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特表2024-513361自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-25
(54)【発明の名称】自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置
(51)【国際特許分類】
   F16H 25/20 20060101AFI20240315BHJP
   H02K 7/06 20060101ALI20240315BHJP
【FI】
F16H25/20 Z
H02K7/06 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558542
(86)(22)【出願日】2022-03-24
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 EP2022057788
(87)【国際公開番号】W WO2022200508
(87)【国際公開日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】102021107376.6
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508072408
【氏名又は名称】ブローゼ ファールツォイクタイレ エスエー ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト バンベルク
【氏名又は名称原語表記】BROSE FAHRZEUGTEILE SE & CO.KG,BAMBERG
【住所又は居所原語表記】Berliner Ring 1, 96052 Bamberg, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】マンフレート バルテルメス
(72)【発明者】
【氏名】ミヒャエル シュナイダーバンガー
(72)【発明者】
【氏名】ダニエラ シュヴァイツァー
(72)【発明者】
【氏名】マルコ ズュース
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン ウムブライト
(72)【発明者】
【氏名】トビアス ツヴォスタ
【テーマコード(参考)】
3J062
5H607
【Fターム(参考)】
3J062AA01
3J062AB24
3J062AC07
3J062BA12
3J062CD03
3J062CD22
3J062CD64
5H607BB01
5H607CC03
5H607EE52
5H607JJ04
(57)【要約】
本発明は、自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置であって、該スピンドル駆動装置が、スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)を有しており、該スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)が、スピンドル(7a)と、スピンドルナット(7b)とを有しており、モータ側の駆動装置区分(1a)が、駆動モータ(3a)を備えた駆動ユニット(2)およびスピンドル(7a)を有しており、スピンドル(7a)が、駆動モータ(3a)に後置されており、スピンドル駆動装置(1)の、スピンドルナット側の駆動装置区分(1b)が、スピンドルナット(7b)を有しており、スピンドル駆動装置(1)が、モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な少なくとも1つのケーシング管(14a)を備えた駆動装置ケーシング(14)を有しており、ケーシング管(14a)の半径方向で内側に、ガイド管(13)が配置されており、該ガイド管(13)が、モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動であり、かつ駆動運動中に、スピンドル駆動装置(1)の駆動装置構成要素を軸方向でガイドする、スピンドル駆動装置に関する。モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動なケーシング管(14a)とガイド管(13)とが、少なくとも2つの連続する部分運動を含む組付け運動において、形状結合式に互いに結合されており、一方の部分運動が、ガイド管(13)の管区分(16)に対して相対的な、モータ側の駆動装置区分(1a)に軸方向で不動なケーシング管(14a)の管区分(16)の軸方向の運動であり、後続の部分運動が、半径方向または接線方向の運動であることが提案される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置であって、該スピンドル駆動装置(1)は、スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)を有しており、該スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)は、前記スピンドル駆動装置(1)の