含む、
請求項26に記載の中継通信方法。
【請求項28】
前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む、
請求項27に記載の中継通信方法。
【請求項29】
前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む、
請求項27に記載の中継通信方法。
【請求項30】
前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される、
請求項27~29のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項31】
前記中継端末機器からの第1情報を受信することは、
前記中継端末機器からの第1ブロードキャスト情報を受信することを含み、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される、
請求項27~30のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項32】
前記中継端末機器からの第1情報を受信することは、
第1発見要求をブロードキャストすることと、
前記中継端末機器からの第1発見応答を受信することであって、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送されることと、を含む、
請求項27~30のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項33】
前記第1情報は、前記第2中継モードに対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項27~32のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項34】
前記第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記中継端末機器に第4情報を送信することであって、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、ことと、
前記中継端末機器からの第3情報を受信することであって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、ことと、をさらに含む、
請求項26に記載の中継通信方法。
【請求項35】
前記中継通信方法は、
第3発見要求をブロードキャストすることであって、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送される、ことと、
前記中継端末機器からの第3発見応答を受信することであって、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項34に記載の中継通信方法。
【請求項36】
前記中継通信方法は、
第1接続確立要求をブロードキャストすることであって、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送される、ことと、
前記中継端末機器からの第1接続確立応答を受信することであって、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項34に記載の中継通信方法。
【請求項37】
前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、
前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む、
請求項34~36のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項38】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項26~37のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項39】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む、
請求項26~38のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項40】
中継端末機器に適用する中継通信方法であって、
第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信方法。
【請求項41】
前記第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記第2端末機器からの第2情報を受信することであって、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、ことと、
前記第1端末機器に第1情報を送信することであって、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用され、前記第1情報は、前記第2情報に基づいて決定される、ことと、をさらに含む、
請求項40に記載の中継通信方法。
【請求項42】
前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む、
請求項41に記載の中継通信方法。
【請求項43】
前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む、
請求項41に記載の中継通信方法。
【請求項44】
前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される、
請求項41~43のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項45】
前記第2情報は、前記第2端末機器からの第2ブロードキャスト情報で搬送され、
又は、
前記第2情報は、前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信されるものであり、
又は、
前記第2情報は、前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信されるものである、
請求項41~44のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項46】
前記第1端末機器に第1情報を送信することは、
第1ブロードキャスト情報をブロードキャストすることを含み、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される、
請求項45に記載の中継通信方法。
【請求項47】
前記中継通信方法は、
前記第1端末機器からの第1発見要求を受信することと、
第2発見要求をブロードキャストすることであって、前記第2発見要求は、前記第1発見要求に基づいて決定される、ことと、
前記第2端末機器からの第2発見応答を受信することであって、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送される、ことと、
前記第1端末機器に第1発見応答を送信することであって、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項41~44のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項48】
前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応する中継サービスコード(RSC)を含み、
前記第1情報は、前記第2中継モードに対応するRSCを含む、
請求項41~47のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項49】
前記第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記第1端末機器からの第4情報を受信することであって、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、ことと、
前記第2端末機器に第5情報を送信することであって、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用され、且つ前記第4情報に基づいて決定される、ことと、
前記第2端末機器からの第3情報を受信することであって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、ことと、
前記第1端末機器に前記第3情報を送信することと、をさらに含む、
請求項40に記載の中継通信方法。
【請求項50】
前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む、
請求項49に記載の中継通信方法。
【請求項51】
前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む、
請求項49に記載の中継通信方法。
【請求項52】
前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される、
請求項49~51のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項53】
前記中継通信方法は、
前記第1端末機器からの第3発見要求を受信することであって、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送される、ことと、
第4発見要求をブロードキャストすることであって、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送される、ことと、
前記第2端末機器からの第4発見応答を受信することであって、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送される、ことと、
前記第1端末機器に第3発見応答を送信することであって、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項49~52のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項54】
前記中継通信方法は、
前記第1端末機器からの第1接続確立要求を受信することであって、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送される、ことと、
第2接続確立要求をブロードキャストすることであって、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送される、ことと、
前記第2端末機器からの第2接続確立応答を受信することであって、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送される、ことと、
前記第1端末機器に第1接続確立応答を送信することであって、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項49~52のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項55】
前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、
前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、
前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む、
請求項49~54のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項56】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項40~55のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項57】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む、
請求項40~56のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項58】
第2端末機器に適用する中継通信方法であって、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信方法。
【請求項59】
前記第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記中継端末機器に第2情報を送信することをさらに含み、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、
請求項58に記載の中継通信方法。
【請求項60】
前記中継端末機器に第2情報を送信することは、
前記第2情報を搬送する第2ブロードキャスト情報をブロードキャストすること、
又は、
前記第2端末機器が前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信すること、
又は、
前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信することを含む、
請求項59に記載の中継通信方法。
【請求項61】
前記中継端末機器に第2情報を送信することは、
前記中継端末機器からの第2発見要求を受信することと、
前記中継端末機器に第2発見応答を送信することであって、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送される、ことと、を含む、
請求項59に記載の中継通信方法。
【請求項62】
前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項59~61のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項63】
前記第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現する前に、前記中継通信方法は、
前記中継端末機器からの第5情報を受信することであって、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用される、ことと、
前記第3中継モード及び前記第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定することと、
前記中継端末機器に第3情報を送信することであって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、ことと、をさらに含む、
請求項58に記載の中継通信方法。
【請求項64】
前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む、
請求項63に記載の中継通信方法。
【請求項65】
前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む、
請求項63に記載の中継通信方法。
【請求項66】
前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される、
請求項63~65のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項67】
前記中継通信方法は、
前記中継端末機器からの第4発見要求を受信することであって、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送される、ことと、
前記中継端末機器に第4発見応答を送信することであって、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項63~66のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項68】
前記中継通信方法は、
前記中継端末機器からの第2接続確立要求を受信することであって、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送される、ことと、
前記中継端末機器に第2接続確立応答を送信することであって、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送される、ことと、をさらに含む、
請求項63~66のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項69】
前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、
前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む、
請求項63~68のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項70】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項58~69のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項71】
前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、
前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む、
請求項58~70のいずれか一項に記載の中継通信方法。
【請求項72】
端末機器に設ける中継モードの構成装置であって、
コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成される構成情報受信モジュールを備え、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成装置。
【請求項73】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項72に記載の中継モードの構成装置。
【請求項74】
前記中継モードの構成装置はさらに、
他の端末機器からの第1RSCを受信するように構成されるサービスコード受信モジュールと、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1RSCに対応する前記他の端末機器の中継モードを決定するように構成される中継モード決定モジュールと、を備える、
請求項73に記載の中継モードの構成装置。
【請求項75】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む、
請求項72~74のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項76】
前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項75に記載の中継モードの構成装置。
【請求項77】
前記エリア情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する識別子、タイミングアドバンス(TA)に対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む、
請求項76に記載の中継モードの構成装置。
【請求項78】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項72~77のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項79】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項72~78のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項80】
前記中継モードの構成装置はさらに、
前記コアネットワーク機器に中継機能情報を送信するように構成される機能情報送信モジュールを備え、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項72~79のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項81】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項80に記載の中継モードの構成装置。
【請求項82】
前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する、
請求項80又は81に記載の中継モードの構成装置。
【請求項83】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項72~82のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項84】
前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する、
請求項72~83のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項85】
コアネットワーク機器に設ける中継モードの構成装置であって、
