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特表2024-512117メッセージ反復パラメータを示すための技術
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-18
(54)【発明の名称】メッセージ反復パラメータを示すための技術
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20240101AFI20240311BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20240311BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20240311BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240311BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W48/16
H04W28/04
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560120
(86)(22)【出願日】2022-02-15
(85)【翻訳文提出日】2023-09-28
(86)【国際出願番号】 US2022016429
(87)【国際公開番号】W WO2022216364
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/171,055
(32)【優先日】2021-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/173,698
(32)【優先日】2021-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/671,350
(32)【優先日】2022-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】タヘルザデ・ボロウジェニ、マハムード
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための技法およびデバイスが記載される。基地局は、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順の応答メッセージにおける送信パラメータを使用して、アップリンクメッセージのための反復パラメータを、ユーザ装置(UE)に示し得る。いくつかの例では、基地局は、たとえば、UEからのランダムアクセス要求における反復要求または能力インジケーションに基づいて、送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを構成するシステム情報を、UEに送信し得る。アップリンクメッセージ反復を構成する応答メッセージにおけるインジケーションにより、他の利点の中でも特に、システム効率の向上と、UEにおけるレイテンシの短縮とが可能になり得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することと、
1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むランダムアクセス応答を、前記基地局から受信することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、
前記反復パラメータにしたがって、前記アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することとを備える、方法。
【請求項2】
前記第1の送信パラメータと前記反復パラメータとの間のマッピングを識別するシステム情報ブロックを、前記基地局から受信することをさらに備え、ここにおいて、前記アップリンクメッセージの前記1つまたは複数の反復は、前記受信されたシステム情報ブロックに少なくとも部分的に基づいて送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記受信されたランダムアクセス応答において制御チャネル要素を検出することをさらに備え、ここにおいて、前記第1の送信パラメータは、前記ランダムアクセス応答の制御リソースセットにおける、前記検出された制御チャネル要素の位置を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記反復パラメータは、前記検出された制御チャネル要素のインデクスに少なくとも部分的に基づく、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられたアグリゲーションレベルを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記第1の送信パラメータは、前記検出されたアグリゲーションレベルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた基準信号シーケンスを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記第1の送信パラメータは、前記検出された基準信号シーケンスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ランダムアクセス要求を送信することは、
前記ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを送信することを備え、ここにおいて、前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた前記1つまたは複数の送信パラメータは、前記送信された能力インジケーションに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ランダムアクセス要求を送信することは、
前記ランダムアクセス要求において、反復要求を送信することを備え、ここにおいて、前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた前記1つまたは複数の送信パラメータは、前記送信された反復要求に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた第2の送信パラメータは、前記アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングし、
前記1つまたは複数の反復は、前記第2の反復パラメータにしたがって送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、前記1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記受信されたランダムアクセス応答は、物理ダウンリンク制御チャネルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに格納され、前記装置に対して、
基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信させ、
1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むランダムアクセス応答を、前記基地局から受信させ、ここにおいて、前記1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、
前記反復パラメータにしたがって、前記アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信させるように、前記プロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【請求項13】
前記命令はさらに、前記装置に対して、
前記第1の送信パラメータと前記反復パラメータとの間のマッピングを識別するシステム情報ブロックを、前記基地局から受信させるように、前記プロセッサによって実行可能であり、ここにおいて、前記アップリンクメッセージの前記1つまたは複数の反復は、前記受信されたシステム情報ブロックに少なくとも部分的に基づいて送信される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記命令はさらに、前記装置に対して、
前記受信されたランダムアクセス応答において制御チャネル要素を検出させるように、前記プロセッサによって実行可能であり、ここにおいて、前記第1の送信パラメータは、前記ランダムアクセス応答の制御リソースセットにおける、前記検出された制御チャネル要素の位置を含み、ここにおいて、前記反復パラメータは、前記検出された制御チャネル要素のインデクスに少なくとも部分的に基づく、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記命令はさらに、前記装置に対して、
前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた、アグリゲーションレベル、基準信号シーケンス、またはその両方を検出させるように、前記プロセッサによって実行可能であり、ここにおいて、前記第1の送信パラメータは、前記検出されたアグリゲーションレベル、前記検出された基準信号シーケンス、またはその両方を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記ランダムアクセス要求を送信する命令は、前記装置に対して、
前記ランダムアクセス要求において、能力インジケーション、反復要求、またはその両方を送信させるように、前記プロセッサによって実行可能であり、ここにおいて、前記受信されたランダムアクセス応答に関連付けられた前記1つまたは複数の送信パラメータは、前記送信された能力インジケーション、前記反復要求、またはその両方に少なくとも部分的に基づく、請求項12に記載の装置。
【請求項17】
モバイルネットワークのユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
ランダムアクセス応答構成(random access response configuration)を含むシステム情報を、基地局から受信することと、前記ランダムアクセス応答構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、ランダムアクセス応答ウィンドウ(random access response window)の複数の間隔を示し、前記複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、
ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、前記基地局に送ることと、
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、前記基地局から、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ中に、前記第2のランダムアクセスメッセージを受信することと、
前記第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、前記第2のランダムアクセスメッセージの物理ダウンリンク制御チャネルスケジューリング(physical downlink control channel scheduling)とのうちの少なくとも1つを含む、前記第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、前記ランダムアクセス応答ウィンドウの、前記複数の間隔のうちの間隔を決定することと、
前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記間隔に対応する前記個別の送信構成にしたがって、前記基地局に1回または複数回送ることとを備える、方法。
【請求項18】
前記個別の送信構成は、
前記UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
第1の個別の送信構成は、
前記UEによって送られる前記第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示す前記インジケータを備え、前記第1の数は、ゼロより大きい整数である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記個別の送信構成は、前記第3のランダムアクセスメッセージが、スロット間周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備え、
前記第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、前記第2のランダムアクセスメッセージを、前記物理ダウンリンク制御チャネルを介して、前記基地局から受信することを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記ランダムアクセス応答ウィンドウの、前記複数の間隔のうちの前記間隔を決定することは、
前記第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録することと、
前記第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定することと、
前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間オフセットを計算することと、
前記ランダムアクセス応答ウィンドウの前記複数の間隔のうちの前記間隔を、前記時間オフセットにしたがって決定することとを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、
前記UEが、前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記ランダムアクセス応答構成にしたがって、前記1回または複数回送ることができることを示す、前記UEの能力情報を備える、前記第1のランダムアクセスメッセージを、前記基地局に送ることを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、
前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記ランダムアクセス応答構成にしたがって、前記1回または複数回送る要求を備える前記第1のランダムアクセスメッセージを、前記基地局に送ることを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、
前記UEに対応する無線ネットワーク一時識別子を備える前記第1のランダムアクセスメッセージを、物理ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送ることを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記第3のランダムアクセスメッセージを送ることは、
前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記間隔に対応する前記個別の送信構成にしたがって、物理アップリンク共有チャネルを介して、前記基地局に送ることを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記ランダムアクセス応答ウィンドウ中に、前記第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、
前記UEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を備える前記第2のランダムアクセスメッセージを、前記基地局から受信することを備え、前記第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間は、前記第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、前記第3のランダムアクセスメッセージの送信構成を間接的に示す、請求項17に記載の方法。
【請求項27】
モバイルネットワークのユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の装置であって、
コンピュータ実行可能な命令を格納する非一時的なメモリ(non-transitory memory)と、
前記非一時的なメモリと通信可能に結合され、
ランダムアクセス応答構成を含むシステム情報を、基地局から受信することと、前記ランダムアクセス応答構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、ランダムアクセス応答ウィンドウの複数の間隔を示し、前記複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、
ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、前記基地局に送ることと、
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、前記基地局から、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ中に、前記第2のランダムアクセスメッセージを受信することと、
前記第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、前記第2のランダムアクセスメッセージの物理ダウンリンク制御チャネルスケジューリングとのうちの少なくとも1つを含む、前記第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、前記ランダムアクセス応答ウィンドウの、前記複数の間隔のうちの間隔を決定することと、
前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記間隔に対応する前記個別の送信構成にしたがって、前記基地局に1回または複数回送ることとを行うための前記コンピュータ実行可能な命令を実行するように構成されたプロセッサとを備える、装置。
【請求項28】
前記個別の送信構成は、前記UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータ、前記第3のランダムアクセスメッセージが、スロット間周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーション、またはその両方を備え、
第1の個別の送信構成は、前記UEによって送られる前記第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示す前記インジケータを備え、前記第1の数は、ゼロより大きい整数である、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記ランダムアクセス応答ウィンドウの、前記複数の間隔のうちの前記間隔を決定することは、
前記第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録することと、
前記第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定することと、
前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間オフセットを計算することと、
前記ランダムアクセス応答ウィンドウの前記複数の間隔のうちの前記間隔を、前記時間オフセットにしたがって決定することとを行うためのコンピュータ実行可能な命令をさらに備える、請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、
前記第1のランダムアクセスメッセージを、前記基地局に送るためのコンピュータ実行可能な命令をさらに備え、ここにおいて、前記第1のランダムアクセスメッセージは、前記UEが、前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記ランダムアクセス応答構成にしたがって、前記1回または複数回送ることができることを示す、前記UEの能力情報、前記第3のランダムアクセスメッセージを、前記ランダムアクセス応答構成にしたがって、前記1回または複数回送る要求、物理ランダムアクセスチャネルを介して送られる、前記UEに対応する無線ネットワーク一時識別子、または、それらの任意の組合せを備える、請求項27に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001] 本特許出願は、2021年4月5日に出願された「TECHNIQUES FOR INDICATING MESSAGE REPETITION PARAMETERS」と題するTAHERZADEH BOROUJENI他による米国仮特許出願第63/171,055号、2021年4月12日に出願された「RANDOM ACCESS MESSAGE 3 REPETITION INDICATION VIA RANDOM ACCESS MESSAGE 2 TIMING」と題するTAHERZADEH BOROUJENI他による米国仮特許出願第63/173,698号、2022年2月14日に出願された「TECHNIQUES FOR INDICATING MESSAGE REPETITION PARAMETERS」と題するTAHERZADEH BOROUJENI他による米国特許出願第17/671,350号の利益を主張し、それぞれは本出願の譲受人に譲渡されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002] 以下は、メッセージ反復パラメータを示すための技術と、ランダムアクセスメッセージ3(random access message 3)の反復送信(repeated transmissions)によるランダムアクセス手順(random access procedure)を実行する技術を含む、ワイヤレス通信(wireless communication)に関するものである。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのさまざまな種類の通信コンテンツを提供するために広く導入されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートでき得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、1つまたは複数の基地局(base station)または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含むことができ、それぞれが、ユーザ機器(UE:user equipment)としても知られ得る複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。
【0004】
[0004] 場合によっては、UEは、ランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)手順を使用して基地局との接続(connection)を確立するように構成され得る。しかし、一部の使用例では、従来のRACH技術が不十分であるか、一部の現在の構成では最適ではない可能性がある。
【0005】
[0005] 場合によっては、ワイヤレス通信(wireless communication)は、UEがネットワーク(たとえば、基地局)との通信を開始および/または再開できるようにするランダムアクセス手順を含んでもよい。一部のチャネル状態下では、ランダムアクセス手順のさまざまなメッセージが正しく受信されない可能性があり、そのため、UEとネットワークとの通信が遅延および/または妨げられ得る。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 説明される技術は、メッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする改良された方法、システム、デバイス、および装置に関する。たとえば、説明された技術は、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順の応答メッセージ(response message)内の送信パラメータ(transmission parameter)を使用して、基地局がアップリンクメッセージ(uplink message)の反復パラメータ(repetition parameter)をユーザ機器(UE)に示すことを可能にする。いくつかの例では、基地局は、たとえばUEからのランダムアクセス要求(random-access request)における反復要求(repetition request)または能力インジケーション(capability indication)に基づいて、送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピング(mapping)を構成するシステム情報をUEに送信することができる。アップリンクメッセージの反復(repetition)を構成する応答メッセージ内のインジケーション(indication)により、他の利点の中でも特に、システム効率(system efficiency)の向上とUEでのレイテンシ(latency)の短縮が可能になり得る。
【0007】
[0007] UEにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。この方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリング(control signaling)を含むランダムアクセス応答(RAR:random access response)を基地局から受信することと、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することとを含み得る。
【0008】
[0008] UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納された命令とを含み得る。命令は、装置に対して、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信させ、基地局から、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを受信させ、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0009】
[0009] UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。この装置は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段と、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを基地局から受信するための手段と、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段とを含み得る。
【0010】
[0010] UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信させ、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを基地局から受信させ、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信させるように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを基地局から受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよく、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復は、受信されたSIBに基づいて送信され得る。
【0012】
[0012] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRAR内の制御チャネル要素(control channel element)を検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、RARの制御リソースセット(CORESET:control resource set)内の検出された制御チャネル要素の位置(location)を含む。
【0013】
[0013] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、検出された制御チャネル要素のインデクス(index)に基づき得る。
【0014】
[0014] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRARに関連付けられたアグリゲーションレベル(aggregation level)を検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、検出されたアグリゲーションレベルを含む。
【0015】
[0015] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンス(reference signal sequence)を検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、検出された基準信号シーケンスを含む。
【0016】
[0016] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求内で能力インジケーションを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された能力インジケーションに基づくことができる。
【0017】
[0017] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において反復要求を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された反復要求に基づくことができる。
【0018】
[0018] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータ(second transmission parameter)は、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータ(second repetition parameter)にマッピングし、1つまたは複数の反復は、第2の反復パラメータにしたがって送信され得る。
【0019】
[0019] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在(a presence of repetitions)を示すインジケーション、反復の数(a quantity of repetitions,)、スロット間周波数ホッピングパターン(inter-slot frequency hopping pattern)、スロット内周波数ホッピングパターン(intra-slot frequency hopping pattern)、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成(joint channel estimation configuration)、またはそれらの任意の組合せを含む。
【0020】
[0020] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信されたRARは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)を含む。
【0021】
[0021] 方法が説明される。この方法は、基地局から、RAR構成を含むシステム情報を受信することと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージ(second random access message)が受信される時間期間(time period)を示す、RARウィンドウの複数の間隔(interval)のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージ(third random access message)の個別の送信構成(distinct transmission configuration)に対応する、ランダムアクセス動作(random access operation)の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(first random access message)を基地局に送ることと、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報(timing information)にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定することと、第3のランダムアクセスメッセージを、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって基地局に1回または複数回送ることと、を含むことができる。
【0022】
[0022] 装置が説明される。この装置は、プロセッサ、プロセッサに結合されたメモリ、およびメモリに格納された命令を含むことができる。命令は、装置に対して、基地局からRAR構成を含むシステム情報を受信させ、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送らせ、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信させ、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定させ、第3のランダムアクセスメッセージを、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって基地局に1回または複数回送らせるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0023】
[0023] 別の装置が説明される。この装置は、RAR構成を含むシステム情報を基地局から受信するための手段と、AR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送る手段と、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信するための手段と、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定するための手段と、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送る手段と、を含んでもよい。
【0024】
[0024] コードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、RAR構成を含むシステム情報を基地局から受信し、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送り、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信し、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定し、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送るためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0025】
[0025] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータのための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0026】
[0026] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータのための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、第1の数はゼロより大きい整数(integer)である。
【0027】
[0027] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、第3のランダムアクセスメッセージがスロット間周波数ホッピング(inter-slot frequency-hopping)を使用して送られ得るべきか否かを示すインジケーションを含み、第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、PDCCHを介して基地局から第2のランダムアクセスメッセージを受信することを含む。
【0028】
[0028] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定することは、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間(first time)を記録し、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間(second time)を測定し、第1の時間と第2の時間の間の時間オフセット(time offset)を計算し、時間オフセットにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0029】
