(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-21
(54)【発明の名称】UE測位能力をネットワークに記憶すること
(51)【国際特許分類】
H04W 64/00 20090101AFI20240313BHJP
H04W 8/20 20090101ALI20240313BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20240313BHJP
【FI】
H04W64/00
H04W8/20
H04W8/22
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023559117
(86)(22)【出願日】2022-04-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-26
(86)【国際出願番号】 US2022023090
(87)【国際公開番号】W WO2022216551
(87)【国際公開日】2022-10-13
(32)【優先日】2021-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】エッジ、スティーブン・ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】フィッシャー、スベン
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】オプスハウ、ギュトルム・リングスタッド
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ホン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067JJ51
(57)【要約】
ユーザ機器(UE)の測位能力は、UEが、その測位能力が安定していること、および/または長期間有効であることを示している場合、測位レイテンシを低減するためにコアネットワークに記憶される。UEは、その測位能力をロケーションセッション中に、測位能力が安定しているかどうかの指示とともにロケーションサーバに提供し得る。ロケーションサーバは、測位能力が安定しているという指示がある場合、コアネットワークにおける、たとえば、ロケーションサーバ、またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)などのコアネットワーク内の別のエンティティにおける、UEの測位能力の記憶を可能にし得る。AMFは、UE測位能力がロケーションサーバに記憶される場合にロケーションサーバがUE測位能力を取得できるようにするための、またはAMFに記憶される場合にロケーションサーバがUE測位能力を含むことができるようにするためのロケーション要求内に、UE識別子を含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位を前記UEによってサポートするために実施される方法であって、
測位能力メッセージについての要求を前記ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、
提供された測位能力メッセージを前記ロケーションサーバに送ることとを備え、前記提供された測位能力メッセージが、前記UEの測位能力と、前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、前記UEの前記測位能力は、前記UEの前記測位能力が安定していることを前記指示が示す場合に、前記コアネットワークに記憶される、方法。
【請求項2】
前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての前記指示は、前記UEの前記測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEの前記測位能力が前記ロケーションサーバに記憶される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記UEの前記測位能力が前記コアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、前記第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
測位能力メッセージについての前記要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示し、前記方法が、
前記第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信することをさらに備え、ここにおいて、前記第2のロケーションセッションのための前記測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のロケーションセッションが前記ロケーションサーバを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のロケーションセッションが、前記ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEであって、
前記ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記ワイヤレストランシーバおよび前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
測位能力メッセージについての要求を前記ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから前記ワイヤレストランシーバを介して受信するように、および
提供された測位能力メッセージを前記ロケーションサーバに前記ワイヤレストランシーバを介して送るように構成され、前記提供された測位能力メッセージが、前記UEの測位能力と、前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、前記UEの前記測位能力は、前記UEの前記測位能力が安定していることを前記指示が示す場合に、前記コアネットワークに記憶される、ユーザ機器(UE)。
【請求項11】
前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての前記指示は、前記UEの前記測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、請求項10に記載のUE。
【請求項12】
前記UEの前記測位能力が前記ロケーションサーバに記憶される、請求項10に記載のUE。
【請求項13】
前記UEの前記測位能力が前記コアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、請求項10に記載のUE。
【請求項14】
前記ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、前記第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、請求項13に記載のUE。
【請求項15】
前記UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示す、請求項10に記載のUE。
【請求項16】
測位能力メッセージについての前記要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示し、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記第2のロケーションセッションのための前記測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、請求項10に記載のUE。
【請求項17】
前記第2のロケーションセッションが前記ロケーションサーバを含む、請求項16に記載のUE。
【請求項18】
前記第2のロケーションセッションが、前記ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、請求項16に記載のUE。
【請求項19】
ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEであって、
測位能力メッセージについての要求を前記ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信するための手段と、
提供された測位能力メッセージを前記ロケーションサーバに送るための手段とを備え、前記提供された測位能力メッセージが、前記UEの測位能力と、前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、前記UEの前記測位能力は、前記UEの前記測位能力が安定していることを前記指示が示す場合に、前記コアネットワークに記憶される、ユーザ機器(UE)。
【請求項20】
前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての前記指示は、前記UEの前記測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、請求項19に記載のUE。
【請求項21】
前記UEの前記測位能力が前記ロケーションサーバに記憶される、請求項19に記載のUE。
【請求項22】
前記UEの前記測位能力が前記コアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、請求項19に記載のUE。
【請求項23】
前記ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、前記第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、請求項22に記載のUE。
【請求項24】
前記UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示す、請求項19に記載のUE。
【請求項25】
測位能力メッセージについての前記要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示し、
前記第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のロケーションセッションのための前記測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、請求項19に記載のUE。
【請求項26】
前記第2のロケーションセッションが前記ロケーションサーバを含む、請求項25に記載のUE。
【請求項27】
前記第2のロケーションセッションが、前記ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、請求項25に記載のUE。
【請求項28】
記憶されたプログラムコードをその上に含む非一時的記憶媒体であって、前記プログラムコードが、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、前記UE内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、前記プログラムコードは、
測位能力メッセージについての要求を前記ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、
提供された測位能力メッセージを前記ロケーションサーバに送ることとを行うための命令を備え、前記提供された測位能力メッセージが、前記UEの測位能力と、前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、前記UEの前記測位能力は、前記UEの前記測位能力が安定していることを前記指示が示す場合に、前記コアネットワークに記憶される、非一時的記憶媒体。
【請求項29】
前記UEの前記測位能力が安定しているか可変であるかについての前記指示は、前記UEの前記測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、請求項28に記載の非一時的記憶媒体。
【請求項30】
測位能力メッセージについての前記要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、前記指示が、前記UEの前記測位能力が安定していることを示し、前記プログラムコードが、
前記第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信することを行うための命令をさらに備え、ここにおいて、前記第2のロケーションセッションのための前記測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、請求項28に記載の非一時的記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2021年4月5日に出願された「STORAGE OF UE POSITIONING CAPABILITIES IN A NETWORK」と題する米国仮出願第63/171,072号、および2022年3月31日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR STORAGE OF UE POSITIONING CAPABILITIES IN A NETWORK」と題する米国非仮出願第17/710,792号の利益を主張し、これらの両方が本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0002】
[0002]本開示は、一般に通信に関し、より詳細には、ユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスならびに第4世代(4G)サービス(たとえば、LTE(登録商標)またはWiMax(登録商標))を含む、様々な世代を通じて発展してきた。第5世代(5G)新無線(NR)規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G NRは、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。
【0004】
[0004]適用例によっては、ワイヤレス通信システムを通してモバイルデバイスのロケーションを取得することが可能であることが、有用または必須であり得る。たとえば、このことが、ナビゲーション支援、公共安全支援、または工場もしくは倉庫における移動体の管理のような適用例に対して、モバイルデバイスの追跡を可能にし得る。このことはまた、緊急サービスコールでのワイヤレス発信者の1回限りの位置特定、または、人、車両、その他の物体の1回限りまたは複数回の位置特定提供を支援することもできる。そのような測位サービス中の電力効率およびレイテンシ低減が、一般に望ましいことがある。
【発明の概要】
【0005】
[0005]ユーザ機器(UE)の測位能力は、UEが、その測位能力が安定していること、および/または長期間有効であることを示している場合、測位レイテンシを低減するためにコアネットワークに記憶される。UEは、その測位能力をロケーションセッション中に、測位能力が安定しているかどうかの指示とともにロケーションサーバに提供し得る。ロケーションサーバは、測位能力が安定しているという指示がある場合、コアネットワークにおける、たとえば、ロケーションサーバ、またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)などのコアネットワーク内の別のエンティティにおける、UEの測位能力の記憶を可能にし得る。AMFは、UE測位能力がロケーションサーバに記憶される場合にロケーションサーバがUE測位能力を取得できるようにするための、またはAMFに記憶される場合にロケーションサーバがUE測位能力を含むことができるようにするためのロケーション要求内に、UE識別子を含み得る。
【0006】
[0006]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするための、UEによって実施される方法は、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送ることとを含み、提供された測位能力メッセージは、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、UEの測位能力がコアネットワークに記憶される。
【0007】
[0007]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信するように、および、ワイヤレストランシーバを介して、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送るように構成され、提供された測位能力メッセージは、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、UEの測位能力がコアネットワークに記憶される。
【0008】
[0008]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEは、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信するための手段と、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送るための手段とを含み、提供された測位能力メッセージは、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、UEの測位能力がコアネットワークに記憶される。
【0009】
[0009]一実装形態では、非一時的記憶媒体が、記憶されたプログラムコードをその上に含み、プログラムコードは、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするためにUE中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送ることとを行うための命令を備え、提供された測位能力メッセージは、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、UEの測位能力がコアネットワークに記憶される。
【0010】
[0010]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするための、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバによって実施される方法は、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信することと、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることとを含む。
【0011】
[0011]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサは、外部インターフェースを介して、UEの測位能力を第1のロケーションセッションにおいて受信するように構成され、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、プロセッサはさらに、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように構成される。
【0012】
[0012]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバは、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信するための手段と、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための手段とを含む。
【0013】
[0013]一実装形態では、非一時的記憶媒体が、記憶されたプログラムコードをその上に含み、プログラムコードは、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信することと、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることとを行うための命令を備える。
【0014】
[0014]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするためにワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される方法は、測位能力が安定していることをUEが示す場合、UEの測位能力を記憶することと、ロケーション要求をロケーションサーバに送ることとを含み、ここにおいて、ロケーション要求は、UEの記憶された測位能力を含む。
【0015】
[0015]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサは、測位能力が安定していることをUEが示す場合、UEの測位能力を記憶するように、および、外部インターフェースを介して、ロケーション要求をロケーションサーバに送るように構成され、ここにおいて、ロケーション要求は、UEの記憶された測位能力を含む。
【0016】
[0016]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティは、測位能力が安定していることをUEが示す場合にUEの測位能力を記憶するための手段と、ロケーション要求をロケーションサーバに送るための手段とを含み、ここにおいて、ロケーション要求は、UEの記憶された測位能力を含む。
【0017】
[0017]一実装形態では、非一時的記憶媒体が、記憶されたプログラムコードをその上に含み、プログラムコードは、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、測位能力が安定していることをUEが示す場合にUEの測位能力を記憶することと、ロケーション要求をロケーションサーバに送ることとを行うための命令を備え、ここにおいてロケーション要求は、UEの記憶された測位能力を含む。
【0018】
[0018]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される方法は、UEについてのロケーション要求を受信することと、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送ることとを含み、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される。
【0019】
[0019]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティは、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、ここにおいて少なくとも1つのプロセッサは、外部インターフェースを介して、UEについてのロケーション要求を受信するように、および、外部インターフェースを介して、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送るように構成され、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される。
【0020】
[0020]一実装形態では、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティは、UEについてのロケーション要求を受信するための手段と、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送るための手段とを含み、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される。
【0021】
[0021]一実装形態では、非一時的記憶媒体が、記憶されたプログラムコードをその上に含み、プログラムコードは、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードは、UEについてのロケーション要求を受信することと、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送ることとを行う命令を備え、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される。
【0022】
[0022]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】[0023]本開示の一態様による、ワイヤレス通信システムの高レベルシステムアーキテクチャを示す図。
【
図2】[0024]UEの測位能力をコアネットワークにおいて記憶するために通信システムの構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフローを示す図。
【
図3】[0025]UEの測位能力をコアネットワークにおいて記憶するために通信システムの構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフローを示す図。
【
図4】[0026]UEの測位能力をコアネットワークにおいて記憶するために通信システムの構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフローを示す図。
【
図5】[0027]UE測位能力をコアネットワークにおいて記憶するために構成されたUEのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
【
