(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】サイドリンクリソースの部分的感知方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20240306BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240306BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240306BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20240306BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W52/02 110
H04W92/18
H04W72/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560611
(86)(22)【出願日】2022-03-15
(85)【翻訳文提出日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 CN2022080915
(87)【国際公開番号】W WO2022206369
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】202110356871.7
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】劉 天心
(72)【発明者】
【氏名】任 曉濤
(72)【発明者】
【氏名】李 書朋
(72)【発明者】
【氏名】馬 騰
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本開示は、サイドリンクリソースの部分的感知方法及び機器を開示した。該方法では、端末は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、前記端末は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンクリソースの部分的感知方法であって、
端末は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記端末は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、を含む、サイドリンクリソースの部分的感知方法。
【請求項2】
各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、前記方法は、さらに、
部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うことを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、である
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、である
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記端末が、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、である
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、である
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記端末が、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、である
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い
請求項5から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
メモリ、送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、の操作を実行するように構成される、端末。
【請求項17】
各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する
請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項19】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項20】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項21】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項22】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項23】
端末であって、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定するように構成される決定ユニットと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うように構成される感知ユニットと、を含む、端末。
【請求項24】
各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する
請求項23に記載の端末。
【請求項25】
各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む
請求項24に記載の端末。
【請求項26】
前記端末は、さらに、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うように構成される伝送ユニットを含む
請求項24に記載の端末。
【請求項27】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記感知ユニットは、さらに、
非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項23に記載の端末。
【請求項28】
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項27に記載の端末。
【請求項29】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項23に記載の端末。
【請求項30】
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、を実行するように構成される
請求項29に記載の端末。
【請求項31】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項23に記載の端末。
【請求項32】
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、を実行するように構成される
請求項31に記載の端末。
【請求項33】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項23に記載の端末。
【請求項34】
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、を実行するように構成される
請求項33に記載の端末。
【請求項35】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される
請求項23に記載の端末。
【請求項36】
前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、を実行するように構成される
請求項35に記載の端末。
【請求項37】
前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い
請求項27から36のいずれか1項に記載の端末。
【請求項38】
プロセッサ可読記憶媒体であって、
前記プロセッサ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに請求項1から15のいずれか1項に記載の方法を実行させるために用いられる、プロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年04月01日に中国に提出された出願番号が202110356871.7である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、移動通信技術分野に関し、具体的にサイドリンクリソースの部分的感知方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動通信システム(5th Generation Mobile Communication Technology、5G)NR(New Radio)(New Radio、NR)知能ネットワーク自動車(Vehicle-to-Everything、V2X)システムにおいて、端末間でサイドリンク(Sidelink)を用いて通信が行われ、データ通信に使用される時間周波数リソース、関連規格は、それをスケジューリングする2種類のリソース割り当てモードをサポートしている。第1の種類は、モード1(Mode 1)リソース割り当てモードであって、基地局が、端末通信に必要な時間周波数リソースを統一的にスケジューリングするものである。第2の種類は、モード2(Mode 2)リソース割り当てモードであって、基地局の参加がない場合、端末が通信に必要な時間周波数リソースを自主的に選択するものである。
【0004】
ここで、モード2リソース割り当てモードについて、基地局による統一的なスケジューリングがないため、端末/ユーザ機器(User Equipment、UE)は、リソース感知メカニズムを通じて他のUEのリソース占有状況を決定し、リソース感知結果に基づいてリソース選択を行うことにより、衝突確率を低下させ、伝送のロバスト性を補強することができる。
【0005】
第4世代移動通信システム(4th Generation Mobile Communication Technology、4G)長期進化型(Long Time Evolution、LTE)のV2X規格では、電力利用効率(Power Usage Effectiveness、PUE)の省エネルギー需要に対して、部分的感知メカニズムをサポートしており、端末は、省電力の目的を達成するために断続的に感知することができる。現在、部分的感知技術は、現在LTEにしか応用されておらず、PUEは、省エネルギー需要に基づいて部分的感知操作を応用している。NRのV2X規格は、部分的感知をサポートしていない。また、現在のNR規格では、持続感知のみをサポートしており、PUEに対する省エネルギー感知メカニズムはなく、LTEにおける部分的感知操作について周期伝送のみを考慮しており、再評価メカニズムはなく、1回のサービス送信に対する部分的感知操作の構成は1つしかなく、それによって、周期と非周期伝送の影響に応じて柔軟に構成することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の少なくとも1つの実施例は、異なる部分的感知操作の構成パラメータをサポートし、部分的感知操作の柔軟性を向上できるサイドリンクリソースの部分的感知方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つの実施例は、サイドリンクリソースの部分的感知方法を提供し、該方法は、
