(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】摩耗部品除去システム
(51)【国際特許分類】
E02F 9/28 20060101AFI20240312BHJP
【FI】
E02F9/28 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023557362
(86)(22)【出願日】2022-03-18
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 US2022020845
(87)【国際公開番号】W WO2022203942
(87)【国際公開日】2022-09-29
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391020193
【氏名又は名称】キャタピラー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】CATERPILLAR INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴルムネスト、カイル アール.
(72)【発明者】
【氏名】クンツ、フィリップ ジェイ.
(57)【要約】
摩耗部品除去システムは、摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合するように構成された第1のウェッジアセンブリと、摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合するように構成された第2のウェッジアセンブリと、第1のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合させ、第2のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合させるように構成されたラムコンポーネントと、第1のウェッジアセンブリ、第2のウェッジアセンブリ、及びラムコンポーネントを保持するように構成されたフレームとを含む。第1のウェッジアセンブリ又は第2のウェッジアセンブリのウェッジアセンブリは、摩耗部品に関連付けられた接合部と係合するように構成されたウェッジコンポーネントと、ウェッジコンポーネントを保持するように構成されたウェッジコンポーネントサドルとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
摩耗部品除去システム(200)であって、
摩耗部品(104)に関連付けられた第1の接合部(108‐1)と係合するように構成された第1のウェッジアセンブリ(202‐1)と、
摩耗部品(104)に関連付けられた第2の接合部(108‐2)と係合するように構成された第2のウェッジアセンブリ(202‐1)と、
前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)を前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第1の接合部(108‐1)と係合させ、前記第2のウェッジアセンブリ(202-1)を前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第2の接合部(108-2)と係合させるように構成されたラムコンポーネント(204)と、
前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)、前記第2のウェッジアセンブリ(202‐1)、及び前記ラムコンポーネント(204)を保持するように構成されたフレーム(206)とを含む、摩耗部品除去システム(200)。
【請求項2】
前記ラムコンポーネント(204)は、
機械式ラム、
油圧式ラム、
空気式ラム、又は
電気機械式ラムを含む、請求項1に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項3】
前記ラムコンポーネント(204)は、前記ラムコンポーネント(204)が前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)を前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第1の接合部(108‐1)と係合させ、前記第2のウェッジアセンブリ(202‐1)を前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第2の接合部(108‐2)と係合させるとき、前記摩耗部品(104)に押す力を生成するように構成される、請求項1~2のいずれか1項に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項4】
