(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける低減されたレイテンシを有する測位のための方法及びWTRU
(51)【国際特許分類】
H04W 64/00 20090101AFI20240312BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20240312BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240312BHJP
【FI】
H04W64/00
H04W72/21
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560042
(86)(22)【出願日】2022-03-22
(85)【翻訳文提出日】2023-10-31
(86)【国際出願番号】 US2022021331
(87)【国際公開番号】W WO2022212126
(87)【国際公開日】2022-10-06
(32)【優先日】2021-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 文大
(72)【発明者】
【氏名】ラオ、ジャヤ
(72)【発明者】
【氏名】リー、ムーン イル
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、トゥオン
(72)【発明者】
【氏名】マリニエール、ポール
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ、ギスラン
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ、ベヌア
(72)【発明者】
【氏名】ステルン-ベルコヴィッツ、ジャネット
(72)【発明者】
【氏名】エル ハムス、アアタ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、無線通信システムにおいて無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)の測位を実行するための方法及び装置に関する。実施形態では、WTRUは、1つ以上の測定ギャップパターンであって、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップ識別子のうちのいずれかに関連付けられ得る測定ギャップパターンを示す構成情報を受信し得る。WTRUは、第1の測定ギャップ期間中に第1の測位基準信号送信を測定し得、測定された第1の測位基準信号送信に基づいて、示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第1の測定ギャップパターンについての要求を送信し得る。WTRUは、示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第2の測定ギャップパターンをアクティブ化することを示す第2の情報を受信し得、第2の測定ギャップ期間中に第2の測位基準信号送信を測定し得る。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)で実装される方法であって、前記方法が、
1つ以上の測定ギャップパターンであって、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップ識別子のうちのいずれかに関連付けられる測定ギャップパターンを示す構成情報を受信することと、
第1の測定ギャップ期間であって、初期測定ギャップ長及び初期測定ギャップ周期性に基づいて決定される第1の測定ギャップ期間中に第1の測位基準信号送信を測定することと、
前記測定された第1の測位基準信号送信に基づいて、前記示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第1の測定ギャップパターンについての要求であって、前記第1の測定ギャップパターンに関連付けられた第1の測定ギャップ識別子を示す第1の情報を含む要求を送信することと、
前記示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第2の測定ギャップパターンをアクティブ化することを示す第2の情報であって、前記第2の測定ギャップパターンに関連付けられた第2の測定ギャップ識別子を示す第2の情報を受信することと、
第2の測定ギャップ期間であって、前記第2の測定ギャップパターンに関連付けられた第2の測定ギャップ長及び第2の測定ギャップ周期性に基づいて決定される第2の測定ギャップ期間中に第2の測位基準信号送信を測定することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第2の測定ギャップ識別子が、前記第1の測定ギャップパターンに関連付けられた前記第1の測定ギャップ識別子に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の測定ギャップ識別子が、前記第1の測定ギャップパターンに関連付けられた前記第1の測定ギャップ識別子とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記初期測定ギャップ長及び前記初期測定ギャップ周期性のいずれかを示す初期設定情報を受信することを更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記測定された第2の測位基準信号送信から取得される1つ以上の第2のメトリックを示す報告情報を送信することを更に含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記要求が、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)を介して送信される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の情報が、MAC-CEを介して受信される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の測定ギャップ周期性が、前記初期測定ギャップ周期性と同じ周期性である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の測定ギャップ長が、前記初期測定ギャップ長とは異なる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の測定ギャップパターンについての前記要求が、前記測定された第1の測位基準信号送信から取得された1つ以上の第1のメトリックが基準を満たすという条件で送信される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上の第1のメトリックが、前記測定された第1の測位基準信号送信の品質を表す品質メトリックを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記品質メトリックが、基準信号受信電力、及び第1の持続時間にわたる前記基準信号受信電力の平均のいずれかを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の第1のメトリックが、前記WTRUのロケーションの安定性変動性を表す安定性変動性メトリックを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記安定性変動性メトリックが、前記WTRUの前記ロケーションの分散及び標準偏差のいずれかを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の測定ギャップ長は、前記初期測定ギャップ長よりも短い、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記基準を満たす前記1つ以上の第1のメトリックが、閾値を上回る前記品質メトリックを含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記基準が、前記品質メトリックが第2の持続時間にわたって前記閾値を上回ることを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記基準を満たす前記1つ以上の第1のメトリックが、閾値を下回る前記安定性変動性メトリックを含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記閾値が構成可能な閾値である、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の測定ギャップパターンについての前記要求が、1つ以上のダウンリンク送信を示すスケジューリング情報が受信されるという条件で送信され、前記1つ以上のダウンリンク送信が、前記初期測定ギャップ長及び前記初期測定ギャップ周期性に関連付けられた初期優先度よりも高い優先度に関連付けられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記1つ以上のダウンリンク送信が、チャネル状態情報、データチャネル情報、及び制御チャネル情報のいずれかを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第2の測定ギャップ期間の終了後であって前記第1の測定ギャップ期間の終了前にデータ送信を受信することを更に含む、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第2の測定ギャップパターンをアクティブ化することを示す前記第2の情報を受信した後に期間が経過したと決定すると、前記初期測定ギャップ長及び前記初期測定ギャップ周期性に基づいて決定された第3の測定ギャップ期間中に第3の測位基準信号送信が測定される、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第2の測定ギャップ長が、前記初期測定ギャップ長よりも長い、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記基準を満たす前記1つ以上の第1のメトリックが、閾値を下回る前記品質メトリックを含む、請求項11から14及び24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記基準が、前記品質メトリックが第2の期間にわたって前記閾値を下回ることを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記基準を満たす前記1つ以上の第1のメトリックが、閾値を上回る前記安定性変動性メトリックを含む、請求項13、14、及び24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記閾値が構成可能な閾値である、請求項25から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記アクティブ化された第2の測定ギャップパターンに関連付けられた追加の測位基準信号リソースを示す測位基準信号構成情報を受信することを更に含む、請求項24から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
請求項1から29のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された送信機、受信機、プロセッサ、及びメモリのうちのいずれかを含む回路を備える無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年3月30日に出願された米国特許仮出願第63/168,142号、2021年8月3日に出願された米国特許仮出願第63/228,787号、2021年9月28日に出願された米国特許仮出願第63/249,168号、2021年10月19日に出願された米国特許仮出願第63/257,414号、及び2021年11月3日に出願された米国特許仮出願第63/275,175号の利益を主張するものであり、これらの各々の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無線通信システムにおいて無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)の測位を実行するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
本開示は、無線通信システムにおける測位を対象とした方法、装置、システムなどを含むがこれらに限定されない、無線及び/又は有線通信ネットワークに関する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
例として本明細書に添付される図面と併せて与えられる以下の詳細な説明から、より詳細な理解を得ることができる。そのような図面の図は、詳細な説明と同様に、例示的なものである。したがって、図及び詳細な説明は限定的であると見なされるべきではなく、他の同様に効果的な例が可能であり、可能性が高い。更に、図(Figure、「FIG」)内の同様の参照番号(reference numeral、「ref」)は、同様の要素を示している。
【
図1A】例示的な通信システムを示すシステム図である。
【
図1B】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線送/受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。
【
図1C】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。
【
図1D】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。
【
図2】測定ギャップに関連する様々なパラメータを示すタイミング図である。
【
図3】WTRU、gNB、及びロケーション管理機能(LMF)の間の信号交換の例を示すシグナリングフロー図である。
【
図4】初期測定ギャップパターンと新たに要求された測定ギャップパターンとの間の差の例を示すタイミング図である。
【
図5】実施形態による可能な測定ギャップパターンを示す3つのタイミング図のセットである。
【
図6】測定ギャップパターンの3つの例を示す3つのタイミング図のセットである。
【
図7】初期測定ギャップパターンの例及び新たに要求された測定ギャップパターンの例を示すタイミング図である。
【
図8】初期測定ギャップパターンの別の例及び新たに要求された測定ギャップパターンの別の例を示すタイミング図である。
【
図9】新たな測位基準信号(PRS)構成を要求するためのWTRU、gNB、及びLMFの間の信号交換の例を示す信号フロー図である。
【
図10】PRS優先順位付けのウィンドウの持続時間の例を示すタイミング図である。
【
図11】WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法の例を示す図である。
【
図12】WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法の別の例を示す図である。
【
図13】WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法の別の例を示す図である。
【
図14】WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法の別の例を示す図である。
【
図15】測定ギャップ構成を要求するための方法の例を示す図である。
【
図16】測定ギャップ構成を要求するための方法の別の例を示す図である。
【
図17】測定ギャップ構成を要求するための方法の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
1.序論
以下の詳細な説明では、本明細書に開示される実施形態及び/又は実施例の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、このような実施形態及び実施例は、本明細書に記載される具体的な詳細の一部又は全部を伴わずに実践され得ることが理解されるであろう。他の例では、以下の説明を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素及び回路は詳細に説明されていない。更に、本明細書に具体的に記載されていない実施形態及び実施例は、本明細書に明示的、暗黙的及び/又は本質的に(集合的に「提供される」)記載、開示又は他の方法で提供される実施形態及び他の実施例の代わりに、又はそれらと組み合わせて実践され得る。
【0006】
1.1 実施形態の実装のための例示的なネットワーク
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0007】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、ウォッチ又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0008】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(base transceiver station、BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0009】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトル及び未認可スペクトルの組合せであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信し、かつ/又は受信し得る。
【0010】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0011】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0012】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-Advanced、LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0013】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、この技術は、新しい無線(New Radio、NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
【0014】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって特徴付けられ得る。
【0015】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0016】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。
図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0017】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。
図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0018】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0019】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0020】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。
図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組合せを含み得ることが理解されよう。
【0021】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが理解されよう。
【0022】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信し、かつ/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信し、かつ/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信し、かつ/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信し、かつ/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
【0023】
送信/受信要素122は、単一の要素として
図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0024】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって伝送される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0025】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
【0026】
プロセッサ118は、電源134から電力を受電し得るが、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0027】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
【0028】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0029】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介した)信号処理のいずれかを介した自己干渉を低減及び又は実質的に排除するための干渉管理ユニット139を含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための半二重無線機を含み得る。
【0030】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0031】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0032】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。
図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0033】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0034】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0035】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/それらからルーティングし、かつ転送し得る。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理かつ記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
【0036】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0037】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有される、かつ/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0038】
WTRUは、無線端末として
図1A~
図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
【0039】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0040】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(Access Point、AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとして見なされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0041】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance、CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は判定される場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0042】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組合せを介して形成され得る。
【0043】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0044】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、かつ/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0045】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであると見なされ得る。
【0046】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0047】
図1Dは、実施形態によるRAN113及びCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0048】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し得る、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0049】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含み、かつ/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0050】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0051】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。
図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0052】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0053】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライスのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、非アクセス層(non-access stratum、NAS)信号伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービス、及び/又は同様のものなどの異なる使用事例のために確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0054】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0055】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
【0056】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。更に、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
【0057】
図1A~
図1D、及び
図1A~
図1Dの対応する説明を鑑みると、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に説明される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して本明細書に説明される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
【0058】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信する、かつ/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0059】
Rel.16(3GPP)では、ダウンリンク、アップリンク、並びにダウンリンク及びアップリンク測位方法が使用され得る。
【0060】
ダウンリンク測位方法では、測位基準信号(PRS)が、無線通信ネットワークの複数の送信/受信ポイント(TRP)からWTRUに送信され得る。WTRUは、複数の基準信号を観測し得、PRSのペア間の到着時間差を測定し得る。例えば、WTRUは、ロケーション管理機能(LMF)に測定された基準信号時間差(RSTD)を返し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。例えば、WTRUは、(例えば、各)PRSに関する測定された基準信号受信電力(RSRP)を返し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。返された測定値に基づいて、LMFは、WTRUの測位を行い得る。別の例では、WTRUは、ダウンリンク(DL)角度ベースの測位方法のためのRSRPを報告し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。
【0061】
アップリンク測位方法では、WTRUは、例えば、無線リソース制御(RRC)によって構成された測位のためのサウンディング基準信号(SRS)を、受信ポイント(RP)及びTRPのいずれかに送信し得る。タイミングベースの方法の場合、TRPは、受信されたSRS信号の相対到着時間(RTOA)を測定し得、測定値をLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。角度ベースのアップリンク測位方法では、RP及びTRPのいずれも、到来角を測定し得、それをLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。
【0062】
例えば、アップリンク及びダウンリンク測位方法のいずれかにおいて、WTRUは、受信されたPRSと送信されたSRSとの間のRx-Tx時間差を測定し得る。Rx-Tx時間差を示す情報は、LMFに送信されてもよい。WTRUはまた、PRSのための測定されたRSRPを報告し得(例えば、それを示す情報を送り得る)、TRPは、受信されたSRSと送信されたPRSとの間のRx-Tx差を計算し得る。
【0063】
「DL測位方法」は、本明細書では、例えば、PRSなど、ダウンリンク基準信号に基づき得る任意の測位方法と呼ばれることがある。そのような測位技術では、WTRUは、TPから複数の基準信号を受信し得、DL RSTD及びRSRPのいずれかを測定し得る。DL測位方法の例は、ダウンリンク-出発角(DL-AoD)及びダウンリンク-到着時間差(DL-TDoA)測位のうちのいずれかを含み得る。
【0064】
「UL測位方法」は、本明細書では、例えば測位のためのSRSなど、アップリンク基準信号に基づき得る任意の測位技術と呼ばれることがある。そのような技術では、WTRUは、複数のRP又はTRPにSRSを送信し得、RP又はTRPは、UL RTOA及びRSRPのいずれかを測定し得る。UL測位方法の例は、アップリンク-到着時間差(UL-TDoA)測位及びアップリンク-到着角(UL-AoA)測位のいずれかを含み得る。
【0065】
「DL及びUL測位方法」は、本明細書では、測位のためのアップリンク基準信号とダウンリンク基準信号の両方に基づき得る任意の測位方法と呼ばれることがある。例では、WTRUは、複数のTRPにSRSを送信し得、gNBは、Rx-Tx時間差を測定し得る。gNBは、受信されたSRSについてのRSRPを測定し得る。WTRUは、複数のTRPから送信されたPRSについてのRx-Tx時間差を測定し得る。WTRUは、受信されたPRSについてRSRPを測定することができる。Rx-Tx差、及び例えば、WTRU及びgNBにおいて測定されたRSRPが使用されて、往復時間を決定(例えば、計算)し得る。Rx及びTxの差は、本明細書では、TRPによって送信された基準信号の到着時間とWTRUから送信された基準信号の送信時間との差と呼ばれることがある。DL及びUL測位方法の例は、マルチRTT(往復時間)測位であってもよい。
【0066】
DLベースの測位(及び、例えば、DL及びUL測位)は、WTRUベース(例えば、WTRUが測位を行い得る)及びWTRU支援(例えば、ネットワークが、WTRUから送信された測定報告を使用して測位動作を行い得る)のいずれであってもよい。
【0067】