端末は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記端末は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、を含む。
【0008】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。
【0009】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。
【0010】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、前記方法は、さらに、
部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うことを含む。
【0011】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を含む。
【0012】
選択可能に、前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、具体的には、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、である。
【0013】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む。
【0014】
選択可能に、前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、具体的には、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、である。
【0015】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む。
【0016】
選択可能に、前記端末が、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、具体的には、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、である。
【0017】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む。
【0018】
選択可能に、前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、具体的には、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、である。
【0019】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む。
【0020】
選択可能に、前記端末が、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、具体的には、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、である。
【0021】
選択可能に、前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い。
【0022】
本開示の別の態様によれば、少なくとも1つの実施例は、メモリ、送受信機及びプロセッサを含む端末を提供し、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、の操作を実行するように構成される。
【0023】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。
【0024】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。
【0025】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0026】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0027】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0028】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0029】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、の操作を実行するように構成される。
【0030】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0031】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、の操作を実行するように構成される。
【0032】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0033】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、の操作を実行するように構成される。
【0034】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0035】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、の操作を実行するように構成される。
【0036】
選択可能に、前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い。
【0037】
本開示の別の態様によれば、少なくとも1つの実施例は、端末を提供し、該端末は、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定するように構成される決定ユニットと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うように構成される感知ユニットと、を含む。
【0038】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。
【0039】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。
【0040】
選択可能に、前記端末は、さらに、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うように構成される伝送ユニットを含む。
【0041】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0042】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0043】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0044】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、を実行するように構成される。
【0045】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0046】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、を実行するように構成される。
【0047】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0048】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、を実行するように構成される。
【0049】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0050】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、を実行するように構成される。
【0051】
選択可能に、前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い。
【0052】
本開示の別の態様によれば、少なくとも1つの実施例は、プロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに上記方法を実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0053】
関連技術と比較して、本開示の実施例に係るサイドリンクリソースの部分的感知方法及び機器によれば、1つの送信リソースプールに対して複数セットの部分的感知構成パラメータを設定することができ、このように、端末は、異なる時刻で、周期伝送及び非周期伝送のリソース選択信頼性に対する影響の違いに基づいて、異なる構成パラメータを用いて後続の一定時間の部分的感知操作を行うことができ、例えば、周期伝送をモニタリングする期間内に、省エネルギー効果を確保するために第1セットの部分的感知構成パラメータを用いて低密度の部分的感知操作を行うことができ、モニタリング非周期伝送の期間内に、感知結果の信頼性を確保し、伝送衝突を減少するために、第2セットの部分的感知構成パラメータを用いて短時間の高密度の部分的感知操作を行うことができる。また、DRXを用いて省電力を行う場合、本開示の実施例では、2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行うことができ、そして省電力効果を達成する場合、さらにリソース衝突を適切に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【
図1】関連技術の部分的感知の1つの概略図である。
【
図2】関連技術のリソース割り当て再評価の1つの概略図である。
【
図3】本開示の実施例のサイドリンクリソースの部分的感知方法のフロー概略図である。
【
図4】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図5】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図6】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図7】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図8】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図9】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図10】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図11】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図12】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図13】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図14】本開示の実施例に係る部分的感知の複数の例示図である。
