IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中国移動通信有限公司研究院の特許一覧 ▶ 中国移動通信集団有限公司の特許一覧

特表2024-513850エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器
<>
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図1
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図2
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図3
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図4
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図5
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図6
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図7
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図8
  • 特表-エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-27
(54)【発明の名称】エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/084 20230101AFI20240319BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 8/20 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20240319BHJP
   H04L 67/141 20220101ALI20240319BHJP
【FI】
H04W28/084
H04W48/18
H04W88/14
H04W8/20
H04W76/10
H04L67/141
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560631
(86)(22)【出願日】2022-04-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 CN2022084880
(87)【国際公開番号】W WO2022213903
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202110369395.2
(32)【優先日】2021-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲鄭▼ 韶▲ウェン▼
(72)【発明者】
【氏名】王 丹
(72)【発明者】
【氏名】杜 宗▲鵬▼
(72)【発明者】
【氏名】付 月霞
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA12
5K067AA14
5K067DD11
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本願の実施例は、エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器を開示している。前記方法は、セッション管理機能(SMF)が、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することを含む。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理機能(SMF)が、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することを含む、エッジ構成サーバ構成情報処理方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記SMFが、統合データ管理(UDM)からのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、高い優先度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記SMFがアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記SMFが前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信することを更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
統合データ管理(UDM)がネットワーク公開機能(NEF)を介して、アプリケーション機能(AF)からの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信することと、
前記UDMが前記第二エッジ構成サーバ構成情報をセッション管理機能(SMF)に送信することとを含む、エッジ構成サーバ情報処理方法。
【請求項9】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定するように構成される第一処理ユニットを含む、エッジ構成サーバ情報処理装置。
【請求項11】
前記装置は、統合データ管理(UDM)からのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信するように構成される第一通信ユニットを更に含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、最も高い優先度を有する、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信するように構成される第二通信ユニットを更に含む、請求項10又は11に記載の装置。
【請求項16】
前記第二通信ユニットは、前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信するように更に構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
第三通信ユニット及び第四通信ユニットを含むエッジ構成サーバ情報処理装置であって、
前記第三通信ユニットは、ネットワーク公開機能(NEF)を介して、アプリケーション機能(AF)からの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信するように構成され、
前記第四通信ユニットは、前記第二エッジ構成サーバ構成情報をセッション管理機能(SMF)に送信するように構成される、エッジ構成サーバ情報処理装置。
【請求項18】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~7の何れか一項に記載の方法のステップが実現されるか、又は、
当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項8又は9に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項1~7の何れか一項に記載の方法のステップが実現されるか、又は、
前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項8又は9に記載の方法のステップが実現される、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願番号が202110369395.2であり、出願日が2021年04月06日である中国特許出願に基づいて出願されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全ては、ここで参照として本願に組み込まれる。
本願は、通信の技術分野に関し、具体的に、エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
