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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-21
(54)【発明の名称】エラストマーシールばね
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20240313BHJP
   H01R 43/00 20060101ALI20240313BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
H01R43/00 B
H01R13/52 301G
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022562012
(86)(22)【出願日】2022-03-29
(85)【翻訳文提出日】2022-12-05
(86)【国際出願番号】 US2022022391
(87)【国際公開番号】W WO2022212406
(87)【国際公開日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】63/169,511
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/703,764
(32)【優先日】2022-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507164434
【氏名又は名称】ジェイ.エス.ティー.コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100120628
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 慎一
(72)【発明者】
【氏名】デマラトス デイビッド
【テーマコード(参考)】
5E051
5E087
【Fターム(参考)】
5E051BA01
5E087EE07
5E087LL04
5E087RR12
(57)【要約】
本発明のシールばねは、二重の機能性を有する。シールばねは、電気コネクタシステム内での使用中にシール特性とばね機能との両方を提供するのであり、当該シール特性とばね機能との両方は、そのシールばねのエラストマー性質によって達成される。シールばねは、好ましくは、シリコーン、EPDMゴム、又は使用中に類似の性能を提供する材料及び組成物などで構成される。本発明のシールばねは、その幾何学的形状によってばね区画又はシール区画に限定又は定義されるわけではない。外部ハウジング及びコネクタアセンブリ内の、シールばねの実現が示されている。シールばねは、圧縮され、外部ハウジング内でタブに対して適切なばね力を提供する。シールばねはまた、使用中にインタフェースシール及び環境シールとして機能する。シールばねは、実質的に、その全体において、切れ目のない連続した単一の構造のものである。シールばねの部分又は区画は、溶接、はんだ付け、又はろう付けされた部分又は区画から構成されることはない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面を有する側部と、
表面を有する第1の面と、
表面を有する第2の面と、
内部側壁を有し、当該内部側壁が、実質的にフレア状又は角度付きである部分を含む、内部アパーチャと、
前記側部の一部分に位置するとともに前記側部表面の一部分によって形成された、外部シール部分と、
前記内部側壁の一部分で前記内部アパーチャの内側に位置し、少なくとも前記第2の面に実質的に隣接する、内部シール部分と、を備えることを特徴とする、シールばね。
【請求項2】
前記外部シール部分が、前記シールばねの前記側部の、前記側部表面の一部分によって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項3】
前記内部シール部分が、前記側壁の、側部表面の一部分によって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項4】
前記外部シール部分が、ハウジングの壁と相互作用し、及び前記ハウジングの壁に対してシールすることを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項5】
前記内部シール部分が、ハウジングと相互作用し、及び前記ハウジングに対してシールすることを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項6】
前記外部シール部分が、前記側部において、前記第1の面及び前記第2の面に対して均等に位置していないことを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項7】
前記内部シール部分が、前記側部において、前記第1の面及び前記第2の面に対して均等に位置していないことを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項8】
前記内部側壁が、フレア状部分を有することを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項9】
前記内部側壁が、角度付き部分を有することを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項10】
コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための方法であって、
