(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】インジケータマーキングを有する器具前進デバイス
(51)【国際特許分類】
A61M 25/06 20060101AFI20240312BHJP
【FI】
A61M25/06 556
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560798
(86)(22)【出願日】2022-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-12-04
(86)【国際出願番号】 US2022022772
(87)【国際公開番号】W WO2022212666
(87)【国際公開日】2022-10-06
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カーティス エイチ.ブランチャード
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン カール バークホルツ
(72)【発明者】
【氏名】ウェストン エフ.ハーディング
(72)【発明者】
【氏名】メーガン シューリッヒ
(72)【発明者】
【氏名】バート ディー.ピーターソン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン エム.ラッキー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス エー.ソロスコ
【テーマコード(参考)】
4C267
【Fターム(参考)】
4C267AA02
4C267AA15
4C267AA16
4C267AA17
4C267AA32
4C267BB02
4C267BB03
4C267BB04
4C267BB05
4C267BB11
4C267BB12
4C267BB19
4C267BB20
4C267BB23
4C267BB26
4C267BB31
4C267BB39
4C267BB40
4C267BB63
4C267CC08
4C267GG02
4C267GG03
4C267GG21
4C267GG22
4C267GG24
4C267GG26
4C267HH08
4C267HH11
(57)【要約】
器具前進デバイスは、器具と、カテーテルアセンブリを通して器具を遠位方向に前進させるように構成された前進特徴部とを含み得る。器具前進デバイスは、第1のインジケータマーキング、第2のインジケータマーキング、および第3のインジケータマーキングを含み得る。前進特徴部を第1のインジケータマークと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、カテーテルアセンブリの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。前進特徴部を第2のインジケータマークと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、カテーテルアセンブリの遠位先端部から遠位にある距離だけ前進させ得る。前進特徴部を第3のインジケータマークと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、カテーテルアセンブリの遠位先端部から遠位に別の距離だけ前進させ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製造方法であって、
第1のカテーテルアセンブリを提供するステップであって、前記第1のカテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔と、を備える第1のカテーテルアダプタと、
前記第1のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第1のカテーテルであって、前記第1のカテーテルが第1の長さを備える、第1のカテーテルと、
前記第1の長さに対応する第1のインジケータマーキングと、を備える、第1のカテーテルアセンブリを提供するステップと、
第2のカテーテルアセンブリを提供するステップであって、前記第2のカテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔と、を備える第2のカテーテルアダプタと、
前記第2のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第2のカテーテルであって、前記第2のカテーテルが第2の長さを備える、第2のカテーテルと、
前記第2の長さに対応する第2のインジケータマーキングと、を備える、第2のカテーテルアセンブリを提供するステップと、
前記第1のカテーテルアセンブリおよび前記第2のカテーテルアセンブリに結合するように構成された器具前進デバイスを提供するステップであって、前記器具前進デバイスは、器具を前記第1のカテーテルアセンブリおよび前記第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に前進させるように構成され、前記器具前進デバイスは、前記第1のインジケータマーキングと一致する第1の他のインジケータマーキングと、前記第2のインジケータマーキングと一致する第2の他のインジケータマーキングと、を備える、器具前進デバイスを提供するステップと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1のカテーテルアセンブリは、前記第1のカテーテルアダプタに結合された第1のコネクタをさらに備え、前記第1のコネクタの外面は、前記第1のインジケータマーキングを備え、前記第2のカテーテルアセンブリは、前記第2のカテーテルアダプタに結合された第2のコネクタをさらに備え、前記第2のコネクタの外面は、前記第2のインジケータマーキングを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記器具前進デバイスは、前進特徴部を備え、前記前進特徴部を、前記第1の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の遠位先端部が、前記第1のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され、前記前進特徴部を、前記第2の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の遠位先端部が、前記第2のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第3のカテーテルアセンブリを提供するステップをさらに備え、
前記第3のカテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔を備える第3のカテーテルアダプタと、
前記第3のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第3のカテーテルであって、前記第3のカテーテルが第3の長さを備える、第3のカテーテルと、
前記第3の長さに対応する第3のインジケータマーキングであって、前記器具前進デバイスは、前記第3のインジケータマーキングと一致する第3の他のインジケータマーキングとを備える、第3のインジケータマーキングと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記器具前進デバイスが前進特徴部を備え、前記前進特徴部を前記第3の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の遠位先端部が、前記第3のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の他のインジケータマーキングおよび前記第3の他のインジケータマーキングは、同じ色を備え、前記第1の他のインジケータマーキングは、前記同じ色とは異なる色を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のインジケータマーキングは、前記第1の他のインジケータマーキングと同じ色および/または同じ印刷された長さを備え、前記第2のインジケータマーキングは、前記第2の他のインジケータマーキングと同じ他の色および/または同じ他の印刷された長さを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記器具前進デバイスは、
ハウジングと、
前記ハウジングを通って延在するチューブと、
前記ハウジング内に配置されたくさびと、
前記チューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材であって、前記一対の対向するピンチ部材は、前記ハウジング内に配置され、前記ハウジングとともに前記チューブに沿って移動するように構成される一対の対向するピンチ部材と、
前記チューブ内に配置された前記器具であって、前記ハウジングを前記チューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、前記一対の対向するピンチ部材が前記くさびを遠位方向に押し、前記器具が、前記第1のカテーテルアセンブリおよび前記第2のカテーテルアセンブリ内へ向かって遠位方向に前進するように構成され、前記第1の他のインジケータマーキングと前記第2の他のインジケータマーキングが、前記チューブ上に配置される、前記器具と、を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の他のインジケータマーキングは、近位端と遠位端を有する第1の線を備え、前記第2の他のインジケータマーキングは、近位端と遠位端を有する第2の線を備え、前記ハウジングを前記第1の線の前記近位端と位置合わせすることに応答して、前記器具の遠位先端部が、前記第1のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され、前記ハウジングを前記第2の線の前記近位端と位置合わせすることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が、前記第2のカテーテルの前記遠位先端部と位置合わせするように構成され、前記ハウジングを前記第1の線の前記遠位端と位置合わせすることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が、前記第1のカテーテルの前記遠位先端部に向かって遠位に延在するように構成され、前記ハウジングを前記第2の線の前記遠位端と位置合わせすることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が、前記第2のカテーテルの遠位先端部を越えて延在するように構成される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記器具前進デバイスは、
近位端、遠位端、およびスロットを含むハウジングと、
前記スロットを通って延在し、後退位置と前進位置との間で前記スロットに沿って直線的に移動するように構成されている前進特徴部と、
第1の端部と第2の端部を備える前記器具であって、前記後退位置から前記前進位置への前記前進特徴部の移動に応答して、前記器具の前記第2の端部が、前記ハウジングの前記遠位端を越えて前進し、前記第1の他のインジケータマーキングおよび前記第2の他のインジケータマーキングが、前記ハウジング上に配置される、前記器具と、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記器具前進デバイスは、
遠位端と近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端が静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成されているハウジングと、
前記ハウジング内に配置された前記器具と、
前進ホイールであって、前記前進ホイールが前記ハウジングから外に延在し、前記前進ホイールの回転に応答して、前記器具が前記ハウジングの前記遠位端を通って前進し、前記第1の他のインジケータマーキングおよび前記第2の他のインジケータマーキングが、前記ハウジング上に配置される、前進ホイールと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
器具であって、前記器具がインジケータマーキングを備える器具と、
窓であって、前記窓内の位置へのインジケータマーキングの移動に応答して、前記器具の遠位先端部が遠位方向にある距離だけ前進する窓と、を備える、器具前進デバイス。
【請求項13】
前記窓と位置合わせされ、前記窓の遠位にある他の窓をさらに備え、前記インジケータマーキングが前記窓内にあることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が、別の距離だけ遠位方向に前進し、前記別の距離は、前記ある距離よりも大きい、請求項12に記載の器具前進デバイス。
【請求項14】
ハウジングと、
前記ハウジングを通って延在するチューブと、
前記ハウジング内に配置されたくさびと、
前記チューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材であって、前記一対の対向するピンチ部材が前記ハウジング内に配置され、前記ハウジングとともに前記チューブに沿って移動するように構成され、前記窓が前記チューブ内に配置され、前記器具が前記チューブ内に配置され、前記ハウジングを前記チューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、前記一対の対向するピンチ部材が、前記くさびを遠位方向に押し、前記インジケータマーキングが、前記窓内に配置され、前記器具の前記遠位先端部が、前記チューブを超えて遠位方向にある距離だけ前進させられ、前記ハウジングを前記チューブに沿って、さらに遠位方向に移動させることに応答して、前記一対の対向するピンチ部材が、前記くさびを遠位方向に押し、前記インジケータマーキングが、前記他の窓内に配置され、前記器具の前記遠位先端部が、前記チューブを越えて別の距離だけ遠位方向に前進し、前記別の距離が、前記ある距離よりも大きい、一対の対向するピンチ部材と、
をさらに備える、請求項13に記載の器具前進デバイス。
【請求項15】
遠位端および近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端が、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記窓が前記ハウジング内に配置される、ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された器具と、
前進ホイールであって、前記前進ホイールが、前記ハウジングから延在し、前進ホイールの回転に応じて、
前記インジケータマーキングが、前記窓内に配置され、
前記器具の前記遠位先端部が前記ハウジングの前記遠位端を通って遠位方向にある距離だけ前進する、前進ホイールと、
をさらに備える、請求項12に記載の器具前進デバイス。
【請求項16】
カテーテルアセンブリに結合するように構成された器具前進デバイスであって、前記器具前進デバイスは、
器具と、
前記カテーテルアセンブリを通して前記器具を遠位方向に前進させるように構成された前進特徴部と、
第1のインジケータマーキングと、
第2のインジケータマーキングと、
第3のインジケータマーキングであって、前記前進特徴部を前記第1のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の遠位先端部がカテーテルアセンブリの遠位先端部と位置合わせするように構成され、前記前進特徴部を前記第2のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が前記カテーテルアセンブリの前記遠位先端部へ向かって、遠位に、ある距離だけ前進し、前記前進特徴部を前記第3のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、前記器具の前記遠位先端部が前記カテーテルアセンブリの前記遠位先端部へ向かって、遠位に、別のある距離だけ前進する、第3のインジケータマーキングと、
を含む、器具前進デバイス。
【請求項17】
前記第1のインジケータマーキングが、印刷されたT、または印刷された単語「Tip」を含み、前記第2のインジケータが、前記ある距離に対応する印刷された数字を含み、前記第3のインジケータが、前記別の距離に対応する印刷された数字を含む、請求項16に記載の器具前進デバイス。
【請求項18】
前記器具前進デバイスは、
近位端、遠位端、およびスロットを備えるハウジングであって、前記器具が前記ハウジング内に配置され、前記前進特徴部が前記スロットを通って延在し、後退位置と前進位置との間で前記スロットに沿って直線的に移動するように構成され、前記後退位置から前記前進位置への前記前進特徴部の移動に応答して、前記器具の前記第2の端部が前記ハウジングの前記遠位端を越えて前進し、前記第1の他のインジケータマーキング、前記第2の他のインジケータマーキング、および前記第3の他のインジケータマーキングは、前記ハウジング上に配置される、ハウジングと、をさらに備える、請求項16に記載の器具前進デバイス。
