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特表2024-513981V2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器
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  • 特表-V2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-27
(54)【発明の名称】V2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/40 20230101AFI20240319BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 72/25 20230101ALI20240319BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240319BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240319BHJP
   H04W 72/56 20230101ALI20240319BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20240319BHJP
   H04W 4/46 20180101ALN20240319BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
H04W72/25
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W72/56
H04W28/04 110
H04W4/46
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562796
(86)(22)【出願日】2022-04-19
(85)【翻訳文提出日】2023-10-12
(86)【国際出願番号】 CN2022087646
(87)【国際公開番号】W WO2022237465
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】202110507886.9
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】322001587
【氏名又は名称】中信科智聯科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CICT Connected and Intelligent Technologies Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Office 505, 5th Floor, Building 2, No. 299, Scientific Research Avenue, Zengjia Town, High-tech Industrial Development Zone, Jiulongpo District, Chongqing, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鄭 石磊
(72)【発明者】
【氏名】趙 鋭
(72)【発明者】
【氏名】王 亜坤
(72)【発明者】
【氏名】沈 天▲じゅん▼
(72)【発明者】
【氏名】李 晨▲しん▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本開示は、V2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器を提供する。前記方法は、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するステップと、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップと、を含み、前記サイドリンク制御情報SCIは、リソース協調をトリガーするための指示情報を含み、前記協調情報は、前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス間のリソース協調方法であって、第1ユーザ機器に適用され、
前記方法は、
少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するステップと、
目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップと、を含み、
前記サイドリンク制御情報SCIは、リソース協調をトリガーするための指示情報を含み、
前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調方法。
【請求項2】
目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップは、
前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するステップと、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を特定するステップと、
前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項3】
優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を選出するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項4】
前記した、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定ことであって、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1つを含む
ことを特徴とする請求項3に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項5】
前記目標第2ユーザ機器の数は、
前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、
前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、
前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、
ネットワークによる設定又は事前設定、及び、
第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる
ことを特徴とする請求項1又は4のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項6】
前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記目標第2ユーザ機器を確定することは、
前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、
前記協調情報の送信を優先的に確保すること、及び、
前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項7】
前記方法は、
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項8】
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、
以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを含み、
前記以下のパラメータは、前記目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、前記目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む
ことを特徴とする請求項7に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項9】
デバイス間のリソース協調方法であって、第2ユーザ機器に適用され、
前記方法は、
第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するステップを含み、
前記サイドリンク制御情報SCIは、優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調方法。
【請求項10】
前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するステップを更に含み、
前記協調情報は、前記第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する
ことを特徴とする請求項9に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいてリソース再選択判断を行うこと、及び、
前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除してリソース再選択を行うこと、のうちのいずれか1つを更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項12】
前記方法は、
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項13】
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、
以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを含み、
前記以下のパラメータは、前記第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、前記第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項14】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は第1ユーザ機器であり、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令とを備え、
前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されるとき、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とするユーザ機器。
【請求項15】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は第2ユーザ機器であり、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令とを備え、
前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されるとき、請求項9ないし13のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とするユーザ機器。
【請求項16】
デバイス間のリソース協調装置であって、第1ユーザ機器に適用され、第1受信モジュール及び第1送信モジュールを備え、
前記第1受信モジュールは、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するように構成され、
前記サイドリンク制御情報SCIは、リソース協調をトリガーするための指示情報を含み、
前記第1送信モジュールは、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するように構成され、
前記協調情報は、前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、
前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調装置。
【請求項17】
デバイス間のリソース協調装置であって、第2ユーザ機器に適用され、第2送信モジュールを備え、
前記第2送信モジュールは、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するように構成され、
前記サイドリンク制御情報SCIは、優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調装置。
【請求項18】
読取可能な記憶媒体であって、
前記読取可能な記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されるとき、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現されるか、又は請求項9ないし13のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とする読取可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互引用>
本願は2021年5月10日に中国で出願された中国特許出願No.202110507886.9の優先権を主張し、その全ての内容を引用により組み込む。
【0002】
本開示は通信技術分野に関し、特にはV2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器に関する。
【背景技術】
【0003】
サイドリンク(sidelink)のユーザ機器(user equipment,UE)にとって、基地局によるスケジューリングがない場合には主に、送信側のUEが他のUEのリソース占用状況を自らセンシング(sensing)することによりシステムにおける将来のしばらくの間のリソース占用状況を推定して、空いているリソースを選んでリソース送信サービスを行う。しかしながら、sidelinkのリソースセンシングは、隠れノード、露出ノード、ハーフデュプレックスノード及び突発的なサービスにより影響されやすい。そのため、送信側のUEは、使用可能なリソースを判断する際に悪い影響を受けてしまって、実際に選択した送信リソースに競合や不適合などの問題が発生する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、関連技術によるリソース割当メカニズムにおいて受信側ユーザ機器のハーフデュプレックス、隠れノード及び露出ノードなどに起因してリソース選択が不正確になる課題を解決するために、V2Xデバイス間のリソース協調方法、装置及びユーザ機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の課題を解決するために、本開示の実施例は以下の手段を提案する。
【0006】
第1の態様によると、本開示の実施例はデバイス間のリソース協調方法を提供し、第1ユーザ機器に適用される。前記方法は、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information,SCI)を受信するステップであって、前記サイドリンク制御情報SCIはリソース協調をトリガーするための指示情報を含むステップと、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップと、を含み、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである。
【0007】
選択的に、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップは、前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するステップと、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するステップと、前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するステップと、を含む。
【0008】
選択的に、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップを更に含む。