エッジデータネットワークは、ローカルデータネットワークである。図1に示すように、エッジアプリケーションサーバ(EAS、Edge Application Server)及びエッジイネーブラサーバ(EES、Edge Enabler Server)は、エッジデータネットワーク(EDN、Edge Data Network)に含まれる。エッジ構成サーバ(ECS、Edge Configuration Server)は、EESをホスティングするエッジデータネットワークの詳しい情報を含む、EESに関連する構成を提供する。ユーザ機器(UE、User Equipment)は、アプリケーションクライアント(Application Client)及びエッジイネーブラクライアント(EEC、Edge Enabler Client)を含む。EAS、EES及びECSは、3GPP(登録商標)コアネットワーク(3GPP Core Network)とインタラクション可能である。
【0003】
ユーザ機器(UE、User Equipment)にとって、要求したいアプリケーションサービスは、異なるエッジデータネットワーク(EDN)に展開された複数のEASによって提供される可能性がある。同じコンテンツ又はサービスを搬送するこれら複数のEASインスタンスは、単一のIPアドレス(エニーキャストアドレス)、又は、異なるIPアドレスを使用可能である。EESは、EECへのEASの情報の提供を担当することにより、それらとEASとのデータ交換がサポートされる。一方、EESの情報は、ECSによって提供される。ECSは、事業者によって展開される可能性があるし、サードパーティによって展開される可能性もあり、ユーザは、様々な方式で複数のECSの構成情報を獲得可能であり、ネットワークがユーザによる適切なECSの確定を如何に支援するかについては、有効な解決案が未だにない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、エッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例に係る技術案は、次のように実現されている。
【0006】
第一局面において、本願の実施例には、
セッション管理機能(SMF、Session Management Function)が、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することを含む、エッジ構成サーバ構成情報処理方法が提供されている。
【0007】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、前記SMFが、統合データ管理(UDM、Unified Data Management)からのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信することを更に含む。
【0008】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、高い優先度を有する。
【0009】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0010】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0011】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、
前記SMFがアクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)を介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信することを更に含む。
【0012】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、前記SMFが前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信することを更に含む。
【0013】
第二局面において、本願の実施例には、
UDMがネットワーク公開機能(NEF、Network Exposure Function)を介して、アプリケーション機能(AF、Application Function)からの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信することと、
前記UDMが前記第二エッジ構成サーバ構成情報をSMFに送信することとを含む、エッジ構成サーバ情報処理方法が更に提供されている。
【0014】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0015】
第三局面において、本願の実施例には、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定するように構成される第一処理ユニットを含む、エッジ構成サーバ情報処理装置が更に提供されている。
【0016】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記装置は、UDMからのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信するように構成される第一通信ユニットを更に含む。
【0017】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、最も高い優先度を有する。
【0018】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0019】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0020】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記装置は、AMFを介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信するように構成される第二通信ユニットを更に含む。
【0021】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二通信ユニットは、前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信するように更に構成される。
【0022】
第四局面において、本願の実施例には、第三通信ユニット及び第四通信ユニットを含むエッジ構成サーバ情報処理装置であって、
前記第三通信ユニットは、NEFを介して、AFからの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信するように構成され、
前記第四通信ユニットは、前記第二エッジ構成サーバ構成情報をセッション管理機能(SMF)に送信するように構成される、エッジ構成サーバ情報処理装置が更に提供されている。
【0023】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0024】
第五局面において、本願の実施例には、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、本願の実施例の前記第一局面又は第二局面に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体が更に提供されている。
【0025】
第六局面において、本願の実施例には、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、本願の実施例の前記第一局面又は第二局面に記載の方法のステップが実現される、通信機器が更に提供されている。
【発明の効果】
【0026】
本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法、装置及び通信機器によれば、前記方法は、SMFが、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することを含む。本願の実施例に係る技術案を用いれば、SMFがその後に第一エッジ構成サーバ構成情報をユーザ機器に提供し易くなり、その結果、ユーザ機器は、関連するアプリケーションサービスを使用する前に、第一エッジ構成サーバ構成情報に従ってエッジ構成サーバの選択を行い、適切なエッジ構成サーバを選択可能となり、更に、適切なエッジ構成サーバによって提供されるエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバの関連構成情報に従って、対応するエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバとの通信接続を確立可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】エッジデータネットワークと端末とのインタラクションの応用模式図である。
