(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-18
(54)【発明の名称】ビーム固有の動き状態検出構成および報告
(51)【国際特許分類】
H04W 64/00 20090101AFI20240311BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240311BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240311BHJP
【FI】
H04W64/00
H04W16/28
H04W72/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023556543
(86)(22)【出願日】2022-01-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 US2022014016
(87)【国際公開番号】W WO2022197373
(87)【国際公開日】2022-09-22
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンドロス・マノーラコス
(72)【発明者】
【氏名】ウェイミン・デュアン
(72)【発明者】
【氏名】シャオシン・ジャン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
ビームフォーミングに関してワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)において動き検出サービスが実行される。無線検出および測距(レーダー)に基づく動き検出用の参照信号または他のリソースが、1つまたは複数の送信ビームを介して送信され、または1つまたは複数の受信ビームを介して受信される。信号の反射から測定される任意の動きが、送信ビームまたは受信ビームのうちの1つまたは複数に関連付けられてよい。反射を受信するように構成されたデバイスは、1つまたは複数のビームに関連付けられた1つまたは複数の動き測定値を決定し、1つまたは複数のビームに関連付けられた1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する。ネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)への1つまたは複数の動き状態報告の中に1つまたは複数の動き状態メトリックが含められ、動き状態メトリックはワイヤレスネットワークにおける様々な動作のために使用されてよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための方法であって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するステップであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、ステップと、
前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップと、
前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するステップであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、ステップと
を備える、方法。
【請求項2】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記1つまたは複数のビームに関連付けられることが、
前記1つまたは複数の送信ビームに沿って前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、レーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の送信ビームおよび/または前記1つまたは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、時間ウィンドウ、あるいは
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、前記1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に前記1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数のレーダーRSリソースが、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、各SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、各SL-SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
信号の前記1つまたは複数の反射を取得するステップが、前記第1のデバイスによって送信される前記1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップが、
前記1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定するステップと、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の動き状態メトリックを決定するステップが、前記第1の動き測定値を、前記ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって示される1つまたは複数のしきい値と比較するステップを含み、前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、または
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数の反射を取得するステップが、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得するステップを含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップが、
信号の前記第1のセットの前記反射に基づいて第1の動き測定値を決定するステップと、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数の反射を取得するステップが、前記第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得するステップをさらに含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップが、
信号の前記第2のセットの前記反射に基づいてベースライン動き測定値を決定するステップであって、前記ベースライン動き測定値が、前記第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、ステップと、
前記ベースライン動き測定値と前記第1の動き測定値との間の差分を決定するステップであって、前記第1の動き状態メトリックが前記差分に対応する、ステップと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のデバイスが、前記第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、前記ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得するステップをさらに備え、
前記第2のビームが前記第1のデバイスの受信ビームである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記信号の1つまたは複数の反射を取得するステップが、第1の時間ウィンドウの間に前記第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得するステップを含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップが、
前記第1の時間ウィンドウの間に送信される前記信号の前記反射に基づいて前記第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定するステップと、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
各時間ウィンドウが、
信号の連続するシンボル、または
前記信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の動き測定値が、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の振幅の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の位相の測定された変動、または
前記信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の動き状態メトリックを決定するステップが、前記第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較するステップを含み、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、または
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の動き状態メトリックを決定するステップが、前記第1の動き測定値と前記第1のデバイスの前記環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定するステップを含み、
前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記動き状態報告が、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の送信ビーム、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の受信ビーム、
前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への前記1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウへの前記示される関連付けが、前記第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを備える、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定するステップと、
前記ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供するステップであって、前記第2の動き状態報告が前記第2の動き状態メトリックの表示を含む、ステップと
をさらに備える、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が前記第2の動き状態メトリックを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が、前記第1の動き状態メトリックと前記第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
複数の動き測定値を決定するステップをさらに備え、
前記複数の動き測定値の各々が、前記第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったユーザ機器(UE)の動きに関連付けられ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記UEの最大の動きに対応する、前記複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、最大の動き測定値に対応するとともに前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
前記1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリック
を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得するステップをさらに備え、
前記第2の動き状態報告が、前記UEによって決定された前記第2の動き状態メトリックを含み、
前記ネットワークエンティティに提供される前記動き状態報告が、前記第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、前記第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの前記関連付けの前記表示が、前記時間ウィンドウの前記ウィンドウIDを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項31】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記第1のデバイスによって決定され、
前記動き状態報告が前記第1のデバイスによって前記ネットワークエンティティに提供され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に前記第1のデバイスによって表示が取得され、
前記表示が、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のビーム、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つまたは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の前記構成のものである、請求項20に記載の方法。
【請求項32】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
前記第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
前記第1のデバイスのスピード測定値、または
前記第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
デバイスが前記第1のデバイスである、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記第1のデバイスが、ユーザ機器(UE)または隣接するUEのうちの1つであり、
前記ネットワークエンティティが、基地局または前記基地局に向かって前記動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のデバイスが基地局である、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
ユーザ機器(UE)の動き状態が、前記動き状態報告の中に含まれる前記1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスであって、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのトランシーバおよび前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、提供することと
を行わせるように構成される、デバイス。
【請求項38】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項37に記載のデバイス。
【請求項39】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記1つまたは複数のビームに関連付けられることが、前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数の送信ビームに沿って前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の送信ビームおよび/または前記1つまたは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、1つまたは複数の時間ウィンドウ、あるいは
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、前記1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に関連付けられることに基づく、請求項38に記載のデバイス。
【請求項40】
前記1つまたは複数のレーダーRSリソースが、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、各SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、各SL-SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む、請求項39に記載のデバイス。
【請求項41】
信号の前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のデバイスによって送信される前記1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得させるように構成される、請求項39に記載のデバイス。
【請求項42】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項37に記載のデバイス。
【請求項43】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項42に記載のデバイス。
【請求項44】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を、前記ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって決定される1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項42に記載のデバイス。
【請求項45】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項44に記載のデバイス。
【請求項46】
前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得させるように構成され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第1のセットの前記反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項37に記載のデバイス。
【請求項47】
前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得させるように構成され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第2のセットの前記反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、前記ベースライン動き測定値が、前記第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記ベースライン動き測定値と前記第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、決定することと
を行わせるように構成される、請求項46に記載のデバイス。
【請求項48】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記第1のデバイスが、前記第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、前記少なくとも1つのトランシーバを介して前記ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得させるように構成され、
前記第2のビームが前記第1のデバイスの受信ビームである、請求項46に記載のデバイス。
【請求項49】
前記信号の1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1の時間ウィンドウの間に前記第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得させるように構成され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の時間ウィンドウの間に送信される前記信号の前記反射に基づいて前記第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項37に記載のデバイス。
【請求項50】
各時間ウィンドウが、
信号の連続するシンボル、または
前記信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む、請求項49に記載のデバイス。
【請求項51】
前記第1の動き測定値が、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の振幅の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の位相の測定された変動、または
前記信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む、請求項49に記載のデバイス。
【請求項52】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項49に記載のデバイス。
【請求項53】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項49に記載のデバイス。
【請求項54】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項53に記載のデバイス。
【請求項55】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値と前記第1のデバイスの前記環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、請求項49に記載のデバイス。
【請求項56】
前記動き状態報告が、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の送信ビーム、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の受信ビーム、
前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への前記1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す、請求項37に記載のデバイス。
【請求項57】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウへの前記示される関連付けが、前記第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む、請求項56に記載のデバイス。
【請求項58】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを備える、請求項56に記載のデバイス。
【請求項59】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供することであって、前記第2の動き状態報告が前記第2の動き状態メトリックの表示を含む、提供することと
を行わせるように構成される、請求項58に記載のデバイス。
【請求項60】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が前記第2の動き状態メトリックを含む、請求項59に記載のデバイス。
【請求項61】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が、第1の動き状態メトリックと前記第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む、請求項59に記載のデバイス。
【請求項62】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、複数の動き測定値を決定させるように構成され、
前記複数の動き測定値の各々が、前記第1のデバイスの単一のビームの方向に沿った前記UEの動きに関連付けられ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記UEの最大の動きに対応する、前記複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される、請求項56に記載のデバイス。
【請求項63】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、最大の動き測定値に対応するとともに前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる、請求項62に記載のデバイス。
【請求項64】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
前記1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリック
を含む、請求項37に記載のデバイス。
【請求項65】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介してユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得させるように構成され、
前記第2の動き状態報告が、前記UEによって決定された前記第2の動き状態メトリックを含み、
前記ネットワークエンティティに提供される前記動き状態報告が、前記第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む、請求項64に記載のデバイス。
【請求項66】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、前記第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの前記関連付けの前記表示が、前記時間ウィンドウの前記ウィンドウIDを含む、請求項65に記載のデバイス。
【請求項67】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記第1のデバイスによって決定されることになり、
前記動き状態報告が前記第1のデバイスによって前記ネットワークエンティティに提供されることになり、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に前記第1のデバイスによって表示が取得されることになり、
前記表示が、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のビーム、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つまたは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の前記構成のものである、請求項65に記載のデバイス。
【請求項68】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
前記第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
前記第1のデバイスのスピード測定値、または
前記第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む、請求項37に記載のデバイス。
【請求項69】
前記デバイスが前記第1のデバイスである、請求項37に記載のデバイス。
【請求項70】
前記デバイスが、前記UEまたは隣接するUEのうちの1つであり、
前記ネットワークエンティティが、基地局または前記基地局に向かって前記動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである、請求項69に記載のデバイス。
【請求項71】
前記デバイスが基地局である、請求項69に記載のデバイス。
【請求項72】
ユーザ機器(UE)の動き状態が、前記動き状態報告の中に含まれる前記1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく、請求項37に記載のデバイス。
【請求項73】
命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、前記命令が、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記デバイスに、
少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、提供することと
を行わせる、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項74】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項75】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記1つまたは複数のビームに関連付けられることが、
前記1つまたは複数の送信ビームに沿って前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の送信ビームおよび/または前記1つまたは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、1つまたは複数の時間ウィンドウ、あるいは
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、前記1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に前記1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく、請求項74に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項76】
前記1つまたは複数のレーダーRSリソースが、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、各SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、各SL-SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む、請求項75に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項77】
前記命令の実行が、前記デバイスに、信号の前記1つまたは複数の反射を取得する際に、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のデバイスによって送信される前記1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得させる、請求項75に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項78】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる、請求項75に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項79】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項78に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項80】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記第1の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を、前記ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって決定される1つまたは複数のしきい値と比較させ、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項78に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項81】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項80に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項82】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記1つまたは複数の反射を取得する際に、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得させ、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第1のセットの前記反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項83】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記1つまたは複数の反射を取得する際に、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得させ、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第2のセットの前記反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、前記ベースライン動き測定値が、前記第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記ベースライン動き測定値と前記第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、決定することと