【0009】
選択的に、前記の、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定ことであって、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1つを含む。
【0010】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる。
【0011】
選択的に、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)フィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記目標第2ユーザ機器を確定することは、
ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、
前記協調情報の送信を優先的に確保すること、及び、
ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを含む。
【0012】
選択的に、前記方法は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを更に含む。
【0013】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを含む。以下のパラメータは、目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0014】
第2の態様によると、本開示の実施例はデバイス間のリソース協調方法を更に提供し、第2ユーザ機器に適用される。前記方法は、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するステップを含み、前記サイドリンク制御情報SCIは優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む。
【0015】
選択的に、前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するステップを更に含み、前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0016】
選択的に、前記方法は、前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいてリソース再選択判断を行うこと、及び、前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除してリソース再選択を行うこと、のうちのいずれか1つを更に含む。
【0017】
選択的に、前記方法は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを更に含む。
【0018】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを含み、以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0019】
第3の態様によると、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供し、前記ユーザ機器は第1ユーザ機器であって、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令を備える。前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第1の態様に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される。
【0020】
第4の態様によると、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供し、前記ユーザ機器は第2ユーザ機器であって、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令を備える。前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第1の態様に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される。
【0021】
第5の態様によると、本開示の実施例はデバイス間のリソース協調装置を更に提供し、第1ユーザ機器に適用される。当該装置は第1受信モジュール及び第1送信モジュールを備え、第1受信モジュールは少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するように構成され、前記サイドリンク制御情報SCIはリソース協調をトリガーするための指示情報を含み、第1送信モジュールは目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するように構成され、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである。
【0022】
選択的に、第1送信モジュールは第1確定ユニット、第2確定ユニット及び送信ユニットを備える。第1確定ユニットは、前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示される時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するように構成され、第2確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するように構成され、送信ユニットは前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するように構成される。
【0023】
選択的に、前記装置は、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するように構成される選択モジュールを更に備える。
【0024】
選択的に、選択モジュールは、第3確定ユニット、第4確定ユニット、第5確定ユニット、第6確定ユニット、第7確定ユニット及び第8確定ユニットのうちのいずれか1つを備え、
第3確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、
第4確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、Lは1以上であり、
第5確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定され、
第6確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、
第7確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、Lは1以上であり、
第8確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定される。
【0025】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる。
【0026】
選択的に、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記第1確定ユニットは具体的に、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、前記協調情報の送信を優先的に確保すること、及び、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを行うように構成される。
【0027】
選択的に、前記装置は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第1確定モジュールを更に備える。
【0028】
選択的に、前記第1確定モジュールは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第9確定ユニットを備える。以下のパラメータは、目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0029】
第6の態様によると、本開示の実施例はデバイス間のリソース協調装置を更に提供し、第2ユーザ機器に適用される。当該装置は、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するように構成される第2送信モジュールを備え、前記サイドリンク制御情報SCIは優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む。
【0030】
選択的に、前記装置は、前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するように構成される第2受信モジュールを更に備え、前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0031】
選択的に、前記装置は、前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいてリソース再選択判断を行うように構成される再選択判断モジュールと、前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除してリソース再選択を行うように構成される再選択モジュールと、のうちのいずれか1つを更に備える。
【0032】
選択的に、前記装置は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するように構成される第2確定モジュールを更に備える。
【0033】
選択的に、第2確定モジュールは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第10確定ユニットを備える。以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0034】
第7の態様によると、本開示の実施例は読取可能な記憶媒体を更に提供し、前記読取可能な記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、以上のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0035】
本開示の有益な効果は以下の通りである。本開示に係る手段においては、第1ユーザ機器が、第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信し、前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報を含み、さらに、第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つの目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示する。このように、第1ユーザ機器の視角から、協調情報を利用して第2ユーザ機器がリソース選択及び判断を行うように協力するとともに、第2ユーザ機器の後続の送信リソースを指示する過程によって、第2ユーザ機器がリソースを選択する際に競合又は不適合が発生する確率を低下させて、通信品質を向上させることを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】本開示に係るリソース選択シーケンス図である。
図2】本開示に係るNR-V2Xのチャネル構造の模式図の一である。
図3】本開示に係るNR-V2Xのチャネル構造の模式図の二である。
図4】本開示に係るPSFCH候補リソースの暗黙的マッピングの模式図である。
図5】本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調方法のフローチャートの一である。
図6】本開示の実施例に係るデバイス間の情報伝送を示す模式図である。
図7】本開示の実施例に係る協調リソースのマッピング位置の模式図の一である。
図8】本開示の実施例に係る協調リソースのマッピング位置の模式図の二である。
図9】本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調方法のフローチャートの二である。
図10】本開示の実施例に係るユーザ機器のハードウェア構造の模式図の一である。
図11】本開示の実施例に係るユーザ機器のハードウェア構造の模式図の二である。
図12】本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調装置のブロック図の一である。
図13】本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調装置のブロック図の二である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本開示が解決しようとする課題、技術手段及び長所をより明確にするために、以下、図面及び詳しい実施例を参照しながら説明する。以下の説明において提供される具体的な配置やコンポーネントなどの特定の細部は、本開示の実施例に対する全面的な理解へ協力するためのものに過ぎない。そこで、当業者であれば理解できるように、本開示の範囲及び思想を逸脱せずにここに記載の実施例に対して様々な変形や変更を行うことが可能である。また、明確さ及び簡潔さを図るために、既存の機能及び構造についての説明は省略されている。
【0038】
なお、明細書の全文において書かれた「1つの実施例」又は「一実施例」は、実施例に関わる特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。そこで、明細書全体において現れた「1つの実施例において」又は「一実施例において」は必ずしも同じ実施例を指すわけではない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は任意の適切な形態で1つ又は複数の実施例に組み込まれることができる。
【0039】
本開示の各実施例において、以下の各工程の番号の大きさは実行順番の前後を意味せず、各工程の実行順番はそれらの機能及び内在的なロジックにより決められるべきであり、本開示の実施例の実施過程に対して如何な制限にもならないことを、理解すべきである。
【0040】
また、本文における「システム」及び「ネットワーク」との用語は一般に交換して使用可能である。
【0041】
なお、本開示に係る実施例において、「Aに対応するB」はBとAとが互いに関連しており、Aに基づいてBを確定可能であることを意味する。ただし、Aに基づいてBを確定することは、Aのみに基づいてBを確定することだけを意味するではなく、A及び/又は他の情報に基づいてBを確定してもよい。
【0042】
本開示の実施例についての説明を始める前に、以下の記述における一部の定義を解釈、説明しておく。
【0043】
ニューラジオV2X(New Radio-Vehicle to everything,NR-V2X)における情報交換は、センシング及び基準信号受信電力(Reference signal receiving power,RSRP)に基づくリソース排除技術を採用している。図1を参照すると、Sensingウィンドウにおいて、UEは持続的に受信複号及びRSRP測量を行っている。図1に示すように、Sensingウィンドウの開始時間はn-T0であり、終了時間はn-Tprocである。n時刻にパケットが到着した後、UEのリソース選択過程は以下の通りである。(1)自身のセンシング結果に基づいて、リソース選択ウィンドウ内に予約され且つRSRP閾値より大きいRSRPを受信したリソースを、リソース選択ウィンドウから排除する。RSRP閾値は受信したパケットの優先レベル及び送信されるパケットの優先レベルによって決められる。図1に示すように、リソース選択ウィンドウの開始時間はn+T1であり、終了時間はn+T2である。(2)リソース排除の後、使用可能なリソースの割合を判断し、使用可能なリソースの割合がリソース選択ウィンドウ内のリソース総数のX%より小さい場合、RSRP閾値を3dB増加させてから、使用可能なリソースの割合がX%以上になるまでステップ(1)のリソース排除工程を繰り返す。(3)UEが使用可能なリソースから所望のリソースをランダムに選択する。
