(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】ダウンリンク制御チャネルスキッピング
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20240312BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240312BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240312BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240312BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20240312BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0457
H04W72/0446
H04W52/02 110
H04L27/26 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023557022
(86)(22)【出願日】2022-03-17
(85)【翻訳文提出日】2023-10-27
(86)【国際出願番号】 US2022020706
(87)【国際公開番号】W WO2022197896
(87)【国際公開日】2022-09-22
(32)【優先日】2021-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517308024
【氏名又は名称】オフィノ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ, フア
(72)【発明者】
【氏名】イ, ユンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ディナン, エスマエル ヘジャジ
(72)【発明者】
【氏名】シリク, アリ チャガタイ
(72)【発明者】
【氏名】チョン, ヒョンスク
(72)【発明者】
【氏名】シュー, カイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF06
(57)【要約】
無線デバイスは、帯域幅部分(BWP)上の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信する。期間値は、第一のサブキャリア間隔(SCS)を有するBWPに応答する、第一の値、および第二のSCSを有するBWPに応答する、第二の値からであり、第二の値の各値は、第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい。期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示す、ダウンリンク制御情報(DCI)が受信される。無線デバイスは、DCIに基づいた時間期間、BWP上のPDCCHの監視をスキップする。
【選択図】
図32
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線デバイスによって、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、受信することと、
前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCIに基づき、前記時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすることと、を含む、方法。
【請求項2】
方法であって、
無線デバイスによって、スロットの単位で期間値に基づき、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすることを示すコマンドを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値のうちの一つ、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値のうちの一つであって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値のうちの一つである、受信することと、
前記期間値に基づいた時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすることと、を含む、方法。
【請求項3】
前記PDCCH監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することをさらに含み、前記期間値が、
前記第一のSCSを有する前記BWPに応答する、前記第一の値、および
前記第二のSCSを有する前記BWPに応答する、前記第二の値からであり、
前記コマンドが、前記期間値を前記構成パラメーターによって示される前記期間値のうちの一つとして示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記コマンドが、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで受信される、請求項1および3~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記時間期間が、前記期間値によって示されるスロットの数である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記時間期間の後に、前記BWP上の前記PDCCHの監視を再開することをさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記第一のSCSに対する比の事前定義された値である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で受信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、請求項1および4~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記DCIが、前記無線デバイス専用に構成される無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によってスクランブルされる、前記DCIの巡回冗長検査(CRC)ビットで受信される、請求項1および4~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記DCIが、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信、または
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のうちの少なくとも一つをスケジュールするDCIフォーマットで受信される、請求項1および4~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記DCIが、PDCCH監視適応フィールドを含むDCIフォーマットで受信され、前記PDCCH監視適応フィールドが、前記期間値からの前記期間値を示す第一の値を含む、請求項1および3~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記DCIが、第一のスロットにあり、第二のスロットで開始する前記時間期間の間、前記BWP上の前記PDCCHを監視することを前記スキップすることが、前記無線デバイスが前記DCIを受信する前記第一のスロットの最後のシンボルの後である、請求項1および4~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記期間値が、第三のSCSで構成される前記BWPに応答する、第三の値からであり、前記第三の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値、および前記第三のSCSと前記第一のSCSとの比として事前定義された第二の粒度値の乗算に等しい、請求項1および3~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記DCIを受信する前に、前記BWP上の前記PDCCHを監視することをさらに含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記RRCメッセージがさらに、
セルの、前記BWPを含む複数のBWP、および
前記複数のBWPの各BWPに対する、複数のヌメロロジーのうちのそれぞれのヌメロロジーであって、各ヌメロロジーが、少なくとも、
SCSの値と、
サイクリックプレフィックス期間と、を含むパラメーターと関連付けられる、ヌメロロジーを示す、請求項1および5~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のBWPの各BWPが、前記セル内に含まれる複数のRBの一つまたは複数のリソースブロック(RB)を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記時間期間のスロットの長さが、前記BWPに対して構成されるヌメロロジーに基づき決定される、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記BWP上の前記PDCCHの監視を前記スキップする間、前記BWPをアクティブ状態に維持することをさらに含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記BWPの起動を示す起動コマンドを受信することに基づき、前記セルの複数のBWPのうちの前記BWPを起動することをさらに含む、請求項1~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記起動コマンドが、
前記複数のBWPのうちの第二のBWPから前記BWPへのアクティブBWPスイッチングを示す第二のDCI、
前記セルの起動を示す媒体アクセス制御制御要素は、または
前記セルのアクティブ状態を示すセル状態表示を含むRRCメッセージ、のうちの少なくとも一つを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法を実行させる、命令を記憶しているメモリーと、を含む、無線デバイス。
【請求項25】
方法であって、
基地局によって、無線デバイスに、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、送信することと、
前記無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記無線デバイスが、前記DCIに基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップするように構成される、送信することと、を含む、方法。
【請求項26】
前記DCIの送信に応答して、前記無線デバイスに、前記時間期間の間、前記BWP上で前記PDCCHを送信することをスキップすることをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
方法であって、
基地局によって、無線デバイスに、スロットの単位で期間値に基づき、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすることを示すコマンドを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値のうちの一つ、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値のうちの一つであって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値のうちの一つである、送信することと、
前記無線デバイスに、前記期間値に基づいた時間期間の間、前記BWP上での前記PDCCHを送信することをスキップすることと、を含む、方法。
【請求項28】
一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記無線デバイスに、請求項25~27のいずれか一項に記載の方法を実行させる、命令を記憶しているメモリーと、を含む、基地局。
【請求項29】
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに、請求項1~23および24~26のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
【請求項30】
システムであって、
一つまたは複数の第一のプロセッサーと、前記一つまたは複数の第一のプロセッサーによって実行されるとき、基地局に、
帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、送信すること、および
無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信すること、を実行させる第一の命令を格納する第一のメモリーと、を含む、基地局と、
一つまたは複数の第二のプロセッサーと、前記一つまたは複数の第二のプロセッサーによって実行されるとき、前記無線デバイスに、
前記構成パラメーターを受信すること、
前記期間値のうちの前記期間値に基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視を前記スキップすることを示す前記DCIを受信すること、および
前記DCIに基づき、前記時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすること、を実行させる第二の命令を記憶している第二のメモリーと、を含む前記無線デバイスと、を含む、システム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年3月17日に出願された米国仮特許出願第63/162,286号の優先権を主張し、その出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本開示では、さまざまな実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、および/または開示された技術がどのように環境およびシナリオで実践され得るかの例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態および詳細のさまざまな変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替の実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的実施形態からの制限、特徴、および/または要素が組み合わせられ、本開示の範囲内でさらなる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、または任意選択的にのみ使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本開示のさまざまな実施形態のうちのいくつかの例が、図面を参照して本明細書に記載される。
【0004】
【
図1】
図1Aおよび
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、移動体通信ネットワークの実施例を示す。
【0005】
【
図2】
図2Aおよび
図2Bは、新しい無線(NR)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコルスタックをそれぞれ示す。
【0006】
【
図3】
図3は、
図2AのNRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層の間に提供されたサービスの実施例を示す。
【0007】
【
図4A】
図4Aは、
図2AのNRユーザープレーンプロトコルスタックを通る例示的なダウンリンクデータフローを示す。
【0008】
【
図4B】
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーの例示的なフォーマットを示す。
【0009】
【
図5】
図5Aおよび
図5Bは、ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングをそれぞれ示す。
【0010】
【
図6】
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。
【0011】
【
図7】
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。
【0012】
【
図8】
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。
【0013】
【
図9】
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。
【0014】
【
図10A】
図10Aは、二つのコンポーネントキャリアを有する三つのキャリアアグリゲーション構成を示す。
【0015】
【
図10B】
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。
【0016】
【0017】
【
図11B】
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされたCSI-RSの実施例を示す。
【0018】
【
図12】
図12Aおよび
図12Bは、三つのダウンリンクおよびアップリンクビーム管理手順の実施例をそれぞれ示す。
【0019】
【
図13】
図13A、
図13B、および
図13Cは、4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、2ステップ競合のないランダムアクセス手順、および別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
【0020】
【0021】
【
図14B】
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。
【0022】
【
図15】
図15は、基地局と通信する無線デバイスの実施例を示す。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【
図19】
図19は、ダウンリンクの複数のLCIDの実施例を示す。
【0028】
【
図20】
図20は、アップリンクの複数のLCIDの実施例を示す。
【0029】
【0030】
【0031】
【
図23】
図23は、いくつかの実施形態による、セル上のBWP起動/停止の実施例を示す。
【0032】
【
図24】
図24は、いくつかの実施形態による、複数のDCIフォーマットの実施例を示す。
【0033】
【
図25】
図25は、いくつかの実施形態による、セルの休止状態構成の実施例を示す。
【0034】
【
図26】
図26は、いくつかの実施形態による、制御リソースセットのRRC構成の実施例を示す。
【0035】
【
図27】
図27は、いくつかの実施形態による、検索空間のRRC構成の実施例を示す。
【0036】
【
図28】
図28Aおよび
図28Bは、いくつかの実施形態による、検索空間グループスイッチング動作の実施例を示す。
【0037】
【
図29】
図29は、いくつかの実施形態による、PDCCHスキッピング動作の実施例を示す。
【0038】
【
図30】
図30は、いくつかの実施形態による、PDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【0039】
【
図31】
図31は、いくつかの実施形態による、PDCCHスキッピングに基づく省電力を達成するための方法のフローチャートの実施例を示す。
【0040】
【
図32】
図32は、いくつかの実施形態による、サブキャリア間隔で構成されるBWPのPDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【0041】
【
図33】
図33は、いくつかの実施形態による、複数のセル上のPDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【0042】
【
図34】
図34は、いくつかの実施形態による、複数のセル上のPDCCHスキッピングの実施例を示す図を示す。
【0043】
【
図35】
図35は、いくつかの実施形態による、複数のセルグループ上のPDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【0044】
【
図36】
図36は、いくつかの実施形態による、複数のセルグループ上のPDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【0045】
【
図37】
図37は、いくつかの実施形態による、DRX動作でのPDCCHスキッピングに基づく省電力の実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0046】
実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示されたメカニズムは、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされると実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。一つまたは複数の基準が満たされるときに、さまざまな例示的実施形態が適用され得る。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
【0047】
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠しえないカバレッジエリアに複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイスまたは基地局は、LTEまたは5G技術の古いリリースに基づき実行される。
【0048】
本明細書では、「a」および「an」、並びに同様の句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、「may」という用語は「例えば、~であり得る」として解釈されるべきである。換言すれば、「may」という用語は、「may」という用語に続く句が複数の好適な可能性の実施例であり、種々の実施形態の一つまたは複数によって用いられても用いられ得ないことを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」および「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の一つまたは複数のコンポーネントを列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていないコンポーネントを除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数のコンポーネントの完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
【0049】
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づき」(または同等に「に少なくとも基づき」)という句は、「に基づき」という用語に続く句がさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の実施例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)という句は、「に応答して」という句に続く句がさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の実施例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)という句は、「に応じて」という句に続く句がさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の実施例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)という句は、「採用/使用」という句に続く句がさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合または使用され得ない多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。
【0050】
構成されるという用語は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定を指し得る。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用され得る、または装置における特定のアクションを実装するために使用され得るパラメーターを有することを意味し得る。
【0051】
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素:IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
【0052】
提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用を通じて、任意選択的であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つによって具現化され得る。
【0053】
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
【0054】
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。
図1Aに示されるように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
【0055】
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続を設定し、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
【0056】
RAN104は、エアーインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェイス上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
【0057】
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
【0058】
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されるベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたは他の好適な無線通信規格に関連している)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
【0059】
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェイス上で通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セルで動作するトランスミッター(例えば、無線デバイストランスミッター)からの送信の受信に成功することができる範囲によって判定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
【0060】
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されるベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されるベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であり得、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化され得る。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
【0061】
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアとオーバーラップするカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
【0062】
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、
図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、
図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含む他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
【0063】
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。
図1Bに示されるように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、
図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装され得、かつ動作し得る。
【0064】
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
【0065】
図1Bに示されるように、5G-CN152は、説明を容易にするために、
図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示されるように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用のレポート、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0066】
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行し得る。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
【0067】
5G-CN152は、わかりやすくするために
図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)のうちの一つまたは複数を含み得る。
【0068】
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアーインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNB160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160およびng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160およびng-eNB162は、エアーインターフェイス上でUE156と通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160およびng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
【0069】
図1Bに示されるように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160および/またはng-eNB162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、
図1Bに示されるように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックと関連付けられている。インターフェイスと関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため
図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0070】
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-ユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158Bとの間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージのトランスポート、ページング、PDUセッション管理および構成転送および/または警告メッセージ送信を提供し得る。
【0071】
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックと関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックと関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
【0072】
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが
図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
【0073】
考察されるように、
図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0074】
図2Aおよび
図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。
図2Aおよび
図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、
図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
【0075】
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
【0076】
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。
図2Aおよび
図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、および/またはエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって判定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除を決定し得る、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
【0077】
PDCP214および224は、エアーインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアーインターフェイス上で送信されるデータの不正なデコーディングを防止するための暗号/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を実行し得る。PDCP214および224は、例えば、未送達のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再配列、並びにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、受信機で、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
【0078】
図3には示されていないが、PDCP214および224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラーとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)および二次セルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラーのうちの一つなどの単一の無線ベアラーが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラーをマッピング/マッピング解除し得る。
【0079】
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動繰り返し要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジーおよび/または送信時間間隔(TTI)期間に依存せずに論理チャネルごとであり得る。
図3に示されるように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
【0080】
MAC212および222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212および222は、一つまたは複数のヌメロロジーおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジーおよび/または送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。
図3に示されるように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
【0081】
PHY211および221は、エアーインターフェイス上で情報を送信および受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディングおよび変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。