を行わせる、請求項82に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項84】
前記命令の実行が、さらに前記デバイスに、
前記第1のデバイスが、前記第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、前記少なくとも1つのトランシーバを介して前記ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得させ、
前記第2のビームが前記第1のデバイスの受信ビームである、請求項82に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項85】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記信号の1つまたは複数の反射を取得する際に、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1の時間ウィンドウの間に前記第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得させ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の時間ウィンドウの間に送信される前記信号の前記反射に基づいて前記第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項86】
各時間ウィンドウが、
信号の連続するシンボル、または
前記信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む、請求項85に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項87】
前記第1の動き測定値が、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の振幅の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の位相の測定された変動、または
前記信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む、請求項85に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項88】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項85に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項89】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、前記第1の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項85に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項90】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項89に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項91】
前記命令の実行が、前記デバイスに、前記第1の動き状態メトリックを決定する際に、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値と前記第1のデバイスの前記環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定させ、
前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、請求項85に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項92】
前記動き状態報告が、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の送信ビーム、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の受信ビーム、
前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への前記1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項93】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウへの前記示される関連付けが、前記第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項94】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを備える、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項95】
前記命令の実行が、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供することであって、前記第2の動き状態報告が前記第2の動き状態メトリックの表示を含む、提供することと
を行わせる、請求項94に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項96】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が前記第2の動き状態メトリックを含む、請求項94に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項97】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が、前記第1の動き状態メトリックと前記第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む、請求項94に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項98】
前記命令の実行が、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、複数の動き測定値を決定させ、
前記複数の動き測定値の各々が、前記第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったユーザ機器(UE)の動きに関連付けられ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記UEの最大の動きに対応する、前記複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項99】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、最大の動き測定値に対応するとともに前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる、請求項98に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項100】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
前記1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリック
を含む、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項101】
前記命令の実行が、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介してユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得させ、
前記第2の動き状態報告が、前記UEによって決定された前記第2の動き状態メトリックを含み、
前記ネットワークエンティティに提供される前記動き状態報告が、前記第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む、請求項100に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項102】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、前記第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの前記関連付けの前記表示が、前記時間ウィンドウの前記ウィンドウIDを含む、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項103】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記第1のデバイスによって決定されることになり、
前記動き状態報告が前記第1のデバイスによって前記ネットワークエンティティに提供されることになり、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に前記第1のデバイスによって表示が取得されることになり、
前記表示が、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のビーム、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数の時間ウィンドウ、あるいは
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つまたは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の前記構成のものである、請求項92に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項104】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
前記第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
前記第1のデバイスのスピード測定値、または
前記第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項105】
前記デバイスが前記第1のデバイスである、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項106】
前記デバイスが、ユーザ機器(UE)または隣接するUEのうちの1つであり、
前記ネットワークエンティティが、基地局または前記基地局に向かって前記動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである、請求項105に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項107】
前記デバイスが基地局である、請求項105に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項108】
ユーザ機器(UE)の動き状態が、前記動き状態報告の中に含まれる前記1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく、請求項73に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項109】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするためのデバイスであって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段であって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、手段と、
前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段と、
前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するための手段であって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、手段と
を備える、デバイス。
【請求項110】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項109に記載のデバイス。
【請求項111】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記1つまたは複数のビームに関連付けられることが、
前記1つまたは複数の送信ビームに沿って前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の送信ビームおよび/または前記1つまたは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、1つまたは複数の時間ウィンドウ、あるいは
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、前記1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に前記1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく、請求項110に記載のデバイス。
【請求項112】
前記1つまたは複数のレーダーRSリソースが、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、各SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、各SL-SSBが前記第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む、請求項111に記載のデバイス。
【請求項113】
信号の前記1つまたは複数の反射を取得するための前記手段が、前記第1のデバイスによって送信される前記1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得するための手段を含む、請求項111に記載のデバイス。
【請求項114】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、
前記1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定するための手段と、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段と
を含む、請求項109に記載のデバイス。
【請求項115】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項114に記載のデバイス。
【請求項116】
前記第1の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、前記第1の動き測定値を、前記ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって示される1つまたは複数のしきい値と比較するための手段を含み、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項114に記載のデバイス。
【請求項117】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、または
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項116に記載のデバイス。
【請求項118】
前記1つまたは複数の反射を取得するための前記手段が、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得するための手段を含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、
信号の前記第1のセットの前記反射に基づいて第1の動き測定値を決定するための手段と、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段と
を含む、請求項109に記載のデバイス。
【請求項119】
前記1つまたは複数の反射を取得するための前記手段が、前記第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得するための手段をさらに含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、
信号の前記第2のセットの前記反射に基づいてベースライン動き測定値を決定するための手段であって、前記ベースライン動き測定値が、前記第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、手段と、
前記ベースライン動き測定値と前記第1の動き測定値との間の差分を決定するための手段であって、前記第1の動き状態メトリックが前記差分に対応する、手段と
をさらに含む、請求項118に記載のデバイス。
【請求項120】
前記第1のデバイスが、前記第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、前記ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得するための手段をさらに備え、
前記第2のビームが前記第1のデバイスの受信ビームである、請求項118に記載のデバイス。
【請求項121】
前記信号の1つまたは複数の反射を取得するための前記手段が、第1の時間ウィンドウの間に前記第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得するための手段を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、
前記第1の時間ウィンドウの間に送信される前記信号の前記反射に基づいて前記第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定するための手段と、
前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段と
を含む、請求項109に記載のデバイス。
【請求項122】
各時間ウィンドウが、
信号の連続するシンボル、または
前記信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む、請求項121に記載のデバイス。
【請求項123】
前記第1の動き測定値が、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の振幅の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の位相の測定された変動、または
前記信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む、請求項121に記載のデバイス。
【請求項124】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項121に記載のデバイス。
【請求項125】
前記第1の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、前記第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較するための手段を含み、
前記第1の動き状態メトリックが前記比較結果の表示である、請求項121に記載のデバイス。
【請求項126】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、または
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の表示を含む、請求項125に記載のデバイス。
【請求項127】
前記第1の動き状態メトリックを決定するための前記手段が、前記第1の動き測定値と前記第1のデバイスの前記環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定するための手段を含み、
前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、請求項121に記載のデバイス。
【請求項128】
前記動き状態報告が、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の送信ビーム、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の受信ビーム、
前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への前記1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す、請求項109に記載のデバイス。
【請求項129】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウへの前記示される関連付けが、前記第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む、請求項128に記載のデバイス。
【請求項130】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを備える、請求項128に記載のデバイス。
【請求項131】
前記第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定するための手段と、
前記ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供するための手段であって、前記第2の動き状態報告が前記第2の動き状態メトリックの表示を含む、手段と
をさらに備える、請求項130に記載のデバイス。
【請求項132】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が前記第2の動き状態メトリックを含む、請求項131に記載のデバイス。
【請求項133】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が、前記第1の動き状態メトリックと前記第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む、請求項131に記載のデバイス。
【請求項134】
複数の動き測定値を決定するための手段をさらに備え、
前記複数の動き測定値の各々が、前記第1のデバイスの単一のビームの方向に沿った前記UEの動きに関連付けられ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記UEの最大の動きに対応する、前記複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される、請求項128に記載のデバイス。
【請求項135】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、最大の動き測定値に対応するとともに前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる、請求項134に記載のデバイス。
【請求項136】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
前記1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリック
を含む、請求項128に記載のデバイス。
【請求項137】
ユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得するための手段をさらに備え、
前記第2の動き状態報告が、前記UEによって決定された前記第2の動き状態メトリックを含み、
前記ネットワークエンティティに提供される前記動き状態報告が、前記第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む、請求項136に記載のデバイス。
【請求項138】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、前記第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの前記関連付けの前記表示が、前記時間ウィンドウの前記ウィンドウIDを含む、請求項128に記載のデバイス。
【請求項139】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記第1のデバイスによって決定され、
前記動き状態報告が前記第1のデバイスによって前記ネットワークエンティティに提供され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に前記第1のデバイスによって表示が取得され、
前記表示が、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のビーム、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つまたは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の前記構成のものである、請求項128に記載のデバイス。
【請求項140】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
前記第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
前記第1のデバイスのスピード測定値、または
前記第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む、請求項109に記載のデバイス。
【請求項141】
前記デバイスが前記第1のデバイスである、請求項109に記載のデバイス。
【請求項142】
前記第1のデバイスが、ユーザ機器(UE)または隣接するUEのうちの1つであり、
前記ネットワークエンティティが、基地局または前記基地局に向かって前記動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである、請求項141に記載のデバイス。
【請求項143】
前記第1のデバイスが基地局である、請求項141に記載のデバイス。
【請求項144】
ユーザ機器(UE)の動き状態が、前記動き状態報告の中に含まれる前記1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく、請求項109に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、かつその全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年3月18日に出願された「BEAM-SPECIFIC MOTION STATE DETECTION CONFIGURATION AND REPORTING」と題するギリシャ特許出願第20210100173号の優先権および利益を主張する。
【0002】
本明細書で開示する主題は、ユーザ機器の動き状態検出に関し、より詳細には、ビーム固有の情報に基づいてユーザ機器の動き状態を決定および報告することに関する。
【背景技術】
【0003】
セルラー電話などのユーザ機器(UE)の動き状態情報は、ナビゲーション、方向探知、セル選択、および資産追跡を含む、いくつかの適用例に有用または必須である場合がある。UEの動きは、様々なシステムから集められた情報に基づいて決定されてよい。たとえば、デバイスによって反射される無線周波数(RF)信号に基づいてデバイスの動き状態を決定するために、無線検出および測距(レーダー(RADAR:RAdio Detection And Ranging)、レーダー(Radar)またはレーダー(radar)とも呼ばれる)システムが使用されてよい。ワイヤレスネットワーク(たとえば、4G(第4世代とも呼ばれる)ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスまたは5G(第5世代とも呼ばれる)「ニューラジオ」(NR)に従って実施されるセルラーネットワーク)では、基地局が、レーダーのために使用されるRF信号を送信してよく、RF信号はUEによって反射され、反射された信号を基地局が受信し得る。反射に関する情報が、最初に送信されたRF信号に関する情報と比較されてUEの動き状態を決定し得る。動き状態情報を決定および報告する際の改善が望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ビームフォーミングのために構成された基地局または他のデバイスが、送信ビームに沿ってRF信号を送信し、受信ビームに沿ってRF信号を受信する。各ビームはデバイスに関連付けられた方位を有し、ビームに沿ったRF信号は、ビームの方位に関連付けられた方向に沿ってデバイスとの間で進行する。動き検出サービスをサポートするデバイスは、1つまたは複数の送信ビームに沿ってレーダーのための参照信号を送信し、参照信号の反射が、1つまたは複数の受信ビームに沿ってそのデバイスまたは別のデバイスによって取得される。取得された反射に基づいて動き状態メトリック(motion state metric)が決定され、動き状態メトリックがワイヤレスネットワークのレーダーサーバに報告されてUEの動き状態を決定する。反射のレーダー参照信号が、1つもしくは複数の受信ビームに沿って受信されて、または1つもしくは複数の送信ビームに沿って最初に送信されて、動き状態メトリックが受信ビームまたは送信ビームに関連付けられる。デバイスが動き状態メトリックを報告すること、またはレーダーサーバが動き状態メトリックから動き状態を決定することは、受信ビームまたは送信ビームに基づく。
【0005】
一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための方法は、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとを含む。動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
【0006】
一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスは、少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとをさせるように構成される。動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
【0007】
一実装形態では、非一時的コンピュータ可読媒体は命令を記憶し、命令は、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとをさせる。動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
【0008】
一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするためのデバイスは、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段であって、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、手段と、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段と、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するための手段とを含む。動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
【0009】