【
図15】本開示の実施例に係る端末の1つの構造概略図である。
【
図16】本開示の実施例に係る端末の別の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読むことにより、様々な他の利点及び利点が当業者に明らかになるであろう。図面は、好ましい実施形態を示すためにのみ使用され、本開示の制限とは考えられない。また、図面全体において、同じ部品を同じ参照符号で示している。
【0056】
以下、添付図面を参照して、本開示の例示的な実施形態についてより詳細に説明する。図面には本開示の例示的な実施形態が示されているが、本開示は、本明細書に記載された実施形態によって制限されるべきではなく、様々な形態で実装されうることを理解すべきである。対照的に、これらの実施形態を提供することは、本開示をより完全に理解し、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることができるようにするためである。
【0057】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。そのように使用されるデータは、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切に交換されることが理解されるべきである。更に、「含む」及び「有する」という用語ならびにそれらの任意の変形は、非排他的な意図であり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。
【0058】
本明細書で説明される技術は、NRシステム及び長期進化型(Long Time Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限定されるものではなく、且つ符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)などの様々な無線通信システム及び他のシステムにも使用することができる。用語の「システム」及び「ネットワーク」は、交換可能に使用されることが多い。CDMAシステムは、CDMA2000、汎用地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMAバリエ-ションを含む。TDMAシステムは、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、超移動広帯域(UltraMobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA )、IEEE 802.21(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実現することができる。UTRA及びE-UTRAは、汎用移動電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えばLTE-A)は、E-UTRAを使用した新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))と名付けられた組織の文献に記載されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、上述したシステム及び無線技術の両方に利用可能だけでなく、他のシステム及び無線技術に利用可能となる。しかしながら、以下の説明は、例示的な目的のためにNRシステムを説明し、これらの技術はNRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用できるが、以下のほとんどの説明ではNR用語を使用する。
【0059】
以下の説明は、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、又は構成を限定するのではなく、例を提供するものである。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、議論された要素の機能及び設定を変更することができる。様々な例は、適切に省略、代替、又は様々な規程又はコンポーネントを追加することができる。例えば、説明された方法は、説明された順序とは異なる順序で実行することができ、様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。さらに、いくつかの例を参照して説明した特徴は、他の例で組み合わされてもよい。
【0060】
本開示の理解を支援するために、本開示に関連する可能性のあるいくつかの概念について簡単に説明する。
【0061】
部分的感知
部分的感知の基本原理は、端末が予め選択されたリソースセットを周期的に知覚し、最終的にリソースセットから利用可能なリソースを選択することである。具体的には、端末自身は少なくともY個のサブフレームからなる候補予約リソースセットを決定し、物理層は、感知の周期P
stepを決定し、上位層は、物理層のために候補感知間隔シーケンス、即ち0と1からなるシーケンスを設定し、その長さは、10ビットで、各ビットは、1つの感知周期に対応する。シーケンスにおけるビットに対応する値が1である場合、端末は、候補予約リソースセットからk×P
stepの時刻で感知し、使用できないリソースを排除し、最終的には、Y個のサブフレームから利用可能なサブフレームを選択し、ここで、kは、シーケンスの現在のビットに対応するインデックス値である。
図1は、部分的感知の1つの概略図を示し、ここで、小さい円点が充填された矩形枠は、シーケンスにおける値が1であるビットに対応する感知周期を示し、破線矩形枠は、シーケンスにおける値が0であるビットに対応する感知周期を示す。
【0062】
Sidelink通信では、LTEは周期伝送のみを含み、リソースプールには、リソース予約間隔と感知周期という2つの変数が設定され、端末は、2つの変数を乗算することで伝送の周期を得て、感知周期という1つの変数を用いて部分的感知を行う。NRでは、周期伝送及び非周期伝送が含まれ、リソースプールには、リソース予約周期という変数が設定され、関連規格は、持続感知のみをサポートしているため、感知周期という変数はなく、端末は、リソース予約周期を通じてサービスの初再伝送の周期的送信を行い、端末は、非周期伝送を行う際には該変数を使用せず、1回の初再伝送操作のみを行う。
【0063】
関連NR規格では、mode2リソース割り当て再評価メカニズムについて、端末は、m-T3時刻(mは初回伝送リソースの送信時刻、T3は送信処理遅延である)に、サービスが到着し且つリソースを選択する時刻nと、時刻mとの間の持続的な感知結果に基づいて、この期間内に、そのn時刻で選択したリソースと衝突する、他の端末によって伝送される予約リソースがあるかどうかを判断し、衝突するリソースを排除し、再選択する。
図2に再評価の1つの概略図を示す。
【0064】
関連NRにおける非連続受信(Discontinue Reception、DRX)メカニズムについて、主に、物理ダウンリンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)のモニタリングを適切に減少し、省電力の目的を達成するために、アクティブ化状態(DRX on duration)でPDCCHを受信し、非アクティブ化状態(DRX inactive duration)でPDCCHを受信しないことを主な動作とする。Sidelinkは、後続バージョンの省電力メカニズムにDRXを導入する可能性がある。
【0065】
上述したように、関連のNR規格では、初回伝送前のみに再評価操作が行われており、再伝送前に再評価操作が行われず、再評価部分に使用されるのは、持続感知によって得られた結果であり、省エネルギーのためにLTE規格における部分的感知操作をNR規格の再評価操作の感知部分に適用すれば、非周期伝送に対する感知の信頼性が低下する可能性がある。
【0066】
現在、NRのV2X規格は、部分的感知をサポートしていない。NRのV2Xシステムには、省エネルギーのために部分的感知メカニズムが導入され、LTEにおける同様の設定方式が襲用され、つまり、1つの送信リソースプールに1セットの部分的感知構成パラメータが設定される場合、端末は、1回又は複数回のサービス送信による部分的感知プロセスで、いずれも、同一のセットの部分的感知構成を使用することになる。しかしながら、異なる時刻で、周期伝送及び非周期伝送のリソース選択信頼性に対する影響が異なり、リソース選択トリガの1つの伝送周期の前に、他の端末の周期伝送をより効果的に感知することができ、省エネルギーの目的で設定される感知密度はより低くすることができ、リソース選択トリガ前後の1つの伝送周期内、サービス初回伝送の前に、リソース選択は、他の端末による非周期伝送の再伝送の影響を受ける可能性があり、この場合に前と同じ低密度の感知構成で感知すると、感知できる非周期サービスは非常に限られ、選出されるリソース又は再評価結果の信頼性信頼性が低下する。
【0067】
本開示の実施例では、異なる部分的感知操作の構成パラメータをサポートすることができ、それによって部分的感知操作の柔軟性を向上することができる部分的感知の方法を提供する。例えば、異なる時刻に応じて、異なる部分的感知構成パラメータを使用することができる。具体的には、本開示の実施例では、感知密度の高低に基づいて複数セットの部分的感知構成パラメータを設定することができ、端末は、実現又は(前)構成に基づいて、1セット又は複数セットの部分的感知構成パラメータの使用を決定し、それによって、必要に応じて適切なの部分的感知構成パラメータを選択することができ、端末の省エネルギーに有利であり、部分的感知のロバスト性を高めることができる。
【0068】
図3に示すうように、本開示の実施例に係るサイドリンクリソースの部分的感知の方法は、端末によって実行され、具体的にステップ31~32を含む。
【0069】
ステップ31において、端末は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定する。
【0070】
ここで、端末側は、1つの送信リソースプールに設定された少なくとも2セットの部分的感知構成パラメータを予め取得し、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なるパラメータを有し、例えば、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。各セットの部分的感知構成パラメータは、一般的に、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。上記ビットシーケンスは、一般的に、特定のプリセット長さ、例えば10個のビットであり、それぞれのビットは、1つの感知周期に対応し、ビットの値が1である場合、予約リソースセットからk×Pstepの時刻で感知し、使用できないリソースを排除し、最終的には、Y個のサブフレームから利用可能なサブフレームを選択することを表し、ここで、kは、ビットビットに対応するインデックス値であり、Pstepは、感知周期であり、Yは、前記最小候補リソース数である。
