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特表2024-513455戦略的軌道及び保全計画検査用のシステム及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-25
(54)【発明の名称】戦略的軌道及び保全計画検査用のシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/20 20230101AFI20240315BHJP
   G06Q 50/40 20240101ALI20240315BHJP
【FI】
G06Q10/20
G06Q50/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561612
(86)(22)【出願日】2022-02-28
(85)【翻訳文提出日】2023-12-05
(86)【国際出願番号】 US2022018128
(87)【国際公開番号】W WO2022216383
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】17/301,659
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520050554
【氏名又は名称】ビーエヌエスエフ・レイルウェイ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BNSF RAILWAY COMPANY
【住所又は居所原語表記】2500 Lou Menk Drive, Fort Worth, TX 76131, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】ブリック、マイケル・ジェイムズ
(72)【発明者】
【氏名】ミントン、サミュエル
(72)【発明者】
【氏名】ピッカード、クリストファー・ニール
(72)【発明者】
【氏名】ハント、フィリップ
(72)【発明者】
【氏名】クレイン、ベンジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ポリセッティ、フランシス
(57)【要約】
鉄道資産管理及び資金計画を促進するように構成された組織的且つ適応的なインフラストラクチャを提供し得る戦略的軌道及び保全計画(STAMP)用のシステム及び方法が提示されている。システムは、割り当てられた検査セグメント用の関連データを鉄道資産検査員に提供することができる。場所に基づいた機能は、装置の正確な場所を取得することが可能であり、且つ、装置場所に基づいてステップバイステップ入力プロンプト処理を提供することにより、特定の鉄道資産の検査に必要なデータのみを提供することができる。システムは、資産保全が発生するべきかどうか及びその時期を判定するために資産に関係する基準の適応的な閾値処理を提供している。システムは、1つ又は複数の鉄道資産用の検査データを取得することが可能であり、検査データにデータ最適化アルゴリズムを適用することが可能であり、鉄道資産の関係するデータ(履歴データを含む)を分析することが可能であり、且つ、鉄道資産保全及び交換用のスケジュールを有する最適化された資金計画を生成することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するシステムであって、
資産に関係する複数の検査レコード、閾値、及び仕様を有する第1データベースを有するメモリと、
前記メモリに動作自在に結合された且つプログラムステップを実行するために機械可読命令を実行する能力を有するネットワーク接続されたコンピュータプロセッサと、
を有し、
前記プログラムステップは、
資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、
前記クライアントの場所を受け取るステップと、
暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、前記場所、前記資産タイプ、又は前記資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、
前記プロセッサを介して、前記取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、
クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、
それぞれの検査に関係するフィールドごとの任意の履歴データが前記第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、
検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、前記クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、
前記検査プロンプトに対する応答又は前記自動入力された応答の検証を受け取るステップと、
1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために前記応答又は検証を分析するステップと、
前記カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記応答及び前記カスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、
を有する、システム。
【請求項2】
前記資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記カスタマイズされた検査プロンプトは、前記応答の前記受取りの後にのみ表示されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記クライアントの前記場所は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記クライアントの前記資産タイプは、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記クライアントの前記資産記述は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記応答又はカスタマイズされた応答は、前記データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記メモリは、前記クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
クライアントの場所は、前記クライアントに動作自在に結合された入力オブジェクト又はGPS装置を介して受け取ることができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記自動入力された応答は、前記第1データベースから取得された履歴値であり得る、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成する方法であって、
資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、
プロセッサを介して、前記資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、
前記クライアントの場所を受け取るステップと、
暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、前記場所、前記資産タイプ、又は前記資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、
前記プロセッサを介して、前記取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、
クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、
それぞれの検査に関係するフィールド用の任意の履歴データが第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、
検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、前記クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、
前記検査プロンプトに対する応答又は前記自動入力された応答の検証を受け取るステップと、
1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために前記応答又は検証を分析するステップと、
前記カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記応答及び前記カスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、
を有する方法。
【請求項12】
前記資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記カスタマイズされた検査プロンプトは、前記応答の前記受取りの後にのみ表示されている、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記クライアントの前記場所は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記クライアントの前記資産タイプは、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記クライアントの前記資産記述は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記応答又はカスタマイズされた応答は、前記データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記メモリは、前記クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
クライアントの場所は、入力オブジェクト又は前記クライアントに動作自在に結合されたGPS装置を介して受け取ることができる、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記自動入力された応答は、前記第1データベースから取得された履歴値であり得る、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、鉄道資産の管理に関し、且つ、更に詳しくは、鉄道システムインフラストラクチャの全体を通じて配設された鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画資産管理用のシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、鉄道資産の保全は、鉄道資産の手動的検査の文書化を必要とする面倒なタスクである。鉄道資産の検査は、通常、誤りの多いデータキャプチャに溢れており、その結果、部品及び材料の過発注或いは発注不足をカバーするための重複した作業を結果的にもたらす部品及び材料の発注不足に起因してリソースが浪費されることになる。
【0003】
また、検査の生成には、資産を識別し且つそれらの資産に付随する専門用語を理解するという経験も必要とされている。例えば、鉄道軌道は、直線又は曲線であることが可能であり、曲線状の2つのレールを有することが可能であり、レール上においては、ハイレールである一方で、その他のものはローレールである。また、鉄道軌道は、対応する特性を有する軌道を有する多くのコンポーネントを含む。適切な検査は、多くのコンポーネント及び状態の綿密な検査及び文書化を必要とし得る。1つのコンポーネント又は状態が喪失されるか又は誤って特徴付けされた場合には、安全性が課題となり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鉄道資産に関する情報を収集及び管理する際には組織的方法及び専門的機器が有用である一方で、検査プロセスは、依然として、手作業によるものであり且つ旧式のものである。鉄道要員は、依然として、これらの資産を検査し且つ資産の交換を要するかどうかに関する最終決定を下すことを要求されている。このような要員は、注記を誤って配置する可能性があり、計測を不適切に文書化する可能性があり、且つ、定期的トレーニングを必要とし得る。鉄道資産の保全用の資金を割り当てる資金計画の生成は、不正確な情報に基づく場合には、正確に生成することがほとんど不可能となり得る。そして、資産を交換するかどうかの決定も、なんらの一貫性をも有していない場合には、主観的なものになり得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、鉄道資産管理及び資金計画を促進するように構成された組織的且つ適応的なインフラストラクチャを提供し得る戦略的軌道及び保全計画(STAMP)用のシステム及び方法としての技術的利点を実現している。システムは、検査されている資産(例えば、レール、枕木、バラスト、分岐器、轍叉、など)用の適応的検査のロギングを可能にしている。システムは、資産を特徴付けるデータポイントのリストをキャプチャするために様々な鉄道資産の詳細な検査を実施するように、のみならず、資産が交換されるべきかどうか及び資金計画において考慮されるべきかどうかを評価するためにデータポイントを分析するように、ユーザーをステップごとにガイドすることができる。システムは、GISデータベース、部品データベース、価格データベース、又はその他の適切なデータベースから資産情報を取得するために、現場におけるクライアント/装置からのGPS座標を利用することができる。また、システムは、特定の検査のための資産の写真の取得及びアップロードをも提供している。検査は、資金計画を直接的に生成するために且つ仮想的に任意の鉄道資産に関係する情報を識別、特徴付け、及び処理するようにカスタマイズ可能なユーザーインターフェイスを提供するために、使用することができる。
【0006】
本開示は、割り当てられた資産検査用の適切なガイダンスを提供するために受け取られたデータに基づいてステップごとのプロンプトを生成するように構成されたシステムを鉄道資産検査員に提供している、のみならず、少なくとも部分的に無効な又は不完全な検査データを使用して資金計画を生成するという技術的問題を解決している。本開示は、1つ又は複数の検査に関係するフィールドを自動入力することにより、装置の正確な場所を取得し得る且つ特定の検査に必要とされるそのデータのみを提供し得るGPS機能を少なくとも内蔵することにより、装置の場所に基づいてステップバイステップの入力プロンプト処理を提供することにより、且つ、資産の保全が発生するべきかどうか及びその時期を判定するために資産に関係する基準の適応的な閾値処理を提供することにより、単にコンピュータ化された紙及び鉛筆の実装形態を凌駕している。また、これは、ユーザーが、誤りの多いデータ収集を伴うことなしに、自身の検査を相対的に迅速に、相対的に明瞭に、且つ、相対的に簡潔に実施し得るように、特定の検査に必要とされている関連情報のみを彼らに提供することにより、ユーザー用の検査プロセスを単純化するという利益をも提供している。
【0007】
本開示は、1つ又は複数の鉄道資産用の検査データを取得することにより、関連検査データのみを要求するためのステップごとの検査プロンプトを提供することにより、関連しないデータの不必要な保存を防止するためにデータ最適化アルゴリズムを適用することにより、鉄道資産に関係するデータ(履歴データを含む)を分析することにより、且つ、鉄道資産の修理、保全、及び交換用の最適化された資金計画及びスケジュールを収集することにより、システム自体の性能及び機能を改善している。対照的に、従来のシステムは、単に、多くの場合に不完全であるデータに依存しており、その結果、誤りに満ちた、生成が低速である、且つ、既に使い過ぎのシステムに対して負担を追加する出鱈目な資金計画をもたらしている。STAMPシステムは、なにかが交換又は保全されることを必要としている際を判定するのみならず、最適なスケジュールをも判定することができる。
【0008】
STAMPシステムは、検査アプリを稼働させるクライアント、WebUI、及びバックエンド(サーバー側)システムを含むことができる。概要として、プロセスフローは、検査アプリ上において開始することが可能であり、これは、軌道のセクション又はその他の鉄道資産を検査するユーザーによって操作可能なクライアント(例えば、モバイル装置)上において表示することができる。軌道検査を一例として使用すれば、ユーザーは、接続を伴って又は伴うことなしに軌道側検査を生成することができる。ユーザー/クライアントの正確な場所(例えば、緯度及び経度座標)は、クライアント装置内において配設されているGPS通信機又は緯度及び経度座標の手動的入力を使用して判定することができる。STAMPシステムは、検査ワークフローを構築するために、鉄道ラインセグメントマイルポストを有する地図をクライアントに送信することができる。場所データは、軌道タイプ用の資産データ(例えば、本線ライン、本線1、本線2、本線3、分岐器、スイッチ、ブリッジ、クロスオーバー、など)のみならず、欠陥データと共に、軌道側においてキャプチャすることができる。例示用の一実施形態において、ユーザーは、接続を有していないクライアント上において軌道の1つ又は複数のセクション用の検査を保存することが可能であり、且つ、接続が得られたら、すべての保存されている検査を検査アプリからアップロードすることが可能であり且つバックエンドシステムによって更に処理することができる。また、STAMPシステムは、ユーザー入力、履歴データ、又はその他の関連データに基づいて適応的なコンテンツを提供することもできる。
【0009】
軌道検査の際に取得されたデータは、バックエンドを介して閲覧することが可能であり、これは、WebUI(ユーザーインターフェイスシステム)を含み得る。バックエンドシステムは、検査アプリから受け取られたすべての検査を保存及び表示することができる。検査において任意の誤差又は誤りが存在している場合には、検査をWebUIにおいて検討及び補正することができる。
【0010】
バックエンドは、ユーザーによって検査アプリに入力された検査を動的にキャプチャすることができる。すべての計画及び材料及び部品は、最小限のユーザーとのやり取りを伴って、WebUIを介してバックエンドによって自動生成することができる。検査アプリ又はWebUIにおいて、ユーザーは、既定の材料又は部品が正しいことを検証することが可能であり、材料又は部品に対する任意の必要な変更を実施することが可能であり、資金計画を生成することが可能であり、且つ、次いで、承認のために計画を送信することができる。資金計画は、承認されたら、下流の見積システムに送信することが可能であり、且つ、資金計画の一部分としての支出用の認可の生成を結果的にもたらす詳細な見積を受け取ることができる。有利には、本開示は、鉄道資産及び保全に関連する軌道分析を生成するアルゴリズムを実装することにより、相対的に詳細な検査レコードをキャプチャすることにより、且つ、資金管理及び資金計画生成を合理化するために資金資産を交換する時期を分析するように相対的に多くのデータを生成することにより、管理プロセスを改善している。従って、本開示は、適応的閾値を使用した保全計画、不必要な処理の軽減、及びネットワーク利用に起因して、資産検査誤りの低減、保全スケジュール処理の最適化、費用低減という利益を提供することができる。
【0011】
鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するシステムを提供することが本発明の目的の1つである。鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成する方法を提供することが本発明の更なる目的である。これらの及びその他の目的は、少なくとも以下の実施形態によって提供されている。
【0012】
一実施形態において、鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するシステムは、資産に関係する複数の検査レコード、閾値、及び仕様を有する第1データベースを有するメモリと、メモリに動作自在に結合された且つプログラムステップを実行するために機械可読命令を実行する能力を有するネットワーク接続されたコンピュータプロセッサと、を含むことが可能であり、プログラムステップは、資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、プロセッサを介して、資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、クライアントの場所を受け取るステップと、暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、場所、資産タイプ、又は資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、プロセッサを介して、取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、それぞれの検査に関係するフィールド用の任意の履歴データが第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、検査プロンプトに対する応答又は自動入力された応答の検証を受け取るステップと、1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために応答又は検証を分析するステップと、カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、プロセッサを介して、応答及びカスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、を有することができる。この場合に、資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である。この場合に、カスタマイズされた検査プロンプトは、応答の受取りの後にのみ表示されている。この場合に、クライアントの場所は、クライアントに対して送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、クライアントの資産タイプは、クライアントに対して送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、クライアントの資産記述は、クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、応答又はカスタマイズされた応答は、データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている。この場合に、メモリは、クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる。この場合に、クライアントの場所は、入力オブジェクト又はクライアントに動作自在に結合されたGPS装置を介して受け取ることができる。この場合に、自動入力された応答は、第1データベースから取得された履歴値であり得る。
【0013】
