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特表2024-513198アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-22
(54)【発明の名称】アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20240314BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240314BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20240314BHJP
   H04W 48/12 20090101ALI20240314BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W16/28
H04W72/1268
H04W48/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560123
(86)(22)【出願日】2021-04-06
(85)【翻訳文提出日】2023-09-28
(86)【国際出願番号】 CN2021085547
(87)【国際公開番号】W WO2022213241
(87)【国際公開日】2022-10-13
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユアン、ファン
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ、ヤン
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
5K067KK02
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。概して、ユーザ機器(UE)は、ビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、およびアップリンク許可を含む、基地局からのダウンリンク制御情報(DCI)を受信し得る。UEは、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいてアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択し得る。UEは、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ビーム構成選択基準において示されるルールを適用すること、前記ルールが、前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかの指示を備え、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ルールを適用することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットから第2のコードポイントを選択すること
をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記アップリンクメッセージを送信することが、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を送信することと、
前記第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を送信することと
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、前記ダウンリンク制御情報において、受信すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ビーム切り替え指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンリンク制御情報を受信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較すること、
前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであると、前記比較することに少なくとも部分的に基づいて、決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記決定することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは前記第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つが、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記基地局から、前記閾値タイミングギャップの指示を受信すること、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記閾値タイミングギャップの前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較することと、
前記比較することに少なくとも部分的に基づいて前記第1の時間オフセット値を選択することと、ここにおいて、前記第1の時間オフセット値が、前記閾値タイミングギャップを備え、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記第1の時間オフセット値を選択することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記基地局から、前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を備える、方法。
【請求項17】
前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記アップリンクメッセージを受信することが、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられた前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を受信することと、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を受信することと
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ダウンリンク制御情報を送信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信することと
を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしていることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記ビーム構成選択基準の指示を、前記UEに、送信すること、ここにおいて、前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を送信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項25】
前記命令が、前記装置に、
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記命令が、前記装置に、
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項27】
前記命令が、前記装置に、
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項28】
前記ダウンリンク制御情報を受信するための前記命令が、前記装置に、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項29】
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項30】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]以下は、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択を含む、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【0003】
[0003]説明される技法は、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、ユーザ機器(UE)は、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージに含まれるTCI指示のコードポイントに基づいて、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンク送信構成インジケータ(TCI)状態)を識別し得る。DCIメッセージは、単一のTCI状態またはTCI状態のペアを示し得る、TCIフィールドを含み得る。示されるTCI状態またはTCI状態のペアのうちのいくつかは、アップリンクビーム(たとえば、アップリンクTCI状態または共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態)を含み得る。したがって、アップリンクビームを含むまたは示すTCI状態コードポイントは、有効なコードポイントと考えられ得る。UEは、ビーム構成(たとえば、TCI状態)選択基準に基づいて、どのTCI状態コードポイントが有効であるかを決定し得る。
【0004】
[0004]ビーム構成選択基準は、どのビーム構成がまたはいくつのビーム構成が有効であると考えられるかについての1つまたは複数のルールを含み得る。いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、有効なTCI状態のセットの1つまたは複数の有効なTCI状態を選択または利用するための1つまたは複数のルールをさらに含み得る。TCIフィールドに含まれる様々なTCI状態コードポイントのうちで、コードポイントのサブセットが、有効なコードポイントと考えられ得る(たとえば、有効なコードポイントが、アップリンクビームを示し得るまたは含み得る)。UEは、コードポイントを有効なコードポイントのセットから選択し得、選択された有効なコードポイントに関連付けられたアップリンクビームを、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームとして、使用し得る。いくつかの例では、単一のデフォルトビームが、デフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアが、有効であると考えられないことがある)。いくつかの例では、2つのデフォルトビームが、両方のビームを示すデフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアが、有効であると考えられ得る)。いくつかの例では、スケジューリングDCIは、1つまたは複数のTCI状態コードポイントを含まないことがあり、UEは、1つまたは複数のルールまたは条件を満たす異なるDCIメッセージ(たとえば、直近に受信されたDCIメッセージ)に基づいて、デフォルトアップリンクビームを決定し得る。
【0005】
[0005]ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法が説明される。方法は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することとを含み得る。
【0006】
[0006]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと結合されたメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、本装置に、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段と、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択するための手段と、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するための手段とを含み得る。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0009】
[0009]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、比較されるコードポイント識別子の順序に基づき得る。
【0010】
[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0011】
[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0012】
[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、ビーム構成選択基準において示されるルールを適用するための動作、特徴、手段、または命令、ルールがアップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択すべきかの指示を含む、をさらに含み得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、ルールを適用することに基づき得る。
【0013】
[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットから第2のコードポイントを選択するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0014】
[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンクメッセージを送信することは、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を送信するおよび第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0015】
[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、アップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、ダウンリンク制御情報において、受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、ビーム切り替え指示を受信することに基づき得る。
【0016】
[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ダウンリンク制御情報を受信することは、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含む第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信するおよびコードポイントのセットを含む第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0017】
[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較することと、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであり得ると、その比較に基づいて、決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、コードポイントを選択することは、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに基づき得る。
【0018】
[0018]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、コードポイントを選択することは、決定することに基づき得る。
【0019】
[0019]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つは、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを含む。
【0020】
[0020]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、基地局から、閾値タイミングギャップの指示を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することは、閾値タイミングギャップの指示を受信することに基づき得る。
【0021】
[0021]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較することおよびその比較に基づいて第1の時間オフセット値を選択することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、第1の時間オフセット値は、閾値タイミングギャップを含み、ここで、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することは、第1の時間オフセット値を選択することに基づき得る。
【0022】
[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、基地局から、ビーム構成選択基準の指示を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、コードポイントを選択することは、ビーム構成選択基準の指示を受信することに基づき得る。
【0023】
[0023]基地局におけるワイヤレス通信のための方法が説明される。方法は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信することとを含み得る。
【0024】
[0024]基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと結合されたメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、本装置に、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0025】
[0025]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信するための手段と、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択するための手段と、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するための手段とを含み得る。
【0026】
[0026]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0027】
[0027]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0028】
[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0029】
[0029]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンクメッセージを受信することは、複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられたデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を受信することおよび複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を受信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0030】
[0030]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ダウンリンク制御情報を送信することは、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含む第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと、コードポイントのセットを含む第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0031】
[0031]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに基づき得る、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0032】
[0032]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしていることに基づき得る、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0033】