図3に示されるように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
【0082】
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、
図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
【0083】
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラーにマッピングしたときに開始する。
図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラー402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラー404にマッピングする。SDAPヘッダー(
図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。
図4Aに示されるように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
【0084】
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、
図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、
図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、
図4Aに示されるように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連遅延を低減し得る。
【0085】
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーの例示的なフォーマットを示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
【0086】
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、
図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(
図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの例としては、バッファステータスレポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
【0087】
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
【0088】
図5Aおよび
図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して渡される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーンにおいて制御および構成情報を搬送する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーンにおいてデータを搬送するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または二つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
- 位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを指標するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
- マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
- ランダムアクセスとともに制御メッセージを運ぶための共通制御チャネル(CCCH)と、
- UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを運ぶための専用制御チャネル(DCCH)と、
- ユーザーデータを特定のUEとの間で運ぶための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
【0089】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが運ぶ情報をエアーインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
- PCCHから発信されたページングメッセージを運ぶためのページングチャネル(PCH)と、
- BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
- BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶためのダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
- アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
- 事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接触することを可能にするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
【0090】
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡し得る。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理制御チャネルのセットは、例えば、
- BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
- DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
- ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリンググラント、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
- UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
- HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
- ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
【0091】
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。
図5Aおよび
図5Bに示されるように、NRによって定義される物理層信号には、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
【0092】
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。
図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、並びにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、並びにNASプロトコル217および237を持つ。
【0093】
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230との間には、NASメッセージがトランスポートされ得る直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用してトランスポートされ得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
【0094】
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラー、および同一/同様のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラーおよびデータ無線ベアラーの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供し得る。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
【0095】
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。UEは、
図1Aに示す無線デバイス106、
図2Aおよび
図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。
図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちのうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
【0096】
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、
図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、
図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、
図2Aおよび
図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含み得る。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラー構成情報(例えば、データ無線ベアラー、シグナリング無線ベアラー、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局にレポートし得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、遷移し得、または接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に遷移し得る。
【0097】
RRCアイドル604では、RRCコンテキストは、UEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有しえない。RRCアイドル604にある間、UEは、ほとんどの時間にわたってスリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクルごとに一回)立ち上がり、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に考察されるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に遷移し得る。
【0098】
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に遷移し得る。
【0099】
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられ得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理メカニズムは、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
【0100】
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアと関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアと関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIと関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新することを可能にするようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
【0101】
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEに対して、RAN通知エリアがUEに割り当てられ得る。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
【0102】
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まっている時間の間、および/またはUEがRRC非アクティブ606に留まっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
【0103】
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割され得る。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含み得る。
【0104】
NRでは、物理信号および物理チャネル(
図5Aおよび
図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の一つの振幅および位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数でエアーインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)でプリコーディングされたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
【0105】
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、期間が10ミリ秒(ms)であり得、期間が1ミリ秒である10のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
【0106】
スロットの期間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジーに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジーがサポートされる。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス期間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジーについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス期間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス期間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス期間の組み合わせを、伴ってヌメロロジーを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、および240kHz/0.29μs。
【0107】
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジーは、スロット期間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。
図7は、このヌメロロジー依存性スロット期間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジーは
図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジー非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジューリングされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット期間から分離され、任意のOFDMシンボルでスタートし、送信に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と称され得る。
【0108】
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、
図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、
図8に示されるように、周波数ドメインで十二個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
【0109】
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジーを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジーが、同じキャリア上でサポートされ得る。
【0110】
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することが、UEの電力消費の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信するようにスケジューリングされるトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
【0111】
NRは、全キャリア帯域幅を受信することができないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、および二次アップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
【0112】
非ペアースペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成済みダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。非ペアースペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予期し得る。
【0113】
一次セル(PCell)上の構成済みダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上または一次二次セル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
【0114】
構成済みアップリンクBWPBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジー(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス期間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジー(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
【0115】
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
【0116】
基地局は、PCellと関連付けられる構成済みダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
【0117】
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成し得る。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始または再開始し得る。例えば、(a)UEが、ペアースペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、非ペアースペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマーを開始または再開始し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPにスイッチングされ得る。
【0118】
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPにスイッチングし得る。
【0119】
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブでないBWPへのスイッチングを指す)は、ペアースペクトルで独立して行われ得る。非ペアースペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実行され得る。構成されるBWP間のスイッチングは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
【0120】
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、スイッチング点で、一つのBWPから別のBWPにスイッチングされ得る。
図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、スイッチング点においてBWP間をスイッチングし得る。
図9の例では、UEは、スイッチング点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。スイッチング点908でのスイッチングは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の好適な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、スイッチング点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、スイッチング点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、スイッチング点914でアクティブBWP904からBWP902にスイッチングされ得る。
【0121】
UEが、構成済みダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、二次セル上のBWPをスイッチングするためのUE手順は、一次セル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEが一次セルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
【0122】
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAが使用されるとき、UEに対するサービングセルは多数あり、CCに対して一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
【0123】
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
【0124】
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションされたCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDの場合、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセルに対して構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションする能力は、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
【0125】
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、一次セル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク一次CC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンク一次CC(UL PCC)と称され得る。UEに対する他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンク二次CC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンク二次CC(UL SCC)と称され得る。
【0126】
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づき起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、
図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
【0127】
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリンググラントなどのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよびグラントに対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になり得る。セルは、複数のPUCCHグループに分けられ得る。
【0128】
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。
図10Bの例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、一次Sセル(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、
図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
【0129】
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDおよびセルインデックスが割り当てられ得る。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して判定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定され得る。本開示では、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用され得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
【0130】
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/グラント当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0131】
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、
図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、
図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信し得る。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
【0132】
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、
図11Aに示されるように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレームごとまたは20ミリ秒ごと)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、期間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。
図11Aは一実施例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジーまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の好適な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
【0133】
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、
図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信され得、例えば、1つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後に送信され得(例えば、後の二つのシンボル)、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に送信され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたり得る。
【0134】
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ判定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に位置し得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づき得る。
【0135】
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を判定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を判定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示し得、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
【0136】
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用し得る。PBCHがまたがる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを搬送し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指標を含み得る。これらのパラメーターが、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEがセルに関連付けられる残りの最小システム情報(RMSI)を特定するために使用される。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用してデコーディングされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEに周波数が指し示され得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
【0137】
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、準共位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定しえない。
【0138】
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信され得、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
【0139】
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、または同一であり得る。
【0140】
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定または他の任意の好適な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定し得る。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成し得る。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
【0141】
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
【0142】
基地局は、CSI測定値をレポートするようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。周期的CSIレポートの場合、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期性で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続的CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
【0143】
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSと関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
【0144】
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信され得、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大八つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブルシーケンスは、同じか、または異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRSを使用し得る。
【0145】
一実施例では、トランスミッター(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッターは、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
【0146】
PDSCHは、一つまたは複数の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
【0147】
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調およびコーディングスキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースで構成され得る。構成されるとき、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けられ得る。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、受信機での位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
【0148】
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を伴って、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブルシーケンスは、同じまたは異なり得る。
【0149】
PUSCHは、一つまたは複数の層を含み得、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
【0150】
アップリンクPT-RS(位相追跡および/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在する場合または存在しえない。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調およびコーディングスキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成されるとき、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。
【0151】
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成され得る。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示すとき、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/同様の時間ドメイン挙動、周期的、非周期的、および/または同様のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信し得、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含み得る。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEが一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも一つを選択するために用いられ得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指し得る。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
【0152】
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半持続的、または非周期的SRSの指標)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、および/またはSRSシーケンスIDのうちの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを伴ってUEを準統計学的に構成し得る。
