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特表2024-513579エネルギー変換設備の省スペース構成のためのプラットフォーム、およびエネルギー変換設備
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-26
(54)【発明の名称】エネルギー変換設備の省スペース構成のためのプラットフォーム、およびエネルギー変換設備
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/348 20060101AFI20240318BHJP
   B65G 1/14 20060101ALI20240318BHJP
   E04H 5/02 20060101ALI20240318BHJP
【FI】
E04B1/348 C
B65G1/14 M
E04H5/02 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562528
(86)(22)【出願日】2022-02-21
(85)【翻訳文提出日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 EP2022054222
(87)【国際公開番号】W WO2022218590
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】102021109550.6
(32)【優先日】2021-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515078095
【氏名又は名称】エスエムエイ ソーラー テクノロジー アクティエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】SMA Solar Technology AG
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】弁理士法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ファルク,アンドレアス
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022EE02
3F022EE09
3F022FF01
3F022MM01
3F022MM04
3F022MM52
3F022MM57
(57)【要約】
本発明は、エネルギー変換設備(50)の省スペース構成のためのプラットフォーム(10)に関し、エネルギー変換設備(50)のコンバータユニット(31)を有するスキッド(30)が、プラットフォーム(10)上に上下に積み重ねられ、-プラットフォーム(10)はそれぞれ、スキッド(30)の格納面(17)を有するフレーム構造を含み、第1の面に位置合わせ要素(12)を有し、フレーム構造の第1の面とは反対側の第2の面に支持柱(13)を有し、-フレーム構造が、格納面(17)を取り囲む床面(18)を形成し、その上を人が歩くことができ、関連するコンバータユニット(31)へのアクセスを形成し、-プラットフォーム(10)は、プラットフォーム(10)の支持柱(13)および/または位置合わせ要素(12)を介して相互作用して、スタック(24)内で隣接するプラットフォーム(10)の格納面(17)の横方向にセンタリングされかつ垂直方向に離間した配置を形成し、-積み重ねられた状態において、それぞれのスキッド(30)上に配置されたコンバータユニット(31)を受け入れるために、隣接するプラットフォーム(10)の格納面(17)間に自由空間が形成される。本発明はさらに、エネルギー変換設備に関する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エネルギー変換設備(50)の省スペース構成のためのプラットフォーム(10)であって、
前記省スペース構成が、前記エネルギー変換設備(50)のコンバータユニット(31)を有するスキッド(30)を当該プラットフォーム(10)上に配置し、これをスタック(24)の形態で、上に配置された更なるスキッド(30)および前記エネルギー変換設備(50)の更なるコンバータユニット(31)を有する更なるプラットフォーム(10)と互いに上下に積み重ねることにより得られるものであり、
-当該プラットフォーム(10)は、前記スキッド(30)の支持面(17)を有するフレーム構造を含み、前記支持面(17)の周囲を取り囲む壁が少なくとも大部分存在せず、前記フレーム構造の第1の面に位置合わせ要素(12)を有し、かつ前記第1の面とは反対側のフレーム構造の第2の面に支持柱(13)を有し、
-前記フレーム構造は、前記支持面(17)をその周囲の少なくとも大部分で取り囲むスタンディング面(18)も形成し、このスタンディング面が、前記コンバータユニット(31)へのアクセスとして人が歩行可能であり、
-当該プラットフォーム(10)の支持柱(13)は、それらの端部(13.1)が前記更なるプラットフォーム(10)の位置合わせ要素(12)と積み重ねられた状態で協働するように設計および配置され、それにより、前記スタック(24)内で当該プラットフォーム(10)の支持面(17)および前記更なるプラットフォーム(10)の支持面(17)の横方向にセンタリングされかつ垂直方向に離間した配置がもたらされ、かつ/または当該プラットフォーム(10)の位置合わせ要素(12)は、少なくとも1の更なるプラットフォーム(10)の支持柱(13)の端部(13.1)と積み重ねられた状態で協働するように設計および配置され、それにより、前記スタック(24)内で当該プラットフォームの支持面(17)および前記更なるプラットフォーム(10)の支持面(17)の横方向にセンタリングされかつ垂直方向に離間した配置がもたらされ、
-積み重ねられた状態において、当該プラットフォーム(10)および前記更なるプラットフォーム(10)の支持面(17)間に、前記スキッド(30)上に配置されたコンバータユニット(31)または前記更なるスキッド(30)上に配置された更なるコンバータユニット(31)を収容するための自由空間が形成され、この空間は、その周囲に沿って自由空間を取り囲む壁が少なくとも大部分存在しないことを特徴とするプラットフォーム。
【請求項2】
請求項1に記載のプラットフォーム(10)において、
前記スキッド(30)の支持面(17)が難燃性材料を含み、特に2枚の金属シートと中間の不燃性断熱材とのサンドイッチ構造を含むことを特徴とするプラットフォーム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプラットフォーム(10)において、
前記フレーム構造に、消火用の1または複数のスプリンクラーヘッド(21)が取り付けられ、前記スプリンクラーヘッドが、当該プラットフォーム(10)上に配置されたコンバータユニット(31)の構成要素および/または前記スタック(24)内で当該プラットフォーム(10)の下方に配置されたコンバータユニットの構成要素に噴霧するように向けられていることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
前記位置合わせ要素(12)は、当該プラットフォーム(10)がコンテナ(40)上に積み重ねられたときに、前記コンテナ(40)の上部コーナーを取り囲むように配置され、それにより、前記コンテナ(40)上での当該プラットフォーム(10)の横方向のセンタリングおよび固定が可能となっていることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
前記スタンディング面(18)が、格子の形態の床パネル(14)を敷設することによって形成されていることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項6】
請求項1~5の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
