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特表2024-512665運動している複数のパルス作動X線源をCアームとともに使用する高速3D X線撮影
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】運動している複数のパルス作動X線源をCアームとともに使用する高速3D X線撮影
(51)【国際特許分類】
   A61B 6/02 20060101AFI20240312BHJP
【FI】
A61B6/02 501H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560328
(86)(22)【出願日】2022-01-21
(85)【翻訳文提出日】2023-11-28
(86)【国際出願番号】 US2022013242
(87)【国際公開番号】W WO2022211881
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】63/170,288
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/175,952
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/182,426
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/188,919
(32)【優先日】2021-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/194,071
(32)【優先日】2021-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/209,498
(32)【優先日】2021-06-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/214,913
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/220,924
(32)【優先日】2021-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/222,847
(32)【優先日】2021-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/224,521
(32)【優先日】2021-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/225,194
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/226,508
(32)【優先日】2021-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/497,231
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522300662
【氏名又は名称】アイクススキャン,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マオリンベイ,マナト
(72)【発明者】
【氏名】ク,チュン-ユアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,リンボ
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジアンチアン
【テーマコード(参考)】
4C093
【Fターム(参考)】
4C093AA11
4C093CA27
4C093CA32
4C093EA06
4C093EC16
4C093FA18
4C093FA44
4C093FA52
4C093FA59
(57)【要約】
運動している複数のパルス作動X線源を使用して効率的で超高速の3D X線撮影を実行するCアームX線イメージングシステムが提示されている。X線源が、アレイを形成するように運動している構造上に取り付けられている。X線源は、グループとして一定速度で、あらかじめ定められた弧状トラック上で、被写体に対して同時に移動する。個々の各線源は、線源の静止位置の周りで迅速に短距離移動することもできる。線源が、グループ速度に等しいが反対の移動方向を有する速度を有するとき、一方のCアーム端部における線源と他方のCアーム端部におけるX線フラットパネル検出器とは、線源が一瞬、静止したままであるように、外部露出制御ユニットを介して作動される。Cアームは、回転により、広い掃引角度にわたって、かつ異なる位置で、3D X線走査撮像を提供する。X線画像を、リアルタイム診断のために人工知能モジュールによって分析することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
運動している複数のパルス作動X線源をCアームとともに使用して高速3D X線撮影を提供するためのシステムであって、
C字型アームと、
Cアーム回転を行うためのC字型アームモータと、
C字型アーム支持体と、
所定の形状を有する弧状レール上で自由に移動する一次モータステージと、
