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特表2024-511351拡大開口フィルタバッグ、支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】拡大開口フィルタバッグ、支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B01D 46/02 20060101AFI20240306BHJP
【FI】
B01D46/02 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023556872
(86)(22)【出願日】2022-03-14
(85)【翻訳文提出日】2023-10-23
(86)【国際出願番号】 US2022020242
(87)【国際公開番号】W WO2022197632
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】63/161,604
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591163214
【氏名又は名称】ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガットマン, ディビッド ヴィー.
(72)【発明者】
【氏名】モヴィア, マッシモ
(72)【発明者】
【氏名】コリン, エリック ダブリュー. イー.
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン, スティーブン エー.
(72)【発明者】
【氏名】モンバエルツ, ベニー ジェイ. ビー.
(72)【発明者】
【氏名】サファリアン, ガブリエル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】バン エイレン, ディビッド エル.
(72)【発明者】
【氏名】ベスベイ, イマン
【テーマコード(参考)】
4D058
【Fターム(参考)】
4D058JA04
4D058KA08
4D058KB02
4D058KC52
4D058KC63
(57)【要約】
フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリが本明細書に記載される。フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリは、空気又は他のガスから粒子状物質を除去するために空気フィルタシステムにおいて使用され得る。空気フィルタシステムを使用する方法及びフィルタバッグアセンブリを組み立てる方法も記載される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルタ媒体であって、前記フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含むフィルタバッグであって、前記管状本体は、前記管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、シーリングカフは、前記バッグ開口の周縁の周りに延在し、前記バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面と前記バッグ開口との間で前記バッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、前記バッグ開口の前記周縁の周りを移動するときに変化する、フィルタバッグ。
【請求項2】
前記基準バッグ長さは、前記バッグ開口の前記周縁上の第1の位置における最小基準バッグ長さと、前記バッグ開口の前記周縁上の第2の位置における最大基準バッグ長さとを含む、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項3】
前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記基準バッグ長さの変化率は、実質的に直線状である、請求項2に記載のフィルタバッグ。
【請求項4】
前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離は、前記第1の位置から前記第2の位置まで前記バッグ開口の前記周縁に沿って時計回り及び反時計回りに移動するときに等しい、請求項2又は3に記載のフィルタバッグ。
【請求項5】
前記バッグ開口の前記周縁は、バッグ開口面を画定し、及び前記バッグ開口面は、前記基準面との角度を画定し、前記バッグ開口面と前記基準面との間で画定される前記角度は、15度以上、20度以上、25度以上、30度以上、35度以上、40度以上又は45度以上であり、任意選択的に、前記バッグ開口面と前記基準面との間で画定される前記角度は、60度以下、55度以下、50度以下、45度以下、40度以下、35度以下、30度以下、25度以下又は20度以下であり、さらに、任意選択的に、前記バッグ開口面と前記基準面との間で画定される前記角度は、15度~45度又は代わりに20度~40度の範囲内である、請求項2~4のいずれか一項に記載のフィルタバッグ。
【請求項6】
前記基準バッグ長さは、前記バッグ開口の前記周縁の少なくとも大部分にわたって連続的に変化する、請求項1~5のいずれか一項に記載のフィルタバッグ。
【請求項7】
前記バッグ開口の前記周縁の周りで測定されるバッグ開口周縁長は、前記バッグ開口と前記閉端部との間の位置で前記バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面において測定される本体周縁長より大きい、請求項1~6のいずれか一項に記載のフィルタバッグ。
【請求項8】
前記本体の前記閉端部の近くで前記本体に取り付けられたバッグ支持コネクタを含み、前記バッグ支持部は、前記本体の内部容積の外側に配置される、請求項1~7のいずれか一項に記載のフィルタバッグ。
【請求項9】
フィルタバッグアセンブリであって、
内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、前記フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、
前記フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたって前記フランジアセンブリの前記内面から離れて延在し、前記第1のケージ端部と前記第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージと、
フィルタ媒体であって、前記フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含むフィルタバッグであって、前記管状本体は、前記管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、前記ケージは、前記フィルタバッグの前記管状本体内に収容され、シーリングカフは、前記バッグ開口の周縁の周りに延在する、フィルタバッグと
を含み、
前記フランジアセンブリは、ベースと、前記フランジアセンブリの前記内面上で前記ベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、
前記清浄空気出口は、前記ベースに形成されたベース開口部及び前記クランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、
前記ベースは、前記ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、及び前記クランプは、前記クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、前記シーリングカフは、前記クランプが前記ベースに取り付けられるとき、前記バッグシール面と前記クランプシール面との間に配置され、
前記ベースは、前記ケージの前記第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、前記チューブシート面は、前記清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、前記チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、前記バッグシール面と前記チューブシートシール面との間の、前記ケージ軸と整列された方向における距離は、前記ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する、フィルタバッグアセンブリ。
【請求項10】
前記チューブシートシール面は、チューブシートシール平面を画定し、前記ケージ軸は、前記チューブシートシール平面に略垂直である、請求項9に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項11】
前記第2のケージ端部は、前記ケージ軸に略垂直な第2のケージ端部平面を画定する、請求項9又は10に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項12】
前記ケージは、前記ベースに取り付けられた複数のストラットを含む、請求項9~11のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項13】
前記複数のストラットは、前記ベース開口部と前記バッグシール面との間で前記ベースに取り付けられる、請求項12に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項14】
前記複数のストラットは、前記チューブシート面開口部と前記チューブシートシール面との間で前記ベースに取り付けられる、請求項12に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項15】
前記ベースに取り付けられた前記複数のストラットは、前記第1のケージ端部と前記第2のケージ端部との間で前記ケージ軸と整列される、請求項12~14のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項16】
前記ベース開口部及び前記クランプ開口部は、それらが、長軸と、前記長軸に対して垂直に向けられた短軸とをそれぞれ画定するようにそれぞれ細長く、前記長軸は、前記短軸より大きく、任意選択的に、前記長軸は、前記短軸の2倍以上、3倍以上又は4倍以上大きい、請求項9~15のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項17】
前記バッグシール面と前記チューブシートシール面との間の、前記ケージ軸と整列された方向における前記距離は、前記ベース開口部の周縁の周りを移動するときに連続的に変化する、請求項9~16のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項18】
フィルタバッグ支持アセンブリは、前記フランジアセンブリにガイド開口部を含み、前記ガイド開口部は、前記ケージ及び前記清浄空気出口の外側に配置され、前記ガイド開口部は、前記クランプが前記ベースに取り付けられるときにガイドレールを受け入れるように構成され、前記フランジアセンブリは、前記クランプが前記ベースに取り付けられるとき、前記ガイド開口部に受け入れられた前記ガイドレールに沿った前進のために構成される、請求項9~17のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項19】
前記フィルタバッグについて、前記バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面と前記バッグ開口との間で前記バッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、前記バッグ開口の前記周縁の周りを移動するときに変化し、任意選択的に、前記バッグ軸は、前記ケージ軸と整列される、請求項9~18のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリ。
【請求項20】
請求項9~19のいずれか一項に記載のフィルタバッグアセンブリを提供するために、フィルタバッグ支持アセンブリ上にフィルタバッグを取り付ける方法であって、
前記フィルタバッグ開口が前記フィルタバッグ支持アセンブリのケージより大きいように前記フィルタバッグを位置付けることと、
前記フィルタバッグ支持アセンブリのベースに向かって前記ケージの上で前記フィルタバッグ開口を前進させることと、
前記フィルタバッグの上で前記フィルタバッグ支持アセンブリのフランジアセンブリのクランプを前進させることであって、前記フィルタバッグの管状本体は、前記クランプのクランプ開口部を通して延在する、前進させることと、
前記ベースに前記クランプを取り付けることであって、前記フィルタバッグ上のシーリングカフは、前記フィルタバッグに入るか又は前記フィルタバッグから出る空気が、ベース開口部又は前記フィルタバッグを形成する前記フィルタ媒体を通過しなければならないように、前記クランプ開口部及び前記ベースの前記ベース開口部の周りにシールを形成する、取り付けることと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ、フィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステム並びに対応する方法が本明細書に記載される。
【背景技術】
【0002】
多くの産業では、大気中に浮遊する粒子状物質に遭遇する。いくつかの産業では、この粒子状物質は、価値ある生成物(例えば、デンプン)であり、浮遊粒子状物質が回収されて、プロセスに再導入される場合、それは、有益であろう。他の産業(例えば、金属又は木材加工)について、清澄な作業環境を提供するために空気から粒子状物質を除去することが望ましい場合がある。
【0003】
粒子状物質で満たされた空気又は他のガス流れを浄化するためのいくつかのシステムは、ハウジング内に配置されるフィルタバッグ(ときにソックスと呼ばれる)を含む。フィルタバッグは、通常、フィルタ媒体、例えば布地、ひだ付き紙などから構築される。粒子状物質で汚染されたガス流れは、通常、粒子状物質が1つ又は複数のフィルタバッグで捕捉及び保持されるようにハウジングに通される。
【0004】
空気フィルタシステムは、通常、清浄空気チャンバと汚染空気チャンバとを含む。2つのチャンバは、一般にチューブシートと呼ばれる構造によって分離される。チューブシートは、空気が清浄空気チャンバと汚染空気チャンバとの間を通ることができるように複数の開口を有する。フィルタバッグは、汚染空気チャンバに導入された粒子で満たされた空気(汚染空気)が、清浄空気チャンバに移動するためにフィルタバッグを通過しなければならないように、開口上に位置付けられる。汚染空気の粒子状物質は、空気がフィルタバッグを通して移動するときにフィルタバッグ上に集まる。
【0005】
清浄空気チャンバから、清浄空気は、周囲に排気されるか又は他の用途のために再循環される。例えば、米国特許第3,942,962号明細書(Duyckinck)、米国特許第4,218,227号明細書(Frey)、米国特許第4,424,070号明細書(Robinson)、米国特許第4,436,536号明細書(Robinson)、米国特許第4,443,237号明細書(Ulvestad)、米国特許第4,445,915号明細書(Robinson)、米国特許第4,661,131号明細書(Howeth)、米国特許第5,207,812号明細書(Trontoら)、米国特許第4,954,255号明細書(Mullerら)、米国特許第5,222,488号明細書(Forsgren)、米国特許第5,211,846号明細書(Kottら)、米国特許第5,730,766号明細書(Clements)、米国特許第6,090,173号明細書(Johnsonら)、米国特許第6,902,592号明細書(Greenら)及び米国特許第7,641,708号明細書(Kosmiderら)を参照されたい。
【0006】
フィルタバッグが粒子状物質を捕捉すると、システムを通る流れが妨げられ、フィルタバッグの周期的な清浄化は、システムを通る空気流を増加させるために実行することができる。清浄化は、フィルタバッグを通る空気流を逆にするために、フィルタバッグの内部に加圧空気の短い噴射を周期的にパルス出力することによって実現することができ、収集された粒子状物質をフィルタバッグから吹き飛ばす。加圧空気は、例えば、米国特許第3,942,962号明細書(Duyckinck)、米国特許第4,218,227号明細書(Frey)、米国特許第6,090,173号明細書(Johnsonら)、米国特許第4,395,269号明細書、米国特許第6,902,592号明細書(Greenら)、米国特許第7,641,708号明細書(Kosmiderら)及び米国特許出願公開第2006/0112667A1号明細書に記載されているようなパルスコレクタに導かれ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリが本明細書に記載される。フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリは、空気又は他のガスから粒子状物質を除去するために空気フィルタシステムにおいて使用され得る。空気フィルタシステムを使用する方法及びフィルタバッグアセンブリを組み立てる方法も記載される。
【0008】
1つ又は複数の実施形態において、本明細書に記載のフィルタバッグは、バッグ軸に沿って互いに離間された閉端部及びバッグ開口端部を有する。シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在し、シーリングカフと、閉端部とバッグ開口との間のバッグ軸に対して垂直に向けられた基準面との間でバッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化する。本明細書に記載されるような変化する基準バッグ長さを有するフィルタバッグは、従来のフィルタバッグと比較して拡大されたバッグ開口を有する。
【0009】
本明細書に記載のフィルタバッグの拡大バッグ開口は、1つ又は複数の実施形態において、代わりに、フィルタバッグのバッグ開口と閉端部との間に配置される管状本体の周縁の長さと比較したバッグ開口の周縁の長さに基づいて特徴付けられ得る。管状本体の周縁の長さは、基準バッグ長さを決定するために使用される基準面又は閉端部とバッグ開口との間に配置される(バッグ軸に対して垂直な)任意の他の平面において測定され得る。
【0010】
本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグが、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリのケージ上に進められるとき、拡大バッグ開口は、より小さい従来のバッグ開口を有するフィルタバッグと比較して利点を提供する。
【0011】
従来のフィルタバッグに対する、拡大バッグ開口を有するフィルタバッグの1つの利点は、拡大バッグ開口がフランジアセンブリのケージの上で進められたとき、(フィルタバッグのバッグ開口と閉端部との間のより小さいサイズの管状本体と比較して)拡大バッグ開口がバッグ開口とケージとの間に追加の隙間を提供することである。拡大バッグ開口の追加の隙間は、例えば、バッグ開口がケージの少なくとも一部の上で進められたとき、バッグ開口とケージとの間の摩擦を低減することができる。その摩擦の低減は、ケージ上にフィルタバッグを進めるために必要とされる力の対応する減少をもたらす。
【0012】
ケージ上へのフィルタバッグの取り付けをより簡単にするためにフィルタバッグ全体が拡大され得るが、拡大されたフィルタバッグは、本明細書に記載のものほどバッグ支持アセンブリのケージ上に密に適合しないフィルタバッグになるであろう。その緩い適合は、パルス浄化性能及び/又はフィルタバッグ寿命を低下させると予想されるであろう。
【0013】