当該プラットフォーム(10)が、前記支持面(17)の領域において、前記スキッド(30)および/またはその上に配置されたコンバータユニット(31)への供給ライン(19)を保持するための保持要素を備えることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
前記スタンディング面(18)を横方向に区画する手すり(16)のための締結要素が当該プラットフォーム(10)に設けられていることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
当該プラットフォーム(10)の高さ(H)が、350cm~400cmとなるように選択されていることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項9】
請求項1~8の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
前記スタンディング面(18)の幅(B)が、少なくとも1m、好ましくは少なくとも1.5mであることを特徴とするプラットフォーム。
【請求項10】
請求項1~9の何れか一項に記載のプラットフォーム(10)において、
前記位置合わせ要素(12)または前記支持柱(13)の端部(13.1)の各々がツイストロック締結具(TL)を有することを特徴とするプラットフォーム。
【請求項11】
グリッドと電力を交換するためのエネルギー変換設備(50)であって、
少なくとも2のプラットフォーム(10)から形成されたスタック(24)を含み、コンバータユニット(31)が上に配置されたスキッド(30)が、前記プラットフォーム(10)の各々に配置され、前記プラットフォーム(10)の各々が、請求項1~10の何れか一項に従って構成されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項12】
請求項11に記載のエネルギー変換設備(50)において、
複数のスプリンクラーヘッド(21)およびそれに接続された液体を供給するための供給ライン(22)を有するスプリンクラーシステム(23)をさらに備え、前記供給ライン(22)および/またはスプリンクラーヘッド(21)が、電気ヒータを有することを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項13】
請求項11または12に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記スキッド(30)上に配置されたコンバータユニット(31)がそれぞれ、1または複数のDC/ACコンバータ(34)、1または複数のDC/DCコンバータ(35)、1または複数の変圧器(36)および/または1または複数のスイッチアセンブリ(37)を含むことを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項14】
請求項11~13の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記スタック(24)が、当該エネルギー変換設備(50)の構成要素のためのハウジングとして少なくとも1のコンテナ(40)をさらに備え、任意選択的に、前記プラットフォーム(10)および更なるプラットフォーム(10)が、前記少なくとも1のコンテナ(40)上に積み重ねられていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項15】
請求項11~14の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
当該エネルギー変換設備(50)が、グリッドの電圧安定化のために無効電力を供給するように、かつ/またはグリッドの周波数安定化のために電力を供給するように構成されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項16】
請求項11~15の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
当該エネルギー変換設備(50)が、グリッドおよびエネルギー貯蔵装置に対する分離要素を有する無停電電源システムとして設計されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項17】
請求項11~16の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
コンテナ(40)内または前記プラットフォーム(10)の1つに配置された少なくとも1の電解槽をさらに含むことを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項18】
請求項11~17の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記スタック(24)が、コンテナプラットフォーム(610)を介して互いに積み重ねられた2つのコンテナ(40)を含み、任意選択的に、2つのプラットフォーム(10)が、前記2つのコンテナ(40)の上部に配置されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項19】
請求項11~18の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
並んで配置された複数のスタック(24)を含み、隣接するスタック(24)のプラットフォーム(10)が互いに隣接し、スタンディング面(18)の共通の平面が形成されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項20】
請求項19に記載のエネルギー変換設備(50)において、
隣接するスタック(24)が、2つの横方向に延在することを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項21】
請求項19または20に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記スタック(24)が、ファサード(46)により囲まれて、建物構造を形成していることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項22】
請求項21に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記ファサード(46)の高さおよび/または素材が、許容騒音レベルを超える隣接する住宅用建物に対する迷惑な騒音が防止されるように選択されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項23】
請求項11~22の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
前記コンバータユニット(31)が、噴霧水および/またはスプリンクラー水によって保護されていることを特徴とするエネルギー変換設備。
【請求項24】
請求項11~23の何れか一項に記載のエネルギー変換設備(50)において、
1または複数のスタック(24)のプラットフォーム(10)の上部には、電磁干渉放射を遮蔽するためにかつ/または雷から保護するために、金属カバー(49)が前記コンバータユニット(31)の上に配置され、前記金属カバー(49)が任意選択的に金属格子(47)を含むことを特徴とするエネルギー変換設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー変換設備の省スペース構成のためのプラットフォームに関する。さらに、本発明は、そのようなプラットフォームを有するエネルギー変換設備に関する。
【背景技術】
【0002】
