(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-25
(54)【発明の名称】ロボットの肢部部分
(51)【国際特許分類】
B25J 19/00 20060101AFI20240315BHJP
【FI】
B25J19/00 M
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560388
(86)(22)【出願日】2021-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-11-22
(86)【国際出願番号】 EP2021058517
(87)【国際公開番号】W WO2022207106
(87)【国際公開日】2022-10-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523371045
【氏名又は名称】エニボティクス アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】スキャヴォーネ スキャファト, アレッサンドロ
(72)【発明者】
【氏名】セカニナ, デビッド
(72)【発明者】
【氏名】アレッガー, セヴラン
(72)【発明者】
【氏名】上野 泰平
(72)【発明者】
【氏名】ヒュッター, ウルシン
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707CX01
3C707CY06
3C707CY12
3C707CY34
3C707HS27
(57)【要約】
第1の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合された第1のアクチュエータ(1)と、第2の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合された第2のアクチュエータ(2)と、を備える、ロボットの肢部のためのリンク(1000)、特に大腿部。更に、リンク(1000)は、第1のアクチュエータ(1)の第1の熱源(10)と、第2のアクチュエータ(2)の第2の熱源(20)と、を取り囲む、ハウジング(4)を備える。ハウジング(4)は、第1の熱源(10)におよび第2の熱源(20)に熱的に結合するキャビティ(40)を形成している。ハウジングは、気流によってキャビティ(4)を換気するための、第1の空気開口部(41)および第2の空気開口部(42)を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
-第1の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合されている第1のアクチュエータ(1)と、
-第2の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合されている第2のアクチュエータ(2)と、
-前記第1のアクチュエータ(1)の第1の熱源(10)と前記第2のアクチュエータ(2)の第2の熱源(20)とを取り囲んでいるハウジング(4)と、を備え、
前記ハウジング(4)はキャビティ(40)を形成しており、
前記ハウジングは、気流によって前記キャビティ(40)を換気するための、第1の空気開口部(41)および第2の空気開口部(42)と、を備える、
ロボットの肢部のための肢部部分(1000)、特に大腿部。
【請求項2】
前記キャビティ(40)は前記第1の熱源(10)におよび前記第2の熱源(20)に熱的に結合している、請求項1に記載の肢部部分(1000)。
【請求項3】
前記ハウジング(4)は第2のキャビティ(40’)を更に形成しており、前記ハウジングは、気流によって前記第2のキャビティ(40’)を換気するための、第3の空気開口部(43)および第4の空気開口部(44)を備え、
特に、前記キャビティ(40)は前記第2の熱源(20)に熱的に結合しており、前記第2のキャビティ(40’)は前記第1の熱源(10)に熱的に結合している、請求項1に記載の肢部部分(1000)。
【請求項4】
前記キャビティ(40)内には、前記キャビティ(40)を能動的に換気するための少なくとも1つのファン(410)が配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項5】
前記キャビティ(40)内に配置されている第2のファン(420)を備え、
前記少なくとも1つのファン(410)は空気を前記キャビティ(40)内に引き込むためのプルファンであり、前記第2のファン(420)は空気を前記キャビティ(40)から押し出すためのプッシュファンである、請求項4に記載の肢部部分(1000)。
【請求項6】
前記第2のキャビティ(40’)内に配置されている、前記第2のキャビティ(40’)を能動的に換気するための第2のファン(420)を備える、請求項4に記載の肢部部分(1000)。
【請求項7】
前記第1のアクチュエータの第1の枢動軸(100)は前記第2のアクチュエータの第2の枢動軸(200)と平行に配置されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項8】
