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特表2024-511541HARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-13
(54)【発明の名称】HARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240306BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20240306BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560709
(86)(22)【出願日】2022-03-14
(85)【翻訳文提出日】2023-10-12
(86)【国際出願番号】 CN2022080778
(87)【国際公開番号】W WO2022206364
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】202110363931.8
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 俊▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】司 ▲倩▼▲倩▼
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE22
5K067HH28
(57)【要約】
本開示の実施形態は、HARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体を提供する。当該HARQコードブック送信方法は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、前記HARQコードブックを送信することと、を含む。本開示の実施形態に係るHARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することで、生成されたHARQコードブックの長さを短縮させ、リソース利用率を向上させた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法であって、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含むことを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法。
【請求項2】
1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項3】
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項2に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項4】
1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項5】
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項4に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項6】
前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項7】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項6に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項8】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項9】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項8に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項10】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項11】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項10に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項12】
前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項13】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数1】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項12に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項14】
numFDMの値は、1又は2であることを特徴とする
請求項13に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項15】
前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項16】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項15に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項17】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項15に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項18】
スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番であることを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項19】
ネットワーク側機器に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法であって、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信することを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであることを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法。
【請求項20】
前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることを特徴とする
請求項19に記載のHARQコードブック受信方法。
【請求項21】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項20に記載のHARQコードブック受信方法。
【請求項22】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項21に記載のHARQコードブック受信方法。
【請求項23】
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するための送受信機と、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取り、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含む操作を実行するためのプロセッサと、を含むことを特徴とする端末。
【請求項24】
1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項25】
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項24に記載の端末。
【請求項26】
1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項27】
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項26に記載の端末。
【請求項28】
前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項29】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項28に記載の端末。
【請求項30】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項31】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項30に記載の端末。
【請求項32】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項33】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項32に記載の端末。
【請求項34】
前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項35】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数2】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項34に記載の端末。
【請求項36】
numFDMの値は、1又は2であることを特徴とする
請求項35に記載の端末。
【請求項37】
前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項38】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項37に記載の端末。
【請求項39】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項37に記載の端末。
【請求項40】
スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番であることを特徴とする
請求項23に記載の端末。
【請求項41】
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するための送受信機と、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取り、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信する操作を実行するためのプロセッサであって、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであるプロセッサと、を含むことを特徴とするネットワーク側機器。
【請求項42】
前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることを特徴とする
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項43】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項42に記載のネットワーク側機器。
【請求項44】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項43に記載のネットワーク側機器。
【請求項45】
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる第1の決定モジュールと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定するために用いられる第2の決定モジュールと、
前記HARQコードブックを送信するために用いられる送信モジュールと、を含むことを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信装置。
【請求項46】
1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第1の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第2の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第3の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項47】
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項46に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項48】
1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第4の決定ユニットと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第5の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第6の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項49】
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項48に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項50】
前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第7の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第8の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第9の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項51】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項50に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項52】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第10の決定ユニットと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第11の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第12の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項53】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項52に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項54】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第13の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第14の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第15の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項55】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項54に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項56】
前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第16の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第17の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第18の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項57】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数3】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項56に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項58】
前記第1の決定モジュールは、
第1の情報を受信するために用いられる第1の受信ユニットであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである第1の受信ユニットと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる第19の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項59】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項58に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項60】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項58に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項61】
スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番であることを特徴とする
請求項45に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項62】
端末によって送信されたHARQコードブックを受信するために用いられる第1の受信モジュールを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであることを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信装置。
【請求項63】
UEによって送信されたランダム受信要求を受信するために用いられる第2の受信モジュールをさらに含み、前記UEはネットワークにアクセスした後に前記HARQコードブックを送信することを特徴とする
請求項62に記載のHARQコードブック受信装置。
【請求項64】
第1の情報を送信するために用いられる第1の送信モジュールをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることを特徴とする
請求項62に記載のHARQコードブック受信装置。
【請求項65】
前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれることを特徴とする
請求項64に記載のHARQコードブック受信装置。
【請求項66】
前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連することを特徴とする
請求項65に記載のHARQコードブック受信装置。
【請求項67】
請求項1から18のいずれか1項に記載のHARQコードブック送信方法、又は請求項19から22のいずれか1項に記載のHARQコードブック受信方法をプロセッサに実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されることを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔相互参照〕