[0033]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、ビーム構成選択基準の指示を、UEに、送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信することは、ビーム構成選択基準の指示を送信することに基づき得る。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】[0034]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図2】[0035]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図3】[0036]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするプロセスの流れの一例を示す図。
図4】[0037]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするタイムラインの一例を示す図。
図5】[0038]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするプロセスの流れの一例を示す図。
図6】[0039]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスのブロック図。
図7】本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスのブロック図。
図8】[0040]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする通信マネージャのブロック図。
図9】[0041]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図10】[0042]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスのブロック図。
図11】本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスのブロック図。
図12】[0043]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする通信マネージャのブロック図。
図13】[0044]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図14】[0045]本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法を示すフローチャート。
図15】本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法を示すフローチャート。
図16】本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法を示すフローチャート。
図17】本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0035】
[0046]ワイヤレス通信システムは、指向性ビームを介した通信をサポートし得る。いくつかの例では、基地局は、1つまたは複数の送信構成インジケータ(TCI)状態でユーザ機器(UE)を構成し得る。UEは、異なるアクティブTCI状態を使用してアップリンクビームを生成する、ダウンリンクビームでダウンリンクシグナリングを受信する、またはそれらの任意の組合せを行い得る。いくつかの例では、基地局は、アップリンク送信をスケジュールし得、UEがアップリンク送信を送ることになるアップリンクビームを示し得る。しかしながら、いくつかの例では、アップリンク許可(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージに含まれる)は、アップリンク送信を送るべきアップリンクビームの明示的指示を含まないことがある。
【0036】
[0047]アップリンクビームが、明示的に示されない、またはスケジュールされたアップリンク送信のためにUEに利用可能でない場合、UEは、デフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンクTCI状態)を選択し得る。たとえば、いくつかのワイヤレス通信システムは、(たとえば、最も低い識別子を有するCORESETの疑似コロケーション(QCL)仮定に基づいて)ダウンリンク基準信号が受信される、ダウンリンクビームに一致するデフォルトアップリンクビームの選択をサポートし得る。すなわち、UE115は、制御資源セット(CORESET)または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のダウンリンクビームに一致するアップリンク送信のためのデフォルトアップリンクビームを選択し得る。
【0037】
[0048]しかしながら、いくつかの例では、最も低い識別子を有するCORESETに関連付けられたダウンリンクビームは、一致するアップリンクビームに関連付けられないことがある。統一されたTCI状態が、複数のチャネルのDCIにおいて示され得るが、アップリンクおよびダウンリンクビームの対応するペアを常に含まないことがある。たとえば、基地局は、特定のCORESETのダウンリンクビームのみを構成し得る、または対応するアップリンクビームを有さない1つまたは複数のダウンリンクビームを構成し得る。そのような例において、特定のCORESETのQCL仮定を参照しながらデフォルトアップリンクTCI状態を選択しようと試みるUEは、アップリンクTCI状態を識別することができないことがある(たとえば、CORESETはアップリンクTCI状態に対応しないことがあるというQCL仮定)。そのような例において、UEは、新しいアップリンクTCI状態およびスケジュールされたアップリンクメッセージを送信することになるアップリンクビームを決定または識別しなければならないことがある。これは、UEの遅延の増加、または送信の失敗(たとえば、UEが、PUSCHにおけるスケジュールされたアップリンク資源の発生の前に、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信することになるアップリンクビームを識別しない場合)、あるいはその両方につながり得る。そのような遅延または送信の失敗は、システムレイテンシの増加、輻輳の増加、資源の非効率的使用、およびユーザ体験の低減につながり得る。
【0038】
[0049]いくつかの例では、UEは、DCIメッセージなどのダウンリンク制御シグナリングに含まれるTCI指示のコードポイントに基づいてアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンクTCI状態)を識別し得る。基地局は、DCIメッセージをUEに送信し得る。DCIメッセージは、単一のTCI状態またはTCI状態のペアを示し得る、TCIフィールドを含み得る。示されたTCI状態のうちのいくつかまたはTCI状態のペアは、アップリンクビーム(たとえば、アップリンクTCI状態または共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態)を含み得る。したがって、アップリンクビームを含むまたは示すTCI状態コードポイントは、有効なコードポイントと考えられ得る。たとえば、受信されたDCIメッセージ内のTCIフィールドは、1つまたは複数のTCI指示を含み得る。TCI指示は、1つまたは複数のケース(たとえば、TCI状態のペアまたは単一のTCI状態、あるいはそれらの任意の組合せ)を示し得る。示されるケース(たとえば、単一のTCI状態または共同TCI状態またはTCI状態のペア)のうちのいくつかは、有効なケースであると考えられ得る(たとえば、スケジュールされたアップリンク送信が送られ得るアップリンクTCI状態または共同アップリンク/ダウンリンクTCI状態を示し得る)。ケースのうちのいくつかは、無効なケースと考えられ得る(たとえば、ダウンリンクTCI状態またはダウンリンクTCI状態のペアのみを含み得る)。UEは、ビーム構成(たとえば、TCI状態)選択基準に基づいて、どのケースが有効であるかを決定し得る。
【0039】
[0050]ビーム構成選択基準は、どのビーム構成(たとえば、ケース)またはいくつのビーム構成(たとえば、ケース)が有効だと考えられるかについての1つまたは複数のルールを含み得る。いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、有効なTCI状態のセットのうちの1つまたは複数の有効なTCI状態を選択または利用するための1つまたは複数のルールをさらに含み得る。そのような例において、UEは、TCIフィールドに示されたケースのうちのどれが有効であるかを決定し得(たとえば、1つまたは複数の無効なケースを除外し得)、1つまたは複数の有効なコードポイントのセットから有効なコードポイントを選択し得る。すなわち、TCIフィールドに含まれる様々なTCI状態コードポイントのうちで、コードポイントのサブセットが、有効なコードポイントと考えられ得る(たとえば、有効なコードポイントは、アップリンクビームを示し得る)。UEは、コードポイントを有効なコードポイントのセットから選択し得、選択された有効なコードポイントに関連付けられたアップリンクビームを、デフォルトアップリンクビームとして、使用し得る。
【0040】
[0051]いくつかの例では、単一のデフォルトビームが、デフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアは、有効であると考えられないことがある)。いくつかの例では、2つのデフォルトビームが、両方のビームを示すデフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアが、有効であると考えられ得る)。いくつかの例では、スケジューリングDCIは、1つまたは複数のTCI状態コードポイントを含まないことがあり、UEは、1つまたは複数のルールまたは条件を満たす異なるDCIメッセージ(たとえば、直近に受信されたDCIメッセージ)に基づいて、デフォルトアップリンクビームを決定し得る。
【0041】
[0052]開示の態様が、ワイヤレス通信システムとの関連で最初に説明される。開示の態様はさらに、ワイヤレス通信システム、プロセスの流れ、およびタイムラインによって示され、それらを参照しながら説明される。開示の態様はさらに、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照しながら説明される。
【0042】
[0053]図1は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105、1つまたは複数のUE115、およびコアネットワーク130を含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカルな)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0043】
[0054]基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が、1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0044】
[0055]UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、固定、または移動、あるいは異なる時間にその両方であり得る。UE115は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、図1に示されているように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノード、または他のネットワーク機器)など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0045】
[0056]基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いと通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、あるいはその両方でバックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0046】
[0057]本明細書で説明される基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0047】
[0058]UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、他の例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、他の例の中でも、器具、または車両、メーターなどの様々な物体中で実装され得る、他の例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むか、またはそのように呼ばれることがある。
【0048】
[0059]本明細書で説明されるUE115は、図1に示されるように、時々リレーとして働き得る他のUE115、ならびに、他の例の中でも、マクロeNBまたはgNB、スモールセルeNBまたはgNB、あるいはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0049】
[0060]UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いとワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用したUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0050】
[0061]いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、初期の取得および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作され得るか、または、キャリアは、(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続が定着される非スタンドアロンモードで動作され得る。
【0051】
[0062]ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信またはアップリンク通信を搬送し得るか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0052】
[0063]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0053】
[0064]キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。
【0054】
[0065]キャリアについて1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされ得、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は、複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアについての単一のBWPは、所与の時間にアクティブであり得、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限され得る。
【0055】
[0066]基地局105またはUE115についての時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までにわたる)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0056】
[0067]各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間ドメインにおいて)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいることがある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。
【0057】
[0068]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間ドメインにおける)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0058】
[0069]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルについての制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0059】
[0070]各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、ネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、または他のもの)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々なファクタに応じて、より小さいエリア(たとえば、構造、構造のサブセット)からより大きいエリアまでにわたり得る。たとえば、セルは、他の例の中でも、建築物、建築物のサブセット、あるいは地理的カバレージエリア110間のまたはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含み得る。
【0060】
[0071]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供し得るか、または、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅またはオフィス中のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供し得る。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をもサポートし得る。
【0061】
[0072]いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0062】
[0073]いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0063】
[0074]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に近似的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0064】
[0075]MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するか、あるいはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、あるいはマシンまたは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0065】
[0076]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信および受信を同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅上で動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内、キャリアの保護帯域内、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0066】
[0077]ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)など、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先度付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用適用例のために使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0067】
[0078]いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0068】
[0079]いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルなど、通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、車両対あらゆるモノ(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通条件、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態、またはV2Xシステムに関連する任意の他の情報に関係する情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム中の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャ、または車両対ネットワーク(V2N)通信を使用する1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介したネットワーク、またはその両方と通信し得る。
【0069】
[0080]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、(1つまたは複数の)イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0070】
[0081]基地局105など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0071】
