(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20240312BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20240312BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20240312BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
H04M1/02 C
G06F1/16 312F
G06F1/16 312G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552107
(86)(22)【出願日】2022-03-15
(85)【翻訳文提出日】2023-08-25
(86)【国際出願番号】 CN2022080878
(87)【国際公開番号】W WO2022194131
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202110297133.X
(32)【優先日】2021-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】成 ▲東▼村
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲東▼勤
(72)【発明者】
【氏名】▲曽▼ 文▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ ▲経▼▲緯▼
【テーマコード(参考)】
5G435
5K023
【Fターム(参考)】
5G435AA14
5G435EE04
5G435EE13
5G435KK02
5G435LL07
5K023AA07
5K023BB26
5K023DD08
5K023PP02
5K023PP16
(57)【要約】
本出願は折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器を開示し、通信機器の分野に属し、折りたたみ機構は、第1スクリーン支持板、第2スクリーン支持板、第1スクリーン支持板と回転可能に結合された第1筐体スタンド、第2スクリーン支持板と回転可能に結合された第2筐体スタンド及びベースを含み、第1筐体スタンドと第2筐体スタンドとがいずれもそれぞれの第2回転部を介してベースの複数の第1回転部に一対一で対応して回転可能に接続され、展開状態で、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板とのそれぞれの第1側縁がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板との第1表面が面一に設けられ、折りたたみ状態で、第1側縁の間の間隔が第2側縁の間の間隔より大きい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1スクリーン支持板、第2スクリーン支持板、第1筐体スタンド、第2筐体スタンド及びベースを含む折りたたみ機構であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第1スクリーン支持板と前記第1筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記第2筐体スタンドが前記第2スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第2スクリーン支持板と前記第2筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記ベースに複数の第1回転部が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとがいずれもそれぞれの第2回転部を介して複数の前記第1回転部に一対一で対応して回転可能に接続され、
前記折りたたみ機構が展開状態と折りたたみ状態とを有し、前記展開状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの第1側縁がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、前記第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板とのそれぞれにおける前記ベースと反対な第1表面が面一に設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの前記第1側縁の間の間隔が、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの前記第2側縁の間の間隔より大きい、折りたたみ機構。
【請求項2】
前記ベースにおける前記第1スクリーン支持板とは反対側に固定的に接続された蓋であって、前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板及び前記第2スクリーン支持板の分布方向と前記第2回転部の回転軸方向との位置する平面内での投影が前記第1筐体スタンド、前記第2筐体スタンド及び前記ベースを覆う蓋を更に含む、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項3】
前記第1筐体スタンド及び/又は前記第2筐体スタンドは、退避凹溝が設けられた退避構造を含み、前記展開状態で、前記蓋の側縁は前記退避凹溝中に収納される、請求項2に記載の折りたたみ機構。
【請求項4】
前記第1スクリーン支持板及び/又は前記第2スクリーン支持板に収納沈下溝が設けられ、前記折りたたみ状態で、前記退避構造の少なくとも一部が前記収納沈下溝内に収納される、請求項3に記載の折りたたみ機構。
【請求項5】
前記ベースに前記第1回転部が設けられた収納溝が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとの第2回転部の少なくとも一部が前記収納溝に収納される、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項6】
前記第1回転部と前記第2回転部との一方がスライドブロックを含み、他方にスライドスロットが設けられ、前記スライドスロットと前記スライドブロックとがスライド可能に結合された、請求項5に記載の折りたたみ機構。
【請求項7】
前記収納溝の対向する両側にそれぞれ前記第1回転部が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとの反対両側にそれぞれ前記第2回転部が設けられている、請求項6に記載の折りたたみ機構。
【請求項8】
前記第2回転部の回転軸方向において、複数の前記第1回転部が間隔をおいて設けられるか、又はずれて設けられる、請求項5に記載の折りたたみ機構。
【請求項9】
回転コンポーネントを含み、前記第1スクリーン支持板が複数の回転コンポーネントを介して前記第1筐体スタンドに回転可能に接続され、前記回転コンポーネントが第3回転部と第4回転部とを含み、前記第3回転部と前記第4回転部との一方が前記第1筐体スタンドに接続され、他方が前記第1スクリーン支持板に接続され、前記第3回転部が挿入ブロックを含み、前記第4回転部に挿入溝が設けられ、前記挿入ブロックと前記挿入溝とのそれぞれに弧状結合面が設けられ、前記挿入ブロックと前記挿入溝とが前記弧状結合面を介して回転可能に結合される、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項10】
前記第4回転部がストッパと、前記弧状結合面が設けられた結合部材と、を含み、前記ストッパと前記結合部材とにより取り囲んで前記挿入溝が形成され、
前記第2回転部の回転軸方向において、複数の前記第4回転部のうちの2つの前記第4回転部のそれぞれの前記ストッパが対向して設けられ、少なくとも2つの前記第3回転部が2つの前記ストッパの間又はそれらの外に位置付けられるように設けられている、請求項9に記載の折りたたみ機構。
【請求項11】
少なくとも一つの前記回転コンポーネントにおいて、前記第3回転部が前記第2回転部の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の前記挿入ブロックを含み、前記第4回転部には前記第2回転部の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の前記挿入溝が設けられ、複数の前記挿入ブロックと複数の前記挿入溝とが一対一で対応して結合された、請求項9に記載の折りたたみ機構。
【請求項12】
