(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-22
(54)【発明の名称】リニアペダル抵抗を有する車両ブレーキペダル及び回転ダンパ/位置センサーアセンブリ
(51)【国際特許分類】
G05G 1/30 20080401AFI20240314BHJP
G05G 25/00 20060101ALI20240314BHJP
B60T 7/06 20060101ALI20240314BHJP
【FI】
G05G1/30 E
G05G25/00 Z
B60T7/06 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023559773
(86)(22)【出願日】2022-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-11-22
(86)【国際出願番号】 US2022071488
(87)【国際公開番号】W WO2022213117
(87)【国際公開日】2022-10-06
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516220468
【氏名又は名称】シーティーエス・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】CTS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】4925 Indiana Ave. Lisle, Illinois 60532 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100105131
【氏名又は名称】井上 満
(74)【代理人】
【識別番号】100105795
【氏名又は名称】名塚 聡
(72)【発明者】
【氏名】ワグナー,ライアン アンドリュー
【テーマコード(参考)】
3D124
3J070
【Fターム(参考)】
3D124AA34
3D124BB01
3D124CC14
3D124DD14
3D124DD42
3D124DD52
3J070AA32
3J070BA17
3J070BA90
3J070CA22
3J070CB02
3J070CC03
3J070CC56
3J070DA02
(57)【要約】
ベースと、ベースに結合され、ベースに対して回転可能なペダルアームとを含む車両ブレーキペダル。リニアペダル抵抗アセンブリはベースとペダルアームとの間に延在し、ペダルアームの回転に応答してペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合される。回転ペダルダンパアセンブリは、ベースに関連付けられ、ペダルアームの回転に応答してペダルアームに対して減衰力を及ぼすように適合される。回転ペダル位置センサーアセンブリは、ベースに関連付けられ、ペダルアームの回転に応答してペダルアームの位置を感知するように適合される。一実施形態では、リニアペダル抵抗アセンブリがペダルアームの回転に応答して圧縮され、ペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合された複数のバネを有するハウジングを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
前記ベースに結合され、前記ベースに対して回転可能なペダルアームと、
前記ベースと前記ペダルアームとの間に延在し、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合されたリニアペダル抵抗アセンブリと、
前記ベースに関連付けられ、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームに対して減衰力を及ぼすように適合された回転ペダルダンパアセンブリと、
前記ベースに関連付けられ、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームの位置を感知するように適合された回転ペダル位置センサーアセンブリと、を含む、車両ブレーキペダル。
【請求項2】
前記リニアペダル抵抗アセンブリは、前記ペダルアームの回転に応答して圧縮され、前記ペダルアームに対して前記抵抗力を及ぼすように適合された複数のバネを有するハウジングを含む、請求項1に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項3】
前記リニアペダル抵抗アセンブリは、ペダル力センサーを含む、請求項1に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項4】
前記ベース上にシャフトをさらに備え、前記ペダルアームは前記シャフトに結合され、前記シャフトに対して回転可能であり、前記回転ペダルダンパアセンブリ及び前記回転ペダル位置センサーアセンブリは、前記シャフトと共線性の関係に位置付けられる、請求項1に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項5】
ベースと、
前記ベースに連結され、前記ベースに対して回転可能なペダルアームと、
前記ベースと前記ペダルアームとの間に延在し、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合されたリニアペダル抵抗アセンブリと、を備え、前記リニアペダル抵抗アセンブリは、
ハウジングと、
前記ペダルアームの下側に動作可能に結合された第一エンドブラケットと、
前記ベースに結合された対抗する第二エンドブラケットと、
