(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-25
(54)【発明の名称】管状高電流メス端子
(51)【国際特許分類】
H01R 13/187 20060101AFI20240315BHJP
【FI】
H01R13/187 B
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022523488
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(85)【翻訳文提出日】2022-06-03
(86)【国際出願番号】 US2021050939
(87)【国際公開番号】W WO2022250720
(87)【国際公開日】2022-12-01
(32)【優先日】2021-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506351927
【氏名又は名称】ジェイエスティー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ピン
(57)【要約】
外部端子および少なくとも1つのコア端子を有する、オス端子と結合するための管状高電流メス端子。外部端子は、少なくとも結合部および終端部を含む。コア端子は複数のバネ接点、および、好ましくは、外部端子の細長い開口上にそれらを取り付けるためのラッチを含む。外部端子は、単一片として終端部へ一体的に延在する結合部から延在する、予め形成されたシームレスな管である。終端部は、外部端子および電気ケーブルが平行または垂直のいずれかに延在するように、溶着、圧着、または機械的締結により、少なくとも導電体に、または電気ケーブルに接続可能である。複数の管状高電流メス端子は、溶着または機械的締結により、それらの終端部において互いに接合され得る。さらに、管状高電流メス端子は、それらの両端におけるそれらの結合部であって、それらにそれぞれ接続されるオス端子が略90°で、略180°で、またはいずれかの所望の角度で延在するような、それらの両端におけるそれらの結合部を有し得る。さらに、結合部は、終端部が電気ケーブルに取り付け可能である一方、筒状オス端子と結合するための筒状管であり得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成され、細長い開口を有する、外部端子と、
複数のバネ接点と有し、前記外部端子の前記細長い開口の長手方向の側部間に延在する、前記細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つのコア端子と
を備える、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項2】
前記外部端子は、その間に一体的に延在する、シームレスな細長い結合部および終端部を備え、
前記細長い結合部は、前記細長いオス端子と結合するための、前記少なくとも1つのコア端子をその中に含む、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項3】
前記外部端子は、前記結合部から延在し、単一片として前記終端部に一体的に延在する、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項4】
前記コア端子は、複数のバネ接点と、前記外部端子の前記細長い開口にそれらを取り付けるためのラッチとを含む、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項5】
前記コア端子は、前記オス端子である細長い端子の細長い形状部分と接触する、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項6】
前記終端部は、溶着、圧着、および機械的締結の1つにより、少なくとも導電体と接続する、
請求項2記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項7】
細長いオス端子の対応する1つとそれぞれが結合するための、複数の管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される第1の外部端子であって、細長い第1の開口と、複数のバネ接点を有し、前記第1の外部端子の前記細長い第1の開口の長手方向の側部間に延在する、第1の細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つの第1のコア端子とを有する、第1の外部端子と、
予め形成された略シームレスな管で形成される第2の外部端子であって、細長い第2の開口と、複数のバネ接点を有し、前記第2の外部端子の前記細長い第2の開口の長手方向の側部間に延在する、第2の細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つの第2のコア端子とを有する、第2の外部端子と
を少なくとも備える、複数の管状高電流メス端子。
【請求項8】
前記第1の外部端子は、第1の細長い結合部および第1の終端部であって、それらの間に一体的に延在する、第1の細長い結合部および第1の終端部を備え、
前記第1の細長い結合部は、前記第1の細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つの第1のコア端子をその中に含み、
前記第2の外部端子は、第2の細長い結合部および第2の終端部であって、それらの間に一体的に延在する、第2の細長い結合部および第2の終端部を備え、
前記第2の細長い結合部は、前記第2の細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つの第2のコア端子をその中に含み、
前記第1の終端部および前記第2の終端部は、互いに接合される、
請求項7記載の複数の管状高電流メス端子。
【請求項9】
前記第1の終端部および前記第2の終端部は、溶着および機械的締結のいずれか1つにより、互いに接合される、
請求項7記載の複数の管状高電流メス端子。
【請求項10】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される外部端子であって、その両端において第1の細長い開口および第2の細長い開口を有する、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の長手方向の側部間に延在する、第1のコア端子と、
複数のバネ接点を有し、第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の長手方向の側部間に延在する、第2のコア端子と
