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特表2024-513903複数の送受信点(TRP)に向けた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-27
(54)【発明の名称】複数の送受信点(TRP)に向けた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/18 20090101AFI20240319BHJP
   H04W 52/54 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20240319BHJP
【FI】
H04W52/18
H04W52/54
H04W72/231
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561400
(86)(22)【出願日】2022-04-06
(85)【翻訳文提出日】2023-12-05
(86)【国際出願番号】 IB2022053237
(87)【国際公開番号】W WO2022215009
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/171,349
(32)【優先日】2021-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, シウェイ
(72)【発明者】
【氏名】マッタネン, ヘルカ-リーナ
(72)【発明者】
【氏名】ムルガナサン, シヴァ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG08
(57)【要約】
複数の送受信点(TRP)に向けた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための方法、システムおよび装置が開示される。一態様によれば、ネットワークノードにおける方法は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、PUCCH電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いて無線デバイス(WD)を構成することを含む。この方法はまた、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットのリストから、少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信することを含む。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(WD)(22)と通信するように構成されたネットワークノード(16)であって、該ネットワークノード(16)は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いて前記WDを構成するように構成された処理回路(68)と、
前記処理回路(68)と通信する無線インタフェース(62)であって、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットの前記リストから、少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記WD(22)に送信するように構成された、前記無線インタフェース(62)と、
を備える、ネットワークノード(16)。
【請求項2】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項1に記載のネットワークノード(16)。
【請求項3】
前記処理回路(68)は、少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WD(22)を構成するようにさらに構成され、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項1または2に記載のネットワークノード(16)。
【請求項4】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項1乃至3の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項5】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項1乃至3の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項6】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている前記空間関係を識別する
請求項1乃至5の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項7】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される
請求項1乃至6の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項8】
少なくとも2つのPUCCH空間関係が前記WD(22)に構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項1乃至7の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項9】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項1乃至8の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項10】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WD(22)が計算するための電力制御パラメータを含む
請求項1乃至9の何れか1項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項11】
無線デバイス(WD)(22)と通信するように構成されたネットワークノード(16)において実施される方法であって、該方法は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いて前記WDを構成すること(S142)と、
(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットの前記リストから、少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記WD(22)に送信すること(S144)と、
を含む、方法。
【請求項12】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WD(22)を構成することをさらに含み、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項11または12に記載の方法。
【請求項15】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項11または12に記載の方法。
【請求項16】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている前記空間関係を識別する
請求項11乃至14の何れか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される
請求項11乃至15の何れか1項に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも2つのPUCCH空間関係が前記WD(22)に構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項11乃至16の何れか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項11乃至18の何れか1項に記載の方法。
【請求項20】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WD(22)が計算するための電力制御パラメータを含む
請求項11乃至19の何れか1項に記載の方法。
【請求項21】
ネットワークノード(16)と通信するように構成された無線デバイス(WD)(22)であって、該WD(22)は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信するように構成された無線インタフェース(82)と、
前記無線インタフェース(82)と通信し、前記リスト内の前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定するように構成された処理回路(84)と、
を備える、WD(22)。
【請求項22】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項21に記載のWD(22)。
【請求項23】
前記処理回路(84)は、少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WD(22)を構成するようにさらに構成され、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項21に記載のWD(22)。
【請求項24】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項21または22に記載のWD(22)。
【請求項25】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項21または22に記載のWD(22)。
【請求項26】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている前記空間関係を識別する
請求項21乃至24の何れか1項に記載のWD(22)。
【請求項27】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される
請求項21乃至24の何れか1項に記載のWD(22)。
【請求項28】
前記MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するように構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項21乃至27の何れか1項に記載のWD(22)。
【請求項29】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項21乃至28の何れか1項に記載のWD(22)。
【請求項30】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WD(22)が計算するための電力制御パラメータを含む
請求項21乃至29の何れか1項に記載のWD(22)。
【請求項31】
ネットワークノード(16)と通信するように構成された無線デバイス(WD)(22)において実施される方法であって、該方法は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信すること(S146)と、
前記リスト内の前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定すること(S148)と、
を含む、方法。
【請求項32】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WD(22)を構成することをさらに含み、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項31または32に記載の方法。
【請求項35】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項31または32に記載の方法。
【請求項36】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている前記空間関係を識別する
請求項31乃至34の何れか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記複数のPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記複数のPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される
請求項31乃至34の何れか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するように構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項31乃至37の何れか1項に記載の方法。
【請求項39】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項31乃至38の何れか1項に記載の方法。
【請求項40】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WD(22)が計算するための電力制御パラメータを含む
請求項31乃至39の何れか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信に関し、特に、複数の送受信点(TRP)に向けた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御に関する。
【背景技術】
【0002】
NRフレーム構造とリソースグリッド
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のニューラジオ(NR、第5世代または5Gとも呼ばれる)は、ダウンリンク(DL)(すなわち、ネットワークノード(gNB)または基地局から無線デバイス(WD、ユーザ装置またはUEとも呼ばれる)へ)およびアップリンク(UL)(すなわち、WDからgNBへ)の両方でCP-OFDM(サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重)を使用する。アップリンクでは、離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDMもサポートされる。時間領域では、NRのダウンリンクとアップリンクは、それぞれ1ミリ秒(ms)の等しい大きさのサブフレームに編成される。サブフレームはさらに、同じ長さの複数のスロットに分割される。スロットの長さはサブキャリア間隔に依存する。サブキャリア間隔Δf=15kHzの場合、サブフレームごとにスロットは1つだけで、各スロットは14個のOFDMシンボルで構成される。
【0003】
NRのデータスケジューリングは通常スロットベースで行われ、図1に14シンボルのスロットの例を示す。最初の2シンボルには物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が含まれ、残りは物理共有データチャネル(PDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)またはPUSCH(物理アップリンク共有チャネル)のいずれか)が含まれる。
【0004】
NRでは異なるサブキャリア間隔がサポートされている。サポートされるサブキャリア間隔値(異なるヌメロロジーとも呼ばれる)は次式で与えられる。Δf=(15×2μ)kHz、ここでμ∈{0,1,2,3,4}。Δf=15kHzは基本サブキャリア間隔である。異なるサブキャリア間隔でのスロット持続時間は1/2μmsで与えられる。
【0005】
周波数領域では、システム帯域幅はリソースブロック(RB)に分割され、それぞれが連続する12個のサブキャリアに対応する。RBは、システム帯域幅の一端から順に0から番号が付けられる。基本的なNR物理時間周波数リソースグリッドは図2に示されており、14シンボルスロット内の1つのリソースブロック(RB)のみが示されている。1つのOFDMシンボル区間の1つのOFDMサブキャリアが1つのリソース要素(RE)を形成する。
【0006】
ダウンリンク(DL)PDSCH送信は、スロットごとに動的にスケジューリングされるか、または半永久的にスケジューリング(SPS)される。動的PDSCHスケジューリングは、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)上でダウンリンク制御情報(DCI)を送信することにより実行される。NRでは、DCIフォーマット1_0、DCIフォーマット1_1、DCIフォーマット1_2など、DLのPDSCHスケジューリング用に異なるDCIフォーマットが定義されている。SPSの場合、周期的なPDSCH送信はDCIによってアクティブ化または非アクティブ化される。
【0007】
同様に、アップリンク(UL)PUSCH送信も、PDCCHで搬送されるアップリンクグラントと動的にまたは半永久的にスケジューリングされることがある。PUSCHをスケジューリングするためのDCIフォーマットには、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット0_2がある。
【0008】
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)
NRでは、PUCCHはハイブリッド自動再送要求確認応答(HARQ-ACK)、チャネル状態情報(CSI)、スケジューリング要求(SR)などのアップリンク制御情報(UCI)を送信するために使用される。
【0009】
NRでは5つのPUCCHフォーマット、すなわちPUCCHフォーマット0~4が定義されており、それぞれペイロード容量と持続時間が異なる。WDには複数のPUCCHリソースが構成され、それぞれがPUCCHフォーマットに関連付けられる。
【0010】
空間関係は、PUCCH、PUSCH、またはサウンディング参照信号(SRS)などのULチャネルまたは信号と、CSI参照信号(CSI-RS)、同期信号(SS)、物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)、またはULサウンディング参照信号(SRS)などのDL参照信号(RS)との間の空間関係を指すためにNRで使用される。ULチャネルがDLのRSと空間的に関連している場合、WDはDLのRSを受信するために同じアンテナパターンまたはビームでULチャネルを送信することが期待される。ULチャネルがULのSRSに空間的に関連している場合、WDはULチャネルとSRSに同じアンテナパターンまたはビームを適用することが期待される。
【0011】
WDには最大64個のPUCCH空間関係が構成される。各PUCCHリソースに対して、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)で送信されるコマンドによって、空間関係の1つがアクティブ化または更新される。
【0012】
周波数NRレンジ1(FR1)ではPUCCH空間関係が構成されない場合があることに注意する。その場合、デフォルトの関係が定義されることがある。
【0013】
NRのUL帯域幅部(BWP)のためにWDが構成できるPUCCH空間関係情報要素(IE)が以下に提供される。これは、SSBインデックス、CSI-RSリソースインデックス、およびSRSリソースインデックスのうちの1つと、パスロス参照RSインデックス、P0-PUCCHインデックス、および閉ループインデックスなどのいくつかの電力制御パラメータを含む。
PUCCH-空間関係情報 情報要素
--ASN1START
--TAG-PUCCH-SPATIALRELATIONINFO-START

PUCCH-SpatialRelationInf ・::= SEQUENCE {
pucch-SpatialRelationInfoId ,
servingCellId ServCellIndex OPTIONAL, --Need S
referenceSignal CHOICE {
ssb-Index SSB-Index,
csi-RS-Index NZP-CSI-RS-ResourceId,
srs PUCCH-SRS
},
pucch-PathlossReferenceRS-Id ,
p0-PUCCH-Id ,
closedLoopIndex ENUMERATED { i0, i1 }
}

PUCCH-SpatialRelationInfoExt-r16 ::= SEQUENCE {
pucch-SpatialRelationInfoId-v1610 OPTIONAL, --Cond SetupOnly
pucch-PathlossReferenceRS-Id-v1610 OPTIONAL, --Need R
...
}

PUCCH-SRS ::= SEQUENCE {
resource SRS-ResourceId,
uplinkBWP BWP-Id
}
--TAG-PUCCH-SPATIALRELATIONINFO-STOP
--ASN1STOP
【0014】
周波数2(FR2)におけるULビーム選択を高速化するため、3GPPのNRリリース17では、ULにおける空間関係を置き換える統一的な送信構成インジケータ(TCI)フレームワークが現在議論されている。TCI状態は、NRにおいて、DLソースRSとDLターゲットRSとの間のいわゆる準コロケーション(QCL)特性を示すために使用される。WDが2つの信号があるパラメータ(例えば、ドップラー拡散)に関してQCLであることを知っている場合、WDは一方の信号に基づいてそのパラメータを推定し、他方の信号を受信するためにその推定値を適用することができる。4種類のQCL関係が定義されている:
-タイプA:{ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散};
-タイプB:{ドップラーシフト、ドップラー拡散};
-タイプC:{平均遅延、ドップラーシフト};
-タイプD:{空間Rxパラメータ}。
【0015】
TCI状態は最大2種類のQCL情報を含むことができる。TCI状態のIEを以下に示すが、2つのQCLタイプが示されている場合、そのうちの1つはタイプDのQCLである。
TCI-状態 情報要素
--ASN1START
--TAG-TCI-STATE-START

TCI-State ::= SEQUENCE {
tci-StateId ,
qcl-Type1 QCL-Info,
qcl-Type2 QCL-Inf ・ OPTIONAL, --Need R
...
}

QCL-Inf ・::= SEQUENCE {
cell ServCellIndex OPTIONAL, --Need R
bwp-Id BWP-Id OPTIONAL, --Cond CSI-RS-Indicated
referenceSignal CHOICE {
csi-rs NZP-CSI-RS-ResourceId,
ssb SSB-Index
},
qcl-Type ENUMERATED {typeA, typeB, typeC, typeD},
...
}