本明細書に記載の実施形態では、「ネットワーク」という用語は、AMF、LMF、及びNG-RANのいずれかを含み得る。
【0068】
「事前構成」及び「構成」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。
【0069】
「非サービングgNB」及び「隣接gNB」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。
【0070】
「gNB」、「基地局」、及び「TRP」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。
【0071】
「PRS」及び「PRSリソース」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。
【0072】
「PRS」及び「PRSリソース」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。上述した用語「PRS」及び「PRSリソース」は、異なるPRSリソースセットに属してもよい。
【0073】
「PRS」、「DL-PRS」、及び「DL PRS」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。
【0074】
「RRC IDLE」、「IDLE」、及び「idle」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得、任意の通信ネットワークによるWTRUの任意のアイドル状態を指し得る。
【0075】
「RRC INACTIVE」、「INACTIVE」、及び「inactive」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得、任意の通信ネットワークによるWTRUの任意の非アクティブ状態を指し得る。
【0076】
「RRC CONNECTED」、「CONNECTED」、及び「connected」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用得、任意の通信ネットワークにかかるWTRUの任意の接続状態(例えば、ネットワークとの少なくとも1つの接続が確立され得る)を指し得る。
【0077】
「測定ギャップ」及び「測定ギャップパターン」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。上述した「測定ギャップパターン」という用語は、例えば、測定ギャップ持続時間、測定ギャップ反復周期、及び測定ギャップ周期性のいずれかなどのパラメータを含み得る。
【0078】
「PRSリソース」という用語は、PRSによって占有される時間及び/又は周波数リソース(例えば、OFDMシンボル、リソース要素)を示すために使用され得る。
【0079】
1.2 ネットワークにおける測位測定
WTRUは、例えば、測位のための測定を開始する要求(例えば、それを示す情報)を送信し得、WTRUは、1つ以上の測定ギャップ(例えば、測定ギャップパターン)の構成(例えば、それを示す情報)を受信し得る。WTRUは、PRS測定を実行するために測定ギャップを使用し得る。例えば、WTRUは、1つ以上の測定ギャップ(例えば、構成された測定ギャップ)の間にPRS測定を実行し得る。
【0080】
PRSは、1つ以上のgNBによって送信されるか、及び1つ以上のgNBから受信されるかのいずれかであり得る。gNBは、サービングgNB、又は隣接gNBなどの別のgNBであってもよい。
【0081】
PRSは、1つ以上のセル中のTRPによって送信されるか、及びTRPから受信されるかのいずれかであり得る。セルは、サービングセル及び隣接セルなどの別のセルのいずれかであり得る。
【0082】
WTRUは、測定ギャップの構成のための(例えば、測定ギャップの構成を要求する)要求をgNB(例えば、サービングgNB)に送信し得る。要求は、RRCシグナリングを介してWTRUによって送信され得る。gNBは、例えば、要求に応答して、測定ギャップの構成(例えば、それを示す情報)をWTRUに送信し得る。
【0083】
WTRUは、測定を停止する要求(例えば、それを示す情報)をgNBに送信し得る。要求(例えば、情報)は、WTRUのための測定ギャップ構成を解放する要求を含み得る(例えば、示し得る)。
【0084】
ロケーション管理機能(LMF)は、測位のために又は測位をサポートするために使用され得るノード又はエンティティ(例えば、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、ネットワーク要素のいずれか)の非限定的な例であり得る。任意の他のネットワーク要素が、LMFの代わりにされてもよく(例えば、使用されてもよく)、本明細書に記載の実施形態に適用可能であってもよい。
【0085】
RRCを介した(1つ又は複数の)測定ギャップの構成は、半静的であり得、動的構成のためのサポートを欠いていることがある。(1つ又は複数の)測定ギャップは、アクティブ帯域幅部分(BWP)中のデータの送信及び受信を妨げ得るため、非効率性をもたらし得る。
【0086】
例えば、3GPPでは、サービングgNBは、WTRUがその帯域幅(BW)、例えば、アクティブBWP外の信号を観測し得るように、WTRUのための測定ギャップを構成し得る(例えば、それを示す構成情報を送信し得る)。測定ギャップの間、例えばWTRUがアクティブBW外で測定するために周波数を切り替え得るように、アクティブBWを使用した送信及び受信が無効にされ得る。
【0087】
2.測位手順の改善
条件に基づく測定ギャップの動的再構成のための方法が、本明細書で説明される。WTRUは、測定ギャップの再構成のための要求(例えば、要求を示すメッセージ)を送信し得、これは、例えば、MAC制御要素(MAC-CE)及びアップリンク制御情報(UCI)のいずれかによってシグナリング又は示され得る。WTRUは、以下のタイプの条件のいずれかに基づいて、要求を送信することを決定し得る:
●条件に基づく測定
●gNBからのスケジューリング要求。
【0088】
2.1 測定ステータスに基づく測定ギャップ構成の例
測定に基づいて要求を送信するWTRUの例
一例では、WTRUは、測定ギャップ構成を変更するために、例えば、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)及びアップリンク制御情報(UCI)のいずれかを介して、要求(例えば、それを示す情報)をgNB(例えば、サービングgNB)に送信し得る。MAC-CEは、本明細書では、無線ネットワークの任意の種類のトランスポートチャネルを介してトランスポートされるべきトランスポートブロックに挿入され得る情報要素と呼ばれることがある。WTRUは、1つ以上のPRSリソースの測定ステータス(例えば、品質又は値)に基づいて、要求を送信し得る(例えば、送信することを決定し得る)。WTRUは、例えば、LMFからPRS構成を示す情報を受信し得る。PRS構成を示す情報は、LTE測位プロトコル(LPP)シグナリング(例えば、LPPメッセージ)などのシグナリングを介して受信され得る。WTRUは、例えば、測定ギャップを構成するための要求(例えば、それを示す情報)を(例えば、gNBに)最初に送信し得る。(1つ又は複数の)測定ギャップの構成は、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップオフセットのいずれかを含み得る測定ギャップパラメータの構成を備え得る。WTRUは、WTRUが1つ以上のサービングgNB及び非サービングgNBのいずれかからのPRSに対して測定を実行し得るように、要求を行い得る(例えば、送信し得る)。例えば、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップオフセットなど、測定ギャップに関連するパラメータが、
図2に示されている。その長さが
図2において測定ギャップ長として示されている測定ギャップの間、WTRUは、データを送信又は受信することを期待されないことがある。測定ギャップ外では、WTRUは、(1つ又は複数の)PRS上で測定を行うことが期待され得る。
【0089】
WTRUは、測定ギャップ構成(例えば、パターン)及び測定ギャップ構成(例えば、パターン)更新、例えば、変更のうちのいずれかを要求することを決定するためにWTRUが使用し得る、1つ以上の閾値、1つ以上の時間ウィンドウ、及び1つ以上の持続時間のうちのいずれかによって構成され得る(例えば、それを示す構成情報を受信し得る)。閾値、時間ウィンドウ、及び持続時間のいずれかを示す構成情報は、gNB(例えば、サービングgNB)及びLMFのいずれかから受信され得る。
【0090】
WTRUは、1つ以上のPRS又はPRS関連測定の品質が基準を満たす(例えば、事前構成された閾値を上回る(又は下回る))場合に、測定ギャップパターン及び測定ギャップパターン更新のいずれかについての要求(例えば、それを示す情報)を送信し得る(例えば、決定し得る)。明確にするために、(例えば、強度、品質、安定性)基準(例えば、条件)を満たすことは、本明細書に記載の実施形態を通して、(例えば、閾)値の閾値(例えば、閾値における、それよりも大きい、又はそれよりも小さい)と比較して説明される。本明細書に記載の実施形態は、閾値ベースの基準(例えば、条件)に限定されない。任意の種類の他の条件及びパラメータ(例えば、値の範囲に属するか又は属さないなど)が、本明細書に記載の実施形態に適用可能であり得る。「基準」及び「条件」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。例えば、WTRUは、以下の基準(例えば、条件)のうちの1つ以上に基づいて、測定ギャップ構成(例えば、パターン)及び測定ギャップ構成(例えば、パターン)変更のうちのいずれかを要求し得る(例えば、決定し得る)。
●PRSのRSRP及び(例えば、構成された時間ウィンドウにわたる)PRSのRSRPの線形平均のいずれかが、構成された閾値以上(又は以下)である。
●PRSのRSRP及び(例えば、構成された時間ウィンドウにわたる)PRSのRSRPの線形平均のいずれかは、構成された持続時間の間、構成された閾値以上で(又は以下)である。
●WTRUのロケーション推定値の分散及び標準偏差のいずれか(例えば、WTRUベースの測位の場合)は、(例えば、gNB又はLMFから)WTRUが受信し得る構成された閾値以下(又は以上)である。
【0091】
例えば、PRSは、サービングgNB/セル及び非サービングgNB/セルのいずれかにおけるTRPから送信され得る。PRSで行われた測定及び関連する測定報告を示す情報は、LMF又はgNBが報告された測定をPRSに関連付け得るように、以下のうちの1つ以上を示す情報を含み得る。
●物理セルID
●グローバルセルID
●絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)
●PRS ID
●TRPの同期信号ブロック(SSB)構成
●PRSリソースID
●PRSリソースセットID
●PRSシーケンスID
【0092】
測定ギャップパターン(又はパターン更新)の要求は、WTRUによってサービングgNBに送信され得る。
【0093】
WTRUは、受信されたPRSの測定値に基づいて、RSRPの線形平均、分散、及び標準偏差のいずれかを決定し得る(例えば、計算し得る)。
【0094】
WTRUは、WTRUがWTRU支援測位及びWTRUベースの測位のいずれかを実行している場合に、新たな測定ギャップ構成パターンについての要求(例えば、それを示す情報)を送信し得る。
【0095】
例えば、サービングgNBから受信されたPRSのRSRPが基準を満たす(例えば、閾値を上回る)とWTRUが決定した場合、WTRUは、測定ギャップパターンについての要求をgNBに(例えば、MAC-CE及びUCIのいずれかを介して)送信し得る。WTRUは、PRS持続時間と(例えば、正確に)一致しない可能性がある測定ギャップパターンを要求し得る(例えば、測定ギャップパターンは、WTRUが送信されたPRSの部分的な測定を実行し得るように、PRS持続時間の一部に対して構成され得る)。以下により詳細に説明するように、WTRUは、以下のインジケータのうちの1つ以上を示す情報を要求に含め得る:
●測定ギャップパターンインデックス(例えば、識別子)、
●測定ギャップに含めるシンボル又はスロットの数、
●例えば、シンボル、スロット、及びフレーム番号のいずれかによって示される、要求された測定ギャップの開始及び終了位置。
【0096】
別の例では、WTRUは、PRSのRSRPが、構成された持続時間にわたって基準を満たす(例えば、構成された閾値に留まる、それを上回る、又はそれを下回る)場合、測定ギャップパターンの構成についての要求をgNBに送信し得る(例えば、送信すると決定し得る)。例えば、WTRUがWTRUベースの測位を実行する場合、WTRUは、そのロケーション推定値を取得し得る。一例では、WTRUは、PRS上で行われた測定が安定している(例えば、安定性基準を満たす)場合、測定ギャップパターンについての要求をgNBに送信し得る(例えば、送信すると決定し得る)。WTRUは、例えば、1つ以上のPRS測定が安定していると決定することに基づいて、いくつかのPRS測定がスキップ及び停止のいずれかであり得ると決定し得る。WTRUは、測定ギャップ又は測定ギャップパターンの全部又は一部を無効にするように要求し得る(例えば、要求するための情報を送信し得る)。測定ギャップパターン及び測定ギャップパターン更新のいずれかについての要求は、測定ギャップ又はギャップパターンの全部又は一部を無効にする要求を備えるか、又はそれに対応し得る。
【0097】
WTRUは、安定性メトリック(例えば、WTRUのロケーション推定値の分散又は標準偏差のいずれか)が安定性条件を満たす(例えば、事前構成された閾値にある、それを上回る、又はそれを下回る)かどうかに基づいて、測定の安定性を決定し得る。例えば、WTRUは、WTRUのロケーション推定値の分散及び標準偏差のいずれかが、構成された閾値以下である場合、PRS測定が安定している(例えば、安定性基準を満たす)と決定し得る。
【0098】
別の例では、WTRUは、事前構成された閾値を上回るRSRPが取得され得るPRSの測定を停止し得る。別の例では、WTRUは、ロケーション推定値が安定性条件を満たす(例えば、安定している)とWTRUが決定した場合、(例えば、WTRUベースの測位のために使用される)(例えば、全ての)PRSの測定を停止し得る。WTRUは、例えば、WTRUがアクティブなBWPにおいてデータを送信又は受信し得るように、測定ギャップ及び測定ギャップパターンのいずれかの全て及び一部のいずれかを無効にする要求を(例えば、gNBに)送信し得る。
【0099】
例えば、WTRUは、ロケーション推定値の分散及び標準偏差のいずれかが構成された閾値以下である場合に、ロケーション推定値が安定性条件を満たす(例えば、安定している)と決定し得る。
【0100】
WTRUは、例えば、MAC-CE及びUCIのいずれかによって、測定ギャップ及び測定ギャップパターンのいずれかをオフにすること、無効にすること、及び変更することのいずれかについての要求を送信し得る。要求は、WTRUが、示されたPRS及び全てのPRSのいずれかに対して測定を行うことを停止し得ることをgNB又はLMFに示す情報を含み得る。
【0101】
図3は、WTRU301、gNB303、305、307、及びLMF309の間の信号交換の例を示すシグナリングフロー図である。
図3は、例として、サービングgNB303と2つの非サービングgNB、すなわち、Neighbor_A gNB305及びNeighbor_B gNB307とを示している。312において、WTRUは、例えばLPPを介して、LMF309からPRS構成情報を受信し得る。例えば、WTRUは、RRCを介して測定ギャップのための構成を示す情報を含み得るロケーション測定指示314をサービングgNBに送り得る。例えば、WTRUは、例えば、RRCを介して、ネットワークから(例えば、RRC)測定構成316を受信し得る。
【0102】
WTRUは、例えば、サービングgNB及び非サービングgNBから送信されたPRS318、320、322、又はサービングセル及び隣接セルのいずれかにおけるTRPを受信し得る。例えば、324において、WTRUは、受信されたPRSに対して測定を実行し得る。WTRUは、測定報告326をLMF309に返し得る(例えば、それを示す情報を送り得る)。例えば、測定値は、NASフォーマットであり得、それらは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)においてサービングgNB303に送られ得る。gNBから、それらは、LMFに送信され得る。例えば、WTRUは、例えば、構成された測定条件に基づいて、測定ギャップ構成要求328をサービングgNB303に(例えば、MAC-CE及びUCIのいずれかを介して)送信し得る。例えば、WTRUは、サービングgNB303から(例えば、RRC、MA-CE、又はDCIを介して)測定ギャップ構成情報を受信し得る。
【0103】
事前構成された測定ギャップは、UL-MAC-CEを使用してWTRUによって要求され得る。例えば、WTRUは、測定ギャップパターンが測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップ識別子のいずれかに関連付けられ得る、1つ以上の測定ギャップパターンを示す(例えば、事前の)構成情報を受信し得る。
【0104】
WTRUは、事前構成された測定ギャップパターンのセットに基づいて、例えば、UL-MAC-CEを介して、第1の測定ギャップ(例えば、パターン)をアクティブ化する要求をgNBに送信し得る。WTRUは、例えば、UL-MAC-CEにおいて、事前構成された測定ギャップパターンに割り当てられ、要求された第1の測定ギャップ(例えば、パターン)に対応するインデックスを(例えば、要求に)含め得る。WTRUは、例えば、DL-MAC-CEによる要求された測定ギャップ(例えば、パターン)のアクティブ化を示す情報をgNBから受信し得る。WTRUは、要求された測定ギャップのためのDL-MAC-CEアクティブ化が、関連付けられた半永続的PRSのためのアクティブ化であり得ると決定し得る。WTRUは、ネットワーク(例えば、gNB、LMF)から半永続的PRSのための構成を示す情報を受信し得る。
【0105】
WTRUは、半永続的PRSについての要求をネットワークに送信し得る。要求は、開始時間、終了時間、及び持続時間のうちのいずれかを示す情報を含み得る。要求は、UCI、MAC-CE、RRC、及びLPPメッセージのいずれかを使用してネットワークに送信され得る。開始時間及び終了時間のいずれかは、基準時間(例えば、WTRUがオンデマンド要求を送信し得るタイミングなど)に関して示され得る。
【0106】
例えば、WTRUは、要求された測定ギャップ内で半永続的PRSを受信し得る(例えば、受信することを決定し得る)。例えば、要求された測定ギャップは、gNBからMAC-CEにおいて受信され得る情報によって非アクティブ化され得る。別の例では、要求された測定ギャップは、タイマの満了に基づいて非アクティブ化されてもよく、タイマは、WTRUが測定ギャップのためのアクティブ化コマンドをgNBから受信し得ると、開始されていてもよい(例えば、要求された測定ギャップは、測定ギャップのアクティブ化を示すコマンドを受信してから期間が経過した後に非アクティブ化されてもよい)。要求された測定ギャップが非アクティブ化され得た後、WTRUは、関連付けられた半永続的PRSが非アクティブ化され得ることを決定し得る。
【0107】
2.2スケジューリングに基づく測定ギャップ構成の例
測定ギャップパターン及びタイプの例
例えば、測定ギャップパターンは、限定されるものではないが、以下を含む1つ以上のパラメータを用いて、決定され、事前定義され、(例えば、サービングgNB及びLMFのいずれかから構成情報を受信することによって)構成される、のいずれかであり得る:
●スロットの数、シンボルの数、及びmsの単位のうちのいずれかに基づき得る測定ギャップ持続時間(例えば、長さ)
●スロット、シンボル、時間のいずれかの単位(例えば、ms)で示され得る測定ギャップ持続時間の周期性
●オフセット(例えば、スロット及びシンボルのいずれか)
【0108】
例えば、測定ギャップタイプは、(例えば、gNB又はLMFをサービングすることによって)定義され、決定され、及び構成されるのいずれかであり得、測定ギャップタイプは、優先度レベル及び時間領域挙動のいずれかの関数であり得る。
【0109】
優先度レベルに関して、例えば、測定ギャップの第1の優先度レベル及び測定ギャップの第2の優先度レベルが使用されてもよく、測定ギャップの優先度レベルは、1つ以上の(例えば、事前定義された)条件が満たされる場合にWTRU挙動を決定するためにWTRUによって使用されてもよい。例えば、測定ギャップは、1つ以上の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)探索空間と重複することがあり、PDCCH探索空間のうちの少なくとも1つが測定ギャップよりも高い優先度を有する場合、WTRUは、PDCCH探索空間を監視し得、PRSを測定しなくてもよい(例えば、測定ギャップに関連付けられた測定をスキップしてもよく、又はPDCCH探索空間監視の後に利用可能な時間内に基準信号を測定してもよい)。そうでない場合、WTRUは、測定を行い得、測定ギャップと重複するPDCCH探索空間を監視することをスキップし得る。測定ギャップの優先度は、事前定義された数(例えば、eMBBと同じ優先度)に設定され得る。測定ギャップの優先度レベルは、測定ギャップに関連付けられた測定RS(例えば、PRS)の優先度レベルに関連付けられ得る。
【0110】
例えば、PDCCH探索空間優先度は、それに関連付けられた探索空間又は制御リソースセット(CORESET)のための上位レイヤシグナリングを介して(構成情報を受信することによって)構成され得る。
【0111】
例えば、探索空間の優先度レベルは、対応するCORESETの関連CORESETPoolIndexに基づいて決定されてもよい。
【0112】
例えば、探索空間についての優先度レベルは、探索空間において監視されるDCIのために優先度インデックスが存在する(又は構成される)かどうかに基づいて決定され得る。例えば、探索空間内のDCIフォーマットに優先度インデックスが存在する場合、探索空間は、監視される(例えば、全ての)DCIフォーマットが優先度インデックスを含まないことがある探索空間よりも優先度が高いと決定されてもよい。
【0113】
例えば、探索空間についての優先度レベルは、探索空間アイデンティティ(例えば、識別子、id)に基づいて決定され得る。例えば、より低い探索空間idを有する探索空間は、より高い探索空間idを有する探索空間よりも高い優先度のものであり得、探索空間idは、(例えば、各)探索空間のために構成され得る。
【0114】
時間領域挙動(例えば、周期的、非周期的、及び半永続的のいずれか)に関して、非周期的測定ギャップは、周期的又は半永続的測定ギャップよりも高い優先度を有し得る。例えば、非周期的測定ギャップがPDCCH探索空間と重複する場合、WTRUは、非周期的測定ギャップを実行し得、WTRUは、周期的測定ギャップと重複する場合、PDCCH探索空間を監視し得る。測定ギャップの時間領域挙動は、PRSの時間領域挙動に関連付けられ得る。例えば、非周期的測定ギャップは、非周期的PRSに関連付けられ得る。別の例では、半永続的PRSは、半永続的測定ギャップに関連付けられ得る。
【0115】
測定ギャップパターン決定の例
実施形態では、WTRUは、1つ以上の測定ギャップパターンについての要求を示す情報を送信し得、(例えば、各)測定ギャップパターンは、優先度レベル(又はタイプ)に関連付けられ得る。WTRUは、例えば、WTRUからの要求に応答して、1つ以上の測定ギャップパターンによって構成され得る(例えば、それを示す構成情報を受信し得る)。WTRUは、例えば、サービングgNBから構成を示す情報を受信し得る。測定ギャップパターンは、測定ギャップパターン決定条件のうちの1つ以上に基づいて選択及び使用され得る。構成された測定ギャップパターンの中の測定ギャップパターンは、以下の例示的な測定ギャップパターン決定条件のうちの1つ以上に基づいて決定され得る:
●トラフィックタイプ(例えば、URLLC)は、構成されたもの及びサポートされたもののいずれかであり得る。例えば、第1のトラフィックタイプ(例えば、URLLC)は、以下の条件のうちの1つ以上が満たされる場合、構成及びサポートのいずれかであり得る:
○短TTI物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信及び短TTI物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のいずれかは、構成及びサポートのいずれかであり得、短TTI PDSCH又はPUSCHは、スロット内でDL又はULのために利用可能なシンボルよりも少ないシンボルを占有し得るPDSCH又はPUSCH送信であり得る。
○DCIフォーマットで優先度指示が構成されてもよい。
●PDCCH探索空間は、閾値よりも高い優先度レベルによって構成され得る。
●PRSは、閾値よりも高い優先度レベルによって構成され得る。
●帯域幅部分id(BWP-id)、
●キャリアインデックス又はセルインデックス、
●帯域及び/又はサブキャリア間隔。
【0116】
実施形態では、測定ギャップパターンのセットは、1つ以上の測定ギャップパターン決定条件に基づいて決定されてもよく、WTRUは、そのセットからの測定ギャップパターンをLMF(例えば、又はgNB)に要求することを許可(例えば、のみ)されてもよい。
【0117】
実施形態では、セットは、測定ギャップ持続時間の関数として決定され得る。例えば、測定ギャップパターンの第1のセットは、第1の閾値内の測定ギャップ持続時間を有し得、測定ギャップパターンの第2のセットは、第2の閾値内の測定ギャップ持続時間を有し得る。測定ギャップパターンの第1のセットは、測定ギャップパターンの第2のセットのサブセットであり得る。
【0118】
より高い優先度のトラフィックが許可され得る後のWTRU挙動の例
実施形態では、WTRUは、例えば、WTRUが初期(例えば、デフォルト)測定ギャップパターンよりも高い優先度でダウンリンク信号及び/又はチャネルを受信するようにスケジュールされている場合、WTRUがダウンリンク信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、SSB)、データチャネル(例えば、PDSCH)、及び制御チャネル(例えば、PDCCH)のいずれかを受信することを可能にし得る測定ギャップパターンを要求し得る(例えば、要求することを決定し得る)。
【0119】
実施形態では、例えば、ダウンリンク信号及びダウンリンクチャネルのいずれかの受信後、より高い優先度のダウンリンク信号及び/又はチャネルがスケジュールされない場合、WTRUは、LMF及びgNBのいずれからも追加のメッセージを取得することなく、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップパターンがgNBによって構成(例えば、アクティブ化)され得ると決定し得る。そのような実施形態では、WTRUは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップパターンに関連付けられた初期(例えば、デフォルト)PRS構成が、LMF及びgNBのいずれからも追加のメッセージを取得することなく、LMFによっても構成(例えば、アクティブ化)され得ると決定し得る。
【0120】
測定ギャップ中断の例
実施形態では、WTRUは、以下の条件のうちの1つ以上が満たされる場合、測定ギャップ期間内にPDCCH探索空間を監視し得る(そうでない場合、WTRUは、測定ギャップ期間内にPDCCH探索空間を監視することをスキップし得る)。
●WTRUは、測定ギャップの前の第1の時間ウィンドウ内に第1のタイプのデータを受信していてもよく、第1のタイプのデータは、優先度インデックス(例えば、優先度インデックス=1)を有するDCIによってスケジュールされたPDSCHであり得る。
○第1の時間ウィンドウは、関連付けられた測定ギャップの第1のスロットからx1個のスロットを開始し、x2個のスロットを終了し得る。
■x1は、以下のうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい:
●上位レイヤ構成
●所定値
●測定ギャップ持続時間の関数として
●PDCCH探索空間及び測定ギャップのいずれかに関連付けられた優先度レベルの関数として
●サブキャリア間隔
●帯域幅部分アイデンティティ(例えば、識別子)
■x2は、以下のうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい:
●WTRU処理時間(例えば、WTRU能力)
●サブキャリア間隔
●帯域幅部分アイデンティティ(例えば、識別子)
●WTRUは、第1の時間ウィンドウ内でNACKを送信していてもよく、再送信のためのその関連付けられたPDCCH探索空間は、測定ギャップ内に位置してもよい。
●WTRUは、例えば、DCIを介してgNBから指示を受信していてもよい。
【0121】
別の例では、WTRUは、PDCCH探索空間が第2の時間ウィンドウ内に位置する場合、測定ギャップ期間内にPDCCH探索空間を監視し得、第2の時間ウィンドウは、測定ギャップ内に位置し得、測定ギャップに等しいか又はそれより短くあり得る。以下の動作のうちの1つ以上が適用され得る:
●第2の時間ウィンドウは、測定ギャップの第1のスロットから開始し得る。
●第2の時間ウィンドウ長は、以下のうちの任意の1つ以上に基づいて決定され得る:
○上位レイヤ構成
○所定値
○測定ギャップ持続時間の関数
○PDCCH探索空間及び測定ギャップのいずれかに関連付けられた優先度レベルの関数
○サブキャリア間隔
○帯域幅部分アイデンティティ
○第1の時間ウィンドウの長さ
【0122】
要求なしのスケジューリングに基づく測定ギャップ構成の例
別の例では、WTRUは、測定ギャップパターンを示す情報をgNBから(例えば、MAC-CE又はDCIを介して)受信し得る。測定ギャップパターンを示す情報は、例えば、WTRUからの測定ギャップの要求なしに受信され得る。WTRUは、PDCCH及びPDSCHのいずれかの受信をスケジュールし得るDCIとともに、測定ギャップパターンを示す情報をgNBから受信し得る。
【0123】
WTRUは、gNBによって構成された測定ギャップパターンを使用してPRSリソースの一部を測定し得る。例えば、PRSリソースの持続時間が2ミリ秒であり、測定ギャップパターンがPRSリソースの最後の1ミリ秒に適用される場合、WTRUは、最初の1ミリ秒上で測定を実行し得、測定をLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。
【0124】
例えば、WTRUは、新たな測定ギャップ構成のためにPRSの測定が不完全であり得るという指示をLMFに送信し得る。指示が与えられると、LMFは、WTRUがTRPによって送信されたPRSに対して観測(例えば、測定)を実行し得るように、測定ギャップ構成を示す情報を送信し得る。
【0125】
別の例では、WTRUは、WTRUが測定を実行することが可能であり得るリソースの数をLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。
【0126】
別の例では、WTRUは、WTRUが部分的な測定を行ったPRSについての測定のために、品質インジケータをLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。
【0127】
2.3 測定ギャップパターンに関する詳細
測定ギャップパターンの例
初期測定ギャップ(例えば、構成された初期デフォルトギャップのいずれか、又は新たな測定ギャップ構成についての要求の前に使用中の任意の他の構成されたギャップ)と要求された測定ギャップパターンとの間の差の例が
図4に示されている。初期測定ギャップが上部に示され、要求された測定ギャップパターンが下部に示されている。要求されたパターンでは、測定ギャップ長は、(例えば、初期測定ギャップと比較して)低減され得る。
【0128】
一例では、測定ギャップパターンは、いくつかのユニットを備え得、ユニットの持続時間が示され得る。例えば、測定ギャップの持続時間について複数の値があり得る。ユニットの持続時間は、例えば、秒、シンボル、及びスロットのいずれかで表現され得る。例えば、ユニットは、1つ以上のサブユニットを備えてもよく、測定ギャップにおけるグループ内の(例えば、各)サブユニットのロケーションが示されてもよい。例えば、ユニットは、時間領域において隣接するサブユニット及び隣接しないサブユニットのいずれかを含み得る。
【0129】
例えば、WTRUは、例えば、各々が2ミリ秒続く2つのPRSリソースを測定及び報告する(例えば、それを示す情報を受信する)ように構成される得、その場合、測定ギャップは、4ミリ秒の長さによって構成され得る。例えば、測定ギャップパターンは、2つのグループを含んでもよく、第1のグループ及び第2のグループの持続時間は、2ミリ秒であってもよい。
【0130】