駆動装置構成要素として、幾何学的なスピンドル軸線(A)に沿った線形の駆動運動を引き起こすために、スピンドル(7a)と、該スピンドル(7a)に噛み合うスピンドルナット(7b)とを有しており、前記スピンドル駆動装置(1)のモータ側の駆動装置区分(1a)が、駆動モータ(3a)を備えた駆動ユニット(2)および前記スピンドル(7a)を有しており、前記スピンドル(7a)は、前記駆動モータ(3a)に後置されており、前記スピンドル駆動装置(1)の、スピンドルナット側の駆動装置区分(1b)が、前記スピンドルナット(7b)を有しており、両方の前記駆動装置区分(1a,1b)がそれぞれ、前記駆動運動を導出するために、前記スピンドル駆動装置(1)の駆動接続部(10a,10b)に接続されており、前記駆動装置ユニット(2)と前記スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)とが、互いに対して軸方向で不動であり、かつ前記幾何学的なスピンドル軸線(A)に沿って相前後して配置されており、前記スピンドル駆動装置(1)は、前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な少なくとも1つのケーシング管(14a)、特にケーシング外管を備えた駆動装置ケーシング(6,14)を有しており、前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な前記ケーシング管(14a)の、少なくとも区分的に半径方向で内側に、ガイド管(13)が配置されており、該ガイド管(13)は、前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動であり、かつ前記駆動運動中に、前記スピンドル駆動装置(1)の駆動装置構成要素を軸方向でガイドする、スピンドル駆動装置において、
前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な前記ケーシング管(14a)と前記ガイド管(13)とが、少なくとも2つの連続する部分運動を含む組付け運動において、形状結合式に互いに結合されており、
一方の部分運動が、前記ガイド管(13)の管区分(16)に対して相対的な、前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な前記ケーシング管(14a)の管区分(16)の軸方向の運動であり、後続の、特にすぐ後に続く部分運動が、半径方向または接線方向の運動であることを特徴とする、スピンドル駆動装置。
【請求項2】
前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)は、前記ケーシング管(14a)の他の部分に対して、かつ/または前記ガイド管(13)の前記管区分(16)は、前記ガイド管(13)のその他の部分に対して剛性であり、
好ましくは、前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)と前記ガイド管(13)の前記管区分(16)とは、バヨネット結合部(17)を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されており、
さらに好ましくは、前記バヨネット結合部(17)は、
前記組付け運動中に、前記一方の管区分(16)、特に前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)に設けられた半径方向の突出部が、前記他方の管区分(16)、特に前記ガイド管(13)の前記管区分(16)に設けられた、対応配置された凹設部内で第1の部分運動において軸方向に運動させられ、
後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において、接線方向に運動させられ、かつ
場合によっては後続の、特にすぐ後に続く第3の部分運動において、軸方向で反対方向に運動させられることによって形成されていることを特徴とする、請求項1記載のスピンドル駆動装置。
【請求項3】
前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)は、前記ケーシング管(14a)のその他の部分に対して、かつ/または前記ガイド管(13)の前記管区分(16)は、前記ガイド管(13)のその他の部分に対して、前記軸方向かつ/または半径方向の運動中に弾性的に変位可能であり、
好ましくは、前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)と前記ガイド管(13)の前記管区分(16)とが、クリップ結合部(18)を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されており、該クリップ結合部(18)は、前記組付け運動中に、前記ケーシング管(14a)全体が、前記ガイド管(13)に対して相対的に軸方向で運動させられ、これにより、前記一方の管区分(16)、特に前記ガイド管(13)の前記管区分(16)を形成する弾性的な係止フック(16a)が、第1の部分運動において、その基本位置から半径方向に突出させられた位置において、前記他方の管区分(16)、特に前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)に軸方向で沿って運動させられ、後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において、前記変位させられた位置から半径方向で前記係止フック(16a)の前記基本位置に、特に前記基本位置内に至るまで運動させられることによって形成されている、請求項1または2記載のスピンドル駆動装置。