第1の面と、第2の面と、実質的にフレア状又は角度付きである部分を含む内部側壁を有する、内部アパーチャと、前記第2の面に実質的に隣接する内部シール部分と、を前記シールばねに設けるステップと、
前記シールばねをハウジングの内部空洞に挿入するステップと、
前記シールばねを前記ハウジングの前記内部空洞内に押し込めるステップと、
次いで、前記ハウジングの前記内部空洞内でタブに当てて前記シールばねを位置付けるように、前記シールばねを前記ハウジング内に押し込めるステップと、
次いで、第2の外部ハウジングを前記ハウジングの内部空洞に挿入するステップと、及び
次いで、前記タブへのばね力を提供するステップと、を含むことを特徴とする、方法。
【請求項11】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、前記ハウジングの前方停止部に対して押圧することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、第2の外部ハウジングに接触し、前記第2の外部ハウジングが、前記シールばねの内部アパーチャに挿入することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記シールばねが、前記ハウジングの前記内部空洞に対してシールすることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、第2の外部ハウジングに接触し、前記第2の外部ハウジングが、前記シールばねの内部アパーチャに挿入されることを特徴とする、前記シールばねが、前記第2の外部ハウジングに対してシールすることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記側部、前記第1の面及び前記第2の面、前記内部アパーチャ、前記外部シール部分、前記側壁、ならびに前記内部シール部分が、実質的に、全体として切れ目のない連続した単一の構造である前記シールばねを形成することを特徴とする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項16】
少なくとも側部、前記第1の面及び前記第2の面、内部アパーチャ、外部シール部分、前記側壁、ならびに内部シール部分が、実質的に、全体として切れ目のない連続した単一の構造である前記シールばねを形成することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
この特許出願は、2021年4月1日に提出された特許仮出願第63/169511号明細書に対する優先権を主張し、ここに、その全体が、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【背景技術】
【0002】
シリコーン又は任意のエラストマー材料(性質上、ゴム様である材料)は、特に電気コネクタシステムの用途において、水、空気(任意のガス状要素もしくは分子)、又はコネクタシステムが組み立てられるときには存在しない任意の異物として定義される任意の破片などであるがこれらに限定されない外側の要素が、コネクタシステム内に入るのを防止する目的でシールを形成する材料として使用されることが多い。これらのシールは、環境シールとして分類される。特定の環境シールのシール特性は、材料のエラストマー特性、及びコネクタシステム内におけるその環境シールの場所内で動作するための適切な幾何学的形状によって達成される。これらの環境シールはまた、多くの場合、それら環境シールの意図された使用場所に基づいて、面シール、インタフェースシール、リングシール、ケーブルシール、つや消し(mat)(又はつや消し(matte))シール、及びワイヤシールなどの用語で命名される。
【0003】
二重の機能性の環境シールによって、シールは、電気コネクタアセンブリ内でシール特性とばね機能との両方を提供することができる。シールは、そのエラストマー性質によって達成されるばね機能を有するが、それでもなお、使用中に環境シールとして動作することができる。シールは、シリコーン、EPDMゴム、使用中に類似の性能を提供する材料及び組成物などで構成される。さらに、シールは、その幾何学的形状によってばね区画又はシール区画に限定又は定義されるわけではない。したがって、シールばねは、幾何学的形状ベースではなく、シール機能とばね機能との二重の機能性が必要とされる任意の場所で機能し得る。1つのそのような実現は、インタフェースシールとしてコネクタアセンブリのハウジングの内部空洞内にあり、本出願で詳細に説明される。
【発明の概要】
【0004】
本発明のシールばねは、二重の機能性を有する。使用中、シールばねは、電気コネクタアセンブリ内でシール特性とばね機能との両方を提供する。シールばねのシール特性はまた、コネクタアセンブリ、ハウジング、又はコネクタシステム内の他の類似の用途内に配置されたときに、環境シールを提供することができる。使用中のこの二重の機能性は、シールばねがシールとばねとの両方として同時に作用するときに、そのシールばねのエラストマー性質によって達成される。シールばねは、シリコーン、EPDMゴム、使用中に類似の性能を提供する材料及び組成物などで構成される。さらに、本発明のシールばねはまた、その幾何学的形状によってばね区画又はシール区画に限定又は定義されるわけではない。したがって、シールばねは、幾何学的形状ベースではなく、シール機能とばね機能との二重の機能性が必要とされる任意の場所で機能し得る。1つのそのような実現は、コネクタアセンブリのハウジングの内部空洞内にあり、本出願で詳細に説明される。
【0005】
