(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】医療用途におけるスマートコード
(51)【国際特許分類】
H02J 13/00 20060101AFI20240312BHJP
G16H 40/67 20180101ALI20240312BHJP
【FI】
H02J13/00 301A
H02J13/00 301J
G16H40/67
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023559007
(86)(22)【出願日】2022-02-28
(85)【翻訳文提出日】2023-11-24
(86)【国際出願番号】 US2022018223
(87)【国際公開番号】W WO2022203820
(87)【国際公開日】2022-09-29
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】523364922
【氏名又は名称】フィリップス・イレヴォカブル・トラスト
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・エス・フィリップス
(72)【発明者】
【氏名】アダム・ティー・ウォルシュ
【テーマコード(参考)】
5G064
5L099
【Fターム(参考)】
5G064AA01
5G064AC05
5G064AC08
5G064BA02
5G064BA07
5G064CB06
5G064CB10
5G064DA05
5L099AA01
(57)【要約】
本出願は、1つまたは複数の医療施設に配置されたリモート医療デバイスの電力データを管理するための集中型電力データ管理システムを対象とする。サーバは、複数の電源ケーブルに通信可能に結合される。各電源ケーブルは、コードデバイスを含み、それぞれの医療デバイスに電気的に結合され、給電するように構成される。電力プロファイルは、第1の電源ケーブルの第1のコードデバイスから受信され、第1の医療デバイスが医療処置を行っている間に第1の医療デバイスに供給された電力を測定する電力データ特性を含む。電力プロファイルは、医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータを含む、行われた医療処置を識別するために使用される。コンピュータシステムは、第2の電子デバイスのユーザインターフェース上に表示するために、行われた医療処置に関連するメッセージを第2の電子デバイスに送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ管理方法であって、
1つまたは複数の医療施設に配置された複数のリモート医療デバイスのための集中型電力データ管理システムをホストするサーバシステムにおいて、
1つまたは複数のワイドエリアネットワーク(WAN)を介して複数の電源ケーブルに通信可能に結合するステップであって、前記電源ケーブルの各々は、コードデバイスを含み、前記複数のリモート医療デバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、給電するように構成され、前記複数のリモート医療デバイスは、第1のコードデバイスを含む第1の電源ケーブルによって給電される第1の医療デバイスを含む、ステップと、
前記第1のコードデバイスから電力プロファイルを受信するステップであって、前記電力プロファイルは、前記第1の医療デバイスが医療処置を行っている間に前記第1の医療デバイスに供給される電力を測定する複数の電力データ特性を含む、ステップと、
前記行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータを含む、前記行われた医療処置を識別するために、前記電力プロファイルを使用するステップと、
第2の電子デバイスのユーザインターフェース上に表示するために、前記第2の電子デバイスにメッセージを送信するステップであって、前記メッセージは、前記行われた医療処置と、前記1つまたは複数の数値動作パラメータとを指定する、ステップと
を含むデータ管理方法。
【請求項2】
前記電力プロファイルは、システムアイドル状態、システム起動状態、治療開始状態、1つまたは複数の治療状態、治療アイドル状態、および電源オフ状態のうちの複数を含む複数の動作状態に対応し、前記行われた医療処置を識別するステップは、
前記行われた医療処置の前記複数の動作状態のサブセットを識別するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の治療状態は、電力パルス列が印加される第1の治療状態を含み、前記複数の電力データ特性は、前記電力パルス列の持続時間、周波数、電力パターン、および平均電力ピーク値を含み、前記方法は、
前記第1の治療状態に対応する前記電力データ特性のサブセットに基づいて、前記行われた医療処置の前記1つまたは複数の数値動作パラメータを決定するステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の動作状態の各々は、前記電力データ特性のそれぞれのサブセットに関連付けられた少なくとも1つの電力しきい値に従って定義され、前記方法は、
深層学習技法に基づいて、前記複数の動作状態の各々に関連付けられた前記少なくとも1つの電力しきい値を決定および調整するステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記行われた医療処置を識別するために前記電力プロファイルを使用するステップは、
前記電力プロファイルを複数の電力間隔に分割するステップと、
前記電力間隔の各々について、
それぞれの前記電力間隔が電力パルス列を含むかどうかを判定するステップと、
それぞれの前記電力間隔が電力パルス列を含むという判定に従って、前記電力パルス列の持続時間、パルスパターン、周波数、および平均電力ピーク値のうちの1つまたは複数を、それぞれの前記間隔に対応する前記電力データ特性のそれぞれのサブセットとして決定するステップと、
それぞれの前記電力間隔が電力パルス列を含まないという判定に従って、平均電流、平均電圧、平均有効電力、および無効電力のうちの1つまたは複数を、それぞれの前記間隔に対応する前記電力データ特性の前記それぞれのサブセットとして決定するステップと
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記行われた医療処置を識別するために前記電力プロファイルを使用するステップは、
前記電力間隔の各々について、それぞれの前記間隔に対応する前記電力データ特性の前記それぞれのサブセットを少なくともそれぞれの電力しきい値と比較するステップと、
第1の電力間隔についての比較が第1の動作状態の関連付け基準を満たしているという判定に従って、前記第1の動作状態を前記第1の電力間隔に関連付けるステップと、
前記第1の電力間隔に対応する前記電力データ特性の前記それぞれのサブセットに基づいて、前記行われた医療処置の前記1つまたは複数の数値動作パラメータを決定するステップと
をさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
第1の深層学習技法に基づいて、前記第1の動作状態に関連付けられた前記それぞれの電力しきい値を決定および調整するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数の数値動作パラメータは、1つまたは複数の第1の数値動作パラメータを含み、前記方法は、
第2の電源ケーブルの第2のコードデバイスから、第2の医療デバイスが同じ医療処置を行っている間に前記第2の医療デバイスに供給された電力を測定する複数の第2の電力データ特性を含む第2の電力プロファイルを受信するステップと、
前記同じ医療処置の1つまたは複数の第2の数値動作パラメータを識別するために、前記第2の電力プロファイルを使用するステップと
をさらに含み、
前記メッセージは、前記同じ医療処置の前記第1および第2の数値動作パラメータに基づいて生成される、
請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも前記第1および第2の数値動作パラメータに基づいて、前記同じ医療処置のための治療電力シグネチャを導出するステップと、
前記治療電力シグネチャを含む前記メッセージを生成するステップと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の電子デバイスは、前記メッセージにおいて受信された前記治療電力シグネチャに基づいて、前記第2の電子デバイスによって実行される後続の医療処置を調整するように構成される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記電力プロファイルは第1の電力プロファイルを含み、前記1つまたは複数の数値動作パラメータは1つまたは複数の第1の数値動作パラメータを含み、前記方法は、
複数の第3の電源ケーブルから複数の第3の電力プロファイルを受信するステップであって、前記複数の第3の電力プロファイルの各々は、それぞれの第3の医療デバイスがそれぞれの第3の医療処置を行っている間に前記それぞれの第3の医療デバイスに供給された電力を測定するそれぞれの複数の第3の電力データ特性を含む、ステップと、
前記それぞれの第3の医療処置の1つまたは複数の第3の数値動作パラメータを含む、前記それぞれの第3の医療処置を識別するために、前記複数の第3の電力プロファイルの各々を使用するステップと
をさらに含み、
前記メッセージは、前記行われた医療処置の前記1つまたは複数の第1の数値動作パラメータと、前記複数の第3の電力プロファイルに対応する前記第3の数値動作パラメータとに基づいて生成される、
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の電力プロファイルおよび前記複数の第3の電力プロファイルは、地理的または時間的制限に準拠し、前記メッセージは、前記地理的または時間的制限に基づいて生成される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記メッセージは、前記行われた医療処置に関する警告、通知、報告、または指示を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の電子デバイスは前記第1の医療デバイスを含み、前記第2の電子デバイスは、前記ユーザインターフェースを含む電源コードアプリケーションを実行するように構成され、前記方法は、
前記第1の医療デバイスの前記電源コードアプリケーションの前記ユーザインターフェース上の前記メッセージの表示を可能にするステップをさらに含み、前記電源コードアプリケーションは、前記サーバシステムと共同で実行され、前記医療処置を実行するように構成された医療デバイスアプリケーションとは別である、
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の電子デバイスは前記第1の医療デバイスを含み、前記第1の医療デバイスは、前記ユーザインターフェースを含む医療デバイスアプリケーションを実行するように構成され、前記方法は、
前記医療デバイスアプリケーションの前記ユーザインターフェース上の前記メッセージの表示を可能にするステップをさらに含み、前記医療デバイスアプリケーションは、前記医療処理を実施するように構成される、
請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の電子デバイスは、前記第1の医療デバイスとは別であり、前記第2の電子デバイスは、前記ユーザインターフェースを含む電源コードアプリケーションを実行するように構成され、前記方法は、
前記第2の電子デバイスの前記電源コードアプリケーションの前記ユーザインターフェース上の前記メッセージの表示を可能にするステップをさらに含み、前記電源コードアプリケーションは、前記サーバシステムと共同で実行される、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の電子デバイスは、前記第1の医療デバイスとは別であり、前記第2の電子デバイスは、1つまたは複数の医療処置を実行するために、前記ユーザインターフェースを含む医療デバイスアプリケーションを実行するように構成され、前記方法は、
前記第2の電子デバイスの前記医療デバイスアプリケーションにおける前記ユーザインターフェース上の前記メッセージの表示を可能にするステップをさらに含む、
請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記電力プロファイルは、前記第1の医療デバイスが前記医療処置を行っている間に、前記第1の電源ケーブルの前記第1のコードデバイスからリアルタイムでストリーミングされる、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記電力プロファイルは、前記第1の医療デバイスが前記医療処置の実行を完了した後に、前記第1の電源ケーブルの前記第1のコードデバイスから受信される、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の電源ケーブルの前記第1のコードデバイスからの電力プロファイルのバッチは、単一の送信において受信され、前記バッチは、1つまたは複数の追加の医療処置の1つまたは複数の追加の電力プロファイルとともに前記電力プロファイルを含み、前記追加の処置の各々は、第1の報告スケジュールに従って、前記第1の医療デバイスにおいて以前に行われた、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記メッセージは、第2の報告スケジュールに従って生成され、前記第2の電子デバイスに送信される、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記行われた医療処置の前記1つまたは複数の数値動作パラメータが報告基準を満たすという判定に従って、前記メッセージはアドホックに生成され、前記第2の電子デバイスに送信される、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記1つまたは複数のワイドエリアネットワーク(WAN)はセルラネットワークを含み、前記複数の電源ケーブルは、いかなるローカルネットワークデバイスまたはローカルエリアネットワークにもアクセスすることなく、前記セルラネットワークを介して前記サーバシステムに通信可能に結合される、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶するメモリと
を備えるサーバシステムであって、前記1つまたは複数のプログラムは、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、
サーバシステム。
【請求項25】
サーバシステムの1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数のプログラムは、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2021年3月25日に出願した、「Smart Cords in Medical Applications」と題する、米国仮特許出願第63/166,169号の優先権を主張する、2022年2月25日に出願した、「Smart Cords in Medical Applications」と題する、米国特許出願第17/681,692号の継続であり、これらの各々は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
本出願は、一般に、電源ケーブルを介して給電される分散型医療デバイスの電力使用特性を収集し、分析し、報告する集中型電力管理システムに関する。
【背景技術】
【0003】
医療デバイスは、異なる医療施設にわたって分散され、しばしば、他の医療デバイスとは独立して動作する。いくつかの医療デバイス製造業者は、異なる医療施設にわたって分散された医療デバイスの使用特性を収集するために、医療デバイス使用プラットフォームを提供する。しかしながら、そのようなデバイス使用プラットフォームは、しばしば、同じ製造業者によって提供される1つまたは複数の特定のタイプの医療デバイスに限定され、それらの医療デバイスとの直接通信に依存する。リアルタイムデータ通信は、ローカルリソースを消費し、進行中の医療処置に改ざんのリスクをもたらし、医療処置のパフォーマンスを損なう可能性があるので、使用特性は好ましくは、医療処置が完了した後に収集され、デバイス使用プラットフォームに転送される。しかしながら、そのような遅延したデータ転送は、容易に無視または中断され、また、医療デバイス上に記憶されたプライバシー上機密である患者情報の漏洩の懸念には対処していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