端末機器に第1構成情報を送信するように構成される構成情報送信モジュールを備え、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成装置。
【請求項86】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項85に記載の中継モードの構成装置。
【請求項87】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む、
請求項85又は86に記載の中継モードの構成装置。
【請求項88】
前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項87に記載の中継モードの構成装置。
【請求項89】
前記エリア情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する識別子、タイミングアドバンス(TA)に対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む、
請求項88に記載の中継モードの構成装置。
【請求項90】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項85~89のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項91】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項85~90のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項92】
前記中継モードの構成装置はさらに、
前記端末機器からの中継機能情報を受信するように構成される機能情報受信モジュールを備え、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項85~91のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項93】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項92に記載の中継モードの構成装置。
【請求項94】
前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する、
請求項92又は93に記載の中継モードの構成装置。
【請求項95】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項85~94のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項96】
前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する、
請求項85~95のいずれか一項に記載の中継モードの構成装置。
【請求項97】
第1端末機器に設ける中継通信装置であって、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成される第1通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信装置。
【請求項98】
中継端末機器に設ける中継通信装置であって、
第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成される中継通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信装置。
【請求項99】
第2端末機器に設ける中継通信装置であって、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成される第2通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継通信装置。
【請求項100】
端末機器であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、端末機器。
【請求項101】
コアネットワーク機器であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、端末機器に第1構成情報を送信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、コアネットワーク機器。
【請求項102】
第1端末機器であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、第1端末機器。
【請求項103】
中継端末機器であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、中継端末機器。
【請求項104】
第2端末機器であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する、第2端末機器。
【請求項105】
端末機器のプロセッサによって実行されるときに、請求項1~13のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項106】
コアネットワーク機器のプロセッサによって実行されるときに、請求項14~25のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項107】
第1端末機器のプロセッサによって実行されるときに、請求項26~39のいずれか一項に記載の中継通信方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項108】
中継端末機器のプロセッサによって実行されるときに、請求項40~57のいずれか一項に記載の中継通信方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項109】
中継端末機器のプロセッサによって実行されるときに、請求項58~71のいずれか一項に記載の中継通信方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願実施例は、通信技術分野に関し、特に、中継モードの構成方法、中継通信方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)は、リリース13(R13:Release 13)近距離通信サービス(ProSe:Proximity Service)アーキテクチャに中継通信という概念を導入した。
【0003】
中継通信システムは、Prose機能を備えた少なくとも2つの端末機器(UE:User Equipment)を含み、これらのUEは、通常、中継サービスを提供するUEと、中継サービスを使用するUEの2つに分類することができる。Prose機能を備えたUEは、PC5インターフェースを介して、Prose機能を備えた別のUEと直接通信を確立することができる。中継通信システムが、UEが中継を介してネットワークにアクセスするように実装される場合、1つのUEが第5世代モバイル通信技術(5G:5th-Generation)などのネットワークを介して外部のデータネットワークに接続する機能だけでなく、Prose機能も備えるとき、このUEは中継サービスを提供することができ、即ち、このUEは、中継通信システムでRelay UE(中継端末機器)として機能し、中継通信システムでは、このUEを介してネットワークにアクセスする他のUEは、このUEが提供する中継サービスを使用し、即ち、他のUEは、中継通信システムでRemote UE(遠隔端末機器)として機能する。中継通信システムが、複数のUEが中継によりサービス相互作用を実現するように実装される場合、1つのUEが少なくとも2つのUEに通信中継を提供し、且つ、それぞれPC5インターフェースを介してこれらの少なくとも2つのUEと直接通信を確立するとき、このUEは中継サービスを提供することができ、即ち、このUEは中継通信システムでRelay UEとして機能し、中継通信システムでそれぞれPC5インターフェースを介してこのUEと直接通信を確立する他のUEは、このUEが提供する中継サービスを使用する。
【0004】
しかしながら、Prose機能を備えるUEが中継通信プロセスでどのように中継通信の接続モードを明確にするかについては、さらなる検討と研究が必要である。
【発明の概要】
【0005】
本願実施例は、中継モードの構成方法、中継通信方法、装置及び機器を提供する。前記技術的解決策は下記の通りである。
【0006】
一態様では、本願実施例は、端末機器に適用する中継モードの構成方法を提供し、前記方法は、
コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0007】
別の態様では、本願実施例は、コアネットワーク機器に適用する中継モードの構成方法を提供し、前記方法は、
端末機器に第1構成情報を送信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0008】
さらに別の態様では、本願実施例は、第1端末機器に適用する中継通信方法を提供し、前記方法は、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0009】
さらに別の態様では、本願実施例は、中継端末機器に適用する中継通信方法を提供し、前記方法は、
第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0010】
さらに別の態様では、本願実施例は、第2端末機器に適用する中継通信方法を提供し、前記方法は、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現することを含み、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0011】
さらに別の態様では、本願実施例は、端末機器に設ける中継モードの構成装置を提供し、前記装置は、
コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成される構成情報受信モジュールを備え、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0012】
さらに別の態様では、本願実施例は、コアネットワーク機器に設ける中継モードの構成装置を提供し、前記装置は、
端末機器に第1構成情報を送信するように構成される構成情報送信モジュールを備え、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0013】
さらに別の態様では、本願実施例は、第1端末機器に設ける中継通信装置を提供し、前記装置は、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成される第1通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0014】
さらに別の態様では、本願実施例は、中継端末機器に設ける中継通信装置を提供し、前記装置は、
第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成される中継通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0015】
さらに別の態様では、本願実施例は、第2端末機器中に設ける中継通信装置を提供し、前記装置は、
第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成される第2通信モジュールを備え、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0016】
さらに別の態様では、本願実施例は、端末機器を提供し、前記端末機器は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である。
【0017】
さらに別の態様では、本願実施例は、コアネットワーク機器を提供し、前記コアネットワーク機器は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、端末機器に第1構成情報を送信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である。
【0018】
さらに別の態様では、本願実施例は、第1端末機器を提供し、前記第1端末機器は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0019】
さらに別の態様では、本願実施例は、中継端末機器を提供し、前記中継端末機器は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0020】
さらに別の態様では、本願実施例は、第2端末機器を提供し、前記第2端末機器は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバと、を備え、
前記トランシーバは、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0021】
さらに別の態様では、本願実施例は、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現するために、端末機器のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0022】
さらに別の態様では、本願実施例は、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現するために、コアネットワーク機器のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0023】
さらに別の態様では、本願実施例は、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現するために、第1端末機器のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0024】
さらに別の態様では、本願実施例は、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現するために、中継端末機器のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0025】
さらに別の態様では、本願実施例は、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現するために、中継端末機器のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0026】
さらに別の態様では、本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、端末機器で動作するときに、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0027】
さらに別の態様では、本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、コアネットワーク機器で動作するときに、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0028】
さらに別の態様では、本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、第1端末機器で動作するときに、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0029】
さらに別の態様では、本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、中継端末機器で動作するときに、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0030】
さらに別の態様では、本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、第2端末機器で動作するときに、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0031】
さらに別の態様では、本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品が端末機器で動作するときに、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0032】
さらに別の態様では、本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品がコアネットワーク機器で動作するときに、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0033】
さらに別の態様では、本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品が第1端末機器で動作するときに、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0034】
さらに別の態様では、本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品が中継端末機器で動作するときに、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0035】
さらに別の態様では、本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品が第2端末機器で動作するときに、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0036】
本願の実施例によって提供される技術的解決策は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0037】
コアネットワーク機器によって、Prose機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成することにより、当該端末機器は、中継通信の接続モードを明確にし、端末機器が中継通信を実現できることを保証する。
【0038】
複数の端末機器が中継によりサービス相互作用を実現する中継通信システムについて、各端末機器が、一致する中継モードを使用して中継通信プロセスを実行することにより、端末機器が使用する中継モードの不一致による中継接続の確立が不可能になることを回避し、中継通信の正常な進行を保証する。
【0039】
本願の実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施例の説明で使用される図面について簡単に説明する。明らかに、下記の図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な労力を払わなくても、これらの図面に基づいて他の関連図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1】本願の一実施例による通信システムのシステムアーキテクチャの概略図である。
図2】本願の一実施例による5GSのシステムアーキテクチャの概略図である。
図3】本願の別の実施例による5GSのシステムアーキテクチャの概略図である。
図4】本願の一実施例による中継通信システムの概略図である。
図5】本願の一実施例によるレイヤ3ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。
図6】本願の一実施例によるレイヤ2ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。
図7】本願の別の実施例による中継通信システムの概略図である。
図8】本願の別の実施例によるレイヤ3ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。
図9】本願の別の実施例によるレイヤ2ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。
図10】本願の一実施例による中継モードの構成方法のフローチャートである。
図11】本願の別の実施例による中継モードの構成方法のフローチャートである。
図12】本願のさらに別の実施例による中継モードの構成方法のフローチャートである。
図13】本願の一実施例による中継通信方法のフローチャートである。
図14】本願の別の実施例による中継通信方法のフローチャートである。
図15】本願の一実施例による中継モードの決定方法のフローチャートである。
図16】本願の別の実施例による中継モードの決定方法のフローチャートである。
図17】本願のさらに別の実施例による中継通信方法のフローチャートである。
図18】本願のさらに別の実施例による中継モードの決定方法のフローチャートである。
図19】本願のさらに別の実施例による中継モードの決定方法のフローチャートである。
図20】本願の一実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。
図21】本願の別の実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。
