(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】UDM(United Data Management Function)のための方法、AMF(Access Management Function)のための方法、UDM(United Data Management Function)及びAMF(Access Management Function)
(51)【国際特許分類】
H04W 8/20 20090101AFI20240312BHJP
H04W 8/04 20090101ALI20240312BHJP
H04W 92/10 20090101ALI20240312BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20240312BHJP
【FI】
H04W8/20
H04W8/04
H04W92/10
H04W88/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560841
(86)(22)【出願日】2022-02-01
(85)【翻訳文提出日】2023-10-02
(86)【国際出願番号】 JP2022003743
(87)【国際公開番号】W WO2022215331
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202111016593
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
[課題]
ネットワークは、元のUSIMのための5GMMパラメータがUEにおいて削除されることを知らない。
[解決手段]
ユーザ機器(UE)の方法は、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信するステップ、および前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)の方法であって、
前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信するステップ、および
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、
を含む、方法。
【請求項2】
前記UEが5GMMパラメータを有していないと判定した場合に、前記インジケータを送信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載のUEの方法。
【請求項3】
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記インジケータを送信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載のUEの方法。
【請求項4】
前記インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
請求項1から3のいずれか一項に記載のUEの方法。
【請求項5】
前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項1から4のいずれか一項に記載のUEの方法。
【請求項6】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、
前記UEから前記インジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へ前記インジケータを送信するステップ、
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを前記UDMから受信するステップ、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信するステップ
を含む、方法。
【請求項7】
前記UEから受信した前記インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
請求項6に記載のAMFの方法。
【請求項8】
前記UDMに送信される前記インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項6または7に記載のAMFの方法。
【請求項9】
前記UDMから受信した前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項6から8のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【請求項10】
前記UEに送信される前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項6から9のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【請求項11】
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、および
前記インジケータを受信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【請求項12】
前記インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項11に記載のUDMの方法。
【請求項13】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、
前記登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、および前記UEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信するステップ、
前記PEIおよび前記SUPIを送信した後で前記UDMから、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信するステップ
を含む、方法。
【請求項14】
前記登録要求メッセージが、前記PEIと前記SUPIとの関連付けが変更されたことを表示するインジケータを含む場合に、前記PEIおよび前記SUPIを送信するステップ
をさらに含む、請求項13に記載のAMFの方法。
【請求項15】
前記PEIおよび前記SUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項13または14に記載のAMFの方法。
【請求項16】
前記UDMから受信した前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項13から15のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【請求項17】
前記UEに送信される前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項13から16のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【請求項18】
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と前記UEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信するステップ、および
前記PEIおよび前記SUPIを受信した後で、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【請求項19】
前記PEIおよび前記SUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項18に記載のUDMの方法。
【請求項20】
前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項18または19に記載のUDMの方法。
【請求項21】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、
前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信するステップ、
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを前記UDMから受信するステップ、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【請求項22】
前記AMFに格納されたSUPIが前記関連付けの前記SUPIと異なる場合に、前記関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、請求項21に記載のAMFの方法。
【請求項23】
機器識別レジスタ(EIR)から、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、前記関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、請求項21に記載のAMFの方法。
【請求項24】
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、および
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【請求項25】
機器識別レジスタ(EIR)から、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、前記関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、請求項24に記載のUDMの方法。
【請求項26】
ユーザ機器(UE)であって、
前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信する手段、および
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、
を含む、ユーザ機器(UE)。
【請求項27】
前記UEが5GMMパラメータを有していないと判定した場合に、前記インジケータを送信する手段
をさらに含む、請求項26に記載のUE。
【請求項28】
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記インジケータを送信する手段
をさらに含む、請求項26に記載のUE。
【請求項29】
前記インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
請求項26から28のいずれか一項に記載のUE。
【請求項30】
前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項26から29のいずれか一項に記載のUE。
【請求項31】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、
前記UEから前記インジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へ前記インジケータを送信する手段、
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを前記UDMから受信する手段、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信する手段
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【請求項32】
前記UEから受信した前記インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
請求項31に記載のAMF。
【請求項33】
前記UDMに送信される前記インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項31または32に記載のAMF。
【請求項34】
前記UDMから受信した前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項31から33のいずれか一項に記載のAMF。
【請求項35】
前記UEに送信される前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項31から34のいずれか一項に記載のAMF。
【請求項36】
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、および
前記インジケータを受信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【請求項37】
前記インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項36に記載のUDM。
【請求項38】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、
前記登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、および前記UEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信する手段、
前記PEIおよび前記SUPIを送信した後で前記UDMから、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信する手段
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【請求項39】
前記登録要求メッセージが、前記PEIと前記SUPIとの関連付けが変更されたことを表示するインジケータを含む場合に、前記PEIおよび前記SUPIを送信する手段
をさらに含む、請求項38に記載のAMF。
【請求項40】
前記PEIおよび前記SUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項38または39に記載のAMF。
【請求項41】
前記UDMから受信した前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項38から40のいずれか一項に記載のAMF。
【請求項42】
前記UEに送信される前記5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
請求項38から41のいずれか一項に記載のAMF。
【請求項43】
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と前記UEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信する手段、および
前記PEIおよび前記SUPIを受信した後で、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【請求項44】
前記PEIおよび前記SUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
請求項43に記載のUDM。
【請求項45】
前記5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
請求項43または44に記載のUDM。
【請求項46】
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、
前記UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信する手段、
前記インジケータを送信した後に、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを前記UDMから受信する手段、および
前記UEに、前記5GMMパラメータを送信する手段、
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【請求項47】
前記AMFに格納されたSUPIが前記関連付けの前記SUPIと異なる場合に、前記関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、請求項46に記載のAMF。
【請求項48】
機器識別レジスタ(EIR)から、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、前記関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、請求項46または47に記載のAMF。
【請求項49】
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、および
前記関連付けが変更されたと判定した場合、前記UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【請求項50】
機器識別レジスタ(EIR)から、前記関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、前記関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、請求項49に記載のUDM。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ機器(UE)の方法、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法、統合データ管理(UDM)、UE、AMF、およびUDMに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ機器(UE)は、モバイル機器(ME)と、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)または埋込み型加入者識別モジュール(eSIM)を含むユニバーサル集積回路カード(UICC)とを含む。MEは、MEに恒久的に記憶される固有の識別子である、恒久機器識別子(PEI)を有する。UICCは、様々な加入データ(例えば、国際モバイル加入者識別子(SUPI)、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))、ユーザのためのセキュリティパラメータ(例えば認証鍵K)を含むUSIMアプリケーションを含む。ユーザがPLMNに加入すると、ユーザにはSUPI/IMSIを含むUICC(一般にSIMとも呼ばれる)が与えられる。PLMN内のユーザは、UICCに格納されたSUPI/IMSIによって一意に識別される。統合データ管理(UDM)は、様々な加入者パラメータ(例えば、SUPI、IMSI)、セキュリティパラメータ(例えば認証鍵K)、および、USIMのSUPIに関連するその他のパラメータを格納する。UICCは、UEのユーザによってMEに挿入される。UICCの挿入は、SIMの挿入またはUSIMの挿入と呼ばれることがある。
【0003】
ユーザ(またはUE)がPLMNを登録すると、UEはサブスクリプション隠蔽識別子(SUCI)をAMFに送信する。SUCIは、SUPIに基づいてUEによって生成される。例えば、SUCIは、SUPIを秘匿することによって生成される。AMFは、続いてUDMに対する認証手順を開始するAUSFに対する認証手順を開始する。認証手順の一部として、SUCIは、AUSFを介してAMFからUDMに転送される。UDMは、SUCIをSUPIに対して非表示にする。UEとPLMNとの間の認証手順が成功して実行されると、UDMは、登録手順中にAMFを介してUEに5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータ(例えば、加入パラメータ)を送信する。これらのパラメータは、様々な非アクセス層(NAS)手順またはアクセス層(AS)手順でUEによって使用される。UEは、これらのパラメータを不揮発性メモリに記憶し、UEがサイクルで給電された後にそれらを使用する。一部の5GMMパラメータは、UICC内の不揮発性メモリに格納されるが、一部の5GMMパラメータは、ME内の不揮発性メモリに格納される。これらの5GMMパラメータは、様々なNASまたはAS手順の正しい実行のために必要とされ、または加入者によって加入された様々なサービスをも利用する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905:“Vocabulary for 3GPP Specifications”.V17.0.0(2020-07)
【非特許文献2】GSM Association Official Document NG.116:“Generic Network Slice Template”V2.0(2019-10)-https://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/NG.116-v2.0.pdf
【非特許文献3】3GPP TR 22.835:“Study on Enhanced Access to and Support of Network Slices”V0.2.0(2020-11)-http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/22_series/22.835/22835-020.zip
【非特許文献4】3GPP TS 23.501:“System architecture for the 5G System(5GS)”.V17.0.0(2021-03)
【非特許文献5】3GPP TS 23.502:“Procedures for the 5G System(5GS)”.V17.0.0(2021-03)
【非特許文献6】3GPP TS 24.501:“Non-Access-Stratum(NAS)protocol for 5G System(5GS);Stage 3”.V17.1.0(2020-12)
【非特許文献7】3GPP TS 33.501:“Security Architecture and Procedures for 5G System”.V17.0.0(2020-12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザがMEに新しいSIM(例えば、新しいUSIM)を挿入するか、またはMEに元のUSIMが関連付けられている間にMEにおいて新しいUSIMをアクティブ化すると、UEは、格納された5GMMパラメータに関連付けられたSUPIが新しいSIMまたは新しいUSIMのSUPIと異なる場合、MEの不揮発性メモリに格納された元のUSIMの5GMMパラメータを削除する。例えば、新しいUSIMがMEに挿入される前に、元のUSIMがMEに挿入される。元のUSIMが挿入されると、UE(例えば、ME)は、UDMから元のUSIMの5GMMパラメータを受信し、元のUSIMの5GMMパラメータを記憶する。また、ユーザは、元のUSIMの代わりに、新たなUSIMをアクティブ化してもよい。また、オリジナルのUSIMの代わりに新たなUSIMをMEに挿入すること、または、オリジナルのUSIMの代わりに新たなUSIMを起動することを、オリジナルのUSIMから新たなUSIMへの交換と称する場合がある。例えば、元のUSIMがMEから取り外され、次いで新しいUSIMがMEに挿入される。
【0006】
このシナリオでは、MEは、UDMから新しいSIMの新しい5GMMパラメータを受信し、新しいSIMまたは新しいUSIMの成功した登録手順後に、新しいSIMまたは新しいUSIMの新しい5GMMパラメータを不揮発性メモリに格納する。その後、元のUSIMがMEに再び挿入されたとき、または、元のUSIMがMEにおいて再びアクティブ化されたときに、MEは、UEが元のUSIMのための有効な関連する5GMMパラメータを保持しているとネットワークが考えているので、登録手順の間に、ネットワーク(例えば、UDM)から関連する5GMMパラメータを受信しない場合がある。
【0007】
例えば、元のUSIMが初めて挿入され、元のUSIMの第1の登録手順が実行されるとき、ネットワーク(例えば、UDM)は、元のUSIMの5GMMパラメータを送信し、登録されたUEのための元のUSIMおよびPEIの関連付けを記憶する。元のUSIMの代わりに新たなUSIMが挿入され、新たなUSIMの代わりに元のUSIMが再度挿入されると、第2の登録手順が行われる。この場合、ネットワークは、元のUSIMとPEIとの関連付けを既に記憶しているため、ネットワークは元のUSIMの5GMMパラメータを送信しない場合がある。すなわち、ネットワークは、元のUSIMのための5GMMパラメータがUEにおいて削除されることを知らない。言い換えれば、USIMの交換が発生したことをネットワークが知る方法はない。言い換えれば、USIMの交換が発生することをネットワークは知らない。
【0008】
その結果として、UEは、新しいUSIMがMEに挿入されたときに、MEの不揮発性メモリ内の元のUSIMのすべての5GMMパラメータが削除されたため、元のUSIMの5GMMパラメータを失う。言い換えると、UE(例えば、ME)は、元のUSIMが再び挿入されたときに、元のUSIMの5GMMパラメータを有さない。MEに5GMMパラメータが存在していない場合、UEとネットワークとの間の5GMMパラメータの不一致が続く限り、UEは、いくつかの加入サービスを失う可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の態様では、ユーザ機器(UE)の方法は、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信するステップ、およびインジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、を含む。
【0010】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法は、ユーザ機器(UE)から、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、UEからインジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へインジケータを送信するステップ、インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信するステップ、およびUEに、5GMMパラメータを送信するステップを含む。
【0011】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)の方法は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、およびインジケータを受信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、を含む。
【0012】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法は、ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、およびUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信するステップ、PEIおよびSUPIを送信した後でUDMから、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、およびUEに、5GMMパラメータを送信するステップを含む。
【0013】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)の方法は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)とUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信するステップ、およびPEIおよびSUPIを受信した後で、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、を含む。
【0014】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法は、ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、関連付けが変更されたと判定した場合、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信するステップ、インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信するステップ、およびUEに、5GMMパラメータを送信するステップを含む。
【0015】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)の方法は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、および関連付けが変更されたと判定した場合、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、を含む。
【0016】
本開示の態様では、ユーザ機器(UE)は、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信する手段、およびインジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、を含む。
【0017】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、ユーザ機器(UE)から、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、UEからインジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へインジケータを送信する手段、インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信する手段、およびUEに、5GMMパラメータを送信する手段を含む。
【0018】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、およびインジケータを受信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、を含む。
【0019】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、およびUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信する手段、PEIおよびSUPIを送信した後でUDMから、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、およびUEに、5GMMパラメータを送信する手段を含む。