【0153】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、受信機は、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または類似のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが搬送されるチャネルの一つまたは複数の大規模特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、準共位置に配置される(QCLされる)と称され得る。一つまたは複数の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターのうちの少なくとも一つを含み得る。
【0154】
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実施し得る。
【0155】
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。
図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重化(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーター。
【0156】
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを
図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
【0157】
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成し得、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を判定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づき判定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有し得る、または有しえない。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを判定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを判定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、指標し得る。
【0158】
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
【0159】
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の頂部行と底部行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の頂部行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の底部行に、破線の矢印で示されるとき計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の頂部行に、破線の矢印で示されるよう反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施し得る。
【0160】
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の頂部行および底部行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の底部行に、破線の矢印で示されるとき計回り方向に楕円が回転しているように示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の頂部行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施し得る。
【0161】
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同様のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
【0162】
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと準共位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介したUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または類似のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCLされ得る。
【0163】
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC-IDLE状態のUEおよび/またはRRC-INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC-CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を獲得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または同様のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
【0164】
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。
図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含み得、および/またはプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含み得、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
【0165】
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターが、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル固有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含み得る。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストし得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信に対する時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を判定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
【0166】
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターが、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前定義され得る。一つまたは複数のRACHパラメーターが、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターが、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターが、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターが、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
【0167】
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターが、プリアンブル送信のための基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターが、電力ランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311およびMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターが、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
【0168】
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含み得る。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを判定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を判定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
【0169】
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを判定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターが、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を判定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを判定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の判定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
【0170】
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを判定し得、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じである基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を判定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
【0171】
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジューリングされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で指標され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリンググラント、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。UEは、プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウをスタートするかを判定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終了からの第一のPDCCH機会に)、時間ウィンドウをスタートし得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジーに基づき判定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づき、RA-RNTIを判定し得る。RA-RNTIの例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
式中、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、
図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増加させ得る。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の好適な識別子)を含み得る。
【0172】
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIと関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
【0173】
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、SULキャリアのためのものと、NULキャリアのためのものでUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを判定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまり得る。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313との間)中にアップリンクキャリアを切り替え得る。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/またはスイッチングし得る。
【0174】
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。
図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。
図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、
図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。
図13Aおよび
図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
【0175】
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに指標または割り当て得る。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の指標を受信し得る。
【0176】
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する応答確認の指標として決定し得る。
【0177】
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。
図13Aおよび
図13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。
図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
【0178】
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、
図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331の送信の後、またはその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、
図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または
図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。
【0179】
UEは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルに対し、
図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、一つまたは複数の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、認可対無認可)、および/または任意の他の好適な要因であり得る。
【0180】
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づき、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターが、変調およびコーディングスキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターが、UEが、Msg B 1332の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
【0181】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンクグラント(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
【0182】
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから、基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
【0183】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリンググラント、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/または他の任意の好適なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
【0184】
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図されるとき、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることが、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
【0185】
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」として事前定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジューリングのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、
図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
【0186】
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEへの送信を意図していないとUEが仮定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信のためのTPCコマンドのグループの送信のために使用され得る。新しい機能のためのDCIフォーマットが、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
【0187】
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネルコーディング(例えば、極性コーディング)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を伴ってDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の好適な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボルにおけるリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
【0188】
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIをデコーディングしようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。
図14Aの例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複する。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで発生する。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで発生する。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0189】
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同じCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターが、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
【0190】
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信し得る。構成パラメーターが、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメーターが、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
【0191】
図14Bに示されるように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を判定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容をデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを判定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンクグラント、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または類似のもの)を処理し得る。
【0192】
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を判定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に送信に利用可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
【0193】
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数およびUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースにおいてUCIを送信し得る。PUCCHフォーマット1は、四~十四個のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が四個以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、四~十四個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が四個以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、四~十四個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0194】
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の構成値以下である場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の構成値より大きく、第二の構成値以下である場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の構成値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0195】
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づき、PUCCHリソースを判定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の八つのPUCCHリソースのうちの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信し得る。
【0196】
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、
図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、
図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、または他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。
図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示されるが、移動体通信ネットワークは、
図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、一つより多いUEおよび/または一つより多い基地局を含み得ることが理解されよう。
【0197】
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェイス1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
【0198】
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、
図2Bに関してRRC層を含み得る。
【0199】
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または類似のものを実行し得る。
【0200】
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502において、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正デコーディング、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または類似のものを実行し得る。
【0201】
図15に示されるように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたはマルチユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
【0202】
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられ得る。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で考察される一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶し得る。
図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
【0203】
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含み得る。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/または他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも一つを実行し得る。
【0204】
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えば、スピーカ、マイク、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリ線ユニアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、並びに/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダセンサー、ライダセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/もしくは同様のもの)を含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
【0205】
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行し得る。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のもののうちの少なくとも一つを含み得る。一実施例において、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、
図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
【0206】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングが用いられ得る。
【0207】
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポートごとの複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
【0208】
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例の構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングが用いられ得る。
【0209】
無線デバイスは、複数のセル(例えば、一次セル、二次セル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、二重接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターが、物理層およびMAC層チャネル、ベアラーなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターが、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含み得る。
【0210】
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再開始され得る。タイマーは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開始され得、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの期間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの時間枠/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実装するための複数の方法のうちの一つまたは複数が、手順の時間枠/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーのスタートおよび満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差が使用され得る。タイマーが再スタートされるとき、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再スタートされ得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
【0211】
基地局は、一つまたは複数のMAC PDUを無線デバイスに送信し得る。一実施例では、MAC PDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、ビットストリングは、最上位ビットがテーブルの最初の行の左端のビットであり、最下位ビットがテーブルの最後の行の右端のビットであるテーブルによって表され得る。より一般的には、ビットストリングは、左から右に読み取られ、次いで行の読み取り順序で読み取られる。一実施例では、MAC PDU内のパラメーターフィールドのビット順序は、左端のビットの最初の最上位ビット、および右端のビットの最後の最下位ビットで表される。
【0212】
一実施例では、MAC SDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MAC SDUは、最初のビット以降のMAC PDUに含まれ得る。一実施例では、MAC CEは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダーは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダーは、対応するMAC SDU、MAC CE、またはパディングの直前に配置することができる。MACエンティティは、DL MAC PDUの予約ビットの値を無視することができる。
【0213】
一実施例では、MAC PDUは、一つまたは複数のMACサブPDUを含み得る。一つまたは複数のMACサブPDUのうちのMACサブPDUには、MACサブヘッダーのみ(パディングを含む)、MACサブヘッダーおよびMAC SDU、MACサブヘッダーおよびMAC CE、MACサブヘッダーおよびパディング、またはそれらの組み合わせが含まれる。MAC SDUは、可変サイズであり得る。MACサブヘッダーは、MAC SDU、MAC CE、またはパディングに対応することができる。
【0214】
一実施例では、MACサブヘッダーがMAC SDU、可変サイズのMAC CE、またはパディングに対応する場合、MACサブヘッダーは、1ビット長のRフィールド、1ビット長のFフィールド、マルチビット長のLCIDフィールド、マルチビット長のLフィールド、またはそれらの組み合わせを含み得る。
【0215】
図17Aは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、およびLフィールドを備えたMACサブヘッダーの実施例を示す。
図17Aの例示的なMACサブヘッダーでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、8ビットの長さであり得る。
図17Bは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、およびLフィールドを備えたMACサブヘッダーの実施例を示す。
図17Bに示される例示的なMACサブヘッダーでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、16ビットの長さであり得る。MACサブヘッダーが固定サイズのMAC CEまたはパディングに対応する場合、MACサブヘッダーは、2ビット長のRフィールドおよびマルチビット長のLCIDフィールドを含み得る。
図17Cは、RフィールドおよびLCIDフィールドを含むMACサブヘッダーの実施例を示す。
図17Cに示された例示的なMACサブヘッダーでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Rフィールドは、2ビットの長さであり得る。
【0216】
図18Aは、DL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE 1および2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含むMACサブPDUまたはパディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。
図18Bは、UL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE 1および2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。一実施形態において、MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含む全てのMACサブPDUの後に配置することができる。さらに、MACサブPDUは、パディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。
【0217】
一実施例では、基地局のMACエンティティは、一つまたは複数のMAC CEを、無線デバイスのMACエンティティに送信することができる。
図19は、一つまたは複数のMAC CEに関連付けられ得る複数のLCIDの実施例を示す。一つまたは複数のMAC CEは、SP ZP CSI-RSリソースセット起動/停止MAC CE、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE、PUCCHに関するSP CSIレポート起動/停止MAC CE、UE固有のPDCCHのTCI状態表示MAC CE、UE固有のPDSCHのTCI状態表示MAC CE、非周期的CSIトリガー状態サブセレクションMAC CE、SP CSI-RS/CSI-IMリソースセット起動/停止MAC CE、UE競合解決アイデンティティMAC CE、タイミングアドバンスコマンドMAC CE、DRXコマンドMAC CE、ロングDRXコマンドMAC CE、SCell起動/停止MAC CE(1オクテット)、SCell起動/停止MAC CE(4オクテット)、および/または複製起動/停止MAC CEのうちの少なくとも一つを含む。一実施例では、基地局のMACエンティティによって無線デバイスのMACエンティティに送信されるMAC CEなどのMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダーにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダーに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダーで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダーに関連付けられるMAC CEがロングDRXコマンドMAC CEであることを示し得る。
