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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-27
(54)【発明の名称】サイドリンクリソースの選択方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/40 20230101AFI20240319BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240319BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20240319BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240319BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240319BHJP
H04W 72/54 20230101ALI20240319BHJP
【ＦＩ】
H04W72/40
H04W92/18
H04W72/02
H04W52/02 110
H04W72/0446
H04W72/54 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023559135
(86)(22)【出願日】2021-04-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-26
(86)【国際出願番号】 CN2021085135
(87)【国際公開番号】W WO2022205388
(87)【国際公開日】2022-10-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ジィ・ポンユィ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・ジエヌ
(72)【発明者】
【氏名】リ・グオルゥォン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン・シヌ
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067JJ03
(57)【要約】
本発明の実施例はサイドリンクリソースの選択方法と装置を提供する。前記方法は、端末装置がサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、監視結果に基づいてリソース選択を行うステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に配置される、サイドリンクリソースを選択する装置であって、記憶器；及び
前記記憶器に接続される処理器を含み、
前記処理器は、
サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う１つ又は複数の監視スロットを確定し；
前記１つ又は複数の監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うように構成され、
前記処理器はさらに、
所定周期について、前記サイドリンク不連続受信のイナクティブ時間において周期ベースの部分感知を行う場合に、前記イナクティブ時間のスロットにおける最も近い感知機会を前記１つ又は複数の監視スロットに含まれる１つの監視スロットとするように構成される、装置。
【請求項2】
請求項１に記載の装置であって、前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間、及び再送タイマーのランニング時間、のうちの少なくとも１つを含む、装置。
【請求項3】
請求項１に記載の装置であって、前記処理器はさらに、
１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し；及び
１つの周期について、前記候補スロットを時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロットとするように構成され、
Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である、装置。
【請求項4】
請求項３に記載の装置であって、前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、装置。
【請求項5】
請求項３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせる、装置。
【請求項6】
請求項３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になり、かつ前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、装置。
【請求項7】
請求項３に記載の装置であって、前記周期について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、装置。
【請求項8】
請求項３に記載の装置であって、前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される、装置。
【請求項9】
請求項６に記載の装置であって、前記最も近い感知機会は参照時間の前の機会であり、
前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである、装置。
【請求項10】
請求項１に記載の装置であって、前記処理器はさらに、
前記サイドリンク不連続受信のイナクティブ時間において周期ベースの部分感知を行う場合に、前記最も近い感知機会にのみ監視を行うように構成される、装置。
【請求項11】
サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に配置される、サイドリンクリソースを選択する装置であって、記憶器；及び
前記記憶器に接続される処理器を含み、
前記処理器は、
サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；
１つ又は複数の監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うように構成され、
前記処理器はさらに、
所定周期について、前記サイドリンク不連続受信のイナクティブ時間において周期ベースの部分感知を行う場合に、前記イナクティブ時間のスロットにおける最も近い感知機会を前記１つ又は複数の監視スロットに含まれる１つの監視スロットとするように構成される、装置。
【請求項12】
請求項１１に記載の装置であって、前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間、及び再送タイマーのランニング時間、のうちの少なくとも１つを含む、装置。
【請求項13】
請求項１１に記載の装置であって、前記処理器はさらに、
前記複数の候補スロットにより形成される候補スロット集合の１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し、前記複数の候補スロットの、１つの周期についての係数は同じであり；及び
１つの周期について、前記候補スロット集合を時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロット集合とするように構成され、
Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である、装置。
【請求項14】
請求項１３に記載の装置であって、前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、装置。
【請求項15】
請求項１３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳するようにさせる、装置。
【請求項16】
請求項１３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、装置。
【請求項17】
請求項１３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなりかつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、装置。
【請求項18】
請求項１３に記載の装置であって、前記周期について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、装置。
【請求項19】
請求項１３に記載の装置であって、前記周期について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合における少なくとも１つのスロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳し、又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、装置。
【請求項20】
通信システムであって、サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置を含み、
前記端末装置は、
サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う１つ又は複数の監視スロットを確定し；
前記１つ又は複数の監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うように構成され、
前記端末装置はさらに、
所定周期について、前記サイドリンク不連続受信のイナクティブ時間において周期ベースの部分感知を行う場合に、前記イナクティブ時間のスロットにおける最も近い感知機会を前記１つ又は複数の監視スロットに含まれる１つの監視スロットとするように構成される、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
幾つかの端末装置、例えば、手持ちユーザ装置（Ｐ－ＵＥ）について、サイドリンク（ｓｉｄｅｌｉｎｋ）での省電力メカニズムを研究する必要ある。ＬＴＥ Ｖ２Ｘでは部分感知（Ｐａｒｔｉａｌ Ｓｅｎｓｉｎｇ）のリソース選択メカニズムがサポートされる。１つの送信端末装置について、サイドリンクで部分感知を行い、即ち、システムフレームの一部のサブフレームで監視（Ｍｏｎｉｔｏｒ）を行うことで、省電力の効果を達成できる。
【0003】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者が次のようなことを発見した。即ち、Ｒｅｌ－１７ Ｖ２ＸのＷＩＤ（ｗｏｒｋ ｉｔｅｍ ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）によれば、サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ、Ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ）を研究する必要がある。１つの受信端末装置について、サイドリンクでＤＲＸを設定又は事前設定することで、省電力の効果を達成できる。しかし、今のところ、端末装置がサイドリンクで送信装置及び受信装置の両方とされる場合に、即ち、部分感知を実行すると同時にＤＲＸが設定又は事前設定される場合に、如何に電力をさらに節約するかが考慮されていない。
【0005】
上述の問題に鑑み、本発明の実施例はサイドリンクリソースの選択方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の１つの側面によれば、サイドリンクリソースの選択方法が提供され、それはサイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に適用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む。
端末装置がサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む。
【0007】
本発明の実施例のもう１つの側面によれば、サイドリンクリソースの選択装置が提供され、それはサイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に配置され、前記装置は、
確定ユニットであって、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定するためのもの；
監視ユニットであって、前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行うためのもの；及び
選択ユニットであって、監視結果に基づいてリソース選択を行うためのものを含む。
確定ユニットであって、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定するためのもの；
監視ユニットであって、前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行うためのもの；及び
選択ユニットであって、監視結果に基づいてリソース選択を行うためのものを含む。
【0008】
本発明の実施例のもう１つの側面によれば、サイドリンクリソースの選択方法が提供され、それはサイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に適用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む。
端末装置がサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む。
【0009】
本発明の実施例のもう１つの側面によれば、サイドリンクリソースの選択装置が提供され、それはサイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に配置され、前記装置は、
確定ユニットであって、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定するためのもの；
監視ユニットであって、前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行うためのもの；及び
選択ユニットであって、監視結果に基づいてリソース選択を行うためのものを含む。
確定ユニットであって、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定するためのもの；
