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特表2024-512264改善された測位のための閉ループフィードバック
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】改善された測位のための閉ループフィードバック
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240312BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20240312BHJP
   G01S 5/02 20100101ALI20240312BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20240312BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20240312BHJP
   H04W 28/10 20090101ALI20240312BHJP
【FI】
H04W24/10
H04M11/00 302
G01S5/02 A
H04W64/00
H04W8/22
H04W28/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023551156
(86)(22)【出願日】2022-03-16
(85)【翻訳文提出日】2023-08-23
(86)【国際出願番号】 US2022020623
(87)【国際公開番号】W WO2022197851
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202141011271
(32)【優先日】2021-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェッラマッリ、スリニバス
(72)【発明者】
【氏名】クマー、ムケシュ
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
【テーマコード(参考)】
5J062
5K067
5K201
【Fターム(参考)】
5J062AA08
5J062BB05
5J062CC14
5J062CC18
5J062FF01
5K067AA14
5K067DD20
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067JJ51
5K201CC04
5K201EC06
5K201EC08
5K201ED05
(57)【要約】
開示されるのは、ユーザ機器(UE)測位を改善するためのシステム、方法、及び非一時的媒体である。いくつかの態様では、UE測位の改善は、ロケーションサーバへの後続のロケーション測定値の送信を修正するために使用されることができる、UEからロケーション測定値を受信し、フィードバックメッセージングを返送するロケーション管理機能(LMF)などのロケーションサーバによって容易にされる。
【選択図】図4A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのトランシーバ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を行うように構成される、装置。
【請求項2】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
ロケーション測定値を報告するためのコンピュータ実施方法であって、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を備える、コンピュータ実施方法。
【請求項16】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項17】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項16に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項18】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項19】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項20】
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項21】
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項22】
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項23】
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項24】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項25】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項26】
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項27】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項28】
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項27に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項29】
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信するための手段と、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信するための手段と、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信するための手段と、
を備える、装置。
【請求項30】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項33】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項34】
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項35】
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項36】
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、請求項29に記載の装置。
【請求項37】
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、請求項29に記載の装置。
【請求項38】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、請求項29に記載の装置。
【請求項39】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、請求項29に記載の装置。
【請求項40】
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、請求項29に記載の装置。
【請求項41】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項42】
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項41に記載の装置。
【請求項43】
コンピュータ又はプロセッサに、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を行わせるための少なくとも1つの命令を備える、コンピュータ可読媒体。
【請求項44】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項45】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項44に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス測位などに関する。いくつかの態様では、サーバ(例えば、ロケーションサーバ)によって提供されるフィードバックを使用してロケーション測定値報告を改善するための例が説明される。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信システムは、第1世代のアナログワイヤレス電話サービス(1G)と、第2世代(2G)のデジタルワイヤレス電話サービス(中間の2.5Gネットワークを含む)と、第3世代(3G)の高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、及び第4世代(4G)のサービス(例えば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))、WiMax)とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラ及びパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムが使用されている。知られているセルラシステムの例は、セルラアナログ先進携帯電話システム(AMPS:Analog Advanced Mobile Phone System)と、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、等に基づくデジタルセルラシステムとを含む。
【0003】
[0003]第5世代(5G)のモバイル規格は、他の改善の中でもとりわけ、より高いデータ転送速度、より多くの接続数、及びより良好なカバレッジを要求する。Next Generation Mobile Networks Allianceによる5G規格(「新無線」又は「NR」とも呼ばれる)は、数万人のユーザの各々に毎秒数十メガビットのデータレートを、例えば、オフィスフロアなどの共通のロケーション内にいる数十人のユーザにギガビット接続速度を提供するように設計されている。大規模なセンサ展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。その結果として、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G/LTE規格と比較して著しく向上されるべきである。更に、現在の標準と比較して、シグナリング効率が向上されるべきであり、レイテンシが実質的に低減されるべきである。
【発明の概要】
【0004】
[0004]以下は、本明細書で開示される1つ以上の態様に関連する簡略化された概要を提示する。このことから、以下の概要は、全ての企図された態様に関する広範な概要とみなされるべきではなく、以下の概要は、全ての企図された態様に関連する基幹的若しくは重要な要素を識別すると、又は任意の特定の態様に関連する範囲を叙述すると考えられるべきでもない。それ故に、以下の概要は、以下に提示される詳細な説明に先行して、本明細書で開示される機構に関連する1つ以上の態様に関連するある特定の概念を簡略化された形式で提示することを唯一の目的とする。
【0005】
[0005]開示されるのは、ロケーションサーバ(例えば、ロケーション管理機能(LMF:location management function)サーバ)フィードバックメッセージを使用してワイヤレス測位を実行するためのシステム、装置、方法、及びコンピュータ可読媒体である。少なくとも一例によると、ロケーション測定値を報告するための装置は、少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバ及び少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、を行うように構成される。
【0006】
[0006]別の例では、例えば、UE及び/又はgNBによるロケーション測定値報告を調整するために、ロケーションサーバから提供されるフィードバックメッセージを実装するためのコンピュータ実施方法が提供される。コンピュータ実施方法は、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することとを含むことができる。
【0007】
[0007]別の例では、ワイヤレス測位のための装置が提供される。装置は、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信するための手段と、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信するための手段と、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信するための手段とを含む。
【0008】
[0008]別の例では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ又はプロセッサに、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することとを行わせるための少なくとも1つの命令を備える。
【0009】
[0009]いくつかの態様では、装置は、モバイルデバイス(例えば、携帯電話又はいわゆる「スマートフォン」又は他のモバイルデバイス)、ウェアラブルデバイス、エクステンデッドリアリティデバイス(例えば、仮想現実(VR)デバイス、拡張現実(AR)デバイス、又は複合現実(MR)デバイス)、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車両、サーバコンピュータ、又は他のデバイスであるか、又はその一部である。いくつかの態様では、装置は、1つ以上の画像を捕捉するための1つのカメラ又は複数のカメラを含む。いくつかの態様では、装置は、1つ以上の画像、通知、及び/又は他の表示可能なデータを表示するためのディスプレイを更に含む。いくつかの態様では、上記で説明された装置は、装置のロケーション、装置の状態(例えば、温度、湿度レベル、及び/若しくは他の状態)を決定するために、並びに/又は他の目的のために使用されることができる1つ以上のセンサを含むことができる。
【0010】
[0010]この概要は、特許請求される主題の基幹的又は本質的な特徴を識別することを意図されず、特許請求される主題の範囲を決定するために単独で使用されることも意図されない。主題は、本特許の明細書全体の適切な部分、任意又は全ての図面、及び各請求項を参照することによって理解されるべきである。
【0011】
[0011]本明細書で開示される態様に関連する他の目的及び利点は、添付の図面及び詳細な説明に基づいて当業者に明らかとなるであろう。
【0012】
[0012]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく態様の例示のためにのみ提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】[0013]本開示のいくつかの態様による実例的なワイヤレス通信システムを例示する。
図2A】[0014]本開示のいくつかの態様による実例的なワイヤレスネットワーク構造を例示する。
図2B】本開示のいくつかの態様による実例的なワイヤレスネットワーク構造を例示する。
図3】[0015]本開示のいくつかの態様による、モバイルデバイス測位を容易にするために使用される基準信号の実例的な構成を例示する。
図4A】[0016]開示される技術のいくつかの態様による、モバイルデバイスによるロケーション測定値報告を調整するためにロケーションサーバフィードバックがどのように使用されることができるかを例示する実例的な通信図を例示する。
図4B】[0017]本開示のいくつかの態様による、基地局によるロケーション測定値報告を調整するためにロケーションサーバフィードバックがどのように使用されることができるかを例示する実例的な通信図を例示する。
図5A】[0018]開示される技術のいくつかの態様による、モバイルデバイスによるロケーション測定値報告を調整するためにLMFフィードバックメッセージが使用される実例的なネットワーク実装形態を例示する。
図5B】[0019]本開示のいくつかの態様による、gNBからモバイルデバイスへの測位信号の送信を調整するためにLMFフィードバックメッセージが使用される実例的なネットワーク実装形態を例示する。
図6】[0020]本開示のいくつかの態様による、モバイルデバイス及び/又は基地局によるロケーション測定値報告を調整するための実例的なプロセスのフロー図を例示する。
図7】[0021]本開示のいくつかの態様による、ユーザ機器(UE)のコンピューティングシステムの実例的なブロック図を例示する。
図8】[0022]本開示の態様による実例的なコンピューティングシステムを例示する。
【詳細な説明】
【0014】
[0023]本開示のある特定の態様及び実施形態が、例示の目的で以下に提供される。代替の態様が、本開示の範囲から逸脱することなく考案され得る。加えて、本開示のよく知られている要素は、本開示の関連する詳細を曖昧にしないように、詳細に説明されないか、又は省略されるであろう。当業者には明らかなように、本明細書で説明される態様及び実施形態のうちのいくつかは独立して適用され得、それらのいくつかは組み合わせて適用され得る。以下の説明では、説明を目的として、特定の詳細が、本出願の実施形態の完全な理解を提供するために記載される。しかしながら、様々な実施形態がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。図面及び説明は、限定的であることを意図されない。
【0015】
[0024]次に続く説明は、実例的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲、適用可能性、又は構成を限定することを意図されない。むしろ、例証的な実施形態の次に続く説明は、例証的な実施形態を実施するための可能な説明を当業者に提供するであろう。添付の特許請求の範囲に記載される本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び配置において様々な変更が行われ得ることが理解されるべきである。
【0016】
[0025]「例証的な」及び/又は「実例的/例」という用語は、「例、事例、又は例示としての役割を果たすこと」を意味するために本明細書で使用される。「例証的」及び/又は「実例的/例」として本明細書で説明される任意の態様は、必ずしも他の態様よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示の全ての態様が、議論される特徴、利点、又は動作モードを含むことを必要としない。
【0017】
[0026]本開示の態様は、モバイルデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))ロケーション推定を改善するための特徴に関する。本明細書で使用される場合、ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名称で呼ばれ得る。ロケーション推定値は、測地であり、座標(例えば、緯度、経度、及び場合によっては高度)を備え得るか、又は都市であり、番地住所、郵便住所、若しくはロケーションの何らかの他の記述を備え得る。ロケーション推定値は更に、何らかの他の知られているロケーションに対して定義され得るか、又は絶対的に(例えば、緯度、経度、及び/又は高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(例えば、何らかの指定された又はデフォルトの信頼度レベルでロケーションが含まれると予想されるエリア又はボリュームを含めることによって)予想される誤差又は不確実性を含み得る。
【0018】
[0027]ロケーション管理機能(LMF)などのロケーションサーバによって提供されるフィードバック(フィードバックメッセージ)を使用する改善されたモバイルデバイス(例えばUE)測位のためのシステム、装置、プロセス(方法とも呼ばれる)、及びコンピュータ可読媒体(本明細書では総称してシステム及び技法と呼ばれる)が本明細書で説明される。以下でより詳細に説明されるように、システム及び技法は、例えば、UE及び/又は基地局(例えば、gノードB(gNB))によるロケーション測定値報告を調整するために、LMFによって提供されるフィードバックを利用することができ、その結果、LMFによって実行されるロケーション/測位機能を改善することができる。
【0019】