前記第1筐体スタンド及び/又は前記第2筐体スタンドの数が複数であり、且つ少なくとも一つの前記第1筐体スタンドが前記第1スクリーン支持板に回転可能に接続され、少なくとも一つの前記第2筐体スタンドが前記第2スクリーン支持板に回転可能に接続されている、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項13】
前記展開状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とが前記第2回転部の回転軸方向に垂直な方向に沿って相互に隔てられる、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項14】
第1筐体、第2筐体及び請求項1から13のいずれか一項に記載の折りたたみ機構を含むサポート構造であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1筐体に固定的に接続され、前記第1筐体と前記第1筐体スタンドとにおける前記第1スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記第2筐体スタンドが前記第2筐体に固定的に接続され、前記第2筐体と前記第2筐体スタンドとにおける前記第2スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とがそれぞれ対応する前記傾斜退避支持面上に支持される、サポート構造。
【請求項15】
フレキシブルディスプレイを含み、前記サポート構造に取り付けられ、且つ前記第1筐体、第2筐体、第1スクリーン支持板及び第2スクリーン支持板により支持可能な第1表示モジュールと、請求項14に記載のサポート構造と、を含む、電子機器。
【請求項16】
前記第1筐体における前記第1表示モジュールとは反対側に第2表示モジュールが設けられる、請求項15に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年3月19日で中国特許局に提出した、出願番号が202110297133.X、発明の名称が「折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、この出願の全ての内容が引用によって本発明に組み込まれている。
【0002】
本出願は、通信機器の技術分野に属し、具体的には、折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
技術の進化に伴い、携帯電話等の電子機器は様式が多様化してきており、例えば、ストレート型、スライド型及び折りたたみ型等があり、そのうち、折りたたみ型電子機器は大きい表示面積と強い携帯性等のメリットを有することで、ますます消費者に好まれてきている。折りたたみ型電子機器は一般に外折り型と内折り型に分けられ、内折り型はディスプレイをより完全に保護する効果があるため、より多いメーカに採用されてきている。しかしながら、ディスプレイが内へ折りたたまれる過程で、ディスプレイに折り目が形成しやすくて、ディスプレイの耐用寿命が短くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願は、現在の内折り型電子機器においてディスプレイに折り目が形成しやすくて、ディスプレイの耐用年数が短くなるという問題を解決するために、折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題を解決するために、本出願の実施例は以下のように実現される。
【0006】
第1態様において、本出願の実施例は、第1スクリーン支持板、第2スクリーン支持板、第1筐体スタンド、第2筐体スタンド及びベースを含む折りたたみ機構であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第1スクリーン支持板と前記第1筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記第2筐体スタンドが前記第2スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第2スクリーン支持板と前記第2筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記ベースに複数の第1回転部が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドがいずれもそれぞれの第2回転部を介して複数の前記第1回転部に一対一で対応して回転可能に接続され、
前記折りたたみ機構が展開状態と折りたたみ状態を有し、前記展開状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板のそれぞれの第1側縁がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、前記第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板のそれぞれにおける前記ベースと反対な第1表面が面一に設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板のそれぞれの前記第1側縁の間の間隔が、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板のそれぞれの前記第2側縁の間の間隔より大きい、折りたたみ機構を開示する。
【0007】
第2態様において、本出願の実施例は、第1筐体、第2筐体及び上記の折りたたみ機構を含むサポート構造であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1筐体に固定的に接続され、前記第1筐体と前記第1筐体スタンドにおける前記第1スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記第2筐体スタンドが前記第2筐体に固定的に接続され、前記第2筐体と前記第2筐体スタンドにおける前記第2スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板がそれぞれ対応する前記傾斜退避支持面上に支持される、サポート構造を開示する。
【0008】
第3態様において、本出願の実施例は、フレキシブルディスプレイを含み、前記サポート構造に取り付けられ、且つ前記第1筐体、第2筐体、第1スクリーン支持板及び第2スクリーン支持板により支持可能な第1表示モジュールと、上記サポート構造と、を含む、電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本出願の実施例は折りたたみ機構を提供し、それは第1スクリーン支持板、第2スクリーン支持板、第1筐体スタンド、第2筐体スタンド及びベースを含み、第1スクリーン支持板が第1筐体スタンドに回転可能に接続され、第2スクリーン支持板が第2筐体スタンドに回転可能に接続され、第1筐体スタンドと第2筐体スタンドがいずれもベースに回転可能に接続され、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板が第1筐体スタンドと第2筐体スタンドに伴って相対的に回転可能であるだけでなく、第1スクリーン支持板が更に第1筐体スタンドに対して回転可能であり、第2スクリーン支持板が第2筐体スタンドに対して回転可能であり、このように、折りたたみ機構を折りたたみ状態と展開状態の間で相互に切り替える。展開状態で、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板のそれぞれの第1側縁がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、且つ第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板のそれぞれにおけるベースと反対な第1表面が面一に設けられ、このように、電子機器の第1表示モジュール等に信頼性の高い支持作用を提供し、第1表示モジュールが平らかに展開する状態になるのが可能であることを保証し、ユーザに大きい表示面積を提供する。折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板のそれぞれの第1側縁の間の間隔が、それぞれの第2側縁の間の間隔より大きいため、第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板が広口構造を形成し、そして、前記広口構造の広い口がベースに向かい、折りたたみ機構が折りたたまれる過程で、第1表示モジュールの中間部分を第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板で形成された広口構造に収納することによって、第1表示モジュールの中間部分の折りたたみ度合いを相対的に小さくでき、このように第1表示モジュール等のディスプレイに折り目を形成することを最大限に防止し、ディスプレイの耐用寿命を向上させることができる。また、上記折りたたみ機構を用いた電子機器の使用過程で、折りたたみ状態にある電子機器の全体的な寸法が相対的に小さく、携帯しやすさが相対的に高く、ユーザが持ち運びやすい。