前記第1の枢動軸(100)の第1の回転方向と前記第2の枢動軸(200)の第2の回転方向とは反対方向に向けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項9】
前記第1のアクチュエータ(1)は第1の電気駆動装置であり、かつ/または、前記第2のアクチュエータ(2)は第2の電気駆動装置である、請求項1から8のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項10】
前記第1の熱源(10)および/または前記第2の熱源(20)は、それぞれの前記第1および/または第2の電気駆動装置のステータ、回路構成、および/またはギアボックスに熱的に接続されている1つまたは複数の冷却リブである、請求項9に記載の肢部部分(1000)。
【請求項11】
第3のアクチュエータ(3)を更に備え、前記第2のアクチュエータ(2)は前記第3のアクチュエータ(3)に枢動可能に連結しており、
特に、前記第2のアクチュエータ(2)および/または前記第3のアクチュエータ(3)は、ロボット胴部(1001)に機械的および電気的に連結するように適合されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項12】
前記第1のアクチュエータ(1)は、特に膝部屈曲伸展関節機構(51)によって、脛部(5)に枢動可能に連結しており、かつ/または、
前記第2のアクチュエータ(2)は、股関節部屈曲伸展機構によって前記第3のアクチュエータ(3)に枢動可能に連結している、
請求項1から11のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項13】
前記第1のアクチュエータ(1)に接続している少なくとも1つのケーブル、特に全てのケーブルが、キャビティ(40)の中を通っている、請求項1から12のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項14】
前記第1のアクチュエータ(1)は、第1のケーブルダクト(110)として機能するように特に適合されている、前記第1の枢動軸(100)に沿って延びる管状開口部を備え、かつ/または、
前記第2のアクチュエータ(1)は、第2のケーブルダクト(210)として機能するように特に適合されている、前記第2の枢動軸(200)に沿って延びる管状開口部を備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)。
【請求項15】
前記第1のアクチュエータ(1)を前記ロボット胴部(1001)に接続するための少なくとも1つの第1のケーブル(61)、特に電源ケーブルが、前記キャビティ(40)の中および前記第2のケーブルダクト(210)の中を通っており、かつ/または、
前記第2のアクチュエータ(2)を前記ロボット胴部(1001)に接続するための少なくとも1つの第2のケーブル(62)、特に電源ケーブルが、前記第2のケーブルダクト(210)の中を通っている、
請求項14に記載の肢部部分(1000)。
【請求項16】
前記第1のアクチュエータ(1)を前記第2のアクチュエータ(2)に接続するための少なくとも1つの第3のケーブル(63)、特にロジックケーブルが、前記キャビティ(40)の中を通っており、かつ/または、
前記第2のアクチュエータ(2)を前記第3のアクチュエータ(3)にまたは前記ロボット胴部(1001)に接続するための少なくとも1つの第4のケーブル(64)、特にロジックケーブルが、前記第2のケーブルダクト(210)の中を通っている、
請求項14または15に記載の肢部部分(1000)。
【請求項17】
-請求項1から16のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)、特に大腿部と、
-第1の更なる肢部部位、特に脛部(5)であって、前記第1の更なる肢部部位(5)の近位端で、特に膝部屈曲伸展機構(51)によって、前記第1のアクチュエータ(1)に連結されている、前記第1の更なる肢部部位、特に脛部(5)と、
-特に股関節部屈曲伸展機構(31)によって前記第2のアクチュエータ(2)に連結されている、第2の更なる肢部部位、特に第3のアクチュエータ(3)と、を備える、
ロボットの肢部(1100)。
【請求項18】
前記脛部(5)の前記近位端とは反対側の前記脛部(5)の遠位端に蹄部(50)が配置されている、
請求項17に記載のロボットの肢部。
【請求項19】
請求項17または18に記載の肢部を少なくとも1つ備える、特に請求項17または18に記載の肢部を4つ備える、脚式ロボット。
【請求項20】
キャビティ(40)および/または第2のキャビティ(40’)内に配置されている温度センサが、それぞれの前記キャビティ(40)および/または前記第2のキャビティ(40’)内の特定の温度T
max≧40℃、特にT
max≧50℃を測定した場合にのみ、少なくとも1つのファン(410)および/または第2のファン(420)を作動させるステップを含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)を冷却するための方法。
【請求項21】