[0028]いくつかの態様では、LMFフィードバックメッセージングは、UE及び/又はgNBからLMFによって受信されたロケーション測定値に基づく。例として、ロケーション測定値は、到着時間差(TDOA)、ラウンドトリップタイム(RTT)、到着角(AoA)、及び/又は出発角(AOD)などのメトリックを含むことができるが、それらに限定されない。様々なロケーション測定値の品質は、測位精度及び/又は効率を改善するために報告調整がどのように調整されることができるかを決定するために、LMFによって評価されることができる。LMFによってUE及び/又はgNBに提供されるフィードバックが、次いで、報告調整を実施するために発行されることができる。いくつかの態様では、UE/gNBに提供されるLMFフィードバックは、様々な測位信号(例えば、測位基準信号(PRS)又はサウンディング基準信号(SRS))リソースから計算されたロケーション測定値のための、信号対雑音比(SNR)及び/又は非見通し線(NLOS)メトリックなどの品質メトリックに基づくことができる。以下で更に詳細に議論されるように、ランダムサンプリングコンセンサス(RANSAC)技法の使用などの統計的分析が、ロケーション測定値報告が過剰であるとき、異なるロケーション測定値が報告されるべきとき、ロケーション測定値優先度が変更されるべきとき、及び/又はロケーション測定値が追加情報で増強されるべきときのインスタンスを識別するために使用されることができる。
【0020】
[0029]本開示の追加の態様は、以下でより詳細に説明される。
【0021】
[0030]本明細書で使用される場合、「ユーザ機器」(UE)及び「基地局」という用語は、別段の記載がない限り、特定であること、又は任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に別様に限定されることを意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを通して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(例えば、携帯電話、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、及び/又はトラッキングデバイス、等)、ウェアラブル(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス、ウェアラブルリング、及び/又は仮想現実(VR)ヘッドセット、拡張現実(AR)ヘッドセット若しくはグラス、又は複合現実(MR)ヘッドセットなどのエクステンデッドリアリティ(XR)デバイス)、車両(例えば、自動車、オートバイ、自転車、等)、及び/又はモノのインターネット(IoT)デバイス、等であり得る。UEは、移動式であり得るか、又は(例えば、ある特定の時間において)固定式であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される場合、「UE」という用語は、「アクセス端末」若しくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」若しくは「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「モバイル局」、又はそれらの変形形態と交換可能に呼ばれ得る。一般に、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワーク及び他のUEと接続されることができる。当然ながら、ワイヤードアクセスネットワーク、(例えば、IEEE802.11通信規格、等に基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを通して、コアネットワーク及び/又はインターネットに接続する他の機構は、UEにとっても可能である。
【0022】
[0031]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信するいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB(NB)、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、新無線(NR:New Radio)ノードB(gNB又はgノードBとも呼ばれる)、等と呼ばれ得る。基地局は、サポートされるUEのためのデータ、音声、及び/又はシグナリング接続をサポートすることを含めて、主にUEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、エッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、追加の制御及び/又はネットワーク管理機能を提供し得る。UEが基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(例えば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネル、等)と呼ばれる。基地局がUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)又は順方向リンクチャネル(例えば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、又は順方向トラフィックチャネル、等)と呼ばれる。トラフィックチャネル(TCH)という用語は、本明細書で使用される場合、アップリンク、逆方向若しくはダウンリンク、及び/又は順方向トラフィックチャネルのうちのいずれを指し得る。
【0023】
[0032]「基地局」という用語は、単一の物理送受信ポイント(TRP)、又はコロケートされることもされないこともある複数の物理TRPを指し得る。例えば、「基地局」という用語が単一の物理TRPを指す場合、物理TRPは、基地局のセル(又はいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が複数のコロケートされた物理TRPを指す場合、物理TRPは、基地局のアンテナのアレイ(例えば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるように、又は基地局がビームフォーミングを用いる場合)であり得る。「基地局」という用語が複数のコロケートされていない物理TRPを指す場合、物理TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された空間的に分離されたアンテナのネットワーク)又はリモート無線ヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替として、コロケートされていない物理TRPは、UEから測定値報告を受信するサービング基地局、及びUEがその基準RF信号(又は単に「基準信号」)を測定している近隣基地局であり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号を送受信するポイントであるので、本明細書で使用される場合、基地局からの送信又は基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
【0024】
[0033]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしない場合がある(例えば、UEのためのデータ、音声、及び/又はシグナリング接続をサポートしない場合がある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、及び/又はUEによって送信された信号を受信及び測定し得る。そのような基地局は、(例えば、UEに信号を送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ得、及び/又は(例えば、UEから信号を受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれ得る。
【0025】
[0034]無線周波数信号又は「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される場合、送信機は、受信機に単一の「RF信号」又は複数の「RF信号」を送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝播特性に起因して、各送信されたRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されたRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれ得る。本明細書で使用される場合、RF信号はまた、「信号」という用語がワイヤレス信号又はRF信号を指すことが文脈から明らかである場合、「ワイヤレス信号」又は単に「信号」と呼ばれ得る。
【0026】
[0035]様々な態様によると、図1は、例証的なワイヤレス通信システム100を例示する。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれ得る)は、様々な基地局102及び様々なUE104を含むことができる。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラ基地局)及び/又はスモールセル基地局(低電力セルラ基地局)を含むことができる。態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNB及び/若しくはng-eNB、又はワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、又は両方の組み合わせを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセル、等を含み得る。
【0027】
[0036]基地局102は、RANを集合的に形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(例えば、発展型パケットコア(EPC)又は5Gコア(5GC))と、及びコアネットワーク170を通して(コアネットワーク170の一部であり得るか、又はコアネットワーク170の外部にあり得る)1つ以上のロケーションサーバ172とインタフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化及び解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(例えば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップ及び解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者及び機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、並びに警告メッセージの配信のうちの1つ以上に関連する機能を実行し得る。基地局102は、ワイヤード及び/又はワイヤレスであり得るバックホールリンク134を通して、直接又は間接的に(例えば、EPC又は5GCを通して)互いに通信し得る。
【0028】
[0037]基地局102は、UE104とワイヤレスに通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。態様では、1つ以上のセルが、各カバレッジエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(例えば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる何らかの周波数リソース上で)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じ又は異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(例えば、物理セル識別子(PCI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI))に関連付けられ得る。場合によっては、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(例えば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、又はその他)に従って構成され得る。セルは、特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、文脈に応じて、論理通信エンティティ及びそれをサポートする基地局のうちのいずれか又は両方を指し得る。加えて、TRPは、典型的には、セルの物理的な送信ポイントであるので、「セル」及び「TRP」という用語は、交換可能に使用され得る。場合によっては、キャリア周波数が地理的カバレッジエリア110の何らかの部分内で通信のために検出及び使用されることができる限り、「セル」という用語はまた、基地局の地理的カバレッジエリア(例えばセクタ)を指し得る。
【0029】
[0038]近隣マクロセル基地局102の地理的カバレッジエリア110は、(例えば、ハンドオーバ領域中で)部分的に重複し得るが、地理的カバレッジエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレッジエリア110によって実質的に重複され得る。例えば、スモールセル基地局102’は、1つ以上のマクロセル基地局102のカバレッジエリア110と実質的に重複するカバレッジエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局との両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、ホームeNB(HeNB)を含み得、それは、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得る。
【0030】
[0039]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、及び/又は基地局102からUE104へのダウンリンク(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、及び/又は送信ダイバーシティを含むMIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つ以上のキャリア周波数を通り得る。キャリアの割り振りは、ダウンリンク及びアップリンクに対して非対称であり得る(例えば、アップリンクに対してよりも多くの又は少ないキャリアがダウンリンクに対して割り振られ得る)。
【0031】
[0040]ワイヤレス通信システム100は、アンライセンス周波数スペクトル(例えば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150を更に含み得る。アンライセンス周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152及び/又はWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネル評価(CCA:clear channel assessment)又はリッスンビフォアトーク(LBT:listen before talk)プロシージャを実行し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、超広帯域(UWB)スペクトルを利用して1つ以上のUE104、基地局102、AP150、等と通信するデバイス(例えば、UE、等)を含むことができる。UWBスペクトルは、3.1~10.5GHzの範囲とすることができる。
【0032】
[0041]スモールセル基地局102’は、ライセンス及び/又はアンライセンス周波数スペクトル中で動作し得る。アンライセンス周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTE又はNR技術を用い、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHzのアンライセンス周波数スペクトルを使用し得る。アンライセンス周波数スペクトル中でLTE及び/又は5Gを用いるスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレッジを強化し、及び/又はアクセスネットワークの容量を増加させ得る。アンライセンススペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれ得る。アンライセンススペクトル中のLTEは、LTE-U、ライセンス支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、又はMulteFireと呼ばれ得る。
【0033】
[0042]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しているミリメートル波(mmW)周波数及び/又は近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180を更に含み得る。極極極超短波(EHF:Extremely high frequency)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲、及び1ミリメートル~10ミリメートルの波長を有する。この帯域中の電波は、ミリメートル波と呼ばれ得る。近mmWは、100ミリメートルの波長を有する3GHzの周波数より下に広がり得る。極極超短波(SHF:super high frequency)帯域は、3GHzと30GHzとの間に広がり、センチメートル波とも呼ばれる。mmW及び/又は近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失及び比較的短い距離を有する。mmW基地局180及びUE182は、極めて高い経路損失及び短距離を補償するために、mmW通信リンク184を通してビームフォーミング(送信及び/又は受信)を利用し得る。更に、代替の構成では、1つ以上の基地局102はまた、mmW又は近mmW及びビームフォーミングを使用して送信し得ることが認識されるであろう。それ故に、前述の例示は例に過ぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定するものと解釈されるべきではないことが認識されるであろう。
【0034】
[0043]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集中させる(focusing)ための技法である。従来、ネットワークノード(例えば基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、ネットワークノードは、全ての方向に(全方向に)信号をブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(例えばUE)が(送信ネットワークノードに対して)どこにロケートされるかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に放射し(project)、それによって、受信デバイス(複数可)に(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を提供する。送信するときにRF信号の指向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つ以上の送信機の各々において、RF信号の位相及び相対振幅を制御することができる。例えば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなく、異なる方向を指すように「ステアリング」されることができるRF波のビームを作成するアンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」又は「アンテナアレイ」と呼ばれる)を使用し得る。具体的には、送信機からのRF電流が正しい位相関係で個々のアンテナに供給され、そのため、別個のアンテナからの電波が合算されて、所望の方向への放射が増加し、それと同時に、望ましくない方向への放射を抑制するようにキャンセルされる。
【0035】