【0044】
その基礎の上、非周期的な突発サービスに起因するリソース競合を解決し且つ優先レベルの高いサービスの信頼性を保証するために、再評価(Re-evaluation)メカニズム及び占有(Pre-emption)メカニズムをそれぞれ追加した。ここで、再評価メカニズムは主に予約されていないリソースを対象としており、リソース送信前に最新のSensing結果に基づいて、選択されたリソースに競合が発生するか否かを判断し、競合が発生する場合には再選択を行うことができ、それによりリソース衝突の確率を低下させる。占有メカニズムは主に予約されたリソースを対象としており、予約されたリソースが高優先レベルのUEにより占用されたと気付いた場合、低優先レベルのUEがリソース再選択を行うようにトリガーし、それにより高、低優先レベルの間の競合を避けて、高優先レベルのサービスの性能を確保する。図1に示すように、初期伝送を行う時間はm1であり、再選択を行う時間はm2であり、再評価は開始時間がnであり、終了時間がm1-T3であり、占有は開始時間がm1であり、終了時間がm2-T3である。
【0045】
NR-V2Xのチャネル構造は図2及び図3に示す通りである。NR-V2Xのチャネルは、物理サイドリンク制御チャネル(Physical sidelink control channel,PSCCH)、物理サイドリンク共有チャネル(Physical sidelink shared channel,PSSCH)及び物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical sidelink feedback channel,PSFCH)を含む。ここで、PSCCHは1ステージのサイドリンク制御情報(1st-stage SCI)を搬送し、PSSCHは2ステージのサイドリンク制御情報(2nd-stage SCI)及びデータを搬送し、PSFCHはフィードバック情報を搬送する。
【0046】
現在、1st-stage SCIは1種類のフォーマット(format)であるSCI format 1-Aのみを有しており、主にPSSCH及び2nd-stage SCIのスケジューリングに用いられる。SCI format 1-Aは以下の情報フィールド:優先レベル(Priority)、周波数領域リソース割当(Frequency resource assignment)、時間領域リソース割当(Time resource assignment)、リソース予約周期(Resource reservation period)、復調基準信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)パターン(DMRS pattern)、2ステージのSCIフォーマット(2nd-stage SCI format)、beta値指示(Beta_offset indicator)、DMRSポート数(Number of DMRS port)、転調暗号化(Modulation and coding scheme,MCS)、MCSテーブル指示(Additional MCS table indicator)、PSFCH overhead指示(PSFCH overhead indication)、予約bit(Reserved)を含む。
【0047】
st-stage SCIは自身の時間-周波数位置によって対応するデータブロック(transmission block,TB)のリソース位置を暗黙的に指示し、Frequency resource assignment及びTime resource assignmentにより現在のTBの予約した再伝送位置を指示し、Resource reservation periodにより次のTBの予約したリソース位置を指示する。つまり、周期的なサービスであれば、各リソース周期内の相対的な時間-周波数位置はサービス送信完了まで不変である。
【0048】
現在、2nd-stage SCIは2種類のformat、SCI format 2-A及びSCI format 2-Bを有する。ここで、SCI format 2-Aは、PSSCHの複号と、確認(Acknowledgement,ACK)/否定確認(Negative Acknowledgement,NACK)HARQ、NACK-based HARQ、又は無HARQ-ACKに基づく通信とに用いられる。一方SCI format 2-Bは、PSCCHの複号と、NACK-based HARQ又は無HARQ-ACKに基づく通信とに用いられる。
【0049】
PSFCHについては現在2種類のフィードバックモードがある。1種類はNACK-based HARQであって、マルチキャストモードのみを対象とし、すべてのUEが1つのPSFCHをシェアする(NACKのみをフィードバックする)。もう1種類はACK/NACK-based HARQであって、ユニキャスト又はマルチキャストモードを対象とし、いずれのUEも独立したPSFCHを使用する(ACK/NACKをフィードバックする)。
【0050】
PSFCHは、シーケンスに基づく(sequence-based)チャネルを主に使用しており、いずれのフィードバックチャネルも時間領域で2つの直交周波数分割多重技術(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)のシンボルを占用し、周波数領域で1つのRBの幅を占用する。基本シーケンスx(n)の生成方式は、具体的にプロトコル38.211の8.3.4.2.1章節を参照でき、数1の通りである。
【数1】
【0051】
ここで、u、vは基本シーケンスの生成を決定し、δはシーケンスの長さを決定する。ここで、サイドリンクにおいてはδ=0であり、αはシーケンスが使用するサイクルシフトを決定する。一般的に、1つのPSFCHリソースプールにおけるいずれのUEが使用する基本シーケンスは同一であるが、サイクルシフト(cyclic shift,CS)の数はリソースプールに基づいて配置され、複数対のCSの配置が存在でき、主にm、mCSの2つのパラメータの詳しい値により区分される。具体的にはプロトコル38.213の16.3章節を参照でき、数2の通りである。
【数2】
【0052】
ここで、mint=0であり、l=0であり、l’はPSFCHにより伝送される2番目のO
が使用するサイクルシフト対数によって決められ、以下のテーブル1に示す通りである。
[テーブル1]
【0053】
CSの値はフィードバックタイプによって決められ、テーブル2及びテーブル3に示すように、それぞれACK/NACK-based及びNACK-basedの2つのフィードバックタイプに対応する。
テーブル2 ACK/NACK-basedfeedback
テーブル3 NACK-basedfeedback
【0054】
UEフィードバックを受信するために用いられる具体的なPSFCHリソース位置は、対応するPSSCHリソース位置に基づいて確定される。確定方法は2つの案があり、どの案を採用するかはリソースプール配置によって具体的に指示される。まずはPSSCH番号に基づいてPSFCH候補集合を確定し、図4に示すように、PSFCH候補リソース位置と、対応するPSSCHリソース位置との対応関係は2つの候補集合が存在し、すなわち図4におけるOption1(候補集合1)及びOption2である。PSFCH候補リソース集合を確定した後、さらに、PSFCH伝送のリソース位置PSFCH_indexを確定する必要があり、その詳しい確定方法は以下の通りである。
PSFCH_index=(K+M)Mod(L*Y)
【0055】
ここで、KはTxUEにより送信されたPSSCH関連のSCI中に携帯された、切り捨て後のLayer-2 source IDである。
【0056】
Mの値はHARQフィードバックのモードによって異なる。具体的に、ユニキャストにおいてM=0であり、マルチキャストのHARQフィードバックOption1においてM=0であり、マルチキャストのHARQフィードバックOption2においてMはRxUEのマルチキャストメンバーIDである。図4において、Z=N_F/(S×N)RBsであり、N_FはPSFCHリソースプールの占用PRB個数を表し、Sは送信リソースプールのサブチャネル個数であり、NはPSFCHの周期(単位がslot)である。
【0057】
図5に示すように、本開示の実施例はデバイス間のリソース協調方法を提供し、該方法は第1ユーザ機器に適用される。前記方法は以下の内容を含む。
【0058】
ステップ501において、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信し、前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報が含まれる。
【0059】
なお、本開示の実施例による第1ユーザ機器及び第2ユーザ機器はいずれもV2X機器である。第1ユーザ機器が単独PSCCH候補リソース位置におけるブラインド検出能力は2以上である。
【0060】
図6を参照すると、第2ユーザ機器は自らセンシングした情報に基づいてデータ伝送を行う。ここで、SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報が携帯されている。
【0061】
なお、第1ユーザ機器は受信UEであってもよく、第3者UEであってもよい。また、第1ユーザ機器の数は1つであってもよく、複数であってもよい。第2ユーザ機器の数は1つであってもよく、複数であってもよい。
【0062】
第2ユーザ機器が送信したパケットに対しては、SCI中の1st-stage SCI、2nd-stage SCI、新たに定義された指示フィールド、及び、reserve bitsのうちのいずれか1項を利用してリソース協調をトリガーする指示を行うことができる。
【0063】
リソース協調をトリガーするための指示情報を受信したユーザ機器は、自身が第1ユーザ機器であるか否かをまず確認する必要がある。確認方式は、前記第2ユーザ機器の送信データを受信するユーザ機器が第1ユーザ機器であること、予め設定した能力又はセッティングを有するユーザ機器が第1ユーザ機器であること、及び、自身の地理的位置、第2ユーザ機器のRSRP強度又は端末行列における位置(例えばユーザ機器が1台目の車である)に基づいて確定されたユーザ機器が第1ユーザ機器であること、のうちの1つである。
【0064】
本開示の実施例においては、第1ユーザ機器の視角によって情報を収集することができ、ひいては収集した情報に基づいて、第2ユーザ機器に対するリソース選択及び判断をサポートすることを実現する。
【0065】
ステップ502:目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである。
【0066】
本開示の実施例において、第1ユーザ機器が第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つの目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、協調情報は目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示する。これにより、第1ユーザ機器が協調情報を用いて第2ユーザ機器の後続の送信リソースを指示する過程によって、第2ユーザ機器のリソース選択時に競合や不適合が発生する確率を低下させて、通信品質を向上させる。
【0067】
なお、協調情報はシーケンスに基づく指示であり、PSFCHに類似し、又はPSFCHであってもよい。好ましく、PSFCHで協調情報を搬送することにより、関連技術によるsidelinkチャネルの構造を変更しなくてもよく、新しいチャネルを引き込む必要もない。協調情報はPSFCHと同じ物理リソースを使用してもよく、異なる物理リソースを使用してもよい。
【0068】
続いて図6を参照すると、第2ユーザ機器は第1ユーザ機器にSCIを送信し、第1ユーザ機器はSCI中に携帯されている、リソース協調をトリガーするための指示情報に基づいて、第2ユーザ機器に協調情報を送信する。
【0069】
選択的に、本開示の実施例において、協調情報は目標第2ユーザ機器が自らのセンシング結果に基づいてリソース再選択判断を行うように指示することもできる。よって、第1ユーザ機器の視角から、協調情報を利用して第2ユーザ機器がリソース選択を行うように協力することを実現する。
【0070】
本開示の実施例においては、第2ユーザ機器が送信したサイドリンク制御情報SCIを第1ユーザ機器により受信し、前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報を含み、さらに第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つの目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示する。このように、第1ユーザ機器の視角から、協調情報を利用して第2ユーザ機器のリソース選択及び判断に協力するとともに、第2ユーザ機器の後続の送信リソースを指示する過程によって、第2ユーザ機器がリソースを選択する際に競合や不適合が発生する確率を低下させて通信品質を向上させる。
【0071】
選択的に、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信することは、前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するステップと、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するステップと、前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するステップと、を含む。
【0072】
本開示の実施例において、第1ユーザ機器は、第2ユーザ機器により送信されたSCIにおいて指示されたデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、第2ユーザ機器により送信されたデータリソースに競合が存在するか否かを確定し、リソース競合が存在する場合にはリソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定し且つ前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器(すなわち協調情報がフィードバックされる必要がある第2ユーザ機器)を特定する必要があり、さらに目標第2ユーザ機器に協調情報を送信する。
【0073】
つまり、第1ユーザ機器が、複数の第2ユーザ機器の間にリソース競合が発生することを検出した場合、複数の第2ユーザ機器は、第1ユーザ機器にリソース協調をトリガーするための指示情報を送信したユーザ機器と、第1ユーザ機器にリソース協調をトリガーするための指示情報を送信していないユーザ機器とを含む。第1ユーザ機器は、リソース協調をトリガーするための指示情報を送信したユーザ機器のみに対して協調情報を送信する。
【0074】
なお、リソース競合が発生することは、ユーザ機器間にリソース衝突が発生するか、又はハーフデュプレックスに起因して同時にデータを受送信できなくなるからである。
【0075】
選択的に、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップを更に含む。
【0076】
本開示の実施例において、SCIに含まれるパケットのサービス優先レベルに基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器に対して協調を行うか否かを決定するとともに、リソース競合が発生する第2ユーザ機器のサービス優先レベルのランキングに基づいて、第2ユーザ機器のうちの目標第2ユーザ機器に対して協調指示を行う。
【0077】
サービス優先レベルにより協調情報のフィードバックプロセスを処理することによって、システムの信頼性を向上させることができる。例えば、高優先レベルのサービスの送信正確度を保証して、他のユーザ機器による干渉を受ける可能性を低下させる。
【0078】
なお、第1ユーザ機器はランダム選定の方式でリソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちのN個の目標第2ユーザ機器に協調情報を送信することができ、それらがリソース再選択又はリソース再選択判断を行うように知らせる。ここで、Nは1以上の正の整数である。これも本開示の実施例の保護範囲に属する。