[0029] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEがRAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージを1回または複数回送ることができ得ることを示すUEの能力情報(capability information)を含む第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0030】
[0030] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージをRAR構成にしたがって1回または複数回送る要求(request)を含む第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0031】
[0031] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEに対応する無線ネットワーク一時識別子(RNTI:radio network temporary identifier)を含む第1のランダムアクセスメッセージを、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)を介して基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0032】
[0032] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第3のランダムアクセスメッセージを送ることは、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)を介して基地局に第3のランダムアクセスメッセージを送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0033】
[0033] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、基地局からUEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を含む第2のランダムアクセスメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズ(data size)を増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの特定の送信構成(transmission configuration)を間接的に示す。
【0034】
[0034] UEにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。この方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを基地局から受信することと、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することとを含んでもよい。
【0035】
[0035] UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納された命令とを含み得る。命令は、装置に対して、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信させ、基地局から、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを受信させ、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0036】
[0036] UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。この装置は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段と、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを基地局から受信するための手段と、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段とを含み得る。
【0037】
[0037] UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信し、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを基地局から受信し、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0038】
[0038] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するシステム情報ブロック(SIB:system information block)を基地局から受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復は、受信されたSIBに基づいて送信され得る。
【0039】
[0039] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRAR内の制御チャネル要素を検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、RARのCORESET内の検出された制御チャネル要素の位置を含む。
【0040】
[0040] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、検出された制御チャネル要素のインデクスに基づき得る。
【0041】
[0041] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRARに関連付けられたアグリゲーションレベルを検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、検出されたアグリゲーションレベルを含む。
【0042】
[0042] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを検出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、第1の送信パラメータは、検出された基準信号シーケンスを含む。
【0043】
[0043] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求内で能力インジケーションを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された能力インジケーションに基づくことができる。
【0044】
[0044] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において反復要求を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された反復要求に基づくことができる。
【0045】
[0045] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングし、1つまたは複数の反復は、第2の反復パラメータにしたがって送信され得る。
【0046】
[0046] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを含む。
【0047】
[0047] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、受信されたRARはPDCCHを含む。
【0048】
[0048] 基地局におけるワイヤレス通信の方法が説明される。この方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求をUEから受信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARをUEに送信することと、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することと、を含み得る。
【0049】
[0049] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納された命令とを含み得る。命令は、装置に対して、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求をUEから受信させ、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARをUEに送信させ、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視させるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0050】
[0050] 基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。この装置は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求をUEから受信するための手段と、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARをUEに送信するための手段と、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するための手段とを含んでもよい。
【0051】
[0051] 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求をUEから受信し、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARをUEに送信し、ここで、1つまたは複数の送信パラメータのうちの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがってアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するようにプロセッサによって実行可能な命令を含んでもよい。
【0052】
[0052] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含むことができ、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、送信されたSIBに基づいてよい。
【0053】
[0053] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARを送信することは、RAR内の制御チャネル要素を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、第1の送信パラメータは、RARのCORESET内の送信された制御チャネル要素の位置を含む。
【0054】
[0054] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、送信された制御チャネル要素のインデクスに基づくことができる。
【0055】
[0055] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARを送信することは、アグリゲーションレベルにしたがってRARを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第1の送信パラメータはアグリゲーションレベルを含む。
【0056】
[0056] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARを送信することは、送信されるRARに関連付けられた基準信号シーケンスを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、第1の送信パラメータは、送信された基準信号シーケンスを含む。
【0057】
[0057] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を受信することは、ランダムアクセス要求において能力インジケーションを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された能力インジケーションに基づくことができる。
【0058】
[0058] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ランダムアクセス要求を受信することは、ランダムアクセス要求において反復要求を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができ、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された反復要求に基づくことができる。
【0059】
[0059] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングされ、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、第2の反復パラメータにしたがってよい。
【0060】
[0060] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを含む。
【0061】
[0061] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信されるRARはPDCCHを含む。
【0062】
[0062] 方法が説明される。この方法は、基地局から、RAR構成を含むシステム情報を受信することと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送ることと、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定することと、特定の間隔に対応する個別の送信構成による第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送ることと、を含むことができる。
【0063】
[0063] 装置が説明される。この装置は、プロセッサ、プロセッサに結合されたメモリ、およびメモリに格納された命令を含むことができる。命令は、装置に対して、基地局からRAR構成を含むシステム情報を受信させ、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送らせ、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信させ、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定させ、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがった第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送らせるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0064】
[0064] 別の装置が説明される。この装置は、RAR構成を含むシステム情報を基地局から受信するための手段と、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送る手段と、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信するための手段と、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定するための手段と、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送るための手段と、を含んでもよい。
【0065】
[0065] コードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、RAR構成を含むシステム情報を基地局から受信し、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送り、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを基地局から受信し、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングのうちの少なくとも1つを含む第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定し、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージを基地局に1回または複数回送るように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0066】
[0066] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータのための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0067】
[0067] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、第1の数はゼロより大きい整数である。
【0068】
[0068] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、第3のランダムアクセスメッセージがスロット間周波数ホッピングを使用して送られ得るか否かを示すインジケーションのための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0069】
[0069] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定することは、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録し、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定し、第1の時間と第2の時間の間の時間オフセットを計算し、時間オフセットにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0070】
[0070] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEがRAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージを1回または複数回送ることができ得ることを示すUEの能力情報を含む第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0071】
[0071] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージをRAR構成にしたがって1回または複数回送る要求を含む第1のランダムアクセスメッセージを基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0072】
[0072] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEに対応するRNTIを含む第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介して基地局に送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0073】
[0073] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、PDCCHを介して基地局から第2のランダムアクセスメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0074】
[0074] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第3のランダムアクセスメッセージを送ることは、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、PUSCHを介して基地局に第3のランダムアクセスメッセージを送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0075】
[0075] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RARウィンドウ中に第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、基地局からUEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を含む第2のランダムアクセスメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの特定の送信構成を間接的に示す。
【0076】
[0076] 方法が説明される。この方法は、RAR構成を含むシステム情報をUEに送ることと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信することと、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を選択することと、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、特定の間隔中に第2のランダムアクセスメッセージをUEに送ることと、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがってUEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージをUEから受信することと、を含み得る。
【0077】
[0077] 装置が説明される。この装置は、プロセッサ、プロセッサに結合されたメモリ、およびメモリに格納された命令を含むことができる。命令は、装置に対して、RAR構成を含むシステム情報をUEに送らせ、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信させ、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を選択させ、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、特定の間隔中に第2のランダムアクセスメッセージをUEに送らせ、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがってUEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージをUEから受信させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0078】
[0078] 別の装置が説明される。この装置は、RAR構成を含むシステム情報をUEに送るための手段と、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信するための手段と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を選択するための手段と、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、特定の間隔中に第2のランダムアクセスメッセージをUEに送る手段と、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがってUEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージをUEから受信するための手段と、を含んでもよい。
【0079】
[0079] コードを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、RAR構成を含むシステム情報をUEに送らせ、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔のセットを示し、複数の間隔のセットの各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信させ、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの複数の間隔のセットのうちの特定の間隔を選択させ、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、特定の間隔中に第2のランダムアクセスメッセージをUEに送らせ、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがってUEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージをUEから受信させるように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0080】
[0080] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータのための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0081】
[0081] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータのための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、第1の数はゼロより大きい整数である。
【0082】
[0082] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、個別の送信構成は、複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットがスロット間周波数ホッピングを使用して送られ得るか否かを示すインジケーションのための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0083】
[0083] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEがRAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージを1回または複数回送ることができ得ることを示すUEの能力情報を含む第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0084】
[0084] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、RAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージを1回または複数回送る要求を含む第1のランダムアクセスメッセージをUEから受信するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0085】
[0085] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEに対応するRNTIを含む第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介してUEから受信するための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0086】
[0086] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のランダムアクセスメッセージを送ることは、PDCCHを介してUEに第2のランダムアクセスメッセージを送るための動作、特徴、手段、または命令を含むことができる。
【0087】
[0087] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを受信することは、特定の間隔に対応する個別の送信構成にしたがってUEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージのセットのうちの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、PUSCHを介してUEから受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0088】
[0088] 本明細書に説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、特定の間隔中に第2のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を含む第2のランダムアクセスメッセージをUEに送るための動作、特徴、手段、または命令を含み得、第2のランダムアクセスメッセージが送られ得る時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの特定の送信構成を間接的に示す。
【図面の簡単な説明】
【0089】
図1】[0089] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図2】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図3】[0090] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするプロセスフローの例を示す図。
図4】[0091] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスのブロック図。
図5】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスのブロック図。
図6】[0092] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする通信マネージャのブロック図。
図7】[0093] 本開示の態様にしたがって、メッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図8】[0094] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスのブロック図。
図9】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスのブロック図。
図10】[0095] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする通信マネージャのブロック図。
図11】[0096] 本開示の態様にしたがって、メッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図12】[0097] 本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法を示すフローチャートを示す図。
図13】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法を示すフローチャートを示す図。
図14】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法を示すフローチャートを示す図。
図15】本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法を示すフローチャートを示す図。
図16】[0098] 本開示のさまざまな態様にしたがってワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの一例を示す図。
図17A】[0099] 本開示のさまざまな態様にしたがって、第5世代(5G)の新無線(NR)フレーム構造内の第1のサブフレームの一例を示す図。
図17B】[0100] 本開示のさまざまな態様による、5GNRサブフレーム内のダウンリンクチャネルの一例を示す図。
図17C】[0101] 本開示のさまざまな態様にしたがって、5GNRフレーム構造内の第2のサブフレームの一例を示す図。
図17D】[0102] 本開示のさまざまな態様にしたがって、5GNRサブフレーム内のアップリンクチャネルの一例を示す図。
図18】[0103] 本開示のさまざまな態様にしたがって、アクセスネットワークにおける基地局およびUEのハードウェアコンポーネントの一例を示す図。
図19】[0104] 本開示のさまざまな態様にしたがって、アクセスネットワークにおける基地局とUEの間のランダムアクセスチャネル(RACH)手順の例示的なメッセージ交換を示す図。
図20】[0105] 本開示のさまざまな態様にしたがって、例示的なランダムアクセス応答(RAR)ウィンドウを示す図。
図21】[0106] 本開示のさまざまな態様にしたがって、UEなどのワイヤレス通信のための例示的な装置を示す図。
図22】[0107] 本開示のさまざまな態様にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信の方法のフローチャートを示す図。
図23】[0108] 本開示のさまざまな態様にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信の方法の追加のステップまたは任意のステップのフローチャートを示す図。
図24】[0109] 本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための基地局などの例示的な装置を示す図。
図25】[0110] 本開示のさまざまな態様にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信の方法のフローチャートを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0090】
[0111] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には明らかであり、本明細書に定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書に開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0091】
[0112] 添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、さまざまな構成を説明するものであり、本明細書に説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびコンポーネントがブロック図の形式で示される。
【0092】
[0113] ユーザ機器(UE)は、ワイヤレスネットワークにアクセスするために、基地局とともにランダムアクセス手順(たとえば、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順)を実施し得る。RACH手順の例は、ワイヤレスネットワークに最初にアクセスするときにまたはハンドオーバ中に実施され得る。ランダムアクセス手順を正常に実施した後に、UEと基地局とは、データの後続の送信および他の通信を通信するために、データ接続を確立し得る。すなわち、UEと基地局とは、データ接続のために無線リソース制御(RRC)構成を確立し得、基地局は、スケジューリング要求などのアップリンク制御送信のためにリソース(たとえば、時間、周波数、または空間リソース)を割り振り得る。ランダムアクセス手順の後に、UEは、基地局との接続状態にあり得る。
【0093】
[0114] いくつかの例では、UEは、基地局との接続を確立するために、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信などにおいて、ランダムアクセス要求(たとえば、Msg1)を基地局に送信し得る。ランダムアクセス要求に応答して、基地局は、ランダムアクセス応答(RAR)(たとえば、Msg2)などの応答メッセージをUEに送信し得る。応答メッセージは、UEからのアップリンクメッセージ(たとえば、Msg3)のための構成情報を含み得、これにおいて、UEは、たとえば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信において、アップリンクスケジューリング情報を送信し得る。いくつかの場合には、基地局がアップリンクメッセージを受信し、正常にアップリンクメッセージを復号する可能性を増加させるために、チャネル状態に基づいて、UEがアップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することが有益であり得る。しかしながら、反復を明示的に構成するために応答メッセージのサイズを増加させると、たとえば多重化シナリオでは、シグナリングオーバーヘッドが増加し得、通信効率が低減し得る。
【0094】
[0115] 本明細書に説明される技術によれば、基地局は、応答メッセージにおける送信パラメータを使用して、アップリンクメッセージの反復パラメータをUEに示し得る。いくつかの例では、基地局は、たとえば、UEからのランダムアクセス要求における反復要求または能力インジケーションに基づいて、送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを構成する(たとえば、システム情報ブロック(SIB)の残存最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)部分における)システム情報を、UEに送信し得る。反復パラメータは、反復の存在、反復の数、周波数ホッピングパラメータ、他の反復パラメータ、またはそれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、送信パラメータは、応答メッセージにおける制御シグナリング(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信)に関連付けられ得る。たとえば、送信パラメータは、応答メッセージの制御リソースセット(CORESET)における制御チャネル要素の位置、制御シグナリングに関連付けられたアグリゲーションレベル、制御シグナリングのための基準信号シーケンス(たとえば、復調基準信号(DMRS)シーケンス)、またはそれらの任意の組合せを含み得る。アップリンクメッセージ反復を構成する応答メッセージにおけるインジケーションにより、他の利点の中でも特に、システム効率の向上と、UEにおけるレイテンシの短縮とが可能になり得る。