【0020】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)とUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信する手段、およびPEIおよびSUPIを受信した後で、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、を含む。
【0021】
本開示の態様では、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、関連付けが変更されたと判定した場合、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信する手段、インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信する手段、およびUEに、5GMMパラメータを送信する手段、を含む。
【0022】
本開示の態様では、統合データ管理(UDM)は、ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、および関連付けが変更されたと判定した場合、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】
図1は、第1の例示的な実施形態に係る、UEサブスクリプションパラメータを設定するための登録手順を示す。
【
図2】
図2は、第2の例示的な実施形態に係る、UEサブスクリプションパラメータを設定するための登録手順を示す。
【
図3】
図3は、第3の例示的な実施形態に係る、UEサブスクリプションパラメータを設定するための登録手順を示す。
【
図7】
図7は、(R)ANノードのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
<略語>
本文書の目的のために、非特許文献1および以下に与えられる略語が適用される。本文書で定義される略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、その定義よりも優先される。
4G-GUTI 4Gグローバルに一意の一時UE識別情報(4G Globally Unique Temporary UE Identity)
5GC 5Gコアネットワーク
5GLAN 5Gローカル・エリア・ネットワーク
5GS 5Gシステム
5G-AN 5Gアクセスネットワーク
5G-AN PDB 5Gアクセスネットワークのパケット遅延バジェット(5G Access Network Packet Delay Budget)
5G-EIR 5G機器識別レジスタ(5G-Equipment Identity Register)
5G-GUTI 5Gグローバル一意一時識別子(5G Globally Unique Temporary Identifier)
5G-BRG 5Gブロードバンド・レジデンシャルゲートウェイ
5G-CRG 5Gケーブルレジデンシャルゲートウェイ
5G GM 5Gグランドマスター
5G-RG 5Gレジデンシャルゲートウェイ
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription識別子
5G VN 5G仮想ネットワーク
5QI 5G QoS識別子(5G QoS Identifier)
AF アプリケーション機能(Application Function)
AMF アクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)
AS アクセス層
ATSSS アクセストラフィックステアリング、スイッチング、分割(Access Traffic Steering,Switching,Splitting)
ATSSS-LL ATSSS低レイヤ(ATSSS Low-Layer)
AUSF 認証サーバ機能(Authentication Server Function)
AUTN 認証トークン(Authentication token)
BMCA ベスト・マスタ・クロック・アルゴリズム
BSF バインディングサポート機能(Binding Support Function)
CAG クローズド・アクセス・グループ
CAPIF 3GPPノースバウンドAPIのための共通APIフレームワーク(Common API Framework for 3GPP northbound APIs)
CHF 充電機能(Charging Function)
CN PDB コア・ネットワーク・パケット遅延バジェット(Core Network Packet Delay Budget)
CP 制御プレーン(Control Plane)
DAPS デュアルアクティブプロトコルスタック
DL ダウンリンク
DN データネットワーク
DNAI DNアクセス識別子(DN Access Identifier)
DNN データネットワーク名(Data Network Name)
DRX 不連続受信(Discontinuous Reception)
DS-TT 装置側TSNトランスレータ(Device-side TSN translator)
ePDG 進化型パケットデータゲートウェイ(evolved Packet Data Gateway)
EBI EPSベアラ識別情報(EPS Bearer Identity)
EPS 進化したパケットシステム(Evolved Packet System)
EUI 拡張固有識別子(Extended Unique Identifier)
FAR 転送アクション規則(Forwarding Action Rule)
FN-BRG 固定ネットワークブロードバンドRG(Fixed Network Broadband RG)
FN-CRG 固定ネットワークケーブルRG(Fixed Network Cable RG)
FN-RG 固定ネットワークRG(Fixed Network RG)
FQDN 完全に指定されたドメイン名(Fully Qualified Domain Name)
GFBR 保証されたフロービットレート(Guaranteed Flow Bit Rate)
GMLC ゲートウェイ・モバイル・ロケーション・センタ
GPSI 汎用パブリックサブスクリプション識別子(Generic Public Subscription Identifier)
GUAMI グローバル一意AMF識別子(Globally Unique AMF Identifier)
GUTI グローバルに一意の一時UE識別情報(Globally Unique Temporary UE Identity)
HR ホームルーティング(ローミング)
IAB アクセス・バックホール統合(Integrated access and backhaul)
IMEI/TAC IMEI型割当コード(IMEI Type Allocation Code)
IPUPS インターPLMNアップセキュリティ
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN ローカル・エリア・データ・ネットワーク
LBO ローカルブレイクアウト(ローミング)
LMF 位置特定管理機能(Location Management Function)
LoA 自動化のレベル(Level of Automation)
LPP LTE位置決めプロトコル(LTE Positioning Protocol)
LRF 位置検索機能(Location Retrieval Function)
MCC モバイルカントリーコード
MCX ミッションクリティカルサービス
MDBV 最大データバースト量(Maximum Data Burst Volume)
MFBR 最大フロービットレート(Maximum Flow Bit Rate)
MICO モバイル開始接続のみ(Mobile Initiated Connection Only)
MITM マン・イン・ザ・ミドル
MNC モバイル・ネットワーク・コード
MPS マルチメディア優先サービス(Multimedia Priority Service)
MPTCP マルチパスTCPプロトコル
N3IWF 非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP InterWorking Function)
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI ネットワークアクセス識別子(Network Access Identifier)
NEF ネットワーク公開機能(Network Exposure Function)
NF ネットワーク機能(Network Function)
NGAP 次世代アプリケーションプロトコル(Next Generation Application Protocol)
NID ネットワーク識別子(Network identifier)
NPN 非パブリックネットワーク(Non-Public Network)
NR New Radio
NRF ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function)
NSI ID ネットワーク・スライス・インスタンス識別子(Network Slice Instance Identifier)
NSSAA ネットワークスライス固有の認証および許可(Network Slice-Specific Authentication and Authorization)
NSSAAF ネットワークスライス固有の認証および許可機能(Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function)
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)
NSSF ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function)
NSSP ネットワークスライス選択ポリシー(Network Slice Selection Policy)
NW-TT ネットワーク側TSNトランスレータ(Network-side TSN translator)
NWDAF ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)
PCF ポリシー制御機能(Policy Control Function)
PDB パケット遅延バジェット(Packet Delay Budget)
PDR パケット検出規則(Packet Detection Rule)
PDU プロトコルデータユニット
PEI 恒久機器識別子(Permanent Equipment Identifier)
PER パケット誤り率(Packet Error Rate)
PFD パケットフローの説明(Packet Flow Description)
PNI-NPN パブリックネットワーク統合型非パブリックネットワーク(Public Network Integrated Non-Public Network)
PPD ページングポリシーの差別化(Paging Policy Differentiation)
PPF ページング進行フラグ(Paging Proceed Flag)
PPI ページング・ポリシー・インジケータ
PSA PDUセッションアンカー
PTP 高精度時間プロトコル(Precision Time Protocol)
QFI QoSフロー識別子(QoS Flow Identifier)
QoE 体験の質(Quality of Experience)
RACS 無線機能シグナリング最適化(Radio Capabilities Signalling optimisation)
(R)AN (無線)アクセスネットワーク((Radio)Access Network)
RG 住宅用ゲートウェイ(Residential Gateway)
RIM リモート干渉管理(Remote Interference Management)
RQA 反射型QoS属性(Reflective QoS Attribute)
RQI 反射型QoS表示(Reflective QoS Indication)
RSN 冗長シーケンス番号(Redundancy Sequence Number)
SA NR スタンドアロンのNew Radio(Standalone New Radio)
SBA サービスベースアーキテクチャ
SBI サービスベースインターフェース
SCP サービス通信プロキシ(Service Communication Proxy)
SD スライス識別因子(Slice Differentiator)
SEAF セキュリティアンカー機能(Security Anchor Functionality)
SEPP セキュリティエッジ・プロテクション・プロキシ
SMF セッション管理機能(Session Management Function)
SMSF ショートメッセージサービス機能(Short Message Service Function)
SN シーケンス番号(Sequence Number)
SN名 サービス提供ネットワーク名。(Serving Network Name)
SNPN スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)
S-NSSAI 単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)
SSC セッションおよびサービス継続性(Session and Service Continuity)
SSCMSP セッションおよびサービス継続性モード選択ポリシー(Session and Service Continuity Mode Selection Policy)
SST スライス/サービスタイプ
SUCI サブスクリプション隠蔽識別子(Subscription Concealed Identifier)
SUPI 国際モバイル加入者識別子(Subscription Permanent Identifier)
SV ソフトウェアバージョン
TMSI 一時的なモバイル加入者識別情報(Temporary Mobile Subscriber Identity)
TNAN 信頼できる非3GPPアクセスネットワーク(Trusted Non-3GPP Access Network)
TNAP 信頼できる非3GPPアクセスポイント(Trusted Non-3GPP Access Point)
TNGF 信頼できる非3GPPゲートウェイ機能(Trusted Non-3GPP Gateway Function)
TNL トランスポート・ネットワーク・レイヤ
TNLA トランスポート・ネットワーク・レイヤ・関連付け(Transport Network Layer Association)
TSC 時間感知通信(Time Sensitive Communication)
TSCAI TSC支援情報(TSC Assistance Information)
TSN 時間感知ネットワーク(Time Sensitive Networking)
TSN GM TSNグランドマスター
TSP トラフィック・ステアリング・ポリシー
TT TSNトランスレータ
TWIF 信頼できるWLANインターワーキング機能(Trusted WLAN Interworking Function)
UCMF UE無線機能管理機能(UE radio Capability Management Function)
UDM 統合データ管理(Unified Data Management)
UDR 統合データリポジトリ(Unified Data Repository)
UDSF 非構造化データ記憶機能(Unstructured Data Storage Function)
UL アップリンク
UL CLアップリンク分類器(UL CL Uplink Classifier)
UPF ユーザプレーン機能(User Plane Function)
URLLC 超高信頼・低遅延通信(Ultra Reliable Low Latency Communication)
URRP-AMF AMFのためのUE到達可能性要求パラメータ(UE Reachability Request Parameter for AMF)
URSP UEルート選択ポリシー(UE Route Selection Policy)
VID VLAN識別子(VLAN Identifier)
VLAN 仮想ローカル・エリア・ネットワーク(Virtual Local Area Network)
W-5GAN 有線5Gアクセスネットワーク(Wireline 5G Access Network)
W-5GBAN 有線BBFアクセスネットワーク(Wireline BBF Access Network)
W-5GCAN 有線5Gケーブルアクセスネットワーク(Wireline 5G Cable Access Network)
W-AGF 有線アクセスゲートウェイ機能(Wireline Access Gateway Function)
【0025】
<定義>
本文書の目的のために、非特許文献1および以下に与えられる用語および定義が適用される。非特許文献1において、同じ用語が存在する場合には、その用語の定義よりも、本明細書において定義される用語が優先される。
【0026】
<一般>
当業者は、図面の要素が簡略化のために示されており、必ずしも原寸に比例するように描かれていない場合があることを理解するであろう。さらに、装置の構成に関して、装置の1つまたは複数の構成要素は、従来の記号によって図面に表され得て、図面は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかになる詳細で図面を不明瞭にしないように、本開示の実施形態の理解に関連する特定の詳細のみを示すことができる。
【0027】
本開示の原理の理解を促進する目的で、図に示す実施形態をこれから参照し、それらを説明するために特定の文言を使用する。それにもかかわらず、それによって本開示の範囲を限定することは意図されていないということを理解されよう。図示のシステムにおけるそのような変更およびさらなる変更、ならびに当業者に通常想起されるような本開示の原理のそのようなさらなる応用は、本開示の範囲にあると解釈されるべきである。
【0028】
「備える、含む(comprise、comprising)」という用語、またはそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅することを意図しており、その結果、ステップの列挙を含むプロセスまたは方法はそれらのステップのみを含むのではなく、明示的に列挙されていない、またはそのようなプロセスもしくは方法に固有の他のステップを含むことができる。
【0029】
同様に、「comprise...a」が先行する1つまたは複数のデバイスまたはエンティティまたはサブシステムまたは要素または構造または構成要素は、さらなる制約なしに、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造または追加の構成要素の存在を排除しない。本明細書全体を通して、「実施形態では」、「別の実施形態では」という語句および同様の文言の出現は、必ずしもというわけではないが、すべて同じ実施形態を指し得る。
【0030】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法、および例は例示にすぎず、限定することを意図するものではない。
【0031】
以下の明細書および特許請求の範囲においていくつかの用語が言及されているが、以下の意味を有すると定義されるものとする。単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り、複数の言及を含む。
【0032】
本明細書で使用される場合、データが意味のある情報でパラメータに起因する値を表すので、情報はデータおよび知識に関連付けられる。さらなる知識は、抽象的または具体的な概念を理解することを示す。この例示的なシステムは、開示された主題の説明を容易にするために単純化されており、本開示の範囲を限定することを意図していないことに留意されたい。システムに加えて、またはその代わりに、他のデバイス、システム、および構成を使用して、本明細書に開示された実施形態を実施することができ、そのような実施形態はすべて、本開示の範囲であると考えられる。
【0033】
以下で定義される例示的な実施形態では、5GMMパラメータは、UDMに格納されたUE加入パラメータであり得る。UDMは、登録手順またはUE構成更新手順の間に、このパラメータをUEに送信する。UEは、これらのパラメータおよびUSIMのSUPIをMEの不揮発性メモリに記憶する。UEは、様々なUE NASまたはAS手順で5GMMパラメータを使用する。UE PEI-SUPI関連付けがMEにおいて変更されると、MEは、格納された5GMMパラメータを削除する。例えば、第1のUSIMがMEに挿入されると、UE(例えば、ME)は、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの第1の関連付け(この関連付けは、UE PEI-SUPI関連付け、またはPEI-SUPI関連付けと呼ぶことができる)を記憶する。また、第1のUSIMの代わりに第2のUSIMがMEに挿入されると、UE(例えば、ME)は、MEに対応するPEIと第2のUSIMに対応するSUPIとの第2の関連付けを記憶し、第1のUSIMの第1の関連付けおよび5GMMパラメータを削除する。すなわち、第1のUSIMの代わりに第2のUSIMが挿入されると、UE PEI-SUPI関連付けが変更される。
【0034】
以下は、MEの不揮発性メモリに記憶することができる5GMMパラメータの例である。本開示では、5GMMパラメータは、以下に列挙される5GMMパラメータに限定されない。
a)5G-GUTI;
b)最終訪問登録追跡領域識別情報(TAI);
c)5GS更新状況;
d)完全なネイティブ5G NASセキュリティコンテキストからの5G NASセキュリティコンテキストパラメータ(非特許文献7参照);
e)KAUSFおよびKSEAF(非特許文献7参照);
f)ローミングのステアリング(SOR)カウンタ(非特許文献7参照);および
g)UEパラメータ更新カウンタ(非特許文献7参照)。
h)UEにおける互換性のあるスライスの構成(非特許文献4参照)。
i)スタンドアロンのプライベートネットワークとパブリックネットワーク統合NPNの両方の非パブリックネットワーク(NPN)に関連するオンボーディングパラメータ。このパラメータは、(例えば、UEが第1の時間にオンになったときに)プライベートネットワークを見つけてキャンプするためにUEにおいて構成される。
【0035】
以下の例示的な実施形態では、登録手順中(例えば、初期登録手順)または登録手順が終了した後に、UE構成更新手順を使用して5GMMパラメータをUEに送信することができる。
【0036】
UEは、パブリックネットワーク統合非パブリックネットワーク(PNI-NPN)にキャンプして登録するために、クローズド・アクセス・グループ(CAG)情報(例えば、許可されたCAGリスト)を必要とする。第1のUSIMがMEに挿入され、UEが第1のUSIMの登録手順を実行すると、UDMは、登録手順またはUE構成更新手順中に第1のUSIMのCAG情報をUEに送信する。
【0037】
例えば、CAG情報は、5GMMパラメータの1つである。UEは、CAG情報をMEのその不揮発性メモリに格納する。UEはその後、加入したCAGセルにキャンプオンするためにCAG情報を使用し、PLMNから関連するサービスを取得する。第1のUSIMの代わりに第2のUSIMがMEに挿入されると、MEは第1のUSIMのCAG情報を削除する。
【0038】
第1のUSIMが再び挿入されると、UEは第1のUSIMのCAG情報を有さない。
【0039】
第1のUSIMのCAG情報がない場合、UEは、ユーザが加入しているCAGセルを見つけることができず、したがって、PNI-NPNに登録することができない。この状況では、UEは、UEが有効なサブスクリプションを有していても、PNI-NPNにアクセスすることができない。
【0040】
以下の例示的な実施形態では、USIMという用語は、eSIM/eUICCがUEの一部である場合、eSIM/eUICCを表すこともできる。USIMという用語がeSIM/eUICCに使用される場合、「USIMが挿入される」または「USIMがアクティブ化される」という用語は、「eSIM/eUICCは新しいユーザプロファイル(例えば、新しいSUPIおよび他のeSIMディレクトリファイル(DF)またはエレメンタリーファイル(EF)が新しいSUPIに関連する)でプロビジョニングされる」ことを意味する。
【0041】
以下の例示的な実施形態では、USIMが取り外されてUEに再び挿入され、AMFが登録要求メッセージで受信された5G-GUTIによって識別されるUEの有効なコンテキストを有するときに、登録要求メッセージがPEI-SUPI関連付けの変更を示すか、またはKausfがMEメモリから削除されるか、またはすべての5GMMパラメータが削除される(不揮発性メモリがクリーニングされる)場合、AMFは、非特許文献7に記載されているようにUDMへの認証手順を開始する。あるいは、UDMが、SUPI-PEI関連付けが変更されたことを表示する第1のインジケータ、またはKausfが削除されたことを表示する第2のインジケータを含むNudm_UECM_Registrationを受信するか、または5GMMパラメータが削除された場合、UDMは、非特許文献7に記載されているように、AUSFを介してUDMに認証手順を開始するようにAMFを示すNudm_UECM_Registration応答メッセージを送信する。認証手順およびその後の登録手順が成功すると、UEおよびAUSFは、認証手順中に作成された最新のKausfの使用を開始する。
【0042】
<問題を解決する第1の例示的な実施形態の説明(解決策1:UEがネットワークへのPEI-SUPI関連付けの変更を示す)>
UEは、ネットワークへのPEI-SUPI関連付けの変更を示し、ネットワークは、UEを現在のUSIMのサブスクリプションで更新する。
【0043】
登録手順の詳細なステップを以下に記載する。
【0044】
1.第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。例えば、第1のUSIMがMEに挿入されると、第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。MEは、MEのPEIおよび第1のUSIMのSUPIとの関連付けを作成し、その関連付けを記憶する。
【0045】
2.MEは、MEに記憶された第1のUSIMの5GMMパラメータをMEが有するかどうかをチェックする。
【0046】
例えば、MEは、MEに記憶された第1のUSIMの5GMMパラメータをMEが有しているかどうかをチェックすることによって、これが新しいUSIMと関連付けられているかどうかをチェックすることができる。
【0047】
ME(またはUE)が第1のUSIMのために5GMMパラメータを格納していない場合とは、例えば、事例i)MEが第2のUSIMをアクティブ化し、ユーザが第1のUSIMを再度アクティブ化/挿入した後、MEが第1のUSIMのための5GMMパラメータを有していない場合、または、事例ii)第1のUSIMがMEメモリに格納され、MEがハードリセットされたために5GMMパラメータがMEメモリから削除される場合である。事例i)の例は、第1のUSIMの代わりに第2のUSIMが挿入された後に、第1のUSIMが再度挿入される場合である。MEが、MEに第1のUSIMの5GMMパラメータがないと判定した場合、UE(例えば、ME)は、PEI-SUPI関連付けが変更されたと判定する。例えば、UE(例えば、ME)は、MEに対応するPEIと第2のUSIMに対応するSUPIとの関連付けが、第1のUSIMに対応するPEIとSUPIとの関連付けに変更されると判定する。
【0048】
3.UEは、登録要求メッセージを送信することによってネットワーク(例えば、AMF)への登録手順を開始する。例えば、UEは、登録要求メッセージを送信することによって初期登録手順を開始する。UE(例えば、ME)が、MEが第1のUSIMのための5GMMパラメータを有していないと判定した場合(または、UEが、MEに対応するPEIと第2のUSIMに対応するSUPIとの関連付けが、PEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付けに変更されると判定した場合)、UEは、登録要求メッセージを、以下のインジケータのうちの少なくとも1つと共に送信する。
i)MEにおいてPEI-SUPI関連付けが変化したことを表示する第1のインジケータ(例えば、USIM更新インジケータ)と、
ii)UEがMEメモリに記憶された第1のUSIMのための有効な1つまたはいくつかの5GMMパラメータを有していないことを表示する第2のインジケータ。
【0049】
一例では、第1のインジケータおよび第2のインジケータは、非特許文献6で定義されているような平文でないIEとして送信される。別の例では、第1のインジケータおよび第2のインジケータは、非特許文献6で定義されている平文IEとして送信される。
【0050】
第1のインジケータは、USIMの交換が発生したことを表示することができる。第2のインジケータは、UE(例えば、ME)が必要とする5GMMパラメータを示すことができる。第1のインジケータは、UEに関連するPEIと国際モバイル加入者識別子SUPIとの関連付けが変更されたことを表示するインジケータとして呼び出され得る。第1のインジケータは、現在のPLMNとの成功した登録手順の後に、PEI-SUPI関連付けがMEにおいて変更されたときを示すことができる。第1のインジケータは、現在の関連付けられたAMFとの成功した登録手順の後に、PEI-SUPI関連付けがMEにおいて変更されたときを示すことができる。第1のインジケータは、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスのいずれかである現在のアクセスタイプによる成功した登録手順の後に、PEI-SUPI関連付けがMEにおいて変更されたときを示すことができる。第2のインジケータは、UEが、現在のPLMNとの成功した登録手順の後に、有効な1つまたはいくつかの5GMMパラメータを失ったことを示し得る。第2のインジケータは、現在の関連付けられたAMFとの成功した登録手順の後に、UEが有効な1つまたはいくつかの5GMMパラメータを失ったことを表示することができる。第2のインジケータは、UEが、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスのいずれかである現在のアクセスタイプによる成功した登録手順の後に、有効な1つまたはいくつかの5GMMパラメータを失ったことを表示することができる。