【請求項4】
前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)は、前記ケーシング管(14a)のその他の部分に対して、かつ/または前記ガイド管(13)の前記管区分(16)は、前記ガイド管(13)のその他の部分に対して、前記軸方向かつ/または接線方向の運動中に弾性的に変位可能であり、
好ましくは、前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)と前記ガイド管(13)の前記管区分(16)とが、係止結合部(19)を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されており、前記係止結合部(19)は、前記組付け運動中に、前記ケーシング管(14a)全体が、前記ガイド管(13)に対して相対的に軸方向で運動させられ、遠位の端部において半径方向に突出するピン(20)であって、前記組付け運動の少なくとも一部の間に、前記他方の管区分(16)、特に前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)の、対応配置されたピンガイド溝(21)内で走行するピン(20)を備えた前記一方の管区分(16)、特に前記ガイド管(13)の前記管区分(16)を形成する弾性的な曲げバー(16b)が、
第1の部分運動において、その基本位置で軸方向に、前記他方の管区分(16)、特に前記ケーシング管(14a)の前記管区分(16)に対して運動させられ、
後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において、前記基本位置から接線方向に変位させられた位置へと運動させられ、かつ
後続の、特にすぐ後に続く第3の部分運動において、前記変位させられた位置から接線方向で前記基本位置の方向に、特に前記基本位置内に至るまで運動させられることによって形成されている、請求項1または2記載のスピンドル駆動装置。
【請求項5】
前記スピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)が予備組付けされて予備組付けユニットを形成する予備組付けステップの枠内で、前記部分運動が実施可能であり、前記予備組付けされたスピンドル・スピンドルナット伝動装置(7)と、特に予備組付けされて予備組付けユニットを形成する駆動ユニット(2)との間の軸方向で不動な結合部が、前記部分運動に後続する最終組付けステップにおいて形成可能であり、好ましくは、前記最終組付けステップにおいて形成された軸方向で不動な前記結合部が、材料結合式、力結合式かつ/または形状結合式の結合部であり、さらに好ましくは、前記最終組付けステップにおいて形成された軸方向で不動な前記結合部が、前記モータ側の駆動装置区分(1a)に対して軸方向で不動な前記ケーシング管(14a)と前記ガイド管(13)との間の溶接結合部および/または接着結合部である、請求項1から4までのいずれか1項記載のスピンドル駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載の形式の自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置に関する。
【0002】
本発明の起点である公知の従来技術(独国特許出願公開第102017117993号明細書)は、請求項1の上位概念に記載の形式の、自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置に関する。
【0003】
上述したスピンドル駆動装置は、自動車の各閉鎖エレメントのモータによる調節の範疇で使用される。このような閉鎖エレメントは、例えば、自動車のテールゲート、トランクリッド、ボンネット、荷室底板、またドア、特にスライドドアであってもよい。その限りにおいて、「閉鎖エレメント」という概念は、本発明において広く理解されるべきである。
【0004】
このようなスピンドル駆動装置は、このような閉鎖エレメントをモータにより調節するように働く。このためには、スピンドル駆動装置は、駆動モータを有する駆動ユニットと、駆動技術的に駆動ユニットに後置されたスピンドル・スピンドルナット伝動装置とを有しており、このスピンドル・スピンドルナット伝動装置によって、閉鎖エレメントを開閉するために、スピンドル側の駆動接続部とスピンドルナット側の駆動接続部との間で線形の駆動運動が引き起こされる。閉鎖エレメントの開放位置では、スピンドル駆動装置は、対応して走出位置にあり、これに対してスピンドル駆動装置は、閉鎖エレメントの閉鎖位置では走入位置にある。
【0005】