[0082]ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0072】
[0083]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域、またはミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、デバイス内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、より短い距離になり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0073】
[0084]ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、他の例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0074】
[0085]基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0075】
[0086]基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0076】
[0087]空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0077】
[0088]基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向において複数回送信され得る。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0078】
[0089]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0079】
[0090]いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または1つまたは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するための、または、(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0080】
[0091]受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局105から受信するときに複数の受信構成(たとえば、方向性リスニング)を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる方向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0081】
[0092]ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度ハンドリングと、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを提供し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
【0082】
[0093]UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増加させるための1つの技法である。HARQは、(たとえば、サイクリック冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線条件(たとえば、低信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロットにおける前のシンボルにおいて受信されたデータについて、そのスロットにおいてHARQフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットにおいてまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0083】
[0094]UE115は、DCIメッセージに含まれるTCI指示のコードポイントに基づいて、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンク送信構成インジケータ(TCI)状態)を識別し得る。DCIメッセージは、単一のTCI状態またはTCI状態のペアを示し得る、TCIフィールドを含み得る。示されたTCI状態のうちのいくつかまたはTCI状態のペアは、アップリンクビーム(たとえば、アップリンクTCI状態または共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態)を含み得る。したがって、アップリンクビームを含むまたは示すTCI状態コードポイントは、有効なコードポイントと考えられ得る。UE115は、は、ビーム構成(たとえば、TCI状態)選択基準に基づいて、どのTCI状態コードポイントが有効であるかを決定し得る。
【0084】
[0095]ビーム構成選択基準は、どのビーム構成がまたはいくつのビーム構成が有効であると考えられるかについての1つまたは複数のルールを含み得る。いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、有効なTCI状態のセットのうちの1つまたは複数の有効なTCI状態を選択または利用するための1つまたは複数のルールをさらに含み得る。TCIフィールドに含まれる様々なTCI状態コードポイントのうちで、コードポイントのサブセットが、有効なコードポイントと考えられ得る(たとえば、有効なコードポイントは、アップリンクビームを示し得る)。UE115は、コードポイントを有効なコードポイントのセットから選択し得、選択された有効なコードポイントに関連付けられたアップリンクビームを、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームとして、使用し得る。いくつかの例では、単一のデフォルトビームが、デフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアは、有効であると考えられないことがある)。いくつかの例では、2つのデフォルトビームが、両方のビームを示すデフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアが、有効であると考えられ得る)。いくつかの例では、スケジューリングDCIは、1つまたは複数のTCI状態コードポイントを含まないことがあり、UE115は、1つまたは複数のルールまたは条件を満たす異なるDCIメッセージ(たとえば、直近に受信されたDCIメッセージ)に基づいて、デフォルトアップリンクビームを決定し得る。
【0085】
[0096]図2は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明されたように、それぞれ、基地局105およびUE115の例を表し得る、基地局205およびUE215を含み得る。さらに、基地局205およびUE215は、ビーム形成された送信をサポートし得る(たとえば、ビーム形成された送信のために使用されるビームは、異なるTCI状態に対応し得る)。
【0086】
[0097]ワイヤレス通信システムのいくつかの例は、統一された送信構成インジケータ(TCI)状態をサポートし得る。上位層構成は、制御資源セット(CORESET)ごとの1つまたは複数のTCI状態を示し得る。いくつかの例では、統一されたTCI状態は、MダウンリンクTCI状態およびNアップリンクTCIをサポートし得る。M=1ダウンリンクTCI状態について、ダウンリンクTCI状態における1つまたは複数の基準信号(たとえば、タイプ2QCL関係が、タイプ1QCL関係に加えて、構成されてある場合、2つの基準信号)は、PDSCHおよび少なくともコンポーネントキャリア(CC)におけるすべてのCORESTにおけるUE専用の受信のためのQCL情報を提供し得る。N=1アップリンクTCI状態について、アップリンクTCI状態におけるソース基準信号は、PUSCHおよびCCにおける専用PUCCH資源のすべてに基づいて少なくとも動的許可または構成された許可のアップリンク送信空間フィルタを決定するための基準を提供し得る。N=M=1について、共同アップリンク/ダウンリンクTCI状態が、構成され得る。そのような例において、TCI状態は、少なくとも、ダウンリンクQCL情報とアップリンク送信空間フィルタの両方を決定するために使用される共通のソース基準信号を参照し得る。別個のダウンリンク/アップリンクTCI状態のケースにおいて、ダウンリンクTCI状態およびアップリンクTCI状態は、異なる(たとえば、別個である)ことがある。
【0087】
[0098]M>1ダウンリンクTCI状態について、MダウンリンクTCI状態におけるMソース基準信号(または、タイプ2QCL関係が、タイプ1QCL関係に加えて構成される場合、2×M)の各々は、少なくともPDSCHまたはCCにおけるCORESETのサブセットにおけるUE専用の受信のためのMビームペアリンクのうちの1つについてのQCL情報を提供し得る。N>1アップリンクTCI状態について、NアップリンクTCI状態におけるNソース基準信号の各々は、動的許可に関連付けられたNビームペアリンクまたはCCにおける構成された許可ベースのPUSCH資源のうちの1つのためのアップリンク送信空間フィルタを決定するための基準を提供し得る。M>1またはN>1あるいはその両方の共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態について、TCI状態は、少なくとも、ダウンリンクQCL情報とアップリンク送信空間フィルタの両方を決定するために使用される共通のソース基準信号を参照し得る。そのような例において、Mは、Nに等しいことがある。別個のダウンリンク/アップリンクTCI状態の場合、MダウンリンクTCI状態およびNアップリンクTCI状態は、異なる(たとえば、別個である)。
【0088】
[0099]したがって、統一されたTCI状態は、1つまたは複数のタイプによって定義され得る。タイプ1TCI状態は、少なくとも1つのダウンリンクチャネルおよび基準信号に加えた少なくとも1つのアップリンクチャネルおよび基準信号のための共通のビームを示すために共同ダウンリンク/アップリンク共通TCI状態を含み得る。タイプ2TCI状態は、少なくとも2つのダウンリンクチャネルおよび基準信号のための共通のビームを示すために別個のダウンリンク共通TCI状態を含み得る。タイプ3TCI状態は、少なくとも2つのアップリンクチャネルおよび基準信号のための共通のビームを示すために別個のアップリンク共通TCI状態を含み得る。タイプ4TCI状態は、単一のダウンリンクチャネルおよび基準信号のためのビームを示すために別個のダウンリンク単一のチャネルおよび基準信号およびTCI状態を含み得る。タイプ5TCI状態は、単一のアップリンクチャネルおよび基準信号のためのビームを示すために別個のアップリンク単一のチャネルおよび基準信号およびTCI状態を含み得る。
【0089】
[0100]統一されたTCIフレームワークのいくつかの例において、UE115は、TCI状態構成を選択する、修正するまたはその選択範囲を狭めることができる、あるいは1つまたは複数のTCI状態で構成され得る。たとえば、基地局は、共同ダウンリンクアップリンクTCIまたは別個のダウンリンク/アップリンクTCI状態のいずれかを動的に示し得る。UE115は、共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態または別個のダウンリンクアップリンクTCI状態のサポートのそれの能力を宣伝し得る。いくつかの例では、UE115は、RRCシグナリングを介した共同ダウンリンクアップリンクTCI状態または別個のダウンリンクアップリンクTCI状態のいずれかで構成され得る。UE115は、RRCシグナリングを介して、共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態、別個のダウンリンク/アップリンクTCI状態、またはその両方のいずれかで構成され得る。いくつかの例では、UE115は、MAC-CEシグナリングを介した共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態または別個のダウンリンク/アップリンクTCI状態のいずれかで構成され得る。1つまたは複数のTCI状態が、基地局または他のワイヤレスデバイスによって、アクティブにされ得る。
【0090】
[0101]ワイヤレス通信システム200は、統一されたTCIフレームワークにおいて共同または別個のダウンリンク/アップリンクビーム指示をサポートするためにビーム指示シグナリングをサポートし得る。いくつかの例では、アクティブTCI状態から共同または別個のダウンリンク/アップリンクビーム指示を示すために少なくともUE特有の(たとえば、ユニキャスト)DCIメッセージを使用するL1ベースのビーム指示。いくつかの例では、ビーム指示のDCIメッセージは、DCIフォーマット1_1、またはDCIフォーマット1_2であり得る。UE115は、ビーム指示の復号の成功を認めるための機構をサポートし得る。たとえば、ビーム指示を伝えるDCIによってスケジュールされたPDSCHの肯定応答(ACK)メッセージまたは否定応答(NACK)メッセージが、受信されたDCIのACKまたはNACKメッセージとして使用され得る。
【0091】
[0102]いくつかの例では、セルのDCIメッセージ(たとえば、DCIフォーマット0_0)は、許可を含み得るが、スケジュールされたアップリンク送信を送信すべきアップリンクビームの指示を含まないことがある。UEは、スケジュールされたアップリンク送信をデフォルトアップリンクビームで送信し得る。たとえば、1つまたは複数の上位層パラメータ(たとえば、enableDefaultBeamPL-ForPUSCH0-r16)が、有効にされる場合、および受信するUE115が、アクティブアップリンクBWPにおけるPUCCH資源で構成されず、UE115が、RRC接続されたモードにおいて動作している場合、UE115は、セルのアクティブダウンリンクBWPにおいて最も低い識別子を有するCORESETのQCL仮定に対応するQCLタイプD関係を有する基準信号(たとえば、ダウンリンクビームにおける)を参照しながら空間関係(たとえば、該当する場合)に従ってPUSCHでアップリンクメッセージを送信し得る。すなわち、UE115が、スケジュールされたアップリンク送信を送信することになるアップリンクビームで構成されない場合(たとえば、UEが、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信することになるアップリンクTCI状態で構成されない場合)、そのとき、UEは、CORESET IDに基づいてデフォルトアップリンクビームを識別し得る(たとえば、最も低いIDを有するCORESETに関連付けられたアップリンクまたは共同アップリンク/ダウンリンクTCI状態を決定し得る)。
【0092】
[0103]同様に、PUSCHは、セルにおいてDCI(たとえば、DCIフォーマット0_0)によってスケジュールされ得る。1つまたは複数の上位層パラメータ(たとえば、enableDefaultBeamPL-ForPUSCH0-r16)が、有効にされるように設定される場合、すべてのPUCCH資源が空間関係で構成されないおよびUE115がRRC接続されたモードにある、アクティブアップリンクBWPにおけるPUCCH資源で構成されたUE115は、コアセットがセルにおいて構成される場合に、セルのアクティブダウンリンクBWPにおける最も低い識別子を有するCORESETのQCL仮定に対応するQCLタイプDを有する基準信号を参照しながら、空間関係(たとえば、該当する場合)に従ってPUSCHでメッセージを送信し得る。
【0093】
[0104]したがって、アップリンクTCI状態が、明示的に示されない、またはPUSCHにおけるスケジュールされたアップリンク送信のためにUE115に利用可能でない場合に、UEは、最も低い識別子を有するCORESETのQCL仮定に基づいてダウンリンク基準信号が受信されるダウンリンクビームに一致するデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンクTCI状態)を選択し得る。すなわち、UE115は、CORESETまたはPDSCHのダウンリンクビームに一致するPUSCHのデフォルトアップリンクビームを選択し得る。
【0094】
[0105]しかしながら、いくつかの例では、最も低い識別子を有するCORESETに関連付けられたダウンリンクビームは、一致するアップリンクビームに関連付けられないことがある。統一されたTCI状態が、複数のチャネルのDCIにおいて示され得るが、アップリンクおよびダウンリンクビームの対応するペアを常に含まないことがある。たとえば、基地局は、特定のCORESETのダウンリンクビームのみを構成し得る、または対応するアップリンクビームを有さない1つまたは複数のダウンリンクビームを構成し得る。そのような例において、特定のCORESETのQCL仮定を参照しながらデフォルトアップリンクTCI状態を選択しようと試みるUE115は、アップリンクTCI状態(たとえば、CORESETがアップリンクTCI状態に対応しないことがあるというQCL仮定)を識別することができないことがある。そのような例において、UE115は、新しいアップリンクTCI状態およびスケジュールされたアップリンクメッセージを送信することになるアップリンクビームを決定または識別しなければならないことがある。これは、UEの遅延の増加115(たとえば、ビーム形成またはビーム改善プロシージャまたは再確立プロシージャに基づく)あるいは送信の失敗(たとえば、UEが、PUSCHにおけるスケジュールされたアップリンク資源の発生の前に、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信することになる、アップリンクビームを識別しない場合)につながり得る。そのような遅延または送信の失敗は、システムレイテンシの増加、輻輳の増加、資源の非効率的使用、およびユーザ体験の低減につながり得る。
【0095】
[0106]本明細書で説明される技法は、(たとえば、CORESET識別子に基づいてPUSCHでアップリンクメッセージ210を送信するためのデフォルトアップリンクビームを識別することの代わりに)DCIメッセージ220に含まれるTCI指示のコードポイントに基づいてアップリンクメッセージ210を送信するためのデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンクTCI状態)を識別することをサポートし得る。基地局205は、DCIメッセージ220をUE215に送信し得る。DCIメッセージ220は、TCIフィールド225を含み得る。TCIフィールド225は、単一のTCI状態または複数のTCI状態タイプのTCI状態のペアを示し得る。たとえば、TCI状態のペアは、ダウンリンクTCI状態およびアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース1と呼ばれることがある)。TCI状態のペアは、2つのアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース2と呼ばれることがある)。TCI状態のペアは、2つの共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース3と呼ばれることがある)。DCIメッセージ内のTCIフィールドは、単一のTCI状態を示し得る。たとえば、単一のTCI状態は、単一の共同ダウンリンクアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース4と呼ばれることがある)。単一のTCI状態は、単一のアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース5と呼ばれることがある)。MAC-CEは、DCIメッセージ220内のTCIフィールド225の単一のTCI状態またはTCI状態のペアをアクティブにするために使用され得る。
【0096】
[0107]UE115は、本明細書で説明されるように、有効なTCIタイプに関連付けられたコードポイントに基づいてデフォルトアップリンクビーム(たとえば、デフォルトアップリンクビームを生成するためのデフォルトアップリンクTCI状態)を選択し得る。たとえば、TCIフィールド225は、1つまたは複数のTCI指示を含み得る。TCI指示は、1つまたは複数のケース(たとえば、TCI状態のペアまたは単一のTCI状態、またはそれらの任意の組合せ)を示し得る。示されたケース(たとえば、単一のTCI状態または共同TCI状態またはTCI状態のペア)のうちのいくつかは、有効なケースであると考えられ得る(たとえば、スケジュールされたアップリンク送信が送られ得る、アップリンクTCI状態または共同アップリンク/ダウンリンクTCI状態を示し得る)。ケースのうちのいくつかは、無効なケースと考えられ得る(たとえば、ダウンリンクTCI状態またはダウンリンクTCI状態のペアのみを含み得る)。UE215は、ビーム構成(たとえば、TCI状態)選択基準に基づいて、どのケースが有効であるかを決定し得る。ビーム構成選択基準は、どのビーム構成(たとえば、ケース)またはいくつのビーム構成(たとえば、ケース)が有効だと考えられるかについての1つまたは複数のルールを含み得る。いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、有効なTCI状態のセットのうちの1つまたは複数の有効なTCI状態を選択または利用するための1つまたは複数のルールをさらに含み得る。そのような例において、UE115は、TCIフィールドに示されたケースのうちのどれが有効であるかを決定し得(たとえば、1つまたは複数の無効なケースを除外し得)、有効なTCI状態からPUSCHでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクTCI状態を選択し得る。すなわち、TCIフィールド225に含まれる様々なTCI状態コードポイントのうちで、コードポイントのサブセットが、有効なコードポイントと考えられ得る(たとえば、有効なコードポイントは、アップリンクビームを示し得る)。UEは、コードポイントを有効なコードポイントのセットから選択し得、選択された有効なコードポイントに関連付けられたアップリンクビームを、デフォルトアップリンクビームとして、使用し得る。本明細書で説明される技法は、基地局205が、ビームの明示的指示内でアップリンクメッセージ210を送信するためにUE215をスケジュールする、シナリオを適用し得る(たとえば、DCIメッセージ220は、フォールバックDCI0_0であり、ビーム指示を含まない)。