【請求項19】
器具前進デバイスは、遠位端と近位端を備えるハウジングであって、前記ハウジングの前記遠位端が静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記器具が前記ハウジング内に配置され、前記前進特徴部が前進ホイールを備え、前記前進ホイールが前記ハウジングから外側に延在し、前進ホイールの回転に応答して、前記器具が前記ハウジングの前記遠位端を通して前進し、前記第1の他のインジケータマーキング、前記第2の他のインジケータマーキング、および前記第3の他のインジケータマーキングが前記ハウジング上に配置される、ハウジングと、をさらに備える、請求項16に記載の器具前進デバイス。
【請求項20】
ハウジングと、
前記ハウジングを通って延在するチューブと、前記ハウジング内に配置されたくさびと、
前記チューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材であって、前記一対の対向するピンチ部材が前記ハウジング内に配置され、前記ハウジングとともに前記チューブに沿って移動するように構成され、前記器具が前記チューブ内に配置され、前記ハウジングをチューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、前記一対の対向するピンチ部材が前記くさびを遠位方向に押し、前記器具が前記第1のカテーテルアセンブリ、および前記第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に前進するように構成され、前記第1の他のインジケータマーキング、前記第2の他のインジケータマーキング、および前記第3の他のインジケータマーキングが前記チューブ上に配置される、ピンチ部材と、
をさらに備える、請求項16に記載の器具前進デバイス。
【請求項21】
器具前進デバイスであって、
遠位端と近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端が静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記ハウジングの内面がハウジング停止部材およびインジケータマーキングを備える、ハウジングと、
第1のホイールであって、前記第1のホイールの内面が第1のホイール停止部材を備える、第1のホイールと、
第2のホイールであって、前記第2のホイールがタブを備え、前記器具前進デバイスが第1の配置に配置されることに応答して、前記第1のホイールおよび前記第2のホイールが第1の方向に回転することが阻止されるが、前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転するように構成され、前記第1のホイールが前記第2の方向に1回転以上回転するように構成される、第2のホイールと、
前記第2のホイールに結合され、前記第2のホイールとともに回転するように構成される、カバーであって、前記カバーが窓を備え、前記器具前進デバイスが前記第1の配置にあるときに、前記カバーが前記インジケータマーキングを隠し、前記第1の配置から前記第2の方向への前記第2のホイールの回転に応答して、前記インジケータマーキングが前記窓内に配置される、カバーと、
を備える、器具前進デバイス。
【請求項22】
製造方法であって、
第1のカテーテルアセンブリを提供するステップであって、前記第1のカテーテルアセンブリは、
第1のカテーテルアダプタであって、遠位端と、近位端と、前記第1のカテーテルアダプタの遠位端と前記第1のカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートと、前記第1のカテーテルアダプタの前記遠位端および前記第1のカテーテルアダプタの前記近位端を通って延在する管腔と、を備える第1のカテーテルアダプタと、
前記第1のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第1のカテーテルであって、前記第1のカテーテルが第1のカテーテル長さを備える、第1のカテーテルと、
前記第1のカテーテルアダプタの前記サイドポートから延在する第1の延長チューブであって、前記第1の延長チューブが第1の延長チューブ長さを備える、第1の延長チューブと、
前記第1の延長チューブの近位端に結合された第1のコネクタと、
を備える、第1のカテーテルアセンブリを提供するステップと、
第2のカテーテルアセンブリを提供するステップであって、前記第2のカテーテルアセンブリは、
第2のカテーテルアダプタであって、遠位端と、近位端と、第2のカテーテルアダプタの遠位端と第2のカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートと、前記第2のカテーテルアダプタの前記遠位端と前記第2のカテーテルアダプタの前記近位端を通って延在する管腔と、を備える第2のカテーテルアダプタと、
前記第2のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第2のカテーテルであって、前記第2のカテーテルが第2のカテーテル長さを備え、前記第1のカテーテル長さが前記第2のカテーテル長さよりも短い、第2のカテーテルと、
前記第2のカテーテルアダプタの前記サイドポートから延在する第2の延長チューブであって、前記第2の延長チューブが第2の延長チューブ長さを備え、前記第1の延長チューブが第2の延長チューブより長い、第2の延長チューブと、
前記第2の延長チューブの近位端に結合された第2のコネクタであって、前記第2のコネクタが第2のコネクタ長さを備える、第2のコネクタと、
を備える、第2のカテーテルアセンブリを提供するステップと、を備え、
前記第1のカテーテルの遠位先端から前記第1のコネクタの近位端までの前記第1のカテーテルアセンブリの全長は、前記第2のカテーテルの遠位先端から前記第2のコネクタの近位端までの前記第2のカテーテルアセンブリの全長に等しい、方法。
【請求項23】
前記第1のコネクタが、第1のコネクタ長さを有し、前記第2のコネクタが、第2のコネクタ長さを有し、前記第1のコネクタ長さは、前記第2のコネクタ長さに等しい、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
医療デバイスを前進させるためのシステムであって、
第1のカテーテルアセンブリであって、前記第1のカテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔を備える第1のカテーテルアダプタと、
前記第1のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第1のカテーテルであって、前記第1のカテーテルが第1の長さを備える、第1のカテーテルと、
前記第1の長さに対応する第1のインジケータマーキングと、
を備える第1のカテーテルアセンブリ、および/または、
第2のカテーテルアセンブリであって、前記第2のカテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔を備える第2のカテーテルアダプタと、
前記第2のカテーテルアダプタの前記遠位端から延在する第2のカテーテルであって、前記第2のカテーテルが第2の長さを備える、第2のカテーテルと、
前記第2の長さに対応する第2のインジケータマーキングと、を備える第2のカテーテルアセンブリ、および
前記第1のカテーテルアセンブリおよび前記第2のカテーテルアセンブリに結合するように構成された器具前進デバイスであって、前記器具前進デバイスが器具を前記第1のカテーテルアセンブリおよび前記第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に前進させるように構成され、前記器具前進デバイスが前記第1のインジケータマーキングと一致する第1の他のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングと一致する第2の他のインジケータマーキングを備える、器具前進デバイス、
を備える、システム。
【請求項25】
前記第1のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングが、それぞれ前記第1および第2のカテーテルアダプタ上に配置される、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
前記第1のカテーテルアセンブリは、
前記第1のカテーテルと流体連通する第1のコネクタであって、入口および少なくとも2つの出口を有する第1のコネクタと、
前記少なくとも2つの出口のうちの1つと流体連通する第1の無針アクセスコネクタと、
前記少なくとも2つの出口のうちの他方と流体連通する第1のルアーアダプタと、
前記第1のコネクタおよび前記第1のルアーアダプタを接続する第1の導管と、
前記第1の導管上に配置された第1のクランプと、
をさらに備え、
前記第2のカテーテルアセンブリは、
前記第2のカテーテルと流体連通する第2のコネクタであって、入口および少なくとも2つの出口を有する第2のコネクタと、
前記少なくとも2つの出口のうちの1つと流体連通する第2の無針アクセスコネクタと、
前記少なくとも2つの出口のうちの他方と流体連通する第2のルアーアダプタと、
前記第2のコネクタおよび前記第2のルアーアダプタを接続する第2の導管と、
前記第2の導管上に配置された第2のクランプと、
を、さらに備える、請求項24に記載のシステム。
【請求項27】
前記第1のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングが、それぞれ前記第1の無針アクセスコネクタおよび前記第2の無針アクセスコネクタ上に配置される、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記第1の無針アクセスコネクタは、第1のハウジングと、前記第1のハウジングの端部にある第1のキャップと、前記第1のハウジング内に受容される第1のピストンとを備え、
前記第2の無針アクセスコネクタは、第2のハウジングと、前記第2のハウジングの端部にある第2のキャップと、前記第2のハウジング内に受容される第2のピストンとを備える、請求項26に記載のシステム。
【請求項29】
前記第1のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングは、それぞれ、前記第1のハウジング、前記第1のキャップ、および/または前記第1のピストン、ならびに前記第2のハウジング、前記第2のキャップ、および/または前記第2のピストン上に配置される、請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記第1のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングは、それぞれ、前記第1のルアーアダプタおよび前記第2のルアーアダプタ上に配置される、請求項26に記載のシステム。
【請求項31】
前記第1のインジケータマーキングおよび前記第2のインジケータマーキングは、それぞれ、前記第1のクランプおよび前記第2のクランプ上に配置される、請求項26に記載のシステム。
【請求項32】
カテーテルアセンブリであって、前記カテーテルアセンブリは、
遠位端と、近位端と、前記遠位端および前記近位端を通って延在する管腔と、を備えるカテーテルアダプタと、
前記カテーテルアダプタの前記遠位端から延在するカテーテルであって、前記カテーテルが長さを有する、カテーテルと、
前記長さに対応するインジケータマーキングと、
を備えるカテーテルアセンブリと、
創傷カバーであって、前記創傷カバーは、
ドレッシング材と、
シールと、
前記インジケータマーキングと一致する別のインジケータマーキングと、
を備える創傷カバーと、
を備えるキット。
【請求項33】
前記インジケータマーキングが前記ドレッシング材上に配置される、請求項32に記載のキット。
【請求項34】
前記インジケータマーキングが前記シール上に配置される、請求項32に記載のキット。
【請求項35】
前記ドレッシング材および/または前記シール上に配置されるように構成されたラベルであって、前記インジケータマーキングが前記ラベル上に配置されるラベルをさらに備える、請求項32に記載のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インジケータマーキングを有する器具前進デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2021年4月2日に出願された「インジケータマーキングを有する器具前進デバイス」と題する米国仮出願第63/170,391号、および2022年2月14日に出願された「インジケータマーキングを有する器具前進デバイス」と題する米国仮出願第63/309,918号に対する優先権を主張する。両方の全開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
カテーテルは、様々な注入療法に一般的に使用される。例えば、カテーテルは、生理食塩水、様々な薬剤、および完全非経口栄養のような流体を患者に注入するために使用され得る。カテーテルは、患者から血液を採取するために使用されることもあり得る。
【0004】
一般的なタイプの静脈内(IV)カテーテルデバイスには、オーバーザニードルカテーテルが含まれる。その名前が示すように、オーバーザニードルカテーテルは、鋭い遠位先端部を有する導入針の上に取り付けられ得る。IVカテーテルデバイスは、カテーテルアダプタ、カテーテルアダプタから遠位方向に延在するカテーテル、およびカテーテルを通って延在する導入針を含み得る。カテーテルおよび導入針は、導入針の遠位先端部がカテーテルの遠位先端部を超えて延在し、針の斜面が患者の皮膚から離れる方向を上に向けるように組み立てられ得る。カテーテルと導入針は、一般に、浅い角度で皮膚を通して患者の血管系に挿入される。
【0005】
血管内の導入針および/またはカテーテルの適切な配置を検証するために、臨床医は、一般に、カテーテルアセンブリのフラッシュバックチャンバ内に血液の「フラッシュバック」があることを確認する。針の配置が確認されると、臨床医は、血管系の流れを一時的に遮断して針を取り外し、将来の採血または輸液に備えてカテーテルを所定の位置に残しておく。
【0006】
カテーテルを使用した注入および血液の採取は、特に、カテーテルの留置時間が増加したとき、いくつかの理由により困難になり得る。フィブリン鞘または血栓は、カテーテルアセンブリの内面上、カテーテルアセンブリの外面上、またはカテーテルの遠位端近くの脈管構造内に形成され得る。フィブリン鞘または血栓は、カテーテルを通る流体経路を閉塞または狭くし得、高品質の血液サンプルの注入および/または収集が損なわれ得る。
【0007】
本明細書で特許請求される主題は、あらゆる欠点を解決する実施形態、または上記のような環境でのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景は、本明細書で説明されるいくつかの実装が実施され得る技術分野の一例を説明するためにのみ提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許出願第63/135,393号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、一般に、カテーテルアセンブリ内での器具の前進および/または後退を容易にするための器具前進デバイス、ならびに関連するシステムおよび方法に関する。第1のセットの実施形態によれば、製造方法は、第1のカテーテルアセンブリを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1のカテーテルアダプタを含み得、第1のカテーテルアダプタは、遠位端、近位端、および第1のカテーテルアダプタの遠位端および第1のカテーテルアダプタの近位端を通って延在する管腔を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1のカテーテルアダプタの遠位端から延在する第1のカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルは、第1の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1の長さに対応する第1のインジケータマーキングを含み得る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
いくつかの実施形態では、製造方法は、第2のカテーテルアセンブリを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2のカテーテルアダプタを含み得、第2のカテーテルアダプタは、遠位端、近位端、および第2のカテーテルアダプタの遠位端および第2のカテーテルアダプタの近位端を通って延在する管腔を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2のカテーテルアダプタの遠位端から延在する第2のカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルは、第2の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2の長さに対応する第2のインジケータマーキングを含み得る。