請求項1から16のいずれか一項に記載の肢部部分(1000)を冷却するための方法であって、少なくとも1つのファン(410)が前記第1のアクチュエータ(1)の近くに配置され、第2のファン(420)が前記第2のアクチュエータ(2)の近くに配置され、
-前記第1のアクチュエータに近い第1の温度センサが温度T
max≧40℃を測定した場合に前記少なくとも1つのファン(410)を作動させるステップ、および/または、
-前記第2のアクチュエータに近い第2の温度センサが温度T
max≧40℃を測定した場合に前記第2のファン(420)を作動させるステップを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肢部部分(limb portion)と、肢部部分を備える肢部と、肢部を備える脚式ロボットと、肢部部分を冷却するための第1および第2の方法と、に関する。
【背景技術】
【0002】
ロボットは特定の用途に向けて設計されるが、更に特定の任務を遂行することまたは特定のタスクを担うことができる。特にロボットは、そのような特定のタスクまたは任務を遂行できるように、1つもしくは複数の腕部および/または1つもしくは複数の脚部など、1つまたは複数の肢部を備え得る。
【0003】
肢部は多くの場合、人間または動物の肢部の動きを模倣するように設計されている。ロボットの肢部は、複数の可動度を有する設計とするため、複雑な動きのパターンにも対応できる操作性と可動性に優れた肢部を形成する、互いに連結された複数の肢部部分から構成されている。
【0004】
Zhongらの文献「Analysis and Research of Quadruped Robot Leg’s:A comprehensive review」、Int.J. of Adv.Robotic Systems、16号、1~15頁には四足歩行ロボットが開示されており、このロボットの各肢部は複数の肢部部分を備えている。
【0005】
そのようなロボットに割り当てられるタスクでは、ロボットが熱、水、および埃に曝される起伏のある地形に、または爆発の生じる環境に入ることを要求される場合があり得る。
【0006】
電子的接続部、チップ、および論理回路を備える肢部の設計は多くの場合複雑で、そのような環境の影響を非常に受け易い場合がある。特に、論理回路またはケーブルが激しい衝撃または極端な熱に曝されると、その結果肢部の損傷または最悪の場合はロボット全体の故障につながる可能性がある。
【発明の概要】
【0007】
本発明が解決しようとする課題はしたがって、ミッション中に肢部部分を損傷から保護する、肢部部分の設計を提供することである。
【0008】
この課題は、本発明の第1、第2、第3、第4、および第5の態様に関連する独立請求項の主題によって解決される。
【0009】
特に断らない限りは、本明細書では以下の定義を適用する。
【0010】
本発明の文脈で使用される「a」、「an」、「the」という用語、および類似の用語は、本明細書で特に指示しない限りは、または文脈と明らかに矛盾しない限りは、単数および複数の両方を包含するように解釈されるべきである。更に、「含む(including)」、「包含する(containing)」、および「備える(comprising)」という用語は、本明細書では、オープンの非限定的な意味で使用される。「包含する」という用語は、「備える」および「から成る」の両方を含むものとする。
【0011】
有利には、「直線状に配置された」という用語は、三次元空間内で全ての部位を通る線を引くことのできる配置を指す。
【0012】
有利には、「ロボットの胴部」または「胴部」という用語は、ロボットを制御するための論理構成要素を備えるロボットの本体を指し、肢部部位(limb section)または肢部は、胴部に取り付けられている。特に、例えば四足歩行ロボットのように、胴部は複数の肢部を備える場合がある。
【0013】
これらの定義は保護の範囲を限定するものではない。
【0014】
本発明の第1の態様は、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとハウジングとを備える、ロボット用の肢部部分に関する。ハウジングは、第1のアクチュエータの第1の熱源と、第2のアクチュエータの第2の熱源と、を取り囲む、特に、部分的にのみ取り囲む。また更に、ハウジングはキャビティを形成している。
【0015】
更に、ハウジングは、気流によってキャビティを換気するための、第1の空気開口部、特に空気入口と、第2の空気開口部、特に空気出口と、を備える。
【0016】
第1のアクチュエータは、肢部部分を第1の枢動軸を中心に枢動させるように、および、それをロボット肢部の第1の更なる部位に枢動可能に連結するように、適合されている。
【0017】
第2のアクチュエータは、肢部部分を第2の枢動軸を中心に枢動させるように、および、それをロボット肢部の第2の更なる部位に枢動可能に連結するように、適合されている。
【0018】
本発明の有利な実施形態では、キャビティは、第1のアクチュエータの第1の熱源および第2のアクチュエータの第2の熱源に、熱的に結合している。
【0019】