【0097】
[0108]いくつかの例では、単一のデフォルトビームは、図3を参照しながらさらに詳しく説明されるように、デフォルトTCIコードポイントに基づいて有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアは、有効であると考えられないことがある)。いくつかの例では、2つのデフォルトビームは、図3を参照しながらさらに詳しく説明されるように、両方のビームを示すデフォルトTCIコードポイントに基づいて、有効であると考えられ得る(たとえば、TCI状態のペアが、有効であると考えられ得る)。いくつかの例では、UE215は、図4図5を参照しながらさらに詳しく説明されるように、1つまたは複数のルールまたは条件を満たす有効なDCIメッセージ(たとえば、直近のDCIメッセージ220)に基づいてデフォルトアップリンクビームを決定し得る。
【0098】
[0109]図3は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするプロセスの流れ300の一例を示す。プロセスの流れ300は、図1図2を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局305およびUE315を含み得る。
【0099】
[0110]320において、基地局305は、DCIをUE315に送信し得る。DCIは、PUSCHのアップリンク許可(たとえば、335においてアップリンクメッセージを送信するための)を含み得る。いくつかの例では、DCIは、ビーム構成のセットに対応するTCI状態コードポイントのセット(たとえば、図2を参照しながら説明されたような、1つまたは複数のケースの1つまたは複数のTCI状態を示すTCIフィールド225)を含み得る。DCIメッセージは、PUSCHのアップリンク許可と1つまたは複数のコードポイントのセットの両方を含み得る。いくつかの例では、第1のDCIメッセージは、アップリンク許可を含み得るが、1つまたは複数のコードポイントのセット(たとえば、図4および図5を参照しながら示されるおよび説明されるような)を含まないことがある。そのような例において、他のDCIメッセージは、1つまたは複数のTCI状態コードポイントを含み得る。
【0100】
[0111]330において、UE315は、TCI状態コードポイントのセットからTCI状態コードポイントを選択し得る。選択されるコードポイントは、335においてアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応し得る。UE315は、本明細書で説明されるように、有効なビーム構成のサブセット(たとえば、有効なケース)をビーム構成のセットから選択するためのビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいてコードポイントを選択し得る。
【0101】
[0112]335において、UE315は、320においてDCIで受信される許可に従って、およびデフォルトアップリンクビーム(たとえば、330において選択されたコードポイントに対応するアップリンクビーム)を使用して、PUSCHで基地局305にアップリンクメッセージを送信し得る。
【0102】
[0113]いくつかの例では、UE315は、コードポイント識別子に基づいてコードポイントを選択し得る。たとえば、UE315は、ビーム構成の完全なセットから有効なビーム構成のサブセットを、325において、選択し得る。すなわち、UE315は、DCIメッセージにおいて構成された1つまたは複数のコードポイントのセットから有効なコードポイントを選択し得る。UE315は、有効なコードポイントに関連付けられたアップリンクビームはビーム構成のセットの有効なビーム構成のサブセットであると決定し得る。有効なビーム構成は、ビーム構成選択基準を満たし得る。いくつかの例では、複数のビーム構成は、有効であることがある。すなわち、コードポイントのセットの複数のコードポイントは、アップリンクTCI状態に対応し得る。そのような例において、UE315は、有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較することに基づいて、複数のコードポイントのうちの1つを選択し得る。コードポイント識別子の順序に基づいて、UE315は、330においてコードポイントを選択し得る。たとえば、UE315は、最も高い、または最も低い、識別子を有する有効なコードポイントを選択し得る。
【0103】
[0114]いくつかの例では、ビーム選択基準は、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含み得る。たとえば、320におけるDCIは、アップリンクメッセージの送信をスケジュールし得るが、ビーム指示を含まなくてもよい(たとえば、フォールバックDCI0_0であり得る)。たとえば、UE315は、最も低い識別子、最も高い識別子、真ん中の中央値識別子などを有するコードポイントを選択し得る。そのような例において、UE315は、セルのアクティブBWPにおける統一されたTCI状態の空間フィルタを参照しながらアップリンク送信にデフォルトビームを適用し得、統一されたTCI状態が、有効なTCI状態を含む最も低いまたは最も高い識別子を有するTCIコードポイントによって決定され得る。単一のデフォルトビームが、デフォルトTCIコードポイントに基づいて選択され得る。単一のTCI状態のみが、ビーム構成選択基準の制限の下で有効であると考えられ得る。
【0104】
[0115]いくつかの例では、有効なTCI状態は、単一のTCI状態のみを含み得る。単一のTCI状態は、アップリンクTCI状態のみを参照し得る(たとえば、ケース5のみが有効であると考えられる)。単一のTCI状態は、共同ダウンリンクアップリンクTCI状態のみを参照し得る(たとえば、ケース4のみが有効であると考えられる)。単一のTCI状態は、アップリンクTCI状態または共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態を参照し得る(たとえば、ケース5とケース4の両方が有効だと考えられる)。いくつかの例では、単一のTCI状態あるいはダウンリンクTCI状態およびアップリンクTCI状態のペアのいずれかが、有効であると考えられ得る(たとえば、ケース1は、有効であると考えられ得る)。
【0105】
[0116]したがって、ビーム構成選択基準が、有効なビーム構成のサブセットを単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成に制限するケースにおいて、UE315は、DCIにおいて示されたコードポイントのセットのうちの、もしあれば、どれが有効であるかを決定し得る。UE315は、それらがビーム構成選択基準を満たす場合にのみ、コードポイントを有効であると考え得る。たとえば、1つまたは複数のDCIメッセージは、1つまたは複数のケースを示すコードポイントを含み得る。たとえば、コードポイント1は、ケース1を示し得、コードポイント2は、ケース4を示し得、コードポイント3は、ケース5を示し得る。いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、有効なビーム構成(たとえば、アップリンクTCI状態に関連付けられた有効なコードポイント)を単一のアップリンクビーム、たとえば、アップリンクTCI状態のみ、に制限し得る(たとえば、ケース5)。そのような例において、UE315は、コードポイント1およびコードポイント2はともに無効であると決定し得、コードポイント3は有効であると決定し得る。そのような例において、UE315は、330においてコードポイント(たとえば、コードポイント3)を選択し得、それによって、選択されるコードポイントに関連付けられたデフォルトアップリンクビームを選択し得る。UE315は、次いで、選択されたデフォルトアップリンクビームを使用して、335においてアップリンクメッセージを送信し得る。同様に、単一の有効なTCI状態は、アップリンクTCI状態または共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態を参照する(たとえば、ケース5とケース4の両方が有効だと考えられる)。そのような例では、325において、UE315は、コードポイント2とコードポイント3の両方が有効であると決定し得る。330において、UE315は、有効なサブセットのビームのうちの1つを選択し得る(たとえば、コードポイント2とコードポイント3の両方を有効として、そしてコードポイント1を無効として、選択し得る)。たとえば、UE315は、コードポイント2およびコードポイント3のうちのどれが最も低いまたは最も高い識別子を有するかを決定し得る。
【0106】
[0117]いくつかの例では、単一の有効なTCI状態は、単一のアップリンクビーム、たとえば、アップリンクTCI状態のみ、を参照し得る(たとえば、ケース5)。DCIのTCIフィールドにおけるコードポイント1は、ケース5にマップし得、TCIフィールドにおけるコードポイント2は、ケース5にマップし得、DCIフィールドにおけるコードポイント3は、ケース5にマップし得る。UE315は、コードポイントのいずれかがビーム構成選択基準を満たすと決定し得、識別子の順序に基づいて有効なコードポイントのうちの1つを選択し得る(たとえば、325において)。いくつかの例では、UE315は、単一のDCIメッセージに含まれる1つまたは複数のコードポイントのセットに基づいて有効なビームのサブセットを選択し得る。いくつかの例では、UE315は、図4を参照しながら示されるように、複数のDCIメッセージに含まれる1つまたは複数のコードポイントのセットに基づいて有効なビームのサブセットを選択し得る。たとえば、許可を含むDCIメッセージは、コードポイントを含まないことがある、または有効なコードポイントを含まないことがある。そのような例において、UE315は、図4図5を参照しながらさらに詳しく説明されるように、前のDCIメッセージにおいて1つまたは複数の有効なコードポイントを識別し得る。
【0107】
[0118]いくつかの例では、ビーム選択基準は、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含み得る。すなわち、UE315は、有効なコードポイントを選択し得、2つのデフォルトビームは、デフォルトTCIコードポイントに関連付けられ得る。たとえば、320において受信されるDCIは、アップリンク送信を有するUE315をスケジュールし得、許可を含むDCIメッセージは、ビーム指示を含まないことがある(たとえば、DCIメッセージは、フォールバックDCI0_0であり得る)。UE315は、セルのアクティブBWPにおける統一されたTCI状態の空間送信フィルタを参照しながらアップリンク送信にデフォルトビームを適用し得る。統一されたTCI状態は、TCI状態のペアの最も低いまたは最も高い識別子を有するTCIコードポイントにあり得る。TCI状態のペアは、少なくともアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース1およびケース2は、有効であると考えられ得る)。TCI状態のペアは、少なくとも1つの共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース3は、有効であると考えられ得る)。TCI状態のペアは、少なくとも1つの共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態、または1つのアップリンクTCI状態を含み得る(たとえば、ケース1、ケース2、およびケース3は、有効であると考えられ得る)。
【0108】
[0119]したがって、ビーム構成選択基準の制限(たとえば、デフォルトTCIコードポイントに関連付けられた2つのデフォルトビームをサポートする)に基づいて、UE315は、2つのTCI状態に関連付けられたコードポイントを選択し得る。たとえば、DCIメッセージ(たとえば、アップリンク許可を含む現在のDCIメッセージ、または前のDCIメッセージ、あるいはそれらの任意の組合せ)は、1つまたは複数のコードポイントを含み得る。コードポイント1は、ケース2にマップされ得、コードポイント2は、ケース5にマップされ得、コードポイント3は、ケース5にマップされ得る。そのような例では、325において、UE315は、コードポイント1を有効なコードポイントとして選択し、コードポイント2およびコードポイント3は有効なコードポイントではないと決定し得る。したがって、UE315は、有効なビームのサブセットとして、コードポイント1に関連付けられたアップリンクビームまたはアップリンクビームのペアを選択し得る(たとえば、ケース2)(たとえば、そして、コードポイント2およびコードポイント3に関連付けられたアップリンクビームは有効なアップリンクビームに関連付けられていないと決定し得る)。330において、UE315は、有効なコードポイントのセットから有効なコードポイントを選択し得る(たとえば、そのような例では唯一の有効なコードポイントであり得る、コードポイント1を選択し得る)。
【0109】
[0120]いくつかの例では、選択されるコードポイントは、有効なアップリンクビームのペアを含み得る。たとえば、選択されるコードポイントは、2つのアップリンクTCI状態または2つの共同ダウンリンク/アップリンクTCI状態を示し得る。そのような例において、UE315は、2つのアップリンクTCI状態に関連付けられた2つのアップリンクビームのうちのどちらを使用するかを決定し得る、または反復のために両方のTCI状態を使用し得る。たとえば、UE315は、所定のルールに基づいて、どちらのアップリンクビームを使用するかを決定し得る。そのような所定のルールは、ビーム構成選択基準に含まれ得る、ダウンリンクメッセージ(たとえば、上位層シグナリング、DCIメッセージなど)において示され得る、1つまたは複数の標準に含まれ得る、またはそれらの任意の組合せが行われ得る。たとえば、ルールは、UE315は、第1のまたはアップリンクビームのペアのより低いもしくはより高い識別子を有するアップリンクビームを、選択されたコードポイントに関連付けられた2つのアップリンクビームから、選択することになる、ということを示し得る。いくつかの例では、UE315は、アップリンク反復のために選択されたコードポイントに関連付けられたアップリンクビームの両方を使用し得る。たとえば、UE315は、ペイン/ビーム反復で送信されることになるアップリンク送信を決定し得る。そのような例において、UE315は、第1のビームを使用して335においてアップリンクメッセージの第1の反復を送信し得、第2のビームを使用して340においてアップリンクメッセージの第2の反復を送信し得る。いくつかの例では、基地局305は、335においてアップリンクメッセージを送信するために2つの有効なビームのうちのどちらを使用するかを明示的に示し得る。たとえば、UE315は、アップリンクDCIメッセージ(たとえば、アップリンク許可またはコードポイントのセットあるいはその両方を含む)によって選択された1つまたは複数のビームで送信されることになる1つのアップリンク送信を決定し得る。たとえば、アップリンク送信をスケジュールするDCIメッセージは、動的パネル切り替えまたはビーム切り替えのために適用されることが可能な専用フィールドを含み得る。フィールドは、スケジュールされたアップリンクメッセージを送信するために2つの有効なビームのうちのどちらをUE315が使用するように命じられるかの指示を含み得る。
【0110】
[0121]いくつかの例では、基地局305は、UE315にビーム構成選択基準を示し得る(たとえば、310において)。ビーム構成選択基準は、DCIメッセージ、上位層信号メッセージ(たとえば、RRC情報要素(IE)、MAC-CEなど)に含まれ得る。ビーム構成選択基準は、1つまたは複数の標準文書などに含まれて、UE315において事前構成され得る。
【0111】
[0122]いくつかの例では、図3を参照しながら説明されたビーム選択プロシージャのいずれかが、図4および図5を参照しながら説明されるように、アップリンク許可を含むDCIメッセージから、または前のDCIメッセージから、有効なコードポイントを選択するために利用され得る。
【0112】
[0123]図4は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするタイムライン400の一例を示す。タイムライン400は、図1図3を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、1つまたは複数のUE415、および1つまたは複数の基地局を実装し得る、あるいはそれらによって実装され得る。
【0113】
[0124]基地局は、1つまたは複数のDCIメッセージを送信するUE415からの1つまたは複数のアップリンク送信をスケジュールし得る。いくつかの例では、DCIメッセージは、ユニキャストDCIメッセージ(たとえば、DCI405 UE415-aおよびUE415-b)であり得る。いくつかの例では、DCIメッセージは、複数のUE(たとえば、第1のUEと第2のUEの両方)にアドレス指定された、グループ共通の(GC)DCI410であり得る。いくつかのDCI405またはGC DCI410は、TCI状態を示す1つまたは複数のコードポイントを含み得る、TCIフィールドを含み得る。たとえば、DCI405-a内のTCIフィールドは、コードポイント2を示し得、DCI405-b内のTCIフィールドは、コードポイント3を示し得、DCI405-a内のTCIフィールドは、コードポイント1を示し得る、など。同様に、DCI405-d内のTCIフィールドは、コードポイント2を示し得、DCI405-e内のTCIフィールドは、コードポイント3を示し得、DCI405-f内のTCIフィールドは、コードポイント1、または任意の他のコードポイントを示し得る。GC DCI410は、様々なUEの1つまたは複数のコードポイントを含むまたは含まないことがある。
【0114】
[0125]いくつかの例では、UE415は、1つまたは複数のルールを満たす、直近に受信されたDCIメッセージに基づいて、デフォルトビームを決定し得る。そのようなルールは、ビーム構成選択基準に含まれ得る、あるいは個別に構成される、標準化される、またはさもなければUEに知られることが可能である。基地局は、DCI420によるアップリンク送信を有するUEを構成し得る。DCI420は、アップリンクメッセージの許可を含み得、1つまたは複数のコードポイントまたはビーム指示を含まないことがある。そのような例において、UEは、統一されたTCIコードポイントで構成された直近のDCIによって示される統一されたTCI状態の空間送信フィルタを参照しながらアップリンク送信にデフォルトビームを適用し得る。しかしながら、直近のDCIとして考えられるために、DCIは、1つまたは複数のルールを満たし得る。
【0115】
[0126]UE415-aは、異なるDCIのCORESET識別子に基づいてデフォルトアップリンクビームを決定するために依拠することになる直近のDCIを決定し得る。たとえば、直近のDCIは、DCI420と同じCORESETプールインデックスのCORESETにおいて送信され得る。DCI405-aが、DCI420が送信されるCORESETと同じ識別子を有するCORESETにおいて送信される場合、そのとき、UE415-aは、DCI405-cは直近のDCI405であると決定し得、1つまたは複数のコードポイント(たとえば、コードポイント1)が有効だと考えられるかどうかをビーム構成選択基準に基づいて決定し得る。そうであれば、UE415-aは、コードポイント1を有効なコードポイントとして選択し得、コードポイント1に関連付けられたアップリンクビームを使用して、DCI420-aにおいて許可されたアップリンクメッセージを送信し得る。あるいは、UE415-aは、コードポイント1は有効なコードポイントではないと決定し得、前に受信されたDCI405を選択し得る。DCI405-bが、DCI420-aと同じCORESETで受信されない場合、そのとき、UE415-aは、デフォルトアップリンクビームを選択するためのDCI405-bにおいて示されたコードポイント(たとえば、コードポイント3)に依拠しないことがある。DCI405-aが、有効なコードポイント(たとえば、コードポイント2)と考えられるコードポイントを示し、DCI420-aと同じCORESETで受信される場合、そのとき、UE415は、デフォルトアップリンクビームとしてコードポイント2に関連付けられたアップリンクビームを選択し得る。
【0116】