[0044]送信ビームは疑似コロケートされ得、これは、ネットワークノード自体の送信アンテナが物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、それらが受信機(例えばUE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの疑似コロケーション(QCL)関係がある。具体的には、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号についてのある特定のパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号についての情報から導出されることができることを意味する。このことから、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネル上で送信された第2の基準RF信号のドップラ偏移、ドップラ拡散、平均遅延、及び遅延拡散を推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネル上で送信された第2の基準RF信号のドップラ偏移及びドップラ拡散を推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネル上で送信された第2の基準RF信号のドップラ偏移及び平均遅延を推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネル上で送信された第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定することができる。
【0036】
[0045]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。例えば、受信機は、特定の方向から受信されたRF信号を増幅する(例えば、その利得レベルを増加させる)ために、その方向におけるアンテナのアレイの利得設定を増加させ、及び/又は位相設定を調整することができる。このことから、受信機がある特定の方向にビーム形成すると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が他の方向に沿ったビーム利得と比較して高いこと、又はその方向におけるビーム利得が受信機にとって利用可能な他のビームのビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されたRF信号のより強い受信信号強度(例えば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、等)をもたらす。
【0037】
[0046]受信ビームは、空間的に関係し得る。空間的関係は、第2の基準信号のための送信ビームについてのパラメータが、第1の基準信号のための受信ビームについての情報から導出されることができることを意味する。例えば、UEは、特定の受信ビームを使用して、基地局から1つ以上の基準ダウンリンク基準信号(例えば、測位基準信号(PRS)、トラッキング基準信号(TRS)、位相トラッキング基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)、等)を受信し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局に1つ以上のアップリンク基準信号(例えば、アップリンク測位基準信号(UL-PRS)、サウンディング基準信号(SRS)、復調基準信号(DMRS)、PTRS、等)を送るための送信ビームを形成することができる。
【0038】
[0047]「ダウンリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビーム又は受信ビームのうちのいずれかであり得ることに留意されたい。例えば、基地局がUEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビーム又は受信ビームのうちのいずれかであり得る。例えば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
【0039】
[0048]5Gでは、ワイヤレスノード(例えば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450~6000MHz)、FR2(24250~52600MHz)、FR3(52600MHz超)、及びFR4(FR1とFR2との間)に分割される。5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」又は「アンカーキャリア」又は「1次サービングセル」又は「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」又は「2次サービングセル」又は「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行するか、又はRRC接続再確立プロシージャを開始するかのうちのいずれかを行うセルとによって利用される1次周波数(例えばFR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、全ての共通制御チャネル及びUE固有制御チャネルを搬送し、ライセンス周波数中のキャリアであり得る(しかしながら、これは常に当てはまるわけではない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(例えばFR2)上で動作するキャリアである。場合によっては、2次キャリアは、アンライセンス周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報及び信号のみを含み得、例えば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアとの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有のシグナリング情報及び信号は、2次キャリア中に存在しない場合がある。これは、セル中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。アップリンク1次キャリアについても同じことが言える。ネットワークは、いつでも任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、例えば、異なるキャリア上の負荷を分散するために行われる。「サービングセル」(PCellであろうとSCellであろうと)は、何らかの基地局が通信しているキャリア周波数及び/又はコンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、交換可能に使用されることができる。
【0040】
[0049]例えば、依然として図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(又は「PCell」)であり得、マクロセル基地局102及び/又はmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。キャリアアグリゲーションでは、基地局102及び/又はUE104は、各方向における送信のために、キャリア毎に最大Y MHz(例えば、5、10、15、20、100MHz)帯域幅、最大合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)のスペクトルを使用し得る。コンポーネントキャリアは、周波数スペクトル上で互いに隣接していることも、隣接していないこともある。キャリアの割り振りは、ダウンリンク及びアップリンクに対して非対称であり得る(例えば、アップリンクに対してよりも多くの又は少ないキャリアがダウンリンクに対して割り振られ得る)。複数のキャリアの同時送信及び/又は受信は、UE104/182が、そのデータ送信及び/又は受信レートを著しく増加させることを可能にする。例えば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzアグリゲートキャリアは、理論上、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの2倍の増加(即ち、40MHz)をもたらすであろう。
【0041】
[0050]複数のキャリア周波数上で動作するために、基地局102及び/又はUE104は、複数の受信機及び/又は送信機を装備される。例えば、UE104は、2つの受信機、「受信機1」及び「受信機2」を有し得、ここで、「受信機1」は、帯域(即ち、キャリア周波数)「X」又は帯域「Y」に同調される(be tuned to)ことができるマルチバンド受信機であり、「受信機2」は、帯域「Z」にのみ同調可能な1帯域受信機である。この例では、UE104が帯域「X」中でサービングされている場合、帯域「X」は、PCell又はアクティブキャリア周波数と呼ばれ、「受信機1」は、帯域「Y」を測定するために帯域「X」から帯域「Y」(SCell)に同調する必要があるであろう(逆も同様)。対照的に、別個の「受信機2」のために、UE104が帯域「X」中でサービングされているか、又は帯域「Y」中でサービングされているかにかかわらず、UE104は、帯域「X」又は帯域「Y」上のサービスを中断することなく、帯域「Z」を測定することができる。
【0042】
[0051]ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を通してマクロセル基地局102と、及び/又はmmW通信リンク184を通してmmW基地局180と通信し得るUE164を更に含み得る。例えば、マクロセル基地局102は、UE164のためのPCellと1つ以上のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のための1つ以上のSCellをサポートし得る。
【0043】
[0052]ワイヤレス通信システム100は、1つ以上のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク(「サイドリンク」と呼ばれる)を介して1つ以上の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つ以上のUEを更に含み得る。図1の例では、UE190は、(例えば、それを通してUE190がセルラ接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(それを通してUE190がWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。例では、D2D P2Pリンク192及び194は、LTE Direct(LTE-D)、Wi-Fi Direct(Wi-Fi-D)、Bluetooth(登録商標)、等などの任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
【0044】
[0053]様々な態様によると、図2Aは、実例的なワイヤレスネットワーク構造200を例示する。例えば、5GC210(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)は、制御プレーン機能214(例えば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択、等)及びユーザプレーン機能212(例えば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティング、等)として機能的に見られることができ、それらは、コアネットワークを形成するために協調して動作する。ユーザプレーンインタフェース(NG-U)213及び制御プレーンインタフェース(NG-C)215は、gNB222を5GC210に、具体的には制御プレーン機能214及びユーザプレーン機能212に接続する。追加の構成では、ng-eNB224はまた、制御プレーン機能214へのNG-C215及びユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して5GC210に接続され得る。更に、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つ以上のgNB222のみを有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222との両方のうちの1つ以上を含む。gNB222又はng-eNB224のうちのいずれかは、UE204と(例えば、図1に図示されたUEのうちのいずれとも)通信し得る。
【0045】
[0054]別の任意選択の態様は、ロケーションサーバ230を含み得、それは、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信し得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(例えば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって分散された異なるソフトウェアモジュール、等)として実装されることができるか、又は代替として、単一のサーバに各々対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、及び/又はインターネット(例示せず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つ以上のロケーションサービスをサポートするように構成されることができる。更に、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素と統合され得るか、又は代替としてコアネットワークの外部にあり得る。いくつかの例では、ロケーションサーバ230は、5GC210のキャリア若しくはプロバイダ、サードパーティ、相手先商標製品製造会社(OEM:original equipment manufacturer)、又は他のパーティによって操作されることができる。場合によっては、キャリア用のロケーションサーバ、特定のデバイスのOEM用のロケーションサーバ、及び/又は他のロケーションサーバなど、複数のロケーションサーバが提供されることができる。そのような場合、ロケーション支援データは、キャリアのロケーションサーバから受信されることができ、他の支援データは、OEMのロケーションサーバから受信されることができる。
【0046】
[0055]様々な態様によると、図2Bは、別の実例的なワイヤレスネットワーク構造250を例示する。例えば、5GC260は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、及びユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能として機能的に見られることができ、それらは、コアネットワーク(即ち、5GC260)を形成するために協調して動作する。ユーザプレーンインタフェース263及び制御プレーンインタフェース265は、ng-eNB224を5GC260に、具体的にはUPF262及びAMF264にそれぞれ接続する。追加の構成では、gNB222はまた、AMF264への制御プレーンインタフェース265及びUPF262へのユーザプレーンインタフェース263を介して5GC260に接続され得る。更に、ng-eNB224は、5GC260へのgNB直接接続性の有無にかかわらず、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つ以上のgNB222のみを有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222との両方のうちの1つ以上を含む。gNB222又はng-eNB224のうちのいずれかは、UE204と(例えば、図1に図示されたUEのうちのいずれとも)通信し得る。新RAN220の基地局は、N2インタフェースを通してAMF264と通信し、N3インタフェースを通してUPF262と通信する。
【0047】
[0056]AMF264の機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、UE204とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシサービス、アクセス認証及びアクセス認可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、及び/又はセキュリティアンカー機能(SEAF)を含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)及びUE204と相互作用し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ材料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するために使用する鍵をSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理、UE204とロケーション管理機能(LMF)270(ロケーションサーバ230として機能する)との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、新RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、発展型パケットシステム(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子割り振り、及びUE204モビリティイベント通知を含む。加えて、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
【0048】
[0057]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして機能すること、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして機能すること、パケットルーティング及びフォワーディング(forwarding)、パケット検査、ユーザプレーンポリシールール施行(例えば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクレート施行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキング、ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガリング、並びにソースRANノードへの1つ以上の「エンドマーカ」の送信及びフォワーディングを提供することを含む。UPF262はまた、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)272など、UE204とロケーションサーバとの間のユーザプレーンを通したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
【0049】
[0058]SMF266の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割り振り及び管理、ユーザプレーン機能の選択及び制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー施行及びQoSの一部の制御、並びにダウンリンクデータ通知を含む。SMF266がAMF264と通信するインタフェースは、N11インタフェースと呼ばれる。
【0050】
[0059]いくつかの態様では、ロケーション及び測位機能は、例えば、UE204にロケーション支援を提供するために、5GC260と通信するように構成されたロケーション管理機能(LMF)270によって支援されることができる。LMF270は、複数の別個のサーバ(例えば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって分散された異なるソフトウェアモジュール、等)として実装されることができるか、又は代替として、単一のサーバに各々対応し得る。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、及び/又はインターネット(例示せず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つ以上のロケーションサービスをサポートするように構成されることができる。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270が、(例えば、音声又はデータではなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインタフェース及びプロトコルを使用して)制御プレーンを通してAMF264、新RAN220、及びUE204と通信し得るのに対して、SLP272は、(例えば、伝送制御プロトコル(TCP)及び/又はIPのような音声及び/又はデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを通してUE204及び外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
【0051】
[0060]態様では、LMF270及び/又はSLP272は、gNB222及び/又はng-eNB224などの基地局と統合され得る。gNB222及び/又はng-eNB224と統合されるとき、LMF270及び/又はSLP272は、「ロケーション管理構成要素」又は「LMC」と呼ばれ得る。しかしながら、本明細書で使用される場合、LMF270及びSLP272への言及は、LMF270及びSLP272がコアネットワーク(例えば、5GC260)の構成要素である場合と、LMF270及びSLP272が基地局の構成要素である場合との両方を含む。
