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特表2024-511407リサイクル供給原料識別のための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】リサイクル供給原料識別のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/30 20230101AFI20240306BHJP
【FI】
G06Q10/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558120
(86)(22)【出願日】2022-03-23
(85)【翻訳文提出日】2023-10-31
(86)【国際出願番号】 EP2022057645
(87)【国際公開番号】W WO2022200437
(87)【国際公開日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】21165332.4
(32)【優先日】2021-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511114678
【氏名又は名称】ボレアリス エージー
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(72)【発明者】
【氏名】ガゼルマン ギュンター
(72)【発明者】
【氏名】ハートル アナ
(72)【発明者】
【氏名】シュツゼネダー ステファン
(72)【発明者】
【氏名】ビクテミロヴァ レイラ
(57)【要約】
本発明は、リサイクル供給原料識別方法であって、送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別する工程(S1)と、このリサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録する工程(S2)と、記録された少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする工程(S3)であって、このデータ識別子は、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の不純物を識別する、工程と、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程(S4)と、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の受け入れを決定する工程(S5)とを含む方法に関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リサイクル供給原料識別方法であって、
送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別する工程(S1)と、
前記リサイクル供給原料の前記送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録する工程(S2)と、
記録された前記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする工程(S3)であって、前記データ識別子は、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の不純物を識別する、工程と、
記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程(S4)と、
前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の受け入れを決定する工程(S5)と
を含む、方法。
【請求項2】
前記データ識別子はさらに、送達あたりの前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の仕様及び/又は不純物のレベルを特定し、好ましくは、記録された前記少なくとも1つの画像上で前記少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする前記工程(S3)は、記録された前記少なくとも1つの画像を前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子でラベル付けし、コンピュータ生成知覚情報を有する少なくとも1つの強調画像をもたらすことを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
多要素認証MFAを使用してタブレットでログインプロセスを実行してマルチユーザ環境を開始する工程であって、前記少なくとも1つのデータ識別子及び記録された前記少なくとも1つの画像は開始された前記マルチユーザ環境の特定のユーザにマッピングされる工程
をさらに含む請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記リサイクル供給原料の前記送達部分の複数の部分の測定された品質レベルを、前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルにマッピングする工程、並びに/又は
前記リサイクル材料の前記品質レベルの評価を改善するために、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の複数の部分の測定された前記品質レベル及び前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行する工程
をさらに含む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記リサイクル材料にタグ付けされたバーコードをスキャンする工程であって、前記バーコードは前記送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供する工程、並びに
記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに前記送達識別のための送達識別子に基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の前記品質レベルを評価する工程
をさらに含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータを提供する入力データを生成する工程、並びに
