IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ リュー、サン キュの特許一覧

特表2024-511715フレキシブルディスプレイ携帯用機器
<>
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図1
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図2
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図3
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図4
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図5
  • 特表-フレキシブルディスプレイ携帯用機器 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-15
(54)【発明の名称】フレキシブルディスプレイ携帯用機器
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20240308BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20240308BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240308BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240308BHJP
   H05K 5/00 20060101ALI20240308BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
H04M1/02 C
G09F9/30 308Z
G09F9/00 312
G09F9/00 304C
G09F9/00 366G
H05K7/20 Y
H05K5/00 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553332
(86)(22)【出願日】2022-03-02
(85)【翻訳文提出日】2023-09-06
(86)【国際出願番号】 KR2022002959
(87)【国際公開番号】W WO2022186609
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0027099
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0028876
(32)【優先日】2021-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522343625
【氏名又は名称】リュー、サン キュ
【氏名又は名称原語表記】RYU, Sang Kyu
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】リュー,サンキュ
【テーマコード(参考)】
4E360
5C094
5E322
5G435
5K023
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AB31
4E360AB42
4E360BB02
4E360BB12
4E360EA11
4E360ED16
4E360ED17
4E360GA22
4E360GA29
4E360GA60
4E360GB26
4E360GB46
5C094AA34
5C094AA38
5C094DA06
5C094HA08
5E322EA02
5G435AA11
5G435AA13
5G435EE02
5G435EE13
5G435EE16
5G435EE49
5G435KK02
5G435LL07
5G435LL08
5K023AA07
5K023BB25
5K023DD08
5K023HH06
5K023LL06
(57)【要約】
本発明は、フレキシブルディスプレイ携帯用機器に関し、結合可能な一つ以上の独立ヒンジ構造を有し、温度保持システムを有することを特徴とする。本発明は、上記特徴を通じて、フレキシブルディスプレイ折り畳み式機器において、画面しわおよび画面浮き現象を除去し、また防水防塵を提供する。また、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内に保持する温度保持システムを提供して、前記機器の温度変化によって正常に作動できず破損される問題を解決し、前記機器の円滑な機能を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
独立された本体ハウジングに結合可能な一つ以上の独立ヒンジ構造を有する、フレキシブルディスプレイ携帯用機器。
【請求項2】
熱線、ソフトウェア制御を利用した温度保持システムを有する、フレキシブルディスプレイ携帯用機器。
【請求項3】
温度変化による色、警告音、画面変化などの知らせ機能を有する温度保持システムを有するか、着脱可能なアクセサリーを有する、フレキシブルディスプレイ携帯用機器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立ヒンジ構造を有するフレキシブルディスプレイ携帯用機器および温度保持システムを有するフレキシブルディスプレイ携帯用機器に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、フレキシブルディスプレイを活用した折り畳み式機器が常用化されている。
【0003】
しかしながら、折り畳み式機器のうち、折り畳み形態や展開形態などの大部分の機器で画面にしわおよび画面浮き現象が生じ、ヒンジ構造によって防水防塵の問題が発生している。したがって、これを改善する必要性がある。
【0004】
また、フレキシブルディスプレイを活用した機器が多様に登場している。折り畳み形態、ローラブル形態、スライダ形態、ウェアラブル機器など多様な形態が登場している。しかしながら、このような機器が温度の変化によってディスプレイ部が正常に作動できず破損されるという問題が発生している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
最近フレキシブルディスプレイを活用した折り畳み式機器が常用化されている。
【0006】
