(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-26
(54)【発明の名称】巻取装置
(51)【国際特許分類】
F16L 41/12 20060101AFI20240318BHJP
【FI】
F16L41/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023555461
(86)(22)【出願日】2022-03-04
(85)【翻訳文提出日】2023-09-12
(86)【国際出願番号】 FR2022050393
(87)【国際公開番号】W WO2022189738
(87)【国際公開日】2022-09-15
(32)【優先日】2021-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(32)【優先日】2021-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523343880
【氏名又は名称】グループ セーブ
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キブラー、フィリップ
【テーマコード(参考)】
3H019
【Fターム(参考)】
3H019DA19
(57)【要約】
本発明は、パイプライン(40)の開口に取り付けられるように意図された巻取装置(100)に関し、前記装置(100)は、貫通孔(26)を有するベース(24A)と、前記パイプライン(40)の開口と前記ベース(24A)の貫通孔(26)との間の接続部をシールするように意図されたシール(28)とを備える。ベース(24A)は、少なくとも2つの固着点(25A)をさらに備え、装置(100)は、パイプライン(40)を部分的に取り囲むように意図された細長い要素(31)であって、細長い要素(31)の端部を貫通開口部内に挿入し、かつベース(24A)の端部の周りにループを形成することによってベース(24A)上に取り付けられる細長い要素(31)と、装置(100)が異なる直径のパイプライン(40)上に取り付けられるように、クランプカラー(30)の長さを調節する手段(32)とを備えるクランプカラー(30)と、を備える。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプライン(40)の開口に取り付けられるように意図された巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)であって、前記巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)は:
- 貫通孔(26)を有するベース(24A-24G)と、
- 前記パイプライン(40)の開口と前記ベース(24A-24G)の貫通孔(26)との接続部をシールするためのシール(28)とを備え、
- ワンピースの前記ベース(24A-24G)は、少なくとも2つの固着点(25A-25G)をさらに備え、
- 前記巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)は、少なくとも1つのクランプカラー(30)を備え、前記少なくとも1つのクランプカラー(30):
パイプライン(40)を部分的に取り囲むように意図された細長い要素(31、39)であって、前記固着点(25A-25G)でベース(24A-24G)と協働する、前記細長い要素(31、39)と、
調節手段(32)と、を備え、前記調節手段(32)は、ベース(24A-24G)とは独立しており、前記巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)が異なる直径のパイプライン(40)上に取り付けられるように、前記少なくとも1つのクランプカラー(30)の長さを適合させる、巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)。
【請求項2】
前記巻取装置は、単一のクランプカラー(30)と、前記ベース(24A-24G)の両側に配置された2つの固着点(25A-25G)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
【請求項3】
固着点(25A-25C)は、前記パイプライン(40)の主方向(D)に平行な方向に配向された貫通開口であり、細長い要素(31、39)は、前記細長い要素(31、39)の少なくとも1つの端部を前記貫通開口に挿入し、ベース(24A-24C)の端の周りにループを形成することによって、前記ベース(24A-24C)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)。
【請求項4】
前記貫通開口は、ベース(24A、24C)に設けられたスロットであることを特徴とする、請求項3に記載の巻取装置。
【請求項5】
前記貫通開口は、ベース(24B)と前記ベース(24B)のピンとの間に形成された空間に対応することを特徴とする、請求項3に記載の巻取装置。
【請求項6】