特に、本明細書に記載のフィルタシステムのバッグ支持アセンブリ上のフィルタバッグのパルス浄化は、バッグ支持アセンブリのケージ上にフィルタバッグを密に適合させることによって改善することができる。より密に適合されたフィルタ媒体の緊縮性の増加は、フィルタバッグのパルス浄化と関連する急加速の増加をもたらす(ときに「バッグスナップ」と呼ばれる)。外向きの急加速の増加は、フィルタバッグ上に収集された粒子状物質の除去の増加をもたらすことがあり、除去された粒子状物質は、重力下でフィルタシステムのホッパに落下する。
【0014】
パルス浄化性能の改善に加えて、より密に適合されたフィルタバッグ/ケージの組合せにより、パルス浄化中、ケージと、より緩く適合されたフィルタバッグとの間の過度の移動で引き起こされるフィルタバッグの摩耗を減少させることによってフィルタバッグ寿命も改善し得る。
【0015】
より密に適合するフィルタバッグ/ケージの組合せに起因し得るさらに別の利点は、空気フィルタシステムの汚染空気チャンバにおける隣接するフィルタバッグ間の間隔を、パルス浄化性能の対応する低下を引き起こすことなく縮小させ得ることである。隣接するフィルタバッグ間のそのより密な間隔は、全体としての空気フィルタシステムのサイズの対応する縮小をもたらすことができる。より大きい空気フィルタシステムと同じ(又はより良好な)フィルタリング能力を提供するより小さい空気フィルタシステムは、施設の使用可能空間が限られているときに重要な要素であり得る。
【0016】
拡大バッグ開口を有するフィルタバッグのさらに別の利点は、1つ又は複数の実施形態において、フランジアセンブリのケージ上のフィルタバッグの適切な向きを、フィルタバッグを一方向のみでフランジアセンブリ上に適切に取り付けることが可能であるそれらの実施形態において保証し得ることである。フィルタバッグ支持アセンブリ上のフィルタバッグの適切な向きは、例えば、フィルタバッグがフィルタバッグの閉端部に近接するバッグ支持機構を含むときに有利であり得る。このような実施形態では、バッグ支持アセンブリ上に装着されるとき、フィルタバッグの頂部にバッグ支持機構が配置されることを保証することができ、それは、バッグ支持アセンブリ上に装着されるときにバッグ支持機構がフィルタバッグの底部にある場合、フィルタバッグがバッグ支持アセンブリに適切に適合しないためである。
【0017】
本明細書に記載されるフィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリは、粒子状物質を比較的多い量の汚染空気から除去しなければならない工業用空気フィルタの用途で使用するために設計されたフィルタシステムで特に有用であり得る。したがって、フィルタバッグ及びフィルタバッグアセンブリは、それらの空気量及びその量と関連付けられた粒子状物質を取り扱うように寸法決めされなければならない。一般に、本明細書に記載のフィルタバッグは、0.3メートル以上、0.5メートル以上又はさらに1メートル以上である、バッグのバッグ開口から閉端部まで測定されるバッグ長さを有し得る。(バッグの長さに対して横方向に測定される)関連するバッグ高さは、0.2メートル以上、0.3メートル以上、0.4メートル以上又は0.5メートル以上であり得る。
【0018】
1つ又は複数の実施形態において、フィルタバッグアセンブリは、フランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられたケージと、フランジアセンブリにおいて開口を有するケージ上に取り付けられるフィルタバッグとを含む。フィルタシステムの汚染空気チャンバに取り付けられるとき、汚染空気チャンバを画定するフランジアセンブリとチューブシートとの間のシールは、チューブシートの反対側の汚染空気チャンバの側のアクセスパネルに近接して配置されるフィルタバッグアセンブリの端部上にシール力を加えることによって提供される。そのシール力は、ケージを通してフランジアセンブリに伝えられる。
【0019】
フィルタバッグアセンブリの端部にシール力を提供し、且つケージを通してフランジアセンブリにその力を伝えることにより、汚染空気チャンバにわたって配置されるアクセスパネル上のアクセスポートを通してフィルタバッグ(及びフィルタバッグアセンブリ)の除去及び交換が可能になる。結果として、使用されたフィルタバッグ(及びそれらの上に収集された粒子状物質)は、フィルタシステムの清浄空気チャンバを通過せず、潜在的にそれを汚染しない。
【0020】
フィルタバッグアセンブリの端部にシール力を提供し、ケージを通してフランジアセンブリにその力を伝えることの別の潜在的な利点は、フィルタバッグの除去及び交換に対処するために、例えばパルス発生器などの他の構成要素を取り外す必要がないか又は部分的にさえ分解する必要がないことである。
【0021】
本明細書に記載されるフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において、フィルタバッグは、フィルタバッグ及びそれらの支持アセンブリ(例えば、フランジアセンブリ、ケージなど)を、フィルタシステムの清浄空気チャンバを通過させることなく取り外し及び交換することができるように、汚染空気チャンバ内に支持される。それは、清浄空気チャンバを通した、使用されたフィルタバッグの除去と関連する、使用されたフィルタバッグの除去中に除去される粒子状物質による清浄空気チャンバの汚染を制限又は防止する。
【0022】
本明細書に記載される様々な特徴及び構成要素の1つ又は複数を含むフィルタシステムは、1つ又は複数の実施形態における、フィルタエレメントの一次流れ作動及びパルス浄化の両方中のフィルタシステム内の圧力低下の減少(フィルタシステムが汚染空気流れから粒子状物質を除去しているときに一次流れ作動が生じる場合)、(フィルタバッグの一次流れ作動及びパルス浄化の両方中のフィルタシステムにおける摩擦損失の減少、粒子負荷特性の改善(したがって必要な浄化パルスの潜在的な減少)などにより、例えばエネルギ効率の改善、騒音発生の減少などの1つ又は複数の利点を提供し得る。
【0023】
これらの利点は、1つ又は複数の実施形態において相乗的であり得、すなわち、エネルギ効率、騒音の減少などは、同じフィルタシステムにおける2つ以上の特徴及び/又は構成要素を一緒に使用することによって改善され得る。
【0024】
第1の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態は、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含み、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在し、バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面とバッグ開口との間でバッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0025】
第2の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の実施形態は、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、バッグシール面は、クランプに面し、クランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、クランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面に面し、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0026】
第3の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の実施形態は、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、バッグシール面は、クランプに面し、クランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、クランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面に面し、バッグシール面及びクランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール平面を画定し、ケージ軸は、バッグシール平面に垂直ではない。
【0027】
第4の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリの1つ又は複数の実施形態は、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージと、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含むフィルタバッグであって、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、ケージは、フィルタバッグの管状本体内に収容され、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在する、フィルタバッグとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、及びクランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、シーリングカフは、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面とそのクランプシール面との間に配置され、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0028】
第5の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態は、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含み、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在し、バッグ開口の周縁の周りで測定されるバッグ開口周縁長は、バッグ開口と閉端部との間の位置でバッグ軸に対して垂直に向けられた基準面において測定される本体周縁長より大きい。
【0029】
第6の態様において、本明細書に記載される空気フィルタシステムの1つ又は複数の実施形態は、ハウジングの内部容積を清浄空気チャンバ及び汚染空気チャンバに分離するチューブシート、汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むように構成された汚染空気入口並びに清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すように構成された清浄空気出口を含むハウジングと、本明細書に記載のフィルタバッグとを含み、フィルタバッグは、汚染空気チャンバ内に配置される。
【0030】
第7の態様において、本明細書に記載される空気フィルタシステムの1つ又は複数の実施形態は、ハウジングの内部容積を清浄空気チャンバ及び汚染空気チャンバに分離するチューブシート、汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むように構成された汚染空気入口並びに清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すように構成された清浄空気出口を含むハウジングと、本明細書に記載のフィルタバッグアセンブリとを含み、フィルタバッグアセンブリは、汚染空気チャンバ内に配置される。
【0031】
第8の態様において、本明細書に記載される空気フィルタシステムを使用して汚染空気から粒子状物質を除去する方法の1つ又は複数の実施形態は、汚染空気入口を通して汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むことと、清浄空気出口を通して清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すこととを含む。
【0032】
第9の態様において、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリを提供するために、フィルタバッグ支持アセンブリ上にフィルタバッグを取り付ける方法の1つ又は複数の実施形態は、フィルタバッグ開口がフィルタバッグ支持アセンブリのケージより大きいようにフィルタバッグを位置付けることと、フィルタバッグ支持アセンブリのベースに向かってケージの上でフィルタバッグ開口を前進させることと、フィルタバッグの上でフィルタバッグ支持アセンブリのフランジアセンブリのクランプを前進させることであって、フィルタバッグの管状本体は、クランプのクランプ開口部を通して延在する、前進させることと、ベースにクランプを取り付けることであって、フィルタバッグ上のシーリングカフは、フィルタバッグに入るか又はフィルタバッグから出る空気が、ベース開口部又はフィルタバッグを形成するフィルタ媒体を通過しなければならないように、クランプ開口部及びベースのベース開口部の周りにシールを形成する、取り付けることとを含む。
【0033】
汚染空気(又は任意の他のガス)から粒子状物質を除去するための、本明細書に記載のフィルタシステム、フィルタバッグアセンブリ及びフィルタバッグのいずれかの使用も本明細書に記載される。
【0034】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、文脈による別段の明確な定めがない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「1つの」又は「その」構成部品への言及は、1つ又は複数の構成部品及び当業者に知られているその均等物を含み得る。さらに、用語「及び/又は」は、列挙された要素の1つ若しくはすべて又は任意の2つ以上の列挙された要素の組合せを意味する。
【0035】
用語「含む」及びその変形は、これらの用語が添付の説明で出現する場合に限定する意味を有しないことに留意されたい。さらに、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その」、「少なくとも1つ」及び「1つ又は複数」は、本明細書で交換可能に使用される。
【0036】
上記の概要は、本明細書に記載されるフィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ、フィルタバッグアセンブリ、フィルタシステム及び方法の各実施形態又はすべての実装形態を記載することを意図しない。むしろ、本発明は、図面の添付図を考慮して、例示的な実施形態及び特許請求の範囲の以下の説明を参照することによってより詳細に理解されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグの1つの例示的な実施形態の側面図である。
図2図1の平面20’に垂直な視認軸に沿って見た図1のフィルタバッグのバッグ開口の図である。
図3A図1の線3A-3Aに沿って見た図1のフィルタバッグの断面図である。
図3B図2の線3B-3Bに沿って見た図2のフィルタバッグの断面図である。
図4】本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグのいくつかの代替的な例示的実施形態の側面図である。
図5】本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグのいくつかの代替的な例示的実施形態の側面図である。
図6】本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグのいくつかの代替的な例示的実施形態の側面図である。
図7】本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つの例示的な実施形態の側面図であり、そこから延在するケージを有するベースと、ケージ上での前進のために位置付けられたクランプとを含み、フィルタバッグ支持アセンブリは、空気フィルタシステムのチューブシートのチューブシート開口部内に装着される。
図8図7で参照されるケージ軸51に沿って見た図7のフィルタバッグ支持アセンブリのベースの端面図である。
図9】ケージから取り外された図7のフィルタバッグ支持アセンブリのクランプの図であり、図7で参照されるケージ軸51に沿って見た図である。
図10】(チューブシートから取り外された)図7のフィルタバッグ支持アセンブリの側面図であり、フィルタバッグの1つの例示的な実施形態は、フランジアセンブリのベースから延在するケージ上に部分的に進められている。
図11】フランジアセンブリのベースへのフィルタバッグの前進及びフィルタバッグのシーリングカフに向かうクランプのさらなる前進後の、図10のフィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグの側面図である。
図12】本明細書に記載されるフィルタシステムの1つの例示的な実施形態の斜視図である。
図13図12に示されるフィルタシステムの側面図である。
図14図12及び13に示されるフィルタシステムの上面図である。
図15A図14の線15A-15Aに沿って見た図12~14のフィルタシステムの断面図である。
図15B】システムが稼働していないときの、図15Aの線15B-15Bに沿って見た図14のフィルタシステムの断面図である。
図15C】パルス浄化イベント中の、図14の線15B-15Bに沿って見た図14のフィルタシステムの断面図である。
図15D】本明細書に記載されるフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において提供され得る、フィルタガイド及び対応するガイド開口部のいくつかの代替の実施形態を示す。
図15E】本明細書に記載されるフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において提供され得る、フィルタガイド及び対応するガイド開口部のいくつかの代替の実施形態を示す。
図15F】本明細書に記載されるフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において提供され得る、フィルタガイド及び対応するガイド開口部のいくつかの代替の実施形態を示す。
図15G図14の線15G-15Gに沿って見た図12~14のフィルタシステムの断面図である。
図16】本明細書に記載されるフィルタシステムの1つの例示的な実施形態の構成要素の概略図であり、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリを使用して形成されるシールを示す。
図17A】チューブシートの一部の斜視図であり、フィルタバッグアセンブリの1つの例示的な実施形態は、本明細書に記載されるフィルタガイドの1つの例示的な実施形態上に指示されている。
図17B】本明細書に記載されるフィルタシステム及びフィルタバッグのより多くの実施形態の1つに提供され得るバッグ支持の1つの代替の実施形態を示す。
図17C】本明細書に記載されるフィルタシステム及びフィルタバッグのより多くの実施形態の1つに提供され得るバッグ支持の別の代替の実施形態を示す。
図18A】除去及び交換中にフィルタシステムのフィルタバッグアセンブリが通されるアクセスポートを閉じるために使用されるカバーの1つの例示的な実施形態を含むアクセスパネルの一部の1つの例示的な実施形態の斜視図である。
図18B】アクセスパネルの一部及びアクセスポートを閉じるために使用されるカバーの代替的な例示的な実施形態の斜視図であり、カバーは、フィルタバッグアセンブリを補完するために形作られたエンボスを含む。
図19】本明細書に記載されるフィルタシステムで使用されるフィルタバッグの1つの例示的な実施形態によって形成される三角形の1つの例示的な実施形態の図である。
図20】本明細書に記載されるフィルタシステムで使用されるフィルタバッグの別の例示的な実施形態によって形成される三角形の1つの例示的な実施形態の図である。