【0011】
いくつかの実施形態では、製造方法は、第1のカテーテルアセンブリおよび第2のカテーテルアセンブリに結合するように構成された器具前進デバイスを提供するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、器具を第1のカテーテルアセンブリおよび第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に前進させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第1のインジケータマーキングと一致する第1の他のインジケータマーキングと、第2のインジケータマーキングと一致する第2の他のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、特定の器具前進デバイスは、任意の数の他のインジケータマーキングを含み得る。
【0012】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1のカテーテルアダプタに結合された第1のコネクタを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタの外面は、第1のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2のカテーテルアダプタに結合された第2のコネクタを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコネクタの外面は、第2のインジケータマーキングを含み得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、前進特徴部を含み得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第1の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第2の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、製造方法は、第3のカテーテルアセンブリを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリは、第3のカテーテルアダプタを含み得、第3のカテーテルアダプタは、遠位端、近位端、および第3のカテーテルアダプタの遠位端および第3のカテーテルアダプタの近位端を通って延在する管腔を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリは、第3のカテーテルアダプタの遠位端から延在する第3のカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルは、第3の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリは、第3の長さに対応する第3のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第3のインジケータマーキングと一致する第3の他のインジケータマーキングを含む。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第3の他のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第3のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。
【0015】
いくつかの実施形態では、第2の他のインジケータマーキングおよび第3の他のインジケータマーキングは、同じ色を含み得、第1の他のインジケータマーキングは、同じ色とは異なる色を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキングは、第1の他のインジケータマーキングと同じ色および/または同じ印刷された長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のインジケータマーキングは、第2の他のインジケータマーキングと同じ他の色および/または同じ他の印刷された長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のインジケータマーキングは、第3の他のインジケータマーキングと同じ他の色および/または同じ他の印刷された長さを含み得る。
【0016】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、ハウジングと、ハウジングを通って延在するチューブと、ハウジング内に配置されたくさびと、チューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材とを含み得る。いくつかの実施形態では、一対の対向するピンチ部材はハウジング内に配置され、ハウジングとともにチューブに沿って移動するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具は、チューブ内に配置され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングをチューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材が、くさびを遠位方向に押し得、器具は、第1のカテーテルアセンブリおよび第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に進むように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキングおよび第2の他のインジケータマーキングは、チューブ上に配置され得る。
【0017】
いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキングは、近位端および遠位端を有する第1の線を含み得る。いくつかの実施形態では、第2の他のインジケータマーキングは、近位端および遠位端を有する第2の線を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングを第1の線の近位端と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングを第2の線の近位端と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテルの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングを第1の線の遠位端と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテルの遠位先端部の遠位側に延在するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングを第2の線の遠位端と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテルの遠位先端部を越えて延在するように構成され得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、近位端、遠位端、およびスロットを含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、スロットを通って延在し、後退位置と前進位置との間でスロットに沿って直線的に移動するように構成された前進特徴部を含み得る。いくつかの実施形態では、器具は、第1の端部と、遠位先端部を含む第2の端部とを含み得る。いくつかの実施形態では、後退位置から前進位置への前進特徴部の移動に応答して、器具の第2の端部をハウジングの遠位端を越えて前進させ得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキングおよび第2の他のインジケータマーキングは、ハウジング上に配置され得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具はハウジング内に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは前進ホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールは、ハウジングから外側に延在し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールの回転に応答して、器具は、ハウジングの遠位端を通して前進し得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキングおよび第2のインジケータマーキングは、ハウジング上に配置され得る。
【0020】
第2のセットの実施形態によれば、いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、インジケータマーキングを含み得る器具を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、窓を含み得る。いくつかの実施形態では、窓内の位置へのインジケータマーキングの移動に応答して、器具の遠位先端部を遠位方向にある距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、窓と位置合わせされ、窓の遠位にある別の窓を含み得る。いくつかの実施形態では、インジケータマーキングが窓内にあることに応答して、器具の遠位先端部を遠位方向に別の距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、当該別の距離は、当該ある距離よりも大きくし得る。
【0021】
第3のセットの実施形態によれば、器具前進デバイスは、ハウジングと、ハウジングを通って延在するチューブと、ハウジング内に配置されたくさびと、チューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材とを含み得る。いくつかの実施形態では、一対の対向するピンチ部材は、ハウジング内に配置され、ハウジングとともにチューブに沿って移動するように構成され得る。いくつかの実施形態では、窓は、チューブ内に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具は、チューブ内に配置され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングをチューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材が、くさびを遠位方向に押し得、インジケータマーキングが窓内に配置され、器具の遠位先端部がチューブを越えてある距離だけ遠位方向に進められる。いくつかの実施形態では、ハウジングをチューブに沿ってさらに遠位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材がくさびを遠位方向に押し得、インジケータマーキングは、他の窓内に配置し得、器具の遠位先端部が、チューブを越えて遠位方向にさらに前進させ得る。いくつかの実施形態では、別の距離は、当該ある距離よりも大きくし得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、窓は、ハウジング内に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具は、ハウジング内に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、前進ホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールは、ハウジングから外側に延在し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールの回転に応じて、インジケータマーキングが窓内に配置され、器具の遠位先端部が、ハウジングの遠位端を通して遠位方向にある距離だけ前進し得る。
【0023】
第4のセットの実施形態によれば、器具前進デバイスは、器具と、カテーテルアセンブリを通して器具を遠位方向に前進させるように構成された前進特徴部とを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第1のインジケータマーキング、第2のインジケータマーキング、および第3のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第1のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、カテーテルアセンブリの遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第2のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部をカテーテルアセンブリの遠位先端部から遠位側にある距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第3のインジケータマーキングと位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部をカテーテルアセンブリの遠位先端部から遠位側に別の距離だけ前進させ得る。
【0024】
いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキングは、印刷されたTまたは印刷された単語「Tip」を含み得る。いくつかの実施形態では、「印刷された」という用語は、アルファベットの記述子または数値の記述子を指し得る。いくつかの実施形態では、第2のインジケータは、当該ある距離に対応する印刷された数字を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のインジケータは、当該別の距離に対応する印刷された数字を含み得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、近位端、遠位端、およびスロットを含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、器具は、ハウジング内に配置され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部は、スロットを通って延在し、後退位置と前進位置との間でスロットに沿って直線的に移動するように構成され得る。いくつかの実施形態では、後退位置から前進位置への前進特徴部の移動に応答して、器具の第2の端部をハウジングの遠位端を越えて前進させ得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング、第2の他のインジケータマーキング、および第3の他のインジケータマーキングは、ハウジング上に配置され得る。
【0026】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具は、ハウジング内に配置され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部は前進ホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールは、ハウジングから外側に延在し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールの回転に応答して、器具は、ハウジングの遠位端を通して前進し得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング、第2の他のインジケータマーキング、および第3の他のインジケータマーキングは、ハウジング上に配置され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、ハウジング、ハウジングを通って延在するチューブ、ハウジング内に配置されたくさび、およびチューブを挟むように構成された一対の対向するピンチ部材を含み得る。いくつかの実施形態では、一対の対向するピンチ部材は、ハウジング内に配置され、ハウジングとともにチューブに沿って移動するように構成され、器具は、チューブ内に配置され、ハウジングをチューブに沿って遠位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材が、くさびを遠位方向に押し、器具が、第1のカテーテルアセンブリおよび第2のカテーテルアセンブリ内に遠位方向に前進するように構成され、第1の他のインジケータマーキング、第2の他のインジケータマーキング、および第3の他のインジケータマーキングは、チューブ上に配置され得る。
【0028】