【0010】
本明細書で説明された図面は本出願を更に理解させ、本出願の一部を構成するためのものであり、本出願の例示的実施例及びその説明は本開示を解釈するためのものであり、本出願を不適切に限定する意図がない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本出願の実施例で開示されるサポート構造中の部分構造の模式図である。
【
図2】本出願の実施例で開示されるサポート構造中の部分構造の分解模式図である。
【
図3】本出願の実施例で開示されるサポート構造が一種の状態にある断面模式図である。
【
図5】本出願の実施例で開示されるサポート構造が別の状態にある断面模式図である。
【
図6】本出願の実施例で提供される電子機器の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下に本願の具体的な実施例及び対応する図面を参照しながら、本願の技術手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0013】
以下、図面を参照しながら、本出願の各実施例で開示される技術手段を詳細に説明する。
【0014】
図1-6に示すように、本出願の実施例は折りたたみ機構、サポート構造及び電子機器を開示する。電子機器は折りたたみ型電子機器であってもよく、第1表示モジュール610と上記サポート構造を含んでも良く、サポート構造は第1筐体110、第2筐体120及び上記折りたたみ機構を含んでも良く、上記折りたたみ機構を採用することで、電子機器は折りたたみ状態と展開状態の間で相互に切り替えることができる。
【0015】
図1と
図2に示すように、本出願の実施例で開示される折りたたみ機構は、第1スクリーン支持板210、第2スクリーン支持板220、第1筐体スタンド310、第2筐体スタンド320及びベース410を含む。折りたたみ機構の対称性を向上させて、折りたたみ機構全体の折りたたみ性能を向上させるために、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の構造を対称して設け、且つそれぞれベース410の反対両側に設けてもよく、対応的に、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の構造を対称して設け、ベース410における第1筐体スタンド310と結合された第1回転部412とベース410における第2筐体スタンド320と結合された第1回転部412をも対称して設ける。
【0016】
ベース410は、折りたたみ機構の基本的構造部材であり、折りたたみ機構の他の構成部分に取り付け基礎を提供でき、このように折りたたみ機構の他の構成部分は直接的又は間接的にベース410を基礎として取り付けられる。選択可能に、ベース410は、占用空間を減少するために、薄板部材である。具体的には、ベース410は金属板部材であってもよく、金属板部材はベース410が小さい厚みであっても十分な強度を有し、ベース410の支持性能に影響を与えないことを可能にする。
【0017】
ベース410に複数の第1回転部412が設けられ、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320がいずれも第2回転部302を含み、複数の第2回転部302が複数の第1回転部412と一対一で対応して相互に結合でき、このように第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320がいずれもベース410と安定的な回転可能結合関係を形成でき、第1筐体スタンド310がベース410を介して第2筐体スタンド320に接続されて一体となることが可能であるのを保証する。
【0018】
具体的には、第1回転部412の数は2つであってもよく、2つの第1回転部412の一方が第1筐体スタンド310の第2回転部302と結合され、他方が第2筐体スタンド320の第2回転部302と結合され、このような場合に、折りたたみ機構が好適な折りたたみ性能を有することを保証するために、2つの第2回転部302をベース410に対称して設けてもよい。当然ながら、第1筐体スタンド310と結合された第1回転部412の数が複数である場合に、前記複数の第2回転部302はベース410の軸方向、即ち第2回転部302の回転軸方向に沿って間隔をおいて分布してもよい。対応的に、第2筐体スタンド320と結合された第2回転部302も複数設けても良い。上記技術手段を採用することによって、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の間の接続関係と回転可能結合関係の信頼性を更に向上させることができる。そのうち、第2回転部302の回転軸方向は
図1中の方向Aであってもよい。
【0019】
第1回転部412と第2回転部302は相互に結合された回転構造部材であり、例えば、両方は軸穴結合構造であってもよい。本出願の別の実施例では、第1回転部412と第2回転部302の一方は弧形溝状構造であってよく、他方は弧形ブロック状構造部材であってよく、このような場合に、第1回転部412と第2回転部302の間の回転可能結合関係の安定性をある程度向上できる。また、ベース410は、第1回転部412により好適な形成基礎を提供し、ベース410の全体的な寸法を減少するために、弧状構造部材であってもよい。
【0020】
図1に示すように、且つ
図3-
図6を参照し、第1筐体スタンド310が第1スクリーン支持板210に設けられ、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310とが回転可能に結合された。第2筐体スタンド320が第2スクリーン支持板220に設けられ、第2スクリーン支持板220と第2筐体スタンド320とが回転可能に結合された。上記折りたたみ機構を電子機器に応用する場合に、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220はいずれも第1表示モジュール610に支持作用を提供できる。第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の存によって第1表示モジュール610に対する支持効果が影響されることを防止するために、第1筐体スタンド310を第1スクリーン支持板210における第1表示モジュール610とは反対側に設け、対応的に、第2筐体スタンド320を第2スクリーン支持板220における第1表示モジュール610とは反対側に設ける。選択可能に、第1筐体スタンド310と第1スクリーン支持板210の間、及び第2筐体スタンド320と第2スクリーン支持板220の間は軸穴等の回転構造部材によって回転可能結合関係を形成してもよい。なお、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の間の最大相対的回転角度を、第2スクリーン支持板220と第2筐体スタンド320の間の最大相対的回転角度と等しくしてもよく、このように、折りたたみ機構全体の対称性をより好適にし、折りたたみ機構の全体的な性能を向上させる。
【0021】
折りたたみ機構は展開状態と折りたたみ状態を有し、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320をいずれもベース410を基礎として相対的に運動させることで、折りたたみ機構全体は折りたたみ状態と展開状態の間で相互に切り替えることができる。また、折りたたみ機構の状態切り替え過程で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220はいずれもベース410に対して運動するだけでなく、
図4-
図6に示すように、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の間、及び第2スクリーン支持板220と第2筐体スタンド320の間においても相対的運動が発生する。
【0022】