【0218】
一実施例では、無線デバイスのMACエンティティは、一つまたは複数のMAC CEを、基地局のMACエンティティに送信することができる。
図20は、一つまたは複数のMAC CEの実施例を示す。一つまたは複数のMAC CEは、ショートバッファステータスレポート(BSR)MAC CE、ロングBSR MAC CE、C-RNTI MAC CE、構成済みグラント確認MAC CE、単一エントリーPHR MAC CE、複数エントリーPHR MAC CE、短い遮断BSR、および/またはロング遮断BSRのうちの少なくとも一つを含み得る。一実施例では、MAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダーにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダーに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダーで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダーに関連付けられるMAC CEが短い遮断コマンドMAC CEであることを示し得る。
【0219】
キャリアアグリゲーション(CA)では、二つ以上のコンポーネントキャリア(CC)が集約され得る。無線デバイスは、CAの技術を使用して、無線デバイスの能力に応じて、一つまたは複数のCCで同時に受信または送信し得る。一実施形態では、無線デバイスは、隣接するCCおよび/または隣接しないCCに対してCAをサポートし得る。CCはセルに編成され得る。例えば、CCは一つの一次セル(PCell)と一つまたは複数の二次セル(SCell)とに編成され得る。CAを用いて構成されると、無線デバイスはネットワークとの一つのRRC接続を有し得る。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバー中、NASモビリティ情報を提供するセルはサービングセルであり得る。RRC接続再確立/ハンドオーバー手順中、セキュリティ入力を提供するセルはサービングセルであり得る。一実施例では、サービングセルはPCellを示し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスの能力に応じて、複数の一つまたは複数のSCellの構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを無線デバイスに送信し得る。
【0220】
CAを用いて構成されると、基地局および/または無線デバイスは、無線デバイスのバッテリーまたは電力消費を改善するために、SCellの起動/停止メカニズムを使用し得る。無線デバイスが一つまたは複数のSCellを用いて構成されると、基地局は一つまたは複数のSCellのうちの少なくとも一つを起動または停止することができる。SCellの構成時に、SCellに関連付けられるSCell状態が「起動」または「休止」に設定されない限り、SCellを停止し得る。
【0221】
無線デバイスは、SCell起動/停止MAC CEを受信することに応答して、SCellを起動/停止することができる。一実施例では、基地局は、無線デバイスに、SCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を含む一つまたは複数のメッセージを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCellタイマーの満了に応答してSCellを停止し得る。
【0222】
無線デバイスがSCellを起動するSCell起動/停止MAC CEを受信すると、無線デバイスはSCellを起動し得る。SCellの起動に応答して、無線デバイスは、SCell上でのSRS送信、SCellに対するCQI/PMI/RI/CRIレポート、SCell上でのPDCCH監視、SCellに対するPDCCH監視、および/またはSCell上でのPUCCH送信を含む動作を実行し得る。SCellの起動に応答して、無線デバイスは、SCellに関連付けられる第一のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を開始または再開始し得る。無線デバイスは、SCellを起動するSCell起動/停止MAC CEが受信されると、スロット内の第一のSCellタイマーを開始または再開始し得る。一実施例では、SCellの起動に応答して、無線デバイスは、記憶された構成に従って、SCellに関連付けられる構成済みグラントタイプ1の一つまたは複数の中断された構成済みアップリンクグラントを(再)初期化することができる。一実施例では、SCellの起動に応答して、無線デバイスはPHRをトリガーし得る。
【0223】
無線デバイスが、起動されたSCellを停止するSCell起動/停止MAC CEを受信すると、無線デバイスは起動されたSCellを停止し得る。一実施例では、起動されたSCellに関連付けられる第一のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)が満了すると、無線デバイスは起動されたSCellを停止し得る。起動されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第一のSCellタイマーを停止し得る。一実施例では、起動されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンクグラントタイプ2の一つまたは複数の構成済みダウンリンク割り当ておよび/または一つまたは複数の構成済みアップリンクグラントをクリアし得る。一実施例では、起動されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンクグラントタイプ1の一つまたは複数の構成済みアップリンクグラントを中断し得る、および/または起動されたSCellに関連付けられるHARQバッファをフラッシュし得る。
【0224】
SCellが停止されると、無線デバイスは、SCell上でSRSを送信すること、SCellのCQI/PMI/RI/CRIをレポートすること、SCell上のUL-SCHで送信すること、SCell上のRACHで送信すること、SCell上の少なくとも一つの第一のPDCCHを監視すること、SCellの少なくとも一つの第二のPDCCHを監視すること、および/またはSCell上でPUCCHを送信することを含む動作を実行しえない。起動されたSCell上の少なくとも一つの第一のPDCCHがアップリンクグラントまたはダウンリンク割り当てを示すと、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第一のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、起動されたSCellをスケジューリングしているサービングセル(例えば、PCellまたはPUCCHを用いて構成されるSCell、すなわちPUCCH SCell)上の少なくとも一つの第二のPDCCHが、起動されたSCellのアップリンクグラントまたはダウンリンク割り当てを示す場合、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第一のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、SCellが停止されると、SCell上に進行中のランダムアクセス手順がある場合、無線デバイスはSCell上の進行中のランダムアクセス手順を中止し得る。
【0225】
図21Aは、1オクテットのSCell起動/停止MAC CEの実施例を示す。第一のLCID(例えば、
図19に示されるような「111010」)を有する第一のMAC PDUサブヘッダーは、1オクテットのSCell起動/停止MAC CEを識別することができる。1オクテットのSCell起動/停止MAC CEのサイズは一定であり得る。1オクテットのSCell起動/停止MAC CEは、単一のオクテットを含んでもよい。単一のオクテットは、第一の数のCフィールド(例えば7)と第二の数のRフィールド(例えば1)とを含むことができる。
【0226】
図21Bは、4オクテットのSCell起動/停止MAC CEの実施例を示す。第二のLCID(例えば、
図19に示されるような「111001」)を有する第二のMAC PDUサブヘッダーは、4オクテットのSCell起動/停止MAC CEを識別することができる。4オクテットのSCell起動/停止MAC CEのサイズは一定であり得る。4オクテットのSCell起動/停止MAC CEは、4オクテットを含むことができる。四つのオクテットは、第三の数のCフィールド(例えば、31)と第四の数のRフィールド(例えば、1)とを含むことができる。
【0227】
図21Aおよび/または
図21Bにおいて、SCellインデックスiを有するSCellが構成される場合、C
iフィールドは、SCellインデックスiを有するSCellの起動/停止状態を示し得る。一実施例では、C
iフィールドが1に設定されると、SCellインデックスiを有するSCellが起動され得る。一実施例では、C
iフィールドがゼロに設定されると、SCellインデックスiを有するSCellが停止され得る。一実施例では、SCellインデックスiを用いて構成済みのSCellがない場合、無線デバイスはC
iフィールドを無視し得る。
図21Aおよび
図21Bにおいて、Rフィールドは、予約ビットを示し得る。Rフィールドはゼロに設定され得る。
【0228】
図22Aは、省電力動作および/またはDRX動作のパラメーターのRRC構成の例示的実施形態を示す。一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、DRX動作の構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信し得る。無線デバイスのMACエンティティは、DRX動作の構成パラメーターに基づき、MACエンティティのC-RNTI、CI-RNTI、CS-RNTI、INT-RNTI、SFI-RNTI、SP-CSI-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI、およびAI-RNTIのPDCCH監視活動を制御し得る。RRC_CONNECTEDであるときに、DRXが構成される場合、起動された全てのサービングセルについて、MACエンティティは、DRX動作を使用して、PDCCHを不連続に監視し得る。そうでなければ、MACエンティティは、PDCCHを継続的に監視し得る。
【0229】
一実施例では、DRX動作の構成パラメーターが、DRXサイクルの開始時の期間を示すdrx-onDurationTimerと、drx-onDurationTimerをスタートする前の遅延を示すdrx-SlotOffsetと、PDCCHがMACエンティティに対する新しいULまたはDL送信を示すPDCCH機会後の期間を示すdrx-InactivityTimerと、DL再送信が受信されるまでの最大期間を示すdrx-RetransmissionTimerDL(ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごと)と、UL再送信に対するグラントが受信されるまでの最大期間を示すdrx-RetransmissionTimerUL(UL HARQプロセスごと)と、Long DRXサイクルを示すdrx-LongCycleStartOffsetと、LongおよびShort DRXサイクルが開始するサブフレームを定義するdrx-StartOffsetと、Short DRXサイクルに対するdrx-ShortCycleと、無線デバイスがShort DRXサイクルに従う可能性のある期間を示すdrx-ShortCycleTimerと、HARQ再送信に対するDL割り当てがMACエンティティによって予期される前に最小期間を示すdrx-HARQ-RTT-TimerDL(ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごと)と、UL HARQ再送信グラントがMACエンティティによって予期されるまでに最小期間を示すdrx-HARQ-RTT-TimerUL(UL HARQプロセスごと)とを含み得る。
【0230】
一実施例では、省電力動作(例えば、DRX動作と関連)の構成パラメーターが、PS-RNTI(DCP)によってスクランブルされたCRCを含むDCIが監視されるが、無線デバイスによって検出されない場合、関連するdrx-onDurationTimerを開始するかどうかを示す ps-Wakeupと、DCPが構成されるが、関連するdrx-onDurationTimerが開始されていない場合に、drx-onDurationTimerによって示される時間期間中にPUCCH上のL1-RSRPではない周期的CSIを報告するかどうかを示す ps-TransmitOtherPeriodicCSIと、DCPが構成されるが、関連する drx-onDurationTimerが開始されていない場合に、drx-onDurationTimerによって示される時間期間中にPUCCH上でL1-RSRPである周期的CSIを送信するかどうかを示すps-TransmitPeriodicL1-RSRPとを含み得る。
【0231】
一実施例では、省電力動作の構成パラメーターが、DCIフォーマット2_6に対するPS-RNTIを示すps-RNTI(例えば、
図24の例示的実施形態に基づく)と、共通検索空間に従うPCellまたはSpCellのアクティブDL BWP上のDCIフォーマット2_6の検出に対するPDCCH監視のための検索空間セットの数を示すdci-Format2-6と、DCIフォーマット2_6に対するペイロードサイズを示すsize-DCI-2-6とを含み得る。構成パラメーターが、ウェイクアップ表示ビットのDCIフォーマット2_6における位置を示すps-PositionDCI-2-6を備え得、上位層に報告されると、0に設定のウェイクアップ表示ビットが、次の長いDRXサイクルに対してdrx-onDurationTimerを開始しないことを示し、または上位層に報告されると、1に設定のウェイクアップ表示ビットが、次の長いDRXサイクルに対してdrx-onDurationTimerを開始することを示し得る。
【0232】
一実施例では、PCellまたはSpCellのアクティブDL BWPにおけるDCIフォーマット2_6の検出に対してPDCCHを監視するために無線デバイスに検索空間セットが提供され、UEがDCIフォーマット2_6を検出する場合、無線デバイスの物理層は、無線デバイスに対するウェイクアップ表示ビットの値を、次の長いDRXサイクルに対して、上位層(例えば、無線デバイスのMACエンティティ/層)に報告する。無線デバイスがDCIフォーマット2_6を検出しない場合、無線デバイスの物理層は、次の長いDRXサイクルに対して、上位層にウェイクアップ表示ビットの値を報告しない。
【0233】
一実施例では、無線デバイスには、PCellまたはSpCellのアクティブDL BWPにおけるDCIフォーマット2_6の検出のためにPDCCHを監視するための検索空間セットが提供されており、次の長いDRXサイクルの前にアクティブ時間外の対応するPDCCH監視機会全てについて、DCIフォーマット2_6の検出のためにPDCCHを監視するために無線デバイスが要求されていない場合、または、次の長いDRXサイクルのアクティブ時間外で、DCIフォーマット2_6を検出するためのPDCCH監視機会を有さず、無線デバイスの物理層が、次の長いDRXサイクルのために上位層にウェイクアップ表示ビットに対して、1の値を報告する。
【0234】
一実施例では、MACエンティティのサービングセルは、別個のDRXパラメーターを有する二つのDRXグループにおいてRRCによって構成され得る。RRCが二次DRXグループを構成しないときに、一つのDRXグループのみが存在し得、全てのサービングセルがその一つのDRXグループに属する。二つのDRXグループを構成する場合、各サービングセルは、二つのグループのいずれかに一意に割り当てられる。各DRXグループに対して個別に構成されるDRXパラメーターが、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimerである。DRXグループに共通するDRXパラメーターが、drx-SlotOffset、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、drx-LongCycleStartOffset、drx-ShortCycle(オプション)、drx-ShortCycleTimer(オプション)、drx-HARQ-RTT-TimerDL、およびdrx-HARQ-RTT-TimerULである。
【0235】
一実施例では、DRXサイクルが構成されるときに、無線デバイスは、DRXグループにおけるサービングセルに対するアクティブ時間が、DRXグループに対して構成されるdrx-onDurationTimerまたはdrx-InactivityTimerが作動している間、またはdrx-RetransmissionTimerDLまたはdrx-RetransmissionTimerULが、DRXグループにおける任意のサービングセルにおいて作動している間、またはra-ContentionResolutionTimer(またはmsgB-ResponseWindow)が作動している間、またはSRがPUCCHで送信され、保留中である間の時間を含むこと、MACエンティティのC-RNTIにアドレス指定された新しい送信を示すPDCCHが、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルのうちでMACエンティティによって選択されていないランダムアクセスプリアンブルに対するRARの正常な受信後に受信されていないこと、を決定し得る。
【0236】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、MAC PDUが、構成されるダウンリンク割り当てで受信される場合、無線デバイスのMACエンティティは、対応するHARQプロセスに対するdrx-HARQ-RTT-TimerDLを、対応するDL HARQフィードバックを担持する対応する送信の終了後に、第一のシンボルで始動してもよく、および/または対応するHARQプロセスに対するdrx-RetransmissionTimerDLを停止し得る。
【0237】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、MAC PDUが、構成済みアップリンクグラントにおいて送信され、LBT障害表示が下位層から受信されない場合、無線デバイスのMACエンティティは、対応するPUSCH送信の第一の送信(例えば、バンドル内)の終了の後に、第一のシンボルにおいて対応するHARQプロセスに対するdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し得る、および/または対応するPUSCH送信の第一の送信(バンドル内)で、対応するHARQプロセスに対するdrx-RetransmissionTimerULを停止し得る。
【0238】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、drx-HARQ-RTT-TimerDLが満了である場合、および対応するHARQプロセスのデータが正常にデコーディングされなかった場合、無線デバイスのMACエンティティは、drx-HARQ-RTT-TimerDLの満了後の第一のシンボルにおける対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerDLを開始し得る。
【0239】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、drx-HARQ-RTT-TimerULが満了する場合、無線デバイスのMACエンティティは、drx-HARQ-RTT-TimerULの満了後の第一のシンボルにおいて、対応するHARQプロセスに対して、drx-RetransmissionTimerULを開始し得る。
【0240】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRX Command MAC CEまたはLong DRX Command MAC CEが受信されると、無線デバイスのMACエンティティは、各DRXグループに対するdrx-onDurationTimer を停止し得るし、および/または各DRXグループに対するdrx-InactivityTimer を停止し得る。
【0241】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRXグループに対するdrx-InactivityTimerが満了の場合、無線デバイスのMACエンティティは、drx-InactivityTimer の満了の後に第一のシンボルにおけるこのDRXグループに対して、drx-ShortCycleTimerを開始または再開始し得、および/またはShort DRXサイクルが構成される場合、このDRXグループに対するShort DRXサイクルを使用し得る。DRXグループのdrx-InactivityTimerが満了の場合、無線デバイスのMACエンティティは、Short DRXサイクルが構成されていない場合、このDRXグループに対してLong DRXサイクルを使用し得る。
【0242】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRX Command MAC CEが受信された場合、無線デバイスのMACエンティティは、DRX Command MAC CE受信の終了後に、第一のシンボルにおける各DRXグループに対して、drx-ShortCycleTimerを開始または再開始し得、および/またはShort DRXサイクルが構成される場合には、各DRXグループに対するShort DRXサイクルを使用し得る。Short DRXサイクルが構成されていない場合、DRX Command MAC CEが受信される場合、無線デバイスのMACエンティティは、このDRXグループに対してLong DRXサイクルを使用し得る。
【0243】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRXグループに対するdrx-ShortCycleTimerが満了である場合、無線デバイスのMACエンティティは、このDRXグループに対するLong DRXサイクルを使用し得る。Long DRX Command MAC CEが受信される場合、無線デバイスのMACエンティティは、各DRXグループに対するdrx-ShortCycleTimer を停止し得、および/または各DRXグループに対してLong DRXサイクルを使用し得る。
【0244】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、Short DRXサイクルがDRXグループに対して使用される場合、および[(SFN×10)+サブフレーム番号]modulo(drx-ShortCycle)=(drx-StartOffset)modulo(drx-ShortCycle)の場合、無線デバイスのMACエンティティは、drx-onDurationTimerを、サブフレームの始まりからdrx-SlotOffsetの後、このDRXグループに対して開始し得る。
【0245】
図22Bは、DCP受信に基づく省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、無線デバイスが、第一の値に設定されるウェイクアップ表示を含むDCPを受信するときに、無線デバイスは、DRX動作と関連付けられるdrx-onDurationTimerを始動してもよく、および/またはdrx-onDurationTimerが作動される間にPDCCHを監視し得る。drx-onDurationTimerが満了(またはDRXオフ期間へのDRXスイッチング)のときに、無線デバイスは、PDCCHの監視を停止し得る。一実施例では、無線デバイスが、第二の値に設定されるウェイクアップ表示を含むDCPを受信するときに、無線デバイスは、DRX動作と関連付けられるdrx-onDurationTimerを始動せずに、および/またはDRXオン期間の間PDCCHの監視をスキップし得る。
【0246】
例示的実施形態では、DRX動作が構成されるときに、Long DRXサイクルがDRXグループに対して使用され、かつ[(SFN×10)+サブフレーム番号]modulo(drx-LongCycle)=drx-StartOffsetの場合、およびDCP監視がアクティブDL BWPに対して構成される場合、無線デバイスのMACエンティティは、下位層から受信された現在のDRXサイクルに関連付けられるDCP指標が、drx-onDurationTimerを開始するよう示した場合、または現在のDRXサイクルに関連付けられる時間ドメインにおける全てのDCP機会が、受信されたグラント/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CE、および最後のDCP機会の開始の4ミリ秒前までに、または測定ギャップの間、あるいは、MACエンティティが、ra-ResponseWindowが作動中に、C-RNTIによって識別されたSpCellのrecoverySearchSpaceIdによって示された検索空間上でPDCCH送信を監視するときに、送信されたスケジューリング要求を考慮しながら、アクティブ時間において発生した場合、またはps-Wakeupが値trueで構成され、かつ、現在のDRXサイクルに関連付けられるDCP指標が、下位層から受信されていない場合に、サブフレームの始まりからdrx-SlotOffsetの後にdrx-onDurationTimerを開始させてもよい。
【0247】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、Long DRXサイクルがDRXグループに対して使用される場合、および[(SFN×10)+サブフレーム番号]modulo(drx-LongCycle)=drx-StartOffsetであり、DCP監視がアクティブDL BWPに対して構成されていない場合、無線デバイスのMACエンティティは、サブレームの始まりからdrx-SlotOffsetの後にこのDRXグループに対するdrx-onDurationTimerを始動し得る。
【0248】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRXグループがアクティブ時間にある場合、無線デバイスのMACエンティティは、このDRXグループにおけるサービングセル上のPDCCHを監視し得る。PDCCHがDL送信を示す場合、無線デバイスのMACエンティティは、DL HARQフィードバックを実行する対応する送信の終了の後の第一のシンボルにおける対応するHARQプロセスに対するdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し得、および/または対応するHARQプロセスに対するdrx-RetransmissionTimerDLを停止し得る。MACエンティティは、PDSCH-to-HARQ_feedbackタイミングが非数値のk1値を示す場合、対応するHARQプロセスに対するPDSCH送信の後に、第一のシンボルにおけるdrx-RetransmissionTimerDLを開始し得る。HARQフィードバックが、非数値のk1値を示すPDSCH-to-HARQ_feedbackタイミングによって延期される場合、DL HARQフィードバックを送信する対応する送信機会は、HARQ-ACKフィードバックを要求する後のPDCCHに示される。
【0249】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRXグループがアクティブ時間にある場合、無線デバイスのMACエンティティは、このDRXグループにおけるサービングセル上のPDCCHを監視し得る。例えば、PDCCHがUL送信を示す場合、MACエンティティは、対応するPUSCH送信の第一の送信の終了の後(バンドル内)第一のシンボルにおける対応するHARQプロセスに対してdrx-HARQ-RTT-TimerULを始動し得、および/または対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerULを停止し得る。
【0250】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DRXグループがアクティブ時間にある場合、無線デバイスのMACエンティティは、このDRXグループにおけるサービングセル上のPDCCHを監視し得る。PDCCHがこのDRXグループにおけるサービングセル上の新しい送信(DLまたはUL)を示す場合、MACエンティティは、PDCCH受信の終了後に、第一のシンボルにおける、このDRXグループに対するdrx-InactivityTimerを開始または再開始し得る。HARQプロセスがダウンリンクフィードバック情報を受信し、確認応答が示される場合、MACエンティティは、対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerULを停止し得る。
【0251】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DCP監視がアクティブDL BWPに対して構成される場合、現在のシンボルnがdrx-onDurationTimer期間内で発生する場合、現在のDRXサイクルに関連付けられるdrx-onDurationTimerが開始されない場合、MACエンティティが、全てのDRXアクティブ時間条件を評価するとき、受信されたグラント/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEおよび、シンボルnの4ミリ秒前までに送信されたSRを考慮した、アクティブ時間にはない場合、MACエンティティは、周期的SRSおよび半持続的SRSを送信しない、PUSCH上に構成される半永続的CSIを報告しない、ps-TransmitPeriodicL1-RSRPが値trueで構成されていない場合、PUCCH上のL1-RSRPである周期的CSIを報告しない、およびps-TransmitOtherPeriodicCSIが、値trueで構成されていない場合、PUCCH上のL1-RSRPではない周期的CSIを報告しない。
【0252】
一実施例では、DRX動作が構成されるときに、DCP監視がアクティブDL BWPに対して構成されていない場合、および/または現在のシンボルnがdrx-onDurationTimer期間内で発生しない場合、および/または現在のDRXサイクルに関連付けられるdrx-onDurationTimerが開始される場合、DRXグループが、全てのDRXアクティブ時間条件を評価するときに、受信されたこのDRXグループおよびDRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEのサービングセル、上でスケジュールされたグラント/割り当て、およびシンボルnの4ミリ秒前までに送信されたスケジューリング要求を考慮し、アクティブ時間内にない場合、MACエンティティは、CSIマスキング(csi-Mask)が上部層によって、および現在のシンボルnにおいて、設定される場合、DRXグループのdrx-onDurationTimerが、全てのDRXアクティブ時間条件を評価するときに、シンボルnの4ミリ秒前までに受信されたこのDRXグループおよびDRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEのサービングセル上でスケジュールされたグラント/割り当てを考慮して、作動していない場合、このDRXグループにおいて、周期的SRSおよび半持続的SRSを送信しない、このDRXグループにおいて、PUCCH上のCSIおよびPUSCH上に構成される半持続的CSIを報告しない、このDRXグループにおいて、PUCCH上のCSIを報告しない。
【0253】
一実施例では、MACエンティティが、DRXグループにおけるサービングセル上でPDCCHを監視しているかどうかにかかわらず、MACエンティティは、HARQフィードバック、PUSCH上の非周期的CSI、およびそのようなことが予想される場合、DRXグループにおけるサービングセル上の非周期的SRSを送信し得る。MACエンティティは、完全なPDCCH機会ではない場合(例えば、アクティブ時間がPDCCH機会の中間において開始または終了する場合)、PDCCHを監視する必要はない。
【0254】
いくつかの実施形態において、基地局は、PCell上で帯域幅適応(BA)を有効にするために、アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)およびダウンリンク(DL)BWPを用いて無線デバイスを構成することができる。キャリアアグリゲーションが構成される場合、基地局は、SCell上でBAを有効にするために、少なくともDL BWPを用いて無線デバイスをさらに構成することができる(つまり、ULにUL BWPがない場合がある)。PCellの場合、初期アクティブBWPは、初期アクセスに使用される第一のBWPであり得る。SCellの場合、第一のアクティブBWPは、SCellが起動されるときに、無線デバイスがSCell上で動作するように構成される第二のBWPであり得る。ペアースペクトル(例えば、FDD)では、基地局および/または無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを個別に切り替えることができる。非ペアースペクトル(例えば、TDD)では、基地局および/または無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを同時に切り替えることができる。
【0255】
一実施例では、基地局および/または無線デバイスは、DCIまたはBWP非アクティブタイマーによって、構成されるBWP間でBWPを切り替えることができる。BWP非アクティブタイマーがサービングセルに対して構成される場合、基地局および/または無線デバイスは、サービングセルに関連付けられるBWP非アクティブタイマーの満了に応答して、アクティブBWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。デフォルトBWPは、ネットワークによって構成することができる。一実施例では、FDDシステムの場合、BAで構成される場合、各アップリンクキャリアに対して一つのUL BWP、および一つのDL BWPは、アクティブサービングセルにおいて同時にアクティブであり得る。一実施例では、TDDシステムの場合、一つのDL/UL BWPペアは、アクティブサービングセルで同時にアクティブであり得る。一つのUL BWPおよび一つのDL BWP(または一つのDL/ULペア)で動作すると、無線デバイスのバッテリー消費が改善され得る。無線デバイスが動作し得る一つのアクティブUL BWPおよび一つのアクティブDL BWP以外のBWPは、停止され得る。停止されたBWPでは、無線デバイスは、PDCCHを監視しなくてもよく、および/またはPUCCH、PRACH、およびUL-SCHに送信し得ない。
【0256】
一実施例では、サービングセルは、最大で第一の数(例えば4)のBWPで構成され得る。一実施例では、起動されたサービングセルの場合、任意の時点で一つのアクティブBWPが存在し得る。一実施例では、サービングセルに対するBWPスイッチングを使用して、一度に、非アクティブBWPを起動し、アクティブBWPを停止させることができる。一実施例では、BWPスイッチングは、ダウンリンク割り当てまたはアップリンクグラントを示すPDCCHによって制御され得る。一実施例では、BWPスイッチングは、BWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)によって制御され得る。一実施例では、BWPスイッチングは、ランダムアクセス手順の開始に応答して、MACエンティティによって制御され得る。SpCellの追加またはSCellの起動の際に、ダウンリンク割り当てまたはアップリンクグラントを示すPDCCHを受信せずに、一つのBWPが最初にアクティブになってもよい。サービングセルのアクティブBWPを、RRCおよび/またはPDCCHで示すことができる。一実施例では、非ペアースペクトルに対して、DL BWPをUL BWPとペアにすることができ、BWPスイッチングは、ULおよびDLの両方に共通であり得る。
【0257】
図23は、いくつかの実施形態による、セル(例えば、PCellまたはSCell)上のBWPスイッチングの実施例を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、セルのパラメーターおよびセルに関連付けられる一つまたは複数のBWPを含む少なくとも一つのRRCメッセージを受信することができる。RRCメッセージは、RRC接続再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration)、RRC接続再確立メッセージ(例えば、RRCRestablishment)、および/またはRRC接続セットアップメッセージ(例えば、RRCSetup)を含むことができる。一つまたは複数のBWPのうち、少なくとも一つのBWPは、第一のアクティブBWP(例えば、BWP1)として、一つのBWPは、デフォルトBWP(例えば、BWP0)として、構成され得る。無線デバイスは、n番目のスロットでセルを起動するためのコマンド(例えば、RRCメッセージ、MAC CEまたはDCI)を受信し得る。セルがPCellである場合、無線デバイスは、セルを起動するコマンドを受信しないことがあり例えば、無線デバイスがPCellの構成パラメーターを含むRRCメッセージを受信すると、無線デバイスはPCellを起動し得る。無線デバイスは、セルを起動することに応答して、BWP1上のPDCCHを監視することを開始することができる。