前記一次モータステージと係合し、前記一次モータステージの速度を制御する一次モータと、
前記一次モータステージに結合されており、前記弧状レールの方向に沿って移動する複数の二次モータステージと、
各々が二次モータステージと係合し、二次モータステージの速度を制御する複数の二次モータと、
各々が二次モータステージによって移動される複数のX線源と、
前記一次モータ、前記一次モータステージ、前記二次モータ、前記二次モータステージ、及び前記X線源、のためのハウジングを提供するCアームの一方の端部に取り付けられた支持フレーム構造と、
前記Cアームの反対側の端部に取り付けられたX線フラットパネル検出器と、を備える、システム。
【請求項2】
あらかじめ定められたトラックと、
運動している構造上に取り付けられた複数のパルス作動X線源管を含む線源アレイであって、前記複数のパルス作動X線源管の各々が、一定のグループ速度で、前記あらかじめ定められたトラック上で、被写体の周りで同時に移動し、個々のX線源管が、グループ管速度に等しいが反対の移動方向の速度を有するとき、前記個々のX線源管が、露出制御ユニットを介してトリガされる、線源アレイと、を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記一次モータステージ又は二次モータステージの速度又は位置が、ソフトウェアによって調整可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
X線源の電流及び電圧が、ソフトウェアによって調整可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
X線源の露出時間が、ソフトウェアによって調整可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記X線源管が、X線パルストリガ露出持続時間中に前記X線フラットパネル検出器に対して静止する、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記複数のX線源が、個々のX線源ごとの低減された線源移動距離を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記フラットパネル検出器が、所定の期間にわたる所定の掃引で3D X線撮影画像投影データを取得し、画像分析が、走査中にリアルタイムで行われる、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
個々の各X線源が、所定の距離で静止位置の周りで迅速に移動する、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
3D X線撮影画像が、X線露出源の角度付き幾何学配置を有する各画像に基づいて再構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
運動している複数のパルス作動X線源をC字型アームとともに使用して高速3D X線撮影を提供するための方法であって、
複数のパルス作動X線源の支持フレーム構造をC字型アームの一方の端部に取り付けることと、
一次モータステージ及び1つ以上の二次モータステージを、支持フレーム構造の弧状レールにおける所定の初期の場所に位置付けることと、
前記一次モータによって前記一次モータステージを所定の一定速度で掃引することと、
対応する二次モータによって前記二次モータステージの各々を所定のシーケンスで振動させることと、
二次モータステージが前記一次モータステージの方向と反対方向に移動するとき、X線源及びX線フラットパネル検出器を電気的に作動させることと、
前記Cアームの反対側の端部に取り付けられた前記X線フラットパネル検出器から画像データを取得することと、を含む、方法。
【請求項12】
ステージテーブルを移動させることを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記複数のX線源が、個々のX線源管ごとの低減された線源移動距離を有する、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記X線源管が、X線パルストリガ露出持続時間中にX線フラットパネル検出器に対して静止する、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記X線源を、ランダム射出スキームを使用して前記アレイ中の任意の線源のうちの1つからランダムに作動させることもできる、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
3D X線撮影画像が、X線源の角度付き幾何学配置を有する各画像に基づいて再構成される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記フラットパネル検出器が、所定の時間にわたる所定の掃引で3D X線撮影画像投影データを取得し、画像分析が、走査中にリアルタイムで行われる、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
関心領域に基づいて、掃引角度を変更することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
