IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インテル コーポレイションの特許一覧

特表2024-512754DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング
<>
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図1A
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図1B
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図1C
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図2
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図3
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図4
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図5
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図6
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図7
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図8
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図9
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図10
  • 特表-DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】DFT-S-OFDM波形のためのコードブロックインターリービング
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20240312BHJP
   H03M 13/27 20060101ALI20240312BHJP
   H04L 1/00 20060101ALI20240312BHJP
【FI】
H04L27/26 313
H03M13/27
H04L27/26 114
H04L1/00 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560777
(86)(22)【出願日】2022-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 US2022022821
(87)【国際公開番号】W WO2022212703
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】63/170,378
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィドフ,アレクセイ
(72)【発明者】
【氏名】ディカレフ,ドミトリー
(72)【発明者】
【氏名】リー,イーンヤーン
(72)【発明者】
【氏名】シオーン,ガーン
(72)【発明者】
【氏名】イ,デウォン
【テーマコード(参考)】
5J065
5K014
【Fターム(参考)】
5J065AB01
5J065AC02
5J065AD03
5J065AE06
5J065AG06
5K014FA16
(57)【要約】
【要約】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、5G NR及びそれ以降のワイヤレスネットワークで動作するようにUEを設定し、UEに動作を実行させる命令を格納する。動作には、複数のコードブロックを生成するためデータビットストリームの符号化することが含まれる。複数のコードブロックのコードブロックのサブセットのコードブロックインターリーブが実行され、インターリーブされたビットストリームを生成する。インターリーブされたビットストリームは、時間領域サンプルの複数のセットを生成するために、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)を使用して変調される。動作はさらに、時間領域サンプルの複数のセットを送信させることを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のために構成されたユーザ機器(UE)のための装置であって、
処理回路であって、前記ワイヤレスネットワークにおけるコードブロックベースの動作のために前記UEを構成するために、
データビットストリームを符号化して、複数のコードブロックを生成し、
前記複数のコードブロックのうちのコードブロックのサブセットのコードブロックインターリーブを実行して、インターリーブされたビットストリームを生成し、
デジタル変調方式を使用して前記インターリーブされたビットストリームを変調して、変調されたデータシンボルを取得し、
前記変調されたデータシンボルを使用して離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)波形に従って時間領域サンプルのセットを生成し、
時間領域サンプルのセットの送信を行わせる、
処理回路と、
前記処理回路に結合され、前記データビットストリームを記憶するように構成されるメモリと
を有する装置。
【請求項2】
前記処理回路は、ビット領域において前記コードブロックインターリーブを実行する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
コードブロックの前記サブセットが、予め設定された数のシンボルをもつ少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を備える、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
コードブロックの前記サブセットは、複数のDFT-s-OFDMシンボルを備える、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記処理回路は、前記変調されたデータシンボルの間に位相トラッキング基準信号(PT-RS)を挿入するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記処理回路は、前記インターリーブされたビットストリームの多重化を実行して、複数のビットストリームを生成するように構成される、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記処理回路は、複数の多重化されたビットストリームのDFT-s-OFDM変調を実行して、時間領域サンプルの複数のストリームを生成するように構成される、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記処理回路は、
変調されたデータシンボルの前記複数のストリームを使用してDFT拡散およびサブキャリアマッピングを実行して、データサブキャリアの複数のストリームを生成し、
データサブキャリアの前記複数のストリームを使用して逆高速フーリエ変換(IFFT)およびサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行して、時間領域サンプルの複数のセットを生成する
ように構成される、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記処理回路に結合されたトランシーバ回路と、
前記トランシーバ回路に結合された2つ以上のアンテナとをさらに有し、
前記処理回路は、前記2つ以上のアンテナを使用して時間領域サンプルの複数のセットを送信させる、
請求項1ないし7いずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のために前記UEを構成し、前記UEに、
データビットストリームを符号化して、複数のコードブロックを生成することと、
前記複数のコードブロックのうちのコードブロックのサブセットのコードブロックインターリーブを実行して、インターリーブされたビットストリームを生成することと、
デジタル変調方式を使用して前記インターリーブされたビットストリームを変調して、変調されたデータシンボルを取得することと、
前記変調されたデータシンボルを使用して離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)波形に従って時間領域サンプルのセットを生成することと、
時間領域サンプルのセットの送信を行わせることと、
を含む動作を実行させる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
前記動作は、ビット領域において前記コードブロックインターリーブを実行することをさらに含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
コードブロックの前記サブセットが、予め設定された数のシンボルをもつ少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を備える、
請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コードブロックの前記サブセットは、複数のDFT-s-OFDMシンボルを備える、
請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記動作は、前記変調されたデータシンボルの間に位相トラッキング基準信号(PT-RS)を挿入することをさらに含む、
請求項10ないし13いずれか一項に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記動作は、
前記インターリーブされたビットストリームの多重化を実行して、複数のビットストリームを生成ことをさらに含む、
請求項10ないし13いずれか一項に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記動作は、前記複数のビットストリームのDFT-s-OFDM変調を実行して、時間領域サンプルの複数のストリームを生成すること
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記動作が、
変調されたデータシンボルの前記複数のストリームを使用してDFT拡散およびサブキャリアマッピングを実行して、データサブキャリアの複数のストリームを生成することと、
データサブキャリアの前記複数のストリームを使用して逆高速フーリエ変換(IFFT)およびサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行して、時間領域サンプルの複数のセットを生成することと
をさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のために前記UEを構成し、前記UEに、
データビットストリームを符号化して、複数のコードブロックを生成することと、
前記複数のコードブロックの並列・直列変換を実行して、連結コードブロックビットストリームを生成することと、
デジタル変調方式を使用して前記連結コードブロックビットストリームを変調して、変調されたデータシンボルを取得することと、
前記変調されたデータシンボルのサブセットのインターリーブを実行して、インターリーブされた変調データシンボルを取得することと、
前記インターリーブされた変調データシンボルを使用して、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)波形に従って時間領域サンプルのセットを生成することと、
時間領域サンプルの前記セットを送信させることと
を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
前記動作が、前記インターリーブされた変調されたデータシンボルの多重化を実行して、複数の変調されたデータシンボルストリームを生成することをさらに含む、
請求項18に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
前記動作は、前記複数の変調されたデータシンボルストリームを使用してDFT拡散およびサブキャリアマッピングを実行して、複数の変調複数のストリームを生成することをさらに備える、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項21】
前記動作が、データサブキャリアの複数のストリームを使用して逆高速フーリエ変換(IFFT)およびサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行して、時間領域サンプルの複数のセットを生成することをさらに備える、
請求項20に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項22】
変調されたデータシンボルの前記サブセットは、予め設定された数のシンボルを有する少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を備える、
請求項18ないし21いずれか一項に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
態様は、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様は、3GPP(登録商標)(Third Generation Partnership Project)ネットワーク、3GPP LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、3GPP LTE-A(LTE Advanced)ネットワーク、(MulteFire、LTE-U)、および5Gニューラジオ(NR)(または5G-NR)ネットワーク、5G NRアンライセンススペクトル(NR-U)ネットワークなどの5G-LTEネットワークを含む第5世代(5G)ネットワーク、ならびにWi-Fi、CBRS(OnGo)などを含む他のアンライセンスネットワークを含むワイヤレスネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年4月2日に出願され、「CODEBLOCK INTERLEAVING FOR DFT-S-OFDM WAVEFORM」と題された米国仮特許出願第63/170,378号に対する優先権の利益を主張し、この出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