本明細書で開示する態様に関連する他の目的および利点が、添付の図面および詳細な説明に基づいて当業者に明らかとなろう。
【0010】
添付図面は、本開示の様々な態様の説明の助けとなるように提示され、態様の限定ではなく、態様の例示のためにのみ提供される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の様々な態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。
【
図2】
図1の中の基地局のうちの1つおよびユーザ機器(UE)のうちの1つであってよい基地局およびUEの設計のブロック図である。
【
図3】ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートすることが可能なUEを示す図である。
【
図4】ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートすることが可能な基地局を示す図である。
【
図5】ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の態様は、例示目的のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案されてよい。追加として、本開示のよく知られている要素は、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、詳細には説明されないかまたは省略される。
【0013】
「例示的」および/または「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明する特徴、利点、または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。
【0014】
以下で説明する情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表されてよいことを、当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的には特定の適用例、部分的には所望の設計、部分的には対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてよい。
【0015】
さらに、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して、多くの態様が説明される。本明細書で説明する様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、プログラム命令が1つもしくは複数のプロセッサによって実行されることによって、またはその両方の組合せによって実行できることが認識されよう。追加として、本明細書で説明するアクションのシーケンスは、実行時に、デバイスの関連するプロセッサに本明細書で説明する機能性を実行させることになるかまたは実行するように命令することになる、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されると見なすことができる。したがって、本開示の様々な態様は、請求する主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現されてよい。加えて、本明細書で説明する態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態は、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明される場合がある。
【0016】
本明細書で使用する「ユーザ機器(UE)」および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、またはさもなければそのようなRATに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、トラッキングデバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってよい。UEは移動式であってよく、または(たとえば、いくつかの時間において)静止していてもよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信してよい。本明細書で使用する「UE」という用語は、「アクセス端末」もしくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」もしくはUT、「モバイル端末」、「移動局」、「モバイルデバイス」、またはそれらの変形として互換的に呼ばれることがある。一般に、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEは、インターネットなどの外部ネットワークと、また他のUEと接続されることが可能である。当然、有線アクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介した、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他のメカニズムも、UEにとって可能である。
【0017】
基地局は、基地局がその中に展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作してよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、ニューラジオ(NR)ノードB(gNBとも呼ばれる)などと呼ばれることがある。加えて、いくつかのシステムでは、基地局は単にエッジノードシグナリング機能を提供してよく、他のシステムでは、基地局は追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供してよい。UEがそれを通じて信号を基地局へ送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通じて信号をUEへ送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。UEがそれを通じて別のUEにシグナリングする通信リンクは、サイドリンク(SL)またはサイドリンクチャネルと呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネル、DL/順方向トラフィックチャネル、またはSLトラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
【0018】
「基地局」という用語は、送信/受信ポイントと呼ばれることもある単一の物理送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされてももしくはされなくてもよい複数の物理TRPを指すことがある。たとえば、「基地局」という用語が単一の物理TRPを指す場合、その物理TRPは基地局のセルに対応する基地局のアンテナであってよい。「基地局」という用語が複数のコロケートされた物理TRPを指す場合、その物理TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合の)アンテナのアレイであってよい。「基地局」という用語が複数のコロケートされていない物理TRPを指す場合、その物理TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(移送媒体を介して共通のソースに接続される、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続された遠隔基地局)であってよい。代替として、コロケートされていない物理TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局、およびその参照無線周波数(RF)信号をUEが測定している隣接する基地局であってよい。
【0019】
動き検出のためのレーダー解決策は、LTE(4G)、および第5世代(5G)に対するニューラジオ(NR)のための、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))規格セット、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)のための米国電気電子技術者協会(IEEE)規格セット、またはワイヤレス通信のための他の標準化団体において規定される場合がある。レーダー解決策は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)の中のUEの動き状態を決定することをサポートするために、レーダーサーバを採用してよい。レーダーサーバは、UEのためのサービングネットワークもしくはホームネットワークの一部であってよく、またはそこからアクセス可能であってもよく、あるいは単にインターネットを介してまたは局所的なイントラネットを介してアクセス可能であってもよい。UEの動き検出サービスが必要とされる場合、レーダーサーバは、動き検出のために使用されるべきRF信号、および決定されレーダーサーバに提供されるべき動き状態メトリックを示してよい。レーダーサーバはまた、ワイヤレスネットワークの中のUEのために取得される動き状態情報を追跡してよく、動き状態情報は、UEのためのワイヤレスネットワークのセル選択、測位、または他のサービスのために使用されてよい。レーダーサーバはいくつかの動作を実行するものとして説明されるが、そのような動作は、(コアネットワークデバイス、基地局、ロケーションサーバ、またはワイヤレスネットワークの他の好適なデバイスなどの)任意の好適なネットワークエンティティによって実行されてよい。
【0020】
レーダーサーバ(または、他の好適なネットワークエンティティ)および基地局(たとえば、gノードB(gNB))は、(i)動き検出のために規定された信号を送信するように基地局またはUEを構成し、(ii)送信された信号の反射を受信するように基地局またはUEを構成し、(iii)受信された反射から動き状態メトリックを生成するように基地局またはUEを構成し、かつ(iv)レーダーサーバ(または、他の好適なネットワークエンティティ)が(基地局によって決定され得るかまたはUEから取得され得る)基地局からの動き状態メトリックを取得することを可能にするために、メッセージを交換してよい。
【0021】
ワイヤレスネットワークの中の基地局は、ビームフォーミングのために構成されてよい。このようにして、基地局の送信ビームまたは受信ビームは基地局との間の全般的な方向に集束させられる。ビームを集束させることは、送信される信号の電力を大きくすることなくデバイスとの間の方向における範囲が増大することを可能にする。レーダー信号は、1つもしくは複数の送信ビームに沿って送信されてよく、またはレーダー信号の反射は、動き検出サービス用の1つもしくは複数の受信ビームに沿って受信されてよい。信号の反射が複数の受信ビームに沿って受信されるか、または受信される反射が複数の送信ビームに沿って送信された信号からのものである場合、ビーム間の方位の差異がビーム間の動き測定値の差異を引き起こす場合がある。たとえば、動き測定値を決定することが、最初に送信された信号と取得される反射信号との間の位相差を測定することを含む場合、実質的にUEの移動軸に平行なビームに沿って送信または受信される信号にとっての位相差は、実質的にUEの移動軸に垂直なビームに沿って送信または受信される信号にとっての位相差よりも大きい。別の例では、デバイスの片側に配向されたビームは、デバイスの反対側に物体が配置されている場合、送信信号または物体によって反射される受信信号を含まないことがある。UEの全体的な動き状態を決定するために、異なるビームに関連付けられた複数の動き状態メトリックがネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)によって使用されてよい。
【0022】
ビームフォーミングの存在下での動き状態メトリックを測定することおよび動き状態メトリックを報告することの拡張が望ましい。上述のように、ビームフォーミングの存在下での動き検出サービスにおける制限のうちの1つは、異なるビームに基づく動き測定値の変動である。たとえば、どの送信ビームが元の信号を送信するのか、またはどの受信ビームが反射を受信するのかに基づいて、反射は、異なる位相を有することがあり、または異なる時間において受信されることがある。
【0023】
したがって、本明細書で説明するように、ネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)がUEの全体的な動き状態を決定するために、動き状態メトリックを決定し動き状態メトリックを報告するための拡張が、説明される。一実装形態では、デバイスは、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得する。第1のデバイスは、UEの動き状態を決定するために使用されるべき、ネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)によって決定されたレーダー参照信号を送信する、(gNBなどの)基地局またはUEであってよい。反射を取得するデバイスは、基地局、UE、または隣接するUEであってよい。第1のデバイスが基地局である場合、反射はUEからのものであってよい。第1のデバイスがUEである場合、反射はUEの環境の中の物体からのものであってよい。1つまたは複数の反射を取得するデバイスは、第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられた(ネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)によって規定される最初に送信された信号および取得される反射に関連する位相差の表示などの)1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する。デバイスおよび第1のデバイスが(信号を送信することと反射を取得することの両方を行う基地局またはUEのような)同じデバイスである場合、1つもしくは複数のビームが1つもしくは複数の送信ビームを含んでよく、または1つもしくは複数のビームが1つもしくは複数の受信ビームを含んでよい。デバイスはまた、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供する。デバイスが基地局である場合、ネットワークエンティティは、レーダーサーバ、またはレーダーサーバに通信可能に結合されたコアネットワークの別の構成要素であってよい。デバイスがUEまたは隣接するUEである場合、ネットワークエンティティは基地局または中継UEであってよい。ワイヤレスネットワークの好適なネットワークエンティティ(たとえば、レーダーサーバ)が、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づいてUEの動き状態を決定する。動き状態は、UEの位置、UEのスピード、速度、もしくは動きの他の度合い、または(動きの度合い、および動きの範囲に関連するしきい値に基づく、「動きなし」、「遅い動き」、または「速い動き」という範囲などの)UEに関連する動きの範囲の表示を含んでよい。
【0024】
図1は、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)またはワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)と呼ばれることもある)は、本明細書でgNB102または他のタイプのNBと呼ぶことがある様々な基地局102、および様々なUE104を含んでよい。基地局102は、マクロセル基地局(高電力ワイヤレス基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力ワイヤレス基地局)を含んでよい。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当するeNB、もしくはワイヤレス通信システム100が5Gネットワークに相当するgNB、またはその両方の組合せを含んでよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでよい。
【0025】
基地局102は、RANを集合的に形成してよく、バックホールリンク122を通じてコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または次世代コア(NGC))と、およびコアネットワーク170を通じて1つまたは複数のレーダーサーバ172とインターフェースしてよい。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行してよい。基地局102は、有線またはワイヤレスであってよいバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/NGCを通じて)互いに通信してよい。
【0026】
基地局102は、UE104とワイヤレス通信してよい。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供してよい。一態様では、1つまたは複数のセルは、各カバレージエリア110の中の基地局102によってサポートされてよい。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれるいくつかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられてよい。場合によっては、異なるセルは、異なるタイプのUEのためのアクセスを提供してよい異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてよい。場合によっては、「セル」という用語はまた、地理的カバレージエリア110のいくつかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出および使用できる限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指してよい。
【0027】
隣接するマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域の中で)部分的に重複する場合があるが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、もっと大きい地理的カバレージエリア110によって大幅に重複される場合がある。たとえば、スモールセル基地局102'は、1つまたは複数のマクロセル基地局102のカバレージエリア110と大幅に重複するカバレージエリア110'を有する場合がある。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、ホームeNB(HeNB)を含んでよく、ホームeNB(HeNB)は、限定加入者グループ(CSG)と呼ばれる制限されたグループにサービスを提供してよい。
【0028】
基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのUL(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用してよい。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じてよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってよい(たとえば、ULよりも多数または少数のキャリアがDLのために割り振られてよい)。
【0029】
スモールセル基地局102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルの中で動作してよい。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTE技術または5G技術を採用してよく、WLAN APによって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用してよい。無認可周波数スペクトルの中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大してよく、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させてよい。無認可スペクトルでのLTEは、LTE無認可(LTE-U)、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
【0030】
ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しているミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数の中で動作してよいmmW基地局180をさらに含んでよい。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲および1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有する3GHzの周波数まで下に広がることがある。超高周波(SHF)帯域は、3GHzと30GHzとの間に広がり、センチメートル波とも呼ばれる。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局180およびUE182は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク184を介したビームフォーミング(送信および/または受信)を利用してよい。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102が、同じくmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信する場合があることが諒解されよう。したがって、上記の例示が例にすぎず、本明細書で開示する様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが、諒解されよう。
【0031】
送信ビームフォーミングとは、RF信号を特定の方向で集束させるための技法である。従来より、ネットワークノード(たとえば、基地局)は、RF信号をブロードキャストするとき、その信号をすべての方向で(全指向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングを用いて、ネットワークノードは、(送信ネットワークノードに対して)所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)がどこに位置するのかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向で投射し、それによって、(データレートの観点から)より高速かつより強力なRF信号を受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の指向性を変化させるために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相および相対振幅を制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、実際にアンテナを動かすことなく異なる方向を指し示すように「ステアリング」できるRF波のビームを作成する、アンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)を使用してよい。詳細には、送信機からのRF電流が、適切な位相関係を伴って個々のアンテナに供給され、その結果、別個のアンテナからの電波が一緒に加えられて、望ましくない方向における放射を抑圧するように消去しながら所望の方向における放射を大きくする。
【0032】
受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されるRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向におけるアンテナのアレイの利得設定を増大させ、かつ/または位相設定を調整して、その方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、その利得レベルを増大させる)ことができる。したがって、受信機がいくつかの方向においてビームフォーミングすると言われるとき、そのことは、その方向におけるビーム利得が他の方向に沿ったビーム利得に比べて大きいこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームの、その方向におけるビーム利得と比較して最も大きいことを意味する。このことは、その方向から受信されるRF信号の、より強い受信信号強度(たとえば、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉+雑音比(SINR)など)をもたらす。
【0033】
5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)がその中で動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、すなわち、FR1(450MHzから6000MHzまで)、FR2(24250MHzから52600MHzまで)、FR3(52600MHzよりも上)、およびFR4(FR1とFR2との間)に分割される。5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアは、UE104/182によって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で、かつUE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行するかまたはRRC接続再確立プロシージャを開始するかのいずれかであるセル上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通制御チャネルおよびUE固有制御チャネルを搬送する。2次キャリアは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されてよく、かつ追加の無線リソースを提供するために使用されてよい、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでよく、たとえば、UE固有であるシグナリング情報および信号は、2次キャリアの中に存在しなくてよい。このことは、セルの中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有してよいことを意味する。同じことがアップリンク1次キャリアに当てはまる。ネットワークは、任意のUE104/182の1次キャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上で負荷のバランスをとるために行われる。(PCellまたはSCellにかかわらず)「サービングセル」は、いくつかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は互換的に使用することができる。
【0034】
たとえば、まだ
図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つはアンカーキャリア(または、「PCell」)であってよく、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は2次キャリア(「SCell」)であってよい。複数のキャリアの同時送信および/または同時受信は、UE104/182がそのデータ送信および/または受信レートを著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるデータレートと比較してデータレートの2倍の増加(すなわち、40MHz)につながることになる。
【0035】
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する1つまたは複数のUEをさらに含んでよい。
図1の例では、UE164は、基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192を有する。リンク192は、基地局102を使用することなくUE104と164との間のD2D通信のためのワイヤレス接続性を間接的に取得するために使用されてよい。いくつかの実装形態では、リンク192はUE104と164との間のサイドリンク(SL)である。一例では、D2D P2Pリンク192は、LTEダイレクト(LTE-D)、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされてよい。
【0036】
ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信してよい、UE164を含んでよい。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellおよび1つまたは複数のSCellをサポートしてよく、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートしてよい。
【0037】
レーダーサーバ172は、レーダー技術に基づいて動き検出サービスをサポートするようにワイヤレスネットワークを構成することになる1つまたは複数のレーダーサーバを含んでよい。レーダーサーバ172は、どの信号リソースがレーダーのために使用されることになるのかを決定し、レーダーサーバ172は、使用されるべき信号リソースを基地局102に(および、基地局を介してUEに)示す。本明細書で使用する信号リソースとは、信号の任意の好適な周波数部分または時間領域部分であってよい。レーダー用の信号は、任意の好適な参照信号(RS)またはデータ信号を含んでよい。いくつかの実装形態では、レーダーサーバ172は、DLチャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、DL測位参照信号(コアネットワーク170に結合されたロケーションサーバによって示されてよい、DL-PRS)、同期信号ブロック(SSB、各SSBはレーダーRSを送信する基地局の特定の送信ビームに関連付けられる)、UE間のSL-SSB(各SL-SSBはレーダーRSを送信するUEの特定の送信ビームに関連付けられる)、SL-CSI-RS、またはSL-PRSのうちの1つまたは複数を含めるための1つまたは複数のレーダーRSリソースを決定する。レーダーサーバ172はまた、ワイヤレスネットワーク100の中の1つまたは複数のUE104に対する動き状態情報を決定および管理する。たとえば、UE104に対する動き状態メトリックが、コアネットワーク170を介して基地局102によってレーダーサーバ172に報告される。レーダーサーバ172は、取得された動き状態メトリックからUE104に対する動き状態を決定または記憶してよい。動き状態は、UEの動きの任意の好適な表示であってよい。上述のように、動き状態は、スピード、速度、加速度、または別の好適な動きの表示を含んでよい。動き状態は、ある範囲の動き、または特定の量の動きを示すための値を含んでよい。動き状態は、セル選択、ハンドオーバ、ビームフォーミング、位置特定、またはワイヤレスネットワーク100の他の態様を構成するために使用されてよい。レーダーサーバ172はまた、どんな動き状態メトリックがレーダーサーバ172に報告されることになるのかを示す。上述のように、本明細書における動作は、明快のためにレーダーサーバ172によって実行されるものとして説明されるが、1つまたは複数の動作が、(基地局、ロケーションサーバ、または別の好適なネットワークエンティティなどの)別の好適なネットワークエンティティによって実行されてよい。したがって、本明細書で使用するレーダーサーバとは、説明する動作を実行するための任意の好適なネットワークエンティティを指してよい。
【0038】
図2は、
図1の中の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってよい基地局102およびUE104の設計200のブロック図を示す。設計200は、本開示の態様を説明する際の以下の図示の例に対する基地局102とUE104との間の通信を示すが、通信は、(中継UEと通信するUEなどの)SLを介した2つのUE104、2つの基地局102、またはワイヤレスネットワーク100の他のデバイスの間のものであってよい。設計200を参照すると、基地局102はT個のアンテナ234a~234tが装備されてよく、UE104はR個のアンテナ252a~252rが装備されてよく、ただし、一般にT≧1かつR≧1である。
【0039】