細長い要素(31、39)の2つの端は、ベース(24D-24G)の両側に配置される固着点(25D-25G)と協働するように構成され、前記調節手段(32)への作用に続いて、前記細長い要素(31、39)が前記パイプライン(40)を部分的に取り囲むことを特徴とする、請求項2に記載の巻取装置。
【請求項7】
固着点(25H-25K)は、細長い要素(31、39)を通過させるように形成されたスロットによって分離された2つのラグ(48)によって区切られたハウジング(49)を備え、前記ハウジング(49)は、細長い要素(31、39)の端に固定されたピン(47)を受け入れることを意図し、ラグ(48、50)は、調節手段(32)への作用の前に前記ピン(47)をハウジング(49)に挿入することを可能にし、調節手段(32)への作用の後に前記ピン(47)の抽出を遮断することを意図したものである、請求項6に記載の巻取装置。
【請求項8】
各固着点(25H~25K)は、前記細長い要素(31、39)の端に設けられた穴と協働するように意図されたラグ(50)を含むことを特徴とする、請求項6に記載の巻取装置。
【請求項9】
前記細長い要素(31)は、ストラップであることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一項に記載の巻取装置。
【請求項10】
前記細長い要素(31)は、ケーブルであることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一項に記載の巻取装置。
【請求項11】
前記細長い要素(31)は、金属材料から製造されることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一項に記載の巻取装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのクランプカラー(30)の長さを調節する手段(32)は、前記シール(28)が所定のレベルに圧縮されることを可能にするマーキングを備えることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の巻取装置。
【請求項13】
前記調節手段(32)は、前記細長い要素(31)の端と一体であることを特徴とする、請求項1乃至12の何れか一項に記載の巻取装置。
【請求項14】
-少なくとも1つの開口(42)を有する少なくとも1つのパイプライン(40)と、 -請求項1~13のいずれか1項に記載の少なくとも1つの巻取装置(100、200、300、400、500、600、700)と、を備える設備。
【請求項15】
前記パイプライン(40)は、その内面及び外面が塗装又は事前塗装されたパイプラインであることを特徴とする、請求項14に記載の設備。
【請求項16】
前記パイプライン(40)の塗料は、エポキシポリマーバインダーを含んでいることを特徴とする、請求項15に記載の設備。
【請求項17】
前記設備が防火設備であることを特徴とする、請求項14乃至16のいずれか一項に記載の設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バイパス導管または圧力センサあるいは温度センサのような装置をメインパイプラインに接続するための巻取カラーの分野に関する。
【0002】
特に、本発明は、幾つかのパイプラインの直径に適応する直径を有する少なくとも一つのクランプカラーを含むパイプラインの開口部に装着されることを意図した巻取装置に関する。
【0003】
特に、本発明は、巻取装置を、いくつかのタイプの既存のパイプラインにその場で適合させることを可能にする。
【背景技術】
【0004】
主パイプライン上にバイパスを形成するための多くの装置が存在し、別の導管または、例えば、測定センサなどの装置を接続する。
【0005】
従来技術のバイパス装置は、「バイパスカラー」としても知られ、あるいは実際に「巻取カラー」としても知られ、伝統的には、バイパスオリフィスに面して、主パイプライン上に密封された方法で配置されることを意図した剛性ベースによって構成されている。このために、ベースは、例えば、オリフィス内に貫通することを意図した下部を備えることができる。また、シールをベースとパイプラインのオリフィスとの間に配置することもできる。バイパス装置は、さらに、ベースと協働して導管上にベースを保持する可撓性フランジを備える。
【0006】
米国文献4 435 476は、エルボー形状の管状部を備えるバイパス装置を開示している。エルボーの端部の1つは、エルボーの端部がシールの下方に突出するように位置決めされた円形シールを有する。この端部は、メインパイプラインのオリフィスに挿入されることを意図している。オリフィスの直径より大きい直径を有するシールは、オリフィスをシールするためにパイプライン上に静止することを意図している。フランジは、中央開口部を備える円形カラーによって形成される。カラーは、カラーをシール上に置くために管状部分の周りに挿入される。したがって、カラーがパイプラインの周囲で閉じられると、パイプラインオリフィスに対してシールを圧縮する。
【0007】
ただし、そのシステムでは、パイプライン上に数種類のデバイスをフィットさせることはできない。実際、カラーの開口部は、固定された直径を有し、これは、追加される装置の形状および寸法を制限する。実際、装置は、カラーを装置上で滑らせることができるようにするために、カラーの開口部以下の直径を有する部分と、カラーが装置をパイプラインに対して保持できるように、開口部より大きい直径を有する部分とを備えなければならない。