本発明の更なる有利な実施形態では、ハウジングは第2のキャビティを更に形成しており、ハウジングは、気流によって第2のキャビティを換気する、第3の空気開口部および第4の空気開口部を備える。特にこの実施形態では、キャビティは第2の熱源に熱的に結合し、第2のキャビティは第1の熱源に熱的に結合する。特に、そのような実施形態では、キャビティと第2のキャビティは分離壁によって分離されている。特に、分離壁は肢部部分の本質的に中央に配置されている。
【0020】
有利には、アクチュエータは、肢部の別の部位、別の肢部部分に、またはロボット胴部に、機械的に連結および/または電気的に結合するように適合される。
【0021】
肢部部分は有利にはロボット肢部の大腿部であり、第1のアクチュエータで脛部に連結されており、第2のアクチュエータで股関節部外転内転部(hip abduction adduction)に連結されている。
【0022】
特に、キャビティとは、ハウジングによって取り囲まれている肢部部分内の空間を指す。ハウジングはキャビティを完全に取り囲んでいる場合もあれば、開口部を有する場合もある。特に、ハウジングはキャビティを形成する複数のハウジング部品を備える場合があり、その場合キャビティは、複数のハウジング部品によって完全に取り囲まれている必要はない。
【0023】
本発明の有利な実施形態では、第1のアクチュエータの第1の熱源は第1の電気駆動装置であり、かつ/または、第2のアクチュエータの第2の熱源は、熱を発生させる第2の電気駆動装置である。熱源はキャビティと熱的に接続されているため、キャビティ内の空気は加熱される。
【0024】
したがって、第1の空気開口部および第2の空気開口部によってキャビティを空気で換気することが可能になるが、このことは、キャビティ内の空気が入れ換えられてキャビティ内の空気温度が下げられ、この結果第1および第2の熱源が冷却されることを意味する。
【0025】
有利には、第1の空気開口部は第1のアクチュエータの近くに配置され、第2の空気開口部は第2のアクチュエータの近くに配置される。
【0026】
更に有利な実施形態では、第1の空気開口部、第1の熱源、第2の熱源、および第2の空気開口部は、一列に整列されている。
【0027】
本発明の更に有利な実施形態では、第1の枢動軸は第2の枢動軸と平行に配置されている。
【0028】
本発明の更に有利な実施形態では、第1の枢動軸の第1の回転方向と第2の枢動軸の第2の回転方向とは反対方向に向けられている。
【0029】
本発明の更に有利な実施形態では、第1の熱源および/または第2の熱源は、それぞれの第1および/または第2の電気駆動装置のステータ、回路構成、および/またはギアボックスに熱的に接続されている、少なくとも1つの冷却リブである。
【0030】
熱源の有利な実施形態では、第1および/または第2の電気駆動装置は、それぞれの電気駆動装置の高温部分から熱を運び去るための冷却リブを備える。冷却リブは、それぞれのアクチュエータの電気駆動装置のヒートシンクである。
【0031】
本発明の有利な実施形態では、第1の空気開口部と第2の空気開口部との間の気流内に、第1のアクチュエータの第1の冷却リブおよび/または第2のアクチュエータの第2の冷却リブが配置される。
【0032】
特に、冷却リブは空気流の方向に方向付けられる。したがって、有利には、第1の空気開口部、第1の冷却リブおよび/または第2の冷却リブ、ならびに第2の空気開口部は、一列に配置される。
【0033】
本発明の更に有利な実施形態では、キャビティ内にキャビティを能動的に換気するための少なくとも1つのファンが配置される。
【0034】
特に、少なくとも1つのファンは、第1の空気開口部からキャビティ内に空気を引き込むための、プルファンであってもよい。少なくとも1つのファンは、有利には第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとの間に、有利には第1のアクチュエータのより近くにおよび/または第1の空気開口部のより近くに、配置される。
【0035】
更なる実施形態では、少なくとも1つのファンは、空気をキャビティから第2の空気開口部、特に空気出口に向けて押し出すための、プッシュファンであってもよい。少なくとも1つのファンは、有利には第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとの間に、有利には第2のアクチュエータのより近くにおよび/または第2の空気開口部のより近くに、配置される。
【0036】
本発明の更に有利な実施形態では、キャビティ内に第2のファンが配置される。有利には、このような実施形態では、少なくとも1つのファンは、空気をキャビティ内に引き込むためのプルファンであり、第2のファンは、空気をキャビティから押し出すためのプッシュファンである。
【0037】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のキャビティ内に第2のキャビティを能動的に換気するための第2のファンが配置される。
【0038】
本発明の更に有利な実施形態では、キャビティは、キャビティ内の過熱を制御するために、温度Tmaxを測定するための温度センサを備えてもよい。特に、キャビティ内の温度がTmax≧40°、特にTmax≧50°の特定の閾値温度Tmaxを超えた場合にのみ、ファンが作動される。
【0039】
本発明の更に有利な実施形態では、肢部部分は、第2のアクチュエータに連結された第3のアクチュエータを更に備える。
