(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】プリセットメモリおよびホールド制御を含む、照明モジュールの最適化された単一ボタン制御
(51)【国際特許分類】
H05B 47/17 20200101AFI20240312BHJP
H05B 47/165 20200101ALI20240312BHJP
【FI】
H05B47/17
H05B47/165
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558164
(86)(22)【出願日】2022-03-29
(85)【翻訳文提出日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 US2022071410
(87)【国際公開番号】W WO2022213068
(87)【国際公開日】2022-10-06
(32)【優先日】2021-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513181366
【氏名又は名称】ナイト・アイズ,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】オームスビー,ボウデン
(72)【発明者】
【氏名】ランドキスト,スティーブン・エル
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA24
3K273QA29
3K273RA05
3K273RA15
3K273SA23
3K273SA34
3K273SA60
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA18
3K273TA27
3K273TA28
3K273TA40
3K273TA41
3K273TA47
3K273UA17
3K273UA19
(57)【要約】
照明モジュールでモード/色を選択するための方法であって、照明モジュールが、単一ボタンのみを有し、方法が、照明モジュールでの単一ボタンの第1の作動を受信するステップを含む。この方法は、第1の作動に応答して、デバイスをオンにし、第1のモード/色を表示するステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが押し続けられていることを検出するステップをさらに含む。この方法は、複数のモード/色を時限シーケンスで表示し、複数のモード/色の各モード/色が予め設定された期間にわたって表示されるようにするステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが解放されたことを検出するステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが解放されたときに表示されていた、複数のモード/色のうちの選択されたモード/色を表示するステップをさらに含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明モジュールでモード/色を選択するための方法であって、前記照明モジュールが、単一ボタンのみを有し、方法が、
前記照明モジュールでの前記単一ボタンの第1の作動を受信するステップと、
前記第1の作動に応答して、前記デバイスをオンにし、第1のモード/色を表示するステップと、
前記単一ボタンが押し続けられていることを検出するステップと、
複数のモード/色を時限シーケンスで表示し、前記複数のモード/色の各モード/色が予め設定された期間にわたって表示されるようにするステップと、
前記単一ボタンが解放されたことを検出するステップと、
前記単一ボタンが解放されたときに表示されていた、前記複数のモード/色のうちの選択されたモード/色を表示するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記照明モジュールでの前記単一ボタンの第2の作動を受信するステップと、
前記第2の作動に応答して、前記選択されたモード/色を点滅に変更するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選択されたモード/色の前記変更が、予め設定された点滅期間が経過していない場合にのみ行われる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定された点滅時間が経過した場合、前記第2の作動により前記照明モジュールがオフにされる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のモード/色のうちの1つがディスコモードである、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ディスコモードが、一連の明るい色をそれぞれ短期間ずつ表示し、そのような表示を繰り返すことによって特徴付けられるモードである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記選択されたモード/色がディスコモードである場合、前記選択されたモード/色の点滅への前記変更が行われない、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記選択されたモード/色が、前記照明モジュールがシャットダウンされたときに記憶され、前記デバイスをオンにすると、前記選択されたモード/色が起動される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記単一ボタンの第3の作動を受信するステップと、