[背景技術]
モバイル通信は、初期の音声システムから今日の高度に洗練された統合通信プラットフォームへと著しく進化してきた。様々なネットワークデバイスと通信する異なるタイプのデバイスの増加とともに、3GPP LTEシステムの使用が増加している。現代社会におけるモバイルデバイス(ユーザ機器またはUE)の浸透は、多くの異なる環境における多種多様なネットワーク化されたデバイスに対する需要を駆り立て続けている。第5世代(5G)無線システムが登場しており、さらに大きな速度、接続性、および可用性を可能にすることが期待されている。次世代5Gネットワーク(またはNRネットワーク)は、スループット、カバレージ、およびロバスト性を増加させ、レイテンシならびに運用および資本支出を低減することが予想される。5G-NRネットワークは、高速でリッチなコンテンツおよびサービスを配信するシームレスなワイヤレス接続性ソリューションを用いて人々の生活を豊かにするために、追加の潜在的な新しい無線アクセス技術(RAT)を有する3GPP LTEアドバンストに基づいて進化し続けるであろう。現在のセルラーネットワーク周波数は飽和しているので、ミリメートル波(mmWave)周波数などのより高い周波数は、それらの高い帯域幅により有益であり得る。
【0004】
無認可(unlicensed)スペクトルにおける潜在的なLTE動作は、デュアルコネクティビティ(DC)またはDCベースのLAAを介した無認可スペクトルにおけるLTE動作と、無認可スペクトルにおけるスタンドアロンLTEシステムとを含み(これらに限定されない)、それによれば、LTEベースの技術は、MulteFireと呼ばれる認可(licenced)スペクトルにおける「アンカー」を必要とせずに無認可スペクトルにおいて単独で動作する。認可スペクトルならびに無認可スペクトルにおけるLTEおよびNRシステムのさらなる拡張された動作が、将来のリリースおよび5G(およびそれ以降)システムにおいて予想される。そのような拡張された動作は、5Gおよびそれ以降のネットワーク通信におけるDFT-s-OFDM波形のためのCBインターリービングのための機構を含むことができる。
【0005】
図面は、必ずしも縮尺に合わせて描かれているわけではなく、同様な数字が異なる図で同様な構成要素を表すことがある。異なる添え字を持つ同様な数字が、同様な構成要素の異なる例を表すことがある。これらの図は一般的に、本明細書で議論されている様々な側面を、限定的ではなく、例示として図示している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1A】いくつかの態様に従って、ネットワークのアーキテクチャを示している。
図1B】いくつかの態様に従った、非ローミング5Gシステムのアーキテクチャを示している。
図1C】いくつかの態様に従った、非ローミング5Gシステムのアーキテクチャを示している。
図2】開示した実施形態の態様を実施し得る様々なシステム、デバイス及びコンポーネントを示している。
図3】開示した実施形態の態様を実施し得る様々なシステム、デバイス及びコンポーネントを示している。
図4】開示した実施形態の態様を実施し得る様々なシステム、デバイス及びコンポーネントを示している。
図5】いくつかの態様に従った、DFT-s-OFDM波形のための位相追跡基準信号(PT-RS)構成のダイアグラムを示している。
図6】いくつかの態様に従った、5G-NRネットワークでサポートされるフレーム構造を示している。
図7】いくつかの態様に従った、コードブロックバンドル(CBB)が2のPDSCH/PUSCH伝送のダイアグラムを示している。
図8】いくつかの態様に従った、2MIMO層のDFT-s-OFDM波形のためのコードブロックインターリーバのダイアグラムを示している。
図9】いくつかの態様に従った、2MIMO層のDFT-s-OFDM波形のための別のコードブロックインターリーバのダイアグラムを示している。
図10】いくつかの態様に従った、コードブロックインターリービング動作を示している。
図11】いくつかの態様に従った、進化したNode-B(eNB)、新世代のNode-B(gNB)(又は他のRANノード又は基地局)、送受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP)、無線局(STA)、移動局(MS)、又はユーザ機器(UE)などの通信装置のブロックダイアグラムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の説明及び図面は、当業者がそれらを実施することを可能にする態様を十分に説明する。他の態様は、構造的、論理的、電気的、プロセス的及びその他の変更を含み得る。ある態様の部分及び特徴は、他の態様の部分に含まれ、又は他の態様の部分に代替され得る。クレームに概説された態様は、これらのクレームの利用可能な全ての同等物を包含する。
【0008】
図1Aは、いくつかの態様に従ったネットワークのアーキテクチャを示す。ネットワーク140Aは、ユーザ機器(UE)101及びUE102を含むように示されている。UE101及び102は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラーネットワークに接続可能なハンドヘルドタッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)として図示されているが、パーソナルデータアシスタント(PDA)、ポケットベル、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、無線ハンドセット、ドローン、又は有線及び/又は無線通信インターフェースを含む他のコンピューティングデバイスなどの、任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含むこともできる。UE101及び102は、本明細書で総称してUE101と呼ぶことができ、かつUE101は本明細書に開示された技術の1つ又は複数を実行するために使用することができる。
【0009】
本明細書に記載される無線リンク(例えば、ネットワーク140A又は他の図示されたネットワークで使用されるようなリンク)のいずれも、任意の例示的な無線通信技術及び/又は標準に従って動作することができる。
【0010】
LTE及びLTE-Advancedは、携帯電話のようなUEのための高速データの無線通信のための標準である。キャリアアグリゲーションは、LTE-Advanced及び各種の無線システムにおいて、異なる周波数で動作する複数のキャリア信号を使用して単一のUEのための通信を行い、単一のデバイスで使用可能な帯域幅を増加させる技術である。いくつかの態様では、キャリアアグリゲーションは、1つ又は複数のコンポーネントキャリアがライセンスされていない周波数で動作する場合に使用される。
【0011】
本明細書に記載される態様は、例えば、専用のライセンスされたスペクトル、ライセンスされていないスペクトル、(ライセンスされた)共有スペクトル(例えば、2.3~2.4GHz、3.4~3.6GHz、3.6~3.8GHz、及びそれ以降の周波数のLicensed Shared Access(LSA)、及び3.55~3.7GHz、及びそれ以降の周波数のSpectrum Access System(SAS)など)を含む任意のスペクトル管理スキームのコンテキストで使用することができる。
【0012】
本明細書に記載される態様は、OFDMキャリアデータビットベクトルを対応するシンボルリソースに割り当てることにより、異なる単一キャリア又はOFDMフレーバー(CP-OFDM、SC-FDMA、SC-OFDM、フィルタバンクベースマルチキャリア(FBMC)、OFDMなど)、特に3GPP NR(New Radio)にも適用することができる。
【0013】
いくつかの態様では、UE 101及び102のいずれも、モノのインターネット(Internet-of-Things,IoT)UE又はセルラーIoT(CIoT)UEを含むことができ、これらは、短命UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含むことができる。いくつかの態様では、UE 101及び102のいずれも、ナローバンド(NB)IoT UE(例えば、拡張NB-IoT(eNB-IoT)UE及びFurther Enhanced(FeNB-IoT)UEなど)を含むことができる。IoT UEは、公共陸上移動ネットワーク(PLMN)、近接通信ベースサービス(ProSe)、又はデバイス間(D2D)通信、センサーネットワーク、又はIoTネットワークを介してMTCサーバー又はデバイスとデータを交換するために、マシン間(M2M)又はマシンタイプ通信(MTC)などのテクノロジを利用できる。M2M又はMTCのデータ交換は、マシンが開始するデータ交換である場合がある。IoTネットワークには、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な組み込みコンピューティングデバイスを含む可能性のあるIoT UEと、短命の接続との相互接続が含まれる。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など)を実行する場合がある。
【0014】
いくつかの態様では、UE 101及び102のいずれも、拡張MTC(eMTC)UE又はさらに拡張MTC(FeMTC)UEを含むことができる。
【0015】
UE 101及び102は、例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)110と通信的に結合するように構成することができる。RAN 110は、例えば、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)、NextGen RAN(NG RAN)、又は他のタイプのRANであることができる。UE 101及び102は、それぞれ接続103及び104を利用し、それぞれが物理通信インターフェース又はレイヤ(以下でさらに詳細に議論される)を含む。この例では、接続103及び104は、通信結合を可能にするエアインターフェースとして図示されており、移動通信用グローバルシステム(GSM)プロトコル、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークプロトコル、プッシュツートーク(PTT)プロトコル、PTT over Cellular(POC)プロトコル、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)プロトコル、3GPP Long Term Evolution(LTE)プロトコル、第五世代(5G)プロトコル、新無線(NR)プロトコルなどのセルラー通信プロトコルと整合性を保つことができる。
【0016】
一態様において、UE 101及び102は、ProSeインターフェース105を介して通信データをさらに直接交換することができる。ProSeインターフェース105は、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク検出チャネル(PSDCH)、及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を含むがこれらに限定されない、1つ以上の論理チャネルを含むサイドリンクインターフェースとも呼ばれる。
【0017】
UE 102は、接続107を介してアクセスポイント(AP)106にアクセスするように構成されている。接続107は、例えば、任意のIEEE 802.11プロトコルと整合性のある接続のようなローカル無線接続を構成することができ、それに従って、AP 106は無線忠実性(WiFi(登録商標))ルータを構成することができる。この例では、AP 106は、無線システムのコアネットワーク(以下でさらに詳細に説明する)に接続することなく、インターネットに接続されていることが示されている。
【0018】
RAN 110は、接続103及び104を可能にする1つ以上のアクセスノードを含むことができる。これらのアクセスノード(AN)は、基地局(BS)、NodeB、進化したNodeB(eNB)、次世代NodeB(gNB)、RANネットワークノードなどと呼ばれ、地理的領域(例えば、細胞)内でカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又は衛星局を含むことができる。いくつかの側面では、通信ノード111及び112は、送信/受信ポイント(TRP)であり得る。通信ノード111及び112がNodeBである場合(例:eNB又はgNB)、1つ又は複数のTRPは、NodeBの通信セル内で機能し得る。RAN 110は、マクロセルを提供するための1つ又は複数のRANノード、例えばマクロRANノード111、及びフェムトセル又はピコセル(例えば、マクロセルと比較してカバレッジ領域が小さい、ユーザ容量が小さい、又は帯域幅が大きいセル)を提供するための1つ又は複数のRANノード、例えば低電力(LP)RANノード112又はライセンスされていないスペクトルベースの二次RANノード112を含むことができる。
【0019】
RANノード111及び112のいずれも、エアインターフェースプロトコルを終端することができ、UE 101及び102の最初の接点とすることができる。いくつかの態様において、RANノード111及び112のいずれも、限定されるものではないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンクの動的無線リソース管理、及びデータパケットスケジューリング、及びモビリティ管理などの無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む、RAN 110のための様々な論理機能を果たすことができる。一例において、ノード111及び/又は112のいずれも、新世代ノードB(gNB)、進化ノードB(eNB)、又は別のタイプのRANノードであり得る。
【0020】
