(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-28
(54)【発明の名称】波形固有の送信部
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20240321BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240321BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240321BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20240321BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20240321BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W72/23
H04W8/22
H04L27/26 113
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560680
(86)(22)【出願日】2022-03-10
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 US2022019793
(87)【国際公開番号】W WO2022216408
(87)【国際公開日】2022-10-13
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】イヤブ・イッサム・サクニニ
(72)【発明者】
【氏名】タオ・ルオ
(72)【発明者】
【氏名】ジュン・マ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD30
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明する。いくつかのシステムでは、基地局は、各々が時間領域リソースの異なるセット、もしくは周波数領域リソースの異なるセット、またはその両方を含む、送信部のセットを構成し得、送信部のセットの各々に対する波形タイプを指定し得る。いくつかの例では、基地局は、ユーザ機器(UE)のための送信部のセットを構成し得、それに応じて、UEおよび基地局は、それを介してUEおよび基地局が通信する送信部に関連付けられた波形タイプに基づくシグナリングを介して、送信部のセットの送信部を介して通信し得る。基地局は、それを介してUEおよび基地局が構成されたタイマーを介してまたは明示的なアクティブ化シグナリングおよび非アクティブ化シグナリングを介して通信する送信部のセットの送信部を制御し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセット内に含まれた前記時間リソースおよび前記周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部の前記セットの送信部ごとに異なり、前記指示が、送信部の前記セットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部の前記セットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するステップと、
前記第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第1の送信部を介して第1の時間期間中に前記基地局と通信するステップと、
前記第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第2の送信部を介して前記第1の時間期間の後の第2の時間期間中に前記基地局と通信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の送信部および前記第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むシステム情報ブロックを受信するステップであって、前記システム情報ブロックが、前記初期送信部を前記第1の波形タイプ、前記第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、受信するステップと、
前記第1の時間期間の前に前記初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記初期送信部を介して前記基地局と通信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
送信部の前記セットのデフォルト送信部の指示を受信するステップであって、前記デフォルト送信部が前記第1の送信部を含み、前記第1の送信部を介して前記第1の時間期間中に前記基地局と前記通信するステップが、前記デフォルト送信部の前記指示に少なくとも部分的に基づく、受信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の送信部を含む送信部の前記セットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを前記基地局から受信するステップであって、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記通信するステップが、前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを前記基地局から受信するステップと、
前記非アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信するステップから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記基地局と通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を前記基地局から受信するステップであって、前記1つまたは複数の送信部が各々、前記タイマーの失効時に前記UEのために非アクティブ化される、受信するステップと、
前記タイマーの前記失効に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信するステップから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記基地局と通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の送信部および前記第2の送信部が、前記UEのために並行してアクティブである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
送信部の前記セットが、
アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、
ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
送信部の前記セットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、
前記指示が、送信部の前記セットの各送信部を前記アップリンク通信および前記ダウンリンク通信に共通の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記基地局と前記通信するステップが、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記基地局と前記通信するステップが、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記基地局から受信するステップと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記基地局と通信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記基地局から受信するステップと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記基地局と前記通信することを控えるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
各々が送信部の前記セット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を前記基地局から受信するステップと、
前記1つまたは複数のうちの切替えギャップの切替えギャップ中、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信するステップから前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを前記基地局に送信するステップであって、送信部の前記セットの前記指示が前記能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
送信部の前記セットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的と周波数的の両方で非連続である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第1の波形を含み、
前記第2の波形タイプが、前記シングルキャリア周波数領域波形、前記シングルキャリア時間領域波形、または前記マルチキャリア波形のうちの第2の波形を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項18】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をユーザ機器(UE)に送信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセット内に含まれた前記時間リソースおよび前記周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部の前記セットの送信部ごとに異なり、前記指示が、送信部の前記セットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部の前記セットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するステップと、
前記第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第1の送信部を介して第1の時間期間中に前記UEと通信するステップと、
前記第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第2の送信部を介して前記第1の時間期間の後の第2の時間期間中に前記UEと通信するステップと
を含む、方法。
【請求項19】
前記第1の送信部および前記第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むシステム情報ブロックを送信するステップであって、前記システム情報ブロックが、前記初期送信部を前記第1の波形タイプ、前記第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、送信するステップと、
前記第1の時間期間の前に前記初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記初期送信部を介して前記UEと通信するステップと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
送信部の前記セットのデフォルト送信部の指示を送信するステップであって、前記デフォルト送信部が前記第1の送信部を含み、前記第1の送信部を介して前記第1の時間期間中に前記UEと前記通信するステップが、前記デフォルト送信部の前記指示に少なくとも部分的に基づく、送信するステップを
さらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記第2の送信部を含む送信部の前記セットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを前記UEに送信するステップであって、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記通信するステップが、前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信するステップ
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを前記UEに送信するステップと、
前記非アクティブ化メッセージを前記送信するステップに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信するステップから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記UEと通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を前記UEに送信するステップであって、前記1つまたは複数の送信部が各々、前記タイマーの失効時に前記UEのために非アクティブ化される、送信するステップと、
前記タイマーの前記失効に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信するステップから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記UEと通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の送信部および前記第2の送信部が、前記UEのために並行してアクティブである、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
送信部の前記セットが、
アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、
ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットと
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
送信部の前記セットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、
前記指示が、送信部の前記セットの各送信部を前記アップリンク通信および前記ダウンリンク通信に共有の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける、
請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記UEと前記通信するステップが、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するステップ
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記UEと前記通信するステップが、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するステップ
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記UEに送信するステップと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記UEと通信するステップと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項30】
各々が送信部の前記セット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を前記UEに送信するステップと、
前記1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信するステップから前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信するステップに切り替えるステップと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項31】
前記UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを前記UEから受信するステップであって、送信部の前記セットの前記指示が前記能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信するステップ
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項32】
送信部の前記セットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的および周波数的の両方で非連続である、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第1の波形を含み、
前記第2の波形タイプが、前記シングルキャリア周波数領域波形、前記シングルキャリア時間領域波形、または前記マルチキャリア波形のうちの第2の波形を含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項34】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを含み、前記命令が、
各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信することであって、時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセット内に含まれた前記時間リソースおよび前記周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部の前記セットの送信部ごとに異なり、前記指示が、送信部の前記セットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部の前記セットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信することと、
前記第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第1の送信部を介して第1の時間期間中に前記基地局と通信することと、
前記第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第2の送信部を介して前記第1の時間期間の後の第2の時間期間中に前記基地局と通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項35】
前記命令がさらに、
前記第1の送信部および前記第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むシステム情報ブロックを受信することであって、前記システム情報ブロックが、前記初期送信部を前記第1の波形タイプ、前記第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、受信することと、
前記第1の時間期間の前に前記初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記初期送信部を介して前記基地局と通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットのデフォルト送信部の指示を受信することであって、前記デフォルト送信部が前記第1の送信部を含み、前記第1の送信部を介して前記第1の時間期間中に前記基地局と前記通信することが、前記デフォルト送信部の前記指示に少なくとも部分的に基づく、受信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項37】
前記命令がさらに、
前記第2の送信部を含む送信部の前記セットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを前記基地局から受信することであって、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記通信することが、前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項38】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを前記基地局から受信することと、
前記非アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信することから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記基地局と通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を前記基地局から受信することであって、前記1つまたは複数の送信部が各々、前記タイマーの失効時に前記UEのため非アクティブ化される、受信することと、
前記タイマーの前記失効に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信することから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記基地局と通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記第1の送信部および前記第2の送信部が、前記UEのために並行してアクティブである、請求項34に記載の装置。
【請求項41】
送信部の前記セットが、
アップリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、
ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットと
を含む、請求項34に記載の装置。
【請求項42】
送信部の前記セットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、
前記指示が、送信部の前記セットの各送信部を前記アップリンク通信および前記ダウンリンク通信に共通の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける、
請求項34に記載の装置。
【請求項43】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記基地局と通信するための前記命令が、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項44】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記基地局と通信するための前記命令が、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項45】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記基地局から受信することと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記基地局と通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項46】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記基地局から受信することと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記基地局と前記通信することを控えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項47】
前記命令がさらに、
各々が送信部の前記セット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を前記基地局から受信することと、
前記1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記基地局と通信することから前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記基地局と通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項48】
前記命令がさらに、
前記UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを前記基地局に送信することであって、送信部の前記セットの前記指示が前記能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項34に記載の装置。
【請求項49】
送信部の前記セットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的と周波数的の両方で非連続である、請求項34に記載の装置。
【請求項50】
前記第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、または直交周波数分割多重化波形のうちの第1の波形を含み、
前記第2の波形タイプが、前記シングルキャリア周波数領域波形、前記シングルキャリア時間領域波形、または前記直交周波数分割多重化波形のうちの第2の波形を含む、
請求項34に記載の装置。
【請求項51】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを含み、前記命令が、
各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をユーザ機器(UE)に送信することであって、時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセット内に含まれた前記時間リソースおよび前記周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部の前記セットの送信部ごとに異なり、前記指示が、送信部の前記セットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部の前記セットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信することと、
前記第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第1の送信部を介して第1の時間期間中に前記UEと通信することと、
前記第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記第2の送信部を介して前記第1の時間期間の後の第2の時間期間中に前記UEと通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項52】
前記命令がさらに、
前記第1の送信部および前記第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むシステム情報ブロックを送信することであって、前記システム情報ブロックが、前記初期送信部を前記第1の波形タイプ、前記第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、送信することと、