別の実施形態において、鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成する方法は、資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、プロセッサを介して、資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、クライアントの場所を受け取るステップと、暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、場所、資産タイプ、又は資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、プロセッサを介して、取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、それぞれの検査に関係するフィールド用の任意の履歴データが第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、検査プロンプトに対する応答又は自動入力された応答の検証を受け取るステップと、1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために応答又は検証を分析するステップと、カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、プロセッサを介して、応答及びカスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、を含むことができる。この場合に、資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である。この場合に、カスタマイズされた検査プロンプトは、応答の受取りの後にのみ表示されている。この場合に、クライアントの場所は、クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、クライアントの資産タイプは、クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、クライアントの資産記述は、クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している。この場合に、応答又はカスタマイズされた応答は、データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている。この場合に、メモリは、クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる。この場合に、クライアントの場所は、入力オブジェクト又はクライアントに動作自在に結合されたGPS装置を介して受け取ることができる。この場合に、自動入力された応答は、第1データベースから取得された履歴値であり得る。
【0014】
本開示については、例として本開示の原理を例示する添付図面との関連において実施される以下の詳細説明により、容易に理解することができよう。図面は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態の設計及び有用性を示しており、この場合に、同一の要素は、同一の参照符号又はシンボルによって参照されている。図面中の物体及び要素は、必ずしも、正確な縮尺、割合、又は正確な位置的関係性において描画されてはいない。その代わりに、重点は、本開示の原理の例示に合焦されている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画システムの概略図を示す。
図2】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画システムのブロック図を示す。
図3】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画プロセスフロー制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図4】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による直線フローレール検査生成制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図5】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による曲線フローレール検査生成制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図6】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図7】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるボディフローレール検査制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図8】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査終了制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図9】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査完了制御ロジックを例示するフローチャートを示す。
図10】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるSTAMP検査システムインターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図11A】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図11B】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図11C】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図11D】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図11E】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図12A】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査ワークフローインターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図12B】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査ワークフローインターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図13A】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるボディ付注インターフェイスの例示用の実施形態を示す。
図13B】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるボディ付注インターフェイスの例示用の実施形態を示す。
図14A】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14B】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14C】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14D】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14E】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14F】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
図14G】本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付図面において含まれている且つ後続する説明において詳述されている非限定的な例を参照し、以下の記述されている説明及びその様々な特徴及び有利な詳細において提示されている開示の好適なバージョンについて更に詳細に説明する。周知のコンポーネントに関する説明は、本明細書において記述されている主要な特徴を不必要に曖昧にしないように省略されている。以下の説明において使用されている例は、本開示が実装及び実施され得る方式の理解を促進することを意図したものである。従って、これらの例は、請求項の範囲を限定するものとして解釈してはならない。
【0017】
図1は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画(STAMP)システム100の概略図を示している。STAMPシステム100は、1つ又は複数のプロセッサ104と、メモリ130と、その他の関連するモジュールに加えて、検査開始モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、検査生成モジュール114、計画初期化モジュール116、資産関連付けモジュール118、計画生成モジュール120、状態モジュール122、選択モジュール124、及び認証モジュール126を含む機械可読命令106と、を有する1つ又は複数のSTAMPサーバー102を含み得る。サーバー102は、ネットワーク140を介して1つ又は複数のクライアントに動作自在に結合することができる。クライアントは、物理装置(例えば、携帯電話機150、ラップトップ152、タブレット154、デスクトップコンピュータ156、ウェアラブル装置、又はその他の適切な装置)、プログラム、又はアプリケーションであり得る。別の例示用の実施形態において、クライアントは、ネットワーク140上においてサーバー102と通信するように構成されたモバイルアプリケーションを有する携帯電話機150を含むことができる。
【0018】
上述のシステムコンポーネント(例えば、1つ又は複数のサーバー102及び1つ又は複数のクライアント150、152、154、156、など)は、データが送信され得るように、ネットワーク140を介して互いに通信自在に結合することができる。ネットワーク140は、インターネット、イントラネット、又はその他の適切なネットワークであり得る。データ送信は、VPNトンネル又はその他の適切な通信手段上において、暗号化又は非暗号化することができる。ネットワーク140は、WAN、LAN、PAN、又はその他の適切なネットワークタイプであり得る。クライアント、サーバー102、又は任意のその他のシステムコンポーネントの間のネットワーク通信は、PGP(登録商標)、Blowfish、Twofish、AES、3DES、HTTPS、又はその他の適切な暗号化を使用して暗号化することができる。システム100は、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、PCI、PCI-Express(登録商標)、ANSI-X12、Ethernet、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はその他の適切な通信プロトコル又は媒体を介して、本明細書において開示されている様々なシステム、コンポーネント、及びモジュールを介して通信を提供するように構成することができる。これに加えて、サードパーティシステム及びデータベースも、ネットワーク140を介してシステムコンポーネントに動作自在に結合することができる。
【0019】
システム100のコンポーネント(例えば、サーバー102及びクライアント)の間において送信されるデータは、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)、TCP/IP、XML、HTML、ASCII、SMS、CSV、REST(Representational State Transfer)、又はその他の適切なフォーマットを含む任意のフォーマットを含み得る。データ送信は、メッセージ、フラグ、ヘッダ、ヘッダプロパティ、メタデータ、及び/又はボディを含むことが可能であり、或いは、これらを有する任意の適切なフォーマットによってカプセル化又はパッケージ化することもできる。
【0020】
1つ又は複数のサーバー102は、そのためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの適切な組合せにおいて実装することが可能であり、且つ、メモリ130に対するアクセスを有する1つ又は複数のプロセッサ104を有する1つ又は複数のサーバー上において動作する1つ又は複数のソフトウェアシステムを有することができる。1つ又は複数のサーバー102は、電子ストレージ、1つ又は複数のプロセッサ、及び/又はその他のコンポーネントを含み得る。1つ又は複数のサーバー102は、ネットワーク140及び/又はその他の演算プラットフォームを介した情報の交換を可能にするために、通信ライン、接続、及び/又はポートを含むことができる。また、1つ又は複数のサーバー102は、本明細書において1つ又は複数のサーバー102に帰されている機能を提供するために協働する複数のハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアコンポーネントを含むこともできる。例えば、1つ又は複数のサーバー102は、SaaS(Software-as-a-Service)及びPaaS(Platform-as-a-Service)機能を含む1つ又は複数のサーバー102として協働する演算プラットフォームのクラウドによって実装することができる。これに加えて、1つ又は複数のサーバー102は、メモリ130を含むこともできる。
【0021】
メモリ130は、情報を電子的に保存する一時的ではないストレージ媒体を含み得る電子的ストレージを有することができる。電子ストレージの電子ストレージ媒体は、1つ又は複数のサーバー102と一体的に提供され得る(例えば、実質的に非着脱自在の)システムストレージ及び/又は例えばポート(例えば、USBポート、ファイアワイヤ(登録商標)ポート、など)を介して又はドライブ(例えば、ディスクドライブ、など)を介して1つ又は複数のサーバー102に着脱自在に接続可能であり得る着脱自在のストレージの一方又は両方を含むことができる。電子ストレージは、光学的に判読可能なストレージ媒体(例えば、光ディスク、など)、磁気的に判読可能なストレージ媒体(例えば、磁気テープ、磁気ハードドライブ、フロッピーディスク、など)、電荷に基づいたストレージ媒体(例えば、EEPROM、RAM、など)、半導体ストレージ媒体(例えば、フラッシュドライブ、など)、及び/又はその他の電子的に判読可能なストレージ媒体の1つ又は複数を含むことができる。電子ストレージは、1つ又は複数の仮想ストレージリソース(例えば、クラウドストレージ、仮想プライベートネットワーク、及び/又はその他の仮想ストレージリソース)を含むことができる。電子ストレージは、データベース或いはパブリック又はブライベート分散型レジャー(例えば、ブロックチェーン)を含むことができる。電子ストレージは、機械可読命令106、ソフトウェアアルゴリズム、制御ロジック、1つ又は複数のプロセッサによって生成されたデータ、1つ又は複数のサーバーから受け取られたデータ、1つ又は複数の演算プラットフォームから受け取られたデータ、及び/又は1つ又は複数のサーバーが本明細書において記述されるように機能することを可能にし得るその他のデータを保存することができる。また、電子ストレージは、ネットワーク140を介してアクセス可能であるサードパーティデータベースを含むこともできる。
【0022】
1つ又は複数のプロセッサ104は、1つ又は複数のサーバー102内においてデータ処理能力を提供するように構成することができる。従って、1つ又は複数のプロセッサ104は、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、状態機械、及び/又はFPGA又はASICなどの情報を電子的に処理するためのその他のメカニズムの1つ又は複数を含むことができる。1つ又は複数のプロセッサ104は、単一エンティティであることも可能であり、或いは、複数の処理ユニットを含むこともできる。これらの処理ユニットは、同一の装置内において物理的に配置することも可能であり、或いは、1つ又は複数のプロセッサ104は、単独で又は協調して動作する複数の装置又はソフトウェア機能の処理機能を表すこともできる。
【0023】
1つ又は複数のプロセッサ104は、1つ又は複数のプロセッサ104上において処理能力を構成するためのソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又はファームウェアのなんからの組合せ、及び/又はその他のメカニズムを介して機械可読命令106又は機械学習モジュールを実行するように構成することができる。本明細書において使用されている「機械可読命令」という用語は、機械可読命令コンポーネント106に帰される機能を実行する任意のコンポーネント又はコンポーネントの組を意味し得る。これは、プロセッサ可読命令の実行の際の1つ又は複数の物理的プロセッサ104、プロセッサ可読命令、回路、ハードウェア、ストレージ媒体、又は任意のその他のコンポーネントを含み得る。
【0024】
1つ又は複数のサーバー102は、1つ又は複数の機能モジュールを有する機械可読命令を有するように構成することができる。機械可読命令106は、メモリ130へのアクセスを有する1つ又は複数のプロセッサ104を有する1つ又は複数のサーバー102上において実装することができる。機械可読命令106は、単一のネットワーク接続されたノード又は複数のネットワーク接続されたノードの分散型のアーキテクチャを含み得る機械クラスタであり得る。機械可読命令106は、更に詳細に後述するように、様々な機能を実装するための制御ロジックを含み得る。機械可読命令106は、STAMPシステム100と関連する特定の機能を含み得る。これに加えて、機械可読命令106は、データを処理し、読み取り、且つ、データベース、分散型レジャー、又はブロックチェーンに書き込むことができるスマートコントラクト又はマルチシグネチャコントラクトを含むこともできる。
【0025】
図2は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画システム200の概略図を示している。STAMPシステム200は、STAMP検査システム202、STAMPダッシュボードシステム204、及びSTAMP計画システム206を含むことができる。特定の例示用の実施形態は、レール資産を対象とし得るが、STAMPシステム200は、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、施設、又は任意の適切な資産を含む任意のタイプの鉄道資産用の保全資金調達を検査及び計画するために使用することができる。
【0026】
例示用の一実施形態において、STAMPダッシュボードシステム204は、状態モジュール122、選択モジュール124、及び認証モジュール126を含み得る。状態モジュール122、選択モジュール124、及び認証モジュール126は、状態、選択、及び認証アルゴリズムを含む鉄道資産の検査及び保全計画を促進するための1つ又は複数のアルゴリズムを実装することができる。アルゴリズム及びその関連する閾値及び/又はシグネチャは、特定の鉄道資産、アプリケーション、機能、施設、又はその他の要件に適するようにプログラミング可能であり得る。STAMPダッシュボードシステム204は、クライアント又はサーバーとの間において、検査、資金計画、又はその他の適切な活動に関係するメッセージを送信及び受信するように構成することができる。別の例示用の実施形態において、STAMPダッシュボードシステム204は、ユーザー装置上における表示のために1つ又は複数の要素を生成することができる。要素は、検査又は資金計画に関係するユーザーに更なる情報を提供することができる。例えば、アラートをSTAMPダッシュボードシステム204によって生成することが可能であり、且つ、カウント、完了、提出、要求、又はその他の適切な情報を通知するためにクライアント上において表示することができる。これに加えて、タスク、検査、又は計画状態を通知するために、システムシンボルをクライアント上において表示することもできる。
【0027】
状態モジュール122は、特定のユーザーのためにクライアント又はサーバー上において保存されているデータを列挙することができる。別の例示用の実施形態において、状態モジュール122は、特定のユーザーためにクライアント又はサーバー上において保存されている1つ又は複数のエントリの状態を通知することができる。例えば、クライアント又はサーバー上において保存されている検査をクライアント上において表示することが可能であり、且つ、クライアントのダッシュボードページ上においてその状態(例えば、「進行中」、「完了済み」、又は「完了する(to be completed)」)によってラベルを付与することができる。別の例示用の実施形態において、状態モジュール122は、状態の変化又は新しい要件(例えば、新規の又は再度の検査、資金計画生成、承認要求、変更要求、など)についてクライアント上において通知を表示することができる。
【0028】
選択モジュール124は、アクションを開始することができる。例えば、アクションは、資産タイプの選択、検査の生成、計画のダウンロード、検査のサーチ、設定の変更、又はその他の適切なアクションを含み得る。別の例示用の実施形態において、選択モジュール124は、サーバーとの間において検査をアップロード又はダウンロードすることができる。別の例示用の実施形態において、選択モジュール124は、サーバー、WebUI、又はクライアント上において1つ又は複数のモジュールを呼び出し又はインスタンス生成することにより、アクションを開始することができる。別の例示用の実施形態において、1つ又は複数の検査を暗号化されたネットワーク140上において検査開始モジュール108を介してクライアントとの間において転送又は受信することができる。
【0029】
認証モジュール126は、携帯電話機150、ラップトップ152、タブレット154、ウェアラブル装置、又はその他の適切な装置などのクライアント上においてユーザーを認証することができる。例示用の一実施形態において、認証モジュール126は、ユーザー名、パスワード、認証トークン、生体計測、又はクライアントから受け取られたその他の適切な属性を使用してユーザー又はセッションを認証することができる。別の例示用の実施形態において、認証モジュール126は、特定のユーザー、セッション、又は要求用の認証トークンを生成し得る。例示用の一実施形態において、認証モジュール126は、クライアント内において保存されているユーザーデータを使用して認証トークンを生成することができる。例えば、ユーザーは、ログインページ又は画面を介してユーザー名及びパスワード、生体計測、多要素認証、又はその他の適切なクレデンシャルを含む有効なクレデンシャルを提供することにより、クライアント及び/又はSTAMPシステムにアクセスすることが可能であり、このようなクレデンシャルは、名前、ユーザー名、従業員番号、などのようなユーザーの情報と共に、クライアント又はサーバー内において保存することができる。別の例示用の実施形態において、認証モジュール126は、認証トークンを生成するためにクレデンシャル及び又はユーザー情報の少なくとも一部分を処理することができる。例えば、認証トークンは、既知のアルゴリズムに従って新しい認証トークンを定期的に生成し得るドングル又はキーフォブを介することにより、クライアント上の又はSMSを介してオンデマンドで送信されたオーセンティケータアプリを使用することにより、ログインクレデンシャルの少なくとも一部分をハッシュ化することにより、或いは、その他の適切な方法論により、JWT(JSON Web Token)として生成することができる。別の例示用の実施形態において、認証トークンは、サーバー及び/又はクライアントからメモリへの単一サインオン認証を許容することができる。