【0071】
また、本開示の実施例では、前記少なくとも2セットの部分的感知構成パラメータを予め端末にローカルに記憶し、又は、端末は、ネットワークから送信される設定情報を受信し、前記少なくとも2セットの部分的感知構成パラメータを取得することができる。
【0072】
ステップ32において、前記端末は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0073】
ここで、端末は、ステップ31で決定された部分的感知構成パラメータに基づいてサイドリンクリソースの部分的感知を行う。具体な感知手段は、関連技術を参照すればよく、本開示の実施例に説明を省略する。
【0074】
以上のステップにより、本開示の実施例では、複数セットの部分的感知構成パラメータを提供し、端末が異なる部分的感知操作の構成パラメータを用いて感知することをサポートでき、例えば、異なる時刻に基づいて異なる部分的感知構成パラメータを使用することができ、それによって部分的感知操作の柔軟性を向上することができる。
【0075】
上記ステップ32の後、前記端末は、さらに、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行う。前記再伝送は、1つ又は複数の再伝送リソースのそれぞれに対応する1回又は複数回の再伝送を含み得る。
【0076】
1つの実施態様として、本開示の実施例では、感知密度の高低に基づいて、前記少なくとも2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。上記ステップ31において、前記端末が決定した少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、2セットの部分的感知構成パラメータであって、それぞれ、第1セットの構成パラメータ及び第2セットの構成パラメータである。ここで、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータの感知密度は、異なる。ここで、第1セットの構成パラメータの感知密度が第2セットの構成パラメータの感知密度よりも小さいと仮定する。即ち、第1セットの構成パラメータの候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビット数は、第2セットの構成パラメータの候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビット数よりも少ないと仮定する。このように、上記ステップ32において、前記端末は、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。具体的には、次の1)~3)を実現できる。
【0077】
1)前記端末は、DRXのDRX on durationにある場合、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。即ち、端末は、異なるDRX状態で異なる構成パラメータを用いて部分的感知を行い、それぞれのDRX状態に対応する構成パラメータは、異なる。
【0078】
例えば、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0079】
また例えば、前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0080】
さらに例えば、前記端末は、感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0081】
2)前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0082】
例えば、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0083】
また例えば、前記端末は、感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1である。現在の周期伝送及び非周期伝送の特徴を考慮すると、ここで、第1プリセット時間長さf1は、31個のスロットとすることができる。
【0084】
3)前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0085】
例えば、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0086】
また例えば、前記端末は、感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2である。現在の周期伝送及び非周期伝送の特徴を考慮すると、ここで、第2プリセット時間長さf2は、31個のスロットとすることができる。
【0087】
以上から分かるように、本開示の実施例では、1つの送信リソースプールに対して複数セットの部分的感知構成パラメータを設定しており、端末は、異なる時刻で、周期伝送及び非周期伝送のリソース選択信頼性に対する影響の違いに基づいて、異なる構成パラメータを用いて後続の一定時間の部分的感知操作を行うことができ、例えば、周期伝送をモニタリングする期間内に、省エネルギー効果を確保するために第1セットの部分的感知構成パラメータを用いて低密度の部分的感知操作を行うことができ、モニタリング非周期伝送の期間内に、感知結果の信頼性を確保し、伝送衝突を減少するために、第2セットの部分的感知構成パラメータを用いて短時間の高密度の部分的感知操作を行うことができる。また、DRXを用いて省電力を行う場合、本開示の実施例では、2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行うことができ、そして省電力効果を達成する場合、さらにリソース衝突を適切に減少することができる。
【0088】
1つの実施態様として、本開示の実施例では、感知密度の高低に基づいて、前記少なくとも2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。上記ステップ31において、前記端末が決定した少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、1セットの部分的感知構成パラメータであって、具体的に第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータとすることができる。このように、上記ステップ32において、前記端末は、第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータの感知密度は、異なる。ここで、第1セットの構成パラメータの感知密度が第2セットの構成パラメータの感知密度よりも小さいと仮定する。具体的には、第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことについて、以下の1)~2)を実現できる。
【0089】
1)前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0090】
例えば、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。又は、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0091】
また例えば、前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3である。又は、前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3である。
【0092】
現在の周期伝送及び非周期伝送の特徴を考慮すると、ここで、第3プリセット時間長さf3は、31個のスロットとすることができる。
【0093】
2)前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0094】
例えば、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。又は、前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0095】
また例えば、前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4である。又は、前記端末は、感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、ここで、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4である。現在の周期伝送及び非周期伝送の特徴を考慮すると、ここで、第4プリセット時間長さf4は、31個のスロットとすることができる。
【0096】
以下、複数の例により本開示の実施例の方法をさらに説明する。以下の例では、2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含み、具体的には、以下のA~Cに分類される。
【0097】
A、異なるDRX状態で2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
B、感知開始から初回伝送まで2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
C、感知開始から再伝送まで2セット構成パラメータを用いて部分的感知を行う。
【0098】
以下の例では、さらに、1セット構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含み、具体的には、以下のD~Eに分類される。
【0099】
D、感知開始から初回伝送まで1セットパラメータを用いて部分的感知を行う。
E、感知開始から再伝送まで1セットパラメータを用いて部分的感知を行う。
【0100】
以下のそれぞれの例及び
図4~14において、それぞれの候補リソースは、具体的に1つのサブフレーム又は1つのスロットなどのユニットであってもよい。ここで、nは、リソース選択時刻を表し、n-T0は、リソース選択の前の部分的感知開始時刻を表し、[n+T1,n+T2]は、リソース選択ウィンドウを表し、n-Tproc,0は、感知結果処理開始時刻を表し、mは、データの初回伝送開始時刻を表し、rは、最後の再伝送開始時刻を表し、yは、リソース選択の後の部分的感知開始時刻を表し、pは、部分的感知の周期を表し、t
yは、yに対応するスロットを表し、t
y+k×pは、y+k×pに対応するスロットを表し、fは、初回伝送の前の部分的感知開始時刻を表し、t
fは、fに対応するスロットを表し、t
f+k×pは、f+k×pに対応するスロットを表す。
【0101】
また、便宜上、下文及び図面において、「部分的感知構成1」又は「構成1」で前記第1セットの構成パラメータを表し、「部分的感知構成2」又は「構成2」で前記第2セットの構成パラメータを表すこともある。
【0102】