前記ペダルアームの回転に応答して圧縮され、前記ペダルアームに対して前記抵抗力を及ぼすように適合された複数のバネと、を備える、車両ブレーキペダル。
【請求項6】
前記第一エンドブラケットがボールスタッドを含み、前記第二エンドブラケットが調整可能なアイレットを含む、請求項5に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項7】
前記リニアペダル抵抗アセンブリは、前記ハウジングの内部の外周壁によって画定される細長い中空シリンダの形状の可動スリーブを含む、請求項5に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項8】
前記リニアペダル抵抗アセンブリは、前記スリーブの一端を覆って封止する封止キャップを含む、請求項7に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項9】
前記リニアペダル抵抗アセンブリは、前記スリーブ及び前記リニアペダル抵抗アセンブリの前記長手方向軸と概ね共線性の関係で、前記細長い中空シリンダを通って概ね中央を通って延びるシャフトを含む、請求項7に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項10】
前記ペダルアームの回転に応答して圧縮され、前記ペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合された前記複数のバネは、
前記ハウジングの一端にある第一及び第二バネであって、前記ハウジングの内部における前記スリーブの摺動運動に応答して圧縮可能である、該第一及び第二バネと、
前記ハウジングの対向端にある第三及び第四バネであって、前記ハウジングの内部空洞における前記スリーブの摺動運動に応答して圧縮可能である、該第三及び第四バネと、を含む、請求項7に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項11】
前記ベースに関連し、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームに対して減衰力を及ぼすように適合された回転ペダルダンパアセンブリを含む、請求項5に記載の車両ブレーキペダル。
【請求項12】
前記ベースに関連付けられ、前記ペダルアームの回転に応答して前記ペダルアームの位置を感知するように適合された回転ペダル位置センサーアセンブリを含む、請求項11に記載の車両ブレーキペダル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は2021年4月2日に出願された米国仮特許出願第63/169,976号の出願日の優先権及び利益を主張し、その開示及び内容は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる。
【0002】
本発明は、リニアペダル抵抗アセンブリを備えた車両ブレーキペダル、回転(又は、ロータリー)ダンパ(又は、ダンプナー/緩衝部材/dampener)アセンブリ、及び回転位置センサーアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
ブレーキ・バイ・ワイヤ車両ブレーキペダルは、ブレーキのために従来の真空又は油圧システムを利用しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブレーキ・バイ・ワイヤ車両ブレーキペダルにおける従来の真空又は油圧ブレーキシステムの感触(feel)を再現又はエミュレートすることが望まれている。
【0005】
本発明は、従来の真空又は油圧ブレーキシステムの抵抗及びダンパフィール(dampener feel)を共に再現又はエミュレートする、リニアペダル抵抗アセンブリ及び回転ダンパアセンブリを含むブレーキ・バイ・ワイヤ車両ブレーキペダルに関する。
【0006】
本発明はまた、ペダル力センサーを組み込んだリニアペダル抵抗アセンブリ、及び回転ペダル位置センサーアセンブリを対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は概して、ベースと、ベースに結合され、ベースに対して回転可能なペダルアームと、ベースとペダルアームとの間に延在し、ペダルアームの回転に応答してペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合されたリニアペダル抵抗アセンブリと、ベースに関連付けられ、ペダルアームの回転に応答してペダルアームに対して減衰力を及ぼすように適合された回転ペダルダンパアセンブリと、ベースに関連付けられ、ペダルアームの回転に応答してペダルアームの位置を感知するように適合された回転ペダル位置センサーアセンブリと、を備える車両ブレーキペダルに関する。
【0008】
一実施形態では、リニアペダル抵抗アセンブリがペダルアームの回転に応答して圧縮され、ペダルアームに対して抵抗力を及ぼすように適合された複数のバネを有するハウジングを含む。
【0009】
一実施形態では、リニアペダル抵抗アセンブリがペダル力センサーを含む。
【0010】
一実施形態では車両ブレーキペダルがベース上にシャフトをさらに備え、ペダルアームはシャフトに結合され、シャフトに対して回転可能であり、回転ペダルダンパアセンブリ及び回転ペダル位置センサーはシャフトと共線性(又は、コリニア/共直線性/同一直線性/co-linear)のに位置付けられる。
【0011】
本発明の他の利点及び特徴は、本発明の実施形態の以下の詳細な説明、添付の図面、及び添付の特許請求の範囲からより容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明のこれらの特徴及び他の特徴は、以下のように、添付の図の説明によって最もよく理解し得る。