掃引中に被写体密度に基づいて、X線源電圧入力を変更することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
X線検出器が、X線源の場所に基づいて位置を調整するためのリニアステージに結合されている、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2021年4月30日に出願された仮出願第63182426号、2021年7月28日に出願された仮出願第63226508号、2021年4月2日に出願された仮出願第63170288号、2021年4月16日に出願された仮出願第63175952号、2021年5月27日に出願された仮出願第63194071号、2021年5月14日に出願された仮出願第63188919号、2021年7月23日に出願された仮出願第63225194号、2021年6月11日に出願された仮出願第63209498号、2021年6月25日に出願された仮出願第63214913号、2021年7月12日に出願された仮出願第63220924号、2021年7月16日に出願された仮出願第63222847号、2021年7月22日に出願された仮出願第63224521号、及び2021年1月24日に出願された米国出願第17149133号(当該出願は、2020年1月29日に出願された仮出願第62967325号の優先権を主張する)の優先権を主張し、これらの内容は、参照により組み込まれる。
【0002】
この特許明細書は、CアームX線イメージングシステム及び方法の分野におけるものであり、特に、パルス作動X線源及び大視野のX線デジタルフラットパネル検出器を使用することに応用可能である。
【背景技術】
【0003】
C字型アーム(Cアーム)X線イメージングシステムは、現在、主に二次元X線投影画像を作成するために、医療、NDT、及び更にはセキュリティ用途で使用されている。他のコーンビームX線撮像デバイスと同様に、従来のCアームX線イメージングシステムは、通常、1つのX線源、1つのX線フラットパネル検出器、及び移動可能なステージを備えている。第一に、CアームX線イメージングシステムは、Cアームの一端部に取り付けられたX線源と、Cアームの反対側の端部に取り付けられたX線検出器と、を含む。X線検出器は、検出器マウントと、検出器マウント内で移動するための移動可能なステージと、を含む。第二に、イメージングシステム用のX線検出器は、Cアームと結合されることが可能な検出器マウントを含む。X線検出器はまた、検出器マウントに結合された移動可能なステージを有し、移動可能なステージは、検出器マウントとともに並進するように動作可能である。第三に、撮像方法は、CアームX線イメージングシステムを採用する。この方法は、X線検出器の移動可能なステージを第1の位置に位置付けることと、第1の部分円形走査を実行して、第1の投影データセットを取得することと、X線検出器の移動可能なステージを第1の位置からオフセットされた第2の位置に再位置付けすることと、第2の部分円形走査を実行して、第2の投影データセットを取得することと、を含む。Cアームは、X線撮影能力を有するが、主に外科、整形外科、及び救急治療処置中の術中蛍光透視撮像に使用される。蛍光透視法は、X線動画によく似た、モニタに連続的なX線画像を表示するタイプの医療撮像である。
【0004】
しかしながら、既存の従来のCアームX線イメージングシステムには大きな欠点がある。連続した従来のCアームX線画像は、2D画像であり、3D画像ではない。器官、血管、組織、及び骨のより良好なビューを得るために、Cアームを再位置付けしなければならない。加えて、Cアームのサイズは、通常、大きく、重い。画像を撮影するための定位は、時間を要することとなろう。3D CTにCアームが使用される場合、被写体又は患者は、X線画像全体の取得の間、静止していなければならない。
【0005】
本発明は、運動している複数のパルス作動X線源を使用することによって、はるかに高速、低コストのCアーム3D X線イメージングシステムを提案する。このシステムは、はるかに速い速度でトモシンセシスを行うことができる。X線撮像を、人工知能を使用して撮ることもできる。
【発明の概要】
【0006】
第1の態様では、運動している複数のパルス作動X線源を、所定の形状を有する弧状レール上で自由に移動する一次モータステージ、当該モータステージと係合し、一次モータステージの速度を制御する一次モータ、当該一次モータステージに結合されており、弧状レールの方向に沿って移動する複数の二次モータステージ、各々が二次モータステージと係合し、二次モータステージの速度を制御する複数の二次モータ、各々が二次モータステージによって移動される複数のX線源、一次モータステージ及び二次モータステージのためのハウジングを提供する支持フレーム構造、及びX線撮像データを受容するためのX線フラットパネル検出器とともに使用して高速3D X線撮影を提供するためのCアームX線システム。
【0007】