[0127]UE415-aは、前のDCI405のタイミングに基づいて直近のDCIを決定し得る。たとえば、直近のDCIは、GC DCI410であり得る。GC DCI410は、統一されたTCI状態を複数のパネル(たとえば、および複数のUE415)に示し得る。たとえば、GC DCI410のDCIフォーマットは、DCI2-xであり得る。そのような例において、最小タイミングギャップが、どのDCIが直近のDCIであるかを決定するために、定義され得る。最小タイミングギャップはまた、ビーム適用時間、閾値タイミングギャップ、閾値時間分などと呼ばれ得る。GC DCI410について、閾値タイミングギャップは、新しいパラメータ(たとえば、RRCまたは更新されたMAC-CEまたは更新されたDCIメッセージによって構成可能な上位層パラメータ)によって定義され得る。いくつかの例では、スケジューリングDCI(たとえば、DCI420-a)は、閾値タイミングギャップの指示を含み得る。閾値タイミングギャップは、ビーム構成選択基準に含まれ得る、標準に含まれ得る、などされ得る。いくつかの例では、閾値タイミングギャップ値は、現存するタイミングオフセットから導出され得る。たとえば、UE415-aは、タイミング値の2つの現存するタイミングオフセットのうちの1つ(たとえば、最大値)を選択し得る。たとえば、UE415-aは、2つの最小タイミングオフセットまたは処理オフセット(たとえば、PDCCHとPDSCHとの間のオフセットを参照し得る、K0と、PDCCHとPUSCHとの間の時間オフセットを参照し得る、K2)のうちの最大値を選択し得る、あるいはQCLの時間分(たとえば、単一のダウンリンクTCIのケースにおいて作用するためにDCIにおけるTCIのために必要とされる最小時間オフセットとして定義され得るtimeDurationForQCL)およびタイミングオフセットの最大値(たとえば、timeDurationForQCLおよびK2の最大値)などを選択し得る。
【0117】
[0128]閾値タイミングギャップを決定して、UE415-aは、GC DCI410が閾値タイミングギャップを満たすかどうかを決定し得る。すなわち、直近のDCIは、(たとえば、ビーム指示がまだ適用されていないDCI405を除いて)DCI420-aを受信することより前にビーム適用時間(たとえば、閾値タイミングギャップ)が終了する前に受信されたDCIであり得る。UE415-aは、DCI420-aを受信するより前に少なくとも閾値タイミングギャップでUE415-aがGC DCI410を受信したかどうかを決定し得る。そのような場合、次いで、UE415-aは、続けて、GC DCI410に含まれるコードポイントがビーム構成選択基準を満たすかどうかを決定し得る。そうであれば、UE415-aは、図3を参照しながら説明されたように、GC DCI410において示される有効なコードポイントに関連付けられた有効なアップリンクビームを選択し得る。すなわち、直近のDCIは、図3を参照しながらさらに詳しく説明されるように、適用可能なTCI状態(たとえば、有効なTCI状態)を含むDCIであり得る。
【0118】
[0129]GC DCI410は、アップリンク許可を含み得るが、コードポイントまたは有効なコードポイントを含まないことがある。そのような例において、UE415-a(たとえば、またはUE415-b)は、もしあれば、どの、前に受信されたDCI405が、直近のDCIと考えられ得るかを決定し得る。たとえば、UE415-aは、GC DCI410を受信するより前にDCI405-aが閾値タイミングギャップを満たすかどうか、DCI405-aがGC DCI410と同じCORESETにおいて受信されたかどうか、図3を参照しながら説明されたようにDCI405-aが有効なコードポイントを示すかどうか、またはそれらの任意の組合せを決定し得る。
【0119】
[0130]図5は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするプロセスの流れ500の一例を示す。プロセスの流れ500は、図1図4を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局505およびUE515を含み得る。
【0120】
[0131]525において、基地局505は、DCIをUE515に送信し得る。DCIは、PUSCHのアップリンク許可(たとえば、335においてアップリンクメッセージを送信するための)を含み得る。基地局505は、525-aにおける第1のDCIメッセージおよび525-bにおける第2のDCIメッセージを送信し得る。第1のDCIメッセージは、ビーム構成のセットに対応する1つまたは複数のコードポイントのセット(たとえば、図2を参照しながら説明されたような、1つまたは複数のケースの1つまたは複数のTCI状態を示すTCIフィールド225)を含み得る。いくつかの例では、第2のDCIメッセージは、PUSCHの両方のアップリンク許可を含み得る。いくつかの例では、第2のDCIメッセージは、アップリンクビームの指示を含まないことがある。そのような例では、UE515は、図4を参照しながら説明されたように、メッセージを送信することになるデフォルトアップリンクビームを決定し得る。
【0121】
[0132]デフォルトアップリンクビームを識別するために、UE515は、コードポイントのセットからデフォルトコードポイントを識別し得る。しかしながら、コードポイントのセットを識別するために、UE515は、どの、前に送信されたDCIメッセージ(たとえば、第1のDCIメッセージ)が直近のDCIと考えられることが可能であるかを決定し得る。
【0122】
[0133]いくつかの例では、UE515は、2つのDCIメッセージのCORESETプールインデックスに基づいて第1のDCIメッセージが直近のDCIメッセージであると決定し得る(たとえば、そして、デフォルトアップリンクビームを決定するために第1のDCIメッセージにおいて示されたコードポイントのセットに依拠し得る)。たとえば、UE515は、基地局505が第1のDCIメッセージを送信したCORESETのCORESETプールインデックスを、基地局505が第2のDCIメッセージを送信したCORESETのCORESETプールインデックスと比較し得る。UE515は、第1のCORESETプールインデックスは第2のCORESETプールインデックスと同じであると決定し得、したがって、第1のDCIメッセージは1つまたは複数のルール(たとえば、ビーム構成選択基準、または別個のセットのルールに含まれる)を満たす直近のDCIメッセージであると決定し得る。そのような例では、530において、UE515は、第1のDCIメッセージにおいて示されたコードポイントのセットのコードポイントを選択し得る。UE515は、図3~4を参照しながら説明されたようなビーム構成選択基準に基づいてコードポイントを選択し得る。UE515は、選択されたコードポイントに関連付けられたデフォルトアップリンクビームを選択し得、選択されたデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージを送信し得る。
【0123】
[0134]いくつかの例では、UE515は、時間期間(たとえば、閾値タイミングギャップ)が閾値タイミングギャップを満たすかどうかを決定することに基づいて、第1のDCIメッセージは直近のDCIメッセージであると決定し得る。閾値タイミングギャップは、ビーム適用時間を参照し得る。540において、UE515は、第1のDCIメッセージと第2のDCIメッセージとの受信の間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしている(たとえば、閾値タイミングギャップより大きくない)かどうかを決定し得る。前に受信されたDCIメッセージの間の持続時間が閾値タイミングギャップを満たさない(たとえば、閾値タイミングギャップ持続時間より少ない)場合、そのとき、UE515は、そのようなDCIメッセージは直近に受信されたDCIメッセージではないと決定し得る(たとえば、前に受信されたDCIメッセージにおいて示されたTCI状態コードポイントを利用しようと試みないことがある)。しかしながら、第1のDCIメッセージと第2のDCIメッセージとの受信の間の時間期間が、閾値タイミングギャップを満たす場合、UE515は、第2のDCIメッセージにおいて示されたアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームを決定するために第1のDCIメッセージにおいて示されたTCI状態コードポイントを利用し得る。いくつかの例では、第1のDCIメッセージ、または第2のDCIメッセージ、あるいはその両方が、GC DCIメッセージであり得る。
【0124】
[0135]UE515は、2つの時間値または時間オフセットを比較することによって、閾値タイミングギャップを決定し得る(たとえば、どれがより大きい持続時間を有するかを決定し得る)。UE515は、2つの時間オフセットのうちの大きい方を選択し得る。いくつかの例では、基地局505は、520において閾値タイミングギャップの指示を送信し得る。閾値タイミングギャップの指示は、DCIメッセージ、MAC-CE、RRCメッセージ、またはそれらの任意の組合せであり得る。
【0125】
[0136]いくつかの例では、基地局505は、UE515にビーム構成選択基準を示し得る(たとえば、510において)。ビーム構成選択基準は、DCIメッセージ、上位層信号メッセージ(たとえば、RRC情報要素(IE)、MAC-CEなど)に含まれ得る。ビーム構成選択基準は、1つまたは複数の標準文書などに含まれて、UE515において事前構成され得る。
【0126】
[0137]図6は、本開示の態様による、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、送信機615と、通信マネージャ620とを含み得る。デバイス605はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0127】
[0138]受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に受け渡され得る。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0128】
[0139]送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0129】
[0140]通信マネージャ620、受信機610、送信機615、あるいはそれらの様々な組合せまたはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0130】
[0141]いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで(たとえば、通信管理回路で)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリとが、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0131】
[0142]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0132】
[0143]いくつかの例では、通信マネージャ620は、受信機610、送信機615、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信するか、送信機615に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機610、送信機615、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0133】
[0144]通信マネージャ620は、本明細書で開示される例によるUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ620は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ620は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ620は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0134】
[0145]本明細書で説明される例に従って通信マネージャ620を含むことまたは構成することによって、デバイス605(たとえば、受信機610、送信機615、通信マネージャ620、またはその組合せを制御するかまたはさもなければそれに結合されたプロセッサ)は、システムレイテンシの減少、利用可能な資源のより効率的な使用、より効率的な通信、計算資源のより効率的な使用、バッテリ寿命の増加、および改善されたユーザ体験をもたらし得る、デフォルトアップリンクビームを選択するための技法をサポートし得る。
【0135】
[0146]図7は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、本明細書で説明されるデバイス605またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス705は、受信機710、送信機715、および通信マネージャ720を含み得る。デバイス705はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信し得る(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)。
【0136】
[0147]受信機710は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス705の他の構成要素に受け渡され得る。受信機710は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0137】
[0148]送信機715は、デバイス705の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機715は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機715は、送受信機モジュール内の受信機710とコロケートされ得る。送信機715は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0138】
[0149]デバイス705、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、DCIマネージャ725、ビーム構成選択基準マネージャ730、アップリンクメッセージマネージャ735、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ720は、本明細書で説明される通信マネージャ620の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ720、またはその様々な構成要素は、受信機710、送信機715、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ720は、情報を受信する、情報を送信する、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機710から情報を受信し得る、情報を送信機715に送り得る、あるいは受信機710、送信機715、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0139】
[0150]通信マネージャ720は、本明細書で開示される例によるUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCIマネージャ725は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。ビーム構成選択基準マネージャ730は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。アップリンクメッセージマネージャ735は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0140】
[0151]図8は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする通信マネージャ820のブロック図800を示す。通信マネージャ820は、本明細書で説明されるように、通信マネージャ620、通信マネージャ720、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ820、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ820は、DCIマネージャ825、ビーム構成選択基準マネージャ830、アップリンクメッセージマネージャ835、コードポイント選択マネージャ840、ビーム構成ルールマネージャ845、ビーム切り替え指示マネージャ850、CORESETインデックスマネージャ855、DCIタイミングマネージャ860、反復マネージャ865、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)、直接的にまたは間接的に、通信し得る。
【0141】
[0152]通信マネージャ820は、本明細書で開示される例によるUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCIマネージャ825は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。ビーム構成選択基準マネージャ830は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。アップリンクメッセージマネージャ835は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0142】
[0153]いくつかの例では、コードポイント選択マネージャ840は、有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、比較されるコードポイント識別子の順序に基づき得る。
【0143】
[0154]いくつかの例では、ビーム構成選択基準マネージャ830は、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0144】
[0155]いくつかの例では、ビーム構成選択基準マネージャ830が、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0145】
[0156]いくつかの例では、ビーム構成ルールマネージャ845が、ビーム構成選択基準において示されるルールを適用するための手段、ルールがアップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択すべきかの指示を含む、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、ルールを適用することに基づく。
【0146】
[0157]いくつかの例では、コードポイント選択マネージャ840は、ビーム構成選択基準に基づいて、有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットから第2のコードポイントを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0147】
[0158]いくつかの例では、アップリンクメッセージを送信することをサポートするために、反復マネージャ865が、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、アップリンクメッセージを送信することをサポートするために、反復マネージャ865は、第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0148】
[0159]いくつかの例では、ビーム切り替え指示マネージャ850が、アップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、ダウンリンク制御情報において、受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントのセットからコードポイントを選択することは、ビーム切り替え指示を受信することに基づく。
【0149】
[0160]いくつかの例では、ダウンリンク制御情報を受信することをサポートするために、DCIマネージャ825は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含む第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ダウンリンク制御情報を受信することをサポートするために、DCIマネージャ825は、コードポイントのセットを含む第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0150】
[0161]いくつかの例では、CORESETインデックスマネージャ855は、第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、CORESETインデックスマネージャ855は、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであると、その比較に基づいて、決定するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントを選択することは、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに基づく。
【0151】
[0162]いくつかの例では、DCIタイミングマネージャ860は、第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントを選択することは、決定することに基づく。