第5のセットの実施形態によれば、器具前進デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、ハウジング停止部材およびインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第1のホイールを含み得、および/または第1のホイールの内面は、第1のホイール停止部材を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第2のホイールを含み得、および/または第2のホイールは、タブを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスが第1の配置に配置されることに応答して、第1のホイールおよび第2のホイールは、第1の方向に回転することが防止され得るが、第1の方向とは反対の第2の方向に回転するように構成される。いくつかの実施形態では、第1のホイールは、第2の方向に1回転以上回転するように構成され得る。
【0029】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイスは、第2のホイールに結合され、第2のホイールとともに回転するように構成されたカバーを含み得る。いくつかの実施形態では、カバーは、窓を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイスが第1の配置にあるとき、カバーは、インジケータマーキングを隠し得る。いくつかの実施形態では、第1の配置から第2の方向への第2のホイールの回転に応答して、インジケータマーキングが窓内に配置され得る。
【0030】
第6のセットの実施形態によれば、製造方法は、第1のカテーテルアセンブリを提供するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、遠位端、近位端、第1のカテーテルアダプタの遠位端と第1のカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートを含み得る第1のカテーテルアダプタと、第1のカテーテルアダプタの遠位端および第1のカテーテルアダプタの近位端を通って延在する管腔と、を含み得る。
【0031】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1のカテーテルアダプタの遠位端から延在する第1のカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルは、第1のカテーテル長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリは、第1のカテーテルアダプタのサイドポートから延在する第1の延長チューブを含み得る。いくつかの実施形態では、第1の延長チューブは、第1の延長チューブ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1の延長チューブの近位端に結合され得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、製造方法は、第2のカテーテルアセンブリを提供するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、遠位端、近位端、第2のカテーテルアダプタの遠位端と第2のカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートを含み得る第2のカテーテルアダプタと、第2のカテーテルアダプタの遠位端および第2のカテーテルアダプタの近位端を通って延在する管腔と、を含み得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2のカテーテルアダプタの遠位端から延在する第2のカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルは、第2のカテーテル長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリは、第2のカテーテルアダプタのサイドポートから延在する第2の延長チューブを含み得る。いくつかの実施形態では、第2の延長チューブは、第2の延長チューブ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコネクタは、第2の延長チューブの近位端に結合され得る。
【0034】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルの長さは、第2のカテーテルの長さより短くし得る。いくつかの実施形態では、第1の延長チューブは、第2の延長チューブよりも長くし得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルの遠位端から第1のコネクタの近位端までの第1のカテーテルアセンブリの全長は、第2のカテーテルの遠位端から第2のコネクタの近位端までの第2のカテーテルアセンブリの全長に等しくし得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタは第1のコネクタ長さを含み、第2のコネクタは、第2のコネクタ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタの長さは、第2のコネクタの長さと等しくし得る。
【0035】
前述の一般的な説明と、以下の詳細な説明は、両方とも例および説明であり、特許請求の範囲に記載された本発明を限定するものではないことを理解されたい。様々な実施形態は、図面に示された構成および手段に限定されないことを理解されたい。また、実施形態を組み合わせることが出来ること、または他の実施形態を利用することが出来ること、また、特許請求しない限り、本発明のさまざまな実施形態の範囲から逸脱することなく構造的な変更を行うことが出来ることも理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
例示的な実施形態は、添付の図面を使用して、さらに具体的かつ詳細に記述および説明されるであろう。
【0037】
【
図1A】いくつかの実施形態による、例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図1B】いくつかの実施形態による、
図1Aのカテーテルアセンブリの断面図である。
【
図2A】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図2B】いくつかの実施形態による、
図2Aのカテーテルアセンブリの断面図である。
【
図3A】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3B】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3C】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3D】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3E】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3F】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3G】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3H】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3I】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3J】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3K】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図3L】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面斜視図である。
【
図4A】いくつかの実施形態による、例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図4B】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図4C】いくつかの実施形態による、
図4A~4Bの器具前進デバイスの例示的な遠位端の断面図である。
【
図4D】いくつかの実施形態による、
図4A~4Bの器具前進デバイスの遠位端の別の例の断面図である。
【
図4E】いくつかの実施形態による、
図4A~4Bの器具前進デバイスの一部の断面図である。
【
図5A】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図5B】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図5C】いくつかの実施形態による、
図5Bの器具前進デバイスの断面図である。
【
図5D】いくつかの実施形態による、線5D―5Dに沿った
図5Bの器具前進デバイスの断面図である。
【
図5E】いくつかの実施形態による、
図5Dの一部の拡大図である。
【
図5F】いくつかの実施形態による、線5F―5Fに沿った
図5Bの器具前進デバイスの断面図である。
【
図6A】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図6B】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの断面図である。
【
図6C】いくつかの実施形態による、例示的な器具送達機構部の上面斜視図である。
【
図7】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図8】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図9】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図10A】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図10B】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図11A】いくつかの実施形態による、第1の配置にある器具前進デバイスを示す、別の例示的な器具前進デバイスの側断面図である。
【
図11B】いくつかの実施形態による、第1の配置にある例示的なカバーを示す、
図11Aの器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図11C】いくつかの実施形態による、第1の配置から第2の方向に例示的な第2のホイールとは独立して回転される例示的な第1のホイールを示す、
図11Aの器具前進デバイスの側断面図である。
【
図11D】いくつかの実施形態による、
図11Cの位置から第2の方向にさらに回転した第1のホイールを示す、
図11Aの器具前進デバイスの側断面図である。
【
図11E】いくつかの実施形態による、
図11Dの位置から第2の方向に一緒に回転する第1のホイールと第2のホイールを示す、
図11Aの器具前進デバイスの側断面図である。
【
図11F】いくつかの実施形態による、
図11Eの位置にある例示的なカバーを示す、
図11Aの器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図11G】いくつかの実施形態による、第2の配置にある器具前進デバイスを示す、別の器具前進デバイスの側断面図である。
【
図12】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図13】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図14】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図15】いくつかの実施形態による、別の例示的な器具前進デバイスの上面斜視図である。
【
図16】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面図である。
【
図17】いくつかの実施形態による、別の例示的なカテーテルアセンブリの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
ここで、
図1~2を参照すると、いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10は、遠位端14および近位端16を含み得る第1のカテーテルアダプタ12を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアダプタ12は、遠位端14と近位端16との間に配置されたサイドポート18を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアダプタ12は、遠位端14および近位端16を通って延在する管腔20を含み得る。
図1Bおよび2Bは、いくつかの実施形態による、取り外された針ハブおよび導入針を示す。
【0039】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10は、遠位端14から延在する第1のカテーテル22を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテル22は、末梢静脈カテーテル、正中カテーテル、または末梢に挿入された中心カテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテル22は、第1のカテーテル長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10は、サイドポートから延在する第1の延長チューブ24を含み得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、第1の延長チューブ24は、第1の延長チューブ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタ26は、第1の延長チューブ24の近位端に結合され得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、遠位端32および近位端34を含み得る第2のカテーテルアダプタ30を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、1つ以上の特徴および/または動作の点で第1のカテーテルアセンブリ10と同様または同一であり得る。いくつかの実施形態では、サイドポート36は、遠位端32と近位端34との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、管腔37は、遠位端32および近位端34を通って延在し得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、遠位端32から延在する第2のカテーテル38を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテル38は、末梢静脈カテーテル、正中カテーテル、または末梢に挿入された中心カテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテル38は、第2のカテーテル長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、サイドポート36から延在する第2の延長チューブ40を含み得る。いくつかの実施形態では、第2の延長チューブ40は、第2の延長チューブ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコネクタ42は、第2の延長チューブ40の近位端に結合され得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルの長さは、第2のカテーテルの長さより短くし得る。いくつかの実施形態では、第1の延長チューブ24は、第2の延長チューブ40よりも長くし得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテル22の遠位先端部44から第1のコネクタ26の近位端46までの第1のカテーテルアセンブリ10の全長L1は、第2のカテーテル38の遠位先端部48から第2のコネクタ42の近位端50までの第2のカテーテルアセンブリ28の全長L2に等しくし得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタ26は、第1のコネクタ長さを含み、第2のコネクタ42は、第2のコネクタ長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタの長さは、第2のコネクタの長さと等しくし得る。
【0044】