図6】[0028]UE測位能力をコアネットワークにおいて記憶するために構成されたロケーションサーバのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
【
図7】[0029]コアネットワーク内のエンティティのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
【
図8】[0030]UEによって実施される、UEのためのロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
【
図9】[0031]ロケーションサーバによって実施される、UEのためのロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
【
図10】[0032]コアネットワーク内のエンティティによって実施される、UEのためのロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
【
図11】[0033]コアネットワーク内のエンティティによって実施される、UEのためのロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0024】
[0034]異なる図面中の同じ参照ラベルをもつ要素、段階、ステップ、および/またはアクションは、互いに対応し得る(たとえば、互いに同様または同等であり得る)。さらに、様々な図面中のいくつかの要素は、数字のプレフィックスと、それに続くアルファベットまたは数字のサフィックスとを使用してラベリングされる。同じ数字のプレフィックスをもつが異なるサフィックスをもつ要素は、同じタイプの要素の異なるインスタンスであり得る。サフィックスをもたない数字のプレフィックスは、この数字のプレフィックスをもつ要素を参照するために本明細書で使用される。たとえば、基地局の異なるインスタンス110-1、110-2、110-3が
図1に示されている。その場合、基地局110の参照は、基地局110-1、110-2、110-3のいずれかを指す。
【0025】
[0035]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素については詳細に説明されないか、または省略される。
【0026】
[0036]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0027】
[0037]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0028】
[0038]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令するコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0029】
[0039]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アイテム、荷物、資産、または個人およびペットなどのエンティティを追跡するための消費者追跡デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、「モバイルデバイス」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0030】
[0040]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、(gNBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。さらに、いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネルまたはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
【0031】
[0041]「基地局」という用語は、単一の物理的送信ポイント、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的送信ポイントを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的送信ポイントを指す場合、物理的送信ポイントは、基地局のセルに対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的送信ポイントを指す場合、物理的送信ポイントは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的送信ポイントを指す場合、物理的送信ポイントは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的送信ポイントは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEが基準RF信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。
【0032】
[0042]UEの測位をサポートするために、ロケーションソリューションの2つの広いクラス、すなわち、制御プレーンおよびユーザプレーンが定義された。制御プレーン(CP)ロケーションでは、測位および測位のサポートに関係するシグナリングは、既存のネットワーク(およびUE)インターフェースを介して、およびシグナリングの転送に専用の既存のプロトコルを使用して、搬送され得る。ユーザプレーン(UP)ロケーションでは、測位および測位のサポートに関係するシグナリングは、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)およびユーザデータグラムプロトコル(UDP)のようなプロトコルを使用して、他のデータの一部として搬送され得る。
【0033】
[0043]第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))(2G)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)(3G)、LTE(4G)、および第5世代(5G)のための新無線(NR)に従って無線アクセスを使用するUEのための制御プレーンロケーションソリューションを定義した。これらのソリューションは、3GPP技術仕様(TS)23.271および23.273(共通部分)、43.059(GSMアクセス)、25.305(UMTSアクセス)、36.305(LTEアクセス)ならびに38.305(NRアクセス)において定義される。オープンモバイルアライアンス(OMA)は、同様に、GSMを用いる汎用パケット無線サービス(GPRS)、UMTSを用いるGPRS、あるいはLTEまたはNRを用いるIPアクセスなど、IPパケットアクセスをサポートするいくつかの無線インターフェースのいずれかにアクセスするUEの位置を特定するために使用され得るセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL:Secure User Plane Location)として知られるUPロケーションソリューションを定義した。
【0034】
[0044]CPロケーションソリューションとUPロケーションソリューションの両方が、測位をサポートするためにロケーションサーバ(LS)を採用し得る。ロケーションサーバは、UEのためのサービングネットワークまたはホームネットワークの一部であるか、またはそこからアクセス可能であり得るか、あるいは、単に、インターネットを介してまたはローカルイントラネットを介してアクセス可能であり得る。UEの測位が必要とされる場合、ロケーションサーバは、UEとのセッション(たとえば、CPロケーションセッションまたはSUPLセッション)を誘発し、UEによるロケーション測定と、UEの推定されたロケーションの決定とを協調させ得る。ロケーションセッション中に、ロケーションサーバは、UEの測位能力を要求し得(または、UEは要求なしにそれらをロケーションサーバに提供し得)、(たとえば、UEによって要求された場合、または要求がない場合)UEに支援データを提供し得、たとえば、支援GNSS(A-GNSS)、UL-TDOA、DL-TDOA、AoD、AoA、(マルチRTTとも呼ばれる)マルチセルRTT、および/または拡張セルID(ECID)位置方法(position method)のために、UEにロケーション推定値またはロケーション測定を要求し得る。支援データは、たとえば、周波数、予想される到着時間、信号コーディング、信号ドップラーなど、これらの信号の予想される特性をUEに提供することによってGNSS信号および/または測位基準信号(PRS)を収集し、測定するために、UEによって使用され得る。
【0035】
[0045]UEベース動作モードでは、支援データが、同じくまたは代わりに、(たとえば、支援データが、A-GNSS測位の場合の衛星エフェメリスデータ、または、たとえば、DL-TDOA、DL-AoD、マルチRTTなどを使用する地上測位の場合の、基地局ロケーション、およびPRSタイミングなどの他の基地局特性を提供する場合)得られたロケーション測定からロケーション推定値を決定するのを助けるためにUEによって使用され得る。
【0036】
[0046]UE支援動作モードでは、UEは、ロケーションサーバにロケーション測定を返し得、次いで、ロケーションサーバは、これらの測定に基づいて、および場合によっては他の知られているまたは構成されたデータ(たとえば、A-GNSSロケーションのための衛星エフェメリスデータ、または、たとえば、DL-TDOA、DL-AoD、マルチRTTなどを使用する地上測位の場合の、基地局ロケーションと、場合によってはPRSタイミングとを含む基地局特性)にも基づいて、UEの推定されたロケーションを決定し得る。
【0037】
[0047]別のスタンドアロン動作モードでは、UEは、ロケーションサーバからの測位支援データなしにロケーション関係測定を行い得、さらに、ロケーションサーバからの測位支援データなしにロケーションまたはロケーションの変更を算出し得る。スタンドアロンモードで使用され得る位置方法は、(たとえば、UEが、GPS衛星およびGNSS衛星自体によってブロードキャストされたデータから衛星軌道データを取得する場合)GPSおよびGNSS、ならびにセンサーを含む。
【0038】
[0048]3GPP CPロケーションの場合、ロケーションサーバは、LTEアクセスの場合には拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)、UMTSアクセスの場合にはスタンドアロンSMLC(SAS)、GSMアクセスの場合にはサービングモバイルロケーションセンター(SMLC)、または5G NRアクセスの場合にはロケーション管理機能(LMF)であり得る。OMA SUPLロケーションの場合、ロケーションサーバは、(i)UEのホームネットワーク中にあるかもしくはそれに関連する場合、またはロケーションサービスのための永続的サブスクリプションをUEに提供する場合、ホームSLP(HーSLP)、(ii)何らかの他の(非ホーム)ネットワーク中にあるかもしくはそれに関連する場合、またはネットワークに関連しない場合、発見SLP(D-SLP)、(iii)UEによって誘発された緊急呼についてのロケーションをサポートする場合、緊急SLP(EーSLP)、あるいは(iv)サービングネットワークまたはUEのための現在のローカルエリア中にあるかまたはそれに関連する場合、訪問SLP(V-SLP)のいずれかとして働き得るSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)であり得る。
【0039】
[0049]ロケーションセッション中に、ロケーションサーバとUEとは、推定されたロケーションの決定を協調させるために、何らかの測位プロトコルに従って定義されたメッセージを交換し得る。考えられる測位プロトコルは、たとえば、3GPP技術仕様(TS)37.355において3GPPによって定義されたLTE測位プロトコル(LPP)、ならびに、OMA TS OMA-TS-LPPe-V1_0、OMA-TS-LPPe-V1_1およびOMA-TS-LPPe-V2_0においてOMAによって定義されたLPP拡張(LPPe)プロトコルを含み得る。LPPおよびLPPeプロトコルは、LPPメッセージが1つの埋込みLPPeメッセージを含んでいる場合、組み合わせて使用され得る。組み合わせられたLPPおよびLPPeプロトコルは、LPP/LPPeと呼ばれることがある。LPPおよびLPP/LPPeは、LTEまたはNRアクセスのための3GPP制御プレーンソリューションをサポートするのを助けるために使用され得、その場合、LPPまたはLPP/LPPeメッセージは、UEとE-SMLCとの間でまたはUEとLMFとの間で交換される。LPPまたはLPPeメッセージは、UEのためのサービングモビリティ管理エンティティ(MME)およびサービングeノードB(eNB)を介して、UEとE-SMLCとの間で交換され得る。LPPまたはLPPeメッセージはまた、UEのためのサービングアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ならびにサービングNRノードB(gNB)を介して、UEとLMFとの間で交換され得る。LPPおよびLPP/LPPeはまた、(LTE、NRおよびWiFi(登録商標)などの)IPメッセージングをサポートする多くのタイプのワイヤレスアクセスのためのOMA SUPLソリューションをサポートするのを助けるために使用され得、ここで、LPPまたはLPP/LPPeメッセージは、SUPLを用いるUEのために使用される用語であるSUPL対応端末(SET:SUPL Enabled Terminal)とSLPとの間で交換され、SUPL POSまたはSUPL POS INITメッセージなど、SUPLメッセージ内でトランスポートされ得る。
【0040】
[0050]ロケーションサーバと基地局(たとえば、LTEアクセスのためのeノードB(eNB)またはNRアクセスのためのNRノードB(gノードBまたはgNB))とは、ロケーションサーバが、(i)基地局から特定のUEのための位置測定を取得すること、あるいは(ii)基地局のためのアンテナのロケーション座標、基地局によってサポートされるセル(たとえば、セル識別情報)、基地局のためのセルタイミング、および/またはPRS信号など、基地局によって送信された信号のためのパラメータなど、特定のUEに関係しない基地局からロケーション情報を取得することを可能にするために、メッセージを交換し得る。LTEアクセスの場合、3GPP TS 36.455において定義されているLPP A(LPPa)プロトコルは、eノードBである基地局とE-SMLCであるロケーションサーバとの間でそのようなメッセージを転送するために使用され得る。NRアクセスの場合、3GPP TS38.455において定義されている新無線測位プロトコルA(NRPPa)プロトコルは、gノードBである基地局とLMFであるロケーションサーバとの間でそのようなメッセージを転送するために使用され得る。
【0041】
[0051]ロケーションセッション中、ロケーションサーバは一般に、たとえば、ロケーションサーバによってUEに送られた測位能力についての要求に応答して、測位能力をUEから取得する。UEの測位能力は、ロケーションセッション中に使用する測位手順および測位測定のタイプを決定するために、および、それに応じてあらゆる必要な支援データを生成してUEに提供するために、使用される。UEとの間のシグナリングによってUEの測位能力を取得することが、ロケーションセッションにおけるレイテンシを増加させ、UEの消費電力もわずかに増加させ得る。UEの測位能力が、たとえば、測位要求がコアネットワークによって受信される前に測位能力をコアネットワークに記憶することによって、ロケーションセッションを開始する前に取得できれば、測位レイテンシ(およびUEの電力消費)は低減される。たとえば、測位能力をコアネットワークに記憶することによって、測位レイテンシを約50~100ミリ秒(ms)だけ低減することができる。外部ロケーションサービス(LCS:Location Service)クライアントが、機械またはサーバではなくて人であるユーザの場合では、レイテンシ要件は数秒のオーダになることがあり、その場合には50~100msのレイテンシの低減は無視できるほどである。しかしながら、たとえば50~100msのレイテンシの低減は、産業用モノのインターネット(IIoT)UEに関連し得る、または外部LCSクライアントが人ではなく機械またはサーバである、レイテンシ要件が低い(たとえば1秒未満)ユーザの場合では、有利になり得る。UEの測位能力をコアネットワークに記憶するには、コアネットワーク内のエンティティとUEとに追加のオーバーヘッドが必要になることがあり、これは、すべてのユーザの場合に正当化されることはないが、一部のユーザの場合では有利になり得る。しかしながら、UEの測位能力は、常に静的であるとは限らないことがあり、UE実装形態、UE状態、およびユーザによる設定に応じて変動し得る。測位能力が変動する結果が、コアネットワークによって以前に記憶されたいずれの測位能力も後の時点では間違いであり得るということである。
【0042】
[0052]本明細書で説明されるように、UEの測位能力は、測位能力の変化によって生じるエラーを低減または除去するようにしてコアネットワークに記憶され得る。たとえば、UEの測位能力は、UEの測位能力が安定している、および/または長期的に有効である、たとえば、UEの測位能力が固定されており、時間の経過とともに変化することがない、という指示に応答してコアネットワークに記憶され得る。UEは、一実装形態では、その測位能力をロケーションセッション中にロケーションサーバに提供することができ、測位能力が安定しているかどうか、および/または変動しないかどうかの指示を含み得る。ロケーションサーバは、測位能力が安定している(または変動しない)と示された場合、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にし得る。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバは、UEの測位能力を記憶することができる。UEの測位能力は、たとえば、UE識別情報と関連付けられ、ロケーションサーバに記憶され得る。コアネットワーク内の第2のエンティティ、たとえばAMFは、UE識別情報をロケーションサーバに、後続のロケーションセッションについてのロケーション要求内に提供することができ、このUE識別情報をロケーションサーバは、UEの測位能力を取得するために使用することができる。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバは、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティ(たとえば、AMF)に送り得る。たとえば、ロケーションサーバは、記憶のために第1のロケーションセッション中に、UEの測位能力を第2のエンティティへのロケーション応答メッセージに含めることができ、第2のエンティティは、後続のロケーションセッションにおいて、UEの測位能力を後で取得し、ロケーションサーバへのロケーション要求に含めることができる。別の実装形態では、UEは、ロケーションセッションに入る前に、たとえばUEの登録中に、その測位能力をコアネットワーク内のエンティティ(たとえば、AMF)に提供することができ、エンティティは、安定性(または非可変性)の指示に基づいてUEの測位能力を記憶することができる。UEは、たとえば、その測位能力が安定(または非可変)であるという明示的な指示を含むことができ、またはUEによる測位能力の送信は、測位能力が安定(または非可変)であるという暗黙的な指示であり得る。後続のロケーションセッションにおいて、エンティティは、UEの測位能力を取得し、ロケーションサーバへのロケーション要求に含めることができる。
【0043】
[0053]
図1は、本明細書で説明するように、UEの測位能力をコアネットワークに記憶することによってUE測位をサポートする、非ローミング5Gネットワークに基づくアーキテクチャを示す。
図1は、UE102がロケーション要求のターゲットであり得るので本明細書では「ターゲットUE」と呼ばれることがある、UE102を備える通信システム100を示す。
図1はまた、新無線(NR)ノードBまたはgNB110-1、110-2、110-3、および次世代eNB(ng-eNB)114と呼ばれることがある基地局(BS)を含む、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)112と、外部クライアント130と通信している第5世代(5G)コアネットワーク(5GCN)150とを備える5Gネットワークの構成要素を示す。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG-RAN112は、NR RANまたは5G RANと呼ばれることがあり、5GCN150は、次世代(NG)コアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。通信システム100は、さらに、GPS、GLONASS、GalileoまたはBeidouのようなグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、あるいは、IRNSS、EGNOSまたはWAASなど、何らかの他のローカルまたは地域衛星測位システム(SPS)のための、スペースビークル(SV)190からの情報を利用し得る。通信システム100の追加の構成要素が以下で説明される。通信システム100は、追加または代替の構成要素を含み得る。
【0044】
[0054]
図1は、UE102のためのサービングgNB110-1と、ネイバーgNB110-2、110-3、およびng-eNB114とを示す。ネイバーgNBは、UE102によって送信されたアップリンク(UL)信号を受信および測定することが可能であり、ならびに/または、UE102によって受信および測定され得るダウンリンク(DL)基準信号(RS)、たとえば、測位基準信号(PRS)を送信することが可能である、gNBであり得る。
【0045】
[0055]特定のロケーションセッションのためにUE102によって測定されるべきDL基準信号(RS)を送信するNG-RAN112中のエンティティは、一般的に「送信ポイント」(TP)と呼ばれ、サービングgNB110-1と、ネイバーgNB110-2、110-3、およびng-eNB114とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0046】
[0056]特定のロケーションセッションのためにUE102によって送信されたUL信号(たとえば、RS)を受信および測定するNG-RAN112中のエンティティは、一般的に「受信ポイント」(RP)と呼ばれ、サービングgNB110-1と、ネイバーgNB110-2、110-3、およびng-eNB114とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0047】
[0057]
図1は、様々な構成要素の一般化された図を提供するにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得、それらの構成要素の各々が必要に応じて複製または省略され得ることに留意されたい。詳細には、1つのUE102のみが示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム100を利用し得ることを理解されよう。同様に、通信システム100は、より多数またはより少数のSV190、gNB110-1、110-2、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム100中の様々な構成要素を接続する図示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的もしくは間接的な物理的および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
【0048】
[0058]
図1は5Gベースネットワークを示すが、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、ロングタームエボリューション(LTE)、およびIEEE802.11 WiFiなど、他の通信技術のために使用され得る。たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、たとえば、IEEE802.11無線インターフェースが使用される場合、UE102は、NG-RANとは対照的に、WiFiアクセスネットワーク(AN)と通信し得、したがって、構成要素112は、本明細書では、「RAN」、「(R)AN」または「(R)AN112」という用語によって示される、ANまたはRANと呼ばれることがある。AN(たとえば、IEEE802.11 AN)の場合、ANは、(
図1に示されていない)非3GPPインターワーキング機能(N3IWF)に(たとえば、5GCN150において)接続され得、N3IWFはAMF154に接続される。
【0049】