図22】本願のさらに別の実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。
図23】本願のさらに別の実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。
図24】本願の一実施例による中継通信装置のブロック図である。
図25】本願の別の実施例による中継通信装置のブロック図である。
図26】本願のさらに別の実施例による中継通信装置のブロック図である。
図27】本願のさらに別の実施例による中継通信装置のブロック図である。
図28】本願のさらに別の実施例による中継通信装置のブロック図である。
図29】本願のさらに別の実施例による中継通信装置のブロック図である。
図30】本願の一実施例による端末機器の構成を示すブロック図である。
図31】本願の一実施例によるコアネットワーク機器の構成を示すブロック図である。
図32】本願の一実施例による第1端末機器の構成を示すブロック図である。
図33】本願の一実施例による中継端末機器の構成を示すブロック図である。
図34】本願の一実施例による第2端末機器の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本願の目的、技術的解決策及び利点をより明確に説明するために、以下では、図面を参照して本願の実施形態についてさらに詳細に説明する。
【0042】
本願実施例で説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願実施例の技術的解決策をより明確に説明するためのものであり、本願実施例による技術的解決策を限定するものではない。当業者なら分かるように、ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなサービスシナリオの出現につれて、本願実施例による技術的解決策は、類似した技術的課題にも同様に適用可能である。
【0043】
図1を参照すると、図1は、本願の実施例による通信システムのシステムアーキテクチャの概略図である。図1に示すように、当該システムアーキテクチャ100は、端末機器10と、アクセスネットワーク機器20と、コアネットワーク機器30と、を含み得る。
【0044】
端末機器10は、UE、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、移動ステーション、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイル機器、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。任意選択的に、端末機器はまた、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digita1 Assistant)、ワイヤレス通信機能を備えたハンドヘルド機器、コンピューティング機器又はワイヤレスモデムに接続されたその他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、第5世代モバイル通信システム(5GS:5th-Generation System)における端末機器又は未来進化の公衆陸上モバイル通信ネットワーク(PLMN:Pub1ic Land Mobi1e Network)における端末機器などであってもよく、本願の実施例はこれらに限定されない。
【0045】
アクセスネットワーク機器20は、アクセスネットワークに配置され、端末機器10に無線通信機能を提供する機器である。アクセスネットワーク機器20は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどであり得る。異なる無線アクセス技術を採用するシステムでは、無線通信機能を提供する機器の名称が異なる可能性がある。例示的に、5GSでは、アクセスネットワーク機器は、gNodeB又はgNBと呼ばれ得、進化型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)では、アクセスネットワーク機器は、進化型基地局(eNodeB:Evo1ved NodeB)と呼ばれ得る。通信技術の進化に伴い、「アクセスネットワーク機器」という名称は変わる可能性がある。説明の便宜上、本願の実施例では、端末機器に無線通信機能を提供する上記の装置を総称してアクセスネットワーク機器と呼ぶ。
【0046】
コアネットワーク機器30は、コアネットワークに配置され、端末機器10に各種管理及び/又は認証などの機能を提供する機能エンティティである。いくつかの実装では、コアネットワーク機器は、コアネットワーク要素とも呼ばれ得る。通信技術の進化に伴い、「コアネットワーク機器」という名称は変わる可能性がある。説明の便宜上、本願の実施例では、コアネットワークに配置された機能エンティティを総称してコアネットワーク機器と呼ぶ。一例では、コアネットワーク機器30は、ユーザポリシー管理を担当する機器を含む。例示的に、5GSシステムでは、ユーザポリシー管理を担当するコアネットワーク機器30は、ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Function)として実現することができる。
【0047】
図2は、本願の実施例による5GSのシステムアーキテクチャの概略図である。図2に示すように、当該システムアーキテクチャ200は、UE、(無線)アクセスネットワーク((R)AN:(Radio)Access Network)、コアネットワーク(Core)、及びデータネットワーク(DN:Data Network)で構成され得る。ここで、UE、(R)AN、Coreは、システムアーキテクチャを構成する主要成分であり、論理的には、ユーザプレーンとコントロールプレーンの2つに分けられ、コントロールプレーンは、モバイルネットワークの管理を担当し、ユーザプレーンは、サービスデータの伝送を担当する。図2に示すように、NG2基準点は、(R)ANコントロールプレーンとCoreコントロールプレーンとの間に位置し、NG3基準点は、(R)ANユーザプレーンとCoreユーザプレーンとの間に位置し、NG6基準点は、Coreユーザプレーンとデータネットワークとの間に位置する。ここで、
UEは、モバイルユーザがネットワークと相互作用するためのエントリであり、基本的なコンピューティング能力、ストレージ能力を提供し、ユーザにサービスウィンドウを表示し、ユーザの操作入力を受け入れることができる。UEは、次世代エアインターフェース技術を使用して、(R)ANとの信号接続、データ接続を確立し、それにより、モバイルネットワークに制御信号とサービスデータを送信することができる。
【0048】
(R)ANは、従来のネットワークの基地局と同様に、UEに近い位置に配置され、特定エリアの許可ユーザにネットワークアクセス機能を提供し、ユーザのレベル、サービス要件などに応じて異なる品質の伝送トンネルを使用してユーザデータを伝送することができる。(R)ANは、自体のリソースを管理し、合理的に利用し、要求に応じてUEにアクセスサービスを提供し、UEとコアネットワーク間で制御信号とユーザデータを転送することができる。
【0049】
Coreは、モバイルネットワークの契約データの保守、モバイルネットワークのネットワーク要素の管理を担当し、セッション管理、モビリティ管理、ポリシー管理、セキュリティ認証などの機能をUEに提供する。UEが接続状態のときは、UEに対してネットワークアクセス認証を提供し、UEにサービス要求があるときは、UEのためにネットワークリソースを割り当て、UEが移動すると、UEのためにネットワークリソースを更新し、UEがアイドル状態のときは、UEのために高速回復メカニズムを提供し、UEが非接続状態のときは、UEのためにネットワークリソースを解放し、UEがサービスデータを有するときは、DNにアップリンクデータを転送したり、DNからUEのダウンリンクデータを受けて(R)ANに転送してUEに送信できるなどのデータルーティング機能をUEに提供する。
【0050】
DNは、ユーザにサービスを提供するデータネットワークであり、一般的に、クライアントはUEにあり、サーバはデータネットワークにある。データネットワークは、LANなどのプライベートネットワークであってもよいし、Internet(インターネット)などのオペレータの管理を受けない外部ネットワークであってもよいし、IPマルチメディアネットワークサブシステム(IMS:IP Multimedia Core Network Subsystem)サービスを構成するためのオペレータが共同で展開するプライベートネットワークであってもよい。
【0051】
図3は、図2に基づいて決定された詳細なシステムアーキテクチャの概略図であり、ここで、コアネットワークユーザプレーンは、ユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)を含み、コアネットワークコントロールプレーンは、認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)、コアネットワークアクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Core Access and Mobility Management Function)、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)、PCF、アプリケーション機能(AF:Application Function)を含む。これらの機能エンティティの機能は下記の通りである。
【0052】
UPFは、SMFのルーティングルールに従ってユーザパケットの転送を実行する。
AUSF:UEのセキュリティ認証の実行。
AMF:UEのアクセス管理及びモビリティ管理。
SMF:UEセッション管理。
UDM:ユーザ契約コンテキスト管理。
PCF:ユーザポリシー管理。
AF:ユーザアプリケーション管理。
【0053】
図3に示すシステムアーキテクチャでは、Uuインターフェースは、UEと(R)ANとの間の基準点であり、UEは、Uuインターフェースを介して(R)ANとアクセス層の接続を確立し、アクセス層メッセージによる相互作用及び無線データ伝送を行い、N1インターフェースは、UEとAMFとの間の基準点であり、UEは、N1インターフェースを介してAMFと非アクセス層(NAS:None Access Stratum)接続を確立して、NASメッセージを介して相互作用し、N2インターフェースは、(R)ANとAMFとの基準点であり、NASメッセージの送信などに使用され、N3インターフェースは、(R)ANとUPFとの間の基準点であり、ユーザプレーンのデータを伝送するために使用され、N4インターフェースは、SMFとUPFとの間の基準点であり、N3接続のトンネル識別情報、データキャッシュ指示情報、及びダウンリンクデータ通知メッセージなどの情報を送信するために使用され、N6インターフェースは、UPFとDNとの間の基準点であり、ユーザプレーンのデータなどを伝送するために使用される。
【0054】
なお、図2及び図3における各ネットワーク要素間のインターフェースの名称は一例に過ぎず、具体的な実装におけるインターフェースの名称は、他の名称であってもよく、本願の実施例はこれらに特に限定されない。図2及び図3に含まれる各ネットワーク要素(UPF、PCFなど)の名称も一例に過ぎず、ネットワーク要素自体の機能を限定するものではない。5G及び将来の他のネットワークでは、上記の各ネットワーク要素は、他の名称であってもよく、本願の実施例はこれらに特に限定されない。例えば、6Gネットワークでは、上記の各ネットワーク要素の一部又は全部は、5Gの用語をそのまま使用してもよいし、他の名称を使用してもよく、ここで統一的に説明し、以下では繰り返して説明しない。また、上記の各ネットワーク要素間で伝送されるメッセージ(又はシグナリング)の名称も一例に過ぎず、メッセージ自体の機能を限定するものではない。
【0055】
3GPPは、R13 ProSeアーキテクチャに中継通信という概念を導入した。中継通信システムは、Prose機能を備えた少なくとも2つの端末機器(UE:User Equipment)を含み、これらのUEは、通常、中継サービスを提供するUEと、中継サービスを使用するUEの2つに分類することができる。Prose機能を備えたUEは、PC5インターフェースを介してProse機能を備えた別のUEと直接通信を確立することができる。
【0056】
中継通信システムが、UEが中継を介してネットワークにアクセスするように実装される場合、1つのUEが5Gなどのネットワークを介して外部のデータネットワークに接続する機能だけでなく、Prose機能も備えるとき、このUEは中継サービスを提供することができ、即ち、このUEは、中継通信システムでRelay UEとして機能し、中継通信システムでは、このUEを介してネットワークの他のUEにアクセスし、このUEが提供する中継サービスを使用し、即ち、他のUEは、中継通信システムでRemote UEとして機能する。図4を参照すると、図4は、本願の一実施例による中継通信システムの概略図であり、当該中継通信システムでは、遠隔端末機器(Remote UE)は、中継端末機器(Relay UE)を介してネットワークにアクセスする。図4に示すように、遠隔端末機器は、PC5インターフェースを介して中継端末機器と直接通信を確立し、中継端末機器と5Gなどのネットワークとの間に確立されたPDUセッションを介して外部ネットワークとの相互作用を実現することができる。
【0057】
Remote UEがRelay UEを介してネットワークにアクセスする中継通信プロセスは、異なる中継モードを採用することができ、一例では、図4に示す中継通信システムに基づき、中継通信は、レイヤ3ベースの中継モード(又は「レイヤ3ベースの中継(Layer-3 UE-to-Network Relays)」と呼ばれる)及びレイヤ2ベースの中継モード(又は「レイヤ2ベースの中継(Layer 2 UE-to-Network Relays)」と呼ばれる)を含む。
【0058】
図5を参照すると、図5は、本願の一実施例によるレイヤ3ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。図5に示すように、Relay UEと、Relay UEにサービスを提供するユーザプレーン機能エンティティ(UPF)との間にPDUセッションが確立され、Remote UEのデータは、PC5インターフェースを介してRelay UEに送信された後、Relay UEによってRelay UEとUPFとの間に確立されたPDUセッションを介して外部ネットワークに転送される。
【0059】
図6を参照すると、図6は、本願の一実施例によるレイヤ2ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。図6に示すように、Relay UEは、Remote UEと、Remote UEにサービスを提供するネットワーク機器(gNB)との間でのみエアインターフェースデータの中継を行い、Remote UEと、Remote UEにサービスを提供するユーザプレーン機能エンティティ(UPF)との間にPDUセッションを確立し、Remote UEのデータは、Remote UEとUPFとの間に確立されたPDUセッションを介して外部ネットワークに転送される。
【0060】
中継通信システムが、複数のUEが中継を介してサービス相互作用を行うように実装される場合、1つのUEが少なくとも2つのUEに通信中継を提供し、且つこれらの少なくとも2つのUEとそれぞれPC5インターフェースと直接通信を確立できるとき、このUEは、中継サービスを提供することができ、即ち、このUEは中継通信システムでRelay UEとして機能し、中継通信システムにおいて、それぞれPC5インターフェースを介してこのUEと直接通信を確立する他のUEは、このUEが提供する中継サービスを使用する。図7を参照すると、図7は、本願の一実施例による中継通信システムの概略図であり、当該中継通信システムでは、中継端末機器(Relay UE)は、一方では、PC5インターフェースを介してProse機能を備えたUE1と直接通信を確立し、もう一方では、PC5インターフェースを介してProse機能を備えたUE2と直接通信を確立し、それにより、UE1とUE2が中継端末機器を介してサービス相互作用を行うことができる。
【0061】
複数のUEが中継によりサービス相互作用を実現する中継通信プロセスも異なる中継モードを採用することができ、一例では、図7に示す中継通信システムに基づき、中継通信は、レイヤ3ベースの中継モード及びレイヤ2ベースの中継モードを含む。
【0062】
図8を参照すると、図8は、本願の一実施例によるレイヤ3ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。図8に示すように、Relay UEとUE2との間はPC5インターフェースを介して直接通信を確立し、UE1のデータは、PC5インターフェースを介してRelay UEに送信された後、Relay UEによってRelay UEとUE2との間のPC5インターフェースを介してUE2に転送される。
【0063】
図9を参照すると、図9は、本願の一実施例によるレイヤ2ベース中継のユーザプレーンプロトコルスタックの概略図である。図9に示すように、Relay UEは、UE1とUE2との間のパケットデータ収束プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)以下のプロトコル層のデータのみを中継し、非アクセス層から見ると、UE1は、PC5インターフェースを介してUE2と直接相互作用する。
【0064】
いくつかの実装では、Prose機能を備えた異なるUEが中継通信プロセスで使用可能な中継モードは異なる。UEが中継を介してネットワークにアクセスするように実装される中継通信システムについて、Remote UEとRelay UEが使用する中継モードが異なる場合、中継通信接続を正しく確立できず、複数のUEが中継を介してサービス相互作用を実現するように実装される中継通信システムについて、UE1、UE2、及びRelay UEが使用する中継モードが異なる場合にも、中継通信接続を正しく確立できない。したがって、中継通信プロセスでは、Prose機能を備えたUEが、中継通信の接続モード(自体の中継モード及び/又は他のUE的中継モードを含む)をどのように明確にするかについては、さらなる検討と研究が必要である。
【0065】
これに基づき、本願実施例は、上記の技術的課題を解決するための中継モードの構成方法及び中継通信方法を提供する。以下では、いくつかの実施例を参照して、本願の技術的解決策について説明する。
【0066】
なお、本願の実施例に記載される「中継モード」とは、中継通信の接続モードを指し、いくつかの実装では、「中継モード」は、「中継接続モード」又は「中継通信モード」とも呼ばれ得、本願の実施例はこれらに限定されない。説明を簡単にするために、下記実施例では、中継通信の接続モードを「中継モード」と総称する。
【0067】
図10を参照すると、図10は、本願の一実施例による中継モードの構成方法のフローチャートである。当該方法は、上記の図1に示す通信システムに適用され得る。当該方法は、以下のステップのうちの少なくとも一部を含み得る。
【0068】
ステップ1010において、コアネットワーク機器は、端末機器に第1構成情報を送信し、第1構成情報は、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含む。
【0069】
端末機器は、Prose機能を備えた機器である。本願の実施例は、端末機器のタイプを限定せず、一例では、端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、任意選択的に、中継サービスを提供する端末機器は、Relay UEとして実装され得、別の例では、端末機器は、中継サービスを使用する端末機器であり、任意選択的に、UEが中継によりネットワークにアクセスする中継通信プロセスについて、中継サービスを使用する端末機器は、Remote UEとして実装され得、複数のUEが中継によりサービス相互作用を実現する通信プロセスについて、中継サービスを使用する端末機器は、直接PC5インターフェースを介して直接通信を確立できない複数のUEとして実装され得る。
【0070】
Prose機能を備えた端末機器に中継通信モードを明確にさせるために、コアネットワーク機器は、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含む第1構成情報を端末機器に送信し、それにより、端末機器は、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した中継モードを使用して、後続の中継通信プロセスを実行することができる。任意選択的に、コアネットワーク機器はPCFを含む。本願の実施例は、第1構成情報の送信方式を限定せず、一例では、第1構成情報は他の情報と独立し、例えば、コアネットワーク機器は、端末機器に単独で第1構成情報を送信し、別の例では、第1構成情報は、コアネットワーク機器が端末機器に送信した他の情報で搬送され、それにより、コアネットワーク機器と端末機器との間でのやり取りメッセージ数の増加を回避することができる。任意選択的に、第1構成情報が、コアネットワーク機器が端末機器に送信した他の情報で搬送される場合、第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、第1構成情報は、URSP(ユーザ機器経路選択ポリシー)構成情報で搬送される。