監視ユニットであって、前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行うためのもの；及び
選択ユニットであって、監視結果に基づいてリソース選択を行うためのものを含む。
【0010】
本発明の実施例のもう１つの側面によれば、通信システムが提供され、それは、
端末装置を含み、
前記端末装置は、サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートし、
前記端末装置は、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、監視結果に基づいてリソース選択を行う。
端末装置を含み、
前記端末装置は、サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートし、
前記端末装置は、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例の有利な効果の1つが次のとおりであり、即ち、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置について、端末装置が送信装置及び受信装置の両方とされる場合を考慮して、サイドリンクＤＲＸの設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定できる。これにより、部分感知の監視スロットがサイドリンクＤＲＸのアクティブ時間とできるだけ重なり合うようにさせることができるため、電力をさらに節約し、端末装置の省電力効果を向上させることができる。
【0012】
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上でこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
【0013】
また、１つの実施例について説明した及び／又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で１つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
【0014】
なお、「含む／有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、１つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の１つの図面又は１つの実施例に記載の要素及び特徴は、１つ又は複数の他の図面又は実施例に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応部品を示し、複数の実施例に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
【図1】本発明の実施例における通信システムを示す図である。
【図2】端末装置が部分感知を行うことを示す図である。
【図3】端末装置が部分感知を行うことを示すもう１つの図である。
【図4】本発明の実施例における追加の消費電力を示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるサイドリンクリソースの選択方法を示す図である。
【図6】本発明の実施例において係数を確定する一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。
【図8】本発明の実施例におけるサイドリンクリソースの選択方法を示す図である。
【図9】本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。
【図10】本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。
【図11】本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。
【図12】本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるサイドリンクリソースの選択装置を示す図である。
【図14】本発明の実施例におけるネットワーク装置を示す図である。
【図15】本発明の実施例における端末装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例であり、理解すべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
【0017】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、ＬＴＥ－Ａ（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ）、ＷＣＤＭＡ(登録商標)（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、ＨＳＰＡ（Ｈｉｇｈ－Ｓｐｅｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ａｃｃｅｓｓ）などである。
【0018】
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、１Ｇ（ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）、２Ｇ、２．５Ｇ、２．７５Ｇ、３Ｇ、４Ｇ、４．５Ｇ、５Ｇ、新無線（ＮＲ、Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）など、及び／又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
【0019】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局（ＢＳ、Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ＡＰ、ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ）、送受信ポイント（ＴＲＰ、Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｐｏｉｎｔ）、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ（ＭＭＥ、Ｍｏｂｉｌｅ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ）、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器（ＲＮＣ、Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）、基地局制御器（ＢＳＣ、Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）などである。
【0020】
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ又はＮＢ）、進化ノードＢ（ｅＮｏｄｅＢ又はｅＮＢ）、５Ｇ基地局（ｇＮＢ）などであり、さらにＲＲＨ（Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｈｅａｄ）、ＲＲＵ（Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｕｎｉｔ）、リレー（ｒｅｌａｙ）又は低パワーノード（例えば、ｆｅｍｔｏ、ｐｉｃｏなど）を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び／又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
【0021】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」（ＵＥ、Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）又は「端末装置」（ＴＥ、Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション（ＭＳ、Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、端末、加入者ステーション（ＳＳ、Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセス端末（ＡＴ、ＡｃｃｅｓｓＴｅｒｍｉｎａｌ）、ステーションなどとも称される。
【0022】
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン（Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｐｈｏｎｅ）、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
【0023】
また、例えば、ＩｏＴ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ）などのシナリオでは、ユーザ装置は、さらに、監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、マシンタイプ通信（ＭＴＣ、Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）端末、車載通信端末、Ｄ２Ｄ（Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ）端末、Ｍ２Ｍ（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ）端末などである。
【0024】
また、用語“ネットワーク側”又は“ネットワーク装置側”とはネットワークの側を指し、或る基地局又はコアネットワーク装置であっても良く、上述のような１つ又は複数のネットワーク装置を含んでも良い。用語“ユーザ側”又は“端末側”又は“端末装置側”とはユーザ又は端末の側を指し、或るＵＥであっても良く、上述のような１つ又は複数の端末装置を含んでも良い。なお、本明細書では、特段の説明がない限り、“装置”とはネットワーク装置を指しても良く、端末装置を指しても良い。
【0025】
以下、例を通じて本発明の実施例のシナリオについて説明を行うが、本発明はこれに限られない。
【0026】
図１は本発明の実施例における通信システムを示す図であり、端末装置及びネットワーク装置を例にしたケースを例示的に説明している。図１に示すように、通信システム１００はネットワーク装置１０１及び端末装置１０２、１０３を含み得る。便宜のため、図１では２つの端末装置及び１つのネットワーク装置のみを例にして説明を行うが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0027】
本発明の実施例において、ネットワーク装置１０１と端末装置１０２、１０３との間は既存の業務又は将来実施し得る業務の伝送を行うことができる。例えば、これらの業務は、ｅＭＢＢ（ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ）、ｍＭＴＣ（ｍａｓｓｉｖｅ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）、ＵＲＬＬＣ（Ｕｌｔｒａ－Ｒｅｌｉａｂｌｅ ａｎｄ Ｌｏｗ－Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）などを含み得るが、これらに限定されない。
【0028】
なお、図１では２つの端末装置１０２、１０３が何れもネットワーク装置１０１のカバレッジ内に位置することが示されているが、本発明はこれに限られない。２つの端末装置１０２、１０３はすべてネットワーク装置１０１のカバレッジ内に位置しなくも良く、又は１つの端末装置１０２はネットワーク装置１０１のカバレッジ内にあるが、もう１つの端末装置１０３はネットワーク装置１０１のカバレッジ外にあっても良い。
【0029】
本発明の実施例において、２つの端末装置１０２、１０３の間はサイドリンク伝送を行うことができる。例えば、２つの端末装置１０２、１０３はすべてネットワーク装置１０１のカバレッジ内でサイドリンク伝送を行ってＶ２Ｘ通信を実現しても良く、すべてネットワーク装置１０１のカバレッジ外でサイドリンク伝送を行ってＶ２Ｘ通信を実現しても良く、又は、１つの端末装置１０２がネットワーク装置１０１のカバレッジ内に位置し、もう１つの端末装置１０３がネットワーク装置１０１のカバレッジ外に位置し、両者はサイドリンク伝送を行ってＶ２Ｘ通信を実現しても良い。
【0030】
本発明の実施例において、端末装置１０２及び／又は１０３はサイドリンクリソースを自発的に選択でき（即ち、Ｍｏｄｅ ２を採用する）、このような場合に、サイドリンク伝送はネットワーク装置１０１には無関係であっても良く、即ち、ネットワーク装置１０１はオプションである。もちろん、本発明の実施例では、サイドリンクリソースを自発的に選択する（即ち、Ｍｏｄｅ ２を採用する）ことと、ネットワーク装置によってサイドリンクリソースを割り当てる（即ち、Ｍｏｄｅ １を採用する）こととを組み合わせても良いが、本発明の実施例ではこれについて限定しない。
【0031】
Ｖ２Ｘでは、端末装置は感知検出＋リソース選択のプロセスによりサイドリンク伝送リソースを得ることができ、そのうち、感知（ｓｅｎｓｉｎｇ）を持続的に行うことでリソースプール内のリソースの占用状況を得ることができる。例えば、端末装置は前の所定期間（感知窓という）内のリソース占用状況に基づいてその次の所定期間（選択窓という）内のリソース占用状況を推定できる。
【0032】
ＬＴＥ Ｖ２Ｘでは、端末装置は部分感知（Ｐａｒｔｉａｌ Ｓｅｎｓｉｎｇ）のリソース選択メカニズムをサポートできる。
【0033】
図２は端末装置が部分感知を行うことを示す図である。図２に示すように、対応する選択窓においてＹ個のサブフレームを選択し、このＹ個のサブフレームの候補リソースから送信リソースを選択できる。例えば、Ｙは上位層設定の１つのパラメータｍｉｎＮｕｍＣａｎｄｉｄａｔｅＳＦ以上である必要がある。対応して、上位層設定のビットマップ（ｂｉｔｍａｐ）ｇａｐＣａｎｄｉｄａｔｅＳｅｎｓｉｎｇにおけるｋ番目のビットが１に設定される場合に、選択されたＹ個のサブフレームの集合に含まれる１つのサブフレームについて、感知窓において該ｋ番目のビットに対応するサブフレームを監視する必要がある。簡単に言えば、感知窓において監視が行われている一部のサブフレームに対応する選択窓内のサブフレームはＹ個のサブフレーム集合におけるサブフレームとして選択できる。