【0079】
選択的に、前記した、サービス優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1項を含む。
【0080】
本開示の実施例において、第1ユーザ機器はそれぞれの第2ユーザ機器のサービス優先レベルに基づいて、協調情報を送信する目標第2ユーザ機器を選択することができる。選択方式は以下のうちのいずれか1つを含むが、以下では各方式について詳しく説明する。
【0081】
本実施例において、SCI中のpriorityの値が小さいほど、対応するサービス優先レベルが高い。
【0082】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出できた、既に競合が発生したか又はこれから競合が発生する2つの第2ユーザ機器はそれぞれUE-B1とUE-B2である。第1ユーザ機器は、UE-B1とUE-B2の中のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドであるpriority_UE-B1とpriority_UE-B2を比較する。第1ユーザ機器は、priority_UE-B1>priority_UE-B2と判断した場合、UE-B1のサービス優先レベルがより高いと考えられ、サービス優先レベルが高いUE-B1を目標第2ユーザ機器として確定する。具体的に、さらに例を挙げて説明する必要があることとして、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し且つそれぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は3つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は2つである場合、最も高いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することにより指示されるように、第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する3つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定し、さらに、確定されたサービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0083】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する複数の第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し、それぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は1つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は4つである場合、第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を目標ユーザ機器として確定する。例えば、この例において、L=3の場合、第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する2つの第2ユーザ機器及び第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する1つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定する。さらに、確定された、サービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0084】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合において、それぞれの第2ユーザ機器のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドを比較する。1つの第2ユーザ機器のサブ集合(UE-B1サブ集合)のpriority情報フィールドが第1プリセット優先レベル閾値(priority_thres)より小さく、すなわちpriority_UE-B1<priority_thresを検出した場合、UE-B1サブ集合に含まれる第2ユーザ機器が目標第2ユーザ機器である。なお、UE-B1サブ集合は1つ又は複数の第2ユーザ機器を含み、第1プリセット優先レベル閾値は協調情報のフィードバックを確定するためのサービス優先レベルの閾値であって、ネットワークにより設定されるか又は事前設定されることができる。特別に、リソースプールセッティングにおけるPre-emption閾値を採用するか又は同一の値に設定することができる。さらに、確定されたサービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0085】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した、既に競合が発生したか又はこれから競合が発生する2つの第2ユーザ機器がそれぞれUE-B1とUE-B2であり、第1ユーザ機器がUE-B1とUE-B2の中のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドであるpriority_UE-B1とpriority_UE-B2を比較する。第1ユーザ機器が、priority_UE-B1<priority_UE-B2と判断した場合、UE-B2のサービス優先レベルがより高いと考えられ、サービス優先レベルの低いUE-B1を目標第2ユーザ機器として確定する。具体的に、さらに例を挙げて説明する必要があることとして、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し且つそれぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は3つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は2つである場合、最も高いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、すなわち第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する2つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定し、さらに、確定されたサービス優先レベルの低い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0086】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する複数の第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し、それぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は1つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は4つである場合、第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を目標ユーザ機器として確定する。例えば、この例において、L=5の場合、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する4つの第2ユーザ機器及び第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する1つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定する。さらに、確定された、サービス優先レベルの低い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0087】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合において、それぞれの第2ユーザ機器のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドを比較する。1つの第2ユーザ機器のサブ集合(UE-B2サブ集合)のpriority情報フィールドが第1プリセット優先レベル閾値(priority_thres)より小さく、すなわちpriority_UE-B2>priority_thresを検出した場合、UE-B2サブ集合に含まれる第2ユーザ機器が目標第2ユーザ機器である。なお、UE-B2サブ集合は1つ又は複数の第2ユーザ機器を含み、第1プリセット優先レベル閾値は協調情報のフィードバックを確定するためのサービス優先レベルの閾値であって、ネットワークにより設定されるか又は事前設定されることができる。特別に、リソースプールセッティングにおけるPre-emption閾値を採用するか又は同一の値に設定することができる。さらに、確定されたサービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【0088】
上述した、低サービス優先レベルの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定する3つの例は、低サービス優先レベルのユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることを実現でき、高サービス優先レベルの送信の正確度を保証する。
【0089】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1項に基づいて決められる。
【0090】
本開示の実施例において、目標第2ユーザ機器の数が複数であると確定した場合、情報を送信できる能力は最大送信電力及び/又は送信能力により拘束される。
【0091】
なお、同時に送信するHARQフィードバック情報の個数である能力と、同時に送信する協調情報の個数である能力とは同一であってもよく、つまり1つの能力のみを定義すればよい。HARQフィードバック情報及び協調情報を同一の情報として理解するか又は同種類の情報に属すると理解してもよく、それらの電力制御の処理方式は同一である。
【0092】
第1ユーザ機器が協調情報のみを送信する場合、第1ユーザ機器が実際に送信可能な協調情報の個数は、同時に送信可能な協調情報の個数と、第1ユーザ機器がサポート可能な最大送信電力との両方により共同で決められる。詳しい送信方法はPSFCHの電力制御(power control)方法をそのまま採用することができる。
【0093】
第1ユーザ機器が協調情報及びHARQフィードバック情報を同時に送信する必要がある場合、第1ユーザ機器が実際に送信可能な協調情報の個数及びHARQフィードバック情報の個数は、同時に送信可能な両者の最大個数と、第1ユーザ機器がサポート可能な最大送信電力との両方により共同で決められる。詳しくは以下を含む。
【0094】
1個の協調情報の送信電力又は1個のHARQフィードバック情報の送信電力に対して所定の要求がある場合(協調情報の送信電力又はHARQフィードバック情報の送信電力はネットワークによる設定又は事前設定によって取得される)、要送信の協調情報の個数とHARQフィードバック情報の個数との和が、第1ユーザ機器が送信する協調情報及びHARQフィードバック情報の最大個数の和x(xは1以上)以下であり、且つ、要送信の協調情報の電力と要送信のHARQフィードバック情報の電力との和が、第1ユーザ機器がサポート可能な最大送信電力を超えていない場合、電力要求に従ってすべての協調情報及びHARQフィードバック情報を送信する。
【0095】
1個の協調情報の送信電力又は1個のHARQフィードバック情報の送信電力に対して所定の要求がある場合(協調情報の送信電力又はHARQフィードバック情報の送信電力はネットワークによる設定又は事前設定によって取得される)、要送信の協調情報の電力と要送信のHARQフィードバック情報の電力が、第1ユーザ機器がサポート可能な最大送信電力を超えた場合、以下の3つの形態に更に分けられる。1)HARQフィードバック情報の送信を優先的に保証する必要がある場合、送信電力の要求に従ってHARQフィードバック情報を優先的に送信する。HARQフィードバック情報を送信完了後にもまだ最大電力を超えていない場合、送信の総個数の上限に達するまで、続いて電力の要求に従って協調情報を送信する。2)協調情報の送信を優先的に保証する必要がある場合、送信電力の要求に従って協調情報を優先的に送信する。協調情報を送信完了後にはまだ最大電力を超えていない場合、送信の総個数の上限に達するまで、続いて電力の要求に従ってHARQフィードバック情報を送信する。3)1個の情報の送信電力の要求及び第1ユーザ機器がサポート可能な最大送信電力に基づいて、サポート可能な最大送信個数であるyを算出する。要送信のHARQフィードバック情報のサービス優先レベル及び要送信の協調情報に対応するサービス優先レベルを、サービス優先レベルの高い順でランク付ける。サービス優先レベルが最も高いy個のサービス優先レベルを選択し、y個の最も高いサービス優先レベルに対応してy個の情報を送信する。ここで、yは1以上である。
【0096】
選択的に、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記目標第2ユーザ機器の確定は、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、前記協調情報の送信を優先的に確保すること、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを含む。
【0097】
上述した実施例を続いて説明する。1個の協調情報の送信電力又は1個のHARQフィードバック情報の送信電力に対して所定の要求がある場合(協調情報の送信電力又はHARQフィードバック情報の送信電力はネットワークによる設定又は事前設定によって取得される)、要送信の協調情報の個数とHARQフィードバック情報の個数との和が、第1ユーザ機器の最大送信個数yより大きい場合、まず、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックのための能力を優先的に確保すること、又は前記協調情報を送信する能力を優先的に確保すること、又はハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較することに基づいて、y個の協調情報及び/又はHARQフィードバック情報を選択する。その後、送信電力の要求に従ってy個の情報を送信するための総電力が第1ユーザ機器の最大送信電力を超えていない場合、送信電力の要求に従ってy個の情報を送信する。送信電力の要求に従ってy個の情報を送信するための総電力が第1ユーザ機器の最大送信電力を超えた場合、後続に送信される情報の個数及び電力制御の過程は、PSFCH関連の電力制御プロセスをそのまま採用すればよい。電力制御プロセスは、第1ユーザ機器が優先レベルに基づいて、NTx個の協調情報及び/又はHARQフィードバック情報を選択して送信する。
【数3】
【0098】
ここで、Mは、対応する優先レベルpriority値がiである協調情報の個数及び/又はHARQフィードバック情報の個数の和であり、Kは以下の条件を満たす最大値である。
【数4】
【0099】
ここで、PCMAXは第1ユーザ機器の最大送信電力であり、Poneは1個の協調情報又はHARQフィードバック情報を送信する電力要求であり、Kが上述の条件を満たない場合、K=0であり、その後、
【数5】
【0100】
ここで、PCMAXは第1ユーザ機器の最大送信電力であり、Poneは1個の協調情報又はHARQフィードバック情報を送信する電力要求であり、P(i)[dBm]は最終的に1個の協調情報又はHARQ情報を送信する電力である。
【0101】
選択的に、第1ユーザ機器が第3ユーザ機器にHARQフィードバック情報を送信すること、及び、第2ユーザ機器にフィードバック協調情報を送信することは、以下の方式のうちのいずれか1つを含む。
【0102】