【0258】
一実施例では、無線デバイスは、BWP1上のDL割り当てを示すDCIを受信することに応答して、m番目のスロットでBWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)を開始(または再開始)することができる。無線デバイスは、s番目のスロットで、BWP非アクティブタイマーが満了する場合、アクティブBWPとしてデフォルトBWP(例えば、BWP0)に再度切り替わり得る。無線デバイスは、sCellDeactivationTimerが満了する場合(例えば、セルがSCellである場合)、セルを停止する、および/またはBWP非アクティブタイマーをストップすることができる。セルがPCellであることに応答して、無線デバイスはセルを停止せず、PCell上のsCellDeactivationTimerを適用しえない。
【0259】
一実施例では、MACエンティティは、BWPで構成される起動されたサービングセルのアクティブBWPに、UL-SCHで送信すること、RACHで送信すること、PDCCHを監視すること、PUCCHを送信すること、DL-SCHを受信すること、および/またはもしあれば、記憶された構成に従って、構成済みグラントタイプ1の中断された構成済みアップリンクグラントを(再)初期化することを含む、正常な動作を適用することができる。
【0260】
一実施例では、BWPで構成される各起動されたサービングセルの非アクティブBWP上で、MACエンティティは、UL-SCHで送信しなくてもよく、RACHで送信しなくてもよく、PDCCHを監視しなくてもよく、PUCCHを送信しなくてもよく、SRSを送信しなくてもよく、DL-SCHを受信しなくてもよく、構成済みグラントタイプ2の任意の構成済みダウンリンク割り当ておよび構成済みアップリンクグラントをクリアしてもよく、および/または構成されるタイプ1の任意の構成済みアップリンクグラントを中断し得る。
【0261】
一実施例では、MACエンティティがサービングセルのBWPスイッチングのためにPDCCHを受信する場合、このサービングセルに関連付けられるランダムアクセス手順が進行中でない間に、無線デバイスは、PDCCHによって示されるBWPへのBWPスイッチングを実行し得る。一実施例では、帯域幅部分インジケーターフィールドがDCIフォーマット1_1で構成される場合、帯域幅部分インジケーターフィールド値は、DL受信に対して、構成されるDL BWPセットからのアクティブDL BWPを示すことができる。一実施例では、帯域幅部分インジケーターフィールドがDCIフォーマット0_1で構成される場合、帯域幅部分インジケーターフィールド値は、UL送信用の構成されるUL BWPセットからのアクティブUL BWPを示すことができる。
【0262】
一実施例では、一次セルについて、無線デバイスは、上位層パラメーターDefault-DL-BWPによって、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPが提供され得る。一実施例では、上位層パラメーターDefault-DL-BWPによって、無線デバイスにデフォルトDL BWPが提供されない場合、デフォルトDL BWPは、初期アクティブDL BWPであり得る。一実施例では、無線デバイスは、一次セルのタイマー値である、上位層パラメーターbwp-InactivityTimerによって提供され得る。構成される場合、無線デバイスは、実行中の場合、周波数範囲1の場合は1ミリ秒の間隔ごと、周波数範囲2の場合は0.5ミリ秒ごとにタイマーをインクリメントすることができ、これは、無線デバイスが、ペアースペクトル動作に対してDCIフォーマット1_1を検出することができない場合、または無線デバイスが、間隔中、非ペアースペクトル動作に対して、DCIフォーマット1_1またはDCIフォーマット0_1を検出することができない場合である。
【0263】
一実施例では、無線デバイスが、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPを示す上位層パラメーターDefault-DL-BWPを用いて二次セル用に構成され、かつ無線デバイスが、タイマー値を示す上位層パラメーターbwp-InactivityTimerを用いて構成される場合、二次セル上での無線デバイス手順は、二次セル用のタイマー値、および二次セル用のデフォルトDL BWPを使用する一次セル上のものと同じであり得る。
【0264】
一実施例では、無線デバイスが、二次セルまたはキャリア上に、第一のアクティブDL BWPである上位層パラメーターActive-BWP-DL-SCellによって、および第一のアクティブUL BWPである上位層パラメーターActive-BWP-UL-SCellによって構成される場合、無線デバイスは、二次セル上の示されたDL BWPおよび示されたUL BWPを、二次セル上の、またはキャリア上のそれぞれの第一のアクティブDL BWPおよび第一のアクティブUL BWPとして使用することができる。
【0265】
一実施例では、監視する無線デバイスのためのPDCCH候補のセットは、PDCCH検索空間セットの観点から定義される。検索空間セット (SSS)は、CSSセットまたはUSSセットを含む。無線デバイスは、以下の一つまたは複数の検索空間セットにおけるPDCCH候補を監視するものであるが、その検索空間セットは、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、MIB内のpdcch-ConfigSIB1によって、またはPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceSIB1によって、または PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceZeroによって構成されるType0-PDCCH CSSセット、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceOtherSystemInformationによって構成されるType0A-PDCCH CSSセット、一次セルでRA-RNTI、MsgB-RNTI、またはTC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のra-SearchSpaceによって構成されるType1-PDCCH CSSセット、MCGの一次セルでP-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のpagingSearchSpaceによって構成されるType2-PDCCH CSSセット、INT-RNTI、SFI-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI、CI-RNTI、またはPS-RNTIおよび、および一次セルの場合のみ、C-RNTI、MCS-C-RNTI、またはCS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=commonでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されるType3-PDCCH CSSセット、およびC-RNTI、MCS-C-RNTI、SP-CSI-RNTI、CS-RNTI、SL-RNTI、SL-CS-RNTI、またはSL-L-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=ue-SpecificでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されるUSSセットである。
【0266】
一実施例では、無線デバイスは、スロット内のPDCCH監視周期性、PDCCH監視オフセット、およびPDCCH監視パターンを含む一つまたは複数のPDCCH構成パラメーターに基づき、アクティブDL BWP上のPDCCH監視機会を決定する。検索空間セット(SS s)について、無線デバイスは、PDCCH監視機会が、スロット番号
【数1】
がフレーム番号n
fの中にあり、
【数2】
のときに、存在すると判定する。
【数3】
は、ヌメロロジーμが構成されるときのフレーム内のスロット番号である。O
SはPDCCH構成パラメーターに示されるスロットオフセットである。k
sはPDCCH構成パラメーターに示されるPDCCH監視周期性である。無線デバイスは、T
s連続スロットに対する検索空間セットのための、スロット
【数4】
から始まるPDCCH候補を監視しており、さらに検索空間セットsに対する、次のk
s-T
s連続スロットについて、PDCCH候補を監視しない。一実施例では、CCEアグリゲーションレベル
【数5】
のUSSは、CCEアグリゲーションレベルLのPDCCH候補のセットによって定義される。
【0267】
実施例では、無線デバイスが、CORESETpに関連付けられる検索空間セットsに対して、
【数6】
として、キャリアインジケーターフィールド値n
CIに対応するサービングセルのアクティブDL BWPのスロット
【数7】
内の検索空間セットのPDCCH候補m
s,n
CIに対応するアグリゲーションレベルLのCCEインデックスを決定する。ここで、任意のCSSに対し
【数8】
、あるUSSに対し
【数9】
、pmod3=0に対し、Y
p,-1=n
RNTI≠0、A
p=39827、pmod3=1に対しA
p=39829、pmod3=2に対しA
p=39839、およびD=65537、i=0,…,L-1,N
CCE,
pは、CORESETpにおいて0からN
CCE,
p-1までの番号が付けられたCCEの数であり、n
CIは、無線デバイスが、PDCCHが監視されるサービングセルのCrossCarrierSchedulingConfigによってキャリアインジケーターフィールドで構成される場合、キャリアインジケーターフィールド値であり、それ以外の場合は、任意のCSSに対しn
CI=0を含み、
【数10】
、式中、
【数11】
は、無線デバイスが、n
CIに対応するサービングセルの検索空間セットsのアグリゲーションレベルLに対して監視するように構成されるPDCCH候補の数であり、任意のCSSに対し
【数12】
、USSに対し
【数13】
は、検索空間セットsのCCEアグリゲーションレベルLに対して全ての構成されるn
CI値に渡り
【数14】
の最大値であり、およびn
RNTIに使用されるRNTI値はC-RNTIである。
【0268】
一実施例では、無線デバイスは、複数の検索空間(SS)を含む検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通SSにおけるPDCCH候補の数、および/またはUE固有のSSにおけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容をデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。可能なDCIフォーマットは、
図24の例示的実施形態に基づいてもよい。
【0269】
図24は、基地局が制御情報を無線デバイスに送信することによって使用され得る、またはPDCCH監視のために無線デバイスによって使用され得る、DCIフォーマットの実施例を示す。異なるDCIフォーマットは、異なるDCIフィールドを含んでもよく、および/または異なるDCIペイロードサイズを有し得る。異なるDCIフォーマットは、異なるシグナル伝達目的を有し得る。一実施例においては、DCIフォーマット0_0は、一つのセルにおけるPUSCHをスケジュールするために使用され得る。DCIフォーマット0_1を使用して、一つのセルで一つまたは複数のPUSCHをスケジュールするか、またはCG-DFI(構成済みグラント-ダウンリンクフィードバック情報)を、構成済みグラントPUSCHなどに対して示すことができる。無線デバイスがSSで監視し得るDCIフォーマットは、後で説明する
図27に関する例示的実施形態に基づき構成され得る。
【0270】
図25は、いくつかの実施形態による、休止状態構成を有するサービングセルのRRC構成の実施例を示す。一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、セルの休止動作に対する一つまたは複数の構成パラメーターを送信し得る。一実施例では、構成パラメーターが、構成されるSCellの多数のグループに対するビットマップを含むdormancyGroupOutsideActiveTimeを含んでもよい。ビットマップ位置は、ウェイクアップ表示ビット位置の直後にあり得る(例えば、DCIフォーマット2_6で構成される)。ビットマップサイズは、構成されるSCellのグループ数と等しくてもよく、ビットマップの各ビットは、構成されるSCellのグループ数からの構成されるSCellのグループに対応する。ビットマップのビットに対する「0」値は、構成されるSCellの対応するグループ内の各起動されたSCellに対する無線デバイスについて、dormantBWP-Id(例えば、
図25に示すように)によって提供される、アクティブDL BWPを示す。ビットマップのビットに対する「1」値は、現在のアクティブDL BWPが休止中のDL BWPである場合、構成済みSCellの対応するグループにおける各起動されたSCellに対する無線デバイスのために、firstOutsideActiveTimeBWP-Idによって提供される、アクティブDL BWPを示し得、または、現在のアクティブDL BWPが、休止のDL BWPでない場合、構成済みSCellの対応するグループにおける各起動されたSCellに対する無線デバイスのために、現在のアクティブDL BWPを示し得る。無線デバイスは、アクティブDL BWPを、示されたアクティブDL BWPに設定し得る。
【0271】
一実施例では、無線デバイスには、検索空間セットが提供されて(例えば、
図22Aおよび/または
図27に基づき)、PCellまたはSpCellのアクティブDL BWPにおけるDCIフォーマット2_6を検出するために、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、DCIフォーマット2_6を検出し得る。一実施例では、DCIフォーマット2_6は、SCell休止状態表示フィールドを含んでもよく、SCell休止状態表示フィールドは、dormancyGroupWithinActiveTime(例えば、
図25に示すように)によって提供される、構成されるSCellのグループの数に等しいサイズのビットマップであり、ビットマップの各ビットは、構成されるSCellのグループの数から構成されるSCellのグループに対応する。
【0272】
一実施例では、無線デバイスは、DCIフォーマット0_1およびDCIフォーマット1_1の検出のためにPDCCHを監視する検索空間(または検索空間セット)を有して構成されてもよく、DCIフォーマット0_1およびDCIフォーマット1_1のうちの一つまたは両方は、SCell休止状態表示フィールドを含む。無線デバイスは、無線デバイスがキャリアインジケーターフィールドを含まないDCIフォーマット0_1またはDCIフォーマット1_1を検出するか、または0に等しい値を有するキャリアインジケーターフィールドを含むDCIフォーマット0_1またはDCIフォーマット1_1を検出する場合、アクティブDL BWPを、示されたアクティブDL BWPに設定し得る。一実施例では、示されたアクティブDL BWPは、SCell休止状態表示ビットマップの、グループに対応する、ビットが、「0」値に設定される場合、構成されるSCellのグループ内の各起動されたSCellの無線デバイスに対して、dormantBWP-Idによって提供されるアクティブDL BWPであり得る。一実施例では、ビットが「1」値に設定される場合、現在のアクティブDL BWPが休止DL BWP、または現在のアクティブDL BWPの場合に、構成されるSCellの対応するグループにおける各起動されたSCellに対する無線デバイスのために、あるいは、現在のアクティブDL BWPが休止DL BWPでない場合、構成されるSCellの対応するグループにおける各起動されたSCellに対する無線デバイスのために、示されたアクティブDL BWPは、firstWithinActiveTimeBWP-Idによって提供される、アクティブDL BWPであり得る。
【0273】
一実施例では、無線デバイスは、無線デバイスが、DCIの検出のためにPDCCHを監視するために検索空間セットを用いて提供されること、DCIのCRCが、C-RNTIまたはMCS-C-RNTIによってスクランブルされること、ワンショットHARQ-ACK要求フィールドが、存在しないか、または「0」値を有すること、PCell上で検出されたDCIが、キャリアインジケーターフィールドを含まないこと、または0に等しい値を有するキャリアインジケーターフィールドを含むこと、resourceAllocation=resourceAllocationType0およびDCIにおける周波数ドメインリソース割り当てフィールドの全てのビットが0に等しいこと、resourceAllocation=resourceAllocationType1およびDCIにおける周波数ドメインリソース割り当てフィールドの全てのビットが1に等しいこと、および/またはresourceAllocation=dynamicSwitchおよびDCIフォーマット1_1における周波数ドメインリソース割り当てフィールドの全てのビットが0または1に等しいこと、という条件のうちの少なくとも一つに基づきSCell休止状態を示す(例えば、PDSCH受信をスケジュールしないこと、またはSPS PDSCHリリースを示すこと)としてDCI(例えば、DCIフォーマット1_1)を決定し得る。一実施例では、SCell休止状態を示すものとしてDCIを決定することに応答して、無線デバイスは、トランスポートブロック1に対して、MCS、NDI、RVおよびHARQプロセス番号の一連のフィールド、アンテナポート、DMRSシーケンス初期化を、SCellインデックスの昇順で、構成される各SCellにビットマップを提供するものとして考慮し得る。ビットマップのビットに対する「0」値は、対応する起動されたSCellに対する無線デバイスに対して、dormantBWP-Idによって提供される、アクティブDL BWPを示し得る。ビットマップのビットに対する「1」値は、現在のアクティブDL BWPが休止DL BWPであるかまたは現在のアクティブDL BWPである場合、対応する起動されたSCellに対する無線デバイスに対して、現在のアクティブDL BWPが休止DL BWPでない場合、対応する起動されたSCellに対する無線デバイスに対して、firstWithinActiveTimeBWP-Idによって提供される、アクティブDL BWPを示し得る。無線デバイスは、アクティブDL BWPを、示されたアクティブDL BWPに設定し得る。
【0274】
一実施例では、起動されたSCell上の無線デバイスに対して、dormantBWP-Id によって提供されるアクティブDL BWPが、起動されたSCell上の無線デバイスに対するデフォルトDL BWPでない場合、dormantBWP-Idによって提供されるアクティブDL BWPから、起動されたSCell上のデフォルトDL BWPへの移行には、BWP非アクティブタイマーが使用されない。
【0275】
一実施例では、無線デバイスは、DCIフォーマット1_1を提供するPDCCHの最後のシンボルからのNシンボルの後にSCell休止状態を示すDCIフォーマット1_1の検出に応答して、HARQ-ACK情報を提供し得る。PDSCH-ServingCellConfigの処理processingType2Enabledが、DCIフォーマット1_1を提供するPDCCHを有するサービングセルに対して可能なように設定される場合、μ=0に対してN=7、μ=1に対してN=7.5、およびμ=2に対してN=15、そうでなければ、μ=0に対してN=14、μ=1に対してN=16、μ=2に対してN=27、およびμ=3に対してN=31、式中、μは、DCIフォーマット1_1を提供するPDCCHのSCS構成と、DCIフォーマット1_1の検出に応答して、HARQ-ACK情報を有するPUCCHのSCS構成との間の最小のSCS構成である。
【0276】
図26は、いくつかの実施形態による、サービングセルのダウンリンクBWPのRRC構成パラメーター(例えば、BWP-DownlinkDedicated IE)の実施例を示す。基地局は、サービングセルのダウンリンクBWP(例えば、初期ダウンリンクBWP)の一つまたは複数の構成パラメーターを無線デバイス(または複数の無線デバイス)に送信し得る。
図26に示すように、ダウンリンクBWPの一つまたは複数の構成パラメーターには、ダウンリンクBWPのPDCCHに対する一つまたは複数のパラメーター(例えば、pdcch-Config IEにおいて)、および一つまたは複数の他のパラメーターが含まれ得る。pdcch-Config IEは、帯域幅部分に対する任意の共通またはUE固有検索空間で使用できる、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)のパラメーターを含み得る。PDCCHの一つまたは複数のパラメーターが、帯域幅部分に対する複数の検索空間を示してもよく、各検索空間は、検索空間IDと関連付けられる。PDCCHの一つまたは複数のパラメーターが、検索空間スイッチングのための一つまたは複数のセルグループを示す、検索空間スイッチ構成パラメーター(例えば、searchSpaceSwitchConfig-r16 IE)を含み得る。DCI(例えば、DCIフォーマット2_0)の検索空間スイッチング表示ビットマップのビットが第一の値を示すときに、無線デバイスは、そのビットに対応するセルグループにおける全てのセルに対して、第一の検索空間グループに切り替えてもよい。DCI(例えば、DCIフォーマット2_0)の検索空間スイッチング表示ビットマップのビットが第二の値を示すときに、無線デバイスは、そのビットに対応するセルグループにおける全てのセルに対して、第二の検索空間グループに切り替えてもよい。
【0277】
図26に示すように、CORESETは、CORESETインデックス(例えば、ControlResourceSetId)と関連付けられてもよい。値0のCORESETインデックスは、MIBおよびServingCellConfigCommon(controlResourceSetZero)で構成される共通CORESETを識別し得、ControlResourceSet IEでは使用し得ない。他の値を有するCORESETインデックスは、専用シグナリングによって、またはSIB1で構成されるCORESETを識別し得る。controlResourceSetIdは、サービングセルのBWP間で一意である。CORESETは、CORESETのCORESETプールのインデックスを示すcoresetPoolIndexと関連付けられてもよい。CORESETは、シンボルの数でCORESETの連続時間期間を示す、時間期間パラメーター(例えば、duration)と関連付けられてもよい。実施例では、
図26に示すように、CORESETの構成パラメーターが、周波数リソース表示(例えば、frequencyDomainResources)、CCE-REGマッピングタイプインジケーター(例えば、cce-REG-MappingType)、複数のTCI状態、TCIがDCI内に存在するかどうかを示すインジケーター、および類似のもののうちの少なくとも一つを含み得る。ビット数(例えば、45ビット)を含む周波数リソース表示は、周波数ドメインリソースを示し、表示の各ビットが6RBのグループに対応し、グループ化がセル(例えば、SpCell、SCell)のBWP中の第一のRBグループから開始する。第一の(左端/最上位)ビットは、BWPの第一のRBグループに対応し、以下同様である。1に設定されるビットは、そのビットに対応するRBグループが、このCORESETの周波数ドメインリソースに属していることを示す。CORESETが構成されるBWPに完全には含まれていないRBのグループに対応するビットは、ゼロに設定される。
【0278】
一実施例では、基地局は、セルの全てのダウンリンクBWPに対して有効なPDCCH構成パラメーター(例えば、
図26に示すPDCCH-ServingCellConfig IE)を含む一つまたは複数のRRCメッセージを無線デバイスに送信することができる。実施例では、PDCCH構成パラメーターが、検索空間スイッチタイマー(例えば、searchSpaceSwitchTimer IE)に対するタイマー値(例えば、シンボル/スロットの単位で整数、またはミリ秒単位での整数)を含み得る。検索空間スイッチタイマーおよび時間値は、
図28Bに記載される検索空間スイッチング動作に使用され得る。
【0279】
図27は、いくつかの実施形態による、BWPの検索空間(例えば、SearchSpace IE)の構成の実施例を示す。一実施例では、検索空間の一つまたは複数の検索空間構成パラメーターが、検索空間ID(searchSpaceId)、制御リソースセットID(controlResourceSetId)、監視スロット周期性とオフセットパラメーター(monitoringSlotPeriodicityAndOffset)、検索空間時間期間値(duration)、監視シンボル表示(monitoringSymbolsWithinSlot)、アグリゲーションレベルに対する候補の数(nrofCandidates)、および/または共通SSタイプまたはUE固有SSタイプを示すSSタイプ(searchSpaceType)のうちの少なくとも一つを含み得る。監視スロット周期性およびオフセットパラメーターが、PDCCH監視のためのスロット(例えば、無線フレーム内)およびスロットオフセット(例えば、無線フレームの開始に関連する)を示し得る。監視シンボル表示は、無線デバイスがSS上のPDCCHを監視し得るスロットのどのシンボルかを示し得る。制御リソースセットIDは、SSが位置し得る制御リソースセットを識別し得る。
【0280】
図27に示すように、検索空間の一つまたは複数の検索空間構成パラメーターが、検索空間スイッチング動作のために、検索空間が属し得る一つまたは複数の検索空間グループを示す、検索空間グループリスト(例えば、searchSpaceGroupIdList)を含み得る。検索空間スイッチング動作は、
図28Aおよび/または
図28Bの例示的実施形態に基づいてもよい。
【0281】
図28Aは、いくつかの実施形態による、一つまたは複数の検索空間セットグループ(またはSSSG)スイッチング表示(または検索空間セットグループスイッチングフラグ)を含むDCIフォーマット2_0の実施例を示す。一実施例では、DCIフォーマット2_0は、一つまたは複数のスロットフォーマットインジケーター(例えば、スロットフォーマットインジケーター1、スロットフォーマットインジケーター2、...、スロットフォーマットインジケーターN)、一つまたは複数の利用可能なRBセットインジケーター、一つまたは複数のCOT期間指標、一つまたは複数のSSSグループスイッチングフラグを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のSSSグループスイッチングフラグの各々は、複数のセルグループのそれぞれのセルグループに対応し得る。複数のセルグループは、
図26に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。複数のセルグループのうちの各々のセルグループは、一つまたは複数のセルを含み得る。セルグループに対応する、一つまたは複数のSSSグループスイッチングフラグのSSSグループスイッチングフラグは、第一の値に設定するときに、セルグループの各セルに対して第一のSSSグループから第二のSSSグループに切り替えてもよい。SSSグループスイッチングフラグは、第二の値に設定するときに、セルグループの各セルについて、第二のSSSグループから第一のSSSグループへの切り替えを示し得る。一実施例では、第一のSSSグループおよび第二のSSSグループを含む複数のSSSグループは、
図27に関して上述した例示的実施形態に基づき構成され得る。無線デバイスは、
図28Bの例示的実施形態に基づき、SSSグループスイッチングを行ってもよい。
【0282】
図28Bは、いくつかの実施形態による、DCI(例えば、DCIフォーマット2_0、または
図24で説明される他のDCIフォーマット)に基づくSSSグループスイッチングの実施例を示す。一実施例では、無線デバイスには、サービングセル上のPDCCH監視に対するsearchSpaceGroupIdList(例えば、
図27の例示的実施形態に基づく)による検索空間セット(例えば、Type3-PDCCH CSSセット、USSセット、または任意の他のタイプの検索空間セット)に対するグループインデックスが提供され得る。
【0283】
一実施例では、無線デバイスは、検索空間セットに対してsearchSpaceGroupIdListが提供され得ない。
図28Bの実施形態は、検索空間セットがsearchSpaceGroupIdListで構成されていない場合、検索空間上のPDCCH監視に適用できえない。
図28Bの実施形態を適用しないことに基づき、無線デバイスは、PDCCH監視のための検索空間セットから切り替えることなく、BWP上の検索空間セットを監視し得る。
【0284】
一実施例では、無線デバイスがcellGroupsForSwitchList(例えば、
図26に示す例示的実施形態に基づく)に提供される場合、一つまたは複数のサービングセルのグループを示して、
図28Bの実施形態は、各グループ内の全てのサービングセルに適用され得る。無線デバイスがcellGroupsForSwitchListが提供されていない場合、
図28Bの実施形態は、無線デバイスがsearchSpaceGroupIdListが提供されるサービングセルにのみ適用され得る。
【0285】
一実施例では、無線デバイスがsearchSpaceGroupIdListが提供される場合、無線デバイスは、searchSpaceGroupIdListによって提供される場合、グループインデックス0を有する検索空間セットに従ってPDCCH監視をリセットし得る。
【0286】
一実施例では、無線デバイスは、UE処理能力(例えば、UE処理能力1、UE処理能力2など)およびSCS構成μに基づくシンボルP
switchの数を用いて、searchSpaceSwitchDelay(例えば、
図26に示すように)によって提供され得る。SCS構成μに対するUE処理能力1は、無線デバイスがUE処理能力2に対するサポートを示さない限り、適用され得る。一実施例では、UE能力1に対して、P
switch=25、およびUE能力1に対して、μ=0、P
switch=25、およびUE能力1に対して、μ=1、P
switch=25、およびUE能力2に対して、μ=2、P
switch=10、およびUE能力2に対して、μ=0、P
switch=12、およびUE能力2に対して、μ=1、およびP
switch=22、およびμ=2などである。
【0287】
一実施例では、無線デバイスは、searchSpaceSwitchTimer(例えば、
図26に示すように、スロットの単位で)によって、無線デバイスにsearchSpaceGroupIdListが提供される、サービングセルに対して、または提供される場合、cellGroupsForSwitchListによって提供されるサービングセルのセットに対して、タイマー値で提供され得る。無線デバイスは、サービングセルにおいて、またはサービングセルのセットにおいて、全ての構成されるDL BWPのうちで最小のSCS構成μである基準SCS構成に基づき、各スロットの後にタイマー値を一つ減少させ得る。無線デバイスは、タイマー減少手順中に基準SCS構成を維持し得る。
【0288】
実施例では、searchSpaceSwitchTimerは、デフォルトの検索空間グループ(例えば、検索空間グループ0)に移動する前に、サービングセルのアクティブDL BWPにおけるPDCCHを監視するためのスロットの単位での値として定義され得る。15kHzのSCSでは、有効なタイマー値は{1、...、20}のうちの一つであり得る。30kHzのSCSでは、有効なタイマー値は{1、...、40}のうちの一つであり得る。60kHzのSCSでは、有効なタイマー値は{1、...、80}のうちの一つであり得る。一実施例では、基地局は、同じCellGroupForSwitchにおける全てのサービングセルに対して、同じタイマー値を構成し得る。
【0289】
図28Bに示すように、無線デバイスは、セルのBWPのSSSグループの構成に基づき、第一のSSSグループ(例えば、第1のSSSグループまたはグループインデックス0を有するSSS)上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、DCIフォーマット2_0で、サービングセルに対する検索空間セットグループスイッチングフラグフィールドの位置を有するSearchSpaceSwitchTriggerによって提供され得る。SearchSpaceSwitchTriggerは、
図27の例示的実施形態に基づき構成され得る。無線デバイスは、DCI(例えば、DCIフォーマット2_0を有する
図28Bにおける第1のDCI)を受信し得る。DCIは、例えば、DCIフォーマット2_0におけるSSSグループスイッチングフラグフィールドの値が1であるときに、セルに対するSSSグループスイッチングを示し得る。DCIを受信することに応答して、無線デバイスは、第二のSSSグループ(例えば、第2のSSSグループまたはグループインデックス1を有するSSS)に従ってPDCCHの監視を開始し、第一のSSSグループ(またはサービングセルに対してグループインデックス0を有するSSS上のPDCCHの監視を停止し得る。無線デバイスは、第二のSSSグループ(例えば、第2のSSSグループまたはグループインデックス1を有するSSS)上でPDCCHの監視を開始し、DCIフォーマット2_0を有するPDCCHの最後のシンボルの後に少なくともP
switchシンボルである第一のスロットで第一のSSSグループのPDCCHの監視を停止し得る。DCIの受信に基づき、無線デバイスは、検索空間スイッチングタイマーのタイマー値を、searchSpaceSwitchTimerによって提供される値に設定し得る。
【0290】
一実施例では、無線デバイスは、セルのBWPのSSSグループの構成に基づき、第二のSSSグループ(例えば、第2のSSSグループまたはグループインデックス1を有するSSS)上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、SearchSpaceSwitchTriggerによって、DCIフォーマット2_0でサービングセルのための検索空間セットグループスイッチングフラグフィールドの位置が提供され得る。無線デバイスは、DCIを受信し得る。DCIは、セルに対するSSSグループスイッチングを示してもよく、例えば、DCIフォーマット2_0における検索空間セットグループスイッチングフラグフィールドの値が0である場合、無線デバイスは、グループインデックス0を有する検索空間セットに従ってPDCCHを監視し得、サービングセルに対するグループインデックス1を有する検索空間セットに従ってPDCCHの監視を停止し得る。無線デバイスは、グループインデックス0を有する検索空間セットに従ってPDCCHの監視を開始し、DCIフォーマット2_0を有するPDCCHの最後のシンボルの後の少なくともPswitchシンボルである第一のスロットにおいて、グループ1を有する検索空間セットに従ってPDCCHの監視を停止し得る。
【0291】
一実施例では、無線デバイスが第一のSSSグループ(例えば、グループインデックス1を有する検索空間セット)に従ってサービングセルに対するPDCCHを監視する場合、無線デバイスは、第二のSSSグループ(例えば、グループインデックス0を有する検索空間セット)に従ってサービングセルに対するPDCCHの監視を開始し、タイマーが満了するスロットの後またはDCIフォーマット2_0によって示されるサービングセルに対する残りのチャネル占有期間の最後のシンボルの後、少なくともPswitchシンボルである、第一のスロットの始まりにおけるサービングセルに対して、第一のSSSグループに従うPDCCHの監視を停止し得る。
【0292】
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルに対するSearchSpaceSwitchTrigger、例えば、SearchSpaceSwitchTriggerが、SlotFormatIndicatorの構成パラメーターに存在しない場合、提供されず、SlotFormatIndicatorは、Slot-Format-Indicator(SFI)に対するGroup-Common-PDCCHを監視するように構成される。SearchSpaceSwitchTriggerが提供されていないことに応答して、DCIフォーマット2_0は、SSSグループスイッチングフラグフィールドを含み得ない。SearchSpaceSwitchTriggerが提供されていないときに、無線デバイスが、第一のSSSグループ(例えば、グループインデックス0を有する検索空間セット)に従ってPDCCHを監視することによってDCIフォーマットを検出した場合、無線デバイスは、第二のSSSグループ(例えば、グループインデックス1を有する検索空間セット)に従ってPDCCHの監視を開始し得、第一のSSSグループに従って、サービングセルに対するPDCCHの監視を停止し得る。無線デバイスは、第二のSSSグループに従ってPDCCHの監視を開始し得、DCIフォーマットを有するPDCCHの最後のシンボルの後の少なくともPswitchシンボルである第一のスロットで、第一のSSSグループに従って、PDCCHの監視を停止し得る。無線デバイスは、無線デバイスが任意の検索空間セットでPDCCHを監視することによってDCIフォーマットを検出する場合、タイマー値を、searchSpaceSwitchTimerによって提供される値に設定(または再開始)し得る。