を備え、
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子とのインライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項11】
前記外部端子は、単一片として、前記第1の細長い開口から前記第2の細長い開口に延在する、予め形成されたシームレスな管である、
請求項10記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項12】
前記第1のコア端子および前記第2のコア端子のそれぞれは、複数のバネ接点、ならびに前記外部端子の前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口にそれらをそれぞれ取り付けるためのラッチを含む、
請求項10記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項13】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される外部端子であって、その両端において第1の細長い開口および第2の細長い開口を有する、予め形成された略シームレスな管で形成される、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の長手方向の側部間に延在する、第1のコア端子と、
複数のバネ接点を有し、第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の長手方向の側部間に延在する、第2のコア端子と
を備え、
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との非インライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項14】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との略垂直な接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項13記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項15】
前記外部端子は、単一片として、前記第1の細長い開口から前記第2の細長い開口に延在する、予め形成されたシームレスな管である、
請求項13記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項16】
筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
外部端子と、
前記筒状オス端子と結合するための複数のバネ接点を有する、少なくとも1つのコア端子と
を備え、
前記外部端子は、結合部および終端部であって、それらの間に一体的に延在する、結合部および終端部を備え、前記結合部は、前記筒状オス端子と結合するための前記少なくとも1つのコア端子をその中に含み、
前記結合部は、シームレスな筒状管であり、
前記終端部は、導電体に取り付け可能である、
筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項17】
前記外部端子は、前記結合部と前記終端部との間に延在する移行部をさらに備える、
請求項16記載の、筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項18】
前記外部端子は、単一片として、前記終端部に一体的に延在する前記結合部からの、予め形成されたシームレスな管である、
請求項16記載の、筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項19】
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
細長い開口を有する外部端子と、
複数のバネ接点を有し、前記細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記細長い開口の長手方向の側部間に延在する、少なくとも1つのコア端子と
を備え、
前記外部端子は、細長い結合部および終端部であって、それらの間に一体的に延在する、細長い結合部および終端部を備え、前記細長い結合部は、前記細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つのコア端子をその中に含み、
前記終端部は、少なくとも電気ケーブルによる圧着により、取り付け可能な筒状管である、
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項20】
前記外部端子は、単一片として、前記終端部に一体的に延在する前記結合部からの、予め形成されたシームレスな管である、
請求項19記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項21】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
その両端において第1の細長い開口および第2の細長い開口を有する、予め形成された略シームレスな管で形成される、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、(a)第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の長手方向の側部間に、および(b)第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の長手方向の側部間に、延在する、少なくとも1つのコア端子と
を備える、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項22】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子とのインライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項23】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との非インライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項24】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との略垂直な接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