安全かつ効率的に異なるタイプの分散型医療デバイスの使用特性を管理するために、集中型データ管理メカニズムを開発することが有益である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願は、電源コンセントと医療デバイスとの間のスマートコードデバイスを、医療デバイスに電力を与えている間に、医療デバイスに関連するデバイス使用特性を収集して報告するために使用することに関する実施形態について説明する。スマートコードデバイスは、医療デバイスの仕様に準拠したゲージで動作するように構成された医療グレード電源ケーブルの一部である。それに加えて、スマートコードデバイスは、1つまたは複数のプロセッサと、命令を記憶するメモリとを有し、命令は、電力プロファイル(例えば、医療デバイスの電力、電圧、および電流)を収集し、それらを集中型電力データ管理プラットフォームに報告するために、プロセッサによって実行される。プラットフォームは、1つまたは複数の医療デバイスから収集された電力プロファイルを理解するために、データ分析アルゴリズム(例えば、深層学習技法を含む)を適用し、電力プロファイルを、関係者のための医療デバイスおよび関連する医療処置に関する理解しやすい情報に変換する。具体的には、プラットフォームは、収集された電力プロファイルに基づいて、デバイス使用パラメータの範囲を決定し、医療デバイスのデバイスモードまたは動作状態を識別する。データは、医療デバイスを関与させることなく、かつ関連する医療処置の動作に影響を与えることなく、安全で暗号化されたネットワーク(例えば、プライベートセルラネットワーク)を介して、スマートコードデバイスと集中型電力データ管理プラットフォームとの間で通信される。
【0006】
一態様において、データ管理方法は、1つまたは複数の医療施設に配置された複数のリモート医療デバイスのための集中型電力データ管理システムをホストするサーバシステムにおいて実装される。方法は、1つまたは複数のワイドエリアネットワーク(WAN)を介して複数の電源ケーブルに通信可能に結合するステップを含む。電源ケーブルの各々は、コードデバイス(すなわち、1つまたは複数のプロセッサとメモリとを有するスマートコードデバイス)を含む。各電源ケーブルは、複数のリモート医療デバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、給電するように構成される。複数のリモート医療デバイスは、第1のコードデバイスを含む第1の電源ケーブルによって給電される第1の医療デバイスを含む。方法は、第1の電源ケーブルの第1のコードデバイスから電力プロファイルを受信するステップをさらに含む。電力プロファイルは、第1の医療デバイスが医療処置を行っている間に第1の医療デバイスに供給される電力を測定する複数の電力データ特性を含む。方法は、行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータを含む、行われた医療処置を識別するために、電力プロファイルを使用するステップと、第2の電子デバイスのユーザインターフェース上に表示するために、第2の電子デバイスにメッセージを送信するステップとをさらに含む。メッセージは、行われた医療処置と、1つまたは複数の数値動作パラメータとを指定する。いくつかの実施形態において、第2の電子デバイスは、第1の医療デバイスと同じである。いくつかの実施形態において、第2の電子デバイスは、第1の医療デバイスとは別のものである。
【0007】
本出願の他の態様によれば、コンピュータシステム(例えば、サーバシステム)は、1つまたは複数の処理ユニットと、メモリと、メモリ内に記憶された複数のプログラムとを含む。プログラムは、1つまたは複数の処理ユニットによって実行されると、コンピュータシステムに、上記で説明した医療デバイスのデータを管理するための方法を実行させる。
【0008】
本出願の他の態様によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の処理ユニットを有するコンピュータシステムによる実行のために構成された複数のプログラムを記憶する。プログラムは、1つまたは複数の処理ユニットによって実行されると、コンピュータシステムに、上記で説明した医療デバイスのデータを管理するための方法を実行させる。
【0009】
実施形態のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、記載された実施形態を示し、明細書本文とともに、基礎となる原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】いくつかの実施形態による、複数の医療機械またはデバイスのための例示的なデータ管理環境の図である。
【
図2A】いくつかの実施形態による、電源ケーブルの電源コードデバイスのための例示的な動作環境の図である。
【
図2B】いくつかの実施形態による、電源コードデバイスのブロック図である。
【
図3】いくつかの実施形態による、医療デバイス102のための電力データを管理する例示的なプロセスのフロー図である。
【
図4A】いくつかの実施形態による、電源コードデバイス106から収集された例示的な電力プロファイルの図である。
【
図4B】いくつかの実施形態による、電源コードサーバによって受信、処理、または生成される電力データの流れの図である。
【
図5A】いくつかの実施形態による、ユーザに提示される3つの例示的なユーザインターフェースのうちの1つの図である。
【
図5B】いくつかの実施形態による、ユーザに提示される3つの例示的なユーザインターフェースのうちの1つの図である。
【
図5C】いくつかの実施形態による、ユーザに提示される3つの例示的なユーザインターフェースのうちの1つの図である。
【
図6A】いくつかの実施形態による、医療処置を実施するための例示的な医療デバイスのブロック図である。
【
図6B】いくつかの実施形態による、別個の医療デバイスにおいて実施される医療処置の情報を提示するための例示的なクライアントデバイスのブロック図である。
【
図6C】いくつかの実施形態による、電力プロファイルを収集し、医療処置の情報をユーザに提供するための電源コードサーバ108のブロック図である。
【
図7A】いくつかの実施形態による、電源コードサーバにおいて実施されるデータ管理方法のフロー図を提供する図である。
【
図7B】いくつかの実施形態による、電源コードサーバにおいて実施されるデータ管理方法のフロー図を提供する図である。
【
図7C】いくつかの実施形態による、電源コードサーバにおいて実施されるデータ管理方法のフロー図を提供する図である。
【
図7D】いくつかの実施形態による、電源コードサーバにおいて実施されるデータ管理方法のフロー図を提供する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面のいくつかの図を通して、同様の参照番号は、対応する部分を指す。
【0012】
ここで、その例が添付図面に示された特定の実施形態を詳細に参照する。以下の詳細な説明において、本明細書で提示する主題を理解する際の助けとなるよう、多数の非限定的な具体的詳細が記載される。しかし、当業者には、特許請求の範囲から逸脱することなく様々な代替案が使用され得、これらの特定の詳細なしに主題が実施され得ることが明らかであろう。例えば、当業者には、本明細書で提示される主題がデジタルビデオ能力を有する多くのタイプの電子デバイス上で実装され得ることが明らかであろう。
【0013】
本出願の様々な実施形態は、複数の電源コードデバイスに通信可能に結合され、医療デバイスが医療処置を実施している間、または実施した後に、これらの電源コードデバイスを介して医療デバイスの電力使用特性を収集するように構成された集中型電力データ管理プラットフォームを対象とする。各電源コードデバイスは、それぞれの医療デバイスを電源コンセントに接続する電源ケーブルの一部である。そのような電源コードデバイスは、それぞれの医療デバイスに給電することを容易にし、一般に、電源ケーブルを介して医療デバイスと直接データを交換しない。医療処置が医療デバイスによって実施されるとき、電源コードデバイスは、一般に、医療デバイス内に記憶されたデータにアクセスすることができない。しかしながら、電源コードデバイスは、どのような種類の医療デバイスまたはどのようなタイプの医療処置が電源ケーブルによって給電されたかを知ることなしに、医療処置に関連する電力使用特性(すなわち、医療処置を可能にするために電源ケーブルによって提供される瞬時電流または電力を含む電力プロファイル)を監視することができる。集中型電力データ管理プラットフォームは、異なるタイプの医療デバイスからの、および異なるタイプの医療処置に関連する電力使用特性を収集し、収集された電力使用特性を分析し、分析結果(例えば、医療デバイス、ユーザ、治療設定、処置時間、および地理的分布の統計)を生成し、分析結果をそのデータサービスのユーザに提供するために、電源コードデバイスと協働することができる。
【0014】
それに加えて、いくつかの実施形態において、電源コードのCPU/プロセッサ上で動作するファームウェアは、電源コードによって給電される医療デバイスのいくつかの特性を知る。電源コードは、リモート電源コードサーバ上で治療特性を完全に決定する代わりに、電力イベントをローカルで分類するように構成される。いくつかの状況において、この電源コードは、電力イベントを適切に分類するために、そのコードデバイスに固有のファームウェアを必要とする。
【0015】
図1は、いくつかの実施形態による、複数の医療機械またはデバイス102のための例示的なデータ管理環境100である。各医療機械またはデバイス102(医療デバイス102とも簡略化される)は、1つまたは複数のそれぞれの専門的な医療処置を実施するように構成される。医療処置の例は、限定はしないが、コンピュータ断層撮影(CTスキャン)、放射線撮影、磁気共鳴画像法(MRIスキャン)、超音波、内視鏡検査、心エコー図(EKGまたはECG)、静脈内注入、硬膜外注入、または動脈内注入、LASIK手術、非侵襲性美容外科手術、侵襲性美容外科手術、およびレーザ手術を含む。医療デバイス102の例は、限定はしないが、人工腎臓、人工呼吸器、心肺バイパスデバイス(すなわち、人工心肺)、透析機械、保育器、様々なレーザ機械、様々なガス機械、様々な医療用撮像機械、および様々な医療実験室用機器を含む。各医療デバイス102は、電源コードデバイス106と、電源コードデバイス106の両端から延在する2つのケーブル部分とを含む電源ケーブル104を介して電源コンセントに接続され、電源ケーブル104は、医療デバイス102に電力を提供する。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106を含む電源ケーブル104は、医療デバイス102にデータを提供せず、医療デバイス102からデータを受信しない。逆に、いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、ワイヤレスで(例えば、近距離無線通信(NFC)またはBluetooth通信を使用して)またはワイヤを介して(例えば、対応する電源ケーブル104のケーブル部分を介して)、医療デバイス102にデータを提供し、または医療デバイス102からデータを受信する。同じタイプの電源ケーブル104または同じタイプの電源コードデバイス106が、異なるタイプの医療デバイス102とともに使用され得ることが留意される。
【0016】
電源コードデバイス106は、1つまたは複数の通信ネットワーク110を介して電源コードサーバ108(スマートコードサーバ108とも呼ばれる)に通信可能に結合される。医療デバイス102が医療処置を実施している間、医療デバイス102に接続された対応する電源コードデバイス106は、医療デバイス102に供給される電力を測定する複数の電力データ特性を含む電力プロファイル120を記録し、1つまたは複数の通信ネットワーク110を介して電源コードサーバ108に電力プロファイル120を報告する。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、医療処置が実施されている間、電力プロファイル120をリアルタイムで報告する。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、各医療処置が完了した後に電力プロファイル120を報告する。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、事前定義された報告スケジュールに従って、または定期的に、1つまたは複数の電力プロファイル120を含む電力プロファイル120のバッチを報告する。いくつかの実施形態において、各電源コードデバイス106は、いかなるローカルエリアネットワークにも委任される必要がないセルラネットワークを介して電源コードサーバ108に通信可能に結合される。この場合、電源コードデバイス106が対応する医療デバイス102に接続されると、ユーザ介入なしで、またはほとんどユーザ介入なしで、データ(例えば、電力プロファイル120)を電源コードサーバ108に報告するように構成される。
【0017】
電源コードサーバ108は、集中型データ管理プラットフォームが、2つ以上のデバイスタイプを含み得る複数の医療デバイス102に関連して収集された電力プロファイル120を管理することを可能にする。複数の電源コードデバイス106から電力プロファイル120を収集した後、電源コードサーバ108は、1つまたは複数の数値動作パラメータ、デバイスモード、および/または行われた医療処置の動作状態を含む、これらの医療デバイス102によって行われた医療処置を識別するために電力プロファイル120を分析し、さらにこれらの医療処置の統計を生成し得る。次いで、電源コードサーバ108は、医療デバイス102またはクライアントデバイス112のユーザインターフェース上に表示するために、1つまたは複数の数値動作パラメータを有する医療処置を医療デバイス102またはクライアントデバイス112に報告するためのメッセージ130を生成する。いくつかの実施形態において、メッセージ130は、2つ以上の医療デバイス102によって監視される医療処置の統計の要約を含み、メッセージ130を受信するクライアントデバイス112は、それ自体のユーザインターフェース上で統計を視覚化し得る。
【0018】
いくつかの実施形態において、コードデバイス106は、接続された医療デバイス102に関連して収集された電力プロファイル120を前処理する。コードデバイス106で動作するファームウェアは、対応する電源コード104によって給電される医療デバイス102のいくつかのデータ特性を認識する。コードデバイス106は、電源コードサーバ108上で治療特性を完全に決定する代わりに、デバイスタイプ、デバイスモード、動作状態、医療処置、または電力イベントをローカルで識別するように構成される。前処理された電力プロファイル120は、さらなるプロファイル処理のため、および/またはこのコードデータサービスを使用して他の医療デバイスもしくはクライアントデバイスに送信されるメッセージを生成するために、電源コードサーバ108によって提供される。いくつかの実施形態において、コードデバイス106は、1つまたは複数の特定のタイプの医療デバイス102に関連付けられた情報を識別するように構成されたハードウェアまたはソフトウェアモジュールを含む特殊なコードデバイスである。
【0019】
いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、電源コードアプリケーション(例えば、
図6Aおよび
図6Bにおけるアプリケーション634Aおよび634B)をサポートするように構成され、電源コードアプリケーションは、医療デバイス102またはクライアントデバイス112において実行され、メッセージ130内に含まれる情報を表示するためのユーザインターフェースを有効にするように構成される。電源コードアプリケーションは、ブラウザベースのアプリケーションまたは専用のデータアプリケーションであり得る。ユーザインターフェースは、ユーザクエリを受信し、ユーザクエリに従ってメッセージ130内に含まれる情報を提示するように構成される。メッセージは、医療処置に関する警告、通知、報告、および/または指示を含み得る。
【0020】
いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106がそれぞれの医療デバイス102に接続されるとき、それぞれの医療デバイス102のタイプは、電源コードデバイス106に伝達されないか、または知られない。同様に、いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106がそれぞれの医療デバイス102の医療処置に関する電力プロファイル120を報告するとき、医療処置のタイプは、電源コードデバイス106に伝達されないか、または知られない。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、各電力プロファイル120内の1つまたは複数の電力特徴を識別し、識別された電力特徴に基づいて医療デバイス102および/または医療処置のタイプを導出し、医療デバイス102および/または医療処置のタイプを電力プロファイル120とともに電源コードサーバ108に報告する。代替的に、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、コードデバイス106から収集された各電力プロファイル120内の1つまたは複数の電力特徴を識別し、電力プロファイル120内の識別された電力特徴に基づいて医療デバイス102および/または医療処置のタイプを導出するように構成される。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106または電源コードサーバ108は、深層学習技法を使用して、電力プロファイル120および/または対応する電力特徴に基づいて医療デバイス102および/または医療処置のタイプを決定するように構成される。
【0021】
いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、オフラインで動作し、(例えば、データセキュリティおよびプライバシーを維持する目的のために)任意の通信ネットワーク110から隔離される。医療デバイス102は、医療デバイスアプリケーション(例えば、
図6Aにおけるアプリケーション630A)をローカルで実行するように構成される。代替的に、いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、(例えば、医療処置中、または処置が実行されていないときにのみ)1つまたは複数の通信ネットワーク110を介して、それぞれの医療デバイスサーバ114に通信可能に結合される。同じタイプの医療デバイスは、同じ医療デバイスサーバ114に結合される。異なるタイプまたはブランドの医療デバイスは、別個の医療デバイスサーバ114に結合される。各医療デバイスサーバ114または医療デバイス102は、電源コードサーバ108とは独立して動作し得、電源コードデバイス106の存在を認識しない。逆に、いくつかの状況において、医療デバイスサーバ114または医療デバイス102は、電源コードサーバ108と対話する。医療デバイス102は、医療処置を実施するために医療デバイス102を制御する目的のために、それぞれの医療デバイスサーバ114と共同で医療デバイスアプリケーション(例えば、
図6Aにおけるアプリケーション630A)を実行するように構成される。いくつかの状況下で、この医療デバイスアプリケーションは、この医療デバイス102または他の医療デバイス102によって行われる医療処置に関するメッセージ130を電源コードサーバ108から受信し、そのユーザインターフェース上にメッセージ130を表示するようにも構成される。一例において、医療デバイスアプリケーションのユーザインターフェースは、電源コードサーバ108によって提供されたメッセージ130を表示するための埋め込みウィンドウまたはポップアップウィンドウを含む。
【0022】
データ管理環境100は、少なくとも電源コードサーバ108に通信可能に結合された複数のクライアントデバイス112をさらに含む。各クライアントデバイス112は、例えば、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または携帯電話であり得る。各クライアントデバイス112は、データまたはユーザ入力を収集し、ユーザアプリケーション(例えば、
図6Bにおける電源コードアプリケーション634B)を実行し、またはそのユーザインターフェース上に出力を提示することができる。収集されたデータまたはユーザ入力は、クライントデバイス112においてローカルに、および/またはサーバ108もしくは114によってリモートで処理され得る。サーバ108および114は、システムデータ(例えば、ブートファイル、オペレーティングシステムイメージ、およびユーザアプリケーション)をクライントデバイス112に提供し、いくつかの実施形態では、ユーザアプリケーションがクライントデバイス112において実行されるときに、クライアントデバイス112から受信されたデータおよびユーザ入力を処理する。一例において、クライアントデバイス112は、医療デバイスサーバ114と通信し、医療デバイスサーバ114に結合された医療デバイス102によって実施される医療処置をリモートで制御するために利用される。他の例において、クライアントデバイス112は、電源コードサーバ108と通信し、医療デバイス102の電力使用特性の収集、分析、および報告を制御する。
【0023】
サーバ108および114、クライアントデバイス112、コードデバイス106、ならびに医療デバイス102(存在する場合)は、1つまたは複数の通信ネットワーク110を介して互いに通信可能に結合され、通信ネットワーク110は、これらのデバイスと、データ管理環境100内で相互に接続されたコンピュータとの間の通信リンクを提供するために使用される媒体である。1つまたは複数の通信ネットワーク110は、ワイヤ、ワイヤレス通信リンク、または光ファイバケーブルなどの接続を含み得る。1つまたは複数の通信ネットワーク110の例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、またはそれらの組合せを含む。1つまたは複数の通信ネットワーク110は、イーサネット、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FIREWIRE、ロングタームエボリューション(LTE)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Bluetooth、Wi-Fi、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)、Wi-MAX、または任意の他の適切な通信プロトコルなどの、様々な有線またはワイヤレスプロトコルを含む任意の公知のネットワークプロトコルを使用して実装され得る。1つまたは複数の通信ネットワーク110への接続は、(例えば、ワイヤレスキャリアへの3G/4G/5G接続性を使用して)直接、またはネットワークインターフェース(例えば、ルータ、スイッチ、ゲートウェイ、ハブ、またはインテリジェントな専用の全戸制御ノード)を介して、またはそれらの任意の組合せを介して確立され得る。1つまたは複数の通信ネットワーク110は、互いに通信するためにプロトコルの伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)スイートを使用するネットワークおよびゲートウェイの世界的な集合体のインターネットを表すことができる。インターネットの中心は、主要なノードまたはホストコンピュータ間の高速データ通信回線のバックボーンであり、データおよびメッセージ130をルーティングする数千の商用、政府、教育、および他のコンピュータシステムで構成される。いくつかの実施形態において、すべての電源コードデバイス106は、安全で暗号化されたプライベートセルラネットワークを介して電源コードサーバ108に通信可能に結合され、電源コードデバイス106が医療デバイス102に接続された後、いかなるローカル有線またはワイヤレスネットワークからも独立して電源コードサーバ108にデータを報告するように構成される。
【0024】
いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106によって収集された電力プロファイル120を処理するために(例えば、電力プロファイル120内に含まれる電力特徴および動作パラメータを識別するため、新しいデバイスモード、動作状態、および医療処置を識別するため、電力プロファイル120を医療処置と一致させるため、電力プロファイル120を分類するため、ならびに/または関連する電力特性を合成するために)、データ管理環境100において深層学習技法が適用される。これらの深層学習技法において、電力プロファイル120を処理するために、1つまたは複数のニューラルネットワークに基づいてデータ処理モジュールが作成される。これらのデータ処理モジュールは、電力プロファイル120を処理するために適用される前に、トレーニングデータを用いてトレーニングされ得る。モデルトレーニングとデータ推論の両方が電源コードサーバ108において実装され、結果(例えば、メッセージ130)は、このデータ管理環境100によって提供されるデータ管理サービスのユーザによるレビューのために個々のクライアントデバイス112または医療デバイス102に報告される。
【0025】
図2Aは、いくつかの実施形態による、電源ケーブル104の電源コードデバイス106のための例示的な動作環境200であり、
図2Bは、いくつかの実施形態による、電源コードデバイス106のブロック図である。電源ケーブル104の両端は、それぞれ、電源(例えば、標準的な壁コンセント)および医療デバイス102に接続されるように構成される。電源コードデバイス106は、電源ケーブル104に結合され、電源ケーブル104が電源から医療デバイス102に電力を伝送するときに電力を監視するように構成される。電源ケーブル104は、電源コードデバイス106の両端から延在する2つのケーブル部分104'を含む。電力は、電力プロファイル120として記録され(例えば、電流の流れは、事前定義されたサンプルレートでサンプリングされる)、電源コードサーバ108に報告され、電源コードサーバ108によって分析される。次いで、分析結果(例えば、メッセージ130)は、クライアントデバイス112または医療デバイス102のユーザインターフェース上でユーザに提示される。
【0026】
いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、デバイス使用パターン、治療設定、物理的位置、および医療デバイス102の他の特性についての洞察を得るために利用される。電源コードサーバ108は、電力プロファイル120が医療デバイス102の治療設定またはデバイスモードにどのように適合するかを学習し、医療デバイス102の電力プロファイル120を、視覚的レポートにおいて提示される論理データに変換する。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、(例えば、深層学習技法を使用して)異なる医療デバイスの各医療処置に関連付けられた電力パターンを認識するように構成される。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、電源コードデバイス106のマイクロプロセッサから摂取されたデータを操作し、バッチ処理し、ソートし、送信を開始するソフトウェア構成要素をリモートで管理するように構成される。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、デバイスタイプにわたってデータの特性を分類し、追加の電源コードデバイス106がデータ管理環境100に追加されることを決定するための機械学習構成要素を含む。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106または電源コードサーバ108は、(例えば、深層学習技法を使用して)一意の電力使用特性をデバイスタイプ、デバイスモード、動作状態、および医療処置の設定にマッピングするための独自のソフトウェアプログラムをインストールされる。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108によって提供される、後処理され解釈されたデータを表示し、ソートし、関連付け、エクスポートするために、ウェブサイトプラットフォームが展開される。
【0027】
図2Aを参照すると、電源コードデバイス106は、AC-DCコンバータ(ADC)202、リレー204、バッテリ206、バッテリ管理システム(燃料ゲージを含む)208、電力モニタモジュール210、フラッシュストレージ212、位置モジュール214、セルラモジュール216、アンテナ218、およびコネクタ220のうちの1つまたは複数を含む。ADC202は、電源によって提供されるAC電源電圧を、電源コードデバイス106の動作に給電するためのDC電源電圧に変換するように構成される。リレー204は、制御または命令を受信し、医療デバイス102または電源コードデバイス106への電流の流れを有効/無効にする(例えば、緊急遮断)ように構成される。この制御または命令は、電源コードサーバ108によってリモートで提供され得る。バッテリ206は、電力を蓄えるためにバッテリ管理システム208によって制御される。位置モジュール214は、電源コードデバイス106の地理的位置を識別するように構成され、全地球測位システム(GPS)または地理位置情報を提供することができる他のモジュールであり得る。一例において、コードデバイス106の位置は、Wi-Fi基本サービスセット識別子(BSSID)または受信信号強度インジケータ(RSSI)に基づいて決定される。電力モニタモジュール210は、医療デバイス102の使用に関連する電力値、電圧値、または電流値をサンプリングするように構成される。そのようなサンプリングされた値は、医療デバイス102の電力プロファイル120を形成し、デジタル化され、フラッシュメモリ212内に一時的に記憶される。フラッシュメモリ212内に記憶された電力プロファイル120は、1つまたは複数の通信ネットワーク110を介して電源コードサーバ108に転送される。一例において、電力プロファイル120は、(例えば、セルラモジュール216を使用して)プライベートセルラネットワーク上で、暗号化されたHIPAA準拠フォーマットにおいて転送される。他の例において、電力プロファイル120は、電源コードデバイス106の地理的位置の情報とともに転送される。
【0028】
図2Bを参照すると、いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、1つまたは複数のプロセッサ222と、収集された電力プロファイルを監視する、記憶する、前処理する、および/または送信するためにプロセッサ222によって実行されるべき命令を記憶するメモリ226とを含む。電源コードデバイス106は、1つまたは複数のネットワークインターフェース224と、メモリ226と、これらの構成要素(ときにはチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つまたは複数の通信バス228とをさらに含む。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、タッチスクリーンディスプレイ、タッチ感知入力パッド、または他の入力ボタンもしくは制御などの、ユーザ入力を容易にする1つまたは複数の入力デバイス230を含む。いくつかの実施形態において、電源コードデバイス106は、1つまたは複数の視覚的ディスプレイと光インジケータとを含む、ユーザインターフェースおよび表示コンテンツの提示を可能にする1つまたは複数の出力デバイス232を含む。
【0029】
メモリ226は、DRAM、SRAM、DDR RAM、または他のランダムアクセス固体メモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリは、1つもしくは複数の磁気ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数の光ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数のフラッシュメモリデバイス、または1つもしくは複数の他の不揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリ226は、1つまたは複数の処理ユニット222からリモートに位置する1つまたは複数の記憶デバイスを含む。メモリ226、または代替的にはメモリ226内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。いくつかの実施形態において、メモリ226、またはメモリ226の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくはスーパーセットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、ハードウェア依存のタスクを実行するための手順を含むオペレーティングシステム234。