【0293】
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルに対するSearchSpaceSwitchTriggerを提供しえない。SearchSpaceSwitchTriggerが提供されていないときに、無線デバイスが、第一のSSSグループ(例えば、グループインデックス1を有する検索空間セット)に従ってサービングセルに対するPDCCHを監視する場合、無線デバイスは、第二のSSSグループ(例えば、グループインデックス0を有する検索空間セット)に従ってサービングセルに対するPDCCHの監視を開始し、タイマーが満了するスロットの後または、無線デバイスが、DCIフォーマット2_0を検出するためにPDCCHを監視するために検索空間セットが提供される場合、DCIフォーマット2_0によって示されるサービングセルに対する残りのチャネル占有期間の最後のシンボルの後、少なくともPswitchシンボルである、第一のスロットの始まりにおけるサービングセルに対して、第一のSSSグループに従うPDCCHの監視を停止し得る。
【0294】
一実施例では、無線デバイスは、スロットにおけるスロットおよびシンボルを決定して、無線デバイスが、searchSpaceGroupIdListが提供される、サービングセルに対する検索空間セットに従って、またはcellGroupsForSwitchListを提供した場合、サービングセルのセットに対して、サービングセルまたはサービングセルのセット、およびある場合は、無線デバイスがPDCCHを受信し、対応するDCIフォーマット2_0を検出して、検索空間セットに従ってPDCCH監視の開始または停止をトリガーするサービングセルにおける全ての構成されるDL BWPのうちで最小のSCS構成μに基づき、PDCCH監視を開始または停止するスロットおよびスロット内のシンボルを決定し得る。
【0295】
一実施例では、無線デバイスは、省電力動作に対するPDCCHスキップ機構を実行し得る。
図29は、いくつかの実施形態による、PDCCHスキッピングベースの省電力動作の実施例を示す。
【0296】
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、セルのBWPに対するPDCCHの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信し得る(例えば、
図26および/または
図27に関して上述した例示の実施形態に基づき)。PDCCHの構成パラメーターに基づき、無線デバイスは、BWP上のPDCCHを監視し得る。BWPは、アクティブ状態にあるダウンリンクBWPをし得る。無線デバイスは、
図23に関して上述した例示的実施形態に基づきBWPを起動し得る。
【0297】
図29に示すように、無線デバイスは、時間ウィンドウ内でPDCCHをスキップすることを示す第一のDCI(例えば、第1のDCI)を受信し得る。時間ウィンドウの時間値は、第一のDCIによって示されてもよく、または一つまたは複数のRRCメッセージによって構成され得る。第一のDCIの受信に応答して、無線デバイスは、BWP上でのPDCCHの監視を停止し得る。BWP上でのPDCCHの監視の停止は、BWP上に構成される一つまたは複数のSSSグループ上のPDCCHの監視の停止を含み得る。無線デバイスは、BWPのアクティブ状態を維持し得る。第一のDCIは、アクティブBWPスイッチングを示し得ない。一実施例では、時間ウィンドウの間(または時間ウィンドウに関連付けられるタイマーが作動しているときに)、基地局は、PDCCHを無線デバイスに送信しえない。
【0298】
図29に示すように、時間ウィンドウが満了になると、無線デバイスは、BWP上のPDCCH監視を再開し得る。PDCCH監視の再開に基づき、無線デバイスは、PDSCHを介して第二のDCI(例えば、第2のDCI)スケジューリングTBを受信し得る。無線デバイスは、第二のDCIによってスケジュールされたPDSCHを介してTBを受信し得る。一実施例では、時間ウィンドウの満了に応答して、基地局は、第二のDCIを無線デバイスに送信し得る。
【0299】
一実施例では、アクティブBWP上のPDCCHスキッピングに基づく省電力動作は、BWPスイッチングに基づく省電力動作よりも良好な省電力利得を提供し得る(例えば、
図23)。BWPスイッチングベースの省電力は、アクティブBWPスイッチングを含んでもよく、これは、数ミリ秒かかる場合がありおよび/またはRFチェーンおよび/またはビーム方向を再調整するために無線サービスを必要とし得る。PDCCHスキッピングベースの省電力動作は、アクティブBWPスイッチングを含み得ない。従って、RFチェーンおよび/またはビーム方向の再調整は必要とされない。PDCCHスキッピングベースの省電力は、アクティブBWP上の期間の間、PDCCH監視をスキップすることを含んでもよく、一方で無線デバイスは、PDCCH監視をスキップする期間中に、BWPのアクティブ状態を維持し得る。
【0300】
一実施例では、無線システムは、高周波(例えば、50GHz超)で配備され得る。基地局は、高周波展開のための周波数選択チャネル条件および位相ノイズ補償に対応するために、短いスロット長さ(例えば、960KHzを有するSCSについては15.6μs、480KHzを有するSCSについては31.2μsなど)を適用し得る。15KHz SCSを有するスロットは、1msであってもよく、これは、30KHz SCSを有する2のスロット、60KHz SCSを有する4のスロット、120KHz SCSを有する8のスロット、240KHz SCSを有する16のスロット、480KHz SCSを有する32のスロット、または960KHz SCSを有する64のスロットなどを含み得る。SCS(例えば、ヌメロロジーに関連付けられる)を有するスロット構造は、
図7に関して上述した例示的実施形態に基づき実装される。
【0301】
既存の技術では、基地局は、PDCCH監視をスキップするためのスロットの数を示すPDCCHスキッピング表示フィールドを含むDCIを送信し得る。PDCCHスキッピング表示フィールドは、複数のビットを含み得る。PDCCHスキッピング表示フィールドのコードポイントは、スロットの数を示し得る。無線デバイスがPDCCHの監視をスキップし得るスロットの数は、特に高いSCSの場合、広範囲であり得る。一実施例では、BWP上のPDCCHスキッピングの時間期間(スロット単位)を示す数は、15KHz SCSで構成されるBWPに対して(最大で)X(例えば、X=64)、30KHz SCSで構成されるBWPに対して2*X、...、または960KHz SCSで構成されるBWPに対して64*Xであり得る。X=64の場合、その数は、960KHz SCSに対して最大64×64=4096であってもよく、これは、その数の表示に12ビットを必要とし得る。これにより、DCIのビットサイズを増加させて、960KHz SCSで構成され得るBWP上のPDCCHスキッピング表示の時間期間値を示し得る。異なるヌメロロジーまたはSCSは、PDCCHスキッピング時間期間表示に対して異なるビット数を必要とし得る。
【0302】
同様に、基地局は、RRCメッセージによって複数のPDCCHスキッピング時間期間を構成し、複数のPDCCHスキッピング時間期間のうちの一つを示すDCIを送信し得る。既存の技術に基づき、基地局は、BWP(BWPは、SCSおよびCP期間の構成を含むヌメロロジーで構成される)当たり複数のPDCCHスキッピング時間期間を(RRCメッセージまたはDCIによって)構成し得る。BWPに対して15KHz SCSで構成される場合、表示に6ビットを必要とし得る、RRCメッセージ内の複数のPDCCHスキッピング時間期間に対する(最大で)X(例えば、X=64)値があり得る。BWPに対して960KHz SCSで構成されるとき、表示に12ビットを必要とし得る、RRCメッセージ内の複数のPDCCHスキッピング時間期間に対して、(最大で)64*X(例えば、4096)値が存在し得る。異なるヌメロロジーまたはSCSは、PDCCHスキッピング時間期間表示に対して異なるビット数を必要とし得る。
【0303】
高周波展開における省電力要件により、既存の技術は、異なるヌメロロジーまたはSCSに対するPDCCHスキッピングの期間(またはスロット数)を示すために、異なるビット幅を必要とし得る。既存の技術に基づき、基地局は、より低いヌメロロジーまたはSCSよりも、より高いヌメロロジーまたはSCSに対するPDCCHスキッピングの時間期間を示すために、より大きなビット幅を使用し得る。従って、既存の技術は、より多くのシグナリングビットなどの非効率を無線通信に導入し、無線デバイスの電力消費の増加につながり得る。
【0304】
例示的実施形態は、セルのBWP上のPDCCH監視をスキップするための一つまたは複数の時間期間値を示すRRCメッセージを基地局によって、送信することおよび/または無線デバイスによって、受信することを含む。一つまたは複数の時間期間値は、第一のSCSで構成されるBWPに応答して、第一の値(または第一のセット値から)、または第二のSCSで構成されるBWPがことに応答して、第二の値(または第二のセット値から)であり得る。第二のセット値の各値は、第一のセット値のそれぞれの値、および同じ粒度値の乗算に等しい。一実施例では、第一の値(または第一のセット値の第一の値)が、第一のSCS(例えば、120KHz)に対してXに設定される場合、第二のSCS(例えば、480KHz)に対する第二の値(または第二のセット値の第二の値)の対応する値は、4*Xに等しく、4は、480KHz/120KHzによって取得される。同様に、第一の値(または第一のセット値の第一の値)が第一のSCS(例えば、120KHz)に対してXに設定される場合、第二のSCS(例えば、960KHz)に対する第二の値(または第二のセット値の第二の値)の対応する値は、8*Xに等しく、8は、960KHz/120KHzによって取得される。無線デバイスは、BWP上のPDCCH監視をスキップするために、複数の時間期間値のうちの時間期間値を示すDCIを受信し得る。DCIの受信に基づき、無線デバイスは、時間期間値で示される時間期間の間、BWPでのPDCCH監視をスキップできる。
【0305】
例示的実施形態に基づき、より高いSCSを有するBWP上のPDCCH監視をスキップするための時間期間値は、より低いSCSを有するBWP上のPDCCH監視をスキップするための時間期間値の所定の粒度値との乗算と等しい。所定の粒度値は、より高いSCSとより低いSCSとの比である。例示的実施形態を実装することによって、基地局は、異なるヌメロロジーに対して同じビット数で複数の時間期間値を示し得る。無線デバイスは、異なるヌメロロジーに対して同じビット数を有する複数の時間期間値の表示を受信し得る。例示的実施形態は、基地局が、異なるヌメロロジーに対応する、PDCCHスキッピングの時間期間表示のために、異なる粒度値を構成することを可能にし得る。例示的実施形態は、異なるヌメロロジー(またはSCS)に対するPDCCHスキッピング時間期間表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。例示的実施形態は、異なるヌメロロジー(またはSCS)に対するPDCCHスキッピング時間期間表示を受信するための無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0306】
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルを介して、第二のセル上のPDCCH監視をスキップすることを示すPDCCHスキッピング表示を受信してもよく、第一のセルおよび第二のセルは、異なるヌメロロジーを有し得る(または第一のセルおよび第二のセルのアクティブBWPは、異なるヌメロロジーを有する)。無線デバイスは、既存の技術を実装することによって、第一のセルおよび第二のセルが異なるヌメロロジーを有し、PDCCHスキッピング表示が第一のセル上で受信されることに応答して、無線デバイスが第二のセル上でPDCCH監視をスキップし得る時間を決定することが困難であり得る。既存の技術は、無線デバイスが第二のセル上のPDCCH監視をスキップし得る時間に関して、基地局を無線デバイスとミスアライメントし得る。従って、既存の技術に依存すると、無線デバイスの電力消費が増加し、および/または基地局のデータ送信遅延が増加し得る。無線デバイスがPDCCHスキッピングベースの省電力動作を実行するとき、無線デバイスに対する、電力消費を低減し、シグナリングオーバーヘッドを低減し、およびシグナリング/データ送信遅延を低減する必要がある。
【0307】
例示的実施形態では、無線デバイスは、PDCCHスキッピングを示すDCIに含まれる数および粒度値に基づき、第一のBWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの数を決定し得る。無線デバイスは、第一のBWPに関連付けられる第一のヌメロロジーに基づき、第一のBWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの長さ(例えば、ミリ秒で)を決定し得る。無線デバイスは、第二のBWPに関連付けられる第二のヌメロロジーに基づき、第一のBWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの長さを決定し得る。第二のBWPは、第一のセル上または第二のセル上に存在し得る。無線デバイスは、第二のBWPを介してDCIを受信することができる。例示的実施形態を実装することによって、基地局は、PDCCHスキッピングのための時間ウィンドウサイズの粒度を適合させ得る。基地局は、DCI内の時間ウィンドウの表示のためにシグナリングオーバーヘッドを低減し、および/または異なるヌメロロジーに関連付けられる異なる周波数帯域でDCIを送信するために同じDCIサイズを維持し得る。例示的実施形態は、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0308】
例示的実施形態では、無線デバイスは、DCIによって示される第一の数、BWPのヌメロロジーに基づき決定される第二の数、単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの第三の数、PDSCHの受信に適用可能な最小適用可能なスケジューリングオフセットの第四の数などのうちの少なくとも一つに基づき、PDCCHスキッピングのためのスロットの数を決定し得る。例示的実施形態は、PDCCHスキッピングの時間期間を示すためのシグナリングオーバーヘッドを低減し、従って、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0309】
図30は、PDCCHスキップを伴う省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、セルの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信し得る。セルは、複数のBWPを含み得る。無線デバイスは、例えば
図23に関して上述した例示的実施形態に基づき、セルの複数のBWPのうちのあるBWPを起動することができる。無線デバイスは、BWP上のPDCCHの一つまたは複数の構成パラメーターに基づき、BWP上のPDCCHを監視することができる。PDCCHの一つまたは複数の構成パラメーターが、
図26および/または
図27に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。
【0310】
図30に示すように、無線デバイスは、BWP上のPDCCHスキッピングに対する、数(X)および粒度値(Y)を示す第一のDCIを受信し得る。数は、RRCメッセージ(第一のDCIの受信前に基地局によって無線デバイスに送信される)によって構成される複数の時間期間値から示され得る。無線デバイスは、BWP上のPDCCHの監視中に第一のDCIを受信し得る。第一のDCIは、
図24に関して上述した例示的実施形態に基づくDCIフォーマットのうちの一つであり得る。第一のDCIは、Xを示す第一のDCIフィールドおよびYを示す第二のDCIフィールドを含み得る。
【0311】
図30に示すように、無線デバイスは、第一のDCIの数および粒度値を受信することに基づき、PDCCHスキッピング期間を決定し得る。無線デバイスは、PDCCHスキッピング期間をスロットの数として決定してもよく、その数はX*Yに等しくてもよい。無線デバイスは、例えば、第一のDCIを受信した後、スロットの数の間、BWP上のPDCCHを監視することをスキップ(または停止)し得る。無線デバイスは、第一のDCIを受信した後、PDCCHスキッピング期間に関連付けられるタイマーを開始し得る。無線デバイスは、各スロットの後、第一の値(例えば、1)だけタイマーを減少させ得る。
【0312】
例示的実施形態では、Xは整数であり得る。Yは、0より大きい値であり得る。1より大きい整数を有するYは、Xの粒度がマルチソットの単位であり得ることを示し得る。0より大きく1未満の値を有するYは、Xの粒度がスロットのフラクションの単位であり得ることを示し得る。1に等しい値を有するYは、Xの粒度がスロットの単位にあり得ることを示し得る。一実施例では、[X,Y]=[4,1]の組み合わせは、PDCCHスキッピング期間が4*1=4スロットの長さを有することを示し得る。[X,Y]=[2,1/4]の組み合わせは、PDCCHスキッピング期間が2*1/4=1/2スロットの長さを有することを示し得る。[X,Y]=[8,8]の組み合わせは、PDCCHスキッピング期間が8*8=64スロットの長さを有することを示し得る。
【0313】
例示的実施形態では、無線デバイスは、DCIおよび/またはRNTIの一つまたは複数のDCIフィールドのうちの少なくとも一つに基づき、PDCCHスキッピングを示す第一のDCIを決定し得る。DCIは、PDSCH送信をスケジュールし得るか、またはPUSCH送信をスケジュールし得る。無線デバイスは、一つまたは複数のDCIフィールドが事前定義された値に設定されることに基づき、第一のDCIがBWP上のPDCCHスキッピングを示すと決定し得る。一つまたは複数のDCIフィールドは、HARQプロセスID、TDRAフィールド、FDRAフィールド、PDSCH~HARQフィードバックタイミングインジケーターなどのうちの一つを含み得る。無線デバイスは、第一のDCIに関連付けられるRNTIが、PDCCHスキッピングに関連付けられる専用RNTI(例えば、C-RNTIとは異なる、または他の既存のRNTI)であることに基づき、第一のDCIをPDCCHスキッピング表示(例えば、PDSCHおよびPUSCHをスケジューリングしない)として決定し得る。
【0314】
例示的実施形態では、Xを示す第一のDCIにおける第一のフィールドは、新しいDCIフィールド、または第一のDCIの第一の既存のDCフィールドの再利用であり得る。
【0315】
例示的実施形態では、Yを示す第一のDCIにおける第二のフィールドは、第一のDCIのDCIフィールド(例えば、新しいDCIフィールド、または既存のDCIフィールド)であり得る。
【0316】
例示的実施形態では、Yの表示に使用されるDCIフィールドは、第一のDCI(例えば、DCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_1などの第一のDCI)の最小適用可能なスケジューリングオフセットインジケーターであり得る。最小K0(または最小K2)の値としてk(例えば、1、2、3など)を示す最小適用可能なスケジューリングオフセットインジケーターに応答して、無線デバイスは、Y=kを決定し得る。
【0317】
例示的実施形態では、Yの表示に使用されるDCIフィールドは、第一のDCI内のマルチPDSCHスケジューリングインジケーター(マルチPUSCHスケジューリングインジケーター)であり得る。マルチPDSCHスケジューリングインジケーターは、第一のDCIのTDRAフィールドであってもよく、TRDRAフィールドは、単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの数に対する時間ドメインリソース割り当てパラメーターを示す。マルチPDSCHスケジューリングインジケーターは、第一のDCIのNDI(またはRVなど)フィールドであってもよく、NDIフィールドは、単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの数に対するNDI値を示す。マルチPDSCHスケジューリングインジケーターは、単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの数を示してもよく、PDSCHの数は、複数の(連続的または非連続的)スロットで送信され得る。単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの数として、m(例えば、2、4、6など)を示す、第一のDCIのマルチPDSCHスケジューリングインジケーターに応答して、無線デバイスは、Y=mを決定し得る。
【0318】
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルのBWPに関連付けられるSCS構成に基づき、スロットの長さ、例えば、15KHz SCSで1ミリ秒、30KHz SCSで0.5ミリ秒、...、960KHz SCSで1/64ミリ秒などを決定し得る。
【0319】
例示的実施形態では、無線デバイスは、別のセル(例えば、セルとは異なる第二のセル)の第二のBWPに関連付けられるSCS構成に基づきスロットの長さを決定してもよく、無線デバイスは、第二のセルの第二のBWPを介して、およびセルのBWP上でPDCCHスキッピングを示す、第一のDCIを受信する。
【0320】
例示的実施形態では、無線デバイスは、セル内の全ての構成されるDL BWPの中で最小のSCS構成である基準SCS構成に基づきスロットの長さを決定してもよく、例えば、基準SCS構成は、SCS構成0、1、および2がセル上に構成される場合、0(1msスロット長さに対応する)であり得る(SCS0でBWP0、SCS1でBWP1、またはSCS2でBWP2)。SCS構成0は、15KHz SCSに対応してもよく、SCS構成1は、30KHz SCS対応し得る。UE無線デバイスは、タイマー減少手順中に基準SCS構成を維持し得る。
【0321】
例示的実施形態では、PDCCHスキッピング期間が満了した場合、またはPDCCHスキッピング期間に関連付けられるタイマーが満了した場合、無線デバイスは、BWP上のPDCCHを監視することを再開(開始または再開始)し得る。無線デバイスは、PDCCH監視の再開に基づき、PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングする第二のDCIを受信することができる。無線デバイスは、第二のDCIに基づきPDSCHを受信してもよく、または第二のDCIに基づきPUSCHを送信し得る。
【0322】
図30の例示的実施形態に基づき、無線デバイスは、PDCCHスキッピングを示すDCIに含まれる数および粒度値に基づき、第一のBWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの数を決定し得る。無線デバイスは、第一のBWPに関連付けられる第一のヌメロロジーまたは第二のBWPに関連付けられる第二のヌメロロジーに基づき、第一のセルの第一のBWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの長さ(例えば、ミリ秒で)を決定し得る。第二のBWPは、第一のセル上または第二のセル上に存在し得る。無線デバイスは、第二のBWPを介してDCIを受信することができる。例示的実施形態を実装することによって、基地局は、PDCCHスキッピングのための時間ウィンドウサイズの粒度を適合させ得る。基地局は、DCI内の時間ウィンドウの表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減し、および/または異なるヌメロロジーに関連付けられる異なる周波数帯域でDCIを送信するための同じDCIサイズを維持し得る。例示的実施形態は、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0323】
例示的実施形態では、PDCCHスキッピングのための粒度表示は、PDCCHを介したDCIにおいて、DCIペイロードサイズを増加させてもよく、これは、場合によっては、例えば、ダウンリンク制御チャネルがリソース制限される場合に、効率的ではあり得ない。
【0324】
図31は、
図30に関して上述した一つまたは複数の例示的実施形態に基づく、PDCCHスキッピング表示のためのシグナリングオーバーヘッドを改善する例示的な方法のフローチャートを示す。
【0325】
例示的実施形態では、
図31に示すように、無線デバイスは、セルのBWP上のPDCCHの構成パラメーターを含むRRCメッセージを受信することができる。構成パラメーターが、
図23に関して上述した例示的実施形態に基づき、実装され得る。一実施例では、構成パラメーターが、BWP上のPDCCH監視をスキップするための複数の時間期間値(例えば、スロット単位で)を含み得る。
【0326】
例示的実施形態では、無線デバイスは、構成パラメーターに基づきBWP上のPDCCHを監視することができる。無線デバイスは、PDCCHスキッピングを示すDCIを受信することができる。DCIは、PDCCHスキッピングのための第一の数(例えば、n)を含み得る。DCIは、
図30に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。第一の数は、DCIの受信前に受信され得るRRCメッセージによって構成される複数の時間期間値から示され得る。
【0327】
例示的実施形態では、第一の数(例えば、スロット、ミニスロット、またはマルチスロット)の粒度は、一つまたは複数のRRCメッセージ(例えば、BWP上のPDCCHの構成パラメーターに含まれる)で基地局によって示され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、第一の数に対する粒度値を含み得る。一つまたは複数のRRCメッセージを介して示される粒度に基づき、無線デバイスは、PDCCHスキッピングの時間ウィンドウの長さを決定してもよく、長さは、スロットの単位で粒度を乗じた第一の数である。無線デバイスは、時間ウィンドウ中にBWP上のPDCCHの監視をスキップ(または停止)し得る。無線デバイスは、時間ウィンドウの後(または時間ウィンドウに関連付けられるタイマーが満了したとき)、BWP上のPDCCHの監視を再開(再スタート)し得る。
【0328】
一実施例では、第一の数の粒度は、一つまたは複数のRRCメッセージに明示的に示され得ない。無線デバイスは、BWPのヌメロロジーに基づき、第一の数の粒度(値)を決定し得る。異なるヌメロロジーは、異なる粒度(値)で決定され得る。結果として、無線デバイスは、一つまたは複数のRRCメッセージで明示的に示される第一の数および粒度に基づき、PDCCHスキッピングの時間ウィンドウサイズを決定し得る。
【0329】
図31に示すように、無線デバイス(および/または基地局)は、BWPの第一の数(n)およびヌメロロジーに基づき、BWP上のPDCCHスキッピングのためのスロットの第二の数(例えば、m)を決定し得る。無線デバイスは、DCIを受信した後、スロットの第二の数(m)の間にBWP上のPDCCHを監視することを停止し得る。スロットの長さ(ミリ秒単位)は、
図30に関して上述した例示的実施形態に基づいて決定することができる。
【0330】
例示的実施形態では、無線デバイス(および/または基地局)は、BWP上のPDCCH監視をスキップするための第二の数(m)が、に第三の数(例えば、l)(例えば、粒度値)を乗じた第一の数(n)に等しいと決定し得る。第一の数は、RRCメッセージ内に構成される複数の時間期間値のうちの一つである。第三の数(l)は、BWPのヌメロロジーに基づき決定(または事前定義)され得る。第三の数(l)は、BWPのヌメロロジーのヌメロロジーインデックス(u)が第一の値(例えば、0、1、2)であることに応答して、1であり得る。この場合、第一の数(n)が第一の値を有するヌメロロジーインデックスで構成されるBWPに対して使用される。第三の数(l)は、BWPのヌメロロジーのヌメロロジーインデックス(u)が第二の値(例えば、3、4)であることに応答して、2であり得る。この場合、第二の数(2*n)が、第二の値を有するヌメロロジーインデックスで構成されるBWPに使用される。第三の数(l)は、BWPのヌメロロジーのヌメロロジーインデックス(u)が第三の値(例えば、5、6)であることに応答して、4であり得る。この場合、第二の数(4*n)は、第三の値などを有するヌメロロジーインデックスで構成されるBWPに対するものである。lとuとの間の関連付けは、基地局によって(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、および/またはDCIにおいて)構成されてもよく、または基地局および無線デバイスに既知であるように事前定義され得る。SCSおよびCP期間に関連付けられるBWPのヌメロロジーは、
図7に関連して上述される例示的実施形態に基づき実装され得る。異なるヌメロロジーに対する異なる粒度値(l)の構成は、BWPが複数のヌメロロジー(またはSCS)のあるヌメロロジー(またはSCS)で構成され得るとき、PDCCHスキッピング期間表示に対するシグナリングオーバーヘッドを低減し、および/またはPDCCHスキッピング時間期間表示に対する同じサイズのビットを維持し得る。
【0331】
図30および/または
図31に関して上述した例示的実施形態に基づき、より大きなSCS(またはより高いヌメロロジーインデックス)で構成されるBWP上のPDCCH監視をスキップするための時間期間の長さ(スロットの数)は、より低いSCS(またはより低いヌメロロジーインデックス)で構成されるBWP上のPDCCH監視をスキップするための対応する時間期間の長さ(例えば、上に示されるようにn)、および粒度値(例えば、上に示されるようにl)の乗算と等しくてもよい。粒度値は、例えば、より大きなSCSとより低いSCSとの比として、事前定義された値であり得る。
【0332】
例示的実施形態では、無線デバイスは、BWP上の単一のDCI(第一のDCI、または第二のDCI)によってスケジュールされるPDSCHの数(x)、第一のDCIの最小適用可能なスケジューリングオフセットインジケーター(y)のうちの少なくとも一つにさらに基づき、スロットの第二の数(m)を決定し得る。例示的実施形態では、無線デバイスは、m=n*xと決定し得る。例示的実施形態では、無線デバイスは、m=n*yと決定し得る。一般に、無線デバイスは、DCIによって示される第一の数、BWPのヌメロロジーに基づき決定される第二の数、単一のDCIによってスケジュールされる複数のPDSCHの第三の数、PDSCHの受信に適用可能な最小適用可能なスケジューリングオフセットの第四の数などのうちの少なくとも一つに基づき、PDCCHスキッピングのための第二の数(スロット)を決定し得る。
【0333】
図31に示すように、無線デバイスは、決定された第二の数に基づき、例えば、無線デバイスがDCIを受信した後、スロットの第二の数(m)の長さを有する時間ウィンドウ中に、BWP上のPDCCHを監視することを停止(またはスキップ)し得る。時間ウィンドウは、無線デバイスがDCIを受信する第二のスロットの最後のシンボルの後に、第一のスロット(例えば、スロットオフセットの有無に関わらず)で開始し得る。
【0334】
図31に示されるように、無線デバイスは、時間ウィンドウが満了した後、BWP上のPDCCHの監視を再開(開始または再開始)することができる。無線デバイスは、DCIを受信してからのスロットの数の後に、BWP上のPDCCH監視を再開し得る。
【0335】
図31の例示的実施形態に基づき、PDCCHスキッピングのための粒度表示は、BWPの構成パラメーター(例えば、ヌメロロジー、DCIによるマルチPDSCHスケジューリング、クロススロットスケジューリング制限など)に基づき決定され得る。例示的実施形態に基づき、基地局および/または無線デバイスは、RRC構成および/またはBWPのヌメロロジーに基づき、PDCCHスキッピングのための時間ウィンドウのサイズの粒度を調整/適合/決定し得る。例示的実施形態は、PDCCHスキッピング表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0336】
図32は、
図30および/または
図31に関して上述した一つまたは複数の例示的実施形態に基づく、PDCCHスキッピング時間期間表示の例示的実施形態を示す。一実施例では、BWPは、
図7に関して上述した例示的実施形態を実装することにより、RRC構成に基づいて、第一のSCS、第二のSCS、第三のSCS、第四のSCSなどのうちの一つで構成され得る。第一のSCS(例えば、15KHz)で構成されるBWPに応答して、PDCCHスキッピングの時間期間値は、
図30および/または
図31に関して上述した例示的実施形態に基づき、RRCメッセージで構成される複数の時間期間値のうちの一つまたは複数であり得る、Xとして構成され得る。第二のSCS(例えば、30KHz)で構成されるBWPに応答して、BWPのPDCCHスキッピング表示の時間期間値は、2*Xとして構成され得る。第三のSCS(例えば、60KHz)で構成されるBWPに応答して、BWPのPDCCHスキッピング表示の時間期間値は、4*Xとして構成され得る。第四のSCS(例えば、120KHz)で構成されるBWPに応答して、BWPのPDCCHスキッピング表示の時間期間値は、8*Xとして構成され得る。
【0337】
図30、
図31、および/または
図32に関して上述した例示的実施形態に基づき、より大きなSCS(またはより高いヌメロロジーインデックス)で構成されるBWP上のPDCCH監視をスキップするための時間期間の長さ(スロットの数)は、より小さなSCSで構成されるBWP上のPDCCH監視をスキップするための時間期間の対応する長さ、および粒度値の乗算と等しくてもよい。粒度値は、例えば、より大きなSCSとより小さなSCSとの比として、事前定義された値であり得る。粒度値は、より大きなSCSとより小さなSCSとの比に基づき、2、4、8、16などのうちの一つであり得る。より小さなSCSは、15KHz、30KHz、60KHz、または120KHzのSCSであり得る。より小さなSCSは、基準SCSと呼んでもよい。より大きなSCSは、240KHz、480KHz、960KHzなどのSCSであり得る。より小さなSCSの時間値およびより大きなSCSの対応する時間値の固定関係(粒度値に基づき決定される)に基づき、基地局は、より小さなSCSの時間値の第一のセットおよびより大きなSCSの時間値の第二のセットを構成してもよく、第一のセットおよび第二のセットは、同じサイズを有する。同じサイズを有する第一のセットおよび第二のセットは、基地局が、同じサイズのビットを使用して、異なるヌメロロジーまたはSCSに対するPDCCHスキッピング表示の時間値を示すことを可能にし得る。
【0338】
図30、
図31、および/または
図32の例示的実施形態を実装することによって、基地局は、例えば、基地局がRRCメッセージおよび/またはDCIフォーマットで同じビット数を使用して、異なるヌメロロジーに対するPDCCHスキッピングの時間期間値を示し得るように、異なるヌメロロジーに対するPDCCHスキッピングの時間ウィンドウサイズの粒度を適合させ得る。基地局は、DCI内の時間ウィンドウの表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減し、および/または異なるヌメロロジーに関連付けられる異なる周波数帯域でDCIを送信するための同じDCIサイズを維持し得る。例示的実施形態は、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0339】
例示的実施形態では、基地局および/または無線デバイスは、第一の数がミリ秒の単位(例えば、ヌメロロジー依存性スロットの単位ではなく、絶対時間の単位)であると決定し得る。無線デバイスは、BWPの第一の数およびヌメロロジーに基づき、第二のスロット数を決定し得る。一実施例では、第一の数は、5ミリ秒として示され得る。BWPのヌメロロジーが15KHz SCSである場合、無線デバイスは、スキッピングウィンドウを4スロット(例えば、第二の数は4に等しい)として決定し得る。BWPのヌメロロジーが30KHz SCSである場合、無線デバイスは、ウィンドウを8スロットとして決定し得る。BWPのヌメロロジーが60KHz SCSである場合、無線デバイスは、ウィンドウを16スロットして決定し得る、などである。例示的実施形態によって、基地局は、ミリ秒単位でPDCCHスキップウィンドウ長さを示すことによって、省電力表示のために(例えば、セルが短いスロット長さで、高周波で展開される場合)DCIのシグナリングオーバーヘッドを低減し、および/または無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0340】
一実施例では、基地局は、セルのグループ(または複数のセルグループ)に対してPDCCHスキッピング表示を送信し得る。PDCCHスキッピング表示は、スロット単位での数を含み得る。セルのグループは複数のセルを含んでもよい。各セル(またはセルの各BWP)は、別個のおよび/または独立したヌメロロジーで構成され得る。異なるヌメロロジーでは、スロットの長さは、例えば、