--TAG-TCI-STATE-STOP
--ASN1STOP
【0016】
統一されたTCIフレームワークが導入された場合、ULにおける空間関係を示すためにTCI状態が使用されることが想定される。TCI状態は、ULとDLで別々に定義されてもよいし、DLとULの両方で共通のTCI状態が定義されてもよい。
【0017】
NRにおけるPUCCH電力制御
PUCCH電力制御は、WDにおいて適切なPUCCH送信電力レベルを決定するために使用される。一般に、電力制御には、開ループ電力制御と閉ループ電力制御の2つの部分がある。開ループ電力制御は、gNBとWD間の推定ダウンリンクパスロス(PL)、目標受信電力、PUCCHフォーマット、アップリンク制御情報(UCI)ペイロードなどに基づいてアップリンク送信電力を設定するために使用される。
【0018】
閉ループ電力制御は、gNBから受信した送信電力制御(TPC)コマンドに基づく。所定の時間における閉ループ調整は、電力制御調整状態とも呼ばれる。
【0019】
ダウンリンクパスロスはDLのRSに基づいて推定され、WDにおいてDLのRSで測定された送信電力と受信電力の差に等しい。DLのRSはDLパスロス参照RSと呼ばれる。DLパスロス参照RSはCSI-RSまたはSSBである。
【0020】
WDが、インデックスl(l=0,1)を有するPUCCH電力制御調整状態を使用して、プライマリセルc内のキャリアfのアクティブULのBWPbのPUCCHリソースでPUCCHを送信する場合、WDはPUCCH送信機会iのPUCCH送信電力PPUCCH,b,f,c(i,qu,qd,l)を以下のように決定する:
ここでPCMAX,f,c(i)は、3GPP TS38.101-1の第8-1節、3GPP TS38.101-2の第8-2節、および3GPP TS38.101-3の第8-3節で定義されている、PUCCH送信機会iにおけるプライマリセルcのキャリアfに対して構成されるWD最大出力電力である。Popen-loop,b,f,c(i,qu,qd)は開ループ電力調整であり、次式で与えられる:
ここで、
・PO_PUCCH,b,f,c(qu)=PO_NOMINAL_PUCCH+PO_UE_PUCCH(qu)は、dBmでの公称目標受信電力である。
・PO_NOMINAL_PUCCHはセル固有の成分であり、PO_UE_PUCCH(qu)はWD固有の成分である。PO_NOMINAL_PUCCHは上位レイヤーのパラメータp0-nominalによって提供される、または、p0-nominalが構成されていない場合はPO_NOMINAL_PUCCH=0である。
O_UE_PUCCH(qu)は、プライマリセルcのキャリアfのアクティブULのBWPbに対するインデックスquを有するP0-PUCCHの上位レイヤパラメータp0-PUCCH-Valueによって提供され、ここで、0≦qu<Quであり、Quは、上位レイヤパラメータmaxNrofPUCCH-P0-perSetによって提供されるP0-PUCCHのセットのサイズである。P0-PUCCHのセットは、以下のPUCCH電力制御情報要素に示されるように、上位レイヤパラメータp0-Setによって提供される:
・p0-Setが構成されていない場合、PO_UE_PUCCH(qu)=0;
・PRB(i)は、送信機会iに占有されるRB数に関連する電力調整である;
・PLb,f,c(qd)は、プライマリセルcのキャリアfのアクティブDLのBWPbに対するインデックスqdを有するPUCCHパスロス参照RSを用いてWDが推定した、dBでのパスロスである;
・ΔF_PUCCH(F)は、PUCCHフォーマットに依存する電力調整である;
・ΔTF,b,f,c(i)は、プライマリセルcのキャリアfのアクティブULのBWPb上のPUCCHリソースに関連する電力調整である。
【0021】
Pclosed-loop(i,l)は、閉ループの電力調整であり、次式で与えられる:
ここで、
・gb,f,c(i,l)は、PUCCH送信機会iにおけるプライマリセルcのキャリアfのアクティブULのBWPbに対するインデックスlを有するPUCCH電力制御調整状態である;
・δPUCCH,b,f,c(i,l)は、WDがPUCCH送信のために検出するプライマリセルcのキャリアfのアクティブULのBWPbに対するPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマット1_0、1_1または1_2)に含まれるTPCコマンド値、または、3GPP TS36.212の第11.3項に従って、TPC-PUCCH-RNTIによってCRCスクランブルされたDCIフォーマット2_2において、他のTPCコマンドと共同でコード化される。
・Σm=0 MδPUCCH,b,f,c(i,m)は、インデックスlを有するPUCCH電力制御調整状態に対するプライマリセルcのキャリアfのアクティブULのBWPb上の、PUCCH送信機会i-i0より前のKPUCCH(i-i0)-1個のシンボルとPUCCH送信機会iより前のKPUCCH(i)個のシンボルとの間にWDが受信したTPCコマンド値の合計であり、ここで、i0>0は、PUCCH送信機会i-i0より前のKPUCCH(i-i0)-1個のシンボルがPUCCH送信機会iより前のKPUCCH(i)個のシンボルより早くなる最小の整数である。PUCCH送信がWDによるDCIフォーマットの検出に応答するものである場合、KPUCCH(i)は、対応するPDCCH受信の最後のシンボルの後かつPUCCH送信の最初のシンボルの前のシンボル数である。それ以外の場合、KPUCCH(i)=k2,min・Nsymb slotであり、ここで、k2,minは、PDCCHとそのスケジュールされたPUSCHとの間に構成される最小スロット数であり、Nsymb slotはスロット内のシンボル数である。
【0022】
閉ループインデックスl、PUCCHパスロス参照RSインデックスqdおよびP0-PUCCHインデックスquは、PUCCHリソースに対してアクティブ化された、上記のIEに示されるようなPUCCH空間関係で構成される。
【0023】
WDが2つのPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはPUCCH-SpatialRelationInfoを提供しない場合、l=0である。
【0024】
WDがPUCCH-SpatialRelationInfoを提供されていない場合、WDはp0-PUCCH-Id値がp0-Setの最小p0-PUCCH-Id値に等しいP0-PUCCHからp0-PUCCH-Value値を取得する。
【0025】
WDがPUCCH-SpatialRelationInfoを提供されていないが、PUCCHパスロスRSのセットが構成されている場合、リストの最初のエントリ(すなわち、インデックス=0)のPUCCHパスロス参照RSを使用してもよい。
【0026】
PUCCHパスロス参照RSおよびPUCCH-SpatialRelationInfoの両方が構成されていないが、WDがenableDefaultBeamPlForPUCCHで構成されている場合、パスロス参照RSは、プライマリセルのアクティブなDLのBWPで最もインデックスが小さい制御リソースセット(CORESET)のTCI状態の「QCL-TypeD」を持つ周期的なRSリソースである。
【0027】
WDがpathlossReferenceRSを提供されていない場合、パスロス参照RSは、WDがマスター情報ブロック(MIB)を取得するために使用するものと同じSSBインデックスを持つSS/PBCHブロックであってもよい。
【0028】
PUCCH電力制御関連パラメータは、以下に示すPUCCH-PowerControl情報要素でWDに通知される。
PUCCH-電力制御 情報要素
--ASN1START
--TAG-PUCCH-POWERCONTROL-START
PUCCH-PowerControl ::= SEQUENCE {
deltaF-PUCCH-f0 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f1 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f2 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f3 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f4 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
p0-Set SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-P0-PerSet)) OF P0-PUCCH OPTIONAL, --Need M
pathlossReferenceRSs SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-PathlossReferenceRSs)) OF PUCCH-PathlossReferenceRS OPTIONAL, --Need M
twoPUCCH-PC-AdjustmentStates ENUMERATED {twoStates} OPTIONAL, --Need S
...,
[[
pathlossReferenceRSs-v1610 SetupRelease { PathlossReferenceRSs-v1610 } OPTIONAL --Need M
]]
}

P0-PUCCH ::= SEQUENCE {
p0-PUCCH-Id ,
p0-PUCCH-Value INTEGER (-16..15)
}

P0-PUCCH-Id ::= INTEGER (1..8)

PathlossReferenceRSs-v1610 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-PathlossReferenceRSsDiff-r16)) OF PUCCH-PathlossReferenceRS-r16

PUCCH-PathlossReferenceRS ::= SEQUENCE {
pucch-PathlossReferenceRS-Id ,
referenceSignal CHOICE {
ssb-Index SSB-Index,
csi-RS-Index NZP-CSI-RS-ResourceId
}
}

PUCCH-PathlossReferenceRS-r16 ::= SEQUENCE {
pucch-PathlossReferenceRS-Id-r16 PUCCH-PathlossReferenceRS-Id-v1610,
referenceSignal-r16 CHOICE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
csi-RS-Index-r16 NZP-CSI-RS-ResourceId
}
}