第2の態様では、運動している複数のパルス作動X線源を使用するCアーム高速3D X線撮影の方法は、一次モータステージ及び1つ以上の二次モータステージを所定の初期の場所に位置付けることと、当該一次モータによって一次モータステージを所定の一定速度で掃引することと、対応する二次モータによって、二次モータステージの各々を所定のシーケンスで振動させることと、二次モータステージが一次モータステージの方向と反対方向に、かつ一次モータステージの選択された速度で移動するとき、X線源及びフラットパネル検出器を電気的に作動させることと、フラットパネルを有するX線源から画像データを取得することと、を含む。
【0008】
別の態様では、運動している複数のパルス作動X線源を使用して、超高速、高効率の3D X線撮影を実行するCアームX線イメージングシステムが提示されている。このシステムでは、複数のパルス作動X線源が、線源のアレイを形成するように運動している構造上に取り付けられている。複数のX線源は、一定のグループ速度で、あらかじめ定められたトラック上で被写体の周りで同時に移動する。個々の各X線源は、X線源の静止位置の周りで迅速に短距離移動することもできる。個々のX線源が、グループ速度に等しいが反対の移動方向の速度を有するとき、個々のX線源は、外部露出制御ユニットを介してトリガされる。この配置は、X線パルストリガ露出持続時間中、X線源が相対的に静止したままであることを可能にする。複数のX線源は、個々のX線源についての線源移動距離の大幅な短縮をもたらす。X線受容器は、X線フラットパネル検出器である。3D X線撮影画像投影データを、はるかに短い時間で全体的にはるかに広い掃引で取得することができ、走査が進行する間、画像分析をリアルタイムで行うこともできる。
【0009】
別の態様では、運動している複数のパルス作動X線源を使用して、高効率かつ超高速の3D X線撮影を実行するCアームX線イメージングシステムは、線源のアレイを形成するように運動している構造上に取り付けられた複数のパルス作動X線源を含む。複数のX線源は、グループとして一定の速度で、所定の弧状トラック上で、被写体に対して同時に移動する。個々の各X線源はまた、小距離にあるX線源の静止位置の周りで迅速に移動することができる。個々のX線源がグループ速度に等しいが反対の移動方向である速度を有する場合、個々のX線源及びX線検出器は、外部露出制御ユニットを介して作動される。
【0010】
本方法及びシステムの利点としては、以下のうちの1つ以上が挙げられ得る。この配置は、X線源が、X線源作動及びX線検出器露出中に相対的に静止したままであることを可能にする。X線受容器は、X線フラットパネル検出器である。運動している複数のX線源の動作は、個々のX線源についての線源移動距離の大幅な短縮をもたらす。3D X線撮影画像データを、はるかに短い時間で全体的により広い掃引角度で取得することができ、走査が進行する間、画像分析をリアルタイムで行うこともできる。実装態様では、X線を、ランダム射出スキームを使用してアレイ中の任意の線源のうちの1つからランダムに作動させることもできる。各分析及び累積された分析の結果は、次のX線源及び露出の条件を決定する。Cアームによる3D X線撮影画像は、X線露出源の角度付き幾何学配置を有する各画像に基づいて再構成される。より広範な用途としては、3Dマンモグラフィ若しくはトモシンセシス、COVID用の胸部3D X線撮影、又は3D NDT、高速3D X線セキュリティ検査が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】運動している複数のパルス作動X線源を使用する例示的なCアームX線イメージングシステムを例示する。
図2】動き制御によるX線源の例示的な配置を例示する。
図3】一次モータステージ及び二次モータステージが反対方向であるが同じ速度で移動している瞬間に、個々のX線源が瞬間的な静止位置でX線ビームを放射する例示的な構成を例示する。
図4】各々が総距離の5分の1のみ移動する、25セットの投影データを撮影する例示的な5つのX線源を有するシステムを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の段落では、添付の図面を参照して、本発明を例として詳細に記載する。この説明全体を通して、示される好ましい実施形態及び実施例は、本発明の限定ではなく例と見なされるべきである。本明細書で使用される場合、「本発明」は、本明細書に記載の本発明の実施形態のうちのいずれか1つ及び任意の均等物を指す。更に、本明細書を通して「本発明」の様々な特徴を参照することは、全ての特許請求される実施形態又は方法が参照される特徴を含まなければならないことを意味しない。
【0013】
多パルス作動X線源を有する新規な超高速3D Cアームデジタルイメージングシステムが、図1に示されている。このシステムは、一次モータステージ7と係合する一次モータ6と、複数のX線源10と、X線フラットパネル検出器1と、を備える。全てのモータ、全てのモータステージ、及びX線源は、多パルス作動線源支持フレーム構造2に取り付けられている。フレーム構造2は、Cアーム3の一方の端部に取り付けられており、X線検出器1は、Cアーム3の他方の端部に取り付けられている。Cアーム3は、Cアーム3独自のCアーム回転モータ4及びCアーム支持体5を有する。より多くの動き制御を追加することによって、より多くの自由度を追加することができる。例えば、多パルス作動線源支持フレーム構造2自体は、別のモータがCアーム3などに追加された場合に回転することができる。
【0014】