前記押す力に関連する方向は、前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)が前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第1の接合部(108‐1)と係合するとき、前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)によって生成される係合力に関連する方向に対してほぼ垂直である、請求項1~3のいずれか1項に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項5】
前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第1の接合部(108‐1)は、前記摩耗部品(104)を含む摩耗部品アセンブリ(100)の上面に配置され、前記摩耗部品(104)に関連付けられた前記第2の接合部(108‐2)は、前記摩耗部品アセンブリ(100)の下面に配置される、請求項1~4のいずれか1項に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項6】
前記フレーム(206)は、前記摩耗部品除去システム(200)が前記摩耗部品(104)と相互作用する位置にあるとき、前記摩耗部品(104)の上面の上で前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)を保持し、前記第2のウェッジアセンブリ(202-1)を前記摩耗部品(104)の下面の下に保持するように構成される、請求項1~5のいずれか1項に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項7】
前記摩耗部品(104)は、機械の器具(106)に関連付けられたアダプタ(102)に取り付けられ、
前記フレーム(206)は、前記摩耗部品除去システム(200)が前記摩耗部品(104)と相互作用する位置にあるとき、前記摩耗部品(104)の上面の上で前記第1のウェッジアセンブリ(202‐1)を保持し、前記第2のウェッジアセンブリ(202-1)を前記摩耗部品(104)の下面の下に保持するように構成され、
前記フレーム(206)は、前記摩耗部品除去システム(200)が前記摩耗部品(104)と相互作用する位置にあるときに、前記摩耗部品除去システム(200)が前記器具(106)に関連する他のコンポーネントと接触するのを防ぐように構成される、請求項1~6のいずれか1項に記載の摩耗部品除去システム(200)。
【請求項8】
ウェッジアセンブリ(202)であって、
摩耗部品(104)に関連付けられた接合部(108)と係合するように構成されたウェッジコンポーネント(214)と、
前記ウェッジコンポーネント(214)を保持するように構成されたウェッジコンポーネントサドル(216)とを含む、ウェッジアセンブリ(202)。
【請求項9】
前記ウェッジコンポーネントサドル(216)を摩耗部品除去システム(200)のフレーム(206)に取り付けるように構成された取り付けコンポーネント(402)をさらに含む、請求項8に記載のウェッジアセンブリ(202)。
【請求項10】
前記ウェッジコンポーネント(214)が第1の配向コンポーネント(408)を含み、前記ウェッジコンポーネントサドル(216)が第2の配向コンポーネント(410)を含み、
前記第1の配向コンポーネント(408)は、前記第2の配向コンポーネント(410)と係合して、前記ウェッジコンポーネントサドル(216)内での前記ウェッジコンポーネント(214)の位置決めを容易にするように構成される、請求項8~9のいずれか1項に記載のウェッジアセンブリ(202)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、摩耗部品除去に関し、例えば摩耗部品除去システムに関する。
【背景技術】
【0002】
掘削機、ホイールローダ、トラックタイプトラクタ及びローダのような土移動機械は、例えば一般に、岩石、土壌、堆積物又は廃棄物のような材料を掘削、切断、分解、除去、破壊、運搬、又はその他の方法で取り扱うために構築された器具を含む。器具は、材料との係合の結果、器具のエッジに沿って定期的に繰り返し摩耗することが多い。エッジを保護するために、器具は、歯、カプラ、アダプタ、リップシュラウド、及び/又はキャップなど、1つ以上の交換可能な摩耗部品(接地係合工具(GET)とも呼ばれる)を含むことができる。次いで、1つ以上の交換可能な摩耗部品は、器具の使用時に通常摩耗又は損傷を引き起こす摩耗、衝撃、又は他の力の大部分に耐える。
【0003】
時間の経過とともに、交換可能な摩耗部品の摩耗又は損傷により、交換可能な摩耗部品が劣化したり、故障したり、その他の理由で交換が必要になる場合がある。交換可能な摩耗部品を交換するには、アダプタ又はマウントから交換可能な摩耗部品を取り外す必要がある。しかし、交換可能な摩耗部品に付着した粉塵、埃、又は汚れにより、交換可能な摩耗部品がアダプタ又はマウントに付着する(例えば、固着する)可能性があるため、これは多くの場合困難である。これは、交換可能な摩耗部品の除去を可能にするために、大きな引張力、又は衝撃を受けた微粉、ほこり又は汚れを除去又は緩める他の手段を必要とする。例えば、作業者は、手動工具を使用して、交換可能な摩耗部品を物理的に緩め、及び/又は除去することができる(例えば、スレッジハンマーを使用して摩耗部品をハンマーで叩き、アダプタから摩耗部品を取り外す)。さらに、高温、低温、雨、雪、みぞれ、氷、不整地、限定された作業領域、及び/又は類似の環境条件により、交換可能な摩耗部品の除去が困難になり、及び/又は時間がかかる。