--TAG-PUCCH-POWERCONTROL-STOP
--ASN1STOP
【0029】
複数の送信点(TRP)へのUL送信
3GPPのNRリリース17では、異なる時間に異なるTRPに向けてPUCCHを送信すること、または複数のTRPにPUCCHを反復送信することによって、複数のTRPによるULエンハンスメントを導入することが検討されている。例を図3に示す。
【0030】
NRの3GPPリリース17(3GPPリリース17)では、2つのTRPへのPUSCH反復のために、「コードブック(codebook)」または「非コードブック(non-codebook)」に設定された2つのSRSリソースセットが導入されると考えられている。2つのTRPへの伝搬チャネルはかなり異なる可能性があるため、3GPPのRAN1では、FR1の複数のTRPへのPUCCH反復に対して、2セットの電力制御パラメータが使用され、各セットはp0、パスロス参照RS_ID、および閉ループインデックスの専用値を持つことが考慮されている。関連する考察を以下に示す:
「FR1におけるマルチTRPのPUCCH方式のTRPごとの電力制御をサポートするために:
・電力制御パラメータは2セット使用され、各セットにはp0、パスロスRS_ID、閉ループインデックスの専用値が設定される;
・今後の検討課題(FFS):PUCCHリソースを2つの電力制御パラメータの一方または両方にリンクさせる方法の詳細。
・FFS:PUCCHリソースグループを電力制御パラメータセットにリンクできるかどうか。」
【発明の概要】
【0031】
いくつかの実施形態は、複数のTRPに向けたPUCCH電力制御のための方法、システム、および装置を有利に提供する。
【0032】
一実施形態では、ネットワークノードは、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信するように構成され、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットとの間の関連を示す;オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでWDからPUCCH送信を受信し、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む。
【0033】
一実施形態では、無線デバイス(WD)は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素CEを受信するように構成され、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットとの間の関連付けを示す;オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでPUCCH送信を送信し、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む。
【0034】
一態様によれば、ネットワークノードにおける方法は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストをWDに構成する工程を含む。プロセスはまた、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットのリストから少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブにするために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信することを含む。
【0035】
この態様によれば、いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを含む。いくつかの実施形態において、本方法はまた、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復を有するWDを構成することを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータの1セットおよび2セットのうちの1セットがアクティブ化されているか否かを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットのPUCCH電力制御パラメータの2セットの各々の専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを含む。
【0036】
別の態様によれば、無線デバイスと通信するように構成されたネットワークノードは以下を含む:少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用可能な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストをWDに構成するように構成された処理回路と、処理回路と通信し、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットのリストから少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、WDに媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を送信するように構成された無線インタフェース。
【0037】
この態様によれば、いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを含む。いくつかの実施形態において、処理回路は、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復を有するWDを構成するように構成される。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、1セットおよび2セットのPUCCH電力制御パラメータのうちの1セットがアクティブ化されているか否かを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれの専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを含む。
【0038】
さらに別の態様によれば、無線デバイスにおける方法は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信することを含む。プロセスはまた、リスト内の少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定することを含む。
【0039】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを含む。いくつかの実施形態において、本方法はまた、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復でWD(22)を構成することを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するようにさらに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、1セットおよび2セットのPUCCH電力制御パラメータのうちの1セットがアクティブ化されているかどうかを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれの専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを含む。
【0040】
別の態様によれば、ネットワークノードと通信するように構成された無線デバイスであって、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用される、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信するように構成された無線インタフェースと、無線インタフェースと通信し、リスト内の少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定するように構成された処理回路と、を含む。
【0041】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを備える。いくつかの実施形態において、処理回路はまた、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復を有するWDを構成するように構成される。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するようにさらに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、1セットおよび2セットのPUCCH電力制御パラメータのうちの1セットがアクティブ化されているかどうかを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれの専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを含む。
【図面の簡単な説明】
【0042】
本実施形態、ならびにそれに付随する利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面と併せて考慮される場合、以下の詳細な説明を参照することにより、より容易に理解されるであろう:
【0043】
図1】サブキャリア間隔15kHzのNR時間領域構造の一例を示す図である。
図2】NR物理リソースグリッドの例を示している。
図3】複数のTRPに向けたPUCCH反復の例を示す図である。
図4】本開示の原理に従って、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信システムを示すネットワークアーキテクチャの一例の概略図である。
図5】本開示のいくつかの実施形態による、少なくとも部分的に無線接続を介してネットワークノードを介して無線デバイスと通信するホストコンピュータのブロック図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスでクライアントアプリケーションを実行するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード、および無線デバイスを含む通信システムで実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
図7】本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスでユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード、および無線デバイスを含む通信システムで実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
図8】本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータで無線デバイスからユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード、および無線デバイスを含む通信システムで実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
図9】本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータでユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード、および無線デバイスを含む通信システムで実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
図10】本開示のいくつかの実施形態によるネットワークノードにおける例示的なプロセスのフローチャートである。
図11】本開示のいくつかの実施形態による無線デバイスにおける例示的なプロセスのフローチャートである。
図12】本明細書で規定する原則に従った、ネットワークノードにおけるプロセス例のフローチャートである。
図13】本明細書に記載された原則に従ったWDにおけるプロセス例のフローチャートである。
図14】本開示のいくつかの実施形態による、複数のTRPに向けたPUCCH反復の例を示す図である。
図15】本開示のいくつかの実施形態による、PUCCH電力制御パラメータセットをアクティブ化/更新するためのMAC_CEの例を示す図である。
図16】本開示のいくつかの実施形態による、PUCCH電力制御パラメータセットをアクティブ化/更新するためのMAC_CEの例を示す図である。
図17】本開示のいくつかの実施形態による、PUCCH電力制御パラメータセットをアクティブ化/更新するためのMAC_CEの例を示す図である。
図18】本開示のいくつかの実施形態による、PUCCH空間関係を更新するためのMAC_CEの例を示す図である。
図19】本開示のいくつかの実施形態に従って、空間関係または電力制御セットのいずれかをアクティブ化/更新するための、変更されたMAC_CEの例を示す。
図20】本開示の一実施形態によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0044】
NRの3GPPリリース15/16(3GPPリリース15/16)では、PUCCH空間関係はFR1で構成されないことがあり、WDは、閉ループインデックスがl=0のP0-PUCCH、最小のp0-PUCCH-Id値を持つp0-SetのP0-PUCCH、およびインデックス=0のPUCCHパスロス参照RSを仮定することができる。複数のTRPに対するPUCCH反復と、FR1で構成された2セットの電力制御パラメータの場合、PUCCHリソースを2セットのうちの1つにどのようにリンクするかは未解決の問題である。
【0045】
いくつかの実施形態は、例えば、PUCCH空間関係が構成されていない場合、典型的にはFR1において、PUCCH電力制御パラメータの2つ(またはそれ以上)のセットのうちの1つにPUCCHリソースをリンクおよび/または関連付けるための構成を含み得る。いくつかの実施形態では、PUCCH電力制御パラメータの2つのセットは、各セットがセットインデックス値によって識別されるように明示的に構成されてもよい。各PUCCHリソースは、PUCCH電力制御パラメータのセットのうちの1つ、または両方のセットを使用して、MAC_CEでアクティブ化/更新される場合がある。
【0046】
いくつかの実施形態では、複数のTRPに向けたPUCCH反復であって、PUCCH空間関係が構成されていない場合、2セット(またはそれ以上)のPUCCH電力制御パラメータが、それぞれ設定インデックス、またはより詳細には設定インデックス値で明示的に(例えば、PUCCH電力制御IEにおいて)構成される。いくつかの実施形態では、各PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)に対して、PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)をPUCCH電力制御パラメータの2つのセットのうちの1つまたは両方にリンクするためにMAC_CEが使用される。
【0047】
一実施形態では、MAC_CEは、2ビットのBWPフィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のオクテットの第1の予約ビット、7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールド、および第2のオクテットの第2の予約ビット、および第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータの各々に対する1ビットの専用フィールドのうちの1つまたは複数から構成される。セットは、対応するフィールドが1に設定されている場合、PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)に対してアクティブ化され(またはリンクされ、または関連付けられ)、対応するフィールドが0に設定されている場合、非アクティブ化される(またはリンクが解除され、または関連付けが解除される)。
【0048】
別の実施形態では、上記は最初の予約ビットが1に設定されている場合にのみ適用される。そうでない場合、2セットの電力制御パラメータのフィールドは無視される。
【0049】
代替的に、または追加的に、第2の予約ビットは、第3のオクテットが存在するかどうかを示すために使用される。第3オクテットが存在しない場合(例えば、第2予約ビットが0に設定されている場合)、第1予約ビットが1(または0)に設定されると、2つのセットの両方がアクティブになる(または非アクティブになる)。
【0050】
さらに別の実施形態では、MAC_CEは、2ビットのBWPフィールドと、5ビットのサービングセルIDフィールドと、第1のオクテット内の1ビットの第1のセットインジケータフィールドと、7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテット内の1ビットの第2のセットインジケータフィールドとのうちの1つ以上から構成される。第1のセットインジケータフィールドが1に設定されている場合、PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)は2つのセットの両方でアクティブ化され、第2のビットフィールドは無視される。第1のビットフィールドが0に設定された場合、第2のビットフィールドは、PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)の2つのセットのうちの1つをアクティブにするために使用される。
【0051】
いくつかの実施形態では、2つのセットの両方がPUCCHリソースに対してアクティブ化される場合、PUCCHリソースでスケジュールされたPUCCH送信は、異なる時間に2つ以上のTRPに向かって繰り返され、例えば、第1のセットは第1のTRPへのPUCCH送信機会に適用され、第2のセットは第2のTRPへのPUCCH送信機会に適用される。
【0052】
いくつかの実施形態は、特にPUCCH空間関係が構成されていない場合、異なるTRPに対するTRPごとのPUCCH電力制御を可能にすることができる。
【0053】
例示的な実施形態を詳細に説明する前に、実施形態は主に、複数のTRPに向けたPUCCH電力制御に関連する装置構成要素および処理ステップの組み合わせに存在することに留意されたい。従って、構成要素は、本明細書の説明の利点を有する当業者には容易に明らかであろう詳細によって開示が不明瞭にならないように、実施形態の理解に関連する特定の詳細のみを示す従来の記号によって、図面において必要に応じて表されている。同様の番号は、本明細書全体を通して同様の要素を指す。
【0054】
本明細書で使用される場合、「第1」および「第2」、「上」および「下」などの関係用語は、1つの実体または要素を別の実体または要素から区別するためにのみ使用され、そのような実体または要素間の物理的または論理的な関係または順序を必ずしも必要とせず、または示唆することもない。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のみのためのものであり、本明細書で説明される概念を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈上明らかにそうでないことが示されない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される場合、用語「comprises」、「comprising」、「includes」、および/または「including」は、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されるであろう。
【0055】
本明細書に記載される実施形態において、「~と通信中」などの接合用語は、電気的またはデータ通信を示すために使用され得、これは、例えば、物理的接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリング、または光シグナリングによって達成され得る。当業者であれば、複数のコンポーネントが相互動作し、電気通信およびデータ通信を実現するための修正および変形が可能であることを理解するであろう。
【0056】
本明細書で説明するいくつかの実施形態では、「結合」、「接続」などの用語は、必ずしも直接的ではないが、接続を示すために本明細書で使用される場合があり、有線接続および/または無線接続を含む場合がある。
【0057】
本明細書で使用する「ネットワークノード」という用語は、基地局(BS)、無線基地局、基地送受信機局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB(gNB)、進化型ノードB(eNBまたはeNodeB)、ノードB、MSRのBSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、統合アクセス/バックホール(IAB)ノード、中継ノード、中継を制御するドナーノード、無線アクセスポイント(AP)、送信点、送信ノード、リモート無線ユニット(RRU)リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(例えば、モバイル管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、調整ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(サードパーティノード、現在のネットワークの外部のノードなど)、分散アンテナシステム(DAS)のノード、スペクトラムアクセスシステム(SAS)ノード、要素管理システム(EMS)など。また、ネットワークノードは試験装置を構成することもある。本明細書で使用される「無線ノード」という用語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を示すためにも使用され得る。
【0058】
いくつかの実施形態では、非限定的な用語である無線デバイス(WD)またはユーザ装置(UE)は、互換的に使用される。本明細書におけるWDは、無線デバイス(WD)のように、無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信可能な任意のタイプの無線デバイスであり得る。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイス間通信(D2D)WD、マシン型WDまたはマシン間通信(M2M)が可能なWD、低コストおよび/または低複雑度のWD、WDを備えるセンサ、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、CPE(顧客構内装置)、モノのインターネット(IoT)デバイス、または狭帯域IoT(NB-IoT)デバイスなどであってもよい。
【0059】
また、いくつかの実施形態では、一般的な用語「無線ネットワークノード」が使用される。これは、基地局、無線基地局、基地送受信機局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置、RNC、進化型ノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、IABノード、中継ノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、遠隔無線ユニット(RRU)遠隔無線ヘッド(RRH)のいずれかを構成し得る任意の種類の無線ネットワークノードであり得る。
【0060】
本明細書における説明は、ダウンリンク(DL)通信およびアップリンク(UL)通信のうちの一方の文脈で説明されることがあるとしても、開示される基本原理は、DL通信およびUL通信のうちの他方の文脈にも適用可能であることが理解されるべきである。本開示におけるいくつかの実施形態では、原理は送信機および受信機に適用可能であると考えられる。DL通信では、ネットワークノードが送信機であり、受信機がWDである。UL通信の場合、送信機はWDであり、受信機はネットワークノードである。
【0061】
本明細書では、PUCCHチャネルの文脈で説明することがあるが、原理は、例えばPUSCHなどの他のチャネルにも適用可能であることを理解されたい。
【0062】
本明細書で使用される「シグナリング」という用語は、上位レイヤのシグナリング(例えば、無線リソース制御(RRC)などを介する)、下位レイヤのシグナリング(例えば、物理制御チャネルまたはブロードキャストチャネルを介する)、またはそれらの組み合わせのいずれかを含むことができる。シグナリングは、暗黙的であっても明示的であってもよい。シグナリングはさらに、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストであってもよい。また、シグナリングは、他のノードに直接、または第3のノードを介して行われることもある。
【0063】
シグナリングは一般に、1つ以上のシンボルおよび/または信号および/またはメッセージから構成される。信号は、1つまたは複数のビットから構成されるか、または表すことができる。指示は、シグナリングを表し、及び/又は信号として、又は複数の信号として実装されることがある。1つまたは複数の信号がメッセージに含まれ、および/またはメッセージによって表されることがある。シグナリング、特に制御シグナリングは、複数の信号及び/又はメッセージから構成されてもよく、これらの信号は、異なるキャリア上で送信されてもよく、及び/又は異なるシグナリングプロセスに関連してもよく、例えば、1つ又は複数のそのようなプロセス及び/又は対応する情報を表し、及び/又は関連する。指示は、シグナリング、および/または複数の信号および/またはメッセージ、および/またはその中に構成されてもよく、これらは、異なるキャリア上で送信されてもよく、および/または異なる確認応答シグナリングプロセスに関連付けられてもよく、例えば、1つまたは複数のそのようなプロセスを表す、および/またはそのようなプロセスに関連する。チャネルに関連するシグナリングは、そのチャネルのためのシグナリングおよび/または情報を表すように、および/またはシグナリングが送信機および/または受信機によってそのチャネルに属すると解釈されるように、送信されてもよい。このようなシグナリングは、一般に、チャネルの送信パラメータおよび/またはフォーマットに準拠することがある。
【0064】
指示(インジケーション)は一般に、明示的及び/又は暗黙的に、それが表す及び/又は示す情報を示すことができる。暗黙的な指示は、例えば、送信に使用される位置及び/又はリソースに少なくとも部分的に基づくことができる。明示的な指示は、例えば、1つ以上のパラメータを有するパラメトリゼーション、及び/又は、テーブルに対応する1つ以上のインデックス又はインデックス、及び/又は、情報を表す1つ以上のビットパターンに少なくとも部分的に基づいてもよい。
【0065】
無線ノード、特に端末又はWD(例えば、WD)を構成することは、無線ノードが構成に従って動作するように適合され、又は引き起こされ、又は設定され、及び/又は指示されることを指す場合がある。構成は、別の装置、例えばネットワークノード(例えばネットワークノード)(例えば基地局またはgNB)またはネットワークによって行われてもよく、その場合、構成されるべき無線ノードに構成データを送信することから構成されてもよい。このような構成データは、構成されるべき構成を表し、および/または構成、例えば、割り当てられたリソース(特に周波数リソース)上で送信および/または受信するための構成に関連する1つまたは複数の命令を構成することができる。無線ノードは、例えば、ネットワークまたはネットワークノードから受信した構成データに基づいて、それ自体を構成することができる。ネットワークノードは、構成のためにその回路/機器を利用する、および/または利用するように適合させることができる。割り当て情報は構成データの一形態と見なすことができる。構成データは、構成情報、および/または1つまたは複数の対応する表示および/またはメッセージ/またはによって構成され、および/または表され得る。
【0066】
一般に、構成することは、構成を表す構成データを決定すること、およびそれを1つまたは複数の他のノードに(並列に、および/または順次に)提供すること、例えば送信することを含み得、これらのノードはそれをさらに無線ノード(または別のノードに、無線デバイスに到達するまで繰り返され得る)に送信し得る。代替的に、または追加的に、例えばネットワークノードまたは他のデバイスによって無線ノードを構成することは、例えばネットワークの上位ノードであってもよいネットワークノードのような他のノードから、構成データおよび/または構成データに関連するデータを受信すること、および/または受信した構成データを無線ノードに送信することを含んでもよい。したがって、構成の決定および無線ノードへの構成データの送信は、異なるネットワークノードまたはエンティティによって実行されてもよく、これらのノードは、適切なインタフェース(例えば、LTEの場合のX2インタフェースまたはNRのための対応するインタフェース)を介して通信することができる。端末(例えば、WD)を構成することは、端末のためのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信、例えば、ダウンリンクデータおよび/またはダウンリンク制御シグナリングおよび/またはDCIおよび/またはアップリンク制御もしくはデータもしくは通信シグナリング、特に確認応答シグナリングをスケジューリングすること、および/またはリソースおよび/またはリソースプールを構成することを含んでよい。特に、端末(例えば、WD)を構成することは、本開示の実施形態に従って、特定のサブフレームまたは無線リソース上で特定の測定を実行し、そのような測定を報告するようにWDを構成することを含み得る。
【0067】
ダウンリンクでの送信は、ネットワークまたはネットワークノードから端末への送信に関係する場合がある。端末はWDまたはUEと見なされる場合がある。アップリンクでの送信は、端末からネットワークまたはネットワークノードへの送信に関係する場合がある。サイドリンクでの送信は、ある端末から別の端末への(直接の)送信に関係するかもしれない。アップリンク、ダウンリンクおよびサイドリンク(例えば、サイドリンク送信および受信)は、通信方向と見なされる場合がある。いくつかの変形例では、アップリンク及びダウンリンクは、ネットワークノード間の無線通信、例えば、無線バックホール及び/又は中継通信及び/又は(無線)ネットワーク通信、例えば、基地局又は同様のネットワークノード間の通信、特に、そのような通信で終端する通信を記述するためにも使用され得る。バックホール及び/又は中継通信及び/又はネットワーク通信は、サイドリンク通信又はアップリンク通信の形態又はそれに類似する形態として実施されると考えられる。
【0068】
本明細書で使用される時間または時間リソースという用語は、時間の長さで表される任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースに対応し得る。時間リソースの例は、シンボル、タイムスロット、サブスロット、サブフレーム、無線フレーム、TTI、インターリーブ時間などである。本明細書で使用される場合、いくつかの実施形態では、「サブフレーム」、「スロット」、「サブスロット」、「サブフレーム/スロット」、および「時間リソース」という用語は、互換的に使用され、時間リソースおよび/または時間リソース番号を示すことを意図する。
【0069】