第1の時間期間の前に前記初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、前記初期送信部を介して前記UEと通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットのデフォルト送信部の指示を送信することであって、前記デフォルト送信部が前記第1の送信部を含み、前記第1の送信部を介して前記第1の時間期間中に前記UEと前記通信することが、前記デフォルト送信部の前記指示に少なくとも部分的に基づく、送信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項54】
前記命令がさらに、
前記第2の送信部を含む送信部の前記セットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを前記UEに送信することであって、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記通信することが、前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項55】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの前記1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを前記UEに送信することと、
前記非アクティブ化メッセージを前記送信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信することから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記UEと通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記命令がさらに、
前記1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を前記UEに送信することであって、前記1つまたは複数の送信部が各々、前記タイマーの失効時に前記UEのために非アクティブ化される、送信することと、
前記タイマーの前記失効に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信することから、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して前記UEと通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記第1の送信部および前記第2の送信部が、前記UEのために並行してアクティブである、請求項51に記載の装置。
【請求項58】
送信部の前記セットが、
アップリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、
ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットと
を含む、請求項51に記載の装置。
【請求項59】
送信部の前記セットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、
前記指示が、送信部の前記セットの各送信部を前記アップリンク通信および前記ダウンリンク通信に共有の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける、
請求項51に記載の装置。
【請求項60】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記UEと通信するための前記命令が、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項61】
前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、前記第1の送信部または前記第2の送信部を介して前記UEと通信するための前記命令が、
時間的に非連続である前記第1の送信部および前記第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項62】
前記命令がさらに、
送信部の前記セットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を前記UEに送信することと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある前記送信リソースを介して前記UEと通信することと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項63】
前記命令がさらに、
各々が送信部の前記セット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を前記UEに送信することと、
前記1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、前記第1の波形タイプに関連付けられた前記第1の送信部を介して前記UEと通信することから前記第2の波形タイプに関連付けられた前記第2の送信部を介して前記UEと通信することに切り替えることと
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項64】
前記命令がさらに、
前記UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを前記UEから受信することであって、送信部の前記セットの前記指示が能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信すること
を前記装置に行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項51に記載の装置。
【請求項65】
送信部の前記セットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースの前記それぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的および周波数的の両方で非連続である、請求項51に記載の装置。
【請求項66】
前記第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、または直交周波数分割多重化波形のうちの第1の波形を含み、
前記第2の波形タイプが、前記シングルキャリア周波数領域波形、前記シングルキャリア時間領域波形、または前記直交周波数分割多重化波形のうちの第2の波形を含む、
請求項51に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、出願の譲受人に譲渡された、2021年4月9日に出願のSakhniniらによる「WAVEFORM-SPECIFIC TRANSMISSION PARTS」と題する米国特許出願第17/226,810号の利益を主張するものである。
【0002】
以下は、波形固有の送信部を含む、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
説明する技法は、波形固有の送信部をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、説明する技法は、異なるユーザ機器(UE)または同じUEが異なる波形タイプに基づくシグナリングを介して基地局と通信することができるように、UEと基地局との間の波形固有の通信を編成しスケジュールすることを実現する。
【0005】
いくつかの例では、たとえば、ネットワークは、その各々が時間リソースおよび周波数リソースの定義されたセットに対応し得る、ある量の送信部を構成し得る。送信部は、時間的に連続または非連続のいずれかであってよく、また周波数的に連続または非連続のいずれかであってもよい。各送信部は、可能性の中でも、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア周波数領域波形など、指定された波形タイプに関連付けられ(たとえば、そのために構成され)得る。したがって、UEは、1つまたは複数の送信部の構成を受信し得、1つまたは複数の送信部の構成は、異なる波形タイプが異なる送信部のために構成され得るように、UEが1つまたは複数の送信部の各々の中で通信のために使用すべき波形タイプを示し得る。いくつかの実装形態では、送信部のセットの各送信部は、とりわけ、サイクリックプレフィックス(CP)長、サブキャリア間隔(SCS)、チップレート、または切替えギャップなど、波形タイプに加えてパラメータのセットに関連付けられ得る。
【0006】
1つまたは複数の送信部は、場合によっては、UEが異なる時点で異なる送信部を介して、(したがって、場合によっては、異なる波形タイプのシグナリングを介して)基地局と通信することができるように、一連の時間にわたってUEのためにアクティブ化または非アクティブ化され得る。また場合によっては、2つ以上の送信部が同じUEのために並行してアクティブであり得、UEは潜在的に、UEの能力に応じて、(異なる波形タイプのシグナリングを潜在的に介することを含めて)複数の送信部を介して基地局と並行して通信する。本明細書の教示のこれらのおよび他の態様は、関連のあるスケジュールの複雑さを低減し、当業者が諒解し得る利点の中でも、ワイヤレス通信システム内で異なる波形タイプを使用して異なるUEまたは同じUEに関するより強い干渉管理のための機構を提供し得る。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するステップと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間に基地局と通信するステップと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するステップとを含み得る。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信することであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信することと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信することと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0009】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するための手段と、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するための手段と、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するための手段とを含み得る。
【0010】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信することであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信することと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信することと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0011】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むシステム情報ブロック(SIB)を受信することであって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプであり得る初期波形タイプに関連付ける、受信することと、第1の時間期間の前に初期波形タイプに基づき得るシグナリングを介して、初期送信部を介して基地局と通信することとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0012】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットのデフォルト送信部の指示を受信することであって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信することが、デフォルト送信部の指示に基づき得る、受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを基地局から受信することであって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信することが、アクティブ化メッセージに基づき得る、受信することを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0014】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを基地局から受信することと、非アクティブ化メッセージに基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0015】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を基地局から受信することであって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、受信することと、タイマーの失効に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0016】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部は、UEのために並行してアクティブであり得る。
【0017】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットは、アップリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットとを含み得る。
【0018】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットの各送信部は、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであってよく、指示は、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共通であり得る通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける。
【0019】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信することは、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的であり得る通信タイムランに従って通信することを含み得る。
【0020】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信することは、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信することを含み得る。
【0021】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信することと、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にあり得る送信リソースを介して基地局と通信することとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0022】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信することと、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にあり得る送信リソースを介して基地局と通信することを控えることとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0023】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を基地局から受信することと、1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信することから第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得る。
【0024】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEが使用することが可能であり得る波形タイプのセットを示す能力メッセージを基地局に送信することであって、送信部のセットの指示が能力メッセージに基づき得る、送信することを行うための動作、特徴、手段または命令をさらに含み得さらに含み得る。
【0025】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットは、時間的に非連続であってよく、周波数的に非連続であってよく、または時間と周波数の両方の点で非連続であってよい。
【0026】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、または直交周波数分割多重化(OFDM)波形のうちの第1の波形を含み、第2の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第2の波形を含む。
【0027】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するステップと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するステップと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するステップとを含み得る。
【0028】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信することであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信することと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信することと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0029】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するための手段と、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するための手段と、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するための手段とを含み得る。
【0030】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信することであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信することと、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信することと、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0031】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むSIBを送信することであって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプであり得る初期波形タイプに関連付ける、送信することと、第1の時間期間の前に初期波形タイプに基づき得るシグナリングを介して、初期送信部を介してUEと通信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0032】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットのデフォルト送信部の指示を送信することであって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信することが、デフォルト送信部の指示に基づき得る、送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0033】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージをUEに送信することであって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信することが、アクティブ化メッセージに基づき得る、送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0034】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージをUEに送信することと、非アクティブ化メッセージを送信することに基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0035】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示をUEに送信することであって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、送信することと、タイマーの失効に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0036】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部は、UEのために並行してアクティブであり得る。
【0037】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットは、アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、ダウンリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットとを含み得る。
【0038】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットの各送信部は、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであってよく、指示は、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共通であり得る通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける。
【0039】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続であってよく、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信することは、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的であり得る通信タイムランに従って通信することを含み得る。
【0040】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続であってよく、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信することは、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信することを含み得る。
【0041】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可をUEに送信することと、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にあり得る送信リソースを介してUEと通信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0042】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成をUEに送信することと、1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信することから第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することに切り替えることとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0043】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEが使用することが可能であり得る波形タイプのセットを示す能力メッセージをUEから受信することであって、送信部のセットの指示が能力メッセージに基づき得る、受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0044】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットは、時間的に非連続であってよく、周波数的に非連続であってよく、または時間と周波数の両方の点で非連続であってよい。
【0045】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第1の波形を含み、第2の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第2の波形を含む。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図1】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
【
図2】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
【
図3】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信タイムラインの一例を示す図である。
【
図4】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。
【
図5】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図6】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図7】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図8】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図9】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図10】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図11】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図12】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図13】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図14】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図15】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図16】本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0047】