いくつかの実施形態では、臨床医は、器具がいつ静脈に進入するか、または特定のカテーテルアセンブリの特定の遠位先端部を越えて前進するかを知りたい場合がある。いくつかの実施形態では、これは、カテーテルの遠位先端部からコネクタの近位端まで同じ長さを有する一組のカテーテルアセンブリを製造することによって達成される。例えば、第1のカテーテルアセンブリ10の全長L1は、第2のカテーテルアセンブリ28の全長L2に等しいため、第1のカテーテルアセンブリ10および第2のカテーテルアセンブリ28内での器具の前進は予測可能であり得る。いくつかの実施形態では、製造方法は、セットまたはキットの一部であり得る第1のカテーテルアセンブリ10および第2のカテーテルアセンブリ28を提供するステップを含み得る。
【0045】
いくつかの実施形態では、第1のコネクタ26の近位端46は、器具を含む器具前進デバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10の全長L1は、器具が第1のカテーテルアセンブリ10内で延在する経路を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコネクタ42の近位端50は、器具前進デバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28の全長L2は、器具が第2のカテーテルアセンブリ28内で延在する経路を含み得る。
【0046】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10および/または第2のカテーテルアセンブリ28の構成は変更され得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10は、サイドポート18と一体化された第1の延長チューブ24を有する一体型カテーテルアセンブリを含み得る。他の実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ10は、真っ直ぐなカテーテルアセンブリまたは別の適切な構成を含み得る。同様に、いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、サイドポート18と一体化された第2の延長チューブ40を有する一体型カテーテルアセンブリを含み得る。他の実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ28は、真っ直ぐなカテーテルアセンブリまたは別の適切な構成を含み得る。
【0047】
ここで、
図3A~
図4Aを参照すると、いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ52は、遠位端56、近位端58、ならびに遠位端56および近位端58を通って延在する管腔60を含み得る第1のカテーテルアダプタ54を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ52は、遠位端56から延在する第1のカテーテル62を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテル62は第1の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ52は、第1の長さに対応する、または臨床医に第1の長さを示す第1のインジケータマーキング64を含み得る。
図3A~3Lの図示された非限定的な実施形態に示されるように、第1のインジケータマーキング64は、第1のカテーテルアセンブリ52の任意の数の構成要素上に、またそれらの構成要素上の任意の数の位置に配置され得る。非限定的な実施形態では、第1のインジケータマーキング64は、第1のカテーテルアダプタ54上、クランプ77上、ルアーアダプタ79上、第1のコネクタ102上、および/または無針アクセスコネクタ142上に配置され得る。上述の構成要素とは独立して、第1のインジケータマーキングを構成要素上の任意の適切な位置に含めることが可能である。例えば、
図3Dに示されるように、第1のインジケータマーキング64は、第1のカテーテルアダプタ54上、例えば、そのウイング上に配置され得る。非限定的な実施形態では、
図3Gに示すように、第1のインジケータマーキング64は、無針アクセスコネクタ142のピストン145上のマーキング64aおよび/またはキャップ143上のマーキング64bとして配置することが可能である。非限定的な実施形態では、
図3Jに示すように、第1のインジケータマーキング64は、クランプ77に関連付けられたインサート上のマーキング64aとして、クランプ77上のマーキング64bとして、および/またはルアーアダプタ79上のマーキング64cとして配置することが可能である。
【0048】
いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ66は、第2のカテーテルアダプタ68を含み得、第2のカテーテルアダプタ68は、遠位端70、近位端72、ならびに遠位端70および近位端72を通って延在する管腔74を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ66は、遠位端70から延在する第2のカテーテル76を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテル76は第2の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ66は、第2の長さに対応する第2のインジケータマーキング78を含み得る。
図3A~
図3Lの図示の非限定的な実施形態に示すように、第2のインジケータマーキング78は、第2のカテーテルアセンブリ66の任意の数の構成要素上に、またそれらの構成要素上の任意の数の位置に配置することが可能である。非限定的な実施形態では、第2のインジケータマーキング78は、第2のカテーテルアダプタ68上、クランプ77上、ルアーアダプタ79上、第2のコネクタ104上、および/または無針アクセスコネクタ142上に配置することが可能である。上述の構成要素とは独立して、第1のインジケータマーキングを前記構成要素上の任意の適切な位置に含めることが可能である。例えば、
図3Eに示すように、第2のインジケータマーキング78を第2のカテーテルアダプタ68上、例えば、そのウイング上に配置することが可能である。非限定的な実施形態では、
図3Hに示されるように、第2のインジケータマーキング78は、無針アクセスコネクタ142のピストン145上のマーキング78aおよび/またはキャップ143上のマーキング78bとして配置することが可能である。非限定的な実施形態では、
図3Kに示すように、第2のインジケータマーキング78は、クランプ77に関連付けられたインサート上のマーキング78aとして、クランプ77上のマーキング78bとして、および/またはルアーアダプタ79上のマーキング78cとして配置することが可能である。
【0049】
いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリ80は、第3のカテーテルアダプタ82を含み得、第3のカテーテルアダプタ82は、遠位端84、近位端86、ならびに遠位端84および近位端86を通って延在する管腔88を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリ80は、遠位端84から延在する第3のカテーテル90を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテル90は第3の長さを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリ80は、第3の長さに対応する第3のインジケータマーキング92を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64、第2のインジケータマーキング78、および/または第3のインジケータマーキング92は、
図3A~
図3Lの形状および異なる陰影によって示されるように、異なる印および/または異なる色を含み得る。
図3A~
図3Lの図示の非限定的な実施形態に示すように、第3のインジケータマーキング92は、第3のカテーテルアセンブリ80の任意の数の構成要素上に、またそれらの構成要素上の任意の数の位置に配置することが可能である。非限定的な実施形態では、第3のインジケータマーキング92は、第3のカテーテルアダプタ82上、クランプ77上、ルアーアダプタ79上、第3のコネクタ106上、および/または無針アクセスコネクタ142上に配置することが可能である。上述の構成要素とは独立して、第1のインジケータマーキングを前記構成要素上の任意の適切な位置に含めることが可能である。例えば、
図3Fに示されるように、第3のインジケータマーキング92は、第3のカテーテルアダプタ82上、例えば、そのウイング上に配置することが可能である。非限定的な実施形態では、
図3Iに示されるように、第3のインジケータマーキング92は、無針アクセスコネクタ142のピストン145上のマーキング92aおよび/またはキャップ143上のマーキング92bとして配置することが可能である。非限定的な実施形態では、
図3Lに示すように、第3のインジケータマーキング92は、クランプ77に関連付けられたインサート上のマーキング92aとして、クランプ77上のマーキング92bとして、および/またはルアーアダプタ79上のマーキング92cとして配置することが可能である。
【0050】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および第3のカテーテルアセンブリ80のうちの1つ以上を提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、製造方法を含み得る。いくつかの実施形態では、この方法は、以下のうちの1つ以上に結合するように構成された器具前進デバイス94を提供することを含み得る:第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および第3のカテーテルアセンブリ80。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、器具前進デバイス94の器具を、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および第3のカテーテルアセンブリ80のうちの1つ以上の中に遠位方向に前進させるように構成され得る。
【0051】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、第1のインジケータマーキング64、64a、および/または64bと一致する第1の他のインジケータマーキング96、および/または第2のインジケータマーキング78、78a、78b、および/または78cと一致する第2の他のインジケータマーキング98を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、第3のインジケータマーキング92、92a、および/または92bと一致する第3の他のインジケータマーキング100を含み得る。
【0052】
いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64、64a、および/または64b、第2のインジケータマーキング78、78a、78b、および/または78c、ならびに第3のインジケータマーキング92、92a、および/または92bのうちの1つ以上は、次の1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。同様に、いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および第3の他のインジケータマーキング100のうちの1つ以上は、以下のうちの1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および/または第3の他のインジケータマーキング100は、
図4Aの異なる陰影によって示されるように、異なる色を含み得る。
【0053】
いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96と一致する第1のインジケータマーキング64、64a、および/または64bは、第1の他のインジケータマーキング96と共通する以下の1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。同様に、いくつかの実施形態では、第2の他のインジケータマーキング98と一致する第2のインジケータマーキング78、78a、78b、および/または78cは、第2の他のインジケータマーキング98と共通する以下の1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。同様に、いくつかの実施形態では、第3の他のインジケータマーキング100と一致する第3のインジケータマーキング92、92a、および/または92bは、第3の他のインジケータマーキング100と共通する以下の1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。いくつかの実施形態では、アルファベット記述子は、単語または1つ以上の文字を含み得る。いくつかの実施形態では、数値記述子は、1つ以上の数字を含み得る。
【0054】
いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64、64a、および/または64b、第2のインジケータマーキング78、78a、78b、および/または78c、第3のインジケータマーキング92、92a、および/または98b、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、ならびに第3の他のインジケータマーキング100のうちの1つ以上は、スタンピング、エンボス加工、レーザードリリング、ツーショット成形、マーキング、スクライブ、または別の適切な方法で作成されてもよい。
【0055】
図3Aおよび
図4Aの非限定的な実施形態に示されるように、いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64は、第1の他のインジケータマーキング96と同じ色および/または同じ印刷された長さを含み得る。例えば、同じ印刷された長さには、「1.00」、または第1のカテーテル62の長さに対応する別の適切な数字(センチメートル、ミリメートル、または別の単位)を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のインジケータマーキング78は、第2の他のインジケータマーキング98と同じ他の色(
図3Aの同じ色とは異なる)および/または同じ他の印刷された長さ(
図3Aの印刷された長さとは異なる)を含み得る。例えば、同じ他の印刷された長さには、「1.25」、または第2のカテーテル76の長さに対応する別の適切な数字(センチメートル、ミリメートル、または別の単位)を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のインジケータマーキング92は、第3の他のインジケータマーキング100と同じ他の色および/または同じ他の印刷された長さを含み得る。例えば、同じ他の印刷された長さには、「1.75」、または第3のカテーテル90の長さに対応する別の適切な数字(センチメートル、ミリメートル、または別の単位)を含み得る。
【0056】
いくつかの実施形態では、第1のカテーテルアセンブリ52は、第1のカテーテルアダプタ54に結合された第1のコネクタ102を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のコネクタ102の外面は、第1のインジケータマーキング64を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64は、臨床医の目に見える第1のカテーテルアセンブリ52の別の外面に配置され得る。いくつかの実施形態では、第2のカテーテルアセンブリ66は、第2のカテーテルアダプタ68に結合された第2のコネクタ104を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコネクタ104の外面は、第2のインジケータマーキング78を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のインジケータマーキング78は、臨床医の目に見える第2のカテーテルアセンブリ66の別の外面に配置され得る。いくつかの実施形態では、第3のカテーテルアセンブリ80は、第3のカテーテルアダプタ82に結合された第3のコネクタ106を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のコネクタ106の外面は、第3のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のインジケータマーキング92は、臨床医の目に見える第3のカテーテルアセンブリ80の別の外面に配置され得る。