RAN 110は、S1インターフェース113を介してコアネットワーク(CN)120に通信可能に結合されることが示されている。態様において、CN 120は、進化したパケットコア(EPC)ネットワーク、NextGenパケットコア(NPC)ネットワーク、又は他のタイプのCN(例えば、図1B、1Cを参照して図示されるような)であり得る。この態様において、S1インターフェース113は、RANノード111及び112とサービスゲートウェイ(S-GW)122との間のユーザトラフィックデータを伝送するS1-Uインターフェース114と、RANノード111及び112とMME 121との間のシグナリングインターフェースであるS1モビリティ管理エンティティ(MME)インターフェース115との2つの部分に分割される。
【0021】
この態様において、CN 120は、MME 121、S-GW 122、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)123及び家庭加入者サーバー(HSS)124を含む。MME 121は、従来のサービス一般パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)のコントロールプレーンと機能的に類似している。MME 121は、ゲートウェイ選択及び追跡エリアリスト管理のようなアクセスにおけるモビリティ側面を管理することができる。HSS 124は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするための加入関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを構成することができる。CN 120は、モバイル加入者の数、機器の容量、ネットワークの組織などに応じて、1つ又は複数のHSS 124を構成することができる。例えば、HSS 124は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス解決、位置依存性などのサポートを提供することができる。
【0022】
S-GW 122は、S1インターフェース113をRAN 110に向けて終端し、RAN 110とCN 120との間でデータパケットをルーティングすることができる。さらに、S-GW 122は、RANノード間ハンドオーバのためのローカル移動性アンカーポイントであり、また、3GPP間移動性のためのアンカーを提供することができる。S-GW 122の他の責任には、合法的傍受、課金、及びいくつかのポリシー執行が含まれる。
【0023】
P-GW 123は、PDNに向けてSGiインターフェースを終端することができる。P-GW 123は、インターネットプロトコル(IP)インターフェース125を介して、EPCネットワーク120と、アプリケーションサーバ184を含むネットワーク(別名アプリケーション機能(AF)と呼ばれる)のような外部ネットワークとの間でデータパケットをルーティングすることができる。P-GW 123はまた、インターネット、IPマルチメディアサブシステム(IPS 又はIMS)ネットワーク、及び他のネットワークを含むことができる他の外部ネットワーク131Aにデータを通信することができる。一般に、アプリケーションサーバ184は、コアネットワーク(UMTSパケットサービス(PS)ドメイン、LTE PSデータサービスなど)でIPベアラリソースを使用するアプリケーションを提供する要素であってもよい。この態様において、P-GW 123は、IPインターフェース125を介してアプリケーションサーバ184に通信可能に結合されることが示されている。アプリケーションサーバ184は、CN 120を介してUE 101及び102のための1つ以上の通信サービス(例えば、Voice-over-Internet Protocol(VoIP)セッション、PTTセッション、グループコミュニケーションセッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど。)をサポートするように構成することもできる。
【0024】
P-GW 123は、さらに、ポリシー実施及び課金データ収集のためのノードとすることができる。ポリシー及び課金ルール機能(PCRF)126は、CN 120のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、いくつかの側面で、UEのInternet Protocol Connectivity Access Network(IP-CAN)セッションに関連付けられたHome Public Land Mobile Network(HPLMN)に単一のPCRFが存在する場合がある。トラフィックのローカルブレークアウトがあるローミングシナリオでは、UEのIP-CANセッションに関連付けられた2つのPCRFが存在する場合がある。HPLMN内のHome PCRF(H-PCRF)とVisited Public Land Mobile Network(VPLMN)内のVisited PCRF(V-PCRF)である。PCRF 126は、P-GW 123を介してアプリケーションサーバ184に通信可能に結合することができる。
【0025】
ある態様において、通信ネットワーク140Aは、ライセンスされた(5G NR)及びライセンスされていない(5G NR-U)スペクトルにおける通信を使用する5Gの新しい無線ネットワークを含む、IoTネットワーク又は5Gネットワークであり得る。現在IoTを実現しているものの1つがナローバンドIoT(NB-IoT)である。
【0026】
NGシステムアーキテクチャは、RAN 110と5Gネットワークコア(5GC)120を含むことができる。NG-RAN 110は、gNB及びNG-eNBのような複数のノードを含むことができる。コアネットワーク120(例えば、5Gコアネットワーク又は5GC)は、アクセス及びモビリティ機能(AMF)及び/又はユーザプレーン機能(user plane function)(UPF)を含むことができる。AMF及びUPFは、NGインターフェースを介してgNB及びNG-eNBに通信可能に結合することができる。より具体的には、いくつかの態様において、gNB及びNG-eNBはNG-CインターフェースによってAMFに、NG-UインターフェースによってUPFに接続することができる。gNB及びNG-eNBは、Xnインターフェースを介して相互に結合することができる。
【0027】
いくつかの態様では、NGシステムアーキテクチャは、3GPP技術仕様(TS)23.501(例:V15.4.0,2018-12)によって提供されるさまざまなノード間の基準点を使用できる。いくつかの態様では、各gNBとNG-eNBは、基地局、モバイルエッジサーバー、スモールセル、ホームeNB、RANネットワークノードなどとして実装できる。いくつかの態様では、gNBはマスターノード(MN)であり、NG-eNBは5Gアーキテクチャのセカンダリノード(SN)であることができる。いくつかの態様において、マスター/プライマリノードは、ライセンスされた帯域で動作することができ、セカンダリノードは、ライセンスされていない帯域で動作することができる。
【0028】
図1Bは、いくつかの態様による非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示す。図1Bを参照すると、基準点(reference point)表現における5Gシステムアーキテクチャ140Bが示されている。より具体的には、UE 101は、RAN 110及び1つ以上の他の5Gコア(5GC)ネットワークエンティティと通信することができる。5Gシステムアーキテクチャ140Bは、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)132、ロケーション管理機能(LMF)133、セッション管理機能(SMF)136、ポリシー制御機能(PCF)148、アプリケーション機能(AF)150、ユーザプレーン機能(UPF)134、ネットワークスライス選択機能(NSSF)142、認証サーバー機能(AUSF)144、及び統合データ管理(UDM)/ホーム加入者サーバー(HSS)146のような複数のネットワーク機能(NF)を含む。UPF 134は、データネットワーク(DN)152への接続を提供することができ、これは、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又は第三者サービスを含むことができる。AMF 132は、アクセス制御及びモビリティを管理するために使用することができ、ネットワークスライス選択機能を含むこともできる。SMF 136は、ネットワークポリシーに従ってさまざまなセッションを設定及び管理するように設定することができる。UPF 134は、目的のサービスタイプに応じて、1つ以上の設定で展開できる。PCF 148は、ネットワークスライシング、モビリティ管理、及びローミング(4G通信システムのPCRFと同様)を使用してポリシーフレームワークを提供するように設定できる。UDMは、加入者プロファイルとデータを格納するように設定できる(4G通信システムのHSSに似ている)。
【0029】
LMF 133は、5G測位機能に接続して使用できる。いくつかの態様では、LMF 133は、UE 101の位置を計算するために、NLインターフェース上でAMF 132を介して、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)110及びモバイルデバイス(例えばUE 101)から測定及び支援情報を受信する。いくつかの態様では、NR位置決めプロトコルA(NRPPa)を使用して、次世代コントロールプレーンインターフェース(NG-C)を介してNG-RANとLMF 133の間で位置決め情報を伝送することができる。いくつかの態様では、LMF 133は、AMF 132を介してLTE位置決めプロトコル(LPP)を使用してUEを設定する。NG RAN 110は、LTE-Uu及びNR-Uuインターフェース上でRadio Resource Control(RRC)プロトコルを使用してUE 101を設定する。
【0030】
いくつかの態様では、5Gシステムアーキテクチャ140Bは、位置決め測定を可能にするために異なる参照信号を設定する。位置決め測定に使用され得る参照信号の例としては、下りリンクにおける位置決め参照信号(NR PRS)及び上りリンクにおける位置決めのためのサウンディング参照信号(SRS)が挙げられる。下りリンク位置決め参照信号(PRS)は、下りリンクベースの位置決め方法をサポートするように構成された参照信号である。
【0031】
いくつかの態様において、5Gシステムアーキテクチャ140Bは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)168Bだけでなく、呼セッション制御機能(CSCF)などの複数のIPマルチメディアコアネットワークサブシステムエンティティを含む。より具体的には、IMS 168Bは、代理CSCF(P-CSCF)162BE、サービスCSCF(S-CSCF)164B、緊急CSCF(E-CSCF)(図1Bに図示せず)、又は質問CSCF(I-CSCF)166Bとして機能するCSCFを含む。P-CSCF 162Bは、IMサブシステム(IMS)168B内のUE 101の最初のコンタクトポイントとして設定できる。S-CSCF 164Bは、ネットワーク内のセッション状態を処理するように設定でき、E-CSCFは、緊急要求を適切な緊急センター又はPSAPにルーティングするなど、緊急セッションの特定の態様を処理するように設定できる。I-CSCF 166Bは、そのネットワークオペレータのサブスクライバ、又はそのネットワークオペレータのサービスエリア内に現在配置されているローミングサブスクライバを宛先とするすべてのIMS接続に対して、オペレータのネットワーク内のコンタクトポイントとして機能するように設定できる。いくつかの態様において、I-CSCF 166Bは、別のIPマルチメディアネットワーク170B、例えば、別のネットワークオペレータによって動作するIMSに接続することができる。
【0032】
いくつかの態様において、UDM/HSS 146は、テレフォニーアプリケーションサーバ(TAS)又は別のアプリケーションサーバ(AS)を含むことができるアプリケーションサーバ160Bに結合することができる。AS 160Bは、S-CSCF 164B又はI-CSCF 166Bを介してIMS 168Bに結合することができる。
【0033】
基準点表現は、対応するNFサービス間で相互作用が存在できることを示している。例えば、図1Bは、次の基準点を示している:N1(UE 102とAMF 132との間)、N2(RAN 110とAMF 132との間)、N3(RAN 110とUPF 134との間)、N4(SMF 136とUPF 134との間)、N5(PCF 148とAF 150との間(図示せず))、N6(UPF 134とDN152との間)、N7(SMF 136とPCF 148との間(図示せず))、N8(UDM 146とAMF 132との間(図示せず))、N9(2つのUPF間134(図示せず))、N10(UDM 146とSMF 136との間(図示せず))、N11(AMF 132とSMF 136との間(図示せず))、N12(AUSF 144とAMF 132との間(図示せず))、N13(AUSF 144とUDM 146との間(図示せず))、N14(2つのAMF 132間(図示せず))、N15(非ローミングシナリオの場合はPCF 148とAMF 132との間、ローミングシナリオの場合はPCF 148と訪問ネットワークとAMF 132との間(図示せず))、N16(2つのSMF間(図示せず))、及びN22(AMF 132とNSSF 142との間(図示せず))。図1Bに示されていない他の基準点表現も使用できる。
【0034】
図1Cは、5Gシステムアーキテクチャ140C及びサービスベース表現を示す。図1Bに示すネットワークエンティティに加えて、システムアーキテクチャ140Cは、ネットワーク公開機能(NEF)154及びネットワークリポジトリ機能(NRF)156も含むことができる。いくつかの態様において、5Gシステムアーキテクチャは、サービスベースとすることができ、ネットワーク機能間の相互作用は、対応するポイントツーポイント基準点Ni又はサービスベースのインターフェースとして表すことができる。
【0035】