【
図1】
図1は本発明によるリニアペダル抵抗、回転ダンパ、及び回転位置センサーアセンブリを組み込んだ車両ブレーキペダルの斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す車両ブレーキペダルの垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明によるリニアペダル抵抗アセンブリ又はモジュール又は部材又はエミュレータ100、回転ペダル抵抗/ダンパアセンブリ200、及び回転ブレーキペダル位置センサーアセンブリ300を組み込んだ車両ブレーキペダルアセンブリ10を示す。
【0014】
車両ブレーキペダルアセンブリ10はベース/ブラケット12と、一端が、ベース/ブラケット12上の離間したベース/ブラケットアーム12A及び12Bの間に延びるシャフト15に枢動可能に接続された細長いブレーキペダルアーム14とを含み、ペダルベース/ブラケット12に対するペダルアーム14の反時計回り/係合/制動及び時計回り/非係合/非制動回転と移動を可能にする。シャフト15は、ペダルアーム14のための回転ピボット点及び軸を画定する。
【0015】
リニアペダル抵抗アセンブリ100はベース/ブラケット12上のアーム17とペダルアーム14の下側との間に延在する関係でブレーキペダルアセンブリ10に動作可能に結合され、さらに、ペダルアーム14の下側に動作可能に結合された第一エンドブラケット又はボールスタッド122と、ペダルベース/ブラケット12上のアーム17に結合された
図2に示す対向する第二エンドブラケット又は調整可能なアイレット123との関係で動作可能に結合される。
【0016】
リニアペダル抵抗アセンブリ100は概して、第一の、中央のほぼ円筒形の細長い中空内部シリンダ又は管状ハウジング又はスリーブ130を含む細長い中空シリンダ又はハウジング又は管の形態及び形状であり、内部の中空の細長い円筒形又は管状のレセプタクル又はキャビティ又はチャンバ134を画定し、形成する外部円周壁132を含む。
【0017】
第一封止キャップ又はカートリッジ又はグランド又はリテーナ(又は、保持具)112はスリーブ130の一端を覆い、封止する。エンドブラケット(又は、端部ブラケット)123はスリーブ130の内側ねじ山に固定するための外側ねじ山を含み、スリーブ130の対向する端部を覆って封止する。
【0018】
ペダル抵抗アセンブリ100は、スリーブ130及びペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸とほぼ共線性の関係で、スリーブ130のチャンバ134の内部を通ってほぼ中央に延びる細長いシャフト又はロッド140をさらに備える。
【0019】
シャフト又はロッド140は、エンドブラケット123からスリーブ130内のチャンバ134の内部に内向きに延びる円周スリーブブラケット又はカラー141の内部を通って延び、その内部に固定される第一端部を含む。シャフト又はロッド140の対向する端部は、封止キャップ又はグランド又はリテーナ112を通ってスリーブ130のチャンバ134の内部へと延びる第二円筒形スリーブ150の内部に延びる。
【0020】
ペダルダンパピストン146はスリーブ130のチャンバ134内にあり、第二スリーブ150の端部に固定され、その端部を取り囲む。ペダルダンパピストン146は、キャビティ134の内部で、スリーブ130、及び、ペダル抵抗及びダンパアセンブリ100の両方の長手方向軸に沿って直線的に移動可能である。
【0021】
一対の抵抗又は螺旋バネ154及び155も、スリーブ130のチャンバ134内に位置する。抵抗バネ154はスリーブブラケット又はカラー141を取り囲み、エンドブラケット123に当接する第一端部を含む。抵抗バネ155は抵抗バネ154及びスリーブブラケット又はカラー141を囲み、それらから間隔を空けて配置され、エンドブラケット123に当接する一端と、ペダルダンパピストン146に当接する対向端とを含む。
【0022】
ペダル抵抗アセンブリ100はさらに、内部チャンバ163を画定し、ペダル抵抗アセンブリ又はモジュール100のスリーブ130の壁132を囲む第一開放端を含む、円周方向に延在する外壁162と、閉鎖された対向端を画定する対向する半径方向端壁とを含む、円周方向に延在するほぼ管状のシュラウド161を含む。
【0023】
第二スリーブ150は、ペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸と共線性の関係で、シュラウド161の内部チャンバ163を通って、スリーブ130の内部チャンバ134内に延びる。
【0024】
抵抗螺旋バネ167は第二スリーブ150の内部にあり、ペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸と共線性の関係で第二スリーブ150を通って長手方向に延在する。螺旋バネ167の第一端部は、シャフト又はロッド140の端部を取り囲む。
【0025】
抵抗螺旋バネ168はシュラウド161のチャンバ163の内部に配置され、ペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸と共線性の関係で、さらに、スリーブ150を取り囲むリテーナ112に当接する第一端部と、シュラウド161の閉鎖端壁162Bに当接する対向端部とを伴って、第二スリーブ150を取り囲み、それから離間する関係で、シュラウド161のチャンバ163の内部を通って長手方向に延在する。
【0026】