別の例では、測定ギャップパターンは、周期性を伴って繰り返され得る持続時間(例えば、長さ)の期間のセットであってもよい。測定ギャップパターンは、時間パターンの周期性及び持続時間によって表され得る(例えば、それに関連付けられ得る)。測定ギャップパターンは、(例えば、識別子として使用され得る)インデックスを割り当てられ得る(例えば、関連付けられ得る)。測定ギャップパターンに関連付けられた「インデックス」及び「識別子」という用語は、測定ギャップパターンが別の測定ギャップパターンからどのように識別され得る(例えば、区別され得る)かを指すために、本明細書に記載の実施形態を通して互換的に使用され得る。WTRUは、測定ギャップが要求される場合、MAC-CE及びUCIのいずれかにインデックスの指示を含め得る。
【0131】
別のセットの例が
図5に示されている。この例では、測定ギャップ長は2Tであり得、ここで、Tは、測定ギャップパターンにおける1つのユニットの持続時間に対応し得る。測定ギャップパターン(例えば、割り当てられた)インデックス0は、2Tの持続時間を有する測定ギャップに対応し得る。測定ギャップパターン(例えば、割り当てられた)インデックス1は、1Tの持続時間を有する測定ギャップに対応し得、ここで、持続時間の前半(例えば、前半のみ)がアクティブ化され得る。測定ギャップパターン(例えば、割り当てられた)インデックス2は、1Tの持続時間を有する測定ギャップに対応し得、ここで、持続時間の後半(例えば、後半のみ)がアクティブ化され得る。
図5には示されていないが、他の測定ギャップパターン(例えば、インデックス3)は、測定ギャップが構成されない場合に対応し得る。
【0132】
別の例では、WTRUは、
図5にも示されているように、ビットマップによって測定ギャップパターンを示し得る。例えば、インデックス0に関連付けられた測定ギャップパターンは、「11」のビットマップパターンに対応し得、ここで、(例えば、各)ビットは、1Tの時間単位に対応し得、第1のビットは、2T長測定ギャップの第1の半分に対応し得、第2のビットは、2T長測定ギャップの第2の半分に対応し得る。例えば、インデックス1に関連付けられた測定ギャップパターンは、「10」のビットマップパターンに対応し得、インデックス2に関連付けられた測定ギャップパターンは、「01」のビットマップパターンに対応し得る。
【0133】
図5に示される例では、WTRUは、時間t=0とt=Tとの間で、サービングセル内のサービングgNB及びTRPのいずれかから送信されたPRSに対して測定を実行し得る。t=Tとt=2Tとの間で、WTRUは、隣接セル内の隣接gNB及びTRPのいずれかから送信されたPRSに対して測定を実行し得る。例えば、RSRPなど、サービングセル内のサービングgNB及びTRPのいずれかから送信されたPRSに対して実行された測定が条件を満たす(例えば、事前設定された閾値を超えている)場合、WTRUは、インデックス2に関連付けられた測定ギャップパターン、又はビットマップパターン「01」についての要求をサービングgNBに送信し得る。
【0134】
本明細書に記載の実施形態は、
図5に示される例に示されるような2Tの持続時間の測定ギャップパターンに限定されない。本明細書に記載の実施形態は、測定ギャップの任意の持続時間に適用可能であり得る。
【0135】
測定ギャップパターンの別の例が
図6に示されている。この例では、測定ギャップのユニットは、4つのサブユニットを備え得、ここで、(例えば、各)サブユニットは、持続時間T/2からなり得る。パターンに対するサブユニットのロケーションの異なるパターンが存在してもよい。例えば、インデックス1に関連付けられた測定ギャップパターンでは、サブユニットは、t=0及びt=Tに位置し得る。例えば、(例えば、各)測定ギャップパターンは、ビットマップパターンによって示され得る(例えば、ビットマップパターンに関連付けられ得る)。例えば、インデックス1に関連付けられた測定ギャップパターンは、
図6に示されるように「1010」として示され得る。
【0136】
測定条件に基づく測定ギャップ構成の例
例では、WTRUは、測定条件に基づいて測定の数を低減し得る(例えば、低減することを決定し得る)。例えば、
図6に示される例では、測定ギャップパターン「1010」の場合、最初の「10」は、WTRUがサービングgNBからPRSを受信し得る期間に対応し得る。同じパターンでは、第2の「10」は、WTRUが非サービングgNBからPRSを受信し得る期間に対応し得る。例えば、WTRUは、測定ギャップ中に測定値を測定及び処理し得、WTRUは、「0」によって示される持続時間中にPRSの測定及び処理持続時間のいずれかを低減し得る(例えば、低減することを決定し得る)。
【0137】
WTRUは、条件(例えば、PRSのRSRP、ネットワークからの構成)に基づいて、測定持続時間及び測定サンプルの数のいずれかを低減し得る(例えば、低減することを決定し得る)。例えば、サービングgNBからのPRSのRSRSが閾値を上回る場合、WTRUは、測定サンプルの数を低減し(例えば、低減することを決定し)、WTRUがサービングgNBからPRSを受信し得る期間中に、測定ギャップのより短い持続時間を有する測定ギャップパターンを要求し得る。別の例では、WTRUは、測定サンプルの数を低減するためにネットワークから明示的な指示を受信し得る。WTRUは、その間にWTRUが示された数の測定サンプルを収集し得る持続時間を有する測定ギャップを構成し得る(例えば、構成することを決定し得る)。
【0138】
例えば、測定ギャップのより短い持続時間中に、WTRUは、より少ない数の測定サンプルを測定し得る(例えば、測定することを決定し得る)。例えば、WTRUは、ネットワークによって構成されたPRSリソースの半分を測定及び/又は処理し得る(例えば、決定し得る)。WTRUは、以下の条件のうちの少なくとも1つに基づいて、UCI、MAC-CE、及びRRCのいずれかを介して測定ギャップを要求する(例えば、要求する情報を送信する)ことを決定し得る:
●例えば、(例えば、構成された)時間ウィンドウにわたって第1の基準を満たす((例えば、構成された)閾値を上回る)、測定されたPRSの品質を表す品質メトリック(例えば、PRSのRSRP及びPRSのRSRPの線形平均のいずれかなど)、
●例えば、(例えば、構成された)時間ウィンドウにわたって(例えば、構成された)持続時間だけ第2の基準を満たす((例えば、構成された)閾値を上回る)、測定されたPRSの品質を表す品質メトリック(例えば、PRSのRSRP及びPRSのRSRPの線形平均のいずれかなど)、
●例えば、第3の基準を満たす(例えば、WTRUが(例えば、gNB又はLMFから)受信し得る(例えば、構成された)閾値を下回る)WTRU(例えば、WTRUベースの測位の場合)のロケーション推定値の分散及び標準偏差のいずれかなどの安定性メトリック、
●ネットワーク(例えば、gNB、LMF)からの明示的な指示。
【0139】
例えば、要求された測定ギャップは、例えば、構成されたタイマによって追跡される(例えば、構成された)持続時間の間アクティブであり得る。例えば、WTRUは、例えば、MAC-CEを介してgNBから測定ギャップのための(例えば、測定ギャップのアクティブ化及び非アクティブ化のいずれかを示す)アクティブ化コマンド及び非アクティブ化コマンドのいずれかを受信し得る。
【0140】
更新された測定ギャップに対応するPRS構成の例
実施形態では、WTRUは、gNBが測定ギャップについての構成要求を肯定応答した可能性がある後に、PRSがLMFにおいて構成され得ることを決定し得、その結果、WTRUは、構成された測定ギャップ内で(例えば、その測定ギャップ内だけで)サービング/隣接gNB/TRPからPRSを受信し得る。例えば、そのような実施形態では、ビットマップパターンが構成要求のために使用される場合、WTRUは、WTRUがビットマップパターン内の「0」によって示される測定ギャップの部分の間にPRSを受信し得ないように、LMFがPRSを構成し得ると決定し得る。gNBは、例えば、LMFが測定ギャップ構成情報を使用してPRS構成を更新し得るように、WTRUによって生成された測定ギャップ構成要求をLMFに送信し得る。
【0141】
測定ギャップをアクティブ化又は非アクティブ化する例:半永続的測定ギャップパターン
一例では、WTRUは、測定ギャップパターンをアクティブ化する要求(例えば、それを示す情報)を(例えば、MAC-CE及びUCIのいずれかを介して)gNBに送信し得る。例えば、gNBは、測定ギャップパターンをアクティブ化するためのWTRUからの要求を受け入れ得る。例えば、WTRUがgNBからの受け入れを示す情報を受信した後、測定ギャップパターンは、WTRUのためにアクティブ化され得る。例えば、gNBからの受諾を示す情報として、gNBは、受け入れた測定ギャップ構成パラメータのいずれか(例えば、測定ギャップパターン、測定ギャップインデックス、測定ギャップ長、及び測定ギャップ周期性のいずれか)を示す情報をWTRUに送信し得る。例えば、gNBからの受け入れ指示は、要求の明示的な受け入れを示す情報を含み得る。
【0142】
WTRUは、アクティブ化されるように要求され得る測定ギャップパターンを示すために、測定ギャップパターンインデックスを要求に含め得る。
【0143】
例えば、WTRUは、要求をgNBに送信し得、この要求は、
図5によって前に示したように、例えばビットマップなどの他の手段によって要求されたパターンを示す情報を含む。より一般的には、測定ギャップパターンのセット中の測定ギャップパターンを識別(例えば、差別化、区別)することが可能な任意の種類の識別子が、本明細書に記載の実施形態に適用可能であり得る。
【0144】
要求に続いて(例えば、要求に応答して)、WTRUは、ギャップパターンアクティブ化を示す情報をgNBから受信し得る。例えば、ギャップパターンは、アクティブ化情報がgNBから受信され得るまで、アクティブ又はアクティブ化されていると見なされなくてもよい。例えば、アクティブ化され得るギャップパターンは、要求されている可能性があるパターンと同じであり得る(例えば、要求されたパターンを含み得る)(例えば、要求されたパターン中のギャップが、アクティブ化されたパターンのギャップ中に含まれ得る)か、又は異なるパターンであり得る。
【0145】
別の例では、測定ギャップパターンは、事前構成された持続時間(例えば、その持続時間のみ)にわたってアクティブ化されてもよい。例えば、WTRUは、測定ギャップのアクティブ化の(例えば、要求された)持続時間を示す情報を含む要求を送信し得る。例えば、WTRUは、gNBが測定ギャップを構成したとき、又はその後に(例えば、ギャップパターンアクティブ化を示す情報を受信した後に)、アクティブ化タイマを開始し得る。測定ギャップは、タイマが満了すると(例えば、ギャップパターンアクティブ化を示す情報を受信した後に(例えば、タイマに対応する)時間量が経過したと決定すると)、非アクティブ化され得る。
【0146】
別の例では、測定ギャップパターンは、持続時間を示さなくてもよく、WTRUは、アクティブな測定ギャップパターンを非アクティブ化するようにgNBに要求を送信してもよい。WTRUは、その要求に、非アクティブ化されるように要求され得る測定ギャップパターンに関連付けられ得る測定ギャップパターンインデックスを示す情報を含め得る。
【0147】
上記のように、測定ギャップパターンは、一意のインデックス(例えば、測定ギャップパターンを識別するために使用され得る識別子)を割り当てられ得る(例えば、一意のインデックスに関連付けられ得る)。WTRU及びgNBのいずれも、構成された又は関連付けられたインデックスによってギャップパターンを示し得る。ギャップパターンを示す情報(例えば、インデックス)は、測定ギャップパターン要求、測定ギャップパターン構成、測定ギャップパターンアクティブ化、及び測定ギャップパターン非アクティブ化のいずれかに含まれ得る。例えば、WTRUが、測定ギャップパターン及び測定ギャップパターン変更のいずれかの要求を示す情報を送信する場合、WTRUは、対応する測定ギャップパターンインデックスを使用して(例えば、含めることによって)(例えば、情報内に)、要求された測定ギャップパターンを示し得る。
【0148】
別の例では、測定ギャップパターンは、ビットマップパターンとともに構成されるか、又はビットマップパターンに関連付けられてもよい。WTRU及びgNBのいずれも、構成された又は関連付けられたビットマップパターンによってギャップパターンを示し得る。ギャップパターンを示す情報(例えば、ビットマップ)は、測定ギャップパターン要求、測定ギャップパターン構成、測定ギャップパターンアクティブ化、及び測定ギャップパターン非アクティブ化のいずれかに含まれ得る。例えば、WTRUが、測定ギャップパターン及び測定ギャップパターン変更のいずれかの要求を示す情報を送信する場合、WTRUは、(例えば、情報内の)ビットマップパターンを使用して(例えば、含めることによって)、要求された測定ギャップパターンを示し得る。
【0149】
別の例では、新たな測定ギャップパターンは、異なる測定ギャップ長、異なる測定ギャップオフセット、及び異なる周期性のいずれかを用いて構成され得る。例えば、
図4に示される例では、WTRUが測定ギャップ構成の変更を要求する場合、WTRUは、測定ギャップの新たな長さ測定ギャップの新たな長さL’を示し得る情報を要求内に含め得る。
【0150】
要求において、WTRUは、測定ギャップのために最初に(以前に)構成されたパラメータとは異なり得るそれらのパラメータ(例えば、それらのパラメータのみ)を含み得る。例えば、最初の測定ギャップパターンが上部に示され、新たに要求された測定ギャップパターンが下部に示される
図7に示される例を使用して、WTRUは、最初に構成されたパラメータとは異なり得るパラメータ(例えば、のみ)であり得る要求された測定ギャップ長L’(例えば、のみ)を含み得る。
【0151】
一例では、WTRUは、測定ギャップをアクティブ化又は非アクティブ化することを示す情報を含む要求を、MAC-CE、UCI、PUSCH、及びPUCCHのいずれかにおいてgNBに送信し得る。WTRUからの要求に対する応答として、WTRUは、DCI、MAC-CE、PDCCH、及びPDSCHのいずれかにおいて、要求された測定ギャップのためのアクティブ化又は非アクティブ化コマンドを示す情報を受信し得る。別の例では、WTRUは、例えば、測定ギャップを非アクティブ化する要求なしに、MAC-CEを介してネットワークから非アクティブ化コマンドを示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、(例えば、構成された)持続時間(例えば、スロット、シンボル、フレーム、サブフレーム、又は秒のうちのいずれかの数に関する測定ギャップの長さ)が到達され得た後に、要求された測定ギャップが非アクティブ化され得ると決定し得る。別の例では、WTRUは、MAC-CEを介して、要求された測定ギャップ、すなわち、第1の測定ギャップを非アクティブ化するための非アクティブ化コマンドを示す情報をネットワークから受信し得る。非アクティブ化コマンドは、第2の測定ギャップを(例えば、同時に)アクティブ化し得る。第2の測定ギャップは、構成(例えば、「オン」及び/又は「オフ」持続時間、長さ、周期性)に関して第1の測定ギャップと同じであり得る。そのような(例えば、同時の)アクティブ化/非アクティブ化方式は、(例えば、各)測定ギャップが(例えば、同じ)持続時間を有する場合、アクティブ化及び非アクティブ化のいずれかのためのシグナリングオーバーヘッドを低減することを可能にし得る。別の例では、WTRUは、2つの測定ギャップ(例えば、第1及び第2の測定ギャップ)についての要求をネットワークに送信してもよく、第1及び第2の測定ギャップについての構成は異なっていてもよい。一例では、WTRUは、(例えば、事前構成された)測定ギャップのリストがWTRU及びネットワーク(例えば、gNB、LMF)のいずれかにおいて利用可能であるという条件に基づいて、UCI及びMAC-CEのいずれかを介して測定ギャップをアクティブ化及び非アクティブ化のいずれかに示す情報を含む要求をネットワークに送信し得る。(例えば、事前構成された)測定ギャップのリストが、WTRU及びネットワーク(例えば、gNB、LMF)のいずれにおいても利用可能でない場合、WTRUは、フォールバック及びデフォルト方法のいずれかを使用して、測定ギャップの要求をネットワークに送信し得、例えば、RRCを介して測定ギャップを構成する要求を送信し得る。別の例では、WTRUは、測定ギャップがネットワークによって既に要求されている可能性があるという指示をネットワーク(例えば、LMF、gNB)から受信してもよい。例えば、LMFは、LMFからサービングgNBに与えられた(1つ又は複数の)PRS構成に基づいて測定ギャップを構成するための要求をサービングgNBに送り得る。WTRUは、例えば、DCI、MAC-CE、RRC、及びネットワーク(例えば、LMF又はgNB)が構成されたPRSに関連付けられた測定ギャップをなどの情報を、DCI、MAC-CE、RRC、及びLPPメッセージのいずれかを介して受信し得る。例えば、WTRUは、WTRUが、構成されたPRS上で測定を実行し得、測定を処理し得るように、測定ギャップが既に構成されている可能性があることを示す指示をネットワークから受信した場合、測定ギャップについての要求のネットワークへの送信をキャンセル及びスキップすることのいずれかを決定し得る。
【0152】
測定ギャップをトリガする例:非周期的な測定ギャップパターン
一例では、WTRUは、UCIによる測定ギャップパターンの要求を示す情報を送信し得る。例えば、UCIを介して、WTRUは、測定ギャップパターンがトリガされ得る特定の時間を示し得る情報を送信し得る。例えば、アクティブ測定ギャップパターンのアクティブ化のタイミングは、gNBによって事前構成され得る。WTRUは、測定ギャップのためのトリガタイミングによって事前構成され得る(例えば、それを示す構成情報を受信している可能性がある)。例えば、WTRUは、WTRUが測定ギャップパターンを要求するUCIをgNBに送信した可能性があるXスロット後に、要求された測定ギャップパターンの使用を開始するように構成され得る。
【0153】
測定ギャップパターンについての要求の内容の例
一例では、測定ギャップについての要求を示す情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:
●測定ギャップパターンインデックス(例えば、識別子)、
●半永続的測定ギャップについての測定ギャップパターンの持続時間
●測定ギャップがアクティブ化され得るタイミング
【0154】
測定ギャップパターン及び測定ギャップパターン更新のいずれかの要求を示す情報は、MAC-CEのいずれかを介して、並びにUCI、PUCCH、及びRRCシグナリングのいずれかを介するなど、物理レイヤシグナリングを介して送信され得る。UCIは、測定ギャップパターン要求のために予約され得るフィールドを含み得る。
【0155】
半永続的測定ギャップのためにタイマが満了した後のWTRU挙動の例測定がトリガされてもよく、フォールバックアクションがトリガされてもよい。
実施形態では、WTRUは、例えば、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合に、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップがgNB及びLMFのいずれかによって構成され得ると決定し得る:
●半永続的測定ギャップに関連付けられたタイマが満了し得る;
●半永続的測定ギャップがアクティブであり得る持続時間が経過し得た;
●WTRUは、半永続的測定ギャップを非アクティブ化するために、非アクティブ化コマンドを示す情報をgNB/LMFに送信し得る。
上記の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、WTRUは、(事前)構成された持続時間(例えば、スロット、シンボル、フレーム、時間などのうちのいずれか)の後の初期(例えば、デフォルト)測定ギャップ内でPRSを受信し得る。
【0156】
実施形態では、(1)非周期的測定ギャップがトリガされ、(2)非周期的測定ギャップが非アクティブになる(例えば、その際に、一度など)場合、WTRUは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップがgNB及びLMFのいずれかによって構成され得ると決定し得る。WTRUは、(事前)構成された持続時間(例えば、スロット、シンボル、フレーム、時間などのいずれか)の後に、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップ内でPRSを受信し得る。
【0157】
実施形態では、測定ギャップは、ビットマップパターンによって要求されるように、WTRUによって構成され得る。例えば、WTRUは、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合に、gNB及びLMFのいずれかによって異なる測定ギャップが構成され得ると決定し得る。
●例えば、測定ギャップ内のビットマップパターン内の「1」に対応するPRSのRSRP及びRSRPの線形平均のいずれかなどの第1の品質メトリックは、第1の条件を満たす(例えば、(例えば、事前構成された)持続時間の間、(例えば、(事前)構成された)閾値以下である)。
●例えば、測定ギャップ内のビットマップパターン内の「1」に対応するRSRPの標準偏差、範囲、分散などのいずれかなどの第1の安定性メトリックは、第2の条件を満たす(例えば、事前構成された持続時間にわたって(事前)構成された閾値以上である)。及び
●WTRUベースの測位の場合、WTRUの推定された位置の標準偏差、範囲、分散などのいずれかなどの第2の安定性メトリックは、第3の条件を満たす(例えば、閾値を上回る)。
【0158】
実施形態では、ビットマップパターン「0」を有する測定ギャップは、例えば、領域に対応するPRSの品質が閾値を上回る場合、PRSが「0」の持続時間中に送信されないことがあることを示し得る。更に、そのような実施形態では、受信されたPRSの品質が(例えば、全体的に)劣化していることを上記の条件が示す場合、例えば、測位の品質を改善するために、省略されたPRSが復元され得る(例えば、復元されるべきである)。
【0159】
実施形態では、上記の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、WTRUは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップ(例えば、「1」(例えば、のみ)を含むビットマップパターン)が構成され得ると決定し得る。そのような場合、WTRUは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップ内でPRSを受信し得る。例えば、WTRUは、持続時間(例えば、事前構成されたスロット、シンボル、フレーム、時間などのいずれか)の後にPRSを受信し得る。
【0160】
実施形態では、WTRUは、gNB及びLMFのいずれかから、デフォルト測定ギャップが構成され得ることを示す情報を含む構成メッセージを受信し得る。そのような実施形態では、WTRUが、デフォルト(例えば、初期)測定ギャップが構成され得ると決定し得、WTRUが、デフォルト(例えば、初期)測定ギャップに関連付けられた初期(例えば、デフォルト)PRS構成が構成され得ると(例えば、更に)決定し得る場合があり得る。
【0161】
2.4 測定ギャップ再構成に基づくPRS再構成の例
実施形態では、新たな測定ギャップについての要求は、新たなPRS構成についての要求に関連付けられ得る。例えば、WTRUは、WTRUが測定ギャップ内で追加のPRSを受信し得るように、測定ギャップ長を拡張し得る。例えば、WTRUは、LPPメッセージにおいて新たなPRS構成を受信し得、これは、WTRUが、新たなPRS構成に適応され得る測定ギャップパターンを選択し、要求することを可能にし得る。
【0162】
WTRUは、1つ以上のPRS又はPRS関連測定の品質が基準を満たす(例えば、(例えば、事前構成された)閾値を上回る)場合に、測定ギャップの要求を送信することを決定し得る。例えば、WTRUは、以下のうちの1つ以上(例えば、条件が満たされている)に基づいて、測定ギャップ構成を要求することを決定し得る。
●例えば、PRSのRSRP及びPRSのRSRPの線形平均のいずれかなどの品質メトリックは、例えば、(例えば、構成された)時間ウィンドウを超えている、(例えば、構成された)閾値以上(又は以下)であるなどの第1の条件を満たす。
●例えば、PRSのRSRP又はPRSのRSRPの線形平均のいずれかなどの品質メトリックが、例えば、ある(例えば、構成された)持続時間の間、ある(例えば、構成された)時間ウィンドウにわたって、ある(例えば、構成された)閾値以上であるか、又は閾値以下であるなどの第2の条件を満たす。
●例えば、WTRU(例えば、WTRUベースの測位の場合)のロケーション推定値の分散及び標準偏差のいずれかなどの安定性メトリックは、例えば、WTRUが(例えば、gNB又はLMFから)受信し得る(例えば、構成された)閾値以下であるなどの第3の条件を満たす。
【0163】
gNBがWTRUから新たな測定ギャップ構成を求める要求を受信し得た後、gNBは、新たなPRS構成についての要求をLMFに送り得る。WTRUは、新たなPRS構成に関する(例えば、新たなPRS構成を示す)対応するメッセージをLMFから受信し得る。WTRUは、新たなPRS構成を含み得る支援データをLMFから受信し得る。
【0164】
gNBは、以下のうちの1つ以上において、(例えば、NR測位プロトコルA(NRPPa)を介して)LMFについての要求を含み得る:
●WTRUからの受信された測定ギャップ構成要求に基づく新たなPRS構成についての要求、
●WTRUが提供し得る測定ギャップの追加の長さ、
●測定ギャップの周期の変化、
●WTRUからの測定ギャップ構成要求に関連付けられ得るPRSの測定報告。
【0165】
測定ギャップ長は、そのウィンドウ内に複数のPRSを収めることが可能であり得る。異なるPRSは、同じ又は異なる持続時間を有し得て、異なるTRPから送信され得る。LMFは、要求された測定ギャップを介して送信され得る新たなPRSを構成し得る。例えば、
図8のタイミング図に示される例では、WTRUは、WTRUがギャップ内で追加のPRSを受信し得るように、その測定ギャップの現在の長さLを長さL’’だけ増加させるようにgNBに求める(例えば、要求する)情報をgNBに送信し得る。gNBは、要求された測定ギャップ(又は測定ギャップ構成の変更)をLMFに送り得、LMFは、持続時間L’’-L内に送信され得る新たなPRSを構成し得る。新たな(又は追加の)PRS構成は、異なるTRPのいずれか、及び持続時間L’’-Lを有する既存のTRPのうちの1つから送信され得る。
【0166】
WTRU901、gNB903、905、907、909、及びLMF911の間の信号交換の例が
図9に示されている。
図9は、例として、サービングgNB903と、3つの非サービングgNB、すなわち、Neighbor_A gNB905、Neighbor_B gNB907、及びNeighbor_C gNB909とを示している。
【0167】
例えば、WTRU901は、ネットワークから(例えば、LPPを介してLMF911から)PRS構成情報を受信し得る(920)。例えば、WTRUは、測定ギャップのための構成を含み得るロケーション測定指示を、RRC922を介してサービングgNB909に送信し得る。
【0168】
例えば、WTRU901は、例えば、RRC924を介してネットワークから測定構成を示す(例えば、RRC)情報を受信し得る。WTRU901は、サービングgNB909及び2つの非サービングgNB、すなわち、Neighbor_B gNB905及びNeighbor_A gNB907から送信されたPRS926、928、930を受信し得る。
【0169】
例えば、WTRU901は、934において、受信されたPRSに対して測定を実行し得る。例えば、WTRU901は、測定報告936を(例えば、gNBを介して)LMF911に返し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。例えば、測定値は、NASフォーマットであり得、PUSCH中でサービングgNB909に送られ得、次いでサービングgNB909からLMF911に送られ得る。
【0170】
例えば、WTRU901は、例えば、構成された測定条件に基づいて、測定ギャップ(例えば、構成)938の要求をサービングgNB909に(例えば、MAC-CE及びUCIのいずれかを介して)送信し得る。
【0171】
サービングgNB909は、WTRU901からの測定ギャップ要求(938)に基づいて、新たなPRS構成940の要求をLMF911に送信し得る。
【0172】
図には示されていないが、LMF911は、新たな/要求されたPRS構成についての肯定応答メッセージをサービングgNB909に送り得る。例えば、LMF911は、ステップ920において構成されている可能性があるPRS構成を含む新たなPRS構成を示す情報をWTRU901に送信し得る。
【0173】
例えば、WTRU901は、サービングgNBから(例えば、RRC、MA-CE、及びDCIのいずれかを介して)、例えば、新たな測定ギャップをアクティブ化することを示す測定ギャップ構成942情報を受信し得る。
【0174】
この例では、新たな測定ギャップは、WTRUが、例えば、第3の隣接セルNeighbor_C gNB903から追加のPRSを受信し、測定を実行し得るように、前の長さLよりも長くし得る(例えば、L+L’’の全長に対して追加の長さL’’を含み得る)。例えば、WTRU901は、新たな測定ギャップパターン構成を使用して、サービングセル909及び3つの隣接gNB903、905、907からPRS944、946、948、950を受信することを開始し得る。
【0175】
WTRUが測定ギャップの持続時間をどのように決定し得るかの例
実施形態では、WTRUは、gNBからの1つ以上の測定ギャップを用いて事前構成され得る(例えば、そのリストを示す構成情報を受信し得る)。WTRUは、例えば、1つ以上の(例えば、(事前)構成された)条件が満たされる場合に、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップよりも長い持続時間を有する測定ギャップを要求するための指示を受信し得る。例えば、(例えば、各)測定ギャップは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップの長さよりも長い長さを有し得る。(例えば、各)長さに対して、WTRUは、例えば、LMFから、PRS構成との関連付け(を示す情報)を受信し得る。そのような実施形態では、デフォルト測定ギャップの持続時間が10msである場合、(例えば、各)測定ギャップの持続時間は、10msである。異なるTRPから送信されるPRSは、2msであり得、デフォルト測定ギャップ中にPRSを送信するための5つのTRPがあり得る。WTRUは、サービングgNBから、12ms及び14msの持続時間を有する測定ギャップ(例えば、そのリストなど)を示す情報を受信し得る。LMFから、WTRUは、TRP IDがgNBによって提供される測定ギャップの追加の長さに関連付けられ得るという指示とともに、TRP ID(例えば、TRP6及びTRP7)を受信し得る。WTRUは、12msの測定ギャップ中に、WTRUが、5つのTRPから送信されたPRSに加えて、TRP6から2msの持続時間を有するPRSを受信し得ると決定し得る。WTRUは、14msの測定ギャップの間に、WTRUが、5つのTRPから送信されたPRSに加えて、TRP6及びTRP7から2msの持続時間を有するPRSを受信し得ると決定し得る。
【0176】
実施形態では、WTRUは、LMFから、拡張された測定ギャップに関連付けられ得るパラメータ、例えば、以下のパラメータのいずれかを含む情報を受信し得る。(1つ又は複数の)持続時間(例えば、反復係数、シンボルの数、スロットの数のいずれか)を有する(1つ又は複数の)PRSリソースID;PRSリソースIDを有するPRSリソースセットID。そのようなパラメータのいずれも、拡張された測定ギャップIDに関連付けられたIDに関連付けられ得る。例えば、上記の例を使用すると、12ms及び14ms持続時間を有する拡張された測定ギャップは、それぞれ、ID、MG1及びMG2を有し得る。
【0177】
実施形態では、例えば、前述の条件の場合、WTRUは、gNBからの(事前)構成された測定ギャップのうちの1つを要求することを決定し得る。例えば、WTRUは、LMFから1つ以上の閾値を示す情報を受信し得る。そのような実施形態では、1つ以上のPRSについてTRPから受信された時間にわたる又はPRSにわたるRSRP又はRSRPの線形平均のいずれかが第1の閾値を上回るが第2の閾値を下回る場合、WTRUは、対応する拡張測定ギャップについての要求を送ることを決定し得る。拡張測定ギャップとPRS構成との間の(事前)構成された関連付けに基づいて、WTRUは、関連付けられたPRSを受信することを決定し得る。実施形態では、前の例を使用して、WTRUは、3つの閾値a1、a2、及びa3を用いて構成され得、ここで、a1<a2<a3であり、3つの閾値は、RSRPのためのものであり得る。1つ以上のPRSのRSRPがa1未満である場合、WTRUは、14msの測定ギャップを要求し得る。RSRPがa1とa2との間にある場合、WTRUは、12msの測定ギャップを要求し得る。RSRPがa3を上回る場合、WTRUは、デフォルト測定ギャップ構成を使用することを決定し得る。
【0178】