【0071】
本願の実施例は、第1構成情報に含まれる少なくとも1つの中継モードのタイプを限定せず、任意選択的に、少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。もちろん、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードは、他のタイプの中継モードも含み得、例えば、少なくとも1つの中継モードはさらに、非第3世代パートナーシッププロジェクト(N3IWF:Non-3GPP Inter Working Function)に基づく中継モード(又は「N3IWFベースの中継」とも呼ばれる)を含み得、なお、通信技術の発達に伴い、新たな中継モードのタイプが提案されることも可能であり、これらはすべて本願の保護範囲に含まれるものとする。
【0072】
上記の説明から分かるように、第1構成情報は、端末機器に対して中継モードを構成するために使用される構成情報であり、本願の実施例では、第1構成情報は、少なくとも1つの中継モードに加えて、少なくとも1つの中継モードに関連する他の情報、例えば、各中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報、各中継モードにそれぞれ対応する指示情報なども含み得る。以下では、第1構成情報に含まれ得る他の情報について説明する。
【0073】
一例では、第1構成情報にはさらに、少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する中継サービスコード(RSC:Relay Service Code)が含まれ、即ち、コアネットワーク機器は端末機器に対して中継モードとRSCとのマッピング関係を構成し、それにより、端末機器は第1構成情報に基づいて、RSCに対応する中継モードを決定するか、又は中継モードに対応するRSCを決定する。上記の説明から分かるように、中継通信プロセスにおける端末機器は同じ中継モードを使用して中継通信の正常な進行を保証する必要があるため、端末機器は、同じ中継モードを使用して中継通信を実行できることを保証するために、それ自体に対応する中継モードを明確にするだけでなく、中継通信プロセス中の他の端末機器に対応する中継モードを明確にする必要がある。
【0074】
これに基づき、任意選択的に、図11に示すように、上記中継モードの構成方法は、他の端末機器が端末機器に第1RSCを送信するステップ1020と、端末機器が第1構成情報に基づいて、第1RSCに対応する他の端末機器の中継モードを決定するステップ1030と、をさらに含む。ここで、コアネットワーク機器が他の端末機器に対して構成した中継モードには、第1RSCに対応する中継モードが含まれる。RSCに対応する中継モードに対する端末機器と他の端末機器の理解を一致させるために、コアネットワーク機器は、異なる端末機器に構成した中継モードとRSCとのマッピング関係を同一に保つ必要がある。例示的に、図11に示すように、コアネットワーク機器は、複数の端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成し、さらに、異なる端末機器は、あるRSCについて、コアネットワーク機器が構成したマッピング関係に基づいて同じ中継モードを理解することができる。
【0075】
本願の実施例では、コアネットワーク機器が異なる端末機器に対して中継モードを構成する方案について、コアネットワーク機器が、異なる端末機器に対して構成した中継モードは同じであり得、例えば、コアネットワーク機器がすべての端末機器に対して構成した中継モードは、いずれもレイヤ2ベースの中継モード及びレイヤ3ベースの中継モードであるか、又は、コアネットワーク機器が異なる端末機器の機能に基づいて、異なる端末機器に対して区別して中継モードを構成し、例えば、端末機器は、レイヤ2ベースの中継モードのみをサポートする場合、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した中継モードは、レイヤ2ベースの中継モードである。
【0076】
コアネットワーク機器が、異なる端末機器の機能に基づいて、異なる端末機器に対して区別して中継モードを構成する方案について、端末機器は、まずコアネットワーク機器に自体の機能を報告する必要がある。これに基づき、任意選択的に、図12に示すように、上記のステップ1010の前に、端末機器がコアネットワーク機器に中継機能情報を送信するステップ1000をさらに含み、中継機能情報は、端末機器がサポートする中継モードを含む。任意選択的に、端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。これに基づき、任意選択的に、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードは、端末機器がサポートする中継モードに属し、即ち、コアネットワーク機器が端末機器に対して構成した中継モードは、端末機器の機能に適合する。
【0077】
別の例では、第1構成情報にはさらに、少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報が含まれ、ある中継モードに対応する使用条件情報は、当該中継モードを使用する条件を示すために使用される。本願の実施例は、使用条件情報の内容を限定せず、例示的に、使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む。ここで、時間情報は、中継モードを使用する時間条件を示すために使用され、エリア情報は、中継モードを使用するエリア条件を示すために使用され、任意選択的に、エリア情報は、PLMNに対応する識別子、タイミングアドバンス(TA:Timing Advance)に対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子(経度情報及び/又は緯度情報など)のうちの少なくとも1つを含み、サービス情報は、中継モードを使用するサービスタイプを示すために使用され、任意選択的に、サービス情報は、サービスタイプ識別子、RSCのうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、コアネットワーク機器がProse機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成することにより、当該端末機器は、中継通信の接続モードを明確にし、端末機器が中継通信を実現できることを保証する。また、コアネットワーク機器が、Prose機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成するとき、端末機器に対して中継モードに対応するRSCを構成することもでき、それにより、端末機器は、コアネットワーク機器から送信された構成情報に基づいて、RSCに対応する中継モードを決定することに加えて、中継モードに対応するRSCを決定することもできる。また、コアネットワーク機器は、複数の端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成し、それにより、端末機器が後続の中継通信プロセスで他の端末機器からのRSCを受信するとき、コアネットワーク機器が送信した構成情報に基づいて、当該RSCに対応する他の端末機器の中継モードを明確にすることにより、端末機器は、他の端末機器と同じ中継モードを使用して、中継通信の正常な進行を保証することができる。
【0079】
なお、図10図12に対応する実施例では、端末機器とコアネットワーク機器との相互作用の観点から本願の実施例によって提供される中継モードの構成方法について説明した。上記の端末機器が実行するステップは、端末機器側の中継モードの構成方法として単独で実現することができ、上記のコアネットワーク機器が実行するステップは、コアネットワーク機器側の中継モードの構成方法として単独で実現することができる。
【0080】
図13を参照すると、図13は、本願の一実施例による中継通信方法のフローチャートである。当該方法は、上記の図7に示す中継通信システムに適用され得る。当該方法は、以下のステップのうちの少なくとも一部を含み得る。
【0081】
ステップ1310において、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現し、第1中継モードは、第1端末機器に対応する中継モードに属し、第1中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードに属し、第1中継モードは、第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0082】
本実施形態における中継通信システムは、第1端末機器、中継端末機器、第2端末機器を含む。ここで、中継端末機器は、PC5インターフェースを介して第1端末機器と直接通信を確立してもよいし、PC5インターフェースを介して第2端末機器と直接通信を確立してもよいが、第1端末機器と第2端末機器は、直接PC5インターフェースを介して直接通信を確立できず、それにより、第1端末機器と第2端末機器とのサービス相互作用は、中継端末機器を介して中継される。
【0083】
上記の説明から分かるように、中継通信の正常な進行を保証するために、中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するプロセスでは、第1端末機器、中継端末機器、第2端末機器が使用する中継モードを一致させる必要がある。これに基づき、本願の実施例は、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現する。ここで、第1中継モードは、第1端末機器、中継端末機器、第2端末機器に共通に対応する中継モードであり、即ち、第1中継モードは、第1端末機器に対応する中継モードに属し、第1中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードに属し、第1中継モードは、第2端末機器に対応する中継モードに属する。第1中継モードの決定プロセスなどに関する説明は、下記実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0084】
本願の実施例は、中継通信システムにおける各端末機器のそれぞれに対応する中継モードのタイプを限定せず、一例では、第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。もちろん、各端末機器のそれぞれに対応する中継モードはさらに、他のタイプの中継モード、例えば、N3IWFに基づく中継モードを含み得、なお、これらはすべて本願の保護範囲に含まれるものとする。
【0085】
例示的に、第1端末機器に対応する中継モードがレイヤ3ベースの中継モードを含み、第2端末機器に対応する中継モードがレイヤ2ベースの中継モード及びレイヤ3ベースの中継モードを含み、中継端末機器に対応する中継モードがレイヤ2ベースの中継モード、レイヤ3ベースの中継モード、及びN31WFに基づく中継モードを含む場合、中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するとき、各端末機器が使用する中継モードはレイヤ3ベースの中継モード、即ち、上記の第1中継モードはレイヤ3ベースの中継モードであることを決定することができる。
【0086】
本願の実施例は、中継通信システムにおける各端末機器のそれぞれに対応する中継モードの決定方式を限定せず、一例では、第1端末機器に対応する中継モードは、第1端末機器がサポートする中継モード、第1端末機器がサポートし且つ第1端末機器に対してコアネットワーク機器によって構成された中継モードのいずれかを含み、中継端末機器に対応する中継モードは、中継端末機器がサポートする中継モード、中継端末機器がサポートし且つ中継端末機器に対してコアネットワーク機器によって構成された中継モードのいずれかを含み、第2端末機器に対応する中継モードは、第2端末機器がサポートする中継モード、第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0087】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、複数の端末機器が中継によりサービス相互作用を実現する中継通信システムにおいて、各端末機器が一致する中継モードを使用して中継通信プロセスを実行することにより、端末機器が使用する中継モードの不一致により中継接続が確立できないことを回避し、中継通信の正常な進行を保証する。
【0088】
本願の実施例は、第1中継モードを決定する主体を限定せず、一例では、第1中継モードは第1端末機器によって決定され、例えば、第1端末機器は、中継端末機器及び第2端末機器に対応する中継モードを取得し、それ自体に対応する中継モードと組み合わせて第1中継モードを決定することができ、別の例では、第1中継モードは第2端末機器によって決定され、例えば、第2端末機器は、中継端末機器及び第1端末機器に対応する中継モードを取得し、それ自体に対応する中継モードと組み合わせて第1中継モードを決定することができ、さらに別の例では、第1中継モードは中継端末機器によって決定され、例えば、中継端末機器は、第1端末機器及び第2端末機器に対応する中継モードを取得し、自体に対応する中継モードと組み合わせて第1中継モードを決定することができ、さらに別の例では、第1中継モードは、直接コアネットワーク機器によって構成され、例えば、コアネットワーク機器は、第1端末機器、第2端末機器、及び中継端末機器に対して、同じで且つ一意の中継モードを構成し、その後、各端末機器は、コアネットワーク機器が構成した中継モードを使用して中継通信を行うことができる。
【0089】
以下では、第1中継モードが第1端末機器によって決定される方案と、第1中継モードが第2端末機器によって決定される方案について説明する。なお、当業者は、本願の技術的解決策を理解した後、中継端末機器によって第1中継モードを決定する技術的解決策を容易に想到することができ、これらも本願の保護範囲に含まれるものとする。実際の応用では、各端末機器間のやり取りメッセージ数及び処理オーバーヘッドなどの要因を考慮して、第1端末機器又は第2端末機器が第1中継モードを決定する技術的解決策を採用することができる。
【0090】
まず、第1端末機器によって第1中継モードを決定する技術的解決策について説明する。
【0091】
可能な一実施形態では、図14に示すように、上記のステップ1310の前に、以下のいくつかのステップをさらに含む。
【0092】
ステップ1302において、第2端末機器は、中継端末機器に第2情報を送信し、第2情報は、第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0093】
本実施形態では、第1端末機器によって第1中継モードを決定するため、第2端末機器は、それ自体に対応する中継モードを第1端末機器に送信する必要があり、第2端末機器と第1端末機器とが、PC5インターフェースを介して直接通信を確立できず、したがって、第2端末機器は、第1端末機器との情報相互作用の目的に達成するために、中継端末機器を介して中継を行う必要がある。
【0094】
これに基づき、第2端末機器は、中継端末機器に第2情報を送信し、当該第2情報は、第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。第2情報の具体的な送信方式に関しては、下記実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。本願の実施例は、第2端末機器に対応する中継モードの指示方式を限定せず、一例では、第2端末機器に対応する中継モードは、第2情報で明確に示され、例えば、第2情報には、第2端末機器に対応する中継モードのパラメータ設定などが含まれ、別の例では、第2端末機器に対応する中継モードは、第2情報で暗示的に示され、例えば、第2情報には、第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCが含まれる。第2情報に、第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCが含まれる場合、コアネットワーク機器は、各端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を事前に構成することができ、具体的な構成プロセスは、図10図12の対応する実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0095】
ステップ1304において、中継端末機器は、第1端末機器に第1情報を送信し、第1情報は、第2中継モードを示すために使用され、且つ第2情報に基づいて決定される。
【0096】
第1中継モードは各端末機器で使用する中継モードであるため、中継端末機器もそれ自体に対応する中継モードを第1端末機器に送信する必要がある。本実施形態では、中継端末機器は、第2端末機器からの第2情報を受信した後、第2情報及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて第1情報を決定し、第1端末機器に第1情報を送信することにより、中継端末機器及び第2端末機器に対応する中継モードを第1端末機器に通知する。
【0097】
中継端末機器が送信した第1情報は、第2中継モードを示すために使用される。一例では、第2中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードと、第2端末機器に対応する中継モードとを含む。例示的に、中継端末機器は、第2端末機器からの第2情報を受信した後、第2情報のうえで、中継端末機器に対応する中継モードの指示を直接追加することにより第1情報を取得し、第1端末機器に第1情報を送信する。別の例では、第2中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードと第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。例示的に、中継端末機器は、第2端末機器からの第2情報を受信した後、第2情報が示す第2端末機器に対応する中継モード、及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第2端末機器と中継端末機器との共通の中継モードを決定し、次に、共通の中継モードの指示に基づいて第1情報を取得し、第1端末機器に第1情報を送信する。
【0098】
本願の実施例は、第2中継モードの指示方式を限定せず、一例では、第2中継モードは、第1情報で明確に示され、例えば、第1情報には第2中継モードに対応するパラメータ設定などが含まれ、別の例では、第2中継モードは、第1情報で暗示的に示され、例えば、第1情報には、第2中継モードに対応するRSCが含まれる。第1情報に、第2中継モードに対応するRSCが含まれる場合、コアネットワーク機器は、各端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を事前に構成することができ、具体的な構成プロセスは、図10図12の対応する実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。中継端末機器は、PC5インターフェースを介して複数の第2端末機器と直接通信を確立することができるため、第1端末機器が各第2端末機器に対応する中継モードの状況を明確にして、第1端末機器が複数の第2端末機器から適切な第2端末機器を選択して中継通信を行うために、中継端末機器は、複数の第2端末機器からの第2情報を受信することができる。任意選択的に、第1情報はさらに、第2端末機器の識別情報を含み、第2端末機器の識別情報は、第2端末機器を識別するために使用される。
【0099】
ステップ1306において、第1端末機器は、第2中継モード及び第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0100】
第1端末機器は、中継端末機器からの第1情報を受信した後、第1情報が示す第2中継モードを明確にし、第2中継モードと、第1端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、中継通信プロセスで使用する第1中継モードを決定する。任意選択的に、第1端末機器は、第2中継モードと、第1端末機器に対応する中継モードとのうち共通の中継モードを第1中継モードとして決定する。
【0101】
以下では、情報の送信方式について説明する。
【0102】
一例では、図15に示すように、上記のステップ1302~ステップ1306は、それぞれ以下のステップとして実現される(ステップ1302は、ステップ1302Aとして実現され、ステップ1304は、ステップ1304Aとして実現され、ステップ1306は、ステップ1306として実現される)。
【0103】
ステップ1302Aにおいて、第2端末機器は、第2ブロードキャスト情報をブロードキャストし、第2情報は、第2ブロードキャスト情報で搬送され、又は、第2端末機器が中継端末機器に登録されるプロセスで、第2端末機器は中継端末機器に第2情報を送信し、又は、第2端末機器が中継端末機器と接続を確立するプロセスで、第2端末機器は中継端末機器に第2情報を送信する。
【0104】