【0057】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、前進特徴部を含み得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第1の他のインジケータマーキング96と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテル62の遠位先端部44と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第2の他のインジケータマーキング98と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテル76の遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第3の他のインジケータマーキング100と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第3のカテーテル90の遠位先端部と位置合わせするように構成され得る
【0058】
いくつかの実施形態では、前進特徴部はハウジング108を含み得る。いくつかの実施形態では、
図4Eに関するさらなる詳細に記載されているように、器具前進デバイス94は、ハウジング108と、ハウジング108を通って延在するチューブ110と、ハウジング108内に配置されたくさびと、チューブ110を挟むように構成された一対の対向するピンチ部材とを含み得る。
【0059】
ここで、
図4Bを参照すると、いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96は、近位端112および遠位端114を有する第1の線を含み得る。いくつかの実施形態では、第2の他のインジケータマーキング98は、近位端116および遠位端118を有する第2の線を含み得る。いくつかの実施形態では、第3の他のインジケータマーキング100は、近位端120および遠位端122を有する第3の線を含み得る。
【0060】
いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第1の線の近位端112と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテル62の遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第2の線の近位端116と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテル76の遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第3の線の近位端120と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第3のカテーテル90の遠位先端部と位置合わせするように構成され得る。
【0061】
いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第1の線の遠位端114と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第1のカテーテル62の遠位先端部の遠位に延在するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第2の線の遠位端118と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第2のカテーテル76の遠位先端部を超えて延在するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108(ハウジング108の遠位端、ハウジング108上の線またはマーキング、またはハウジング108の別の部分など)を第3の線の遠位端122と位置合わせすることに応答して、器具の遠位先端部は、第3のカテーテル90の遠位先端部を超えて延在するように構成され得る。したがって、器具の前進は、臨床医にとって予測可能であり得る。
【0062】
ここで
図4Cを参照すると、いくつかの実施形態では、チューブ110は、第1の管腔124およびチューブ110の全長に沿って第1の管腔124から分離し得る第2の管腔126を含み得る。いくつかの実施形態では、採血経路は、第1の管腔124を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、器具128は、第2の管腔126内に配置され得る。いくつかの実施形態では、第2の管腔126の直径は、第1の管腔124の直径より大きくし得る。いくつかの実施形態では、第1の管腔124の直径および/または長さは、所望の流量に基づいて、および/または溶血を低減するために選択され得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、ハウジング108をチューブ110に沿って遠位方向に移動させることに応答して、器具128を第2の管腔126内で遠位方向に前進させ得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108をチューブ110に沿って近位方向に移動させることに応答して、器具128を第2の管腔126内で近位方向に後退させ得る。
【0064】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、遠位コネクタ132内に配置され、第2の管腔126を封止するか、または第2の管腔126への血流を防止するように構成された隔壁130を含み得る。これらおよび他の実施形態では、血液が採血のために遠位コネクタ132から第1の管腔124を通って流体経路136に沿って近位に流れ得るように、隔壁130は、第1の管腔124を密閉しなくてもよい。いくつかの実施形態では、隔壁130はエラストマーであってもよい。いくつかの実施形態では、採血のための流体経路がチューブ110の外側に配置され得る。例えば、流体経路は、延長チューブ内で遠位コネクタ132から延在し得る。
【0065】
いくつかの実施形態では、器具128の遠位端は、ハウジング108が近位方向に完全に後退したときに、遠位コネクタ132の遠位端の近位に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具128の遠位端は、ハウジング108が近位方向に完全に後退したときに、隔壁130の近位に配置され得、および/または器具128がチューブ110内に密封され得る。
【0066】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、第1の管腔124の遠位端と遠位コネクタ132とを接続し得るカニューレ134を含み得る。いくつかの実施形態では、カニューレ134は鈍くし得る。いくつかの実施形態では、流体経路136は、血液の漏出を防止し得るカニューレ134を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、カニューレ134は、鋼、プラスチック、金属、または別の適切な材料で構築され得る。いくつかの実施形態では、カニューレ134は、遠位コネクタ132に結合されるか、または単一ユニットとして遠位コネクタ132と一体的に形成され得る。いくつかの実施形態では、隔壁130は、第2の管腔126と同心であり得、または適切な壁厚を得るためにわずかにオフセットされ得る。
【0067】
いくつかの実施形態では、遠位コネクタ132は、シャフト138および2つのレバーアーム140を含み得る。いくつかの実施形態では、2つのレバーアーム140は、無針アクセスコネクタ142(例えば、
図3A~3Lを参照)または特定のカテーテルアセンブリの別の部分への結合を容易にし得る。いくつかの実施形態では、シャフト138は、カテーテルアセンブリへの挿入力が低減され得る潤滑剤で潤滑され得る。いくつかの実施形態では、雄遠位コネクタは、雄ルアー、雄ルアーロック、雄スリップルアー、ルアー、または別の適切なコネクタを含み得る。
【0068】
ここで、
図4Dを参照すると、いくつかの実施形態では、隔壁130は、遠位コネクタ132の内腔の幅に渡って延在し得る。いくつかの実施形態では、隔壁130は、第2の管腔126を密閉し得、または第2の管腔126への血流を防止し得る。いくつかの実施形態では、カニューレ134は、第1の管腔124から隔壁130を通って延在し得、流体が通過出来るようにし得る。
【0069】
ここで、
図4Eを参照すると、いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、ハウジング108およびチューブ110の第2の管腔126内に配置されたくさび144を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、チューブ110を挟むように構成された一対の対向するピンチ部材146を含み得る。いくつかの実施形態では、一対の対向するピンチ部材146a、bは、くさび144の近位のハウジング108内に配置され、ハウジング108とともにチューブ110に沿って移動するように構成され得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、器具128は、第2の管腔126内に配置され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108をチューブ110に沿って遠位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材146a、bがくさび144を遠位方向に押し、器具128を遠位方向に前進させ得る。
【0071】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、チューブ110を挟むように構成された別の一対の対向するピンチ部材146c、dを含み得る。いくつかの実施形態では、別の一対の対向するピンチ部材146c、dは、ハウジング内でくさび144の遠位側に配置され得、ハウジング108とともにチューブ110に沿って移動するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108をチューブ110に沿って近位方向に移動させることに応答して、一対の対向するピンチ部材146c、dがくさび144を近位方向に押し、器具128を近位方向に後退させ得る。
【0072】
一対の対向するピンチ部材146a、bおよび他の一対の対向するピンチ部材146c、dは、本開示では集合的に「対向するピンチ部材146」と呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、チューブ110に沿ったハウジング108の移動に応答して、対向するピンチ部材146は、ハウジング108およびチューブ110に対して回転し得る。いくつかの実施形態では、チューブ110に沿ったハウジング108の移動に応答して、対向するピンチ部材146は、器具128が回転し得る、ハウジング108およびチューブ110に対して回転し得る。いくつかの実施形態では、ハウジング108の内面は、対向するピンチ部材146が回転する際の摩擦を低減し得る、対向するピンチ部材146と接触する1つ以上のバンプ148を含み得る。いくつかの実施形態では、くさび144および/または対向するピンチ部材146は、摩擦を低減し得る潤滑剤で潤滑し得る。
【0073】
いくつかの実施形態では、対向するピンチ部材146は、プラスチック、金属、または別の適切な材料で構築され得る。いくつかの実施形態では、対向するピンチ部材146は、ハウジング108に対して回転するように構成され得る、球形ボール、ボールベアリング、ホイール、またはシリンダを含み得る。いくつかの実施形態では、対向するピンチ部材146は、滑らかであり得る、またはその縁に沿って足を含み得る、ホイールを含み得る。これらの実施形態では、潤滑剤が摩擦を低減するためにホイールの軸に塗布され得る。いくつかの実施形態では、対向するピンチ部材146は、ハウジング108に対して固定され得る。例えば、対向するピンチ部材146は、ハウジング108内に成形され得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、対向するピンチ部材146の数は、くさび144の形状に基づいて変化し得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、例えば、円筒形であるくさび144の形状に応じて、ペアの対向するピンチ部材146a、bと、もう一方のペアの対向するピンチ部材146c、dとを含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス94は、ドッグボーン形状を含むくさび144に応じて、対向するピンチ部材146a、bのペアなど、対向するピンチ部材146の単一のペアを含み得、この単一のペアは、ドッグボーン形状の中央またはくぼみに配置され得る。
【0075】
いくつかの実施形態では、ハウジング108をチューブ110に沿って遠位方向に移動させることに応答して、ペアの対向するピンチ部材146a、bは、くさび144を遠位方向に押し得、器具128は、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および/または第3のカテーテルアセンブリ80内に遠位方向に前進するように構成され得る(
図3A-3Lを参照)。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および/または第3の他のインジケータマーキング100は、臨床医の視認性が容易になり得るチューブ110の外面上に配置され得る。
【0076】
いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング64、第2のインジケータマーキング78、および/または第3のインジケータマーキング92が配置される特定のカテーテルアセンブリは、異なり得る。また、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および/または第3の他のインジケータマーキング100が利用可能な特定の器具前進デバイスは、変わり得る。
【0077】
ここで、
図5A~5Fを参照すると、いくつかの実施形態による器具前進デバイス150が示されている。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス150は、例えば、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および/または第3のカテーテルアセンブリ80などのカテーテルアセンブリのカテーテルを通して器具128を送達するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具128は、流体の流れのための障害物のない経路を形成するために、カテーテルまたは血管系内の閉塞(例えば、カテーテル先端の血栓またはフィブリン鞘、静脈虚脱、バルブなど)を押しのけて、カテーテル内を前進させ得る。いくつかの実施形態では、器具128は、閉塞を軽減または除去し、カテーテルの滞留時間中の薬剤および流体送達、ならびに血液採取に対するカテーテルの開通性を改善し得る。
【0078】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス150は、
図4A~
図4Eの器具前進デバイス94と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、器具128は、ガイドワイヤ、器具、1つ以上のセンサを備えたガイドワイヤもしくは器具、あるいは別の適切な器具を含み得る。いくつかの実施形態では、センサは、患者またはデバイスのモニタリングに使用し得、圧力、温度、pH、血液化学、酸素飽和度、流量、または別の生理学的特性を測定するセンサを含み得る。いくつかの実施形態では、器具128が送達されるカテーテルは、患者の血管系に予め挿入され得、器具128がカテーテルを通して前進するときに、血管系内に留まり得る。
【0079】
いくつかの実施形態では、器具128は、周囲の外部環境からの損傷および/または汚染から器具128を保護するように構成され得るハウジング152内に配置され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング152は、剛性または半剛性であり得る。いくつかの実施形態では、ハウジング152は、ステンレス鋼、アルミニウム、ポリカーボネート、金属、セラミック、プラスチック、および別の適切な材料のうちの1つ以上で作製され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング152は、近位端154、遠位端156、およびスロット158を含み得る。いくつかの実施形態では、スロット158は、ハウジング152の長手方向軸と平行に延在し得る。
【0080】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス150は、スロット158を通って延在し得る、例えば、
図5A~5Bに示す後退位置と前進位置との間でスロット158に沿って直線的に移動するように構成され得る、前進特徴部160を含み得る。いくつかの実施形態では、臨床医は、前進特徴部160を摘まむ、または掴むことで、前進特徴部160を後退位置と前進位置との間で移動させ得る。
【0081】
いくつかの実施形態では、ハウジング152の遠位端156は、1つ以上の特徴および/または動作の点で、