【0040】
特に、第2および/または第3のアクチュエータは、ロボットの胴部に機械的に連結および/または電気的に結合可能である。
【0041】
特に、第1、第2、および/または第3のアクチュエータは、トルク密度固有感覚アクチュエータである。各アクチュエータには駆動装置とギアとが組み込まれている。各アクチュエータは適切なトルク出力を有し高効率であり、あらゆる用途での力制御を可能にする。
【0042】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータは脛部に枢動可能に連結されている。
【0043】
特に、そのような連結は、膝部屈曲伸展関節機構によって行われる場合もある。特に、第1のアクチュエータと脛部との間の膝関節は、アクチュエータおよび膝部屈曲伸展関節機構によって駆動される。
【0044】
特に、連結機構は、第1の更なる肢部部位、特に脛部を、0~360°の角度で動かすように設計されている。
【0045】
特に、膝部屈曲伸展関節機構は、第1のアクチュエータに関連して脛部の膝部のような動きをサポートする。
【0046】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のアクチュエータと第2のリンク機構とで、特に脚式ロボットまたは四足歩行ロボットの、股関節部屈曲伸展部(hip flexion extension)となる。
【0047】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のアクチュエータは、特に股関節部屈曲伸展機構によって、第3のアクチュエータに枢動可能に連結している。特に、股関節の外転/内転関節は、アクチュエータおよび股関節部屈曲伸展機構によって駆動される。
【0048】
有利には、股関節部屈曲伸展機構によって、第2のアクチュエータに対する第3のアクチュエータまたはロボット胴部のそれぞれの、股関節のような動き、すなわち複数の自由度を有する動きが可能になる。
【0049】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータにまたはロボットの胴部に接続する、少なくとも1つのケーブルが通っている。特に、第1のアクチュエータに接続される全てのケーブルが、キャビティの中をキャビティの中を通っている。
【0050】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータは、第1の枢動軸に沿って延びる第1の管状開口部を備える。第1のアクチュエータの管状開口部は、第1のケーブルダクトとして機能するように特に適合されている。
【0051】
第2のアクチュエータは、第2の枢動軸に沿って延びる第2の管状開口部を備える。第2のアクチュエータの管状開口部は、第2のケーブルダクトとして機能するように特に適合されている。
【0052】
特に、第1のケーブルダクトは、第1の更なる部位をロボットの胴部に接続する第1の更なる部位の少なくとも1つのケーブルを、第1の管状開口部、キャビティ、および第2の管状開口部を介して送り込むように適合されている。
【0053】
特に、第2の管状開口部は、第1のアクチュエータおよび/または第1の更なる部位をロボット胴部にまたは第3のアクチュエータに接続する少なくとも1つのケーブルを、送り込むように適合されている。
【0054】
本発明の有利な実施形態では、第1のアクチュエータおよび/または第1の更なる部位をロボット胴部に接続する少なくとも1つのケーブルが、キャビティおよび第2のケーブルダクトの中を通っている。
【0055】
有利には、1つまたは複数の電源ケーブルが、肢部部分および/または肢部を胴部の電源に直接的または間接的に接続する。
【0056】
更に有利には、1つまたは複数のロジックケーブルが、肢部部分および/または肢部を胴部の論理処理ユニットに直接的または間接的に接続する。
【0057】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータをロボットの胴部に接続するための少なくとも1つの第1のケーブル、特に電源ケーブルが、キャビティの中および第2のケーブルダクトの中を通っている。
【0058】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のアクチュエータをロボットの胴部に接続するための少なくとも1つの第2のケーブル、特に電源ケーブルが、第2のケーブルダクトの中を通っている。
【0059】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータに接続するための少なくとも1つの第3のケーブル、特にロジックケーブルが、キャビティの中を通っている。
【0060】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のアクチュエータを第3のアクチュエータにまたはロボットの胴部に接続するための少なくとも1つの第4のケーブル、特にロジックケーブルが、第2のケーブルダクトの中を通っている。
【0061】
本発明の第2の態様はロボットの肢部に関する。肢部は、本発明の第1の態様に係る肢部部分と、第1の更なる肢部部位と、第2の更なる肢部部位と、を備える。