・1つまたは複数のネットワークインターフェース224(有線またはワイヤレス)と、プライベートの暗号化されたセルラネットワークなどの1つまたは複数の通信ネットワーク110とを介して各電源コードデバイス106を電源コードサーバ108に接続するネットワーク通信モジュール236。
・電源コードデバイス106に結合された医療デバイスに供給される電力を測定する複数の電力データ特性を含む電力プロファイル120を収集するデータ収集モジュール238。
・収集された電力プロファイル120を処理するデータ前処理モジュール240。いくつかの実施形態において、電力プロファイル120に基づいて、医療デバイス102のデバイスタイプおよび/もしくはデバイスモード、動作モード、ならびに/または医療デバイス102の医療処置を識別するために、認識方法が適用される。
・収集されたまたは前処理された電力プロファイル120を(例えば、リアルタイムで、定期的に、または事前定義された報告スケジュールに従って)報告するデータ報告モジュール242。
・以下の、
○電力モニタモジュール210によってキャプチャされ、前処理された電力プロファイル120、ならびに
○電源コードデバイス106の共通のデバイス設定(例えば、シリアル識別、地理的位置、サービス層、デバイスモデル、記憶容量、処理能力、通信能力など)を含む、コード情報および設定248
のうちの1つまたは複数を含むコードデータを記憶する1つまたは複数のデータベース244。
【0030】
上記で特定した要素の各々は、前述したメモリデバイスのうちの1つまたは複数において記憶され得、上記で説明した機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で特定したモジュールまたはプログラム(すなわち、命令のセット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態において結合され得、または他の方法で再配置され得る。いくつかの実施形態において、メモリ226は、上記で特定したモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。いくつかの実施形態において、メモリ226は、上記で説明していない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0031】
図3は、いくつかの実施形態による、医療デバイス102のための電力データを管理する例示的なプロセス300のフロー図である。プロセス300は、電源コードデバイス106、電源コードサーバ108、および電子デバイス(例えば、医療デバイス102またはクライアントデバイス112)によって共同で実施される。医療デバイス102は、電源コードデバイス106を含む電源ケーブル104によって電源に接続される。医療デバイス102は、デバイスモード(例えば、動作モードおよびアイドルモード)を有する。医療デバイス102は、治療設定に基づいて、動作モードにおいて1つまたは複数のタイプの医療処置を行い、医療処置または連続する医療処置のバッチが実行された後、アイドルモードに切り替わるように構成される。医療デバイス102は、1つまたは複数のプロセッサと、そのプロセッサによって実行されるべき命令を記憶するメモリとを含む。具体的には、医療デバイス102は、対応する治療設定に基づいて各医療処置を制御するためにロードされる医療デバイスアプリケーション(例えば、
図6Aにおけるアプリケーション630)をインストールされる(328)。いくつかの実施形態において、電源コードアプリケーションもインストールされる(326)。医療デバイス102が医療処置を行っている間(304)、電源コードデバイス106は、医療処置に関連付けられた電力データ特性をサンプルレートに従ってリアルタイムで記録する(306)。記録された電力データ特性は、医療デバイス102が医療処置を行っている間に医療デバイス102に供給される電力を測定し、医療デバイス102の電力プロファイル120を形成する。
【0032】
電源コードデバイス106は、医療処置が実行されている間、または医療処置が完了した後に、医療処置に対応する電力プロファイル120を電源コードサーバ108に報告する。電力プロファイル120を受信した(310)後、電源コードサーバ108は、電力プロファイルの電力データ特性を分析し、電力プロファイルの各部分または間隔が医療デバイス102の動作モードまたはアイドルモードのいずれに関連するかを判定する(312)。電源コードサーバ108は、電力プロファイル120内の行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータを含む、行われた医療処置を識別する(314)。例えば、特定のタイプの医療処置は、1つまたは複数の電力特徴(例えば、電力パルス列)を有し、電源コードサーバ108は、電力プロファイル内の医療処置の電力特徴(例えば、電力パルス列の周波数、電力パターン、および平均電力ピーク)に対応する数値動作パラメータを識別する。これにより、数値動作パラメータに基づいて、電力プロファイル120を報告する電源コードデバイス106に接続された医療デバイス102によって特定のタイプの医療処置が実施されたと判定される。したがって、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、行われた医療処置と1つまたは複数の数値動作パラメータとを指定するメッセージ130を生成し(316)、電子デバイスのユーザインターフェース上に表示するために、メッセージ130を電子デバイスに送信する。
【0033】
いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108からメッセージ130を受信する電子デバイスは、クライアントデバイス112である。クライアントデバイス112は、ブラウザベースのアプリケーションまたは専用データアプリケーションであり得る電源コードアプリケーション(例えば、
図6Bにおけるアプリケーション634B)をインストールされ、それを実行する(320)。電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスのユーザのために、電源コードアプリケーションにおいてユーザアカウントが作成される(322)。ユーザインターフェースは、メッセージ130をデータサービスのユーザと共有するために、電源コードアプリケーションを介してクライアントデバイス112上に表示される。メッセージ130は、電源コードアプリケーションのユーザインターフェース上に表示される(324)。
【0034】
代替的には、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108からメッセージ130を受信する電子デバイスは、医療処置を実施する医療デバイス102と同じ医療デバイス102、または別個の医療デバイス102である。いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、ブラウザベースのアプリケーションまたは専用データアプリケーションであり得る電源コードアプリケーション(例えば、
図6Aにおけるアプリケーション634A)をインストールされ、これを実行し(326)、電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスのユーザのために、電源コードアプリケーションにおいてユーザアカウントが作成される。いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、医療デバイス102を使用して医療処置を実行するための医療デバイスアプリケーション(例えば、
図6Aにおけるアプリケーション630A)をインストールされ、これを実行し(328)、医療デバイスアプリケーションは、電源コードプラグインプログラム(例えば、
図6Aにおけるプログラム632A)を含む。メッセージ130を提示するユーザインターフェースは、電源コードアプリケーションを介して直接、または医療デバイスアプリケーションの電源コードプラグインプログラムを介して、医療デバイス102上に表示される(330)。
【0035】
いくつかの実施形態において、コードデバイス106上で動作するファームウェアが、対応する電源コード104によって給電される医療デバイス102のいくつかのデータ特性を認識することが留意される。コードデバイスは、リモート電源コードサーバ108上で治療特性を完全に決定する代わりに、デバイスタイプ、デバイスモード、動作状態、医療処置、または電力イベントをローカルで識別するように構成される。とは言え、動作312および314のサブセットは、電源コードデバイス106においてローカルに実装され得る。特に、コードデバイス106は、特定のタイプの医療デバイス102に役立つように、ハードウェアまたはソフトウェアモジュールを用いてカスタマイズされ得る。したがって、本出願の様々な実施形態において、動作312および314は、オプションで、電源コードデバイス106によって全体的に、電源コードサーバ108によって全体的に、またはコードデバイス106およびコードサーバ108によって共同で実装される。
【0036】
図4Aは、いくつかの実施形態による、電源コードデバイス106から収集された例示的な電力プロファイル120であり、
図4Bは、いくつかの実施形態による、電源コードサーバ108によって受信、処理、または生成された電力データのフロー400である。この電力プロファイル120は、Merz North AmericaによるUltherapyデバイス製造業者によって実装される医療処置に対応する。この医療デバイス102は、電源をオンにされ、トランスデューサからパルスを送出し、パルスは、コラーゲンの生成を刺激することによって、対応する組織領域を引き締めるために、人間の組織に印加される。電力プロファイル120は、電流の二乗平均平方根(RMS)値402と、電圧のRMS値404と、有効電力406と、無効電力408Aおよび408Bと、皮相電力410と、力率412と、周波数414と、ダイ温度416とを含む複数の電力パラメータを含む。複数の電力パラメータ402~416は、サンプルまたは時間の関数としてプロットされ、オプションで複数のタイムスタンプに関連付けられる。例えば、毎分30サンプルのサンプルレートで各電力パラメータについて3000個のサンプルが記録される。いくつかの実施形態において、複数の電力パラメータ402~416は、HTMLファイル内に記憶され、電源コードデバイス106から電源コードサーバ108に転送される。HTMLファイルを開き、電力パラメータ402~416を視覚化するために電源コードアプリケーション(例えば、
図6Cにおけるアプリケーション634C)が実行され、それによって、ユーザが電力パラメータ402~416を操作する(例えば、各電力パラメータをオンもしくはオフにする、または電力プロファイルの一部を拡大する)ことを可能にする。
【0037】
複数の電力パラメータ402~416のサブセットは、実質的に安定している。例えば、電圧のRMS値404は、120Vである。周波数414は、60Hzである。ダイ温度416は、約30℃において安定する。力率412は、電流のRMS値402および電圧のRMS値404の積(すなわち、医療デバイス102に供給される電力)に対する、電源コードデバイス106によって放散される電力の比率であることが留意される。力率412は、ほぼ0であり、これは、電源コードデバイス106によって放散される電力が、医療デバイス102に供給される電力と比較して無視できることを示す。それに加えて、無効負荷に関連する無効電力408は、有効電力406または皮相電力410よりも小さい。医療デバイス102の電源が投入され、アイドルモード418で医療処置が実行されていないとき、無効電力408Aは、実質的に安定している(例えば、5%未満の時間変動を有する)。動作モード420で医療処置が実行されるとき、無効電力408Bは、わずかに増加し、有効電力406または皮相電力410において観察される電力パルス列450と比較して無視できる変動を有する。
【0038】
電力プロファイル120は、システムアイドル状態424Aおよび424B、システム開始状態422、治療開始状態426、1つまたは複数の治療状態428Aおよび428B、治療アイドル状態430、ならびに電源オフ状態432のサブセットを含む複数の動作状態に対応する。医療デバイス102のアイドルモード418は、システムアイドル状態424Aおよび424Bを含み、医療デバイス102の動作モード420は、治療開始状態426、第1の治療状態428A、治療アイドル状態430、第2の治療状態428Bのシーケンスに対応する。医療デバイス102の医療処置は、複数の動作状態のサブセットが識別されるときに識別される。
図4Aのこの例において、第1の治療状態428A、治療アイドル状態430、および第2の治療状態428Bの順序付けされたシーケンスの検出に従って、特定の医療処置が識別される。さらに、第1および第2の治療状態428Aおよび428Bは、電力パルス列450Aおよび450Bの検出に従って識別され、治療アイドル状態430は、対応する電力降下と、2つの電力パルス列450Aおよび450B間の位置とに従って識別される。電力パラメータ402~416のサブセットが実質的に安定しているとすると、医療処置は、電流のRMS値402、有効電力406、および皮相電力410などの残りの電力パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、残りの電力パラメータのうちの少なくとも1つは、オプションで、状態428A、430、および428Bの各々、それらの対応する順序付けられたシーケンス、ならびに/または特定の医療処置を識別するために、深層学習技法を使用して処理される。
【0039】
第1の治療状態428Aは、医療デバイス102が対応する医療処置を行う間、この医療デバイス102に供給される電力を測定する電力データ特性434(
図4Bを参照)によって特徴付けられる電力パルス列450Aを含む。これらの電力データ特性434のサブセットは、有効電力406および皮相電力410から測定され、電力パルス列450Aの持続時間、周波数、電力パターン、および平均電力ピーク値を含む。電源コードサーバ108は、電力データ特性434のサブセットに基づいて第1の治療状態428Aを識別し、行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436(
図4Bを参照)を決定する。一例において、電力パルスの電力パターンおよび周波数は、第1の治療状態428Aと対応する医療処置とを識別するために使用され得る。医療処置の数値動作パラメータ436は、医療処置の電力レベルおよび持続時間を含み、これらは、電力データ特性434のサブセットから決定され、電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスのユーザに送信される。
【0040】
それに加えて、いくつかの実施形態において、複数の動作状態422~432の各々は、電力データ特性434のそれぞれのサブセットに関連付けられた少なくとも1つの電力しきい値438(
図4Bを参照)に従って定義される。複数の動作状態422~432の各々に関連付けられた少なくとも1つの電力しきい値438は、深層学習技法に基づいて決定および調整される。いくつかの状況において、動作モード420における状態426~430の順序付けられたシーケンスは、最初は電源コードシステム108には未知であり、異なる医療デバイス102から収集された電力プロファイルにおいて繰り返し現れる。電源コードサーバ108は、深層学習技法を適用して状態426~430のシーケンス内の状態の各々に関連付けられた1つもしくは複数の電力しきい値を決定するか、状態426~430のシーケンスを認識するか、または状態426、428A、430、および428Bのシーケンスを医療処置として分類する。
【0041】