前記第3の作動に応答して、前記照明モジュールを停止するステップと、
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記単一ボタンの第2の作動を受信するステップと、
前記複数のモード/色のうちのディスコモードがアクティブであることを検出するステップと、
前記第2の作動に応答して、前記照明モジュールを停止するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
光源と、
マイクロプロセッサと、
ボタンと、
を備える照明モジュールであって、
前記マイクロプロセッサが、格納された命令を実行して、
前記照明モジュールでの前記単一ボタンの第1の作動を受信し、
前記第1の作動に応答して、前記光源をオンにし、第1のモード/色を表示し、
前記単一ボタンが押し続けられていることを検出し、
複数のモード/色を時限シーケンスで表示し、前記複数のモード/色の各モード/色が予め設定された期間にわたって表示されるようにし、
前記単一ボタンが解放されたことを検出し、
前記単一ボタンが解放されたときに表示されていた、前記複数のモード/色のうちの選択されたモード/色を表示する
ように構成される、照明モジュール。
【請求項12】
前記マイクロプロセッサが、格納された命令を実行して、
前記照明モジュールでの前記単一ボタンの第2の作動を受信し、
前記第2の作動に応答して、前記選択されたモード/色を点滅に変更する
ようにさらに構成される、請求項11に記載の照明モジュール。
【請求項13】
前記選択されたモード/色の前記変更が、予め設定された点滅期間が経過していない場合にのみ行われる、請求項12に記載の照明モジュール。
【請求項14】
前記予め設定された点滅時間が経過した場合、前記第2の作動により前記照明モジュールがオフにされる、請求項13に記載の照明モジュール。
【請求項15】
前記複数のモード/色のうちの1つがディスコモードである、請求項12に記載の照明モジュール。
【請求項16】
前記ディスコモードが、一連の明るい色をそれぞれ短期間ずつ表示し、そのような表示を繰り返すことによって特徴付けられるモードである、請求項15に記載の照明モジュール。
【請求項17】
前記選択されたモード/色がディスコモードである場合、前記選択されたモード/色の点滅への前記変更が行われない、請求項16に記載の照明モジュール。
【請求項18】
前記選択されたモード/色が、前記照明モジュールがシャットダウンされたときに記憶され、前記デバイスをオンにすると、前記選択されたモード/色が起動される、請求項11に記載の照明モジュール。
【請求項19】
前記マイクロプロセッサが、格納された命令を実行して、
前記単一ボタンの第3の作動を受信し、
前記第3の作動に応答して、前記照明モジュールを停止する
ようにさらに構成されている、請求項12に記載の照明モジュール。
【請求項20】
前記マイクロプロセッサが、格納された命令を実行して、
前記単一ボタンの第2の作動を受信し、
前記複数のモード/色のうちのディスコモードがアクティブであることを検出し、
前記第2の作動に応答して、前記照明モジュールを停止する、
ようにさらに構成されている、請求項11に記載の照明モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
[0001]様々なシナリオにおいて、消費者向けの照明デバイスは、単純性と耐久性を重視して作られている。いくつかのシナリオでは、そのような照明デバイスは、単一の制御用ボタンしか含まないことがある。デバイスは単一ボタンしか含まないが、複数の色や点滅シーケンスを含めた複数の機能モードを有することが望ましい場合がある。
【0003】
[0002]LEDのコンパクトなサイズと高輝度の照明能力により、小型の照明デバイスの作成が容易に可能になる。多くのシナリオでは、サイズおよび製造面での節約に役立つので、これらのデバイスは単一のスイッチしか含まない。さらに、単一ボタン制御を有する照明モジュールは、限定はしないが、ボール、ライトスティック、グロースティック、フライングディスク、ヘッドバンド、自転車ライト、ゴールマーカー、ファン感謝グッズなどを含む多様なデバイスに実装することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
[0003]一実施形態では、照明モジュールでモード/色を選択するための方法であって、照明モジュールが単一ボタンのみを有する、方法が、照明モジュールでの単一ボタンの第1の作動を受信するステップを含む。この方法は、第1の作動に応答して、デバイスをオンにし、第1のモード/色を表示するステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが押し続けられていることを検出するステップをさらに含む。この方法は、複数のモード/色を時限シーケンスで表示し、複数のモード/色の各モード/色が予め設定された期間にわたって表示されるようにするステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが解放されたことを検出するステップをさらに含む。