1)HARQフィードバックを優先的に確保する。第1ユーザ機器が第3ユーザ機器にHARQフィードバック情報をフィードバックした後にも協調情報をフィードバックする能力を有する場合、優先レベルのランキングに従って第2ユーザ機器のうちの目標第2ユーザ機器を選択し、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信する。例示的に、前記第1ユーザ機器がHARQフィードバック情報をフィードバックした後にも協調情報をフィードバックする能力がある場合、第2ユーザ機器のうちの、サービス優先レベルが最も高いM個の第2ユーザ機器に前記協調情報を送信する。ここで、Mは1以上である。Mの値は、前記第1ユーザ機器が同時に送信可能な前記協調情報の個数及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数である能力と、送信必要なハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数とによって決められる。
【0103】
2)協調情報の送信を優先的に確保する。第1ユーザ機器が目標第2ユーザ機器に協調情報を送信した後にもHARQ情報をフィードバックする能力を有する場合、優先レベルのランキングに基づいて第3ユーザ機器のうちの目標第3ユーザ機器を選択し、目標第3ユーザ機器にHARQ情報をフィードバックする。例示的に、第1ユーザ機器が目標第2ユーザ機器に協調情報を送信した後にもHARQ情報をフィードバックする能力がある場合、第3ユーザ機器のうちの、サービス優先レベルが最も高いN個の第2ユーザ機器にHARQ情報を送信する。ここで、Nは1以上である。Nの値は、前記第1ユーザ機器が同時に送信可能な前記協調情報の個数及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数である能力と、要送信の協調情報の個数とによって決められる。
【0104】
3)HARQフィードバック情報に対応するサービス優先レベルと、協調情報に対応するサービス優先レベルとを比較する。全体の優先レベルランキング状況及び第1端末自身の、HARQフィードバック情報及び/又は協調情報を送信する能力に基づいて、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、第3ユーザ機器にHARQフィードバック情報を送信する。例示的に、HARQ情報がフィードバックされる必要がある第3ユーザ機器に対応するサービス優先レベルと、協調情報がフィードバックされる必要がある第2ユーザ機器に対応するサービス優先レベルとを、優先レベルの高い順に従って、優先レベルが最も高いN個のユーザ機器に前記協調情報及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報を対応するように送信する。ここで、Nは1以上である。Nの値は、前記第1ユーザ機器が同時に送信可能な前記協調情報及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数である能力により決められる。
【0105】
なお、1個の協調情報の送信電力又はHARQフィードバック情報の送信電力に対する要求がない場合、第1ユーザ機器は、送信する必要がある協調情報及びHARQフィードバック情報の総個数と、サポート可能な最大送信電力とに基づいて、電力を均等に割り当てることによって各情報の送信に用いる電力値を確定し、すべての協調情報及びフィードバック情報を全部送信する。
【0106】
上述したように、第1ユーザ機器は、送信する必要がある協調情報及びHARQフィードバック情報の総個数と、サポート可能な最大送信電力とに基づいて目標第2ユーザ機器を確定した後、確定した目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、さらに目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0107】
本開示の実施例においては、第1端末がHARQフィードバック情報及び/又は協調情報を受信しなければいけないため、第1端末はHARQフィードバック情報及び/又は協調情報を送信できないことに鑑みて、以下の対処方法を提案する。送信する必要があるHARQフィードバック情報及び/又は協調情報に対応するサービス優先レベルの集合における最高サービス優先レベル1と、受信する必要があるHARQフィードバック情報及び/又は協調情報に対応するサービス優先レベルの集合における最高優先レベル2とを比較し、第1端末は、最高優先レベル1と最高優先レベル2とのうちのより高い優先レベルに対応する集合を選んで受信/送信処理を行う。
【0108】
選択的に、前記方法は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを更に含む。
【0109】
なお、前記関連関係は暗黙的な関連規則であり、且つ該関連関係は受信側UEと送信側UEのいずれにとっても既知である。
【0110】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、以下を含む。
【0111】
前記関連関係に基づいて第1協調情報時間領域リソースを確定し、前記第1協調情報時間領域リソースにおいて前記協調情報を送信する。前記第1協調情報時間領域リソースは、前記パケットの送信により占用された時間領域リソースの後に位置し、且つ前記パケットの送信により占用された時間領域リソースとの間隔が第1時間間隔以上である最初の協調リソース送信周期にある。前記第1時間間隔はP個のスロットslotである。前記協調情報は、前記目標第2ユーザ機器が、前記パケットを送信するために占用したリソースに対応する次のサービス周期のリソースに対してリソース再選択を行うように指示するか、又は前記目標第2ユーザ機器が、前記パケットの送信のための再伝送リソースに対してリソース再選択を行うように指示する。
【0112】
ここで、Pは1以上である。Pの値はネットワーク層により配置されるか又は予め配置される。前記協調情報の時間領域リソースの使用可能位置は、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の時間領域リソースの使用可能位置と同一である。
【0113】
本開示の実施例において、図7を参照すると、時間領域において、第1ユーザ機器は、既に競合が発生したリソースの後の第1時間間隔にある協調情報リソースの送信周期へ協調情報をマッピングすることができる。このとき、協調情報は、競合位置の次の周期に対応するリソースが再選択される必要があると指示している。前記第1時間間隔は1つ又は複数の協調情報リソース送信周期であってもよく、又は最近の協調情報リソース送信周期であってもよく、又は該リソースに関連するHARQ feedbackと同一な時間領域リソースであってもよい。選択的に、該協調情報は具体的にPSFCHリソースであってもよい。
【0114】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の周波数領域送信リソースの位置及び具体的に使用するCSサイクルシフト値を確定するステップは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定することを含み、以下のパラメータは、目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0115】
本開示の実施例において、図8を参照すると、周波数領域において、第1ユーザ機器が送信する協調情報リソースマッピング位置及び使用するCSサイクルシフトの関連パラメータは、目標第2ユーザ機器が占用する周波数領域サブチャネルインデックスj(0<=j<S)、目標第2ユーザ機器が占用するslotの、協調情報に関連するN個のPSSCH slot集合におけるインデックスi(0<=i<N)、目標第2ユーザ機器のsource ID(又はサービス優先レベルpriority)、及び、高層配置又は予め配置された、協調情報の送信に使用可能なRB個数N_Fを含むがこれらに限られない。その詳しい確定方法は以下の通りである。
【0116】
まず、協調情報の送信に使用可能なN_F個のRBをN*S個のサブ候補集合に均等に分ける。すなわち、それぞれのサブ候補集合が占用するRB個数はZ=N_F/(N*S)である。第1ユーザ機器は、協調情報を送信するときに、まずN_F集合における[(i+j*N)*Z,(i+1+j*N)*Z-1]の範囲内のRBが、時間領域インデックスがiであって周波数領域インデックスがjである目標第2ユーザ機器の占用リソースに対応する協調情報を搬送するために用いられると確定する。
【0117】
次に、目標第2ユーザ機器の物理層source ID(又はサービス優先レベルpriority)、リソースプール内の使用可能なサイクルシフト対数Z、及びN_typeを利用して、協調情報が具体的にサブ候補集合中のどの物理リソースを占用するかを決定する。協調情報リソース(具体的にはPSFCHリソースであってもよい)の候補リソース集合を確定した後、さらに協調情報により伝送されるリソースを確定する必要がある。その具体的な確定方法は以下の通りである。
【数6】
【0118】
ここで、PSFCH_indexはPSFCHが伝送するリソース位置であり、Kは目標第2ユーザ機器が送信するPSSCHに関連するSCI中に携帯される、切り捨て後のLayer-2 source ID(又は優先レベルpriority)であり、M=0であり、Zは協調情報候補サブ集合に含まれるPRB個数を表し、Yは1つのPRBにより搬送可能なACK/NACKフィードバックのCyclic Shiftペアの個数を表す。N_typeの値は2つの可能性があって、それぞれがN_type=1又はN_type=Nであり、具体的な値は高層配置によるが、Nは目標第2ユーザ機器のデータが占用するサブチャネルの個数である。
【0119】
図9に示すように、本開示の実施例は第2ユーザ機器に適用される、デバイス間のリソース協調方法を更に提供する。前記方法は以下の内容を含む。
【0120】
ステップ901において、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信し、前記サイドリンク制御情報SCIには優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とが含まれる。
【0121】
本開示の実施例において、図6を参照すると、第2ユーザ機器は第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信する。前記SCIには、パケットのサービス優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とが含まれる。
【0122】
本開示の実施例においては、第1ユーザ機器の視角によって情報を収集し、該情報にはサービス優先レベル及びリソース協調をトリガーするための指示情報が含まれ、第1ユーザ機器がサービス優先レベルに基づいて、第2ユーザ機器がリソース選択及び判断を行うようにサポートすることを実現できる。
【0123】
選択的に、前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するステップであって、前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示するステップを更に含む。
【0124】
本開示の実施例において、続いて図6を参照すると、第2ユーザ機器は前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信し、前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0125】
なお、前記関連リソースは暗黙的な関連規則であり、受信側UEと送信側UEはいずれも既知である。例えば、協調情報は、対応する第2ユーザ機器が送信するSCIにおいて指示される、現在の伝送リソースの再伝送リソースの位置を指示するか、又は、予約された次の周期の伝送リソースの位置が再選択される必要があると指示する。
【0126】
選択的に、前記方法は、前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいて、リソース再選択判断を行うこと、前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除し、リソース再選択を行うこと、のうちのいずれか1つを更に含む。
【0127】
本開示の実施例において、第2ユーザ機器が協調情報に基づいてリソース再選択又は再選択判断を行うことは主に以下の方式のうちのいずれか1つを含む。
【0128】
1)第2ユーザ機器にとって、協調情報を受信した後、現在のリソースプールに占有pre-emption機能が配置されていなければ、第2ユーザ機器は自らのセンシング結果及び協調情報に基づいて再選択を行うか否かを判断する。
【0129】
2)ハーフデュプレックス問題又は競合が発生するスロットslot上において周波数領域のリソースが過大に占用された場合、協調情報に関連するスロットslotにおけるすべてのリソースを排除してからリソース再選択を行うことができる。
【0130】
選択的に、前記方法は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを更に含む。
【0131】
なお、前記関連関係は暗黙的な関連規則であり、且つ該関連関係は受信側UE及び送信側UEのいずれにとっても既知である。
【0132】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップは、以下の内容を含む。
【0133】
前記関連関係に基づいて第1協調情報時間領域リソースを確定し、前記第1協調情報時間領域リソースにおいて前記協調情報を受信する。前記第1協調情報時間領域リソースは、前記パケットを送信するために占用した時間領域リソースの後に位置し、且つ前記パケットを送信するために占用した時間領域リソースとの間隔が第1時間間隔以上である最初の協調リソース送信周期にある。前記第1時間間隔はP個のスロットslotである。前記協調情報は、前記パケットを送信するために占用したリソースに対応する次のサービス周期のリソースに対してリソース再選択を行うように指示するか、又は、前記パケットを送信するための再伝送リソースに対してリソース再選択を行うように指示する。
【0134】
ここで、Pは1以上である。Pの値はネットワーク層により配置されるか又は予め配置される。前記協調情報の時間領域リソースの使用可能位置は、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の時間領域リソースの使用可能位置と同一である。
【0135】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の周波数領域送信リソースの位置及び使用するCSサイクルシフト値を確定するステップは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定することを含み、以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0136】
図10に示すように、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供する。前記ユーザ機器は第1ユーザ機器であり、プロセッサ1000と、バスインターフェースを介して前記プロセッサ1000に接続するメモリ1010と、を備える。前記メモリ1010は前記プロセッサ1000が動作するときに使用するプログラム及びデータを記憶するように構成され、プロセッサ1000は前記メモリ1010に記憶されているプログラム及びデータを呼び出して実行する。
【0137】
ここで、前記ユーザ機器は送受信機1020を更に備える。送受信機1020はバスインターフェースに繋がり、プロセッサ1000による制御でデータを受信及び送信するように構成される。プロセッサ1000はメモリ1010中のプログラムを読み取るように構成される。
【0138】
具体的に、送受信機1020は少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信し、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するように構成される。前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報が含まれ、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示する。前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つのである。