【0008】
文献FR 2 933 764には、例えば、バイパス管をねじ込むことを可能にする、ねじ山を含む貫通開口を備えたサドルを備えるバイパス装置が記載されている。サドルはまた、可撓性ストリップを締結するための手段を備える。固定手段は、サドルの一端に設けられた貫通開口を含み、舌片によって可撓性ストリップを挿入してロックすることを可能にする。サドルの他端は、可撓性ストリップを巻き上げるための回動式金属ロッドシステムを有する。ロッド及びストリップの端部は、一方ではロッドの回転を阻止し、他方ではストリップをロッド上に保持するねじを受け入れるための開口を備える。
【0009】
このシステムは、可撓性ストリップを固定するための非対称の手段を有し、パイプライン上への装置の取付けを複雑にする。さらに、このような装置の製造は非常に複雑で高価である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、いくつかのパイプ直径に適合させることができ、かつ従来技術の装置よりも製造が容易でより安価なバイパス装置を開発することである。
【0011】
この問題を解決するために、本発明は、可撓性材料から製造された少なくとも1つのクランプカラーを備え、数種類のパイプラインの形状およびサイズに適合させることを可能にする巻取装置の開発を提案する。
【0012】
あらゆる想定に反して、本発明の可撓性クランプカラーは、高圧に耐える取付けを意図した従来技術の剛性カラーに置き換えることもできる。
【0013】
実際、当業者は、本発明の可撓性クランプカラーが、特に、5乃至20バールの間、より正確には、8乃至12バールの間の圧力を受ける場合に、摩耗及び変形のリスクが大きすぎると考えるかもしれない。したがって、当業者は、安全リスクを制限するために、これらのクランプカラーを使用することを回避するかもしれない。
【0014】
したがって、本発明は、そのような装置が、その中で高圧が支配するパイプライン、典型的には、圧力が5バールから20バールの間、より正確には8バールから12バールの間で構成される防火設備のパイプラインに適合させることができる発見に由来する。
【課題を解決するための手段】
【0015】
このように、本発明は、パイプラインの開口部に装着されるように意図された巻取装置に関し、前記パイプラインは、設備内に含まれ、前記装置は:
- 貫通孔を有するワンピースのベースと、
- 前記パイプラインの開口部と前記ベースの貫通孔との間の接続部をシールすることを目的とするシールと、を備える。
【0016】
装置は、以下の特徴を有する:
- ベースは、少なくとも2つの固着点をさらに含み
- 装置は、少なくとも1つのクランプカラーを備え:
少なくとも1つのクランプカラーは:
パイプラインを部分的に取り囲むように意図された細長い要素であって、前記固着点において前記ベースと協働する細長い要素と、
前記ベースとは独立した調節手段であって、前記少なくとも1つのクランプカラーの長さが、前記装置が異なる直径を有するパイプライン上に装着可能であるように適合されることを可能にする、調節手段と、を備える。
【0017】
もう1つの方法として、調節手段は、パイプラインの直径に対するクランプカラーの長さを適合させることを可能にする。一例として、カラーは、25~50mmで構成される直径を収容するのに十分な長さを有してもよい。
【0018】
この適応性を得るために、調節手段は、細長い要素に設けられたノッチと協働する留め金の形成であってもよい。
【0019】
また、調節手段は、ベースから離れたゾーンに配置され、従ってパイプラインの開口部に加わる圧縮荷重に耐えることができるようにするために、ベースから独立している。実際、調節手段をベースから離すほど、クランプカラーは伸び、変形及び破断に耐えることができる。
【0020】
好ましくは、調節手段は、パイプラインの開口部からベースに加えられる圧縮力を最良に補償するために、パイプラインの開口部の直径方向反対側に設置される。パイプラインの周囲に張力が働くので、圧縮力がより良く分配される。
【0021】
本発明によれば、ベースは単一ピースであり、即ち、ベースは、例えば文献WO 2018/014066に記載されているような幾つかの構成要素を組み立てることから生じる部品とは対照的に、ワンピースに形成された部品である。高圧がかかることを考慮して、ワンピースベースを使用することにより、保証された動作持続時間、例えば、5年または10年の動作に対して長期間の抵抗を保証することが可能となる。
【0022】
シール、調節手段、及びベースと協働する細長い要素を組み合わせることにより、パイプラインと巻取装置との間の接続部の緊密さ、並びに異なるパイプライン直径に対するクランプカラーの適応性を保証することが可能となる。事実、細長い要素は、ベースをパイプラインに押し付けることを可能にし、その際、ベースとパイプラインとの間に介在するシールは、圧縮される。ベース上の細長い要素の牽引の下で、シールは変形し、パイプラインの貫通穴の周りのベースのシールを保証し、パイプラインの湾曲にマッチする。したがって、ベースの圧力下では、シールは、パイプラインとベースとの間の曲率の差を吸収することを可能にする。加えて、調節手段は、シールが圧縮される位置に細長い要素を固着することを可能にし、それによって、シールの圧縮能力は、クランプ手段の固定位置のずれを克服する。