実施形態では、WTRUは、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合に、拡張された測定ギャップを示す情報を含む要求を送信することを決定し得る:
●例えば、RSRP、及び少なくとも1つのPRSについての時間にわたるRSRPの線形平均のうちのいずれかなどの品質メトリックは、第1の条件を満たす(例えば、閾値以下である)。
●例えば、WTRUの推定ロケーションの標準偏差、範囲、及び分散のいずれかなどの安定性メトリックが、第2の条件を満たす(例えば、閾値以上である)。及び
●レイテンシ(例えば、値、特性)が第3の条件(例えば、閾値以下である)を満たすまでの残り時間。
【0179】
測定ギャップなしのPRS受信の例
実施形態では、WTRUは、測定ギャップなしにサービングgNB及び隣接gNBのいずれかからPRSを受信し得る。WTRUは、PRSを受信することに関連付けられた(例えば、専用の)時間又は周波数リソースを用いて、構成を示す情報をLMFから受信し得る。例えば、WTRUは、ネットワーク(例えば、gNB又はLMF)から、PRSの送信専用であり得る帯域幅(例えば、帯域幅部分)のための構成を示す情報を受信し得る。WTRUが、PRS専用の帯域幅部分(BWP)構成を示す情報を受信する場合、WTRUは、測定ギャップが構成され得ないと決定し得る。本明細書で言及されるように、WTRUがPRS(例えば、PRSのみ)を受信し得るBWPは、PRS-BWPと呼ばれることがある。
【0180】
実施形態では、WTRUは、PRS-BWPにおいてPRS以外の信号及び/又はチャネルを受信し得ない(例えば、受信すべきではない)。実施形態では、WTRUは、LMFからPRS-BWPに関連付けられたPRS構成を示す情報を受信し得る。PRS-BWPは、LMF及びgNBのいずれかによってWTRUに送信され得る、特定のID、中心周波数、及び周波数レイヤIDのいずれかを有し得る(例えば、それに関連付けられ得る)。実施形態では、WTRUは、構成されたBWPがPRS BWPであり得るという指示をgNBから受信し得る。そのような指示は、DCI、MAC-CE、及びRRCのいずれかによって送られ得る。
【0181】
実施形態では、WTRUは、gNB及びLMFのいずれかからBWPのためのホッピングパターンを示す情報を受信し得る。例えば、そのようなホッピングパターンは、WTRUがPRS-BWPを見つけ得る時間及び中心周波数/帯域幅/BWPのシーケンスによって表され得る。BWP内にそのようなホッピングパターンが存在し得る。例えば、WTRUは、BWP内のサブバンドで構成されてもよく、サブバンドのホッピングパターンで構成されてもよい。
【0182】
実施形態では、WTRUは、PRS-BWPに切り替えるための指示をgNBから受信し得る。WTRUは、DCI、MAC-CE、及びRRCのいずれかを介してgNBから指示を受信し得る。実施形態では、そのような指示は、WTRUがLMFからPRS-BWP及びPRS構成を示す情報を受信し得た後に送信され得る。
【0183】
実施形態では、WTRUは、PRS-BWPのアクティブ化の持続時間など、PRS-BWPに関連付けられた追加の構成情報を受信し得る。実施形態では、WTRUは、PRS-BWPにおいてPRSを受信し得た後にタイマを開始し得る。そのような実施形態では、例えば、アクティブ化期間が終了するか、又はタイマが満了する(例えば、タイマの値が(例えば、事前構成された)制限時間に達し、制限時間が、例えば、構成情報を介して、LMF及びgNBのいずれかによって構成され得る)場合、WTRUは、PRSのデフォルト方法受信(例えば、測定ギャップ、初期/デフォルト測定ギャップ、及び関連付けられたPRS構成を用いたPRS受信)が構成され得ると決定し得る。
【0184】
実施形態では、上述した手順は、以下のシーケンスを有し得る:
1.WTRUは、LMFから、PRS-BWP専用のPRS構成を示す第1の情報を受信し得る;
2.WTRUは、gNBからのBWP構成を示す第2の情報と、例えば、RRCを介して、BWPがPRS-BWPに対応し得るという指示とを受信し得る;
3.WTRUは、PRS-BWPがスケジュールされ得るという指示を、DCIを介してgNBから受信し得る;
4.WTRUは、PRS-BWPにおいてPRSを受信し得、例えば、WTRUは、タイマを開始し得る;及び
5.タイマが満了すると(例えば、タイマに対応する時間量がPRS受信後に経過した後)、WTRUは、初期(例えば、デフォルト)測定ギャップが構成され得、関連するPRS構成が構成され得ると決定する。
【0185】
PRSの優先順位付けを決定するためのウィンドウの構成
WTRUは、測定ギャップ外でPRSを受信するように、ネットワークによって構成され得る(例えば、ネットワークから構成情報を受信し得る)。WTRUが測定ギャップ外でPRSを受信するように構成される場合、WTRUは、PRS及び他のチャネル(例えば、PDCCH、PDSCHのいずれか)又は信号(例えば、SSB、CSI-RSのいずれか)の優先順位付けを決定し得る。例えば、WTRUは、その間にPRSが他のチャネルと比較して優先され得る又は非優先とされ得るウィンドウを用いて暗黙的又は明示的に構成され得る(例えば、暗黙的又は明示的に示す構成情報を受信し得る)。
【0186】
ウィンドウが明示的に構成される場合(例えば、ウィンドウを明示的に示す構成情報を受信した場合)、WTRUは、ネットワーク(例えば、gNB及びLMFのいずれか)から、ウィンドウの開始位置、持続時間、及びウィンドウの終了位置のいずれかを示す情報を受信し得る。ウィンドウが暗黙的に構成される場合、WTRUは、ウィンドウの開始をPRSの最初の送信及び受信機会のいずれかとして決定し得、ウィンドウの終了をPRSの最後の送信及び受信機会のいずれかとして決定し得る。
【0187】
例えば、WTRUは、以下の要因(例えば、基準)のうちの少なくとも1つ又は組合せに基づいて、ウィンドウの開始位置、終了位置、及び持続時間のいずれかを決定し得る:
●PRSの最初の送信又は受信機会としてのウィンドウの開始、及びPRSの最後の送信又は受信機会としてのウィンドウの終了、
●PRSの最初の送信又は受信機会としてのウィンドウの開始及び時間としてのウィンドウの終了(例えば、PRSの最初の送信/PRSの受信からのシンボル、スロット、フレーム、及び秒のうちのいずれかの数で表される)WTRUは、最後の測定報告(例えば、RSRP報告、RSTD報告、Rx-Tx時間差のうちのいずれか)を送信し得る。
●PRSの最初の送信又は受信機会としてのウィンドウの開始及び時間としてのウィンドウの終了(例えば、PRSの最後の送信/PRSの受信からのシンボル、スロット、フレーム、及び秒のうちのいずれかの数で表される)WTRUは、測定値(例えば、RSRP報告、RSTD報告、Rx-Tx時間差のうちのいずれか)を処理し得る。ウィンドウが、WTRU 1001が第1のPRSを受信し得るとき(例えば、その後)に開始し得(t1)、WTRUが測定の処理を完了し得るとき(例えば、その後)に終了し得る(t2)例が
図10に示されている。
●PRSの最初の送信又は受信機会の前にPRSを受信する準備時間の開始としてウィンドウを開始し、WTRUがPRS測定値(例えば、RSTD、RSRP、Rx-Tx時間差のいずれか)の処理を完了し得る時間(例えば、PRSの最初の送信/PRSの受信からのシンボル、スロット、フレーム、及び秒のいずれかの数で表される)としてウィンドウを終了する。
【0188】
例えば、本明細書に記載のPRSは、周期的、半永続的、及び非周期的PRSのうちのいずれかであり得る。半永続的PRSの場合、MAC-CEは、半永続的PRSをアクティブ化及び非アクティブ化のいずれかにするためにgNBによって使用され得る。
【0189】
ウィンドウの優先度レベルの決定の例
例えば、WTRUは、以下のうちの少なくとも1つに基づいて、ウィンドウの優先度レベル及びウィンドウ中のPRSの優先度レベルのいずれかを決定し得る:
●優先度レベルに関するネットワークからの明示的な指示を含む情報の受信。例えば、指示は、LPPメッセージのいずれか(例えば、LPP支援データメッセージ及びLPPロケーション要求メッセージのいずれか)において、及びアクセス層(AS)レイヤメッセージ(例えば、RRC、MAC CE、及びDCIのいずれか)において受信され得る。
●PRSの第1の受信から第1の測定を報告するための時間(例えば、より短い時間制限は、より高い優先度を示し得、より長い時間制限は、より低い優先度を示し得る)。
●ウィンドウのために構成されたPRSタイプ(例えば、周期的、半永続的、非周期的のいずれか)。例えば、WTRUは、非周期的PRS及び半永続的PRSのいずれかが高い(例えば、最高の)優先度レベルに関連付けられ得ると決定し得る。
●論理チャネルに関連付けられた優先度レベル。WTRUは、関連付けられた論理チャネルの優先度レベルと同じ優先度レベルのPDSCH及びPDCCHのいずれかを設定することを決定し得る。例えば、WTRUは、PDSCHに関連付けられた論理チャネルの優先度レベルが第1のレベル(例えば、「高」)である場合、PDSCHの優先度レベルが第1のレベル(例えば、「高」)であり得ると決定し得る。
●PRSに関連する構成(例えば、時間密度、頻度密度、持続時間、反復係数、コームパターンのいずれか)。
●PDCCH及びPDSCHのいずれかのための復号時間。例えば、WTRUは、ネットワークによって(例えば、ネットワークから)閾値を用いて構成され得る(例えば、閾値を示す構成情報を受信し得る)。WTRUは、PDCCHのための復号時間が閾値を上回る場合、PDCCHに関連付けられた優先度レベルがPRS(例えば、PRSに関連付けられた優先度レベル)よりも高い可能性があると決定し得る。
【0190】
例では、WTRUは、ウィンドウに関連付けられ得る1つ以上のPRS構成によって構成され得る(例えば、それを示す情報を受信し得る)。異なるPRS構成は、異なる優先度値で割り当てられ(例えば、構成され)てもよく、優先度値は、例えば、PRS構成とともにWTRUにおいて事前構成されてもよい。ウィンドウ及びPRS構成の優先度のいずれも、明示的及び暗黙的指示のいずれか(例えば、それを含む情報)に基づいて、WTRUによって決定され得る。WTRUは、例えば、ウィンドウが構成され得るとき(例えば、その後)、異なるPRS構成に関連付けられた1つ以上のPRSを受信し得る。WTRUが、(例えば、ウィンドウが構成され得る後に)1つ以上のPRSを受信する場合、WTRUは、PRS構成及びウィンドウに関連付けられた優先度値に基づいて、測定すべきPRSを決定し、及び/又は測定値を処理し得る。例えば、WTRUは、ウィンドウの優先度以下であり得る優先度値の優先度の順序(より高いものからより低いものへ)にしたがって、測定及び処理のいずれかのためのPRSを選択し得る。そのような場合、WTRUは、ウィンドウの優先度以下であり得る高い(例えば、最高の)優先度値を有するPRSを選択し、その後、例えば、次に高い(例えば、最高の)優先度レベルを有するPRSを選択し得る。WTRUは、例えば、第1のPRSを使用して実行された測定が条件を満たさない(例えば、第1のPRSのRSRP測定がRSRP閾値を下回る)場合に、第2のPRSを選択し得る。
【0191】
(i)WTRUが、ウィンドウの優先度以下の優先度レベルを有するPRS構成を決定することができない場合、及び/又は(ii)WTRUが、ウィンドウの優先度以上の優先度レベルを有する少なくとも1つのPRS構成の利用可能性を決定し、より低い優先度を有する他のPRSが利用可能でない場合、WTRUは、以下のうちの1つ以上を実行し得る:
●例えば、利用可能であるとWTRUによって決定され得るPRSの優先度に一致させるために、ウィンドウの優先度を変更することを示すインジケーションを含む情報をネットワークに送信する、
●ウィンドウを解放することを示す指示を含む情報をネットワークに送信する、
●例えば、利用可能なPRSを使用して測定を実行することを可能にするために、測定ギャップを構成するように要求することを示すインジケーションを含む情報をネットワークに送信する。
【0192】
ウィンドウの間のDLチャネル/信号又はULチャネル/信号の受信の例
WTRUは、ウィンドウの間にPRSを受信し得、PRS上で測定を実行し得、測定を処理して測定報告を生成し得る。例えば、処理は、測定値のバッファリング及び測定値を用いた計算(例えば、平均化)のいずれかを含み得る。例えば、WTRUは、ウィンドウに関連付けられた優先度に応じて(例えば、基づいて)、ウィンドウの間にいかなるDLチャネルも受信しないことがある。例えば、WTRUは、その優先度がウィンドウに関連付けられた優先度よりも低くなり得るDLチャネルを受信しないことがある。別の例では、ウィンドウに関連付けられた優先度がDLチャネルよりも低い場合、WTRUは、ウィンドウの間にDLチャネルを受信してもよい。
【0193】
例えば、WTRUは、ULチャネルのいずれか(例えば、PUCCH、PUSCHのいずれか)及びウィンドウに関連付けられた優先度レベルと比較してより低い優先度を有する信号(例えば、SRS)送信を、それらがウィンドウの構成の前又は後にウィンドウ内にスケジュールされる場合に、延期及びドロップすることのいずれかを行い得る。例えば、WTRUが、ウィンドウに関連付けられた優先度レベルよりも高い優先度を有するULチャネル及び信号のいずれかを送信するようにスケジュールされている場合、WTRUは、ウィンドウの間にチャネルにおいて送信すること、及び信号を送信することのいずれかを行い得る。
【0194】
ウィンドウが中断された場合のWTRU挙動の例
ウィンドウは、例えば、ウィンドウの優先度レベルと比較してより高い優先度を有するDL受信及びUL送信のいずれかによって中断され得る。WTRUは、DL受信及びUL送信のいずれかの前にウィンドウを停止し得、DL受信及びUL送信のいずれかが完了し得る後にウィンドウを再開し得る。
【0195】
WTRUがウィンドウを停止するための条件は、以下のうちの1つ以上であり得る:
●WTRUがスケジューリング要求(SR)を示す情報をネットワークに送信し得る、
●ウィンドウがアップリンク送信のための構成されたグラントと重複し得る、
●WTRUがバッファステータス報告を示す情報をネットワークに送信し得る、
●WTRUが(例えば、URLLCデータを含む)高優先度PDCCH及び高優先度PDSCHのいずれかを受信し得る。
【0196】
実施形態では、ウィンドウを停止する、例えば、PRSを測定すること、及び例えば、PRS測定を処理することを停止するという決定は、中断の持続時間、例えば、より高い優先度を有するDL受信及びUL送信のいずれかの持続時間に依存し得る。
【0197】
例えば、WTRUがウィンドウを停止し得た後、WTRUは、別の機会にウィンドウを再開することを決定し得る。WTRUは、1つ以上のウィンドウを用いてネットワークから情報指示構成を受信し得る。WTRUは、ウィンドウの次の(例えば、最も早い)機会にPRS測定及び例えばPRS処理を再開することを決定し得る。WTRUは、以下のパラメータのうちの1つ又は組合せによって(例えば、それに基づいて)特徴付けられる1つ以上のウィンドウについて、ネットワーク(例えば、gNB、LMFのうちのいずれか)から構成を示す情報を受信し得る。
●ウィンドウの発生の周期性、
●ウィンドウの持続時間、
●ウィンドウの時間オフセット。
【0198】
DL及びUL測位のためのウィンドウ中のWTRU挙動の例
DL及びUL測位(例えば、マルチRTT)の場合、WTRUは、PRSを受信し得、測位のためのSRS(SRSp)を送信し得、SRSpの送信時間とPRSの受信時間との間の差(例えば、Rx-Tx時間差)をネットワークに報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。時間ウィンドウの間、WTRUは、ウィンドウの優先度レベルをSRSpに関連付け得る。例えば、WTRUは、ウィンドウが構成され得る前又は後にスケジュールされ得る他のUL送信(例えば、PUSCH、PUCCH、SRSのいずれか)よりもSRSpの送信を優先することを決定し得、ウィンドウ中にSRSpを送信し得る。この例示的な実施形態を以下に説明する。
1.WTRUは、LMFからマルチRTT測位方法を用いて構成され得る(例えば、それを示す構成情報を受信し得る)。
2.WTRUは、LMFから半永続的PRSのための構成を示す(例えば、第1の)情報を受信し得る。
3.WTRUは、gNBからSRSp構成を示す(例えば、第2の)情報を受信し得る。
4.WTRUは、LMFから受信されたPRSのための構成(例えば、PRSの送信の開始時間、PRS送信の持続時間)に基づいて、ウィンドウ持続時間及び開始時間のいずれかを決定し得る。
5.PRSのタイプ(例えば、半永続的PRS)に基づいて、WTRUは、ウィンドウ及びSRSp送信が高い(例えば、最高の)優先度に関連付けられ得ると決定し得る。
6.WTRUは、Rx-Tx時間差を決定するために、PRSに関連付けられたgNBからSRSp送信のための許可を示す(例えば、第3の)情報を受信し得る。
7.WTRUは、SRSp送信と重複する可能性があるアップリンク送信についての要求を示す(例えば、第4の)情報をgNBから受信し得る。
8.WTRUは、SRSp送信を優先することを決定し得る。
9.WTRUは、PRSを受信し得る。
10.WTRUは、SRSpを送信し得、Rx-Tx時間差を決定し得、決定されたRx-Tx時間差をLMFに報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。
11.ステップ6~10が繰り返され得る。WTRUは、WTRUが最後のPRS機会を受信し得た後にウィンドウを停止することを決定し得る。WTRUは、対応するSRSpを送り得、ウィンドウの終了後にRx-Tx時間差を報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。
【0199】
WTRUは、サービングgNBによって示されるPRSの優先度レベルに関連付けられた優先度レベルに基づいて、測定ギャップを要求し得る(例えば、決定し得る、判定し得る)。例えば、WTRUがサービングgNBからPRSに関連付けられた第1の(例えば、「高」)優先度レベルを受信する場合、WTRUは、サービングgNB及び非サービングgNBからのPRSが測定ギャップなしで受信され得ると決定し得る。例えば、優先度レベルが第2の(例えば、「低」)優先度レベル(例えば、第1の優先度レベルよりも低い)である場合、WTRUは、PRSが測定ギャップにおいてサービングgNB及び非サービングgNBのいずれかから受信され得ると決定し得る。
【0200】
例示的な実施形態を以下に説明する。
1.WTRUは、PRS構成を示す情報をLMFから受信し得る。
2.WTRUが、第1のレベル(例えば、「高」)に設定されたサービングgNBからのPRS優先レベルを示す情報を受信した場合、ステップ3~5が実行され得る。受信された(例えば、示された)優先度レベルが第2のレベル(例えば、第1のレベルよりも低い「低」)に設定される場合、ステップ6~7が実行され得る。
3.WTRUは、ウィンドウのためのMAC-CE又はタイマを介して優先順位付けウィンドウのアクティブ化コマンドを示す情報を受信し得る。
4.WTRUは、サービング及び非サービングgNBのいずれかからPRSを受信し得る。
5.WTRUは、MAC-CEを介して優先順位付けウィンドウコマンドの非アクティブ化を示す情報を受信し得、又はタイマが満了し得る。
6.WTRUは、MAC-CEを介して測定ギャップをgNBに要求し得る(例えば、要求を示す情報を送信し得る)(事前構成されたMGが利用可能であり、それらがPRSに関する品質条件を満たす(例えば、それらが十分に良好である)場合)。
7.gNBからの優先度指示がない場合、WTRUは、(事前構成されたMGが利用可能であり、それらがPRSのための品質条件を満たす(例えば、それらが十分に良好である)場合)RRC及びMAC-CEのいずれかを介して測定ギャップについての要求を行い得る(例えば、要求を示す情報を送信し得る)。
【0201】
別の例では、PRSの優先度レベルが第2のレベル(例えば、「低」)にある場合、WTRUは、サービングgNBからのPRSに関連付けられた第2のレベルよりも高い優先度を有するチャネル及び信号のいずれかを受信してもよい(例えば、決定してもよい、判定してもよい)。例えば、WTRUは、PRS上でURLLCを含むPDSCHを受信し得る(例えば、受信することを決定し得る)。WTRUは、同じOFDMシンボルにおいてURLLC及びPRSを含むPDSCHを受信するようにスケジュールされ得る。そのような場合、URLLCを含むPDSCHの優先度レベルがPRSの優先度レベルよりも高い場合、WTRUは、URLLCを含むPDSCHを受信し得(例えば、受信すると決定し得る)、PRSを受信しなくてもよい。例えば、WTRUは、非サービングgNBから送信されたPRSと、サービングgNBからのより高い優先度のチャネル/信号(例えば、PDCCH、PDSCH、CSI-RSのいずれか)とを(例えば、両方を)受信し得る(例えば、受信することを決定し得る)。そのような場合、WTRUは、非サービングgNBから送信されたPRSを干渉として扱い得、例えば、干渉除去方法を実行して、受信信号から非サービングgNBから送信されたPRSを除去し得る。
【0202】
WTRUは、例えばLPPを介してLMFからPRS構成を示す情報を受信し得、gNBは、LMFから送信することを担当し得るPRS構成を示す情報を受信し得る。別の例では、WTRUは、MAC-CE及びUCIのいずれかを介して、非サービングgNBから送信されたPRSのための構成詳細(例えば、パラメータ)を示す情報をサービングgNBに送ってもよい。例えば、WTRUは、時間領域におけるPRSのロケーションを示すために、以下のうちの少なくとも1つを示す情報をサービングgNBに送り得る。
●サービングgNBからのPRSの送信タイミングに対する開始時刻及び終了時刻のいずれかによって示されるウィンドウ(例えば、サービングgNBからのPRSの送信終了からの時間オフセット)。
●非サービングgNBから送信されるように構成されたPRSの持続時間。
【0203】
構成に応じて、WTRUは、ウィンドウに対する優先度(例えば、レベル)及びPRSシンボルのロケーションのいずれかを示す情報を受信し得る。例えば、WTRUがウィンドウの優先度(例えば、レベル)を示す情報を受信する場合、WTRUは、優先度レベルをウィンドウ内で受信されたPRSに関連付け得る。例えば、ウィンドウの優先度レベルが第1のレベル(例えば、「高」)にある場合、WTRUは、ウィンドウ内でPRS(例えば、PRSのみ)を受信することを決定し得る。
【0204】
他のチャネル及び信号のいずれかがPRSよりも低い優先度を有する場合、WTRUは、ウィンドウ内でPRSを受信して(例えば、受信することを決定して)、例えば処理し得、少なくとも以下の条件のうちの1つ以上に基づいて、他のチャネル及び信号のいずれも受信せず(例えば、受信しないことを決定し得)、例えば処理しなくてもよい:
●PRSと、同じシンボルにおけるより低い優先度レベルを有する他のチャネル及び他の信号のいずれかとの間の衝突の場合。例えば、WTRUは、PRSがスケジュールされない可能性があるシンボルにおいて、他の信号及びチャネルのいずれかを受信し得る(例えば、受信することを決定し得る);
●PRSがスケジュールされ得ないシンボルにおいてウィンドウ内でスケジュールされた、より低い優先度レベルを有する他のチャネル及び他の信号のいずれかの場合。例えば、WTRUは、以下のスロット、PPPPPPBBBBBBBBによって構成され得、ここで、「P」及び「B」は、それぞれPRSシンボル及びスケジュールされていないシンボルを示し得る。例えば、優先順位付けウィンドウは、スロットに関連付けられ得る。ウィンドウの優先度レベルが第1のレベル(例えば、「高」)にある場合、WTRUは、PRSに対して測定を実行し、例えば、ウィンドウの持続時間中にPRSから取得された測定を処理するために、PRSシンボル及びスケジュールされていないシンボルのいずれにおいても、第1のレベルよりも低い優先度レベルを有する他のチャネル及び信号のいずれも受信しなくてもよい。
【0205】
実施形態では、WTRUは、第1の時間t=0と第2の時間t=4Tとの間にサービングgNBからPRSを受信し得、Tは、PRS送信の持続時間であり得る。WTRUは、第2の時間t=4Tと第3の時間t=8Tとの間で開始して、非サービングgNBからPRSを受信し得る。そのような場合、WTRUは、サービングgNBからのPRS送信の終了に関する0のタイミングオフセット、及び非サービングgNBから送信されたPRSのための4Tの持続時間を(例えば、それを示す)サービングgNBに通知し得る(例えば、情報を送り得る)。
【0206】
別の実施形態では、WTRUは、ネットワークからミューティングパターン(例えば、それを示す情報)を受信してもよい。例えば、(例えば、WTRUは、PRSの優先度レベルが第1のレベルよりも低い第2のレベル(例えば、「低」)として示される場合、ミューティングパターンがPRSに適用され得ると仮定し得る)。そのような場合、WTRUは、WTRUがPRSを受信することを予想している可能性があるシンボルにおいて、PRSよりも高い優先度(例えば、第2のレベル)を有するチャネル及び信号のいずれかを受信し得る(例えば、受信することを決定し得る)。
【0207】
3.上位レイヤレイテンシ低減の例
上位レイヤについてのレイテンシ低減技術の例
一実施形態では、WTRUは、本明細書に記載されるような1つ以上の(例えば、構成された)条件及び1つ以上のイベントのいずれかに基づいて、例えば、上位レイヤ測位情報要求を受信する前に、1つ以上の測位手順をプロアクティブに実行し得る。
【0208】
例えば、プロアクティブな挙動では、WTRUは、1つ以上の(例えば、構成された)条件及び1つ以上のイベントのいずれかに基づいてアクションを実行し得る。
【0209】
この場合、測位情報要求は、例えば、モバイル発信ロケーション要求(MO-LR)及びモバイル着信ロケーション要求(例えば、MT-LR及び遅延MT-LRのいずれか)のいずれかに関連し得る。WTRUによってプロアクティブに実行される測位手順は、測位方法をサポートすることに関連付けられた情報(例えば、WTRU能力、支援データのいずれか)が、測位情報要求を受信した後に測位測定及び計算のいずれかが低い(例えば、低減された)レイテンシで実行され得るように、事前に識別され、配信され、記憶されることのいずれかをもたらし得る。
【0210】
WTRUによって開始される例では、WTRUは、少なくとも1つの構成された条件及びイベントトリガのいずれかの検出に基づいて、事前に測位手順を(例えば、自律的に)開始し得る。ネットワークによって開始される例では、WTRUは、測位手順を開始するために、ネットワーク(例えば、LMF)によってトリガされ得る。WTRUによって開始される例及びネットワークによって開始される例のいずれにおいても、測位手順は、例えば、測位情報要求を受信する前に開始され得る。
【0211】
WTRUによってプロアクティブに実行される測位手順は、以下のうちの1つ以上を含み得る:
-能力転送手順:
○例えば、WTRUは、トリガ条件及びイベントトリガのいずれかの検出に基づいて、測位に関連付けられた能力情報をネットワークに送信し得る。WTRUは、例えば、LPP手順の一部として能力情報を(例えば、プロアクティブに)送信し得る。WTRUによって送信される能力情報は、例えば、測位に関連付けられたコンテキスト情報として、CN内及びRAN内のLMF/AMFのいずれかに記憶され得る。例えば、WTRUによって送信される能力情報は、コンテキスト情報に記憶するための識別子及びバージョンIDのいずれかに関連付けられてもよい。測位コンテキスト内の記憶された能力情報は、例えば、測位情報要求(例えば、MO-LR、MT-LR)を受信すると、LMFによって取り出され得る。
-支援データ転送手順:
○例えば、WTRUによって開始される例では、WTRUは、WTRUが条件及びイベントトリガのいずれかによってトリガされる場合に、例えば、1つ以上のPRS構成を要求するために、支援データについての要求(例えば、情報要求)を(例えば、プロアクティブに)送信し得る。ネットワークによって開始される例では、WTRUは、ネットワークから支援データを示す情報(例えば、PRS構成を含む)をプロアクティブに受信し得、これは、測位情報要求(例えば、それを示す情報)を受信した後にPRS上で測定を実行するためにWTRUによって適用され得る。WTRUによって受信された支援情報は、測位コンテキスト情報としてWTRUに事前に記憶され、例えば、測位情報要求を受信した後に取り出され得る。
-ロケーション要求転送手順:
○例えば、WTRUは、ネットワークからロケーション要求メッセージ(例えば、LPP)を(例えば、プロアクティブに)受信し得、測位情報要求(例えば、MO-LR、MT-LT)を受信した後に、測位情報(例えば、測定値及びロケーション情報のいずれか)を送信するために受信されたロケーション要求を使用し得る。WTRUによって受信されたロケーション要求は、例えば、測位コンテキスト情報としてWTRUに記憶され得る。
-測定ギャップ構成:
○例えば、WTRUは、トリガされた条件の場合に、1つ以上の測定ギャップ構成についての要求(例えば、情報要求)をネットワークに(例えば、プロアクティブに)送信し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、ネットワークから測位情報要求を受信する前に、測定ギャップ構成についての要求を送信し得る。WTRUによって受信された1つ以上の測定ギャップ構成は、例えば、測位コンテキスト情報としてWTRUに記憶され得る。
-測位情報報告:
○例えば、WTRUは、WTRUが(例えば、構成された)条件によってトリガされる場合に、測定報告及びロケーション情報のいずれかを含む測位情報をプロアクティブに送信し得る。
【0212】
例では、例えば、WTRUにおいて測位コンテキスト情報として記憶され得る、1つ以上の測位構成(例えば、支援データ、測定ギャップ構成のいずれか)を示す受信された情報は、有効性メトリックに関連付けられ得る。例えば、有効性メトリックは、記憶された測位情報が有効であり、測位情報要求(例えば、MO-LR、MT-LR)を受信した後に使用され得る持続時間及びエリア(例えば、1つ以上のセルIDのセット)のいずれかに関連し得る(例えば、関連付けられ得る)。そのような場合、WTRUは、有効性メトリックに関連付けられた基準が満たされる(例えば、コンテキスト情報が、有効性持続時間及び有効性エリアのいずれか内にある)場合に、測位のためにコンテキスト情報を使用し得る。WTRUは、例えば、有効性メトリックの満了を検出した後に、例えば、コンテキスト情報を更新するために、1つ以上の測位手順(例えば、その実行)をトリガし得る。
【0213】
測位手順のいずれかを(例えば、プロアクティブに)実行するためにWTRUにおいて構成される条件及びイベントトリガのいずれも、以下のうちの1つ以上を含み得る:
-測位に関連付けられるWTRU能力の変化
○例では、測位に関連付けられたWTRU能力情報は、静的能力情報(例えば、サポートされる測位方法のタイプ)及び動的能力情報(例えば、測位測定を実行するために利用可能な総帯域幅)のいずれかを含み得る。そのような場合、WTRUは、静的能力情報及び動的能力情報のいずれかの変化を検出した後に、能力情報をネットワークに送信し得る(例えば、送信するようにトリガされ得る)。例えば、WTRUは、測位測定を実行するために利用可能な帯域幅が条件、例えば、(例えば、LMFによって構成され得る)閾値による増加及び減少のいずれかを満たす場合、動的能力情報への更新を示す情報を送信し得る。
-タイマ/周期的
○例えば、WTRUは、最後の同じ/相関がある測位手順が実行され得てから、ある持続時間(例えば、最小持続時間及び最大持続時間のいずれか)が経過した場合に、1つ以上の測位手順を実行し得る(例えば、支援データを要求し得る)。例では、WTRUは、支援情報についての第1の要求を送った後にタイマを設定し得、タイマの満了後に支援情報についての第2の要求を送り得る(例えば、支援情報についての第2の要求は、支援情報についての第1の要求が送られた後にタイマに対応する時間量が経過したと決定された場合に送られ得る)。タイマ持続時間は、LMFによって構成され得る。別の例では、WTRUは、構成された周期性(例えば、LMFによって構成された)に基づいて、測位手順を周期的に(例えば、繰り返し)実行し得る(例えば、トリガし得る)。
-RRC状態の変化
○例えば、WTRUは、RAN及びCNのいずれかにおけるWTRU RRC状態が変化した場合(例えば、CM IDLEに接続されたCM及びその逆、RRC INACTIVEに接続されたRRC及びその逆)、1つ以上の測位手順を実行し得る(例えば、トリガし得る)。
-エリアの変化
○例えば、WTRUは、WTRUにおいて構成されたエリアに入ること、出ること、及びそこに留まることのいずれかの場合に、測位手順を実行し得る。例えば、LMF及びgNBのいずれかによって構成される、構成されたエリアは、例えば、1つ以上のセルIDの形態で、トラッキングエリアとして表され得る。
-新たなTRP/gNBの検出
○例えば、WTRUは、現在のアクティブな支援情報(例えば、PRS構成)に関連付けられたTRP/gNB/衛星/他のエンティティ(例えば、高高度プラットフォームステーション)の構成されたリスト外にある可能性がある新たなTRP/gNB(セルID)/衛星/他のエンティティ(例えば、高高度プラットフォームステーション)を検出した後に、測位手順を実行し得る(例えば、トリガし得る)。
-WTRUの動きの変化