撮像される被写体は、通常、移動可能なステージに置かれる。各二次モータ8は、二次動きステージ9に係合されている。全ての二次動きステージ8は、一次動きステージ7上に取り付けられている。1つ1つのX線源10全てが、二次モータステージ9上に取り付けられている。1つ1つのモータ全てが、プログラム可能な動き制御ハードウェアによって制御され、モータステージを所定の速度で前後に移動させることができる。二次モータステージ9は、隣接するステージとの間隔が等しいように位置付けられている。結果として、全てのX線源5が、一次モータステージ7とともに移動するが、個々の各X線源10は、二次モータステージ9とともに個々に移動することもできる。X線フラットパネル検出器1を、追加のリニアステージ上に取り付けることもできる。X線フラットパネル検出器1を、より広範なカバレッジの画像を有するために、X線源10の場所に基づいて、前後に移動させることもできる。
【0015】
X線フラットパネル検出器1を使用して、運動している複数のパルス作動X線源を所定の形状を有する弧状レール上を自由に移動する一次モータステージ7とともに使用する3D X線撮影のための、運動している被写体のX線画像を提供する。当該一次モータステージ7と係合し、かつ一次モータステージ7の速度を制御する一次モータ6。当該一次モータステージ7に結合された複数の二次モータステージ9は、弧状レール方向に沿って移動する。各々が二次モータステージ9と係合し、かつ二次モータステージ9の速度を制御する複数の二次モータ8。複数のX線源10が、線源のアレイを形成するように運動している構造上に取り付けられている。フレーム構造2は、一次モータ6、一次モータステージ7、二次モータ8、二次モータステージ9のための支持ハウジングを提供する。
【0016】
多パルス作動線源フレーム構造2は、一次モータステージ7、二次モータステージ9、及び複数のX線源10を含むX線システムのための支持を提供する。多パルス作動線源フレーム構造2は、X線システムのための正確な回転位置付けと一定速度でのスムーズな移動とを提供するために、レーザカットフレームシートメタルと高強度リニアボールベアリングとの組み合わせで組み立てられている。出荷及び設置を容易にするために部品に分解することができるため、主フレームは、システム全体を移動させるために使用され得る既製の関節式ロボットプラットフォーム上に取り付けられている。支持フレーム構造2は、一次モータステージ8及び二次モータステージ9のためのハウジングを提供し、一次モータステージ8のための底部セクション、二次モータステージ9のための上部セクション、及び底部セクションと上部セクションとの間のフレーム間結合機構を含む。
【0017】
Cアーム3におけるフレーム構造2は、ラインに沿った直線移動を提供する弧状レールを含む。レールは、弧状レールの長さに沿って、モータによって移動される。この態様では、CアームX線システムは、運動している複数のパルス作動X線源を所定の形状を有する弧状レール上で自由に移動する一次モータステージ7とともに使用する高速3D X線撮影を提供する。一次モータ6は、当該一次モータステージ7と係合し、かつ一次モータステージ6の速度を制御する一方、当該一次モータステージ7に結合された複数の二次モータステージ9は、弧状レールの方向に沿ってアセンブリを移動させる。複数の二次モータ8に関して、各々が、二次モータステージ9と係合し、二次モータステージ9の速度を制御する。
【0018】
Cアーム回転モータ4は、検査中の被写体を中心としてCアームアセンブリを回転させる。X線源10又はX線源10のアレイは、運動している線源のアレイを形成しながら、所定の速度でCアームに対して移動する。単一のパルス作動X線源を、アレイ中の任意の線源から、又は更には全ての線源から同時に作動させることもできる。各X線パルスは、走査データの時間的に最初の位置及び最後の位置を選択し、かつコンピュータプログラムで多くの個々の画像スライスを切り替えることによって、対応する投影データをもたらす。
【0019】
Cアーム支持体5は、様々なモータステージが所定のトラックに沿って弧状レール上で自由に移動し、かつ角形状を有することを可能にするように設計されている。一次モータ6は、ギアを介して一次モータステージ7を駆動する。一次モータステージ7は、二次モータステージが選択された振動周波数で前後に振動するためのピボットを提供する。各二次モータステージには、二次モータステージ上に取り付けられ、外部露出制御ユニットに電気的に接続された二次モータを有する。二次モータステージ9の各々は、二次モータステージ9の対応する二次モータ8とともに移動して、特許請求の範囲から抜粋された対応する二次モータによって制御される選択された速度で、掃引方向前後への高速移動を提供する。運動している複数のパルス作動X線源を使用して超高速、高効率の3D X線撮影を実行するCアームX線システムは、線源のアレイを形成するように運動している構造上に取り付けられた複数のパルス作動X線源を備える。
【0020】