【0052】
[0061]本明細書で議論される場合、NRは、ダウンリンクベース、アップリンクベース、並びにダウンリンク及びアップリンクベースの測位方法を含む、いくつかのセルラネットワークベースの測位技術をサポートする。例えば、LMF270は、様々な測位信号(PRS又はSRS)リソースについて計算されたロケーション測定値に基づく測位を可能にすることができる。本明細書で使用される場合、「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースは、PRSリソース識別子(ID)を有する。加えて、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(例えば、TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。加えて、PRSリソースセット中のPRSリソースは、スロットにわたって同じ周期性、共通のミューティングパターン構成、及び同じ反復係数(repetition factor)(例えば、PRS-ResourceRepetitionFactor)を有する。周期性は、第1のPRSインスタンスの第1のPRSリソースの第1の反復から、次のPRSインスタンスの同じ第1のPRSリソースの同じ第1の反復までの時間である。周期性は、2μ・{4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,160,320,640,1280,2560,5120,10240}スロットから選択された長さを有し得、μ=0、1、2、3である。反復係数は、{1,2,4,6,8,16,32}スロットから選択された長さを有し得る。
【0053】
[0062]場合によっては、PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信された単一のビーム(及び/又はビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つ以上のビームを送信し得る)。例えば、PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、そのため、「PRSリソース」又は単に「リソース」はまた、「ビーム」と呼ばれることができる。これは、PRSが送信されるビーム及びTRPがUEに知られているかどうかに関していかなる暗示も有さないことに留意されたい。
【0054】
[0063]「PRSインスタンス」又は「PRSオケージョン」は、PRSが送信されることが予想される、周期的に反復される時間ウィンドウ(例えば、1つ以上の連続スロットのグループ)の1つのインスタンスである。PRSオケージョンはまた、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、又は単に「オケージョン」、「インスタンス」、若しくは「反復」と呼ばれ得る。
【0055】
[0064]「測位周波数層」(単に「周波数層」又は「層」とも呼ばれる)は、ある特定のパラメータについて同じ値を有する1つ以上のTRPにわたる1つ以上のPRSリソースセットの集合である。具体的には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔(SCS)及びサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCHのためにサポートされる全てのヌメロロジがPRSのためにもサポートされることを意味する)、同じポイントA、同じ値のダウンリンクPRS帯域幅、同じ開始PRB(及び中心周波数)、並びに同じコムサイズを有する。ポイントAパラメータは、パラメータARFCN-ValueNR(ここで、「ARFCN」は、「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値を取り、送信及び受信に使用される一対の物理無線チャネルを指定する識別子及び/又はコードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、最小24個のPRB及び最大272個のPRBを有する、4つのPRBの粒度を有し得る。現在、最大4つの周波数層が定義されており、最大2つのPRSリソースセットが、周波数層毎にTRP毎に構成され得る。
【0056】
[0065]周波数層の概念は、コンポーネントキャリア及び帯域幅部分(BWP)の概念にいくらか似ているが、コンポーネントキャリア及びBWPがデータチャネルを送信するために1つの基地局(又はマクロセル基地局及びスモールセル基地局)によって使用されるのに対して、周波数層がPRSを送信するためにいくつかの(通常3つ以上の)基地局によって使用される点で異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中など、その測位能力をネットワークに送るときに、それがサポートすることができる周波数層の数を示し得る。例えば、UEは、それが1つ又は4つの測位周波数層をサポートすることができるかどうかを示し得る。
【0057】
[0066]ダウンリンクベースのロケーション測定値は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)、及びNRにおけるダウンリンク出発角(DL-AoD)を含むことができる。OTDOA又はDL-TDOA測位手順では、UEは、基準信号時間差(RSTD)又は到着時間差(TDOA)測定値と呼ばれる、基地局の対から受信された基準信号(例えば、PRS、TRS、NRS、CSI-RS、SSB、等)の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より具体的には、UEは、支援データにおいて基準基地局(例えば、サービング基地局)及び複数の非基準基地局の識別子を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーション及びRSTD測定値に基づいて、測位エンティティ(例えばLMF270)は、UEのロケーションを推定することができる。DL-AoD測位の場合、基地局(gNB222)は、UEと通信するために使用されるダウンリンク送信ビームの角度及び他のチャネル特性(例えば信号強度)を測定して、UEのロケーションを推定する。
【0058】
[0067]アップリンクベースの測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)及びアップリンク到着角(UL-AoA)を含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されるアップリンク基準信号(例えばSRS)に基づく。UL-AoA測位の場合、基地局は、UEと通信するために使用されるアップリンク受信ビームの角度及び他のチャネル特性(例えば利得レベル)を測定して、UEのロケーションを推定する。
【0059】
[0068]ダウンリンク及びアップリンクベースの測位方法は、拡張(enhanced)セルID(E-CID)測位と、(「マルチセルRTT又はマルチRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップタイム(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局又はUE)は、RTT測定信号(例えば、PRS又はSRS)をレスポンダ(UE又は基地局)に送信し、レスポンダは、RTT応答信号(例えば、SRS又はPRS)をイニシエータに送信し戻す。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)測定値と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、「Tx-Rx」測定値と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を算出する。イニシエータとレスポンダとの間の伝播時間(「飛行時間」とも呼ばれる)は、Tx-Rx測定値及びRx-Tx測定値から算出されることができる。伝播時間及び既知の光速に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定されることができる。マルチRTT測位の場合、UEは、そのロケーションが基地局の知られているロケーションに基づいて三角測量されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実行する。RTT及びマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoA及びDL-AoDなどの他の測位技法と組み合わせられることができる。
【0060】
[0069]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(例えば、ロケーションサーバ230、LMF270、又は他のロケーションサーバ)は、支援データをUEに提供し得る。例えば、支援データは、基準信号を測定するための基地局(又は基地局のセル及び/若しくはTRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(例えば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子(ID)、基準信号帯域幅、等)、及び/又は特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替として、支援データは、(例えば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ、等において)基地局自体から直接生じ得る。場合によっては、UEは、支援データを使用することなく、近隣ネットワークノード自体を検出することが可能であり得る。
【0061】
[0070]マルチRTTロケーション測定の場合、LMF270は、複数のTRP(例示せず)及びUEがgNB Rx-Tx測定及びUE Rx-Tx測定をそれぞれ実行するプロシージャを開始することができる。例えば、gNB222及びUE204は、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)及びアップリンクサウンディング基準信号(UL-SRS)をそれぞれ送信することができ、それによって、gNB222は、例えば、無線リソース制御(RRC)プロトコルを使用して、UE204へのUL-SRSを構成する。次に、LMF270は、UE204にDL-PRS構成を提供することができる。結果として生じるロケーション測定値は、UE204についてのロケーション推定を実行するために、UE204及び/又はgNB222によってLMF270に報告される。
【0062】
[0071]DL-AoDの場合、UE204は、LMF270にDL-PRSビーム受信信号受信電力(RSRP)測定値を提供することができるのに対して、gNB222は、ビーム方位角及び仰角情報を提供することができる。UL AoA測位方法を使用するとき、UE204の位置は、異なるTRP(例示せず)において取られたUL SRS AoA測定値に基づいて推定される。例えば、TRPは、LMF270にAoA測定値を直接報告することができる。角度情報(例えば、AoD又はAoA)をTRP共座標(co-coordinate)情報及びビーム構成詳細と共に使用して、LMF270は、UE204のロケーションを推定することができる。
【0063】
[0072]図3は、NR測位基準信号の実例的な構成を例示する。例示されるように、DL-PRSは、例えば、3つのTRPを有するコム6パターンで配置されるのに対して、UEからの実例的なUL-SRSは、コム4パターンを有する。
【0064】
[0073]NRは、例えば、UE又はgNBのうちのいずれかからのTDOA、RTT、AoA、及びAoD測定値の受信を通して、UE測位を実行するための複数の基準信号の使用をサポートするが、従来の構成は、測定値報告がLMFによって調整されるか又は別様に修正される能力を提供しない。例えば、従来のセットアップでは、LMFは、報告がLMF測位精度を改善するために調整され得る不十分な測定に関して、UE/gNBにフィードバックを提供しない。その結果として、ロケーション測定値報告が準最適である様々なシナリオが存在する。例えば、いくつかの事例では、UEは、UEの位置を確認するために必要であるよりも多くのロケーション測定値をLMFに提供することによって過剰報告に関与し得、不必要なUE電力消費をもたらし得る。そのような場合、ロケーション測定値報告頻度及び/又は特定のリソースタイプについての報告を低減することが有益であり得る。他の事例では、いくつかのPRS又はSRSリソースは、例えば、不十分な信号対雑音比(SNR)非見通し線(NLOS)測定値、及び/又は移動距離メトリックを有する、不十分な条件を経験し得る。加えて、いくつかの事例では、UEに対するTRP測位、例えば、視野外TRPは、ロケーション測定品質に悪影響を及ぼす可能性がある。そのような場合、LMFが、異なるリソースについて異なるTRPからロケーション測定値を受信すること、及び/又は1つ以上のロケーション測定値についての追加のデータを受信することが有益であり得る。
【0065】
[0074]開示される技術の態様は、ロケーション測定値報告が受信デバイスによってどのように改善されることができるかを示す情報を含むフィードバックメッセージをLMFからUE及び/又はgNBに提供するためのシステム、装置、プロセス、及びコンピュータ可読媒体を提供することによって、前述の制限に対処する。いくつかの手法では、フィードバックメッセージは、推奨されるロケーション測定値報告調整を示す情報を含むことができる。他の手法では、フィードバックメッセージは、ロケーション報告を構成するための情報を含むことができる。そのため、所望の実装形態に応じて、フィードバックメッセージは、ロケーションサーバによって発行された命令/コマンドを含むことができるか、又は受信デバイスの裁量で実装又は無視され得る推奨を含むことができる。以下で更に詳細に議論されるように、フィードバックメッセージは、受信UE及び/又はgNBが、例えば、所定の数のインスタンス又は所定の時間期間について、具体的に識別されたリソース上での報告を休止することを要求する情報を含むことができる。いくつかの手法では、フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性の変更を推奨する情報を含むことができる。加えて、フィードバックメッセージは、UE及び/又はgNBが、具体的に識別されたロケーション測定タイプ、リソースについての追加情報をLMFに提供すること、及び/又はPRSリソース報告のための優先度を変更することを要求する情報を含むことができる。例として、フィードバックメッセージは、同じPRS/SRSリソースのための新しい測定値、又はUE及び/若しくはgNBによって以前に(又は最近計算されなかった)追加の/異なる測定値のうちのいずれかを含む新しいPRS/SRS測定値の送信を効果的に要求するために使用されることができる。
【0066】
[0075]ここで、本開示は、モバイルデバイス(UE406)によるロケーション測定値報告を調整するためにロケーションサーバ(LMF402)からのフィードバックがどのように使用されることができるかの例を例示する簡略化された通信図を例示する図4Aを参照する。最初に、1つ以上の測位信号408が、基地局(gNB404)からUE406に送信される。測位信号408は、UE406が様々なロケーション測定値を計算することができるPRS(例えば、DL-PRS)基準信号を含むことができる。PRSは、ビーム(例えば、PRSリソース)中でgNB404からUE406に送信されることができ、ここで、同じ周波数上でTRPから送信されたPRSビームのフルセットは、PRSリソースセットと呼ばれる。測位信号408中のリソース要素は、TDOA、RTT、及び/又はAoA測定値を含む様々なロケーション測定値を算出するために、UE406によって使用されることができ、それらの測定値は、次いでLMF402に通信される(410)。加えて、いくつかの態様では、PRSのビーム構造は、特にmm波展開のためのカバレッジを改善し、AoD推定を可能にすることができ、例えば、ここで、UE406は、ビーム毎にLD PRS受信信号時間差(RSTD)を測定し、LMF402にDL PRSリソース識別子(ビームid)を含む測定されたRSTDを報告することができる。
【0067】
[0076]LMF402によって受信されたロケーション測定値は、UE報告効率及び/又は位置精度を改善するために報告が調整されることができるかどうかを決定するために使用されることができる。いくつかの態様では、LMF402は、例えば、受信された測定値についてのSNR及び/又はNLOS条件を決定することによって、ロケーション測定品質の統計的尺度を計算することができる。例として、NLOS条件は、報告されるロケーション測定値の異なるサブセットを使用することによって、UE406のロケーション決定のための位置精度がどのように影響を受けるかを決定するために、RANSACなどのアルゴリズムを使用して決定されることができる(412)。例えば、SNRメトリック及び/又はNLOSメトリックは、何のロケーション測定値が不要であり得るかを識別し、位置推定のためにより有用であり得る異なるロケーション測定値(又は測定優先度)を識別し、及び/又はより多くの報告情報が所望されるロケーション測定値を識別するために使用され得る。いくつかの態様では、対応するTRPの移動距離及び/又は視野内ステータスなどの他のメトリックが、1つ以上の報告されるロケーション測定値の品質を評価するために使用され得る。
【0068】
[0077]いくつかの事例では、LMF402は、UE406ロケーション報告が過剰(excessive)であると決定し得る。例えば、報告された測定値の数及び/又は測定値報告頻度が所定の閾値を上回る場合、ロケーション報告は過剰であると決定され得る。他の手法では、報告されるロケーション測定値のサブセットを使用して十分なUE位置精度が達成されることができ、報告されるロケーション測定値の頻度又は総数をUE406が低減することができるとLMF402が決定した場合、ロケーション報告は過剰であると決定され得る。測定値報告の低減は、測定値報告がUE406において抑制されるときに特に有益であり得、ここで、電力消費及び計算負荷を低減することによって、より大きな利益が実現され得る。そのような事例では、LMF402からUE406に提供されるフィードバックメッセージ(414)は、UE406によるロケーション測定値報告の低減又は抑制を要求するための情報を含むことができる。所望の実装形態に応じて、フィードバックメッセージ414は、所定のタイムアウト期間を指定し得、その後、UE406による通常のロケーション測定値報告が再開されることができる。代替として、フィードバックメッセージ414は、報告がUE406によって抑制されるべきである、所定の数の測定値又は測定タイプを指定し得る。例として、フィードバックメッセージ414は、報告が抑制されるべき1つ以上のPRSリソースを識別する識別子データを含むことができる。
【0069】
[0078]いくつかの実装形態では、ロケーション測定値報告のために、又は特定のPRSリソースの報告のために指定されたタイムアウト期間は、それが満了する前に延長されることができる。例えば、報告抑制期間は、ある特定のロケーション測定値が低品質のものであるか、又はロケーション推定精度にとって別様に余分であるロケーション中にUE406が存続しているとLMF402によって決定される場合、延長され得る。いくつかの態様では、報告タイムアウト期間は、UE406のロケーションに対する検出された変化に基づいて、例えば、UEの速度プロファイル、及び/又は1つ以上のTRPに対するその位置(例えば、視野内又は視野外ステータス)に基づいて、自動的に調整されることができる。
【0070】
[0079]いくつかの事例では、LMF402は、例えば、特定のPRSリソースのための追加の測定ロケーションメトリックがUEロケーション推定を改善することができると決定し得る。そのような事例では、フィードバックメッセージ414は、UEロケーション推定を改善し得る追加の情報(例えば、特定のリソースについてのRx-Tx時間差情報、位置状態情報(PSI)、及び/又は追加の経路報告、等)を指定し得る。
【0071】
[0080]いくつかの事例では、LMF402は、特定のPRSリソースについてのロケーション測定値報告の優先度に対する変更がUEロケーション推定を改善し得ると決定し得る。いくつかのネットワーク実装形態では、PRSリソース優先順位は、支援データ中でのシグナリングによって示されるデフォルトによって設定される。しかしながら、異なるPRSリソース順序について計算されたロケーション測定値がUE位置推定を改善することができるとLMF402が決定する場合、フィードバックメッセージ414は、所望のリソース順序を示し得る。