【0023】
細長い要素がベースに及ぼす牽引力、調節手段のモジュラー性およびシールの変形能力によって、巻取装置を種々の直径を有するパイプラインに適合させることが可能になる。
【0024】
更に、調節手段及び細長い要素は、長く持続する、即ち、時間の経過と共に変形したり機能不全にならない。したがって、接続部は永久的にしっかりと維持される。
【0025】
さらに、調節手段とシールとの組合せによって、製造公差に起因するパイプラインの直径の非常に小さな変動に対してクランプカラーの長さを適合させることも可能になる。実際、例えば直径25mmのような、所定の直径のパイプラインでは、製造者の公差は、パイプラインの直径が変化することができる±1mmのマージンを提供することができる。好ましくは、調節手段のノッチは、製造業者の公差に適合できるように十分に小さなピッチを有する。
【0026】
バイパス装置は、パイプラインの開口部に固定されていれば、パイプラインに対して任意の向きに配置することができる。一例として、装置は、パイプラインの上方、下方又は側方に配置することができる。
【0027】
クランプカラーの長さは、カラーの有用な部分に対応しており、これはパイプラインの壁に接して配置されるように意図されている。実際、クランプカラーは、固定された全長を有することができるが、調節の間、バイパス装置をパイプラインに対して保持するために、カラーの一部のみを効果的に使用することができる。有用でない部分は、設置のメンテナンスを妨げないように、任意に切断されてもよい。
【0028】
さらに、いくつかのパイプライン直径に適合させることができるクランプカラーは、基準カラーサイズの数を制限することを可能にし、生産コストを制限する。さらに、クランプカラーの調節は、実質的に連続的な方法で実施することができる。
【0029】
一実施形態では、巻き取装置は、単一のクランプカラーと、ベースの両側に配置された2つの固着点のみとを備える。
【0030】
実際、当業者は、本発明の可撓性クランプカラーは摩耗及び変形のリスクが大きすぎると考えるかもしれない。したがって、当業者は、クランプカラーの構造を補強するために、クランプカラーの数を増倍するように導かれるであろう。しかしながら、あらゆる想定に反して、本発明は、例えば、漏れのリスクを増大させることなく、単一のクランプカラーのみを使用することを可能にする。
【0031】
本発明の文脈において、「固着点」はベースを受け入れるための要素に対応しており、クランプカラーがパイプラインの周囲でクランプされるときにクランプカラーを固着することを可能にしている。これらの固着点は、ラグ等の開口部または突起部に対応してもよい。
【0032】
一実施形態に従って、固着点は、パイプラインの主方向に平行な方向に配向された貫通開口であり、細長い要素は、貫通開口を通して細長い要素の少なくとも1つの端部をベースに挿入し、該ベースの縁の周りにループを形成することによって、ベースに取り付けられている。
【0033】
本発明によれば、パイプラインの主方向は、パイプラインの長さに平行な方向に対応する。
【0034】
したがって、調節方法を容易に再現することができ、また、工具をほとんど必要としないので、クランプカラーをベースに取り付けることが容易になる。例として、細長い要素がパイプラインを囲むように、下から上へ2つの開口を横断することは十分である。次いで、細長い部材の端部は、ベースの上方から引っ張られ、ベースの端部を覆って折り曲げられ、パイプラインの周りのクランプ用カラーをクランプする。次いで、細長い要素の端部を一緒にし、調節手段によって固着する。そのため、パイプライン上への巻取装置の設置が全体的に高速化される。
【0035】
実際には、貫通開口は、ベース内に生成されるスロットに対応してもよい。変形例では、貫通開口は、ベースと、ベースに取り付けられたピンとの間に形成された空間に対応してもよい。
【0036】
好ましくは、貫通開口は、ベースの中心軸に対して対称に配置され、従って、パイプラインの開口に対する巻取装置の誤った位置決めのリスクを低減することを可能にする。
【0037】
別の実施形態によれば、細長い要素の2つの端部は、細長い要素が、調節手段に対する作用に続いてパイプラインを部分的に取り囲むような態様で、ベースの両側に配置された固着点と協働するように構成される。
【0038】
実際には、各固着点は2つのラグによって区切られるハウジングを備える。2つのラグは細長い要素が通過することを可能にするように形成されたスロットによって分離される。ハウジングは、細長い要素の一端に固定されたピンを受け入れることが意図されており、ラグは、ピンが調節手段で作用する前にハウジングに挿入されることを可能にし、かつ調節手段が作用した後に前記ピンの抽出を阻止することが意図されている。
【0039】