A、DRXに対応するように2セットの部分的感知構成パラメータを用いる例
以下3つの例において、リソースプールに2セットの部分的感知構成パラメータが設定され、ここで、リソースプールに設定されたサービス送信周期が200msと300msであると仮定して、以下の2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。
【0103】
1)部分的感知構成1
最小候補リソース数が4、候補感知間隔のビットシーケンスが1000100010である(感知密度が低い)。
【0104】
2)部分的感知構成2
最小候補リソース数が7、候補感知間隔のビットシーケンスが1010101110である(感知密度が高い)。
【0105】
例1として、
図4に示すうように、感知開始からリソース選択まで、DRX inactive durationの時間内に構成1を用いて部分的感知を行い、DRX on durationの時間内に構成2を用いて部分的感知を行う。
【0106】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。ここでの上位層は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)及び/又はメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層であってもよい。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末のDRX状態が変化すると、上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。ここで、部分的感知の周期pは、予め定義又は設定されたパラメータである。
(5)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、部分的感知を行い、感知結果を上位層に報告する。
(6)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
【0107】
例2として、
図5に示すうように、感知開始からデータ初回伝送まで、DRX inactive durationの時間内に構成1を用いて部分的感知を行い、DRX on durationの時間内に構成2を用いて部分的感知を行う。
【0108】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末のDRX状態が変化すると、上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(5)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、部分的感知を行い、感知結果を上位層に報告する。
(6)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(7)データ初回伝送時刻とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができ、ここで、(事前)構成閾値及び部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される。
(8)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、DRX状態に基づいて、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(9)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、初回伝送開始時刻mで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0109】
感知の方法について、
p×c=m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c>m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c<m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(m-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
【0110】
例3として、
図6に示すうように、感知開始から再伝送まで、DRX inactive durationの時間内に構成1を用いて部分的感知を行い、DRX on durationの時間内に構成2を用いて部分的感知を行う。
【0111】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末のDRX状態が変化すると、上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(5)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、部分的感知を行い、感知結果を上位層に報告する。
(6)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(7)最後の再伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(8)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、DRX状態に基づいて、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(9)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、最後の再伝送開始時刻rで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0112】
感知の方法について、
p×c=r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c>r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c<r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(r-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
【0113】
B、感知開始から初回伝送まで2セットの部分的感知構成パラメータを用いる例
以下の2つの例において、リソースプールに2セットの部分的感知構成パラメータが設定され、ここで、リソースプールに設定されたサービス送信周期が200msと300msであると仮定して、以下の2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。
【0114】
1)部分的感知構成1
最小候補リソース数が4、候補感知間隔のビットシーケンスが1000101010である(感知密度が低い)。
【0115】
2)部分的感知構成2
最小候補リソース数が7、候補感知間隔のビットシーケンスが1010101110である(感知密度が高い)。
【0116】
例1として、
図7に示すうように、感知開始からリソース選択まで構成1を用いて部分的感知を行い、リソース選択から初回伝送まで構成2を用いて部分的感知を行う。
【0117】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)初回伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、初回伝送開始時刻mで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0118】
感知の方法について、
p×c=m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c>m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c<m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(m-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
【0119】
例2として、
図8に示すうように、感知開始から初回伝送前のf時刻まで構成1を用いて部分的感知を行い、初回伝送前のf時刻から初回伝送まで構成2を用いて部分的感知を行う。
【0120】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)初回伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)と部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、初回伝送時刻m前、31番目のスロットで部分的感知を開始し、初回伝送開始時刻mで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0121】
感知の方法について、
p×c=m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c>m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c<m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(m-f)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
【0122】
C、感知開始から再伝送まで2セットの部分的感知構成を用いる例
以下の2つの例において、リソースプールに2セットの部分的感知構成パラメータが設定され、ここで、リソースプールに設定されたサービス送信周期が200msと300msであると仮定して、以下の2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。
【0123】
1)部分的感知構成1
最小候補リソース数が4、候補感知間隔のビットシーケンスが1000101010である(感知密度が低い)。
【0124】
2)部分的感知構成2
最小候補リソース数が7、候補感知間隔のビットシーケンスが1010101110である(感知密度が高い)。
【0125】
例1として、
図9に示すうように、感知開始からリソース選択まで構成1を用いて部分的感知を行い、リソース選択から再伝送まで構成2を用いて部分的感知を行う。
【0126】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)最後の再伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、最後の再伝送開始時刻rで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0127】
感知の方法について、