[0059]UE102は、電子デバイスであり得、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)と呼ばれるか、または、何らかの他の名前で呼ばれることがある。UE102は、スタンドアロンデバイスであり得るか、あるいは、監視または追跡されるべきである別のデバイス、たとえば、工場ツール中に埋め込まれ得る。その上、UE102は、スマートウォッチ、デジタルグラス、フィットネスモニタ、スマートカー、スマートアプライアンス、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、消費者アイテム、パッケージ、資産、または個人およびペットなどのエンティティを追跡するための消費者追跡デバイス、制御デバイス、あるいは何らかの他のポータブルデバイスまたは可動デバイスに対応し得る。UE102は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/Oデバイスならびに/またはボディセンサーならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE102は、GSM、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、(Wi-Fi(登録商標)とも呼ばれる)IEEE802.11 WiFi、Bluetooth(登録商標)(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG-RAN112および5GCN150を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE102はまた、たとえばデジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して他のネットワーク(たとえばインターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して、ワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE102が(たとえば5GCN150中のUPF158を介して、または場合によってはゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)160を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC160を介して)UE102に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
【0050】
[0060]UE102は、NG-RAN112を含み得るワイヤレス通信ネットワークとの接続状態に入り得る。一例では、UE102は、gNB110-1など、NG-RAN112中のセルラートランシーバにワイヤレス信号を送信するか、またはセルラートランシーバからワイヤレス信号を受信することによって、セルラー通信ネットワークと通信し得る。トランシーバは、UE102のほうへユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、無線ネットワークコントローラ、トランシーバ機能、基地局サブシステム(BSS)、拡張サービスセット(ESS)と呼ばれるか、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。
【0051】
[0061]特定の実装形態では、UE102は、ロケーション関係測定を取得することが可能な回路および処理リソースを有し得る。UE102によって取得されたロケーション関係測定は、SV190から受信された信号の測定を含み得、および/あるいは、(たとえば、gNB110などの)既知のロケーションにおいて固定された地上波送信機から受信された信号の測定を含み得る。次いで、UE102、またはUE102が測定を送り得るLMF152は、たとえば、GNSS、支援GNSS(A-GNSS)、離脱角度(AoD)、ダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、マルチRTT、(WiFiとも呼ばれる)WLAN測位、または拡張セルID(ECID)、あるいはそれらの組合せなど、いくつかの位置方法のいずれか1つを使用して、これらのロケーション関係測定に基づいて、UE102についてのロケーション推定値を取得し得る。これらの技法(たとえば、A-GNSS、RTT、マルチRTT、およびDL-TDOA)のうちのいくつかでは、擬似範囲またはタイミング差が、UE102において、パイロット、測位基準信号(PRS)、あるいは送信機または衛星によって送信され、UE102において受信された他の測位関係信号に少なくとも部分的に基づいて、既知のロケーションにおいて固定された3つまたはそれ以上の地上波送信機(たとえばgNB)に対して、または正確に知られている軌道データをもつ4つまたはそれ以上のSV190に対して、あるいはそれらの組合せで測定され得る。
【0052】
[0062]
図1中のロケーションサーバは、たとえば、ロケーション管理機能(LMF)152またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)162に対応し得、A-GNSS、AoD、DL-TDOA、RTT、マルチRTTおよびECIDなどの測位技法を容易にするために、たとえば、測定されるべき信号に関する情報(たとえば、予想される信号タイミング、信号コーディング、信号周波数、信号ドップラー)、地上波送信機(たとえばgNB)のロケーションおよび識別情報、ならびに/またはGNSS SVのための信号、タイミングおよび軌道情報を含む測位支援データをUE102に提供することが可能であり得る。この容易化は、UE102による信号収集および測定精度を改善することと、いくつかの場合には、UE102がロケーション測定に基づいてそれの推定されたロケーションを算出することを可能にすることとを含み得る。たとえば、ロケーションサーバ(たとえばLMF152またはSLP162)は、特定のベニューなどの特定の1つまたは複数の領域中のセルラートランシーバおよび/またはローカルトランシーバのロケーションおよび識別情報を示す、基地局アルマナック(BSA)とも呼ばれる、アルマナックを含み得、送信電力および信号タイミングなど、セルラー基地局またはAP(たとえばgNB110またはWiFi AP)によって送信される信号を記述する情報を提供し得る。UE102は、セルラートランシーバおよび/またはローカルトランシーバから受信された信号についての信号強度(たとえば受信信号強度指示(RSSI))の測定を取得し得、ならびに/あるいは信号対雑音比(S/N)、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、到着時間(TOA)、到着角度(AoA)、離脱角度(AoD)、受信時間-送信時間差(Rx-Tx)、またはUE102とセルラートランシーバ(たとえばgNB110)もしくはローカルトランシーバ(たとえばWiFiアクセスポイント(AP))との間のラウンドトリップ信号伝搬時間(RTT)を取得し得る。UE102は、UE102についてのロケーションを決定するために、ロケーションサーバ(たとえばLMF152またはSLP162)から受信されたまたはNG-RAN112中の基地局(たとえばgNB110-1、110-2)によってブロードキャストされた支援データ(たとえば、GNSSアルマナックおよび/またはGNSSエフェメリス情報などの地上アルマナックデータまたはGNSS衛星データ)とともにこれらの測定を使用し得る。
【0053】
[0063]いくつかの実装形態では、ネットワークエンティティは、UE102のロケーションを支援するために使用される。たとえば、gNB110-1、110-2など、ネットワーク中のエンティティは、UE102によって送信されたUL信号を測定し得る。UL信号は、UL測位基準信号(PRS)またはULサウンディング基準信号(SRS)などのUL基準信号を含むかまたは備え得る。ロケーション測定を取得するエンティティ(たとえばgNB110-1、110-2)は、次いで、UE102またはLMF152にロケーション測定を転送し得、UE102またはLMF152は、UE102についてのロケーション推定値を決定するためにその測定を使用し得る。UL信号を使用し得るロケーション測定の例は、RSSI、RSRP、RSRQ、TOA、Rx-Tx、AoAおよびRTTを含むことができる。
【0054】
[0064]UE102のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値または位置フィックスと呼ばれることがあり、測地的なものであり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベルまたは地階レベル)を含むことも含まないこともあるUE102についてのロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を提供し得る。代替的に、UE102のロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかの地点または小さいエリアの指定として)表され得る。UE102のロケーションはまた、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUE102がそれの内部に位置することが予想される(測地的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UE102のロケーションは、さらに、たとえば、測地的に、都市に関して、あるいは、マップ、フロアプランまたは建築物プラン上に示されたポイント、エリア、またはボリュームを参照することによって定義され得る既知のロケーションにおける何らかの原点に対して定義された、距離および方向または相対X、Y(およびZ)座標を備える、相対ロケーションであり得る。ロケーションは、ロケーション座標または住所など、UEについての絶対ロケーション推定値として、あるいは、前のロケーション推定値からまたは既知の絶対ロケーションからの距離および方向など、UEについての相対ロケーション推定値として表され得る。UEのロケーションは、UEについての線速度、角速度、線形加速度、角加速度、角度方位、たとえば、固定グローバルまたは局所座標系に対するUEの方位、UEの位置を特定するためのトリガイベントの識別、あるいはこれらの何らかの組合せを含み得る。たとえば、トリガイベントは、エリアイベント、動きイベントまたは速度イベントを含み得る。エリアイベントは、たとえば、UEが、定義されたエリアの中に移動すること、エリア外に移動すること、および/またはエリア中にとどまることであり得る。動きイベントは、たとえば、しきい値直線距離またはUE軌道に沿ったしきい値距離だけのUEの移動を含み得る。速度イベントは、たとえば、UEが、最小または最大速度、速度のしきい値増加および/または減少、ならびに/あるいは方向のしきい値変更を達成することを含み得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に規定されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを算出するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、必要な場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標に変換することが一般的である。
【0055】
[0065]
図1に示されているように、NG-RAN112中のgNB110のペアは、たとえば、
図1に示されているように直接的に、または他のgNB110を介して間接的に、互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UE102とgNB110のうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE102に提供され、gNB110は、5G(たとえばNR)を使用するUE102のために5GCN150へのワイヤレス通信アクセスを提供し得る。
図1では、UE102のためのサービングgNBは、gNB110-1であると仮定されるが、他のgNB(たとえば、gNB110-2、110-3、またはng-eNB114)は、UE102が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE102に追加のスループットおよび帯域幅を提供するための2次gNBとして働き得る。
図1中のいくつかのgNB(たとえば、gNB110-2、110-3、またはng-eNB114)は、UE102の測位を支援するための信号(たとえば方向性PRS)を送信し得るが、UE102からのまたは他のUEからの信号を受信しないことがある、測位専用ビーコンとして機能するように構成され得る。
【0056】
[0066]述べられたように、
図1は、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。異なるプロトコルを使用して通信するように構成されたそのようなノードは、少なくとも部分的に、コアネットワークによって制御され得る。したがって、RANは、gNB110、LTEをサポートする発展型ノードB(eNB)、あるいは他のタイプの基地局またはアクセスポイントの任意の組合せを含み得る。
【0057】
[0067]gNB110-1、110-2、110-3、およびng-eNB114は、測位機能のためにロケーション管理機能(LMF)152と通信し得る、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)154と通信することができる。AMF154は、セル変更とハンドオーバとを含む、UE102のモビリティをサポートし得、UE102へのシグナリング接続をサポートすることと、場合によっては、UPF158によってサポートされるUE102のためのプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立および解放するのを助けることとに参加し得る。AMF154の他の機能は、NG-RAN112からの制御プレーン(CP)インターフェースの終端と、UE102などのUEからの非アクセス層(NAS)シグナリング接続の終端と、NAS暗号化および完全性保護と、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、アクセス認証および許可とを含み得る。
【0058】
[0068]GMLC160は、外部クライアント130から受信されたUE102についてのロケーション要求をサポートし得、そのようなロケーション要求をUE102のためのサービングAMF154にフォワーディングし得る。AMF154は、次いで、ロケーション要求をLMF152にフォワーディングし得、LMF152は、(たとえば外部クライアント130からの要求に従って)UE102についての1つまたは複数のロケーション推定値を取得し得、(1つまたは複数の)ロケーション推定値をAMF154に返し得、AMF154は、GMLC160を介して外部クライアント130に(1つまたは複数の)ロケーション推定値を返し得る。GMLC160は、外部クライアント130のためのサブスクリプション情報を含んでいることがあり、外部クライアント130からのUE102についてのロケーション要求を認証および許可し得る。GMLC160は、さらに、UE102についてのロケーション要求をAMF154に送ることによってUE102のためのロケーションセッションを始動し得、ロケーション要求中に、UE102についての識別情報と、(たとえば、現在のロケーション、あるいは周期的またはトリガされたロケーションのシーケンスなどの)要求されているロケーションのタイプとを含め得る。
【0059】
[0069]図示のように、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)161がGMLC160に接続され得る。UDM161は、LTEアクセス用のホーム加入者サーバ(HSS)に類似しており、必要に応じて、UDM161はHSSと組み合わされ得る。UDM161は、UE102のユーザ関連情報および加入関連情報を含む中央データベースであり、以下の機能、すなわち、UE認証と、UE識別情報と、アクセス許可と、登録およびモビリティ管理と、加入管理と、ショートメッセージサービス管理とを実施することができる。
【0060】
[0070]
図1にさらに示されているように、外部クライアント130は、GMLC160および/またはSLP162を介してコアネットワーク150に接続され得る。外部クライアント130は、随意に、インターネット175を介して、コアネットワーク150に、および/または5GCN150の外部にあるSLP164に接続され得る。外部クライアント130は、サーバ、ウェブサーバ、またはパーソナルコンピュータ、UEなどのユーザデバイスであり得る。
【0061】
[0071]モノのインターネット(IoT)UEのための外部クライアント130からのロケーションサービスを含むサービスをサポートするために、ネットワーク公開機能(NEF)163が含まれ得る。NEF163は、たとえば、UE102の現在または最後の知られているロケーションを取得するように機能することができ、UE102についてのロケーションの変化の指示、またはUE102がいつ利用可能(または到達可能)になるかの指示を取得することができる。外部クライアント130(たとえば、アプリケーション機能(AF)132である外部クライアント130)は、UE102のロケーション情報を取得するために、NEF163にアクセスすることができる。NEF163は、UE102の最後の知られているロケーション、現在のロケーション、および/または遅延された周期的ロケーションとトリガされたロケーションをサポートするために、GMLC160に接続され得る。必要に応じて、NEF163は、GMLC160を含んでもよく、またはGMLC160と組み合わされてもよく、その後、AMF154を介してUE102のロケーション情報をLMF152から取得し得る。
【0062】
[0072]LMF152とgNB110-1とは、NRPPaを使用して通信し得、NRPPaメッセージがAMF154を介してgNB110-1とLMF152との間で転送される。さらに、LMF152とUE102とは、3GPP TS37.355において定義されているLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得、ここで、LPP(またはLPP/LPPe)メッセージは、UE102のためのサービングAMF154とサービングgNB110-1とを介してUE102とLMF152との間で転送される。たとえば、LPPメッセージは、5G非アクセス層(NAS)プロトコルを使用してAMF154とUE102との間で転送され得る。LPPプロトコルは、支援GNSS(A-GNSS)、リアルタイムキネマティク(RTK)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、離脱角度(AoD)、DL到着時間差(DL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、マルチRTT、および/または拡張セル識別情報(ECID)など、UE支援および/またはUEベース位置方法を使用するUE102の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(gNB110-1、110-2、110-3、またはng-eNB114によって取得されたかまたはそれらから受信された測定とともに使用されるとき)UL-TDOAまたはECIDなど、ネットワークベース位置方法を使用してUE102の測位をサポートするために使用され得、および/または、DL-TDOA、AoD、マルチRTTまたは他の測位方法のサポートのためのgNB110からの測位基準信号(PRS)送信を定義するパラメータなど、gNB110からのロケーション関係情報を取得するためにLMF152によって使用され得る。
【0063】
[0073]gNB110-1、110-2、110-3、またはng-eNB114は、たとえば3GPP技術仕様(TS)38.413において定義されているように、次世代アプリケーションプロトコル(NGAP)を使用して、AMF154と通信し得る。NGAPは、AMF154がUE102のロケーションをターゲットUE102のためのサービングgNB110-1に要求することを可能にし得、gNB110-1がUE102についてのロケーションをAMF154に返すことを可能にし得る。
【0064】
[0074]gNB(たとえば、gNB 110-1)は、たとえば3GPP TS38.331に定義されているように、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)プロトコルを使用してUE102と通信することができる。RRCは、送信されたUL SRSまたはUL PRSのUL位置測定をgNB110-1および/または他のgNB110が取得することを可能にするために、gNB(たとえば、gNB110-1)がUL SRSまたはUL PRSをUE102に送信するように要求することを可能にし得る。
【0065】
[0075]前に述べられたように、UE支援位置方法では、UE102は、ロケーション測定(たとえば、gNB110、もしくはng-eNB114またはWLAN APについてのRSSI、Rx-Tx、RTT、マルチRTT、AoA、基準信号時間差(RSTD)、RSRPおよび/またはRSRQの測定、あるいはSV190についてのGNSS擬似距離、コード位相および/またはキャリア位相の測定)を取得し、UE102についてのロケーション推定値の算出のために、それらの測定を、ロケーションサーバ機能を実施するエンティティ、たとえば、LMF152、またはSLP162に送り得る。UEベース位置方法では、UE102は、(たとえば、UE支援位置方法のためのロケーション測定と同じまたは同様であり得る)ロケーション測定を取得し得、(たとえば、LMF152またはSLP162などのロケーションサーバから受信された支援データの助けをかりて)UE102のロケーションを算出し得る。ネットワークベース位置方法では、1つまたは複数の基地局(たとえば、gNB110)またはAPは、ロケーション測定(たとえば、UE102によって送信された信号についてのRSSI、RTT、AoD、RSRP、RSRQ、Rx-TxまたはTOAの測定)を取得し得、および/またはUE102によって取得された測定を受信し得、UE102についてのロケーション推定値の算出のために、それらの測定を、ロケーションサーバ、たとえば、LMF152に送り得る。
【0066】
[0076]NG-RAN112中のgNB110はまた、UE102などのUEに測位支援データをブロードキャストし得る。
【0067】
[0077]図示のように、セッション管理機能(SMF)156は、AMF154とUPF158とを接続する。SMF156は、PDUセッション内でローカルUPFと中央UPFの両方を制御する能力を有し得る。SMF156は、UE102のためのPDUセッションの確立、修正および解放を管理し、UE102のためのIPアドレス割振りおよび管理を実施し、UE102のための動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバとして働き、UE102のためにUPF158を選択し、制御し得る。
【0068】
[0078]ユーザプレーン機能(UPF)158は、UE102のための音声およびデータベアラをサポートし得、インターネット175などの他のネットワークへのUE102の音声およびデータアクセスを可能にし得る。UPF158の機能は、データネットワークへの相互接続の外部PDUセッションポイントと、パケット(たとえばインターネットプロトコル(IP))ルーティングおよびフォワーディングと、パケット検査およびポリシールール施行のユーザプレーン部分と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングとを含み得る。UPF158は、SUPLを使用するUE102のロケーションのサポートを可能にするためにSLP162に接続され得る。SLP162は、さらに、外部クライアント130に接続されるかまたは外部クライアント130からアクセス可能であり得る。
【0069】
[0079]
図1は、好適な、よく知られている変更を伴う、非ローミングUEのためのネットワークアーキテクチャを示すが、対応するネットワークアーキテクチャがローミングUEのために提供され得ることを理解されたい。
【0070】
[0080]上で説明されたように、ロケーションセッション中、ロケーションサーバは一般に、測位能力をUE102から取得し、この測位能力は、ロケーションセッション中に使用する測位手順および測位測定のタイプを決定し、それに応じてあらゆる必要な支援データを生成してUE102に提供するために使用される。UE102の測位能力を取得するためのロケーションセッション中の、ロケーションサーバ(たとえば、LMF152またはSLP162)とUE102との間のシグナリングは、ロケーションセッションにおけるレイテンシを増加させる。測位レイテンシは、ロケーションセッションを開始する前にUE102の測位能力が取得され、コアネットワーク150に記憶され得る場合、低減され得る。その場合、UE102の測位能力は、ロケーションサーバとUE102との間のシグナリングを必要とせずに、ロケーションセッションのために取得されることも可能である。
【0071】
[0081]UE102の測位能力をコアネットワーク150に記憶することにより、測位レイテンシを約50~100msの範囲で低減することができる。低レイテンシ要件(たとえば、1秒未満)がある場合(IIoT UEと関連している可能性がある、または外部LCSクライアントが機械またはサーバである)などの、一部のユーザの場合では、UE102の測位能力をコアネットワーク150に記憶することによる測位レイテンシの低減が有利であり得るのに対し、他のユーザの場合(外部LCSクライアントが人である場合など)では、測位レイテンシの低減は無視できるほどであり得る。
【0072】
[0082]さらに、UE102の測位能力は、常に固定されている(静的であるとも呼ばれる)とは限らないことがあり、代わりに、UE実装形態、状態、およびユーザによる設定に応じて変動し得る。たとえば、ユーザは、非規制サービス(たとえば、外部の非規制LCSクライアント130からのロケーション要求)に対するロケーションサポートを無効にすることが許可され得る。その場合、ロケーションサーバ(たとえば、LMF152)がUE102の測位能力を要求したときに、UE102は、測位能力なしで、またはある限定された最小限の能力のセットで応答することがある。1つの例外は、UE102がその完全な能力セットをロケーションサーバに提供し得るときに、UE102が緊急サービスコールを認識しているかどうかである。