したがって、調節方法を容易に再現することができ、また、工具をほとんど必要としないので、ベース上へのクランプカラーの取り付けが容易になる。細長い要素がパイプラインを囲み、ピンを備えたその端部がベースのハウジング内にロックされることは十分である。次に、クランプカラーは、調節手段を介してパイプラインの直径に適合される。そのため、パイプライン上への巻取装置の設置が全体的に高速化される。
【0040】
変形例では、各固着点は、細長い要素の端部に設けられた穴と協働するように意図されたラグを含む。
【0041】
クランプカラーは、細長い要素をパイプラインの周りに取り付けることによってベース上に取り付けられ、その結果、穴が設けられたその端部がベースのラグ上にロックされる。次に、クランプカラーは、調節手段を介してパイプラインの直径に適合される。
【0042】
細長い要素は、種々の形態をとることができる。第1の形成では、細長い要素は、ストラップであり、すなわち、テープに類似した形状である。変形例では、細長い要素はケーブルであり、細いが、それにもかかわらず、同様に強い。実際、本発明は、設備の安全性を損なうことなく、幅を縮小した細長い要素を使用することを可能にする。
【0043】
実際には、細長い要素は金属材料から形成される。というのは、意外にも、本発明は、設備の安全性を損なうことなく、細長い要素の製造に異なる金属材料を使用することを可能にするからである。
【0044】
有利には、少なくとも1つのクランプカラーの長さを調節する手段は、シールを所定のレベルに圧縮することを可能にするマーキングを備える。
【0045】
この実施形態は、クランプカラーの設置を容易にし、エラーのリスクを排除することを可能にする。技術者は、取付け中に目に見えるマーキングに頼ることができ、クランプカラーをどこまで締め付けるかを示し、シールが直径と使用圧力の関数として最適に圧縮され、漏れが生じないようにすることができる。変形例では、これらのマーキングは、クランプカラーの調節張力を測定する装置と関連させるか、又は装置によって置き換えることができる。
【0046】
これらの2つの実施形態の場合、開口は、好ましくは、ベースの中心軸に対して対称に配置される。このように、このシステムは、パイプラインのカウンタ開口に対する巻取装置の誤った位置決めのリスクを低減することを可能にする。
【0047】
さらに、好ましい実施形態では、調節手段は、細長い要素の一端と一体である。実際、この実施形態は、細長い要素の自由端上で簡単な引張り動作を行うことによって、パイプライン上で巻取装置を締め付けることを可能にする。
【0048】
有利には、上記の特徴を有するクランプカラーは、パイプライン上への巻取装置の取り付けに必要な時間を省略化し、減少させることを可能にする。
【0049】
しかしながら、細長い要素のロックシステムは、本発明の適切な機能に何らの悪影響を及ぼすことなく、異なるものとすることができる。
【0050】
別の態様によれば、本発明は:
-少なくとも1つの開口を有する少なくとも1つのパイプライン、および
-上述のような少なくとも1つの巻取装置、を含む設備に関する。
【0051】
好ましくは、パイプラインは、その内面及び外面に塗装もしくは予備塗装されたパイプラインである。すなわち、パイプラインは、その内面及び外面を覆う塗料を含む。この塗料は、特に錆による損傷からパイプラインを保護することを可能にする。
【0052】
塗布する塗料は、はく離のない穴や切れ目を作ることを可能にしなければならず、そのため、作業場での製造時間がかなり短縮される。実際、既知の工程で通常行われる製造に続く塗装段階は排除される。
【0053】
好ましくは、パイプラインの塗料は、穴あけおよび切断の間、特に耐性があるエポキシポリマーバインダーを含む。
【0054】
典型的には、設備は、例えば、圧力ゲージを用いた圧力値のような、値が測定されることになる防火設備であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
本発明を実施する方法、並びにそれから生ずる利点は、以下の実施形態の説明から明らかとなり、それは添付の図面を援用してなされる。
【
図1】本発明の一実施形態によるパイプラインおよびクランプカラーに取り付けられたバイパス装置の斜視図である。
【
図2】
図1のクランプカラーの留め金の斜視図である。
【
図3】
図1のクランプカラーの長さを調節するための手段の軸方向断面図である。
【
図4a】第2の実施形態によるクランプカラーの長さを調節するための手段を取り付けのための第1のステップの断面図である。
【
図4b】第2の実施形態によるクランプカラーの長さを調節するための手段を取り付けのための第2のステップの断面図である。
【
図4c】第2の実施形態によるクランプカラーの長さを調節するための手段を取り付けのための第3のステップの断面図である。
【
図4d】第3の実施形態によるクランプカラーの長さを調節するための手段を取り付けのための第3のステップの断面図である。
【
図5】第3の実施形態による巻取装置のベースを上方から見た斜視図である 。
【
図8】第4の実施形態による巻取装置の斜視図である。
【
図11】本発明の第5の実施形態に係る巻取装置の斜視図である。
【
図14】本発明の第6の実施形態に係る巻取装置の斜視図である。
【