再生可能エネルギー源からのエネルギー生成、特に太陽電池からのエネルギー生成は、ますます重要になってきており、電力網でそのようにして得られる電力の割合は、絶えず上昇している。この目的のために、例えば、コンバータユニットを構成要素として有するエネルギー変換設備が使用されている。そのようなコンバータユニットは、例えばインバータやバッテリのようなエネルギー貯蔵装置などの構成要素を有する。今日、数メガワットの範囲の変換出力を持つインバータが使用されている。それらは、標準化された寸法および/または貨物コンテナ(特に、標準化された航空または海上貨物コンテナ)の標準化されたグラブポイントを有するハウジングに組み込むことができる。それに応じて設計されたコンテナのようなハウジングは、確立された輸送および積載ロジスティックスでの輸送を可能にし、輸送中および動作中の両方で天候に対する十分な保護をパワーエレクトロニクスに提供する。コンテナハウジング内のインバータは、設置や保守のために容易にアクセスすることができるように、通常は、地上の適切に設計された基礎上に設置される。
【0003】
そして、エネルギー変換設備を設置する必要があり、そのエネルギー変換設備が、消費力が非常に高い消費者に空間的に直接近接して配置され、かつ消費者側に接続されたグリッドを安定化させる場合、コンテナ内の配置はその限界に達する。何故なら、特に、設置または保守の目的で個々のコンテナにアクセスできるようにするために、コンテナが互いに近接しすぎる可能性があり、かつ/またはコンテナ内の電子コンポーネントの十分な冷却ができないためである。これは特に、コンテナ自体のコンバータユニットが環境の影響から十分に保護されており、よって、コンテナによる環境の影響に対する追加の保護が絶対的に必要ではない場合に当てはまる。この場合、コンテナによる環境の影響からのコンバータユニットの追加的な保護は、通常、コンテナの追加的なハウジングによりコンバータユニットの放熱を悪化させるため、不利になる傾向がある。更なる例として、都市部のサブグリッドに無効電力および/または有効電力を供給することで、グリッドをサポートするシステムとして機能するエネルギー変換設備を挙げることができる。
【0004】
文献CN110486152Aには、複数のコンテナを垂直方向に積み重ねたスタック型発電機セットが開示されている。各コンテナには発電機が配置されている。最上段のコンテナの上方には、複数の放熱装置が配置されている。
【0005】
文献EP2101017A2には、モジュール式エンクロージャ構造を形成する1または複数のモジュール式コンテナを備えたポータブルデータセンタが開示されている。このデータセンタは、遠隔地に迅速に設置することができ、簡単な方法で運用を開始することができる。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的
よって、本発明の目的は、特に、コンバータユニットが、例えばコンテナによる追加的なハウジングの形態での環境の影響に対する追加的な保護を必要とせずに、それ自体で環境の影響から保護される場合において、エネルギー変換設備のコンバータユニットの省スペースおよび/または容易にアクセス可能な配置を可能にするプラットフォームを提供することである。動作中のコンバータユニットには、放熱を最大限に確保する必要がある。また、本発明の目的は、そのようなコンバータユニットを有する省スペースのエネルギー変換設備を提供することでもある。
【0007】
解決手段
エネルギー変換設備のコンバータユニットの省スペース配置のための本発明に係るプラットフォームを提供するという目的は、独立請求項1の特徴を有するプラットフォームによって解決される。省スペースで構築可能なエネルギー変換設備を提供するという目的は、請求項11に係る特徴を有するエネルギー変換設備によって解決される。プラットフォームの有利な実施形態は、従属請求項1~10に記載され、エネルギー変換設備の有利な実施形態は、従属請求項12~24に記載されている。
【0008】
本発明の説明
プラットフォームは、エネルギー変換設備の省スペース構成に適しており、この省スペース構成は、エネルギー変換設備のコンバータユニットを有するスキッドをプラットフォーム上に配置し、これをスタックの形態で、上に配置された更なるスキッドおよびエネルギー変換設備の更なるコンバータユニットを有する更なるプラットフォームと互いに上下に積み重ねることにより、得られる。スキッドは、平らな、好ましくはパレット状の支持フレームワークであって、その上に、コンバータユニットの様々な構成要素、例えば、DC/DCコンバータ、スイッチギアアセンブリ、DC/ACコンバータ、変圧器を予め組み立てることができる支持フレームワークとして理解されるべきである。プラットフォームは、1つの更なるプラットフォームまたは複数の更なるプラットフォームと互いに上下に積み重ねることができる。このため、「1つの更なるプラットフォーム」という表現は、少なくとも1の更なるプラットフォームを意味すると理解されるべきである。
【0009】
プラットフォームは、スキッドの支持面を有するフレーム構造を含む。この場合、プラットフォームは、支持面の周囲を取り囲む壁がなく、少なくとも大部分が空いている。プラットフォームは、そのフレーム構造の第1の面に位置合わせ要素を有し、第1の面とは反対側のフレーム構造の第2の面に支持柱を有する。積み重ねられた状態では、第1の面はプラットフォームの下面とみなすことができ、第2の面は積み重ねられた状態のプラットフォームの上面とみなすことができる。しかしながら、その代わりに、積み重ね状態において、第1の面をプラットフォームの上面とみなし、第2の面をプラットフォームの下面とみなすことも可能である。スキッドの支持面は、好ましくはプラットフォームの上面に配置される。さらに、フレーム構造は、支持面の周囲に沿って少なくとも大部分が延びるスタンディング面を形成し、その上を人が歩くことができ、コンバータユニットへのアクセスとして使用することができる。好ましくは、スタンディング面は、支持面の周囲全体に沿って周方向に形成され、よって、その周囲の両方向からのアクセスを提供する。
【0010】
プラットフォームの支持柱は、積み重ねられた状態において、それらの端部が更なるプラットフォームの位置合わせ要素と相互作用するように設計および配置され、スタック内において、プラットフォームの支持面および更なるプラットフォームの支持面の横方向にセンタリングされかつ垂直方向に離間した配置をもたらす。これは特に、更なるプラットフォームがスタック内でプラットフォームの上に配置される場合に当てはまる。プラットフォームの支持柱は、好ましくは、互いに同一に設計される。一実施形態では、プラットフォームの支持柱と更なるプラットフォームの支持柱が互いに同一に設計される。代替的または追加的には、スタック内において、プラットフォームの支持面および更なるプラットフォームの支持面の横方向にセンタリングされかつ垂直方向に離間した配置をもたらすように、プラットフォームの位置合わせ要素は、積み重ねられた状態で少なくとも1の更なるプラットフォームの支持柱の端部と相互作用するように設計および配置される。これは特に、更なるプラットフォームがスタック内でプラットフォームの下に配置される場合に当てはまる。プラットフォームの位置合わせ要素は、好ましくは、互いに同一に設計される。一実施形態では、プラットフォームの位置合わせ要素および更なるプラットフォームの位置合わせ要素が互いに同一に設計される。相互作用は、例えば、位置合わせ要素の突出部が支持柱の凹部に係合するように、またはその逆になるように設計することができる。
【0011】
スキッド上に配置されたコンバータユニットまたは更なるスキッド上に配置された更なるコンバータユニットを受け入れるための自由空間は、スタック内のプラットフォームおよび更なるプラットフォームの支持面間に形成される。プラットフォーム自体は、その支持面を取り囲む壁が少なくとも大部分有していないため、スキッドおよびコンバータユニットを受け入れるためにスタック内に形成される自由空間は、その周囲を取り囲む壁が少なくとも大部分存在しない。その結果、コンバータユニット間の十分な距離が確保され、同時に十分な通気性が確保される。
【0012】