【0072】
[0081]LMFフィードバックメッセージ414がUE406によって受信されると、ロケーション測定値報告は、それに応じて(動作416において)調整されることができる。例えば、ロケーション測定値報告が抑制される事例では、UE406は、対応するロケーション測定値の送信を回避するか、又はロケーション測定値計算を完全に破棄するかのうちのいずれかを行うように構成され得る。そのため、UE406によってLMF402に報告される後続のロケーション測定値418(例えば、ロケーションメトリックの第2のセット)は、フィードバックメッセージ414によって示される方法で提供されることができる。
【0073】
[0082]ここで、本開示は、基地局(gNB404)におけるロケーション測定値報告を調整するためにロケーションサーバ(LMF402)からのフィードバックがどのように使用されることができるかの例を例示する簡略化された通信図を例示する図4Bを参照する。
【0074】
[0083]最初に、1つ以上のアップリンク測位信号452が、モバイルデバイス(UE406)からgNB404に送信される。測位信号452は、gNB404が様々なロケーション測定値を計算することができるSRS(例えば、UL-SRS)基準信号を含むことができる(454)。図5A及び5Bに関して以下で更に詳細に議論されるように、gNB404によるロケーション測定値の計算は、基準信号を受信する様々なTRP(例示せず)によって実行されることができる。実際には、SRS信号は、ビーム(例えば、SRSリソース)中でUE406からgNB404に送信されることができる。DL PRSのように、測位のためのSRSリソースは、単一のアンテナポート上で送信され、NRアップリンクスロット中の任意のシンボル上で開始するように配置されることができる。測位信号452中のリソース要素は、TDOA、AoA(例えば、A-AoA及びZ-AoAに基づく)、及び/又はRTT測定値を含む様々なロケーション測定値を算出するためにgNB404によって使用されることができ、それらの測定値は、次いで、LMF402に通信される(454)。
【0075】
[0084]LMF402によって受信されたロケーション測定値は、次いで、gNB報告効率及び/又はUEロケーション推定精度を改善するために報告が調整されるべきかどうかを決定するために使用される(456)。いくつかの態様では、LMF402は、例えば、受信された測定値についてのSNR及び/又はNLOS条件を決定することによって、ロケーション測定品質の統計的尺度を計算することができる。上記で議論されたように、NLOS条件又はメトリックは、報告されるロケーション測定値の異なるサブセットを使用することによって、UE406のロケーション決定のための位置精度がどのように影響を受けるかを決定するために、RANSACなどのアルゴリズムを使用して決定されることができる(462)。加えて、移動距離メトリックなどの他のメトリック、及び/又は1つ以上のTRPの視界内(若しくは視野外)ステータスが使用され得る。
【0076】
[0085]いくつかの事例では、LMF402は、gNB404ロケーション報告が過剰であると決定し得る。例えば、LMF402は、報告されるロケーション測定値のサブセットを使用して十分なUE位置精度が達成され得、報告されるロケーション測定値の頻度(例えば、報告周期を増加させることによって)又は総数をgNB404が低減することができ、それによってgNB電力消費及び計算負荷を低減することができると決定し得る。そのような事例では、LMF402からgNB404に提供されるフィードバックメッセージ(458)は、gNB404によるロケーション測定値報告の低減又は抑制を要求する情報を含むことができる。例えば、フィードバックメッセージ458は、ロケーション測定値が特定のTRPについて、及び/又は具体的に示されたリソースについて抑制されることを指定することができる。所望の実装形態に応じて、フィードバックメッセージ458は、所定のタイムアウト期間を指定することができ、その後、gNB404(又は示されたTRP)による通常のロケーション測定値報告が再開されることができる。代替として、フィードバックメッセージ458は、報告が抑制されるべきである、所定の数の測定又は測定タイプを指定し得る。いくつかの実装形態では、フィードバックメッセージ458は、測定値報告が抑制されるべき1つ以上のSRSリソース及び/又はTRPを示す識別子データを含むことができる。
【0077】
[0086]いくつかの実装形態では、ロケーション測定値報告のために、又は特定のSRSリソースの報告のために指定されたタイムアウト期間は、それが満了する前に延長されることができる。例えば、報告抑制期間は、結果として得られるロケーション測定値が低品質のものであるか、又はさもなければ改善されたロケーション推定精度に別様に有用でないロケーション中にUE406が存続しているとLMF402によって決定される場合、延長され得る。いくつかの態様では、報告タイムアウト期間は、UE406のロケーションに対する検出された変化に基づいて、例えば、UE406の速度プロファイル、及び/又は1つ以上のTRPに対するその位置(例えば、視野内又は視野外ステータス)に基づいて、自動的に調整されることができる。
【0078】
[0087]いくつかの事例では、LMF402は、例えば、特定のSRSリソースのための追加の測定ロケーションメトリックがUEロケーション推定を改善し得ると決定し得る。そのような事例では、フィードバックメッセージ458は、UEロケーション推定を改善し得る追加の情報(例えば、特定のリソースについてのRx-Tx時間差情報、位置状態情報(PSI)、及び/又は追加の経路報告、等)を指定し得る。いくつかの手法では、追加の情報及び/又は測定メトリックは、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を求める要求を含むことができる。上記で議論されたように、フィードバックメッセージ要求は、同じPRS/SRSリソースのための新しい測定値、又はUE及び/若しくはgNBによって以前に(又は最近計算されなかった)追加の/異なる測定値のうちのいずれかを含む新しいPRS/SRS測定値の送信を効果的に要求するために使用されることができる。
【0079】
[0088]いくつかの事例では、LMF402は、ある特定のSRSリソースについてのロケーション測定値報告の優先度に対する変更がUEロケーション推定を改善することができると決定し得る。いくつかのネットワーク実装形態では、SRSリソース優先順位は、支援データ中のシグナリングによって示されるデフォルトによって設定される。しかしながら、異なるPRSリソース順序について計算されたロケーション測定値がUE位置推定を改善することができるとLMF402が決定する場合、フィードバックメッセージ458は、所望のリソース順序を示し得る。
【0080】
[0089]LMFフィードバックメッセージ414がgNB404によって受信されると、ロケーション測定値報告は、それに応じて(動作460において)調整されることができる。例えば、ロケーション測定値報告が抑制される事例では、gNB404は、対応するロケーション測定値の送信を回避するか、又はそれらの計算を完全に破棄するかのうちのいずれかを行うように構成され得る。そのため、gNB404によってLMF402に報告される後続のロケーション測定値462(例えば、ロケーションメトリックの第2のセット)は、フィードバックメッセージ458によって示される方法で提供されることができる。
【0081】
[0090]更なる例として、フィードバックメッセージ458は、後続のロケーションメトリックがUE406/gNB404によって報告されるべき特定の方法を示す情報を含むことができる。例えば、フィードバックメッセージ458は、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、例えば、LPPなどの特定のプロトコル若しくはL1/L2などの特定のプロトコル層を使用して1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を含むことができる。
【0082】
[0091]所望の実装形態に応じて、ロケーション測定値は、下位層プロトコルを使用することなどによって、様々なプロトコル層を使用してLMF402に通信されることができる。例として、ロケーション測定値は、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージなどの層1(L1)プロトコル、MAC制御要素(MAC CE)メッセージなどを使用する層2(L2)プロトコル、及び/又は無線リソース制御(RRC)メッセージなどを使用する層3プロトコルなどを使用して送信されることができる。同様に、フィードバックメッセージは、様々なプロトコル層を使用してLMF402によって(例えば、UE406及び/又はgNB404に)通信されることができる。例えば、フィードバックメッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージなどの層1(L1)プロトコル、MAC制御要素(MAC CE)メッセージなどを使用する層2(L2)プロトコル、及び/又は無線リソース制御(RRC)メッセージなどを使用する層3プロトコルなどを使用して送信され得る。
【0083】
[0092]図5A及び5Bは、開示される技術のいくつかの態様による、モバイルデバイス及びgNBによるロケーション測定値報告を調整するためにLMFフィードバックメッセージングが使用される実例的なネットワーク500を例示する。簡略化されたネットワーク500の例では、ロケーションサーバ(即ちLMF502)は、基地局(gNB)504、506と通信しているモバイルデバイス(UE)508についてのロケーション推定を実行するように実装される。gNB504、506の各々は、複数のTRP、即ち、TRP504A、504B、504C、及び506A、506B、506Cにそれぞれ関連付けられる。開示される技術の範囲から逸脱することなく、より多くのgNB及び/又はTRPが実装され得ることが理解される。
【0084】
[0093]実際には、LMF502は、例えば、いずれかのデバイスにおけるロケーション報告を調整又は管理するために、gNB(504、506)及び/又はUE508にフィードバックメッセージングを提供するように構成される。例えば、LMF502は、様々に受信されたPRSリソースに基づいてLMF502に報告された1つ以上のロケーション測定値に基づいて、UE508にフィードバックメッセージ510を送信することができる。LMF502はまた、gNB504、506によって受信された様々なSRSリソースに基づいてLMF502に報告された1つ以上のロケーション測定値に基づいて、gNB504、506のうちの1つ以上にフィードバックメッセージを送信することができる。上記で議論されたように、UE508及び/又はgNB504、506によって報告されるロケーション測定値は、受信されたPRS/SRSリソースに基づくTDOA、TRR、AOA、及び/又はAOD測定値を含むことができる。
【0085】
[0094]いくつかの態様では、UE508及び/又はgNB504、506に提供されるLMF502フィードバックメッセージングは、受信されたロケーション測定値のための信号対雑音比(SNR)及び/又は非見通し線(NLOS)メトリックなどの品質メトリックに基づくことができる。いくつかの態様では、LMF502は、ロケーション測定外れ値を識別するためにランダムサンプリングコンセンサス(RANSAC)技法を使用することなどによって、統計的手法を使用してロケーション測定品質及び/又は重要性を評価することができる。受信されたロケーション測定値の品質に基づいて、LMF502は、UE508にフィードバックメッセージ510を提供し、gNB506にフィードバックメッセージ512を提供する。いくつかの実装形態では、他の品質メトリックが使用され得る。例えば、移動距離メトリック、及び/又は1つ以上のTRPの視界内(若しくは視界外)ステータスが、ロケーション測定品質を決定するために使用され得る。
【0086】
[0095]LMFフィードバックメッセージ(510、512)は、受信デバイス、例えば、UE508及びgNB506によるロケーション測定値報告に対する調整をそれぞれ引き起こすように構成されることができる。いくつかの実装形態では、LMF502は、例えば、特定のPRS/SRSリソースのための追加の測定ロケーションメトリックがUEロケーション推定を改善することができると決定し得る。そのような事例では、フィードバックメッセージ510、512は、UE508についてのロケーション推定を改善し得る、特定のリソースについてのRx-Tx時間差情報、及び/又は追加の経路報告、等などの追加の情報を指定し得る。加えて、いくつかの態様では、加えて要求される情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を含むことができる。
【0087】
[0096]いくつかの実装形態では、LMF502は、特定のPRS/SRSリソースについてのロケーション測定値報告の優先度への変更がUE508についてのロケーション推定を改善し得ると決定し得る。上記で議論されたように、PRS/SRSリソース優先順位は、支援データ中のシグナリングによって示されるデフォルトによって設定されることができる。しかしながら、異なるPRS/SRSリソース順序について計算されたロケーション測定値がUE位置推定を改善することができるとLMF502が決定した場合、フィードバックメッセージ510、512は、所望のリソース優先順位を示すように構成され得る。
【0088】
[0097]更に、上記で議論されたように、LMF502フィードバックメッセージ(510、512)は、報告されるロケーション測定値の数の低減を要求する情報を含むことができる。報告デバイス(UE508又はgNB504、506)から送られたロケーション測定値の数が所定の閾値を超え、及び/又はUEロケーション推定を実行するために必要とされる測定値の数を超える事例において、ロケーション測定値報告カウント(又は頻度)の低減が望まれ得る。ロケーション測定抑制は、所定の時間期間にわたって持続するように構成されることができ、及び/又はロケーション測定値報告は、所定の数のロケーション測定インスタンスにわたって中断され得る。
【0089】
[0098]他の実装形態では、ロケーション測定抑制は、特定の測定タイプについて、特に識別されたリソースについて、及び/又は特定のTRPに関連する測定値について取得し得る。例として、gNB506に提供されるLMFフィードバック512は、ロケーション測定値報告が抑制されるべきである特定のリソース又はTRPを示す識別子データを含み得る。図5Bの例に例示されるように、フィードバックメッセージ512は、gNB506に関連付けられた特定のTRP(例えば、TRP506A及び506B)からの(ロケーション測定値513の)ロケーション測定値報告を抑制するように構成されることができる。図5Bの例にも例示されるように、フィードバック512はまた、UE508からの(ロケーション測定値511の)ロケーション測定値報告を抑制するように構成されることができる。そのため、フィードバックメッセージは、後続のロケーションメトリックがUE/gNBによって報告されるべき特定の方法を示す情報を含むことができる。例えば、フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、例えば、LPPなどの特定のプロトコル若しくはL1/L2などの特定のプロトコル層を使用して1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を含むことができる。
【0090】
[0099]図6は、本開示のいくつかの態様による、モバイルデバイス(例えばUE)及び/又は基地局(gNB)によるロケーション測定値報告を調整するための実例的なプロセス600のフロー図を例示する。プロセス600は、図5A及び5Bに関して上記で議論されたように、UE及び/又はgNBなどにおける、NRネットワーク実装形態における異なるノードにおいて実施されることができる。
【0091】
[00100]ブロック602において、プロセス600は、ロケーションサーバ(例えば、LMF270などのLMFを含むことができるロケーションサーバ230)などのサーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することを含む。プロセスを実施するデバイスに応じて、ロケーション測定値は、PRSリソース又はSRSリソースに基づき得る。例えば、UE上で実施される場合、ロケーション測定値は、受信されたPRSリソースに基づいて計算された1つ以上のTDOA、RTT、AOA、及び/又はAODメトリックを含み得る。基地局において(例えば、gNB上で)実施される場合、ロケーション測定値は、受信されたSRSリソースに基づくTDOA、RTT、及び/又はAOA測定値を含み得る。
【0092】
[00101]ブロック604において、プロセス600は、ロケーション測定値の第1のセットに基づく、サーバからのフィードバックメッセージを受信することを含む。例えば、ロケーションサーバ(例えば、LMF270)において受信されると、ロケーション測定品質及び/又は重要性は、ロケーション測定外れ値(location measuremernt outliers)を識別するためにランダムサンプリングコンセンサス(RANSAC)技法を使用することなどによって、統計的手法を使用して評価されることができる。次いで、これらの品質メトリックを使用して、UE及び/又はgNBに提供され、それらによって受信される1つ以上のフィードバックメッセージを生成することができる(ブロック604)。場合によっては、フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回るロケーション測定値の第1のセットの数に基づく。いくつかの態様では、フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、及び/若しくは1つ以上のTRPの視界内(若しくは視界外)ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく。
【0093】
[00102]ブロック606において、プロセス600は、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することを含む。例えば、上記で議論されたように、フィードバックメッセージは、受信デバイス(例えば、UE及び/又はgNB)が指定された方法で測定値報告を調整することを要求する情報を含む(ブロック606)。上記で議論されたように、フィードバックメッセージは、例えば、受信デバイスの裁量で適用又は破棄されることができる要求又は提案として実装されることができる。代替として、フィードバックメッセージは、将来のフィードバック測定値報告を指示する命令/構成を含むことができる。
【0094】
[00103]例として、フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第1のセットの数が所定の閾値を上回った事例などにおいて、所定の時間についてロケーション測定値の第2のセットのうちの1つ以上の低減を要求する情報を含むことができる。他の態様では、フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の送信を低減するように構成されることができる。他の態様では、フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセット中の、報告のために選択された1つ以上のロケーション測定値を変更することを求める要求を含むことができる。加えて、フィードバックメッセージは、報告されているロケーション測定値の優先順位を変更することを求める要求を含むことができる。
【0095】
[00104]例として、フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値に関連する追加の情報の送信を求める要求を含むことができる。一例では、フィードバックメッセージは、追加の測定情報及び/又は異なるリソース及び/又はリソース優先度を指定することができ、その後に報告されるロケーション測定値は、それに基づくべきである。いくつかの態様では、フィードバックメッセージは、PRS若しくはSRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子(ID)データを含む。
【0096】
[00105]いくつかの態様では、フィードバックメッセージは、後続のロケーションメトリックがUE/gNBによって報告されるべき特定の方法を示す情報を含むことができる。例えば、フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、例えば、LPPなどの特定のプロトコル若しくはL1/L2などの特定のプロトコル層を使用して1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を含むことができる。