【0004】
米国特許出願公開第2012/0222335号(‘335出願)は、掘削歯アセンブリなどのコンポーネントの分解を容易にする工具を開示している。‘335出願によると、分解工具は第1の脚と第2の脚を含み、各脚は、堅牢な本体と、ランプ面の形態の楔形部分を備えた一体形成されたフランジを備える。脚のランプ面は、掘削ポイントのカラーの側部と係合することができ、分解工具は、掘削ポイントをアダプタから分離させるために垂直下向きにハンマーで叩くように適合される。
【0005】
‘335出願は、アダプタから掘削ポイントを分離させる分解工具を開示しているが、この分解工具は、オペレータが手動でハンマーによる打撃又は衝撃力を分解工具に加えて、アダプタから掘削ポイントを分離することを必要とする。さらに、場合によっては、掘削ポイントが摩耗及び/又は損傷している場合、又は掘削ポイントが濡れている場合又は氷で覆われている場合など、分解工具の脚のランプ面が掘削ポイントのカラーの側部の位置を維持できない場合がある。したがって、このような場合、分解工具では掘削ポイントとアダプタを分離することができない。本開示の摩耗部品除去システムは、上述の問題及び/又は当該技術分野における他の問題のうちの1つ以上を解決する。
【発明の概要】
【0006】
摩耗部品除去システムは、摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合するように構成された第1のウェッジアセンブリと、摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合するように構成された第2のウェッジアセンブリと、第1のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合させ、第2のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合させるように構成されたラムコンポーネントと、第1のウェッジアセンブリ、第2のウェッジアセンブリ、及びラムコンポーネントを保持するように構成されたフレームとを含む。
【0007】
摩耗部品除去システムは、摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合するように構成された第1のウェッジアセンブリと、摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合するように構成された第2のウェッジアセンブリと、第1のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第1の接合部と係合させ、第2のウェッジアセンブリを摩耗部品に関連付けられた第2の接合部と係合させるように構成されたラムコンポーネントとを含む。
【0008】
ウェッジアセンブリは、摩耗部品に関連付けられた接合部と係合するように構成されたウェッジコンポーネントと、ウェッジコンポーネントを保持するように構成されたウェッジコンポーネントサドルとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A-1B】本明細書に記載された例示的な摩耗部品アセンブリの図である。
【
図2A-2C】本明細書に記載された例示的な摩耗部品除去システムの図である。
【
図3A-3C】本明細書に記載の摩耗部品アセンブリの摩耗部品と相互作用する位置にある例示的な摩耗部品除去システムの図である。
【
図4A-4D】本明細書に記載の摩耗部品除去システムのウェッジアセンブリの例示的な実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、摩耗部品の除去を必要とするあらゆる機械に適した摩耗部品除去システムに関する。「機械」という用語は、鉱業、建設、農業、輸送又は他の産業のような産業に関連する作業を行う任意の機械を意味する。例えば、機械は、他の例では、掘削機、ホイールローダ、又はトラックタイプトラクタ及びローダなど、土移動機械又は材料移動機械であってもよい。
【0011】
図1A~1Bは、例示的な摩耗部品アセンブリ100の図である。
図1A~1Bに示すように、摩耗部品アセンブリ100は、摩耗部品104(例えば、チップ、歯、又は地面係合工具(GET)とも呼ばれる)のためのアダプタ102を含むことができる。アダプタ102は、器具106(例えば、ブレード、ローダバケット、掘削機バケット、又は使用時に摩耗対象となる地面係合エッジ又は材料係合エッジを有する任意の他の器具)のエッジに取り付け及び/又は覆うように構成されてもよい。摩耗部品104は、アダプタ102に取り付けるように構成することができ、器具106が使用されている間、器具106のエッジを覆い、土又は材料と係合することにより、器具106のエッジを保護するように構成されてもよい。
【0012】