セルとは、一般に、ノードによって提供される、例えば、セルラ通信網または移動通信網の通信セルである。サービングセルは、ネットワークノード(セルを提供するノードまたはセルに関連するノード、例えば、基地局またはgNodeB)がデータ(ブロードキャストデータ以外のデータであってもよい)をユーザ機器(特に、制御データおよび/またはユーザデータまたはペイロードデータ)に送信する、および/または送信する可能性がある、および/またはユーザ機器がノードにデータを送信する、および/または送信する可能性があるセルであってもよく、サービングセルは、ユーザ機器が構成されている、および/または同期されている、および/またはアクセス手順(例えば、ノードおよび/またはユーザ機器および/またはネットワークがLTEまたはNR標準に従っている場合、サービングセルは、ユーザ機器が設定され、および/または同期され、および/またはアクセス手順(例えば、ランダムアクセス手順)を実行し、および/またはRRC_connectedまたはRRC_idle状態にあるセルである。セルには、1つまたは複数のキャリア(例えば、アップリンクキャリアおよび/またはダウンリンクキャリア/またはアップリンクおよびダウンリンクの両方のキャリア)が関連付けられることがある。
【0070】
セルラー通信では、少なくとも1つのアップリンク(UL)接続及び/又はチャネル及び/又はキャリアと、少なくとも1つのダウンリンク(DL)接続及び/又はチャネル及び/又はキャリアとが、例えば、セルを介して及び/又は定義するように提供されると考えられ、これらはネットワークノード、特に基地局又はgNodeBによって提供され得る。アップリンク方向は、端末からネットワークノード、例えば基地局および/または中継局へのデータ転送方向を指す場合がある。ダウンリンク方向は、ネットワークノード、例えば、基地局および/または中継ノードから端末へのデータ転送方向を指す場合がある。ULおよびDLは、異なる周波数リソース、例えば、キャリアおよび/またはスペクトル帯域に関連付けられてもよい。セルは、少なくとも1つのアップリンクキャリアと少なくとも1つのダウンリンクキャリアから構成される場合があり、これらは異なる周波数帯域を有する場合がある。ネットワークノード、例えば基地局またはgNodeBは、1つまたは複数のセル、例えばPCセルおよび/またはLAセルを提供および/または定義および/または制御するように適合され得る。
【0071】
本開示の文脈における定義済みとは、関連する情報が、例えば規格で定義されていること、および/または、ネットワークまたはネットワークノードから特定の構成なしに利用可能であること、例えば、構成されることとは無関係にメモリに格納されていることを指す場合がある。構成済みまたは構成可能は、対応する情報が、例えばネットワークまたはネットワークノードによって設定/構成されることに関係すると考えられる。
【0072】
本開示では、例えば3GPPのLTEおよび/またはニューラジオ(NR)など、ある特定の無線システムからの用語が使用されることがあるが、これは、本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではないことに留意されたい。広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用性(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および移動通信のためのグローバルシステム(GSM)を含むがこれらに限定されない他の無線システムも、本開示内でカバーされるアイデアを利用することによって利益を得ることができる。
【0073】
さらに、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるとして本明細書で説明される機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードに分散され得ることに留意されたい。言い換えると、本明細書で説明するネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には、複数の物理デバイスに分散され得ることが企図される。
【0074】
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示が属する技術分野における当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。さらに、本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈における意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、本明細書で明示的にそのように定義されない限り、理想化された意味または過度に形式的な意味で解釈されないことが理解されるであろう。
【0075】
いくつかの実施形態は、複数のTRPに向けたPUCCH電力制御のための配置を提供する。同様の要素が同様の参照数字によって参照される図面の図を再び参照すると、図4には、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク12と、コアネットワーク14とから構成される、LTEおよび/またはNR(5G)などの規格をサポートし得る3GPPタイプのセルラーネットワークなどの、実施形態による通信システム10の概略図が示されている。アクセスネットワーク12は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数のネットワークノード16a、16b、16c(ネットワークノード16と総称する)から構成され、それぞれが対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(カバレッジエリア18と総称する)を定義する。各ネットワークノード16a、16b、16cは、有線または無線接続20を介してコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18aに位置する第1の無線デバイス(WD)22aは、対応するネットワークノード16aに無線で接続するか、または対応するネットワークノード16aによってページングされるように構成される。カバレッジエリア18bにある第2のWD22bは、対応するネットワークノード16bに無線接続可能である。この例では複数のWD22a、22b(無線デバイス22と総称される)が図示されているが、開示された実施形態は、唯一のWDがカバーエリア内にある状況、または唯一のWDが対応するネットワークノード16に接続する状況にも同様に適用可能である。便宜上、2つのWD22及び3つのネットワークノード16のみが示されているが、通信システムは、より多くのWD22及びネットワークノード16を含んでもよいことに留意されたい。ネットワークノード16は、本明細書ではTRP16とも呼ばれる。
【0076】
また、WD22は、同時に通信可能であり、及び/又は、複数のネットワークノード16及び複数の種類のネットワークノード16と別々に通信するように構成され得ることが企図される。例えば、WD22は、LTEをサポートするネットワークノード16と、NRをサポートする同じまたは異なるネットワークノード16とのデュアルコネクティビティを有することができる。一例として、WD22は、LTE/E-UTRAN用のeNBおよびNR/NG-RAN用のgNBと通信することができる。
【0077】
通信システム10は、それ自体がホストコンピュータ24に接続されてもよく、このホストコンピュータ24は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバ、またはサーバファーム内の処理リソースとして、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで具現化されてもよい。ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダの所有権または管理下にある場合もあり、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって運営される場合もある。通信システム10とホストコンピュータ24との間の接続26、28は、コアネットワーク14からホストコンピュータ24に直接延びていてもよいし、オプションの中間ネットワーク30を介して延びていてもよい。中間ネットワーク30は、パブリック、プライベート、またはホストされたネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組み合わせであってよい。中間ネットワーク30は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。いくつかの実施形態では、中間ネットワーク30は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)から構成されてもよい。
【0078】
図4の通信システムは、全体として、接続されたWD22a、22bのいずれかとホストコンピュータ24との間の接続を可能にする。この接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続と表現することができる。ホストコンピュータ24および接続されたWD22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30、および可能な更なるインフラストラクチャ(図示せず)を仲介として使用して、OTT接続を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続は、OTT接続が通過する参加通信デバイスの少なくとも一部がアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、透過的であり得る。例えば、ネットワークノード16は、接続されたWD22aに転送される(例えば、引き渡される)ホストコンピュータ24から発信されるデータを有する着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされていないか、または知られる必要がない場合がある。同様に、ネットワークノード16は、WD22aからホストコンピュータ24に向けて発信される発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0079】
ネットワークノード16は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストをWDに構成するように構成された構成ユニット32を含むように構成される。
【0080】
無線デバイス22は、リスト内の少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定するように構成された電力制御ユニット34を含むように構成される。
【0081】
次に、前の段落で説明したWD22、ネットワークノード16およびホストコンピュータ24の、実施形態に従った実装例を、図5を参照して説明する。通信システム10において、ホストコンピュータ24は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続を設定および維持するように構成された通信インタフェース40を含むハードウェア(HW)38を備える。ホストコンピュータ24は、記憶及び/又は処理能力を有することができる処理回路42を更に備える。処理回路42は、プロセッサ44およびメモリ46を含んでもよい。特に、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路42は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を含んでもよい。プロセッサ44は、メモリ46にアクセス(例えば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成されてもよく、このメモリ46は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、例えば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(リードオンリーメモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ)から構成されてもよい。
【0082】
処理回路42は、本明細書で説明する方法および/またはプロセスのいずれかを制御し、および/またはそのような方法、および/またはプロセスを、例えばホストコンピュータ24に実行させるように構成することができる。プロセッサ44は、本明細書で説明するホストコンピュータ24の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ44に対応する。ホストコンピュータ24は、データ、プログラムソフトウェアコードおよび/または本明細書に記載される他の情報を記憶するように構成されるメモリ46を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア48および/またはホストアプリケーション50は、プロセッサ44および/または処理回路42によって実行されると、プロセッサ44および/または処理回路42に、ホストコンピュータ24に関して本明細書で説明する処理を実行させる命令を含むことができる。命令は、ホストコンピュータ24に関連するソフトウェアであってもよい。
【0083】
ソフトウェア48は、処理回路42によって実行可能であってもよい。ソフトウェア48はホストアプリケーション50を含む。ホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して接続するWD22などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション50は、OTT接続52を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。「ユーザデータ」は、説明された機能を実装するものとして本明細書で説明されるデータおよび情報であってよい。一実施形態では、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダに制御および機能性を提供するように構成されてもよく、サービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって操作されてもよい。ホストコンピュータ24の処理回路42は、ホストコンピュータ24がネットワークノード16および/または無線デバイス22を観察、監視、制御、送信および/または受信することを可能にすることができる。ホストコンピュータ24の処理回路42は、サービスプロバイダがネットワークノード16および/または無線デバイス22を観察し、監視し、制御し、ネットワークノード16および/または無線デバイス22へ送信し、および/またはネットワークノード16および/または無線デバイス22から受信することを可能にするように構成された監視ユニット54を含むことができる。
【0084】
通信システム10はさらに、通信システム10に設けられ、ホストコンピュータ24及びWD22との通信を可能にするハードウェア58を含むネットワークノード16を含む。ハードウェア58は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続を設定および維持するための通信インタフェース60と、ネットワークノード16が提供するカバレッジエリア18内に位置するWD22との少なくとも無線接続64を設定および維持するための無線インタフェース62と、を含むことができる。無線インタフェース62は、例えば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRF送受信機として形成されてもよく、またはこれらを含んでもよい。通信インタフェース60は、ホストコンピュータ24への接続66を容易にするように構成されてもよい。接続66は、直接であってもよいし、通信システム10のコアネットワーク14を通過してもよいし、通信システム10の外部の1つ以上の中間ネットワーク30を通過してもよい。
【0085】
図示の実施形態では、ネットワークノード16のハードウェア58は、処理回路68をさらに含む。処理回路68は、プロセッサ70およびメモリ72を含んでもよい。特に、中央処理装置のようなプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路68は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を含んでもよい。プロセッサ70は、メモリ72にアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、このメモリ72は、任意の種類の揮発性及び/又は不揮発性メモリ、例えば、キャッシュ及び/又はバッファメモリ及び/又はRAM(ランダムアクセスメモリ)及び/又はROM(リードオンリーメモリ)及び/又は光メモリ及び/又はEPROM(消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ)から構成されてもよい。
【0086】
したがって、ネットワークノード16は、例えばメモリ72に内部に格納された、または外部接続を介してネットワークノード16によってアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に格納されたソフトウェア74をさらに有する。ソフトウェア74は、処理回路68によって実行可能であってもよい。処理回路68は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれかを制御し、および/またはそのような方法、および/またはプロセスを、例えばネットワークノード16によって実行させるように構成され得る。プロセッサ70は、本明細書で説明するネットワークノード16の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ70に対応する。メモリ72は、データ、プログラムソフトウェアコード、および/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア74は、プロセッサ70および/または処理回路68によって実行されると、プロセッサ70および/または処理回路68に、ネットワークノード16に関して本明細書で説明する処理を実行させる命令を含むことができる。例えば、ネットワークノード16の処理回路68は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよびPUCCHリソースの少なくとも1つのグループのうちの少なくとも1つに適用可能な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストをWDに構成するように構成される構成ユニット32を含み得る。いくつかの実施形態では、構成ユニット32は、他の図と同様に図10を参照して議論される方法など、本明細書で議論されるネットワークノード方法を実行するように構成される。
【0087】
通信システム10は、既に言及したWD22をさらに含む。WD22は、WD22が現在位置するカバレッジエリア18を提供するネットワークノード16との無線接続64を設定し維持するように構成された無線インタフェース82を含むハードウェア80を有することができる。無線インタフェース82は、例えば、1つ以上のRF送信機、1つ以上のRF受信機、および/または1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、またはそれを含んでもよい。
【0088】
WD22のハードウェア80は、処理回路84をさらに含む。処理回路84は、プロセッサ86およびメモリ88を含んでもよい。特に、中央処理装置のようなプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路84は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を含んでもよい。プロセッサ86は、メモリ88にアクセス(例えば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成されてもよく、このメモリ88は、任意の種類の揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリ、例えば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(リードオンリーメモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ)から構成されてもよい。
【0089】
したがって、WD22は、例えばWD22のメモリ88に記憶されるか、WD22によってアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶されるソフトウェア90をさらに含んでいてもよい。ソフトウェア90は、処理回路84によって実行可能であってもよい。ソフトウェア90は、クライアントアプリケーション92を含んでもよい。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24のサポートにより、WD22を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ24において、実行中のホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して、実行中のクライアントアプリケーション92と通信することができる。ユーザへのサービス提供において、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続52は、要求データとユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション92は、提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話することができる。
【0090】
処理回路84は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/または、そのような方法、および/またはプロセスを、例えばWD22によって実行させるように構成され得る。プロセッサ86は、本明細書で説明するWD22の機能を実行するための1つ以上のプロセッサ86に相当する。WD22は、本明細書において説明されるデータ、プログラムソフトウェアコードおよび/または他の情報を記憶するように構成されるメモリ88を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア90および/またはクライアントアプリケーション92は、プロセッサ86および/または処理回路84によって実行されると、プロセッサ86および/または処理回路84にWD22に関して本明細書で説明する処理を実行させる命令を含み得る。例えば、無線デバイス22の処理回路84は、リスト内の少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定するように構成される電力制御ユニット34を含み得る。いくつかの実施形態では、電力制御ユニット34は、他の図と同様に図11を参照して議論される方法など、本明細書で議論されるWD方法を実行するように構成される。
【0091】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16、WD22、およびホストコンピュータ24の内部構造は図5に示すとおりであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジーは図4のものであってもよい。
【0092】
図5において、OTT接続52は、ネットワークノード16を介したホストコンピュータ24と無線デバイス22との間の通信を説明するために抽象的に描かれており、仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングには明示的に言及していない。ネットワークインフラストラクチャは、WD22から、またはホストコンピュータ24を操作するサービスプロバイダから、あるいはその両方から隠すように構成されるルーティングを決定することができる。OTT接続52がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャはさらに、(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を行うことができる。
【0093】
WD22とネットワークノード16との間の無線接続64は、本開示全体を通して説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つ以上は、無線接続64が最後のセグメントを形成し得るOTT接続52を使用してWD22に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のいくつかの教示は、データレート、待ち時間、および/または電力消費を改善し、それによって、ユーザの待ち時間の短縮、ファイルサイズの制限の緩和、応答性の向上、バッテリ寿命の延長などの利点を提供することができる。
【0094】
いくつかの実施形態では、データレート、待ち時間、および1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視する目的で、測定手順が提供されてもよい。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ24とWD22との間のOTT接続52を再構成するためのオプションのネットワーク機能がさらに存在してもよい。測定手順および/またはOTT接続52を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48またはWD22のソフトウェア90、あるいはその両方に実装されてもよい。実施形態において、センサ(図示せず)は、OTT接続52が通過する通信デバイス内または通信デバイスに関連して配備されてもよく、センサは、上記に例示した監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア48、90が監視量を計算もしくは推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することができる。OTT接続52の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、優先ルーティングなどを含むことができる。再構成は、ネットワークノード16に影響を与える必要はなく、ネットワークノード16にとって未知であるか、または知覚できないことがある。このような手順および機能の一部は、当該技術分野において既知であり、実施されている場合がある。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、待ち時間などのホストコンピュータ24の測定を容易にする独自のWDシグナリングを含むことができる。いくつかの実施形態では、測定は、ソフトウェア48、90が、伝搬時間、エラーなどを監視している間に、OTT接続52を使用して、メッセージ、特に空のメッセージまたは「ダミー」メッセージを送信させるように実施され得る。
【0095】
したがって、いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、ユーザーデータを提供するように構成された処理回路42と、WD22に送信するためにユーザーデータをセルラーネットワークに転送するように構成された通信インタフェース40と、を含む。いくつかの実施形態では、セルラーネットワークは、無線インタフェース62を有するネットワークノード16も含む。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、WD22への送信を準備/開始/維持/支援/終了するため、および/またはWD22からの送信を受信する際に準備/終了/維持/支援/終了するために、本明細書で説明する機能および/または方法を実行するように構成され、および/またはネットワークノードの16処理回路68は、WD22への送信を準備/開始/維持/支援/終了するために、本明細書で説明する機能および/または方法を実行するように構成される。
【0096】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、処理回路42と、WD22からネットワークノード16への送信を起点とするユーザデータを受信するように構成された通信インタフェース40と、を含む。幾つかの実施形態では、WD22は、ネットワークノード16への送信を準備/開始/維持/支援/終了するため、及び/又はネットワークノード16からの送信を受信する際に準備/終了/維持/支援/終了するために、本明細書に記載の機能及び/又は方法を実行するように構成され、及び/又は無線インタフェース82及び/又は処理回路84を備える。
【0097】
図4および図5には、構成ユニット32、電力制御ユニット34などの様々な「ユニット」がそれぞれのプロセッサ内にあるように示されているが、これらのユニットは、ユニットの一部が処理回路内の対応するメモリに格納されるように実装されてもよいことが企図されている。言い換えれば、ユニットは、処理回路内のハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装されてもよい。
【0098】
図6は、一実施形態による、例えば図4および図5の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びWD22を含んでもよく、これらは図5を参照して説明したものであってもよい。方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS100)。第1のステップのオプションのサブステップにおいて、ホストコンピュータ24は、例えばホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する(ブロックS102)。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを送信する送信を開始する(ブロックS104)。オプションの第3のステップにおいて、ネットワークノード16は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が開始した送信において送信されたユーザデータをWD22に送信する(ブロックS106)。オプションの第4のステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって実行されるホストアプリケーション50に関連付けられた、例えばクライアントアプリケーション92などのクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
【0099】
図7は、一実施形態による、例えば図4の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、WD22とを含んでもよく、これらは、図4および図5を参照して説明したものであってもよい。方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS110)。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、例えばホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを送信する送信を開始する(ブロックS112)。この送信は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16を経由してもよい。オプションの第3のステップにおいて、WD22は、送信において搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS114)。
【0100】