図21図20に示されるようなフィルタバッグの対の可能な配置の1つの例示的な例を示す図である。
図22】本明細書に記載される空気フィルタシステムで使用されるフィルタバッグの別の例示的な実施形態によって形成される三角形の1つの例示的な実施形態の図である。
図23】本明細書に記載されるフランジアセンブリ上のケージによって支持される封筒状フィルタバッグを含むフィルタバッグアセンブリの別の例示的な実施形態の断面図である。
図24】本明細書に記載される空気フィルタシステム内のフィルタバッグアセンブリの1つ又は複数の実施形態で使用され得る三角形フィルタバッグの1つの例示的な実施形態の斜視図である。
図25図24に示される三角形フィルタバッグの例示的な実施形態を構成するために使用され得る構成要素を示す。
図26図24~25に示される三角形エンドキャップの例示的な実施形態の特徴間の関係を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
例示的な実施形態の以下の説明では、本明細書の一部を形成する図面の添付図が参照され、この図面では、例として具体的な実施形態が示されている。他の実施形態が使用され得、本発明の範囲を逸脱しない範囲において、構造的な変更形態がなされ得ることが理解されるべきである。
【0039】
図1~3は、本明細書に記載されるフィルタバッグの1つの例示的な実施形態の様々な図を示す。図1において、フィルタバッグ10は、バッグ開口12と閉端部14とを含む。本体16は、バッグ開口12と閉端部14との間で延在するバッグ軸11に沿ってバッグ開口12から閉端部14まで延在する。
【0040】
フィルタバッグ10の本体16は、バッグ開口12と閉端部14との間で延在する管状本体16と記載され得る。図1などの側面図において、フィルタバッグ10は、バッグ開口12/シール20から閉端部14まで延在する頂縁13と、バッグ開口12/シール20から閉端部14まで延在する底縁15とを含む。
【0041】
本明細書に記載されるフィルタバッグの管状本体は、例えば、封筒状形状、管状本体が、頂縁に沿って接する2つの主面と、2つの主面の底縁を接続する底面とを含む三角形状、(同様に例えば2つの主面を有する)長方形状などを含む多くの異なる形態をとり得る。
【0042】
1つ又は複数の実施形態において、バッグ軸11は、管状本体16の中心軸と一致していると記載され得、中心軸/バッグ軸11は、中心軸/バッグ軸11が中心軸/バッグ軸11に対して垂直に向けられた平面で見た管状本体16の横断面の幾何学的中心を含むように、管状本体16の中心を通して延在する。示される例示的な実施形態において、フィルタバッグ10は、頂縁13及び底縁15が互いに整列される(例えば、平行である)管状本体16を含む。
【0043】
基準面14’は、図1の例示的なフィルタバッグ10に関連して同様に示される。基準面14’は、バッグ軸11に対して垂直に向けられる。示される実施形態において、基準面14’は、フィルタバッグ10の閉端部14と整列される(例えば、平行である)とも記載され得、それは、示される実施形態では、閉端部14もバッグ軸11に対して垂直に向けられるためである。
【0044】
フィルタバッグ10の本体16は、本体16を形成するフィルタ媒体を通過する空気又は任意の他のガスを濾過するように構成されるフィルタ媒体から主として構築され、空気又は他のガスに混入した粒子状物質は、本体16を形成するフィルタ媒体内又はフィルタ媒体上に捕捉される。一般に、フィルタ媒体は、好ましくは、本明細書に記載されるパルス浄化中にフィルタ媒体を曲げることが可能であるように十分に可撓性であり得、好ましくはフィルタ媒体のその屈曲又は移動により、フィルタ本体16を形成するフィルタ媒体内又はフィルタ媒体上に捕捉された粒子状物質の少なくとも一部が除去される。そのようなフィルタ媒体の構築は、当業者によく知られており、例えば収集される粒子状物質、空気流要件、強度要件などを考慮して選択される織物、不織布材料、紙などを含み得る。好適なフィルタバッグは、織布及び/又は不織布両方の構築におけるポリエステル、ポリプロピレン、アラミド、ポリエステル/ポリテトラフルオロエチレン材料などの1つ又は複数を含む、フィルタ媒体、スクリムなどの1つ又は複数の層から構築され得る。
【0045】
1つ又は複数の実施形態において、本明細書に記載されるフィルタバッグは、フィルタバッグ開口と、フィルタバッグの閉端部、すなわちバッグ開口の反対側に配置されたバッグの端部との間に向けられる圧縮力へのそれらの応答に基づいてフィルタカートリッジと区別され得る。任意の外部からの支持(例えば、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリの一部として本明細書に記載される内部ケージなど)がない場合、本明細書に記載されるフィルタバッグは、1つ又は複数の実施形態では、フィルタバッグの閉端部にバッグ開口を通して延在する線に沿って(例えば、図1に示されるバッグ軸11に沿って)向けられる5ニュートン(約1.1重量ポンド)の圧縮力下で変形する。変形に加えて、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリで使用されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態は、基本的にそのような圧縮力を全く伝えない。対照的に、フィルタカートリッジは、大きく変形せず、そのような圧縮力のすべてではないが、少なくとも一部を伝える。しかしながら、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステムで使用されるフィルタバッグの圧縮力を伝える能力のなさの原因である柔軟性は、少なくとも部分的に、浄化パルスに応答してフィルタ媒体の外側に収集される粒子状物質を除去するために、(ときに「スナップ」と呼ばれる)外向きに急激に加速するフィルタバッグの能力の源泉である。
【0046】
図1~3を参照すると、図1に示されるフィルタバッグ10は、本体16の管形状を形成するフィルタ媒体に取り付けられたシーリングカフ20を含む。本明細書に記載されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフ20は、例えば、図2で参照されるように、バッグ開口12の周縁全体の周りに延在し得る。
【0047】
1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフ20は、フィルタバッグ10のフィルタ本体16を形成するフィルタ媒体に取り付けられた離散的な構成要素として設けられ得る。シーリングカフは、1つ又は複数の実施形態では、縫合、接着剤、熱溶接、化学溶接などの1つ又は複数によって組み合わされたフィルタ媒体の複数の層として設けられ得る。シーリングカフは、高分子成分、例えば可撓性高分子成分を含み得る。1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフは、フィルタバッグ10の本体16の形状をとることが可能であり得る。1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフは、本明細書に記載されるフィルタシステムのフランジアセンブリ内にクランプされるときのシールの形成を支援するために、圧縮可能な材料の形態、例えば発泡体(独立気泡、連続気泡など)、布地、フィルタ媒体などであり得る。1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフは、圧縮後、その原形(又は略その原形)に戻ることが可能な弾性的に圧縮可能な材料から形成され得る。1つ又は複数の他の実施形態において、シーリングカフは、摩耗及び/又は引裂に対する抵抗の増加を示す材料の1つ又は複数の層を含み得る。さらに他の実施形態において、本明細書に記載されるフィルタバッグで使用されるシーリングカフは、任意の好適な技術又は技術の組合せによってフィルタ媒体に取り付けられる2つ以上の構成要素から形成され得る。
【0048】
フィルタバッグ10の示された例示的な実施形態は、バッグ開口12に位置付けられたシーリングカフ20を含むが、1つ又は複数の実施形態では、シーリングカフは、管状本体16を形成するフィルタ媒体によって画定されるバッグ開口12から近位に位置付けられ得る。バッグ開口12に配置されたシーリングカフ20を提供する1つの利点は、シーリングカフ30のそのような配置が提供されると、シーリングカフ20の圧縮をより容易に得ることができることである。本明細書に記載されるフィルタバッグを使用するとき、シーリングカフ20の圧縮は、粒子状物質の不必要な通過を防ぐ適切なシールの形成に重要であり得る。
【0049】
示されるフィルタバッグ10など、本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態は、バッグ軸11に対して垂直でないと記載され得る拡大バッグ開口を有し得る。頂縁13及び底縁15とともに、バッグ開口12/シーリングカフ20と閉端部14との間に略長方形の管状本体16を形成する、管状本体16が閉端部14で終了するフィルタバッグ10などのフィルタバッグにおいて、バッグ軸11に対して垂直に向けられた基準面14’は、フィルタバッグ10の閉端部14と整列され得る(例えば、平行であり得る)。このような実施形態では、バッグ開口12/シーリングカフ20は、基準面14’及び/又はバッグ軸11と平行でないと記載され得る。
【0050】
必要ではないが、例示的なフィルタバッグ10のバッグ開口12/シーリングカフ20は、バッグ開口面20’を画定し得、バッグ開口面20’は、基準面14’に対してある角度を付けられている(例えば、傾斜を付けられている)。バッグ開口面20’は、バッグ軸11に関しても記載され得、すなわち、バッグ軸11は、フィルタバッグ10のバッグ開口12/シーリングカフ20によって画定されるバッグ開口面20’に垂直ではない。
【0051】
その傾斜を付けられた又は垂直ではないバッグ開口12を有するフィルタバッグ10は、本明細書に記載されるフィルタバッグ上の拡大バッグ開口の1つの例である。拡大バッグ開口の具体的な形態に関係なく、本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグを特徴付けることができる別の方法は、バッグ軸11に沿って測定される基準バッグ長さに基づく。本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグにおいて、基準バッグ長さ、例えば基準面とバッグ開口との間の(バッグ軸に沿った)長さ(基準面がバッグ軸に対して垂直に向けられている場合)は、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化する。基準バッグ長さに関してフィルタバッグを特徴付けるために使用される基準面は、閉端部とバッグ開口との間のバッグ軸に沿った任意の位置に位置付けられ得る。そのような任意の基準面は、フィルタバッグのバッグ開口又は閉端部のいずれかと交差するべきではない。
【0052】
図1を参照すると、フィルタバッグ10の頂縁13に沿った、バッグ開口12/シーリングカフ20と基準面14’との間でバッグ軸11に沿って測定される基準バッグ長さは、フィルタバッグ10の底縁15に沿った基準バッグ長さより短い。基準バッグ長さは、バッグ開口12/シーリングカフ20の周縁の周りを移動するときに変化するとさらに記載され得る。例えば、頂縁13から底縁15までバッグ開口12の周縁の周りを移動するとき、基準バッグ長さ(すなわち基準面14’とバッグ開口12との間の距離)は、増加する。逆に、底縁15から頂縁13に向かってバッグ開口12の周縁の周りを移動するとき、基準バッグ長さ(すなわち基準面14’とバッグ開口12との間の距離)は、減少する。
【0053】
フィルタバッグ10において、基準バッグ長さは、フィルタバッグ10の頂縁13がバッグ開口12/シーリングカフ20に接する最小バッグ長さと、フィルタバッグ10の頂縁13がバッグ開口12/シーリングカフ20に接する最大基準バッグ長さとを有すると記載され得る。バッグ開口12/シーリングカフがバッグ開口面20’を画定する実施形態において、頂縁13と底縁15との間で移動するときの基準バッグ長さの変化率は、実質的に直線状であると記載され得る。さらに、頂縁13がバッグ開口12/シーリングカフ20に接する位置と、底縁15がバッグ開口12/シーリングカフ20に接する位置との間の距離は、バッグ開口12の周縁周りを時計回り又は反時計回りに移動するかどうかにかかわらずに等しい。
【0054】
本明細書に記載されるように、傾斜を付けられたバッグ開口を有するフィルタバッグ10などのフィルタバッグの1つの利点は、バッグ開口面20’で測定されるバッグ開口12/シーリングカフ20のサイズが、例えば、バッグ軸11に対して垂直である基準面14’で測定されるフィルタバッグ10の断面サイズより大きいことである。拡大バッグ開口/シーリングカフ20は、(例えば、図5に関連して論じられるように)本明細書に記載されるフランジアセンブリのケージ上へのフィルタバッグの取り付けをより簡単にすることができる。
【0055】
バッグ開口面20’で測定されるバッグ開口12/シーリングカフ20のサイズと、垂直な平面14’のフィルタバッグ10の断面サイズとを比較できる1つの方法は、バッグ開口12/シーリングカフ20を含むバッグ開口面20’と、バッグ軸11に対して垂直である基準面14’との間に形成される角度22に基づく。1つ又は複数の実施形態において、角度22は、15度以上、20度以上、25度以上、30度以上、35度以上、40度以上又は45度以上であり得る。上限において、角度22は、60度以下、55度以下、50度以下、45度以下、40度以下、35度以下、30度以下、25度以下又は20度以下であり得る。
【0056】
角度22を増加させることによってバッグ開口12/シーリングカフ20のサイズを増加させることにより、フィルタバッグ10の取り付けをより簡単にすることができるが、角度22の増加により、フィルタバッグ10の底縁15に沿って測定されるフィルタバッグ10の全長も増加する。そのフィルタバッグ長さの増加は、フィルタバッグ10が取り付けられるフィルタシステムのサイズの対応する増加を引き起こすと予想される。フィルタシステムの全体的なサイズの増加は、懸念となり得るため、パルス浄化性能及びフィルタバッグ寿命を維持しながら、より簡単な取り付けとフィルタバッグ長さとの間のバランスを提供するために、角度22は、例えば、15度~45度又は代わりに20度~40度の範囲内であることが好ましい場合がある。
【0057】
バッグ開口面20’で測定されるバッグ開口12/シーリングカフ20のサイズと、基準面14’のフィルタバッグ10の断面サイズとを比較できる別の方法は、バッグ開口面20’で測定されるバッグ開口12/シーリングカフ20の周縁の長さ及びバッグ開口12/シーリングカフ20間に配置される基準面14’で測定されるフィルタバッグ10の周縁の長さに基づく。周縁長の違いは、図2及び3Aによって示されており、図2で参照されるバッグ開口12の周縁長は、図3Aで参照されるフィルタバッグ10の管状本体16の周縁長より大きい。図1の示された例示的な実施形態では、基準面14’は、管状本体16の頂縁13の接合部とフィルタバッグ10の閉端部14との間のいずれかの箇所に配置され得、フィルタバッグ10の周縁のサイズの実際の変化はない。
【0058】
本明細書に記載されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態の別の任意選択的な特徴は、本体16の閉端部14に近位のフィルタバッグ10の本体16に取り付けられるバッグ支持コネクタ40の追加である。バッグ支持部40は、好ましくは、フィルタバッグ10の本体16の内部容積13の外側に配置され得る。1つ又は複数の実施形態において、バッグ支持部40は、好ましくは、フック又はその閉端部14でフィルタバッグ10を支持するように構成された他の構造を受け入れるように構成された開口部42を含み得る。1つ又は複数の実施形態において、バッグ支持コネクタ40は、フィルタバッグ10の本体16の両側に取り付けられた材料のループのように単純であり得る。当然のことながら、本明細書の他の箇所に記載されるように、多くの変形形態が可能である。例えば、フィルタバッグ上のバッグ支持コネクタは、フックの形態であり得る一方、フックを取り付けるチャンバコネクタは、フックを受け入れるように構成されたループ又は開口部の形態である。別の代替形態において、バッグ支持部は、例えば、フィルタバッグ10の管状本体16に巻き付けることができるスリングの形態であり得る。
【0059】
図1~3に示されるフィルタバッグ10の例示的な実施形態は、バッグ開口12/シーリングカフ20が、平面20’に配置される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグの1つの例であるが、フィルタバッグの多くの代替の実施形態は、フィルタバッグのバッグ開口と閉端部との間の管状本体の開口のサイズと比較して拡大されたバッグ開口を有する。多くの可能なフィルタバッグのごく数例が図4~6に示される。
【0060】
図4において、フィルタバッグ110は、バッグ開口112/シーリングカフ120と、バッグ軸111に沿って管状本体116の反対端に配置される閉端部114とを含む。バッグ開口112/シーリングカフ120は、扁平化されたとき、本明細書に記載されるバッグ軸111に対して垂直に向けられる基準面114’で測定される管状本体116の周縁長と比較してより長い周縁長を有する拡大バッグ開口を提供するバッグ開口112/シーリングカフ120の少なくとも一部の上の丸みのある又は弧状の形状を有する。さらに、フィルタバッグ110は、基準面114’とバッグ開口112との間で測定される基準バッグ長さが、本明細書に記載されるバッグ開口112の周縁の周りを移動するときに変化する、フィルタバッグの別の例を提供する。この例示的な実施形態において、基準面114’は、フィルタバッグ110の頂縁113又は底縁115のいずれかとのバッグ開口112/シーリングカフ120の接合部と、閉端部114との間の任意の位置に配置することができる。示されたフィルタバッグ110は、それ自体、平面に配置されない、すなわち丸みのある閉端部114も含む。
【0061】
図5において、フィルタバッグ210は、バッグ開口212/シーリングカフ220と、バッグ軸211に沿って管状本体216の反対端に配置される閉端部214とを含む。バッグ開口212/シーリングカフ220は、扁平化されたとき、本明細書に記載されるバッグ軸211に対して垂直に向けられる基準面214’で測定される管状本体216の周縁長と比較してより長い周縁長を有する拡大バッグ開口を提供する略正弦波形状を有する。さらに、フィルタバッグ210は、基準面214’とバッグ開口212との間で測定される基準バッグ長さが、本明細書に記載されるバッグ開口212の周縁の周りを移動するときに変化する、フィルタバッグの別の例を提供する。この例示的な実施形態において、示されるフィルタバッグ210の頂縁213及び底縁215は、フィルタバッグ10の縁部13/15又はフィルタバッグ110の縁部113/115と異なり、バッグ軸211と整列されない。
【0062】
図6のフィルタバッグ310は、バッグ開口312/シーリングカフ320と、バッグ軸311に沿って管状本体316の反対端に配置される閉端部314とを含む。バッグ開口312/シーリングカフ320は、扁平化されたとき、本明細書に記載されるバッグ軸311に対して垂直に向けられる基準面314’で測定される管状本体316の周縁長と比較してより長い周縁長を有する拡大バッグ開口を提供するV形状を有する。さらに、フィルタバッグ310は、基準面314’とバッグ開口312との間で測定される基準バッグ長さが、本明細書に記載されるバッグ開口312の周縁の周りを移動するときに変化する、フィルタバッグの別の例を提供する。この例示的な実施形態において、フィルタバッグ310の底縁315は、バッグ軸311と整列されるが、頂縁313は、バッグ軸と整列されない。
【0063】
フィルタバッグ支持アセンブリ