本願は、2021年04月02日に提出された、出願番号が202110363931.8であり、発明の名称が「HARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信の技術分野に関し、特にHARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動通信(5G:the 5th generation mobile communication)システムにおいて、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS:Multicast Broadcast Service)の静的(type-1)ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)コードブックのフィードバックがサポートされ、1つのタイムスロットでの2つ以上の物理下り共有チャンネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)の周波数分割多重化がサポートされる。
【0004】
既存方法において、端末/ユーザ機器(UE:User Equipment)が1つのタイムスロットでの異なるサビース同士のFDMをサポートする場合、サビースごとに1つのHARQコードブックを生成し、HARQコードブックが1つの物理上り制御チャンネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)でフィードバックされる時に、1つのサビースに対応するHARQコードブックをサブコードブックとして連結し、1つの最終的なHARQコードブックを生成する。
【0005】
しかしながら、既存方法を採用して生成されたHARQコードブックは、長さが長く、情報の冗長性が存在し、特に1つのタイムスロットで、スケジューリングが許容される候補サビースが比較的に多いシーンでは、その情報の冗長度がより高く、その結果、情報伝送効率が悪く、無線リソースの浪費を招く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施形態は、従来技術におけるリソース利用率が低いという技術問題を解決するために、HARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の形態において、本開示の実施形態は、端末に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法を提供し、当該ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法は、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含む。
【0008】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0009】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0010】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0011】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0012】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0013】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0014】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0015】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0016】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0017】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0018】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0019】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数1】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0020】
オプションとして、numFDMの値は、1又は2である。
【0021】
オプションとして、前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含む。
【0022】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0023】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0024】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0025】
第2の形態において、本開示の実施形態は、ネットワーク側機器に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法を提供し、当該ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法は、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信することを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0026】
オプションとして、前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0027】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0028】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0029】
第3の形態において、本開示の実施形態は、端末を提供し、当該端末は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するための送受信機と、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取り、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含む操作を実行するためのプロセッサと、を含む。
【0030】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0031】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0032】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0033】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0034】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0035】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0036】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0037】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0038】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0039】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0040】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0041】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数2】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0042】
オプションとして、numFDMの値は、1又は2である。
【0043】
オプションとして、前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含む。
【0044】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0045】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0046】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0047】
第4の形態において、本開示の実施形態は、ネットワーク側機器を提供し、当該ネットワーク側機器は、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するための送受信機と、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取り、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信する操作を実行するためのプロセッサであって、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであるプロセッサとを含む。
【0048】
オプションとして、前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0049】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0050】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0051】
第5の形態において、本開示の実施形態は、ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信装置を提供し、当該ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信装置は、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる第1の決定モジュールと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定するために用いられる第2の決定モジュールと、
前記HARQコードブックを送信するために用いられる送信モジュールと、を含む。
【0052】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第1の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第2の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第3の決定ユニットと、を含む。
【0053】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0054】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第4の決定ユニットと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第5の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第6の決定ユニットと、を含む。
【0055】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0056】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第7の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第8の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第9の決定ユニットと、を含む。
【0057】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0058】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第10の決定ユニットと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第11の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第12の決定ユニットと、を含む。
【0059】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0060】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第13の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第14の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第15の決定ユニットと、を含む。
【0061】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0062】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第16の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第17の決定ユニットと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第18の決定ユニットと、を含む。
【0063】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数3】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0064】
オプションとして、前記第1の決定モジュールは、
第1の情報を受信するために用いられる第1の受信ユニットであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである第1の受信ユニットと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる第19の決定ユニットと、を含む。
【0065】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0066】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0067】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0068】
第6の形態において、本開示の実施形態は、ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信装置を提供し、当該ハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信装置は、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信するために用いられる第1の受信モジュールを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0069】
オプションとして、UEによって送信されたランダムアクセス要求を受信するために用いられる第2の受信モジュールをさらに含み、前記UEはネットワークにアクセスした後に前記HARQコードブックを送信する。
【0070】
オプションとして、
第1の情報を送信するために用いられる第1の送信モジュールをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0071】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0072】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0073】
第7の形態において、本開示の実施形態は、プロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体は、上述した第1の形態に記載のHARQコードブック送信方法又は第2の形態に記載のHARQコードブック受信方法のステップを前記プロセッサに実行させるためのコンピュータプログラムが記憶される。
【発明の効果】
【0074】
本開示の実施形態に係るHARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することで、生成されたHARQコードブックの長さを短縮させ、リソース利用率を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0075】
以下、本開示の実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面をさらに得ることができる。
【0076】
図1】HARQコードブックの生成原理の概略図その1である。
図2】5G MBS HARQ方式における複数のPDSCHのFDM原理の概略図その1である。
図3】HARQコードブックの生成原理の概略図その2である。
図4】HARQコードブックの生成原理の概略図その3である。
図5】本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法のフローチャートである。
図6】union_k1の生成及び最大候補PDSCH数のcountの計算の概略図その1である。
図7】PDSCHのFDMをサポートするHARQコードブックの生成過程の概略図その1である。
図8】HARQフィードバックビットの順番の概略図である。
図9】union_k1の生成及び最大候補PDSCHの数countの計算の概略図その2である。
図10】PDSCHのFDMをサポートするHARQコードブックの生成過程の概略図その2である。
図11】TDRAにおけるSLIV実例の概略図その1である。
図12】TDRAにおけるSLIV実例の概略図その2である。
図13】本開示の実施形態に係るHARQコードブック受信方法のフローチャートである。
図14】本開示の実施形態に係る端末の構造の概略図である。
図15】本開示の実施形態に係るネットワーク側機器の構造の概略図である。
図16】本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信装置の構造の概略図である。
図17】本開示の実施形態に係るHARQコードブック受信装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0077】
Type-1タイプ(静的)のHARQコードブックの生成メカニズムは、下記の通りである。
既存の5Gシステムにおいて、静的HARQコードブックの生成メカニズムがサポートされ、その原理は、仮に端末が各可能な候補PDSCH受信タイミング(PDSCHの候補時間・周波数領域リソース)にあった場合、基地局は常に下りデータをスケジューリングし、端末が候補PDSCH受信タイミングで対応する下りデータを受信していなかった場合、端末は、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)の検出が漏れた(MISS)と判断し、HARQのフィードバックチャンネルで否定応答(NACK:negative acknowledgement)メッセージをフィードバックする。