図8は、一実施形態による、例えば図4の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、図4および図5を参照して説明したものであってよいWD22とを含んでよい。方法のオプションの第1のステップにおいて、WD22はホストコンピュータ24によって提供された入力データを受信する(ブロックS116)。第1のステップのオプションのサブステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーション92を実行する(ブロックS118)。さらに、または代替的に、オプションの第2のステップにおいて、WD22はユーザデータを提供する(ブロックS120)。第2のステップのオプションのサブステップにおいて、WDは、例えばクライアントアプリケーション92のようなクライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する(ブロックS122)。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーション92は、ユーザから受信したユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、WD22は、オプションの第3のサブステップにおいて、ホストコンピュータ24へのユーザデータの送信を開始してもよい(ブロックS124)。本方法の第4のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従って、WD22から送信されたユーザデータを受信する(ブロックS126)。
【0101】
図9は、一実施形態による、例えば図4の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図4及び図5を参照して説明したものであってもよいホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びWD22を含んでもよい。本開示を通じて説明される実施形態の教示に従った、方法のオプションの第1のステップにおいて、ネットワークノード16は、WD22からユーザデータを受信する(ブロックS128)。オプションの第2のステップにおいて、ネットワークノード16は、受信したユーザデータのホストコンピュータ24への送信を開始する(ブロックS130)。第3のステップでは、ホストコンピュータ24が、ネットワークノード16によって開始された送信で搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS132)。
【0102】
図10は、本開示のいくつかの実施形態によるネットワークノード16における例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能および/または方法は、例示的な方法に従って、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62などにおける構成ユニット32などによるネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行され得る。処理回路68および/またはプロセッサ70および/または無線インタフェース62および/または通信インタフェース60を介するなどのネットワークノード16は、ブロックS134およびS136のステップのうちの少なくとも1つを実行するように構成される。例示的な方法は、構成ユニット32、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60および/または無線インタフェース62を介するなどして、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信すること(ブロックS134)を含み、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットと、の間の関連付けを示す。本方法は、オプションで、構成ユニット32、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60および/または無線インタフェース62を介するなどして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つ上のWDからのPUCCH送信を受信すること(ブロックS136)を含み、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられる少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む。
【0103】
いくつかの実施形態において、本方法は、構成ユニット32、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60および/または無線インタフェース62を介するなどして、WDを少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットで構成することをさらに含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、nビットフィールド「S」を含み、nビットフィールド「S」の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである。いくつかの実施形態では、nは2である。
【0104】
いくつかの実施形態では、MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドから構成される。いくつかの実施形態では、MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CE内に存在するか否かを示すフィールドを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む。
【0105】
いくつかの実施形態において、MAC_CEは、フィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づく。いくつかの実施形態では、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてをアクティブおよび非アクティブにし、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする。いくつかの実施形態では、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールドSは無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化される;フィールドFに含まれる第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されたかを示す。
【0106】
いくつかの実施形態において、MAC_CEは、オクテット内の空間関係情報IDフィールドを具備し、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドにおいて識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を備える:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているかどうかを示す第1のオクテット内のフィールドEと、MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは空間関係情報識別子(ID)フィールドおよびフィールドSを含み、空間関係情報IDは空間関係を識別し、フィールドSはPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態では、フィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSのうちの1つが、第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化される。
【0107】
いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは暗黙的に構成され、および/または、少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、およびPUCCH電力制御パラメータの少なくとも2つのセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅パート(BWP)において、WDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用法を有する場合にのみ、WDに対して構成される。
【0108】
一部の実施形態では、MAC_CEは、第1のオクテット内の2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1の予約ビット、第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールド、および第2の予約ビット、ならびに第3のオクテット内の2セットのPUCCH電力制御パラメータの各々専用の1ビットフィールドのうちの少なくとも1つから構成される。他の実施形態では、異なるビットサイズのフィールドが可能である。
【0109】
いくつかの実施形態では、各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される。いくつかの実施形態では、第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドは、MAC_CEにおいて無視される/存在しない。一部の実施形態では、MAC_CEは、第1のオクテット内の2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールドおよび第1のセットインジケータ、ならびに第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドおよび第2のセットインジケータのうちの少なくとも1つを含む。他の実施形態では、異なるビットサイズのフィールドが可能である。
【0110】
いくつかの実施形態では、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定される場合、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2のセットインジケータは無視され、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定される場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されるPUCCH電力制御パラメータセットを示す。いくつかの実施形態では、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがMAC_CEによってアクティブ化されると、WDからのPUCCH送信は、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に受信される。
【0111】
いくつかの実施形態において、本方法は、構成ユニット32、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60および/または無線インタフェース62を介するなどして、WD22をPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと構成することをさらに含み、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノード16に関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを構成する。
【0112】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による無線デバイス22における例示的なプロセスのフローチャートである。WD22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能および/または方法は、処理回路84、プロセッサ86、無線インタフェース82などにおける電力制御ユニット34などによるWD22の1つまたは複数の要素によって実行され得る。処理回路84および/またはプロセッサ86および/または無線インタフェース82を介するような無線デバイス22は、ブロックS138およびS140のステップのうちの少なくとも1つを実行するように構成される。例示的な方法は、電力制御ユニット34、処理回路84、プロセッサ86および/または無線インタフェース82などを介して、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信すること(ブロックS138)を含み、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットと、の間の関連付けを示す。本方法は、オプションで、電力制御ユニット34、処理回路84、プロセッサ86および/または無線インタフェース82を介するなどして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つ上でPUCCH送信を送信すること(ブロックS140)をさらに含み、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられる少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む。
【0113】
いくつかの実施形態において、本方法は、電力制御ユニット34、処理回路84、プロセッサ86および/または無線インタフェース82を介してなど、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットを含む構成を受信することをさらに含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、nビットフィールド「S」を含み、nビットフィールド「S」の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである。いくつかの実施形態では、nは2である。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドを備える。
【0114】
いくつかの実施形態では、MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CE内に存在するかどうかを示すフィールドを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEはフィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づいている。いくつかの実施形態では、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてをアクティブおよび非アクティブにし、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする。
【0115】
いくつかの実施形態では、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールドSは無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化される;フィールドFに含まれる第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されたかを示す。
【0116】
いくつかの実施形態において、MAC_CEは、オクテット内の空間関係情報IDフィールドを具備し、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドにおいて識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を備える:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、空間関係情報識別子(ID)フィールドおよびフィールドSを含み、空間関係情報IDが空間関係を識別し、フィールドSがPUCCH電力制御パラメータセットを識別する、第3のオクテット;およびフィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSの一方が、第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。
【0117】
いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは暗黙的に構成され、および/または、少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、およびPUCCH電力制御パラメータの少なくとも2つのセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む。
【0118】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅パート(BWP)において、WDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用法を有する場合にのみ、WD22に構成される。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、第1のオクテット内の2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールドおよび第1の予約ビット、第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドおよび第2の予約ビット、ならびに第3のオクテット内の2セットのPUCCH電力制御パラメータの各々専用の1ビットのフィールドから構成される。
【0119】
いくつかの実施形態では、各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される。いくつかの実施形態では、第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドは、MAC_CEにおいて無視される/存在しない。一部の実施形態では、MAC_CEは、第1のオクテット内の2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のセットインジケータ、ならびに第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールド、および第2のセットインジケータから構成される。
【0120】
いくつかの実施形態では、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定される場合、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2のセットインジケータは無視され、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定される場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されるPUCCH電力制御パラメータセットを示す。いくつかの実施形態では、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがMAC_CEによってアクティブ化されると、方法は、電力制御ユニット34、処理回路84、プロセッサ86および/または無線インタフェース82を介してなど、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に対応するPUCCH送信のそれぞれを送信することを備える。
【0121】
いくつかの実施形態において、本方法は、電力制御ユニット34、処理回路84、プロセッサ86および/または無線インタフェース82を介してなど、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを含む構成を受信することをさらに含み、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを含む。
【0122】
図12は、本開示のいくつかの実施形態によるネットワークノード16における例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能および/または方法は、例示的な方法に従って、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62などにおける構成ユニット32などによるネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行され得る。処理回路68および/またはプロセッサ70および/または無線インタフェース62および/または通信インタフェース60を介するようなネットワークノード16は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用可能な、物理アップリンク制御チャネルPUCCHの電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いてWDを構成するように構成される(ブロックS142)。プロセスはまた、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットのリストから少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブにするために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWD(22)に送信することを含む(ブロックS144)。
【0123】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを含む。いくつかの実施形態において、本方法はまた、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復でWD(22)を構成することを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドとを含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのPUCCH空間関係がWD(22)に構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、1セットおよび2セットのPUCCH電力制御パラメータのうちの1セットがアクティブ化されているか否かを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれの専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WD(22)がネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを構成する。
【0124】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による無線デバイス22における例示的なプロセスのフローチャートである。WD22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能および/または方法は、処理回路84、プロセッサ86、無線インタフェース82などにおける電力制御ユニット34などによるWD22の1つまたは複数の要素によって実行され得る。処理回路84および/またはプロセッサ86および/または無線インタフェース82を介するような無線デバイス22は、少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループのうちの少なくとも1つに適用可能な、物理アップリンク制御チャネルPUCCHの電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信するように構成される(ブロックS146)。プロセスはまた、リスト内の少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定することを含む(ブロックS148)。
【0125】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、および電力制御パラメータセットIDを含む。いくつかの実施形態において、本方法はまた、少なくとも1つの送受信点(TRP)、少なくとも2つの電力制御パラメータセットのうちの少なくとも1つに関連付けられた各TRPへのPUCCH反復でWD(22)を構成することを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの制御パラメータセットのリストからそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別する。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各1つ、および(3)複数のPUCCHリソースグループ、のうちの少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび単一のPUCCH電力制御セットのうちの1つがアクティブ化されているかどうかを示すビットフィールドを含む。いくつかの実施形態において、MAC_CEは:オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、複数のPUCCHリソースのうちの1つのPUCCHリソース、および前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される複数のPUCCHリソースグループのうちの1つのPUCCHリソースに対してアクティブ化された空間関係を識別する。いくつかの実施形態では、MAC_CEは以下を含む:PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1のオクテット内のフィールドEと、複数のPUCCHリソースからのPUCCHリソースおよび複数のPUCCHリソースグループからのPUCCHリソースのうちの1つを識別する第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、第3のオクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドとを含み;そして、Eフィールドに構成される値に少なくとも部分的に基づいて、空間関係およびSフィールドのうちの一方が、第2のオクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの一方に対してアクティブ化される、第3のオクテット。いくつかの実施形態において、MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するようにさらに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および閉ループインデックスを含む。いくつかの実施形態では、MAC_CEは、帯域幅部(BWP)フィールドと、第1のオクテットのサービングセル識別子(ID)フィールドと、1セットおよび2セットのPUCCH電力制御パラメータのうちの1セットがアクティブ化されているかどうかを示すフィールドと、第2のオクテットの7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、第3のオクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれの専用フィールドと、を含む。いくつかの実施形態では、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WD(22)がネットワークノード(16)に関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてPUCCH送信電力を計算するための電力制御パラメータを構成する。
【0126】
本開示のアレンジメントの一般的なプロセスフローを説明し、本開示のプロセスおよび機能を実装するためのハードウェアおよびソフトウェアのアレンジメントの例を提供してきたが、以下のセクションでは、ネットワークノード16、無線デバイス22および/またはホストコンピュータ24によって実装され得る、複数のTRPに向けたPUCCH電力制御のためのアレンジメントの詳細および例を提供する。
【0127】
以下の例は、ネットワークノード16であってもよい1つ以上のTRPに関して記述されているが、理解を容易にするために、代わりに「TRP16」という用語が使用されている。
【0128】
図14は、複数のTRP16に向けたPUCCH反復の例を示す。異なる2つのTRP16での受信を意図したPUCCH反復では、PUCCH電力制御は、意図した受信TRP16ごとに個別に行われる。
【0129】
PUCCH電力制御パラメータの2つのセット、第1および第2のセットが、各TRP16にそれぞれ意図されたWD22に構成され得る。電力制御パラメータの2つのセットの各々は、少なくともPUCCHパスロス参照信号インデックス、WD22固有のP0値またはP0-PUCCHインデックス、および閉ループインデックスから構成される。WD22はまた、1つまたは複数のPUCCHリソースで構成されてもよい。
【0130】
2つのPUCCH電力制御パラメータセットの明示的構成
一実施形態では、PUCCH空間関係はWD22に対して構成されないことがある。PUCCH電力制御パラメータの2つのセットは明示的に構成される。一例が図15に示されており、各セットはセットインデックスによって識別される。PUCCH-PowerControlIEにおける対応する変更を以下に示す:
-セットID_1を有する第1のセット
・PUCCHパスロス参照RS_ID_1
・P0-PUCCH_ID_1
・閉ループID_1
-セットID_2を有する第2のセット
・PUCCHパスロス参照RS_ID_2
・P0-PUCCH_ID_2
・閉ループID_2
【0131】
2セットの電力制御パラメータの構成例。
PUCCH-電力制御 情報要素
--ASN1START
--TAG-PUCCH-POWERCONTROL-START
PUCCH-PowerControl ::= SEQUENCE {
deltaF-PUCCH-f0 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f1 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f2 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f3 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
deltaF-PUCCH-f4 INTEGER (-16..15) OPTIONAL, --Need R
p0-Set SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-P0-PerSet)) OF P0-PUCCH OPTIONAL, --Need M
pathlossReferenceRSs SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-PathlossReferenceRSs)) OF PUCCH-PathlossReferenceRS OPTIONAL, --Need M
twoPUCCH-PC-AdjustmentStates ENUMERATED {twoStates} OPTIONAL, --Need S
...,
[[
pathlossReferenceRSs-v1610 SetupRelease { PathlossReferenceRSs-v1610 } OPTIONAL --Need M
]],
[[
pucch-PowerControlSets-r17 SEQUENCE (SIZE (2)) OF Pucch-PowerControlParaSet-r17
]]
}