そのため、プラットフォームは、コンバータユニットを積み重ねるためのモジュラーシステムの構成要素として機能し、これにより、上下に配置されたコンバータユニットにも十分なアクセスが可能となり、同時にコンバータユニットの十分な冷却が可能となる。このプラットフォームにより、いずれの場合も、コンバータユニットが上に配置されたスキッドまたはコンバータユニットを配置可能なスキッドを積み重ねることが可能になる。このため、スキッドはプラットフォーム上にコンバータユニットとともに配置することができる。そして、スキッドとコンバータユニットの組合せをそれぞれ有する複数のプラットフォームが、互いに上下に積み重ねられる。この目的のために、プラットフォームは支持柱を備え、上方にあるプラットフォームをその上に載せることができる。このようにして、その上にコンバータユニットを配置したプラットフォームのスタックを作ることができ、それにより、コンバータユニットを省スペースで容易にアクセスできるように配置することができ、同時に十分な換気を確保することができる。
【0013】
本発明によれば、プラットフォームが支持面をその周囲に沿って取り囲む壁を少なくとも大部分有していない点で、かつ(例えば、コンバータユニットがコンテナ内に収容されている場合に用いられる)コンバータユニットのための追加的なハウジングも存在しない点で、動作中のコンバータユニットの最適な冷却が可能になる。具体的には、コンテナに収納されたコンバータユニットの放熱を実行することは、そこに形成される埃の蓄積により、非常に困難である。対照的に、本発明に係るプラットフォームおよび本発明に係る複数のプラットフォームのスタックは、大部分が開放された構造を有し、その結果、コンバータユニットの冷却環境に対する熱的結合が著しく良好に達成される。環境に対する熱的結合は、少なくとも、コンバータユニットのコンテナ状の筐体を用いる場合よりも著しく良好である。この結果、コンテナ内で互いに積み重ねられたコンバータユニットと比較して、本発明に係るプラットフォームにより互いに上下に積み重ねられたコンバータユニットの熱放散がより良好になる。これは、特に、コンバータユニット自体が、それ自体のハウジングまたはその構成部品のハウジングによって環境の影響から保護されており、そのため、コンテナのような追加の筐体によって環境の影響から追加的に保護する必要がない場合に有利である。スキッドおよびコンバータユニットを受け入れるためのスタック内に形成される自由空間が、自由空間を取り囲む壁を「少なくとも大部分」有していないという特徴は、本発明によれば、自由空間の周囲面に潜在的に存在する壁が、自由空間を取り囲む側方の周囲面の最大49%を占めるというように解釈することができる。「プラットフォームは、支持面を周囲に取り囲む壁が少なくとも大部分存在しない」という特徴は、対応する形で、すなわち、対応する特徴がスタック内の自由空間に関して最終的に満たされるように、解釈することができる。
【0014】
一実施形態では、スキッドの支持面が難燃性材料を有する。特に、プラットフォームは、この目的のために、2枚の金属シートと中間の不燃性断熱材とのサンドイッチ構造を有することができる。これにより、スタック内の防火性を向上させることができる。さらに、プラットフォームの支持柱および/または他の部分も、難燃性となるように被覆することができる。
【0015】
プラットフォームの一実施形態では、消火用の1または複数のスプリンクラーヘッドをフレーム構造に取り付けることができる。この場合、プラットフォーム上に配置されたコンバータユニットの構成要素および/またはスタック内のプラットフォームの下方に配置された構成要素が放出液体に曝されるように、1または複数のスプリンクラーヘッドが向けられる。これにより、スタック内の防火性を向上させることができる。
【0016】
プラットフォームの一実施形態では、位置合わせ要素は、更なるプラットフォーム上にプラットフォームを積み重ねるだけではなく、コンテナ上にプラットフォームを積み重ねることも可能にするように設計および配置される。具体的には、位置合わせ要素は、プラットフォームがコンテナ上に積み重ねられたときにコンテナの上部コーナーを取り囲むことができ、それにより、コンテナ上でのプラットフォームの横方向のセンタリングおよび固定が可能になる。これにより、スタック内でのプラットフォームの柔軟な配置が可能になり、コンテナ上への配置と更なるプラットフォーム上への配置の両方が可能になり、それが、特にプラットフォームに変更を加えることなく、またはプラットフォームの僅かな労力の変更のみで、実現される。
【0017】
フレーム構造は、支持面の外側に配置されたスタンディング面を形成し、その上を、支持面上に配置可能な構成要素または配置されている構成要素へのアクセスとして、人が歩くことができる。その結果、例えば、保守作業者は、構成部品、例えば、コンバータユニットがスタックの更に上方に位置する場合に、それらに対する設置および保守作業も容易に実施することができる。この作業を実施するために作業者に十分な移動の自由を提供するために、スタンディング面は、例えば、少なくとも1m、好ましくは少なくとも1.5mの幅を有するべきである。有利には、スタンディング面は、設置および保守作業を実施するためにその上に置かれる予備部品または工具によって生じる機械的荷重に対する十分な耐荷重能力も有する。
【0018】
プラットフォームの一実施形態では、スタンディング面が、格子の形態の床パネルを配置することにより形成される。格子は空気透過性であるため、プラットフォーム間の領域の換気は影響を受けない。さらに、雨水はスタンディング面に溜まらないため、別途の排水対策は必要ない。
【0019】
有利な実施形態では、プラットフォームは、スキッドおよび/またはその上に配置されたコンバータユニットに供給ラインを供給するために、支持面の領域に保持要素を有する。保持要素は、例えば、クランプまたはブラケットとして設計することができ、スキッドおよび/またはその上に配置されたまたは配置されるコンバータユニットが支持面の領域に配置される前に、供給ラインの端部をプラットフォームの指定位置に配置する役割を果たす。そして、それらの位置は、スキッドおよび/またはその上に配置されたまたは配置されるコンバータユニット上に供給ラインの接続部が配置される領域に対応するため、供給ラインの簡単な接続が可能になる。供給ラインは、例えば、電気ライン、ガスライン、またはエネルギー変換設備の動作媒体の供給ラインを含むことができる。例えば、供給ラインは、事故に備えてエネルギー変換設備のスプリンクラー構成要素用の液体を移送するように設計することができる。
【0020】
スタンディング面を横方向に区画する手すりのための締結要素、例えばスリーブを、スタンディング面を使用する人々を落下から保護するためにプラットフォーム上に設けることができる。そのような手すりは、必要に応じて、または恒久的に容易に取り付けることができる。
【0021】
一実施形態では、プラットフォームの高さが350cm~400cmの間である。これにより、例えばエネルギー変換設備のコンバータユニットを適切に配置することができる。コンバータユニットの一般的な高さを考慮すると、支持される荷重が支持柱によって確実に支えられるようになる。このため、コンバータユニットの荷重を軽減することができる。プラットフォームの高さは、図1にも寸法「H」として示されているように、フレーム構造の下面と支持柱の上端との間の距離に対応し、支持柱の高さによって実質的に決定される。さらに、プラットフォームの高さがこのように規定されることにより、スタック内の互いに上下に積み重ねられたコンバータユニット間に更なる自由空間が確実に形成され、それにより、コンバータユニットの動作時の十分な冷却がサポートされる。
【0022】
プラットフォームの一実施形態では、位置合わせ要素または支持柱の端部が、特に、ツイストロック締結具をそれぞれ有する。ツイストロック締結具の一態様は、例えばConpar Limited社製のものが知られている。この場合、プラットフォームは、好ましくは、2つのプラットフォームの互いに対する向きに加えて、ロックも可能にする位置合わせ要素を有する。この目的のために、例えば、位置合わせ要素の一部として両プラットフォームに凹部を設けることができる。ツイストロック締結具は、位置合わせ要素の構成要素としてプラットフォームの下側に固定的に取り付けられることも可能であり、この場合、例えば下側のプラットフォームだけが、支持要素の端部の領域に、ツイストロック締結具がロックのために係合することができる凹部を有する。代替的には、ツイストロック締結具をプラットフォームの下側ではなくプラットフォームの支持柱に同様に取り付けることも可能であり、特に固定することが可能である。このようにして、それらは支持柱の一部、特に支持柱の端部の一部を形成することができる。