いくつかの態様において、図1Cに示すように、サービスベース表現は、他の認可されたネットワーク機能がそのサービスにアクセスすることを可能にする制御プレーン内のネットワーク機能を表すために使用することができる。この点に関して、5Gシステムアーキテクチャ140Cは、以下のサービスベースのインターフェースを含むことができる:Namf 158H(AMF 132によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nsmf 158I(SMF 136によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nnef 158B(NEF 154によって示されるサービスベースのインターフェース)、Npcf 158D(PCF 148によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nudm 158E(UDM 146によって示されるサービスベースのインターフェース)、Naf 158F(AF 150によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nnrf 158C(NRF 156によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nnssf 158A(NSSF 142によって示されるサービスベースのインターフェース)、Nausf 158G(AUSF 144によって示されるサービスベースのインターフェース)。図1Cに示されていない他のサービスベースのインターフェース(例えば、Nudr、N5g-eir、Nudsf)もまた使用することができる。
【0036】
図2図3及び図4は、5G-NR(及びそれ以降)ネットワークのような異なる通信システムにおいて開示された実施形態の態様を実装することができる様々なシステム、デバイス及びコンポーネントを示す。UE、基地局(gNBのような)及び/又は他のノード(例えば、衛星又は他のNTNノード)は、図1A図4に関連して、開示された技術を実行するように構成することができる。
【0037】
図2は、様々な実施形態によるネットワーク200を示す。ネットワーク200は、LTE又は5G/NRシステムのための3GPP技術仕様と一致する方法で動作することができる。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されるものではなく、記載された実施形態は、将来の3GPPシステムなど、本明細書に記載された原理から利益を得る他のネットワークに適用することができる。
【0038】
ネットワーク200は、無線接続を介してRAN 204と通信するように設計された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含むUE 202を含むことができる。UE 202は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車載エンターテインメントデバイス、計器クラスタ、ヘッドアップディスプレイデバイス、車載診断デバイス、ダッシュボードモバイル機器、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、組み込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク化されたアプライアンス、マシンタイプの通信デバイス、M2M又はD2Dデバイス、IoTデバイスなどであり得るが、これらに限定されない。
【0039】
いくつかの実施形態において、ネットワーク200は、サイドリンクインターフェースを介して互いに直接結合された複数のUEを含むことができる。UEは、限定されるものではないが、PSBCH、PSDCH、PSCH、PSCCH、PSFCHなどの物理的サイドリンク・チャネルを使用して通信するM2M/D2Dデバイスであり得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、UE 202は、さらに無線接続を介してAP 206と通信し得る。AP 206は、WLAN接続を管理することができ、これは、RAN 204からの一部又はすべてのネットワークトラフィックをオフロードするのに役立つ。UE 202とAP 206との間の接続は、任意のIEEE 802.11プロトコルと整合することができ、AP 206は、無線忠実性(Wi-Fi(登録商標))ルータとすることができる。いくつかの実施形態では、UE 202、RAN 204、及びAP 206は、セルラーWLAN集約(例:LWA/LWIP)を利用することができる。セルラーWLAN集約は、セルラー無線リソースとWLANリソースの両方を利用するようにRAN 204によって構成されるUE 202を含むことができる。
【0041】
RAN 204は、例えば、アクセスノード(AN)208のような、1つ以上のアクセスノードを含むことができる。AN 208は、RRC、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、無線リンク制御(RLC)、MAC、及びL1プロトコルを含むアクセス階層プロトコルを提供することによって、UE 202のためのエアインターフェースプロトコルを終了することができる。このようにして、AN 208は、コアネットワーク(CN)220とUE 202との間のデータ/音声接続を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、AN 208は、個別の装置において、又は、例えば、CRAN又は仮想ベースバンドユニットプールと呼ばれる仮想ネットワークの一部として、サーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装され得る。AN 208は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRPなどと呼ばれる。AN 208は、マクロセルと比較して、より小さなカバレッジ領域、より小さなユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の類似のセルを提供するための、マクロセル基地局又は低電力基地局であり得る。
【0042】
RAN 204が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インターフェース(RAN 204がLTE RANである場合)又はXnインターフェース(RAN 204が5G RANである場合)を介して相互に結合され得る。X2/Xnインターフェースは、いくつかの実施形態において制御/ユーザプレーンインターフェースに分離され得るが、ANsがハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉調整などに関連する情報を通信することを可能にし得る。
【0043】
RAN 204のANsは、各々、1つ以上のセル、セルグループ、コンポーネントキャリアなどを管理して、UE 202にネットワークアクセスのためのエアインターフェースを提供し得る。UE 202は、RAN 204の同一又は異なるANsによって提供される複数のセルと同時に接続され得る。例えば、UE 202及びRAN 204は、キャリアアグリゲーションを使用して、UE 202が、それぞれがPcell又はScellに対応する複数のコンポーネントキャリアと接続できるようにすることができる。二重接続シナリオでは、第1のANは、MCGを提供するマスターノードであり、第2のANは、SCGを提供する二次ノードであり得る。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNBなどの任意の組み合わせであり得る。
【0044】
RAN 204は、ライセンスされたスペクトル又はライセンスされていないスペクトル上のエアインターフェースを提供し得る。ライセンスされていないスペクトルで動作するために、ノードは、PCells/SCellsとのCA技術に基づくLAA、eLAA及び/又はfeLAAメカニズムを使用し得る。ライセンスされていないスペクトルにアクセスする前に、ノードは、例えば、listen-before-talk(LBT)プロトコルに基づいて、媒体/キャリアセンシング動作を実行することができる。
【0045】
V2Xシナリオでは、UE 202又はAN 208は、V2X通信に使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指すロードサイドユニット(RSU)であるか、又はロードサイドユニット(RSU)として機能する。RSUは、適切なAN又は固定(又は比較的固定)UEで、又はそれによって実装される。UEで、又はそれによって実装されるRSUは、「UE型RSU」と呼ばれることがある。eNBは、「eNB型RSU」と呼ばれることがある。gNBは、「gNB型RSU」と呼ばれることがある、など。一例では、RSUは、通過する車両UEに接続サポートを提供する道路脇に配置された無線周波数回路と結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、進行中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するためのアプリケーション/ソフトウェアと同様に、交差点マップ形状、交通統計、メディアを格納する内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、衝突回避、交通警告などの高速イベントに必要な非常に低い遅延通信を提供することができる。さらに、又は代替として、RSUは、他のセルラー/WLAN通信サービスを提供することができる。RSUのコンポーネントは、屋外設置に適した耐候性の筐体にパッケージ化され、トラフィック信号コントローラ又はバックホールネットワークへの有線接続(例えば、イーサネット)を提供するネットワークインターフェースコントローラを含むことができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、RAN 204は、eNB、例えばeNB 212を備えたLTE RAN 210であり得る。LTE RAN 210は、以下の特性を有するLTEエアインターフェースを提供し得る:15kHzのサブキャリアスペーシング(SCS);ダウンリンク(DL)のCP-OFDM波形及びアップリンク(UL)のSC-FDMA波形;データ用ターボコード及び制御用TBCC;など。LTEエアインターフェースは、CSI取得及びビーム管理のためにCSI-RSに依存する可能性があり;PDSCH/PDCCH復調のためのPDSCH/PDCCH DMRS;と、UEでのコヒーレント復調/検出のためのセル検索と初期取得、チャネル品質測定、及びチャネル推定のためのCRSに依存する可能性がある。LTEエアインターフェースは、サブ6GHz帯域で動作する場合がある。
【0047】
いくつかの実施形態では、RAN 204は、gNB、例えば、gNB 216又はng-eNB、例えば、ng-eNB 218を有するNG-RAN 214であってもよい。gNB 216は、5G NRインターフェースを使用して5G対応UEと接続してもよい。gNB 216は、N2インターフェース又はN3インターフェースを含むNGインターフェースを介して5Gコアと接続してもよい。ng-eNB 218は、NGインターフェースを介して5Gコアと接続してもよいが、LTEエアインターフェースを介してUEと接続してもよい。gNB 216とng-eNB 218は、Xnインターフェースを介して接続してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、NGインターフェースは、NG-RAN214とUPF 248とのノード間のトラフィックデータを伝送するNGユーザプレーン(NG-U)インターフェース(例えば、N3インターフェース)と、NG-RAN214とAMF 244のノードとの間のシグナリングインターフェースであるNGコントロールプレーン(NG-C)インターフェース(例えば、N2界面)の2つの部分に分割してもよい。
【0049】
NG-RAN 214は、以下の特性を有する5G-NRエアインターフェースを提供してもよい:可変SCS;DL用のCP-OFDM、CP-OFDM、UL用のDFT-s-OFDM;制御用のpolar、repetition、simplex、Reed-Mullerコード、データ用のLDPC。5G-NRエアインターフェースは、LTEエアインターフェースと同様にCSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依存する場合がある。5G-NRエアインターフェースはCRSを使用しない場合があるが、PBCH復調にPBCH DMRSを使用する場合がある。PDSCHの位相トラッキングにはPTRS、時間トラッキングにはトラッキング基準信号を使用する。5G-NRエアインターフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、又は24.25GHz~52.6GHz帯域を含むFR2帯域で動作する。5G-NRエアインターフェースは、同期信号と、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドの領域である物理ブロードキャストチャネル(SS/PBCH)ブロック(SSB)とを含むことができる。
【0050】
いくつかの実施形態では、5G-NRエアインターフェースは、様々な目的のためにBWP(帯域幅部分)を利用することができる。例えば、BWPはSCSの動的適応のために使用することができる。例えば、UE 202は、BWP構成ごとに異なるSCSを持つ複数のBWPで構成することができる。BWPの変更がUE 202に指示されると、送信のSCSも同様に変更される。BWPのもう1つの使用例は、省電力に関するものである。特に、異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)を持つUE 202に対して複数のBWPを設定し、異なるトラフィック負荷シナリオでのデータ伝送をサポートすることができる。少数のPRBを含むBWPは、UE 202及び場合によってはgNB 216での省電力を可能にしながら、トラフィック負荷の小さいデータ伝送に使用できる。多数のPRBを含むBWPは、トラフィック負荷の高いシナリオに使用できる。