【0078】
1つのタイムスロットで、基地局は最大1つの候補PDSCH受信タイミングをあるUEにスケジューリングし、且つ基地局は、HARQフィードバックのスロットタイミング値セットdl-DataToUL-ACK(「k1」と略称される)を採用して下り受信からHARQフィードバックの時間間隔を設定すると仮定する。ここでのk1は、上述したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに対応する。
【0079】
図1は、HARQコードブックの生成原理の概略図その1であり、図1に示すように、k1は{3,4,5}であり、単位はタイムスロットであると仮定する。端末はタイムスロット(n-5)でPDSCHのスケジューリング情報を受信し、HARQフィードバックタイムスロットはk1で5として示され、即ち、タイムスロットnでHARQコードブック(PDSCHの復号結果)をフィードバックする。端末は、タイムスロット(n-3)でPDSCHのスケジューリング情報を受信し、HARQフィードバックタイムスロットはk1で3として示され、即ち、タイムスロットnでHARQコードブックをフィードバックする。この時、タイムスロットnでのHARQコードブックのフィードバックチャンネルはPUCCH(物理上り共有チャンネル(Physical Uplink Shared Channel、 PUSCH)であってもよいが、説明の便宜上、後続はPUCCHを例として説明する)であり、2ビット(bit)のHARQコードブック情報をフィードバックする必要がある(1つの候補PDSCH受信タイミングで1 bitのHARQコードブックをフィードバックすると仮定する)。それと共に、基地局はk1の値の範囲を{3,4,5}として定義し、端末は、タイムスロット(n-4)で、基地局が下りデータをスケジューリングした可能性があって、スケジューリングしていない可能性もあることを知っているが、HARQコードブックの長さの計算の一貫性をキープするために、端末は依然として基地局が下りデータをスケジューリングしていたと仮定する。
【0080】
従って、端末は、PUCCHで3 bitのHARQコードブック、即ち、構成長さが3bitであるHARQコードブックをフィードバックする必要があることを決定する。ここで、1つ目のbitがフィードバックするのはタイムスロット(n-5)でのPDSCHの復号結果(NACK/肯定応答(ACK:acknowledgement))であり、2つ目のbitがフィードバックするのはNACK(スケジューリングデータを受信しておらず、NACK=1と仮定する)であり、3つ目のbitがフィードバックするのはタイムスロット(n-3)でのPDSCHの復号結果(NACK/ACK)である。
【0081】
それに対応して、基地局もタイムスロットnで、3bitの長さに従ってPUCCHでHARQコードブックを受信する。
【0082】
現在の5G MBS HARQ方式において、静的HARQコードブックのフィードバックがサポートされ、且つ複数のPDSCHの周波数分割多重化(FDM:Frequency Division Multiplexing)がサポートされ、下記の2つのシーン、即ち、
1、2つ又は複数の異なるMBSのPDSCHのFDMであるシーンと、
2、1つのユニキャスト(unicast)、及び1つ又は複数のMBSのPDSCHのFDMであるシーンとを含む。
【0083】
図2は、5G MBS HARQ方式における複数のPDSCHのFDM原理の概略図その1であり、図2に示すように、タイムスロット(n-5)で、基地局は、第1種類のマルチキャストブロードキャストサービス(MBS-1)サービスと第2種類のマルチキャストブロードキャストサービス(MBS-2)サービスのデータのFDMをスケジューリングする可能性がある。タイムスロット(n-2)で、基地局は、第3種類のマルチキャストブロードキャストサービス(MBS-3)とunicastサビースのデータのFDMをスケジューリングする可能性がある。しかしながら、タイムスロットnで、同じUEのunicastサビースのデータのFDMをスケジューリングしない。
【0084】
FDMのシーンに対して、既存方式は、各々のサビースに基づいてHARQサブコードブックを生成し、全てのHARQサブコードブックを連結して、1つの最終的なHARQコードブックを生成することである。図3は、HARQコードブックの生成原理の概略図その2であり、図3に示すように、MBSサビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットが{3,4,5}である(MBS-1サビースとMBS-2サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットはいずれも{3,4,5}である)であり、unicastサビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットは{2,3,4}であると仮定すると、最初にタイムスロットのインクリメントに、次にフィードバック順番(ACK order)のインクリメントに従ってHARQコードブックを生成する方式で、第1のACK orderは4bitのサブコードブックに対応し、第2のACK orderは4bitのサブコードブックに対応し、第3のACK orderは4bitのサブコードブックに対応し、3つのサブコードブックが連結された後に、12bitのHARQコードブックを生成する。
【0085】
上述した従来の技術案を採用する欠点は、生成されたHARQコードブックは、長さが長く、情報の冗長性が存在し、特に1つのタイムスロットで、スケジューリングが許容される候補サビースが比較的に多いシーンでは、その情報の冗長度がより高く、その結果、情報伝送効率が悪く、無線リソースの浪費を招く。
【0086】
図4は、HARQコードブックの生成原理の概略図その3であり、図4に示すように、仮に1つのタイムスロットで最大2つの候補PDSCH受信タイミングFDMが存在すると仮定すると、既存の方式に従って生成されたHARQコードブックの長さは12bitである。しかしながら、実際に有効な情報は7bitであり、その結果、情報伝送効率が悪く、無線リソースの浪費を招く。
【0087】
上述した技術課題に基づいて、本開示の実施形態に係るHARQコードブックの送信方法、受信方法、装置及び記憶媒体は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することで、生成されたHARQコードブックの長さを短縮させ、リソース利用率を向上させた。
【0088】
本開示の実施形態の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下、本開示の実施形態における図面を参照しながら、本開示の実施形態における技術案を明確で完全に説明する。勿論、説明された実施形態は、本開示の一部の実施形態に過ぎず、全ての実施形態ではない。本開示における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他の全ての実施形態は、本開示の保護の範囲に属する。
【0089】
図5は、本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法のフローチャートであり、図5に示すように、本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、その実行本体が端末、例えば、携帯電話等であってもよい。当該方法は、下記のステップ501~ステップ503を含む。
ステップ501では、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定する。
【0090】
具体的に、UEがHARQコードブックを送信する前に、まず、候補PDSCH受信タイミングの総数、及び各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定する必要がある。
【0091】
本開示の実施形態において、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0092】
例えば、UEが1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化(TDM:Time Division Multiplexing)をサポートするシーンにおいて、まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0093】
次に、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0094】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0095】
また、例えば、UEが1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化をサポートするシーンにおいて、まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0096】
次に、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0097】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0098】
また、例えば、複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンに対して、まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定してもよい。
【0099】
次に、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及びUEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0100】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0101】
本開示の実施形態において、UEは、ネットワーク側機器によって送信された設定メッセージに基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定してもよいし、プロトコルによって予め決めれられた順番に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定してもよいし、UE自体の現在の状態、能力等の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定してもよい。
【0102】
例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、ネットワーク側機器によって送信された設定メッセージにおいて示されたMBS-1サビースに対応するフィードバック順番は1番目であり(ACK order=0)、MBS-2サビースに対応するフィードバック順番は2番目であり(ACK order=1)、MBS-3サビースに対応するフィードバック順番は3番目であり(ACK order=2)、unicastサビースに対応するフィードバック順番は4番目である(ACK order=3)。
【0103】
また、例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、プロトコルによって、unicastサビースに対応するフィードバック順番は1番目であり(ACK order=0)、MBS-1サビースに対応するフィードバック順番は2番目であり(ACK order=1)、MBS-2サビースに対応するフィードバック順番は3番目であり(ACK order=2)、MBS-3サビースに対応するフィードバック順番は4番目である(ACK order=3)と予め決められている。
【0104】
本開示の実施形態において、時間単位は、フレーム、タイムスロット、サブタイムスロット等であってもよい。
【0105】
ステップ502において、各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定する。
【0106】
具体的に、候補PDSCH受信タイミングの総数、及び各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定した後、UEは候補PDSCH受信タイミングでデータを受信し、下りデータが正しく受信された場合、対応する第1の値を生成し、下りデータが正しく受信されていなかった場合、対応する第2の値を生成する。
【0107】
第1の値及び第2の値は、1bitを占有してもよいし、複数のbitを占有してもよい。
【0108】
例えば、各候補PDSCH受信タイミングが1bitのHARQコードブックに対応する時に、下りデータが正しく受信された場合、対応するHARQコードブックの値を0として生成し、下りデータが正しく受信されていなかった場合、対応するHARQコードブックの値を1として生成する。
【0109】
また、例えば、1つの候補PDSCH受信タイミングがA bitのHARQコードブックに対応する時に、HARQコードブックのbit総数は候補PDSCH受信タイミングのA倍となる。
【0110】
ステップ503において、前記HARQコードブックを送信する。
【0111】
具体的に、UEは、HARQコードブックを生成した後に、当該HARQコードブックを送信する。
【0112】
UEは、PUCCHを介して当該HARQコードブックを送信してもよいし、PUSCHを介して当該HARQコードブックを送信してもよい。
【0113】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することで、生成されたHARQコードブックの長さを短縮させ、リソース利用率を向上させた。
【0114】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0115】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で最大1つのTDMをサポートするシーンに対して、又は、PDSCHのTDM多重化をサポートしない。
【0116】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0117】
例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、ネットワーク側機器がunicastサビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットunicast_k1は{2,3,4}であり、MBS-1サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-1_k1は{3,4,5}であり、MBS-2サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-2_k1は{3,4,5}であり、MBS-3サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-3_k1は{3,4,5}である。
【0118】
MBS-1サビース、MBS-2サビース、MBS-3サビース及びunicastサビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合は{2,3,4,5}である。
【0119】
その後、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数及び/又は当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0120】
例えば、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0121】
UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、システムの複雑さを低減させる。
【0122】
また、例えば、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0123】
当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、システムの複雑さを低減させる。
【0124】
また、例えば、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0125】
UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0126】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
【数4】
ここで、MAは、候補PDSCH受信タイミングの総数であり、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0127】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で最大1つのTDMをサポートするシーンに対して、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、同時にシステムの複雑さ及びリソースの利用率を両立させる。
【0128】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0129】
具体的に、本開示の実施形態において、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0130】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で最大1つのTDMをサポートするシーンに対して、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0131】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0132】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化をサポートするシーンについて説明する。
【0133】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0134】
例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、ネットワーク側機器がunicastサビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットunicast_k1は{2,3,4}であり、MBS-1サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-1_k1は{3,4,5}であり、MBS-2サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-2_k1は{3,4,5}であり、MBS-3サビースのために設定したHARQフィードバックのスロットタイミング値セットMBS-3_k1は{3,4,5}である。
【0135】
MBS-1サビース、MBS-2サビース、MBS-3サビース及びunicastサビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合が{2,3,4,5}であると決定する。
【0136】
その後、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0137】
