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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-22
(54)【発明の名称】脊椎留め要素システム
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/90 20060101AFI20240314BHJP
   A61B 17/70 20060101ALI20240314BHJP
【FI】
A61B17/90
A61B17/70
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558711
(86)(22)【出願日】2022-02-02
(85)【翻訳文提出日】2023-11-14
(86)【国際出願番号】 IB2022050910
(87)【国際公開番号】W WO2022200870
(87)【国際公開日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】2104126.4
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523362892
【氏名又は名称】コンセプト スパイン リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CONCEPT SPINE LTD
【住所又は居所原語表記】17 Perrywood Business Park, Honeycrock Lane, Salfords Surrey, United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】カーネズィス イオアニス
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160LL08
4C160LL12
4C160LL24
4C160LL42
(57)【要約】
脊柱の変形を処置するために椎弓根ねじおよびコネクタを使用することが知られている。しかし、互いに対する特定の位置にねじが設置されなければならない場合が存在し、その理由は、そうしなければ、コネクタがそれらの間に正しく嵌め合わされない場合があるからである。したがって、椎弓根ねじ20の後続の設置のために椎骨10にねじ経路を形成することにおける使用のためのねじ経路形成器具90を位置合わせするためのガイドツール60を備える脊椎留め要素システムが提供され、ガイドツールがガイドツールステム80とねじ経路形成器具受容セクション70とを備え、ガイドツールステムとねじ経路形成器具受容セクションとが互いに動かない。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
椎弓根ねじの後続の設置のために椎骨にねじ経路を形成することにおける使用のためのねじ経路形成器具を位置合わせするためのガイドツールを備える脊椎留め要素システムであって、前記ガイドツールが、ガイドツールステムとねじ経路形成器具受容セクションとを備え、前記ガイドツールステムと前記ねじ経路形成器具受容セクションとが互いに動かない、
脊椎留め要素システム。
【請求項2】
前記ガイドツールが、実質的に放射線透過性の物質を含む、
請求項1に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項3】
前記ねじ経路形成器具受容セクションが軸方向両端に開放された経路部を備え、前記経路部が孔を含み、前記孔が長軸をもつ、
請求項1および請求項2のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項4】
前記経路部が円筒壁により規定され、前記円筒壁が使用時にガイドワイヤが前記経路部内に挿入されることを可能にするスロットを含む、
請求項3に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項5】
前記ガイドツールステムが、使用時に、隣接した椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションに嵌め合わされるように構成された、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項6】
前記脊椎留め要素システムが、椎弓根ねじの後続の設置のために椎骨にねじ経路を形成することにおける使用のためのねじ経路形成器具を更に備え、前記ねじ経路形成器具が、前記ガイドツールに対して前記ねじ経路形成器具を位置合わせするためのガイドツール嵌合セクションを含む、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項7】
前記脊椎留め要素システムが、ねじ経路形成器具受容部材を更に備え、前記ねじ経路形成器具受容部材が、前記ねじ経路形成器具受容部材を前記ガイドツールに装着するための装着手段を含み、前記ねじ経路形成器具受容部材が、前記ねじ経路形成器具により前記椎骨に生成された前記ねじ経路の内面にねじ山を生成するためのねじ経路形成器具を受容するための内側ねじ山を含む、
請求項6に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項8】
前記ねじ経路形成器具受容部材における受容のための、および、前記ねじ経路形成器具により前記椎骨に生成された前記ねじ経路の内面に前記ねじ山を生成するための外側ねじ山をもつねじ経路形成器具を更に備える、
請求項7に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項9】
前記ねじ経路形成器具が、前記ガイドツールに対して前記ねじ経路形成器具を位置合わせするためのガイドツール嵌合セクションを備える、
請求項8に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項10】
前記ガイドツール嵌合セクションが使用時に前記経路部の前記孔に受容可能であり、以て前記ねじ経路形成器具を位置合わせするように、前記ガイドツール嵌合セクションが、前記経路部の前記孔のサイズおよび形状に密に一致したサイズおよび形状をもつ、
請求項3に従属する請求項9に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項11】
前記ねじ経路形成器具が前記ねじ経路形成器具受容セクションに受容された状態で、前記長軸に沿って前記経路部の前記孔の前記長軸に平行な前記ねじ経路形成器具の1方向における軸方向の動きを制限するための深さ制限部を、前記ガイドツール嵌合セクションが含む、
請求項10に記載の前記ねじ経路形成器具。
【請求項12】
前記脊椎留め要素システムが、椎弓根ねじを更に備え、前記椎弓根ねじが、隣接したガイドツールの前記ガイドツールステムを使用時に受容するためのガイドツールステム受容セクションを備える、
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項13】
前記椎弓根ねじが、ねじ山をもつシャフトを備え、前記椎弓根ねじの前記ガイドツールステム受容セクションが、前記シャフトに対する前記ガイドツールステムの関節運動のための球関節を備える、
請求項12に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項14】