図17】本発明の第7の実施形態による巻取装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
図1に示すように、バイパス装置100、200、300、400、500、600、700は、少なくとも1つのパイプライン40を備える設備に取り付けられる。
【0057】
パイプライン40は、水またはガスなどの流体を収容するように構成される。このために、パイプライン40は、鋼、ステンレス鋼、銅または超塩素化ポリ塩化ビニルから製造されることが好ましい。いくつかの実施形態では、パイプライン40は、10bar程度、例えば5~20bar、好ましくは8~12barの圧力に耐えるように構成することができる。
【0058】
さらに、パイプライン40の直径は、典型的には20から600mmの間で変えることができ、これらは、頭文字「DN 20」または「DN 600」によっても知られている。
【0059】
本発明のバイパス装置100、200、300、400、500、600、700を追加するために、パイプライン40に1つ以上の開口が設けられる。開口は、例えば、円形であり、直径が10~500mmであり、これらは、また、「DN 10」または「DN 500」という頭文字によって知られている。開口の直径は、パイプラインおよび統合される装置の直径の関数として比例する。
【0060】
図1に示すように、装置100、200、300、400、500、600、700は、0.5~1.5cmの厚さで構成された実質的に平坦な平行六面体形状を有するワンピースのベース24A-24Gを備える。変形例において、ベース24A-24Gの下面は、
図1に例示されるように、わずかな曲率を有してもよい。下面の曲率は、装置100、200、300、400、500、600、700が適合し得るより大きな直径のパイプライン40の曲率に適合するように選択される。ベース24A-24Gは、成形プロセス、機械加工またはレーザ切断のような材料減算プロセス、あるいは3D印刷のような添加プロセスによって直接得ることができる。
【0061】
また、ベース24A-24Gは、10~500mmで構成される直径を有する貫通開口26を有する。
【0062】
有利には、シール28は、ベース24A-24Gの下面に面して、典型的にはベース24A-24Gとパイプライン40との間に、ベース24A-24Gおよびパイプライン40の開口をそれぞれ取り囲むように、配置される。一例として、シール28は、厚さが0.2~0.7cmのゴム製Oリングである。あるいは、より大きな直径のパイプラインの場合、シールはリップを有し、0.5~3cmの範囲の厚さを有することができる。
【0063】
バイパスパイプライン、防火ノズル又は実際には
図8乃至
図19に例示されている圧力計のような装置は、装置をベース24A乃至24Gの貫通開口26と位置合わせすることにより、ベース24A乃至24Gに取り付けることができ、例として、装置は、ねじを有する雄部分を備え、ベース24A乃至24Gの貫通開口26の壁に設けられた第2のねじと協働することができる。したがって、装置は、ベース24A-24Gにねじ止めされてもよい。
【0064】
クランプカラー30は、装置をパイプライン40上に固定して保持することを可能にする。
【0065】
クランプカラー30は、細長い要素、例えば、幅が0.5~2cmのストリップ、または、直径が0.2~1cmのケーブルのような細長い要素からなり、細長い要素は、金属材料から製造される「ホースクランプ」タイプのクランプ要素とすることができる。クランプカラー30は、長さを調節し、クランプカラー30を締め付けるための手段32も備えている。ベース24A-24Gには、設置の必要性およびパイプライン40の直径に応じて、1つまたは複数のクランプカラー30を設けることができる。
【0066】
調節手段32は、ベース24A-24Gから独立している。
【0067】
一例として、調節手段32は、細長い要素31から独立していてもよい。調節手段は、それを所定位置に保持するために細長い要素31上に固定または嵌め込むことができる1つまたは複数のインサートから成ってもよい。
【0068】
図1乃至
図3に図示されるように、クランプカラー30は金属製ストラップ31の形成であってもよく、調節手段は、ストラップ31とは独立に、ストラップ31の端部が挿入されるハウジング35を含む留め金33Aを含んでもよい。
【0069】
セルフタッピングねじ34は、様々な厚さのストラップ31を貫通させることを可能にする。有利には、留め金33Aは、セルフタッピングねじ34の本体の下側部分を受け入れるための開口36を有する。
【0070】
したがって、細長い要素は、シール28が最適なレベルの圧力で圧縮されるのに必要な、またパイプラインと巻取装置との間の接続が可能な限り気密になるようにするのに必要な開口を作り出すことによって、パイプライン40の直径および公差に直接適合させることができる。調節は「測定するように行われ」、調節の可能性はほぼ連続的である。
【0071】