このようなスピンドル駆動装置は、スピンドルナットがスピンドルによって駆動される間に、スピンドルナットを軸方向に、つまりスピンドル軸線に沿ってガイドするために働くトーション管も有していることが多い。つまりこのようなトーション管は、スピンドル側の駆動接続部に対して相対的なスピンドルナットのための、かつモータ側の駆動接続部に対して相対的なスピンドルナット側の駆動接続部のための回動防止部として働く。トーション管は、付加的に、ばねガイド管の機能も有していてもよく、かつ両方の駆動接続部に互いに対して予荷重を加えるコイルばねを半径方向で支持し、これによりガイドすることができる。このようなばねガイド管は、特に対応する回動防止部が別の箇所に設けられている場合、トーション管の代わりに設けられていてもよい。
【0006】
以下では概して「ガイド管」と呼ぶこのようなトーション管および/またはばねガイド管を、できるだけ廉価にスピンドル駆動装置内に組み込むという課題がある。特に、つまりそれ自体がモータ側の駆動接続部に対して相対回動不能でなければならないトーション管では、スピンドル駆動装置のコストは、トーション管の使用すべき材料により増大する。つまりトーション管は、通常、モータ側の駆動装置区分に対して相対回動不能である、スピンドル駆動装置のケーシング管に接着または溶接によって結合される。この種の結合により、トーション管の材料選択は、特定の、かつ通常は比較的高価である材料に限定されている。
【0007】
本発明の根底を成す課題は、自動車の閉鎖エレメント用の公知のスピンドル駆動装置を改良して、上記の課題に関してさらなる最適化を達成することである。
【0008】
上記の課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。
【0009】
特に好適な構成は、従属請求項の対象である。
【0010】
重要であるのは、特にトーション管であるが、基本的にばねガイド管であってもよいガイド管を備えるスピンドル駆動装置において、ケーシング管に対する形状結合式の結合部を設けるという基本的な思想である。これにより、ガイド管の材料を、この材料が接着または溶接を可能にするか否かとは無関係に選択することができる。PP(ポリプロピレン)等のような廉価な材料を利用することができる。しかしながら基本的には、ガイド管は、別のプラスチック材料または金属材料から構成されていてもよい。このような形状結合式の結合部を形成するために、ガイド管とケーシング管との間またはガイド管の区分およびケーシング管の区分との間における組付け運動が予定されている。組付け運動は少なくとも2つの部分運動を含み、これらの部分運動のうちの一方の部分運動は、軸方向の運動であり、後続の部分運動は、2つの管の2つの管区分間の、場合によっては両方の管全体の間での半径方向または接線方向の運動である。
【0011】
具体的には、モータ側の駆動装置区分に対して軸方向で不動なケーシング管とガイド管とが、少なくとも2つの連続する部分運動を含む組付け運動において、互いに形状結合式に結合されており、一方の部分運動が、モータ側の駆動装置区分に対して軸方向で不動なケーシング管の管区分の、ガイド管の管区分に対して相対的な軸方向の運動であり、後続の、特にすぐ後に続く部分運動が、半径方向または接線方向の運動とであることが提案される。
【0012】
以下に本発明を単に1つの実施例を図示した図面につきより詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本提案によるスピンドル駆動装置を示す図である。
図2図1に示したスピンドル駆動装置の管区分の種々異なる構成を示す図である。
【0014】
図面は、図1において本提案によるスピンドル駆動装置1を示しており、スピンドル駆動装置1は、閉鎖エレメントアセンブリ、例えばテールゲートアセンブリに対応配置されており、この閉鎖エレメントアセンブリは、閉鎖エレメント、本実施例ではテールゲートを備えている。閉鎖エレメントアセンブリは、自動車に対応配置されている。
【0015】
閉鎖エレメントは、冒頭で述べたように、自動車の別の閉鎖エレメント、特にトランクリッドであってもよく、しかしスライドドアであってもよい。全ての説明は、別の閉鎖エレメントにも相応に当てはまる。
【0016】
図1は、閉鎖エレメントを開閉するために、スピンドル駆動装置1が駆動ユニット2を有していることを示している。駆動ユニット2は、トルク伝達式に互いに結合されている、軸方向Xで相前後して配置された複数の構成要素3,4,5を含んでいる。以下でさらに詳細に説明する構成要素3,4,5は、駆動ユニット2の駆動ユニットケーシング6の、図1ではモータ管6aと呼ばれるケーシング管6a内に軸方向で不動に支持されている。
【0017】
駆動ユニット2には、特に閉鎖エレメントの開放に対応する第1の調節方向での線形の駆動運動および特に閉鎖エレメントの閉鎖に対応する第2の調節方向での線形の駆動運動を発生させるために、軸方向Xに延びる幾何学的なスピンドル軸線Aを有するスピンドル・スピンドルナット伝動装置7が駆動技術的に後置されている。
【0018】
スピンドル駆動装置1のスピンドル・スピンドルナット伝動装置7は、それ自体通常の形式で、回転するスピンドル7aと、このスピンドル7aに噛み合っているスピンドルナット7bとを備えている。スピンドル7aは、本実施例では連結アセンブリ8を介して、駆動ユニット2に連結されている。