前記脊椎留め要素システムが、コネクタを更に備え、前記コネクタが、コネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを備え、前記椎弓根ねじ受容セクションが、使用時に前記椎弓根ねじの前記ガイドツールステム受容セクションを受容するためのものである、
請求項12および請求項13のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項15】
前記コネクタが、前記コネクタステムに対する前記椎弓根ねじ受容セクションの動きを制御するためのラチェットを更に備える、
請求項14に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項16】
前記コネクタステムが、前記ガイドツールステムと実質的に同じ形状およびサイズをもつ、
請求項14および請求項15のいずれか一項に記載の脊椎留め要素システム。
【請求項17】
第1の椎骨に隣接した第2の椎骨に第2の椎弓根ねじを設置する方法であって、前記第1の椎骨が、事前に設置された第1の椎弓根ねじを含み、前記方法が、
a)請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のガイドツールを提供するステップと、
b)前記第1の椎骨に事前に設置された前記第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションに前記ガイドツールステムを挿入するステップと、
c)前記第2の椎骨に対する選択された位置に前記ねじ経路形成器具受容セクションを配置するステップと、
d)前記ねじ経路形成器具受容セクションに前記ねじ経路形成器具を挿入するステップと、
e)前記ねじ経路形成器具を動作させることにより、前記第2の椎骨に初期穴を生成するステップと、
f)前記ガイドツールから前記ねじ経路形成器具を除去するステップと、
g)前記ガイドツールにねじ経路形成器具受容部材を装着するステップと、
h)前記ねじ経路形成器具受容セクションに前記ねじ経路形成器具を挿入するステップと、
i)前記ねじ経路形成器具を動作させることにより、前記第2の椎骨に生成されたねじ経路の内側にねじ山を備えるねじ経路を生成するステップと、
j)前記ねじ経路形成器具受容部材から前記ねじ経路形成器具を除去するステップと、
k)前記第1の椎骨に事前に設置された前記第1の椎弓根ねじの前記ガイドツールステム受容セクションから前記ガイドツールステムを除去するステップと、
l)前記ガイドツールをコネクタと置換するステップであって、前記コネクタが、コネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを含む、置換するステップと、
m)前記コネクタの前記椎弓根ねじ受容セクションに、および、前記第2の椎骨に形成されたねじ山付の前記ねじ経路に、前記第2の椎弓根ねじを挿入するステップと、
を含む、第2の椎弓根ねじを設置する方法。
【請求項18】
ステップl)における前記コネクタは、選択された前記コネクタが選択された前記ガイドツールのステム長と同じステム長をもつように、異なるコネクタステム長を各々がもつある範囲のコネクタから選択される、
請求項18に記載の第2の椎弓根ねじを設置する方法。
【請求項19】
第1の椎骨に隣接した第2の椎骨に第2の椎弓根ねじを設置する方法であって、前記第1の椎骨が、事前に設置された第1の椎弓根ねじを含み、前記方法が、
a)請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のガイドツールを提供するステップと、
b)前記第1の椎骨に事前に設置された前記第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションに前記ガイドツールステムを挿入するステップと、
c)前記第2の椎骨に対する選択された位置に前記ねじ経路形成器具受容セクションを配置するステップと、
d)前記ねじ経路形成器具受容セクションに前記ねじ経路形成器具を挿入するステップと、
e)前記ねじ経路形成器具を動作させることにより、前記第2の椎骨に初期穴を生成するステップと、
f)前記ガイドツールから前記ねじ経路形成器具を除去するステップと、
g)前記第1の椎骨に事前に設置された前記第1の椎弓根ねじの前記ガイドツールステム受容セクションから前記ガイドツールステムを除去するステップと、
h)コネクタにねじ経路形成器具受容部材を装着するステップであって、前記コネクタが、コネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを含む、装着するステップと、
i)前記第1の椎骨に事前に設置された前記第1の椎弓根ねじのガイドツール受容セクションに前記コネクタステムを挿入するステップと、
j)前記ねじ経路形成器具受容セクションに前記ねじ経路形成器具を挿入するステップと、
k)前記ねじ経路形成器具を動作させることにより、前記第2の椎骨に生成されたねじ経路の内側にねじ山を備えるねじ経路を生成するステップと、
l)前記ねじ経路形成器具受容部材から前記ねじ経路形成器具を除去するステップと、
m)前記コネクタからねじ経路形成部材を除去するステップと、
n)前記コネクタの前記椎弓根ねじ受容セクションに、および、前記第2の椎骨に形成されたねじ山付の前記ねじ経路に、前記第2の椎弓根ねじを挿入するステップと、
を含む、第2の椎弓根ねじを設置する方法。
【請求項20】
ステップa)における前記ガイドツールが、異なるステム長を各々がもつある範囲のガイドツールから選択される、
請求項17および請求項19のいずれか一項に記載の第2の椎弓根ねじを設置する方法。
【請求項21】
ステップh)における前記コネクタは、選択された前記コネクタが選択された前記ガイドツールのステム長と同じステム長をもつように、異なるコネクタステム長を各々がもつある範囲のコネクタから選択される、
請求項19に記載の第2の椎弓根ねじを設置する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、脊椎留め要素システム、および、椎弓根ねじを設置する方法に関し、および、限定するわけではないが、手術により埋め込み可能なデバイスの使用を通した脊柱変形矯正手術における特定の有用性を示す。
【背景技術】
【0002】
現在、例えば椎弓根ねじといった脊椎留め要素が、脊椎骨折の場合に脊椎に対する機械的支持の手段として、または、例えば脊柱側湾といった脊椎変形の手術による矯正の場合に脊椎の形状を矯正する手段として、脊椎の後部要素(椎弓根)に手術により挿入される。
【0003】
まず複数の椎弓根ねじが脊椎の様々な椎骨に挿入され、続いて、これらの椎弓根ねじが互いに接続され得る。2つ以上の埋め込まれた椎弓根ねじの間のこのような接続は、接続された椎弓根ねじ間の動きが阻止される固定的な手法により、または、接続された椎弓根ねじ間の様々な望ましい程度の動きが許容される可動な手法により実現される。固定的な手法による接続の例は、多軸手法により骨に骨固定装置コンポーネントを固定するために骨固定装置コンポーネントに椎弓根ねじの頭部を装着するための方法を開示した米国特許第2011034258(A1)号において説明されている。2つ以上の埋め込まれた椎弓根ねじ間のこのような接続が固定的な手法により実現される場合、椎弓根ねじは、例えば米国特許第2006036242(A1)号に開示されているロッドタイプのコネクタにより一緒に接続され得る。コネクタがロッドタイプのものであるとき、執刀医は通常、脊椎に沿った様々な位置に配置された2つ以上の椎弓根ねじを接続することに適したコネクタ形状を実現するために、手術時に様々な手法によりロッドコネクタを屈曲させることを必要とされることが知られている。