【0062】
有利には、肢部部分は大腿部である。
【0063】
有利には、第1の更なる肢部部位は、それぞれ、第1のアクチュエータまたは膝部屈曲伸展部によって大腿部に近位端で枢動可能に連結されている脛部である。
【0064】
有利には、第2の更なる肢部部位は、それぞれ、第2のアクチュエータまたは股関節部屈曲伸展部によって大腿部に連結された第3のアクチュエータ、特に股関節部外転内転部である。
【0065】
股関節の外転/内転関節はアクチュエータおよびリンク機構によって駆動され、これによりロボットが振りおよびひねりの動作を実現することが可能になる。
【0066】
第2の態様に係る本発明の更に有利な実施形態では、肢部は、脛部の近位端とは反対側の脛部の遠位端に配置されている蹄部を備える。
【0067】
本発明の第3の態様は、第2の態様に係る肢部を備える、特に第2の態様に係る4つの肢部を備える、脚式ロボットを参照する。
【0068】
本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様に係る肢部部分を冷却するための方法を参照する。方法は、キャビティ内に配置された温度センサが温度Tmax≧40℃、特にTmax≧50℃を測定した場合にのみ、少なくとも1つのファンを作動させるステップを含む。
【0069】
更に有利な実施形態では、ファンおよび第2のファンが1つのキャビティ内に配置されている場合、方法は、Tmax≧100℃の場合にのみ第2のファンを作動させるステップを含む。
【0070】
特に、少なくとも1つのファンが第1のキャビティ内に配置されており、第2のファンが第2のキャビティ内に配置されている場合、方法は、キャビティまたは第2のキャビティ内の温度センサが温度Tmax≧40℃、特にTmax≧50℃を測定した場合に、少なくとも1つのファンおよび/または第2のファンを互いに独立して作動させるステップを含む。
【0071】
本発明の第5の態様は、本発明の第1の態様に係る肢部部位を冷却するための方法であって、少なくとも1つのファンが第1のアクチュエータの近くに配置され、第2のファンが第2のアクチュエータの近くに配置される、肢部部位を冷却するための方法を参照する。方法は、第1のアクチュエータに近い第1の温度センサが温度Tmax≧40℃を測定した場合に、少なくとも1つのファン410を作動させるステップ、および/または、第2のアクチュエータに近い第2の温度センサが温度Tmax≧40℃、特にTmax≧50°を測定した場合に、第2のファン420を作動させるステップを含む。
【0072】
従属請求項におよび以下の説明に、他の有利な実施形態が列挙されている。
【0073】
本発明の以下の詳細な説明から、本発明がよりよく理解され、上で記載したもの以外の目的が明らかになるであろう。そのような説明は以下の添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【
図1a】本発明の第1の態様の実施形態に係る肢部部分の概略断面図である。
【
図1b】本発明の第1の態様の更なる実施形態に係る更なる肢部部分の概略断面図である。
【
図2】本発明の第1の態様の更なる実施形態に係る肢部部分の概略断面図である。
【
図3a】キャビティを覆うハウジングが取り外されている、本発明の更なる実施形態に係る肢部部分の概略図である。
【
図3b】キャビティを覆うハウジングが所定位置にある、本発明の更なる実施形態に係る肢部部分の概略図である。
【
図4a】キャビティを覆うハウジングが取り外されている、本発明の更なる実施形態による肢部部分の概略図であるとともに、本発明の第2の態様に係る実施形態を示す図である。
【
図4b】キャビティを覆うためのハウジングが所定位置にある、本発明の更なる実施形態による肢部部分の概略図であるとともに、本発明の第2の態様に係る実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
図1aは、本発明のある実施形態に係る肢部部分1000の概略断面図を示す。肢部部分1000は、第1のアクチュエータ1と、第2のアクチュエータ2と、ハウジング4と、を備える。
【0076】
第1のアクチュエータ1は、第1の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合されている。第2のアクチュエータ2は、第2の更なる肢部部位と枢動可能に連結するように適合されている。
【0077】
ハウジング4は、第1のアクチュエータ1の第1の熱源10と第2のアクチュエータ2の第2の熱源20とを取り囲んでいる。
【0078】
図1aに示す実施形態では、ハウジング4はキャビティ40を形成する3つの部品を備える。
【0079】
ハウジング4は、第1のアクチュエータ1の第1の熱源10に、および第2のアクチュエータ2の第2の熱源20に熱的に結合する、キャビティ40を形成する。
【0080】
ハウジング4は、気流によってキャビティ40を換気するための、第1の空気開口部41、特に空気入口と、第2の空気開口部42、特に空気出口と、を更に備える。
【0081】
有利には、第1のアクチュエータ1の第1の枢動軸100は、第2のアクチュエータの第2の枢動軸200と平行に配置される。