【0030】
例示用の一実施形態において、STAMP検査システム202は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むことができる。検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114は、鉄道資産の検査を促進するために且つ検査生成、終了、及び完了アルゴリズムを含む検査に関係するデータをキャプチャするために、1つ又は複数のアルゴリズムを実装することができる。アルゴリズム及びその関連する閾値及び/又はシグネチャは、特定の鉄道資産、用途、機能、施設、又はその他の要件に適するように、プログラミング可能であり得る。STAMP検査システム202は、クライアント又はサーバーとの間において検査又はその他の適切な活動に関係するメッセージを送信及び受信するように構成することができる。別の例示用の実施形態において、STAMP検査システム202は、ユーザー装置上における表示のために1つ又は複数の要素を生成することができる。要素は、検査に関係するユーザーに更なる情報を提供することができる。例えば、アラートをSTAMP検査システム202によって生成することが可能であり、且つ、検査カウント、検査完了、検査提出、検査要求、又はその他の適切な情報を通知するためにクライアント上において表示することができる。これに加えて、検査状態を通知するために、システムシンボルをクライアント上において表示することができる。
【0031】
例示用の一実施形態において、検査初期化モジュール108は、鉄道資産検査に関係する1つ又は複数の属性を入力、受け取り、及び/又は選択するためにクライアント上において表示可能であるユーザーインターフェイスを生成することができる。別の例示用の実施形態において、クライアントは、暗号化されたネットワーク上において検査初期化モジュール108から情報を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査初期化モジュール108は、任意のクライアント上における表示のためにデータ、画像、又はグラフィックを生成することができる。検査初期化モジュール108は、HTTP、HTTPS、FTP、VPN、JavaScript、API、HTML、AJAX、SOAP、RESTfulサービス、又はその他の適切な手段を介したものを含む1つ又は複数のサーバー102を介してウェブページ又はデータにサービスすることができる。また、検査初期化モジュール108は、アルゴリズム及び閾値を含むSTAMP検査システム202の管理的部分を変更するためのユーザーインターフェイスを提供することもできる。STAMPシステム200は、ユーザーレポートを生成するための且つSTAMPシステム102の任意の要素に関係する分析を観察するためのユーザーインターフェイスを提供するために、検査初期化モジュール108を利用することができる。
【0032】
例示用の一実施形態において、地理位置情報モジュール110は、クライアントからクライアントの場所を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、クライアントは、GPS信号を受け取るために且つ受け取られたGPS信号からクライアントの場所を判定するために、GPS通信機を含むことができる。別の例示用の実施形態において、クライアントは、モバイル装置内において動作自在に結合又は埋込みされた通信機を介して2つ以上の受け取られた信号を使用してその場所を三角測量することができる。別の例示用の実施形態において、クライアントは、クライアントが配置されている場所を発見するために、近傍のWi-Fiホットスポット及びその他の無線アクセスポイントの特性を使用し得るWi-Fi測位システムを使用してその場所を判定することができる。クライアント場所は、暗号化されたネットワークを介して地理位置情報モジュール110に送信することができる。
【0033】
例えば、レール検査の際に、ユーザーは、レールセグメントの第1端部上の開始点において開始することにより、レールセグメントの検査を開始することが可能であり、且つ、セグメントに関係する一連のデータポイントをキャプチャすることができる。検査に関係するデータのロギングを開始するには、まず、ユーザーの場所を判定しなければならない。例示用の一実施形態において、ユーザーの場所は、ユーザーの場所(例えば、ラインセグメント、マイルポスト場所、など)の1つ又は複数の特性を受け取ることにより、或いは、クライアントのGPS機能を利用することにより、識別することができる。別の例示用の実施形態において、GPS場所(緯度及び/又は経度座標)が判定されたら、地理位置情報モジュール110は、ユーザーの場所の1つ又は複数の特性(例えば、ラインセグメント、マイルポスト場所、曲線-ハイレール又はローレール、など)を判定することができる。別の例示用の実施形態において、GPS座標は、GPS座標を地理情報システム(GIS)データベース内において保存されているものと相関させることにより、ラインセグメント及びマイルポストを判定することができる。例えば、GISデータベースは、特定の緯度及び経度座標と関連する1つ又は複数のレールセグメント特性を含むことができる。
【0034】
例示用の一実施形態において、資産識別モジュール112は、クライアントに送信するべきプロンプトのタイプを判定するために、ユーザーの場所、資産タイプ、又は資産記述を利用することができる。例えば、プロンプトは、1つ又は複数の基準を含み得る。別の例示用の実施形態において、場所が判定されたら、資産識別モジュール112は、検査用の資産部品を自動的に判定することができる。別の例示用の実施形態において、基準は、特定のレールセグメント、部屋、フロア、コンポーネント、又はその他の関連する要素用の部品に基づいて判定することができる。例えば、異なるレールサイズを曲線の程度に基づいてシステムによって判定することができる。STAMPシステム200は、サーバーに動作自在に結合されたデータベース内において保存されている部品及び基準を取得することができる。基準は、その他の関連する基準に加えて、レールサイズ、レール材料、枕木タイプ、接続タイプ、部屋寸法、電力定格、又は温度を含み得る。
【0035】
例示用の一実施形態において、検査生成モジュール114は、検査を生成、キャプチャ、及び完了することができる。例示用の一実施形態において、検査は、資産タイプに関係する1つ又は複数のモデルに基づいたものであり得る。モデルは、資産特性、基準、規格、及び/又はその資産用の要件を含み得る。例えば、レールモデルは、その他のものに加えて、軌道形状、軌道番号、本線、非本線、引込分岐線などの基準を含み得る。別の例示用の実施形態において、モデルは、そのモデル用の様々な部分から構成することができる。例えば、部品は、レール、遷移部、留め具、アンカー、曲線ブロック、及びその他の関連する部分を含み得る。
【0036】
別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、モデル及び/又はその関連する部品に基づいてユーザーが配置されているレールセグメントの実際の検査をカスタマイズするために、特定の地点(例えば、本線軌道、曲線、直線、両方、など)上において一連のデータフィールド及び/又は質問を生成することができる。有利には、特定の地点上のデータフィールド及び/又は質問は、データフィールド/質問に対するエントリ/要求がユーザーから受け取られ且つ検査生成モジュール114によって分析された後に、ユーザーに供給することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、関連する部品及びそのモデル用の基準を有するデータベース内において保存されているモデルを取得することができる。関連する部品及び基準が受け取られたら、検査生成モジュール114は、特定のレールセグメント用の適応的検査プロセスの一部分として基準を表示することができる。また、部品及び基準は、場合によっては相対的に大規模な検査のカスタマイズを提供するために、場所及びタイムフレームに結び付けることもできる。
【0037】
検査生成モジュール114は、以前の応答に基づいて次の入力要求を生成することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、次の検査質問を生成するために特定の部品用の基準によって取得された基準を使用することができる。これは、ユーザーインターフェイスを合理化しつつ、関連する質問のみを問うように入力要求をカスタマイズするという利益を提供している。例えば、レール検査の場合には、検査生成モジュール114によってキャプチャされるべきレール情報のタイプは、その他のものに加えて、レール計測、レール製造者、設置年度、及び(例えば、ゲージ、面、及び垂直方向損耗の)損耗計測値を含み得る。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、検査されている特定のレールセグメント又は1つ又は複数のレール特性に基づいて適応的検査フィールドを生成することができる。別の例示用の実施形態において、検査対象の特定のレールセグメントの特性に基づいて異なるレール基準が存在し得る。例えば、その他の関連する基準に加えて、曲線の程度、セグメント上において走行したトン数は、異なる入力フィールドが特定の検査のために示されるようにすることができる。検査生成モジュール114は、ラジオボタン、テキストフィールド、チェックボックス、及びその他の適切な入力要素などのユーザー入力要素と共に、これらのフィールドをクライアント上において表示することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、履歴又はその他の関連する保存されているデータに基づいて、レールセグメント用の1つ又は複数の値をユーザー入力要素内に事前入力することができる。
【0038】
検査生成モジュール114は、ほとんどの部品にフィットし得る又はフィットし得ない一般的な部品検査用の質問のみを列挙するわけではない。その代わりに、質問は、検査されている特定の部分に対してカスタマイズすることができる。入力が「はい」又は「いいえ」であるのか或いは「相対的に高い」又は「相対的に低い」であるのかの回答が検査生成モジュール114内に入力された際に、検査生成モジュール114は、検査フローを生成するために、以前の回答に基づいて最も適切な次の質問を生成することができる。別の例示用の実施形態においては、フィールドは、ユーザーによるデータの誤入力の防止を支援するために、特定のタイプのデータのみを許容することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114の検査フローは、規格又はポリシーに応じて資産を検査するようにユーザーを導くことが可能であり、且つ、最小限のユーザーの背景知識と共に検査用の正確な場所を提供しつつ検査を分析するために、すべての必要なデータをキャプチャすることができる。別の例示用の実施形態において、検査ワークフローが検査について終了したら、検査生成モジュール114は、検査レコードをクライアント及び/又はデータベースに保存することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成モジュール114は、検査をアップロードするように且つSTAMPのWebUI又はデータベースへの検査の転送を促進するように、ユーザーに要求することができる。
【0039】
例示用の一実施形態において、STAMP計画システム206は、計画初期化モジュール116、資産関連付けモジュール118、及び計画生成モジュール120を含むことができる。計画初期化モジュール116、資産関連付けモジュール118、及び計画生成モジュール120は、鉄道資産用の保全計画を促進するために且つ保全計画生成、終了、及び状態アルゴリズムを含む計画に関係するデータをキャプチャするために、1つ又は複数のアルゴリズムを実装することができる。アルゴリズム及びその関連する閾値及び/又はシグネチャは、特定の鉄道資産、用途、機能、施設、又はその他の要件に適するようにプログラミング可能であり得る。STAMP計画システム206は、クライアント又はサーバーとの間において資金計画又はその他の適切な活動に関係するメッセージを送信及び受信するように構成することができる。別の例示用の実施形態においては、STAMP計画システム206は、ユーザー装置上における表示のために1つ又は複数の要素を生成することができる。要素は、更なる情報を資金計画に関係するユーザーに提供することができる。例えば、アラートをSTAMP検査システム202によって生成することが可能であり、且つ、計画カウント、計画完了、計画提出、計画要求、又はその他の適切な情報を通知するためにクライアント上において表示することができる。これに加えて、計画状態を通知するために、システムシンボルをクライアント上において表示することもできる。
【0040】
例示用の一実施形態において、計画初期化モジュール116は、資金計画が生成されるべきかどうか及び/又は検査レコードを生成するべきかどうかを選択するように、ユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、計画初期化モジュール116は、ユーザーが検査を実施するのに伴って基準を処理することができる。例として、レールの損耗の計測が1/4’’のみであり、且つ、検査用の資金計画を生成するために5/8’’の損耗が必要とされている場合には、計測された損耗が資金計画要件を充足することにならないことが明らかであり、従って、資金計画を生成する代わりに、検査は、完了としてマーキングすることが可能であり、且つ、計画生成を選択することなしに検査をサーバーにアップロードすることができる。例示用の一実施形態において、計画が検査について生成されない場合には、検査レコードは、データベース内において保存されている。別の例示用の実施形態において、計画が生成される場合には、検査レコードは、データベース内において保存され得るが、計画初期化モジュール116は、特定の計画番号を生成することが可能であり、且つ、その検査レコードを別個のセクション内に入力することが可能であり、この場合に、検査は、クライアント又はサーバー上において保存され得る。別の例示用の実施形態において、検査のみが生成された際には、関連する検査データは、検査ログ内において保存することができる。別の例示用の実施形態において、入力されたすべてのデータに基づいた特定の情報を計画初期化モジュール116によって取得することが可能であり、且つ、資金計画内に入力することができる。例えば、関係する資金計画のためのベースラインを生成するために、すべてのロジックをバックグラウンドにおいて処理することができる。次いで、ユーザーは、精度を保証するために且つ計画が正しいことを検証するために、資金計画を検討することが可能であり、任意の消失データを入力することが可能であり、且つ、データを検討することができる。
【0041】
別の例示用の実施形態において、計画初期化モジュール116は、関連する保存されている閾値を取得し且つ鉄道資産と関連付けることができる。別の例示用の実施形態において、計画初期化モジュール116は、資金計画が生成されるべきかどうかを判定するために、1つ又は複数のレール基準が付与されている場合に、予測モデル化を利用することができる。例えば、資金計画を生成するかどうかを判定する際には、軌道セグメント上のトン数及びこの軌道が定位置に存在していた持続時間を計画初期化モジュール116によって考慮することができる。例示用の一実施形態において、計画初期化モジュール116は、特定のレールセグメントを検査するように且つスケジューリングプログラムを判定するように、ユーザーを導くことができる。この結果、STAMPシステムは、置換される必要がある鉄道資産と、その時期と、を判定するために、予測モデル化を提供することができる。
【0042】
例示用の一実施形態において、資産関連付けモジュール118は、特定の部品又はモデル用の材料を選択するために基準を適応的な方式で相関させることができる。例えば、資産関連付けモジュール118は、曲線の程度に基づいてレールサイズを自動的に判定することができる。データベース内において保存されている特定のモデル用の基準は、使用されるべき材料、更なるコンポーネントが含まれるべきかどうか、を判定し得る1つ又は複数の閾値を含むことができる。この適応的な閾値処理は、資金計画の1つ又は複数の特性を変更することができる。これに加えて、閾値は、閾値処理が履歴データ、検査データ、季節、温度、費用、予算、又はその他の関連するデータに基づいて変化し得ることから、適応的である。例として、百万総トン(MGT)のトラフィックという特定の閾値超を有する高度な曲線が資産関連付けモジュール118によって識別された場合には、モジュール118は、データベース内において特定の閾値及び関連する材料割当が付与された場合に、そのシナリオに適するように41136のレールサイズを選択することができる。第1レール材料が第1~第2曲線度の曲線について選択され得るように且つ第2レール材料が第2~第3曲線度の曲線について選択されるように、1つ又は複数の閾値を1つ又は複数の材料について確立することができる。また、材料は、これまで軌道上において走行したトン数又はレール損耗のその他のインジケータなどの第2選択基準に基づいて変更することもできる。資産関連付けモジュール118は、141ポンドのレールによって資金計画を指示及び構築するように、レールサイズを41136に設定することができる。別の例示用の実施形態において、資産関連付けモジュール118は、使用、損耗、天候、又はその他の関連する情報の変化に基づいて資産に関係する基準の適応的閾値処理を提供することができる。別の例示用の実施形態において、資産関連付けモジュール118は、適合された閾値を特定のモデル用のデータベース内において保存することができる。
【0043】
資産関連付けモジュール118は、1つ又は複数の閾値が適合されるべきかどうかを判定するために、検査からの実際の計測データをSTAMPシステムによって生成された算出予測データと相関させることができる。適応的閾値処理は、特定の用途には必要とされるがもはや特定のラインセグメントについては必要とされない相対的に高価な材料の使用を低減することにより、費用節約を結果的にもたらすことができる。資産関連付けモジュール118は、レールサイズ、絶縁ジョイントが必要とされるかどうか、などのような保存されている資産に関係する基準用の異なるシナリオに基づいてレールセグメントの状態を理解するために、自動的にMGT表を参照することができる。別の例示用の実施形態において、検査の際にユーザーによってキャプチャされたデータは、レールセグメントのために機械学習アルゴリズム用のトレーニングデータとして使用することができる。機械学習アルゴリズムは、任意の履歴データと共に、キャプチャされたデータを分析することが可能であり、且つ、資金計画が生成されるべきかどうかを判定することができる。別の例示用の実施形態において、システムは、資金計画を生成することが可能であり、或いは、ユーザーによる計画生成判定をオーバーライドすることもできる。
【0044】
例示用の一実施形態において、計画生成モジュール120は、現時点の又は保存されている検査レコードから計画を生成することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、一意の計画ID、計画バージョン、計画状態を生成することが可能であり、且つ、計画をドラフト内に配置することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、ユーザーによって識別された予算年度をインポートすることが可能であり、且つ、入力情報に基づいて部署コードとプロジェクトタイプを関連付けることができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、プロジェクトサブタイプ(例えば、相対的に高いレート又は相対的に低いレートの木材又はコンクリート上のレールリレー)を関連付けることができる。例示用の別の実施形態において、計画生成モジュール120は、資金調達コードを生成するためにその情報を利用するように、特定の情報をインポートすることができる。別の例示用の実施形態において、ユーザーは、提供された情報に基づいて資金調達コードを選択することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、場所情報の少なくとも一部分をインポートすることができる。このようなインポートされる場所情報は、マイルポスト場所、軌道番号、緯度及び経度座標を含み得る。
【0045】
別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、部品をインポートすることが可能であり、且つ、一連のデータポイントを確認するようにユーザーに要求することができる。例示用の一実施形態において、計画生成は、(WebUIを介して)クライアント又はサーバー上において発生し得る。例えば、部品が曲線ハイレールである場合に、モジュールは、その程度用の曲線をインポートすることが可能であり、鉄道番号を識別することが可能であり、留め具タイプのみならず、プレートが必要とされないことを検証することができる。別の例示用の実施形態においては、部品を自動入力することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、部品を自動入力することが可能であり、且つ、部品が正しいことを確認するようにユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、レールセグメント内の部品が確認されたら、計画生成モジュール120は、インポートされた検査レコード及びWebUI内に入力された任意の属性に基づいて進行し且つ材料を自動入力するように、ユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、ユーザーが計画要件に基づいて材料を追加又は除去することによって計画をカスタマイズすることを許容することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、ユーザーの注記をキャプチャするためのテキストフィールドを提供することができる。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、部品、追加された任意のコメントを保存することが可能であり、且つ、次いで、部品を資金計画に追加することができる。例えば、曲線の場合に、1つの部品を有する1つの計画を生成することができる。換言すれば、大きな曲線の場合に、1つの計画内において1つの部品を生成することができる。大きな曲線の場合には、別個の計画内において別個の部品を生成することができる。傾斜レールである場合には、それは、それぞれのレールごとに2つの部品を有し得るであろう。
【0046】