【0152】
[0163]いくつかの例では、第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つは、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを含む。
【0153】
[0164]いくつかの例では、DCIタイミングマネージャ860は、基地局から、閾値タイミングギャップの指示を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することは、閾値タイミングギャップの指示を受信することに基づく。
【0154】
[0165]いくつかの例では、DCIタイミングマネージャ860は、第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、DCIタイミングマネージャ860は、その比較に基づいて第1の時間オフセット値を選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、第1の時間オフセット値は、閾値タイミングギャップを含み、ここで、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することは、第1の時間オフセット値を選択することに基づく。
【0155】
[0166]いくつかの例では、ビーム構成選択基準マネージャ830は、基地局から、ビーム構成選択基準の指示を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、コードポイントを選択することは、ビーム構成選択基準の指示を受信することに基づく。
【0156】
[0167]図9は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、本明細書で説明されるデバイス605、デバイス705、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス905は、通信マネージャ920、入出力(I/O)コントローラ910、トランシーバ915、アンテナ925、メモリ930、コード935、およびプロセッサ940など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス945)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0157】
[0168]I/Oコントローラ910は、デバイス905のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ910は、デバイス905に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ910は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ910は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ910は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ910は、プロセッサ940など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ910を介して、またはI/Oコントローラ910によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス905と対話し得る。
【0158】
[0169]いくつかの場合には、デバイス905は、単一のアンテナ925を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス905は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ925を有し得る。トランシーバ915は、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアンテナ925、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ915は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ915は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ925に提供するための、および1つまたは複数のアンテナ925から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ915、またはトランシーバ915および1つまたは複数のアンテナ925は、本明細書で説明される、送信機615、送信機715、受信機610、受信機710、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0159】
[0170]メモリ930は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ930は、プロセッサ940によって実行されたとき、デバイス905に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード935を記憶し得る。コード935は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード935は、プロセッサ940によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ930は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含んでいることがある。
【0160】
[0171]プロセッサ940は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ940は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ940に組み込まれ得る。プロセッサ940は、デバイス905に様々な機能(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする機能またはタスク)を実施させるために、メモリ(たとえば、メモリ930)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス905またはデバイス905の構成要素は、プロセッサ940とプロセッサ940に結合されたメモリ930とを含み得、プロセッサ940とメモリ930とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0161】
[0172]通信マネージャ920は、本明細書で開示される例によるUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0162】
[0173]本明細書で説明される例による通信マネージャ920を含むことまたは構成することによって、デバイス905は、システムレイテンシの減少、利用可能な資源のより効率的な使用、より効率的な通信、計算資源のより効率的な使用、バッテリ寿命の増加、および改善されたユーザ体験をもたらし得る、デフォルトアップリンクビームを選択するための技法をサポートし得る。
【0163】
[0174]いくつかの例では、通信マネージャ920は、トランシーバ915、1つまたは複数のアンテナ925、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ920は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ920を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ940、メモリ930、コード935、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード935は、デバイス905に、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施させるための、プロセッサ940によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ940とメモリ930とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0164】
[0175]図10は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、送信機1015、および通信マネージャ1020を含み得る。デバイス1005はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0165】
[0176]受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0166】
[0177]送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、送受信機モジュールにおいて受信機1010とコロケートされ得る。送信機1015は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0167】
[0178]通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、あるいはそれらの様々な組合せまたはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0168】
[0179]いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリとが、(たとえば、メモリに記憶された命令を、プロセッサによって、実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0169】
[0180]追加でまたは代替として、いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、またはそれらの任意の組合せあるいは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0170】
[0181]いくつかの例では、通信マネージャ1020は、受信機1010、送信機1015、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信するか、送信機1015に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1010、送信機1015、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0171】
[0182]通信マネージャ1020は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1020は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1020は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1020は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0172】
[0183]本明細書で説明される例による通信マネージャ1020を含むことまたは構成することによって、デバイス1005(たとえば、受信機1010、送信機1015、通信マネージャ1020、またはその組合せを制御するかまたはさもなければそれに結合されたプロセッサ)は、システムレイテンシの減少、利用可能な資源のより効率的な使用、より効率的な通信、計算資源のより効率的な使用、バッテリ寿命の増加、および改善されたユーザ体験をもたらし得る、デフォルトアップリンクビームを選択するための技法をサポートし得る。
【0173】
[0184]図11は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、本明細書で説明されるデバイス1005または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1105は、受信機1110、送信機1115、および通信マネージャ1120を含み得る。デバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0174】
[0185]受信機1110は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素に受け渡され得る。受信機1110は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0175】
[0186]送信機1115は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1115は、様々な情報チャネル(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1115は、送受信機モジュールにおいて受信機1110とコロケートされ得る。送信機1115は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0176】
[0187]デバイス1105、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120は、DCIマネージャ1125、ビーム構成選択基準マネージャ1130、アップリンクメッセージマネージャ1135、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1120は、本明細書で説明される通信マネージャ1020の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1120、またはその様々な構成要素は、受信機1110、送信機1115、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1120は、受信機1110から情報を受信するか、送信機1115に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために受信機1110、送信機1115、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0177】
[0188]通信マネージャ1120は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCIマネージャ1125は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。ビーム構成選択基準マネージャ1130は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。アップリンクメッセージマネージャ1135は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0178】
[0189]図12は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする通信マネージャ1220のブロック図1200を示す。通信マネージャ1220は、本明細書で説明される、通信マネージャ1020、通信マネージャ1120、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1220、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1220は、DCIマネージャ1225、ビーム構成選択基準マネージャ1230、アップリンクメッセージマネージャ1235、反復マネージャ1240、CORESETインデックスマネージャ1245、DCIタイミングマネージャ1250、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに、直接的にまたは間接的に、通信し得る。
【0179】
[0190]通信マネージャ1220は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCIマネージャ1225は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。ビーム構成選択基準マネージャ1230は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。アップリンクメッセージマネージャ1235は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0180】
[0191]いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0181】
[0192]いくつかの例では、ビーム構成選択基準は、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を含む。
【0182】
[0193]いくつかの例では、アップリンクメッセージを受信することをサポートするために、反復マネージャ1240は、複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられたデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、アップリンクメッセージを受信することをサポートするために、反復マネージャ1240は、複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0183】
[0194]いくつかの例では、ダウンリンク制御情報を送信することをサポートするために、DCIマネージャ1225は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含む第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ダウンリンク制御情報を送信することをサポートするために、DCIマネージャ1225は、コードポイントのセットを含む第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0184】
[0195]いくつかの例では、CORESETインデックスマネージャ1245は、第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに基づいてデフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0185】
[0196]いくつかの例では、DCIタイミングマネージャ1250は、第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たすことに基づく、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0186】
[0197]いくつかの例では、ビーム構成選択基準マネージャ1230は、ビーム構成選択基準の指示を、UEに、送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信することは、ビーム構成選択基準の指示を送信することに基づく。
【0187】
[0198]図13は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、デバイス1005、デバイス1105、または本明細書で説明される基地局105の構成要素の一例であり得る、またはそれらの構成要素を含み得る。デバイス1305は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレスで通信し得る。デバイス1305は、通信を送信および受信するための構成要素、たとえば、通信マネージャ1320、ネットワーク通信マネージャ1310、送受信機1315、アンテナ1325、メモリ1330、コード1335、プロセッサ1340、および局間の通信マネージャ1345、を含む双方向音声およびデータ通信の構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1350)を介して電子通信しているかまたはさもなければ(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0188】
[0199]ネットワーク通信マネージャ1310は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1310は、クライアントデバイス、たとえば、1つまたは複数のUE115、のデータ通信の転送を管理し得る。
【0189】
[0200]いくつかの場合には、デバイス1305は、単一のアンテナ1325を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス1305は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信する能力を有し得る、複数のアンテナ1325を有し得る。送受信機1315は、本明細書で説明されるように1つまたは複数のアンテナ1325、ワイヤード、またはワイヤレスリンクを介して、双方向で通信し得る。たとえば、送受信機1315は、ワイヤレス送受信機を表し得、別のワイヤレス送受信機と双方向で通信し得る。送受信機1315はまた、パケットを変調するために、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1325に提供するために、および1つまたは複数のアンテナ1325から受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。送受信機1315、または送受信機1315および1つまたは複数のアンテナ1325は、本明細書で説明されるように、送信機1015、送信機1115、受信機1010、受信機1110、あるいはそれらの任意の組合せまたはその構成要素の一例であり得る。