例えば、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=numTDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0138】
UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、システムの複雑さを低減させる。
【0139】
また、例えば、当該和集合における各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0140】
当該和集合における各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、システムの複雑さを低減させる。
【0141】
また、例えば、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0142】
UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0143】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
【数5】
ここで、MAは候補PDSCH受信タイミングの総数であり、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0144】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で最大1つのTDMをサポートするシーンに対して、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、同時にシステムの複雑さ及びリソースの利用率を両立させる。
【0145】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0146】
具体的に、本開示の実施形態において、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。下記の数学式で表されてもよく、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0147】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で最大1つのTDMをサポートするシーンに対して、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及び各時間単位内の時間領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0148】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0149】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて説明する。
【0150】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0151】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0152】
その後、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及びUEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0153】
例えば、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0154】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0155】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0156】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及びUEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0157】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0158】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて説明する。
【0159】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0160】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、及びUEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0161】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0162】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて説明する。
【0163】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0164】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0165】
その後、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0166】
例えば、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0167】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0168】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0169】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0170】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0171】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて説明する。
【0172】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0173】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0174】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0175】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて説明する。
【0176】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0177】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0178】
その後、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0179】
例えば、まず、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数との第1の最小値を決定し、その後、当該第1の最小値と、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられ、又は、当該第1の最小値と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0180】
また、例えば、まず、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との第2の最小値を決定し、その後、当該第2の最小値と、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられ、又は、当該第2の最小値と、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0181】
また、例えば、まず、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数との第1の最小値を決定し、その後、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との第2の最小値を決定し、さらに第1の最小値と、第2の最小値との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0182】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0183】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0184】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、UEがサポートするTDMの候補PDSCH受信タイミングの数、和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0185】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0186】
具体的に、本開示の実施形態において、まず、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数との第1の最小値を決定し、さらに第1の最小値と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との積は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に関連付けられる。
【0187】
各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0188】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビースのみを含むシーンについて、まず、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数と、当該和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数との第1の最小値を決定し、さらに第1の最小値と、当該和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数との積を、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数として、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0189】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0190】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含むシーンについて説明する。
【0191】
まず、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定する。
【0192】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0193】
その後、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0194】
最後に、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数をさらに合計して、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定する。
【0195】
具体的な方法は上述した説明を参照することができ、ここでこれ以上説明しない。
【0196】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数のTDMをサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含むシーンについて、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0197】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数6】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0198】
具体的に、本開示の実施形態において、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数の時分割多重化をサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含むシーンについて説明する。
【0199】
UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数7】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0200】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、UEが1つの時間単位内で複数の周波数分割多重化及び複数のTDMをサポートし、且つ複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含むシーンについて、UEがサポートするFDMの候補PDSCH受信タイミングの数、和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定し、フィードバックのオーバーヘッドをさらに低下させ、リソースの利用率を向上させる。
【0201】
オプションとして、前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含む。
【0202】
具体的に、本開示の実施形態において、UEは、ネットワーク側機器によって送信された設定メッセージに基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定する。
【0203】
ネットワーク側機器は、UEに第1の情報を送信する。当該第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0204】
UEは、当該第1の情報を受信し、当該第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定する。
【0205】
例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、ネットワーク側機器がUEに送信した第1の情報においてMBS-1サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番は1であり、よって、MBS-1サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは2番目に配置され、MBS-2サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番は2であり、よって、MBS-2サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは3番目に配置され、MBS-3サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番は3であり、よって、MBS-3サビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは4番目に配置され、unicastサビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番は0であり、よって、unicastサビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは1番目に配置される。
【0206】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、ネットワーク側機器によって送信された設定メッセージにより各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、スケジューリングシグナリングがが失われた場合、FDMのPDSCHのHARQフィードバック順番の一貫性を確保する。
【0207】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0208】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、ネットワーク側機器によって送信されたDCIにおける第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、スケジューリングシグナリングがが失われた場合、FDMのPDSCHのHARQフィードバック順番の一貫性を確保する。
【0209】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0210】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、第1の情報をプリセット情報に関連付けられ、スケジューリングシグナリングがが失われた場合、FDMのPDSCHのHARQフィードバック順番の一貫性を確保する。
【0211】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0212】
具体的に、本開示の実施形態において、ユニキャストサビースがスケジューリングされた場合、当該ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。当該プリセット順番は、1番目であってもよいし、最後の番であってもよいし、又は他のプリセット位置であってもよい。
【0213】
例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、デフォルトでは、unicastサビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは1番目に配置される。
【0214】
また、例えば、候補サビースは、MBS-1、MBS-2、MBS-3及びunicastを含み、デフォルトでは、unicastサビースの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブックは最後の番(4番目)に配置される。
【0215】
本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信方法は、ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番をプリセット順番として、スケジューリングシグナリングがが失われた場合、FDMのPDSCHのHARQフィードバック順番の一貫性を確保する。
【0216】
以下、いくつかの具体的な例をもって、上述した各実施形態における方法をさらに説明する。
例1:
ステップ1において、基地局は1つの又は複数のk1パラメータ集合を設定する。
【0217】
当該パラメータは、既存のNR技術のdl-DataToUL-ACKパラメータにより、PDSCHからHARQフィードバックの時間情報を指示するためのk1パラメータ集合を設定し、単位は、タイムスロット又は他の時間単位である。3つのk1パラメータ集合を設定したと仮定する。
【0218】
Unicast_k1={2,3,4}は、ユニキャストサビースのPDSCHでの伝送のk1パラメータ集合である。C-RNTIは、スケジューリング情報DCIをスクランブルするために用いられる。