【0051】
4.登録要求メッセージを受信すると、AMFは認証手順を開始することができる。第1のインジケータおよび第2のインジケータは、NASセキュリティが確立された後、任意の新規または既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによってUEからAMFに送信することができることに留意されたい。
【0052】
5.AMFが登録要求メッセージの第1のインジケータおよび第2のインジケータのうちの少なくとも1つを受信すると、AMFは、AMFがUEに対して有効なMMコンテキストを有するかどうかをチェックする(例えば、第1のUSIMのための5GMMパラメータ)。AMFがUEに対して有効なMMコンテキストを有する場合、ステップ6からステップ10はスキップされ、プロセスはステップ11に進む。そうでない場合、プロセスはステップ6に進む。
【0053】
あるいは、AMFは常にステップ6を実行するものとする。これは、UDMが、PEI-SUPI関連付けの変更のための報告イベントサービスを提供する場合である。
【0054】
6.AMFがUDMにNudm_UECM_Registrationメッセージを送信する。Nudm_UECM_Registrationメッセージは、SUPIと、PEIと、第1のインジケータおよび第2のインジケータのうちの少なくとも1つとを含む。例えば、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。AMFは、認証手順によってNASセキュリティが確立された後に、登録要求メッセージから、またはステップ4の認証手順中に、または任意の新しいもしくは既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによって、SUPIおよびPEIを取得することができる。例えば、ステップ3の登録要求メッセージが第1のインジケータを含む場合、Nudm_UECM_Registrationメッセージは第1のインジケータを含む。例えば、ステップ3の登録要求メッセージが第2のインジケータを含む場合、Nudm_UECM_Registrationメッセージは第2のインジケータを含む。例えば、ステップ3のメッセージの登録要求が第1のインジケータおよび第2のインジケータを含む場合、Nudm_UECM_Registrationメッセージは第1のインジケータおよび第2のインジケータを含む。
【0055】
7.Nudm_UECM_Registrationメッセージに応答して、UDMはNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMFに送信する。
【0056】
8.AMFがUDMにNudm_SDM_GET要求メッセージを送信する。Nudm_SDM_GET要求メッセージは、SUPI、PEI、ならびに、第1のインジケータおよび第2のインジケータの少なくとも一方を含む。例えば、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。
【0057】
例えば、ステップ3の登録要求メッセージが第1のインジケータを含む場合、Nudm_SDM_GET要求メッセージは第1のインジケータを含む。例えば、ステップ3の登録要求メッセージが第2のインジケータを含む場合、Nudm_SDM_GET要求メッセージは第2のインジケータを含む。例えば、ステップ3のメッセージの登録要求が第1のインジケータおよび第2のインジケータを含む場合、Nudm_SDM_GET要求メッセージは、第1のインジケータおよび第2のインジケータを含む。
【0058】
9~10.Nudm_SDM_GET要求メッセージを受信すると、Nudm_SDM_GET要求メッセージまたはNudm_UECM_Registrationメッセージが第1のインジケータを含む場合、UDMは、第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。Nudm_SDM_GET要求メッセージが第1のインジケータではなく第2のインジケータを含む場合、UDMは、Nudm_SDM_GET応答メッセージ内の第2のインジケータによって示されるように、第1のUSIMのための5GMMパラメータを送信する。例えば、UDMは、ステップ6または8における受信されたSUPIまたはPEIに基づいて第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを見つけ、第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。
【0059】
AMFは、UDMから受信した5GMMパラメータを格納することができる。AMFは、PEI-SUPI関連付け(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)を格納することができる。
【0060】
UDMがPEI-SUPI関連付けの変更のための報告イベントサービスを提供する場合、UDMは新しいPEI-SUPI関連付けをサービスコンシューマに通知する。サービスコンシューマは、NEF、AF、または任意の他のエンティティとすることができる。例えば、UDMがNudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージ内の第1のインジケータを受信すると、UDMは新しいPEI-SUPI関連付け(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)をサービスコンシューマに通知する。UDMは、PEI-SUPI関連付けを格納し得る(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)。
【0061】
11.UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージを受信すると、AMFは、5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを送信する。5GMMパラメータは、UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージで受信されたもの(ステップ10)、またはUEのMMコンテキストでAMFに格納されたもの(ステップ5)とすることができる。
【0062】
12.AMFから5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを受信すると、UEは登録完了メッセージをAMFに送信する。UEは、5GMMパラメータを格納し、それらを関連する後続の手順で使用する。例えば、UEは、5GMMパラメータの受信を認めるために登録完了メッセージを送信する。
【0063】
13.UEから登録完了メッセージを受信すると、AMFは、5GMMパラメータの配信に成功したことを示すメッセージをUDMに送信する。メッセージは、Nudm_SDM_infoメッセージであってもよい。
【0064】
上述した手順によれば、第1のUSIMが再び挿入された場合(またはUSIMの交換が行われた場合)、UEは、第1のインジケータおよび第2のインジケータのうちの少なくとも1つを送信し、ネットワーク(例えば、AMFおよびUDM)は、第1のUSIMのための5GMMパラメータをUEに送信する。
【0065】
結果として、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータを受信し、それらを記憶することができる。
【0066】
したがって、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータに基づいて、いくつかの加入サービスを受信することができる。さらに、5GMMパラメータおよびPEI-SUPI関連付けは、UEとネットワークとの間で同期することができる(例えば、AMFおよびUDM)。
【0067】
さらに、UEは、5GMMパラメータの1つとしてCAG情報を受信することができ、したがって、UEは、ユーザが加入しているCAGセルを見つけることができ、したがって、PNI-NPNに登録することができる。
【0068】
この状況では、UEはPNI-NPNにアクセスすることができる。
【0069】
<問題を解決する第2の例示的な実施形態の説明(解決策2:UDMは常に5GMMパラメータを提供する)>
UDMは、UEがネットワークに登録しているときに常に5GMMパラメータを提供する。
【0070】
登録手順の詳細なステップを、以下に記載する。
【0071】
1.第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。例えば、第1のUSIMがMEに挿入されると、第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。MEは、MEのPEIおよび第1のUSIMのSUPIとの関連付けを作成し、その関連付けを記憶する。
【0072】
2.MEは、MEに記憶された第1のUSIMの5GMMパラメータをMEが有するかどうかをチェックする。
【0073】
例えば、MEは、MEに記憶された第1のUSIMの5GMMパラメータをMEが有しているかどうかをチェックすることによって、これが新しいUSIMと関連付けられているかどうかをチェックすることができる。
【0074】
MEが第1のUSIMのために5GMMパラメータを格納していない場合とは、例えば、事例i)MEが第2のUSIMをアクティブ化し、ユーザが第1のUSIMを再度アクティブ化/挿入した後、MEが第1のUSIMのための5GMMパラメータを有していない場合、または、事例ii)第1のUSIMがMEメモリに格納され、MEがハードリセットされたために5GMMパラメータがMEメモリから削除される場合である。事例i)の例は、第1のUSIMの代わりに第2のUSIMが挿入された後に、第1のUSIMが再度挿入される場合である。MEが、MEに第1のUSIMの5GMMパラメータがないと判定した場合、UE(例えば、ME)は、PEI-SUPI関連付けが変更されたと判定する。例えば、UE(例えば、ME)は、MEに対応するPEIと第2のUSIMに対応するSUPIとの関連付けが、第1のUSIMに対応するPEIとSUPIとの関連付けに変更されると判定する。
【0075】
3.UEは、登録要求メッセージを送信することによってネットワーク(例えば、AMF)への登録手順を開始する。例えば、UEは、登録要求メッセージを送信することによって初期登録手順を開始する。UE(例えば、ME)が、MEが第1のUSIMのための5GMMパラメータを有していないと判定した場合(または、UEが、MEに対応するPEIと第2のUSIMに対応するSUPIとの関連付けが、PEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付けに変更されると判定した場合)、UEは、登録要求メッセージを、以下のインジケータのうちの少なくとも1つと共に送信する。
i)MEにおいてPEI-SUPI関連付けが変化したことを表示する第1のインジケータ(例えば、USIM更新インジケータ)と、
ii)UEがMEメモリに記憶された第1のUSIMのための有効な1つまたはいくつかの5GMMパラメータを有していないことを表示する第2のインジケータ。
【0076】
一例では、第1のインジケータおよび第2のインジケータは、非特許文献6で定義されているような平文でないIEとして送信される。別の例では、第1のインジケータおよび第2のインジケータは、非特許文献6で定義されている平文IEとして送信される。
【0077】
第1のインジケータは、USIMの交換が発生したことを表示することができる。第2のインジケータは、UE(例えば、ME)が必要とする5GMMパラメータを示すことができる。
【0078】
4.登録要求メッセージを受信すると、AMFは認証手順を開始することができる。第1のインジケータおよび第2のインジケータは、NASセキュリティが確立された後、任意の新規または既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによってUEからAMFに送信することができることに留意されたい。
【0079】
5.AMFが登録要求メッセージの第1のインジケータおよび第2のインジケータのうちの少なくとも1つを受信すると、AMFは、AMFがUEに対して有効なMMコンテキストを有するかどうかをチェックする(例えば、第1のUSIMのための5GMMパラメータ)。AMFがUEに対して有効なMMコンテキストを有する場合、ステップ6からステップ10はスキップされ、プロセスはステップ11に進む。そうでない場合、プロセスはステップ6に進む。
【0080】
あるいは、AMFは常にステップ6を実行するものとする。これは、UDMが、PEI-SUPI関連付けの変更のための報告イベントサービスを提供する場合である。
【0081】
6.AMFがUDMにNudm_UECM_Registrationメッセージを送信する。Nudm_UECM_Registrationメッセージは、SUPIおよびPEIを含む。例えば、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。AMFは、認証手順によってNASセキュリティが確立された後に、登録要求メッセージから、またはステップ4の認証手順中に、または任意の新しいもしくは既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによって、SUPIおよびPEIを取得することができる。
【0082】
7.Nudm_UECM_Registrationメッセージに応答して、UDMはNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMFに送信する。
【0083】
8.AMFがUDMにNudm_SDM_GET要求メッセージを送信する。Nudm_SDM_GET要求メッセージは、SUPIおよびPEIを含む。例えば、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。
【0084】
9~10.Nudm_SDM_GET要求メッセージを受信すると、UDMは、第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。例えば、Nudm_SDM_GET要求メッセージを受信すると、UDMは常に、少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。加えて、UDMは、ステップ8における受信されたSUPIまたはPEIに基づいて第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを見つけ、第1のUSIMの少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。
【0085】
UDMがPEI-SUPI関連付けの変更のための報告イベントサービスを提供する場合、UDMは新しいPEI-SUPI関連付けをサービスコンシューマに通知する。サービスコンシューマは、NEF、AF、または任意の他のエンティティとすることができる。例えば、UDMがNudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージを受信すると、UDMは新しいPEI-SUPI関連付け(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)をサービスコンシューマに通知する。UDMは、PEI-SUPI関連付けを格納し得る(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)。
【0086】
11.UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージを受信すると、AMFは、5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを送信する。5GMMパラメータは、UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージで受信されたもの(ステップ10)、またはUEのMMコンテキストでAMFに格納されたもの(ステップ5)とすることができる。
【0087】
12.AMFから5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを受信すると、UEは登録完了メッセージをAMFに送信する。UEは、5GMMパラメータを格納し、それらを関連する後続の手順で使用する。例えば、UEは、5GMMパラメータの受信を認めるために登録完了メッセージを送信する。
【0088】
13.UEから登録完了メッセージを受信すると、AMFは、5GMMパラメータの配信に成功したことを示すメッセージをUDMに送信する。メッセージは、Nudm_SDM_infoメッセージであってもよい。
【0089】
一例では、AMFが
図2のステップ3で第1のインジケータおよび第2のインジケータの少なくとも一方を受信した場合に、AMFは上記のステップ6を実行することができる。
【0090】
一例では、AMFが
図2のステップ3で第1のインジケータおよび第2のインジケータの少なくとも一方を受信しなかった場合に、AMFは上記のステップ6を実行することができる。すなわち、AMFは、第1のインジケータおよび第2のインジケータの少なくとも一方を受信することに関係なく、上記のステップ6を実行することができる。例えば、AMFは、第1のインジケータおよび第2のインジケータを含まない登録要求メッセージをAMFが受信した場合、または任意の新しいもしくは既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージの後、または認証手順によってNASセキュリティが確立された後に、上記のステップ6を実行することができる。また、AMFは、
図2によるプロセスを実行することができる。また、UDMは、
図2のステップ6のNudm_Registrationメッセージまたは
図2のステップ8のNudm_SDM_GET要求メッセージを受信した場合に、上記のステップ9を常に実行し得る。言い換えると、UDMは、PEIとSUPIとの関連付けの変更またはUSIMの交換に関係なく、上記のステップ9を実行することができる。また、UDMは、
図2によるプロセスを実行することができる。
【0091】
上述した手順によれば、第1のUSIMが再び挿入された場合、UEは、第1のインジケータおよび第2のインジケータのうちの少なくとも1つを送信し、ネットワーク(例えば、AMFおよびUDM)は、第1のUSIMのための5GMMパラメータをUEに送信する。
【0092】
結果として、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータを受信し、それらを記憶することができる。
【0093】
したがって、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータに基づいて、いくつかの加入サービスを受信することができる。さらに、5GMMパラメータおよびPEI-SUPI関連付けは、UEとネットワークとの間で同期することができる(例えば、AMFおよびUDM)。
【0094】
さらに、UEは、5GMMパラメータの1つとしてCAG情報を受信することができ、したがって、UEは、ユーザが加入しているCAGセルを見つけることができ、したがって、PNI-NPNに登録することができる。
【0095】
この状況では、UEはPNI-NPNにアクセスすることができる。
【0096】
<問題を解決する第3の例示的な実施形態の説明(解決策3:ネットワークがPEI-SUPI関連付けの変更を見つける)>
登録手順(例えば、初期登録手順)中に、AMFは、PEI-SUPI関連付けが変更されたかどうかを判定する。AMFが登録要求メッセージまたはUEのPEIを含む任意のNASメッセージを受信すると(例えば、UE内のMEのPEI)、AMFは受信したPEIをAMFに格納されたUEコンテキストのPEIと比較する。UEから受信したPEIが任意の記憶されたUEコンテキストのPEIと一致し、一致したUEコンテキストのSUPIが、受信した登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージに対応するUEコンテキスト内のSUPIと異なる場合、AMFは、PEI-SUPI関連付けが変更されたことを表示するシグナリングメッセージをネットワークに送信する。UDMは、シグナリングメッセージを受信すると、少なくとも1つの5GMMパラメータをAMFに送信する。AMFは、UEへの登録受諾メッセージに5GMMパラメータを含める。UEは、登録受諾メッセージを受信し、5GMMパラメータを格納し、関連する後続の手順でそれらを使用する。
【0097】
手順の詳細なステップを以下に定義する。
【0098】
1.第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。例えば、第1のUSIMがMEに挿入されると、第1のUSIMがMEにおいてアクティブ化される。MEは、MEのPEIおよび第1のUSIMのSUPIとの関連付けを作成し、その関連付けを記憶する。
【0099】
2.UEは、登録要求メッセージを送信することによってネットワーク(例えば、AMF)への登録手順を開始する。例えば、UEは、登録要求メッセージを送信することによって初期登録手順を開始する。
【0100】
3.登録要求メッセージを受信すると、AMFは認証手順を開始することができる。MEのPEI(例えば、UE内のMEのPEI)および第1のUSIMのSUPIは、認証手順によってNASセキュリティが確立された後に、任意の新規または既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによってUEからAMFに送信され得る。
【0101】
AMFは、PEI-SUPI関連付け(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)を格納する。
【0102】
4~5.認証成功手順の後、AMFは、MEに関してPEI-SUPI関連付けが変更されたかどうかを判定する。AMFがME(例えば、UEのME)のPEIを含む登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージを受信すると、AMFは受信したPEIをAMFに格納されたUEコンテキストのPEIと比較する。UEからの登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージ内の受信したPEIがAMF内の任意の格納されたUEコンテキストのPEIと一致する場合、AMFは、AMFに格納されたUEコンテキスト内の一致したPEIに対応するSUPIを、登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージに対応するUEコンテキスト内の受信したPEIに対応するSUPIと比較する。AMFに格納されたUEコンテキスト内のSUPIが、登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージに対応するUEコンテキスト内のSUPIと異なる場合、AMFは、PEI-SUPI関連付けが変更されたか、またはUSIMの交換が発生したと判定する。次いで、AMFがUDMにNudm_UECM_Registrationメッセージを送信する。Nudm_UECM_Registrationメッセージは、SUPI、PEI、および第1のインジケータを含む。例えば、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_UECM_Registrationメッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。第1のインジケータ(例えば、USIM更新インジケータ)は、MEにおいてPEI-SUPI関連付けが変化したことを表示する。第1のインジケータは、USIMの交換が発生したことを表示することができる。
【0103】
例えば、AMFは、第1のUSIMがUEのMEに挿入され、UEが、第1のUSIMの挿入およびUEの成功した認証によってトリガされる第1の登録要求メッセージを送信した後に、MEのPEIと第1のUSIMの第1のSUPIとの第1の関連付けを記憶する。その後、第2のUSIMがMEに挿入され、UEが第2のUSIMの挿入によってトリガされる登録要求メッセージを送信する場合。この場合、成功した認証後、AMFは、MEのPEIと第2のUSIMの第2のSUPIとの第2の関連付けを取得する。次に、AMFは、第2の関連付けのPEIをAMFに格納された第1の関連付けのPEIと比較する。この場合、AMFは、PEIが第1の関連付けと第2の関連付けとで同じであると判定する。また、AMFは、第1の関連付けの第1のSUPIと第2の関連付けの第2のSUPIとを比較する。この場合、AMFは、第1のSUPIが第2のSUPIと異なると判定する(すなわち、AMFは、PEIは同じであるがSUPIは互いに異なると判定し、したがって、AMFは、PEI-SUPI関連付けが変更された、またはUSIMの交換が発生したと判定する)。次いで、AMFは、第1のSUPI、PEI、および第1のインジケータを含むNudm_UECM_RegistrationメッセージをUDMに送信する。
【0104】
そうでなければ(例えば、AMFが、受信した登録要求メッセージまたは任意のNASメッセージに対応するPEIまたはSUPIに対応するUEコンテキスト(例えば、5GMMパラメータ)を有し、AMFが、PEI-SUPI関連付けが変更されていない、またはUSIMの交換が発生していないと判定した場合)、ステップ5からステップ10をスキップすることができ、プロセスはステップ10に進む。第1のインジケータは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータまたは任意の他の名前として命名することができる。
【0105】
6.Nudm_UECM_Registrationメッセージに応答して、UDMはNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMFに送信する。
【0106】
7.AMFがUDMにNudm_SDM_GET要求メッセージを送信する。Nudm_SDM_GET要求メッセージは、SUPI、PEI、第1のインジケータを含む。例えば、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるSUPIは、第1のUSIMに対応するSUPIであり、Nudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるPEIは、MEに対応するPEIである。
【0107】
8~9.Nudm_SDM_GET要求メッセージを受信すると、Nudm_SDM_GET要求メッセージまたはNudm_UECM_Registrationメッセージが第1のインジケータを含む場合、UDMは、少なくとも1つの5GMMパラメータを含むNudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する。
【0108】
UDMがPEI-SUPI関連付けの変更のための報告イベントサービスを提供する場合、UDMは新しいPEI-SUPI関連付けをサービスコンシューマに通知する。サービスコンシューマは、NEF、AF、または任意の他のエンティティとすることができる。例えば、UDMがNudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージ内の第1のインジケータを受信すると、UDMは新しいPEI-SUPI関連付け(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)をサービスコンシューマに通知する。UDMは、PEI-SUPI関連付けを格納し得る(例えば、MEに対応するPEIと第1のUSIMに対応するSUPIとの関連付け)。
【0109】
10.UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージを受信すると、AMFは5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを送信する。5GMMパラメータは、UDMからNudm_SDM_GET応答メッセージで受信されたもの(ステップ9)、またはUEのMMコンテキストでAMFに格納されたもの(ステップ4)とすることができる。
【0110】
11.AMFから5GMMパラメータを含む登録受諾メッセージを受信すると、UEは登録完了メッセージをAMFに送信する。UEは、5GMMパラメータを格納し、それらを関連する後続の手順で使用する。例えば、UEは、5GMMパラメータの受信を認めるために登録完了メッセージを送信する。
【0111】
12.UEから登録完了メッセージを受信すると、AMFは、5GMMパラメータの配信に成功したことを示すメッセージをUDMに送信する。メッセージは、Nudm_SDM_infoメッセージであってもよい。
【0112】
上述した手順に従って、AMFは、PEI-SUPI関連付けが変更されたこと、またはUSIMの交換が発生したことを判定し、ネットワーク(例えば、AMFおよびUDM)は、第1のUSIMのための5GMMパラメータをUEに送信する。
【0113】
結果として、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータを受信し、それらを記憶することができる。
【0114】
したがって、UEは、第1のUSIMのための5GMMパラメータに基づいて、いくつかの加入サービスを受信することができる。さらに、5GMMパラメータおよびPEI-SUPI関連付けは、UEとネットワークとの間で同期することができる(例えば、AMFおよびUDM)。
【0115】
さらに、UEは、5GMMパラメータの1つとしてCAG情報を受信することができ、したがって、UEは、ユーザが加入しているCAGセルを見つけることができ、したがって、PNI-NPNに登録することができる。
【0116】
この状況では、UEはPNI-NPNにアクセスすることができる。
【0117】
<解決策3の変形例1>