【0095】
[0116] 追加または代替として、従来のワイヤレス通信システムは、ネットワークデバイスが互いとの通信を開始および/または再開するために、RACH手順を実施し得る。たとえば、UEは、ネットワークデバイス(たとえば、基地局)との通信を開始および/または再開するために、RACH手順をトリガし得る。しかしながら、いくつかのチャネル状態の下では、RACH手順の送信されたメッセージは、正しく受信されないことがある。たとえば、いくつかのキャリア周波数(たとえば、ミリメートル波帯域)が利用される場合またはそのようなとき、RACHメッセージ送信は有意な経路損失を被り得る。そのようなワイヤレス通信システムは、RACHメッセージ送信の反復を利用することによって、RACH手順を用いてこの問題に対処することを試み得る。すなわち、送り側は、RACHメッセージを数回送信し得(すなわち、反復)、これにより、RACHメッセージの正しい受信の尤度を改善し得る。しかしながら、メッセージ反復構成(message repetition configuration)を示すデータを追加するための既存のRACHメッセージの修正は望ましくないことがある。たとえば、ランダムアクセスメッセージ2(たとえば、Msg2)にランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)反復構成を追加することは、望ましくないことがある。すなわち、追加のデータは、RACHメッセージ(たとえば、Msg2)のサイズを増加させ得、それにより、メッセージの送信がより送信失敗しやすくなり得、および/またはRACH手順のタイミングが悪影響を受け得る。いくつかの態様では、RACHメッセージ(たとえば、Msg2)は複数のデバイスのための情報を含み得、したがって、各デバイスのデータサイズを増加させると、RACHメッセージのサイズが著しく増加し得る。
【0096】
[0117] 本明細書に提示される態様は、基地局が、UEへのMsg2送信のタイミングを介して、Msg3反復構成を示すための複数の様式を提供する。いくつかの態様では、UEは、Msg3反復構成を、Msg2送信の受信に対応するRARウィンドウの間隔にしたがって決定し得る。さらに、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0097】
[0118] 次に、さまざまな装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)さまざまなブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0098】
[0119] 例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明するさまざまな機能を実施するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0099】
[0120] したがって、1つまたは複数の例では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に格納されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある、コンピュータ記憶媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体は、一時的な信号を除外し得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを格納するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
【0100】
[0121] 本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。本開示の態様は、メッセージ反復パラメータを示すための技術と、基地局が、UEへのMsg2送信のタイミングを介して、Msg3反復構成を示すための複数の様式とに関係する、プロセスフロー、装置図、システム図、フローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
【0101】
[0122] 図1は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度のデバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0102】
[0123] 基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105とUE115とは、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115と基地局105とが1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105とUE115とが1つまたは複数の無線アクセス技術にしたがって信号の通信をサポートし得る地理的エリアの例であり得る。
【0103】
[0124] UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、異なる時間に固定、もしくは移動、またはその両方であり得る。UE115は、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書に記載されたUE115は、図1に示されているように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、もしくは他のネットワーク機器)などのさまざまなタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0104】
[0125] 基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いに通信するか、またはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)もしくは間接(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、もしくは他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0105】
[0126] 本明細書に記載された基地局105のうちの1つまたは複数は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(それらのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の適切な用語を含むことがあるか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0106】
[0127] UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語を含むことがあるか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、他の例の中でも特に、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、他の例の中でも特に、器具、車両、またはメーターなどのさまざまな物体中で実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。
【0107】
[0128] 本明細書に説明されるUE115は、図1に示されているように、リレーとして時々働き得る他のUE115ならびに、他の例の中でも特に、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、またはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器などのさまざまなタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0108】
[0129] UE115と基地局105とは、1つまたは複数のキャリアを介して1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルにしたがって動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用したUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成にしたがって、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0109】
[0130] キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技術を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技術を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとを含み得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに高め得る。
【0110】
[0131] 基地局105またはUE115についての時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームにしたがって編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までの範囲の)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0111】
[0132] 各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックス(CP)の長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。CPを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいることがある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。
【0112】
[0133] サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0113】
[0134] 物理チャネルは、さまざまな技術にしたがってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化(TDM)技術、周波数分割多重化(FDM)技術、またはハイブリッドTDM-FDM技術のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルの制御領域(たとえば、CORESET)は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットにしたがって制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて1つまたは複数個の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補のアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連するいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0114】
[0135] いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105がさまざまな地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0115】
[0136] ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらのさまざまな組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先度付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般の商用適用例に使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0116】
[0137] いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で実行される。
【0117】
[0138] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0118】
[0139] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る、アクセスネットワークエンティティ140などの副コンポーネントを含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105のさまざまな機能は、さまざまなネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0119】
[0140] ワイヤレス通信システム100は、たとえば、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。たとえば、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルまで及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境的な特徴によってブロックまたはリダイレクトされることがあるが、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するには十分に構造物を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0120】
[0141] ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、無認可無線周波数スペクトル帯域無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、他の例の中でも特に、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0121】
[0142] 基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技術を採用するために使用され得る複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル中に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、さまざまなMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0122】
[0143] 基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を利用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増大させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技術は空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技術は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0123】
[0144] 空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技術である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスがデバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0124】
[0145] ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックにしたがって動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションとリアセンブリとを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度ハンドリングと、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技術、誤り訂正技術、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0125】
[0146] UE115と基地局105とは、データが正常に受信される可能性を増大させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増大させるための1つの技術である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線条件(たとえば、低信号対ノイズ条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて、そのスロット中でHARQフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔にしたがってHARQフィードバックを提供し得る。
【0126】
[0147] 本明細書に説明される技術によれば、基地局105は、RACH手順の応答メッセージにおける送信パラメータを使用して、アップリンクメッセージの反復パラメータをUE115に示し得る。いくつかの例では、基地局105は、たとえば、UE115からのランダムアクセス要求における反復要求または能力インジケーションに基づいて、送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを構成する(たとえば、SIBのRMSI部分における)システム情報を、UE115に送信し得る。アップリンクメッセージ反復を構成する応答メッセージにおけるインジケーションにより、他の利点の中でも特に、システム効率の向上と、UE115におけるレイテンシの短縮とが可能になり得る。
【0127】
[0148] 図2は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするワイヤレス通信システム200の例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム100の態様を実装するか、またはそれらによって実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局205とUE215とを含み得る。ワイヤレス通信システム200は、電力消費量、接続安定性の改善をサポートし得、いくつかの例では、他の利点の中でも特に、RACH動作におけるより低いレイテンシを促進し得る。
【0128】
[0149] 図2に示されているように、UE215は、ワイヤレス通信システム200中のワイヤレスネットワークにアクセスするために、基地局205とともにランダムアクセス手順(たとえば、RACH手順)を実施し得る。すなわち、UE215は、接続を確立するために要求220(たとえば、Msg1と呼ばれることがある、ランダムアクセス要求)を基地局205に送信し得る。それに応答して、基地局205は、応答225(たとえば、Msg2と呼ばれることがある、RAR)をUE215に送信し得る。応答225は、UE215からの1つまたは複数のアップリンクメッセージ230のための構成情報を含み得る。いくつかの例では、応答225は、データ部分(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))と、制御部分(たとえば、PDCCH)とを含み得る。いくつかの場合には、基地局205がアップリンクメッセージ230を受信し、正常に復号する可能性を増加させるために、チャネル状態に基づいて、UE215がアップリンクメッセージ230の1つまたは複数の反復を送信することが有益であり得る。したがって、基地局205は、応答225の送信パラメータを使用して、たとえば応答225のPDCCHの送信パラメータを使用して、アップリンクメッセージ230の反復パラメータをUE215に示し得る。
【0129】
[0150] いくつかの例では、基地局205は、PDCCHの第1の制御チャネル要素(CCE)のインデクスなど、PDCCHのCCEのインデクスを使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。追加または代替として、基地局205は、PDCCHのアグリゲーションレベル(たとえば、アグリゲーションレベル1、2、4、または8)を使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。PDCCHのアグリゲーションレベルは、PDCCHとPDCCHのフォーマットとを搬送するために、連続するCCEの数を示し得る。PDCCHのアグリゲーションレベルは、基地局205が構成し得るアップリンクメッセージ230の反復の数に影響を及し得る、UE215と基地局205との間のチャネルの状態に基づき得、したがって、アップリンクメッセージ230の反復パラメータを示すためにアグリゲーションレベルを使用することが有益であり得る。いくつかの例では、基地局205は、PDCCHのための基準信号シーケンス(たとえば、DMRSシーケンス)を使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。いくつかの例では、基地局205は、応答225における第1の送信パラメータを使用して第1の反復パラメータを示し、第2の送信パラメータを使用して第2の反復パラメータを示し得る。
【0130】
[0151] いくつかの例では、基地局205は、RMSI部分などにおいて、UE215に送信されるシステム情報において1つまたは複数の送信パラメータと1つまたは複数の反復パラメータとの間のマッピングを示し得る。たとえば、基地局205は、SIBをブロードキャストし得、UE215は、このSIBを、基地局205との接続を確立する前に受信し得る。SIBに基づいて、UE215は、送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別し、応答225における送信パラメータに基づいて、アップリンクメッセージ230の反復パラメータを決定し得る。
【0131】
[0152] 応答225における送信パラメータに基づいて、UE215は、アップリンクメッセージ230のための決定された反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージ230の1つまたは複数の反復を基地局205に送信し得る。いくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在、反復の数、スロット間周波数ホッピング構成に示すインジケーション、スロット内周波数ホッピング構成に示すインジケーション、アップリンクメッセージ230の反復にわたる結合チャネル推定の構成、他の反復パラメータ、またはそれらの任意の組合せを含み得る。アップリンクメッセージ230の反復を構成する応答225におけるインジケーションにより、他の利点の中でも特に、システム効率の向上と、UE215におけるレイテンシの短縮とが可能になり得る。
【0132】
[0153] 図3は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするプロセスフロー300の例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー300は、ワイヤレス通信システム100および200の1つまたは複数の態様を実装するか、あるいはそれらによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー300は、図1および図2を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局305またはUE315のうちの1つまたは複数に関連する例示的な動作を含み得る。プロセスフロー300の以下の説明では、基地局305とUE315との間の動作は、示される例示的な順序とは異なる順序で実施され得るか、あるいは基地局305およびUE315によって実施される動作は、異なる順序でまたは異なる時間に実施され得る。いくつかの動作はまた、プロセスフロー300から省略され得、他の動作は、プロセスフロー300に追加され得る。基地局305とUE315とによって実施される動作は、RACH動作の改善をサポートし得、いくつかの例では、他の利点の中でも特に、通信効率の改善を促進し得る。
【0133】
[0154] いくつかの例では、320において、基地局305は、たとえばUE315がワイヤレスネットワークにアクセスすることを可能にするためにUE315と基地局305とが接続を確立する前に、UE315にシステム情報をブロードキャストし得る。システム情報(たとえば、SIBにおけるRMSI)は、基地局305からのメッセージの1つまたは複数の送信パラメータと、UE315からのメッセージの1つまたは複数の反復パラメータとの間のマッピングを示し得る。
【0134】
[0155] 325において、UE315は、RACH手順を使用して接続を確立するために要求(たとえば、Msg1と呼ばれることがある、ランダムアクセス要求)を基地局305に送信し得る。いくつかの例では、要求は、能力インジケーションを含み得、ここで、UE315は、基地局305からのメッセージの送信パラメータとUE315からのメッセージの反復パラメータとの間のマッピングを識別する能力を示し得る。追加または代替として、要求は、たとえばチャネル状態または送信環境に基づいて、RACH手順のアップリンクメッセージの反復についての要求を含み得る。
【0135】
[0156] 330において、基地局305は、応答(たとえば、Msg2と呼ばれることがある、RAR)をUE315に送信し得る。応答は、たとえばUE315からの要求における能力インジケーションまたは反復要求に基づいて、RACH手順のアップリンクメッセージのための構成情報を含み得る。いくつかの例では、応答は、データ部分(たとえば、PDSCH)と、制御部分(たとえば、PDCCH)とを含み得る。基地局305は、応答の送信パラメータを使用して、たとえば応答のPDCCHの送信パラメータを使用して、アップリンクメッセージの反復パラメータをUE315に示し得る。
【0136】
[0157] いくつかの例では、基地局305は、PDCCHの第1のCCEのインデクスなど、PDCCHのCCEのインデクスを使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。追加または代替として、基地局305は、PDCCHのアグリゲーションレベル(たとえば、アグリゲーションレベル1、3、4、または8)を使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。PDCCHのアグリゲーションレベルは、PDCCHとPDCCHのフォーマットとを搬送するために、連続するCCEの数を示し得る。PDCCHのアグリゲーションレベルは、基地局305が構成し得るアップリンクメッセージの反復の数に影響を及し得る、UE315と基地局305との間のチャネルの状態に基づき得、したがって、アップリンクメッセージの反復パラメータを示すためにアグリゲーションレベルを使用することが有益であり得る。いくつかの例では、基地局305は、PDCCHのための基準信号シーケンス(たとえば、DMRSシーケンス)を使用して、1つまたは複数の反復パラメータを示し得る。いくつかの例では、基地局305は、応答における第1の送信パラメータを使用して第1の反復パラメータを示し、第2の送信パラメータを使用して第2の反復パラメータを示し得る。
【0137】
[0158] 335において、UE315は、識別された反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信し得る。いくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在、反復の数、スロット間周波数ホッピング構成に示すインジケーション、スロット内周波数ホッピング構成に示すインジケーション、アップリンクメッセージの反復にわたる結合チャネル推定の構成、他の反復パラメータ、またはそれらの任意の組合せを含み得る。基地局305とUE315とによって実施される動作は、RACH動作の改善をサポートし得、いくつかの例では、他の利点の中でも特に、通信効率の改善を促進し得る。
【0138】
[0159] 図4は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス405のブロック図400を示す。デバイス405は、本明細書に説明されるUE115の態様の例であり得る。デバイス405は、受信機410と、送信機415と、通信マネージャ420とを含み得る。デバイス405はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0139】
[0160] 受信機410は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス405の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機410は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0140】
[0161] 送信機415は、デバイス405の他のコンポーネントによって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機415は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機415は、トランシーバコンポーネントにおいて受信機410とコロケートされ得る。送信機415は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0141】
[0162] 通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはそれらのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、本明細書に説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0142】
[0163] いくつかの例では、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示に説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする、プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、プロセッサにより、メモリに格納された命令を実行することによって)本明細書に記載された機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0143】
[0164] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントの機能は、(たとえば、本開示に説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0144】
[0165] いくつかの例では、通信マネージャ420は、受信機410、送信機415、あるいはその両方を使用してまたは他の方法でそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ420は、受信機410から情報を受信するか、送信機415に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書に説明されるさまざまな他の動作を実施するために、受信機410、送信機415、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0145】
[0166] 通信マネージャ420は、本明細書に開示される例にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ420は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。通信マネージャ420は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。通信マネージャ420は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0146】
[0167] 本明細書に説明される例にしたがって、通信マネージャ420を含むかまたは構成することによって、デバイス405(たとえば、受信機410、送信機415、通信マネージャ420、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらと結合されたプロセッサ)は、効率的な電力消費と、通信リソースのより効率的な利用と、RACH送信のレイテンシの短縮とのための技術をサポートし得る。
【0147】
[0168] 図5は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書に説明されるデバイス405またはUE115の態様の例であり得る。デバイス505は、受信機510と、送信機515と、通信マネージャ520とを含み得る。デバイス505はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0148】
[0169] 受信機510は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス505の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機510は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0149】
[0170] 送信機515は、デバイス505の他のコンポーネントによって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機515は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバコンポーネントにおいて受信機510とコロケートされ得る。送信機515は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0150】
[0171] デバイス505、またはそれのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ520は、要求マネージャ525、応答コンポーネント530、アップリンクメッセージマネージャ535、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ520は、本明細書に説明される通信マネージャ420の態様の例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ520、またはそれのさまざまなコンポーネントは、受信機510、送信機515、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信するか、送信機515に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書に説明されるさまざまな他の動作を実施するために、受信機510、送信機515、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0151】
[0172] 通信マネージャ520は、本明細書に開示された例にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。要求マネージャ525は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。応答コンポーネント530は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。アップリンクメッセージマネージャ535は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0152】
[0173] 図6は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする通信マネージャ620のブロック図600を示す。通信マネージャ620は、本明細書に説明される通信マネージャ420、通信マネージャ520、またはその両方の態様の例であり得る。通信マネージャ620、またはそれのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、要求マネージャ625、応答コンポーネント630、アップリンクメッセージマネージャ635、システム情報コンポーネント640、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0153】
[0174] 通信マネージャ620は、本明細書に開示された例にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。要求マネージャ625は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。応答コンポーネント630は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。アップリンクメッセージマネージャ635は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0154】