p×c=r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c>r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c<r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(r-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
【0128】
例2として、
図10に示すうように、感知開始から初回伝送前のf時刻まで構成1を用いて部分的感知を行い、初回伝送前のf時刻から最後の再伝送まで構成2を用いて部分的感知を行う。
【0129】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)最後の再伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)と部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、初回伝送時刻m前、31番目のスロットで部分的感知を開始し、最後の再伝送開始時刻rで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0130】
感知の方法について、
p×c=r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c>r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c<r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(r-f)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
【0131】
D、感知開始から初回伝送まで1セットの部分的感知構成を用いる例
以下の2つの例において、リソースプールに2セットの部分的感知構成パラメータが設定され、ここで、リソースプールに設定されたサービス送信周期が200msと300msであると仮定して、以下の2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。
【0132】
1)部分的感知構成1
最小候補リソース数が5、候補感知間隔のビットシーケンスが1000101010である(感知密度が低い)。
【0133】
2)部分的感知構成2
最小候補リソース数が5、候補感知間隔のビットシーケンスが1010101110である(感知密度が高い)。
【0134】
例1として、
図11に示すうように、感知開始からリソース選択まで構成1を用いて部分的感知を行い、リソース選択から初回伝送まで構成1を用いて部分的感知を行う。
【0135】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)初回伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成1などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、初回伝送開始時刻mで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0136】
感知の方法について、
p×c=m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c>m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c<m-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(m-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
【0137】
例2として、
図12に示すうように、感知開始から初回伝送前のf時刻まで構成1を用いて部分的感知を行い、初回伝送前のf時刻から初回伝送まで構成1を用いて部分的感知を行う。
【0138】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)初回伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から初回伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成1などのパラメータに基づいて、初回伝送時刻m前、31番目のスロットで部分的感知を開始し、初回伝送開始時刻mで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0139】
感知の方法について、
p×c=m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c>m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
p×c<m-fである場合、スロットtfから開始し、tf+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(m-f)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、m時刻で部分的感知を終了する。
【0140】
E、感知開始から再伝送まで1セットの部分的感知構成を用いる例
以下の2つの例において、リソースプールに2セットの部分的感知構成パラメータが設定され、ここで、リソースプールに設定されたサービス送信周期が200msと300msであると仮定して、以下の2セットの部分的感知構成パラメータを設定する。
【0141】
1)部分的感知構成1
最小候補リソース数が5、候補感知間隔のビットシーケンスが1000101010である(感知密度が低い)。
【0142】
2)部分的感知構成2
最小候補リソース数が5、候補感知間隔のビットシーケンスが1010101110である(感知密度が高い)。
【0143】
例1として、
図13に示すうように、感知開始からリソース選択時刻まで構成1を用いて部分的感知を行い、リソース選択時刻から最後の再伝送まで構成1を用いて部分的感知を行う。
【0144】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)最後の再伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成2などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成2などのパラメータに基づいて、物理層が上位層パラメータを受信し且つ処理が完了した場合、部分的感知を開始し、最後の再伝送開始時刻rで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0145】
感知の方法について、
p×c=r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c>r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c<r-yである場合、スロットtyから開始し、ty+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(r-y)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
【0146】
例2として、
図14に示すうように、端末は、感知開始から初回伝送前のf時刻まで構成1を用いて部分的感知を行い、初回伝送前のf時刻から再伝送まで構成1を用いて部分的感知を行う。
【0147】
(1)端末は、リソース選択ウィンドウ[n+T1,n+T2]から1セットのリソースを選択して候補リソースとする。
(2)端末の上位層は、部分的感知の周期pと部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(3)端末は、周期pと部分的感知構成などのパラメータに基づいて、n-T0時刻で部分的感知を開始して、感知結果を上位層に報告する。
(4)端末は、n時刻で前の部分的感知結果に基づいてリソース選択を行って、初回伝送と再伝送リソースの時間周波数位置を得る。
(5)最後の再伝送とリソース選択時刻nとの間のスロット数が(事前)構成閾値に達した場合、端末は、部分的感知構成を用いてn時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行うことを選択することができる((事前)構成閾値と部分的感知を行うかどうかは、端末によって決定される)。
(6)端末の上位層は、n時刻から最後の再伝送までの間で部分的感知を行う指示を受信すると、部分的感知周期p(更新された値であってもよい)、部分的感知構成1などのパラメータを物理層に送信する。
(7)端末は、部分的感知周期pと部分的感知構成1などのパラメータに基づいて、初回伝送時刻m前、31番目のスロットで部分的感知を開始し、最後の再伝送開始時刻rで部分的感知を終了して、感知結果を上位層に報告する。
【0148】
感知の方法について、
p×c=r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c>r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+k×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
p×c<r-fである場合、スロットtfから開始し、tf+(k+c×q)×pスロットで感知し、cは、候補感知間隔ビットシーケンスのビット数であり、kは、候補感知間隔のビットシーケンスのうち値が1のビットのインデックス値であり、q=0,1,…,Q、Q=|(r-f)/(p×c)|であり、候補感知シーケンスは、1回トラバースすると、qの現在値に1を加えるようにqの値を更新し、Q回トラバースすると、端末は、r時刻で部分的感知を終了する。
【0149】
以上、本開示の実施例の様々な方法を説明した。以下は上記方法を実施する装置を提供する。
【0150】
図15に示すうように、本開示の実施例では、端末を提供し、該端末は、決定ユニット151と感知ユニット152を含む。
【0151】
決定ユニット151は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定するように構成され、
感知ユニット152は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うように構成される。
【0152】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。
【0153】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。
【0154】
選択可能に、前記端末は、さらに、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うように構成される伝送ユニットを含む。