ここで、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220はいずれも反対に設けられた第1側縁203と第2側縁を有し、そして、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220はいずれも反対に設けられた第1表面201と第2表面202を有し、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の第1表面201はベース410と反対に設けられ、即ち、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220はいずれもベース410の同側に設けられ、各第1表面201はそれぞれスクリーン支持面となって第1表示モジュール610等を支持し、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220において、第1表面201と反対に設けられる第2表面202はベース410に向かって設けられる。
【0023】
図4に示すように、展開状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203はいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれにおけるベース410と反対な第1表面201は面一に設けられる。
【0024】
図6に示すように、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔が、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第2側縁の間の間隔より大きい。
【0025】
詳細に言えば、展開状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が面一に設けられたことで、両方はいずれも第1表示モジュール610等に支持作用を提供でき、第1表示モジュール610が平らかな展開状態を安定的に保持することを保証する。
図4と
図6に示すように、折りたたみ機構を展開状態から折りたたみ状態に切り替える過程で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の相対的回転の角度が180°より大きく、これによって、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔がそれぞれの第2側縁の間の間隔より大きいことを保証する。
【0026】
なお、上述したように、折りたたみ機構をサポート構造に応用可能であり、サポート構造が折りたたみ機構に伴って折りたたみ状態に折りたたまれた時に、
図6に示すように、第1筐体110と第2筐体120が重ねて設けられ、そして第1筐体110と第2筐体120のそれぞれのスクリーン支持面が平行して設けられ、これによって、第1表示モジュール610における第1筐体110と第2筐体120に支持される2つの部分も相互に平行可能であることを保証する。第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310を組み立てる過程で、
図4に示すように、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の間の回転可能接続構造(例えば、下記の回転コンポーネント)を、第1スクリーン支持板210におけるその第1側縁203に近い位置に設けてもよく、そうすると、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310が相対的に回転する時に、第1スクリーン支持板210は基本的に自身の第2側縁箇所を軸とすることができ、第1スクリーン支持板210の第1側縁203が第1筐体スタンド310に近づく方向へ回転すると同時に、第1スクリーン支持板210の第2側縁が第1筐体スタンド310と反対な方向へ回転することを防止し、第1スクリーン支持板210が常に第1表示モジュール610等の部材に好適な支持効果を提供することを保証する。
【0027】
以上によると、
図6に示すように、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第2側縁の間の間隔が、折りたたみ状態にあるサポート構造中の第1筐体110と第2筐体120のそれぞれのスクリーン支持面の間の間隔と等しく、又は大体等しい。従って、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔が、第1筐体110と第2筐体120の間の間隔より大きいと考えられる。
【0028】
より具体的には、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の幅等のパラメータにより、折りたたみ状態にある折りたたみ機構における第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔の具体的な値を決定してもよく、前記幅は第2回転部302の回転軸方向に垂直な方向であり、より明確に言えば、
図3中の方向Bであってもよい。
【0029】
説明必要なことは、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の間の相対的回転角度が180°を超えられることを保証するために、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310に対して運動できることを保証する必要があり、且つ第2スクリーン支持板220が第2筐体スタンド320に対して運動できることを保証する必要がある点である。より具体的に言えば、前記目的を実現するために、ベース410、第1筐体スタンド310、第2筐体スタンド320等の部材の具体的な構造及び/又は取付位置等のパラメータを限定してもよい。
【0030】
第1スクリーン支持板210を例とすると、展開状態で、
図3に示すように、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の回転可能接続位置から第1スクリーン支持板210の第1側縁203までの部分を、第1筐体スタンド310、ベース410及び第1筐体110等の部材から相互に隔てることを保証する必要があり、このように第1筐体スタンド310の位置方向への第1スクリーン支持板210の回転に退避空間を提供する。それに類似するように、第2スクリーン支持板220に対応する第2筐体スタンド320、ベース410及び第2筐体120等の部材の設計と分布過程でもこのようにする必要がある。
【0031】
本出願の実施例は折りたたみ機構を提供し、それは第1スクリーン支持板210、第2スクリーン支持板220、第1筐体スタンド310、第2筐体スタンド320及びベース410を含み、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310に回転可能に接続され、第2スクリーン支持板220が第2筐体スタンド320に回転可能に接続され、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320がいずれもベース410に回転可能に接続され、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320に伴って相対的に回転できるだけでなく、第1スクリーン支持板210が更に第1筐体スタンド310に対して回転でき、第2スクリーン支持板220が第2筐体スタンド320に対して回転でき、このように、折りたたみ機構は折りたたみ状態と展開状態の間の間で相互に切り替える。展開状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、且つ第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれにおけるベース410と反対な第1表面201が面一に設けられ、このように、電子機器の第1表示モジュール610等に信頼性の高い支持作用を提供し、第1表示モジュール610が平らかに展開する状態になるのが可能であることを保証し、ユーザに大きい表示面積を提供する。折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔が、それぞれの第2側縁の間の間隔より大きいため、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が広口構造を形成し、そして、前記広口構造の広い口がベース410に向かい、折りたたみ機構が折りたたまれる過程で、第1表示モジュール610の中間部分を第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220で形成された広口構造に収納することによって、第1表示モジュール610の中間部分の折りたたみ度合いを相対的に小さくでき、このように第1表示モジュール610等のディスプレイに折り目を形成することを最大限に防止し、ディスプレイの耐用寿命を向上させることができる。また、上記折りたたみ機構を用いた電子機器の使用過程で、折りたたみ状態にある電子機器の全体的な寸法が相対的に小さく、携帯しやすさが相対的に高く、ユーザが持ち運びやすい。