この方法は、単一ボタンが解放されたときに表示されていた、複数のモード/色のうちの選択されたモード/色を表示するステップをさらに含む。1つの代替形態では、この方法は、照明モジュールでの単一ボタンの第2の作動を受信するステップと、第2の作動に応答して、選択されたモード/色を点滅に変更するステップとをさらに含む。別の代替形態では、選択されたモード/色の変更が、予め設定された点滅期間が経過していない場合にのみ行われる。代替として、予め設定された点滅期間が経過した場合、第2の作動により照明モジュールがオフにされる。別の代替形態では、複数のモード/色のうちの1つがディスコモードである。代替として、ディスコモードは、一連の明るい色をそれぞれ短期間ずつ表示し、そのような表示を繰り返すことによって特徴付けられるモードである。別の代替形態では、選択されたモード/色がディスコモードである場合、選択されたモード/色の点滅への変更は行われない。代替として、選択されたモード/色が、照明モジュールがシャットダウンされたときに記憶され、デバイスをオンにすると、選択されたモード/色が起動される。別の代替形態では、この方法は、単一ボタンの第3の作動を受信するステップと、第3の作動に応答して、照明モジュールを停止するステップとをさらに含む。代替として、この方法は、単一ボタンの第2の作動を受信するステップと、複数のモード/色のディスコモードがアクティブであることを検出するステップと、第2の作動に応答して、照明モジュールを停止するステップとをさらに含む。
【0005】
[0004]一実施形態では、照明モジュールは、光源と、マイクロプロセッサと、ボタンとを含む。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、照明モジュールでの単一ボタンの第1の作動を受信するように構成される。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、第1の作動に応答して、光源をオンにし、第1のモード/色を表示するようにさらに構成される。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、単一ボタンが押し続けられていることを検出するようにさらに構成される。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、複数のモード/色を時限シーケンスで表示し、複数のモード/色の各モード/色が予め設定された期間にわたって表示されるようにさらに構成される。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、単一ボタンが解放されたことを検出するようにさらに構成される。マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、単一ボタンが解放されたときに表示されていた、複数のモード/色のうちの選択されたモード/色を表示するようにさらに構成される。1つの代替形態では、マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、照明モジュールでの単一ボタンの第2の作動を受信し、第2の作動に応答して、選択されたモード/色を点滅に変更するようにさらに構成される。代替として、選択されたモード/色の変更が、予め設定された点滅期間が経過していない場合にのみ行われる。別の代替形態では、予め設定された点滅期間が経過した場合、第2の作動により照明モジュールがオフにされる。代替として、複数のモード/色のうちの1つがディスコモードである。別の代替形態では、ディスコモードは、一連の明るい色をそれぞれ短期間ずつ表示し、そのような表示を繰り返すことによって特徴付けられるモードである。代替として、選択されたモード/色がディスコモードである場合、選択されたモード/色の点滅への変更は行われない。別の代替形態として、選択されたモード/色が、照明モジュールがシャットダウンされたときに記憶され、デバイスをオンにすると、選択されたモード/色が起動される。代替として、マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、単一ボタンの第3の作動を受信し、第3の作動に応答して、照明モジュールを停止するようにさらに構成される。別の代替形態では、マイクロプロセッサは、格納された命令を実行して、単一ボタンの第2の作動を受信し、複数のモード/色のディスコモードがアクティブであることを検出し、第2の作動に応答して、照明モジュールを停止するようにさらに構成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】[0005]照明モジュールの一実施形態を示す図である。
【
図2】[0006]
図1の照明モジュールの背面図である。
【