RAN 204は、ネットワーク要素を含むCN 220に通信可能に結合され、顧客/加入者にデータ及び電気通信サービスをサポートするためのさまざまな機能を提供する(例えば、UE 202のユーザ)。CN 220のコンポーネントは、1つの物理ノード又は個別の物理ノードに実装できる。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、CN 220のネットワーク要素によって提供される機能のいずれか又はすべてを、サーバー、スイッチなどの物理的なコンピューティング/ストレージリソース上に仮想化することができる。CN 220の論理的なインスタンス化は、ネットワークスライスと呼ばれ、CN 220の一部の論理的なインスタンス化は、ネットワークサブスライスと呼ばれる。
【0051】
いくつかの実施形態では、CN 220は、EPC(又は拡張パケットコア)とも呼ばれる拡張パケットシステム(EPS)222の一部としてLTE無線ネットワークに接続することができる。EPC 222は、図示のように、インターフェース(又は「基準点(reference points)」)上で相互に結合されたMME 224、SGW 226、SGSN 228、HSS 230、PGW 232、及びPCRF 234を含むことができる。EPC 222の要素の機能を以下に簡単に紹介する。
【0052】
MME 224は、UE 202の現在位置を追跡するモビリティ管理機能を実装して、ページング、ベアラの起動/停止、ハンドオーバ、ゲートウェイの選択、認証などを容易にすることができる。
【0053】
SGW 226は、S1インターフェースをRANに向けて終端し、RANとEPC 222の間でデータパケットをルーティングすることができる。SGW 226は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポイントであり、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供することができる。他の責任には、合法的傍受、課金、及びいくつかのポリシー強制が含まれる。
【0054】
SGSN 228は、UE 202の位置を追跡し、セキュリティ機能及びアクセス制御を実行することができる。さらに、SGSN 228は、異なるRATネットワーク間のモビリティのために、EPCノード間シグナリングを実行することができ、MME 224によって指定されたPDN及びS-GWの選択;ハンドオーバのためのMMEの選択、などを実行することができる。MME 224とSGSN 228との間のS3基準点は、アイドル/アクティブ状態における3GPP間アクセスネットワーク移動のためのユーザとベアラの情報交換を可能にする。
【0055】
HSS 230は、ネットワークエンティティによる通信セッションの処理をサポートするための加入関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含むことができる。HSS 230は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス解決、位置依存性などのサポートを提供することができる。HSS 230とMME 224との間のS6a基準点は、LTE CN 220へのユーザアクセスを認証/認可するための加入データと認証データの転送を可能にすることができる。
【0056】
PGW 232は、アプリケーション/コンテンツサーバ238を含むことができるデータネットワーク(DN)236へのSGiインターフェースを終了することができる。PGW 232は、LTE CN 220とデータネットワーク236との間でデータパケットをルーティングすることができる。PGW 232は、ユーザ平面トンネリング及びトンネル管理を容易にするために、S5基準点によってSGW 226と結合することができる。PGW 232は、さらに、ポリシー実施及び課金データ収集(例えば、PCEF)のためのノードを含むことができる。さらに、PGW 232とデータネットワーク236との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスの提供のためのオペレータ外部パブリック、プライベートPDN、又はオペレータ内パケットデータネットワークであってもよい。PGW 232は、Gx基準点を介してPCRF 234と結合することができる。
PCRF 234は、LTE CN 220のポリシー及び課金制御要素である。PCRF 234は、サービスフローの適切なQoS及び課金パラメータを決定するために、アプリ/コンテンツサーバ238に通信可能に結合されてもよい。PCRF 234は、適切なTFT及びQCIを備えた(Gx基準点を介して)PCEFに関連規則をプロビジョニング(provide)することができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、CN 220は、5GC 240であってもよい。5GC 240は、図示のように、インターフェース(又は「基準点」)上で相互に結合されたAUSF 242、AMF 244、SMF 246、UPF 248、NSSF 250、NEF 252、NRF 254、PCF 256、UDM 258及びAF 260を含むことができる。5GC 240の要素の機能を以下に簡単に紹介する。
AUSF 242は、UE 202の認証のためのデータを格納し、認証関連機能を処理することができる。AUSF 242は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを容易にすることができる。AUSF 242は、示されているように基準点を介して5GC 240の他の要素と通信することに加えて、Nausfサービスベースのインターフェースを示すことができる。
【0058】
AMF 244は、5GC 240の他の機能がUE 202及びRAN 204と通信し、UE 202に関するモビリティイベントに関する通知をサブスクライブすることを可能にする。AMF 244は、登録管理(例えば、UE 202を登録する場合)、接続管理、到達可能性管理、モビリティマネジメント、AMF関連イベントの合法的傍受、及びアクセス認証と認可を担当することができる。AMF 244は、UE 202とSMF 246の間のSMメッセージのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシとして機能することができる。AMF 244はまた、UE 202とSMSFとの間のSMSメッセージのトランスポートを提供してもよい。AMF 244は、AUSF 242及びUE 202と対話して、さまざまなセキュリティアンカー及びコンテキスト管理機能を実行することができる。さらに、AMF 244は、RAN204とAMF 244との間のN2基準点を含む、又はN2基準点であるRAN CPインターフェースの終端ポイントであってもよい。また、AMF 244は、NAS(N1)シグナリングの終端ポイントであり、NAS暗号化及び整合性保護を実行してもよい。AMF 244は、N3 IWFインターフェースを介したUE 202によるNASシグナリングもサポートしてもよい。
【0059】
SMF 246は、SM(例えば、UPF 248とAN 208との間のセッション確立、トンネル管理)について責任がある。さらにUE IPアドレスの割り当てと管理(オプションの認可を含む);UP機能の選択と制御;トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF 248でのトラフィックステアリングの設定;ポリシー制御機能へのインターフェースの終端;ポリシーの強制、課金、及びQoSの一部の制御;合法的傍受(SMイベント及びLIシステムへのインターフェース用);NASメッセージのSM部分の終了;ダウンリンクデータ通知;N2上でAMF 244経由でAN208に送信されるAN固有のSM情報の開始;セッションのSSCモードの決定;について責任がある。SMはPDUセッションの管理を指す場合があり、PDUセッション又は「セッション」は、UE 202とデータネットワーク236との間でPDUの交換を提供又は可能にするa PDU接続サービスを指す場合がある。
【0060】
UPF 248は、RAT内及びRAT間移動のためのアンカーポイント、データネットワーク236と相互接続するための外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能する場合がある。UPF 248はまた、パケットのルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシー規則のユーザプレーン部分を強制し、パケットを合法的に傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート強制)、アップリンクトラフィック検証(例:SDF-to-QoSフローのマッピング)を実行し、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットのバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガーを実行することができる。UPF 248は、データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類器を含むことができる。
【0061】
NSSF 250は、UE 202にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択することができる。NSSF 250は、必要に応じて、許可された(allowed)NSSAI及びサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを決定することもできる。NSSF 250はまた、UE 202にサービスを提供するために使用されるAMFセット、又は適切な構成に基づいて、場合によってはNRF 254に問い合わせることによって候補AMFのリストを決定することができる。UE 202のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF 250と対話することによってUE 202が登録されているAMF 244によってトリガーされ、AMFの変更につながる可能性がある。NSSF 250は、N22基準点を介してAMF 244と対話する可能性がある。また、N31基準点(図示せず)を介して、アクセスされたネットワーク内の別のNSSFと通信する可能性がある。さらに、NSSF 250は、Nnssfサービスベースのインターフェースを示す可能性がある。
【0062】
NEF 252は、サードパーティのための3GPPネットワーク機能、内部公開(internal exposure)/再公開、AF(例えば、AF 260)、エッジコンピューティング又はフォグコンピューティングシステムなどによって提供されるサービス及び機能を安全に公開(expose)する可能性がある。このような実施形態では、NEF 252は、AFを認証、認可、又はスロットルする可能性がある。NEF 252は、AF 260と交換される情報及び内部ネットワーク機能と交換される情報をトランレート(translate)することもできる。例えば、NEF 252は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間をトランレートすることができる。また、NEF 252は、他のNFの公開された機能に基づいて、他のNFから情報を受け取ることができる。この情報は、構造化データとしてNEF 252に格納されるか、標準化されたインターフェースを使用してデータストレージNFに格納される。格納された情報は、NEF 252によって他のNFやAFに再公開されたり、分析などの他の目的に使用されたりする。さらに、NEF 252は、Nnefサービスベースのインターフェースを表示することもできる。
NRF 254は、サービス検出機能をサポートし、NFインスタンスからNF検出要求を受信し、検出されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供することができる。NRF 254は、利用可能なNFインスタンスとそのサポートされているサービスに関する情報も保持する。本明細書で使用される「インスタンス化する」(instantiate)、「インスタンス化」(instantiation)などの用語は、インスタンスの作成を意味する場合があり、「インスタンス」(instance)は、オブジェクトの具体的な発生を意味する場合があり、例えば、プログラムコードの実行中に発生する場合がある。さらに、NRF 254は、Nnrfサービスベースのインターフェースを示す場合がある。
PCF 256は、プレーン機能(plane function)を制御するためのポリシー規則を提供してそれらを強制することができ、ネットワーク動作を制御するための統一されたポリシーフレームワークをサポートすることもできる。PCF 256は、UDM 258のUDR内のポリシー決定に関連するサブスクリプション情報にアクセスするためのフロントエンドを実装することもできる。PCF 256は、示されているように、基準点を介して機能と通信することに加えて、Npcfサービスベースのインターフェースを示す。
UDM 258は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするために加入関連情報を処理し、UE 202の加入データを格納することができる。例えば、加入データは、UDM 258とAMF 244との間のN8基準点を介して通信することができる。UDM 258は、2つの部分、アプリケーションフロントエンド及びUDRを含むことができる。UDRは、UDM 258及びPCF 256の加入データ及びポリシーデータ、並びに/又はNEF 252のエクスポージャー(exposure)及びアプリケーションデータのための構造化データ(アプリケーション検出用のPFD、複数のUEのアプリケーション要求情報を含む202)を格納することができる。Nudrサービスベースのインターフェースは、UDRによって表示され、UDM 258、PCF 256、及びNEF 252が特定の格納データのセットにアクセスしたり、UDR内の関連するデータ変更の通知を読み取ったり、更新(例えば、追加、修正)したり、削除したり、サブスクライブしたりすることができる。UDMには、資格証明の処理、ロケーション管理、サブスクリプション管理などを担当するUDM-FEが含まれている場合がある。複数の異なるフロントエンドが、異なるトランザクションで同じユーザにサービスを提供する場合がある。UDM-FEは、UDRに格納されているサブスクリプション情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス認可、登録/モビリティ管理、及びサブスクリプション管理を実行する。示されているように、基準点を介して他のNFと通信することに加えて、UDM 258は、Nudmサービスベースのインターフェースを示すことができる。