本発明のシールばねは、外部ハウジング及びコネクタシステムと相互作用するが、これに限定されない。シールばねは、圧縮され変形させられるのであり、コネクタアセンブリの外部ハウジングのタブに対して押圧し及びタブに対してばねとして作用する。したがって、シールばねは、使用中にばね機能を提供する。第3の外部ハウジングが外部ハウジング内へ完全にシールを押圧し、タブがシールばねの内部表面を圧縮し及び変形させ、ならびに別の第3の外部ハウジングがシールばねの内部アパーチャに挿入されるときに、シールばねは、外部ハウジングの内部空洞内へ圧縮され変形させられる。シールばねのエラストマー特性及びデュロメータ仕様は、シールばねの圧縮された状態が外部ハウジングのタブに対してばね力を及ぼすことを可能にする。したがって、シールばねは、外向きのばね力を生成して及ぼし、当該ばね力は、使用中、タブに対してシールばねを押し込めるように作用し、当該タブは、次いで第3の外部ハウジング、又はコネクタ内の類似の特徴に対して押圧する。シールばねは、タブに対して追加の力を提供し、完成されたコネクタアセンブリ内で使用されるときに第3の外部ハウジングに対してのより高い接触圧力を提供する。
【0006】
さらに、シールばねのシール特性は、圧縮されたシールばねがシール機能も提供することを可能にする。シールばねは、2つのシール部分を有し、1つは、そのシールばねの側部にあり、1つは、そのシールばねの内部側壁にある。シールばねは、外部ハウジングに対する外部シール機能、及び内部ハウジングに対する内部シール機能を提供する。したがって、シールばねは、インタフェースシールとして作用し、外部ハウジングの空洞の表面に対して及びコネクタシステムの内部ハウジングの表面に対して押圧するのであり、このように使用されるときに環境シールを提供もする。したがって、シールばねは、二重の目的を有し、コネクタアセンブリ内での使用時に環境シールとばねとの両方として同時に作用する。
【0007】
さらに、本発明のシールばねは、実質的に、その全体において、切れ目のない連続した単一の構造のものである。本発明のシールばねの部分又は区画は、溶接、はんだ付け、又はろう付けされた部分又は区画から構成されることはない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のシールばねの正面斜視図である。
図2】本発明のシールばねの後部斜視図である。
図3】本発明の外部ハウジングの末端斜視図である。
図4】外部ハウジング及びシールばねの断面図であり、シールばねは外部ハウジング内に存在している。
図5】外部ハウジングの断面図であり、外部ハウジングは、外部ハウジングの空洞内に挿入されて存在するシールばねを有し、第2の外部ハウジングは、設置されている。
図6】外部ハウジングを有するコネクタアセンブリの断面図であり、外部ハウジングは、外部ハウジングの空洞内に挿入されて存在するシールばねを有し、第2の外部ハウジングは、設置されており、第3の外部ハウジングは、設置されている。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のシールばね100の好ましい実施形態は、図1に見られる通りである。シールばね100は、好ましくは、シリコーン、EPDMゴム、又は使用中に類似の性能を提供する材料及び組成物などで構成される。シールばね100は、第1の面102と、第1の面の表面112と、第2の面104と、第2の面の表面114と、側部106とを有する。第2の面104及び第2の面の表面114は、側部106に対して実質的に垂直に延在する。側部106は、表面116を有し、側部106は、第1の面102と第2の面104との間にある。シールばね100はまた、側部106の一部分にあって、側部106から外向きに延在し、側面の表面116の一部分によって形成された、外部シール部分120を有する。ここでは、外部シール部分120は、好ましくは実質的に第2の面104寄りに位置し、シールばね100上に均等に位置しておらず、そのシールばね100の側部106上で不均等であり、第1の面102と第2の面104との間の距離に関してそれぞれ中央に位置しておらず等距離でもない。さらに、シールばね100は、内部側壁109を有する内部アパーチャ(aperture:開口部)108を有する。内部側壁109は、表面110を有する。さらに、シールばね100は、内部側壁109に位置しており、それぞれの内部側壁109の一部分において内部アパーチャ108の内側で内向きに延在し、表面110の一部分によって形成された、内部シール部分130を有する。ここでは、内部シール部分130は、好ましくは実質的に第2の面104寄りに位置し、シールばね100上に均等に位置しておらず、そのシールばね100の内部側壁109上で不均等であり、第1の面102と第2の面104との間の距離に関してそれぞれ中央に位置しておらず等距離でもない。
【0010】
さらに、本発明のシールばね100は、実質的に、その全体において、切れ目のない連続した単一の構造のものである。本発明のシールばね100の部分又は区画は、溶接、はんだ付け、又はろう付けされた部分又は区画から構成されることはない。シールばね100の組成は、均質であるか又は二材料であり(共成形され)、エラストマー又はゴムの特性を有する。
【0011】
図2は、シールばね100の第2の面104及び第2の面の表面114を示す。側面の表面116を有する側部106も、示されている。前述のように、シールばね100は、外部シール部分120及び内部シール部分130を有する。外部シール部分120は、コネクタアセンブリの外部ハウジング200と相互作用してこれと共にシールする(図6を参照されたい)。内部シール部分130は、後により詳細に説明するように、第3の外部ハウジング400と相互作用してこれと共にシールする(図6を参照されたい)。