複数の動作状態422~432は、電力プロファイル120において連続的に順序付けられる。いくつかの実施形態において、電力プロファイル120を受信した後、電源コードサーバ108は、電力プロファイル120を複数の電力間隔に分割する。各電力間隔は、複数の動作状態422~432のうちのそれぞれ1つに対応する。各電力間隔について、電源コードサーバ108は、(例えば、深層学習技法を使用して)それぞれの電力間隔が電力パルス列450を含むかどうかを判定する。それぞれの電力間隔が(例えば、第1の治療状態428Aの有効電力406において)電力パルス列450を含むという判定に従って、電源コードサーバ108は、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットとして、電力パルス列の持続時間、パルスパターン、周波数、および平均電力ピーク値のうちの1つまたは複数を決定する。逆に、それぞれの電力間隔が電力パルス列450を含まないという判定に従って、電源コードサーバ108は、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットとして、平均電流、平均電圧、平均有効電力、および無効電力のうちの1つまたは複数を決定する。例えば、無効電力408Aまたは408Bの値は、医療デバイス102がアイドルモード418または動作モード420のいずれにおいて動作するかを判定するために使用され得る電力データ特性434である。
【0042】
いくつかの実施形態において、電力間隔の各々について、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットは、少なくともそれぞれの電力しきい値438と比較される。第1の電力間隔についての比較が第1の動作状態428Aの関連付け基準を満たすという判定に従って、第1の動作状態428Aは、第1の電力間隔に関連付けられる。行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436(例えば、医療処置の電力レベル)は、第1の電力間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセット(例えば、第1の電力間隔の周波数、電力パターン、および平均電力ピーク値)に基づいて決定される。さらに、いくつかの実施形態において、第1の動作状態428Aに関連付けられたそれぞれの電力しきい値は、第1の深層学習技法に基づいて決定および調整される。
【0043】
図1および
図4Bを参照すると、電力プロファイル120が第1の電源コードデバイス106Aから受信された後、電力データ特性434が抽出され、対応する第1の医療デバイス102Aのタイプ、デバイスモード(すなわち、アイドルモード418または動作モード420)、それぞれの電力間隔に関連付けられた各動作状態、医療処置のタイプ、および医療処置の1つまたは複数の第1の数値動作パラメータ436を決定するために使用される。複数の電力プロファイル120が2つ以上の電源コードデバイス106から受信されると、電源コードサーバ108は、複数の電力プロファイル120を共同で分析し、単一の電力プロファイル120を使用して導出することができない追加の情報を提供する。
【0044】
例えば、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、第2の医療デバイス102Bが同じ医療処置を行っている間、第2の電源ケーブル104Bの第2のコードデバイス106Bから、第2の医療デバイス102Bに供給される電力を測定する複数の第2の電力データ特性434'を含む第2の電力プロファイル120'を受信する。第2の電力プロファイル120'は、同じ医療処置の1つまたは複数の第2の数値動作パラメータ436'を識別するために使用される。メッセージ130は、同じ医療処置の第1および第2の数値動作パラメータ436および436'に基づいて生成される。いくつかの実施形態において、メッセージ130は、第1および第2の医療デバイス102Aおよび102Bを含む複数の医療デバイス102の数値動作パラメータ436の統計分析結果を報告する。さらに、いくつかの実施形態において、少なくとも第1および第2の数値動作パラメータ436および436'に基づいて、同じ医療処置に対して治療電力シグネチャ440が決定され、他の電子デバイスに送信されるメッセージ130は、治療電力シグネチャ440を含む。治療電力シグネチャの例は、限定はしないが、医療処置に対して最も一般的に使用される電力データ特性および最も効果的な電力データ特性を含む。それに加えて、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108からメッセージ130を受信する他の電子デバイスは、メッセージ130において受信される治療電力シグネチャ440に基づいて、電子デバイスによって実施される後続の医療処置を調整するように構成される。
【0045】
代替的には、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、複数の第3の電源ケーブル106Cから複数の第3の電力プロファイル120"を受信する。複数の第3の電力プロファイル120"の各々は、それぞれの第3の医療デバイス106Cがそれぞれの第3の医療処置を行っている間に、それぞれの第3の医療デバイス106Cに供給される電流を測定するそれぞれの複数の第3の電力データ特性434"を含む。複数の第3の電力プロファイル120"の各々は、それぞれの第3の医療処置の1つまたは複数の第3の数値動作パラメータ436"を含む、それぞれの第3の医療処置を識別するために使用される。メッセージ130は、行われた医療処置の1つまたは複数の第1の数値動作パラメータ436と、複数の第3の電力プロファイル120に対応する第3の数値動作パラメータ436"とに基づいて生成される。例えば、メッセージ130は、最も多く実施された医療処置、または異なる医療処置に関する平均処置時間を識別し得る。いくつかの実施形態において、第1の電力プロファイル120および複数の第3の電力プロファイル120"は、(例えば、地理的領域内および定義された持続時間以内の医療処置を対象とした)地理的または時間的制限に準拠し、メッセージ130は、地理的または時間的制限に基づいて生成される。一例において、地理的分布442は、電力プロファイル120および120"の分析に基づいて取得され、メッセージ130とともに送信される。一例において、メッセージ130は、5年の期間中に最も人気のある医療処置は、LASIK手術であり、5年の期間中にフロリダで行われたすべての医療処置の23%がLASIK手術であることを示す。
【0046】
図5A、
図5B、および
図5Cは、いくつかの実施形態による、ユーザに提示される3つの例示的なユーザインターフェース500、520、および540である。電源コードサーバ108によって生成されたメッセージ130は、ユーザインターフェース500、520、および540の各々の一部として表示される。メッセージ130は、医療処置に関する警告、通知、報告、または指示を含み得る。
図5Aおよび
図5Bを参照すると、ユーザインターフェース500または520は、電子デバイス(例えば、クライアントデバイス112または医療デバイス102)によって実行される電源コードアプリケーション(例えば、
図6Aまたは
図6Bにおけるアプリケーション634)内にロードされる。電源コードアプリケーションは、異なる医療施設において分散された医療デバイス102によって実施される医療処置を、これらの医療処置の電力プロファイル120に基づいて監視することを容易にするように構成される。電源コードアプリケーションは、ブラウザベースのアプリケーションまたは専用データアプリケーションであり得る。電源コードアプリケーションのユーザインターフェース500および520の各々は、複数のアフォーダンス504を有するメニュー領域502と、情報表示領域506とを含む。各アフォーダンス504は、情報表示領域506上に表示される異なるコンテンツに対応する。複数のアフォーダンス504のうちの1つの選択に応答して、電源コードアプリケーションは、対応する異なるコンテンツを情報表示領域506上に表示する。アフォーダンス504のサブセットについて、対応する異なるコンテンツは、収集された電力プロファイル120に基づいて決定されたメッセージ130に対応する。メッセージ130の一部またはすべては、電子デバイスによって実行される電源コードアプリケーションのユーザインターフェース500および520内に表示される。
【0047】
複数のアフォーダンス504は、デバイス概要アフォーダンス504A、デバイスマップアフォーダンス504B、報告アフォーダンス504C、消耗品注文アフォーダンス504D、デバイス管理アフォーダンス504E、ユーザプロファイルアフォーダンス504F、およびエラーアフォーダンス504Gのうちの1つまたは複数を含む。デバイス概要アフォーダンス504Aの選択に応答して、ユーザインターフェース500には、
図5Aに示すように、情報表示領域506が表示される。情報表示領域506において表示されるコンテンツは、事前定義された基準(例えば、時間および場所の制限を含む)を満たす医療処置のデバイス概要508を含む。デバイス概要508は、医療処置(すなわち、治療)の総数508A、電力データのユーザ数508B、これらの医療処置の総治療時間508C、医療デバイスの数508D、およびデバイスイベントの数508Eのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの状況において、デバイス概要508のサブセット(例えば、デバイスイベントの数508E)に関するより多くの情報を提供するために、プロット510が生成される。この例においてプロット510は、今月および先月にわたるデバイスイベントの数508Eの変動を示す。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108によって収集された電力プロファイル120についての洞察を提供するために、追加のコンテンツ512が表示される。例えば、追加のコンテンツ512は、治療タイプの概要512A、最新のイベントの記録512B、および/または最も活動的な医師のリスト512Cを含む。
【0048】
情報表示領域506において表示されるコンテンツのうち、少なくともこれらの医療処置の総治療時間508Cは、電源コードサーバ108によって監視される医療処置の数値動作パラメータ436に関連付けられる。いくつかの実施形態において、デバイス概要508における他の項目のユーザ選択に応答して、ユーザインターフェース500は、情報表示領域506上に追加の情報(例えば、メッセージ130とともに受信された1つまたは複数の数値動作パラメータ436)を表示するようにリフレッシュされる。いくつかの実施形態において、メッセージ130は、各医療処置の数値動作パラメータ436を含み得るが、パラメータ436のいずれも、各個々の処置について、または集約されたコンテキストにおいて表示されない。むしろ、情報表示領域506は、事前定義された基準に基づいて収集された医療処置の統計的概要を表示すること(例えば、医療処置の総数508Aおよびデバイスイベントの数508Eを表示すること)に焦点が当てられ得る。
【0049】
図5Bを参照すると、デバイスマップアフォーダンス504Bの選択に応答して、ユーザインターフェース520は、
図5Bに示すように表示される。情報表示領域506は、医療処置の電力プロファイル120が収集された医療デバイス102の分布を示すマップ522と、最近の位置イベントのリスト524とを表示する。リスト524内の各イベントは、デバイス識別、イベント日付、イベント時間、デバイスタイプ、および位置情報とともに記述される。ユーザインターフェース520の情報表示領域506において表示されるコンテンツは、関連する医療処置の数値動作パラメータ436を含み得る。
図5Bに示されていないいくつかの実施形態において、ユーザインターフェース520の情報表示領域506は、関連する医療処置の数値動作パラメータ436のサブセットを含む。例えば、リスト524内の最近の位置イベントのうちの1つの選択に応答して、ユーザインターフェース520は、選択された最近の位置イベントに関連付けられた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436を含む選択された最近の位置イベントの詳細を表示するようにリフレッシュされる。
【0050】
図5Cを参照すると、ユーザインターフェース540は、電子デバイス(例えば、医療デバイス102)によって実行される医療デバイスアプリケーション(例えば、
図6Aまたは
図6Bにおけるアプリケーション630)内にロードされる。医療デバイスアプリケーションは、オフラインで、または医療デバイスサーバ114と共同で実行され得る。医療デバイスアプリケーションの主要な機能は、(例えば、処置の前、最中、または後に)医療処置の実施を容易にすることである。この例において、ユーザインターフェース540は、主要な医療パラメータを表示するための第1の領域542と、治療設定を調整するための第2の領域544と、医療ツールを視覚的に示すための第3の領域546と、いくつかの主要な設定を直接調整するための第4の領域548とを含む。医療デバイスアプリケーションは、医療デバイスアプリケーションに関連付けられた医療デバイスサーバ114とは異なる電源コードサーバ108と共同で実行される電源コードプラグインプログラム(例えば、
図6Aまたは
図6Bにおけるプログラム632)を含む。電源コードプラグインプログラムは、電源コードサーバ108から受信されたメッセージ130の一部またはすべてを医療デバイスアプリケーションのユーザインターフェース540上に表示するように構成される。いくつかの実施形態において、メッセージ130は、医療デバイスアプリケーションの固定領域などの、ユーザインターフェース540の専用領域において表示される。代替的には、
図5Cに示すようないくつかの実施形態において、メッセージ130は、領域542~548のいずれかの上にオーバレイされ、事前定義された持続時間後、またはユーザアクションに応答して消えるユーザインターフェース540のポップアップウィンドウ550内に表示される。この例において、メッセージ130は、「このデバイスは、過去一カ月間に100件の医療イベントにおいて使用され、米国における同じタイプのデバイスの90%よりも頻繁に使用されている」という通知である。
【0051】
いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース500、520、または540のいずれかを表示する医療デバイス102は、電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスに加入しながら、その医療処置に給電するために電源コードデバイス106を使用し、それ自体の電力プロファイル120を報告する。逆に、いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース500、520、または540のいずれかを表示する医療デバイス102は、電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスのみに加入する。しかしながら、医療デバイス102は、その医療処置に給電するため、またはそれ自体の電力プロファイル120を報告するために、電源コードデバイス106を使用しない。それに加えて、示されていないいくつかの実施形態において、医療デバイス102は、その医療処置に給電するためか、またはそれ自体の電力プロファイル120を報告するために依然として電源コードデバイス106を使用しながら、電源コードサーバ108によって提供されるデータサービスに加入しない。オプションで、電源コードサーバ108は、電源コードデバイス106の使用と、データサービスへの加入とを別々に行うように構成される。いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、電源コードデバイス106の使用と、データサービスへの加入とを関連付け、それによって電源コードデバイス106のユーザにデータサービスを自動的に提供するように構成される。電源コードサーバ108は、電源コードデバイス106を使用しない他の加入者にデータサービスをさらに拡張することができる。
【0052】