要するに、システムは、二次モータステージ9によって移動される複数のX線源10、一次モータ6、一次モータステージ7、及び二次モータ8、及び二次モータステージ9のためのハウジングを提供する支持フレーム構造2を含む。このシステムは、多くの利点を有する。第一に、構成は、ギア又はピニオンなどの可動部品への応力が少ない。第二に、同じ点の間に異なる経路がある限り、移動の方向を変更することが容易である。このことは、X線撮像が、全体的な構成において多くの労力を伴わずに、複雑な幾何学配置を形成することを可能にする。第三に、アレイを、非常に広くすることができ、それでも個々の線源は、動作中に相対的に静止したままである。
【0021】
図2は、動き制御によるX線源10の例示的な配置を例示している。この例示的な実施形態では、二次モータ8は、二次モータ8が縁部に回転ホイールを有するため、一次モータステージ7として機能する剛体構造のアセンブリとして相互接続されている。一次モータ6は、ギアによって一次モータステージ7と係合する。一次モータ6は、所定の一定速度で剛性レールに沿って一次モータステージ7を移動させることができる。全ての二次動きステージ9が1つの構造上に取り付けられているため、これらの二次動きステージ9は、所定の一定の速度で剛性レールに沿って移動することもできる。二次モータ8は、これらの二次モータ8の隣接する二次モータ8に対して等間隔に離間配置されている。各二次モータステージ9は、二次モータ8によって前後に移動することができる。X線源10が、二次モータステージ9上に取り付けられている。二次モータステージ9上の各X線源10の動きは、加速、一定速度、減速、及び初期位置に戻るという、4つの動きのセッションを有する。任意の時点で、一次モータステージ7と反対方向に移動する1つのX線源10のみが、一定の速度にあり得る。二次モータステージ9の瞬間の一定速度は、一次モータステージ7の一定の動き速度に等しいようにプログラムされている。
【0022】
一次モータ6は、一次モータステージ7と係合している。一次モータステージ7は、所定の形状、例えば円形状、を有する弧状レール上で自由に移動する。CアームX線システムの一次モータ6は、所定の速度で弧状レールに沿って移動する。一次モータステージ7は、二次モータステージ9を支持するように構成されている。二次モータステージ9の各々には、1つのX線源10が取り付けられている。複数の二次モータステージ9は、高効率かつ超高速の3D X線撮影撮像を実行することを可能にする。
【0023】
一次モータステージ7は、一次モータ6によって弧状レール上で自由に移動する。一次モータステージ7は、所定の位置にX線源10を有する。一次モータステージ7は、第1の初期の場所に設定される。複数の二次モータステージ9は、一次モータステージ7に結合されており、一次モータステージ7と同時に弧状レールの方向に移動される。
【0024】
二次モータステージ9は、回転運動又は直線運動で二次モータ8によって駆動される。二次モータステージ9は、X線管などのX線源10の上部に位置し、それゆえ、上方で移動し得る。全てのX線源10が、一定速度で弧状レールに沿って直線的に移動する。パルス列発生器は、バースト露出時間中に、各X線源10を個別に又は同時に作動させることができる。
【0025】
二次モータステージ9は、二次モータステージ9の角速度をギア比によって決定される最大値程度に変更することができる。モータは、典型的には、モータの最大角速度で動作し、結果として、X線源10の移動距離を大幅に短縮することができる。複数のモータステージ上の複数のX線源10は、一次モータステージ7が一定速度で弧状レールに沿って回転するとき、一緒に動作するアレイを構成する。X線源10のグループは、同じ角速度及び動きの方向で連れ立つ。二次モータステージ9のうちの1つが一次モータステージ7の方向と反対方向に、かつ一次モータステージの選択された速度で移動するとき、二次モータステージ9に結合されたX線源10は、制御ユニットを介して作動される。X線源が検査中の被写体の周りの移動トラックを辿る間に、3D X線撮影画像がX線フラットパネル検出器1を使用して取得される。
【0026】
X線源10は、運動している支持構造上に取り付けられており、検査中の被写体に隣接して位置する。複数のX線源10が支持構造上に配置されており、被写体の周りで同時に移動することができる。一例として、個々の各X線源10は、X線源10がグループ速度に等しいが反対の移動方向を有する速度を有するとき、静止位置からのある範囲内でランダムに短距離移動し、この構成は、X線源10がX線源作動及びX線検出器露出中に相対的に静止したままであることを可能にする。複数のX線源10は、個々のX線源10についての線源移動距離の大幅な短縮をもたらす。3D X線撮影画像データを、はるかに短い時間で全体的により広い掃引角度で取得することができ、走査が進行する間、画像分析をリアルタイムで行うこともできる。
【0027】