利用可能なスペクトル上で通信するワイヤレスデバイスの量の増大により通信リソースに対する需要が高まるにつれて、通信のためにますます高い周波数が使用されるようになる可能性がある。また、単なる1つの理由として、通信のためにより高い周波数が使用されるにつれて、使用のためにより大きな帯域幅が利用され、かつ所望されるようになる可能性がある。たとえば、ユーザ機器(UE)および基地局は、比較的高い周波数範囲(たとえば、ミリメートル波(mmW)周波数範囲を含む、FR2無線周波数帯域、またはFR4無線周波数帯域において使用される周波数範囲など)を介して通信することができ、そのような比較的高い周波数帯域にわたる通信は、UEおよび基地局が比較的大きな帯域幅を介して通信することを可能にし得る。
【0048】
より大きな帯域幅動作では、UEに関連付けられた動作条件または動作制約に基づいて、またはUEの展開シナリオに基づいて、異なる波形タイプ間にトレードオフ(たとえば、サポートされるセルカバレージエリア、サポートされるスループット、実装複雑さなどの間にトレードオフ)が存在し得る。したがって、他のパラメータとともに、どの波形タイプが使用のために望ましいかは、UEにわたって、または経時的に(たとえば、異なる動作シナリオにわたって)同じUEに対して、異なり得る。しかしながら、異なるUEによる、または同じワイヤレス通信システム内で経時的に同じUEによる、異なる波形タイプの使用に関するスケジューリングの複雑さおよび干渉問題が生じることがあるが、その結果、システムの複雑さが増し、または(たとえば、影響がより大きい干渉の結果として)通信障害の可能性が高まることになり得る。
【0049】
本開示のいくつかの実装形態では、基地局(たとえば、ネットワーク)は、波形タイプに従ってUEと基地局との間の通信を編成し得る。たとえば、基地局は、ある量の送信部(時間リソースまたは周波数リソースのセット、またはその両方を指すことがある)を構成し得、その量の送信部の各送信部が指定された波形タイプに関連付けられ(たとえば、そのために構成され)得る。したがって、UEは、その量の送信部の構成を基地局から受信することができ、構成は、(たとえば、異なる波形タイプが異なる送信部に対して構成され得るように)UEがその量の送信部の各々にわたる通信のために使用すべき波形タイプを示し得る。たとえば、構成に従って、UEおよび基地局はその量の送信部の第1の送信部内で第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、かつその量の送信部の第2の送信部内で第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、通信し得る。
【0050】
本開示で説明する主題の特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。たとえば、説明する技法は、波形タイプに従ってシステム内の様々なデバイス間の通信を編成するために実装することができ、これは、異なるUEによる、または経時的に同じUEによる、異なる波形タイプの使用に関するスケジューリングの複雑さおよび干渉問題を低減し得る。たとえば、1つまたは複数の事前構成されたまたは事前定義された送信部に波形タイプを指定することに基づいて、基地局は、異なる波形タイプの通信をスケジュールするとき、より低い複雑さを経験し得る(たとえば、そのようなスケジューリングは、UEが任意の所与の時間に現在アクティブな1つまたは複数の送信部に従って監視および通信し得るように、前に構成されたどの1つまたは複数の送信部が任意の所与の時間にUEのためにアクティブであるかを示し得る、アクティブ化または非アクティブ化メッセージを使用して達成され得る)。さらに、基地局は潜在的に干渉する波形タイプを時間または周波数的にまたは両方で分離された送信部に指定し得るため、波形タイプが指定された送信部のそのような編成または事前構成は、異なる波形タイプ間の干渉を効率的に管理するためのより大きな能力を基地局に提供し得るか、または場合によっては、異なる波形タイプ間に干渉が生じることがあるシナリオを回避するための効率的な方法を基地局に提供し得る。また場合によっては、基地局は、UEのための異なる送信部間の(したがって、潜在的に異なる波形タイプ間の)1つまたは複数の切替えをさらに事前構成することができ、事前構成された送信部間のそのような事前構成された切替えは、さらに低減されたレイテンシに関連付けられ得る。
【0051】
本開示の態様について、ワイヤレス通信システムの文脈で最初に説明する。加えて、本開示の態様について、通信タイムラインおよびプロセスフローを参照しながら示し、説明する。本開示の態様について、波形固有の送信部に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0052】
図1は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストで低複雑度のデバイスとの通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0053】
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散されることがあり、異なる形態の、または異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105がその上で1つまたは複数の通信リンク125を確立し得る、地理的カバレージエリア110を提供し得る。地理的カバレージエリア110は、基地局105およびUE115がその上で1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る、地理的エリアの一例であり得る。
【0054】
UE115は、ワイヤレス通信システム100の地理的カバレージエリア110全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、異なる時間において固定式もしくは移動式またはその両方であり得る。UE115は、異なる形態の、または異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が
図1に示されている。本明細書で説明するUE115は、
図1に示すように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0055】
基地局105は、コアネットワーク130と通信する、もしくは互いに通信する、またはその両方の通信を行い得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク120を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接的(たとえば、基地局105間で直接)、もしくは間接的(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で互いに通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであってよく、または1つまたは複数のワイヤレスリンクを含んでもよい。
【0056】
本明細書で説明する基地局105の1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもがgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の適切な用語を含んでもよく、あるいは当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0057】
UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語を含むことがあり、あるいはそのように呼ばれることがあり、「デバイス」は、とりわけ、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、もしくはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスを含むことがあり、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、とりわけ、アプライアンス、または車両、メータなどの様々な物品において実装され得る、とりわけ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含んでもよく、またはそのように呼ばれることもある。
【0058】
本明細書で説明するUE115は、
図1に示すように、リレーとして働くことがあり得る他のUE115、ならびに、とりわけ、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、または中継基地局を含む、基地局105およびネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0059】
UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレスに通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理層構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、時間領域において連続であり、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理層チャネルに従って動作し得る無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅部分(BWP))を含んでもよい。各物理層チャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用して、UE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0060】
いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアは、他のキャリアに対する動作を協調させる収集シグナリングまたは制御シグナリングも有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置されることがある。キャリアは、初期収集および接続が、UE115によってキャリアを介して行われ得る、スタンドアロンモードで動作し得るか、またはキャリアは、接続が(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用してアンカリングされる、非スタンドアロンモードで動作し得る。
【0061】
ワイヤレス通信システム100の中に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含んでよい。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送してよく、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成されてよい。
【0062】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられてもよく、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのある量の決定された帯域幅のうちの1つ(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))であり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅を介する通信をサポートするハードウェア構成を有してよく、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介する通信をサポートするように構成可能であってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする、基地局105またはUE115を含んでよい。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するように構成され得る。場合によって、任意の所与の時点で単一のUE115のために1つのBWPのみがアクティブであり得る。
【0063】
キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの量は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多ければ多いほど、また変調方式の次数が高ければ高いほど、UE115にとってデータレートはより高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間層またはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間層の使用は、UE115との通信に対してデータレートまたはデータ完全性をさらに高め得る。
【0064】
キャリアに対する1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされてよく、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)およびサイクリックプレフィックスを含んでよい。キャリアは、同じかまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアに対する単一のBWPが所与の時間にアクティブであってよく、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限されることがある。いくつかの態様では、UE115は、4つまでのダウンリンクまたはアップリンクBWPで構成され得、各BWPは、サブキャリア間隔(SCS)、サイクリックプレフィックス(CP)長、連続周波数領域リソースのセット、およびBWP専用パラメータのセットによって定義され得る。したがって、BWPは、システム周波数帯域の一部分のみをスパンしながら、1つまたは複数のパラメータをカプセル化し、時間的に連続な、スペクトルの一部分と理解されてよく、またはそのように考えられてよい。
【0065】
基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング周期を指すことがある基本時間単位の倍数で表されることがあり、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大のサブキャリア間隔を表すことがあり、Nfは、サポートされる最大の離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことがある。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023に及ぶ)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0066】
各フレームは、複数の連続的に番号付けされたサブフレームまたはスロットを含んでもよく、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有してもよい。いくつかの例では、フレームは(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはある量のスロットにさらに分割されてもよい。代替として、各フレームは、可変の量のスロットを含んでもよく、スロットの量は、サブキャリア間隔に依存してもよい。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)ある量のシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に依存し得る。
【0067】
サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最小スケジューリング単位であることがあり、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTIの中のシンボル期間の量)は可変であってもよい。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストの中で)動的に選択されてもよい。
【0068】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化されてもよい。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化されてもよい。物理制御チャネルのための制御領域(たとえば、制御リソースセット(コアセット))は、シンボル期間の量によって定義されてもよく、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって延びてもよい。1つまたは複数の制御領域(たとえば、コアセット)が、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報を求めて制御領域を監視または探索してもよく、各探索空間セットは、カスケード方式で配置された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおける1つまたは複数の制御チャネル候補を含んでもよい。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連する制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))の量を指すことがある。探索空間セットは、制御情報を複数のUE115へ送信するために構成された共通探索空間セット、および制御情報を特定のUE115へ送信するためのUE固有探索空間セットを含んでもよい。
【0069】
各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはこれらの任意の組合せを介して、通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指すことがあり、近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、またはその他)と関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々な要因に応じて、より小さいエリア(たとえば、構造物、構造物のサブセット)からより大きいエリアに及ぶことがある。たとえば、セルは、とりわけ、建物、建物のサブセット、または地理的カバレージエリア110の間のもしくは地理的カバレージエリア110と重複する外部空間であってもよく、またはそれらを含んでもよい。
【0070】
マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局105に関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供してもよく、またはスモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE115、自宅またはオフィス内のユーザに関連するUE115)に制限付きアクセスを提供してもよい。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートしてもよく、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をサポートしてもよい。
【0071】
いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートしてもよく、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成されてもよい。
【0072】
いくつかの例では、基地局105は可動であってもよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供してもよい。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110が重複することがあるが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によってサポートされてもよい。他の例では、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110が、異なる基地局105によってサポートされてもよい。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が同じかまたは異なる無線アクセス技術を使用して様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、異種ネットワークを含んでもよい。
【0073】
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0074】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、マシン間の自動化された通信を(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)提供し得る。M2M通信またはMTCは、人間が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサまたはメータを組み込んで情報を測定またはキャプチャし、そのような情報を利用するかまたはその情報をアプリケーションプログラムと対話する人間に提示する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、または機械または他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスの用途の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0075】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した一方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にはサポートしないモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行されてよい。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内の、キャリアのガードバンド内の、またはキャリアの外側の、規定された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0076】
ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼、低レイテンシ、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでもよく、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先順位付けを含んでもよく、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商業用途のために使用されてもよい。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0077】
いくつかの例では、UE115はまた、デバイス間(D2D)通信リンク135を介して(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあってもよい。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外にあることがあり、または場合によっては、基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のあらゆる他のUE115へ送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で実行される。
【0078】
いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルなどの通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、ビークルツーエブリシング(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通状態、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態に関連する情報、またはV2Xシステムに関係する任意の他の情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム内の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャと、もしくは車両ネットワーク間(V2N)通信を使用して1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介してネットワークと、またはその両方と通信し得る。
【0079】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってもよく、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))、ならびにパケットをルーティングするかまたは外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))を含んでもよい。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連する基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通じて転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含んでよい。
【0080】
基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であってもよい、アクセスネットワークエンティティ140などの下位構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、ラジオヘッド、スマートラジオヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含んでよい。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびANC)にわたって分散されてもよく、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合されてもよい。