図6Aは、いくつかの実施形態による、医療処置を実行するための例示的な医療デバイス102のブロック図である。医療デバイス102は、典型的には、1つまたは複数の処理ユニット(CPU)602Aと、1つまたは複数のネットワークインターフェース604Aと、メモリ606Aと、これらの構成要素(ときにはチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つまたは複数の通信バス608Aとを含む。医療デバイス102は、1つまたは複数のユーザインターフェースデバイス610Aを含む。ユーザインターフェースデバイス610Aは、キーボード、マウス、音声コマンド入力ユニットもしくはマイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、タッチ感知入力パッド、ジェスチャキャプチャカメラ、または他の入力ボタンもしくは制御などの、ユーザ入力を容易にする1つまたは複数の入力デバイス612Aを含む。さらに、いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、キーボードを補足するまたは置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、またはカメラおよびジェスチャ認識を使用する。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の入力デバイス612Aは、例えば、電子デバイス上に印刷されたグラフィックシリアルコードの画像をキャプチャするための1つまたは複数のカメラ、スキャナ、またはフォトセンサユニットを含む。医療デバイス102は、1つもしくは複数のスピーカおよび/または1つもしくは複数の視覚ディスプレイを含む、ユーザインターフェース(例えば、
図5A~
図5Cにおけるインターフェース500、520、および540)および表示コンテンツの提示を可能にする1つまたは複数の出力デバイス614Aも含む。ユーザインターフェースデバイス610Aは、医療処置を実施するためのいくつかのトランスデューサ部分をさらに含む。例えば、医療デバイス102が医療用撮像デバイスである場合、医療デバイス102の入力デバイス612Aは、医療処置中に医療情報を収集するように構成された医療用センサを含む。
【0053】
メモリ606Aは、DRAM、SRAM、DDR RAM、または他のランダムアクセス固体メモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリは、1つもしくは複数の磁気ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数の光ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数のフラッシュメモリデバイス、または1つもしくは複数の他の不揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリ606Aは、1つまたは複数の処理ユニット602Aからリモートに配置された1つまたは複数の記憶デバイスを含む。メモリ606A、または代替的にはメモリ606A内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。いくつかの実施形態において、メモリ606A、またはメモリ606Aの非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくはスーパーセットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、ハードウェア依存のタスクを実行するための手順を含むオペレーティングシステム616A。
・1つまたは複数のネットワークインターフェース604A(有線またはワイヤレス)と、インターネット、他のワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つまたは複数の通信ネットワーク110とを介して、各医療デバイス102を他のデバイス(例えば、医療デバイスサーバ114、電源コードサーバ108、クライアントデバイス112)に接続するネットワーク通信モジュール618A。
・1つまたは複数の出力デバイス614A(例えば、ディスプレイまたはスピーカ)を介して各医療デバイス102における情報(例えば、アプリケーション626Aのためのグラフィカルユーザインターフェース、ウィジェット、ウェブサイトおよびそれらのウェブページ、ならびに/またはゲーム、オーディオ、および/もしくはビデオコンテンツ)の提示を可能にする提示モジュール620A。
・1つまたは複数の入力デバイス612Aのうちの1つからの1つまたは複数のユーザ入力またはやりとりを検出し、検出された入力またはやりとりを解釈する入力処理モジュール622A。
・医療デバイス102または他の電子デバイスに関連付けられたユーザアカウントにログインするためのウェブインターフェースを含む、ウェブサイトおよびそのウェブページをナビゲートし、(例えば、HTTPを介して)要求し、表示するウェブブラウザモジュール624A。ウェブブラウザモジュール624Aはまた、医療デバイスまたは電子デバイスがユーザアカウントに関連付けられている場合、そのデバイスを制御し、ユーザアカウントに関連付けられた設定およびデータを編集およびレビューする。
・医療デバイス102において実行される1つまたは複数のユーザアプリケーション626A。
・医療デバイス102の医療処置を実行する医療処置モジュール628A。
・医療処置モジュール628Aを介して医療処置を実行する医療デバイスアプリケーション630A。医療デバイスアプリケーション630Aは、医療デバイスアプリケーション630A内の異なる医療施設にわたって分散された異なる医療デバイスの電力使用に関する情報を受信および提示するための電源コードプラグインプログラム632Aを含む。
・異なる医療施設にわたって分散された異なる医療デバイスの電力使用に関する情報を電源コードサーバ108から受信し、そのような情報を電源コードアプリケーション634A内で提示することに特化した電源コードアプリケーション634A。
・以下を含む医療デバイスデータ636A。
○医療デバイス102の共通デバイス設定(例えば、サービス層、デバイスモデル、記憶容量、処理能力、通信能力、および/または医療処置設定)を含むデバイス設定638A。
○1つまたは複数のユーザアプリケーション626A、医療デバイスアプリケーション630A、および電源コードアプリケーション634A(例えば、ユーザ名、セキュリティ質問、アカウント履歴データ、ユーザ嗜好、および事前定義されたアカウント設定)のためのユーザアカウント情報640A。
○医療デバイス102によって以前に実施された医療処置に関連付けられた履歴医療データ642。
○医療処置と対応する数値動作パラメータ436とを指定するメッセージ130。メッセージ130は、医療デバイス102自体を含んでも含まなくてもよい、様々な医療デバイス102から収集された電力プロファイル120に基づいて、電源コードサーバ108によって生成および提供される。
【0054】
上記で特定した要素の各々は、前述したメモリデバイスのうちの1つまたは複数において記憶され得、上記で説明した機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で特定したモジュールまたはプログラム(すなわち、命令のセット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態において結合され得、または他の方法で再配置され得る。いくつかの実施形態において、メモリ606Aは、上記で特定したモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。いくつかの実施形態において、メモリ606Aは、上記で説明していない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0055】
図6Bは、いくつかの実施形態による、別個の医療デバイス102において実施される医療処置の情報を表すための例示的なクライアントデバイス112のブロック図である。クライアントデバイス112の例は、限定はしないが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、および携帯電話を含む。クライアントデバイス112は、典型的には、1つまたは複数の処理ユニット(CPU)602Bと、1つまたは複数のネットワークインターフェース604Bと、メモリ606Bと、これらの構成要素(ときにはチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つまたは複数の通信バス608Bとを含む。クライアントデバイス112は、1つまたは複数のユーザインターフェースデバイス610Bを含む。ユーザインターフェースデバイス610Bは、キーボード、マウス、音声コマンド入力ユニットもしくはマイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、タッチ感知入力パッド、ジェスチャキャプチャカメラ、または他の入力ボタンもしくは制御などの、ユーザ入力を容易にする1つまたは複数の入力デバイス612Bを含む。さらに、いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、キーボードを補足するまたは置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、またはカメラおよびジェスチャ認識を使用する。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の入力デバイス612Bは、例えば、電子デバイス上に印刷されたグラフィックシリアルコードの画像をキャプチャするための1つまたは複数のカメラ、スキャナ、またはフォトセンサユニットを含む。クライアントデバイス112は、1つもしくは複数のスピーカおよび/または1つもしくは複数の視覚ディスプレイを含む、ユーザインターフェース(例えば、
図5A~
図5Cにおけるインターフェース500、520、および540)および表示コンテンツの提示を可能にする1つまたは複数の出力デバイス614Bも含む。
【0056】
メモリ606Bは、DRAM、SRAM、DDR RAM、または他のランダムアクセス固体メモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリは、1つもしくは複数の磁気ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数の光ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数のフラッシュメモリデバイス、または1つもしくは複数の他の不揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリ606Bは、1つまたは複数の処理ユニット602Bからリモートに配置された1つまたは複数の記憶デバイスを含む。メモリ606B、または代替的にはメモリ606B内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。いくつかの実施形態において、メモリ606B、またはメモリ606Bの非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくはスーパーセットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、ハードウェア依存のタスクを実行するための手順を含むオペレーティングシステム616B。
・1つまたは複数のネットワークインターフェース604B(有線またはワイヤレス)と、インターネット、他のワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つまたは複数の通信ネットワーク110とを介して、各クライアントデバイス112を他のデバイス(例えば、電源コードサーバ108、医療デバイスサーバ114、および/またはクライアントデバイス112)に接続するネットワーク通信モジュール618B。
・1つまたは複数の出力デバイス614B(例えば、ディスプレイまたはスピーカ)を介して各クライアントデバイス112における情報(例えば、アプリケーション626Bのためのグラフィカルユーザインターフェース、ウィジェット、ウェブサイトおよびそれらのウェブページ、ならびに/またはゲーム、オーディオ、および/もしくはビデオコンテンツ)の提示を可能にする提示モジュール620B。
・1つまたは複数の入力デバイス612Bのうちの1つからの1つまたは複数のユーザ入力またはやりとりを検出し、検出された入力またはやりとりを解釈する入力処理モジュール622B。
・クライアントデバイス112または他の医療デバイスもしくはクライアントデバイスに関連付けられたユーザアカウントにログインするためのウェブインターフェースを含む、ウェブサイトおよびそのウェブページをナビゲートし、(例えば、HTTPを介して)要求し、表示するウェブブラウザモジュール624B。ウェブブラウザモジュール624Bはまた、医療デバイスまたはクライアントデバイスがユーザアカウントに関連付けられている場合、それを制御し、ユーザアカウントに関連付けられた設定およびデータを編集およびレビューする。
・クライアントデバイス112によって実行される1つまたは複数のユーザアプリケーション626B(例えば、ゲーム、ソーシャルネットワークアプリケーション、スマートホームアプリケーション、および/または他の医療デバイスもしくはクライアントデバイスを制御し、そのようなデバイスによってキャプチャされたデータをレビューするための他のウェブベースもしくは非ウェブベースのアプリケーション)。
・医療デバイス102によってリモートに実行される医療処置を制御する医療デバイスアプリケーション630B。医療デバイスアプリケーション630Bは、医療デバイスアプリケーション630B内の異なる医療施設にわたって分散された異なる医療デバイスの電力使用に関する情報を受信および提示するための電源コードプラグインプログラム632Bを含む。
・異なる医療施設にわたって分散された異なる医療デバイスの電力使用に関する情報を電源コードサーバ108から受信し、そのような情報を電源コードアプリケーション634B内で提示することに特化した電源コードアプリケーション634B。
・以下を含むクライアントデータ636B。
○クライアントデバイス112の共通デバイス設定(例えば、サービス層、デバイスモデル、記憶容量、処理能力、通信能力、および/または医療処置設定)を含むデバイス設定638B。
○1つまたは複数のユーザアプリケーション626B、医療デバイスアプリケーション630B、および電源コードアプリケーション634Bのためのユーザアカウント情報640B(例えば、ユーザ名、セキュリティ質問、アカウント履歴データ、ユーザ嗜好、および事前定義されたアカウント設定)。
○医療処置と対応する数値動作パラメータ436とを指定するメッセージ130。メッセージは、様々な医療デバイス102から収集された電力プロファイル120に基づいて、電源コードサーバ108によって生成および提供される。
【0057】
上記で特定した要素の各々は、前述したメモリデバイスのうちの1つまたは複数において記憶され得、上記で説明した機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で特定したモジュールまたはプログラム(すなわち、命令のセット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態において結合され得、または他の方法で再配置され得る。いくつかの実施形態において、メモリ606Bは、上記で特定したモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。いくつかの実施形態において、メモリ606Bは、上記で説明していない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0058】
図6Cは、いくつかの実施形態による、電力プロファイル120を収集し、医療処置の情報をユーザに提供するための電源コードサーバ108のブロック図である。電源コードサーバ108の例は、限定はしないが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または携帯電話を含む。電源コードサーバ108は、典型的には、1つまたは複数の処理ユニット(CPU)602Cと、1つまたは複数のネットワークインターフェース604Cと、メモリ606Cと、これらの構成要素(ときにはチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つまたは複数の通信バス608Cとを含む。電源コードサーバ108は、1つまたは複数のユーザインターフェースデバイス610Cを含む。ユーザインターフェースデバイス610Cは、キーボード、マウス、音声コマンド入力ユニットもしくはマイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、タッチ感知入力パッド、ジェスチャキャプチャカメラ、または他の入力ボタンもしくは制御などの、ユーザ入力を容易にする1つまたは複数の入力デバイス612Cを含む。さらに、いくつかの実施形態において、医療デバイス102は、キーボードを補足するまたは置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、またはカメラおよびジェスチャ認識を使用する。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の入力デバイス612Cは、例えば、電子デバイス上に印刷されたグラフィックシリアルコードの画像をキャプチャするための1つまたは複数のカメラ、スキャナ、またはフォトセンサユニットを含む。電源コードサーバ108は、1つもしくは複数のスピーカおよび/または1つもしくは複数の視覚ディスプレイを含む、ユーザインターフェースおよび表示コンテンツの提示を可能にする1つまたは複数の出力デバイス614Cも含む。