基地局102において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信してよく、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択してよく、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)してよく、データシンボルをすべてのUEに提供してよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報、および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理してよく、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してよい。送信プロセッサ220はまた、参照信号(たとえば、セル固有参照信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成してよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してよい。各変調器232は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得してよい。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)してダウンリンク信号を取得してよい。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信されてよい。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、追加の情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて同期信号が生成されることが可能である。
【0040】
UE104において、アンテナ252a~252rは、基地局102および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得してよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDMなどのために)さらに処理して受信シンボルを取得してよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得してよく、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してよく、検出されたシンボルを提供してよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)してよく、UE104のための復号データをデータシンク260に提供してよく、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してよい。チャネルプロセッサは、参照信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、参照信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定してよい。いくつかの態様では、UE104の1つまたは複数の構成要素は、ハウジングの中に含められてよい。
【0041】
アップリンク上では、UE104において、送信プロセッサ264が、データソース262からデータを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報を受信および処理してよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の参照信号のための基準シンボルを生成してよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、変調器254a~254rによってさらに処理されてよく、基地局102へ送信されてよい。基地局102において、UE104および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE104によって送られた復号データおよび制御情報を取得してよい。受信プロセッサ238は、復号データをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してよい。基地局102は通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介して(コアネットワーク構成要素などの)別のデバイスに通信してよい。
【0042】
基地局102のコントローラ/プロセッサ240、UE104のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、動き検出サービスを実行することに関連する1つまたは複数の技法を実行してよい。たとえば、基地局102のコントローラ/プロセッサ240、UE104のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、たとえば、図に示す説明したプロセスおよび/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してよい。メモリ242およびメモリ282は、それぞれ、基地局102およびUE104のためのデータおよびプログラムコードを記憶してよい。いくつかの態様では、メモリ242および/またはメモリ282は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備えてよい。たとえば、1つまたは複数の命令は、基地局102および/またはUE104の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明するようなプロセスの動作を実行または指示してよい。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールしてよい。いくつかの実装形態では、スケジューラは、サイドリンク上でのデータ送信のためにUE104によって使用されてよい。
【0043】
上記で示されるように、
図2は一例として提供される。他の例は、(ワイヤレスネットワークの2つのUEまたは他のタイプのデバイスの間の通信などの)
図2に関して説明されるものとは異なる場合がある。
【0044】
アップリンク、ダウンリンク、またはサイドリンク送信のための周波数領域において、利用可能な帯域幅は、一様に離間された直交サブキャリア(「トーン」または「ビン」とも呼ばれる)に分割されてよい。たとえば、15kHz間隔を使用する、たとえば、通常の長さのサイクリックプレフィックス(CP)の場合、サブキャリアは12本のサブキャリアのグループにグループ化されてよい。時間領域における1つのOFDMシンボル長および周波数領域における1本のサブキャリアのリソースは、リソース要素(RE)と呼ばれる。12本のサブキャリアおよび14個のOFDMシンボルの各グループ化はリソースブロック(RB)と呼ばれ、上記の例では、リソースブロックの中のサブキャリアの本数は、
【0045】
【0046】
と書かれてよい。所与のチャネル帯域幅に対して、送信帯域幅構成とも呼ばれる、各チャネル上の利用可能なリソースブロックの数は、
【0047】
【0048】
として示される。たとえば、上記の例における3MHzチャネル帯域幅の場合、各チャネル上の利用可能なリソースブロックの数は、
【0049】
【0050】
によって与えられる。リソースブロックの周波数成分(たとえば、12本のサブキャリア)が物理リソースブロック(PRB)と呼ばれることに留意されたい。
【0051】
レーダーベースの動き検出サービスのために使用されるリソース要素の集合は、「レーダーリソース」と呼ばれることがある。リソース要素が1つまたは複数の参照信号からのものである場合、リソース要素の集合は「レーダーRSリソース」と呼ばれることがある。リソース要素の集合は、周波数領域における複数のPRB、および時間領域におけるスロット内のまたはスロットにわたる1つまたは複数のシンボルに広がることができる。基地局またはUEは、動き検出サービスにおける使用のために(レーダーRSリソースなどの)レーダーリソースを送信してよい。たとえば、使用されるべき1つまたは複数のレーダーRSリソースの表示が、レーダーサーバ172から基地局102の通信ユニット244において受信されてよい。いくつかの実装形態では、基地局102は、ダウンリンクを介して1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信するように、それ自体を構成してよい。いくつかの実装形態では、基地局102は、1つまたは複数のレーダーRSリソースを1つまたは複数のUE104に示してよく、UE104は、サイドリンクを介して1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信してよい。
【0052】
図3は、(セルラーネットワーク100などの)ワイヤレスネットワークにおいて動き検出サービスをサポートすることが可能な、UE104の一例であるUE300を示す。たとえば、UE300は、1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信および/または受信し、かつ/あるいはレーダーサーバ172に報告されるべき1つまたは複数の動き状態メトリックを生成するように構成されてよい。UE300は、少なくとも1つのプロセッサ310、ソフトウェア(SW)312を含むメモリ311、1つまたは複数のセンサ313、トランシーバ315用のトランシーバインターフェース314、ユーザインターフェース316、およびカメラ318を含む、コンピューティングプラットフォームを含む。プロセッサ310、メモリ311、センサ313、トランシーバインターフェース314、ユーザインターフェース316、およびカメラ318は、(たとえば、光通信および/または電気通信のために構成されてよい)バス320によって互いに通信可能に結合されてよい。図示の装置のうちの1つまたは複数(たとえば、カメラ318、および/またはセンサ313のうちの1つもしくは複数など)がUE300から省略されてよく、またはUE300は、図示しない追加の装置(たとえば、(全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)または全地球測位システム(GPS)受信機および処理構成要素などの)測位システム受信機)を含んでよい。プロセッサ310は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含んでよい。プロセッサ310は、アプリケーションプロセッサ330、デジタル信号プロセッサ(DSP)331、モデムプロセッサ332、ビデオプロセッサ333、および/またはセンサプロセッサ334を含む、複数のプロセッサを備えてよい。プロセッサ330~334のうちの1つまたは複数は、複数のデバイス(たとえば、複数のプロセッサ)を備えてよい。たとえば、センサプロセッサ334は、たとえば、レーダー、超音波、および/またはライダー(lidar)などのためのプロセッサを備えてよい。モデムプロセッサ332は、デュアルSIM/デュアル接続性(さらには、もっと多くのSIM)をサポートしてよい。たとえば、あるSIM(加入者アイデンティティモジュールまたは加入者識別モジュール)が相手先商標製造会社(OEM)によって使用されてよく、別のSIMが、接続性のためにUE300のエンドユーザによって使用されてよい。メモリ311は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含んでよい、非一時的記憶媒体である。メモリ311はソフトウェア312を記憶し、ソフトウェア312は、実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとしてプロセッサ310を動作させるように構成される命令を含む、プロセッサ可読プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであってよい。代替として、ソフトウェア312は、プロセッサ310によって直接実行可能でなくてよいが、たとえば、コンパイルおよび実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を実行するための専用コンピュータとしてプロセッサ310を動作させるように構成されてよい。本説明は、プロセッサ310が機能を実行することにのみ言及している場合があるが、このことは、プロセッサ310がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本説明は、プロセッサ330~334のうちの1つまたは複数が機能を実行することに対する略記として、プロセッサ310がその機能を実行することに言及する場合がある。本説明は、UE300の1つまたは複数の適切な構成要素が機能を実行することに対する略記として、UE300がその機能を実行することに言及する場合がある。プロセッサ310は、メモリ311に加えて、および/またはメモリ311の代わりに、記憶された命令を有するメモリを含んでよい。プロセッサ310の機能性が以下でより十分に説明される。
【0053】
図3に示すUE300の構成は、特許請求の範囲を含む本開示の例であり限定ではなく、他の構成が使用されてよい。たとえば、UEの例示的な構成は、プロセッサ310のプロセッサ330~334、メモリ311、およびワイヤレストランシーバ340のうちの1つまたは複数を含む。他の例示的な構成は、プロセッサ310のプロセッサ330~334、メモリ311、ワイヤレストランシーバ340のうちの1つまたは複数、ならびにセンサ313、ユーザインターフェース316、カメラ318、および/または有線トランシーバ350のうちの1つまたは複数を含む。
【0054】
UE300は、トランシーバ315によって受信およびダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行することが可能であってよいモデムプロセッサ332を備えてよい。モデムプロセッサ332は、トランシーバ315による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実行してよい。同じくまたは代替的に、ベースバンド処理は、プロセッサ330および/またはDSP331によって実行されてもよい。ただし、ベースバンド処理を実行するために他の構成が使用されてよい。
【0055】
UE300は、たとえば、1つもしくは複数の慣性センサ、1つもしくは複数の気圧センサ、1つもしくは複数の磁力計、1つもしくは複数の環境センサ、1つもしくは複数の光センサ、1つもしくは複数の重量センサ、および/または1つもしくは複数の無線周波数(RF)センサなどの、様々なタイプのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよい、センサ313を含んでよい。慣性測定ユニット(IMU)は、たとえば、1つもしくは複数の(たとえば、3次元において集合的にUE300の加速度に応答する)加速度計、および/またはUE300の回転を含む動きを検出することが可能な1つもしくは複数のジャイロスコープを備えてよい。センサ313は、たとえば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするために、様々な目的のうちのいずれかのために使用されてよい(たとえば、磁北および/または真北に対する)方位を決定するための1つまたは複数の磁力計を含んでよい。環境センサは、たとえば、1つもしくは複数の温度センサ、1つもしくは複数の気圧センサ、1つもしくは複数の周辺光センサ、1つもしくは複数のカメライメージャ、および/または1つもしくは複数のマイクロフォンなどを備えてよい。センサ313は、アナログ信号および/またはデジタル信号を生成してよく、そうした信号の表示が、メモリ311の中に記憶されてよく、たとえば、測位動作および/またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションのサポートの際にDSP331および/またはプロセッサ330によって処理されてよい。
【0056】
センサ313は、相対ロケーション測定、相対ロケーション決定、動き決定などにおいて使用されてよい。センサ313によって検出される情報は、動き検出、相対変位、デッドレコニング、センサベースのロケーション決定、および/またはセンサ支援ロケーション決定のために使用されてよい。IMUは、UE300の動きの方向および/または動きのスピードについての測定値を提供するように構成されてよく、測定値は、相対ロケーション決定において使用されてよい。たとえば、IMUの1つもしくは複数の加速度計および/または1つもしくは複数のジャイロスコープは、それぞれ、UE300の線形加速度および回転速度を検出してよい。UE300の線形加速度および回転速度測定値は、UE300の動きの瞬間的方向ならびに変位を決定するために経時的に積分されてよい。動きの瞬間的方向および変位は、UE300のロケーションを追跡するために積分されてよい。たとえば、UE300の参照ロケーションは、時間におけるある瞬間に対して決定されてよく、時間におけるこの瞬間の後にとられた加速度計およびジャイロスコープからの測定値が、参照ロケーションに対するUE300の動き(方向および距離)に基づいてUE300の現在のロケーションを決定するためにデッドレコニングにおいて使用されてよい。
【0057】
磁力計は、異なる方向における磁界強度を決定してよく、そうした磁界強度は、UE300の方位を決定するために使用されてよい。たとえば、方位は、UE300向けのデジタルコンパスを提供するために使用されてよい。磁力計は、2つの直交次元での磁界強度を検出するとともにその表示を提供するように構成された、2次元の磁力計であってよい。代替として、磁力計は、3つの直交次元での磁界強度を検出するとともにその表示を提供するように構成された、3次元の磁力計であってもよい。磁力計は、磁界を感知するとともに、たとえば、プロセッサ310に、磁界の表示を提供するための、手段を提供してよい。
【0058】
気圧センサは空気圧力を決定してよく、空気圧力は、UE300の建物の中の高度または現在のフロアレベルを決定するために使用されてよい。たとえば、UE300がいつフロアレベルを変更したのか、ならびに変更されているフロア数を検出するために、差圧読取り値が使用されてよい。気圧センサは、空気圧力を感知するとともに、たとえば、プロセッサ310に、空気圧力の表示を提供するための、手段を提供してよい。
【0059】
トランシーバ315は、それぞれ、ワイヤレス接続および有線接続を通じて他のデバイスと通信するように構成されたワイヤレストランシーバ340および有線トランシーバ350を含んでよい。たとえば、ワイヤレストランシーバ340は、ワイヤレス信号348を(たとえば、1つもしくは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のサイドリンクチャネル上で)送信および/または(たとえば、1つもしくは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のサイドリンクチャネル上で)受信し、かつワイヤレス信号348から有線(たとえば、電気および/または光)信号に、および有線(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号348に信号を変換するために、1つまたは複数のアンテナ346に結合された送信機342および受信機344を含んでよい。したがって、送信機342は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の送信機を含んでよく、および/または受信機344は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の受信機を含んでよい。ワイヤレストランシーバ340は、5Gニューラジオ(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)、AMPS(高度モバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(登録商標)(ワイドバンドCDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTEダイレクト(LTE-D)、6GPP LTE-V2X(PC5)、(IEEE802.11pを含む)IEEE802.11、WiFi、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)、Zigbeeなどの、様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、基地局および/または1つもしくは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成されてよい。ニューラジオは、mm-wave周波数および/またはサブ6GHz周波数を使用してよい。有線トランシーバ350は、有線通信のために構成された送信機352および受信機354を含んでよい。送信機352は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の送信機を含んでよく、および/または受信機354は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の受信機を含んでよい。有線トランシーバ350は、たとえば、光通信および/または電気通信のために構成されてよい。トランシーバ315は、たとえば、光接続および/または電気接続によって、トランシーバインターフェース314に通信可能に結合されてよい。トランシーバインターフェース314は、トランシーバ315と少なくとも部分的に統合されてよい。いくつかの実装形態では、トランシーバ315は有線トランシーバ350を含まない。
【0060】
アンテナ346はアンテナアレイを含んでよく、アンテナアレイは、たとえば、特定の方向から受信されるかまたは特定の方向に向かって送信されるRF信号を増幅するために(たとえば、その利得レベルを大きくするために)、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を大きくすることおよび/または位相設定を調整することによって、受信ビームフォーミングまたは送信ビームフォーミングが可能であってよい。アンテナ346は複数のアンテナパネルをさらに含んでよく、各アンテナパネルはビームフォーミングが可能である。アンテナ346は適合、たとえば、基地局もしくは別のUEから送信されたビームを受信することまたは基地局もしくは別のUEに向かってビームを送信することを制御するための1つまたは複数のアンテナの選択が可能である。たとえば、電力消費を減らすために、低減された個数のビームまたは単一のビームが、たとえば、広角ビームの受信のために選択されてよく、送信ビームが比較的狭いとき、アンテナアレイの中の増大した個数のアンテナが選択されてよい。反対に、アンテナ346は、広角ビームまたは比較的狭いビームを送信するように構成されてよい。
【0061】
ユーザインターフェース316は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなどの、いくつかのデバイスのうちの1つまたは複数を備えてよい。ユーザインターフェース316は、これらのデバイスのうちのいずれか2つ以上を含んでよい。ユーザインターフェース316は、ユーザが、UE300によってホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にするように構成されてよい。たとえば、ユーザインターフェース316は、ユーザからのアクションに応答してDSP331および/またはプロセッサ330によって処理されるべきアナログ信号および/またはデジタル信号の表示を、メモリ311の中に記憶してよい。同様に、UE300上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するために、アナログ信号および/またはデジタル信号の表示をメモリ311の中に記憶してよい。ユーザインターフェース316は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路構成、アナログデジタル回路構成、増幅器、および/または利得制御回路構成を備える(これらのデバイスのうちのいずれか2つ以上を含む)、オーディオ入力/出力(I/O)デバイスを含んでよい。オーディオI/Oデバイスの他の構成が使用されてよい。同じくまたは代替的に、ユーザインターフェース316は、たとえば、ユーザインターフェース316のキーボードおよび/またはタッチスクリーン上での接触および/または圧力に応答する1つまたは複数のタッチセンサを備えてよい。
【0062】
UE300は、静止画または動画をキャプチャするためのカメラ318を含んでよい。カメラ318は、たとえば、撮像センサ(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路構成、フレームバッファなどを備えてよい。キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化、および/または圧縮は、汎用プロセッサ330および/またはDSP331によって実行されてよい。同じくまたは代替的に、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮、および/または操作を、ビデオプロセッサ333が実行してもよい。ビデオプロセッサ333は、たとえば、ユーザインターフェース316のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために、記憶された画像データを復号/圧縮解除してよい。
【0063】
メモリ311は、プロセッサ310によって実行されたとき、本明細書で開示する機能を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとしてプロセッサ310を動作させてよい実行可能プログラムコードまたはソフトウェア命令を含む、ソフトウェア312を記憶してよい。図示したように、メモリ311は、開示する機能を実行するためにプロセッサ310によって実装されてよい1つまたは複数のコンポーネントまたはモジュールを含んでよい。コンポーネントまたはモジュールは、プロセッサ310によって実行可能な、メモリ311の中のソフトウェア312として図示されるが、コンポーネントまたはモジュールが、別のコンピュータ可読媒体の中に記憶されてよく、またはプロセッサ310の中もしくはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであってよいことを理解されたい。本明細書で説明する通信と機能性の両方を管理するために、いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、メモリ311の中に常駐してよく、プロセッサ310によって利用されてよい。図示のようなメモリ311の内容の編成が例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能性が、実装形態に応じて異なる方法で組み合わせられてよく、分離されてよく、かつ/または構造化されてよいことを諒解されたい。
【0064】
メモリ311は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ310によって実施されたとき、本明細書で説明するように、ワイヤレスネットワークの中のUEのための動き検出セッション、たとえば、UE300の動きまたは隣接するUEの動きに関与するように1つまたは複数のプロセッサ310を構成する、動き検出(MD:motion detection)モジュール372を含んでよい。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ310は、1つもしくは複数の送信ビームを介して1つもしくは複数のレーダーRSリソースを送信すること、1つもしくは複数の受信ビームを介して1つもしくは複数のレーダーRSリソースの反射を受信すること、受信された反射に基づいてUEの動き情報(たとえば、UE300の動きまたは隣接するUEの動き)を測定すること、測定された動き情報に基づいて1つもしくは複数の動き状態メトリックを含む動き状態報告を生成すること、または(コアネットワークに結合されたレーダーサーバに報告が最終的に提供されて)(gNBなどの)基地局もしくは中継UEへ動き状態報告を送信することのうちの1つまたは複数を実行することによって、MDセッションに関与するように構成されてよい。MDセッションモジュール372はメモリ311の中に含まれるソフトウェアであるものとして示されるが、MDセッションモジュール372は、ハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュール、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せであってよい。たとえば、モジュールは、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、実行可能コード、またはその両方の組合せを含んでよい。
【0065】
図4は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)における動き検出サービスをサポートすることが可能な、基地局102の一例である基地局400を示す。基地局400は、少なくとも1つのプロセッサ410、ソフトウェア(SW)412を含むメモリ411、およびトランシーバ415を含む、コンピューティングプラットフォームを含む。プロセッサ410、メモリ411、およびトランシーバ415は、(たとえば、光通信および/または電気通信のために構成されてよい)バス420によって互いに通信可能に結合されてよい。図示の装置のうちの1つもしくは複数が基地局400から省略されてよく、または基地局400は、図示しない1つもしくは複数の装置を含んでよい。プロセッサ410は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含んでよい。プロセッサ410は、(たとえば、
図3に示すものと類似の、アプリケーションプロセッサ、DSP、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサ、および/またはセンサプロセッサのうちの1つまたは複数を含む)複数のプロセッサを備えてよい。メモリ411は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含んでよい、非一時的記憶媒体である。メモリ411はソフトウェア412を記憶し、ソフトウェア412は、実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとしてプロセッサ410を動作させるように構成される命令を含む、プロセッサ可読プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであってよい。代替として、ソフトウェア412は、プロセッサ410によって直接実行可能でなくてよいが、たとえば、コンパイルおよび実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を実行するための専用コンピュータとしてプロセッサ410を動作させるように構成されてよい。本説明は、プロセッサ410が機能を実行することにのみ言及している場合があるが、このことは、プロセッサ410がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本説明は、プロセッサ410の中に含まれるプロセッサのうちの1つまたは複数が機能を実行することに対する略記として、プロセッサ410がその機能を実行することに言及する場合がある。本説明は、基地局400の1つまたは複数の適切な構成要素が機能を実行することに対する略記として、基地局400がその機能を実行することに言及する場合がある。プロセッサ410は、メモリ411に加えて、および/またはメモリ411の代わりに、記憶された命令を有するメモリを含んでよい。プロセッサ410の機能性が以下でより十分に説明される。
【0066】
トランシーバ415は、それぞれ、ワイヤレス接続および有線接続を通じて他のデバイスと通信するように構成されたワイヤレストランシーバ440および有線トランシーバ450を含んでよい。たとえば、ワイヤレストランシーバ440は、ワイヤレス信号448を(たとえば、1つもしくは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のダウンリンクチャネル上で)送信および/または受信し、かつワイヤレス信号448から有線(たとえば、電気および/または光)信号に、および有線(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号448に信号を変換するために、1つまたは複数のアンテナ446に結合された送信機442および受信機444を含んでよい。アンテナ446は、ビームフォーミングすること、ならびにワイヤレスネットワークの中のUEの動き状態検出をサポートするための(レーダーRSリソースを含む)信号を送信または受信する際に使用されるビームを含むビームを送信および受信することが可能な、1つまたは複数のアンテナアレイである。送信機442は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の送信機を含んでよく、および/または受信機444は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の受信機を含んでよい。ワイヤレストランシーバ440は、5Gニューラジオ(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)、AMPS(高度モバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(登録商標)(ワイドバンドCDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTEダイレクト(LTE-D)、6GPP LTE-V2X(PC5)、(IEEE802.11pを含む)IEEE802.11、WiFi、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)、Zigbeeなどの、様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、UE300、1つもしくは複数の他のUE、および/または1つもしくは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成されてよい。有線トランシーバ450は、有線通信のために、たとえば、レーダーサーバ172へ通信を送りレーダーサーバ172から通信を受信するために構成された、送信機452および受信機454を含んでよい。送信機452は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の送信機を含んでよく、および/または受信機454は、個別構成要素もしくは複合/統合構成要素であってよい複数の受信機を含んでよい。有線トランシーバ450は、たとえば、光通信および/または電気通信のために構成されてよい。