高電流電気端子の分野では、丸形端子が通常、機械加工により、利用可能にされる。しかし、その種々の部分における材料の除去による、その丸形端子の機械加工は、機械加工プロセスを非効率にし、生産性を低くし、および、高価にする。さらに、特に超高電流アプリケーションにおける、ブレード型のメス端子は、プレード型のメス端子の既存の設計または構造的配置の複雑度が理由で、および、その電流輸送能力により、非常に少ない。
【0002】
新エネルギー技術の急速な発展により、より効率的であり、信頼でき、およびより安価な高電流電気接続技術が、特に二次電池式電気自動車(BEV)の自動車業界において向上している。
【0003】
本発明はよって、一般に、管状高電流メス端子に関する。本発明の管状高電流メス端子は、低プロファイルの、単純な、単一片の、および一体的な管状の構成または構造的配置のものであり、これは、たとえば、ブレード型の、または丸ピン型のオス端子との接続に適用可能である。本発明の管状高電流メス端子の一端子の設計または構造的配置は、本発明の管状高電流メス端子が高電圧ケーブルに接続される場合に複数の終端接続オプションおよび複数方向オプションを可能にするように提供される。本発明の管状高電流メス端子は、予め形成された銅管等で形成されている場合がある。それは、柔軟な、および複数の接点が、高信頼の接続のためにコア端子により、維持され得るように、その中に挿入され、収容されるコア端子の略柔軟なばね要素を案内し、支持し、ならびに保護するための剛性の、および強い構造的配置または設計により、容易に、高精度で、および高生産性で製造され得る。
【背景技術】
【0004】
高電流コネクタの場合、オスおよびメス端子間の複数の、しかし別個のバネ接点は、接触抵抗を最小にするために必要である。通常、オス端子の形状(すなわち、ブレードのオス端子、または筒状オス端子)に応じて、業界内で使用される2つのタイプの端子が存在している。筒状オス端子と結合するための従来の高電流コネクタについては、メス端子の筒状外部端子は主に、機械加工により、作られ、これは、機械加工中に除去される材料スクラップが多いことにより、無駄が多く、および製造コストが高い。刻印された金属シートで形成されており、および金属シートから形成される、いくつかの筒状メス端子が存在している。しかし、そうした複数の筒状メス端子は、十分に堅牢な訳でなく、ならびに、それらは、容易に変形し、および、非常に高い電流を輸送することができない。例として、ブレード型のオス端子と結合するために刻印および形付けすることによって形成されるボックス型のメス端子は、従来のデバイスから派生した上述の弱点または欠点を表す。
【発明の概要】
【0005】
本発明の管状高電流メス端子は一般に、外部端子、およびその中に収容されるコア端子で構成され、コア端子は複数のバネ要素を有する。外部端子は好ましくは、シームレスな銅管で形成されており、たとえば、ブレード型のオス端子、または丸形オス端子と結合し、もしくは接続し得る。さらに、メス端子は、いかなる向きまたは方向においてもオス端子と結合し、もしくは接続し得る。外部端子の終端部は、溶着、圧着、機械的締結等により、別の導電体(たとえば、バスバー端子、高電圧ケーブル等)に接続され得る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】シームレスな管状外部端子、およびコア端子を有する、本発明の管状高電流メス端子であって、外部端子が、細長い結合部であって、少なくとも第1のタイプのコア端子をその中に受容するための細長い結合部を有し、および、高電圧ケーブルまたは導電体(たとえば、バスバー端子等)に接続するための終端部をさらに有する、本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の斜視図である。
【
図2】外部端子およびコア端子を有する、本発明の管状高電流メス端子であって、外部端子が、細長い結合部であって、少なくとも第2のタイプのコア端子をその中に受容するための細長い結合部を有し、および、高電圧ケーブルまたは電子部品に接続するための終端部をさらに有する、本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の斜視図である。
【
図3】第2のタイプのコア端子、およびその中に挿入するための細長いブレード型のオス端子を示す、本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の分解図である。
【
図4】第2のタイプのコア端子が細長い結合部に挿入され、および細長いブレード型のオス端子がコア端子に挿入されるべき、本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の分解図である。
【
図5】細長い開口と、ブレード型のオス端子を受容し、および、ブレード型のオス端子と結合するための複数のバネ接点とを有する、第1のタイプのコア端子の斜視図である。
【
図6】細長い開口と、ブレード型のオス端子を受容し、および、ブレード型のオス端子と結合するための複数のバネ接点とを有し、ならびに、管状外部端子の細長い開口に取り付けられるラッチ部材をさらに有する、第2のタイプのコア端子の斜視図である。
【
図7】細長い開口と、ブレード型のオス端子を受容し、および、ブレード型のオス端子と結合するための複数のバネ接点とを有する第3のタイプのコア端子の斜視図であって、細長い開口に沿ったラッチ部材を示し、および、挿入方向における先端において折り曲げられているコア端子を示す、第3のタイプのコア端子の斜視図である。
【
図8】細長いブレード型のオス端子がコア端子に挿入されるべき、細長い結合部に挿入するための第3のタイプのコア端子の先端を示す、本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の分解図である。
【
図9A】本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の外部端子の終端部が、それらに沿って管状高電流メス端子および電気ケーブルが延在するそれらの長手方向が垂直であるように電気ケーブルに接続される構造的配置を示す。
【
図9B】本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態の外部端子の終端部が、それらに沿って管状高電流メス端子および電気ケーブルが延在するそれらの長手方向が平行であるように電気ケーブルに接続される構造的配置を示す。