【0073】
[0083]別のシナリオでは、そのバッテリレベルが低い、モノのセルラーインターネット(CIoT:Cellular Internet of Things)UEは、外部サーバとの通信などのより重要なタスク用にバッテリ電力を節約するために、測位サポートをオフにすることがある。第3のシナリオでは、ユーザは、UE102が非規制LCSクライアントからのロケーション要求を、測位能力の最小またはゼロのセットをロケーションサーバに送ることによってサポートする、いくつかのロケーションエリアおよび/または時刻を設定することができる。この場合の1つの例は、勤務時間中は正確なロケーションを許可するが勤務時間外はロケーションを許可しない、病院または空港の従業員である。
【0074】
[0084]上記の例およびシナリオは、家庭用公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)が、異なるレベルのプライバシーとロケーションサービス品質(QoS)への加入を家庭用GMLC(HGMLC)において提供できるので、すべてのUE102でサポートされるとは限らないことがあり、また常にサポートされる必要があるとは限らない。しかしながら、UEベンダが依然として、上述のように、UEのロケーション機能に対する何らかの形の制御をユーザに提供することができる。
【0075】
[0085]このように、UE102の測位能力は静的でないことがあり、ユーザの好み、またはバッテリレベルのような他の外部条件によって変動し得る。測位能力が変動する結果は、ネットワークによって以前に記憶されたいずれの測位能力も後の時点では間違いであり得る、ということになる。
【0076】
[0086]したがって、一実装形態では、UE102は、ロケーションセッションに入る前に、その測位能力をサービングAMF154に、NASメッセージングを使用して、たとえばNAS登録要求内で提供することができる。AMF154は、UE102の測位能力を記憶し、その後それを、ロケーションサーバ、たとえばLMF152に、ロケーションサーバに送られるUE102についての任意のロケーション要求の一部として提供する。
【0077】
[0087]測位能力は、測位能力をLMF152に提供するためにLPPで使用されるものとは異なる符号化を使用して、UE102によって提供されてもよく、たとえば、測位能力は、新たなNASパラメータを使用して符号化されてもよい。しかしながら、これにより、新たな符号化および復号化をサポートするために、UE102とLMF152両方の影響が増大し得る。別の実装形態では、UE102は、たとえば、LPP提供能力メッセージをNASメッセージに含めることによって(たとえば、新たなNASパラメータに含められる)、既存のLPP符号化を使用して測位能力を提供することができるが、これにもやはり、新たなシグナリング影響があり得る。
【0078】
[0088]UE102は、測位能力に変化があるたびに、その測位能力をAMF154へ再送することができ、こうすることは原理的に、UE102の測位能力の変動をサポートし得る。しかしながら、これにより、余分なUE102およびAMF154の影響が生じることになる。さらに、測位能力をサービングPLMNに送ると、ユーザがUE102のロケーションサポートをいつ無効にしたか、または再度有効にしたかをサービングPLMNに実際上伝える可能性があるので、プライバシーの問題もまたあり得る。たとえば、(たとえば外国の)ユーザは、測位能力の変化を現地のPLMNオペレータが知ることを望まないことがある。したがって、一実装形態では、UE102は、測位能力が固定されていて変化しない場合にのみ、測位能力をAMF154に提供することができる。したがって、測位能力をUE102からNASメッセージで受信することは、測位能力が安定している(および可変ではない)という暗黙的な指示であり得、それに応じてAMF154は、UE102の測位能力を記憶することができる。
【0079】
[0089]
図2は、UE102によってNASメッセージで提供されたUE102の測位能力をコアネットワーク150に記憶するために、ロケーションセッションの前および間中に、
図1に描かれた通信システム100の構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー200を図示する。
図2は、非限定的な例として提示されている。たとえば、
図2は、ロケーションサーバとしてLMF152の使用を示しているが、SLP162(
図1に図示)などの他のタイプのロケーションサーバが使用されてもよいことを理解されたい。さらに、
図2は、5Gネットワークエンティティの使用を示しているが、必要に応じて、NG-RAN112が進化型ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Evolved Universal Mobile Telecommunications System)地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:E-U Terrestrial Radio Access Network)に置き換えられ、AMF154がモビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)に置き換えられ、LMF152がE-SMLCに置き換えられている、LTEネットワークのエンティティなどの他のタイプのネットワークが使用されてもよい。加えて、図示されていない任意の数の介在デバイスがシグナリングを中継し、
図2に示された機能を実施するのを支援できることが理解されよう。さらに、追加のシグナリングおよびプロセスが存在し得る。
【0080】
[0090]段階1において、UE102は、UE測位能力を含むNASメッセージをAMF154に送る。NASメッセージは、たとえば、NAS登録要求などの、NAS手順についての要求であり得、または情報をAMF154に提供し得る。UE測位能力は、NASパラメータで符号化され得、または既存のLPP符号化を使用して、たとえば、NASメッセージ内のLPP提供能力メッセージで提供され得る。一実装形態では、UE102は、UE102の測位能力が安定(または非可変)であるかどうかの明示的な指示を含み得る。別の実装形態では、UE102は、測位能力が安定している(すなわち、非可変である)場合にのみ、UE102の測位能力をAMF154に送ることができ、したがって、NASメッセージに測位能力を含めることは、UE102の測位能力が安定しているという暗黙的な指示になる。
【0081】
[0091]段階2において、AMF154は、たとえば測位能力が安定(非可変)であることが示された場合、または暗黙的に安定(非可変)である場合、UE測位能力を記憶する。
【0082】
[0092]段階3において、AMF154は、UE102のロケーション要求を受信する。ロケーション要求は、たとえば、UE102から、またはGMLC160(
図1に図示)から受信され得る。
【0083】
[0093]段階4で、AMF154は、UE102のUE測位能力をストレージから取得し、UE測位能力を含むUE102についてのロケーション要求をLMF152に送る。たとえば、AMF154は、Nlmf_Location_DetermineLocation要求メッセージを介して、ロケーション要求およびUE測位能力をLMF152に提供し得る。
【0084】
[0094]段階5において、LMF152はロケーションセッションを開始し、段階4で受信されたUE測位能力に基づいてUE102とともに測位手順を実施し得る。このロケーションセッション中、LMF152がUE測位能力を要求する、またはUE102自体から受信する必要はない。UE102のロケーションは、段階4で受信されたUE測位能力に基づいて選択され得る既知の測位技法を使用して、段階5の間中にLMF152によって取得され得る。
【0085】
[0095]段階6において、LMF152は、UEロケーションを含むロケーション応答をAMF154に提供する。たとえば、LMF152は、ロケーション応答をNlmf_Location_DetermineLocation応答メッセージでAMF154に提供し得る。
【0086】
[0096]段階7において、AMF154は、要求しているエンティティ、たとえばUE102またはGMLC160にUEロケーションを提供する。
【0087】
[0097]一実装形態では、UE102は、その測位能力を、たとえばUE102を測位する一部としてLMF152によって要求された場合に、ロケーションセッション中にLPPを使用してLMF152に提供することができる。LMF152は、次いで、UE102の測位能力を記憶し、UEとのどの将来のロケーションセッションに対しても使用する。AMF154は、たとえば、UE識別子をUE102についてのロケーション要求に含めることができ、このUE識別子は、LMF152が将来のロケーション要求の際にUE102を識別して、その測位能力を取得することを可能にするために、LMF152によって記憶されるときにUEの測位能力と関連付けられる。UE識別子は、たとえば、加入者恒久識別子(SUPI:Subscription Permanent Identifier)または恒久機器識別子(PEI:Permanent Equipment Identifier)、または何か他のAMF154決定の識別子であり得、それにより、UE102のSUPIおよびPEIは、LMF152から隠され得る。
【0088】
[0098]UE測位能力をLMF152に記憶する場合、UE測位能力は、UE102を測位するのに異なるLMF152ではなく同じLMF152が後で使用される場合にのみ有用であり得る。加えて、UE102の測位能力が後の時点で変化した場合、LMF152は、後続のロケーションセッションにおいて正しくない測位能力を使用する可能性がある。この最後の不利点は、UE102がまた、その測位能力が安定している(すなわち、非可変である)かどうかについての指示も含む場合に(たとえば、LPP提供能力メッセージ内に)、克服され得る。測位能力が変化する可能性がないUE102は、たとえば、その測位能力が安定していることを示すはずである。そうでない場合、UE102は、その測位能力が安定していないことを示し得る。安定していない測位能力に関しては、LMF152は、たとえば、その測位能力を記憶しないことを選択し得る。安定性インジケータは有用であり得る。その理由は、非常に低いレイテンシ要件が最も一般にはIIoT UEに、またはユーザを伴わない何か他の自律UEに関連付けられ、それに応じてロケーションの無効化および再有効化が起きないはずであり、また測位能力が安定しているからである。対照的に、ロケーションが無効化および再有効化され得るユーザ(たとえば、スマートフォンまたはタブレット)をもつUE102は通常、緊急呼であっても極端に低いレイテンシは必要としないはずである。その結果、測位能力が安定しているUEに対する測位能力記憶の制限が、安定していない測位能力をもつUEにあまり不利にならない可能性がある。
【0089】
[0099]
図3は、UE測位能力をLMF152に記憶するために、
図1に描かれた通信システム100の構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー300を図示する。
図3は、非限定的な例として提示されている。たとえば、
図3は、ロケーションサーバとしてLMF152の使用を示しているが、SLP162(
図1に図示)などの他のタイプのロケーションサーバが使用されてもよいことを理解されたい。さらに、
図3は、5Gネットワークエンティティの使用を示しているが、必要に応じて、NG-RAN112がE-UTRANに置き換えられ得、AMF154がMMEに置き換えられ得、LMF152がE-SMLCに置き換えられ得る、LTEネットワークのエンティティなどの他のタイプのネットワークが使用されてもよい。加えて、図示されていない任意の数の介在デバイスが、シグナリングを中継することができ、
図3に示された機能を実施するのを支援できることが理解されよう。さらに、追加のシグナリングおよびプロセスが存在し得る。
【0090】
[0100]段階1において、AMF154は、UE102のロケーション要求を受信する。ロケーション要求は、たとえば、UE102から、またはGMLC160(
図1に図示)から受信され得る。
【0091】
[0101]段階2において、AMF154は、UE識別子を含むUE102についてのロケーション要求をLMF152に送る。UE識別子は、たとえば、UE102のSUPIもしくはPEIであり得、または、たとえばプライバシーのために、UE102のSUPIとPEIをLMF152から隠すためにAMF154によって決定される、UE102の別の識別子であり得る。ロケーション要求およびUE識別子は、AMF154によって、たとえば、Nlmf_Location_DetermineLocation要求メッセージを介してLMF152に提供され得る。
【0092】
[0102]いくつかの段階で示されているブロック3において、LMF152は、ロケーションセッションを誘発し、UE102とともに測位手順を実施し得る。
【0093】
[0103]段階3Aにおいて、UE測位能力が以前のロケーションセッションにおいてLMF152によって記憶されていた場合(段階3Gでさらに説明されるように)、LMF152は、段階2においてAMF154から受信されたUE識別子に基づいて、UE102の記憶された測位能力を取得し得る。
【0094】
[0104]段階3Bにおいて、UE102のUE測位能力がLMF152によって以前に記憶されていない場合、たとえば、UE測位能力が段階3Aにおいてストレージ内で見つけられなかった場合、LMF152は、たとえばLPP要求能力メッセージを介して、測位能力についての要求をUE102に送ることができる。UE102のUE測位能力が段階3Aで取得されていた場合、LMF152は、後続のロケーションセッションにおいて、測位能力についての要求をUE102に送らない。
【0095】
[0105]段階3Cにおいて、段階3Bが行われた場合、UE102は、たとえばLPP提供能力メッセージを介して、その測位能力をLMF152に提供することができる。UE102は、その測位能力の安定性の指示を提供する。たとえば、安定性の指示は、UE測位能力が固定されていて変化しないことを示し得るか、またはUE測位能力が固定されていなくて変動する可能性があることを示し得る。いくつかの実装形態では、たとえば、UE102がその測位能力を、LMF152が段階3Bを実施できる前に未承諾でLMF152に送った場合、段階3Bではなく段階3Cが行われ得る。
【0096】
[0106]段階3Dにおいて、LMF152とUE102は、たとえば、UE102の測位に対して、UE102によって実施された測位測定および/またはUE102によって決定された位置などの位置情報を生成および取得するために、様々なLPPメッセージを交換する。
【0097】
[0107]段階3Eにおいて、LMF152とNG-RAN112内の1つまたは複数のエンティティ(たとえば、gNB110)とは、たとえば、UE102の測位に対して、gNB110によって実施された測位測定などの位置情報を生成および取得するために、様々なNRPPaメッセージを交換し得る。
【0098】
[0108]段階3Fにおいて、LMF152は、段階3Dおよび段階3EにおいてそれぞれUE102および/またはNG-RAN112から受信された位置情報に基づいて、UE102のロケーションを決定し得る。段階3DにおいてUE102によって実施される位置測定、および/または段階3EにおいてNG-RAN112によって実施される位置測定、ならびにUE102のロケーション決定は、段階3Aまたは段階3Cにおいて取得されたUE測位能力に基づいてLMF152によって選択され得る既知の測位技法を使用して、LMF152によって決定され得る。
【0099】
[0109]段階3Gにおいて、LMF152がUE102の測位能力を以前に記憶していなかった場合、LMF152は、UE102が、その測位能力が安定している(すなわち、非可変である)ことを段階3Cにおいて受信された測位能力メッセージで示したならば、UE102の測位能力とUE識別子とを記憶する。したがって、UE102の測位能力は、UE識別子、たとえばSUPIもしくはPEI、または段階2において受信されたUE102のAMF生成識別子と関連付けられ、LMF152によって記憶され得る。UE102が、その測位能力が安定していない(すなわち、可変であり得る)ことを示した場合、LMF152は、UE測位能力を記憶しないことがある。
【0100】
[0110]段階4において、LMF152は、段階3Fにおいて決定されたUE102のロケーションを含むロケーション応答をAMF154に提供する。たとえば、LMF152は、ロケーション応答をNlmf_Location_DetermineLocation応答メッセージでAMF154に提供し得る。
【0101】
[0111]段階5において、AMF154は、要求しているエンティティ、たとえばUE102またはGMLC160にUEロケーションを提供する。
【0102】
[0112]別の実装形態では、UE102はその測位能力を、
図3で説明した実装形態と同様に、ロケーションセッション中にLPPを使用してLMF152に提供し得るが、LMF152は、UE102の測位が完了したときに、UE102の測位能力をAMF154にUE102のロケーションとともに返す。AMF154は、次いで、UE102の測位能力を記憶し、UE102についてのどの新たなロケーション要求に対しても、測位能力をLMF152に提供する。したがって、最初のロケーション要求に対して、AMF154は、LMF152に送られるロケーション要求にUE測位能力を含めないが、LMF152からUE測位能力を受信する。AMF154は、次いで、LMF152または別のLMFに送られる、どの後のUE102のロケーション要求にも測位能力を含めることができる。この実装形態により、UE測位能力の記憶をただ1つのLMF152に制限するという限定を克服することができる。
【0103】
[0113]
図4は、ロケーションセッション中に受信されたUE測位能力をAMF154に記憶するために、
図1に描かれた通信システム100の構成要素間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー400を図示する。
図4は、非限定的な例として提示されている。たとえば、
図4は、ロケーションサーバとしてLMF152の使用を示しているが、他のタイプのロケーションサーバが使用されてもよいことを理解されたい。さらに、
図4は、5Gネットワークエンティティの使用を示しているが、必要に応じて、NG-RAN112がE-UTRANに置き換えられ得、AMF154がMMEに置き換えられ得、LMF152がE-SMLCに置き換えられ得る、LTEネットワークのエンティティなどの他のタイプのネットワークが使用されてもよい。加えて、図示されていない任意の数の介在デバイスが、シグナリングを中継することができ、
図4に示された機能を実施するのを支援できることが理解されよう。さらに、追加のシグナリングおよびプロセスが存在し得る。
【0104】
[0114]段階1において、AMF154は、UE102のロケーション要求を受信する。ロケーション要求は、たとえば、UE102から、またはGMLC160(
図1に図示)から受信され得る。
【0105】
[0115]段階2において、UE測位能力がAMF154によって以前に記憶されていた場合(段階6においてさらに説明されるように)、AMF154は、UE102の記憶されたUE測位能力を取得し得る。
【0106】
[0116]段階3において、AMF154は、UE102のUE測位能力を含むUE102についてのロケーション要求を、段階2で取得された場合には、LMF152に送る。ロケーション要求およびUE測位能力(含まれる場合)は、たとえばNlmf_Location_DetermineLocation要求メッセージを介して、AMF154によってLMF152に提供され得る。
【0107】
[0117]いくつかの段階とともに示されているブロック4において、LMF152は、ロケーションセッションを誘発し、測位手順をUE102とともに実施し得る。
【0108】
[0118]段階4Aにおいて、UE102のUE測位能力が、段階3で受信されたロケーション要求に提供されていなかった場合、LMF152は、たとえばLPP要求能力メッセージを介して、測位能力についての要求をUE102に送ることができる。UE102のUE測位能力が段階3で受信されていた場合、LMF152は、測位能力についての要求をUE102に送らない。
【0109】
[0119]段階4Bにおいて、段階4Aが実施された場合、UE102は、たとえばLPP提供能力メッセージを介して、その測位能力をLMF152に提供することができる。UE102は、その測位能力の安定性の指示を提供する。たとえば、安定性の指示は、UE測位能力が固定されていて変化しないことを示し得るか、またはUE測位能力が固定されていなくて変動する可能性があることを示し得る。いくつかの実装形態では、たとえば、UE102がその測位能力を、LMF152が段階4Aを実施できる前に未承諾でLMF152に送った場合、段階4Aではなく段階4Bが行われ得る。
【0110】
[0120]段階4Cにおいて、LMF152とUE102は、たとえば、UE102の測位に対して、UE102によって実施された測位測定および/またはUE102によって決定された位置などの位置情報を生成および取得するために、様々なLPPメッセージを交換する。
【0111】
[0121]段階4Dにおいて、LMF152とNG-RAN112内の1つまたは複数のエンティティ(たとえば、gNB110)とは、たとえば、UE102の測位に対して、gNB110によって実施された測位測定などの位置情報を生成および取得するために、様々なNRPPaメッセージを交換し得る。
【0112】
[0122]段階4Eにおいて、LMF152は、段階4Cおよび段階4DにおいてそれぞれUE102および/またはNG-RAN112から受信された位置情報に基づいて、UE102のロケーションを決定し得る。段階4CにおいてUE102によって実施される位置測定、および/または段階4DにおいてNG-RAN112によって実施される位置測定、ならびにUE102のロケーション決定は、段階3または段階4Bにおいて取得されたUE測位能力に基づいてLMF152によって選択され得る既知の測位技法を使用して、LMF152によって決定され得る。
【0113】
[0123]段階5において、LMF152は、段階4Eにおいて決定されたUE102のロケーションを含むロケーション応答をAMF154に提供する。たとえば、LMF152は、ロケーション応答をNlmf_Location_DetermineLocation応答メッセージでAMF154に提供し得る。UE102が、その測位能力が安定している(すなわち、非可変である)ことを示した場合、ロケーション応答は、段階4Bで受信されたUE102のUE測位能力を含み得る。UE102が、その測位能力が安定していない(すなわち、変動し得る)ことを示した場合、LMF152は、AMF154へのロケーション応答にUE測位能力を含めないことが可能である。
【0114】
[0124]段階6において、AMF154が、段階5におけるロケーション応答でUE102のUE測位能力をLMF152から受信した場合、AMF154は、UE102の測位能力を記憶する。
【0115】
[0125]段階7において、AMF154は、要求しているエンティティ、たとえばUE102またはGMLC160にUEロケーションを提供する。
【0116】
[0126]
図5は、たとえば本明細書で説明されるように、測位能力をコアネットワーク内のストレージに提供することによってUE500のロケーションをサポートするために構成されている、たとえば、
図1に示されているUE102であり得る、UE500のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。UE500は、たとえば、
図2、
図3、および
図4に示されている信号フローと、
図8に示されているプロセスフローと、本明細書に開示されている技法とを実施し得る。UE500は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体520およびメモリ504への1つまたは複数の接続506(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、1つまたは複数のプロセッサ502と、メモリ504と、WWANトランシーバ510およびWLANトランシーバ512として示されている少なくとも1つのワイヤレストランシーバなどの外部インターフェース(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)と、SPS受信機515と、1つまたは複数のセンサー513とを含み得る。SPS受信機515は、たとえば、
図1に示されているSV190からSPS信号を受信し、処理し得る。1つまたは複数のセンサー513は、たとえば、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のジャイロスコープ、磁力計などを含み得る慣性測定ユニット(IMU)であり得る。UE500は、たとえば、ユーザがそれを通してUEとインターフェースし得る、ディスプレイ、ディスプレイ上の仮想キーパッドなどのキーパッドまたは他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェースなど、示されていない追加のアイテムをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、UE500の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。