【0012】
図1にも示されて、シールばね100は、内部側壁109のフレア状又は角度付き部分を有する。内部側壁109のこのフレア状又は角度付き部分は、後に説明するように、シールばね100が使用されているときに、ばねとして作用する(図6を参照されたい)。内部側壁109のフレア状又は角度付き部分は、フレア状又は角度付きになりつつあり、内部側壁109のその部分は、シールばね100の長手方向(第1の面102から第2の面104への方向と定義され、逆も同様である)に関するその部分の長さに沿って狭くテーパ状にされており、内部シール部分130から第1の面102に向かう方向に狭くテーパ状になっている。さらに、内部側壁109のフレア状又は角度付き部分は、表面110の部分であって、シールばね100の前述の長手方向に関するその表面110の部分の長さに沿って狭くテーパ状にされており、内部シール部分130から第1の面102に向かう方向に狭くテーパ状になっている、表面110の部分を提供する。内部側壁109のフレア状又は角度付き部分は、またそのことによって内部シール部分130から第1の面102に向かう距離に沿って内部アパーチャ108の面積又はサイズをそれぞれ拡大し、逆に長手方向(第2の面104から第1の面102への方向と定義され、逆も同様である)に第1の面102から内部シール部分130に向かう距離に沿って内部アパーチャ108のサイズを制限している。前述のように、シールばね100の内部側壁109のフレア状又は角度付き部分の目的は、ばね機能を提供することであり、後に説明する。
【0013】
図3には、コネクタアセンブリの外部ハウジング200が示されている。外部ハウジング200は、内部空洞204を有する本体206を有する。内部空洞204は、側壁214を有する。さらに、外部ハウジング200の内部空洞204は、外部ハウジング200の第1の末端部分212内の開口部202を有する。さらに、外部ハウジング200は、第2の末端部分222を有する。外部ハウジング200の内部空洞204はまた、表面252を有するシール前方停止部250を有する。シール前方停止部250及び表面252は、外部ハウジング200の長手方向(第1の末端部分212から第2の末端部分222への方向と定義され、逆も同様である)に関して側壁214へその長さに沿って実質的に垂直に延在する。シール前方停止部250及びその表面252は、シールばね100が内部空洞204に挿入されるときでかつシールばね100が外部ハウジング200と共に使用されているときに、シールばね100と相互作用するように設けられる。
【0014】
図3には、外部ハウジング200の第1のタブ230a、及び外部ハウジング200の第2のタブ230bも示されている。外部ハウジング200は、図示のように第1のタブ230aの対を有してもよいが、数量はこれに限定されない。外部ハウジング200は、図示のように第2のタブ230bの対を有してもよいが、数量はこれに限定されない。外部ハウジング200の第1のタブ230a及び外部ハウジング200の第2のタブ230bは、内部空洞204内に延在し、外部ハウジング200の後壁240から実質的に垂直に延在する。後壁240は、内部空洞204内にあり、外部ハウジング200の長手方向(第1の末端部分212から第2の末端部分222への方向と定義され、逆も同様である)に関して、外部ハウジング200の内部空洞204の側壁214から、その後壁240の長さに沿って実質的に垂直に延在する。第1のタブ230a及び第2のタブ230bは各々、各タブ230a、230bの末端に位置した先端232a、232bをそれぞれ有する。タブ230a、230bは、開口部202に向かって内部空洞204内に延在し、当該タブ230a、230bの方向で、先端232a、232bが、実質的に外部ハウジング200の開口部202に向かって面する。タブ230a、230bの他方の反対側の末端は、取り付けられる末端239a、239bである。タブ230a、230bの一部分である取り付けられる末端239a、239bであって、外部ハウジング200の後壁240に取り付けられる、取り付けられる末端239a、239bである。各タブ230a、230bは、それぞれカンチレバー・ビーム・アーム238a、238bを有する。カンチレバー・ビーム・アーム238a、238bは、タブ230a、230bの長さによってかつそれに沿って、より具体的には、取り付けられる末端239a、239bと先端232a、232bとの間にあるタブ230a、230bの一部分によって形成される。
【0015】
第1のタブ230a及び第2のタブ230bは各々、角度付き引込み線236a、236bもそれぞれ有する。角度付き引込み線236a、236bの各々は、その長さに全体的に沿って先端232a、232bに向かって角度付きであるか又はテーパ状にされており、外部ハウジング200の長手方向(第1の末端部分212から第2の末端部分222への方向と定義され、逆も同様である)に関する方向にテーパ状になっている。角度付き引込み線236a、236bの各々は、実質的に、外部ハウジング200の内部空洞204の側壁214に面する。第1のタブ230a及び第2のタブ230bの各々の、角度付き引込み線236a、236bは、使用時に、後に説明するようにシールばね100と接触する。
【0016】