【0081】
ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の中の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF:ultra-high frequency)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特性によって遮断または方向転換されることがあるが、その波は、屋内に位置するUE115にマクロセルがサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの短波(HF:high frequency)または超短波(VHF:very high frequency)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連し得る。
【0082】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF:super high frequency)領域において、またはミリメートル帯域としても知られている、(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小型で間隔がより密であり得る。いくつかの例では、このことはデバイス内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、距離がより短いことがある。本明細書で開示する技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されることがあり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0083】
ワイヤレス通信システム100は、免許無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域において、認可支援アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を利用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域の中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を利用し得る。いくつかの例では、無認可帯域における動作は、認可帯域(たとえば、LAA)において動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、とりわけ、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0084】
基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するのに使用され得る複数のアンテナを装備してよい。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの例では、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートの、ある数量の行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0085】
基地局105またはUE115は、異なる空間層を介して複数の信号を送信または受信することによってマルチパス信号伝搬を活用し、スペクトル効率を高めるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連するビットを搬送し得る。異なる空間層は、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートと関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間層が、同じ受信デバイスへ送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間層が、複数のデバイスへ送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0086】
空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を受け、他の信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を合成することによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に、振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、またはいくつかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義されてよい。
【0087】
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向で複数回、基地局105によって送信され得る。たとえば、基地局105は、送信の異なる方向に関連する異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向への送信は、(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)基地局105によるより後の送信または受信のためのビーム方向を識別するために使用され得る。
【0088】
特定の受信デバイスに関連するデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連する方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することがあり、UE115が最も高い信号品質または場合によっては、許容可能な信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0089】
いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されてよく、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成されたビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つまたは複数のサブバンドにわたるビームの構成された量に対応し得る。基地局105は、プリコーディングされてよくまたはプリコーディングされなくてもよい基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照しながら説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0090】
受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試みてもよい。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてもよく、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向による「リスニング」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向(たとえば、複数のビーム方向によるリスニングに基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比(SNR)、または場合によっては、許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)によるリスニングに基づいて決定されたビーム方向に整合され得る。
【0091】
ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層における通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)層は、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)層は、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MAC層はまた、MAC層における再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコル層が、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理層において、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0092】
UE115および基地局105は、データの受信に成功する可能性を高めるために、データの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正しく受信される可能性を高めるための1つの技法である。HARQは、誤り検出(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含んでよい。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、低い信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、デバイスが特定のスロットの中の以前のシンボル内で受信されたデータに対してそのスロット内でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット内で、またはいくつかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0093】
場合によっては、UE115および基地局105は、追加の(たとえば、より高い)周波数範囲を使用して、より高いスループットを達成し得る。たとえば、UE115および基地局105は、比較的高い周波数範囲(たとえば、mmW周波数範囲を含む、FR2無線周波数帯域、またはFR4無線周波数帯域において使用される周波数範囲など)を介して通信することができ、そのような比較的高い周波数帯域を介した通信により、UE115および基地局105は比較的大きな帯域幅を介して通信することができる。
【0094】
より大きな帯域幅動作では、UE115に関連付けられた動作条件または動作制約に基づいて、またはUE115の展開シナリオに基づいて、異なる波形タイプ間にトレードオフ(たとえば、サポートされるセルカバレージエリア、サポートされるスループット、実装複雑さなどの間にトレードオフ)が存在し得る。したがって、他のパラメータとともに、どの波形タイプが使用のために望ましいかは、UE115にわたって、または(たとえば、異なる動作シナリオにわたって)経時的に同じUE115に対して、異なり得る。したがって、いくつかの実装形態では、基地局105(たとえば、ネットワーク)は、UE115のためにある量の送信部を構成することができ、各送信部が指定された波形タイプを使用する通信のために指定され、通信パラメータの(潜在的に一意の)セットに関連付けられる。
【0095】
たとえば、その量の送信部の構成に従って、UE115および基地局105は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、かつ第1の送信部を介した通信パラメータの第1のセットを使用して、通信することができ、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、かつ第2の送信部を介した通信パラメータの第2のセットを使用して、通信することができる。いくつかの実装形態では、UE115および基地局105は、事前構成された切替え、基地局105からのアクティブ化シグナリング、または基地局105からの非アクティブ化シグナリングに応答して、第1の送信部を介して通信することから第2の送信部を介して通信することへの切替えをサポートし得る。
【0096】
図2は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実現するために実装し得るか、または実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照することを含めて、本明細書で説明する対応するデバイスの例であり得る、UE115-aと基地局105-aとの間の通信リンク205を介した通信を示す。いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-aは、各々が指定された波形タイプに関連付けられた1つまたは複数の送信部を介して通信し得る。
【0097】
ワイヤレス通信システム200がNRシステムを含むかまたはそれに関連付けられる例においてなど、いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-aは、比較的高い周波数帯域を介して通信し得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aは、FR2またはFR4無線周波数帯域を介して通信し得る。そのようなより高い帯域動作では(たとえば、比較的高いNR動作帯域を採用する場合)、UE115-aおよび基地局105-aは、比較的低い周波数帯域における帯域幅と比較して、比較的大きい帯域幅を介して通信し得る。いくつかの態様では、UE115-aおよび基地局105-aは、そのような比較的大きい帯域幅を介して通信する結果として、UE115-aと基地局105-aとの間の達成可能なスループットの増大を経験し得る。
【0098】
さらに(また、そのようなより大きい帯域幅動作では)、UE115-aおよび基地局105-aは、ある量の異なる波形タイプを使用して通信し得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aは、DFT-s-OFDM波形などのシングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア直交振幅変調(SC-QAM)波形などのシングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形などのマルチキャリア周波数領域波形を使用して、通信し得る。UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリアまたはマルチキャリア周波数領域波形などの周波数領域波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aは、離散フーリエ変換(DFT)拡散を使用して周波数領域においてサブキャリア上にシンボルをマッピングすることができ、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して時間領域においてサブキャリアからシンボルにマッピングすることができる。代替として、UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリア時間領域波形などの時間領域波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aは、サブキャリアマッピングを実行することを控え、シンボルの広帯域時間領域送信を単に使用し得る。UE115-aおよび基地局105-aが比較的高い周波数帯域を介して通信する例においてなど、いくつかの例では、UE115-aに関連付けられる動作条件または動作制約、またはUE115-aの展開シナリオに基づいて、異なる波形タイプ間にトレードオフが存在し得る。
【0099】
たとえば、DFT-s-OFDM波形などのシングルキャリア周波数領域波形を使用する通信は、比較的大きいカバレージに関連付けられ得る他の波形タイプ(たとえば、OFDM波形などのマルチキャリア波形タイプ)と比較して比較的低いピーク対平均電力費(PAPR)に関連付けられ得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリア周波数領域波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aが(たとえば、OFDM波形など)異なる波形タイプを使用して通信する例と比較して、UE115-aおよび基地局105-aは、比較的大きいカバレージエリアを提供し得る比較的高い送信電力を使用し、(十分に高い信号品質を維持しながら)さらに非線形にさせることが可能である。さらに、UE115-aもしくは基地局105-a、またはその両方は、FDMまたはシングルタップ周波数領域等化を採用することができ、UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリア周波数領域波形を使用して通信する例では、比較的効率的な帯域幅利用を達成し得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリア周波数領域波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aは、同時送信を分離させるためにガードバンドを使用することを控えることができ、これは、ワイヤレス通信システム200内の他の通信のために利用可能な帯域幅量を増大させ得る。
【0100】
さらなる例では、SC-QAMなどのシングルキャリア時間領域波形を使用する通信は、比較的大きなカバレージに関連付けられ得る他の波形タイプ(たとえば、OFDM波形など)と比較して、比較的低いPAPRに関連付けられ得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aがシングルキャリア時間領域波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aが異なるは波形タイプ(たとえば、OFDM波形など)を使用して通信する例と比較して、基地局105-aは、比較的大きいカバレージエリアを提供し得る。さらに、UE115-aおよび基地局105-aは、シングルキャリア時間領域波形を使用する通信をサポートするために高速フーリエ変換(FFT)および逆FFT(IFFT)動作を実行することを控えることができるため、シングルキャリア時間領域波形の実装は、他の波形タイプと比較して比較的低い複雑さに関連付けられ得る。
【0101】
さらなる例では、マルチキャリア周波数領域波形(たとえば、OFDM波形)を使用する通信は、他の波形タイプ(たとえば、シングルキャリア波形タイプ)と比較して比較的高いPAPR(また同じく比較的低いカバレージ)に関連付けられ得る。したがって、OFDMまたは他のマルチキャリア波形は、いくつかの例では、非線形性への偏差が信号品質にかなりの影響を及ぼし得るため、比較的高い送信電力にはあまり適していないことがある。しかしながら、UE115-aおよび基地局105-aがOFDMまたは他のマルチキャリア波形を使用して通信する場合、UE115-aおよび基地局105-aは、他の波形タイプ(たとえば、シングルキャリア波形タイプなど)と比較して比較的高いデータレートを達成するために、比較的高いSNR、比較的大きいスペクトル効率、および比較的高次のMIMO能力を経験し得る。さらに、OFDMまたは他のマルチキャリア波形タイプを介した通信は、シングルタップ周波数領域等化、より容易なまたはより低い複雑さのFDM能力、およびいくつかの他の波形タイプ(たとえば、シングルキャリア時間領域波形タイプなど)よりも、比較的効率的な帯域幅利用に関連付けられ得る。
【0102】
したがって、異なる波形タイプは、UE115-aの異なる動作条件または展開により適していることがあり、またはあまり適していないこともある。たとえば、1つの波形タイプは、とりわけ、基地局105-aに対するUE115-aのロケーションに基づいて、UE115-aまたは基地局105-aが受けるSNRに基づいて、UE115-aの電力限界または能力に基づいて、またはUE115-aのMIMO能力に基づいて、より適していることもあり、またはあまり適していないこともある。たとえば、UE115-aが基地局105-aに比較的近く位置しているかまたは比較的高いチャネル品質に関連付けられた動作条件を受ける(たとえば、高いSNRまたはマルチパスリッチチャネル(rich channels)を受ける)場合、UE115-aおよび基地局105-aは、マルチキャリア波形に関連付けられた、比較的大きいスペクトル効率および高いデータレータを活用しながら、(OFDM波形に関連付けられた比較的高いPAPRの影響力があまりないように)比較的低い送信電力を使用し得るため、OFDMまたは他のマルチキャリア波形を使用する通信は、シングルキャリア波形を介した通信よりも適している可能性がある。さらに、UE115-aが比較的高次のMIMO技法を使用することが可能である(また、潜在的に電力制限されていない)例では、OFDMまたは他のマルチキャリア波形タイプは同様により適した波形タイプであり得る。
【0103】
代替として、UE115-aが基地局105-aから比較的離れて位置する(たとえば、セルエッジにおけるように)か、または比較的低いチャネル品質に関連付けられる動作条件を受ける(たとえば、比較的低いSNRを受ける)場合、UE115-aおよび基地局105-aは、比較的高い送信電力を使用し得る(シングルキャリア波形に関連付けられた、比較的低いPAPRを活用する)ため、シングルキャリア波形タイプ(たとえば、DFT-s-OFDMまたはSC-QAM)を使用する通信は、OFDMまたは他のマルチキャリア波形を介した通信よりも適している可能性がある。さらに、UE115-aが電力制限されているか、または場合によっては、MIMO通信技法を使用することを控える例では、シングルキャリア波形タイプは、同様により適した波形タイプであり得る。
【0104】
UE115-aおよび基地局105-aがより高い帯域動作をサポートする例においてなど、いくつかの例では、UE115-aの動作条件または展開シナリオは、比較的短いタイムラインに従って変更され得る。したがって、UE115-aおよび基地局105-aは、波形間で変更される機構をサポートし得る。たとえば、動作条件の変化の結果として、UE115-aおよび基地局105-aは、UE115-aおよび基地局105-aが通信のために使用する波形タイプを動的に変更するための機構をサポートし得る。いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-aは、送信電力制約、FDM制約、またはMIMO制約のうちの1つまたは複数に従って、波形タイプを動的に選択または変更し得る。
【0105】
動作条件に従った波形タイプのそのような動的選択の結果として、異なるUE115は所与の時間に異なる波形タイプを使用し得る。たとえば、シングルキャリア(たとえば、SC-QAMまたはDFT-s-OFDMなど)波形とマルチキャリア(たとえば、OFDM)波形との間の組合せが使用され得る。そのような例では、シングルキャリア波形を使用する第1のUE115および基地局105-aは、第2のUE115および基地局105-aがOFDM波形を使用する場合、通信し得る周波数ベースのフレームワークに適合しないことがある時間分割多重リソース割振りを介して通信し得る。したがって、基地局105-aは、ワイヤレス通信システム200内でマルチキャリアベースの通信とともにシングルキャリアベースの通信をスケジュールするためのさらなる複雑さを経験することがあり、場合によっては、そのようなスケジューリングの複雑さの結果として、そのような異なる波形タイプ間に干渉の増大が生じ得る。
【0106】
場合によっては、基地局105-aは、複数の帯域幅能力を備えたUE115が同じネットワーク内で(たとえば、ワイヤレス通信システム200内で)動作することを可能にするためのBWP概念をサポートし得る。基地局105-aおよびUE115-aは、動的BWP切替え(ダウンリンク制御情報(DCI)を使用する)をサポートし得、基地局105-aは、UE115-aが新しいBWPに関連付けられたパラメータの新しいセットに適合するための十分な時間を提供するためにBWP切替えギャップを(UE能力に基づいて)定義し得る。各BWPは、時間的に連続であってよく、追加または代替として、同じ波形タイプに関連付けられてよく、また追加または代替として、単一のBWPのみが任意の所与の時間に同じUE115のためにアクティブであってよく、これらは各々、BWPを単独で使用することによりワイヤレス通信システム200に与えられるフレキシビリティ全体を制限し得る。
【0107】
加えて、いくつかの例では(より高い帯域動作においてなど)、異なるUE115は、様々な通信パラメータに対する異なるサポートまたは能力を有し得る。たとえば、異なるUE115は、CPもしくはガード間隔、波形タイプ、周波数領域等化もしくは時間領域等化のサポート(たとえば、いくつかのUE115はFFTサポートを有し得、いくつかの他のUE115は時間領域のみの受信機を特徴とし得る)、切替え遅延(たとえば、無線周波数チェーン間の、動作帯域幅間の、ビーム間の、など)、またはチップレートもしくはサンプリングレートを使用して、動作帯域に対する異なるサポートまたは能力を有し得る。多様な能力を備えたそのようなUE115をサポートするために、基地局105-aは、いくつかの実装形態では、1つまたは複数のUE115が各々、様々な通信パラメータに対して有するサポートまたは能力に従って、1つまたは複数のUE115間の通信を編成または事前構成し得る。
【0108】
いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-aを含む、1つまたは複数のUE115間の通信のそのような編成または事前構成は、1つまたは複数のUE115と基地局105-aの両方においてより高速の切替えを(たとえば、動作帯域幅間に、ビーム間に、波形タイプ間に、など)もたらし得る。たとえば、UE115-aおよび基地局105-aは、動的切替えよりもより低いレイテンシを伴って、またはより短いタイムラインに従って事前構成された切替えを(たとえば、動作帯域幅間で、ビーム同士間で、波形タイプ間で、など)実行し得る。さらに、1つまたは複数のUE115と基地局105-aとの間の通信のそのような編成または事前構成は、基地局105-aのスケジューラが、より低い複雑さを伴って時間領域リソース(たとえば、時間領域リソース割振り(TDRA)、遅延、など)を割り振ることまたはスケジュールすることを可能にし得、いくつかの例では、時間領域リソースのそのような割振りまたはスケジューリングは、異なる波形間の干渉を管理するための基地局105-aの能力を増大させ得る。したがって、本開示のいくつかの実装形態によれば、基地局105-aは、様々な通信パラメータに対する異なるサポートおよび能力、ならびに波形タイプに対する異なるサポートまたは能力を備えた複数のUE115をサポートするためのフレームワークを編成または構成し得る。
【0109】
いくつかの例では、基地局105-aは、基地局105-aがそれを介してUE115-a(または、UE115-aに加えて、1つまたは複数の他のUE115)と通信し得る送信部のセットを構成することに基づいて、そのようなフレームワークを実装し得る。基地局105-aは、時間領域リソースのセット(または時間領域リソースセットのセット)、もしくは周波数領域リソースのセット(または周波数領域リソースセットのセット)、またはそれらの組合せになるように送信部のセットの各送信部を定義し得る。基地局105-aが時間領域リソースまたは時間領域リソースセットのセットとして送信部を定義する例では、時間領域リソースまたは時間リソースセットは、時間的に連続であってよく、または分散されてよい。同様に、基地局105-aが周波数領域リソースまたは周波数領域リソースセットのセットとして送信部を定義する例では、周波数領域リソースまたは周波数領域リソースセットは、周波数的に連続であってよく、または分散されてよい。