この結果、複数の異なる部品を使用して資金計画を生成することができる。別の例示用の実施形態においては、検査に基づいて交換を必要としている部品のみが資金計画内において含まれ得る。別の例示用の実施形態において、計画生成モジュール120は、通知された材料の量及び単価に基づいたその材料についてインポートされている単価情報に基づいて費用を自動的に算出することができる。有利には、計画生成モジュール120は、そのプロジェクトの費用の金額を推定することができる。部品及び材料費用は、STAMPシステムに動作自在に結合されている契約価格を維持する価格データベースからインポートすることができる。STAMPシステムは、ユーザーが検査を実行し且つ現時点において利用されている任意の資産について計画を生成することを許容している。別の例示用の実施形態において、STAMPシステム200は、クライアント内において計画を承認することができる。別の例示用の実施形態において、モデルは、検査が発生するべき時期と、その場所と、を通知するために、スケジューリングパラメータを含むことができる。これに加えて、STAMPシステム200は、検査を特定のユーザー又はユーザーのグループに割り当てることが可能であり、且つ、クライアント内において新しい検査要求の通知を提供することができる。
【0047】
図3は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による戦略的軌道及び保全計画プロセスフロー制御ロジック300を例示するフローチャートを示している。STAMPプロセスフロー制御ロジック300は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上のアルゴリズムとして実装することができる。STAMPプロセスフロー制御ロジック300は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。
【0048】
STAMPプロセスフロー制御ロジック300は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。STAMPプロセスフロー制御ロジック300の速度及び効率性は、STAMP検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの分野における当業者は、シングル処理スレッドの使用を利用することもできると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0049】
本実施形態のSTAMPプロセスフロー制御ロジック300は、ステップ310において開始しており、ここで、制御ロジック300は、検査要求を生成又は受信することができる。例示用の一実施形態において、検査要求は、現場(例えば、鉄道軌道の近傍)におけるクライアントからのものであり得る。別の例示用の実施形態において、検査要求は、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含むことができる。別の例示用の実施形態において、要求は、アップロード、ダウンロード、保存、取得、又はその他の適切なコマンドなどのコマンドを含むことができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ312に進んでいる。
【0050】
ステップ312において、制御ロジック300は、検査データを使用して要求を生成することが可能であり、且つ、検査をアップロードすることができる。例示用の一実施形態において、検査は、鉄道資産の1つ又は複数の特性を含むデータファイルであり得る。次いで、制御ロジック300は、ステップ314に進んでいる。
【0051】
ステップ314において、制御ロジック300は、検査データをデータファイル又はメッセージとしてフォーマットすることができる。例示用の一実施形態において、データファイル、メッセージ、ストリング、又はパイプは、JSONメッセージ、SOAPメッセージ、XMLファイル、RESTfulストリング、又はその他の適切なフォーマットであり得る。次いで、制御ロジック300は、ステップ316に進んでいる。
【0052】
ステップ316において、制御ロジック300は、特定の要求について認証トークンを生成することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック300は、暗号化されたネットワーク上においてクライアントから認証トークンを受け取ることができる。例えば、クライアント302は、ログインを介してユーザー名及びパスワード、生体計測、多要素認証、又はその他の適切なクレデンシャルを含む有効なクレデンシャルを提供することにより、STAMPシステムにアクセスすることができる。別の例示用の実施形態において、クレデンシャルは、認証トークンを生成するために処理することができる。例えば、認証トークンは、既知のアルゴリズムに従って新しい認証トークンを定期的に生成するドングル又はキーフォブを介することにより、クライアント上の又はSMSを介してオンデマンドで送信された認証アプリを使用することにより、ログインクレデンシャルの少なくとも一部分をハッシュ化することにより、或いは、その他の適切な方法論により、JWT(JSON Web Token)として生成することができる。別の例示用の実施形態において、認証トークンは、クライアント302からサーバー304及び/又はデータベース306への単一サインオン認証を許容することができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ318に進んでいる。
【0053】
ステップ318において、認証トークンがゲートウェイに送信されている。例示用の一実施形態において、ゲートウェイは、ルーター、スイッチ、又はその他の適切な装置であり得る。別の例示用の実施形態において、ゲートウェイは、暗号化されたネットワークに動作自在に結合することができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ320に進んでいる。
【0054】
ステップ320において、制御ロジック300は、トークンを検証することができる。例示用の一実施形態において、認証トークンは、クライアント302用のアクセスを検証するために、サーバー304によって解析することができる。別の例示用の実施形態において、認証は、ユーザーがセキュリティトークンを伝達することによって自身が有効なユーザーであることをサーバーに対して証明し得る場合に成功し得る。次いで、制御ロジック300は、ステップ322に進んでいる。
【0055】
ステップ322において、制御ロジックは、要求を認証することができる。例示用の一実施形態において、認証トークンがサーバー304によって検証された後に、制御トークンは、サーバー304が成功裡にユーザー要求の認証決定を実施するように又は活動を検査し得るように、クライアント302用のセキュリティコンテキストを確立するために使用することができる。別の例示用の実施形態において、サーバー304は、トークンの検証を試みることになり、且つ、成功した場合に、要求の処理を継続することになろう。サーバーがトークンを検証できなかった場合には、サーバー302は、認可を検証できなかったことから要求を処理できなかったと主張するメッセージを生成することができる。別の例示用の実施形態においては、要求は、その他の関連する要求に加えて、検査データ又はファイルをアップロードする、ダウンロードする、検討する、又は完了させるためのものであってよい。次いで、制御ロジック300は、ステップ324に進んでいる。
【0056】
ステップ324において、制御ロジック300は、ウェブサービスエンドポイントを生成することができる。例示用の一実施形態において、ウェブサービスエンドポイントは、参照され得る且つウェブサービスメッセージがアドレス指定され得るサーバー304上のエンティティ、プロセッサ、又はリソースであり得る。エンドポイントリファレンスは、ウェブサービスエンドポイントをアドレス指定するために必要とされる情報を伝達することができる。別の例示用の実施形態において、ウェブサービスエンドポイントは、クライアント302がサーバー304のリソースに対するアクセスを取得し得るウェブアドレス(例えば、URL)であり得る。別の例示用の実施形態において、URLを参照することにより、クライアント302は、サーバー304によって提供される動作にアクセスすることができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ326に進んでいる。
【0057】
ステップ326において、制御ロジック300は、要求をレール検査モデルオブジェクトに変換することができる。例示用の一実施形態において、モデルは、特定のタイプの検査に関係付けることができる。例えば、モデルは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又はその他の適切なモデルタイプを有することができる。別の例示用の実施形態において、モデルは、自身に関係付けられた1つ又は複数のオブジェクトを有することができる。それぞれのオブジェクトは、特定のモデルに関係する1つ又は複数の特性又はパラメータを有し得る。別の例示用の実施形態においては、モデルオブジェクトへの変換のために要求の1つ又は複数のフィールドを非選択状態とするために、要求を解析することができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ330に進んでいる。
【0058】
ステップ330において、制御ロジック300は、モデルをGISデータベースに追加することができる。例示用の一実施形態において、モデルは、ヘッダを含み得る。別の例示用の実施形態において、モデルは、属性表を含み得る。モデルは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又はその他の適切なモデルタイプを含むモデルタイプに関係する任意の関連データに適するようにカスタマイズすることができる。次いで、制御ロジック300は、ステップ332に進んでいる。
【0059】
ステップ332において、制御ロジック300は、資金計画を生成することができる。資金計画は、更に詳細に後述するように、レール検査データ及びレール基準を含み得る。次いで、制御ロジック300は、ステップ334に進んでいる。
【0060】
ステップ334において、制御ロジック300は、WebUIを介して検査画面をレンダリングすることができる。次いで、制御ロジック300は、終了するか又は新しい要求を待機し、且つ、上述のステップを反復し得る。
【0061】
図4は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による直線フローレール検査制御ロジック400を例示するフローチャートを示している。直線フローレール検査制御ロジック400は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上のアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、直線フローレール検査制御ロジック400は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むSTAMP検査システム202の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。直線フローレール検査制御ロジック400は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。直線フローレール検査制御ロジック400の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図11A図11Cにおいて示され得る。
【0062】
直線フローレール検査制御ロジック400は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。直線フローレール検査制御ロジック400の速度及び効率性は、直線フローレール検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0063】
本実施形態の直線フローレール検査制御ロジック400は、ステップ402において、開始しており、ここで、制御ロジック400は、検査生成コマンドを受け取ることができる。例示用の一実施形態において、検査コマンドは、検査生成コマンドの選択により、生成することができる。例えば、検査生成コマンドは、クライアントの画面上において選択可能である画像又はシンボルであり得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、資産タイプ及び資産記述を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、暗号化されたネットワークを介して、データベースから、場所、資産タイプ、又は資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得することができる。別の例示用の実施形態において、コマンド又はデータは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含み得る。別の例示用の実施形態において、コマンドは、アップロード、ダウンロード、保存、取得、又はその他の適切なアクションを開始することができる。次いで、制御ロジック400は、ステップ404に進んでいる。
【0064】
ステップ404において、制御ロジック400は、プロジェクト記述を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、プロジェクト記述は、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。例えば、プロジェクト記述は、クライアントから受け取られたテキストストリングであり得る。テキストストリングは、ユーザー入力から受け取ることができる。次いで、制御ロジック400は、ステップ406に進んでいる。
【0065】
ステップ406において、制御ロジック400は、軌道形状を判定することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において軌道形状用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道形状は、曲線軌道、直線軌道、又はその他の適切な軌道形状であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道形状は、クライアントからのユーザー入力を介して判定することができる。軌道形状が直線である場合には、制御ロジック400は、ステップ410に進んでいる。軌道形状が曲線である(湾曲している)場合には、制御ロジック400は、ステップ408に進んでいる。
【0066】
ステップ408において、制御ロジック400は、図5において更に詳細に記述するように、曲線レール検査アルゴリズムを開始することができる。
【0067】
ステップ410において、制御ロジック400は、軌道タイプを判定することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において軌道タイプ用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道タイプは、本線、非本線、引込線又は分岐線、又はその他の適切な軌道タイプであり得る。別の例示用の実施形態において、軌道タイプは、クライアントからのユーザー入力を介して判定することができる。軌道タイプが本線である場合には、制御ロジック400は、ステップ412に進んでいる。軌道タイプが非本線である場合には、制御ロジック400は、ステップ416に進んでいる。軌道タイプが引込線又は分岐線である場合には、制御ロジック400は、ステップ418に進んでいる。
【0068】
ステップ412において、制御ロジック400は、軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において軌道番号用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道番号は、単線、本線1、本線2、本線N、又はその他の適切な軌道番号であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道番号は、バックトラック用、産業用、又はヤード用のものであり得る。別の例示用の実施形態において、軌道番号は、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。軌道番号が単線又は本線1~本線8である場合には、制御ロジック400は、ステップ420に進んでいる。軌道番号が異なる(その他の)番号である場合には、制御ロジック400は、ステップ414に進んでいる。
【0069】
ステップ414において、制御ロジック400は、その他の軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、その他の軌道番号を規定したユーザー入力を受け取るために、入力オブジェクト(例えば、テキストフィールド)及びキーボードをクライアント上において表示することができる。次いで、制御ロジック400は、ステップ420に進んでいる。
【0070】
ステップ416において、制御ロジック400は、軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において軌道番号用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道番号は、単線、本線1、本線2、本線N、又はその他の適切な軌道番号であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道番号は、クライアントからユーザー入力を介して受け取ることができる。次いで、制御ロジック400は、ステップ418に進んでいる。
【0071】
ステップ418において、制御ロジック400は、CLIC(Car Location Inventory Control)番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、CLIC番号は、6桁を含み得る。例えば、最初の2つの桁は、ゾーンを表記し、第2の2つの桁は、ゾーン内の軌道番号を通知し、且つ、最後の2つの桁は、軌道上の場所を表している。別の例示用の実施形態において、CLIC番号は、クライアントからユーザー入力を介して受け取ることができる。次いで、制御ロジック400は、ステップ420に進んでいる。
【0072】
ステップ420において、制御ロジック400は、直線状のレール用のレール位置を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、直線レール位置は、左、右、両方、又はその他の適切な位置であり得る。次いで、制御ロジック400は、ステップ420に進んでいる。
【0073】
ステップ422において、制御ロジック400は、新しい検査を生成することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、プロジェクト記述、軌道形状、及び軌道タイプが判定されたら、検査を開始するようにユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、新しい検査レコードを生成することができる。検査レコードは、クライアント又はサーバー上において保存することができる。制御ロジック400は、クライアント上においてボタン、グラフィック、又はその他の適切なウィジェットを表示することにより、ユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、検査の詳細をクライアント又はサーバーデータベースに保存又は更新することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において検査開始画面又はその他の適切な表示画面を表示することができる。次いで、制御ロジック400は、終了するか又は新しい検査生成要求を待機し、且つ、上述のステップを反復することができる。
【0074】
図5は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による曲線フローレール検査制御ロジック500を例示するフローチャートを示している。曲線フローレール検査制御ロジック500は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上のアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、曲線フローレール検査制御ロジック500は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むSTAMP検査システム202の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。曲線フローレール検査制御ロジック500は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。曲線フローレール検査制御ロジック500の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図11D図11Eにおいて示され得る。
【0075】
曲線フローレール検査制御ロジック500は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。曲線フローレール検査制御ロジック500の速度及び効率性は、曲線フローレール検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0076】
本実施形態の曲線フローレール検査制御ロジック500は、ステップ408において開始しており、ここで、制御ロジック500は、図4のステップ408に従って曲線軌道検査インスタンス生成を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、コマンド又はデータは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含み得る。次いで、制御ロジック500は、ステップ502に進んでいる。
【0077】
ステップ502において、制御ロジック500は、軌道タイプを受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、クライアント上において軌道タイプ用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道タイプは、本線、非本線、引込線又は分岐線、又はその他の適切な軌道タイプであり得る。別の例示用の実施形態において、軌道タイプは、クライアントからのユーザー入力を介して判定することができる。軌道タイプが本線である場合には、制御ロジック500は、ステップ504に進んでいる。軌道タイプが非本線である場合には、制御ロジック500は、ステップ508に進んでいる。軌道タイプが引込線又は分岐線である場合には、制御ロジック500は、ステップ510に進んでいる。
【0078】