変形例1は、PEI-SUPI関連付けの変更を検出するために機器識別レジスタ(EIR)を使用する。EIRは5G-EIRであってもよい。この変形例1では、EIRは、PEIとSUPIとの関連付け(PEI-SUPI関連付け)を維持する(または記憶する)。登録手順(例えば、初期登録手順)中に、AMFは、登録手順を開始したUEのMEに挿入されたMEのPEI(例えば、UE内のMEのPEI)およびUSIMのSUPIを含むメッセージをEIRに送信する。EIRがPEIのためのコンテキストを有していない場合、EIRは、その関連付けが行われたときにPEI-SUPI関連付けおよび時間情報を記憶する。時間情報は、時間データと呼ばれ得る。EIRがPEIのエントリを有する場合(すなわち、EIRがPEIのコンテキストを有する場合)、EIRは、メッセージで受信されたSUPIがEIRに格納されたPEIに関連付けられたSUPIと異なるかどうかをチェックする。これらの2つのSUPIが異なる場合、EIRは、応答メッセージ内のPEI-SUPI関連付け変更インジケータをAMFに送信し、そうでない場合、EIRは、PEI-SUPI関連付けが応答メッセージ内で同じままであることを表示するインジケータをAMFに送信する。
【0118】
以下のステップ4-1からステップ4-4は、第3の例示的な実施形態の
図3のステップ4として行うことができる。例えば、ステップ4の代わりにステップ4-1からステップ4-4を行ってもよい。
【0119】
4-1.AMFがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_GetメッセージをEIRに送信する。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージは、PEIとSUPIを含む。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージに含まれるPEIおよびSUPIは、第3の例示的な実施形態のステップ3で述べたように、認証手順によってNASセキュリティが確立された後に、任意の新規または既存のNASメッセージ、例えばセキュリティモードコンプリートメッセージによってUEからAMFに送信され得るPEIおよびSUPIである。
【0120】
4-2.N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、EIRは、受信したPEIに対するコンテキストをEIRが有するかどうかをチェックする。受信したPEIのコンテキストをEIRが有していない場合(例えば、ステップ4-1で受信したPEIとSUPIとの関連付け)、EIRはPEIのコンテキストを作成し、PEI-SUPI関連付け(例えば、ステップ4-1で受信したPEIとSUPIとの関連付け)を格納する。EIRは、任意選択で、関連付けが作成されたときの時間レコードを格納する。
【0121】
例えば、EIRがPEIおよびSUPIを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、EIRは、受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するかどうかを判定する。受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのいずれのPEIとも一致しないとEIRが判定した場合、EIRは、受信したPEIのコンテキストをEIRが有していないと判定する。
【0122】
4-3.PEIのコンテキスト(例えば、受信したPEIのPEI-SUPI関連付け)をEIRが有する場合、EIRは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されたPEIに関連付けられたSUPIと一致するかどうかをチェックする。
【0123】
例えば、EIRがPEIおよびSUPIを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、EIRは、受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するかどうかを判定する。受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するとEIRが判定した場合、EIRは、受信したPEIのコンテキストをEIRが有すると判定する。
【0124】
また、例えば、EIRは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されているPEIに関連付けられているSUPIと一致するか否かを確認した場合、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されているPEIに関連付けられているSUPIと異なるか否かをEIRがチェックし得る。
【0125】
例えば、EIRは、受信したSUPIが、EIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付け(この関連付けは、上記の一致したPEIを含む)のSUPIと一致するかどうかを判定する。
【0126】
これら2つのSUPI(例えば、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信されたSUPI、およびEIRに格納されたPEIに関連付けられたSUPI)が異なる場合、EIRは、PEI-SUPI関連付けが変化したか、またはUSIMの交換が発生したと判定する。次いで、EIRは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータをAMFに示す。インジケータは、PEI-SUPI関連付けが変化したことを表示する。インジケータは、USIMの交換が発生したことを表示することができる。例えば、EIRは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージをAMFに送信する。
【0127】
そうでない場合(例えば、これら2つのSUPIが同じである場合)、EIRは、PEI-SUPI関連付けがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内で同じままであることを表示するインジケータを送信する。一例では、応答メッセージは、PEI-SUPI関連付けが変更されたとEIRが判定した場合にのみEIRから送信される。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答は、任意選択的に、PEIと以前に関連付けられたSUPIと、PEIと以前に格納されたSUPIとの関連付けが行われたときの時間データとを含む。例えば、EIRは、PEI-SUPI関連付けがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内で同じままであることを示すPEIチェック結果をAMFに送信する。
【0128】
PEI-SUPI関連変更インジケータは、PEIと以前に関連付けられたSUPIであり得る。例えば、PEI-SUPI関連付け変更インジケータは、EIRに格納されたPEIに以前に関連付けられたSUPIを示すことができる。例えば、PEIと第1のSUPIとの関連付けが、PEIと第2のSUPIとの関連付けに変更された場合、PEI-SUPI関連付け変更インジケータは、第2のSUPIを示すことができる。
【0129】
4-4.AMFがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージを受信すると、AMFは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内の情報を参照して、PEI-SUPI関連付けが変更されたか(またはUSIMの交換が発生したか)を判断(または判定またはチェック)する。例えば、AMFは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータを示す。また、例えば、AMFが、PEI-SUPI関連付けが変更されたことを表示するPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、第3の例示的な実施形態におけるステップ5をAMFは実行する(すなわち、AMFは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージをUDMに送信する)。さらに、AMFが、PEIに以前に関連付けられたSUPIを示すPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、AMFは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータによって示されるSUPIが、第3の例示的な実施形態のステップ3で言及された受信されたSUPIとは異なると判定することによって、PEI-SUPI関連付けが変更されたと判定する。
【0130】
解決策3の変形例1の一例では、AMFは、EIRが提供するPEI-SUPI関連付け変更監視サービスにサブスクライブする。この例では、AMFは、UEからNASメッセージによって受信されたPEIと共にN5g-eir_EquipmentIdentityMonitorメッセージを送信する。EIRは、PEI-SUPI関連付けが変更されるたびにAMFに通知する。EIR通知メッセージは、PEI、PEI-SUPI関連付け変更インジケータ、および任意選択的に新たに関連付けられたSUPIを含む。
【0131】
PEI-SUPI関連付け変更に関する通知を受信すると、AMFは以下のアクションのうちの1つを取ることができる。
-AMFは、SUPIのMMコンテキストにおいてPEI-SUPI関連付け変更インジケータを保持(または格納)する。その後、UEがAMFに接触するたびに、AMFはUEの5GMMパラメータを更新するものとする。
-AMFがSUPIをパージする。
-AMFは、再登録を伴うUEに登録解除要求メッセージを送信する。登録解除要求メッセージを受信すると、UEは、UE内の5GMMパラメータを再インストールできるように、登録要求メッセージをAMFに送信する。
【0132】
<解決策3の変形例2>
変形例2は、PEI-SUPI関連付けの変更を検出するためにEIRを使用する。この変形例2では、UDMは、PEI-SUPI関連付けを格納する要求をEIRに送信する。EIRは、PEI-SUPI関連付けを維持する(または格納する)。EIRはまた、PEI-SUPI関連付けが変化したか否かを示す。
【0133】
以下のステップ8-1からステップ8-4は、第3の例示的な実施形態の
図3のステップ8として行われてもよい。例えば、UDMは、
図3のステップ5または7でSUPI、PEI、および第1のインジケータを受信した場合、ステップ8-1からステップ8-4を実行する。例えば、UDMが、
図3のステップ5または7において第1のインジケータを受信しない場合、UDMはステップ8-1からステップ8-4を実行する。すなわち、UDMは、
図3のステップ5または7でSUPIおよびPEIを受信した場合、UDMはステップ8-1からステップ8-4を実行してもよい。例えば、UDMは、第1のインジケータがNudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれるかどうかにかかわらず、ステップ8-1からステップ8-4を実行することができる。
【0134】
8-1.UDMは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_GetメッセージをEIRに送信する。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージは、PEIとSUPIを含む。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージに含まれるPEIおよびSUPIは、第3の例示的な実施形態のステップ5または7においてUDMが受信するPEIおよびSUPIである。
【0135】
8-2.N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、EIRは、受信したPEIに対するコンテキストをEIRが有するかどうかをチェックする。PEIのコンテキストをEIRが有していない場合(例えば、ステップ8-1で受信したPEIとSUPIとの関連付け)、EIRはPEIのコンテキストを作成し、PEI-SUPI関連付け(例えば、ステップ8-1で受信したPEIとSUPIとの関連付け)を格納する。EIRは、任意選択で、関連付けが作成されたときの時間レコードを格納する。
【0136】
例えば、EIRがPEIおよびSUPIを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、AMFは、受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するかどうかを判定する。受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのいずれのPEIとも一致しないとEIRが判定した場合、EIRは、受信したPEIのコンテキストをEIRが有していないと判定する。
【0137】
8-3.受信したPEIのコンテキストおよび受信したPEIのPEI-SUPI関連付けをEIRが有する場合、EIRは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されたPEIに関連付けられたSUPIと一致するかどうかをチェックする。
【0138】
例えば、EIRがPEIおよびSUPIを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージを受信すると、EIRは、受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するかどうかを判定する。受信したPEIがEIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付けのPEIと一致するとEIRが判定した場合、EIRは、受信したPEIのコンテキストをEIRが有すると判定する。
【0139】
また、例えば、EIRは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されているPEIに関連付けられているSUPIと一致するか否かを確認した場合、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信したSUPIが、EIRに格納されているPEIに関連付けられているSUPIと異なるか否かをEIRがチェックし得る。
【0140】
例えば、EIRは、受信したSUPIが、EIRに以前に格納されたPEI-SUPI関連付け(この関連付けは、上記の一致したPEIを含む)のSUPIと一致するかどうかを判定する。
【0141】
これら2つのSUPI(例えば、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getメッセージで受信されたSUPI、およびEIRに格納されたPEIに関連付けられたSUPI)が異なる場合、EIRは、PEI-SUPI関連付けが変化したか、またはUSIMの交換が発生したと判定する。次いで、EIRは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータをUDMに示す。インジケータは、PEI-SUPI関連付けが変化したことを表示する。インジケータは、USIMの交換が発生したことを表示することができる。例えば、EIRは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータを含むN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージをUDMに送信する。
【0142】
そうでない場合(例えば、これら2つのSUPIが同じである場合)、EIRは、PEI-SUPI関連付けがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内で同じままであることを表示するインジケータを送信する。一例では、応答メッセージは、PEI-SUPI関連付けが変更されたとEIRが判定した場合にのみEIRから送信される。N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答は、任意選択的に、PEIと以前に関連付けられたSUPIと、PEIと以前に格納されたSUPIとの関連付けが行われたときの時間データとを含む。例えば、EIRは、PEI-SUPI関連付けがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内で同じままであることを示すPEIチェック結果をUDMに送信する。
【0143】
PEI-SUPI関連変更インジケータは、PEIと以前に関連付けられたSUPIであり得る。例えば、PEI-SUPI関連付け変更インジケータは、EIRに格納されたPEIと以前に関連付けられたSUPIを示すことができる。例えば、PEIと第1のSUPIとの関連付けが、PEIと第2のSUPIとの関連付けに変更された場合、PEI-SUPI関連付け変更インジケータは、第2のSUPIを示すことができる。
【0144】
8-4.UDMがN5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージを受信すると、UDMは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get応答メッセージ内の情報を参照して、PEI-SUPI関連付けが変更されたか(またはUSIMの交換が発生したか)を判断(または判定またはチェック)する。例えば、UDMは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータを示す。加えて、例えば、UDMが、PEI-SUPI関連付けが変更されたことを表示するPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、第3の例示的な実施形態におけるステップ9をUDMは、実行する(すなわち、UDMは、Nudm_SDM_GET応答メッセージをAMFに送信する)。さらに、UDMが、PEIに以前に関連付けられたSUPIを示すPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、UDMは、PEI-SUPI関連付け変更インジケータによって示されるSUPIが、第3の例示的な実施形態のステップ5または7で言及された受信されたSUPIとは異なると判定することによって、PEI-SUPI関連付けが変更されたと判定する。
【0145】
解決策3の変形例2の一例では、UDMは、EIRが提供するPEI-SUPI関連付け変更監視サービスにサブスクライブする。この例では、UDMは、UEからNASメッセージによって受信されたPEIと共にN5g-eir_EquipmentIdentityMonitorメッセージを送信する。EIRは、PEI-SUPI関連付けが変更されるたびにUDMに通知する。EIR通知メッセージは、PEI、PEI-SUPI関連付け変更インジケータ、および任意選択的に新たに関連付けられたSUPIを含む。
【0146】
PEI-SUPI関連付け変更に関する通知を受信すると、UDMは以下のアクションのうちの1つを取ることができる。
-UDMは、SUPIの加入者データ内にPEI-SUPI関連付け変更インジケータを保持(または格納)する。その後、AMFがUDMに接触するたびに、UDMはUEに5GMMパラメータを提供するものとする。
-UDMは、新しいPEI-SUPI関連付けをサービスコンシューマに通知する。サービスコンシューマは、NEF、AF、または任意の他のエンティティとすることができる。
-UDMは、PEIが無効になったことを示すNudm_UECM_Updateをサービスコンシューマに送信する。
-UDMは、PEIが無効になったことを示すNudm_SDM_Notificationをサービスコンシューマに送信する。
【0147】
解決策3の変形例2の一例では、UDMが
図3のステップ5またはステップ7で第1のインジケータを受信した場合、UDMは上記のステップ8-1を実行することができる。
【0148】
解決策3の変形例2の一例では、UDMが
図3のステップ5またはステップ7で第1のインジケータを受信しない場合、UDMは上記のステップ8-1を実行することができる。すなわち、UDMは、第1のインジケータを受信することに関係なく、上記のステップ8-1を実行することができる。
【0149】
上記の例示的な実施形態では、PEI-SUPI関連付けまたはPEIとSUPIとの関連付けは、PEIとSUPIとの関連付け、UEに関連するPEIとSUPIとの関連付けを示す関連付け情報と呼ぶことができる。
【0150】
上記の例示的な実施形態では、5GMMパラメータは、5GMMに関連するパラメータまたはUEに関連する5GMMもしくは5GMMパラメータに関連する情報として呼び出されてもよい。
【0151】
上記の例示的な実施形態では、PEIおよびSUPIは、それぞれUEに関連するPEIおよびUEに関連するSUPIと呼ぶことができる。
【0152】
上記の例示的な実施形態では、UE、AMF、UDM、およびEIRは、通信装置または通信ノードと呼ばれる場合がある。また、AMF、UDM、およびEIRは、コアネットワーク装置またはコアネットワークノードと呼ぶことができる。
【0153】
上記の例示的な実施形態では、USIMはSIMと呼ぶことができる。
【0154】
上記の例示的な実施形態では、USIMを交換することによるPEI-SUPI関連付けの変更について説明した。
【0155】
しかしながら、例示的な実施形態は、組み込み型SIM(eSIM)に適用可能である。例えば、あるUSIMがeSIMの別のUSIMの代わりにアクティブ化されるとき(例えば、ある通信事業者からサービスを受信するための第1の構成情報が、eSIMの別の通信事業者からサービスを受信するための第2の構成情報の代わりにアクティブ化されるときである。この場合、第1の構成情報がアクティブ化されるとき、または第1の構成情報がアクティブ化された後、第2の構成情報がeSIMから削除される)、UEは、第1の例示的な実施形態のステップ3を実行することができ、またはUEは、第2の例示的な実施形態のステップ3を実行することができ、またはUEは、第3の例示的な実施形態のステップ2を実行することができる。UEによるこれらのプロセスの後、各例示的な実施形態に従って後続のプロセスが実行される。
【0156】
<ユーザ機器(UE)>
図6は、UE3(モバイルデバイス3)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、UE3は、1つまたは複数のアンテナ32を介して接続されたノードに信号を送信し、ノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路31を含む。
図6には必ずしも示されていないが、UE3は、従来のモバイルデバイス(ユーザインターフェース34など)のすべての通常の機能を有してもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアのいずれか1つまたは任意の組み合わせによって提供されてもよい。ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、および/または、例えば、電気通信ネットワークを介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。制御部33は、メモリ36に格納されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム361と、少なくともトランシーバ制御モジュール3621を有する通信制御モジュール362とを含む。通信制御モジュール362(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用する)は、UE3と、(R)ANノード5およびAMF10などの他のノードとの間のシグナリングおよびアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を果たす。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3のための)アクセスおよびモビリティ管理手順に関する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージおよび関連する応答メッセージ)を含むことができる。制御部33は、1つまたは複数のユニバーサル加入者識別情報モジュール(USIM)35と相互作用する。複数のUSIM35が装備されている場合、制御部33は、ただ1つのUSIM35をアクティブ化してもよいし、複数のUSIM35を同時にアクティブ化してもよい。UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(NPN)をサポートしてもよく、NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)またはパブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN)であってもよい。UE3は、例えば、生産または製造のための機器のアイテムおよび/またはエネルギー関連機械のアイテムであってもよい(例えば、設備または機械、例えばボイラー;エンジン;タービン;ソーラーパネル;風力タービン;水力発電機;熱発電装置;原子力発電機;電池;原子力システムおよび/または関連機器;重電機;真空ポンプを含むポンプ;圧縮機;ファン;送風機;油圧機器;空気圧機器;金属加工機械;マニピュレータ;ロボットおよび/またはその適用システム;工具;金型またはダイ;ロール;搬送装置;昇降機;材料取扱機器;繊維機械;縫製機;印刷および/または関連機械;紙変換装置;化学機械;鉱山機械および/または建設機械および/または関連設備;農業、林業および/または水産業のための機械および/または器具;安全および/または環境保全設備;トラクタ;精密軸受;鎖;歯車;送電装置;潤滑装置;バルブ;管継手;および/または前述の機器または機械のいずれかのための適用システムなど)。UE3は、例えば、輸送機器のアイテムであってもよい(例えば、圧延材;自動車;モータサイクル;自転車;列車;バス;カート;人力駆動車;船舶および他の船舶;航空機;ロケット;衛星;ドローン;バルーンなどといった輸送機器)。UE3は、例えば、情報通信機器のアイテムであってもよい(例えば、電子コンピュータおよび関連機器;通信および関連機器;電子部品などといった情報および通信機器)。UE3は、例えば、冷凍機、冷凍機適用製品、商品および/またはサービス産業機器、自動販売機、自動サービス機、オフィスマシンまたは機器、消費者向け電子機器および電子装置(例えば、オーディオ機器;映像機器;スピーカ;無線機;テレビ;電子レンジ;炊飯器;コーヒーマシン;食器洗い機;洗濯機;乾燥機;電子ファンまたは関連機器;掃除機などといった消費者向け電子装置)であってもよい。UE3は、例えば、電気適用システムまたは機器(例えば、X線システム;粒子加速器;ラジオアイソトープ装置;音波装置;電磁適用装置;電子電力適用機器などといった電気適用システムまたは機器)であってもよい。UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、テスター、または測量もしくは感知機器(例えば、煙警報器;人感センサ;モーションセンサ;無線タグなどといった測量または感知機器)、時計もしくはクロック、検査機器、光学装置、医療機器および/またはシステム、武器、刃物、手工具などであってもよい。UE3は、例えば、無線装備の携帯情報端末または関連機器(例えば、別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機)に取り付けられるまたは挿入されるように設計された無線カードまたはモジュール)であってもよい。UE3は、様々な有線および/または無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(IoT)」に関して後述するアプリケーション、サービス、およびソリューションを提供するデバイスまたはシステムの一部であってもよい。UE3は、スマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、またはAndroid(登録商標)ベースの電話)であってもよいし、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラスまたはスマートウォッチ)であってもよい。UE3は、自動車、またはコネクテッドカー、または自律走行車、または車両デバイス、またはオートバイ、またはV2X通信モジュールであってもよい。モノのインターネットデバイス(または「物」)は、これらのデバイスが互いにおよび他の通信デバイスとデータを収集および交換することを可能にする適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワーク接続性などを装備することができる。IoTデバイスは、内部メモリに格納されたソフトウェア命令に従う自動化機器を含むことができる。IoTデバイスは、人間の監督または対話を必要とせずに動作することができる。IoTデバイスはまた、長期間にわたって静止および/または非アクティブのままであり得る。IoTデバイスは、(一般に)固定式装置の一部として実装されてもよい。IoTデバイスはまた、非固定式装置(例えば、車両)に埋め込まれてもよく、または監視/追跡される動物もしくは人に取り付けられてもよい。IoT技術は、そのような通信デバイスがメモリに記憶された人間の入力またはソフトウェア命令によって制御されるかどうかにかかわらず、データを送信/受信するために通信ネットワークに接続することができる任意の通信デバイス上に実装することができることが理解されよう。IoTデバイスはまた、マシン型通信(MTC)デバイスまたはマシンツーマシン(M2M)通信デバイスまたは狭帯域IoT UE(NB-IoT UE)と呼ばれることもあることが理解されよう。UE3は、1つまたは複数のIoTまたはMTCアプリケーションをサポートすることができることが理解されよう。
【0157】
<(R)ANノード>