【0117】
[0127]少なくとも1つのワイヤレストランシーバは、WWAN通信システムのためのトランシーバ510およびWLAN通信システムのためのトランシーバ512であり得るか、またはWWANとWLANの両方のための複合トランシーバであり得る。WWANトランシーバ510は、ワイヤレス信号を(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)受信し、信号をワイヤレス信号からワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号に、およびワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号に変換するための、1つまたは複数のアンテナ511に結合された送信機510tおよび受信機510rを含み得る。WLANトランシーバ512は、ワイヤレス信号を(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)受信し、信号をワイヤレス信号からワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号に、およびワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号に変換するための、1つまたは複数のアンテナ511または別個のアンテナに結合された送信機512tおよび受信機512rを含み得る。送信機510tおよび512tは、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、受信機510rおよび512rは、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。WWANトランシーバ510は、5G新無線(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)、AMPS(アドバンストモバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)などの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、基地局および/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。新無線は、mm波周波数および/またはサブ6GHz周波数を使用し得る。WLANトランシーバ512は、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE802.11(IEEE802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbee(登録商標)などの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、アクセスポイントおよび/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。トランシーバ510および512は、トランシーバ510および512と少なくとも部分的に統合され得るトランシーバインターフェースに、たとえば、光接続および/または電気接続によって、通信可能に結合され得る。
【0118】
[0128]いくつかの実施形態では、UE500は、内部または外部であり得るアンテナ511を含み得る。UEアンテナ511は、ワイヤレストランシーバ510および512によって処理される信号を送信および/または受信するために使用され得る。いくつかの実施形態では、UEアンテナ511は、ワイヤレストランシーバ510および512に結合され得る。いくつかの実施形態では、UE500によって受信された(送信された)信号の測定は、UEアンテナ511とワイヤレストランシーバ510および512との接続のポイントにおいて実施され得る。たとえば、受信された(送信された)RF信号測定のための基準の測定ポイントは、受信機510r(送信機510t)の入力(出力)端子およびUEアンテナ511の出力(入力)端子であり得る。複数のUEアンテナ511またはアンテナアレイをもつUE500では、アンテナコネクタは、複数のUEアンテナの集約出力(入力)を表す仮想ポイントと見なされ得る。いくつかの実施形態では、UE500は、信号強度とTOA測定とを含む受信信号を測定し得、生の測定は、1つまたは複数のプロセッサ502によって処理され得る。
【0119】
[0129]1つまたは複数のプロセッサ502は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ502は、媒体520および/またはメモリ504など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード508を実装することによって、本明細書で説明される機能を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ502は、UE500の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実施するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0120】
[0130]媒体520および/またはメモリ504は、命令またはプログラムコード508を記憶し得、命令またはプログラムコード508は、1つまたは複数のプロセッサ502によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ502に、本明細書で開示される技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。UE500に示されているように、媒体520および/またはメモリ504は、本明細書で説明される方法を実施するために1つまたは複数のプロセッサ502によって実装され得る、1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ502によって実行可能である媒体520中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ504に記憶され得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサ502中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。
【0121】
[0131]いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体520および/またはメモリ504中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、1つまたは複数のプロセッサ502によって利用され得る。UE500に示されている媒体520および/またはメモリ504の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、UE500の実装形態に応じて、異なる方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0122】
[0132]媒体520および/またはメモリ504は、1つまたは複数のプロセッサ502によって実装されたとき、測位能力要求メッセージを受信すること、たとえばUE支援測位プロセスのための測位測定、または、たとえばUEベース測位プロセスのための位置推定値などの、ロケーション情報の要求を受信することを含めて、たとえばワイヤレストランシーバ510を介して、サービング基地局を通したロケーションサーバとの測位セッションに関与するように1つまたは複数のプロセッサ502を構成する、測位セッションモジュール522を含み得る。1つまたは複数のプロセッサ502は、たとえば測位能力および要求されたロケーション情報を提供することによって、位置サービス要求に対する応答を送るように構成される。1つまたは複数のプロセッサ502は、トランシーバ510を介して、測位能力の安定性の指示に対する測位能力応答を送るように構成され得る。
【0123】
[0133]媒体520および/またはメモリ504は、1つまたは複数のプロセッサ502によって実装されたとき、トランシーバ510を介して、NASメッセージをAMFに送るように、および、NASパラメータに符号化された、またはLPPメッセージに符号化されたUE測位能力を含むように1つまたは複数のプロセッサ502を構成する、NASメッセージングモジュール524を含み得る。1つまたは複数のプロセッサ502は、測位能力の安定性の指示を含むように、または、測位能力が安定している場合にのみ測位能力をNASメッセージに含めるように構成され得る。
【0124】
[0134]媒体520および/またはメモリ504は、1つまたは複数のプロセッサ502によって実装される場合、測位能力が安定しているとき、たとえば固定され変化しないとき、を決定するように1つまたは複数のプロセッサ502を構成する、測位能力安定モジュール526を含み得る。
【0125】
[0135]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサ502は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0126】
[0136]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、1つまたは複数のプロセッサ502に接続され、1つまたは複数のプロセッサ502によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体520またはメモリ504に記憶され得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0127】
[0137]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体520および/またはメモリ504などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード508として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラムコード508で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード508を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示された実施形態に従う様式でUE測位能力をコアネットワークに記憶することによってUEのロケーションをサポートするためのプログラムコード508を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体520は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード508を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0128】
[0138]コンピュータ可読媒体520上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するワイヤレストランシーバ510を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0129】
[0139]メモリ504は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ504は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ502とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、1つまたは複数のプロセッサ502内に設けられるか、または場合によっては1つまたは複数のプロセッサ502とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。
【0130】
[0140]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体520を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体520の形態をとり得、コンピュータ可読媒体520は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能プログラムコード508を含み得、コンピュータ実装可能プログラムコード508は、1つまたは複数のプロセッサ502によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または部分を実施することが動作可能に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体520はメモリ504の一部であり得る。
【0131】
[0141]
図6は、本明細書で説明されるように、UE測位能力のコアネットワークへの記憶を可能にすることによってUE(たとえば、UE102)の測位をサポートするように構成された、ロケーションサーバ600、たとえば、
図1に示されているLMF152もしくはSLP162、またはE-SMLCのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。ロケーションサーバ600は、
図2、
図3および
図4に示されているシグナリングフローと、
図9に示されているプロセスフローと、本明細書で開示されるアルゴリズムとを実施し得る。ロケーションサーバ600は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体620およびメモリ604への1つまたは複数の接続606(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、1つまたは複数のプロセッサ602と、メモリ604と、外部インターフェース616(たとえば、コアネットワーク中の基地局および/またはエンティティへのワイヤラインまたはワイヤレスネットワークインターフェース)とを含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、ロケーションサーバ600の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。
【0132】
[0142]1つまたは複数のプロセッサ602は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、媒体620および/またはメモリ604など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード608を実装することによって、本明細書で説明される機能を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ602は、ロケーションサーバ600の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実施するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0133】
[0143]媒体620および/またはメモリ604は、命令またはプログラムコード608を記憶し得、命令またはプログラムコード608は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ602に、本明細書で開示される技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。ロケーションサーバ600に示されているように、媒体620および/またはメモリ604は、本明細書で説明される方法を実施するために1つまたは複数のプロセッサ602によって実装され得る、1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行可能である媒体620中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ604に記憶され得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサ602中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。
【0134】
[0144]いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体620および/またはメモリ604中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、1つまたは複数のプロセッサ602によって利用され得る。ロケーションサーバ600に示されている媒体620および/またはメモリ604の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、ロケーションサーバ600の実装形態に応じて、異なる方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0135】
[0145]媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されたとき、UE測位能力またはUE識別子を含む、および、たとえば、ストレージから、またはUEに測位能力についての要求を送ることによってUE測位能力を取得するための、ロケーションサービス要求を受信すること、および、たとえば、UE支援測位プロセスのための測位測定、または、たとえば、UEベース測位プロセスのための位置推定値などのロケーション情報の要求を送ることを含めて、たとえば本明細書で説明されているように、サービング基地局を通したUEとの、および外部インターフェース616を介したAMFとの測位セッションに関与するように1つまたは複数のプロセッサ602を構成する、測位セッションモジュール622を含み得る。1つまたは複数のプロセッサ602は、たとえば、UE測位能力の安定性の指示を含む測位能力と、UEからの要求されたロケーション情報とを受信することを含む、位置サービス要求に対する応答を受信するように構成される。1つまたは複数のプロセッサ602は、Rx-Tx、AoA、TOA、RSRPなどである、受信された測位測定、あるいは、WiFiまたはSPS測定を使用するものなど、他のタイプの測定に基づいて、UEについての位置推定値を決定するようにさらに構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ602は、外部インターフェース616を介して、ロケーション応答をAMFに送るように構成され得、このロケーション応答は、決定されたUEロケーションと、いくつかの実装形態で、UEによって安定していると示された場合に、UE測位能力とを含み得る。
【0136】
[0146]媒体620および/またはメモリ604は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実装されたとき、その測位能力が安定していることをUEが示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように1つまたは複数のプロセッサ602を構成する、測位能力記憶モジュール624を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、UEの測位能力が安定していると示されたときに、UEの測位能力をロケーションサーバ600、たとえばメモリ604または別の記憶媒体に記憶することが可能になり得る。1つまたは複数のプロセッサ602は、UE測位能力を、AMFから受信された、ロケーション要求内のUE識別子と関連付けるように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ602は、AMFから受信された、ロケーション要求内のUE識別子を使用して、ストレージからUE測位能力を取得するようにさらに構成され得る。別の例では、1つまたは複数のプロセッサ602は、UE測位能力が安定していると示されたときに、記憶のためにUE測位能力をAMFに送ることによって、UE測位能力を記憶することが可能になり得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ602は、UE測位能力をAMFにロケーション応答で送ることが可能になり得る。
【0137】
[0147]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサ602は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0138】
[0148]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、1つまたは複数のプロセッサ602に接続され、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体620またはメモリ604に記憶され得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0139】
[0149]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体620および/またはメモリ604などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード608として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラムコード608で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード608を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に従う様式で、コアネットワーク中でのUE測位能力の記憶を可能にすることによってUEのロケーションをサポートするためのプログラムコード608を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体620は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード608を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0140】
[0150]コンピュータ可読媒体620上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有する外部インターフェース616を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0141】
[0151]メモリ604は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ604は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ602とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、1つまたは複数のプロセッサ602内に設けられるか、または場合によっては1つまたは複数のプロセッサ602とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。
【0142】
[0152]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体620を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体620の形態をとり得、コンピュータ可読媒体620は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能プログラムコード608を含み得、コンピュータ実装可能プログラムコード608は、1つまたは複数のプロセッサ602によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または部分を実施することが動作可能に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体620は、メモリ604の一部であり得る。
【0143】
[0153]
図7は、本明細書で説明されるように、コアネットワークにおいてUE測位能力の記憶を可能にすることによってUE(たとえば、UE102)の測位をサポートすることが可能にされた、
図1のAMF154などのAMF700のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図である。AMF700は、
図2、
図3、および
図4に示されるシグナリングフローと、たとえば
図10に示されるプロセスフローと、本明細書で開示される技法とを実施し得る。AMF700は、非一時的コンピュータ可読媒体720およびメモリ704への1つまたは複数の接続706(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ702、メモリ704、外部インターフェース716(たとえば、他のNG-RANエンティティと、GMLCロケーションサーバなどのコアネットワーク内のエンティティとの直接の、または1つもしくは複数の介在エンティティを介しての、ワイヤラインまたはワイヤレスネットワークインターフェース)を含み得る。AMF700は、たとえば、ユーザがそれを通してAMFとインターフェースし得る、ディスプレイ、ディスプレイ上の仮想キーパッドなどのキーパッドまたは他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェースなど、示されていない追加のアイテムをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、AMF700の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。