【0139】
選択的に、プロセッサ1000は、前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソース時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定し、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するように構成される。
【0140】
選択的に、送受信機1020は前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信する。
【0141】
選択的に、プロセッサ1000はさらに、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するように構成される。
【0142】
選択的に、プロセッサ1000はさらに、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1項を行うように構成される。
【0143】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1項に基づいて決められる。
【0144】
選択的に、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記目標第2ユーザ機器の確定は、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、前記協調情報の送信を優先的に確保すること、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを含む。
【0145】
選択的に、プロセッサ1000はさらに、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される。
【0146】
選択的に、プロセッサ1000は具体的に、さらに以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される。以下のパラメータは、目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0147】
ここで、図10において、バスアーキテクチャは互いに接続する任意の数のバスとブリッジを備えることができる。詳しくは、プロセッサ1000により代表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ1010により代表されるメモリの様々な回路とが接続する。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧調整器及び電力管理回路などのような他の回路を一緒に接続することができる。これらは本領域の周知のことであるため、本明細書では詳しい説明を省略する。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機1020は複数の素子であってもよく、すなわち送信機及び受信機を備え、伝送媒体において様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なる端末に対して、ユーザインターフェース1030は、所定の機器に外部接続又は内部接続することが可能なインターフェースであってもよく、接続される機器はキーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むがこれらに限られない。プロセッサ1000はバスアーキテクチャの管理及び一般的な処理を担当し、メモリ1010は、プロセッサ1000が操作を行うときに使用するデータを記憶することができる。
【0148】
図11に示すように、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供する。前記ユーザ機器は第1ユーザ機器であり、プロセッサ1100と、バスインターフェースを介して前記プロセッサ1100に接続するメモリ1110とを備える。前記メモリ1110は、前記プロセッサ1100が操作を実行するときに使用するプログラム及びデータを記憶するように構成され、プロセッサ1100は前記メモリ1110に記憶されているプログラム及びデータを呼び出して実行するように構成される。
【0149】
ここで、前記ユーザ機器は送受信機1120を更に備える。送受信機1120はバスインターフェースに繋がり、プロセッサ1100による制御でデータを受信及び送信するように構成される。プロセッサ1100はメモリ1110中のプログラムを読み取るように構成される。
【0150】
具体的に、送受信機1120は第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するように構成される。前記サイドリンク制御情報SCIには優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とが含まれる。
【0151】
選択的に、送受信機1120はさらに、前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するように構成される。前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0152】
選択的に、プロセッサ1100は、前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいて、リソース再選択判断を行うこと、及び、前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除し、リソース再選択を行うこと、のうちのいずれか1つを行うように構成される。
【0153】
選択的に、プロセッサ1100はさらに、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するように構成される。
【0154】
選択的に、プロセッサ1100は具体的に、さらに以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される。以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0155】
ここで、図11において、バスアーキテクチャは互いに接続する任意の数のバスとブリッジを備えることができる。詳しくは、プロセッサ1100により代表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ1110により代表されるメモリの様々な回路とが接続する。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧調整器及び電力管理回路などのような他の回路を一緒に接続することができる。これらは本領域の周知のことであるため、本明細書では詳しい説明を省略する。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機1120は複数の素子であってもよく、すなわちトランスミッター及び送受信機を備え、伝送媒体において様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なる端末に対して、ユーザインターフェース1130は、所定の機器に外部接続又は内部接続することが可能なインターフェースであってもよく、接続される機器はキーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むがこれらに限られない。プロセッサ1100はバスアーキテクチャの管理及び一般的な処理を担当し、メモリ1110は、プロセッサ1100が操作を行うときに使用するデータを記憶することができる。
【0156】
図12に示すように、本開示の実施例は、第1ユーザ機器に適用される、デバイス間のリソース協調装置を更に提供する。該装置は、第1受信モジュール1210及び第1送信モジュール1220を備える。
【0157】
第1受信モジュール1210は、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するように構成され、前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報が含まれる。
【0158】
第1送信モジュール1220は、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するように構成され、前記協調情報は、前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである。
【0159】
本開示の実施例に係る装置は、第2ユーザ機器が送信したサイドリンク制御情報SCIを第1ユーザ機器により受信し、前記サイドリンク制御情報SCIにはリソース協調をトリガーするための指示情報を含み、さらに第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つの目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示する。このように、第1ユーザ機器の視角から、協調情報を利用して第2ユーザ機器のリソース選択及び判断に協力するとともに、第2ユーザ機器の後続の送信リソースを指示する過程によって、第2ユーザ機器がリソースを選択する際に競合や不適合が発生する確率を低下させて通信品質を向上させる。
【0160】
選択的に、第1送信モジュール1220は、第1確定ユニット、第2確定ユニット及び送信ユニットを備える。
【0161】
第1確定ユニットは、前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するように構成される。
【0162】
第2確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を特定するように構成される。
【0163】
送信ユニットは、前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するように構成される。
【0164】
選択的に、前記装置は選択モジュールを更に備え、選択モジュールは、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するように構成される。
【0165】
選択的に、選択モジュールは、第3確定ユニット、第4確定ユニット、第5確定ユニット、第6確定ユニット、第7確定ユニット及び第8確定ユニットのうちのいずれか1つを備える。
【0166】
第3確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。
【0167】
第4確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。ここで、Lは1以上である。
【0168】
第5確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。ここで、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定される。
【0169】
第6確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。
【0170】
第7確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが最も低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。ここで、Lは1以上である。
【0171】
第8確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成される。ここで、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定される。
【0172】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信すること、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる。
【0173】
選択的に、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、前記第1確定ユニットは具体的に、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、前記協調情報の送信を優先的に確保すること、及び、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを行うように構成される。
【0174】
選択的に、前記装置は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第1確定モジュールを更に備える。
【0175】
選択的に、前記第1確定モジュールは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第9確定ユニットを備える。以下のパラメータは、目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0176】
なお、本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調装置は、上述した、第1ユーザ機器に適用されるデバイス間のリソース協調方法を実行可能な装置であるため、上述した、第1ユーザ機器に適用されるデバイス間のリソース協調方法のすべての実施例はいずれも該装置に適用されることができ、且つ同一又は類似な技術的効果を達成することができる。
【0177】
図13に示すように、本開示の実施例は第2ユーザ機器に適用される、デバイス間のリソース協調装置を更に提供する。該装置は、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するように構成される第2送信モジュール1310を備え、前記サイドリンク制御情報SCIには優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とが含まれる。
【0178】
本開示の実施例に係る装置は、第1ユーザ機器の視角から情報を収集し、該情報にはサービス優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とが含まれ、したがって第1ユーザ機器がサービス優先レベルを利用して第2ユーザ機器がリソース選択及び判断を行うようにサポートすることを実現できる。
【0179】
選択的に、前記装置は、前記第1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するように構成される第2受信モジュールを更に備え、前記協調情報は、第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択又は再選択判断を行うように指示する。
【0180】
選択的に、前記装置は、前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいてリソース再選択判断を行うように構成される再選択判断モジュールと、前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除してリソース再選択を行うように構成される再選択モジュールと、のうちのいずれか1つを更に備える。
【0181】
選択的に、前記装置は、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するように構成される第2確定モジュールを更に備える。
【0182】
選択的に、第2確定モジュールは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するように構成される第10確定ユニットを備える。以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【0183】