【
図10】本発明の2つの管状高電流メス端子の外部端子の終端部が、それらに沿って管状高電流メス端子が延在する、2つのオス端子の、それらの長手方向または挿入方向が垂直であるように互いに締結される構造的配置を示す。
【
図11】それらの両端におけるそれらの細長い結合部であって、複数の細長いブレード型のオス端子が外部端子の細長い結合部に180°の結合方向でそれぞれ挿入されるべき、それらの両端におけるそれらの細長い結合部を示す、本発明の管状高電流メス端子の第2の実施形態の分解図である。
【
図12A】それらの両端におけるそれらの細長い結合部であって、複数の細長いブレード型のオス端子が外部端子の細長い結合部に、予め設定された任意の角度の結合方向でそれぞれ挿入されるべき、それらの両端におけるそれらの細長い結合部を示す、本発明の管状高電流メス端子の第3の実施形態の分解図である。
【
図12B】それらの両端におけるそれらの細長い結合部であって、複数の細長いブレード型のオス端子が外部端子の細長い結合部に、略90°の角度の結合方向でそれぞれ挿入されるべき、それらの両端におけるそれらの細長い結合部を示す、本発明の管状高電流メス端子の第4の実施形態の分解図である。
【
図13】圧着により、高電圧ケーブルに終端部の円筒部が取り付け可能な筒状管の形態における外部端子の終端部を示す、本発明の管状高電流メス端子の第5の実施形態の斜視図である。
【
図14】筒状管であって、その中に円筒形オス端子を受容するための筒状管の形態における管状結合部を示し、および、高電圧ケーブルまたは導電体(たとえば、バスバー端子等)に取り付け可能な外部端子の終端部をさらに示す、本発明の管状高電流メス端子の第5の実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、外部端子3およびコア端子5を有する、参照番号1として概括的に表される本発明の管状高電流メス端子の第1の実施形態を示す。外部端子3は、細長い結合部7、および終端部9を含む。細長い結合部7、および終端部9は、移行部6を介して、それらの間で一体的に連結される。細長い結合部7は、後述するように、コア端子5がそれを通過して、最終的に細長い結合部7内に収容されることを可能にするためのそのシームレスな細長い開口12を有する。やはり後述するように、終端部9は、電気ケーブルまたは導電体に取り付け可能である。
図1に示すのは、第1のタイプのコア端子5である。「細長い」との語は、本明細書中、部材であって、その幅がその厚さのそれよりも大きなその寸法を有する部材として定義される。
【0008】
高電流メス端子1は、全体プロファイルであって、容易に、高精度で予め形成され、および、細長いオス端子(たとえば、後述するように、細長いブレード型のオス端子、または延長円筒形オス端子)をその中に嵌め込むように予め形成され得る全体プロファイルを備えた管状の設計のものである。
【0009】
移行部6における材料切出し8は、外部端子3の製造における異なるプロファイルによる、結合部7および終端部9の形成プロセスを容易にするものである。
【0010】
外部端子3は好ましくは、コア端子5を、それが外部端子3に挿入されると、案内し、支持し、および保護するために、単一片であり、低プロファイルであり、および構造または構成が堅牢である。外部端子3はさらに、好ましくは、前述したように非効率的であり、および生産性が低い機械加工の必要なしで、予め形成されたシームレスな管で形成されている。
【0011】
コア端子5は、さらに詳細に後述するように、複数のバネ接点24、26を含む。コア端子5は、その両端それぞれにおいて、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12内部に嵌合するように合致する細長い開口13、14を有する。コア端子5のそれぞれの細長い開口13、14は、やはり後述するように、細長いブレード型のオス端子と結合するための2つの長手方向側部18、20を有する。
【0012】
図2に示すのは、第2のタイプのコア端子30以外は、
図1に関して上述したように、同様の部材または部分を有する、本発明の管状高電流メス端子1の第1の実施形態である。
図2に示すのは、第1のタイプのコア端子5と同様に、複数のバネ接点34、36、および外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12内部に嵌合するように整合する細長い開口39、40を有する、第2のタイプのコア端子30である。それぞれの細長い開口39、40は、やはり後述するように、細長いブレード型のオス端子と結合するための2つの長手方向側部42、44を有する(
図3および4を参照されたい)。
【0013】
第2のタイプのコア端子30の細長い開口40の長手方向側部42、44に取り付けられているのは、ラッチ48、50それぞれである。後述するように、ラッチ48、50は、細長い結合部7に第2のタイプのコア端子30が完全に挿入されると、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに結合される。
【0014】
本発明の管状高電流メス端子1は、第2のタイプのコア端子30、およびコア端子30に挿入するための細長いブレード型のオス端子52を示す
図3に示す。
図4に示すように、第2のタイプのコア端子30のラッチ48、50は、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに取り付けられる。第2のタイプのコア端子30のバネ接点36は、細長い結合部7の細長い開口12を介して見られる。さらに
図3および4に示すのは、移行部6を介してそれらの間で一体的に連結される、それらの細長い結合部7、および終端部9である。
【0015】
図5は、複数のバネ接点24、26を有する第1のタイプのコア端子5を示す。コア端子5は、その両端それぞれにおいて、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12内部に嵌合するように整合する、細長い開口13、14を有する(
図1を参照されたい)。コア端子5のそれぞれの細長い開口13、14は、細長いブレード型のオス端子52と結合するための2つの長手方向側部18、20を有する。コア端子5の細長い開口13、14の長手方向側部18、20は、複数のバネ接点24、26のための端支持体としてもふるまう。長手方向側部18、20、および複数のバネ接点24、26の約中央にあるのは、コア端子5と、細長いブレード型のオス端子52との間の接点としてふるまうバネ梁60である。バネ接点24、26の数を最大にすることは、細長いブレード型のオス端子52と結合する電気接触抵抗が最低であることを確実にする。