【0034】
ＮＲ Ｖ２Ｘでは、選択窓において選択される候補スロット（ｓｌｏｔ）が必ず、その前に、対応する時間領域位置で監視が行われているスロットであると限定でき、これによって、同じリソースプール内で他の端末装置が周期的送信を行うことによる、選択されたリソースへの干渉を無くし、システムの信頼できるパフォーマンスを保証でき、このようなタイプの部分感知は周期ベースの部分感知（ｐｅｒｉｏｄｉｃ－ｂａｓｅｄ ｐａｒｔｉａｌ ｓｅｎｓｉｎｇ）と定義されても良い。周期ベースの部分感知を実行する送信端末装置について、選択された候補スロットに対応する監視スロットで物理サイドリンク制御チャネル（ＰＳＣＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）を検出し、即ち、対応する第1段階サイドリンク制御情報（１ｓｔ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）を検出することで、他の端末装置のリソース占用状況を得れば良い。
【0035】
例えば、１つのスロットｔＳＬ
ｙが選択されており、かつ候補スロット（Ｙ個のスロット）に含まれるとする場合に、端末装置は対応するスロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅを監視する必要があり、ｋ及びＰｒｅｓｅｒｖｅの定義については関連技術を参照できる。Ｐｒｅｓｅｒｖｅは端末装置が周期ベースの部分感知を実行するときに１つの候補スロットの監視する必要のある対応周期値（論理スロットに変換された後の値）の集合であり、ｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄＬｉｓｔにより設定される候補周期集合の全体集合又は部分集合である可能性があり、そのうち、リソースプール（ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｐｏｏｌ）に含まれるパラメータｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄＬｉｓｔにより、該リソースプールが許可する、周期的にリザーブされる（ｒｅｓｅｒｖｅｄ）候補周期値を設定している。ｋは候補スロットと、対応する、監視する必要のある監視スロットとの間の間隔の周期の個数である。ｋの値の選択について、リソース選択が発生する時間ｎに近いほど、又は、Ｙ個の候補スロットのうちの１番目のスロットｙ０に近いほど、得られた感知結果の信頼性が高くなる。
【0036】
ｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅにおいて監視された、周期的にリザーブされるＳＣＩ（そのうち、指示されるリザーブ周期がＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、該ＳＣＩに対応する参照信号受信パワー（ＲＳＲＰ、Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ Ｒｅｃｅｉｖｅｄ Ｐｏｗｅｒ）が閾値よりも大きい場合に、該ＳＣＩにより指示される周波数リソースはｋ個のＰｒｅｓｅｒｖｅ周期の後のスロット内でリソースＲに対応し、該リソースＲと現在の送信周期又は後続の送信周期で重畳（ｏｖｅｒｌａｐ）している候補リソースは対応するスロットｔＳＬ
ｙ内で排除される必要がある。
【0037】
図３は端末装置が部分感知を行うことを示すもう１つの図である。図３に示すように、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ＝｛Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３｝であるとし、ｋ＝１である。各候補スロットに関し、それぞれ、各Ｐｒｅｓｅｒｖｅについて、端末装置は対応する１つ又は複数のｋの値を確定することで、該候補スロットについて監視する必要のある対応スロットを得ることができる。
【0038】
以上、部分感知の場合を例示的に説明している。ＮＲ Ｖ２Ｘにおける感知検出＋リソース選択のプロセスについてはさらに３ＧＰＰ(登録商標) ＴＳ ３８．２１４ Ｖ１６．４．０における第８．１．４節などの内容を参照できる。
【0039】
また、既存の規格では、端末装置のためにＵｕリンクで不連続受信（ＤＲＸ）を設定することで、端末装置が電力を節約し得るようにさせることができる。例えば、端末装置のために半静的な周期的にランニングするタイマーｄｒｘ－ＯｎＤｕｒａｔｉｏｎＴｉｍｅｒを設定でき、このタイマーがランニングしている期間内で、端末装置は物理下りリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）に対してブラインド検出を行う必要があり、残りの時間で、端末装置はＰＤＣＣＨに対して検出を行わなくても良く、さらには、実現に基づいて受信ＲＦ（ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ ｒａｄｉｏ ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）をオフにすることで、省電力の目的を達成しても良い。
【0040】
半静的な周期的にランニングするＤＲＸメカニズムをもとに、Ｕｕ ＤＲＸはさらに、イベントに基づいてランニングを起動するタイマーが導入されており、これによって、条件満足時に、動的に、端末装置がアクティブ（Ａｃｔｉｖｅ）時間に切り替えてＰＤＣＣＨに対してブラインド検出を行うようにさせることができる。例えば、ハイブリッド自動再送リクエスト（ＨＡＲＱ、Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ ｒｅＱｕｅｓｔ）プロセス（ｐｒｏｃｅｓｓ）に従ってｄｒｘ－ＲｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＴｉｍｅｒＤＬ及びｄｒｘ－ＲｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＴｉｍｅｒＵＬを設定することで、端末装置が動的に“Ａｃｔｉｖｅ”時間に切り替えて、それぞれ、下りリンクリンク（ＤＬ）及び上りリンクリンク（ＵＬ）で再送をスケジューリングするＰＤＣＣＨを検出するために用いられるようにさせることができる。
【0041】
上述のＵｕ ＤＲＸランニングメカニズムに基づいて、端末装置は基地局が再送をスケジューリングする可能性のある時間に“Ａｃｔｉｖｅ”状態に切り替えることができるため、端末装置が再送をスケジューリングするＰＤＣＣＨを検出及び受信し得るように保証でき；また、連続したデータの受信を可能にするために、端末装置は初期伝送（初回伝送）データに対応する制御チャネル情報を受信した後に、１つのｄｒｘ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒを起動して可能な後続の初期伝送データの送信を検出することで、端末装置が連続した初期伝送データパケットに対応するＰＤＣＣＨを検出及び受信し得るように保証できる。
【0042】
Ｒｅｌ－１７のサイドリンクのトピックでは、ＮＲ技術に基づくサイドリンク伝送をさらに強化する必要があり、その中の１つの重要な目標は幾つかの端末装置、例えば、手持ちＵＥ（Ｐ－ＵＥ）について、サイドリンクでの省電力メカニズムに対して研究及び設計を行うことである。１つの受信端末装置について、サイドリンクで不連続受信（ＤＲＸ）を行うことで、省電力の効果を達成できる。ＳＬ ＤＲＸが設定されている受信端末装置について、対応するＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間（Ａｃｔｉｖｅ ｔｉｍｅ）内だけで物理サイドリンク制御チャネル（ＰＳＣＣＨ）を検出し、即ち、第1段階サイドリンク制御情報（１ｓｔ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）を検出し、及び物理サイドリンク共有チャネル（ＰＳＳＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ）を検出し、即ち、第２段階サイドリンク制御情報（２ｎｄ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）を検出することで、データパケットの受信を行う。
【0043】
１つの端末装置（例えば、Ｐ－ＵＥ）について、それは同時に受信ＵＥ及び送信ＵＥとされる可能性がある。Ｒｅｌ－１７では、該ＵＥはＳＬ ＤＲＸが設定されている場合に同時に部分感知を実行できる。このような場合に、一方の設計時に他方の状況を完全に考慮しないと、省電力効果の低下をもたらす恐れがある。
【0044】
図４は本発明の実施例における追加の消費電力を示す図である。端末装置は部分感知を実行でき、かつＳＬ ＤＲＸが設定されている。図４に示すように、リソースプール内で設定される１つの周期Ｐ１に関し、１つの候補スロットに対応するスロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐ１について、ｋ＝１をとる（即ち、距離が最も近い１つの周期の感知結果を採用する）とする場合に、対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－Ｐ１である。しかし、このときに、すべての候補スロット（Ｙ個のスロット）に対応する監視スロット（Ｙ個であり、４０１に示すとおりである）が何れもＤＲＸアクティブ時間（Ａｃｔｉｖｅ ｔｉｍｅ）と重畳せず、この場合に、端末装置はＤＲＸアクティブ時間をもとに、候補スロット（Ｙ個のスロット）に対応する監視スロット（４０１に示すとおりである）に対して監視を行うことによる消費電力（４０２に示すとおりである）が追加で発生する必要がある。
【0045】
上述の問題に鑑み、以下、本発明の実施例についてさらに説明する。
【0046】
本発明の実施例において、Ｖ２Ｘを例にしてサイドリンクについて説明するが、本発明はこれに限られず、さらに、Ｖ２Ｘ以外のサイドリンク伝送シナリオにも適用できる。以下の説明では、混乱を引き起こさない場合に、用語“サイドリンク”と“Ｖ２Ｘ”は交換でき、用語“ＰＳＦＣＨ”と“サイドリンクフィードバックチャネル”は交換でき、用語“ＰＳＣＣＨ”と“サイドリンク制御チャネル”又は“サイドリンク制御情報”は交換でき、用語“ＰＳＳＣＨ”と“サイドリンクデータチャネル”又は“サイドリンクデータ”も交換できる。
【0047】
また、ＰＳＣＣＨの送信（ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ）又は受信（ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ）はＰＳＣＣＨによって搬送（ｃａｒｒｙ）されるサイドリンク制御情報を送信又は受信すると理解されても良く；ＰＳＳＣＨの送信又は受信はＰＳＳＣＨにより搬送されるサイドリンクデータを送信又は受信すると理解されても良く；ＰＳＦＣＨの送信又は受信はＰＳＦＣＨにより搬送されるサイドリンクフィードバック情報を送信又は受信すると理解されても良い。サイドリンク伝送（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ（サイドリンク送信といって良い））はＰＳＣＣＨ／ＰＳＳＣＨの送信又はサイドリンクデータ／情報の送信と理解されても良い。
【0048】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の様々な実施例について説明する。なお、これらの実施例は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0049】
＜第一側面の実施例＞
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択方法が提供され、選択窓内の１つの候補スロットを例にとり、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置から説明を行う。そのうち、該端末装置は他の端末装置にサイドリンクデータを送信できるので、該端末装置はリソース選択を行ってサイドリンクデータの送信リソースを確定する必要がある。また、該端末装置は受信装置とされても良い。
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択方法が提供され、選択窓内の１つの候補スロットを例にとり、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置から説明を行う。そのうち、該端末装置は他の端末装置にサイドリンクデータを送信できるので、該端末装置はリソース選択を行ってサイドリンクデータの送信リソースを確定する必要がある。また、該端末装置は受信装置とされても良い。
【0050】
【0051】
５０１：端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
５０２：前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
５０３：監視結果に基づいてリソース選択を行う。
５０２：前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
５０３：監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0052】
なお、上述の図５は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限られない。例えば、各操作間の実行順序を適切に調整したり、幾つかの操作を増減したりすることができる。当業者は上述の図５に限られず、上述の内容をもとに適切な変形を行うことができる。
【0053】
本発明の実施例において、端末装置はサイドリンクＤＲＸを設定又は事前設定することができる。具体的には、例えば、端末装置はサイドリンクでアクティブ（ａｃｔｉｖｅ）又はオン（ｏｎ）状態にあっても良く、該状態で端末装置は対応する受信リソースプール内でＰＳＣＣＨ検出を行うことができ；また、端末装置はさらに、サイドリンクでイナクティブ（ｉｎａｃｔｉｖｅ）又はオフ（ｏｆｆ）状態にあっても良く、該状態で端末装置は対応する受信リソースプール内でＰＳＣＣＨ検出を行わない。本発明の実施例はこれに限定されず、ＤＲＸメカニズムについてはさらに関連技術を参照できる。端末装置はさらに、部分感知、例えば、周期ベースの部分感知を行うこともできるが、これに限られない。