図3は、一次モータステージ7及び二次モータステージ9が反対方向にではあるが同じ速度で移動しているとき、個々のX線源10が一時的な静止位置でX線ビームを放射する例示的な構成を例示している。この構成は、動き制御動作がどのように実行されるかを示す。1つのデータ取得サイクルについて、一次モータステージ7は、一定速度で一方向に移動し、次いで、初期位置に戻る。一次モータステージ7が一定速度で移動している間、二次モータステージ9は、所定の速度で振動する。二次モータステージ9が一次動きステージ7と反対方向に移動し、かつ同じ一定速度を有するとき、X線源10及びX線フラットパネル検出器1がトリガされる。トリガのこの瞬間に、X線源10は、X線ビームを放出しながらX線源10が静止しているように振る舞う。したがって、静止状態のX線源10の動的配置は、X線イメージングシステムが、非常に短い時間で異なる空間角度の場所から多数の画像を取得することを可能にする。二次モータステージ9の一定速度の動きの持続時間を、X線露出時間にマッチするようにソフトウェアによってプログラムすることができる。一つの二次モータステージ9が一定速度であるとき、他の二次モータステージ9は、次の一定速度に備えるために、加速し、減速し、又は初期位置に戻り得る。X線源10を、ランダムなシーケンスの各独立した外部トリガパルスに基づいて、オンデマンドで露出を実行するようにプログラムすることもできる。
【0028】
一次モータステージ7は、円形又は楕円形などの所定の形状の弧状レール上で自由に移動する。一次モータステージ7を、直線移動ステージとして実装することもできる。一実施形態では、一次モータは、一次モータステージ7を駆動し、一次モータステージ7の速度を制御する。二次モータステージ9及びは、一次モータステージ7に結合されており、一次モータステージ7に対して一定速度で弧状レールの方向に沿って移動する。二次モータステージ9及びは、ギア、ベルト、又はチェーンを介して一次モータステージ7に機械的に結合されている。
【0029】
二次モータステージ9は、任意の方向に移動し、トラック上のピボットの周りで回転することができる。二次モータステージ9は、二次モータ8に係合している。モータは、制御ユニットによって制御され、例えば、電源からの電流が、接点を介してモータの一次巻線に流れ込み、次いで、接点を介して一次巻線から出て、モータの巻線に磁場を形成する。この配置は、モータが動作してトルクを発生し、かつ二次モータステージ9を駆動して弧状レールに沿っていずれの方向にも移動させることを可能にする。
【0030】
図4は、5つのX線源を有するシステムがどのようにして、各々が総距離の5分の1のみ移動することによって25セットの投影データを撮影することができるかを例示している。この例では、5つのX線源10は、異なる角度位置で合計25回のX線露出を実行する。5つの線源の配置に起因して、各二次モータステージ9は、合計のカバーされる角度の5分の1移動するだけでよい。したがって、複数のX線源10が並行して動作して、わずかな時間で大量の投影データを取得することができる。X線フラットパネル検出器1は、X線受容機として機能する。電子信号は、常に、機械動きの信号よりも高速に進行し、ボトルネックの律速要因は、常に、モータステージ動き自体である。次のボトルネックは、検出器の読み出し律速である。検出器は、多くのメガピクセルデータを読み出してからコンピュータに転送するのにもある程度の時間が必要であるためである。高速のプロセッサ及びGPUを用いると、画像取得とリアルタイムで画像分析を行うことができる。撮影された画像に対する判断は、次のショットについてのX線源10の位置に影響を与えることとなる。画像再構成を行うために、画像全体の取得が終了するまで待つ必要はない。
【0031】
別の実施形態では、システムは、運動している複数のパルス作動X線源を使用して、超高速、高効率の3D X線撮影を実行する。患者のX線撮影画像は、リアルタイムで捕捉される。システムは、X線源に電圧を供給し、かつパルスをトリガする線源ドライバを含む。線源を移動させるための一次モータステージが、線源ドライバに結合されている。一次モータステージ及び二次モータステージ、並びにフラットパネル検出器のためのハウジングを提供する支持フレーム構造。一次モータステージは、一次モータ、ギア機構、及びリニアガイドレールを含む。二次モータステージは、各々、二次モータ、ボールスクリュードライブ、レールの周りタイミングベルトを含む。X線フラットパネル検出器1は、CアームX線システムのためのX線検出器画像データを提供する。
【0032】
X線源10は、線源のアレイを形成するように運動している構造上に取り付けられている。X線源は、グループとして一定の速度で、あらかじめ定められた弧状トラック上で、被写体に対して同時に移動する。個々の各X線源はまた、小距離にあるX線源の静止位置の周りで迅速に移動することができる。個々のX線源が、グループ速度に等しいが反対の移動方向を有する速度を有するとき、一方のCアーム端部におけるX線源10と他方のCアーム端部におけるX線フラットパネル検出器1とは、線源が一瞬、静止したままであるように、外部露出制御ユニットを介して作動される。一次モータステージは、弧状レール上で自由に移動する。一次モータステージに結合された複数の二次モータステーが、弧状レール方向に沿って移動する。一次モータステージは、所定の形状を有する弧状レール上に取り付けられており、モータユニットと、モータユニットを支持するベースと、ベース及びモータユニットに結合された接続ロッドと、を含む。二次モータステージは、並列に配置されており、弧状レールに沿って移動可能であるように接続ロッド上に取り付けられている。
【0033】
個々のX線源及びX線検出器を、外部露出制御ユニットを介して作動させることができる。この配置は、X線源が、X線源作動及びX線検出器露出中に相対的に静止したままであることを可能にする。複数のX線源は、個々のX線源についての線源移動距離の大幅な短縮をもたらす。X線受容器は、X線フラットパネル検出器である。3D X線撮影画像データを、はるかに短い時間で全体的により広い掃引角度で取得することができ、画像分析をリアルタイムで行うこともできる。走査が進行する間、複数のパルス作動X線源は、3Dトモシンセシス撮像をもたらすことができる。