図3】[0007]照明モジュールの単一ボタン操作に関するフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0008]本明細書では、特定の用語が単に便宜的に使用されており、プリセットメモリおよびホールド制御(プリセット単一ボタンアルゴリズム/システム)を含む照明モジュールの最適化された単一ボタン制御のためのシステムおよび方法の実施形態に限定するものと解釈すべきではない。多くの実施形態において、方法/マイクロプロセッサベースの制御システムは、照明モジュールに実装されることがある。多くの実施形態での照明モジュールは、照明デバイス内に位置された多様な受入機構に適合するように設計される。照明デバイスの実施形態は、本出願に示されるものを含めた様々な形態を取ることができる。多くの構成において、本明細書での設計は、照明モジュールが多様なデバイス(照明デバイス)に適合することができるモジュール式システムを提供する。多くの実施形態において、プリセット単一ボタンアルゴリズム/システムは、色の周期的選択システムと、オン/点滅/オフの単一のプッシュ作動とを提供する。さらに、多くの実施形態において、デバイスは、デバイスの色の選択を記憶する。多くの実施形態において、そのようなシステムは、選択時間と単一ボタンの摩耗とを最小化する効率的な単一ボタン制御を提供する。多くの実施形態において、ユーザが照明デバイスに関して通常は同じ色を選択することを望む可能性を利用する。
【0008】
[0009]単一ボタン照明デバイス内で単一ボタンアルゴリズムがどのように動作するかについてのコンテキストを追加するために、ボール、ライトスティック、グロースティック、フライングディスク、ヘッドバンド、自転車ライト、ゴールマーカー、ファン感謝グッズなどの様々なデバイスで採用することができる例示的な照明モジュールが提供される。
図1は、照明モジュール100の一実施形態を示す。照明モジュール100は、一般に、回路構成用に使用され、照明モジュール100を支持して封入するために使用される2つのプリント回路基板(PCB)を含む。照明モジュール100は、PCB110およびPCB120を含む。プラスチックリング130が、PCB110とPCB120の間に配置されて、照明モジュール100の筐体を完成させる。プラスチックリング130は、照明モジュール100を照明デバイス内に保持する摩擦またはスナップ嵌めを提供する突出部140を含む。これについては以下でより詳細に述べる。多くの照明モジュールとは異なり、PCBがモジュールの一部分を形成し、これにより製造コストが節約される。さらに、
図1ではLED150が見える。多くの構成でのこのLEDは、光の垂直な投射を可能にし、すなわち最大の外向きの面に対して垂直である。多くの実施形態において、PCB110は、露出されたマイクロプロセッサ、コンデンサ、または他の回路構成を含むこともある。これは、
図1でのデバイスの実施形態には示されていない。
【0009】
[0010]
図2は、照明モジュール100の別の図を示す。この図では、押しボタンスイッチ210(モーメンタリスイッチ)が示されている。さらに、充電ポート220が示されている。多くの実施形態において、充電ポート220は、micro USBポートでよい。代替として、デバイスの全体のサイズに応じて、他の充電ポート、例えばUSBポートも可能である。
図1の図と同様に、PCB220は、露出された回路または相互接続を含むことがある。
【0010】
[0011]したがって、単一のプリセット単一ボタンアルゴリズム/システムで動作することができる例示的な照明モジュールが提供される。
図3は、プリセット単一ボタンアルゴリズム/システムの一実施形態を述べる。この実施形態では、一般に、ユーザはボタンを押し続けて利用可能な色を循環させ、次いでボタンを作動して点滅モードに切り替え、次いで再度作動してデバイスをオフにする。さらに、特定の実施形態では、LEDの一定の色変化を提供するディスコモードを選択することができる。
図3には、アルゴリズムの一実施形態が示されている。ステップ300で、ユーザは、単一ボタンを押してデバイスを起動する。このデバイスはメモリを有し、ステップ310で、保存されたモードの表示を自動的に開始する。保存されたモードは、単一色の連続光か、いわゆるディスコモードかのいずれかであり、ディスコモードでは、色が1秒間保持され、次いで色が次の色に1秒間切り替わる、などである。当然、1秒の時間は単に例示にすぎず、他の期間が設定されてもよく、本発明の範囲に含まれる。0.5~5秒の範囲の期間がディスコモードに好ましいと考えられるが、他の期間も可能である。ボタンが解放されると、デバイスはステップ330に進み、デバイスがどのモードにあるかは保持される。代わりにボタンが押し続けられる場合、デバイスは、ステップ320でモードを循環し始める。デバイスは、シーケンス内の次の色/モードを1秒間表示する。多くの代替形態では、これは0.5秒でよい。ステップ325でボタンが解放されなかった場合、デバイスは、ステップ320で次の色/モードを再び表示する。これは、ボタンの解放まで継続して反復される。当然、色/モードの循環に関する1秒の時間は単に例示にすぎず、他の期間が設定されてもよく、本発明の範囲に含まれる。色/モードの選択には0.5~5秒の範囲の期間が好ましいと考えられるが、他の期間も可能である。ここで「色/モード」という表記を使用しているのは、サイクルが異なる色のみを含むことがあり、または色と強度、もしくは色と点滅、もしくは上で特定したようなディスコモードを含むことがあるからである。色とモードとの選択は組み合わせることができる。ステップ325でボタンが解放された場合、デバイスはステップ330に進み、ボタンが解放されたときの色/モードを保持する。多くの実施形態では、色のうちの1つがディスコモードとして表され、その色の表示中にボタンが解放されると、ディスコモードが選択される。代替として、ディスコモードを示す急速な点滅または他の視覚インジケータのモードを設定することもできる。
【0011】