なお、本開示の実施例に係るデバイス間のリソース協調装置は、上述した、第2ユーザ機器に適用されるデバイス間のリソース協調方法を実行可能な装置であるため、上述した、第2ユーザ機器に適用されるデバイス間のリソース協調方法のすべての実施例はいずれも該装置に適用されることができ、且つ同一又は類似な技術的効果を達成することができる。
【0184】
本開示の実施例は読取可能な記憶媒体を更に提供する。前記読取可能な記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、以上のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される。
【0185】
なお、本開示に係る装置及び方法において、明らかに、各部品又は各ステップは分解及び/又は再組合せされることが可能である。このような分解及び/又は再組合せは本開示の同等な形態として見なされるべきである。また、上述した一連の処理のステップを実行する際、説明された順に従って自然的に時間順で実行することができるが、必ずしも時間順で実行する必要もなく、一部のステップは同時に実行されるか又は互いに独立で実行されることができる。当業者であれば理解できる通り、本開示に係る方法及び装置の全部又はいずれかのステップ又は部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又は計算装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせの形で実現可能である。これは、当業者が本開示の説明を読んだうえ、彼らの基本的なプログラミング能力を発揮することで実現することができる。
【0186】
そこで、本開示の目的は、任意の計算装置において1つのプログラム又は1セットのプログラムを運転することによって実現することができる。前記計算装置は周知の汎用装置であってもよい。よって、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品を提供することのみによって実現することができる。つまり、このようなプログラム製品も本開示を構成し、且つこのようなプログラム製品を記憶している記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は任意の周知の記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体であってもよい。なお、本開示に係る装置及び方法においては、明らかに、各部品又は各ステップは分解及び/又は再組合せされることができる。これらの分解及び/又は再組合せは本開示の同等な形態として見なされるべきである。また、上述した一連の処理のステップを実行する際、説明された順に従って自然的に時間順で実行することができるが、必ずしも時間順で実行する必要もなく、一部のステップは同時に実行されるか又は互いに独立で実行されることができる。
【0187】
なお、以上での各モジュールの区切り方は論理的機能による区切りに過ぎず、実際に実現する際にはそれらのモジュールのすべて又は一部を1つの物理的実体に集積してもよく、物理的にそれぞれ独立させてもよい。また、これらのモジュールはすべてソフトウェアがプロセス素子により呼び出される形で実現されてもよく、又はすべてハードウェアの形で実現されてもよく、さらに一部のモジュールがプロセス素子により呼び出される形で実現され且つ一部のモジュールがハードウェアの形で実現されてもよい。例えば、各モジュールは独立で設けられるプロセス素子であってもよく、上述した装置のある1つのチップに集積されて実現されてもよく、他に、プログラムコードの形で上述した装置のメモリに記憶されて上述した装置のある1つのプロセス素子により呼び出されて以上の確定モジュールの機能を実行してもよい。他のモジュールの実現もそれと類似する。また、これらのモジュールはすべて又は一部が集積されてもよく、それぞれ独立で実現されてもよい。ここに記載のプロセス素子は信号を処理する能力を有する集積回路であってもよい。実現される場合、上述した方法の各ステップ又は以上の各モジュールは、プロセッサ素子におけるハードウェアの集積ロジック回路又はソフトウェア形の命令により遂行されることができる。
【0188】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、以上の方法を実施するように構成される1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、或いは、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、或いは、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)などとして設定されることができる。また、例えば、以上のあるモジュールが、プロセス素子により調度されるプログラムコードの形で実現される場合、該プロセス素子は汎用プロセッサ、例えばセントラルプロセッサ(Central Processing Unit,CPU)や他の、プログラムコードを調度可能なプロセッサであってもよい。また、例えば、これらのモジュールは集積されてオンチップシステム(system-on-a-chip,SOC)の形で実現されることができる。
【0189】
以上に記載されたのは本開示の好適な実施形態であり、当業者であれば、本開示の以上の原理を逸脱せずに様々な変更や改善を作り出すことが可能であり、且つこれらの変更や改善も本開示の保護範囲に属するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-10-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス間のリソース協調方法であって、第1ユーザ機器に適用され、
前記方法は、
少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するステップと、
目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップと、を含み、
前記サイドリンク制御情報SCIは、リソース協調をトリガーするための指示情報を含み、
前記協調情報は前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調方法。
【請求項2】
目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するステップは、
前記サイドリンク制御情報SCIにおいて指示されるデータリソースの時間-周波数位置又は時間領域位置に基づいて、リソース競合が発生する第2ユーザ機器を特定するステップと、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を特定するステップと、
前記目標第2ユーザ機器に前記協調情報を送信するステップと、を含み、
ここで、前記第1ユーザ機器は前記目標第2ユーザ機器のターゲット受信機器であるか、又は、前記第1ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のターゲット受信機器であるか、又は、前記第1ユーザ機器は前記目標第2ユーザ機器のターゲット受信機器ではない
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項3】
優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を選出するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項4】
前記した、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから前記目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1つを含む
ことを特徴とする請求項3に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項5】
送信される前記協調情報の数は、
前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、
前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、
前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力
ネットワークによる設定又は事前設定、及び、
第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる
ことを特徴とする請求項に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項6】
前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する必要がある場合、送信される前記協調情報の数を確定することは、
前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを優先的に確保すること、
前記協調情報の送信を優先的に確保すること、及び、
前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックに対応する優先レベルと、前記協調情報の送信に対応する優先レベルとを比較すること、のうちのいずれか1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項7】
前記方法は、
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項8】
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、
以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップを含み、
前記以下のパラメータは、前記目標第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、前記目標第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む
ことを特徴とする請求項7に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項9】
デバイス間のリソース協調方法であって、第2ユーザ機器に適用され、
前記方法は、
イドリンク制御情報SCIを送信するステップを含み、
前記サイドリンク制御情報SCIは、優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調方法。
【請求項10】
1ユーザ機器により送信された協調情報を受信するステップを更に含み、
前記協調情報は、前記第2ユーザ機器が関連リソースに対してリソース再選択行うように指示する
ことを特徴とする請求項9に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第2ユーザ機器の自らのリソースセンシング結果及び前記協調情報に基づいてリソース再選択判断を行うこと、及び、
前記協調情報に関連する時間領域におけるすべてのリソースを排除してリソース再選択を行うこと、のうちのいずれか1つを更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項12】
前記方法は、
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項13】
予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップは、
以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを含み、
前記以下のパラメータは、前記第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、前記第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のデバイス間のリソース協調方法。
【請求項14】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は第1ユーザ機器であり、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令とを備え、
前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されるとき、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とするユーザ機器。
【請求項15】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は第2ユーザ機器であり、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令とを備え、
前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されるとき、請求項9ないし13のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とするユーザ機器。
【請求項16】
デバイス間のリソース協調装置であって、第1ユーザ機器に適用され、第1受信モジュール及び第1送信モジュールを備え、
前記第1受信モジュールは、少なくとも1つの第2ユーザ機器により送信されたサイドリンク制御情報SCIを受信するように構成され、
前記サイドリンク制御情報SCIは、リソース協調をトリガーするための指示情報を含み、
前記第1送信モジュールは、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信するように構成され、
前記協調情報は、前記目標第2ユーザ機器がリソース再選択を行うように指示し、
前記目標第2ユーザ機器は前記第2ユーザ機器のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調装置。
【請求項17】
デバイス間のリソース協調装置であって、第2ユーザ機器に適用され、第2送信モジュールを備え、
前記第2送信モジュールは、第1ユーザ機器にサイドリンク制御情報SCIを送信するように構成され、
前記サイドリンク制御情報SCIは、優先レベルと、リソース協調をトリガーするための指示情報とを含む
ことを特徴とするデバイス間のリソース協調装置。
【請求項18】
読取可能な記憶媒体であって、
前記読取可能な記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されるとき、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現されるか、又は請求項9ないし13のいずれか1項に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される
ことを特徴とする読取可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
選択的に、前記の、優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定ことであって、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することであって、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1つを含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップを含み、以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
第4の態様によると、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供し、前記ユーザ機器は第2ユーザ機器であって、プロセッサ、メモリ及び及前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なプログラム又は命令を備える。前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第の態様に記載のデバイス間のリソース協調方法のステップが実現される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