図7に関して上述した例示的実施形態に基づいて、異なってもよい。既存の技術に基づき、無線デバイスは、セルグループの異なるセル(またはセルの異なるBWP)が異なるヌメロロジーを有し得ることを考慮すると、無線デバイスがセルグループの各セル(またはセルの各BWP)上でPDCCH監視をスキップし得る期間を決定することができないか、または非効率に決定し得る。例えば、無線デバイスは、基地局が意図するよりも長い時間でセル上のPDCCHを監視することを(例えば、誤って)停止し得る。その場合、無線デバイスは、セル上のダウンリンクシグナリング受信を見逃し得る。別の実施例では、無線デバイスは、基地局が意図するよりも短い時間でセル(またはBWP)上のPDCCHを監視することを(例えば、誤って)停止し得る。その場合、無線デバイスは、セル(またはBWP)上で早すぎて立ち上がり、従って、不必要な電力消費を増加させ得る。従って、無線デバイスが、複数のセル(またはセルの複数のBWP)上のPDCCH監視をスキップするように示される場合、PDCCHスキッピング期間の長さで基地局を無線デバイスと整列させる必要がある。
【0341】
例示的実施形態では、無線デバイスは、複数のセルの異なるセルが異なるヌメロロジーで構成されるとき、同じ時間期間(例えば、ミリ秒数)内で複数のセル(例えば、セルグループに属する)上のPDCCHを監視することをスキップし、同じ時間期間後に複数のセル上のPDCCHを監視することを再開し得る。時間期間は、PDCCHスキッピング表示に関連付けられる数、および複数のセルの基準SCSのうちの少なくとも一つに基づき決定され得る。例示的実施形態は、複数のセル上のPDCCHスキッピング動作で構成される場合、PDCCH監視の複雑さを単純化し得る。
【0342】
例示的実施形態では、基地局は、DCIにおいて、異なるセルグループに対して異なるPDCCHスキッピング時間期間を無線デバイスに送信し得る。例示的実施形態は、複数のセルグループに対するPDCCHスキッピング時間期間表示のシグナリングオーバーヘッドを低減し、従って、無線デバイスの電力消費を改善(および低減)し得る。
【0343】
図33は、
図30、
図31および/または
図32に関して上述した例示的実施形態に基づき、セルグループ上におけるPDCCHスキッピングでの省電力動作の例示的実施形態を示す。例示的実施形態では、無線デバイスは、基地局から、セルグループの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。
【0344】
一実施例では、セルグループは一つまたは複数のセルを含むことができる。異なるセルグループは、異なるセルを含んでもよい。セルは、セルグループのあるセルグループに一意に属し得る。セルグループは、セルグループインデックスによって識別され得る。
【0345】
一実施例では、セルは、複数のBWPを含んでもよく、各BWPは、BWPインデックスに関連付けられている。BWPの構成および動作は、
図23に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。
【0346】
一実施例では、セルの各BWPは、ヌメロロジーと関連付けられてもよい(例えば、
図7に関して上述した例示的な実施形態に基づき)。セルがBWPで構成されていない場合、セルはヌメロロジーと関連付けられ得る。本明細書において、BWP/セルは、セルが複数のBWPを含む場合、セルのBWP(例えば、アクティブBWP)と呼んでもよく、またはセルが複数のBWPを含まない場合、セルと呼んでもよい。
【0347】
図33に示すように、無線デバイスは、セルグループの第一のセルグループ上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、セル/BWP上のPDCCHの構成パラメーターに基づき、セル(またはセルのアクティブBWP)上のPDCCHを監視し得る。構成パラメーターが、
図26および/または
図27に関して上述した例示的実施形態に基づき、実装され得る。
【0348】
図33に示されるように、無線デバイスは、第一のセルグループ上でPDCCH監視をスキップすることを示す第一のDCI(例えば、第1のDCI)を受信することができる。第一のDCIは、第一の数(例えば、スロットの単位)を含み得る。無線デバイスは、第一の数および基準サブキャリア間隔(SCS)に基づき、第一のセルグループ上のPDCCHスキッピングの時間期間を決定し得る。
【0349】
例示的実施形態では、第一の数はXとして示され得る。基準SCSが第一のヌメロロジーインデックス(例えば、15KHz SCSに対応する)に関連付けられていることに応答して、無線デバイスは、時間期間をXミリ秒として決定し得る。無線デバイスは、第一のDCIを受信した後、Xミリ秒以内に第一のセルグループ上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第一のセル(または第一のセルのアクティブBWP)が15KHz SCSで構成される場合、Xスロット内の第一のセルグループの第一のセル(または第一のセルのアクティブBWP)上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第二のセル(または第二のセルのアクティブBWP)が30KHz SCSで構成される場合、2*Xスロット内の第一のセルグループの第二のセル上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第三のセル(または第三のセルのアクティブBWP)が60KHz SCSで構成される場合、4*Xスロット内の第一のセルグループの第三のセル上のPDCCHの監視をスキップし得る。
【0350】
例示的実施形態では、第一の数はXとして示され得る。基準SCSが第二のヌメロロジーインデックス(例えば、30KHz SCSに対応する)に関連付けられていることに応答して、無線デバイスは、時間期間をX/2ミリ秒として決定し得る。無線デバイスは、第一のDCIを受信した後、X/2ミリ秒以内に第一のセルグループ上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第一のセルが15KHz SCSで構成される場合、X/2スロット内の第一のセルグループの第一のセル上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第二のセル(または第二のセルのアクティブBWP)が30KHz SCSで構成される場合、Xスロット内の第一のセルグループの第二のセル(または第二のセルのアクティブBWP)上のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第三のセル(または第三のセルのアクティブBWP)が60KHz SCSで構成される場合、2×Xスロット内の第一のセルグループの第三のセル上のPDCCHの監視をスキップし得る。
【0351】
例示的実施形態では、無線デバイスは、基準SCSを、第一のセルグループの一つまたは複数のセルのBWPの中で、最低(または最高)ヌメロロジー(またはSCS)インデックスに関連付けられるSCSとして決定し得る。
【0352】
例示的実施形態では、無線デバイスは、基準SCSを、無線デバイスが第一のDCIを受信する第一のセルグループの一つまたは複数のセルのBWPの(ダウンリンク)アクティブBWPのヌメロロジーに関連付けられるSCSとして決定し得る。
【0353】
例示的実施形態では、無線デバイスは、基準SCSを、第一のセルグループの一つまたは複数のセルのPCellのBWPの(ダウンリンク)BWPのヌメロロジーに関連付けられるSCSとして決定し得る。BWPは、PCellの初期BWP、またはPCellのアクティブBWPであり得る。PCellは、
図10Aおよび/または
図10Bに関して上述した例示的実施形態に基づき構成され得る。
【0354】
例示的実施形態では、第一の数および基準SCSに基づき、無線デバイスは、時間ウィンドウの長さを第一のスロット数として決定してもよく、スロットの長さは基準SCSに基づく。
【0355】
例示的実施形態では、無線デバイスは、時間期間が第一のセルグループの全てのセルに適用されると決定し得る。この決定に基づき、無線デバイスは、時間期間内に第一のセルグループ上のPDCCHの監視を停止することができる。時間期間は、無線デバイスが第一のDCIを受信する第二のスロットの最後のシンボルの後の第一のスロットから開始し得る。第一のセルグループの異なるセルが異なるヌメロロジーで構成される場合、無線デバイスは、後述する
図34の例示的実施形態に基づき、異なるスロット数を有する異なるセルのPDCCH監視をスキップし得る。
【0356】
図33の例示的実施形態に基づき、無線デバイスは、複数のセルの異なるセルが異なるヌメロロジーで構成されるとき、同じ時間期間(例えば、ミリ秒数)内に複数のセル(例えば、同じセルグループに属する)上のPDCCHを監視することをスキップし、同じ時間期間後に複数のセル上のPDCCHを監視することを再開し得る。時間期間は、PDCCHスキッピング表示に関連付けられる数、および複数のセルの基準SCSのうちの少なくとも一つに基づき決定され得る。例示的実施形態は、複数のセル上のPDCCHスキッピング動作で構成される場合、PDCCH監視の複雑さを単純化し得る。
【0357】
図34は、複数のセル(またはセルの複数のBWP)上でPDCCHスキッピングで省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、無線デバイスは、いくつかのセルで構成されてもよく、各セルは、それぞれのアクティブBWP(例えば、セル1のBWP1、セル2のBWP2、セル3のBWP3、セル4のBWP4など)を含む。BWP1、BWP2、BWP3、およびBWP4は、同じセルで構成され得る。セルの数は、
図23に関して上述した例示的実施形態に基づき起動することができる。セル1のBWP1は、15KHz SCSで、BWP2は、30KHz SCSで、BWP3は、60KHzで、BWP4は、120KHz SCSなどで、構成され得る。一実施例では、15KHz-SCSスロット(例えば、1ミリ秒)は、2つの30KHz-SCSスロット、4つの60KHz-SCSスロット、8つの120KHz-SCSスロットなどと同じ長さを有し得る。
【0358】
一実施例では、無線デバイスは、複数のセル上のPDCCHスキッピングのための数(X)を含むDCIを受信し得る。DCIは、
図33(例えば、
図33の第1のDCI)に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。
【0359】
一実施例では、無線デバイスは、Xおよび基準SCSに基づき、PDCCHスキッピング期間を決定し得る。基準SCSは、
図33に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。例示的実施形態では、無線デバイスは、基準SCSを15KHzとして決定し得る。基準SCSを15KHzとして決定することに基づき、無線デバイスは、PDCCHスキッピング期間がXミリ秒を有すると決定し得る。Xミリ秒を有するPDCCHスキッピング期間を決定することに基づき、無線デバイスは、XスロットでBWP1上のPDCCHを監視することをスキップし(例えば、15KHz-SCSスロットは1ミリ秒である)、2*XスロットでBWP2上のPDCCHを監視することをスキップし(例えば、30KHz-SCSスロットは0.5ミリ秒である)、4*XスロットでBWP3上のPDCCHを監視することをスキップし(例えば、60KHz-SCSスロットは0.25ミリ秒である)、8*XスロットでBWP4上のPDCCHを監視することをスキップし得る(例えば、120KHz-SCSスロットは0.125ミリ秒である)。例示的実施形態に基づき、無線デバイスは、同じ時間期間(例えば、Xミリ秒)で複数のセル(またはセルの複数のBWP)上のPDCCH監視をスキップし得るが、無線デバイスは、異なるスロット数を有する異なるセル(または異なるBWP)上のPDCCH監視をスキップする。例示的実施形態は、複数のセル(またはセルの複数のBWP)上のPDCCHスキッピング動作で構成される場合、PDCCH監視の複雑さを簡略化し得る。例示的実施形態は、複数のセル(またはセルの複数のBWP)上のPDCCH監視のための無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0360】
例示的実施形態では、無線デバイスは、Xおよび複数のセルの各セルに関連付けられるそれぞれのSCSに基づき、複数のセルの各セルについて、それぞれのPDCCHスキッピング期間を決定し得る。無線デバイスは、15KHz SCSが第一のセル/BWP上に構成されることに基づき、第一のセル/BWP(例えば、
図34のセル1のBWP1)に対する第一のPDCCHスキッピング期間を、Xスロットを含むXミリ秒(例えば、15KHz-SCSスロットが1ミリ秒である)として決定し得る。無線デバイスは、30KHz SCSが第二のセル/BWP上に構成されることに基づき、第二のセル/BWP(例えば、
図34のセル2のBWP2)に対する第二のPDCCHスキッピング期間を、Xスロットを含むX/2ミリ秒(例えば、30KHz-SCSスロットが1/2ミリ秒である)として決定し得る。無線デバイスは、60KHz SCSが第二のセル/BWP上に構成されることに基づき、第三のセル/BWP(例えば、
図34のセル3のBWP3)に対する第三のPDCCHスキッピング期間を、Xスロットを含むX/4ミリ秒(例えば、60KHz-SCSスロットが1/4ミリ秒である)として決定し得る。無線デバイスは、120KHz SCSが第四のセル/BWP上に構成されることに基づき、第四のセル/BWP(例えば、
図34のセル4のBWP4)に対する第四のPDCCHスキッピング期間を、Xスロットを含むX/8ミリ秒(例えば、120KHz-SCSスロットが1/8ミリ秒である)として決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHスキッピング期間内の第一のセル/BWP上のPDCCHを監視することをスキップし、第二のPDCCHスキッピング期間内の第二のセル/BWP上のPDCCHを監視することをスキップし得る。例示的実施形態は、無線デバイスが、異なる時間期間で異なるセル上のPDCCH監視をスキップすることを可能にし得る。例示的実施形態は、ダウンリンクシグナリング送信遅延を短縮することができるが、無線デバイスの電力消費が増加する。
【0361】
図35は、複数のセルグループ上におけるPDCCHスキッピングでの省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、セルグループの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。複数のセルグループは、
図34に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。
【0362】
一実施例では、無線デバイスは、セルグループ上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、セルグループの一つまたは複数のセルグループ上のPDCCH監視をスキップすることを示すDCIを受信し得る。DCIは、複数の数を含んでもよく、各数は、セルグループのセルグループに対応する。複数の数のうちのある数と、セルグループのそれぞれのセルグループとの間の関連付けは、後述する
図37の例示的実施形態に基づき実装され得る。無線デバイスは、PDCCH監視をスキップするための数を対応するセルグループ上に適用し得る。異なる数は、異なるセルグループに対応し得る。値0を有する数字は、無線デバイスが、その数字に関連付けられるセルグループ上でPDCCH監視を継続する(停止/スキップしない)ことを示し得る。
【0363】
一実施例では、DCI(例えば、およびヌメロロジーなど)に示される数の第一の数に基づき、無線デバイスは、第一の数に対応する第一のセルグループ上のPDCCHスキッピングのための第一の時間期間(例えば、第1の時間期間)を決定し得る。無線デバイスは、
図30、
図31、
図32、
図33および/または
図34に関して上述した例示的実施形態に基づき第一の時間期間を決定することができる。
【0364】
同様に、DCI(例えば、およびヌメロロジーなど)に示される数の第二の数に基づき、無線デバイスは、第二の数に対応する第二のセルグループ上のPDCCHスキッピングのための第二の時間期間(例えば、第2の時間期間)を決定し得る。無線デバイスは、
図30、
図31、
図32、
図33および/または
図34に関して上述した例示的実施形態に基づいて、第二の時間期間を決定することができる。
【0365】
例示的実施形態では、無線デバイスは、第一の時間期間において第一のセルグループ上のPDCCH監視をスキップし得る。無線デバイスは、第二の時間期間において第二のセルグループ上のPDCCH監視をスキップし得る。第一の時間期間および第二の時間期間は、無線デバイスがDCIを受信する第二のスロットの最後のシンボルの後に、第一のスロットから開始し得る。
【0366】
例示的実施形態では、第一の時間期間が満了すると、無線デバイスは、第一のセルグループ上のPDCCH監視を再開し得る。第二の時間期間が満了すると、無線デバイスは、第二のセルグループ上のPDCCH監視を再開し得る。
【0367】
図36は、複数のセルグループ上におけるPDCCHスキッピングでの省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、基地局は、無線デバイスに、複数のセルグループ上でのPDCCHスキッピングに基づく省電力動作のための構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信することができる。構成パラメーターが、セルグループのあるセルグループとPDCCHスキッピング(またはPDCCHスキッピング表示DCI)を示すDCIで示される複数の数のうちのある数との関連付けを示し得る。構成パラメーターが、各セルグループ(例えば、セルグループインデックスによって識別される)のそれぞれの位置パラメーターを含んでもよい。位置パラメーターが、DCIに含まれる複数の数値のうちのどの一つがセルグループに適用されるかを示し得る。セルグループに関連付けられる位置パラメーターに基づき決定される、DCI内の複数の数のある数は、無線デバイスがセルグループ上のPDCCHの監視をスキップし得る時間期間を示し得る。
図36に示すように、DCIに示される数の第1の数は、セル1、セル2などを含む第1のセルグループに対応し得、第1のセルグループ上のPDCCHを監視することをスキップするための第一の時間期間を示し得る。第2の数は、セルm、セルm+1などを含む第2のセルグループに対応し得、第2のセルグループ上のPDCCHを監視することをスキップするための第二の時間期間を示し得る。
【0368】
図35および/または
図36の例示的実施形態(例えば、
図30、
図31、
図32、
図33、および/または
図34のうちの一つまたは複数と組み合わせて)に基づき、基地局は、無線デバイスに、DCIにおいて、異なるセルグループに対して異なるPDCCHスキッピング時間期間を送信し得る。例示的実施形態は、無線デバイスの電力消費を改善し、および/または複数のセルグループに対するPDCCHスキッピング時間期間表示に対するシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。
【0369】
一実施例では、無線デバイスは、DRX動作で構成され得る。DRX動作は、
図22Aおよび/または
図22Bに関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。無線デバイスは、複数のセルグループで構成され得る。各セルグループは、一つまたは複数のセルを含んでもよい。無線デバイスは、セルグループごとに別々におよび/または独立してDRX動作を実行し得る。一実施例では、各セルグループ(または本明細書で言及され得る各DRXグループ)は、別個のDRXパラメーターで構成され得る。複数のDRXグループが構成される場合、各セルは、複数のグループのうちの一つに一意に割り当てられ得る。各DRXグループに対して別々に構成され得るDRXパラメーターが、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimerのうちの少なくとも一つを含み得る。複数のグループに共通であり得るDRXパラメーターが、drx-SlotOffset、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、drx-LongCycleStartOffset、drx-ShortCycle(オプション)、drx-ShortCycleTimer(オプション)、drx-HARQ-RTT-TimerDL、およびdrx-HARQ-RTT-TimerULのうちの少なくとも一つを含み得る。無線デバイスは、他のセルグループに対する一つまたは複数のDRX動作とは無関係に、第一のセルグループに関連付けられるDRXパラメーターに基づき、第一のセルグループに対して第一のDRX動作を実行し得る。
【0370】
既存の技術では、基地局は、無線デバイスに、DRX動作が構成されるとき、DRXオン期間(例えば、drx-onDurationTimerが実行される間)の間、PDCCH監視をスキップすることを示すPDCCHスキッピング表示を送信し得る。既存の技術を実装することによって、複数のDRXグループ(またはセルグループ)で構成されるとき、複数のDRXグループのうちのどのセルグループ上で、無線デバイスがDRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示すPDCCHスキッピング表示を受信することに応答して、PDCCH監視をスキップし得るかを、無線デバイスが決定することができえない、または非効率に決定し得る。例えば、異なるDRXグループは、異なる長さのDRXオン期間を有し得る。従って、基地局および無線デバイスは、PDCCHスキッピング表示がDRXオン期間の間、PDCCH監視をスキップすることを示すことに応答して、無線デバイスが一つまたは複数のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップし得るかどうかについてミスアライメントされ得る。既存の技術の使用は、シグナリング/データ送信遅延を増加させ、無線デバイスの電力消費の増加をもたらし得る。無線デバイスの電力消費を削減する、および/またはシグナリング/データ送信遅延を削減する必要がある。
【0371】
例示的実施形態では、無線デバイスは、どのセルグループ上で、無線デバイスが、PDCCH監視スキッピング表示および/または無線デバイスがPDCCH監視スキッピング表示を受信するBWP/セルのうちの少なくとも一つに基づき、DRXオン期間の間、PDCCH監視をスキップし得るかを決定し得る。
【0372】
例示的実施形態では、PDCCHスキッピング表示は、示されるDRXグループごとであり得る。PDCCHスキッピング表示は、PDCCHスキッピング表示がDRXグループに属するセル上で受信されることに基づき、DRXグループに対して示され得る。無線デバイスは、PDCCHスキッピング表示が第一のDRXグループに属する第一のセルで受信されることに応答して、第一のDRXグループにPDCCHスキッピング表示を適用し得る。例示的実施形態は、異なるDRXグループを介してPDCCHスキッピング表示を送信することによって、異なるDRXグループに対するPDCCHスキッピングを柔軟に示し得る。例示的実施形態は、シグナリング/データ送信遅延を削減することができる。
【0373】
例示的実施形態では、PDCCHスキッピング表示は、全てのDRXグループに対して示され得る。無線デバイスは、DRXグループのどのセル上に無線デバイスがPDCCHスキッピング表示を受信するか関係なく、PDCCHスキッピング表示が全てのDRXグループに適用されると決定し得る。無線デバイスは、第一のDRXグループに対応する第一のDRXオン期間、および第二のDRXグループに対応する第二のDRXオン期間を含む、全てのDRXオン期間の間、DRXグループの全てのセル上のPDCCH監視をスキップし得る。例示的実施形態は、複数のDRXグループに対するPDCCHスキッピング表示のシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。例示的実施形態は、無線デバイスが複数のDRXグループで構成されるとき、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
【0374】
例示的実施形態では、PDCCHスキッピング表示は、示されるDRXグループごとであり得る。DCIは、複数のPDCCHスキッピング表示を含んでもよく、各表示は、複数のDRXグループのそれぞれのDRXグループに対応する。無線デバイスは、第一のDRXグループに対応するDCI内の複数のPDCCHスキッピング表示の第一のPDCCHスキッピング表示がDRXオン期間に対するPDCCH監視のスキッピングを示すことに基づき、第一のDRXグループに対して第一のPDCCHスキッピング表示を適用してもよい。無線デバイスは、第二のDRXグループに対応する、DCI内の複数のPDCCHスキッピング表示のうちの第二のPDCCHスキッピング表示がDRXオン期間の間PDCCH監視のスキッピングを示すことに基づき、第二のDRXグループに対して第二のPDCCHスキッピング表示を適用してもよい。例示的実施形態は、異なるDRXグループに対するPDCCHスキッピングを柔軟に示し得る。結果として、本開示の例示的実施形態は、シグナリング/データ送信遅延を低減し得る。
【0375】
図37は、PDCCHスキッピングとDRX動作とを組み合わせた省電力動作の例示的実施形態を示す。一実施例では、基地局は、複数のセルグループ(例えば、第1のセルグループ、第2のセルグループなど)を含む一つまたは複数のRRCメッセージを、送信してもよく、および/または無線デバイスは、受信し得る。複数のセルグループは、
図33に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。第一のセルグループは、第一のセルグループが第一のDRX動作で構成されるとき、第一のDRXグループ(例えば、第一の周波数帯に配備され得る)と呼んでもよい。第二のセルグループは、第二のセルグループが第二のDRX動作で構成されるときなど、第二のDRXグループ(例えば、第二の周波数帯に配備され得る)と呼んでもよい。異なるDRXグループは、異なるDRXパラメーターと関連付けられ得る。
【0376】
例示的実施形態では、異なるDRXグループは、下記の少なくとも一つを含む、同じDRXパラメーターで構成され得る。複数のグループに共通であり得るDRXパラメーターが、drx-SlotOffset、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、drx-LongCycleStartOffset、drx-ShortCycle(オプション)、drx-ShortCycleTimer(オプション)、drx-HARQ-RTT-TimerDL、およびdrx-HARQ-RTT-TimerULのうちの少なくとも一つを含み得る。
【0377】
例示的実施形態では、異なるDRXグループは、drx-onDurationTimerおよび/またはdrx-InactivityTimerのうちの少なくとも一つを含む、別個のおよび/または独立したパラメーターで構成され得る。
【0378】
図37に示すように、第1のセルグループは、第1のDRXオン期間(または第1のdrx-onDurationTimer)で構成され得る。第2のセルグループは、第2のDRXオン期間(または第2のdrx-onDurationTimer)で構成され得る。第1のdrx-onDurationTimerは、第2のdrx-onDurationTimerに対して異なっていてもよい(例えば、異なる長さで)。異なるDRXグループのDRXサイクルの長さ(例えば、drx-ShortCycle、またはdrx-LongCycleStartOffsetによって示される)は、同じであり得る。
【0379】
例示的実施形態では、無線デバイスは、どのセルグループ上で、無線デバイスが、PDCCH監視スキッピング表示および/または無線デバイスがPDCCH監視スキッピング表示を受信するBWP/セルのうちの少なくとも一つに基づき、DRXオン期間の間、PDCCH監視をスキップし得るかを決定し得る。
【0380】
例示的実施形態では、無線デバイスは、無線デバイスが、第一のDRXグループのBWP/セルを介して、DRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示す第一のDCIを受信することに応答して、第一のDRXグループに関連付けられる(または構成される)第一のDRXオン期間内の第一のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップし得ると決定し得る。無線デバイスは、第一のDRXオン期間の間(または第一のdrx-OnDurationTimerが実行中である時)、第一のDCIを受信し得る。第一のdrx-OnDurationTimerは、無線デバイスが第一のDCIを受信する前に(例えば、DRXサイクルの開始時に)開始し得る。第一のDCIは、PDCCHスキッピング表示のための第一の数(例えば、第1のスキッピングインジケーター)を含み得る。第一の値(例えば、事前定義された値、非数値)に設定される第一の数は、DRXオン期間(の休止期間)でPDCCH監視をスキップすることを示し得る。DRXオン期間の休止期間は、第一のDCIを受信した後のスロットから開始し、第一のdrx-OnDurationTimerの満了に応答して終了し得る。DRXオン期間の休止期間は、DRX動作および/または無線デバイスが第一のDCIを受信するときに応じて可変長であり得る。第一の数は、第一の値以外の第二の値(例えば、0以上の整数)として示されるとき、PDCCHスキッピングのための第一のスロット数(またはPDCCHスキッピングのための第一のミリ秒数)を示し得る。第一のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップすることが、第二のDRXグループ上の無線デバイスのPDCCH監視に影響を与得ない。
図36に示すように、無線デバイスが、第一のDCIの受信に基づき、第一のDRXグループ上のPDCCHの監視を停止するが、無線デバイスは、第二のDRXグループ上のPDCCHの監視を継続し得る。
【0381】
例示的実施形態では、無線デバイスは、第二のDRXグループの第二のセルを介して、第二のスキッピングインジケーター(例えば、第二のDCIにおいて)を受信し得る。無線デバイスは、第二のスキッピングインジケーターが第二のDRXグループの第二のセルを介して受信されることに基づき、第二のDRXグループ上のPDCCH監視を停止(またはスキップ)し得る。無線デバイスは、第二のDRXオン期間の間(または第二のdrx-OnDurationTimerが実行中である時)、第二のDCIを受信し得る。第二のdrx-OnDurationTimerは、無線デバイスが第二のDCIを受信する前に(例えば、DRXサイクルの開始時に)開始し得る。第二のDCIは、PDCCHスキッピング表示のための第二の数(例えば、第2のスキッピングインジケーター)を含み得る。第一の値(例えば、事前定義された値、非数値)に設定される第二の数は、DRXオン期間(休止期間)上のPDCCH監視をスキップすることを示し得る。DRXオン期間の休止期間は、第二のDCIを受信した後、スロットから開始してもよく、第二のdrx-OnDurationTimerの満了に応答して終了し得る。DRXオン期間の休止期間は、DRX動作および/または無線デバイスが第二のDCIを受信するときに応じて可変長であり得る。第二の数は、第一の値以外の第二の値(例えば、0以上の整数)として示されるとき、PDCCHスキッピングの第二のスロット数(またはPDCCHスキッピングの第二のミリ秒数)を示し得る。第二のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップすることが、第一のDRXグループ上の無線デバイスのPDCCH監視に影響を与得ない。
【0382】
図37の例示的実施形態に基づき、無線デバイスは、複数のセルグループのセル上のPDCCHスキッピング表示を受信することに基づき、DRXグループごとのPDCCHスキッピング動作を実行し得る。無線デバイスは、PDCCHスキッピング表示がDRXグループに属するセルを介して受信されるとき、DRXグループに対してPDCCHスキッピング表示を適用し得る。第一のDRXグループに属するセルで受信されるPDCCHスキッピング表示は、第一のDRXグループとは異なる第二のDRXグループのいずれのセルにも適用され得ない。例示的実施形態は、無線デバイスが、DRX動作と組み合わせられたPDCCHスキッピング動作に基づき、セルグループごとの省電力動作を実行することを可能にし得る。例示的実施形態は、シグナリング/データ送信遅延を低減する一方で、低電力消費を維持し得る。
【0383】
一実施例では、各DCIがDRXグループ当たりのPDCCHスキッピングインジケーターを含む複数のDCIを送信すると、ダウンリンク制御チャネルがリソース制限されるときに効率的ではない可能性のあるシグナリングオーバーヘッドが増加し得る。例示的実施形態では、基地局は、それぞれが複数のDRXグループのDRXグループに対応し、それぞれのDRXグループに関連付けられるDRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示す、複数のPDCCHスキッピング表示を含む単一のDCIを送信し得る。例示的実施形態は、
図35、
図36の組み合わせ、および/または
図22BのDRX動作によって実装され得る。
【0384】
例示的実施形態では、基地局は、複数の数を含むDCIを無線デバイスに送信することができる(例えば、
図36に示すように)。一実施例では、第1セルグループに対応する(例えば、
図36に示すように)、第1の数は、第一の値(例えば、事前定義された値、非数値)に設定され得る、第1のセルグループに関連する第一のDRXオン期間(の休止期間)のPDCCH監視のスキップを示してよい。第2のセルグループに対応する第2の数は、第一の値(例えば、事前定義された値、非数値)に設定され得る、第2のセルグループに関連する第二のDRXオン期間(の休止期間)のPDCCH監視のスキップを示してよい。第一の値とは異なる第二の値に設定されたとき、複数の数のうち、ある数値は、
図35および/または
図36の例示的実施形態に基づいて、PDCCH監視をスキップするための時間期間を示すことができる。複数の数と複数のDRXグループとの間の関連付けは、
図36に関して上述した例示的実施形態に基づき実装され得る。
【0385】
一実施例では、無線デバイスは、DRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示す、第一のDRXグループに関連付けられる第一の数(例えば、第一の値に設定される)に応答して、第一のDRXオン期間の間、第一のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップし得る。無線デバイスは、DRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示す、第二のDRXグループに関連付けられる第二の数(例えば、第一の値に設定される)に応答して、第二のDRXオン期間の間、第二のDRXグループ上のPDCCH監視をスキップし得る。例示的実施形態では、基地局が、それぞれが複数のDRXグループのDRXグループに対応し、それぞれのDRXグループに関連付けられるDRXオン期間上のPDCCH監視をスキップすることを示す、複数のPDCCHスキッピング表示を含む単一のDCIを送信し得る、および/または無線デバイスが受信し得る。例示的実施形態は、複数のDRXグループに対するPDCCHスキッピング表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0386】
図30、
図31、
図32、
図33、
図34、
図35、
図36、および/または
図37に関して上述した例示的実施形態に基づき、無線デバイスは、セルのBWP上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHの監視中に、BWP上のPDCCHの監視を停止することを示すDCIを受信してもよく、DCIは、第一の時間値を示す第一のフィールドおよび/または第一の時間値に対する粒度値を示す第二のフィールドを含む。無線デバイスは、第一の時間値および粒度値に基づき、PDCCHの監視をスキップするための第一のスロット数を決定し得る。無線デバイスは、ある時間期間においてBWP上のPDCCHを監視することを停止してもよく、時間期間は、DCIを受信した後の第一のスロットから開始し、第一のスロット数の長さを有する。無線デバイスは、時間期間の後に、BWP上のPDCCHの監視を再開し得る。
【0387】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、無線デバイスがBWP上のPDCCHを監視することを停止している間、BWPをアクティブ状態に維持し得る。DCIは、アクティブBWPスイッチングを示さない。
【0388】
例示的実施形態によれば、第一のスロットは、無線デバイスがDCIを受信する現在のスロットの最後のシンボルの後の次のスロットであり得る。DCIは、無線デバイスを含む複数の無線デバイスにアドレス指定されたグループ共通DCIと、無線デバイスにアドレス指定された無線デバイス専用DCIとのうちの少なくとも一つを含む。
【0389】
例示的実施形態によれば、第一のスロットは、現在のスロットの最後のシンボルの後の第二のスロット数で発生する第二のスロットであり得る。無線デバイスは現在のスロットでDCIを受信する。第二の数は、無線デバイス処理能力および一つまたは複数のRRCメッセージに含まれるPDCCHスキッピング遅延パラメーターのうちの少なくとも一つに基づき決定され得る。PDCCHスキッピング遅延パラメーターが、第二のスロット数を示し得、その後、無線デバイスが、DCIを受信してからPDCCHスキッピング動作を適用し得る。無線デバイスは、DCIが受信された後、第二のスロット数内にPDCCHスキッピング動作を適用し得ない。