【0023】
グリッドと電力を交換するためのエネルギー変換設備は、少なくとも2のプラットフォームから形成されるスタックを有し、コンバータユニットがその上に配置されたスキッドが、プラットフォームの各々に配置される。電気接続および/または媒体接続が、プラットフォームを経由して上部プラットフォームに導かれ、例えば、その上に配置されたコンバータユニットに対する作業を実行するための上部プラットフォームへのアクセスが可能である。
【0024】
一実施形態では、エネルギー変換設備が、複数のスプリンクラーヘッドとそれに接続された液体を供給するための供給ラインとを有するスプリンクラーシステムを有し、供給ラインおよび/またはスプリンクラーヘッドが電気ヒータを有する。液体は、例えば、水または別の消火媒体とすることができ、電気ヒータは、水または消火媒体が低い外気温で凍結するのを防止し、それにより供給ラインおよび/またはスプリンクラーヘッドが損傷するのを防止するために設けられる。
【0025】
エネルギー変換設備の一実施形態では、スキッド上に配置されたコンバータユニットはそれぞれ、1または複数のDC/ACコンバータ、1または複数のDC/DCコンバータ、1または複数の変圧器、および/または1または複数のスイッチングシステムを有する。さらに、コンバータユニットは、中央制御ユニットも含むことができ、この中央制御ユニットは、任意選択的に、例えばバッテリの形態のバッファエネルギー供給源を介して電力を供給することができる。ここで、コンバータユニットは同じ設計を有することが可能であるが、それは絶対に必要というわけではない。むしろ、コンバータユニットを互いに異なるように設計することが可能であり、特に、そのタイプと数の両方において異なる構成要素を含むことが可能である。
【0026】
エネルギー変換設備の一実施形態では、スタックが、エネルギー変換設備の構成要素のためのハウジングとして、少なくとも1のコンテナをさらに備える。有利には、プラットフォームおよび更なるプラットフォームは、少なくとも1のコンテナ上に積み重ねられる。
【0027】
エネルギー変換設備は、グリッドに無効電力を供給するように、かつ/またはグリッドの周波数を安定化させるように構成することができる。代替的または追加的には、エネルギー変換設備は、グリッドおよびエネルギー貯蔵装置に対する分離要素を有する無停電電源システムとして設計される。
【0028】
一実施形態では、エネルギー変換設備が、コンテナ内またはプラットフォームの1つに配置される電解槽を追加的に備える。当然のことながら、エネルギー変換設備が複数の電解槽を備えることも可能である。この場合、接続されたグリッドの電力を水素の製造に使用することができる。プラットフォームがスタックとして配置される結果、そのようなエネルギー変換設備は、スペースを殆ど必要とすることなく、動作電力に応じて容易に拡張することができる。
【0029】
エネルギー変換設備の一実施形態では、スタックが、コンテナプラットフォームを介して互いに上下に積み重ねられた2つのコンテナを有し、2つのプラットフォームが、2つのコンテナの上部に配置される。
【0030】
一実施形態では、エネルギー変換設備が、複数のスタックを有し、それらスタックは、隣接するスタックのプラットフォームが互いに隣接し、スタンディング面の共通の平面が形成されるように、互いに隣接して配置される。プラットフォーム間に形成される隙間は、例えば金属シートで覆うことができる。また、隣接するスタックのプラットフォーム間に、特に弾性的な接続、例えばネジ接続、または緩衝要素を使用することにより、スタック配置の安定性を高めることも考えられる。
【0031】
隣接するスタックは、特に2つの横方向に延在することもでき、その結果、プラットフォームのクラスタが形成される。この場合、建物構造を形成するためのファサードによってスタックを囲むことができる。スタックのクラスタの外側領域では、階段またはエレベータによってプラットフォーム平面への共有アクセスを実現することができる。この場合、隣接する居住用建物の騒音レベルが許容騒音レベル未満に保たれるように、ファサードの高さおよび/または素材を選択することができる。これは、騒音が騒音源を起点とする仮想線に沿ってのみ大きく伝播し、ファサードを透過しないという事実を利用したものである。このため、スタックの遥か上方に配置された騒音源、例えばそこに配置されたコンバータユニットに起因する、隣接する住居用建物の上層階に到達する騒音が迷惑レベルにならないように、ファサードの高さを選択することができる。ファサードを通過する不快な騒音は、ファサードの素材によって低減することができる。例えば、交通道路の防音壁にも使用されているように、ファサードには吸音材や音反射材を使用することができる。許容される騒音レベルは、地域によって異なり、騒音防止に関する関連ガイドラインから取得することができる。
【0032】
少なくとも一部の領域において、ファサードの下端と地面との間に隙間を残すことが可能であり、この隙間を通じて周囲との空気交換が可能であるため、冷却空気がいつでも十分な量だけ環境から流出することができる。また、エネルギー変換設備が隆起したベースを有し、このベースが、ファサードとの間に隙間が形成されるように、ファサードと重なり、この隙間によって空気交換が可能になるように構成することもできる。隆起したベースは、例えば、充電式バッテリまたは他の貯蔵要素が配置される1または複数の床を有するコンクリート建物の一部とすることができる。
【0033】
エネルギー変換設備の一実施形態では、その1または複数のスタックのプラットフォームの上部が、そこに配置されるコンバータユニットの上部を覆う金属カバーを有することができる。金属カバーは、電気的に接地することができる。この場合、エネルギー変換設備の隣接するスタックの金属カバーは、連続的な導電面が生成されるように互いに接続することができる。金属カバーによって、カバーの下に配置された1または複数のコンバータユニットの環境への電磁干渉放射の照射を低減することができる。その結果、周囲からエネルギー変換設備の構成要素への電磁干渉放射の照射も低減することができる。代替的または追加的には、カバーの下に配置されたエネルギー変換設備の構成要素の雷保護として、カバーを使用することもできる。
【0034】
カバーには重い荷重がかからないため、機械的に極端に安定するように設計する必要はない。有利には、大部分が空気透過性となるように金属カバーを設計することができ、それにより加熱された空気が金属カバーを通って上方に逃げることができる。例えば、カバーは金属格子を含むことができ、または特に金属格子として設計することができる。金属格子のメッシュ幅は、遮蔽すべき電磁干渉放射の周波数に合わせることができる。ここで対象となる周波数範囲では、メッシュ幅が、特に20mm~200mmとなる。
【0035】
金属カバーにより、上部における電磁干渉放射の照射が実質的に遮蔽される。エネルギー変換設備から横方向に出る電磁干渉放射も、ファサードの対応する実施形態によって遮蔽することができる。この目的のために、ファサードは、例えば、金属薄板または金属格子を有することができ、それらは、有利にはそれぞれ接地される。
【0036】
エネルギー変換設備の一実施形態では、コンバータユニットが、ウォータージェットからの噴霧水から保護されるように設計されている。このため、コンバータユニットは天候の影響から保護され、スプリンクラーシステムが使用される場合にも保護され、悪天候および/またはスプリンクラーシステムの作動時に、コンバータユニットのパワーエレクトロニクスが損傷することはない。このようにして、コンバータユニット自体は、例えば追加コンテナの形態の追加ハウジングなしで、屋外での使用に適している。
【図面の簡単な説明】
【0037】
以下、図面を参照して本発明を説明する。
図1図1は、本発明に係るプラットフォームの一実施形態をいくつかの図面で示している。
図2図2aは、スキッドとその上に配置されたコンバータユニットとを含む、本発明に係るプラットフォームの一実施形態の斜視図を示している。図2bは、複数のプラットフォームを有するスタックの斜視図を示している。