【0054】
ＤＲＸアクティブ時間内でＰＳＣＣＨ（１ｓｔ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）及びＰＳＳＣＨ（２ｎｄ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）を検出してサイドリンクデータ伝送を行う必要があり、また、サイドリンク感知（ｓｅｎｓｉｎｇ）がＰＳＣＣＨ（１ｓｔ ｓｔａｇｅ ＳＣＩ）のみを検出する必要があるので、ＤＲＸアクティブ時間内で感知（ｓｅｎｓｉｎｇ）を行うことができる。
【0055】
幾つかの実施例において、サイドリンクＤＲＸの設定情報は少なくとも、サイドリンクＤＲＸのアクティブ時間を決定するために用いられ；前記サイドリンクＤＲＸのアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマー（Ｉｎａｃｔｉｖｉｔｙ ｔｉｍｅｒ）のランニング時間又は再送タイマー（ｒｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｔｉｍｅｒ）のランニング時間であり、本発明はこれらに限られない。
【0056】
幾つかの実施例において、１つの候補スロットに対応する監視スロットを確定することは少なくとも、次のようなことを含み、即ち、１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し；及び１つの周期について、前記候補スロットを時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロットとし、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である。前記１つ又は複数の周期はリソースプールにおいて設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である。
【0057】
例えば、候補スロット（Ｙ個のスロット）のうちの各スロットｔＳＬ
ｙに関し、ｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄ Ｌｉｓｔ又はその部分集合に含まれる、対応する監視を行う必要のある１つの周期値Ｐｍ（全体集合はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、そのｋの値は異なっても良い。１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、その監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅであり；また、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ（ｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄＬｉｓｔの全体集合又は部分集合に対応する）における監視する必要のある各周期値について、その対応するｋの値はそれぞれ確定される。
【0058】
１つの周期について、ミリ秒を単位とするＰｒｓｖｐを、論理スロットを単位とするＰ′ｒｓｖｐに変換でき、次の式（１）に示すとおりである。
【0059】
【数1】
【0060】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせる。例えば、リザーブ周期Ｐｍについて、候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する検出スロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×ＰｍはＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳している。
【0061】
図６は本発明の実施例において係数ｋを確定する一例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行う。例えば、図６に示すように、確定される候補スロットｔＳＬ
ｙ（６０１に示すとおりである）（例えば、トータルでＹ個の候補スロットがある）について、ｋ＝１のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１（６０１１に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しており、ｋ＝２のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１（６０１２に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝３のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１（６０１３に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しない。よって、該候補スロットｔＳＬ
ｙ（６０１に示すとおりである）について、ｋの値は１に決定され、監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ－Ｐ１（６０１１に示すとおりである）である。
【0062】
この例において、１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、対応する監視スロットｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間である。よって、追加の消費電力を増加させることがなく、省電力効果を向上させることができる。
【0063】
また、例えば、図６に示すように、確定される候補スロットｔＳＬ
ｙ′（６０２に示すとおりである）について、ｋ＝１のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′－１×Ｐ１（６０２１に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝２のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′－２×Ｐ１（６０２２に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝３のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′－３×Ｐ１（６０２３に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳している。よって、該候補スロットｔＳＬ
ｙ′（６０２に示すとおりである）について、ｋの値は３に確定され、監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ′－３×Ｐ１（６０２３に示すとおりである）である。
【0064】
この例において、１つの候補スロットｔＳＬ
ｙ′について、対応する監視スロットｔＳＬ
ｙ′－３×Ｐ１はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間である。よって、追加の消費電力を増加させることがなく、省電力効果を向上させることができる。
【0065】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される１つの候補スロットについて、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0066】
例えば、前記参照時間はリソース選択のトリガー時間（即ち、図６に示すｎである）であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである（例えば、Ｙ個のスロットのうちの最初のスロットｙ０であるが、本発明はこれに限られない）。第一閾値は事前定義されても良く、例えば、端末装置の最大の処理時間又は最小の処理時間又は特定の処理時間であっても良い。
【0067】
依然として図６を例にとり、例えば、確定される候補スロットｔＳＬ
ｙ′′（６０３に示すとおりである）について、ｋ＝１のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′′－１×Ｐ１（６０３１に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝２のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′′－２×Ｐ１（６０３２に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝３のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ′′－３×Ｐ１（６０３３に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しない。よって、この部分の候補スロットｔＳＬ
ｙ′′（６０３に示すとおりである）について、ｋの値は１に確定され（監視スロットｔＳＬ
ｙ′′－Ｐ１と参照時間ｎ又はｙ０との間の間隔が最小であり、かつ該間隔が第一閾値以上である）、監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ′′－Ｐ１（６０３１に示すとおりである）である。
【0068】
この例において、イナクティブ時間でｔＳＬ
ｙ′′－Ｐ１を監視でき、かつ参照時間に最も近いスロットで監視を行うことで、監視の正確性を向上させることができるため、リソース選択をより正確に行い、リソース選択の信頼性を向上させることができる。
【0069】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になり、かつ前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0070】
図７は本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行う。例えば、図７に示すように、確定される候補スロットｔＳＬ
ｙ（７０１に示すとおりである）について、ｋ＝１のときに、その対応スロットはｔＳＬｙ－１×Ｐ１（７０１１に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しており、ｋ＝２のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１（７０１２に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝３のときに、その対応スロットはｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１（７０１３に示すとおりである）であり、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳している。よって、該候補スロットｔＳＬ
ｙ（７０１に示すとおりである）について、ｋの値は１に確定され（監視スロットｔＳＬ
ｙ－Ｐ１と参照時間ｎ又はｙ０との間の間隔が最小であり、かつ該間隔が第一閾値以上である）、監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ－Ｐ１（７０１１に示すとおりである）である。
【0071】
この例において、１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、対応する監視スロットｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間である。よって、追加の消費電力を増加させることがなく、省電力効果を向上させることができる。また、参照時間に最も近いスロットで監視を行うことで、監視の正確性を向上させることができるため、リソース選択をより正確に行い、リソース選択の信頼性を向上させることができる。
【0072】
幾つかの実施例において、前記係数ｋの複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数ｋの複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される。
【0073】
例えば、ｋの候補値はリソースプールで設定又は事前設定されても良く、又はｋの最大値はリソースプールで設定又は事前設定されても良く、この場合に、ｋは候補値範囲内で値をとることしかできず、又は最大値以下の候補値範囲内で値をとることしかできない。図６及び図７に示す例では、ｋの最大値は３であり、候補値は｛１，２，３｝である。
【0074】
以上、ｋが１つの値をとることを例にして説明を行っているが、本発明はこれに限られない。ｋはさらに複数の値をとることもでき、即ち、１つの候補スロット及び対応するＰｒｅｓｅｒｖｅ候補集合における１つの周期について、リソース選択をトリガーする前に又は候補スロット集合の最初のスロットの前に、対応スロットを監視する具体的な回数が１よりも大きく、かつ該回数が事前定義され得る又はリソースプールで設定又は事前設定され得る必要がある。例えば、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期について、ｋが２つの値をとるときに、まず、上述の実施例に基づいて１つのｋの値を確定し、その後、上述のステップを繰り返して実行することで、もう１つの異なるｋの値を確定する。
【0075】
例えば、図６では、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１について、まず、対応する監視スロットがｔＳＬ
ｙ－Ｐ１（６０１１に示すとおりであり、このときに、ｋ＝１である）であると確定し、次に、再び上述のステップを実行でき、スロットｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１（６０１２に示すとおりであ）及びスロットｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１（６０１３に示すとおりである）が何れもＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しないので、対応する監視スロットが参照時間により近いｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１（６０１２に示すとおりであり、このときに、ｋ＝２である）であると確定できる。このような場合に、ｋ＝［１，２］である。