図1A~1Bに示すように、アダプタ102に取り付けられたとき、摩耗部品104は、地面又は材料(図示せず)と係合するために、器具106のエッジから外側に延びることができる。さらに、少なくとも1つの接合部108が、摩耗部品104とアダプタ102との界面(例えば、摩耗部品104の一部がアダプタ102の一部と接触する場所)に形成され得る。例えば、
図1A~1Bに示されるように、接合部108‐1は、摩耗部品104の上部がアダプタ102の上部と接触する摩耗部品アセンブリ100の上面に形成され得、接合部108‐2は、摩耗部品104の下部がアダプタ102の下部と接触する摩耗部品アセンブリ100の下面に形成され得る。
【0013】
摩耗部品104は、摩耗部品104をアダプタ102に固定する保持機構(図示せず)を含むことができる。
図1A~1Bに示すように、保持機構は、器具106が使用されている間、アダプタ102に摩耗部品104を固定するために、摩耗部品104の側面の1つ以上の保持開口110など、アダプタ102及び摩耗部品104の態様を利用することができる。
【0014】
図1A~1Bには、特定の摩耗部品アセンブリ100、アダプタ102、及び摩耗部品104が示されているが、予期される実施形態は、機械の器具に関連するあらゆるタイプの摩耗部品アセンブリ、アダプタ、摩耗部品、及び/又は類似のもの(例えば、任意のカプラ、マウント、アダプタ、歯、チップ、リップシュラウド、キャップ、又は任意の他のGET)を含む。
【0015】
上述したように、一例として
図1A~1Bが提供される。他の例は、
図1A~1Bを参照して説明された例とは異なる場合がある。
【0016】
図2A~2Cは、本明細書に記載された例示的な摩耗部品除去システム200の図である。
図2A~2Cは、摩耗部品除去システム200の異なる角度からの正面図を示す。摩耗部品除去システム200は、部品アセンブリ100のアダプタ102から、摩耗部品104を除去するか、又は除去を容易にするために使用され得る。
図2A~
図2Cに示されるように、摩耗部品除去システム200は、(ウェッジアセンブリ202‐1及びウェッジアセンブリ202‐2として示される)1つ又は複数のウェッジアセンブリ202、ラムコンポーネント204、及びフレーム206を含む。
図2Bに示されるように、摩耗部品除去システム200は、ガイドコンポーネント208を含み得る。
図2Cに示されるように、摩耗部品除去システムは、少なくとも1つの取り付けコンポーネント210を含み得る。
【0017】
フレーム206は、1つ又は複数のウェッジアセンブリ202及びラムコンポーネント204を保持するための物理的構造を提供する1つ又は複数の構造コンポーネント212を含む。
図2A~
図2Cに示されるように、フレーム206は、ウェッジアセンブリ202‐1を保持する(及び/又はそれに取り付ける)ように構成された上部構造コンポーネント212‐1(例えば、上部水平ビーム)と、ウェッジアセンブリ202‐2を保持する(及び/又はそれに取り付ける)ように構成された下部構造コンポーネント212‐2(例えば、下部水平ビーム)とを含み得る。上部構造コンポーネント212‐1は、下部構造コンポーネント212‐2とほぼ平行、及び/又は(例えば、垂直面内で)ほぼ整列するように構成され得る。したがって、上部構造コンポーネント212‐1は、ウェッジアセンブリ202‐1がウェッジアセンブリ202‐2とほぼ平行に、及び/又はほぼ整列して配置されるように、ウェッジアセンブリ202‐2の上にウェッジアセンブリ202‐1を保持し得る。
図2A~2Cに示されるように、上部構造コンポーネント212‐1は、ラムコンポーネント204を保持する(及び/又はそれに取り付ける)ように構成され得る。
【0018】
図2A~2Cに示されると、フレーム206は、それぞれ、上部構造コンポーネント212‐1及び下部構造コンポーネント212‐2に取り付けるように構成された第1の側面構造コンポーネント212‐3(例えば、左側垂直梁)及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4(例えば、右側垂直梁)を含み得る。第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、上部構造コンポーネント212‐1及び下部構造コンポーネント212‐2に対してほぼ垂直となるように構成され得る。
【0019】
第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、上部構造コンポーネント212‐1を下部構造コンポーネント212‐2から分離するように構成され得、それにより、(例えば、後述するように、ラムコンポーネント204が作動又は加圧されていないとき)ウェッジアセンブリ202‐1とウェッジアセンブリ202‐2との間の距離が(例えば、摩耗部品104の高さ及び/又は摩耗部品アセンブリ100の高さに関連付けられる)第1の距離閾値を満たし得る(それ以上であってもよい)。いくつかの実施形態では、第1の側面構造コンポーネント212‐3と第2の側面構造コンポーネント212‐4との間の距離は、(例えば、摩耗部品104の幅及び/又は摩耗部品アセンブリ100の幅に関連付けられる)第2の距離閾値を満たし得る(それ以上であってもよい)。このようにして、フレーム206は、摩耗部品104及び/又は摩耗部品アセンブリ100の周囲に嵌合する(例えば、摩耗部品除去システム200が摩耗部品104と相互作用して摩耗部品104を除去できる)ように構成され得る。