図2】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法の流れ模式図一である。
図3】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法の流れ模式図二である。
図4】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図一である。
図5】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図二である。
図6】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図三である。
図7】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理装置の構成構造模式図一である。
図8】本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理装置の構成構造模式図二である。
図9】本願の実施例に係る通信機器のハードウェア構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面及び具体的な実施例と併せて、本願を更に詳述する。
【0029】
本願の実施例には、SMFに適用されるエッジ構成サーバ情報処理方法が提供されている。図2は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法の流れ模式図一であり、図2に示すように、前記方法は、以下のステップ101を含む。
【0030】
ステップ101は、SMFが、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することである。
【0031】
本実施例におけるエッジ構成サーバ構成情報(第一エッジ構成サーバ構成情報、第二エッジ構成サーバ構成情報、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報等を含む)には、エッジ構成サーバに関連する構成情報が含まれる。そのうち、エッジ構成サーバ(ECS)は、サービスプロバイダによって展開されたものであってもよいし、サードパーティによって展開されたものであってもよい。
【0032】
本実施例において、SMFは、手動で構成する方式により、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報を有する可能性がある。また、SMFは、UDMからのエッジ構成サーバ構成情報を獲得する可能性もあり、UDMからのエッジ構成サーバ構成情報は、第二エッジ構成サーバ構成情報と記し、UDMにおけるエッジ構成サーバ構成情報は、AFから獲得されたものである。SMFは、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を確定可能であるため、SMFがその後に第一エッジ構成サーバ構成情報をユーザ機器に提供し易くなり、その結果、ユーザ機器は、関連するアプリケーションサービスを使用する前に、第一エッジ構成サーバ構成情報(例えば第一エッジ構成サーバ構成情報に含まれるエッジ構成サーバの選択優先度)に従って、エッジ構成サーバの選択を行うことで、適切なエッジ構成サーバを確定可能となり、更に、適切なエッジ構成サーバによって提供されるエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバの関連構成情報に従って、対応するエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバとの通信接続を確立可能となる。
【0033】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、最も高い優先度を有する。
【0034】
本実施例において、SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられていれば、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、最も高い優先度を有することになり、SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられていなければ、SMFは、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度(ここで、第一選択優先度と記し得る)に従って、エッジ構成サーバの選択優先度(ここで、第二選択優先度と記し得る)を確定することが可能であり、第二選択優先度は、第一選択優先度と同じであってもよいし、異なってもよい。一例において、SMFは、ユーザ機器の位置情報、及び各エッジサーバのサービング範囲に従って、エッジサーバの選択優先度(第二選択優先度)を確定することが可能であり、例えば、ユーザ機器の位置情報がエッジサーバのサービング領域の範囲内にあれば、対応するエッジサーバの選択優先度が高い一方で、ユーザ機器の位置情報がエッジサーバのサービング領域の範囲内になければ、対応するエッジサーバの選択優先度が低い。別の一例において、SMFがエッジ構成サーバの選択優先度(第一選択優先度)に従って第一エッジ構成サーバ構成情報を決定するとともに、第一エッジ構成サーバ構成情報にエッジ構成サーバの選択優先度(第二選択優先度)が含まれる場合、SMFは、第一選択優先度を第二選択優先度として使用してもよく、又は、例えばユーザ機器の位置情報及び/又はエッジ構成サーバのサービング範囲等の他の情報と併せて、第二選択優先度を再確定してもよい。
【0035】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、前記SMFが、UDMからのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信することを更に含む。
【0036】
例示的に、AFは、第二エッジ構成サーバ構成情報をNEFに送信し、NEFは、第二エッジ構成サーバ構成情報をUDMに送信し、更に、UDMは、第二エッジ構成サーバ構成情報をSMFに送信する。
【0037】
本実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が少なくとも含まれ、前記第二エッジ構成サーバ構成情報及び前記第一エッジ構成サーバ構成情報におけるエッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。選択的に、上記ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報に含まれる内容も、前記第二エッジ構成サーバ構成情報に含まれる内容と同じであってもよいし、異なってもよい。
【0038】
選択的に、いくつかの選択的な実施例において、SMFは、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報を決定する前に、UDMからのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信する。例示的に、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれれば、SMFは、UDMから予め獲得した第二エッジ構成サーバ構成情報におけるエッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、ユーザ機器の位置情報のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することが可能である。
【0039】
本実施例において、第二エッジ構成サーバ構成情報にエッジ構成サーバの選択優先度(第一選択優先度と記す)が含まれ、第一エッジ構成サーバ構成情報にエッジ構成サーバの選択優先度(第二選択優先度と記す)が含まれれば、第一選択優先度と第二選択優先度とは、同じであってもよいし、異なってもよい。即ち、SMFは、ユーザ機器の位置情報、第二エッジ構成サーバにおけるエッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報を確定することが可能である。選択的に、SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられていれば、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、高い優先度を有することになり、即ち、SMFは、各エッジ構成サーバの選択優先度を再確定可能となる。