図7に示されているAMF700は、場合によっては、MMEなどの他のタイプのコアネットワークノードに対応(たとえば、その機能を実施)し得ることに留意されたい。
【0144】
[0154]1つまたは複数のプロセッサ702は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ702は、媒体720および/またはメモリ704など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード708を実装することによって、本明細書で説明される機能を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ702は、AMF700の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実施するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0145】
[0155]媒体720および/またはメモリ704は、命令またはプログラムコード708を記憶し得、命令またはプログラムコード708は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ702に、本明細書で開示される技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。AMF700に示されているように、媒体720および/またはメモリ704は、本明細書で説明される方法を実施するために1つまたは複数のプロセッサ702によって実装され得る、1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ702によって実行可能である媒体720中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ704に記憶され得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサ702中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体720および/またはメモリ704中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、1つまたは複数のプロセッサ702によって利用され得る。AMF700に示されている媒体720および/またはメモリ704の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、AMF700の実装形態に応じて、異なる方法で組み合わされ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0146】
[0156]媒体720および/またはメモリ704は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実装されたとき、外部インターフェース716を介して、NASパラメータに符号化された、またはLPPメッセージに符号化されたUE測位能力を含み得るUEからのNASメッセージを受信するように1つまたは複数のプロセッサ702を構成する、NASメッセージングモジュール722を含み得る。NASメッセージは、UEの測位能力が安定しているかどうかの明示的または暗黙的な指示を含み得る。
【0147】
[0157]媒体720および/またはメモリ704は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実装されたとき、UEについてのロケーション要求をたとえばUEまたはGMLCから受信することと、UEについてのロケーション要求をLMFに送ることとを含めて、たとえば本明細書で説明されているように、外部インターフェース716を介してサービング基地局を通したLMFとUEの間の測位セッションを開始してそれに関与するように、および、UEのロケーションを含むLMFからのロケーション応答を受信するように、および、UEのロケーションを開始エンティティに、たとえばUEまたはGMLCに転送するように1つまたは複数のプロセッサ702を構成する、測位セッションモジュール724を含み得る。1つまたは複数のプロセッサ702は、LMFに送られるロケーション要求内にUE識別子を含めるように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ702は、UEのUE測位能力を、AMF700に記憶される場合に含むように構成され得る。外部インターフェース716を介して、LMFからのロケーション応答内のUEのUE測位能力を受信するための、1つまたは複数のプロセッサ702。
【0148】
[0158]媒体720および/またはメモリ704は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実装されたとき、その測位能力が安定していることをUEが示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように1つまたは複数のプロセッサ702を構成する、測位能力記憶モジュール726を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ702は、UE測位能力が安定していることを明示的または暗黙的に示すNASメッセージがある場合、UE測位能力をAMF700に、たとえばメモリ704または別の記憶媒体に記憶することが可能になり得る。1つまたは複数のプロセッサ702は、UE測位能力がLMFからロケーション応答メッセージで受信されたときに、UE測位能力をAMF700に、たとえばメモリ704または別の記憶媒体に記憶することが可能になり得る。1つまたは複数のプロセッサ702は、UE測位能力をストレージから取得するように、および、LMFに送られるロケーション要求にUE測位能力を含めるようにさらに構成され得る。
【0149】
[0159]媒体720および/またはメモリ704は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実装されたとき、UEの識別子を生成するように、および、そのUE識別子を、外部インターフェース716を介してLMFに送られるロケーション要求に含めるように1つまたは複数のプロセッサ702を構成する、UE識別子モジュール728を含み得る。UE識別子は、たとえば、UEのSUPIまたはPEIであり得、または、たとえばプライバシーを考慮してUEのSUPIおよびPEIをロケーションサーバから隠すために、AMF700によって生成され得る。
【0150】
[0160]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサ702は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0151】
[0161]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、1つまたは複数のプロセッサ702に接続されて1つまたは複数のプロセッサ702によって実行される、非一時的コンピュータ可読媒体720またはメモリ704に記憶され得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0152】
[0162]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体720および/またはメモリ704などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード708として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラムコード708で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード708を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示された実施形態に従う様式でコアネットワークにおけるUE測位能力の記憶を可能にすることによってUEのロケーションをサポートするための、プログラムコード708を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体720は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード708を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびblu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0153】
[0163]コンピュータ可読媒体720上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有する外部インターフェース716を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0154】
[0164]メモリ704は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ704は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ702とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、1つまたは複数のプロセッサ702内に設けられるか、または場合によっては1つまたは複数のプロセッサ702とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。
【0155】
[0165]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体720を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体720の形態をとり得、コンピュータ可読媒体720は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能プログラムコード708を含み得、コンピュータ実装可能プログラムコード708は、1つまたは複数のプロセッサ702によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または部分を実施することが動作可能にされ得る。コンピュータ可読媒体720はメモリ704の一部であり得る。
【0156】
[0166]
図8は、開示される実装形態に従う様式で、
図1に示されるUE102などのユーザ機器(UE)によって実施される、ワイヤレスネットワークにおけるUEの測位をサポートするための例示的な方法800のフローチャートを示す。
【0157】
[0167]ブロック802において、UEは、たとえば、
図3の段階3Bおよび
図4の段階4Aに示されるように、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信する。測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信するための手段は、
図5に示された、たとえば、ワイヤレストランシーバ510と、専用ハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール522などの、UE500のメモリ504および/もしくは媒体520内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ502とを含み得る。
【0158】
[0168]ブロック804において、UEは、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送り、提供された測位能力メッセージは、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、たとえば、
図3の段階3Cおよび3Gならびに
図4の段階4Bおよび6に示されるように、UEの測位能力がコアネットワークに記憶される。提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送るための手段であって、提供された測位能力メッセージが、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、UEの測位能力がコアネットワークに記憶され、手段は、
図5に示された、たとえば、ワイヤレストランシーバ510と、専用ハードウェアを備えた、または、測位セッションモジュール522および測位能力安定モジュール526などの、UE500のメモリ504および/もしくは媒体520内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ502とを含み得る。
【0159】
[0169]いくつかの実装形態では、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、UEの測位能力が、ある期間にわたって有効である(すなわち固定されている)か、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする。
【0160】
[0170]いくつかの実装形態では、UEの測位能力はロケーションサーバに記憶され得る。いくつかの実装形態では、UEの測位能力は、コアネットワーク内の第2のエンティティに記憶され得る。たとえば、ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(たとえば、LMF152)であり得、第2のエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(たとえば、AMF154)であり得る。UEは、たとえば、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり得、指示は、UEの測位能力が安定していることを示す。
【0161】
[0171]いくつかの実装形態では、測位能力メッセージについての要求は、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、指示は、UEの測位能力が安定していることを示す。その場合、UEは、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージをさらに受信し得、ここにおいて第2のロケーションセッションのための測位メッセージは、たとえば、
図3の段階3Bおよび
図4の段階4Aで説明されたように、測位能力メッセージについての要求を含まない。第2のロケーションセッションは、たとえば、ロケーションサーバを含み得る。第2のロケーションセッションは、たとえば、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含み得る。第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信するための手段であって、第2のロケーションセッションのための測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まず、手段は、
図5に示された、たとえば、ワイヤレストランシーバ510と、専用ハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール522および測位能力安定モジュール526などの、UE500のメモリ504および/もしくは媒体520内の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ502とを含み得る。
【0162】
[0172]
図9は、開示される実装形態に従う様式で、
図1に示されるLMF152などのロケーションサーバによって実施される、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(たとえば、UE102)の測位をサポートするための例示的な方法900のフローチャートを示す。
【0163】
[0173]ブロック902において、ロケーションサーバは、UEの測位能力を第1のロケーションセッションにおいて受信し得、UEの測位能力は、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信されるか、またはUEから未承諾で受信され、測位能力は、たとえば
図3の段階3Cおよび
図4の段階4Bに示されるように、測位能力が安定しているか、または可変であるかについての指示を含む。第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信するための手段であって、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用ハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。
【0164】
[0174]ブロック904において、ロケーションサーバは、たとえば
図3の段階3Gまたは
図4の段階5および6に示されるように、測位能力が安定していることを指示が示す場合、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にする。測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622および測位能力記憶モジュール624などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。
【0165】
[0175]いくつかの実装形態では、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、測位能力が、ある期間にわたって有効である(すなわち固定されている)か、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする。
【0166】
[0176]一実装形態では、ロケーションサーバは、たとえば
図3の段階3Aおよび
図4の段階2で説明されたように、第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションをさらに実施し得る。第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションを実施するための手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。ロケーションサーバは、たとえば
図3の段階3Aまたは
図4の段階3で説明されたように、第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得し得る。第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するための手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622などの、ロケーションサーバ600内のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることは、たとえば
図3の段階3Gで説明されたように、測位能力をロケーションサーバに記憶することを備え得る。この場合、ロケーションサーバは、第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティからさらに受信し得、第1のロケーション要求は、たとえば
図3の段階2で説明されたように、UE識別情報を備える。第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するための手段であって、第1のロケーション要求がUE識別情報(またはUE識別子)を備え、手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622などの、ロケーションサーバ600内のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。この場合、ロケーションサーバは、たとえば、
図3の段階3Gで説明されたように、UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶し得る。たとえば、ロケーションサーバは、測位能力とUE識別情報の両方を記憶し得る。UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶するための手段は、
図6に示された、専用のハードウェアを備える、または、測位能力記憶モジュール624などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、たとえば1つまたは複数のプロセッサ602を含み得る。この場合、ロケーションサーバは、第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信し得、第2のロケーション要求はUE識別情報を備え、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することは、たとえば
図3の段階2および段階3Aで説明されたように、UE識別情報に基づいている。第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信するための手段であって、第2のロケーション要求がUE識別情報を備え、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することがUE識別情報に基づいており、手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622および測位能力記憶モジュール624などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。ロケーションサーバは、たとえば、ロケーション管理機能(たとえば、LMF152)であり得、第2のエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(たとえば、AMF154)であり得る。
【0167】
[0177]一実装形態では、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることは、たとえば
図4の段階5で説明されたように、たとえば、第2のエンティティにおける記憶のために、測位能力をコアネットワーク内の第2のエンティティに送ることを備える。ロケーションサーバはさらに、第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を第2のエンティティに送り得、測位能力は、たとえば、
図4の段階5で説明されたように、ロケーション応答に含まれる。第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を第2のエンティティに送るための手段であって、測位能力がロケーション応答に含まれ、手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622および測位能力記憶モジュール624などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。ロケーションサーバは、第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから受信することによって、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得し得、ロケーション要求は、たとえば
図4の段階3で説明されたように、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含む。第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから受信するための手段であって、ロケーション要求が、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含み、手段は、
図6に示された、たとえば外部インターフェース616と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール622などの、ロケーションサーバ600のメモリ604および/もしくは媒体620内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ602とを含み得る。ロケーションサーバは、たとえば、ロケーション管理機能(たとえば、LMF152)であり得、第2のエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(たとえば、AMF154)であり得る。
【0168】
[0178]
図10は、開示される実装形態に従う様式で、
図1に示されるAMF154などのワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される、ワイヤレスネットワーク内のユーザ機器(たとえば、UE102)の測位をサポートするための例示的な方法1000のフローチャートを示す。
【0169】
[0179]ブロック1002において、第1のエンティティは、たとえば
図2の段階2および
図4の段階6で説明されたように、測位能力が安定している(たとえば、可変ではない)ことをUEが示す場合、UEの測位能力を記憶し得る。測位能力が安定していることをUEが示す場合にUEの測位能力を記憶するための手段は、