【0110】
基地局105-aは、各送信部がパラメータの(一意の)セットを有するか、または場合によっては、それに関連付けられるように、送信部のセットの各送信部を構成し得る。たとえば、基地局105-aは、時間もしくは周波数(またはその両方の)リソースのセット専用であってよいか、またはそのために定義されてよい通信パラメータの例の中でも、波形タイプ、CPもしくはガード間隔長、SCS、チップレート、帯域幅、または切替え時間もしくは切替え持続時間を有するか、またはそれに関連付けられるように各送信部を構成し得る。
図2に示すように、送信部のセットは、第1の送信部210(TP1と等しく呼ばれることがある)と、第2の送信部215(TP2と等しく呼ばれることがある)と、第3の送信部220(TP3と等しく呼ばれることがある)とを含み得る。
【0111】
いくつかの例では、基地局105-aは、SC-QAM波形を使用する通信のために第1の送信部210を構成し得、OFDM波形を使用する通信のために第2の送信部215および第3の送信部220を構成し得る。さらに、基地局105-aは、加えて、様々な通信パラメータの各々に対する設定を有する、第1の送信部210、第2の送信部215、および第3の送信部220の各々を構成し得る。したがって、UE115-aおよび基地局105-aは、その送信部に指定された波形タイプを使用して、その送信部に関連付けられた通信パラメータのセットに従って、送信部のセットのうちの1つまたは複数の各々を介して通信し得る。
【0112】
いくつかの実装形態では、基地局105-aは、UE115-aのための送信部のセットを構成することに加えて、UE115-aが基地局105-aと通信するために使用し得る初期送信部でUE115-aを構成し得る。いくつかの例では、基地局105-aは、システム情報ブロック(SIB)1など、システム情報内の初期送信部を構成し得、UE115-aは、基地局105-aからシステム情報を受信する結果として、初期送信部の構成を同様に受信し得る。いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-aは、他の送信部がUE115-aのために構成されるかまたはアクティブ化されるまで、初期送信部を介して通信し得る。
【0113】
たとえば、基地局105-aは、UE115-aとRRC接続などの接続を確立すると、送信部のセットの構成をUE115-aに送信することができ、接続の確立に先立って、UE115-aおよび基地局105-aは、初期送信部を介して通信し得る。追加または代替として、UE115-aは、基地局105-aと接続を確立した後、初期送信部の指示を含むシステム情報を受信し得、UE115-aが構成された送信部のセットのうちの1つまたは複数をアクティブ化する、基地局105-aからのシグナリングを受信するまで、初期送信部を介して基地局105-aと通信し得る。
【0114】
たとえば、基地局105-aがUE115-aにおいて構成する送信部のセットは、1つまたは複数の送信部を含んでよく、基地局105-aは、1つまたは複数の送信部のうちのどれがアクティブであるか(たとえば、UE115-aによって使用可能であるか)をUE115-aに示し得る。いくつかの例では、たとえば、UE115-aは、UE115-aにおいて構成された送信部のセットの少なくともサブセットをアクティブ化するアクティブ化メッセージを基地局105-aから受信し得る。送信部のセットが第1の送信部210と、第2の送信部215と、第3の送信部220とを含む例では、たとえば、UE115-aは、第1の送信部210、第2の送信部215、または第3の送信部220のうちの1つまたは複数をアクティブ化することをUE115-aに示すアクティブ化メッセージを受信し得る。UE115-aは、それに応じて、アクティブ化された送信部のうちの1つまたは複数を介して基地局105-aと通信し得る。いくつかの態様では、UE115-aは、DCI、MAC制御要素(MAC-CE)、またはRRCシグナリングを介して基地局105-aからアクティブ化メッセージを受信し得る。
【0115】
いくつかの例では、UE115-aは、加えて、デフォルト送信部の指示を基地局105-aから受信し得る。そのようなデフォルト送信部は、構成された送信部(たとえば、第1の送信部210、第2の送信部215、または第3の送信部220のうちの1つ)のセットの他の送信部(たとえば、残り)が非アクティブ化されている(または場合によっては、UE115-aによる使用のためにアクティブではない)場合、UE115-aおよび基地局105-aが通信のために使用し得る構成された送信部のセットの送信部を指すことがある。いくつかの例では、UE115-aは、構成された送信部のセットの他の送信部(たとえば、残り)が非アクティブ化されている(または場合によっては、UE115-aによる使用のためにアクティブではない)場合、UE115-aおよび基地局105-aが複数のデフォルト送信部のうちのいずれか1つまたは複数を介して通信し得るように、複数のデフォルト送信部の指示を受信し得る。UE115-aは、送信部のセットの構成を伝えるシグナリングの一部として、または別個のシグナリングを介して、デフォルト送信部の指示を受信し得る。いくつかの例では、デフォルト送信部(または複数のデフォルト送信部のうちの1つ)は、初期送信部と同じであってよい。いくつかの他の例では、デフォルト送信部(または複数のデフォルト送信部のうちのいずれか)は初期送信部とは異なってもよい。
【0116】
いくつかの実装形態では、アクティブ送信部(たとえば、UE115-aがそれについてアクティブ化メッセージを介してアクティブ化するための指示を受信する送信部)は、無期限にまたは限定された持続時間にわたってアクティブ状態にとどまり得る。いくつかの例では、たとえば、UE115-aは、UE115-aがアクティブ送信部のうちの1つまたは複数を明示的に非アクティブ化する非アクティブ化メッセージを基地局105-aから受信するまで、1つまたは複数のアクティブ送信部をアクティブ状態に維持し得る(また、それに応じて、基地局105-aとの通信のためにそれらの1つまたは複数のアクティブ化送信部を使用し得る)。いくつかの態様では、UE115-aは、DCI、MAC-CE、またはRRCシグナリングを介して、非アクティブ化メッセージを基地局105-aから受信し得る。
【0117】
代替として、いくつかの他の例では、UE115-aは、アクティブ送信部のうちの1つまたは複数に関連付けられたタイマー(またはタイマーの持続時間の指示)を基地局105-aから受信し得、UE115-aは、タイマーの失効時にタイマーに関連付けられたアクティブ送信部のうちの1つまたは複数を非アクティブ化し得る。言い換えれば、UE115-aは、アクティブ送信部をタイマーの持続時間にわたってアクティブ状態に維持し得る。したがって、UE115-a(および基地局105-a)は、タイマーの失効時(たとえば、タイマー失効後)アクティブ送信部を暗示的に(たとえば、追加のシグナリングなしに)非アクティブ化し得る。両方の例では(明示的な非アクティブ化と暗示的な非アクティブ化の両方で)、UE115-aは、デフォルト送信部(または複数のデフォルト送信部のうちの1つ)または依然としてアクティブである別の送信部を使用するようにフォールバックし得る。
【0118】
さらに、3つの送信部を含むとして示されているが、基地局105-aがUE115-aのために(またはUE115-aに加えて1つまたは複数のUEのために)構成し得る送信部のセットは、本開示の範囲を超えずに、任意の量の送信部を含み得る。複数のUEのために構成される、構成された送信部のそのようなセットに関する追加の詳細について、
図3を参照することを含めて、本明細書で説明する。
【0119】
図3は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信タイムライン300の一例を示す。通信タイムライン300は、ワイヤレス通信システム100またはワイヤレス通信システム200の態様を実現するために実装し得るかまたは実装され得る。たとえば、通信タイムライン300は、1つまたは複数の送信部を介した基地局105と複数のUE115(
図1および
図2を参照することを含めて、本明細書で説明する対応するデバイスの例であり得る)との間の通信を示し得る。いくつかの例では、基地局105は、それを介して複数のUE115が時間リソースまたは周波数リソースの異なるセットを介して波形固有の通信を編成または事前構成するために基地局105と通信し得る送信部のセットを構成し得る。
【0120】
たとえば、基地局105は、第1の送信部305(TP1と等しく呼ばれることがある)、第2の送信部310(TP2と等しく呼ばれることがある)、第3の送信部315(TP3と等しく呼ばれることがある)、第4の送信部320(TP4と等しく呼ばれることがある)、第5の送信部325(TP5と等しく呼ばれることがある)、および第6の送信部330(TP6と等しく呼ばれることがある)を含む送信部のセットを構成し得、構成された送信部のセット(または少なくともサブセット)の指示をUE115(または複数のUE115)に送信し得る。
図2を参照しながらより詳細に説明したように、送信部のセットの各送信部は、通信パラメータの(一意の)セットに関連付けられてよく、送信部のセットの各送信部は、(その送信部を介した通信が指定された(designated)または指定された(specified)波形タイプを使用するように)指定された(designated)または指定された(specified)波形タイプに関連付けられ得る。
【0121】
たとえば、第1の送信部305はSC-QAM波形に関連付けられてよく、第2の送信部310はOFDM波形に関連付けられてよく、第3の送信部315はOFDM波形に関連付けられてよく、第4の送信部320はDFT-s-OFDM波形に関連付けられてよく、第5の送信部325はSC-QAM波形に関連付けられてよく、第6の送信部330はOFDM波形に関連付けられてよい。さらに、
図3に示すように、基地局105は、送信部の異なるセットを異なるUE115に割り振り得る。たとえば、基地局105は、第1の送信部305と第5の送信部325とを含む送信部の第1のセットを第1のUE115(たとえば、UE1)のために構成し得、第3の送信部315と第6の送信部330とを含む送信部の第2のセットを第2のUE115(たとえば、UE2)のために構成し得、第2の送信部310と第4の送信部320とを含む送信部の第3のセットを第3のUE115(たとえば、UE3)のために構成し得る。
【0122】
いくつかの実装形態では、基地局105がUE115のために構成する送信部のセットは、アップリンク固有の送信部のセット、ダウンリンク固有の送信部のセット、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためである送信部のセット、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、たとえば、送信部のセットは、アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部の第1のサブセットとダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部の第2のサブセットとを含み得る。言い換えれば、基地局105は、UE115および基地局がアップリンク通信のためのアップリンク固有の送信部の第1のサブセットのうちのいずれか1つと、ダウンリンク通信のためのダウンリンク固有の送信部の第2のサブセットのうちのいずれか1つとを使用し得るように、UE115のための送信部のセットを構成し得る。そのようなアップリンクまたはダウンリンク固有の通信パラメータは、アップリンク通信またはダウンリンク通信のいずれか専用(dedicated)または専用(exclusive)である任意の通信パラメータまたはアップリンク通信およびダウンリンク通信のための異なる設置または値を有し得る任意の通信パラメータを含み得る。
【0123】
追加または代替として、送信部のセットは、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のための通信パラメータのセットに関連付けられた送信部を含み得る。したがって、UE115および基地局105は、アップリンクシグナリングもしくはダウンリンクシグナリング、またはその両方を介して、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のための通信パラメータに関連付けられたそのような送信部を介して通信し得る。そのような通信パラメータは、アップリンク通信およびダウンリンク通信に共通であるかそれらの間で共有される任意の通信パラメータを含み得る。言い換えれば、アップリンク送信部およびダウンリンク送信部は、同じ送信部であってよく、同じ通信パラメータを有してよい。
【0124】
図3に示すように、構成された送信部のセットの送信部は、時間領域リソース(または時間領域リソースセット)のセットもしくは周波数リソース(または周波数領域リソースセット)のセット、またはその両方を含むことがあるか、または場合によっては、それを指すことがあり、送信部の時間領域リソースまたは周波数領域ソースは、時間的に連続であってよく、または分散されてもよい。たとえば、第1の送信部305は、周波数リソースのセットをカバーし得、時間的に連続であるリソースを含み得る。さらなる例では、第5の送信部325は、時間的に分散されたリソースを含み得る。言い換えれば、第5の送信部325は、周波数領域リソースおよび複数の時間領域リソースセット(シンボルまたはスロットの複数のセットなど)のセットを占有し得る。
図3に示す送信部のセットの他の送信部は、周波数的に連続であるかまたは分散されているかのいずれかである周波数領域リソースまたは時間的に連続であるかまたは分散されている時間領域リソースを同様に占有し得る。
【0125】
UE115および基地局105が時間ギャップを有するかまたは場合によっては、時間的に非連続である送信部を介して通信する、そのような例では、UE115および基地局105は、通信タイムラインが時間ギャップに対して透過的であるかまたは時間ギャップを考慮するように、任意の通信タイムラインを定義し得る。いくつかの実装形態では、たとえば、UE115および基地局105は、送信部に関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信し得る。そのような実装形態では、UE115および基地局105は、いずれのプロシージャ、パラメータ、またはカウンタ(たとえば、タイマー、スケジューリング遅延、HARQタイムラインなど)が時間ギャップを無視する(たとえば、1つまたは複数の時間ギャップを存在しないとして扱う、時間ギャップ中に計数を継続しない、時間ギャップの発生時にリセットしない)ように、プロシージャ、パラメータ、またはカウンタを定義し得る。たとえば、カウンタまたはタイマーは、第1のUE115および基地局105が第5の送信部325の第1の(時間領域)オケージョンを介して通信する間に実行し得、第5の送信部325の第1のオケージョンと第5の送信部325の第2のオケージョンとの間で休止し得、第1のUE115および基地局105が第5の送信部325の第2のオケージョンを介して通信する間に実行を再開し得る。
【0126】
代替として、いくつかの他の実装形態では、UE115および基地局105は、送信部の1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信し得る。そのような実装形態では、UE115および基地局105は、いずれのプロシージャ、パラメータ、またはカウンタ(たとえば、タイマー、スケジューリング遅延、HARQタイムラインなど)も送信部の1つまたは複数の時間ギャップを考慮するように、プロシージャ、パラメータ、またはカウンタを定義し得る。たとえば、カウンタまたはタイマーは、第1のUE115および基地局105が第5の送信部325の第1のオケージョンを介して通信する間に実行し得、第5の送信部325の第1のオケージョンと第5の送信部325の第2のオケージョンとの間で実行を継続し得、UE115および基地局105が第5の送信部325の第2のオケージョンを介して通信する間に実行を継続し得る。
【0127】
さらに、UE115は、アクティブ送信部の外部で通信するための1つまたは複数の規則またはプロシージャを特徴とし得る。たとえば、UE115は、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部のリソースのセットに対する許可を受信し得、いくつかの実装形態では、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にあるリソースのセットを介して(たとえば、規則またはプロシージャに従って)基地局105と通信し得る。代替として、いくつかの他の実装形態では、UE115は、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にあるリソースのセットを介して(たとえば、規則およびプロシージャに従って)基地局105と通信することを控えることができる。
【0128】
そのような規則またはプロシージャは、UE115がUE115のためにアクティブである1つまたは複数の送信部の外部で通信すること(たとえば、送信または受信すること)が可能にされるかどうかを定義し得、そのような規則またはプロシージャは、標準的に構成され(たとえば、UE115において事前構成され)てよく、または基地局105からUE115にシグナリングされてもよい。たとえば、UE115は、事前構成されたまたは標準的に構成された規則に基づいて、またはUE115が基地局105から受信し得る指示または構成に基づいて、UE115が1つまたは複数のアクティブ送信部の外部のリソースを介して通信することが可能にされるかどうかを決定し得る。いくつかの実装形態では、基地局105は、UE115がUE115のためにアクティブである1つまたは複数の送信部の外部にあるリソースを介して通信することが可能にされるかどうかを示す規則またはプロシージャに従って、リソースのセットに対する許可をUE115に送信するかどうかを決定し得る。いくつかの例では、たとえば、基地局105は、UE115がUE115のためにアクティブである1つまたは複数の送信部の外部のリソースを介して通信することが禁止されているか、または場合によっては、許可されていない場合、リソースのセットに対する許可をUE115に送信することを控えることができる。
【0129】
いくつかの態様では、基地局105は、送信部のセットのいくつかの送信部間に1つまたは複数のガードバンドを構成し得る。したがって、第5の送信部325および第6の送信部330など、いくつかの送信部は、(たとえば、送信部を介して送られるシグナリング間の干渉を軽減するために)周波数範囲によって分離され得る。たとえば、基地局105は第5の送信部325と第6の送信部330(時間的に重複し得る)との間にガードバンドを構成し得るが、これはSC-QAMベースのシグナリングが潜在的にOFDMベースのシグナリングに干渉し得るためである。同様の理由で、基地局105は第2の送信部310と第3の送信部315(時間的にやはり重複する)との間にガードバンドを構成することを控えることができるが、これは、第2の送信部310と第3の送信部315が両方とも、干渉を回避するために多重化され得るOFDMベースのシグナリングを特徴とし得るためである。
【0130】
追加または代替として、基地局105は、送信部のセットのいくつかの送信部間に1つまたは複数の切替えギャップを構成し得る。したがって、いくつかの送信部は、送信部間で切り替えることを可能にするために持続時間によって分離され得る。いくつかの例では、基地局105が送信部間に構成し得る切替えギャップは、UE115および基地局105が1つの送信部を介して通信することから異なる送信部を介して通信することに切り替えることに関連付けられる調整を行うために十分な時間を提供し得る。
【0131】
たとえば、第1の送信部305および第5の送信部325が第1のUE115のためにアクティブである(またはアクティブになる)例では、第1のUE115および基地局105は、SC-QAM波形に基づくシグナリングを介して、第1の送信部305に関連付けられた通信パラメータの第1のセットに従って第1の送信部305を介して第1の時間期間にわたって通信し得、SC-QAM波形に基づくシグナリングを介して、第5の送信部325に関連付けられた通信パラメータの第2のセットに従って第5の送信部325を介して第2の時間期間にわたって通信し得る。したがって、第1のUE115および基地局105は、通信パラメータの第1のセットに従って通信することから通信パラメータの第2のセットに従って通信することに切り替えることをサポートするために、第1の送信部305と第5の送信部325との間の切替えギャップ中に1つまたは複数の調整を行い得る。
【0132】
さらなる例では、第2の送信部310および第4の送信部320が第3のUE115のためにアクティブである(またはアクティブになる)例では、第3のUE115および基地局105は、OFDM波形に基づくシグナリングを介して、第2の送信部310に関連付けられた通信パラメータの第1のセットに従って第2の送信部310を介して第1の時間期間にわたって通信し得、DFT-s-OFDM波形に基づくシグナリングを介して、第4の送信部320に関連付けられた通信パラメータの第2のセットに従って第4の送信部320を介して第2の時間期間にわたって通信し得る。したがって、第3のUE115および基地局105は、OFDM波形を介して通信することからDFT-s-OFDM波形を介して通信することに切り替えることをサポートするために、また通信パラメータの第1のセットに従って通信することから通信パラメータの第2のセットに従って通信することに切り替えることをサポートするために、第2の送信部310と第4の送信部320との間の切替えギャップ中に1つまたは複数の調整を行い得る。
【0133】
いくつかの例では、UE115は、UE115のための複数の送信部を同時にアクティブ化するアクティブ化シグナリングを基地局105から受信し得、またはUE115は、場合によっては、(たとえば、UE115が複数のアクティブ送信部を並行してまたは同時に有し得るように)2つ以上のアクティブ送信部を同時に有し得る。そのような態様では、第1の送信部305と第5の送信部325は両方とも、第1のUE115のためのアクティブ送信部であり得、第1のUE115は、第1の送信部305と第5の送信部325の両方をアクティブ送信部として有することにより、切替えギャップ中に第1の送信部305を介して基地局105と通信することから第5の送信部325を介して基地局105と通信することに切り替えることができる。いくつかの他の例では、第1のUE115は、第1の送信部305に対する非アクティブ化メッセージ、および第5の送信部325に対するアクティブ化メッセージを受信し得、アクティブ化および非アクティブ化シグナリングに従って切替えギャップ中に第1の送信部305を介して基地局105と通信することから第5の送信部325を介して基地局105と通信することに切り替えることができる。
【0134】
さらなる例では、第2の送信部310と第4の送信部320は両方とも、第3のUE115のためのアクティブ送信であり得、第3のUE115は、第2の送信部310と第4の送信部320の両方をアクティブ送信部として有することにより、切替えギャップ中に第2の送信部310を介して基地局105と通信することから第4の送信部320を介して基地局105と通信することに切り替えることができる。いくつかの他の例では、第3のUE115は、第2の送信部310に対する非アクティブ化メッセージおよび第4の送信部320に対するアクティブ化メッセージを受信し得、アクティブ化および非アクティブ化シグナリングに従って、切替えギャップ中に第2の送信部310を介して基地局105と通信することから第4の送信部320を介して基地局105と通信することに切り替えることができる。
【0135】
したがって、基地局105は、異なる波形タイプを様々な送信部内に効果的にカプセル化し、単一のUE115に対する送信部間の低レイテンシ切替えをサポートし、様々な送信部のそのような編成または構成の結果として、異なる波形タイプ間の干渉を効率的に回避するために、異なる送信部の異なるUE115への効率的な割振りをサポートし得る。たとえば、UE115のために構成される送信部のセット内のそのUE115のための1つまたは複数の送信部をアクティブ化および非アクティブ化することに基づいて、基地局105は、他の通信に関連付けられる、波形タイプ、通信パラメータのセット、またはリソース割振りの結果として、その他の通信からの干渉を受ける(またはそれに対して干渉を生じさせる)可能性が高い1つの波形タイプを介した通信にリソースを割り振ることを回避し得る。
【0136】
図4は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするプロセスフロー400の一例を示す。プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、または通信タイムライン300の態様を実現するために実装し得るか、または実装され得る。たとえば、プロセスフロー400は、
図1から
図3を参照することを含めて、本明細書で説明する対応するデバイスの例であり得る、UE115-bと基地局105-bとの間の通信を示す。いくつかの例では、基地局105-bは、それを介して複数のUE115-bが、時間リソースまたは周波数リソースの異なるセットを介した波形固有の通信を編成または事前構成するために基地局105-bと通信し得る送信部のセットを構成し得る。
【0137】
プロセスフロー400の以下の説明では、動作は、示す順序とは異なる順序で実行され得る(たとえば、報告または提供され得る)か、または、UE115-bおよび基地局105-bによって実行される動作は、異なる順序で、または異なる時間において実行され得る。たとえば、特定の動作はまた、プロセスフロー400からなくされることもあり、または他の動作がプロセスフロー400に追加されることがある。さらに、いくつかの動作またはシグナリングは、議論のために異なる時間に生じるとして示されることがあるが、これらの動作は実際には同時に生じ得る。
【0138】
405において、UE115-bは初期送信部の構成を含むSIBを基地局105-bから受信し得る。いくつかの例では、UE115-bおよび基地局105-bは、UE115-bが他の送信部に関連付けられたアクティブ化シグナリングで構成されるかまたはそれを受信するまで、初期送信部を使用して通信し得る。いくつかの態様では、初期送信部は、UE115-bにおいて構成され得る他の送信部とは異なる時間リソースまたは周波数リソースを含んでよく、指定された(designated)または指定された(specified)波形タイプに関連付けられてよい。
【0139】
410において、UE115-bは、UE115-bが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを基地局105-bに送信し得る。いくつかの例では、UE115-bは、UE115-bが使用することが可能な波形タイプのセットに基づいて、またはそれに従って、送信部のセットの構成を受信し得る。
【0140】