【0020】
第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、摩耗部品除去システム200が摩耗部品104と相互作用する(例えば、摩耗部品104を除去する)位置にあるとき、摩耗部品除去システムが器具106の他のコンポーネント(例えば、摩耗部品アセンブリ100に隣接する別の摩耗部品アセンブリ)に接触するのを防ぐように構成され得る。例えば、
図2A~2Cに示されるように、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び第2の側面構造コンポーネント212‐4は、摩耗部品除去システム200が摩耗部品104と相互作用する位置にあるときに、器具106の他のコンポーネントの周りに隙間を設けるために、「C」字状を有してもよい。第1の側面構造コンポーネント212‐3及び第2の側面構造コンポーネント212‐4の形状に関するさらなる詳細は、
図3Cに関連して本明細書で説明される。
【0021】
ラムコンポーネント204は、例えば、機械式ラム、油圧式ラム、空気式ラム、又は電気機械式ラムを含み得る。例えば、ラムコンポーネント204が油圧式ラムである場合、ラムコンポーネント204は、ラムコンポーネントに加圧作動液を供給するように構成された油圧ポンプ(図示せず)に接続され得る。(例えば、例示的な摩耗部品除去システム200に含まれる、又は油圧ポンプなどの別のコンポーネントの一部である)制御コンポーネントは、電気機械式ラムを制御し得る。例えば、摩耗部品除去システム200のオペレータは、他の例の中でも特に、制御コンポーネントと相互作用し、ラムコンポーネント204を作動又は停止、及び/又は加圧又は減圧させることができる。
【0022】
ラムコンポーネント204は、1つ又は複数のウェッジアセンブリ202のうちの少なくとも1つのウェッジアセンブリ202を移動させるように構成され得る。例えば、
図2A~2Cに示されると、ラムコンポーネント204は、ウェッジアセンブリ202‐1に接続され得、(例えば、ラムコンポーネント204が作動及び/又は加圧されたとき)ウェッジアセンブリ202‐1を下方に移動するように構成され得る。したがって、ラムコンポーネント204が作動及び/又は加圧されると、ラムコンポーネント204は、ウェッジアセンブリ202‐1を下方に移動し、摩耗部品アセンブリ100の第1の接合部108(例えば、接合部108‐1)に接触し、及び/又は第1の接合部108と係合する(例えば、本明細書で説明するように、第1の接合部108を介して摩耗部品104及び/又はアダプタ102に係合力を生成して適用する)。追加的に又は代替的に、これにより、ウェッジアセンブリ202‐2が摩耗部品アセンブリ100の第2の接合部(例えば、接合部108‐2)と係合し得る。例えば、ウェッジアセンブリ202‐1の下方への移動により、ウェッジアセンブリ202‐1とウェッジアセンブリ202‐2との間の距離が減少し得、これにより、ウェッジアセンブリ202‐2が第2の接合部108に接触し、及び/又は第2の接合部108と係合する(例えば、本明細書に記載されるように、第2の接合部108を介して摩耗部品104及び/又はアダプタ102に係合力を生成及び適用する)。
【0023】
1つ又は複数のウェッジアセンブリ202のうちのウェッジアセンブリ202は、ウェッジコンポーネント214及び/又はウェッジコンポーネントサドル216を含むことができる。ウェッジコンポーネント214は、摩耗部品アセンブリ100の接合部108と係合するように構成され得る。例えば、ウェッジコンポーネント214は、接合部108内に(又は上に)挿入し、ウェッジコンポーネント214の物理的特性により、摩耗部品104及び/又はアダプタ102に押す力(例えば、水平方向の力)(例えば、摩耗部品をアダプタ102から押し出す押す力)を生成する係合力(例えば、垂直方向の力)を加える。ウェッジコンポーネントサドル216は、ウェッジコンポーネント214を保持し(例えば、ウェッジコンポーネント214に構造的支持を提供し)、ウェッジコンポーネント214をフレーム206に取り付けるように構成され得る。ウェッジアセンブリ202、ウェッジコンポーネント214、及びウェッジコンポーネントサドル216に関するさらなる説明は、
図4A~
図4Dに関連して本明細書で説明される。
【0024】
図2Bに示されるように、ガイドコンポーネント208は、フレーム206(例えば、上部構造コンポーネント212‐1)に接続され得る。ガイドコンポーネント208は、(例えば、ラムコンポーネント204が作動及び/又は加圧されたとき)ラムコンポーネント204及び/又はウェッジアセンブリ202‐1の直線運動を容易にするように構成されたスライドガイド及び/又は他のコンポーネントを含み得る。このようにして、ガイドコンポーネント208は、ウェッジアセンブリが摩耗部品アセンブリ100の接合部108と係合するときに、ラムコンポーネント204及び/又は(例えば、ウェッジコンポーネント214及び/又はウェッジコンポーネントサドル216を備える)ウェッジアセンブリ202‐1が、ねじれ及び/又は曲がるのを防止し得る。さらに、ガイドコンポーネント208は、ウェッジアセンブリ202-1が接合部108に意図された方向(例えば、垂直、下向き方向)に係合力を生成するのを支援し、摩耗部品104及び/又はアダプタ102に意図された方向(例えば、水平方向)に押す力を生成することができる。