図3図3aは、プラットフォーム、スキッドおよびコンバータユニットを有するコンテナの斜視図を示している。図3bは、プラットフォームが上に配置されたコンテナの側面図を示している。図3cは、2つのプラットフォームを有するスタックの斜視図を示している。図3dは、コンテナ上に互いに隣接して配置されたプラットフォームのスタックを有するエネルギー変換設備を示している。
図4図4aは、ツイストロックの概略図を示している。図4bは、ネジ接続の概略図を示している。
図5図5は、スキッド上のコンバータユニットの概略図を示している。
図6図6aは、コンテナプラットフォームの一実施形態をいくつかの図面で示している。図6bは、コンテナプラットフォームが間に配置された2つのコンテナの斜視図を示している。
図7図7は、互いに隣接して配置されたスタックを有する建物構造として設計されたエネルギー変換設備を示している。
図8図8は、金属カバーを有するプラットフォームの一実施形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0038】
図1は、本発明に係るプラットフォーム10の一実施形態を示しており、このプラットフォームは、互いに固定的に連結された複数の梁11からなるフレーム構造を有し、このフレーム構造が支持面17を規定している。プラットフォーム10は、平面図と、平面図の下方とその右側の2つの側面図で示されている。支持面17は、プラットフォームの内側領域に配置され、そのコーナーポイントの領域に位置合わせ要素12および支持柱13を有する。位置合わせ要素12および支持柱は、プラットフォーム10の反対側に配置されている。位置合わせ要素12は、(更なるプラットフォーム10の)支持柱の端部13.1と相互作用するように設計され、それにより、2つのプラットフォームを位置合わせし、好ましくはロックもするようになっている。この目的のために、位置合わせ要素12は、例えば、いわゆるコーナーキャスティングまたはツイストロック締結具として設計することができる。位置合わせ要素12が、ツイストロック締結具と組み合わせてコーナーキャスティングを有することも可能である。
【0039】
プラットフォームの高さHは、支持柱13の長さに梁11の厚さを加えたものによって実質的に決定される。床パネル14は、内側領域を取り囲むプラットフォーム10の外側領域においてフレーム構造上に配置され、外側領域が幅B内でその上を歩行可能であり、かつスタンディング面18を形成し、特に、そこに荷重も配置可能となっている。床パネル14は、空気透過性および/または液体透過性の格子で構成することができる。この場合、フレーム構造が、内側領域の3側方にのみ、その上を歩くことができ、荷重に耐えることができる外側領域の形態のスタンディング面18を有することも考えられる。
【0040】
さらに、プラットフォームは、供給ライン19が案内されるガイド要素、例えばケーブルチャネルを有する。内側領域には、例えばフレーム構造のクロスメンバ上に保持要素が配置され、それにより供給ライン19がプラットフォーム10の指定位置で固定され、その近傍に接続領域が配置される。このようにして、プラットフォーム10および/またはプラットフォーム上に配置されたコンバータユニット31の簡単な接続を、供給ライン19を介して行うことができる。この接続は、例えば、AC電圧グリッドまたはDC電圧バスへの電気的接続とすることができる。しかしながら、代替的または追加的には、供給ラインが、エネルギー変換設備の動作のための媒体、例えば冷却剤またはガスを供給または排出するように設計されることも考えられる。
【0041】
さらに、スリーブ15の形態の手すり16のための締結要素が外側の梁11に沿って取り付けられ、それら締結要素内に手すり16の直立部を挿入することができる。それら締結要素は、プラットフォーム10の側方すべてに周囲に配置することも、側方の一部のみに配置することも、あるいは側方のいずれにも配置しないこともできる。
【0042】
プラットフォーム10の支持面17上へのコンバータユニット31を有するスキッド30の配置が、図2aに斜視図で示されている。コンバータユニット31を有するスキッド30は、支持面17上で矢印の方向に、例えば支持柱13内に配置することができる。この場合、コンバータユニットを有するスキッドは、例えば、支持柱13の2つのペア間の距離よりも長くまたは広くすることができ、よって、例えば、2本の支持柱13間の長手方向または横断方向に突出する。クロスブレース20はプラットフォーム10を安定させることができる。クロスブレース20は、例えば、プラットフォーム10の内側領域および/または支持柱13の間に配置することができる。
【0043】
図2bは、スタック24において互いに上下に配置された5つのプラットフォーム10のスタック24の斜視図である。各プラットフォーム10の支持柱13は、プラットフォーム10を互いに相対的に位置合わせして、任意選択的にロックするために、それらの上に配置されたプラットフォームの位置合わせ要素12と相互作用する。支持柱13を介してスタック24に距離、特に自由空間が形成され、特に、上下に積み重ねられた2つのプラットフォーム10の支持面17の間に自由空間が形成され、そこに、例えば、コンバータユニット31、例えば、エネルギー変換設備50を配置することができる。供給ライン22を有するスプリンクラーヘッド21も同様に、プラットフォーム10上に配置することができ、それにより、例えば火災時に、必要に応じて液体を散布または噴霧することにより、コンバータユニット31の冷却および火災の消火を可能にすることができる。
【0044】
図3aは、プラットフォーム10が、その位置合わせ要素12によってコンテナ40上に矢印の方向にどのように配置され得るかを示す斜視図である。スキッド30およびコンバータユニット31を備えたプラットフォーム10は、プラットフォーム10の位置合わせ要素12がコンテナのコーナーに配置されたコンテナ40の標準化された受け入れポイントに配置されるようにコンテナ40上に配置され、それによりプラットフォーム10はコンテナ40に対して定められた位置をとる。プラットフォーム10とコンテナ40は、位置合わせ要素12を介してロックすることもできる。例えば、この場合、位置合わせ要素12は、いずれもツイストロック締結具(図3aには図示せず)として設計されるか、または各々がツイストロック締結具を有することが可能である。
【0045】
図3bは、スタック24内に複数のコンバータユニット31を有するエネルギー変換設備50を示している。図3bでは、1つのコンバータユニット31のみが明示的に示されている。しかしながら、明示的に示されたコンバータユニット31の上方には、更なるコンバータユニット31が配置され、図3bではコンバータユニット31の上方の点によって記号化されている。図示のコンバータユニット31の下方には、コンテナ40が配置され、このコンテナは、例えば、エネルギー変換設備50の更なる構成要素のための構成要素ハウジングとして機能することができる。コンバータユニット31および/またはエネルギー変換設備50の構成要素は、パワーエレクトロニクス回路を含むことができ、特にDCからACへのコンバータとして設計することができ、かつ/またはDC/ACコンバータを一構成要素として有することができる。さらに、エネルギー変換設備50の構成要素が、例えば充電式バッテリの形態のエネルギー貯蔵装置を含むことも可能である。また、電解ユニットのような電気負荷も、コンテナ40に一構成要素として収容することができ、かつ/またはコンバータユニット31の一部とすることができる。コンテナ40は基礎41の上に置かれている。パワーエレクトロニクス回路またはエネルギー貯蔵装置を電気的に接続するための接続要素は、基礎41に組み込むことができる。プラットフォーム10は、コンテナ40の上側に配置され、プラットフォーム10の位置合わせ要素12が、コンテナ40のコーナーに位置するコンテナ40の標準化された受け入れポイントに配置される。このようにして、プラットフォーム10は、コンテナ40に対しても、更なるプラットフォーム10に対しても、定められた位置をとることができる。位置合わせ配置の結果、プラットフォーム10上に更なるプラットフォーム10を配置することが可能となり、よって、複数のプラットフォーム10でスタック24を形成することができる。コンテナ40および/またはプラットフォーム10の耐荷重量に応じて、かつ、例えば横風によって及ぼされる横方向の力に対する安定性要件に従って、例えば1つのコンテナ40および4以上のプラットフォーム10からなるスタック24を形成することができる。いずれの場合も、供給ライン22とともにスプリンクラー21をプラットフォームに取り付けることができる。この場合、プラットフォーム10を、スタック24内の隣接する各コンテナ40、および/または隣接する各プラットフォーム10にロックすることができ、それによりスタック24の安定性が向上する。