変形例では、図に示されていない実施形態において、細長い要素は、細長い要素に沿って規則的に間隔をあけて近接する開口を備える金属ストラップであってもよい。細長い要素をパイプラインの直径および公差に直接適合させることができるように、開口の間のピッチは、好ましくは、製造業者の公差以下である。通常、パイプラインの直径が25mmで、許容誤差が±1mmの場合、開口部間のピッチは1mm以下である。したがって、シールは、最適なレベルの圧力で圧縮することができ、パイプラインと巻取装置との間の接続は、可能な限り密になる。
【0072】
ベース24Aをパイプライン40上に固定するために、ベースはパイプライン40の開口上に位置決めされる。ストラップ31の2つの端部は、ストラップ31がパイプライン40を取り囲むように、横方向開口部25Aによって生じた固着点を通って下から上への移動で挿入される。次に、ストラップ31の端部は、ベース24Aの上方から引っ張られ、クランプカラー30をパイプライン40の周りにクランプするために、ベース24Aの端部の上で折り曲げられる。次いで、ストラップ31の端部を一緒にし、それにより、ベース24Aの各縁の周りにループを形成する。次に、ストラップ31の端部は、調節手段32によって一緒に固着される。
【0073】
したがって、
図3に図示されるように、留め金33Aは、ストラップ31の第1の厚さ上に位置付けられる。次に、ストラップ31の端部を折り返し、留め金33Aのハウジング35に挿入し、パイプライン40上にベース24Aを効果的に保持するように締め付ける。ストラップ31の端部は、少なくとも1cmの長さにわたって、ハウジング35の両側に突出する。したがって、ストラップ31の端部は、留め金33Aの本体37において重ねられる。最後に、この重ね合わせでねじ34が挿入され、ストラップ31の2つの端部によって形成された厚さを貫通する。
【0074】
変形例において、
図4a乃至
図4dに例示されているように、調節手段32は、細長い要素の一端と一体である。従って、クランプカラー30は金属製ストラップ31の形態であってもよく、調節手段は、ストラップ31の端部に固定されたハウジング35を含む留め金33Bを含んでいてもよい。
【0075】
ハウジング35は、金属ストラップ31の一部を通過させることを意図した、平行六面体部分を有する管の形態をとることができる。加えて、セルフタッピングねじ34のような固定手段を、管の長さと、管内のストラップ31の移動方向とに垂直に、ハウジング35上に配置して、パイプライン40の周囲で圧縮されて管内に挿入されたときにストラップ31の変位を制限するようにしてもよい。
【0076】
図示されていない代替実施形態では、固着手段は、管内に収容され、細長い要素の変位を阻止することが意図されたボールを含む。このために、管は、可変断面を有する。典型的には、管のセクションは、ボールの直径よりも大きい寸法から、ボールの直径に実質的に等しい寸法まで狭くなる。従って、細長い要素の管内での滑りの間、ボールは、細長い要素の挿入方向とは反対の方向に、寸法が縮小された管の部分に向かって駆動され、そこでロックされる。したがって、ボールは、細長い要素の変位もブロックする。
【0077】
ベース24Bの空間25Bは、ストラップ31のための固着点を作り出すために使用される。この目的のために、
図4aに例示されているように、留め金33Bを備えていないストラップ31の端部は、ベース24Bのための第1の固着点を取り囲むように、第1の動きM1に従って挿入される。この移動M1は、ストラップ31がパイプライン40に沿って走行するまで、ベース24Bの上面からベース24Bの下面までの空間25B内にストラップ31を挿入することによって行われる。
【0078】
次に、ストラップ31は、パイプライン40の周囲でベース24Bの第2固着点まで変位する。
図4bに例示されているように、次に、ストラップ31は、ベース24Bの第2の固着点を取り囲むように、移動M2に従って空間25Bに導入される。この動きM2は、ストラップ31がパイプライン40に沿って走行するまで、ベース24Bの下面からベース24Bの上面までの空間25B内にストラップ31を挿入することによって生じる。
【0079】
次に、
図4cに例示されているように、ストラップ31は、移動M3に従って留め金33Bの中に導入される。次に、クランプカラー30は、移動M4に従って、留め金33Bのハウジング内に通された後、ストラップ31の端部を引っ張ることによりパイプライン40の周りで圧縮される。
【0080】
ある実施形態では、ストラップ31の所望の圧縮張力が得られると、ハウジング内にストラップ31を固着するための手段が、
図4dに例示されているように、ハウジング35の長さに垂直な方向M5の作用によって留め金33C内に挿入され得る。続いて、留め金33Cから突出するストラップ31の残りの端部を任意に切断してもよい。
【0081】
加えて、細長い要素31はまた、調節手段32を受け入れ又はロックするためのノッチ又は溝を有してもよい。
【0082】
有利には、クランプカラー30はまた、マーキングを有し、締め付けをパイプライン40内で優勢な圧力に適合させることを可能にする。同様に、巻取装置100、200、300、400、500、600、700は、ストラップ31の張力を測定するための一体型装置を備えることもできる。同様に、クランプ張力をチェックするために外部装置を使用することもできる。
【0083】
クランプカラー30をベース24A-24Gに取り付けることに関する多数の実施例が存在する。