【0004】
しかし、コネクタはロッドより複雑なタイプであってもよく、このようなコネクタは、2つ以上の椎弓根ねじを接続することに適したコネクタ形状を実現するために手術時に屈曲することに適応しなくてもよい。このような複雑なタイプのコネクタは、接続された椎弓根ねじ間の様々な望ましい程度の動きが許容される可動な手法により、2つ以上の埋め込まれた椎弓根ねじ間の接続が実現される場合に一般的である。可動な手法による接続の例は、例えば米国特許第20060265074(A1)号に記載されているように人工的な脊椎間関節人工装具の場合において説明されている。
【0005】
脊椎変形を矯正するための従来のデバイスは例えばWO2007014119A2において説明されている旋回する接続を介してロッドに接続される骨ねじの固定を伴う。更に、脊椎インプラントに伴うラチェットメカニズムの使用が、WO2010067113A1および米国特許第2016338738(A1)号により知られている。
【0006】
米国特許第2016338738(A1)号では、個々の椎弓根ねじを一緒に接続するために使用されて、矢状面における椎弓根ねじの制御された動きを可能にすることにより経時的に脊椎変形を矯正し得るコネクタが説明されている。
【0007】
コネクタは、ステムおよび椎弓根ねじ受容セクション、および、椎弓根ねじ受容セクションに対するステムの動きを制御するラチェットを備える。椎弓根ねじは、ねじ山をもつシャフトとコネクタステム受容セクションとを備える。コネクタステム受容セクションは、椎弓根ねじのシャフトに対するコネクタステムの限られた関節運動を可能にする球間接を備え得る。
【0008】
この手法により、一連の椎弓根ねじとコネクタとの間の相対的な動きが実現可能であり、したがって、脊椎変形を経時的に矯正可能な環境を提供する。
【0009】
2つの隣接した椎弓根ねじを接続するコネクタを使用するために、ねじは特定の位置に設置されなければならず、その理由は、そうしなければコネクタがそれらの間に正しく嵌め合わされない可能性があるからである。これは、手術中、椎弓根ねじの配置が、隣接した椎弓根ねじに対して特定の範囲内の限られた数の位置だけに可能であることを意味する。隣接した椎弓根ねじが、それらを一緒に接続するためにコネクタが使用されることができない位置、または、それらが互いに接続されたときに脊柱に対して要求される動きの制限をもたらさない位置に設置された場合、椎弓根ねじは動かされることが必要である。これはもちろん望ましくない。むしろ、最初の試行において椎弓根ねじをそれらの正しい位置に設置することが重要である。
【0010】
更に、典型的には経路が椎骨に生成された後、椎弓根ねじが設置される。これらの経路は、例えばねじ経路形成器具といったツールを使用して生成され、次に、経路が形成された後、そのツールが除去される。ねじ経路形成器具をガイドするために第1の設置された椎弓根ねじに接続されたコネクタが使用される場合、コネクタは、引っかかれ、または別様に損傷を受け得る。引っかかれた、または損傷を受けたコネクタを使用することは望ましくなく、その理由は、これらが手術後に組織の損傷をもたらし得るからである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、ねじの置き間違いを避けるために、および、コネクタを使用してねじを一緒に接続することが後でできなくなることを避けるために、および、コネクタに対する損傷を避けるために、このような手術中に椎弓根ねじの正しく正確な位置決めを可能にするためのツールを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1の態様において、本発明は、椎弓根ねじの後続の設置のために椎骨にねじ経路を形成することにおける使用のためのねじ経路形成器具を位置合わせするためのガイドツールを備える脊椎留め要素システムであって、ガイドツールが、ガイドツールステムとねじ経路形成器具受容セクションとを備え、ガイドツールステムとねじ経路形成器具受容セクションとが互いに動かない、脊椎留め要素システムを提供する。
【0013】
使用時、第1の椎弓根ねじが椎骨に設置された後、椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションへのガイドツールステムの挿入により、ガイドツールが第1の椎弓根ねじに接続され得る。ねじ経路形成器具受容セクションは、次に、隣接した椎骨にねじ経路を生成するために1つまたは複数のねじ経路形成器具を受容するために使用され得る。次に、ねじ経路形成器具が除去され得る。更に次に、ガイドツールが除去され得る。次に、第2の椎弓根ねじが、第1の椎弓根ねじと第2の椎弓根ねじとに接続されたコネクタを使用してねじ経路に設置され得る。
【0014】
ガイドツールは、実質的に放射線透過性の材料を含み得る。これは手術中、(放射線透過性ではない)ねじ経路形成ツールがガイドツールにより見づらくされないので、ねじのためのねじ経路の正確な位置および配向が放射線撮影の使用により最適に選択され得るようにするためである。
【0015】
対照的に、ねじのためのねじ経路の準備のためのガイドとして機能するように、手術中、ガイドツールの代わりに、非放射線透過性コネクタが使用される場合、非放射線透過性コネクタは脊椎の要素の放射線画像を不明瞭にし得る。これは、ねじのためのねじ経路が最適な位置に形成されない場合、および/または、最適な方向をともなわない場合があるというリスクをもたらす。これは、例えば神経または脊髄といった脊椎の重要な構造物の損傷をもたらし得る。ガイドツールが放射線透過性である場合、この問題は回避され得る。
【0016】
ねじ経路形成器具受容セクションは、軸方向両端に開放された経路部を備え得、経路部は孔を含み、孔は長軸をもつ。
【0017】
経路部は円筒壁により規定され得、壁は、使用時にガイドワイヤが経路部に挿入されることを可能にするスロットを含み得る。ガイドワイヤは椎弓根ねじの配置のために使用され得る。ガイドツールステムは、使用時に隣接した椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションに嵌め合わされるように構成され得る。
【0018】
脊椎留め要素システムは、椎弓根ねじの後続の設置のために椎骨にねじ経路を形成することにおける使用のためのねじ経路形成器具を更に備え得る。例えば、骨に初期のへこみまたは穴を生成するために突き錐が使用され得る。次に、突き錐が椎弓根ファインダーと置換され得、これらの両方がねじ経路または穴形成器具であると理解され得る。
【0019】
嵌合セクションが使用時に経路部の孔に受容可能であることにより、ねじ経路形成器具を位置合わせするように、ねじ経路形成器具が、経路部(ねじ経路形成器具受容セクション)の孔のサイズおよび形状に密に一致したサイズおよび形状をもち得る嵌合セクションを含み得る。
【0020】
ねじ経路形成器具は、ねじ経路形成器具がねじ経路形成器具受容セクションに受容された状態で、長軸に沿った経路部の孔の長軸に平行なねじ経路形成器具の1方向における軸方向の動きを制限するための深さ制限部を含み得る。深さ制限部は、ねじ経路形成器具のステムに配置されたカラーであり得る。
【0021】
椎弓根ねじの設置のための初期経路を生成するために、椎弓根ファインダーが使用された後、それがガイドツールから除去され得る。
【0022】