【0019】
スピンドル駆動装置1は、2つの駆動装置区分1a,1b、すなわち駆動ユニット2およびスピンドル7aを有するモータ側の駆動装置区分1aと、スピンドルナット7bを有するスピンドルナット側の駆動装置区分1bとに区分けされている。その限りでは、スピンドル7aおよびスピンドルナット7bは、スピンドル駆動装置1の駆動装置構成要素を形成している。
【0020】
駆動ユニット2とスピンドル・スピンドルナット伝動装置7とは、スピンドル側の駆動接続部10aからスピンドルナット側の駆動接続部10bへと延びる動力伝達系9内に配置されている。スピンドル側の駆動接続部10aは、本実施例では、好適には、駆動装置ユニットケーシング6に軸方向で不動に、かつ/または相対回動不能に結合されており、特に圧着されている。
【0021】
スピンドル7aは、スピンドルガイド管11内で軸方向に可動にガイドされており、スピンドルガイド管11は、スピンドルナット7bに軸方向で不動かつ相対回動不能に結合されていて、スピンドルナット側の駆動接続部10bに軸方向で不動に、かつこの場合相対回動不能に連結されている。スピンドルナット7bもやはり、スピンドル駆動装置1の、トーション管12として形成されたガイド管13内において軸方向で可動に、かつ本実施例では好適には相対回動不能にガイドされており、トーション管12は半径方向でスピンドル7aの周囲に配置されており、スピンドル側の駆動接続部10aに軸方向で不動かつ相対回動不能に連結されている。スピンドルナット7bを相対回動不能に保持するために、トーション管12は、本実施例では好適には1つ以上のガイド溝(図示せず)を有しており、これらのガイド溝は、本実施例では好適にはスピンドル軸線Aに対して平行に延びている。スピンドルナット7bが、トーション管12によって回動防止されているので、スピンドル7aの回転運動は、スピンドルナット7bを介して、スピンドルナット7bに相対回動不能に連結されたスピンドルガイド管11の並進運動へと変換される。対応して、両駆動装置区分1a,1bもしくは駆動接続部10a,10bは軸方向Xで、つまりスピンドル軸線Aに沿って、互いに相対的に調節され得る。
【0022】
スピンドル駆動装置1はさらに、スピンドル・スピンドルナット伝動装置7を収容する、ケーシング管14a、特にケーシング外管を含むケーシング14と、本実施例では好適には、ケーシング管14aに対して軸方向に可動の別のケーシング管14bとを有しており、この別のケーシング管14bは、ケーシング管14aに対して互いに内外に伸縮式に支持されており、ケーシング管14aは、スピンドル側の駆動接続部10aに軸方向で不動に、本実施例では相対回動不能にも連結されていて、ケーシング管14bは、スピンドルナット側の駆動接続部10bに軸方向で不動に、本実施例では相対回動不能にも連結されている。ケーシング14は、駆動装置ユニットケーシング6と一緒に、スピンドル駆動装置1の駆動装置ケーシングを形成している。
【0023】
スピンドル側の駆動接続部10aに軸方向で不動に連結されている駆動ユニットケーシング6もしくはモータ管6aは、本実施例においてかつ好ましくは、駆動モータユニット3と、この駆動モータユニットに駆動技術的に後置されかつ駆動モータユニットにトルク伝達式に連結された中間伝動装置ユニット4と、この中間伝動装置ユニット4にやはり駆動技術的に後置されかつこの中間伝動装置ユニット4にトルク伝達式に連結された付加構成要素ユニット5とを収容するために働く。基本的には、駆動ユニット2は、上述の構成要素3,4,5のうちの単に1つまたは単に2つしか有していなくてもよい。駆動モータユニット3は、本実施例においてかつ好適には、電気的な駆動モータ3aと駆動モータケーシング3bとを有している。駆動モータケーシング3b内には、本実施例においてかつ好ましくは、同様に駆動モータユニット3の構成部分でもある駆動モータ電子機器3cも配置されている。中間伝動装置ユニット4は、伝動装置構成要素4aと中間伝動装置ケーシング4bとを有している。付加構成要素ユニット5は、本実施例においてかつ好ましくは、少なくとも1つの付加構成要素5aと付加構成要素ケーシング5bとを有している。付加構成要素ユニット5は、本実施例においてかつ好ましくは、それぞれの付加構成要素5aが過負荷防止クラッチおよび/またはブレーキによって形成される過負荷防止クラッチユニットおよび/またはブレーキユニットである。
【0024】
図面が示すように、軸方向Xで相前後してまずスピンドル側の駆動接続部10a、次いで駆動モータユニット3、次いで中間伝動装置ユニット4、次いで付加構成要素ユニット5、次いで配置されたスピンドル7aを備えた連結アセンブリ8、次いでトーション管12が配置されている。これら全ての構成要素は、スピンドル側の駆動接続部10aに対して軸方向で不動である。個別の構成要素は、互いにそれぞれクラッチ、本実施例では爪クラッチを介して、トルクを伝達するように結合されている。スピンドル側の駆動接続部10aに対して軸方向で不動な個別の構成要素(駆動モータユニット3、中間伝動装置ユニット4、付加構成要素ユニット5、トーション管12)の上述の順序は、単に例示的であり、全く別のものであってもよいことに留意されたい。