第2端末機器は、第2情報を第2ブロードキャスト情報で搬送してブロードキャストすることができ、それにより、中継端末機器は、第2端末機器の第2ブロードキャスト情報を検出すると、第2情報を受信する。又は、第2端末機器は、中継端末機器に登録されるときに、中継端末機器に第2情報を送信することができる。又は、第2端末機器は、中継端末機器と接続を確立するプロセスで、中継端末機器に第2情報を送信することができる。
【0105】
ステップ1304Aにおいて、中継端末機器は、第1ブロードキャスト情報をブロードキャストし、第1情報は、第1ブロードキャスト情報で搬送される。
【0106】
中継端末機器は、第2端末機器からの第2情報を受信した後、第2情報及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第1情報を決定し、第1情報を第1ブロードキャスト情報で搬送してブロードキャストし、それにより、第1端末機器が中継端末機器の第1ブロードキャスト情報を検出すると第1情報を受信する。
【0107】
ステップ1306において、第1端末機器は、第2中継モード及び第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0108】
別の例では、図16に示すように、上記のステップ1302及びステップ1304は、それぞれ以下のステップとして実現される(ステップ1302は、ステップ1302B及びステップ1302Cとして実現され、ステップ1304は、ステップ1304B及びステップ1304Cとして実現され、ステップ1306は、ステップ1306として実現される)。
【0109】
ステップ1304Bにおいて、第1端末機器は、第1発見要求をブロードキャストする。
【0110】
第1端末機器は、機器発見プロセス中に第1発見要求をブロードキャストし、当該第1発見要求は、対応する中継サービスの中継端末機器及び第2端末機器の発見を要求するために使用される。本願の実施例は、第1発見要求の内容を限定せず、任意選択的に、第1発見要求には、中継サービスのサービスタイプ識別子、中継サービスのRSC、第1端末機器の機器識別子などが含まれる。
【0111】
ステップ1302Bにおいて、中継端末機器は、第2発見要求をブロードキャストし、第2発見要求は、第1発見要求に基づいて決定される。
【0112】
中継端末機器は、第1端末機器の第1発見要求を検出すると、第1発見要求に基づいて第2発見要求を決定し、第2発見要求をブロードキャストする。任意選択的に、中継端末機器は、第1端末機器の第1発見要求を直接転送することができ,即ち、第2発見要求は第1発見要求と同じ内容であるか、又は、中継端末機器は、第1発見要求の内容を増減及び/又はフォーマット処理などによって第2発見要求を取得し、第2発見要求をブロードキャストすることもでき、例えば、中継端末機器は、第1発見要求に中継端末機器の機器識別子を追加することで第2発見要求を取得する。
【0113】
ステップ1302Cにおいて、第2端末機器は、中継端末機器に第2発見応答を送信し、第2情報は、第2発見応答で搬送される。
【0114】
第2端末機器が中継端末機器の第2発見要求を検出した後、第2端末機器が中継端末機器により第1端末機器と通信することを決定し、第2端末機器も発見要求が示す中継サービスを要求する場合、第2端末機器は、中継端末機器に第2発見応答を送信することにより、中継端末機器の第2発見要求に応答する。第2端末機器が中継端末機器に第2発見応答を返信するとき、第2発見応答で第2情報を搬送することができる。
【0115】
ステップ1304Cにおいて、中継端末機器は、第1端末機器に第1発見応答を送信し、第1情報は、第1発見応答で搬送される。
【0116】
中継端末機器は、第2発見応答を受信すると第2情報を解析し、次に、第2情報及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第1情報を決定し、第1情報を第1発見応答で搬送して、第1端末機器に返信することにより、第1端末機器の第1発見要求に応答する。
【0117】
ステップ1306において、第1端末機器は、第2中継モード及び第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0118】
次に、第2端末機器によって第1中継モードを決定する技術的解決策について説明する。
【0119】
可能な一実施形態では、図17に示すように、上記のステップ1310の前に、以下のいくつかのステップをさらに含む。
【0120】
ステップ1322において、第1端末機器は、中継端末機器に第4情報を送信し、第4情報は、第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0121】
本実施形態では、第2端末機器によって第1中継モードを決定するため、第1端末機器は、それ自体に対応する中継モードを第2端末機器に送信する必要があり、第1端末機器と第2端末機器は、PC5インターフェースを介して直接通信を確立できず、したがって、第1端末機器は、第2端末機器との情報相互作用の目的に達成するために、中継端末機器を介して中継を行う必要がある。
【0122】
これに基づき、第1端末機器は、中継端末機器に第4情報を送信し、当該第4情報は、第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。第4情報の具体的な送信方式に関しては、下記実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。本願の実施例は、第1端末機器に対応する中継モードの指示方式を限定せず、一例では、第1端末機器に対応する中継モードは、第4情報で明確に示され、例えば、第4情報には、第1端末機器に対応する中継モードのパラメータ設定などが含まれ、別の例では、第1端末機器に対応する中継モードは、第4情報で暗示的に示され、例えば、第4情報には、第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCが含まれる。第4情報に、第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCが含まれる場合、コアネットワーク機器は、各端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を事前に構成することができ、具体的な構成プロセスは、図10図12の対応する実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0123】
ステップ1324において、中継端末機器は、第2端末機器に第5情報を送信し、第5情報は、第3中継モードを示すために使用され、且つ第4情報に基づいて決定される。
【0124】
第1中継モードは各端末機器で使用する中継モードであるため、中継端末機器もそれ自体に対応する中継モードを第2端末機器に送信する必要がある。本実施形態では、中継端末機器は第1端末機器からの第4情報を受信した後、第4情報及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて第5情報を決定し、第2端末機器に第5情報を送信することにより、中継端末機器及び第1端末機器に対応する中継モードを第2端末機器に通知する。
【0125】
中継端末機器が送信した第5情報は、第3中継モードを示すために使用される。一例では、第3中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードと、第1端末機器に対応する中継モードとを含む。例示的に、中継端末機器は、第1端末機器の第4情報を受信した後、第4情報のうえで、中継端末機器に対応する中継モードの指示を直接追加することにより第5情報を取得し、第2端末機器に第5情報を送信する。別の例では、第3中継モードは、中継端末機器に対応する中継モードと、第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードとを含む。例示的に、中継端末機器は、第1端末機器からの第4情報を受信した後、第4情報が示す第1端末機器に対応する中継モード、及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第1端末機器及び中継端末機器の共通の中継モードを決定し、次に、共通の中継モードの指示により第5情報を取得し、第2端末機器に第5情報を送信する。
【0126】
本願の実施例は、第3中継モードの指示方式を限定せず、一例では、第3中継モードは、第5情報で明確に示され、例えば、第5情報には、第3中継モードに対応するパラメータ設定などが含まれ、別の例では、第3中継モードは、第5情報で暗示的に示され、例えば、第5情報には、第3中継モードに対応するRSCが含まれる。第5情報に第3中継モードに対応するRSCが含まれる場合、コアネットワーク機器は、各端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を事前に構成することができ、具体的な構成プロセスは、図10図12の対応する実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。中継端末機器は、PC5インターフェースを介して複数の第1端末機器と直接通信を確立することができるため、第2端末機器が各第1端末機器に対応する中継モードの状況を明確にして、第2端末機器が複数の第1端末機器から適切な第1端末機器を選択して中継通信を行うために、中継端末機器は、複数の第1端末機器からの第4情報を受信することができる。任意選択的に、第5情報はさらに、第1端末機器の識別情報を含み、第1端末機器の識別情報は、第1端末機器を識別するために使用される。
【0127】
ステップ1326において、第2端末機器は、第3中継モードと、第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0128】
第2端末機器は、中継端末機器からの第5情報を受信した後、第5情報が示す第3中継モードを明確にし、第3中継モードと、第2端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、中継通信プロセスで使用する第1中継モードを決定する。任意選択的に、第2端末機器は、第3中継モードと、第2端末機器に対応する中継モードのうち共通の中継モードを、第1中継モードとして決定する。
【0129】
ステップ1328において、第2端末機器は、中継端末機器に第3情報を送信し、第3情報は、第1中継モードを示すために使用される。
【0130】
第2端末機器は、第1中継モードを決定した後、第1端末機器に第1中継モードを示すことにより、第1端末機器が後続に、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器と通信することができる。第2端末機器と第1端末機器は、PC5インターフェースを介して直接通信を確立できないため、第2端末機器は、まず、中継端末機器に第3情報を送信し、中継端末機器によって第3情報を第1端末機器に転送する必要がある。
【0131】
ここで、第3情報は、第1中継モードを示すために使用される。本願の実施例は、第1中継モードの指示方式を限定せず、一例では、第1中継モードは、第3情報で明確に示され、例えば、第3情報には第1中継モードに対応するパラメータ設定などが含まれ、別の例では、第1中継モードは、第3情報で暗示的に示され、例えば、第3情報には、第1中継モードに対応するRSCが含まれる。第3情報に第1中継モードに対応するRSCが含まれる場合、コアネットワーク機器は、各端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を事前に構成することができ、具体的な構成プロセスは、図10図12の対応する実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0132】
ステップ1320において、中継端末機器は、第1端末機器に第3情報を送信する。
【0133】
中継端末機器は、第2端末機器からの第3情報を受信した後、第3情報を第1端末機器に転送することにより、第1中継モードを示すことができる。
【0134】
以下では、情報の送信方式について説明する。
【0135】
一例では、図18に示すように、上記のステップ1322~ステップ1320は、それぞれ以下のステップとして実現される(ステップ1322は、ステップ1322Aとして実現され、ステップ1324は、ステップ1324Aとして実現され、ステップ1326は、ステップ1326として実現され、ステップ1328は、ステップ1328Aとして実現され、ステップ1320は、ステップ1320Aとして実現される)。
【0136】
ステップ1322Aにおいて、第1端末機器は、第3発見要求をブロードキャストし、第4情報は、第3発見要求で搬送される。
【0137】
第1端末機器は、機器発見プロセス中に第3発見要求をブロードキャストし、当該第3発見要求は、対応する中継サービスの中継端末機器及び第2端末機器の発見を要求するために使用される。第1端末機器は、第2端末機器に対して第1端末機器に対応する中継モードを示す必要があるため、第1端末機器は、第3発見要求で第4情報を搬送し、当該第4情報は、第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0138】
ステップ1324Aにおいて、中継端末機器は、第4発見要求をブロードキャストし、第5情報は、第4発見要求で搬送される。
【0139】
中継端末機器は、第1端末機器の第3発見要求を検出すると、第4情報を受信し、次に、第4情報及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて第5情報を決定し、第5情報を第4発見要求で搬送してブロードキャストする。
【0140】
ステップ1326において、第2端末機器は、第3中継モードと、第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0141】
第2端末機器は、中継端末機器の第4発見要求を検出すると、第5情報を受信し、それにより、第2端末機器は、第5情報が示す第3中継モード及び第2端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0142】
ステップ1328Aにおいて、第2端末機器は、中継端末機器に第4発見応答を送信し、第3情報は、第4発見応答で搬送される。
【0143】
第2端末機器は、第1中継モードを示す第3情報を第4発見応答で搬送し、第4発見応答を中継端末機器に返信することにより、中継端末機器の第4発見要求に応答する。
【0144】
ステップ1320Aにおいて、中継端末機器は、第1端末機器に第3発見応答を送信し、第3情報は、第3発見応答で搬送される。
【0145】
中継端末機器は、第2端末機器からの第4発見応答を受信した後、第3情報を搬送する第3発見応答を第1端末機器に送信することにより、第1端末機器の第3発見要求に応答する。任意選択的に、中継端末機器は、直接第4発見応答を第1端末機器に転送し、即ち、第4発見応答は第3発見応答の内容は同じであり、又は、中継端末機器は、第4発見応答の内容を増減及び/又はフォーマット処理して第3発見応答を取得し、第3発見応答を第1端末機器に送信する。
【0146】
別の例では、図19に示すように、上記のステップ1322~ステップ1320は、それぞれ以下のステップとして実現される(ステップ1322は、ステップ1322Bとして実現され、ステップ1324は、ステップ1324Bとして実現され、ステップ1326は、ステップ1326として実現され、ステップ1328は、ステップ1328Bとして実現され、ステップ1320は、ステップ1320Bとして実現される)。
【0147】
ステップ1322Bにおいて、第1端末機器は、第1接続確立要求をブロードキャストし、第4情報は、第1接続確立要求で搬送される。
【0148】
実際の応用では、第1端末機器は、機器発見プロセスを実行せず、接続の確立を直接開始する可能性がある。第1端末機器が接続の確立を直接開始するとき、第1端末機器は第1接続確立要求をブロードキャストすることができる。第1中継モードは第2端末機器によって決定されるため、第1端末機器は、第1端末機器に対応する中継モードを第2端末機器に示す必要があり、それにより、第1端末機器は、ブロードキャストされた第1接続確立要求で第4情報を搬送することができ、当該第4情報は、第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0149】
ステップ1324Bにおいて、中継端末機器は、第2接続確立要求をブロードキャストし、第5情報は、第2接続確立要求で搬送される。
【0150】
中継端末機器は、第1端末機器からの第1接続確立要求を検出すると第4情報を解析し、次に、第4情報が示す第1端末機器に対応する中継モード、及び中継端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第3中継モードを決定し、第3中継モードを示す第5情報を第2接続確立要求で搬送してブロードキャストする。
【0151】
ステップ1326において、第2端末機器は、第3中継モードと、第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0152】
第2端末機器は、中継端末機器からの第2接続確立要求を検出すると第5情報を解析し、次に、第5情報が示す第3中継モード、及び第2端末機器自体に対応する中継モードに基づいて、第1中継モードを決定する。
【0153】
ステップ1328Bにおいて、第2端末機器は、中継端末機器に第2接続確立応答を送信し、第3情報は、第2接続確立要求で搬送される。
【0154】
第2端末機器は、第1中継モードを示す第3情報を第2接続確立要求で搬送し、第2接続確立応答を中継端末機器に返信することにより、中継端末機器の第2接続確立要求に応答する。
【0155】
ステップ1320Bにおいて、中継端末機器は、第1端末機器に第1接続確立応答を送信し、第3情報は、第1接続確立応答で搬送される。
【0156】
中継端末機器は、第2端末機器からの第2接続確立応答を受信した後、第3情報を搬送する第1接続確立応答を第1端末機器に送信することにより、第1端末機器の第1接続確立要求に応答する。任意選択的に、中継端末機器は、直接第2接続確立応答を第1端末機器に転送し、即ち、第1接続確立応答と第2接続確立応答の内容は同じであり、又は、中継端末機器は、第2接続確立応答の内容を増減及び/又はフォーマット処理して第1接続確立応答を取得し、第1接続確立応答を第1端末機器に送信する。
【0157】
なお、図13図19に対応する実施例では、第1端末機器、中継端末機器と第2端末機器との相互作用の観点から本願の実施例によって提供される中継通信方法について説明した。上記の第1端末機器が実行するステップは、第1端末機器側の中継通信方法として単独で実現することができ、上記の中継端末機器が実行するステップは、中継端末機器側の中継通信方法として単独で実現することができ、上記の第2端末機器が実行するステップは、第2端末機器側の中継通信方法として単独で実現することができる。
【0158】
下記は本願の装置実施例であり、本願の方法実施例を実行するために使用され得る。本願の装置実施例で開示されていない詳細については、本願の方法実施例を参照できる。
【0159】
図20を参照すると、図20は、本願の一実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。当該装置は、上記の端末機器側の方法例を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は、図1の実施例で説明した端末機器であってもよいし、端末機器に設けられてもよい。図20に示すように、当該装置2000は、構成情報受信モジュール2010を備えることができる。
【0160】
構成情報受信モジュール2010は、コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である。
【0161】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応するRSCを含む。
【0162】
一例では、図21に示すように、前記装置2000はさらに、他の端末機器からの第1RSCを受信するように構成されるサービスコード受信モジュール2020と、前記第1構成情報に基づいて、前記第1RSCに対応する前記他の端末機器の中継モードを決定するように構成される中継モード決定モジュール2030と、を備える。
【0163】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む。
【0164】
一例では、前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
一例では、前記エリア情報は、PLMNに対応する識別子、TAに対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0166】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
一例では、前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、URSP構成情報で搬送される。
【0168】
一例では、図21に示すように、前記装置2000はさらに、前記コアネットワーク機器に中継機能情報を送信するように構成される機能情報送信モジュール2040を備え、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む。