【0059】
メモリ606Cは、DRAM、SRAM、DDR RAM、または他のランダムアクセス固体メモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリは、1つもしくは複数の磁気ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数の光ディスク記憶デバイス、1つもしくは複数のフラッシュメモリデバイス、または1つもしくは複数の他の不揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態において、メモリ606Cは、1つまたは複数の処理ユニット602Cからリモートに配置された1つまたは複数の記憶デバイスを含む。メモリ606C、または代替的にはメモリ606C内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。いくつかの実施形態において、メモリ606C、またはメモリ606Cの非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくはスーパーセットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、ハードウェア依存のタスクを実行するための手順を含むオペレーティングシステム616C。
・1つまたは複数のネットワークインターフェース604C(有線またはワイヤレス)と、インターネット、他のワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つまたは複数の通信ネットワーク110とを介して、電源コードサーバ108を他のデバイス(例えば、電源コードデバイス106、医療デバイス102、および/またはクライアントデバイス112)に接続するネットワーク通信モジュール618C。
・1つまたは複数の出力デバイス614C(例えば、ディスプレイまたはスピーカ)を介して各電源コードサーバ108における情報(例えば、アプリケーション626Cのためのグラフィカルユーザインターフェース、ウィジェット、ウェブサイトおよびそれらのウェブページ、オーディオならびに/またはビデオコンテンツ)の提示を可能にする提示モジュール620C。
・1つまたは複数の入力デバイス612Cのうちの1つからの1つまたは複数の入力またはやりとりを検出し、検出された入力またはやりとりを解釈する入力処理モジュール622C。
・電源コードサーバ108に関連付けられたユーザアカウントにログインするためのウェブインターフェースを含む、ウェブサイトおよびそのウェブページをナビゲートし、(例えば、HTTPを介して)要求し、表示し、ユーザアカウントに関連付けられている場合、電源コードデバイス106の事前定義された基準(例えば、時間および場所の制限を含む)を制御し、ユーザアカウントに関連付けられた設定およびデータを編集およびレビューするウェブブラウザモジュール624C。
・電源コードサーバ108によって実行される1つまたは複数のユーザアプリケーション626C(例えば、電源コードデバイス106の、時間および場所の制限などの事前定義された基準を制御し、そのような電源コードデバイス106によってキャプチャされたデータをレビューするためのウェブベースまたは非ウェブベースのアプリケーション)。
・(1)異なる医療施設にわたって分散された異なる医療デバイス102の電力使用に関する情報の、医療デバイスアプリケーション630における表示を可能にする電源コードプラグインモジュール632C、および/または(2)異なる医療デバイス102の電力使用に関する情報をクライアント側の電源コードアプリケーション634Aもしくは634Bに送信し、クライアント側の電源コードアプリケーション634Aもしくは634Bにおいてそのような情報を提示することに特化した電源コードアプリケーション634Cを含む、サーバ側モジュール644。
・以下を含むサーバデータ636C。
○電源コードサーバ108の共通デバイス設定(例えば、サービス層、デバイスモデル、記憶容量、処理能力、通信能力、および/または医療処置設定)を含むデバイス設定638C。
○1つまたは複数のユーザアプリケーション626C、電源コードプラグインモジュール632C、および電源コードアプリケーション634Cのためのユーザアカウント情報640C(例えば、ユーザ名、セキュリティ質問、アカウント履歴データ、ユーザ嗜好、および事前定義されたアカウント設定)。
○異なる医療デバイス102から収集された電力プロファイルデータ120。
○医療デバイス102のモードまたは動作状態に関連して電力プロファイルデータ120から抽出された電力データ特性434。
○限定はしないが、医療デバイス102のデバイスタイプ、動作モード420またはアイドルモード418のうちの1つ、動作状態422~432、各医療処置のタイプ、および各医療処置の数値動作パラメータ436を含む、電力データ特性434に基づいて決定された医療処置データ646。
○電力プロファイル120から抽出された電力データ特性434から医療処置データ646を導出するための電力しきい値438。
○医療処置と対応する数値動作パラメータ436とを指定するメッセージ130。
【0060】
上記で特定した要素の各々は、前述したメモリデバイスのうちの1つまたは複数において記憶され得、上記で説明した機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で特定したモジュールまたはプログラム(すなわち、命令のセット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態において結合され得、または他の方法で再配置され得る。いくつかの実施形態において、メモリ606Cは、上記で特定したモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。いくつかの実施形態において、メモリ606Cは、上記で説明していない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0061】
図7A~
図7Dは、いくつかの実施形態による、電源コードサーバ108において実施されるデータ管理方法700のフロー図を提供する。いくつかの実施形態において、方法700は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され、電源コードサーバ108の1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令によって管理される。
図7A~
図7Dに示す動作の各々は、電源コードサーバ108のコンピュータメモリまたはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、
図6Cにおけるメモリ606C)内に記憶された命令に対応し得る。コンピュータ可読記憶媒体は、磁気もしくは光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリなどの固体記憶デバイス、または他の不揮発性メモリデバイスを含み得る。コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または1つもしくは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの1つまたは複数を含み得る。方法700におけるいくつかの動作は、組み合わされ得、および/またはいくつかの動作の順序は、変更され得る。いくつかの実施形態において、方法700は、電源コードプラグインモジュール632Bまたは電源コードアプリケーション634Bのためのサーバ側モジュール644内に記憶された命令によって管理される。
【0062】
電源コードサーバ108は、1つまたは複数の医療施設に配置された複数のリモート医療デバイス102のための集中型電力データ管理システムをホストする。この集中型電力データ管理システムにおいて、電源コードサーバ108は、1つまたは複数のワイドエリアネットワーク(WAN)110を介して複数の電源ケーブル104に通信可能に結合される(702)。電源ケーブル104の各々は、電源コードデバイス106を含み(704)、複数のリモート医療デバイス102のそれぞれ1つに電気的に接続され、給電するように構成される。複数のリモート医療デバイス102は、第1のコードデバイス106Aを含む第1の電源ケーブル104Aによって給電される第1の医療デバイス102Aを含む(706)。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のWAN110は、セルラネットワークを含み、複数の電源ケーブル104は、いかなるローカルネットワークデバイスまたはローカルエリアネットワークにもアクセスすることなく、セルラネットワークを介して電源コードサーバ108に通信可能に結合される。いくつかの実施形態において、セルラネットワークを介する通信は、プライベートであり、暗号化される。
【0063】
電源コードサーバ108は、第1のコードデバイス106Aから電力プロファイル120を受信する(708)。電力プロファイル120は、第1の医療デバイス102Aが医療処置を行っている間に第1の医療デバイス102Aに供給される電力を測定する複数の電力データ特性434を含む(710)。いくつかの実施形態において、電力プロファイル120は、第1の医療デバイス102Aが医療処置を行っている間に、第1の電源ケーブル104Aの第1のコードデバイス106Aからリアルタイムでストリーミングされる(712)。代替的に、いくつかの実施形態において、電力プロファイル120は、第1の医療デバイス102Aが医療処置の実行を完了した後に、第1の電源ケーブル104Aの第1のコードデバイス106Aから受信される(714)。追加的または代替的に、第1の電源ケーブル104Aの第1のコードデバイス106Aからの電力プロファイルのバッチが、第1の報告スケジュール(例えば、毎日または毎週)に従って単一の送信において受信される(716)。バッチは、1つまたは複数の追加の医療処置の1つまたは複数の追加の電力プロファイル120とともに電力プロファイル120を含み、追加の処置の各々は、第1の医療デバイス102Aにおいて以前に行われた。いくつかの実施形態において、電力プロファイル120は、医療処置の電力プロファイル120が特定の事前定義された報告基準(例えば、平均有効電力406が事前定義されたしきい値に到達する、または事前定義された数のパルスが有効電力406において検出される)を満たすという判定に従って、電源コードサーバ108に送信される。
【0064】
電力プロファイル120を受信した後、電源コードサーバ108は、行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436を含む、行われた医療処置を識別するために、電力プロファイル120を使用する(718)。いくつかの実施形態において、電力プロファイルは、システムアイドル状態424、システム起動状態422、治療開始状態426、1つまたは複数の治療状態428、治療アイドル状態430、および電源オフ状態432のサブセットを含む、複数の動作状態422~432に対応する(720)。電源コードサーバ108は、行われた医療処置の複数の動作状態422~432のサブセットを識別する(722)。さらに、いくつかの実施形態において、1つまたは複数の治療状態428は、電力パルス列450Aが印加される第1の治療状態428Aを含み(724)、複数の電力データ特性434は、電力パルス列450Aの持続時間、周波数、電力パターン、および平均電力ピーク値を含む。電源コードサーバ108は、第1の治療状態428Aに対応する電力データ特性434のサブセットに基づいて、行われた治療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436を決定する(726)。それに加えて、いくつかの実施形態において、複数の動作状態422~432の各々は、電力データ特性434のそれぞれのサブセットに関連付けられた少なくとも1つの電力しきい値438に従って定義される。電源コードサーバ108は、深層学習技法に基づいて、複数の動作状態422~432の各々に関連付けられた少なくとも1つの電力しきい値438を決定および調整する。それに加えて、いくつかの実施形態において、複数の動作状態422~432の各々は、深層学習技法を使用して、電力プロファイル120から認識または分類される。
【0065】
図4Aを参照すると、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、電力プロファイル120を複数の電力間隔に分割する(728)。電力間隔の各々について、電源コードサーバ108はそれぞれの電力間隔が電力パルス列450を含むかどうかを判定する(730)。それぞれの電力間隔が電力パルス列450を含む場合、システムは、電力パルス列450の持続時間、パルスパターン、周波数、および平均電力ピーク値のうちの1つまたは複数を決定する(732)。これは、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットである。それぞれの電力間隔が電力パルス列450を含まない場合、システムは、平均電流、平均電圧、平均有効電力、および無効電力のうちの1つまたは複数を決定する(734)。これは、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットである。
【0066】
いくつかの実施形態において、電力間隔の各々について、電源コードサーバ108は、それぞれの間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットを、少なくともそれぞれの電力しきい値438と比較する。第1の電力間隔に関する比較が第1の動作状態の関連付け基準を満たす場合、電源コードサーバは、第1の動作状態を第1の電力間隔に関連付け、第1の電力間隔に対応する電力データ特性434のそれぞれのサブセットに基づいて、行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータ436を決定する。それに加えて、いくつかの実施形態において、第1の動作状態に関連付けられたそれぞれの電力しきい値438は、第1の深層学習技法に基づいて決定または調整される。
【0067】
代替的には、いくつかの実施形態において、電力間隔のサブセットの各々(例えば、
図4Aにおける電力パルス列450Aおよび450Bに対応する間隔)は、それぞれの電力間隔を、動作モード420、アイドルモード418、複数の動作状態422~432のうちの1つ、および/または複数の医療処置のうちの1つとして分類するために、深層学習モデルを使用して直接分析される。いくつかの実施形態において、深層学習モデルは、ラベル付けされたトレーニングデータプロファイル120に基づいて、教師ありの方法においてトレーニングされる。いくつかの実施形態において、深層学習モデルは、医療デバイス102から収集された電力プロファイル120を使用して、教師なしの方法においてトレーニングされる。例えば、深層学習モデルがより多くの電力プロファイル120を処理するにつれて、深層学習モデルは、より正確かつ効率的に電力間隔を分類することができる。
【0068】