脊椎留め要素システムは、ねじ経路形成器具受容部材を更に備え得、ねじ経路形成器具受容部材は、それをガイドツールに装着するための装着手段を含み、ねじ経路形成器具受容部材は、ねじ経路形成器具により椎骨に生成されたねじ経路の内面にねじ山を生成するためのねじ経路形成器具を回転を伴って受容するための内側ねじ山をもつ。
【0023】
装着手段は、ガイドツールにねじ経路形成器具受容部材をクランプするクランプメカニズムであり得る。
【0024】
脊椎留め要素システムは、ねじ経路形成器具受容部材における回転を伴う受容のための、および、ねじ経路形成器具により椎骨に生成されたねじ経路の内面にねじ山を生成するための外側ねじ山をもつねじ経路形成器具を更に備え得る。
【0025】
ねじ経路形成器具は、ガイドツールに対してねじ経路形成器具を位置合わせするためのガイドツール嵌合セクションを備え得る。
【0026】
ガイドツール嵌合セクションが使用時に経路部の孔に受容可能であることにより、ねじ経路形成器具を位置合わせするために、ガイドツール嵌合セクションが、経路部の孔のサイズおよび形状に密に一致したサイズおよび形状をもち得る。
【0027】
使用時、ねじ経路形成器具は、ガイドツールから遠位にあるねじ経路形成器具受容部材の軸方向端部における開口に挿入され得、次に、ねじ山の相互作用により、椎骨に以前に生成されたねじ経路内に向かって動くように回転され得、以て、ねじ経路の内面にねじ山を生成する。この点について、ねじ経路形成器具はタップであると考えられ得る。椎骨内へのねじ経路形成器具の挿入深さ量は、ねじ経路形成器具受容部材に対するねじ経路形成器具の回転運動により制御され得る。
【0028】
ガイドツール嵌合セクションは、ねじ経路形成器具がガイドツールのねじ経路形成器具受容セクションに受容された状態で、長軸に沿って経路部の孔の長軸に平行なねじ経路形成器具の1方向における軸方向の動きを制限するための深さ制限部を含み得る。深さ制限部は、それが経路部に入ることができないように経路部の孔より大きい半径をもつ、ねじ経路形成器具のステムにおけるカラーであり得る。
【0029】
脊椎留め要素システムは椎弓根ねじを更に備え得、椎弓根ねじは隣接したガイドツールのガイドツールステムを使用時に受容するためのガイドツールステム受容セクションを備える。ガイドツールが除去された後にガイドツールステム受容セクションはコネクタステムを受容するために使用され得るので、ガイドツールステム受容セクションはコネクタステム受容セクションとしても知られ得ることに留意されたい。
【0030】
脊椎留め要素システムはコネクタを更に備え得、コネクタはコネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを備え、椎弓根ねじ受容セクションは、使用時に椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションを受容するためのものである。コネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとは、使用時に冠状面および横断面の交差部に平行な軸の周りで互いに対して可動であり得る。
【0031】
使用時、ガイドツールは、第1の椎弓根ねじから除去され、コネクタと置換され得る。コネクタステムは、椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションに挿入され得る。
【0032】
コネクタは、使用時に冠状面および横断面の交差部に平行な軸の周りにおけるコネクタステムに対する椎弓根ねじ受容セクションの動きを制御するためのラチェットを更に備え得る。
【0033】
コネクタステムは、ガイドツールステムと実質的に同じ形状およびサイズをもち得る。形状およびサイズは同一であり得る。この点について、ガイドツールは、各々が異なるステム長をもつある範囲のガイドツールから選択され得る。更に、コネクタは、各々が異なるコネクタステム長をもつある範囲のコネクタから選択され得る。ある範囲のコネクタのうちのコネクタは、ある範囲のガイドツールのうちのガイドツールステムと同等の形状およびサイズをもつコネクタステムを含み得る。形状およびサイズは同一であり得る。この手法により、執刀医は、隣接した椎弓根ねじ間の正しい接続を確実なものとするために、最も適切な形状およびサイズをもつガイドツールステムを含むガイドツールを選択し得、次に、選択されたガイドツールを使用して第2の椎弓根ねじのための経路を形成した後、選択されたガイドツールを同等なコネクタと置換する。
【0034】
椎弓根ねじはねじ山をもつシャフトを備え得、椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションは、シャフトに対するガイドツールステムの関節運動のための球間接を備え得る。これは、システムの様々な設置されたコンポーネント間の相対位置のより広い選択を可能にし得る。
【0035】
第2の態様において、本発明は、第1の椎骨に隣接した第2の椎骨に第2の椎弓根ねじを設置する方法であって、第1の椎骨が、事前に設置された第1の椎弓根ねじを含み、方法が、
a)第1の態様によりガイドツールを提供するステップと、
b)第1の椎骨に事前に設置された第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションにガイドツールステムを挿入するステップと、
c)第2の椎骨に対する選択された位置にねじ経路形成器具受容セクションを配置するステップと、
d)ねじ経路形成器具受容セクションにねじ経路形成器具を挿入するステップと、
e)ねじ経路形成器具を動作させることにより、第2の椎骨に初期穴を生成するステップと、
f)ガイドツールからねじ経路形成器具を除去するステップと、
g)ガイドツールにねじ経路形成器具受容部材を装着するステップと、
h)ねじ経路形成器具受容セクションに別のねじ経路形成器具を挿入するステップと、
i)ねじ経路形成器具を動作させることにより、第2の椎骨に生成されたねじ経路の内側にねじ山を備えるねじ経路を生成するステップと、
j)ねじ経路形成器具受容部材からねじ経路形成器具を除去するステップと、
k)第1の椎骨に事前に設置された第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションからガイドツールステムを除去するステップと、
l)ガイドツールをコネクタと置換するステップであって、コネクタが、コネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを含む、置換するステップと、
m)コネクタの椎弓根ねじ受容セクションに、および、第2の椎骨に形成されたねじ山付のねじ経路に、第2の椎弓根ねじを挿入するステップと、
を含む、方法を提供し得る。
【0036】
第2の椎弓根ねじを設置する方法において、選択されたコネクタが選択されたガイドツールのステム長と同じステム長をもつように、ステップl)におけるコネクタが、異なるコネクタステム長を各々がもつある範囲のコネクタから選択され得る。
【0037】
第3の態様において、本発明は、第1の椎骨に隣接した第2の椎骨に第2の椎弓根ねじを設置する方法であって、第1の椎骨が事前に設置された第1の椎弓根ねじを含み、方法が、
a)第1の態様によりガイドツールを提供するステップと、
b)第1の椎骨に事前に設置された第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションにガイドツールステムを挿入するステップと、
c)第2の椎骨に対する選択された位置にねじ経路形成器具受容セクションを配置するステップと、