415において、UE115-bは、各々が時間リソースの異なるセット、もしくは周波数リソースの異なるセット、またはその両方を含む、送信部のセットの指示を基地局105-bから受信し得る。いくつかの例では、送信部のセットの指示は、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに、また送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける。いくつかの態様では、基地局105-bがUE115-bのために構成する送信部のセットは、UE115-bが使用することが可能な波形タイプのセットに基づいてよいか、またはそれに従ってよい。
【0141】
420において、UE115-bは、送信部のセットのデフォルト送信部の指示を受信し得る。いくつかの例では、デフォルト送信部は、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部であり得る。いくつかの実装形態では、UE115-bおよび基地局105-bは、UE115-bおよび基地局105-bがUE115-bにおいて構成された送信部のセットの他の送信部が非アクティブである場合、デフォルト送信部を介して通信し得るように、デフォルト送信部をフォールバック送信部として扱い得る。
【0142】
425において、UE115-bおよび基地局105-bは、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に通信し得る。たとえば、UE115-bおよび基地局105-bは、UE115-bにおいて構成される送信部のセットの他の送信部のアクティブ化に先立って、第1の送信部(たとえば、デフォルト送信部)を使用して通信し得る。
【0143】
430において、UE115-bは、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを基地局105-bから受信し得る。いくつかの例では、アクティブ化メッセージに関連付けられた1つまたは複数の送信部は、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を含み得る。
【0144】
435において、UE115-bは、いくつかの実装形態では、アクティブ化メッセージによってアクティブ化された1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を受信し得る。UE115-bがタイマーの持続時間の指示を受信する、そのような実装形態では、UE115-bは、1つまたは複数の送信部がタイマーの持続時間にわたってアクティブであり得、タイマーの失効後に非アクティブであり得ると決定し得る。
【0145】
440において、UE115-bおよび基地局105-bは、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間後の第2の時間期間中に通信し得る。いくつかの例では、UE115-bおよび基地局105-bは、第2の送信部を含む1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを受信することに基づいて、またはその結果として、第1の送信部を介して通信することから第2の送信部を介して通信することに切り替えることができる。
【0146】
445において、UE115-bは、いくつかのの実装形態では、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを受信し得る。そのような実装形態では、UE115-bは、非アクティブ化メッセージの受信時、または非アクティブ化メッセージの受信から測定された何らかの遅延の後、1つまたは複数の送信部を非アクティブ化し得る。
【0147】
450において、UE115-bは、いくつかの実装形態では、タイマー(その持続時間が435においてシグナリングされた)が失効することを検出し得る。そのような実装形態では、UE115-bは、タイマーの失効の検出時、1つまたは複数の送信部を非アクティブ化し得る。
【0148】
455において、UE115-bは、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局105-bと通信することから第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局105-bと通信することに切り替えることができる。いくつかの例では、UE115-bおよび基地局105-bは、445において非アクティブ化メッセージを受信する、または450においてタイマーが失効したことを検出する結果として、第2の送信部から切り替えることができる。いくつかの例では、UE115-bおよび基地局105-bは、他の送信部がアクティブにとどまっていない場合、第1の送信部(たとえば、デフォルト送信部)に切り替えることができ、または第3の送信部がアクティブにとどまるUE115-bのために構成された送信部のセットの別の送信部である場合、第3の送信部に切り替えることができる。
【0149】
図5は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス505のブロック
図500を示す。デバイス505は、本明細書で説明するようなUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、送信機515と、通信マネージャ520とを含み得る。デバイス505はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0150】
受信機510は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に渡され得る。受信機510は、単一のアンテナを利用してもよく、または複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0151】
送信機515は、デバイス505の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機515は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュール内で受信機510と併置され得る。送信機515は、単一のアンテナを利用してもよく、または複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0152】
通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能の1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0153】
いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内で(たとえば、通信管理回路内で)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、または場合によっては、その手段をサポートするそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリは、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)実行するように構成され得る。
【0154】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコード内で(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコード内で実装される場合、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、ASIC、FPGA、または(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、または場合によっては、その手段をサポートする)それらのもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実行され得る。
【0155】
いくつかの例では、通信マネージャ520は、受信機510、送信機515、またはその両方を使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信し、送信機515に情報を送信してよく、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機510、送信機515、またはその両方と一緒に統合されてよい。
【0156】
通信マネージャ520は、本明細書で説明する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ520は、各々が時間リソースまたは周波数リソースのそれぞれのセットを含む送信部のセットの指示を基地局から受信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースまたは周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ520は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ520は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0157】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ520を含むかまたは構成することによって、デバイス505(たとえば、受信機510、送信機515、通信マネージャ520、もしくはそれらの組合せを制御するか、または場合によっては、それらに結合されるプロセッサ)は、処理の低減、電力消費の低減、および通信リソースのより効率的な利用のための技法をサポートし得る。
【0158】
図6は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス605のブロック
図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明するようなデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、送信機615と、通信マネージャ620とを含み得る。デバイス605はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0159】
受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡され得る。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0160】
送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュール内で受信機610と併置され得る。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0161】
デバイス605またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、送信部構成構成要素625、送信部通信構成要素630、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ620は、本明細書で説明する通信マネージャ520の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ620またはそれらの様々な構成要素は、受信機610、送信機615、またはその両方を使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信し、送信機615に情報を送信してよく、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機610、送信機615、またはその両方と一緒に統合されてよい。
【0162】
通信マネージャ620は、本明細書で開示する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。送信部構成構成要素625は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素630は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素630は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0163】
図7は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信マネージャ720のブロック
図700を示す。通信マネージャ720は、本明細書で説明する通信マネージャ520、通信マネージャ620、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ720またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、送信部構成構成要素725、送信部通信構成要素730、システム情報構成要素735、アクティブ化構成要素740、通信タイムライン構成要素745、リソース許可構成要素750、切替えギャップ構成要素755、非アクティブ化構成要素760、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0164】
通信マネージャ720は、本明細書で開示する例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。送信部構成構成要素725は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む送信部のセットの指示を基地局から受信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素730は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素730は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0165】
いくつかの例では、システム情報構成要素735は、第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むSIBを受信するための手段であって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプであり得る、初期波形タイプに関連付ける、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素730は、第1の時間期間の前に初期波形タイプに基づくシグナリングを介して、初期送信部を介して基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0166】
いくつかの例では、送信部構成構成要素725は、送信部のセットのデフォルト送信部の指示を受信するための手段であって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信することが、デフォルト送信部の指示に基づく、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0167】
いくつかの例では、アクティブ化構成要素740は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段であって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信することが、アクティブ化メッセージに基づく、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0168】
いくつかの例では、非アクティブ化構成要素760は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素730は、非アクティブ化メッセージに基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0169】
いくつかの例では、非アクティブ化構成要素760は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を基地局から受信するための手段であって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素730は、タイマーの失効に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0170】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部は、UEのために並行してアクティブである。
【0171】
いくつかの例では、送信部のセットは、アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットを含み得る。いくつかの例では、送信部のセットは、ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットを含み得る。
【0172】
いくつかの例では、送信部のセットの各送信部は、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためである。いくつかの例では、指示は、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共通である通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける。
【0173】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続である。そのような例では、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信することをサポートするために、通信タイムライン構成要素745は、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0174】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続である。そのような例では、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信することをサポートするために、通信タイムライン構成要素745は、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0175】
いくつかの例では、リソース許可構成要素750は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、リソース許可構成要素750は、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介して基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0176】
いくつかの例では、リソース許可構成要素750は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、リソース許可構成要素750は、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介して基地局と通信することを控えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0177】
いくつかの例では、切替えギャップ構成要素755は、各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を基地局から受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、切替えギャップ構成要素755は、1つまたは複数の切替えギャップの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信することから、第2の波形ギャップに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0178】
いくつかの例では、送信部構成構成要素725は、UEが使用することが可能である波形タイプのセットを示す能力メッセージを基地局に送信するための手段であって、送信部のセットの指示が能力メッセージに基づく、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0179】
いくつかの例では、送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットは、時間的に非連続であってよく、周波数的に非連続であってよく、または時間的と周波数的の両方で非連続であってよい。
【0180】
いくつかの例では、第1の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第1の波形を含む。いくつかの例では、第2の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第2の波形を含む。
【0181】
図8は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明するようなデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス805は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス805は、通信マネージャ820、入力/出力(I/O)コントローラ810、トランシーバ815、アンテナ825、メモリ830、コード835、およびプロセッサ840など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子通信するか、または場合によっては(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0182】
I/Oコントローラ810は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ810はまた、デバイス805に統合されていない周辺装置を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ810は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。場合によっては、I/Oコントローラ810は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ810は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または類似のデバイスを表してよく、またはそれらと相互作用し得る。場合によっては、I/Oコントローラ810は、プロセッサ840など、プロセッサの一部として実装され得る。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ810を介して、またはI/Oコントローラ810によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス805と対話し得る。
【0183】
場合によっては、デバイス805は、単一のアンテナ825を含んでよい。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス805は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ825を有し得る。トランシーバ815は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ825、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ815は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ815はまた、パケットを変調して被変調パケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ825に提供するための、かつ1つまたは複数のアンテナ825から受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。トランシーバ815、またはトランシーバ815および1つまたは複数のアンテナ825は、本明細書で説明するような、送信機515、送信機615、受信機510、受信機610、またはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の例であり得る。
【0184】
メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含んでよい。メモリ830は、プロセッサ840によって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能をデバイス805に実行させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。コード835は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されてよい。場合によっては、コード835は、プロセッサ840によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。場合によっては、メモリ830は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含み得る。
【0185】
プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ840に統合されてよい。プロセッサ840は、様々な機能(たとえば、波形固有の送信部をサポートする機能またはタスク)をデバイス805に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス805またはデバイス805の構成要素は、プロセッサ840とプロセッサ840に結合されたメモリ830とを含んでよく、プロセッサ840およびメモリ830は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0186】
通信マネージャ820は、本明細書で開示する例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ820は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ820は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ820は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0187】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ820を含むかまたは構成することによって、デバイス805は、通信の信頼性の改善、レイテンシの低減、処理の低減に関連するユーザ体験の改善、電力消費の低減、通信リソースのより効率的な利用、デバイス間の協調の改善、より長い電池持続時間、および処理能力の利用率の改善のための技法をサポートし得る。
【0188】