本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリは、本明細書に記載されるフィルタバッグとの使用に特に適切であり得る。図7~11を参照すると、フィルタバッグ支持アセンブリ50の1つの例示的な実施形態が示され、示されるフィルタバッグ支持アセンブリ50は、ベース60とクランプ80とを含むフランジアセンブリを含む。ケージ70は、ベース60に取り付けられ、ケージ軸51に沿ってクランプ80を通してベース60から離れて延在する。
【0064】
図7~8を参照すると、示される例示的な実施形態において、ベース60は、チューブシートパネル62と、流路66によってチューブシートパネル62から分離されたバッグシールパネル64とを含む。バッグシールパネル64は、バッグシールパネル64を通して形成されたベース開口部67を囲むバッグシール面65を含む。バッグシールパネル64を通して形成されたベース開口部67を通過する空気は、チューブシートパネル62に向かって流路66を通して移動し、チューブシートパネル62は、空気がパルスコレクタ68内でチューブシート開口部32を通過することを可能にするチューブシートパネル開口部69を含む。示される実施形態において、チューブシートパネル開口部69は、パルスコレクタ68のベースに形成される。チューブシートパネル開口部69からわずかに内側に配置されるように示されているが、1つ又は複数の実施形態では、ベース開口部67は、好ましくは、チューブシートパネル開口部69と少なくとも同じ大きさであり得る(ただし、その必要はない)。
【0065】
フランジアセンブリのベース60のチューブシートパネル62は、チューブシート面63を含み、1つ又は複数の実施形態では、チューブシート30の汚染空気チャンバ側に対して封止するように構成される(図7を参照されたい)。示される実施形態において、シール34は、チューブシートパネル62のチューブシート面63とチューブシートとの間に設けられ、シール34は、チューブシート30のチューブシート開口部32の周りで延在する。示されるフランジアセンブリのパルスコレクタ68は、ベース60のチューブシートパネル62からチューブシート開口部32を通して延在する。シール34は、チューブシート30とベース60のチューブシートパネル62のチューブシート面63との間の空気の不必要な通過を防ぐ。
【0066】
図7を参照すると、バッグ支持アセンブリの示される例示的な実施形態は、本明細書に記載されるフィルタバッグのシーリングカフを捕捉するために、ベース60とともに(示される実施形態ではベース60のバッグシールパネル64に対して)作用するように構成されたクランプ80も含む。特に、ベース60は、(示される実施形態ではバッグシールパネル64上に)バッグシール面65を含み、ベース80は、バッグシール面65に面するクランプシール面85を含む。ベース60上のバッグシール面65及びクランプ80上のクランプシール面85は、一緒に、フィルタバッグ支持アセンブリ50上に取り付けられるフィルタバッグのシーリングカフとシールを形成するように構成される。
【0067】
クランプ80は、図7に示されるようなバッグ支持アセンブリ50の右側からケージ軸51に沿って見た図で図9に示される。図9では、クランプシール面85は、クランプ80を通して形成されるクランプ開口部87を囲むように示される。ベース60と組み合わせるとき、クランプ開口部87は、ベース62のバッグシールパネル64に設けられたベース開口部67と並べられ、空気がクランプ80を通してベース60に通過することを可能にし、空気は、本明細書に記載されるベース60及びチューブシート開口部32及びチューブシート30を通過する。
【0068】
フランジアセンブリのベース60の示される例示的な実施形態において、流路66は、バッグシールパネル64のベース開口部67とベース60のチューブシートパネル62のチューブシートパネル開口部69との間を通る空気がチューブシートパネル62とバッグシールパネル64との間の流路66から出ることができないように、空気に対して不透過性である1つ又は複数の材料から構築される。
【0069】
クランプ80の示される実施形態は、ベース62上で所定の位置にクランプ80を固定するのに有用であり得る締結具(例えば、ボルト、鋲など)を受け入れるように構成された開口部84を含み、本明細書に記載されるフィルタバッグのシーリングカフとシールを形成する。ベース60にクランプ80を固定するための多くの他の構造及び/又は機構がそのような締結具の所定の位置に使用され得る。
【0070】
ベース60及びクランプ80の組合せによって形成されるフランジアセンブリは、フィルタバッグ支持アセンブリ上に取り付けられるフィルタバッグの内部容積内に配置される空気(又は任意の他のガス)がフィルタバッグのフィルタ媒体又は清浄空気出口を通して内部容積に入るか又は内部容積から出るように、ベース60及びクランプ80を通して延在する清浄空気出口を画定すると記載され得る。特に、フィルタバッグ支持アセンブリ50の示される例示的な実施形態の清浄空気出口は、図7の右から左に、ベース60のチューブシートパネル62に形成されたチューブシートパネル開口部69と、ベース60のバッグシールパネル64に形成されたベース開口部67と、クランプ80に形成されたクランプ開口部87とを含む。
【0071】
フィルタバッグ支持アセンブリ50の示される例示的な実施形態において、ケージ70は、ベース60に取り付けられ、ケージ70は、本明細書に記載されるフィルタバッグを支持するために、ベース60から離れて延在する。ケージ70は、フランジアセンブリのベース60に取り付けられる第1のケージ端部を含み、ケージ70は、ベース60から遠位に配置された第2のケージ端部72までケージ長さにわたって延在する。ケージ70は、ベース60に取り付けられる第1のケージ端部と、ベース60から遠位に配置される第2のケージ端部72との間で延在するケージ軸51を画定する。
【0072】
ケージ70の示される例示的な実施形態は、ケージ軸51に沿ってベース60から離れて延在するストラット74を含み、ストラット74は、ベース60から遠位に配置される第2の端部72で終了する。図7に示されるケージ70は、ケージ70上に位置付けられるフィルタバッグに追加の支持を提供するために、ストラット74間で延在するブレース73も含む。必要ではないが、示される実施形態におけるストラット74は、ケージ軸51と整列される。ケージ70におけるストラット74及びブレース73の示される配置は、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリに関連してフィルタバッグを支持するために使用され得るケージの1つの例のみを提供する。
【0073】
ケージ70のストラット74の端部は、ベース60のバッグシールパネル64で終了するものとして示されているが、1つ又は複数の実施形態では、ストラット74は、チューブシートパネル62とバッグシールパネル64との間の任意の位置でベース60に取り付けられ得る。ケージ70のストラット74がバッグシールパネル64に取り付けられたそれらの実施形態において、本明細書に記載されるチューブシートパネル62のチューブシート面63とチューブシート30との間の接合部を通る空気の通過をシール34が防ぐように、流路66は、ケージ72の第2の端部72に加えられた力をチューブシートパネル62に伝えるために十分に剛性である。ストラット74がベース60のチューブシートパネル62まで延在して取り付けられるそれらの実施形態において、ストラット74は、チューブシートパネル62に到達するために、バッグシールパネル64のベース開口部65を通過し得る。
【0074】
本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の実施形態の別の任意選択的な特徴は、図7に示され、図7のその縁部に沿って参照される第2のケージ端部平面72’であり、第2のケージ端部平面72’は、第2のケージ端部72によって画定される。1つ又は複数の実施形態において、第2のケージ端部平面72’は、好ましくは、チューブシート30の汚染空気チャンバ表面と平行であり得る。
【0075】
本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の実施形態において、フランジアセンブリ内に画定される、すなわちベース開口部64及びクランプ開口部84の組合せによって画定される清浄空気出口は、清浄空気出口が長軸に沿った最大高さと、長軸への横断方向である短軸に沿った最大高さより小さい最大幅とを画定するように細長くてもよい。図8~9に関して、長軸は、一般に、ベース開口部67及びクランプ開口部87の狭い端部からベース開口部67及びクランプ開口部87の反対の端部まで(Y軸に沿って)垂直に延在する一方、短軸は、(X軸に沿って)その長軸の略横断方向であろう。長軸及び短軸のいずれもケージ軸51の略横断方向であろう。1つ又は複数の実施形態において、ベース開口部64及びクランプ開口部84によって画定される清浄空気出口の最大高さは、本明細書に定義される細長い清浄空気出口を提供するために、最大幅より2倍以上、3倍以上又は4倍以上大きくてもよい。
【0076】
例えば、図1に示されるような拡大(例えば、傾斜を付けられた)バッグ開口を有するフィルタバッグを受け入れるように構成されるバッグ支持アセンブリ50を示す図7に関して、バッグシールパネル64上のバッグシール面65は、ベース62のチューブシートパネル62のチューブシート面63に対してある角度で向けられると記載され得、フィルタバッグ10の拡大(例えば、傾斜を付けられた)バッグ開口と、本明細書に記載されるフィルタシステムの1つの実施形態のチューブシート30との間の移行を提供する。
【0077】
1つ又は複数の実施形態において、バッグシール面65は、バッグシール平面65’を画定すると記載され得、チューブシートパネル62のチューブシート面63は、チューブシート平面62’を画定すると記載され得、バッグシール平面65’及びチューブシート平面62’の縁部が図7に示されている。バッグシール平面65’とチューブシート平面62’との間の角度22’も図11に示されている。1つ又は複数の実施形態において、バッグシール平面65’とチューブシート平面62’との間の角度22’は、15度以上、20度以上、25度以上、30度以上、35度以上、40度以上又は45度以上であり得る。上限において、バッグシール平面65’とチューブシート平面62’との間の角度22’は、60度以下、55度以下、50度以下、45度以下、40度以下、35度以下、30度以下、25度以下又は20度以下であり得る。
【0078】
フィルタバッグ10、(通常、図1に示される平面20’と平面14’との間に形成される角度22に一致し、それに関連して論じられる)バッグシール平面65’とチューブシート平面62’との間に形成される角度22’の例示的な実施形態に関連して上で論じられる理由のために、角度22’は、例えば、15度~45度又は代わりに20度~40度の範囲内であることが好ましい場合がある。
【0079】
フィルタバッグ支持アセンブリ50の示される例示的な実施形態のベース60及びクランプ80で形成されるフランジアセンブリは、フィルタバッグ10を受けて保持するように構成されるが、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリで使用されるフランジアセンブリの1つ又は複数の代替の実施形態のベース及びクランプは、本明細書に記載されるフィルタバッグのバッグ開口の形状に相補的である異なる形状をとり得ることが理解されるであろう。例えば、本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の代替の実施形態のベース及びクランプは、図4~6に示されるバッグ開口/シーリングカフを有するフィルタバッグを受けて保持するように形作られ得る。
【0080】
本明細書に記載されるフィルタバッグ支持アセンブリの1つ又は複数の実施形態に関連して提供され得る別の任意選択的な特徴は、ガイド開口部90である。ガイド開口部90は、ベース60に取り付けられるケージ70並びにベース開口部67及びクランプ開口部87によって画定される清浄空気出口の外側に配置され得る。ガイド開口部90は、1つ又は複数の実施形態では、クランプ80が(ベース60及びクランプ80で構成される)フランジアセンブリのベース60に取り付けられるとき、チューブシート30に取り付けられるガイドレール92を受け入れるように構成される。ガイド開口部90がガイドレール92上に位置付けられるとき、フィルタバッグ支持アセンブリ50は、本明細書に記載されるチューブシート30に向かうガイドレール92に沿った前進のために構成されると記載され得る。
【0081】
ガイド開口部90は、1つ又は複数の実施形態では、ベース60及びクランプ80の1つのみに形成され得る。チューブシートパネル62及びバッグシールパネル64を有するフランジアセンブリにおいて、ガイド開口部90は、チューブシートパネル62及びバッグシールパネル64の一方又は両方に設けられ得る。1つ又は複数の代替の実施形態において、ガイド開口部90は、クランプ80及びベース60によって形成されるフランジアセンブリのクランプ80に形成され得る。
【0082】
ガイドレール92の示される実施形態は、1つ又は複数の実施形態において、例えば図1~2に示されるフィルタバッグ10上のコネクタ40など、フィルタバッグ支持アセンブリ50上に取り付けられるフィルタバッグ上のバッグ支持接続部を保持するように構成され得る任意選択的なバッグコネクタ94も含む。
【0083】
フィルタバッグアセンブリ
図10は、(チューブシートから取り外された)図7のフィルタバッグ支持アセンブリの側面図であり、図1~3に示されるフィルタバッグ10の1つの例示的な実施形態は、フランジアセンブリのベース60から延在するケージ70上に部分的に進められている。
【0084】
図10で参照されるように、フィルタバッグ10のバッグ開口12/シーリングカフ20は、ケージ70上でフィルタバッグ10をより簡単に進めるために拡大バッグ開口12/シーリングカフ20を使用することができるように、バッグ軸11/ケージ軸51に対して略垂直に向けられている。フィルタバッグ10の示される実施形態において、フィルタバッグ10の底縁15の部分17は、図10で参照されるバッグ開口12/シーリングカフ20を適切に向けるために、折り畳まれるか又は圧縮される。図10で参照されるように、ベース60に取り付けられるケージ70のストラット74は、フィルタバッグ10内に延在する。
【0085】
1つ又は複数の実施形態において、バッグ開口12/シーリングカフ20が図10に示されるように向けられたときの、フィルタバッグ10の頂縁13及び底縁15のバッグ開口12/シーリングカフ20との接合部間の距離は、ケージ70の頂部ストラット74と底部ストラット74との間の距離より大きいと記載され得る。その配置は、1つ又は複数の実施形態では、本明細書に記載のように、ケージ70上でのフィルタバッグ10の前進を支援する追加の隙間を提供する。
【0086】
フィルタバッグ10及びケージ70上に同様に部分的に進められているクランプ80も図10に示されている。前に述べられていないが、図10は、フィルタバッグ10及びケージ70上のクランプ80の前進が、バッグ開口12/シーリングカフ22と同様にクランプ80を向けることにより、フィルタバッグ10とクランプ開口部(例えば、図9のクランプ開口部87を参照されたい)との間の干渉なしに実行され、その向きのより大きいサイズのクランプ開口部を利用し得ることを示す。
【0087】
図11は、フランジアセンブリのベース60へのフィルタバッグ10の前進及びフィルタバッグ10のバッグ開口12/シーリングカフ20に向かうクランプ80のさらなる前進後の、図10のフィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグを示す。図11で参照されるように、フィルタバッグ10の底縁15の近くのバッグ開口12/シーリングカフ20の部分は、ベース60のバッグシールパネル64のバッグシール面65に対してバッグ開口12/シーリングカフ20を配置するように延在された。さらに、クランプ80は、フィルタバッグ10上のシーリングカフ20を、クランプ80のクランプシール面85とベース60のバッグ天井面65との間に保持することができるように、その適切な向きにクランプシール面85をクランプ80上に配置するために回転された。
【0088】
シーリングカフ20と接触するように完全に進められ、ベース60に取り付けられると、ベース開口部67及びクランプ開口部87によって形成される清浄空気出口の周りでベース60とクランプ80との間にシールが形成される。1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフ20は、クランプ80のクランプ開口部87並びに(示される例示的な実施形態では本明細書に記載されるバッグシールパネル64に配置される)ベース60のベース開口部67を囲むと記載され得る。
【0089】
ベース60とクランプ80との間でシーリングカフ20によって形成されたシールにより、フィルタバッグの内部容積に入るか又はフィルタバッグの内部容積から出る空気(又は任意の他のガス)は、清浄空気出口又はフィルタバッグ10の本体16を形成するフィルタ媒体を通過しなければならない。1つ又は複数の実施形態において、シーリングカフ20は、好ましくは、ベースプレートとクランプとの間で圧縮される。本明細書で使用される場合、用語「圧縮された」は、シーリングカフ20がベース60とクランプ80との間で少なくとも部分的に変形されたことを意味する。
【0090】
フィルタシステム
本明細書に記載のフィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリは、粒子状物質が混入されたガス流れ(例えば、空気)から粒子状物質を除去するために、任意の好適なフィルタシステム(ときにコレクタと呼ばれる)ですべて使用することができる。後述され、例えば図12~14、15A、15G、16、17A、24及び25に示されるフィルタシステム、フィルタバッグ支持アセンブリ、フィルタバッグアセンブリ及びフィルタバッグは、それら自体、拡大バッグ開口又は本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグを収容するために設計された特徴を含まないが、フィルタシステム、フィルタバッグ支持アセンブリ及びフィルタバッグアセンブリは、本明細書に記載される拡大バッグ開口を有するフィルタバッグを簡単に収容し得る(又は収容するように構成され得る)ことが理解されるであろう。
【0091】
フィルタシステムの1つの例示的な実施形態は、図12の410で概して示され、一般に箱の形状であり、上部壁パネル416と、2対の両側壁パネル417(そのうちの1つを図12で見ることができる)とを含む。フィルタシステム410は、フィルタシステム410に汚れた又は汚染されたガス(例えば、粒子状物質がその中に混入させた空気)を受け入れるための汚染空気管411を含む。清浄ガス(例えば、空気)管413(例えば、図14を参照されたい)は、フィルタシステム410から清浄な又は濾過された空気を取り出すために設けられ得る。フィルタシステム410は、フィルタシステム410のアクセスパネル419のアクセスポートを閉じるカバー470を含む。
【0092】
フィルタシステム410は、本明細書に記載されるように、汚染空気流から分離される粒子状物質を収集するホッパ418も含み得る。ホッパ418は、粒子状物質の収集を容易にする傾斜壁を含み得、いくつかの実施形態では収集した粒子状物質を除去するための駆動されるオーガ又は他の機構を含み得る。
【0093】
図12のフィルタシステムは、図13の側面図及び図14の平面図に示される。フィルタシステム410は、図13及び14から分かるように、パルスジェット浄化システムの一部として、パルス発生器(図12~14に示されない)と流体連通するコネクタ486を含み、パルス発生器は、本明細書に記載されるフィルタバッグに空気のパルスを導くように構成される。
【0094】