【0032】
選択可能に、
図1と
図6に示すように、折りたたみ機構は、ベース410における第1スクリーン支持板210とは反対側に固定的に接続される蓋420を更に含み、蓋420によって、ベース410に保護作用を提供でき、そして、蓋420を利用して折りたたみ機構を遮蔽でき、このようにして、折りたたみ機構を電子機器に応用する時に、外へ露出する電子機器部材の数を最大限に減少し、電子機器の外観性能を向上させると共に、電子機器の防塵防水性能を向上させ、電子機器の信頼性を向上させることができる。蓋420は粘着等の方式でベース410に固定してもよく、本出願の別の実施例では、ベース410と蓋420との間はねじ等の螺接部材によって取り外し可能に一体に固定的に接続してもよく、二者間の接続信頼性を向上させる。
【0033】
同時に、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210及び第2スクリーン支持板220の分布方向と前記第2回転部302の回転軸方向の位置する平面内での蓋420の投影で第1筐体スタンド310、第2筐体スタンド320及びベース410を覆うことで、蓋420が好適な遮蔽効果を有することを保証する。第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の分布方向は
図3中の方向Bであってもよいことが説明必要である。
【0034】
具体的に言えば、折りたたみ機構中の他の部材の具体的な構造と寸法等のパラメータに基づき、蓋420の構造、寸法及び取付位置等のパラメータを設計することによって、折りたたみ機構の折りたたみ状態で、蓋420の位置する側から折りたたみ機構を正面視する時に、折りたたみ機構中の第1筐体スタンド310、第2筐体スタンド320及びベース410がいずれも蓋420によって遮蔽可能であるようにしてもよい。より具体的には、蓋420の他の部材に対する遮蔽効果を向上させるために、
図6に示すように、蓋420全体を弧状構造部材にしてもよく、これによって蓋420とサポート構造中の第1筐体110及び第2筐体120との間の接続緊密性を向上させることもでき、サポート構造と電子機器の密封性能を更に向上させる。
【0035】
更に、
図2と
図3に示すように、第1筐体スタンド310及び/又は第2筐体スタンド320は退避凹溝303が設けられた退避構造を含み、展開状態で、蓋420の側縁は退避凹溝303中に収納される。具体的には、退避凹溝303の位置と寸法等のパラメータはいずれも蓋420の延伸位置と厚み等のパラメータにより柔軟的に決めてもよく、ここで限定しない。
【0036】
より具体的には、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320にそれぞれ退避凹溝303が設けられており、このような場合に、退避凹溝303によって、蓋420の側縁に退避空間を提供でき、これによって、
図3中の方向Bに沿って反対に設けられた蓋420の2つの側縁が第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220に近づく方向へ延伸可能な寸法が相対的に大きくなり、蓋420の曲げ度合いを更に向上させ、このようにして、折りたたみ機構が折りたたみ状態にある時に、蓋420と第1筐体110及び第2筐体120との間の隙間をより小さくし、更に三者間の結合信頼性をより高くすることができる。
【0037】
第1筐体スタンド310を例とすると、第1筐体スタンド310に退避構造が設けられた場合に、第1筐体スタンド310の構造強度がやはり使用要求を満たせることを保証するために、
図4に示すように、退避構造所在位置を退避凹溝303とは反対側へ突出させてもよい。以上に基づき、更に、第1スクリーン支持板210には収納沈下溝205が設けられていてもよく、
図6に示すように、折りたたみ状態で、退避構造の少なくとも一部が収納沈下溝205中に収納され、そうすると、第1筐体スタンド310に前記退避構造を設けることで第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310との間の最大相対的回転角度に悪影響を与えることを防止する。
【0038】
具体的には、収納沈下溝205の位置、幅及び深さ等のパラメータも退避構造の実際パラメータにより柔軟的に決めてもよく、ここで限定しない。より具体的には、第2筐体スタンド320にも対応する退避構造が設けられていてもよく、且つ第2スクリーン支持板220にも収納沈下溝205が対応的に設けられており、これによって折りたたみ機構の対称性を向上させ、更に折りたたみ機構の全体的な性能を向上させる。
【0039】
折りたたみ機構全体の構造コンパクト性を向上させるために、
図2に示すように、ベース410には第1回転部412が設けられた収納溝411が設けられていてもよく、第1筐体スタンド310の第2回転部302の少なくとも一部、及び第2筐体スタンド320の第2回転部302の少なくとも一部を収納溝411に収納する方式で、折りたたみ機構がベース410の厚み方向において占める空間を減少し、更に電子機器全体の厚みを低下させ、製品の総合的性能を向上させることができる。ベース410の厚み方向は具体的に
図1中の方向Aと
図3中の方向Bに垂直な方向であってもよいことが説明必要である。
【0040】
具体的には、収納溝411の寸法を拡大することによって、複数の第1回転部412を全て一つの収納溝411中に設けてもよいが、本出願の別の実施例では、第1筐体スタンド310及び第2筐体スタンド320とベース410との間の結合安定性を向上させ、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の相互妨害を防止するために、収納溝411は第1回転部412の数に対応するように複数設けられていても良い。当然ながら、少なくとも部分的に収納溝411内に収納される第2回転部302が正常に第1回転部412と結合できることを保証するために、設計と加工手順で、第1回転部412と第2回転部302の具体的な構造を収納溝411の構造及び寸法等のパラメータに相互に適合させてもよい。
【0041】
更に、収納溝411内に位置する第1回転部412と第2回転部302の間の回転可能結合関係の信頼性を最大限に向上させるために、選択可能に、
図2に示すように、第1回転部412と第2回転部302の一方がスライドブロックを含み、他方にスライドスロットが設けられており、スライドスロットとスライドブロックがスライド可能に結合され、スライドスロットとスライドブロックの間の結合面積が相対的に大きく、そして、収納溝411内の空間が最大限に利用可能である。当然ながら、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320がいずれもスライド可能に結合されたスライドスロットとスライドブロックによって回転可能結合関係を形成できることを保証するために、スライドスロットとスライドブロックはいずれも弧状構造である。
【0042】
第1筐体スタンド310及び第2筐体スタンド320とベース410との間の回転可能結合関係の安定性を更に向上させるために、
図2に示すように、収納溝411の反対両側にそれぞれ第1回転部412が設けられており、対応的に、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の反対両側にそれぞれ第2回転部302が設けられており、第1筐体スタンド310を例とすると、その反対両側の2つの第2回転部302が一つの収納溝411内の2つの第1回転部412と一対一で対応して結合された場合に、第1筐体スタンド310が自分の回転軸線からずれてベース410に対して回転することを更に防止でき、これによって、第1筐体スタンド310とベース410との間の回転可能結合関係の安定性を向上させる。対応的に、上記技術手段を採用した場合に、第2筐体スタンド320とベース410との間の回転可能結合関係も相対的により安定的になる。
【0043】
第1回転部412を収納溝411内に設ける場合に、第1回転部412と第2回転部302の間に好適な回転可能結合関係を有することを保証すると共に、ベース410の幅(即ち、ベース410の