ステップ504において、制御ロジック500は、軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、クライアント上において軌道番号用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道番号は、単線、本線1、本線2、本線N、又はその他の適切な軌道番号であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道番号は、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。軌道番号が単線又は本線1~本線8である場合には、制御ロジック500は、ステップ512に進んでいる。軌道番号が異なる(その他の)番号である場合には、制御ロジック500は、ステップ506に進んでいる。
【0079】
ステップ506において、制御ロジック500は、その他の軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、その他の軌道番号を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジック500は、ステップ512に進んでいる。
【0080】
ステップ508において、制御ロジック500は、軌道番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、クライアント上において軌道番号用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道番号は、単線、本線1、本線2、本線N、又はその他の適切な軌道番号であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道番号は、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。次いで、制御ロジック500は、ステップ510に進んでいる。
【0081】
ステップ510において、制御ロジック500は、CLIC(Car Location Inventory Control)番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、CLIC番号は、6桁を含み得る。例えば、最初の2つの桁は、ゾーンを表記し、第2の2つの桁は、ゾーン内の軌道番号を通知し、且つ、最後の2つの桁は、軌道上の場所を表している。別の例示用の実施形態において、CLIC番号は、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。次いで、制御ロジック500は、ステップ512に進んでいる。
【0082】
ステップ512において、制御ロジック500は、曲線番号を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、曲線番号を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジック500は、ステップ514に進んでいる。
【0083】
ステップ514において、制御ロジック500は、曲線状のレールを受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において曲線状のレール用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、曲線状のレールは、ハイ、ロー、又はその他の適切なレールであり得る。別の例示用の実施形態において、曲線状のレールは、クライアントからのユーザー入力を介して受け取ることができる。次いで、制御ロジック500は、ステップ516に進んでいる。
【0084】
ステップ516において、制御ロジック500は、直線状のレール用のレール位置を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、直線レール位置は、左、右、両方、又はその他の適切な位置であり得る。次いで、制御ロジック500は、ステップ518に進んでいる。
【0085】
ステップ518において、制御ロジック500は、新しい検査を生成することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック500は、検査を開始するようにユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック500は、新しい検査レコードを生成することができる。検査レコードは、クライアント又はサーバー上において保存することができる。制御ロジック500は、クライアント上においてボタン、グラフィック、又はその他の適切なウィジェットを表示することにより、ユーザーに要求することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック500は、クライアント又はサーバーデータベースに検査の詳細を保存又は更新することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック500は、クライアント上において検査開始画面又はその他の適切な表示画面を表示することができる。次いで、制御ロジック500は、終了するか又は新しい検査生成要求を待機し、且つ、上述のステップを反復することができる。
【0086】
図6は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査制御ロジック600を例示するフローチャートを示している。レール検査制御ロジック600は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上においてアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、レール検査制御ロジック600は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むSTAMP検査システム202の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。レール検査制御ロジック600は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。レール検査制御ロジック600の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図12A図12Bにおいて示され得る。
【0087】
レール検査制御ロジック600は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。レール検査制御ロジック600の速度及び効率性は、直線フローレール検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0088】
本実施形態のレール検査制御ロジック600は、ステップ602において開始しており、ここで、制御ロジック600は、検査に関係する1つ又は複数のプロンプトを表示することができる。例示用の一実施形態において、プロンプトは、データベース内において保存されている検査に関係するデータから特定の場所における特定の資産について取得することができる。別の例示用の実施形態において、プロンプトは、第1プロンプトが応答される時点まで後続のプロンプトが表示され得ないように、ステップごとの方式で提示することができる。別の例示用の実施形態において、プロンプトは、プロンプトの第1グループが応答される時点まで後続のプロンプトが表示され得ないように、ステップごとの方式で提示することができる。別の例示用の実施形態において、ステップごとの検査プロンプトは、取得された資産データに基づいて制御ロジック600によって生成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示することできる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、それぞれの検査に関係するフィールド用の任意の履歴データが第1データベース内において保存されているかどうかを識別することができる。例えば、制御ロジック600は、検査プロンプトと関連する検査に関係するフィールドを特定の場所についてデータベース内において保存されている検査に関係するフィールドと比較することができる。値が、検査に関係するフィールドについてデータベース内において保存されている場合には、その値を検査プロンプトと関連する入力オブジェクト内において自動入力することができる。履歴データは、計測、規格、閾値、範囲、費用、又はその他の適切なデータなどの値を含み得る。別の例示用の実施形態において、検査に関係するフィールドについて履歴データが存在している場合には、制御ロジック600は、クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示することができる。例えば、自動入力される応答は、データベースから取得された履歴値又はSTAMPシステムによって判定された値であり得る。別の例示用の実施形態において、プロンプトは、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの対応する入力オブジェクトを含み得る。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを含み得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ604に進むことができる。
【0089】
ステップ604において、制御ロジック600は、クライアントの開始レール場所を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、存在している場合には、1つ又は複数の検査プロンプトに対する応答又は自動入力された応答の検証を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、入力プロンプト(例えば、開始レール場所)に対する応答を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック600によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することできる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、開始レール場所をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、クライアントの場所を判定するために、クライアントのGPS機能をインスタンス生成することができる。例えば、制御ロジック600は、クライアントに結合された地理位置情報モジュール又はGPS装置からクライアントの緯度及び経度座標を受け取ることができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ606に進んでいる。
【0090】
ステップ606において、制御ロジック600は、ラインセグメント値を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、クライアント近傍のラインセグメントを規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、ラインセグメントが通知された際に、受け取られたGPSの緯度及び経度座標を上書きすることができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ608に進んでいる。
【0091】
ステップ608において、制御ロジック600は、マイルポスト値を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、クライアント近傍のマイルポストを規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、マイルポストが通知された際に、受け取られたGPSの緯度及び経度座標を上書きすることができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ610に進んでいる。
【0092】
ステップ610において、制御ロジック600は、軌道形状を判定することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック400は、クライアント上において軌道形状用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道形状は、曲線軌道、直線軌道、又はその他の適切な軌道形状であり得る。別の例示用の実施形態において、軌道形状は、クライアントからのユーザー入力を介して判定することができる。軌道形状が直線である場合には、制御ロジック600は、ステップ612に進んでいる。軌道形状が曲線である(湾曲している)場合には、制御ロジック600は、ステップ618に進んでいる。
【0093】
ステップ612において、制御ロジック600は、直線状のレールについて検査されるべきレール位置を判定することができる。例示用の一実施形態において、直線レール位置は、左、右、両方、又はその他の適切な位置であり得る。レール位置が左又は右である場合には、制御ロジック600は、ステップ618に進んでいる。レール位置が両方である場合には、制御ロジック600は、ステップ614に進んでいる。
【0094】
ステップ618において、制御ロジック600は、遷移レールが必要とされているかどうかの通知を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、遷移レール通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック600によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、遷移レール通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。遷移レールが必要とされている場合には、制御ロジック600は、ステップ624に進んでいる。左遷移レールが必要とされていない場合には、制御ロジック600は、ステップ620に進んでいる。
【0095】
ステップ620において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック600によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ650に進んでいる。
【0096】
ステップ624において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック600によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ626に進んでいる。
【0097】
ステップ626において、制御ロジック600は、終了遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかについての通知を受け取っている。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、終了遷移レール出荷通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック600によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック600は、終了遷移レール出荷通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了遷移レール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジック600は、ステップ628に進んでいる。終了遷移レール出荷がプラントにおいて溶接される場合には、制御ロジック600は、ステップ628に進んでいる。
【0098】
ステップ628において、制御ロジック600は、垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上における機関車移動に起因したレールヘッドの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、垂直方向ヘッド損失値を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ630に進んでいる。
【0099】
ステップ630において、制御ロジック600は、ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向のゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、ゲージ面損失値を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ650に進んでいる。
【0100】
ステップ614において、制御ロジック600は、左遷移レールが必要とされているかどうかを判定している。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。左遷移レールが必要とされている場合には、制御ロジックは、ステップ622に進んでいる。左遷移レールが必要とされていない場合には、制御ロジック600は、ステップ616に進んでいる。
【0101】
ステップ616において、制御ロジック600は、ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左レール用のレール重量を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ638に進んでいる。
【0102】
ステップ622において、制御ロジック600は、左ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左レール用のレール重量を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ632に進んでいる。
【0103】
ステップ632において、制御ロジック600は、左遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかを判定している。左遷移レール用のレール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジックは、ステップ634に進んでいる。左遷移レール用のレール出荷がプラントにおいて溶接される状態において出荷される場合には、制御ロジックは、ステップ634に進んでいる。
【0104】
ステップ634において、制御ロジック600は、左垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上における機関車移動に起因したレールヘッドの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左垂直方向ヘッド損失値を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ636に進んでいる。
【0105】
ステップ636において、制御ロジック600は、左ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向ゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左ゲージ面損失値を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ638に進んでいる。
【0106】
ステップ638において、制御ロジック600は、右遷移レールが必要とされているかどうかを判定している。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。右遷移レールが必要とされている場合には、制御ロジックは、ステップ640に進んでいる。右遷移レールが必要とされていない場合には、制御ロジック600は、ステップ648に進んでいる。
【0107】
ステップ640において、制御ロジック600は、右ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、右レール用のレール重量を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ642に進んでいる。
【0108】
ステップ648において、制御ロジック600は、左ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左レール用のレール重量を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック600は、ステップ650に進んでいる。
【0109】
ステップ642において、制御ロジック600は、右遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかを判定している。右遷移レール用のレール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジックは、ステップ644に進んでいる。右遷移レール用のレール出荷がプラントにおいて溶接される状態において出荷される場合には、制御ロジックは、ステップ644に進んでいる。
【0110】
ステップ644において、制御ロジック600は、左垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上における機関車移動に起因したレールの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左垂直方向ヘッド損失値を規定したユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ646に進んでいる。
【0111】
ステップ646において、制御ロジック600は、左ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向のゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック600は、左ゲージ面損失値を規定するユーザー入力を受け取るためにクライアント上においてテキストフィールド及びキーボードを表示することができる。次いで、制御ロジック600は、ステップ650に進んでいる。
【0112】
ステップ650において、制御ロジック600は、図7において更に詳述されるボディ検査アルゴリズムをインスタンス生成することができる。
【0113】
図7は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるボディフローレール検査制御ロジック700を例示するフローチャートを示している。ボディフローレール検査制御ロジック700は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上においてアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、ボディフローレール検査制御ロジック700は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むSTAMP検査システム202の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。ボディフローレール検査制御ロジック700は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。ボディフローレール検査制御ロジック700の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図13A図13Bにおいて示され得る。