記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに前記リサイクル材料の前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の前記品質レベルを評価する工程
をさらに含む請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記入力データはユーザ入力によって生成される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
リサイクル供給原料識別のための装置(100)であって、
送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別し、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録するように構成されている画像センサ(10)と、
記録された前記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けすることであって、前記データ識別子は、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の不純物を識別することを行うように構成されているプロセッサ(20)であって、前記プロセッサはさらに、記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の品質レベルを評価し、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の受け入れを決定するように構成されている、プロセッサ(20)と
を含む装置。
【請求項9】
前記データ識別子はさらに、送達あたりの前記リサイクル材料の前記少なくとも1つの部分の仕様及び/又は不純物のレベルを特定する請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記プロセッサ(20)はさらに、多要素認証MFAを使用してタブレットでログインプロセスを実行してマルチユーザ環境を開始することであって、前記少なくとも1つのデータ識別子及び記録された前記少なくとも1つの画像は、前記マルチユーザ環境の特定のユーザにマッピングされることを行うように構成されている請求項8又は請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記プロセッサ(20)はさらに、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の複数の部分の測定された品質レベルを前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルにマッピングするように構成されており、
前記プロセッサ(20)はさらに、前記リサイクル材料の前記品質レベルの評価を改善するために、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の複数の部分の測定された前記品質レベル及び前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行するように構成されている
請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記画像センサ(10)及び前記プロセッサ(20)はさらに、前記リサイクル材料にタグ付けされたバーコードをスキャンすることであって、前記バーコードは前記少なくとも1つの送達識別のための送達識別子を提供することを行うように構成されており、
前記プロセッサ(20)はさらに、記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに前記送達識別のための送達識別子に基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の前記品質レベルを評価するように構成されている
請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記プロセッサ(20)はさらに、前記リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータを提供する入力データを生成するように構成されており、任意選択で、前記入力データはユーザ入力によって生成され、
前記プロセッサ(20)はさらに、記録された前記少なくとも1つの画像及び前記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに前記リサイクル材料の前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記リサイクル供給原料の前記送達部分の前記少なくとも1つの部分の前記品質レベルを評価するように構成されている
請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
リサイクル供給原料識別のためのシステムであって、前記システムは請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の装置を伴うタブレットを含み、任意選択で、前記システムは、
前記リサイクル材料の複数の部分の測定された品質レベルを前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルにマッピングするように構成されているデータベースと、
前記リサイクル材料の前記品質レベルの評価を改善するために、前記リサイクル材料の複数の部分の測定された前記品質レベル及び前記リサイクル材料の評価された前記品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行するように構成されているクラウド構造と
をさらに含む、システム。
【請求項15】
コンピュータ可読媒体であって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法の各工程を実行させる命令を含む、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リサイクル供給原料識別のためのリサイクル供給原料識別の方法及び装置に関し、特に入荷時品質管理のためのツールベースのリサイクル供給原料識別の方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