【0076】
また、例えば、図７では、まず、監視する必要のある対応スロットがｔＳＬ
ｙ－Ｐ１（７０１１に示すとおりであり、このときに、ｋ＝１である）であると確定し、次に、再び上述のステップを実行でき、スロットｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１（７０１３に示すとおりである）がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しているので、対応する監視スロットがｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１（７０１３に示すとおりであり、このときに、ｋ＝３である）であると確定できる。このような場合に、ｋ＝［１，３］である。
【0077】
本発明の実施例において、Ｐｒｅｓｅｒｖｅに含まれる各周期のためにそれぞれ対応するｋの値を決定した後に、１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、対応スロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅが監視される必要があり、スロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅで監視された周期的にリザーブされるＳＣＩ（そのうち、指示されるリザーブ周期はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、該ＳＣＩに対応するＰＳＣＣＨ又はＰＳＳＣＨのＤＭＲＳのＲＳＲＰ強度が閾値よりも大きい場合、該ＳＣＩにより指示される周波数リソースがｋ個のＰｒｅｓｅｒｖｅ周期の後のスロット内でリソースＲに対応し、該リソースＲと現在の送信周期又は後続の送信周期で重畳（ｏｖｅｒｌａｐ）している候補リソースは対応するスロットｔＳＬ
ｙ内で排除される必要がある。
【0078】
以上の例では、端末装置はＳＬ ＤＲＸのイナクティブ時間（Ｎｏｎ－ａｃｔｉｖｅ－ｔｉｍｅ）で監視を行うことで、感知結果を得ることができ、端末装置は、候補スロットに対応する、監視する必要のあるスロットについて、すべて、監視し得るように保証できるが、本発明はこれに限られない。
【0079】
幾つかの実施例において、１つの候補スロットに対応する、監視する必要のある１つの周期値Ｐｍ（全体集合はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、すべての選択可能なｋの値が何れも、対応する監視スロットが設定されるＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳するようにさせることができない場合に、該候補スロットに関し、該周期について、その前に、対応スロットの監視を行う必要がない。
【0080】
例えば、図６における候補スロットｔＳＬ
ｙ′′（６０３に示すとおりである）について、ｋ＝１のときの対応スロットｔＳＬ
ｙ′′－Ｐ１（６０３１に示すとおりである）がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、また、ｋ＝２のときの対応スロットｔＳＬ
ｙ′′－２×Ｐ１（６０３２に示すとおりである）及びｋ＝３のときの対応スロットｔＳＬ
ｙ′′－３×Ｐ１（６０３３に示すとおりである）がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間とも重畳しないため、該スロットｔＳＬ
ｙ′′－Ｐ１（６０３１に示すとおりである）を監視せず、即ち、該候補スロットに対応する該周期で監視を行わない。図６の実施方式に比べて、本実施方式では、対応する消費電力（６０４に示すとおりである）が省略される。
【0081】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限られず、さらに上述の各実施例をもとに適切な変形を行うことができる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0082】
上述の実施例から分かるように、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置について、サイドリンクＤＲＸの設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定できる。これにより、端末装置が送信装置及び受信装置の両方とされる場合を考慮して、電力をさらに節約し、端末装置の省電力効果を向上させることができる。
【0083】
＜第二側面の実施例＞
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択方法が提供され、選択窓内の複数の候補スロットを例にとり、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置から説明を行う。そのうち、該端末装置は他の端末装置にサイドリンクデータを送信できるため、該端末装置はリソース選択を行ってサイドリンクデータの送信リソースを確定する必要がある。また、該端末装置は受信装置とされても良い。
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択方法が提供され、選択窓内の複数の候補スロットを例にとり、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置から説明を行う。そのうち、該端末装置は他の端末装置にサイドリンクデータを送信できるため、該端末装置はリソース選択を行ってサイドリンクデータの送信リソースを確定する必要がある。また、該端末装置は受信装置とされても良い。
【0084】
【0085】
８０１：端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
８０２：前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
８０３：監視結果に基づいてリソース選択を行う。
８０２：前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
８０３：監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0086】
なお、上述の図８は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限られない。例えば、各操作間の実行順序を適切に調整したり、幾つかの操作を増減したりすることができる。当業者は上述の図８に限られず、上述の内容をもとに適切な変形を行うことができる。
【0087】
本発明の実施例において、端末装置はサイドリンクＤＲＸを設定又は事前設定することができる。具体的には、例えば、端末装置はサイドリンクでアクティブ（ａｃｔｉｖｅ）又はオン（ｏｎ）状態にあっても良く、該状態で端末装置は対応する受信リソースプール内でＰＳＣＣＨ検出を行うことができ；また、端末装置はさらに、サイドリンクでイナクティブ（ｉｎａｃｔｉｖｅ）又はオフ（ｏｆｆ）状態にあっても良く、該状態で端末装置は対応する受信リソースプール内でＰＳＣＣＨ検出を行わない。本発明の実施例はこれに限定されず、ＤＲＸメカニズムについてはさらに関連技術を参照できる。端末装置はさらに部分感知、例えば、周期ベースの部分感知を行っても良いが、これに限られない。
【0088】
幾つかの実施例において、サイドリンクＤＲＸの設定情報は少なくとも、サイドリンクＤＲＸのアクティブ時間を決定するために用いられ、前記サイドリンクＤＲＸのアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマー（Ｉｎａｃｔｉｖｉｔｙ ｔｉｍｅｒ）のランニング時間又は再送タイマー（ｒｅｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｔｉｍｅｒ）のランニング時間であるが、本発明はこれらに限られない。
【0089】
幾つかの実施例において、複数の候補スロットのうちの各候補スロットに対応する監視スロットを確定することは次のようなことを含み、即ち、複数の候補スロットにより形成される候補スロット集合の１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し、そのうち、前記複数の候補スロットの１つの周期についての係数は同じであり；及び、１つの周期について、前記候補スロット集合を時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロット集合とし、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である。１つ又は複数の周期はリソースプールにおいて設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である。
【0090】
例えば、候補スロット（Ｙ個のスロット）のうちの各スロットｔＳＬ
ｙについて、ｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄ Ｌｉｓｔ又はその部分集合に含まれる、監視する必要のある１つの周期値Ｐｍ（全体集合はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、その“ｋ”の値は同じであっても良い。１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、その監視する必要のある対応スロットはｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅであり；また、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ（ｓｌ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｓｅｒｖｅＰｅｒｉｏｄＬｉｓｔの全体集合又は部分集合に対応する）における監視する必要のある各周期値について、その対応する“ｋ”の値はそれぞれ確定され、かつ各スロットｔＳＬ
ｙについて同じである。
【0091】
１つの周期について、ミリ秒を単位とするＰｒｓｖｐを、論理スロットを単位とするＰ′ｒｓｖｐに変換でき、次の式（１）に示すとおりである。
【0092】
【数2】
【0093】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳するようにさせる。
【0094】
図９は本発明の実施例において係数を確定する一例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行う。例えば、図９に示すように、候補スロット集合（Ｙ個の候補スロットであり、９０１に示すとおりである）に含まれる１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、ｋ＝１のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応する監視スロット集合（９０１１に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており；ｋ＝２のときに、候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応する監視スロット集合（９０１２に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず；ｋ＝３のときに、候補スロットｔＳＬｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（９０１３に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しない。よって、候補スロットｔＳＬ
ｙを含む候補スロット集合（９０１に示すとおりである）について、ｋの値は１に確定さら、監視する必要のある対応スロット集合は９０１１に示すとおりである。
【0095】
この例において、少なくとも一部のアクティブ時間で監視を行うことができるため、たくさんの追加の消費電力を増加することがなく、省電力効果を向上させることができる。
【0096】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる。
【0097】
また、例えば、第二閾値が２であり、９０１１に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、１つのスロットが重畳している）、９０１３に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳している（例えば、３つのスロットが重畳している）とし、９０１３に示すスロット集合のみがスロット重畳の条件（第二閾値よりも大きい）を満足しているため、ｋの値は３に確定される。
【0098】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が最も多くなるようにさせる。
【0099】
図１０は本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行う。例えば、図１０に示すように、候補スロット集合（Ｙ個の候補スロットであり、１００１に示すとおりである）に含まれる１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、ｋ＝１のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１００１１に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、２つのスロットが重畳している）；ｋ＝２のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１００１２に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず；ｋ＝３のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１００１３に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、４つのスロットが重畳している）。よって、候補スロットｔＳＬ
ｙを含む候補スロット集合（１００１に示すとおりである）について、ｋの値は３に確定され、監視する必要のある対応スロット集合は１００１３に示すとおりである。
【0100】