【0040】
例示的に、第二エッジ構成サーバ構成情報(又は第一エッジ構成サーバ構成情報)に含まれる内容としては、例えば表1に示すように、例えばユニフォームリソースロケータ(URL、Uniform Resource Locator)/インターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)アドレス/完全修飾ドメイン名(FQDN、Fully Qualified Domain Name)であり得るECS情報と、例えばサービスの経緯度リストであり得るECSサービング範囲と、ECSによって提供されるアプリケーションリストとが含まれてもよく、選択的に、第一エッジ構成サーバ構成情報(又は第一エッジ構成サーバ構成情報)には、ECSに対応するユーザ機器情報が更に含まれてもよく、当該ユーザ機器情報としては、例えばサブスクリプション永久識別子(SUPI、Subscription Permanent Identifier)、汎用公共サブスクリプション識別子(GPSI、Generic Public Subscription Identifier)等のUE識別子(UE ID)であり得る。
【0041】
【表1】
【0042】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、前記SMFが、AMFを介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信することを更に含む。
【0043】
本実施例において、SMFは、AMFを介してユーザ機器のセッション確立要求メッセージを獲得し、当該セッション確立要求メッセージは、セッションの確立のためのものであり、例えば、前記セッション確立要求メッセージは、プロトコルデータユニット(PDU、Power Distribution Unit)セッション確立要求メッセージであり得る一方で、前記セッション確立要求メッセージには、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれる。例示的に、前記エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報は、前記セッション確立要求メッセージにおけるプロトコル構成オプション(PCO、Protocol Configuration Option)によってキャリーされ、例えばセッション確立要求メッセージにおける空きフィールドによって、前記エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報がキャリーされる。
【0044】
選択的に、前記セッション確立要求メッセージには、SUPI、セッション管理サブスクリプションデータ、データネットワーク名(DNN、Data Network Name)、ネットワークスライス選択支援情報のうち、少なくとも1つの情報が更に含まれる。
【0045】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記方法は、前記SMFが前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信することを更に含む。例示的に、メッセージにおけるPCOによって、前記第一エッジ構成サーバ構成情報がキャリーされる。
【0046】
すると、本願の実施例に係る技術案を用いれば、SMFが、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定可能になるため、SMFがその後に第一エッジ構成サーバ構成情報をユーザ機器に提供し易くなり、その結果、ユーザ機器は、関連するアプリケーションサービスを使用する前に、第一エッジ構成サーバ構成情報(例えば第一エッジ構成サーバ構成情報におけるエッジ構成サーバの選択優先度)に従って、エッジ構成サーバの選択を行い、適切なエッジ構成サーバを選択可能となり、更に、適切なエッジ構成サーバによって提供されるエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバの関連構成情報に従って、対応するエッジアプリケーションサーバ及びエッジイネーブラサーバとの通信接続を確立可能となる。
【0047】
上記実施例に基づいて、本願の実施例には、UDMに適用されるエッジ構成サーバ情報処理方法が更に提供されている。図3は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法の流れ模式図二であり、図3に示すように、前記方法は、以下のステップ201~202を含む。
【0048】
ステップ201は、UDMがNEFを介して、AFからの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信することである。
【0049】
ステップ202は、前記UDMが前記第二エッジ構成サーバ構成情報をSMFに送信することである。
【0050】
本実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0051】
いくつかの選択的な実施例において、上述のUDMが前記第二エッジ構成サーバ構成情報をSMFに送信することは、前記UDMが、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を前記SMFに送信することを含む。
【0052】
本実施例における第一エッジ構成サーバ構成情報については、具体的に、前述した実施例における第一エッジ構成サーバ構成情報及び表1の記載を参照することができ、ここで繰り返して述べない。
【0053】
以下、具体例と併せて、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法を説明する。
【0054】
(例1)
この例は、能力公開を介してECS構成情報をSMFへ更新するスキームであり、具体的に、SMFがAFからの第二エッジ構成サーバ構成情報を取得するという実現方式である。図4は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図一であり、図4に示すように、前記方法は、以下のステップ300~305を含む。
【0055】
ステップ300は、SMFが、ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)を要求するためのサブスクリプション要求メッセージ(Nudm_SDM_subscribe request)をUDMに送信することである。
【0056】
ステップ301は、AFが、ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)を含む情報作成/更新要求を、NEFに送信することである。
【0057】
例示的に、AFは、Nnef_ParameterProvision_Create/Nnef_ParameterProvision_Updateメッセージであって、上記ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)がキャリーされるメッセージを、NEFに送信してもよい。
【0058】
ここで、上記メッセージには、GPSI、予想されるUE挙動パラメータ(Expected UE Behaviour parameters)、ネットワーク構成パラメータ(Network Configuration parameters)、ECS構成情報(ECS Info Data)、外部グループ識別子及び5G仮想ネットワーク(VN)グループデータ(External Group Id and 5G VN group data)、5GVNグループメンバー管理パラメータ(5G VN group membership management parameters)等が含まれてもよい。
【0059】
ステップ302は、AFが、パラメータによって提供される操作を実行可能になるようにNEFによって許可されれば、NEFが、ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)を含む情報作成/更新/削除要求を、UDMに送信することである。
【0060】
例示的に、NEFは、Nudm_ParameterProvision_Update/Nudm_ParameterProvision_Create/Nudm_ParameterProvision_Deleteメッセージであって、上記ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)がキャリーされるメッセージを、UDMに送信してもよい。