AF 260は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NEFへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと対話することができる。
【0063】
いくつかの実施形態では、5GC 240は、UE 202がネットワークに接続されている点に地理的に近いオペレータ/サードパーティサービスを選択することによって、エッジコンピューティングを可能にすることができる。これは、ネットワーク上の待ち時間と負荷を低減することができる。エッジコンピューティングの実装を提供するために、5GC 240は、UE-202に近いUPF 248を選択し、UPF 248からN6インターフェースを介してデータネットワーク236へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF 260によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF 260はUPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を与えることがある。オペレータの配置に基づいて、AF 260が信頼できるエンティティとみなされる場合、ネットワークオペレータは、AF 260が関連するNFと直接対話することを許可してもよい。さらに、AF 260は、Nafサービスベースのインターフェースを示してもよい。
データネットワーク236は、例えばアプリケーション/コンテンツサーバ238を含む1つ以上のサーバーによって提供される様々なネットワーク事業者サービス、インターネットアクセス、又は第三者サービスを表すことができる。
【0064】
図3は、様々な実施形態による無線ネットワーク300を概略的に示す。無線ネットワーク300は、AN 304との無線通信においてUE 302を含むことができる。UE 302及びAN 304は、本明細書の他の箇所に記載された同様の名称の構成要素と類似し、実質的に交換可能である。
【0065】
UE 302は、接続306を介してAN 304と通信可能に結合され得る。接続306は、通信可能な結合を可能にするためのエアインターフェースとして図示されており、mmWave又はサブ6GHz周波数で動作するLTEプロトコル又は5G NRプロトコルのようなセルラー通信プロトコルと整合することができる。
UE 302は、モデムプラットフォーム310と結合されたホストプラットフォーム308を含むことができる。ホストプラットフォーム308は、モデムプラットフォーム310のプロトコル処理回路314と結合されたアプリケーション処理回路312を含むことができる。アプリケーション処理回路312は、アプリケーションデータをソース/シンクするUE 302のための様々なアプリケーションを実行することができる。アプリケーション処理回路312は、さらに、データネットワークとの間でアプリケーションデータを送受信するための1つ以上のレイヤ動作を実装することができる。これらのレイヤ動作は、トランスポート動作(例えば、IP)及びインターネット動作を含むことができる。
【0066】
プロトコル処理回路314は、接続306を介したデータの送受信を容易にするために、1つ以上のレイヤ動作を実装することができる。プロトコル処理回路314によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC及びNAS動作を含むことができる。
【0067】
モデムプラットフォーム310は、ネットワークプロトコルスタック内のプロトコル処理回路314によって実行される「下位」レイヤ動作である1つ以上のレイヤ動作を実装することができるデジタルベースバンド回路316をさらに含むことができる。これらの動作は、例えば、1つ以上のHARQ-ACK機能、スクランブル/デスクランブル、エンコード/デコーディング、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、マルチアンテナポートプリコーディング/デコードを含むPHY動作を含み、これらは、1つ以上の時空、空間周波数又は空間コーディング、基準信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成及び/又はデコーディング、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインドデコーディング、及び他の関連機能を含み得る。
モデムプラットフォーム310は、送信回路318、受信回路320、RF回路322、及びRFフロントエンド(RFFE)324をさらに含み、これらは、1つ以上のアンテナパネル326を含むか、又はそれらに接続することができる。簡潔に言えば、送信回路318は、デジタル/アナログ変換器、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネントなどを含むことができる。受信回路320は、アナログ/デジタル変換器、ミキサ、IFコンポーネントなどを含むことができる。RF回路322は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力トラッキングコンポーネントなどを含むことができる。RFFE 324は、フィルタ(例えば、表面/バルク音波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナー、ビームフォーミングコンポーネント(例えば、フェーズアレイアンテナ部品)などを含むことができる。送信回路318、受信回路320、RF回路322、RFFE 324、及びアンテナパネル326のコンポーネント(総称して「送信/受信コンポーネント」と呼ばれる)の選択及び配置は、例えば、通信がTDMであるかFDMであるか、mmWave又はサブ6GHz周波数であるかなど、特定の実装の詳細に固有であってもよい。いくつかの実施形態では、送信/受信コンポーネントは、複数の並列送信/受信チェーンに配置されてもよく、同一又は異なるチップ/モジュールに配置されてもよい。
【0068】
いくつかの実施形態では、プロトコル処理回路314は、送信/受信コンポーネントの制御機能を提供する制御回路(図示せず)の1つ又は複数のインスタンスを含むことができる。
UE受信が、アンテナパネル326、RFFE 324、RF回路322、受信回路320、デジタルベースバンド回路316、及びプロトコル処理回路314によって、又はそれらを介して確立することができる。いくつかの実施形態において、アンテナパネル326は、1つ以上のアンテナパネル326の複数のアンテナ/アンテナ素子によって受信される受信ビーム形成信号によってAN 304からの送信を受信することができる。
【0069】
UE送信が、プロトコル処理回路314、デジタルベースバンド回路316、送信回路318、RF回路322、RFFE 324、及びアンテナパネル326によって、又はそれらを介して確立することができる。いくつかの実施形態では、UE 302の送信コンポーネントは、送信されるデータに空間フィルタを適用して、アンテナパネル326のアンテナ素子によって放射される送信ビームを形成することができる。
UE 302と同様に、AN 304は、モデムプラットフォーム330と結合されたホストプラットフォーム328を含むことができる。ホストプラットフォーム328は、モデムプラットフォーム330のプロトコル処理回路334と結合されたアプリケーション処理回路332を含むことができる。モデムプラットフォームは、デジタルベースバンド回路336、送信回路338、受信回路340、RF回路342、RFFE回路344、及びアンテナパネル346をさらに含むことができる。AN 304の構成要素は、UE 302の同様の名称の構成要素と類似し、実質的に交換可能である。AN 304の構成要素は、上述したようなデータ送受信の実行に加えて、例えば、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、及びデータパケットスケジューリングなどのRNC機能を含む様々な論理機能を実行することができる。
図4は、いくつかの実施例に従った、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非過渡的な機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で説明する方法論のいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、図4は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)410、1つ以上のメモリ/記憶装置420、及び1つ以上の通信リソース430を含むハードウェアリソース400のブロックダイアグラムを示しており、これらの各プロセッサは、バス440又は他のインターフェース回路を介して通信可能に結合され得る。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザー(hypervisor)402を実行して、ハードウェアリソース400を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供することができる。
【0070】
プロセッサ410は、例えば、プロセッサ412及びプロセッサ414を含むことができる。プロセッサ410は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理装置(GPU)、ベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書で説明するものを含む)、又はそれらの任意の適切な組み合わせであってもよい。
【0071】
メモリ/記憶装置420は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置420は、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意のタイプの揮発性、不揮発性、又は半揮発性メモリを含むことができるが、これらに限定されない。
【0072】
通信リソース430は、ネットワーク408を介して、1つ以上の周辺装置404又は1つ以上のデータベース406又は他のネットワーク要素と通信するための相互接続又はネットワークインターフェースコントローラ、コンポーネント、又は他の適切なデバイスを含むことができる。例えば、通信リソース430は、有線通信コンポーネント(例えば、USB、イーサネットなどを介して結合する場合)、セルラー通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(又はBluetooth(登録商標) Low Energy)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、及び他の通信コンポーネントを含むことができる。
【0073】
命令450は、プロセッサ410の少なくともいずれかに、本明細書で説明する方法論のいずれか1つ以上を実行させるためのソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含むことができる。命令450は、完全に又は部分的に、プロセッサ410(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/記憶装置420、又はそれらの任意の適切な組み合わせのうちの少なくとも1つの内部に存在することができる。さらに、命令450の任意の部分は、周辺装置404又はデータベース406の任意の組み合わせからハードウェアリソース400に転送することができる。したがって、プロセッサ410のメモリ、メモリ/記憶装置420、周辺装置404及びデータベース406は、コンピュータ読み取り可能及び機械読み取り可能なメディアの例である。
【0074】
1つ以上の実施形態では、上記の図の1つ以上で概説されている構成要素の少なくとも1つは、以下の例のセクションで概説されているように、1つ以上の操作、技術、プロセス及び/又は方法を実行するように構成することができる。例えば、上記の図の1つ以上に関連するベースバンド回路は、以下に記載されている1つ以上の例に従って動作するように構成することができる。別の例として、上記の図の1つ以上に関連して上述されたUE、基地局、衛星、ネットワーク要素などに関連する回路は、以下の例セクションに記載されている1つ以上の例に従って動作するように構成することができる。
【0075】
「アプリケーション」という用語は、動作環境において特定の機能を達成するための完全で展開可能なパッケージ、環境を指すことができる。「AI/MLアプリケーション」などの用語は、いくつかの人工知能(AI)/機械学習(ML)モデルとアプリケーションレベルの記述を含むアプリケーションであることができる。いくつかの実施形態では、AI/MLアプリケーションは、開示された態様の1つ以上を構成又は実装するために使用することができる。
【0076】
「機械学習」(machine learning)又は「ML」という用語は、明示的な命令を使用せずに、代わりにパターン及び推論に依存して特定のタスクを実行するためのアルゴリズム及び/又は統計モデルを実装するコンピュータシステムの使用を指す。MLアルゴリズムは、このようなタスクを実行するように明示的にプログラムされることなく、予測又は決定を行うために、サンプルデータ(「訓練データ」(training data)、「モデル訓練情報」等という)に基づいて数学モデル(以下、「MLモデル」などと呼ぶ)を構築又は推定する。一般に、MLアルゴリズムは、あるタスク及びあるパフォーマンス測定に関して経験から学習するコンピュータプログラムであり、MLモデルは、MLアルゴリズムが1つ以上の訓練データセットで訓練された後に作成される任意のオブジェクト又はデータ構造であってもよい。訓練後、MLモデルを使用して新しいデータセットの予測を行うことができる。「MLアルゴリズム」という用語は、「MLモデル」という用語とは異なる概念を指すが、本明細書で議論されるこれらの用語は、本開示において同じ意味で使用することができる。