[0175] いくつかの例では、システム情報コンポーネント640は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを、基地局から受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復は、受信されたSIBに基づいて送信される。
【0155】
[0176] いくつかの例では、応答コンポーネント630は、受信されたRARにおいて制御チャネル要素を検出するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、RARのCORESETにおける、検出された制御チャネル要素の位置を含む。
【0156】
[0177] いくつかの例では、反復パラメータは、検出された制御チャネル要素のインデクスに基づく。
【0157】
[0178] いくつかの例では、応答コンポーネント630は、受信されたRARに関連付けられたアグリゲーションレベルを検出するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、検出されたアグリゲーションレベルを含む。
【0158】
[0179] いくつかの例では、応答コンポーネント630は、受信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを検出するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、検出された基準信号シーケンスを含む。
【0159】
[0180] いくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することをサポートするために、要求マネージャ625は、ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された能力インジケーションに基づく。
【0160】
[0181] いくつかの例では、ランダムアクセス要求を送信することをサポートするために、要求マネージャ625は、ランダムアクセス要求において、反復要求を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された反復要求に基づく。
【0161】
[0182] いくつかの例では、受信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングする。いくつかの例では、1つまたは複数の反復は、第2の反復パラメータにしたがって送信される。
【0162】
[0183] いくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを含む。
【0163】
[0184] いくつかの例では、受信されたRARは、PDCCHを含む。
【0164】
[0185] 図7は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス705を含むシステム700の図を示す。デバイス705は、本明細書に説明されるデバイス405、デバイス505、またはUE115のコンポーネントの例であるか、あるいはそれらを含み得る。デバイス705は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス705は、通信マネージャ720、入出力(I/O)コントローラ710、トランシーバ715、アンテナ725、メモリ730、コード735、およびプロセッサ740など、通信を送信および受信するためのコンポーネントを含む双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス745)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0165】
[0186] I/Oコントローラ710は、デバイス705のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ710は、デバイス705に組み込まれていない周辺装置も管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ710は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ710は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ710は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ710は、プロセッサ740など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ710を介して、またはI/Oコントローラ710によって制御されるハードウェアコンポーネントを介して、デバイス705と対話し得る。
【0166】
[0187] いくつかの場合には、デバイス705は、単一のアンテナ725を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス705は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ725を有し得る。トランシーバ715は、本明細書に説明されたように、1つまたは複数のアンテナ725、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ715は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ715は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ725に提供し、1つまたは複数のアンテナ725から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ715、またはトランシーバ715および1つまたは複数のアンテナ725は、本明細書に説明される送信機415、送信機515、受信機410、受信機510、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらのコンポーネントの例であり得る。
【0167】
[0188] メモリ730は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ730は、プロセッサ740によって実行されたとき、本明細書に説明されるさまざまな機能をデバイス705に対して、実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード735を格納し得る。コード735は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納され得る。いくつかの場合には、コード735は、プロセッサ740によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに対して、本明細書に説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ730は、特に、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含むことがある。
【0168】
[0189] プロセッサ740は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、個別ハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ740は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ740に組み込まれ得る。プロセッサ740は、デバイス705に対して、さまざまな機能(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ730)に格納されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス705またはデバイス705のコンポーネントは、プロセッサ740と、プロセッサ740と結合されたメモリ730とを含み得、プロセッサ740とメモリ730とは、本明細書に説明されるさまざまな機能を実施するように構成される。
【0169】
[0190] 通信マネージャ720は、本明細書に開示された例にしたがって、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ720は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。通信マネージャ720は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。通信マネージャ720は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0170】
[0191] 本明細書に説明される例による通信マネージャ720を含むかまたは構成することによって、デバイス705は、通信信頼性の改善と、データスループットの増加に関係するユーザエクスペリエンスの改善と、通信リソースのより効率的な利用と、デバイス間の協調の改善と、レイテンシの短縮とのための技術をサポートし得る。
【0171】
[0192] いくつかの例では、通信マネージャ720は、トランシーバ715、1つまたは複数のアンテナ725、あるいはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。通信マネージャ720は、別個のコンポーネントとして示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ720を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ740、メモリ730、コード735、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード735は、デバイス705に対して、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施させるための、プロセッサ740によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ740とメモリ730とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0172】
[0193] 図8は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス805のブロック図800を示す。デバイス805は、本明細書に説明される基地局105の態様の例であり得る。デバイス805は、受信機810と、送信機815と、通信マネージャ820とを含み得る。デバイス805はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0173】
[0194] 受信機810は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス805の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機810は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0174】
[0195] 送信機815は、デバイス805の他のコンポーネントによって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機815は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機815は、トランシーバコンポーネントにおいて受信機810とコロケートされ得る。送信機815は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0175】
[0196] 通信マネージャ820、受信機810、送信機815、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはそれらのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ820、受信機810、送信機815、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、本明細書に説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0176】
[0197] いくつかの例では、通信マネージャ820、受信機810、送信機815、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、プロセッサによって、メモリに格納された命令を実行することによって)本明細書に説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0177】
[0198] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ820、受信機810、送信機815、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントは、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ820、受信機810、送信機815、あるいはそれらのさまざまな組合せまたはコンポーネントの機能は、(たとえば、本開示に説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0178】
[0199] いくつかの例では、通信マネージャ820は、受信機810、送信機815、あるいはその両方を使用してまたは他の方法でそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ820は、受信機810から情報を受信するか、送信機815に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書に説明されるさまざまな他の動作を実施するために、受信機810、送信機815、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0179】
[0200] 通信マネージャ820は、本明細書に開示される例にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ820は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。通信マネージャ820は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0180】
[0201] 本明細書に説明される例にしたがって通信マネージャ820を含むかまたは構成することによって、デバイス805(たとえば、受信機810、送信機815、通信マネージャ820、またはそれらの任意の組合せを制御するかまたはさもなければそれらと結合されたプロセッサ)は、効率的な電力消費と、通信リソースのより効率的な利用と、RACH送信のレイテンシの短縮とのための技術をサポートし得る。
【0181】
[0202] 図9は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス905のブロック図900を示す。デバイス905は、本明細書に説明されるデバイス805または基地局105の態様の例であり得る。デバイス905は、受信機910と、送信機915と、通信マネージャ920とを含み得る。デバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0182】
[0203] 受信機910は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス905の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機910は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0183】
[0204] 送信機915は、デバイス905の他のコンポーネントによって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機915は、さまざまな情報チャネル(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバコンポーネントにおいて受信機910とコロケートされ得る。送信機915は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0184】
[0205] デバイス905、またはそれのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ920は、要求コンポーネント925、応答マネージャ930、アップリンクメッセージコンポーネント935、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ920は、本明細書に説明される通信マネージャ820の態様の例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ920、またはそれのさまざまなコンポーネントは、受信機910、送信機915、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ920は、受信機910から情報を受信するか、送信機915に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書に説明されるさまざまな他の動作を実施するために、受信機910、送信機915、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0185】
[0206] 通信マネージャ920は、本明細書に開示される例にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。要求コンポーネント925は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。応答マネージャ930は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。アップリンクメッセージコンポーネント935は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0186】
[0207] 図10は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする通信マネージャ1020のブロック図1000を示す。通信マネージャ1020は、本明細書に説明される通信マネージャ820、通信マネージャ920、またはその両方の態様の例であり得る。通信マネージャ1020、またはそれのさまざまなコンポーネントは、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020は、要求コンポーネント1025、応答マネージャ1030、アップリンクメッセージコンポーネント1035、システム情報マネージャ1040、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0187】
[0208] 通信マネージャ1020は、本明細書に開示される例にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。要求コンポーネント1025は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。応答マネージャ1030は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。アップリンクメッセージコンポーネント1035は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0188】
[0209] いくつかの例では、システム情報マネージャ1040は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、送信されたSIBに基づく。
【0189】
[0210] いくつかの例では、RARを送信することをサポートするために、応答マネージャ1030は、RARにおいて制御チャネル要素を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、RARのCORESETにおける、送信された制御チャネル要素の位置を含む。
【0190】
[0211] いくつかの例では、反復パラメータは、送信された制御チャネル要素のインデクスに基づく。
【0191】
[0212] いくつかの例では、RARを送信することをサポートするために、応答マネージャ1030は、アグリゲーションレベルにしたがってRARを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、アグリゲーションレベルを含む。
【0192】
[0213] いくつかの例では、RARを送信することをサポートするために、応答マネージャ1030は、送信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、第1の送信パラメータは、送信された基準信号シーケンスを含む。
【0193】
[0214] いくつかの例では、ランダムアクセス要求を受信することをサポートするために、要求コンポーネント1025は、ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された能力インジケーションに基づく。
【0194】
[0215] いくつかの例では、ランダムアクセス要求を受信することをサポートするために、要求コンポーネント1025は、ランダムアクセス要求において、反復要求を受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された反復要求に基づく。
【0195】
[0216] いくつかの例では、送信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングする。いくつかの例では、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、第2の反復パラメータにしたがう。
【0196】
[0217] いくつかの例では、反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを含む。
【0197】
[0218] いくつかの例では、送信されたRARは、PDCCHを含む。
【0198】
[0219] 図11は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートするデバイス1105を含むシステム1100の図を示す。デバイス1105は、本明細書に説明されるデバイス805、デバイス905、または基地局105のコンポーネントの例であるか、あるいはそれらを含み得る。デバイス1105は、1つまたは複数の基地局105、UE115、あるいはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス1105は、通信マネージャ1120、ネットワーク通信マネージャ1110、トランシーバ1115、アンテナ1125、メモリ1130、コード1135、プロセッサ1140、および局間通信マネージャ1145など、通信を送信および受信するためのコンポーネントを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス1150)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0199】
[0220] ネットワーク通信マネージャ1110は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1110は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0200】
[0221] いくつかの場合には、デバイス1105は、単一のアンテナ1125を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス1105は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1125を有し得る。トランシーバ1115は、本明細書に説明されるように、1つまたは複数のアンテナ1125、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1115は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1115は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1125に提供し、1つまたは複数のアンテナ1125から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ1115、あるいはトランシーバ1115および1つまたは複数のアンテナ1125は、本明細書に説明された送信機815、送信機915、受信機810、受信機910、またはそれらの任意の組合せもしくはそれらのコンポーネントの例であり得る。
【0201】
[0222] メモリ1130は、RAMとROMとを含み得る。メモリ1130は、プロセッサ1140によって実行されたとき、本明細書に説明されるさまざまな機能をデバイス1105に対して、実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1135を格納し得る。コード1135は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納され得る。いくつかの場合には、コード1135は、プロセッサ1140によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに対して、本明細書に説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ1130は、特に、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含むことがある。
【0202】
[0223] プロセッサ1140は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、個別ハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1140は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1140に組み込まれ得る。プロセッサ1140は、デバイス1105に対して、さまざまな機能(たとえば、メッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ1130)に格納されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1105またはデバイス1105のコンポーネントは、プロセッサ1140と、プロセッサ1140と結合されたメモリ1130とを含み得、プロセッサ1140とメモリ1130とは、本明細書に説明されるさまざまな機能を実施するように構成される。
【0203】
[0224] 局間通信マネージャ1145は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1145は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などのさまざまな干渉緩和技術のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1145は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0204】
[0225] 通信マネージャ1120は、本明細書に開示される例にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1120は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。通信マネージャ1120は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。通信マネージャ1120は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。
【0205】
[0226] 本明細書に説明される例にしたがって通信マネージャ1120を含むかまたは構成することによって、デバイス1105は、通信信頼性の改善と、データスループットの増加に関係するユーザエクスペリエンスの改善と、通信リソースのより効率的な利用と、デバイス間の協調の改善と、レイテンシの短縮とのための技術をサポートし得る。
【0206】
[0227] いくつかの例では、通信マネージャ1120は、トランシーバ1115、1つまたは複数のアンテナ1125、あるいはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働してさまざまな動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。通信マネージャ1120は、別個のコンポーネントとして示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ1120を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ1140、メモリ1130、コード1135、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード1135は、デバイス1105に対して、本明細書に説明されるメッセージ反復パラメータを示すための技術のさまざまな態様を実施させるための、プロセッサ1140によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ1140とメモリ1130とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0207】
[0228] 図12は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、本明細書に説明されるUEまたはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1200の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0208】
[0229] 1205において、方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することを含み得る。1205の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1205の動作の態様は、図6を参照しながら説明された要求マネージャ625によって実施され得る。
【0209】
[0230] 1210において、方法は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信することを含み得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。1210の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1210の動作の態様は、図6を参照しながら説明された応答コンポーネント630によって実施され得る。
【0210】
[0231] 1215において、方法は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することを含み得る。1215の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1215の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ635によって実施され得る。
【0211】
[0232] 図13は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書に説明されるUEまたはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0212】
[0233] 1305において、方法は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを、基地局から受信することを含み得る。1305の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたシステム情報コンポーネント640によって実施され得る。
【0213】
[0234] 1310において、方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することを含み得る。1310の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図6を参照しながら説明された要求マネージャ625によって実施され得る。
【0214】
[0235] 1315において、方法は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信することを含み得、ここにおいて、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。1315の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図6を参照しながら説明された応答コンポーネント630によって実施され得る。
【0215】
[0236] 1320において、方法は、受信されたSIBに少なくとも部分的に基づいて、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することを含み得る。1320の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ635によって実施され得る。
【0216】
[0237] 図14は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書に説明される基地局またはそのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図1図3および図8図11を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、記載される機能の態様を実施し得る。
【0217】
[0238] 1405において、方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信することを含み得る。1405の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図10を参照しながら説明された要求コンポーネント1025によって実施され得る。
【0218】
[0239] 1410において、方法は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信することを含み得、ここで、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。1410の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図10を参照しながら説明された応答マネージャ1030によって実施され得る。
【0219】
[0240] 1415において、方法は、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することを含み得る。1415の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図10を参照しながら説明されたアップリンクメッセージコンポーネント1035によって実施され得る。
【0220】
[0241] 図15は、本開示の態様にしたがってメッセージ反復パラメータを示すための技術をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書に説明される基地局またはそのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図1図3および図8図11を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0221】
[0242] 1505において、方法は、第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを送信することを含み得る。1505の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図10を参照しながら説明されたシステム情報マネージャ1040によって実施され得る。
【0222】
[0243] 1510において、方法は、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信することを含み得る。1510の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図10を参照しながら説明された要求コンポーネント1025によって実施され得る。
【0223】