【0190】
[0201]メモリ1330は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1330は、プロセッサ1340によって実行されるとき、本明細書で説明される様々な機能をデバイス1305に実施させる、命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1335を記憶し得る。コード1335は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1335は、プロセッサ1340によって直接に実行可能でないことがあるが、本明細書で説明される機能を(たとえば、コンパイルまたは実行されるとき)コンピュータに実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ1330は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0191】
[0202]プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1340は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1340に組み込まれ得る。プロセッサ1340は、様々な機能(たとえば、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする機能またはタスク)をデバイス1305に実施させるためにメモリ(たとえば、メモリ1330)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1305またはデバイス1305の構成要素は、プロセッサ1340、およびプロセッサ1340に結合されたメモリ1330を含み得、プロセッサ1340およびメモリ1330は、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0192】
[0203]局間の通信マネージャ1345は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間の通信マネージャ1345は、ビーム形成または共同送信などの様々な干渉軽減技法のためのUE115に送信するためのスケジュールを協調させ得る。いくつかの例では、局間の通信マネージャ1345は、基地局105間の通信を提供するためにLTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内でX2インターフェースを提供し得る。
【0193】
[0204]通信マネージャ1320は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1320は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信するための手段、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1320は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1320は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0194】
[0205]本明細書で説明される例による通信マネージャ1320を含むことまたは構成することによって、デバイス1305は、システムレイテンシの減少、利用可能な資源のより効率的な使用、より効率的な通信、計算資源のより効率的な使用、バッテリ寿命の増加、および改善されたユーザ体験をもたらし得る、デフォルトアップリンクビームを選択するための技法をサポートし得る。
【0195】
[0206]いくつかの例では、通信マネージャ1320は、送受信機1315、1つまたは複数のアンテナ1325、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ1320は、別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ1320を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ1340、メモリ1330、コード1335、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはさもなければ実施され得る。たとえば、コード1335は、本明細書で説明されるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択の様々な態様をデバイス1305に実施させるためにプロセッサ1340によって実行可能な命令を含み得る、あるいはプロセッサ1340およびメモリ1330は、さもなければ、そのような動作を実施またはサポートするように構成され得る。
【0196】
[0207]図14は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されるUEまたはその構成要素によって、実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図1から図9を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0197】
[0208]1405において、方法は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信すること、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、を含み得る。1405の動作は、本明細書で開示される例に従って、実施され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたDCIマネージャ825によって実施され得る。
【0198】
[0209]1410において、方法は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することを含み得る。1410の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたビーム構成選択基準マネージャ830によって実施され得る。
【0199】
[0210]1415において、方法は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することを含み得る。1415の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ835によって実施され得る。
【0200】
[0211]図15は、本開示の態様による、アップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図1図9を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0201】
[0212]1505において、方法は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信すること、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、を含み得る。1505の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたDCIマネージャ825によって実施され得る。
【0202】
[0213]1510において、方法は、有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較することを含み得る。1510の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたコードポイント選択マネージャ840によって実施され得る。
【0203】
[0214]1515において、方法は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて、比較されるコードポイント識別子の順序に基づいて、物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することを含み得る。1515の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたビーム構成選択基準マネージャ830によって実施され得る。
【0204】
[0215]1520において、方法は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することを含み得る。1520の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ835によって実施され得る。
【0205】
[0216]図16は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図1図9を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0206】
[0217]1605において、方法は、基地局から、ビーム構成選択基準の指示を受信することを含み得る。1605の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたビーム構成選択基準マネージャ830によって実施され得る。
【0207】
[0218]1610において、方法は、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を受信すること、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、を含み得る。1610の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたDCIマネージャ825によって実施され得る。
【0208】
[0219]1615において、方法は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することを含み得、ここにおいて、コードポイントを選択することは、ビーム構成選択基準の指示を受信することに少なくとも部分的に基づく。1615の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたビーム構成選択基準マネージャ830によって実施され得る。
【0209】
[0220]1620において、方法は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することを含み得る。1620の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図8を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ835によって実施され得る。
【0210】
[0221]図17は、本開示の態様によるアップリンク送信のためのデフォルトビーム構成選択をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明された基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図1から図5および図10から図13を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するために基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。さらに、または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0211】
[0222]1705において、方法は、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を含むダウンリンク制御情報を、UEに、送信すること、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、を含み得る。1705の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図12を参照しながら説明されたDCIマネージャ1225によって実施され得る。
【0212】
[0223]1710において、方法は、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することを含み得る。1710の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図12を参照しながら説明されたビーム構成選択基準マネージャ1230によって実施され得る。
【0213】
[0224]1715において、方法は、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信することを含み得る。1715の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図12を参照しながら説明されたアップリンクメッセージマネージャ1235によって実施され得る。
【0214】
[0225]態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットからコードポイントを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信することとを備える、方法。
【0215】
[0226]態様2:有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、コードポイントのセットからコードポイントを選択することが比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様1に記載の方法。
【0216】
[0227]態様3:ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、をさらに備える、態様1から2のいずれかに記載の方法。
【0217】
[0228]態様4:ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、態様1から3のいずれかに記載の方法。
【0218】
[0229]態様5:ビーム構成選択基準において示されるルールを適用すること、ルールが、アップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかの指示を備え、ここにおいて、コードポイントのセットからコードポイントを選択することが、ルールを適用することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様4に記載の方法。
【0219】
[0230]態様6:ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応するコードポイントのセットから第2のコードポイントを選択することをさらに備える、態様4から5のいずれかに記載の方法。
【0220】
[0231]態様7:アップリンクメッセージを送信することが、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を送信することと、第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を送信することとを備える、態様6に記載の方法。
【0221】
[0232]態様8:アップリンクメッセージを送信するために複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、ダウンリンク制御情報において、受信すること、ここにおいて、コードポイントのセットからコードポイントを選択することが、ビーム切り替え指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様4から7のいずれかに記載の方法。
【0222】
[0233]態様9:ダウンリンク制御情報を受信することが、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することとを備える、態様1から8のいずれかに記載の方法。
【0223】
[0234]態様10:第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較することと、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであると、比較することに少なくとも部分的に基づいて、決定すること、ここにおいて、コードポイントを選択することが、第1の制御資源セットプールインデックスと第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに少なくとも部分的に基づく、とをさらに備える、態様9に記載の方法。
【0224】
[0235]態様11:第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定すること、ここにおいて、コードポイントを選択することが、決定することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様9から10のいずれかに記載の方法。
【0225】
[0236]態様12:第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つが、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを備える、態様11に記載の方法。
【0226】
[0237]態様13:基地局から、閾値タイミングギャップの指示を受信すること、ここにおいて、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、閾値タイミングギャップの指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様11から12のいずれかに記載の方法。
【0227】
[0238]態様14:第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較することと、比較することに少なくとも部分的に基づいて第1の時間オフセット値を選択することと、ここにおいて、第1の時間オフセット値が、閾値タイミングギャップを備え、ここにおいて、時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、第1の時間オフセット値を選択することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様11から13のいずれかに記載の方法。
【0228】
[0239]態様15:基地局から、ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、コードポイントを選択することが、ビーム構成選択基準の指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様1から14のいずれかに記載の方法。
【0229】
[0240]態様16:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、UEに、送信することと、ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、デフォルトアップリンクビームを使用してアップリンク許可に従って物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信することとを備える、方法。
【0230】
[0241]態様17:ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、態様16に記載の方法。
【0231】
[0242]態様18:ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、態様16から17のいずれかに記載の方法。
【0232】
[0243]態様19:アップリンクメッセージを受信することが、複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられたデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第1の反復を受信することと、複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用してアップリンクメッセージの第2の反復を受信することとをさらに備える、態様18に記載の方法。
【0233】
[0244]態様20:ダウンリンク制御情報を送信することが、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと、コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信することとを備える、態様16から19のいずれかに記載の方法。
【0234】