図4C~4Dの遠位コネクタ132と類似または同一であり得る遠位コネクタ162を含み得る。いくつかの実施形態では、2つのレバーアームの近位端に加えられた圧力の除去に応答して、2つのレバーアームの遠位端は、互いに近づき、例えば、無針コネクタ、別のコネクタ、またはカテーテルアダプタの近位端のようなIVカテーテルデバイスの一部を留め得る。いくつかの実施形態では、遠位コネクタ162は、IVカテーテルデバイスの一部に挿入するように構成された鈍いカニューレまたは雄ルアーを含み得る。
【0082】
いくつかの実施形態では、器具128は、遠位先端部を含み得る、第1の端部164および第2の端部166を含み得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部160が後退位置から前進位置へ移動することにより、器具128の第2の端部166がハウジング152の遠位端156を越えて前進させられ得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部160を前進位置に移動させることにより、器具128をIVカテーテルデバイス内に導入し得る。
【0083】
いくつかの実施形態では、延長チューブ168を器具前進デバイス150に結合し得、延長チューブ168を採血および/または流体注入に使用し得る。いくつかの実施形態では、延長チューブ168は、ハウジング152のポート170から延在し得る。いくつかの実施形態では、閉じた流路を維持しながら器具128が前進および/または後退できるようにするために、隔壁172がハウジング152内にあってもよい。いくつかの実施形態では、器具128は、隔壁172を通って延在するように構成され得る。いくつかの実施形態では、隔壁172は、前進位置においてポート170の近位、かつ前進特徴部160の遠位に配置され得る。いくつかの実施形態では、隔壁172は、シリコーン、ゴム、エラストマー、または別の適切な材料を含み得る。いくつかの実施形態では、隔壁172は、器具128を収容するための開口、スリットなどを含み得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、延長チューブ168の近位端は、採血デバイス174に結合され得る。例えば、延長チューブ168の近位端は、採血デバイス174に結合され得るコネクタ176と一体化され得る。いくつかの実施形態では、無針コネクタは、コネクタ176と採血デバイス174との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、コネクタ176および/またはポート170は、IVライン、または別の流体接続に結合され得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、ハウジング152の内面178は、1つ以上の溝を含み得る。例えば、内面178は、第1の溝180および/または第2の溝182を含み得る。いくつかの実施形態では、第1の溝180および/または第2の溝182は、ハウジング152内の近位端154と遠位端156との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、器具128は、第1の溝180および/または第2の溝182内に配置され得る。いくつかの実施形態では、第1の溝180および/または第2の溝182は、支持壁184と、支持壁184の反対側の別の支持壁186と、支持壁184と他の支持壁186との間に延在する底部188と、を含み得る。いくつかの実施形態では、第1の溝180および/または第2の溝182は、底部188の反対側で開き得る。いくつかの実施形態では、第1の溝180および/または第2の溝182は、直線状であり得、および/または器具128が遠位方向に前進および/または近位方向に後退する際に、器具128を案内するように構成され得る。
【0086】
いくつかの実施形態では、器具128は、ハウジング152内で直線状であり得、器具128の第1の端部164は、前進特徴部160に結合され得る。他の実施形態では、前進特徴部160は、U字形であり得る円弧形状チャネル190を含み得る。いくつかの実施形態では、器具128は、円弧形状チャネル190を通って延在し、移動し得る。いくつかの実施形態では、器具128の第1の端部164は、固定され得る。いくつかの実施形態では、器具の第1の端部164は、ハウジング152内に固定され得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部160の第1の距離の移動に応答して、器具128の第2の端部は、第2の距離だけ遠位方向に前進するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第2の距離は、第1の距離の2倍であり得る。いくつかの実施形態では、第2の距離は、第1の距離の2倍を超え得る。これらおよび他の実施形態では、器具128は、複数のU字形、または他の円弧形を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、第1の溝180および/または第2の溝182は、底部188の反対側で開いているため、例えば、
図5Cに示すように、器具128は、遠位方向に前進する前進特徴部160に応じて曲がる傾向があり得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および/または第3の他のインジケータマーキング100は、ハウジング152上に配置され得る。
【0087】
ここで、
図6Aを参照すると、いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、遠位端195および近位端196を含み得るハウジング194を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング194の遠位端195は、例えば、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および/または第3のカテーテルアセンブリ80などの静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具128は、ハウジング194内に配置され得る。
【0088】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、1つ以上の特徴および/または動作の点で、
図5A~5Fの器具前進デバイス150および/または
図4A~4Eの器具前進デバイス94と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、前進特徴部に対応し得る前進ホイール198を含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198は、ハウジング194から外側に延在し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198の回転に応答して、器具128は、ハウジング194の遠位端195を通して前進し得る。いくつかの実施形態では、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および/または第3の他のインジケータマーキング100は、ハウジング194上に配置され得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198は、前進ホイール198上の線、または他のマーキングなどのマーキングが、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、または第3の他のインジケータマーキング100と位置合わせされるように回転され得る。
【0089】
ここで、
図6B~6Cを参照すると、いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、遠位端195および近位端196を有するハウジング194を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、2021年1月8日に出願された特許文献1にさらに詳細に記載されているプローブ送達デバイスのいずれかを含み得、またはそれに相当し得え、「静脈内カテーテル内のプローブの前進を容易にするプローブ送達デバイス」と題し、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、遠位端195の一部のみが図示されているが、上述したように、遠位端195は、器具前進デバイス192をIVカテーテルデバイス(例えば、第1のカテーテルアセンブリ52、第2のカテーテルアセンブリ66、および/または第3のカテーテルアセンブリ80など)に接続できるようにするための任意の種類のコネクタを含むことが可能であり、またはIVカテーテルを組み込むことが可能である。いくつかの実施形態では、近位端196は、保護シース204によって覆われたカニューレ202を有する真空チューブレシーバ200を形成するように構成され得る。
【0090】
いくつかの実施形態では、流体経路206は、器具前進デバイス192内でカニューレ202から遠位端195まで延在し得る。したがって、真空チューブが真空チューブレシーバ200に挿入されたとき、血液サンプルが流体経路206を通じて収集することが可能である。いくつかの実施形態では、近位端196は、流体経路206に結合されるルアーコネクタまたは任意の他のタイプのコネクタを含み得る。
【0091】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、器具128がIVカテーテルを通して遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にする器具送達機構部208を含み得る。いくつかの実施形態では、器具128は、ニッケルチタン、または別の適切な材料で構築されたワイヤを含み得る。いくつかの実施形態では、区画210は、器具前進デバイス192内に形成され得、器具送達機構部208を収容し得る。いくつかの実施形態では、隔壁212は、区画210から遠位方向に延在し、流体経路206の遠位部分206aで流体経路206に結合する器具チャネル214を形成し得る。
【0092】
いくつかの実施形態では、流体経路206から区画210を隔離するために、シール216(例えば、エラストマー隔壁)が器具チャネル214内に配置され得、器具チャネル214に跨り得る。いくつかの実施形態では、器具128は、シール216内に形成されたスリットまたは他の開口部を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、シール216は、器具128が前進する際に曲がるのを防ぐために、器具128に支持を提供し得る。器具チャネル214は、器具128より実質的に広いものとして示されているけれど、いくつかの実施形態では、器具チャネル214の少なくとも一部の寸法は、器具チャネル214が器具128の曲がりを防止するための支持を提供し得るように、器具128よりわずかに大きくされ得る。
【0093】
いくつかの実施形態では、器具送達機構部208は、スプール218および前進ホイール198を含み得、これらは、両方とも区画210内で回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、スプール218は、前進ホイール198に隣接して(すなわち、前進ホイール198に対して、器具チャネル214に向かって)配置され得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198は、区画210から部分的に外側に延在するように配置され得、それによって、臨床医が自分の親指または他の指を使用して、前進ホイール198を回転させることができる。いくつかの実施形態では、スプール218は、歯220aを有する歯車220を含み得る。同様に、いくつかの実施形態では、前進ホイール198は歯222aを含み得、したがって、歯車として機能し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198が回転するとスプール218が回転するときに、歯222aは、歯220aと噛み合い得る。いくつかの実施形態では、歯222aは、前進ホイール198の最外縁に沿って形成される。しかしながら、他の実施形態では、歯222aは、最外縁に対して、嵌め込まれた前進ホイールの部分に沿って形成され得る。
【0094】
図6Cは、いくつかの実施形態による、器具送達機構部208を単独で示す分解背面図を提供する。いくつかの実施形態では、スプール218および前進ホイール198は、それぞれ車軸224bおよび226bを含み得、それによって、これらの構成要素が区画210内に配置され、その周りでこれらの構成要素が回転する。いくつかの実施形態では、スプール218は、器具128を巻き付け得るスプールドラムを含み得る。したがって、スプール218が回転すると、その回転により、前進ホイール198が回転する方向に応じて、器具128を器具チャネル214に沿って前進または後退を生じさせ得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198によって形成される歯車は、歯車220よりも大きな直径を有し得、それによって、前進ホイール198の回転量に対して、器具128をより大きな距離だけ前進または後退を生じさせ得る。対照的に、他の実施形態では、前進ホイール198によって形成される歯車は、歯車220と等しいか、またはそれより小さい直径を有し得る。このような実施形態では、器具128は、前進ホイール198の回転量に比べてより短い距離を前進または後退させ得るが、そのような前進または後退は、前進ホイール198に対するより少ない量の力で達成され得る。
【0095】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、スプールドラムおよび器具128を外部環境から隔離する区画210内にシール(図示せず)を含み得る。いくつかの実施形態では、器具チャネル214に入る流体が区画210内のシールによって区画210から流出することが防止されるため、シール216は、使用されても、使用されなくてもよい。
【0096】
ここで、
図7~
図8を参照すると、いくつかの実施形態では、第2の他のインジケータマーキング98および第3の他のインジケータマーキング100は、例えば、緑色などの同じ色を含み得、第1の他のインジケータマーキング96は、例えば、赤色など、同じ色とは異なる色を含み得る。いくつかの実施形態では、色の変化は、器具128による特定のカテーテルの遠位先端部の通過を示し得る。
【0097】
ここで、
図9および
図10Aを参照すると、いくつかの実施形態では、特定の器具前進デバイスは、臨床医が器具128上のインジケータマーキング230を観察してカテーテルの遠位先端部の位置を決定できるようにし得る、1つ以上の窓を含み得る。いくつかの実施形態では、インジケータマーキング230は、例えば、第1の他のインジケータマーキング96と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、インジケータマーキング230は、以下のうちの1つ以上を含むことができる:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。
【0098】
図9に示すように、いくつかの実施形態では、器具前進デバイス192は、ガラス、または別の適切な透明材料を含み得る窓229を含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール198が回転することに応答して、インジケータマーキング230が窓229内に配置され得、器具128の遠位先端部は、ハウジング194の遠位端を通ってある距離だけ遠位方向に前進し得る。
【0099】
図10Aに示すように、いくつかの実施形態では、器具前進デバイス150は、それぞれガラスまたは別の適切な透明材料を含み得る、窓229および窓232を含み得る。いくつかの実施形態では、窓232は、窓229と位置合わせされ得、および/または窓229の遠位側に配置され得る。いくつかの実施形態では、窓229内の位置へのインジケータマーキング230の移動に応答して、器具128の遠位先端部をある距離だけ遠位方向に前進させ得る。いくつかの実施形態では、インジケータマーキングが窓229内にあることに応答して、器具128の遠位先端部を遠位方向に別の距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、当該別の距離は、当該ある距離よりも大きくし得る。
【0100】
ここで、
図10Bおよび12~15を参照すると、特定の器具前進デバイスは、第1のインジケータマーキング234、第2のインジケータマーキング236、および第3のインジケータマーキング238のうちの1つ以上を含み得る。いくつかの実施形態では、特定の器具前進デバイスは、1つ以上の他のインジケータマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第1のインジケータマーキング234と位置合わせすることに応答して、器具128の遠位先端部は、特定の器具前進デバイスが結合され得る特定のカテーテルアセンブリの特定のカテーテルの遠位先端部と位置合わせされるように構成され得る。