【0077】
「機械学習モデル」、「MLモデル」などの用語は、ML支援ソリューションによって使用されるML方法及び概念を指すこともできる。「ML支援ソリューション」(ML-assisted solution)は、操作中にMLアルゴリズムを使用して特定のユースケースに対処するソリューションである。MLモデルには、教師あり学習(supervised learning)(例えば、線形回帰、k-nearest neighbor(KNN)、決定木アルゴリズム、サポートマシンベクトル、ベイズアルゴリズム、アンサンブルアルゴリズムなど)、教師なし学習(unsupervised learning)(例えば、K-meansクラスタリング、主成分分析(PCA)など)、強化学習(reinforcement learning)(例えば、Q学習、マルチアームバンディット学習、ディープRLなど)、ニューラルネットワークなどが含まれる。実装に応じて、特定のMLモデルはコンポーネントとして多くのサブモデルを持つことができ、MLモデルはすべてのサブモデルを一緒に訓練することができる。個別に訓練されたMLモデルは、推論中にMLパイプラインで連結することもできる。「MLパイプライン」は、ML支援ソリューションに固有の機能、関数、又は機能エンティティのセットである。MLパイプラインには、データパイプライン、モデル訓練パイプライン、モデル評価パイプライン、及びアクター内の1つ又は複数のデータソースを含めることができる。「アクター」は、MLモデル推論の出力を使用してML支援ソリューションをホストするエンティティである。「ML訓練ホスト」という用語は、モデルの訓練をホストするネットワーク関数などのエンティティを指す。「ML推論ホスト」という用語は、推論モード(モデルの実行と、該当する場合はオンライン学習の両方を含む)中にモデルをホストするネットワーク関数などのエンティティを指す。MLホストは、MLアルゴリズムの出力についてアクターに通知し、アクターはアクションを決定する(「アクション」は、ML支援ソリューションの出力の結果としてアクターによって実行される)。「モデル推論情報」とは、推論を決定するためにMLモデルへの入力として使用される情報を指す。MLモデルの訓練に使用されるデータと推論を決定するために使用されるデータは重複することがあるが、「トレーニングデータ」と「推論データ」は異なる概念を指す。
【0078】
新しい無線(NR)システムでは、専用のタイプの基準信号(RS)を定義して、例えば、Tx/Rx位相雑音又は高移動度のために発生する可能性のあるダウンリンク(DL)又はアップリンク(UL)信号の位相変動を推定することができる。NR技術仕様では、このような信号は位相追跡参照信号(PT-RS)と呼ばれる。UE又はgNB受信機による後続の補償のためにPT-RSから位相を推定し、全体的な性能を向上させることができる。PT-RSは、Cyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing(CP-OFDM)波形とDFT-s-OFDM波形の両方でサポートされている。
【0079】
いくつかの態様では、DFT-s-OFDMに対して、PT-RSは離散フーリエ変換(DFT)拡散前の時間領域で実行されるPT-RS挿入でサポートできる。PT-RSは、グループNの数だけPT-RSグループサイズMを有するグループ構造を有する。次の{M、N}構成は、Rel-16 5G NR-{2x2}、{2x4}、{4x2}、{4x4}、{4x8}でサポートされており、実際の値はスケジュールされたPRBの数によって決定される(例えば、図5に示すように)。DFT-s-OFDMのPT-RSは、Goldコードから派生したπ/2-BPSK変調シーケンスを使用して変調できる。変調後、UEのRNTIに応じてOCCを適用する。
【0080】
図5は、いくつかの態様に従って、DFT-s-OFDM波形のための位相追跡基準信号(PT-RS)構成の図500を示している。
【0081】
5G NRは、フレームインタイムの概念をサポートする。フレームは、使用されるサブキャリア間隔とは無関係に10 msの継続時間を持ち、それぞれが5つのサブフレームを持つ2つの半分のフレームに分割される。各サブフレームは常に1msの継続時間を持ち、スケーリングパラメータμ(例えば、図6に示すように)に応じて、さらに1つ又は複数のスロットに分割される。スロット内のOFDMシンボルの数は14で、サブキャリアの間隔によって変化することはない。
【0082】
図6は、いくつかの態様に従って、5G-NRネットワークでサポートされるフレーム構造600を示している。
【0083】
いくつかの態様において、NR通信は、タイプAマッピングとして5G NRで示されるスロットレベルに基づくスケジューリングをサポートできる。スロットレベルの伝送は、特定のOFDMシンボルから開始でき、スロット内で最大14 OFDMシンボルの柔軟な継続時間がある。タイプAマッピングは通常、比較的長い伝送時間間隔を持つため、参照信号及び制御チャネルからのオーバーヘッドを削減し、カバレッジを向上させるのに役立つ。しかし、従来のスロットレベルベースのスケジューリングは、すべての展開シナリオに対して効率的ではない。例えば、ライセンスされていないスペクトル(NR-U)での5G NR動作では、Listen-Before-Talk(LBT)の後、できるだけ早く伝送を開始する必要がある場合がある。mmWave通信の場合、大きな帯域幅サイズの使用により、高いペイロード伝送がいくつかのOFDMシンボル内ですでに実現できる。最後に、時間クリティカルなデータアプリケーションに必要な低遅延伝送の場合、制約なしで任意のOFDMシンボルで伝送を開始することが有益である。
【0084】
このような展開シナリオのシステムパフォーマンスを最適化するために、5G NRは、スロットベースのスケジューリングに加えて、タイプBマッピングとして示されるミニスロットベースの伝送をサポートするように構成できる。ミニスロットベースのスケジューリングにより、スロット内の任意のOFDMシンボルで物理共有チャネル伝送を開始し、スロット内で柔軟な期間を持つことができる。ミニスロットベースのスケジューリングで早期デコードを容易にするために、制御チャネルと基準信号は伝送の先頭に配置される。
スケジューリング手順にさらに柔軟性を与えるために、将来の6Gシステムは、複数スロット長の多数のOFDMシンボルにまたがるより柔軟な期間の伝送をサポートする可能性がある。低遅延処理を容易にするために、対応する伝送を、予め決められた数のシンボルを有する1つ又は複数のコードブロックバンドル(CBB)に細分化することができる。各CBBは、1つ又は複数のコードブロックを含むことができる。図7は、いくつかの態様に従って、コードブロックバンドル(CBB)が2のPDSCH/PUSCH伝送の図700を示す。
開示された技術は、コードブロック(CB)インターリーブを伴うPDSCH及びPUSCH伝送を構成するために使用することができる。CBインターリーブは、CBBの1つのDFT-s-OFDMシンボル又はCB内で実行することができる。
【0085】
図8は、いくつかの側面態様に従って、2つのMIMO層を有するDFT-s-OFDM波形のためのコードブロックインターリーブの図800を示す。図8に示すように、N個のコードブロックのグループは、送信前にビットドメイン内でインターリーブすることができる。一例の実施形態では、コードブロックのグループはCBBに対応する。別の一例の実施形態では、コードブロックのグループは、1つ又は複数のDFT-s-OFDMシンボルに対応することができる。
【0086】
図9は、いくつかの態様に従って、2つのMIMO層を有するDFT-s-OFDM波形のための別のコードブロックインターリーバの図900を示す。図9に示すように、N個のコードブロックのグループが、送信前にシンボル領域(例えば、QAM変調後及びDTF-s-OFDM拡散前)でインターリービングすることができる。一例の実施形態では、コードブロックのグループはCBBに対応する。別の一例の実施形態では、コードブロックのグループは、1つ又は複数のDFT-s-OFDMシンボルに対応する。
【0087】
図10は、いくつかの側面に従って、コードブロックインターリービング動作の図1000を示す。いくつかの実施形態では、インターリービングは、ブロックインターリービングとして実装することができる。いくつかの態様では、ブロックインターリービングは、図10に示すように、シンボル又はビットレベルのインターレースを実行することができる。
【0088】
図11は、進化したNode-B(eNB)、新世代のNode-B(gNB)(又は他のRANノード又は基地局)、送受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP)、無線局(STA)、移動局(MS)、又はユーザ機器(UE)などの通信装置のブロック図を、いくつかの態様に従って示す。代替的な態様において、通信装置1100は、スタンドアロン装置として動作してもよく、又は他の通信装置に接続(例えば、ネットワーク化された)されてもよい。
【0089】
回路(例えば、処理回路)は、ハードウェア(例えば、単純な回路、ゲート、論理など)を含む装置1100の有形エンティティに実装される回路の集合である。回路メンバーシップは、経時的に柔軟であり得る。回路には、単独又は組み合わせて、動作時に指定された操作を実行できるメンバーが含まれる。一例において、回路のハードウェアは、特定の操作(例えば、有線)を実行するように不変に設計され得る。一例において、回路のハードウェアは、特定の動作の命令を符号化するために物理的に改変された機械可読媒体(例えば、磁気的、電気的、移動可能なインバリアント質量粒子の配置など。)を含む可変接続された物理的構成要素(例えば、実行ユニット、トランジスタ、単純回路等。)を含むことができる。
【0090】
物理的構成要素を接続する際に、ハードウェア構成要素の基礎となる電気的特性は、例えば、絶縁体から導体又はその逆に変更される。命令は、組み込みハードウェア(例えば、実行ユニット又はローディング機構)が、動作中に特定の動作の一部を実行するための可変接続を介してハードウェア内の回路のメンバーを作成することを可能にする。したがって、例では、機械可読媒体要素は、回路の一部であるか、又はデバイスが動作しているときに、回路の他のコンポーネントに通信可能に結合される。例では、物理コンポーネントのいずれかは、1つ以上の回路の1つ以上のメンバーで使用することができる。例えば、動作中、実行ユニットは、ある時点で第1の回路の第1の回路で使用され、第1の回路の第2の回路によって、又は別の時点で第2の回路の第3の回路によって再利用されることができる。デバイス1100に関するこれらの構成要素の追加の例を以下に示す。
【0091】
いくつかの態様において、デバイス1100は、スタンドアロン・デバイスとして動作してもよいし、他のデバイスに接続(例えば、ネットワーク化された)してもよい。ネットワーク化された展開において、通信デバイス1100は、サーバ・クライアント・ネットワーク環境において、サーバー通信デバイス、クライアント通信デバイス、又はその両方の容量で動作してもよい。一例において、通信デバイス1100は、ピアツーピア(P2P)(又は他の分散)ネットワーク環境において、ピア通信デバイスとして動作してもよい。通信装置1100は、UE、eNB、PC、タブレットPC、STB、PDA、携帯電話、スマートフォン、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジ、又はその通信装置によって実行されるべきアクションを指定する命令(シーケンシャル又はその他)を実行することができる任意の通信装置であってもよい。さらに、単一の通信装置のみが図示されているが、用語「通信装置」は、クラウドコンピューティング、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)、及び他のコンピュータクラスタ構成のような、本明細書で議論される方法論のいずれか1つ以上を実行するための命令のセット(又は複数のセット)を個別に又は共同で実行する任意の通信装置の集合も含むものとする。
【0092】
本明細書で説明されるように、いくつかの例が、ロジック又は多数のコンポーネント、モジュール、又はメカニズムを含み、又はそれらの上で動作することができる。モジュールは、特定の操作を実行することができる有形のエンティティ(例えば、ハードウェア)であり、特定の方法で構成又は配置することができる。一例においては、いくつかの回路が、モジュールとして特定の方法で配置(例えば、内部的に、又は他の回路のような外部エンティティに関して)することができる。一例では、1つ以上のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアント、又はサーバコンピュータシステム)又は1つ以上のハードウェアプロセッサの全体又は一部が、ファームウェア又はソフトウェア(例えば、命令、アプリケーション部分、又はアプリケーション)によって、特定の操作を実行するために動作するモジュールとして構成することができる。一例では、ソフトウェアは、通信デバイス読み取り可能媒体上に存在することができる。一例では、ソフトウェアは、モジュールの基礎となるハードウェアによって実行されると、ハードウェアに指定された操作を実行させる。
したがって、用語「モジュール」は、物理的に構築され、具体的に構成され(例えば、有線)、又は一時的に(例えば、一過性に)構成され(例えば、プログラムされた)、指定された方法で動作するように、又は本明細書に記載されている任意の操作の一部又は全部を実行するように構成されたエンティティである、有形のエンティティを含むと理解される。モジュールが一時的に構成される例を考慮すると、各モジュールは任意の時点でインスタンス化される必要はない。例えば、モジュールがソフトウェアを使用して構成された汎用ハードウェアプロセッサを含む場合、汎用ハードウェアプロセッサは、異なる時点でそれぞれ異なるモジュールとして構成されてもよい。したがって、ソフトウェアは、例えば、ある時点で特定のモジュールを構成し、異なる時点で異なるモジュールを構成するようにハードウェアプロセッサを構成してもよい。