いくつかの例では、通信マネージャ820は、トランシーバ815、1つまたは複数のアンテナ825、またはそれらの任意の組合せを使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ820は別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ820を参照しながら説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ840、メモリ830、コード835、またはそれらの任意の組合せによってサポートまたは実行され得る。たとえば、コード835は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様をデバイス805に実行させるように、プロセッサ840によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ840およびメモリ830は、場合によっては、そのような動作を実行またはサポートするように構成され得る。
【0189】
図9は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス905のブロック
図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明するような基地局105の態様の一例であり得る。デバイス905は、受信機910と、送信機915と、通信マネージャ920とを含み得る。デバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0190】
受信機910は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素に渡され得る。受信機910は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0191】
送信機915は、デバイス905の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機915は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュール内で受信機910と併置され得る。送信機915は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0192】
通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能の1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0193】
いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内で(たとえば、通信管理回路構成内で)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するための手段として構成される、または場合によっては、それをサポートするそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリは、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)実行するように構成され得る。
【0194】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコード内で(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコード内で実装される場合、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、またはそれらの任意の組合せもしくは他のプログラマブル論理デバイス(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるかまたは場合によってはその手段をサポートする)によって実行され得る。
【0195】
いくつかの例では、通信マネージャ920は、受信機910、送信機915、またはその両方を使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ920は、受信機910から情報を受信し、送信機915に情報を送信してよく、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を実行するために受信機910、送信機915、またはその両方と一緒に統合されてよい。
【0196】
通信マネージャ920は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ920は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ920は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0197】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ920を含むかまたは構成することによって、デバイス905(たとえば、受信機910、送信機915、通信マネージャ920、またはそれらの組合せを制御するか、または場合によっては、それらに結合されるプロセッサ)は、電力消費の低減、および通信リソースのより効率的な利用のための技法をサポートし得る。
【0198】
図10は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明するようなデバイス905または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010と、送信機1015と、通信マネージャ1020とを含み得る。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0199】
受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用してもよい。
【0200】
送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、波形固有の送信部に関する情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、トランシーバモジュール内で受信機1010とコロケートされてよい。送信機1015は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用してよい。
【0201】
デバイス1005またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020は、送信部構成構成要素1025、送信部通信構成要素1030、またはこれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1020は、本明細書で説明するような通信マネージャ920の態様の一例であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ1020またはその様々な構成要素は、受信機1010、送信機1015、またはその両方を使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信し、送信機1015に情報を送信してよく、または情報を受信し、情報を送信し、もしくは本明細書で説明するような様々な他の動作を実行するために受信機1010、送信機1015、またはその両方と一緒に統合されてよい。
【0202】
通信マネージャ1020は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。送信部構成構成要素1025は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素1030は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素1030は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0203】
図11は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする通信マネージャ1120のブロック
図1100を示す。通信マネージャ1120は、本明細書で説明する通信マネージャ920、通信マネージャ1020、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1120またはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する波形固有の送信部の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120は、送信部構成構成要素1125、送信部通信構成要素1130、システム情報構成要素1135、アクティブ化構成要素1140、通信タイムライン構成要素1145、リソース許可構成要素1150、切替えギャップ構成要素1155、非アクティブ化構成要素1160、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0204】
通信マネージャ1120は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。送信部構成構成要素1125は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。送信部通信構成要素1130は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素1130は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0205】
いくつかの例では、システム情報構成要素1135は、第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むSIBを送信するための手段であって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプであり得る初期波形タイプに関連付ける、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素1130は、第1の時間期間の前に初期波形タイプに基づくシグナリングを介して、初期送信部を介してUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0206】
いくつかの例では、送信部構成構成要素1125は、送信部のセットのデフォルト送信部の指示を送信するための手段であって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信することが、デフォルト送信部の指示に基づく、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0207】
いくつかの例では、アクティブ化構成要素1140は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージをUEに送信するための手段であって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信することが、アクティブ化メッセージに基づく、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0208】
いくつかの例では、非アクティブ化構成要素1160は、送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージをUEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素1130は、非アクティブ化メッセージを送信することに基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0209】
いくつかの例では、非アクティブ化構成要素1160は、1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示をUEに送信するための手段であって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、送信部通信構成要素1130は、タイマーの失効に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信すること、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0210】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部は、UEのために並行してアクティブである。
【0211】
いくつかの例では、送信部のセットは、アップリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットを含み得る。いくつかの例では、送信部のセットは、ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットを含み得る。
【0212】
いくつかの例では、送信部のセットの各送信部は、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためである。いくつかの例では、指示は、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共通である通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける。
【0213】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続である。そのような例では、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信することをサポートするために、通信タイムライン構成要素1145は、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0214】
いくつかの例では、第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つは、時間的に非連続である。そのような例では、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信することをサポートするために、通信タイムライン構成要素1145は、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0215】
いくつかの例では、リソース許可構成要素1150は、送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可をUEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、リソース許可構成要素1150は、許可に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介してUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0216】
いくつかの例では、切替えギャップ構成要素1155は、各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成をUEに送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。いくつかの例では、切替えギャップ構成要素1155は、1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信することから第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信することに切り替えるための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0217】
いくつかの例では、送信部構成構成要素1125は、UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージをUEから受信するための手段であって、送信部のセットの指示が能力メッセージに基づく、受信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0218】
いくつかの例では、送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットは、時間的に非連続であってよく、周波数的に非連続であってよく、または時間的と周波数的の両方で非連続であってよい。
【0219】
いくつかの例では、第1の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第1の波形を含む。いくつかの例では、第2の波形タイプは、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはマルチキャリア波形のうちの第2の波形を含む。
【0220】
図12は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明するようなデバイス905、デバイス1005、または基地局105の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス1205は、通信マネージャ1220、ネットワーク通信マネージャ1210、トランシーバ1215、アンテナ1225、メモリ1230、コード1235、プロセッサ1240、および局間通信マネージャ1245など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子的に通信していてもよく、または場合によっては、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されてもよい。
【0221】
ネットワーク通信マネージャ1210は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介した)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1210は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0222】
場合によっては、デバイス1205は、単一のアンテナ1225を含んでよい。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス1205は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1225を有し得る。トランシーバ1215は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ1225、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1215は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1215はまた、パケットを変調して被変調パケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1225に提供するための、かつ1つまたは複数のアンテナ1225から受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。トランシーバ1215、またはトランシーバ1215および1つまたは複数のアンテナ1225は、本明細書で説明するような、送信機915、送信機1015、受信機910、受信機1010、またはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0223】
メモリ1230はRAMおよびROMを含んでよい。メモリ1230は、プロセッサ1240によって実行されると、本明細書で説明する様々な機能をデバイス1205に実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1235を記憶し得る。コード1235は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。場合によっては、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。場合によっては、メモリ1230は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0224】
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1240に統合されてよい。プロセッサ1240は、様々な機能(たとえば、波形固有の送信部をサポートする機能またはタスク)をデバイス1205に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1205またはデバイス1205の構成要素は、プロセッサ1240とプロセッサ1240に結合されたメモリ1230とを含んでよく、プロセッサ1240およびメモリ1230は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0225】
局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理してもよく、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含んでもよい。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを調整させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105の間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供してよい。
【0226】
通信マネージャ1220は、本明細書で開示する例に従って基地局においてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1220は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するための手段であって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ1220は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。通信マネージャ1220は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するための手段として構成され得るか、または場合によっては、それをサポートし得る。
【0227】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ1220を含むかまたは構成することによって、デバイス1205は、通信の信頼性の改善、レイテンシの低減、処理の低減に関連するユーザ体験の改善、電力消費の低減、通信リソースのより効率的な利用、デバイス間の協調の改善、より長い電池持続時間、および処理能力の利用率の改善のための技法をサポートし得る。
【0228】
いくつかの例では、通信マネージャ1220は、トランシーバ1215、1つまたは複数のアンテナ1225、またはそれらの任意の組合せを使用して、または場合によっては、それらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ1220は別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ1220を参照しながら説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ1240、メモリ1230、コード1235、またはそれらの任意の組合せによってサポートまたは実行され得る。たとえば、コード1235は、本明細書で説明するように波形固有の送信部の様々な態様をデバイス1205に実行させるように、プロセッサ1240によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ1240およびメモリ1230は、場合によっては、そのような動作を実行またはサポートするように構成され得る。
【0229】
図13は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0230】
1305において、方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するステップを含み得る。1305の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1305の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部構成構成要素725によって実行され得る。
【0231】
1310において、方法は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するステップを含み得る。1310の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部通信構成要素730によって実行され得る。
【0232】
1315において、方法は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するステップを含み得る。1315の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部通信構成要素730によって実行され得る。
【0233】
図14は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明するように、UEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0234】
1405において、方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するステップを含み得る。1405の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1405の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部構成構成要素725によって実行され得る。
【0235】
1410において、方法は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するステップを含み得る。1410の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部通信構成要素730によって実行され得る。
【0236】
1415において、方法は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップを含み得る。1415の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、
図7を参照して説明したようなアクティブ化構成要素740によって実行され得る。
【0237】