図3中の方向Bに沿った寸法)を最大限に小さくするために、選択可能に、第2回転部302の回転軸方向において、複数の第1回転部412を間隔をおいて設けるか、又はずれて設けても良い。つまり、複数の第1回転部412を第2回転部302の回転軸方向に沿って分布し、且つ任意の隣接する2つの第1回転部412の間に所定寸法の間隔を有するようにしてもよい。又は、複数の第1回転部412を第2回転部302の回転軸方向に沿って分布する場合に、複数の第1回転部412を二つずつ組にし、いずれかの組内の2つの第1回転部412が第2回転部302の回転軸方向において隣接して設けられるようにしてもよく、即ち、組内の2つの第1回転部412の間で第2回転部302の回転軸方向において間隔がなく、このような技術手段を採用すれば、上記技術目的を実現することもでき、一方、組内の2つの第1回転部412の間の位置が近いため、いずれかの組内の2つの第1回転部412をそれぞれ第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320と対応して結合させることによって、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の間の対称性をある程度向上でき、更に折りたたみ機構の全体的な性能を向上させる。
【0044】
上述したように、第1筐体スタンド310と第1スクリーン支持板210が回転可能に結合され、対応的に、第2筐体スタンド320と第2スクリーン支持板220が回転可能に結合された。上述したように、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320を対称して設けてもよく、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220も対称して設けてもよく、本明細書をより簡潔にするために、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310を例として、スクリーン支持板と筐体スタンドの間の接続関係を記述し、対応的に、第2スクリーン支持板220と第2筐体スタンド320の間の結合関係については対応的に参照してもよい。
【0045】
選択可能に、第1スクリーン支持板210をサポート構造中の第1筐体110に回転可能に接続してもよく、そして、上述したように、第1筐体スタンド310が第1筐体110に固定的に接続され、このような場合に、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310と回転可能結合関係を形成できる。取り付けやすくするために、
図2に示すように、折りたたみ機構は回転コンポーネントを含んでも良く、第1スクリーン支持板210は複数の回転コンポーネントによって第1筐体スタンド310に回転可能に接続してもよく、複数の回転コンポーネントの作用で、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の間の回転可能結合の安定性を向上でき、一方、回転コンポーネントの構造の選択可能タイプを拡大し、設計と加工難度を低減することができる。
【0046】
図2に示すように、回転コンポーネントは具体的に第3回転部510と第4回転部520を含み、第3回転部510と第4回転部520の一方が第1筐体スタンド310に接続され、他方が第1スクリーン支持板210に接続される。第3回転部510が挿入ブロックを含み、第4回転部520に挿入溝が設けられ、挿入ブロックと挿入溝のいずれにも弧状結合面が設けられ、挿入ブロックと挿入溝が弧状結合面を介して回転可能に結合され、これによって第3回転部510と第4回転部520の間に大きい回転可能結合面積を有することを保証し、二者間の回転可能接続関係の信頼性を向上させることができる。また、上記技術手段を採用した場合に、第3回転部510と第4回転部520の回転軸線を第1スクリーン支持板210上又は第1スクリーン支持板210における第1筐体スタンド310とは反対側に位置させることによって、回転コンポーネントが第1スクリーン支持板210における第1筐体スタンド310に対向する側に位置することを保証した上で、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310との間の間隔を相対的により小さくでき、更に折りたたみ機構全体がベース410の厚み方向において占める空間の大きさを減少する。
【0047】
具体的には、挿入ブロックと挿入溝の形状と寸法を適合させることによって、二者間に回転可能結合関係を形成できることを保証でき、そして、挿入溝を両側開口式構造にしてもよく、そうすると、挿入溝の一方側から挿入ブロックを挿入溝内に取り付けることができ、更に第1筐体スタンド310と第1筐体110等の他の構造によって挿入ブロックと挿入溝の間の最大相対的回転角度を制限できる。なお、更に、第1スクリーン支持板210における第2回転部302の回転軸方向に沿った反対両端に取り外し可能な位置制限構造等を設ける方式によって、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の第2回転部302の回転軸方向での相対位置関係を制限して、二者が前記方向において相対的に移動することを防止できる。
【0048】
本出願の別の実施例では、
図2に示すように、第4回転部520はストッパと、弧状結合面が設けられた結合部材とを含み、ストッパと結合部材により取り囲んで挿入溝を形成する。第2回転部302の回転軸方向において、複数の第4回転部520のうちの2つの第4回転部520のそれぞれの位置制限部が対向して設けられ、少なくとも2つの第3回転部510が前記の対向して設けられた2つのストッパの間又はそれらの外に位置付けられるように設けられている。
図2に示す折りたたみ機構の構造において、第1スクリーン支持板210の反対両端に設けられた2組の第4回転部520のそれぞれの挿入溝がいずれも外に向かって設けられ、即ち、2組の第4回転部520の挿入溝が反対に設けられ、このような場合に、前記2組の第4回転部520と結合された2組の第3回転部510はそれぞれ2組の第4回転部520の外側に設置すべきである。
【0049】
上記技術手段を採用した場合に、2つの第4回転部520中の位置制限部によって、少なくとも2つの第3回転部510の位置を制限することができ、これによって、第3回転部510と第4回転部520が第2回転部302の回転軸方向に位置制限結合関係を形成できることを保証し、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310が第2回転部302の回転軸方向に安定的な結合関係を形成することを保証する。
【0050】
更に、
図2に示すように、少なくとも一つの回転コンポーネントにおいて、第3回転部510が第2回転部302の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の挿入ブロックを含み、対応的に、第4回転部520には第2回転部302の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の挿入溝が設けられ、複数の挿入ブロックと複数の挿入溝が一対一で対応して結合され、このような場合に、回転コンポーネント中の第3回転部510と第4回転部520が複数の結合面を介して結合関係を形成でき、これによって、第3回転部510と第4回転部520の間の回転可能結合関係の安定性を更に向上させることができ、更に第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310、及び第2スクリーン支持板220と第2筐体スタンド320の間の回転可能結合関係の信頼性を向上させる。
【0051】
なお、上述したように、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310に伴ってベース410に対して回転する過程で、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の間にも相対的回転が発生可能である。より具体的には、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310に近づいて回転する過程で、電子機器中のフレキシブルディスプレイによって駆動力を向上でき、第1スクリーン支持板210が第1筐体スタンド310から離れて回転する過程で、折りたたみ機構に弾性部材等の構造を設ける方式によって、弾性復帰作用力で、第1スクリーン支持板210を駆動してもよく、このように第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320が展開状態に回転した時に、第1スクリーン支持板210が第1筐体110のスクリーン支持面と面一になることが可能であり、共同でフレキシブルディスプレイに支持作用を提供する。本出願の別の実施例では、更に第1スクリーン支持板210と第1筐体110の間に電動機等の動力駆動装置を設けてもよく、動力駆動装置によって、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310の対向又は反対回転を駆動できる。当然ながら、第2筐体スタンド320と第2スクリーン支持板220の間についても上記のいずれかの技術手段を参照して設計、生産できる。