【0025】
図2Cに示されるように、少なくとも1つの取り付けコンポーネント210は、フレーム206(例えば、上部構造コンポーネント212‐1)に接続され得る。少なくとも1つの取り付けコンポーネントは、索具又は他の支持材料を介して昇降装置(例えば、クレーンのブーム)に取り付けるように構成された1つ又は複数の点(例えば、吊り下げ点)を含み得る。したがって、摩耗部品除去システム200は、(例えば、摩耗部品除去システム200が摩耗部品104と相互作用して摩耗部品104を除去できるようにするために)少なくとも1つの取り付けコンポーネント210を介して昇降装置によって摩耗部品104及び/又は摩耗部品アセンブリ100の上又はその近くに位置決め(例えば吊り下げ)され得る。
【0026】
上述したように、一例として
図2A~2Cが提供される。他の例は、
図2A~2Cを参照して説明された例とは異なる場合がある。
【0027】
図3A~3Cは、摩耗部品アセンブリ100の摩耗部品104と相互作用する位置300にある例示的な摩耗部品除去システム200の図である。
図3Aは、位置300にある摩耗部品除去システム200の正面図である。
図3Aに示されるように、フレーム206は、摩耗部品104の周囲に嵌合する(例えば、取り囲む)ことができる。例えば、摩耗部品除去システム200は、上部構造コンポーネント212‐1が摩耗部品104の上面の上に配置され、下部構造コンポーネント212‐2が、摩耗部品104の下面の下に配置され、第1の側面構造コンポーネント212‐3(例えば、左側構造コンポーネント)が、摩耗部品104の第1の表面(例えば、左面)の横(例えば、左側)に配置され、第2の側面構造コンポーネント212‐4(例えば、右側構造コンポーネント)が、摩耗部品104の第2の表面(例えば、右面)の横(例えば、右側)に配置されるように(例えば、昇降装置によって)位置決めされ得る。このようにして、ウェッジアセンブリ202‐1は、摩耗部品104に関連付けられた第1の接合部108(例えば、接合部108‐1、
図3Aには図示せず)と位置合わせ(例えば、その上に配置)され得、ウェッジアセンブリ202‐2は、摩耗部品104に関連付けられた第2の接合部108(例えば、接合部108‐2、
図3Aには図示せず)と位置合わせ(例えば、その下に配置)され得る。さらに
図3Aに示されるように、ラムコンポーネント204は作動及び/又は加圧されておらず、したがって、ウェッジアセンブリ202‐1及びウェッジアセンブリ202‐2は、第1の接合部108及び第2の接合部108と接触又は係合していない。
【0028】
さらに
図3Aに示されるように、摩耗コンポーネントは、器具106に関連付けられた1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302(例えば、リップシュラウド)に隣接してもよい。したがって、摩耗部品除去システム200の位置300により、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4が、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302の上及び/又は下に配置され得る。本明細書でさらに説明されるように、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、摩耗部品除去システム200が位置300にあるときに、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302との接触を回避するように構成され得る(例えば、「C」形状を有する)。
【0029】
図3Bは、
図3Aの線A‐Aに沿った摩耗部品除去システム200及び摩耗部品104の断面図である。
図3Bに示すように、摩耗部品除去システムは、摩耗部品アセンブリ100の摩耗部品104と相互作用する位置300にある。さらに
図3Bに示すように、ウェッジアセンブリ202‐1は、摩耗部品アセンブリ100の接合部108‐1と位置合わせする(例えば、その上に配置する)ことができ、ウェッジアセンブリ202‐2は、摩耗部品アセンブリ100の接合部108‐2と位置合わせする(例えば、その下に配置する)ことができる。上述したように、ラムコンポーネント204が作動及び/又は加圧されると、ラムコンポーネント204は、ウェッジアセンブリ202‐1を移動させて接合部108‐1と係合させ得、またウェッジアセンブリ202‐1を接合部108‐2と係合させ得る。ウェッジアセンブリ202‐1が接合部108‐1と係合する(例えば、ウェッジアセンブリ202‐1が接合部108‐1に押し込まれる)とき、ウェッジアセンブリ202‐1は、摩耗部品アセンブリ100の摩耗部品104及び/又はアダプタ102に第1の係合力(例えば、ウェッジアセンブリ202‐1及び/又はラムコンポーネント204の移動方向とほぼ平行である)を生成し得る。