【0169】
一例では、前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0170】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する。
【0171】
一例では、前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である。
【0172】
一例では、前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する。
【0173】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、コアネットワーク機器がProse機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成することにより、当該端末機器は、中継通信の接続モードを明確にし、端末機器が中継通信を実現できることを保証する。また、コアネットワーク機器が、Prose機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成するとき、端末機器に対して中継モードに対応するRSCを構成することもでき、それにより、端末機器は、コアネットワーク機器から送信された構成情報に基づいて、RSCに対応する中継モードを決定することに加えて、中継モードに対応するRSCを決定することもできる。また、コアネットワーク機器は、複数の端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成し、それにより、端末機器が後続の中継通信プロセスで他の端末機器からのRSCを受信するとき、コアネットワーク機器が送信した構成情報に基づいて、当該RSCに対応する他の端末機器の中継モードを明確にすることにより、端末機器は、他の端末機器と同じ中継モードを使用して、中継通信の正常な進行を保証することができる。
【0174】
図22を参照すると、図22は、本願の一実施例による中継モードの構成装置のブロック図である。当該装置は、上記のコアネットワーク機器側の方法例を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は、上記の図1の実施例で説明したコアネットワーク機器であってもよいし、コアネットワーク機器に設けられてもよい。図22に示すように、当該装置2200は、構成情報送信モジュール2210を備えることができる。
【0175】
構成情報送信モジュール2210は、端末機器に第1構成情報を送信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0176】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応するRSCを含む。
【0177】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む。
【0178】
一例では、前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0179】
一例では、前記エリア情報は、PLMNに対応する識別子、TAに対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0180】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0181】
一例では、前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、URSP構成情報で搬送される。
【0182】
一例では、図23に示すように、前記装置2200はさらに、前記端末機器からの中継機能情報を受信するように構成された機能情報受信モジュール2220を備え、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む。
【0183】
一例では、前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する。
【0185】
一例では、前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である。
【0186】
一例では、前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して、同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する。
【0187】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、コアネットワーク機器がProse機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成することにより、当該端末機器は、中継通信の接続モードを明確にし、端末機器が中継通信を実現できることを保証する。また、コアネットワーク機器が、Prose機能を備えた端末機器に対して中継モードを構成するとき、端末機器に対して中継モードに対応するRSCを構成することもでき、それにより、端末機器は、コアネットワーク機器から送信された構成情報に基づいて、RSCに対応する中継モードを決定することに加えて、中継モードに対応するRSCを決定することもできる。また、コアネットワーク機器は、複数の端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成し、それにより、端末機器が後続の中継通信プロセスで他の端末機器からのRSCを受信するとき、コアネットワーク機器が送信した構成情報に基づいて、当該RSCに対応する他の端末機器の中継モードを明確にすることにより、端末機器は、他の端末機器と同じ中継モードを使用して、中継通信の正常な進行を保証することができる。
【0188】
図24を参照すると、図24は、本願の一実施例による中継通信装置のブロック図である。当該装置は、上記の第1端末機器側の方法例を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は、図7の実施例で説明した第1端末機器であってもよいし、第1端末機器に設けられてもよい。図24に示すように、当該装置2400はさらに、第1通信モジュール2410を備えることができる。
【0189】
第1通信モジュール2410は、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成され、ここで、前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0190】
一例では、図25に示すように、前記装置2400はさらに、前記中継端末機器からの第1情報を受信するように構成される第1情報受信モジュール2420であって、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用される、第1情報受信モジュール2420と、前記第2中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定するように構成される中継モード決定モジュール2430と、を備える。
【0191】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0192】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0193】
一例では、前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される。
【0194】
一例では、図25に示すように、前記第1情報受信モジュール2420は、前記中継端末機器からの第1ブロードキャスト情報を受信するように構成され、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される。
【0195】
一例では、図25に示すように、前記第1情報受信モジュール2420は、第1発見要求をブロードキャストし、前記中継端末機器からの第1発見応答を受信するように構成され、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送される。
【0196】
一例では、前記第1情報は、前記第2中継モードに対応するRSCを含む。
【0197】
一例では、図25に示すように、前記装置2400はさらに、前記中継端末機器に第4情報を送信するように構成される第4情報送信モジュール2440であって、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、第4情報送信モジュール2440と、前記中継端末機器からの第3情報を受信する第3情報受信モジュール2450であって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、第3情報受信モジュール2450と、を備える。
【0198】
一例では、図25に示すように、前記第4情報送信モジュール2440は、第3発見要求をブロードキャストするように構成され、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送され、前記第3情報受信モジュール2450は、前記中継端末機器からの第3発見応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される。
【0199】
一例では、図25に示すように、前記第4情報送信モジュール2440は、第1接続確立要求をブロードキャストするように構成され、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送され、前記第3情報受信モジュール2450は、前記中継端末機器からの第1接続確立応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される。
【0200】
一例では、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0201】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0202】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0203】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、複数の端末機器が中継によりサービス相互作用を実現する中継通信システムにおいて、各端末機器が一致する中継モードを使用して中継通信プロセスを実行することにより、端末機器が使用する中継モードの不一致により中継接続が確立できないことを回避し、中継通信の正常な進行を保証する。
【0204】
図26を参照すると、図26は、本願の一実施例による中継通信装置のブロック図である。当該装置は、上記の中継端末機器側の方法例を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は、上記の図7の実施例で説明した中継端末機器であってもよいし、中継端末機器に設けられてもよい。図26に示すように、当該装置2600は、中継通信モジュール2610を備えることができる。
【0205】
中継通信モジュール2610は、第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0206】
一例では、図27に示すように、前記装置2600はさらに、前記第2端末機器からの第2情報を受信するように構成される第2情報受信モジュール2620であって、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、第2情報受信モジュール2620と、前記第1端末機器に第1情報を送信するように構成される第1情報送信モジュール2630であって、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用され、前記第1情報は、前記第2情報に基づいて決定される、第1情報送信モジュール2630と、を備える。
【0207】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0208】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0209】
一例では、前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される。
【0210】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器からの第2ブロードキャスト情報で搬送され、又は、前記第2情報は、前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信され、又は、前記第2情報は、前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信される。
【0211】
一例では、図27に示すように、前記第1情報送信モジュール2630は、第1ブロードキャスト情報をブロードキャストするように構成され、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される。
【0212】
一例では、前記第2情報受信モジュール2620は、前記第1端末機器からの第1発見要求を受信し、第1発見要求に基づいて決定される第2発見要求をブロードキャストし、前記第2端末機器からの第2発見応答を受信するように構成され、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送され、前記第1情報送信モジュール2630は、前記第1端末機器に第1発見応答を送信するように構成され、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送される。
【0213】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第1情報は、前記第2中継モードに対応するRSCを含む。
【0214】
一例では、図27に示すように、前記装置2600はさらに、前記第1端末機器からの第4情報を受信するように構成される第4情報受信モジュール2640であって、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用される、第4情報受信モジュール2640と、前記第2端末機器に第5情報を送信するように構成される第5情報送信モジュール2650であって、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用され、且つ前記第4情報に基づいて決定される、第5情報送信モジュール2650と、前記第2端末機器からの第3情報を受信するように構成される第3情報受信モジュール2660であって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、第3情報受信モジュール2660と、前記第1端末機器に前記第3情報を送信するように構成される第3情報送信モジュール2670と、を備える。
【0215】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0216】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0217】
一例では、前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される。
【0218】
一例では、図27に示すように、前記第4情報受信モジュール2640は、前記第1端末機器からの第3発見要求を受信するように構成され、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送され、前記第5情報送信モジュール2650は、第4発見要求をブロードキャストするように構成され、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送され、前記第3情報受信モジュール2660は、前記第2端末機器からの第4発見応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送され、前記第3情報送信モジュール2670は、前記第1端末機器に第3発見応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される。
【0219】
一例では、図27に示すように、前記第4情報受信モジュール2640は、前記第1端末機器からの第1接続確立要求を受信するように構成され、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送され、前記第5情報送信モジュール2650は、第2接続確立要求をブロードキャストするように構成され、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送され、前記第3情報受信モジュール2660は、前記第2端末機器からの第2接続確立応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送され、前記第3情報送信モジュール2670は、前記第1端末機器に第1接続確立応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される。
【0220】
一例では、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0221】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0222】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0223】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、複数の端末機器が中継によりサービス相互作用を実現する中継通信システムにおいて、各端末機器が一致する中継モードを使用して中継通信プロセスを実行することにより、端末機器が使用する中継モードの不一致により中継接続が確立できないことを回避し、中継通信の正常な進行を保証する。
【0224】
図28を参照すると、図28は、本願の一実施例による中継通信装置のブロック図である。当該装置は、上記の第2端末機器側の方法例を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は、上記の図7の実施例で説明した第2端末機器であってもよいし、第2端末機器中に設けられてもよい。図28に示すように、当該装置2800は、第2通信モジュール2810を備えることができる。
【0225】
第2通信モジュール2810は、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0226】
一例では、図29に示すように、前記装置2800はさらに、前記中継端末機器に第2情報を送信するように構成される第2情報送信モジュール2820を備え、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0227】
一例では、図29に示すように、前記第2情報送信モジュール2820は、前記第2情報を搬送する第2ブロードキャスト情報をブロードキャストし、又は、前記第2端末機器が前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信し、又は、前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信するように構成される。
【0228】
一例では、図29に示すように、前記第2情報送信モジュール2820は、前記中継端末機器からの第2発見要求を受信し、前記中継端末機器に第2発見応答を送信するように構成され、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送される。
【0229】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含む。
【0230】
一例では、図29に示すように、前記装置2800はさらに、前記中継端末機器からの第5情報を受信するように構成される第5情報受信モジュール2830であって、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用される、第5情報受信モジュール2830と、前記第3中継モード及び前記第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定するように構成される中継モード決定モジュール2840と、前記中継端末機器に第3情報を送信する第3情報送信モジュール2850であって、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される、第3情報送信モジュール2850と、を備える。
【0231】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0232】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0233】
