(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-19
(54)【発明の名称】データ処理方法及び装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、電子機器
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240312BHJP
【FI】
G06Q30/0601 308
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561091
(86)(22)【出願日】2022-04-13
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 CN2022086685
(87)【国際公開番号】W WO2022218359
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】202110406645.5
(32)【優先日】2021-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521456922
【氏名又は名称】北京京東振世信息技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Jingdong Zhenshi Information Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】6th Floor, No.76 Zhichun Road, Haidian District, Beijing 100086, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】任 洪 波
(57)【要約】
本開示は、データ処理方法および装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、電子機器に関する。この方法は、クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、クレデンシャルリソースを送信するステップ(S110)と、クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するステップ(S120)と、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するステップ(S130)と、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、データフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するステップ(S140)と、を含む。この方法では、リソースの判定結果に基づいてモードデータを更新することにより、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理のロジックが補完され、さらにクロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、前記クレデンシャルリソースを送信するステップと、
前記クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するステップと、
前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するステップと、
前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、前記データフィードバック結果に基づいて前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するステップと、を含む
データ処理方法。
【請求項2】
前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、
前記リソースの判定結果に対応する予め設定された判定結果を取得し、前記リソースの判定結果が前記予め設定された判定結果と一致する場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、
前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する更新識別情報を取得し、前記更新識別情報に対応する複数の更新情報を取得することと、
前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む
請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記更新情報は、第1の更新情報を含み、
前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、
前記更新識別情報が前記第1の更新情報にマッチングする場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルにおける前記モードデータを、前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む
請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記更新情報は、第2の更新情報を含み、
前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、
前記更新識別情報が前記第2の更新情報にマッチングする場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する数量情報を取得することと、
前記数量情報が複数である場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースしきい値およびリソースを取得することと、
前記リソースが前記クレデンシャルリソースしきい値未満である場合、前記クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割し、前記第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のクレデンシャルリソースは前記クレデンシャルリソースしきい値以下であることと、
前記第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のモードデータを前記直接郵便モードデータとして維持し、前記第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第2のモードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することと、を含む
請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
前記クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割することは、
前記数量情報に基づいて前記クレデンシャルリソースしきい値に対し計算してしきい値算出結果を取得し、前記しきい値算出結果に基づいて前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割することを含む
請求項5に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得することは、
検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する基礎データを取得することと、
前記基礎データに対応する基礎条件を取得し、前記基礎データが前記基礎条件を満たせば、前記基礎データに対応する前記検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルをクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定することと、を含む
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、前記クレデンシャルリソースを送信するように構成された取得モジュールと、
前記クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するように構成された受信モジュールと、
前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するように構成された更新モジュールと、
前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、前記データフィードバック結果に基づいて前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するように構成された処理モジュールと、を含む
データ処理装置。
【請求項9】
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記実行可能命令を実行することにより、請求項1~7のいずれかに記載のデータ処理方法を実行するように構成される
電子機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のデータ処理方法が実現される
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年04月15日に中国特許庁に出願され、出願番号が202110406645.5であって、発明名称が「データ処理方法及び装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、電子機器」である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全ては本願に援用される。