産業、例えば、リサイクル産業又は化学産業では、リサイクル施設における品質管理、QC、技術者は、関連情報が電子データシートに手動でコピーされることで、新しい送達品について知らされる。QC技術者は、手書きのメモをとりカメラで写真を撮影することにより現場で評価を進める。オフィスに戻ると、評価されたデータは、既に述べた電子シートに手動でコピーされる。最終レポートが生成され、印刷され、キャビネットにオフラインで保存される。すべての関連写真は、手動でフォルダに移動される。
これは、大型電子シートへのデータの手動入力が、入荷時供給原料QCの、時間がかかり、誤った送達又はタイプミス等の問題を起こしやすい手順であるという問題につながる。
【0003】
評価はローカルに記憶され、入力情報の大部分は、予め定められたカテゴリではなくフリーフィールドであるため、データはそれ以上処理可能ではない。履歴データの適切な統計的評価及び視覚化は、可能ではないか、又は高い追加の労力がなされたときにのみ可能である。
【0004】
ローカルに記憶された電子シートは、入力情報の意図しない変更又は削除の可能性を可能にする。供給者との議論のために既存の混入物質に必要とされ将来の画像認識のための訓練セットを可能にする、写真中の混入物質をタグ付けする選択肢はない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記及び他の目的は、独立請求項によって規定される本発明の主題によって解決される。さらなる実施形態は、従属請求項によって規定される。
【0006】
本発明の第1の態様によれば、入荷時品質管理のためのツールベースのリサイクル供給原料識別方法という観点でのリサイクル供給原料識別方法である方法が提供される。
【0007】
当該リサイクル供給原料識別方法は、送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別する工程と、このリサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録する工程と、記録された少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする工程であって、このデータ識別子は、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の不純物を識別する、工程と、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程と、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の受け入れを決定する工程とを含む。
【0008】
従って、異なる送達の部分間の区別が可能である。
【0009】
言い換えると、有利なことに、本発明は、先行技術と比較した差異として、入荷時(ingoing)QCのための製造技術者の時間節約及び楽な生活に向けた改善を提供する。さらに、有利なことに、本発明は、電子データ処理によって、任意の企業資源計画(Enterprise-Resource-Planning)、ERPシステムへの直接接続、並びに任意の生産計画及び管理システム(Production Planning and Management System)、PPSシステムへの直接接続を可能にする。
【0010】
さらに、有利なことに、本発明は、誤送達の評価を回避することを可能にする。
【0011】
さらに、例示的な実施形態では、有利なことに、本発明は、評価プロセスを開始するためのバーコードデータのスキャン、及び可能性のある深層学習(ディープラーニング)のための事前作業である、注釈付けされた識別子を用いた画像中の不純物のラベル付けに向けた改善を提供する。
【0012】
さらに、有利なことに、本発明は、評価プロセスにおける予め定義されたカテゴリ並びに配達会社におけるダッシュボード機能性及びQC評価結果に向けた改善を提供する。さらに、有利なことに、本発明はタイプミスを回避することを可能にし、有利なことに、本発明は、送達プロセスのための容易な後処理を可能にする。
【0013】
言い換えると、有利なことに、本発明は、(供給者)管理及び価格交渉のための直接的な意思決定支援、並びに供給原料-プロセス-特性の関係のための前提条件を提供する。組織内解決策を実行する上で、有利なことに、本発明は、QC入荷時制御を支援/自動化するためにAIを適用する可能性、並びに拒否された材料のより良好な文書化及び証明を提供する。
【0014】
さらに、有利なことに、本発明は、材料品質がリアルタイムで監視及び分析されるので、改善されたデータ伝送及び低減されたエネルギー消費を提供する。
【0015】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、データ識別子はさらに、送達あたりの上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の仕様及び/又は不純物のレベルを特定する。
【0016】
本発明の1つの実施形態によれば、記録された上記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする工程は、記録された少なくとも1つの画像を上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子でラベル付けし、コンピュータ生成知覚情報を有する少なくとも1つの強調画像をもたらすことを含む。
【0017】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、多要素認証(Multi-factor authentication、MFA)を使用してタブレットでログインプロセスを実行してマルチユーザ環境を開始する工程であって、上記少なくとも1つのデータ識別子及び記録された上記少なくとも1つの画像は開始されたマルチユーザ環境の特定のユーザにマッピングされる工程をさらに含む。
【0018】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、上記リサイクル供給原料の送達部分の複数の部分の測定された品質レベルを、上記リサイクル材料の評価された品質レベルにマッピングする工程、並びに/又は上記リサイクル材料の品質レベルの評価を改善するために、上記リサイクル供給原料の送達部分の複数の部分の測定された品質レベル及び上記リサイクル材料の評価された品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行する工程をさらに含む。
言い換えれば、深層学習モデルは、リサイクル供給原料の送達部分の複数の部分上に描写するラベル付けされた写真に基づいてもよく、測定された品質レベル及び評価された品質レベルは、適用された深層学習モデルに基づいて整合される(aligned)。