【0046】
プラットフォーム10の外側領域18は、その上を歩くことができ、荷重に耐えることができるスタンディング面として、人42がプラットフォーム10上に配置された要素、例えばコンバータユニット31にアクセスすることを可能にする。このため、人42はコンバータユニット31にアクセスすることができ、例えば、(スタンディング面が無ければ移動式作業プラットフォームが必要とされる)基礎41の上方の高さでの設置作業や保守作業を行うことができる。スタンディング面18へのアクセスは、階段または梯子を介して行うことができる。
【0047】
支持柱13の長さが適切であり、空気透過性の床パネル14によって、実質的に妨げられない空気交換が行われるため、すべてのコンバータユニット31およびコンテナ40の効果的な冷却が保証される。また、降水による水の排出は、基礎41の平面内でのみ行われればよい。
【0048】
図3cは、一例として、プラットフォーム10が、矢印の方向にその位置合わせ要素12によって、更なるプラットフォーム10の支持柱13上にどのように配置され得るかを示す斜視図である。具体的には、プラットフォーム10の位置合わせ要素12が支持柱13の端部13.1と相互作用して、プラットフォーム10が更なるプラットフォーム10に対して定められた位置をとるように、スキッド30およびコンバータユニット31を有するプラットフォーム10がスキッド30およびコンバータユニット31を有する更なるプラットフォーム10上に配置される。位置合わせ要素12と支持柱の端部13.1との相互作用は、例えば、位置合わせ要素12の一部が支持柱13の例えば凹部13.1に係合するように行われ得る。
【0049】
上部プラットフォーム10のフレーム構造11は、上部プラットフォーム10が下部プラットフォーム10と整列した位置になるように、位置合わせ要素12が下部プラットフォームの支持柱13の端部13.1上にある状態で配置される。床パネル14をプラットフォーム10のフレーム構造11に挿入することにより、歩行可能なスタンディング面18が形成され、このスタンディング面は、例えば、プラットフォーム10の周囲に完全に延在することができ、よって、側方すべてから上部コンバータユニット31にアクセスすることができる。
【0050】
図3dに示すように、コンテナ40およびプラットフォーム10の複数のスタック24は、基礎41上で互いに隣接して、かつ/または前後に配置することができ、よって共通のエネルギー変換設備50を形成することができ、その後、スタック24は、1または2の水平方向に並べられる。互いに隣接してかつ/または前後に配置されたスタック24のプラットフォーム10は、隣接するプラットフォーム10間に隙間を残したまま、スタンディング面18の連続する平面を形成し、その隙間は、必要に応じて、例えば金属板で覆うことができる。手すり16は、スタック24の外側にのみ必要である。スタンディング面18の複数のレベルへのアクセス、例えば階段アクセスも同様に外側に配置することができる。
【0051】
図3dに示す配置構成では、クレーンによって、上に位置するプラットフォーム10が垂直に持ち上げられた後に、電気的接続および/または更なる接続が切断され、その後、プラットフォーム10またはコンテナ40が当該配置構成から同様に垂直に持ち上げられるという点で、殆ど労力をかけずに、任意のプラットフォーム10および/または任意のコンテナ40を交換することが可能である。上にあるプラットフォーム10は、一時的に降ろされ、所与のプラットフォーム10および/または所与のコンテナ40が交換され、プラットフォーム10はそれぞれ、当該配置構成内のスタック24として再び積み重ねられる。その後、電気ラインおよび/または更なる供給ラインが再び互いに接続される。
【0052】
図4aは、例としてツイストロック締結具TLを示している。このようなツイストロック締結具TLは、例えば、位置合わせ要素12の構成要素とすることができる。代替的には、機能的には同等であるが、ツイストロック締結具TLは、プラットフォーム10が上下に積み重ねられるとき、位置合わせ要素12の一部ではなく、むしろ支持柱13の構成要素、特にその端部13.1の構成要素であってもよい。ツイストロック締結具TLのボルトBは、レバーLを介して動かすことができる。ボルトBが上部プラットフォーム10の梁11の長手方向凹部11.Lに位置し、その第2のボルトBが下部プラットフォーム10の支持柱13の端部13.1の長手方向凹部13.1.Lに位置するようにツイストロック締結具TLが配置されている場合、レバーLを回転させることによって2つのプラットフォーム10の位置を合わせ、2つのプラットフォーム10を互いにロックすることができる。
【0053】
図4bは、ネジSとナットMによるネジ接続を例として示しており、このネジ接続によって、(スタック24内の上方の)プラットフォーム10の梁11を(スタック24内の下方の)プラットフォーム10の支持柱13の端部13.1にネジ止めすることができる。この場合、位置合わせ要素12は、下方に突出する円錐形の先細り成形要素として設計されている。対照的に、位置合わせ要素12に対向する支持柱13.1の端部は、成形要素を収容する凹部13.Aを有する。この場合、凹部13.Aも、位置合わせ要素12に従って、下方を向く円錐形のテーパを有することができる。プラットフォーム10が互いに上下に積み重ねられると、上部プラットフォーム10の位置合わせ要素12が、下部プラットフォーム10の支持柱13の端部13.1の対応する凹部13.Aに係合し、それによって下部プラットフォーム10に対する上部プラットフォーム10の横方向のセンタリングが生じる。図4bは、例として、下方に延びる円錐形の先細り成形要素の形態の上部プラットフォーム10の位置合わせ要素12を示し、一方、下部プラットフォーム10の支持柱13の端部13.1は対応する凹部13.Aを有する。しかしながら、代わりに、上部プラットフォーム10の位置合わせ要素12が凹部を有し、一方、下部プラットフォームの支持柱13の端部13.1が、この場合、円錐状に先細りする上向きの成形要素を有することも可能である。
【0054】
図5は、一例として、スキッド30上に配置されたコンバータユニット31の構成要素を示している。コンバータユニット31は、2つのスイッチングシステム37、2つのDC/DCコンバータ35、2つのDC/ACコンバータ34および変圧器36を備える。しかしながら、図5に示すコンバータユニット31は、それぞれの構成要素の数とタイプに関して単に例示的なものである。具体的には、コンバータユニット31は、例えば、0、1または複数のDC/ACコンバータ34を有し、0、1または複数のDC/DCコンバータ35を有し、0、1または複数の変圧器36を有し、0、1または複数のスイッチングシステム37を有することができる。
【0055】