【0052】
折りたたみ機構の動作安定性を向上させるために、選択可能に、第1筐体スタンド310及び/又は第2筐体スタンド320の数が複数であり、選択可能に、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の数が同じであり、且ついずれも複数であり、複数の第1筐体スタンド310と複数の第2筐体スタンド320を組にして設けることによって、第1筐体110と第2筐体120の間の動作安定性を更に向上できる。上述したように、第1筐体スタンド310が第1スクリーン支持板210に回転可能に接続されてもよく、第2筐体スタンド320が第2スクリーン支持板220に回転可能に接続され、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320の数がいずれも複数である場合に、少なくとも一つの第1筐体スタンド310を第1スクリーン支持板210に回転可能に接続し、且つ少なくとも一つの第2筐体スタンド320を第2スクリーン支持板220に接続してもよい。より具体的には、
図2に示すように、ベース410の反対両端に位置する第1筐体スタンド310をそれぞれ第1スクリーン支持板210に回転可能に接続してもよく、他の第1筐体スタンド310を第1スクリーン支持板210に相互に接続しなくてもよく、これによって、第1筐体スタンド310と第1スクリーン支持板210の間に高い回転可能結合安定性を有することを保証すると共に、折りたたみ機構全体の加工と組み立て難度を低減することができる。対応的に、第2筐体スタンド320についてもこのようにしてもよく、本明細書を簡潔にするために、ここで再度説明しない。
【0053】
選択可能に、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の間の隙間を相対的に小さくしてもよく、このような場合に、フレキシブルディスプレイに対する支持効果を向上でき、そして、上記技術手段を採用した場合に、第1スクリーン支持板210及び第2スクリーン支持板220とベース410等の構造の間の間隔を適宜増大してもよく、これによって、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320に伴って相対的に回転する過程で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が回転して相互に平行するようになった後、やはり相対的な回転を継続できることを保証し、このように
図6に示す状態を形成し、即ち、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220の間に広口構造を形成する。
【0054】
折りたたみ機構の厚みを更に低減し、更に当該折りたたみ機構を用いた電子機器の厚みをも対応的に小さくするために、本出願の別の実施例では、選択可能に、
図3と
図4に示すように、展開状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220を第2回転部302の回転軸方向に垂直な方向に沿って相互に隔てても良い。言い換えると、展開状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が
図3中の方向Bに沿って相互に隔てられ、前記間隔の具体的な寸法は実際の状況に合わせて決めてもよく、ここで限定しない。上記技術手段を採用することによって、ベース410を方向Bの中心において第1スクリーン支持板210から相互に隔て、このように第1スクリーン支持板210がベース410に対して回転する過程で、第1スクリーン支持板210とベース410の方向Bに垂直な方向での間隔が相対的に小さいとしても、第1スクリーン支持板210がベース410を避けてベース410の一方側に回転できることを保証できる。対応的に、第2スクリーン支持板220についてもこのようにしてもよく、そうすると、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220が
図6に示す広口構造を形成できる。
【0055】
更に、上述したように、折りたたみ機構をサポート機構に応用でき、これによると、本出願の実施例はサポート構造を更に提供し、サポート構造は第1筐体110と第2筐体120を含み、サポート構造を組み立てる過程で、第1筐体スタンド310を第1筐体110に固定的に接続し、第2筐体スタンド320を第2筐体120に固定的に接続する。サポート構造の展開と折りたたみ過程で、第1筐体110と第2筐体120はそれぞれ第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320を連動して相対的に運動させ、第1筐体スタンド310と第2筐体スタンド320を相対的に回転させることができる。
【0056】
具体的には、第1筐体スタンド310と第1筐体110の間は粘着、リベット接合、係合又は螺接等の方式で相互に固定できる。接続信頼性を向上させ、且つ着脱難度を低減するために、第1筐体スタンド310と第1筐体110に貫通穴又はネジ穴を形成してもよく、これによって、第1筐体スタンド310と第1筐体110の間は螺接部材によって固定接続の目的を実現できる。対応的に、第2筐体スタンド320と第2筐体120の間も螺接部材によって相互に固定してもよい。
【0057】
なお、上述したように、第1スクリーン支持板210と第1筐体スタンド310とが相対的に回転できるので、第1筐体110と第1筐体スタンド310が第1スクリーン支持板210の回転動作を妨害することを防止するために、選択可能に、第1筐体110と第1筐体スタンド310における第1スクリーン支持板210に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、このような場合に、第1スクリーン支持板210が相対第1筐体スタンド310(及び第1筐体110)に対して回転する能力を有することを保証でき、一方、傾斜退避支持面が更に第1スクリーン支持面に好適な支持効果を提供でき、このようにフレキシブルディスプレイを好適に載置することを保証できる。
【0058】
対応的に、第2筐体120と第2筐体スタンド320における第2スクリーン支持板220に対向する側にも傾斜退避支持面を対応的に設けてもよく、これによって、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220をそれぞれ対応する傾斜退避支持面上に支持して、折りたたみ機構の動作安定性を向上させることができる。
【0059】
上記実施例で提供されるサポート構造によると、更に、本出願の実施例は更に第1表示モジュール610と上記サポート構造を含む電子機器を提供し、第1表示モジュール610は、フレキシブルディスプレイを備え、サポート構造に取り付けられ、且つ第1筐体110、第2筐体120、第1スクリーン支持板210及び第2スクリーン支持板220により支持可能であり、サポート構造が第1表示モジュール610中のフレキシブルディスプレイに好適な載置効果を提供できることを保証する。また、上記電子機器は折りたたみ状態と展開状態を有し、折りたたみ状態で、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第1側縁203の間の間隔を、第1スクリーン支持板210と第2スクリーン支持板220のそれぞれの第2側縁の間の間隔より大きくすることによって、電子機器は自分の第1表示モジュール610の中間部分に大きい広口収納空間を提供でき、これによって、第1表示モジュール610の中間部分に折りたたみ過程で折り目が発生することを最大限に防止して、その耐用寿命を向上させることができる。
【0060】
電子機器の使い勝手を更に良くするために、選択可能に、第1筐体110における第1表示モジュール610とは反対側に第2表示モジュール620が設けられ、第2表示モジュール620の寸法等のパラメータは実際の状況に応じて選択してもよい。上記技術手段を採用した場合に、第1筐体110の反対両側のいずれにも表示モジュールが設けられている。電子機器を折りたたみ状態にすることによって、ユーザは持ち運びやすく、そして、第2表示モジュール620を介してマンマシンインタラクションを行うことができ、ユーザに映像閲覧等の需要がある場合に、電子機器を展開する方式で、表示面積のより大きい第1表示モジュール610を用いて、視聴体験等を向上させることができる。当然ながら、上記場面はただ例として示したものであり、ソフトウェア等の条件が満たされた上で、ユーザは第1表示モジュール610と第2表示モジュール620等を同時に使用することができる。言い換えると、電子機器の使用過程で、ユーザは自分の需要に合わせて第1表示モジュール610及び/又は第2表示モジュール620の使用を柔軟的に選択でき、ここで限定しない。