d)ねじ経路形成器具受容セクションにねじ経路形成器具を挿入するステップと、
e)ねじ経路形成器具を動作させることにより、第2の椎骨に初期穴を生成するステップと、
f)ガイドツールからねじ経路形成器具を除去するステップと、
g)第1の椎骨に事前に設置された第1の椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションからガイドツールステムを除去するステップと、
h)コネクタにねじ経路形成器具受容部材を装着するステップであって、コネクタがコネクタステムと椎弓根ねじ受容セクションとを含む、装着するステップと、
i)第1の椎骨に事前に設置された第1の椎弓根ねじのガイドツール受容セクションにコネクタステムを挿入するステップと、
j)ねじ経路形成器具受容セクションにねじ経路形成器具を挿入するステップと、
k)ねじ経路形成器具を動作させることにより、第2の椎骨に生成されたねじ経路の内側にねじ山を備えるねじ経路を生成するステップと、
l)ねじ経路形成器具受容部材からねじ経路形成器具を除去するステップと、
m)コネクタからねじ経路形成部材を除去するステップと、
n)コネクタの椎弓根ねじ受容セクションに、および第2の椎骨に形成されたねじ山付のねじ経路に、第2の椎弓根ねじを挿入するステップと、
を含む、方法を提供し得る。
【0038】
この代替的な方法では、ガイドツールにねじ経路形成器具受容部材を装着する代わりに、ガイドツールが除去されて、コネクタと置換され、ねじ経路形成器具受容部材がそれに装着される。この場合において、コネクタステムは、ガイドツールステムと同じ手法により動作し、ねじ経路形成器具受容セクションに対して動かない。
【0039】
ステップm)においてコネクタからねじ経路形成部材を除去するステップは、コネクタが第1の椎弓根ねじに接続された状態で、または、それが第1の椎弓根ねじから除去された後、実施され得る。
【0040】
ねじ経路形成部材がコネクタに固く装着されていることに起因して、コネクタがねじ経路形成器具により損傷を受ける可能性が存在しない。
【0041】
第2の椎弓根ねじを設置する方法のいずれかにおいて、ステップa)においてガイドツールは、異なるステム長を各々がもつある範囲のガイドツールから選択され得る。
【0042】
第3の態様におけるステップh)におけるコネクタは、選択されたコネクタが選択されたガイドツールのステム長と同じステム長をもつように、異なるコネクタステム長を各々がもつある範囲のコネクタから選択され得る。
【0043】
本発明の上述の、および他の特性、特徴、および利点が、本発明の原理を例示的に示す添付図面と併せて考慮される以下の詳細な説明から明らかとなる。本説明は本発明の範囲を限定するのではなく、例示のみを目的として与えられる。以下で引用される参照図面は添付図面を表す。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1図1は、脊椎位置合わせデバイスを含む3つの隣接した椎骨の斜視図である。
図2図2は、椎弓根ねじと対応するガイドツールとを含む2つの隣接した椎骨の斜視図である。
図3図3は、ある範囲の異なるサイズのガイドツールの斜視図である。
図4図4は、ガイドツールの2つの斜視図である。
図5図5は、ねじ経路形成ツールおよびガイドツールの斜視図である。
図6図6は、ねじ経路形成器具受容セクションおよび一緒に装着されたガイドツールの斜視図である。
図6a図6aは、ねじ経路形成器具受容セクションおよび一緒に装着されたコネクタの断面図である。
図6b図6bは、ねじ経路形成器具の一部が挿入された状態における、ねじ経路形成器具受容セクションの斜視図である。
図7図7は、ねじ経路形成器具の斜視図である。
図8図8は、椎弓根ねじの2つの斜視図である。
図9図9は、椎弓根ねじの一部の2つの斜視図である。
図10図10は、ある範囲の異なるサイズのコネクタの斜視図である。
図11図11は、コネクタの2つの斜視図である。
図12図12は、椎弓根ねじおよびコネクタの斜視図である。
図13図13は、コネクタの2つの斜視図である。
図14図14は、コネクタおよび椎弓根ねじの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明は特定の図面に関連して説明されるが、本発明はそれに限定されず、請求項のみにより限定される。説明される図面は概略図に過ぎず、限定するものではない。各図面は本発明の特徴の全てを含むわけではない場合があり、したがって、必ず本発明の実施形態であると考えられるわけではない。図面において要素のうちの幾つかのサイズは、例示を目的として誇張される場合があり、一定の縮尺で描かれない場合がある。寸法および相対寸法は本発明の実施物の現実の縮小物に対応するわけではない。
【0046】
更に、本説明および特許請求の範囲における第1の、第2の、第3のといった用語は、類似の要素を区別するために使用され、時間的に、空間的に、順番的に、または任意の他の手法により順序を説明するために使用されるとは限らない。そのように使用される用語は適切な状況において互いに置換可能であること、および、本明細書において説明または例示されるものとは異なる他の順序で動作が可能であることが理解される。同様に、特定の順序で説明されている、または請求項に記載されている方法ステップは、異なる順序で動作すると理解されてもよい。
【0047】
更に、本説明および請求項における上部、底部、上方、下方などの用語は、説明目的で使用され、相対位置を説明するために使用されるとは限らない。そのように使用される用語は適切な状況において互いに置換可能であること、および、更に本明細書において説明または例示される配向とは異なる他の配向において動作が可能であることが理解される。
【0048】
特許請求の範囲において使用される「備える(含む、有する、もつ)」という表現は、その後に列記される手段に限定されると解釈されてはならず、これらの表現は他の要素およびステップを排除しないことに留意されたい。したがって、それは、記載された特徴、整数、ステップ、またはコンポーネントの存在を言及されるとおりに指定すると解釈されるが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、またはコンポーネント、またはそれらの群の存在または追加を排除しない。したがって、「手段AとBとを備えるデバイス」という表現の範囲は、コンポーネントAとBとのみからなるデバイスに限定されてはならない。本発明に関連して、それは単にデバイスの関連するコンポーネントがAおよびBであることを意味する。
【0049】
本明細書中での「実施形態」または「態様」についての言及は、実施形態または態様との関連で説明される特定の特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態または態様に含まれることを意味する。したがって、本明細書中の様々な場所における「一実施形態において」、「実施形態において」、または「態様において」という表現の使用は、すべてが同じ実施形態または態様に関連するとは限らず、異なる実施形態または態様を表し得る。更に、本発明の任意の1つの実施形態または態様の特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態または態様において、本開示から当業者に明らかなように、本発明の別の実施形態または態様の任意の他の特定の特徴、構造、または特性と任意の適切な手法により組み合わされ得る。
【0050】