【0002】
本発明は、コンピュータ技術分野に関し、特に、データ処理方法及びデータ処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、電子商取引が普及・発展し、インターネットを通じたオンラインショッピングがますます多くなり、そのユーザは国内ユーザや海外ユーザも含まれており、国内ユーザはインターネットを通じて輸入が必要な商品を購入でき、国内事業者は商品を輸出することで、海外ユーザに商品を販売することができるようになっている。
【0004】
関連技術において、ユーザが購入した商品が輸入又は輸出が必要な商品である場合には、当該商品に対応する注文書を海関総署に申告しなければならない。通常、申告処理中にデフォルトの申告モードは直接郵便モードであり、このとき海関総署は、その注文の金額が総額を超えたかどうかを判定し、その金額が総額を超えた場合、通関に失敗した旨のメッセージが返され、事業者はその注文の取り消しをユーザに通知するため、注文完了の効率が低下し、通関に失敗することを減らすことができず、注文処理の論理が劣化し、事業者やユーザの体感度が低下し、事業者や顧客の流出量が増加する。
【0005】
そこで、当分野では、新たなデータ処理方法および装置の開発が急務である。
なお、上記背景技術部に開示された情報は、本開示の背景に対する理解を強化するためのものであり、当業者に周知の従来技術を構成しない情報を含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、データ処理方法、データ処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び電子機器を提供することであり、さらに、関連技術によるクロスボーダーリソースクレデンシャルの処理において、ロジックが不完備であり、クロスボーダーリソースクレデンシャルの処理効率が低下するという問題を少なくともある程度克服することである。
【0007】
本開示のその他の特性および利点は、以下の詳細な説明によって明らかになり、または部分的に本開示の実践によって学習される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様によれば、データ処理方法が提供され、前記方法は、クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、前記クレデンシャルリソースを送信するステップと、前記クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するステップと、前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するステップと、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、前記データフィードバック結果に基づいて前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するステップと、を含む。
【0009】
本開示の一例示的な実施形態において、前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、前記リソースの判定結果に対応する予め設定された判定結果を取得し、前記リソースの判定結果が前記予め設定された判定結果と一致する場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む。
【0010】
本開示の一例示的な実施形態において、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する更新識別情報を取得し、前記更新識別情報に対応する複数の更新情報を取得することと、前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む。
【0011】
本開示の一例示的な実施形態において、前記更新情報は、第1の更新情報を含み、前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、前記更新識別情報が前記第1の更新情報にマッチングする場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルにおける前記モードデータを、前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む。
【0012】
本開示の一例示的な実施形態において、前記更新情報は、第2の更新情報を含み、前記更新識別情報が前記複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、前記更新識別情報が前記第2の更新情報にマッチングする場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する数量情報を取得することと、前記数量情報が複数である場合、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースしきい値およびリソースを取得することと、前記リソースが前記クレデンシャルリソースしきい値未満である場合、前記クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割し、前記第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のクレデンシャルリソースは前記クレデンシャルリソースしきい値以下であることと、前記第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のモードデータを前記直接郵便モードデータとして維持し、前記第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第2のモードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することと、を含む。
【0013】
本開示の一例示的な実施形態において、前記クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割することは、前記数量情報に基づいて前記クレデンシャルリソースしきい値に対し計算してしきい値算出結果を取得し、前記しきい値算出結果に基づいて前記クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割することを含む。
【0014】
本開示の一例示的な実施形態において、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得することは、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する基礎データを取得することと、前記基礎データに対応する基礎条件を取得し、前記基礎データが前記基礎条件を満たせば、前記基礎データに対応する前記検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルをクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定することと、を含む。
【0015】
本開示の第2の側面によれば、データ処理装置が提供され、前記装置は、クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、前記クレデンシャルリソースを送信するように構成された取得モジュールと、前記クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、前記クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するように構成された受信モジュールと、前記リソースの判定結果に基づいて、前記モードデータを前記直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するように構成された更新モジュールと、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、前記データフィードバック結果に基づいて前記目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するように構成された処理モジュールと、を含む。
【0016】
本開示の第3の態様によれば、電子機器が提供され、前記電子機器は、プロセッサと、メモリとを備え、前記メモリには、前記プロセッサによって実行されたときに、上述した任意の実施形態のデータ処理方法を実現するコンピュータ読み取り可能命令が記憶されている。
【0017】
本開示の第4の態様によれば、プロセッサによって実行されたときに、上述した任意の実施形態に係るデータ処理方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0018】
なお、上述した一般的な説明および後述する詳細な説明は例示的および説明的なものであり、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0019】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本開示に準拠した実施形態を示し、明細書とともに本開示の原理を説明するために使用される。明らかなように、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施形態に過ぎず、当業者にとっては、創造的な労働を伴わずに、これらの図面から他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法を模式的に示すフローチャートである。