【0061】
ここで、上記更新要求メッセージ、作成要求メッセージ及び削除要求メッセージには、UDMで提供されるサブスクリプションユーザデータ事前構成パラメータ(ECS情報を含む)の作成、更新又は削除のために、GPSI、AF ID、トランザクション参照識別子(Transaction Reference ID(s))、ECS情報(ECS Info Data)、NEF参照識別子(NEF reference ID)等が含まれてもよい。
【0062】
ステップ303は、UDMが応答メッセージをNEFに送信することである。
【0063】
例示的に、UDMは、Nudm_ParameterProvision_Create Response/Nudm_ParameterProvision_Update Response/Nudm_ParameterProvision_Delete ResponseメッセージをNEFに送信する。ステップ302の手順が失敗した場合、応答メッセージには、失敗の原因を示す原因値が更に含まれてもよい。
【0064】
ステップ304は、NEFが応答メッセージをAFに送信することである。
【0065】
例示的に、NEFは、Nnef_ParameterProvision_Create Response/Nnef_ParameterProvision_Update ResponseメッセージをAFに送信する。この手順が失敗した場合、応答メッセージには、失敗の原因を示す原因値が更に含まれてもよい。
【0066】
ステップ305は、UDMが、UEの契約情報を含む通知メッセージであって、前記UEの契約情報に上記ECS構成情報(即ち第二エッジ構成サーバ構成情報)が含まれる通知メッセージをSMFに送信することである。
【0067】
例示的に、UDMは、Nudm_SubscriberDataManagement(SDM)_NotificationメッセージをSMFに送信して、更新されたサブスクリプションユーザデータ(UEの契約データ)をSMFに通知する。ここで、メッセージには、SUPI、SMFに関連するパラメータセット、DNN、シングルネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI、Single Network Slice Selection Assistance Information)等が更に含まれてもよい。SMFは、受信した関連パラメータを記憶し、UDMからのメッセージに含まれるDNN及びS-NSSAIに従って、パラメータとPDUセッションとを関連付けることが可能である。
【0068】
選択的に、SMFは、確認応答(ACK)をUDMに返信してもよい。
【0069】
(例2)
上記例1に基づいて、この例は、SMFがECS情報をUEへ更新する場合を示す。図5は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図二であり、図5に示すように、前記方法は、以下のステップ401~404を含む。
【0070】
ステップ401は、上記例1における流れと同様に、AFが能力公開を介して、更新されたECS構成情報をUDMへ構成するとともに、SMFへ同期させることである。
【0071】
ステップ402は、SMFがポリシー決定を行うことである。SMFは、更新されたECS構成情報をAMFに送信する必要があるかどうかを確定することが可能である。この例では、SMFは、更新されたECS構成情報をAMFに送信する。
【0072】
例示的に、SMFは、PDUセッション変更(PDU session modification)手続きにおけるNamf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージを介して、更新されたECS構成情報をAMFに送信する。
【0073】
ステップ403は、AMFが更新されたECS構成情報を(無線)アクセスネットワーク((R)AN、(Radio)Access Network)機器に送信することである。
【0074】
例示的に、AMFは、N2 PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)メッセージを介して、更新されたECS構成情報を(R)AN機器に送信してもよい。
【0075】
ステップ404は、(R)AN機器が更新されたECS構成情報をUEに送信することである(トランスペアレント伝送)。
【0076】
例示的に、(R)AN機器は、非アクセス層(NAS、Non-Access-Stratum)メッセージ、例えばAN specific signalling exchangeメッセージを介して、更新されたECS構成情報をUEに送信する。ここで、メッセージには、PDUセッション識別子(PDU Session ID)、N1 SM container(PDU Session Establishment Acceptを含み得る)等が更に含まれてもよい。
【0077】
上記ステップ402~ステップ404は、PDUセッション変更手続きを介して、更新されたECS構成情報をUEに送信する手順であり、この方式によれば、シグナリングストームを引き起こす可能性がある。これに鑑みて、シグナリングストームの発生を回避するために、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP、Hyper Text Transfer Protocol)リダイレクトの方式で、UEの要求を新しいECSに転送してもよい。
【0078】
選択的に、リダイレクトの方式で、UEの要求を新しいECSに転送することは、第一エッジ構成サーバが、ユーザ機器からの第一要求メッセージを受信して、前記第一要求メッセージを前記ユーザ機器によって第二エッジ構成サーバにリダイレクトするための第二エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信することを含む。
【0079】
(例3)
この例は、UEがNASシグナリングを介してECS情報を獲得する完全なスキームを示す。図6は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理方法のインタラクションの流れ模式図三であり、図6に示すように、前記方法は、以下のステップ501~508を含む。
【0080】
ステップ501は、UEが(R)AN機器を介して、PDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるメッセージをAMFに送信することである。
【0081】
例示的に、UEは、NASメッセージを介してPDU確立要求を開始し、要求メッセージには、S-NSSAI(s)、DNN、PDU Session ID、要求タイプ(Request type)、旧PDUセッション識別子(Old PDU Session ID)、PCO、N1 SM container(PDU Session Establishment Request)等が含まれてもよく、そのうち、DNNは、SMFが対応するECSを選択するために使用される可能性がある。
【0082】
この例では、PCOの追加パラメータリスト(additional parameters list)には、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報を示すために、1つのコンテナ識別子(container identifier)(0040H(0040Hは、アイドルフィールドを示すことが可能であり、ECS Info Request))が追加される。
【0083】
ステップ502は、AMFがSMFを選択することである。
【0084】
ステップ503は、AMFが、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージをSMFに送信することである。前記指示情報の実現方式は、ステップ501においてPCOを介して指示情報を搬送するという実現方式と同じであり、ここで繰り返して述べない。
【0085】
例示的に、セッション確立要求メッセージは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestメッセージであってもよく、メッセージには、SUPI、DNN、S-NSSAI(s)、PDU Session ID、N1 SM container(PDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)を含む)、ユーザの位置情報(User location information)(ユーザ機器の位置情報と呼ばれてもよい)、アクセスタイプ(Access Type)、PEI、GPSI等が更に含まれてもよい。