【0114】
ボディフローレール検査制御ロジック700は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。ボディフローレール検査制御ロジック700の速度及び効率性は、ボディフローレール検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0115】
本実施形態のボディフローレール検査制御ロジック700は、ステップ650において開始しており、ここで、制御ロジック700は、図6のステップ650に従ってボディ検査インスタンス生成を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック700は、検査に関係する1つ又は複数の質問を表示することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、ボディ検査画面を表示することができる。別の例示用の実施形態において、コマンド又はデータは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含むことができる。検査データは、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存することができる。次いで、制御ロジック700は、ステップ702に進んでいる。
【0116】
ステップ702において、制御ロジック700は、軌道形状を判定することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック700は、クライアント上において軌道形状用の1つ又は複数の選択肢を表示することができる。例えば、軌道形状は、曲線軌道、直線軌道、又はその他の適切な軌道形状であり得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、軌道形状を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、軌道形状をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。軌道形状が直線である場合には、制御ロジック700は、ステップ704に進んでいる。軌道形状が曲線である(湾曲している)場合には、制御ロジック700は、ステップ708に進んでいる。
【0117】
ステップ704において、制御ロジック700は、直線状のレール用の検査されるべきレールのレール位置を判定することができる。例示用の一実施形態において、直線レール位置は、左、右、両方、又はその他の適切な位置であり得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、直線レール位置を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、直線レール位置をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。レール位置が左又は右である場合には、制御ロジック700は、ステップ708に進んでいる。レール位置が両方である場合には、制御ロジック700は、ステップ706に進んでいる。
【0118】
ステップ706において、制御ロジック700は、図6のステップ614において更に詳述される両方検査アルゴリズムをインスタンス生成することができる。両方検査アルゴリズムが完了したら、制御ロジック700は、ステップ708に進むことができる。
【0119】
ステップ708において、制御ロジック700は、ボディレールが使用開始(敷設)された年度を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、使用開始年度を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、使用開始年度をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ710に進んでいる。
【0120】
ステップ710において、制御ロジック700は、ボディレールの製造者名を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、製造者名を受け取るための入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、製造者名をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ712に進んでいる。
【0121】
ステップ712において、制御ロジック700は、レールボディの重量を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、レール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力ジョブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、クライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内にレール重量を保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ714に進んでいる。
【0122】
ステップ714において、制御ロジック700は、レールボディ用の垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、垂直方向ヘッド損失値を受け取るための入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、垂直方向ヘッド損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ716に進んでいる。
【0123】
ステップ716において、制御ロジック700は、レールボディのゲージ面損失値を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、ゲージ面損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、ゲージ面損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ718に進んでいる。
【0124】
ステップ718において、制御ロジック700は、枕木タイプを判定することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、枕木タイプを受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、枕木タイプをクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。枕木タイプがコンクリートである場合には、制御ロジック700は、ステップ732に進んでいる。枕木タイプが木材である場合には、制御ロジック700は、ステップ720に進んでいる。
【0125】
ステップ732において、制御ロジック700は、レール枕木用のコンクリート留め具選択を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、コンクリート留め具選択を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、コンクリート留め具選択をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ734に進んでいる。
【0126】
ステップ734において、制御ロジック700は、ショルダ(shoulder)修理が必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、ショルダ修理通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、ショルダ修理通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ736に進んでいる。
【0127】
ステップ720において、制御ロジック700は、レール枕木用の木材留め具選択を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、木材留め具選択を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、木材留め具選択をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ722に進んでいる。
【0128】
ステップ722において、制御ロジック700は、プルプレートの変更が必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、プルプレート変更通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバーにおいて制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、プルプレート変更通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ724に進んでいる。
【0129】
ステップ724において、制御ロジック700は、木材枕木タイプ選択用の軌道形状を検証している。例示用の一実施形態において、制御ロジック700は、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存されているこの検査用の軌道形状を取得することができる。軌道形状が直線である場合には、制御ロジック700は、ステップ728に進んでいる。軌道形状が曲線である(湾曲している)場合には、制御ロジック700は、ステップ726に進んでいる。
【0130】
ステップ726において、制御ロジック700は、曲線ブロックが必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、曲線ブロック通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、曲線ブロック通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ728に進んでいる。
【0131】
ステップ728において、制御ロジック700は、木材留め具タイプを判定することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、木材留め具タイプを受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、木材留め具タイプをクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。木材留め具タイプがカットスパイクである場合には、制御ロジック700は、ステップ730に進んでいる。木材留め具タイプがパンドロール(登録商標)である場合には、制御ロジック700は、ステップ736に進んでいる。
【0132】
ステップ730において、制御ロジック700は、レガシーアンカーパターンが使用されるべきかどうかについての通知を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、レガシーアンカーパターン通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック700によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック700は、レガシーアンカーパターン通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ736に進んでいる。
【0133】
ステップ736において、制御ロジック700は、図8において更に詳述されている検査終了アルゴリズムをインスタンス生成することができる。
【0134】
図8は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査終了制御ロジック800を例示したフローチャートを示している。検査終了制御ロジック800は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上のアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、レール検査終了制御ロジック800は、検査初期化モジュール108、地理位置情報モジュール110、資産識別モジュール112、及び検査生成モジュール114を含むSTAMP検査システム202の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。検査終了制御ロジック800は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。検査終了制御ロジック800の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図14Aにおいて示され得る。
【0135】
検査終了制御ロジック800は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。検査終了制御ロジック800の速度及び効率性は、直線フローレール検査を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、大幅に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0136】
本実施形態の検査終了制御ロジック800は、ステップ736において開始しており、ここで、制御ロジック800は、図7のステップ736に従って検査終了インスタンス生成を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、検査の終了に関係する1つ又は複数の質問を表示することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、検査終了画面を表示することができる。別の例示用の実施形態において、コマンド又はデータは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含み得る。検査データは、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ804に進んでいる。
【0137】
ステップ804において、制御ロジック800は、クライアントの終了レール場所を判定することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了レール場所を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上の制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了レール場所をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、クライアントの場所を判定するためにクライアントのGPS機能をインスタンス生成することができる。例えば、制御ロジック800は、地理位置情報モジュール又はGPS装置からクライアントの緯度及び経度座標を受け取ることができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ806に進んでいる。
【0138】
ステップ806において、制御ロジック800は、終了マイルポスト値を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了マイルポスト値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了マイルポスト値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、マイルポストが通知された際に、受け取られたGPSの緯度及び経度座標を上書きすることができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ808に進んでいる。
【0139】
ステップ808において、制御ロジック800は、計測されたフィート数を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、計測されたフィート数を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、計測されたフィート数をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。別の例示用の実施形態において、計測されたフィート数は、任意の入力単位(例えば、フィート、メートル、又はマイル)を有することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、受け取られた単位をフィートに変換することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ810に進んでいる。
【0140】
ステップ810において、制御ロジック800は、絶縁ジョイントの量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、絶縁ジョイントの量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、絶縁ジョイントの量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。別の例示用の実施形態において、計測されたフィート数は、任意の入力単位(例えば、フィート、メートル、又はマイル)を有することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ812に進んでいる。
【0141】
ステップ812において、制御ロジック800は、軌道形状を検証することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存されているこの検査用の軌道形状を取得することができる。別の例示用の実施形態において、軌道形状は、クライアントからのユーザー入力を介して判定することができる。軌道形状が直線である際には、制御ロジック800は、ステップ814に進んでいる。軌道形状が曲線である(湾曲している)場合には、制御ロジック800は、ステップ818に進んでいる。
【0142】
ステップ814において、制御ロジック800は、直線状のレール用の検査されるべきレール位置を判定することができる。例示用の一実施形態において、直線レール位置は、左、右、両方、又はその他の適切な位置であり得る。レール位置が左又は右である場合には、制御ロジック800は、ステップ818に進んでいる。レール位置が両方である場合には、制御ロジック800は、ステップ816に進んでいる。
【0143】
ステップ818において、制御ロジック800は、終了遷移レールが必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了遷移レール通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトは、クライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了遷移レール通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了遷移レールが必要とされている場合には、制御ロジックは、ステップ820に進んでいる。終了遷移レールが必要とされていない場合には、制御ロジック800は、ステップ846に進んでいる。
【0144】
ステップ820において、制御ロジック800は、終了遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかについての通知を受け取っている。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了遷移レール出荷通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了遷移レール出荷通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了遷移レール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジック800は、ステップ822に進んでいる。終了遷移レール出荷がプラントにおいて溶接される場合には、制御ロジック800は、ステップ822に進んでいる。
【0145】
ステップ822において、制御ロジック800は、終了ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了ペアレントレール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了ペアレントレール重量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック800は、ステップ824に進んでいる。
【0146】
ステップ824において、制御ロジック800は、垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上における機関車移動に起因したレールヘッドの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、垂直方向ヘッド損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、垂直方向ヘッド損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ826に進んでいる。
【0147】
ステップ826において、制御ロジック800は、ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向ゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、ゲージ面損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、ゲージ面損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ846に進んでいる。
【0148】
ステップ816において、制御ロジック800は、終了左遷移レールが必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了左遷移レール通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了左遷移レール通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了左遷移レールが必要とされる場合には、制御ロジック800は、ステップ828に進んでいる。終了左遷移レールが必要とされない場合には、制御ロジック800は、ステップ836に進んでいる。