一例では、前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される。
【0234】
一例では、図29に示すように、前記第5情報受信モジュール2830は、前記中継端末機器からの第4発見要求を受信するように構成され、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送され、前記第3情報送信モジュール2850は、前記中継端末機器に第4発見応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送される。
【0235】
一例では、図29に示すように、前記第5情報受信モジュール2830は、前記中継端末機器からの第2接続確立要求を受信するように構成され、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送され、前記第3情報送信モジュール2850は、前記中継端末機器に第2接続確立応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送される。
【0236】
一例では、前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0237】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0238】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0239】
上記に記載されたように、本願の実施例によって提供される技術的解決策では、複数の端末機器が中継によりサービス相互作用を実現する中継通信システムにおいて、各端末機器が一致する中継モードを使用して中継通信プロセスを実行することにより、端末機器が使用する中継モードの不一致により中継接続が確立できないことを回避し、中継通信の正常な進行を保証する。
【0240】
なお、上記の実施例で提供される装置は、上記の各機能モジュールの分割のみを例に挙げて説明したが、実際の応用では、必要に応じて、上記の機能を異なる機能モジュールに割り当てて完了させることができ、つまり、機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割することにより、上述した機能の全部又は一部を完了することができる。
【0241】
上記の実施形態の装置に関して、装置の各モジュールが動作を実行する具体的な方法は、前記方法に関する実施例で詳細に説明しているため、ここでは詳細に説明しない。
【0242】
図30は、本願の一実施例による端末機器300の構成を示す模式図であり、例えば、当該端末機器は、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実行する。具体的には、当該端末機器300は、プロセッサ301と、前記プロセッサ301に接続されたトランシーバ302と、を備えることができ、
プロセッサ301は、1つ又は複数の処理コアを含み、プロセッサ301は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーション及び情報処理を行う。
【0243】
トランシーバ302は、受信機及び送信機を含む。任意選択的に、トランシーバ302は、通信チップである。
【0244】
一例では、端末機器300はさらに、メモリ及びバスを含む。メモリは、バスを介してプロセッサに接続される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために使用され得、プロセッサは、当該コンピュータプログラムを実行することにより、上記方法の実施例における端末機器が実行する各ステップを実現するために使用される。
【0245】
また、メモリは、任意のタイプの揮発性又は不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組み合わせによって実現でき、揮発性又は不揮発性ストレージデバイスは、ランダムメモリ(RAM:Random-Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ又は他の固体記憶デバイス技術、読み取り専用コンパクトディスク(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)、高密度デジタルビデオディスク(DVD:Digital Video Disc)又はその他の光ストレージ、テープカートリッジ、テープ、ディスクストレージ、又はその他の磁気ストレージデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0246】
前記トランシーバ302は、コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である。
【0247】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応するRSCを含む。
【0248】
一例では、前記トランシーバ302は、他の端末機器からの第1RSCを受信するように構成され、前記プロセッサ301は、前記第1構成情報に基づいて、前記第1RSCに対応する前記他の端末機器の中継モードを決定するように構成される。
【0249】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む。
【0250】
一例では、前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0251】
一例では、前記エリア情報は、PLMNに対応する識別子、TAに対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0252】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0253】
一例では、前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、URSP構成情報で搬送される。
【0254】
一例では、前記トランシーバ302は、前記コアネットワーク機器に中継機能情報を送信するように構成され、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む。
【0255】
一例では、前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する。
【0257】
一例では、前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である。
【0258】
一例では、前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する。
【0259】
図31を参照すると、図31は、本願の一実施例によるコアネットワーク機器310の構成を示す模式図であり、例えば、当該コアネットワーク機器は、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実行する。具体的には、当該コアネットワーク機器310は、プロセッサ311と、前記プロセッサ311に接続されたトランシーバ312と、を備えることができ、
プロセッサ311は、1つ又は複数の処理コアを含み、プロセッサ311は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーション及び情報処理を行う。
【0260】
トランシーバ312は、受信機及び送信機を含む。任意選択的に、トランシーバ312は、通信チップである。
【0261】
一例では、コアネットワーク機器310はさらに、メモリ及びバスを含む。メモリは、バスを介してプロセッサに接続される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために使用され得、プロセッサは、当該コンピュータプログラムを実行することにより、上記方法の実施例におけるコアネットワーク機器が実行する各ステップを実現するために使用される。
【0262】
また、メモリは、任意のタイプの揮発性又は不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組み合わせによって実現でき、揮発性又は不揮発性ストレージデバイスは、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他の固体記憶デバイス技術、CD-ROM、DVD又はその他の光ストレージ、テープカートリッジ、テープ、ディスクストレージ、又はその他の磁気ストレージデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0263】
前記トランシーバ312は、端末機器に第1構成情報を送信するように構成され、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、Prose機能を備えた機器である。
【0264】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応するRSCを含む。
【0265】
一例では、前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する使用条件情報を含む。
【0266】
一例では、前記使用条件情報は、時間情報、エリア情報、サービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0267】
一例では、前記エリア情報は、PLMNに対応する識別子、TAに対応する識別子、地理的エリアに対応する識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0268】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0269】
一例では、前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、URSP構成情報で搬送される。
【0270】
一例では、前記トランシーバ312はさらに、前記端末機器からの中継機能情報を受信するように構成され、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む。
【0271】
一例では、前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0272】
一例では、前記少なくとも1つの中継モードは、前記端末機器がサポートする中継モードに属する。
【0273】
一例では、前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である。
【0274】
一例では、前記コアネットワーク機器は、複数の前記端末機器に対して同じ中継モードとRSCとのマッピング関係を構成する。
【0275】
図32を参照すると、図32は、本願の一実施例による第1端末機器320の構成を示す模式図であり、例えば、当該第1端末機器は、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実行する。具体的には、当該第1端末機器320は、プロセッサ321と、前記プロセッサ321に接続されたトランシーバ322と、を備えることができ、
プロセッサ321は、1つ又は複数の処理コアを含み、プロセッサ321は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーション及び情報処理を行う。
【0276】
トランシーバ322は、受信機及び送信機を含む。任意選択的に、トランシーバ322は、通信チップである。
【0277】
一例では、第1端末機器320はさらに、メモリ及びバスを含む。メモリは、バスを介してプロセッサに接続される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために使用され得、プロセッサは、当該コンピュータプログラムを実行することにより、上記方法の実施例における第1端末機器が実行する各ステップを実現するために使用される。
【0278】
また、メモリは、任意のタイプの揮発性又は不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組み合わせによって実現でき、揮発性又は不揮発性ストレージデバイスは、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他の固体記憶デバイス技術、CD-ROM、DVD又はその他の光ストレージ、テープカートリッジ、テープ、ディスクストレージ、又はその他の磁気ストレージデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0279】
前記トランシーバ322は、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第2端末機器との通信を実現するように構成され、前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0280】
一例では、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器からの第1情報を受信するように構成され、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用され、前記プロセッサ321は、前記第2中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定するように構成される。
【0281】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0282】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0283】
一例では、前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される。
【0284】
一例では、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器からの第1ブロードキャスト情報を受信することを含み、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される。
【0285】
一例では、前記トランシーバ322は、第1発見要求をブロードキャストし、前記中継端末機器からの第1発見応答を受信するように構成され、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送される。
【0286】
一例では、前記第1情報は、前記第2中継モードに対応するRSCを含む。
【0287】
一例では、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器に第4情報を送信するように構成され、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用され、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器からの第3情報を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される。
【0288】
一例では、前記トランシーバ322は、第3発見要求をブロードキャストするように構成され、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送され、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器からの第3発見応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される。
【0289】
一例では、前記トランシーバ322は、第1接続確立要求をブロードキャストするように構成され、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送され、前記トランシーバ322は、前記中継端末機器からの第1接続確立応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される。
【0290】
一例では、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0291】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0292】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0293】
図33を参照すると、図33は、本願の一実施例による中継端末機器330の構成を示す模式図であり、例えば、当該中継端末機器は、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実行する。具体的には、当該中継端末機器330は、プロセッサ331と、前記プロセッサ331に接続されたトランシーバ332と、を備えることができ、
プロセッサ331は、1つ又は複数の処理コアを含み、プロセッサ331は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーション及び情報処理を行う。
【0294】
トランシーバ332は、受信機及び送信機を含む。任意選択的に、トランシーバ332は、通信チップである。
【0295】
一例では、中継端末機器330はさらに、メモリ及びバスを含む。メモリは、バスを介してプロセッサに接続される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために使用され得、プロセッサは、当該コンピュータプログラムを実行することにより、上記方法の実施例における中継端末機器が実行する各ステップを実現するために使用される。
【0296】
また、メモリは、任意のタイプの揮発性又は不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組み合わせによって実現でき、揮発性又は不揮発性ストレージデバイスは、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他の固体記憶デバイス技術、CD-ROM、DVD又はその他の光ストレージ、テープカートリッジ、テープ、ディスクストレージ、又はその他の磁気ストレージデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0297】
前記トランシーバ332は、第1中継モードに基づいて、前記中継端末機器を介して第1端末機器と第2端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0298】
一例では、前記トランシーバ332は、前記第2端末機器からの第2情報を受信するように構成され、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用され、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器に第1情報を送信するように構成され、前記第1情報は、第2中継モードを示すために使用され、前記第1情報は、前記第2情報に基づいて決定される。
【0299】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第2端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0300】
一例では、前記第2中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第2端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0301】
一例では、前記第1情報はさらに、前記第2端末機器の識別情報を含み、前記第2端末機器の識別情報は、前記第2端末機器を識別するために使用される。
【0302】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器からの第2ブロードキャスト情報で搬送され、又は、前記第2情報は、前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信され、又は、前記第2情報は、前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記第2端末機器によって前記中継端末機器に送信される。
【0303】
一例では、前記トランシーバ332は、第1ブロードキャスト情報をブロードキャストするように構成され、前記第1情報は、前記第1ブロードキャスト情報で搬送される。
【0304】
一例では、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器からの第1発見要求を受信することと、第2発見要求をブロードキャストすることであって、前記第2発見要求は、前記第1発見要求に基づいて決定される、ことと、前記第2端末機器からの第2発見応答を受信することと、を実行するように構成され、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送され、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器に第1発見応答を送信するように構成され、前記第1情報は、前記第1発見応答で搬送される。