【0219】
MBS1_k1={3,4,5}は、マルチキャストブロードキャストサビースのPDSCHでの伝送のk1パラメータ集合である。G-RNTI-1は、スケジューリング情報DCIをスクランブルするために用いられ、MBS-1のサビースデータのスケジューリングに対応する。
【0220】
MBS2_k1={3,4,5}は、マルチキャストブロードキャストサビースのPDSCHでの伝送のk1パラメータ集合である。G-RNTI-2は、スケジューリング情報DCIをスクランブルするために用いられ、MBS-2のサビースデータのスケジューリングに対応する。
【0221】
なお、ここでMBSに用いられるK1集合は別々に設定され、そのパラメータは同じであってもよいし、異なってもよいが、本例においては同じである。1つのMBSのk1集合を設定するのと同じ効果を有する。
【0222】
ステップ2において、k1パラメータ集合、及びFDM多重化能力に基づいて、各タイムスロットでフィードバックされるべきHARQビット数を決定する。
【0223】
1、タイムスロットnでHARQをフィードバックする必要があるPDSCHスケジューリングタイムスロットを決定する。
【0224】
k1パラメータ集合に基づいて、HARQをフィードバックする必要があるコードブックのPDSCHスケジューリングタイムスロットを決定する。slot(n-x)、slot(n-x+1)、…、Slot(n-y)として記載され、ここで、x、x-1、x-2、…、yはk1集合に属するパラメータである。その計算の過程は下記の通りである。
【0225】
ステップ1におけるk1集合に対してジョイントマージ処理を行い、以下のような3つのk1集合がマージ処理に関与する。
Union_k1={unicast_k1,MBS_k1,MBS_k2}={2,3,4,5}
【0226】
図6は、union_k1の生成及び最大候補PDSCHの数countの計算の概略図その1であり、図6に示すように、各タイムスロットでフィードバックする必要があるHARQコードブックのビット数を計算しやすいため、ジョイントマージ処理が行われたk1集合において、候補PDSCHの最大数(count)を計算し、(k1,count)として記載される。
【0227】
Union_k1={unicast_k1,MBS_k1,MBS_k2}={(2,1),(3,3),(4,3),(5,2)}。
【0228】
2、以下の方法に基づいて、各PDSCHスケジューリングタイムスロットでフィードバックされるべきHARQコードブックの候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0229】
【数8】
【数9】
は、対応するslot(n-i)でフィードバックされるべきHARQコードブックの候補PDSCH受信タイミングの数であり、countslot(n-i)は、slot(n-i)でk1パラメータ集合の候補PDSCHの最大数である。numFDMは、PDSCHの数を多重化する能力である。numFDM=2を例として、前回の計算と組み合わせて、各PDSCHスケジューリングタイムスロットでフィードバックされるべきHARQのビット数は以下のように算出することができる。
【数10】
【0230】
補注1として、本技術は別の効果が同じである実現方式をさらに有してもよく、即ち、複数のK1集合に存在する同じ値の複数のK1値に対応するタイムスロットに対して特殊な処理を行い、即ち、同じ値のK1の数がnumFDMより大きい場合、その伝送候補PDSCHの数はnumFDMである。
【0231】
補注2として、当該ステップは、countとnumFDMとの最小値に係る方法に基づいて、フィードバックのオーバーヘッドを低下させ、無論、システムがリソースオーバーヘッドを考慮しない場合、操作の複雑さを低減し、count又はnumFDMのみに基づいて
【数11】
を計算することができる。
【0232】
3、全てのHARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数を合計し、即ち、フィードバックHARQコードブックの候補PDSCH受信タイミングの数の総数を算出し、それに応じて、HARQコードブックの総長を算出する。
上述したステップに基づいて、1つのPDSCHが1bitのHARQコードブック情報をフィードバックすると仮定すると、当該HARQコードブックの長さは以下のように算出することができる。
【数12】
ステップ3において、端末はPDSCHの復号状況に基づいて、HARQコードブックのビット情報をフィードバックする。
2ビット以上のHARQコードブックをフィードバックするタイムスロットに対して、基地局の指示又はスケジューリング情報に基づいて、フィードバックビットの順番を決定し、この例は、MBSスケジューリングシグナリングにおいて1ビットを用いてHARQコードブックのビット位置を指示することを例として説明を行う。
【0233】
1ビットの指示がACK_orderであると仮定する場合、2つのHARQコードブック位置のうち、当該スケジューリングPDSCHがフィードバックするHARQコードブックが配置された位置を指示するために用いられ、例えば、ACK_order=0とは、1番目の位置に配置されることを示す。ACK_order=1とは、2番目の位置に配置されることを表す。
スケジューリングされたのがUnicastデータである場合、そのフィードバックされたHARQ-ACKのビットbitは、1番目の位置に配置される(デフォルトでは、最後の位置に配置されて良い)。
【0234】
図7は、PDSCHのFDMをサポートするHARQコードブックの生成過程の概略図その1であり、図7に示すように、効果から見ると、HARQコードブックを節約する効果を達成し、それと同時に、PDSCH FDMシーンにおいて、DCIが失われても、フィードバックbit情報の順番の一貫性を確保することができる。
【0235】
例におけるステップ1及びステップ2によって、HARQコードブックは合計7ビットであることが決定される。Slot(n-5)が2ビットであり、Slot(n-4)が2ビットであり、Slot(n-3)が2ビットであり、Slot(n-2)が1ビットであり、各タイムスロットのフィードバックHARQ bitの状況は下記の通りである。
【0236】
タイムスロット(n-5)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-1をスケジューリングする(G-RNTI-1を用いてDCIをスクランブルする)時、ACK orderは1と示され、MBS-2をスケジューリングする(G-RNTI-1を用いてDCIをスクランブルする)時、ACK orderは1と示される。HARQコードブック位置0でMBS-2のPDSCH復号結果を配置し、HARQコードブック位置1でMBS-1のPDSCH復号結果を配置し、(例えば、復号が正確であればACK(=0)となり、復号が間違っていればNAK(=1)となる)。
【0237】
タイムスロット(n-4)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-2をスケジューリングする(G-RNTI-2を用いてDCIをスクランブルする)、ACK orderは1と示される。HARQコードブック位置3でMBS-2のPDSCH復号結果を配置し、HARQコードブック位置2でNAK(=1)を配置する。
【0238】
タイムスロット(n-3)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-1をスケジューリングする(G-RNTI-2を用いてDCIをスクランブルする)、ACK orderは0と示される。HARQコードブック位置4でMBS-1のPDSCH復号結果を配置し、HARQコードブック位置5でNAK(=1)を配置する。
【0239】
タイムスロット(n-2)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、unicastをスケジューリングする(C-RNTIを用いてDCIをスクランブルする)、デフォルトでは、ACK orderは0と示される。HARQコードブック位置6でunicastのPDSCH復号結果を配置する。
【0240】
説明1:動的スケジューリングに対して、各PDSCHが対応するスケジューリング情報DCIを有し、半永続的なスケジューリング(SPS:semi-static scheduling)を採用する時に、SPSのアクティブ化又はSPSの非アクティブ化のみにおいて、DCIを採用し、ここでSPS PDSCHに対応するACK orderの値は、ACK orderを静的に設定する方法を採用し、又はSPSを用いてDCIにおけるACK orderの値をアクティブ化する。
説明2:本例において仮に1つのタイムスロットには最大2つのFDMのPDSCHがあるとするため、1bit情報がACK orderを指示すればよい。複数のFDMのPDSCHがある場合、log2(numFDM)の値を切り上げて必要なbit数を決定する。
【0241】
説明3:図8は、HARQフィードバックビット順番の概略図であり、図8に示すように、本例においてHARQコードブックビット順番をフィードバックする時に、まずはタイムスロット内の候補PDSCH受信タイミングACK order順番に従ってインクリメントし、その後、タイムスロットに従ってインクリメントする。タイムスロットに従ってインクリメントし、その後ACK orderに従ってインクリメントしてもよい。
【0242】
例2:
ステップ1において、基地局は、1つの又は複数のk1パラメータ集合を設定する。
当該パラメータは、既存のNR技術のdl-DataToUL-ACKパラメータにより、PDSCHからHARQコードブックフィードバックの時間情報を指示するためのk1パラメータ集合を設定し、単位は、タイムスロット又は他の時間単位である。2つのk1パラメータ集合を設定したと仮定する。
【0243】
Unicast_k1={2,3,4}は、ユニキャストサビースのPDSCHでの伝送のk1パラメータ集合である。C-RNTIは、スケジューリング情報DCIをスクランブルするために用いられる。
【0244】
MBS_k1={3,4,5}は、マルチキャストブロードキャストサビースのPDSCHでの伝送のk1パラメータ集合である。G-RNTIタイプは、スケジューリング情報DCIをスクランブルするために用いられ、全てのMBSのサビースデータのスケジューリングに対応する。
【0245】
また、仮に基地局が5つの伝送されるべきMBSサビースを設定した場合(それぞれ、MBS-1、MBS-2、MBS-3、MBS-4、MBS-5である)、それに対応するPDSCHのスケジューリングシグナリングDCIをスクランブルするためのG-RNTIは、それぞれ、G-RNT-1、G-RNT-2、G-RNT-3、G-RNT-4、G-RNT-5である。
【0246】
ステップ2において、k1パラメータ集合、及びFDM多重化能力に基づいて、各タイムスロットでフィードバックされるべきHARQコードブックの候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0247】
1:タイムスロットnでHARQコードブックをフィードバック必要があるPDSCHスケジューリングタイムスロットを決定する。
【0248】
k1パラメータ集合に基づいて、HARQをフィードバックする必要があるコードブックのPDSCHスケジューリングタイムスロットを決定する。slot(n-x)、slot(n-x+1)、…、Slot(n-y)、ここで、x、x-1、x-2、…、yはk1集合に属するパラメータである。計算の過程は下記の通りである。
【0249】
ステップ1におけるk1集合に対してジョイントマージ処理を行い、以下のような2つのk1集合がマージ処理に関与する。
Union_k1={unicast_k1,MBS_k1}={2,3,4,5}
【0250】
また、各タイムスロットでのHARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数を計算しやすいため、ジョイントマージ処理が行われたk1集合において、候補PDSCHの最大数(count)を計算し、(k1,count)として記載される。
【0251】
図9は、union_k1の生成及び最大候補PDSCHの数countの計算の概略図その2であり、図9に示すように、Union_k1={unicast_k1,MBS_k1,MBS_k2}={(2,1),(3,6),(4,6),(5,5)}。
【0252】
2:以下の方法に基づいて、各PDSCHスケジューリングタイムスロットでフィードバックされるべきHARQコードブックの候補PDSCH受信タイミングの数を決定する。
【0253】
【数13】
【数14】
は、対応するslot(n-i)でフィードバックされるべきHARQコードブックのビット数であり、countslot(n-i)は、slot(n-i)でk1パラメータ集合の候補PDSCHの最大数である。numFDMは、PDSCHの数を多重化する能力である。numFDM=3を例として、前回の計算と組み合わせて、各PDSCHスケジューリングタイムスロットでフィードバックされるべきHARQの候補PDSCH受信タイミングの数は以下のように算出することができる。
【数15】
【0254】
3:全てのHARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数を合計し、即ち、フィードバックHARQコードブックの長さを算出する。
【0255】
上述したステップに基づいて、1つのPDSCHが1bitのHAR-ACKをフィードバックすると仮定すると、当該HARQコードブックの長さは、(10bit)であると算出することができる。
【数16】
ステップ3:端末は、PDSCHの復号状況に基づいて、HARQコードブックのビット情報をフィードバックする。
2ビット以上のHARQコードブックをフィードバックするタイムスロットに対し
て、基地局の指示又はスケジューリング情報に基づいて、フィードバックビットの順番を決定し、この例は、MBSスケジューリングシグナリングに関連付けられたPDSCHの対応するスケジューリングシグナリングDCIのスクランブリングコード、即ち、当該タイムスロットでPDSCHに対応するスケジューリングシグナリングのスクランブリングコード(G-RNTI)に基づいて、フィードバック情報の位置を決定して、説明を行う。
【0256】
スケジューリングされたのがMBSデータである場合、それに対応するDCIスクランブリングコードは、G-RNTI:ACK_order=mod(G-RNTI,numFDM)である。ここで、numFDMの定義は上述したステップのと同じであり、その値が3であると仮定する。Mod()は、余りを計算する操作である。以下のように仮定する。
ACK_order=mod(G-RNTI-1,3)=1;
ACK_order=mod(G-RNTI-2,3)=2;
ACK_order=mod(G-RNTI-3,3)=0;
ACK_order=mod(G-RNTI-4,3)=1;
ACK_order=mod(G-RNTI-5,3)=2。
【0257】
仮にスケジューリングされたのがUnicastデータである(C-RNTIでDCIをスクランブルする)場合、そのフィードバックされるbitは1番目の位置に配置され(デフォルトでは、最後の位置に配置されてもよい)、即ち、ACK_order=0。
【0258】
図10は、PDSCHのFDMをサポートするHARQコードブックの生成過程の概略図その2であり、図10に示すように、効果から見ると、HARQコードブックを節約する効果を達成し、それに同時に、PDSCH FDMシーンにおいて、DCIが失われても、フィードバックbit情報の順番の一貫性を確保することができる。
【0259】
PDSCHのFDMをサポートするHARQコードブックの生成過程は下記の通りである。
【0260】
例におけるステップ1及びステップ2によって、HARQコードブッククは合計10ビットであることが決定される。Slot(n-5)が3ビットあり、Slot(n-4)が3ビットあり、Slot(n-3)が3ビットあり、Slot(n-2)が1ビットあり、各タイムスロットのフィードバックHARQ bitの状況は下記の通りである。
【0261】
タイムスロット(n-5)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-1をスケジューリングする(G-RNTI-1を用いてDCIをスクランブルする)時に、G-RNTIは、ACK orderが1であることを示すために関連付けられ、MBS-3をスケジューリングする(G-RNTI-3を用いてDCIをスクランブルする)時に、G-RNTIは、ACK orderが0であることを示すために関連付けられる。MBS-5をスケジューリングする(G-RNTI-5を用いてDCIをスクランブルする)時に、G-RNTIは、ACK orderが2であることを示すために関連付けられる。HARQコードブックビットが(0-2)である場合、HARQコードブックの配置順番は、MBS-3、MBS-1、MBS-2となる。
【0262】
タイムスロット(n-4)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-4をスケジューリングする(G-RNTI-4を用いてDCIをスクランブルする)時に、G-RNTIは、ACK orderが1であることを示すために関連付けられ、unicastをスケジューリングする(C-RNTIを用いてDCIをスクランブルする)、C-RNTIは、ACK orderが2であることを示すために関連付けられる。(unicastのデフォルトのスケジューリング位置は0である)。HARQコードブックビットが(3-5)である場合、HARQコードブックの配置順番は、unicast、MBS-4、NAKとなる。
【0263】
タイムスロット(n-3)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、MBS-3をスケジューリングする(G-RNTI-3を用いてDCIをスクランブルする)時に、G-RNTIは、ACK orderが0であることを示すために関連付けられ、MBS-5をスケジューリングする(G-RNTI-5を用いてDCIをスクランブルする)、G-RNTIは、ACK orderが2であることを示すために関連付けられる。HARQコードブックビットが(6-8)である場合、HARQコードブックの配置順番は、MBS-3、NAK、MBS-5となる。
【0264】
タイムスロット(n-2)で、当該タイムスロットでのPDSCHをスケジューリングする情報を受信し、unicastをスケジューリングする(C-RNTIを用いてDCIをスクランブルする)、C-RNTIは、ACK orderが0であることを示すために関連付けられ(unicastのデフォルトのスケジューリング位置は0である)、HARQコードブックビットが(9)である場合、unicastの復号結果はそれに従って配置される。
【0265】
なお、この例は、RNTI関連の方法を採用し、サビースデータのスケジューリングに対して一定の制限を有し、例えば、MBS-3、及びunicastに対して、1つのタイムスロットでこの2つのPDSCHを受信した時に、端末は、HARQコードブックをフィードバックする順番を決定することができない。従って、スケジューリングについては、MBS-3とunicastのPDSCHが1つのタイムスロットで現れないように制限する必要がある。
【0266】
説明:本例は、RNTIに関連付けてスケジューリングされたPDSCHのフィードバックbitの順番を決定する方法を採用する。以下のスケジューリングDCIにおける情報を採用して関連付けてもよい。
【0267】
1:制御リソース集合(CORESET ID:control resource set ID)