【
図2】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法におけるクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得する前のフローチャートを模式的に示す図である。
【
図3】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法における直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータへのモードデータの更新を模式的に示すフローチャートである。
【
図4】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法におけるモードデータの更新を模式的に示すフローチャートである。
【
図5】本開示の一実施形態に係る応用シーンにおけるデータ処理方法を模式的に示すフローチャートである。
【
図6】本開示の一実施形態に係るデータ処理装置の構成を模式的に示す図である。
【
図7】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法に用いられる電子機器を模式的に示す図である。
【
図8】本開示の一実施形態に係るデータ処理方法に用いられるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、実施形態の一例についてより詳細に説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、複数の形態で実施することができ、本明細書に記載された例に限定されるものではない。逆に、これらの実施形態は、本開示をより包括的かつ完全なものとし、例示的な実施形態のアイデアを当業者に包括的に伝えるために提供する。記載された特徴、構造、または特性は、任意の適切な方法で1つまたは複数の実施形態に組み合わされることができる。以下の説明では、本開示の実施形態を十分に理解するために、多くの具体的な詳細が提供される。しかしながら、当業者は、本開示の技術的態様は、決定の詳細の1つまたは複数を省略するように実施することができ、または、他の方法、構成要素、装置、ステップ等を採用することができることを認識するであろう。その他の場合、公知の技術的態様は、主客が主人を奪うことによって本開示の諸態様が曖昧になることを回避するために詳細に図示または説明されない。
【0022】
本明細書において使用される用語「一つ」、「1つ」、「当該」及び「前記」は、1又は複数の要素/構成要素/等が存在することを意味する用語であり、「含む」及び「有する」は、オープンな包含を意味するものであり、リストされている要素/構成要素/等に加えて、他の要素/構成要素/等が存在することを意味し、用語「第1の」及び「第2の」等は、単にタグとして使用され、その対象の数に制限はない。
【0023】
さらに、図面は本開示の概略図であり、必ずしも比例して描画されるわけではない。なお、図中の同一符号は同一又は類似の部分を示しているため、重複する説明は省略する。図面に示されるブロック図のいくつかは、機能エンティであり、必ずしも物理的または論理的に独立したエンティティに対応する必要はない。
【0024】
本開示は、関連技術における問題点に対して、データ処理方法を提案する。
図1は、データ処理方法を模式的に示すフローチャートであり、
図1に示すように、データ処理方法は、少なくとも以下のステップを含む。
【0025】
ステップS110:クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、クレデンシャルリソースを送信する。
【0026】
ステップS120:クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを取得し、その中、モードデータの初期値は直接郵便モードデータと一致する。
【0027】
ステップS130:リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得する。
【0028】
ステップS140:目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、データフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理する。
【0029】
本開示の例示的な実施形態により提供される方法および装置では、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理のロジックを補完し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率を向上させ、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない事態の発生を効果的に低減し、ユーザの体感度を向上させる。
【0030】
以下、データ処理方法の各ステップについて詳細に説明する。
ステップS110では、クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、クレデンシャルリソースを送信する。
【0031】
本開示の一実施形態において、クロスボーダーリソースクレデンシャルとは、購入した輸入又は輸出品に対応し、申告モードが直接郵便モードである海関総署に申告する申告書であり、これに基づいて、クロスボーダーリソースクレデンシャルには、購入した商品の名称、購入した商品の注文番号、購入した商品の単価、購入した全商品の総価格、商品の購入者の名前、商品の受領者の名前、商品受取先住所、商品に対応する税率及び商品に対応する申告モード等のいくつかの基礎データが含まれ得るが、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0032】
ここで、申告モードとは、クロスボーダーリソースクレデンシャルを海関総署に申告する際に採用するモードをいい、海関とは、国の出入国管理機関をいい、それに対応して、海関総署とは、海関の総署機構をいう。
【0033】
なお、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する申告モードは、直接郵便申告モードであるが、これは、直接郵便モードの運送費が低く、対応する税率も低いためである。具体的には、直接郵便モードは、海外で商品を購入し、海外代理集荷所に集中的に発送し、航空運送や海運などの物流を通じて国内空港の港に商品を発送し、海関総署で関連手続きを経た後、代理店が直接配送する商品配送方式であり、運送費が低く、税率が低いという長所と限度があるという短所がある。
【0034】
また、通常、電子商取引においては、ユーザが購入した輸入又は輸出品に対応する注文を商品タイプに応じて予め分割してクロスボーダーリソースクレデンシャルを生成する。例えば、ユーザが購入する輸入品は、化粧品A、化粧品B、電子製品C、医薬品Dである。このとき、ユーザが購入した輸入品を分割して、クロスボーダーリソースクレデンシャル1、クロスボーダーリソースクレデンシャル2及びクロスボーダーリソースクレデンシャル3を生成する。その中で、クロスボーダーリソースクレデンシャル1は化粧品A及び化粧品Bに対応し、クロスボーダーリソースクレデンシャル2は電子製品Cに対応し、クロスボーダーリソースクレデンシャル3は医薬品Dに対応する。
【0035】
さらに、このような分割を行うのは、商品別輸出入税率に対する国家の要求が異なるためであり、海関総署に申告するクロスボーダーリソースクレデンシャルにその商品に対応する輸出入税率が含まれなければならない。そのため、商品の種類に応じて商品注文を分割し、対応するクロスボーダーリソースクレデンシャルを生成する必要がある。これに基づいて、取得されたクロスボーダーリソースクレデンシャルは、通常、同一の種類の商品に対応し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースとは、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する全商品の総価格を意味する。
【0036】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルAを取得し、かつ、クロスボーダーリソースクレデンシャルAは化粧品1、化粧品2及び化粧品3に対応し、化粧品1、化粧品2及び化粧品3を購入する際に支払うべき総額が400CNYである場合、クレデンシャルリソースは400であり、当該クレデンシャルリソースを海関電子港に送信するか又は海関総署に直接送信する。
【0037】
その中で、海関電子港とは、海関総署が各地方に設置したサブ署機構をいい、各電子商取引プラットフォームが受信したクロスボーダーリソースクレデンシャルを海関総署に提出するために使用する。
【0038】
任意の実施形態において、
図2は、データ処理方法におけるクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得する前のフローチャートを模式的に示す図であり、
図2に示すように、この方法は、ステップS210において、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する基礎データを取得するステップを少なくとも含む。
【0039】
検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルとは、輸入又は輸出品に対応し、海関総署に申告する必要があるクレデンシャルをいい、ここで、基礎データとは、検証対象のクロスボーダークレデンシャルリソースに対応する商品を記述するデータをいい、具体的には、基礎データは、購入した商品の名称、購入した商品の注文番号、購入した商品の単価、購入した全商品の総価格、購入した商品の住所、商品の購入者の名前、商品の受領者の名前、商品の受取先住所、商品に対応する税率を含むことができるが、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0040】