ペダル抵抗アセンブリ100はさらに、互いに当接する力センサープレート172及び力センサー基板174のためのハウジング171を備えるペダル力感知モジュール又は部材又はアセンブリ170を備える。ハウジング171、したがってペダル力感知モジュール170は、ブラケット122とシュラウド161との間に配置される。
【0027】
一実施形態では、力センサー基板174が、当技術分野で知られているように、その上に取り付けられたホイートストンブリッジ歪みゲージ要素(図示せず)を有する歪みゲージ基板の実施形態であり、これは車両ペダルアーム14の押し下げに応答して、力センサープレート172及びボールスタッド122によるその上への圧縮力の印加に応答して、基板の変形に応じて電気信号を生成するように適合される。
【0028】
ペダル力感知モジュール又は部材170は、力センサープレート172の外面に当接するカラー122Bと、力センサープレート172及びハウジング171の中心を通って延びるシャフト122Aとを含むボールスタッド又はブラケット122をさらに備える。ボールスタッド122、カラー122B、及びねじ付きシャフト122Aは、すべて、リニアペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸と共線性の関係に位置付けられる。
【0029】
図示の実施形態では、ステージ1外側ペダル力抵抗バネ155、ステージ1内側ペダル力抵抗バネ167、ステージ2ペダル力抵抗螺旋バネ168、及びステージ3ペダル力抵抗バネ154は全て、ペダル抵抗アセンブリ100の長手方向軸線と相互に共線性の関係で位置決めされ、方向付けられる。
【0030】
さらに、図示の実施形態ではステージ1抵抗外側バネ155がステージ3抵抗バネ154を囲み、それから間隔を空けて配置され、両者はエンドブラケット123の内側部分とペダル抵抗アセンブリ100のピストン146との間のペダル抵抗アセンブリ100の一端に配置され、一方、ステージ2抵抗バネ168はステージ1内ペダル力抵抗バネ167を囲み、それから間隔を空けて配置され、両者は端壁162Bと抵抗モジュール160のグランド112との間のペダル抵抗アセンブリ100の対向端に配置され、位置づけられる。
【0031】
したがって、図示の実施形態では、ペダル抵抗アセンブリ100がペダル抵抗アセンブリ100の一端に位置する2つの抵抗バネ154及び155と、リニアペダル抵抗アセンブリ100の対向端に位置する他の2つの抵抗バネ167及び168とを有する合計4つのペダル力抵抗バネを含み、ペダルダンパピストン146は抵抗バネ154及び155と抵抗バネ167及び168との間に位置し、配置され、抵抗バネ154及び155を抵抗バネ167及び168から分離する。
【0032】
また、図示の実施形態では、ペダル力感知モジュール170がペダル抵抗アセンブリ100の一端に配置される。
【0033】
ペダル抵抗アセンブリ100は、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムを用いた車両の動作中のペダルアーム14の移動又は動作又はストロークに応答して、ペダルアーム14に線形抵抗力及び減衰力を生成及び発生させるように適合され、従来の真空又は液圧ブレーキシステムを用いた車両の抵抗及び減衰感触をエミュレートする。
【0034】
さらに、車両ペダルアーム14の押し下げは、ボールスタッド122によるペダル力感知モジュール170の力センサープレート172に対する線形圧縮力の作用をもたらし、その結果、力センサー基板174が変形し、その結果、電子制御ユニット(図示せず)に伝達される電気信号が生成されることが理解される。電子制御ユニットは、ペダル力感知モジュール170に結合されて、車両ペダルアーム14の感知され測定された力を受け取る。
【0035】
回転ペダル抵抗/ダンパアセンブリ200は、ベース/ブラケットアーム12Aの外面に結合され、外面から外向きに延在する、
図1に示されるような外側中空シリンダ又はハウジング又はチューブ又はハウジング202から構成される。
【0036】
図には示されていないが、回転ペダル抵抗/ダンパアセンブリ200の内部はペダルアーム14の回転に応答して、シャフト15を介してペダルアーム14に対して抵抗力又は減衰力を生成及び印加するための適切なバネなどの構造を組み込んでいることが理解される。
【0037】
回転ブレーキペダル位置センサーアセンブリ300は回転ペダル抵抗/ダンパアセンブリ200と共線上に、かつそこから離間した関係で、他方のベース/ブラケットアーム12Bの外面から外向きに延在する。
【0038】
アセンブリ200及び300は、シャフト15と共線性の関係に配置される。
【0039】
図には示されていないが、回転ペダル位置センサーアセンブリ300はペダルベース/ブラケット12に対するペダルアーム14の回転に応答してペダルアーム14の位置が決定されることを可能にするための適切な接触又は非接触構造を組み込み、この構造は例えば、シャフト15の半径方向端面上の磁石と、ホール効果センサー集積回路(IC)などのホール効果センサーとを含む非接触ホール効果センサー構造を、回転ペダル位置センサーアセンブリ300のハウジングの内部に含み、シャフト15の回転位置を感知及び測定し、したがって、ペダルアーム14の位置を感知及び測定するために、シャフト15に結合された磁石によって生成される磁場の大きさ及び/又は方向の変化を感知するように適合される。
【0040】
本発明の新規な特徴の精神及び範囲から逸脱することなく、上述のような本発明の車両ブレーキペダルの実施形態の多数の変形及び修正を行うことができる。本明細書に示される実施形態に関する限定は意図されないか、又は推測されるべきではないことを理解されたい。もちろん、添付の特許請求の範囲によって、特許請求の範囲内に入るような全てのそのような修正を包含することが意図される。
【国際調査報告】