この例において、できるだけ、ＤＲＸのアクティブ時間で監視を行うことができるから、たくさんの追加の消費電力を増加させることがなく、省電力効果を向上させることができる。
【0101】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロット個数が第二閾値よりも大きく、かつ重畳スロットの個数が最も多くなるようにさせる。
【0102】
また、例えば、第二閾値が２であり、１００１１に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、１つのスロットが重畳している）、１００１２に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、３つのスロットが重畳している）、１００１３に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳している（例えば、４つのスロットが重畳している）とし、１００１２に示すスロット集合及び１００１３に示すスロット集合が何れもスロット重畳の条件（第二閾値よりも大きい）を満足しているため、１１０１２に示すスロット集合及び１１０１３に示すスロット集合から選択を行い、かつ重畳スロットの個数が最も多いスロット集合を選択し、即ち、ｋの値は３に決定される。
【0103】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0104】
図１１は本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行い、そのうち、第二閾値は設定されない。例えば、図１１に示すように、候補スロット集合（Ｙ個の候補スロットであり、１１０１に示すとおりである）に含まれる１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、ｋ＝１のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－１×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１１０１１に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、２つのスロットが重畳している）；ｋ＝２のときに、該候補スロットｔＳＬｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－２×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１１０１２に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず；ｋ＝３のときに、該候補スロットｔＳＬ
ｙに対応する監視スロットはｔＳＬ
ｙ－３×Ｐ１であり、それは候補スロット集合に対応する監視スロット集合に含まれ、かつ該候補スロット集合に対応するスロット集合（１１０１３に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳している（例えば、２つのスロットが重畳している）。よって、候補スロットｔＳＬ
ｙを含む候補スロット集合（１１０１に示すとおりである）について、ｋの値は１に確定され（監視スロットｔＳＬ
ｙ－Ｐ１と参照時間ｎ又はｙ０との間の間隔が最小であり、かつ該間隔が第一閾値以上である）、監視する必要のある対応スロット集合は１１０１１に示すとおりである。
【0105】
この例において、監視を行う必要のあるスロットが少なくとも、ＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳し、かつ、できるだけ、重畳スロットの個数を増やすようにさせることで、たくさんの追加の消費電力を増加させることがなく、電力効果を向上させることができる。また、参照時間に最も近いスロットで監視を行うことで、監視の正確性を向上させることができるため、リソース選択をより正確に行い、リソース選択の信頼性を向上させることができる。
【0106】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロット個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0107】
また、例えば、第二閾値が２であり、１１０１１に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、１つのスロットが重畳している）、１１０１２に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、３つのスロットが重畳している）、１１０１３に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳している（例えば、４つのスロットが重畳している）とし、１１０１２に示すスロット集合及び１１０１３に示すスロット集合が何れもスロット重畳の条件（第二閾値よりも大きい）を満足しているため、１１０１２に示すスロット集合及び１１０１３に示すスロット集合から選択を行い、かつｎ又はｙ０に最も近いスロット集合を選択し、即ち、ｋの値は２に確定される。
【0108】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の少なくとも１つのスロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳し、又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロット集合内の最後１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0109】
例えば、前記参照時間はリソース選択のトリガー時間（例えば、ｎ）であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロット（例えば、Ｙ個のスロットのうちの１番目のスロットｙ０であっても良いが、本発明はこれに限られない）であり。第一閾値は事前定義されても良く、例えば、端末装置の最小処理時間であっても良い。
【0110】
図１２は本発明の実施例において係数を確定するもう１つの例を示す図である。Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１を例にして説明を行い、そのうち、第二閾値は設定されない。例えば、図１２に示すように、確定される候補スロット集合１２０１（Ｙ個の候補スロット）について、ｋ＝１のときに、その対応スロット集合（１２０１１に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝２のときに、その対応スロット集合（１２０１２に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳せず、ｋ＝３のときに、その対応スロット集合（１２０１３に示すとおりである）はＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しない。よって、この部分の候補スロットｔＳＬ
ｙのスロット集合（１２０１に示すとおりである）について、ｋの値は１に確定され（監視スロットｔＳＬ
ｙ－Ｐ１と参照時間ｎ又はｙ０との間の間隔は最小であり、かつ該間隔は第一閾値以上である）、監視する必要のある対応スロット集合は１２０１１に示すとおりである。
【0111】
この例において、イナクティブ時間で監視を行うことができ、かつ参照時間に最も近いスロットで監視を行うことで、監視の正確性を向上させることができるため、干渉がより小さい送信リソースを選択し、サイドリンク伝送の信頼性を向上させることができる。
【0112】
幾つかの実施例において、さらに第二閾値を設定しても良く、ここで依然として図１１を例にして説明を行う。例えば、第二閾値が３であり、１１０１１に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しており（例えば、２つのスロットが重畳している）、１１０１３に示すスロット集合がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳している（例えば、２つのスロットが重畳している）とし、重畳スロットの数が３よりも大きいスロット集合がないので、ｋの値は１に確定される。
【0113】
幾つかの実施例において、前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される。
【0114】
例えば、ｋの候補値はリソースプールにおいて設定又は事前設定されても良く、又はｋの最大値はリソースプールにおいて設定又は事前設定されても良く、この場合に、ｋは候補値範囲内で値をとることしかできず、又は最大値以下の候補値範囲内で値をとることしかできない。図９乃至１２に示す例では、ｋの最大値は３であり、候補値は｛１，２，３｝である。
【0115】
以上、ｋが１つの値をとることを例にして説明を行っているが、本発明はこれに限られない。ｋはさらに複数の値をとっても良く、即ち、１つの候補スロット及び対応するＰｒｅｓｅｒｖｅ候補集合における１つの周期について、リソース選択をトリガーする前に監視する具体的な回数が１よりも大きく、かつ該回数が事前定義され得る又はリソースプールで設定又は事前設定され得る必要がある。例えば、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期について、ｋが２つの値をとるときに、まず、上述の実施例に基づいて１つのｋの値を確定し、その後、上述のステップを実行することで、もう１つの異なるｋの値を確定する。
【0116】
例えば、図１０では、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１について、まず、対応する監視スロット集合を確定し、１００１３に示すとおりであり、このときに、ｋ＝３であり、次に、再び上述のステップを実行でき、スロット集合（１００１１に示すとおりである）がＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と部分的に重畳しているから、対応する監視スロット集合を確定でき、１００１１に示すとおりであり、このときに、ｋ＝１である。このような場合に、ｋ＝［１，３］である。
【0117】
また、例えば、図９では、Ｐｒｅｓｅｒｖｅ集合に含まれる１つの周期Ｐ１について、まず、対応する監視スロット集合を確定し、９０１１に示すとおりであり、このときに、ｋ＝１であり、次に、再び上述のステップを実行でき、スロット集合（９０１２に示すとおりである）及びスロット集合（９０１３に示すとおりである）が何れもＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳しないで、対応する監視スロットが参照時間により近いスロット集合（９０１２に示すとおりであり、このときに、ｋ＝２）であると確定する。このような場合に、ｋ＝［１，２］である。
【0118】
本発明の実施例において、Ｐｒｅｓｅｒｖｅに含まれる各周期のためにそれぞれ対応するｋの値を確定した後に、１つの候補スロットｔＳＬ
ｙについて、ｋ個のＰｒｅｓｅｒｖｅ周期の前の感知窓内で対応するスロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅは監視される必要があり、スロットｔＳＬ
ｙ－ｋ×Ｐｒｅｓｅｒｖｅで監視された、周期的にリザーブされるＳＣＩ（そのうち、指示されるリザーブ周期はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、対応するＲＳＲＰが閾値よりも大きい場合に、該ＳＣＩにより指示される周波数リソースがｋ個のＰｒｅｓｅｒｖｅ周期の後のスロット内でリソースＲに対応し、該リソースＲと現在の送信周期又は後続の送信周期で重畳（ｏｖｅｒｌａｐ）している候補リソースは対応するスロットｔＳＬ
ｙ内で排除される必要がある。
【0119】
上述の例では、端末装置はＳＬ ＤＲＸのイナクティブ時間（Ｎｏｎ－ａｃｔｉｖｅ－ｔｉｍｅ）で感知結果を得るための監視を行うことができ、端末装置は候補スロットに対応する、監視する必要のあるスロットについて、すべて、監視し得るように保証できるが、本発明はこれに限られない。
【0120】
幾つかの実施例において、１つの候補スロットに対応する、監視する必要のある１つの周期値Ｐｍ（全体集合はＰｒｅｓｅｒｖｅである）について、すべての選択可能なｋの値が何れも、該候補スロットが設定されるＳＬ ＤＲＸのアクティブ時間と重畳するようにさせることができない場合に、該候補スロットに監視、該周期について、その前に、監視を行う必要がない。
【0121】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限られず、さらに上述の各実施例をもとに適切な変形を行うことができる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0122】
上述の実施例から分かるように、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置について、サイドリンクＤＲＸの設定情報に基づいて、複数の候補スロットのためにサイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定できる。これにより、端末装置が送信装置及び受信装置の両方とされる場合を考慮して、電力をさらに節約し、端末装置の省電力効果を向上させることができる。
【0123】
＜第三側面の実施例＞
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択装置が提供される。該装置は例えば、サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置であっても良く、端末装置に配置される１つ又は複数のアセンブリであっても良く、ここでは第一、第二側面の実施例と同じ内容の記載を省略する。
本発明の実施例ではサイドリンクリソースの選択装置が提供される。該装置は例えば、サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置であっても良く、端末装置に配置される１つ又は複数のアセンブリであっても良く、ここでは第一、第二側面の実施例と同じ内容の記載を省略する。
【0124】
図１３は本発明の実施例によるサイドリンクリソースの選択装置を示す図である。図１３に示すように、サイドリンクリソースの選択装置１３００は確定ユニット１３０１、監視ユニット１３０２及び選択ユニット１３０３を含む。