【0019】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、上記リサイクル材料にタグ付けされたバーコードをスキャンする工程であって、このバーコードは上記送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供する工程をさらに含む。
【0020】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに上記送達識別のための送達識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程をさらに含む。
【0021】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、上記リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータを提供する入力データを生成する工程をさらに含む。
【0022】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、当該方法は、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに上記リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程をさらに含む。
【0023】
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、上記入力データは、ユーザ入力によって生成される。
【0024】
本発明の第2の態様によれば、プロセッサにロードされ実行されると、第1の態様の実施形態のいずれか1つ又は第1の態様それ自体に係る方法を実行するコンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
【0025】
本発明の第3の態様によれば、リサイクル供給原料識別のために構成された装置であって、送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別し、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録するように構成された画像センサを含む装置が提供される。
【0026】
当該装置は、記録された上記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けすることであって、このデータ識別子は、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の不純物を識別することを行うように構成されているプロセッサをさらに含み、このプロセッサはさらに、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価し、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の受け入れを決定するように構成されている。
【0027】
本発明の1つの実施形態によれば、上記データ識別子はさらに、送達あたりの上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の仕様及び/又は不純物のレベルを特定する。
【0028】
本発明の1つの実施形態によれば、記録された上記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする上記工程は、記録された上記少なくとも1つの画像を上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子でラベル付けし、コンピュータ生成知覚情報を有する少なくとも1つの強調画像をもたらすことを含む。
【0029】
本発明の1つの実施形態によれば、上記プロセッサはさらに、多要素認証MFAを使用してタブレットでログインプロセスを実行してマルチユーザ環境を開始することであって、上記少なくとも1つのデータ識別子及び記録された上記少なくとも1つの画像は、上記マルチユーザ環境の特定のユーザにマッピングされることを行うように構成されている。
【0030】
本発明の1つの実施形態によれば、上記プロセッサはさらに、上記リサイクル材料の複数の部分の測定された品質レベルを上記リサイクル材料の評価された品質レベルにマッピングするように構成されており、このプロセッサはさらに、上記リサイクル材料の品質レベルの評価を改善するために、上記リサイクル供給原料の送達部分の複数の部分の測定された品質レベル及び上記リサイクル材料の評価された品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行するように構成されている。言い換えれば、深層学習モデルは、リサイクル供給原料の送達部分の複数の部分を描写するラベル付けされた写真に基づいてもよい。測定された品質レベル及び評価された品質レベルは、適用された深層学習モデルに基づいて整合される。
【0031】
本発明の1つの実施形態によれば、上記画像センサ及びプロセッサはさらに、上記リサイクル材料にタグ付けされたバーコードをスキャンすることであって、このバーコードは上記少なくとも1つの送達識別のための送達識別子を提供することを行うように構成されており、
上記プロセッサはさらに、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに上記送達識別のための送達識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価するように構成されている。
【0032】
本発明の1つの実施形態によれば、上記プロセッサはさらに、リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータを提供する入力データを生成するように構成されている。
【0033】
本発明の1つの実施形態によれば、上記プロセッサは、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、並びに上記リサイクル材料の少なくとも1つのパラメータに基づいて、上記リサイクル材料の品質レベルを評価するようにさらに構成されている。
【0034】
本発明の1つの実施形態によれば、上記プロセッサはさらに、入力データがユーザ入力によって生成されるように構成される。
【0035】