【0016】
図5にさらに示すように、コア端子5は、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12に整合するか、または対応し、および、細長いブレード型のオス端子52と結合するための非円筒形の幾何学的形状を有する。さらに、コア端子5は、製造される際に、最初は片であり、次いで、細長い開口13、14の長手方向側部18、20間を継ぎ目65が延在している、
図5に示すような構造に形付けられるか、または折り曲げられる。
【0017】
図5中のコア端子5に関して上述したように、
図6中のコア端子30は、複数のバネ接点34、36を有する第2のタイプのコア端子30を同様に示す。コア端子30は、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12内部に嵌合するように整合する細長い開口39、40をその両端それぞれにおいて有する(
図2を参照されたい)。コア端子30のそれぞれの細長い開口39、40は、細長いブレード型のオス端子52と結合するための2つの長手方向側部42、44を有する(
図4を参照されたい)。第2のタイプのコア端子30の細長い開口40の長手方向側部42、44に取り付けられているのは、ラッチ48、50それぞれである。各ラッチ48、50は、細長い結合部7に第2のタイプのコア端子30が完全に挿入されると、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに取り付けることができる形態または構成において略C字状である(
図4を参照されたい)。コア端子30の細長い開口39、40の長手方向側部42、44は、複数のバネ接点34、36のための端支持体としてもふるまう。長手方向側部42、44および複数のバネ接点34、36の約中央にあるのは、コア端子30と、細長いブレード型のオス端子52との間の接点としてふるまうバネ梁70である。バネ接点34、36の数を最大にすることは、細長いブレード型のオス端子52と結合する電気接触抵抗が最低であることを確実にする。
【0018】
図6にさらに示すように、コア端子30は、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12と合致するか、または対応し、および、細長いブレード型のオス端子52と結合するための非円筒形の幾何学的形状を有する。さらに、コア端子30は、製造される際に、最初は片であり、次いで、細長い開口39、40の長手方向側部42、44間を継ぎ目75が延在している、
図6に示すような構造に形付けられるか、または折り曲げられる。
【0019】
図7は、複数のバネ接点梁83、85を有する第3のタイプのコア端子80である。コア端子80は非筒状である。コア端子80は、挿入方向、すなわち、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12に向かう挿入方向に沿って刻印され、および折り曲げられる。複数のバネ接点83、85の中央を越えて延在しているのは、コア端子80と、細長いブレード型のオス端子52との間の複数の接点としてふるまうバネ梁87、89それぞれである。刻印されたコア端子80が、
図7に示すように、折り曲げられている場合、折り曲げられたコア端子80の上方および下方部は略対称である。コア端子80の端には細長い部材100、102があり、および、細長い部材100、102に取り付けられているのは、ラッチ103、105それぞれである。第2のタイプのコア端子30におけるように、第3のタイプのコア端子80のラッチ103、105それぞれは、細長い結合部7に第3のタイプのコア端子80が完全に挿入されると、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに取り付けることができる形態または構成において略C字状である(
図4を参照されたい)。
【0020】
図7にさらに示すように、ラッチ103、105は略対称の構成を有する。さらに、ラッチ103、105は、細長いブレード型のオス端子52がコア端子80に挿入される場合、引込みおよび案内構成を有する。ラッチ103、105はさらに、それがコア端子80に挿入されると、その細長いブレード型のオス端子52により、加えられる挿入力を支持する。さらに、ラッチ103、105が外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに取り付けられると、ラッチ103、105はコア端子80を、細長い結合部7内部に位置決めし、およびラッチする。ラッチ103、105の反対側の、コア端子80の端は、
図8に示すように、コア端子80が挿入されると、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12に面する先端108である。
【0021】
コア端子80の先端108は、
図7および8中で見られ得るように、元々刻印されているコア端子80の折り曲げられた部分であり、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12に向けて、挿入方向に沿って先端108において折り曲げられる。
図8では、第3のタイプのコア端子80の先端108は、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12に入る。コア端子108は、その全体で、外部端子3の細長い結合部7に入り、および、外部端子3の細長い結合部7内に収容される。その後、ラッチ103、105は、ラッチ103、105が、外部端子3の細長い結合部7の細長い開口12の長手方向側部49、51それぞれに取り付けられる場合、効率的に、細長い結合部7内部にコア端子80を位置決めし、およびラッチする。細長い結合部7内部にコア端子108が挿入されると、コア端子80はその中に、細長いブレード型のオス端子52を受容するように位置決めされる。細長いブレード型のオス端子52の挿入中、それは、外部端子3の細長い部分7の細長い開口12の長手方向側部49、61に取り付けられるラッチ103、105により、引き込まれ、および、案内される。細長いブレード型のオス端子52により、加えられる挿入力も、ラッチ103、105により、支持される。コア端子80に細長いブレード型のオス端子52が完全に挿入されると、複数のバネ接点83、85を越えて、およびそれらの間に延在するバネ梁87、89は、コア端子80と、細長いブレード型のオス端子52との間の複数の接点としてふるまう。細長いブレード型のオス端子52の接触領域110は、コア端子80のバネ梁87、89との、細長いブレード型のオス端子52の接触を最大にするように形状において細長いことが好ましい。