【0125】
幾つかの実施例において、確定ユニット１３０１はサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；監視ユニット１３０２は前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、選択ユニット１３０３は監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0126】
幾つかの実施例において、前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確認するために用いられ、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である。
【0127】
幾つかの実施例において、前記確定ユニット１３０１は、１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し；及び、１つの周期について、前記候補スロットを時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロットとするために用いられ、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である。
【0128】
幾つかの実施例において、前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である。
【0129】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせる。
【0130】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になり、かつ前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0131】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロットについて、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0132】
幾つかの実施例において、前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される。
【0133】
幾つかの実施例において、前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである。
【0134】
幾つかの実施例において、確定ユニット１３０１はサイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；監視ユニット１３０２は前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、選択ユニット１３０３は監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0135】
幾つかの実施例において、前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である。
【0136】
幾つかの実施例において、前記確定ユニット１３０１は次のようなことを行うために用いられ、前記複数の候補スロットにより形成される候補スロット集合の１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し、そのうち、前記複数の候補スロットの１つの周期についての係数は同じであり；及び、１つの周期について、前記候補スロット集合を時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロット集合とし、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である。
【0137】
幾つかの実施例において、前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である。
【0138】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる。
【0139】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる。
【0140】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0141】
幾つかの実施例において、対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合における少なくとも１つのスロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳し、又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0142】
幾つかの実施例において、前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される。
【0143】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限られず、さらに上述の各実施例をもとに適切な変形を行うことができる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0144】
なお、以上、本発明に係る各部品又はモジュールについて説明しているが、本発明はこれに限られない。サイドリンクリソースの選択装置１３００はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については、関連技術を参照できる。
【0145】
また、便宜のため、図１３では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号の方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの各種の関連技術をも採用できる。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
【0146】
上述の実施例から分かるように、サイドリンクＤＲＸ及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置について、サイドリンクＤＲＸの設定情報に基づいて、複数の候補スロットのためにサイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定できる。これにより、端末装置が送信装置及び受信装置の両方とされる場合を考慮して、電力をさらに節約し、端末装置の省電力効果を向上させることができる。
【0147】
＜第四側面の実施例＞
本発明の実施例ではさらに通信システムが提供され、これについては図１を参照でき、ここでは第一側面乃至第三側面の実施例と同じ内容の説明を省略する。
本発明の実施例ではさらに通信システムが提供され、これについては図１を参照でき、ここでは第一側面乃至第三側面の実施例と同じ内容の説明を省略する。
【0148】
幾つかの実施例において、通信システム１００は少なくとも次のようなものを含んでも良い。
【0149】
端末装置：サイドリンク不連続受信及びサイドリンク部分感知をサポートし、前記端末装置は、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つ又は複数の候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0150】
本発明の実施例ではさらにネットワーク装置が提供され、それは例えば基地局であっても良いが、本発明はこれに限られず、さらに他のネットワーク装置であっても良い。
【0151】
図１４は本発明の実施例におけるネットワーク装置の構成図である。図１４に示すように、ネットワーク装置１４００は処理器１４１０（例えば、中央処理器ＣＰＵ）及び記憶器１４２０を含んでも良く、記憶器１１２０は処理器１４１０に接続される。そのうち、該記憶器１４２０は各種のデータを記憶でき、さらに、情報処理用のプログラム１４３０を記憶でき、かつ、処理器１４１０の制御下で該プログラム１４３０を実行できる。
【0152】
また、図１４に示すように、ネットワーク装置１４００はさらに、送受信機１４４０、アンテナ１４５０などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と同様であるため、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置１４００は図１４に示すすべての部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置１４００はさらに、図１４にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
【0153】
本発明の実施例ではさらに端末装置が提供され、本発明はこれに限られず、さらに他の装置であっても良い。
【0154】
図１５は本発明の実施例における端末装置を示す図である。図１５に示すように、該端末装置１５００は処理器１５１０及び記憶器１５２０を含んでも良く、記憶器１５２０はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器１５１０に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに、他の類型の構成を用いて該構成に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
【0155】
例えば、処理器１５１０はプログラムを実行して第一側面の実施例に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器１５１０は次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び、監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0156】
また、例えば、処理器１５１０はプログラムを実行して第二側面の実施例に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器１５１０は次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、サイドリンク不連続受信の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び監視結果に基づいてリソース選択を行う。
【0157】
図１５に示すように、該端末装置１５００はさらに、通信モジュール１５３０、入力ユニット１５４０、表示器１５５０、電源１５６０などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と同様であるため、ここではその詳しい説明を省略する。なお、端末装置１５００は図１５に示すすべての部品を含む必要がない。また、端末装置１５００はさらに図１５にない部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照できる。
【0158】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムが提供され、そのうち、端末装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは前記端末装置に、第一、第二側面の実施例に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実行させる。
【0159】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータプログラムは端末装置に、第一、第二側面の実施例に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実行させる。
【0160】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に上述の様々な方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、ＤＶＤ、フラッシュメモリなどにも関する。
【0161】
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの１つ又は複数の組み合わせ及び／又は機能ブロックの１つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの１つ又は複数の組み合わせ及び／又は機能ブロックの１つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、ＤＳＰ及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰと通信により接続される１つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0162】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
【0163】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0164】
（付記１）
サイドリンクリソースの選択方法であって、サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に応用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む、方法。
サイドリンクリソースの選択方法であって、サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に応用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む、方法。
【0165】
（付記２）
付記１に記載の方法であって、
前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である、方法。
付記１に記載の方法であって、
前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である、方法。
【0166】
（付記３）
付記１又は２に記載の方法であって、
１つの候補スロットに対応する監視スロットを確定することは少なくとも、