本発明のさらなる態様によれば、リサイクル材料の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの記録された画像及びその記録された少なくとも1つの画像上の少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子であって、上記リサイクル供給原料の少なくとも1つの部分の不純物を識別するデータ識別子に関する画像データを含むコンピュータプログラムデータ構造が提供され、上記リサイクル材料の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの記録された画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子は、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル材料の品質レベルを評価するために使用される。
【0036】
本発明の方法を実行するコンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、CD、DVD、USB(Universal Serial Bus、ユニバーサル・シリアル・バス)記憶装置、RAM(Random Access Memory、ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)及びEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory、イレーサブルプログラマブル読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0037】
コンピュータ可読媒体は、WLAN若しくは3G/4G又はいずれかの他の無線データ技術を介した接続を用いてプログラムコードをダウンロードすることを可能にするデータ通信ネットワーク、たとえばインターネットであってもよい。
【0038】
本明細書に記載される方法、システム、及びデバイスは、デジタル信号処理専用プロセッサ、DSP、マイクロコントローラ、若しくはいずれかの他のサイドプロセッサ内のソフトウェアとして、又は特定用途向け集積回路、ASIC、CPLD若しくはFPGA内のハードウェア回路として実装されてもよい。
【0039】
本発明は、デジタル電子回路において、若しくはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアにおいて、若しくはこれらの組み合わせにおいて、たとえば従来のモバイルデバイスの利用可能なハードウェアにおいて、又は本明細書に記載される方法を処理するための専用の新しいハードウェアにおいて実装されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
本発明及びそれに付随する利点のより完全な理解は、原寸に比例しない以下の概略図を参照することによって、より明確に理解されるであろう。
【0041】
図1図1は、本発明の例示的な実施形態に係るリサイクル供給原料識別方法の概略図を示す。
図2図2は、本発明の例示的な実施形態に係るリサイクル供給原料識別のための装置の概略図を示す。
図3図3は、本発明の例示的な実施形態に係る、リサイクル供給原料識別のための注釈付けされた識別子を有する記録された画像の概略図を示す。
図4図4は、本発明の例示的な実施形態に係るユーザ入力システムの概略図を示す。
図5図5は、本発明の例示的な実施形態に係るダッシュボードの概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図面における説明図は概略的であり、原寸に比例していない。異なる図面において、類似又は同一の要素には同じ参照番号が付されている。
概して、同一の部品、ユニット、実体、又は工程には、図において同じ参照符号が与えられる。
【0043】
図1は、本発明の例示的な実施形態に係るリサイクル供給原料識別方法の概略図を示す。
【0044】
特に、図1は、以下の工程を含むリサイクル供給原料識別方法を示す。
【0045】
当該方法の第1の工程として、送達識別1のための少なくとも1つの送達識別子を提供することにより、リサイクル供給原料の送達部分を識別する工程S1が実行される。
【0046】
当該方法の第2の工程として、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録する工程S2が実行される。
【0047】
当該方法の第3の工程として、記録された上記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けする工程S3であって、このデータ識別子は、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の不純物を識別する工程が実行される。
【0048】
当該方法の第4の工程として、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価する工程S4が実行される。
【0049】
当該方法の第5の工程として、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の受け入れを決定する工程S5が実行される。
【0050】
完全な送達の受け入れは、完全に受け入れられてもよく、若しくは部分的に受け入れられてもよく、又は部分的若しくは完全に不承認されてもよい。
【0051】
本発明の明細書によって使用される用語「不純物」は、不純物若しくは視覚的異常、他の何かを不純にする成分若しくは添加剤の視覚的指標、又は均質若しくは不均質な混合物の視覚的指標を含んでもよい。
【0052】
図2は、本発明の例示的な実施形態に係るリサイクル供給原料識別のための装置の概略図を示す。
【0053】
リサイクル供給原料識別のための装置100が提供され、装置100は、送達識別のための少なくとも1つの送達識別子を提供することによりリサイクル供給原料の送達部分を識別し、そのリサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録するように構成されている画像センサ10を含む。
【0054】
さらに、装置100は、記録された上記少なくとも1つの画像上で少なくとも1つのデータ識別子を注釈付けすることであって、このデータ識別子は、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の不純物を識別することを行うように構成されているプロセッサ20を含み、このプロセッサはさらに、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の品質レベルを評価し、上記リサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに基づいて、上記リサイクル供給原料の送達部分の受け入れを決定するように構成されている。