【0022】
上述したように、本発明の管状高電流メス端子1の第1の実施形態は、外部端子3およびコア端子5、30、80で構成される。外部端子3は、細長い結合部7、および終端部9を含む。終端部9は、
図9Aおよび9Bに示すように、電気ケーブル、または電子部品115に接続される。
図9Aでは、外部端子3の終端部9は、それらに沿って管状高電流メス端子1および電気ケーブル115が延在するそれらの長手方向が垂直であるように電気ケーブル115に、溶着、圧着、または機械的締結により、接続される。
【0023】
図9Bでは、外部端子3の終端部9は、それらに沿って管状高電流メス端子1および電気ケーブル115が延在するそれらの長手方向が平行であるように電気ケーブル115に、溶着、圧着、または機械的締結により、接続される。
【0024】
たとえば
図4に関して上述したように、管状高電流メス端子1は、外部端子3およびコア端子5、30、80で構成される。外部端子3は、細長い結合部7および終端部9を含み、細長い結合部7はコア端子5、30、80をその中に収容する。
図10では、本発明の第1の実施形態の2つの管状高電流メス端子1の外部端子3の終端部9は、それらに沿って管状高電流メス端子1が延在するそれらの長手方向が垂直であるように、溶着または(ボルト締結などの)機械的締結により、互いに締結される。上述した構造的配置では、
図10に示すように、コア端子30、80とそれぞれ結合し、および、コア端子5、30、80内部にそれぞれ締結される細長いブレード型のオス端子52は、管状高電流メス端子52がコア端子30、80と略90°でそれぞれ結合することを可能にする。
【0025】
本発明の管状高電流メス端子200の第2の実施形態は、
図11に示すように、2つの対向する細長いブレード型のオス端子52と180°結合するための細長い開口212、214をそれぞれの端が有する、略対称の両端を有する単一の一様な外部端子210である。管状電流メス端子200内に収容されているのは、ラッチ48、50またはラッチ103、105(
図6および7を参照されたい)により、細長い開口212、214にそれぞれ取り付けられる2つのコア端子5、30、80(
図11に示すのは、第2のタイプ30または第3のタイプ80のコア端子である)である。管状高電流メス端子200は、単一の一様な外部端子210の対向する細長い開口212、214にそれぞれ入る2つの細長いブレード型のオス端子52との180°結合状態において
図11に示す。コア端子5、30、80は、本発明の管状高電流メス端子200の第2の実施形態では2つのコア端子5、30、80として表しているが、各コア端子5、30、80は、対向する細長い開口212、214をそれぞれ有する両結合部から両方の細長いブレード型のオス端子52に接触する単一のコア端子5、30、80でもあり得る。
【0026】
本発明の管状高電流メス端子300の第3の実施形態は、
図12Aに示すように、2つの対向する細長いブレード型のオス端子52と、予め設定された任意の角度で結合するための細長い開口312、314を各端が有する略対称の両端を有する単一片の外部端子310でもある。細長い開口312、314をそれぞれ有する2つの対称の結合部は、移行部を介してそれぞれの間で一体的に連結される。管状高電流メス端子300内に収容されているのは、ラッチ48、50またはラッチ103、105により、細長い開口312、314にそれぞれ取り付けられる2つのコア端子5、30、80(
図11に示すのは、第2のタイプのコア端子30または第3のタイプのコア端子80である)である。管状高電流メス端子300は、単一片の外部端子310の対向する細長い開口312、314にそれぞれ入る2つの細長いブレード型のオス端子52との予め設定された任意の角度の結合状態において
図12Aに示す。
【0027】
本発明の管状高電流メス端子400の第4の実施形態は、
図12Bに示すように、2つの対向する細長いブレード型のオス端子52と、略90°の角度で結合するための細長い開口412、414を各端が有する略対称の両端を有するさらに別の単一片の外部端子410である。細長い開口412、414をそれぞれ有する2つの対称の結合部は、移行部を介してそれぞれの間で一体的に連結される。管状高電流メス端子400内に収容されているのは、ラッチ48、50またはラッチ103、105(
図6および7を参照されたい)により、細長い開口412、414にそれぞれ取り付けられる2つのコア端子5、30、80(
図12Bに示すのは、第2のタイプのコア端子30または第3のタイプのコア端子80である)である。管状高電流メス端子400は、単一片の外部端子410の対向する細長い開口412、414にそれぞれ入る2つの細長いブレード型のオス端子52との予め設定された略90°の角度の結合状態において
図12Bに示す。
【0028】
管状高電流メス端子200の第2の実施形態において上述したように、本発明の高電流メス端子の第3の実施形態300(
図12A)および第4の実施形態400(
図12B)では、各コア端子5、30、80は同様に、対向する細長い開口312、314、または対向する細長い開口412、414をそれぞれ有する両結合部から両方の細長いブレード型のオス端子52に接触する単一のコア端子5、30、80であり得る。
【0029】
概括的に参照番号500として表し、および
図13において示す管状高電流メス端子の第5の実施形態は、外部端子503およびコア端子5を含む。第1のタイプのコア端子5を
図13に示すが、第2の、および第3のタイプのコア端子30、80は同様に適用可能である。外部端子503は、管状高電流メス端子1の第1の実施形態の細長い結合部7と略同様に構造化される細長い結合部507を含む。管状高電流メス端子500のこの第5の実施形態の終端部509はしかし、たとえば圧着により、電気ケーブルに取り付けられる筒状管の形態を有する。細長い結合部507、および終端部509は、移行部506を介してそれらの間で一体的に連結される。移行部506における材料切出し508は、外部端子503の製造における異なるプロファイルによる、結合部507および終端部509の形成プロセスを容易にするものである。
【0030】
概括的に参照番号600として表し、および