【0082】
更に有利には、第1の枢動軸100の第1の回転方向と第2の枢動軸200の第2の回転方向とは反対方向に向けられている。
【0083】
本実施形態の有利な実施形態では、第1のアクチュエータ1は第1の電気駆動装置であり、かつ/または、第2のアクチュエータ2は第2の電気駆動装置である。
【0084】
本発明の更に有利な実施形態では、第1の熱源10および/または第2の熱源20は、それぞれの第1および/または第2の電気駆動装置のステータ、回路構成、および/またはギアボックスに熱的に接続されている、1つまたは複数の冷却リブである。特に、第1の熱源10および/または第2の熱源20は、第1のアクチュエータ1および/または第2のアクチュエータ2のそれぞれの電子駆動装置の表面上に配置された冷却リブである。
【0085】
図1bは、肢部部分1000の更なる実施形態に係る断面の概略図を示す。ハウジング4は第2のキャビティ40’を更に形成しており、ハウジングは、気流によって第2のキャビティ40’を換気するための、第3の空気開口部43および第4の空気開口部44を備える。特にこのキャビティ40は第2の熱源20に熱的に結合し、第2のキャビティは第1の熱源10に熱的に結合する。
【0086】
図1bに示すように、この実施形態に関する第2の空気開口部42は、肢部部分の中央領域に配置されている。分離壁444が第1キャビティ40と第2キャビティ40’を分離している。
【0087】
有利な実施形態では、肢部部分は、第1のキャビティ40を能動的に換気するための、第1のキャビティ40内に配置されたファン410を備え、かつ/または、第2のキャビティ40’を能動的に換気するための、第2のキャビティ40’内に配置された第2のファン420を備える。
【0088】
図2は、本発明の更なる実施例に係る肢部部分1000を示す概略断面図を示す。
【0089】
図1aに関して記載した特徴に加えて、肢部部位1000は、キャビティ4内に配置されている少なくとも1つのファン410を更に備える。少なくとも1つのファン410は、有利には、空気をキャビティ4内に引き込むためのプルファン、または空気をキャビティ4から押し出すためのプッシュファンである。
【0090】
有利には、本実施形態は第2のファン420を更に備える。本発明の有利な実施形態では、少なくとも1つのファン410は空気をキャビティ4内に引き込むためのプルファンであり、第2のファン420は空気をキャビティ4から押し出すためのプッシュファンである。
【0091】
有利には、
図2の実施形態は第3のアクチュエータ3を更に備える。第2のアクチュエータ2は第3のアクチュエータ3に枢動可能に連結している。
【0092】
特に、第2のアクチュエータ2および/または第3のアクチュエータ3は、ロボット1001の胴部に機械的および電気的に連結するように適合されている。
【0093】
特に、図に示すような肢部部位1000の実施形態は、キャビティ40内に配置された温度センサを更に備え得る。特に、キャビティ40内に配置された少なくとも1つのファン410は、キャビティ40内の温度がTmax≧40℃、特にTmax≧50℃の特定の温度Tmaxに達した場合にのみ、作動される。
【0094】
更に有利には、第2のファン420は、Tmax≧100℃の場合にのみ作動される。
【0095】
本発明の更に有利な実施形態では、少なくとも1つのファンは第1のアクチュエータの近くに配置され、第2のファンは第2のアクチュエータの近くに配置される。第1のアクチュエータ1に近い第1の温度センサが温度Tmax≧40℃を測定した場合に、少なくとも1つのファンが作動され、かつ/または、第2のアクチュエータ2に近い第2の温度センサが温度Tmax≧40℃、特にTmax≧50°を測定した場合に、第2のファン420が作動される。
【0096】
図3aは本発明の更なる実施形態に係る肢部部分1000の概略図を示しており、キャビティを形成しておりかつ第1の空気開口部41と第2の空気開口部42とを備えるハウジングは取り外されている。肢部部分1000は、対応する第1の熱源10および第2の熱源20を有する第1のアクチュエータ1および第2のアクチュエータ2を備える。
【0097】
第1のアクチュエータ1の第1の熱源10に相当する冷却リブと、第2のアクチュエータ2の第2の熱源20に相当する冷却リブとが見えている。
【0098】
本発明の更に有利な実施形態では、第1のアクチュエータ1は、第1の枢動軸100に沿って延びる第1の管状開口部を備える。特に、開口部は第1のケーブルダクト110として機能するように適合されている。
【0099】
本発明の更に有利な実施形態では、第2のアクチュエータ2は、第2の枢動軸200に沿って延びる第2の管状開口部を備える。特に、第2の開口部は第2のケーブルダクト210として機能するように適合されている。
【0100】
図3bは、キャビティ3を構築するハウジングを有する
図3aの実施形態を示す。
【0101】
ハウジング4の下では、
図3aに示すように、第1のアクチュエータ1に接続する少なくとも1つのケーブル61がキャビティ40の中を通っている。
【0102】
有利には、第1のアクチュエータ1をロボット胴部1001に接続するための少なくとも1つの第1のケーブル61、特に電源ケーブルが、キャビティ40の中を、および、第2のケーブルダクト210の中を通っている。