【0086】
ステップ504は、SMFがUDMからユーザデータを検索し、エッジコンピューティングサービスがユーザにより購入されるかどうかを確定し、ECS構成情報を取得することである。
【0087】
例示的に、SMFは、Nudm_SDM_Getメッセージを使用してユーザデータを検索し、エッジコンピューティングサービスがユーザにより購入されるかどうかを確定し、ECS構成情報を取得してもよい。ここで、メッセージには、SUPI、セッション管理サブスクリプションデータ(Session Management Subscription data)、DNN、S-NSSAI(S-NSSAIは、帰属先のS-NSSAIであり得る)が含まれてもよい。
【0088】
このステップでは、帰属先の対応するSUPI、DNN及びS-NSSAIのセッション管理サブスクリプションデータが利用不能である場合、SMFは、Nudm_SDM_Getメッセージ(帰属先がキャリーされるSUPI、セッション管理サブスクリプションデータ、DNN、S-NSSAI)を使用してUDMからの検索を行い、セッション管理サブスクリプションデータを利用してサブスクリプションを行う。UDMは、Nudr_DM_Queryメッセージを介して、かかる関連情報(例えばSUPI、ユーザサブスクリプションデータ、セッション管理サブスクリプションデータ、帰属先のDNN及びS-NSSAI等を含む)をUDRから取得することが可能であるとともに、Nudr_DM_subscribeメッセージを介して、UDRからの同じデータの通知をサブスクリプションすることが可能である。
【0089】
このステップは、オプショナルのステップである。
【0090】
ステップ505は、SMFが通常のPDUセッション確立手続きを実行することである。説明すべきなのは、通常のPDUセッション確立手続きの実行に係るネットワーク機器は、図6に示すものに限定されない。
【0091】
ステップ506は、SMFがユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報(第一ECS構成情報)を決定し、第一ECS構成情報をAMFに送信することである。
【0092】
このステップでは、SMFは、前述した例1又は例2に記載の実施例を通じて、第二ECS構成情報を獲得してもよく、第二ECS構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる。SMFは、ユーザ機器の位置情報、第二ECS構成情報におけるエッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度(第二ECS構成情報におけるエッジ構成サーバの選択優先度、又は、ローカルで構成されたエッジ構成サーバの選択優先度)のうち、少なくとも1つの情報に基づいて、第一ECS構成情報を確定することが可能であり、第一ECS構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0093】
例示的に、前記第一ECS構成情報にエッジ構成サーバの選択優先度が含まれれば、前記エッジ構成サーバの選択優先度は、ECSルール、ECSルール情報、ECS優先度順位等と呼ばれてもよい。例えば、エッジ構成サーバの選択優先度は、エッジ構成サーバに対応する優先度、又は優先度の高低に従うエッジ構成サーバの順位であってもよい。
【0094】
例示的に、SMFは、Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージを介して、第一ECS構成情報をAMFに送信する。ここで、メッセージには、PDU Session ID、N2セッション管理情報(N2 SM information(PDU Session ID、QFI(s)等を含み得る))、N1 SM container(PDU Session Establishment Accept(QoSルール及びQoSフローレベルのQoSパラメータ(QoS Rule(s)and QoS Flow level QoS parameters)を含み得る)、選択されたセッション及びサービス継続モード(selected SSC mode、selected Session and Service Continuity mode)、S-NSSAI(s)、DNN、割り当てられたIPv4アドレス(allocated IPv4 address)、インターフェース識別子(interface identifier)、セッションアグリゲーション最大ビットレート(Session-AMBR、Session- Aggregated Maximum Bit Rate)、選択されたPDUセッションタイプ(selected PDU Session Type)、ECS Info情報等を含み得る)が含まれてもよい。選択的に、メッセージのPCOのadditional parameters listには、第一ECS構成情報を示すために、1つのcontainer identifier(0041H(ECS Info Response))が追加されてもよい。
【0095】
ステップ507は、AMFが第一ECS構成情報を(R)AN機器に送信することである。
【0096】
例示的に、AMFは、N2 PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)メッセージを介して、第一ECS構成情報を(R)AN機器に送信してもよい。ここで、要求メッセージには、N2セッション管理情報(N2 SM information)、NASメッセージ(NAS message)等が更に含まれてもよく、NASメッセージ(NAS message)には、PDU Session ID、N1 SM container(PDU Session Establishment Acceptを含み得る)等が含まれてもよい。
【0097】
ステップ508は、(R)AN機器が第一ECS構成情報をUEに送信することである。
【0098】
例示的に、(R)AN機器は、NASメッセージ、例えばAN specific signalling exchangeメッセージを介して、第一ECS構成情報をUEに送信する。ここで、メッセージには、PDU Session ID、N1 SM container(PDU Session Establishment Acceptを含み得る)等が更に含まれてもよい。
【0099】
前述した実施例に基づいて、本願の実施例には、エッジ構成サーバ情報処理装置が更に提供されており、図7は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理装置の構成構造模式図一であり、図7に示すように、前記装置は、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定するように構成される第一処理ユニット11を含む。
【0100】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記装置は、UDMからのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信するように構成される第一通信ユニット12を更に含む。
【0101】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、最も高い優先度を有する。
【0102】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が少なくとも含まれ、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0103】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0104】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記装置は、AMFを介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信するように構成される第二通信ユニット13を更に含む。
【0105】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二通信ユニット13は、前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信するように更に構成される。