ウェッジアセンブリ202‐1が接合部108‐2と係合すると、ウェッジアセンブリ202‐2は、摩耗部品104及び/又はアダプタ102に第2の係合力(例えば、第1の係合力とほぼ平行であるが、第1の係合力とは反対の方向にある)を生成し得る。接合部108‐1での第1の係合力の生成は、摩耗部品104及び/又はアダプタ102上で第1の押す力(例えば、第1の係合力の方向に対してほぼ垂直である)を生成し得る。接合部108‐1での第2の係合力の生成は、摩耗部品104及び/又はアダプタ102で第2の押す力(例えば、第1の係合力の方向に対してほぼ垂直である)を生成し得る。例えば、
図3Bに示すように、第1の押す力及び/又は第2の押す力により、摩耗部品104がアダプタ102から左方向に移動し得る。このようにして、摩耗部品104をアダプタ102から除去することができる。
【0030】
図3Cは、位置300にある摩耗部品除去システム200の斜め側面図である。
図3Cに示されるように、摩耗部品除去システム200は、摩耗部品除去システム200が位置300にあるとき、摩耗部品104の周囲に嵌合することができる。さらに
図3Cに示されるように、摩耗部品104は、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302に隣接してもよい。いくつかの実装形態では、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、摩耗部品除去システム200が位置300にあるとき、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネントの上及び/又は下に配置され、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302との接触を避けるように構成され得る。例えば、
図3Cに示されるように、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び第2の側面構造コンポーネント212‐4のそれぞれは、摩耗部品除去システム200が位置300にあるときに、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び第2の側面構造コンポーネント212‐4が1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302の周囲に配置されることを可能にする「C」字形を有するように構成され得る。したがって、第1の側面構造コンポーネント212‐3及び/又は第2の側面構造コンポーネント212‐4は、1つ又は複数の他の摩耗コンポーネント302から少なくとも距離304を維持し得る。
【0031】
上述したように、一例として
図3A~3Cが提供される。他の例は、
図3A~3Cを参照して説明された例とは異なる場合がある。
【0032】
図4A~4Dは、ウェッジアセンブリ202の例示的な実施形態400の図である。
図4Aは、ウェッジアセンブリ202の斜め正面図である。
図4Bは、ウェッジアセンブリ202の分解斜視正面図である。
図4Cは、
図4Aの線B‐Bに沿ったウェッジアセンブリ202の断面図である。
図4Dは、ウェッジアセンブリ202のウェッジコンポーネントサドル216の斜め上面図である。
【0033】
図4A~
図4Dに示されると、ウェッジアセンブリ202は、ウェッジコンポーネント214、ウェッジコンポーネントサドル216、及び/又は取り付けコンポーネント402を含み得る。上述したように、ウェッジコンポーネント214は、摩耗部品アセンブリ100の接合部108と係合するように構成され得る。例えば、ウェッジコンポーネント214は、接合部108内に(又は上に)挿入し、ウェッジコンポーネント214の物理的特性により、摩耗部品アセンブリ100の摩耗部品104及び/又はアダプタ102に押す力(例えば、水平方向の力)(例えば、摩耗部品104をアダプタ102から押し出す押す力)を生成する係合力(例えば、垂直方向の力)を加えるように構成され得る。ウェッジコンポーネントサドル216は、(例えば、ウェッジコンポーネントサドル216の凹部内に)ウェッジコンポーネント214を保持するように構成され得る。ウェッジコンポーネントサドル216は、取り付けコンポーネント402に取り付けられるように構成され得、取り付けコンポーネント402は、摩耗部品除去システム200のフレーム206に取り付けられるように構成され得る。例えば、取り付けコンポーネント402は、ウェッジコンポーネントサドル216のねじ付きレセプタクルにねじ込むように構成された第1のねじ付き部分を含み得、及び/又はフレーム206のねじ付きレセプタクルにねじ込むように構成された第2のねじ付き部分を含み得る。このようにして、取り付けコンポーネント402は、フレーム206へのウェッジアセンブリ202の取り付けを容易にすることができる。
【0034】