例えば、取得した検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルは、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAと検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBとを含み、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品の購入者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品の受領者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBに対応する商品の購入者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBに対応する商品の受領者の名前は「李四」である。
【0041】
ステップS220では、基礎データに対応する基礎条件を取得し、基礎データが基礎条件を満たす場合、基礎データに対応する検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルをクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定する。
【0042】
ここで、基礎条件とは、海関総署が要求する直接郵便申告モードに対応するクレデンシャルのうち、基礎データが満たすべき条件をいい、例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルを要求する申告モードが直接郵便モードである場合、基礎条件は、基礎データにおける商品の購入者の名前が商品の受領者の名前と一致しなければならない条件であってもよく、商品の単価がゼロか否かを判定する条件であってもよい。なお、基礎条件は、海関が要求する申告モードが直接郵便モードであるクロスボーダーリソースクレデンシャルの基礎データが満たすべき条件のいずれかであってもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0043】
さらに、このような検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルの基礎データを判定するのは、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルのうち、直接郵便モードで申告できないクレデンシャルを排除するためである。これに基づいて、基礎データが基礎条件を満たす場合、基礎データに対応するクロスボーダーリソースクレデンシャルをクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定する。
【0044】
例えば、取得した検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルは、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAと検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBとを含み、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品の購入者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品の受領者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBに対応する商品の購入者の名前は「張三」であり、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルBに対応する商品の受領者の名前は「李四」である。取得した基礎条件は、商品の受領者の名前が商品の購入者の名前と一致することである。
【0045】
明らかに、取得した検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルのうち、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAだけが基礎条件を満たし、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルAをクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定する。
【0046】
この例示的な実施形態では、クレデンシャルリソースの取得を決定する前に、検証対象のすべてのクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャル中の基礎データを判定し、クレデンシャルリソースの決定ロジックを完備し、クロスボーダーリソースクレデンシャルが直接郵便モードで報告されないことを回避し、クロスボーダーリソースクレデンシャルの申告の効率を向上させ、ひいてはユーザが商品を受け取る速度を向上させる。
【0047】
ステップS120では、クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを取得し、その中、モードデータの初期値は直接郵便モードデータと一致する。
【0048】
本開示の例示的な実施形態において、リソースの判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額よりも大きいか否かを判定する判定結果であり、この総額は、直接郵便モードにおける海関総署の異なる種類の商品に対する額のしきい値である。
【0049】
これに基づき、リソースの判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額以上である場合と、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額未満である場合と、の2種類である。
【0050】
モードデータとは、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクロスボーダーリソースクレデンシャルの申告モードを表すデータであり、具体的には、モードデータは数字であっても文字列であってもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。例えば、申告モードが直接郵便モードである場合、モードデータは直接郵便モードデータ1に対応し、申告モードが個人エクスプレスモードである場合、申告データは、クロスボーダーリソースクレデンシャルの申告モードが個人エクスプレスモードであることを示す個人エクスプレスモードデータ2に対応し、個人エクスプレスモードは、直接郵便モードよりも税率が高く、直接郵便モードよりも運送費が高いが、直接郵便モードよりも海関総署が要求する総額が高い商品申告モードである。
【0051】
例えば、受信したリソースの判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額より大きく、取得したクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータは1であり、このモードデータ1は直接郵便モードに対応する直接郵便モードデータと一致する。
【0052】
本開示の例示的な実施形態では、海関総署がクロスボーダーリソースクレデンシャルを通関する前に、まずリソースの判定結果およびモードデータを取得することは、リソースの判定結果に基づいてモードデータを更新するのに役立ち、更にクロスボーダーリソースクレデンシャルの処理効率を向上させ、クロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない事態の発生を効果的に低減し、ユーザの体感度を向上させることができる。
【0053】
ステップS130では、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得する。
【0054】
本開示の例示的な実施形態において、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルとは、クロスボーダーリソースクレデンシャル内のモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新したクレデンシャルをいう。
【0055】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するリソースの判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額以上である場合、クロスボーダーリソースクレデンシャルのモードデータを1から2に更新することができ、すなわち、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得することができる。
【0056】
任意の実施形態では、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、リソースの判定結果に対応する予め設定された判定結果を取得し、リソースの判定結果が予め設定された判定結果と一致する場合、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む。
【0057】
このうち、予め設定された判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額以上である判定結果である。