【0055】
画像センサ10は、タブレット、端末又は携帯電話に実装されてもよい。
本発明の明細書によって使用される用語「タブレット」は、典型的にはオペレーティングシステムによって操作されるように構成されたモバイルコンピュータを有する、モバイルデバイスという観点でのタブレットコンピュータを含んでもよい。
【0056】
画像センサ10は、リサイクル材料の少なくとも1つの部分の少なくとも1つの画像を記録するために、画像を生成するために使用される情報を検出及び伝達する画像センサとして実装されてもよい。画像センサ10は、光波情報を、情報を伝える電流の小さなバーストである信号に変換することによる画像センサとして実装されてもよい。波は、光又は他の電磁放射線であることができる。
【0057】
プロセッサ20はさらに、記録された上記少なくとも1つの画像及び上記少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子に基づいて、上記リサイクル材料の品質レベルを評価するように構成されている。
【0058】
プロセッサ20は、デジタル信号処理専用プロセッサDSPとして、マイクロコントローラにおいて、若しくはいずれかの他のサイドプロセッサにおいて、又は特定用途向け集積回路、ASIC、CPLD若しくはFPGA内のハードウェア回路として実装されてもよい。
【0059】
プロセッサ20は、多数の同一の論理セルを含む集積回路の観点から、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array)として実装されてもよい。
【0060】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該リサイクル供給原料識別のための装置は、供給原料取り込み品質管理を容易にしデジタル化するためのタブレット上のアプリケーションプログラムとして動作してもよく、又はこのリサイクル供給原料識別のための装置は、供給者管理のための透明かつ構造化されたデータを提供するためのデスクトッププログラムバージョンとしての当該方法を伴うデスクトップコンピュータとして実装されてもよい。
【0061】
本発明の例示的な実施形態によれば、リサイクル供給原料識別のためのシステムであって、上記装置を伴うタブレットを含むシステムが提供される。
【0062】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該システムは、上記リサイクル材料の複数の部分の測定された品質レベルをそのリサイクル材料の評価された品質レベルにマッピングするように構成されたデータベースをさらに含む。
【0063】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該装置は、品質管理技術者に新しい配達についての通知を提供するように構成されている。本発明の例示的な実施形態によれば、当該装置は、例えばバーコードをスキャンすることにより、又は送達を選択することにより、評価を開始する2つの方法を実行するように構成されている。
【0064】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該装置は、送達の自動識別を行うように構成され、好ましくは、当該装置は、リサイクル材料の画像を記録し、不純物に注釈付けしてラベル付けされた写真をもたらすことにより、クロスチェックするように構成される。
【0065】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該装置は、リサイクル材料の単一の送達部分又はベール(大量荷物)の受け入れ又は拒否について、ベール仕様をユーザに提供するように構成される。
【0066】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該装置は、例えば、リサイクル材料の不純物範囲、ベール透明度、又は可視黒色膜若しくは他の不純物の量を介して、リサイクル材料の仕様の定義を提供するように構成される。
【0067】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該システムは、上記リサイクル材料の品質レベルの評価を改善するために、リサイクル材料の複数の部分の測定された品質レベル及びリサイクル材料の評価された品質レベルに基づいてモデルを構築することにより機械学習を実行するように構成されているクラウド構造をさらに含む。
【0068】
本発明の例示的な実施形態によれば、上記機械学習モデルはさらに、リサイクル材料の品質レベルの評価を改善するために、リサイクル材料の材料の種類及びリサイクル材料の評価された品質レベルに基づくモデルを使用する。
【0069】
本発明の例示的な実施形態によれば、上記機械学習モデルは、リサイクル材料の品質レベルの評価を改善するために、リサイクル材料の混入物質又は不純物の材料の種類及びリサイクル材料の評価された品質レベルに基づくモデルをさらに使用する。
【0070】
本発明の例示的な実施形態によれば、上記機械学習モデルは、記録された少なくとも1つの画像、少なくとも1つの注釈付けされたデータ識別子、又はリサイクル材料の材料の種類若しくはQC技術者によって提供されるカテゴリ別の品質測定値(異なる不純物の量等)を使用することに基づくハイブリッドモデルである。
【0071】
本発明の例示的な実施形態によれば、上記機械学習モデルは、人工ニューラルネットワークとして実装される。
【0072】
本発明の例示的な実施形態によれば、上記機械学習モデルは、ニューラルネットワークモデル、機械学習モデル、深層学習モデル、回帰モデル、又は認知動作を実行するための他のそのような認知知能又は人工知能として実装される。
【0073】
図3は、本発明の例示的な実施形態に係る、リサイクル供給原料識別のための注釈付けされた識別子を有する記録された画像の概略図を示す。
【0074】
本発明の例示的な実施形態によれば、本発明は、2つの異なるコンピュータプログラムアプリケーション、タブレットアプリ及びデスクトップバージョンとして実装されてもよい。このコンピュータプログラムアプリケーション、又は略してアプリは、入荷時供給原料を評価するためにQC技術者によって使用される。
【0075】
本発明の例示的な実施形態によれば、多要素認証(MFA)を伴うBorealis(ボレアリス)信用証明を伴うタブレットにおける個々のログインプロセスが使用されてもよい。
【0076】
本発明の例示的な実施形態によれば、一旦ログインされると、送達概要を含む開始ページが表示され、本発明の例示的な実施形態に係る異なるさらなるアクションを提供する。