○例えば、WTRUは、WTRUが以前の位置からある距離だけ移動した可能性があることを検出した後に、測位手順を(例えば、プロアクティブに)実行し得る(例えば、トリガし得る)。別の例では、WTRUは、WTRUが移動している可能性がある速度が速度条件を満たす(例えば、速度が、(例えば、LMFによって構成され得る)閾値だけ増加及び減少のいずれかを有する)場合に、手順を実行し得る(例えば、トリガし得る)。
-WTRU無線環境の変化
○例えば、WTRUは、マルチパス及び干渉のいずれかにおける増加及び減少のいずれかを検出した後、例えば、増加/減少が条件を満たす場合、例えば、(例えば、LMFによって構成された)構成された閾値を超える場合、(例えば、プロアクティブに)測位手順を実行し得る。
【0214】
MO-LR測位サービスのためのWTRUによって開始されるオンデマンドPRSのための手順の例
例えば、WTRUは、MO-LR指示の受信、検出のいずれかに基づいて、オンデマンドPRS要求をネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)に送信し得る。例えば、PRS構成の変更及び更新のいずれかを要求するためのオンデマンドPRS要求メッセージは、例えば、同じMO-LRメッセージ内に(例えば、NAS PDU内に)カプセル化することによって、MO-LRロケーションサービス要求とともに(例えば、一緒に)WTRUによって送信され得る。別の例では、オンデマンドPRS要求メッセージは、例えば、(例えば、オンデマンドPRSメッセージにMO-LRのIDを含めることによって)MO-LR要求メッセージを参照し得る情報を含む、MO-LRメッセージとは別個に(例えば、別個のNAS PDU、別個のLPPメッセージのうちのいずれかにおいて)WTRUによって送信されてもよい。
【0215】
例えば、MO-LR測位サービスは、WTRU内でホストされ得るロケーションサービス(LCS)クライアント及びアプリケーション機能のいずれかを備え得る。MO-LR測位サービスは、WTRUベースの測位及びWTRU支援の測位に適用可能であってもよく、WTRUによって実行された測定に基づいてWTRU(又はLMF)によって決定された(例えば、推定された)測位情報は、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかに送信されてもよい。MO-LRロケーションサービス要求内に含まれる情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る(例えば、示し得る)。
-サービス要求(例えば、MO-LRサービスID)及びサービスエンティティ(例えば、LCSクライアントID、アプリケーションID、WTRU ID)のいずれかに関連付けられた識別子。
-WTRUのロケーション推定についての要求
○MO-LR要求は、進行中の(例えば、既存の)LPPセッションが存在しない場合、ネットワークとのLPPセッションを確立するための指示を含んでも含まなくてもよい
○MO-LR要求は、少なくとも1つの進行中の(例えば、既存の)LPPセッションがある場合、例えば、ロケーション推定のための以前の要求又はロケーション推定のための新たな要求への更新を含んでいる、LPPセッションを介してロケーション要求を送ることを示す情報を含み得る。
-WTRUのロケーション推定値に関連付けられた測定についての要求。
-ロケーション推定値に関連付けられた測位QoS情報(例えば、測位精度、レイテンシ、信頼性、完全性プロパティのいずれか)。
-WTRUの位置推定値を送信するための(例えば、意図された)宛先及びルーティング情報のいずれか(例えば、LMF ID、WTRU ID、アプリケーション機能ID、LCSクライアントIDのいずれか)。
-支援データ(例えば、(1つ又は複数の)PRS構成)についての要求。
【0216】
以下では、MO-LRのためのWTRU開始型オンデマンドPRSをサポートするための例示的な手順について説明する。WTRUは、LCSクライアント及びWTRU内のより高いレイヤに位置するアプリケーションのいずれかからMO-LRを受信し得る。WTRUが、例えば、MO-LRロケーション要求内の指示に基づいて、LPPセッションを確立し得る例では、WTRUは、少なくとも1つの進行中の又は事前に確立されたLPPセッションがない場合に、1つ以上の測位方法のサポートを示すために、及び/又はLMFとのLPPセッションを確立することを要求するために、例えば、AMFを介して、能力情報をLMFに送信し得る。WTRUは、受信されたMO-LR及びMO-LRに関連付けられた情報(例えば、測位QoS)のいずれかを含む、LPPセッションを確立するための原因を示す情報を、例えば、能力情報に含め得る。
【0217】
WTRUは、1つ以上の事前に構成されたPRS構成及びPRSパラメータのいずれかを含む(例えば、示す)支援情報をLMFから受信し得る。例では、WTRUによって受信される(1つ又は複数の)PRS構成(例えば、パラメータ)は、(1つ又は複数の)非オンデマンドPRS構成及び(1つ又は複数の)オンデマンドPRS構成のいずれかに関連付けられ得る。非オンデマンドPRS(例えば、事前構成された)構成は、例えば、(例えば、従来の)測位測定を実行するために、WTRUによって使用され得る。(例えば、事前構成された)オンデマンドPRS構成は、例えば、WTRUがオンデマンドPRS要求を送信する場合に、ネットワークによってサポート(例えば、許可)され得るPRS構成(例えば、PRS周期、帯域幅のいずれかなどのパラメータ)に関連付けられ得る。そのような場合、WTRUは、例えば、非オンデマンドPRS構成が、例えば、MO-LRに関連付けられた条件を満たさない場合に、オンデマンドPRS構成から1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)を決定(例えば、選択)し得る。WTRUは、例えば、オンデマンドPRS要求内のPRS構成/パラメータのIDなど、決定された(例えば、選択された)PRS構成(例えば、パラメータ)を示す情報をネットワークに送信し得る。別の例では、WTRUによって受信された1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)を含む(例えば、示す)支援情報は、(1つ又は複数の)非オンデマンドPRS構成及び(1つ又は複数の)オンデマンドPRS構成のいずれにも関連付けられなくてもよい。そのような場合、WTRUは、受信された事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)から1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)を決定(例えば、選択)してもよく、決定された(例えば、選択された)PRS構成(例えば、パラメータ)を示す情報をオンデマンドPRS要求に含めてもよい。
【0218】
WTRUによって受信される、PRS構成(例えば、パラメータ)を含む(例えば、示す)支援情報は、例えば、NRPPa手順を介したLMFとRANノード(例えば、gNB/TRP)との間の要求/応答シグナリングを伴う相互作用に基づいて、LMFによって決定され得る。WTRUによって受信される支援情報は、オンデマンドPRS要求メッセージ及びオンデマンドPRS要求メッセージに含まれるべき情報のいずれかをいつ送信するかを決定するためのトリガ条件及び有効性条件のいずれかを含み得る(例えば、示し得る)。例えば、トリガ条件及び有効性条件のいずれかは、WTRUによって監視(例えば、検出)され得る1つ以上の条件を示し得る(例えば、非オンデマンドPRS構成を使用してWTRUによって測定されたPRSのRSRPがRSRP閾値を上回る/下回る、測位精度が精度閾値を下回る/上回る)。例えば、支援情報はまた、検出されたトリガ/有効性条件から、WTRUが識別してオンデマンドPRS要求に含め得る1つ以上のPRS構成又はパラメータにマッピングする(例えば、関連付ける)ためのマッピング(例えば、関連付け)関係/関数を含み得る。
【0219】
例では、WTRUは、受信されたPRS構成を使用してPRSの測定を(例えば、最初に)実行し得、又は非測位RSに対する測定(例えば、CSI-RS、SSB、RRM測定のいずれか)を実行し得る。測定に基づいて、WTRUは、例えば、トリガ条件が検出された場合、及び/又は実行された測定及び計算された測位推定のいずれかがMO-LR基準を満たさない場合、PRS構成(例えば、パラメータ)を変更及び更新することのいずれかのためにオンデマンドPRS要求をLMFに送信するかどうかを決定し得る。例では、WTRUは、決定された測定値及び測位推定値のいずれかが適切である(例えば、基準を満たす)かどうかを検証するために、初期測定値及び測位推定値のいずれかをLCSクライアント及びアプリケーションのいずれかに送信し得る。
【0220】
WTRUは、異なるPRS構成(例えば、パラメータ)を使用して新たな測定を実行し、WTRUの新たな測位推定値を決定することのいずれかを示すメッセージ(例えば、指示)が、例えば、新たなMO-LR及び既存のMO-LRに対する更新のいずれかにおいて、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかから受信される場合に、オンデマンドPRS要求をネットワークに送信し得る。WTRUは、例えば、受信された新たな(例えば、更新された)MO-LRに含まれ得る追加情報(例えば、実行される測定の周期性の増加/減少、測定持続時間/帯域幅の増加/減少のいずれか)に基づいて、新たな測定に使用するためのPRS構成(例えば、パラメータ)を決定し得る。そのような場合、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかから受信された指示は、オンデマンドPRS要求をネットワークに送ることと、オンデマンドPRS要求に示す(例えば、含める)ためのオンデマンドPRS構成(例えば、パラメータ)を決定することとのいずれかのためのトリガとして使用され得る。
【0221】
送信されたオンデマンドPRS要求が満たされるか否かを示す明示的及び暗黙的指示(例えば、情報)のいずれかをネットワークから受信した後、WTRUは、測定の新たなセットを実行し得、(WTRU支援測位のために)測定をLMFに送信するか、又は(WTRUベースの測位のために)測定に基づいてその測位情報を決定(例えば、推定)し得る。WTRUは、WTRU又はLMFによって決定された(例えば、推定された)測位情報を、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかに送信し得る。
【0222】
アクティブLPPセッション外でオンデマンドPRS要求を送信するWTRUの例
一実施形態では、WTRUは、LPPセッション外で、及び/又はアクティブなLPPセッションが構成されていないこと及び利用可能でないことのいずれかである場合に、オンデマンドPRS要求をネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)に送信し得る。例では、WTRUは、例えば、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかから、MO-LRロケーションサービス要求において、ロケーション推定値及び測位測定値のいずれかを提供するための指示を受信し得る。WTRUが、測位システム情報ブロック(posSIB)からPRS構成(例えば、パラメータ)を含む(例えば、示す)支援情報を受信する場合、WTRUは、受信されたPRS構成(例えば、パラメータ)を使用してPRSに対して測定を実行し得、LCSクライアント及びアプリケーションのいずれかにロケーション推定値を送り得る。例えば、WTRUは、PRS上で測定を実行し、例えば、測定を実行する前に有効であるとWTRUによって決定され得る事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)を使用してロケーション推定値を決定し得る。これらの例では、測位測定は、以下のシナリオにおいてWTRUによって実行され得る:
-測位測定及びロケーション決定(例えば、推定)のいずれかの持続時間の間、LPPセッションを確立する必要なしに、
-LPPセッションを確立する前に、
-アクティブLPPセッション外で。
【0223】
これらのシナリオでは、WTRUが、オンデマンドPRS要求メッセージを、例えば、MO-LRサービス要求メッセージとともに、及び別個のメッセージ内のいずれかで送信する場合、LPPセッションは、例えば、WTRUによって送信された要求メッセージがLPPセッションを確立(例えば、アクティブ化)するための指示を含んだかどうかに応じて、確立(例えば、アクティブ化)されてもされなくてもよい。
【0224】
例では、posSIBからPRS構成(例えば、パラメータ)を示す情報を受信し得る、又は事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)へのアクセスを有し得るWTRUは、PRS構成(例えば、パラメータ)の変更及び更新のいずれかを要求するために、オンデマンドPRS要求メッセージをネットワークに送信し得る。そのような場合、WTRUは、以下のトリガ(例えば、条件)のうちの1つ以上に応答してオンデマンドPRS要求を送信し得る:
●MO-LRロケーションサービス要求の受信:
○例えば、WTRUは、MO-LR要求が受信された場合、及び/又はWTRUが、利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)がMO-LRの測位QoS基準(例えば、精度、レイテンシのいずれか)を満たすのに不十分/不適切であると決定した場合、オンデマンドPRSを送信し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)を使用して測定を実行する前又は後に、オンデマンドPRSを送信し得る。
○WTRUは、例えば、WTRU支援測位のために、MO-LR要求メッセージとともにオンデマンドPRSをネットワークに送信し得る。WTRUベースの測位の場合、WTRUは、例えば、WTRUベースの測位のサポートを示す指示、及びWTRUベースの測位をサポートすることによりLPPセッションを確立しないための指示のいずれかを含む、オンデマンドPRS要求を、MO-LR要求とともに、又は別個のメッセージ(例えば、NASメッセージ)内で送信し得る。
●posSIBにおける情報の受信:
○例えば、WTRUは、posSIBが測位測定をWTRUが実行する(例えば、許可する)のに適し得るPRS構成(例えば、パラメータ)を含まない場合、オンデマンドPRSを送信し得る。
○例えば、WTRUは、posSIBを介して受信されたPRS構成(例えば、パラメータ)と準コロケーション(QCL)関係にあり得る非測位RS(例えば、CSI-RS、SSB、RRM測定構成のいずれか)に対して測定を実行し得る。WTRUは、例えば、QCL関係にあり得る非測位RSに対して行われた測定が基準を満たさない場合に、PRS構成(例えば、パラメータ)の更新及び変更のいずれかについてのオンデマンドPRS要求を送信し得る。
○例えば、WTRUは、posSIBにおいて受信されたPRS構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた1つ以上のトリガ条件(例えば、PRSに対して行われた測定のRSRPがRSRP閾値を下回る/上回る可能性がある、持続時間にわたる測定における変動の数が閾値を上回る/下回る可能性がある、非見通し線(NLOS)の検出、検出されたマルチパスの数が閾値を上回る/下回る可能性がある)(例えば、それを示す情報)を受信し得る。この場合、トリガ条件(例えば、それを示す情報)は、posSIBにおいて受信され得るか、又はトリガ条件は、ネットワークによって(例えば、RRC、LPPを介して)WTRUにおいて事前構成され得る。WTRUは、例えば、トリガ条件のうちの1つ以上が検出された(例えば、満たされた)場合、オンデマンドPRSを送信し得る。
●有効性条件の検出:
○例えば、WTRUは、posSIBを介して受信された、又はWTRUにおいて事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)が、1つ以上の有効性条件に関して有効ではないと決定された(例えば、失敗したと決定された)場合、オンデマンドPRSを送信し得る。PRS構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた有効性条件(例えば、エリア有効性条件におけるセルIDのいずれか、時間有効性条件における持続時間)を示す情報は、例えば、ネットワークから(posSIB、LPPシグナリング、RRCシグナリングのいずれかを介して)、又はLCSクライアント、アプリケーション、及び上位レイヤ機能のいずれかから、少なくとも部分的に、WTRUによって受信され得る。
【0225】
WTRUが少なくとも1つの既存の又はアクティブなLPPセッションを有しない場合、WTRUは、以下のネットワーク要素のうちの1つ以上を介してネットワークにオンデマンドPRSを送信し得る:
●サービングgNBへ:
○例えば、WTRUは、RRCメッセージ、MAC CE、オンデマンドSIBメッセージ、及びUCIのうちのいずれかを含み、WTRUにおいて利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)を更新することを示す、アクセス層(AS)レイヤシグナリングにおいてオンデマンドPRS(例えば、情報)をサービングgNBに送信し得る。WTRUは、変更(例えば、更新)されるべき1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)の識別子(例えば、ID)を示す情報をサービングgNBに送信し得る。サービングgNBは、(1つ又は複数の)PRS構成(例えば、パラメータ)を更新するために、オンデマンドPRS要求をAMF及びLMFのいずれかに転送し得る。
●AMF/LMFへ:
○例えば、WTRUは、例えば、PRS構成(例えば、パラメータ)を変更することを示すLPPセッションIDを含むことなく、オンデマンドPRS(例えば、情報)をAMF及びLMFのいずれかに送信し得る(LMFのルーティングIDがWTRUに知られている場合)。別の例では、WTRUが、(例えば、既存の(例えば、アクティブな)LPPセッションの利用不可能性、上位レイヤロケーションサービス要求によるトリガ、及びネットワークからのLPPメッセージ受信のいずれかに基づいて)LPPセッションを確立することを決定する(例えば、意図する)場合、WTRUは、能力情報メッセージとともに(例えば、LPP能力提供メッセージ内で)、又は支援情報要求メッセージ(例えば、LPP支援データ要求メッセージ)とともにメッセージを送信する(例えば、ピギーバックする)ことによって、オンデマンドPRS(例えば、情報)をAMF/LMFに送信し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、LPPセッションを確立すべきかどうかを示すフラグ及びインジケータのいずれか(例えば、情報)をオンデマンドPRSに含め得る。
○例えば、WTRUが、非アクティブ化された(例えば、一時停止された)1つ以上のLPPセッションを有する場合、WTRUは、オンデマンドPRS(例えば、情報)を、LPPメッセージ(例えば、非アクティブ化された(例えば、一時停止された)LPPセッションのIDを含む)とともにAMF/LMFに送信し得る。WTRUはまた、例えば、非アクティブ化された(例えば、一時停止された)LPPセッションを再アクティブ化するかどうか、及び/又は新たなLPPセッションを確立するかどうかを示すフラグ及びインジケータのいずれか(例えば、情報)をオンデマンドPRSに含め得る。
【0226】
WTRUが少なくとも1つの既存の又はアクティブなLPPセッションを有しない場合、WTRUは、オンデマンドPRS(例えば、情報)をネットワークに送信して、以下の条件のうちの1つ以上の検出に基づいて、(例えば、オンデマンドPRS(例えば、情報)とともにフラグ及びインジケータのいずれかを用いて)LPPセッションの確立及びアクティブ化のいずれかを行うかどうかを示し得る。
●MO-LRサービス要求のタイプ:
○例えば、WTRUは、例えば、LPPセッションを確立するための指示を含むMO-LRメッセージが受信される場合に、フラグ及びインジケータのいずれかを含むオンデマンドPRS(例えば、情報)を送信し得る。別の例では、WTRUは、MO-LR要求とともに提供される測位QoS情報がパラメータ値を示す場合に、LPPセッションを確立及びアクティブ化することのいずれかに対するフラグ及びインジケータのいずれかを含み得る。そのような場合、WTRUは、示された測位精度及びレイテンシのいずれかが条件を満たす(例えば、精度/レイテンシ閾値を上回る/下回る)場合、フラグ及びインジケータのいずれかを含み得る。
●posSIBを介してアクセス可能なPRS構成(例えば、パラメータ)のタイプ:
○例えば、WTRUは、測定のためにposSIBを介して利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)が基準(例えば、MO-LRサービス要求に関連付けられた測位QoS基準など)を満たさないと決定された場合に、LPPセッションの確立及びアクティブ化のいずれかのために、フラグ及びインジケータのいずれかをオンデマンドPRS(例えば、情報)とともに含み得る。そのような場合、WTRUは、posSIBを介して利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)を使用して測定を実行するための測定持続時間が、ロケーション推定値を決定することを可能にしない場合、フラグ及びインジケータのいずれかを含み得る。
【0227】
例えば、オンデマンドPRS(例えば、情報)メッセージをネットワークに送信した後、WTRUは、要求されたオンデマンドPRSがネットワークによって満たされる(例えば、受け入れられる)かどうかを示す明示的及び暗黙的情報のいずれかをネットワークから受信し得る。
【0228】
明示的情報は、以下のタイプのメッセージのうちの1つ以上において受信され得る:
●LPPメッセージ:例えば、WTRUは、LMF/AMFから、明示的なLPPメッセージにおいて、オンデマンドPRSが満たされる(例えば、受け入れられる)かどうかを示す明示的情報を受信し得る(新たなLPPセッションIDを使用して、又はLPPセッションIDなしで)。
●NASメッセージ:例えば、WTRUは、AMFから、オンデマンドPRSの(例えば、フルフィルメント)ステータスを示す明示的なメッセージ(例えば、NASメッセージ、非LPPメッセージのいずれか)において明示的情報を受信し得る。
●ASメッセージ:例えば、WTRUは、gNBから、オンデマンドPRSの(例えば、フルフィルメント)ステータスを示す、RRC、MAC CE、及びDCIのいずれかにおける明示的メッセージにおいて明示的情報を受信し得る。
【0229】
暗黙的情報は、以下のうちの1つ以上において受信され得る:
●posSIB:
○例えば、WTRUは、posSIBを監視することに基づいて、要求されたオンデマンドPRSが満たされる(例えば、受け入れられる)か否かを決定し得る。posSIBが更新され、オンデマンドPRS内に要求されたPRS構成(例えば、パラメータ)を含む場合、WTRUは、例えば、要求が満たされる(例えば、受け入れられる)と考え得る。例えば、要求された(1つ又は複数の)PRS構成(例えば、パラメータ)を含む更新されたposSIBを受信することは、要求の受諾を示す暗黙的情報の例であり得る。
●PRS測定:
○例えば、WTRUは、例えば、オンデマンドPRSをネットワークに送信した後の構成された持続時間の後に、オンデマンドPRS要求メッセージにおいて示される1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)を使用して、PRSの測定を実行し得る。WTRUが、要求されたPRS構成(例えば、パラメータ)と整合された(例えば、関連付けられた条件を満たす)PRS測定を実行する場合、WTRUは、例えば、要求が満たされる(例えば、受け入れられる)と考え得る。要求された(1つ又は複数の)PRS構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた条件の例は、PRS測定のRSRPがRSRP閾値を上回るか又は下回ることであり得る。例えば、要求された(1つ又は複数の)PRS構成(例えば、パラメータ)と整合される(例えば、関連付けられた条件を満たす)PRS測定を実行することは、要求の受諾を示す暗黙的情報の例であり得る。
【0230】
WTRUが、PRS構成/パラメータについての要求された更新が満たされない(例えば、拒否される)ことを示す明示的及び暗黙的な情報のいずれかを受信する場合、WTRUは、以下のアクション(例えば、動作)のうちの1つ以上を実行し得る。
●オンデマンドPRSの再送信:
○例えば、WTRUは、例えば、(例えば、サービングgNB、AMF、及びLMFのいずれかに対して)上記で説明された手法のうちの1つ以上を使用して、例えば、(例えば、構成された)持続時間(例えば、禁止時間)を待った後に、オンデマンドPRSを再送し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、第1のインスタンス及び第2のインスタンス(例えば、再送)においてオンデマンドPRSを送信するために同じ手法を使用し得る。別の例では、WTRUは、第2のインスタンスにおいてオンデマンドPRSを送信するために第2の手法を使用してもよく、これは、第1のインスタンスにおいて送信するために使用される第1の手法とは異なっていてもよい。
●利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)の再使用:
○例えば、WTRUは、例えば、オンデマンドPRS要求が満たされない(例えば、拒否される)という指示を受信した後に、例えば、(例えば、構成された)持続時間(例えば、再使用持続時間)を待った後に、測定を実行するために、例えば、posSIBを介して受信され、WTRUにおいて事前構成され得るかのいずれかであり得る、利用可能なPRS構成(例えば、パラメータ)を使用し得る。
●LPPセッションを(再)確立するための指示の送信:
○例えば、WTRUは、要求されたオンデマンドPRS要求が満たされない(例えば、拒否される)場合に、例えば、測位サービス要求及びLPP要求のいずれかをAMF/LMFに送信することによって、LPPセッションを(再)確立するための指示を送信し得る。
【0231】
オンデマンドPRSを送信するためのPRSパラメータ/構成のグルーピングを実行するWTRUの例
例では、WTRUは、PRSパラメータが更新(例えば、変更)されるべきであると決定される場合、及び例えば、オンデマンドPRS要求メッセージが送信される場合に、1つ以上のPRSパラメータのグルーピングを選択及び実行することのいずれかを行い得る。例えば、オンデマンドPRS要求メッセージは、選択された(例えば、決定された)PRSパラメータグループ(例えば、セット)をネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)に示す情報を含み得る。例では、(例えば、グルーピングされ得る)PRSパラメータは、例えば、WTRUにおいて構成され得るPRS構成とは別個に、WTRUにおいて事前構成され得る。別の例では、PRSパラメータ(化され得る)PRSパラメータは、例えば、PRS構成とは異なるようにグルーピングされることが可能にされ得る、WTRUにおいて事前構成された(例えば、(1つ又は複数の)PRS構成内の)1つ以上のPRS構成の一部又はサブセットであり得る。
【0232】
例では、オンデマンドPRS要求メッセージを送信するためにWTRUによって選択され、グルーピングされることのいずれかであり得るPRSパラメータは、WTRUによって(例えば、柔軟に)グルーピングされるようにネットワークによってサポート又は許可され得るパラメータであり得る。そのような場合、WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)から、例えば、グルーピングされることが許可されるパラメータのプロパティ及びタイプのいずれかとともに、1つ以上のPRSパラメータを示す情報を受信し得る。情報は、例えば、オンデマンドPRSに含まれ得る。WTRUはまた、例えば、PRSパラメータがWTRUによってどのようにグルーピングされ得るかを示すルール(例えば、制限)を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、例えば、パラメータをグルーピングするためにパラメータ及びルール(例えば、制限)のうちのどれを適用すべきかを決定するためにWTRUによって監視され得る条件(例えば、基準)を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、PRSパラメータ、グルーピングをトリガするための条件、及びグルーピングのためのルールのいずれかを含む(例えば、示す)グルーピングのための情報を、ネットワークから、例えば、LPPメッセージ(例えば、LPP支援情報)において受信し得る。別の例では、WTRUは、PRSパラメータ、条件、及びルールのいずれかの指示を含むグルーピング情報の一部をLMFから(例えば、LPPメッセージにおいて)受信してもよく、残りのグルーピング情報は、gNBから(例えば、RRC、MAC CE、DCIのいずれかにおいて)受信してもよい。
【0233】
オンデマンドPRSにおけるグルーピングのためにWTRUによって受信され得るPRSパラメータを示す情報は、以下のうちの1つ以上(例えば、指示)を含み得る:
●PRS周期性、PRSリソース帯域幅、PRSリソース密度、開始時間、停止時間、時間オフセット、反復、ミューティング帯域幅、コームパターン、PRSリソースごとのシンボルの数のうちのいずれか。例えば、PRS周期性、PRSリソース帯域幅、PRSリソース密度、開始時間、停止時間、時間オフセット、反復、ミューティング帯域幅、コームパターン、PRSリソース当たりのシンボル数のうちのいずれかの特定の値に対するWTRUからの要求は、特定の(例えば、その一部の)PRSリソース、リソースセット、TRPリソース、リソースセット、TRP、若しくは周波数レイヤに適用可能であり得る。例えば、WTRUがPRSのための特定の開始及び停止時間のいずれかを要求する場合、要求は、構成されたTRPから送信されるPRSに適用され得る。別の例では、WTRUが(例えば、特定の)数のPRSシンボルを要求する場合、要求は、WTRUが要求において示し得る、TRPから送信される(例えば、全ての)PRSに適用可能であってもよい。
●例えば、PRS上の低RSRPを測定するための、PRSのTX電力指示及び頻度のいずれか。
●PRS QCL情報、例えば、DL PRSとQCL関係にあり得る他のRS又はチャネル。
●ビーム数、ビームのオン/オフ、又はTRP/セルから送信されるビームの変更
●PRSを送信するTRP/gNBの数又はTRP/gNBのID。
●例えば、高い干渉を測定するために、TRP/セルからのPRSのオン/オフ、又はミュート。
●例えば、更新されたPRS構成に関連付けられた測定ギャップ構成パラメータ。
【0234】
異なるPRSパラメータ間のグルーピングを実行するための、WTRUによって構成及び監視(例えば、検出)され得る条件は、以下のうちの1つ以上を含み得る。
●測定のRSRP:
○例えば、測定されたPRS又は非測位RS/チャネル(例えば、CSI-RS、SSB、他のチャネルのいずれか)のRSRPが、(例えば、構成された)RSRP閾値を下回る/上回る場合、及び/又はRSRPが、(例えば、構成された)持続時間にわたってRSRP閾値を上回る/下回るままである場合、条件が満たされ得る。
●WTRUの無線環境:
○例えば、検出されたパスの数がマルチパス数を上回る場合に条件が満たされ得る。
○例えば、NLOS条件が検出された場合に条件が満たされ得る。
●WTRUのモビリティ:
○例えば、条件は、WTRUモビリティ/移動がモビリティ閾値だけ増加/減少する場合に満たされ得る。
【0235】
以下は、グルーピングがWTRUによってどのように実行され得るかを示し得るPRSパラメータのグルーピングに関連付けられ得るプロパティ、ルール、及び条件のうちのいずれかの例示的なセットを示す:
●(例えば、グルーピングされることを許可された)PRSパラメータのセット1
○{パラメータ1_1、パラメータ2_1、パラメータ3_1、...、パラメータN_1}
●(例えば、グルーピングされることを許可された)K個のPRSパラメータのセット
○{パラメータ1_K、パラメータ2_K、パラメータ3_K、...、パラメータN_K}
●セット1、セット2、...セットKのプロパティ:
○プロパティ1:セット1、セット2...セットKは、複数のセットに共通であり得るPRSパラメータを含み得る(例えば、セット1中の1つ以上のパラメータは、セット2中のパラメータと同じであり得る)
○プロパティ2:セット1、セット2...セットKは、相互に排他的であり得るPRSパラメータを含み得る(例えば、セット1中の全てのパラメータは、セット2中の対応するパラメータと異なり得る)
○プロパティ3:セット1、セット2、...、セットKの(例えば、各々)は、異なるPRS構成(例えば、PRS構成ID 1、...、PRS構成ID K)に関連付けられ得る
●条件