【0149】
ステップ828において、制御ロジック800は、終了左遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかについての通知を受け取っている。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了左遷移レール出荷通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了左遷移レール出荷通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了左遷移レール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジック800は、ステップ830に進んでいる。終了左遷移レール出荷がプラントにおいて溶接される場合には、制御ロジック800は、ステップ830に進んでいる。
【0150】
ステップ830において、制御ロジック800は、左レール用の終了ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了左レールペアレントレール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了左レールペアレントレール重量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック800は、ステップ832に進んでいる。
【0151】
ステップ832において、制御ロジック800は、左レール用の垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上における機関車移動に起因したレールヘッドの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、左レール垂直方向ヘッド損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、左レール垂直方向ヘッド損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ834に進んでいる。
【0152】
ステップ834において、制御ロジック800は、左レール用の終了ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向ゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了左レールゲージ面損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了左レールゲージ面損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ836に進んでいる。
【0153】
ステップ816において、制御ロジック800は、終了遷移レールが右レールについて必要とされているかどうかについての通知を受け取ることができる。遷移レールは、2つの異なるレールセクションを接続し得る軌道コンポーネントである。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了右遷移レール通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了右遷移レール通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了右遷移レールが必要とされる場合には、制御ロジック800は、ステップ838に進んでいる。終了右遷移レールが必要とされない場合には、制御ロジック800は、ステップ846に進んでいる。
【0154】
ステップ828において、制御ロジック800は、終了右遷移レールが非固定状態において出荷されるのか又はプラントにおいて溶接されるのかについての通知を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了右遷移レール出荷通知を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了右遷移レール出荷通知をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。終了右遷移レール出荷が非固定状態において出荷される場合には、制御ロジック800は、ステップ840に進んでいる。終了右遷移レール出荷がプラントにおいて溶接される場合には、制御ロジック800は、ステップ840に進んでいる。
【0155】
ステップ840において、制御ロジック800は、右レール用の終了ペアレントレール重量を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了右レールペアレントレール重量を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了右レールペアレントレール重量をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。例えば、レール重量は、100ポンド~150ポンドの範囲を取り得る。次いで、制御ロジック800は、ステップ842に進んでいる。
【0156】
ステップ842において、制御ロジック800は、右レール用の垂直方向ヘッド損失値を受け取ることができる。例えば、垂直方向ヘッド損失は、レール上の機関車移動に起因したレールヘッドの短縮である。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、右レール垂直方向ヘッド損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、右レール垂直方向ヘッド損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジックは、ステップ844に進んでいる。
【0157】
ステップ844において、制御ロジック800は、右レール用の終了ゲージ面損失値を受け取ることができる。例えば、ゲージ面損失は、鉄道軌道のゲージ側に対向するレールヘッドの面の浸食である。車輪が、曲線を通じて回転するのに伴って、ハイ及びローレールの両方上の車輪は、横方向のゲージ延展力を生成し得る。特に、レールのゲージ面上の損耗が、車輪フランジによってレールヘッドの側部に印加される接触荷重によってもたらされ得る。例示用の一実施形態において、制御ロジック800は、終了右レールゲージ面損失値を受け取るために入力オブジェクトを表示することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上において制御ロジック800によって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック800は、終了右レールゲージ面損失値をクライアント又はサーバー上のメモリ内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内に保存することができる。次いで、制御ロジック800は、ステップ846に進んでいる。
【0158】
ステップ846において、制御ロジック800は、図9において更に詳述されている検査完了アルゴリズムをインスタンス生成することができる。
【0159】
図9は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるレール検査完了制御ロジック900を例示するフローチャートを示している。レール検査完了制御ロジック900は、サーバー304、機械学習モジュール、クライアント302、データベース306、又はその他の適切なシステム上のアルゴリズムとして実装することができる。これに加えて、レール検査完了制御ロジック900は、計画初期化モジュール116、資産関連付けモジュール118、及び計画生成モジュール120を含むSTAMP計画システム206の1つ又は複数の特徴を実装又は内蔵することができる。レール検査完了制御ロジック900は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、ネットワーク接続、ネットワーク転送プロトコル、HTML、DHTML、JavaScript、Dojo、Ruby、Rails、その他の適切なアプリケーション、又はこれらの適切な組合せによって実現することができる。検査終了制御ロジック800の1つ又は複数の例示用の実施形態は、図14B図14Dにおいて示され得る。
【0160】
レール検査完了制御ロジック900は、データを同時に処理することによって複数のプロセス及びスレッドを生成するためにコンピュータプラットフォームの能力を活用することができる。レール検査完了制御ロジック900の速度及び効率性は、検査の完了を実装するために複数のプロセスをインスタンス生成することにより、格段に改善することができる。但し、プログラミングの当業者は、シングル処理スレッドの使用も利用され得ると共に本開示の範囲に含まれていることを理解するであろう。
【0161】
本実施形態のレール検査完了制御ロジック900は、ステップ846において開始しており、ここで、制御ロジック900は、図8のステップ846に従って検査完了インスタンス生成を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック900は、検査の完了と関係する1つ又は複数の質問を表示することができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、検査完了画面を表示することができる。別の例示用の実施形態においては、任意の検査完了コマンド又はデータを画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、検査完了コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含み得る。すべての検査完了データは、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存することができる。次いで、制御ロジック900は、ステップ902に進んでいる。
【0162】
ステップ902において、制御ロジック900は、STAMP資金計画が生成されるべきかどうかについての通知を受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、STAMP資金計画が、検査データから、履歴データから、又はSTAMPシステムによって判定されるように、生成されるべきかどうかについての通知を自動入力し得る。STAMP計画が生成されるべきである場合には、制御ロジック900は、ステップ904に進んでいる。STAMP計画が生成されるべきではない場合には、制御ロジック900は、ステップ912に進んでいる。
【0163】
ステップ904において、制御ロジック900は、保全活動を受け取ることができる。例えば、保全活動は、リレー-ウッド、ゲージ、又はその他の適切な保全活動を含み得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、検査データから、履歴データから、或いは、STAMPシステムによって判定されるように、保全活動を自動入力することができる。次いで、制御ロジック900は、ステップ906に進んでいる。
【0164】
ステップ906において、制御ロジック900は、リレー理由コードを受け取ることができる。例えば、保全活動は、組み合わせられたレール損耗、ゲージ面損失、垂直方向ヘッド損失、内部欠陥、表面欠陥、レール例外、ボルト締め状態、又はその他の適切な理由コードを含み得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、検査データから、履歴データから、或いは、STAMPシステムによって判定されるように、リレー理由コードを自動入力し得る。次いで、制御ロジック900は、ステップ908に進んでいる。
【0165】
ステップ908において、制御ロジック900は、計画用の予算年度を受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック900は、検査データから、履歴データから、或いは、STAMPシステムによって判定されるように、予算年度を自動入力し得る。次いで、制御ロジック900は、ステップ910に進んでいる。
【0166】
ステップ910において、制御ロジック900は、資金調達コードを受け取ることができる。例えば、資金調達コードは、領域、技術、モデル、又はその他の適切なコードに関係するコードを含み得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、検査データから、履歴データから、或いは、STAMPシステムによって判定されるように、資金調達コードを自動入力し得る。次いで、制御ロジック900は、ステップ912に進んでいる。
【0167】
ステップ912において、制御ロジック900は、計画に関係するコメントを受け取ることができる。例えば、資金調達コードは、領域、技術、モデル、又はその他の適切なコードに関係するコードを含み得る。別の例示用の実施形態において、制御ロジック900は、検査データから、履歴データから、或いは、STAMPシステムによって判定されるように、コメントを自動入力し得る。次いで、制御ロジック900は、ステップ914に進んでいる。
【0168】
ステップ914において、制御ロジック900は、STAMP資金計画がアップロードされるべきなのか又はアップロードのためにマーキングされるべきなのかについての通知を受け取ることができる。例えば、計画は、クライアントからSTAMPシステムに直接的にアップロードすることも可能であり、或いは、後の時点のアップロードのためにマーキングすることもできる。別の例示用の実施形態において、クライアントがネットワーク接続を欠いている場合には、計画は、クライアントがネットワーク接続を再度得た際のアップロードのためにマーキングすることができる。STAMP計画がアップロードされるべきである場合には、制御ロジック900は、ステップ916に進んでいる。STAMP計画がアップロードのためにマーキングされるべきである場合には、制御ロジック900は、ステップ920に進んでいる。
【0169】
ステップ914において、制御ロジック900は、計画をデータベースに保存することができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック900は、STAMPシステムアクセス用の認証トークンを生成するために認証モジュールを呼び出すことができる。制御ロジックは、計画をメモリ内のデータベース内において保存するために計画をSTAMPシステムに転送することができる。次いで、制御ロジック900は、ステップ918に進んでいる。
【0170】
ステップ918において、制御ロジック900は、計画データにアクセスするために又はこれを処理するためにAPI呼び出しを実施することができる。例示用の一実施形態において、APIは、STAMPシステム上において存在し得る。別の例示用の実施形態において、APIは、WebUIに動作自在に結合することができる。次いで、制御ロジック900は、ステップ922に進んでいる。
【0171】
ステップ922において、制御ロジック900は、STAMPダッシュボードシステム204をインスタンス生成するためにホーム検査コマンドを受け取ることができる。例示用の一実施形態において、制御ロジック900は、ホーム画面を表示することができる。別の例示用の実施形態においては、任意のコマンド又はデータを画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのクライアント又はサーバー上において生成されたユーザー入力を介して受け取ることができる。別の例示用の実施形態において、コマンド又はデータは、検査に関係する1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータを有する検査データを含み得る。すべての検査データは、クライアント又はサーバー上のメモリ内において保存することができる。
【0172】
図10は、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるSTAMP検査システムのインターフェイスの例示用の実施形態を示している。例示用の一実施形態において、資産選択画面1000は、クライアント上において表示することができる。別の例示用の実施形態において、クライアントは、鉄道資産を選択するための1つ又は複数のアイコンを表示することができる。例えば、クライアントプロセッサは、その他の関連資産に加えて、レール1002、バラスト1004、パネル1006、枕木1008、分岐器1010、その他のもの1012、及び管理1014用のアイコンをクライアント上において表示することができる。アイコンは、資産タイプを割り当てることが可能であり、且つ、資産タイプに関係する1つ又は複数のアルゴリズムをインスタンス生成することができる。例えば、資産タイプアイコンの選択は、別の画面の表示又は鉄道資産タイプに関係するプロンプトの提示を結果的にもたらし得る。
【0173】
図11A図11Eは、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査生成インターフェイスの例示用の実施形態を示している。図11Aとの関連において、ホーム(ダッシュボード)画面1100が示されている。例示用の一実施形態において、ホーム画面1100は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。アイコンは、テキスト、画像、及び/又はソフトウェアオブジェクトを含み得る。例えば、ホーム画面1100は、その他の関連アイコンに加えて、ホームアイコン1102、検査生成アイコン1104、計画ダウンロードアイコン1106、検査サーチアイコン1108、及び更なる項目アイコン1110を含み得る。別の例示用の実施形態において、ホーム画面1100は、様々な検査及び/又は資金計画を分類するためのラベル1112を含み得る。例えば、ラベル1112は、その他の関連カテゴリに加えて、最近作業した業務、将来の業務、及び現時点の業務のリストを含み得る。最近作業した業務(例えば、検査、計画、など)の場合には、最近の作業ラベル1112の下に、ホーム画面1100は、状態1114、プロジェクト記述1116、タイムスタンプ1118、タスクID、場所、又は業務に関係するその他の情報を表示し得る。別の例示用の実施形態において、ホーム画面1100は、データベースへの1つ又は複数の業務の転送を促進し得るすべてのアップロードアイコン1119を含み得る。すべてのアップロードアイコン1119は、データ転送を促進するために認証モジュール126をインスタンス生成することができる。
【0174】
図11Bとの関連において、検査生成画面1120が示されている。例示用の一実施形態において、検査生成画面1120は、検査生成アイコン1104の選択の際に表示することができる。別の例示用の実施形態において、検査生成画面1120は、対応するプロジェクト記述の入力オブジェクト1122を有するプロジェクト記述プロンプトを表示することができる。別の例示用の実施形態において、ネットワーク接続されたプロセッサは、ユーザー入力を受け取るためにクライアント上において入力オブジェクトを表示することができる。ネットワーク接続されたプロセッサは、ボタン、グラフィック、又はその他の適切なウィジェットをクライアント上において表示することにより、ユーザーに要求することができる。例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、又はその他の適切な入力オブジェクトなどの入力オブジェクトをクライアント又はサーバー上においてネットワーク接続されたプロセッサによって表示することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクトは、画面タップ、スワイプ、マウスクリック、キー押下、音声コマンド、又はその他の適切なメカニズムなどのユーザー入力を受け取るように構成することができる。例えば、ネットワーク接続されたプロセッサは、プロジェクト記述を受け取るためにクライアント上においてテキストボックス及びキーボードを表示することができる。別の例示用の実施形態において、ネットワーク接続されたプロセッサは、プロジェクト記述をクライアント又はサーバー上のデータベースに保存又は更新することができる。
【0175】
図11Cとの関連において、検査生成画面1120が示されている。別の例示用の実施形態において、プロジェクト記述が受け取られたら、ネットワーク接続されたプロセッサは、資産検査に関係する資産記述を受け取るためにプロンプトを表示することができる。例えば、ネットワーク接続されたプロセッサは、対応する入力オブジェクトを有する軌道形状選択プロンプト1132、対応する入力オブジェクトを有する軌道タイプ規定プロンプト1134、又は対応する入力オブジェクトを有するその他の適切なプロンプトを表示することができる。データが入力オブジェクトを使用して入力又は選択されたら、データは、プロンプトに関係するデータベースのフィールド内において保存することができる。別の例示用の実施形態において、要求された資産記述データのすべてが受け取られたら、クライアント上において検査開始画面又はその他の適切な表示画面を表示するために、検査開始アイコン1136を検査生成画面1120上において表示することができる。
【0176】
図11D図11Eにおいて、検査の開始の後に、資産タイプに関連するプロンプトをネットワーク接続されたプロセッサによって表示することができる。別の例示用の実施形態においては、軌道番号規定プロンプト1142が表示された際に、入力オブジェクトは、クライアントディスプレイの少なくとも一部分にオーバーレイしたウィンドウ内において表示される軌道番号規定プロンプト1142に関係する選択リスト1143であり得る。資産記述用の特定の資産タイプの場合には、ネットワークプロセッサは、その関係する1つ又は複数のプロンプトを表示することができる。例えば、ネットワーク接続されたプロセッサは、規定の曲線メンバプロンプト1152、曲線状レールの規定の可否プロンプト1154、レール位置規定プロンプト1156、又は資産記述用の資産タイプに関係するその他の適切なプロンプトを表示することができる。それぞれのプロンプトは、その関係する対応した入力オブジェクトを有することができる。プロンプトに対する応答を受け取った際に、ネットワーク接続されたプロンプトは、データベースから記述用の1つ又は複数の基準を取得することができる。基準は、クライアント上においてプロンプトとして表示することができる。すべての関連する資産記述応答が受け取られたら、プロセッサは、検査を開始することができる。
【0177】