【0097】
[00106]上記で議論されたように、ロケーション測定値は、下位層プロトコルを使用することなどによって、異なるプロトコル層を使用してUE/gNBから送信されることができる。例として、ロケーション測定値は、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージなどの層1(L1)プロトコル、MAC制御要素(MAC CE)メッセージなどを使用する層2(L2)プロトコル、及び/又は無線リソース制御(RRC)メッセージなどを使用する層3プロトコルなどを使用して送信されることができる。
【0098】
[00107]いくつかの例では、本明細書で説明されるプロセス(例えば、プロセス600及び/又は本明細書で説明される他のプロセス)は、コンピューティングデバイス又は装置によって実行され得る。一例では、プロセス600は、図8に示すコンピューティングデバイス又はコンピューティングシステム800によって実行されることができる。
【0099】
[00108]コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス(例えば、携帯電話)、デスクトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ウェアラブルデバイス(例えば、VRヘッドセット、ARヘッドセット、ARグラス、ネットワーク接続ウォッチ若しくはスマートウォッチ、又は他のウェアラブルデバイス)、サーバコンピュータ、自律車両若しくは自律車両のコンピューティングデバイス、ロボットデバイス、テレビ、及び/又はプロセス600を含む本明細書で説明されるプロセスを実行するリソース能力を有する任意の他のコンピューティングデバイスなど、任意の適切なUE又はデバイスを含むことができる。場合によっては、コンピューティングデバイス又は装置は、1つ以上の入力デバイス、1つ以上の出力デバイス、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロコンピュータ、1つ以上のカメラ、1つ以上のセンサ、及び/又は本明細書で説明されるプロセスの動作若しくはステップを実施するように構成された他の構成要素(複数可)など、様々な構成要素を含み得る。いくつかの例では、コンピューティングデバイスは、ディスプレイ、データを通信及び/若しくは受信するように構成されたネットワークインタフェース、それらの任意の組み合わせ、並びに/又は他の構成要素(複数可)を含み得る。ネットワークインタフェースは、インターネットプロトコル(IP)ベースのデータ又は他のタイプのデータを通信及び/又は受信するように構成され得る。
【0100】
[00109]コンピューティングデバイスの構成要素は、回路で実装されることができる。例えば、構成要素は、1つ以上のプログラマブル電子回路(例えば、マイクロプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理ユニット(CPU)、視覚処理ユニット(VPU)、ネットワーク信号プロセッサ(NSP)、マイクロコントローラ(MCU)、及び/又は他の適切な電子回路)を含むことができる電子回路又は他の電子ハードウェアを含むことができ、及び/又はそれらを使用して実装されることができ、及び/又は本明細書で説明される様々な動作を実行するために、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができ、及び/又はそれらを使用して実装されることができる。
【0101】
[00110]プロセス600は、ハードウェア、コンピュータ命令、又はそれらの組み合わせで実施されることができる動作のシーケンスを例示する。コンピュータ命令の文脈では、動作は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、記載された動作を実行する、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行するか又は特定のデータタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されず、任意の数の説明される動作が、プロセスを実施するために任意の順序で及び/又は並行して組み合わせられることができる。
【0102】
[00111]加えて、プロセス600及び/又は本明細書で説明される他のプロセスは、実行可能命令で構成される1つ以上のコンピュータシステムの制御下で実行され得、ハードウェア又はそれらの組み合わせによって、1つ以上のプロセッサ上で集合的に実行されるコード(例えば、実行可能命令、1つ以上のコンピュータプログラム、又は1つ以上のアプリケーション)として実施され得る。上述されたように、コードは、例えば、1つ以上のプロセッサによって実行可能な複数の命令を備えるコンピュータプログラムの形態で、コンピュータ可読又は機械可読記憶媒体上に記憶され得る。コンピュータ可読又は機械可読記憶媒体は、非一時的であり得る。
【0103】
[00112]図7は、ユーザ機器(UE)707のコンピューティングシステム770の例を例示する。いくつかの例では、UE707は、携帯電話、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、トラッキングデバイス、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、グラス、XRデバイス、等)、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び/又はワイヤレス通信ネットワークを通して通信するためにユーザによって使用される他のデバイスを含むことができる。コンピューティングシステム770は、バス789を介して電気的に結合されることができる(又は、適宜、別様に通信し得る)ソフトウェア及びハードウェア構成要素を含む。例えば、コンピューティングシステム770は、1つ以上のプロセッサ784を含む。1つ以上のプロセッサ784は、1つ以上のCPU、ASIC、FPGA、AP、GPU、VPU、NSP、マイクロコントローラ、専用ハードウェア、それらの任意の組み合わせ、及び/又は他の処理デバイス若しくはシステムを含むことができる。バス789は、コア間で及び/又は1つ以上のメモリデバイス786と通信するために、1つ以上のプロセッサ784によって使用されることができる。
【0104】
[00113]コンピューティングシステム770はまた、1つ以上のメモリデバイス786、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)782、1つ以上の加入者識別モジュール(SIM)874、1つ以上のモデム776、1つ以上のワイヤレストランシーバ778、アンテナ787、1つ以上の入力デバイス772(例えば、カメラ、マウス、キーボード、タッチセンシティブスクリーン、タッチパッド、キーパッド、マイクロフォンなど)、及び1つ以上の出力デバイス780(例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタなど)を含み得る。
【0105】
[00114]1つ以上のワイヤレストランシーバ778は、1つ以上の他のUE、ネットワークデバイス(例えば、eNB及び/又はgNBなどの基地局、WiFiルータ、等)、クラウドネットワークなど、1つ以上の他のデバイスにアンテナ787を介してワイヤレス信号(例えば信号788)を送信し、及び1つ以上の他のデバイスからアンテナ787を介してワイヤレス信号(例えば信号788)を受信することができる。本明細書で説明されるように、1つ以上のワイヤレストランシーバ778は、組み合わせられた送信機/受信機、個別送信機、個別受信機、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。いくつかの例では、コンピューティングシステム770は、複数のアンテナを含むことができる。ワイヤレス信号788は、ワイヤレスネットワークを介して送信され得る。ワイヤレスネットワークは、セルラネットワーク若しくは電気通信ネットワーク(例えば、3G、4G、5G、等)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(例えば、WiFiネットワーク)、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、及び/又は他のネットワークなど、任意のワイヤレスネットワークであり得る。いくつかの例では、1つ以上のワイヤレストランシーバ778は、構成要素の中でもとりわけ、増幅器、信号ダウンコンバージョンのためのミキサ(信号乗算器とも呼ばれる)、ミキサに信号を提供する周波数シンセサイザ(発振器とも呼ばれる)、ベースバンドフィルタ、アナログ-デジタル変換器(ADC)、1つ以上の電力増幅器など、1つ以上の構成要素を含む無線周波数(RF)フロントエンドを含み得る。RFフロントエンドは、一般に、ワイヤレス信号788の選択及びベースバンド又は中間周波数への変換を扱うことができ、RF信号をデジタルドメインに変換することができる。
【0106】
[00115]場合によっては、コンピューティングシステム770は、1つ以上のワイヤレストランシーバ778を使用して送信及び/又は受信されるデータを符号化及び/又は復号するように構成された符号化-復号デバイス(即ちコーデック)を含むことができる。場合によっては、コンピューティングシステム770は、1つ以上のワイヤレストランシーバ778によって送信及び/又は受信されるデータを(例えば、AES及び/又はDES規格に従って)暗号化及び/又は解読するように構成された暗号化-解読デバイス又は構成要素を含むことができる。
【0107】
[00116]1つ以上のSIM874は、国際モバイル加入者識別(IMSI)番号と、UE707のユーザに割り当てられた関連する鍵とを各々安全に記憶することができる。IMSI及び鍵は、1つ以上のSIM774に関連付けられたネットワークサービスプロバイダ又はオペレータによって提供されるネットワークにアクセスするときに加入者を識別及び認証するために使用されることができる。1つ以上のモデム776は、1つ以上のワイヤレストランシーバ778を使用して送信するための情報を符号化するために、1つ以上の信号を変調することができる。1つ以上のモデム776はまた、送信された情報を復号するために、1つ以上のワイヤレストランシーバ778によって受信された信号を復調することができる。いくつかの例では、1つ以上のモデム776は、4G(又はLTE)モデム、5G(又はNR)モデム、Bluetooth(登録商標)モデム、ビークルツーエブリシング(V2X)通信のために構成されたモデム、及び/又は他のタイプのモデムを含むことができる。いくつかの例では、1つ以上のモデム776及び1つ以上のワイヤレストランシーバ778は、1つ以上のSIM874のためのデータを通信するために使用されることができる。
【0108】
[00117]コンピューティングシステム770はまた、1つ以上の非一時的機械可読記憶媒体又は記憶デバイス(例えば、1つ以上のメモリデバイス786)を含む(及び/又はそれと通信する)ことができ、それは、ローカル及び/又はネットワークアクセス可能記憶装置、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光記憶デバイス、プログラマブル、フラッシュ更新可能などであり得る、RAM及び/又はROMなどのソリッドステート記憶デバイスを含むことができるが、それらに限定されない。そのような記憶デバイスは、様々なファイルシステム、データベース構造などを含むが、それらに限定されない、任意の適切なデータ記憶装置を実装するように構成され得る。
【0109】
[00118]様々な実施形態では、機能は、メモリデバイス(複数可)786中に1つ以上のコンピュータプログラム製品(例えば、命令又はコード)として記憶され、1つ以上のプロセッサ(複数可)784及び/又は1つ以上のDSP782によって実行され得る。コンピューティングシステム770はまた、例えば、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、及び/又は1つ以上のアプリケーションプログラムなどの他のコードを含む、ソフトウェア要素(例えば、1つ以上のメモリデバイス786内にロケートされる)を含むことができ、それらは、様々な実施形態によって提供される機能を実装するコンピュータプログラムを備え得、並びに/又は本明細書で説明されるように、方法を実施及び/若しくはシステムを構成するように設計され得る。
【0110】
[00119]図8は、本技術のある特定の態様を実施するためのシステムの例を例示する図である。特に、図8は、コンピューティングシステム800の例を例示し、それは、例えば、内部コンピューティングシステム、リモートコンピューティングシステム、カメラ、又は任意のシステムの構成要素から構成され、システム中のこれら構成要素は接続部805を使用して互いに通信する。接続部805は、バスを使用する物理的接続、又はチップセットアーキテクチャにおけるようなプロセッサ810への直接接続であり得る。接続部805はまた、仮想接続、ネットワーク化された接続、又は論理接続であり得る。
【0111】
[00120]いくつかの実施形態では、コンピューティングシステム800は、本開示で説明される機能がデータセンタ、複数のデータセンタ、ピアネットワーク、等の内部で分散されることができる分散システムである。いくつかの実施形態では、説明されるシステム構成要素のうちの1つ以上は、構成要素が説明される機能のうちの一部又は全部を各々実行する多くのそのような構成要素を表す。いくつかの実施形態では、構成要素は、物理又は仮想デバイスであり得る。
【0112】
[00121]実例的なシステム800は、少なくとも1つの処理ユニット(CPU又はプロセッサ)810と、読取専用メモリ(ROM)820及びランダムアクセスメモリ(RAM)925など、システムメモリ915を含む様々なシステム構成要素をプロセッサ810に結合する接続部805とを含む。コンピューティングシステム800は、プロセッサ810に直接接続されるか、近接しているか、又はその一部として統合された高速メモリのキャッシュ812を含むことができる。
【0113】
[00122]プロセッサ810は、任意の汎用プロセッサと、プロセッサ810を制御するように構成された、記憶デバイス830中に記憶されたサービス832、834、及び836などのハードウェアサービス又はソフトウェアサービスと、ソフトウェア命令が実際のプロセッサ設計に組み込まれた専用プロセッサとを含むことができる。プロセッサ810は、本質的に、複数のコア又はプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュ、等を含む完全に自己完結型のコンピューティングシステムであり得る。マルチコアプロセッサは、対称又は非対称であり得る。
【0114】
[00123]ユーザ対話を可能にするために、コンピューティングシステム800は、入力デバイス845を含み、それは、発話用のマイクロフォン、ジェスチャ又はグラフィカル入力用のタッチセンシティブスクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、発話、等など、任意の数の入力機構を表すことができる。コンピューティングシステム800はまた、出力デバイス835を含むことができ、それは、いくつかの出力機構のうちの1つ以上であり得る。いくつかの事例では、マルチモーダルシステムは、ユーザがコンピューティングシステム800と通信するための複数のタイプの入力/出力を提供することを可能にすることができる。コンピューティングシステム800は、通信インタフェース840を含むことができ、それは一般に、ユーザ入力及びシステム出力を統制及び管理することができる。
【0115】
[00124]通信インタフェースは、オーディオジャック/プラグ、マイクロフォンジャック/プラグ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート/プラグ、Apple(登録商標)Lightning(登録商標)ポート/プラグ、イーサネット(登録商標)ポート/プラグ、光ファイバポート/プラグ、プロプライエタリワイヤードポート/プラグ、BLUETOOTH(登録商標)ワイヤレス信号転送、BLUETOOTH(登録商標)低エネルギー(BLE)ワイヤレス信号転送、IBEACON(登録商標)ワイヤレス信号転送、無線周波数識別(RFID)ワイヤレス信号転送、近距離通信(NFC)ワイヤレス信号転送、専用短距離通信(DSRC)ワイヤレス信号転送、802.11Wi-Fiワイヤレス信号転送、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)信号転送、可視光通信(VLC)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、赤外線(IR)通信ワイヤレス信号転送、公衆交換電話網(PSTN)信号転送、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)信号転送、3G/4G/5G/LTEセルラデータネットワークワイヤレス信号転送、アドホックネットワーク信号転送、電波信号転送、マイクロ波信号転送、赤外線信号転送、可視光信号転送、紫外線信号転送、電磁スペクトルに沿ったワイヤレス信号転送、又はそれらの何らかの組み合わせを利用するものを含めて、ワイヤード及び/又はワイヤレストランシーバを使用して受信及び/又は送信ワイヤード又はワイヤレス通信を実行又は容易にし得る。
【0116】
[00125]通信インタフェース840はまた、1つ以上の全地球航法衛星システム(GNSS)システムに関連付けられた1つ以上の衛星からの1つ以上の信号の受信に基づいてコンピューティングシステム800のロケーションを決定するために使用される1つ以上のGNSS受信機又はトランシーバを含み得る。GNSSシステムは、米国ベースの全地球測位システム(GPS)、ロシアベースの全地球航法衛星システム(GLONASS)、中国ベースの北斗航法衛星システム(BDS)、及び欧州ベースのガリレオGNSSを含むが、それらに限定されない。任意の特定のハードウェア構成上で動作することに対する制限はなく、従って、ここでの基本的な特徴は、改善されたハードウェア又はファームウェア構成が開発されるにつれて、それらと容易に置換され得る。
【0117】
[00126]記憶デバイス830は、不揮発性及び/又は非一時的及び/又はコンピュータ可読メモリデバイスであり得、磁気カセット、フラッシュメモリカード、ソリッドステートメモリデバイス、デジタル多用途ディスク、カートリッジ、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気ストリップ/ストライプ、任意の他の磁気記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリスタメモリ、任意の他のソリッドステートメモリ、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)光ディスク、再書き込み可能コンパクトディスク(CD)光ディスク、デジタルビデオディスク(DVD)光ディスク、ブルーレイディスク(BDD)光ディスク、ホログラフィック光ディスク、別の光媒体、セキュアデジタル(SD)カード、マイクロセキュアデジタル(microSD)カード、Memory Stick(登録商標)カード、スマートカードチップ、EMVチップ、加入者識別モジュール(SIM)カード、ミニ/マイクロ/ナノ/ピコSIMカード、別の集積回路(IC)チップ/カード、ランダムアクセスメモリ(RAM)、静的RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュEPROM(FLASHEPROM)、キャッシュメモリ(L1/L2/L3/L4/L5/L#)、抵抗ランダムアクセスメモリ(RRAM(登録商標)/ReRAM)、相変化メモリ(PCM)、スピントランスファートルクRAM(STT-RAM)、別のメモリチップ若しくはカートリッジ、及び/又はそれらの組み合わせなど、コンピュータによってアクセス可能なデータを記憶することができるハードディスク又は他のタイプのコンピュータ可読媒体であり得る。
【0118】
[00127]記憶デバイス830は、ソフトウェアサービス、サーバ、サービス、等などを含むことができ、そのようなソフトウェアを定義するコードがプロセッサ810によって実行されると、それは、システムに機能を実行させる。いくつかの実施形態では、特定の機能を実行するハードウェアサービスは、機能を実施するために、プロセッサ810、接続部805、出力デバイス835、等などの必要なハードウェア構成要素に関連してコンピュータ可読媒体中に記憶されたソフトウェア構成要素を含むことができる。「コンピュータ可読媒体」という用語は、ポータブル又は非ポータブル記憶デバイス、光記憶デバイス、並びに命令(複数可)及び/又はデータを記憶、包含、又は搬送することが可能な様々な他の媒体を含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、データが記憶されることができ、且つワイヤレスに又はワイヤード接続を通して伝播する搬送波及び/又は一時的電子信号を含まない、非一時的媒体を含み得る。