【0061】
本出願の実施例で開示される電子機器は、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー又はウェアラブル機器であってもよい。当然ながら、当該電子機器は他の機器であってもよく、本出願の実施例はこれを限定しない。
【0062】
本出願の上記実施例において重点として説明されたのは各実施例同士の相違点であり、各実施例同士の異なる最適化特徴は相互に違反しない限り、いずれも組み合わせてより好ましい実施例を形成することができ、行文の簡潔さに配慮するために、ここで繰り返して記述しない。
【0063】
以上は本出願の実施例に過ぎず、本出願を制限するためのものではない。当業者であれば、本出願に様々な直しや変化を施すことができる。本出願の主旨と原理を逸脱せずに行った直し、同等な置換、改良等は、全て本出願の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0064】
110-第1筐体
120-第2筐体、
201-第1表面
202-第2表面
203-第1側縁
205-収納沈下溝
210-第1スクリーン支持板
220-第2スクリーン支持板
302-第2回転部
303-退避凹溝
310-第1筐体スタンド
320-第2筐体スタンド
410-ベース
411-収納溝
412-第1回転部
420-蓋
510-第3回転部
520-第4回転部
610-第1表示モジュール
620-第2表示モジュール
【手続補正書】
【提出日】2023-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1スクリーン支持板、第2スクリーン支持板、第1筐体スタンド、第2筐体スタンド及びベースを含む折りたたみ機構であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第1スクリーン支持板と前記第1筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記第2筐体スタンドが前記第2スクリーン支持板に設けられ、且つ前記第2スクリーン支持板と前記第2筐体スタンドとが回転可能に結合され、
前記ベースに複数の第1回転部が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとがいずれもそれぞれの第2回転部を介して複数の前記第1回転部に一対一で対応して回転可能に接続され、
前記折りたたみ機構が展開状態と折りたたみ状態とを有し、前記展開状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの第1側縁がいずれもそれぞれの第2側縁の間に位置し、前記第1スクリーン支持板と第2スクリーン支持板とのそれぞれにおける前記ベースと反対な第1表面が面一に設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの前記第1側縁の間の間隔が、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とのそれぞれの前記第2側縁の間の間隔より大きい、折りたたみ機構。
【請求項2】
前記ベースにおける前記第1スクリーン支持板とは反対側に固定的に接続された蓋であって、前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板及び前記第2スクリーン支持板の分布方向と前記第2回転部の回転軸方向との位置する平面内での投影が前記第1筐体スタンド、前記第2筐体スタンド及び前記ベースを覆う蓋を更に含む、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項3】
前記第1筐体スタンド及び/又は前記第2筐体スタンドは、退避凹溝が設けられた退避構造を含み、前記展開状態で、前記蓋の側縁は前記退避凹溝中に収納される、請求項2に記載の折りたたみ機構。
【請求項4】
前記第1スクリーン支持板及び/又は前記第2スクリーン支持板に収納沈下溝が設けられ、前記折りたたみ状態で、前記退避構造の少なくとも一部が前記収納沈下溝内に収納される、請求項3に記載の折りたたみ機構。
【請求項5】
前記ベースに前記第1回転部が設けられた収納溝が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとの第2回転部の少なくとも一部が前記収納溝に収納される、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項6】
前記第1回転部と前記第2回転部との一方がスライドブロックを含み、他方にスライドスロットが設けられ、前記スライドスロットと前記スライドブロックとがスライド可能に結合された、請求項5に記載の折りたたみ機構。
【請求項7】
前記収納溝の対向する両側にそれぞれ前記第1回転部が設けられ、前記第1筐体スタンドと前記第2筐体スタンドとの反対両側にそれぞれ前記第2回転部が設けられている、請求項6に記載の折りたたみ機構。
【請求項8】
前記第2回転部の回転軸方向において、複数の前記第1回転部が間隔をおいて設けられるか、又はずれて設けられる、請求項5に記載の折りたたみ機構。
【請求項9】
回転コンポーネントを含み、前記第1スクリーン支持板が複数の回転コンポーネントを介して前記第1筐体スタンドに回転可能に接続され、前記回転コンポーネントが第3回転部と第4回転部とを含み、前記第3回転部と前記第4回転部との一方が前記第1筐体スタンドに接続され、他方が前記第1スクリーン支持板に接続され、前記第3回転部が挿入ブロックを含み、前記第4回転部に挿入溝が設けられ、前記挿入ブロックと前記挿入溝とのそれぞれに弧状結合面が設けられ、前記挿入ブロックと前記挿入溝とが前記弧状結合面を介して回転可能に結合される、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項10】
前記第4回転部がストッパと、前記弧状結合面が設けられた結合部材と、を含み、前記ストッパと前記結合部材とにより取り囲んで前記挿入溝が形成され、
前記第2回転部の回転軸方向において、複数の前記第4回転部のうちの2つの前記第4回転部のそれぞれの前記ストッパが対向して設けられ、少なくとも2つの前記第3回転部が2つの前記ストッパの間又はそれらの外に位置付けられるように設けられている、請求項9に記載の折りたたみ機構。
【請求項11】
少なくとも一つの前記回転コンポーネントにおいて、前記第3回転部が前記第2回転部の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の前記挿入ブロックを含み、前記第4回転部には前記第2回転部の回転軸方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の前記挿入溝が設けられ、複数の前記挿入ブロックと複数の前記挿入溝とが一対一で対応して結合された、請求項9に記載の折りたたみ機構。
【請求項12】
前記第1筐体スタンド及び/又は前記第2筐体スタンドの数が複数であり、且つ少なくとも一つの前記第1筐体スタンドが前記第1スクリーン支持板に回転可能に接続され、少なくとも一つの前記第2筐体スタンドが前記第2スクリーン支持板に回転可能に接続されている、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項13】
前記展開状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とが前記第2回転部の回転軸方向に垂直な方向に沿って相互に隔てられる、請求項1に記載の折りたたみ機構。
【請求項14】
第1筐体、第2筐体及び請求項1から13のいずれか一項に記載の折りたたみ機構を含むサポート構造であって、
前記第1筐体スタンドが前記第1筐体に固定的に接続され、前記第1筐体と前記第1筐体スタンドとにおける前記第1スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記第2筐体スタンドが前記第2筐体に固定的に接続され、前記第2筐体と前記第2筐体スタンドとにおける前記第2スクリーン支持板に対向する側にそれぞれ傾斜退避支持面が設けられ、
前記折りたたみ状態で、前記第1スクリーン支持板と前記第2スクリーン支持板とがそれぞれ対応する前記傾斜退避支持面上に支持される、サポート構造。
【請求項15】
フレキシブルディスプレイを含み、前記サポート構造に取り付けられ、且つ前記第1筐体、第2筐体、第1スクリーン支持板及び第2スクリーン支持板により支持可能な第1表示モジュールと、請求項14に記載のサポート構造と、を含む、電子機器。
【国際調査報告】