CORESETは、PDCCHの伝送候補空間である。DCIの内容は、PDCCHで伝送される。各PDCCHは1つのCORESETに関連付けられる。PDSCHのスケジューリングシグナリングDCIが位置するCORESET IDに基づいてHARQコードブックのフィードバック順番を決定する。例えば、PDSCHの周波数分割多重化が2である場合、タイムスロット内のフィードバック順番は、ACK order=mod(CORESET ID,2)とある。
【0268】
2:サーチスペースID:サーチスペースは、unicast又はMBSのPDCCH検出タイミングを定義するために用いられる。PDSCHのスケジューリングシグナリングDCIが位置するサーチスペースIDに基づいてHARQコードブックのフィードバック順番を決定する。例えば、PDSCHの周波数分割多重化が2である場合、タイムスロット内のフィードバック順番は、ACK order=mod(サーチスペースID,2)となる。
【0269】
3:PDSCH周波数領域リソース情報:周波数領域リソース情報は、PDSCHをスケジューリングするための周波数領域パラメータであり、当該パラメータに基づいてHARQコードブックのフィードバック順番を決定することができる。例えば、周波数領域リソースの開始位置は、PRB_startであり、システム帯域幅はBであり、PDSCHの周波数分割多重化が3である場合、タイムスロット内のフィードバック順番は、
【数17】
であり、
【数18】
は切り捨ての操作である。即ち、周波数領域リソースの開始位置が帯域幅の1/3以下である場合、ACK order=0であり、周波数領域リソースの開始位置が帯域幅の1/3以上で2/3未満である場合、ACK order=1であり、周波数領域リソースの開始位置が帯域幅の2/3以上で1未満である場合、ACK order=2である。
【0270】
例3:
技術案を説明しやすいために、例1/2では、端末が1つのタイムスロットでの複数のPDSCHのFDMシーンのみをサポートすると仮定する。UE能力が1つのタイムスロットでのTDM多重化を同時にサポートする場合、各タイムスロットでフィードバックされるbit数、及びフィードバック順番に対する計算を、さらに強化する必要がある。
【0271】
(例1/2におけるステップ2に追加される)ステップ2:k1パラメータ集合、及びFDM多重化能力に基づいて、各タイムスロットでフィードバックされるべきHARQビット数を決定する。
【0272】
各タイムスロットでのHARQをフィードバックする候補PDSCH受信タイミングの数の計算を以下のように補正する(方法A)。
【数19】
TDRA_computは、時間領域リソース割り当てテーブル(TDRA:time domain resource assign)に基づいて算出されたTDM可能なPSDCHの最大数(時間領域オーバーラップしないPDSCHの最大数)、対応するタイムスロットでMBSサビースのスケジューリングのみがある場合、TDRAは、MBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表し、対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングのみがある場合、TDRAは、unicastのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表し、対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングもMBSサビースデータのスケジューリングもある場合、TDRAは、unicast及びMBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルのユニオンセットを表す。
【0273】
図11は、TDRAにおけるSLIV実例の概略図その1であり、図11に示すように、ここで、TDRAテーブルには1つ又は複数のSLIV情報の項目が含まれ、各項目は、開始記号start、長さ記号lengthを含む。
【0274】
numFDM=2を例として、異なる状況に分けて説明する。
【0275】
1:対応するタイムスロットではMBSサビースのスケジューリングのみがある場合、TDRAは、MBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表す。
TDRAテーブルがtime_domain_list{(start:0,length:12),(start:8;length:4)}である場合、
従来技術に基づいて、TDRA_comput=1のように算出することができる。
【0276】
2:対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングのみがある場合、TDRAは、unicastのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表す。
TDRAテーブルがtime_domain_list{(start:0,length:4),(start:5;length:2);(start:8;length:5)}である場合、
従来技術に基づいて、TDRA_comput=3のように算出することができる。
【0277】
3:対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングもMBSサビースデータのスケジューリングもある場合、TDRAは、unicast及びMBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルのユニオンセットを表す。従来技術に基づいて、TDRA_comput=3のように算出することができる。
【0278】
上述した計算方法に基づいて、上述した実例1において、各タイムスロットでフィードバックされるHARQの候補PDSCH受信タイミングの数を以下のように決定することができる。
【数20】
【0279】
1つのタイムスロットでの複数の候補PDSCHのHARQコードブックフィードバックの順番に対して、その方法と例1/2との相違点は、1つのACK orderについては、2つ又は複数の(上述したTDRA_computの数値に等しい)候補PDSCH受信タイミングの数に対応してもよく、順番が時間領域での開始位置及び終了位置に基づいて決定されてもよく、具体的な方法は従来技術と同じであり、ここでこれ以上説明しない。
【0280】
例4:
技術案を説明しやすいために、例1/2では、端末が1つのタイムスロットでの複数のPDSCHのFDMシーンのみをサポートすると仮定する。UE能力が1つのタイムスロットでのTDM多重化を同時にサポートする(例えば、2つのTDMのPDSCH、及び2つのFDMのPDSCHをサポートする)場合、各タイムスロットでフィードバックされるbit数を計算することを、さらに強化する必要がある。
【0281】
(例1/2におけるステップ2に追加される)ステップ2:k1パラメータ集合、及びFDM多重化能力に基づいて、各タイムスロットでフィードバックされるべきHARQビット数を決定する。
【0282】
各タイムスロットでのフィードバックされるHARQの候補PDSCH受信タイミングの数の計算を以下のように補正する(方法B)。
【0283】
unicastに対して、unicast PDSCHのFDM多重化がサポートされないことを考慮すると、例3に対して、「対応するタイムスロットではunicastサビースデータのスケジューリングもMBSサビースデータのスケジューリングもある時」のシーンに対してさらに改良することができる。
【数21】
max()は、最大値を取る操作を表す。
ここでのAは、MBSのPDSCHのみがスケジューリングされた場合、HARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数を表す。
ここでのBは、スケジューリングされたPDSCHがMBS及びunicastを含む場合、HARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数を表す。
【0284】
Aの計算方法は、下記の通りである。
1:A=numFDM*TDRA_comput。
【0285】
TDRA_computは、MBSの時間領域スケジューリング情報テーブルに基づいて算出されたものである。上述した数学式の意味は、HARQコードブックをフィードバックする必要がある候補PDSCH受信タイミングの数が「TDMができるPDSCHの数」に「FDMができるPDSCHの数」を掛けることである。
【0286】
Bの計算方法は下記の通りである。
1:unicastとMBSとのTDRAをマージし、マージ後のuTDRA_computを計算する。
2:B=uTDRA_comput+(numFDM-1)*TDRA_comput
即ち、MBS及びunicastを伝送する場合、フィードバックされるべきHARQコードブックの数は、UnicastのTDMのPDSCHの最大数と、FDMの数が(numFDM-1)であるMBSタイプのPDSCHの数を加算した数である。
【0287】
以下のように例を挙げる。
NumFDM=2と仮定すると、図12は、TDRAにおけるSLIV実例の概略図その2であり、図12に示すように、Unicast及びMBSの時間領域リソース割り当てテーブル(TDRA:time domain resource assign)が示されている。
【0288】
MBSサビースに対して、TDRAテーブルは、time_domain_list{(start:0,length:12),(start:8;length:4)}である。
【0289】
unicastサビースに対して、TDRAテーブルは、time_domain_list{(start:0,length:4),(start:5;length:2);(start:8;length:5)}である。
【0290】
従来技術を用いて、時分割多重化が可能なPDSCH数を計算し、MBSの場合、数値は、TDRA_comput=1のようになる。
MBSとUnicastの組み合わせの場合、uTDRA_comput=3。
それによって、A=numFDM*TDRA_comput=2。
B=uTDRA_comput+(numFDM-1)*TDRA_comput=4。
【0291】
上述した計算方法に基づいて、上述した実例3におけるタイムスロット(n-4)/(n-3)でHARQをフィードバックする候補PDSCH受信タイミングの数を
【数22】
のように決定することができる。
即ち、4つのPDSCHのHARQコードブックをフィードバックする必要がある。例3における数値4に対して、2つのPDSCHのHARQコードブックのフィードバックを節約することができる。
【0292】
例5:
例3において、TDM能力の制限を考慮していない場合、即ち、TDRAテーブルによって算出された候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいてPDSCHの数を決定する。本例において、TDM能力の制限が考慮された場合、候補PDSCH受信タイミングを計算する。
【0293】
(例子3におけるMAを計算することを強化する)ステップ2:k1パラメータ集合、及びFDM多重化能力に基づいて、各タイムスロットでフィードバックされるべきHARQビット数を決定する。
各タイムスロットでのフィードバックHARQのビット数を計算することを以下のように補正する。
【数23】
NumTDMは、時分割多重化が許容されるPDSCHの最大数であり、基地局によって指示され、又はUE能力によって報告される。TDRA_computは、時間領域リソース割り当てテーブル(TDRA:time domain resource assign)に基づいてTDMを行うPSDCHの最大数であり、ここでのTDRAテーブルは、MBSのために配置された時間領域リソース割り当てテーブルであり、又はunicastのために配置された時間領域リソース割り当てテーブルであり、又はunicast及びMBSのマージのための時間領域リソース割り当てテーブルであり、ここで、TDRAテーブルには1つ又は複数のSLIV情報項目が含まれ、各項目は、開始記号start、長さ記号lengthを含む。
【0294】
以下はNumTDM=2、numFDM=2を例として、異なる状況に分けて説明する。
1:対応するタイムスロットではMBSサビースのスケジューリングのみがある場合、TDRAテーブルは、MBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表す。
TDRAテーブルがtime_domain_list{(start:0,length:12),(start:8;length:4)}である場合、
従来技術に基づいて、TDRA_comput=1のように算出することができる。
【0295】
2:対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングのみがある場合、TDRAは、unicastのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルを表す。
TDRAテーブルがtime_domain_list{(start:0,length:4),(start:5;length:2);(start:8;length:5)}である場合、
従来技術に基づいて、TDRA_comput=3のように算出することができる。
【0296】
3:対応するタイムスロットでunicastサビースデータのスケジューリングもMBSサビースデータのスケジューリングもある場合、TDRAは、unicast及びMBSのために設定された時間領域リソース割り当てテーブルのユニオンセットを表す。従来技術に基づいて、TDRA_comput=3のように算出することができる。
【0297】
上述した計算方法に基づいて、上述した実例1における各タイムスロットのフィードバックHARQビット数を以下のように決定することができる。
【数24】
【0298】
1つのタイムスロットで最大複数のPDSCH多重化がサポートされる(2つのTDM及び2つのPDSCH)場合、フィードバック順番を示す指示は、多重化のPDSCHの数に基づいて拡張され、例えば、MBSのDCIにおける指示に対して、2bitの指示が必要であり、unicastのHARQコードブックのフィードバックに対して、フィードバック順番を指示する必要がある。方法は例1/2と類似し、ここでこれ以上説明しない。
【0299】
図13は、本開示の実施形態に係るHARQコードブック受信方法のフローチャートであり、図13に示すように、本開示の実施形態は、HARQコードブック受信方法を提供し、当該方法の実行本体は、ネットワーク側機器、例えば、基地局等である。当該方法は、下記のステップ1301を含む。
【0300】
ステップ1301において、端末によって送信されたHARQコードブックを受信し、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0301】
オプションとして、前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することをさらに含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0302】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0303】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0304】
具体的に、本開示の実施形態に係るHARQコードブック受信方法は、上述した実行本体が端末であるHARQコードブック送信方法の実施形態に参照することができ、且つ同じ技術的效果を達成することができ、ここでは本実施形態における上述した対応する方法の実施形態と同一の部分及び有益な効果に対してをさらに具体的に説明しない。
【0305】
図14は、本開示の実施形態に係る端末の構造の概略図であり、図14に示すように、前記端末は、メモリ1420、送受信機1400、プロセッサ1410を含む。
メモリ1420は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機1400は、前記プロセッサ1410の制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ1410は、前記メモリ1420におけるコンピュータプログラムを読み取り、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含む操作を実行するために用いられる。
【0306】
具体的に、送受信機1400は、プロセッサ1410の制御下でデータを受信及び送信するために用いられる。
【0307】
ここで、図14において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ1410に代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ1420に代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、例えば周辺機器、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらは全て当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。送受信機1400は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々な機器と通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース1030は、必要な機器に外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、それらに限定されない。
【0308】
プロセッサ1410は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1420は、プロセッサ1410が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0309】
オプションとして、プロセッサ1410は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0310】
プロセッサは、メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出すことにより、取得された実行可能な命令に従って本開示の実施形態に係るいずれかの前記方法を実行するために用いられる。プロセッサとメモリは物理的に分離して配置されてもよい。
【0311】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0312】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0313】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0314】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0315】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0316】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0317】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0318】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0319】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0320】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0321】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含む。