P0-PUCCH ::= SEQUENCE {
p0-PUCCH-Id ,
p0-PUCCH-Value INTEGER (-16..15)
}

P0-PUCCH-Id ::= INTEGER (1..8)

PathlossReferenceRSs-v1610 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofPUCCH-PathlossReferenceRSsDiff-r16)) OF PUCCH-PathlossReferenceRS-r16

PUCCH-PathlossReferenceRS ::= SEQUENCE {
pucch-PathlossReferenceRS-Id ,
referenceSignal CHOICE {
ssb-Index SSB-Index,
csi-RS-Index NZP-CSI-RS-ResourceId
}
}

PUCCH-PathlossReferenceRS-r16 ::= SEQUENCE {
pucch-PathlossReferenceRS-Id-r16 PUCCH-PathlossReferenceRS-Id-v1610,
referenceSignal-r16 CHOICE {
ssb-Index-r16 SSB-Index,
csi-RS-Index-r16 NZP-CSI-RS-ResourceId
}
}

Pucch-PowerControlParaSet-r17 SEQUENCE{
pucch-PowerControlParaSet-Id PUCCH-PowerControlParaSet-Id
pucch-PathlossReferenceRS-Id PUCCH-PathlossReferenceRS-Id
p0-PUCCH-Id
closedLoopIndex ENUMERATED {i0, i1 }
}

PUCCH-PowerControlParaSet-Id ::= INTEGER (0,1)