図7は、例示的な(R)ANノード5、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5Gを超えるもののための基地局、6Gのための基地局)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、(R)ANノード5は、1つまたは複数のアンテナ52を介して接続されたUE3に信号を送信し、そこから信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的または間接的に)他のネットワークノードに信号を送信し、そこから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路51を含む。制御部54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って、(R)ANノード5の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、および/または、例えば、電気通信ネットワークを介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム551と、少なくともトランシーバ制御モジュール5521を有する通信制御モジュール552とを含む。通信制御モジュール5521(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用する)は、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF10、およびUPF12(例えば直接的または間接的に)などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を果たす。シグナリングは、例えば、(特定のUE3のための)コアネットワーク7との無線接続および接続に関する、特に、接続確立および保守(例えば、RRC接続確立および他のRRCメッセージ)に関する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)およびXnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含むことができる。そのようなシグナリングはまた、例えば、送信ケースにおけるブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報およびシステム情報)を含むことができる。制御部54はまた、実装されると、UEモビリティ推定および/または移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェアまたはハードウェアによって)構成される。(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(NPN)をサポートしてもよく、NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)またはパブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN)であってもよい。
【0158】
<AMF>
図8は、AMF10の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース102を介して他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路101を含む。制御部103は、メモリ104に格納されたソフトウェアに従ってAMF10の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ104に予めインストールされていてもよく、および/または、例えば、電気通信ネットワークを介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム1041と、少なくともトランシーバ制御モジュール10421を有する通信制御モジュール1042とを含む。通信制御モジュール1042(そのトランシーバ制御モジュール10421を使用する)は、AMF10と、UE3(例えば、(R)ANノード5を介して)および他のコアネットワークノード(UE3がローミングしているときにUE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担う。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3のための)アクセスおよびモビリティ管理手順に関する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージおよび関連する応答メッセージ)を含むことができる。AMF10は、非パブリックネットワーク(NPN)をサポートしてもよく、NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)またはパブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN)であってもよい。
【0159】
<UDM>
図9は、UDM15の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース152を介して他のノード(AMF10を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路151を含む。制御部153は、メモリ154に格納されたソフトウェアに従ってUDM15の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ154に予めインストールされていてもよく、および/または、例えば、電気通信ネットワークを介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム1541と、少なくともトランシーバ制御モジュール15421を有する通信制御モジュール1542とを含む。通信制御モジュール1542(そのトランシーバ制御モジュール15421を使用する)は、UDM15と、AMF10および他のコアネットワークノード(UE3がローミングアウトしているときにUE3のVPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担う。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3のための)モビリティ管理手順に関連する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインターフェースに基づくHTTPの便利な方法)を含むことができる。UDM15は、非パブリックネットワーク(NPN)をサポートしてもよく、NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)またはパブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN)であってもよい。
【0160】
<EIR>
図10は、EIR16の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース162を介して他のノード(AMF10およびUDM15を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路161を含む。制御部163は、メモリ164に格納されたソフトウェアに従ってEIR16の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ164に予めインストールされていてもよく、および/または、例えば、電気通信ネットワークを介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム1641と、少なくともトランシーバ制御モジュール16421を有する通信制御モジュール1642とを含む。通信制御モジュール1642(そのトランシーバ制御モジュール16421を使用する)は、EIR16と、AMF10、UDM15、および他のコアネットワークノード(UE3がローミングしているときのUE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担う。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3のための)ネットワークデータ分析機能手順に関連する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインターフェースに基づくHTTPの便利な方法)を含むことができる。EIR16は、非パブリックネットワーク(NPN)をサポートしてもよく、NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)またはパブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN)であってもよい。
【0161】
本開示におけるユーザ機器(または「UE」、「移動局」、「モバイルデバイス」、または「無線デバイス」)は、無線インターフェースを介してネットワークに接続されたエンティティである。本明細書のUEは、専用の通信デバイスに限定されず、以下の段落で説明するように、本明細書で説明するUEとしての通信機能を有する任意のデバイスに適用できることに留意されたい。「ユーザ機器」または「UE」(この語が3GPPによって使用されるとき)「移動局」、「モバイル機器」、および「無線装置」という用語は、一般に、互いに同義であることを意図しており、端末、携帯電話、スマートフォン、タブレット、セルラIoTデバイス、IoTデバイス、および機械などのスタンドアロン移動局を含む。「UE」および「無線デバイス」という用語は、長期間静止したままであるデバイスも包含することが理解されよう。UEは、例えば生産または製造のための機器のアイテムおよび/またはエネルギー関連機械のアイテムであってもよい(例えば、設備または機械、例えばボイラー;エンジン;タービン;ソーラーパネル;風力タービン;水力発電機;熱発電装置;原子力発電機;電池;原子力システムおよび/または関連機器;重電機;真空ポンプを含むポンプ;圧縮機;ファン;送風機;油圧機器;空気圧機器;金属加工機械;マニピュレータ;ロボットおよび/またはその適用システム;工具;金型またはダイ;ロール;搬送装置;昇降機;材料取扱機器;繊維機械;縫製機;印刷および/または関連機械;紙変換装置;化学機械;鉱山機械および/または建設機械および/または関連設備;農業、林業および/または水産業のための機械および/または器具;安全および/または環境保全設備;トラクタ;精密軸受;鎖;歯車;送電装置;潤滑装置;バルブ;管継手;および/または前述の機器または機械のいずれかのための適用システムなど)。
【0162】
UEは、例えば、輸送機器のアイテムであってもよい(例えば、圧延材;自動車;モータサイクル;自転車;列車;バス;カート;人力駆動車;船舶および他の船舶;航空機;ロケット;衛星;ドローン;バルーンなどといった輸送機器)。UEは、例えば、情報通信機器のアイテムであってもよい(例えば、電子コンピュータおよび関連機器;通信および関連機器;電子部品などといった情報および通信機器)。UEは、例えば、冷凍機、冷凍機適用製品、商品および/またはサービス産業機器、自動販売機、自動サービス機、オフィスマシンまたは機器、消費者向け電子機器および電子装置(例えば、オーディオ機器;映像機器;スピーカ;無線機;テレビ;電子レンジ;炊飯器;コーヒーマシン;食器洗い機;洗濯機;乾燥機;電子ファンまたは関連機器;掃除機などといった消費者向け電子装置)であってもよい。UEは、例えば、電気適用システムまたは機器(例えば、X線システム;粒子加速器;ラジオアイソトープ装置;音波装置;電磁適用装置;電子電力適用機器などといった電気適用システムまたは機器)であってもよい。UEは、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、テスター、または測量もしくは感知機器(例えば、煙警報器;人感センサ;モーションセンサ;無線タグなどといった測量または感知機器)、時計もしくはクロック、検査機器、光学装置、医療機器および/またはシステム、武器、刃物、手工具などであってもよい。UEは、例えば、無線装備の携帯情報端末または関連機器(例えば、別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機)に取り付けられるまたは挿入されるように設計された無線カードまたはモジュール)であってもよい。UEは、様々な有線および/または無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(IoT)」に関して後述するアプリケーション、サービス、およびソリューションを提供するデバイスまたはシステムの一部であってもよい。モノのインターネットデバイス(または「物」)は、これらのデバイスが互いにおよび他の通信デバイスとデータを収集および交換することを可能にする適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワーク接続性などを装備することができる。IoTデバイスは、内部メモリに格納されたソフトウェア命令に従う自動化機器を含むことができる。IoTデバイスは、人間の監督または対話を必要とせずに動作することができる。IoTデバイスはまた、長期間にわたって静止および/または非アクティブのままであり得る。IoTデバイスは、(一般に)固定式装置の一部として実装されてもよい。IoTデバイスはまた、非固定式装置(例えば、車両)に埋め込まれてもよく、または監視/追跡される動物もしくは人に取り付けられてもよい。IoT技術は、そのような通信デバイスがメモリに記憶された人間の入力またはソフトウェア命令によって制御されるかどうかにかかわらず、データを送信/受信するために通信ネットワークに接続することができる任意の通信デバイス上に実装することができることが理解されよう。IoTデバイスはまた、マシン型通信(MTC)デバイスまたはマシンツーマシン(M2M)通信デバイスまたは狭帯域IoT UE(NB-IoT UE)と呼ばれることもあることが理解されよう。UEは、1つまたは複数のIoTまたはMTCアプリケーションをサポートすることができることが理解されよう。MTC用途のいくつかの例を表1に列挙する(出典:3GPP TS 22.368、Annex B、その内容は参照により本明細書に組み込まれる)。この列挙は網羅的ではなく、マシンタイプ通信アプリケーションのいくつかの例を示すことを意図している。
表1:マシンタイプ通信アプリケーションのいくつかの例
【0163】
アプリケーション、サービス、およびソリューションは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)サービス、緊急無線通信システム、PBX(Private Branch eXchange)システム、PHS/デジタルコードレス通信システム、POS(Point of sale)システム、広告呼び出しシステム、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)、V2X(Vehicle to Everything)システム、列車無線システム、ロケーション関連サービス、災害/緊急無線通信サービス、コミュニティサービス、ビデオストリーミングサービス、フェムトセルアプリケーションサービス、VoLTE(Voice over LTE)サービス、課金サービス、無線オンデマンドサービス、ローミングサービス、アクティビティ監視サービス、通信事業者/通信NW選択サービス、機能制限サービス、PoC(Proof Concept)サービス、個人情報管理サービス、アドホックネットワーク/DTN(遅延耐性ネットワーク)サービスなどであってもよい。
【0164】
さらに、上述のUEカテゴリは、本文書に記載された技術的思想および例示的な実施形態の適用例にすぎない。むろん、これらの技術思想および例示的実施形態は、上述したUEに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
【0165】
<変形例および代替例>
詳細な態様について上述してきた。当業者が理解するように、上記の態様に対していくつかの変更および代替を行うことができるが、その中に具体化された開示から依然として利益を得る。例示としてのみ、これらの代替および変更のいくつかをここで説明する。
【0166】
上の説明では、理解を容易にするために、UE3およびネットワーク装置は、いくつかの個別のモジュール(通信制御モジュールなど)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、例えば既存のシステムが本開示を実施するように変更されているような特定の用途、他の用途、例えば最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムでは、このようにして提供され得るが、これらのモジュールは全体的なオペレーティングシステムまたはコードに組み込まれ得るため、これらのモジュールは別個のエンティティとして識別できない場合がある。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで実装されてもよい。各制御部は、例えば、1つまたは複数のハードウェア実装コンピュータプロセッサ;マイクロプロセッサ;中央処理装置(CPU);算術論理演算ユニット(ALU);入出力(IO)回路;内部メモリ/キャッシュ(プログラムおよび/またはデータ);処理レジスタ;通信バス(例えば、制御バス、データおよび/またはアドレスバス);ダイレクトメモリアクセス(DMA)機能;ハードウェアまたはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ、および/またはタイマ;など含む(ただし、これに限定されない)、任意の適切な形態の処理回路を備えることができる。
【0167】
上記の態様では、多数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者が理解するように、ソフトウェアモジュールは、コンパイル形式または非コンパイル形式で提供されてもよく、コンピュータネットワークを介して、または記録媒体で信号としてUE3およびネットワーク装置に供給され得る。さらに、このソフトウェアの一部または全部によって実行される機能は、1つまたは複数の専用ハードウェア回路を使用して実行され得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールを使用することは、それらの機能を更新するためにUE3およびネットワーク装置を更新するのを容易にするので好ましい。
【0168】
上記の態様では、3GPP無線通信(radio access)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)および他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)もまた、上記の態様に従って使用され得る。
【0169】
ユーザ機器のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ機器、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダなどの通信デバイスを含むことができる。そのようなモバイル(または一般的に固定されていても)デバイスは、通常、ユーザによって操作されるが、いわゆる「モノのインターネット」(IoT)デバイスおよび同様のマシンタイプ通信(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡単にするために、本願は、説明においてモバイルデバイス(またはUE)を参照するが、記載された技術は、そのような通信デバイスが人間の入力またはメモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるかどうかにかかわらず、データを送受信するために通信ネットワークに接続することができる任意の通信デバイス(モバイルおよび/または一般に固定)に実装することができることが理解されよう。
【0170】
様々な他の変更が当業者にとって明らかであり、ここではさらに詳細に説明しない。
【0171】
また、第1~3の例示的な実施形態および変形例1、2では、主に5G方式について説明した。しかしながら、これらの例示的な実施形態および変形例は、5Gシステム以外の無線通信システム、例えば、6Gシステム、5Gを超えるシステム、LTEシステム、3GPP UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP2 CDMA2000システム(1xRTT、HRPD(高レート・パケット・データ))、GSM(Global System for Mobile Communications)システム、WiMAXシステムなどにも適用することができる。
【0172】
上に開示された例示的な実施形態の全体または一部は、以下の付記のように説明することができるが、これらに限定されない。
【0173】
付記1
ユーザ機器(UE)の方法であって、
UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信するステップ、および
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、
を含む、方法。
【0174】
付記2
UEが5GMMパラメータを有していないと判定した場合に、インジケータを送信するステップ
をさらに含む、付記1に記載のUEの方法。
【0175】
付記3
関連付けが変更されたと判定した場合に、インジケータを送信するステップ
をさらに含む、付記1に記載のUEの方法。
【0176】
付記4
インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
付記1から3のいずれか一項に記載のUEの方法。
【0177】
付記5
5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記1から4のいずれか一項に記載のUEの方法。
【0178】
付記6
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、方法は、
ユーザ機器(UE)から、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、
UEからインジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へインジケータを送信するステップ、
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信するステップ、および
UEに、5GMMパラメータを送信するステップ
を含む、方法。
【0179】
付記7
UEから受信したインジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
付記6に記載のAMFの方法。
【0180】
付記8
UDMに送信されるインジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記6または7に記載のAMFの方法。
【0181】
付記9
UDMから受信した5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記6から8のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【0182】
付記10
UEに送信される5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記6から9のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【0183】
付記11
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信するステップ、および
インジケータを受信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【0184】
付記12
インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記11に記載のUDMの方法。
【0185】
付記13
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、方法は、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、
登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、およびUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信するステップ、
PEIおよびSUPIを送信した後でUDMから、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信するステップ、および
UEに、5GMMパラメータを送信するステップ
を含む、方法。
【0186】
付記14
登録要求メッセージが、PEIとSUPIとの関連付けが変更されたことを表示するインジケータを含む場合に、PEIおよびSUPIを送信するステップ
をさらに含む、付記13に記載のAMFの方法。
【0187】
付記15
PEIおよびSUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記13または14に記載のAMFの方法。
【0188】
付記16
UDMから受信した5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記13から15のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【0189】
付記17
UEに送信される5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記13から16のいずれか一項に記載のAMFの方法。
【0190】
付記18
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)とUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信するステップ、および
PEIおよびSUPIを受信した後で、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【0191】
付記19
PEIおよびSUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記18に記載のUDMの方法。
【0192】
付記20
5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記18または19に記載のUDMの方法。
【0193】
付記21
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の方法であって、方法は、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信するステップ、
UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、
関連付けが変更されたと判定した場合、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信するステップ、
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信するステップ、および
UEに、5GMMパラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【0194】
付記22
AMFに格納されたSUPIが関連付けのSUPIと異なる場合に、関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、付記21に記載のAMFの方法。
【0195】
付記23
機器識別レジスタ(EIR)から、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、付記21に記載のAMFの方法。
【0196】
付記24
統合データ管理(UDM)の方法であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定するステップ、および
関連付けが変更されたと判定した場合、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信するステップ、
を含む、方法。
【0197】
付記25
機器識別レジスタ(EIR)から、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、関連付けが変更されたと判定するステップ
をさらに含む、付記24に記載のUDMの方法。
【0198】
付記26
ユーザ機器(UE)であって、
UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを送信する手段、および
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、
を含む、ユーザ機器(UE)。
【0199】
付記27
UEが5GMMパラメータを有していないと判定した場合に、インジケータを送信する手段
をさらに含む、付記26に記載のUE。
【0200】
付記28
関連付けが変更されたと判定した場合に、インジケータを送信する手段
をさらに含む、付記26に記載のUE。
【0201】
付記29
インジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
付記26から28のいずれか一項に記載のUE。
【0202】
付記30
5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記26から29のいずれか一項に記載のUE。
【0203】
付記31
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、
UEからインジケータを受信した場合に、統合データ管理(UDM)へインジケータを送信する手段、
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信する手段、および
UEに、5GMMパラメータを送信する手段
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【0204】
付記32
UEから受信したインジケータは、登録要求メッセージに含まれる、
付記31に記載のAMF。
【0205】
付記33
UDMに送信されるインジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記31または32に記載のAMF。
【0206】
付記34
UDMから受信した5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記31から33のいずれか一項に記載のAMF。
【0207】
付記35