第1のタブ230a及び第2のタブ230bは各々、第1の表面234a、234b及び第2の表面235a、235bもそれぞれ有する。各第1の表面234a、234bは、外部ハウジングの内部空洞204に面する。各第1の表面は、第1の表面234a、234bのうちの他方に面してもよい。図1に見られるように、その長さに沿って、第1のタブ230aの第1の表面234aは、第2のタブ230bの対向する反対側の第1の表面234bに実質的に面し、逆も同様である。第2の表面235a、235bは、外部ハウジング200の内部空洞204の側壁214に面する。
【0017】
図4には、シールばね100が挿入された外部ハウジング200が示されている。ここでは、シールばね100は、外部ハウジング200に挿入され、第1の面102は、最初に外部ハウジング200の後部222に向かって挿入される。シールばね100の第1の面102及び第1の面の表面112はまた、前方停止部250及びその表面252に当接してもよい。外部ハウジング200の第1のタブ230a及び第2のタブ230bは、シールばね100の内部アパーチャ108に入っており、それぞれの先端232a、232bは、初めにシールばね100の内部アパーチャ108に入っておりシールばね100と接触している。さらに、関連するタブ230a、230bの各々の、角度付き引込み線236a、236bは、図示のように、シールばね100がさらに外部ハウジング200に挿入されると、シールばね100の内部側壁109とさらに接触する。
【0018】
図4に見られるように、シールばね100は、外部ハウジング200に挿入されてもよく、シールばね100は、第2の外部ハウジング300によって外部ハウジング200内に保持される。外部ハウジング200の空洞、及びシールばね100のアパーチャ108は、図6に見られるように、第3の外部ハウジング400が挿入及び収容され得るスペースを有する。
【0019】
上記で説明したように、タブ230a、230bは、シールばね100の内部側壁109の表面110に対して当接及び接触する。より具体的には、タブ230a、230bは、内部側壁109のフレア状又は角度付き部分に当接及び接触する。タブ230a、230bが、内部アパーチャ108に入ってシールばね100に接触すると、シールばね100の内部側壁109のフレア状又は角度付き部分は、圧縮され、シールばね100は、タブ230a、230bに対してばね様の力を行使する。タブ230a、230bは、図4に示すように、シールばね100の内部表面109内へ押圧して押し進んでいる。シールばね100は、外部ハウジング200及びタブ230a、230bにさらに挿入されることができるのであり、第2の外部ハウジング300が挿入されて後続の第3の外部ハウジング400が次いで挿入されるとき、シールばね100の内部表面109内へさらに押圧して押し進む(図5図6を参照されたい)。シールばね100は、使用時に、タブ230a、230bに対して適切なばね力を提供して及ぼし、外向きの方向にそのシールばね100自体を押し進めながら先端232a、232b、角度付き引込み線236a、236b、及びタブ230a、230bの第2の表面235a、235bに向かって及びそれらに対してそのシールばね100のばね力を加える。さらに、内部側壁109の角度又はテーパは、タブ230a、230bがシールばね100の内部側壁109の表面110と実質的に接触するときに、タブ230a、230bの角度付き引込み線部分236a、236bが内部側壁109のフレア状又は角度付き部分上に存在するようなものである。シールばね100が、外部ハウジング200に挿入されると、シールばね100の第1の面102は、各タブ230a、230bの先端232a、232bと実質的な接触をするのではなくてもよい。ここで、シールばね100が、挿入されたとき、第1の面102は、先端232a、232b、角度付き引込み線236a、236b、及び第2の表面235a、235bの下方に存在する。さらに、内部側壁109の角度又はテーパは、内部側壁109のフレア状又は角度付き部分が、それぞれのタブ230a、230bの角度付き引込み線部分236a、236bの下方に存在するようなものである。したがって、シールばね100のばね力は、内部側壁109の角度の又はテーパ状にされた部分によってタブ230a、230bに行使され加えられる。より具体的には、ばね力は、タブ230a、230bの角度付き引込み線部分236a、236bに向かって及びそれらに対して、全体的に方向付けられる。タブ230a、230bは、わずかに可撓性であり、その長さに沿ってカンチレバー・ビーム・アーム238a、238b部分で可撓性である。先端232a、232b、角度付き引込み線236a、236b、又は第2の表面235a、235bが、ここではシールばねによって、接触されるとき、タブ230a、230bは、撓む(図5図6を参照されたい)。シール100の内部側壁109の角度又はテーパはまた、シールばね100が、挿入されるとき及び使用されているときに、タブ230a、230b又はコネクタハウジングの類似の特徴と接触するときに、使用されているときに損なわれ、歪められ、裂かれ、もしくは破られ、又は別様に破壊されることを防止する。
【0020】