【0305】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第1情報は、前記第2中継モードに対応するRSCを含む。
【0306】
一例では、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器からの第4情報を受信するように構成され、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードを示すために使用され、前記トランシーバ332は、前記第2端末機器に第5情報を送信するように構成され、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用され、且つ前記第4情報に基づいて決定され、前記トランシーバ322は、前記第2端末機器からの第3情報を受信するように構成されて、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用され、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器に前記第3情報を送信するように構成される。
【0307】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0308】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0309】
一例では、前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される。
【0310】
一例では、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器からの第3発見要求を受信するように構成され、前記第4情報は、前記第3発見要求で搬送され、前記トランシーバ332は、第4発見要求をブロードキャストするように構成され、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送され、前記トランシーバ332は、前記第2端末機器からの第4発見応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送され、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器に第3発見応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第3発見応答で搬送される。
【0311】
一例では、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器からの第1接続確立要求を受信するこように構成され、前記第4情報は、前記第1接続確立要求で搬送され、前記トランシーバ332は、第2接続確立要求をブロードキャストするように構成され、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送され、前記トランシーバ332は、前記第2端末機器からの第2接続確立応答を受信するように構成され、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送され、前記トランシーバ332は、前記第1端末機器に第1接続確立応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第1接続確立応答で搬送される。
【0312】
一例では、前記第4情報は、前記第1端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含み、前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0313】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0314】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0315】
図34を参照すると、図34は、本願の一実施例による第2端末機器340の構成を示す模式図であり、例えば、当該第2端末機器は、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実行することができる。具体的には、当該第2端末機器340は、プロセッサ341と、前記プロセッサ341に接続されたトランシーバ342と、を備えることができ、
プロセッサ341は、1つ又は複数の処理コアを含み、プロセッサ341は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーション及び情報処理を行う。
【0316】
トランシーバ342は、受信機及び送信機を含む。任意選択的に、トランシーバ342は、通信チップである。
【0317】
一例では、第2端末機器340はさらに、メモリ及びバスを含む。メモリは、バスを介してプロセッサに接続される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために使用され得、プロセッサは、当該コンピュータプログラムを実行することにより、上記方法の実施例における第2端末機器
が実行する各ステップを実現するために使用される。
【0318】
また、メモリは、任意のタイプの揮発性又は不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組み合わせによって実現でき、揮発性又は不揮発性ストレージデバイスは、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他の固体記憶デバイス技術、CD-ROM、DVD又はその他の光ストレージ、テープカートリッジ、テープ、ディスクストレージ、又はその他の磁気ストレージデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0319】
前記トランシーバ342は、第1中継モードに基づいて、中継端末機器を介して第1端末機器との通信を実現するように構成され、
前記第1中継モードは、前記第1端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードに属し、前記第1中継モードは、前記第2端末機器に対応する中継モードに属する。
【0320】
一例では、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器に第2情報を送信するように構成され、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードを示すために使用される。
【0321】
一例では、前記トランシーバ342は、前記第2情報を搬送する第2ブロードキャスト情報をブロードキャストし、又は、前記第2端末機器が前記中継端末機器に登録されるプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信し、又は、前記第2端末機器と前記中継端末機器との接続を確立するプロセスで、前記中継端末機器に前記第2情報を送信するように構成される。
【0322】
一例では、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器からの第2発見要求を受信し、前記中継端末機器に第2発見応答を送信するように構成され、前記第2情報は、前記第2発見応答で搬送される。
【0323】
一例では、前記第2情報は、前記第2端末機器に対応する中継モードに対応するRSCを含む。
【0324】
一例では、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器からの第5情報を受信するように構成され、前記第5情報は、第3中継モードを示すために使用され、前記プロセッサ341は、前記第3中継モード及び前記第2端末機器に対応する中継モードに基づいて、前記第1中継モードを決定するように構成され、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器に第3情報を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第1中継モードを示すために使用される。
【0325】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと、前記第1端末機器に対応する中継モードとを含む。
【0326】
一例では、前記第3中継モードは、前記中継端末機器に対応する中継モードと前記第1端末機器に対応する中継モードのうち共通する中継モードを含む。
【0327】
一例では、前記第5情報はさらに、前記第1端末機器の識別情報を含み、前記第1端末機器の識別情報は、前記第1端末機器を識別するために使用される。
【0328】
一例では、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器からの第4発見要求を受信するように構成され、前記第5情報は、前記第4発見要求で搬送され、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器に第4発見応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第4発見応答で搬送される。
【0329】
一例では、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器からの第2接続確立要求を受信するように構成され、前記第5情報は、前記第2接続確立要求で搬送され、前記トランシーバ342は、前記中継端末機器に第2接続確立応答を送信するように構成され、前記第3情報は、前記第2接続確立応答で搬送される。
【0330】
一例では、前記第5情報は、前記第3中継モードに対応するRSCを含み、前記第3情報は、前記第1中継モードに対応するRSCを含む。
【0331】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0332】
一例では、前記第1端末機器に対応する中継モードは、前記第1端末機器がサポートする中継モード、前記第1端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第1端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記中継端末機器に対応する中継モードは、前記中継端末機器がサポートする中継モード、前記中継端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記中継端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含み、前記第2端末機器に対応する中継モードは、前記第2端末機器がサポートする中継モード、前記第2端末機器がサポートし且つコアネットワーク機器が前記第2端末機器に対して構成した中継モードのいずれかを含む。
【0333】
本願実施例は、本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、端末機器のプロセッサによって実行されるときに、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0334】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、コアネットワーク機器のプロセッサによって実行されるときに、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0335】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、第1端末機器のプロセッサによって実行されるときに、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0336】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、中継端末機器のプロセッサによって実行されるときに、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0337】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、中継端末機器のプロセッサによって実行されるときに、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0338】
本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、端末機器で動作するときに、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0339】
本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、コアネットワーク機器で動作するときに、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0340】
本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、第1端末機器で動作するときに、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0341】
本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、中継端末機器で動作するときに、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0342】
本願実施例は、プログラマブル論理回路及び/又はプログラム命令を含むチップを提供し、前記チップは、第2端末機器で動作するときに、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0343】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、端末機器で動作するときに、上記の端末機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0344】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、コアネットワーク機器で動作するときに、上記のコアネットワーク機器側の中継モードの構成方法を実現する。
【0345】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、第1端末機器で動作するときに、上記の第1端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0346】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、中継端末機器で動作するときに、上記の中継端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0347】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、第2端末機器で動作するときに、上記の第2端末機器側の中継通信方法を実現する。
【0348】
当業者は、前記1つ以上の示例において、本願の実施例で説明された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実現することができることを理解すべきである。ソフトウェアを使用して実装される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、又はコンピュータ可読媒体上の1つ又は複数の命令又はコードとして送信することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は専用のコンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0349】
上記は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願を限定することを意図するものではなく、本願の精神及び原則内で行われるあらゆる修正、同等の置換、改善などは、本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用する中継モードの構成方法であって、
コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成方法。
【請求項2】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードにそれぞれ対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項1に記載の中継モードの構成方法。
【請求項3】
前記中継モードの構成方法は、
他の端末機器からの第1RSCを受信することと、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1RSCに対応する前記他の端末機器の中継モードを決定することと、をさらに含む、
請求項2に記載の中継モードの構成方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項5】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項1~4のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項6】
前記コアネットワーク機器からの第1構成情報を受信する前に、前記中継モードの構成方法は、
前記コアネットワーク機器に中継機能情報を送信することをさらに含み、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項7】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の中継モードの構成方法。
【請求項8】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項1に記載の中継モードの構成方法。
【請求項9】
コアネットワーク機器に適用する中継モードの構成方法であって、
端末機器に第1構成情報を送信することを含み、前記第1構成情報は、前記コアネットワーク機器が前記端末機器に対して構成した少なくとも1つの中継モードを含み、前記端末機器は、近距離通信サービス(Prose)機能を備える機器である、中継モードの構成方法。
【請求項10】
前記第1構成情報はさらに、前記少なくとも1つの中継モードのそれぞれに対応する中継サービスコード(RSC)を含む、
請求項9に記載の中継モードの構成方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項9~10のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項12】
前記第1構成情報は、Prose構成情報で搬送され、又は、前記第1構成情報は、ユーザ機器経路選択ポリシー(URSP)構成情報で搬送される、
請求項9~11のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項13】
前記端末機器に第1構成情報を送信する前に、前記中継モードの構成方法は、
前記端末機器からの中継機能情報を受信することをさらに含み、前記中継機能情報は、前記端末機器がサポートする中継モードを含む、
請求項9~12のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項14】
前記端末機器がサポートする中継モードは、レイヤ3ベースの中継モード、レイヤ2ベースの中継モードのうちの少なくとも1つを含む、
請求項13に記載の中継モードの構成方法。
【請求項15】
前記端末機器は、中継サービスを提供する端末機器であり、又は、前記端末機器は、中継サービスを使用する端末機器である、
請求項9~14のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法。
【請求項16】
プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するメモリと、を備える端末機器(UE)であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項1~8のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法を実行するように構成される、端末機器。
【請求項17】
プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するメモリと、を備えるコアネットワーク機器であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項9~15のいずれか一項に記載の中継モードの構成方法を実行するように構成される、コアネットワーク機器。
【国際調査報告】