図7に示された、たとえば外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または、測位能力記憶モジュール726などの、AMF700のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。
【0170】
[0180]ブロック1004において、第1のエンティティは、ロケーション要求をロケーションサーバに送り得、ロケーション要求は、たとえば
図2の段階4および
図4の段階3で説明されたように、UEの記憶された測位能力を含む。第1のエンティティは、たとえば、アクセスおよびモビリティ管理機能(たとえば、AMF154)であり得、ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(たとえば、LMF152)であり得る。ロケーション要求をロケーションサーバに送るための手段であって、ロケーション要求がUEの記憶された測位能力を含み、手段は、
図7に示された、たとえば外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール724などの、AMF700のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。
【0171】
[0181]一実装形態では、第1のエンティティは、非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)メッセージをUEから受信し得、NASメッセージは、たとえば
図2の段階1で説明されたように、UEの測位能力と、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを含む。非アクセス層(NAS)メッセージをUEから受信するための手段であって、NASメッセージは、UEの測位能力と、測位能力が安定しているかどうかの指示とを含み、手段は、
図7に示された、たとえば外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または、NASメッセージングモジュール722などの、AMF700のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。NASメッセージ内の測位能力は、たとえば、NASメッセージに1つのパラメータとして含まれているロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP:LTE Positioning Protocol)提供能力メッセージに含まれ得る。
【0172】
[0182]一実装形態では、第1のエンティティは、たとえば
図4の段階4Bおよび段階5で説明されたように、UEの測位能力と、測位能力が安定している(たとえば、可変ではない)という指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから受信し得る。UEの測位能力と、測位能力が安定しているという指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するための手段は、
図7に示された、たとえば外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール724などの、AMF700内のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。測位能力は、第1のロケーションセッションのために第2のエンティティによって送られたロケーション応答で受信され得、ロケーションサーバに送られたロケーション要求は、たとえば
図4の段階3および段階5で説明されたように、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションについてのものであり得る。第2のエンティティは、たとえば、ロケーションサーバであり得る。第2のエンティティは、たとえば、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバであり得る。
【0173】
[0183]
図11は、開示される実装形態に従う様式で、
図1に示されるAMF154などの、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される、ワイヤレスネットワーク内のユーザ機器(たとえば、UE102)の測位をサポートするための例示的な方法1100のフローチャートを示す。
【0174】
[0184]ブロック1102において、第1のエンティティは、
図3の段階1に示されたように、UEについてのロケーション要求を受信する。UEのロケーション要求を受信するための手段は、
図7に示された、たとえば外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または、測位セッションモジュール724などの、AMF700のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。
【0175】
[0185]ブロック1104において、第1のエンティティは、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送り、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報(たとえば、識別子)を備え、UEの測位能力およびUEの識別情報は、たとえば、
図3の段階2、3Aおよび3Gで説明されたように、UEの測位能力が安定している(たとえば、可変ではない)というUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される。UEの識別情報は、たとえば、UEの加入者恒久識別子(SUPI)または恒久機器識別子(PEI)であり得る。UEの識別情報は、たとえば、第1のエンティティによって生成された識別子であり得る。ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送るための手段であって、ロケーション要求メッセージがUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報が、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合にロケーションサーバによって記憶され、手段は、
図7に示された、たとえば、外部インターフェース716と、専用のハードウェアを備える、または測位セッションモジュール724およびUE識別子モジュール728などの、AMF700のメモリ704および/もしくは媒体720内の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ702とを含み得る。第1のエンティティは、たとえば、アクセスおよびモビリティ管理機能(たとえば、AMF154)であり得、ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(たとえば、LMF152)であり得る。
【0176】
[0186]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0177】
[0187]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0178】
[0188]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0179】
[0189]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0180】
[0190]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0181】
[0191]この説明に鑑みて、実施形態は、特徴の異なる組合せを含み得る。実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
【0182】
[0192]条項1. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をUEによってサポートするために実施される方法であって、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送ることとを備え、提供された測位能力メッセージが、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力は、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークに記憶される、方法。
【0183】
[0193]条項2. UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、UEの測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項1に記載の方法。
【0184】
[0194]条項3. UEの測位能力がロケーションサーバに記憶される、条項1に記載の方法。
【0185】
[0195]条項4. UEの測位能力がコアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、条項1に記載の方法。
【0186】
[0196]条項5. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項4に記載の方法。
【0187】
[0197]条項6. UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、指示が、UEの測位能力が安定していることを示す、条項1~5のいずれかに記載の方法。
【0188】
[0198]条項7. 測位能力メッセージについての要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、指示が、UEの測位能力が安定していることを示し、方法が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信することをさらに備え、ここにおいて、第2のロケーションセッションのための測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、条項1~6のいずれかに記載の方法。
【0189】
[0199]条項8. 第2のロケーションセッションがロケーションサーバを含む、条項7に記載の方法。
【0190】
[0200]条項9. 第2のロケーションセッションが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、条項7に記載の方法。
【0191】
[0201]条項10. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEであって、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサが、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバからワイヤレストランシーバを介して受信するように、および、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバにワイヤレストランシーバを介して送るように構成され、提供された測位能力メッセージが、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力は、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークに記憶される、ユーザ機器(UE)。
【0192】
[0202]条項11. UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、UEの測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項10に記載のUE。
【0193】
[0203]条項12. UEの測位能力がロケーションサーバに記憶される、条項10に記載のUE。
【0194】
[0204]条項13. UEの測位能力がコアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、条項10に記載のUE。
【0195】
[0205]条項14. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項13に記載のUE。
【0196】
[0206]条項15. UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、指示が、UEの測位能力が安定していることを示す、条項10~14のいずれかに記載のUE。
【0197】
[0207]条項16. 測位能力メッセージについての要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、指示が、UEの測位能力が安定していることを示し、少なくとも1つのプロセッサが、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、第2のロケーションセッションのための測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、条項10~15のいずれかに記載のUE。
【0198】
[0208]条項17. 第2のロケーションセッションがロケーションサーバを含む、条項16に記載のUE。
【0199】
[0209]条項18. 第2のロケーションセッションが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、条項16に記載のUE。
【0200】
[0210]条項19. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたUEであって、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信するための手段と、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送るための手段とを備え、提供された測位能力メッセージが、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力は、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークに記憶される、ユーザ機器(UE)。
【0201】
[0211]条項20. UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、UEの測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項19に記載のUE。
【0202】
[0212]条項21. UEの測位能力がロケーションサーバに記憶される、条項19に記載のUE。
【0203】
[0213]条項22. UEの測位能力がコアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、条項19に記載のUE。
【0204】
[0214]条項23. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項22に記載のUE。
【0205】
[0215]条項24. UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、指示が、UEの測位能力が安定していることを示す、条項19~23のいずれかに記載のUE。
【0206】
[0216]条項25. 測位能力メッセージについての要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、指示が、UEの測位能力が安定していることを示し、方法が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、第2のロケーションセッションのための測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、条項19~24のいずれかに記載のUE。
【0207】
[0217]条項26. 第2のロケーションセッションがロケーションサーバを含む、条項25に記載のUE。
【0208】
[0218]条項27. 第2のロケーションセッションが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、条項25に記載のUE。
【0209】
[0219]条項28. 記憶されたプログラムコードをその上に含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワークにおいてUEの測位をサポートするために、ユーザ機器(UE)内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードが、測位能力メッセージについての要求をワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバから受信することと、提供された測位能力メッセージをロケーションサーバに送ることとを行うための命令を備え、提供された測位能力メッセージが、UEの測位能力と、UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを備え、ここにおいて、UEの測位能力は、UEの測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークに記憶される、非一時的記憶媒体。
【0210】
[0220]条項29. UEの測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、UEの測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項28に記載の非一時的記憶媒体。
【0211】
[0221]条項30. UEの測位能力がロケーションサーバに記憶される、条項28に記載の非一時的記憶媒体。
【0212】
[0222]条項31. UEの測位能力がコアネットワーク内の第2のエンティティに記憶される、条項28に記載の非一時的記憶媒体。
【0213】
[0223]条項32. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項31に記載の非一時的記憶媒体。
【0214】
[0224]条項33. UEが、固定された測位能力を備えた産業用モノのインターネット(IIoT)UEであり、指示が、UEの測位能力が安定していることを示す、条項28~32のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0215】
[0225]条項34. 測位能力メッセージについての要求が、第1のロケーションセッションのための測位メッセージであり、ここにおいて、指示は、UEの測位能力が安定していることを示し、プログラムコードが、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションのための測位メッセージを受信することを行うための命令をさらに備え、ここにおいて、第2のロケーションセッションのための測位メッセージが、測位能力メッセージについての要求を含まない、条項28~33のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0216】
[0226]条項35. 第2のロケーションセッションがロケーションサーバを含む、条項34に記載の非一時的記憶媒体。
【0217】
[0227]条項36. 第2のロケーションセッションが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバを含む、条項34に記載の非一時的記憶媒体。
【0218】
[0228]条項37. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするための、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバによって実施される方法であって、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信することと、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることとを備える、方法。
【0219】
[0229]条項38. 測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項37に記載の方法。
【0220】
[0230]条項39. 第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションを実施することと、第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することとをさらに備える、条項37に記載の方法。
【0221】
[0231]条項40. ココアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることが、測位能力をロケーションサーバに記憶することを備える、条項39に記載の方法。
【0222】
[0232]条項41. 第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティから受信することと、ここにおいて、第1のロケーション要求がUE識別情報を備える、UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶することと、第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信することとをさらに備え、ここにおいて、第2のロケーション要求がUE識別情報を備え、ここにおいて、コアネットワーク内に記憶されたUEの測位能力を取得することがUE識別情報に基づいている、条項40に記載の方法。
【0223】
[0233]条項42. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項41に記載の方法。
【0224】
[0234]条項43. コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることが、第2のエンティティにおける記憶のために、測位能力をコアネットワーク内の第2のエンティティに送ることを備える、条項39に記載の方法。
【0225】
[0235]条項44. 第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を第2のエンティティに送ることをさらに備え、ここにおいて、測位能力がロケーション応答に含まれる、条項43に記載の方法。
【0226】
[0236]条項45. コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することが、第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから受信することを備え、ここにおいて、ロケーション要求は、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含む、条項44に記載の方法。
【0227】
[0237]条項46. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項43に記載の方法。
【0228】
[0238]条項47. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバであって、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサが、外部インターフェースを介して、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信するように構成され、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、プロセッサはさらに、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように構成される、ロケーションサーバ。
【0229】
[0239]条項48. 測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項47に記載のロケーションサーバ。
【0230】
[0240]条項49. 少なくとも1つのプロセッサは、第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションを実施するように、および、第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するようにさらに構成される、条項47に記載のロケーションサーバ。
【0231】
[0241]条項50. 少なくとも1つのプロセッサは、測位能力をロケーションサーバに記憶するように構成されることによって、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように構成される、条項49に記載のロケーションサーバ。
【0232】