図5は、外部ハウジング200と第2の外部ハウジング300とを有するコネクタシステムを示し、シールばね100は、外部ハウジング200に挿入されている。ここでは、図4におけるように、シールばね100は、外部ハウジング200の204内部空洞に挿入されており、シールばね100の第1の面102は、最初に内部空洞204に挿入されて、外部ハウジング200の後部末端222に向かって前方に押し進められている。第2の面104は、内部空洞204内に露出され、外部ハウジング200の開口部202に向かって面している。図示のように、第2の外部ハウジング300は、開口部202を通って外部ハウジング200の内部空洞204に挿入されている。第2の外部ハウジング300は、シールばね100の第2の面104及び第2の面の表面114において接触して、シールばね100を押圧し、これに接触し、及びこれに当接する。前述のように、第2の面104及び第2の面の表面114は、シールばね100の側部106に対して実質的に垂直に延在する。第2の外部ハウジング300は、内部空洞204内へさらに前方に、かつ第2の末端部分222及びタブ230a、230bに向かって、シールばね100を押し込める。この時点で、シールばね100の第1の面102及び第1の面の表面112は、前方停止部250に当接し、前方停止部250は、さらに外部ハウジング200の内部空洞204内への、シールばね100の移動を制限する。ここで、シールばね100は、コネクタシステム内ならびに外部ハウジング200及び内部空洞204内で、固定された静止位置にある。内部空洞204内のこの固定された静止位置では、外部ハウジング200の長手方向(第1の末端部分212から第2の末端部分222への方向と定義され、逆も同様である)に関して、シールばね100は、第2の外部ハウジング300の末端と外部ハウジング200の前方停止部250との間で内部空洞204内に存在する。また、シールばね100がこの固定された静止位置にあるとき、シールばね100は、タブ230a、230bに対して、外部ハウジング200の内部空洞204の内側のそのシールばね100の以前の位置よりも大きなばね力を及ぼしている。同時に、タブ230a、230bは、外部ハウジング200の内部空洞204の内側のそのタブ230a、230bの以前の位置と比較した場合、さらにシールばね100の内部アパーチャ108に挿入しており、シールばね100の内部表面109のフレア状又は角度付き部分内へさらに、移動しており圧縮されている。
【0021】
図6に見られるように、シールばね100の完全に圧縮され変形させられた向き又は状態は、外部ハウジング200のタブ230a、230bに向かう及びそれに対する方向の、ばね様の力及びばね機能を提供する。ここでは、図5におけるように、シールばね100は、外部ハウジング200の内部空洞204に挿入されており、シールばねの第1の面102は、最初に内部空洞204に挿入されて、外部ハウジング200の第2の末端部分222に向かって前方に押し進められている。第2の面104は、内部空洞204内にあり、外部ハウジング200の開口部202に向かって面している。ここでは、第2の外部ハウジング300は、開口部202を通って外部ハウジングの内部空洞204に挿入されている。第2の外部ハウジング300は、外部ハウジング200の内部空洞204に入り、シールばね100の第2の面104及び第2の面の表面114に接触して、シールばね100を押圧し、これに接触し、及びこれに当接する。第2の外部ハウジング300は、内部空洞204内へさらに前方に、かつ第2の末端部分222及びタブ230a、230bに向かって、シールばね100を押し込める。この時点で、シールばね100の第1の面104及び第1の面の表面114は、前方停止部250に当接及び接触し、前方停止部250は、さらに外部ハウジングの内部空洞204内への、シールばね100の移動を制限する。ここで、シールばね100は、コネクタシステム内ならびに外部ハウジング200及び内部空洞204内で、固定された静止位置にある。内部空洞204内のこの固定された静止位置では、外部ハウジング200の長手方向(第1の末端部分212から第2の末端部分222への方向と定義され、逆も同様である)に関して、シールばね100は、第2の外部ハウジング300の末端と外部ハウジング200の前方停止部250との間で内部空洞204内に存在する。
【0022】
また、図6では、第3の外部ハウジング400は、シールばね100の内部アパーチャ108に挿入されている。図示の圧縮されたシールばね100はまた、タブ230a、230bに対して適切なばね力を提供しながら、外部ハウジング200に対する外部シール、及び第3の外部ハウジング400に対する内部シール機能を維持及び提供する。シールばね100の外部シール部分120は、外部ハウジング200の内部空洞204の側壁214に対してシールする(図6を参照されたい)。シールばね100の内部シール部分130は、第3の外部ハウジング400の表面に対してシールする(図6を参照されたい)。したがって、シールばね100は、2つの独立した別々の表面に対してシールしている。シールばね100は、したがってコネクタシステム内のこの場所でインタフェースシールとして作用するのであり、このように使用されるときにそれ自体を環境シールとして提供もする。したがって、シールばね100は、二重の目的を有し、コネクタアセンブリ内での使用時に環境シールとばねとの両方として同時に作用する。
【0023】
また、図6のシールばねは、その内部アパーチャ108に挿入された第3の外部ハウジング400を設けられているとき、完全に圧縮され変形させられている。第3の外部ハウジング400の挿入によって、シールばね100の内部シール部分130上に圧力があり、及び内部シール部分130による第3の外部ハウジング400に対して返される圧力がある。この最終的な圧縮され変形させられた状態のシールばね100は、タブ230a、230bに対して、外部ハウジングの空洞内のそのシールばね100の位置内でのそのシールばね100の以前の相互作用よりも大きなばね力を及ぼしている。シールばね100は、タブ230a、230bに対して圧縮及びばね力を提供して、組み立てられるときにタブ230a、230bを第3の外部ハウジング400に対して押し付け、タブ230a、230bと第3の外部ハウジング400との実質的な接触を提供する。