1420において、方法は、アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するステップを含み得る。1420の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、
図7を参照して説明したような送信部通信構成要素730によって実行され得る。
【0238】
図15は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するように、基地局またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明したような基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0239】
1505において、方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するステップを含み得る。1505の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部構成構成要素1125によって実行され得る。
【0240】
1510において、方法は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するステップを含み得る。1510の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部通信構成要素1130によって実行され得る。
【0241】
1515において、方法は、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するステップを含み得る。1515の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部通信構成要素1130によって実行され得る。
【0242】
図16は、本開示の態様による、波形固有の送信部をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するように、基地局またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明したような基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0243】
1605において、方法は、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するステップを含み得る。1605の動作は、本明細書で開示すような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部構成構成要素1125によって実行され得る。
【0244】
1610において、方法は、第1の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するステップを含み得る。1610の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部通信構成要素1130によって実行され得る。
【0245】
1615において、方法は、第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージをUEに送信するステップを含み得る。1615の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、
図11を参照して説明したようなアクティブ化構成要素1140によって実行され得る。
【0246】
1620において、方法は、アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するステップを含み得る。1620の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、
図11を参照して説明したような送信部通信構成要素1130によって実行され得る。
【0247】
以下は、本開示の態様の概要を提供する。
【0248】
態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示を基地局から受信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、受信するステップと、第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するステップと、第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中に基地局と通信するステップとを含む、方法。
【0249】
態様2:第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むSIBを受信するステップであって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、受信するステップと、第1の時間期間の前に初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、初期送信部を介して基地局と通信するステップとをさらに含む、態様1の方法。
【0250】
態様3:送信部のセットのデフォルト送信部の指示を受信するステップであって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中に基地局と通信するステップが、デフォルト送信部の指示に少なくとも部分的に基づく、受信するステップをさらに含む、態様1または2のいずれかの方法。
【0251】
態様4:第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップであって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信するステップが、アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信するステップをさらに含む、態様1から3のいずれかの方法。
【0252】
態様5:送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージを基地局から受信するステップと、非アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信するステップから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様4の方法。
【0253】
態様6:送信部のセットの1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示を基地局から受信するステップであって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、受信するステップと、タイマーの失効に少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信するステップから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介して基地局と通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様4または5の方法。
【0254】
態様7:第1の送信部および第2の送信部が、UEのために並行してアクティブである、態様1から6のいずれかの方法。
【0255】
態様8:送信部のセットが、アップリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットとを含む、態様1から7のいずれかの方法。
【0256】
態様9:送信部のセットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、指示が、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共通の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける、態様1から7のいずれかの方法。
【0257】
態様10:第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信するステップが、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するステップを含む、態様1から9のいずれかの方法。
【0258】
態様11:第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つが、時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介して基地局と通信するステップが、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するステップを含む、態様1から9のいずれかの方法。
【0259】
態様12:送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信するステップと、許可に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介して基地局と通信するステップとをさらに含む、態様1から11のいずれかの方法。
【0260】
態様13:送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可を基地局から受信するステップと、許可に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介して基地局と通信することを控えるステップとをさらに含む、態様1から11のいずれかの方法。
【0261】
態様14:各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成を基地局から受信するステップと、1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介して基地局と通信するステップから、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して基地局と通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様1から13のいずれかの方法。
【0262】
態様15:UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージを基地局に送信するステップであって、送信部のセットの指示が能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信するステップをさらに含む、態様1から14のいずれかの方法。
【0263】
態様16:送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的と周波数的の両方で非連続である、態様1から15のいずれかの方法。
【0264】
態様17:第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第1の波形を含み、第2の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第2の波形を含む、態様1から16のいずれかの方法。
【0265】
態様18:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、各々が時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットを含む、送信部のセットの指示をUEに送信するステップであって、時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセット内に含まれた時間リソースおよび周波数リソースのうちの少なくとも1つが送信部のセットの送信部ごとに異なり、指示が、送信部のセットの第1の送信部を第1の波形タイプに関連付け、送信部のセットの第2の送信部を第2の波形タイプに関連付ける、送信するステップと、第1の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するステップと、第2の波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、第2の送信部を介して第1の時間期間の後の第2の時間期間中にUEと通信するステップとを含む、方法。
【0266】
態様19:第1の送信部および第2の送信部とは異なる初期送信部の構成を含むSIBを送信するステップであって、SIBが、初期送信部を第1の波形タイプ、第2の波形タイプ、または第3の波形タイプを含む初期波形タイプに関連付ける、送信するステップと、第1の時間期間の前に初期波形タイプに少なくとも部分的に基づくシグナリングを介して、初期送信部を介してUEと通信するステップとをさらに含む、態様18の方法。
【0267】
態様20:送信部のセットのデフォルト送信部の指示を送信するステップであって、デフォルト送信部が第1の送信部を含み、第1の送信部を介して第1の時間期間中にUEと通信するステップが、デフォルト送信部の指示に少なくとも部分的に基づく、送信するステップをさらに含む、態様18または19の方法。
【0268】
態様21:第2の送信部を含む送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対するアクティブ化メッセージをUEに送信するステップであって、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介して通信するステップが、アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信するステップをさらに含む、態様18から20のいずれかの方法。
【0269】
態様22:送信部のセットの1つまたは複数の送信部に対する非アクティブ化メッセージをUEに送信するステップと、非アクティブ化メッセージを送信することに少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信するステップから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様21の方法。
【0270】
態様23:1つまたは複数の送信部に関連付けられたタイマーの持続時間の指示をUEに送信するステップであって、1つまたは複数の送信部が各々、タイマーの失効時にUEのために非アクティブ化される、送信するステップと、タイマーの失効に少なくとも部分的に基づいて、第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信するステップから、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信するステップ、または第3の波形タイプに関連付けられた第3の送信部を介してUEと通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様21または22の方法。
【0271】
態様24:第1の送信部および第2の送信部が、UEのために並行してアクティブである、態様18から23のいずれかの方法。
【0272】
態様25:送信部のセットが、アップリンク固有の通信パラメータの第1のセットに関連付けられたアップリンク固有の送信部のセットと、ダウンリンク固有の通信パラメータのセットに関連付けられたダウンリンク固有の送信部のセットとを含む、態様18から24のいずれかの方法。
【0273】
態様26:送信部のセットの各送信部が、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のためであり、指示が、送信部のセットの各送信部をアップリンク通信およびダウンリンク通信に共有の通信パラメータのそれぞれのセットに関連付ける、態様18から24のいずれかの方法。
【0274】
態様27:第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信するステップが、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップに対して透過的である通信タイムラインに従って通信するステップを含む、態様18から26のいずれかの方法。
【0275】
態様28:第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つが時間的に非連続であり、第1の送信部または第2の送信部を介してUEと通信するステップが、時間的に非連続である第1の送信部および第2の送信部のうちの少なくとも1つに関連付けられた1つまたは複数の時間ギャップを考慮する通信タイムラインに従って通信するステップを含む、態様18から26のいずれかの方法。
【0276】
態様29:送信部のセットの1つまたは複数のアクティブ送信部の外部の送信リソースに対する許可をUEに送信するステップと、許可に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクティブ送信部の外部にある送信リソースを介してUEと通信するステップとをさらに含む、態様18から28のいずれかの方法。
【0277】
態様30:各々が送信部のセット内の送信部のそれぞれの対の間にある1つまたは複数の切替えギャップまたは1つまたは複数のガードバンドの構成をUEに送信するステップと、1つまたは複数の切替えギャップのうちの切替えギャップ中、第1の波形タイプに関連付けられた第1の送信部を介してUEと通信するステップから第2の波形タイプに関連付けられた第2の送信部を介してUEと通信するステップに切り替えるステップとをさらに含む、態様18から29のいずれかの方法。
【0278】
態様31:UEが使用することが可能な波形タイプのセットを示す能力メッセージをUEから受信するステップであって、送信部のセットの指示が能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信するステップをさらに含む、態様18から30のいずれかの方法。
【0279】
態様32:送信部のセットの送信部のための時間リソースおよび周波数リソースのそれぞれのセットが、時間的に非連続であるか、周波数的に非連続であるか、または時間的および周波数的の両方で非連続である、態様18から31のいずれかの方法。
【0280】
態様33:第1の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第1の波形を含み、第2の波形タイプが、シングルキャリア周波数領域波形、シングルキャリア時間領域波形、またはOFDM波形のうちの第2の波形を含む、態様18から32のいずれかの方法。
【0281】
態様34:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み、命令が、態様1~17のうちのいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0282】
態様35:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1~17のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0283】
態様36:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から17のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0284】
態様37:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み、命令が、態様18~33のうちのいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0285】
態様38:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様18~33のうちのいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0286】
態様39:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様18~33のうちのいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0287】
本明細書で説明した方法は可能な実装形態を説明すること、動作およびステップは再構成されるかまたは別様に修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、これらの方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてもよい。
【0288】
LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明する技法はLTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明した技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に述べられない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0289】
本明細書で説明した情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使って表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
【0290】
本明細書の本開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびコンポーネントは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0291】
本明細書において説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置されてもよい。
【0292】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0293】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用されるとき、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で始まる項目の列挙)において使用されるような「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つという列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への言及として解釈されてはならない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明したある例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてもよい。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
【0294】
「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様な行動を包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探すこと(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造の中で探すこと)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(情報を受信することなど)、アクセスすること(メモリの中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、または他のそのような同様の行動を含み得る。
【0295】
添付の図において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルだけが本明細書において使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0296】
添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成を説明し、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形態で示される。
【0297】
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正が当業者に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0298】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局
105-a 基地局
110 地理的カバレージエリア
115 UE
115-a UE
120 バックホールリンク
125 通信リンク
130 コアネットワーク
135 D2D通信リンク
140 アクセスネットワークエンティティ
145 アクセスネットワーク送信エンティティ
200 ワイヤレス通信システム
205 通信リンク
210 第1の送信部
215 第2の送信部
220 第3の送信部
300 プロセスフロー
305 第1の送信部
310 第2の送信部
315 第3の送信部
320 第4の送信部
325 第5の送信部
330 第6の送信部
400 プロセスフロー
500 ブロック図
505 デバイス
510 受信機
515 送信機
520 通信マネージャ
600 ブロック図
605 デバイス
610 受信機
615 送信機
620 通信マネージャ
625 送信部構成構成要素
630 送信部通信構成要素
700 ブロック図
720 通信マネージャ
725 送信部構成構成要素
730 送信部通信構成要素
735 システム情報構成要素
740 アクティブ化構成要素
745 通信タイムライン構成要素
750 リソース許可構成要素
755 切替えギャップ構成要素
760 非アクティブ化構成要素
800 システム
805 デバイス
810 入力/出力(I/O)コントローラ
815 トランシーバ
820 通信マネージャ
825 アンテナ
830 メモリ
835 コード
840 プロセッサ
845 バス
900 ブロック図
905 デバイス
910 受信機
915 送信機
920 通信マネージャ
1000 ブロック図
1005 デバイス
1010 受信機
1015 送信機
1020 通信マネージャ
1025 送信部構成構成要素
1030 送信部通信構成要素
1100 ブロック図
1120 通信マネージャ
1125 送信部構成構成要素
1130 送信部通信構成要素
1135 システム情報構成要素
1140 アクティブ化構成要素
1145 通信タイムライン構成要素
1150 リソース許可構成要素
1155 切替えギャップ構成要素
1160 非アクティブ化構成要素
1200 システム
1205 デバイス
1210 ネットワーク通信マネージャ
1215 トランシーバ
1220 通信マネージャ
1225 アンテナ
1230 メモリ
1235 コード
1240 プロセッサ
1245 局間通信マネージャ
1300 方法
1400 方法
1500 方法
1600 方法
【国際調査報告】