[0244] 1515において、方法は、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信することを含み得、ここにおいて、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする。1515の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図10を参照しながら説明された応答マネージャ1030によって実施され得る。
【0224】
[0245] 1520において、方法は、送信されたSIBに少なくとも部分的に基づいて、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することを含み得る。1520の動作は、本明細書に開示される例にしたがって実施され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図10を参照しながら説明されたアップリンクメッセージコンポーネント1035によって実施され得る。
【0225】
[0246] 図16は、本開示のさまざまな態様にしたがって、アクセスネットワーク101の例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)アクセスネットワーク101は、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160と、別のコアネットワーク190(たとえば、5Gコア(5GC))とを含む。いくつかの例では、アクセスネットワーク101と、基地局102と、UE104とは、図1を参照しながら説明された、それぞれワイヤレス通信システム100と、基地局105と、UE115との例であり得る。
【0226】
[0247] いくつかの態様では、UE104は、UE Msg3反復コンポーネント198を含み得る。UE Msg3反復コンポーネント198は、RACH手順中に、RARウィンドウ内の、Msg2がUE104によって受信された時間によって示される反復構成にしたがって、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。たとえば、UE Msg3反復コンポーネント198は、RAR構成を備えるシステム情報を受信し、ランダムアクセス手順の開始を要求するためにランダムアクセスメッセージ1(たとえば、Msg1)を送り、RARウィンドウ中にMsg2を受信し、Msg2が受信された時間とMsg2のPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定し、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。
【0227】
[0248] 同様に、基地局102は、基地局(BS)Msg3反復コンポーネント188を含み得る。BS Msg3反復コンポーネント188は、RAR構成を備えるシステム情報を送り、ランダムアクセス手順の開始を要求するMsg1を受信し、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を選択し、間隔中にMsg2を送り、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEによって送られた複数のMsg3の少なくとも1つのMsg3を受信するように構成され得る。
【0228】
[0249] 基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセルと、ピコセルと、マイクロセルとを含む。(発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)4G LTEのために構成された基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る第1のバックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースし得る。(次世代RAN(NG-RAN)と総称される)5G NRのために構成された基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る第2のバックホールリンク184を通してコアネットワーク190とインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送と、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信と、NASノード選択と、同期と、無線アクセスネットワーク(RAN)共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数を実施し得る。基地局102は、第3のバックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160またはコアネットワーク190を通して)通信し得る。第3のバックホールリンク134は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
【0229】
[0250] 基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。重複する地理的カバレージエリア110があり得る。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有し得る。スモールセルとマクロセルとの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含み得る。基地局102とUE104との間の通信リンク125は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク送信を含み得る。通信リンク125は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通したものであり得る。基地局102および/またはUE104は、各方向の送信に使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20、100、400MHzなど)までの帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、アップリンクよりも多いかまたは少ないキャリアがダウンリンクに割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
【0230】
[0251] いくつかのUE104は、デバイス間(D2D)通信リンク158を使用して互いに通信し得る。D2D通信リンク158は、ダウンリンク/アップリンクWWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)など、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、たとえば、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格に基づくWi-Fi(登録商標)、LTE、またはNRなど、さまざまなワイヤレスD2D通信システムを通したものであり得る。
【0231】
[0252] アクセスネットワーク101は、たとえば、5GHz無認可周波数スペクトルなどにおいて、通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)151をさらに含み得る。無認可周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152および/またはAP151は、チャネルが利用可能であるか否かを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施し得る。
【0232】
[0253] 基地局102は、スモールセル102’であろうがラージセル(たとえば、マクロ基地局)であろうが、発展型ノードB(eNB)、gノードB(gNB)、または他のタイプの基地局を含み得る。基地局180などのいくつかの基地局は、電磁スペクトル内の1つまたは複数の周波数帯域において動作し得る。ある場合には、基地局180は、基地局102の例であり得る。
【0233】
[0254] スモールセル102’は、認可および/または無認可周波数スペクトルにおいて動作し得る。無認可周波数スペクトルにおいて動作するとき、スモールセル102’はNRを採用し、Wi-Fi AP151によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトルにおいてNRを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージを強化し、および/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
【0234】
[0255] 電磁スペクトルは、しばしば、周波数/波長に基づいて、さまざまなクラス、帯域、チャネルなどに再分割される。5G NRでは、2つの初期動作帯域が、周波数範囲指定FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1とFR2との間の周波数は、しばしばミッドバンド周波数と呼ばれる。FR1の一部分は6GHzよりも大きいが、FR1は、さまざまなドキュメントおよび論文においてしばしば「サブ6GHz」帯域と(互換的に)呼ばれる。同様の名称問題が、FR2に関して時々起こり、FR2は、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域と識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、ドキュメントおよび論文において「ミリメートル波」(mmW)帯域と(互換的に)呼ばれる。
【0235】
[0256] 上記の態様を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHzよりも小さくなり得るか、FR1内にあり得るか、またはミッドバンド周波数を含み得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、ミッドバンド周波数を含み得るか、FR2内にあり得るか、またはEHF帯域内にあり得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。mmW無線周波数帯域を使用する通信は、極めて高い経路損失と短いレンジとを有する。mmW基地局180は、経路損失と短いレンジとを補償するために、UE104とのビームフォーミング182を利用し得る。
【0236】
[0257] 基地局180は、1つまたは複数の送信方向182’のUE104にビームフォーミングされた信号を送信し得る。UE104は、1つまたは複数の受信方向182”の基地局180からビームフォーミングされた信号を受信し得る。UE104はまた、1つまたは複数の送信方向の基地局180にビームフォーミングされた信号を送信し得る。基地局180は、1つまたは複数の受信方向のUE104からビームフォーミングされた信号を受信し得る。基地局180および/またはUE104は、基地局180および/またはUE104の各々に対して最良の受信方向と送信方向とを決定するために、ビームトレーニングを実施し得る。基地局180のための送信方向と受信方向とは、同じであることも同じでないこともある。UE104のための送信方向と受信方向とは、同じであることも同じでないこともある。ビームフォーミングされた信号がUE104と基地局102/180との間に示されているが、ビームフォーミングの態様は、サイドリンク、V2X、V2V、またはD2D通信などに基づいて、UE104またはRSU107によって別のUE104またはRSU107と通信するために同様に適用され得る。
【0237】
[0258] EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。たとえば、MME162は、ベアラおよび接続管理を行い得る。すべてのユーザのインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通して転送され、これ自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UE IPアドレス割振りならびに他の機能を行う。PDNゲートウェイ172とBM-SC170とは、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、パケット交換(PS)ストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールするために使用され得る。MBMSゲートウェイ168は、サービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
【0238】
[0259] コアネットワーク190は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)192と、他のAMF193と、セッション管理機能(SMF)194と、ユーザプレーン機能(UPF)195とを含み得る。AMF192は、統合データ管理(UDM)196と通信していることがある。AMF192は、UE104とコアネットワーク190との間のシグナリングを処理する制御ノードである。たとえば、AMF192は、QoSフローおよびセッション管理を行う。すべてのユーザのインターネットプロトコル(IP)パケットは、UPF195を介して転送される。UPF195は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。UPF195はIPサービス197に接続される。IPサービス197は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミング(PSS)サービス、および/または他のIPサービスを含み得る。
【0239】
[0260] 基地局は、gNB、ノードB、eNB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、送信受信ポイント(TRP)、または何らかの他の好適な用語を含み、および/あるいはそのように呼ばれることがある。基地局102は、UE104にEPC160またはコアネットワーク190へのアクセスポイントを提供する。UE104の例は、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メータ、ガスポンプ、大きいもしくは小さいキッチン器具、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサ/アクチュエータ、ディスプレイ、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両、心臓モニタなど)と呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
【0240】
[0261] 以下の説明では5G NRに関する通信の例を提供し得るが、本明細書に説明される概念は、LTE、LTE-A、CDMA、GSM(登録商標)、および他のワイヤレス技術など、他の同様の領域に適用可能であり得る。
【0241】
[0262] 図17A図17Dを参照すると、これらの図は、ワイヤレス通信システムのネットワーク要素(たとえば、基地局102、UE104)と、図16において上記で説明されたアクセスネットワーク101との間の通信のために使用され得る異なるリソースの例を示す。リソースは、時間ベース、周波数ベースであるか、または時間と周波数の両方に基づき得る。
【0242】
[0263] 図17Aは、本開示のさまざまな態様にしたがって、5G NRフレーム構造内の第1のサブフレームの例を示す図201である。図17Bは、本開示のさまざまな態様にしたがって、5G NRサブフレーム内のダウンリンクチャネルの例を示す図231である。図17Cは、本開示のさまざまな態様にしたがって、5G NRフレーム構造内の第2のサブフレームの例を示す図250である。図17Dは、本開示のさまざまな態様にしたがって、5G NRサブフレーム内のアップリンクチャネルの例を示す図280である。5G NRフレーム構造は、サブキャリアのセット(キャリアシステム帯域幅)に対して、サブキャリアのセット内のサブフレームがダウンリンクまたはアップリンクのいずれかに専用である、周波数分割複信(FDD)され得るか、あるいはサブキャリアのセット(キャリアシステム帯域幅)に対して、サブキャリアのセット内のサブフレームがダウンリンクとアップリンクの両方に専用である、時分割複信(TDD)され得る。図17A図17Cによって提供される例では、5G NRフレーム構造はTDDであると仮定され、サブフレーム4は、スロットフォーマット28で(大部分はダウンリンクで)構成され、ここで、Dはダウンリンクであり、Uはアップリンクであり、Fは、ダウンリンク/アップリンクの間の使用のためにフレキシブルであり、サブフレーム3は、スロットフォーマット1で(大部分はアップリンクで)構成される。サブフレーム3、4が、それぞれ、スロットフォーマット1、28で示されているが、どんなサブフレームも、さまざまな利用可能なスロットフォーマット0~61のいずれかで構成され得る。スロットフォーマット0、1は、それぞれ、すべてダウンリンク、アップリンクである。他のスロットフォーマット2~61は、ダウンリンク、アップリンク、およびフレキシブルなシンボルの混合を含む。UEは、受信されたスロットフォーマットインジケータ(SFI)を介して(ダウンリンク制御情報(DCI)を介して動的に、またはRRCシグナリングを介して半静的/静的に)スロットフォーマットで構成される。以下の説明は、TDDである5G NRフレーム構造にも適用されることに留意されたい。
【0243】
[0264] 他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。フレーム(たとえば、10ミリ秒)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(たとえば、1ミリ秒)に分割され得る。各サブフレームは、1つまたは複数のタイムスロットを含み得る。サブフレームはまた、7つ、4つ、または2つのシンボルを含み得るミニスロットを含み得る。各スロットは、スロット構成(slot configuration)に応じて7つまたは14個のシンボルを含み得る。スロット構成0の場合、各スロットは14個のシンボルを含み得、スロット構成1の場合、各スロットは7つのシンボルを含み得る。ダウンリンク上のシンボルは、CP-OFDMシンボルであり得る。アップリンク上のシンボルは、(高スループットシナリオの場合)CP-OFDMシンボルであり得るか、(単一のストリーム送信に限定された電力制限シナリオの場合)(シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルとも呼ばれる)DFT-S-OFDMシンボルであり得る。サブフレーム内のスロットの数は、スロット構成とヌメロロジー(numerology)とに基づく。スロット構成0の場合、異なるヌメロロジーμ0~5は、サブフレーム当たり、それぞれ、1、2、4、8、16、および32個のスロットを可能にする。スロット構成1の場合、異なるヌメロロジー0~2は、サブフレーム当たり、それぞれ、2、4、および8個のスロットを可能にする。したがって、スロット構成0およびヌメロロジーμの場合、14個のシンボル/スロットおよび2μ個のスロット/サブフレームが存在する。サブキャリア間隔およびシンボル長/持続時間は、ヌメロロジーの関数である。サブキャリア間隔は2μ*15kHzに等しくなり得、ここで、μはヌメロロジー0~5である。したがって、ヌメロロジーμ=0は15kHzのサブキャリア間隔を有し、ヌメロロジーμ=5は480kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/持続時間は、サブキャリア間隔と逆関係にある。図17A図17Dは、スロットごとに14個のシンボルをもつスロット構成0およびサブフレームごとに4つのスロットをもつヌメロロジーμ=2の例を提供する。そのような例では、スロット持続時間は0.25ミリ秒であり得、サブキャリア間隔は60kHzであり得、シンボル持続時間は約16.67マイクロ秒(μs)であり得る。フレームのセット内に、周波数分割多重化された1つまたは複数の異なる帯域幅部分(BWP)(図17B参照)があり得る。各BWPはヌメロロジーを有し得る。
【0244】
[0265] フレーム構造を表すためにリソースグリッドが使用され得る。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアを延在する(物理RB(PRB)とも呼ばれる)リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)に分割される。各REによって搬送されるビットの数は変調方式に依存する。
【0245】
[0266] 図17Aに示されているように、REのうちのいくつかは、UEのための基準(パイロット)信号(RS)を搬送する。RSは、(1つの構成の場合についてRxとして示され、ここで、100xはポート番号であるが、他のDM-RS構成が可能である)復調RS(DM-RS)と、UEにおけるチャネル推定用のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含み得る。RSはまた、ビーム測定RS(BRS)と、ビーム改良RS(BRRS)と、位相トラッキングRS(PT-RS)とを含み得る。
【0246】
[0267] 図17Bは、フレームのサブフレーム内のさまざまなダウンリンクチャネルの例を示す。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)(たとえば、1つ、2つ、4つ、8つ、16個、または32個のCCE)内でDCIを搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGは、RBのOFDMシンボル中に4つの連続するREを含む。1つのBWP内のPDCCHは、CORESETと呼ばれることがある。UEは、CORESET上でPDCCH監視オケージョン中に、PDCCH探索空間(たとえば、共通探索空間、UE固有探索空間)においてPDCCH候補を監視するように構成され、ここで、PDCCH候補は、異なるDCIフォーマットと異なるアグリゲーションレベルとを有する。追加のBWPは、チャネル帯域幅にわたって、より大きいおよび/またはより低い周波数に位置し得る。1次同期信号(PSS)は、フレームのサブフレームのシンボル2内にあり得る。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUE104によって使用される。2次同期信号(SSS)は、フレームのサブフレームのシンボル4内にあり得る。SSSは、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報と物理レイヤセル識別情報グループ番号とに基づいて、UEは、物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは、前述のDM-RSの位置を決定することができる。マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SSブロック(SSB)とも呼ばれる)同期信号(SS)/PBCHブロックを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。SSBおよびSS/PBCHという用語は、互換的に使用されることがある。MIBは、システム帯域幅内のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。PDSCHは、ユーザデータと、SIBなどのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0247】
[0268] 図17Cに示されているように、REのうちのいくつかは、基地局におけるチャネル推定のために(他のDM-RS構成が可能であるが、1つの構成についてRとして示される)DM-RSを搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)用のDM-RSと、PUSCH用のDM-RSとを送信し得る。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1つまたは2つのシンボルにおいて送信され得る。PUCCH DM-RSは、短いPUCCHが送信されるか長いPUCCHが送信されるかに応じて、および使用されるPUCCHフォーマットに応じて異なる構成で送信され得る。UEは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。SRSは、サブフレームの最後のシンボルにおいて送信され得る。SRSはコム構造(comb structure)を有し得、UEは、コムのうちの1つの上でSRSを送信し得る。SRSは、チャネル品質推定がアップリンク上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、基地局によって使用され得る。
【0248】
[0269] 図17Dは、フレームのサブフレーム内のさまざまなアップリンクチャネルの例を示す。PUCCHは、一例において示されるように位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
【0249】
[0270] 図18は、本開示のさまざまな態様による、アクセスネットワークにおける基地局とUEとのハードウェアコンポーネントの例を示す図である。図18は、アクセスネットワークにおいてUE104と通信している基地局102の例示的なハードウェアコンポーネントのブロック図301を示す。ダウンリンクでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3および/またはレイヤ2機能を実装し得る。レイヤ3は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含み得、レイヤ2は、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)レイヤと、PDCPレイヤと、RLCレイヤと、MACレイヤとを含み得る。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供し得る。
【0250】
[0271] 送信(TX)プロセッサ316と受信(RX)プロセッサ370とは、さまざまな信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装し得る。物理レイヤを含み得るレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルのFECコーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。TXプロセッサ316は、さまざまな変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱い得る。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生じるために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生じるために空間的にプリコーディングされ得る。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE104によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別々の送信機318TXを介して異なるアンテナ321に提供され得る。各送信機318TXは、送信用にそれぞれの空間ストリームを有するRFキャリアを変調し得る。
【0251】
[0272] UE104において、各受信機354RXは、受信機のそれぞれのアンテナ352を介して信号を受信し得る。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し得、その情報をRXプロセッサ356に提供し得る。TXプロセッサ368とRXプロセッサ356とは、さまざまな信号処理機能に関連付けられたレイヤ1の機能を実装し得る。RXプロセッサ356は、UE104に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE104に宛てられた場合またはそのようなとき、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ356は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換し得る。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備え得る。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局102によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調され得る。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局102によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために、復号およびデインターリーブされ得る。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2機能を実装し得るコントローラ/プロセッサ359に提供され得る。
【0252】
[0273] コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを格納するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、非一時的なコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行い得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担当する。
【0253】
[0274] 基地局102による送信に関して記載された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連付けられたRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連付けられたPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連付けられたRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連付けられたMACレイヤ機能とを提供し得る。
【0254】
[0275] 基地局102によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別々の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0255】
[0276] アップリンク送信は、UE104における受信機機能に関して説明された様式と同様の様式で基地局102において処理され得る。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ321を介して信号を受信し得る。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
【0256】
[0277] コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを格納するメモリ376に関連付けられ、それと結合され得る。メモリ376は、非一時的なコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。コントローラ/プロセッサ375は、UE104からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行い得る。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用して誤り検出を担当し得る。
【0257】
[0278] いくつかの態様では、基地局102は、BS Msg3反復コンポーネント188を備え得る。BS Msg3反復コンポーネント188は、RAR構成を備えるシステム情報を送るように構成され得る。BS Msg3反復コンポーネント188は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を受信するようにさらに構成され得る。代替または追加として、BS Msg3反復コンポーネント188は、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を選択するように構成され得る。代替または追加として、BS Msg3反復コンポーネント188は、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を送るように構成され得る。代替または追加として、BS Msg3反復コンポーネント188は、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)の少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを受信するように構成され得る。
【0258】
[0279] 他の態様では、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つは、図16のBS Msg3反復コンポーネント188に関する態様を実施するように構成され得る。たとえば、メモリ376は、BS Msg3反復コンポーネント188を定義するコンピュータ実行可能な命令(computer-executable instruction)を格納し得る。他の態様では、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、および/またはコントローラ/プロセッサ375は、BS Msg3反復コンポーネント188を実行するように構成され得る。
【0259】
[0280] いくつかの態様では、UE104は、UE Msg3反復コンポーネント198を備え得る。UE Msg3反復コンポーネント198は、RAR構成を備えるシステム情報を受信するように構成され得る。UE Msg3反復コンポーネント198は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を送るようにさらに構成され得る。代替または追加として、UE Msg3反復コンポーネント198は、RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を受信するように構成され得る。代替または追加として、UE Msg3反復コンポーネント198は、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定するように構成され得る。代替または追加として、UE Msg3反復コンポーネント198は、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を1回または複数回送るように構成され得る。
【0260】
[0281] 他の態様では、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つは、図16のUE Msg3反復コンポーネント198に関する態様を実施するように構成され得る。たとえば、メモリ360は、UE Msg3反復コンポーネント198を定義するコンピュータ実行可能な命令を格納し得る。他の態様では、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、および/またはコントローラ/プロセッサ359は、UE Msg3反復コンポーネント198を実行するように構成され得る。
【0261】
[0282] ワイヤレス通信システムは、複数のユーザとの通信をサポートする、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、OFDMAシステム、SC-FDMAシステム、TD-SCDMAシステムなど、多元接続技術に基づいて、利用可能なシステムリソースを共有し、さまざまな電気通信サービス(たとえば、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなど)を提供するように構成され得る。多くの場合、ワイヤレスデバイスとの通信を可能にする共通のプロトコルが、さまざまな電気通信規格において採用される。たとえば、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、マッシブマシンタイプ通信(mMTC)、および超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)に関連する通信方法は、5G NR電気通信規格に組み込まれ得、一方、他の態様は、4GのLTE規格に組み込まれ得る。モバイルブロードバンド技術は継続的発展の一部であるので、モバイルブロードバンドにおけるさらなる改善は、そのような技術の前進を継続するために依然として有用である。
【0262】
[0283] 図19は、本開示のさまざまな態様にしたがって、アクセスネットワーク(たとえば、アクセスネットワーク101)における基地局102とUE104との間のRACH手順401の例示的なメッセージ交換を示す図である。基地局102はBS Msg3反復コンポーネント188を含み得る。UE104はUE Msg3反復コンポーネント198を含み得る。
【0263】