【0106】
本願の実施例において、前記装置は、SMFに適用されるものである。前記装置における第一処理ユニット11は、実際の応用では、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、マイクロコントローラユニット(MCU、Microcontroller Unit)又はプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)によて実現可能であり、前記装置における第一通信ユニット12及び第二通信ユニット13は、実際の応用では、通信ブロック(基本的な通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコル等を含む)及び送受信アンテナによって実現可能である。
【0107】
本願の実施例には、別のエッジ構成サーバ情報処理装置が更に提供されており、図8は、本願の実施例に係るエッジ構成サーバ情報処理装置の構成構造模式図二であり、図8に示すように、前記装置は、第三通信ユニット21及び第四通信ユニット22を含み、
前記第三通信ユニット21は、NEFを介して、AFからの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信するように構成され、
前記第四通信ユニット22は、前記第二エッジ構成サーバ構成情報をセッション管理機能(SMF)に送信するように構成される。
【0108】
本願のいくつかの選択的な実施例において、前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング領域、エッジ構成サーバの優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
【0109】
本願の実施例において、前記装置は、UDMに適用されるものである。前記装置における第三通信ユニット21及び第四通信ユニット22は、実際の応用では、通信ブロック(基本的な通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコル等を含む)及び送受信アンテナによって実現可能である。
【0110】
説明すべきなのは、上記実施例によるエッジ構成サーバ情報処理装置は、エッジ構成サーバ情報処理を行うとき、上記各プログラムモジュールの分割を例にして説明しただけであり、実際の応用では、必要に応じて上記処理を異なるプログラムモジュールに配分して完成させることが可能であり、即ち、装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上記で説明された全て又は一部の処理を完成させてもよい。また、上記実施例によるエッジ構成サーバ情報処理装置は、エッジ構成サーバ情報処理方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現手順の詳細については、方法の実施例を参照すればよく、ここで繰り返して述べない。
【0111】
本願の実施例には、通信機器が更に提供されており、前記通信機器は、SMF又はUDMであってもよい。図9は、本願の実施例に係る通信機器のハードウェア構造模式図であり、図9に示すように、前記通信機器は、メモリ32と、プロセッサ31と、メモリ32に記憶されてプロセッサ31上で動作可能なコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサ31によって前記プログラムが実行されると、本願の実施例に記載のSMFに適用される前記方法のステップが実現されるか、又は、前記プロセッサ31によって前記プログラムが実行されると、本願の実施例に記載のUDMに適用される前記方法のステップが実現される。
【0112】
選択的に、通信機器には、1つ又は複数のネットワークインターフェース33が更に含まれてもよい。理解できることに、通信機器における各コンポーネントは、バスシステム34を介して結合され得る。バスシステム34は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するためのものである。バスシステム34は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図9では、各種のバスを全てバスシステム34として示している。
【0113】
理解できることに、メモリ32は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよいし、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM、Programmable Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標)、ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、又は読取専用光ディスク(CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory)であってもよく、磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部高速キャッシュとして用いられる。例示的に説明すると、例えば静的ランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、同期静的ランダムアクセスメモリ(SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic Random Access Memory)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM、SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory)のような様々なRAMが利用可能であるが、これらに限定されない。本願の実施例に記載のメモリ32は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、限定されるものではない。
【0114】
本願の実施例に開示の上記方法は、プロセッサ31に適用されるか、又はプロセッサ31によって実現されることが可能である。プロセッサ31は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、プロセッサ31内のハードウェアである集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成可能である。上記のプロセッサ31は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。プロセッサ31は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサや、任意の常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法のステップとの連携は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、メモリ32にあり、プロセッサ31は、プロセッサ31内の情報を読み取み、そのハードウェアと組み合わせて前述した方法のステップを完成させる。
【0115】
例示的な実施例において、通信機器は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0116】
例示的な実施例において、本願の実施例には、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータプログラムを含むメモリ32が更に提供されており、上記コンピュータプログラムは、前述した方法に記載のステップが完成されるように、通信機器のプロセッサ31によって実行されることが可能である。コンピュータ可読記憶媒体は、FRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROM等のメモリであってもよいし、上記メモリの何れか1つ又は任意の組み合わせを含む様々な機器であってもよい。
【0117】
本願の実施例には、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、本願の実施例に記載のSMFに適用される前記方法のステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、本願の実施例に記載のUDMに適用される前記方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体が更に提供されている。