【0155】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0156】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0157】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0158】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、を実行するように構成される。
【0159】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0160】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、を実行するように構成される。
【0161】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0162】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、を実行するように構成される。
【0163】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を実行するように構成される。
【0164】
選択可能に、前記感知ユニットは、さらに、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、を実行するように構成される。
【0165】
選択可能に、前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い。
【0166】
なお、該実施例における機器は、上記
図3に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実施態様は、いずれも該機器の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することができる。本開示の実施例に係る上記機器によれば、上記方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術的効果を達成することができる。ここでは本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果をさらに詳しく説明しない。
【0167】
図16に示すうように、本開示の実施例に係る端末の1つの構造概略図であり、該端末は、プロセッサ1601、送受信機1602、メモリ1603、ユーザインターフェース1604及びバスインターフェースを含む。
【0168】
本開示の実施例では、端末は、さらに、メモリ上1603に記憶されてプロセッサ1601で実行可能なプログラムを含む。
【0169】
前記送受信機1602は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられる。
【0170】
前記プロセッサ1601は、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、の操作を実行するように構成される。
【0171】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する。
【0172】
選択可能に、各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む。
【0173】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0174】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0175】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0176】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0177】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、の操作を実行するように構成される。
【0178】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0179】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第2時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第2時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第2時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第2プリセット時間長さf2であること、の操作を実行するように構成される。
【0180】
選択可能に、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0181】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、の操作を実行するように構成される。
【0182】
選択可能に、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含み、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、の操作を実行するように構成される。
【0183】
選択可能に、前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
感知開始時刻から第4時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第4時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第4時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第4プリセット時間長さf4であること、の操作を実行するように構成される。
【0184】
選択可能に、前記第1セットの構成パラメータの感知密度は、前記第2セットの構成パラメータの感知密度よりも低い。
【0185】
理解できるように、本開示の実施例では、前記コンピュータプログラムがプロセッサ1601によって実行される場合に上記
図3に示す方法実施例の各プロセスを実現するとともに、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここで説明を省略する。
【0186】
図16において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ1601に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ1603に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路等の様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであり、従って、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機1602は、複数の素子であってもよく、つまり、送信機と受信機を含んでもよく、伝送媒体において様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース1604はさらに、必要となるデバイスに外接/内接できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック等を含むがそれらに限定されない。
【0187】
プロセッサ1601は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ1603は、1601が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0188】
なお、該実施例における機器は、上記
図3に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実施態様は、いずれも該機器の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することができる。該機器では、送受信機1602とメモリ1603、及び、送受信機1602とプロセッサ1601は、いずれも、バスインターフェースを介して通信接続することができ、プロセッサ1601の機能は、送受信機1602によって実現し、送受信機1602の機能は、プロセッサ1601によって実現することができる。なお、本開示の実施例に係る上記機器によれば、上記方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術的効果を達成することができる。ここでは本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果をさらに詳しく説明しない。
【0189】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサによって実行される場合、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、を実現する。
【0190】
該プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記端末側に適用するサイドリンクリソースの部分的感知方法における全ての実施態様を実現するとともに、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0191】
当技術分野の通常の当業者であれば、本明細書に開示された実施例と関連して記載された各実施例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現することができることを理解する。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的なソリューションの特定のアプリケーションと設計上の制約に依存する。当業者は、記載された機能を実現するために、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用してもよいが、そのような実現を、本開示の範囲を超えることと見なすものではない。
【0192】
当業者であれば明らかなように、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0193】
本開示に係る実施例において、当然のことながら、開示された装置及び方法は他の形態で実現することができる。例えば、以上に説明した装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能分割のみであり、実際に実現する時に他の分割方式を有してもよ。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを結合し又は他のシステムに集積してもよく、又はいくつかの特徴は無視してもよく、又は実行しなくてもよい。また、表示又は議論された相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0194】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されたものであってもよく又はなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的なユニットであってもよく又はなくてもよく、すなわち1箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。