しかしながら、折り畳み式機器のうち、折り畳み形態や展開形態などの大部分の機器で画面にしわおよび画面浮き現象が生じ、ヒンジ構造によって防水防塵の問題が発生している。したがって、これを改善する必要性がある。
【0007】
また、本発明は、このような機器が折り畳まれたり摺動する時、温度の変化によって正常に作動できず、破損される問題を解決するために、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内に保持する温度保持システムを提供して、フレキシブルディスプレイ機器の円滑な機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、フレキシブルディスプレイ折り畳み式機器において、画面しわ防止と画面浮き現象防止および防水防塵のために、折り畳み式の本体ハウジング100および独立されたヒンジ部200を提示することによって、ヒンジの作動によるディスプレイ部と本体ハウジングの離隔による問題を解決する。
【0009】
本体ハウジング100に実質的に必要なすべての装置を装着して、独立ヒンジ部200の折り畳み作動によって折り畳まれたり展開される時に、堅固な支持力を提供する。
【0010】
本体ハウジングの見掛けは、柔軟な素材で包んだ形態を有してもよく、金属やプラスチックで包んだ形態を有してもよく、これらを混用してもよい。
【0011】
本体ハウジング100は、多関節板101を有する若干柔軟な形態に製作されることが好ましく、本体ハウジング100に独立ヒンジ部200と結合するハウジング結合突起および溝102を形成して、これと対応する独立ヒンジ部200の結合溝または突起206と結合されて、一つの機器を形成する。この2つの結合位置は、制作方法によって変動性を有する。折り畳みまたは展開によって結合溝または突起は、折り畳みまたは展開動作が終わる地点に締結されてもよい。また、独立ヒンジ部が本体ハウジング100に引入されるか囲む形態のいずれも可能である。
【0012】
場合によって、防水防塵と関係のない非常に一部装置は、独立ヒンジ部200に設置してもよく、折り畳みまたは展開に関する資料を提供する。
【0013】
独立ヒンジ部200は、部分的に開放された構造、例えば、多様なパターンの孔を有する開放された形態に作られてもよく、これは視覚的に本体ハウジングの下面が目に見えるという意味であり、多様な異物が入ってから出られる開放型形態を意味する。
【0014】
また、独立ヒンジ部200は、折り畳み、展開、折り畳みと展開が可能に作られてもよく、2回以上折り畳まれる多様な折り畳み式機器にも適用されてもよい。
【0015】
独立ヒンジ部200と本体ハウジングが結合されて折り畳まれたり展開される時、この衝撃を吸収するするために、スプリング203または油圧式ポンプなどが備えられたダンパ204などの緩衝装置を有してもよく、ゴムパッキング202などの装置を採用してもよい。
【0016】
また、独立ヒンジ部200と本体ハウジング100との離隔および固定性を有するために、結合部スプリング203とダンパ204の位置は、本体ハウジング100と独立ヒンジ部200のどこにも設置可能である。
【0017】
独立ヒンジ部200は、本体ハウジング100と区分される領域を意味し、従来の多様なヒンジ構造などが採択されてもよい。
【0018】
本発明の他の目的は、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内で提供するフレキシブルディスプレイ機器の温度保持システムを提供する。
【0019】
フレキシブルディスプレイ機器の内部に温度を感知するセンサー、およびこれを認識して制御する制御部を有する。
【0020】
フレキシブルディスプレイ機器の温度が所定範囲を逸脱すると、使用者にこれを画面、音声、振動などの形態で知らせて、ディスプレイを決めるなどの特定行為を制限することができる。
【0021】
また、機器内部に設置された熱線1200を稼動して、機器の温度を上げてもよい。逆に、機器内部の温度が上がりすぎる場合、実際に使用しないソフトウェアやハードウェア機能を選択的に制限して電気消耗を減少することによって、機器内部の温度を下げてもよい。もちろんソフトウェアやハードウェア機能を追加稼動して、熱線1200と同様に温度を上げてもよい。
【0022】
熱線が設置される位置は、フレキシブルディスプレイ1100の下端や機器ハウジング1101の内部面になってもよい。熱線は熱を発生させるラインで形成されたことを意味し、素材に制限はない。
【0023】
このような温度範囲は、製造社が設定するか、使用者によって任意の値を選択するようにしてもよい。
【0024】
また、機器の内部に温度保持システムを備えない場合には、別途の外部ケース1102やパウチなどに熱線1200を設置して、ケースやパウチなどに携帯用バッテリーを利用した電源を作動させて、フレキシブルディスプレイ機器の温度を上げてもよい。
【0025】
また、温度変化による色や柄の変化を有するハウジング外部面、外部画面やケースまたはステッカーを付着して現在の温度範囲を知らせて、使用者の行動を制限してもよい。
【0026】
本発明に係ると、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内に保持して、酷寒の天気や酷暑の天気の中でも安定的な温度範囲内で機器を用いることができるようにして、機器の破損を防止する。
【0027】
また、温度と関連する天気変化によって使用者に予め警告して、使用者の機器使用行動に情報を提供することによって、機器を破損する行為を遮断する。
【0028】
また、温度の変化によって機器の使用が適しない場合、正常な作動が可能な機器内部温度を上昇させる手段を有することによって、機器の破損を防止する。
【0029】
本発明は、上述の例に限定されず、これと類似する技術範囲内に属するすべての技術を含む。
【発明の効果】
【0030】
本発明は、フレキシブルディスプレイ折り畳み式機器において、画面しわおよび画面浮き減少を除去し、折り畳み式機器の防水防塵を提供する。
【0031】
本発明は、このような機器の温度の変化によって正常に作動できず破損される問題を解決するために、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内に保持する温度保持システムを提供して、フレキシブルディスプレイ機器の円滑した機能を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本体ハウジングと独立ヒンジ部の第1例示図である。
図2】本体ハウジングと独立ヒンジ部の第2例示図である。