【0025】
トーション管12として形成されたガイド管13は、本実施例においてかつ好ましくは、ばねガイド管を形成しており、ばねガイド管は、幾何学的なスピンドル軸線Aに対して同軸的に延びる少なくとも1つのコイルばね15の半径方向内側に配置されており、コイルばね15は、両駆動接続部10a,10bに互いに予荷重を加えている。ばねガイド管の機能は、少なくとも1つのコイルばね15を半径方向で支持し、かつ軸方向でガイドすることである。図示しない代替的な或る実施形態によれば、少なくとも1つのコイルばね15の内側に設けられたこのようなばねガイド管は、トーション管12の機能なしにも構成されていてもよく、この場合好ましくは、スピンドルナット7bは、駆動装置区分1a,1b間の別の箇所に、例えば両ケーシング管14a,14b間に回動防止部が設けられていることにより、回動防止されている。
【0026】
この点において好適な、図面に示された実施例は、自動車の閉鎖エレメント用のスピンドル駆動装置1に関し、スピンドル駆動装置1が、スピンドル・スピンドルナット伝動装置7を有しており、このスピンドル・スピンドルナット伝動装置は、スピンドル駆動装置1の駆動装置構成要素として、幾何学的なスピンドル軸線Aに沿って線形の駆動運動を引き起こすために、スピンドル7aと、このスピンドル7aに噛み合うスピンドルナット7bとを有しており、スピンドル駆動装置1のモータ側の駆動装置区分1aが、駆動モータ3aを備えた駆動ユニット2およびスピンドル7aを有しており、スピンドル7aが、駆動モータ3aに後置されており、スピンドル駆動装置1の、スピンドルナット側の駆動装置区分1bが、スピンドルナット7bを有しており、両方の駆動装置区分1a,1bがそれぞれ、駆動運動を導出するために、スピンドル駆動装置1の駆動接続部10a,10bに接続されており、駆動ユニット2とスピンドル・スピンドルナット伝動装置7とが、互いに対して軸方向で不動であり、かつ幾何学的なスピンドル軸線Aに沿って相前後して配置されており、スピンドル駆動装置1が、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動な少なくとも1つのケーシング管14a、特にケーシング外管を備えた駆動装置ケーシング14を有しており、駆動側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aの、少なくとも区分的に半径方向で内側に、ガイド管13が配置されており、ガイド管13は、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向に不動であり、駆動運動中に、スピンドル駆動装置1の駆動装置構成要素を軸方向でガイドする。
【0027】
ここで重要であるのは、モータ側の駆動装置区分14aに対して軸方向で不動なケーシング管14aとガイド管13とが、少なくとも2つの連続する部分運動を含む組付け運動において、形状結合式に互いに結合されており、一方の部分運動が、ガイド管13の管区分16に対して相対的な、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aの管区分16の軸方向の運動であり、後続の、特にすぐ後に続く部分運動が、半径方向または接線方向の運動であることである。
【0028】
「軸方向」「半径方向」「接線方向」という用語は、以下では、常に、スピンドル駆動装置1が最終的に組み付けられた状態においてスピンドル軸線Aに対して同軸的に延びる、両方の管の同軸的な長手方向軸線に関する。「接線方向」とは、本明細書において、長手方向軸線を中心とした周方向に延びる方向を意味する。
【0029】
軸方向の運動は、主に軸方向の運動成分を伴う運動であり、つまり軸方向の運動成分が、運動の最大かつ特に唯一の運動成分である。対応して半径方向の運動は、主に半径方向の運動成分を有する運動であり、対応して接線方向の運動は、主に接線方向の運動成分を有する運動である。
【0030】
組付け運動時、つまり連続する複数の部分運動時に、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aが、ガイド管13に対して相対的に運動させられ、これによって、ガイド管13が、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動に配置され得る。
【0031】
ここで強調しておくと、軸方向の部分運動と、半径方向または接線方向の部分運動とを直接に連続して実施することができ、つまり半径方向または接線方向の部分運動は、軸方向の運動に直接に続いている。しかし基本的には、軸方向の部分運動の前または後に、かつ/または半径方向または接線方向の部分運動の前または後に、それぞれさらに少なくとも1つの別の軸方向の部分運動、半径方向の部分運動または接線方向の部分運動が設けられていることも考えられ、この場合にはこれらの部分運動も同様に組付け運動の一部である。
【0032】
それぞれの管区分16とは、本明細書では、それぞれの管13または14aの軸方向の管区分、半径方向の管区分および/または周方向の管区分を意味する。このような管区分16は、例えば、それぞれ管13または14aの周方向区分によって形成される係止フック16a(図2a)または曲げバー16b(図2b)であってもよい。