【0058】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルAにおけるクレデンシャルリソースは6000であり、クロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品は化粧品であり、海関総署が要求する申告モードは直接郵便モードであり、商品タイプは化粧品であるクロスボーダーリソースクレデンシャルの総額は5000である。明らかに、このとき、海関総署から送られてきたリソースの判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額より大きいことである。取得した予め設定された判定結果は、クレデンシャルリソースが海関総署が要求する総額以上である判定結果である。
【0059】
明らかに、このとき、リソースの判定結果が予め設定された判定結果と一致して、クロスボーダーリソースクレデンシャルAにおけるモードデータを1から2に更新し、そのうち1は直接郵便モードに対応する直接郵便モードデータに対応し、2は個人エクスプレスモードに対応する個人エクスプレスモードデータに対応する。
【0060】
本例示的な実施形態では、リソースの判定結果が予め設定された判定結果と一致した場合に、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新し、海関は申告モードが個人エクスプレスモードであるリソースクレデンシャルの中で商品の総額制限が低いため、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理のロジックを補完し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率を向上させ、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない事態の発生を効果的に低減し、ユーザの体感度を向上させる。
【0061】
任意の実施形態において、
図3は、データ処理方法における直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータへのモードデータの更新を模式的に示すフローチャートであり、
図3に示すように、この方法は、ステップS310において、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する更新識別情報を取得し、更新識別情報に対応する複数の更新情報を取得するステップを少なくとも含む。
【0062】
ここで、更新識別情報とは、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応し、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致した場合に、モードデータを更新することに事業者又はユーザが同意するか否かを示す識別情報である。更新識別情報は、数字であってもよく、文字列であってもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0063】
複数の更新情報とは、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致した場合に、モードデータを更新することを事業者又はユーザが許可する情報であり、複数の更新情報は数字で表されてもよく、文字列で表されてもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0064】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する更新識別情報が1であることは、具体的には、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致した場合に、第1の態様でモードデータを更新することにユーザが同意することを示す情報である。取得した複数の更新情報は、1および2を含み、1は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第1の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であり、2は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第2の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であってもよく、複数の更新情報には、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致した場合に、第1の態様および第2の態様とは異なる態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意する情報が含まれていてもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0065】
ステップS320において、更新識別情報が複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新する。
【0066】
ただし、更新識別情報が複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新する。
【0067】
例えば、複数の更新情報が1および2を含み、更新識別情報が0である場合(ここで、1は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第1の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であり、2は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第2の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であり、0は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、モードデータを更新することに事業者およびユーザの双方が同意しないことを示す。)、更新識別情報は複数の更新情報にマッチングせず、モードデータを更新することができず、モードデータは直接郵便モードデータに対応することは明らかである。
【0068】
例えば、複数の更新情報が1および2を含み、更新識別情報が1である場合(ここで、1は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第1の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であり、2は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第2の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報である。)、更新識別情報は複数の更新情報のうちの1つにマッチングして、モードデータを更新し、モードデータを初期値から個人エクスプレスモードデータに更新することは明らかである。
【0069】
本例示的な実施形態では、更新識別情報が複数の更新情報のうちの1つにマッチングするか否かを判定することにより、モードデータの更新方法を決定するだけでなく、顧客からの苦情を回避することができ、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率化を図ることができる。
【0070】
任意の実施形態において、更新情報は、第1の更新情報を含み、更新識別情報が複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することは、更新識別情報が第1の更新情報にマッチングする場合、クロスボーダーリソースクレデンシャル内のモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新することを含む。
【0071】
ここで、第1の更新情報は、複数の更新情報のうちの1つであり、更新識別情報が第1の更新情報にマッチングすれば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに直接更新する。なお、第1の更新情報は、数字であってもよく、文字列であってもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0072】
例えば、第1の更新情報が1であり、1は、リソースの判定結果が予め設定された結果と一致する場合に、第1の態様でモードデータを更新することにユーザまたは事業者が同意することを示す情報であり、このとき、更新識別情報も1であれば、更新識別情報が第1の更新情報にマッチングして、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャル内のモードデータを1から2に更新し、1は直接郵便モードデータであり、2は個人エクスプレスモードデータである。
【0073】
本例示的な実施形態では、更新識別情報が第1の更新情報にマッチングした場合に、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに直接更新することにより、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の論理が補完され、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率が向上し、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない事態の発生が効果的に低減され、ユーザの体感度が向上する。
【0074】
任意の実施形態において、
図4は、更新識別情報が複数の更新情報のうちの1つにマッチングする場合に、モードデータを更新するデータ処理方法のフローチャートを示しており、