１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し；及び
１つの周期について、前記候補スロットを時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロットとすることを含み、
Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である、方法。
付記１又は２に記載の方法であって、
１つの候補スロットに対応する監視スロットを確定することは少なくとも、
１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し；及び
１つの周期について、前記候補スロットを時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロットとすることを含み、
Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数である、方法。
【0167】
（付記４）
付記３に記載の方法であって、
前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、方法。
付記３に記載の方法であって、
前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、方法。
【0168】
（付記５）
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせる、方法。
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせる、方法。
【0169】
（付記６）
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になり、かつ前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になり、かつ前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になりかつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0170】
（付記７）
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記３に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される前記１つの候補スロットについて、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロットに対応する監視スロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間になるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0171】
（付記８）
付記３乃至７のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される、方法。
付記３乃至７のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される、方法。
【0172】
（付記９）
付記６又は７に記載の方法であって、
前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである、方法。
付記６又は７に記載の方法であって、
前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである、方法。
【0173】
（付記１０）
サイドリンクリソースの選択方法であって、サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に適用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む、方法。
サイドリンクリソースの選択方法であって、サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置に適用され、前記方法は、
端末装置がサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；
前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び
監視結果に基づいてリソース選択を行うことを含む、方法。
【0174】
（付記１１）
付記１０に記載の方法であって、
前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である、方法。
付記１０に記載の方法であって、
前記サイドリンク不連続受信の設定情報は少なくとも、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間を確定するために用いられ、
前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間は次のようなものうちの少なくとも１つを含み、即ち、サイドリンクのＯｎＤｕｒａｔｉｏｎタイマーのランニング時間、イナクティブタイマーのランニング時間又は再送タイマーのランニング時間である、方法。
【0175】
（付記１２）
付記１０又は１１に記載の方法であって、
複数の候補スロットのうちの各候補スロットに対応する監視スロットの確定は少なくとも、
前記複数の候補スロットにより形成される候補スロット集合の１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し、そのうち、前記複数の候補スロットの１つの周期についての係数は同じであり；及び
１つの周期について、前記候補スロット集合を時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロット集合とし、そのうち、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数であることを含む、方法。
付記１０又は１１に記載の方法であって、
複数の候補スロットのうちの各候補スロットに対応する監視スロットの確定は少なくとも、
前記複数の候補スロットにより形成される候補スロット集合の１つ又は複数の周期及び対応する係数を確定し、そのうち、前記複数の候補スロットの１つの周期についての係数は同じであり；及び
１つの周期について、前記候補スロット集合を時間領域で前へＰ＊ｋ個のスロットだけトランスレートした後のものを前記周期に対応する監視スロット集合とし、そのうち、Ｐは前記周期が論理スロットに変換された後のスロットの個数であり、ｋは前記周期に対応する係数であることを含む、方法。
【0176】
（付記１３）
付記１２に記載の方法であって、
前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、方法。
付記１２に記載の方法であって、
前記１つ又は複数の周期はリソースプールで設定されるサイドリンクリザーブ周期候補値のうちの全部の値又は一部の値である、方法。
【0177】
（付記１４）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
【0178】
（付記１５）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
【0179】
（付記１６）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせる、方法。
【0180】
（付記１７）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
【0181】
（付記１８）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
【0182】
（付記１９）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になるようにさせる、方法。
【0183】
（付記２０）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、及び／又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0184】
（付記２１）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0185】
（付記２２）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる。
【0186】
（付記２３）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0187】
（付記２４）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が最大になり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合が前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と少なくとも部分的に重畳し、かつ重畳スロットの個数が最大になり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0188】
（付記２５）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応する係数は複数の候補値のうちの次のような値に確定され、即ち、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合内の、前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳しているスロットの個数が第二閾値よりも大きくなり、かつ重畳スロットの個数が最大になり、かつ前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0189】
（付記２６）
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合における少なくとも１つのスロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳し、又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
付記１２に記載の方法であって、
対応するスロットの１つの周期を監視する必要があると確定される候補スロット集合について、対応するすべての係数候補値が何れも、前記候補スロット集合に対応する監視スロット集合における少なくとも１つのスロットが前記サイドリンク不連続受信のアクティブ時間と重畳し、又は重畳スロットの個数が第二閾値よりも大きくなるようにさせることができない場合に、対応する係数は次のような値に確定され、即ち、前記監視スロット集合における最後の１つのスロットと参照時間との間の間隔が最小になり、かつ前記間隔が第一閾値以上になるようにさせる、方法。
【0190】
（付記２７）
付記１２乃至２６のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される、方法。
付記１２乃至２６のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記係数の複数の候補値は設定又は事前設定され、又は前記係数の複数の候補値の最大値は設定又は事前設定される、方法。
【0191】
（付記２８）
付記２０乃至２７のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである、方法。
付記２０乃至２７のうちの何れか１項に記載の方法であって、
前記参照時間はリソース選択のトリガー時間であり、又は、１つ又は複数の候補スロットのうちの１つのスロットである、方法。
【0192】
（付記２９）
記憶器及び処理器を含む端末装置であって、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記１乃至２８のうちの任意の１項に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実現するように構成される、￥端末装置。
記憶器及び処理器を含む端末装置であって、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記１乃至２８のうちの任意の１項に記載のサイドリンクリソースの選択方法を実現するように構成される、￥端末装置。
【0193】
（付記３０）
通信システムであって、
サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置を含み、
前記端末装置はサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び監視結果に基づいてリソース選択を行う、通信装置。
通信システムであって、
サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置を含み、
前記端末装置はサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、１つの候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び監視結果に基づいてリソース選択を行う、通信装置。
【0194】
（付記３１）
通信システムであって、
サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置を含み、
前記端末装置はサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び監視結果に基づいてリソース選択を行う、通信システム。
通信システムであって、
サイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）及びサイドリンク部分感知をサポートする端末装置を含み、
前記端末装置はサイドリンク不連続受信（ＤＲＸ）の設定情報に基づいて、複数の候補スロットのうちの各候補スロットのために、サイドリンク部分感知を行う監視（ｍｏｎｉｔｏｒ）スロットを確定し；前記監視スロットでサイドリンク制御情報の監視を行い；及び監視結果に基づいてリソース選択を行う、通信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【国際調査報告】