図15A及び15Gを参照すると、示されるフィルタシステム410は、チューブシート420によって清浄空気チャンバ422から分離された汚染空気チャンバ424にフィルタバッグ440及びフランジアセンブリ430を含むフィルタバッグアセンブリを含む。図15Aは、図14の線15A-15Aに沿って見たフィルタシステム410の断面図であり、フィルタシステム410の内部を示す(その中に配置されたフィルタバッグ440は、完全な形態であり、そのため、フィルタバッグ440内の支持構造は、図から見えない)。図15Gは、図14の線15G-15Gに沿って見たフィルタシステム410の断面図である(断面図は、フィルタバッグ440内の支持構造の一部が示されるようにフィルタバッグ440の内部容積を示す)。フィルタバッグアセンブリは、汚染空気チャンバ424内に配置されるフィルタガイド460上に取り付けられる。示される例示的な実施形態において、フィルタガイド460は、フィルタシステムのチューブシート420からアクセスパネル419まで汚染空気チャンバ424にわたって延在する。
【0095】
チューブシート端部において、フィルタバッグアセンブリのそれぞれは、フランジアセンブリ430を含む。フランジアセンブリ430は、汚染空気チャンバ424に面する内面435と、チューブシート420の汚染空気チャンバ側に対して封止するチューブシート面とを含む。フランジアセンブリ430のそれぞれは、清浄空気がフィルタバッグアセンブリの内部から清浄空気チャンバに通過することができ、空気のパルスがパルス浄化イベント中にフィルタバッグの内部に通過することができるチューブシート420の開口部を囲む。
【0096】
フィルタバッグアセンブリのそれぞれのフランジアセンブリ430が本明細書にさらに詳細に記載されるが、図15Aで参照されるフランジアセンブリ430は、フランジアセンブリ430のチューブシート面を含むベース432と、フランジアセンブリ430の内面でベース432に取り付けるように構成されるクランプ434とを含む。このような実施形態において、清浄空気出口は、ベース432及びクランプ434を通して延在し、フィルタバッグ440のバッグ開口は、フランジアセンブリ430の内面上でクランプ434とベース432との間に保持される。
【0097】
図15Aに示されるフィルタシステム410の例示的な実施形態は、清浄空気チャンバ422に配置されるパルス発生器480も含む。パルス発生器480は、フィルタバッグの使用中、フィルタバッグ440上に蓄積された粒子状物質を駆動するために、フィルタバッグ440の内部容積に空気のパルスを送るように構成され、除去された粒子状物質は、好ましくは、フィルタバッグ440の下に配置されるホッパ418に落下する。1つ又は複数の実施形態において、パルス発生器480は、例えば、図15Aで参照されるように、パルス発生器軸481に沿って延在する細長い形状を有すると記載され得る。加圧空気(又は任意の他の好適なガス)は、示される実施形態では、1つ又は複数の加圧ガス(例えば、空気)源、弁及び制御システムを含むパルス浄化システムへの接続のために、清浄空気チャンバ422の外側に延在するコネクタ486を通してパルス発生器に送られる。パルス浄化システムの例示的な実施形態は、例えば、米国特許第4,218,227号明細書(Frey)、米国特許第5,562,746号明細書(Raether)、米国特許第6,090,173号明細書(Johnsonら)、米国特許第6,902,592号明細書(Greenら)、米国特許第7,641,708号明細書(Kosmiderら)及び米国特許第8,075,648号明細書(Raether)に見出すことができる。
【0098】
パルスコレクタ484もフィルタシステム410の例示的な実施形態に関連して示され、パルスコレクタ484は、本明細書に記載されるように、フィルタバッグアセンブリのフランジアセンブリ430に取り付けられ得る。他の実施形態において、パルスコレクタ484は、チューブシート420に取り付けられ得る。それらが取り付けられる構造に関係なく、パルスコレクタ484は、パルス浄化プロセス中、フィルタバッグ440の内部容積にパルス発生器480から放出されるパルス空気を導くように構成される。
【0099】
図15B及び15Cは、図15Aの線15B-15Bに沿って見た断面図であり、図15Bは、フィルタシステム410が使用されていないとき又は入口411を通して汚染空気チャンバ424に入る汚染空気を濾過するために使用されているときに見たものである。図15Cは、パルス浄化イベント中、加圧空気(又は他のガス)が、本明細書に記載されるフィルタバッグ440の内部容積に送られるときの、フィルタバッグアセンブリの他の構造に対するフィルタバッグ440を示す。
【0100】
図15Bは、フランジアセンブリ430がその上に配置された、チューブシート420の汚染空気チャンバ側の一部を示す。本明細書に論じられるように、フランジアセンブリ430の示される例示的な実施形態は、ベース432及びクランプ434を含み、フィルタバッグ440のバッグ開口は、空気が、フィルタバッグ440を構成するために使用されるフィルタ媒体の通過又はフランジアセンブリ430の清浄空気出口436の通過によってのみフィルタバッグ440の内部容積に入ることができるように、クランプ434とベース432との間に保持されている。
【0101】
図15B及び15Cで参照されるフィルタバッグアセンブリは、示されるフィルタバッグ440を三角形状で保持するために使用されるケージを含む(ケージは、図15Gの断面図で参照される)。示される例示的な実施形態において、ケージは、フランジアセンブリ430に取り付けられる第1のケージ端部を含み、ケージは、フランジアセンブリ430から遠位の第2のケージ端部まで、ケージ軸451に沿ってケージ長さにわたってフランジアセンブリ430から離れて延在する。示される例示的な実施形態において、第2のケージは、フィルタシステム410のアクセスパネル419の近位に配置される。
【0102】
フィルタバッグアセンブリの示される例示的な実施形態において、ケージは、フィルタシステム410のアクセスパネル419に近接する第2のケージ端部に向かってフランジアセンブリ430の内面から離れて延在する複数のストラットを含む。複数のストラットは、ケージの長さの大部分にわたるケージ軸451に対して横断方向の平面で見た各断面において、複数のストラットが頂部頂点と頂部頂点の反対側の底部頂点の対とを有する三角形を画定するように三角形状を画定する。
【0103】
示される例示的な実施形態において、ケージは、頂部ストラット452と、底部ストラット454及び456の対とを含む。頂部ストラット452は、複数のストラットによって画定される三角形の頂部頂点を画定する一方、底部ストラット454及び456の対は、複数のストラットによって画定される三角形の底部頂点を画定した。ケージの示される例示的な実施形態は、ケージの長さに沿った選択された位置でフィルタバッグ440に追加の支持を提供するために、頂部ストラット452から底部ストラット454及び456のそれぞれまで延在する一連のブレース453も含む。
【0104】
ケージがフィルタバッグ440内に配置されると、フィルタバッグ440のフィルタ媒体は、側面442及び底面444の対を画定すると記載され得る。側面442のそれぞれは、複数のストラットによって画定される各三角形の(頂部ストラット452によって画定される)頂部頂点に近接する頂縁を含む。さらに、各側面442は、側面442の頂縁から遠位の底縁も含む。図15Bを参照すると、右側面442の底縁は、複数のストラットによって画定される各三角形の(底部ストラット454によって画定される)右側底部頂点によって画定される一方、左側面442の底縁は、複数のストラットによって画定される各三角形の(底部ストラット456によって画定される)左側底部頂点によって画定される。
【0105】
本明細書に記載されるフィルタシステムのフィルタバッグアセンブリで使用されるフィルタバッグが概して可撓性のフィルタ媒体から作られるため、三角形状フィルタバッグの頂縁及び底縁は、特に明確でなくてもよく、すなわち、縁部は、単一線を形成しなくてもよい。しかしながら、縁部は、底部ストラット454及び456の周りを側面442から底面444に移動するとき及び/又は頂部ストラット452上を一方の側面442から反対側の側面に移動するとき、フィルタ媒体が伸長する幅を有し得ることが理解されるであろう。その識別性の欠如に関係なく、縁部は、三角形の異なる頂点を画定するために使用されるストラットの形状に略一致すると理解されるであろう。
【0106】
図15B及び15Cで参照されるケージの例示的な実施形態において、複数のストラットによって画定される三角形状は、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステムに関連して使用され得る三角形状のごく一例である。しかしながら、一般に、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリの1つ又は複数の実施形態は、(頂縁が頂部ストラット452によって画定され、底縁が底部ストラット454及び456によって画定される場合に)それらの頂縁と底縁との間で測定される側面442のいずれかの高さより小さい、(底部ストラット454及び456によって画定される)側面442の底縁間で測定される幅を有するフィルタ媒体の底面444を有すると記載され得る。1つ又は複数の実施形態において、底面444の幅は、側面の対のいずれかの側面42の高さの50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、15%以下、12%以下、10%以下、8%以下又は5%以下であり得る。下限において、底面の幅は、側面の対のいずれかの側面の高さの4%以上、5%以上、6%以上、8%以上、10%以上、12%以上、15%以上であり得る。本明細書で論じられる幅及び高さは、ケージ軸451に対して横断方向に、すなわち例えば図15Bで参照されるように測定される。
【0107】
図15B及び15Cの断面図に示される他の特徴は、示される例示的な実施形態では、チューブシート420から汚染空気チャンバ424のアクセスパネル419まで延在するフィルタガイド460を含む。示される例示的な実施形態において、フィルタガイド460は、チューブシート420及びアクセスパネル419を通過するガイド軸461を画定する。示されるガイド軸461は、ケージ軸451と整列され、2つの軸線451及び461は互いに平行であり得るが、完全に平行な配置は必要ない。
【0108】
フィルタガイド460は、フランジアセンブリ430をフィルタガイド460上で支持できるように、フランジアセンブリ430上のガイド開口部462をフィルタガイド460にねじ込むか、誘導するか又は別様に向けることができる入口端部463を含む。1つ又は複数の実施形態において、フィルタガイド460の入口端部463は、本明細書に記載されるように、フランジアセンブリ430が押し付けられるチューブシート420よりもフィルタシステムのアクセスパネル419の近くに配置され得る。
【0109】
本明細書に記載される示される例示的な実施形態のいくつかでは、フィルタガイド460は、チューブシート420からアクセスパネル419まで延在するが、1つ又は複数の代替の実施形態では、フィルタガイド460は、例えば、フィルタガイド460がアクセスパネル419から離れた又はさらにチューブシート420から離れた位置で終了し得るように、汚染空気チャンバにわたって部分的にのみ延在し得る。1つの代替の実施形態において、例えば、フィルタガイド460は、チューブシート420からアクセスパネル419に向かって延在し得るが、アクセスパネル419から離れて終了する。
【0110】
フィルタガイド460は、フランジアセンブリ430に形成されるガイド開口部462内に配置される。フランジアセンブリ30に形成されるフィルタガイド460及びガイド開口部462の組合せは、フィルタシステム410の汚染空気チャンバ424に対するフィルタバッグアセンブリの挿入及び除去中、フランジアセンブリ430に支持を提供する。特に、フィルタガイド460及びガイド開口部462がチューブシート420へのアクセスパネル419のアクセスポートを通したフランジアセンブリ430の並進又は摺動移動を可能にすることが好ましい場合がある。示されたフィルタガイド460及びフランジアセンブリ430のガイド開口部462は、類似した形状を有するが、フィルタガイド及びガイド開口部の両方のための形状の任意の好適な組合せが使用され得る。
【0111】
フィルタガイド及びガイド開口部のいくつかの代替の実施形態が図15D~15Fに示される。図15Dにおいて、フィルタガイド460’は、T字状プロファイルを有し、フランジアセンブリ430’のガイド開口部462’は、フィルタガイド460’を受けるように構成された相補形状を有する。図15Eにおいて、フィルタガイド460’’は、反転されたT字状プロファイルを有し、フランジアセンブリ430’’のガイド開口部462’’は、フィルタガイド460’’を受けるように構成された相補形状を有する。図15Fにおいて、フィルタガイド460’’’は、円形プロファイルを有し、フランジアセンブリ430’’’のガイド開口部462’’’は、フィルタガイド460’’’を受けるように構成された相補形状を有する。フィルタガイド及びガイド開口部のための多くの他の代替的な形状が同様に提供され得る。
【0112】
フランジアセンブリ430に垂直方向に支持を提供することに加えて、フィルタガイド460及びガイド開口部462の組合せは、1つ又は複数の実施形態において、チューブシート420上のフランジアセンブリ430の適切な配置が実現され得るように、ガイド軸461の周りでのフランジアセンブリの回転を制限又は防止するようにも機能し得る。そのような回転を制限又は防止するために、フィルタガイド460及びフランジアセンブリ430上のガイド開口部462は、非円形形状を有し得、示される例示的な実施形態の三葉の例及びT字状の例は、ガイド軸461に対するフランジアセンブリ430の回転を制限又は防止することができるいくつかの非円形形状のみの例を提供する。
【0113】
1つ又は複数の実施形態において、フィルタガイド460は、フィルタバッグアセンブリの除去中に外され得る、フィルタガイド460上への粒子状物質の堆積を防ぐダストカバーを含み得る(例えば、フランジアセンブリ430がチューブシート420からアクセスパネル419に向かって移動するとき)。
【0114】
図15B及び15Cの断面図に示される他の特徴は、フランジアセンブリ430に設けられた清浄空気出口436を含み、それは、清浄空気がフィルタバッグ440の内部容積を出ること及びまた空気又は他のガスのパルスがパルス浄化プロセス中に内部容積に入ることの両方を可能にする。1つ又は複数の実施形態において、清浄空気出口は、(頂部ストラット452に最も近い)頂端部並びに(底部ストラット454及び456に最も近い)底端部から延在する細長い形状を有すると記載され得る。清浄空気出口436の頂端部及び底端部は、清浄空気出口436の頂端部と底端部との間で延在する出口軸431を画定するとさらに記載され得る。1つ又は複数の実施形態において、ケージ軸451に沿った出口軸431の突出は、複数のストラットによって画定された三角形の底部頂点の対間を通る(それらの底部頂点が底部ストラット454及び456によって画定される場合)。さらに、出口軸431の突出は、複数のストラットによって画定される三角形の(頂部ストラット452によって画定される)頂部頂点を通過する。
【0115】
図15B及び15Cに示されていないが、チューブシート420は、チューブシート開口部がフィルタバッグ440の内部容積への又は内部容積からの清浄空気出口436を通る空気流を制限しないように、フランジアセンブリ430に設けられる清浄空気出口436と少なくとも同じ大きさである、それを通して形成されるチューブシート開口部を含むことが理解されるであろう。さらに、チューブシート開口部は、フランジアセンブリ430より小さいサイズを有するとも記載され得、それによりフィルタシステム410が使用中であるとき、清浄空気チャンバ422と汚染空気チャンバ424との間を通る空気が清浄空気出口436を通過しなければならないように、フランジアセンブリ430がチューブシート開口部を閉じるか又は封止することができる。
【0116】
図15B及び15Cの断面図は、フィルタシステム410の示された例示的な実施形態における、パルス発生器480とフランジアセンブリ430の清浄空気出口436との間の配置も示す。特に、パルス発生器480は、清浄空気出口436と整列され得る。さらにより詳細には、図15B及び15Cで参照されるケージ軸451に沿って見たとき、パルス発生器軸481は、出口軸431と整列され得る。
【0117】
図15B及び15Cの図は、パルス発生器480のポート482をさらに示す。特に、ポート482は、清浄空気出口436及びチューブシート420の開口部に面する。パルス発生器480のポート482を通して送られる空気は、それらのポートを通して、フランジアセンブリ430に形成された清浄空気出口436に通過する。
【0118】
本明細書に記載されるフィルタシステムで使用されるフィルタバッグが略三角形状を有するとき、パルス浄化プロセスを容易にするために、様々な特徴がパルス発生器480のポート482に組み込まれ得る。例えば、1つ又は複数の実施形態において、清浄空気出口436の底端部により近い(すなわちフィルタバッグ440の底部444により近い)ポート482は、清浄空気出口436の頂端部のより近くに配置される(すなわちフィルタバッグ440の側部442の頂縁により近い)ポート482よりも大きいサイズであり得る。代わりに又は加えて、ポート482間の間隔は、パルス発生器軸481に沿って変わり得る。例えば、清浄空気出口436の底端部のより近くに配置されるポート482間の間隔は、清浄空気出口436の頂端部のより近くに配置されるポート482間の間隔より小さくてもよい。ポート482のサイズ及び/又は間隔のそのような変化が、底面444に近接するフィルタバッグ440内により多くの空気及び/又はより高い圧力を提供することにより、パルス浄化プロセスを容易にし得る。
【0119】
図15B及び15Cの比較は、特定の負荷及びパルス浄化に対する、本明細書に記載される三角形状フィルタバッグの有利な効果を示す。特に、図15Bから分かるように、三角形状のフィルタバッグ440は、汚染空気チャンバ424への汚染空気入口411から離れて下向きに面する底面444を含む(例えば、図15Aを参照されたい)。したがって、三角形フィルタバッグ440の上の汚染空気チャンバ424に導入される粒子状物質は、フィルタバッグ440の底面444に直接触れないか、又は重力のみの下でフィルタバッグ440の底面444上に集まらない。これは、フィルタバッグ440の粒子負荷性能を改善し、それは、底面444に到達する汚染空気に混入する粒子状物質のみを底面444上に捕捉することができるためである。
【0120】
パルス浄化性能の改善も三角形状フィルタバッグ440によって提供され、それは、フィルタバッグ440の底面444上に集まる粒子状物質がパルス浄化中に底面444から離れて下方に向けられるためである。図15Cを参照すると、フィルタバッグ440の底面444は、パルス浄化中、外向きに/下向きに押されている。パルス浄化の性質のため、底面444のその外向き/下向きの移動は、底面444から放出された任意の除去された粒子状物質に力を与える急激な加速の結果であり、そのパルス浄化力のベクトルは、例えば、フィルタシステム410のホッパ418などの収集領域への任意の除去された粒子状物質の移動を強化するために重力と略整列される。
【0121】
本明細書に記載されるフィルタシステムの三角形状フィルタバッグ440の底面444の有利な効果に加えて、フィルタバッグ440の側面442も、図15B図15Cとの間のフィルタバッグ440の側部442の変化した位置で分かるように、パルス浄化中に外向きに急速に加速される。本明細書に論じられるように、三角形状フィルタバッグ440の側部442のそのような移動は、垂直側部を有する従来の封筒状フィルタバッグと関連する、パルス浄化性能における多くの同じ利点を提供する。
【0122】