--TAG-PUCCH-POWERCONTROL-STOP
--ASN1STOP
【0132】
各PUCCHリソース(またはPUCCHリソースグループ)は、セットインデックス(すなわち、PUCCH-PowerControlParaSet-Id)を参照することにより、PUCCH電力制御パラメータの第1および第2のセットの一方または両方を持つMAC_CEでアクティブ化/更新される。PUCCH電力制御パラメータの第1および第2のセットの一方または両方をアクティブ化/更新するためのMAC_CEの一例を図15に示す。これは、以下のフィールドの1つ以上を含む可変サイズを有する:
-サービングセルID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるサービングセルのIDを示す;
-BWP_ID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるULのBWPを示す;
-PUCCHリソースID:このフィールドには、3GPP TS38.331に規定されるPUCCH-ResourceIdで識別されるPUCCHリソースIDの識別子が含まれる。示されたPUCCHリソースが3GPP TS38.331に規定されるPUCCHグループの一部として構成されている場合、同じPUCCHグループ内の他のPUCCHリソースはMAC_CEで示されず、このMAC_CEはPUCCHグループ内のすべてのPUCCHリソースに適用される;
-S:Sは、PUCCH電力制御パラメータセットiのアクティブ化状態を示す。Sフィールドは、iに等しいPUCCH-PowerControlParaSet-Idを持つPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化されることを示すために1に設定される。Sフィールドは、iに等しいPUCCH-PowerControlParaSet-Idを持つPUCCH電力制御パラメータセットが非アクティブ化されることを示すために0に設定される;
-R:予約ビットであり0に設定される。
【0133】
図15は、PUCCH電力制御パラメータセットをアクティブ化/更新するためのMAC_CEの例を示す図である。
【0134】
PUCCH電力制御パラメータの第1および第2のセットの一方または両方をアクティブ化/更新するためのMAC_CEの別の例を図14に示す。図16のMAC_CEは、以下のフィールドのうちの1つ以上を含む可変サイズを有する:
-サービングセルID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるサービングセルのIDを示す;
-BWP_ID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるULのBWPを示す;
-A/D:このフィールドは、フィールドCが0に設定されている場合、PUCCH-PowerControlParaSet-Idの両方がアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているかを示す;
-PUCCHリソースID:このフィールドには、3GPP TS38.331に規定されるPUCCH-ResourceIdで識別されるPUCCHリソースIDの識別子が含まれる。示されたPUCCHリソースが3GPP TS38.331に規定されるPUCCHグループの一部として構成されている場合、同じPUCCHグループ内の他のPUCCHリソースはMAC_CEで示されず、このMAC_CEはPUCCHグループ内のすべてのPUCCHリソースに適用される;
-S:Sは、PUCCH電力制御パラメータセットiのアクティブ化状態を示す。Sフィールドは、iに等しいPUCCH-PowerControlParaSet-Idを持つPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化されることを示すために1に設定される。Sフィールドは、iに等しいPUCCH-PowerControlParaSet-Idを持つPUCCH電力制御パラメータセットが非アクティブ化されることを示すために0に設定される;
-C:Siフィールドを含むオクテットが存在するかどうかを示す。Cが1に設定された場合、Siフィールドを含むオクテットが存在し、Cが0に設定された場合、オクテットは存在せず、A/Dフィールドがどのように設定されるかに応じて、PUCCH-PowerControlParaSet-Idの両方がアクティブ化または非アクティブ化される;
-R:予約ビットであり0に設定される。
【0135】
このMAC_CEバリアントの利点は、両方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idがアクティブまたは非アクティブになった場合に、MAC_CEに必要なオクテットを節約できることである。このMAC_CEは、値0のCフィールドが常に両方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idをアクティブにするように、A/Dフィールドなしで定義することもできる。
【0136】
PUCCH電力制御パラメータの第1および第2のセットの一方または両方をアクティブ化/更新するためのMAC_CEのさらに別の例を図17に示す。これは、以下のフィールドの1つ以上を含む可変サイズを有する:
-サービングセルID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるサービングセルのIDを示す;
-BWP_ID:このフィールドは、MAC_CEが適用されるULのBWPを示す;
-F:このフィールドは、PUCCH-PowerControlParaSet-Idの両方がアクティブ化または非アクティブ化されているか、またはPUCCH-PowerControlParaSet-Idの一方のみがこのMAC_CEで示されるすべてのPUCCHリソースに対してアクティブ化されているかを示す。Fフィールドの値が「1」の場合、PUCCH-PowerControlParaSet-Idの両方は、Sフィールドがどのように設定されるかに応じて、アクティブ化または非アクティブ化される。Fフィールドが「0」に設定された場合、一方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idがアクティブ化され、もう一方のPUCCH-PowerControlParaSet-IdはSフィールドによって示されるように非アクティブ化される。Fフィールドが「0」に設定されている場合、フィールドSによって示されるように、一方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idがアクティブ化され、他方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idが非アクティブ化される;
-PUCCHリソースID:このフィールドには、3GPP TS38.331に規定されるPUCCH-ResourceIdで識別されるPUCCHリソースIDの識別子が含まれる。示されたPUCCHリソースが3GPP TS38.331に規定されるPUCCHグループの一部として構成されている場合、同じPUCCHグループ内の他のPUCCHリソースはMAC_CEに示されず、このMAC_CEはPUCCHグループ内のすべてのPUCCHリソースに適用される;
-S:Fフィールドが「1」に設定されている場合、Sフィールドは2つのPUCCH電力制御パラメータセットのアクティブ化状態を示す。Sフィールドを1に設定すると、両方のPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブになる。Sフィールドが0に設定されると、両方のPUCCH電力制御パラメータセットが非アクティブになる。あるいは、Fフィールドが値1の場合、両方のPUCCH-PowerControlParaSet-Idがアクティブになり、Sフィールドは無視される。Fフィールドが「0」に設定された場合、SフィールドはPUCCH電力制御パラメータセットiのアクティブ化状態を示す。Sフィールドが「1」に設定された場合、PUCCH-PowerControlParaSet-Idが1に等しいPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化され、PUCCH-PowerControlParaSet-Idが0に等しいPUCCH電力制御パラメータセットが非アクティブ化されることを示す。Sフィールドが「0」に設定され、PUCCH-PowerControlParaSet-Idが0に等しいPUCCH電力制御パラメータがアクティブになり、PUCCH-PowerControlParaSet-Idが1に等しいPUCCH電力制御パラメータが非アクティブになることを示す。
【0137】
このMAC_CEの利点は、MAC_CEに必要なオクテットを節約できることである。ネットワークは、両方のPUCCH電力制御パラメータセットをアクティブ/非アクティブにするすべてのPUCCHリソースに対して1つのMAC_CEを送信し、PUCCH電力制御パラメータセットの1つをアクティブ/非アクティブにするすべてのPUCCHリソースに対して別のMAC_CEを送信する。セルあたりのBWPあたりの構成PUCCHリソース数は128であるため、オーバーヘッドを大幅に削減できる。
【0138】
図18の3GPPのNRリリース16のMAC_CEは、PUCCH空間関係を更新するためのMAC_CEを示す(3GPP TS38.321 V16.3.0の図6.1.3.25-1より引用)。
【0139】
図18の既存のMAC_CEでは、リソース識別子「PUCCHリソースID」を有するPUCCHリソースの空間関係は、後続オクテットの識別子「空間関係情報ID」を有する空間関係で更新/アクティブ化される。
【0140】
別の実施形態では、上記のMAC_CEは、図19に示すように変更される。図19は、空間関係または電力制御セットのいずれかをアクティブ化/更新するための変更されたMAC_CEの例を示す。この変更されたMAC_CEでは、第1オクテットの「E」フィールドは、PUCCHリソースが空間関係または電力制御セット(複数可)のどちらで更新されているかを示す。フィールド「S1」および「S0」はそれぞれ、前のオクテットのPUCCHリソースIDで指定されたPUCCHリソースに対して、第1の電力制御セットおよび/または第2の電力制御セットをアクティブ化/更新すべきかどうかを示す。「S1」および「S0」の両方が1に設定されている場合、「E」フィールドの値を条件として、前のオクテットのPUCCHリソースIDによるPUCCHリソースに対して両方の電力制御セットがアクティブ化される。「S1」が0に設定され、「S0」が1に設定された場合、「E」フィールドの値を条件として、1番目の電力制御セットのみが、前のオクテットのPUCCHリソースIDによって、PUCCHリソースに対してアクティブにされる。「S1」が0に設定され、「S0」が1に設定されている場合、「E」フィールドの値を条件として、前のオクテットのPUCCHリソースIDによって、PUCCHリソースに対して第1の電力制御セットのみがアクティブにされる。「S1」が1に設定され、「S0」が0に設定された場合、「E」フィールドの値を条件として、前のオクテットのPUCCHリソースIDによって、PUCCHリソースに対して第2の電力制御セットのみがアクティブになる。
【0141】
「E」フィールドが0に設定されている場合、リソースID「PUCCHリソースID」を持つPUCCHリソースは、次のオクテットの識別子「空間関係情報ID」を持つ空間関係でアクティブ化される。
【0142】
「E」フィールドが1に設定されている場合、リソースIDが「PUCCHリソースID」のPUCCHリソースは、次のオクテットの「S1」および「S0」で指定される電力制御セットでアクティブにされる。
【0143】
別の実施形態では、図19のMAC_CEとは異なる単一のMAC_CEが、1つまたは複数のPUCCHリソース(複数可)を以下のいずれかで更新するために使用される:
・1つまたは2つの電力制御セット、または
・1つまたは2つの空間関係(複数可)。
【0144】
この単一のMAC_CEのフィールドは、1つまたは複数のPUCCHリソースが電力制御セット(複数可)または空間関係(複数可)で更新されているかどうかを示すことができる。
【0145】
PUCCHリソースに対して2つのセットの両方がアクティブ化されると、PUCCHは第1および第2のTRP16に反復送信される。電力制御パラメータの第1のセットは第1のTRP16へのPUCCH送信機会に対して適用され、電力制御パラメータの第2のセットは第2のTRP16へのPUCCH送信機会に対して適用される。第1(または第2)セットがPUCCHリソースに対してアクティブ化される場合、PUCCHは第1(または第2)セットの電力制御パラメータを適用してTRP16に送信されることになる。
【0146】
別の実施形態では、PUCCHリソースの電力制御セットのアクティブ化/更新をPUCCHリソースグループに拡張することができる。以下の例では、PUCCHリソースが3GPP技術標準(TS)38.331に規定されるPUCCHグループの一部として構成されている場合を想定している。そして、上述の提案されたMAC_CEに従って、このPUCCHリソースに対して電力制御セットがアクティブ化/更新されると、このアクティブ化/更新された電力制御セットは、PUCCHグループ内のすべてのPUCCHリソースに適用される。この実施形態では、電力制御セットを更新するMAC_CEでは、PUCCHグループからの単一のPUCCHリソースのみが許可される場合がある。この実施形態の利点には、PUCCHリソースグループ内のPUCCHリソースの電力制御セットを更新するために複数のMAC_CEを送信する必要がないことが含まれる。したがって、制御シグナリングのオーバーヘッドが節約される。
【0147】
TRP16という用語は、3GPP仕様では使用されない可能性があることに留意されたい。代わりに、TRP16は、3GPP仕様において「電力制御パラメータセット」によって表されてもよい。例えば、第1及び第2の構成電力制御パラメータセットは、それぞれ第1及び第2のTRP16を表すことができる。
【0148】
2つのPUCCH電力制御パラメータセットの暗黙の構成
一実施形態では、WD22がPUCCH空間関係で構成され、2セットの電力制御パラメータが暗黙的に構成されていると仮定することができる。例えば、2セットのパラメータは、図18に示すように、2つ以上のPUCCHパスロス参照信号、2つ以上のWD22固有のP0値、および2つの閉ループとして一緒に構成される。これは、既存のPUCCH-電力制御IEを使用して行うことができます。以下のリストは、2セットの電力制御パラメータを構成する例を示している。
・PUCCHパスロス参照RSのリスト:
・PUCCHパスロス参照RS_ID_1;
・PUCCHパスロス参照RS_ID_2;
・P0-PUCCHのリスト:
・P0-PUCCH_ID_1;
・P0-PUCCH_ID_2;
・閉ループインデックスのリスト:
・閉ループID_1;
・閉ループID_2。
太字(訳注:末尾がID_1)は第1のセット。
斜体(訳注:末尾がID_2)は第2のセット。
【0149】
各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照ID、P0-PUCCH_ID、およびPUCCH電力制御パラメータの2つのセットのうちの1つの閉ループインデックスを含む。PUCCHリソースに対して2つのPUCCH空間関係がアクティブ化されると、PUCCHは第1および第2のTRP16に反復送信される。第1および第2の空間関係に示された電力制御パラメータは、それぞれ第1および第2のTRP16へのPUCCH送信機会に適用される。
【0150】
一実施形態では、2セットのPUCCH電力制御パラメータは、使用パラメータが「コードブック」または「非コードブック」に設定された2つのSRSリソースセットが、プライマリセルの搬送波周波数のULのBWPにおいてWD22に対して構成される場合にのみ構成され得る。
【0151】
図20は、TRP1 16aおよびTRP2 16bに関連付けられたWD22とネットワークノード16との間のシグナリングの例を示すコールフロー図である。この実施形態は、2つのTRPについて図示されているが、2つ以上のTRPを有するシナリオにも適用可能であり、その場合、nセットが構成され、nは任意の数であり得る。
【0152】
ステップS1において、WD22は、複数のTRP16a、16bに対してPUCCH反復のサポートを報告する。ステップS2において、TRP16a、16bのうちの1つ以上のようなネットワークノードは、以下のうちの1つ以上でWD22を構成することができる:「コードブック」、または「非コードブック」に設定された使用を有する2つのSRSリソースセット、複数のPUCCHリソース、および各TRPに対して1つずつ設定された2つのPUCCH電力制御パラメータのセット。ステップS3において、ネットワークノードは、例えばTRP16aを介して、各PUCCHリソースに対してPUCCH電力制御パラメータの一方または両方のセットをアクティブにする。ステップS4において、TRP16a経由などのネットワークノードは、2セットの電力制御パラメータでアクティブ化されたPUCCHリソースにおいてUCIをスケジュールする。ステップS5において、WD22は、TRP1 16aに向かって、PUCCH電力制御パラメータの第1のセットに従ってPUCCHリソース内のUCIを送信する。ステップS6において、WD22は、PUCCHリソース(例えば、ステップS5で使用されたのと同じPUCCHリソース)において同じUCIを送信するが、TRP2 16bに向けてPUCCH電力制御パラメータの第2のセットに従って送信する。
【0153】
いくつかの実施形態は、以下のうちの1つ以上を含むことができる:
実施形態A1. 無線デバイス(WD)と通信するように構成されたネットワークノードであって、該ネットワークノードは、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信し、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセット、との間の関連付けを示し、
オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでWDからPUCCH送信を受信し、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む、
の1つ以上を行うように構成され、及び/又は、無線インタフェースを備え、及び/又は処理回路を備える。
実施形態A2. ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路は、
少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットでWDを構成する
ように構成される、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態A3. MAC_CEは、nビットフィールド(S)を備え、nビットフィールド(S)の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである、実施形態A1およびA2のいずれか1つに記載のネットワークノード。
実施形態A4. nが2である、実施形態A3に記載のネットワークノード。
実施形態A5. MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドを含む、実施形態A3およびA4のいずれか1つに記載のネットワークノード。
実施形態A6. MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CEに存在するか否かを示すフィールドを含む、実施形態A3~A5の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A7. MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態A8. MAC_CEは、フィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づいている、実施形態A7に記載のネットワークノード。
実施形態A9. フィールド(S)は、フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合に、複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てをアクティブ化および非アクティブ化し;
ここで、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」の別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする、実施形態A8に記載のネットワークノード。
実施形態A10. フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールド(S)は無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、
ここで、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されるかを示す、実施形態A8に記載のネットワークノード。
実施形態A11. 前記MAC_CEは、
オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態A12. 前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているかどうかを示す第1オクテットのフィールドEと;
MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドと;
第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、空間関係情報識別子(ID)フィールドとフィールドSとを含み、空間関係情報IDが空間関係を識別し、フィールドSがPUCCH電力制御パラメータセットを識別する、第3のオクテットと
を含み、
ここで、フィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSの一方が、第2オクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態A13. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む、実施形態A1~A12の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A14. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが暗黙的に構成され、および/または少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む、実施形態A1~A13の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A15. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅部(BWP)においてWDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用を有する場合にのみ、WDに対して構成される、実施形態A1~A14の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A16. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1オクテットの第1予約ビット;および
第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと第2の予約ビット;および
第3オクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータそれぞれに専用の1ビットフィールド
を備える、実施形態A1、A2、A13~A15の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A17. 各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される、実施形態A16に記載のネットワークノード。
実施形態A18. 第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドが、MAC_CEにおいて無視される/存在しない、実施形態A16およびA17の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A19. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のオクテットの第1のセットインジケータ;および
7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2オクテットの第2セットインジケータ
を備える、実施形態A1、A2、A13~A15の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A20. 第1の設定インジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定されるとき、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2の設定インジケータは無視され、
ここで、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されている場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されているPUCCH電力制御パラメータセットを示す、実施形態A19に記載のネットワークノード。
実施形態A21. WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てがMAC_CEによってアクティブ化される場合、WDからのPUCCH送信は、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に受信される、実施形態A1~A20の何れかに記載のネットワークノード。
実施形態A22. 前記ネットワークノードおよび/または前記無線インタフェースおよび/または前記処理回路は、
WDをPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つで構成し;
ここで、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを含んでいるように構成される、実施形態A1~A21の何れかに記載のネットワークノード。
【0154】
実施形態B1. 無線デバイス(WD)と通信するように構成されたネットワークノードにおいて実施される方法であって、該方法は、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)をWDに送信することであって、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセット、との間の関連付けを示す、送信することと、
オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでWDからPUCCH送信を受信することであって、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む、受信することと、
を含む。
実施形態B2. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットでWDを構成することをさらに含む、実施形態B1に記載の方法。
実施形態B3. MAC_CEは、nビットフィールド(S)を備え、nビットフィールド(S)の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである、実施形態B1およびB2のいずれか1つに記載の方法。
実施形態B4. nが2である、実施形態B3に記載の方法。
実施形態B5. MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドを含む、実施形態B3およびB4のいずれか1つに記載の方法。
実施形態B6. MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CEに存在するか否かを示すフィールドを含む、実施形態B3~B5の何れかに記載の方法。
実施形態B7. MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む、実施形態B1に記載の方法。
実施形態B8. MAC_CEは、フィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づいている、実施形態B7に記載の方法。
実施形態B9. フィールド(S)は、フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合に、複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てをアクティブ化および非アクティブ化し;
ここで、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」の別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする、実施形態B8に記載の方法。
実施形態B10. フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールド(S)は無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、
ここで、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されるかを示す、実施形態B8に記載の方法。
実施形態B11. 前記MAC_CEは、
オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する、実施形態B1に記載の方法。
実施形態B12. 前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているかどうかを示す第1オクテットのフィールドEと;
MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドと;
第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、空間関係情報識別子(ID)フィールドとフィールドSとを含み、空間関係情報IDが空間関係を識別し、フィールドSがPUCCH電力制御パラメータセットを識別する、第3のオクテットと
を含み、
ここで、フィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSの一方が、第2オクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される、実施形態B1に記載の方法。
実施形態B13. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む、実施形態B1~B12の何れかに記載の方法。
実施形態B14. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが暗黙的に構成され、および/または少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む、実施形態B1~B13の何れかに記載の方法。
実施形態B15. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅部(BWP)においてWDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用を有する場合にのみ、WDに対して構成される、実施形態B1~B14の何れかに記載の方法。
実施形態B16. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1オクテットの第1予約ビット;および
第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと第2の予約ビット;および
第3オクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータそれぞれに専用の1ビットフィールド
を備える、実施形態B1、B2、B13~B15の何れかに記載の方法。
実施形態B17. 各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される、実施形態B16に記載の方法。
実施形態B18. 第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドが、MAC_CEにおいて無視される/存在しない、実施形態B16およびB17の何れかに記載の方法。
実施形態B19. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のオクテットの第1のセットインジケータ;および
7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2オクテットの第2セットインジケータ
を備える、実施形態B1、B2、B13~B15の何れかに記載の方法。
実施形態B20. 第1の設定インジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定されるとき、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2の設定インジケータは無視され、
ここで、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されている場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されているPUCCH電力制御パラメータセットを示す、実施形態B19に記載の方法。
実施形態B21. WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てがMAC_CEによってアクティブ化される場合、WDからのPUCCH送信は、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に受信される、実施形態B1~B20の何れかに記載の方法。
実施形態B22. WDをPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つで構成することをさらに含み;
ここで、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを含んでいる、実施形態B1~B21の何れかに記載の方法。
【0155】
実施形態C1. ネットワークノードと通信するように構成された無線デバイス(WD)であって、該WDは、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信し、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセット、との間の関連付けを示し、
オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでPUCCH送信を送信し、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む、
を行うように構成され、及び/又は、無線インタフェース、及び/又は処理回路を備える。
実施形態C2. WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路は、
少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットを含む構成を受信する