図12A図12Bは、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態による検査ワークフローインターフェイスの例示用の実施形態を示している。図12A図12Bは、開始レール画面1200を示している。例示用の一実施形態において、開始レール画面1200は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。アイコンは、テキスト、画像、及び/又はソフトウェアオブジェクトを含み得る。例えば、開始レール画面1200は、その他の関連アイコンに加えて、開始アイコン1212、ボディアイコン1214、終了アイコン1216、完了アイコン1218、及び写真アイコン1220を含み得る。別の例示用の実施形態において、アイコン1212、1214、1216、1218、及び1218のそれぞれは、資産検査ワークフローの異なる態様に対応し得る。別の例示用の実施形態においては、アイコン1212、1214、1216、1218、及び1218のそれぞれは、受け取られた資産タイプ用の検査ワークフローに基づいて表示することができる。別の例示用の実施形態において、開始レール画面1200は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。
【0178】
例示用の一実施形態においては、開始レール場所プロンプト1202をネットワーク接続されたプロセッサを介してクライアント上において表示することができる。別の例示用の実施形態において、レール場所は、場所取得入力オブジェクト1204の選択によって受け取られたGPS座標を介して判定することができる。例えば、GPS座標は、緯度及び経度値を含み得る。別の例示用の実施形態において、開始レール場所は、プロンプトと関連するテキストボックス入力オブジェクト内へのユーザー入力から判定することが可能であり、且つ、マイルポスト入力プロンプト1208と共に、ラインセグメント入力プロンプト1206をクライアント上において表示することができる。例示用の一実施形態において、ラインセグメント入力1206又はマイルポスト入力1208用の入力オブジェクト内へのデータ入力は、GPS装置から受け取られた緯度及び経度座標をオーバーライドすることを結果的にもたらし得る。ネットワークプロセッサは、遷移レールに関係するプロンプトが表示されるべきかどうかを判定するために、開始遷移レール要求プロンプト1210を表示することができる。プロセッサが「いいえ」を入力として受け取った場合には、ネットワーク接続されたプロセッサは、遷移レール検査用のプロンプトをスキップすることができる。プロセッサが「はい」を入力として受け取った場合には、ネットワーク接続されたプロセッサは、遷移レール検査用のプロンプトを表示することができる。例えば、プロセッサは、開始ペアレントレール重量用の少なくとも1つのプロンプト1222及び「はい」遷移レールプロンプトに関係する開始遷移レール出荷用のプロンプト1224を表示することができる。
【0179】
図13A図13Bは、本開示の1つ又は複数の例示用の実施形態によるボディ付注インターフェイスの例示用の一実施形態を示している。プロセッサは、資産タイプ、資産記述、場所、又はその他の適切なデータに関係する1つ又は複数のプロンプトを有するボディ画面1300を表示することができる。例えば、ボディ画面1300は、ボディレール使用開始年度1302、ボディレール製造者1304、ボディレール重量1308、ボディ垂直方向ヘッド損失1310、ボディゲージ面損失1312、枕木タイプ1314、材木留め具1316、及びフルプレート変更の必要性1318用の検査プロンプトを含み得る。以前と同様に、それぞれのプロンプトは、対応する入力オブジェクトを含み得る。別の例示用の実施形態においては、入力オブジェクトは、データベースのフィールド内において保存することができる。別の例示用の実施形態において、入力オブジェクト用のフィールド名は、プロンプト名又はプロンプトと関連する一意の識別子であり得る。
【0180】
図14A図14Gは、本開示の1つ又は複数の実施形態による検査終了インターフェイスの例示用の一実施形態を示している。図14Aとの関連において、終了レール画面1400が示されている。例示用の一実施形態において、終了レール画面1400は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。アイコンは、テキスト、画像、及び/又はソフトウェアオブジェクトを含み得る。別の例示用の実施形態においては、終了レール場所プロンプト1402をネットワーク接続されたプロセッサを介してクライアント上において表示することができる。別の例示用の実施形態において、レール場所は、場所取得入力オブジェクト1404の選択によって受け取られたGPS座標を介して判定することできる。例えば、GPS座標は、緯度及び経度値を含み得る。別の例示用の実施形態において、終了レール場所は、プロンプトと関連するテキストボックス入力オブジェクト内へのユーザー入力から判定することが可能であり、且つ、マイルポスト入力プロンプト1406をクライアント上において表示することができる。別の例示用の実施形態において、マイルポスト入力1208用の入力オブジェクト内へのデータ入力は、GPS装置から受け取られた緯度及び経度座標をオーバーライドすることを結果的にもたらし得る。別の例示用の実施形態において、ネットワークプロセッサは、計測フィート数入力1408、絶縁ジョイント量入力プロンプト1410、又はその他の適切なプロンプトを表示することができる。ネットワークプロセッサは、遷移レールの終了に関係するプロンプトが表示されるべきかどうかを判定するために、終了遷移レール必要性プロンプト1412を表示することができる。プロセッサが「いいえ」を入力として受け取った場合に、ネットワーク接続されたプロセッサは、終了遷移レール検査用のプロンプトをスキップすることができる。プロセッサが「はい」を入力として受け取った場合には、ネットワーク接続されたプロセッサは、遷移レール検査用のプロンプトを表示することができる。例えば、プロセッサは、終了遷移レール状況に関係するプロンプトを表示することができる。終了遷移レール必要性プロンプトは、遷移レール必要性が「はい」であるものとして判定された場合にのみ、表示することができる。別の例示用の実施形態においては、検査キャプチャを休止するために且つ受け取られた応答を保存するために、休止アイコンを任意の画面上において表示することできる。
【0181】
図14B図14Dとの関連において、完了画面1420が示されている。例示用の一実施形態において、完了画面1420は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。アイコンは、テキスト、画像、及び/又はソフトウェアオブジェクトを含み得る。別の例示用の実施形態においては、STAMPシステム200が検査キャプチャから資金計画に遷移するべきかどうかを判定するために、検査プロンプトからのSTAMP計画生成1422を表示することができる。「はい」が選択された場合には、例示用の一実施形態においては、検査応答及びプロンプトを検査レコード内に保存することが可能であり、且つ、インスタンス生成され得る資金計画に伝達することができる。検査レコードは、その他の関連データに加えて、レコード生成の日付及び生成者の名前を通知するヘッダ又はメタデータを含み得る。別の例示用の実施形態においては、検査レコードは、「はい」が選択された場合に、データベースにアップロードすることができる。「いいえ」が選択された場合には、別の例示用の実施形態においては、検査応答及びプロンプトは、インスタンス生成された資金計画を伴うことなしに、検査レコード内に保存することができる。検査に関係する任意の関連ノートをキャプチャするために、コメントプロンプト1424をクライアント上において表示することができる。例えば、任意の受け取られたコメントを検査レコード内において保存することができる。例示用の一実施形態において、STAMP計画が検査から生成されるべきである場合には、プロセッサは、保全活動を判定するためのプロンプト1426を表示することができる。例えば、保全活動は、その他の関連活動に加えて、リレー-ウッド又はゲージであり得る。別の例示用の実施形態において、リレー-ウッド保全活動が受け取られた場合には、ネットワーク接続されたプロセッサは、その他の関連プロンプトに加えて、リレー理由コード選択1428、予算年度入力1430、資金調達コード1432、及びコメント1434などのその保全活等に関係する更なるプロンプトを表示することができる。
【0182】
図14Eとの関連において、写真画面1440が示されている。例示用の一実施形態において、写真画面1440は、1つ又は複数のプロセス又はアルゴリズムをインスタンス生成し得る1つ又は複数のアイコンを含み得る。アイコンは、テキスト、画像、及び/又はソフトウェアオブジェクトを含み得る。別の例示用の実施形態において、ネットワーク接続されたプロセッサは、検査に関係する1つ又は複数の画像をアップロードするために1つ又は複数の写真プロンプト1442を表示することができる。図14Fとの関連において、検査データのすべてが受け取られたら、ネットワーク接続されたプロセッサは、検査に関係するアラート1436を表示することができる。例示用の一実施形態において、アラート1436は、プロセッサが検査をデータベース内の検査レコードに保存するべきかどうかを判定するために保存プロンプトをユーザーに表示することができる。別の例示用の実施形態において、アラート1436は、クライアントディスプレイの少なくとも一部分にオーバーレイしたウィンドウ内において表示することができる。ウィンドウの下方のディスプレイは、アラートの重要性を強調表示するためにグレー表示することができる。
【0183】
図14Gとの関連において、検査が完了したら、ワークフローは、ホーム(ダッシュボード)画面1100に戻ることができる。例示用の一実施形態において、ホーム画面1100は、様々な検査及び/又は資金計画を分類するためのラベル1412を含むことができる。例えば、ラベル1412は、その他の関連するカテゴリに加えて、最近作業した業務、将来の業務、及び現時点の業務のリストを含むことができる。最近作業した業務(例えば、検査、計画、など)の場合には、最近の作業ラベル1112の下において、ホーム画面1100は、状態1114、プロジェクト記述1116、タイムスタンプ1118、タスクID、場所、又は業務に関係するその他の関連情報を表示することができる。別の例示用の実施形態においては、更なる業務をホーム画面1100内において表示することができる。例えば、最近作業した第2業務の場合には、最近の作業ラベル1112の下において、ホーム画面1100は、状態1438、プロジェクト基準1440、タイムスタンプ1442、タスクID、場所、又は業務に関係するその他の関連情報を表示することができる。別の例示用の実施形態において、ホーム画面1100は、データベースへの1つ又は複数の業務の転送を促進し得るすべてのアップロードアイコン1119を含むことができる。すべてのアップロードアイコン1119は、データ転送を促進するために認証モジュール126をインスタンス生成することができる。
【0184】
本開示は、少なくとも以下の利点を実現している。
1.その他の技術的改善に加えて、資産検査及び保全の組織化及びアクセス可能性を改善している。
2.応答に基づいてプロンプトを追加及び変更し得る改善されたシステムを介して資産検査及び検査員の効率を増大させている。
3.鉄道資産検査を促進するための統一されたプラットフォームを提供している。
4.鉄道インフラストラクチャの全体を通じて資産用の中央集中化された且つアクセス可能なデータモデル及び基準を提供し、これにより、相対的に高速の且つ相対的に十分に情報提供された意思決定を可能にしている。
【0185】
当業者は、このシステムのこれらの利点(のみならず、概要において示されている利点)及び目的は、この発明システムにおいて組み立てられた且つ本明細書において記述されたコンピュータハードウェア及びその他の構造的コンポーネント及びメカニズムの特定の組合せを伴うことなしには可能とならないことを容易に理解するであろう。上述の内容において記述されている特徴及び動作の制御を実装するために、当業者には既知である様々なプログラミングツールを利用可能であることを更に理解されたい。更には、1つ又は複数のプログラミングツールの特定の選択肢は、本明細書及び添付の請求項において記述されている概念を実現するために選択された実装計画に課される特定の目的及び制約によって支配されている場合もある。
【0186】
本特許文献における説明は、任意の特定の要素、ステップ、又は機能が、請求項の範囲に含まれなければならない不可欠な又は重要な要素であり得ることを意味するものとして解釈してはならない。また、いずれの請求項も、「means for」又は「step for」という正確な用語が、機能を識別する分詞句によって後続された状態において特定の請求項内において明示的に使用されていない限り、添付の請求項又は請求項要素の任意のものとの関係において米国特許法第112条(f)を発動するものとして解釈することはできない。請求項における「メカニズム」、「モジュール」、「装置」、「ユニット」、「コンポーネント」、「要素」、「メンバ」、「装置」、「機械」、「システム」、「プロセッサ」、「処理装置」、又は「コントローラ」などの(但し、これらに限定されない)用語の使用は、請求項それ自体の特徴によって更に変更又は改善される当業者には既知の構造を意味するものと理解及び解釈することが可能であり、且つ、米国特許法第112条(f)を発動するものとして解釈することはできない。
【0187】
本開示は、その精神又は基本的な特性を逸脱することなしに、その他の特定の形態において実施することができる。例えば、本明細書において記述されている新規の構造のそれぞれは、その基本的構成及び互いとの間の構造的関係を保持しつつ、或いは、本明細書において記述されている同一又は類似の機能を実行しつつ、特定の局所的な変形又は要件に適するように変更することができる。従って、本実施形態は、すべての観点において限定ではなく例示を目的としたものとして見なすことを要する。従って、本発明の範囲は、以上の説明ではなく添付の請求項によって確立することができる。従って、請求項の均等物の意味及び範囲に含まれるすべての変更がその内部に包含されるものとして解釈されたい。更には、請求項の個々の要素は、よく理解されている、日常的な、又は従来型の、ものではない。その代わりに、請求項は、本明細書において記述されている従来型ではない発明概念を対象としている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図11D
図11E
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図14C
図14D
図14E
図14F
図14G
【手続補正書】
【提出日】2023-12-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するシステムであって、
資産に関係する複数の検査レコード、閾値、及び仕様を有する第1データベースを有するメモリと、
前記メモリに動作自在に結合された且つプログラムステップを実行するために機械可読命令を実行する能力を有するネットワーク接続されたコンピュータプロセッサと、
を有し、
前記プログラムステップは、
資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、
前記クライアントの場所を受け取るステップと、
暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、前記場所、前記資産タイプ、又は前記資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、
前記プロセッサを介して、前記取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、
クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、
それぞれの検査に関係するフィールドごとの任意の履歴データが前記第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、
検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、前記クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、
前記検査プロンプトに対する応答又は前記自動入力された応答の検証を受け取るステップと、
1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために前記応答又は検証を分析するステップと、
前記カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記応答及び前記カスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、
を有する、システム。
【請求項2】
前記資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記カスタマイズされた検査プロンプトは、前記応答の前記受取りの後にのみ表示されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記クライアントの前記場所は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記クライアントの前記資産タイプは、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記クライアントの前記資産記述は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記応答又はカスタマイズされた応答は、前記データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記メモリは、前記クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
クライアントの場所は、前記クライアントに動作自在に結合された入力オブジェクト又はGPS装置を介して受け取ることができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記自動入力された応答は、前記第1データベースから取得された履歴値であり得る、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成する方法であって、
資産タイプ及び資産記述を受け取るステップと、
プロセッサを介して、前記資産タイプ又は資産記述に少なくとも部分的に基づいて資産検査を開始するステップと、
前記クライアントの場所を受け取るステップと、
暗号化されたネットワークに動作自在に結合されたサーバーを介して、前記場所、前記資産タイプ、又は前記資産記述に関係する1つ又は複数の検査に関係するフィールドを有する資産データを取得するステップと、
前記プロセッサを介して、前記取得された資産データに基づいてステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、
クライアント上において第1のステップごとの検査プロンプトを表示するステップと、
それぞれの検査に関係するフィールド用の任意の履歴データが第1データベース内において保存されているかどうかを判定するステップと、
検査に関係するフィールド用の履歴データが存在している場合に、前記クライアント上の応答フィールド内において自動入力された応答を表示するステップと、
前記検査プロンプトに対する応答又は前記自動入力された応答の検証を受け取るステップと、
1つ又は複数のカスタマイズされた検査プロンプトを生成及び表示するために前記応答又は検証を分析するステップと、
前記カスタマイズされた検査プロンプトに対するカスタマイズされた応答を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記応答及び前記カスタマイズされた応答を含む鉄道資産用の戦略的軌道及び保全計画検査レコードを生成するステップと、
を有する方法。
【請求項12】
前記資産タイプは、レール、バラスト、パネル、枕木、分岐器、又は施設である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記カスタマイズされた検査プロンプトは、前記応答の前記受取りの後にのみ表示されている、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記クライアントの前記場所は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記クライアントの前記資産タイプは、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記クライアントの前記資産記述は、前記クライアントに送信するべき検査プロンプトのタイプを判定している、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記応答又はカスタマイズされた応答は、前記データベース内の1つ又は複数のフィールド、パラメータ、特性、又はメタデータ内において保存されている、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記メモリは、前記クライアント又はサーバーに動作自在に結合することができる、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
クライアントの場所は、入力オブジェクト又は前記クライアントに動作自在に結合されたGPS装置を介して受け取ることができる、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記自動入力された応答は、前記第1データベースから取得された履歴値であり得る、請求項11に記載の方法。
【請求項21】
鉄道インフラストラクチャ検査レコードを管理するための戦略的軌道及び保全計画検査システムであって、
1つ又は複数のコンピュータプロセッサを有し、
前記コンピュータプロセッサは、
鉄道インフラストラクチャ資産検査に関係する1つ又は複数の属性を入力する、受け取る、且つ、選択する、ためにクライアント上において表示可能であるユーザーインターフェイスを生成するように、
前記クライアントの場所を受け取るように、
前記クライアント場所に少なくとも部分的に基づいて前記鉄道インフラストラクチャ資産検査用の1つ又は複数の資産部品を自動的に判定するように、
前記1つ又は複数の資産部品用の資産データに基づいて、複数のステップごとの検査プロンプトを生成するように、
前記鉄道インフラストラクチャ資産検査を開始するために前記複数のステップごとの検査プロンプトを前記クライアントに送信するように、且つ、
前記鉄道インフラストラクチャ資産検査を生成、キャプチャ、又は完了するように、
構成されている、システム。
【請求項22】
鉄道インフラストラクチャ検査レコードを管理する方法であって、
プロセッサを介して、鉄道インフラストラクチャ資産検査に関係する1つ又は複数の属性を入力する、受け取る、及び選択する、ためにクライアント上において表示可能であるユーザーインターフェイスを生成するステップと、
地理位置情報モジュールを介して前記クライアントの場所を受け取るステップと、
前記プロセッサを介して、前記クライアント場所に少なくとも部分的に基づいて前記鉄道インフラストラクチャ資産検査用の1つ又は複数の資産部品を自動的に判定するステップと、
前記1つ又は複数の資産部品用の資産データに基づいて、複数のステップごとの検査プロンプトを生成するステップと、
前記鉄道インフラストラクチャ資産検査を開始するために前記クライアントに前記複数のステップごとの検査プロンプトを送信するステップと、
前記鉄道インフラストラクチャ資産検査をキャプチャするステップと、
を有する方法。
【国際調査報告】