(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-25
(54)【発明の名称】耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法
(51)【国際特許分類】
C08L 67/06 20060101AFI20240315BHJP
C08L 25/06 20060101ALI20240315BHJP
C08K 7/14 20060101ALI20240315BHJP
【FI】
C08L67/06
C08L25/06
C08K7/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539330
(86)(22)【出願日】2022-08-16
(85)【翻訳文提出日】2023-06-21
(86)【国際出願番号】 CN2022112871
(87)【国際公開番号】W WO2023168907
(87)【国際公開日】2023-09-14
(31)【優先権主張番号】202210221570.8
(32)【優先日】2022-03-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523237947
【氏名又は名称】克瑞科技(東莞)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】戚一統
(72)【発明者】
【氏名】▲と▼敏
(72)【発明者】
【氏名】謝世鴻
【テーマコード(参考)】
4J002
【Fターム(参考)】
4J002BC03X
4J002CF21W
4J002DL007
4J002DM006
4J002FA047
4J002FD016
4J002FD017
4J002GA00
(57)【要約】
本発明は、10%~20%の不飽和ポリエステル樹脂と、5%~10%スチレン及びポリスチレンと、10%~20%のガラス繊維と、35%~45%の石粉と、3%~5%の別の試薬とを含む、耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法を開示し、酸素供給装置の外筐が本発明の耐腐食性及び耐紫外線性の材料で製造されるため、長時間に水中で動作する場合に酸素供給装置が腐食することによって酸素供給装置の通常の動作に影響を与えることを防止できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法であって、10%~20%の不飽和ポリエステル樹脂と、5%~10%スチレン及びポリスチレンと、10%~20%のガラス繊維と、35%~45%の石粉と、3%~5%の別の試薬とを含むことを特徴とする、耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項2】
不飽和ポリエステル樹脂が10%、スチレン及びポリスチレンが5%、ガラス繊維が10%、石粉が35%、別の試薬が3%であることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項3】
不飽和ポリエステル樹脂が15%、スチレン及びポリスチレンが7%、ガラス繊維が15%、石粉が40%、別の試薬が4%であることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項4】
不飽和ポリエステル樹脂が20%、スチレン及びポリスチレンが10%、ガラス繊維が20%、石粉が45%、別の試薬が5%であることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項5】
別の試薬は、硬化剤、離型剤又は色粉などであることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項6】
不飽和ポリエステル樹脂は、二塩基酸とジオール、又は飽和二塩基酸と不飽和ジオールで縮合重合されることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項7】
ポリスチレンは、スチレンモノマーのフリーラジカル付加重合によって合成されるポリマーであることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【請求項8】
ガラス繊維は、パイロフィライト、石英砂、石灰石、ドロマイト、コールマン石、及びアスカライトなどの6種類の鉱石を原料として、高温溶解、伸線、糸巻き、織りなどの工程によって調製されることを特徴とする、請求項1に記載の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
酸素供給装置は、漁業及び養殖業によく使われる機械である。その主な作用は、水中の酸素含有量を増やして水中の魚類が低酸素にならないようにするが、同時に水中の嫌気性細菌の増殖を抑制し、池の水の劣化が魚類の生活環境を脅かすことを防止することである。
【0003】
既存の酸素供給装置は長期間にわたって養魚池に浸漬されており、水の腐食や紫外線の影響により、頻繁にメンテナンスを行わないと酸素供給装置は損傷しやすく、養魚池に損失をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の不足を克服するために、上記の問題を解決できる技術的解決手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法は、10%~20%の不飽和ポリエステル樹脂と、5%~10%スチレン及びポリスチレンと、10%~20%のガラス繊維と、35%~45%の石粉と、3%~5%の別の試薬とを含む。
【0006】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が10%、スチレン及びポリスチレンが5%、ガラス繊維が10%、石粉が35%、別の試薬が3%である。
【0007】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が15%、スチレン及びポリスチレンが7%、ガラス繊維が15%、石粉が40%、別の試薬が4%である。
【0008】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が20%、スチレン及びポリスチレンが10%、ガラス繊維が20%、石粉が45%、別の試薬が5%である。
【0009】
好ましくは、別の試薬は、硬化剤、離型剤又は色粉などである。
【0010】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂は、二塩基酸とジオール、又は飽和二塩基酸と不飽和ジオールで縮合重合される。
【0011】
好ましくは、ポリスチレンは、スチレンモノマーのフリーラジカル付加重合によって合成されるポリマーである。
【0012】
好ましくは、ガラス繊維は、パイロフィライト、石英砂、石灰石、ドロマイト、コールマン石、及びアスカライトなどの6種類の鉱石を原料として、高温溶解、伸線、糸巻き、織りなどの工程によって調製される。
【発明の効果】
【0013】
従来技術に比べて、本発明の有益な効果は、以下のとおりである。本発明の耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法では、酸素供給装置の外筐が本発明の耐腐食性及び耐紫外線性の材料で製造されるため、長時間に水中で動作する場合に酸素供給装置が腐食することによって酸素供給装置の通常の動作に影響を与えることを防止できる。
【0014】
本発明の追加の態様及び利点は、一部が以下の内容に説明され、他の一部が以下の説明に明らかになるか、本発明の実践によって学習され得る。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下では、本発明の実施例における技術的解決手段を明確、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は、本発明の全てではないが一部の実施例に過ぎない。本発明における実施例に基づき、創造的な作業なしに当業者によって得られる他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【実施例1】
【0016】
本発明の実施例では、耐腐食性及び耐紫外線性の材料配合方法は、10%~20%の不飽和ポリエステル樹脂と、5%~10%スチレン及びポリスチレンと、10%~20%のガラス繊維と、35%~45%の石粉と、3%~5%の別の試薬とを含む。
【0017】
【0018】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が10%、スチレン及びポリスチレンが5%、ガラス繊維が10%、石粉が35%、別の試薬が3%である。
【0019】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が15%、スチレン及びポリスチレンが7%、ガラス繊維が15%、石粉が40%、別の試薬が4%である。
【0020】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂が20%、スチレン及びポリスチレンが10%、ガラス繊維が20%、石粉が45%、別の試薬が5%である。
【0021】
好ましくは、別の試薬は、硬化剤、離型剤又は色粉などである。
【0022】
好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂は、二塩基酸とジオール、又は飽和二塩基酸と不飽和ジオールで縮合重合される。
【0023】
好ましくは、ポリスチレンは、スチレンモノマーのフリーラジカル付加重合によって合成されるポリマーである。
【0024】
好ましくは、ガラス繊維は、パイロフィライト、石英砂、石灰石、ドロマイト、コールマン石、及びアスカライトなどの6種類の鉱石を原料として、高温溶解、伸線、糸巻き、織りなどの工程によって調製される。
【0025】
当業者にとって、明らかに、本発明は、上記の例示的な実施例の詳細に限定されず、本発明の精神又は基本的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で本発明を実現することができる。従って、どちらの面でも、実施例は例示的かつ非制限的であると見なされるべきであり、本発明の範囲は、上記の説明ではなく、添付の請求の範囲によって限定され、従って、請求の範囲の同等要件の意味及び同等の範囲内にある全ての変更は、本発明に含まれることが意図される。
【国際調査報告】