選択的に、選択モジュールは、第3確定ユニット、第4確定ユニット、第5確定ユニット、第6確定ユニット、第7確定ユニット及び第8確定ユニットのうちのいずれか1つを備え、
第3確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、
第4確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、Lは1以上であり、
第5確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定され、
第6確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、
第7確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、Lは1以上であり、
第8確定ユニットは、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定するように構成され、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
選択的に、前記目標第2ユーザ機器の数は、前記第1ユーザ機器の、前記協調情報を同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器の、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、前記第1ユーザ機器が前記協調情報及びハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックを同時に送信する能力、ネットワークによる設定又は事前設定、及び、第1ユーザ機器の最大送信電力、のうちの少なくとも1つに基づいて決められる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
選択的に、第2確定モジュールは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて前記協調情報の受信リソースの位置を確定するように構成される第10確定ユニットを備える。以下のパラメータは、第2ユーザ機器のSCI中の優先レベル、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した周波数領域サブチャネルのインデックス、第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間領域リソースの、前記協調情報に関連する時間領域リソース集合におけるインデックス、及び、第2ユーザ機器のSCI中のソース身分標識source IDを含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】

[テーブル1]

【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
選択的に、前記した、サービス優先レベルに基づいて、前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちから目標第2ユーザ機器を選出するステップは、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より高い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定すること、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、Lは1以上であること、及び、
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、前記第1プリセット優先レベル閾値はネットワークにより設定されるか又は予め設定されること、のうちのいずれか1項を含む。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も高いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出できた、既に競合が発生したか又はこれから競合が発生する2つの第2ユーザ機器はそれぞれUE-B1とUE-B2である。第1ユーザ機器は、UE-B1とUE-B2の中のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドであるpriority_UE-B1とpriority_UE-B2を比較する。第1ユーザ機器は、priority_UE-B1>priority_UE-B2と判断した場合、UE-Bのサービス優先レベルがより高いと考えられ、サービス優先レベルが高いUE-Bを目標第2ユーザ機器として確定する。具体的に、さらに例を挙げて説明する必要があることとして、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し且つそれぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は3つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は2つである場合、最も高いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定することにより指示されるように、第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する3つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定し、さらに、確定されたサービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に高いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する複数の第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し、それぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は1つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は4つである場合、第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に高いL個の第2ユーザ機器を目標ユーザ機器として確定する。例えば、この例において、L=3の場合、第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する2つの第2ユーザ機器及び第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する1つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定する。さらに、確定された、サービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0085】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、最も低い優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した、既に競合が発生したか又はこれから競合が発生する2つの第2ユーザ機器がそれぞれUE-B1とUE-B2であり、第1ユーザ機器がUE-B1とUE-B2の中のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドであるpriority_UE-B1とpriority_UE-B2を比較する。第1ユーザ機器が、priority_UE-B1<priority_UE-B2と判断した場合、UE-Bのサービス優先レベルがより高いと考えられ、サービス優先レベルの低いUE-Bを目標第2ユーザ機器として確定する。具体的に、さらに例を挙げて説明する必要があることとして、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し且つそれぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は3つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は2つである場合、最も低いサービス優先レベルを有する1つ又は複数の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定し、すなわち第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する2つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定し、さらに、確定されたサービス優先レベルの低い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した結果、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する複数の第2ユーザ機器の集合に3種類のサービス優先レベルが存在し、それぞれのサービス優先レベルが少なくとも1つの第2ユーザ機器に対応し、その中で第1サービス優先レベル(サービス優先レベルが0)に対応する第2ユーザ機器は2つであり、第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する第2ユーザ機器は1つであり、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する第2ユーザ機器は4つである場合、第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが比較的に低いL個の第2ユーザ機器を目標ユーザ機器として確定する。例えば、この例において、L=5の場合、第3サービス優先レベル(サービス優先レベルが2)に対応する4つの第2ユーザ機器及び第2サービス優先レベル(サービス優先レベルが1)に対応する1つの第2ユーザ機器を目標第2ユーザ機器として確定する。さらに、確定された、サービス優先レベルの低い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0087】
前記リソース競合が発生する第2ユーザ機器のうちの、優先レベルが第1プリセット優先レベル閾値より低い第2ユーザ機器を前記目標第2ユーザ機器として確定する。例示的に、第1ユーザ機器が検出した、リソース競合が発生したか又はこれからリソース競合が発生する第2ユーザ機器の集合において、それぞれの第2ユーザ機器のSCI format 1-Aにおけるpriority情報フィールドを比較する。1つの第2ユーザ機器のサブ集合(UE-B2サブ集合)のpriority情報フィールドが第1プリセット優先レベル閾値(priority_thres)より大きく、すなわちpriority_UE-B2>priority_thresを検出した場合、UE-B2サブ集合に含まれる第2ユーザ機器が目標第2ユーザ機器である。なお、UE-B2サブ集合は1つ又は複数の第2ユーザ機器を含み、第1プリセット優先レベル閾値は協調情報のフィードバックを確定するためのサービス優先レベルの閾値であって、ネットワークにより設定されるか又は事前設定されることができる。特別に、リソースプールセッティングにおけるPre-emption閾値を採用するか又は同一の値に設定することができる。さらに、確定されたサービス優先レベルの高い目標第2ユーザ機器がリソース再選択又は再選択判断を行うように知らせることができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
2)協調情報の送信を優先的に確保する。第1ユーザ機器が目標第2ユーザ機器に協調情報を送信した後にもHARQ情報をフィードバックする能力を有する場合、優先レベルのランキングに基づいて第3ユーザ機器のうちの目標第3ユーザ機器を選択し、目標第3ユーザ機器にHARQ情報をフィードバックする。例示的に、第1ユーザ機器が目標第2ユーザ機器に協調情報を送信した後にもHARQ情報をフィードバックする能力がある場合、第3ユーザ機器のうちの、サービス優先レベルが最も高いN個の第ユーザ機器にHARQ情報を送信する。ここで、Nは1以上である。Nの値は、前記第1ユーザ機器が同時に送信可能な前記協調情報の個数及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数である能力と、要送信の協調情報の個数とによって決められる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0104】
3)HARQフィードバック情報に対応するサービス優先レベルと、協調情報に対応するサービス優先レベルとを比較する。全体の優先レベルランキング状況及び第1ユーザ機器自身の、HARQフィードバック情報及び/又は協調情報を送信する能力に基づいて、目標第2ユーザ機器に協調情報を送信し、第3ユーザ機器にHARQフィードバック情報を送信する。例示的に、HARQ情報がフィードバックされる必要がある第3ユーザ機器に対応するサービス優先レベルと、協調情報がフィードバックされる必要がある第2ユーザ機器に対応するサービス優先レベルとを、優先レベルの高い順に従って、優先レベルが最も高いN個のユーザ機器に前記協調情報及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報を対応するように送信する。ここで、Nは1以上である。Nの値は、前記第1ユーザ機器が同時に送信可能な前記協調情報及び/又は前記ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック情報の個数である能力により決められる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
本開示の実施例においては、第1ユーザ機器がHARQフィードバック情報及び/又は協調情報を受信しなければいけないため、第1ユーザ機器はHARQフィードバック情報及び/又は協調情報を送信できないことに鑑みて、以下の対処方法を提案する。送信する必要があるHARQフィードバック情報及び/又は協調情報に対応するサービス優先レベルの集合における最高サービス優先レベル1と、受信する必要があるHARQフィードバック情報及び/又は協調情報に対応するサービス優先レベルの集合における最高優先レベル2とを比較し、第1ユーザ機器は、最高優先レベル1と最高優先レベル2とのうちのより高い優先レベルに対応する集合を選んで受信/送信処理を行う。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記目標第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の送信リソースの位置を確定するステップは、以下を含む。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
選択的に、予め設定された前記協調情報のリソースマッピングと、前記第2ユーザ機器がパケットを送信するために占用した時間-周波数位置との関連関係に基づいて、前記協調情報の受信リソースの位置を確定するステップは、以下の内容を含む。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0148】
図11に示すように、本開示の実施例はユーザ機器を更に提供する。前記ユーザ機器は第ユーザ機器であり、プロセッサ1100と、バスインターフェースを介して前記プロセッサ1100に接続するメモリ1110とを備える。前記メモリ1110は、前記プロセッサ1100が操作を実行するときに使用するプログラム及びデータを記憶するように構成され、プロセッサ1100は前記メモリ1110に記憶されているプログラム及びデータを呼び出して実行するように構成される。
【国際調査報告】