UEに送信される5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記31から34のいずれか一項に記載のAMF。
【0208】
付記36
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信する手段、および
インジケータを受信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【0209】
付記37
インジケータは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記36に記載のUDM。
【0210】
付記38
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、
登録要求メッセージを受信した後に、統合データ管理(UDM)に、UEに関連する恒久機器識別子(PEI)、およびUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)を送信する手段、
PEIおよびSUPIを送信した後でUDMから、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを受信する手段、および
UEに、5GMMパラメータを送信する手段
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【0211】
付記39
登録要求メッセージが、PEIとSUPIとの関連付けが変更されたことを表示するインジケータを含む場合に、PEIおよびSUPIを送信する手段
をさらに含む、付記38に記載のAMF。
【0212】
付記40
PEIおよびSUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記38または39に記載のAMF。
【0213】
付記41
UDMから受信した5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記38から40のいずれか一項に記載のAMF。
【0214】
付記42
UEに送信される5GMMパラメータは、登録受諾メッセージに含まれる、
付記38から41のいずれか一項に記載のAMF。
【0215】
付記43
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)とUEに関連する国際モバイル加入者識別子(SUPI)とを受信する手段、および
PEIおよびSUPIを受信した後で、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【0216】
付記44
PEIおよびSUPIは、Nudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GET要求メッセージに含まれる、
付記43に記載のUDM。
【0217】
付記45
5GMMパラメータは、Nudm_SDM_GET応答メッセージに含まれる、
付記43または44に記載のUDM。
【0218】
付記46
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であって、
ユーザ機器(UE)から、登録要求メッセージを受信する手段、
UEに関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、
関連付けが変更されたと判定した場合、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを統合データ管理(UDM)に送信する手段、
インジケータを送信した後に、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータをUDMから受信する手段、および
UEに、5GMMパラメータを送信する手段、
を含む、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)。
【0219】
付記47
AMFに格納されたSUPIが関連付けのSUPIと異なる場合に、関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、付記46に記載のAMF。
【0220】
付記48
機器識別レジスタ(EIR)から、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、付記46または47に記載のAMF。
【0221】
付記49
統合データ管理(UDM)であって、
ユーザ機器(UE)に関連する恒久機器識別子(PEI)と国際モバイル加入者識別子(SUPI)との関連付けが変更されたかどうか判定する手段、および
関連付けが変更されたと判定した場合、UEに関連する5GSモビリティ管理(5GMM)パラメータを送信する手段、
を含む、統合データ管理(UDM)。
【0222】
付記50
機器識別レジスタ(EIR)から、関連付けが変更されたことを表示するインジケータを受信した場合、関連付けが変更されたと判定する手段
をさらに含む、付記49に記載のUDM。
【0223】
上に開示された例示的な実施形態の全体または一部は、以下のように説明することができるが、これらに限定されない。
【0224】
4.2.2.2 登録手順
4.2.2.2.1 一般
UEは、サービスを受信することを許可され、モビリティ追跡を可能にし、到達可能性を可能にするために、ネットワークに登録する必要がある。UEは、以下の登録種目のうちの1つを使用して登録手順を開始する。
-5GSへの初期登録;
-CM-CONNECTED状態とCM-IDLE状態の両方でUEの登録エリア外の新しい追跡エリア(TA)に変更されたときのモビリティ登録更新、または新しいTAに変更してもしなくても登録手順でネゴシエートされるその能力またはプロトコルパラメータをUEが更新する必要があるとき、サービスしているAMFによって提供されるサポートされるネットワーク挙動との非互換性をもたらすであろうUEの好ましいネットワーク挙動の変更、またはUEがLADN情報を検索しようとするとき、または
-周期的登録更新(非アクティブの所定の期間による);または
-緊急登録。
【0225】
4.2.2.2.2節の一般登録コールフローは、これらすべての登録手順に適用されるが、定期登録は、他の登録事例で使用されるすべてのパラメータを含む必要はない。
【0226】
以下は、UEがNASセキュリティコンテキストを有していない場合、登録要求メッセージでUEによって送信され得る、TS 24.501[25]で定義されている平文IEである。
-登録種別
-SUCIまたは5G-GUTIまたはPEI
-セキュリティパラメータ
-追加のGUTI
-4G追跡領域更新
-UEがEPSから移動しているという表示。
【0227】
3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスにおける二重登録に関連する態様は、4.12節に記載されている。4.2.2.2.2節の一般的なRegistrationコールフローは、UEが非3GPPアクセスに既に登録されているときに3GPPアクセスに登録する場合にも使用され、その逆も同様である。UEが非3GPPアクセスシナリオに既に登録されている場合の3GPPアクセスにおける登録は、4.12.8節でさらに詳述されているように、AMFの変更を必要とし得る。
【0228】
4.2.2.2.2節の一般的な登録コールフローはまた、緊急サービスのみのために登録する(緊急登録と称される)、限定されたサービス状態にあるUE(TS 23.122[22]参照)によっても使用される(TS 23.501[2]5.16.4節を参照)。
【0229】
初期登録中、PEIはUEから取得される。PEIが必要な場合(例えばEIRチェック用)、AMFは、初期登録中にセキュリティモードコマンドを用いてNASセキュリティコンテキストを確立したときに、PEIを検索するものとする。AMFオペレータは、EIRでPEIをチェックすることができる。PEIが(UEまたは別のAMFのいずれかから)AMFによって取得された場合、AMFは、UDMが常に、例えばイベントSUPI-PEI関連付けの変更を報告するために利用可能な最新のPEIを有することを保証するために、Nudm_UECM_Registrationを使用して、それをUDMに提供するものとする。AMFは、PEIをUDM、SMFおよびPCFに渡す。UDMは、Nudr_SDM_UpdateによってそのデータをUDRに格納することができる。
【0230】
注1:5GCにおけるNSI IDの使用は任意選択であり、オペレータの展開選択次第である。
【0231】
登録中、ホーム・ネットワークは、AMF(すなわち、好ましいPLMN/アクセス技術の組み合わせのリスト、または、UEに格納された「アクセス技術を用いたオペレータ制御PLMNセレクタ」リストの変更が必要ではないことを示すHPLMN表示)を介して、UEへローミングのステアリング情報を提供し得る。ホーム・ネットワークは、UEがその情報の受信を認めるものを送信するための表示を含み得る。AMFとUEとの間でその情報がどのように管理されるかを含むローミングのステアリング情報に関する詳細は、TS 23.122[22]に定義されている。
【0232】
AMFは、TS 23.501[2]の5.3.2.3節で定義されているようにアクセスタイプおよびRATタイプを決定する。
【0233】
4.2.2.2.2 一般登録
図4.2.2.2.2-1:登録手順(本願の
図11を参照されたい)
1.UEから(R)AN:ANメッセージ(ANパラメータ、登録要求(登録種目、SUCIまたは5G-GUTIまたはPEI、[最終訪問TAI(利用可能な場合)]、セキュリティパラメータ、[要求されたNSSAI]、[要求されたNSSAIのマッピング]、[デフォルト構成されたNSSAI表示]、[UE無線機能更新]、[UE MMコアネットワーク機能]、[PDUセッションステータス]、[アクティブ化されるPDUセッションのリスト]、[フォロー・オン要求]、[MICOモード優先度]、[要求されたアクティブ時間]、[E-UTRAおよびNRの要求されたDRXパラメータ]、[NB-IoTの要求されたDRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[LADN DNNまたはLADN情報要求のインジケータ]、[NASメッセージコンテナ]、[拡張カバレッジの使用制限のサポート]、[好ましいネットワーク挙動]、[UEページング確率情報]、[UEポリシーコンテナ(PSIのリスト、ANDSPおよびオペレーティングシステム識別子のUEサポートの表示)]および[UE無線機能ID]、PEI.PEI-SUPI関連付け変更インジケータ)。
【0234】
注1:UEポリシーコンテナおよびその使用法は、TS 23.503[20]で定義されている。
【0235】
NG-RANの場合、ANパラメータは、例えば、5G-S-TMSIまたはGUAMI、選択されたPLMN ID(またはPLMN IDおよびNID、TS 23.501[2]、5.30節参照)、およびNSSAI情報を含み、ANパラメータは確立原因も含む。確立原因は、RRC接続の確立を要求する理由を提供する。UEがANパラメータの一部としてNSSAI情報を含むかどうか、およびどのように含むかは、TS 23.501[2]の5.15.9節で指定されているように、アクセス層接続確立NSSAI包含モードパラメータの値に依存する。
【0236】
UEが5GSにアクセスするIABノードである場合、ANパラメータはまた、IAB表示を含むものとする。
【0237】
登録種目は、UEが初期登録(すなわち、UEはRM-DEREGISTERED状態にある)、モビリティ登録更新(すなわち、UEはRM-REGISTERED状態にあり、モビリティに起因して、またはUEがその能力もしくはプロトコルパラメータを更新する必要があるために、またはUEが使用を許可されているネットワークスライスのセットの変更を要求するために登録手順を開始する)、周期的登録更新(すなわち、UEは、RM-REGISTERED状態にあり、定期登録更新タイマの満了に起因して登録手順を開始する、4.2.2.2.1節を参照されたい)、または緊急登録(すなわち、UEは、制限されたサービス状態にある)を実行することを望むかどうかを示す。
【0238】
UEがE-UTRAを使用しているとき、UEは、登録要求に関連付けられたRRC接続確立シグナリングにおいて、AMFの選択に関連するCIoT 5GS最適化のサポートを示す。
【0239】
UEが初期登録を実行している場合、UEは、以下のように、登録要求メッセージにおけるUE識別情報を示すものとする。PLMNへの登録の場合に優先度が高いものから順に列挙されている。
i)UEが有効なEPS GUTIを有する場合、EPS GUTIからマッピングされた5G-GUTI。
ii)利用可能であれば、UEが登録しようとしているPLMNによって割り当てられたネイティブ5G-GUTI;
iii)利用可能であれば、等価PLMNによって、UEが登録しようとしているPLMNに割り当てられたネイティブ5G-GUTI;
iv)利用可能であれば、任意の他のPLMNによって割り当てられたネイティブ5G-GUTI。
注2:これは、別のアクセスタイプを介して割り当てられた5G-GUTIであってもよい。
v)そうでない場合、UEは、TS 33.501[15]で定義されているように、そのSUCIを登録要求に含めるものとする。
【0240】
初期登録を実行するUEが有効なEPS GUTIとネイティブ5G-GUTIの両方を有する場合、UEはまた、ネイティブ5G-GUTIを追加GUTIとして示すものとする。2つ以上のネイティブ5G-GUTIが利用可能である場合、UEは、上記リストの項目(ii)~(iv)の中で優先度の高い順に5G-GUTIを選択するものとする。
【0241】
UE識別情報として5G-GUTIのSNPNに登録するとき、UEは、同じSNPNによって以前に割り当てられた5G-GUTIのみを使用するものとする。
【0242】
UEが初期NASメッセージとして登録要求メッセージを送信しており、UEが有効な5G NASセキュリティコンテキストを有し、UEが非平文IEを送信する必要がある場合、NASメッセージコンテナが含まれるものとする。TS 24.501[25]の4.4.6節を参照されたい。UEが平文でないIEを送信する必要がない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含めずに登録要求メッセージを送信するものとする。
【0243】
UEが有効な5G NASセキュリティコンテキストを有していない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含まずに登録要求メッセージを送信するものとする。UEは、ステップ9bにおいてセキュリティモードコンプリートメッセージの一部として送信されるNASメッセージコンテナに登録要求メッセージ(すなわち、平文IEおよび非平文IEを含む)全体を含めるものとする。
【0244】
UEがネイティブ5G-GUTIで初期登録(すなわち、UEはRM-DEREGISTERED状態にある)を実行している場合、UEはANパラメータで関連するGUAMI情報を示すものとする。UEがそのSUCIで初期登録を実行しているとき、UEはANパラメータにいかなるGUAMI情報も示さないものとする。
【0245】
UEが初期登録またはモビリティ登録を実行しており、CIoT 5GS最適化がサポートされている場合、UEはその好ましいネットワーク挙動を示すものとする(TS 23.501[2]の5.31.2節を参照)。S1モードがサポートされている場合、UEのEPCの好ましいネットワーク挙動が登録要求メッセージのS1 UEネットワーク機能に含まれる。TS 24.501[25]の8.2.6.1節を参照されたい。
【0246】
緊急登録の場合、UEが利用可能な有効な5G-GUTIを有していない場合、SUCIが含まれるものとする。PEIは、UEがSUPIおよび有効な5G-GUTIを有さない場合に含まれるものとする。他の場合では、5G-GUTIが含まれ、それは最後のサービングAMFを示す。
【0247】
UEは、TS 23.501[2]節5.16.3.7で定義されているようなその構成に基づいてUEの使用設定を提供することができる。UEは、TS 23.501[2]の5.15.5.2.1節に記載されているように、要求されたNSSAIを提供し、初期登録またはモビリティ登録更新の場合、UEは、要求されたNSSAIのマッピング(利用可能な場合)を含み、それは、要求されたNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングであり、要求されたNSSAI内のS-NSSAIがサブスクライブされたS-NSSAIに基づいて許可されているかどうかをネットワークが検証できることを保証する。PLMN間モビリティの場合、確立されたPDUセッションに対応するサービングPLMN S-NSSAIがUEに存在しない場合、確立されたPDU セッションに関連付けられた、関連付けられたHPLMN S-NSSAIは、TS 23.501[2]の5.15.5.2.1節に記載されているように、要求されたNSSAIのマッピングに提供されるものとする。
【0248】
UEがTS 23.501[2]で定義されているように、デフォルト構成されたNSSAIを使用している場合、UEはデフォルト構成されたNSSAI表示を含む。
【0249】
UEは、AMFからのWUS支援情報の割り当てをサポートする場合、UEページング確率情報を含み得る(TS 23.501[2]参照)。
【0250】
モビリティ登録更新の場合、UEは、PDUセッションのリストに、アクティブ化されるPDUセッションを含め、それに関して保留中のアップリンクデータがある。UEがアクティブ化されるPDUセッションのリストを含むとき、UEは、登録要求が関連するアクセスにのみ関連付けられたPDUセッションを示すものとする。TS 24.501[25]で定義されているように、UEは、それらのPDUセッションの保留中のアップリンクデータがない場合でも、ネットワークによって受け入れられる常時オンのPDUセッションを、アクティブ化されるPDUセッションのリストに含めるものとする。
【0251】
注3:UEがLADNの可用性の領域外にある場合、LADNに対応するPDUセッションは、アクティブ化されるPDUセッションのリストに含まれない。
【0252】
UE MMコアネットワーク機能は、UEによって提供され、TS 23.501[2]の5.4.4a節で定義されているように、AMFによって処理される。UEは、UE MMコアネットワーク機能に、TS 23.501[2]の5.17.2.3.1節で定義されているアタッチ手順中に、PDN接続要求の要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をサポートするかどうかの表示を含める。UEが「厳密周期登録タイマ表示」をサポートする場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「厳密周期登録タイマ表示」の機能を示す。UEがCAGをサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「CAGサポートを受けている」という機能を示す。
【0253】
UEは、TS 23.501[2]の5.6.5節に記載されているように、LADN DNNまたはLADN情報を要求する表示のいずれかを提供することができる。
【0254】
利用可能な場合、AMFがUEの登録エリアを作成するのを助けるために、最終訪問TAIが含まれるものとする。
【0255】
セキュリティパラメータは、認証および完全性保護に使用される。TS 33.501[15]参照。要求されたNSSAIは、(TS 23.501[2]の5.15節で定義されているような)ネットワークスライス選択支援情報を示す。PDUセッションのステータスは、UEにおいて以前に確立されたPDUセッションを示す。UEが3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスを介して異なるPLMNに属する2つのAMFに接続されている場合、PDUセッションのステータスは、UEにおける現在のPLMNの確立されたPDUセッションを示す。
【0256】
フォロー・オン要求は、UEがペンディングのアップリンク・シグナリングを有し、UEがアクティブ化されるPDUセッションのリストを含まないか、または登録種目が、UEが緊急登録を実行したいことを示す場合に含まれる。初期登録およびモビリティ登録更新において、UEは、TS 23.501[2]の5.4.5節で定義されているように、UE要求DRXパラメータを提供する。UEは、拡張アイドルモードDRXを要求するために、TS 23.501[2]の5.31.7.2節で定義されている拡張アイドルモードDRXのパラメータを提供することができる。
【0257】
UEは、TS 23.501[2]に記載されているように、UE無線機能更新表示を提供する。
【0258】
UEがアクティブ時間のあるMICOモードを使用することを望む場合、UEは、MICOモード優先度と、必要に応じて要求アクティブ時間値とを含む。
【0259】
UEは、UE MMコアネットワーク機能においてそのサービス・ギャップ制御機能を示すことができる。TS 23.501[2]の5.31.16節を参照されたい。
【0260】
UEにおいてサービス・ギャップ・タイマが実行されているUEの場合、UEは、緊急サービスまたは例外報告のような規制優先サービスのためのネットワークアクセスを除いて、登録要求メッセージにおいてフォロー・オン要求表示またはアップリンク・データ・ステータスを設定しないものとする(TS 23.501[2]の5.31.16節を参照)。
【0261】
UEがRACSをサポートし、UE無線機能IDを割り当てられている場合、UEは、非平文IEとして、TS 23.501[2]の5.4.4.1a節で定義されているUE無線機能IDを示すものとする。
【0262】
PEIは、4.2.2.2.1節に記載されているように、UEから初期登録で取得され得る。
【0263】
2.5G-S-TMSIまたはGUAMIが含まれていない場合、または5G-S-TMSIまたはGUAMIが有効なAMFを示さない場合、(R)ANは、(R)ATおよび要求されたNSSAIに基づいて、利用可能であれば、AMFを選択する。
【0264】
(R)ANは、TS 23.501[2]の6.3.5節に記載されているようにAMFを選択する。UEがCM-CONNECTED状態にある場合、(R)ANは、UEのN2接続に基づいて登録要求メッセージをAMFに転送することができる。
【0265】
(R)ANは、適切なAMFを選択できない場合、(R)ANにおいてAMF選択を実行するように構成されたAMFに登録要求を転送する。
【0266】
3.(R)ANから新規AMFへ:N2メッセージ(N2パラメータ、登録要求(ステップ1で説明)および[LTE-M表示]。
【0267】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータは、選択されたPLMN ID(またはPLMN IDおよびNID、TS 23.501[2]、5.30節を参照)、UEがキャンプしているセルに関連する位置情報およびセル識別情報、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANでセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求を含む。
【0268】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータは、ステップ1で表示がANパラメータで受信された場合の確立原因およびIAB表示も含むものとする。
【0269】
要求されたNSSAIのマッピングは、利用可能な場合にのみ提供される。
【0270】
UEによって示される登録タイプが周期的登録更新である場合、ステップ4から19は省略されてもよい。
【0271】
確立原因が優先サービス(例えば、MPS、MCS)に関連付けられている場合、AMFは、優先度情報を示すためにメッセージの優先度ヘッダを含む。他のNFは、TS 29.500[17]で指定されているように、サービスベースのインターフェースにメッセージの優先度ヘッダを含めることによって優先度情報を中継する。
【0272】
UEが使用しているRATタイプが決定され(4.2.2.2.1節参照)、それに基づいて、AMFが、UEがNB-IoTへの、またはNB-IoTからのRAT間モビリティを実行しているかどうかを判定する。AMFがLTE M表示を受信した場合、RATタイプはLTE-Mであると見なされ、UEコンテキストにLTE-M表示を格納する。
【0273】
UEが好ましいネットワーク挙動を含む場合、これは、UEがサポートするネットワーク挙動を定義し、TS 23.501[2]の5.31.2節で定義されているようにネットワークで利用可能になることを期待している。
【0274】
UEが好ましいネットワーク挙動を含んでおり、UEが好ましいネットワーク挙動においてサポートすることを示したものがネットワークサポートと互換性がない場合、AMFは適切な原因値(例えば、そのPLMNでの再試行を回避するもの)で登録要求を拒否するものとする。
【0275】
UEのAMF内のUEコンテキストでサービス・ギャップ・タイマが実行されており、登録要求メッセージにフォロー・オン要求表示またはアップリンク・データ・ステータスが含まれている場合、AMFは、フォロー・オン要求表示およびアップリンク・データ・ステータスを無視するものとし、ステータスに関連するアクションのいずれも実行しない。
【0276】
UEがステップ1でUE無線機能IDを含み、AMFがRACSをサポートする場合、AMFはUEコンテキストに無線機能IDを格納する。
【0277】
NR衛星アクセスの場合、AMFが、gNBから受信した選択されたPLMN IDおよびULI(セルIDを含む)に基づいて、UEが現在のUE位置特定で動作することが許可されていないPLMNに登録しようとしていると判定できる場合、AMFは、適切な原因値、およびAMFで知られている場合にはUEの位置の国を示す登録要求を拒否すべきである。そうではなく、例えば、AMFが最終決定を下すのに十分な精度でUE位置特定を認識していない場合、AMFは登録手順に進み、TS 23.273[51]の6.10.1節で指定されているように、UE位置特定手順を開始し、LMFから受信した情報が、UEがUE位置特定で動作することを許可されていないPLMNに登録されていることを証明した場合、UEの登録解除を準備することができる。
【0278】
注4:位置特定情報は、AMFがすべての場合にUEが位置する国を判定するのに十分に正確であると保証することはできない。
【0279】
注5:いくつかの国は複数のMCCを使用し、901などのいくつかのMCCは複数の国で許可され得るため、UEは、UEに返されたものとは異なるMCCでPLMNに登録することができる。
【0280】
UEが位置特定される国に関する登録拒否を受信すると、UEは、TS 23.122[22]に規定されているように、UE位置特定において動作することを許可されているPLMNへの登録を試みるものとする。
【0281】
4.[条件付き]新規AMFから旧AMF:Namf_Communication_UEContextTransfer(登録要求完了)、または新規AMFからUDSF:Nudsf_Unstructured Data Management_Query()。
【0282】
(UDSF展開の場合):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれ、最後の登録手順からサービングAMFが変更され、新規AMFと旧AMFが同じAMFセットにあり、UDSFが展開されている場合、新規AMFは、Nudsf_UnstructuredDataManagement_Queryサービスオペレーションを使用してUDSFから、格納されたUEのSUPIおよびUEコンテキストを直接取得するか、またはUDSFが展開されていない場合に実装固有の手段を介して格納されたUEコンテキストを共有することができる。これは、所与のUEに対する各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報も含む。この場合、新規AMFは、整合性が保護された完全な登録要求NASメッセージを使用して、整合性の保護を実行および検証する。
【0283】
(UDSF展開なし):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれ、最後の登録手順以降にサービングAMFが変更された場合、新規AMFは、完全性保護され得る完全な登録要求NASメッセージ、ならびにアクセスタイプを含む旧AMFのNamf_Communication_UEContextTransferサービス動作を呼び出して、UEのSUPIおよびUEコンテキストを要求することができる。このサービスの動作の詳細については、5.2.2.2.2節を参照されたい。この場合、旧AMFは、コンテキスト転送サービス動作呼び出しが要求されたUEに対応する場合、整合性の保護を検証するために、5G-GUTIおよび整合性の保護された完全な登録要求NASメッセージ、またはSUPIおよびUEが新規AMFから検証されたという表示のいずれかを使用する。旧AMFはまた、UEのために、各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を新規AMFに転送する。旧AMFが(H-)SMFに非ゼロのMO例外データカウンタをまだ報告していない場合、コンテキスト応答はMO例外データカウンタも含む。
【0284】
旧AMFが別のアクセスタイプ(このステップで示されたアクセスタイプとは異なる)のPDUセッションを有し、旧AMFがN2インターフェースを新規AMFに再配置する可能性がないと判定した場合、旧AMFはUEのSUPIを返し、整合性の保護のために登録要求が検証されたことを示すが、UEコンテキストの残りを含まない。
【0285】
PLMN間モビリティの場合、UEコンテキスト情報は、旧PLMNの許可されたNSSAIなしで、各アクセスタイプの許可されたNSSAIに対応するHPLMN S-NSSAIを含む。
【0286】
注6:新規AMFは、新規AMFが旧AMFにおける以前の完全性チェック失敗後にUE認証に成功した場合、ステップ9aに従ってUEが検証されたという表示を設定する。
【0287】
注7:UEが新規AMFに成功裏に登録された後、NFコンシューマは、新規AMFでイベントに再度サブスクライブする必要はない。
【0288】
ハンドオーバ手順中に新規AMFが旧AMFからUEコンテキストを既に受信している場合、ステップ4、5、および10はスキップされるものとする。
【0289】