○条件セット1:{条件1、条件2...、条件V1}
○条件セット2:{条件1、条件4、...条件V2}
○条件セット3:{条件1、条件3...、条件V3}
○条件セット4:{条件1、条件5、...条件V4}
●セット1、...セットKからPRSパラメータをグルーピングするためのルール:
○ルール1:セット1からのパラメータのうちの1つ以上(例えば、セット1の全て又はサブセット)は、新たなセット(例えば、セット{1+2})を実現する(例えば、決定する)とき、セット2中の1つ以上のパラメータ(例えば、セット2の全て又はサブセット)とグルーピングされ得る
○ルール2:セット1内の1つ以上のパラメータは、新たなセット(例えば、セット{2-1})を実現する(例えば、決定する)とき、セット2内のパラメータとグルーピングされなくてもよい
●プロパティ及びルールのいずれかに関連付けられた条件:
○プロパティ1及びルール1は、条件セット1からの条件が検出された(例えば、満たされた)場合に適用され得る
○プロパティ1及びルール2は、条件セット2からの条件が検出された(例えば、満たされた)場合に適用され得る
○プロパティ2及びルール1は、条件セット3からの条件が検出された(例えば、満たされた)場合に適用され得る
○プロパティ2及びルール2は、条件セット4からの条件が検出された(例えば、満たされた)場合に適用され得る
【0236】
例えば、PRSパラメータのグルーピングを実行した後、WTRUは、決定されたグループを示す情報を含むオンデマンドPRS要求メッセージをネットワークに送信し得る。PRSパラメータの決定されたグルーピングは、例えば、新たなIDを有する新たなPRS構成にグルーピングされ得る。オンデマンドPRS要求メッセージ中に含まれるPRSパラメータグルーピングに関連する情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る(例えば、示され得る)。
●グルーピングされた個々のパラメータのID、
●グルーピングのために使用されたパラメータセットのID、
●グルーピングのために検出された条件のID、
●グルーピングのために適用されたルールのID。
【0237】
WTRUは、例えば、LPPメッセージ(例えば、LPP要求支援データ、LPP提供能力情報、LPP提供ロケーション情報のいずれか)又はASレイヤメッセージ(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、UCIのいずれか)において、例えば、PRSパラメータグルーピングに関連する情報を含むオンデマンドPRSをネットワークに送信し得る。
【0238】
WTRUが1つ以上のPRSパラメータで事前構成されておらず、及び/又はオンデマンドPRSにおいて示すために選択されることを許可され得る有効なPRSパラメータに関する情報を有していない場合、WTRUは、以下のうちの1つ以上を実行し得る:
●支援データメッセージの要求を示すメッセージをネットワークに送信する
○例えば、WTRUは、支援データを要求するために、LPPメッセージ(例えば、LPP要求支援データ)及びASレイヤメッセージ(例えば、RRC、MAC CE、オンデマンドSIB、UCIのいずれか)のいずれかを送信し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、選択のための有効なPRSパラメータの利用不可能性を示す指示(例えば、フラグ)を含めることによって、PRSパラメータを要求し得る。
●利用可能な(例えば、既存の)PRS構成から決定する
○例えば、WTRUは、オンデマンドPRSにおいて更新/変更されることを示すためのPRSパラメータを、WTRUにおいて(例えば、LPP支援データを介して)事前に構成された、及び/又はposSIBを介してアクセス可能な1つ以上の有効なPRS構成から選択(例えば、決定)し得る。WTRUは、ネットワークによってマークされ得る(例えば、示され得る)PRS構成を識別し得、WTRUは、そのPRS構成から、例えば、オンデマンドPRSにおいて更新され、示されるPRSパラメータを選択し得る(例えば、決定し得る)。
【0239】
PRS/SRSp構成(例えば、パラメータ)を決定するための有効性条件を使用するWTRUの例
例では、WTRUは、1つ以上の事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた有効性条件を使用して、DL PRS測定を実行するために構成(例えば、パラメータ)のうちのどれを選択及び/又は使用するかを決定し得る。例えば、UL SRSp送信の場合、WTRUは、1つ以上の事前構成されたSRSp構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた有効性条件を使用して、選択及び/又は使用される構成(例えば、パラメータ)を決定し得る。有効性条件を示す情報は、例えば、LPPメッセージ(例えば、LPP提供支援データ、LPP要求ロケーション情報のいずれか)、測位サービス要求メッセージ(例えば、MT-LR、遅延MT-LR、MO-LRのいずれか)、及びASレイヤメッセージ(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、DCIのいずれかを介して)のいずれかにおいて、ネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)からWTRUによって受信され得る。WTRUによって受信される(例えば、WTRUに示される)有効性条件は、WTRUが遅延MT-LRサービス(例えば、手順)をサポートする場合に構成されるイベントのタイプ(例えば、エリア、周期的ロケーション)に関連付けられ得る。(1つ又は複数の)PRS/SRSp構成(例えば、パラメータ)に関連付けられた有効性条件を示す情報は、以下のうちの1つ以上の組合せを含み得る:
●エリア有効性:
○例えば、事前構成されたPRS/SRSp構成及び/又はパラメータが使用のために有効であり得る、セルID、RAN通知エリア(RNA)、及びCNエリアのいずれか。
●時間有効性:
○例えば、使用のためにPRS/SRSp構成が有効であり得る持続時間(例えば、開始時間から満了時間まで)。WTRUは、(例えば、支援データにおいて)PRS/SRSp構成を受信するとタイマを開始し得、例えば、構成された持続時間内にタイマが有効であり得る限り(例えば、タイマに対応する時間量が経過していない場合)、PRS測定又はSRSp送信のために構成を使用し得る。
●WTRUのモビリティ条件:
○例えば、WTRUは、WTRU速度が、構成された速度閾値を下回る/上回る場合に、事前構成されたPRS/SRSp構成(例えば、パラメータ)を使用し得る。例えば、WTRUは、WTRUの移動/向きの量及び/又はレートが閾値だけ増加/減少する場合に、事前構成されたPRS/SRSp構成を使用し得る。
●WTRUの無線環境:
○例えば、WTRUは、第1のセットに関連付けられたPRS及び非測位RS/チャネル(例えば、CSI-RS、SSB)上で実行された測定のRSRPのいずれかが基準を満たす(例えば、RSRP閾値を上回る/下回る)場合、1つ以上の事前構成されたPRS/SRSp構成を含む第1のセットから第2のセットに変更し得る。
○WTRUは、例えば、マルチパスの数が基準を満たす(例えば、閾値を上回る/下回る)場合、及び/又はNLOS条件が検出される場合、1つ以上の事前構成されたPRS/SRSp構成を含む第1のセットから第2のセットに変更し得る。
●WTRUのRRC状態(例えば、CONNECTED、INACTIVE、IDLE):
○例えば、WTRUは、WTRUが異なるRRC状態で動作する場合に、1つ以上のPRS/SRSp構成を含む第1のセットを使用することから第2のセットに変更し得る。WTRUは、例えば、WTRUがRRC_CONNECTED状態で動作する場合にPRS/SRSp構成の第1のセットを使用し、WTRUがRRC_INACTIVE状態で動作する場合にPRS/SRSp構成の第2のセットを使用し、WTRUがRRC_Idle状態で動作する場合にPRS/SRSp構成の第3のセットを使用し得る。そのような場合、異なるRRC状態に関連付けられた第1、第2、及び第3のセットは、例えば、セットにわたって共通であり得るPRS構成のサブセットを含み得る。別の例では、PRS/SRSp構成は、異なるRRC状態に関連付けられた異なるセットにわたって相互排他的であってもよい。
【0240】
WTRUによって受信される(例えば、WTRUに示される)1つ以上の有効性条件は、WTRUにおいて事前に構成されたPRS/SRSp構成(例えば、パラメータ)の全て又はサブセットに適用し得る。例えば、例では、第1の有効性条件は、第1のPRS/SRSp構成に適用し得、第2の有効性条件は、第2のPRS/SRSp構成に適用し得る。別の例では、第1の有効性条件は、(例えば、全ての)PRS/SRSp構成、及び第2の有効性条件は、例えば、WTRUによって受信された(例えば、WTRUに示された)PRS/SRSp構成のサブセット(例えば、サブセットのみ)に適用し得る。そのような場合、WTRUは、第1の有効性条件が適用される限り、第1のPRS/SRSp構成を使用し得、第2の有効性条件が適用される間(例えば、適用される場合)、第2のPRS/SRSp構成を使用し得る。例えば、時間ベースの有効性条件が使用される場合、WTRUは、(例えば、各)PRS/SRSp構成に関連付けられた異なる有効性条件パラメータ(例えば、開始時間、有効持続時間、満了時間のいずれか)とともに(例えば、それとともに)異なるPRS/SRSp構成(例えば、それを示す情報)を提供され得る。例えば、WTRUは、時間ベースの有効性条件のパラメータに基づいてPRS/SRSp構成を選択し得る。有効性条件と適用可能なPRS/SRSp構成(例えば、パラメータ)との間のマッピング(例えば、関連付け)を示す情報は、例えば、有効性条件及びPRS/SRSp構成のいずれかを示す情報とともに(例えば、LPPメッセージ、RRCシグナリング、posSIBのいずれかを介して)、支援データにおいてWTRUによって受信され得る。
【0241】
例では、WTRUは、例えば、WTRUにおいて事前構成されたPRS/SRSp構成に関連付けられた優先度値とともに、有効性条件を使用し得る。例えば、有効性条件を満たす複数のPRS/SRSp構成が存在する場合、WTRUは、例えば、前のPRS/SRSp構成に関連付けられた有効性条件が期限切れになるか、又はもはや有効でないと決定された場合、高い(例えば、最高の)優先度値を割り当てられ(例えば、関連付けられ)、次に高い(例えば、最高の)優先度値が続き得るPRS/SRSp構成を使用し得る。割り当てられた優先度及び有効性条件のいずれかに基づくPRS/SRSp構成の選択は、例えば、使用中にPRS/SRSp構成を変更(例えば、更新)することの発生回数を低減することを可能にし得る。
【0242】
PRS/SRSp構成のうちの1つ以上が、もはや有効でない(例えば、有効性条件がPRS/SRSp構成の満了を示す)、又は満たされないとWTRUによって決定される場合、WTRUは、以下のうちの1つ以上を実行し得る:
●情報(例えば、指示)をネットワークに送信する:
○例えば、WTRUは、PRS/SRSp構成識別子(例えば、ID)及び構成の満了ステータスのいずれかを示す情報をネットワークに送信し得る。情報は、例えば、PRS/SRSp構成、及び示されたPRS/SRSp構成に関連付けられた(1つ又は複数の)有効性条件のいずれかを更新することを示し得る。情報は、例えば、LPPメッセージ、(例えば、LMF及びgNBのいずれかへの)オンデマンドPRSメッセージ、及び(RRC、MAC CE、UCIのいずれかを介した)ASレイヤメッセージのいずれかとしてネットワークに送られ得る。
●(例えば、代替の)有効なPRS/SRSp構成への変更:
○例えば、WTRUは、第1のPRS/SRSp構成がもはや有効でないと決定される場合に、その有効性条件を満たすと決定され得る第2のPRS/SRSp構成を使用し得る。(例えば、有効であると決定される)複数のPRS/SRSp構成が存在する場合、WTRUは、例えば、高い(例えば、最高の)優先度を割り当てられた(例えば、関連付けられた)構成を、第2のPRS/SRSp構成として選択し得る。
●PRS/SRSp構成の更新(例えば、転送)有効性条件:
○例えば、WTRUが、有効性条件に基づいてPRS/SRSp構成がもはや有効ではないと決定した場合、WTRUは、例えば、有効であると決定された別のPRS/SRSp構成の有効性条件に基づいて、その有効性条件を更新(例えば、転送)し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、第1の有効性条件が満了し、第2の有効性条件が、第1の有効性条件の満了中(例えば、満了時、満了後)にアクティブである(例えば、アクティブであると決定される)場合、(例えば、第1のPRS/SRSp構成に関連付けられた)第1の有効性条件を、(例えば、第2のPRS/SRSp構成に関連付けられた)第2の有効性条件のものと同様になるように変更し得る。WTRUは、例えば、1つのPRS/SRSp構成から別のPRS/SRSp構成への有効性条件の更新(例えば、転送)ステータスを示す情報をネットワークに送信し得る。
【0243】
事前構成されたPRS/SRSp構成及び関連する有効性条件を示す情報を受信した後、WTRUは、トリガ指示を受信したことに基づいて、有効であると決定された構成を使用してPRS測定又はSRSp送信を実行し得る。そのような場合、トリガ指示は、例えば、LPPメッセージ(例えば、ロケーション情報についてのLPP要求)、測位サービス要求(例えば、MO-LR、MT-LR、遅延MT-LT)、及びASレイヤメッセージ(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、DCIのいずれか)のいずれかにおいて受信され得る。
【0244】
有効又は無効のいずれかに決定された異なるセットから選択されるPRS構成(例えば、パラメータ)を示すためのオンデマンドPRS要求を送信するWTRUの例
本明細書に記載の実施形態を通して、PRS構成は、単一のPRSパラメータ及び(例えば、複数の)PRSパラメータのセットのいずれかを含み得る。PRS構成に関連して使用されるとき、「パラメータ」という用語は、本明細書に記載の実施形態を通して「PRSパラメータ」という用語と互換的に使用され得る。例えば、PRS構成は、(1)DL PRS送信の開始及び終了時間、(2)DL PRSリソース帯域幅、(3)DL PRSリソースセットID、(4)DL PRSリソースID、(5)DL PRS送信周期及びオフセット、(6)DL PRSリソース反復係数、(7)DL PRSリソース当たりのDL PRSシンボル数、(8)DL PRSミューティングパターン、(9)DL PRS QCL情報、(10)TRP数、(11)PRSリソースセット当たりのPRSリソース数、(12)周波数レイヤ又は周波数レイヤインジケータの数、(13)ビーム方向、(14)DL PRSのCombsize、開始PRB、ポイントA、及び(15)DL PRSのオン/オフインジケータのうちいずれかを含み得る。
【0245】
実施形態では、WTRUにおいてアクセス可能なPRS構成(例えば、パラメータ)が無効及び利用不可能のいずれかであると決定される場合、WTRUは、1つ以上のPRS構成及びPRS構成のパラメータのいずれかを要求するために、オンデマンド要求及び支援データの要求のいずれかを(例えば、LPPメッセージにおいて)示す情報をネットワーク(例えば、LMF及び基地局のいずれか)に送信し得る。
【0246】
例えば、WTRUは、ネットワークから、1つ以上のPRS構成のいずれか、及びPRS構成に関連付けられたパラメータ(例えば、PRSの帯域幅、PRSの周期性、PRSに関連付けられたTRP(例えば、gNB)などのいずれかなど)を示す構成情報を受信し得る。WTRUは、例えば、posSIBなどのシステム情報ブロック(SIB)、支援データ(例えば、LPP支援データなど)、及びWTRUにおける事前構成(例えば、以前のLPPセッション内及びLPPセッション外のいずれかで受信されている可能性がある事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)など)のいずれかを介して、PRS構成(例えば、PRS構成ID、パラメータ、パラメータIDのいずれか)を示す構成情報を受信し得る。例えば、WTRUは、PRSに関連付けられた有効性条件(例えば、パラメータ)を示す情報を受信し得る。例えば、有効性条件は、(例えば、PRS構成(例えば、パラメータ)が有効であると見なされ得る時間及びエリア(例えば、セルID)のいずれかを示すSIBを介して)暗黙的に受信され得る。別の例では、有効性条件を示す情報は、(例えば、LPP支援データを介して)明示的に受信され得る。WTRUは、PRS構成、及び(例えば、SIBのいずれかを介して)WTRUによってアクセス可能なPRSパラメータ、及び事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)のいずれかが、例えば、有効性条件に関して有効でない可能性があると決定し得る。そのような場合、WTRUは、オンデマンド要求及び支援データの要求のいずれかを示す要求情報を送信し得る。例えば、要求情報は、無効であると決定され得る1つ以上のPRS構成及びパラメータのいずれかの指示を含み得る。別の例では、要求情報は、WTRUにおいて(例えば、前のLPPセッション及びLPPセッション外のいずれかにおいて)事前構成されている可能性があるPRS構成(例えば、パラメータ)のうちの少なくとも1つに関連付けられていない可能性がある1つ以上のPRS構成及びパラメータのいずれかの指示を含み得る。
【0247】
例えば、WTRUによって受信されるPRS構成(例えば、パラメータ)は、以下の条件(例えば、イベント)のいずれかに起因して(例えば、それに基づいて)、無効、利用不可能、及びサポートされていない(例えば、ネットワークによって)のいずれかとして決定され得る。
●1つ以上のPRS構成(例えば、1つ以上のパラメータ)に関連付けられた時間有効性の満了、
●例えば、WTRUモビリティ及びセル(再)選択のいずれかによる、エリア(例えば、セルID)の変化、ここで、アクセス可能及び事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)のいずれかが、使用のために利用可能及び利用不可能のいずれかであると決定され得る、
●WTRUモビリティ属性の変化(例えば、WTRUは、異なるモビリティ経路(例えば、軌道)を使用し得る)、ここで、事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)は、有効及び無効のいずれかであると決定され得る。
【0248】
例えば、WTRUによって(例えば、SIB、支援データ、及び事前構成のいずれかを介して)アクセス可能なPRS構成(例えば、パラメータ)は、サポートされ、ネットワークにおいて使用するために利用可能であり得るPRS構成(例えば、パラメータ)のサブセット(例えば、のみ)に対応し得る。別の例では、更なるPRS構成(例えば、パラメータ)は、ネットワークにおいて利用可能であり、ネットワークによってサポートされるもののいずれであってもよいが、WTRUによってアクセス可能であり、WTRUにおいて利用可能であるもののいずれでなくてもよい。
【0249】
例えば、WTRUは、使用のいずれかに対するPRS構成(例えば、パラメータ)を決定し、決定されたPRS構成(例えば、パラメータ)が無効、利用不可能、及びサポートされていないのいずれかであり得る場合であっても、オンデマンドPRS要求において示し得る。例では、WTRUは、測位サービス(例えば、MO-LR、MT-LR、遅延MT-LRのいずれか)及び/又は測位QoSパラメータ(例えば、目標)と、測位QoSパラメータ(例えば、目標)に関連して使用する1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)との間のマッピング関係(例えば、構成、関連付け)に関連付けられ得る、例えば、精度、レイテンシ、信頼性、及び完全性のいずれかなどの測位QoSパラメータ(例えば、目標)によって構成され得る。WTRUは、測位QoSパラメータ(例えば、目標)及びマッピング関係のいずれかに基づいて、オンデマンド要求において示すPRS構成(例えば、パラメータ)を決定し得る。
【0250】
例では、WTRUは、PRS構成(例えば、パラメータ)の1つ以上のセットへのアクセスを有し得、セットのうちの少なくとも1つは、有効であると決定され得、及び/又はセットのうちの少なくとも1つは、無効及び利用不可能のいずれかであると決定され得る。例えば、PRS構成(例えば、パラメータ)のセットは、以下のイベント(例えば、条件)のいずれかが発生する場合に、WTRUによって無効であると決定され得る。
●SIB(例えば、posSIB)を介してWTRUによってアクセス不可能である。
●WTRUにおいて事前構成され、事前構成されたPRS構成(例えば、パラメータ)のうちの1つ以上が、有効性条件を満たさない(例えば、時間有効性イベントが満了した、WTRUが有効性エリアの外又は有効セルIDの外に位置する、RSRP閾値を上回る/下回るPRS測定のRSRP、マルチパス閾値を下回る/上回るマルチパスの数のうちのいずれか)と決定されてもよい。
●(例えば、LPP支援データを介して)進行中のLPPセッション外でWTRUによって受信され、これは、アクティブであると決定され、以前のLPPセッションにおいてWTRUによって受信され、これは、非アクティブ、解放、及び期限切れのいずれかであると決定され得る。
●1つ以上のPRS構成(例えば、1つ以上のパラメータ)が有効、利用可能、及びサポートなどのいずれでもない可能性があることを示すネットワークからの暗黙的及び明示的な指示のいずれかとともにWTRUによって受信される。
【0251】
例では、WTRUは、例えば、マッピング関係に基づいて、まず、有効である(例えば、より高い優先度を有する)と決定されたセット、例えば、測位QoSパラメータ(例えば、要件、目標)と一致し得る(例えば、満たし得る)セットから適切な(例えば、候補)PRS構成(例えば、パラメータ)を識別する(例えば、決定する)ことによって、オンデマンドPRS要求において示すようにPRS構成(例えば、パラメータ)を選択し得る(例えば、決定し得る)。WTRUが、有効であると決定されたセットから適切な(例えば、候補)PRS構成(例えば、パラメータ)を決定することができない場合、WTRUは、例えば、無効及び利用不可能のいずれかであると決定されたセットから適切な(例えば、候補)PRS構成(例えば、パラメータ)を選択し得る。WTRUがPRS構成(例えば、パラメータ)を決定することを支援するために、WTRUは、ネットワークから(例えば、支援データにおいて)以下のいずれかを示す情報を受信し得る:
●PRS構成及びパラメータのいずれかが有効又は無効のいずれかであり得ることを示す有効性ステータス。
●(1つ又は複数の)PRS構成の優先度(例えば、(1つ又は複数の)パラメータ)及び有効性ステータスの優先度のいずれかに関連付けられた優先度情報は、異なる有効性条件に関連付けられ得る。例えば、エリア有効性条件を満たし得るPRS構成(例えば、パラメータ)は、p1の優先度値に割り当てられ(例えば、関連付けられ)、時間有効性条件を満たし得るPRS構成(例えば、パラメータ)は、p2の優先度値に割り当てられ(例えば、関連付けられ)、エリア有効性条件を満たさない可能性があるPRS構成(例えば、パラメータ)は、p3の優先度値に割り当てられ得る(例えば、関連付けられ得る)。例えば、WTRUは、優先度の順序に基づいてオンデマンド要求において示すためのPRS構成(例えば、パラメータ)を決定し得、ここで、例えば、第1の優先度p1は、第2の優先度p2よりも高い優先度であり得、第2の優先度p2は、第3の優先度p3よりも高い優先度であり得る(例えば、p1>p2>p3)。有効性条件に優先度をマッピングする他の方法が、本明細書に記載の実施形態に適用可能であり得る。
【0252】
別の例では、WTRUは、オンデマンドPRS要求を示すためにPRS構成(例えば、パラメータ)を選択し得(例えば、決定し得)、これは、PRS構成(例えば、パラメータ)が有効又は無効であると決定され得るかどうかにかかわらず(独立して)、測位QoS目標に適している可能性があり、及び/又はそれを満たす可能性がある。別の例では、WTRUは、有効及び無効のいずれかであると決定されたセットからのPRS構成(例えば、パラメータ)の組合せに基づいて、オンデマンドPRS要求を示すためのPRS構成(例えば、パラメータ)を決定し得る。例えば、WTRUは、オンデマンドPRS要求において示すために、1つ以上のPRS構成又はPRSパラメータのグループを決定し得、ここで、第1のPRS構成(例えば、パラメータ)は、有効なセットから決定され得、第2のPRS構成(例えば、パラメータ)は、無効なセットから決定され得る。
【0253】
例えば、(例えば、適切な)PRS構成(例えば、パラメータ)を選択した後、WTRUは、オンデマンドPRS要求、及び以下の情報のいずれかを示し得る情報を含む支援データの要求のいずれかを送信し得る。
●例えば、選択のステータスとともに、(1つ又は複数の)選択されたPRS構成及び選択されたPRSパラメータのいずれかに関連付けられた識別子(例えば、ID)。PRS構成(例えば、パラメータ)は、例えば、i)有効であると決定される(例えば、SIBを介してアクセス可能であるか、WTRUにおいて事前構成されるかのいずれか)、ii)無効であると決定される(例えば、SIBからアクセス不可能であるか、有効性が失効した事前構成のいずれか)、及びiii)有効及び無効の組合せであると決定され得るPRS構成(例えば、パラメータ)のセットからWTRUによって選択され得る。
●選択の有効性ステータスを示す、例えば、選択されたPRS構成(例えば、パラメータ)が、有効又は無効(例えば、利用不可能)であると決定されたセットから選択され得るかどうかを示す、識別子及びフラグのいずれか。例えば、WTRUは、選択され、決定され、示されたPRS構成(例えば、パラメータ)のいずれかが、posSIB及びLPPセッションのいずれかの外部からのものである場合、無効なセットに関連付けられたID(例えば、フラグ)を示し得る。
●示された選択されたPRS構成(例えば、パラメータ)及び選択の示されたステータスのいずれかに関連付けられた、有効及び無効のいずれかであると決定され得る有効性条件に関連付けられたイベント(例えば、条件)。例えば、WTRUは、有効性条件(例えば、時間有効性、エリア有効性)のうちのどれが満たされる及び/又は満たされないと決定されたかを示す情報をオンデマンド要求に含め得る。
●オンデマンド要求に関連付けられた時間を示すタイミング情報(例えば、タイムスタンプ)。例えば、時間は、ワンデマンド要求内の示されたPRS構成(例えば、パラメータ)がWTRUによって要求され得るときを示し得る。
●示されたPRS構成(例えば、パラメータ)(有効/無効)が、WTRUに対してベストエフォートベースで、又は必要な(例えば、保証された)ベースでWTRUによって使用され得るかどうかを示す情報。例えば、WTRUは、無効1のPRS構成を示し得、第1のPRS構成は、無効なセットから決定され得、ベストエフォートベースでWTRUによって使用され得る。例えば、WTRUは、有効なセットから決定され得てWTRUによって要求し得る第2のPRS構成を示し得る。例えば、情報は、第1及び第2のPRS構成の両方が、測位QoSパラメータ(例えば、要件、目標)を満たすために使用され得ることを示し得る。例えば、WTRUによって送信される指示は、ネットワークが第2のPRS構成を提供することができない場合、ネットワークが第1のPRS構成(例えば、ベストエフォート)を提供することを可能にし得る。
【0254】
例えば、MO-LRの場合、進行中のLPPセッションのいずれも存在しない可能性があり、前のLPPセッションが解放されている可能性がある場合、WTRUは、オンデマンドPRS要求を示す情報を、MO-LRロケーションサービス要求メッセージとともに(例えば、その中に含まれて)ネットワーク(例えば、LMF及び基地局のいずれか)に送信し得る。そのような場合、WTRUによって送られたオンデマンドPRS要求(を示す情報)は、WTRUによって選択されたPRS構成(例えば、パラメータ)(例えば、ID)を示す情報を含み得る。例えば、MO-LRサービス要求とともに(例えば、その中に含まれて)WTRUによって送信されるオンデマンドPRS要求は、(例えば、示されたPRS構成(例えば、パラメータ)が有効なセット又は無効なセットからのものであり得るかどうかを示す)上記で説明されたような情報を含み得る。WTRUが、示されたPRS構成(例えば、パラメータ)が無効なセットから選択されている可能性があることを示す情報を含む第1のオンデマンド要求を(例えば、MO-LRサービス要求とともに)送信する場合、WTRUは、LMFから応答を受信し得る(例えば、LPPセッション確立後に、例えば、LPP支援データを提供する際に)。例えば、応答は、有効、利用可能、及びサポートされるのいずれかであり得る1つ以上のPRS構成(例えば、パラメータ)のセットを示す情報を含み得る。例えば、WTRUは、例えば、有効なセットから選択(例えば、決定)され得るPRS構成(例えば、パラメータ)を示す情報を含む第2のオンデマンド要求をネットワークに送信し得る。
【0255】
遅延MT-LRをサポートするために非アクティブ状態でUL SRSp送信を実行するWTRUの例
実施形態では、RRC非アクティブ状態で動作している可能性があるWTRUは、MT-LR及び遅延MT-LR測位サービスのいずれかに関連付けられた1つ以上のイベントを検出することに基づいて、ULベースの測位のためのSRSpの送信を実行し得る。遅延MT-LR測位サービスは、本明細書では、例えばネットワーク内に配置された、例えばLCSクライアントなどの上位レイヤ(例えばアプリケーション)が、例えばLMF、基地局(例えばサービング及び非サービングgNB(例えばTRP)のいずれか)及びWTRUの間のロケーションサービスセッション(例えばLPPセッション)の確立及び構成のいずれかに1つ以上の指示を引き起こし得る(例えば送信し得る)手順と呼ばれることがある。そのような場合、例えば、ネットワーク(例えば、LMF及び基地局のいずれか)から遅延MT-LRサービス要求を受信した後、WTRUは、ネットワークから、ULベースの測位のためのUL SRSp送信を実行するための1つ以上のSRSp構成(例えば、周期的、半永続的、及び非周期的のいずれか)を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUはまた、例えば、構成されたトリガイベントのうちの少なくとも1つが検出された場合に、WTRUがUL-SRSpの送信を監視及び実行のいずれかを行うために、遅延MT-LRに関連付けられ得る1つ以上のトリガイベント(例えば、それを示す情報)を受信し得る。本明細書に記載のトリガは、以下のうちの1つ以上を含み得る:
●時間イベント:例えば、時間イベント(例えば、トリガイベント)構成を示す構成情報を受信することによって構成され得る周期性に基づいて、WTRUがSRSpを周期的に送信し得る周期的時間イベント。
●エリアイベント:例えば、エリアイベントは、構成されたエリアイベントに関連付けられたセル(例えば、セルID)が検出された場合にWTRUがSRSpを送信し得る1つ以上のセル(例えば、セルID)に関連付けられ得る。
●モビリティイベント:例えば、モビリティイベントは、WTRUのモビリティ属性(例えば、WTRU速度、移動方向、及び軌道(例えば、経路)のいずれか)に関連し得、WTRUは、1つ以上のモビリティ属性の変化が検出された場合にSRSpを送信し得る(例えば、WTRU速度が閾値を上回る/下回る、WTRU軌道が閾値だけ変化する、...)。
【0256】
例えば、WTRUは、SRSp送信を停止すること(例えば、中断すること)に関連付けられた停止イベント(例えば、条件)がWTRUによって検出され得るまで、SRSp送信を実行し得る。WTRUによって送信されたSRSpは、基地局によって測定されることが可能であり、測定値は、LMFに報告されることが可能であり、LMFは、次いで、測定値に基づいてWTRUのロケーションを決定し得る(例えば、推定し得る)。例えば、LMFは、決定されたロケーション(例えば、推定値)を示す情報をアプリケーション(例えば、LCSクライアント)に送信し得る。
【0257】
例では、遅延MT-LR手順(例えば、方法)は、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、及びRRC_IDLE状態のいずれかにおいて動作するWTRUによって実行され得る。例えば、ULベースの測位を動作させるためにWTRUによって受信されるSRSp構成を示す情報は、WTRUが(例えば、RRC)状態のいずれかで動作している可能性があるかどうかとは無関係に、WTRUによって使用され得る。例えば、SRSp送信を開始するためのトリガイベント、及び送信を停止する(例えば、一時停止する、終了する)ための停止イベントのいずれもまた、(例えば、RRC)状態とは無関係にWTRUによって使用され得る。別の例では、遅延MT-LR手順(例えば、方法)は、WTRUが動作し得る(例えば、RRC)状態を認識して実行し得る。そのような場合、WTRUは、WTRUの(例えば、RRC)状態に応じて異なるSRSp構成を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、WTRUの(例えば、RRC)状態に応じて異なるSRSp構成を使用し得る(例えば、異なる(例えば、RRC)状態のために異なるSRSp構成を使用し得る)。例えば、SRSp送信を開始するためのトリガイベント及びSRSp送信を停止する(例えば、一時停止する、終了する)ための停止イベントのいずれも、WTRUが動作し得る(例えば、RRC)状態に依存し得る(例えば、関連付けられ得る)。