より具体的には、タブ230a、230bのカンチレバービーム部分は、第3の外部ハウジング400と実質的に接触してもよい。より正確には、タブ230a、230bが撓む方向は、全体的に内向きであり、内部空洞204、内部アパーチャ108、又は別のタブ230a、230bである対向するものに、向かう方向である。ばねシール100は、第3の外部ハウジング400に対するタブ230a、230bのより高い接触圧力のために、シールばね100なしで存在したであろうよりも大きな力、追加の力を提供する。この力及びこれに伴う圧力は、樹脂単独から作られたタブ230a、230b、カンチレバー・ビーム・アーム238a、238b、及び外部ハウジング200の使用と比較して、応力緩和に対してはるかにより抵抗力がある。シールばね100の利益は、外部ハウジング200と第3の外部ハウジング400との間のより高い接触圧力である。同時に、タブ230a、230bは、外部ハウジング200の内部空洞204の内側のそのタブ230a、230bの以前の位置と比較した場合、さらにシールばね100の内部アパーチャ108に挿入しており、シールばね100の内部表面109のフレア状又は角度付き部分内へさらに、移動しており圧縮されている。第3の外部ハウジング400は、好ましくはめっき樹脂ハウジングであり、伝導性であり、コネクタアセンブリの遮蔽において助けになる。外部ハウジング200は、これも好ましくは伝導性であり、金属注入された樹脂で構成され、使用時にコネクタアセンブリの遮蔽において助けにもなる。外部ハウジング200を使用するコネクタアセンブリのためのグランド方式の部分は、タブ230a、230bが伝導性の第3の外部ハウジング400と接触するときに、完成されることができ、ここで当該タブ230a、230bも、好ましくは伝導性コーティングされている。
【0024】
シールばね100材料の弾性特性及び耐久性は、特性と効果との前述の組合せが提供されるように、最適化される。さらに、本発明のシールばね100は、その幾何学的形状によってばね区画又はシール区画に限定又は定義されるわけではない。したがって、シールばね100は、幾何学的形状ベースではなく、シール機能とばね機能との二重の機能性が必要とされる任意の場所で機能し得る。さらに、外部ハウジング200の内部空洞204のサイズ又はスペースは、シールばね100のばね機能又は内部及び外部シール特性を移行させるためにかつ妨げないために、シールばね100の変形を可能にするように最適化及び調整されてもよい。あるいは、シールばね100のサイズは、示されている外部ハウジング200などの、ハウジング内のシールばね100のばね機能又は内部及び外部シール特性を移行させるためにかつ妨げないために、シールばね100の変形を可能にするように最適化及び調整されてもよい。
【0025】
前述の説明は、本発明の好ましい実施形態に向けられているが、他の変形及び修正が当業者に明らかであり、本発明の精神又は範囲から逸脱することなくなされ得ることに留意する。さらに、本発明の一実施形態に関連して説明されている要素、構造的配置、又は特徴は、上記で明示的に表明されていない場合でも、他の実施形態と組み合わせて使用され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-01-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
側部表面を有する側部と、
表面を有する第1の面と、
表面を有する第2の面と、
内部側壁を有し、当該内部側壁が、実質的にフレア状又は角度付きである部分を含む、内部アパーチャと、
前記側部の一部分に位置するとともに前記側部表面の一部分によって形成された、外部シール部分と、
前記内部側壁の一部分で前記内部アパーチャの内側に位置し、少なくとも前記第2の面に実質的に隣接する、内部シール部分と、を備える、シールばね。
【請求項2】
前記外部シール部分が、前記シールばねの前記側部の、前記側部表面の一部分によって形成されている、請求項1に記載のシールばね。
【請求項3】
前記内部シール部分が、前記内部側壁の、側部表面の一部分によって形成されている、請求項1に記載のシールばね。
【請求項4】
前記外部シール部分が、ハウジングの壁と相互作用し、及び前記ハウジングの壁に対してシールする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項5】
前記内部シール部分が、ハウジングと相互作用し、及び前記ハウジングに対してシールする、請求項1に記載のシールばね。
【請求項6】
前記外部シール部分が、前記側部において、前記第1の面及び前記第2の面に対して均等に位置していない、請求項1に記載のシールばね。
【請求項7】
前記内部シール部分が、前記側部において、前記第1の面及び前記第2の面に対して均等に位置していない、請求項1に記載のシールばね。
【請求項8】
前記内部側壁が、フレア状部分を有する、請求項1に記載のシールばね。
【請求項9】
前記内部側壁が、角度付き部分を有する、請求項1に記載のシールばね。
【請求項10】
コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための方法であって、
第1の面と、第2の面と、実質的にフレア状又は角度付きである部分を含む内部側壁を有する、内部アパーチャと、前記第2の面に実質的に隣接する内部シール部分と、を前記シールばねに設けるステップと、
前記シールばねをハウジングの内部空洞に挿入するステップと、
前記シールばねを前記ハウジングの前記内部空洞内に押し込めるステップと、