・アカウントからログアウトする、及び言語を変更する
・バーコードをスキャンして評価プロセスを開始する
・ステータスに関する概観をフィルタリングし、それを日付によってソートする
・さらなる詳細を見るためにラインを拡大する
・「ベールを分析(Analyse bales)」ボタンをクリックすることにより特定の送達の評価を開始する
・「分析をスキップ(Skip analysis)」ボタンをクリックすることにより評価をスキップする
【0077】
本発明の例示的な実施形態によれば、評価プロセスの場合、次の工程は、写真を撮り、不純物に注釈付けすることである。
・左側のバー上の送達の詳細を見る
・複数の写真を撮影する、及びそれらを削除する
・不純物を示す、及びそれらを削除する
・写真を「拒否(Rejected)」としてマークする
・「次へ(Next)」をクリックすることにより次の工程に進む
・これでプロセスを去る。この送達は、「プロセスに入る(In process)」状態になり、いつでも再び継続することができる。
【0078】
本発明の例示的な実施形態によれば、写真が撮影され注釈付けされると、不純物の異なる仕様及びレベルの表示が次に行われる。
・左側のバー上の送達の詳細を見る
・写真を含むアルバムを見て、サムネイルをクリックすることにより写真を拡大することができる
・2つのタブ、受け入れ及び拒否、を見る
・スクロールすることにより仕様の値を示す
・不純物のレベルを示すか、又はそれらを選択解除する
・「次へ(Next)」をクリックすることにより次の工程に進む
・これでプロセスを去る。この送達は、「プロセスに入る(In process)」状態になり、いつでも再び継続することができる
【0079】
本発明の例示的な実施形態によれば、最後の工程は、品質の最終評価である。
・あなたの評価の概要を見る
・全体的な送達を評価するために右側のバーを見る
・ベールの受け入れを示す
・送達の品質をスコア付けする
・ボタンをクリックすることによりプロトコルを生成する
・これでプロセスを去る。この送達は、「プロセスに入る(In process)」状態になり、いつでも再び継続することができる
【0080】
本発明の例示的な実施形態によれば、デスクトップバージョンは、供給原料調達、運転及び品質管理等のより広範な関係者のためのすべての入荷時供給原料関連トピックに関する概観及び管理ツールとして役立つ。これは、QC評価を実行する可能性も提供する。これは、2つの異なるタブを含んでもよい。
最初に「送達概要」:
・アカウントからログアウトする、及び言語を変更する
・ステータス、日付及び統括組織に関する概観をフィルタリングする
・概観を日付によってソートする
・特定の送達を検索する
・さらなる詳細を見るためにラインを拡大する
・評価された送達のプロトコル及び写真をダウンロードする
・「分析をスキップ(Skip analysis)」ボタンをクリックすることにより評価をスキップする
【0081】
第2に、「ダッシュボード」:
・アカウントからログアウトする、及び言語を変更する
・全体的な品質指標、不純物レベル、季節的影響、統括組織又は仕分け会社での分割(split)を可視化する
・関連するデータ又は可視化内容をダウンロードする
・仕様、統括組織、仕分け会社、総合品質スコア及び時間枠に基づいてグラフをフィルタリングする
【0082】
図4は、本発明の例示的な実施形態に係るユーザ入力システムの概略図を示す。
【0083】
図5は、本発明の例示的な実施形態に係るダッシュボードの概略図を示す。
【0084】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該リサイクル供給原料識別方法は、
過去の送達についてのリサイクル供給原料の送達部分の少なくとも1つの部分の評価された品質レベルに関して検索を実行する工程
を含む。
【0085】
本発明の例示的な実施形態によれば、リサイクル供給原料識別方法は、過去の送達についてのQCプロトコル及び記録された画像をダウンロードする工程を含む。
【0086】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該リサイクル供給原料識別方法は、すべての入荷時供給原料関連トピックに関する管理ツールを含む。
【0087】
本発明の例示的な実施形態によれば、当該リサイクル供給原料識別方法は、EPRシェア、供給原料品質及び価格を示すダッシュボードを使用することを含む。
【0088】
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、本発明の上述の実施形態の1つによる方法を実行するように構成されるコンピュータプログラム要素をダウンロードのために利用可能にするためのデータキャリア又はデータ記憶媒体が提供される。
【0089】
本発明の実施形態は、複数の異なる主題を参照して記載されていることに留意されたい。特に、いくつかの実施形態は方法タイプの請求項を参照して記載されているが、他の実施形態はデバイスタイプの請求項を参照して記載されている。
【0090】
しかしながら、当業者は、上記及び以下の説明から、別段の通知がない限り、ある種類の主題に属する特徴の任意の組み合わせに加えて、異なる主題に関連する特徴間の任意の組み合わせも本出願で開示されていると考えられることを理解するであろう。しかしながら、すべての特徴を組み合わせて、それらの特徴の単純な合計を超える相乗効果を提供することができる。
【0091】
本発明は図面及び上述の説明において詳細に図示及び説明されているが、そのような図示及び説明は、説明上のもの又は例示的なものであって、限定的ではないと見なされるべきであり、本発明は開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形形態は、図面、本開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から、当業者であって請求項に係る発明を実施する者によって理解され、達成されることが可能である。
【0092】
請求項において、「comprising(含む)」という語は、他の要素又は工程を除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数を除外しない。単一のプロセッサ若しくはコントローラ又は他のユニットが、請求項に記載されるいくつかの項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に使用することができないということを示すものではない。請求項におけるいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】