【0101】
いくつかの実施形態では、前進特徴部を第2のインジケータマーキング236と位置合わせすることに応答して、器具128の遠位先端部を、特定のカテーテルの遠位先端部から遠位のある距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、前進特徴部を第3のインジケータマーキング238と位置合わせすることに応答して、器具128の遠位先端部は、特定のカテーテルの遠位先端部から遠位側に、当該ある距離よりも大きくてもよい別の距離だけ前進させ得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング234、第2のインジケータマーキング236、および第3のインジケータマーキング236は、1つ以上の特徴および/または動作の点で、第1の他のインジケータマーキング96、第2の他のインジケータマーキング98、および第3の他のインジケータマーキング100と、それぞれ類似または同一であり得る。
【0102】
いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング234は、印刷されたTまたは印刷された単語「Tip」を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のインジケータマーキング236は、ある距離に対応する印刷された数字を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のインジケータマーキング238は、別の距離に対応する印刷された数字を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のインジケータマーキング234、第2のインジケータマーキング236、および第3のインジケータマーキング238のうちの1つ以上は、以下のうちの1つ以上を含み得る:色、色の変化、パターン、記号、絵、アイコン、英数字記述子、アルファベット記述子、数値記述子、線、および別の適切な標識マーキング。
【0103】
ここで、
図11を参照すると、いくつかの実施形態による器具前進デバイス1100が示されている。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、器具前進デバイス192または前進ホイールを含む別の器具前進デバイスと類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、第1のホイール1102および第2のホイール1104を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング1105の内面1107は、突起を含み得るハウジング停止部材1109を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング停止部材1109は、第1の側面1109aと、第1の側面1109aの反対側にあり得る第2の側面1109bとを含み得る。
【0104】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、車軸1111を中心に回転し得る。いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、車軸1111上で回転し得る突起またはロッド1110を含み得る。いくつかの実施形態では、車軸1111は、第1のホイール1102の中心軸と位置合わせされ得る。いくつかの実施形態では、第2のホイール1104は、ロッド1110上に配置され得、ロッド1110に対して滑るように、および/またはロッド1110から独立して回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第2のホイール1104は、第1のホイール1102とともに、車軸1111に直接載り得る。いくつかの実施形態では、車軸1111は、ハウジング1105から内側に延在し得る。いくつかの実施形態では、第1のホイール1102および第2のホイール1104は、同じ軸の周りを回転し得、および/または第2のホイール1104は、第1のホイール1102内に配置され得る。
【0105】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102の内面1113は、突起を含み得る第1のホイール停止部材1115を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115との間に隙間が配置され得る。いくつかの実施形態では、第2のホイール1104は、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115との間の隙間を埋めるように構成され得るタブ1117を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、例えば、器具128のような器具を含み得る。
【0106】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、ハウジング1105の遠位端を通して器具を遠位方向に前進させるために回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、1回転以上回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、例えば、
図11Aに示されるように、第1の配置で配置され得る。
【0107】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100が第1の配置に配置されることに応答して、タブ1117は、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115との間に配置され得、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115とに接触し得る。これらの実施形態では、タブ1117の第1の側面1117aは、ハウジング停止部材1109の第1の側面1109aに接触し得、タブ1117の第2の側面1117bは、第1のホイール停止部材1115の第1の側面1115aに接触し得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100が第1の配置に配置されることに応答して、第1のホイール1102および/または第2のホイール1104は、ハウジング停止部材1109に向かって第1の方向1121に回転することが防止され得るが、第1の方向1121とは反対の第2の方向1123に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、第2の方向に1回転以上回転するように構成され得る。
【0108】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100が第1の配置に配置されることに応答して、第1のホイール1102は、第1のホイール停止部材1115がタブ1117に接触するまで、ハウジング1105および第2のホイール1104から独立して第2の方向1123に回転するように構成され得る。これらの実施形態では、第1のホイール1102は、第2の側面1117bとしてタブ1117の反対側に配置され得る、第1のホイール停止部材1115の第2の側面1115bが、タブ1117の第1の側面1117aに接触するまで、ハウジング1105および第2のホイール1104から独立して、第1の方向1121とは反対の第2の方向1123に回転するように構成され得る。これらの実施形態では、第1のホイール1102は、ハウジング1105および第2のホイール1104から独立して、略完全に1回転するように構成され得る。
【0109】
いくつかの実施形態では、器具は、器具前進デバイス1100が第1の配置にあることに応じて、後退位置または完全に後退位置にあり得る。いくつかの実施形態では、第1のホイール停止部材1115がタブ1117の第2の側面1117bに接触するまで、第1のホイール1102がハウジング1105および第2のホイール1104から独立して第2の方向1123に回転することに応答して、第1のホイール1102および第2のホイール1104は、器具前進デバイス1100が第2の配置に配置されるまで、第2の方向1123にさらに一緒に回転するように構成される。これらの実施形態では、第1のホイール1102および第2のホイール1104は、一緒に略完全に1回転するように構成され得る。
【0110】
いくつかの実施形態では、器具は、器具前進デバイス1100が第2の配置にあることに応じて、前進位置または完全前進位置にあり得る。いくつかの実施形態では、第2の配置では、タブ1117は、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115との間に配置され得、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115とに接触し得る。これらの実施形態では、例えば、
図11Gに示すように、タブ1117の第2の側面1117bは、ハウジング停止部材1109の第2の側面1109bに接触し得、タブ1117の第1の側面1117aは、第1のホイール停止部材1115の第2の側面1115bに接触し得る。
【0111】
いくつかの実施形態では、
図11Cは、第1の配置とは独立して第2の方向1123に回転する第1のホイール1102を示す。いくつかの実施形態では、例えば、
図11Dに示すように、第1のホイール1102は、第1のホイール停止部材1115の第1の側面1115aがタブ1117の第1の側面1117aに接触するまで、第1の配置とは独立して第2の方向1123に回転し得る。いくつかの実施形態では、
図11Eは、例えば、
図11Dに示すように、第1のホイール1102と第2のホイール1104がさらに第2の方向1123に一緒に回転し得ることを示す。いくつかの実施形態では、例えば、
図11Eに示すように、第1のホイール1102および第2のホイール1104は、タブ1117の第2の側面1117bがハウジング停止部材1109の第2の側面1109bに接触するまで一緒に回転し得、第2の方向1123へのさらなる回転を防止する。
【0112】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、第1の配置から第2の配置まで略完全に2回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、第2のホイール1104と同様の方法で動作する1つ以上の他のホイールを有し、それぞれ第1のホイール1102の略もう1つの回転を可能にすることが理解される。これらの実施形態では、1つ以上の他のホイールは、第2のホイール1104とハウジング停止部材1109との間に配置され得る。
【0113】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102は、臨床医の指で第1のホイール1102を回転させることが容易になり得るハウジング1105から外側に延在し得る。いくつかの実施形態では、器具を前進させるために、臨床医は、ハウジング1105から露出した第1のホイール1102の部分をハウジング1105の遠位端1100aに向かって、または第2の方向1123に回転させて、器具を遠位方向に前進させ得る。いくつかの実施形態では、臨床医は、ハウジング1105から露出した第1のホイール1102の部分をハウジング1105の遠位端1100aから離れるように、または第1の方向1121に回転させて、器具を近位に後退させ得る。
【0114】
しかしながら、いくつかの実施形態では、ハウジング停止部材1109と第1のホイール停止部材1115の位置が逆であり得ることが理解される。これらの実施形態では、臨床医は、ハウジング1105から露出した第1のホイール1102の部分を、ハウジング1105の遠位端1100aから離れるように、または第1の方向1121に回転させて、器具を遠位方向に前進させ得、および/または臨床医は、ハウジング1105から露出した第1のホイール1102の部分をハウジング1105の遠位端1100aから離れるように、または第1の方向1121に回転させて、器具を近位に後退させ得る。いくつかの実施形態では、第1の配置におけるハウジング停止部材1109、タブ1117、および第1のホイール停止部材1115の位置は、変化し得る。
【0115】
いくつかの実施形態では、第1のホイール1102の回転または移動の開始および/または終了に戻り止めが存在するように、追加の幾何学的配列を第1のホイール1102および/またはハウジング1105に追加することが可能である。いくつかの実施形態では、複数の戻り止めは、第2のホイール1104に対して作用し得、第2のホイール1104は、軸方向にスライドして、一度に1つの戻り止めが作用できるようにし得る。追加の幾何学的配列には、一方の傾斜が他方よりも先に動作するように、異なる傾斜角度を含め得る。
【0116】
いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100は、第2のホイール1104に結合され、第2のホイール1004とともに回転するように構成されたカバー1130を含み得る。いくつかの実施形態では、カバー1130は、ガラスまたは別の適切な透明材料で構築され得る窓1132を含み得る。いくつかの実施形態では、器具前進デバイス1100が第1の配置にあるとき、カバー1130は、例えば、
図11Bに示すように、ハウジング1105の内面に配置されたインジケータマーキング1134を隠し得る。いくつかの実施形態では、第1の配置から第2方向への第2のホイール1104の回転に応じて、例えば、
図11Fに示すように、インジケータマーキング1134を窓1132内に配置し得る。いくつかの実施形態では、インジケータマーキング1134は、1つ以上の特徴および/または動作の点で、第1のインジケータマーキング234、第2のインジケータマーキング236、または第3のインジケータマーキング238と類似または同一であり得る。
【0117】
ここで、
図16および
図17を参照すると、カテーテルアセンブリ52、66、80のようなカテーテルアセンブリとともに使用するための創傷カバー1200の非限定的な実施形態が示されている。創傷カバー1200は、第1のカテーテル62、第2のカテーテル76、および/または第3のカテーテル90などのカテーテルが患者の皮膚を突き刺して血管系に入る患者の皮膚上の位置に配置することが可能である。創傷カバー1200は、当業者に知られている任意の適切な材料で形成されたドレッシング材1210を含むことが可能である。非限定的な実施形態または態様では、創傷カバー1200は、任意の適切な材料で形成され、非限定的な実施形態では、少なくとも片面に接着剤を含むシール1220を含むことが可能であり、これは、例えば、静脈穿刺の位置を周囲環境から隔離するためにドレッシング材1210の上に配置することが可能である。
【0118】
非限定的な実施形態では、例えば、
図16に示すように、ドレッシング材1210および/またはシール1220は、本明細書に記載されるカテーテルの長さを示す1つ以上のインジケータマーキング1230を含むことが可能である。ドレッシング材1210および/またはカバー1200上に1つ以上のインジケータマーキング1230を配置することは、ドレッシング材1210がカテーテルアセンブリ(例えば、52、66、80)の1つ以上の部分を覆い、その上の1つ以上のインジケータマーキングを潜在的に覆い隠す場合、ユーザーがカテーテルの長さを視覚化できるようになる(例:62、76、および/または90)。上記でより詳細に説明したように、1つ以上のインジケータマーキング1230は、器具前進デバイス94、150、および/または192のような別の医療デバイス上の一致するマーキング(例えば、96、98、100、230、234、236、238、および/または1134)と関連付けることが可能である。
【0119】
図17を参照すると、非限定的な実施形態では、創傷カバー1200(ドレッシング材1210およびシール1220の一方または両方を含む)、および任意選択でカテーテルアセンブリ(例えば、52、66、および/または80)を含むキットは、1つ以上のインジケータマーキング1230を有するラベル1240を含むことが可能である。ドレッシング材1210がカテーテルアセンブリ(例えば、52、66、80)の1つ以上の部分を覆い、その上の1つ以上のインジケータマーキングを潜在的に覆い隠す場合、ラベル1240は、ラベル1240を創傷カバー1200に適用することを可能にし、ユーザーがカテーテルの長さ(例えば、62、76、および/または90)を視覚化できるように、その片面に接着剤を含むことが可能である。
【0120】
本明細書に列挙されるすべての例および条件付きの文言は、本発明および当該技術分野の発展に発明者によって貢献された概念を読者が理解するのを助けるための教育的目的を意図しており、そのような具体的に列挙された例および条件に限定されないものとして解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および修正を行うことができることを理解されたい。
【国際調査報告】