ウェッジコンポーネントサドル216は、(例えば、ウェッジコンポーネント214がウェッジコンポーネントサドル216内に配置されるとき、)1つ又は複数の除去可能な取り付けコンポーネント406がウェッジコンポーネント214をウェッジコンポーネントサドル216に固定できるようにする1つ又は複数の取り付け孔404を含み得る。例えば、1つ又は複数の除去可能な取り付けコンポーネント406は、1つ又は複数の取り付け孔404に挿入してねじ込み、ウェッジコンポーネントサドル216へのウェッジコンポーネント214の確実な取り付けを維持するように構成された1つ又は複数の止めねじを含み得る。1つ又は複数の除去可能な取り付けコンポーネント406は、ウェッジコンポーネント214の取り外しを可能にするために取り外されてもよい(例えば、ネジを外される)。このようにして、新しいウェッジコンポーネントは、摩耗部品除去システム200の動作により摩耗又は破損した古いウェッジコンポーネント214を置き換えることができる。これにより、摩耗部品除去システム200の動作寿命にわたって摩耗部品除去システム200の性能を向上させることができる。
【0035】
図4B~4Cに示されるように、ウェッジコンポーネント214は、ウェッジコンポーネントサドル216の第2の配向コンポーネント410と係合するように構成された第1の配向コンポーネント408を含み得る。例えば、第1の配向コンポーネント408は突出部(例えばダボ又は他の突出部)であってもよく、第2の配向は開口部(例えば凹部又は開口)であってもよい。したがって、第1の配向コンポーネント408及び第2の配向コンポーネント410は、互いに係合するように構成され得る(例えば、第1の配向コンポーネント408が第2の配向コンポーネント410に挿入され得る)。このように、第1の配向コンポーネント408及び第2の配向コンポーネント410は、ウェッジコンポーネントサドル216内でウェッジコンポーネント214の位置を維持するように構成され得、及び/又はウェッジコンポーネントサドル216内でのウェッジコンポーネント214の適切な配向を確保する(例えば、ウェッジコンポーネントの前面がウェッジコンポーネントサドル216内で正面を向いていることを確保する)ように構成され得る。
【0036】
追加的に又は代替的に、
図4Dに示すように、ウェッジコンポーネントサドルは、ウェッジコンポーネント214のウェッジコンポーネントサドル216への取り付けを容易にする1つ又は複数の取り付け孔412を含み得る。1つ又は複数の取り付け孔412により、1つ又は複数のボルトなどの1つ又は複数の追加の除去可能な取り付けコンポーネント(図示せず)がウェッジコンポーネント214をウェッジコンポーネントサドル216に取り付けることができ、それらは、ウェッジコンポーネントサドル216へのウェッジコンポーネント214の確実な取り付けを維持するように構成される。
【0037】
上述したように、一例として
図4A~4Dが提供される。他の例は、
図4A~4Dを参照して説明された例とは異なる場合がある。
産業上の利用可能性
【0038】
本明細書に記載されたいくつかの実施形態は、摩耗部品アセンブリの摩耗部品を(たとえば、摩耗部品アセンブリのアダプタから)除去することができる摩耗部品除去システムを提供する。摩耗部品除去システムは、摩耗部品アセンブリの第1の接合部(例えば、摩耗部品アセンブリの上面の接合部)と係合するように構成された第1のウェッジアセンブリと、摩耗部品アセンブリの第2の接合部(例えば、摩耗部品アセンブリの下面の接合部)と係合するように構成された第2のウェッジアセンブリとを含む。摩耗部品除去システムはまた、第1のウェッジアセンブリを(例えば、第1の接合部に向かって下向きに)移動させて、第1のウェッジアセンブリを第1の接合部と係合させ、第2のウェッジアセンブリを第2の接合部と係合させるように構成されたラムコンポーネントを含み、これにより、第1の接合部及び第2の接合部にそれぞれ係合力が発生し、それによって摩耗部品に押す力が発生し、摩耗部品が摩耗部品アセンブリのアダプタから取り外される。
【0039】
このようにして、摩耗部品除去システムは、摩耗部品がアダプタ又はマウントに固着しているか否か(例えば、衝突した微粉、埃又は汚れのため)に関わらず、摩耗部品を除去することを可能にする。さらに、摩耗部品除去システムにより、摩耗部品除去システムのオペレータが手動工具(例えば、ハンマーで打撃を与えるスレッジハンマー)又はその他の工具(例えば、衝撃力を加えるジャックハンマー)を使用して摩耗部品除去システムに力を手動で加えなくても、摩耗部品を除去することができる。さらに、摩耗部品除去システムが摩耗部品アセンブリの複数の接合部に係合し、複数の異なる係合力によって摩耗部品に押す力を生成するように構成されるため、摩耗部品除去システムは、従来の除去技術を使用して除去するのが困難又は時間がかかる摩耗部品を迅速かつ効率的に除去することができる。さらに、摩耗部品除去システムは、摩耗部品が摩耗又はその他の損傷により滑らかである場合、及び/又は摩耗部品が濡れている、泥だらけである、又は氷で覆われている場合でも、摩耗部品アセンブリの少なくとも1つの接合部と係合することができ、それにより悪環境条件下でも摩耗部品の除去が容易になる。
【国際調査報告】