図4に示すように、更新情報は、第2の更新情報を含み、この方法は、ステップS410において、更新識別情報が第2の更新情報にマッチングする場合に、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する数量情報を取得するステップを少なくとも含む。
【0075】
ここで、第2の更新情報は、複数の更新情報のうちの1つであり、更新識別情報が第2の更新情報にマッチングすれば、クロスボーダーリソースクレデンシャルを2つのクロスボーダーリソースクレデンシャルに分割するとともに、一方のクロスボーダーリソースクレデンシャルのモードデータのみを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新する。
【0076】
数量情報とは、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する、購入した商品の数量を示す情報である。
【0077】
例えば、更新識別情報は2であり、第2更新識別情報は2であるとき、明らかにこのとき更新識別情報は第2更新情報にマッチングし、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品の取得数は2個である。
【0078】
ステップS420において、数量情報が複数であれば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースしきい値及びリソースを取得する。
【0079】
ここで、クレデンシャルリソースしきい値とは、海関総署が定めた申告モードが直接郵便モードの場合、クロスボーダーリソースに対応する商品が到達できる総額である。
【0080】
リソースとは、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品の単価をいう。
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品の数が2個であれば、明らかにこのとき数量情報は複数であり、取得されたクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースしきい値は5000であり、かつクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品単価は3000、すなわちリソースは3000である。
【0081】
ステップS430において、リソースがクレデンシャルリソースしきい値未満である場合、クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割する。ここで、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のクレデンシャルリソースはクレデンシャルリソースしきい値以下である。
【0082】
その中で、クロスボーダーリソースクレデンシャルを分割すると、2つのクロスボーダーリソースクレデンシャルが得られ、一方は第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルであり、他方は第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルである。第1のクレデンシャルリソースとは、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソース、すなわち第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品の総額をいい、その商品の総額はクレデンシャルリソースしきい値以下である必要がある。
【0083】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルのクレデンシャルリソースが6000であり、すなわちクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するユーザが購入できる商品Aの総額が6000CNYであり、数量情報が2つであり、すなわちクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品Aの総数が2つであり、リソースが3000であり、すなわちクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品Aの単価が3000であり、クレデンシャルリソースしきい値が5000であると仮定すると、リソースクレデンシャルしきい値に基づいてクロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに分割することができ、かつ、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のクレデンシャルリソースはクレデンシャルリソースしきい値5000未満でなければならない。
【0084】
具体的には、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルは、商品Aを含む海関総署に申告するためのクロスボーダーリソースクレデンシャルであり、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルは、他の商品Aを含む海関総署に申告するためのクロスボーダーリソースクレデンシャルであることができる。
【0085】
ステップS440では、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のモードデータを直接郵便モードデータに維持し、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第2のモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新する。
【0086】
ここで、第1のモードデータとは、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを指し、それに対応して、第2のモードデータとは、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するモードデータを指す。
【0087】
第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のクレデンシャルリソースは、クレデンシャルリソースしきい値以下であることは明らかであるため、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルは、直接郵便申告のモードで海関総署に申告することができ、それに基づいて、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第1のモードデータを直接郵便モードデータとして維持し、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する第2のデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新する。
【0088】
本例示的な実施形態では、クロスボーダーリソースクレデンシャルを直接郵便モードで申告する税率は、クロスボーダーリソースクレデンシャルを個人エクスプレスモードで申告する税率より低く、直接郵便モードで申告する運送費は、個人エクスプレスモードで申告する運送費より低いため、クロスボーダーリソースクレデンシャルを分割すれば、クロスボーダーリソースクレデンシャルの完成度が向上し、クロスボーダーリソースクレデンシャルの完成効率が向上するとともに、ユーザおよび事業者の体験度も向上することができる。
【0089】
任意の実施形態では、クレデンシャルリソースしきい値に基づいて、クロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割するステップは、数量情報に基づいてクレデンシャルリソースしきい値に対し計算してしきい値算出結果を取得し、しきい値算出結果に基づいてクロスボーダーリソースクレデンシャルを第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルと第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルとに分割するステップを含む。
【0090】
なお、しきい値算出結果とは、数量情報に基づいてクレデンシャルリソースしきい値を算出した結果をいう。
【0091】
例えば、クロスボーダーリソースクレデンシャルに商品Aが3つ存在し、かつクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するリソース、すなわち商品Aの単価が2500CNYであり、クレデンシャルリソースしきい値が5000CNYである。
【0092】
これに基づき、クロスボーダーリソースクレデンシャルを分割する方法は、2種類の方法があり、第1の方法は、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに2つの商品Aが含まれ、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに1つの商品Aが含まれ、第2の方法は、第1のクロスボーダーリソースクレデンシャルに1つの商品Aが含まれ、第2のクロスボーダーリソースクレデンシャルに2つの商品Aが含まれていることである。
【0093】
クロスボーダーリソースクレデンシャルを分割する方法を決定するためには、数量情報に基づいてクレデンシャルリソースしきい値を計算する必要があり、具体的にはクレデンシャルリソースしきい値と数量情報を計算したしきい値算出結果が2500であり、リソース、すなわちクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する商品単価が2500以下であれば、上記第1の方法を用いてクロスボーダーリソースクレデンシャルを分割し、リソースが2500より大きい場合、上記第2の方法を用いてクロスボーダーリソースクレデンシャルを分割する。