ように構成される、実施形態C1に記載のWD。
実施形態C3. MAC_CEは、nビットフィールド(S)を備え、nビットフィールド(S)の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである、実施形態C1およびC2のいずれか1つに記載のWD。
実施形態C4. nが2である、実施形態C3に記載のWD。
実施形態C5. MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドを含む、実施形態C3およびC4のいずれか1つに記載のWD。
実施形態C6. MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CEに存在するか否かを示すフィールドを含む、実施形態C3~C5の何れかに記載のWD。
実施形態C7. MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む、実施形態C1に記載のWD。
実施形態C8. MAC_CEは、フィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づいている、実施形態C7に記載のWD。
実施形態C9. フィールド(S)は、フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合に、複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てをアクティブ化および非アクティブ化し;
ここで、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」の別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする、実施形態C8に記載のWD。
実施形態C10. フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールド(S)は無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、
ここで、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されるかを示す、実施形態C8に記載のWD。
実施形態C11. 前記MAC_CEは、
オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する、実施形態C1に記載のWD。
実施形態C12. 前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているかどうかを示す第1オクテットのフィールドEと;
MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドと;
第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、空間関係情報識別子(ID)フィールドとフィールドSとを含み、空間関係情報IDが空間関係を識別し、フィールドSがPUCCH電力制御パラメータセットを識別する、第3のオクテットと
を含み、
ここで、フィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSの一方が、第2オクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される、実施形態C1に記載のWD。
実施形態C13. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む、実施形態C1~C12の何れかに記載のWD。
実施形態C14. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが暗黙的に構成され、および/または少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む、実施形態C1~C13の何れかに記載のWD。
実施形態C15. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅部(BWP)においてWDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用を有する場合にのみ、WDに対して構成される、実施形態C1~C14の何れかに記載のWD。
実施形態C16. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1オクテットの第1予約ビット;および
第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと第2の予約ビット;および
第3オクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータそれぞれに専用の1ビットフィールド
を備える、実施形態C1、C2、C13~C15の何れかに記載のWD。
実施形態C17. 各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される、実施形態C16に記載のWD。
実施形態C18. 第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドが、MAC_CEにおいて無視される/存在しない、実施形態C16およびC17の何れかに記載のWD。
実施形態C19. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のオクテットの第1のセットインジケータ;および
7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2オクテットの第2セットインジケータ
を備える、実施形態C1、C2、C13~C15の何れかに記載のWD。
実施形態C20. 第1の設定インジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定されるとき、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2の設定インジケータは無視され、
ここで、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されている場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されているPUCCH電力制御パラメータセットを示す、実施形態C19に記載のWD。
実施形態C21. WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てがMAC_CEによってアクティブ化される場合、WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路は、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に、対応するPUCCH送信の各々を送信するように構成される、実施形態C1~C20の何れかに記載のWD。
実施形態C22. 前記WDおよび/または前記無線インタフェースおよび/または前記処理回路は、
PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを含む構成を受信し;
ここで、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを含んでいるように構成される、実施形態C1~C21の何れかに記載のWD。
【0156】
実施形態D1. 無線デバイス(WD)において実施される方法であって、該方法は、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信することであって、MAC_CEは、i)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つと、ii)複数のPUCCH電力制御パラメータセットの少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセット、との間の関連付けを示す、受信することと、
オプションとして、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つでPUCCH送信を送信することであって、PUCCH送信は、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに関連付けられた少なくとも1つの第1のPUCCH電力制御パラメータセットに基づく送信電力レベルを含む、送信することと、
を含む。
実施形態D2. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットを含む構成を受信することをさらに含む、実施形態D1に記載の方法。
実施形態D3. MAC_CEは、nビットフィールド(S)を備え、nビットフィールド(S)の各ビットは、それぞれのPUCCH電力制御パラメータセットに対応し、各PUCCH電力制御パラメータセットは、対応するビットの値に基づいて、アクティブ化および非アクティブ化のいずれかである、実施形態D1およびD2のいずれか1つに記載の方法。
実施形態D4. nが2である、実施形態D3に記載の方法。
実施形態D5. MAC_CEは、WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化および非アクティブ化のいずれかであることを示す1ビットのアクティブ化/非アクティブ化フィールドを含む、実施形態D3およびC4のいずれか1つに記載の方法。
実施形態D6. MAC_CEは可変サイズであり、MAC_CEは、nビットフィールドSを構成するオクテットがMAC_CEに存在するか否かを示すフィールドを含む、実施形態D3~D5の何れかに記載の方法。
実施形態D7. MAC_CEは、i)WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているか、およびii)MAC_CEに示されたすべてのPUCCHリソースに対してセットのうちの1つのみがアクティブ化されているか、のいずれかを示すフィールドFを含む、実施形態D1に記載の方法。
実施形態D8. MAC_CEは、フィールドSを含み、フィールドSに構成される第1の値の意味は、フィールドFに構成される第2の値に基づいている、実施形態D7に記載の方法。
実施形態D9. フィールド(S)は、フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合に、複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てをアクティブ化および非アクティブ化し;
ここで、フィールドSは、フィールドFで構成される第2の値が「1」および「0」の別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみをアクティブおよび非アクティブにする、実施形態D8に記載の方法。
実施形態D10. フィールド(F)に構成される第2の値が「1」および「0」のうちの1つである場合、フィールド(S)は無視され、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、
ここで、フィールドFに構成される第2の値が「1」および「0」のうちの別の1つである場合、1つのPUCCH電力制御パラメータセットのみがアクティブ化/非アクティブ化され、フィールドSは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのどのPUCCH電力制御パラメータセットがアクティブ化/非アクティブ化されるかを示す、実施形態D8に記載の方法。
実施形態D11. 前記MAC_CEは、
オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、空間関係情報IDフィールドは、前のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化された空間関係を識別する、実施形態D1に記載の方法。
実施形態D12. 前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているかどうかを示す第1オクテットのフィールドEと;
MAC_CEに関連付けられたPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを識別する第2のオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドと;
第2のオクテットに続く第3のオクテットであって、空間関係情報識別子(ID)フィールドとフィールドSとを含み、空間関係情報IDが空間関係を識別し、フィールドSがPUCCH電力制御パラメータセットを識別する、第3のオクテットと
を含み、
ここで、フィールドEに構成される値に基づいて、空間関係およびフィールドSの一方が、第2オクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドによって識別されるPUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループの一方に対してアクティブ化される、実施形態D1に記載の方法。
実施形態D13. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが明示的に構成され、および/または各セットがそれぞれのPUCCH電力制御パラメータセットを識別するセットインデックス値を含む、実施形態D1~D12の何れかに記載の方法。
実施形態D14. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットが暗黙的に構成され、および/または少なくとも2つのPUCCH空間関係がWDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、および少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットのそれぞれの1つに対応する閉ループインデックスを含む、実施形態D1~D13の何れかに記載の方法。
実施形態D15. 少なくとも2つのPUCCH電力制御パラメータセットは、少なくとも2つのサウンディング参照信号リソース(SRS)セットが、プライマリセル(Pcell)によってサポートされるキャリア周波数のアップリンク(UL)帯域幅部(BWP)においてWDに対して「コードブック」または「非コードブック」に設定されたパラメータ使用を有する場合にのみ、WDに対して構成される、実施形態D1~D14の何れかに記載の方法。
実施形態D16. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1オクテットの第1予約ビット;および
第2のオクテット内の7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと第2の予約ビット;および
第3オクテットの2セットのPUCCH電力制御パラメータそれぞれに専用の1ビットフィールド
を備える、実施形態D1、D2、D13~D15の何れかに記載の方法。
実施形態D17. 各セットは、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの1つに設定されたときに、PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つに対してアクティブ化され、対応する専用1ビットフィールドが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されたときに非アクティブ化される、実施形態D16に記載の方法。
実施形態D18. 第1または第2の予約ビットに構成される値を条件として、第3のオクテットおよび/または専用1ビットフィールドが、MAC_CEにおいて無視される/存在しない、実施形態D16およびD17の何れかに記載の方法。
実施形態D19. 前記MAC_CEは、
2ビットの帯域幅部(BWP)フィールド、5ビットのサービングセル識別子(ID)フィールド、および第1のオクテットの第1のセットインジケータ;および
7ビットのPUCCHリソースインデックスフィールドと、第2オクテットの第2セットインジケータ
を備える、実施形態D1、D2、D13~D15の何れかに記載の方法。
実施形態D20. 第1の設定インジケータが「1」および「0」のうちの1つに設定されるとき、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのすべてがアクティブ化され、第2の設定インジケータは無視され、
ここで、第1のセットインジケータが「1」および「0」のうちの別の1つに設定されている場合、第2のセットインジケータは、複数のPUCCH電力制御パラメータセットのうちのアクティブ化されているPUCCH電力制御パラメータセットを示す、実施形態D19に記載の方法。
実施形態D21. WDに構成された複数のPUCCH電力制御パラメータセットの全てがMAC_CEによってアクティブ化される場合、方法は、PUCCH電力制御パラメータセットごとに異なる時間に、対応するPUCCH送信の各々を送信することを含む、実施形態D1~D20の何れかに記載の方法。
実施形態D22. PUCCHリソースおよびPUCCHリソースグループのうちの1つを含む構成を受信することをさらに含み;
ここで、各PUCCH電力制御パラメータセットは、WDがネットワークノードに関連付けられた対応する送受信点(TRP)に向けてシグナリングを送信するための電力制御パラメータを含んでいるように構成される、実施形態D1~D21の何れかに記載の方法。
【0157】
当業者には理解されるように、本明細書で説明する概念は、方法、データ処理システム、コンピュータプログラム製品、および/または実行可能なコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ記憶媒体として具体化することができる。したがって、本明細書で説明する概念は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの側面を組み合わせた実施形態の形態をとることができ、これらはすべて、本明細書では一般に 「回路」または「モジュール」と呼ばれる。本明細書に記載される任意のプロセス、ステップ、アクション、および/または機能は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアおよび/またはハードウェアで実装され得る対応するモジュールによって実行され得、および/またはそれに関連付けられ得る。さらに、本開示は、コンピュータによって実行され得る媒体に具現化されたコンピュータプログラムコードを有する有形コンピュータ使用可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶装置、光学記憶装置、または磁気記憶装置を含む、任意の適切な有形コンピュータ可読媒体を利用することができる。
【0158】
いくつかの実施形態を、方法、システム、およびコンピュータプログラム製品のフローチャート図および/またはブロック図を参照して本明細書で説明する。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート図および/またはブロック図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施され得ることが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたはブロックで指定された機能/動作を実施するための手段を作成するように、機械を生成するために、汎用コンピュータ(それによって特殊用途コンピュータを作成する)、特殊用途コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供され得る。
【0159】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリ又は記憶媒体に記憶されることもでき、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が、フローチャート及び/又はブロック図ブロック又はブロックに指定された機能/動作を実施する命令手段を含む製造品を製造するように、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に特定の方法で機能するように指示することができる。
【0160】
また、コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行される命令がフローチャートおよび/またはブロック図またはブロックに指定された機能/動作を実施するためのステップを提供するようなコンピュータ実装プロセスを生成するために、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で一連の動作ステップを実行させるために、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にロードすることもできる。
【0161】
ブロックに記されている機能/動作は、動作説明図に記されている順序とは異なって発生する可能性があることを理解されたい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には実質的に同時に実行されることもあれば、関係する機能/動作によっては、ブロックが逆の順序で実行されることもある。いくつかの図には、通信の主な方向を示すために通信経路に矢印が描かれているが、描かれている矢印とは逆方向に通信が行われる場合もあることを理解されたい。
【0162】
本明細書で説明する概念の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)やC++などのオブジェクト指向プログラミング言語で記述することができる。しかし、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で記述することもできる。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に実行してもよいし、スタンドアロンソフトウェアパッケージとしてユーザのコンピュータ上で部分的に実行してもよいし、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行し、リモートコンピュータ上で部分的に実行してもよいし、リモートコンピュータ上で完全に実行してもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザーのコンピュータに接続されてもよいし、(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して)外部のコンピュータに接続されてもよい。
【0163】
上記の説明および図面に関連して、多くの異なる実施形態が本明細書に開示されている。これらの実施形態のすべてのコンビネーションおよびサブコンビネーションを文字どおり説明し、図示することは、不当に反復が多く、難解であることが理解されよう。従って、全ての実施形態は、任意の方法および/または組み合わせで組み合わせることができ、図面を含む本明細書は、本明細書に記載された実施形態の全てのコンビネーションおよびサブコンビネーション、ならびにそれらを製造および使用する方法およびプロセスの完全な書面による説明を構成するものと解釈され、そのようなコンビネーションまたはサブコンビネーションに対する特許請求の範囲を支持するものとする。
【0164】
当業者には、本明細書で説明する実施形態が、本明細書で上記で特に示し説明したものに限定されないことが理解されよう。加えて、上記で反対の言及がなされない限り、添付の図面はすべて縮尺通りではないことに留意されたい。以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、上記の教示に照らして様々な修正および変形が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2023-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(WD)(22)と通信するように構成されたネットワークノードであって、該ネットワークノードは、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いて前記WDを構成するように構成された処理回路(68)と、
前記処理回路(68)と通信する無線インタフェース(62)であって、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットの前記リストから、少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記WDに送信するように構成された、前記無線インタフェース(62)と、
を備える、ネットワークノード。
【請求項2】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記処理回路(68)は、少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WDを構成するようにさらに構成され、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項5】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項6】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている空間関係を識別する
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項7】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化される
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項8】
少なくとも2つのPUCCH空間関係が前記WDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項9】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項10】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノードに関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WDが計算するための電力制御パラメータを含む
請求項に記載のネットワークノード。
【請求項11】
無線デバイス(WD)(22)と通信するように構成されたネットワークノードにおいて実施される方法であって、該方法は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストを用いて前記WDを構成すること(S142)と、
(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の少なくとも1つに適用可能な電力制御パラメータセットの前記リストから、少なくとも1つの電力制御パラメータセットをアクティブ化するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記WDに送信すること(S144)と、
を含む、方法。
【請求項12】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WDを構成することをさらに含み、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている空間関係を識別する
請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化される
請求項11に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも2つのPUCCH空間関係が前記WDに構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項11に記載の方法。
【請求項20】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノードに関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WDが計算するための電力制御パラメータを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項21】
ネットワークノードと通信するように構成された無線デバイス(WD)(22)であって、該WDは、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信するように構成された無線インタフェース(82)と、
前記無線インタフェース(82)と通信し、前記リスト内の前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定するように構成された処理回路(84)と、
を備える、WD。
【請求項22】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項21に記載のWD。
【請求項23】
前記処理回路(84)は、少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WDを構成するようにさらに構成され、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項21に記載のWD。
【請求項24】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項21に記載のWD。
【請求項25】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項21に記載のWD。
【請求項26】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている空間関係を識別する
請求項21に記載のWD。
【請求項27】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化される
請求項21に記載のWD。
【請求項28】
前記MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するように構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項21に記載のWD。
【請求項29】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項21に記載のWD。
【請求項30】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノードに関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WDが計算するための電力制御パラメータを含む
請求項21に記載のWD。
【請求項31】
ネットワークノードと通信するように構成された無線デバイス(WD)(22)において実施される方法であって、該方法は、
少なくとも1つのPUCCHリソースおよび少なくとも1つのPUCCHリソースグループの少なくとも一方に適用可能な、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御のための少なくとも2つの電力制御パラメータセットのリストの構成を受信すること(S146)と、
前記リスト内の前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて送信電力レベルを設定すること(S148)と、
を含む、方法。
【請求項32】
前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストの各々は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、目標受信電力(P0-PUCCH)ID、閉ループインデックス、電力制御パラメータセットID、を含む
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つの送受信ポイント(TRP)へのPUCCH反復を用いて前記WDを構成することをさらに含み、各TRPは前記少なくとも2つの電力制御パラメータセットの少なくとも1つに関連付けられている
請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記MAC_CEは、2つのビットフィールドを含むPUCCHリソース識別子を含み、各ビットフィールドは、少なくとも2つの電力制御パラメータセットの前記リストからのPUCCH電力制御パラメータセットをそれぞれ識別する
請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記MAC_CEは、(1)1つのPUCCHリソース、(2)複数のPUCCHリソースの各々、(3)複数のPUCCHリソースグループ、の前記少なくとも1つに対して、2つのPUCCH電力制御セットおよび1つのPUCCH電力制御セットの何れがアクティブ化されているかを示すビットフィールドを含む
請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記MAC_CEは、オクテットの空間関係情報IDフィールドを含み、該空間関係情報IDフィールドは、先行するオクテットのPUCCHリソースインデックスフィールドで識別される、前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化されている空間関係を識別する
請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記MAC_CEは、
PUCCHリソースが空間関係または電力制御セットによって更新されているか否かを示す第1オクテット内のフィールド(E)と、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースからの1つのPUCCHリソースおよび前記少なくとも1つのPUCCHリソースグループからの1つのPUCCHリソースグループの前記一方を識別する第2オクテット内のPUCCHリソースインデックスフィールドと、
前記第2オクテットに続く第3オクテットであって、該第3オクテットは、空間関係を識別する空間関係情報識別子(ID)フィールドと、PUCCH電力制御パラメータセットを識別するSフィールドと、を含む、前記第3オクテットと、
を含み、
前記フィールド(E)に含まれる値に少なくとも部分的に基づいて、前記空間関係および前記Sフィールドの一方は、前記第2オクテット内の前記PUCCHリソースインデックスフィールドによって識別される前記PUCCHリソースおよび前記PUCCHリソースグループの前記一方に対してアクティブ化される
請求項31に記載の方法。
【請求項38】
前記MAC_CEは、少なくとも2つのPUCCH空間関係を構成するように構成され、各PUCCH空間関係は、PUCCHパスロス参照信号識別子(ID)、P0-PUCCH_ID、閉ループインデックス、を含む
請求項31に記載の方法。
【請求項39】
前記MAC_CEは
第1オクテット内の、帯域幅パート(BWP)フィールドおよびサービングセル識別子(ID)フィールドと、
PUCCH電力制御パラメータの1セットと2セットの何れがアクティブ化されているかを示すフィールドと、
第2オクテット内の、7ビットPUCCHリソースインデックスフィールドと、
第3オクテット内の、前記2セットのPUCCH電力制御パラメータのそれぞれのための専用フィールドと、
を含む
請求項31に記載の方法。
【請求項40】
各PUCCH電力制御パラメータセットは、前記ネットワークノードに関連付けられた対応する送受信ポイント(TRP)に向けたPUCCH送信電力を前記WDが計算するための電力制御パラメータを含む
請求項31に記載の方法。
【国際調査報告】