緊急登録の場合、UEがAMFに知られていない5G-GUTIで自身を識別する場合、ステップ4および5はスキップされ、AMFはUEにSUPIを直ちに要求する。UEがそれ自体をPEIで識別する場合、SUPI要求はスキップされるものとする。ユーザ識別情報なしで緊急登録を許可することは、現地の規制に依存する。
【0290】
5.[条件付き]旧AMFから新規AMF:Namf_Communication_UEContextTransferに対する応答(SUPI、AMFにおけるUEコンテキスト(表5.2.2.2.2-1による))またはUDSFから新規AMF:Nudsf_Unstructured Data Management_Query()。旧AMFは、UEコンテキストのための実装固有(ガード)タイマを開始することができる。
【0291】
UDSFがステップ4で照会された場合、UDSFは、確立されたPDUセッションを含む関連するコンテキストでNudsf_Unstructured Data Management_Query呼び出しのために新規AMFに応答し、旧AMFは、SMF情報DNN、S-NSSAI、およびPDUセッションID、N3IWF/TNGF/W-AGFへのアクティブNGAP UE-TNLAバインディングを含み、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含む。旧AMFがステップ4で照会された場合、旧AMFは、UEのSUPIおよびUEコンテキストを含めることによって、Namf_Communication_UEContextTransfer呼び出しに対して新規AMFに応答する。
【0292】
旧AMFが確立されたPDUセッションに関する情報を保持し、それが初期登録ではない場合、旧AMFは、SMF情報、DNN、S-NSSAI、およびPDUセッションIDを含む。
【0293】
旧AMFがN3IWF、W-AGF、またはTNGFを介して確立されたUEコンテキストを保持する場合、旧AMFは、N3IWF、W-AGF、またはTNGFを介したCM状態を含む。UEがN3IWF、W-AGF、またはTNGFを介してCM-CONNECTED状態にある場合、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含む。
【0294】
旧AMFが登録要求NASメッセージの整合性チェックに失敗した場合、旧AMFは整合性チェックの失敗を示すものとする。新規AMFが未認証UEのための緊急サービスを許可するように構成されている場合、新規AMFは以下のように動作する。
-UEが緊急PDUセッションのみを有する場合、AMFは、認証およびセキュリティ手順をスキップするか、または認証が失敗し得ることを受け入れ、モビリティ登録更新手順を続行する。または
-UEが緊急PDUセッションと非緊急PDUセッションの両方を有し、認証が失敗した場合、AMFは、モビリティ登録更新手順を継続し、4.3.4.2節で指定されているようにすべての非緊急PDUセッションを非アクティブ化する。
【0295】
注8:新規AMFは、DNNが緊急DNNと一致するかどうかをチェックすることによって、PDUセッションが緊急サービスに使用されるかどうかを判定することができる。
【0296】
旧AMFがAMポリシー関連付けに関する情報およびUEポリシー関連付けに関する情報(すなわち、TS 23.503[20]で定義されているようなUEポリシーを更新するためのポリシー制御要求トリガ)を保持している場合、旧AMFは、AMポリシー関連付け、UEポリシー関連付け、およびPCF IDに関する情報を含む。ローミングケースには、V-PCF IDとH-PCF IDが含まれる。
【0297】
旧AMFがUE関連のNWDAFサービスのコンシューマであった場合、旧AMFは、アクティブ分析サブスクリプションに関する情報、すなわちNWDAF識別子(すなわち、インスタンスIDまたはセットID)、および関連する分析固有データ(すなわち、分析者ID、分析者フィルタ情報、分析者報告のターゲット、分析者報告情報)をNamf_Communication_UEContextTransfer応答に含む。
【0298】
編集者による注記:旧AMFがアナリティクス・サブスクリプションバインディングの詳細を含むか否か、および新規AMFがそれをどのように使用するかはFFSである。
【0299】
編集者の注記:新規AMFが、旧AMFから受信したNWDAF IDまたは新しいNWDAF IDを使用して新しい分析サブスクリプションを開始するかどうかおよびその方法、ならびに新規AMFがNWDAFのサービスエリア内にない場合のメカニズムはFFSである。
【0300】
PLMN間移動中、新規AMFにおけるUE無線機能IDの処理は、TS 23.501[2]で定義されている通りである。
【0301】
注9:新規AMFがコンテキスト検索にUDSFを使用する場合、同時に旧AMFでUEがシグナリングすることによる、旧AMF、新規AMF、およびUDSFの間の相互作用が実装上の問題である。
【0302】
6.[条件付き]新規AMFからUE:Identity Request()。
【0303】
SUCIがUEによって提供されず、旧AMFから取得されない場合、アイデンティティの要求手順は、AMFがアイデンティティの要求メッセージを、SUCIを要求するUEに送信することによって、開始される。
【0304】
7.[条件付き]UEから新規AMF:Identity Response()。
【0305】
UEは、SUCIを含むアイデンティティの応答メッセージで応答する。UEは、TS 33.501[15]で指定されているように、HPLMNのプロビジョニングされた公開鍵を使用してSUCIを導出する。
【0306】
8.AMFは、AUSFを呼び出すことによってUE認証を開始することを決定することができる。その場合、AMFは、TS 23.501[2]の6.3.4節に記載されているように、SUPIまたはSUCIに基づいてAUSFを選択する。
【0307】
AMFが認証されていないSUPIの緊急登録をサポートするように構成され、UEが登録タイプ緊急登録を示した場合、AMFは認証をスキップするか、またはAMFは認証が失敗する可能性があることを受け入れ、登録手順を続行する。
【0308】
9a.認証が必要な場合、AMFはそれをAUSFに要求する。UEに関するトレース要件がAMFで利用可能である場合、AMFはその要求でAUSFにトレース要件を提供する。AMFからの要求に応じて、AUSFはUEの認証を実行するものとする。認証は、TS 33.501[15]に記載されているように行われる。AUSFは、TS 23.501[2]の6.3.8節に記載されているようにUDMを選択し、UDMから認証データを取得する。
【0309】
UEが認証されると、AUSFは関連するセキュリティ関連情報をAMFに提供する。AMFがAUSFにSUCIを提供した場合、AUSFは、認証が成功した後にのみSUPIをAMFに返すものとする。
【0310】
ステップ5で旧AMFにおける完全性チェックの失敗によってトリガされる新規AMFにおける認証の成功後、新規AMFは上記のステップ4を再び呼び出し、UEが検証されたことを示す(すなわち、5.2.2.2.2節で指定されている理由パラメータを介して)。
【0311】
9b NASセキュリティコンテキストが存在しない場合、NASセキュリティ開始は、TS 33.501[15]に記載されているように実行される。ステップ1でUEがNASセキュリティコンテキストを有していなかった場合、UEは、TS 24.501[25]で定義されているように完全な登録要求メッセージを含む。
【0312】
AMFは、初期AMFがAMFを指す、4.2.2.2.3節に記載されているように登録要求が再ルーティングされる必要があるかどうかを決定する。
【0313】
9c.5G-ANがUEコンテキストを要求していた場合、AMFは、TS 38.413[10]で指定されたセキュリティコンテキストを5G-ANに提供するためにNGAP手順を開始する。また、EPSフォールバックがサポートされているとAMFが判断した場合(例えば、TS 23.501[2]の5.17.2.3.1節で定義されているアタッチ手順中にPDN接続要求のための要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をサポートするUE機能に基づく、サブスクリプションデータおよびローカルポリシー)、AMFは、TS 38.413[10]で指定されているように、5G-ANに向けて表示「ボイスのEPSフォールバックのためのリダイレクトが可能である」を送信するものとする。そうでない場合、AMFは「ボイスのEPSフォールバックのためのリダイレクトは不可能である」を示す。さらに、UEに関するトレース要件がAMFで利用可能である場合、AMFは、NGAP手順でトレース要件を5G-ANに提供する。
【0314】
9d.5G-ANは、AMFに、セキュリティコンテキストと承認を格納する。5G-ANは、TS 33.501[15]に記載されているように、UEと交換されるメッセージを保護するためにセキュリティコンテキストを使用する。
【0315】
10.[条件付き]新規AMFから旧AMF:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(スライスがサポートされていないため解放されるPDUセッションID)。
【0316】
AMFが変更された場合、新規AMFは、Namf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出すことによって新規AMFへのUEの登録が完了したことを旧AMFに通知する。
【0317】
認証/セキュリティ手順が失敗した場合、登録は拒否されるものとし、新規AMFは、旧AMFに対する拒否表示と共に、Namf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。旧AMFは、あたかもUEコンテキスト転送サービス動作が受信されなかったかのように継続する。
【0318】
旧登録エリアで使用されるS-NSSAIの1つまたは複数がターゲット登録エリアでサービスできない場合、新規AMFは、どのPDUセッションが新しい登録エリアでサポートできないかを判定する。新規AMFは、旧AMFに対する拒否されたPDUセッションIDを含むNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。次いで、新規AMFは、それに応じてPDUセッションステータスを変更する。旧AMFは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出すことによって、UEのSMコンテキストをローカルに解放するように対応するSMFに通知する。
【0319】
ステップ2でUEコンテキスト内で受信された新規AMFがAMポリシー関連付けおよびUEポリシー関連付けに関する情報を転送し、ローカルポリシーに基づいて、AMポリシー関連付けおよびUEポリシー関連付けのPCF IDによって識別されるPCFを使用しないことを決定した場合、UEコンテキスト内のAMポリシー関連付けおよびUEポリシー関連付けがもはや使用されていないことを旧AMFに通知し、次いで、ステップ15でPCF選択が実行される。
【0320】
旧AMFがUE関連分析NWDAFサービスを使用した場合、TS 23.288[50]に従って、今やUEのNWDAFサービスをサブスクライブ解除することができる。
【0321】
11.[条件付き]新規AMFからUE:Identity Request/Response(PEI)。
【0322】
PEIがUEによって提供されず、旧AMFから検索されなかった場合、アイデンティティの要求手順は、AMFによって開始され、PEIを検索するためにアイデンティティの要求メッセージをUEに送信する。PEIは、UEが緊急登録を実行し、認証できないのでなければ、暗号化されて転送されるものとする。
【0323】
緊急登録の場合、UEは、登録要求にPEIを含めていてもよい。そうである場合、PEI検索はスキップされる。
【0324】
UEがUE MMコアネットワーク機能に示されているようにRACSをサポートしている場合、AMFは、RACS動作の目的でIMEI/TACを取得するためにUEのPEIを使用するものとする。
【0325】
12.任意選択で、新規AMFは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getサービス動作を呼び出すことによってME識別情報チェックを開始する(5.2.4.2.2節を参照)。
【0326】
PEIチェックは、4.7節に記載されているように実行される。
【0327】
緊急登録の場合、PEIがブロックされている場合、オペレータポリシーは、緊急登録手順が継続されているか停止されているかを判定する。
【0328】
13.ステップ14が実行されるべきである場合、新規AMFは、SUPIに基づいてUDMを選択し、次いでUDMはUDRインスタンスを選択することができる。TS 23.501[2]の6.3.9節を参照されたい。
【0329】
AMFは、TS 23.501[2]の6.3.8節に記載されているようにUDMを選択する。
【0330】
14a~c.最後の登録手順後にAMFが変更された場合、またはUEがAMF内の有効なコンテキストを参照しないSUPIを提供した場合、またはUEが非3GPPアクセスに既に登録している同じAMFに登録した場合(すなわち、UEは非3GPPアクセスを介して登録され、3GPPアクセスを追加するためにこの登録手順を開始する)、新規AMFは、登録されるアクセスに対してNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録する(およびUDMがこのAMFを登録解除したときに通知されるようにサブスクライブする)。AMFは、Nudm_UECM_RegistrationにSUPI-PEI関連付け変更インジケータを含む。この場合、AMFがこのUEのイベント公開サブスクリプション情報を有していない場合、AMFはそれをUDMに示す。次いで、UDMが、このUEのために、またはこのUEが属するグループのいずれかのためにAMFで検出されたイベントについて(場合によってはUDRから検索された)既存の適用可能なイベント公開サブスクリプションを有する場合、UDMは、イベント公開サブスクリプションを再作成するためにNamf_EventExposure_Subscribeサービスを呼び出す。SUPI-PEI関連付け変更インジケータを受信すると、UDMは、Nudm_UECM_Registration応答メッセージでSUPIのサブスクリプション情報(例えば、CAG情報)を提供することができる。
【0331】
AMFは、「IMSボイスオーバーPSセッションの均一なサポート」表示(TS 23.501[2]の5.16.3.3節を参照)をUDMに提供する。「IMSボイスオーバーPSセッションの均一なサポート」表示は、AMFがTS 23.501[2]の5.16.3.2節に規定されている「IMSボイスオーバーPSセッション」のサポートの評価を完了していない限り、含まれないものとする。
【0332】
初期登録中、AMFおよびUEがNG-RANからUTRANへのSRVCCをサポートする場合、AMFはUDMにUE SRVCC機能を提供する。
【0333】
UE SRVCC機能のみが変化したとAMFが判定した場合、AMFはUE SRVCC機能をUDMに送信する。
【0334】
注10:このステップでは、AMFが、このUEのIMSボイスオーバーPSセッションサポート表示の設定を決定するのに必要なすべての情報を有していない可能性がある(TS 23.501[2]の5.16.3.2節を参照)。したがって、AMFは、この手順の後半で「IMSボイスオーバーPSセッションの均一なサポート」を送信することができる。
【0335】
AMFがUEの加入データを有しない場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセスおよびモビリティ加入データ、SMF選択加入データ、SMFデータ内のUEコンテキスト、およびLCSモバイル発信を取得する。AMFがUEの加入データを既に有しているが、UEコンテキストのSoR更新インジケータが、AMFがNAS登録タイプ(「初期登録」または「緊急登録」)に応じてSoR情報を取得することを必要とする場合(TS 23.122[22]の付属書Cを参照)、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用してローミングのステアリング情報を取得する。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取得できることを必要とする。成功した応答が受信された後、AMFは、要求されたデータが修正されたときにNudm_SDM_Subscribeを使用して通知されるようにサブスクライブし、UDMはNudr_DM_SubscribeによってUDRにサブスクライブすることができる。GPSIがUE加入データで利用可能である場合、GPSIはUDMからのアクセスおよびモビリティ加入データにおいて、AMFに提供される。UDMは、ネットワークスライシングのための加入データがUEのために更新されることを示す表示を提供し得る。UEがサービングPLMNでMPSに加入している場合、「MPS優先度」がAMFに提供されるアクセスおよびモビリティ加入データに含まれる。UEがサービングPLMN内のMCXに加入している場合、「MCX優先度」がAMFに提供されるアクセスおよびモビリティ加入データに含まれる。UDMはまた、アクセスおよびモビリティ加入データの一部としてIAB動作許可表示をAMFに提供する。AMFは、NG-RANにおけるUEコンテキストのセットアップ、または初期セットアップがステップ9cにある場合、IABノードが許可されているという表示を含む、NG-RANにおけるUEコンテキストの変更をトリガするものとする。AMFがPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、AMFは、Nudm_SDM_GetメッセージにPEI-SUPI関連付け変更インジケータを含めてUDMにそれを送信することができる。UDMがNudm_UECM_RegistrationメッセージまたはNudm_SDM_GETメッセージのいずれかでPEI-SUPI関連付け変更インジケータを受信すると、UDMはUEサブスクリプション情報(例えば、CAG情報)AMFを含む。
【0336】
新規AMFは、UEにサービスを提供するアクセスタイプをUDMに提供し、アクセスタイプは「3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連するアクセスタイプをサービングAMFと共に格納し、もしあれば他方のアクセスタイプに関連付けられたAMF識別情報を削除しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録時に提供される情報をUDRに格納することができる。
【0337】
UEがアクセスに対して旧AMFに登録され、旧AMFと新規AMFが同じPLMN内にある場合、新規AMFは、旧AMFのリロケーションが成功して完了した後に、旧AMFで使用されるアクセスに設定されたアクセスタイプでUDMを更新するために、別個の/独立したNudm_UECM_Registrationを送信する。
新規AMFは、UDMからアクセスおよびモビリティ加入データを取得した後にUEのためのUEコンテキストを作成する。アクセスおよびモビリティ加入データは、UEがクリアなテキストで3GPPアクセスRRC接続確立にNSSAIを含めることを許可されているかどうかを含む。アクセスおよびモビリティ加入データは、拡張カバレッジ制限情報を含み得る。ステップ1でUDMおよびUEから受信したが、拡張カバレッジの使用制限のサポートを含んでいた場合、AMFは、TS 23.501[2]の5.31.12節で指定されているように、UEに対して拡張カバレッジが制限されているか否かを判定し、更新された拡張カバレッジ制限情報をUEコンテキストに格納する。
【0338】
アクセスおよびモビリティ加入データは、NB-IoT UE優先度を含み得る。
【0339】
加入データは、サービス・ギャップ・タイム・パラメータを含み得る。UDMから受信された場合、AMFは、このサービス・ギャップ・タイムをUEのためのAMF内のUEコンテキストに格納する。
【0340】
UEが認証に成功しなかった緊急登録の場合、AMFはUDMに登録しないものとする。
【0341】
AMFは、TS 23.501[2]の5.3.4.1.1節で指定されているモビリティ制限を実施する。緊急登録の場合、AMFは、モビリティ制限、アクセス制限、地域制限または加入制限を確認しないものとする。緊急登録の場合、AMFは、UDMからの登録応答のいずれかの失敗を無視し、登録手順を続行するものとする。
【0342】
注11:対応する特徴がAMFとUDMの両方によってサポートされている場合、AMFは、Nudm_SDM_Getサービス動作の代わりに、即時報告表示と共にNudm_SDM_Subscribeサービス動作を使用して、UDMをトリガして、サブスクライブされたデータを直ちに返すことができる。
【0343】
14d.UDMが、ステップ14aに示されたように、関連するアクセスタイプ(例えば3GPP)をサービングAMFと共に格納すると、同じ(例えば3GPP)アクセスに対応する旧AMFが存在する場合、それはUDMにNudm_UECM_DeregistrationNotification(5.2.3.2.2節を参照)を開始させる。ステップ5で開始されたタイマが実行中でない場合、旧AMFは同じアクセスタイプのUEコンテキストを削除することができる。そうでない場合、AMFは、タイマが満了したときに同じアクセスタイプのUEコンテキストを削除することができる。UDMによって示されたサービングNF除去理由が初期登録である場合、4.2.2.3.2節に記載されているように、旧AMFは、UEのすべての関連付けられたSMFに対するNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext(SM Context ID)サービス動作を呼び出して、UEが同じアクセスタイプについて旧AMFから登録解除されたことを通知する。SMFは、この通知を取得するとPDUセッションを解放するものとする。
【0344】
旧AMFがPCFとAMポリシー関連付けおよびUEポリシー関連付けを確立し、旧AMFがPCF IDを新規AMFに転送しなかった場合(例えば、新規AMFは異なるPLMNにある)、旧AMFは、4.16.3.2節で定義されたAMF開始ポリシー関連付け終了手順を実行し、4.16.13.1節で定義されたAMF開始UEポリシー関連付け終了手順を実行する。加えて、旧AMFがUEコンテキストのPCF IDを転送したが、ステップ10でUEコンテキスト内のAMポリシー関連付け情報およびUEポリシー関連付け情報が使用されないことを新規AMFが通知した場合、旧AMFは、4.16.3.2節で定義されているようにAMF開始のポリシー関連付け終了手順を実行し、4.16.13.1節で定義されているようにAMF開始のUEポリシー関連付け終了手順を実行する。
【0345】
旧AMFがそのUE向けのN2接続を有する場合(例えば、UEはRRC非アクティブ状態にあったが、現在E-UTRANに移動しているか、または旧AMFによってサービスされていないエリアに移動しているため)、旧AMFは、UEが既にNG-RANのRRC接続をローカルに解放したことを示す原因値を用いてAN解放(4.2.6節参照)を実行するものとする。
【0346】
登録手順の最後に、AMFがステップ14aでイベント公開サブスクリプションの利用不可能性を示さない場合、AMFはUDMとのイベント公開サブスクリプションの同期を開始することができる。
【0347】
注12:AMFは、イベントが任意の所与の時間にローカルポリシーに基づいてUEコンテキスト(例えば、旧AMFから受信した場合)で利用可能であっても、UDMとの同期を開始することができる。これは、サブスクリプション変更関連イベント中に行うことができる。
【0348】
14e.[条件付き]旧AMFが別のアクセスタイプ(すなわち、非3GPPアクセス)のUEコンテキストを有していない場合、旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMでサブスクライブ解除する。
【0349】
15.AMFがPCF通信を開始することを決定した場合、AMFは以下のように動作する。
【0350】
新規AMFがステップ5で旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFを使用することを決定した場合、AMFはポリシーを取得するために(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFに接触する。AMFがPCF発見および選択を実行することを決定し、AMFが(V)-PCFを選択する場合、TS 23.501[2]の6.3.7.1節に記載されているように、および4.3.2.2.3.3節に記載されているV-NRFからH-NRFへの相互作用に従って、(ローミングシナリオ用の)H-PCFを選択することができる。
【0351】
16.[任意選択]新規AMFは、AM Policy Association Establishment/Modificationを実行する。緊急登録の場合、このステップはスキップされる。
【0352】
ステップ15で新規AMFが新しい(V-)PCFを選択した場合、新規AMFは、4.16.1.2節で定義されているように、選択された(V-)PCFでAMポリシー関連付け確立を実行する。
【0353】
旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFが使用される場合、新規AMFは、4.16.2.1.2節で定義された(V-)PCFを用いてAMポリシー関連付け変更を実行する。
【0354】
AMFが調整のためにモビリティ制限(例えば、UE位置特定)をPCFに通知する場合、またはPCFがいくつかの条件(例えば、使用中のアプリケーション、日時)のためにモビリティ制限自体を更新する場合、PCFは更新されたモビリティ制限をAMFに提供するものとする。サブスクリプション情報がトレース要件を含む場合、AMFはPCFにトレース要件を提供する。
【0355】
AMFがDNN置換をサポートする場合、AMFはPCFに、許可されたNSSAI、および利用可能な場合は、許可されたNSSAIのマッピングを提供する。
【0356】
PCFがDNN置換をサポートする場合、PCFはDNN置換のためのトリガをAMFに提供する。
【0357】
17.[条件付き]AMFからSMF:Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext()。
【0358】
緊急登録UE(TS 23.501[2]参照)の場合、このステップは、登録タイプがモビリティ登録更新である場合に適用される。
【0359】
AMFは、以下のシナリオでNsmf_PDUSession_UpdateSMContextを呼び出す(5.2.8.2.6節を参照)。
-アクティブ化されるPDUセッションのリストがステップ1の登録要求に含まれる場合、AMFは、これらのPDUセッションのユーザプレーン接続をアクティブ化するために、PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestを送信する。4.2.3.2節に記載されているステップ5以降のステップは、RRC非アクティブ支援情報を送信することなく、かつ4.2.3.2節のステップ12に記載されている(R)ANにAMFからMM NASサービス受託を送信することなく、ユーザプレーン接続アクティブ化を完了するために実行される。PDUセッションのためのユーザプレーン接続がアクティブ化されると、UEのASレイヤはそれをNASレイヤに示す。
-ステップ3で、UEがNB-IoTとの間でRAT間モビリティを実行しているとAMFが判定した場合、AMFは、UE PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestを送信するので、SMFは「RAT間移動におけるPDUセッション継続性」のサブスクリプションデータに従って、それらを更新することができる。4.2.3.2節に記載されているステップ5からのステップは、4.2.3.2節のステップ12に記載されているAMFから(R)ANにMM NASサービス受諾を送信することなく実行される。
【0360】
サービングAMFが変更されると、新しいサービングAMFは、UEへのシグナリングパスの責任を引き受けることを、各PDUセッションに対してSMFに通知する:新しいサービングAMFは、ステップ5で旧AMFから受信したSMF情報を使用してNsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を呼び出す。それはまた、PDUセッションが再アクティブ化されるべきかどうかを示す。
【0361】
注13:UEが異なるPLMNに移動する場合、サービングPLMN内のAMFは、ホームルーティングされたPDUセッション用のサービングPLMN内のV-SMFを挿入または変更することができる。この場合、I-SMF変更(すなわち、I-SMFをV-SMFに置き換えることによる)と同様に、4.23.3節で説明したのと同じ手順が、V-SMF変更に適用される。PLMN間の変更中、同じSMFが使用される場合、オペレータのポリシーに応じてセッションの継続性をサポートすることができる。
【0362】
4.2.3.2節で説明したステップ5以降のステップが実行される。「再アクティブ化されるべきPDUセッション」に含まれないPDUセッションに対してIntermediate UPFの挿入、除去、または変更が実行される場合、N11およびN2の相互作用なしに手順が実行されて、(R)ANと5GCとの間のN3ユーザプレーンを更新する。
【0363】
AMFは、以下のシナリオでSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
-任意のPDUセッションステータスが、それがUEにおいて解放されていることを示す場合、AMFは、PDUセッションに関連する任意のネットワークリソースを解放するために、SMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0364】
サービングAMFが変更された場合、新規AMFは、UEに関連付けられたすべてのSMFでステップ18が終了するまで待機するものとする。そうでなければ、ステップ19から22は、このステップと並行して継続することができる。
【0365】
18.[条件付き]新規AMFと旧AMFとが同じPLMN内にある場合、新規AMFは、TS 29.413[64]で指定されているように、UEコンテキスト変更要求をN3IWF/TNGF/W-AGFに送信する。
【0366】