【0067】
図4に示す基地局400の構成は、特許請求の範囲を含む本開示の例であり限定ではなく、他の構成が使用されてよい。たとえば、本明細書での説明は、基地局400がいくつかの機能を実行するように構成されるかまたはそれを実行することを説明するが、これらの機能のうちの1つまたは複数が、レーダーサーバ172および/またはUE300によって実行されてよい。
【0068】
メモリ411は、プロセッサ410によって実行されたとき、本明細書で開示する機能を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとしてプロセッサ410を動作させてよい実行可能プログラムコードまたはソフトウェア命令を含む、ソフトウェア412を記憶してよい。図示したように、メモリ411は、開示する機能を実行するためにプロセッサ410によって実装されてよい1つまたは複数のコンポーネントまたはモジュールを含んでよい。コンポーネントまたはモジュールは、プロセッサ410によって実行可能な、メモリ411の中のソフトウェア412として図示されるが、コンポーネントまたはモジュールが、別のコンピュータ可読媒体の中に記憶されてよく、またはプロセッサ410の中もしくはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであってよいことを理解されたい。本明細書で説明する通信と機能性の両方を管理するために、いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、メモリ411の中に常駐してよく、プロセッサ410によって利用されてよい。図示のようなメモリ411の内容の編成が例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能性が、実装形態に応じて異なる方法で組み合わせられてよく、分離されてよく、かつ/または構造化されてよいことを諒解されたい。
【0069】
メモリ411は、たとえば、プロセッサ410によって実施されたとき、本明細書で説明するようなUEのための動き検出セッションに関与するようにプロセッサ410を構成する、動き検出(MD)セッションモジュール472を含んでよい。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ410は、リソースを送信するために、1つもしくは複数のレーダーRSリソースを送信するために、1つもしくは複数のレーダーRSリソースの反射を受信するために、反射に基づいてUEの1つもしくは複数の動き測定値を決定するために、1つもしくは複数の動き測定値に基づいて1つもしくは複数の動き状態メトリックを含む動き状態報告を生成するために、(1つまたは複数のコアネットワーク構成要素などを介して)レーダーサーバ172に報告を提供するために、UE104から報告を取得するために、取得された報告をレーダーサーバ172に中継するために、またはレーダーサーバ172に提供されている複数の報告もしくは動き状態メトリックから統合報告を生成するために、動き状態検出のために使用されるべき1つまたは複数のレーダーRSリソースを1つまたは複数のUE104に示すように基地局400を構成してよい。MDセッションモジュール472はメモリ411の中に含まれるソフトウェアであるものとして示されるが、MDセッションモジュール472は、ハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュール、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せであってよい。たとえば、モジュールは、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、実行可能コード、またはその両方の組合せを含んでよい。
【0070】
レーダーに基づく動き状態メトリックおよび動き状態識別に関して、スタンドアロンのレーダーシステムが、送信されたレーダー信号とレーダー信号の受信された反射との間の位相オフセットを決定する。位相オフセット(位相差とも呼ばれる)は、レーダー信号のラウンドトリップ時間(RTT)に関連し、送信機および受信機からの物体の深度を示す。経時的な複数の深度は、(スピード、速度、または他の好適な動き度合いなどの)物体の動き状態を示す。ワイヤレスネットワーク100の中のデバイスからのサンプリング周波数オフセット(SFO)、キャリア周波数オフセット(CFO)、またはランダムなタイミング同期誤差からの位相の破損に起因して、(別個に基地局104またはUE102の1つのチェーンなどの)ワイヤレスネットワーク100の中の単一チェーンデバイスを使用して位相オフセットを決定することは困難な場合がある。単一のチェーンに基づいて位相オフセットを決定する際に破損を補償するために、多重チェーンデバイスの他のチェーンが、チェーン間の位相オフセットを決定するために使用されてよい。位相の上記の破損はすべてのチェーンにわたって共通であるので、単一のチェーンの位相への任意の破損を除去するためにチェーン間の位相オフセットが使用されてよい。
【0071】
もっぱら単一チェーンデバイスにおける位相への破損を除去するために(または、多重チェーンデバイスの中の他のチェーンを使用せずに)、位相オフセットは隣接するトーン間で決定されてよい。たとえば、1つまたは複数のレーダーRSリソースは、RSの規定されたトーンに関連付けられ、RSの中の規定されたトーン(または、隣接する他のトーン)の間の位相オフセットが決定されてよい。位相の上記の破損が同様にトーンに影響を及ぼすので、レーダーRSリソースに対して単一のチェーンの位相への任意の破損を除去するために、トーン間の位相オフセットが使用され得る。トーン間の測定値に基づく動き状態は、トーンのベースライン(BL)測定値をトーンの動き検出(MD)測定値と比較することに基づいてよい。BL測定値は、測定を実行するデバイスの環境が静的である(デバイスの周囲で移動がない)ときのトーンの位相を測定することを参照する。MD測定値は、動き状態が識別されることになるときの間にトーンの位相を測定することを参照する。位相がチャネル周波数応答(CFR)の位相を指してよいことに留意されたい。動き状態は、そのデバイス自体に対するものであってよく、またはデバイスの環境の中のUEに対するものであってもよい。
【0072】
トーン[t1,tN]という例示的なアレイに対してBL測定値を計算する一例では、トーン[トーン(1),トーン(N)]を含む信号の複数のパケットに対する位相アレイが、複数の感知パケットのために決定される。感知パケットにわたる移動ウィンドウの中の第iの感知パケットに対する位相アレイが、下の式(1)に示される。
Δij=|位相(トーン(j))-位相(トーン(j+1))|、かつ整数j∈[1,N-1]に対して、
PA(i)=[Δi1,Δi2,...,Δi(N-1)] (1)
【0073】
BLメトリックgは、下の式(2)に示すように、感知パケットにわたる位相アレイの平均であってよい。
【0074】
【0075】
ただし、MBLはBL測定値のために使用される感知パケットの数である。
【0076】
BLメトリックgに基づく物体のMD測定のために、ある個数MMDの感知パケットが使用される。MD測定値を計算する一例では、MDメトリックf(t)は、下の式(3)に示すように、MD測定用の感知パケットにわたる位相アレイの平均である。
【0077】
【0078】
動き状態(動き度合い(motion degree)と呼ばれることもある)は、BLメトリックgとMDメトリックf(t)との間の距離であってよい。たとえば、下の式(4)に示すように、メトリック間で平均2乗誤差(MSE)が決定されてよい。
【0079】
【0080】
動き度合いとは、(UEのスピードなどの)UEの動きの表示であり、より大きい数が、UEのより大きいスピードを示す。このようにして、デバイスは、レーダーRSリソースの反射を取得し、反射に基づいて動き度合いを決定し、動き度合いに基づいて動き状態メトリックを決定する(動き状態メトリックはレーダーサーバ172への報告の中に含まれる)。いくつかの実装形態では、動き度合いとは、レーダーサーバ172に報告される動き状態メトリックである。このようにして、報告は決定された動き度合いを含む。いくつかの実装形態では、動き状態メトリックとは、動き度合いのある範囲内にその動き度合いがあるという表示である。たとえば、「動きなし」範囲は0から第1のしきい値までの動き度合いに関連付けられてよく、「遅い動き」範囲は第1のしきい値から第2のしきい値までの動き度合いに関連付けられてよく、「速い動き」範囲は、第2のしきい値からの、かつそれを超える動き度合いに関連付けられてよい。このようにして、デバイスは、範囲を識別するために、動き度合いを範囲に関連付けられたしきい値と比較し、動き状態メトリックは識別される範囲の表示である。例示的な動き測定値として位相差が示されるが、デバイスは、(タイミング差または周波数オフセットなどの)他の好適な動き測定値を決定してよく、報告の1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の動き測定値に基づいてよい。例示的な動き状態メトリックは、デバイスのドップラーシフト測定値、デバイスのドップラー拡散測定値、デバイスのスピード測定値、もしくはデバイスの速度測定値のうちの1つもしくは複数を含んでよく、またはそれを示してよい。
【0081】
レーダーシステムのタイプは、モノスタティックレーダーシステムおよびマルチスタティックレーダーシステムを含む。モノスタティックレーダーシステムは、レーダー信号を送信することとレーダー信号の反射を受信することの両方を行う1つのデバイスを含む。モノスタティックレーダーシステムは、送信/受信デバイスの動き状態を識別するための、または送信/受信デバイスの環境の中の物体を識別するためのものであってよい。マルチスタティックレーダーシステムは、送信デバイスとは異なる受信デバイスを有するシステムを含む。たとえば、1つまたは複数の送信デバイスがレーダー信号を送信し、1つまたは複数の別個の受信デバイスが物体からのレーダー信号の反射を受信する。例示的なマルチスタティックレーダーシステムは、1つの送信デバイスが送信し1つの受信デバイスが受信するバイスタティックレーダーシステムであるが、任意の数の送信デバイスまたは受信デバイスが存在してよい。マルチスタティックレーダーシステムは、レーダー信号を反射する物体の動き状態を識別するためのものであってよい。
【0082】
ワイヤレスネットワーク100は、モノスタティックレーダーおよび/または(バイスタティックレーダーなどの)マルチスタティックレーダーのために構成されてよい。モノスタティックレーダー例の場合、(gNBなどの)基地局102は、レーダーサーバ172によって示される1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信し、1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を受信するように構成されてよい。別の例では、UE104は、レーダーサーバ172によって示される(UE104へのサービング基地局102によってUE104に示されてよい)1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信し、1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を受信するように構成されてよい。マルチスタティックレーダー例の場合、基地局102が1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信してよく、1つまたは複数のUE104または異なる基地局102が、1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を受信してよい。図示の例の場合、レーダーRSリソースは、デバイス用のダウンリンク、アップリンク、またはサイドリンクを介して送信または受信されてよい。
【0083】
レーダーサーバ172によってレーダーRSリソースが示されるので、レーダーRSリソースは、動き検出サービスのために使用される送信デバイスおよび受信デバイスにわたって知られている。使用されるべきレーダーRSリソースがデバイスにわたって規定されて、反射の受信デバイスは、レーダーサーバ172に提供されるべき動き状態報告の動き測定値および動き状態メトリックを決定することができる。受信デバイスは動き状態報告を生成し、(レーダーサーバ172、または基地局、中継UE、もしくはコアネットワーク構成要素などの、レーダーサーバ172に通信可能に結合された構成要素であってよい)ネットワークエンティティに報告を提供する。たとえば、受信デバイスがUE104である場合、報告は、UE104によって、UL送信の間に(gNBなどの)基地局102に、またはSL送信の間に中継UE104に提供される(基地局102に報告を提供するために中継UE104を伴う)。受信デバイスが(gNBなどの)基地局102である場合、報告は、基地局102によって、レーダーサーバ172またはレーダーサーバ172に通信可能に結合されたコアネットワーク構成要素に提供される。
【0084】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスのための送信デバイスまたは受信デバイスは、ビームフォーミングのために構成されてよい。たとえば、アンテナアレイ234a~234tが基地局102におけるビームフォーミングのために構成されてよく、および/またはアンテナアレイ252a~252rがUE104におけるビームフォーミングのために構成されてよい。このようにして、(1つまたは複数のレーダーRSリソースなどの)動き検出サービス用の信号のうちの1つまたは複数が、1つもしくは複数の送信ビームを介して送信され、かつ/または1つもしくは複数の受信ビームを介して受信される。送信される信号または受信される反射が1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームに関連付けられて、受信デバイスによって決定された動き状態メトリックが1つまたは複数のビームに関連付けられる。たとえば、レーダーRSリソースのセットが、2つの異なる送信ビームを介して送信されてよい。2つの異なる送信ビームを介したレーダーRSリソースのセットが物体によって反射され受信デバイスによって受信される場合、異なる送信ビームに関連付けられた反射は、異なる送信ビームを介して送信されることに基づいて互いに異なる場合がある。同様に、受信デバイスの2つの異なる受信ビームを介して反射が受信される場合、異なる受信ビームに関連付けられた反射は、異なる受信ビームを介して受信されることに基づいて互いに異なる場合がある。
【0085】
図5は、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための例示的な方法500のためのフローチャートを示す。例示的な方法500は、開示する実装形態と同様に、
図1および
図4に示す基地局102もしくは400または
図1および
図3に示すUE104もしくは300などの、ワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)の任意の好適なデバイスによって実行されてよい。たとえば、方法500における1つまたは複数の動作を実行し得るデバイスは、(1つもしくは複数のワイヤレストランシーバおよび/または1つもしくは複数の有線トランシーバなどの)少なくとも1つのトランシーバ、少なくとも1つのメモリ、ならびに少なくとも1つのトランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。例示的なデバイスとしてUE300を参照すると、少なくとも1つのトランシーバは、トランシーバ315またはワイヤレストランシーバ340を含んでよく、少なくとも1つのメモリは、メモリ311を含んでよく、少なくとも1つのプロセッサは、プロセッサ310、またはプロセッサ330~334のうちの1つもしくは複数を含んでよい。例示的なデバイスとして基地局400を参照すると、少なくとも1つのトランシーバは、トランシーバ415またはワイヤレストランシーバ440を含んでよく、少なくとも1つのメモリは、メモリ411を含んでよく、少なくとも1つのプロセッサは、プロセッサ410を含んでよい。
【0086】
ブロック502において、デバイスは、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得し、信号は第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる。第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段は、デバイスの(ワイヤレストランシーバなどの)少なくとも1つのトランシーバを含んでよい。上述のように、信号は、第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビームを介して送信されてよい。同じくまたは代替的に、方法500を実行するデバイスが(モノスタティックレーダーなどの)第1のデバイスである場合、1つまたは複数の反射は1つまたは複数の受信ビームを介して受信されてよい。第1のデバイスの1つまたは複数のビームは、1つもしくは複数の送信ビームおよび/または1つもしくは複数の受信ビームを含んでよい。1つまたは複数の反射を受信するためのUE手段は、トランシーバ315、および専用ハードウェアを有するか、または
図3に示すUE300の中のMDセッションモジュール372などの、メモリ311の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令312を実施する、1つまたは複数のプロセッサ310を含んでよい。1つまたは複数の反射を受信するための基地局手段は、トランシーバ415、および専用ハードウェアを有するか、または
図4に示す基地局400の中のMDセッションモジュール472などの、メモリ411の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令412を実施する、1つまたは複数のプロセッサ410を含んでよい。
【0087】
ブロック504において、デバイスは、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する。1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段は、デバイスの少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられて、1つまたは複数の動き状態メトリックが第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる。1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するためのUE手段は、専用ハードウェアを有するか、または
図3に示すUE300の中のMDセッションモジュール372などの、メモリ311の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令312を実施する、1つまたは複数のプロセッサ310を含んでよい。1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための基地局手段は、専用ハードウェアを有するか、または
図4に示す基地局400の中のMDセッションモジュール472などの、メモリ411の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令412を実施する、1つまたは複数のプロセッサ410を含んでよい。
【0088】
ブロック506において、デバイスは、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供する。動き状態報告を提供するための手段は、デバイスの少なくとも1つのトランシーバを含んでよい。動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。動き状態報告を提供するためのUE手段は、トランシーバ315、および専用ハードウェアを有するか、または
図3に示すUE300の中のMDセッションモジュール372などの、メモリ311の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令312を実施する、1つまたは複数のプロセッサ310を含んでよい。動き状態報告を提供するための基地局手段は、トランシーバ415、および専用ハードウェアを有するか、または
図4に示す基地局400の中のMDセッションモジュール472などの、メモリ411の中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令412を実施する、1つまたは複数のプロセッサ410を含んでよい。動き状態は、レーダーサーバ172によって取得される1つまたは複数の動き状態メトリックに基づいて、コアネットワーク170に結合されたレーダーサーバ172によって決定されてよい。いくつかの実装形態では、UEの動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
【0089】
いくつかの実装形態では、1つまたは複数の動き状態メトリックに関連付けられた1つまたは複数のビームが1つまたは複数の受信ビームを含む場合、1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)情報の測定値に関連付けられてよい。たとえば、1つまたは複数の動き状態メトリックは、反射から測定されるQCLタイプD情報に関連付けられてよい。QCL情報は、(アンテナポートの第2のセットにおいて測定されてよい)他方のビームを介したシンボルまたはリソースから推測され得る、(アンテナポートの第1のセットにおいて測定されてよい)一方のビームを介したシンボルまたはリソースの特性に言及する。QCLタイプD情報は、3GPP(登録商標)規格セットのリリース15の技術仕様(TS)38.214において規定されるような空間受信パラメータに言及する。動き状態メトリックに関連し得る他のパラメータが、他のタイプのQCL情報(たとえば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、または遅延拡散を含んでよい、QCLタイプA、B、またはC情報)に関連付けられてよい。
【0090】
いくつかの実装形態では、基地局と基準基地局との間の知られている距離に基づいて伝搬遅延が決定されてよい。たとえば、基地局と基準基地局との間の知られている距離は、基地局および基準基地局の知られている位置に基づいて決定されてよい。別の例では、基地局は、基準基地局を伴うワイヤレス測距プロシージャをさらに実行してよく、基地局と基準基地局との間の知られている距離は、ワイヤレス測距プロシージャに基づいて決定される。
【0091】
いくつかの実装形態では、信号を送信する第1のデバイスは、1つまたは複数のレーダーRSリソースを送信してよい。1つまたは複数のレーダーRSリソースが第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビームを介して送信される場合、各レーダーRSリソースは特定の送信ビームに関連付けられる。たとえば、レーダーRSリソースがDL-CSI-RSを含む場合、DL-CSI-RSは、1つまたは複数の送信ビームのために構成された基地局の、1個、2個、4個、8個の、またはそれを超える直交アンテナポートを使用して送信されてよい。レーダーRSリソースがDL-PRSを含む場合、ロケーションサーバは、(基地局が位置特定用の送信/受信ポイント(TRP)として機能してよく)DL-PRSを送信するための基地局の送信ビームを示してよい。レーダーRSリソースが(DL-SSBまたはSL-SSBなどの)SSBを含む場合、各SSBは特定の送信ビームに関連付けられる。レーダーRSリソースがSL-CSI-RSまたはSL-PRSを含む場合、その各々は、それぞれ、DL-CSI-RSおよびDL-PRSに関して上記で説明したように、UEの送信ビームに関連付けられてよい。このようにして、レーダーサーバ172は、どのレーダーRSリソースが使用されることになるのかを示してよく、レーダーRSリソースの1つまたは複数の反射を受信するデバイスは、示される特定のレーダーRSリソースに基づいて、レーダーRSリソースを送信する際にどの送信ビームが使用されるのかを決定してよい。レーダーサーバ172からの表示は、ワイヤレスネットワーク100の中の任意の好適なデバイス(たとえば、別のUE104への基地局102もしくは中継UE104、または基地局102へのコアネットワーク構成要素)によってデバイスに提供されてよい。いくつかの実装形態では、表示は、(本明細書で説明するようにレーダーサーバ172によって示されるかもしくは送信デバイスによって決定される特定の物理レイヤ(PHY)チャネルもしくは時間ウィンドウ、または命令の中で示される明示的な送信ビームなどに基づいて)レーダーRSリソースのセットを特定の送信ビームに関連付けるための命令を含んでよい。どのアンテナポートがレーダーRSリソースの1つまたは複数の反射を受信するのかに基づいて受信デバイスが1つまたは複数の受信ビームを決定してよいことに留意されたい。
【0092】
特定のレーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられることと同じくまたは代替的に、特定の送信ビーム上の送信が特定の時間ウィンドウの間にあってよい。たとえば、1つまたは複数の送信ビームを介した送信が時分割多重化(TDM)されてよい。レーダーサーバ172は、レーダーRSリソースが送信されることになる時間を示してよく、その時間は特定の送信ビームを介した送信に関連付けられた時間ウィンドウの中にあってよい。いくつかの実装形態では、その時間は受信デバイスの受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの中にあってよい。時間領域ウィンドウに対して、任意の好適なタイプの信号またはリソースが、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、CSI-RS、追跡参照信号(TRS)、同期信号ブロック(SSB)、DL-PRS、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、またはサウンディングRS(SRS)を含む、送信のために使用されてよい。いくつかの実装形態では、異なるスロットが異なるビームに、したがって、異なる動き状態メトリックに関連付けられてよい。たとえば、第1のビームは、1つまたは複数のスロットの第1のセットに関連付けられてよく、第2のビームは、1つまたは複数のスロットの第2のセットに関連付けられてよい。受信デバイスは、(第1のビームに関連付けられた)1つまたは複数のスロットの第1のセットに関連付けられた第1の動き状態メトリックを決定してよく、(第2のビームに関連付けられた)1つまたは複数のスロットの第2のセットに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定してよい。このようにして、時間ウィンドウは、送信または受信される信号の複数の連続するシンボルを含んでよい。いくつかの実装形態では、時間ウィンドウは、(第1の部分および第2の部分が同じ送信ビームを介して送信される、1つまたは複数のシンボルによって分離されるスロットのシンボルの第1の部分および第2の部分などの)送信または受信される信号のスロットの中の複数の連続しないシンボルを含んでよい。
【0093】
送信ビームは、送信デバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルに関連付けられてよい。このようにして、異なる送信ビームが異なるPHYチャネルに関連付けられてよい。受信デバイスは、1つまたは複数のキャリア周波数において1つまたは複数の反射を受信する。送信デバイスの1つまたは複数のPHYチャネルは、1つまたは複数のキャリア周波数に基づいて決定されてよく、送信ビームは1つまたは複数のPHYチャネルに基づいて決定されてよい。
【0094】
動き状態報告は、1つまたは複数の動き状態メトリック、および1つまたは複数のビームへの動き状態メトリックの関連付けを含んでよい。関連付けは、(QCLタイプD情報などの)1つもしくは複数の受信ビームの表示、決定された1つもしくは複数の送信ビームの表示、(使用される送信ビームを示してよい)反射において測定された1つもしくは複数のレーダーRSリソースの表示、(使用される送信ビームを示してよい)反射に関連付けられた1つもしくは複数の時間ウィンドウの表示、(使用される送信ビームに関連付けられたチャネルを識別する1つまたは複数のキャリア周波数などの)1つもしくは複数のPHYチャネルの表示、または上記の表示のうちのいずれかの組合せを含んでよい。1つまたは複数のビームへの関連付けは、関連付けられた各ビームのビームインデックスを示すことを含んでよい。
【0095】
動き測定値に対する位相オフセットに関して上述したように、UEの動き測定値を決定することは、送信デバイスの環境および受信デバイスの環境が静的である時間の間の、レーダーRSリソースのBL測定値に基づいてよい。たとえば、第1のビームに沿って送信されるレーダーRSリソースのセットの反射は、(テスト環境、またはBL動き測定値を生成するように制御されつつある環境の中であってよい)環境が静的であるときに受信デバイスにおいて受信されてよく、BL動き測定値は、(特定の送信ビームに対して上記で説明したようなBL動きメトリックgなどの)受信された反射から決定されてよい。したがって、BL動き測定値は、第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる。UEの動き状態が決定されることになるとき、レーダーRSリソースの別のセットが、異なる時間において第1のビームに沿って送信されてよく、受信デバイスにおいて反射が受信され得る。受信デバイスは、受信された反射に基づいて(特定の送信ビームに対して上記で説明したようなメトリックf(t)などの)第1の動き測定値を決定してよい。受信デバイスは、次いで、BL動き測定値と第1の動き測定値との間の差分を決定してよい。レーダーサーバ172への報告の中の動き状態メトリックは、特定の送信ビームに関連する差分であってよい。
【0096】
時間ウィンドウを参照しながら動き測定値に関して、受信デバイスが動き測定値を決定することは、時間ウィンドウの間に送信される信号の振幅の変動を測定すること、時間ウィンドウの間に送信される信号の受信信号強度(RSS)の変動を測定すること、時間ウィンドウの間に送信される信号の位相の変動を測定すること、時間ウィンドウの間に送信される信号からの測定されたドップラーシフトに基づいて、量子化されたチャネルドップラー応答を決定すること、または上記の任意の組合せを含んでよい。
【0097】
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、受信デバイスは1つまたは複数の動き測定値を決定してよく、1つまたは複数の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定してよい。いくつかの実装形態では、報告の中に含まれる動き状態メトリックは、受信デバイスによって決定された動き測定値であってよい。たとえば、(上の式4に示すような)決定される動き度合いは決定される動き測定値であってよく、報告の中の動き状態メトリックは動き度合いであってよい。いくつかの実装形態では、動き測定値は1つまたは複数のしきい値と比較されてよく、動き状態メトリックは比較結果の表示である。たとえば、動き度合いは、上記で説明したような、動きなし、遅い動き、および速い動きという範囲に関連するしきい値と比較されてよい。報告の動き状態メトリックは、比較に基づいて動き度合いがどの範囲の中に入るのかを示してよい。