同様に、本説明では本発明の様々な特徴が、本開示を簡略化すること、および様々な発明の態様のうちの1つまたは複数のものの理解に役立つことを目的として、1つの実施形態、図、またはその説明にまとめてグループ化される場合があることが理解されなければならない。しかし、この開示方法は、請求項に記載されている発明が各請求項に明示的に記載されている特徴より多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとは解釈されない。更に、任意の個々の図面または態様の説明が、必ず本発明の実施形態であると考えられるわけではない。むしろ、後述の請求項が示すように、発明の態様は1つの前述の開示されている実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴に存在する。したがって、詳細な説明に続く特許請求の範囲は本明細書においてこの詳細な説明に明示的に組み込まれ、各請求項は本発明の別々の実施形態として独立したものである。
【0051】
更に、本明細書において説明されている幾つかの実施形態は他の実施形態に含まれる幾つかの特徴を含むが、異なる実施形態の特徴の組み合わせが当業者により理解されるように、本発明の範囲に含まれることが意図されており、更に異なる更なる実施形態を形成する。例えば、後述の特許請求の範囲において、請求項に記載された実施形態のうちの任意の実施形態は、任意の組み合わせで使用され得る。
【0052】
本明細書において提供される説明において、多くの具体的な詳細事項が記載される。しかし、本発明の実施形態がこれらの特定の詳細事項なしで実施され得ることが理解される。他の例において、よく知られた方法、構造物、および技術は、本説明の理解を妨げないために詳細には示されていない。
【0053】
本発明の議論において、そうでないと記載されていない限り、値のうちの1つが他のものより非常に好ましいという標示に結び付けられた、許容される範囲のパラメータの上限または下限に対する代替的な値の開示は、代替例の好ましい値と好ましさでは劣る値との間にあるパラメータの間の値の各々自体が、好ましさでは劣る値より、および更に好ましさでは劣る値と間の値との間にある各値より好ましいことの暗示的な記述と解釈される。
【0054】
「少なくとも1つの」という用語の使用は、特定の状況においてただ1つを意味し得る。「任意の」という用語の使用は、特定の状況において「全て」および/または「各々」を意味し得る。
【0055】
本発明の原理が、例示的な特徴に関連した少なくとも1つの図面の詳細な説明により以下で説明される。基礎となる概念または技術的な教示から逸脱せずに、他の構成が当業者の知識に基づいて構成され得ることが明らかであり、本発明は添付の特許請求の範囲の文言のみにより限定される。
【0056】
図1に、3つの隣接した椎骨10a、10b、10cが、取り付けられた脊椎留め要素システム5と一緒に示されている。このデバイスは椎弓根ねじ20a、20b、20cを備え、各椎骨がそれらの後部要素(椎弓根)に対してその中に挿入された1つのねじを含む。各椎弓根ねじは、コネクタステム受容セクション24a、24b、24cを含む。最上部椎弓根ねじ10cが、コネクタ100を通して挿入されている。コネクタ100は頭部120とそこから延びたステム110とを備える。最上部椎弓根ねじ10cは、最上部コネクタ100の頭部120を通して挿入されている。最上部コネクタのステム110は下向きに、および、中央椎弓根ねじ20bのコネクタステム受容セクション24bを通って延びている。同様に、中央椎弓根ねじ10bは、コネクタ100を通して挿入されている。中央コネクタのステム110は下向きに、および、最低部椎弓根ねじ20aのコネクタステム受容セクション24aを通って延びている。コネクタステム受容セクションは、ソケットであり得る。
【0057】
この手法により、3つの椎骨はデバイスにより一緒に接続されている。デバイス5は、他の椎骨に対する各椎骨の相対的な動きを制御するように構成されている。これは、隣接した椎骨のみに対する各椎骨の相対的な動きを制御するために制限され得る。以下の内容は、デバイス5がどのように設置されるか、およびその使用方法を説明している。
【0058】
図2では2つの隣接した椎骨10a、10bが示されている。最低部椎骨10aは、その後部要素(椎弓根)内に設置された椎弓根ねじを伴う。椎弓根ねじ20は、ねじ山付シャフト22とコネクタステム受容セクション24とを備える。しかし、最初に、ガイドツール60がコネクタの代わりに使用される。コネクタ60は頭部65とステム80とを備える。ステム80はコネクタステム受容セクション24に受容され、したがって、コネクタステム受容セクション24は、それがガイドツールステム受容セクションの目的のために使用されるときはガイドツールステム受容セクション24と呼ばれ、それがコネクタステム受容セクションの目的のために使用されるときはコネクタステム受容セクション24と呼ばれる。
【0059】
ステム80がガイドツールステム受容セクション24に受容された状態で、頭部65は最上部椎骨10bに隣接して配置される。ガイドツール60は、設置された椎弓根ねじ20の長軸に平行に軸方向ではあるが、しかし椎骨の後部から離れるように後方に延びた円筒壁(ねじ経路形成器具受容セクション70)により規定された、頭部65における経路部を更に備える。
【0060】
椎弓根ねじ20は、ねじ山付シャフト22の長軸が実質的に水平な状態で、および椎骨10aの中心を通して設置されたものとして示されるが、特に脊椎が矯正することを望まれる独特な曲率をもつ場合、それは他の方向に設置され得ることが理解される。
【0061】
本発明が考えられたのは、経時的に脊椎のずれを矯正することができることの必要性に起因している。ここまでに説明されているように、2つの隣接した椎弓根ねじを接続する目的でコネクタを使用するために、ねじは特定の位置に設置されなければならず、その理由は、そうしなければコネクタがそれらの間に正しく嵌め合わされない場合があるからである。これは、手術中、椎弓根ねじの配置が、隣接した椎弓根ねじに対する特定の範囲内で限られた数の位置だけに可能であることを意味する。隣接した椎弓根ねじが、コネクタがそれらを一緒に接続するために使用されることができない位置に、または、それらが互いに接続されたときに脊柱に対して要求される動きの制限を提供しない位置に設置された場合、椎弓根ねじが動かされることが必要である。これはもちろん望ましくない。むしろ、最初の試行においてそれらの正しい位置に椎弓根ねじを設置することが重要である。
【0062】
したがって、ねじの置き間違いを避けるために、コネクタを使用してねじを一緒に接続することが後でできなくなることを避けるために、および、コネクタに対する損傷を避けるために、このような手術中に椎弓根ねじの正しく正確な位置決めを可能にするツールを提供することが望ましい。
【0063】
これは、次の椎弓根ねじを受容するための経路の生成のための1つまたは複数のねじ経路形成ツール(穿孔ツール)を受容するための経路部またはねじ経路形成器具受容セクション70を提供するガイドツール60の使用により実現される。使用時、執刀医は、図3に示されているある範囲のガイドツールからどのガイドツール60を使用するかを選択し得る。各ガイドツール60は頭部65とステム80とを含むが、ステム80の長さおよびそれが頭部65から延びる角度が、その範囲のガイドツールの各々に対して異なる。この手法により、選択されたガイドツールのねじ経路形成器具受容セクション70が、次の椎弓根ねじが設置される椎骨の一部に隣接すること、および、そのねじ山部22の長軸が椎骨に対して適切な角度に位置する状態で椎弓根ねじ20が設置され得るように、その孔の長軸がそれに対して最適な角度で位置することを確実なものとするために、執刀医はその範囲から最適なガイドツールを選択し得る。