AMFが変更され、旧AMFが、UEがN3IWF、W-AGF、またはTNGFを介してCM-CONNECTED状態にあることを示し、新規AMFおよび旧AMFが同じPLMN内にある場合、新規AMFは、UEが接続されているN3IWF/TNGF/W-AGFに向かうNGAP UE関連付けを作成する。これにより、旧AMFとN3IWF/TNGF/W-AGFとの間の既存のNGAP UE関連付けが自動的に解放される。
【0367】
19.N3IWF/TNGF/W-AGFが新規AMFにUEコンテキスト変更応答を送信する。
【0368】
19a.[条件付き]ステップ19で新規AMFがN3IWF、W-AGF、またはTNGFから応答メッセージを受信した後、新規AMFは、ステップ14aとしてNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録するが、アクセスタイプは「非3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連するアクセスタイプをサービングAMFと共に格納し、もしあれば他方のアクセスタイプに関連付けられたAMF識別情報を削除しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録時に提供される情報をUDRに格納することができる。
【0369】
19b.[条件付き]ステップ19aに示すように、UDMが、関連するアクセスタイプ(すなわち、非3GPP)をサービングAMFと共に格納すると、それはUDMに、同じ(すなわち、非3GPP)アクセスに対応する旧AMFへのNudm_UECM_DeregistrationNotification(5.2.3.2.2節を参照)を開始させる。旧AMFは、非3GPPアクセス用のUEコンテキストを削除する。
【0370】
19c.旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMとのサブスクリプションを解除する。
【0371】
20a.無効
【0372】
21.新規AMFからUE:登録受諾(5G-GUTI、登録エリア、[モビリティ制限]、[PDUセッションステータス]、[許可されたNSSAI]、[許可されたNSSAIのマッピング]、[サービングPLMN用の構成されたNSSAI]、[構成されたNSSAIのマッピング]、[拒否されたS-NSSAI]、[保留中のNSSAI]、[保留中のNSSAIのマッピング]、[周期的登録更新タイマ]、[アクティブ時間]、[厳密周期登録タイマ表示]、[LADN情報]、[受諾されたMICOモード]、[IMSボイスオーバーPSセッションサポート表示]、[緊急サービスサポートインジケータ]、[E-UTRAおよびNRのための受諾されたDRXパラメータ]、[NB-IoTのための受諾されたDRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[ページング時間ウィンドウ]、[N26を用いないインターワーキングのネットワークサポート]、[アクセス層接続確立NSSAI包含モード]、[ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示]、[オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義]、[等価PLMNのリスト]、[拡張カバレッジ制限情報]、[サポートされているネットワーク挙動]、[サービス・ギャップ・タイム]、[PLMN割り当てUE無線機能ID]、[PLMN割り当てUE無線機能ID削除]、[WUS支援情報]、[切り捨てられた5G-S-TMSI構成])。
【0373】
要求されたNSSAIが、ネットワークスライス固有の認証および許可の対象となるHPLMNのS-NSSAIにマッピングするS-NSSAIを含まず、AMFが、現在のUEの追跡エリアのUEの許可されたNSSAIにS-NSSAIを提供することができないと判定し、現在のUE登録手順にまだ関与していないデフォルトのS-NSSAIをさらに考慮することができない場合、AMFはUE登録を拒否し、拒否されたS-NSSAIのリストを拒否メッセージに含め、それらの各々は適切な拒否原因値を有するものとする。
【0374】
UEのアクセスタイプの許可されたNSSAIは、登録受諾メッセージを搬送するN2メッセージに含まれる。許可されたNSSAIは、サブスクリプション情報に基づいて、ネットワークスライス固有の認証および許可を必要としないS-NSSAIのみを含み、AMF内のUEコンテキストに基づいて、アクセスタイプに関係なく、ネットワークスライス固有の認証および許可が以前に成功したS-NSSAIを含む。保留中のNSSAIのマッピングは、サービングPLMN用の保留中のNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングである。
【0375】
UEが登録要求内のUE MMコアネットワーク機能でネットワークスライス固有の認証および許可手順のサポートを示した場合、AMFは、保留中のNSSAIに、サブスクリプション情報内に、TS 24.501[25]の4.6.2.4節に記載されているように、ネットワークスライス固有の認証および許可を受けることを示す表示を有するHPLMNのS-NSSAIにマッピングするS-NSSAIを含める。そのような場合、AMFは、そのとき、同じS-NSSAIの別のアクセスタイプでネットワークスライス固有の認証および許可が既に開始されているS-NSSAIのものを除いて、ネットワークポリシーに基づいて、ステップ25で、4.2.9.2節で指定されたネットワークスライス固有の認証および許可手順をトリガするものとする。UEは、アクセスタイプに関係なく、ネットワークスライス固有の認証および許可手順が完了するまで、保留中のNSSAIのリストに含まれるS-NSSAIとの再登録を試みないものとする。
【0376】
UEが登録要求でUE 5GMMコアネットワーク機能におけるネットワークスライス固有の認証および許可手順のサポートを示しておらず、要求されたNSSAIが、ネットワークスライス固有の認証および許可を条件としてHPLMN S-NSSAIにマッピングするS-NSSAIを含む場合、AMFは、拒否されたS-NSSAI内の要求されたNSSAIにそれらのS-NSSAIを含める。
【0377】
S-NSSAIを許可されたNSSAIに提供することができない場合、
-要求されたNSSAI内のすべてのS-NSSAIは、ネットワークスライス固有の認証および許可を受けるべきである;または
-要求されたNSSAIが提供されなかったか、または要求されたNSSAI内のS-NSSAIのいずれもサブスクライブされたS-NSSAIのいずれとも一致せず、サブスクライブされたS-NSSAI内でデフォルトとしてマークされたすべてのS-NSSAIは、ネットワークスライス固有の認証および許可の対象となる。
【0378】
AMFは空の許可されたNSSAIを提供するものとする。空の許可されたNSSAIおよび保留中のNSSAIを受信すると、UEはPLMNに登録されるが、UEが許可されたNSSAIを受信するまで、例えば緊急サービス(TS 24.501[25]参照)を除く任意のアクセスでPLMNによって提供される任意のサービスを使用しようと試みることなく、ネットワークスライス固有の認証および許可手順の完了を待機するものとする。
【0379】
AMFは、ステップ14で取得されたNB-IoT優先度を格納し、それをUEに割り当てられた5G-S-TMSIに関連付ける。
【0380】
AMFは、登録要求が受諾されたことを示す登録受諾メッセージをUEに送信する。AMFが新しい5G-GUTIを割り当てる場合、5G-GUTIが含まれる。UEから「初期登録」または「モビリティ登録更新」タイプの登録要求メッセージを受信すると、AMFは、登録受諾メッセージに新しい5G-GUTIを含めるものとする。UEから「周期的登録更新」のタイプの登録要求メッセージを受信すると、AMFは、登録受諾メッセージに新しい5G-GUTIを含めるべきである。UEが同じPLMNの別のアクセスを介して既にRM-REGISTERED状態にある場合、UEは両方の登録に対して登録受諾で受信した5G-GUTIを使用するものとする。登録受諾に5G-GUTIが含まれていない場合、UEは、既存の登録に割り当てられた5G-GUTIを新しい登録にも使用する。AMFが新しい登録エリアを割り当てる場合、AMFは、登録受諾メッセージを介してUEに登録エリアを送信するものとする。登録受諾メッセージに含まれる登録エリアがない場合、UEは、旧登録エリアを有効と見なすものとする。モビリティ制限がUEに適用され、登録タイプが緊急登録ではない場合、モビリティ制限が含まれる。AMFは、確立されたPDUセッションをPDUセッション状態でUEに示す。UEは、受信されたPDUセッションステータスにおいて確立されたものとしてマークされていないPDUセッションに関連する任意の内部リソースをローカルに削除する。AMFがステップ18でPDUセッションのUPアクティブ化のためにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext手順を呼び出し、SMFから拒否を受信した場合、AMFはUEにPDUセッションIDおよびユーザプレーンリソースがアクティブ化されなかった原因を示す。UEが3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスを介して異なるPLMNに属する2つのAMFに接続されると、UEは、受信したPDUセッションステータスで確立済みとしてマークされていない現在のPLMNのPDUセッションに関連する任意の内部リソースをローカルに削除する。PDUセッションステータス情報が登録要求内にあった場合、AMFは、PDUセッションステータスをUEに示すものとする。
【0381】
RATタイプがNB-IoTであり、ネットワークが制御プレーン再配置表示手順を使用するように構成されている場合、AMFは、登録受諾メッセージに、制御プレーンCIoT 5GS最適化を使用するUEが、切り捨てられた5G-S-TMSIを作成するために使用する、切り捨てられた5G-S-TMSI構成を含めるものとし、TS 23.501[2]の5.31.4.3節を参照されたい。
【0382】
登録受諾で提供された許可されたNSSAIは、登録エリアで有効であり、登録エリアに含まれる追跡エリアを有するすべてのPLMNに適用される。許可されたNSSAIのマッピングは、許可されたNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングである。構成されたNSSAIのマッピングは、サービングPLMN用の構成されたNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングである。
【0383】
AMFは、UEについてAMFによって判定された登録エリア内で利用可能な、TS 23.501[2]の5.6.5節に記載されているLADNのリストのLADN情報を登録受諾メッセージに含めるものとする。AMFは、TS 24.501[25]に記載されているように、適用可能なオペレータ定義のアクセスカテゴリ定義をUEに決定させるために、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義を含むことができる。
【0384】
UEが登録要求にMICOモードを含めた場合、AMFはMICOモードを使用すべきかどうかを登録受諾メッセージで応答する。MICOモードがUEに許可されている場合、AMFは、登録受諾メッセージにアクティブ時間値および/または厳密周期登録タイマ表示を含むことができる。AMFは、TS 23.501[2]の5.31.7節に記載されているように、UEの省電力を可能にするために、ローカル構成、利用可能であれば予想されるUEの挙動、UEが表示する優先度、UEの機能、UEサブスクリプション情報およびネットワークポリシー、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて、周期的登録更新タイマ値、アクティブ時間値および厳密周期登録タイマ表示を決定する。AMFは、ステップ1に記載されたように、UEが登録要求メッセージ内で厳密周期登録タイマ表示の機能を示す場合、厳密周期登録タイマ表示をUEに適用することを決定する。AMFが周期的登録更新タイマ値に厳密周期登録タイマ表示をUEに提供する場合、UEおよびAMFは、TS 23.501[2]の5.31.7.5節に記載されているように、このステップの後に周期的登録更新タイマを開始する。
【0385】
3GPPアクセスを介した登録の場合、AMFは、TS 23.501[2]の5.16.3.2節に記載されているようにIMSボイスオーバーPSセッションサポート表示を設定する。IMSボイスオーバーPSセッションサポート表示を設定するために、AMFは、UEの互換性およびIMSボイスオーバーPSに関連するNG-RAN無線機能をチェックするために、4.2.8a節のUE機能照合要求手順を実行する必要があり得る。AMFが時間通りにNG-RANからボイスサポート照合インジケータを受信しなかった場合、AMFは、実装に基づいて、IMSボイスオーバーPSセッションサポート表示を設定し、後の段階でこれを更新することができる。
【0386】
非3GPPアクセス上での登録の場合、AMFは、TS 23.501[2]の5.16.3.2a節に記載されているように、IMSボイスオーバーPSセッションサポート表示を設定する。
【0387】
緊急サービスサポートインジケータは、緊急サービスがサポートされていること、すなわち、UEが緊急サービスのPDUセッションを要求することを許可されていることをUEに通知する。オペレータポリシーに基づいて、アクセスおよびモビリティ加入データの一部としてUDMから「MPS優先度」AMFを受信した場合、TS 24.501[25]で指定されているように、アクセス識別情報1の構成が選択されたPLMN内で有効であるかどうかをUEに通知するために、「MPS優先度」がUEへの登録受諾メッセージに含まれる。オペレータポリシーおよびMCXサービスへのUEサブスクリプションに基づいて、アクセスおよびモビリティ加入データの一部としてUDMから「MCX優先度」AMFが受信された場合、TS 24.501[25]で指定されているように、アクセス識別情報2の構成が選択されたPLMN内で有効であるかどうかをUEに通知するために、「MCX優先度」がUEへの登録受諾メッセージに含まれる。受諾されたDRXパラメータは、TS 23.501[2]の5.4.5節で定義されている。UEが登録要求メッセージにNB-IoTに対する要求されたDRXパラメータを含めた場合、AMFはNB-IoT用の受諾されたDRXパラメータを含む。AMFは、TS 23.501[2]の5.17.2.3.1節に記載されているように、N26パラメータを用いないインターワーキングのネットワークサポートを設定する。AMFが拡張アイドルモードDRXの使用を受諾する場合、AMFは、TS 23.501[2]の5.31.7.2に記載されているように、拡張アイドルモードDRXパラメータおよびページング時間ウィンドウを含む。
【0388】
UDMが、サブスクリプションが変更されたことをUEに示すことを意図している場合、ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示が含まれる。AMFがネットワークスライシングサブスクリプション変更表示を含む場合、UEは、すべてのPLMNのすべてのネットワークスライシング構成をローカルに消去するものとし、適用可能であれば、受信したいずれかの情報に基づいて現在のPLMNの構成を更新する。
【0389】
TS 23.501[2]の5.15.9節で指定されているように、アクセス層接続確立NSSAI包含モードは、もしあれば、どのNSSAIをアクセス層接続確立に含めるかをUEに命令するために含まれる。AMFは、RRC接続確立にNSSAIを含めることが許可されていることを示す場合にのみ、3GPPアクセスのTS 23.501[2]の5.15.9節で定義されている動作モードa、b、cに値を設定できる。
【0390】
PLMNに登録されたUEの場合、AMFは、TS 24.501[25]で指定されているように処理される等価PLMNのリストを提供し得る。SNPNに登録されたUEの場合、AMFは、等価PLMNのリストをUEに提供しないものとする。
【0391】
UEがステップ1で拡張カバレッジの使用制限のサポートを含んでいた場合、AMFはN2メッセージで拡張カバレッジ制限情報をNG-RANに送信する。AMFはまた、登録受諾メッセージでUEに拡張カバレッジ制限情報を送信する。
【0392】
UEが登録受諾メッセージ内で拡張カバレッジ制限情報を受信した場合、UEは、この情報を格納し、拡張カバレッジ制限情報の値を使用して、拡張カバレッジ機能を使用すべきか否かを判定するものとする。
【0393】
UEおよびAMFがMICOモードを有効にするためにネゴシエートし、AMFが拡張接続タイマを使用する場合、AMFはこのステップで拡張接続時間値をNG-RANに提供する(TS 23.501[2]の5.31.7.3節を参照)。拡張接続時間値は、非アクティブ性にかかわらずRANがUEをRRC-CONNECTED状態に保つべき最小時間を示す。
【0394】
AMFは、UEがその登録要求に好ましいネットワーク挙動を含めた場合に、サポートされているネットワーク挙動情報(TS 23.501[2]、5.31.2節参照)でサポートし、受諾するCIoT 5GS最適化を示す。
【0395】
AMFは、登録要求を拒否することによって5GCからUEをステアリングすることができる。AMFは、UEを5GCから誘導する前に、好ましく、またサポートされるネットワーク挙動(TS 23.501[2]、5.31.2節参照)およびUEへのEPCの利用可能性を考慮に入れるべきである。
【0396】
AMFがMICOモードを受諾し、モバイル終端データまたはシグナリングペンディングがあり得ることを知っている場合、AMFは、少なくともTS 23.501[2]の5.31.7.3節に記載されているように拡張接続時間の間N2接続を維持し、拡張接続時間値をRANに提供する。
【0397】
AMFは、サービス・ギャップ・タイムがサブスクリプション情報に存在する場合(ステップ14a~c)、または、サービス・ギャップ・タイムがAMFへの加入者データ更新通知手順によって更新され(4.5.1節を参照)、UEがUEサービス・ギャップ制御機能を示している場合、サービス・ギャップ・タイムを含む。
【0398】
UEが登録受諾メッセージにおいてサービス・ギャップ・タイムを受信した場合、UEは、このパラメータを格納し、サービス・ギャップ制御を適用するものとする(TS 23.501[2]の5.31.16節を参照)。
【0399】
ネットワークがWUSグループ化をサポートする場合(TS 23.501[2]参照)、AMFはUEにWUS支援情報を送信するものとする。UEがステップ1でUEページング確率情報を提供した場合、AMFはWUS支援情報を決定することを考慮に入れる。
【0400】
UEおよびAMFがTS 23.501[2]の5.4.4.1a節で定義されているようにRACSをサポートし、AMFがUE無線機能IDでUEを構成する必要があり、AMFがUEのNB-IoT無線機能以外のUE無線機能を既に有している場合、AMFはUE無線機能IDをUEに提供することができ、UCMFはこのUEのNucmf_assignサービス動作においてAMFに返す。あるいは、UEおよびAMFがRACSをサポートしている場合、AMFはUEに、このPLMN内の任意のPLMN割り当てUE無線機能IDを削除する表示を提供することができる(TS 23.501[2]の5.4.4.1a節を参照)。
【0401】
UEが「CAG支持」であり、AMFがUEのCAG情報を更新する必要がある場合、AMFは、登録受諾メッセージのモビリティ制限の一部としてCAG情報を含むことができる。
【0402】
21b.[任意選択]新規AMFは、4.16.11節で定義されたように、UEポリシー関連付け確立を実行する。緊急登録の場合、このステップはスキップされる。
【0403】
新規AMFは、Npcf_UEPolicyControl Create RequestをPCFに送信する。PCFが新規AMFにNpcf_UEPolicyControl Create Responseを送信する。
【0404】
PCFは、4.2.4.3節で定義されているように、UE構成更新手順をトリガする。
【0405】
22.[条件付き]UEから新規AMF:Registration Complete()。
【0406】
UEは、ステップ21で[サービングPLMN用の構成されたNSSAI]、[構成されたNSSAIのマッピング]、およびネットワークスライシングサブスクリプション変更表示、またはCAG情報のいずれかを受信した後、自身を成功裏に更新した場合、登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0407】
UEは、新しい5G-GUTIが割り当てられたかを認めるために登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0408】
新しい5G-GUTIが割り当てられた場合、UEは、下位層(3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスのいずれか)がUEのRM層に、登録完了メッセージが無線インターフェースを介して成功して転送されたことを示すときに、新しい5G-GUTIをその3GPPアクセスの下位層に渡す。
【0409】
注14:NG-RANはRRC非アクティブ状態を使用することができ、5G-GUTIの一部がページングフレームを計算するために使用されるので、上記が必要である(TS 38.304[44]およびTS 36.304[43]参照)。登録完了は、5G-ANがUEへその受信を認めた後に、AMFに確実に配信されると仮定される。
【0410】
アクティブ化されるPDUセッションのリストが登録要求に含まれず、登録手順がCM-CONNECTED状態で開始されなかった場合、AMFは、4.2.6節に従って、UEとのシグナリング接続を解放する。
【0411】
フォロー・オン要求が登録要求に含まれている場合、AMFは、登録手順の完了後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0412】
AMFが、いくつかのシグナリングがAMF内またはUEと5GCとの間で保留中であることを認識している場合、AMFは、登録手順の完了直後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0413】
PLMN割り当てUE無線機能IDがステップ21に含まれる場合、AMFは、登録完了メッセージを受信するとUEコンテキストにおいてPLMN割り当てUE無線機能IDを格納する。
【0414】
UEがステップ21でPLMN割り当てUE無線機能ID削除表示を受信した場合、UEはこのPLMNに対して、PLMN割り当てUE無線機能IDを削除するものとする。
【0415】
23.[条件付き]AMFからUDM:14bでUDMによってAMFに提供されたアクセスおよびモビリティ加入データが、UDMがUEからこの情報を受信したことを認める要求の表示を伴うローミングのステアリング情報を含む場合、AMFは、Nudm_SDM_Infoを使用してUEの受け取りの通知をUDMに提供する。ローミングのステアリング情報の取り扱いに関するさらなる詳細については、TS 23.122[22]を参照されたい。
【0416】
23a.3GPPアクセス上の登録の場合、AMFがシグナリング接続を解放しない場合、AMFはRRC非アクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0417】
非3GPPアクセス上での登録については、UEがまた3GPPアクセスでCM-CONNECTED状態にある場合、AMFはRRC非アクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0418】
AMFはまた、Nudm_SDM_Infoサービス動作を使用して、UEがCAG情報、またはネットワークスライシングサブスクリプション変更表示(ステップ21およびステップ22を参照)を受信し、それに対して作用したことの受け取り通知をUDMに提供する。
【0419】
24.[条件付き]AMFからUDM:ステップ14aの後、前のステップのいずれかと並行して、AMFは、Nudm_UECM_Updateを使用してUDMに「IMSボイスオーバーPSセッションの均一サポート」表示を送信するものとする:
-AMFがIMSボイスオーバーPSセッションのサポートを評価した場合、TS 23.501[2]の5.16.3.2節を参照されたい、
-AMFがIMSボイスオーバーPSセッションの均一サポートを更新する必要があると判定した場合、TS 23.501[2]の5.16.3.3節を参照されたい。
【0420】
25.[条件付き]UEが登録要求内のUE MMコアネットワーク機能でネットワークスライス固有の認証および許可手順に対するサポートを示し、HPLMNの任意のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証および許可を受ける場合、関連する手順がこのステップで実行される(4.2.9.1節を参照)。ネットワークスライス固有の認証および許可手順がすべてのS-NSSAIに対して完了すると、AMFがUE構成更新手順をトリガし、ネットワークスライス固有の認証および許可が成功したS-NSSAIも含む許可されたNSSAIを配信し、また適切な拒否原因値のいずれかの拒否されたNSSAIを含めるものとする。
【0421】
登録エリアの追跡エリアが、保留中のネットワークスライス固有の認証および許可のために以前に非許可エリアとして割り当てられていた場合、AMFはモビリティ制限を解除するものとする。
【0422】
AMFは、ネットワークスライス固有の認証および許可が成功するネットワークスライス固有の認証および許可に従うHPLMNの任意のS-NSSAIに対するUEコンテキスト内の表示を格納する。
【0423】
ネットワークスライス固有の認証および許可手順が完了すると、AMFが、PLMNによって既に認証され、首尾よく許可されているUEの許可されたNSSAIにS-NSSAIを提供することができないと判定した場合、およびデフォルトのS-NSSAIをさらに考慮することができない場合、AMFは、4.2.2.3.3節に記載されたネットワーク開始の登録解除手順を実行するものとし、明示的な登録解除要求メッセージに、拒否されたS-NSSAIのリストを含めるものとし、それらの各々は適切な拒否原因値を有する。
【0424】
本発明をその例示的な実施形態を参照して特に示し説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。当業者は、特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることを理解するであろう。
【0425】
本願は、2021年4月8日に出願されたインド仮特許出願第202111016593号に基づく優先権の利益を主張し、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【符号の説明】
【0426】
1 USIM
2 ME
3 UE
5 (R)ANノード
10 AMF
11 AUSF
15 UDM
16 EIR
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 制御部
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 制御部
55 メモリ
101 トランシーバ回路
102 ネットワークインターフェース
103 制御部
104 メモリ
151 トランシーバ回路
152 ネットワークインターフェース
153 制御部
154 メモリ
161 トランシーバ回路
162 ネットワークインターフェース
163 制御部
164 メモリ
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
1041 オペレーティングシステム
1042 通信制御モジュール
1541 オペレーティングシステム
1542 通信制御モジュール
1641 オペレーティングシステム
1642 通信制御モジュール
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
10421 トランシーバ制御モジュール
15421 トランシーバ制御モジュール
16421 トランシーバ制御モジュール
【手続補正書】
【提出日】2023-10-02
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(User Equipment)に関するPEI(Permanent Equipment Idenfier)のための情報を保持し、
AMF(Access Management Function)に対して、前記PEIのための情報に基づいて前記UEに関する第1の情報を送信する
UDM(United Data Management Function)のための方法。
【請求項2】
前記AMFに対する、前記UEに対して第2の情報を送信する命令を送信する
請求項1に記載のUDMのための方法。
【請求項3】
PEI(Permanent Equipment Identifer)のための情報に基づいてUE(User Equipment)に関する第1の情報を、UDM(United Data Management Function)から受け取る
AMF(Access Management Function)のための方法。
【請求項4】
前記UDMからの、第2の情報を前記UEに送信する命令を受け取る
請求項3に記載のAMFのための方法。
【請求項5】
UE(User Equipment)に関するPEI(Permanent Equipment Idenfier)のための情報を保持する手段と、
AMF(Access Management Function)に対して、前記PEIのための情報に基づいて前記UEに関する第1の情報を送信する手段と、
を備えるUDM(United Data Management Function)。
【請求項6】
前記AMFに対する、前記UEに対して第2の情報を送信する命令を送信する手段
を備える請求項5に記載のUDM。
【請求項7】
PEI(Permanent Equipment Identifer)のための情報に基づいてUEに関する第1の情報を、UDM(United Data Management Function)から受け取る手段
を備えるAMF(Access Management Function)。
【請求項8】
前記UDMからの、第2の情報を前記UEに送信する命令を受け取る手段
を備える請求項7に記載のAMF。
【国際調査報告】