[0284] 402に示されているように、UE104は、基地局102からシステム情報(たとえば、MIB、SIB)を受信し得る。たとえば、基地局102は、PBCH上でMIBをブロードキャストし得、このMIBは、UE104によって受信され得る。代替または追加として、基地局102は、PDCCHおよび/またはPDSCH上でSIB(たとえば、SIB1、SIB2、SIB3、SIB4など)をブロードキャストし得、このSIBは、UE104によって受信され得る。いくつかの態様では、基地局102によって送信されるシステム情報は、RAR構成を備え得る。たとえば、RMSI(SIB1など)がRAR構成を備え得る。
【0264】
[0285] いくつかの態様では、RAR構成は、RARウィンドウ425の時間期間tRを示し得る。RARウィンドウ425は、UE104がRARメッセージ(たとえば、Msg2)を受信し得る時間スパン(たとえば、tR)を指し得る。代替または追加として、RARウィンドウ425は、第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)の送信から所定の時間ギャップtGが経過した後に開始するように構成され得る。いくつかの態様では、時間ギャップtGは、1つまたは複数の規制および/または規格(たとえば、3GPP(登録商標))によってあらかじめ定義され得る。たとえば、時間ギャップtGは、3つのサブフレームの持続時間と等価な値として定義され得る。UE104は、RAR構成によって示されるRARウィンドウ425中にRARメッセージの受信について物理チャネル(たとえば、PDCCHおよび/またはPDSCH)を監視するように構成され得る。
【0265】
[0286] 代替または追加として、RAR構成は、RARウィンドウ425の複数の間隔(たとえば、時間セグメント)を示し得る。すなわち、RARウィンドウ425は、RAR構成によって示されるように複数の間隔に分割され得る。複数の間隔の各間隔は、ランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)の個別の送信構成に対応し得る。すなわち、基地局102は、送信構成に対応する間隔中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、ランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)の送信構成をUE104に暗黙的に示し得る。したがって、基地局102は、RARメッセージ(たとえば、Msg2)のサイズを増加させる必要なく、Msg3送信構成をUEに提供し得る。
【0266】
[0287] 図20は、本開示のさまざまな態様にしたがって、例示的なRARウィンドウを示す図である。たとえば、図20に示されているように、例示的なRARウィンドウ501は、複数の間隔(たとえば、間隔511、521、および531)に分割され得る。いくつかの態様では、間隔511は第1の送信構成に対応し得、間隔521は第2の送信構成に対応し得、間隔531は第3の送信構成に対応し得る。したがって、基地局102は、間隔511の時間セグメントt1中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第1の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。代替または追加として、基地局102は、間隔521の時間セグメントt2中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第2の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。代替または追加として、基地局102は、間隔531の時間セグメントt3中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第3の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。
【0267】
[0288] 図20に示されている例示的なRARウィンドウ501は3つの間隔(たとえば、間隔511、521、および531)を示すが、RARウィンドウ501は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の数の間隔に分割され得ることを理解されたい。特に、本開示は、Msg3送信構成がRARウィンドウ501内のMsg2送信タイミングによって暗黙的に示され得る、どんなワイヤレス通信システムにおいても採用され得る。
【0268】
[0289] いくつかの態様では、複数の間隔に関連付けられたMsg3送信構成は、あらかじめ決定され得る。すなわち、基地局102とUE104とは、Msg3送信構成をそれぞれ備え得、および/またはMsg3送信構成を備える格納位置へのアクセスを有し得る。代替または追加として、基地局102は、UE104にMsg3送信構成を提供し得る。たとえば、基地局102は、Msg3送信構成を備えるシステム情報(たとえば、MIB、SIB、RMSI)をブロードキャストし得る。
【0269】
[0290] いくつかの態様では、RARウィンドウ425の複数の間隔に対応するMsg3送信構成の各々は、残りのMsg3送信構成とは個別的であり得る(たとえば、異なり得る)。すなわち、複数の間隔の各間隔は、個別のMsg3送信構成に対応しおよび/またはそれを暗黙的に示し得る。
【0270】
[0291] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信反復の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信反復の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+4つの反復)中に、合計5つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として0の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0271】
[0292] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+3つの反復)中に、合計4つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として1の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0272】
[0293] 代替または追加として、UE104は、基地局102によって示されるリソース(たとえば、時間ベース、周波数ベース、またはその両方)を使用して、Msg3送信を送信し得る。たとえば、基地局102によってブロードキャストされるRAR構成は、Msg3反復の送信のために予約された1つまたは複数のリソースを示し得る。別の例では、UE104は、第1のMsg3を送信するために使用されるリソースと対応するMsg3反復を送信するためのリソースを選択し得る。そのような例では、基地局102は、第1のMsg3の送信のために予約されたリソースを示すインジケーションを備えるRAR構成を送信し得る。さらに別の例では、UE104は、あらかじめ定義されたルールにしたがって、Msg3反復を送信するためのリソースを決定し得る。代替または追加として、RAR構成は、あらかじめ定義されたルールを構成する1つまたは複数のルールパラメータを備え得る。
【0273】
[0294] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなど、周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、Msg3送信反復を実施するとき、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングを実施するようにUE104を構成し得る。そのような態様では、RAR構成は、周波数ホッピングの構成のために、周波数オフセットなどのパラメータを備え得る。
【0274】
[0295] 図19と、追加的に表1とをさらに参照すると、動作中に、UE104は、1つまたは複数のRACHトリガイベント404の発生により、4ステップNR RACHメッセージフローにしたがって、RACH手順401を実行し得る。RACHトリガイベント404の好適な例は、限定はされないが、(i)UE104がRRC_IDLE状態からRRC_CONNECTED ACTIVE状態に遷移するために初期アクセスを実施すること、(ii)UE104がRRC_IDLE状態またはRRC_CONNECTED INACTIVE状態にある間にダウンリンクデータ着信を検出すること、(iii)UE104がRRC_IDLE状態またはRRC_CONNECTED INACTIVE状態中に上位レイヤからのアップリンクデータ着信を決定すること、(iv)UE104が接続動作モード中に別の基地局から基地局102へのハンドオーバを実施すること、および(v)UEがビーム障害回復手順などの接続再確立手順を実施することを含み得る。
【0275】
[0296] RACH手順401は、競合ベースのランダムアクセス手順に、または競合なしのランダムアクセス手順に関連付けられ得る。いくつかの態様では、競合ベースのNR RACH手順は、RRC_IDLEからRRC_CONNECTED ACTIVEへの初期アクセス、RRC_IDLEまたはRRC_CONNECTED INACTIVE中のアップリンクデータ着信、および接続再確立という、RACHトリガイベント404に対応する。他の態様では、競合なしのRACH手順は、RRC_IDLEまたはRRC_CONNECTED INACTIVE中のダウンリンクデータ着信、および接続動作モード中のハンドオーバという、RACHトリガイベント404に対応し得る。
【0276】
[0297] 上記のRACHトリガイベント404のいずれかが発生すると、RACH手順401の実行は、4ステップNR RACHメッセージフロー(図19および表1参照)を含み得、ここで、UE104は、ワイヤレスネットワークへのアクセスを獲得し通信接続を確立するために、1つまたは複数の基地局102とメッセージを交換し得る。メッセージは、ランダムアクセスメッセージ1~4、RACHメッセージ1~4として参照され得るか、または代替的に、メッセージを搬送する物理チャネル、たとえば、メッセージ3PUSCHによって参照され得る。
【0277】
【表1】
【0278】
[0298] 411において、たとえば、UE104は、ランダムアクセス要求メッセージと呼ばれることがある第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、PRACHなどの物理チャネルを介して、基地局102に送信し得る。Msg1は、UE104がランダムアクセス手順の開始を要求していることを、基地局102に示し得る。いくつかの態様では、Msg1は、RACHプリアンブルとリソース要件とのうちの1つまたは複数を備え得る。他の態様では、Msg1は、Msg3反復能力を示すインジケーションを備え得る。すなわち、UE104は、UE104がRAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を1回または複数回送ることが可能であるか否かを、基地局102に示し得る。代替または追加として、Msg1は、RAR構成にしたがって第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を1回または複数回送る要求を備え得る。
【0279】
[0299] 421において、基地局102は、PDCCHおよび/またはPDSCH上で、RARメッセージと呼ばれることがある第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を送信することによって、Msg1に応答し得る。いくつかの態様では、Msg2は、検出されたプリアンブル識別子(ID)、タイミングアドバンス(TA)値、一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(TC-RNTI)、バックオフインジケータ、アップリンク許可、またはダウンリンク許可のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0280】
[0300] 他の随意または追加の態様では、基地局102は、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を選択し得る。たとえば、基地局102は、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)のPDCCHスケジューリングに基づいて、間隔を選択し得る。代替または追加として、基地局102は、Msg1のプリアンブルシーケンスに基づいて、間隔を選択し得る。基地局102は、間隔中にMsg2を送り得る。したがって、基地局102は、Msg3送信構成を、UE104に間接的に示し得る。
【0281】
[0301] 他の随意または追加の態様では、基地局102は、UE104がRAR構成にしたがってMsg3を1回または複数回送ることができるというインジケーションを備えるMsg1に応答して、および/またはRAR構成にしたがってMsg3を1回または複数回送る要求を備えるMsg1に応答して、間隔を選択し得る。
【0282】
[0302] 代替または追加として、UE104は、RARウィンドウ425中に、およびRAR構成にしたがって、第2のランダムアクセスメッセージ421の受信について物理チャネル(たとえば、PDCCH、PDSCH)を監視し得る。たとえば、UE104は、所定の時間ギャップtGが経過した後に(すなわち、第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)を送った後に)、物理チャネルの監視を開始し得る。UE104は、UE104が第2のランダムアクセスメッセージ421(たとえば、Msg2)を受信するまでおよび/またはRARウィンドウ425(たとえば、時間期間tR)が経過するまで、RARウィンドウ425の時間期間tR中に物理チャネルを監視し続け得る。UE104は、監視に基づいて、RAR(たとえば、Msg2)を受信し得る。UE104が、RARウィンドウ425が経過する時間まで、第2のランダムアクセスメッセージ421(たとえば、Msg2)を受信しない場合またはそのようなとき、UE104は、第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)を再び送り得る。
【0283】
[0303] いくつかの態様では、UE104は、RAR(たとえば、Msg2)が受信された、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定し得る。たとえば、UE104は、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)が送られた第1の時間を記録し、RAR(たとえば、Msg2)が受信された第2の時間を測定し、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算し、時間オフセットにしたがって間隔を決定し得る。いくつかの態様では、UE104は、RARウィンドウ425が開始する時間を記録し得る。たとえば、RARウィンドウ425は、Msg1が送られた所定の時間量後に開始し得る。そのような態様では、UE104は、RARウィンドウ425の開始と第2の時間との間の時間オフセットを計算し得る。
【0284】
[0304] 他の随意または追加の態様では、UE104は、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)のPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定し得る。たとえば、Msg2は、PDCCHスケジューリングにしたがって、PDCCHを介して送信され得る。そのような例では、UE104は、PDCCHスケジューリングにしたがって、Msg2のスケジュールされた送信に基づいて間隔を決定し得る。
【0285】
[0305] Msg2を受信することに応答して、UE104は、430A~430Nにおいて、第1のMsg3 430A(たとえば、反復0)と、Msg3のN個までの反復(たとえば、430B~430N)とを送信し得る。UE104は、Msg2が送信された間隔に対応するMsg3送信構成にしたがって、Msg3反復を送信し得る。代替または追加として、UE104は、基地局102によってブロードキャストされたRAR構成によって示されるリソースを使用して、Msg3反復を送信し得る。いくつかの態様では、Msg3は、基地局102のMsg2において提供されるRARアップリンク許可に基づいて、PUSCHなどの物理アップリンクチャネルを介して、RRC接続要求またはスケジューリング要求を備え得る。他の態様では、UE104が、基地局102によるMsg3の劣悪な受信を生じ得るチャネル状態を経験している場合またはそのようなとき、反復の使用は、基地局102によるMsg3の受信を向上させ得る。たとえば、Msg3の劣悪な受信を生じ得るチャネル状態は、基地局102における比較的低い受信電力、ミリメートル波帯域周波数の使用、遮られた見通し線、および/または干渉を含み得る。
【0286】
[0306] いくつかの態様では、Msg3送信構成が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなどの周波数ホッピングを使用してMsg3反復が送られることを示す場合またはそのようなとき、Msg3送信反復は、異なる周波数を利用し得る。
【0287】
[0307] 440において、少なくとも1つのMsg3を受信することに応答して、基地局102は、PDCCHおよび/またはPDSCHを介して、UE104に、競合解消メッセージと呼ばれることがある第4のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg4)を送信し得る。たとえば、Msg4は、UE104が後続の通信において使用するためのセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含み得る。
【0288】
[0308] いくつかの態様では、アクセスを要求している2つ以上のUE104間の衝突が発生し得る。たとえば、競合ベースのRACH手順ではRACHプリアンブルの数が限定され得、各UE104によってランダムに選択され得るので、2つ以上のUE104は、同じRACHプリアンブルを有するMsg1を送り得る。したがって、同じRACHプリアンブルを選択する各衝突するUE104は、同じ一時的なC-RNTIおよび同じアップリンク許可を受信し得、したがって、各UE104は、同様のMsg3(およびMsg3反復)を送り得る。そのような場合、基地局102は、1つまたは複数の仕方で衝突を解消し得る。第1のシナリオでは、各衝突するUE104からのそれぞれのMsg3送信は、他のMsg3送信に干渉し得、その結果、基地局102は、Msg3受信を復号できないことがあり、Msg4を送らないことがある。結果的に、各UE104は、異なるRACHプリアンブルをもつMsg1を再送信し得、このようにして衝突を解消する。第2のシナリオでは、基地局102は、ただ1つのMsg3を正常に復号し、正常に復号されたMsg3に対応するUE104にACKメッセージを送り得る。第3のシナリオでは、基地局102は、各衝突するUE104からのMsg3を正常に復号し得、衝突するUE104の各々に、(UEのうちの1つに連結された識別子などの)競合解消識別子を備えるMsg4を送り得る。各衝突するUE104は、Msg4を受信し、Msg4を復号し、競合解消識別子に正常に一致するかまたはそれを識別することによって、UE104が正しいUEであるか否か、またはいつそうであるかを決定し得る。
【0289】
[0309] 図21は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のためのUE104などの例示的な装置601を示す図である。装置601は、UE104(たとえば、図16および図18図20のUE104)であり得るか、またはUE104は、装置601を含み得る。いくつかの態様では、装置601は、別の装置(たとえば、装置608)からワイヤレス通信を受信するように構成された受信コンポーネント602と、Msg3送信反復を実施するように構成された通信マネージャ604と、別の装置(たとえば、装置608)にワイヤレス通信を送信するように構成され、(たとえば、1つまたは複数のバスまたは電気的接続を介して)互いに通信していることがある送信コンポーネント(transmission component)606とを含み得る。図示のように、装置601は、受信コンポーネント602と送信コンポーネント606とを使用して(基地局102、または別のワイヤレス通信デバイスなどの)別の装置608と通信していることがある。
【0290】
[0310] いくつかの態様では、装置601は、図16および図18図20に関して本明細書に説明された1つまたは複数の動作を実施するように構成され得る。代替または追加として、装置601は、図22図23の方法701など、本明細書に説明される1つまたは複数のプロセスを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、装置601は、図16および図18図20に関して上記で説明されたUE104の1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。
【0291】
[0311] 受信コンポーネント602は、装置608から、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信コンポーネント602は、受信された通信を、通信マネージャ604など、装置601の1つまたは複数の他のコンポーネントに提供し得る。いくつかの態様では、受信コンポーネント602は、(他の例の中でも特に、フィルタ処理、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号などの)受信された通信に対する信号処理を実施し得、処理された信号を1つまたは複数の他のコンポーネントに提供し得る。いくつかの態様では、受信コンポーネント602は、図16および図18図20に関して上記で説明されたUE104の、1つまたは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含み得る。
【0292】
[0312] 送信コンポーネント606は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置608に送信し得る。いくつかの態様では、通信マネージャ604は、通信を生成し得、生成された通信を装置608への送信のために送信コンポーネント606に送信し得る。いくつかの態様では、送信コンポーネント606は、(他の例の中でも特に、フィルタ処理、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化などの)生成された通信に対する信号処理を実施し得、処理された信号を装置608に送信し得る。他の態様では、送信コンポーネント606は、図16および図18図20に関して上記で説明されたUE104の、1つまたは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、送信コンポーネント606は、トランシーバまたはトランシーバコンポーネントにおいて受信コンポーネント602とコロケートでされ得る。
【0293】
[0313] 通信マネージャ604は、RAR構成を備えるシステム情報を受信し得る。通信マネージャ604は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を送り得る。通信マネージャ604は、RARウィンドウ425中に第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を受信し得る。通信マネージャ604は、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定し得る。通信マネージャ604は、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を1回または複数回送り得る。
【0294】
[0314] いくつかの態様では、通信マネージャ604は、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録し、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定し、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算し、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を、時間オフセットにしたがって決定し得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、UEが、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UEの能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージを送り得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージを、送り得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、UEに対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介して送り得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、第2のランダムアクセスメッセージを、PDCCHを介して受信し得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、第3のランダムアクセスメッセージを、PUSCHを介して送り得る。
【0295】
[0315] 他の随意または追加の態様では、通信マネージャ604は、図16および図18図20に関して上記で説明されたUE104の、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、コントローラ/プロセッサ359、メモリ360、またはそれらの組合せを備え得る。
【0296】
[0316] いくつかの態様では、通信マネージャ604は、RAR構成を備えるシステム情報を受信し、RARウィンドウ425中に第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を受信するように構成された受信コンポーネント610、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)に対して、および第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を1回または複数回送るように構成された送りコンポーネント(sending component)615、ならびにRARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定するように構成された決定コンポーネント621など、コンポーネントのセットを含み得る。
【0297】
[0317] 場合によっては、通信マネージャ604は、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録するように構成された記録コンポーネント626、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定するように構成された測定コンポーネント631、および第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算するように構成された計算コンポーネント636をさらに含み得る。
【0298】
[0318] 代替または追加として、コンポーネントのセットは、通信マネージャ604とは別個および個別的であり得る。他の態様では、コンポーネントのセットのうちの1つまたは複数のコンポーネントは、図16および図18図20において説明されたUE104の、コントローラ/プロセッサ(たとえば、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、コントローラ/プロセッサ359)、メモリ(たとえば、メモリ360)、またはそれらの組合せを含むか、またはそれらの内に実装され得る。代替または追加として、コンポーネントのセットのうちの1つまたは複数のコンポーネントは、少なくとも部分的に、メモリ360などのメモリに格納されたソフトウェアとして実装され得る。たとえば、コンポーネント(またはコンポーネントの一部分)は、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納され、コンポーネントの機能または動作を実施するためにコントローラまたはプロセッサによって実行可能なコンピュータ実行可能命令またはコードとして実装され得る。
【0299】
[0319] 図21に示されているコンポーネントの数および構成は、例として与えられている。実際には、追加のコンポーネント、より少数のコンポーネント、異なるコンポーネント、または図21に示されているものとは異なるように構成されたコンポーネントがあり得る。さらに、図21に示されている2つ以上のコンポーネントは、単一のコンポーネント内で実装され得るか、または図21に示されている単一のコンポーネントは、複数の分散されたコンポーネントとして実装され得る。追加または代替として、図21に示されている(1つまたは複数の)コンポーネントのセットは、図16および図18図20に示されているコンポーネントの別のセットによって実施されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実施し得る。
【0300】
[0320] 図22図23を参照すると、動作中、UE104は、ワイヤレス通信の方法701を実施し得る。方法701は、(メモリ360を含み得、UE104全体、ならびに/あるいはUE Msg3反復コンポーネント198、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、および/またはコントローラ/プロセッサ359など、UE104の1つまたは複数のコンポーネントであり得る)UE104によって実施され得る。方法701は、基地局102と通信しているUE Msg3反復コンポーネント198によって実施され得る。
【0301】
[0321] 図22は、本開示のさまざまな態様にしたがって、UE104におけるワイヤレス通信の方法のフローチャートである。図23は、本開示のさまざまな態様にしたがって、UE104におけるワイヤレス通信の方法のための追加または随意のステップのフローチャートである。
【0302】
[0322] 図22のブロック702において、方法701は、RAR構成を備えるシステム情報を、基地局から受信することを含み、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または受信コンポーネント610は、RAR構成を備えるシステム情報を、基地局102から受信するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得、RAR構成は、RARウィンドウ425の複数の間隔を示し、RARウィンドウ425は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する。
【0303】
[0323] たとえば、ブロック702において受信することは、基地局102によってブロードキャストされたMIBをPBCH上で受信することを含み得る。代替または追加として、ブロック702において受信することは、基地局102によってブロードキャストされたSIB(たとえば、SIB1、SIB2、SIB3、SIB4など)をPDCCHおよび/またはPDSCH上で受信することを含み得る。いくつかの態様では、ブロック702において受信されるシステム情報は、RAR構成を備え得る。たとえば、RMSI(SIB1など)がRAR構成を備え得る。
【0304】
[0324] 他の随意または追加の態様では、RAR構成は、RARウィンドウ425の時間期間tRを示し得る。RARウィンドウ425は、UE104がRARメッセージ(たとえば、Msg2)を受信し得る時間スパン(たとえば、tR)を指し得る。代替または追加として、RARウィンドウ425は、第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)の送信から所定の時間ギャップtGが経過した後に開始するように構成され得る。いくつかの態様では、時間ギャップtGは、1つまたは複数の規制および/または規格(たとえば、3GPP)によってあらかじめ定義され得る。たとえば、時間ギャップtGは、3つのサブフレームの持続時間と等価な値として定義され得る。すなわち、RAR構成は、UE104がRARメッセージについて物理チャネル(たとえば、PDCCHおよび/またはPDSCH)を監視する持続時間を示し得る。
【0305】
[0325] 他の随意または追加の態様では、RAR構成は、RARウィンドウ425の複数の間隔(たとえば、時間セグメント)を示し得る。すなわち、RARウィンドウ425は、RAR構成によって示されるように複数の間隔に分割され得る。複数の間隔の各間隔は、ランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)の個別の送信構成に対応し得る。
【0306】
[0326] 他の随意または追加の態様では、システム情報は、RARウィンドウ425の複数の間隔と対応するMsg3送信構成を備え得る。
【0307】
[0327] 他の随意または追加の態様では、RARウィンドウ425の複数の間隔に対応するMsg3送信構成の各々は、残りのMsg3送信構成とは個別的であり得る(たとえば、異なり得る)。すなわち、複数の間隔の各間隔は、個別のMsg3送信構成に対応しおよび/またはそれを暗黙的に示し得る。
【0308】
[0328] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信反復の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信反復の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+4つの反復)中に、合計5つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として0の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0309】
[0329] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+3つの反復)中に、合計4つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として1の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0310】
[0330] 他の随意または追加の態様では、システム情報は、Msg3反復の送信のためのリソース(たとえば、時間ベース、周波数ベース、またはその両方)を示し得る。たとえば、RAR構成は、Msg3反復の送信のために予約された1つまたは複数のリソースを示し得る。別の例では、RAR構成は、Msg3反復を送信するためのリソースを決定するためにUE104によって使用されるあらかじめ定義されたルールを構成する、1つまたは複数のルールパラメータを備え得る。
【0311】
[0331] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、Msg3が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなど、周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、Msg3送信反復を実施するとき、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングを実施するようにUE104を構成し得る。そのような態様では、RAR構成は、周波数ホッピングの構成のために、周波数オフセットなどのパラメータを備え得る。
【0312】
[0332] さらに、たとえば、ブロック702において受信することは、Msg2送信のタイミングを介したMsg3送信反復の構成のためにシステム情報を取得するために実施され得る。
【0313】
[0333] 図22のブロック704において、方法701は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることを含む。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または送りコンポーネント615は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、基地局102に送るために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0314】
[0334] たとえば、ブロック704において送ることは、RACHトリガイベントに応答して、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を送ることを含み得る。いくつかの態様では、RACHトリガイベントは、(i)UE104がRRC_IDLE状態からRRC_CONNECTED ACTIVE状態に遷移するために初期アクセスを実施すること、(ii)UE104がRRC_IDLE状態またはRRC_CONNECTED INACTIVE状態にある間にダウンリンクデータ着信を検出すること、(iii)UE104がRRC_IDLE状態またはRRC_CONNECTED INACTIVE状態中に上位レイヤからのアップリンクデータ着信を決定すること、(iv)UE104が接続動作モード中に別の基地局から基地局102へのハンドオーバを実施すること、および(v)UEがビーム障害回復手順などの接続再確立手順を実施することというイベントのうちの少なくとも1つを備え得る。