【0033】
それぞれの管区分16、特に軸方向の管区分16は、それぞれの管13または14aのその他の部分に一体的に形成されていてもよいが、それぞれの管13または14aのその他の部分とは別個の部分であってもよく、この別個の部分は、組付け中に初めて、それぞれの管13または14aのその他の部分に、特に形状結合式、力結合式および/または材料結合式に、例えば接着または溶接により結合される。
【0034】
図1では、左下図で例示的に、2つの部分区分13aおよび13bを含むガイド管13が図示されており、部分区分13aが、言及されている管区分16、特に軸方向の管区分16を形成し、部分区分13bが、管13のその他の部分を形成している。本実施例においてかつ好ましくは、2つの部分区分13aおよび13bは、互いに一体的に、または互いに別個に構成されている。
【0035】
後者の場合、つまり2つの部分区分13aおよび13bが別個の部分区分13aおよび13bである場合、部分区分13aは、特にモータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aにガイド管13のその他の部分を結合するためのアダプタを形成している。この場合、2つの部分区分13aおよび13bは、例えば図面の左図で先行する組付けステップにおいて、特に形状結合式、力結合式および/または素材結合式に互いに結合されている。しかし基本的には、2つの部分区分13a,13bを、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aおよび管区分16もしくは部分区分13aが少なくとも2つの連続する部分運動を含む上述の組付け運動において形状結合的に互いに結合されている場合に初めて、特に形状結合式、力結合式かつ/または材料結合式に結合することも考えられる。
【0036】
図1に図示した、その限りで好適な実施例においてさらに、ケーシング管14aの管区分16が、ケーシング管14aのその他の部分に対して、かつ/またはガイド管13の管区分16が、ガイド管13のその他の部分に対して剛性であり、好ましくは、ケーシング管14aの管区分16とガイド管13の管区分16とが、バヨネット結合部17を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されており、さらに好ましくは、バヨネット結合部17は、組付け運動中に、一方の管区分16、特にケーシング管14aの管区分16に設けられた半径方向の突出部が、他方の管区分16、特にガイド管13の管区分16に設けられた、対応配置された凹設部内で第1の部分運動において軸方向に運動させられ、後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において接線方向に運動させられ、場合によっては後続の、特にすぐ後に続く第3の部分運動において、軸方向で反対方向に運動させられることによって形成されていることが規定されている。
【0037】
「軸方向で形状結合式」とは、本明細書では、形状結合部が、少なくとも第1の部分運動とは反対方向、特に任意の第3の部分運動とは反対方向に設けられていることを意味している。好適には、接線方向の形状結合部も、ここでは第2の部分運動とは反対方向に設けられている。このことは、両方の管、つまり上述したガイド管13と上述したケーシング管14aとが互いに回動することができないという利点を有している。
【0038】
「軸方向で反対方向」とは、第3の部分運動が、軸方向、つまりスピンドル軸線Aに対して平行な、第1の部分運動の軸方向とは逆向きである方向で行われることを意味している。
【0039】
これに対して、図2a)に図示した同様に好適な実施例では、ケーシング管14aの管区分16が、ケーシング管14aのその他の部分に対して、かつ/またはガイド管13の管区分16が、ガイド管13のその他の部分に対して、軸方向かつ/または半径方向の運動中に弾性的に変位可能であり、好ましくは、ケーシング管14aの管区分16とガイド管13の管区分16とは、クリップ結合部18を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されており、このクリップ結合部は、組付け運動中に、ケーシング管14a全体が、ガイド管13に対して相対的に軸方向で運動させられ、これにより一方の管区分16、特にガイド管13の管区分16を形成する弾性的な係止フック16aが、第1の部分運動において、その基本位置から半径方向に変位させられた位置において、他方の管区分16、特にケーシング管14aの管区分16に軸方向で沿って運動させられ、後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において、変位させられた位置から半径方向で係止フックの基本位置に、特に係止フックの基本位置内に至るまで運動させられることによって形成されていることがさらに規定されている。
【0040】