図16は、本明細書に記載されるフィルタシステムにおいてフィルタバッグアセンブリを使用して形成されるシールの1つの例示的な実施形態を示すフィルタシステムの例示的な実施形態の構成要素の簡略化された概略図である。示される例示的な実施形態において、フィルタバッグアセンブリは、フランジアセンブリ430’と、フランジアセンブリ430’に取り付けられたケージ450’とを含む。
【0123】
フィルタバッグ440’は、フィルタバッグアセンブリに取り付けられ、バッグ開口441’は、フランジアセンブリ430’に対して封止され、ケージ450’は、フィルタバッグ440’によって画定される内部容積内に配置される。参考のために、清浄空気出口436’は、例えば、図15A~15C図に示される出口軸431に類似した方法で出口軸431’に沿って延在する。
【0124】
ケージ450’は、フランジアセンブリ430’で画定される清浄空気出口436’を通して延在するケージ軸451’を画定する。ケージ450’は、フランジアセンブリ430’に取り付けられた第1のケージ端部と、ケージ軸451’に沿ってフランジアセンブリ430’から遠位の第2のケージ端部とを含むとも記載され得る。ケージ450’の第2のケージ端部は、フィルタバッグ440’の第2の端部443’に近接しているとも記載され得る。
【0125】
チューブシート420’は、チューブシート420’を通して形成される開口部426’を含む。清浄空気チャンバ422’及び汚染空気チャンバ424’も図16に示され、2つのチャンバは、チューブシート420’によって分離されている。フランジアセンブリ430’は、清浄空気チャンバ422’からフィルタバッグ440’の内部容積に入る空気及び内部容積から出る空気がフランジアセンブリ430’の開口部426’及び清浄空気出口436’を通過するように、チューブシート420’の開口部426’の上に位置付けられる。
【0126】
図16は、汚染空気チャンバ424’にわたるチューブシート420’の反対側に配置されたアクセスパネル419’も示す。アクセスポート474’は、(フランジアセンブリ430’と、フィルタバッグ440’と、フランジアセンブリ430’に取り付けられて、フィルタバッグ440’の内部容積内に配置されるケージ450’とを含む)フィルタバッグアセンブリの除去及び交換を可能にするアクセスパネル419’に設けられる。アクセスポート474’は、フィルタシステムの作動中、汚染空気チャンバ424’を封止するために、カバー470’によって閉じられる。
【0127】
フランジアセンブリ430’のチューブシート面とチューブシート420’との間に配置されるシール438’も図16に示される。シール438’は、チューブシート420’の開口部426’の周りに配置され、且つフランジアセンブリ430’の清浄空気出口436’の周りに配置される。シール438’は、フィルタバッグ440’の内部容積に入る空気が、フィルタバッグ440’を形成するフィルタ媒体(例えば、濾過中)又は清浄空気出口436’及びチューブシート420の開口部426’を通らなければならないことを保証する。換言すれば、フランジアセンブリ430’とチューブシート420’との間のシール438’は、本明細書に記載されるフィルタシステムの作動中、空気(及び好ましくは任意の粒子状物質)がフランジアセンブリ430’のチューブシート面とチューブシート420’との間を通ることを防ぐ。
【0128】
1つ又は複数の実施形態において、シール438’は、フランジアセンブリ430’とチューブシート420’との間の圧縮によって形成され得る。1つ又は複数の実施形態において、シールアクチュエータは、フィルタバッグアセンブリのケージ450’上にシール力を加えるために設けられ得る。このような実施形態において、シール力は、好ましくは、ケージ軸451に沿ってチューブシート420’の方に向けられる。1つ又は複数の実施形態において、シール力は、フィルタバッグ440’の第2の端部443’を通して向けられ、さらにフィルタバッグ440’、ケージ450’及びフランジアセンブリ430’を通してシール438’に伝えられると記載され得る。特に、示される例示的な実施形態のシールアクチュエータとして機能するカバー470’は、次に、ケージ450’の第2のケージ端部に作用するフィルタバッグ440’の第2の(閉じられた)端部443’に作用し、ケージ450’は、フランジアセンブリ430’へのその取り付けによってフランジアセンブリ430’にその力を伝える。
【0129】
シール438’は、任意の好適な材料及び/又は構造から構築され得る。多くのシールは、(例えば、Oリング、ガスケットなどの)1つ又は複数の弾性材料及び/又はエラストマ材料の圧縮によって形成され得るが、他のシール構成も、フランジアセンブリが圧縮力を受けるとき、本明細書に記載されるフィルタシステムにおけるフランジアセンブリとチューブシートとの間に必要なシールを形成するために使用され得る(例えば、ナイフエッジシール、半径方向シール、軸方向シールなど)。
【0130】
図17Aは、チューブシート420の一部の斜視図であり、フィルタバッグアセンブリの例示的な実施形態は、フィルタガイド460の例示的な実施形態上に支持されたフィルタバッグ440を含む。本明細書に論じられるように、フランジアセンブリ430及びフィルタバッグ440を含むフィルタバッグアセンブリは、フィルタガイド460上に支持され、フランジアセンブリ430は、チューブシート420とシールを形成する。
【0131】
本明細書に記載されるフィルタバッグ及びフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において、バッグ支持部は、フィルタバッグの第2の端部、すなわちフランジアセンブリから遠位のフィルタバッグの閉端部に近接して設けられ得、バッグ支持部は、例えば、フィルタバッグに配置されたケージの重量によるフィルタバッグの第2の端部でのフィルタバッグアセンブリのたるみを防止又は制限するように構成される。本明細書に記載されるフィルタバッグ、フィルタバッグアセンブリ及び/又はフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態において、バッグ支持部は、それ自体、フィルタシステムの一部としてフィルタバッグ上に設けられ得、及び/又はフィルタバッグの一部として且つフィルタシステムの一部として設けられる構成要素を含み得る。
【0132】
図17Aに示されるフィルタバッグアセンブリは、フィルタバッグ440の第2の(閉じられた)端部443に近接してフィルタバッグ440に取り付けられたバッグ支持コネクタ446及びハウジングのアクセスパネル419に近接して汚染空気チャンバに位置付けられたチャンバコネクタ464の形態のバッグ支持部の1つの例示的な実施形態を含む。示される実施形態において、チャンバコネクタ464は、フィルタガイド460上に配置されているが、そのような位置決めは必要ではない。バッグ支持コネクタ446及びチャンバコネクタ464は、汚染空気チャンバにおいてフィルタバッグ440の第2の端部を支持するために、互いにかみ合うように構成される(フィルタバッグ440の第1の端部は、本明細書に記述されるフィルタガイド460とともにフランジアセンブリ430によって支持される)。
【0133】
図17Aに示されるバッグ支持部の実施形態において、バッグ支持コネクタ446は、ループの形態である一方、チャンバコネクタ464は、フックの形態であり、ループ446は、フィルタバッグ440の第2の端部443を支持するためにフック464に接続する。当然のことながら、多くの変形形態が可能である。例えば、フィルタバッグ440上のバッグ支持コネクタ446は、フックの形態であり得る一方、チャンバコネクタ464は、フックを受け入れるように構成されたループ又は開口部の形態である。
【0134】
図17Bは、フィルタバッグの第2の端部においてフィルタバッグアセンブリのたるみを防止又は制限するために使用され得るバッグ支持部の1つの代替の実施形態を示す。示される実施形態において、バッグ支持部は、図17Aに示されるものに類似する、フィルタガイド460上のチャンバコネクタ464を含み、それは、示される実施形態では、アクセスパネル419’’に取り付けられている(カバー470’’は、本明細書に記載されるアクセスパネル419’’のアクセス開口部を閉じる)。図17Bに示されるバッグ支持部の実施形態は、例えば、バッグ440’’の周りに巻き付けられ得るスリング447’’を含み、スリング447’’は、フィルタガイド460上のフック464に接続するように構成されたループを形成する。1つ又は複数の実施形態において、スリング447’’は、スリング447’’がフィルタバッグ440’’とともに交換されるように、例えば縫合、接着剤などの1つ又は複数を使用してフィルタバッグ440’’に取り付けられ得る。代わりに、スリング447’’は、スリング447’’が2つ以上の異なるフィルタバッグ440’’とともに再利用することができるように、フィルタバッグ440’’に対して分離し得、例えば取り付けられていなくてもよい。
【0135】
図17Cは、フィルタバッグの第2の(閉じられた)端部においてフィルタバッグアセンブリのたるみを防止又は制限するために使用され得る、バッグ支持部のさらに別の代替の実施形態を示す。示される実施形態において、バッグ支持部446’’’は、フィルタバッグ440’’’の第2の端部において、フィルタバッグ440’’’の底部に近接して設けられる面の形態である。バッグ支持部446’’’は、アクセスパネル419’’’に取り付けられ得、カバー470’’’によって閉じられるアクセスパネル419’’’の開口を通してアクセスされ得る。1つ又は複数の実施形態において、バッグ支持部446’’’は、フィルタバッグ440’’’の交換を支援するために(バッグ軸451から離れるように)下向きに移動され得る。バッグ支持部446’’’の移動は、バッグ支持部446’’’の並進及び回転移動の一方又は両方を含み得る。
【0136】
図18Aは、フィルタバッグ540を含むフィルタバッグアセンブリをフィルタシステムの汚染空気チャンバから取り外すこと及び汚染空気チャンバに挿入することができるアクセスパネル19に形成されるフィルタアクセスポート574を閉じるために使用されるカバー570の1つの例示的な実施形態を含むアクセスパネル419の一部の1つの例示的な実施形態の斜視図である。カバー570の例示的な実施形態は、閉位置のカバー570を固定するために、ラッチ572及びキャッチ573を含む(開いたカバー570の右のカバー570を参照されたい)。カバー570は、カバー570を、閉位置から、フィルタバッグアセンブリを、アクセスポート574を通して汚染空気チャンバに挿入すること又は汚染空気チャンバから取り外すことができる開位置まで移動させることができるように、ヒンジ軸571を中心とした回転のためにアクセスパネル19に接続され得る。
【0137】
ヒンジ軸571を中心としたカバー570の回転により、カバー570がフィルタアクセスポート574を覆うその閉位置にカバー570が移動する。閉位置にあるとき、カバー570は、フィルタアクセスポート574を閉じることに加えて、取り付けられたフランジアセンブリをチューブシートに押し付けて、本明細書に記載されるシールを形成するために、カバー570がフィルタバッグ540の第2の端部543にも作用するようにシールアクチュエータとして機能し得る。閉じられたときにシールアクチュエータとして作用するカバー571によって提供される力は、ケージ軸551に沿って作用すると記載され得る。
【0138】
図18Bは、フィルタバッグ540を含むフィルタバッグアセンブリを、アクセスパネル19を含むフィルタシステムの汚染空気チャンバから取り外すこと及び汚染空気チャンバに挿入することができるアクセスパネル19に形成されるフィルタアクセスポート574を閉じるために使用されるカバー570’の代替的な例示的な実施形態を含む、図18Aのアクセスパネル19の斜視図である。カバー570’のこの例示的な実施形態も、閉位置のカバー570’を固定するために、ラッチ572及びキャッチ573を含む(開いたカバー570’の右のカバー570’を参照されたい)。カバー570’は、カバー570’を、閉位置から、フィルタバッグアセンブリを、アクセスポート574を通して汚染空気チャンバに挿入すること又は汚染空気チャンバから取り外すことができる開位置まで移動させることができるように、ヒンジ軸571を中心とした回転のためにアクセスパネル19に接続され得る。
【0139】
ヒンジ軸571を中心としたカバー570’の回転により、フィルタアクセスポート574を閉じるそれらの閉位置にカバー570’が移動する。閉位置にあるとき、カバー570’は、フィルタアクセスポート574を閉じることに加えて、取り付けられたフランジアセンブリをチューブシートに押し付けて、本明細書に記載されるシールを形成するために、カバー570’がフィルタバッグ540の第2の端部543にも作用するようにシールアクチュエータとして機能し得る。閉じられたときにシールアクチュエータとして作用するカバー570’によって提供される力は、ケージ軸551に沿って作用すると記載され得る。
【0140】
カバー570’に示される追加の特徴は、カバー570’に設けられたエンボス(くぼみ)576である。エンボス576は、1つ又は複数の実施形態では、フィルタバッグ540の端部543の形状に相補的である形状を有し得る。そのようなエンボスは、例えば、アクセスパネル19に近位のフィルタバッグアセンブリへの追加の安定性、フィルタバッグ540の第2の端部543上、したがって本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリのフィルタバッグ540内に配置されるケージ上でのより均一な力分布、(例えば、三角形フィルタバッグの底面が汚染空気チャンバにおいて適切に向けられるような)フィルタバッグアセンブリの適切な取り付けの検証などの利点を提供し得る。そのようなエンボスを含む実施形態において、(例えば、図17A~17Cに関連して上で論じられたような)フィルタバッグの第2の端部を支持するように構成されるバッグ支持部は、カバー570’が閉じられたとき、フィルタバッグ540の第2の端部543が適切に位置付けられることを確実にするうえで有益であり得る。
【0141】
本明細書に論じられるように、本明細書に記載されるフィルタシステムのフィルタバッグアセンブリで使用されるフィルタバッグは、概して、可撓性のフィルタ媒体から作られ、フィルタバッグは、断面で見たとき、特に明確な三角形を形成しなくてもよい。しかしながら、一般に、三角形状フィルタバッグ及びそれらの関連するケージは、そのような三角形の縁部、側部及び頂点が三角形のケージ及びその上に装着されたフィルタバッグによって一般に近似されるという理解とともに三角形の幾何学的形状を使用して記載することができる。
【0142】
その理解とともに、図23~26が参照され、それらにおいて、本明細書に記載される、フィルタバッグアセンブリ及びフィルタバッグアセンブリを使用するフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態で使用され得る様々な三角形状バッグ構成である。
【0143】
図19に示される理想的な三角形状バッグ540は、多くの点において、上述のフィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステムの様々な実施形態に関して本明細書で論じられる三角形状バッグ440に類似している。三角形状バッグ540は、頂部頂点545と、底部頂点546及び547の対とを含む。側面542の対は、頂部頂点545と底部頂点546及び547のそれぞれとの間で延在する。底面544は、底部頂点546及び547間で延在する。
【0144】
本明細書に記載されるフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態によって定義された利用的な三角形状と、三角形状を提供するケージ上に配置されるフィルタバッグがとる実際の形状との違いをさらに示すために、ケージの1つの例示的な実施形態のストラットは、(図19が配置される紙から垂直に延在する)ケージ軸551とともに図19に含まれる。特に、頂部ストラット、底部ストラット及び中間ストラット574は、図19のフィルタバッグ540の内側に示される。2つの頂部ストラット574が設けられていることに留意されたい。そのような構成は、フィルタバッグ540にその頂縁に沿った小さい平坦面を提供し得る。完全な三角形からのわずかな逸脱に関係なく、フィルタバッグ540の側面542及び底面544は、本明細書に記載される略三角形状をとることが分かる。
【0145】
底面544は、底部頂点546及び547間で延在する幅wbを有すると記載され得る。左側面542は、頂部頂点545と底部頂点547との間で測定される高さs1を有すると記載され得る。右側面542は、頂部頂点545と底部頂点546との間で測定された高さs2を有すると記載され得る。本明細書に論じられるように、底面(wb)の幅は、好ましくは、側面(s1又はs2)のいずれかの高さより小さい。
【0146】
必要ではないが、示される三角形状バッグ540は、鋭角三角形及び任意選択的に(s1=s2である)二等辺三角形であると記載され得る三角形を形成する。二等辺三角形の場合、図19に示される軸501は、フィルタバッグ540によって形成される三角形の高さであると記載され得る。
【0147】
三角形状バッグ540は、側面542によって形成される角度に関してさらに記載され得る。特に、頂点545において側面542によって形成される角度α(アルファ)は、底面544の幅(wb)が側面542の高さとの選択された関係を有するように選択され得る。1つ又は複数の実施形態において、角度α(アルファ)は、45°以下、30°以下、20°以下、15°以下、12°以下、10°以下又は5°以下であり得る。下限において、角度α(アルファ)は、1つ又は複数の実施形態では、2°以上、3°以上、4°以上又は5°以上であり得る。
【0148】
図20は、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリ及び/又はフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態で使用され得る1つの代替的な三角形状フィルタバッグを示す。三角形状バッグ640は、頂部頂点645と、底部頂点646及び647の対とを含む。側面642の対は、頂部頂点645と底部頂点646及び647のそれぞれとの間で延在する。底面644は、底部頂点646及び647間で延在する。本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリのケージ上に装着されると、ケージ軸は、図20が配置される紙から垂直に延在する。
【0149】
底面644は、底部頂点646及び647間で延在する幅wbを有すると記載され得る。左側面642は、頂部頂点645と底部頂点647との間で測定される高さs1を有すると記載され得る。右側面642は、頂部頂点645と底部頂点646との間で測定された高さs2を有すると記載され得る。本明細書に論じられるように、底面(wb)の幅は、好ましくは、側面(s1又はs2)のいずれかの高さより小さい。
【0150】
三角形状バッグ640は、任意選択的に、頂点645において側面642間に形成される角度に関して記載され得る。特に、頂点645において側面642によって形成される角度α(アルファ)は、底面644の幅(wb)が側面642の高さとの選択された関係を有するように選択され得る。1つ又は複数の実施形態において、角度α(アルファ)は、45°以下、30°以下、20°以下、15°以下、12°以下、10°以下又は5°以下であり得る。下限において、角度α(アルファ)は、1つ又は複数の実施形態では、2°以上、3°以上、4°以上又は5°以上であり得る。
【0151】
示される三角形状バッグ640は、鈍角三角形であると記載され得る三角形を形成する。図20に示される軸601は、角度α(アルファ)を二分すると記載され得、結果として、軸601は、底面644も二分する。本明細書に記載される三角形状フィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、頂部頂点を通過し、その頂点で形成される角度を二分する軸は、好ましくは、フィルタシステムの汚染空気チャンバ内で略垂直に向けられ得る。三角形状フィルタバッグ640の実施形態に関して、軸601は、垂直に向けられ得るか、又は代わりに、軸601は、垂直軸に対して傾斜又は角度を付けられ得る。