図14において示す管状高電流メス端子の第6の実施形態は、外部端子603および第4のタイプのコア端子611を含む。外部端子603は、延長筒状結合部607、および終端部609を含む。延長筒状結合部607、および終端部609が、移行部606を介してそれらの間で一体的に連結されることが好ましい。延長筒状結合部607は、第4のタイプのコア端子611が、それを通過して、最終的に、延長筒状結合部607内に収容されることを可能にするためのその略円形開口612を有する。コア端子5、30、80におけるように、コア端子603は好ましくは、延長筒状結合部607の円形開口612を通過し、ならびに、刻印され、および、その中に収容されるように円形状に折り曲げられる。延長円筒形オス端子620は、延長筒状結合部607の円形開口612に挿入されて、その中に取り付けられるコア端子611と結合する。終端部609は、溶着、圧着、または機械的締結により、電気ケーブルまたは誘電体(たとえば、バスバー端子等)に取り付けられる。
【0031】
高電流メス端子600は、全体のプロファイルであって、容易に、高精度で予め形成され、および、延長円筒形オス端子620をその中に嵌合するように予め形成され得る全体のプロファイルを備えた管状の設計のものである。外部端子603は好ましくは、単一片の、低プロファイルの、ならびに、コア端子611を支持し、および保護するための堅牢な構造または構成である。外部端子603はさらに、好ましくは、前述したように、非効率的であり、および生産性が低い機械加工の必要なしで、予め形成された管で形成されている。コア端子611は複数のバネ接点624を含み、およびコア端子611は好ましくは、外部端子603の延長筒状結合部607の円形開口612に整合し、および上記円形開口612内部に嵌合するように構成される。
【0032】
本発明は、上述の実施形態に限定されず、および、設計、構造的配置等における種々の修正が本発明の範囲または同等物から逸脱することなく、使用され得る。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成され
る外部端子であって、
長手方向の側部を備える細長い開口を
その1つの端部に有する、外部端子と、
複数のバネ接点と有し、前記外部端子の前記細長い開口の
前記長手方向の側部間に延在する、前記細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つのコア端子と
を備える、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項2】
前記外部端子は、その間に一体的に延在する、シームレスな細長い結合部および終端部を備え、
前記細長い結合部は、前記細長いオス端子と結合するための、前記少なくとも1つのコア端子をその中に含む、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項3】
前記外部端子は、前記結合部から延在し、単一片として前記終端部に一体的に延在する、
請求項
2記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項4】
前記コア端子は、複数のバネ接点と、前記外部端子の前記細長い開口にそれらを取り付けるためのラッチとを含む、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項5】
前記コア端子は、前記オス端子である細長い端子の細長い形状部分と接触する、
請求項1記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項6】
前記終端部は、溶着、圧着、および機械的締結の1つにより、少なくとも導電体と接続する、
請求項2記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項7】
細長いオス端子の対応する1つとそれぞれが結合するための、複数の管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される第1の外部端子であって、細長い第1の開口と、複数のバネ接点を有し、前記第1の外部端子の前記細長い第1の開口の長手方向の側部間に延在する、第1の細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つの第1のコア端子とを有する、第1の外部端子と、
予め形成された略シームレスな管で形成される第2の外部端子であって、細長い第2の開口と、複数のバネ接点を有し、前記第2の外部端子の前記細長い第2の開口の長手方向の側部間に延在する、第2の細長いオス端子と結合するための、少なくとも1つの第2のコア端子とを有する、第2の外部端子と
を少なくとも備える、複数の管状高電流メス端子。
【請求項8】
前記第1の外部端子は、第1の細長い結合部および第1の終端部であって、それらの間に一体的に延在する、第1の細長い結合部および第1の終端部を備え、
前記第1の細長い結合部は、前記第1の細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つの第1のコア端子をその中に含み、
前記第2の外部端子は、第2の細長い結合部および第2の終端部であって、それらの間に一体的に延在する、第2の細長い結合部および第2の終端部を備え、
前記第2の細長い結合部は、前記第2の細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つの第2のコア端子をその中に含み、
前記第1の終端部および前記第2の終端部は、互いに接合される、
請求項7記載の複数の管状高電流メス端子。
【請求項9】
前記第1の終端部および前記第2の終端部は、溶着および機械的締結のいずれか1つにより、互いに接合される、
請求項
8記載の複数の管状高電流メス端子。
【請求項10】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される外部端子であって、その両端において
、長手方向の側部を備える第1の細長い開口
をその1つの端部に、および
長手方向の側部を備える第2の細長い開口を
その別の端部に有する、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の
前記長手方向の側部間に延在する、第1のコア端子と、
複数のバネ接点を有し、第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の
前記長手方向の側部間に延在する、第2のコア端子と
を備え、
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子とのインライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項11】