【0258】
例では、WTRUは、WTRUがRRC_CONNECTED状態で動作している場合に、(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及びDCIのいずれかにおいて)1つ以上のSRSp構成を示す情報を受信し得る。WTRUは、WTRUコンテキスト内にSRSp構成を記憶し得、WTRUがINACTIVE状態で動作している場合、例えば、1つ以上のトリガイベント(例えば、時間イベント、エリアイベントのいずれか)を検出した後、SRSp送信のためにそれを使用し得る。別の例では、WTRUは、WTRUがRRC非アクティブ状態で動作している場合に、1つ以上のSRSp構成を示す情報を受信し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、CONNECTED状態からINACTIVE状態に遷移するために、RRCメッセージ(例えば、中断構成指示を有するRRC解放メッセージ)においてSRSp構成を示す情報を受信し得る。
【0259】
WTRUが1つ以上のトリガイベントを検出し、例えば、WTRUがINACTIVE状態で動作し得る場合、WTRUは、トリガイベントの検出に関するイベント指示及びイベント報告のいずれかを示すための指示(例えば、LMF及びgNBのいずれか)をネットワークに送信し得る。例えば、情報は、WTRUによってネットワークに送信され得、この情報は、トリガイベントが検出された可能性があることを示し得る。
例えば、WTRUは、例えば、スモールデータ送信(SDT)に関連付けられたリソース(例えば、ランダムアクセスSDT及び構成されたグラントSDTのいずれか)を使用して、SDTにおいて情報(例えば、インジケーション)を送信し得る。
【0260】
例えば、WTRUは、SRSp構成を要求し得る。事前構成されたSRSp構成が(例えば、本明細書で説明される1つ以上の有効性条件に関して)有効でないとWTRUが決定する場合、及び/又は有効性条件を更新することをWTRUが要求する(例えば、要求を示す情報を送信する)場合、WTRUは、事前構成されたSRSp構成(例えば、周期的、半永続的、非周期的のいずれか)のアクティブ化を要求する指示(例えば、それを示す情報)を送信し得る。WTRUは、イベント指示及びイベント報告のいずれかを示す第1の情報と、SRSp構成についての要求(例えば、SRSp構成のアクティブ化)を示す第2の情報とを、1つの指示(例えば、情報片)又は2つの指示(例えば、複数の情報片)で送信し得る。WTRUは、例えば、WTRUがINACTIVE状態で動作する場合、(例えば、SDTリソースを使用して)SDTとともに(例えば、SDTに含まれる)1つ以上の指示(例えば、情報片)を送信し得る。
【0261】
例では、WTRUによって送信され得る第1の指示は、イベント指示、イベント報告、及びSRSp構成の要求のいずれかを示す情報を含んでもよく、WTRUによって送信され得る第2の指示は、SRSp構成の要求及びSRSp構成のアクティブ化のいずれかを示す情報を含んでもよい。別の例では、WTRUは、イベント指示及びSRSp構成の要求のいずれかを示す第1の指示を送信してもよく、WTRUは、イベント報告を示す第2の指示を送信してもよく、例えば、第2の指示は、受信されたSRSp構成を使用してUL SRSp送信を実行した後に送信されてもよい。
【0262】
例えば、1つ以上の指示は、LMFへのLPPメッセージ及びgNBへのASレイヤメッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及びUCIのいずれか)のいずれかにおいて明示的にWTRUによって送信され得る。明示的な指示(例えば、情報片)は、例えば、WTRUがINACTIVE状態で動作している場合に、(例えば、SDT-SRB2及びSDTリソースのいずれかを使用して)SDTとともに(例えば、SDTに含まれて)WTRUによって送信され得る。別の例では、WTRUは、指示(例えば、イベント指示、SRSp構成の要求、SRSpアクティブ化の要求のいずれか)をネットワークに暗黙的に(例えば、明示的情報を送信することなく)送信してもよい。例えば、WTRUは、1つ以上のSRSp構成、SRSp構成に関連付けられたパラメータ(例えば、周期性、時間/周波数リソースセット、周波数レイヤなどのいずれか)、並びに異なる指示とSRSp構成及びパラメータのいずれかとの間のマッピング(例えば、関連付けのセット)のいずれかを用いて事前構成し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、トリガイベントが検出された場合に、第1のSRSp構成(例えば、パラメータ)を使用して第1の指示(例えば、イベント指示)を送信し、例えば、第2のSRSp構成(例えば、パラメータ)を使用して第2の指示(例えば、SRSp構成をアクティブ化するための要求を示す)を送信し得る。
【0263】
例えば、イベント指示及びイベント報告のいずれかの指示(例えば、それを示す情報)を送信した後、WTRUは、ネットワークからSRSp構成を示す情報を受信し得る。例えば、ネットワークに指示を送信した後、WTRUは、1つ以上の事前構成されたSRSp構成をアクティブ化するためのアクティブ化指示(例えば、アクティブ化を示す情報)を、例えば、MAC CE及びDCIのいずれかにおいて、(例えば、更に)受信し得る。例えば、WTRUは、半永続的SRSpの送信をアクティブ化するためのアクティブ化指示(例えば、その送信のアクティブ化を示す情報)を受信し得る。例えば、半永続的SRSpのための構成は、WTRUにおいて事前構成されていてもよい。例えば、半永続的SRSpのための構成は、例えば、アクティブ化指示において、ネットワークからWTRUによって受信されていてもよい。例えば、WTRUは、非周期的SRSpの送信をアクティブ化するための同様のアクティブ化指示を(例えば、DCI内で)受信してもよい(例えば、同様に)。
【0264】
例えば、WTRUは、以下の停止イベント(例えば、条件)のうちの1つ以上に基づいて、INACTIVE状態においてSRSp送信を停止(例えば、一時停止)してもよい。
●ネットワークからの指示(例えば、情報)の受信:例えば、WTRUは、WTRUにおいて利用可能なSRSp構成の非アクティブ化、一時停止、終了、及び解放のいずれかを示す1つ以上の指示(例えば、情報片)をWTRUが受信した場合に、SRSp送信を停止(例えば、一時停止)し得る。例では、(周期的SRSpのためのSRSp構成を使用して)周期的SRSpの送信を実行するWTRUは、停止(例えば、中断)を示す情報がネットワークから受信された場合に、SRSp送信を停止(例えば、中断)し得る。例えば、WTRUは、LPPメッセージ及びアクセス層(AS)レイヤメッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及びDCI)のいずれかを介して、INACTIVE状態の情報を受信し得る。
●有効性条件の満了:例えば、WTRUは、SRSp送信のために使用されるSRSp構成が、関連付けられた1つ以上の有効性条件に関して無効であると決定される場合、SRSp送信を停止(例えば、一時停止)し得る。例では、SRSp構成は、SRSp送信を実行するための(本明細書で説明されるような)有効性条件としてタイミングアドバンス(TA)タイマに関連付けられ得る。例えば、TAタイマが満了したとき(例えば、TA時間が経過したと決定されたとき)、WTRUは、SRSp送信を停止(例えば、一時停止)すること、及びSRSp構成を解放することのいずれかを行い得る。
●SRSp構成のパラメータごと:例えば、WTRUは、SRSp構成のパラメータに基づいて、SRSp送信を停止(例えば、一時停止)し得る。例えば、パラメータは、SRSp持続時間、周期性、リソースセット、周波数レイヤなどのいずれかを含み得る。そのような場合、WTRUは、例えば、半永続的SRSpに関連付けられた持続時間の終了時に、半永続的SRSpの送信を停止し得る。
【0265】
非アクティブ状態動作中にSRSp構成を使用するための有効性条件の例
WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)から、例えば、INACTIVE状態での使用のための、SRSp構成に関連付けられた1つ以上の有効性条件(例えば、基準)(例えば、それを示す情報)を受信し得る。例えば、SRSp構成に関連付けられた有効性条件(例えば、基準)は、以下のうちの1つ以上を含み得る。
●エリア有効性:例えば、事前設定されたSRSp構成及びパラメータのいずれかが使用のために有効であり得るセルID、RAN通知エリア(RNA)、及びCNエリアのいずれか。
●時間有効性:例えば、SRSp構成が使用のために有効であり得る持続時間(例えば、第1の(例えば、開始)時間インスタンスから第2の(例えば、満了)時間インスタンスまで)。WTRUは、SRSp構成を示す情報を受信するとタイマを開始し得、タイマが構成された持続時間内に有効であり、及び/又は満了していない限り、SRSp送信のために構成を使用し得る。例えば、WTRUは、SRSp構成情報の受信後の持続時間において、SRSp送信のためにSRSp構成を使用し得る。
●WTRUのモビリティ条件:例えば、WTRUは、WTRU速度が、構成された速度閾値を下回る/上回る場合に、事前構成されたSRSp構成を使用し得る。同様に、WTRUは、WTRUの動きの量及び速度(例えば、向き)のいずれかが閾値だけ増加/減少する場合に、事前構成されたSRSp構成を使用し得る。
●タイミングアドバンス(TA)有効性:例えば、SRSp構成の使用のためのTA有効性は、WTRUにおいて構成されたタイミングアドバンス(TA)に関連付けられ得る(例えば、TA構成情報は、ネットワークからWTRUによって受信され得る)。例えば、SRSp構成の使用のためのTA有効性は、構成されたTAに関連付けられたTAタイマに関連付けられ得る。例えば、TAは、WTRUがモバイルであり得る1つ以上のセルにわたって有効であり得、TAの有効性は、例えば、TAタイマに基づいて決定され得る。例えば、WTRUは、TA構成のいずれかが有効であり得、TAタイマが満了していない可能性がある限り、事前構成されたSRSp構成を使用し得る。
●WTRUの無線環境
○例えば、1つ以上のSRSp構成で事前構成されている可能性があるWTRUは、PRS及び非測位RS/チャネルのいずれか(例えば、CSI-RS、SSBのいずれか)上で行われた測定のRSRPがRSRP閾値を上回る/下回る場合に、第1のSRSp構成を使用することから第2のSRSp構成に変更し得る。
○例えば、WTRUは、マルチパスの数が閾値を上回る/下回る(例えば、検出される)場合、及び/又はNLOS条件が検出される場合、第1のSRSp構成から第2のSRSp構成に変更し得る。
●ネットワークからの指示:例えば、WTRUは、SRSp構成(例えば、SRSP構成のID)がSRSp送信のために使用され得ることを示す指示(例えば、情報)がネットワーク(例えば、LMF及びgNBのいずれか)から受信される場合に、SRSp構成が有効であると決定し得る。例えば、指示(例えば、情報)は、LPPメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE、及びDCIのいずれかにおいて、WTRUによって受信され得る。
●WTRUのRRC状態(例えば、CONNECTED、INACTIVE、IDLE):例えば、WTRUは、WTRUが第1のRRC状態から第2のRRC状態に変化(例えば、遷移)する場合に、SRSp送信のために第1のSRSp構成を使用することから第2のSRSp構成に変化し得る。そのような場合、WTRUは、第2のSRSp構成を使用する前に(例えば、第1のRRC状態から第2のRRC状態に遷移するときに)第1のSRSp構成を停止(例えば、一時停止、解放)し得る。
【0266】
有効性条件は、SRSp構成(例えば、WTRUによって受信され、記憶されたもののいずれかとし得る)が、例えば、1つ以上のトリガイベント(例えば、遅延MT-LRに関連付けられた)が検出された場合にSRSp送信を開始するために、使用のために有効又は無効とし得るかどうかを決定するために、WTRUによって使用され得る。異なるタイプのSRSp構成(例えば、周期的、半永続的、及び非周期的のいずれか)は、異なる有効性条件に関連付けられ得る。例えば、周期的SRSp送信のために使用されるSRSp構成は、1つ以上の有効性条件(例えば、エリア有効性)の第1のセットに関連付けられてもよく、半永続的SRSp送信のために使用されるSRSp構成は、1つ以上の有効性条件(例えば、時間有効性)の第2のセットに関連付けられてもよい。例えば、有効性条件は、1つ以上のSRSp構成及び他のUL構成(例えば、CG、RACH、SDT構成)のいずれかに関連付けられ得る。例えば、WTRUは、第1のSRSp/UL構成及び第2のSRSp/UL構成に適用され得る1つ以上の有効性条件の共通セット(例えば、それを示す情報)を受信し得る。
【0267】
例では、有効性条件を示す情報は、例えば、SRSp構成及びトリガイベントのいずれかを示す情報が受信される場合、1つ以上の指示(例えば、メッセージ)において(例えば、LPPメッセージ、SIB、RRCメッセージ、MAC CE、及びDCIのいずれかを介して)WTRUによって明示的に受信され得る。別の例では、有効性条件を示す情報が暗黙的に受信されてもよく、暗黙的な受信は、WTRUが、SRSp構成を示す情報を受信し得るgNBのセル及びカバレッジエリアのいずれかの中に留まる場合に、SRSp構成が使用のために(例えば、その場合のみ)有効であり得ることを示し得る。別の例では、暗黙的な有効性条件指示は、異なるSRSp/UL構成間の関連付けに基づいてもよい。そのような場合、WTRUが第1のSRSp/UL構成及び1つ以上の有効性条件の第1のセットのいずれかを受信した場合、WTRUは、例えば、第1のSRSp/UL構成が第2のSRSp/UL構成に関連付けられていると決定された場合に、有効性条件の第1のセットを第2のSRSp/UL構成に適用し得る。
【0268】
例では、有効性条件(例えば、WTRUにおいて利用可能な(例えば、記憶された)SRSp構成が使用のために有効であるか無効であるかを決定するための)は、遅延MT-LR測位サービス(例えば、手順)及びSRSp送信を開始するために使用されるトリガイベントのいずれかに関連付けられ得る。例えば、WTRUは、1つ以上のトリガイベント(例えば、時間イベント、及びエリアイベントのいずれか)が検出される場合に、事前構成されたSRSp構成を使用してSRSp送信を開始(例えば、実行)し得る。例えば、WTRUは、事前構成されたSRSp構成が有効であると決定される(例えば、TAタイマのいずれかが有効であり、TAタイマが満了していない可能性がある)場合に、事前構成されたSRSp構成を使用してSRSp送信を開始(例えば、実行)し得る。
【0269】
例えば、1つ以上の有効性条件を示す情報は、以下の例のいずれかにおいて、WTRUによって受信され得る:
●トリガイベント(例えば、それを示す情報)が受信された場合:
○例えば、WTRUは、遅延MT-LRサービス要求及びトリガイベントのいずれかを示す情報が受信される場合、LMFから有効性条件を示す情報を受信し得る。例えば、有効性条件を示す情報は、遅延MT-LRサービス要求及びトリガイベントのいずれかを示す情報に含まれ得る。
●SRSp設定を示す情報が受信された場合:。
○例えば、WTRUは、例えば、SRSp構成を示す情報が受信された場合、RRC_CONNECTED状態にあるネットワーク(例えば、gNB及びLMFのいずれか)から1つ以上の有効性条件を示す情報を受信し得る。例えば、有効性条件を示す情報は、SRSp設定を示す情報に含まれてもよい。例えば、WTRUは、SRSp構成とともに有効性条件を記憶してもよく、トリガイベントが検出される場合、WTRUは、関連付けられた有効性条件が満たされるかどうかに基づいて、記憶された構成されたSRSpが使用のために有効であるかどうかを決定してもよい。
○別の例では、WTRUは、例えば、SRSp構成を示す情報が受信される場合、RRC非アクティブ状態にあるネットワーク(例えば、gNB及びLMFのいずれか)から、1つ以上の有効性条件(例えば、TAタイマ)を示す情報を受信してもよい。例えば、上記1つ以上の有効性条件を示す情報は、SRSp設定を示す情報に含まれてもよい。例えば、WTRUは、SRSp構成が有効であると決定される(例えば、TAタイマが有効であるか、満了していないのいずれかであり得る)限り、UL SRSp送信のためにSRSp構成を使用し得る。WTRUは、有効性条件が満たされない場合(例えば、TAタイマに関連付けられたTA時間が経過したれたTA時間が経過したと決定されると)、SRSp構成を一時停止(例えば、解放)し得る。
○別の例では、WTRUは、SRSp構成を示す情報の受信とは別に、有効性条件を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、SRSp構成を示す情報を受信する前/後に、有効性条件を示す情報を受信し得る。例えば、WTRUは、ネットワークからの別個の(例えば、異なる)メッセージ(例えば、シグナリング)において、有効性条件を示す第1の情報及びSRSp構成を示す第2の情報を受信し得る。例えば、有効性条件は、有効性条件とSRSp構成のIDとの間のマッピング(例えば、関連付け)を示すマッピング関係を介して、SRSp構成に関連付けられ得る。
●ネットワークに指示が送信される場合:
○例えば、WTRUは、例えばSDTとともに、及び/又はSDTリソース(例えば、RA-SDT、CG-SDT)を使用して、ネットワーク(例えば、gNB及びLMFのいずれか)に指示を送信した後に、1つ以上の有効性条件を示す情報を受信し得る。例では、(遅延MT-LRのための)トリガイベントによって構成され、INACTIVE状態で動作することのいずれかであり得るWTRUは、1つ以上のトリガイベントが検出された場合、指示(例えば、ロケーションイベント指示及びロケーションイベント報告のいずれかを示す情報)を送信し得る。例えば、WTRUは、例えば、SRSp構成を示す情報、及びINACTIVE状態での使用のために事前構成されたSRSp構成(例えば、構成のID)を使用するための指示のいずれかをネットワークから受信し得る。WTRUはまた、例えば、ネットワークに指示を送信した後に、UL SRSp送信のためのSRSp構成を使用又は停止し得るかどうかを決定することを支援するための1つ以上の有効性条件を示す情報を受信し得る。
【0270】
事前構成されたSRSp構成が無効であると決定された場合、例えば、1つ以上のトリガイベントを検出した後、WTRUは、以下のうちのいずれかを実行し得る。
●ネットワークへの指示の送信:
○例えば、WTRUは、トリガイベントの検出及びSRSp構成識別子(例えば、ID)のいずれかを示す指示(例えば、情報)をネットワークに送信し得る。例えば、WTRU(によって送信された情報)は、SRSp構成の満了ステータスを示し得る。例えば、WTRU(によって送信される情報)は、SRSp構成、及び示されたSRSp構成に関連付けられた有効性条件のいずれかを更新する要求を示し得る。例えば、指示(例えば、情報)は、LPPメッセージ、(例えば、LMF及びgNBのいずれかへの)オンデマンドPRSメッセージ、及び(RRC、MAC CE、及びUCIのいずれかを介した)ASレイヤメッセージのいずれかにおいてネットワークに送られ得る。
●代替の有効なSRSp構成への変化:
○例えば、WTRUは、第1のSRSp構成がもはや有効でないと決定された場合に、その有効性条件を満たすと決定され得る第2のSRSp構成を使用し得る。有効であると決定される複数の(例えば、2つ以上の)SRSp構成が存在する場合、及び第1のSRSp構成が無効であると決定される場合、WTRUは、有効な構成から第2のSRSp構成を選択し得る。例えば、第2のSRSp構成は、優先度に基づいて選択され得る(例えば、最高優先度を割り当てられ得る)。全ての利用可能なSRSp構成が無効であると決定された場合、及び/又は有効であり得るSRSp構成が利用可能でない場合、WTRUは、例えば優先度に基づいて、SRSp構成の無効なセットから第2のSRSp構成を選択し得る(例えば、選択されたSRSp構成に最高優先度が割り当てられる)。
●SRSp設定の更新及び転送有効条件のいずれか:
○例えば、WTRUが、例えば、有効性条件(例えば、TAタイマ)に基づいて、SRSp構成がもはや有効ではないと決定した場合、WTRUは、例えば、有効であると決定され得るSRSp構成に関連付けられた別のSRSp構成及び別のUL構成のいずれかに関連付けられた有効性条件に基づいて、その有効性条件を更新及び転送し得る。そのような場合、WTRUは、例えば、第1の有効性条件が満了し、第1の有効性条件の満了中(例えば、満了後)に第2の有効性条件がアクティブ(例えば、有効)であることが分かった場合、(例えば、第1のSRSp構成に関連付けられた)第1の有効性条件を、(例えば、第2のSRSp構成及びUL構成のいずれかに関連付けられた)第2の有効性条件のものと同様になるように変更し得る。例えば、関連付けられた第2のSRSp構成及び関連付けられたUL構成のいずれか(例えば、CG及びSDTのいずれか)に対する有効性条件(例えば、TAタイマ)が有効であると決定された場合、WTRUは、例えば、第1のSRSp構成の有効性条件が有効でないこと、及び第2のSRSp及びUL構成のいずれかと比較して類似していないことのいずれかであると決定する前/後に、第1のSRSp構成の有効性条件を(例えば、TAタイマを拡張することによって)更新し得る。例えば、WTRUは、有効性条件を第1のSRSp/UL構成から第2のSRSp構成に更新及び転送することのいずれかを示す(例えば、要求する)指示(例えば、情報)をネットワークに送信し得る。
【0271】
図11は、WTRU測位決定のために測定ギャップを(例えば、動的に)構成するための方法1100の例を示す図である。例えば、方法1100は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1110において、WTRUは、PRSリソースのステータスを決定し得る。例えば、ステップ1120において、WTRUは、測定ギャップ再構成についての要求を無線ネットワークに送信し得る。例えば、ステップ1130において、WTRUは、例えば、要求に応答して、測定ギャップ構成(例えば、それを示す情報)をネットワークから受信し得る。
【0272】
例えば、要求は、MAC-CE及びUCIのうちの1つを介して送信され得る。
【0273】
例えば、WTRUは、gNBを介してLMFに要求を送信し得、gNBを介してLMFから測定ギャップ構成(例えば、それを示す情報)を受信し得る。
【0274】
例えば、測定ギャップ構成(例えば、それを示す情報)は、LPPシグナリングを介して受信され得る。
【0275】
例えば、PRSリソースのステータスは、(a)第1の閾値を満たすPRSのRSRP、(b)第2の閾値を満たす第1の時間ウィンドウにわたるPRSのRSRPの線形平均、(c)第3の閾値を満たす第2の時間ウィンドウにわたるPRSのRSRP、(d)第3の時間ウィンドウにわたる第4の閾値を満たす第3の時間ウィンドウにわたるPRSのRSRPの線形平均、(e)第5の閾値を満たすWTRUのロケーション推定値の分散、(f)第6の閾値を満たすWTRUのロケーションの標準偏差のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0276】
例えば、測定ギャップ構成(例えば、それを示す情報)は、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップオフセットのうちのいずれかを示し得る。
【0277】
例えば、要求は、測定ギャップの(例えば、要求された)パラメータを含み得る。
【0278】
例えば、要求は、測定ギャップの全部又は一部を無効にする要求(例えば、それを示す情報)を含み得る。
【0279】
例えば、方法1100は、PRSが他の受信チャネルに対して優先度を割り当てられ得る時間ウィンドウを決定することを更に含み得る。例えば、方法1100は、時間ウィンドウ中の他の受信チャネルに対するPRSの優先度を決定することを更に含み得る。PRSが測定ギャップ外で、時間ウィンドウ中に他の受信チャネルのうちの1つの上でデータと同時に受信される場合、WTRUは、優先度に基づいて、PRSを処理すべきか、又は他のチャネルを処理すべきかを決定し得る。
【0280】
例えば、時間ウィンドウを決定することは、ネットワークから時間ウィンドウを示す構成情報を受信することを含み得る。
【0281】
例えば、時間ウィンドウは、WTRUによるPRSの最初の送信又は受信機会の後に開始し得、WTRUによるPRSの最後の受信又は送信機会の後に終了し得る。
【0282】
例えば、方法1100は、(1)条件に基づいて、測定持続時間及び実行すべき測定サンプルの数のうちの少なくとも1つを低減することを決定することと、(2)決定に応答して、測定ギャップ再構成要求をネットワークに送信することとを更に含み得る。
【0283】
例えば、条件は、PRSのRSRPが閾値を上回ることであり得る。
【0284】
例えば、条件は、測定サンプルの数を低減するためのネットワークからの明示的な指示の受信であり得る。
【0285】
例えば、方法1100は、ネットワークによって構成されたPRSリソースの一部を測定することを更に含み得る。
【0286】
例えば、方法1100は、非サービングgNBから送信されたPRSに関する構成情報をサービングgNBに送信することを更に含み得る。
【0287】
例えば、非サービングgNBからのPRSに関する構成情報は、(1)非サービングgNBから送信されるべきPRSのためのサービングgNBからのPRSの送信の終了からの時間オフセット、及び、(2)非サービングgNBから送信されるように構成されたPRSの持続時間、のうちの少なくとも1つを含み得る(例えば、示し得る)。
【0288】
図12は、WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法1200の別の例を示す図である。例えば、方法1200は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1210において、基地局が測定ギャップについての構成要求を肯定応答するとWTRUが決定するという条件で、WTRUは、WTRUが構成された測定ギャップ内でサービング基地局及び隣接基地局のいずれかからPRSを受信し得るように、PRSがLMFにおいて構成され得ると決定し得る。例えば、ステップ1220において、WTRUは、事前構成された条件が満たされるという条件で、初期の(例えば、デフォルトの)測定ギャップが基地局によって構成されるかどうかを決定し得る。例えば、ステップ1230において、WTRUは、(1)測定ギャップなしでサービング基地局及び隣接基地局のいずれかからPRSを受信し、(2)PRSを受信するための時間リソース及び周波数リソースのいずれかを示すLMFからの情報構成を受信し得る。
【0289】
図13は、WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法1300の別の例を示す図である。例えば、方法1300は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1310において、PRS-BWPのためのPRS構成情報(例えば、専用)がLMFから受信され得る。例えば、ステップ1320において、BWP構成を示す情報が基地局から受信され得、BWPがPRS-BWPに対応し得るという第1の指示が、RRCを介して受信され得る。例えば、ステップ1330において、PRS-BWPがスケジュールされ得ることを示す第2の指示が、DCIを介して基地局から受信され得る。例えば、ステップ1340においてPRSは、PRS-BWPにおいて受信され得る。例えば、ステップ1350において、PRSがPRS-BWPにおいて受信され得た後、ある時間量が経過したと決定すると、初期測定ギャップが構成され得、関連付けられたPRS構成が構成され得ると決定され得る。
【0290】
図14は、WTRU測位決定のために測定ギャップを構成するための方法1400の別の例を示す図である。例えば、方法1400は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1410において、モバイル発信ロケーション要求(MO-LR)が、WTRU内のロケーションサービス(LCS)クライアントから受信され得る。例えば、ステップ1420において、MO-LRに応答して、1つ以上の測位方法のためのサポートを示し、LPPセッションを確立することを要求する能力情報が、ネットワークに送信され得る。例えば、ステップ1430において、支援情報は、少なくとも1つのPRS構成を示す能力情報送信に応答して受信され得る。例えば、ステップ1440において、PRSの測定は、示された少なくとも1つのPRS構成を使用して実行され得る。
【0291】
図15は、測定ギャップ構成を要求するための方法1500の例を示す図である。例えば、方法1500は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1510において、少なくとも1つのPRS構成を示す構成情報が受信され得る。例えば、ステップ1520において、少なくとも1つの第1のPRS構成が、示された少なくとも1つのPRS構成から選択され得る。例えば、ステップ1530において、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成についての要求を示す情報が、例えばネットワークに送信され得る。
【0292】
例えば、示された少なくとも1つのPRS構成が有効及び無効のいずれかであり得るかどうかが、WTRUによって決定され得る。
【0293】
例えば、示された少なくとも1つのPRS構成は、示された少なくとも1つのPRS構成に関連付けられた有効性条件に基づいて有効及び無効のいずれかであると決定され得る。
【0294】
例えば、有効性条件は、示された少なくとも1つのPRS構成に関連付けられた時間パラメータ、示された少なくとも1つのPRS構成に関連付けられたエリアパラメータ、及びWTRUモビリティ属性のいずれかに基づき得る。
【0295】
例えば、少なくとも1つの第1のPRS構成は、有効であると決定され得る、示された少なくとも1つのPRS構成から選択され得る。
【0296】
例えば、少なくとも1つの第1のPRS構成は、示された少なくとも1つのPRS構成の全てが無効であると決定され得るという条件で、無効であると決定され得る示された少なくとも1つのPRS構成から選択され得る。
【0297】
例えば、送信された情報は、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成に関連付けられた少なくとも1つの識別子を更に示し得る。
【0298】
例えば、送信された情報は、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成が有効であると決定された可能性があるか無効であると決定された可能性があるかを更に示し得る。
【0299】
例えば、送信された情報は、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成が有効であると決定されている可能性があるか無効であると決定されている可能性があるかを決定するために使用される有効性条件に関連付けられたイベント情報を更に示し得る。
【0300】
例えば、送信された情報は、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成についての要求に関連付けられた時間を示す時間情報を更に含み得る。
【0301】
例えば、送信された情報は、選択された少なくとも1つの第1のPRS構成がベストエフォート動作モードに関連付けられ得るのか、又は保証動作モードに関連付けられ得るのかを更に示し得る。
【0302】
図16は、測定ギャップ構成を要求するための方法1600の別の例を示す図である。例えば、方法1600は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1610において、WTRUは、1つ以上の測定ギャップパターンを示す構成情報を受信し得、測定ギャップパターンは、測定ギャップ長、測定ギャップ周期性、及び測定ギャップ識別子のいずれかに関連付けられ得る。例えば、ステップ1620において、WTRUは、第1の測定ギャップ期間中に第1の測位基準信号送信を測定し得(例えば、第1の測位基準信号測定を実行し得る)、第1の測定ギャップ期間は、初期測定ギャップ長及び初期測定ギャップ周期性に基づいて決定され得る。例えば、ステップ1630において、WTRUは、測定された第1の測位基準信号送信(例えば、第1の測位基準信号測定)に基づいて、示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第1の測定ギャップパターンについての要求を送信し得、要求は、第1の測定ギャップパターンに関連付けられた第1の測定ギャップ識別子を示す第1の情報を含み得る。例えば、ステップ1640において、WTRUは、示された1つ以上の測定ギャップパターンのうちの第2の測定ギャップパターンをアクティブ化することを示す第2の情報を受信し得、第2の情報は、第2の測定ギャップパターンに関連付けられた第2の測定ギャップ識別子を示し得る。例えば、ステップ1650において、WTRUは、第2の測定ギャップ期間の間に第2の測位基準信号送信を測定し得(例えば、第2の測位基準信号測定を実行し得る)、第2の測定ギャップ期間は、第2の測定ギャップパターンに関連付けられ得る第2の測定ギャップ長及び第2の測定ギャップ周期性に基づいて決定され得る。