「弾性的に変位可能」とは、本実施形態においてかつ以下において、それぞれの管13もしくは14aの管区分16が、負荷が加えられていない状態において占める基本位置から、それぞれの部分運動時に、他方の管14aもしくは13の管区分16により加えられる力によって変位位置へと押し退けられてもよく、変位をもたらした先行する部分運動の終了後にその前に作用していた力が再び減少または消滅すると、弾性に起因して、それ自動的に再び基本位置の方向に戻り、好ましくは再び基本位置内へと運動することができることを意図している。
【0041】
クリップ結合部18は、対応配置された対向部材、特に係止フック16aごとに固有の対応配置された対向部材、例えば係止収容部を備えた個別の係止フック16aによって実現されていてもよい。このようなクリップ結合部18は、管13,14aが互いに対して回動することができないという利点を有している。環状スナップ結合部の形態のクリップ結合部18も考えられる。
【0042】
「軸方向で形状結合式」とは、本実施例では、形状結合部が、少なくとも第1の部分運動とは反対方向に、しかし特に第1の部分運動の方向にも設けられていることを意味している。基本的には、接線方向の形状結合部が設けられていてもよい。
【0043】
図2b)に図示した、同様に好適な実施例では、最終的に、ケーシング管14aの管区分16が、ケーシング管14aのその他の部分に対して、かつ/またはガイド管13の管区分16が、ガイド管13のその他の部分に対して、軸方向の運動および/または接線方向の運動中に弾性的に変位可能であり、好ましくは、ケーシング管14aの管区分16とガイド管13の管区分16との管区分16とは、係止結合部19を介して軸方向で形状結合式に互いに結合されていることが規定されており、この係止結合部は、組付け運動中にケーシング管14a全体がガイド管13に対して相対的に軸方向で運動させられ、遠位の端部において半径方向で突出するピン20であって、組付け運動の少なくとも一部の間に、他方の管区分16、特にケーシング管14aの管区分16の、対応配置させられたピンガイド溝21内で走行するピン20を備えた一方の管区分16、特にガイド管13の管区分16を形成する弾性的な曲げバー16bが、第1の部分運動において、その基本位置において軸方向で他方の管区分16、特にケーシング管14aの管区分16に対して軸方向に運動させられ、後続の、特にすぐ後に続く第2の部分運動において、その基本位置から接線方向に変位さられた位置へと運動させられ、後続の、特にすぐ後に続く第3の部分運動において、変位させられた位置から接線方向でその基本位置の方向に、特にその基本位置内に至るまで運動させられることによって形成されていることが規定されている。
【0044】
曲げバー16bとは、それぞれの管13または14aの細長い、つまりバー形の弾性的に屈曲可能な材料区間を意味する。
【0045】
「遠位」の端部とは、本明細書において、曲げバー16bが管13または14aのその他の部分に取り付けられている反対側に位置する端部から離間した端部、つまり最も遠くまで変位可能な端部である。したがって、もう他方の端部は「近位」の端部である。
【0046】
「軸方向で形状結合式」とは、本明細書では、形状接続部が、少なくとも第1の部分運動とは反対方向に、しかし特に第1の部分運動の方向にも生じることを意味している。基本的には、接線方向の形状結合部が設けられていてもよい。
【0047】
図2b)が示すように、曲げバー16bにはその近位の端部に、または近位の端部に軸方向で隣接する管区分16に、半径方向に突出するガイドブロック22が設けられていてもよく、このガイドブロック22は、最後の部分運動の終了後に、ピンガイド溝21内にも導入されており、これにより管13,14a間の接線方向の形状結合部をさらに達成することができる。しかし、基本的には、接線方向の形状結合部を専ら、半径方向に突出するピン20を介して達成することも考えられる。
【0048】
用語「ピン」および「ガイドブロック」は、本明細書では広義に解され得るものであり、ピンガイド溝21内またはピンガイド溝21を通してガイドされるのに適した、半径方向外方または内方に向かって突出する突出部を意味している。
【0049】
さらに本実施例においてかつ好適には、スピンドル・スピンドルナット伝動装置7が予備組付けされて予備組付けユニットを形成する予備組付けステップの枠内で、部分運動が実施可能であり、予備組付けされたスピンドル・スピンドルナット伝動装置7と、特に予備組付けされて予備組付けユニットを形成する駆動ユニット2との間の軸方向で不動な結合部が、部分運動に後続する最終組付けステップにおいて形成可能であり、好ましくは、最終組付けステップにおいて形成された軸方向で不動な結合部が、材料結合式、力結合式かつ/または形状結合式の結合部であってもよく、さらに好ましくは、最終組付けステップにおいて形成された軸方向で不動な結合部が、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14aとガイド管13との間の溶接結合部および/または接着結合部であってもよいことが規定されている。
【0050】
つまり、モータ側の駆動装置区分1aに対して軸方向で不動なケーシング管14a、ガイド管13および駆動装置ユニットケーシング6、特にモータ管6aが対応して形成されており、これにより、上述の運動経過が実施可能である。
図1
図2a)】
図2b)】
【国際調査報告】