【0118】
本願によるいくつかの方法実施例で掲示された方法は、衝突しない限り、任意に組み合わせて新しい方法実施例を得ることが可能である。
【0119】
本願によるいくつかの製品実施例で掲示された特徴は、衝突しない限り、任意に組み合わせて新しい製品実施例を得ることが可能である。
【0120】
本願によるいくつかの方法又は機器実施例で掲示された特徴は、衝突しない限り、任意に組み合わせて新しい方法実施例又は機器実施例を得ることが可能である。
【0121】
本願によるいくつかの実施例において、開示された機器及び方法が他の方式で実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した機器実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み込まれるか、又は統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実装されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した各構成部分の相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介していてもよい。機器間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。
【0122】
別個の部品として説明した上記ユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、即ち、同じ場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。
【0123】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよいし、各ユニットは、それぞれ、個別ユニットとされてもよく、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現してもよいし、ハードウェアにソフトウェア機能ユニットを加える形態で実現してもよい。
【0124】
当業者であれば理解できるように、上記方法実施例の全て又は一部のステップは、関連ハードウェアに指示するプログラムによって実現されてよい。上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。当該プログラムが実行されると、上記方法実施例のステップが実行される。上記の記憶媒体は、リムーバブルストレージデバイス、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0125】
又は、本願における上記統合されたユニットは、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の実施例に係る技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本願の各実施例に記載の方法における全て又は一部を、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器であり得る)に実行させるためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、リムーバブルストレージデバイス、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0126】
上述したのは、本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲は、これに限定されない。当業者であれば、本願に記載の技術的範囲内で、変形や置換を容易に想到できるが、これらの変形や置換は、全て本願の保護範囲内とされるべきである。従って、本願の保護範囲は、添付された特許請求の範囲に従うべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-09-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理機能(SMF)が、ユーザ機器の位置情報、エッジ構成サーバのサービング範囲及びエッジ構成サーバの選択優先度のうち、少なくとも1つの情報に従って、第一エッジ構成サーバ構成情報であって、エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる第一エッジ構成サーバ構成情報を決定することを含む、エッジ構成サーバ構成情報処理方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記SMFが、統合データ管理(UDM)からのユーザ機器の契約情報であって、第二エッジ構成サーバ構成情報が少なくとも含まれるユーザ機器の契約情報を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SMFには、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報が備えられている場合、ローカルで構成されたエッジ構成サーバ構成情報は、高い優先度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記SMFがアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を介して、ユーザ機器からのセッション確立要求メッセージであって、エッジ構成サーバ構成情報を要求するための指示情報が含まれるセッション確立要求メッセージを受信することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記SMFが前記AMFを介して、前記第一エッジ構成サーバ構成情報を前記ユーザ機器に送信することを更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
統合データ管理(UDM)がネットワーク公開機能(NEF)を介して、アプリケーション機能(AF)からの第二エッジ構成サーバ構成情報を受信することと、
前記UDMが前記第二エッジ構成サーバ構成情報をセッション管理機能(SMF)に送信することとを含む、エッジ構成サーバ情報処理方法。
【請求項9】
前記第二エッジ構成サーバ構成情報には、
エッジ構成サーバのアドレス、エッジ構成サーバのサービング範囲、エッジ構成サーバの選択優先度、エッジ構成サーバの属性情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれ、
前記エッジ構成サーバの属性情報には、エッジ構成サーバの帰属先情報、アプリケーションサービスリストのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
セッション管理機能(SMF)であって、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項1に記載のエッジ構成サーバ構成情報処理方法のステップが実現される、SMF
【請求項11】
統合データ管理(UDM)であって、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項8又は9に記載のエッジ構成サーバ情報処理方法のステップが実現される、UDM。
【請求項12】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがSMFのプロセッサによって実行されると、請求項1に記載のエッジ構成サーバ構成情報処理方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがUDMのプロセッサによって実行されると、請求項8又は9に記載のエッジ構成サーバ情報処理方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがSMFのプロセッサによって実行されると、請求項1に記載のエッジ構成サーバ構成情報処理方法のステップが実現される、コンピュータプログラム。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがUDMのプロセッサによって実行されると、請求項8又は9に記載のエッジ構成サーバ情報処理方法のステップが実現される、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】