【0119】
[00128]非一時的媒体の例は、磁気ディスク又はテープ、コンパクトディスク(CD)又はデジタル多用途ディスク(DVD)などの光記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリ又はメモリデバイスを含み得るが、それらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、又は命令、データ構造、若しくはプログラムステートメントの任意の組み合わせを表し得るコード及び/又は機械実行可能命令を記憶している場合がある。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、又はメモリ内容を渡すこと及び/又は受け取ることによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合され得る。情報、引数、パラメータ、データ、等は、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を介して渡され得るか、フォワーディングされ得るか、又は送信され得る。
【0120】
[00129]本明細書で提供される実施形態及び例の完全な理解を提供するために、上記の説明において具体的な詳細が提供されているが、当業者は、本出願がそれらに限定されないことを認識するであろう。このことから、本出願の例示的な実施形態が本明細書で詳細に説明されてきたが、本発明の概念は、別様に様々に具現化され且つ用いられ得、添付の特許請求の範囲は、先行技術によって限定されるものを除いて、そのような変形形態を含むように解釈されることを意図されることを理解されるべきである。上記で説明された出願の様々な特徴及び態様は、個々に又は一緒に使用され得る。更に、実施形態は、本明細書のより広い趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたものを超える任意の数の環境及び用途において利用されることができる。明細書及び図面は、それ故に、限定的なものではなく例示的であるとみなされるべきである。例示を目的として、方法は、特定の順序で説明された。代替の実施形態では、これらの方法は、説明された順序とは異なる順序で実行され得ることが認識されるべきである。
【0121】
[00130]説明を明確にするために、いくつかの事例では、本技術は、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにおいて具現化されるデバイス、デバイス構成要素、方法におけるステップ又はルーチンを備える個々の機能ブロックを含むものとして提示され得る。図面に示され及び/又は本明細書で説明されたもの以外の追加の構成要素が使用され得る。例えば、回路、システム、ネットワーク、プロセス、及び他の構成要素は、不必要な詳細で実施形態を曖昧にしないために、ブロック図形式の構成要素として示され得る。他の事例では、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、及び技法は、実施形態を曖昧にすることを回避するために不必要な詳細なしに示され得る。
【0122】
[00131]更に、当業者は、本明細書で開示される態様に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実装され得ることを認識するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの交換可能性を明確に例示するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、一般にそれらの機能の観点から上記で説明されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、又はソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーション及びシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の用途毎に様々な方法で実施し得るが、そのような実施の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
【0123】
[00132]個々の実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、又はブロック図として図示されるプロセス又は方法として上記で説明され得る。フローチャートは、動作を順次プロセスとして説明し得るが、動作の多くは、並行して又は同時に実行されることができる。加えて、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、その動作が完了したときに終了されるが、図に含まれない追加のステップを有する可能性がある。プロセスは、方法、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラム、等に対応し得る。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、その関数が呼び出し関数又はメイン関数に戻ることに対応する可能性がある。
【0124】
[00133]上記で説明された例によるプロセス及び方法は、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、又はコンピュータ可読媒体から別様に利用可能なコンピュータ実行可能命令を使用して実施されることができる。そのような命令は、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は処理デバイスに、ある特定の機能又は機能のグループを実行させるか、又は実行するように別様に構成する命令及びデータを含むことができる。使用されるコンピュータリソースの一部分は、ネットワークを通してアクセス可能であり得る。コンピュータ実行可能命令は、例えば、バイナリ、アセンブリ言語などの中間フォーマット命令、ファームウェア、ソースコードであり得る。説明される例による方法の間に命令、使用される情報、及び/又は作成される情報を記憶するために使用され得るコンピュータ可読媒体の例は、磁気又は光ディスク、フラッシュメモリ、不揮発性メモリを設けられたUSBデバイス、ネットワーク化された記憶デバイスなどを含む。
【0125】
[00134]いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶デバイス、媒体、及びメモリは、ビットストリームなどを含むケーブル又はワイヤレス信号を含むことができる。しかしながら、言及されるとき、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、エネルギー、キャリア信号、電磁波、及び信号自体などの媒体を明示的に除外する。
【0126】
[00135]当業者は、情報及び信号が様々な異なる技術及び技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを認識するであろう。例えば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、場合によっては、特定の用途に部分的に応じて、所望の設計に部分的に応じて、対応する技術に部分的に応じて、等で、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表され得る。
【0127】
[00136]本明細書で開示される態様に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれらの任意の組み合わせを使用して実装又は実行され得、様々なフォームファクタのうちのいずれかを取ることができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、又はマイクロコードで実装されるとき、必要なタスクを実行するためのプログラムコード又はコードセグメント(例えば、コンピュータプログラム製品)は、コンピュータ可読媒体又は機械可読媒体中に記憶され得る。プロセッサ(複数可)は、必要なタスクを実行し得る。フォームファクタの例は、ラップトップ、スマートフォン、携帯電話、タブレットデバイス又は他のスモールフォームファクタパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、ラックマウントデバイス、スタンドアロンデバイスなどを含む。本明細書で説明された機能はまた、周辺機器又はアドインカードにおいて具現化されることができる。そのような機能はまた、更なる例として、単一のデバイス中で実行される異なるチップ又は異なるプロセス間の回路基板上で実装されることができる。
【0128】
[00137]命令、そのような命令を伝達するための媒体、それらを実行するためのコンピューティングリソース、及びそのようなコンピューティングリソースをサポートするための他の構造は、本開示において説明される機能を提供するための実例的な手段である。
【0129】
[00138]本明細書で説明される技法はまた、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実装され得る。そのような技法は、汎用コンピュータ、ワイヤレス通信デバイスハンドセット、又はワイヤレス通信デバイスハンドセット及び他のデバイスにおける用途を含む複数の使途を有する集積回路デバイスなど、様々なデバイスのうちの任意のもので実装され得る。モジュール又は構成要素として説明される任意の特徴は、集積論理デバイスで共に実装され得るか、又は個別であるが相互運用可能な論理デバイスとして別個に実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、本技法は、実行されると、上記で説明された方法、アルゴリズム、及び/又は動作のうちの1つ以上を実行する命令を含むプログラムコードを備えるコンピュータ可読データ記憶媒体によって少なくとも部分的に実現され得る。コンピュータ可読データ記憶媒体は、パッケージング材料を含み得るコンピュータプログラム製品の一部を形成し得る。コンピュータ可読媒体は、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気又は光データ記憶媒体など、メモリ又はデータ記憶媒体を備え得る。本技法は、加えて又は代替として、伝播される信号又は波など、命令又はデータ構造の形式でプログラムコードを搬送又は通信し、コンピュータによってアクセスされ、読み取られ、及び/又は実行されることができるコンピュータ可読通信媒体によって少なくとも部分的に実現され得る。
【0130】
[00139]プログラムコードは、プロセッサによって実行され得、プロセッサは、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、又は他の同等の集積若しくは個別論理回路などの1つ以上のプロセッサを含み得る。そのようなプロセッサは、本開示で説明された技法のうちの任意のものを実行するように構成され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成として実装され得る。それ故に、「プロセッサ」という用語は、本明細書で使用される場合、前述の構造のうちの任意のもの、前述の構造の任意の組み合わせ、又は本明細書で説明される技法の実装に適した任意の他の構造又は装置を指し得る。
【0131】
[00140]当業者であれば、本明細書で使用される未満(「<」)及び超過(「>」)記号又は専門用語は、本説明の範囲から逸脱することなく、以下(「≦」)及び以上(「≧」)記号にそれぞれ置き換えられることができることを認識するであろう。
【0132】
[00141]構成要素がある特定の動作を実行するように「構成されている」と説明されている場合、そのような構成は、例えば、動作を実行するように電子回路又は他のハードウェアを設計することによって、動作を実行するようにプログラマブル電子回路(例えば、マイクロプロセッサ、又は他の適切な電子回路)をプログラムすることによって、又はそれらの任意の組み合わせによって達成されることができる。
【0133】
[00142]「に結合される」という語句は、直接若しくは間接的にのうちのいずれかで別の構成要素に物理的に接続される任意の構成要素、及び/又は直接若しくは間接的にのうちのいずれかで別の構成要素と通信する(例えば、ワイヤード若しくはワイヤレス接続、及び/又は他の適切な通信インタフェースを通して他の構成要素に接続される)任意の構成要素を指す。
【0134】
[00143]セット「のうちの少なくとも1つ」及び/又はセットの「うちの1つ以上」を記載する請求項の文言又は他の文言は、セットの1つのメンバ又はセットの複数のメンバ(任意の組み合わせで)が請求項を満たすことを示す。例えば、「A及びBのうちの少なくとも1つ」又は「A又はBのうちの少なくとも1つ」を記載する請求項の文言は、A、B、又はA及びBを意味する。別の例では、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」と記載する請求項の文言は、A、B、C、又はA及びB、又はA及びC、又はB及びC、又はA及びB及びCを意味する。セット「のうちの少なくとも1つ」及び/又はセットの「うちの1つ以上」という文言は、セットをセット中に列挙された項目に限定しない。例えば、「A及びBのうちの少なくとも1つ」又は「A又はBのうちの少なくとも1つ」と記載する請求項の文言は、A、B、又はA及びBを意味することができ、加えて、A及びBのセット中に列挙されていない項目を含むことができる。
【0135】
[00144]本開示の例示的な態様は、以下を含む:
【0136】
[00145]態様1:ロケーション測定値を報告するための装置であって、装置は、少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバ及び少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、を行うように構成される、装置。
【0137】
[00146]態様2:ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、態様1に記載の装置。
【0138】
[00147]態様3:フィードバックメッセージは、PRS若しくはSRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、態様1又は2に記載の装置。
【0139】
[00148]態様4:フィードバックメッセージは、所定の時間にわたる1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様1~3のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0140】
[00149]態様5:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様1~4のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0141】
[00150]態様6:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、態様1~5のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0142】
[00151]態様7:フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、態様1~6のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0143】
[00152]態様8:フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回るロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、態様1~7のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0144】
[00153]態様9:フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、態様1~8のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0145】
[00154]態様10:ロケーション測定値の第1のセットは、ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、態様1~9のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0146】
[00155]態様11:ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介してサーバに送信される、態様1~10のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0147】
[00156]態様12:ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、態様1~11のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0148】
[00157]態様13:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、態様1~12のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0149】
[00158]態様14:追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、態様1~13のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0150】
[00159]態様15:コンピュータ実施方法であって、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することとを備える、コンピュータ実施方法。
【0151】
[00160]態様16:ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、態様15に記載のコンピュータ実施方法。
【0152】
[00161]態様17:フィードバックメッセージは、PRS若しくはSRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、態様15又は16に記載のコンピュータ実施方法。
【0153】
[00162]態様18:フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様15~17のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0154】
[00163]態様19:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様15~18のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0155】
[00164]態様20:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、態様15~19のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0156】
[00165]態様21:フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、態様15~20のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0157】
[00166]態様22:フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回るロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、態様15~21のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0158】
[00167]態様23:フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、態様15~23のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0159】