【0152】
三角形状フィルタバッグ640の底面644は、垂直軸に対して横断方向に向けられなくてもよいが、パルス浄化中、底面644から除去された粒子状物質は、重力によって作用する力に加えられるとき、本明細書に記載されるフィルタバッグの他の例示的な実施形態に関連して記載される除去された粒子状物質を優先的に下向きに移動させる垂直力成分を有するであろう。
【0153】
図21は、三角形状フィルタバッグ640の対を示す。図21の右側の三角形状フィルタバッグ640は、図20に示されるフィルタバッグ640と基本的に同じ形状を有する。図21の左側の三角形状フィルタバッグ640は、図21の右側のフィルタバッグ640の鏡像である。左側及び右側の三角形状フィルタバッグ640のいずれも、互いに向き合い、垂直軸Vと整列された垂直方向面642を含む一方、三角形状フィルタバッグ640の外側面643は、互いに反対側を向く。そのような配置の1つの可能性がある利点は、三角形状フィルタバッグ640が(垂直軸に対して横断の方向に)互いにより近接した間隔をおいて配置され、それにより所定の汚染空気チャンバ容積内で利用可能であるフィルタ媒体の表面積を増加させると同時に、本明細書に記載される三角形状フィルタバッグと関連付けられ得る粒子負荷及びパルス浄化の利点を保持することである。
【0154】
図22は、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリ及び/又はフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態で使用され得る別の代替的な三角形状フィルタバッグを示す。三角形状バッグ740は、頂部頂点745と底部頂点746及び747の対とを含む。側面742の対は、頂部頂点745と底部頂点746及び747のそれぞれとの間で延在する。底面744は、底部頂点746及び747間で延在する。本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリのケージ上に装着されると、ケージ軸は、図22が配置される紙から垂直に延在する。
【0155】
底面744は、底部頂点746及び747間で延在する幅wbを有すると記載され得る。左側面742は、頂部頂点745と底部頂点747との間で測定される高さs1を有すると記載され得る。右側面742は、頂部頂点745と底部頂点746との間で測定された高さs2を有すると記載され得る。本明細書に論じられるように、底面(wb)の幅は、好ましくは、側面(s1又はs2)のいずれかの高さより小さい。
【0156】
三角形状バッグ740は、任意選択的に、頂点745において側面742間に形成される角度に関して記載され得る。特に、頂点745において側面742によって形成される角度α(アルファ)は、底面744の幅(wb)が側面742の高さとの選択された関係を有するように選択され得る。1つ又は複数の実施形態において、角度α(アルファ)は、45°以下、30°以下、20°以下、15°以下、12°以下、10°以下又は5°以下であり得る。下限において、角度α(アルファ)は、1つ又は複数の実施形態では、2°以上、3°以上、4°以上又は5°以上であり得る。
【0157】
示される三角形状バッグ740は、直角三角形であると記載され得る三角形を形成する。図22に示される軸701は、底面744を二分すると記載され得る。本明細書に記載される三角形状フィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、頂部頂点を通過し、底面を二分する軸は、フィルタシステムの汚染空気チャンバ内で略垂直に向けられ得る。三角形状フィルタバッグ740の実施形態に関して、軸701は、垂直に向けられ得るか、又は代わりに、(底面744と直角を形成する)右側面742は、底面744が垂直軸に対して略水平に向けられるように垂直に向けられ得る。本明細書で使用される場合、語句「略水平である」(及びその変化)は、構成要素(例えば、フィルタバッグ及び/又はケージを有するフィルタバッグアセンブリ)が、構成要素が(重力ベクトルが垂直軸を画定する場合に)水平線から45度以下、30度以下、20度以下又は15度以下の角度を形成するように配置されることを意味する。例えば、ケージ軸又はフィルタバッグ軸は、フィルタバッグ及び/又はケージが完全に水平な線に対して傾斜を付けられた場合、水平線とそのような角度を画定し得る。
【0158】
(例えば、軸701が垂直に向けられた場合に)三角形状フィルタバッグ740の底面744が垂直軸に対して横断方向に向けられない場合、パルス浄化中、底面744から除去された粒子状物質は、重力によって作用する力に加えられるとき、本明細書に記載されるフィルタバッグの他の例示的な実施形態に関連して記載される除去された粒子状物質を優先的に下向きに移動させる垂直力成分を有するであろう。
【0159】
図23は、本明細書に記載されるフランジアセンブリ830上のケージ850によって支持される封筒状フィルタバッグ840を含むフィルタバッグアセンブリの別の例示的な実施形態の断面図である。本明細書に記載されるフィルタシステム及びフィルタバッグアセンブリのいくつかの例示的な実施形態は、有利には、三角形状フィルタバッグになるフィルタバッグ及びケージを使用し得るが、本明細書に記載される汚染空気チャンバ内で加圧されるフィルタバッグアセンブリと関連付けられる利点及び利益の多くも、任意の選択された形状を有するフィルタバッグアセンブリ上のフィルタバッグに関連して利用可能である。
【0160】
特に、図23は、より一般的な封筒状フィルタバッグアセンブリの1つの実施形態を示し、フィルタバッグ840の対向する主面は、使用時、互いに略平行である(例えば、(図23~26に関して)基本的に0°である角度α(アルファ)を有する)。フィルタバッグ840は、その上に装着されるフィルタバッグ840の封筒形状を画定する、ストラット850から構築されたケージ上に装着される。
【0161】
ストラット850は、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリのフランジアセンブリの他の実施形態に関連して記載される清浄空気出口836を含むフランジアセンブリ830に取り付けられる。清浄空気出口836は、示される例示的な実施形態では、他の例示的な本明細書の実施形態に関連して記載される出口軸831に沿って伸長される。
【0162】
フランジアセンブリ830に取り付けられたケージのストラット850もそのフランジアセンブリ830からケージ軸851に沿って遠位端まで離れて延在し、ストラット850は、他の例示的な本明細書の実施形態に関連して記載されるフィルタバッグ840の第2の端部を支持する。フランジアセンブリ830がシールを提供するために押し付けられるチューブシート820の部分も、空気がチューブシート820の反対側に配置される清浄空気チャンバに入るか又は清浄空気チャンバから出るチューブシート820の開口部826とともに図23に示されている。
【0163】
図28~30は、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステムの1つ又は複数の実施形態で使用され得る三角形フィルタバッグの1つの例示的な実施形態を示す。三角形フィルタバッグ940は、開口943と、実質的に三角形のエンドキャップ990によって提供される閉端部と、フィルタバッグ940の開口943と閉端部との間で延在するバッグ軸941に沿って開口943から閉端部まで延在する本体980とを含む。
【0164】
三角形フィルタバッグ940の本体980は、それが意図される用途において空気から粒子状物質を除去するために好適なフィルタ媒体から形成される。1つ又は複数の実施形態において、本体980は、基本的にフィルタ媒体から構成され得、他の構成要素が提供されない。図25を参照すると、本体980は、例えば、図24で参照されるように、長手方向継ぎ目982/983を形成するために互いに取り付けられる継ぎ目縁部982及び983を含み得る。継ぎ目縁部982/983が互いに取り付けられると、本体は、開口943と、三角形エンドキャップ990によって画定された閉端部との間の内部容積を画定する管形状をとると記載され得る。その管形状において、本体980のフィルタ媒体はまた、フィルタバッグ940の閉端部に配置される閉じられた閉端縁部984と、フィルタバッグ940の開口943に配置された開口縁部985とを画定する。
【0165】
1つ又は複数の実施形態において、長手方向の継ぎ目982/983と三角形エンドキャップ990との間の接合部は、三角形エンドキャップの底縁994と頂点995との間で三角形エンドキャップ990の側縁992の1つに沿って配置され得る。1つ又は複数の代替の実施形態において、本明細書に記載されるフィルタバッグの長手方向継ぎ目と三角形エンドキャップとの間の接合部は、底縁994又は頂点995に沿って配置され得る。さらに、本体980は、1つのみの長手方向継ぎ目982/983を含むが、本明細書に記載される三角形フィルタバッグの1つ又は複数の代替の実施形態は、2つ以上の継ぎ目を含み得る。
【0166】
本明細書に記載される三角形フィルタバッグの1つ又は複数の実施形態の三角形エンドキャップは、三角形エンドキャップ990の例示的な実施形態に関して、底縁994と頂点995との間に延在する2つの側縁992を含み得る。代わりに記載すると、三角形エンドキャップ990の側縁992は、底縁994から遠位の位置の頂点995において交わると記載され得る。
【0167】
空気から粒子状物質を除去することが可能なフィルタバッグを提供するために、閉端縁部984における本体980のフィルタ媒体は、粒子状物質がそれらの接合部を通過することを実質的に防ぐように、三角形エンドキャップ990の側縁992、底縁994及び頂点995に対して封止される。
【0168】
三角形エンドキャップ990は、1つ又は複数の実施形態では、その長さに沿ったフィルタバッグ940の略三角形状を画定し得、三角形エンドキャップ990に近くでフィルタバッグ940の三角形状をより明確に画定する。図26を参照すると、三角形エンドキャップ990の形状は、三角形エンドキャップ990の側縁992間に形成される夾角に関して記載することができる。特に、三角形エンドキャップ990の底縁994、頂点995及び側縁992は、1つ又は複数の実施形態では、20°以下、15°以下、12°以下、10°以下又は5°以下の、頂点995における側縁992間の夾角α(アルファ)を画定すると記載され得る。下限において、角度α(アルファ)は、1つ又は複数の実施形態では、2°以上、3°以上、4°以上又は5°以上であり得る。
【0169】
本明細書に記載される三角形フィルタバッグの1つ又は複数の実施形態で使用され得る三角形エンドキャップは、三角形エンドキャップの特徴の大きさに関して代わりに記載され得る。例えば、三角形エンドキャップ990は、バッグ軸941に沿って平坦面上に射影されたとき、1つ又は複数の実施形態では、頂点995と底縁994との間の高さ(h)を画定し得る。三角形エンドキャップ990の突出部は、側縁992間の底縁994にわたる幅(w)も画定し得る。本明細書に記載される三角形フィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、高さ(h)は、幅(w)より大きい。より詳細には、1つ又は複数の実施形態において、三角形エンドキャップの底縁と頂点と間に画定される高さ(h)は、三角形端部の側部間で底縁に沿って画定される幅(w)の4倍以上、6倍以上、8倍以上、10倍以上、12倍以上又は15倍以上であり得る。1つ又は複数の実施形態において、三角形エンドキャップの底縁と頂点と間に画定される高さ(h)は、上限において、三角形端部の側部間で底縁に沿って画定される幅(w)の20倍以下、15倍以下、12倍以下、10倍以下、8倍以下又は6倍以下であり得る。1つの実施形態において、三角形エンドキャップの底縁と頂点と間に画定される高さ(h)は、三角形端部の側部間で底縁に沿って画定される幅(w)の7~8倍であり得る。高さ(h)は、好ましくは、底縁994と頂点995との間で延在するエンドキャップ軸991に沿って測定され、1つ又は複数の実施形態では、底縁994及び頂点995を二分し、且つ/又は三角形端部990の対称軸を画定すると記載され得ることに留意されたい。本明細書に記載される三角形エンドキャップを含むフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、三角形エンドキャップは、フィルタ媒体、例えばフィルタバッグの本体980のために使用されるものと同じフィルタ媒体から構築され得る。1つ又は複数の代替の実施形態において、三角形エンドキャップは、(本体980のために使用されるフィルタ媒体と異なる)空気に不透過性である材料から構築され得る。1つ又は複数の実施形態では、三角形エンドキャップは、実質的に剛性の自立する物品であり得る一方、他の実施形態では、三角形エンドキャップは、自立可能ではない可撓性材料から構築され得る。
【0170】
本明細書に記載される三角形エンドキャップを含むフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、本体980の閉端縁部984は、任意の好適な技術又はその接合部への構造的完全性の提供並びにその接合部を通る粒子状物質の通過の制限/防止を行うのに十分な技術の組合せを使用して、三角形エンドキャップ990の側縁992に封止され得る。1つ又は複数の実施形態において、閉端縁部は、縫い合わせられた継ぎ目、縫われた継ぎ目、接着性の継ぎ目、化学的に溶接された継ぎ目及び熱的に溶接された継ぎ目の1つ又は複数を使用して側縁に封止され得る。
【0171】
本明細書に記載される三角形エンドキャップを含むフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、本体980の閉端縁部984は、任意の好適な技術又はその接合部への構造的完全性の提供並びにその接合部を通る粒子状物質の通過の制限/防止を行うのに十分な技術の組合せを使用して、三角形エンドキャップ990の底縁994に封止され得る。1つ又は複数の実施形態において、閉端縁部は、縫い合わせられた継ぎ目、縫われた継ぎ目、接着性の継ぎ目、化学的に溶接された継ぎ目及び熱的に溶接された継ぎ目の1つ又は複数を使用して側縁に封止され得る。
【0172】
本明細書に記載される三角形エンドキャップを含むフィルタバッグの1つ又は複数の実施形態において、本体980の閉端縁部984は、任意の好適な技術又はその接合部への構造的完全性の提供並びにその接合部を通る粒子状物質の通過の制限/防止を行うのに十分な技術の組合せを使用して、三角形エンドキャップ990の頂点995に封止され得る。1つ又は複数の実施形態において、閉端縁部は、縫い合わせられた継ぎ目、縫われた継ぎ目、接着性の継ぎ目、化学的に溶接された継ぎ目及び熱的に溶接された継ぎ目の1つ又は複数を使用して側縁に封止され得る。
【0173】
図28及び29を参照すると、フィルタバッグ940は、本体980の開縁部985に近接して本体980のフィルタ媒体に取り付けられたシーリングカフ649も含む。カフ949は、1つ又は複数の実施形態では、本明細書に記載されるフィルタバッグアセンブリのフランジアセンブリにおいてバッグ開口943を封止するために使用され得る。
【0174】
例示的な態様
以下は、本明細書に記載されるフィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ、フィルタバッグアセンブリ、空気フィルタシステム及び方法の例示的な態様である。
【0175】
独立態様A1において、本明細書に記載されるフィルタバッグは、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含み、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在し、バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面とバッグ開口との間でバッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0176】
態様A1による態様A2において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁上の第1の位置における最小基準バッグ長さと、バッグ開口の周縁上の第2の位置における最大基準バッグ長さとを含む。
【0177】
態様A2による態様A3において、第1の位置と第2の位置との間の基準バッグ長さの変化率は、実質的に直線状である。
【0178】
態様A2又はA3による態様A4において、第1の位置と第2の位置との間の距離は、第1の位置から第2の位置までバッグ開口の周縁に沿って時計回り及び反時計回りに移動するときに等しい。
【0179】
態様A2~A4のいずれか1つの態様による態様A5において、バッグ開口の周縁は、バッグ開口面を画定し、及びバッグ開口面は、基準面との角度を画定し、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、15度以上、20度以上、25度以上、30度以上、35度以上、40度以上又は45度以上であり、任意選択的に、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、60度以下、55度以下、50度以下、45度以下、40度以下、35度以下、30度以下、25度以下又は20度以下であり、さらに、任意選択的に、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、15度~45度又は代わりに20度~40度の範囲内である。
【0180】
態様A1~A5のいずれか1つの態様による態様A6において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の少なくとも大部分にわたって連続的に変化する。
【0181】
態様A1~A5のいずれか1つの態様による態様A7において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁全体にわたって連続的に変化する。
【0182】
態様A1~A7のいずれか1つの態様による態様A8において、バッグ開口の周縁の周りで測定されるバッグ開口周縁長は、バッグ開口と閉端部との間の位置でバッグ軸に対して垂直に向けられた基準面において測定される本体周縁長より大きい。
【0183】
態様A1~A8のいずれか1つの態様による態様A9において、フィルタバッグは、本体の閉端部の近くで本体に取り付けられたバッグ支持コネクタを含み、バッグ支持部は、本体の内部容積の外側に配置される。
【0184】
態様A9による態様A10において、バッグ支持コネクタは、フックを受け入れるように構成された開口部を含む。
【0185】
独立態様B1において、フィルタバッグ支持アセンブリは、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、バッグシール面は、クランプに面し、クランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、クランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面に面し、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0186】
態様B1による態様B2において、チューブシートシール面は、チューブシートシール平面を画定し、ケージ軸は、チューブシートシール平面に略垂直である。
【0187】
態様B1又はB2による態様B3において、第2のケージ端部は、ケージ軸に略垂直な第2のケージ端部平面を画定する。
【0188】
態様B1~B3のいずれか1つの態様による態様B4において、ケージは、ベースに取り付けられた複数のストラットを含む。
【0189】