【0103】
更に有利には、第2のアクチュエータ2をロボット胴部1001に接続するように適合されている少なくとも1つの第2のケーブル62、特に電源ケーブルが、第2のケーブルダクト210の中を通っている。
【0104】
更に有利には、キャビティ40の中を、第1のアクチュエータ1を第2のアクチュエータ2に接続するための少なくとも1つの第3のケーブル63、特にロジックケーブルが通っている。
【0105】
更に有利には、第2のケーブルダクト210の中を、第2のアクチュエータ2を第3のアクチュエータ3にまたはロボット胴部1001に接続するように適合されている少なくとも1つの第4のケーブル64、特にロジックケーブルが通っている。
【0106】
図4aは本発明の更なる実施形態に係る肢部部分1000の概略図を示しており、キャビティを形成しておりかつ第1の空気開口部41と第2の空気開口部42とを備えるハウジングは取り外されている。肢部部分1000は、対応する第1の熱源10および第2の熱源20を有する第1のアクチュエータ1および第2のアクチュエータ2を備える。
【0107】
第1のアクチュエータ1の第1の熱源10に相当する冷却リブと、第2のアクチュエータ2の第2の熱源20に相当する冷却リブとが見えている。
【0108】
有利には、第1のアクチュエータ1は、特に膝部屈曲伸展機構51によって、脛部5に枢動可能に連結する。膝部屈曲伸展機構51は、第1のアクチュエータ1に関連して脛部5の膝部のような動きをサポートする。
【0109】
更に有利には、第2のアクチュエータ2は、股関節部屈曲伸展機構31によって第3のアクチュエータ3に枢動可能に連結している。股関節部屈曲伸展機構31は、第2のアクチュエータ2に関連して第3のアクチュエータ3の股関節のような動きをサポートする。
【0110】
図4bは、キャビティ3を構築するハウジング4を有する
図4aの実施形態を示す。
【0111】
ハウジング4の下では、
図4aに示すように、キャビティ40の中を、第1のアクチュエータ1に接続する少なくとも1つのケーブル61が通っている。
【0112】
有利には、第1のアクチュエータ1をロボット胴部1001に接続するための少なくとも1つの第1のケーブル61、特に電源ケーブルが、キャビティ40の中を、および、第2のケーブルダクト210の中を通っている。
【0113】
更に有利には、第2のアクチュエータ2をロボット胴部1001に接続するための少なくとも1つの第2のケーブル62、特に電源ケーブルが、第2のケーブルダクト210の中を通っている。
【0114】
更に有利には、第1のアクチュエータ1を第2のアクチュエータ2に接続するための少なくとも1つの第3のケーブル63、特にロジックケーブルが、キャビティ40の中を通っている。
【0115】
更に有利には、第2のアクチュエータ2を第3のアクチュエータ3にまたはロボット胴部1001に接続するための少なくとも1つの第4のケーブル64、特にロジックケーブルが、第2のケーブルダクト210の中を通っている。
【0116】
有利には、少なくとも1つの第1のケーブル61および少なくとも1つの第2のケーブル62は、ロボット胴部1002内に配置された本体フィードスルー1002に接続される。
【0117】
特に、本体フィードスルー1002に、第3のアクチュエータ3からの、特に電源接続とロジック接続とを備える、少なくとも1つの第5のケーブル65が接続する。
【0118】
図4bに示す実施形態は、本発明の第2の態様に係る実施形態、ロボットの肢部1100の実施形態に更に対応している。肢部1100は本発明の第1の態様に係る肢部部分1000を備え、肢部部分1000は特に大腿部である。更に、肢部1100は、近位端で肢部部位に連結された第1の更なる肢部部位、特に脛部5を備える。特に、脛部5は、膝部屈曲伸展関節機構51によって肢部部位1000に連結されている。
【0119】
肢部1100は、第2の更なる肢部部位、特に第2のアクチュエータ2に連結された第3のアクチュエータ3を更に備える。特に、第3のアクチュエータ3は、股関節部屈曲伸展機構31によって第2のアクチュエータ2に枢動可能に連結されている。
【0120】
脚式ロボットは、本発明の第2の態様に係る肢部を少なくとも1つ備える。特に、脚式ロボットは、
図4aおよび
図4bに示すように、ロボット胴部1001と1つの肢部1100とを備え得る。
【符号の説明】
【0121】
1 第1のアクチュエータ
10 第1の熱源
100 第1の枢動軸
110 第1のケーブルダクト
1000 肢部部分
1001 ロボット胴部
1100 ロボットの肢部
2 第2のアクチュエータ
20 第2の熱源
200 第2の枢動軸
210 第2のケーブルダクト
3 第3のアクチュエータ
31 股関節部屈曲伸展機構
4 ハウジング
40 キャビティ
41 第1の空気開口部
410 少なくとも1つのファン
42 第2の空気開口部
420 第2のファン
444 分離壁
5 脛部
50 蹄部
51 膝部屈曲伸展関節機構
61 少なくとも1つの第1のケーブル
62 少なくとも1つの第2のケーブル
63 少なくとも1つの第3のケーブル
64 少なくとも1つの第4のケーブル
【国際調査報告】