【0322】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数25】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0323】
オプションとして、前記した、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することは、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものであることと、
前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、を含む。
【0324】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0325】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0326】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0327】
ここで、本開示の実施形態に係る上述した端末は、上述した実行本体が端末である方法の実施形態が実現する全ての方法のステップを実現することができ、且つ同じ技術的效果を達成することができ、ここでは本実施形態における方法の実施形態と同一の部分及び有益な効果に対してをさらに具体的に説明しない。
【0328】
図15は、本開示の実施形態に係るネットワーク側機器の構造の概略図であり、図15に示すように、前記ネットワーク側機器は、メモリ1520、送受信機1500、プロセッサ1510を含む。
メモリ1520は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機1500は、前記プロセッサ1510の制御下でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ1510は、前記メモリ1520におけるコンピュータプログラムを読み取り、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信する操作を実行するために用いられ、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0329】
具体的に、送受信機1500は、プロセッサ1510の制御下でデータを送受信するために用いられ。
【0330】
ここで、図15において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ1510に代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ1520に代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、例えば周辺機器、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらは全て当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。送受信機1500は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々な機器と通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。プロセッサ1510は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1520は、プロセッサ1510が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0331】
プロセッサ1510は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0332】
オプションとして、前記した、端末によって送信されたHARQコードブックを受信することの前に、
第1の情報を送信することを含み、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0333】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0334】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0335】
ここで、本開示の実施形態に係る上述したネットワーク側機器は、上述した実行本体がネットワーク側機器である方法の実施形態が実現する全ての方法のステップを実現することができ、且つ同じ技術效果を達成することができ、ここでは本実施形態における方法の実施形態と同一の部分及び有益な効果に対してをさらに具体的に説明しない。
【0336】
図16は、本開示の実施形態に係るHARQコードブック送信装置の構造の概略図であり、図16に示すように、本開示の実施形態は、HARQコードブック送信装置を提供し、第1の決定モジュール1601、第2の決定モジュール1602及び送信モジュール1603を含み、ここで、
第1の決定モジュール1601は、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられ、第2の決定モジュール1602は、各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定するために用いられ、送信モジュール1603は、前記HARQコードブックを送信するために用いられる。
【0337】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、第1の決定ユニット、第2の決定ユニット及び第3の決定ユニットを含み、
前記第1の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第2の決定ユニットは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第3の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0338】
オプションとして、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0339】
オプションとして、1つの時間単位内で最大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、第4の決定ユニット、第5の決定ユニット及び第6の決定ユニットを含み、
前記第4の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第5の決定ユニットは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第6の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0340】
オプションとして、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0341】
オプションとして、前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、第7の決定ユニット、第8の決定ユニット及び第9の決定ユニットを含み、
前記第7の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第8の決定ユニットは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第9の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0342】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0343】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、第10の決定ユニット、第11の決定ユニット及び第12の決定ユニットを含み、
前記第10の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第11の決定ユニットは、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第12の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0344】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0345】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、第13の決定ユニット、第14の決定ユニット及び第15の決定ユニットを含み、
前記第13の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第14の決定ユニットは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における各時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第15の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0346】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数である。
【0347】
オプションとして、前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記第1の決定モジュールは、第16の決定ユニット、第17の決定ユニット及び第18の決定ユニットを含み、
前記第16の決定ユニットは、各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられ、
前記第17の決定ユニットは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における各時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられ、
前記第18の決定ユニットは、全ての時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる。
【0348】
オプションとして、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数26】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目の時間単位内の周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれる時間単位内の時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数である。
【0349】
オプションとして、前記第1の決定モジュールは、第1の受信ユニット及び第19の決定ユニットをさらに含み、
前記第1の受信ユニットは、第1の情報を受信するために用いられ、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
前記第19の決定ユニットは、前記第1の情報に基づいて各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる。
【0350】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0351】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0352】
オプションとして、スケジューリングされたのがユニキャストサビースである場合、前記ユニキャストサビースに対応するHARQフィードバック順番はプリセット順番である。
【0353】
具体的に、本開示の実施形態に係る上述したHARQコードブック送信装置は、上述した実行本体が端末である方法の実施形態が実現する全ての方法のステップを実現することができ、且つ同じ技術效果を達成することができ、ここでは本実施形態における方法の実施形態と同一の部分及び有益な効果に対してをさらに具体的に説明しない。
【0354】
図17は、本開示の実施形態に係るHARQコードブック受信装置の構造の概略図であり、図17に示すように、本願の実施形態は、HARQコードブック受信装置を提供し、当該装置は、第1の受信モジュール1701を含み、ここで、
第1の受信モジュール1701は、端末によって送信されたHARQコードブックを受信するために用いられ、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0355】
第2の受信モジュールをさらに含み、
前記第2の受信モジュールは、UEによって送信されたランダムアクセス要求を受信し、前記UEはネットワークにアクセスした後に前記HARQコードブックを送信するために用いられる。
【0356】
オプションとして、第1の送信モジュールをさらに含み、
前記第1の送信モジュールは、第1の情報を送信するために用いられ、前記第1の情報は、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を特徴付けるためのものである。
【0357】
オプションとして、前記第1の情報は、下り制御情報DCIに含まれる。
【0358】
オプションとして、前記第1の情報は、
候補PDSCH受信タイミングでの下りデータをスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子RNTIと、
DCIを伝送するための物理下り制御チャンネルPDCCHの制御リソース集合と、
DCIを伝送するためのPDCCHのサーチスペースと、
PDSCHの周波数領域での開始位置と、
時間領域リソース割り当てテーブルTDRAと、のうちの1つに関連する。
【0359】
具体的に、本開示の実施形態に係る上述したHARQコードブック受信装置は、上記実行本体がネットワーク側機器である方法の実施形態によって実現されるすべての方法におけるステップを実現し、且つ同一の技術効果を果たすことができ、ここでは、本実施形態における方法の実施形態と同一の部分及び有益な効果をこれ以上具体的に説明しない。
【0360】
なお、本開示の上記実施形態においてユニット/モジュールに対する分割は、模式的なものであり、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実現では他の分割方式があり得る。また、本開示の各実施形態における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は各ユニットが単独で物理的に存在するか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現することができ、ソフトウェア機能のユニットの形で実現することもできる。
【0361】
上記の統合されたユニットは、ソフトウェア機能のユニットの形で実現し、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、その本質、又は先行技術に寄与する部分、又は当該技術手段の全て又は一部が、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、本開示の各実施形態に記載の方法のすべて又は一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0362】
オプションとして、本開示の実施形態は、プロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、上述した各実施形態に係る方法を前記プロセッサに実行させるために用いられ、前記方法は、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、前記HARQコードブックを送信することと、を含み、
又は、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信することを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、各時間単位内の候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものである。
【0363】
なお、前記プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサがアクセスできる任意の利用可能な媒体又はデータ記憶デバイスであってもよく、磁気メモリ(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(MO)等)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVD等)、半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートドライブ(SSD)等を含むが、それらに限定されない。
【0364】
なお、本開示の実施形態における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明し、3種類の関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、A及びBが同時に存在する場合、及びBが単独で存在する場合、の3つの場合を指示する。文字「/」は、通常、前後の関連対象が「or」関係であることを表す。
【0365】
本開示の実施形態における「複数」という用語とは、2つ又は2つ以上を意味し、他の数量詞はこれに類似するものである。
【0366】
本開示の実施形態に係る技術案は、様々なシステム、特に5Gシステムに適用可能である。例えば、適用可能なシステムは、グローバル移動通信(GSM:global system of mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)システム、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:time division duplex)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A:long term evolution advanced)システム、ユニバーサル移動システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、ワイマックス(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access)システム、5Gニューラジオ(NR:New Radio)システムなどがある。これらの各種のシステムには何れも、端末機器とネットワーク機器が含まれる。システムには、例えば進化パケットシステム(EPS:Evloved Packet System)、5Gシステム(5GS)などのコアネットワーク部分も含まれ得る。
【0367】
本開示の実施形態に係る端末機器は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理装置などであってもよい。異なるシステムでは、端末機器の名前が異なる場合もあり、例えば、5Gシステムでは、端末機器はユーザ装置(UE:User Equipment)と呼ぶことができる。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(CN:Core Network)と通信することができ、無線端末機器は、例えば携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ぶ)や移動端末機器を有するコンピュータのような移動端末機器であってもよく、例えば、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵、又は車載の移動装置であり、これらは、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(PCS:Personal Communication Service)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiated Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)などのデバイスが挙げられる。無線端末機器は、システム、利用者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)と呼ぶこともでき、本開示の実施形態では限定されない。