次いで、前記ハウジングの前記内部空洞内でタブに当てて前記シールばねを位置付けるように、前記シールばねを前記ハウジング内に押し込めるステップと、
次いで、第2の外部ハウジングを前記ハウジングの内部空洞に挿入するステップと、及び
次いで、前記タブへのばね力を提供するステップと、を含む、方法。
【請求項11】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、前記ハウジングの前方停止部に対して押圧する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、第2の外部ハウジングに接触し、前記第2の外部ハウジングが、前記シールばねの内部アパーチャに挿入する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記シールばねが、前記ハウジングの前記内部空洞に対してシールする、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記コネクタアセンブリ内のシールばねを組み立てるための前記方法は、前記シールばねにばね力を提供する前記ステップの後に、前記シールばねが、第2の外部ハウジングに接触し、前記第2の外部ハウジングが、前記シールばねの内部アパーチャに挿入されることを特徴とする、前記シールばねが、前記第2の外部ハウジングに対してシールする、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記側部、前記第1の面及び前記第2の面、前記内部アパーチャ、前記外部シール部分、前記内部側壁、ならびに前記内部シール部分が、実質的に、全体として切れ目のない連続した単一の構造である前記シールばねを形成する、請求項1に記載のシールばね。
【請求項16】
少なくとも側部、前記第1の面及び前記第2の面、内部アパーチャ、外部シール部分、前記内部側壁、ならびに内部シール部分が、実質的に、全体として切れ目のない連続した単一の構造である前記シールばねを形成する、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
内壁から延在する可撓性のあるタブを含むハウジングと、
表面を有する側部と、
表面を有する第1の面と、
表面を有する第2の面と、
側壁を有する内部アパーチャと、
前記側部の一部分に位置するとともに前記側部の表面の一部分によって形成された外部シール部分と、
前記側壁の一部分で前記内部アパーチャの内側に位置した内部シール部分と、を含む、
前記ハウジングと相互作用するとともに前記ハウジングに対してシールするシールばねと、
を備え、
前記内部アパーチャが、前記第1の面と前記第2の面との間のスルーホールであり、
前記側壁が、前記第1の面に向かう角度付き部分を有しており、
前記角度付き部分は、テーパ状になっており、
前記角度付き部分は、前記ハウジングの可撓性のあるタブを受け入れ、押圧されるように構成されるとともに、前記可撓性のあるタブの一部分に対してばね様の力を行使するように構成されており、
前記内部シール部分が前記第2の面寄りに位置しており、前記可撓性のあるタブは、前記シールばねの前記側壁の前記角度付き部分が前記タブの先端、前記内部シール部分、又は第2の面に接触したときに、撓む、コネクタアセンブリ。
【請求項18】
前記外部シール部分が、前記シールばねの前記側部の、前記表面の一部分によって形成されている、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項19】
前記内部シール部分が、前記側壁の、側部表面の一部分によって形成されている、請求項18に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項20】
前記外部シール部分が、ハウジングの壁と相互作用し、及び前記ハウジングの壁に対してシールするように構成されている、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項21】
前記内部シール部分が、ハウジングと相互作用し、及び前記ハウジングに対してシールするように構成されている、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項22】
前記外部シール部分が、前記側部において、前記第1の面及び前記第2の面に対して均等に位置していない、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項23】
前記角度付き部分が、ハウジングのカンチレバー・ビーム・アームの先端と前記ハウジングの本体との間に押し込まれるように構成されている、請求項17記載のコネクタアセンブリ。
【請求項24】
前記角度付き部分が、前記先端に対してばね様の力を行使するように構成されている、請求項23に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項25】
前記角度付き部分が、ハウジングのカンチレバー・ビーム・アームの角度付き引込み部と前記ハウジングの本体との間に押し込まれるように構成されている、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項26】
前記側部、前記第1の面及び前記第2の面、前記内部アパーチャ、前記外部シール部分、前記側壁、ならびに前記内部シール部分が、全体として切れ目のない連続した単一の構造である前記シールばねを形成している、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【国際調査報告】