【0098】
上述のように、動き状態報告は、1つもしくは複数の送信ビーム、1つもしくは複数の受信ビーム、1つもしくは複数のレーダーRSリソース、1つもしくは複数の時間ウィンドウ、1つもしくは複数のPHYチャネル、または上記の任意の組合せへの、1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示してよい。示される関連付けが1つまたは複数の時間ウィンドウに対するものである場合、関連付けは、送信ビーム(または、受信ビーム)に関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間に対するものであってよい。関連付けが1つまたは複数のPHYチャネルに対するものである場合、関連付けは、レーダーRSリソースを送信するための周波数領域ウィンドウの開始および終了に対するものであってよい。1つまたは複数の時間ウィンドウへの関連付けは、ウィンドウ識別子(ID)を含んでよい。たとえば、レーダーサーバ172は、ウィンドウIDを使用して時間ウィンドウを示してよく、1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、異なるウィンドウIDに関連付けられる。上述のように、各時間ウィンドウは、(特定のアンテナポートなどの)送信デバイスの送信リソースの構成に基づいて送信ビームに関連付けられる。報告の中で示される関連付けがウィンドウIDを含んでよい。
【0099】
特定の送信ビームまたは受信ビームに対して動き測定値および動き状態メトリックが決定されてよい。このようにして、第1のビームのために第1の動き状態メトリックが決定されてよく、第1の動き状態報告は第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックを含む。いくつかの実装形態では、第2のビームのために第2の動き状態メトリックが決定されてよい。第1の動き状態報告は、第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含む統合報告であってよい。統合報告のいくつかの実装形態では、デバイスは、第1の動き状態メトリックおよび第2の動き状態メトリックが統合報告の中に含められることを決定してよい。統合報告のいくつかの実装形態では、デバイスは、別のデバイスから動き状態報告を受信してよく、デバイスは、受信された動き状態報告からの動き状態メトリックを統合報告の中に含めてよい。たとえば、中継UEまたは基地局(たとえば、gNB)は、1つまたは複数の他のUEから報告を受信してよく、受信された報告からの動き状態メトリックを統合報告の中に統合してよい(統合報告は、そのデバイスによって決定された1つまたは複数の動き状態メトリックを含んでもまたは含まなくてもよい)。このようにして、任意の数のデバイスからの任意の数の動き状態メトリックがレーダーサーバ172への動き状態報告の中に含められてよい。統合報告のいくつかの実装形態では、動き状態メトリックは動き測定値に関連する統計値であってよい。たとえば、例示的な動き状態メトリックは、動き測定値の複数のインスタンスを介して(異なる時間インスタンスなどを介して)測定された、動き測定平均値、動き測定中央値、または別の統計値もしくは分布を含んでよい。統合動き状態報告のいくつかの実装形態では、統合動き状態報告は、他のデバイスから受信され、かつ/または統合動き状態報告を生成するデバイスによって生成される、複数の他の動き状態報告を含んでよい。
【0100】
同じくまたは代替的に、第2の動き状態報告は、第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含んでよい。このようにして、異なるビームに関連付けられた動き状態メトリックを報告するために、異なる動き状態報告が使用されてよい。いくつかの実装形態では、動き状態報告または動き状態メトリックは、BL報告またはメトリックとして使用されてよい。後続の報告またはメトリックは、BLからの差分を示してよい。上記の例の場合、第1の動き状態報告は第1の動き状態メトリックを含む。第2の動き状態報告を生成するデバイスは、第1の動き状態メトリックと第2の動き状態メトリックとの間の差分を決定してよく、第2の動き状態報告は、第2の動き状態メトリックを示すための決定された差分を含んでよい。同じくまたは代替的に、動き状態メトリックの任意の他の好適な表示が動き状態報告の中に含められてよい。
【0101】
動き測定値は、複数の送信ビームおよび/または受信ビームの各々に関連付けられた反射に対して決定されてよい。その結果、複数の動き測定値が決定される。動き測定値の数は、ビームの数が増大するにつれて増大する。各ビームは、デバイスに関して固有の方式で配向される。たとえば、特定の送信ビームが、送信ビームを介した送信の特定の進行方向に関連付けられてよく、特定の受信ビームが、受信ビームを介して受信される信号の特定の進行方向に関連付けられてよい。特定のビームに関連付けられた動き測定値は、ビームに関連する方向に沿った物体の動きに関連付けられる。たとえば、デバイスは、第1の送信ビームの方位に一致する方向に沿って進行するUEのために第1の送信ビームを介して送信されるレーダーRSリソースの反射の第1のセットを受信してよく、デバイスは、(第1の送信ビームの方位よりも第2の送信ビームの方位がUEの進行方向に直交して)UEのために第2の送信ビームを介して送信されるレーダーRSリソースの反射の第2のセットを受信してよい。デバイスは、第1の送信ビームに関連付けられた、UEに対する第1の動き測定値を決定してよく、デバイスは、第2の送信ビームに関連付けられた、UEに対する第2の動き測定値を決定してよい。UEの動きが第2の送信ビームの方位よりも第1の送信ビームの方位に一致するので、(より大きい位相オフセット、より大きいドップラーシフト、またはより大きいドップラー拡散などの)第1の動き測定値は第2の動き測定値よりも大きい。このようにして、デバイスは、動き測定値に関連付けられたビームの方位および測定されているUEの動きに基づいて変化する、複数の動き測定値を決定してよい。
【0102】
いくつかの実装形態では、デバイスは、動き状態メトリックを生成するために使用されることから1つもしくは複数の動き測定値をフィルタ処理してよく、またはデバイスは、動き状態報告の中に含められることから1つもしくは複数の動き状態メトリックをフィルタ処理してよい。たとえば、動き状態報告は、(1個、2個、4個、または任意の他の好適な個数などの)ある個数の動き状態メトリックを含むことが指定されてよい。含められるべき動き状態メトリックの個数がレーダーサーバ172によって示されてよい。デバイスは、(各動き状態メトリックに関連付けられたビームインデックスなどの)1つまたは複数の関連付けと一緒に報告の中の動き状態メトリックの個数まで、(関連付けられた方向におけるUEの最大の動きを示す)最大の動き測定値に関連付けられた動き状態メトリックを含めてよい。たとえば、動き状態報告が1つの動き状態メトリックを含むことになる場合、デバイスは、最大の動き測定値に基づいて動き状態メトリックを決定してよい。このようにして、動き状態報告は、最大の動き測定値に対する決定された動き状態メトリック、および1つまたは複数のパラメータ(たとえば、送信ビームまたは受信ビームのためのビームインデックス)への関連付けを含む。
【0103】
上述のように、反射を受信することを含む、方法500を実行するデバイスは、送信する同じデバイス(モノスタティックレーダーシステムの場合)、または送信するデバイスとは異なるデバイス(マルチスタティックレーダーシステムの場合)であってよい。受信デバイスは、(送信する同じデバイスであってよい)基地局(たとえば、gNB)であってよい。同じくまたは代替的に、受信デバイスは、(同じデバイス、または送信デバイスとは異なるデバイスであってよい)UEであってよい。受信デバイスがUEである場合、UEは、それ自体の動きを測定していてよく、または隣接するUEの動きを測定していてもよい。受信デバイスが基地局(たとえば、gNB)である場合、基地局(たとえば、gNB)はUEの動きを測定していてよい。
【0104】
ビームインデックス、測定すべきレーダーRSリソース、測定すべき時間領域ウィンドウ、または測定すべき周波数帯域の構成などの、動き検出サービスのための1つまたは複数の構成が、レーダーサーバ172によって基地局102に示されてよい。基地局102は、(レーダーRSリソースを送信または受信することなどの)動き検出のための動作を実行するために、1つまたは複数の構成を1つまたは複数のUE104に示してよい。基地局102からUE104への送信は、(たとえば、レーダー固有情報を含むレーダー固有システム情報ブロック(SIB)または測位SIBを含む)ブロードキャストもしくはグループキャストメッセージ、または任意の好適なユニキャストメッセージを介したものであってよい。
【0105】
1つまたは複数の動き状態報告の中の動き状態メトリックは、レーダーサーバ172によって任意の好適な方式で使用されてよい。いくつかの実装形態では、動き状態メトリックは、動き状態メトリックに関連付けられたビームに基づいてUEのロケーションまたは軌跡を決定するために、レーダーサーバ172によって使用されてよい。いくつかの実装形態では、動き状態メトリックは、ハンドオーバのための候補基地局102もしくはハンドオーバ基準を決定するために、またはセル選択のための基準を決定するために使用されてよい。レーダーサーバ172によって決定されるUE固有情報はまた、1つまたは複数のワイヤレスネットワーク動作において後で使用できるようにレーダーサーバ172において残存してよい。
【0106】
本明細書全体にわたる「一例」、「ある例」、「いくつかの例」、または「例示的な実装形態」への言及は、特徴および/または例に関して説明する特定の特徴、構造、または特性が、請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例の中に含まれてよいことを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所における「一例では」、「ある例」、「いくつかの例では」、もしくは「いくつかの実装形態では」という句または他の同様の句の出現は、必ずしもすべてが同じ特徴、例、および/または限定に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、1つまたは複数の例および/または特徴において組み合わせられてよい。
【0107】
本明細書の中に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置または専用コンピューティングデバイスもしくはプラットフォームのメモリ内に記憶された2値デジタル信号に対する動作のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示される。この特定の明細書の文脈では、特定の装置などという用語は、プログラムされるとプログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実行すべき、汎用コンピュータを含む。アルゴリズムによる説明または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者が、自身の仕事の要旨を他の当業者に伝えるために使用する技法の例である。アルゴリズムは、ここで、また一般に、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連の動作または類似の信号処理であるものと見なされる。この文脈では、動作または処理は物理数量の物理的操作を伴う。必ずしもそうとは限らないが、通常、そのような数量は、記憶、転送、合成、比較、または他のやり方で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとる場合がある。主に一般的な用法であるという理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、シンボル、文字、項、数字、数値などと呼ぶことが、時として好都合であることがわかっている。しかしながら、これらの用語または類似の用語のすべてが、適切な物理数量に関連付けられるべきであり、便宜的なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書での説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理すること」、「算出すること」、「計算すること」、「決定すること」などの用語を利用する説明が、専用コンピュータ、専用コンピューティング装置、または類似の専用電子コンピューティングデバイスなどの特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことが諒解される。したがって、本明細書の文脈では、専用コンピュータまたは類似の専用電子コンピューティングデバイスは、一般に、専用コンピュータまたは類似の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、もしくは他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の物理的な電子数量または磁気数量として表される信号を操作または変換することが可能である。
【0108】
上述の詳細な説明では、請求する主題の完全な理解を与えるために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、請求する主題がこれらの具体的な詳細なしに実践されてよいことが、当業者によって理解されよう。他の事例では、請求する主題を不明瞭にしないように、当業者によって知られているであろう方法および装置は、詳細には説明されていない。
【0109】
本明細書で使用する「および」、「または」、および「および/または」という用語は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存することも予想される、様々な意味を含んでよい。通常、「または」は、A、B、またはCなどの列挙を関連付けるために使用される場合、ここでは包含的な意味で使用されるA、B、およびC、ならびに、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味するものとする。加えて、本明細書で使用する「1つまたは複数の」という用語は、単数での任意の特徴、構造、もしくは特性を説明するために使用されてよく、あるいは複数の特徴、構造、もしくは特性、または特徴、構造、もしくは特性の何らかの他の組合せを説明するために使用されてもよい。とはいえ、このことが例示的な例にすぎず、特許請求する主題がこの例に限定されないことに留意されたい。
【0110】
例示的な特徴であるものと現在見なされるものが例示および説明されているが、請求する主題から逸脱することなく、様々な他の修正が加えられてよく、均等物が置換されてよいことが、当業者によって理解されよう。追加として、本明細書で説明する中心概念から逸脱することなく、特定の状況を、請求する主題の教示に適合させるために、多くの修正が加えられてよい。
【0111】
以下の番号付き条項において実装例が説明される。
1. ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための方法であって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、
1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとを含み、ここで、
動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含み、
ユーザ機器(UE)の動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
2. 条項1の方法であって、ここで、1つまたは複数のビームは、
第1のデバイスの1つもしくは複数の送信ビーム、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる。
3. 条項1~2のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックが1つまたは複数のビームに関連付けられることは、
1つまたは複数の送信ビームに沿って第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、ここで、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、レーダーRSリソース、
1つもしくは複数の送信ビームおよび/または1つもしくは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、ここで、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、時間ウィンドウ、あるいは
第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、ここで、1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく。
4. 条項1~3のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、1つまたは複数のレーダーRSリソースは、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、ここで、各SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、ここで、各SL-SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む。
5. 条項1~3のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、信号の1つまたは複数の反射を取得することは、第1のデバイスによって送信される1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得することを含む。
6. 条項1の方法であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することは、
1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定することと、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定することとを含む。
7. 条項1~6のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
8. 条項1~6のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定することは、第1の動き測定値を、ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって示される1つまたは複数のしきい値と比較することを含み、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
9. 条項1~8のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、または
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
10. 条項1の方法であって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得することは、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得することを含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することは、
信号の第1のセットの反射に基づいて第1の動き測定値を決定することと、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定することとを含む。
11. 条項1~10のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得することは、第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得することをさらに含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することは、
信号の第2のセットの反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、ここで、ベースライン動き測定値が、第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられることと、
ベースライン動き測定値と第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、ここで、第1の動き状態メトリックがその差分に対応することとをさらに含む。
12. 条項1~10のうちの1つまたは複数の方法であって、第1のデバイスが、第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得することをさらに含み、ここで、第2のビームは第1のデバイスの受信ビームである。
13. 条項1の方法であって、ここで、
信号の1つまたは複数の反射を取得することは、第1の時間ウィンドウの間に第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得することを含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することは、
第1の時間ウィンドウの間に送信される信号の反射に基づいて第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定することと、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定することとを含む。
14. 条項1~13のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、各時間ウィンドウは、
信号の連続するシンボル、または
信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む。
15. 条項1~13のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き測定値は、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の振幅の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の位相の測定された変動、または
信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む。
16. 条項1~13のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
17. 条項1~13のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定することは、第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較することを含み、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
18. 条項1~17のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、または
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
19. 条項1~13のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定することは、第1の動き測定値と第1のデバイスの環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定することを含み、ここで、第1の動き状態メトリックはその差分である。
20. 条項1の方法であって、ここで、動き状態報告は、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の送信ビーム、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の受信ビーム、
第1のデバイスによって送信される1つもしくは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す。
21. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、1つまたは複数の時間ウィンドウへの示される関連付けは、
第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む。
22. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを含む。
23. 条項1~22のうちの1つまたは複数の方法であって、
第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定することと、
ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供することとをさらに含み、ここで、第2の動き状態報告は第2の動き状態メトリックの表示を含む。
24. 条項1~23のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は第2の動き状態メトリックを含む。
25. 条項1~23のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は、第1の動き状態メトリックと第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む。
26. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、複数の動き測定値を決定することをさらに含み、ここで、
複数の動き測定値の各々は、第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったUEの動きに関連付けられ、
1つまたは複数の動き状態メトリックは、UEの最大の動きに対応する、複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される。
27. 条項1~26のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、最大の動き測定値に対応するとともに第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる。
28. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含む。
29. 条項1~28のうちの1つまたは複数の方法であって、ユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得することをさらに含み、ここで、
第2の動き状態報告は、UEによって決定された第2の動き状態メトリックを含み、
ネットワークエンティティに提供される動き状態報告は、第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む。
30. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
動き状態報告の中の1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの関連付けの表示は、時間ウィンドウのウィンドウIDを含む。
31. 条項1~20のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、
1つまたは複数の動き状態メトリックは第1のデバイスによって決定され、
動き状態報告は第1のデバイスによってネットワークエンティティに提供され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に第1のデバイスによって表示が取得され、ここで、表示は、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のビーム、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のレーダーRSリソース、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つもしくは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の構成のものである。
32. 条項1の方法であって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
第1のデバイスのスピード測定値、または
第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む。
33. 条項1~32のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、デバイスは第1のデバイスである。
34. 条項1~33のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、
第1のデバイスは、UEまたは隣接するUEのうちの1つであり、
ネットワークエンティティは、基地局または基地局に向かって動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである。
35. 条項1~33のうちの1つまたは複数の方法であって、ここで、第1のデバイスは基地局である。
36. 条項1~35のうちの1つまたは複数の方法であって、ユーザ機器(UE)の動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
37. ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスであって、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
少なくとも1つのトランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、
少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、
少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
少なくとも1つのトランシーバを介して、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとをさせるように構成され、ここで、動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
38. 条項37のデバイスであって、ここで、1つまたは複数のビームは、
第1のデバイスの1つもしくは複数の送信ビーム、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる。
39. 条項37~38のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックが1つまたは複数のビームに関連付けられることは、
1つまたは複数の送信ビームに沿って第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、ここで、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、レーダーRSリソース、
1つもしくは複数の送信ビームおよび/または1つもしくは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、ここで、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、時間ウィンドウ、あるいは
第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、ここで、1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく。
40. 条項37~39のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数のレーダーRSリソースは、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、ここで、各SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、ここで、各SL-SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む。