【0064】
図4は、ガイドツール60のうちの1つの2つのビューを示す。頭部65を通り、円柱状のねじ経路形成器具受容セクション70の上面に沿って軸方向に延びたスロット82が見られ得る。使用時、このスロット82が、ガイドワイヤが経路部70に挿入されることを可能にする。このようなガイドワイヤは、使用時、椎弓根ねじ20の中央孔を通して、および、椎弓根ねじ20の中央孔に沿って通り得る。各ステム80は、椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションへの、および椎弓根ねじのガイドツールステム受容セクションを通したステム80の挿入深さを制限するために使用され得るステップ部81を含む。この制限は、その遠位端と頭部65に近い端部との間において、その長さ方向に沿った約半分の長さにわたって、ステップ部がステム80の上部を幅広くすることにより実現され、その結果、それは、椎弓根ねじ20のガイドツールステム受容セクション24を通して嵌め合わせるには幅広過ぎるものとなる。
【0065】
ねじ山61は経路部70の内面において視認可能である。これらは任意選択的に存在する。それらが存在する場合、それらは、ツール99を(その相対的な回転により)制御可能に骨に挿入するために、および、骨から除去するために、ねじ経路形成ツール(タップ)99(図7)のシャフト92の外面に任意選択的に提供され得るねじ山62と連携し得る。
【0066】
ねじ経路形成ツール90の例が図5に示されており、長尺シャフト92を含むことが確認され得、ハンドル94が一端部にあり、突き錐の形態をとる比較的尖った点96が反対側端部にある。ガイドツール60におけるねじ経路形成器具受容セクション70の内径と実質的に同じ外径をもつ円筒部分であるガイドツール嵌合セクション98がシャフトに配置されている。
【0067】
ツール90がガイドツール60と組み合わされて示されており、シャフト92は経路部(ねじ経路形成器具受容セクション)70を通して挿入されている。ガイドツール嵌合セクション98の直径はねじ経路形成器具受容セクション70の経路部の内径と実質的に同じであるので、シャフト92の長軸と、ガイドツール60の経路部(ねじ経路形成器具受容セクション)70の長軸とは同軸である。これは、執刀医が、ガイドツールおよび椎骨に対するその位置の選択により決定されたとおりに、選択された位置および配向で椎骨にねじ経路を安定して生成することを可能にする。
【0068】
ステップ91は、ガイドツールを通した、および椎骨内への突き錐の過度の挿入を防ぐために、シャフト92のある長さに配置されている。シャフトがねじ経路形成器具受容セクション70を通らないように、直径がねじ経路形成器具受容セクション70の内径より大きくなるように、ステップ状の変化がシャフトの直径を大きくしている。
【0069】
様々なねじ経路形成ツール(全てが示されるわけではない)が、ガイドツールのねじ経路形成器具受容セクション70を介して順番に使用され得、例えば、後述のように突き錐の後、椎弓根ファインダーが使用され、その後、タップが使用される。初期穴が椎骨に形成された後、ねじ経路形成ツールが、ガイドツール60から除去され得る。
【0070】
ねじ経路形成器具受容部材30が、ここでガイドツール60に装着され得る。これは、そのステムが下方の椎弓根ねじに挿入された状態でガイドツール60が適所にある状態で、または、椎弓根ねじから除去された後、実施され得る。後者の場合、ガイドツール60へのねじ経路形成器具受容部材30の装着後、ガイドツールステムが、下方の椎弓根ねじに再度挿入され得る。
【0071】
図6との関連において、ねじ経路形成器具受容部材30は、それが中空であるようにその全長に沿って延びた孔を含む円筒形のボディ31を備える。孔の一端部が開口33の形態でボディ31の右に視認可能である。ねじ経路形成器具受容部材30は、左端部32においてガイドツール60に装着された状態で示されている。孔の壁は後述のようにねじ山34をもつ。
【0072】
図6aに、ねじ経路形成器具受容部材30がガイドツール60に装着されている代わりに、それがコネクタ100に装着されている代替的な方法が描かれている。ねじ経路形成器具受容部材30は、ボディ31に、協調して動作するねじ山38を介して回転可能に装着された端部キャップ35を含む。ボディ31の孔内に、内部部材36がスライド可能に配置されている。端部キャップ35の回転により内部部材36が、使用時に椎骨に対して近位にある端部32に向けて進められる。内部部材のこの動きは、内部部材と近位端部32との間にコネクタ100の頭部120をクランプするために使用され得る。
【0073】
ねじ経路形成器具のねじ山62(図7)が係合し得る内側ねじ山34が透けて見えている。
【0074】
代替的なねじ経路形成器具受容部材330が図6bに示されている。それは、例えば端部キャップ35(図6bに示されていない)、および、内部部材と近位端部との間にコネクタの頭部をクランプする能力といった、図6aに示されているねじ経路形成器具受容部材30と同じ特徴をもつ。しかし、この代替例では、内側ねじ山34の代わりに、ピン337が円筒形のボディ331の孔内に半径方向に突出するように配置されている。
【0075】
使用時、ねじ経路形成器具399(図の明確さを高めるために下半分のセクションのみが示されている)が、ねじ経路形成器具受容部材330の開口333に挿入され得る。次に、ねじ経路形成器具399の外側ねじ山362がピン337と係合し、および連携するように、器具が手により回転させられ得る。この手法により、ねじ山が椎弓根ねじの後続の挿入のためにねじ経路に形成されるように、ねじ山形成手段が椎骨に以前に形成されたねじ経路内に制御可能な手法により導入され得る。
【0076】
図7に、ねじ経路形成器具99が示されている。それは、長尺シャフト92と、一端部におけるタップまたはねじ山形成手段97とを備える。それは、器具の長手長さ方向に沿ったおおむね中間に、シャフト92より大きい直径をもつ外側ねじ山部62を更に備える。それは、シャフト92より大きい直径をもつ円柱の形態をとる、外側ねじ山部62とねじ山形成手段97との間にあるガイドツール嵌合セクション98を更に含む。それは、ねじ山形成手段97から遠位にある端部に、シャフト92より大きい直径をもつカラー91を更に備える。
【0077】
使用時、ねじ経路形成器具99は、ねじ経路形成器具受容部材30の開口33に挿入され得る。器具の位置合わせが制御されるように、ガイドツール嵌合セクション98がガイドツール60のねじ経路形成器具受容セクションを密に通る。次に、外側ねじ山がねじ経路形成器具受容部材30の孔に提供されたねじ山34と連携するように、器具が手により回転させられ得る。この手法により、ねじ山形成手段97は、椎骨に以前に形成されたねじ経路内に制御可能な手法により導入され得、椎弓根ねじの後続の挿入のためにねじ経路にねじ山を生成する。ねじ経路は、この段階でねじ経路であると考えられる得る。
【0078】
カラー91は、椎骨内への器具の過度の挿入を防ぐ。
【0079】
次に、ねじ経路が形成されたばかりの椎骨の下方の椎骨における椎弓根ねじ20のガイドツールステム受容セクション24からガイドツールステムが除去されるように、器具99およびガイドツール60が除去され得る。
【0080】