【0195】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0196】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される場合、1つのプロセッサ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づき、本開示の技術的解決手段は、本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表すことができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、いくつかのコマンドを含んでコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい)又はプロセッサ(processor)に本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させる。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0197】
以上述べたのは、本開示の具体的な実施形態にすぎないが、本開示の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当技術分野に詳しいいかなる技術者にとっても、本開示が開示する技術的範囲内では、変更又は置換は、本開示の保護範囲内に含まれるべきであることが容易に考えられる。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲に準じなければならない。
【0198】
なお、以上の各モジュールの分割は、ただ論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに、全部又は一部を1つの物理的実体に統合されてもよく、物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。また、これらのモジュールは、全部がソフトウェアが処理要素によって呼び出される形式で実現されてもよいし、全部がハードウェアの形式で実現されてもよいし、一部のモジュールが処理要素によってソフトウェアを呼び出す形式で実現されてもよいし、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、単独的に確立された処理要素であってもよいし、上記装置のあるチップに統合されて実現されてもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶されてもよいし、上記装置のある処理要素によって上記決定モジュールの機能を呼び出して実行されてもよい。他のモジュールの実現も、同様である。なお、これらモジュールは、全部又は一部が統合されてもよいし、独立的に実現されてもよい。ここで記載される処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素中のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成されることができる。
【0199】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、上記方法を実施する1つ又は複数の集積回路として構成されてもよく、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、又は、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などであってもよい。また、例えば、上記のあるモジュールが処理要素によってプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、該処理要素は、汎用プロセッサであり得、例えば、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであり得る。また、例えば、これらのモジュールは、一体に統合されて、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0200】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。そのように使用されるデータは、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切に交換されることが理解されるべきである。更に、「含む」及び「有する」という用語ならびにそれらの任意の変形は、非排他的な意図であり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。例えば、A及び/又はB及び/又はCは、単独のA、単独のB、単独のC、AとBの両方が存在すること、BとCの両方が存在すること、AとCの両方が存在すること、及び、AとBとCのいずれも存在することの7種類のケースを含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「AとBのうちの少なくとも1つ」は、「単独のA、単独のB、又は、AとBの両方が存在する」と理解されるべきである。
【0201】
上面、図面を参照しながら本開示の実施例について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態は単に例示的であり、限定的なものではなく、当業者は、本開示の示唆の下で、本開示の趣旨及び特許請求の範囲から逸脱することなく、本開示の保護の範囲内に属する多くの形態をとることができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンクリソースの部分的感知方法であって、
端末は、少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定することと、
前記端末は、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことと、を含む、サイドリンクリソースの部分的感知方法。
【請求項2】
各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行った後、前記方法は、さらに、
部分的感知によって得られた感知結果に基づいて、データの初回伝送及び/又は再伝送を行うことを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記端末が、非連続受信DRXのアクティブ化状態DRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXの非アクティブ化状態DRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から最後のデータ再伝送時刻までの期間内に、DRXのDRX on durationにある場合に前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、DRXのDRX inactive durationにある場合に前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、である
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第1時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第1時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第1時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第1プリセット時間長さf1であること、である
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータと第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記端末が、感知開始時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻からリソース選択時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、リソース選択時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うこと、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第1セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、
又は、
前記端末は、感知開始時刻から第3時刻までの期間内に、前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行い、及び、前記第3時刻からデータ初回伝送時刻までの期間内に、引き続き前記第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことであって、前記第3時刻は、データ初回伝送時刻の前に位置し且つ前記データ初回伝送時刻との間の間隔が第3プリセット時間長さf3であること、である
請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータは、第1セットの構成パラメータのみを含むか第2セットの構成パラメータのみを含み、
前記端末が、前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うことは、
前記端末は、感知開始時刻からデータ再伝送時刻までの期間内に、前記第1セットの構成パラメータ又は第2セットの構成パラメータを用いて部分的感知を行うことを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
端末であって、
少なくとも2セットの異なる部分的感知構成パラメータから、少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを決定するように構成される決定ユニットと、
前記少なくとも1セットの部分的感知構成パラメータを用いて部分的感知を行うように構成される感知ユニットと、を含む、端末。
【請求項14】
各セットの部分的感知構成パラメータは、異なる感知密度を有する
請求項
13に記載の端末。
【請求項15】
各セットの部分的感知構成パラメータは、最小候補リソース数と、候補感知間隔のビットシーケンスとを含む
請求項
14に記載の端末。
【国際調査報告】