41. 条項37~39のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、信号の1つまたは複数の反射を取得するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得させるように構成される。
42. 条項36のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させるように構成される。
43. 条項37~42のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
44. 条項37~42のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値を、ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって決定される1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
45. 条項37~44のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、および
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
46. 条項37のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得させるように構成され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の第1のセットの反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させるように構成される。
47. 条項37~46のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得させるように構成され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の第2のセットの反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、ここで、ベースライン動き測定値が、第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられることと、
少なくとも1つのプロセッサを介して、ベースライン動き測定値と第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、ここで、第1の動き状態メトリックがその差分であることとをさせるように構成される。
48. 条項37~46のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、さらにデバイスに、第1のデバイスが、第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、少なくとも1つのトランシーバを介してワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得させるように構成され、ここで、第2のビームは第1のデバイスの受信ビームである。
49. 条項37のデバイスであって、ここで、
信号の1つまたは複数の反射を取得するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1の時間ウィンドウの間に第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得させるように構成され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の時間ウィンドウの間に送信される信号の反射に基づいて第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させるように構成される。
50. 条項37~49のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、各時間ウィンドウは、
信号の連続するシンボル、または
信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む。
51. 条項37~49のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き測定値は、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の振幅の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の位相の測定された変動、または
信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む。
52. 条項37~49のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
53. 条項37~49のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
54. 条項37~54のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、および
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
55. 条項37~49のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値と第1のデバイスの環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定させるように構成され、ここで、第1の動き状態メトリックはその差分である。
56. 条項37のデバイスであって、ここで、動き状態報告は、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の送信ビーム、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の受信ビーム、
第1のデバイスによって送信される1つもしくは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す。
57. 条項37~56のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の時間ウィンドウへの示される関連付けは、
第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む。
58. 条項37~56のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを含む。
59. 条項37~58のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、さらにデバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定させ、
少なくとも1つのトランシーバを介して、ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供させるように構成され、ここで、第2の動き状態報告は第2の動き状態メトリックの表示を含む。
60. 条項37~59のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は第2の動き状態メトリックを含む。
61. 条項37~59のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は、第1の動き状態メトリックと第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む。
62. 条項37~56のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、さらにデバイスに、少なくとも1つのプロセッサを介して、複数の動き測定値を決定させるように構成され、ここで、
複数の動き測定値の各々は、第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったUEの動きに関連付けられ、
1つまたは複数の動き状態メトリックは、UEの最大の動きに対応する、複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される。
63. 条項37~62のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、最大の動き測定値に対応するとともに第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる。
64. 条項37のデバイスであって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含む。
65. 条項37~64のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、さらにデバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介してユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得させるように構成され、ここで、
第2の動き状態報告は、UEによって決定された第2の動き状態メトリックを含み、
ネットワークエンティティに提供される動き状態報告は、第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む。
66. 条項37~65のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
動き状態報告の中の1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの関連付けの表示は、時間ウィンドウのウィンドウIDを含む。
67. 条項37~66のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の動き状態メトリックは第1のデバイスによって決定されることになり、
動き状態報告は第1のデバイスによってネットワークエンティティに提供されることになり、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に第1のデバイスによって表示が取得されることになり、ここで、表示は、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のビーム、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のレーダーRSリソース、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つもしくは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の構成のものである。
68. 条項37のデバイスであって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
第1のデバイスのスピード測定値、または
第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む。
69. 条項37~68のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、デバイスは第1のデバイスである。
70. 条項36~68のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
デバイスは、UEまたは隣接するUEのうちの1つであり、
ネットワークエンティティは、基地局または基地局に向かって動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである。
71. 条項37~69のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、デバイスは基地局である。
72. 条項37~71のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、ユーザ機器(UE)の動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
73. 命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令は、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、デバイスに、
少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられることと、
少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
少なくとも1つのトランシーバを介して、ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することとをさせ、ここで、動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
74. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数のビームは、
第1のデバイスの1つもしくは複数の送信ビーム、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる。
75. 条項73~74のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックが1つまたは複数のビームに関連付けられることは、
1つまたは複数の送信ビームに沿って第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、ここで、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、レーダーRSリソース、
1つもしくは複数の送信ビームおよび/または1つもしくは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、ここで、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、時間ウィンドウ、あるいは
第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、ここで、1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく。
76. 条項73~75のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数のレーダーRSリソースは、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、ここで、各SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、ここで、各SL-SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む。
77. 条項73~75のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、信号の1つまたは複数の反射を取得する際に、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得させる。
78. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
少なくとも1つのプロセッサを介して、1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる。
79. 条項73~78のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
80. 条項73~78のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、第1の動き状態メトリックを決定する際に、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値を、ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって決定される1つまたは複数のしきい値と比較させ、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
81. 条項73~80のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、および
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
82. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、
1つまたは複数の反射を取得する際に、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得させ、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の第1のセットの反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる。
83. 条項73~82のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、
1つまたは複数の反射を取得する際に、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得させ、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の第2のセットの反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、ここで、ベースライン動き測定値が、第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられることと、
少なくとも1つのプロセッサを介して、ベースライン動き測定値と第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、ここで、第1の動き状態メトリックがその差分であることとをさせる。
84. 条項73~82のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、さらにデバイスに、第1のデバイスが、第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、少なくとも1つのトランシーバを介してワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得させ、ここで、第2のビームは第1のデバイスの受信ビームである。
85. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、
信号の1つまたは複数の反射を取得する際に、少なくとも1つのトランシーバを介して、第1の時間ウィンドウの間に第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得させ、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する際に、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の時間ウィンドウの間に送信される信号の反射に基づいて第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定させ、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる。
86. 条項73~85のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、各時間ウィンドウは、
信号の連続するシンボル、または
信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む。
87. 条項73~85のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第1の動き測定値は、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の振幅の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の位相の測定された変動、または
信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む。
88. 条項73~85のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
89. 条項73~85のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、少なくとも1つのプロセッサは、デバイスに、第1の動き状態メトリックを決定する際に、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
90. 条項73~89のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、および
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
91. 条項73~85のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、デバイスに、第1の動き状態メトリックを決定する際に、少なくとも1つのプロセッサを介して、第1の動き測定値と第1のデバイスの環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定させ、ここで、第1の動き状態メトリックはその差分である。
92. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、動き状態報告は、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の送信ビーム、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の受信ビーム、
第1のデバイスによって送信される1つもしくは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す。
93. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数の時間ウィンドウへの示される関連付けは、
第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む。
94. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを含む。
95. 条項73~94のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、さらにデバイスに、
少なくとも1つのプロセッサを介して、第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定させ、
少なくとも1つのトランシーバを介して、ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供させ、ここで、第2の動き状態報告は第2の動き状態メトリックの表示を含む。
96. 条項73~94のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は第2の動き状態メトリックを含む。
97. 条項73~94のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は、第1の動き状態メトリックと第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む。
98. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、さらにデバイスに、少なくとも1つのプロセッサを介して、複数の動き測定値を決定させ、ここで、
複数の動き測定値の各々は、第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったUEの動きに関連付けられ、
1つまたは複数の動き状態メトリックは、UEの最大の動きに対応する、複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される。
99. 条項73~98のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、最大の動き測定値に対応するとともに第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる。
100. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含む。
101. 条項73~100のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、命令の実行は、さらにデバイスに、少なくとも1つのトランシーバを介してユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得させ、ここで、
第2の動き状態報告は、UEによって決定された第2の動き状態メトリックを含み、
ネットワークエンティティに提供される動き状態報告は、第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む。
102. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
動き状態報告の中の1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの関連付けの表示は、時間ウィンドウのウィンドウIDを含む。
103. 条項73~92のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、
1つまたは複数の動き状態メトリックは第1のデバイスによって決定されることになり、
動き状態報告は第1のデバイスによってネットワークエンティティに提供されることになり、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に第1のデバイスによって表示が取得されることになり、ここで、表示は、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のビーム、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のレーダーRSリソース、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つもしくは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の構成のものである。
104. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
第1のデバイスのスピード測定値、または
第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む。
105. 条項73~104のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、デバイスは第1のデバイスである。
106. 条項73~105のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、
デバイスは、UEまたは隣接するUEのうちの1つであり、
ネットワークエンティティは、基地局または基地局に向かって動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである。
107. 条項73~105のうちの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、ここで、デバイスは基地局である。
108. 条項73のコンピュータ可読媒体であって、ユーザ機器(UE)の動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
109. ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするためのデバイスであって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段であって、ここで、信号が第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、手段と、
1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段と、
ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するための手段とを含み、ここで、動き状態報告は1つまたは複数の動き状態メトリックを含む。
110. 条項109のデバイスであって、ここで、1つまたは複数のビームは、
第1のデバイスの1つもしくは複数の送信ビーム、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる。
111. 条項109~110のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックが1つまたは複数のビームに関連付けられることは、
1つまたは複数の送信ビームに沿って第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、ここで、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、レーダーRSリソース、
1つもしくは複数の送信ビームおよび/または1つもしくは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、ここで、各時間ウィンドウが特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、時間ウィンドウ、あるいは
第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、ここで、1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に1つまたは複数の動き状態メトリックが関連付けられることに基づく。
112. 条項109~111のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数のレーダーRSリソースは、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、ここで、各SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、ここで、各SL-SSBが第1のデバイスの特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む。
113. 条項109~111のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段は、第1のデバイスによって送信される1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得するための手段を含む。
114. 条項106のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段は、
1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定するための手段と、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段とを含む。
115. 条項109~114のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
116. 条項109~114のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するための手段は、第1の動き測定値を、ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって示される1つまたは複数のしきい値と比較するための手段を含み、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
117. 条項109~117のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、または
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