[0245]態様21:デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信することが、第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに少なくとも部分的に基づくことをさらに備える、態様20に記載の方法。
【0235】
[0246]態様22:デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信することが、第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしていることに少なくとも部分的に基づくことをさらに備える、態様20から21のいずれかに記載の方法。
【0236】
[0247]態様23:ビーム構成選択基準の指示を、UEに、送信すること、ここにおいて、デフォルトアップリンクビームでアップリンクメッセージを受信することが、ビーム構成選択基準の指示を送信することに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様16から22のいずれかに記載の方法。
【0237】
[0248]態様24:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを備え、命令が、装置に、態様1から15のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0238】
[0249]態様25:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1から15のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0239】
[0250]態様26:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から15のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0240】
[0251]態様27:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを備え、命令が、装置に、態様16から23のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0241】
[0252]態様28:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様16から23のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0242】
[0253]態様29:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様16から23のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0243】
[0254]本明細書で説明される方法は、可能な実装形態を説明すること、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
【0244】
[0255]LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0245】
[0256]本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0246】
[0257]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0247】
[0258]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明される機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0248】
[0259]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0249】
[0260]特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じ様式で解釈されるものとする。
【0250】
[0261]「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(テーブル、データベースまたは別のデータ構造における検索などを介する)、突き止めることなどを含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような類似のアクションを含むことができる。
【0251】
[0262]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0252】
[0263]添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0253】
[0264]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ビーム構成選択基準において示されるルールを適用すること、前記ルールが、前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかの指示を備え、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ルールを適用することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットから第2のコードポイントを選択すること
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記アップリンクメッセージを送信することが、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を送信することと、
前記第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を送信することと
を備える、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、前記ダウンリンク制御情報において、受信すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ビーム切り替え指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記ダウンリンク制御情報を受信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較すること、
前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであると、前記比較することに少なくとも部分的に基づいて、決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記決定することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは前記第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つが、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記基地局から、前記閾値タイミングギャップの指示を受信すること、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記閾値タイミングギャップの前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較することと、
前記比較することに少なくとも部分的に基づいて前記第1の時間オフセット値を選択することと、ここにおいて、前記第1の時間オフセット値が、前記閾値タイミングギャップを備え、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記第1の時間オフセット値を選択することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記基地局から、前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を備える、方法。
【請求項16】
前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記アップリンクメッセージを受信することが、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられた前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を受信することと、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を受信することと
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ダウンリンク制御情報を送信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信することと
を備える、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしていることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記ビーム構成選択基準の指示を、前記UEに、送信すること、ここにおいて、前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を送信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項23】
前記命令が、前記装置に、
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記命令が、前記装置に、
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記ダウンリンク制御情報を受信するための前記命令が、前記装置に、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項26】
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項27】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0253
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0253】
[0264]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記ビーム構成選択基準において示されるルールを適用すること、前記ルールが、前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかの指示を備え、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ルールを適用することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットの第2のデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットから第2のコードポイントを選択すること
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C7]
前記アップリンクメッセージを送信することが、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を送信することと、
前記第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を送信することと
を備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記アップリンクメッセージを送信するために前記複数のアップリンクビームオプションのうちのどれを選択するかを示すビーム切り替え指示を、前記ダウンリンク制御情報において、受信すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記ビーム切り替え指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C9]
前記ダウンリンク制御情報を受信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスを前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと比較すること、
前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとは同じであると、前記比較することに少なくとも部分的に基づいて、決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記第1の制御資源セットプールインデックスと前記第2の制御資源セットプールインデックスとが同じであることに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することとの間の時間期間は閾値タイミングギャップを満たしていると決定すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記決定することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C9に記載の方法。
[C12]
前記第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは前記第2のダウンリンク制御情報メッセージのうちの少なくとも1つが、グループ共通のダウンリンク制御情報メッセージを備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記基地局から、前記閾値タイミングギャップの指示を受信すること、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記閾値タイミングギャップの前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C11に記載の方法。
[C14]
第1の時間オフセット値を第2の時間オフセット値と比較することと、
前記比較することに少なくとも部分的に基づいて前記第1の時間オフセット値を選択することと、ここにおいて、前記第1の時間オフセット値が、前記閾値タイミングギャップを備え、ここにおいて、前記時間期間は前記閾値タイミングギャップを満たしていると決定することが、前記第1の時間オフセット値を選択することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C11に記載の方法。
[C15]
前記基地局から、前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C16]
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を備える、方法。
[C17]
前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、C16に記載の方法。
[C19]
前記アップリンクメッセージを受信することが、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第1のアップリンクビームオプションに関連付けられた前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第1の反復を受信することと、
前記複数のアップリンクビームオプションのうちの第2のアップリンクビームオプションに関連付けられた第2のデフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンクメッセージの第2の反復を受信することと
をさらに備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記ダウンリンク制御情報を送信することが、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することより前に、送信することと
を備える、C16に記載の方法。
[C21]
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第1の制御資源セットプールインデックスが前記第2のダウンリンク制御情報メッセージに関連付けられた第2の制御資源セットプールインデックスと同じであることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、C20に記載の方法。
[C22]
前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを送信することと前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを送信することとの間の時間期間が閾値タイミングギャップを満たしていることに少なくとも部分的に基づく
ことをさらに備える、C20に記載の方法。
[C23]
前記ビーム構成選択基準の指示を、前記UEに、送信すること、ここにおいて、前記デフォルトアップリンクビームで前記アップリンクメッセージを受信することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を送信することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C16に記載の方法。
[C24]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に、
基地局から、物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を受信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを送信するためのデフォルトアップリンクビームに対応する前記コードポイントのセットからコードポイントを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C25]
前記命令が、前記装置に、
前記有効なビーム構成のサブセットに対応するコードポイントのコードポイント識別子を比較すること、ここにおいて、前記コードポイントのセットから前記コードポイントを選択することが、前記比較されたコードポイント識別子の順序に少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C26]
前記命令が、前記装置に、
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプションを有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C27]
前記命令が、前記装置に、
前記ビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記有効なビーム構成のサブセットを選択すること、ここにおいて、前記ビーム構成選択基準が、単一のアップリンクビームオプション、複数のアップリンクビームオプション、またはその両方を有するビーム構成への前記有効なビーム構成のサブセットの制限を備える、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C28]
前記ダウンリンク制御情報を受信するための前記命令が、前記装置に、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記アップリンク許可を備える第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記コードポイントのセットを備える第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージを受信することより前に、受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、C24に記載の装置。
[C29]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から前記ビーム構成選択基準の指示を受信すること、ここにおいて、前記コードポイントを選択することが、前記ビーム構成選択基準の前記指示を受信することに少なくとも部分的に基づく、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C30]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に
物理アップリンク共有チャネルのアップリンク許可を備えるダウンリンク制御情報を、ユーザ機器(UE)に、送信することと、前記ダウンリンク制御情報がビーム構成のセットに対応するコードポイントのセットを示す、
前記ビーム構成のセットから有効なビーム構成のサブセットを選択するための基準を示すビーム構成選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記物理アップリンク共有チャネルでアップリンクメッセージを受信するためのデフォルトアップリンクビームを選択することと、
前記デフォルトアップリンクビームを使用して前記アップリンク許可に従って前記物理アップリンク共有チャネルで前記アップリンクメッセージを受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【国際調査報告】