[00168]態様24:ロケーション測定値の第1のセットは、ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、態様15~23のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0160】
[00169]態様25:ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介してサーバに送信される、態様15~24のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0161】
[00170]態様26:ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、態様15~25のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0162】
[00171]態様27:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、態様15~26のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0163】
[00172]態様28:追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、態様15~27のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法。
【0164】
[00173]態様29:装置であって、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信するための手段と、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信するための手段と、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信するための手段とを備える、装置。
【0165】
[00174]態様30:ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、態様29に記載の装置。
【0166】
[00175]態様31:フィードバックメッセージは、PRS若しくはSRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、態様29又は30に記載の装置。
【0167】
[00176]態様32:フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様29~31のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0168】
[00177]態様33:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、態様29~32のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0169】
[00178]態様34:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、態様29~33のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0170】
[00179]態様35:フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、態様29~34のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0171】
[00180]態様36:フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回るロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、態様29~35のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0172】
[00181]態様37:フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、態様29~36のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0173】
[00182]態様38:ロケーション測定値の第1のセットは、ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、態様29~37のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0174】
[00183]態様39:ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介してサーバに送信される、態様29~38のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0175】
[00184]態様40:ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、態様29~39のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0176】
[00185]態様41:フィードバックメッセージは、ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、態様29~40のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0177】
[00186]態様42:追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、態様29~42のうちのいずれか1つに記載の装置。
【0178】
[00187]態様43:コンピュータ又はプロセッサに、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、サーバから、ロケーション測定値の第1のセットに基づくサーバからフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージに基づいてサーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することとを行わせるための少なくとも1つの命令を備える、コンピュータ可読媒体。
【0179】
[00188]態様44:ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、態様43に記載のコンピュータ可読媒体。
【0180】
[00189]態様45:フィードバックメッセージは、PRS若しくはSRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、態様43又は44に記載のコンピュータ可読媒体。
【0181】
[00190]態様46:コンピュータ又はプロセッサに、態様15~28のうちのいずれか1つに記載の動作を実行させるための少なくとも1つの命令を更に備える、態様43~45のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ可読媒体。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-09-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのトランシーバ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を行うように構成される、装置。
【請求項2】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
ロケーション測定値を報告するためのコンピュータ実施方法であって、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を備える、コンピュータ実施方法。
【請求項16】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項17】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項16に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項18】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項19】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項20】
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項21】
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項22】
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項23】
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項24】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項25】
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項26】
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項27】
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項28】
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項27に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項29】
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信するための手段と、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信するための手段と、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信するための手段と、
を備える、装置。
【請求項30】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項33】
コンピュータ又はプロセッサに、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと、
を行わせるための少なくとも1つの命令を備える、コンピュータ可読媒体。
【請求項34】
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、請求項33に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項35】
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、請求項34に記載のコンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0181
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0181】
[00190]態様46:コンピュータ又はプロセッサに、態様15~28のうちのいずれか1つに記載の動作を実行させるための少なくとも1つの命令を更に備える、態様43~45のうちのいずれか1つに記載のコンピュータ可読媒体。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのトランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのトランシーバ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと
を行うように構成される、装置。
[C2]
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、C1に記載の装置。
[C3]
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、C2に記載の装置。
[C4]
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C1に記載の装置。
[C5]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C1に記載の装置。
[C6]
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、C1に記載の装置。
[C7]
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、C1に記載の装置。
[C8]
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、C1に記載の装置。
[C9]
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、C1に記載の装置。
[C10]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、C1に記載の装置。
[C11]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、C1に記載の装置。
[C12]
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、C1に記載の装置。
[C13]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、C1に記載の装置。
[C14]
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、C13に記載の装置。
[C15]
ロケーション測定値を報告するためのコンピュータ実施方法であって、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信することと、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信することと
を備える、コンピュータ実施方法。
[C16]
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C17]
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、C16に記載のコンピュータ実施方法。
[C18]
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C19]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C20]
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C21]
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C22]
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C23]
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C24]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C25]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C26]
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C27]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、C15に記載のコンピュータ実施方法。
[C28]
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、C27に記載のコンピュータ実施方法。
[C29]
ロケーション測定値を報告するための装置であって、前記装置は、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信するための手段と、
前記サーバから、前記ロケーション測定値の第1のセットに基づくフィードバックメッセージを受信するための手段と、
前記フィードバックメッセージに基づいて前記サーバにロケーション測定値の第2のセットを送信するための手段と
を備える、装置。
[C30]
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、C29に記載の装置。
[C31]
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、C30に記載の装置。
[C32]
前記フィードバックメッセージは、所定の時間について1つ以上のロケーション測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C29に記載の装置。
[C33]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセット中の所定の数の測定値の低減された送信を要求する情報を備える、C29に記載の装置。
[C34]
前記フィードバックメッセージは、ロケーション測定値報告の周期性に対する変更を要求する情報を備える、C29に記載の装置。
[C35]
前記フィードバックメッセージは、特定のTRPからの要求されたロケーション測定値の数、ロケーション測定値修正のための開始時間、ロケーション測定値修正のための終了時間、ロケーション測定値修正の持続時間、1つ以上の追加のロケーション測定値を送信する方法、又はそれらの任意の組み合わせを示す情報を備える、C29に記載の装置。
[C36]
前記フィードバックメッセージは、所定の閾値を上回る前記ロケーション測定値の第1のセットの数に基づく、C29に記載の装置。
[C37]
前記フィードバックメッセージは、信号対雑音比(SNR)メトリック、前記ロケーション測定値の第1のセットについての非見通し線(NLOS)メトリック、移動距離メトリック、若しくは送受信ポイントの視野内ステータス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づく、C29に記載の装置。
[C38]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、前記ロケーション測定値の第2のセットとは異なる、C29に記載の装置。
[C39]
前記ロケーション測定値の第1のセットは、下位層プロトコルを介して前記サーバに送信される、C29に記載の装置。
[C40]
前記ロケーション測定値の第1のセットの優先順位付けは、前記ロケーション測定値の第2のセットの優先順位付けとは異なる、C29に記載の装置。
[C41]
前記フィードバックメッセージは、前記ロケーション測定値の第2のセットの中から選択された1つ以上の指定された測定値についての追加の情報を要求する情報を備える、C29に記載の装置。
[C42]
前記追加の情報は、経路情報、到着角(AoA)、出発角(AoD)、ラウンドトリップタイム(RTT)、時間遅延較正値、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉及び雑音比(SINR)、見通し線(LOS)確率、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備える、C41に記載の装置。
[C43]
コンピュータ又はプロセッサに、
サーバにロケーション測定値の第1のセットを送信することと、
前記ロケーション測定値の第1のセットに基づいて前記サーバからフィードバックメッセージを受信することと、
前記サーバに、前記フィードバックメッセージに基づくロケーション測定値の第2のセットを送信することと
を行わせるための少なくとも1つの命令を備える、コンピュータ可読媒体。
[C44]
前記ロケーション測定値の第2のセットは、測位基準信号(PRS)、若しくはサウンディング基準信号(SRS)、又はそれらの組み合わせのうちの1つ以上に基づいて計算された1つ以上の測定値を備える、C43に記載のコンピュータ可読媒体。
[C45]
前記フィードバックメッセージは、前記PRS若しくは前記SRS、又はそれらの組み合わせに関連付けられた1つ以上のリソースを識別する識別子データを備える、C44に記載のコンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】