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の数値動作パラメータ436は、1つまたは複数の第1の数値動作パラメータを含む。電源コードサーバ108は、第2の電源ケーブル104の第2のコードデバイス106Bから、第2の医療デバイス102'が同じ医療処置を行う間に第2の医療デバイス102'に供給された電力を測定する複数の第2の電力データ特性434'を含む第2の電力プロファイル120'を受信する(736)。第2の電力プロファイルは、同じ医療処置の1つまたは複数の第2の数値動作パラメータ436'を識別するために使用される(738)。さらに、いくつかの実施形態において、電源コードサーバ108は、少なくとも第1および第2の数値動作パラメータ436および436'に基づいて、同じ医療処置のための治療電力シグネチャ440を導出し(740)、同じ医療処置の第1および第2の数値動作パラメータに基づいて、治療電力シグネチャ440を含むメッセージ130を生成する(742)。それに加えて、いくつかの実施形態において、メッセージ130を受信した第2の電子デバイスは、メッセージ130において受信された治療電力シグネチャ440に基づいて、第2の電子デバイスによって実行される後続の医療処置を調整する(744)ように構成される。
【0069】
いくつかの実施形態において、電力プロファイル120は、第1の電力プロファイルを含み、1つまたは複数の数値動作パラメータ436は、1つまたは複数の第1の数値動作パラメータを含む。電源コードサーバ108は、複数の第3の電源ケーブル104Cから複数の第3の電力プロファイル120"を受信する(746)。複数の第3の電力プロファイル120"の各々は、それぞれの第3の医療デバイス102Cがそれぞれの第3の医療処置を行っている間にそれぞれの第3の医療デバイス102Cに供給された電流を測定するそれぞれの複数の第3の電力データ特性434"を含む。複数の第3の電力プロファイル120"の各々は、それぞれの第3の医療処置の1つまたは複数の第3の数値動作パラメータ436"を含む、それぞれの第3の医療処置を識別する(748)ために使用される。メッセージ130は、行われた医療処置の1つまたは複数の第1の数値動作パラメータ436と、複数の第3の電力プロファイル120"に対応する第3の数値動作パラメータ436"とに基づいて生成される(750)。それに加えて、いくつかの実施形態において、第1の電力プロファイル120および複数の第3の電力プロファイル120"は、地理的または時間的制限に準拠し(752)、メッセージ130は、地理的または時間的制限に基づいて生成される。
【0070】
電源コードサーバ108は、第2の電子デバイスのユーザインターフェース(例えば、
図5A~
図5Cにおけるインターフェース)上に表示するために、第2の電子デバイスにメッセージ130を送信する(754)。メッセージ130は、行われた医療処置と、1つまたは複数の数値動作パラメータ436とを指定する。いくつかの実施形態において、メッセージ130は、行われた医療処置に関する警告、通知、報告、または指示を含む(756)。いくつかの実施形態において、第2の電子デバイスは、第1の医療デバイス102を含み、第2の電子デバイスは、ユーザインターフェースを含む電源コードアプリケーション634Aを実行するように構成される。電源コードサーバ108は、第1の医療デバイス102の電源コードアプリケーション634Aのユーザインターフェース上のメッセージ130の表示を可能にする(758)。代替的には、いくつかの実施形態において、第2の電子デバイスは、第1の医療デバイス102を含み、第1の医療デバイスは、ユーザインターフェースを含む医療デバイスアプリケーション630Aを実行するように構成される。電源コードサーバは、医療デバイスアプリケーション630Aのユーザインターフェース上のメッセージ130の表示を可能にする(760)。医療デバイスアプリケーション630Aは、医療処置を実施するように構成される。いくつかの実施形態において、医療デバイスアプリケーションは、メッセージ130を提示するために電源コードサーバ108で実行される電源コードプラグインプログラム632Aを有する。
【0071】
代替的には、いくつかの実施形態において、第2の電子デバイス(例えば、携帯電話)は、第1の医療デバイス102とは別であり、第2の電子デバイスは、ユーザインターフェースを含む電源コードアプリケーション634Bを実行するように構成される。電源コードサーバ108は、第2の電子デバイスの電源コードアプリケーション634Bのユーザインターフェース上のメッセージの表示を可能にする(762)。電源コードアプリケーション634Bは、電源コードサーバ108と共同で実行される。第2の電子デバイスは、それ自体の医療デバイスアプリケーション630Bを有し得る。
【0072】
追加的および代替的に、いくつかの実施形態において、第2の電子デバイス(例えば、携帯電話)は、第1の医療デバイスとは別であり、第2の電子デバイスは、1つまたは複数の医療処置を実施するために、ユーザインターフェースを含む医療デバイスアプリケーション630Aを実行するように構成される。電源コードサーバ108は、第2の電子デバイスの医療デバイスアプリケーション630Aにおけるユーザインターフェース上のメッセージ130の表示を可能にする(764)。いくつかの実施形態において、医療デバイスアプリケーションは、メッセージ130を提示するために電源コードサーバ108で実行される電源コードプラグインプログラム632Bを有する。
【0073】
電源コードアプリケーションは、電源コードサーバ108と共同で実行され、医療処置を実行するように構成された医療デバイスアプリケーション630Aとは別であることが留意される。いくつかの実施形態において、医療デバイスアプリケーションは、医療処置が実行されている間オンラインであり、電源コードサーバ108とは別の医療デバイスサーバ114と共同で実行される。いくつかの実施形態において、医療デバイスアプリケーション630Aは、医療処置が実行されている間オフラインである。
【0074】
いくつかの実施形態において、メッセージは、第2の報告スケジュールに従って生成され、第2の電子デバイスに送信される(766)。いくつかの実施形態において、行われた医療処置の1つまたは複数の数値動作パラメータが第2の報告基準を満たす場合、メッセージは、アドホックに生成され、第2の電子デバイスに送信される(768)。
【0075】
図7A~
図7Dにおける動作について説明した特定の順序は、単なる例示であり、説明した順序が、動作が実行され得る唯一の順序であることを示すことを意図していないことが理解されるべきである。当業者は、本明細書で説明するように電力データを管理する様々な方法を認識するであろう。それに加えて、
図1~
図6Cに関して上記で説明した詳細は、
図7A~
図7Dに関して上記で説明した方法700にも類似の方法において適用可能であることが留意されるべきである。簡潔にするため、これらの詳細をここでは繰り返さない。
【0076】
1つまたは複数の例において、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、コンピュータ可読媒体を介して伝送され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、データ記憶媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体、または(例えば、通信プロトコルに従って)ある場所から他の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体を含み得る。このように、コンピュータ可読媒体は、一般に、(1)非一時的な有形コンピュータ可読記憶媒体、または(2)信号もしくは搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本出願で説明した実施形態の実装のための命令、コード、および/またはデータ構造を取得するために、1つもしくは複数のコンピュータまたは1つもしくは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0077】
本明細書における実施形態の説明において使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであり、特許請求の範囲を限定することを意図していない。実施形態の説明および添付の特許請求の範囲において使用する場合、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことを意図している。本明細書で使用する「および/または」という用語は、関連する列挙した項目のうちの1つまたは複数のあらゆるすべての可能な組合せを指し、それらを包含することも理解されよう。「備える」および/または「備えている」という用語は、本明細書で使用する場合、記載された特徴、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されよう。
【0078】
第1のおよび第2のという用語は、様々な要素を説明するために本明細書で使用される場合があるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことも理解されよう。これらの用語は、ある要素を他の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の電極は、第2の電極と呼ばれることが可能であり、第2の電極は、第1の電極と呼ばれることが可能である。第1の電極および第2の電極は、両方とも電極であるが、同じ電極ではない。
【0079】
本出願の説明は、例示および説明の目的のために提示され、網羅的であること、または開示された形態における本発明に限定されることを意図していない。多くの変更、変形、および代替の実施形態が、前述の説明および関連する図面において提示された教示の利益を有する当業者には明らかであろう。実施形態は、本発明の原理、実際の応用を最もよく説明するため、ならびに当業者が様々な実施形態について本発明を理解し、企図される特定の用途に適するように様々な変更を加えて基礎となる原理および様々な実施形態を最もよく利用することを可能にするために記載される。したがって、特許請求の範囲は、開示された実施形態の特定の例に限定されるべきではない。変更および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0080】
100 データ管理環境
102 医療デバイス、医療機械またはデバイス、第1の医療デバイス、リモート医療デバイス
102' 第2の医療デバイス
102A 第1の医療デバイス
102B 第2の医療デバイス
102C 第3の医療デバイス
104 電源ケーブル、電源コード、第2の電源ケーブル
104A 第1の電源ケーブル
104B 第2の電源ケーブル
104C 第3の電源ケーブル
106 電源コードデバイス、コードデバイス
106A 電源コードデバイス、第1のコードデバイス
106B 第2のコードデバイス
106C 第3の電源ケーブル、第3の医療デバイス
108 電源コードサーバ、スマートコードサーバ、サーバ、コードサーバ、電源コードシステム
110 通信ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)
112 クライアントデバイス
114 医療デバイスサーバ、サーバ
120 電力プロファイル、電力プロファイルデータ、ラベル付けされたトレーニングデータプロファイル
120' 第2の電力プロファイル
120" 第3の電力プロファイル
130 メッセージ
200 動作環境
202 AC-DCコンバータ(ADC)
204 リレー
206 バッテリ
208 バッテリ管理システム
210 電力モニタモジュール
212 フラッシュストレージ、フラッシュメモリ
214 位置モジュール
216 セルラモジュール
218 アンテナ
220 コネクタ
222 プロセッサ、処理ユニット
224 ネットワークインターフェース
226 メモリ
228 通信バス
230 入力デバイス
232 出力デバイス
234 オペレーティングシステム
236 ネットワーク通信モジュール
238 データ収集モジュール
240 データ前処理モジュール
242 データ報告モジュール
244 データベース
248 コード情報および設定
402 電流の二乗平均平方根(RMS)値、電力パラメータ
404 電圧のRMS値、電力パラメータ
406 有効電力、電力パラメータ
408A 無効電力、電力パラメータ
408B 無効電力、電力パラメータ
410 皮相電力、電力パラメータ
412 力率、電力パラメータ
414 周波数、電力パラメータ
416 ダイ温度、電力パラメータ
418 アイドルモード
420 動作モード
422 システム開始状態、動作状態
424 システムアイドル状態
424A システムアイドル状態、動作状態
424B システムアイドル状態、動作状態
426 治療開始状態、動作状態
428 治療状態
428A 治療状態、第1の治療状態、動作状態
428B 治療状態、第2の治療状態、動作状態
430 治療アイドル状態、動作状態
432 電源オフ状態、動作状態
434 電力データ特性
434' 第2の電力データ特性
434" 第3の電力データ特性
436 数値動作パラメータ、第1の数値動作パラメータ
436' 第2の数値動作パラメータ
436" 第3の数値動作パラメータ
438 電力しきい値
440 治療電力シグネチャ
442 地理的分布
450 電力パルス列
450A 電力パルス列
450B 電力パルス列
500 ユーザインターフェース
502 メニュー領域
504 アフォーダンス
504A デバイス概要アフォーダンス
504B デバイスマップアフォーダンス
504C 報告アフォーダンス
504D 消耗品注文アフォーダンス
505E デバイス管理アフォーダンス
505F ユーザプロファイルアフォーダンス
505G エラーアフォーダンス
506 情報表示領域
508 デバイス概要
508A 医療処置(すなわち、治療)の総数
508B 電力データのユーザ数
508C 医療処置の総治療時間
508D 医療デバイスの数
508E デバイスイベントの数
510 プロット
512 追加のコンテンツ
512A 治療タイプ
512B 最新のイベントの記録
512C 最も活動的な医師のリスト
520 ユーザインターフェース
522 マップ
524 リスト
540 ユーザインターフェース
542 第1の領域、領域
544 第2の領域、領域
546 第3の領域、領域
548 第4の領域、領域
602A 処理ユニット(CPU)、処理ユニット
602B 処理ユニット(CPU)、処理ユニット
602C 処理ユニット(CPU)、処理ユニット
604A ネットワークインターフェース
604B ネットワークインターフェース
604C ネットワークインターフェース
606A メモリ
606B メモリ
606C メモリ
608A 通信バス
608B 通信バス
608C 通信バス
610A ユーザインターフェースデバイス
610B ユーザインターフェースデバイス
610C ユーザインターフェースデバイス
612A 入力デバイス
612B 入力デバイス
612C 入力デバイス
614A 出力デバイス
614B 出力デバイス
614C 出力デバイス
616A オペレーティングシステム
616B オペレーティングシステム
616C オペレーティングシステム
618A ネットワーク通信モジュール
618B ネットワーク通信モジュール
618C ネットワーク通信モジュール
620A 提示モジュール
620B 提示モジュール
620C 提示モジュール
622A 入力処理モジュール
622B 入力処理モジュール
622C 入力処理モジュール
624A ウェブブラウザモジュール
624B ウェブブラウザモジュール
624C ウェブブラウザモジュール
626A アプリケーション、ユーザアプリケーション
626B ユーザアプリケーション
626C ユーザアプリケーション
628A 医療処置モジュール
630 アプリケーション、医療デバイスアプリケーション
630A アプリケーション、医療デバイスアプリケーション
630B 医療デバイスアプリケーション
632 プログラム
632A プログラム、電源コードプラグインプログラム
632B 電源コードプラグインプログラム
632C 電源コードプラグインモジュール
634A アプリケーション、電源コードアプリケーション
634B アプリケーション、電源コードアプリケーション
634C アプリケーション、電源コードアプリケーション
636A 医療デバイスデータ
636B クライアントデータ
636C サーバデータ
638A デバイス設定
638B デバイス設定
638C デバイス設定
640A ユーザアカウント情報
640B ユーザアカウント情報
640C ユーザアカウント情報
642 履歴医療データ
644 サーバ側モジュール
646 医療処置データ
【国際調査報告】