【0315】
[0335] いくつかの態様では、ブロック704において送ることは、UE104が、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UE104の能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、基地局102に送ることを含み得る。代替または追加として、ブロック704において送ることは、第3のランダムアクセス(たとえば、Msg3)を送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、RAR構成にしたがって、基地局102に1回または複数回メッセージ送ることを含み得る。
【0316】
[0336] 他の随意または追加の態様では、ブロック704において送ることは、UE104に対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、PRACHを介して、基地局102に送ることを含み得る。
【0317】
[0337] さらに、たとえば、ブロック704において送ることは、ランダムアクセス手順を開始するために実施され得る。代替または追加として、ブロック704において送ることは、UE104がMsg3反復の送信を要求することができるおよび/または要求していることを、基地局102に示すために実施され得る。
【0318】
[0338] 図22のブロック706において、方法701は、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、基地局から、RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信することを含む。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または受信コンポーネント610は、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、基地局102から、RARウィンドウ425中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0319】
[0339] たとえば、ブロック706において受信することは、RARウィンドウ425中に、およびRAR構成にしたがって、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)の受信について物理チャネル(たとえば、PDCCH、PDSCH)を監視することを含み得る。たとえば、UE104は、所定の時間ギャップtGが経過した後に(すなわち、ブロック704において第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)を送った後に)、物理チャネルの監視を開始し得る。UE104は、UE104が第2のランダムアクセスメッセージ421(たとえば、Msg2)を受信するまでおよび/またはRARウィンドウ425(たとえば、時間期間tR)が経過するまで、RARウィンドウ425の時間期間tR中に物理チャネルを監視し続け得る。
【0320】
[0340] いくつかの態様では、ブロック706において受信することは、UE104が、RARウィンドウ425が経過する時間まで、第2のランダムアクセスメッセージ421(たとえば、Msg2)を受信しない場合またはそのようなとき、第1のランダムアクセスメッセージ411(たとえば、Msg1)を再び送ることを含み得る。
【0321】
[0341] 他の随意または追加の態様では、RARメッセージと呼ばれることがある第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)は、PDCCHおよび/またはPDSCH上で送信され得る。いくつかの態様では、Msg2は、検出されたプリアンブルIDと、TA値と、TC-RNTIと、バックオフインジケータと、アップリンク許可と、ダウンリンク許可とのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0322】
[0342] いくつかの態様では、Msg2は、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔中に送信され得る。間隔は、個別のMsg3送信構成に対応し得る。すなわち、Msg2送信のタイミングは、Msg3送信構成をUE104に間接的に示し得る。
【0323】
[0343] さらに、たとえば、ブロック706において受信することは、基地局102によるランダムアクセス要求(たとえば、Msg1)の受信に肯定応答するために実施され得る。さらに、Msg2送信を受信するタイミングは、Msg3送信構成をUE104に間接的に示し得る。したがって、UE104は、Msg2コンテンツに構成データを追加することなく、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0324】
[0344] 図22のブロック708において、方法701は、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定することを含む。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または決定コンポーネント621は、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0325】
[0345] たとえば、ブロック708において決定することは、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)が受信された時間に対応する時間セグメントを有する、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定することを含み得る。たとえば、Msg2は、複数の間隔のうちの第1の間隔の第1の時間セグメント中に受信されていることがある。そのような例では、ブロック708において決定することは、第1の間隔を間隔として決定することを含み得る。別の例では、Msg2は、複数の間隔のうちの第2の間隔の第2の時間セグメント中に受信されていることがある。そのような例では、ブロック708において決定することは、第2の間隔を間隔として決定することを含み得る。さらに別の例では、Msg2は、複数の間隔のうちの第3の間隔の第3の時間セグメント中に受信されていることがある。そのような例では、ブロック708において決定することは、第3の間隔を間隔として決定することを含み得る。
【0326】
[0346] いくつかの態様では、ブロック708において決定することは、間隔に対応するMsg3送信構成にアクセスすることを含み得る。
【0327】
[0347] 他の随意または追加の態様では、ブロック708において決定することは、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)のPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を決定することを含み得る。たとえば、Msg2は、PDCCHスケジューリングにしたがって、PDCCHを介して送信され得る。そのような例では、UE104は、PDCCHスケジューリングにしたがって、Msg2のスケジュールされた送信に基づいて間隔を決定し得る。
【0328】
[0348] さらに、たとえば、ブロック708において決定することは、Msg2送信のタイミングによって間接的に示されるMsg3送信構成を決定するために実施され得る。したがって、UE104は、Msg2コンテンツに構成データを追加することなく、構成にしたがって、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0329】
[0349] 図22のブロック711において、方法701は、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、基地局に1回または複数回送ることを含む。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または送りコンポーネント615は、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、基地局102に1回または複数回送るために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0330】
[0350] たとえば、ブロック711において送ることは、Msg2を受信することに応答して、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって送ることを含み得る。ブロック711において送ることは、Msg2送信のタイミングによって間接的に示されるMsg3送信構成によって示される、第1のMsg3(たとえば、反復0)と、Msg3のN個までの反復とを送ることをさらに含み得る。すなわち、ブロック711において送ることは、Msg2が送信された間隔に対応するMsg3送信構成にしたがって、Msg3反復を送ることを含み得る。
【0331】
[0351] いくつかの態様では、ブロック711において送ることは、基地局102によってブロードキャストされたRAR構成によって示されるリソースを使用して、Msg3反復を送ることを含み得る。他の随意または追加の態様では、Msg3は、基地局102のMsg2において提供されるRARアップリンク許可に基づいて、PUSCHなどの物理アップリンクチャネルを介して、RRC接続要求またはスケジューリング要求を備え得る。他の随意または追加の態様では、ブロック711において送ることは、Msg3送信構成が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなどの周波数ホッピングを使用してMsg3反復が送られることを示す場合またはそのようなとき、異なる周波数を使用してMsg3送信反復を送ることを含み得る。
【0332】
[0352] さらに、たとえば、ブロック711において送ることは、チャネル状態が基地局102によるMsg3の劣悪な受信を生じる場合またはそのようなとき、基地局102によるMsg3の受信を潜在的に向上させるために実施され得る。Msg3の劣悪な受信を生じ得るチャネル状態は、基地局102における比較的低い受信電力、ミリメートル波帯域周波数の使用、遮られた見通し線、および/または干渉を含み得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0333】
[0353] 図23を参照すると、任意の他の態様と組み合わされ得る随意または追加の態様では、ブロック802において、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定する、ブロック708において決定することは、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録することを含み得る。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または記録コンポーネント626は、アップリンク送信電力を所定の量だけ増加させるために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0334】
[0354] たとえば、ブロック802において記録することは、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)が送られた時間を示す第1のタイムスタンプを格納することを含み得る。代替または追加として、ブロック802において記録することは、RARウィンドウ425の開始を示す第2のタイムスタンプを格納することを含み得る。いくつかの態様では、RARウィンドウ425は、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)が送られた所定の時間量後に開始し得る。
【0335】
[0355] この随意または追加の態様では、ブロック804において、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定する、ブロック708において決定することは、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定することを含み得る。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または測定コンポーネント631は、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0336】
[0356] たとえば、ブロック804において測定することは、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)が受信された時間を示すタイムスタンプを格納することを含み得る。
【0337】
[0357] この随意または追加の態様では、ブロック806において、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定する、ブロック708において決定することは、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算することを含み得る。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または計算コンポーネント636は、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0338】
[0358] たとえば、ブロック806において計算することは、Msg1が送られたときを示す第1のタイムスタンプと、Msg2が受信されたときを示す第2のタイムスタンプとの間の時間差を決定することを含み得る。代替または追加として、ブロック806において計算することは、RARウィンドウ425の開始を示す第1のタイムスタンプと、Msg2が受信されたときを示す第2のタイムスタンプとの間の時間差を決定することを含み得る。
【0339】
[0359] この随意または追加の態様では、ブロック808において、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定する、ブロック708において決定することは、RARウィンドウの複数の間隔のうちの間隔を、時間オフセットにしたがって決定することを含み得る。たとえば、一態様では、UE104、UE Msg3反復コンポーネント198、および/または決定コンポーネント621は、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を、時間オフセットにしたがって決定するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0340】
[0360] 図24は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための基地局などの例示的な装置901を示す図であり、図22は、UEにおけるワイヤレス通信の方法のフローチャートである。装置901は、基地局102(たとえば、図16および図18図20の基地局102)であり得るか、または基地局102は、装置901を含み得る。いくつかの態様では、装置901は、別の装置(たとえば、装置908)からワイヤレス通信を受信するように構成された受信コンポーネント902と、Msg2タイミングを介してMsg3送信反復を実施するように構成された通信マネージャ904と、別の装置(たとえば、装置908)にワイヤレス通信を送信するように構成され、(たとえば、1つまたは複数のバスまたは電気的接続を介して)互いに通信していることがある送信コンポーネント906とを含み得る。図示のように、装置901は、受信コンポーネント902と送信コンポーネント906とを使用して(UE104、または別のワイヤレス通信デバイスなどの)別の装置908と通信していることがある。
【0341】
[0361] いくつかの態様では、装置901は、図16および図18図20に関して本明細書に説明された1つまたは複数の動作を実施するように構成され得る。代替または追加として、装置901は、図25の方法1001など、本明細書に説明される1つまたは複数のプロセスを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、装置901は、図16および図18図20に関して上記で説明された基地局102の1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。
【0342】
[0362] 受信コンポーネント902は、装置908から、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信コンポーネント902は、受信された通信を、通信マネージャ904など、装置901の1つまたは複数の他のコンポーネントに提供し得る。いくつかの態様では、受信コンポーネント902は、(他の例の中でも特に、フィルタ処理、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号などの)受信された通信に対する信号処理を実施し得、処理された信号を1つまたは複数の他のコンポーネントに提供し得る。いくつかの態様では、受信コンポーネント902は、図16および図18図20に関して上記で説明された基地局102の、1つまたは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含み得る。
【0343】
[0363] 送信コンポーネント906は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置908に送信し得る。いくつかの態様では、通信マネージャ904は、通信を生成し得、生成された通信を装置908への送信のために送信コンポーネント906に送信し得る。いくつかの態様では、送信コンポーネント906は、(他の例の中でも特に、フィルタ処理、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化などの)処理された通信に対する信号処理を実施し得、処理された信号を装置908に送信し得る。他の態様では、送信コンポーネント906は、図16および図18図20に関して上記で説明された基地局102の、1つまたは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、送信コンポーネント906は、トランシーバまたはトランシーバコンポーネントにおいて受信コンポーネント902とコロケートでされ得る。
【0344】
[0364] 通信マネージャ904は、RAR構成を備えるシステム情報を送り得る。通信マネージャ904は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を受信し得る。通信マネージャ904は、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を選択し得る。通信マネージャ904は、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を送り得る。通信マネージャ904は、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)の少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを受信し得る。
【0345】
[0365] いくつかの態様では、通信マネージャ904は、UEが、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UEの能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージを受信し得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ904は、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、RAR構成にしたがって、1回または複数回受信し得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ904は、UE104に対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、PRACHを介して、UEから受信し得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ904は、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を、PDCCHを介して、UE104に送り得る。他の随意または追加の態様では、通信マネージャ904は、複数の第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)の少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、PUSCHを介して受信し得る。
【0346】
[0366] 他の随意または追加の態様では、通信マネージャ904は、図16および図18図20に関して上記で説明された基地局102の、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、コントローラ/プロセッサ375、メモリ376、またはそれらの組合せを備え得る。
【0347】
[0367] いくつかの態様では、通信マネージャ904は、RAR構成を備えるシステム情報を送り、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を送るように構成された送りコンポーネント911、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を受信し、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、または複数の第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を受信するように構成された受信コンポーネント916、および第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を選択するように構成された選択コンポーネント921など、コンポーネントのセットを含み得る。
【0348】
[0368] 代替または追加として、コンポーネントのセットは、通信マネージャ904とは別個および個別的であり得る。他の態様では、コンポーネントのセットのうちの1つまたは複数のコンポーネントは、図16および図18図20において説明された基地局102の、コントローラ/プロセッサ(たとえば、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、コントローラ/プロセッサ375)、メモリ(たとえば、メモリ376)、またはそれらの組合せを含み得るか、またはそれらの内に実装され得る。代替または追加として、コンポーネントのセットのうちの1つまたは複数のコンポーネントは、少なくとも部分的に、メモリ376などのメモリに格納されたソフトウェアとして実装され得る。たとえば、コンポーネント(またはコンポーネントの一部分)は、非一時的なコンピュータ可読媒体に格納され、コンポーネントの機能または動作を実施するためにコントローラまたはプロセッサによって実行可能なコンピュータ実行可能命令またはコードとして実装され得る。
【0349】
[0369] 図24に示されているコンポーネントの数および配置は、例として与えられている。実際には、追加のコンポーネント、より少数のコンポーネント、異なるコンポーネント、または図24に示されているものとは異なるように構成されたコンポーネントがあり得る。さらに、図24に示されている2つ以上のコンポーネントは、単一のコンポーネント内で実装され得るか、または図24に示されている単一のコンポーネントは、複数の分散されたコンポーネントとして実装され得る。追加または代替として、図24に示されている(1つまたは複数の)コンポーネントのセットは、図16および図18図20に示されているコンポーネントの別のセットによって実施されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実施し得る。
【0350】
[0370] 図25は、本開示のさまざまな態様にしたがって、基地局におけるワイヤレス通信の方法のフローチャートである。図25を参照すると、動作中、基地局102は、ワイヤレス通信の方法1001を実施し得る。方法1001は、(メモリ376を含み得、基地局102全体、ならびに/あるいはBS Msg3反復コンポーネント188、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、および/またはコントローラ/プロセッサ375など、基地局102の1つまたは複数のコンポーネントであり得る)基地局102によって実施され得る。方法1001は、UE104と通信しているBS Msg3反復コンポーネント188によって実施され得る。
【0351】
[0371] 図25のブロック1002において、方法1001は、RAR構成を備えるシステム情報を、UEに送ることを含み、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する。たとえば、一態様では、基地局102、BS Msg3反復コンポーネント188、および/または送りコンポーネント911は、RAR構成を備えるシステム情報を、UE104に送るために構成され得るか、またはそのための手段を備え得、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウ425の複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する。
【0352】
[0372] たとえば、ブロック1002において送ることは、PBCH上でMIBをブロードキャストすることを含み得る。代替または追加として、ブロック1002において送ることは、PDCCHおよび/またはPDSCH上でSIB(たとえば、SIB1、SIB2、SIB3、SIB4など)をブロードキャストすることを含み得る。いくつかの態様では、ブロック1002において送られるシステム情報は、RAR構成を備え得る。たとえば、RMSI(SIB1など)がRAR構成を備え得る。
【0353】
[0373] 他の随意または追加の態様では、RAR構成は、RARウィンドウ425の持続時間を示し得る。RARウィンドウ425は、基地局102がRARメッセージ(たとえば、Msg2)を送信し得る時間スパンを指し得る。すなわち、RAR構成は、UE104がRARメッセージについて物理チャネル(たとえば、PDCCHおよび/またはPDSCH)を監視する持続時間を示し得る。
【0354】
[0374] 他の随意または追加の態様では、RAR構成は、RARウィンドウ425の複数の間隔(たとえば、時間セグメント)を示し得る。すなわち、RARウィンドウ425は、RAR構成によって示されるように複数の間隔に分割され得る。複数の間隔の各間隔は、ランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)の個別の送信構成に対応し得る。
【0355】
[0375] 他の随意または追加の態様では、システム情報は、RARウィンドウ425の複数の間隔と対応するMsg3送信構成を備え得る。
【0356】
[0376] 他の随意または追加の態様では、RARウィンドウ425の複数の間隔に対応するMsg3送信構成の各々は、残りのMsg3送信構成とは個別的であり得る(たとえば、異なり得る)。すなわち、複数の間隔の各間隔は、個別のMsg3送信構成に対応しおよび/またはそれを暗黙的に示し得る。
【0357】
[0377] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信反復の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信反復の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+4つの反復)中に、合計5つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信反復の数として0の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0358】
[0378] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、UE104によって送られるMsg3送信の数を示すインジケータを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、RACH手順中にMsg3送信の示された数を送るようにUE104に命令し得る。たとえば、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として4の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(たとえば、第1の送信+3つの反復)中に、合計4つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。別の例では、Msg3送信構成が、UE104によって送られるMsg3送信の数として1の値を示す場合またはそのようなとき、UE104は、RACH手順(すなわち、反復なし)中に、合計1つの第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を送信するように構成され得る。
【0359】
[0379] 他の随意または追加の態様では、システム情報は、Msg3反復の送信のためのリソース(たとえば、時間ベース、周波数ベース、またはその両方)を示し得る。たとえば、RAR構成は、Msg3反復の送信のために予約された1つまたは複数のリソースを示し得る。別の例では、RAR構成は、Msg3反復を送信するためのリソースを決定するためにUE104によって使用されるあらかじめ定義されたルールを構成する、1つまたは複数のルールパラメータを備え得る。
【0360】
[0380] 他の随意または追加の態様では、Msg3送信構成は、Msg3が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなど、周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備え得る。すなわち、Msg3送信構成は、Msg3送信反復を実施するとき、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングを実施するようにUE104を構成し得る。そのような態様では、RAR構成は、周波数ホッピングの構成のために、周波数オフセットなどのパラメータを備え得る。
【0361】
[0381] さらに、たとえば、ブロック1002において送ることは、Msg2送信のタイミングを介したMsg3送信反復の構成のためにシステム情報をUE104に提供するために実施され得る。
【0362】
[0382] 図25のブロック1004において、方法1001は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、UEから受信することを含む。たとえば、一態様では、基地局102、BS Msg3反復コンポーネント188、および/または受信コンポーネント916は、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、UE104から受信するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0363】
[0383] たとえば、ブロック1004において受信することは、UE104が、第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)を、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UE104の能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、UE104から受信することを含み得る。代替または追加として、ブロック1004において受信することは、第3のランダムアクセス(たとえば、Msg3)を送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、RAR構成にしたがって、UE104から1回または複数回メッセージ受信することを含み得る。
【0364】
[0384] 他の随意または追加の態様では、ブロック1004において受信することは、UE104に対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg1)を、PRACHを介して、UE104から受信することを含み得る。
【0365】
[0385] さらに、たとえば、ブロック1004において受信することは、ランダムアクセス手順を開始するために実施され得る。代替または追加として、ブロック1004において受信することは、UE104がMsg3反復の送信を要求することができるおよび/または要求していることを、基地局102に示すために実施され得る。
【0366】
[0386] 図25のブロック1006において、方法1001は、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を選択することを含む。たとえば、一態様では、基地局102、BS Msg3反復コンポーネント188、および/または選択コンポーネント921は、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔を選択するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0367】
[0387] たとえば、ブロック1006において選択することは、Msg1のプリアンブルシーケンスに基づいて、間隔を選択することを含み得る。いくつかの態様では、ブロック1006において選択することは、第2のランダムアクセスメッセージ(Msg2)のPDCCHスケジューリングに基づいて、間隔を選択することを含み得る。代替または追加として、基地局102は、UE104がRAR構成にしたがってMsg3を1回または複数回送ることができるというインジケーションを備えるMsg1に応答して、および/またはRAR構成にしたがってMsg3を1回または複数回送る要求を備えるMsg1に応答して、間隔を選択し得る。
【0368】
[0388] さらに、たとえば、ブロック1006において選択することは、Msg2送信のタイミングによって間接的に示されるMsg3送信構成を決定するために実施され得る。したがって、UE104は、Msg2コンテンツに構成データを追加することなく、構成にしたがって、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0369】
[0389] 図25のブロック1008において、方法1001は、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、UEに、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージを送ることを含む。たとえば、一態様では、基地局102、BS Msg3反復コンポーネント188、および/または送りコンポーネント911は、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、UE104に、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージを送るために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0370】
[0390] たとえば、ブロック1008において送ることは、PDCCHおよび/またはPDSCH上で、RARメッセージと呼ばれることがある第2のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg2)を送ることを含み得る。いくつかの態様では、Msg2は、検出されたプリアンブルIDと、TA値と、TC-RNTIと、バックオフインジケータと、アップリンク許可と、ダウンリンク許可とのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0371】
[0391] 他の随意または追加の態様では、Msg2は、RARウィンドウ425の、複数の間隔のうちの間隔中に送信され得る。間隔は、個別のMsg3送信構成に対応し得る。すなわち、Msg2送信のタイミングは、Msg3送信構成をUE104に間接的に示し得る。
【0372】
[0392] たとえば、第1の間隔は第1の送信構成に対応し得、第2の間隔は第2の送信構成に対応し得、第3の間隔は第3の送信構成に対応し得る。したがって、基地局102は、第1の間隔の第1の時間セグメント中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第1の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。代替または追加として、基地局102は、第2の間隔の第2の時間セグメント中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第2の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。代替または追加として、基地局102は、第3の間隔の第3の時間セグメント中にRAR(たとえば、Msg2)を送信することによって、第3の送信構成を使用してランダムアクセスメッセージ3(たとえば、Msg3)を送信することをUE104に暗黙的に示し得る。
【0373】