図6aは、互いに固定的に連結された複数の梁611からなるフレーム構造を有するコンテナプラットフォーム610の一実施形態を示している。コンテナプラットフォーム610は、平面図と、平面図の下方とその右側の2つの側面図とで示されている。コンテナプラットフォーム610は、内側領域617を有し、そのコーナーポイントには、フレーム構造の上側に第1のコンテナ40のための受け入れ点として上部位置合わせ要素612が配置されている。上部位置合わせ要素612は、第1のコンテナ40が規定された位置で上部位置合わせ要素612に取り付けられるように設計されている。上部位置合わせ要素612は、位置合わせおよびロックとともに標準化されたコンテナコーナーを受け入れることができ、例えば、ツイストロック締結具TLとして設計することができる。下側位置合わせ要素613は、コンテナプラットフォーム610の下側に配置され、この下側位置合わせ要素によって、コンテナプラットフォーム610を第2のコンテナ40上に配置することができる。下側位置合わせ要素613は、例えば、貨物コンテナで使用されるように標準化された(いわゆるコーナーキャスティングとして知られている)コンテナコーナーとして設計することができる。上側位置合わせ要素612および下側位置合わせ要素613は、コンテナプラットフォーム610が2つのコンテナ40間に高さ6.Hに対応する距離を規定するように、高さ6.Hだけスタンディング面に対して垂直な方向に互いに離間している。内側領域617を取り囲むコンテナプラットフォーム610の外側領域618では、床パネル614がフレーム構造上に配置され、それにより外側領域618が、幅6.Bで歩行可能なように設計され、荷重も載せることができるスタンディング面を形成する。床パネル614は、空気透過性の格子で構成することができる。図6aでは、スタンディング面がプラットフォーム610の内側領域617を完全に取り囲んでいる。しかしながら、代替的に、フレーム構造が、内側領域617の一側方、二側方または三側方にのみ、歩行可能または積載可能な外側領域618の形態のスタンディング面を有することも可能である。
【0056】
さらに、コンテナプラットフォーム610は、例えばケーブルチャネルなどのガイド要素を有し、このガイド要素によってコンテナ40への供給ライン619が案内される。内側領域617では、供給ライン619をコンテナプラットフォーム610の指定位置で固定するために、例えばフレーム構造の横ストラット上に保持要素が配置され、その位置で、フレーム構造の上側に配置されたコンテナ40の接続領域が受け入れポイント612上に位置する。このようにして、供給ライン619を介したコンテナ40の簡単な接続を実現することができる。この接続は、例えばAC電圧グリッドまたはDC電圧バスなどの電気的接続とすることができる。この場合、供給ライン619は電気供給ラインとして設計される。しかしながら、供給ライン619のうちの1または複数が、電気供給ラインとして設計されず、むしろ、例えば冷却液体またはガスを供給または排出することができる媒体を移送する供給ラインとして設計されることも考えられる。
【0057】
また、外側梁611に沿って、スリーブ615の形態の手すり616用の締結要素が取り付けられており、この締結要素内に手すり616の直立部を挿入することができる。締結要素は、コンテナプラットフォーム610の側方すべてに周囲に配置することも、側方の一部のみに配置することも、あるいは側方のいずれにも配置しないこともできる。
【0058】
エネルギー変換設備50では、コンテナプラットフォーム610の中間配置の下で、コンテナ40を、エネルギー変換設備50の構成要素、例えばコンバータユニット31のハウジングとして互いに積み重ねることができる。
【0059】
図6bには、コンテナ40を互いに上下に積み重ねた配置と、コンテナプラットフォーム610とが、さらに詳細に斜視図で示されている。コンテナプラットフォーム610のフレーム構造は、その下側の位置合わせ要素613を下側のコンテナ40の受け入れポイント上に置いた状態で配置される。その後、上部コンテナ40は、下部コンテナ40と整列する位置で、コンテナプラットフォーム610の上部位置合わせ要素612上に配置される。床パネル618をコンテナプラットフォーム610のフレーム構造に挿入することにより、コンテナプラットフォーム610の周囲に完全に延びる歩行可能なスタンディング面が形成され、それにより、側方すべてから上部コンテナ40にアクセスすることができる。上部および下部位置合わせ要素612、613は、下部コンテナ40の上に上部コンテナ40を横方向にセンタリングするように配置され、この配置は、コンテナプラットフォーム610のほぼ高さだけ垂直方向に離間される。このため、スタック24がバランスを崩して落下する危険を生じることなく、複数のコンテナ40をスタック24内で互いに上下に積み重ねることもできる。
【0060】
前図に示した複数のスタック24は、複数のスタック24の外側にファサード46を取り付けることによって、建物構造として形成することができる。ファサード46は、視覚的スクリーンに加えて、配置の機械的安定性にも寄与することができる。そのような建物構造を図7に例として示す。階段やエレベータを建物構造の外側に組み込むこともできる。更なる実施形態では、スタック24を建物の外側に配置することもできる。1または複数のスタック24のコンテナ40および/またはコンバータユニット31は、例えばインバータおよびこのインバータのDC電圧側に接続されたすべてのエネルギー貯蔵装置などの機能ユニットを形成することができる。このようにして、エネルギー変換設備50は、更なるスタック24を追加することによって容易に拡張することができる。
【0061】
図8は、エネルギー変換設備50のスタック24の上部プラットフォーム10として使用できるプラットフォーム10の一実施形態を示している(図8では、スタック24が、単にプラットフォーム10の下方の点の形態で記号化されている)。プラットフォーム10は、電磁干渉放射を遮蔽するためおよび/または雷保護のための金属カバー49を有する。金属カバー49は、金属格子47を含み、コンバータユニット31が上に配置されたスキッド30をその上部で覆っている。金属カバー49は、直接(例えば、別個のケーブルを介して)、または間接的に(例えば、さらに下に位置する接地されたプラットフォーム10への電気接点を介して)アース(図8には明示されていない)に接続することができる。
【0062】
図8に示す例の場合、支持柱13およびコンバータユニット31は、図2aおよび図2bのものと同様に、フレーム構造の同じ側に配置されている。金属格子47を含む金属カバー49は、ここでは上部プラットフォーム10の支持柱13に取り付けることができ、よって、そこに割り当てられる支持柱がないように設計することができる。しかしながら、代わりに、プラットフォーム10の支持柱13およびコンバータユニット31をフレーム構造の反対側に配置することも可能である。同じスタック内のすべてのプラットフォーム10が、それらの支持柱13およびその上に配置されたコンバータユニット31の同様の配置を有する場合、図2aおよび図2bに示すように、対応する方法でプラットフォーム10を積み重ねることも可能である。この場合、最上部でスタック24内のコンバータユニット31を覆うために、カバー49は、最上部でスキッド30をコンバータユニット31とともに覆うようにプラットフォーム10のフレーム構造に固定される支持柱を有することもできる。
【符号の説明】
【0063】
10 プラットフォーム
11 梁
11.L 梁のスロット
12 位置合わせ要素
13 支持柱
13.1 支持柱の端部
13.1.L 支持柱のスロット
13.A 凹部
14 床パネル
15 スリーブ
16 手すり
17 支持面
18 スタンディング面
19 供給ライン
20 クロスブレース
21 スプリンクラーヘッド
22 供給ライン
23 スプリンクラーシステム
24 スタック
30 スキッド
31 コンバータユニット
34 DC/ACコンバータ
35 DC/DCコンバータ
36 変圧器
37 スイッチアセンブリ
40 コンテナ
41 基礎
42 人
43 サービスハッチ
45 コンテナプラットフォーム
46 ファサード
47 金属格子
49 カバー
50 エネルギー変換設備
TL ツイストロック締結具
B ボルト
L レバー
S ネジ
M ナット
610 コンテナプラットフォーム
611 梁
612 位置合わせ要素
613 位置合わせ要素
614 床パネル
615 スリーブ
616 手すり
617 内側領域
618 外側領域
619 供給ライン
6.H コンテナプラットフォームの高さ
6.B 歩行可能幅
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図3d
図4a
図4b
図5
図6a
図6b
図7
図8
【国際調査報告】