【0390】
例示的実施形態によれば、第一の値に設定される、粒度値が、第一の時間値がスロットの単位にあることを示してもよく、スロットの長さは、BWPのヌメロロジーに基づく。第一の数は、第一の時間値がスロットの単位にあることに基づき、第一の時間値として決定され得る。
【0391】
例示的実施形態によれば、第二の値に設定される、粒度値が、第一の時間値がミニスロットの単位にあることを示してもよく、ミニスロットは、スロットの一つまたは複数のシンボルを含む。第一の数は、第二の値を乗じた第一の時間値として決定され、第二の値は1/xであり、xはスロット内に含まれるミニスロットの総数である。
【0392】
例示的実施形態によれば、第三の値に設定される、粒度値が第一の時間値がマルチスロットの単位にあることを示してもよく、マルチスロットは、第二のスロット数を含み、第二の数は、1よりも大きい。第一の数は、第二の数を掛けた第一の時間値として決定される。
【0393】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。セルは、BWPを含む複数のBWPを含んでもよい。セルの各BWPは、ヌメロロジーインデックス、サブキャリア間隔値、およびサイクリックプレフィックス値のうちの少なくとも一つを含む、一つまたは複数のヌメロロジーパラメーターに関連付けられるヌメロロジーで構成され得る。無線デバイスは、BWPの起動を示す起動コマンドの受信に基づきBWPを起動することができる。起動コマンドが、セルの第二のBWPからBWPへのアクティブBWPスイッチングを示す第二のDCI、セルの起動を示すMAC CE、および/またはセルのアクティブ状態を示すセル状態表示を含むRRCメッセージ、のうちの少なくとも一つを含み得る。
【0394】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、基地局から、複数の時間値を示す構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信してもよく、DCIの第一のフィールドは、複数の時間値のうちの一つを示す。複数の時間値は、ゼロよりも大きい一つまたは複数の整数を含み得る。
【0395】
一実施例では、複数の時間値は、数字ゼロを含んでもよい。無線デバイスは、第一の時間値が数値ゼロを示すとき、BWP上のPDCCHを監視し続け得る。
【0396】
例示的実施形態によれば、複数の時間値は、事前定義された値を含み得る。事前定義された値は、非数値を含み得る。無線デバイスは、第一の時間値が事前定義された値を示すとき、DRX動作のDRXオン期間の間、帯域幅部分上のPDCCHを監視することを停止し得る。
【0397】
例示的実施形態によれば、複数の時間値は、事前定義された値を含み得る。事前定義された値は、非数値を含み得る。無線デバイスは、第一の時間値が事前定義された値を示すとき、BWP上の第一のSSGに関連付けられる時間ウィンドウに対するBWP上のPDCCHを監視することを停止し得る。時間ウィンドウの時間値は構成パラメーターで示され得る。
【0398】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、時間ウィンドウの満了に応答して、BWP上の第一のSSGから第二のSSGに切り替えることができる。
【0399】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルのBWP上の複数のSSGの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信してもよく、複数のSSGは、第一のSSGおよび第二のSSGを含む。複数のSSGのうちの各SSGは、同じSSGグループインデックスを有する一つまたは複数の検索空間を含み得る。DCIは、第一のSSGから第二のSSGへのSSGスイッチングを示しえない。
【0400】
例示的実施形態によれば、構成パラメーターが、検索空間に対する第一の構成パラメーターを含んでもよく、第一の構成パラメーターが、検索空間を識別する検索空間インジケーターと、検索空間に関連付けられる制御リソースセットを示す制御リソースセットインジケーターと、検索空間上でのPDCCH監視のための監視スロット周期性およびオフセットパラメーターと、時間期間と、スロットインジケーター内の監視シンボルと、候補の数と、検索空間タイプおよび/または検索空間に関連する一つまたは複数のSSGグループインデックスと、を含む。制御リソースセットは、周波数ドメインリソース構成パラメーター、期間値、リソース要素グループマッピングタイプ表示への制御チャネル要素、および/または制御リソースセットプールインデックスを含む第二の構成パラメーターで構成され得る。
【0401】
例示的実施形態では、無線デバイスは、BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すDCIを受信してもよく、DCIは、時間値および/または粒度値を示す。無線デバイスは、時間値および粒度値に基づき、PDCCH監視をスキップするためのスロットの数を決定し得る。無線デバイスは、スロットの数の間に、帯域幅部分上のPDCCHを監視することを停止し得る。無線デバイスは、スロットの数の後、BWP上のPDCCHの監視を再開し得る。
【0402】
例示的実施形態では、無線デバイスは、BWP上のPDCCHを監視することを停止することを示すDCIを受信してもよく、DCIは、複数の時間値のある時間値を示すフィールドを含む。無線デバイスは、BWPのヌメロロジーに基づき、時間値の粒度を決定し得る。無線デバイスは、スロットの長さを有する時間期間で、BWP上のPDCCHを監視することを停止し得る。数は、時間値および粒度に基づき決定され得る。無線デバイスは、時間期間の後に、BWP上のPDCCHの監視を再開し得る。
【0403】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、DCIを受信する前にBWP上のPDCCHを監視することができる。
【0404】
例示的実施形態によれば、粒度は、ヌメロロジーが第一の値であることに応答して、スロットの単位であり得る。
【0405】
例示的実施形態によれば、粒度は、ヌメロロジーが第二の値であることに応答して、スロットのフラクションの単位であってもよく、フラクションは、第二の値に基づき決定される。
【0406】
例示的実施形態によれば、粒度は、ヌメロロジーが第三の値であることに応答して、スロットの数の単位であってもよく、数は、第三の値に基づき決定される。
【0407】
例示的実施形態によれば、粒度は、DCIによってスケジュールされるPDSCHの第一の数であって、PDSCHの第一の数が複数のスロットで送信される、第一の数と、DCIの第一のスロットとDCIによってスケジュールされるPDSCHの第二のスロットとの間のギャップの第二のスロット数とのうちの少なくとも一つに基づきさらに決定され得る。
【0408】
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルグループの構成パラメーターを受信することができ、各セルグループは一つまたは複数のセルを含む。無線デバイスは、セルグループ上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHの監視中に、セルグループの第一のセルグループ上のPDCCH監視をスキップするための数を含むDCIを受信し得る。無線デバイスは、構成パラメーターに基づき、第一のセルグループの第一のヌメロロジーを決定し得る。無線デバイスは、数および第一のヌメロロジーに基づき、PDCCH監視をスキップする時間期間を決定することができる。無線デバイスは、時間期間内の第一のセルグループ上の一つまたは複数のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、時間期間の満了に応答して、第一のセルグループ上の一つまたは複数のPDCCHの監視を再開(または再開始)し得る。
【0409】
例示的実施形態によれば、セルは、複数のBWPを含んでもよく、各BWPは、ヌメロロジーインデックス、サブキャリア間隔値、および/またはサイクリックプレフィックス値によって識別される(BWP固有)ヌメロロジーに関連付けられる。
【0410】
例示的実施形態によれば、セルは、ヌメロロジーインデックス、サブキャリア間隔値、および/またはサイクリックプレフィックス値によって識別される(セル固有)ヌメロロジーと関連付けられてもよい。
【0411】
例示的実施形態によれば、第一のヌメロロジーは、第一のセルグループの一つまたは複数のセルのBWPのうち、最小サブキャリア間隔に関連付けられる基準ヌメロロジーであり得る。
【0412】
例示的実施形態によれば、第一のヌメロロジーは、第一のセルグループの一つまたは複数のセルのうち、最小サブキャリア間隔に関連付けられる基準ヌメロロジーであり得る。
【0413】
例示的実施形態によれば、第一のヌメロロジーは、第一のセルグループの一つまたは複数のセルのうち、最大のサブキャリア間隔と関連付けられる基準ヌメロロジーであり得る。
【0414】
例示的実施形態によれば、第一のヌメロロジーは、無線デバイスがDCIを受信するダウンリンクBWPに関連付けられる基準ヌメロロジーであり得る。
【0415】
例示的実施形態によれば、時間期間は、スロットの数の長さを有してもよく、スロットの長さは、第一のヌメロロジーに基づき決定される。
【0416】
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルグループの構成パラメーターを受信することができ、各セルグループは一つまたは複数のセルを含む。無線デバイスは、セルグループ上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、セルグループ上のPDCCHの監視をスキップするための数を含むDCIを受信してもよく、数の各数は、セルグループのそれぞれのセルグループに対応する。無線デバイスは、第一のセルグループに対応する第一の数に基づき、第一のセルグループ上の第一のPDCCHの監視をスキップするための第一の時間期間を決定し得る。無線デバイスは、第一の時間期間内の第一のセルグループ上の第一のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第一の時間期間後に、第一のセルグループ上の第一のPDCCHの監視を再開(開始または再開始)し得る。
【0417】
例示的実施形態によれば、第一の時間期間は、第一のスロット数を有してもよく、スロットの長さは、第一のセルグループの一つまたは複数のセルの基準ヌメロロジーに基づき決定される。基準ヌメロロジーは、一つまたは複数のセルのヌメロロジーの中で最小ヌメロロジーであり得る。基準ヌメロロジーは、無線デバイスがDCIを受信するBWPのヌメロロジーであり得る。
【0418】
例示的実施形態によれば、第一の数はミリ秒単位であってもよく、第一の時間期間は、第一の数ミリ秒の長さを有し得る。
【0419】
例示的実施形態によれば、第一の値に設定される第一の数は、第一の時間期間が時間枠であることを示し得る。時間枠は、DCIを受信した後、かつ第一のセルグループに関連付けられる第一のDRXオン期間タイマーが実行中である期間で開始する。
【0420】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルグループの、第一のセルグループに関連付けられる第一のDRX動作の第一の構成パラメーターと、第二のセルグループに関連付けられる第二のDRX動作の第二の構成パラメーターとを含む、一つまたは複数のRRCメッセージを受信し得る。第一の構成パラメーターが、第一のDRXオン期間タイマーの第一のタイマー値を含んでもよい。第二の構成パラメーターが、第二のDRXオン期間タイマーの第二のタイマー値を含んでもよい。
【0421】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、数の第二の数に基づき、第二のセルグループに対応し、第二のセルグループ上の第二のPDCCHの監視をスキップするための第二の時間期間を決定し得る。無線デバイスは、第二の時間期間内で第二のセルグループ上の第二のPDCCHの監視をスキップし得る。無線デバイスは、第二の時間期間の後に、第二のセルグループ上の第二のPDCCHの監視を再開し得る。第一の値に設定される第二の数は、第二の時間が、DCIを受信した後、かつ第二のセルグループに関連付けられる第二のDRXオン期間タイマーが実行中である間の時間枠であることを示し得る。
【0422】
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルグループの構成パラメーターを受信することができ、各セルグループは一つまたは複数のセルを含む。無線デバイスは、セルグループ上のPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、セルグループの第一のセルグループの第一のセルを介して、第一のDRXオン期間タイマーが実行中であるとき、PDCCHスキッピングインジケーターを含む第一のDCIを受信し得る。無線デバイスは、DCIが第一のセルグループの第一のセルを介して受信されることに基づき、PDCCHスキッピングインジケーターが第一のセルグループに適用されると決定し得る。無線デバイスは、第一のDCIを受信した後、第一のDRXオン期間タイマーが動作しているときに、第一のセルグループ上の第一のPDCCHを監視することをスキップし得る。
【0423】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第一のDCIの受信に関係なく、第二のDRXオン期間タイマーが実行中であるときに、第二のセルグループ上の第二のPDCCHを監視することを保持し得る。
【0424】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルグループの第二のセルグループの第二のセルを介して、第二のDRXオン期間タイマーが実行中であるとき、PDCCHスキッピングインジケーターを含む第二のDCIを受信し得る。無線デバイスは、第二のDCIを受信した後、第二のDRXオン期間タイマーが動作しているときに、第二のセルグループ上の第二のPDCCHを監視することをスキップし得る。
【0425】
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第一のセルグループに関連付けられる第一のDRXサイクルの開始時に、第一の初期タイマー値で第一のDRXオン期間タイマーを開始し得る。DCIに含まれるPDCCHスキッピングインジケーターは、第一のDRXオン期間タイマーが実行中である間に受信され得る。
【0426】
例示的実施形態によれば、第一の値に設定されるPDCCHスキッピングインジケーターは、無線デバイスが、第一のセルグループ上のPDCCH監視を、第一のDRXオン期間タイマーが実行中である時間枠中にスキップすることを示し得る。第一の値は、事前定義された値であり得る。第一の値は、非数値であり得る。
【図】
【手続補正書】
【提出日】2023-10-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線デバイス
が、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する
複数の第一の値
と、
第二のSCSを有する前記BWPに応答する
複数の第二の値であって、前記
複数の第二の値の各値が、前記
複数の第一の値のそれぞれの値および
SCSごとの同じ粒度値の乗算に等しい、
複数の第二の値
と
から
導出される、ことと、
前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCIに基づき、前記時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすること
と
を含
む方法。
【請求項2】
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで受信される、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、請求項1~
2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、請求項1~
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記時間期間の後に、前記BWP上の前記PDCCHの監視を再開することをさらに含む、請求項1~
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記
SCSごとの同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記
それぞれの第一のSCSに対する比の事前定義された値である、請求項1~
5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で受信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、請求項1
~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
方法であって、
基地局
が、無線デバイスに、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する
複数の第一の値
と、
第二のSCSを有する前記BWPに応答する
複数の第二の値であって、前記
複数の第二の値の各値が、前記
複数の第一の値のそれぞれの値および
SCSごとの同じ粒度値の乗算に等しい、
複数の第二の値
と
から
導出される、ことと、
前記無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記無線デバイスが、前記DCIに基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップするように構成される
、こと
と
を含
む方法。
【請求項9】
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで送信される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、請求項8~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記SCSごとの同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記それぞれの第一のSCSに対する比の事前定義された値である、請求項8~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で送信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
装置であって、前記装置は、一つまたは複数のプロセッサーと、
命令を記憶しているメモリーとを備え、前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記
装置に、請求項
1~
13のいずれか一項に記載の方法を実行させる
、装置。
【請求項15】
非一時的コンピューター可読媒体であって、前記非一時的コンピューター可読媒体は、命令を備え、前記命令は、装置の一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記
装置に、請求項1~
13のいずれか一項に記載の方法を実行させる
、非一時的コンピューター可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
本開示では、さまざまな実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、および/または開示された技術がどのように環境およびシナリオで実践され得るかの例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態および詳細のさまざまな変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替の実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的実施形態からの制限、特徴、および/または要素が組み合わせられ、本開示の範囲内でさらなる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、または任意選択的にのみ使用され得る。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
方法であって、
無線デバイスによって、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、受信することと、
前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCIに基づき、前記時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすることと、を含む、方法。
(項目2)
方法であって、
無線デバイスによって、スロットの単位で期間値に基づき、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすることを示すコマンドを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値のうちの一つ、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値のうちの一つであって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値のうちの一つである、受信することと、
前記期間値に基づいた時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすることと、を含む、方法。
(項目3)
前記PDCCH監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することをさらに含み、前記期間値が、
前記第一のSCSを有する前記BWPに応答する、前記第一の値、および
前記第二のSCSを有する前記BWPに応答する、前記第二の値からであり、
前記コマンドが、前記期間値を前記構成パラメーターによって示される前記期間値のうちの一つとして示す、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記コマンドが、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む、項目2または3に記載の方法。
(項目5)
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで受信される、項目1および3~4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記時間期間が、前記期間値によって示されるスロットの数である、項目1~5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、項目1~6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、項目1~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記時間期間の後に、前記BWP上の前記PDCCHの監視を再開することをさらに含む、項目1~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記第一のSCSに対する比の事前定義された値である、項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で受信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、項目1および4~10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記DCIが、前記無線デバイス専用に構成される無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によってスクランブルされる、前記DCIの巡回冗長検査(CRC)ビットで受信される、項目1および4~11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記DCIが、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信、または
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信のうちの少なくとも一つをスケジュールするDCIフォーマットで受信される、項目1および4~12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記DCIが、PDCCH監視適応フィールドを含むDCIフォーマットで受信され、前記PDCCH監視適応フィールドが、前記期間値からの前記期間値を示す第一の値を含む、項目1および3~13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記DCIが、第一のスロットにあり、第二のスロットで開始する前記時間期間の間、前記BWP上の前記PDCCHを監視することを前記スキップすることが、前記無線デバイスが前記DCIを受信する前記第一のスロットの最後のシンボルの後である、項目1および4~14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記期間値が、第三のSCSで構成される前記BWPに応答する、第三の値からであり、前記第三の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値、および前記第三のSCSと前記第一のSCSとの比として事前定義された第二の粒度値の乗算に等しい、項目1および3~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記DCIを受信する前に、前記BWP上の前記PDCCHを監視することをさらに含む、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記RRCメッセージがさらに、
セルの、前記BWPを含む複数のBWP、および
前記複数のBWPの各BWPに対する、複数のヌメロロジーのうちのそれぞれのヌメロロジーであって、各ヌメロロジーが、少なくとも、
SCSの値と、
サイクリックプレフィックス期間と、を含むパラメーターと関連付けられる、ヌメロロジーを示す、項目1および5~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記複数のBWPの各BWPが、前記セル内に含まれる複数のRBの一つまたは複数のリソースブロック(RB)を含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記時間期間のスロットの長さが、前記BWPに対して構成されるヌメロロジーに基づき決定される、項目1~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記BWP上の前記PDCCHの監視を前記スキップする間、前記BWPをアクティブ状態に維持することをさらに含む、項目1~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記BWPの起動を示す起動コマンドを受信することに基づき、前記セルの複数のBWPのうちの前記BWPを起動することをさらに含む、項目1~21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記起動コマンドが、
前記複数のBWPのうちの第二のBWPから前記BWPへのアクティブBWPスイッチングを示す第二のDCI、
前記セルの起動を示す媒体アクセス制御制御要素は、または
前記セルのアクティブ状態を示すセル状態表示を含むRRCメッセージ、のうちの少なくとも一つを含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目1~23のいずれか一項に記載の方法を実行させる、命令を記憶しているメモリーと、を含む、無線デバイス。
(項目25)
方法であって、
基地局によって、無線デバイスに、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、送信することと、
前記無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記無線デバイスが、前記DCIに基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップするように構成される、送信することと、を含む、方法。
(項目26)
前記DCIの送信に応答して、前記無線デバイスに、前記時間期間の間、前記BWP上で前記PDCCHを送信することをスキップすることをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
方法であって、
基地局によって、無線デバイスに、スロットの単位で期間値に基づき、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすることを示すコマンドを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値のうちの一つ、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値のうちの一つであって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値のうちの一つである、送信することと、
前記無線デバイスに、前記期間値に基づいた時間期間の間、前記BWP上での前記PDCCHを送信することをスキップすることと、を含む、方法。
(項目28)
一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記無線デバイスに、項目25~27のいずれか一項に記載の方法を実行させる、命令を記憶しているメモリーと、を含む、基地局。
(項目29)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに、項目1~23および24~26のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目30)
システムであって、
一つまたは複数の第一のプロセッサーと、前記一つまたは複数の第一のプロセッサーによって実行されるとき、基地局に、
帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する、第一の値、および
第二のSCSを有する前記BWPに応答する、第二の値であって、前記第二の値の各値が、前記第一の値のそれぞれの値および同じ粒度値の乗算に等しい、第二の値からである、送信すること、および
無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信すること、を実行させる第一の命令を格納する第一のメモリーと、を含む、基地局と、
一つまたは複数の第二のプロセッサーと、前記一つまたは複数の第二のプロセッサーによって実行されるとき、前記無線デバイスに、
前記構成パラメーターを受信すること、
前記期間値のうちの前記期間値に基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視を前記スキップすることを示す前記DCIを受信すること、および
前記DCIに基づき、前記時間期間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすること、を実行させる第二の命令を記憶している第二のメモリーと、を含む前記無線デバイスと、を含む、システム。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線デバイスが、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを受信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する複数の第一の値と、
第二のSCSを有する前記BWPに応答する複数の第二の値であって、前記複数の第二の値の各値が、前記複数の第一の値のそれぞれの値およびSCSごとの同じ粒度値の乗算に等しい、複数の第二の値と
から導出される、ことと、
前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCIに基づき、前記時間期間
の間、前記BWP上の前記PDCCHの監視をスキップすることと
を含む方法。
【請求項2】
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、請求項1~2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記時間期間の後に、前記BWP上の前記PDCCHの監視を再開することをさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記SCSごとの同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記それぞれの第一のSCSに対する比の事前定義された値である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で受信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
方法であって、
基地局が、無線デバイスに、帯域幅部分(BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップするための期間値を示す構成パラメーターを送信することであって、前記期間値が、
第一のサブキャリア間隔(SCS)を有する前記BWPに応答する複数の第一の値と、
第二のSCSを有する前記BWPに応答する複数の第二の値であって、前記複数の第二の値の各値が、前記複数の第一の値のそれぞれの値およびSCSごとの同じ粒度値の乗算に等しい、複数の第二の値と
から導出される、ことと、
前記無線デバイスに、前記期間値のうちのある期間値に基づき、時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップすることを示すダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記無線デバイスが、前記DCIに基づき、前記時間期間の間、前記BWP上のPDCCH監視をスキップするように構成される、ことと
を含む方法。
【請求項9】
前記構成パラメーターが、無線リソース(RRC)メッセージで送信される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記期間値がスロット単位であり、前記第一の値および前記第二の値がスロット単位である、請求項8~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第一の値および前記第二の値が、事前定義された値である、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記SCSごとの同じ粒度値が、前記第二のSCSの前記それぞれの第一のSCSに対する比の事前定義された値である、請求項8~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記DCIが、DRX構成の不連続受信(DRX)アクティブ時間で送信され、前記DRX構成が、前記RRCメッセージで示される、請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
装置であって、前記装置は、一つまたは複数のプロセッサーと、命令を記憶しているメモリーとを備え、前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記装置に、請求項1~
7のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
【請求項15】
非一時的コンピューター可読
記憶媒体であって、前記非一時的コンピューター可読
記憶媒体は、命令を備え、前記命令は、装置の一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記装置に、請求項1~
7のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピューター可読
記憶媒体。
【請求項16】
装置であって、前記装置は、一つまたは複数のプロセッサーと、命令を記憶しているメモリーとを備え、前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記装置に、請求項8~13のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
【請求項17】
非一時的コンピューター可読記憶媒体であって、前記非一時的コンピューター可読記憶媒体は、命令を備え、前記命令は、装置の一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記装置に、請求項8~13のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピューター可読記憶媒体。
【国際調査報告】