[0393] さらに、たとえば、ブロック1008において送ることは、基地局102によるランダムアクセス要求(たとえば、Msg1)の受信に肯定応答するために実施され得る。さらに、Msg2送信を受信するタイミングは、Msg3送信構成をUE104に間接的に示し得る。したがって、UE104は、Msg2コンテンツに構成データを追加することなく、Msg3を1回または複数回送るように構成され得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0374】
[0394] 図25のブロック1010において、方法1001は、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEから受信することを含む。たとえば、一態様では、基地局102、BS Msg3反復コンポーネント188、および/または受信コンポーネント916は、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UE104から受信するために構成され得るか、またはそのための手段を備え得る。
【0375】
[0395] たとえば、ブロック1010において受信することは、Msg2を送ることに応答して、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージ(たとえば、Msg3)の少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを受信することを含み得る。ブロック1010において受信することは、Msg2送信のタイミングによって間接的に示されるMsg3送信構成によって示される、第1のMsg3(たとえば、反復0)と、Msg3のN個までの反復とを受信することをさらに含み得る。すなわち、ブロック1010において受信することは、Msg2が送信された間隔に対応するMsg3送信構成にしたがって、1つまたは複数のMsg3を受信することを含み得る。
【0376】
[0396] いくつかの態様では、ブロック1010において受信することは、RAR構成によって示されるリソースを使用して、Msg3反復を受信することを含み得る。他の随意または追加の態様では、Msg3は、基地局102のMsg2において提供されるRARアップリンク許可に基づいて、PUSCHなどの物理アップリンクチャネルを介して、RRC接続要求またはスケジューリング要求を備え得る。他の随意または追加の態様では、ブロック1010において受信することは、Msg3送信構成が、スロット内周波数ホッピングおよび/またはスロット間周波数ホッピングなどの周波数ホッピングを使用してMsg3反復が送られることを示す場合またはそのようなとき、異なる周波数を使用して、1つまたは複数のMsg3を受信することを含み得る。
【0377】
[0397] さらに、たとえば、ブロック1010において受信することは、チャネル状態が基地局102によるMsg3の劣悪な受信を生じる場合またはそのようなとき、基地局102によるMsg3の受信を潜在的に向上させるために実施され得る。Msg3の劣悪な受信を生じ得るチャネル状態は、基地局102における比較的低い受信電力、ミリメートル波帯域周波数の使用、遮られた見通し線、および/または干渉を含み得る。したがって、本明細書に提示される態様は、従来のワイヤレス通信システムと比較して、RACH手順の信頼性を改善し、ワイヤレス通信システムへのアクセスを容易にし得る。
【0378】
[0398] 以下で、本開示の態様の概要を提供する。
【0379】
[0399] 態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信することと、ここにおいて、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することとを含む、方法。
【0380】
[0400] 態様2:第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを、基地局から受信することをさらに備え、ここにおいて、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復は、受信されたSIBに少なくとも部分的に基づいて送信される、態様1の方法。
【0381】
[0401] 態様3:受信されたRARにおいて制御チャネル要素を検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、RARのCORESETにおける、検出された制御チャネル要素の位置を含む、態様1~2のいずれかの方法。
【0382】
[0402] 態様4:反復パラメータは、検出された制御チャネル要素のインデクスに少なくとも部分的に基づく、態様3の方法。
【0383】
[0403] 態様5:受信されたRARに関連付けられたアグリゲーションレベルを検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、検出されたアグリゲーションレベルを含む、態様1~4のいずれかの方法。
【0384】
[0404] 態様6:受信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、検出された基準信号シーケンスを含む、態様1~5のいずれかの方法。
【0385】
[0405] 態様7:ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを送信することを備え、ここにおいて、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された能力インジケーションに少なくとも部分的に基づく、態様1~6のいずれかの方法。
【0386】
[0406] 態様8:ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において、反復要求を送信することを備え、ここにおいて、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された反復要求に少なくとも部分的に基づく、態様1~7のいずれかの方法。
【0387】
[0407] 態様9:受信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングし、1つまたは複数の反復は、第2の反復パラメータにしたがって送信される、態様1~8のいずれかの方法。
【0388】
[0408] 態様10:反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを備える、態様1~9のいずれかの方法。
【0389】
[0409] 態様11:受信されたRARは、PDCCHを含む、態様1~10のいずれかの方法。
【0390】
[0410] 態様12:モバイルネットワーク(mobile network)のUEにおけるワイヤレス通信の方法であって、RAR構成を含むシステム情報を、基地局から受信することと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス動作の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることと、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、基地局から、RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを含む、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定することと、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、基地局に1回または複数回送ることとを含む、方法。
【0391】
[0411] 態様13:個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータを備える、態様12の方法。
【0392】
[0412] 態様14:第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータを備え、第1の数は、ゼロより大きい整数である、態様13の方法。
【0393】
[0413] 態様15:個別の送信構成は、第3のランダムアクセスメッセージが、スロット間周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備え、第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、第2のランダムアクセスメッセージを、PDCCHを介して、基地局から受信することを備える、態様12~14のいずれかの方法。
【0394】
[0414] 態様16:RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定することは、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定することと、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算することと、RARウィンドウの複数の間隔のうちの間隔を、時間オフセットにしたがって決定することとを備える、態様12~15のいずれかの方法。
【0395】
[0415] 態様17:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEが、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UEの能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることを備える、態様12~16のいずれかの方法。
【0396】
[0416] 態様18:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることを備える、態様12~17のいずれかの方法。
【0397】
[0417] 態様19:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEに対応する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を備える第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介して、基地局に送ることを備える、態様12~18のいずれかの方法。
【0398】
[0418] 態様20:第3のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、PUSCHを介して、基地局に送ることを備える、態様12~19のいずれかの方法。
【0399】
[0419] 態様21:RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を備える第2のランダムアクセスメッセージを、基地局から受信することを備え、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの送信構成を間接的に示す、態様12~20のいずれかの方法。
【0400】
[0420] 態様22:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を送信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、基地局から受信することと、ここにおいて、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復を送信することとを備える、方法。
【0401】
[0421] 態様23:第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを、基地局から受信することをさらに備え、ここにおいて、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復は、受信されたSIBに少なくとも部分的に基づいて送信される、態様22の方法。
【0402】
[0422] 態様24:受信されたRARにおいて制御チャネル要素を検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、RARのCORESETにおける、検出された制御チャネル要素の位置を含む、態様22~23のいずれかの方法。
【0403】
[0423] 態様25:反復パラメータは、検出された制御チャネル要素のインデクスに少なくとも部分的に基づく、態様24の方法。
【0404】
[0424] 態様26:受信されたRARに関連付けられたアグリゲーションレベルを検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、検出されたアグリゲーションレベルを含む、態様22~25のいずれかの方法。
【0405】
[0425] 態様27:受信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを検出することをさらに備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、検出された基準信号シーケンスを含む、態様22~26のいずれかの方法。
【0406】
[0426] 態様28:ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを送信することを備え、ここにおいて、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された能力インジケーションに少なくとも部分的に基づく、態様22~27のいずれかの方法。
【0407】
[0427] 態様29:ランダムアクセス要求を送信することは、ランダムアクセス要求において、反復要求を送信することを備え、ここにおいて、受信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、送信された反復要求に少なくとも部分的に基づく、態様22~28のいずれかの方法。
【0408】
[0428] 態様30:受信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングし、1つまたは複数の反復は、第2の反復パラメータにしたがって送信される、態様22~29のいずれかの方法。
【0409】
[0429] 態様31:反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの任意の組合せを備える、態様22~30のいずれかの方法。
【0410】
[0430] 態様32:受信されたRARは、PDCCHを含む、態様22~31のいずれかの方法。
【0411】
[0431] 態様33:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局との接続を確立するためにランダムアクセス要求を、UEから受信することと、1つまたは複数の送信パラメータに関連付けられた制御シグナリングを含むRARを、UEに送信することと、ここにおいて、1つまたは複数の送信パラメータの第1の送信パラメータは、アップリンクメッセージに関連付けられた反復パラメータにマッピングする、反復パラメータにしたがって、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することとを備える、方法。
【0412】
[0432] 態様34:第1の送信パラメータと反復パラメータとの間のマッピングを識別するSIBを送信することをさらに備え、ここにおいて、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、送信されたSIBに少なくとも部分的に基づく、態様33の方法。
【0413】
[0433] 態様35:RARを送信することは、RARにおいて制御チャネル要素を送信することを備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、RARのCORESETにおける、送信された制御チャネル要素の位置を含む、態様33~34のいずれかの方法。
【0414】
[0434] 態様36:反復パラメータは、送信された制御チャネル要素のインデクスに少なくとも部分的に基づく、態様35の方法。
【0415】
[0435] 態様37:RARを送信することは、アグリゲーションレベルにしたがってRARを送信することを備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、アグリゲーションレベルを含む、態様33~36のいずれかの方法。
【0416】
[0436] 態様38:RARを送信することは、送信されたRARに関連付けられた基準信号シーケンスを送信することを備え、ここにおいて、第1の送信パラメータは、送信された基準信号シーケンスを含む、態様33~37のいずれかの方法。
【0417】
[0437] 態様39:ランダムアクセス要求を受信することは、ランダムアクセス要求において、能力インジケーションを受信することを備え、ここにおいて、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された能力インジケーションに少なくとも部分的に基づく、態様33~38のいずれかの方法。
【0418】
[0438] 態様40:ランダムアクセス要求を受信することは、ランダムアクセス要求において、反復要求を受信することを備え、ここにおいて、送信されたRARに関連付けられた1つまたは複数の送信パラメータは、受信された反復要求に少なくとも部分的に基づく、態様33~39のいずれかの方法。
【0419】
[0439] 態様41:送信されたRARに関連付けられた第2の送信パラメータは、アップリンクメッセージの第2の反復パラメータにマッピングし、アップリンクメッセージの1つまたは複数の反復について監視することは、第2の反復パラメータにしたがう、態様33~40のいずれかの方法。
【0420】
[0440] 態様42:反復パラメータは、反復の存在を示すインジケーション、反復の数、スロット間周波数ホッピングパターン、スロット内周波数ホッピングパターン、1つまたは複数の反復にわたる結合チャネル推定構成、またはそれらの組合せを備える、態様33~41のいずれかの方法。
【0421】
[0441] 態様43:送信されたRARは、PDCCHを含む、態様33~42のいずれかの方法。
【0422】
[0442] 態様44:モバイルネットワークのUEにおけるワイヤレス通信の方法であって、RAR構成を備えるシステム情報を、基地局から受信することと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることと、第1のランダムアクセスメッセージを送ることに応答して、基地局から、RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間と、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングとのうちの少なくとも1つを備える、第2のランダムアクセスメッセージのタイミング情報にしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定することと、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、基地局に1回または複数回送ることとを備える、方法。
【0423】
[0443] 態様45:個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータを備える、態様44の方法。
【0424】
[0444] 態様46:第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータを備え、第1の数は、ゼロより大きい整数である、態様45の方法。
【0425】
[0445] 態様47:個別の送信構成は、第3のランダムアクセスメッセージが、スロット間周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備える、態様44~46のいずれかの方法。
【0426】
[0446] 態様48:RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を決定することは、第1のランダムアクセスメッセージが送られた第1の時間を記録することと、第2のランダムアクセスメッセージが受信された第2の時間を測定することと、第1の時間と第2の時間との間の時間オフセットを計算することと、RARウィンドウの複数の間隔のうちの間隔を、時間オフセットにしたがって決定することとを備える、態様44~47のいずれかの方法。
【0427】
[0447] 態様49:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEが、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UEの能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることを備える、態様44~48のいずれかの方法。
【0428】
[0448] 態様50:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送る要求を備える第1のランダムアクセスメッセージを、基地局に送ることを備える、態様44~49のいずれかの方法。
【0429】
[0449] 態様51:第1のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEに対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介して、基地局に送ることを備える、態様44~50のいずれかの方法。
【0430】
[0450] 態様52:第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、第2のランダムアクセスメッセージを、PDCCHを介して、基地局から受信することを備える、態様44~51のいずれかの方法。
【0431】
[0451] 態様53:第3のランダムアクセスメッセージを送ることは、第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、PUSCHを介して、基地局に送ることを備える、態様44~52のいずれかの方法。
【0432】
[0452] 態様54:RARウィンドウ中に、第2のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を備える第2のランダムアクセスメッセージを、基地局から受信することを備え、第2のランダムアクセスメッセージが受信された時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの送信構成を間接的に示す、態様44~53のいずれかの方法。
【0433】
[0453] 態様55:モバイルネットワークの基地局におけるワイヤレス通信の方法であって、RAR構成を備えるシステム情報を、UEに送ることと、RAR構成は、第2のランダムアクセスメッセージが受信される時間期間を示す、RARウィンドウの複数の間隔を示し、複数の間隔の各間隔は、第3のランダムアクセスメッセージの個別の送信構成に対応する、ランダムアクセス手順の開始を要求する第1のランダムアクセスメッセージを、UEから受信することと、第2のランダムアクセスメッセージのPDCCHスケジューリングにしたがって、RARウィンドウの、複数の間隔のうちの間隔を選択することと、第1のランダムアクセスメッセージを受信することに応答して、UEに、間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージを送ることと、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、UEから受信することとを備える、方法。
【0434】
[0454] 態様56:個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の数を示すインジケータを備える、態様55の方法。
【0435】
[0455] 態様57:第1の個別の送信構成は、UEによって送られる第3のランダムアクセスメッセージ送信反復の第1の数を示すインジケータを備え、第1の数は、ゼロより大きい整数である、態様56の方法。
【0436】
[0456] 態様58:個別の送信構成は、複数の第3のランダムアクセスメッセージが、スロット間周波数ホッピングを使用して送られるべきか否かを示すインジケーションを備える、態様55~57のいずれかの方法。
【0437】
[0457] 態様59:第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEが、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送ることができることを示す、UEの能力情報を備える、第1のランダムアクセスメッセージを、UEから受信することを備える、態様55~58のいずれかの方法。
【0438】
[0458] 態様60:第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、第3のランダムアクセスメッセージを、RAR構成にしたがって、1回または複数回送る要求を備える、第1のランダムアクセスメッセージを、UEから受信することを備える、態様55~59のいずれかの方法。
【0439】
[0459] 態様61:第1のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEに対応するRNTIを備える第1のランダムアクセスメッセージを、PRACHを介して、UEから受信することを備える、態様55~60のいずれかの方法。
【0440】
[0460] 態様62:第2のランダムアクセスメッセージを送ることは、第2のランダムアクセスメッセージを、PDCCHを介して、UEに送ることを備える、態様55~61のいずれかの方法。
【0441】
[0461] 態様63:複数の第3のランダムアクセスメッセージの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを受信することは、UEによって送られた複数の第3のランダムアクセスメッセージの少なくとも1つの第3のランダムアクセスメッセージを、間隔に対応する個別の送信構成にしたがって、PUSCHを介して、UEから受信することを備える、態様55~62のいずれかの方法。
【0442】
[0462] 態様64:間隔中に、第2のランダムアクセスメッセージを送ることは、UEおよび少なくとも1つの他のデバイスに対応する情報を備える、第2のランダムアクセスメッセージを、UEに送ることを備え、第2のランダムアクセスメッセージが送られる時間は、第2のランダムアクセスメッセージのデータサイズを増加させることなく、第3のランダムアクセスメッセージの送信構成を間接的に示す、態様55~63のいずれかの方法。
【0443】
[0463] 態様65:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様1~11のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0444】
[0464] 態様66:態様1~11のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0445】
[0465] 態様67:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様1~11のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0446】
[0466] 態様68:プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様12~21のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0447】
[0467] 態様69:態様12~21のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える装置。
【0448】
[0468] 態様70:コードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様12~21のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0449】
[0469] 態様71:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様22~32のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0450】
[0470] 態様72:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様22~32のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0451】
[0471] 態様73:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様22~32のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0452】
[0472] 態様74:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様33~43のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0453】
[0473] 態様75:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様33~43のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0454】
[0474] 態様76:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様33~43のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0455】
[0475] 態様77:プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様44~54のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0456】
[0476] 態様78:態様44~54のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える装置。
【0457】
[0477] 態様79:コードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様44~54のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0458】
[0478] 態様80:プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに格納され、装置に対して、態様55~64のいずれかの方法を実施させるように、プロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0459】
[0479] 態様81:態様55~64のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える装置。
【0460】
[0480] 態様82:コードを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コードは、態様55~64のいずれかの方法を実施するように、プロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0461】
[0481] 本明細書に記載された方法が可能な実装形態を記載すること、動作およびステップが並べ替えられるかまたはさもなければ修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0462】
[0482] LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として記載され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書に記載された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどのさまざまな他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書に明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0463】
[0483] 本明細書に説明された情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0464】
[0484] 本明細書の開示に関して説明されたさまざまな例示的なブロックおよびコンポーネントは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書に説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0465】
[0485] 本明細書に説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に格納されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書に説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、さまざまな位置に物理的に位置し得る。
【0466】
[0486] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的なコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的な記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的なコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または格納するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的な媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0467】
[0487] 特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」として記載された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
【0468】
[0488] 「決定」または「決定すること」という用語は、多種多様な行為を包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、(テーブル、データベース、または別のデータ構造においてルックアップすることなどを介して)ルックアップすること、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(情報を受信することなど)、アクセスすること(メモリ中のデータにアクセスすることなど)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような同様の行為を含むことができる。
【0469】
[0489] 添付の図では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプのさまざまなコンポーネントは、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様のコンポーネントを区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれか1つにも適用可能である。
【0470】
[0490] 添付の図面に関して本明細書に記載された説明は例示的な構成を記載し、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、既知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0471】
[0491] 以上の説明は、いかなる当業者でも本明細書に説明されたさまざまな態様を実践できるようにするために提供される。これらの態様へのさまざまな修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書に定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「場合(if)」、「とき(when)」、および「間(while)」などの用語は、即時の時間関係または反応を暗示するのではなく、「という条件の下で」を意味すると解釈されるべきである。すなわち、これらの句、たとえば、「とき」は、行為の発生に応答する、または行為の発生中の、即時の行為を暗示せず、単に、条件が満たされた場合、行為が発生するが、行為が発生すべき特定のまたは即時の時間制約を必要としないことを暗示する。「例示的」という単語は、本明細書では、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は、1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明されたさまざまな態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などという単語は、「手段」という単語の代用ではないことがある。そのため、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
図1
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【国際調査報告】