[0012]ステップ330で、ボタンが解放されてモードが選択されると、デバイスは、ステップ340で、ボタンがさらに押されるかどうかを監視する。ボタンが押されなかった場合、デバイスはオンのままであり、ボタンが押された場合、デバイスはステップ350に進む。ステップ350では、最初にボタンの押下げが解放されてから1秒未満が経過しているかどうかが判断される。多くの実施形態において、1秒は3秒でもよく、当然、多くの可能性がある。1秒以上である場合、デバイスは、ボタンの押下を、電源を切る要求として解釈し、アルゴリズムはステップ370に進み、電源をオフにする。1秒以内にボタンが押された場合、その押下は、点滅モードへの移行の要求として解釈される。そのような場合、フローはステップ355に進み、ステップ355で、デバイスがディスコモードであったかどうかが判断される。いくつかの実施形態では、ディスコモードは、点滅バージョンを有さない。デバイスがディスコモードにある場合、フローはステップ370に進み、ステップ370で電源をオフにする。ディスコモードでない場合、デバイスは、ステップ360で点滅モードに切り替わり、ステップ365でボタンが再び押されるのを待機し、フローがステップ370に進み、ステップ370でデバイスがオフになる。当然、1秒の時間は単に例示にすぎず、他の期間が設定されてもよく、本発明の範囲に含まれる。点滅モードを選択する時間制限には0.5~5秒の範囲の期間が好ましいと考えられるが、他の期間も可能である。さらに、ディスコモードのいくつかのバージョンでは点滅モードが可能であり得て、ステップ355は省略されてもよい。そのようなシナリオでは、色は点滅するが、よりゆっくりと変化することがあり、次の色に移行する前に、色が点滅状態で5秒間保たれる。
【0012】
[0013]最終的に、このアルゴリズムの要点は、第1のモード/色の選択のためのシステムを有し、すべて単一ボタンを使用して第1のモード/色の表示の変更を可能にすることである。言い換えると、選択の第1の部分でボタンが押し続けられ、次いで、所望の色/モードが表示されたときにボタンが解放される。次いで、短期間のうちにもう一度ボタンを押すことによって(この例では点滅する)、所望の色/モードを変更することができる。
【0013】
[0014]いくつかの実施形態では、モードを選択した後にボタンが押し続けられた場合、フローはステップ330からステップ310に進み、本質的に色/モード選択手順を再開する。言い換えると、この構成では、ボタンを押し続けると、ボタンが解放されるまでシステムはモード選択モードに進む。これは、デバイスが点滅モード360にあるときでさえ生じ得る。特にタイミングの場合、モードおよびアルゴリズムへの代替形態が可能である。多くの実施形態において、システムは、ボタンホールドモードを提供し、これは、ボタンを押し続け、所望のモードが表示されたときに解放することによっていつでも起動することができる。さらに、システムは、ボタンホールドによるモードの選択期間内にボタンを作動(および解放)することによる、時間制限されたモード変更を提供する。さらに、多くの実施形態において、デバイスがオフにされた後、再び起動されるとき、表示される第1のモードは、アクティブだった(点滅選択によって変更されていない)最後のモードとなる。例えば、第1のアクションでボタンが押し続けられて緑色が選択され、次いでボタンを素早く作動されて点滅モードがアクティブにされ、次いで電源がオフにされた場合、デフォルトは緑色になる。したがって、デバイスが起動されるとき、点滅しない緑色モードで起動する。いくつかの代替形態では、このシナリオで点滅モードで起動するようにデバイスをプログラムすることもできる。
【0014】
[0015]照明モジュールで採用される方法の実施形態は、主にマイクロプロセッサで行われ得る。マイクロプロセッサは、様々な実施形態でソフトウェアを含むことができる。照明モジュールを制御するシステムおよび方法の様々な実施形態は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアで完全にまたは部分的に実装することができる。このソフトウェアおよび/またはファームウェアは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に含まれる命令の形を取ることがある。これらの命令は、次いで、1つまたは複数のプロセッサによって読み出されて実行され、本明細書で述べる動作の実施を可能にする。命令は、限定はしないが、ソースコード、コンパイルされたコード、解釈されたコード、実行可能コード、静的コード、動的コードなどの任意の適切な形式でよい。そのようなコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のコンピュータによって読み出し可能な形式で情報を格納するための任意の有形の非一時的な媒体、例えば、限定はしないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリなどを含むことがある。
【0015】
[0016]上記の詳細な説明で特定の実施形態を詳細に述べてきたが、本開示の全体的な教示および本発明の広範な発明概念に照らして、それらの詳細に対する様々な修正形態および代替形態を開発することができることが当業者には理解されよう。したがって、本開示の範囲は、本明細書に開示される特定の例および実装形態に限定されず、添付の特許請求の範囲およびそのすべての均等物によって定義される本発明の精神および範囲内の修正形態を網羅することを意図されていることを理解されたい。
【国際調査報告】