図3】本体ハウジングと独立ヒンジ部の第3例示図である。
図4】フレキシブルディスプレイ1100の下端に設置された熱線1200を配置した例示図である。
図5】フレキシブルディスプレイ機器ハウジング1101の内部に熱線1200を配置した例示図である。
図6】フレキシブルディスプレイ機器ケース1102に温度表示装置1201を配置した例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明は、フレキシブルディスプレイ折り畳み式機器において、画面しわ防止と画面浮き現象防止および防水防塵のために、折り畳み式の本体ハウジング100および独立されたヒンジ部200を提示することによって、ヒンジの作動によるディスプレイ部と本体ハウジングの離隔による問題を解決する。
【0034】
本体ハウジング100に実質的に必要なすべての装置を装着して、独立ヒンジ部200の折り畳み作動によって折り畳まれたり展開される時に、堅固な支持力を提供する。
【0035】
本体ハウジングの見掛けは、柔軟な素材で包んだ形態を有してもよく、金属やプラスチックで包んだ形態を有してもよく、これらを混用してもよい。
【0036】
本体ハウジング100は、多関節板101を有する若干柔軟な形態に製作されることが好ましく、本体ハウジング100に独立ヒンジ部200と結合するハウジング結合突起および溝102を形成して、これと対応する独立ヒンジ部200の結合溝または突起206と結合されて、一つの機器を形成する。この2つの結合位置は、制作方法によって変動性を有する。折り畳みまたは展開によって結合溝または突起は、折り畳みまたは展開動作が終わる地点に締結されてもよい。また、独立ヒンジ部が本体ハウジング100に引入されるか囲む形態のいずれも可能である。
【0037】
場合によって、防水防塵と関係のない非常に一部装置は、独立ヒンジ部200に設置してもよく、折り畳みまたは展開に関する資料を提供する。
【0038】
独立ヒンジ部200は、部分的に開放された構造、例えば、多様なパターンの孔を有する開放された形態に作られてもよく、これは視覚的に本体ハウジングの下面が目に見えるという意味であり、多様な異物が入ってから出られる開放型形態を意味する。
【0039】
また、独立ヒンジ部200は、折り畳み、展開、折り畳みと展開が可能に作られてもよく、2回以上折り畳まれる多様な折り畳み式機器にも適用されてもよい。
【0040】
独立ヒンジ部200と本体ハウジングが結合されて折り畳まれたり展開される時、この衝撃を吸収するするために、スプリング203または油圧式ポンプなどが備えられたダンパ204などの緩衝装置を有してもよく、ゴムパッキング202などの装置を採用してもよい。
【0041】
また、独立ヒンジ部200と本体ハウジング100との離隔および固定性を有するために、結合部スプリング203とダンパ204の位置は、本体ハウジング100と独立ヒンジ部200のどこにも設置可能である。
【0042】
独立ヒンジ部200は、本体ハウジング100と区分される領域を意味し、従来の多様なヒンジ構造などが採択されてもよい。
【0043】
本発明の他の目的は、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内で提供するフレキシブルディスプレイ機器の温度保持システムを提供する。
【0044】
フレキシブルディスプレイ機器の内部に温度を感知するセンサー、およびこれを認識して制御する制御部を有する。
【0045】
フレキシブルディスプレイ機器の温度が所定範囲を逸脱すると、使用者にこれを画面、音声、振動などの形態で知らせて、ディスプレイを決めるなどの特定行為を制限することができる。
【0046】
また、機器内部に設置された熱線1200を稼動して、機器の温度を上げてもよい。逆に、機器内部の温度が上がりすぎる場合、実際に使用しないソフトウェアやハードウェア機能を選択的に制限して電気消耗を減少することによって、機器内部の温度を下げてもよい。もちろんソフトウェアやハードウェア機能を追加稼動して、熱線1200と同様に温度を上げてもよい。
【0047】
熱線が設置される位置は、フレキシブルディスプレイ1100の下端や機器ハウジング1101の内部面になってもよい。熱線は熱を発生させるラインで形成されたことを意味し、素材に制限はない。
【0048】
このような温度範囲は、製造社が設定するか、使用者によって任意の値を選択するようにしてもよい。
【0049】
また、機器の内部に温度保持システムを備えない場合には、別途の外部ケース1102やパウチなどに熱線1200を設置して、ケースやパウチなどに携帯用バッテリーを利用した電源を作動させて、フレキシブルディスプレイ機器の温度を上げてもよい。
【0050】
また、温度変化による色や柄の変化を有するハウジング外部面、外部画面やケースまたはステッカーを付着して現在の温度範囲を知らせて、使用者の行動を制限してもよい。
【0051】
本発明に係ると、フレキシブルディスプレイ機器の温度を所定範囲内に保持して、酷寒の天気や酷暑の天気の中でも安定的な温度範囲内で機器を用いることができるようにして、機器の破損を防止する。
【0052】
また、温度と関連する天気変化によって使用者に予め警告して、使用者の機器使用行動に情報を提供することによって、機器を破損する行為を遮断する。
【0053】
また、温度の変化によって機器の使用が適しない場合、正常な作動が可能な機器内部温度を上昇させる手段を有することによって、機器の破損を防止する。
【0054】
本発明は、上述の例に限定されず、これと類似する技術範囲内に属するすべての技術を含む。
【産業上の利用可能性】
【0055】
独立ヒンジ構造を有するフレキシブルディスプレイ折り畳み式機器およびフレキシブルディスプレイ機器の温度保持システムでフレキシブルディスプレイを活用した機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0056】
100:本体ハウジング
101:多関節板
102:ハウジング結合突起および溝
103:ディスプレイ部
200:独立ヒンジ部
201:ヒンジ軸
202:ゴムパッキング
203:スプリング
204:ダンパ
205:結合バー
206:独立ヒンジ部結合溝または突起
1100:フレキシブルディスプレイ
1101:フレキシブルディスプレイ機器ハウジング
1102:外部ケース
1200:熱線
1201:温度表示装置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】