前記外部端子は、単一片として、前記第1の細長い開口から前記第2の細長い開口に延在する、予め形成されたシームレスな管である、
請求項10記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項12】
前記第1のコア端子および前記第2のコア端子のそれぞれは、複数のバネ接点、ならびに前記外部端子の前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口にそれらをそれぞれ取り付けるためのラッチを含む、
請求項10記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項13】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
予め形成された略シームレスな管で形成される外部端子であって、その両端において
、長手方向の側部を備える第1の細長い開口
をその1つの端部に、および
長手方向の側部を備える第2の細長い開口を
その別の端部に有する、予め形成された略シームレスな管で形成される、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の
前記長手方向の側部間に延在する、第1のコア端子と、
複数のバネ接点を有し、第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の
前記長手方向の側部間に延在する、第2のコア端子と
を備え、
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との非インライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項14】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との略垂直な接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項13記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項15】
前記外部端子は、単一片として、前記第1の細長い開口から前記第2の細長い開口に延在する、予め形成されたシームレスな管である、
請求項13記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項16】
筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
外部端子と、
前記筒状オス端子と結合するための複数のバネ接点を有する、少なくとも1つのコア端子と
を備え、
前記外部端子は、結合部および終端部であって、それらの間に一体的に延在する、結合部および終端部を備え、
前記結合部および前記終端部は、移行部を介してそれらの間で一体的に連結され、前記結合部は、前記筒状オス端子と結合するための前記少なくとも1つのコア端子をその中に含み、
前記結合部は、シームレスな筒状管であり、
前記終端部は、導電体に取り付け可能である、
筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項17】
前記外部端子は、前記結合部と前記終端部との間に延在する移行部をさらに備える、
請求項16記載の、筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項18】
前記外部端子は、単一片として、前記終端部に一体的に延在する前記結合部からの、予め形成されたシームレスな管である、
請求項16記載の、筒状オス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項19】
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
細長い開口を有する外部端子と、
複数のバネ接点を有し、前記細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記細長い開口の長手方向の側部間に延在する、少なくとも1つのコア端子と
を備え、
前記外部端子は、細長い結合部および終端部であって、それらの間に一体的に延在する、細長い結合部および終端部を備え、前記細長い結合部は、前記細長いオス端子と結合するための前記少なくとも1つのコア端子をその中に含み、
前記終端部は、少なくとも電気ケーブルによる圧着により、取り付け可能な筒状管である、
細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項20】
前記外部端子は、単一片として、前記終端部に一体的に延在する前記結合部からの、予め形成されたシームレスな管である、
請求項19記載の、細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項21】
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子であって、
その両端において
、長手方向の側部を備える第1の細長い開口
、および
長手方向の側部を備える第2の細長い開口を有する、予め形成された略シームレスな管で形成される、外部端子と、
複数のバネ接点を有し、(a)第1の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第1の細長い開口の
前記長手方向の側部間に、および(b)第2の細長いオス端子と結合するために、前記外部端子の前記第2の細長い開口の
前記長手方向の側部間に、延在する、少なくとも1つのコア端子と
を備える、
少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項22】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子とのインライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項23】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との非インライン接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【請求項24】
前記第1の細長い開口および前記第2の細長い開口は、前記外部端子の両端から延在する前記第1の細長いオス端子および前記第2の細長いオス端子との略垂直な接続において、前記外部端子の両端で接続される、
請求項21記載の、少なくとも2つの細長いオス端子と結合するための管状高電流メス端子。
【国際調査報告】