【0094】
本例示的な実施形態では、しきい値算出結果に基づいてクロスボーダーリソースクレデンシャルを分割することにより、クロスボーダーリソースクレデンシャルの完成度を向上させ、クロスボーダーリソースクレデンシャルの完成効率を向上させ、ユーザが商品を購入する際に支払うべき運送費を低減させ、ひいてはユーザおよび事業者の体験度を向上させることができる。
【0095】
ステップS140では、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、データフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理する。
【0096】
本開示の例示的な実施形態において、データフィードバック結果は、海関総署が目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを受信した後に、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに申告された商品に対して放出するか否かを決定するデータを指し、データフィードバック結果は数字であっても文字列であってもよく、本例示的な実施形態では特に限定されない。
【0097】
例えば、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAを海関総署に送信し、海関総署から目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品を入国させることに同意するデータフィードバック結果1を受信し、このデータフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する物流情報を更新する。
【0098】
受信したデータフィードバック結果が0の場合、すなわち海関総署は目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品を入国させることに同意しない場合、そのデータフィードバック結果を目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する事業者に送信して、事業者を通じて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルAに対応する商品の購入失敗をユーザに知らせることができる。
【0099】
本開示の例示的な実施形態では、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果が得られ、このデータフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理されることにより、クロスボーダーリソースクレデンシャルの処理効率が向上し、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない状況の発生が効果的に低減され、ユーザの体感度が向上する。
【0100】
本開示の例示的な実施形態により提供される方法および装置では、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理のロジックを補完し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の効率を向上させ、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない事態の発生を効果的に低減し、ユーザの体感度を向上させる。
【0101】
以下、本開示の一実施形態に係るデータ処理方法について、応用シーンを用いて詳細に説明する。
【0102】
図5は、応用シーンにおけるデータ処理方法のフローチャートであり、510は受注サービス、512は申告サービス、514は電子ポート、516は海関総署である。
【0103】
具体的には、510受注サービスでは、まず、ステップS520の「直接郵便モードでの受注」を実行し、すなわち直接郵便モードで商品の注文を受け付け、次いで、ステップS522の「赤道システムによるデータ要求の送信」を実行し、その後、ステップS524の「受注受信メッセージの申告」を実行し、すなわち赤道システムから送信されたデータ要求に対応するメッセージを受信し、その後、ステップS526の「検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理して作成」を実行し、次いで、512申告サービスにおけるステップS528「直接郵便モード検査」に進み、検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応する基礎データを取得し、基礎データに対応する基礎条件を取得し、基礎データが基礎条件を満たすか否かを判定する。
【0104】
ステップS528における判定の結果、基礎データが基礎条件を満たしていれば、基礎データに対応する検証対象のクロスボーダーリソースクレデンシャルを、直接郵便モードのクロスボーダーリソースクレデンシャルとして決定する。
【0105】
S528を実行した後、516海関総署におけるステップS530「超過検査」を実行し、すなわちクレデンシャルリソースがクレデンシャルリソースしきい値より大きいか否かを判定し、判定結果であるリソースの判定結果を512申告サービスにおけるステップS532に戻す。
【0106】
ステップS532における注文が限度を超えているか否かの結果(すなわち、リソースの判定結果)が、クレデンシャルリソースがクレデンシャルリソースしきい値未満である場合、ステップS536を実行して直接郵便モードで514電子ポートに申告し、電子ポートはクロスボーダーリソースクレデンシャルを受信した後、クロスボーダーリソースクレデンシャルを516海関総署に送信し、続いて、516海関総署はステップS540「総署申告」を実行して海関の回付結果を得て、海関の回付結果を514電子ポートに送信し、ステップS542「海関の回付」を実行し、すなわち電子ポートは海関の回付結果を受信し、続いて、512申告サービスにおけるステップS544「回付解析」を実行して海関の回付結果を解析し、解析の結果を510受注サービスにおけるステップS548「プロセス終了」に送信し、具体的には、ステップS548は、解析の結果に基づいてクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理した後、プロセスを終了する。
【0107】
ステップS532で受信したリソースの判定結果が、クレデンシャルリソースがクレデンシャルリソースしきい値以上である場合には、ステップS534を実行し、事業者が協力事業者であるか否か、すなわち更新識別情報が更新情報の1つであるか否かを判定し、そうであれば、ステップS537を実行して、クロスボーダーリソースクレデンシャルのモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新し、次いで、ステップS538を実行し、すなわち、個人エクスプレスモードで514電子ポートに申告し、次いで、ステップS540、ステップS542、ステップS544及びステップS548を実行する。
【0108】
ステップS534の検証の結果、更新識別情報が更新情報のいずれにも属さない場合には、そのままステップS548を実行する。
【0109】
この応用シーンでは、リソースの判定結果に基づいてモードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対する処理の論理を完備し、クロスボーダーリソースクレデンシャルの処理効率が向上し、ひいてはクロスボーダーリソースクレデンシャルが処理できない状況の発生が効果的に低減され、ユーザの体感度が向上する。
【0110】
さらに、本開示の一例示的な実施形態において、データ処理装置が提供される。
図6は、データ処理装置の構成を示す概略図であり、
図6に示すように、データ処理装置600は、取得モジュール610と、受信モジュール620と、更新モジュール630と、処理モジュール640とを備えていてもよい。
【0111】
取得モジュール610は、クロスボーダーリソースクレデンシャルを取得し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するクレデンシャルリソースを取得して、クレデンシャルリソースを送信するように構成され、受信モジュール620は、クレデンシャルリソースに対応するリソースの判定結果を受信し、クロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するとともに初期値が直接郵便モードデータと一致するモードデータを取得するように構成され、更新モジュール630は、リソースの判定結果に基づいて、モードデータを直接郵便モードデータから個人エクスプレスモードデータに更新して、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを取得するように構成され、処理モジュール640は、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを送信し、目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルに対応するデータフィードバック結果を受信して、データフィードバック結果に基づいて目標のクロスボーダーリソースクレデンシャルを処理するように構成される。
【0112】
上述したデータ処理装置600の具体的な詳細は、対応するデータ処理方法において詳細に説明したので、ここでは省略する。
【0113】