【0093】
通信デバイス(例:UE)1100は、ハードウェアプロセッサ1102(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、ハードウェアプロセッサコア、又はそれらの任意の組み合わせ)、メインメモリ1104、スタティックメモリ1106、及び大容量記憶装置1107(例えば、ハード・ドライブ、テープ・ドライブ、フラッシュ・ストレージ、その他のブロック又はストレージ・デバイス)を含み、それらの一部又は全部は、インターリンク(例えば、バス)1108を介して相互に通信してもよい。
【0094】
通信デバイス1100は、さらに、表示デバイス1110、英数字入力デバイス1112(例えば、キーボード)、及びユーザインターフェース(UI)ナビゲーションデバイス1114(例えば、マウス)を含み得る。一例では、表示デバイス1110、入力デバイス1112、及びUIナビゲーションデバイス1114は、タッチスクリーンディスプレイであり得る。通信デバイス1100は、さらに、信号生成デバイス1118(例えば、話者)、ネットワークインターフェースデバイス1120、及び全地球測位システム(GPS)センサ、コンパス、加速度計、又は別のセンサなどの1つ以上のセンサ1121を含むことができる。通信デバイス1100は、1つ以上の周辺機器(例えば、プリンタ、カードリーダ等)を通信又は制御するためのシリアル(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、パラレル、又は他の有線又は無線(例えば、赤外線(IR)、近距離無線通信(NFC)等。)接続などの出力コントローラ1128を含むことができる。
【0095】
記憶デバイス1107は、通信デバイス可読媒体1122を含むことができ、その上に、本明細書に記載される技術又は機能のいずれか1つ以上を具現化又は利用するデータ構造又は命令1124(例えば、ソフトウェア)の1つ以上のセットが記憶される。いくつかの態様において、プロセッサ1102、メインメモリ1104、静的メモリ1106及び/又は記憶デバイス1107のレジスタは、本明細書に記載される技術又は機能のいずれか1つ以上を具現化又は利用するデータ構造又は命令1124の1つ以上のセットが記憶されるデバイス可読媒体1122であり、或いは(完全に又は少なくとも部分的に)含むことができる。一例では、ハードウェアプロセッサ1102、メインメモリ1104、スタティックメモリ1106、又は大容量記憶装置1107の1つ又は任意の組み合わせがデバイス可読媒体1122を構成することができる。
【0096】
本明細書で使用される用語「デバイス可読媒体」は、「コンピュータ可読媒体」又は「機械可読媒体」と交換可能である。通信デバイス可読媒体1122は単一の媒体として図示されているが、用語「通信デバイス可読媒体」は、単一の媒体又は1つ以上の命令1124を格納するように構成された複数の媒体(例えば、集中型又は分散型データベース、及び/又は関連するキャッシュ及びサーバー)を含むことができる。用語「通信デバイス可読媒体」は、用語「機械可読媒体」又は「コンピュータ可読媒体」を含み、通信デバイス1100によって実行されるための命令(例えば、命令1124)を格納、符号化又は搬送することができ、通信デバイス1100に本開示の技術のいずれか1つ以上を実行させるか、又はそのような命令によって使用されるか又は関連するデータ構造を格納、符号化又は搬送することができる任意の媒体を含むことができる。非限定的な通信デバイス可読媒体の例は、固体メモリ及び光及び磁気媒体を含むことができる。通信デバイス可読媒体の具体的な例は、半導体メモリデバイス(例えば、Electrically Programmable Read-Only Memory(EPROM)、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM))及びフラッシュメモリデバイスのような不揮発性メモリを含むことができ、内蔵ハードディスク及びリムーバブルディスクのような磁気ディスク;光磁気ディスク;ランダムアクセスメモリ(RAM);及びCD-ROM及びDVD-ROMディスクを含むことができる。いくつかの例では、通信デバイス読み取り可能メディアは、非遷移通信デバイス読み取り可能メディアを含むことができる。いくつかの例では、通信デバイス読み取り可能メディアは、非遷移伝播信号ではない通信デバイス読み取り可能メディアを含むことができる。
【0097】
命令1124は、さらに、多数の転送プロトコルのいずれかを利用するネットワークインターフェースデバイス1120を介して、送信メディアを使用して通信ネットワーク1126を介して送信又は受信することができる。一例では、ネットワークインターフェースデバイス1120は、通信ネットワーク1126に接続するための1つ以上の物理ジャック(イーサネット、同軸、電話ジャックなど)又は1つ以上のアンテナを含むことができる。一例では、ネットワークインターフェースデバイス1120は、少なくとも1つの単一入力多重出力(SIMO)、MIMO、又は複数入力単一出力(MISO)技術を用いて無線通信するための複数のアンテナを含むことができる。いくつかの例では、ネットワークインターフェース装置1120は、複数ユーザMIMO技術を用いて無線通信することができる。
【0098】
「伝送媒体」という用語は、通信装置1100による実行のための命令を記憶し、符号化し、又は伝送することができる任意の無形媒体を含み、デジタル又はアナログの通信信号又はそのようなソフトウェアの通信を容易にする他の無形媒体を含むものとする。この点に関して、本開示の文脈における伝送媒体は、デバイス可読媒体である。
【0099】
「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」及び「デバイス可読媒体」という用語は、同じものを意味し、本開示においては、同じ意味で使用することができる。これらの用語は、機械記憶媒体及び伝送媒体の両方を含むように定義される。従って、用語は、記憶装置/媒体及び搬送波/変調データ信号の両方を含む。
【0100】
主題の記述された実装は、1つ以上の特徴を、単独で、又は以下に例として示すように組み合わせて含むことができる。
【0101】
例1は、第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のために構成されたユーザ機器(UE)のための装置であり、装置は処理回路を含み、ワイヤレスネットワークにおけるコードブロックベースの動作のためにUEを構成するために、処理回路は、データビットストリームを符号化して複数のコードブロックを生成し、複数のコードブロックのうちのコードブロックのサブセットのコードブロックインターリーブを実行してインターリーブされたビットストリームを生成し、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重(DFT-s-OFDM)を使用してインターリーブされたビットストリームを変調して時間領域サンプルの複数のセットを生成し、時間領域サンプルの複数のセットの送信を引き起こす処理回路と、処理回路に結合され、データビットストリームを記憶するように構成されたメモリとを備える。
【0102】
例2において、例1の主題は、処理回路が、ビットドメインにおいてコードブロックインターリービングを実行するように構成されることを含む。
【0103】
例3において、例2の主題は、コードブロックのサブセットが、予め構成された数のシンボルを有する少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を含むことを含む。
【0104】
例4において、例2-3の主題は、コードブロックのサブセットは、複数のDFT-s-OFDMシンボルを含むことを含む。
【0105】
例5において、例1-4の主題は、処理回路は、複数の多重化ビットストリームを生成するために、インターリーブされたビットストリームの多重化を実行するように構成されることを含む。
【0106】
例6において、例5の主題は、処理回路が、複数の多重化されたビットストリームのDFT-s-OFDM変調を実行して、変調されたデータシンボルの複数のストリームを生成し、変調されたデータシンボルの複数のストリームへの位相トラッキング基準信号(PT-RS)挿入を実行するように構成されることを含む。
【0107】
例7において、例6の主題は、処理回路が、データサブキャリアの複数のストリームを生成するために、変調されたデータシンボルの複数のストリームを用いてDFT-s-OFDM拡散及びサブキャリアマッピングを実行し、時間領域サンプルの複数のセットを生成するために、データサブキャリアの複数のストリームを用いて逆高速フーリエ変換(IFFT)及びサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行するように構成されることを含む。
【0108】
例8において、例1-7の主題は、処理回路に結合されたトランシーバ回路と、トランシーバ回路に結合された2つ以上のアンテナとを含み、処理回路は、2つ以上のアンテナを使用して時間領域サンプルの複数のセットの送信を引き起こす。
【0109】
例9は、ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であり、命令は、第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のためにUEを構成し、UEに、複数のコードブロックを生成するためにデータビットストリームを符号化することと、インターリーブされたビットストリームを生成するために複数のコードブロックのうちのコードブロックのサブセットのコードブロックインターリーブを実行することと、時間領域サンプルの複数のセットを生成するために離散フーリエ変換-拡散-直交周波数分割多重(DFT-s-OFDM)を使用してインターリーブされたビットストリームを変調することと、時間領域サンプルの複数のセットを送信させることとを含む動作を実行させる。
【0110】
例10において、例9の主題は、ビットドメインにおいてコードブロックインターリービングを実行することをさらに含む動作を含む。
【0111】
例11において、例10の主題は、コードブロックのサブセットが、予め設定された数のシンボルを有する少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を含むことを含む。
【0112】
例12では、具体例10-11の主題は、コードブロックのサブセットは、複数のDFT-s-OFDMシンボルを含むことを含む。
【0113】
例13において、例9-12の主題は、動作が、複数の多重化されたビットストリームを生成するために、インターリーブされたビットストリームの多重化を実行することをさらに備えることを含む。
【0114】
例14において、例13の主題は、動作が、複数の多重化されたビットストリームのDFT-s-OFDM変調を実行して、変調されたデータシンボルの複数のストリームを生成することと、変調されたデータシンボルの複数のストリームにおいて位相トラッキング基準信号(PT-RS)挿入を実行することと、をさらに含む。
【0115】
例15において、例14の主題は、動作が、データサブキャリアの複数のストリームを生成するために、変調されたデータシンボルの複数のストリームを使用して、DFT-s-OFDM拡散及びサブキャリアマッピングを実行することと、時間領域サンプルの複数のセットを生成するために、データサブキャリアの複数のストリームを使用して、逆高速フーリエ変換(IFFT)及びサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行することと、をさらに含む。
【0116】
例16は、ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であり、命令は、第5世代ニューラジオ(5G NR)およびそれ以降のワイヤレスネットワークにおける動作のためにUEを構成し、複数のコードブロックを生成するためにデータビットストリームを符号化することと、連結コードブロックビットストリームを生成するために複数のコードブロックのパラレル-シリアル変換を実行することとを含む動作をUEに実行させる。
【0117】
例17において、例16の主題は、複数の多重化されたビットストリームを生成するために、インターリーブされたビットストリームの多重化を実行することをさらに備える動作を含む。
【0118】
例18において、例17の主題は、複数の多重化されたビットストリームを使用してDFT-s-OFDM拡散およびサブキャリアマッピングを実行して、データサブキャリアの複数のストリームを生成することをさらに含む動作を含む。
【0119】
例19において、例18の主題は、データサブキャリアの複数のストリームを用いて逆高速フーリエ変換(IFFT)及びサイクリックプレフィックス(CP)加算を実行して、時間領域サンプルの複数のセットを生成することをさらに含む動作を含む。
【0120】
例20において、例16-19の主題は、連結コードブロックビットストリームは、予め設定された(pre-configured)数のシンボルを有する少なくとも1つのコードブロックバンドル(CBB)を含む、ことを含む。
【0121】
例21は、命令を含む少なくとも1つの機械可読媒体であり、命令は、処理回路によって実行されると、処理回路に、例1-20のいずれかを実施する動作を実行させる。
【0122】
例22は、例1-20のいずれかを実施する手段を備える装置である。
【0123】
例23は、例1-20のいずれかを実施するシステムである。
【0124】
例24は、例1-20のいずれかを実施する方法である。
【0125】
特定の例示的な態様を参照しながら態様について説明してきたが、本開示のより広い範囲から逸脱することなく、これらの態様に様々な修正および変更が行われ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で捉えるべきである。したがって、この詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、様々な態様の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲とともに定義される。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】