[0242]条項51. 少なくとも1つのプロセッサは、外部インターフェースを介して、第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するように構成され、ここにおいて、第1のロケーション要求がUE識別情報を備え、UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶するように、および、外部インターフェースを介して、第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信するようにさらに構成され、ここにおいて、第2のロケーション要求がUE識別情報を備え、ここにおいて、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することがUE識別情報に基づいている、条項50に記載のロケーションサーバ。
【0233】
[0243]条項52. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項51に記載のロケーションサーバ。
【0234】
[0244]条項53. 少なくとも1つのプロセッサは、第2のエンティティにおける記憶のために、外部インターフェースを介して測位能力をコアネットワーク内の第2のエンティティに送るように構成されることによって、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするように構成される、条項49に記載のロケーションサーバ。
【0235】
[0245]条項54. 少なくとも1つのプロセッサは、第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を、外部インターフェースを介して第2のエンティティに送るように構成され、ここにおいて、測位能力がロケーション応答に含まれる、条項53に記載のロケーションサーバ。
【0236】
[0246]条項55. 少なくとも1つのプロセッサは、第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから外部インターフェースを介して受信するように構成されることによって、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するように構成され、ここにおいて、ロケーション要求が、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含む、条項54に記載のロケーションサーバ。
【0237】
[0247]条項56. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項53に記載のロケーションサーバ。
【0238】
[0248]条項57. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバであって、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信するための手段と、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための手段とを備える、ロケーションサーバ。
【0239】
[0249]条項58. 測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項57に記載のロケーションサーバ。
【0240】
[0250]条項59. 第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションを実施するための手段と、第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するための手段とをさらに備える、条項57に記載のロケーションサーバ。
【0241】
[0251]条項60. コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための手段は、測位能力をロケーションサーバに記憶する、条項59に記載のロケーションサーバ。
【0242】
[0252]条項61. 第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するための手段と、ここにおいて、第1のロケーション要求がUE識別情報を備える、UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶するための手段と、第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信するための手段とをさらに備え、ここにおいて、第2のロケーション要求がUE識別情報を備え、ここにおいて、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得する手段がUE識別情報を使用する、条項60に記載のロケーションサーバ。
【0243】
[0253]条項62. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項61に記載のロケーションサーバ。
【0244】
[0254]条項63. コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための手段は、第2のエンティティにおける記憶のために測位能力をコアネットワーク内の第2のエンティティに送る、条項59に記載のロケーションサーバ。
【0245】
[0255]条項64. 第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を第2のエンティティに送る手段をさらに含み、ここにおいて、測位能力がロケーション応答に含まれる、条項63に記載のロケーションサーバ。
【0246】
[0256]条項65. コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得する手段が、第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから受信する手段を備え、ロケーション要求が、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含む、条項64に記載のロケーションサーバ。
【0247】
[0257]条項66. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項63に記載のロケーションサーバ。
【0248】
[0258]条項67. 記憶されたプログラムコードをその上に含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内のロケーションサーバ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードが、第1のロケーションセッションにおいてUEの測位能力を受信することと、UEの測位能力が、UEに送られた測位能力についての要求に応答してUEから受信され、または未承諾でUEから受信され、測位能力は、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示を含み、測位能力が安定していることを指示が示す場合に、コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にすることとを行うための命令を備える、非一時的記憶媒体。
【0249】
[0259]条項68. 測位能力が安定しているか可変であるかについての指示は、測位能力が、ある期間にわたって有効であるか、または時間の経過とともに変化する可能性があるかどうかを明らかにする、条項67に記載の非一時的記憶媒体。
【0250】
[0260]条項69. プログラムコードは、第1のロケーションセッションに続くUEとの第2のロケーションセッションを実施することと、第2のロケーションセッションの実施を可能にするために、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得することとを行うための命令をさらに備える、条項67に記載の非一時的記憶媒体。
【0251】
[0261]条項70. コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための命令は、測位能力をロケーションサーバに記憶するための命令を備える、条項69に記載の非一時的記憶媒体。
【0252】
[0262]条項71. プログラムコードは、第1のロケーションセッションのためのUEについての第1のロケーション要求をコアネットワーク内の第2のエンティティから受信することと、ここにおいて、第1のロケーション要求がUE識別情報を備え、UE識別情報をロケーションサーバ内の測位能力に関連付けて記憶することと、第2のロケーションセッションのためのUEについての第2のロケーション要求を第2のエンティティから受信することとを行うための命令をさらに備え、ここにおいて、第2のロケーション要求がUE識別情報を備え、ここにおいて、コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するための命令がUE識別情報を使用する、条項70に記載の非一時的記憶媒体。
【0253】
[0263]条項72. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項71に記載の非一時的記憶媒体。
【0254】
[0264]条項73. コアネットワークにおけるUEの測位能力の記憶を可能にするための命令は、測位能力を第2のエンティティにおける記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティに送るための命令を備える、条項69に記載の非一時的記憶媒体。
【0255】
[0265]条項74. プログラムコードは、第1のロケーションセッションに対するロケーション応答を第2のエンティティに送るための命令を備え、ここにおいて、測位能力がロケーション応答に含まれる、条項73に記載の非一時的記憶媒体。
【0256】
[0266]条項75. コアネットワークに記憶されたUEの測位能力を取得するための命令は、第2のロケーションセッションについてのロケーション要求を第2のエンティティから受信するための命令を備え、ここにおいて、ロケーション要求が、第2のエンティティに記憶されたUEの測位能力を含む、条項74に記載の非一時的記憶媒体。
【0257】
[0267]条項76. ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)であり、第2のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項73に記載の非一時的記憶媒体。
【0258】
[0268]条項77. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするためにワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される方法であって、測位能力が安定していることをUEが示す場合、UEの測位能力を記憶することと、ロケーション要求をロケーションサーバに送ることとを備え、ここにおいて、ロケーション要求が、UEの記憶された測位能力を含む、方法。
【0259】
[0269]条項78. 非アクセス層(NAS)メッセージをUEから受信することをさらに備え、NASメッセージが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを含む、条項77に記載の方法。
【0260】
[0270]条項79. NASメッセージ内の測位能力が、NASメッセージに1つのパラメータとして含まれているロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)提供能力メッセージに含まれる、条項78に記載の方法。
【0261】
[0271]条項80. UEの測位能力と、測位能力が安定しているという指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから受信することをさらに備える、条項77に記載の方法。
【0262】
[0272]条項81. 測位能力が、第1のロケーションセッションのために第2のエンティティによって送られたロケーション応答で受信され、ロケーションサーバに送られたロケーション要求が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションについてのものである、条項80に記載の方法。
【0263】
[0273]条項82. 第2のエンティティがロケーションサーバである、条項81に記載の方法。
【0264】
[0274]条項83. 第2のエンティティが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバである、条項81に記載の方法。
【0265】
[0275]条項84. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項77~83のいずれかに記載の方法。
【0266】
[0276]条項85. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティであって、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサは、測位能力が安定していることをUEが示す場合、UEの測位能力を記憶するように、および、外部インターフェースを介して、ロケーション要求をロケーションサーバに送るように構成され、ここにおいて、ロケーション要求が、UEの記憶された測位能力を含む、第1のエンティティ。
【0267】
[0277]条項86. 少なくとも1つのプロセッサが、外部インターフェースを介して、非アクセス層(NAS)メッセージをUEから受信するようにさらに構成され、NASメッセージが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを含む、条項85に記載の第1のエンティティ。
【0268】
[0278]条項87. NASメッセージ内の測位能力が、NASメッセージに1つのパラメータとして含まれているロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)提供能力メッセージに含まれる、条項86に記載の第1のエンティティ。
【0269】
[0279]条項88. 少なくとも1つのプロセッサが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているという指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから外部インターフェースを介して受信するように構成される、条項85に記載の第1のエンティティ。
【0270】
[0280]条項89. 測位能力が、第1のロケーションセッションのために第2のエンティティによって送られたロケーション応答で受信され、ロケーションサーバに送られたロケーション要求が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションについてのものである、条項88に記載の第1のエンティティ。
【0271】
[0281]条項90. 第2のエンティティがロケーションサーバである、条項89に記載の第1のエンティティ。
【0272】
[0282]条項91. 第2のエンティティが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバである、条項89に記載の第1のエンティティ。
【0273】
[0283]条項92. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項85~91のいずれかに記載の第1のエンティティ。
【0274】
[0284]条項93. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティであって、測位能力が安定していることをUEが示す場合にUEの測位能力を記憶するための手段と、ロケーション要求をロケーションサーバに送るための手段とを備え、ここにおいて、ロケーション要求が、UEの記憶された測位能力を含む、第1のエンティティ。
【0275】
[0285]条項94. 非アクセス層(NAS)メッセージをUEから受信するための手段をさらに備え、NASメッセージが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを含む、条項93に記載の第1のエンティティ。
【0276】
[0286]条項95. NASメッセージ内の測位能力が、NASメッセージに1つのパラメータとして含まれているロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)提供能力メッセージに含まれる、条項94に記載の第1のエンティティ。
【0277】
[0287]条項96. UEの測位能力と、測位能力が安定しているという指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するための手段をさらに備える、条項93に記載の第1のエンティティ。
【0278】
[0288]条項97. 測位能力が、第1のロケーションセッションのために第2のエンティティによって送られたロケーション応答で受信され、ロケーションサーバに送られたロケーション要求が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションについてのものである、条項96に記載の第1のエンティティ。
【0279】
[0289]条項98. 第2のエンティティがロケーションサーバである、条項97に記載の第1のエンティティ。
【0280】
[0290]条項99. 第2のエンティティが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバである、条項97に記載の第1のエンティティ。
【0281】
[0291]条項100. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項93~99のいずれかに記載の第1のエンティティ。
【0282】
[0292]条項101. 記憶されたプログラムコードをその上に含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードが、測位能力が安定していることをUEが示す場合にUEの測位能力を記憶することと、ロケーション要求をロケーションサーバに送ることとを行うための命令を備え、ここにおいてロケーション要求は、UEの記憶された測位能力を含む命令を含む、非一時的記憶媒体。
【0283】
[0293]条項102. プログラムコードが、非アクセス層(NAS)メッセージをUEから受信するための命令をさらに備え、NASメッセージが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているか可変であるかについての指示とを含む、条項101に記載の非一時的記憶媒体。
【0284】
[0294]条項103. NASメッセージ内の測位能力が、NASメッセージに1つのパラメータとして含まれているロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)提供能力メッセージに含まれる、条項102に記載の非一時的記憶媒体。
【0285】
[0295]条項104. プログラムコードが、UEの測位能力と、測位能力が安定しているという指示とをUEから受信する第2のエンティティに応答して、UEの測位能力を記憶のためにコアネットワーク内の第2のエンティティから受信するための命令を備える、条項101に記載の非一時的記憶媒体。
【0286】
[0296]条項105. 測位能力が、第1のロケーションセッションのために第2のエンティティによって送られたロケーション応答で受信され、ロケーションサーバに送られたロケーション要求が、第1のロケーションセッションに続く第2のロケーションセッションについてのものである、条項104に記載の非一時的記憶媒体。
【0287】
[0297]条項106. 第2のエンティティがロケーションサーバである、条項105に記載の非一時的記憶媒体。
【0288】
[0298]条項107. 第2のエンティティが、ロケーションサーバとは異なる第2のロケーションサーバである、条項105に記載の非一時的記憶媒体。
【0289】
[0299]条項108. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項101~107のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0290】
[0300]条項109. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティによって実施される方法であって、UEについてのロケーション要求を受信することと、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送ることとを備え、ここにおいて、ロケーション要求メッセージがUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される、方法。
【0291】
[0301]条項110. UEの識別情報が、UEの加入者恒久識別子(SUPI)または恒久機器識別子(PEI)である、条項109に記載の方法。
【0292】
[0302]条項111. UEの識別情報が、第1のエンティティによって生成された識別子である、条項109に記載の方法。
【0293】
[0303]条項112. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項109~111のいずれかに記載の方法。
【0294】
[0304]条項113. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティであって、ワイヤレスネットワーク内のエンティティとワイヤレスで通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つのプロセッサが、外部インターフェースを介して、UEについてのロケーション要求を受信するように、および、外部インターフェースを介して、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送るように構成され、ここにおいて、ロケーション要求メッセージがUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される、第1のエンティティ。
【0295】
[0305]条項114. UEの識別情報が、UEの加入者恒久識別子(SUPI)または恒久機器識別子(PEI)である、条項113に記載の第1のエンティティ。
【0296】
[0306]条項115. UEの識別情報が、第1のエンティティによって生成された識別子である、条項113に記載の第1のエンティティ。
【0297】
[0307]条項116. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項113~115のいずれかに記載の第1のエンティティ。
【0298】
[0308]条項117. ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために構成されたワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティであって、UEについてのロケーション要求を受信するための手段と、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送るための手段とを備え、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される、第1のエンティティ。
【0299】
[0309]条項118. UEの識別情報が、UEの加入者恒久識別子(SUPI)または恒久機器識別子(PEI)である、条項117に記載の第1のエンティティ。
【0300】
[0310]条項119. UEの識別情報が、第1のエンティティによって生成された識別子である、条項117に記載の第1のエンティティ。
【0301】
[0311]条項120. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項117~119のいずれかに記載の第1のエンティティ。
【0302】
[0312]条項121. 記憶されたプログラムコードをその上に含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)の測位をサポートするために、ワイヤレスネットワークのコアネットワーク内の第1のエンティティ内に少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、プログラムコードが、UEについてのロケーション要求を受信することと、ロケーション要求メッセージをロケーションサーバに送ることとを行う命令を備え、ここにおいて、ロケーション要求メッセージはUEの識別情報を備え、ここにおいて、UEの測位能力およびUEの識別情報は、UEの測位能力が安定しているというUEからの指示がある場合、ロケーションサーバによって記憶される、非一時的記憶媒体。
【0303】
[0313]条項122. UEの識別情報が、UEの加入者恒久識別子(SUPI)または恒久機器識別子(PEI)である、条項121に記載の非一時的記憶媒体。
【0304】
[0314]条項123. UEの識別情報が、第1のエンティティによって生成された識別子である、条項121に記載の非一時的記憶媒体。
【0305】
[0315]条項124. 第1のエンティティがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、ロケーションサーバがロケーション管理機能(LMF)である、条項121~123のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0306】
[0316]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
【国際調査報告】