なお、上述の詳細な説明では、データ処理装置600のいくつかのモジュールまたはユニットについて説明したが、この分割は必須ではない。実際、本開示の実施形態によれば、上述した2つ以上のモジュールまたはユニットの特徴および機能は、1つのモジュールまたはユニットにおいて具体化され得る。逆に、上述した1つのモジュールまたはユニットの特徴および機能は、さらに、複数のモジュールまたはユニットによって具体化されることができる。
【0114】
さらに、本開示の一例示的な実施形態において、上述した方法を実現することが可能な電子機器が提供される。
【0115】
次に、
図7を参照して、本開示のこの実施形態に係る電子機器700について説明する。
図7に示す電子機器700は一例であり、本開示の実施形態の機能および使用範囲に何ら制限はない。
【0116】
図7に示すように、電子機器700は汎用コンピューティング機器として表現される。電子機器700の構成要素は、上述した少なくとも1つの処理部710、上述した少なくとも1つの記憶部720、記憶部720および処理部710を含む異なるシステム構成要素を接続するバス730、表示部740を含むが、これらに限定されない。
【0117】
なお、前記記憶部には、本明細書の上述した「例示的な方法」セクションで説明した本開示の様々な実施形態に係るステップを実行するように、処理部710が実行可能なプログラムコードが記憶されている。
【0118】
記憶部720は、ランダムアクセス記憶部(RAM)721および/またはキャッシュメモリ722のような揮発性記憶部形態の読み取り可能な媒体を含むことができ、読み取り専用記憶部(ROM)723をさらに含むことができる。
【0119】
記憶部720は、オペレーティングシステム、1つまたは複数のアプリケーション、他のプログラムモジュール、およびプログラムデータを含むが、これらに限定されないプログラムモジュール725のセット(少なくとも1つ)を有するプログラム/使用ツール724をさらに含むことができる。
【0120】
バス730は、記憶部バスまたは記憶部コントローラ、周辺バス、グラフィックスアクセラレーションポート、処理部、または複数のバス構造のうちの任意のバス構造を使用するローカルバスを含む、いくつかのバス構造のうちの1つまたは複数を表すことができる。
【0121】
電子機器700は、1つまたは複数の外部機器770(例えば、キーボード、ポインティングデバイス、ブルートゥース(登録商標)デバイス等)と通信することができ、ユーザが電子機器700と対話できるようにする1つまたは複数の機器と通信することもでき、および/または、他のコンピューティング機器と通信できるようにする1つまたは複数の任意の機器(例えば、ルータ、モデム等)と通信することもできる。このような通信は、入出力(I/O)インタフェース750を介して行うことができる。また、電子機器700は、ネットワークアダプタ760を介して、1つまたは複数のネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域エリアネットワーク(WAN)、および/またはインターネットなどのパブリックネットワーク)と通信することもできる。図示されたように、ネットワークアダプタ760は、バス730を介して電子機器700の他のモジュールと通信する。なお、図示しないが、マイクロコード、デバイスドライバ、冗長処理部、外部ディスクドライブアレイ、RAIDシステム、テープドライブ、およびデータバックアップ記憶システム等を含むが、これらに限定されない他のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールは、電子機器700と組み合わせて使用することができる。
【0122】
以上の実施形態の説明により、当業者は、本明細書で説明される例示的な実施形態が、ソフトウェアによって実装されてもよいし、必要なハードウェアをソフトウェアに組み合わせて実装されてもよいことを容易に理解することができる。したがって、本開示の一実施形態による技術的態様は、1台のコンピューティング機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、端末装置、またはネットワーク装置など)が本開示の一実施形態による方法を実行するためのいくつかの命令を含むとともに、不揮発性記憶媒体(CD-ROM、USBディスク、リムーバブルハードディスクなど)またはネットワーク上に記憶することができるソフトウェア製品の形態で具現することができる。
【0123】
本開示の例示的な実施形態では、本明細書の上記方法を実現することができるプログラム製品が記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。いくつかの可能な実施形態では、本開示の様々な態様は、本明細書の上述の「例示的方法」セクションで説明した本開示の様々な例示的実施形態に従うステップを端末装置に実行させるためのプログラムコードを含む、プログラム製品の形態として実装することもできる。
【0124】
図8に示すように、本開示の一実施形態に係る上記方法を実現するためのプログラム製品800は、可搬型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)を採用することができ、プログラムコードを含み、パーソナルコンピュータなどの端末装置上で動作することができる。しかしながら、本開示のプログラム製品はこれに限定されるものではなく、本明細書において、読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶した任意の有形媒体であってもよく、このプログラムは、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されてもよい。
【0125】
前記プログラム製品は、1つまたは複数の読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用することができる。読み取り可能な媒体は、読み取り可能な信号媒体でも読み取り可能な記憶媒体でもよい。読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置または機器、または任意以上の組み合わせであってもよい。読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数の導線を有する電気的接続、可搬型ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、可搬型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または上記のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0126】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンド内または搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含み、読み取り可能なプログラムコードが搬送される。このような伝搬されるデータ信号は、電磁信号、光信号、または上述した任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置、または機器によって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播、または伝送することができる読み取り可能な記憶媒体以外の任意の読み取り可能な媒体であってもよい。
【0127】
読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、無線、有線、光ケーブル、RF等、または上述した任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない任意の適切な媒体で送信することができる。
【0128】
本開示の動作を実行するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができ、前記プログラミング言語は、Java、C+などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、さらに、「C」言語または類似のプログラミング言語などの通常のプロセスプログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピューティング機器上で実行されてもよく、部分的にユーザ機器上で実行され、個別のパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザコンピューティング機器上で実行され、部分的にリモートコンピューティング機器上で実行されてもよく、または完全にリモートコンピューティング機器またはサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピューティング機器に関する場合、リモートコンピューティング機器は、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピューティング機器に接続されることができ、または、外部コンピューティング機器に接続されることができる(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続される)。
【0129】
当業者は、明細書を考慮し、本明細書に開示された発明を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想起するだろう。本開示は、本開示の一般的原理に従い、本開示に開示されていない当技術分野における周知の常識または慣用技術手段を含む、本開示の任意の変形、用途、または適応的変化をカバーすることを意図している。明細書および実施形態は例示的なものとみなされ、本開示の真の範囲および精神は特許請求の範囲によって示される。
【国際調査報告】