ねじ経路形成器具受容部材30がコネクタ100に装着される図6aに示される代替的な方法では、次に、ねじ経路が形成されたばかりの椎骨の下方の椎骨における椎弓根ねじ20のコネクタステム受容セクション24にコネクタステム110が挿入された状態でコネクタ100が適所に留まるように、器具99とねじ経路形成器具受容部材30とが除去され得る。
【0081】
図8との関連において、ガイドツール60の選択が椎弓根ねじの配置を改善するだけでなく、各椎弓根ねじ20におけるガイドツールステム受容セクション24は、ガイドツールステム受容セクション24のアーム間に嵌合した、および、球関節または球継手としてそれに対して相対的に回転可能な球様部26を通る孔24であるガイドツールステム受容セクションを含む。この手法により、ガイドツールステム80がガイドツールステム受容セクション24に挿入された状態で、ガイドツール60が椎弓根ねじ20のねじ山付ステム22の長軸に対して可動である。この動きはガイドツールステム受容セクション24のアームに接触するステム80により制限されるが、ガイドツールのねじ経路形成器具受容セクション70が必要に応じて配置され得るように依然として非常に大きい動きを可能にする。
【0082】
図9は、この相対的な動きを例示するために、ガイドツールステム受容セクション24のアームに対する2つの異なる位置におけるガイドツールステム受容セクション24を示す。
【0083】
適切なガイドツール60の選択により、選択されたねじ経路形成器具受容セクション70の位置および配向、および、球様部26の配向、ひいては、隣接した椎骨における椎弓根ねじのねじ山付ステム22の長軸に対するガイドツールの配向に伴って、執刀医はこの段階で穿孔ツールにより椎骨にねじ経路を生成し得る。この点について、経路部70を通して穿孔ツールを挿入する動作が球様部26を動かすほどにはガイドツールステム受容セクション24のアーム内で自由に動かないように球様部26が配置され得る。しかし、それが手で動かせるほどには、それは十分に動くことができる。
【0084】
下方の椎弓根ねじにおけるコネクタステム受容セクション24からのガイドツールステムの取り外し後、コネクタステム110が、次に代替的にコネクタステム受容セクション24に挿入され得る。コネクタ100は、図10に示されているように、ある範囲のコネクタから選択され得る。これらのコネクタ100は前述の範囲のガイドツール60と同一の、または非常に類似した形状(長さ、頭部120からステム110の延びている角度など)をもつ。執刀医は、ねじ経路を形成するために使用されたガイドツール60と同じ形状をもつコネクタを選択することが想定されるが、これが必ず当てはまるというわけではない。
【0085】
図11に示されているように、その範囲の各コネクタ100の頭部120は、開口135を含む椎弓根ねじ受容セクション130を含む。ステム110は、ねじ経路が形成されたばかりの椎骨の下方の椎骨における椎弓根ねじのコネクタステム受容セクション24に挿入される。開口135は椎弓根ねじを受容するように構成された円形ねじ経路として示されるが、椎弓根ねじが嵌め込まれることを可能にする他の形状も想定される。したがって、新しい椎弓根ねじ20がこの開口135を通して、既に形成されたねじ経路内に挿入される。
【0086】
選択されたコネクタ100は、ねじ経路を形成するために穿孔ツール90とともに使用されたガイドツール60と同じ形状(形、構成、長さ、角度など)をもつので、新しい椎弓根ねじ20が椎骨に滑らかに、および比較的簡単に挿入され、それに対して選択された配向で配置されることが想定される。
【0087】
椎弓根ねじ20のコネクタステム受容セクション24に挿入されたコネクタ100のステム110が図12に示されている。ステム100は、コネクタステム受容セクション24のアーム内に配置された球様部26により構成された(この段階ではコネクタステム受容セクション24として機能する)ガイドツールステム受容セクション24を通る。しかし、コネクタ100のコネクタステム110がコネクタステム受容セクション24における適所にある状態で、および、新しい椎弓根ねじが同じコネクタ100の椎弓根ねじ受容セクション130を通して挿入された状態で、球継手は、コネクタステムが挿入される前のような自由な状態では動かないことが理解される。図14は、椎弓根ねじ20が開口135を通して挿入された状態のコネクタ100を示す。
【0088】
上述の方法は必要に応じて、更なる椎骨に対して繰り返され得、したがって、幾つかの椎骨が、各々に椎弓根ねじが挿入された状態で、図1に示されているようにコネクタを使用して一緒に接続される。
【0089】
次に、この脊椎留め要素システム5は脊椎変形を矯正するために使用され得る。各コネクタ100が、そのステム110に対して動くようなその椎弓根ねじ受容セクション130を通る椎弓根ねじ20の動きを可能にすることによりこれが実現され得る。これは、椎弓根ねじ受容セクション130が、頭部120の両側に配置されたアーム140内で旋回する、または回転するように構成されることにより実現され得る。図13では椎弓根ねじ受容セクション130が弓状表面をもつ突起145であって、コネクタ100の頭部140の後部の弓状表面144に対応した、および、その弓状表面144上をスライド可能な突起145を含むことが確認され得る。これらの2つの対向する表面144、145は、椎弓根ねじ受容セクション130がステム110の長手長さ方向に直交して横に延びた軸(すなわち冠状面と横断面との交差部に概ね平行に横に延びた軸)の周りで回転する手法により動くことを可能にする。しかし、この動きを制御されない状態にするのではなく、ラチェット150が椎弓根ねじ受容セクション130の2つの反対向きの外面のうちの少なくとも1つと、頭部140のアーム140の内面のうちの少なくとも1つとの間に配置される。ラチェット150は、これらの2つの表面の各々に提供された一連の隆起部であり得る。
【0090】
したがって、使用時、ラチェットは、(各々が隣接した椎骨に設置された)2つの隣接した椎弓根ねじが(冠状面と横断面との交差部に概ね平行な)共通軸の周りで回転することを可能にするように構成され得る。
【0091】
ラチェット150は、2つの椎弓根ねじがこの共通軸の周りで実質的に反対の回転方向にのみ回転することを可能にし得、その結果、ある期間にわたって、および、通常の日々の活動および運動中に脊柱の能動的な、および受動的な動きにより実現されて、実質的に、2つの実質的に隣接した椎骨の端部プレートの前縁部が互いにより近づくように、または、互いに更に遠ざかるように動くことのみを可能にすることにより、脊柱の変形の漸進的な矯正が実現可能であり得る。
【0092】
図11では線113が頭部120から、全体ではないが概ね頭部120から遠位にあるステムの最端部まで、コネクタ100のステム110に沿って延びていることが示されていることに留意されたい。この線は、ステム110および頭部140のアーム120がどのようにして、わずかに引き離され得るように2つに分割されるかを示す。これは、ラチェット150が係合しない状態で椎弓根ねじ受容セクション130がアーム140内で回転させられることを可能にし、隣接した椎骨に設置された椎弓根ねじのコネクタステム受容セクション24へのステム110の挿入前に、ステム110の長手長さ方向に対して、必要に応じて椎弓根ねじ受容セクション130が配向させられることを可能にする。
図1
図2
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図6a
図6b
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【国際調査報告】