【0084】
図1に例示されるように、第1の実施形態において、ベース24Aは、例えば角部にタップ穴を有する平行六面体形状を有する。ベース24Aは、2~10cmの長さと、2~5cmの幅を有する。ベース24Aの長さは、パイプライン40の主方向Dに直交する方向に位置するものである。
【0085】
その端部において、ベース24Aは、ベース24Aの厚さ方向に設けられ実質的に平行な2つの横方向溝25Aを有し、クランプカラー30のストラップ31を通過させることを意図している。
【0086】
また、溝25Aの下部にボア46を設けて、溝25Aを外側に開けることができるようにしてもよい。このボア46は、ストラップ31がパイプライン40の形状により良く適応することを可能にする。
【0087】
変形例において、
図4a乃至
図4dに例示されているように、ベース24Bは、その端部に2つの凹部を有することができ、これにより開口25Bを製造することが可能となる。凹部の端部は、2つのピン43を有することができる。したがって、クランプカラー30のストラップ31は、開口25Bを通過し、ピン43の周りにループを形成することができる。
【0088】
別の例によれば、ベース24Bは、ベース24Bの両側に取り付けられた2つのピン43を固着するための手段を有していてもよい。ピン43は、ベース24Bのエッジとピン43との間に自由空間25Bを残すように配置される。この空間25Bは、クランプカラー30のストラップ31を通過させ、ストラップをピン43の周りにループを形成することができるようにすることを意図されている。
【0089】
図5~
図7に図示されるように、第3の実施形態において、ベース24Cは、長さが2~8cmで幅が2~5cmの略六角形の形状を有する。ベース24Cの長さ方向は、パイプライン40の主方向Dに直交する方向に配向されるものとする。
【0090】
ベース24Cはまた、ベース24Cの厚さの両側に設けられた2対の横方向溝25Cを有し、横方向溝25C実質的に平行な形状で、2つのクランプカラー30が通過できるように意図されている。好ましくは、溝は、1~3cmの間隔で配置される。このタイプのベース24Cは、より大きな直径、典型的にはDN50よりも大きいパイプライン40に使用される。
【0091】
2つのクランプカラー30は、
図4a乃至
図4dで説明したのと同じ方法で取り付けられ、クランプカラー30は、同時に又は次々に取り付けることができる。
【0092】
図8~10に図示されるように、第4の実施形態では、ベース24Dは、ベース24Dの両側に2つの固着点25Dを備える。各固着点25Dは、深さが0.5~1cmであり、長さが1~3cmで直径が0.1~1cmのピン47を受け入れるように形成されたハウジング49を備える。この第4の実施形態において、ハウジング49は、ベース24Dの幅全体にわたって延在する。ハウジング49は、2つのラグ48によって縁取られている。好ましくは、ラグ48の上部は、ピン47のハウジング49に向かう動きをガイドするように丸くされてもよいし、斜めにされてもよい。2つのラグ48は、ケーブル39を通過させるが、ピン47の通過を防止するようにプロポーショニングされたスロットによって分離され、したがってピンはハウジング49内にロックされたままで、ラグ48によって保持される。
【0093】
図11~
図13に示すように、第5の実施形態では、ピン47を抜き取られないように、固着点25Eの凹部49を浅くしてもよい。また、スロットの幅は、細長い要素の幅に適合させることができる。この第5の実施形態では、スロットは、ストラップ31が通過することを可能にするように形成される。
【0094】
図14~
図16に図示されるように、第6の実施形態では、ベース24Fは、細長い要素31の端部に設けられた穴と協働するように意図されたラグ50を備える固着点25Fを有する。ベース24F上に細長い要素を装着するために、ラグ50は、同じくパイプライン50を取り囲むように細長い要素51の穴の中に挿入され、次に、クランプ30は、調節手段32を介してパイプラインの直径に適合される。
【0095】
図17~
図19に図示されるように、第7の実施形態では、ベース24Gは、細長い要素31の幅を通すことができるように形成された、スロットによって分離された2つのラグ48によって境界付けされたハウジング49を有する。スロットは、2つのラグ48を連結するプレートで覆われ、したがって、0.05~0.2cmの厚さの空間を生成し、ピン47を通過させず、細長い要素31を通過させるだけである。したがって、細長い要素31を挿入するためには、最初にピン49を移動させなければならず、次に、細長い要素31の端部分が、プレートによって覆われるスロット内に挿入される。次に、ピン47は、例えば、細長い要素31の端部に形成された留め金に滑り込ませることにより、細長い要素31の端部に固着される。最後に、ピン47がハウジング49に挿入される。したがって、ピン47は、プレートの存在によって遮断されるので、ハウジング49から抽出することはできない。
【0096】
結論として、本発明は、いくつかのパイプライン直径に適合することができ、かつ従来技術の装置よりも容易かつ安価に使用できるバイパス装置を得ることを可能にする。
【国際調査報告】