態様B4による態様B5において、複数のストラットは、ベース開口部とバッグシール面との間でベースに取り付けられる。
【0190】
態様B4による態様B6において、複数のストラットは、チューブシート面開口部とチューブシートシール面との間でベースに取り付けられる。
【0191】
態様B4~B6のいずれか1つの態様による態様B7において、ベースに取り付けられた複数のストラットは、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間でケージ軸と整列される。
【0192】
態様B1~B7のいずれか1つの態様による態様B8において、ベース開口部及びクランプ開口部は、それらが、長軸と、長軸に対して垂直に向けられた短軸とをそれぞれ画定するようにそれぞれ細長く、長軸は、短軸より大きく、任意選択的に、長軸は、短軸の2倍以上、3倍以上又は4倍以上大きい。
【0193】
態様B8による態様B9において、ケージは、長軸上のベース開口部の第1の端部に近接してベースに取り付けられた第1のストラットと、長軸上のベース開口部の第2の端部に近接してベースに取り付けられた第2のストラットとを含み、第1のストラットは、ベースと第2のケージ端部との間の第2のストラット長より大きい、ベースと第2のケージ端部との間の第1のストラット長を含む。
【0194】
態様B1~B9のいずれか1つの態様による態様B10において、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに連続的に変化する。
【0195】
態様B1~B10のいずれか1つの態様による態様B11において、フィルタバッグ支持アセンブリは、フランジアセンブリにガイド開口部を含み、ガイド開口部は、ケージ及び清浄空気出口の外側に配置され、ガイド開口部は、クランプがベースに取り付けられるときにガイドレールを受け入れるように構成され、フランジアセンブリは、クランプがベースに取り付けられるとき、ガイド開口部に受け入れられたガイドレールに沿った前進のために構成される。
【0196】
態様B11による態様B12において、清浄空気出口が、長軸に沿った最大高さと、長軸に対して横断方向の短軸に沿った、最大高さより小さい最大幅とを画定するように、清浄空気出口が細長いとき、ガイド開口部は、長軸に沿って配置される。
【0197】
態様B11又はB12による態様B13において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのベース及びクランプの1つのみに形成される。
【0198】
態様B11~B13のいずれか1つの態様による態様B14において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのクランプに形成される。
【0199】
独立態様C1において、フィルタバッグ支持アセンブリは、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、バッグシール面は、クランプに面し、クランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、クランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面に面し、バッグシール面及びクランプシール面は、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール平面を画定し、ケージ軸は、バッグシール平面に垂直ではない。
【0200】
態様C1による態様C2において、ケージ軸は、バッグシール平面と85度以下、80度以下、75度以下又は70度以下の角度を形成し、任意選択的に、角度は、50度以上、55度以上、60度以上、65度以上、70度以上、75度以上、80度以上又は85度以上である。
【0201】
態様C1又はC2による態様C3において、第2のケージ端部は、ケージ軸に略垂直な第2のケージ端部平面を画定する。
【0202】
態様C1~C3のいずれか1つの態様による態様C4において、ケージは、ベースに取り付けられた複数のストラットを含み、複数のストラットは、ベース開口部とバッグシール面との間でベースに取り付けられる。
【0203】
態様C4による態様C5において、ベースに取り付けられた複数のストラットは、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間でケージ軸と整列される。
【0204】
態様C1~C5のいずれか1つの態様による態様C6において、ベース開口部及びクランプ開口部は、それらが、長軸と、長軸に対して垂直に向けられた短軸とをそれぞれ画定するようにそれぞれ細長く、長軸は、短軸より大きく、任意選択的に、長軸は、短軸の2倍以上、3倍以上又は4倍以上大きい。
【0205】
態様C6による態様C7において、ケージは、長軸上のベース開口部の第1の端部に近接してベースに取り付けられた第1のストラットと、長軸上のベース開口部の第2の端部に近接してベースに取り付けられた第2のストラットとを含み、第1のストラットは、ベースと第2のケージ端部との間の第2のストラット長より大きい、ベースと第2のケージ端部との間の第1のストラット長を含む。
【0206】
態様C1~C7のいずれか1つの態様による態様C8において、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、チューブシートシール面は、チューブシートシール平面を画定し、ケージ軸は、チューブシート平面に略垂直に向けられる。
【0207】
態様C8による態様C9において、チューブシートシール平面は、バッグシール平面と30度以下、25度以下、20度以下、15度以下、10度以下又は5度以下の角度を形成し、任意選択的に、チューブシートシール平面とバッグシール平面との間に形成される角度は、5度以上、10度以上、15度以上、20度以上又は25度以上である。
【0208】
態様C1~C7のいずれか1つの態様による態様C10において、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0209】
態様C10による態様C11において、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに連続的に変化する。
【0210】
態様C1~C11のいずれか1つの態様による態様C12において、フィルタバッグ支持アセンブリは、フランジアセンブリにガイド開口部を含み、ガイド開口部は、ケージ及び清浄空気出口の外側に配置され、ガイド開口部は、クランプがベースに取り付けられるときにガイドレールを受け入れるように構成され、フランジアセンブリは、クランプがベースに取り付けられるとき、ガイド開口部に受け入れられたガイドレールに沿った前進のために構成される。
【0211】
態様C12による態様C13において、清浄空気出口が、長軸に沿った最大高さと、長軸に対して横断方向の短軸に沿った、最大高さより小さい最大幅とを画定するように、清浄空気出口が細長いとき、ガイド開口部は、長軸に沿って配置される。
【0212】
態様C12又はC13による態様C14において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのベース及びクランプの1つのみに形成される。
【0213】
態様C12~C14のいずれか1つの態様による態様C15において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのクランプに形成される。
【0214】
独立態様D1において、フィルタバッグアセンブリは、内面及びチューブシート面を含むフランジアセンブリであって、フランジアセンブリを通して延在する清浄空気出口を含むフランジアセンブリと、フランジアセンブリに取り付けられた第1のケージ端部を含むケージであって、ベースから遠位の第2のケージ端部までケージ長さにわたってフランジアセンブリの内面から離れて延在し、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間で延在するケージ軸を画定するケージと、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含むフィルタバッグであって、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、ケージは、フィルタバッグの管状本体内に収容され、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在する、フィルタバッグとを含み、フランジアセンブリは、ベースと、フランジアセンブリの内面上でベースに取り付けるように構成されたクランプとを含み、清浄空気出口は、ベースに形成されたベース開口部及びクランプに形成されたクランプ開口部によって画定され、ベースは、ベース開口部を囲むバッグシール面を含み、及びクランプは、クランプ開口部を囲むクランプシール面を含み、シーリングカフは、クランプがベースに取り付けられるとき、バッグシール面とそのクランプシール面との間に配置され、ベースは、ケージの第2の端部から離れる方に面するチューブシート面を含み、チューブシート面は、清浄空気出口の一部を画定するチューブシート面開口部を含み、チューブシート面は、チューブシート面開口部を囲むチューブシートシール面を含み、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0215】
態様D1による態様D2において、チューブシートシール面は、チューブシートシール平面を画定し、ケージ軸は、チューブシートシール平面に略垂直である。
【0216】
態様D1又はD2による態様D3において、第2のケージ端部は、ケージ軸に略垂直な第2のケージ端部平面を画定する。
【0217】
態様D1~D3のいずれか1つの態様による態様D4において、ケージは、ベースに取り付けられた複数のストラットを含む。
【0218】
態様D4による態様D5において、複数のストラットは、ベース開口部とバッグシール面との間でベースに取り付けられる。
【0219】
態様D4による態様D6において、複数のストラットは、チューブシート面開口部とチューブシートシール面との間でベースに取り付けられる。
【0220】
態様D4~D6のいずれか1つの態様による態様D7において、ベースに取り付けられた複数のストラットは、第1のケージ端部と第2のケージ端部との間でケージ軸と整列される。
【0221】
態様D1~D7のいずれか1つの態様による態様D8において、ベース開口部及びクランプ開口部は、それらが、長軸と、長軸に対して垂直に向けられた短軸とをそれぞれ画定するようにそれぞれ細長く、長軸は、短軸より大きく、任意選択的に、長軸は、短軸の2倍以上、3倍以上又は4倍以上大きい。
【0222】
態様D8による態様D9において、ケージは、長軸上のベース開口部の第1の端部に近接してベースに取り付けられた第1のストラットと、長軸上のベース開口部の第2の端部に近接してベースに取り付けられた第2のストラットとを含み、第1のストラットは、ベースと第2のケージ端部との間の第2のストラット長より大きい、ベースと第2のケージ端部との間の第1のストラット長を含む。
【0223】
態様D1~D9のいずれか1つの態様による態様D10において、バッグシール面とチューブシートシール面との間の、ケージ軸と整列された方向における距離は、ベース開口部の周縁の周りを移動するときに連続的に変化する。
【0224】
態様D1~D10のいずれか1つの態様による態様D11において、フィルタバッグ支持アセンブリは、フランジアセンブリにガイド開口部を含み、ガイド開口部は、ケージ及び清浄空気出口の外側に配置され、ガイド開口部は、クランプがベースに取り付けられるときにガイドレールを受け入れるように構成され、フランジアセンブリは、クランプがベースに取り付けられるとき、ガイド開口部に受け入れられたガイドレールに沿った前進のために構成される。
【0225】
態様D11による態様D12において、清浄空気出口が、長軸に沿った最大高さと、長軸に対して横断方向の短軸に沿った、最大高さより小さい最大幅とを画定するように、清浄空気出口が細長いとき、ガイド開口部は、長軸に沿って配置される。
【0226】
態様D11又はD12による態様D13において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのベース及びクランプの1つのみに形成される。
【0227】
態様D11~D13のいずれか1つの態様による態様D14において、ガイド開口部は、フランジアセンブリのクランプに形成される。
【0228】
態様D1~D14のいずれか1つの態様による態様D15において、フィルタバッグについて、バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面とバッグ開口との間でバッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化し、任意選択的に、バッグ軸は、ケージ軸と整列される。
【0229】
独立態様E1において、フィルタバッグは、フィルタ媒体であって、フィルタ媒体を通過する空気から粒子状物質を除去するように構成されるフィルタ媒体から形成された管状本体を含み、管状本体は、管状本体の中心軸と一致するバッグ軸に沿って閉端部からバッグ開口まで延在し、シーリングカフは、バッグ開口の周縁の周りに延在し、バッグ開口の周縁の周りで測定されるバッグ開口周縁長は、バッグ開口と閉端部との間の位置でバッグ軸に対して垂直に向けられた基準面において測定される本体周縁長より大きい。
【0230】
態様E1による態様E2において、バッグ開口の周縁は、バッグ開口面を画定し、及びバッグ開口面は、基準面との角度を画定し、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、15度以上、20度以上、25度以上、30度以上、35度以上、40度以上又は45度以上であり、任意選択的に、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、60度以下、55度以下、50度以下、45度以下、40度以下、35度以下、30度以下、25度以下又は20度以下であり、さらに、任意選択的に、バッグ開口面と基準面との間で画定される角度は、15度~45度又は代わりに20度~40度の範囲内である。
【0231】
態様D1~D2のいずれか1つによる態様E3において、バッグ軸に対して垂直に向けられた基準面とバッグ開口との間でバッグ軸に沿って測定される基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の周りを移動するときに変化する。
【0232】
態様E3による態様E4において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁上の第1の位置における最小基準バッグ長さと、バッグ開口の周縁上の第2の位置における最大基準バッグ長さとを含む。
【0233】
態様E4による態様E5において、第1の位置と第2の位置との間の基準バッグ長さの変化率は、実質的に直線状である。
【0234】
態様E4又はE5による態様E6において、第1の位置と第2の位置との間の距離は、第1の位置から第2の位置までバッグ開口の周縁に沿って時計回り及び反時計回りに移動するときに等しい。
【0235】
態様E3~E6のいずれか1つの態様による態様E7において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁の少なくとも大部分にわたって連続的に変化する。
【0236】
態様E3~E7のいずれか1つの態様による態様E8において、基準バッグ長さは、バッグ開口の周縁全体にわたって連続的に変化する。
【0237】
態様E1~E8のいずれか1つの態様による態様E9において、フィルタバッグは、本体の閉端部の近くで本体に取り付けられたバッグ支持コネクタを含み、バッグ支持部は、本体の内部容積の外側に配置される。
【0238】
態様E9による態様E10において、バッグ支持コネクタは、フックを受け入れるように構成された開口部を含む。
【0239】
独立態様F1において、空気フィルタシステムは、ハウジングの内部容積を清浄空気チャンバ及び汚染空気チャンバに分離するチューブシート、汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むように構成された汚染空気入口並びに清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すように構成された清浄空気出口を含むハウジングと、態様A1~A10のいずれか1つの態様又は態様E1~E10のいずれか1つの態様に記載のフィルタバッグとを含み、フィルタバッグは、汚染空気チャンバ内に配置される。
【0240】
独立態様G1において、空気フィルタシステムは、ハウジングの内部容積を清浄空気チャンバ及び汚染空気チャンバに分離するチューブシート、汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むように構成された汚染空気入口並びに清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すように構成された清浄空気出口を含むハウジングと、態様D1~D15のいずれか1つの態様に記載のフィルタバッグアセンブリとを含み、フィルタバッグアセンブリは、汚染空気チャンバ内に配置される。
【0241】
独立態様H1において、態様F1又はG1に記載の空気フィルタシステムを使用して汚染空気から粒子状物質を除去する方法は、汚染空気入口を通して汚染空気を汚染空気チャンバに送り込むことと、清浄空気出口を通して清浄空気を清浄空気チャンバから取り出すこととを含む。
【0242】
独立態様I1において、態様D1~D15のいずれか1つの態様に記載のフィルタバッグアセンブリを提供するために、フィルタバッグ支持アセンブリ上にフィルタバッグを取り付ける方法は、フィルタバッグ開口がフィルタバッグ支持アセンブリのケージより大きいようにフィルタバッグを位置付けることと、フィルタバッグ支持アセンブリのベースに向かってケージの上でフィルタバッグ開口を前進させることと、フィルタバッグの上でフィルタバッグ支持アセンブリのフランジアセンブリのクランプを前進させることであって、フィルタバッグの管状本体は、クランプのクランプ開口部を通して延在する、前進させることと、ベースにクランプを取り付けることであって、フィルタバッグ上のシーリングカフは、フィルタバッグに入るか又はフィルタバッグから出る空気が、ベース開口部又はフィルタバッグを形成するフィルタ媒体を通過しなければならないように、クランプ開口部及びベースのベース開口部の周りにシールを形成する、取り付けることとを含む。
【0243】
本明細書で識別される特許、特許文献及び刊行物の完全な開示は、それぞれが個別に組み込まれるように参照によって完全に組み込まれる。本明細書と、このような任意の組み込まれた文献の開示との間で不一致又は矛盾がある限り、本明細書が優先される。
【0244】
フィルタバッグ、フィルタバッグ支持アセンブリ、フィルタバッグアセンブリ及びフィルタシステムの例示的な実施形態並びにそれを使用する及び/又は組み立てる方法が本明細書で論じられ、いくつかの可能な変形形態が説明されている。本発明のこれら及び他の変形形態及び変更形態は、本発明の範囲を逸脱しない範囲で当業者に明らかであり、本発明は、本明細書で説明される例示的な実施形態に限定されないことが理解されるべきである。したがって、本発明は、以下に提示される特許請求の範囲及びその均等物によってのみ限定される。本発明は、本明細書で必要に応じて特に開示されない任意の要素がない場合でも適切に実施できることも理解されるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15A
図15B
図15C
図15D
図15E
図15F
図15G
図16
図17A
図17B
図17C
図18A
図18B
図19
図20
図21
図22
図23
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図25
図26
【国際調査報告】