【0368】
本開示の実施形態に係るネットワーク機器は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる基地局であってもよい。具体的な応用場面に応じて、基地局は、アクセスポイントとも呼ばれてもよく、アクセスネットワークにおいてエアインターフェース上で1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信するデバイスであってもよく、又はその他の名前であってもよい。ネットワーク機器は、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして、受信したエアフレームとインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)パケットを互いに交換するために使用することができ、ここで、アクセスネットワークの残りの部分はインターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含んでもよい。ネットワーク機器はまた、エアインターフェースの属性管理を調整することができる。例えば、本開示の実施形態に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム(GSM:Global System for Mobile communications)又は符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)におけるネットワーク機器(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wide-band Code Division Multiple Access)におけるネットワーク機器(NodeB)であってもよく、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システムにおける進化型ネットワーク機器(eNB又はe-NodeB:evolutional Node B)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよく、ホーム進化基地局(HeNB:Home evolved Node B)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施形態では限定されない。一部のネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット(CU:centralized unit)ノードと分布ユニット(DU:distributed unit)ノードとを含んでもよく、集中ユニットと分布ユニットは地理的に分離して配置されてもよい。
【0369】
ネットワーク機器と端末機器との間は、1つ又は複数のアンテナをそれぞれ用いてマルチ入力マルチ出力(MIMO:Multi Input Multi Output)伝送を行うことができ、MIMO伝送は、シングルユーザMIMO(SU-MIMO:Single User MIMO)又はマルチユーザMIMO(MU-MIMO:Multiple User MIMO)であってもよい。アンテナの組み合わせの形態及び数量によって、MIMO伝送は、2D-MIMO、3D-MIMO、FD-MIMO又はmassive-MIMOであってもよく、ダイバーシティ伝送またはプリコーディング伝送またはビームフォーカシング伝送等であってもよい。
【0370】
当業者には理解されるように、本開示の実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得る。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態を採用することができる。そして、本開示は、コンピュータで利用可能なプログラムコードが含まれている1つ又は複数のコンピュータで利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリ等を含むが、それらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0371】
本開示は、本開示の実施形態による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら説明するものである。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能な命令により実現できることは理解されるべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令は、1つのマシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込型プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するための手段が生成される。
【0372】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で作動させることができるプロセッサ可読メモリに記憶されて、当該プロセッサ可読メモリに記憶された命令によって命令手段を含む製品を生成させることもできる。当該命令手段は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する。
【0373】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされて、コンピュータで実現される処理を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで一連の操作ステップを実行させることもできる。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで実行される命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0374】
無論、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができる。このように、本開示のこれらの変更及び修正が、本開示の特許請求の範囲及びその均等な技術的範囲内に含まれる場合、本開示は、これらの変更及び修正を含むことも意図する。
【符号の説明】
【0375】
1400 送受信機
1410 プロセッサ
1420 メモリ
1430 ユーザインターフェース
1500 送受信機
1510 プロセッサ
1520 メモリ
1601 第1の決定モジュール
1602 第2の決定モジュール
1603 送信モジュール
1701 第1の受信モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-10-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法であって、
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定することと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定することと、
前記HARQコードブックを送信することと、を含むことを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信方法。
【請求項2】
大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項3】
最大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定すること、を含み、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項4】
大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項5】
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項4に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項6】
前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項7】
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項6に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項8】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項9】
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項8に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項10】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含み、
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*min(countt(n-i),numFDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項11】
前記複数の候補サビースがMBSサビース及びユニキャストサビースを含む場合、前記した、複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定することは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定することと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるMBSサビースのみが含まれる前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、前記和集合におけるユニキャストサビースのみが含まれる前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合におけるMBSサビース及びユニキャストサビースが含まれる前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定することと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定することと、を含み、
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
【数1】
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、countt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、MBS_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビースのみが含まれる前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unite_TDRA_computt(n-i)は、MBSサビース及びユニキャストサビースが含まれるHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、unicast_TDRA_computt(n-i)は、ユニキャストサビースのみが含まれるHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項に記載のHARQコードブック送信方法。
【請求項12】
ネットワーク側機器に適用されるハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法であって、
端末によって送信されたHARQコードブックを受信することを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであることを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信方法。
【請求項13】
複数の候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補物理下り共有チャンネルPDSCH受信タイミングの総数を決定し、前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定するために用いられる第1の決定モジュールと、
各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定するために用いられる第2の決定モジュールと、
前記HARQコードブックを送信するために用いられる送信モジュールと、を含むことを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック送信装置。
【請求項14】
大1つの時分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第1の決定ユニットと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第3の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項13に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項15】
大1つの周波数分割多重化がサポートされる場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第4の決定ユニットと、
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び/又は、前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第5の決定ユニットと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第6の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項13に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項16】
端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する場合、候補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=min(TDRA_computt(n-i),numTDM)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項15に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項17】
前記複数の候補サビースがマルチキャストブロードキャストサービスMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第7の決定ユニットと、
端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数、及び端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第8の決定ユニットと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第9の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項13に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項18】
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=numTDM*numFDM
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、numTDMは、端末がサポートする時分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であり、numFDMは、端末がサポートする周波数分割多重化の候補PDSCH受信タイミングの数であることを特徴とする
請求項17に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項19】
前記複数の候補サビースがMBSサビースのみを含む場合、前記第1の決定モジュールは、
各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて、全ての候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの和集合を決定するために用いられる第10の決定ユニットと、
前記和集合における周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数、及び前記和集合における時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの数を決定するために用いられる第11の決定ユニットと、
全ての候補PDSCH受信タイミングの数に基づいて、候補PDSCH受信タイミングの総数を決定するために用いられる第12の決定ユニットと、を含むことを特徴とする
請求項13に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項20】
補PDSCH受信タイミングの数を決定する計算式は下記の通りであり、即ち、
MAt(n-i)=TDRA_computt(n-i)*countt(n-i)
ここで、MAt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングの数であり、TDRA_computt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの時間領域でオーバーラップしない候補PDSCH受信タイミングの最大数であり、countt(n-i)は、n-i番目のHARQフィードバックのスロットタイミング値セットの周波数領域での候補PDSCH受信タイミングの最大数であることを特徴とする
請求項19に記載のHARQコードブック送信装置。
【請求項21】
端末によって送信されたHARQコードブックを受信するために用いられる第1の受信モジュールを含み、前記HARQコードブックは、前記端末が、複数の候補サビースのうちの各候補サビースのHARQフィードバックのスロットタイミング値セットに基づいて候補PDSCH受信タイミングの総数を決定し、前記HARQフィードバックのスロットタイミング値セットの候補PDSCH受信タイミングに対応するコードブック順番を決定し、及び各候補PDSCH受信タイミングで下りデータを正しく受信したか否かに基づいてHARQコードブックにおける各ビットの値を決定した後に送信されたものであることを特徴とするハイブリッド自動再送要求HARQコードブック受信装置。
【国際調査報告】