118. 条項109のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得するための手段は、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得するための手段を含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段は、
信号の第1のセットの反射に基づいて第1の動き測定値を決定するための手段と、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段とを含む。
119. 条項109~118のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の反射を取得するための手段は、第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得するための手段をさらに含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段は、
信号の第2のセットの反射に基づいてベースライン動き測定値を決定するための手段であって、ここで、ベースライン動き測定値が、第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、手段と、
ベースライン動き測定値と第1の動き測定値との間の差分を決定するための手段であって、ここで、第1の動き状態メトリックがその差分に対応する、手段とをさらに含む。
120. 条項109~118のうちの1つまたは複数のデバイスであって、第1のデバイスが、第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得するための手段をさらに含み、ここで、第2のビームは第1のデバイスの受信ビームである。
121. 条項109のデバイスであって、ここで、
信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段は、第1の時間ウィンドウの間に第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得するための手段を含み、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段は、
第1の時間ウィンドウの間に送信される信号の反射に基づいて第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定するための手段と、
第1の動き測定値に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定するための手段とを含む。
122. 条項109~121のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、各時間ウィンドウは、
信号の連続するシンボル、または
信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む。
123. 条項109~121のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き測定値は、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の振幅の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
第1の時間ウィンドウの間の、信号の位相の測定された変動、または
信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む。
124. 条項109~121のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは第1の動き測定値である。
125. 条項109~121のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するための手段は、第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較するための手段を含み、ここで、第1の動き状態メトリックは比較結果の表示である。
126. 条項109~125のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックは、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの動きがないこと、
第1の動き測定値が第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、UEの遅い動き、または
第1の動き測定値が第2のしきい値よりも大きいことに基づく、UEの速い動き
の表示を含む。
127. 条項109~121のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1の動き状態メトリックを決定するための手段は、第1の動き測定値と第1のデバイスの環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定するための手段を含み、ここで、第1の動き状態メトリックはその差分である。
128. 条項109のデバイスであって、ここで、動き状態報告は、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の送信ビーム、
1つもしくは複数のビームの1つもしくは複数の受信ビーム、
第1のデバイスによって送信される1つもしくは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
第1のデバイスの1つもしくは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す。
129. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の時間ウィンドウへの示される関連付けは、
第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む。
130. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを含む。
131. 条項109~130のうちの1つまたは複数のデバイスであって、
第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定するための手段と、
ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供するための手段とをさらに含み、ここで、第2の動き状態報告は第2の動き状態メトリックの表示を含む。
132. 条項109~131のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は第2の動き状態メトリックを含む。
133. 条項109~131のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第2の動き状態メトリックの表示は、第1の動き状態メトリックと第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む。
134. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、複数の動き測定値を決定するための手段をさらに含み、ここで、
複数の動き測定値の各々は、第1のデバイスの単一のビームの方向に沿ったUEの動きに関連付けられ、
1つまたは複数の動き状態メトリックは、UEの最大の動きに対応する、複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される。
135. 条項109~134のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、1つまたは複数の動き状態メトリックは、最大の動き測定値に対応するとともに第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる。
136. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを含む。
137. 条項109~136のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得するための手段をさらに含み、ここで、
第2の動き状態報告は、UEによって決定された第2の動き状態メトリックを含み、
ネットワークエンティティに提供される動き状態報告は、第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む。
138. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々は、第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
動き状態報告の中の1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの関連付けの表示は、時間ウィンドウのウィンドウIDを含む。
139. 条項109~128のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
1つまたは複数の動き状態メトリックは第1のデバイスによって決定され、
動き状態報告は第1のデバイスによってネットワークエンティティに提供され、
1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に第1のデバイスによって表示が取得され、ここで、表示は、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のビーム、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数のレーダーRSリソース、
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき1つもしくは複数の時間ウィンドウ、または
1つもしくは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つもしくは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の構成のものである。
140. 条項109のデバイスであって、ここで、動き状態報告の中の1つまたは複数の動き状態メトリックは、
第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
第1のデバイスのスピード測定値、または
第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む。
141. 条項109~140のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、デバイスは第1のデバイスである。
142. 条項109~141のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、
第1のデバイスは、UEまたは隣接するUEのうちの1つであり、
ネットワークエンティティは、基地局または基地局に向かって動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである。
143. 条項109~141のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、第1のデバイスは基地局である。
144. 条項109~143のうちの1つまたは複数のデバイスであって、ここで、ユーザ機器(UE)の動き状態は、動き状態報告の中に含まれる1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく。
【0112】
したがって、特許請求される主題は開示される特定の例に限定されず、そのような特許請求される主題が添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様およびその均等物も含み得ることが、意図される。
【符号の説明】
【0113】
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局、gNB
104 ユーザ機器(UE)
110 地理的カバレージエリア
120 通信リンク
122 バックホールリンク
134 バックホールリンク
164 ユーザ機器(UE)
170 コアネットワーク
172 レーダーサーバ
180 mmW基地局
182 ユーザ機器(UE)
184 mmW通信リンク
192 D2D P2Pリンク
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 変調器(MOD)、復調器(DEMOD)
234 アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252 アンテナ
254 変調器(MOD)、復調器(DEMOD)
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
300 ユーザ機器(UE)
310 プロセッサ
311 メモリ
312 ソフトウェア(SW)
313 センサ
314 トランシーバインターフェース
315 トランシーバ
316 ユーザインターフェース
318 カメラ
320 バス
330 アプリケーションプロセッサ
331 デジタル信号プロセッサ(DSP)
332 モデムプロセッサ
333 ビデオプロセッサ
334 センサプロセッサ
340 ワイヤレストランシーバ
342 送信機
344 受信機
346 アンテナ
348 ワイヤレス信号
350 有線トランシーバ
352 送信機
354 受信機
372 動き検出(MD)セッションモジュール
400 基地局
410 プロセッサ
411 メモリ
412 ソフトウェア(SW)
415 トランシーバ
420 バス
440 ワイヤレストランシーバ
442 送信機
444 受信機
446 アンテナ
448 ワイヤレス信号
450 有線トランシーバ
452 送信機
454 受信機
472 動き検出(MD)セッションモジュール
【手続補正書】
【提出日】2023-11-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするための方法であって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するステップであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、ステップと、
前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するステップと、
前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するステップであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、ステップと
を備える、方法。
【請求項2】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスであって、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのトランシーバおよび前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、提供することと
を行わせるように構成される、デバイス。
【請求項4】
前記1つまたは複数のビームが、
前記第1のデバイスの1つまたは複数の送信ビーム、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の受信ビーム
のうちの1つまたは複数を含み、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記1つまたは複数の受信ビームに関連する擬似コロケーション(QCL)タイプD情報の測定値に関連付けられる、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記1つまたは複数のビームに関連付けられることが、前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数の送信ビームに沿って前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソースであって、各レーダーRSリソースが特定の送信ビームに関連付けられる、1つまたは複数のレーダーRSリソース、
前記1つまたは複数の送信ビームおよび/または前記1つまたは複数の受信ビームに関連付けられた1つまたは複数の時間ウィンドウであって、各時間ウィンドウが
前記特定の送信ビームまたは特定の受信ビームに関連付けられる、1つまたは複数の時間ウィンドウ、あるいは
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネルであって、前記1つまたは複数の送信ビームの送信ビームに関連付けられる1つまたは複数のPHYチャネル
のうちの1つまたは複数に関連付けられることに基づく、請求項
4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記1つまたは複数のレーダーRSリソースが、
ダウンリンク(DL)チャネル状態情報RS(DL-CSI-RS)、
DL測位参照信号(DL-PRS)、
同期信号ブロック(SSB)であって、各SSBが前記第1のデバイスの
前記特定の送信ビームに関連付けられる、SSB、
サイドリンク(SL)-SSBであって、各SL-SSBが前記第1のデバイスの
前記特定の送信ビームに関連付けられる、SL-SSB、
SL-CSI-RS、または
SL-PRS
のうちの1つまたは複数を含む、請求項
5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記信号の前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のデバイスによって送信される前記1つまたは複数のレーダーRSリソースの反射を取得させるように構成される、請求項
5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項9】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項
8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を、前記ワイヤレスネットワークの別のネットワークエンティティによって決定される1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが
比較結果の表示である、請求項
8に記載のデバイス。
【請求項11】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の
第2の表示を含む、請求項
10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のビームに沿って送信される信号の第1のセットの反射を取得させるように構成され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第1のセットの前記反射に基づいて第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項13】
前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記第1のビームに沿って送信される信号の第2のセットの反射を取得させるように構成され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、信号の前記第2のセットの前記反射に基づいてベースライン動き測定値を決定することであって、前記ベースライン動き測定値が、前記第1のデバイスの環境の中で動きが発生しないことに関連付けられる、決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記ベースライン動き測定値と前記第1の動き測定値との間の差分を決定することであって、前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、決定することと
を行わせるように構成される、請求項
12に記載のデバイス。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記第1のデバイスが、前記第1のビームを含む複数の送信ビームに沿って送信することを通じて掃引する間、1つまたは複数の動き測定値を決定するために第2のビームを使用するための要求を、前記少なくとも1つのトランシーバを介して前記ワイヤレスネットワークの中の別のデバイスから取得させるように構成され、
前記第2のビームが前記第1のデバイスの受信ビームである、請求項
12に記載のデバイス。
【請求項15】
前記信号の
前記1つまたは複数の反射を取得するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第1の時間ウィンドウの間に前記第1のデバイスの送信ビーム上で送信される信号の反射を取得させるように構成され、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の時間ウィンドウの間に送信される前記信号の前記反射に基づいて前記第1の時間ウィンドウに対する第1の動き測定値を決定させ、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値に基づいて前記1つまたは複数の動き状態メトリックのうちの第1の動き状態メトリックを決定させる
ように構成される、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項16】
各時間ウィンドウが、
前記信号の連続するシンボル、または
前記信号のスロットの中の連続しないシンボル
のうちの一方の複数個を含む、請求項
15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記第1の動き測定値が、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の振幅の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の受信信号強度(RSS)の測定された変動、
前記第1の時間ウィンドウの間の、前記信号の位相の測定された変動、または
前記信号からの測定されたドップラーシフトに基づく量子化されたチャネルドップラー応答
のうちの1つまたは複数を含む、請求項
15に記載のデバイス。
【請求項18】
前記第1の動き状態メトリックが前記第1の動き測定値である、請求項
15に記載のデバイス。
【請求項19】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値を1つまたは複数のしきい値と比較させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが
比較結果の表示である、請求項
15に記載のデバイス。
【請求項20】
前記第1の動き状態メトリックが、
前記第1の動き測定値が第1のしきい値よりも小さいことに基づく、ユーザ機器(UE)の動きがないこと、
前記第1の動き測定値が前記第1のしきい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さいことに基づく、前記UEの遅い動き、および
前記第1の動き測定値が前記第2のしきい値よりも大きいことに基づく、前記UEの速い動き
の
第2の表示を含む、請求項
19に記載のデバイス。
【請求項21】
前記第1の動き状態メトリックを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1の動き測定値と前記第1のデバイスの
環境の中に動きがないことに関連付けられたベースライン動き測定値との間の差分を決定させるように構成され、
前記第1の動き状態メトリックが前記差分である、請求項
15に記載のデバイス。
【請求項22】
前記動き状態報告が、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の送信ビーム、
前記1つまたは複数のビームの1つまたは複数の受信ビーム、
前記第1のデバイスによって送信される1つまたは複数の無線検出および測距(レーダー)参照信号(RS)リソース、
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記第1のデバイスの1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)チャネル
のうちの1つまたは複数への前記1つまたは複数の動き状態メトリックの関連付けを示す、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項23】
前記1つまたは複数の時間ウィンドウへの前記示される関連付けが、前記第1のデバイスの送信ビームまたは受信ビームに関連付けられた時間ウィンドウの開始時間および終了時間への関連付けを含む、請求項
22に記載のデバイス。
【請求項24】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた動き状態メトリックを備える、請求項
22に記載のデバイス。
【請求項25】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記第1のデバイスの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ネットワークエンティティに第2の動き状態報告を提供することであって、前記第2の動き状態報告が前記第2の動き状態メトリックの表示を含む、提供することと
を行わせるように構成される、請求項
24に記載のデバイス。
【請求項26】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が前記第2の動き状態メトリックを含む、請求項
25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記第2の動き状態メトリックの前記表示が、第1の動き状態メトリックと前記第2の動き状態メトリックとの間の差分を含む、請求項
25に記載のデバイス。
【請求項28】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、複数の動き測定値を決定させるように構成され、
前記複数の動き測定値の各々が、前記第1のデバイスの単一のビームの方向に沿った
ユーザ機器(UE)の動きに関連付けられ、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、前記UEの最大の動きに対応する、前記複数の動き測定値のサブセットに基づいて決定される、請求項
22に記載のデバイス。
【請求項29】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、最大の動き測定値に対応するとともに前記第1のデバイスの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリックからなる、請求項
28に記載のデバイス。
【請求項30】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記1つまたは複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられた第1の動き状態メトリック、および
前記1つまたは複数のビームのうちの第2のビームに関連付けられた第2の動き状態メトリック
を含む、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項31】
前記少なくとも1つのプロセッサが、さらに前記デバイスに、
前記少なくとも1つのトランシーバを介してユーザ機器(UE)から第2の動き状態報告を取得させるように構成され、
前記第2の動き状態報告が、前記UEによって決定された前記第2の動き状態メトリックを含み、
前記ネットワークエンティティに提供される前記動き状態報告が、前記第2の動き状態報告を含む複数の動き状態報告を含む、請求項
30に記載のデバイス。
【請求項32】
1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、異なるウィンドウ識別子(ID)に関連付けられ、
前記1つまたは複数の時間ウィンドウの各々が、前記第1のデバイスの送信リソースの構成に基づいて同じ送信ビームに関連付けられ、
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の時間ウィンドウの時間ウィンドウへの前記関連付けの
表示が、前記時間ウィンドウの前記ウィンドウIDを含む、請求項
31に記載のデバイス。
【請求項33】
前記1つまたは複数の動き状態メトリックが前記第1のデバイスによって決定されることになり、
前記動き状態報告が前記第1のデバイスによって前記ネットワークエンティティに提供されることになり、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定する前に、前記第1のデバイスによって表示が取得されることになり、
前記表示が、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき前記1つまたは複数のビーム、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき
1つまたは複数のレーダー参照信号(RS)リソース、
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべき
1つまたは複数の時間ウィンドウ、または
前記1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するために使用されるべきブロードキャストメッセージの中の1つまたは複数の周波数帯域
のうちの1つまたは複数の前記構成のものである、請求項
31に記載のデバイス。
【請求項34】
前記動き状態報告の中の前記1つまたは複数の動き状態メトリックが、
前記第1のデバイスのドップラーシフト測定値、
前記第1のデバイスのドップラー拡散測定値、
前記第1のデバイスのスピード測定値、または
前記第1のデバイスの速度測定値
のうちの1つまたは複数を含む、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項35】
前記デバイスが前記第1のデバイスである、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項36】
前記デバイスが、
ユーザ機器(UE)または隣接するUEのうちの1つであり、
前記ネットワークエンティティが、基地局または前記基地局に向かって前記動き状態報告を中継するように構成された第2のUEのうちの1つである、請求項
35に記載のデバイス。
【請求項37】
前記デバイスが基地局である、請求項
35に記載のデバイス。
【請求項38】
ユーザ機器(UE)の動き状態が、前記動き状態報告の中に含まれる前記1つまたは複数の動き状態メトリックに基づく、請求項
3に記載のデバイス。
【請求項39】
命令を記録した非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、前記命令が、ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするように構成されたデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記デバイスに、
少なくとも1つのトランシーバを介して、第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得することであって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを介して、前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供することであって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、提供することと
を行わせる、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項40】
ワイヤレスネットワークにおける動き検出サービスをサポートするためのデバイスであって、
第1のデバイスによって送信される信号の1つまたは複数の反射を取得するための手段であって、前記信号が前記第1のデバイスの1つまたは複数のビームに関連付けられる、手段と、
前記1つまたは複数の反射に基づいて1つまたは複数の動き状態メトリックを決定するための手段と、
前記ワイヤレスネットワークの中のネットワークエンティティに動き状態報告を提供するための手段であって、前記動き状態報告が前記1つまたは複数の動き状態メトリックを含む、手段と
を備える、デバイス。
【国際調査報告】