【0303】
例えば、第2の測定ギャップ識別子は、第1の測定ギャップパターンに関連付けられた第1の測定ギャップ識別子に対応し得る(例えば、それと同じ識別子であり得る)。
【0304】
例えば、第2の測定ギャップ識別子は、第1の測定ギャップパターンに関連付けられた第1の測定ギャップ識別子とは異なり得る。
【0305】
例えば、WTRUは、初期測定ギャップ長及び初期測定ギャップ周期性のいずれかを示す初期構成情報を受信し得る。
【0306】
例えば、WTRUは、測定された第2の測位基準信号送信(例えば、実行された第2の測位基準信号測定)から取得された1つ以上の第2のメトリックを示す報告情報を送信し得る。
【0307】
例えば、要求は、MAC-CEを介して送信され得る。
【0308】
例えば、第2の情報は、MAC-CEを介して受信されてもよい。
【0309】
例えば、第2の測定ギャップ周期は、初期測定ギャップ周期性と同じ周期であってもよい。
【0310】
例えば、第2の測定ギャップ長は、初期測定ギャップ長と異なってもよい。
【0311】
例えば、第1の測定ギャップパターンについての要求は、測定された第1の測位基準信号送信から取得された1つ以上の第1のメトリックが基準(例えば、条件)を満たすという条件で送信され得る。
【0312】
例えば、1つ以上の第1のメトリックは、測定された第1の測位基準信号送信(例えば、実行された第1の測位基準信号測定)の品質を表す品質メトリックを含み得る。
【0313】
例えば、品質メトリックは、基準信号受信電力と、第1の持続時間にわたる基準信号受信電力の平均とのいずれかを含み得る。
【0314】
例えば、1つ以上の第1のメトリックは、WTRUのロケーションの安定性変動性を表す安定性変動性メトリックを含み得る。
【0315】
例えば、安定性変動性メトリックは、WTRUのロケーションの分散及び標準偏差のいずれかを含み得る。
【0316】
例えば、第2の測定ギャップ長は、初期測定ギャップ長よりも短くてもよい。
【0317】
例えば、基準を満たす1つ以上の第1のメトリックは、閾値を上回る品質メトリックを含み得る。
【0318】
例えば、基準は、第2の持続時間にわたって閾値を上回る品質メトリックを含み得る。
【0319】
例えば、基準を満たす1つ以上の第1のメトリックは、閾値を下回る安定性変動性メトリックを含み得る。
【0320】
例えば、閾値は、構成可能な閾値であってもよい。
【0321】
例えば、第1の測定ギャップパターンについての要求は、1つ以上のダウンリンク送信を示すスケジューリング情報が受信されるという条件で送られ得、1つ以上のダウンリンク送信は、初期測定ギャップ長及び初期測定ギャップ周期性に関連付けられた初期優先度よりも高い優先度に関連付けられ得る。
【0322】
例えば、1つ以上のダウンリンク送信は、チャネル状態情報、データチャネル情報、及び制御チャネル情報のいずれかを含み得る。
【0323】
例えば、WTRUは、第2の測定ギャップ期間の終了後、第1の測定ギャップ期間の終了前に、データ送信を受信し得る。
【0324】
例えば、第2の測定ギャップパターンをアクティブ化することを示す第2の情報を受信した後に期間が経過した可能性があると決定すると、第3の測位基準信号送信は、初期測定ギャップ長及び初期測定ギャップ周期性に基づいて決定された第3の測定ギャップ期間中に測定され得る。
【0325】
例えば、第2の測定ギャップ長は、初期測定ギャップ長よりも長くてもよい。
【0326】
例えば、基準を満たす1つ以上の第1のメトリックは、閾値を下回る品質メトリックを含み得る。
【0327】
例えば、基準は、第2の持続時間にわたって閾値を下回る品質メトリックを含み得る。
【0328】
例えば、基準を満たす1つ以上の第1のメトリックは、閾値を上回る安定性変動性メトリックを含み得る。
【0329】
例えば、閾値は、構成可能な閾値であってもよい。
【0330】
例えば、WTRUは、アクティブ化された第2の測定ギャップパターンに関連付けられた追加の測位基準信号リソースを示す測位基準信号構成情報を受信し得る。
【0331】
図17は、測定ギャップ構成を要求するための方法1700の別の例を示す図である。例えば、方法1700は、WTRUにおいて実装され得る。例えば、ステップ1710において、WTRUは、例えば、有効性メトリックに関連付けられた第1の測位構成を示す構成情報を受信し得る。例えば、ステップ1710において、WTRUは、有効性メトリックに基づいて、第1の測位構成が無効であり得ると決定し得る。例えば、ステップ1720において、WTRUは、支援データを要求する第1の情報を送信し得る。例えば、第1の情報は、第2の測位構成が要求され得ることを示し得る。例えば、ステップ1730において、WTRUは、アクティブ化されるべき第2の測位構成を示す第2の情報を受信し得る。
【0332】
例えば、示された第2の測位構成がアクティブ化され得る。
【0333】
例えば、第1の測位構成は、WTRUが移動している可能性がある速度が基準を満たすという条件で、無効であると更に決定されてもよい(例えば、速度が閾値だけ増加及び減少のいずれかを有する)。
【0334】
例えば、閾値は、構成可能であってもよい。
【0335】
例えば、有効性メトリックは、時間有効性指示及びエリア有効性指示のいずれかを含んでもよい。
【0336】
例えば、エリア有効性指示は、トラッキングエリアに関連付けられてもよい。
【0337】
例えば、エリア有効性指示は、1つ以上のセル識別子を含んでもよい。
【0338】
例えば、第1の測位構成は、WTRUが、エリア有効性指示によって示される第1のエリアとは異なる第2のエリアに移動したという条件で、無効であると更に決定されてもよい。
【0339】
例えば、第1の測位構成は、最後の測位の完了後にある量の時間が経過したと決定すると、無効であると更に決定されてもよい。
【0340】
例えば、時間量は、構成可能であってもよい。
【0341】
記載された実施形態を通して、「構成可能パラメータ」、「事前構成パラメータ」、及び「構成パラメータ」という用語は、本明細書では、そのパラメータに関連付けられた構成情報を受信し、パラメータが構成され得る値を示すことによって、WTRUにおいて構成され得るWTRUのパラメータと呼ばれることがある。
【0342】
本明細書に記載の実施形態を通して、(例えば、構成)情報は、例えば、システム情報を通して、又は任意の種類のプロトコルメッセージを介して、ネットワークからWTRUによって受信されるものとして説明され得る。本明細書に記載の実施形態を通して明示的に言及されていないが、同じ(例えば、構成)情報は、この(例えば、構成)情報がネットワークから受信されることなくWTRUによって使用され得るように、(例えば、工場設定を介するなど、例えば、任意の種類の構成方法を介して)WTRUにおいて最初に構成されていてもよい。
【0343】
方法について説明された任意の特徴、変形、又は実施形態は、開示された方法を処理するための手段を備える装置デバイスと、開示された方法を処理するように構成された送信機、受信機、プロセッサ、及びメモリのいずれかを含む回路を備えるデバイスと、プログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品と、プログラム命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体とに互換性がある。
【0344】
4.結論
特徴及び要素は、特定の組合せにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組合せで使用され得ることを理解されよう。加えて、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU102、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0345】
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスが記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実施され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
【0346】
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。例示的な実施形態は、上述したプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0347】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。代表的な実施形態は、上述のメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが理解される。
【0348】
例示的な実施形態において、本明細書に記載されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
【0349】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般に(常にではないが、特定の状況では、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が大きな意味を持ち得る)、コスト対効率のトレードオフを意味する設計上の選択事項である。本明細書に記載されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が効果的であり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判定した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択することができる。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択することができる。代替的に、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組合せを選択してもよい。
【0350】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例の中の各機能及び/又は各動作は、広範なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの実質的に任意の組合せによって、個別にかつ/又は集合的に実装されてよいことが当業者には理解されるであろう。好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又は状態機械が挙げられる。
【0351】
上記では特徴及び要素が特定の組合せにおいて提供されているが、当該技術分野の通常の技術を有する者には、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組合せにおいて使用できることが理解されるであろう。本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を行うことができる。本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、上述した説明から、当業者には明らかであろう。そのような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する均等物の完全な範囲とともに、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
【0352】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、限定することを意図するものではないということも理解されたい。本明細書で使用される場合、本明細書で言及される場合、「局」及びその略語「STA」、「ユーザ機器」及びその略語「UE」は、(i)記載されたインフラストラクチャなどの無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)、(ii)記載されたインフラストラクチャなどの、WTRUのいくつかの実施形態の任意のもの、(iii)とりわけ、記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの一部又は全ての構造及び機能を有して構成された、無線可能及び/又は有線可能な(例えば、テザー可能な)デバイス、(iii)記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの、全てよりも少ない構造及び機能を有して構成された無線可能及び/又は有線可能なデバイス、又は(iv)その他、を意味し得る。本明細書に列挙される任意のWTRUを代表し得る例示的なWTRUの詳細が、
図1A~
図1Eに関して以下に提供される。
【0353】
特定の代表的な実施形態では、本明細書に記載の主題のいくつかの部分は、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は他の統合フォーマットを介して実装され得る。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組合せとして、集積回路において等価的に実装され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。加えて、本明細書に記載されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に記載されている主題の例示的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの送信型媒体が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0354】
本明細書に記載されている主題は、場合によっては、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は、異なる他の構成要素に接続されている、異なる構成要素を示していることがある。そのような図示されたアーキテクチャは単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書において組み合わされた、任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は中間構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられた」として見ることができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている」、又は「動作可能に結合されている」と見なすこともでき、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であると見なすこともできる。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は、無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は、論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0355】
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
【0356】
一般に、本明細書、特に添付の請求項(例えば添付の請求項の本体)において使用されている用語は、一般に「非限定」用語として意図されることが当業者には理解されるであろう(例えば、「含んでいる」という用語は、「含んでいるがそれらに限定されない」と解釈するべきであり、「有する」という用語は、「を少なくとも有する」と解釈するべきであり、「含む」という用語は、「含むがそれらに限定されない」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載されており、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者には理解されるであろう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一」という用語又は類似する言葉が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1つ以上」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も同様である。加えて、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、かかる記載は少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されるであろう(例えば、他の修飾語なしの「2つの記載」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されるであろう。例えば、「A又はB」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されたい。更に、本明細書で使用される、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「~のいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組合せ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組合せ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組合せにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される場合、「セット/組」又は「グループ/群」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図される。追加的に、本明細書で使用される、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0357】
加えて、本開示の特徴又は態様がMarkush群の観点から説明されている場合、当業者には、本開示がそれによってMarkush群の任意の個々のメンバー又はメンバーのサブグループの観点からも説明されることが認識されるであろう。
【0358】
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組合せも包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書に記載されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「より大きい」、「より小さい」等の全ての言葉は、言及された数を含み、かつ、上述したように更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、又は3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、又は5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0359】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式に訴えることを意図しており、「ための手段」という用語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0360】
本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内において、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。
【0361】
本開示を通して、当業者は、ある特定の代表的な実施形態が、代替的又は他の代表的な実施形態と組み合わせて使用され得ることを理解する。
【0362】
特徴及び要素は、特定の組合せにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組合せで使用され得ることを理解されよう。加えて、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、UE、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0363】
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスが記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実施され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
【0364】
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。
【0365】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。代表的な実施形態は、上述のメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが理解される。
【0366】
本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に記載されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。加えて、本明細書で使用される場合、冠詞「a」は、1つ以上の項目を含むことが意図される。1つの項目のみが意図される場合、「1つ」という用語又は類似する言葉が使用され得る。また、本明細書で使用される場合、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「~のいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組合せ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組合せ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組合せにおいて、含むことを意図している。また、本明細書で使用される場合、「セット」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことを意図している。また、本明細書で使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0367】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、記載された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項に訴えることを意図しており、「手段」という単語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0368】
好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又は状態機械が挙げられる。
【0369】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)若しくは進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)、又は任意のホストコンピュータで使用するための、無線周波数トランシーバを実装し得る。WTRUは、例えば、ソフトウェア無線(Software Defined Radio、SDR)などのハードウェア及び/又はソフトウェアに実装されたモジュールと併せて使用されてもよく、また、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンズフリー式ヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、及び/又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又は超広帯域(Ultra Wide Band、UWB)モジュールなどの他の構成要素に実装されてもよい。
【0370】
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアに実装され得ることが企図される。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つ以上は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアに実装され得る。
【0371】
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内において、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。
【0372】
5.参考文献
以下の参考文献は、上記で言及されていることがあり、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
[1] 3GPP,「User Equipment(UE)positioning in NG-RAN,」TS 38.305,ver.16.2.0,2020年9月。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)で実装される方法であって、前記方法が、
測位に関連付けられた時間ウィンドウを示す構成情報であって、前記時間ウィンドウの持続時間及び周期性のうちのいずれかを示す構成情報を受信することと、
サウンディング基準信号(SRS)送信を備える第1のアップリンク送信を送信することを示す第1のスケジューリング情報であって、測位SRS(SRSp)を含まない第1のアップリンク送信を受信し、SRSp送信を含む第2のアップリンク送信を送信することを示す第2のスケジューリング情報を受信することと、
前記第2のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるという条件で、前記時間ウィンドウ中に前記第2のアップリンク送信を送信し、前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ外の送信のためにスケジュールされているときのみ前記第1のアップリンク送信を送信することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記構成情報が、複数の時間ウィンドウを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記持続時間が、1つ以上のシンボル、1つ以上のスロット、1つ以上のフレーム、及び1つ以上の秒のいずれかとして示される、請求項1及び2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるとき、前記第1のアップリンク送信が、前記時間ウィンドウ外の送信のために延期される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるとき、前記第1のアップリンク送信がドロップされる、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記時間ウィンドウが優先度に関連付けられ、前記SRS送信が、前記時間ウィンドウに関連付けられた前記優先度よりも低い優先度である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
物理アップリンク制御チャネル送信及び物理アップリンク共有チャネル送信のいずれかを含む第3のアップリンク送信を送信することを示す第3のスケジューリング情報を受信することを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされているという条件で、前記第3のアップリンク送信は、前記第3のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ外の送信のためにスケジュールされているときにのみ送信される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記時間ウィンドウ中にスケジュールされたダウンリンク送信を示す第4のスケジューリング情報を受信することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記時間ウィンドウ中に前記ダウンリンク送信を受信することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
送信機、受信機、プロセッサ及びメモリのうちのいずれかを含む、回路を備える無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、前記WTRUが、
測位に関連付けられた時間ウィンドウを示す構成情報であって、前記時間ウィンドウの持続時間及び周期性のうちのいずれかを示す構成情報を受信し、
サウンディング基準信号(SRS)送信を備える第1のアップリンク送信を送信することを示す第1のスケジューリング情報であって、測位SRS(SRSp)を含まない第1のアップリンク送信を受信し、SRSp送信を含む第2のアップリンク送信を送信することを示す第2のスケジューリング情報を受信し、
前記第2のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるという条件で、前記WTRUが、前記時間ウィンドウ中に前記第2のアップリンク送信を送信し、前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ外の送信のためにスケジュールされているときのみ前記第1のアップリンク送信を送信するように構成される、WTRU。
【請求項12】
前記構成情報が、複数の時間ウィンドウを示す、請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
前記持続時間が、1つ以上のシンボル、1つ以上のスロット、1つ以上のフレーム、及び1つ以上の秒のいずれかとして示される、請求項11及び12のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項14】
前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるとき、前記第1のアップリンク送信が、前記時間ウィンドウ外の送信のために延期される、請求項11から13のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項15】
前記第1のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされるとき、前記第1のアップリンク送信がドロップされる、請求項11から14のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項16】
前記時間ウィンドウが優先度に関連付けられ、前記SRS送信が、前記時間ウィンドウに関連付けられた前記優先度よりも低い優先度である、請求項11から15のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項17】
前記WTRUが、物理アップリンク制御チャネル送信及び物理アップリンク共有チャネル送信のいずれかを含む第3のアップリンク送信を送信することを示す第3のスケジューリング情報を受信するように構成される、請求項11から16のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項18】
前記第2のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ中の送信のためにスケジュールされているという条件で、前記第3のアップリンク送信は、前記第3のアップリンク送信が前記時間ウィンドウ外の送信のためにスケジュールされているときにのみ送信される、請求項17に記載のWTRU。
【請求項19】
前記WTRUが、前記時間ウィンドウ中にスケジュールされたダウンリンク送信を示す第4のスケジューリング情報を受信するように構成される、請求項11から18のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項20】
前記WTRUが、前記時間ウィンドウ中に前記ダウンリンク送信を受信するように構成される、請求項19に記載のWTRU。
【国際調査報告】