【0034】
更に別の実装態様では、運動している複数のパルス作動X線源を有するCアームX線システムが詳述される。システムは、所定の形状を有する弧状レール上で自由に移動することができる一次モータステージを含む。一次モータステージと係合し、一次モータステージの速度を制御する一次モータ。一次モータステージに結合されており、弧状レールの方向に沿って移動する複数の二次モータステージ。複数の二次モータは、各々、二次モータステージと係合し、二次モータステージの速度を制御する。各々が二次モータステージによって移動される複数のX線源と、一次モータ及び二次モータステージのためのハウジングを提供する支持フレーム構造と、X線撮像データを受容するためのフラットパネル検出器。コンピュータ可読記憶媒体が、位置付けを含む、運動している複数のパルス作動X線源を使用してCアーム高速3D X線撮影を実行するための命令を有する。一次モータステージ、及び当該一次モータが振動することによって一次モータステージを所定の一定速度で掃引する所定の初期の場所までの1つ以上の二次モータステージ。二次モータステージの各々が、二次モータステージが一次モータステージの方向と反対方向に、かつ一次モータステージの選択された速度で移動するときに、対応する二次モータによって、X線源及びフラットパネル検出器を所定のシーケンスで電気的に作動させること、及びX線源をフラットパネルとともに使用して画像データを取得すること。
【0035】
次は、本発明の一態様による、3D X線撮影のための例示的な機械的Cアームの説明である。一次モータステージが弧状レール上で移動する電動X線源の3つのレベルがある。二次モータステージは、弧状レール上の一次モータステージとともに、又は一次モータステージと反対側に移動し、複数のX線源が、各二次モータステージ上に取り付けられている。それゆえ、複数のX線源が、コンピュータ制御ユニットによって制御されるトリガ機構により超高速3D X線撮影を実行するために運動している。デバイスはまた、支持フレーム構造、X線フラットパネル検出器、及び高速モータステージコントローラを含む。全てのシステムコンポーネントは、振動のない動作のために、支持フレーム構造に取り付けられている。標準的なCアーム撮像幾何学配置は、スイングアームの使用を伴う。X線源は、検査されている人体の中心軸の周りで回転するアームの端部に位置する一方、検出器は、回転中心軸の反対側に位置する。
【0036】
別の実装態様では、Cアーム高速3D X線撮影方法は、運動している複数のパルス作動X線源を使用する。この方法は、一次モータステージ7及び複数の二次モータステージ9を所定の初期の場所の掃引に位置付けることを含む。一次モータステージ7は、一次モータ6によって所定の一定速度で動作する。二次モータステージ9の各々は、所定のシーケンスで対応する二次モータ8によって移動する。本方法はまた、X線フラットパネル検出器1上の画像を露出するX線源10を電気的に作動させることを含む。二次モータステージ9が一次モータステージ7の方向と反対方向に移動するとき、本方法は、次いで、X線源10を使用してX線フラットパネル検出器1から画像データを取得する。
【0037】
本発明の様々な実施形態が上述されてきたが、それらは限定ではなく、例としてのみ提示されてきたことを理解されたい。様々な図は、本発明のための例示的なアーキテクチャ又は他の構成を描くことができ、このことは、本発明に含まれ得る特徴及び機能性を理解することを補助するために行われる。本発明は、例示される例示的なアーキテクチャ又は構成に限定されず、所望の特徴が、多様な代替的なアーキテクチャ及び構成を使用して実施されてもよい。実際、代替的な機能的、論理的、又は物理的な分割及び構成が、本発明の所望の特徴を実装するためにどのように実装され得るかは、当業者には明らかであろう。また、本明細書に表されるもの以外の多くの異なる構成モジュール名が、様々な分割に適用されてもよい。追加的に、フロー図、動作説明、及び方法の請求項に関して、本明細書でステップが提示される順序は、文脈が別段の指示をしない限り、列挙された機能性を同じ順序で実行するための様々な実施形態が実装されることを義務付けないものとする。
【0038】
いくつかの事例では、「1つ以上」、「少なくとも」、「であるがこれらに限定されない」などの意義拡大語及び語句、又は語句などの他のもの存在は、そのような意義拡大語句が存在しないことがある場合に、より狭い場合が意図されるか、又は必要とされることを意味すると解釈されないものとする。「モジュール」という用語の使用は、モジュールの一部として記載又は特許請求される構成要素又は機能性が全て共通のパッケージ内に構成されていることを含意しない。実際、制御ロジック又は他の構成要素であるかかかわらず、モジュールの様々な構成要素のいずれか又は全ては、単一のパッケージに組み合わされてもよいし、別個に維持されてもよく、複数の場所にわたって更に分散されてもよい。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】